玉野和紀が脚本・構成・演出・振付を手掛け、2003年から始まったエンターテインメント・ショー『CLUB SEVEN』が今年20周年を迎える。それを記念する公演『CLUB SEVEN 20th Anniversary』が2月8日(水) に東京・シアタークリエで華やかに開幕した。『CLUB SEVEN』シリーズは歌にダンスに芝居にタップにお笑いに……と、エンタテインメントの様々な要素をこれでもかと詰め込み、幅広い層から支持を得ている熱狂のショー・ステージ。今回は玉野とともに初期より出演しているレジェンドメンバー吉野圭吾、東山義久、西村直人に加え、原田優一、中河内雅貴、町田慎吾、上口耕平、中塚皓平、大山真志、香寿たつき、北翔海莉、彩吹真央、愛加あゆ、実咲凜音、音波みのりといった実力派16名が日替わりで出演。各ステージ男性7名、女性2名の9名が汗を飛び散らせ、“カッコイイ”と“オモロイ”を全力で披露する。玉野、吉野、東山、西村、原田、町田、中塚、香寿、実咲が出演した2月7日のゲネプロ(最終舞台稽古)を取材した。クールな黒のロングコートに身を包んだキャストのダンスによるおなじみのオープニング。ここから始まるのは「劇場に来た人たちを楽しませるぞ」という意気込みが伝わる、プロフェッショナルたちの“本気”だ。美しくカッコいいソング&ダンスで沸かせたと思いきや、スケッチと呼ばれる寸劇では身体を張ったナンセンスな笑いを提供し、客席を爆笑、あるいは失笑(!?)させていく。スケッチは新作から定番キャラが登場するものまで多数。玉野のムチャぶりに百戦錬磨のキャストたちが目を白黒させながら対応していくアドリブの数々も、お楽しみのひとつだ。2幕冒頭の恒例であった“ミニ・ミュージカル”は少々形を変え、“ミニミニ・ミュージカル”として某おなじみキャラたちが登場するスケッチと合体。後半は笑いに転じるとはいえ、実力ある俳優陣が1945年代のニューヨークを舞台にした物語を大迫力で演じ、見ごたえ充分。そして最終コーナーは、大人気「五十音順ヒットメドレー」。“あ”から始まる曲、“い”から始まる曲……と五十音順に数珠繋ぎで楽曲を披露していくのだが、1音1曲ではなく、“あ”から始まる曲だけでも何曲登場するのか、という詰め込みようで、玉野曰く「過去最多の90曲超え」とのこと! 登場ナンバーは最新のヒットを多数盛り込み、ポップスに懐メロ、アイドルソングに宝塚ナンバー、CM曲とバラエティ豊か。そしてもちろん、この中でも歌ありダンスあり着替えありギャグありパロディあり、観る者をまったく飽きさせないパフォーマンスが怒涛の勢いで繰り広げられていく。20周年記念公演だけあって、吉野のサル、東山のツタンカーメンといったおなじみのキャラクターも登場、ファンにとってのツボが悔しいほど押さえられているのも嬉しいところ。玉野と西村が少々毒舌なコギャルに扮する“玉子・ニャンコ”コンビに至っては、毒舌は自虐方面へも向けられ、もはや綾小路きみまろ的風格すら漂っていて、そんなところに20年という歳月の重みをチラリと感じたりも。そして吉野はカッコいいのにマイペースにボケ倒し、東山はクールなのに関西人らしい思い切りの良い笑いで盛り上げ……と、『CLUB SEVEN』の顔というべきふたりが誰よりもサービス精神旺盛に笑いを取る。もちろんほかのキャストも楽しく、中堅ながら大ベテランの風格と絶妙な“昭和み”で笑いも取る原田、場面ごとに柔軟に自身のカラーも変えていく町田、身体能力の高さに加え東山とのコンビネーションも美味しい中塚、、何をやってもハイレベルであるだけでなく元宝塚トップスターらしい粋を魅せる香寿、可憐さだけではないコメディエンヌっぷりを見せた実咲、いずれも他の舞台ではなかなか見ることのできない俳優陣の意外な横顔がここでは満開に花開く。気付けば上演時間の3時間超があっという間に終わり、客席に座っていたこちら側も、キャストとともに駆け抜けたような疾走感、爽快感。今回は客席での発声はないものの“客席降り”もあり、本番のステージではきっと大きく盛り上がることだろう。このコロナ禍でライブエンタメ界を覆った暗雲も少しずつ晴れてきたのかな、と少し胸が熱くなる。『CLUB SEVEN』の“CLUB”は、小洒落たショークラブの意味なのか、大人たちが和気あいあいと遊ぶクラブ活動の意味なのか――。どちらでもいいけれど、とにかくプロたちが全力でエンタメする大娯楽舞台。見ればパワーをもらえること間違いなしだ。取材・文・撮影:平野祥恵<公演情報>『CLUB SEVEN 20th Anniversary』2023年2月8日(水)~2023年2月28日(火)会場:東京・シアタークリエ3月に静岡公演(静岡市清水文化会館 マリナート 大ホール)、大阪公演(梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ)、埼玉公演(ウェスタ川越 大ホール)あり【よくばり❣ぴあニスト限定】ぴあ半館貸切公演のS席チケットを割引販売中!()※受付は2月17日(金) 23:59まで。予定枚数に達し次第、販売終了
2023年02月10日2023年2月8日から28日にかけて東京・シアタークリエで上演される『CLUB SEVEN 20th Anniversary』の全キャストが発表された。2003年5月の初演以来、各方面から評価を得てきた本作は、ソング&ダンス、芝居、タップ、ミュージカル、スケッチなどあらゆる要素を取り入れた“ニュー・エンターテインメント・ショー”。20周年記念公演となる今回は、脚本・構成・演出・振付を務める玉野和紀に加え、吉野圭吾、東山義久、西村直人といった初演から作品を支える“レジェンド”メンバーをはじめ、これまでの歴代キャストたちを中心とした16名が集結。五十音順ヒットメドレーやお馴染みの無茶ぶりコーナーなど、更に楽しく華やかに舞台と客席とのライブ感を感じられる『CLUB SEVEN』の集大成として、豪華絢爛のステージが届けられる。なお静岡・大阪・埼玉で全国ツアー公演も予定されている。■玉野和紀(脚本・構成・演出・振付・出演)コメントCLUB SEVENが2023年で20周年を迎える事となりました!!!祝!×20!エンターテイメントを集約したこのCLUB SEVENはお客様の応援と支援のお陰で20年間走り続けて来られました。本当に感謝です!ありがとうございます!今回のCLUB SEVENは20周年のAnniversaryとして、な、な、何と過去に出演してくれた男性キャスト10名と女性キャスト6名の3or4チームでお届けします!!!いったいどうなるんでしょうか?!僕にも今は分かりませんが、そこはCLUB SEVEN!きっと爆発的に面白くなること間違いなしでしょう!皆様!覚悟してお越し下さい!どうぞお楽しみに~!!!<公演情報>『CLUB SEVEN 20th Anniversary』2023年2月8日(水)~28日(火) 東京・シアタークリエ※静岡・大阪・埼玉で全国ツアー公演も予定【出演】玉野和紀吉野圭吾東山義久西村直人原田優一中河内雅貴町田慎吾上口耕平中塚皓平大山真志香寿たつき北翔海莉彩吹真央愛加あゆ実咲凜音音波みのり公式サイト:
2022年08月16日株式会社ブランジスタメディアは、表紙・巻頭に平祐奈さんを迎え、岡山県玉野市と提携し、同市の特集を掲載した電子雑誌「月刊 旅色」2022年8月号を本日公開しました。また、大石絵理さんが10回以上も旅をしてきたAKB48の元メンバー・永尾まりやさんとの貴重なプライベート写真を公開しつつ、これまでの印象的な旅を振り返る連載も掲載しています。■ 「月刊旅色」2022年8月号平祐奈さんがナビゲートする「アートときどき絶景。岡山・玉野へ」 電子雑誌「月刊 旅色」8月号では、岡山県玉野市と提携し、同市の観光PRなどを目的とした特集を「月刊 旅色8月号」にて公開いたしました。玉野市に初上陸した平祐奈さんが1泊2日で巡り、まちのあちこちにあるアートもグルメも堪能しました。また、電子雑誌を紙冊子にしたパンフレットを岡山県内、岡山県東京事務所などで配布いたします。玉野市の旅の魅力を、電子雑誌・動画・紙冊子にて、統一感のある立体的なPRを行います。3年に一度開催される現代アートの祭典・瀬戸内国際芸術祭の会場にもなっている玉野市。初めて出会う景色やカルチャーに、新鮮な驚きや感動を覚えたという平さんは「玉野市を訪れるのは初めて。自然が豊かで、海も山もどちらもきれいですよね。食事もフルーツも全部おいしくて、リフレッシュするのにぴったり」と気に入った様子でした。旅好きにおすすめの旅程を聞く連載「あの人の旅プラン」は、モデルの大石絵理さんの前編。旅仲間の永尾まりやさんとの思い出の旅写真を公開しつつ、これまで行った印象的な旅先を振り返ります。■ 表紙・巻頭グラビア・インタビュー/平祐奈さん 映画やドラマなど話題作に引っ張りだこの平祐奈さんに、プライベートの旅についてインタビュー。去年、初めてのひとり旅も経験したそう。心配する両親に内緒で出かけたという2泊3日の大冒険の話や、行きかけたけれど途中で断念した初めてのドライブなどを教えてもらいつつ、今回出かけた玉野市の印象深い場所、おいしかったグルメ、次に来たらやりたいアクティビティを教えてもらいました。■ 1泊2日のRefresh Trip / 玉野市(岡山県) 平祐奈さんは、宇野港などのアートスポットや人気のグルメ、そして絶景の王子が岳などを訪ね、瀬戸内海のヨットクルーズも体験。1泊2日の旅を終えて「玉野はまちの中心にギュっといろいろなものが集まっているので、回りやすいです。海や山もあるし、友達と来て自転車を借りてスポットを回るのが楽しそう」と次の旅の想像も。旅ムービーでは平祐奈さんの案内で、玉野市の魅力がわかります。平祐奈さんの旅ムービー: 動画1: ■ あの人の旅プラン / 大石絵理さん(前編) 旅に詳しい著名人におすすめの旅を聞く連載。モデルの大石絵理さんの前編は、国内外問わず大の旅好きな大石さんが、10回以上の旅を共にしている永尾まりやさんと出かけた極上の女子旅について語ります。■ 「あれ食べに行こう」からはじまる旅 タベサキクラフトビールの聖地でカンパイ 夏こそ飲みたくなる生ビール!ぜひ行っておきたい「クラフトビールの聖地」と名高い両国にある老舗パブを取材しました。店内には100タップもの注ぎ口がずらりと並ぶ圧巻の光景が。さまざまなビアスタイルに出会えます。■ 写真家・浅田政志の宿旅/KEIRIN HOTEL 10<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月25日玉野市の旅の魅力を電子雑誌・動画・紙冊子でナビゲート、大石絵理さんの連載では永尾まりやさんとのプライベート写真披露株式会社ブランジスタメディアは、表紙・巻頭に平祐奈さんを迎え、岡山県玉野市と提携し、同市を特集を掲載した電子雑誌「月刊 旅色」2022年8月号を本日公開しました。