母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。思いのほか、たくましい志乃の姿を田端は見つめながら、志乃の整った部屋、揃えられた食器を目にし、大切に育てられてきたであろうことを実感するのでした。■前回のあらすじ先輩・田端の言葉に「私にできるかな」と落ち込む志乃。面倒になった田端は。「あと7人と付き合って痛い目みたら?」と声をかけると…。志乃は、意外にもたくましい言葉を返すのでした。■「先輩目指して足掻いてみます」! ■志乃との関係を通して感じた変化苦手意識を感じていた志乃との関係を通して、自身の成長を感じる田端。一方、田端に励まされた志乃はその後…!?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2024年01月01日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。志乃の失恋に対して、自分のダメさに気づき、足掻くチャンスをもらえたことから、「おめでとう」の失敗なのだと、田端は説明します。■前回のあらすじ今回の志乃の失恋に対して「おめでとう」の失敗だと声をかける田端。「ダメな自分に気づいたら足掻くしかないでしょう?」と、失敗を前向きに捉える言葉をかけるのでした。■「自分にできるかな…」、自信のない志乃 ■志乃の整った部屋を見て…志乃からの眩しすぎる一言。さらに続く言葉に田端は自分の中の変化を感じるのでした。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月31日■前回のあらすじ元から強い人間だと思っていた田端が、たくさん悩んで考えていることがわかって安心したと話す志乃。人の顔色ばかり気にしていた自分は騙されて当然だと話す彼女に田端は、「おめでとう」の失敗なのかもと声をかけるのでした。母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。パートナーと上手くいかない話をしただけなのに、志乃から「なんだか嬉しい」と笑顔で言われ、戸惑う田端。志乃の真意とは?■田端の言う「おめでとう」の失敗とは? ■自分のダメに気づいたら…!困った表情でうつむく志乃。彼女が考えていたこととは…!?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月30日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。最近は「相手を責めず自分に嘘をつかない言葉を言おう」と気を遣うように変化したと話す田端。しかしパートナーとの関係は手強くまだまだ修行中と語る彼女に、志乃は嬉しさを感じるのでした。■前回のあらすじこれでも昔に比べて気を遣うようになったと話す田端。友達は対処できるようになってもパートナーは手強いと、悩む姿を見せます。そんな彼女の姿に志乃は「なんだか嬉しいです」とにっこり笑顔で伝えるのでした。■何が嬉しいのだろう…!? ■田端の言葉がチクリ…田端の言う「おめでとう」の失敗とは?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月29日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。人に嫌われるがの怖いと話す志乃に対して、キツいことを言って嫌われることが多いという田端。しかし彼女は人に嫌われることについて持論を語るのでした。■前回のあらすじ田端の恋愛観を聞いて、「すごい」と称賛する志乃。人に嫌われるのが怖くて、どうしたら人に好かれるかばかりを考えていたと話すのでした。嫌われるのは平気なのかと問われた田端は、「心にない事を言って自分を嫌いになるほうが苦しい」と口にするのでした。■田端の嫌われる勇気に志乃は… ■現在進行形でお悩み中の田端…悩む田端の姿を見て、「嬉しい」とにっこりする志乃。そう語る彼女の本心とは?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月28日■前回のあらすじ「好きでたまらない状態で付き合ったことがない」と話す先輩・田端。それよりも「この人といる自分、良い感じだな」と思えるのが重要と語る彼女を志乃は口をあんぐりと開けて、見つめるばかりなのでした。母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。その人が好きでたまらなくて付き合ったことがないと話す田端。それよりも「この人といる自分、良い感じだな」と思える方が重要と話すのでした。■黙り込んでいた志乃は開口一番… ■人に嫌われることへの田端の持論人に嫌われるより、自分を嫌いになるほうが苦しいと話す田端。その言葉に志乃は…!?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月27日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。恋愛に天才なんていないと話す先輩・田端は、「とりあえず5人位と付き合ってみたらいいんじゃない?」と志乃に提案するのでした。■前回のあらすじ「初めて付き合った人と上手くいこうとする方がおこがましい」と志乃に声をかける田端。とりあえず5人くらいと付き合ってみたら? と軽く提案すると…。志乃から田端の恋愛に質問が及ぶことに。■先輩・田端の恋愛事情とは… ■彼女が語った率直な恋愛観田端の言葉に口をあんぐりと開けて、固まる志乃。そして彼女が開口一番、口にした言葉とは?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月26日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。志乃からの思いがけない質問…。恋愛マスターでもない田端に恋愛相談を投げかけた理由を問うと…!?■前回のあらすじ「どうしたら悪い男の人に気づけますか?」と志乃に問われた田端。あまりに唐突な質問に「私のことを何だと思ってるの」と困惑の色を滲ませると、志乃からは思ってもいないかった言葉が返ってくるのでした。■初めての恋が上手くいくなんて… ■田端のざっくりな提案…「5人くらい付き合ってみたら」という田端のアドバイスに、「たくさんお付き合いして今の彼に辿り着いたんですか?」と質問する志乃。田端の恋愛観とは…?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月25日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。志乃から事情を聞いた田端は、志乃を慰めようと必死に言葉を搾り出すも…。あまりの慰めスキルのなさにゲンナリとするのでした。■前回のあらすじ志乃から事情を聞き、なんて声をかけてよいのか悩む先輩・田端。