身体に異変を感じたら、すぐに病院で診察を受けて、原因を知ることが大切です。悪化する前に治療できるほか、不安を取り除くことにもつながります。『今月あった話』むめい(@mumei10101)さんが、手首が痛くなった時に整形外科に行ったとのこと。医師に診てもらった結果、すぐに病名が分かったのですが、レントゲン室の前で待機中に思わぬ出来事が…。ゼリー状の物質が詰まった腫瘤(しこり)が、手足などに発生する『ガングリオン』だと診断された、むめいさん。レントゲン撮影を待っていると、隣の赤ちゃんが全裸の父親の写真を見ていることに、気付いてしまいます…!きっと、時間も忘れて見入るほどお気に入りの1枚なのでしょう。オモチャよりも父親のお尻を選ぶと、飽きることなくスマホを眺めていました。母親がレントゲン撮影をしている間、赤ちゃんを預かった病院のスタッフも、不可抗力でセンシティブな写真を見てしまうのですが…そこはプロ。深く触れない対応に、むめいさんは心の中で惜しみない称賛を贈ったのでした!この衝撃的かつ『笑劇的』なエピソードには、多数のコメントが寄せられました。・さすがプロ!レアなシチュエーションにも動じない!・パパのお尻にすべてを持って行かれた。・『ガングリオン』の話かと思ったら、成人男性のお尻の話で困惑しながら爆笑。・親戚の子が、門外不出の写真を見せてくるので分かる…。病気の不安が吹き飛ぶ代わりに、頭の中が別の出来事で一杯になったエピソード。今日もどこかで、病院のスタッフが華麗に『不測の事態』をさばいているかもしれません。病院には、いろいろな人が集まりますね![文・構成/grape編集部]
2024年04月01日長年人々を悩ませている花粉症。医学が発達した現代も、いまだに多くの人が症状と闘っています。漫画家のヨシモフ郎(@yosimofurou)さんも、花粉症に苦しみ、病院に通う1人とのこと。病院に行った際、一喜一憂したエピソードを明かし、同じ症状に苦しむ人たちから共感の声が上がりました。『一生起きれる気がしない』薬に含まれる、アレルギー症状を抑える成分は、副作用として眠気が起こる場合があります。ただでさえ花粉症の人たちは、呼吸のしづらさによる酸素不足で、頭が回らず眠くなりやすい状態にあるもの。「副作用だ」と断定はできないかもしれませんが、症状が治まり頭がクリアになる状態を期待して薬を飲んだのであれば、ガッカリしてしまうでしょう。ヨシモフ郎さんのエピソードはネット上でまたたく間に拡散され、こんなコメントが寄せられています。・本当にこれ!花粉症の時期は、何をどうやっても眠い。・分かりすぎる…。つらい…。・同じ経験した~!マジで嫌になりますよね。・眠くなるかどうかは、飲んでみないと分からないことが多い。同じ薬でも、体質などで効果は異なるといわれています。医師に相談して、自分に合った薬に変えるなどの対処をすることで、状態を少しでも緩和していきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年03月16日感染症が流行ると、症状があるときに病院を受診するべきか不安になることもありますよね。もし自転車や徒歩で病院へ行かなければならないときに、車で待つよう病院側から言われたら、あなたはどうしますか?今回は、ゆりゆ(@yuri_konkatsu)の実体験をもとに描いた人気漫画『妻は看病してもらえないのが普通ですか?』をご紹介します。急な発熱が……夫と娘と3人暮らしのみさきさん。あるとき、高熱を出してしまい夫に家のことや買い物を頼みます。すると夫は、言われたことはしてくれるものの、みさきさんのことはほったらかし。買ってきたものもみさきさんが思っていたのとは違い、自分で作ることに。すると熱が上がり症状が悪化したため、病院に行こうとしますが……。待つことが難しそうで……どうしようもなく……妻は看病してもらえないのが普通なの……?病院では待つ場所がないと言われ、車を出してくれない夫に虚しさを覚えるみさきさん。結局、市販薬を飲んでごまかしながら回復しましたが、数か月後、今度は夫が体調を崩してしまいます。その後、夫が流行中の感染症にかかってしまい放置したくなるみさきさんですが、きちんと看病してあげるのでした。体調不良の妻を病院へ連れて行ってくれない夫……、あなただったらこんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@yuri_konkatsu)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月28日体調が悪いときは、自分で病院に行くのも大変ですよね。もし熱が上がったのにもかかわらず、夫が車で病院へ連れて行ってくれなかったら、あなたはどうしますか?今回は、ゆりゆ(@yuri_konkatsu)の実体験をもとに描いた人気漫画『妻は看病してもらえないのが普通ですか?』をご紹介します。急な発熱が……夫と娘と3人暮らしのみさきさん。あるとき、高熱を出してしまい夫に家のことや買い物を頼みます。すると夫は、言われたことはしてくれるものの、みさきさんのことはほったらかし。買ってきたものもみさきさんが思っていたのとは違い、自分で作ることに。すると熱が上がり症状が悪化したため、病院に行こうとしますが……。病院に連れて行ってくれもしない……私の責任……?車がない場合はどうする……?病院に確かめると、車で待ってもらうのがいいと説明を受けたみさきさん。しかし夫は動こうともせず、感染症にかかっていた時のことを想像すると、病院へ行く気になれません……。その後、夫が流行中の感染症にかかってしまい放置したくなるみさきさんですが、きちんと看病してあげるのでした。体調不良の妻を病院へ連れて行ってくれない夫……、あなただったらこんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@yuri_konkatsu)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月27日今回は、子どもの病気にまつわるエピソードを紹介します。子どもが9ヶ月の頃…病院では…違う病院に行ってみよう![nextpage title="QHu0ni[P0L…"]大きい病院…!?命にかかわる病気だった風邪と診断されていた子ども。病院を変えたところまさかの事態になりました。命にかかわる病気だったとは…!※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。作画:良丘編集:愛カツ編集部