また、大石絵理さんが10回以上も旅をしてきたAKB48の元メンバー・永尾まりやさんとの貴重なプライベート写真を公開しつつ、これまでの印象的な旅を振り返る連載も掲載しています。「月刊 旅色」2022年8月号平祐奈さんがナビゲートする「アートときどき絶景。岡山・玉野へ」 電子雑誌「月刊 旅色」8月号では、岡山県玉野市と提携し、同市の観光PRなどを目的とした特集を「月刊 旅色8月号」にて公開いたしました。玉野市に初上陸した平祐奈さんが1泊2日で巡り、まちのあちこちにあるアートもグルメも堪能しました。また、電子雑誌を紙冊子にしたパンフレットを岡山県内、岡山県東京事務所などで配布いたします。玉野市の旅の魅力を、電子雑誌・動画・紙冊子にて、統一感のある立体的なPRを行います。3年に一度開催される現代アートの祭典・瀬戸内国際芸術祭の会場にもなっている玉野市。初めて出会う景色やカルチャーに、新鮮な驚きや感動を覚えたという平さんは「玉野市を訪れるのは初めて。自然が豊かで、海も山もどちらもきれいですよね。食事もフルーツも全部おいしくて、リフレッシュするのにぴったり」と気に入った様子でした。旅好きにおすすめの旅程を聞く連載「あの人の旅プラン」は、モデルの大石絵理さんの前編。旅仲間の永尾まりやさんとの思い出の旅写真を公開しつつ、これまで行った印象的な旅先を振り返ります。「月刊 旅色」8月号表紙:平祐奈さん■ 表紙・巻頭グラビア・インタビュー/平祐奈さん 映画やドラマなど話題作に引っ張りだこの平祐奈さんに、プライベートの旅についてインタビュー。去年、初めてのひとり旅も経験したそう。心配する両親に内緒で出かけたという2泊3日の大冒険の話や、行きかけたけれど途中で断念した初めてのドライブなどを教えてもらいつつ、今回出かけた玉野市の印象深い場所、おいしかったグルメ、次に来たらやりたいアクティビティを教えてもらいました。「月刊 旅色」8月号インタビュー:平祐奈さん「月刊 旅色」8月号インタビュー:平祐奈さん■ 1泊2日のRefresh Trip / 玉野市(岡山県) 平祐奈さんは、宇野港などのアートスポットや人気のグルメ、そして絶景の王子が岳などを訪ね、瀬戸内海のヨットクルーズも体験。1泊2日の旅を終えて「玉野はまちの中心にギュっといろいろなものが集まっているので、回りやすいです。海や山もあるし、友達と来て自転車を借りてスポットを回るのが楽しそう」と次の旅の想像も。旅ムービーでは平祐奈さんの案内で、玉野市の魅力がわかります。「月刊 旅色」8月号1泊2日のRefresh Trip玉野市「月刊 旅色」8月号1泊2日のRefresh Trip玉野市平祐奈さんの旅ムービー: ■ あの人の旅プラン / 大石絵理さん(前編) 旅に詳しい著名人におすすめの旅を聞く連載。モデルの大石絵理さんの前編は、国内外問わず大の旅好きな大石さんが、10回以上の旅を共にしている永尾まりやさんと出かけた極上の女子旅について語ります。「月刊 旅色」8月号大石絵理の旅プラン「月刊 旅色」8月号大石絵理の旅プラン■ 「あれ食べに行こう」からはじまる旅 タベサキ クラフトビールの聖地でカンパイ 夏こそ飲みたくなる生ビール!ぜひ行っておきたい「クラフトビールの聖地」と名高い両国にある老舗パブを取材しました。店内には100タップもの注ぎ口がずらりと並ぶ圧巻の光景が。さまざまなビアスタイルに出会えます。「月刊 旅色」8月号タベサキクラフトビールの聖地でカンパイ「月刊 旅色」8月号タベサキクラフトビールの聖地でカンパイ<株式会社ブランジスタメディア会社概要>URL: 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣事業内容:電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月25日島巡りとともに味わう玉野の滋味。地元で生まれた塩をテーマに。宇野港土地株式会社(代表取締役:宮原一郎、本社:岡山県玉野市宇野1-11-1)の運営するUNO HOTEL内『瀬戸内レストランBLUNO』が、4/14(木)よりランチボックス『白桃を食べて育った桃鯛と瀬戸内パエリア』を販売開始いたします。ランチボックス『白桃を食べて育った桃鯛と瀬戸内パエリア』ができるまで瀬戸内国際芸術祭2022の開幕に際し、玉野市が地元の食を愛する有志と一緒にチームを発足。瀬戸内レストランBLUNOの総料理長を務める中山がメンバーとして参加し、チームで検討をかさね、公式ランチボックスが完成いたしました。岡山県玉野市は塩業の歴史が長く、地元で生まれた塩を多くの方に知ってもらいたいという想いから「たまのの塩」をテーマとすることに。シンプルなテーマの中で、いかに食材の味わいを引き出すかを試行錯誤し、フレンチの技法を駆使した結果生まれたのが当ランチボックスです。【販売場所】瀬戸内レストランBLUNO・玉野観光案内所瀬戸内レストランBLUNO玉野観光案内所(JR宇野駅構内)当ランチボックスは、瀬戸内国際芸術祭2022が開幕される4/14(木)より、JR宇野駅構内『玉野観光案内所』と瀬戸内レストランBLUNOで販売いたします。世界からも注目を浴びるアートの聖地『直島』へ向かうフェリー乗り場まで、どちらも徒歩約5分。島旅のおともに、玉野の滋味をご堪能ください。瀬戸内レストランBLUNO総料理長:中山 公人についてANAクラウンプラザホテル岡山へのリブランド立ち上げの主力メンバーとして活躍。その後、同ホテルの洋食宴会料理長として経験を積み重ね、料理人としての確かな技術を身に付けてきました。また、昨年では『DRAGON CHEF2021』、本年では『CHEF1グランプリ2022』の両大会にて2年連続で岡山県代表として出場しており、技術だけにとどまらず実績も重ね続けております。瀬戸内レストランBLUNOでは、瀬戸内海の食材を多く取り入れ、素材そのものの価値と柔軟な発想を融合させたアラカルトメニューを豊富にそろえ、カジュアルにお楽しみいただけます。一方で、上質なコース料理も提供しており、幅広いお客様にご満足いただけるような空間をご用意しております。UNO HOTELとセットになった島旅応援プランも同時販売2021年7月にOPENした『UNO HOTEL』。当ランチボックスとレンタサイクルがセットになった、島旅に行く人に向けた専用プランもあわせて販売開始いたします。小旅行気分でフットワーク軽く島旅を楽しみたい。そんな方を応援するプランです。当プレスリリースに関するお問い合わせについて宇野港土地株式会社広報担当(片山 徹)TEL:0863-32-1250メールアドレス: katayama@unokotochi.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月15日1月2日より渋谷PARCO 2F POPUP SPACE BRIDGEにて、玉野競輪によるポップアップストアを開催します。会場ではMIN-NANOの中津川吾郎によってディレクション、デザインされた玉野競輪CLASSICのグッズの販売や、アーティスト大河原健太郎、nico itoによるオリジナルアートワークを使用した玉野競輪EXCLUSIVEのアイテムが展開されます。またルックはDiaspora skateboards所属のフォトグラファーCho Ongo氏によるものでフィルムを使用した彼ならではの空気感が伝わるものとなっています。MAIN VISUALポップアップタイトル:玉野競輪 POPUP STORE会場 :渋谷PARCO 2F POPUP SPACE BRIDGE/東京都渋谷区宇田川町15-1日程 :2022年1月2日(日) - 1月16日(日)オープン時間 :渋谷PARCOの営業時間に準ずるKENTARO OKAWARA SWEAT FRONTKENTARO OKAWARA SWEAT BACK■玉野競輪EXCLUSIVEKENTARO OKAWARA SWEATカラー :ホワイトサイズ展開:M、L、XL、XXL価格 :¥8,800(税抜)大河原健太郎/Kentaro Okawara1989年生まれ 東京都出身、在住 東京工芸大学藝術学部卒業。主に愛をテーマとし、自身の感情から沸き起こる様々な色やモチーフによる自由な表現でペインティングや立体作品を制作、日本国内外で発表している。これらの作品は、幼少期の祖母との絵葉書のやりとりにルーツを持つ。Solo Exhibitions:HOLD TIGHT / at PUBLIC Gallery / London, UK / 2019 JUST YOUR SMILE / at Roppongi Hills A/D Gallery / Tokyo, Japan / 2019 TRIP OF LOVE / at FISK Gallery / Portland,Oregon / 2018nico ito HOODIE FRONTnico ito HOODIE BACK玉野競輪EXCLUSIVEnico ito HOODIEカラー :ホワイトサイズ展開:M、L、XL、XXL価格 :¥8,800(税抜)■nico ito1996年東京生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科を卒業後、フリーランスのイラストレーター兼グラフィックデザイナーとして 広告ビジュアル、ジャケットアートワーク、アニメーション制作、グッズデザインなど、ジャンル問わず幅広く手がける。Instagram、Twitter:@nicooos_nCHEER T-C T-SHIRT FRONTCHEER T-C T-SHIRT BACK玉野競輪CLASSICCHEER T-C T-SHIRTカラー :ホワイト、ブラックサイズ展開:M、L、XL、XXL価格 :¥5,800(税抜)ACID LONG SLEEVE T-SHIRT FRONTACID LONG SLEEVE T-SHIRT BACK玉野競輪CLASSICACID LONG SLEEVE T-SHIRTカラー :ホワイト、ブラックサイズ展開:M、L、XL、XXL価格 :¥7,800(税抜)CHEER HOODIE玉野競輪CLASSICCHEER HOODIEカラー :ネイビーサイズ展開:M、L、XL、XXL価格 :¥9,800(税抜)T-C HOODIE玉野競輪CLASSICT-C HOODIEカラー :ネイビーサイズ展開:M、L、XL、XXL価格 :¥9,800(税抜)MN CHEER TOTE BAG SIDE-AMN CHEER TOTE BAG SIDE-B玉野競輪CLASSICMN CHEER TOTE BAGカラー:ナチュラルサイズ:W41cm×H37cm×D10cm価格 :¥3,800(税抜)FAST BANDANA玉野競輪CLASSICFAST BANDANAカラー:マルーンサイズ:W53cm×H53cm価格 :¥2,500(税抜)■中津川吾郎/MIN-NANO2009年に池ノ上で「ミンナノ」をオープンし、2015年には原宿に「TOXGO」も開店。