色んな角度から志乃に言葉をかけるも、自身の慰めスキルのなさを実感。やっぱり「女の子」は苦手だと思うのでした。■自分にできることはないと感じ… ■志乃の本音を聞いてみると…明らかに現実を理解していない志乃の様子に心配になる田端。さらにこの後、志乃の発言に唖然とさせられるのでした。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月23日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。セクハラまがいの発言にも喜び、あまりにも「女の子」な志乃のふるまいにドン引きする田端。しかし志乃に対して否定的な視線を向けていたはずが、いつの間にか志乃に懐かれてしまい…。■前回のあらすじ「いいお嫁さんになるよ」と言われ、喜ぶ志乃の姿に唖然とする先輩・田端。彼女の振る舞いを全て気持ち悪いと思っていたけれど…。思いがけず志乃に懐かれることになるのでした。■お見舞いに訪れた先輩・田端… ■あまりに変わり果てた姿に…ただごとではないと察した田端は、自分でも思いがけない行動に出るのでした。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月21日三宅裕司が主宰を務める「劇団スーパー・エキセントリック・シアター」の最新作となるミュージカル・アクション・コメディー『ラスト★アクションヒーロー ~地方都市に手を出すな~』が10月19日(木)よりサンシャイン劇場にて上演される。10月上旬に行われた通し稽古の見学に足を運んだ。公安特殊部隊の風見(長谷川慎也)は、極秘に開発された超小型スーパーコンピュータの回収の命を受け、ある地方都市へと赴き、TV番組の撮影に来たクルーを装い町に潜入する。すでに町には、世界で暗躍するスパイ組織「サムライ・ブルー・ミッション」の腕利きのスパイ・影谷(栗原功平)が同じ目的で潜入しており、町の人々を巻き込みつつ、水面下での攻防が展開する。今回の物語の舞台はどこか牧歌的な雰囲気が残る地方都市。“地方都市”と“スパイアクション”という2つのワードのギャップの激しさが桁違い、まさにこの落差が物語に面白みを与えている。『ラスト・アクション・ヒーロー』と聞くと、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のハリウッドのアクション大作映画を思い出す人も多いかもしれないが、本作もアクション満載!公安特殊部隊の訓練に始まり、町の若い女性たちが結成した“アクションサークル”のパフォーマンス、そして公安とスパイ組織が繰り広げる戦いなど、全編にわたって「これぞスーパー・エキセントリック・シアター!」とも言うべき質の高いアクションが展開する。特にクライマックス、風見と影谷が互いの意地とプライドをかけた壮絶な戦いは、ハリウッド大作も顔負けだ。また “ミュージカル”と“コメディー”と銘打っているだけあって、随所に歌唱あり、笑いもありの2人のやりとりは、SETファンが待ちに待った爆笑コーナーの復活だ。芝居なのかアドリブなのか、劇団を44年引っ張ってきたコメディセンスを見せつける。一方で、物語の肝となる、超小型スーパーコンピュータの行方に関しては、世相や社会情勢なども巧みに取り入れた意外な結末となっており、歌にアクション、笑いにドラマと存分に楽しめる作品になりそうだ。取材・文:黒豆直樹
2023年10月18日私の憧れの職場が、先輩が崩れていく…。幼い頃から憧れていた、念願のウェディングプランナーになった一華さん。入社した小さなウェディング会社は、アットホームな雰囲気でみんな仲良く働いている、理想的な職場でした。そこで出会った社内No.2の千春さんを一華さんはとても尊敬し、「いつか自分も千春さんのようになりたい!」と思っていました。しかし―…。会社に社長の元同僚だという田端さんが入社し、早々に千春さんと交際宣言。はじめは歓迎ムードだった社内も、言動がおかしくなる2人にかき回されて最悪な雰囲気になり、その影響は社外へも。ついに社長が核心に切り込むのですが…!?がんばりたいのに、先輩の社内恋愛によって自分の居場所が壊されていく…そのときあなたはどうしますか?■前回のあらすじ千春の客を引き継いだものの、急な担当変更に戸惑ったのか解約されてしまった。さらに会社の悪い口コミが増えているのを見た一華は社長に内容を報告。社長は千春と田端に詳しく事情を聞く。すると田端は突然「千春に脅された」などと言い出した。まるで千春さんから誘惑し、職権乱用のもと付き合いを迫ったかのように語った田端さん。千春さんからしたら、さっきまで一緒に休暇を過ごそうとしていた恋人が、急に手のひらを返して自分を悪者にし、社長にすり寄ったのです。田端さんが脅されていたとは、従業員一同誰も思えません。楽しそうにお付き合いされていたように見えました。結婚も匂わせていたという田端さんの、信じられない言葉の数々…。いったいどういうつもりなの?田端さんは社長がスカウトしたわけではなく、数年ぶりに社長のもとに連絡が来て、就職の相談に乗ったかたちで入社したと聞きました。まさか、その連絡の時点で田端さんには思惑があったの…?次回に続く(全17話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 徳永 /イラスト・ ふゆ
2023年10月01日10月1日から始まるインボイス制度をめぐって、実業家の田端信太郎氏(48)がX(旧Twitter)で持論を展開したが、その内容が波紋を呼んでいる。売り手が買い手に対して、正確な適用税率や消費税額等を伝えるインボイス。インボイスの発行には税務署への登録が必要だが、売上高が年1千万円以下の免税事業者が登録する場合には新たな税負担が生じることから反対の声も強く上がっており、9月25日には首相官邸前で反対集会が行われた。クリエイティブディレクターの辻愛沙子(27)も9月22日、Xで《改めて言いますが、#インボイス制度に反対します》と表明。すると25日、田端氏はそれを引用する形でこう投稿したのだ。《たかが、インボイス導入ぐらいで、未来を失われるような才能なんか、クソ二流三流だわ。》26日にも田端氏は《イラストレーターとか、夢を追うのも自由だが、そもそもインボイス導入で困る人って作品に需要がない。つまり才能がない。介護・外食など人手不足な業界は幾らでもある。イラストは趣味でやれ。プロ辞めろ》と投稿。《インボイス程度で、廃業になってしまうクリエイターの皆さん。牛丼屋で働け!それが嫌なら、生活保護を受けながら、ネットで成果物を発表してたらいいんじゃね?》とも綴った。辻は、制度開始直前に反対派の集会が行われていることについて《これまでもずっと反対署名や活動は行われてきていますよ》《ただ、ここに至るまで、政府が市民の声を無視し続けているだけです》と投稿。すると田端氏は、インボイス制度の導入が16年に決定されていたことを引き合いに出し、《もう7年前にインボイス導入が決まってから、何回も国政選挙あったけど、自民党が負けてない時点で、民意は示されてますよ》と反論。