「大人になったって楽しいことなんてないじゃん」と高校生の娘に言われてハッとしました。たしかに、できなくなったことや衰えていくことはよく考えますが、できるようになったことや楽しいことは考えたことがなかったからです。そこで40代になってうれしいと感じたことについて考えてみました。私が手に入れたのは「自由」です。この「自由」について私が感じたことをお話しします。★関連記事:出産後、間もなく夫が病死。ひとりで子育てに専念した15年が終わり…【体験談】せっかく大人になったのに自由はなかった大人になると、ある程度のしがらみから解き放たれ自由な時間も多くなるイメージがありました。しかし私は23歳で結婚し、子どもが生まれたこともあり24歳から子育てをしながら働いてきました。だから、思い描いていた大人の時間とは違い、自分のために使う時間はほとんどありませんでした。周りの友だちが飲み会に行った、海外旅行に行った、と楽しそうに思い出話をしてくれる中、私は夜泣きに悩まされたり、成長過程が育児本と違うことに悩んだり……と、まったく違う時間を送っていました。当たり前の話なのですが、まだ若くて未熟だったこともあり、自由にいろいろな時間を過ごしている友だちをとてもうらやましく思う時期もありました。自分の時間が作れるようになったころ最初の子どもが生まれたときも産休明けから職場復帰したことで、忙しくてドタバタな日々を送っていました。2人目も3人目も同じように産休から職場復帰してを続けて目の回るような忙しい日々を送り、気付けば末っ子も義務教育を終えていました。子どもたちが保育園、小学校、中学校と大きくなるにつれ、私の労働時間を増やすこともできるようになり、中途半端なまま終えていた仕事も、最後まできちんとこなせるようになりました。そのおかげで仕事を任されることが増え、給料も上がっていきました。このころ周りの友だちは子どもから目も手も離せない、一番手がかかる子育ての時期を迎えており、身軽になった私に「いいなぁ……」とうらやむようなことを言っていました。子どもが成長し自由に使える時間が増加現在は離婚し、「ご飯を作る時間だから帰らなきゃ」とか「そろそろ夫が仕事から帰ってくるから家にいなきゃ」といった元夫からの呪縛も解かれ、本当に自由な生活を送っています。2日連続でライブに行ったり、遠方の友だちの家に泊まりに行ったりできるのも、もうすっかり大きくなった19歳の次女と16歳の三女に留守を任せられるようになったからです。私は離婚してシングルマザーなので、子どもたちの将来への責任を負い大学や専門学校へ行くための学費を支払う準備はしています。シングルマザーで大変なことも多いですが、今までの生活に比べたら自由すぎて幸せです。野菜嫌いな元夫がいたころには考えられないほど、たくさんの野菜が並ぶ食卓からも自由を感じることができます。まとめ今までやるべきことをやってきた分、罪悪感なく自由を感じられることに改めて気付きました。これからも、親であることの責任や働く者としての責任を自覚しながら、残りの人生を私らしくわがままに生きていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/日向 くらげ一昨年に離婚。飲食業界の会社に勤めて28年。趣味は旅行と温泉巡り。
2022年10月02日結婚相談所マリーミー(本社:東京都渋谷区、代表:植草 美幸、以下 当社)は、当社で婚活中の男女を通して見えてきた、最新の婚活にまつわる社会事情について分析・発表いたします。結婚相談所マリーミー代表 植草 美幸結婚相談所マリーミー: ■「寿退社」はもはや死語1986年に男女雇用機会均等法が施行されてから、30年以上が経過しました。この法律は、職場における性差別を禁止したもので、募集や採用・昇進などの面での男女平等を定めているほか、女性の結婚や妊娠・出産などを理由にした不当な扱いも禁止されています。また内閣府の発表によりますと、1993年には約20%程度であった女性の大学進学率は、2019年には50.7%と、およそ2.5倍になっています。(男女共同参画白書 令和2年(2019年)版より )こういった社会的な背景と、「男性と同等に働きたい、キャリアを積みたい」と考える女性が増えたことにより、女性の働き方や仕事に対する価値観は、約30年でどんどん変わって来ました。2020年に内閣府から発表された年次経済財政報告の中では、1980年代後半には女性の37%程度が結婚を機に退職していたものの、2010年代前半では17%程度まで低下していることが指摘されています。まだそれ以降のデータは発表されていないものの、恐らく現状は10%以下になっているのではないでしょうか。また、総務省統計局が発表した「平成27年(2015年)国勢調査」によると、夫婦共働きの世帯は2015年には全体の65%を占めており、現状は7割を超えているでしょう。当社マリーミーでも、結婚を機に女性が仕事を退職するケースは非常に稀になっていて、もはや「寿退社」という言葉を聞くことはほとんどない状況です。■男性も「稼げる女性」を望むようになっている一方で男性側の意識の変化も大きくなっています。現在は男女共に4年制大学の進学率が5割を超えている状況で、職場でも男女同等に働いていて、女性の上司を持つ男性も多くなっているため、以前のような「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」というような考え方はなくなっています。またこの30年間、日本では平均年収がほとんどあがっていないという状況もあり、当社マリーミーでも、「パートナーにも働いてもらい、一緒に家計を支えてほしい」と考える男性がとても多くなっています。そのため、結婚を真剣に考えている男性には、「稼げる女性」が人気です。また、経済的に不安を持っている男性だけではなく、年収1,000万円を超えるような男性でも、「稼げる女性がいいです」と言うケースが増えています。やはり優秀な男性は、話が合う優秀な女性を好みますし、万一の時やお互いが好きなことをするための保険的な考え方であったり、人脈や情報を共有してお互いにさらに活躍したいと望む人もいます。「人生100年時代」と言われる今、男女問わず「稼げる力」は間違いなくある方がいい能力だと言えるでしょう。ですから当社マリーミーでも、医師や経営者や士業の女性が大人気です。■キラーワードは、「福利厚生が手厚い会社に勤めています」とはいえ、そんなに高収入の仕事につけている女性ばかりではもちろんありません。国税庁の「平成30年分民間給与実態統計調査」によると、女性全体の平均年収は293万円です。そして約4割が非正規雇用ということですので、実際はもっと低い方も多くいらっしゃるでしょう。そういう女性にアドバイスしたいのは、金額よりも、「私は長く働けます」という意思表示をすることです。特に最近、男性にモテるのは、「育休・産休が取れる、福利厚生が手厚い会社に勤めています」と言える人。つまり、結婚して子供が出来ても、職場復帰できるという環境と、その意思があることが大きなアピールポイントになるのです。もちろんそれには、男性側の家事・育児への協力も不可欠ですが、そこも含めて結婚に向けて相談していく方が大変増えています。今後も結婚相談所マリーミーは、その時々の結婚に対する考え方の変化にともない、時代に合ったアドバイスを行ってまいります。◆結婚相談所マリーミー代表:植草 美幸(うえくさ・みゆき) 経歴婚活アドバイザー、株式会社エムエスピー代表取締役。2009年、結婚相談所マリーミーをスタートして以来、12年間にわたり年間約1,000組にアドバイスを行い、業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の成婚率(※)を誇る。著書も『ドキュメント「婚活」サバイバル』など多数。(※)成婚退会者数÷全体退会者数で算出。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月19日10年のシングルマザー期間を経て再婚と出産をした私。15歳、11歳の娘たちに年の離れた妹ができました。事情があって夫とは別居中のため、現在ワンオペで毎日忙しく目まぐるしい日々を送っています。年の離れたきょうだいを育てることになり、良い面もあればつらい面もあることに気がつきました……。久々に子どもたちと向き合える日々長女が5歳、次女が1歳になったころ、前の夫と離婚しました。その後、シングルマザーとして10年間、家事や育児、仕事に追われて過ごしてきました。そんな毎日でしたが、お付き合いをしていた今の夫との間に妊娠。三女の産休と育休を機に、久しぶりに子どもたちと過ごす時間ができました。 何よりよかったのが、長女と次女との時間ができて話をゆっくり聞いてあげられるようになったこと、学校行事に参加できるようになったことです。長女は幼少期のころから反抗的で、何かとバトルの日々でしたが、産休や育休に入って一緒に過ごせるようになってからは穏やかになりました。反抗期が落ち着いたのではなく、きっと10年間の寂しさが心のモヤモヤとなって反抗的になっていたのだなと感じました。 ワンオペなのにママは3人?シングルマザー時代は時間のない毎日だったので、私が家事をしたほうが早く、長女や次女にはあまり手伝いをさせてきませんでした。そのため、子どもたちは家事が大の苦手。ひとまず三女の出産を機に、洗濯機の使い方やごはん作りを教えてみました。すると、2日程は頑張ってみたようですが、結局ごはんはコンビニや宅配で済まし、洗濯物ものはためておいても着替えはあるので問題ないとのスタンスに……。 しかし三女が笑顔を見せたりハイハイを覚えて近寄ったりするようになると、長女と次女は三女にメロメロになって家事のモチベーションが変わってきました。率先して家事や三女の面倒を手伝ってくれるようになったのです。三女もそんなお姉ちゃんたちが大好きで、私よりもお姉ちゃんがいいというときや、お姉ちゃんの抱っこで寝るということも増えていきました。 困ったことは……かなりの歳の差で妹ができたことは、子どもたちの成長にとってよかったと感じているのですが、経済面では良いとは言い難い状況です。長女の児童手当は終了し、高校は私立のため学費などが高いのです。仕事復帰に欠かせない保育園は、保育料がかかります。私の住んでいる地域では、2人、3人目は減額などがあるのですが、姉妹の年の差がありすぎるので三女は第一子扱いに……。それらの結果、毎月の学費と保育料を合わせると10万円以上がかかります。3人の子育てにはこんなにお金がかかるのか……と嘆いてしまいます。 今回の私の出産に関しては、そもそも再婚に否定的な身内から反対の声も受けました。しかし、ワンオペで大変なことも多いとはいえ、子どもたちと協力して過ごす日々の中で、子どもたちの大きな成長を感じています。たくさん話し、たくさん関わり、たくさん協力できるようになった私たち家族は一層絆が強くなったように思います。長女や次女も三女という妹の存在をとても喜んでいて、今では反対していた身内までも三女を可愛がってくれるようになりました。経済的には厳しくなりましたが、これからも四苦八苦しながらも子どもたちと協力して、心豊かで前向きな未来になるよう過ごしていきたいと考えています。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 著者:星野美月年の差3姉妹を育てるアラフォーママ。保育士資格や幼稚園教諭免許を保有。夫とは週末婚のためワンオペで育児に奮闘中。育休を機に、民間資格を取得したりWebデザインを学んだりなど新たなスキル開拓にも熱意を燃やしています。
2022年07月23日株式会社エンパブリック(東京都文京区、代表取締役:広石拓司)は、育児をしながら仕事する人の多くが抱える両立やキャリアの葛藤や課題を、他者との対話を通じて解決の糸口を自ら見つけていく対話の場「育休後カフェ®」を主宰するファシリテーターの養成講座「実践を通して学ぶ!育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方」を、育休後コンサルタント®の山口理栄氏と共同で開催いたします。『実践を通して学ぶ!育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方~育休後カフェ®・ファシリテーター講座』 実践を通して学ぶ!育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方~育休後カフェ・ファシリテータ講座(第9期) : 仕事と育児の両立は、育休や復職の支援制度の充実もありながらも、現在でも多くの人が悩んでいる課題です。また、コロナ禍を経て、改めて働き方や暮らし方を見直す人も増えています。仕事と育児の両立をプライベートな課題と考えて一人で抱え込んでしまう人も多く、職場または地域で、自身の働き方や課題を話し合える機会は、まだまだ不足しています。そこで、「仕事と育児の両立」「子育て中のキャリア」などについて話し合える対話の場をつくり、運営するノウハウやスキルを学べる「育休後カフェ®・ファシリテーター講座」を開催します。講師は、育休後コンサルタント®として、10年以上、企業向けの育休後職場復帰セミナーや管理職向け研修を実施すると共に、復職後の悩みを男女問わず当事者が集まって対話する育休後カフェ®の提唱者である山口理栄氏と、場づくりの担い手、ファシリテーター育成、ワークショップ開発の専門家でもあるエンパブリック代表の広石が担当します。また、講座では座学だけでなく、対話やワークショップの実践体験も組み合わせ、すぐに活かせる知識やスキルを習得していきます。講座修了後は、育休後カフェ®・ファシリテーターに認定され、これまでの70人以上の修了生と連携しながら活動できます。今回、育休・復職をめぐる社会情勢や企業の対応の変化に対応し、より現状にあった対話を実施できるよう講座内容をリニューアル。第1弾講座を2022年8月に開催します。開講にあたって、育休後カフェ®の可能性を体験できる山口氏主宰の育休後カフェ「『男は仕事』の呪縛を超えていくには?~夫婦で考える子育てと仕事の両立」も開催します。講座概要日時:キックオフ2022年8月6日(土)~実践ふりかえり11月20日(日)*オンデマンド動画教材による事前学習、体験会は7月に開催。