2024年02月25日「病院のまったくワクワクしないビンゴを見て」そんなコメントとともに、1枚の写真をX(Twitter)に投稿した漫画家の、ゆめつきママ(@yumetsukimama)さん。病院を訪れた際、スタッフからカードを渡されたのですが、その内容が…。胃の痛みやノドの違和感など、消化器官の不調を尋ねるカードでした!患者が自覚症状を病院に伝えるため、診察を受ける前に記入する『問診票』の一種でしょう。紙の問診票の場合、ペンで書き込むことに面倒さを感じる患者も多いもの。ビンゴと同様のカード形式だと、回答が手軽で、症状を医師に伝えやすそうですね。カードはネット上で話題となり、このような反応が寄せられました。・わ~い!別の意味でドキドキする『地獄のビンゴ』だ!・リーチにもビンゴにもなりたくない…。・ペンも下敷きも不要な対応、賢いな!気軽に答えられそうでいい。・診察中に緊張して、伝えたかったことを忘れてしまう人が助かりそう。・医師側も、読めない文字で症状を書かれると困るので、こういうカードの登場はありがたい。また、「目の診察で、自分も問診系のビンゴをした」という声も。スムースな診察のための工夫として、同様のカードは医療現場に広まっているのかもしれません。病院で問診系のカードを手渡された時には、ビンゴを目指さず正直に、症状に合った項目に穴を開けるようにしましょう![文・構成/grape編集部]
2024年02月09日周囲からクスクスという笑い声が聞こえてきたら、気になってしまうもの。人によっては「自分が笑われたのではないか」と不安になる人もいるでしょう。@LUCA_10_24さんは、耳鼻科に行った時に受付の人にクスクスと笑われたことがあったとか。当時の出来事を、X(Twitter)でつづっています。病院の受付でクスクスと笑われた理由に「和んだ」受付をする際に、慌てて保険証を取り出したという、投稿者さん。すると、保険証を受け取った人がクスクスと笑い出したそうです。投稿者さんは、きっと「なんだろう」と不思議に思ったはず。しかし、すぐに自分が重大なミスを犯していることに気付きました…!そう、自分の保険証ではなく、愛猫のルカくんの保険証を出していたのです!気付いた投稿者さんは「そりゃ笑うよね」と納得。まさかのミスに、自分でも笑ってしまったといいます。受付の人も悪気があったわけではなく、突然差し出されたかわいらしい保険証に癒されて、笑ったのでしょうね!なお、保険証を間違えるのはペットを飼う人にとっては『あるある』なようで、共感の声などが寄せられています。・私も先日、同じことをしました…!・受付の人、癒されたんじゃないでしょうか。・ふふふ、笑ってしまいました。かわいい間違い!・うちは息子が、動物病院で自分の保険証を出して苦笑いされていました。人は慌てている時ほど、ミスをしやすくなるもの。なるべく気を付けたいところですが、周囲を笑顔にするような『かわいいミス』なら、むしろ歓迎される…かもしれません![文・構成/grape編集部]
2024年02月04日診察や治療を行う病院に、苦手意識を抱く人は多いものです。病院へ行くことに対し、「怖い」「できれば行きたくない」などのイメージを持つのは、人間だけとは限りません。行き先が、動物病院と気付いた秋田犬が?5匹の秋田犬と暮らしている、飼い主(@kodomo4dog5)さん。ある日、愛犬のだいちくんを連れて、動物病院へと向かいました。最初は、行き先が動物病院とは知らずに車に乗り込んだ、だいちくん。車内から見える景色に、見覚えがあったのでしょう。行き先が、動物病院だと気が付いた時の、だいちくんの表情がこちらです。だいちくんは一点を見つめ、無表情に…!「あの恐ろしい場所に行くのですね…」とでもいいたげな、悟りきった顔をしています。ちなみに、飼い主さんいわく、だいちくんは嫌がりながらも、獣医師に対して吠えたり噛みついたりせず、ただ黙って先生に背を向けて座るそうです。投稿には、犬と暮らす多くの飼い主から、共感のコメントが相次ぎました。・かわいくて、申し訳ないけど笑ってしまった!・まさに血の気が引いているような、表情に見える…。・うちの犬も、動物病院の建物が見えると、震え始めるよ。かわいそうですが、愛犬の健康維持のためにも、定期的な検診や必要に応じた治療は避けられないもの。この後、だいちくんは覚悟を決めて、潔く診察を受けたことでしょう!grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2024年02月03日ケガや病気の際、お世話になる病院。診察や治療だけでなく、身体の機能を回復してもとの生活を取り戻す、リハビリテーション(以下、リハビリ)も行っています。専門職のチームがサポートしてくれるのですが、人によってはリハビリが苦痛で心が折れてしまう瞬間もあることでしょう。病院の工夫に感動!リハビリのやる気が出る方法ある日、久々に帰省した朔(@sakko_69)さん。家のいたるところに貼り紙があり、「なんだろう?」と思ったといいます。文面を読むと、89歳の祖母が病院でもらってきた紙のようで…。朔さんの祖母は、毎年「またコンサートに行くまで死ねない!」というほど、演歌歌手である三山ひろしさんの大ファン。コンサート前に骨折して入院した祖母のために、病院側が『三山ひろしに会うため』という目標を掲げてくれていたのです!きっと、骨折の治療やリハビリ中の会話から、生きがいを聞いていたのでしょう。本人のやる気を引き出す工夫に「こんなことまでしてくれるんだ」と感動した朔さんは、次のようにコメントをしています。私は全く他界隈の『オタク』ですが、この血は祖母から受け継いでいると確信しているので、今後も負けじと張り合いたいと思います。親切な対応に、多くの人が感銘を受けたようで、投稿にはこのような声が上がっています。・一人ひとりにちゃんと向き合っていますね。ナイス!・この工夫をした人には、日本で一番名誉な勲章をあげたい。・おばあちゃんに元気をくれる三山さんも最高。・ファンは「あの人に会える!」って思うと頑張れるからね。好きなことに向かう力は強いもの。リハビリに励み、祖母はこれからも人生を謳歌することでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年12月22日アニメや映画の中で活躍する、スーパーヒーローたち。持てる力を使って悪い敵を倒したり、困っている人や苦しんでいる人を救ったりする姿には、誰もが憧れを抱いたことでしょう。そんな心優しきスーパーヒーローは、フィクションだけの存在ではありません。現実世界のいたるところで活躍しているのです。子供を病院に連れて行くため、タクシーに乗り込んだら?「日常生活でスーパーヒーローに出会った」と話すのは、1児の母親である、おしそ(@_______aona)さん。ある日の夜、5歳の娘さんは強い痛みを訴え始めました。どうやら幼い子供に多い、肘内障になってしまったようです。腕の痛みを訴える我が子を連れ、おしそさんは急いで病院に向かうことに。アプリを使ってタクシーを呼びました。痛がる子供を見たら、誰もが胸を痛めるもの。運転手は、告げられた行先や娘さんの言葉から、ただならぬ状況であることを察したようです。