《インボイス導入は、とっくの昔!7年前から決まってたし、そのことも公開済!それから選挙も何回もあったの!反対はいいけど、間際の今ごろになって騒いでさwお前ら、どんだけ計画性と戦略性ないんだよwどうみても仕事できねえ奴らだ夏休みの宿題を8/31に急にやり出すようなガキの駄々こねだわ》とも投稿した。このように“インボイス反対派”を厳しく批判した田端氏の主張が物議を醸している。《あなたのいう才能の定義は売れるか売れないかなのだろうけど、今売れてる人でも売れてない時期があったり、売れてる人が今迄参考にした作品の中にはまだ売れてない人の作品があったり、世界はそこまで単純ではないのです。》《今有名になっている才能ある漫画家、クリエイター、声優、役者、アーティストなどなど…みんな最初は年収1000万以下の事業者だったわけだからこれは才能の有無とは関係ない。 インボイスはこれから出てくる才能ある人達の可能性を奪う制度だということは事実。》《インボイス制度で夢を諦める人の気持ちわからんのか。。。。》
2023年09月26日私の憧れの職場が、先輩が崩れていく…。幼い頃から憧れていた、念願のウェディングプランナーになった一華さん。入社した小さなウェディング会社は、アットホームな雰囲気でみんな仲良く働いている、理想的な職場でした。そこで出会った社内No.2の千春さんを一華さんはとても尊敬し、「いつか自分も千春さんのようになりたい!」と思っていました。しかし―…。中途入社のベテラン社員の田端さんと千春さんは付き合い始め、田端さんのカミングアウトで2人の関係はすぐ社内全員の知るところに。最初は歓迎ムードだった社員たちですが、打ち合わせを無断で欠席するなどありえない行動が目立ち始めた千春さん。それを見て一華さんは原因は田端さんにあると、彼に対して少し警戒し始めるのですが…。社内恋愛によって自分の居場所が壊されていく…そのときあなたはどうしますか?■前回のあらすじ田端と付き合い始めてから千春が変わってしまったことを嘆く一華に、あかりの女将は「変わらない人はいない」と言う。次の日、一華は社長に呼び出され、これからの案件で田端と組むようにと言われる。このタイミングでの田端さんとのペア…。正直不安しかありませんでした。でも社長には逆らえないし、たしかに千春さん以外の人と組むのも勉強になるはず! そう思っていたのですが…。田端さんの接客は私や千春さんのものとは違う、押しの強めないわゆる営業トーク。それに後押しされるように高いコースを契約していくお客様を見て、たしかに勉強にはなりました。けれど…。初日から私の頭をなでたあげくに、頭ポンポン…。さらに打ち合わせ後の個室では手を擦り寄せてきたりして…。正直、とても気持ちが悪かったです。千春さんの名前を出しても笑っているだけで、やめるそぶりはありませんでした。尊敬する先輩の彼氏を悪く言いたくはないけれど、さすがにこれはちょっと…。千春さんはあの人のどこがいいんだろう?ややこしいことにならないようにと思っていたのだけど…もう遅かったみたいです…。次回に続く(全17話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 徳永 /イラスト・ ふゆ
2023年09月23日熱海五郎一座『幕末ドラゴン〜クセ強オンナと時をかけない男たち〜』の製作発表記者会見が都内で行われ、構成・演出を手がける三宅裕司をはじめ、キャストの渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、ゲスト出演の檀れい、玉井詩織(ももいろクローバーZ)が登壇した。三宅が座長を務める熱海五郎一座は、東京の笑いである“軽演劇”を上演すべく2006年に旗揚げされた。アドリブや一発ギャグといった瞬間芸でなく、練り上げられた台本と設定の中で生まれる笑いを追求しながら2014年に東京・新橋演舞場へ進出。その第9弾となる今回は、幕末にタイムスリップした高齢者ばかりのミュージカル劇団員(三宅・渡辺・ラサール・小倉・昇太)による“爆笑サバイバル東京喜劇”が繰り広げられる。坂本龍馬(東・深沢によるWキャスト)の暗殺を阻止したことで歴史が変わってしまうピンチに陥った劇団員一行は、現代に戻ろうと奮闘するが──。ゲストの檀は龍馬の妻・お龍、玉井は芝居嫌いな劇団主宰者の娘に扮する。檀と玉井のキャスティングは、いずれもバラエティ番組で共演した三宅のスカウトがきっかけ。NHK BSプレミアム『コントの劇場』(2013年)における檀のコメディエンヌぶりを、三宅は「笑いに真剣に取り組んでくださった姿が印象的でした」と振り返る。コントはこの番組以来と話す檀は、脱線に次ぐ脱線で報道陣の笑いを誘う一座メンバーを前に「皆さんのパワーがすごいので笑いをこらえてしっかりお芝居できるのか」と不安を口にしながらも、「お客様に喜んでお帰りいただきたい」と意気込む。玉井とは、三宅がももいろクローバーZの帯番組『ももクロちゃんと!』(2022年)にゲスト出演したときから「しおりん」と愛称で呼ぶ関係に。喜劇の台本を書き下ろした際に玉井が見せた反応から「ボケとツッコミ、両方できる器用な一面があると知って」と抜群のコメディセンスがあることを明かす。これを受け、玉井も「熱海五郎一座の公演を何度か拝見して一員になりたいと感じていました」とオファーの喜びを語り、「皆さんからたくさん勉強させてもらいます」と述べていた。記者から「華のある女性ゲストを、趣味の城めぐりにお連れするならどちらへ?」と問われた昇太は、劇中に登場する新撰組の拠点・京都を持ち出し「二条城かな」と即答。「御殿が現存する貴重なお城で、たたずまいがゴージャス。檀さんと玉井さんにぴったりですよね」と鼻の下を伸ばす。続いて「こういう蘊蓄がスッと出てくるんです」と調子づくと、三宅から「他人から褒められるまで待てないの?」とつっこまれていた。公演は5月31日(水)〜6月25日(日)、東京・新橋演舞場にて。ぴあでは現在プリセール中。3月26日(日)10時からの一般発売では、食事付き桟敷席の「ぴあシート」を含め、座席指定できるチケットを販売する。取材・文:岡山朋代