参加費:28,000円(税込み)定員:30名対象者:仕事と育児の両立を考える対話を行っていきたい方、職場おいて育休を取得した女性・男性をサポートする仕組みをつくりたい方、自分の経験を活かして後輩の応援をしたい方等スケジュール・プログラム詳細: 育休後カフェ®体験会の開催概要育休後カフェ®「『男は仕事』の呪縛を超えていくには?~夫婦で考える子育てと仕事の両立」・ファシリテーター山口理栄(育休後コンサルタント®)・2022年7月31日(日)10:00~12:00オンライン開催・育休後カフェ®を体験できる場です。受講をお考えの方はご参加ください。また、公開イベントとして、一般の方の参加も可能です。詳細・申込 育休後カフェ®とは育休後カフェ®は、子育てしながら働く葛藤や不安、悩みを共有し、育児と仕事の両立、これからのキャリアについて対話する場です。育休後コンサルタント®の山口理栄氏が2011年に提唱し活動を始めました。また、株式会社エンパブリックでは、育休後カフェ®のような対話の場を広げることを目的に、場を主宰できるスキルと知識を持った育休後カフェ®・ファシリテーターの養成を、山口理栄氏と共同で取り組んできました。これまで約70名のファシリテーターを輩出し、各地で多様なテーマで育休後カフェ®を展開しています。講座情報詳細スケジュール1.事前講座(e-ラーニング)2022年7月15日から視聴開始1)産休・育休・復帰の制度・現状・課題に関する基礎知識2)育休・復職・キャリアについての対話の場づくりの基礎2.育休後カフェ®体験「『男は仕事』の呪縛を超えていくには?」7月31日(日)10:00~12:003.キックオフ・ゼミ8 月6日(土)13:00~16:004.ワークショップの実践体験(8月~11月)5.実践ふりかえりゼミ11月20日(日) 10:00~12:00講師〇山口 理栄(育休後コンサルタント ®)株式会社山口企画 代表取締役総合電機メーカーにて、2度育休を取り、部長職まで務めた後、2006年から2年間社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーに就任。2010年6月育休後コンサルタント®として独立。法人向けに毎年100件以上の育休後職場復帰セミナーや管理職向け研修を実施してきたことに加え、個人向けに2011年から育休後カフェ®を実施、47都道府県チャレンジ実施中(あと14府県)。2021年からは、青山学院大学にてITリカレント教育の企画・運営に携わる。企業の考え方も、働く親の気持ちも深く理解する「育休後」のプロフェッショナル。≪山口企画のサイト≫ 〇広石拓司(エンパブリック代表)思いのある誰もが新しい仕事をつくれる社会に向けて、対話を通して個人から始まるソーシャルイノベーションの仕組みづくり、社会課題解決型事業の開発につながる場づくりを実践。多様な担い手がコレクティブに協働して社会システムを変えていく「ソーシャル・プロジェクト」の実践ノウハウの体系化に取り組む。本プログラム開催の背景子育てと仕事の両立を「子供の成長を見守りながら、自身のキャリアについても考えたい」と前向きに考える人は増えてきています。また、産休・育休制度の広がり、働き方改革、女性管理職比率向上、コロナによる働き方の多様化等など制度や環境は整いつつあります。しかし、制度も環境も整い選択肢も増えていても、実際には、職場での気まずさや過度な配慮、思うようにならないキャリアと育児など、常に様々な不安・葛藤を感じながら、仕事や育児をしている人がほとんどというのが実態です。また、男性の育休取得者が増えてきた中で、これまで女性が味わってきた葛藤や不安を男性も感じるようになってきており、仕事と育児の両立における課題も多様化してきています。これらの育児と仕事の両立おける課題や、それぞれが抱く葛藤や悩みは、対話による他者とのコミュニケーションを通じて、自らで解決の糸口を見つけていくことができます。しかし、現状、地域においても、職場においても、家庭においても、子育てではなく「子育て中のキャリア」についてコミュニケーションをする機会はほとんどなく、そうした状況が、ますます、両立を目指す人の孤立、仕事と子育ての悩みを深くしています。キャリアや子育てと育児の両立についての価値観は多様で、正解はありません。だからこそ、多様な人が、建設的で、前向きにお互いの意見から学び合うためには、ファシリテーターの存在が欠かせません。また、ファシリテーターは、自身の価値観に偏ることなく、場の運営を行うためには、仕事と育児の両立やジェンダー平等等についての知識を持ち、視座高く場を運営することも求められます。育休後カフェ®・ファシリテーターに育休後カフェは、対話を通して、それぞれが自分らしい働き方、生き方を自らが見つけていく場です。会社概要2008年創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、地域・組織の人たちが知恵と力を持ち寄る場づくりと、社会課題解決型の事業開発や起業に役立つプログラムを提供している。商号: 株式会社エンパブリック代表者: 代表取締役広石拓司所在地: 〒113-0032東京都文京区弥生2-12-3 2階設立: 2008年5月事業内容: 地域コミュニティ醸成支援、社会起業・サステナビリティ経営の開発支援と担い手育成資本金: 400万円URL: お問い合わせ先株式会社エンパブリック担当:矢部、新村電話番号:03-6303-3195E-mail: info@empublic.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月30日現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てています。当時は共働きだったため、長男が1歳のときに仕事に復帰しました。保育園に預けて働いていたとき、上司が言ったひと言で非常にショックを受けました。子どもがいて働くことの難しさを実感した出来事です。 産休と育休を取得私は働くことが大好きで、長男の妊娠がわかったときも迷いなく産休・育休を取って復職することを決意。上司も快諾してくれました。 無事に育休も明け、時短勤務で復帰。以前と同じようにとはいかないまでも、家に仕事を持ち帰って処理したり、自分なりに工夫して一生懸命働いていたつもりでした。 先に帰宅する際も、部署の人たちには「お先に失礼します」「何かありましたらメールしてください」など声をかけるように意識していました。幸い、在宅でも仕事が可能だった環境だったため、復帰前とあまり変わらない仕事量を処理することができたのです。 上司の本音復職して2年後。子どもも保育園に慣れ、私も子育てと家事の両立が軌道に乗ったと思いひと安心。そんなある日の昼休み、部署の人たちと雑談をしていると「2人目は考えていないの?」と聞かれました。 特に深く考えずに「できれば欲しいですねー」と答えると、横で聞いていた上司が驚いた声で「えー! 2人目って……!? また休むの?」と言ったのです。ショックで何も言えず黙ってしまうと、上司は慌てたように謝りました。 大変だった育休実は上司がそんなひと言を言ってしまったのには、訳があります。私の育休中に、引継ぎをした人が体調不良のため、途中で辞めてしまったのです。次の人もなかなか決まらず、私も育休中で不在のため、上司には大変な負担をかけてしまいました。 そのため、私が何も考えずに言った「2人目」の言葉に驚いてしまったのだと思います。簡単に「2人目が欲しい」と言ってしまったことに大変後悔。同時に、働きながら職場に迷惑を掛けずに産休・育休を取ることの難しさも感じました。 その後、次男を妊娠し、家庭の事情もあり退職することになりました。上司のひと言は大変ショックでしたが、今考えればそれだけ「休まれては困る人材」と思われていたことに感謝をしています。また、軽はずみな言葉を言うべきではなかったと、大変反省しました。働きながらの2人目のタイミングは本当に難しいなと実感した体験でした。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2022年06月28日■前回のあらすじ保活を始め、保育園入所希望の申し込みが終わったが…こんにちは、宝あり子です。保育園への入所希望の申し込みが終わりましたが、0歳児クラスの途中入園に空きが出ないまま時は過ぎていきました。保育園に入れないと復職できない。でも子どもともう少し一緒にいたい。複雑な心境でした。■4月度入所希望の結果が届いたが…そしてついに4月度入所希望の結果が届きました。申し込んだ保育園、すべて入所することができず、待機児童となりました。わたしが長女を出産した当時(2015年)は1歳で保育園に入所できない場合、1歳6ヵ月まで育休を延長することができました。こうして、わたしは育休を1歳6ヵ月まで延長することにしました。■復帰のタイミングついて育休延長の手続きで会社へ行き、手続きが終了。久しぶりに同じ部署だった上司と後輩と話すことができました。現在の部署の状況や人の異動など、さまざまな話をしました。すると後輩が…。私の先輩は復職した数ヵ月に再び産休をとった際、周りから「また産休に入るなら復職しないで育休延長すればよかったのに」と、心ないことを言われていました。この発言はとてもショックで、わたしの中でずっと引っかかっていました。わたしも育休延長後に復職できたとして、またすぐ第2子の産休に入る可能性もある…。もしそれで引継ぎなどで周囲に迷惑をかけてしまうのなら、2人目の産後に復職する方が迷惑を少しでも減らせるのだろうか?それはわたしも保育園へ入所ができず、育休を延長することになったときに少し考えました。 ■本来ならどのタイミングでも産休育休を取ることができるはずだが…産休、育休は働く者の権利です。本来ならば、どのタイミングであろうと取得することができます。しかし、仕事、職場の人間関係などにより、産休育休のタイミングを考えざるをえない状況の人もいます。今年(2022年)10月から育児休業制度は改正の予定です。育休を分割して取得することができ、夫婦で育休を途中交代することもできます。しかし、改正しても取得できなければ意味がありません。やはり職場によってはまだ「育休が取得しづらい雰囲気がある」という話も耳にします。幅広い世代で意識改革が進み、男性も女性も育休を取得するのが今以上に当たり前である世の中になることを願っています。
2022年06月28日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した「義実家LINEトラブルエピソード」をご紹介します!産休に入ろうとしていたら…私は、第1子の妊娠中で産休を目前に控えていました。産休に入ったら、それまで忙しくできていなかった赤ちゃんを迎える準備をしようと考えていました。そんなとき、姑から「出産までもう少しだからってサボっていませんか?来週から仕事がお休みになると聞いています。来週からはこちら(義実家)にておじいちゃんの介護をお願いしますね。嫁のつとめですからね」とLINEが…。出典:lamireLINEを見てすぐさま親族のグループLINEにスクショを送りました。自分も嫁の立場なのに、何言ってるんだか…。日頃から意地の悪い人だと思っていたがここまでとは…あれから親族の皆さんにしぼられたようで、連絡はきていません。ゆっくり出産できそうです。(女性/会社員)利き手はどっち?息子が2歳になりスプーンやフォークを使って食事をすることが増えました。息子は右手で持ったり左手で持ったりと自分なりに持ちやすい持ち方を考えながら食事を楽しんでいて、私は右利き、左利きどちらになるのか楽しみにしながら眺めていました。ある日、義両親と食事をすることがあり、私は楽しい時間を過ごしたと思っていました。しかし、帰宅後姑から「孫は右利きなの?左利きなの?」というラインが入り私は「今はまだわかりません」と返信。すると姑は「絶対右利きにして!左利きはお金がかかります!」と訴えてきて…。それからも毎日「絶対右利きだよ!」というラインが入るようになりました。(女性/専業主婦)いかがでしたか?こんな義両親と付き合うとなると骨が折れそうですね。子どものためにも義実家とはいい関係でいたいものです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月30日皆さんは旦那さんのちょっとしたことにでもイラっとしてしまった経験はありますか? 一緒に暮らしているからこそ、些細なことでも気になってしまうものです…。 今回は「夫に対して最強にイラっとした瞬間エピソード2選」をご紹介します。産婦人科の検診産休に入ったときの話です。扶養範囲内で働いてる私は、産休、育休中に手当が出ないため全く収入がありません。産婦人科の受診代がなく、旦那に「受診代もらっててもいい?」と聞くと「産婦人科も任意だから毎回検診に行かなくてもいいんだよ?」と驚きの一言が…。多分自分が検診についていけない腹いせなのでしょうが、思わず耳を疑いました。さすがに腹が立ったので受診代とお小遣いを抜き取ってやりました。(女性/パート)タイトル毎日の夜の寝かしつけ、上の子は隣で寝ていたらそのまま寝てくれるのですが、下の子はまだ抱っこして寝かしつけをしなくてはなりません。たまに上の子も寝れなくて私の方に来ては寝そうな下の子を起こそうとします…。手伝ってもらおうと旦那の方を見るとグースカといびきをかいて寝ていて…。起こして「寝かしつけ手伝ってよ」と伝えると「無理。眠い」と言われました。私も眠いんですけど…!(女性/パート)皆さん旦那さんが原因でイラっとしてしまった経験は多々あるようです…。こうならないためにも、日々お互い思いやりの心を忘れないようにしましょうね。以上、夫にイラっと体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月01日この4月から法改正に伴いパパの育児休暇が大きく変わりました。父親育児支援専門家であり、3回の育休取得経験者である大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に、育休の取り方や育休中のポイントを解説していただきました。 