株式会社 HOT STAND ALONE(新潟市江南区江口1498-1)は、日本でも人気の韓流俳優で画家のイ・テソン(日韓合作映画『あなたを忘れない』主演)、RED WALL朽ちてゆく赤い壁をコンセプトに活躍する画家の石丸圭二、鉄の可能性を極め楽しむ家具を創作する鉄楽工房による『イ・テソン×石丸圭二×鉄楽工房 個展』を2024年1月8日(月・祝)~1月28日(日)まで、東京都中央区銀座のアートストンギャラリーで開催します。1月8日(月・祝)は招待制で1部14時~、2部16時~作家三人が在廊で挨拶と作品紹介を行い、1月9日(火)12時~14時は作家三人が在廊です。個展リーフレット■「イ・テソン×石丸圭二×鉄楽工房 個展」開催の背景「RED WALL朽ちてゆく赤い壁をコンセプトにした絵画・石丸圭二」と「鉄の可能性を極め楽しむ家具・鉄楽工房」の出会いで2023年から開催している個展は、今回で3回目となります。「生活に溶け込みながらも刺激的なアート」という、私たちの想いに共感してくれたのが、韓流人気俳優で画家のイ・テソンです。ぜひ日本のファンにイ・テソンの作品を紹介したく、三者でのコラボ個展を開催する運びとなりました。■『イ・テソン×石丸圭二×鉄楽工房 個展』について2023年4月と7月の2回、「石丸圭二×鉄楽工房」の作品を東京四谷のYOTSUYA ART DROPSのショーウィンドウで展示しました。ショーウィンドウを1つの部屋に見立て、独創的な赤い絵画と鉄のハンドメイド家具のコーディネートが大きな反響を呼びました。そこで今回は、以前から親交のあったイ・テソンと意気投合して、三人三様の作品でコラボ個展をするに至りました。イマジネーション溢れる部屋を創るアイテムという視点で、三人の作品を感じてください。イ・テソンは自身のInstagramでもこの個展を告知しており、日本のファンに足を運んでほしいと呼びかけています。■個展概要名称 :イ・テソン×石丸圭二×鉄楽工房 個展開催日時:2024年1月8日(月・祝)~1月28日(日)12:00~18:30(日曜は16:00まで/木曜定休)会場 :アートストンギャラリー東京都中央区銀座6-4-6 花の木ビル4Fアクセス:東京メトロ銀座駅C3出口から徒歩2分入場料 :無料主催 :株式会社 HOT STAND ALONE<作家プロフィール>■イ・テソン(Lee Tae Sung)俳優・画家。2004年 俳優デビュー。2006年 日韓友情年2005の記念事業として作成された、新大久保駅乗客転落事故を題材にした日韓合作映画『あなたを忘れない』の主演に抜擢。2012年 前年の2011年に7歳年上の一般人女性と結婚した事と、1歳の息子がいる事をTwitter(現:X)で公表。これにより、韓国では“アルブナム(実は既婚者)”という造語が流行した。2013年 10月29日、兵役に就くため軍に入隊。2015年 軍服務中に協議離婚した。子供の親権はイ・テソンが持つことになった。2015年7月28日 除隊。2021年12月 ソウル・サムソンドン(三成洞)にあるイブギャラリーで最初の個展「李motion」を開催。弟は歌手のソン・ユビン。・Instagram: ■石丸圭二(Keiji Ishimaru)RED WALL朽ちてゆく赤い壁をテーマに創作。アクリル絵の具を何層にも重ねて描き野外に放置。作品によって野外に放置する月日は変わるが、長い作品だと1年以上野外に放置する作品もある。最後の仕上げは自然との融合。好きなものを自由に描いている時代もあったが、『誰かの何かに似ている』『何処かで見たことある作品』、世界は広い、必ず似たような作品を目にする。そして、アート全てが真似事の様に思えて絶望する。それと同時に過去の始まりの人へ敬服を覚える。誰が見ても自分が描いたと一目で分かるもの、自分がこの世に残したいもの、自分が好きなもの、心と感性の壁にぶつかり数年、アートから離れて悩む。そして、壁を乗り越える!壁を壊す!ばかり考えるようになり、いつしか壁ばかり見るようになる。そんな心情の中、古い街並みに立つ廃墟の壁を目にし、自然に朽ちていく壁の姿に見惚れる。いつのまにか、無意識に、考える事なく、その壁の雰囲気を赤で描き始め、納得いくまでずっと描いていたが思う様には近づかない。何を足したらいい?何をひいたらいい?またここで悩み、気づく。自然に放置してみよう。晴れの日も雨の日も自然に委ねてみた。その結果朽ちた赤い壁は生まれた。壁にぶつかっても急がず焦らずじっくり考えてるとその壁は朽ちていく。そして、その壁が朽ちていく姿は美しい。「RED WALL朽ちてゆく赤い壁」は、様々な思いで生まれた。・Instagram: ■鉄楽工房(TETSUGAKU KOUBO)新潟市江南区にある家具店。アイアン(鉄)を主材としてハンドメイドで独創的な家具を製作し、オリジナルブランドとしてECサイトでの販売も行っている。コンセプトは「ひとつ上の、満足」。「鉄楽」とは、鉄の可能性を極め楽しむ至高の哲学。「鉄楽工房」は、鉄の独創性を最大限に活かしたデザインでライフスタイルを豊かにする様々なアイテムを創造する。あなたが本当に欲しかったものを手に入れることができるはずです。妥協を超えた先にある真の満足を味わえます。・Instagram: 【会社概要】名称 :株式会社 HOT STAND ALONE代表者:代表取締役 齋藤 桂広所在地:〒950-0101 新潟県新潟市江南区江口1498-1設立 :2013年資本金:1,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月05日2024年1月より、株式会社アデッソ所属、画家・イラストレーターである「メロディー」が、アーティスト『ニエロピエロ(NielloPierrot)』の音楽の魅力を最大限に引き立てるプロモーションキャラクター制作をスタート!!作:メロディー作:メロディー作:メロディー作:メロディー✨ **音楽とアートの融合!新しいエクスペリエンスが誕生します。✨ **驚きと感動の世界が、今、音楽の舞台に姿を現します。ご紹介するのは、画家でありながら独自の世界観を持つイラストレーターが手がける、「ニエロピエロ」の音楽の魅力を最大限に引き立てるプロモーションキャラクター製作がスタート。**アートと音楽のマジカルな邂逅**「メロディー」による特別なコラボレーション。音楽とアートが融合し、新しい表現の扉が開かれます。アーティストの豊かな想像力と技術が、「ニエロピエロ」の音楽に独自の視覚的な魅力を注入します。**キャラクターの誕生の始まり**「ニエロピエロ」の音楽を象徴するキャラクターが誕生します。その独創的で魅力的な姿勢は、視聴者に不可解なまでの引力を感じさせ、「ニエロピエロ」の音楽の世界へ誘います。キャラクターは、アートと音楽のユニークなダンスを披露し、視聴者に感動をもたらします。**プロモーションの新しいステージへ**「ニエロピエロ」のプロモーションは新たな高みへ。ソーシャルメディア、ウェブサイト、ポスターなど、さまざまな媒体でキャラクターを活用し、視覚的なインパクトを与えます。ファンは音楽だけでなく、その視覚的な魅力にも引き込まれることでしょう。**ボーナス:限定版のアートプリント**特別なキャラクターを象徴する限定版のアートプリントを制作。これはファンへの感謝の象徴であり、コレクターズアイテムとしても愛されることでしょう。「メロディー」によるプロモーションキャラクター制作。音楽とアートが手を取り合い、新たな時代を切り拓きます。あなたの音楽の可能性を広げ、心に残るエクスペリエンスを提供します。<メロディープロフィール>モデルタレント、画家・イラストレーターとして活躍。更にキュービックマム・インストラクター(カラーセラピスト)としても活動している。※キュービック・マムは大切な時期の子どもの「ことばにできない心の声を、色を手がかりに聴く」ことができる、子育てカラーコミュニケーションツールです。キュービック・マムは、子育てに前向きなママとカラーセラピストが、一緒になって子どもの心の成長をサポートするプログラムです。<メロディーSNS>☆画家instagram:@gingermouse_art ☆キュービック・マムinstagram:@melody_cubicmam ☆モデルinstagram:@haruna_melody アデッソHP: ニエロピエロ(NielloPierrot)についてこのユニットは、音楽の魔法を広め、世界中の心に響くメロディと歌詞をお届けすることを使命としています。ユニットのメンバーは、才能溢れるアーティストで結成され、一つの魅力的な音楽ユニットを形成しています。個性とハーモニーが結集し、耳に心地よいメロディと深い感情をお届けします。<公式SNS>X: SHOWROOM: メンバーについて三咲じゅな中村珠希☆三咲じゅな(みさきじゅな)9月8日生まれ趣味:食べること特技:ピアノX: instagram: HP: ☆中村珠希(なかむらたまき)1月19日生まれ特技:津軽三味線、民謡舞台女優として活躍中X: instagram: HP: 株式会社アデッソは、 現在、インフルエンサーマーケティングが可能なアプリ「ENTAMAエンタマ」をローンチ中。ENTAMA : ENTAMA : 「ENTAMAエンタマ」☆WEBアプリ ☆AppStoreダウンロード ☆AndroidAPKダウンロード 「ENTAMAMOVIESTUDIO」多目的レンタルスタジオ 所属事務所:株式会社アデッソHP: twitter: instagram: Facebook: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月21日東京・新宿のSOMPO美術館で、「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」が開かれています。本展では、日本でも人気の高い画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)が描いた静物画に焦点をあて、国内外から油彩画が集結。彼が影響を受けた画家たちの作品も見ながら、ゴッホの変遷をたどることができる展覧会です。静物画を見なければ、ゴッホは語れない!「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」展示室入り口※本記事の写真は、プレス内覧会で許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 318本展では、ゴッホの画業のなかでも静物画にフォーカスして、彼の初期作から晩年の大作まで25点の油彩画を紹介。