2023年03月16日3月24日、実業家の田端信太郎氏(46)がYouTubeチャンネル「田端大学 YouTube支店」を更新。「田端がマジレス!ワインのサブスクECはどこが良いのか!?」と題する動画をアップしたが、田端氏の発言が“セクハラ”だとして物議を醸している。動画ではゲストにソムリエの佐々木健太氏(33)を招き、彼がプロデュースするワインのサブスクリプション「HOMEWiNE」を紹介。これは毎月100mlの試飲用ワイン4種が自宅に届き、佐々木氏の動画解説とともに知識も学べるという定期学習サービスだ。田端氏は動画の概要欄で、《ワインはいまやビジネスマンの一般教養。ワインが分かれば、マーケティングもブランディングにも応用できるんです》と呼びかけている。冒頭で佐々木氏にソムリエの役割などを質問し、徐々に「HOMEWiNE」の仕組みを紹介した田端氏。後半では、オーストラリア産とチリ産の赤ワイン2種類を試飲する流れとなった。それぞれのワインを口にすると、田端氏は「ぶっちゃけあれですよね。僕思うんですけど、美味しいか美味しくないかと高いかどうかは分けた方がいいと思うんですよね」とコメント。続けて、こう持論を語った。「僕の感覚で言うと、5千円越したらほとんど好みの世界で、僕アイドルオタクだから、すぐワインのことを女性に例えるとかありますけど、ぶっちゃけ例えば乃木坂46とかの皆さんがいて、それぞれ人気があって誰がセンターとかあるけど、1人1人見たらキャバクラみたいに誰指名するってほとんど好みの問題ですよ」その上で、「高いか安いか別のところで自分はこれが好きという基準を作るというのもひとつ楽しみですよね」と語った田端氏。さらにワインを女性になぞらえた発言は続き、次のように意気揚々と熱弁したのだった。「分かりやすいワインって女子風に言うと、巨乳みたいなドーンって感じで、ピノ(ワインの品種)っていうとC〜Dカップの美乳みたいな。すみませんね、下品な例えで。酔っ払ってきたんで」ソムリエの佐々木氏とのコラボ動画に、《『HOMEWiNE』すごく良さそう!》《やってみるか!》と好意的な声も。佐々木氏も動画配信後に、《田端さんと企業コラボさせて頂きました!多くの金言を頂戴し、今後のホームワインのさらなる挑戦に繋げることができそうです》とツイートしていた。しかし女性を蔑むような田端氏の発言に、ネット上では厳しい声が上がっている。《30秒のハイライト版しか見ていませんが、とてもショッキングな描写でした。女性の身体的特徴をこのようなワインの表現に使用することに対して嫌悪の意を表します》《企業コラボでセクハラ発言を堂々と流すとは…。「うちの会社はセクハラ容認します」って言っているようなものだと思うけど、いいのかね?》《マジで下世話だしワインにも失礼。プロモーションってなってるけど、何故お金をかけてネガティブプロモーションするのか》《品がなさすぎてワインが可哀想だ》昨年9月にはTwitter上での投稿が「精神疾患を患う方々の尊厳を傷つけ、差別を助長する恐れがある不適切な発言」として、Carstay株式会社の取締役を解任されたことも記憶に新しい田端氏。ワインを女性に例えたことへの批判を、どのように受け止めているのだろうか。
2022年03月28日やの店舗情報や求人情報を掲載するWEBサイト「駅近ドットコム」にて、東京都 田端駅から徒歩5分の『ヘアカラー専門店 Color Lab.』の情報を2021年12月10日に掲載開始いたしました。駅近ドットコム: 以下『ヘアカラー専門店 Color Lab.』の店舗および提供サービスの情報です。JR線「田端駅」から徒歩5分とアクセス抜群な『ヘアカラー専門店 Color Lab.』は、お手頃料金で艶やかな発色が手に入るヘアカラー専門店です。「根本や生え際だけ染めたい」「サロン費用をできるだけおさえたい」といった方々からも支持されており、マンツーマン対応のため、なりたいスタイルが伝わりやすいのも嬉しいポイント!髪へのダメージを最小限に抑える薬剤を使用したヘアカラーは高発色で色持ちも良いため、高品質を求める大人の女性のリピーターも多いです。お手頃料金で通いやすい髪を染めていると大体1か月後には根本が伸びてきてしまい、地毛が目立つようになってしまうことがあると思います。美しい髪色をキープするためには定期的にヘアサロンに通う必要がありますが、普通のヘアサロンに行くとカットなどリタッチ以外にも料金がかかってしまうことも多いことでしょう。『ヘアカラー専門店 Color Lab.』は、ヘアカラー専門店のためそのような料金がかかりませんし、「根本染めのみ」「白髪の部分カラーのみ」のお客さんも多いそうですよ。料金設定もお手軽で定期的に通いやすいため、サロン帰りのような綺麗なスタイルを維持しやすいのが嬉しいですね。マンツーマン対応で希望が伝わりやすい『ヘアカラー専門店 Color Lab.』は、スタイリスト3名の少人数小型サロンで、プライベートサロンのような落ち着いた雰囲気があります。施術はマンツーマンで丁寧に行ってくれるため、よりあなたのなりたいイメージが伝わりやすく、希望通りのカラーに仕上げてもらえますよ♪途中でスタイリストが変わってしまうと最初に伝えた通りの仕上がりになるのか、希望のイメージがちゃんと伝わっているのかと不安になってしまうこともありますが、マンツーマンで最初から最後まで同じスタイリストが担当してくれる『ヘアカラー専門店 Color Lab.』なら安心してお任せできますね。髪質に合わせた多種多様なカラー剤『ヘアカラー専門店 Color Lab.』は、専門店のためカラー剤にも特にこだわっています。髪や頭皮に優しい「オーガニックカラー」をはじめとして、透明感を叶える「アディクシーカラー」や、美容液をたっぷり含んだ「プラチナ美容液カラー」など、髪質や状態に適したカラー剤を提案してくれます。色持ちを良くしてくれるトリートメントメニューも充実しているため、カラーと合わせてトリートメントをしていくお客さんも多いです。「いつまでもツヤのある髪で過ごしたい」「根本からキレイな髪色をキープしたい」という方は、一度『ヘアカラー専門店 Color Lab.』を訪れてみてはいかがでしょうか。専門店ならではの知識と施術で、きっと満足のいくスタイルに仕上げてくれますよ☆ヘアカラー専門店 Color Lab. の店舗情報店名:ヘアカラー専門店 Color Lab.電話番号:0368079779住所:東京都北区田端新町3-15-13 SKビル1階地図 : ※店舗情報詳細は下記リンクページよりご確認ください。ヘアカラー専門店 Color Lab. : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月10日9月25日小雨の降る中、俳優の三宅裕司、小倉久寛が出席し、劇団スーパー・エキセントリック・シアター第58回本公演「世界中がフォーリンラブ」(10月9~25日、東京・サンシャイン劇場)の合同取材会が開催された。【チケット情報はこちら】冒頭、座長三宅裕司は、「このコロナ禍で大変な時期、劇場関係者も非常に大変な思いをしている。40年劇団を続けてきて公演を取りやめるという選択肢はなかった。今だからこそ閉塞感からうっぷんがたまっているお客様に「明日から頑張るぞ!」と思ってもらって元気になるような作品を創ろうと思いました」と公演開催決定への経緯を語った。そして、劇中で登場人物が全員付けるという「立体マスク」を初披露。また、感染症対策を実施している稽古場の様子を、小倉久寛は「普段は全員が集まって稽古をするのに今回はシーンごとの出演者しか集まらない。他のシーンがどうなっているかわからないので、本番を僕が一番楽しみにしています」と笑いを誘っていた。今公演のテーマ「純愛」にちなみ、二人の純愛はという質問には「純愛のかたまりです。小学4年で知り合って、高校3年で付き合って、7回別れて、35歳で結婚しましたから、これは純愛でしょ。純愛を貫いた、と言った方が今後の結婚生活がうまくいく」と三宅が答える一方で、小倉は「結婚してくれって100回くらい言ってやっと結婚した。結婚してもらったので、何でも言うことを聞きます。怒られてもハイ、ハイと…」と、自身の体験談を語った。本公演は、10月9日(金)~25日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。また、10月17日(土)の13:00公演と17:00公演は、PIA LIVE STREAMにてライブ配信を実施。劇場チケット・オンライン視聴券共にチケット発売中。