パパの産休、育休とは「パパの産休」という新しい言葉を知っていますか。パパのための産後育休のことです。これまで産休というと出産したママだけのものでしたが、この春、育児・介護休業法が大きく改正され、パパも産後に育休が取れるようになりました(今年10月から)。この新しい制度は、ママの産後うつの抑止にもなり、パパ自身の成長の機会にもなるとして期待が寄せられています。 そのほか、育休制度も変わります。企業から育休取得を打診する、育休取得のレパートリーを柔軟化できるなど、大幅改正されました。 今回の改正の特徴は、「フレキシブルに取れる」ということ。例えばパパの産後育休では、産後8週間以内に4週間まで2回に分割して取得することが可能です。しかも休業の2週間前からの申し出でOKとされています。そして、労使協定が結ばれていれば、一定の条件のもと、休業中に仕事をすることも可能です。育休制度改正のポイント育休改正は2022年4月から段階的にスタートします。 2022年4月から企業は育休を取得しやすい環境を整備し、対象の従業員に制度を個別周知して取得の意向を確認することが義務化 2022年10月から・育休を分割して2回取得可能に・育休開始日を柔軟化・特別な事情がある場合は再取得可能に・「産後パパ育休」の新設 2023年4月から大企業の育休取得状況の公表が義務化 「産後パパ育休」って?育休改正のひとつとして、2022年10月からはじまる「産後パパ育休」の特徴は次のとおりです。・パパも「産休」がもらえる・産後8週間以内に4週間まで取得可能・休業の2週間前までの申し出でOK・2回に分割して取得することが可能・労使協定を結んでいれば、休業中に働いてもOK「パパの産休は『ママや赤ちゃんのために』と言われることが多いですが、パパのための育休だということを忘れないでいただきたい。パパが自分の人生を豊かにするための休暇なんです」と小崎先生は話します。 出典:「育児・介護休業法 改正ポイントのご案内 P2「育児休業の分割取得」(厚生労働省)産休育休の取り方のポイントとてもフレキシブルな「パパの産休」ですが、自由の幅が大きいだけに「どのタイミングで取ればいいかな」と迷ってしまう家庭もあるかもしれません。 厚生労働省は次のような例を挙げています。 小崎先生は次のような取り方もおすすめしています。 【パパの産後育休】・第2子以降の場合は出産後すぐ上の子がいる場合は上の子どものお世話があるので、入院中も含め、パパが子育てを担当します。退院後のママが心身の回復に集中できるメリットも。 ・退院後/里帰りから戻ってきてすぐ新しい生活が始まるタイミングは、何かと忙しくなります。いろいろなことに配慮が必要な新生児育児を産後のママと一緒に過ごします。ママの食事作り、買い物、掃除などのサポートも。 【パパの育休】・保育所に入る前後保育所に入る準備期間と慣らし保育期間中はより大人の手が必要です。慣らし保育はできるだけ子どもに負担がかからないよう、ていねいにゆっくり進めたいので、育休をとってゆとりを持ちます。 ・ママの育休のタイミングに合わせて2人で交代して育休を取ることもいいですが、あえて一緒に取って「家族の時間」を過ごすのもおすすめです。 いつ申請すればいい?パパの産後育休の申し出期限については「2週間前まで」、育児休暇の申し出期限は「1カ月前まで」となっています。でも実際に職場で2週間前に申し出てもいいものなのでしょうか。小崎先生に尋ねました。 「例えば今日申請したら2週間後には休んでいいということになります。これは与えられた権利なのですが、企業側からするとやっぱり人の手配や業務の担当の問題もあって大変になることもあるでしょう。産後育休から職場に戻ってきた時、お互いが気持ちよく戻れるような手はずを整えておいた方がいいのではないでしょうか。社会人としてのマナーです。いつ頃生まれるかは予め分かっていますから、分かっている段階で上司や同僚と話し合ったらいいのではないでしょうか。無論、緊急時もありますから仕方のない時もありますが」と小崎先生。 また、労使協定が結ばれていれば、休業中に仕事できるという制度を「うまく活用して」とアドバイスします。 「この制度を使って、『週1回、木曜日は仕事します』『在宅で火曜日の午前中はミーティングに参加します』といったように、お互い無理のない形での関係性や連絡を取ることができるといいかなと思います」 育休を取る=他者と共に生きる覚悟を持つこと新しくなった育休制度。これからは社会の空気も変わってくるかもしれません。でも「育休を取ると出世に響くから」と二の足を踏んでいる人もいるようです。そんなパパについて、小崎先生はこう言います。「ちょっと厳しいことを言うようですが、ひと月くらいの育休を“出世できない理由”にするのだとしたら、その先も出世できる人材じゃないって思うんです」 その上で、育児休暇は人生の学びの期間でもあると言います。 「育休というと休みだと思って昼間からビール飲もうとするパパもいます(笑)。資格を取ろうと勉強しようとする人もいる。どれも自由ですし否定はしませんが、子どもをよく見てほしいと思います。育休を取ることは、他者と共に生きる覚悟を持つこと。豊かに生きることです。人生の学びの期間でもある。子どもを育てることを存分に味わってほしい。それが僕の想いです」 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年04月29日4月からいよいよ変わる育児休暇制度。体制を整える企業側も準備に追われています。企業と利用側に求められることについて、専門家に解説していただきました。パパたちは、今度こそ本当に育休を取りやすくなるのでしょうか―。 世界1位の育休制度でも男性取得率は最低ランク!その背景は?2021年6月に育児・介護休業法が大きく改正されたことによって、2022年4月から段階的に施行されます。1番のポイントは、パパが育休を取りやすくなること。今回の改正では、男性の育休にとって大きな節目になると期待が高まっています。 「この改正は国の本気度が出ています。国は男性をもっと育児に参加させたい。男性に強いメッセージを送っているんです」 と解説するのは父親の育児事情に詳しい大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生です。 「OECD(経済協力開発機構)も言っていますが、日本の育児休業制度は世界で一番優れているんです。給付額が高く、長く休める。企業にもよりますが、最長3年も休むこともできるんです。こんな充実した制度は世界に類を見ない。アメリカは基本的に育休はありません。こんな素晴らしい制度をなんで利用しないの? というのが世界の日本に対する眼差しです」 充実した制度がありながら、男性の育休取得率は低迷しています。昨年、厚生労働省が公表した2020年度の調査結果によると、男性の取得率は12.65%(前年比5.17%増)と過去最高の数字を打ち出しましたが、女性の取得率81.6%(同1.4%減)と比べると、その差は歴然です。 世界経済フォーラムが公表している男女格差を測る「ジェンダーギャップ指数」においても、日本は世界156カ国中120位で、G7の中では最下位という不名誉な結果に。日本の男性の参加問題は、社会的な背景があると小崎先生は指摘します。 「やっぱり日本は、固定的性別役割分業の考えが根強い。男性は仕事を中心として、女性は家事育児という文化があります。変化はしつつあるのですが、社会の重要な決定場面に女性が極めて少ないというのが現実です。例えば政治です。海外では女性の首相が誕生していますが、日本はまだですよね。カナダやニュージーランドでは閣僚の半分近くが女性です。今の日本で男性が『育休1年取ります』と言うと、『え?1年?』となる人が多いと思います。ところが女性が『育休1年取ります』と言うと、『がんばってね』となる。それはそれぞれの中に男女意識の差があるからなんです。そういう社会の集合体として、男性が育休を取りにくい環境が根付いているのではないかと思います」(小崎先生) 日本の育休が変わる!企業が変わる!4月から段階的に導入育児・介護休業法が改正されたことにより、2022年4月より段階的にスタートします。ポイントは次のとおり。 育休制度改正のポイント1.企業は育休を取得しやすい環境を整備&対象の従業員に制度を個別周知して取得の意向を確認することが義務化(2022年4月から)2. 育休を分割して2回取得可能に(2022年10月から)3. 育休開始日を柔軟化(同)4. 特別な事情がある場合は再取得可能に(同)5. 「産後パパ育休」の新設(同)6. 大企業の育休取得状況の公表が義務化(2023年4月から) なお、2022年10月からはじまる「産後パパ育休」は次のような制度です。・パパも「産休」がもらえる・産後8週間以内に4週間まで取得可能・休業の2週間前までの申し出でOK・2回に分割して取得することが可能・労使協定を結んでいれば、休業中に働いてもOK 出典:「育児・介護休業法改正ポイントのご案内P2「育児休業の分割取得」(厚生労働省) 男性の育休が企業のイメージアップにつながる時代へ2023年4月から、大企業は育休取得状況の公表も義務化されます。新しい制度を円滑に活用するためには、企業側の意識変化が不可欠です。 「配偶者の妊娠や出産を申し出た従業員に、企業側から育休・産休制度などを個別に周知して、かつ取得意向の確認をすることが義務づけられました。これは、パパの育休産休取得の後押しになるでしょう。さらに、従業員が1,000人を超える企業は、2023年4月から育児休業の取得状況を年1回公表する必要があります。公表する内容は、『育児休業(産後パパ育休含む)の取得率』と『育児休業(産後パパ育休含む)などと育児を目的とした休暇制度(※)の取得率』。一般の人が閲覧できるよう、自社のホームぺージや厚生労働省の『両立支援のひろば』などでの公表が義務づけられているんです」 厚生労働省は事業主向けのガイドラインでは、企業側に求めることがほかにも事細かに記されています。 (事業主向け)説明資料「育児・介護休業法の改正について~男性の育児休業取得促進等~」(厚生労働省) 「これを見ると国の気合いが伝わると思います。例えば個別周知や取得意向確認の方法に関しては、基本的にはメールやFAXはだめ(労働者が希望した場合のみOK)、面談か書面交付でしっかり伝える、というところまで細かく書かれています。ほかにも細いことがたくさん。だから今、企業の担当部署は大騒ぎです。私のところへも大手企業から研修動画の作成依頼が来ています。それだけ企業も本気で向き合っているということではないでしょうか」 企業側にメリットはあるのでしょうか。 「くるみんマーク(※)もそうですが、企業が変わっていくことが、社会に求められているんです。それが結果的に企業のイメージアップになっていくし、働きやすい環境は人材育成にもつながります。また、就職活動をする際の、会社選びの指標にする人も増えるでしょう。そこを企業側がメリットとして意識していくことが大事になっていくのではないでしょうか」 ※くるみんマーク……子育てサポート企業として、厚生労働大臣の認定を受けた企業の証。 今度こそパパたちの育休取得は増える? 企業&パパママにも求められる意識改革今回の育休制度改正のキーワードは「フレキシブル」だと小崎先生は言います。 「かなりフレキシブルに個人がオリジナリティのある育休を取れるようになります。つまり、制度やシステムが多様化するということは、決して同じ生き方、同じ働き方はあり得ないということなんです」 より選択肢が増え、自由度が高まった育休制度。うまく活用するためには、パパママ自身が生き方や家族の在り方をこれまで以上に意識し、制度の知識を深めることが求められそうです。その上で、「パパの育休は取りやすくなるのでは」と小崎先生は言います。 「今までは従業員が『育休をください』と申し出ていたのが、今度は企業から『どうですか』と言う。これまでとは180度育休取得の流れは変わりますから、取りやすい雰囲気になっていく大きなきっかけにはなるとは思います。ただ、利用者側の意識変化も必要です。保育所問題や夫婦のキャリアについて考え、2人で産休育休をどう取るかを考えていく必要があります。より戦略的に自分たちの子育てに向き合う必要がある。そして社会全体がダイバーシティを意識することです」 生き方や働き方が多様化する中、産休育休制度も多様化する時代に突入しました。世界がうらやむほど手厚くフレキシブルな制度をうまく活用できるか。育ボスに代表される企業の意識改革が、社会の変化のカギとなるかもしれません。 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年04月01日ライフ・ワーク・バランスの実現をテーマとする、東京都主催のオンラインイベント「ライフ・ワーク・バランスEXPO東京2022」が2022年2月8日(火)に開催されました。当初は東京国際フォーラムでのリアルイベント及び専用ホームページを活用したハイブリッド開催の予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえ、オンラインのみでの開催となりました。2月28日(月)までアーカイブ視聴が可能で(無料の参加登録が必要)、働き方改革に先駆的に取り組む企業の経営者による講演をはじめ、パネルディスカッションや企業の取組事例などをご覧いただけます。同イベントでは、従業員が生活と仕事を両立しながらいきいきと働き続けられる職場を実現するために優れた取組を実施した中小企業等を東京都が選出した「令和3年度東京ライフ・ワーク・バランス認定企業」11社の認定企業の中から、特に取組が優れた企業を「大賞」、「優秀賞」、「男性の育児と仕事の両立推進特別賞」として表彰しました。認定企業は、株式会社インターエデュ・ドットコム、SMJ株式会社、社会福祉法人げんき、株式会社小宮商店、株式会社ダイアナ、株式会社ティアーズコンピュータ、東京西サトー製品販売株式会社、株式会社ナウイエンタープライズ、株式会社フューチャーフロンティアーズ、株式会社フレキシブル、株式会社ミラクルソリューションの11社。これらの企業による取組の発表がアーカイブで視聴できます。 