ファッション、自転車、音楽など、さまざまなカルチャーに精通。世界各地からセレクトしたここでしか買えないプロダクトやオリジナルブランドなど、ユニークなアイテムを発信している。LOOK#01LOOK#02LOOK#03LOOK#04LOOK#05LOOK#06■Cho Ongo1989年生まれ。20歳の時に写真の現像にハマり、写真に興味を持つ。そしてDiaspora skateboardsに出会い、本格的に写真をはじめる。写真をひとつのコミュニケーションツールとして捉え、写真の基本機能「記録・写実」を意識しながらシャッターを切る。Model :山本奈衣瑠、DanilPhotographer:Cho OngoHair&Make :CHIHO HATAEStylist :Yoh U■About 玉野競輪 POPUP STORE開催期間:1.2 SUN - 1.16 SUN, 2022 at 渋谷PARCO 2F POPUP SPACE BRIDGE岡山県玉野市にある70年以上の歴史を持つ玉野競輪のリニューアル(競輪場の建て替え、ホテルのオープン)に伴い、玉野競輪の新たなブランディングローンチのポップアップ開催となります。アーティストやメーカー、ブランドとのコラボレーションラインである“玉野競輪EXCLUSIVE”、MIN-NANOの中津川吾郎によりディレクション/デザインされるスーベニアライン“玉野競輪CLASSIC”の2ラインのグッズがリリースされます。“玉野競輪EXCLUSIVE”からはアーティストの大河原健太郎、nico itoによるオリジナルアートワークを使用したスウェット、パーカーが、また“玉野競輪CLASSIC”からは玉野競輪のマスコットキャラである“玉ちゃん”や玉野競輪のCMに登場した“チアガール”を用いて、中津川吾郎的感覚でデザインされたアイテムがどちらも数量限定でリリースされます。■About“玉野競輪”岡山県玉野市にある70年以上の歴史を持つ玉野競輪。2020年4月より株式会社チャリ・ロトが包括運営事業者として運営を開始。現在競輪場の建て替え、ホテルを建設中で2022年3月にリニューアルオープンを予定している。玉野競輪 : 岡山県玉野市築港5-18-1HP : Instagram: @tamano_keirinTEL : 0863-31-5281■競輪、ホテルに関するお問い合わせ:玉野競輪Mail: tamano-keirin@biz.chariloto.com ■POPUPに関する問い合わせ:LAID BUGMail: info@laidbug.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月17日舞台『This is 大奥』の公開ゲネプロが21日に東京・ヒューリックホール東京で行われ、越岡裕貴、小川優、玉野和紀(脚色・演出・構成・振付・出演)が取材に応じた。同作は将軍が女性、大奥がイケメンの男たちばかりという設定で展開される女性向け恋愛ゲーム『新章イケメン大奥◆禁じられた恋』の舞台とキャラクターの設定を借りて作られた、ゲームとは全く違う完全オリジナルストーリーの作品。女将軍・トクガワイエミツの正室の座を奪うべく、“男ばかりの大奥”を舞台に、熾烈な恋の戦いが繰り広げられる。主人公のタカツカサをふぉ〜ゆ〜の越岡、将軍の湯殿係を務めるナツを小川優(ジャニーズJr.)、影の実力者・カスガノツボネを玉野が演じ、土井一海、國島直希、星元裕月、坂垣怜次、白石康介、新垣ケビン、廣田佳樹、楢木和也(梅棒)、柏木佑介、中塚晧平、長澤風海、津田英佑が出演する。今作が単独初主演となる越岡は、昨年予定していた上演が新型コロナウイルスの影響で延期になってしまったため「1年越しに叶うというか、リベンジできるというか。この日をずっと待ってたので、まだ実感できていないんですけど、楽しみではあります」としみじみ。「このコロナ禍で、当たり前にできてたことが当たり前じゃないと再確認できたので、ステージ上から感染対策して来てくれるお客さんにできるだけエネルギーを伝えられたらなと思います」と意気込む。玉野も「去年は本当に9日前くらいだったからね。これから実際にセットを組んでやろうというところで終わってしまった」と悔しがりつつ、「でも、ほぼ同じメンバーでいけたというのはちょっと嬉しくて、なによりもこっしーの初主演の舞台がなくなってしまったので、なんとか今年は上演したいという思いでここまでやってきた」と振り返った。所属グループの「ふぉ〜ゆ〜」が10周年を迎える年でもあるというが、越岡は「ジャニーズとしてはCDデビューがあるから、10周年だとアルバムとか出したりするわけですけど、僕らはCDとか出してないので、10周年という感じがしなくて、ジャニーズの中で一番静かな10周年を迎えています」と苦笑する。「形に残っているものがあんまりなくて、ファンの皆さんがいつでも見られるような、何か形に残せるものを届けたいなという気持ちはすごくあります。具体的にはわからないですけど」と意欲を見せた。男性だらけの舞台というところでは、ふだんのジャニーズともまた違って「いろんなところから来ているので、皆さんのやり方だったりスタイルを学べたりしました」という越岡。また小川は「系統の違うイケメンなんですよ。ジャニーズは、ジャニーズ系なんじゃないですかね」と分析する。見所としては「最後に立ち回るシーン、殺陣のシーンは見応えあるんじゃないかな」(越岡)、「俺は武器があるので。ギターを弾くんですよ。バーっとソロ弾いて、ガーって歌って、見てください」(小川)とそれぞれにアピールする。さらに、この舞台は観客が「上様」となり、男性陣が恋のさや当てを繰り広げることから、「今、アピールしてください」という無茶ぶりも。レポーターに「何かお好きなものはございますか?」と尋ねた小川は、「ジャニーズ」という回答に「ジャニーズかあ!」と悩みながら「僕、亀梨(和也)君を尊敬しているので『亀梨君がたまにやる動き』でアピールします。やっぱり、亀梨君ってアピール上手ですから。細目で見て下さいね。歌いながら、これです」と再現し、「似てる」という評価を得る。その姿に笑いながらも「河合(郁人)を見てマネする人多いんだよ、亀梨君の」とつっこんでいた越岡は、全方位に投げキスをすることでアピールしていた。
2021年04月22日エンターテイメントの玉手箱のような、歌・ダンス・芝居・笑いが盛りだくさんのステージ『CLUB SEVEN』も18年目。その新作が2021年6月に上演される。玉野和紀(脚本・構成・演出・振付・出演)は「毎回「もうできない~、もう無理~」ってなるけど、お客さんの拍手と笑顔を見たら「う~ん……また来年やるか!」と思うんです。しんどいし、続けるのは大変だけど、お客さんの熱意が上回るのかな。やれるところまでやってみよう、やるしかないじゃんって感じかな。死んだ時にやめます」『CLUB SEVEN』は、レジェンドメンバーである吉野圭吾、東山義久、西村直人に加え、前作から大山真志が続投。さらに今回は、凰稀かなめ、妃海風が初挑戦する。妃海は前回公演を観て「なんて大変そう!未知の世界!」と思ったそうだが、「チラシの撮影で地球防衛軍のような格好をしたんですが、こんなに興奮することは初めてでした!」と前のめりだ。とくに楽しみなのはオープニング。18年前から変わらない音楽・振付だが、妃海は「CLUB SEVEN出身者はみんな踊れる。同じ高校出身の人がみんなこの校歌を歌えるみたいな感じ。かっこいいし、参加できるのが楽しみ」と嬉しそうだ。その弾けるような笑顔に、玉野も「(妃海さんは、)明るいところが魅力だよね」と笑う。ソング&ダンス・芝居・タップ・ミニミュージカル・スケッチなど、あらゆるパフォーマンスの詰まった極上のステージ。なかでも怒涛のように数十曲を歌って踊る“50音順ヒットメドレー”が印象的だったと、妃海は振り返る。前回は77曲。「そんなに振り付け覚えられるの?って思いました(笑)」。また、衣装や小道具、照明、音響の変化も目まぐるしい。「出演者は7人ですけど、衣装あわせの時は帝劇のグランドミュージカルなみの衣装がならびます。小道具も多い。衣装さんはじめ、どこのポジションも全員が大変な思いをしながら頑張っている、みなさんファミリーです。頑張っているのがお客さんに伝わるんだろうね。『CLUB SEVEN』って大の大人が必死で、汗流して、お客さんに伝えようとしてるのが一番の魅力だと思うから、その思いがひとつになればいいですね」(玉野)上演は6月6日から25日まで東京・シアタークリエにて。一部内容が異なるA・Bの2バージョンがある。チケット一般販売は3月20日。取材・文:河野桃子
2021年03月15日東京・明治座のミュージカルコンサート『NEW YEAR’S Dream』が、エンターテイナーの玉野和紀による構成・脚本・演出・振付・出演で2021年早々に幕を開ける。キャストの一人である平野綾、そして本作のすべてを司る玉野本人に、新春のステージをどのように彩るか尋ねた。歌・ダンス・芝居とあらゆる要素を次から次へと繰り出し、キャストの個性を存分に活かすエンターテイメントショー『CLUB SEVEN』シリーズで知られる玉野。明治座で2019年8月に上演されたミュージカルコンサート『Summer Night’s Dream』を手がけるなど、同劇場との縁を順調に育んでいる。「明治座エンタメショーの新たな“名物”にできたら」と玉野が掲げるのは、昭和歌謡や平成のJ-POPがふんだん散りばめられたスケッチ・コメディー(コント仕立ての芝居)と、オリジナルのショートミュージカルだ。取材日時点での楽曲リストを目にした平野は「最近若い子に昭和歌謡が浸透しているから、どんな年齢層の方でも一緒に盛り上がれそうですね!」と目を輝かせる。「歌詞のストーリー性が豊かで名曲揃い」と日本の歌謡曲に対する想いを語った玉野は「パートでつないで芝居をつければ一本の作品にできる」とヒットソングを前面に打ち出す構想への手応えを口にした。リストにはシブがき隊やキャンディーズといった昭和期のアイドルから山崎まさよしや西野カナら平成に活動したアーティストまで、多彩な顔ぶれが20組ほど並ぶ。今回、玉野のもとに集まったキャストは平野のほか、大野拓朗、新納慎也、吉野圭吾、渡辺大輔、咲妃みゆ、北翔海莉の7人。このうち、山口百恵の楽曲に挑戦する平野は「聴くだけで場面の情景が思い浮かぶミュージカルナンバーと日本の歌謡曲は似ており、歌い手としてすぐ楽曲の世界へ入り込めるんですよね」と相性のよさを強調した。百恵の別ソングを咲妃も披露する予定。昭和歌謡で魅せる芝居歌に注目したい。なお、日本の歌謡曲をふんだんに盛り込んだコーナーだけでなく、もちろん、著名なミュージカルナンバーが目白押し。セレクトの基準はキャストの出演作以外に、各人からの「これを歌ってみたい」というリクエストも盛り込んだという。タップダンスの第一人者である玉野は「これまで指導した中でいちばん上手」と北翔のステップに期待を寄せ、「みっちゃん(北翔の愛称)には本人が希望してきた『メリー・ポピンズ』の“あれ”で高速タップを踏んでもらおうかな」と不敵な笑みを浮かべた。キャストそれぞれに対して玉野が課した“挑戦”の行方を見届けがてら、正月は明治座から観劇初めをしてみては。コンサートは2021年1月5日(火)~11日(月・祝)まで。ぴあでは座席指定できるチケットを販売中だ。取材・文:岡山朋代