「一刻も早く、この子を救ってあげたい」という想いと、「しかし、法律は守らなくてはならない」というプロの運転手としての葛藤から、最後のひと言が飛び出たのでしょう。いわずもがな、道中で事故が起こってしまっては大変。おしそさん親子にとって、法定速度を守った上での運転はありがたい行動といえます。優しく真面目な人柄の運転手にしびれたという、おしそさん。漫画を読んだ人からも、スーパーヒーローの姿に称賛の声が上がっています。・イケメンすぎる。そして、これぞ運転のプロ。・飛ばしたい気持ちを抑えながら運転してくれたんだろうな。かっこいい!・優しすぎて泣いちゃう…!まさにヒーローだ。今回の出来事を通して、おしそさんは「ヒーローも、アプリで呼んだら来てくれるような時代になったんだなあ」とコメント。きっとこの瞬間も、多くのヒーローたちが街を駆けまわっているのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年12月17日例年、冬場になると猛威を振るう、インフルエンザウイルス(以下、インフルエンザ)。年末年始は帰省などで人出の多い場所に行くこともあるため、子供も大人も感染対策はしっかりしておきたいものですね。保育園や学校などに通う子供は、感染する可能性も高くなるので、発症を予防し、重症化を防ぐためにワクチンの接種をすることが大切でしょう。おのり(@peanuts0141ne)さんの2人の娘は、夫に連れられてインフルエンザの予防接種を受けたそうです。その時の様子を描いた漫画をX(Twitter)に投稿したところ、7万件もの『いいね』が寄せられました。「勇気が出るまで待って!」注射が苦手な娘さん。大人でも注射に恐怖心を抱く人はいるため、幼い子供が怖がるのは当然のことです。しかし、娘さんは予防接種をしなければいけないことを分かっている様子。どうにか勇気を振り絞ろうとしている姿が、なんともいじらしいですね!投稿には「かわいくて笑った!この時期によく見られる光景」「ずっと待ってあげたくなる。頑張れー!」「えらいな~!心が浄化されました」などの声が上がっていました。子供にとって、注射はバンジージャンプを飛び降りるくらい覚悟がいるものなのかもしれません…。診察室から、注射を頑張っている子供の声が聞こえたら、心の中でエールを送りたいですね![文・構成/grape編集部]
2023年11月29日モデルの谷まりあさんが、2023年11月24日に、バラエティ番組『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に出演。『笑ってしまう診断結果』についての話題になった際、中学生の時に発覚したことを語り、出演陣を驚かせました。谷まりあの歯、まさかの場所に忍ぶ!当時、歯並びを矯正するため歯科医院に行った谷さん。レントゲン撮影をしてもらったところ、思わぬ発見があったといいます。「鼻の穴の後ろらへんに歯が2本あります」っていわれて。「抜きますか、抜きませんか」みたいな。それを取るのって、ここ(鼻)らへん、神経もすごいから、「100人の歯医者さんに聞いたら、99人の歯医者が嫌っていう手術だけど、やりますか」って。人志松本の酒のツマミになる話ーより引用高度な技術が必要な手術であると分かり、谷さんは戸惑ったようです。「成長期中に動かなかったらもう大丈夫なので、20歳まで様子を見ることもできます」と医師にいわれたため、手術はしなかったとのこと。放送日の現在、埋没している歯に異常はなく、変わらず鼻の後ろあたりにあるのだとか!もし生えてきた場合は、鼻からではなく、前歯に被さる位置に出てくるそうです。「歯が潜んでいるんだ!」とスタジオがざわついた、谷さんの告白。SNS上でも驚いた人々からのコメントや、同様の状態の人たちから声が上がっています。・外側からはまったく見えないから、知らなかった。・私も谷さんと同じ状態!大人になってから、埋まった歯の存在を知りました…。・自分もレントゲン撮影で発覚。驚くよね。外見からは分からない、ちょっとした身体の問題を抱えている人は多いでしょう。谷さんのように、モデルの第一線で活躍する人が公開してくれたことに、勇気をもらった人もいるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年11月25日動物病院は、ペットの病気やケガを治療する場所。健康を保つのためには必要ですが、病院という場所自体に苦手意識を持つペットは少なくありません。病院に近付くだけでも、不安や緊張を表すことがあるようです。病院に到着した時の、シーズー「動物病院に到着して振り返ったら、身の毛がよだってた」そんなコメントとともに、シーズー犬のショコラちゃんの写真をX(Twitter)に投稿した、飼い主(@collonchocoluv)さん。出発時は遊びに行くと思ったのか、ショコラちゃんはノリノリで車に乗ったといいます。しかし、飼い主さんが病院の駐車場に車を停めて、振り返ると…。「え…ウソ!病院!?」病院に着いた途端、緊張と焦りの表情を浮かべる、ショコラちゃん。静電気により逆立った毛と相まって、飼い主さんは思わず吹き出してしまったといいます。投稿には、多くのコメントが寄せられていました。・『身の毛もよだつ』の見本のよう!表情もぴったりですね。・笑ったらかわいそうなのだけど、爆笑してしまった。・今年一番の『笑撃写真』。どんな顔をしていてもかわいいですね。・「ちょっと!そんな話聞いてないんですけど!」っていってそう。担当する医師たちはとても優しいそうですが、それでもショコラちゃんは、病院が苦手なのだとか。言葉は話せなくても、十分すぎるほど気持ちが伝わりますね![文・構成/grape編集部]
2023年11月17日病院を受診する際のコミュニケーションは、適切に診断・治療をし、医師との信頼関係を構築していく上でとても大切です。しかし、知らず知らずのうちにNGとされる行動をとってしまう方も少なくありません。そこで今回は、病院へ行くときの「NG行動」とその対策について、女医の筆者が解説していきます。NG行動1: 既往歴を自己判断で伝えない初めての病院を受診すると、問診票の記載を求められる場合が多いです。そこには必ず、既往歴を記載する項目があります。既往歴とは、現在治療中または通院中の病気のほか、過去に完治した病気や過去の手術などを含む、過去~現在の病歴のことです。「ただの腹痛で受診しただけなのに、なぜこんなにたくさん記載しないといけないの?」「早く痛み止めだけを処方して帰宅させてほしい」と思う人もいらっしゃるかもしれません。また、「この病歴は今日の受診には関係ないかな?」と自己判断して記載しない方も、残念ながらしばしばいらっしゃいます。確かに、たくさんの問診項目があるので、記載が面倒に感じることもあるかもしれません。ですが既往歴は、新しい症状の原因や治療方針を決定する上での大事な情報となります。