さらに、ヨーロッパにおける静物画の歴史のなかで、ゴッホが影響を受けたドラクロワやマネ、モネなど、著名な画家たちの作品もあわせて展示。出展作品全69点を通して、彼が何をどのように学んでいったのか、画業の変遷をたどることができます。展覧会を担当されたSOMPO美術館上席学芸員の小林晶子さんは、次のように述べています。小林さんゴッホは、当初、人物を描く画家になりたかったので、静物画に対してそれほど興味をもっていませんでした。絵を学ぶ鍛錬のためのものが静物画でした。鍛錬しているうちに自分の芸術を確立し、静物画のなかでも「ひまわり」が自分の代表作であると思うようになりました。本展のキャッチコピーは「静物画を見なければ、ゴッホは語れない」です。ゴッホがどんなふうに鍛錬して、代表作を描くまでに至ったのか、静物画の歴史もあわせてご覧いただけます。ハーグ時代の初期作からスタート!フィンセント・ファン・ゴッホ《麦わら帽のある静物》1881年クレラー=ミュラー美術館蔵、オッテルロー © 2023 Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands最初の章では、まずゴッホが油彩画に取り組み始めたハーグ時代の初期作からスタート。《麦わら帽のある静物》は1881年に描かれたものです。その前年、27歳のときに、ゴッホは画家になることを決意。ブリュッセルの王立美術アカデミーに通い、その後、オランダ南西部のハーグで、画家マウフェから指導を受けました。「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」展示風景1章の前半では、17世紀のオランダ絵画もあわせて展示。ヨーロッパ絵画史のなかで、静物画というジャンルが確立したのは17世紀ごろといわれています。当時、市民階級が豊かになったネーデルランド(現在のオランダ)では、身の回りの事物や工芸品などをリアルに描いた小さな静物画が流行。市民たちは、それらを自宅に飾り楽しんでいました。静物画について、はじめは油彩を描くための修業としてとらえていたゴッホは、瓶や壺、鳥の巣など伝統的なモチーフを描いていました。ゴッホ、ドラクロワに学ぶ!「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」展示風景1章の後半では、19世紀の静物画を展示。ドラクロワやピサロ、ルノワールなどの華やかな作品が並んでいます。ゴッホは、特にドラクロワ作品の色彩に感銘を受け、弟のテオに手紙で作品や制作姿勢について語っています。ドラクロワは、ゴッホの作品に大きな影響を与えた画家のひとり、といわれています。1886年、パリに移住したゴッホは、印象派の明るい作品からも影響を受け、初期のころと比べると、色彩も描き方も大きく変化しました。会場に展示されているパリ初期時代の花作品は、驚くほど色彩が鮮やか。ゴッホの画風の変化がよくわかります。ゴッホ、モンティセリに学ぶ!アドルフ=ジョゼフ・モンティセリ《花瓶の花》1875年頃 クレラー=ミュラー美術館、オッテルロー © 2023 Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands2章では、花の静物画に焦点を当てて紹介。ここで注目したいのが、ゴッホと同時代の画家、アドルフ=ジョゼフ・モンティセリ(1824-1886)の作品《花瓶の花》です。彼は、肖像画や静物画などを手がけ、筆跡が残るタッチや絵具を厚塗りする描き方など、当時としては珍しい表現をしていた画家です。ゴッホは、モンティセリの作品を収集し、表現方法や技法も参考にしたといわれています。モンティセリ作品に似たようなゴッホの絵も、近くに展示されています。ゴッホがモンティセリからどう学んだのか、描き方など比べてみるとおもしろいです。ゴッホの代表作が登場!フィンセント・ファン・ゴッホ、左:《アイリス》 1890年 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)、右:《ひまわり》 1888年 SOMPO美術館本展のハイライト、ゴッホの代表作《ひまわり》と《アイリス》は2章で登場!さまざまな画家の作品から影響を受け、静物画を通して修業していたゴッホが、いよいよ自身のスタイルを確立。《ひまわり》は1888年、《アイリス》は1890年に描かれています。強烈な色彩、荒々しいタッチ、厚塗りの絵具などは、ゴッホの代名詞ともいえる表現法ですが、本展を見ていくと、彼が独自に生み出したのではなく、さまざまな作品から学んでいたことがわかります。画風を確立したゴッホですが、《ひまわり》を制作した1888年に、画家仲間のゴーギャンと口論して、自分の耳を切り、アルルの病院に入院。その後、サン・レミ・ド・プロヴァンスにある病院で精神科の治療を受けました。《アイリス》を制作した後、1890年の7月に37歳で死去。銃で自らを撃ったと伝わっています。ゴッホに影響を受けた画家たちの作品も!「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」展示風景最後の章では、ゴッホ、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌなど「ポスト印象派」と呼ばれた画家たちの作品や、ゴッホから影響を受けたモーリス・ド・ヴラマンクの作品などを紹介。新しい静物画のスタイルを切り拓いていった画家たちの、自由で革新的な作品を楽しめます。静物画を通してゴッホの変遷をたどることができる展覧会は、2024年の1月21日まで開催。人気の展覧会なので、ぜひ日時指定予約をしてお出かけください。Information会期:~24年1月21日(日)会場:SOMPO美術館時間:10時~18時(ただし11月17日(金)と12月8日(金)は20時まで)※最終入場は閉館30分前まで休館日:月曜日(ただし1月8日は開館)、年末年始(12月28日~1月3日)観覧料:一般¥2,000(¥1800)、大学生¥1,300(¥1100)※()内は日時指定料金問い合わせ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年11月19日12月23日(土)から2024年2月25日(日)まで、大阪中之島美術館にて『決定版! 女性画家たちの大阪』が開催される。決定版!女性画家たちの大阪/【開幕記念「桂三扇・露の紫 女性噺家の落語会」】イベント参加券付きチケット情報約100年前の大阪では多くの女性日本画家が活躍した。大正元年(1912)に島成園(しま せいえん)が20歳で文展に入選すると、その成功に触発された木谷千種(きたに ちぐさ)や生田花朝(いくた かちょう)なども官展に入選を重ねる。また、美人画や歴史風俗画に加えて、江戸時代から大阪に興隆した南画(文人画)の分野においても、河邊青蘭(かわべ せいらん)や融紅鸞(とおる こうらん)などが実力を発揮。成功を収めた女性画家は、自らの画業を追求するにとどまらず、後進の女性を育成するため画塾を開く。門下生たちも師に続いて公募展や塾展に挑み、大阪の女性画家の裾野はさらに広がった。当時の美術界は、東京と京都がその中枢を担い、制作者は男性が大多数を占めていたが、女性日本画家の活躍において大阪は他都市と遜色なく、その存在は近代大阪の文化における大きな特色のひとつとなった。本展では、「島成園と浪華の女性画家」展(2006年)の開催を端緒とする調査研究に、近年の新たな成果を加えて、全国的にも注目を集めた50名を超える近代大阪の女性日本画家の活動を約150点の作品と関連資料で紹介する。開催初日の12月23日(土)、開幕記念として女流の噺家、桂三扇、露の紫による落語イベントが開催される。高座で個性を発揮する女性噺家を通じて、当時の女性画家たちの生き方にも思いを馳せてほしい。チケットは発売中。■桂三扇演目:「相部屋(桂三枝作)」<コメント>男性の多い職場では、女性同志の結束は固いです。未婚既婚上司同僚部下と立場は違えど、みんな寄ればかしましく…女の悩みなど笑い飛ばして乗り越えていきたい!働く女性にこの落語でエールをおくります。■露の紫演目:「転宅」<コメント>当時女性が一人で生き抜くのは大変で、正直、職も少なく男性に何らかで頼らざるを得なかったと思います。しかし、自分の意思もあったはず。可愛げがあって、でもこれは譲らないという強さを持った女性。そういうところを見て楽しんで頂きたいです。
2023年11月01日・すごすぎて震える…!・控えめに申し上げて、天才としか思えません。・この立体感は、まさに本物!Twitterに投稿された1枚の画像に、こんなコメントが集まっています。早速こちらをご覧ください!机の上に置かれているのは、カルビー株式会社の看板商品『ポテトチップス うすしお味』の増量パック。一見なんの変哲もないポテトチップスですが、実は色鉛筆で描かれた絵なのです…!袋の光沢感やシワまで緻密に再現されており、とても絵とは思えない仕上がりですよね。この作品を投稿したのは、まるで本物かのようなリアルな絵を色鉛筆で描き、SNSで発信している、ARIA(@aririria_art)さん。以前にも、『ポテトチップス うすしお味』をリアルに再現した作品を投稿し、反響を呼んでいました!一見普通のポテトチップス見た人たちから驚きの声が上がったワケとは…?今回は増量パックのポテトチップスを描いたARIAさん。絵であることを証明する動画も投稿しています。ポテチ置いてないです!!しっかり描いてます☺️ pic.twitter.com/b6yP5gwFPw — ARIA✏️ (@aririria_art) July 23, 2023 投稿を見た人からは、「本当にどうやって描いているの」「絵に見ようとしても脳が認識しない」といったコメントが数多く寄せられ、ネットをざわつかせていました。思わず本物と見比べたくなってしまう、ARIAさんの作品。あまりにリアルな再現度に、頭が混乱してしまった人も多いのではないでしょうか![文・構成/grape編集部]