2020年12月28日玉野和紀が脚本・作詞・演出・振付を手掛けたミュージカルコメディ『Gang Showman(ギャング・ショーマン)』が2020年9月18日(金)から東京・日比谷シアタークリエで開幕する。【チケット情報はこちら】舞台は1942年のニューヨーク。マンハッタンのダウンタウンの外れにある「Club Smile」は、70年続く小さなショーの店。急逝した父に代わって新オーナーになった娘のメアリー(平野綾)は、残ったメンバーとともにショーを完成させ、店の再開を目指している。そこへ、ヴィンセント一家のギャング・ジェイムズ(屋良朝幸)らが借金の取立てにやってくる。借金返済の条件としてヴィンセント家のボスが提示したのは、ジェイムズをショーの主役に据えて、彼の意見に従うこと。店を守るために、メアリーは止むを得ず条件を飲む。そして、ストリップダンサーのリンダ(妃海風)や、メアリーの亡き父が姿を変えて別人となったリチャード(中山秀征)、店を愛してやまない振付家のフランク(玉野和紀)も加わって、ショーのリハーサルが進んでいくが……という物語。と、ここまで言えば「普通」のミュージカルなのだが、玉野はこのコロナ禍を逆手にとった設定を盛り込む。屋良が演じるジェイムズを「潔癖症で高所恐怖症で金属アレルギーのギャング」という設定にして、いわば「ソーシャルディスタンスミュージカル」に仕上げたのだ。激しいタップダンスとともに、玉野が作り上げた世界観を堪能しよう。玉野とは3度目のタッグを組む屋良は「今の状況を逆手にとる発想が玉野さんらしい」と、初日を前にした記者会見でコメント。そして、「(コロナ禍で)本当にどうなるか分からないまま稽古をしていた。こうしてステージを見せられるのがうれしい。(自分は)ステージで生きる人間なのだなと改めて感じた」とも話していた。また、自粛期間中に、タップダンスの自主練習をするなど、自分なりに準備してきたという中山だが、実は11年ぶりの舞台出演。「(ゲネプロでも)最初から緊張で心臓が飛び出そうだった」と告白していた。最後に、玉野は「舞台ができるという喜びに尽きる。とにかく千秋楽まで無事に上演することが一番の目標。今回はマスクの下で笑っていただいて、いつかまた(観客の)マスクをとった笑顔に会えたら」。屋良は「この状況で劇場に行くことが心配な方はいると思うが、こちらは万全の体制で迎える。笑わせて、泣かせてという玉野さんマジックが伝わると思うので、安心して来場してほしい」と語った。上演時間は2時間(休憩なし)。東京公演は10月3日(日)まで。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2020年09月19日演歌歌手の三山ひろしが明治座初座長を務める『三山ひろし特別公演』が来年1月7日(火)から明治座で開幕する。公演は2部構成で、1部では立川志の春による新作落語を舞台化した『阪田三吉物語』を上演し、2部では玉野和紀が構成・演出・振付を手がける『三山ひろしオンステージ First Dream 2020』が披露される。公演の見どころや意気込みを、三山ひろしと立川志の春に聞いた。【チケット情報はこちら】2020年の初舞台。三山は「明治座では初めての座長公演で、しかも新春特別公演ということなので、責任をすごく感じております。明治座の方からも“新春特別公演は1年を占う公演となります”と言われておりまして、大変なプレッシャーと緊張感で年始を迎えることになりそうです」と決意を見せる。1部では、将棋に人生をかけた伝説の棋士・阪田三吉を演じる三山。自らが歌い手を目指して高知県から上京した状況と重なる部分があるストーリーだといい、「阪田三吉さんはお亡くなりになっても、今もなお世の中に影響を与えている人。自分自身もそういう男にならなくてはいけないと思うので、阪田さんの姿を演じさせてもらうことはありがたい。一生懸命やりたいと思います」と意気込んでいた。「演劇の世界も勉強したい。それができるようになると、自分の歌の世界もすごく豊かになると思う。いろいろなことを吸収できるようにしたい」と貪欲さも見せた。一方、1部で進行を担当する志の春は「私はいつもひとりで落語をやっていて、舞台に出演することが初めて。三山さんはじめ、チームプレーで何かを作り上げることが楽しみですね」。物語の魅力については「将棋の世界も演歌の世界も、昭和の人情味があるところが似ている。だんだんと人の関係性が薄れてきている現代ですが、この物語にはすごく濃くて普遍的なものが詰まっていると思う」と話し、「この物語は、2020年の世の中でも、観客それぞれに刺さるメッセージがあると思うので、その作品の一員になれることは光栄です」と締めくくった。2部は、三山のヒット曲はもちろん、元宝塚歌劇団トップ娘役の美咲凛音をゲストに迎えて、『雨に唄えば』などの映画音楽や『神田川』など昭和歌謡をミュージカル仕立てのステージになるという。三山も「今までにはなかったような、新しいステージになりそう」と期待を寄せていた。最後に、三山は「1部も2部もみなさまの記憶に残り、いつまでも語り継いでいただけるような作品にしなければいけないなと思っています。ぜひご来場ください」と話していた。公演は1月23日(木)まで明治座にて。出演者は、田中稔彦、清水佐紀、丹羽貞仁、小野寺丈、ほんこん/間寛平(Wキャスト)ほか。11月17日(日)の一般発売に先駆け、11月16日(土)23:59までチケットぴあにて先着先行受付中。取材・文・撮影:五月女菜穂
2019年11月14日笑いすぎてお腹がよじれるかと思えば、時には涙しそうにもなる。歌、ダンス、ミュージカル、スケッチ(コント)など盛りだくさんの『CLUB SEVEN ZEROⅡ』が、6月15日に日比谷・シアタークリエで開幕した。ミュージカルなどそれぞれ活躍するメンバーがそろう本シリーズもついに17年目。2度目の出演となる大山真志や、ゲストの沙央くらま、北翔海莉も加わり、歌に笑いにと多彩な姿を見せた。【チケット情報はこちら】テーマ曲で幕をあけ、激しいダンスで一気に観客を惹き付ける。踊りは一体感がありながら、それぞれに個性も溢れる。脚本・構成・演出・振付をつとめる玉野和紀や、吉野圭吾、東山義久、西村直人は「レジェンド」と呼ばれるのも納得の存在感。各自が色の違う色気を放つ。沙央、北翔も華やかさと優雅さでチームの魅力を引き立たせ、若手の大山は大きな体で機敏に踊り、群舞に勢いをつけた。5つのスケッチは抱腹絶倒。学園モノ、職業モノなど様々なシチュエーションが登場。公演ビジュアルでもあるウェスタン風の作品も。元宝塚歌劇団ふたりの男役を彷彿とさせるシーンもあれば、宝塚からかけ離れたギャグの連発にも驚く。アドリブのシーンでは、出演者らも互いの即興芝居に素の笑いを浮かべる。毎日なにが起こるのか!?上演回によってAとBの2バージョンのスケッチがあるので、どちらも観たくなる。20分の休憩を挟んで2幕冒頭は、ミニミュージカル『F』。1920年代のNYではマフィアとギャングの対立が激化していた……。笑いに溢れるスケッチとは一転、そこは裏切りと血の匂いが漂う闇の世界。響き合う歌声にそれぞれの苦悩が重なり、裏社会に住む男女の生き様が描かれる。大人の色気溢れる1作だ。大人気の「50音順ヒットメドレー」も期待を裏切らない!全77曲を歌って踊る怒濤のエンタメショー。懐メロ、アイドル、CM曲などに乗せて、1曲ごとに衣装が変わったり、小芝居が繰り広げられる。次になにが来るのかわからないおもちゃ箱のようなメドレーだ。表現力豊かなダンスと歌、フィルム・ノワールのような演技からバカバカしいギャグまで。長年、技術と経験を積み重ねてパワーアップし、観客ひとりひとりを受け止めるような懐の深いショーとなった。上演時間は3時間超だが、何時間観ていても飽きない……が出演者達は「大変だからやめて」と笑いそうだ。それでもどっぷりと浸っていたい贅沢な時間だった。ツアー公演は7月に愛知、大阪にて。取材・文・撮影:河野桃子
2019年06月19日役者、ダンサー、振付師、演出家などパワフルな存在感で一目置かれる各分野の“ツワモノ”たちが集う、結成12年目のパフォーマンス集団junkiesista(ジャンキーシスタ)&junkiebros.(ジャンキーブロス)。2014年、好評を博したサスペンスフルなお葬式コメディ・ミュージカル『REizeNT~霊前って...~』で初の大阪公演を飾る。主宰の林希とは唯一無二の親友で、結成当初から歌唱指導としてカンパニーに関わるシルビア・グラブが、今作では客演として参加する。「最高にくだらなくて面白い、壮大なコントです。笑わずに歌えるかな…」と真顔で悩むシルビアに、意気込みを聞いた。junkiesista×junkiebros.PRESENTS「REizeNT~霊前って...~」チケット情報ある日、大富豪の女社長が殺された。犯人不明のまま執り行われたお葬式では家族、参列者、葬儀屋、住職に至るまで、全員が怪しい。疑心暗鬼の末、事態は思わぬ展開に…。「メンバーは、枠に収まりきらない爆発的なエネルギーを持った人たちばかり。あえて重い題材でコメディに挑むとか、『こんなミュージカル観たことない!』と思わせるのが狙い」とシルビア。これまで暴走族、キャバクラ、ゾンビなど作品の切り口も斬新だが、特筆すべきは毎回全曲が有名ブロードウェイ・ミュージカルのパロディだという点。今回も超人気作の曲をお経調にアレンジするなど、替え歌を多彩にスタンバイ。韓流ダンスボーカルユニットH5のリーダーHONEYら複数の“歌ウマ客演陣”を迎えたことで、初演より曲数を増量してお届けする。しかも、本編終わりにはショータイムが付くのも恒例で、ダンスファン、演劇ファン共に爆笑と感動を味わえる、一粒で2度美味しい公演となっている。林希とは20代の頃、玉野和紀作・演出・振付のミュージカル『THE GUEST SHOW』(1999年)で初対面し、「肝臓の強さが一緒で意気投合した」と笑うシルビア。後に『CULB SEVEN』の名物となる「50音順ヒットメドレー」が初登場した公演でもあったという。「希とは、稽古終わりに毎日呑んで、お酒をガソリンに換えていました(笑)」。同世代で尊敬し合える仲間と出会い、同じく共演者だった岡千絵と3人で結成した音楽ユニットgravityの活動は、今年で14年目を迎える。「希は、面白いことをやろうぜとみんなを惹き付ける原動力を持っている人。惹かれるという意味でgravityと名付けたんですけど。ジャンキーも小規模ながらムーチョ村松さんが映像、PaniCrew植木豪さんがグッズデザインを担うなど、スタッフ陣もすごい顔ぶれが揃っています。みんな気持ち優先で集まってる部分が大きいので、ケンカもするけど楽しくて。いまだに青春しています」。大阪ではあえてお堂のある小劇場を選んだ。「初めての劇場に私もワクワクしています。絶対後悔させませんので、ぜひ笑いに来てください!」東京公演は5月24日(金)から6月2日(日)まで中目黒キンケロ・シアターにて、大阪公演は6月8日(土)・9日(日)一心寺シアター倶楽にて上演。大阪公演のチケットは、チケットぴあにて発売中。取材・文:石橋法子