例えば、既往歴には何も記載がないのに、お腹の診察で手術の痕が見つかる場合があります。聞いてみると、「そういえば昔、卵巣のう腫で手術をした」なんていうことが判明する場合も。以前に卵巣のう腫を患っていたという情報があれば再発があるかもしれないなどと判断でき、早期診断・早期治療につながります。このように、既往歴の申告は非常に重要なものです。既往歴をつい忘れがちという人は、保険証と一緒に控えを持っておくなどの工夫をするといいでしょう。NG行動2: 健康診断の結果を正しく伝えない健康診断や人間ドックの結果を聞くと、「特に問題なかったです」と言う方がいらっしゃいます。ですが、健康診断や人間ドックで検査する項目は人によって違う場合があります。例えば、一般的な血液検査だけしたのか、追加で腫瘍マーカーなども検査したのか、腹部エコー検査もしたのかなどですね。また、健康診断の場合は、前回の結果と比較してどうなのかということも重要なポイントです。健康診断の結果には、たくさんの情報がつまっています。実際には異常値になっている場合でも、自己判断で問題ないと判断している方もいらっしゃるので、できれば受診時に結果を持参しておくと安心です。NG行動3: ネットの情報を過信して自分で治療法を決める最近では、インターネットで検索するとたくさんの情報が出てきます。そのため、自分の症状を検索して、自分で治療法まで決めてしまう方も少なくありません。もちろんそれが正しい場合もありますが、同じ病気であっても人それぞれ出てくる症状が違う場合もありますし、推奨される治療法が違う場合もあります。インターネットは有用な情報源ではありますが、病院を受診した際には適切な診察・検査を受け、医師とよく話し合って治療方針を決めていくのがいいでしょう。NG行動4: 服用している薬を申告しない服用している薬はとても大切な情報です。治療を行う際に新しい薬を追加する場合、相互作用による副作用が生じるリスクがあります。これは、サプリメントについても同様です。場合によっては、薬やサプリメントの飲み合わせが悪く、症状が起こってしまっている場合などもあります。また、血圧の薬を飲んでいる、うつ病の薬を飲んでいるなど、具体的な薬品名を覚えていないケースも。血圧の薬だけでもたくさんの種類があり、用量も異なる場合があるので、薬品名をきちんと知っておく必要があります。病院を受診する際には、お薬手帳を持参して提示するようにしましょう。サプリメントについても常用しているものがある場合は、あわせて申告してくださいね。NG行動5: アレルギーを伝えない多くの病院やクリニックでは、問診票に薬や食物へのアレルギーの有無の記載欄があるはずです。薬のアレルギーをお持ちの方に、その薬や成分が類似した薬を処方してしまうと、重いアレルギーを起こしてしまうリスクがあるためです。また、意外に忘れがちなのが、食べ物へのアレルギー。薬剤には鶏卵や牛乳などの成分が含まれているものもあります。漢方薬の中には、小麦、ゴマ、モモ、ヤマイモ、ゼラチンなどの成分を含むものがあり、これらのアレルギーがある方も要注意です。薬と食べ物のアレルギーは、正しく医師に申告することが望ましいですね。さいごに病院を受診する際には、しっかりとした情報伝達が求められます。情報が欠落していると、診断や治療の質が低下してしまう可能性も。おくすり手帳を常に持参し、大事な病気やアレルギーについては事前にメモしておきましょう。©Paylessimages/Adobe Stock ©peach100/Adobe Stock ©Metro Hopper/Adobe Stock筆者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は14万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年10月26日健康診断や普段とは異なる違和感から病院を受診して、疾患を見つけられたという経験はありますか?「今はまだ大丈夫」と、病院の受診をついつい後回しにしてしまう人も少なくないはず。そこで今回は、「疾患に気づくことができたエピソード」をご紹介します。Cさんの場合……風邪をひいたときに薬をもらおうと町医者に行きましたが、その時にお医者さんが異変に気付きました。以前から言っている町医者だったので、変化に気づいてくれたようです。自分でも、食欲が増したけれど太らない、急に汗をかくようになった、気持ちが不安定などの変化はあったのですが、まだ若かったということもあり特に気にしていませんでした。血液検査をした結果、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と発覚しました。どのような治療を受けましたか?紹介状をもらい、大学病院に通うことになりました。毎日薬を飲む治療と、定期的な血液検査、エコー検査をしていました。薬はだんだんと減っていきましたが、薬を飲まなくなるまで10年以上かかりました。伝えたいことは?お医者さんが気付いてくれなかったら、治療を始めるのが遅くなっていたと思います。甲状腺の病気はホルモンの病気なのでいろいろ症状はありますし、先が長い病気ですが、適切な治療をすることが大事だと思います。違和感を覚えたときは早めに専門家へ病院で身体の違和感に気づいてもらうことができたというCさん。自分では「この程度の変化なら大丈夫」と思っていても、専門家を受診した結果、疾患がわかったという例は少なくありません。今回は「疾患に気づくことができたエピソード」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年10月22日シアンの運営する「ユアケア」編集部は、女性100名を対象にオンラインでアンケートを実施し、アフターピルの市販化について調査。独自の結果を発表しています。■87%がアフターピル市販化に賛成!アフターピルの市販化に関して、アンケートを実施したところ、87%の女性が「市販化に賛成」と回答。9割近い女性は薬局でアフターピルが手に入ることを歓迎していることがわかりました。市販化に賛成している理由について、以下のような意見が集まりました。・「避妊に失敗してしまった、けれど親などに相談したくない未成年の方は多いと思います。望まない妊娠をして将来ずっと苦しむよりも、妊娠を望まないのであれば利用するべきだと思うから」・「病院が休みの日はアフターピルを手に入れるまでに時間がかかるからです。アフターピルは時間がかかるほど避妊できる確率が下がるので、近くの薬局で手に入れられる方がいいと思うから」・「性暴力被害者支援センターでお手伝いしていたのですが、病院で感染症の検査をすることも大切なのですが、まず、すぐにアフターピルを服用できれば、心の負担が一つ減るのではと思う。