2023年07月24日デイヴィッド・ホックニーは現代で最も魅力ある画家の一人。2018年のオークションで存命の画家としては史上最高額(現在は2位)で作品が落札された一方、86歳を迎えた今も精力的に作品を発表している。描く喜びと観る喜びが出合う、巨匠の挑戦を見届けて。「デイヴィッド・ホックニー展」は日本で開催される27年ぶりの大規模個展。“ホックニー・ブルー”と称されるプールやスプリンクラーをテーマにした作品や、友人たちを描いたポートレートなどの初期作から日本初公開の大型風景画までを網羅的に展示する。そしてホックニーの現在を知るなら2004年に故郷の英国・ヨークシャーに拠点を移して以来、描き続けている風景画に注目したい。今、なぜ風景画を?「ホックニーは自分の目で見たものを描く画家。目の前の世界をありのまま、どう絵画に置き換えられるかを考え続けてきたのです」と、本展を企画した東京都現代美術館・学芸員の楠本愛さん。ホックニーは従来の一点透視図法に限界を感じ、ピカソの自由な絵画、特にキュビスムにヒントを得て一枚の絵に複数の視点を持ち込む独自の遠近法を編み出している。こうした手法で世界の広がりを描き留めることに熱中しているようだ。例えば、〈春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年〉は幅10mの油彩とiPadで描いた51点の絵を組み合わせたシリーズの作品。「春の風景に包み込まれる感じを体感できます。油彩画には風が吹き、若葉が舞っている様子が、とても美しく表現されています」ロックダウン中に現在住むフランス・ノルマンディーで描いた《ノルマンディーの12か月 2020‐2021年》は、春夏秋冬をテーマにした長さ90mに及ぶ絵だ。これを途切らせず一挙に展示することは一つの挑戦でもあったと楠本さん。「この作品を歩きながらじっと眺めていると、まるで絵巻物の中に入り込んで、ノルマンディーの庭を歩いているような感覚になります」ここにも長年絵巻物を研究したホックニーならではの描き方が。現代美術には多様な役割があるなか、ホックニーの絵は純粋に楽しむことができると楠本さん。絵を観る純粋な喜びを、ぜひ会場で味わって。《スプリンクラー》 1967年 東京都現代美術館©David Hockney《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年(5月31日 No.1)》 2011年 デイヴィッド・ホックニー財団©David Hockney《ノルマンディーの12か月 2020‐2021年》(部分) 2020‐21年 作家蔵©David Hockney《クラーク夫妻とパーシー》1970‐71年 テート©David Hockneyデイヴィッド・ホックニー1937年、英国生まれ。王立美術学校を卒業後、ロサンゼルスに移住。現在はノルマンディーを拠点に活動。2017年にはロンドン、パリ、NYで回顧展を開催。テート・ブリテンでは入場者数の記録を更新し、約50万人が来場。ノルマンディーにて2021年4月1日©David HockneyPhoto:Jean-Pierre Goncalves de Limaデイヴィッド・ホックニー展東京都現代美術館 企画展示室1F/3F東京都江東区三好4‐1‐1開催中~11月5日(日)10時~18時(7/21・28、8/4・11・18・25は~21時。入場は閉館の30分前まで)月曜(9/18、10/9は開館)、9/19、10/10休一般2300円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2023年7月26日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2023年07月23日世界的に著名な画家で彫刻家の、奈良美智(なら・よしとも)さん。目つきの鋭い少女や動物をモチーフにした作品でよく知られる、日本を代表する現代アーティストの1人です。 この投稿をInstagramで見る yoshitomo nara / 奈良美智(@michinara3)がシェアした投稿 2023年4月14日、奈良さんは自身のTwitterにNHKのニュース記事の画像を共有して、ある指摘をしています。投稿された画像は、大阪府と大阪市が提出したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の広報資料。この中に、奈良さんの作品に酷似したデザインが無許可で使用されているというのです。大きな犬の自作イメージが出てくるのだが、使用を許可したこともない、というか許可自体を求められたこともない。法律に詳しい方に聞いてみよう。そして、カジノとか、自分は基本的に好きではないです。大阪の「カジノ含むIR」計画 認定の方向で調整 政府 | NHK — yoshitomo nara / 奈良美智 (@michinara3) April 14, 2023 無断で使用されたと思われる作品のデザインは、青森県立美術館に展示されている、『あおもり犬』。また、同じく著名な現代アーティストである村上隆さんの作品に酷似したイメージも許可なく使用されているといいます。村上さんのお花も使われている。 pic.twitter.com/gRz0dEK9zJ — yoshitomo nara / 奈良美智 (@michinara3) April 14, 2023 奈良さんは投稿で「カジノとか、自分は基本的に好きではない」とつづり、「代理店のプレゼンってこういうの多いのだが、公共の電波でイメージが出てくるって、どういうこと?」と苦言を呈しました。投稿には「これは奈良さんもプロジェクトに関わりがあるのかと思ってしまいますね」「無断使用だったなんて酷い。作品を自分たちに都合のいいイメージを作る素材としか思っていない」などのコメントが寄せられ、広報資料への批判の声が高まっています。作者の許諾を得ずに、著作物を業務目的でコピーしたり、勝手に公共の資料として提供したりする行為は著作権侵害にあたる可能性があります。無断で使用した側は、軽い気持ちで使ったのかもしれませんが、アーティストの思想を無視し、作品の持つ世界観を崩してしまいかねない行為であるということを、決して忘れてはいけませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年04月17日ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW Anderson)から、オランダの画家・レンブラント・ファン・レインにインスパイアされたカプセルコレクションが登場。。ユニセックスのウェアやアクセサリーが、2023年3月17日(金)よりジェイ ダブリュー アンダーソン 伊勢丹新宿メンズ店ほかで発売される。オランダの画家・レンブラント着想のコレクションジェイ ダブリュー アンダーソンのクリエイティブ・ディレクター、ジョナサン・アンダーソンが“セルフィーの先駆者”だと考える、オランダの画家・レンブラントの自画像から着想を得たカプセルコレクションを発表。レンブラントは、光と影のコントラストを駆使した画風と、生涯“自画像”を描き続けた画家として知られる、バロック絵画を代表する巨匠である。レンブラントがペンとインクで描いたクロスハッチの自画像は、ミラノで開催された2023年秋冬メンズ&23年ウィメンズリゾートコレクションの招待状に使用されたデザイン。今回のカプセルコレクションでは、そんなレンブラントの自画像にフィーチャーしたアパレルからアクセサリーまで、多彩なアイテムが展開される。クラシックフィットのスウェット中でも注目は、約400年前のレンブラントの自画像が全面に刺繍されたスウェットだ。体にフィットするクラシックなシルエットに、肩を少し落としたドロップショルダーのデザインで、リラクシングなムードをプラス。カラーは、ベーシックなブラックとホワイト、鮮やかなブルーの3色を用意する。バッグ&バケットハットもそのほかにも、レンブラント自画像の総柄パンツに加え、トートバッグやバケットハットなど小物類も取り揃える。【詳細】ジェイ ダブリュー アンダーソン レンブラント カプセルコレクション販売日:2023年3月17日(金)販売店舗:ジェイ ダブリュー アンダーソン 伊勢丹新宿メンズ店、ドーバー ストリート マーケット ギンザアイテム例・REMBRANDT スウェットシャツ 50,600円・REMBRANDT クルーネックジャンパー 137,500円・REMBRANDT パンツ 108,900円・REMBRANDT トートバッグ 96,800円・REMBRANDT バケットハット 31,900円【問い合わせ先】ジェイ ダブリュー アンダーソン 伊勢丹新宿メンズ店TEL:03-5315-0058
2023年03月16日2023年3月25日(土)より、SOMPO美術館では、『ブルターニュの光と風-画家たちを魅了したフランス〈辺境の地〉』が開催される。フランスのブルターニュ地方が、いかに画家たちの心をとらえたかを、ブルターニュに関する作品を多数所蔵する地元カンペール美術館の作品を中心に、45作家約70点の油彩、版画、素描で紹介する展覧会だ。ブルターニュとは、フランス北西部に位置する地域。豊穣なる海と大地、土着的な習俗が色濃く残る人々の暮らしは、19世紀以来、主にフランスの画家たちに様々なインスピレーションを与えてきた。とくに、タヒチに旅立つ前のポール・ゴーギャンが、この地の小村ポン=タヴァンに滞在したことから、彼を取り巻く画家たちの一団「ポン=タヴァン派」が生まれたことは有名だ。太く明確な輪郭線と平坦な色彩構成を特徴とする手法「クロワゾニスム」は、ここポン=タヴァンで、ゴーギャンとエミール・ベルナールが確立した。さらに、19世紀末、ピエール・ボナールやモーリス・ドニらがパリで結成した前衛的な若手芸術家集団「ナビ派」の誕生も、ポール・セリジェがこの地でゴーギャンに絵の指導を受けたことがきっかけとなった。同展では、彼らの活動はもちろんのこと、その他の画家たちの作品も紹介する。たとえば、ゴーギャン以前にブルターニュの魅力を見出した、アルフレッド・ギユや、リュシアン・レヴィ=デュルメールなど。彼らの作品は、ゴーギャンらのそれとは違ったドラマや神秘に満ちている。また世紀末にブルターニュを拠点に暗澹たる風景を描いた一派「バンド・ノワール(黒い一団)」の作品など、ゴーギャンが去った後の、新たな画家たちの活動なども興味深い。およそ一世紀の間に様々な様式で描かれたブルターニュの姿を見ることで、画家たちを魅了したこの地の魅力を理解することができるだろう。<開催情報>『ブルターニュの光と風 ー画家たちを魅了したフランス<辺境の地>』会期:2023年3月25日(土)~ 6月11日(日)会場:SOMPO美術館時間:10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜料金:一般1,600円、大学1,100円公式サイト:
2023年03月14日住む家を選ぶ時、居心地のよさは重要なポイントです。設備などのほか、建物のデザインも居心地のよさに大いに関わるでしょう。アパートの中に猫がひょっこり画家の晴夏(_harenatsu)さんが、TikTokに投稿した動画に4万を超す『いいね』がついています。晴夏さんによると、大家から依頼されて、大阪府吹田市にあるアパート『Brooklyn ONE(ブルックリン・ワン)』の共用部である、壁や床に絵を描いたとのこと。日常の中に、心が和むアートがなじんだ光景をご覧ください!@_harenatsu 大家さんからご依頼を頂き、レトロなアパートの壁や床に絵をお描きしました⬛#お絵描き #アート #painting #art ♬ Bye by me - Vaundy建物内を、晴夏さんが描いた猫たちが自由に過ごしているようです!建物の名前の通り、アメリカのニューヨーク州・ブルックリンの雰囲気をまとったアパート。描かれた空も、帰宅した時に眺めると、心の疲れを癒してくれそうですね。晴夏さんの手によって、温かみが増したアパート内の光景に心動かされた人たちから、コメントが多数寄せられています。・寝ぼけて壁の猫ちゃんに話しかけそう。・私は壁をなで始める。・こういうアパート、素敵。もっと増えてほしい。・日常の一部にアートがあるのっていいね。・依頼した大家さんのセンスが好き。階段の肉球もかわいいね。なお、アパートの大家によると、2023年3月5日現在、入居者を募集中とのこと。住居はもちろん、事務所、教室、アトリエ、サロンなど用途が自由のため、興味がある人はこちらのInstagramから連絡してみてはいかがでしょうか。Brooklyn ONE(brooklyn_one_kandai)[文・構成/grape編集部]
2023年03月05日北海道で画家として活動する、晴夏(@_harenatsu)さん。晴夏さんが制作し、Twitterで公開した『あるアート作品』が話題になっています。ある雪の日の夜、晴夏さんはソーダフロートのイラストを手に持って…。画家による気晴らし遊び。 pic.twitter.com/MhS07auLLz— 晴夏 (@_harenatsu) February 19, 2023 遠くでぼんやりと光る町のあかりが、切り抜かれたグラス部分の中を、まるで炭酸の泡のように流れていきます…!幻想的なソーダフロートの動画は、携帯電話とイラストを横に向けた状態で撮影されました。晴夏さんによると、制作のアイディアは、すきま時間にふと思いついたとのこと。数年前によく描いてたシリーズなのですが、この向きに動かして動画を撮ったら街の光がソーダの気泡みたいになるな とふと思い立ったので、仕事の合間にお散歩がてら撮りに行ってみました。— 晴夏 (@_harenatsu) February 19, 2023 日常風景からひらめいて、きれいな『作品』を生み出した、晴夏さん。ピントを調整して、遠くの街灯をぼんやりと丸く映すアイディアも、光っていますね…!晴夏さんのTwitterには、1万件以上の『いいね』と、称賛のコメントが届いています。・キラキラしていてきれい。発想が素敵!・こういうふうに表現する方法があったとは…目からウロコだ。・ソーダフロートのシュワシュワが伝わる。どんな味がするのかな。視点や、とらえ方を変えてみると、日常的な風景も美しく見えることがあるのですね。みなさんも、見慣れた景色を、別の切り口からとらえてみると、面白い発見があるかもしれません…![文・構成/grape編集部]
2023年02月24日2022年10月6日、画家の山脇百合子さんが亡くなったことが分かりました。80歳でした。絵本『ぐりとぐら』シリーズや絵本『そらいろのたね』など、いろいろな絵本の挿絵を担当してきた、山脇さん。中でも、姉であり絵本作家の中川李枝子さんとのコンビから生み出された『ぐりとぐら』シリーズは、1963年に発表されて以来、多くの人から愛されています。2013年には、文化分野において業績をあげた個人や団体を表彰する菊池寛賞を、中川さんとともに受賞しました。ぐりとぐら|福音館書店 スクリーンショット温かみのある絵を通し、たくさんの人に笑顔を届けてくれた、山脇さん。『ぐりとぐら』シリーズをはじめ、山脇さんの挿絵を見て育った人たちからは、「素敵な絵をありがとうございました」という感謝の声が上がっています。今後も、山脇さんが描いた数々の作品は残り続け、絵本の素晴らしさを伝えてくれるでしょう。山脇さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年10月06日2022年2月2日生まれの双子の画家「カイム&ハアス」をプロデュースする合同会社デイライトサンライズ(所在地:東京都中央区 代表:清水 ゆか)はカイム&ハアスが描いた絵のデジタル原画を2022年9月より世界で購入可能なNFTマーケット「Open Sea」と日本国内向けの「ユニマ」に出品し、NFTにて世界デビューしたことをご報告いたします。カイム&ハアスのメインビジュアル■NFTとはNFTはNon-Fungible Tokenの略称で「代替不可能なトークン」と訳されています。この証明技術を用いて、二人が描いた絵のデジタル原画の販売が可能となりました。投資目的でデジタル原画を所有する事も可能です。世界で購入可能なNFTマーケット「Open Sea」と日本国内向けの「ユニマ」の2カ所に出品しています。(2022年10月現在)■0歳双子の画家「カイム&ハアス」について2022年2月2日生まれの0歳。二人で力を合わせて一つの絵画を作っています。お絵描きが大好きで生後2ヶ月の頃から絵を描くようになりました。出産時、仮死状態だったハアスを救う為、1秒でも早くお腹から出ようと頑張ってくれたカイム。その時に負ったメスの跡は名誉の傷となりました。2人を近づけると自然に手を繋いだり、見つめ合ったり…とても仲良しな2人です。絵画制作中の2人■作品についてジップロックに絵の具のついた紙を入れ、上から手足を使って色を散らしていく技法で作画しています。その作品達をデジタル化いたしました。「0歳双子の合作」という他にない制作方法も特徴の一つです。純粋無垢な心が作り出す美しい世界をお楽しみください。生後2ヶ月で初めて描いた作品■画家になった理由・きっかけ1番の理由は彼らがお絵描きが大好きだからです。次に「彼らが将来、不自由なく暮らせるよう今から少しずつ資産を残していって欲しい」という両親の想いがあります。2022年に生まれた2人。世界情勢は不安定で、円高、物価高騰が止まらず、まさに先行き不透明な時代です。NFT(デジタル資産)は今後、筆頭する資産の一つになると両親は考え、カイム&ハアスは画家としてデビューいたしました。■作品(NFT)が購入できる場所日本で購入:ユニマ 世界で購入:Open Sea 絵画を使ったグッズを購入:オフィシャルショップ「カイム&ハアス」 ■カイム&ハアス紹介サイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月06日展覧会「ちひろ美術館コレクション 絵本画家の絵の具箱展」が、2022年9月10日(土)から12月4日(日)まで、長野・安曇野ちひろ美術館の展示室3にて開催される。個性豊かな絵本を生む“画材”に注目世界の絵本画家の作品を展示する絵本美術館・安曇野ちひろ美術館では、“画材”に注目した展覧会「絵本画家の絵の具箱展」を開催。個性豊かな作品世界観を構築する油彩、水彩、アクリル絵の具、パステル、マーカーなどの画材や、作家・作品によって異なる技法に焦点を当てる。色彩豊かな油彩作品例えば伝統的な<油彩>の技法で描かれた作品は、イタリアの画家キアラ・ラパッチーニによる『ねえこっちむいて!』を紹介。油彩の発色の良さを生かした、鮮やかな画面が特徴だ。マーカーで描く『すみっこのおばけ』速乾性が高くカラー展開が豊富な<マーカー>に着目するパートでは、子どもに人気の絵本を多く手掛ける武田美穂の作品などを展示。はっきりした線で描かれた親しみやすいキャラクターが登場する『すみっこのおばけ』などを鑑賞できる。画家独自の混合技法もさらに、石膏ボードに<テンペラと油彩>で描く混合技法を用いたチェコ在住の出久根育による『マーシャと白い鳥』など、画家独自の手法も紹介する。【詳細】展覧会「ちひろ美術館コレクション 絵本画家の絵の具箱展」会期:2022年9月10日(土)~12月4日(日)時間:10:00~17:00会場:安曇野ちひろ美術館 展示室3住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)※11月23日(水)は開館、24日(木)は休館出展作品数:約23点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円
2022年08月12日画家、熊谷守一の旧宅跡地に建つ豊島区立 熊谷守一美術館で、同館のある池袋エリアにアトリエを構える画家・現代美術作家の松井えり菜が新作絵画作品を発表。ミニ展覧会『画家のおたく』を8月16日(火)より開催する。変顔をした自画像や自身の分身ともいえるウーパールーパーをモチーフにした作品を制作する松井は、2004年に自画像《エビチリ大好き》で「GEISAI ♯6」金賞を受賞。同作品はパリ・カルティエ現代美術財団のコレクションに収蔵され、これまで、カルティエ現代美術館(フランス)や大原美術館、鹿児島県霧島アートの森など、国内外の美術館で作品を発表。精力的に活動を続けている。約90年前、池袋には「池袋モンパルナス」と名付けられたアトリエ村が存在。松井は近年、そこからインスピレーションを受け、過去と現在の観念が混ざり合う作品を制作している。昨年、松井が在籍する芸術家ユニット「パルナソスの池」の作品公開制作イベントが熊谷守一美術館の近くで開催され、同館スタッフがそのイベントを見にいったことから交流がはじまり、今回展示を開催することとなったという。同展では、生前に熊谷守一が45年間暮らし、制作を行っていた旧宅跡地に建つ熊谷守一美術館を舞台に、新作絵画作品を公開。守一や松井が実際に使用した画材や松井のおもちゃコレクション、お気に入りの雑貨なども展示される。【アーティストステートメント】かつて家族団らんがあった熊谷邸跡地に建つ特異な存在である熊谷守一美術館。本展では、家族をテーマにした新作絵画作品に加え、守一さんと私が実際に使用している画材やモチーフのおもちゃなど、私が思わず集めてしまう家族に似ている”何か”を展示いたします。