大賞に選出されたのは、仕事と子育ての両立のため、「互いが家族と思い合える会社」づくりを推進してきた東京西サトー製品販売株式会社。優秀賞は株式会社小宮商店、株式会社ダイアナ、株式会社ティアーズコンピュータの3社が、男性の育児と仕事の両立推進特別賞は株式会社フューチャーフロンティアーズが受賞しています。また、2020年「女性が活躍する会社」総合ランキング1位(日経WOMAN発表)の日本アイ・ビー・エム株式会社より、社内の諮問委員会「Japan Women’s Council」のリーダーとして、女性活躍を推進する活動に取り組んでいる執行役員の川上結子氏が登壇。「ニューノーマル時代のダイバーシティ経営と働き方改革」をテーマに基調講演を行いました。川上氏は、ダイバーシティをいち早く行うことの醍醐味は、収益性、収益成長性が上がることにあると、データとともに紹介。ダイバーシティ化には、トップの強いコミットメントが必要だということも指摘しました。経営トップのコミットメントのもと、社員が主体的にダイバーシティ実現のための課題を解決する同社によるダイバーシティの取組についても発表。2021年1月から本格始動した、短いサイクルで育児休暇が取れる育児休暇パイロットプログラムについての紹介も興味深いものでした。さらに、ライフ・ワークの基盤を整えることは女性だけでなく、全社員が働きやすくなることも強調します。同イベントでは、「『男性版産休』、ホントにとれる?ハードルはこう乗り越える!」「社員がいきいきと活躍できる、理想のオフィスとは」「社員の『働きがい改革』を経営戦略へ」と、3つのテーマのパネルディスカッションを開催しました。「『男性版産休』」、ホントにとれる?ハードルはこう乗り越える!」には、小泉文明氏(株式会社メルカリ取締役President[会長])、板倉朋希氏 (株式会社テレビ朝日アナウンサー)、榎並大二郎氏(株式会社フジテレビジョンアナウンサー)、蓮見孝之氏(株式会社TBSテレビアナウンサー)が登壇。小室淑恵氏(株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長) がモデレーターを務めました。2022年10月に「男性の産休」がスタートすることが決まり、男性の育児参加を促進する施策が生まれています。しかし、「制度があっても実際には使えない」という企業は少なくありません。そのような中ですでに育児休暇を取得した経験を持つ3人のアナウンサーが育休取得のきっかけと、取得の意思を伝えた時の上司の反応、育休中どんなことをしていたかなど、自身の体験を赤裸々に語りました。2度の育休取得経験者である小泉氏は、多様な働き方の実現に向けたメルカリの制度とともに、「100%育児にコミットメントしない育休もある」と示唆します。 「社員がいきいきと活躍できる、理想のオフィス」をテーマにしたディスカッションでは、大塚葉氏(日経BP 総合研究所SDGsセンター上席研究員)をモデレーターに、二之湯弘章氏(株式会社イトーキ営業本部マーケティング統括部統括部長)と、和田武訓氏(サイボウズ株式会社チームワーク総研統括ディレクター)が理想のオフィス、理想の働き方をテーマにディスカッションを行いました。株式会社イトーキと、サイボウズ株式会社ではコロナ以前から積極的に働き方改革を行ってきています。二之湯氏は、”自席のない働き方”を3年間、実践したことを通し、ワーカーには自立、管理者には信頼が求められ、そのためにはリアルなコミュニケーションが必要だと実感。また、”自席のない働き方”の問題点は上司や同僚が目の前にいないことにあると指摘し、その解決法を提示します。ソフトウエア企業サイボウズでは、テレワークを実現するためのグループウエアやコミュニケーションツールを提供し、社員の多様な働き方を支えています。和田氏は、どこで働きたいというより、どう働きたいかということ、そして、リアルなこととバーチャルなことで情報格差を生まないことが重要なキーワードになっていることを痛感していると説きます。 「社員の『働きがい改革』を経営戦略へ」のパネリストは、石渡美奈氏(ホッピービバレッジ株式会社 代表取締役社長)と、三村真宗氏(株式会社コンカー代表取締役社長)。白河桃子氏(相模女子大学大学院特任教授、昭和女子大学客員教授、iU情報経営イノベーション専門職大学超客員教授)をモデレーターに、社員の働きがい向上を経営戦略として取り組む意義と施策、今後の課題について討論しました。出張・経費管理システムを提供する株式会社コンカーの三村氏は同社の経営戦略は働きがいを高めることにあるといったことなど、日本における「働きがいのある会社」ランキングで5年連続1位を獲得している同社の取組を紹介しました。2022年3月に創業117年を迎えるホッピービバレッジ株式会社の3代目である石渡氏は、会社を継いだ際、主戦略を人材育成にすることを決意。2019年度からは社員の自然免疫力を上げ、社員の生産性向上につなげる健康経営に取り組んでいます。その詳細と成果についても語っています。また、お二人には働きやすさを実現するために、明日から実践できることについてもアドバイスをもらっています。 各パネルの詳細はアーカイブでご覧ください(無料の参加登録が必要)。ハード面やソフト面などさまざまな角度から、安全安心に働き活躍できる環境を、事例を交えて紹介する「ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京2022」。メインステージ、東京ライフ・ワーク・バランス認定企業による取組発表、ミニセミナーのほか、「テレワーク・働き方改革」に取り組む企業や「家庭と仕事の両立支援」の事例やツールを紹介する展示エリアなど、多彩なコンテンツで仕事と暮らしの“ネクストステージ”の最先端の情報が詰まったこのホームページは、2月28日(月)まで無料で視聴が可能です。「ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京 2022」は2月28日(月)までオンライン開催中です。セミナーのオンデマンド配信、オンライン展示の視聴に当たっては登録が必要です(無料)。登録及び詳細につきましては、公式サイト をご確認ください。「令和3年度東京ライフ・ワーク・バランス認定企業」11社の認定企業の中から「大賞」を受賞したのは、「互いが家族と思い合える会社」づくりを推進してきた東京西サトー製品販売株式会社ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京2022開催概要名称ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京2022主催東京都運営協力日経BP会期 2022年2月8日(火)から2月28日(月)までオンデマンド配信・オンライン展示公式サイト ■メインステージ講演・セッション 登壇者◇ 基調講演ニューノーマル時代のダイバーシティ経営と働き方改革川上 結子 氏日本アイ・ビー・エム執行役員IBMコンサルティング事業本部ファイナンス・サプライチェーン・トランスフォーメーション担当「ニューノーマル時代のダイバーシティ経営と働き方改革」をテーマに基調講演を行った、日本アイ・ビー・エム株式会社執行役員の川上結子氏◇ パネルディスカッション「男性版産休」、ホントにとれる?ハードルはこう乗り越える!~「わが社は無理」だと日本は変わらない~小泉 文明 氏メルカリ 取締役President(会長)小室 淑恵 氏ワーク・ライフバランス 代表取締役社長板倉 朋希 氏テレビ朝日 アナウンサー榎並 大二郎 氏フジテレビジョン アナウンサー蓮見 孝之 氏TBSテレビ アナウンサー◇ パネルディスカッション社員がいきいきと活躍できる、理想のオフィスとは ~テレワークありきで考える、価値創造のための職場づくり~二之湯 弘章 氏 イトーキ 営業本部マーケティング統括部 統括部長和田 武訓 氏 サイボウズ チームワーク総研 統括ディレクターモデレーター: 大塚 葉 氏日経BP 総合研究所 SDGsセンター 上席研究員◇ パネルディスカッション社員の「働きがい改革」を経営戦略へ~コロナ禍でも持続して生産性を高める会社とは~石渡 美奈 氏ホッピービバレッジ 代表取締役社長三村 真宗 氏コンカー 代表取締役社長モデレーター: 白河 桃子 氏相模女子大学大学院 特任教授 昭和女子大学 客員教授iU 情報経営イノベーション専門職大学 超客員教授このほか、「展示エリア」「ミニセミナー」「認定企業取組発表」も視聴可能です。詳しくは、 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月18日2022年2月8日(火)より2月28日(月)までオンラインにて、「ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京2022」を開催しています。WEBにて登録後、すぐに視聴可能です!(事前登録 )。ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京 2022は、社員がいきいきと活躍できる、理想のオフィスや仕事の環境、多様な環境づくりとなるハード面や、育児や介護をしながら仕事を続ける両立の支援、女性特有の治療や病気にも対応できる仕組みづくりのソフトな面など、安全安心に働き活躍できる環境を、事例を交えて紹介するイベントです。今回のテーマは、「働き方ネクストステージ『コミュニケーションで紡ぐ仕事と暮らしの新しいカタチ』」です。本イベントでは、 2020年「女性が活躍する会社」総合ランキング1位(日経WOMAN発表)の日本アイ・ビー・エムより、社内諮問委員会「Japan Women’s Council」のリーダーとして、女性活躍を推進する活動に取り組んでいる執行役員の川上氏が登壇。 「男性版産休」をテーマに、男性の育児休業取得の課題を掘り下げて効果的な推進手法を考えるセッションや、コロナ禍でも持続して生産性を高めるため、社員の「働きがい改革」をテーマにパネリストの事例を踏まえて議論を展開するセッション、社員がいきいきと活躍できる理想のオフィスをテーマにするセッションなど、様々なテーマで企業の導入事例などを交えて議論を展開するパネルディスカッションを開催します。他にも、ライフ・ワーク・バランス認定企業が、健康経営や女性活躍、働き方改革や男性の育児と仕事の両立支援など、すぐにも役立つテーマについて受講者からの質問に答える「認定企業取組発表」や、リクハラ・リモハラ、コロナ禍での仕事と家庭の両立支援、ダブルケアやフェムテックなど13テーマに関する「ミニセミナー」、働き方改革や家庭と仕事の両立支援をテーマに事例やツールなどを集めた「展示エリア」など、様々なコンテンツで仕事と暮らしの“ネクストステージ”の最先端を情報提供します。ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京 2022は全面オンラインで実施中です!セミナーの視聴に当たって事前登録が必要です。事前登録及び詳細につきましては、公式サイト( )をご確認ください。名称ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京2022主催東京都運営協力日経BP会期 2022年2月8日(火)10:00~18:00ライブ配信2月8日(火)から2月28日(月)までオンデマンド配信・オンライン展示公式サイト ■講演・セッション 登壇者、認定企業認定状授与式(1月31 日時点)※タイトルや内容など、変更になる場合がございます。追加情報は随時、公式サイトにて発表します。◇ 10:15 〜 11:15ニューノーマル時代のダイバーシティ経営と働き方改革川上 結子氏日本アイ・ビー・エム執行役員IBMコンサルティング事業本部ファイナンス・サプライチェーン・トランスフォーメーション担当)◇ 11:30 〜 12:05令和3年度東京ライフ・ワーク・バランス認定企業認定状授与式「令和3年度東京ライフ・ワーク・バランス認定企業」に認定状を授与し、その中でも特に優れた取組をされた企業を「大賞」「優秀賞」「男性の育児と仕事の両立推進特別賞」として発表及び表彰します。◇ 12:20 〜 13:55「男性版産休」、ホントにとれる?ハードルはこう乗り越える!~「わが社は無理」だと日本は変わらない~小泉 文明 氏メルカリ 取締役President(会長)小室 淑恵 氏ワーク・ライフバランス 代表取締役社長板倉 朋希 氏テレビ朝日 アナウンサー榎並 大二郎 氏フジテレビジョン アナウンサー蓮見 孝之 氏TBSテレビ アナウンサー◇ 14:30 〜 15:30社員がいきいきと活躍できる、理想のオフィスとは~テレワークありきで考える、価値創造のための職場づくり~二之湯 弘章 氏 イトーキ 営業本部マーケティング統括部 統括部長和田 武訓 氏 サイボウズ チームワーク総研 統括ディレクターモデレーター: 大塚 葉 氏(日経BP 総合研究所 SDGsセンター 上席研究員) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月08日2022年2月8日(火)より2月28日(月)までオンラインにて、「ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京2022」を開催します。WEBにて事前登録を受け付けております。(事前登録 )。ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京 2022は、社員がいきいきと活躍できる、理想のオフィスや仕事の環境、多様な環境づくりとなるハード面や、育児や介護をしながら仕事を続ける両立の支援、女性特有の治療や病気にも対応できる仕組みづくりのソフトな面など、安全安心に働き活躍できる環境を、事例を交えて紹介するイベントです。今回のテーマは、「働き方ネクストステージ『コミュニケーションで紡ぐ仕事と暮らしの新しいカタチ』」です。本イベントでは、 2020年「女性が活躍する会社」総合ランキング1位(日経WOMAN発表)の日本アイ・ビー・エムより、社内諮問委員会「Japan Women’s Council」のリーダーとして、女性活躍を推進する活動に取り組んでいる執行役員の川上氏が登壇。 