2019年04月25日神と司祭に仕える5人の使徒が“福音”の歌とダンスで愛を説き観客たちの“魂を救う”オフ・ブロードウェイ発のミュージカル『ALTAR BOYZ(アルターボーイズ)2019』が、4月7日(日)まで東京・新宿FACE にて上演中だ。<Team GOLD>のプレビュー公演に潜入した。【チケット情報はこちら】『ALTAR BOYZ』は2004年にニューヨークで初演され好評を得たミュージカルで、日本での公演も6回目という人気作品。日本初演から10周年となる今回は、前回公演(2017年)と同キャスト・大山真志、法月康平、松浦司、常川藍里、石川新太による<Team GOLD>と、新チーム<Team SPARK>という2チーム制で上演。<Team SPARK>は初演から出演する良知真次を中心に、金井成大、川原一馬、勧修寺玲旺、北乃颯希、反橋宗一郎、山本隼也、米原幸佑、和田泰右が日替わり編成で出演する。演出は玉野和紀。神と司祭に仕える美しき男子5人のダンスボーカルグループ“アルターボーイズ”が、“福音”の歌とダンスで愛を説き観客たちの魂を救うワールドツアーのファイナル公演を上演する本作。彼らは会場内の“迷える魂”の数を表示する「ソウルセンサーDX12」が“0”になることを目標に、心を込めて歌い、踊り、ステージを盛り上げていく。キリスト教の聖書がベースにある作品なので、それぞれのキャラクターや歌詞、演出は、聖書を読んだことがある人はより楽しめるが、もちろん知らなくても楽しめる作品となっている。劇場は、開演前からまさに“ツアーファイナル”の空気になっていた。期待感で満ちるなか、登場するアルターボーイズの5人。盛り上がる客席。彼らは全身全霊で歌い、踊り、ときにはMCをしたり、観客と交流したり、ハプニングに慌てたりしながらも、パフォーマンスを続けていく――。もちろんこれは台本があるミュージカルなのだが、そこには強烈なほど“今起きていることだ”と思わせる生々しさがあった。それは本作の魅力そのものではあるが、「これでツアーをまわってきました」感を感じられるパフォーマンスのクオリティや、歌い踊って息も絶え絶えになった瞬間でも一切役は崩れないこと、さらに<Team GOLD>ならではの積み重ねたチームワークも相まってのこと。いつの間にか「アルターボーイズのツアーファイナルに来た客」としてライブを堪能していた。今回、2チーム制、しかも<Team SPARK>はさまざまな組み合わせで上演されるが、このライブ感だからこそキャストによって全く違うステージになるはず。ぜひ劇場でこの生々しさを味わってほしい。「ALTAR BOYZ 2019」は4月7日(日)まで東京・新宿FACEにて上演中。取材・文:中川實穗
2019年03月27日日本が誇るエンターテイナー・玉野和紀が若い才能とつくりあげるSHOW HOUSE『GEM CLUBⅡ』のプレビュー公演が東京・シアター1010にて開幕。3月24日より東京・日比谷シアタークリエで上演中だ。【チケット情報はこちら】本作は、玉野が立ち上げたエンターテインメント・ショー『CLUB SEVEN』シリーズのDNAを受け継ぐ“新世代”のショー・ステージ『GEM CLUB』シリーズ第二弾。出演は、作・演出・振付も手がける玉野に加え、メンバーの中河内雅貴、東山光明、原田優一、壮一帆のベテランキャストと、木戸邑弥、多和田秀弥、本田礼生、松田岳、古田一紀とWキャストの三森すずこ・新垣里沙(取材時・三森出演)という若手キャスト。才能の原石(=GEM)たちが集うショーハウス「GEM CLUB」を舞台に、夢を追い求め、ぶつかり合いながらも切磋琢磨する彼らの姿を描く。内容は、スケッチミュージカル(一幕)とショー(二幕)の二部形式。一幕では、伝説的なSHOW HOUSE「GEM CLUB」の総支配人・玉野や新オーナーの壮、中河内、原田が新人をスカウトしに街に出かけるところからスタート。弾き語りしている歌手、ショップ店員、ダンス芸人、メイドカフェで働く者、映画のエキストラ…そんなGEMたちと玉野らが出会うさまざまな状況を描く中で、歌やダンス、アクションなど、彼らの魅力を見せていく。もちろん玉野ならではの楽しい演出も数多く盛り込まれており、笑いどころもたっぷり。高い身体能力を持ったメンバーがみせるコミカルなシーンの数々は、見た目と動きのギャップに心を掴まれる。二幕は、そうやって集ったメンバーたちによる「GEM CLUB」でのショー。ベテランキャストと若手キャストが入り乱れ、あらゆるジャンルのパフォーマンスをギュギュッと詰め込んだステージになっている。ベテラン&若手、ベテランのみ、若手のみなど、いろいろな組み合わせで披露されるパフォーマンスは、ベテランの存在によって若手の熱量やがむしゃらな姿勢が浮かび上がり、原石だった彼らがひときわ輝く瞬間が目に飛び込んでくるようだった。と同時にベテランメンバーの“背中の大きさ”も自然と感じられ、若いからこその魅力、経験を重ねたからこその魅力、世代を超えて一緒にやるから生まれる魅力など、生のエンターテインメント・ショーの醍醐味でもある“今この瞬間”の貴重な輝きを実感できる。今しかない「GEM CLUB」をぜひ堪能して!公演は、4月5日(木)まで東京・日比谷シアタークリエ、4月14日(土)・15日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、4月18日(水)に愛知・日本特殊陶業市民会館にて上演。取材・文:中川實穂
2018年03月26日元宝塚歌劇団雪組トップスター・壮一帆が、玉野和紀の作・演出・振付によるSHOW HOUSE『GEM CLUBⅡ』に出演する。2014年に宝塚歌劇団を退団し、2016年に女優デビュー。次々とミュージカルなどに出演し、昨年はソロライブを開催するなど、活動の幅を広げてきた。今作について、「最近はお芝居が続いていたので、久しぶりにショーができるのは楽しみ。私自身ディナーショーでは構成も考えるので、玉野さんの考え方が刺激になります」と声を弾ませる。SHOW HOUSE 「GEM CLUBⅡ」チケット情報今作は、10年以上の人気を誇る『CLUB SEVEN』シリーズの新機軸、多彩なジャンルの歌やダンス、コメディ要素の芝居などを盛り込んだショー・ミュージカルだ。壮は若い才能の原石(=GEM)が集まるショーハウスのオーナー役となり、若手キャストたちとも絡む。「私のディナーショーに出演してくれた木戸邑弥くん以外、初共演の方ばかりですが、私は人見知りしないのでなんのストレスもないです(笑) 。1回のステージに女性キャストはふたりしか出ないけど、“男性メンバーにも絶対に負けない!”という思いはあります」と、明るく話す。ショー形式となる2部では、今年公開の洋画のナンバーをソロで披露する予定。「とてもいい曲なので歌いこんでいきたい。今、高いキーの歌も頑張っているところで、シフトチェンジしているこの時期に、歌や踊りに挑戦できるのはありがたいです」。2016年に上演された第1弾の、名前順メドレーのようなメドレー場面もあるそうで、ノンストップのショーになるのは必至。玉野とのタップダンスのデュエットもあるという。タップの名手である玉野から、「そこまでできたら大丈夫」と太鼓判を押されたそうだが、タップは苦手意識があり、男役の時にショー『ON THE 5th』などで踊っていたものの特訓中だ。「玉野さんは本当に凄い!振付もハード! 『今の日本ではショーで公演を打つのは厳しいけど、僕はできる限りずっと続けたい』と仰っていたのが印象的です」と、尊敬の念を込める。宝塚時代もショーが好きだったと話す壮。もともと歌やダンスに定評があり、何より大らかな人柄が滲み出る存在感で魅了してきた。「大澄賢也さんが『踊りで人となりが見える』と仰っていたのですが、私も普通に話す以上に相手のことが見える、と感じます。だから今回も歌や踊りを通して共演させていただくみなさまとの交流を楽しみたいです。ライバルは自分。負けそうになっても打ち勝ち、人間性に磨きをかけたいです」3月16日(金)から18日(日)まで東京・THEATRE1010、3月24日(土)から4月5日(木)東京・シアタークリエ、4月14日(土)・15日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ、4月18日(水)愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:小野寺亜紀
2018年03月09日中山優馬×屋良朝幸のW主演となるミュージカル『CROSS HEART(クロスハート)』。本作品は11月13日まで六本木EX THEATER ROPPONGIにて上演されたLive Versionと12月9日(金)から28日(水)まで東京・ Zeppブルーシアター六本木にて上演される本公演で構成される。本公演に先駆けて、11日にLive Versionのマスコミ向け公開ゲネプロと囲み取材が実施された。ミュージカル『CROSS HEART(クロスハート)』チケット情報公開ゲネプロにて披露されたLive Versionは、実際に本公演で使用される楽曲で構成されており、100年戦争の時代を生きる若者の友情と愛情が描かれている。出演者はLive Versionのための衣装に身を包み、70分間歌い、踊り、更には殺陣までこなす。額に汗を浮かばせながらも最後まで気合充分のパフォーマンスだった。公開ゲネプロ後に行われた囲み取材に登場したのは演出・振付・出演を務める玉野和紀とカミーユ役の唯月ふうか、W主演の中山優馬×屋良朝幸だ。公開ゲネプロを終えての感想を聞かれると、「初めての経験なので、とても新鮮な気持ちです」と笑顔で中山が答えた。すると屋良は「曲に関して(お客さんは)このLive Versionで初めて聴くことになると思うので、どういう反応がかえってくるか楽しみ」と期待を膨らませた。また本公演が上演される前にLive Versionが上演される試みに対して玉野は「本編が初演であるのに、先にLive Versionをすることは自分自身も初めて。でもやるからには思い切ってがっつりやろうと思った」と答えた。主演のふたりを目の前に、キュンとなるポイントを聞かれた唯月が「ダンスしている姿はキュンときますね」と答えると「ダンスと言われると先輩には勝てないな~」と中山。すると屋良が「まあ、今のは俺のことかな」と自信満々に言い、会場は笑いに包まれた。最後に意気込みを聞かれると「僕と屋良君とのクロスハートや共演者のみなさんとのそれぞれの“クロスハート”がどうなっているかをご覧頂きたいです」と中山。Live Versionを経た本公演への期待がますます高まる。公演は12月9日(金)から28日(水)まで、東京・ Zeppブルーシアター六本木にて。