8月20日(土)、27日(土)に開催するワークショップは、名村大成堂さんの筆をモチーフに行います。同社は、かつて『池袋モンパルナス』と言われた地域の一部(雑司ヶ谷)に創業しました。ここ数年で何種類もの天然毛を素材とした筆が動物保護条約等により使えなくなりました。ハブとマングースのショーでお馴染みだったマングースも世界的に保護が進められています。その一方で、奄美大島では外来種として殺処分されています。人間の介入によりバランスを崩した生態系はじわじわと私たちの生活に影響を及ぼしつつあります。使える毛がどんどん少なくなっていく中で、いろいろな動物の毛を配合して理想のこしに近づける様子は、小さな筆の中に見たことのない動物を創り上げているように見えました。それではその動物はどんな姿でしょう?想像して描いてみましょう!!!身近なところから環境問題を考え、何気ない絵筆にも沢山の工夫が込められおり、大切に使ってみようという想いを込めています。近隣作家によるミニ個展とワークショップ、どうぞお気軽にお立ち寄りください。【開催概要】松井えり菜meets豊島区立熊谷守一美術館 ミニ展覧会&ワークショップ『画家のおたく』会期:2022年8月16日(火)~2022年8月28日(日)会場:豊島区立 熊谷守一美術館 3Fギャラリー時間:10:30~17:30(入場は17:00まで)休館日:8月22日(月)料金:無料(常設展観覧の場合は一般500円)公式サイト: ※ワークショップは定員に達しました。 キャンセル等による空きが出た場合は、美術館公式Twitter アカウント にてお知らせします
2022年08月04日19世紀末ウィーンを代表する画家、エゴン・シーレ(1890-1918)と同時代に活動した画家たちの作品を展観する『レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才』 が2023年1月26日(木)より東京都美術館にて開催される。1890年、オーストリアのトゥルンで生まれたシーレは、1906年 16歳でウィーンの美術学校に入学。グスタフ・クリムトと出会い、才能を認められるも、保守的な教育に満足せず退学。若い仲間たちと新たな芸術集団を立ち上げる。その後、1913~14年、ドイツで初の個展を開催すると、ローマ、ブリュッセル、パリなど欧州各地の展覧会でも作品が紹介されるなど注目を集めた。1918年、第49回分離派展のメインの画家として紹介され、多くの作品が購入されるなど大きな成功を収めたが、スペイン風邪を患い28歳という若さでこの世を去った。当時の常識にとらわれない創作活動により逮捕されるなど、波乱に満ちた生涯を送ったシーレ。孤独と苦悩の中で、自らを深く洞察し、ときには暴力的ともいえる表現で人間の内面や性を生々しく描いた作品を多く残している。同展では、「エゴン・シーレの殿堂」と称されるほど世界有数のシーレ・コレクションで知られるウィーンのレオポルド美術館の所蔵作品を中心に、シーレの油彩画、ドローイング40点以上を展観。その生涯と作品を振り返るとともに、クリムト、ココシュカ、ゲルストルをはじめとする同時代作家たちの作品もあわせた約120 点の作品を公開する。シーレの大規模展覧会が東京で開催されるのは実に 30 年ぶり。28年という短い生涯を駆け抜けたシーレの世界を体感したい。《母と子》 1912年 レオポルド美術館蔵 Leopold Museum, Vienna《エゴン・シーレの肖像写真》 アントン・ヨーゼフ・トルチカ撮影 1914 年 レオポルド家コレクション Leopold Museum, Viennaレオポルド美術館外観写真 (C)Leopold Museum, Vienna, Ouriel Morgensztern【開催概要】『レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才』会期:2023年1月26日(木)~4月9日(日)会場:東京都美術館公式サイト:
2022年07月22日高羽彩が脚本・演出・主宰を務めるタカハ劇団による舞台『ヒトラーを画家にする話』が2022年7月20日(水)から東京芸術劇場のシアターイーストで開幕する。進路に悩む美大生、僚太、朝利、板垣の3人がひょんなことから1908年のウィーンにタイムスリップ。そこで彼らが出会ったのは、ウィーン美術アカデミーの受験を控えた青年。アドルフ・ヒトラー。彼らは未来を変えるため、ヒトラーの受験をサポートすることに。しかし、ヒトラーにはまったく絵の才能がない。3人はヒトラーを画家にすることはできるのか?人類の未来をかけた絵画レッスンが始まるーー。僚太役を演じる名村辰は「日本の美大生が1908年のウィーンにタイムスリップして、ヒトラーを画家にする......現実では絶対にできないことですが、とんでもなく面白い設定だなと思いました」と作品の第一印象を語る。一方、アドルフ・ヒトラー役の犬飼直紀は「立場が違う人物がたくさん出てくるのですが、一人の人物をとっても、同時に3つぐらいのことを心配したり考えたりしているんです。高羽さんはこの話を一人で考えて作られたのかと驚きます。難しそうですが、やりがいのある作品だなと思いました」。演じる役について、名村は「画家になりたい僚太は、将来に不安を抱えている役。僕も俳優をやっていて、自分の可能性を信じて、自分に期待をしている反面、3年後、5年後はどうなっているか分からないし、漠然とした不安もある。揺れている人物像が自分自身ともリンクするなと思っています」と話す。犬飼は「ヒトラーは自分が思っていることを正直に言わないで詭弁でカバーしたりする。そこで怒らないだろうというところで怒ったり、過剰に照れを隠そうとしたり通常の人間の感情の動かし方では太刀打ちできない部分に難しさを感じています」。役づくりの過程で、ヒトラーを題材にした映画や本などを下敷きにしている部分もあるが「この脚本から浮かび上がってくるヒトラー像を演じなくてはいけないと思っています。ヒトラーを擁護するつもりはありませんが、ひとりの人間としてのリアルな心理描写ができたら」とも。東京公演は24日まで。その他の出演者は芳村宗治郎、渡邉蒼、川野快晴、山崎光、重松文、異儀田夏葉、砂田桃子、結城洋平、柿丸美智恵、金子清文、有馬自由。取材・文:五月女菜穂
2022年07月15日・色鉛筆とは思えないクオリティ。・キラキラしていて、本物かと思った。・天才だ…。想像の100倍はすごい。そんなコメントが相次ぎ、Twitterで15万件を超える『いいね』を集めた作品をご紹介します。反響を呼んでいるのは、色鉛筆で描かれた、ダイヤモンドの絵です。あまりのまばゆさに、心をわしづかみにされてしまう1枚が、こちら!色鉛筆でダイヤモンド描きました✏️沢山の方に見て欲しいです!! pic.twitter.com/2R7qb3OcC4 — ARIA✏️ (@aririria_art) June 10, 2022 本物のダイヤモンドにも劣らない、光沢のある美しさに、思わずため息をもらした人もいるのではないでしょうか。立体感のある作風ゆえに、紙から浮かび上がっているかのようにも見えて、手触りを確かめたくなってしまいますね。こちらの作品を描いたのは、ARIA(@aririria_art)さん。色鉛筆で描いた、さまざまな絵が「リアルすぎる」と、ネット上で人気を博しています。ARIAさんは、ファンに向けて、絵が完成するまでの経緯を映した動画も公開。ダイヤモンドの絵が完成するまで☺️ pic.twitter.com/cwrtIZuqL9 — ARIA✏️ (@aririria_art) June 10, 2022 なんの変哲もない1枚の紙に生まれた、光り輝くダイヤモンド。真摯に対象物と向き合い、丁寧に心を込めて描いているからこそ、ARIAさんの作品は、たくさんのファンを魅了しているのでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年06月11日舞台美術家として知られる一方、日本画家でもあり、挿絵画家でもあった朝倉摂(1922-2014)の創作活動を展観する『生誕100 年 朝倉摂展』が6月26日(日)より練馬区立美術館にて開催される。彫刻家・朝倉文夫(1883-1964)の長女として東京・谷中に生まれた朝倉摂は、17歳から伊東深水に学び、日本画家として早くからその才能を認められていた。戦後、創造美術を経て新制作協会日本画部に所属するなかで、キュビスム的な作風へと展開。また日本画の在り方に対する問題意識にとどまらず、社会問題にも視野は広がっていくが、60年安保闘争の挫折感により絵画から遠ざかっていった。その後、舞台美術の世界に新しい可能性を見出し、演劇の現場に参加するようになる。日本画の枠組みに疑問を持ち、社会的なテーマで制作を行なってきた摂にとって、並行して演劇に参加することは、ジャンルにとらわれない創作姿勢を貫く必然的なものであったといえるだろう。同展では、モダンな女性像を清新な表現で描き出した初期の代表作《更紗の部屋》、《歓び》を含む、今まで公開されることの少なかった日本画作品44点が展示されるほか、制作過程を知るスケッチブック、舞台美術の代表作である全体が階段で構成された蜷川幸雄演出の『ハムレット』『にごり江』の模型、記録写真などの資料、松本清張『砂の器』、大佛次郎『スイッチョねこ』といった代表的な挿絵など約 200 点を紹介。没後、アトリエに残された作品によりみえてきた、戦 前・戦中・戦後をつなぐ朝倉摂の足跡を展観する。朝倉摂《歓び》1943年神奈川県立近代美術館朝倉摂《働く人》1952年山口県立美術館蔵朝倉摂「ハムレット」舞台模型1978/2021年朝倉アトリエ蔵朝倉摂松本清張「砂の器」挿絵原画1960-61年連載神奈川近代文学館蔵【開催概要】『生誕100年 朝倉摂展』会期:2022年6月26日(日)~ 8月14日(日)会場:練馬区立美術館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)※会期中一部展示替えあり休館:月曜(7月18日は開館)、7月19 日(火)料金:一般1,000 円、大高・65~74 歳800 円美術館公式サイト:
2022年05月20日特別展「宮廷画家ルドゥーテとバラの物語」が、大分市美術館にて2022年4月15日(金)から5月29日(日)まで開催される。マリー・アントワネットに仕えた宮廷画家・ルドゥーテ特別展「宮廷画家ルドゥーテとバラの物語」は、フランス王妃マリー・アントワネットとナポレオン皇妃ジョゼフィーヌに仕えた宮廷画家・ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの植物画を紹介する展覧会。ルドゥーテの植物画は、銅板に点を刻む多色刷銅版画に、さらに手彩色を施すことで植物の姿を細部まで正確に描き出しているのが特徴。繊細に描き込まれたバラやパンジーなどの色彩豊かな花々は、いずれも柔和な雰囲気をまとっている。“花のラファエロ/バラのレンブラント”との呼び声もそのエレガントで緻密な表現から、ルドゥーテは当時の上流階級の人々から「花のラファエロ」「バラのレンブラント」と称賛されていた。また、現在においてもルドゥーテの描くバラなどの絵画は室内装飾品や食器などのデザインに取り入れられ、多くの人から愛され続けている。特別展「宮廷画家ルドゥーテとバラの物語」の会場には、ルドゥーテの代表作『バラ図譜』全点と肉筆画が集結。植物学的正確さと芸術的完成度の高さを併せ持つ、ルドゥーテの植物画の魅力を隅々まで堪能することができる。【詳細】特別展「宮廷画家ルドゥーテとバラの物語」開催期間:2022年4月15日(金)~5月29日(日)会場:大分市美術館 企画展示室住所:大分県大分市大字上野865番地開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:4月18日(月)、25日(月)、5月9日(月)、16日(月)、23日(月)観覧料:一般 1,000円(800円)、高大生 700円(500円)、中学生以下 無料※( )は前売り、20名以上の団体料金。※特別展観覧料でコレクション展もあわせて観覧可能。※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料。※「大分市美術館年間パスポート」が利用可。※前売券は、2022年4月14日(木)までローソン(ローソンチケット Lコード:84504)、セブン・イレブン(チケットぴあ Pコード:685-967)、大分市美術館、大分合同新聞社本社受付・同プレスセンター、大分放送事業部、トキハ会館にて販売。【問い合わせ先】教育委員会事務局教育部美術館 美術振興課TEL:097-554-5800
2022年04月02日Twitterに投稿された1枚の写真に、ネットがざわついています。人々の注目を集めているのは、ナマズが写る写真。真相に、あなたもきっと驚いてしまうでしょう。実際に公開された写真がこちら。色鉛筆でナマズ描きました✏️ pic.twitter.com/2atUqhkwK8 — ARIA✏️ (@aririria_art) January 29, 2022 実はこのナマズ…色鉛筆画家のARIA(@aririria_art)さんが描いた絵なのです!ARIAさんが、実際のナマズの写真を参考に描いた同作品。ツヤのあるみずみずしいボディや、ヒゲの下にある影など、どこからどう見ても本物のナマズにしか見えません。ARIAさんは「ナマズを置きました?」というTwitterユーザーの声を受け、絵であることを証明する動画を公開。ナマズ置きました?って言われたので動画撮りました!!☺️ pic.twitter.com/r0nzyvrRbC — ARIA✏️ (@aririria_art) January 29, 2022 ちなみに、ARIAさんは大きな紙に作品を描いた後、上部の余白を切ることでヒレがはみ出しているように見せているようです。ナマズが完成するまで✏️独学で描き方や塗り方を学びました。 pic.twitter.com/vwd3a1ZPmF — ARIA✏️ (@aririria_art) January 29, 2022 投稿には、「リアルすぎる」「本物じゃないの…?」「生きているみたい」「触れるのが怖くなるクオリティ」など、驚きのコメントが数多く寄せられていました。テーブルの上にいきなりこんなイラストが置かれていたら、思わず二度見してしまうでしょうね![文・構成/grape編集部]
2022年01月30日画家であり、水彩画講師としても活動している柴崎(watercolorbyshibasaki)さん。2022年1月現在で74歳ですが、精力的に描き続けています。100円ショップのクレヨンって実際どうなの?プロが描いたらこうなったある日、柴崎さんはクレヨンを使って、自宅の窓に落書きをしました。その絵は、落書きとはいえないほど、高いクオリティだったのです…!@watercolorbyshibasaki 74歳だけど落書きしてみたよ!#お絵描き #クレヨン #落書き ♬ オリジナル楽曲 - Shibasaki柴崎さんが描いたのは、クリスマスをテーマにした絵!サンタクロースや鹿のほか、雪景色が見事に描かれています。自分では落書きといっているものの、こんなに素敵だと消すのがもったいないですね!この絵に対し、「すごい」「かわいい」といった反応が相次いでいます。・心がほわほわする。すべてに優しさが詰まってるね。・これは落書きじゃない。作品だ!・もう拍手しか出てこない。芸術的すぎる。柴崎さんは、子供の頃に戻ったような気分でこの絵を描いたとのこと。クリスマスを楽しむのに、年齢は関係ありませんね![文・構成/grape編集部]
2022年01月13日Twitterに投稿された1枚の画像に、ネット上がざわついています。それは、老若男女問わず幅広い年代に愛されている、カルビーの看板商品『ポテトチップス うすしお味』の画像でした。一見、なんの変哲もないように見えますが…。色鉛筆でポテトチップス描きました✏️沢山の方に見て欲しいです!! pic.twitter.com/LE6TeOEYy6 — ARIA✏️ (@aririria_art) November 7, 2021 実はこの画像、色鉛筆画家のARIA(@aririria_art)さんが描いたイラストなのです!クシャッとした袋の質感や、端が少しテーブルから浮いている様子までリアルに描かれています。また、ARIAさんは別角度から撮影した動画も投稿。しっかり描いてます✏️別視点からの動画もどうぞ!☺️✨ pic.twitter.com/DxRCyrE1RM — ARIA✏️ (@aririria_art) November 7, 2021 本物のポテトチップスと並べた写真までアップし、見た人をさらに驚かせました。コメントには、「うますぎる」「写真かと思った…」「本当にリアル!そのまま開けて食べられそう」など、驚きの声が寄せられています。ちなみに、ARIAさんの投稿は、カルビーの担当者の目にも触れたようです。届いてますすごい!!!!!描いてくださりありがとうございます— Calbee(カルビー)公式 (@Calbee_JP) November 8, 2021 お腹が減っている時にこのイラストがテーブルに置かれていたら、疑うことなく手を伸ばしてしまうでしょうね…![文・構成/grape編集部]
2021年11月10日色鉛筆のみで、本物と見分けがつかないほど、精工な絵を描き、TwitterやInstagramに投稿しているARIA(@aririria_art)さん。その立体的な作品の数々は、紙の上に実物が置かれているとしか思えません!こちらは私が描いた色鉛筆画です!フォローして応援していただけたら嬉しいです!!☺️✨ pic.twitter.com/Nax1sNtCHA — ARIA✏️ (@aririria_art) October 27, 2021 2021年10月27日、ARIAさんは2枚の『100円玉』が並んだ画像をTwitterにアップしました。ほかの作品たちに勝るとも劣らない、見事な1枚をご覧ください!左が本物の100円玉で、右は私が色鉛筆で描いたかのような本物の100円玉です!! pic.twitter.com/UBJENXrzwD — ARIA✏️ (@aririria_art) October 27, 2021 左が本物の100円玉で、右は私が色鉛筆で描いたかのような本物の100円玉です!!「すごい…!」と思いきや、並んでいる2枚の100円玉は、どちらも本物!色鉛筆で描いたように見せかけただけの写真なのでした!普段、本物に見間違うかのようなリアルな絵を描いている、ARIAさんならではのネタですね。この投稿は12万件を超える『いいね』と、多くのコメントを集める結果となりました。・見分けつかない…と思ったら両方本物かーい!!・すごい!まるで本物そっくりに描かれているみたいだ!・結局は、ただ100円玉を並べてるだけなのにすごい。多くの人が、別の意味で、だまされてしまったようですね!そして、話はまだ終わりません。反響の大きかった上記のツイートを受けて、今度は本当に色鉛筆で100円玉を描きだしたARIAさん。頑張ってみます|ू•ω•)チラッ pic.twitter.com/vC5l1ENnZC — ARIA✏️ (@aririria_art) October 29, 2021 完成した、実際の作品がこちらです!色鉛筆で100円玉を描きました✏️頑張ったので見て欲しいです!! pic.twitter.com/NiTt1KPePZ — ARIA✏️ (@aririria_art) October 30, 2021 本物と見比べてみると、この通りです。左が本物の100円玉で、右は私が色鉛筆で描いた100円玉です! pic.twitter.com/KWeQ3XEgUA — ARIA✏️ (@aririria_art) October 30, 2021 結局、本物と見分けがつかないことには変わりありません…!色鉛筆を駆使した作品の魅力と、ARIAさんの手腕に、多くの人が改めて気付かされる結果となるのでした。[文・構成/grape編集部]
