お笑いコンビ、爆笑問題がテリー・ギリアム監督最新作『Dr.パルナサスの鏡』のプレゼンターに就任し、12月17日(木)、東京・港区のアオイスタジオでTVスポットのナレーション収録を行った。本作は、人の欲望を映し出す鏡を操るパルナサス博士の旅芸人一座の座員となった謎の青年・トニーが、悪魔に差し出す約束をした博士を娘を守るため鏡を抜けて異次元世界を旅するファンタジー。撮影中に、トニー役のヒース・レジャーが亡くなったため、ヒースの友人ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウが代役を務めた。太田光がギリアム監督の大ファンだったことからプレゼンター就任を快諾したもので、過去2度、対談しているギリアム監督について太田さんは「思った通りバカな奴だった」と毒づきながらも「(英コメディグループ)モンティ・パイソンの作家の1人で、学生時代に見ていて『お笑いでこういうのをやりたい』と憧れたんだよね」と話し、来年の抱負についても「ギリアム監督に刺激を受けるし映画撮りたいね、コメディを。元々チャップリンに憧れてきたから」と本音モード。一方、9年連れ添った妻との離婚から2か月が経つ田中裕二は「いまね、めちゃめちゃ忙しくて帰っても何時間か寝るだけだから寂しいとも何とも、何もない。年が明けて落ち着いて休みとかあるとね…。猫2匹とベッドに潜ってます。妻は僕の健康管理をしてくれていたけどいま、止める人もいなくなったから好きなものを思い切り食べたい。スイーツ、肉、揚げ物とか。一番食べたいのはチョコレートパフェ」とヤケ気味。来年の抱負について「再婚?それもそうだけど、海外旅行したいね」と声を張ったが、太田さんに「海外はダメ、俺たち帯(レギュラー番組)があるから」と叱られ「じゃ、国内。1人じゃ寂しいから誰かと…」としょんぼり。競馬予想でも知られるだけに「有馬記念で万馬券でも当てないとやってられないっすね。全力で当てにいきます」と寂しさを笑い飛ばしていた。同TVスポットは来年1月16日(土)からオンエア。同12〜14日に来日が決定したギリアム監督と、太田さんらは3度目の対面を果たす予定。『Dr.パルナサスの鏡』は2010年1月23日(土)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:Dr.パルナサスの鏡 2010年1月23日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2009 Imaginarium Films, © 2009 Parnassus Productions Inc.■関連記事:ヒースの雄姿をご覧あれ『Dr.パルナサスの鏡』貴重な特別映像を独占公開ジョニー・デップ「ファンこそ僕のボス!」ファンサービスNo.1男の面目躍如ジョニー・デップ、超高額ギャラで『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ続投か?ヒース・レジャー初主演コメディがDVD化!劇中で「君の瞳に恋してる」熱唱もコリン・ファレル、共演女優の恋人との間に男児誕生
2009年12月17日日本とフランスのアニメーション・クリエイターたちが国境を越えて手を組み、ハリウッドとはまたひと味違った形で描き出した、新感覚のフルCGアニメーション『よなよなペンギン』が12月に公開を迎える。これに先駆け、7月13日(月)に本作の製作報告記者会見が行われ、監督のりんたろうを始め、声優を務めた森迫永依、田中麗奈、爆笑問題の太田光と田中裕二が参加した。日仏のコラボ作品ということで、会見では駐日フランス大使のフィリップ・フォール氏が挨拶し、その後、監督、キャスト陣が登壇となったが、太田さんはいつもの調子でいきなり「フランス大使の話が長いですね」といきなりの暴言。気を取り直して主人公のココの声を担当した森迫さんに一言挨拶を求めるも「はいはい森迫です」となぜか太田さんが割り込み、挙句の果てに「ポニョの声を担当しました太田です」と他作品の名前まで出す始末。会場は大きな笑いに包まれた。森迫さんが演じたココは、ペンギンが大好きで、夜の街をペンギンのコートを着て歩くかわいらしい女の子。森迫さんは「純粋な心を持った、強い女の子です。友人をすごく大事にするところは見習いたいし、飛べなくても信じ続ける、あきらめないところは自分と似ていると思います」と笑顔で語った。爆笑問題の田中さんが担当したのは、意外にも悪の大魔王ブッカ・ブーの声。田中さんもこのキャスティングが意外だったのか「デーモン小暮閣下がやればイメージぴったりだと思います」と語ったが、ここでも太田さんが神妙な顔つきで「田中は僕のバーターで役をもらってるので、その辺のところはあまり触れないでください」とまぜっ返していた…。田中さんはさらに、以前にも共演経験のある森迫さんについて「久々に会ったら身長が僕と変わらないくらいに伸びていてショックです」と驚いた様子で語った。田中麗奈さんは、ココの親友の男の子・チャリーを演じたが「(男の子を)演じることはなかなかないので嬉しいです。いつも怯えて、ドキドキして自信なさげな男の子なので、“男らしさ”よりも“かわいらしさ”を意識して演じました。『キャッ!』と言ったりするちょっとした反応などで、女の子っぽくなってしまい、その辺を男の子っぽくするのが難しかったです」とふり返った。そして散々、他人の発言に割り込んでいた太田さんだが、自身が演じるのは、適役と言えそうなひねくれ者のザミー。いざ、自身の役柄の説明になると「まだアニメを観ていないのでよく分からないですが」ととぼけ、さらには「この『“なよなよ”ペンギン』ですが…」とタイトルすらまともに覚えていない様子。「りんたろう監督とはいろんな話をしました。ときどき宮崎駿の悪口を言ったりして」と最後まで毒舌ぶりは健在だった。そのりんたろう監督は作品について「世界の誰もが観たことのない作品になっています。フルCGの王道と言えばピクサーですが、彼らに追従してもかなわない。50年以上の日本の2Dアニメのノウハウ、日本のDNAで新しいものを作りました。絵本が動き出します!」と力強くアピールした。『よなよなペンギン』は12月、全国にて公開。■関連作品:よなよなペンギン 2009年12月、新宿ピカデリーほか全国にて公開
2009年07月14日