「男性版産休」をテーマに、男性の育児休業取得の課題を掘り下げて効果的な推進手法を考えるセッションや、コロナ禍でも持続して生産性を高めるため、社員の「働きがい改革」をテーマにパネリストの事例を踏まえて議論を展開するセッション、社員がいきいきと活躍できる理想のオフィスをテーマにするセッションなど、様々なテーマで企業の導入事例などを交えて議論を展開するパネルディスカッションを開催します。他にも、ライフ・ワーク・バランス認定企業が、健康経営や女性活躍、働き方改革や男性の育児と仕事の両立支援など、すぐにも役立つテーマについて受講者からの質問に答える「認定企業取組発表」や、リクハラ・リモハラ、コロナ禍での仕事と家庭の両立支援、ダブルケアやフェムテックなど13テーマに関する「ミニセミナー」、働き方改革や家庭と仕事の両立支援をテーマに事例やツールなどを集めた「展示エリア」など、様々なコンテンツで仕事と暮らしの“ネクストステージ”の最先端を情報提供します。ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京 2022は全面オンラインでの実施となります。セミナーの視聴に当たって事前登録が必要です。事前登録及び詳細につきましては、公式サイト( )をご確認ください。名称ライフ・ワーク・バランス EXPO 東京2022主催東京都運営協力日経BP会期 2022年2月8日(火)10:00~18:00ライブ配信2月8日(火)から2月28日(月)までオンデマンド配信・オンライン展示公式サイト ■講演・セッション 登壇者(1月31 日時点)※タイトルや内容など、変更になる場合がございます。追加情報は随時、公式サイトにて発表します。◇ 10:15 〜 11:15ニューノーマル時代のダイバーシティ経営と働き方改革川上 結子氏日本アイ・ビー・エム執行役員IBMコンサルティング事業本部ファイナンス・サプライチェーン・トランスフォーメーション担当)◇ 12:20 〜 13:55「男性版産休」、ホントにとれる?ハードルはこう乗り越える!~「わが社は無理」だと日本は変わらない~小泉 文明 氏メルカリ 取締役President(会長)小室 淑恵 氏ワーク・ライフバランス 代表取締役社長板倉 朋希 氏テレビ朝日 アナウンサー榎並 大二郎 氏フジテレビジョン アナウンサー蓮見 孝之 氏TBSテレビ アナウンサー◇ 14:30 〜 15:30社員がいきいきと活躍できる、理想のオフィスとは~テレワークありきで考える、価値創造のための職場づくり~二之湯 弘章 氏 イトーキ 営業本部マーケティング統括部 統括部長和田 武訓 氏 サイボウズ チームワーク総研 統括ディレクターモデレーター: 大塚 葉 氏(日経BP 総合研究所 SDGsセンター 上席研究員)◇ 16:00 〜 17:00社員の「働きがい改革」を経営戦略へ~コロナ禍でも持続して生産性を高める会社とは~石渡 美奈 氏ホッピービバレッジ 代表取締役社長三村 真宗 氏コンカー 代表取締役社長モデレーター: 白河 桃子 氏相模女子大学大学院 特任教授 昭和女子大学 客員教授/iU 情報経営イノベーション専門職大学 超客員教授このほか、「展示エリア」「ミニセミナー」「認定企業取組発表」も開催!詳しくは、 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月01日4月からパパの育児休暇が大きく変わるって知っていますか。これまで「取りづらい」とパパの育児休暇取得率が低かった日本の子育て事情。今回の育児・介護休業法改正に伴い、パパの育児参加スタイルががらっと変わるかもしれません。その背景とは? 父親の育児事情に詳しい大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に解説してもらいました。 パパの育児休暇が2022年4月から大きく変わる!?「実は日本の育休制度は、世界的に見てとても充実しているんです。期間や手当ては世界トップレベル。こんなにいいものがあるのに取ってない。取らないと損。もったいないです」と話すのは大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生。小崎先生は保育士の経験があり、自身も3人の男の子の育児で育児休暇を取得した経験があります。 しかしそんないい制度があっても「取りづらい」という根強い日本の文化があり、あまり活用されてきませんでした。今回の育児・介護休業法の改正で何が大きく変わるのでしょうか。 「これまで従業員が企業にお願いして取っていた育休ですが、4月から企業側から『ぜひどうぞ』と促すことが義務化されたんです。10月からは“パパのための産休”もスタートします」 改正の大きなポイントは“パパの休暇”にフォーカスしている点です。 「1992年から育休は制度としてあるけれど、何度か改正されてきました。意外かもしれませんが、当初から男女ともに取れる制度だったんです。ところが実際の取得率をみると、圧倒的に女性が多い。僕が育休を取った25年前は、男性の取得率は1%以下でした。その背景には男性は仕事、女性は家事育児という社会的な分業があったんです 」出典:令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-(厚生労働省) しかし2000年ごろを境に、共働き世帯が急増。現在は、圧倒的に共働きが多い状況となり、共に働き、共に育てるというスタイルがスタンダードモデルとなりました。 出典:令和3年版厚生労働白書-新型コロナウイルス感染症と社会保障-(厚生労働省) 「女性の社会進出が推奨されて、『ぜひ働いてください』ということになったのですが、気を付けないと女性ばかりが家事・育児・介護の 負担を強いられてしまう状況でした。女性の社会進出と男性の家庭進出はセットであるべきなんです。これは働いている人が自分の家族を大切にするための法律です。今回の改正で父親の立場を狙い撃ちしているのは、これまで母親の負担が重すぎたからです」 「産後うつ」や「産後クライシス」という言葉が飛び交う社会状況は、結果的に深刻な少子化を招きました。厚生労働省によると、女性1人が生涯のうちに生むと見込まれる数である「合計特殊出生率」は、2020年で1.34まで低下。育児不安の要因の一つが「男性が育児に関われていない」という現実でした。 出典:令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況「結果の概要」(厚生労働省) 次にどのように改正されたのか、具体的なポイントをみていきましょう。 新しい制度のポイントは?こうした日本の状況を打開すべく、育児・介護休業法が改正されました。具体的な制度改正のポイントは大きく2つあります。1)企業側から育休を打診することが義務化 従来の育休制度は「会社の理解がない」「言い出しづらい」という取りづらい文化があり、あまり活用されていませんでした。そんな世の中の流れを、がらっと変える仕組みが導入されました。 今まで従業員からお願いしていた育休取得が、会社から確認することが義務化され、まったく逆の流れになったのです。 改正された育児・介護休業法は、4月から段階的にスタートします。4月から始まるのは企業側から従業員への「育休の周知と取得の意向確認」です。 「社員から会社側に妊娠や出産の申し出があった場合、会社は『新しい制度や育休ありますよ』『育休を取りませんか?』とアプローチしないといけない。それが企業に義務付けられたんです。これは状況が180度転換したといってもいいでしょう。上司や同僚が『男親なのに取るの?』と言うのはハラスメント。それも明確に禁止されています」(小崎先生) 2)「パパの産休」が10月にスタート 今回の改正のもう一つの目玉が、「パパの産休」とも言われる「産後パパ育休」の新設です。育休とは別の産休で、新しく創設されました。 特徴は5つ。 1.パパも「産休」がもらえる!2.産後8週間以内に4週間まで取得可能3.休業の2週間前までの申し出でOK4.2回に分割して取得することが可能5.労使協定を結んでいれば、休業中に働いてもOK そのほか、育児休暇も今年10月から次の表の通り改正されます。 出典:厚生労働省育児・介護休業法 改正ポイントのご案内 P2 企業側の本気度が試される先ほどの表のような新しい仕組みが4月から段階的に導入されますが、企業側はどんな課題に直面するのでしょうか。 「当然ながら企業の仕事は煩雑になりますね。育休の申し出は原則1カ月前までですが、パパの産休は2週間前まで。育休の取り方も多様化します。かなりフレキシブルになるので、働き方やキャリアのあり方もフレキシブルになります。誰一人として同じ生活パターンはあり得ません。来年4月からは大企業は育休取得状況の公表が義務化されますから、企業側の本気度が試されるでしょう」 この法律の正式名称は「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」。その名の通り「育児」と「介護」がセットになっているところがポイントだと小崎先生は言います。 「これから大介護時代がやってきます。要するに、部長クラスの年齢の人が親の介護に直面するんです。育休は突然始まらないし、子どもの成長に合わせて終わりが見通せる。でも介護はいつ始まるのか、いつ終わるのかも分からない。だから今は、子育て世代だけではなく、誰もが働きやすい職場を作っていく時期です。仕事が属人化しないようチームがトレーニングするタイミングです 。育休を単に個人のものとするだけでなく、会社や組織の業務や働き方の見直しに活用できれば良いですね。」 これからはパパも“産休”を取る時代。一緒に新生児期を過ごすことで、制度を超えたメリットもあるといいます。 「育児のスタートに関わることで、子どもを育てる癖がつくんです。直接母乳をあげることこそパパにはできないけど、それ以外ならパパにもできます。子育ては大変だけど楽しい。こんな楽しいことを、ママがひとりじめするのはもったいない! 覚悟と責任をもって“パパ”を経験してほしい」 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年01月30日こんにちは、宝あり子です。長女を出産のため、産休育休を取得していました。そんな育休中のある日、主人からこう言われました。■夫の扶養に入れないと思い込んでいた私仕事を辞めたわけではありません。そして産休中は出産手当金、育休中は育児休業給付金が支給されるため、私は扶養に入れないと思いこんでいました。そう!思い込んでいたのです!!産休・育休中の主人の年末調整で、配偶者控除や配偶者特別控除を受けられる場合があるんです。(配偶者の所得によっては配偶者控除を受けることができないためご注意ください)国税庁のホームページには【控除対象配偶者となる人の範囲】として、対象になる所得金額が載っています。しかし、出産手当金と育児休業給付金は、所得金額に含まれないんです。なぜなら、出産手当金は健康保険、育児休業給付金は雇用保険から支給されるからなんです。私が産休育休中に配偶者控除が使えることを知ったのは、次女の育休が明けて復職したあとでした。長女のときも次女のときも、このことを知らずに過ごしてしまいました…。 ■年末調整で間に合わなくても確定申告で対応できるしかし、年末調整で間に合わなかった場合は確定申告で対応ができます!ちなみに還付申告は、通常の確定申告の提出期限内に提出しなくても大丈夫。還付申告をする年分の翌年1月1日から5年間以内なら、通常の確定申告の期日に関係なく確定申告書を提出できるそうです。私がこのことを知ったときは、まだ長女の産休から5年たっていなかったときでした。こうして長女の時と次女のときの産休育休中の配偶者控除申請を行いました。まとめて一気に確定申告をしたので、大変でした。もし産休育休中に配偶者控除や配偶者特別控除をされていなかった方は、ご自身が配偶者控除の対象になるかぜひ確認してみてください。もし対象となるようでしたら、5年以内でしたら間に合います!
2022年01月28日「(妊娠)9カ月で、このままいけば来月生まれる予定です」11月21日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で、出産直前であることを明かし、産休に入ることを発表したイモトアヤコ(35)。さらに内村光良(57)から子どもの性別を尋ねられて、「男の子なんです!」と語っていた。イモトは8月に同番組中で、「(妊娠)6カ月に入ったところです。珍獣ハンター、お母さんになろうかな」と話し、’19年11月に結婚した同番組のディレクター・石崎史郎氏との間に子を授かったことを公表していた。産休発表の約3週間前には、お腹も大きく経過順調な様子のイモトが目撃されている。「11月2日に都内の高級ホテルのラウンジで、北川景子さん(35)と談笑していました。新型コロナの影響で会えていなかったのでしょう。久しぶりの再会を喜んでいるようにみえましたね」(目撃客)イモトと北川は’16年のドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系)で共演し、意気投合。お互いの誕生日を祝う写真をInstagramに投稿するほど仲がいい。「何かの相談をしているようでした」と前出の目撃客は続ける。「イモトさんのお腹を北川さんが触ったり、昨年の秋に生まれた北川さんの長女の写真を一緒に見たりしていました。イモトさんは初産で心配なことを母親としての“先輩”である北川さんに尋ねて、“子育て指南”を受けている様子でしたね」’20年2月には、『イッテQ!』の企画で、有名なタロット占い師のウルスラ・ワニア氏から「あなた、子供は欲しい?赤ちゃんの姿が見えるわ」と言われて、嬉しそうな表情を見せていたイモト。今後への期待と不安から、先輩ママの北川に頼ったのだろう。その日にイモトは自身の公式Instagramを更新し、この日北川とのランチで食べたと思われるサンドウィッチとスイーツの写真と共に《#しょっぱい #あまい を繰り返す楽しいよき時間でした》とのコメントを投稿。親友へのQ(クエスチョン)で、悩みも解決!?