2021年11月04日大正から昭和にかけて、京都を中心に活躍した日本画家・小早川秋聲(こばやかわ・しゅうせい、1885~1974年) の画業を通観する初の大規模回顧展が東京ステーションギャラリーにて開催される。鳥取のお寺の住職の長男として生まれ、9歳で京都の東本願寺の衆徒として僧籍入りした秋聲は、その後、画家になることを志し、日本画家の谷口香嶠(こうきょう)や山元春挙(しゅんきょ)に師事、文展や帝展を中心に出品と入選を重ね、画技を磨いた。旅好きでもあった秋聲は、北海道、山陰、紀州など日本各地を絵に描き、国外では複数回の中国渡航に加え、1922年から23年にかけてアジア、インド、エジプトを経てヨーロッパ十数カ国へ遊学。1926年には北米大陸を横断し、日本美術の紹介にも努めた。1931年以降は従軍画家として満州、中国へ何度も赴き、数多くの戦争画を描いたことでも知られている。なかでも終戦の1年半前の作である《國之楯(くにのたて)》は代表作に挙げられる1点だ。戦後は、罪を問われる覚悟で日々を過ごし、大規模な展覧会への出品も減っていったという。美術史上でも長らく忘れられた存在だったが、近年、従軍画家による戦争画が注目されるなかで、再評価の機運が高まっている。同展では、初期の歴史画から、初公開の戦争画、晩年の仏画まで、100点あまりを紹介。激動の時代のなかで描き続け、多様な作品をのこした知られざる画家の生涯に迫っていく。《長崎へ航く》1931年、個人蔵《回廊》1914年頃、鳥取県立博物館《御旗》1934年、京都霊山護国神社(日南町美術館寄託)《天下和順》1956年、鳥取県立博物館【開催概要】『小早川秋聲旅する画家の鎮魂歌』会期:2021年10月09日(土)〜2021年11月28日(日)会場:東京ステーションギャラリー時間:10:00~18:00、金曜日は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日(11月22日は開館)入館料:一般1,100円、高校・大学生900円東京ステーションギャラリー公式サイト:
2021年09月21日土地いっぱいの建物に広がる開放的な作り透明水彩画家のかとうくみさんが家族4人で茅ヶ崎に越してきたのは19年前。「繁華街の近くに住んでいたのですが、2人目の子どもがお腹にできた時に、子育てにいい環境への引っ越しを考えました。それで縁あって茅ヶ崎に越してきたんです」とかとうさん。およそ250㎡の土地に延床面積175㎡の2階建ての新築を建てたが、当初は土地の大半は庭に使う予定だった。「上物はしっかりしたものを建てたほうがいいと図面を見た父が言いまして。そのあと父が他界して遺言のようになったので、土地いっぱいに建物を建てました」。“アメリカかぶれ”を自称するかとうさんが目指したのは、アメリカ風の住宅だったが、施工を依頼したのは和風建築を得意とする企業。「夫が野球好きで、好きな選手がCMに起用されているという理由で決めました。アメリカ風にしたいと言ったら、わざわざ外部から設計士を連れてきてくれたんですよ」。何冊もの洋書を設計士に見せ、すり合わせをし、理想に近づけていった。玄関から視界を遮る仕切りがなく開放感ある1階スペース。元々カウンターキッチンがあった西側の空間。キッチンがなくなり本来ある広さが活きる。西側から見たリビング。ご夫婦は大がつくほどのアメリカ好きで、アメリカ国旗が飾られている。風と光を遮らない空間設計玄関を入ってすぐ、1階のリビングとキッチンには仕切りがなく開放的な空間が広がる。天井は吹き抜けで南側にははめ殺しの窓を設置した。「私も夫も天井が高い家が大好きだったのでリクエストしました。窓のお陰で雨の日でも明るいですし、夕方まで電気はつけません。暖房の効きが悪くなるのが心配でしたが、床暖房をいれたら問題ないですね」。リビングの南側に設置された庭に繋がる観音開きの窓はアメリカを意識したもの。「最初は引き戸を考えていたんですが、設計士さんがアメリカ風にするならということで勧めてくれました。とても気に入っています」。東西南3面に窓があり、壁がないため心地よい風が室内を抜ける。冬は、ほぼ全面に敷かれた床暖房で足りなければ、吹き抜けに設置されたファンを使って暖気を回す。風も光も充分に入るリビング。家族4人ほとんどの時間をここで過ごす。庭は元々芝生だったが、当時飼っていた愛犬が土を掘って虫を捕まえてきてしまうのが嫌で、オールデッキに。玄関とリビングの間に両開きの引き戸を設置し断熱効果を高めた。リノベーションで理想により近づける19年前、ほぼ理想の家が出来上がったが想定外のことがあった。夫の母親が泊まる部屋として、東側に設けた和室に地窓しかなかったことだ。「図面上は窓があると思っていたので、地窓で驚きました。お話はしてもらっていたんですが、理解不足だったんです。座った時に、当時あった庭を窓から見られるのは良かったのですが、陽が昇る東から光を取り込めないのが難点でしたね」。転機は8年前。西側に設置していたキッチンの電気系統の故障で床と壁を全面張り替えすることになった。「これを機に、よりアメリカンにしたいと思い、一番陽の当たる東側にある和室を無くして、キッチンにすることにしました。お母さんも床布団よりベッドの方が楽ということだったので」。空間を仕切っていた襖、押入れを無くしたことで、広い空間と東側からの光を室内に取り込めるようになった。さらに真っ白だった壁は、濃い色が好みというご夫婦の希望でブルーとイエローの2色をベースカラーに。床は複合材から無垢材に張り替え、より理想的なアメリカンな空間にしていった。「いちからキッチンを作るならアメリカンなものにしたかった」とかとうさん。和室だった場所を、2面たっぷり使った贅沢なキッチン空間に。窓を設置したことによって、東側からも採光できるようになった。1階は端から端まで視界が届き、のびやかさがある。右に見える壁はコルクボードにしてメモなどを貼れるようにした。外壁をサイディングにすることは夫婦で一致。建てた際はブルーだったが、リノベーションの際にえんじ色に塗り替えた。自宅にある自分だけの創作空間2階南側にはかとうさんのアトリエがある。2階の廊下から1段下がって入るという入室経路と、雲のイラスト入りの壁紙を採用し差別化することで、日常空間との切り替えを演出。「家を建てる時に、私が一番家にいるから一番いい場所にアトリエを作って欲しいとお願いをしました。子どもが小さい時は、ご飯作らなきゃなど考えましたが、今は手がかからないので一日中いることもありますね。ここにいると時間を忘れます」。頻繁にニューヨークに行き、絵の素材探しをするほどアメリカ好きだが、絵を始めたきっかけもアメリカが関係している。「アメリカ西海岸を舞台にした漫画を読んだのがキッカケでアメリカと絵に興味を持ちました」。19年目を迎えた自宅は、壁紙や床など変化してきたが、アトリエは変わることがなかった。それは13歳から変わらず絵が好きで、アメリカが好きだというかとうさんのブレない想いの現れかも知れない。1階の床はキッチンを除き無垢材に統一。ほぼ全面に床暖房が敷かれている。2階廊下。はめ殺しの窓から室内に光が入る。左奥がかとうさんのアトリエ。2階廊下の天井には、屋根裏部屋に続く階段が収納されている。物置として使っていた屋根裏だが、愛犬の死をきっかけに次女が3週間かけ模様替えをした。今はお子さんの友人が泊まりに来るなど交流スペースになっている。アトリエ。左側にある天井いっぱいの造作棚には資料が並ぶ。壁紙はアメリカの有名なアニメ作品をイメージして選んだ。透明水彩の絵具には白がない。そのため白で表現する所は、何も塗らず画材の色を活かす。9月には兵庫県で、来年8月には東京での個展開催が決まっている。詳細はかとうさんのホームページで確認できる。
2021年08月30日長編アニメーション映画『ジュゼップ 戦場の画家』が、新宿武蔵野館ほかにて2021年8月13日(金)より順次全国公開される。“描くことで戦い続けた”実在の難民画家がモチーフ『ジュゼップ 戦場の画家』は、1939年スペイン内戦により、避難先のフランスの強制収容所で難民となった実在の画家ジュゼップ・バルトリをモチーフにした長編アニメーション映画。愛する人との再会を胸に、描くことで戦い続けた男の“感動の実話”を、スクリーンに映し出す。イラストレーター・オーレルの長編アニメ監督デビュー作メガホンをとったのは、フランスの全国紙「ル・モンド」などのイラストレーターとして活躍してきたオーレル。ジュゼップが収容所で記した鮮烈なスケッチに触発され、10年の歳月を費やして映画『ジュゼップ 戦場の画家』を完成させた。脚本は、ロベール・ゲディギャン監督の『マルセイユの恋』 、『キリマンジャロの雪』で知られるジャン=ルイ・ミレシ、製作は『戦場でワルツを』のセルジュ・ラルーらが務めている。ヨーロッパの映画賞を総なめ&東京アニメアワードフェスティバルグランプリ映画『ジュゼップ 戦場の画家』は、オーレルの長編アニメーション監督デビュー作品にして、2020年カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション作品に選出されたほか、2021年のセザール賞やリュミエール賞などヨーロッパの映画賞を総なめに。「東京アニメアワードフェスティバル2021」では、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の監督としても知られる審査員の片渕須直が絶賛し、コンペティション部門長編アニメーショングランプリを獲得した。映画『ジュゼップ 戦場の画家』あらすじ1939年2月。スペイン内戦の戦火から逃れた大勢の難民が南フランスに押し寄せる。フランス政府によって強制収容所に入れられた難民たちは、劣悪な環境のもとで飢えや病気に苦しみ、監視役のフランス人憲兵たちはことあるごとに虐待を加えていった。そんな中、粗末な小屋の壁や地面に黙々と絵を描いているジュゼップ・バルトリという画家がいた。新米の憲兵セルジュは先輩の憲兵たちの目を盗み、ジュゼップに紙と鉛筆を与え、ふたりの間にはいつしか有刺鉄線を越えた友情が芽生える。セルジュはジュゼップがスペイン脱出の際に離ればなれになった婚約者がいたことを知り、再会を夢見る切なる思いに触れ、彼女を探すのを手伝うが…。フリーダ・カーロが登場解禁された本編映像には、ジュゼップ・バルトリが愛した、メキシコを代表する画家のフリーダ・カーロが登場。浜辺に座り、広い海を眺めていたジュゼップと新米憲兵セルジュに向かって、海の中から突如現れたフリーダが歩いてくる。これは夢か現実か……、ロマンティックさに加え、語り手である老人の記憶の曖昧さも絶妙に描き出したシーンとなっている。【詳細】映画『ジュゼップ 戦場の画家』公開日:2021年8月13日(金)新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開監督:オーレル脚本:ジャン=ルイ・ミレシ配給:ロングライド2020年/フランス・スペイン・ベルギー/仏語・カタロニア語・スペイン語・英語/74分/シネマスコープ/カラー/5.1ch/原題:JOSEP/日本語字幕:橋本裕充