ただ認知度がそんなにないと思うので、世間にアフターピルがあると言うことをもっと認知させたほうがよいと思うから」また少数ではあるものの、10%の女性はアフターピルの市販化に反対しています。その理由として、以下のような意見が集まりました。・「あまりに手軽に買えすぎると、正しくない使い方が広まりそう。正しい知識をつけるだけの教育がまだ足りていないように感じるから」・「ピルは副作用があるので、処方箋がなくても購入できる様になってしまったら副作用に対応出来なくなるのではないかと思うから」・「薬を悪用する人が増えそうなのと、若者を中心に避妊の意識が低くなりそうだから」■半数以上の人が薬局でアフターピルを買いたいと思っている「病院・オンライン診療・薬局のうち、あなたはどこでアフターピルを手に入れたいですか?」と質問したところ、63%が薬局を選ぶと回答。3人中2人は薬局で購入したいと考えていることがわかりました。実際に以下のような意見が集まりました。◇【薬局で購入したいという人の意見】・「望まない妊娠を避けるためには、素早い対応ができる機関(薬局)であるべきだから」・「病院は診察時間が限られており、オンライン診察にしても感情的なハードルは高いと思うから」・「ピルの効果が得られる時間は限られており、薬局や24時間営業のドラッグストアがベストだと思うから」オンライン診療や病院を選ぶという人は、過半数以下という結果に。しかし、アフターピルの市販化に賛成している人が87%だったことを考えると、薬局でアフターピルを買えるようになることには賛成なものの、自分自身は薬局で処方箋をもらいたいという人が10%以上いるということがわかりました。実際に以下のような意見が集まりました。◇【オンライン診療で処方されたいという人の意見】・「薬局で手に入れられるのもいいとは思うが、何かしら診察は受けたいから。ただ、緊急時に慣れない婦人科も不安な方がいると思うのでオンラインでだといいなと思いました」・「病院に行くのは時間がかかり、仕事などの関係で、必ずしもすぐに受診できるとは限りません。また、薬局だと購入しているところを万が一知り合いに見られると嫌だから、オンライン診療がいいです」・「オンラインならわざわざ病院に出向かなくても良いし、プライバシーも守られると思うからです」◇【病院で処方されたいという人の意見】・「私自身は産婦人科に行くことにあまり抵抗がない。また薬剤耐性が弱いので、一通り副作用などの説明をうけて処方してもらった方が安心できるから」・「やはり副作用などや飲み方などもあるためきちんと説明や診断を受けたうえで手に入れたいから」■手に入りやすくなることで、避妊への意識低下を懸念アンケート回答者に、「気になることや懸念点を教えてください」と聞いたところ、避妊への意識の低下が一番の懸念点となっていることがわかりました。ほかにも「いくらでアフターピルが販売されるのか」といった値段に関する点や、「副作用が出たときの対処法がどうなるのか」といったアフターフォローに関する懸念点が多く挙がりました。◇【強い不安がある人の意見】・「低用量ピルに副作用があるように、血栓などのリスクがあるのか、基礎疾患によっては避けるべき場合があるのかといったことを薬局では確認しにくいのではないか」・「知り合いに会ってしまったときなどどこから話しが広がるかわからないリスクがある」・「薬剤師の介入が必要な販売方法だとしても、公の場所での聞き取りや説明ではなく、個室のようなプライバシーの守られた空間でやりとりができるとよいが可能なのかが気になる」一方で、懸念点や不安なことはないという意見も多数集まりました。◇【特に不安がない人の意見】・「薬剤師さんの説明をしっかり聞いて、納得の上で購入するので、気になることはないですかね。あったら買わない」・「対面する人との気まずさ位だと思いますがそんなこと言っている場合ではないかもしれません」・「コンドーム同様、誰にでも必要なものだと思います」■薬剤師には正しい知識と誠実な説明が求められているアンケート回答者に、「薬剤師には何を期待しますか?」と聞いたところ、丁寧で誠実な説明をしてほしいといった意見が多く集まりました。ほかにも、アフターピルを手に入れる際に唯一接することとなるので、プライバシーを守ることや、薬に関する正しい知識など幅広い要望があることがわかりました。■【調査概要】調査方法:インターネットアンケート調査対象:20代~40代の女性実施:2023年9月29日~10月1日調査実施主体:ユアケア編集部調査会社:シアンユアケア編集部URL:(エボル)
2023年10月21日幼い子供との会話は、大人の心を和ませてくれます。しかし時に、子供が見ず知らずの人に無邪気な発言をして、親がハラハラすることもあるようです。3歳児とマダムの会話noa(@9wNoa)さんが、3歳になる娘さんと病院の待合室にいた時のこと。娘さんは、目の前に座っていた女性を見て、noaさんに「うちのばぁばにちょっと似てる」と耳打ちをしました。すると、気付いた女性は優しくほほ笑み、「あら、私、ばぁばに似ているの?」と声を掛けてくれたそうです。娘さんは女性に話し掛けられて嬉しくなったのか、大声でこんなことをいいました。「うん!でもうちのばぁばは、『こかんせつ』が痛いばぁばなんだよ!」※写真はイメージ『こかんせつ』という難しい言葉を覚えていた娘さんに感心しつつも、女性にどう受け取られるのか、noaさんは内心ドキドキしていたことでしょう。すると、女性も娘さんに負けないくらい大きな声で、こう答えました。「あら~!私は『ひざかんせつ』が痛いばぁばよ!」娘さんの発言に対し、ノリノリでユーモアのある返しをしてくれたといいます。noaさんは、X(Twitter)の投稿で、この時のことを振り返り「ありがとうございました。マダムのその勢いに惚れました」と感謝をつづっていました。投稿は拡散され、コメントが多数寄せられています。・素敵なマダム。ユーモアと心の余裕を感じますね。・平和でいい話だな。自分も将来はこんなマダムになりたいです。・声を出して笑ってしまった!マダムの返しが最高。きっと女性は、娘さんとの会話を心から楽しんでいたのでしょう。チャーミングな2人のやりとりに、周囲の人たちもクスッとしていたはずです![文・構成/grape編集部]