2021年11月25日少人数の職場ゆえ、2人目の出産の際には、他のスタッフに極力迷惑をかけないようなタイミングで産休を迎えようと計画的に妊活をしたつもりでした。ところが、根本的な知識不足によって最も人手が欲しいタイミングで出産を迎えてしまったのです。ざんげの気持ちでいっぱいだった2人目の出産体験談です。※コロナ禍前の体験談です 我慢を続けた2人目妊娠私たち夫婦は3人子どもを持ちたいと思っていたので、1人目の出産直後から2人目の妊娠をいつにしようか考え始めました。そして、1人目は1年間育休をいただいたので、復職して丸2年は我慢しようと決めました。 1人目を産んだころは私の周囲も1人目出産ラッシュ。ところが復職して1年が経ったころ、同じころに1人目を産んだ同僚たちが2人目出産ラッシュに入ったのです。幸せそうな同僚たちに焦りとうらやましさを感じ、妊活をスタートしてしまおうかと思いましたが、他のスタッフに迷惑をかけたくない一心で我慢に我慢を重ねました。 痛恨の計算ミス私の職場では8月中旬に大きな主催イベントがあり、私自身もそのイベントのなかで担当企画を持っていたため、そのイベントが終わってから産休に入るようにしたいと考えていました。イメージとしては9月中旬の出産です。 しかし、1人産んでいるにもかかわらず、妊娠0日目の数え方を完全に勘違いしていた私。しかも2人目妊活を開始してすぐに妊娠したため、出産予定日が大事なイベントのわずか1週間後になってしまったのです! やさしい職場に助けられ職場に迷惑をかけたくないと計算したはずが、最も迷惑をかけるタイミングでの妊娠となってしまった私。それでも上司含め同僚たちも笑顔で受け止めてくれ、「やりたいなら体を一番に、やれるだけやりな」と、私の判断で本番までできる範囲で関わっても良いと言ってくれました。 経過も良好だったので、一応出産予定日の3週間前には産休に入ったものの、その後も自分の体調と相談しながら担当企画の進捗を見届けさせてもらっていました。 まさかの本番まるかぶり胎児の経過も良好で、イベントの前日リハーサルにもほぼ終日立ち会い、このままイベント本番を迎えてから出産できるなと勝手に安心していました。ところが翌日の本番早朝、まさかの陣痛が! しかも気づいたときにはもう5分間隔。最も恐れていたイベントの本番と私の出産本番が丸かぶりになってしまったのです。 分娩台の上でも陣痛の痛みとイベントが無事に進んでいるかの不安とが入り交り、出産後も喜び半分、ざんげの気持ち半分という、なんともほろ苦い経験となってしまいました。 私の場合は理解のある職場だったので、大迷惑をかけてしまったにもかかわらず笑顔で祝福してくれましたが、申し訳なさが消えず、自分では素直に喜びきれませんでした。3人目こそしっかり計算をし、笑顔で職場にも報告できるような妊娠・出産を目指したいものです。 監修/助産師REIKO著者:笹谷みずき 二女の母。地方の住宅街から離れた山の中在住。現在は外勤めですが、いつかは自宅周辺の自然を活かした事業を起こしたいと目論見中。地方での出産・子育ての楽しさを伝えるべく、自身の体験談を中心に執筆中。
2021年11月25日11月7日、公式サイトで緊急搬送されていたことが発表された浜崎あゆみ(43)。同サイトによると浜崎が搬送されたのは、前日6日に名古屋で開催された『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2021-2022 A ~23rd Monster~』の公演終了後。急な体調不良を訴え緊急搬送された浜崎は、アナフィラキシーショックとの診断を受けたという。浜崎の搬送を受け、7日に予定されていた公演は急遽中止となった。その後、同日中に公式サイトで《意識不明の状態が続いておりましたが、先ほど意識が戻り現在は容態も徐々に安定して参りました。引き続き医師の指導に従い、治療に専念して参ります》と浜崎の状況が報告された。「浜崎さんは4日にも、足首の骨折をインスタグラムで報告していました。それでも6日の公演では杖や車椅子を使いながらも、曲数を減らすことなくパフォーマンスを完遂させたというのです。そのような出来事があった直後でもあり、ファンや関係者の間では浜崎さんを慮る声が相次いでいます」(プロモーター関係者)■極秘だった第1子の妊娠・出産一時は意識不明になるほど命の危機にさらされていた浜崎。歌手であると同時に2児の母でもあることから、SNS上では《お子さんも小さいから何かあっては大変!回復を祈るばかり》《子供産んだばかりだし無理しないでほしいな》といった声も寄せられている。’20年1月に第1子の出産を電撃発表し、世間をどよめかせた浜崎。そして昨年10月には第2子の妊娠を発表し、今年5月に出産を報告していた。だが浜崎はまとまった産休に入ることなく、ステージに立ち続けてきたのだ。「浜崎さんが1人目のお子さんを出産したのは、’19年11月だといいます。一方で浜崎さんは、妊娠期間中の同年5~8月に全国ツアーを開催しています。さらに出産から約1カ月後には、年末のカウントダウンライブも実施。音楽業界でも浜崎さんが妊娠・出産したという情報は流れておらず、関係者たちも驚いていました。14年ぶりとなる今回のアジアツアーも始まったばかりですが、2人目のお子さんを出産して間もないのは確か。浜崎さんは出産直後の6月と8月にも、ファンクラブ会員限定のライブを行うなど精力的に活動してきました」(音楽関係者)■ステージを創り続ける理由第1子の出産時期と報じられている’19年11月、本誌は西麻布にある高級エステ店に通う浜崎をキャッチしている。臨月を迎えていたためか、ゆったりとした服に身を包み、おなかをいたわるように歩く姿が印象的だった。「このエステ店では出産1カ月前まで受けられる妊婦向けの特別コースがあり、早期の仕事復帰を目指して出産後も通う妊婦さんも多いと聞きます」(美容ジャーナリスト)前出の音楽関係者は語る。「浜崎さんは出産に控えて、膀胱や子宮を支える骨盤底筋の維持に何より気を使っていたと聞いています。また出産直後のカウントダウンライブでは、医師や助産師が24時間態勢でサポートしていたといいます。ただ、そういったサポートがあってこそ実現したステージだとして、浜崎さんは《女性が産後すぐに動けるという事の証明では決してありません》と説明していました。“平成の歌姫”と称される浜崎さんですが、『そんな肩書きはいらない』と言うほどステージ活動に熱意を注いでいます。たとえ妊娠・出産をしたとしても、立ち止まりたくなかったのではないでしょうか」昨年は新型コロナによる影響で、ツアーが1会場を除きすべて中止となったこともあった浜崎。今年6月に実施したファンクラブ会員限定の有観客ライブは、彼女にとって491日ぶりの“リベンジ”となった。終了後、浜崎は「ステージを創り続ける理由」としてインスタグラムに次のように綴っていた。《ただひとつ、もしも叶うなら、誰かにとっての、何かにとっての、暗闇を照らすほんの少しの光になれたら。それに尽きます》’98年にデビューして以来、“The Show Must Go on”の精神でツアーやライブを休みなく敢行してきた浜崎。今はただ、心身を癒すことに専念できるよう祈るばかりだ。
2021年11月08日私は33歳で長男を出産し、働いていた会社で産休と育休を取得しました。私も夫も「子どもは2人欲しい」という希望がありましたが、長男は約1年半の不妊治療で授かっていたため、2人目も同じく治療をしようと決めていました。そして夫婦で話し合い、長男の育休中に2人目の不妊治療を始めた私の体験談を紹介します。 長男は約1年半の不妊治療で授かった夫とは30歳で結婚し、32歳のときに不妊治療のため病院に通い始めました。夫婦ともに検査結果に問題はありませんでしたが、約1年間おこなったタイミング法では妊娠せず。2回目の人工授精で妊娠し、そのとき私は33歳になっていました。 妊娠したことがうれしい半面、もう少し早く人工授精にステップアップしておけばよかった、という気持ちもありました。夫婦ともに子どもは2人欲しいという希望があったため、可能な限り1人目は早く授かりたいと思っていたためです。 職場復帰か、2人目の不妊治療をするか無事に2020年1月に長男を出産し、育休を取得しました。出産前は2021年4月に職場復帰しようと考えていましたが、実際に育児と家事に追われる毎日を過ごしていると、「仕事復帰して毎日仕事も家事もして、さらに育児が加わったら、不妊治療を再開することはできるんだろうか?」という不安な気持ちになりました。さらに一度職場復帰してすぐに妊娠した場合、復帰して間もないタイミングで産休・育休を取るのは申し訳ないという気持ちも。それならいっそのこと、今の育休中に妊娠し職場復帰をせず、そのまま2人目の産休に入れたほうが会社としても中途半端に戻ってこられるより迷惑をかけないのではないかとも考えました。 育休を延長し、2人目妊娠を目指すと決断夫婦で話し合った結果、「2022年4月に私が職場復帰できるタイミングまでは不妊治療をする」という結論に達しました。「職場復帰=子どもを保育園に預けるということ」になります。私たち夫婦は子どもの負担を考慮し、保育園に預けるころには少なくとも生後7、8カ月になっていてほしいと考えました。 そのため2021年の9月までには出産がしたい、そうなると不妊治療は2020年いっぱいまでとし、もし授からなければ私は当初の予定通り2021年4月に仕事復帰すると決心したのです。 無事に2人目を妊娠、そして出産長男が生後6カ月の2020年7月に2人目の不妊治療を開始し、今回ははじめから人工授精を選択しました。そして3回目の人工授精で妊娠が判明! 出産予定日は2021年6月で、保育園に預けるときも生後10カ月近くなっていることになるので、とても良いタイミングでの妊娠でうれしかったです。ただ妊娠中に切迫早産となってしまい、第2子は予定日より早い2021年4月生まれとなりました。それでも元気に成長してくれていて、現在生後3カ月になった長女は修正月齢で見なくてもしっかり成長曲線に入っているほどです。 育休中に妊娠し、そのまま次の子の産休に入るのはさまざまな意見があると思います。しかし私は自分の歳やキャリアを考え、授かれるのであれば育休を延長し第2子の産休・育休を取得すると決めました。ただ、自分の気持ちを優先し、会社に迷惑をかけたのも事実だと思います。来春に職場に復帰したら仕事で恩返しができるよう、しっかり働きます! 監修/助産師REIKO著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママで、長女は妊娠32週で生まれた低出生体重児。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの記事を中心に執筆している。
2021年09月21日不妊治療体験者の声を取材した連載、第5回目となる今回は、夫の不妊治療手術を経て不妊治療を乗り越えた霧野志保さん(31・仮名)の場合。なかなか授からない原因が夫側にあることが判明。夫の手術、職場のパワハラ、流産を経て、待望の赤ちゃんが誕生するまでのお話です。 「赤ちゃんを産みたい」と思える情報を届けたい。ベビーカレンダーは「べビカレ特集」として、妊娠、出産、子育てなどママたちを取り巻く現状やさまざまな課題を問題提起し、取り上げています。今回は「不妊治療」について。仕事と不妊治療の両立が難しい現代の「不妊治療への理解」について考えます。 「不妊」という問題を、夫婦どちらかが過剰に背負うのではなく、「夫婦2人の問題」ととらえ、不安や痛み、悲しみや希望を分かち合い、二人三脚で不妊治療を乗り越えた夫婦の物語、霧野志保さん(31・仮名)の場合、第3話です。 「もしかして着床出血?」気付いたのは夫だった暑さも和らぎ、今度は排卵誘発剤の自己注射を加えた、人工授精にステップアップすることになった。 朝起きてすぐ、おなかや太腿に針を刺す。夫は注射のための準備や朝の家事を手伝い、「痛いよね」「ありがとうね」と寄り添った。痛みに耐えるたび、わが子への思いを新たに噛み締めた。 そろそろ生理だなと思ったころ、出血があった。でもどうもいつもと違う。だらだらと出血が1週間続いた。 「着床出血じゃない? 妊娠したんじゃない?」と先に言ったのは夫のほうだった。 このころになると、夫も妊活に関する知識が増えていた。本やネットで勉強し、「着床出血」という現象まで知っていたのだ。でも志保さんは半信半疑だった。前回の流産を思い出すと、自宅で妊娠検査薬を使う勇気は出ない。また守りきれないんじゃないかーー。怖くて自分では確かめられず、病院へ行った。待望の妊娠! 無理解な女性管理職とも距離が置けるように「おめでとう」 医師は、温かい微笑みとやさしい声で、確かにそう言った。 「宝物が宿ったとわかった瞬間でした。心配と不安はありましたが、何があっても守りたいという思いを強く持ちました」。 妊娠がわかったのは2020年の1月。折しも、新型コロナウイルスが国内に広がり始めたころだった。職場である学校は休校になり、仕事はリモート中心の勤務体制に。職場で大きなストレスを抱えていた志保さんにとって、ベストな環境で妊娠初期を過ごすことができた。 妊娠中の家事は夫が積極的にやってくれた。休校が明けても心療内科で書いてもらった診断書を理由に休みを継続し、そのまま産休に入った。 「もう職場への不信感は、たまりにたまっていました。女性の管理職に流産を報告した時、『私はちゃんと2人育てたわよ』と言われ、いざ産休に入ろうとすると『妊娠は病気じゃないんだから』と釘を刺されました。タイミングよく産休に入ることができ、私は子どもを守らなきゃと思っていましたけど、結局おなかの子どもに守ってもらい、助けられたんです」 切迫早産で入院するも無事に出産、「すべてが報われた」産休直前の妊娠32週目。里帰り出産に備えて実家近くの産婦人科へ妊婦健診に行ったところ、切迫早産で即日入院に。コロナ禍で面会も許されず、ひとりで出産の日を迎えた。陣痛の痛みは、わが子の存在の重さだと感じた。「愛しいわが子をこの手に抱いたとき、すべてが報われたと思いました。この子のために強くあろうと思っていたけど、それは同時にこの子がいるからこそ強くなれるんだっていう確信に変わりました」 不妊治療を乗り越えるためには、支えとなる強い気持ちが大切こうして無事に不妊治療を乗り越えた志保さん。「支えとなる強い気持ちが大切」と振り返る。 「子どもが欲しいという気持ちを夫婦で共有することが大切です。