2020年09月28日「ミュージカル、アクション、コメディー」を3本柱に三宅裕司(68)が劇団SETを旗揚げしてから40年。岸谷五朗、寺脇康文といった多くの売れっ子俳優を輩出し、観客動員数もうなぎ上り、名実ともに人気劇団となった。座長・三宅裕司が創立時からの盟友・小倉久寛(64)と語り合った喜劇への矜持とは?三宅「28歳で劇団を旗揚げして40年。よく続いたなあというのが率直な感想ですよ」小倉「僕は、64歳までよくやったなあって(笑)」三宅「それはあるよね。俺たちが子どものころの60って、めちゃくちゃ年寄りに見えたもの。今とはえらい違い。俺なんか、あと2年で70だよ!」小倉「でも、三宅さんを見ていると、70もさほど老け込んだ気がしませんよ。しかも、ちゃんと貫禄はある。僕なんか、老けているのに貫禄がないから、うらやましいですよ」三宅「小倉は劇団に入ったころとまったく変わらないよな」小倉「劇団を作ったばかりのころは、キャパが160人くらいの劇場で公演してましたよね。懐かしいなあ」三宅「池袋のシアターグリーンね。そこに「劇団3〇〇」(※1)が250人入れて、SETはその記録を抜いて300人入れた。当時、渡辺えり子の3〇〇と競い合っていたから」小倉「僕なんか、お客さんが並ばないうちから整理券を作ったりして(笑)。だから、実際に並んだときはうれしかったなあ。『ありがとうございます!』って言いながら、一生懸命、配りましたよ(笑)」三宅「あらためて、なんで40年続けてこられたと思う?」小倉「僕は、劇団の活動って楽しいんだろうなあと思ってこの世界に入ったら、本当に楽しかったんですよ。ずーっと、大学祭をやってるような感じで……って、わあ〜、こんな言い方をすると、軽くなっちゃったかなあ(笑)」三宅「でも、そうなんだよ。劇団作ったころは芝居しかやることがなくて、芝居のためにバイトして、稽古して、本番でお客さんにウケて、よかったなあって酒飲む、の繰り返し。ケンカもしたし、いろいろあるけれども、それをひっくるめて楽しかった」小倉「昔、劇団で合宿をやりましたよね。遊ぶときにしっかり遊ばないと怒られた。『遊びでやってるんじゃねえんだよ!』って、遊びで行ってるのに(笑)」三宅「みんながバカになるときはバカになれよ!っていうことですよ」小倉「怒られて辞めていったコもいましたよ(笑)」三宅「そうだったね(笑)。でも、一つ言えることは、舞台をやり続けている理由は、やめるきっかけがないの。これは、けっこう大きい」小倉「その言葉を聞いて安心したなあ。じつは、僕もそういうところがある。でも、言ったら怒られるかなあって(笑)」三宅「それとね、劇団存続の危機は何度もあったんだけど、創立メンバーがみんな助けてくれた。だからここまで続けてこられたんだと思う」小倉「幸せですよ、ずっと好きなことを続けられるというのは。だからね、ちょっといい子ふうに言うと、今、置かれている状況に感謝しながら、今後もやっていけたらいいなあと思っています!」三宅「いい子ふうじゃないと、『今があるのは、俺の持ってる運と実力だぜ!』っいう感じだろう?」小倉「違いますよ!読んだ人が誤解しちゃうでしょ(笑)」※1:劇団3〇〇(さんじゅうまる)。劇作家で女優の渡辺えり子(現・渡辺えり)が主宰した劇団(’78〜’97年)。57作目となる劇団SET創立40周年記念公演・舞台『ピースフルタウンへようこそ』。東京公演:10月11〜27日、池袋サンシャイン劇場/愛知公演:11月8〜9日、穂の国とよはし芸術劇場PLAT/兵庫公演:11月13〜14日、兵庫県立芸術文化センター。
2019年10月07日「ミュージカル、アクション、コメディー」を3本柱に三宅裕司(68)が劇団SETを旗揚げしてから40年。岸谷五朗、寺脇康文といった多くの売れっ子俳優を輩出し、観客動員数もうなぎ上り、名実ともに人気劇団となった。座長・三宅裕司が創立時からの盟友・小倉久寛(64)と語り合った劇団の歴史とは?三宅「28歳で劇団を旗揚げして40年。よく続いたなあというのが率直な感想ですよ」小倉「僕は、64歳までよくやったなあって(笑)」三宅「それはあるよね。俺たちが子どものころの60って、めちゃくちゃ年寄りに見えたもの。今とはえらい違い。俺なんか、あと2年で70だよ!」小倉「でも、三宅さんを見ていると、70もさほど老け込んだ気がしませんよ。しかも、ちゃんと貫禄はある。僕なんか、老けているのに貫禄がないから、うらやましいですよ」三宅「小倉は劇団に入ったころとまったく変わらないよな」小倉「僕はね、そもそも大学を卒業したら普通に会社勤めをするつもりだったんですよ。でも、オイルショックの時代でなかなか就活がうまくいかなくて。そんなとき、中村雅俊さんのドラマで演劇青年が出てきて、それがすごく楽しそうだなあと思ったんですよ」三宅「劇団の活動が楽しそうってことだろう?」小倉「そうそう」三宅「絶対、蜷川(幸雄)さんのところで灰皿投げられるのは嫌だろうね(笑)」小倉「まあ、どうせなら楽しいほうが……(笑)。全然経験もないのにちょっと劇団とかに入ってみようかなあと思ったんです。なかでも喜劇は、騒いでバカやってるだけでいいのかなあって」三宅「俺は大学時代にコミックバンドとコンボジャズバンドと落研をやっていて、卒業したら喜劇役者を目指そうと思っていたんだよ。でも、『日本テレビタレント学院』はつまらなくて辞めて、劇団も2つ、3つ行ったけど、自分のやりたいこととずれていた。それで、自分で劇団を作ろう、と」小倉「当時は小劇場もたくさんあったでしょう。興味のある劇団はなかったんですか?」三宅「行きたいと思ったのは、『東京ヴォードヴィルショー』(※1)くらいかなあ。でも、座長が福島出身なのでやめました。佐藤B作さんには内緒だけど(笑)。東京にこだわりもあったしね」小倉「SETって、できた当初から“ミュージカル、アクション、コメディー”の3本柱でしたよね。アクションを入れたのはなんでですか?」三宅「そのころ劇団のメンバーとキャラクターショーのバイトでアクションをやっていたからだよ(笑)」小倉「それだけ?(笑)」三宅「芸の一つとして取り入れたら、劇団の作品にも広がりが出るだろうと思って」小倉「口コミで徐々にお客さんは見にきてくれるようになったけど、やっぱり、三宅さんの『ヤンパラ』(※2)が大きかったですよ。