2023年10月05日健康診断などで、誰もが一度は経験したであろう、採血。チクッとした痛みを伴うため、大人でも苦手だと思う人は多いでしょう。小さい子供であれば、怖がり、泣いてしまうのも無理はありません。小児科医のせいむ(@same_pedem)さんが、X(Twitter)に投稿した、ある患者とのエピソードを、ご紹介します。前回大泣きしていた子供が、2回目に採血を受けると…大学病院に勤務するせいむさんは、ある日、1人の子供の採血をしていました。前回も、せいむさんが採血したものの、その時には大泣きしてしまったのだとか。2回目となる今回は…痛みに耐え、泣くこともありませんでした。せいむさんが「すごいね」と褒めると、子供はこのように返事をしたといいます。「もう、その痛みは一度覚えた」まるで、バトル漫画に出てきそうなセリフを、いい放ったのです!強気な姿勢と、子供らしからぬ言葉のチョイスに、周りにいた大人たちも驚いたことでしょう。せいむさんは「人間に擬態した異星人のよう…」と感じ、ちょっぴり怖くなってしまったといいます。投稿を見た人からは、「これは強い」「一度はいってみたいセリフ」などのコメントが寄せられています。・漫画のような、センスのある返しに笑った。・だんだんと、大人の階段をのぼっていっていますね。・成長スピードがすごい!一体どんな環境で育っていったのか…。これからも、その適応力と抜群のワードセンスを活かして、たくましく育っていってほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年10月05日出産できる病院の種類出産に関わる病院には種類があります。出産までできる病院、医療に特化した病院、家庭的な雰囲気を重視した病院、自分の納得できる病院探しが重要です。助産院助産師が開院している9床以下の病院です。家庭的で安心感がありますが、双子の場合や異所性妊娠(子宮外妊娠)など医療行為が必要だと助産院では受け付けてもらえません。また、助産院では医療行為ができないため、病院での健診が同時に必要になることや、事前に健診を受けてからしか助産院での受付をしてくれないこともあります。医院や個人病院19床以下の病院が医院と呼ばれ、現在はクリニックと表記されていることも多くあります。小さな病院は常に同じ先生に見てもらえることがあるので、信頼できることが大きいです。ですが、健診のみの受け付けで出産は受け付けてくれないところもあるので、必ず確認が必要です。大学病院や総合病院ハイリスクな妊婦さんにおすすめですが、高度な医療を受けることができて安心という反面、予約が必要で待ち時間がかなり長いという面があります。まずは個人病院などで診てもらい、ハイリスクな出産になる場合や、そうでなくても妊娠後期に出産のために紹介状を書いてもらうことをおすすめします。つわりなどで待ち時間に気持ち悪くなることや、予約の日にどうしても起き上がれないほどしんどいこともあるので、待ち時間も病院選びの考慮に入れると健診が楽になります。周産期母子医療センターほかの病院では危険と判断された場合や、救急で搬送される病院です。ベッド数や病院の大きさにもよりますが、最初からここにかかりたいと思っても受けてもらえないこともあります。母体と胎児にとって最高の医療を用意してあるので、どこの病院にかかっていたとしても、危険性が高いと判断された場合にはここに運ばれます。産婦人科の探し方口コミ先輩ママに聞くのが一番ポピュラーで安心感があります。しかしこれには知り合いに先輩ママがいないとどうしようもないという問題もあります。多くの病院の情報は得られませんが、近所の病院やクリニックに関する細かい情報、生の声が聞けるのは大きいです。インターネット多くの情報を一度に集めるには有効な方法です。何を重視して病院を選ぶのかによって絞り込めることもおすすめできるポイントです。ただ、最初からインターネットに頼ると情報量が多く迷いすぎてしまうこともあるので注意が必要です。病院のホームページを見て、説明がわかりやすいと感じるところが良いかもしれません。ブログがあれば医師やスタッフの人柄の参考になりますね。雑誌や書籍産婦人科のことをまとめた雑誌が出ていますので、参考になります。産婦人科の特色がそれぞれ書かれているので全体的にわかりやすく、自分にあった病院が探しやすいです。タウンページ近くの産婦人科を探すのにはとても役に立ちます。近くの病院に的を絞って探すことができ、連絡先がすぐにわかるのが良いところです。産婦人科の選び方のポイントは?距離里帰り出産なのかどうかにもよりますが、健診にその都度行ける距離であることは大切です。夫の立ち合いを望んでいるから出産時に夫が間にあう距離が良いとの考え方もありますが、1時間以内の距離であれば十分間にあいます。あまり遠い場合は健診のために通うのも大変ですし、陣痛が始まってから病院に行くまでの距離を考えると危険性もあります。分娩方法・育児の方法病院によって分娩の方法や母乳育児の考え方が違います。どのような出産を望んでいるのか、完全母乳で育てたいのか、粉ミルクで育てたいのか、病院の方針がどうなのか事前に調べておくと後悔をしなくて済みます。筆者は臍帯血バンクへ協力したかったのですが、病院側が登録していなかったため、断念せざるを得ませんでした。譲れないものは最初の健診を受ける前に確認が必要です。助産師さんやお医者さんとの相性インターネットや口コミで、どんな先生なのか、看護師さんたちの対応はどうなのか知ることができます。フレンドリーな人が良いのか、医学的な細かい説明を重視してくれるのか、どんな人だと安心して任せられるのかを考えてください。自分の命と子どもの命を任せるのですから信頼できる人を探しましょう。一度受診してあわないと感じれば病院を変えることもできるので、実際に診察を受けてから決めても良いですね。ご飯はおいしいか出産という人生で何度もない経験をするのですが、これには体力が必要です。出産後にしっかりとご飯を食べないと体力は回復しません。できればおいしいものを食べられる方が嬉しいですよね。医療水準外から見て、その病院の医療水準を知るのは難しいですよね。参考になるとしたらお産の件数です。毎年たくさんのお産を経験しているところの方が技術や知識が保たれ、いざというときの対応もしっかりしています。医師ひとりあたり毎年何件のお産が行われているのかを比べてみましょう。もしホームページに病気やお産の説明があれば、参考文献が載っているかを見てみてください。近年のものを含めしっかり論文を読んでいれば、きちんと最新の医療を提供している可能性が高いです。また参考程度ですが、クリニックの場合は学会があるときに休診していたり代診の先生だったりすると、その先生は毎年学会で勉強していることがわかります。里帰り出産をする場合は?里帰り出産をする場合は、健診を受ける病院と出産をする病院が異なります。出産をする病院と健診を受ける病院を決め次第、すぐに連絡をしないと受け付けてくれませんので、里帰りを考えている場合は早めに行動に移すことが必要です。健診を受ける病院では、健診の結果を書いてもらい、出産予定の病院に提出しなければならないので忘れないようにしましょう。出産に備えて赤ちゃんを出産した病院については出産を記憶している限り思い出として忘れることはありません。出産する際に何を重視したいのか、病院のきれいさ、看護師さんの対応の良さ、病院の近さ、医療体制、家庭的な雰囲気、それぞれに望むものは違います。一番大切にしたいことをまず考えて、病院を選びましょう。