なかなかデリケートな問題で話しづらいですが、恥ずかしさを捨てて、これからどうしていきたいか、子どもができたらどう育てていくかを2人で話し合って支え合い、行動することが大切です。不妊治療はどこまでやるのか、というビジョンも必要です。不妊治療はひとりだけではできないですから」 さらに「職場や社会の厳しい目や無理解にも負けない力」も大事だと続ける。 「私の場合、妊活の後半は『夫が理解してくれるからいい』『子どもを大事にできればいい』『職場はもういいや』と割り切ったらラクになりました。不妊治療に対する世間の理解はまだまだです。もしかすると、核家族化で“子どもは地域の宝”という意識が薄れているのかもしれません。補助金も制度もまだまだ足りないと思いました。でもわが子を自分の手に抱く瞬間、何ものにも代えがたい感動を知ります。いろいろ困難はあるけれど、あきらめないことが肝心です」 監修者:医師 杉山産婦人科 理事長 杉山 力一先生 著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2021年07月31日子どもが1歳のときから、時短勤務をしていた私。仕事と家庭の両立を目指して努力していたものの……。職場復帰をして業務に慣れてきたころ、耳を疑う上司の言葉に絶句……。やるせなさを感じつつ、わが身を振り返った体験談をご紹介します。 産休・育休を経て…緊張の職場復帰!私は事務職に就いており、初めての妊娠を機に産休・育休を取得しました。職場復帰を迎え、未経験の部署への配属が決まり、より高まる緊張! 実際に業務が始まると、先輩ママや理解ある上司・同僚に支えられ、やりがいを感じながら勤めることができました。 しかし、復帰時期が冬だったこともあり、子どもが頻繁に発熱。夫や親族に頼りづらい環境のため、病児保育にお世話になることに。病児保育を利用する場合、遅刻となるため、より一層スピードを意識して業務に取り組みました。 子どもの発熱…奮闘する日々職場復帰から数カ月が経ったころ、班リーダーに任命され、目標に向かってチームで取り組むことに。時短勤務中のため、日常業務と目標をこなす日々に必死! そんななか、子どもの発熱で休みをもらったり、病児保育を利用したりと、子どもにも部署に対しても申し訳なくなりました……。 しかし、上司や同僚からは温かい励ましの言葉をもらい、感謝の気持ちでいっぱいに。その分、通常時は遅れた分を取り戻そうと努力しました。 衝撃! 上司の発言に絶句… 業務に慣れてきたころ、新しい上司が着任。報・連・相をより意識しました。そのなかで、子どもの体調不良時には急を要する仕事を引き継ぎしたうえで、休みや遅刻をすると伝えました。すると「あなたのせいで、周りが残業してるんじゃないの?」と上司の回答。胸がざわつきました。 私は班リーダーとして宙に浮いた仕事については担当業務に則した担当割を決め、非効率な業務は改善または廃止するなど……不公平感を是正した業務整理をおこなったことを伝えましたが、チームの残業も把握するようにと言われ……。私は管理職ではないため、部署長に相談して事なきを得ました。 保育園デビュー時は子どもが1歳になりたてということもあり、頻繁に発熱をし、休むことも病児保育利用のために遅刻することも多々ありました。温かい言葉をかけてくれる人もいれば、心ないひと言を発する人もいて……。悔しい気持ちもありましたが、周りへの感謝を忘れず、コツコツ努力し自分自身も周りへ配慮することの大切さを感じました。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年06月30日現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てています。当時は共働きだったため、長男が1歳のときに仕事に復帰しました。保育園に預けて働いていたとき、上司が言ったひと言で非常にショックを受けました。子どもがいて働くことの難しさを実感した出来事です。 産休と育休を取得私は働くことが大好きで、長男の妊娠がわかったときも迷いなく産休・育休を取って復職することを決意。上司も快諾してくれました。 無事に育休も明け、時短勤務で復帰。以前と同じようにとはいかないまでも、家に仕事を持ち帰って処理したり、自分なりに工夫して一生懸命働いていたつもりでした。 先に帰宅する際も、部署の人たちには「お先に失礼します」「何かありましたらメールしてください」など声をかけるように意識していました。幸い、在宅でも仕事が可能だった環境だったため、復帰前とあまり変わらない仕事量を処理することができたのです。 上司の本音復職して2年後。子どもも保育園に慣れ、私も子育てと家事の両立が軌道に乗ったと思いひと安心。そんなある日の昼休み、部署の人たちと雑談をしていると「2人目は考えていないの?」と聞かれました。 特に深く考えずに「できれば欲しいですねー」と答えると、横で聞いていた上司が驚いた声で「えー! 2人目って……!? また休むの?」と言ったのです。ショックで何も言えず黙ってしまうと、上司は慌てたように謝りました。 大変だった育休実は上司がそんなひと言を言ってしまったのには、訳があります。私の育休中に、引継ぎをした人が体調不良のため、途中で辞めてしまったのです。次の人もなかなか決まらず、私も育休中で不在のため、上司には大変な負担をかけてしまいました。 そのため、私が何も考えずに言った「2人目」の言葉に驚いてしまったのだと思います。簡単に「2人目が欲しい」と言ってしまったことに大変後悔。同時に、働きながら職場に迷惑を掛けずに産休・育休を取ることの難しさも感じました。 その後、次男を妊娠し、家庭の事情もあり退職することになりました。上司のひと言は大変ショックでしたが、今考えればそれだけ「休まれては困る人材」と思われていたことに感謝をしています。また、軽はずみな言葉を言うべきではなかったと、大変反省しました。働きながらの2人目のタイミングは本当に難しいなと実感した体験でした。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2021年06月07日なかなか計画通りには進まない不妊治療。仕事をしながらの通院は、困難を極めます。治療内容によっては早退遅刻、休暇も必要になることも。仕事仲間に打ち明けられず、両立にストレスを感じる人も少なくありません。 職場には知られたくないーー。そう思って、こっそり通院した女性の物語をお届けします。ケース2、下村豊華さん(42)の場合。 総合商社で正社員管理職の下村さんは31歳で結婚。34歳で稽留(けいりゅう)流産し、手術のために入院したタイミングで多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断され、35歳で不妊治療を開始。朝6時半に家を出て不妊治療後、出社する仕事との両立で体も心も疲弊してしまいます……。 友人の妊娠出産が喜べず限界にタイミング法での妊娠を待った通院から約2年が経ち、人工授精へステップアップしないかと医師からアドバイスされた。 周囲は出産ラッシュを迎えていた。地元の仲のいい友だちから来る妊娠・出産報告。友人が出産するたび、ベビーコーナーで離乳食の食器やチャイルドシートなどのお祝い品を奮発した。次第に友人との集まりには、子どもや赤ちゃんが増えていった。 「地元の友だちはみんな大好きだけど、さすがに会うのがつらくなっていきました。おめでとうって顔では笑っていても、心では笑えなくて。親友の1人がそんな私の様子に気付いてくれて、『今は無理しなくていいんだよ』って言われ、少し気持ちが落ち着きました」 そして豊華さんは、約2年続けた不妊治療の中断を決意する。 「限界だったと思うんですよね。基礎体温に一喜一憂して、生理が来るたびに『あぁ、まただめだった』って落ち込んで。これは本人しかわからない気持ちです。タイミング法だと夫との行為も義務的になってしまって、精神的にもつらかったです。何より仕事と通院の調整がもう限界でした。一度休憩したいって先生に伝えました」 まさかの妊娠、不妊治療していたことを職場に告白 通院を休んで少し経ったころ、基礎体温がだらだらと高い日が続いた。生理も来ていなかった。もしかして……。受診するとおなかには新しい命が宿っていた。36歳の時だった。 「治療をお休みしてすぐ妊娠したので驚きました。今思えばストレスもいけなかったのかな、と。私の場合、会社にだまって通院していたことが一番つらかったんだなって気付きました」 妊娠を機に不妊治療していたことを職場に打ち明けようと決めた。本当は子どもが欲しいのに授かれず、不妊治療に踏み切れない同僚や後輩が、ほかにもいるかもしれない。会社の雰囲気が一因になっているかもしれない。ここで私が不妊治療を打ち明けることで、なにか変わるかもしれない。 まずカミングアウトしたのは、同い年と5つ下の既婚の女性社員。聞けば2人とも子どもが授からずに悩んでいたという。豊華さんが不妊治療をすすめると、2人ともすぐに専門のクリニックに通い始めた。「私が産休に入るまでは全力でサポートするから」と応援した。 豊華さんが産休に入るとき、不妊治療で通院していた2人が産休の準備に入っていた。職場の空気が変わったと手応えを感じだ。 「まぁ、社長はあんまりいい顔してませんでしたが、周りの反応は意外とやさしくて祝福してくれました。本当によかったです」 40歳目前、2人目の不妊治療へ。職場に伝えて周囲に協力を依頼 豊華さんは、無事に第1子となる女の子を出産した。育休が明けて職場へ戻ると、管理職からは事実上外されていた。やりがいを感じていたメーカーとの交渉はほぼできなくなり、女性社員が多い営業事務の教育担当になった。 もう40歳目前。2人目の妊娠を急いでいた。多嚢胞性卵巣症候群が悪化していたこともあり、体外受精を目指した。 凍結技術の進歩により、体外受精の受精卵はいったん凍結保存するケースが多い。豊華さんも凍結保存を選んだ。通っていたクリニックでは、凍結保存した受精卵を融解して移植する場合、5時間ほどかかった(※通常1時間程度。クリニックにより大きく異なる)。 「その日は1日予定を入れないでください」とも言われたため、そうなると仕事を休まなければならない。もうごまかしは利かない……周囲の助けが必要だった。今度は最初から不妊治療を同僚にカミングアウトした。 「今度は体外受精なので、もう会社の協力がないと無理!って思ったんです。最初に治療のことを打ち明け、周囲に協力をお願いしました。その代わり、同じような人がいたら私も全力でサポートしますって伝えました。産後の異動は納得できませんでしたけど、女性が多い部署になったので、伝えやすかったです」 体外受精であっても、予定通りに進まない。1回目の移植は失敗、子宮のポリープ除去手術と予想外のことが続いた。そして2回目の体外受精で妊娠。 しかし切迫流産で1カ月の自宅安静を余儀無なくされた。会社を急に休むことも、長期で休むことも多くなったが、もうあの頃のような後ろめたさはなかったという。 「私のカミングアウトによって、後輩たちが続々と不妊治療を始めていました。だからお願い! 私、休むから!って堂々と言えたんです」 2020年7月、自宅から近い大学病院で無事に第2子となる男児を出産した。42歳だった。 必要なサポートは、制度よりも「周囲の理解」と実感会社の空気は変わったが、まだ課題は残る。豊華さんが打ち明けられたのは女性社員だけ。男性からの理解は得られる気がせず、伝えられなかった。会社が組織の制度として不妊治療を応援しているのではない。周りの女性社員たちが、個人としてサポートしてくれている段階だ。 2020年の菅内閣誕生で、不妊治療の保険適用が動き出すなど、追い風が吹いている。社会が、時代が変わってきた。でもサポート制度の整備を待つよりも、周囲の理解が深まることで、当事者も協力を仰ぎやすくなると感じている。 「仕事と不妊治療の両立は本当に難しいんです。会社にだまっていることが一番つらかったです。不妊治療をすることを恥ずかしがらず、職場や同僚の協力を得て治療に臨むことができれば、妊娠にも早くつながるような気がします」 今は育児休暇中の豊華さん。仕事はこれからも続けて、さらに会社を変えていきたいと考えている。 「復帰してからの新たな目標ができました。これからは社内の女性たちが不妊治療しても出産しても働きやすい環境を作っていきたいです。『私に続けー!』という気持ちです」 【調査概要】出産のタイミング・不妊治療に関するアンケート調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2021年1月28日(木)-2月3日(水) 調査件数:2,868名 監修者:医師 杉山産婦人科 理事長 杉山 力一先生 著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2021年03月27日私は現在、長男、長女、次男の3人の子どもたちと生活している母親です。長男の産休・育休中は余裕がなく、時間の有効活用ができませんでした。その経験を踏まえ、産休・育休で持て余している時間の活用方法を紹介したいと思います。 長女のときの産休育休の活用(1年間)長女の産前休暇は、長男が間もなく2歳になるころからスタートしました。仕事に復帰するまで約1年間で何かできないかと考え、育児の合間の持て余している時間を使って、「介護職員実務者研修」を受けました。 レポートや研修会場で8回の実務を受講し、子どもや自分の体調不良時は研修先と調整をしながら研修を進めました。資格取得を目指す場合は、余裕のある日程、日程調整の可否についての確認が必要でした。 次男のときの産休育休の活用(半年間)次男のときの産前休暇は、長女のときよりも短く約半年でした。半年という期間で取れる資格のなかでピンとくるものがなく、今回は趣味を開拓することにしました。 産休に入った当初は、妊娠中に2人の育児の合間にできることとして、動きが少なく、手軽ですぐに作業を中断できる「縫製」を選びました。また、パソコンとネット環境があればできるうえに、さらに報酬もあるということで、在宅ワークサイトに登録しました。 結果、新しい趣味や時間の使い方に出合えた!次男の産休に入ってから3カ月。現在でも、縫製と在宅ワークは余った時間を使って続けることができています。縫製は、簡単なティッシュケースや子どもたちのガーゼケットから始め、今では来年の夏に向けて子ども用の甚平やワンピースに挑戦中です。 