お客さんが一気に増えて」三宅「劇団の活動だけじゃ食っていけないからね。それに、口では『劇団を売るために』と言いながら、本当は自分も売れたかったのよ(笑)」小倉「岸谷五朗と寺脇康文が入ってきたのもそのころです」三宅「俺の仕事がどんどん忙しくなって体力的にも無理だなっていうころ。だから、岸谷と寺脇を前面に出してスターにしていこう、と」小倉「そのとおりになりましたよね。2人が辞めるまで10年くらいあったのかなあ」三宅「自分たちで劇団を作りたいって言われて。でも、昔、俺も同じだったのよ。やりたいことがあったら、自分で作ったほうがいいと思ってSETを始めたから。それで、2人が抜けた後、そこからまた小倉と俺のコンビネーションを研究するようになった」小倉「僕は、ずっとマスメディアの仕事が苦手でした。団員になって1年目くらいかなあ、企業の社員教育ビデオをやったときに苦い経験をしたんですよ(笑)」三宅「覚えてるよ。電話の交換手の役だろう(笑)」小倉「5行のセリフが言えないもんだから何度もダメ出しされて。結局、役を降ろされたんですけど、その代わりをやるのが僕のマネージャーだったんですよ(笑)」三宅「ショックだよな、役者にとって」小倉「その人、よく結婚式の司会のアルバイトをやっていたんですよ(笑)」三宅「今では、プロの司会者だもんな(笑)」小倉「ショックで、翌日、三宅さんのところに『もうマスコミの仕事はやめます』って言いに行きましたね(笑)」三宅「『舞台だけにします!』って(笑)」※1:劇団東京ヴォードヴィルショー。’73年に佐藤B作を中心に結成された人気劇団。※2:ラジオ番組『三宅裕司のヤングパラダイス』(ニッポン放送・’84〜’90年)。『ドカンクイズ』『恐怖のヤッちゃん』など数多くの人気コーナーが生まれ、中高生を中心に絶大な人気を誇った。57作目となる劇団SET創立40周年記念公演・舞台『ピースフルタウンへようこそ』。東京公演:10月11〜27日、池袋サンシャイン劇場/愛知公演:11月8〜9日、穂の国とよはし芸術劇場PLAT/兵庫公演:11月13〜14日、兵庫県立芸術文化センター。
2019年10月07日イギリス・ロンドンを中心に活動するバンクシー(Banksy)をはじめ、多くのグラフィックアーティストに影響を与えたヴィニー・ナイロン(Vinnie Nylon)の個展「ストラップハンガーズ」が、11月11日から12月3日まで東京・田端のギャラリー&ショップ・ウィッシュレス ギャラリー(WISH LESS gallery)にて開催される。32年にわたり活動を続ける、イギリス出身のグラフィティライターでコンテンポラリー画家であるヴィニー。「強烈な50年代ミックスと色あせないスケート文化やグラフィティ」をマニュフェストに掲げ、消費者文化の象徴的アイコンを独自に解釈、別のキャラクターを作りだしてきた。本展のタイトルである「ストラップハンガーズ」とは 、80年代のニューヨークで横行していた地下鉄内のグラフィティや危険な問題に立ち向かう市民団体の名前である。直訳すると「電車の吊り革にぶら下がる人」という意味でもあり、ヴィニーはこの“ぶら下がる人”をアート作品に置き換える。会場では、ロンドンのStolenSpaceギャラリーにて披露した新作群を中心に、ヴィニーが選んだとっておきの新作群の他、門外不出のレア作品も展示・販売される。【展覧会情報】ヴィニー・ナイロン個展「ストラップハンガーズ」会期:11月11日~12月3日会場:WISH LESS gallery住所:東京都北区田端5-12-10時間:16:00~21:00(土曜日曜は12:00~19:00、12月3日は18:00まで)休廊日:月曜~水曜
2017年10月16日新橋演舞場で6月に上演される熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」。その製作記者発表が都内で行われた。構成・演出・出演を担当する座長・三宅裕司をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之という一座の面々に、今回ゲスト出演する松下由樹、笹本玲奈が顔を揃えた。【チケット情報はこちら】音楽をちりばめた東京の喜劇“軽演劇”をベースに、練りこまれた台本を喜劇役者がきちんと演じることによって生まれる“表現としての笑い”を追求する熱海五郎一座。伊東四朗座長の「伊東四朗一座」のメンバーが、伊東がスケジュールの都合で参加できないときも“東京の笑い”を継承すべく、三宅を座長に2006年旗揚げ。今作で新橋演舞場での公演は3度目となる。物語の舞台は、リゾート地の老舗高級旅館「ふじみ楼」。隣にリゾートホテルが建ち、閑散としているところに、小出向江(松下)が訪れ住み込みで働くことになる。リゾートホテルは繁盛していたが、週刊誌によってずさんさが明るみに。サミットの宿泊施設として旅館とホテル、両陣営によるプレゼンが行われることになる。プレゼンを勝ち取るために、どちらも人気歌手の桐山来亜(笹本)をゲストに呼ぼうと画策するが――。松下と笹本の出演は、三宅がテレビ番組で一緒にコントをしたことがきっかけ。松下については「コントを一緒にやってみて、シリアスからばかばかしい演技にいくところのこの落差のすごさというのを改めて見せていただきまして。これはぜひご一緒したいなと思いました」。ミュージカル界で人気の笹本については「(熱海五郎一座のやる)東京喜劇というのはエンターテインメントでもありますので、歌とダンスもレベルの高いものがやりたい。そこで(笹本)玲奈ちゃんが登場するわけです。それとコントで鬼教官の役をやっていただきまして、ものすごいキレ方なんですね、鬼としてね。これもまた落差が大きいなと。ダンス歌のカッコよさからのばかばかしさへの落差」と絶賛。三宅や渡辺による軽妙なトークで取材陣が何度も爆笑する中、笹本は「出演させていただいている舞台はほとんど悲劇。今回、喜劇の作品に呼んでいただけて本当に嬉しく思っています。今回は三宅さんに改めてしばいて……しば…ん?しばいて…しごいて!(笑)」と挨拶で言葉に詰まり、この日一番の大爆笑に。三宅から「しばいてどうするの!」、渡辺から「もう面白いじゃないの!」とツッコまれた。熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」は、6月3日(金)~27日(月)、新橋演舞場にて。