2023年10月04日大人以上に、子供は味や香りに敏感です。薬の苦さを和らげるため、子供用の薬には、よくフルーツなどの甘いフレーバーが付けられていますよね。しかし、かすかな苦さを感じ取った子供が、薬を飲んでくれないのは『子育てあるある』の1つ。2児の母親である、もっこ(mocco0610)さんも、娘さんに薬を飲ませる時に苦戦したそうです。粉薬を娘さんに飲ませることに苦労してきた、もっこさん。薬剤師に相談したところ、粉薬に微量の水を入れて練った『薬団子』にして、アイスに包んで飲ませる方法を教えてもらいました。薬の粉っぽさが苦手な子も、『薬団子』ならまとまっていて、飲み込みやすいことでしょう。試したところ、娘さんは粉薬を受け入れ、自ら進んで飲むようになってくれたではありませんか!粉薬のエピソードには、「うちの子も同じ薬を飲んでくれなかったので、助かります!」「私も『薬団子』を作っていました」などのコメントが寄せられました。粉薬が苦手な子供がいる家庭は、取り入れてみてもいいかもしれません![文・構成/grape編集部]
2023年09月25日アメリカのカリフォルニア州で、自宅で体調を崩した男性が救急車で近くの病院に運び込まれました。その時、男性の飼い犬が救急車を追いかけて病院までついてきたのです。犬は病院の中には入れてもらえず、救急センターの入口近くで飼い主さんが出てくるのを待っていました。しかし残念ながら、飼い主の男性はそのまま亡くなってしまったのです。その悲しい事実を知らない犬は、飼い主さんが出てくることを信じて、なんと10日間も待ち続けていたといいます。その間、病院のスタッフたちは何度も犬を保護しようと試みましたが、捕まえられなかったそう。困った関係者が動物保護活動をしているスゼット・ホール(Suzette Hall)さんに依頼。スゼットさんがワナを仕掛けて、ついに犬を保護することに成功しました。犬が病院の入口にいた期間に、カリフォルニア州には熱帯低気圧『ヒラリー』が上陸し、大雨をもたらしました。そんな悪天候の中でも犬はその場から動こうとしなかったのだとか。犬はスゼットさんが仕掛けたケージに入った後もまだ、病院の入口をずっと見つめていたそうです。彼女は犬をヒラリーちゃんと名付けました。ヒラリーちゃんは衰弱していましたが、幸い命に別状はありませんでした。スゼットさんは「この子の目を見れば、どれだけ心が傷付いているのかが分かります。信じられないほど飼い主に忠実な犬です」とFacebookでヒラリーちゃんについて投稿しました。投稿にはヒラリーちゃんへの同情と、悲しみの声が多く寄せられています。・悲しすぎる。この犬の心が癒されますように。・涙が止まらない。胸が張り裂けそうだ。・『忠犬ハチ公』を思い出した。犬は本当に飼い主に忠実な動物だよね。ヒラリーちゃんはまだ推定1歳ほどと思われるそう。2023年9月6日に正式に里親を募集し始めたということです。すでに多くの里親希望者から問い合わせが来ているそうで、新しい家族ができるのは時間の問題でしょう。ある日突然飼い主さんがいなくなり、ヒラリーちゃんは混乱し、さびしかったはずです。ヒラリーちゃんの心の傷が、新しい家族からの愛情によって癒されていくといいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年09月19日皆さんは定期的に健康診断を受けていますか。健康診断や人間ドックは、年に一度の健康のチェックとして非常に重要なイベントです。しかし、その重要性を十分に理解しながらも、意外と多くの人がやりがちな「やってはいけないこと」が存在します。今回は、その注意点を解説していきます。健康診断の目的健康診断の主な目的は、病気の早期発見と予防です。そのためには正確なデータが必要であり、正確なデータを得るためには事前の準備が不可欠です。今回は、ついついやりがちなNG行動についてお話していきます。前日にやりがちなNG行動NG行動1.健康診断まで絶食に耐えられるか不安で、時間ギリギリまで大量に食べてしまう健康診断の前日の食事は、基本的に21時までに済ませなければいけないことはご存じかと思います。これは健康診断の項目が、空腹時に血液検査を実施した場合の基準で判定しているからですね。なかには、絶食が長いとお腹がすくのではないかと不安になる人もいるかもしれません。ですが絶食前は、揚げ物や脂肪の多いおかず、主食が多くなるなど、負担になりやすいメニューは避けたほうが無難です。通常は絶食時間を守っていると消化されることが多いですが、あまりに食べすぎると消化が進まないことがあります。未消化の食物が胃に残っていると、胃の検査に影響してしまうことがあるため注意が必要です。改善するためには…普段よりも消化の良いものを摂取するようにしましょう。食べ放題や飲み放題、飲み会などはあらかじめ日程を調整して、健康診断とはかぶらないように工夫してください。また、食事後すぐに寝ると消化が進まず、胃に食物が残ってしまいやすいです。前日の夕食は早めに終えるのが望ましいですね。NG行動2.飴やガムなどを絶食時間に摂取する「健康診断の12時間前からは絶食」と言われても、ついつい飴やガムなどを口にしたくなる人もいるでしょう。固形物ではないため問題ないと思うかもしれませんが、糖分が含まれているので、血糖値に影響することがあります。また、腹部エコー検査がある場合は、胆のうがしぼんでしまい観察不良になることがあるので注意が必要です。改善するためには…飲み物は健康診断の2時間前まではOKとしているところが多いので、小腹がすいてしまった場合は、糖分が含まれない水やお茶などでまぎらわせるようにしましょう。NG行動3.ビタミン剤などのサプリメントを摂取する普段から健康のためにサプリメントを摂取している人も、健康診断の2日前からは控えておきましょう。特にビタミンCや総合ビタミン剤には注意が必要です。ビタミンCには強い還元作用があるため、尿検査でブドウ糖、潜血、ビリルビン、亜硝酸塩などが偽陰性になることがあります。偽陰性とは、本当は陽性なのに問題なしと出てしまうことです。前日までのジュースや果物の飲食による影響は少ないですが、高用量でサプリメントを摂取している場合は、尿検査の2~3日前から中止しておきましょう。改善するためには…サプリメントであっても、種類や量、体質の個人差によって肝臓や腎臓へ負担がかかり、検査結果に異常が出てくることもあります。普段服用しているサプリメントがある場合は、健康診断のときに必ず伝えるようにしましょう。NG行動4.健康診断で引っかからないように、直前だけ健康的な食生活にする健康診断の結果は成績表のように、A判定、B判定……などとつけられるので、できれば全てをA判定にしたいと思う人もいるでしょう。特に血液検査などは、その一時点での数値を判定するため、直前の食生活が反映されて正常な数値が出てくるかもしれません。ただし、健康診断のそもそもの目的は、病気の早期発見と予防につなげることなので、直前だけ健康的な食生活に変えると健康診断の意味がなくなってしまいます。