2016年11月15日歌手で俳優の中山優馬と屋良朝幸が11日、W主演の舞台『A NEW MUSICAL「CROSS HEART(クロスハート)』の<Live version公演>公開ゲネプロ及び囲み取材に、共演の唯月ふうか、作・演出・振付・出演の玉野和紀とともに登場した。同作は12月9日より上演される新作舞台のライブバージョン。100年戦争真っ只中の1428年フランスで若者たちが2つの派閥に分かれながら、未来に向けて葛藤する姿を描く。ゲネプロにはほか、大湖せしる、中河内雅貴、大山真志、諸星翔希、寺西拓人、蘭乃はな、福井貴一が出演した。本公演の全曲を披露したライブバージョンに、中山は「新しいジャンルだなと思って新鮮な気持ちで終えました」、屋良は「曲とかもお客さんがライブバージョンで初めて聴くと思うので、どういう反応が返ってくるのかわからなくてワクワクしています」と、身を引き締めた様子を見せた。玉野も「本編が初演なのに、本編をやってなくてライブバージョンをやるのは初めて」と状況を説明。「これは面白いなと思った」と語り、ライブバージョンにしかないオープニングの構成を屋良に任せたと明かした。先輩後輩として共演は久しぶりとなった2人だが、屋良は「優馬は会うたびに成長していく」と称賛。「成長をずっと見ていたので、ミュージカルとして向き合うと、すごく役者として頼もしい存在」と中山について語り、「僕以上にいろんなこと経験していると思うので、役者としては僕からもいろいろ聞きたいことがあるし、2人で相談してつくっていきたい」と、公演に向けて意気込んだ。また、中山も屋良について「自分のライブでも振り付けして演出してもらっていたので、一緒の舞台でやるのが新鮮で楽しくて。ここで力をぶつけようという感じです」と力強く頷く。さかなクンに似ていることを持ちネタにしているが、今回は"まるごとクロスハート仕様"のため「ギョギョって言えないですね」と宣言した。Live version公演はEX THEATER ROPPONGIにて11日~13日。東京公演はZEPPブルーシアター六本木にて、12月9日~28日。大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて2017年1月6日~8日。
2016年11月11日日本トップクラスのタップダンサーであり、振付家・演出家としても数多の演劇賞を受賞している玉野和紀。2007年の『CLUB SEVEN SP(4th)』の中で30分のミニミュージカル「ワン・ハート」として上演され、単独での公演を熱望されていたのが、この『CROSS HEART(クロスハート)』。今回の上演のため、歌もダンスもさらにパワーアップした本作で、ヒロインを演じる唯月ふうかに聞いた。A NEW MUSICAL『CROSS HEART(クロスハート)』チケット情報時は現代。とある大学に、フランスの歴史を研究するサークルがあった。ある日、教授のもとに、差出人不明の荷物が届く。そこにはフランスの歴史的資料がとある女性の書いた手記が入っていた。教授はその手記を基に、学生たちと共に演劇で再現しようと試みる。次第に演技に熱が入る学生たち。ふとした瞬間、「100年戦争」の真っただ中、1424年のフランスにタイムスリップしてしまう。学生たちは、歴史の流れに翻弄されながら互いに敵対しあい、歴史に背くものと理解しつつも自らの宿命・愛・友情に揺れ動きながら、突き進む……。「玉野さんとは、ミュージカル『ピーターパン』(唯月は9代目ピーターパンとして2013年より主演)の演出でご一緒しているのですが、『CLUB SEVEN』にもずっと憧れていたので、出演が決まって嬉しかったです」と声を弾ませる唯月。玉野作品については、「盛りだくさんの歌とダンスで、お客さんをとことん楽しませるエンターテインメント」とその魅力を語ってくれた。インタビューの前には、ちょうどビジュアル撮影も終了。ウエストを絞った中世風の衣装に、柔らかな笑顔が印象的だ。「玉野さんから、『演じるのは一途な女の子だよ』とヒントをいただけて。ひとりの人だけをずっと想い続けている子なんだなと思って、ときめいている表情の中にも切ない気持ちを込めてみました」と、さっそく役づくりにも取り組んでいる様子だ。ミュージカルに出演するようになった4年前からは、観劇の仕方も変わったという。「ミュージカルは同じ歌やセリフでも、一回一回が同じにはならないし、共演者とのやりとり次第で微妙に違う芝居に見えたりしますよね。どうやったらあんな風に見えるのかなって思いますし、観劇しているときもそういうところをつい見ちゃいます」と唯月は笑う。そして「ようやく最近、周りを見ながら舞台に立てるようになった気がします」とも。「歌声をしっかり出すためと、舞台での持久力のために、筋トレは欠かせません!」と、熱意も人一倍の19歳。玉野ワールドを唯月がどう表現してみせるのか、本番を楽しみに待ちたい。公演は12月9日(金)から28日(水)まで、東京・ Zeppブルーシアター六本木にて。取材・文佐藤さくら
2016年08月12日抜群の華やかさやダンスに加え、悪役、クセのある役で存在感が光る俳優・吉野圭吾。夏の風物詩となったブロードウェイミュージカル『ピーターパン』で、今年、吉野が悪役のフック船長役に選ばれたのは大いにうなずける。作品について話を聞いた。ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」チケット情報最近のフック船長でいえば、橋本じゅんはコミカルに、大貫勇輔はダンサブルに役を演じてきた。吉野ならその両方ができそうだ。「そうですか?僕、何でもやりますよ。踊って歌って、ギャグも言ったりして。フックを上手に使って色々なこともしてみたい。例えば、ロープに引っ掛けて上からザーッと降りて来ることができないかと、演出・振付の玉野和紀さんと話をしているんです。過去にはこだわらず、僕なりの新しいフック船長を作り上げたいですね」吉野にとって大人も楽しめる『ピーターパン』の魅力はどこだろう?「台本を読むと、『殺す』というセリフがフックだけではなく、ピーターパンにもやたらと出てくる(笑)。ピーターパンもけっこうグロいんですよね(笑)。でもそこを強調しすぎないようにしたい。物語も夢の中の話ではない。ネバーランドに行って帰って来て、目が覚めたら夢だった…という設定ではないですから」。ラストを含め、きれいごとだけでは終わらない話の奥深さが老若男女を引きつけるのだろう。ウェンディの父親ダーリング氏との一人二役をこなす。「ネバーランドの住人はフックをはじめ、大人になりたくてもなれない大人。みんな子供の心を持っていてずっと遊んでいたい。そこを大切に演じたいですね。一方、ダーリング氏は大人の中の大人として描かれている。ふたりをどう演じ分けるかです」子供の心は、最近出演したミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』の子役たちと交流することで取り戻しているという。「1789で演じた悪役のメイクは怖いんです。稽古場ではそのいでたちで、誰も寄せ付けないオーラを醸し出していたはずなのに、子供たちは『遊ぼう』と寄ってきて、僕の固い扉をコンコンとノックしてくる(笑)。実家が昔、保育園だったこともあり、子供には好かれるんですよね(笑)」また、舞台では、観客に向かってピーターパンが「妖精を信じる?」と問うシーンが有名だが、吉野も妖精を信じるという。「妖精を含め、物には神様が宿っている。舞台の神様には真摯に向き合わないと、セリフが出てこなかったり、小道具の鎖が切れたりして裏切られるんです。そんな時は、『なぜ、私を裏切るのですか』と会話しています(笑)」。裏切りを経験してこその役者業。今後は「妖怪や動物、ゾンビなど人ではないものも演じてみたい」と意気込みも高い。ただならぬフック船長を演じてくれそうだ。公演は、7月24日(日)から8月3日(水)東京・東京国際フォーラム ホールC、8月17日(水)大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2016年06月23日今年で36年目に突入する、夏のファンタジーミュージカル『ピーターパン』(演出・振付・上演台本/玉野和紀)が東京と大阪で上演される。現在、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロインを務める高畑充希から、9代目ピーターパンとして16歳の時にバトンを受け継いだ唯月ふうか。「みんなのヒーローになりたい!」と、4年目のアツい夏が始まる。ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」チケット情報ある夜、ウェンディ、ジョン、マイケルの3姉弟は、ピーターパンと妖精のティンカーベルの導きで、永遠に子供でいられる「ネバーランド」を訪れる。四季が入り交じる不思議な島でインディアンらと存分に遊んだ3人。そろそろ家に帰ろうとした時、フック船長率いる海賊たちが現れる。なんと、ウェンディを自分たちの「お母さん」にしようというのだ。助けに来たピーターパンやインディアンのリリーを巻き込み、海賊船上で大乱闘が始まる。ピーターパンといえば、フライング。ウェンディらと夜空を旅したり、海賊との戦闘では宙を舞いながらのアクションも披露する。「妖精の粉を撒く昨年の客席フライングでは、3年目にしてようやく子供たちの表情を見られるまでになりました。歓声を上げながら舞い落ちる粉を待っているみんなの姿が嬉しくて、自分はピーターパンなんだなと改めて実感しました」座長として本番前には必ず円陣を組み、共演者らに言葉をかける。毎公演100%の喜怒哀楽を出し切るため、毎日の腹筋背筋も欠かさない。「観に来てくれる子供たちが本当にパワフルなので、そこから元気を貰いまた舞台に返せる、相乗効果がある。チームワークも万全で、出演者みんなが『ピーターパン大好き』と公演が終わる度に言うくらい。私も『もう終わりね』と言われるまで出演し続けたいとブログに書くほど、特別な思い入れのある作品です」今年は宿敵のフック船長役に吉野圭吾が初参戦。唯月にとって3人目のフック船長だ。「橋本じゅんさんには毎回のアドリブで対応力を鍛えられ、2番目の大貫勇輔さんには体格や力では敵わないので、声の大きさで勝とうと頑張っていました(笑)。吉野圭吾さんは面白い方と伺っているので、どんな仕上がりになるのか私も楽しみです」東京公演は7月24日(日)から8月3日(水)まで東京国際フォーラムホールC、大阪公演は8月17日(水)に梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケットは発売中。「子供から大人まで楽しめる作品です。劇場ではネバーランドの住人気分で、一緒にアツい夏を過ごしましょう!」取材・文:石橋法子