2016年03月03日新橋演舞場で6月に上演される熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」。その製作記者発表が都内で行われた。構成・演出・出演を担当する座長・三宅裕司をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之という一座の面々に、今回ゲスト出演する松下由樹、笹本玲奈が顔を揃えた。【チケット情報はこちら】音楽をちりばめた東京の喜劇“軽演劇”をベースに、練りこまれた台本を喜劇役者がきちんと演じることによって生まれる“表現としての笑い”を追求する熱海五郎一座。伊東四朗座長の「伊東四朗一座」のメンバーが、伊東がスケジュールの都合で参加できないときも“東京の笑い”を継承すべく、三宅を座長に2006年旗揚げ。今作で新橋演舞場での公演は3度目となる。物語の舞台は、リゾート地の老舗高級旅館「ふじみ楼」。隣にリゾートホテルが建ち、閑散としているところに、小出向江(松下)が訪れ住み込みで働くことになる。リゾートホテルは繁盛していたが、週刊誌によってずさんさが明るみに。サミットの宿泊施設として旅館とホテル、両陣営によるプレゼンが行われることになる。プレゼンを勝ち取るために、どちらも人気歌手の桐山来亜(笹本)をゲストに呼ぼうと画策するが――。松下と笹本の出演は、三宅がテレビ番組で一緒にコントをしたことがきっかけ。松下については「コントを一緒にやってみて、シリアスからばかばかしい演技にいくところのこの落差のすごさというのを改めて見せていただきまして。これはぜひご一緒したいなと思いました」。ミュージカル界で人気の笹本については「(熱海五郎一座のやる)東京喜劇というのはエンターテインメントでもありますので、歌とダンスもレベルの高いものがやりたい。そこで(笹本)玲奈ちゃんが登場するわけです。それとコントで鬼教官の役をやっていただきまして、ものすごいキレ方なんですね、鬼としてね。これもまた落差が大きいなと。ダンス歌のカッコよさからのばかばかしさへの落差」と絶賛。三宅や渡辺による軽妙なトークで取材陣が何度も爆笑する中、笹本は「出演させていただいている舞台はほとんど悲劇。今回、喜劇の作品に呼んでいただけて本当に嬉しく思っています。今回は三宅さんに改めてしばいて……しば…ん?しばいて…しごいて!(笑)」と挨拶で言葉に詰まり、この日一番の大爆笑に。三宅から「しばいてどうするの!」、渡辺から「もう面白いじゃないの!」とツッコまれた。熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」は、6月3日(金)~27日(月)、新橋演舞場にて。
2016年03月03日伊東四朗を座長とする「伊東四朗一座」の誕生から11年。伊東がスケジュールの都合で不在の際は三宅裕司を座長に“伊東ならぬ熱海”、“四朗ならぬ五郎”の「熱海五郎一座」として活動し、昨年には伝統ある大劇場・新橋演舞場に進出した。1か月で5万人動員の成功を受けて上演される今年の演舞場第2弾作品は、爆笑ミステリー『プリティウーマンの勝手にボディガード』。“プリティウーマン”で“ボディガード”なヒロインを演じる大地真央と、座長の三宅に話を聞いた。熱海五郎一座 チケット情報「あまり一緒にお仕事をしたことはないんですが、舞台で大地さんを観て、きっと笑いが好きなんだろうなというのを感じていたんです。昨年、『コントの劇場』(三宅演出・出演のコント番組)でコントを一緒にやって、もう間違いないと思いました(笑)」(三宅)。「確かに好きですね。私、宝塚時代も“白馬に乗った王子様”的ないい人だけのキャラクターだとつまらなくて。作・演出の先生に相談しながら、ちょっとワルっぽいところや笑える部分を、台本になくても盛り込んでいたんです。やっぱりお客様に笑っていただきたい、楽しんでいただきたいという気持ちは昔からありました」(大地)三宅もその笑いのセンスに太鼓判を押す大地が、“東京喜劇”に挑む。三宅曰く舞台の笑いというものは「お客さんの笑い声で分かりやすく結果が出てしまう」もの。「甘っちょろいもんじゃないんですね。チラシに書かれた『どんな手を使ってでも爆笑が欲しいんです』っていう三宅さんの言葉がとってもおかしくて(笑)」(大地)。「もちろん、力尽くでという意味ではないんですよ。無理なく自然に笑わすことのできる方法を、役者たちがなんとしても探すということです」(三宅)。「笑いが上質なんですよね。番組でご一緒したとき、私も本当の笑いというものを追求してみたいと思いました」(大地)三宅と大地は、ともに警視庁所属のSPだった元夫婦で、今は互いに違う職業に就いているという設定。気になるふたりの離婚原因も最後に明かされる。渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之ら笑いの達人たちが周りを取り囲む中、大輪のコメディエンヌ・大地はどんな爆笑の花を咲かせるか!「笑うことは美と健康に、本当にいいと思います。笑いって一番難しいけど、笑いがハマッて劇場でお客様と共有できた瞬間って、お互いにすごく気持ちいい。思いっきり笑ってちょっと感動して、『明日から頑張るぞ』と思っていただけたらいいですね」(大地)公演は6月2日(火)から26日(金)まで、東京・新橋演舞場にて。チケット発売中。取材・文/武田吏都
2015年03月25日東京都・田端のギャラリー&ショップ「WISH LESS gallery」では、写真家・中山正羅による初の個展「愛に生きて」 を開催する。会期は4月25日~5月17日(水木金 16:00~21:00、土日 12:00~19:00、月火 休み)。入場無料。同展は、若手写真家・中山正羅(なかやま・まさら)がライフワーク的に撮りためてきた膨大なスナップショットの中から、さまざまな愛の形を組み合わせて目に見えない愛というものを写真で表現した写真展。会場では同氏の写真集「愛に生きて」(出版:MUTANT)が先行販売されるほか、作家本人が厳選した作品の展示・販売が行われるという。さらに、同ギャラリーを運営するアーティスト・Rob KidneyとのコラボTシャツが数量限定で販売されるとのことだ。また、初日の4月25日 18:00~20:00には、オープニング・レセプションパーティが開催される(DJ:ステレオテニス、イメージボーイ&ガール:大二郎、密)。なお、中山正羅は京都府出身。第30回 写真『ひとつぼ展』入選。花代に師事。写真集に「FANCY PEOPLE PHOTO BOOK」(artbeat publishers)、「KYOTO」(PLANETARY PHOTOBOOKS)。 これまでの主な展示に THE EXPOSED、 New York Photo Festival、THE PHOTO / BOOKS HUB TOKYO、SPACE CADET Actual Exhibition #1、New Japanese Photographyなどがある。(c)BABY MSR