2021年08月07日東京・丸の内の三菱一号館美術館で、イギリスを代表する画家、コンスタブルの大回顧展が開かれています。日本では35年ぶりとなる本展では、イギリスのテート美術館から多くの貴重な作品が来日。見逃せない傑作と会場の様子をご紹介します!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 196『テート美術館所蔵コンスタブル展』では、19世紀のイギリスで活躍した画家ジョン・コンスタブル(1776-1837)の風景画や肖像画などの油彩画や水彩画、素描が集結。さらに同世代のライバル画家J.M.W.ターナー(1775-1851)や他の画家たちの作品も含め、全85点の作品が紹介されています。これらの展示作品のうち、60点がテート美術館から来日。コロナ禍の影響で、最近は海外から貸し出された作品を見る機会が少なくなっているので、本展はとっても貴重。コンスタブルとターナーが対決したといわれる展示会を再現した部屋もあり、見どころ満載の内容です。コンスタブルって?コンスタブルは、イギリス南東部にあるサフォーク州で製粉所を経営する家の第4子として誕生。16歳で家業の手伝いをはじめ、1799年、23歳のときに両親の許しを得てロンドンのロイヤル・アカデミー美術学校に見習い生として入学します。ちなみに、のちにライバルとなるターナーはすでに14歳で同美術学校に入り、26歳のときにロイヤル・アカデミーの正会員になっています。コンスタブルもロイヤル・アカデミー展に出品し、正会員になることを目指しますが、なかなか高い評価を得られません。彼は故郷など自分の愛する土地を描いていたのですが、当時、絵画の格付けは歴史画や肖像画が上位レベルで、風景画は格下扱いされていました。コンスタブルは肖像画を描いて収入を得ながら、風景画の制作にこだわり続け、1829年、53歳でようやくロイヤル・アカデミーの正会員に選出されました。12歳の少女と出会い…恋に落ちる!会場に入って最初の部屋に展示されているのは、コンスタブルの自画像や家族の肖像画。ひときわ目立つのが、女性の肖像画です。小さな作品ですが、斜め45度のお顔がとにかく美しい!少しうるんだ大きな瞳とかわいらしい巻き毛、お肌はハリがあってツヤツヤしています。モデルはコンスタブルの妻、マライア。この絵は結婚する3か月前に描かれたとのこと。作品から、妻への愛情がビシビシ伝わってきます。ふたりは1800年、コンスタブル24歳、マライアが12歳のときに出会い、その後恋に落ちますが、彼女の家族に反対され、なかなか結婚できませんでした。1816年、コンスタブルが40歳のときに彼の父親が亡くなり遺産を相続。経済的に自立したことで、この年、ようやくふたりは結婚しました。ターナーと対決!本展で見逃せないのは、コンスタブルとターナーの対決を再現した展示室です。1832年に開かれたロイヤル・アカデミー展で、彼らの作品は並んで展示されました。コンスタブルの作品は、ナポレオンに勝利した「ワーテルローの戦い」を記念する橋の開通式を描いたもので、サイズも大きく、色彩も鮮やかです。いっぽうターナーの作品は、シンプルな海景画でサイズもそれほど大きくなく、寒色系ですっきりとまとめられています。このふたりの対決には、おもしろい逸話が残されています。負けず嫌いの性格で知られるターナーは、華やかなコンスタブル作品のほうが注目されるのではないかと心配し、自作をより目立たせようと画策。開幕前の最終手直し期間に、鮮やかな赤色の塊(ブイ)を絵の前景に描き加えました。後日、コンスタブルは「ターナーはここにやってきて、銃をぶっ放していったよ」とこぼしたそうです。二作品が並んで展示されるのはロンドン以外では初めてとのこと。ぜひ、この空間でふたりの作品を見比べてみてください。神々しい…! 最晩年の人気作最後にご紹介するのは、《虹が立つハムステッド・ヒース》。中央に風車が描かれ、コンスタブルが得意とした表情豊かな空に美しい虹がかかっています。この絵の主題は収集家の間でかなり人気が高かったとのこと。神々しい光が差し込む描写も美しく、作品の前に立つと心が洗われていくような感じがします。本作品は、コンスタブルが亡くなる前年に描かれました。イングランドの美しい風景を描き続け、イギリス人に最も愛された画家が最晩年に描いたこの傑作は、最後の展示室にあります。ぜひ、ゆっくりとご覧になってみてください。会期は5月30日まで。Information会期 : ~5月30日(日) 時間 : 10:00〜18:00※入館は閉館の30分前まで※緊急事態宣言発令中の夜間開館は中止休館日 : 月曜日(※ただし、祝日・振替休日の場合、会期最終週と3月29日、4月26日は開館)入館料(税込): 一般¥1,900、大学・高校生 ¥1,000、中学生以下無料会場:三菱一号館美術館
2021年03月17日自身が描いた絵をTwitterに投稿している、長靴をはいた描(@erumo_0384)さん。中学3年生の頃、学級日誌を書く担当だった際に、落書きとしてリンゴの絵を描きました。すると担任からは「この才能も大事にしてほしいな」と賛辞が寄せられたのです。それから数年後、投稿者さんは「先生、今も描き続けてますよ!」と最新作をTwitterに投稿。中学3年生→美容学生1年先生、今も描き続けてますよ! pic.twitter.com/hoqHMJT3ol — 長靴をはいた描 (@erumo_0384) March 16, 2021 中学3年生の頃は黒の鉛筆だけでしたが、技術に磨きをかけ、キラキラと光る宝石のようなサクランボを描き上げました。2021年3月現在、美容学生でありながらも色鉛筆で作品を描く、色鉛筆画家として活躍している投稿者さん。先生の言葉は、ずっと投稿者さんの心に残っていたのかもしれませんね。投稿には「褒めて伸ばすって本当にいいと思う」「素晴らしい!」「いい先生だな」などの声が寄せられていました。きっと、この投稿を当時の先生が見つけたら嬉しいでしょう。何気ない言葉でも、受け取った人の心にはいつまでも残り励みになることを忘れたくありませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月17日渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで『ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代』が開催中です。20世紀後半のフランスで活躍した画家の都内では10年ぶりとなる本展では、初期から晩年までの作品が集結。ナイーブな天才画家ビュフェの凄絶な人生とアートをご紹介!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 193『ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代』では、フランスの画家ベルナール・ビュフェ(1928‐1999)の油彩画を中心とした絵画作品約80点を紹介。展示されている作品は、すべて静岡県にあるベルナール・ビュフェ美術館のコレクションです。黒い線と暗いトーンで描かれたビュフェの具象画は、第二次世界大戦後の不安な時代の空気と共鳴し、フランスだけでなく世界の人々の心をつかみました。現在もコロナ禍で世の中が不安定になっていることから、彼の絵はまさに今の時代の空気にもあてはまり、鑑賞者の心に響きます。ナイーブなイケメン!ベルナール・ビュフェとは、どんな画家だったのでしょう。会場に写真が展示されていますが、かなりイケメンです。1928年にパリで生まれた彼は、ナチス・ドイツの占領下で名門エコール・デ・ボザール(国立高等美術学校)に通い、20歳で若手画家の登竜門といわれる「批評家賞」を受賞。その後、世界各地で個展が開かれます。ナイーブで非社交的だったビュフェは、当時パートナーだったピエール・ベルジェにマネージャー的な仕事をしてもらい、自身は絵画制作に専念。南仏プロヴァンスに滞在して、著名な小説家ジャン・ジオノや詩人ジャン・コクトーとも親交を深めていきます。ベルジェのサポートでビュフェは活躍の幅を広げていきましたが、1958年、彼と別れてファッションモデルで歌手のアナベルと結婚します。会場では、美しいアナベルをモデルにした作品も見ることができます。いっぽうベルジェは、若きデザイナーのイヴ・サン=ローランのパートナーとなり、ファッション界で活躍しました。上記画像は、ビュフェを取り巻く人々の相関図。『悲しみよこんにちは』で知られる小説家フランソワーズ・サガンとも交流がありました。必見!ピエロの絵20世紀半ば以降、美術界ではジャクソン・ポロックなどの抽象絵画が主流となっていきますが、ビュフェは人物や動物、建物などの具象画を描きつづけます。さらに1960年代に入ると、初期の地味な色調ではなく鮮やかな色を使った作品も増えていきます。そのなかのひとつ、展覧会のメインビジュアルにも使われている作品が《ピエロの顔》。真っ赤な背景に、シルクハットを被った男が描かれています。ベルナール・ビュフェ美術館の学芸員 雨宮千嘉さんによると、この絵は「画家自らピエロのメイクをして、自分の心を投影させて描いた」とのこと。楽しい道化師であるピエロのイメージとはほど遠く、見ていると少し不安になる絵です。雨宮さんの話では、この絵を見るために美術館を何度も訪れるファンもいるそうです。絵画は私の命…1973年に静岡のベルナール・ビュフェ美術館が開館し、1993年にはフランス政府からレジオン・ドヌール勲章を授与されるなど、経歴を見ると画家として幸せな人生を送っていたように思えますが、ビュフェは制作の苦悩を抱えていたようです。さらに、晩年になるとパーキンソン病を発症。絵筆をとることができなくなり、1999年、自ら死を選びました。最終章の解説には、「絵画は私の命です。これを取り上げられてしまったら生きていけないでしょう」という画家の重い言葉が記されています。展覧会は1月24日まで開催。お出かけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください。取材、文・田代わこInformation会期: ~2021/1/24(日)※1/16(土)・17(日)・23(土)・24(日)の4日間に限り【オンラインによる入場日時予約】が必要(当日予約枠に余裕がある場合、予約なしで入場可能)開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)会場:Bunkamuraザ・ミュージアム観覧料:一般¥1,600、高校・大学生:¥1,000、小・中学生:¥700※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
2021年01月07日