2016年06月21日元宝塚歌劇団月組トップスターで女優の紫吹淳が、エンターテイナーの玉野和紀が作・演出・振付を手掛けるSHOW HOUSE『GEM CLUB(ジェムクラブ)』に出演する。最近では、セレブ感覚にあふれつつも、天然の浮世離れしたキャラクターが受け、バラエティー番組でも引っ張りだこの紫吹。「街を歩いていて、『あ、何もできない人だ』と声をかけられる。テレビって怖いですね(笑)。ちょっと違うんですよ!というところを見てほしい」と舞台にかける思いを語ってくれた。SHOW HOUSE『GEM CLUB』チケット情報2003年から10回にわたりダンスやコメディなどが満載のエンターテインメントショー『CLUB SEVEN』を作り続けてきた玉野が、その要素を引き継ぐ新しいショーとして『GEM CLUB』を立ち上げる。若者たちが集まるショーハウスを舞台に、玉野がその総支配人、紫吹はオーナー役を務める。「玉野さんが私にあて書きしていらっしゃるので、厳しいながらも温かくておとぼけな人。スターを目指す若者たちの後押しをする母親的な存在です。普通のショーとは違い、泣ける場面やコメディなども盛り込まれた作品なんです」。紫吹が得意とするダンスや歌にも注目だ。「これだけ多くのダンスを披露するのは久しぶり。若い男の子たちをとっかえひっかえして踊るタンゴでは、宝塚時代はリフトをしていたのに、される側。『こうやって私を支えて』と伝授できるのは嬉しいですね」。また、ラップを歌い踊るシーンもあるという。「ラップはお経にしか聞こえなくて全然分かんないんです(笑)。そのノリを若い方々に教えてもらいたい。頑張っていますよ、もう47歳なのに(笑)。宝塚時代では、どうしたらきれいに見えるかを常に追求していて、以前ヒップホップを踊ったら、きれいすぎると言われたことがあるんです。崩すところも追求するのがヒップホップだと。玉野さんは、ジャンルを問わずダンスをおもちゃみたいな感覚で捉えられている方。苦手なラップやヒップホップを違う視点で見て踊れたら」「料理を一度もしたことがない」「洗濯を最近初めてした」などテレビで公言し、宝塚時代とは異なったキャラクターを確立している。「役者なので、舞台では役を“降ろして”作って演じています。でもバラエティーは素で、何の計算もしていない。私の何が面白いのか全然分からなくて、何で番組に呼ばれるかも分からないんですよ(笑)」と至っておおらかに答える。しかし、宝塚時代から、誰かに似ているのではなく、自身の個性を出すことにこだわってきた。「バラエティーで少しずれちゃった気もしますが(笑)、私というオンリーワンを貫いてきたことに後悔はない。この舞台で若い俳優と玉野さんと共に、新たな扉を開ける瞬間を見ていただきたいですね」公演は、3月19日(土)から4月1日(金)まで東京・シアタークリエ、4月8日(金)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、4月11日(月)愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2016年03月14日元宝塚歌劇団月組トップスターで女優の紫吹淳が、エンターテイナーの玉野和紀が作・演出・振付を手掛けるSHOW HOUSE『GEM CLUB(ジェムクラブ)』に出演する。最近では、セレブ感覚にあふれつつも、天然の浮世離れしたキャラクターが受け、バラエティー番組でも引っ張りだこの紫吹。「街を歩いていて、『あ、何もできない人だ』と声をかけられる。テレビって怖いですね(笑)。ちょっと違うんですよ!というところを見てほしい」と舞台にかける思いを語ってくれた。SHOW HOUSE『GEM CLUB』チケット情報2003年から10回にわたりダンスやコメディなどが満載のエンターテインメントショー『CLUB SEVEN』を作り続けてきた玉野が、その要素を引き継ぐ新しいショーとして『GEM CLUB』を立ち上げる。若者たちが集まるショーハウスを舞台に、玉野がその総支配人、紫吹はオーナー役を務める。「玉野さんが私にあて書きしていらっしゃるので、厳しいながらも温かくておとぼけな人。スターを目指す若者たちの後押しをする母親的な存在です。普通のショーとは違い、泣ける場面やコメディなども盛り込まれた作品なんです」。紫吹が得意とするダンスや歌にも注目だ。「これだけ多くのダンスを披露するのは久しぶり。若い男の子たちをとっかえひっかえして踊るタンゴでは、宝塚時代はリフトをしていたのに、される側。『こうやって私を支えて』と伝授できるのは嬉しいですね」。また、ラップを歌い踊るシーンもあるという。「ラップはお経にしか聞こえなくて全然分かんないんです(笑)。そのノリを若い方々に教えてもらいたい。頑張っていますよ、もう47歳なのに(笑)。宝塚時代では、どうしたらきれいに見えるかを常に追求していて、以前ヒップホップを踊ったら、きれいすぎると言われたことがあるんです。崩すところも追求するのがヒップホップだと。玉野さんは、ジャンルを問わずダンスをおもちゃみたいな感覚で捉えられている方。苦手なラップやヒップホップを違う視点で見て踊れたら」「料理を一度もしたことがない」「洗濯を最近初めてした」などテレビで公言し、宝塚時代とは異なったキャラクターを確立している。「役者なので、舞台では役を“降ろして”作って演じています。でもバラエティーは素で、何の計算もしていない。私の何が面白いのか全然分からなくて、何で番組に呼ばれるかも分からないんですよ(笑)」と至っておおらかに答える。しかし、宝塚時代から、誰かに似ているのではなく、自身の個性を出すことにこだわってきた。「バラエティーで少しずれちゃった気もしますが(笑)、私というオンリーワンを貫いてきたことに後悔はない。この舞台で若い俳優と玉野さんと共に、新たな扉を開ける瞬間を見ていただきたいですね」公演は、3月19日(土)から4月1日(金)まで東京・シアタークリエ、4月8日(金)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、4月11日(月)愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2016年03月14日オリジナルミュージカルを作り続けている玉野和紀による新たなショー・ミュージカルが誕生する。若い才能の原石(=GEM)が集うショーハウスを描いた『GEM CLUB』である。10年続いた『CLUB SEVEN』シリーズをも超えようと、稽古場では今、若き俳優たちが切磋琢磨しているようだ。相葉裕樹と矢田悠祐が、現場のその熱い空気を伝えてくれた。『CLUB SEVEN』チケット情報作品の舞台はショーハウス。玉野をはじめとするベテラン勢が店のオーナーや総支配人を演じるなか、9人の若きパフォーマーがショーを作り上げていくこの物語は、相葉によると“青春群像劇”。「“クサい!アツい!”っていう感じなんです(笑)。それがカッコいいって思ってもらえるところまでいけたら、この作品の魅力が出ると思うので。照れずにとことんクサくやりたいなと思っています」。矢田も、「各々が頑張りつつ、みんなで考えを出し合ってショーを作っていくという物語なので、本当に等身大でできるなと。自分たちが今稽古場でやっていることをそのまま反映すれば、すごくいいお芝居になるんじゃないかなと思っています」と意気込む。その稽古場では、それぞれに悪戦苦闘中だという。『CLUB SEVEN』にも出演していた相葉でさえ、「覚えることが多すぎる」と悲鳴を上げているぐらいだから、内容の密度は相当なもの。「毎日新しい振付が入ってきますし、何より、一つひとつのナンバーがハードなので、体力的にヤバい感じなんです。オープニングのM-1でもう息切れがひどいですから、本番で倒れるんじゃないかっていう(笑)」(相葉)。「僕は玉野さんの作品には初参加だし、ダンスもこれまでの舞台で勉強しただけなので、こんなにしんどいのは僕だけだと思ってて。だから、みんなしんどかったんやって安心しました(笑)」(矢田)。今は苦労の日々だが、「その大変さも、お客さんが喜んでくださることで報われる。だから、こんな地獄はもう味わいたくないと思いながら、またやっちゃうんです(笑)」と相葉。「大変そうだなと思われないように頑張りたいですし、全力でやっている姿は、観てて気持ちいいと思います」と矢田も前向きだ。新しい作品ではあるが、『CLUB SEVEN』で大人気だった「ヒットメドレー」も新たに登場する予定だとか。「『CLUB SEVEN』ファンの方も、ショーを観たことがない人も楽しめるはず」との相葉の言葉通り、これぞエンターテインメントという楽しさに満ちた作品になるだろう。公演は3月19日(土)から4月1日(金)まで東京・シアタークリエ 、4月8日(金)から4月10日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ、4月11日(月)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。取材・文:大内弓子