2015年03月25日とにかく笑えて楽しめるエンタテインメントを追求し続けて33年を迎える劇団スーパー・エキセントリック・シアター(以下SET)。三宅裕司が主宰するこの劇団の第50回記念本公演『上海ローズ』が11月1日(木)に開幕する。それに先がけ、10月31日には公開舞台稽古と、三宅、小倉久寛、韓国の新人俳優クォン・ヨンミンによる記者会見が行われた。『上海ローズ』のテーマは音楽。劇中に登場するJ-POPのナンバーワンレーベル「アーベイ・グループ」は、韓国人歌手と日本人バックダンサーグループとのユニットで世界的ヒットを狙う。そのオーディションになぜか売れないバンドの三宅と小倉が呼ばれる。その裏では大ヒットの秘訣がつまった「幻の上海ローズのレコード」をめぐる企みが進行していて……と、いまの音楽業界を反映したような物語が展開する。公開稽古が始まると、どこかで見たことのあるような音楽会社のロゴが掲げられたステージが姿を現す。いかにも韓流らしい楽曲が流れると、10人あまりの出演者による一糸乱れぬヒップホップダンスが展開。まるで本当のコンサートに来たかのようなクオリティに圧倒される。曲が終わると三宅と小倉が登場。このふたりのどこまでが台本通りでどこからがアドリブかわからないようなテンポのよいやりとりに会場からは終始笑い声が聞こえていた。会見では、まず小倉が2年ぶりの本公演について「三宅さんがいるとやっぱり違う」と切り出した。昨年、椎間板ヘルニアの手術のために休養した三宅と共に50回目の記念公演を迎えられる感慨はひとしおのようで「三宅さんが走り回っているところを見てぐっときました」と語った。それを受けて三宅も「今回は走る三宅を見てください。といっても2秒ぐらいだけど」と笑わせたあと、「一度は舞台に復帰できないかもと思った。こうして生かされているからには、手間のかかる喜劇を日本に残さなくてはいけない。中身を練り上げた音楽ギャグをふんだんに使って、2年分の思いの詰まった舞台にします」と力を込めた。韓国人歌手役のクォン・ヨンミンは三宅自ら韓国に飛んで発掘した期待の新人。「彼の声には心をわしづかむ魅力がある」という三宅の言葉に、すかさず「ありがとうございます!」と覚えたての日本語で返した。創設33年目にして、全力で観客を楽しませることを追求し続けるSET。三宅の不在を乗り越えた彼らの舞台は、これまで以上に力のこもったものになりそうだ。11月1日(木)から18日(日)まで東京・サンシャイン劇場、11月22日(木)に新潟県民会館 大ホールにて上演。取材・文:釣木文恵
2012年11月01日三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)が結成33年を迎え、11月からは第50回記念本公演『上海ローズ』が上演される。結成以来のミュージカル・アクション・コメディーという旗印を守り続けながら、公演ごとに観客を驚かせ、喜ばせ、笑わせるSET。9月某日、今回の公演にかける意気込みを三宅に訊いた。劇団スーパー・エキセントリック・シアター第50回記念本公演チケット情報昨年7月に椎間板ヘルニアの手術を受け、2011年後半は休養をしていた三宅。そのため、昨年行われた『あちらをたてれば、こちらが立たず』も主宰不在の番外公演という扱いだった。今回は実に2年ぶりの本公演復帰となる。「本当に復帰できるかどうかわからないという状況が何か月か続き、もちろん不安はありました。そうすると復帰できたときに『なぜ自分は生かされたのだろう』と思うわけです。結果、手間のかかる、今やなくなりつつあるコメディーというものを作っていかなくてはいけないという使命感が以前より増しました」と真剣なまなざしで告白した。手間のかかるもの、といえば今回の作品。音楽がテーマであるため、曲作りから歌の練習、楽器の練習……と、通常の芝居に加えていくつもの準備が必要となる。「音楽を扱う芝居っていちばん面倒(笑)。でも、ハーモニーがうまく重なったとき、そして音楽ギャグがうまく決まったときの気持ちよさも最高なわけです」と語る。現在は音楽を作り込みながら、個々人が歌や楽器の練習に勤しんでいる状況なのだとか。「こんな冴えない奴からこんな美しい音色が出るのか、という驚きをお客さまに感じて欲しい。小倉久寛が素敵なハーモニーを奏でたらやっぱり皆さん驚くし喜んでくださると思うんです(笑)」。三宅、小倉は今回、韓流歌手グループを売り出す事務所のオーディションになぜか呼ばれたバンドのメンバー役を演じ、演奏ではギターを担当する。「自分が一番プレッシャーの大きい役かもしれない。でも、それを乗り越えるぐらいのことをしなければ、観に来てくれたお客さまを楽しませることはできないですよね」と決意をみせる。33年間、“笑い”にこだわってきたSET。今回もそれは同じ。「笑って笑って、終わった後、ふと大きなテーマに気づくような作品。でもそんなこと気付かなくてもいい。とにかく笑いにきてほしい」。2年分の思いが詰まった舞台で、SETが究極のエンターテイメントを見せる。公演は11月1日(木)から18日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。その後、11月22日(木)に新潟県民会館大ホールで千秋楽を迎える。チケットは発売中。取材・文:釣木文恵
2012年10月05日三宅裕司率いる熱海五郎一座の最新作『落語日本花吹雪~出囃子は殺しのブルース~』が、6月15日に東京・サンシャイン劇場にて初日を迎えた。熱海五郎一座のチケット情報東京の喜劇“軽演劇”の継承を旗印に、第一線で活躍する喜劇人たちによる公演を重ねている熱海五郎一座。今回は座長・三宅にとって実に1年ぶりの舞台復帰作でもある。昨年、椎間板ヘルニアの手術を行い、その後リハビリに取り組んでいた三宅は、震災被災地の人々の前向きな姿に励まされたという。そんな姿を見て日本人の良さを描きたいと感じ、素材として浮上したのが今回のテーマ落語だった。座付作家・妹尾匡夫が手がけた物語は、古典落語重視の三遊亭円高(ラサール石井)一派と、新作落語志向の桂飯丸(三宅)一派の対立を軸に進む。高座中の円高師匠に声の異変が起こり、飯丸たちに疑いがかかるのだ。とはいえサスペンス色はほどほどに、冒頭から笑いどころは満載。円高扮するラサールとその息子円安を演じる東貴博が実生活で新婚となることから、嫁自慢トークが繰り広げられ、プライベートなネタも笑いに変えていた。三宅扮する飯丸と、その弟子・五穀米(小倉久寛)がボケとツッコミを応酬し始めると、50から60代の男性客が多い客席から爆笑する声が聞こえ、早くも最高潮に。その波に乗るように、ノリのいい社長役の渡辺正行、落語音痴の刑事役の春風亭昇太が、クセのあるキャラクターをコミカルにみせる。また、ミステリアスな美女役を演歌歌手としても活躍している林あさ美が演じ、劇中に華を添えていた。三宅は病気後初の殺陣も披露し、完全復活ぶりをアピール。圧巻は、渡辺・東・小倉・ラサール・三宅の5人によるリレー形式の落語。それぞれの持ち味を生かしつつ、回り舞台を駆使して次の話し手に繋ぐ様は、ひとり語りの落語とは違う魅力に溢れていた。最後は林の華やかな歌謡ショーでフィナーレとなった。3度に及ぶカーテンコールに、一座を待ちかねた観客の満足感が見てとれた。明治大学落語研究会の先輩・三宅の苦労に渡辺が思わず涙すれば、それを小倉が瞬時に緩やかな笑いへと変える。公演は7月1日(日)まで同劇場にて上演。その後、7月13日(金)に一座初の宮城公演として、東京エレクトロンホール宮城で上演される。チケットは発売中。取材・文:山上裕子
2012年06月18日