また、在宅ワークには徐々に慣れてきたこともあり、3つの業務内容に挑戦中です。自分の趣味に費やす時間が10分でもあることで、心身ともにゆとりを持つことができています。 産休や育休という時間は、自分の体調、子どもたちとの生活、家庭のことなどが一気に変化しますが、この機会を有効に使うことで、新しい趣味や時間の使い方に出合うことができました。仕事に復帰するとさらに自由に使える時間が減少したり、時間帯の変化が見られると思いますが、出合えた趣味を続けていきたいと思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:簗田智花長男、長女、次男との育児ライフを楽しむ母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2021年03月23日こんにちは、あり子です。第1子妊娠時に最初わからないことがありました。それは「おなかが張る」ということ。おなかが張るということが「このことだったのか!」とようやく分かったのは、職場で他部署の妊婦さんと話していたときでした。このときに自分が張りやすいことを知りました。そして念のため次の検診時におなかが張りやすいことを先生に伝えました。それ以降、家ではおなかが張っているとき横になるようにしました。しかし、仕事中はなかなか横になれませんでした。おなかが張るのは不安でしたが、仕事の引き継ぎも終わり無事産休に入ることができました。「ベビー用品の購入」「部屋の整理」「産まれたばかりのおいに会いに行く」「友人に会う」などやりたいこともたくさんありました。早速、新生児のおいに会いに行きましたが、かわいくてメロメロでした。と思っていた矢先…しかし幸いなことに自宅安静をして、正産期を迎えることができました。妊娠中はなにが起こるかわからないので無理してはいけないと痛感しました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2021年01月31日私は現在33歳で、長男、長女、次男の3人の子どもたちと生活をしています。私は28歳のときに結婚し、結婚後の生活のほとんどが妊娠・出産・子育て期間でした。そんな私が、産休・育休中にやっておけばよかったと後悔していることを3つご紹介します。 後悔していること その1「宿泊を伴う旅行」私たち夫婦はドライブや旅行が大好きで、ちょっとした時間を見つけては2時間程度のドライブから2泊3日程度の旅行などを楽しんでいました。 ところが、家族が増えるにつれて、お出かけの荷物準備だけを考えてもものすごい労力が必要なことを知りました。まして宿泊となると、条件の合う宿を探す、旅費や交通手段を考えるなど労力はさらに増し、現在はなかなか旅行に行けません。産休・育休中に時間を見つけて楽しんでおけばよかったと後悔しました。 後悔していること その2「楽しめる場所の開拓」子どもたちと一緒の時間はとても楽しく充実していますが、時には自分自身のリラックスタイムが欲しいと思う瞬間があります。そんなとき、近所や通える範囲内に子どもも大人もゆっくりでき、おいしいごはんを食べられる場所などがあると、心身ともにリラックスできます。 和室、個室のあるレストランや、日帰りで部屋を借りられるホテルランチなど子どもと一緒に楽しめる場所をもっと開拓しておけばよかったと後悔しました。 後悔していること その3「断捨離」家族が増えるとその分、衣類やおもちゃなどとにかく物が増えていきます。片付けの予定を立てていても、子どもが熱を出したり急な来客があったりと、なかなか予定通りにおこなうことはできませんでした。 気付けばたんすもクローゼットもパンパンで、物が入るところがない状態になっています。産休・育休の時間を使って、自分の衣類や持ち物を整理してすっきりさせておけばよかったと後悔しています。 家族が増えることは、とてもうれしいできごとです。しっかり事前準備をすることで、やっておけばよかったという後悔をできるだけ減らしたいですね。特に産前休暇をうまく活用できたらよかったと感じています。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、0歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2020年12月30日働く妊婦さんにとってはとてもつらい職場でのマタハラ。私は職場でマタハラにあい、とても悩んでつらい思いをしました。私が実際に経験したマタハラと、その時にとった対処法をご紹介します。 マタハラってなんだろう…?私は、職場で妊娠をきっかけに嫌な思いをした経験があります。悩み考えていた私は、「これはマタハラに該当するのかな?」と疑問に思いました。マタハラについて調べてみると、「職場におけるマタハラとは、妊娠・出産・子育てを理由に、職場で執拗な嫌がらせをされたり、不利益な取り扱いを受けたりすること」とありましたが、具体的にどのような行為がマタハラかという明確な定義はないようでした。 しかし、私がいろいろ調べた結果、はっきりとした定義はなくても、妊娠・出産・子育てを理由に不快な思いをさせられ、本人が「嫌だ」と感じたら、それはマタハラだと言っていいのだという結論に至りました。 実際にあった私のマタハラ体験談私はパートとして病院に就職し、職場環境に馴染んできたころに妊娠が判明。つわりで休みがちにはなりましたが、産休まで働き続けるつもりでいました。そのため、早めに出勤して仕事の準備をしたり、掃除をしたり、体調不良などで同僚に迷惑をかけてしまう分を補うように努力したつもりでした。 しかし、ある日突然、人事部長から退職するようすすめられたのです。理由は、「就職して間もないのに、つわりでしょっちゅう休まれては困るから」というものでした。 周りに迷惑がかかっていることは申し訳なく思っていた私ですが、金銭面の都合上すぐに辞めるわけにはいかず……。ストレスでおなかの赤ちゃんに影響が出てしまわないかと非常に不安でした。 私がとったマタハラ対処法まず私は、職場のハラスメント対策の窓口に相談しようと思いました。しかし、窓口の担当はなんと人事部長だったのであきらめ、労働基準監督署に相談することにしました。職場からの退職勧告の詳細を伝え、自分が退職する必要はないことを確認し、人事部長を説得するための資料を郵送してもらいました。 さらに、弁護士に相談。万が一裁判になったときのことを考え、職場での話し合いの際には、スマホのボイスメモで証拠を取りました。職場と話し合いを重ね、何とか産休に入るギリギリまで働けることになった私。産休に入る時期については、同僚の意見も取り入れて決定することで、できるだけ迷惑がかからないよう、そして次の人材確保がスムーズに進むようにしました。非常にストレスのかかる状況でしたが、職場の同僚や友人に話すことで、できる限りストレスを溜めないよう心がけました。 産院の先生から聞いた話では、ストレスはおなかの赤ちゃんにとって良くない影響を及ぼすことがあるそうです。私はマタハラを解決するには時間がかかってしまいましたが、できるだけ早期解決をし、おなかの赤ちゃんを第一に考えて、なるべくストレスを溜めないことが大切であると感じました。 監修/助産師REIKO著者:猪俣ミホコ0歳の女の子の母。はじめての子育てに日々奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を執筆している。
2020年09月05日こんにちは、あり子です。■前回の記事職場への妊娠報告のタイミングに悩んでいたら、うすうす妊娠に気づいていた課長に会議室へ呼ばれてそこで報告することに…妊娠報告をした時に課長から確認事項がありました。産後も仕事は続けようと思っていたので、産休・育休は取得する予定でした。しかし、当時1つ懸念事項がありました。それは…入社してからずっと同じ場所で勤務していたので、マイホームを購入して引っ越すことになったときに異動希望を出していました。しかしその後も異動する機会は訪れず…家と職場が近場でない現状で、産後は保育園の送迎も追加されることを考えると不安がありました。まさか復職後も異動することなく、通勤+保育園の送迎で往復4時間の日々を迎えるとはまだ知らない当時のわたし…仕事家事育児で時間がない中で、さらに通勤に時間がかかるのはつらかったです。「いつか異動できる」と先のことを考えず、異動できない場合のことはあまり考えていませんでした。当時を振り返り、マイホーム購入の引っ越しのタイミングで家の近くに転職していればよかった…と後悔しています。そして産前のことだけでなく、産休・育休の間にやれば良かったと後悔していることもあります。それは、後輩から質問されたときに伝えたことなのですが…新婚の後輩から質問されて、わたしがまず確認したこと。それはあることでした。もし家事を全然しないという旦那様がいたら…産休・育休中に夫婦で家事育児を行うのが当たり前。できなかったときはお互いをフォローするという意識改革をしたほうが良いかもしれません。でないと、復職した途端に家事育児仕事が一気に自分にのしかかってきてパンクします!(私はパンクしました)復職はつらいこともありましたし、後悔することもありました。でも総合的に考えると産休・育休を取得して良かったと思います。なんといっても、産休・育休手当が出るのはありがたい!お金大事!!そして、休んでいる間は仕事のブランクがどうしてもできてしまいます。「自分は再び働くことができるのだろうか?」と、復職が決まってから復職するまで毎日不安でした。しかし…戻る場所があるという安心感がありました。これは産休・育休を取って良かったと思えた点でした。
2020年08月23日現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てています。当時は共働きだったため、長男が1歳のときに仕事に復帰しました。保育園に預けて働いていたとき、上司が言ったひと言で非常にショックを受けました。子どもがいて働くことの難しさを実感した出来事です。 産休と育休を取得私は働くことが大好きで、長男の妊娠がわかったときも迷いなく産休・育休を取って復職することを決意。上司も快諾してくれました。 無事に育休も明け、時短勤務で復帰。以前と同じようにとはいかないまでも、家に仕事を持ち帰って処理したり、自分なりに工夫して一生懸命働いていたつもりでした。 先に帰宅する際も、部署の人たちには「お先に失礼します」「何かありましたらメールしてください」など声をかけるように意識していました。幸い、在宅でも仕事が可能だった環境だったため、復帰前とあまり変わらない仕事量を処理することができたのです。 上司の本音復職して2年後。子どもも保育園に慣れ、私も子育てと家事の両立が軌道に乗ったと思い一安心。そんなある日の昼休み、部署の人たちと雑談をしていると「2人目は考えていないの?」と聞かれました。 特に深く考えずに「できれば欲しいですねー」と答えると、横で聞いていた上司が驚いた声で「えー! 2人目って……!? また休むの?」と言ったのです。ショックで何も言えず黙ってしまうと、上司は慌てたように謝りました。 大変だった育休実は上司がそんなひと言を言ってしまったのには、訳があります。私の育休中に、引継ぎをした人が体調不良のため、途中で辞めてしまったのです。次の人もなかなか決まらず、私も育休中で不在のため、上司には大変な負担をかけてしまいました。 そのため、私が何も考えずに言った「2人目」の言葉に驚いてしまったのだと思います。簡単に「2人目が欲しい」と言ってしまったことに大変後悔。同時に、働きながら職場に迷惑を掛けずに産休・育休を取ることの難しさも感じました。 その後、次男を妊娠し、家庭の事情もあり退職することになりました。上司のひと言は大変ショックでしたが、今考えればそれだけ「休まれては困る人材」と思われていたことに感謝をしています。また、軽はずみな言葉を言うべきではなかったと、大変反省しました。働きながらの2人目のタイミングは本当に難しいなと実感した体験でした。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2020年08月03日外出自粛要請や緊急事態宣言の発令後、ベビーグッズなどを取り扱うお店が休業してしまい、必要な物を買いに行けなくなってしまいました。今回は出産を控えた私がどのようにベビーグッズや産後に必要な物を準備したのかをご紹介します。 不安と怖さで産後の準備はギリギリに設定5年間の不妊治療、体外受精後の初めての妊娠、初期に切迫流産で休職していた経緯もあり、妊娠期間中は何があるかわからない……と、不安と怖さがありました。そのため、赤ちゃんを迎える準備は無事に産休に入ることができてから……と思っていました。 2月中旬には新型コロナウイルスの感染予防として、職場から休日の外出自粛などの指示がありました。5月に出産予定だったので、この時点では産休に入ってから出産へ向けた準備をしていこうと考えていました。 外出自粛要請・緊急事態宣言でショッピングモールが休業!3月後半に産休に入り、4月前半の約2週間でベビー用品や入院準備のために買い物をする予定で夫と話していました。 ところが、4月に入って外出自粛要請や緊急事態宣言が出て、休業要請を受けたショッピングモールがすべて休業に……。オンラインショップなどで下調べはしていたのですが、実物を見て購入したいと考えていただけに予想外の展開となってしまいました。 営業している店舗とオンラインショップを頼りに準備ベビーベッドはかろうじて営業していたIKEAに行って購入。西松屋やバースデーなどは営業を続けていた店舗をまわって、できる限りベビーグッズを購入しました。そのほかはオンラインショップやSNSなどを頼りにして準備しました。また、外出できず自宅にいる時間を活用して、おもちゃを手作りしていました。 赤ちゃんを迎える準備は、産休に入ってから夫や家族としようと楽しみにしていたため、今回の新型コロナウイルスの影響でそれが叶わなくなり、少し残念な気持ちになっていました。それでもなんとか必要なものを用意でき、沈んだ気持ちも周りの人に励まされ、前向きに赤ちゃんを迎える準備ができました。 ※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! 著者:awata hina
2020年07月04日