2016年03月07日オリジナルミュージカルを作り続けている玉野和紀による新たなショー・ミュージカルが誕生する。若い才能の原石(=GEM)が集うショーハウスを描いた『GEM CLUB』である。10年続いた『CLUB SEVEN』シリーズをも超えようと、稽古場では今、若き俳優たちが切磋琢磨しているようだ。相葉裕樹と矢田悠祐が、現場のその熱い空気を伝えてくれた。『CLUB SEVEN』チケット情報作品の舞台はショーハウス。玉野をはじめとするベテラン勢が店のオーナーや総支配人を演じるなか、9人の若きパフォーマーがショーを作り上げていくこの物語は、相葉によると“青春群像劇”。「“クサい!アツい!”っていう感じなんです(笑)。それがカッコいいって思ってもらえるところまでいけたら、この作品の魅力が出ると思うので。照れずにとことんクサくやりたいなと思っています」。矢田も、「各々が頑張りつつ、みんなで考えを出し合ってショーを作っていくという物語なので、本当に等身大でできるなと。自分たちが今稽古場でやっていることをそのまま反映すれば、すごくいいお芝居になるんじゃないかなと思っています」と意気込む。その稽古場では、それぞれに悪戦苦闘中だという。『CLUB SEVEN』にも出演していた相葉でさえ、「覚えることが多すぎる」と悲鳴を上げているぐらいだから、内容の密度は相当なもの。「毎日新しい振付が入ってきますし、何より、一つひとつのナンバーがハードなので、体力的にヤバい感じなんです。オープニングのM-1でもう息切れがひどいですから、本番で倒れるんじゃないかっていう(笑)」(相葉)。「僕は玉野さんの作品には初参加だし、ダンスもこれまでの舞台で勉強しただけなので、こんなにしんどいのは僕だけだと思ってて。だから、みんなしんどかったんやって安心しました(笑)」(矢田)。今は苦労の日々だが、「その大変さも、お客さんが喜んでくださることで報われる。だから、こんな地獄はもう味わいたくないと思いながら、またやっちゃうんです(笑)」と相葉。「大変そうだなと思われないように頑張りたいですし、全力でやっている姿は、観てて気持ちいいと思います」と矢田も前向きだ。新しい作品ではあるが、『CLUB SEVEN』で大人気だった「ヒットメドレー」も新たに登場する予定だとか。「『CLUB SEVEN』ファンの方も、ショーを観たことがない人も楽しめるはず」との相葉の言葉通り、これぞエンターテインメントという楽しさに満ちた作品になるだろう。公演は3月19日(土)から4月1日(金)まで東京・シアタークリエ 、4月8日(金)から4月10日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ、4月11日(月)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。取材・文:大内弓子
2016年03月07日俳優兼演出家であり、日本を代表するタップダンサーでもある玉野和紀が贈るショー・ステージ『CLUB SEVEN 10th stage!』が4月2日、東京・シアタークリエで開幕した。勢いのある旬の俳優を配し、幅広い層から人気を集めるシリーズだが、今回も東山義久、西村直人、中河内雅貴、相葉裕樹、佐々木喜英、大山真志、白羽ゆり、蒼乃夕妃、と実力派からイケメン俳優、元宝塚スターまで豪華なメンバーが揃った。CLUB SEVEN 10th stage!チケット情報舞台はソング&ダンスパート、スケッチと呼ばれる寸劇の数々、ストーリー性のあるミニ・ミュージカルなど、あらゆるエンターテインメントの要素を詰め込み、スピーディに展開。スケッチでナンセンスな笑いに客席を落とし、ドラマチックなダンスシーンでうっとりとさせ、ミニ・ミュージカルではホロリとさせる。舞台の勢いにあわせ観る側の感情もジェットコースターのように大きく起伏する。その臨場感はライブ・エンターテインメントの究極の楽しみだ。また人気コーナー『五十音順ヒットメドレー』では、100曲近いナンバーを数珠繋ぎで披露。音楽からCM、芸人、キャラクターなど最近のヒットのパロディが次々と登場し、観る側はお気楽に大笑いできる楽しいコーナーだが、女装に、カブリものと怒涛のように衣裳も替え演じていく俳優陣は見るからにハードそう。だがそのハードさが俳優たちのリミッターを外すのか、汗とともに俳優たちから溢れんばかりの魅力がほとばしる。今回も玉野、東山、西村らベテラン陣が様々な得意技で自分のフィールドに空気の流れを持っていけば、負けじと中河内、相葉、佐々木、大山ら若手が瞬発力良くハジケていて、素敵な表情を見せていた。アドリブ性も高く、真剣勝負でありながらも俳優たちの素の表情も垣間見れるのも、ファンにとっては嬉しいところ。2003年から始まり、今回で記念すべき10回目の公演を迎えるが、玉野によると今回は節目であり集大成とのこと。どんなジャンルであれ、ライブ・エンターテインメントが好きな人は観ておくことをおススメする。公演は4月20日(月)まで同劇場にて。その後4月23日(木)に福岡市民会館 大ホール、4月27日(月)に愛知県芸術劇場 大ホール、4月25日(土)・26日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。チケットは発売中。
2015年04月03日歌、ダンス、ミュージカル、芝居まで!舞台の感動と興奮を詰め込んだ怒涛のエンタテインメントショー『CLUB SEVEN』。記念すべき第10回公演の上演が決定した。脚本・構成・演出・振付・出演は、日本タップダンス界の第一人者でもある玉野和紀。片や、3年連続で本作への出演が決まった、中河内雅貴。ふたりに『CLUB SEVEN』の魅力や、新作への意気込みを聞いた。「CLUB SEVEN 10th stage!」チケット情報「2003年に始まって今回で12年目、10回目の公演です。最近は『CLUB SEVEN』に出るのが夢という若い子たちも出てきて嬉しいですね。キャスティングで重視するのは人間性。マサ(中河内雅貴)もそうだけど作品にかける情熱とか、テクニックより大事なものがハートにないと好きじゃない。腹割ってバカができる人間が大好きですね。そういうやつがたまに本気見せるからカッコいい。相葉(裕樹)もヒデ(佐々木喜英)も、毎日遅くまで自主練習して、最後にはヨシ(東山義久)と揃えて踊れるまでになった。作品を通して成長してもらうことが夢だったし、凄く嬉しかった」(玉野)ダンス歴15年の中河内も初参加の際は、別の主演舞台とも重なり相当苦労したと明かす。「『うぉー!覚えられない』と稽古場で吠え、本番では『できねえよ!』と無茶ぶりする玉野さんにマジギレするという余裕のなさで……。でも、もう大丈夫です!その後も玉野さんが手掛ける作品では女装、ひよこ、がん細胞まで(!)ふり幅のある役を演じさせてもらい、役者としての許容範囲が広がりました。他の現場にいっても楽ですもん。全身タイツ?全然大丈夫。むしろ着させてって感じです(笑)」(中河内)全2幕、約3時間。詳細は見てのお楽しみだが、100曲近い楽曲を歌い踊る名物コーナー『五十音順ヒットメドレー』を筆頭に、最新作でもライブ感溢れるネタを構想中だ。「『五十音~』では終盤でEXILEの歌とかを挟んでくるので鬼ですね。1公演で3kgは体重が落ちる。でもお客さんの笑顔を見ると、不思議なパワーが沸いてくる。開演前にみんなで円陣を組む瞬間も凄く好き。今日の公演もがんばろう!って思えるから。今回も玉野さんの要求に全力で応えて、出演者全員で熱く幸せな時間をお届けします!」(中河内)「お客様を楽しませるためにできることをやっていくと、だんだんバカをやることが恥ずかしくなくなる。客席がドーンと湧くと、舞台裏ではやったー!ですよね。最近は『五十音~』でもかっこよく歌った方が損といった雰囲気で、おかしいな(笑)。ショーは役を演じる演劇と違って、本人として出るので怖くもあるのですが。そこに勝負できる強者が揃いました。今回もエネルギッシュに、何でもありの作品にしたいですね」(玉野)4月2日(木)から20日(月)まで東京・日比谷シアタークリエ、4月23日(木)福岡・福岡市民会館、4月25日(土)から26日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、4月27日(月)愛知・愛知県芸術劇場大ホールにて上演。チケットは随時発売開始。取材・文:石橋法子
2015年02月05日元宝塚トップスターの紫吹淳と水夏希が、ミュージカル・コメディ『Love Chase!!』で退団後初の共演を果たす。公演に先がけ、紫吹、水、そして作・演出・振付・出演の玉野和紀に話を訊いた。ふたりが同じ舞台に立つのは、紫吹主演で行われた2000年のベルリン公演以来14年ぶりのこと。紫吹が「海外公演ということで優秀な下級生が集められたんですけど、彼女には本当に助けていただきました」と当時を振り返れば、水も「はるか上の存在だった先輩と今こうした距離感でお話できるのがうれしいです」と感慨を表す。一方それぞれと仕事をした経験のある玉野は「スタイリッシュなリカちゃんと、キレのあるミズ。ふたりとも歌って踊れて華がある、日本の演劇界にとって貴重な才能です」と賞賛の言葉を惜しまない。何より、舞台巧者同士のタッグがオリジナル・ミュージカルの担い手として数々の成果を残してきた玉野のもとで実現する意味は大きい。一から作り上げるオリジナル作品だからこそ、キャストの実力と魅力を最大限に活かしたステージを期待する観客は多いだろう。「アイデアを書き溜めてあるネタ帳の中にふたりにぴったりの設定があった」という玉野が書き下ろしたのは、天使と悪魔を中心にしたラブストーリー。地上に降りて人間との恋愛をゲーム感覚で楽しんでいた悪魔(水)と、その悪魔の行いを正すべく人間界にやってきた天使(紫吹)のバトルが、コミカルに描かれる。「恋を楽しみたい悪魔と、恋を禁じようとする天使の葛藤を通して、恋愛をするとはどういうことなのかを描きたい。成人式のニュースで、若い人の半分以上に恋人がいないと聞いて驚いたんです。歌ありダンスありの楽しいコメディですけど、観た方には恋愛についていろいろなことを感じていただけると思います」(玉野)。「悪魔なら演じたことはありますけど、天使は初めて(笑)。しかも様々な人間に姿を変えて登場するということで、演じがいがあります。私の新たな一面を引き出していただけるのではないかと、楽しみにしています」(紫吹)。「コメディは、すごく久しぶりです。お客様に心から笑って楽しんでいただくのは簡単なことではありませんが、皆さんの反応が自分の糧にもなるので、その瞬間を楽しみに待ちながら、稽古では苦しみたいと思います」(水)。ミュージカル・コメディ『Love Chase!!』は、4月9日(水)から24日(木)まで東京・シアタークリエ、5月1日(木)愛知県芸術劇場 大ホール、5月3日(土・祝)・4日(日・祝)大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。なお東京公演では、アフタートークショーを4月11日(金)・14日(月)・22日(火)(いずれも14時開演)に開催するほか、4月10日(木)・15日(火)・21日(月)(いずれも19時開演)の来場者には特製クリアファイルがプレゼントされる。チケット発売中。
2014年03月24日