改善するためには…直前だけ健康的な食生活にできるのであれば、それを習慣化してしまいましょう。毎日の積み重ねがあなた自身の体を作ります。NGポイント5.激しい運動をする日常的な運動習慣があることは、生活習慣病の予防にも有用です。ですが、健康診断の前日にハードなランニングや筋トレをしてしまうと、尿検査や肝機能などの検査数値に影響が出ることがあります。また、プロテイン飲料は食事と同様の扱いになるので、検査前12時間の摂取は控えるようにしましょう。改善するためには…せっかくの運動習慣を中断したくない人は、いつもよりも軽めの運動にしておくと安心です。NGポイント6.夜更かしをする健康診断を控えて、緊張してなかなか眠りにつけないという人もいるかもしれません。ですが、睡眠不足は交感神経を優位にするため、血圧に影響する可能性があります。改善するためには…ついつい夜更かししがちな人も、健康診断の前日はカフェインなどの覚醒作用のある飲料を控える、寝る2~3時間前はスマホやパソコンを使用しないなど、良い睡眠が得られるように対策するといいですね。さいごに健康診断はテストではなく、病気の早期発見と予防を目的としたものです。直前だけ健康に気をつけたり、異常が出たときに落胆したりするのではなく、自分の健康づくりに活かすことを意識しましょう。要受診と判定された場合は、放置せず早めに医療機関を受診してください。健康診断を、自分の身体のことを気にかけたり、健康的な生活習慣につなげたりするためのきっかけにできるといいですね。©naka/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock ©KMPZZZ/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock筆者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は14万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年09月17日病気にかかったり、大きなケガをしたりすると、多くの人が病院に行くでしょう。初診の場合、医師に適した診断をしてもらうためにも、自身の症状を細かく伝える必要があります。整形外科医の、すずめちゃん。(@suzume_kiyoraka)さんが、X(Twitter)に投稿した、初診外来でのやりとりをご紹介します。『初診外来』初診を受けにきた患者に対して、医師は問診を行います。医師「タバコは吸いますか?」患者「吸います、すいません」喫煙者かどうかを確認した医師は、患者の「すいます、すいません」という言葉に戸惑います。謝罪を意味する「すみません」と、喫煙をしていない「吸いません」が混同したため、聞き直すことに。医師「吸い…ます?」患者「はい…すいません」医師「何本くらい?」患者「20本くらい…すいません」※写真はイメージ医師は、具体的な本数を聞き出し、喫煙をしていることを確信しました。続けて、普段から飲酒をしているかを尋ねます。医師「お酒は飲みますか?」患者「はい、焼酎をいっぱい」医師「いっぱい…?1日1杯ですか?」患者「いっぱい飲みます。10杯くらいは」「いっぱい」と「1杯」という、同じ発音の言葉が混ざり、またもや惑わされる医師。最後に、アレルギーの有無を聞くと…。医師「アレルギーはありますか?」患者「なしです」医師「…無いですか?」患者「梨です」患者から「なし」と返答され、アレルギーがないのかと思いきや、まさかの『梨』アレルギーだったのです!このやり取りは実際にあったものではなく、医師である投稿者さんの経験に基づいて作られた一例ですが、一つひとつのやりとりは、現場で起こりうるものだといいます。音は同じですが、意味が全く異なる言葉を指す、同音異義語。口頭で伝える時には、誤解を招いてしまうことも。投稿を見た人からは、日本語の難しさを嘆くコメントなどが、寄せられていました。【ネットの声】・日本語がややこしすぎて、笑った。・漫才みたいになっていて面白い!・日本語の難しさを、分かりやすく説明した会話ですね。「こんな会話が実際に繰り広げられていたら…」と考えると、思わず笑ってしまいますよね。日本語の難しさを表した、コントのような展開に、多くの人がクスッとさせられたでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年09月15日今回は、子どもの病気にまつわるエピソードを紹介します。子どもが9か月の頃…病院では…違う病院に行ってみよう!大きい病院…!?命にかかわる病気だった風邪と診断されていた子ども…病院を変えたところまさかの事態になりました。命にかかわる病気だったとは驚きです…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。作画:良丘編集:愛カツ編集部
2023年09月11日健康診断や体に違和感を感じ病院を受診して、疾患を見つけられたという経験はありますか?「今はまだ大丈夫」と、病院の受診をついつい後回しにしてしまう人も少なくないはず。そこで今回は、「疾患に気づくことができたエピソード」をご紹介します。Iさんの場合……視力検査の結果が年々悪くなっているのは気づいていましたが、とうとう老眼が来たかと思っていました。ある日の美容室帰り、車を運転して自宅に帰る途中、視界がぼやける部分があることに気づきました。何年も視力が落ちていても近視が進んでいると思い、眼鏡屋さんで眼鏡を変えたり、度は変わっていないと言われるだけでしたが、いよいよ眼科受診することに。そこでたまたま受けた眼圧検査で検査値が振り切れてしまうほどの値が出たのです。結果、緑内障だと診断されました。どのような治療を受けましたか?すぐに大学病院で手術をすすめられましたが、はじめはその場で点滴をしてもらい、内服薬と数種類の点眼液で様子を見ることに。点滴が効いてだいぶ眼圧は下がりましたが、内服のせいで手はしびれるし、内服が切れるまでは手術対象だと言われました。点眼も効いて5年経ったころ点眼薬のアレルギーもあり、次第に眼圧があがってきました。病院で右目を手術してもらい、10日ほど入院。仕事も2週間休みました。その1年後、左目に違和感を感じ、おかしいと思ってから左目がぼやけてはっきり見えなくなるまではほんの数日でした。また手術をし、右目の視野は狭いので左目が良く見えるようになるまで今度は40日仕事を休みました。伝えたいことは?急な頭痛などもなく、自分では気づきませんでした。今でも、「ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに来て」と言われています。見えづらいな、ぼやけているな、老眼かなと思っても自己判断せずに病院に行ってください。違和感を覚えたときは早めに専門家へ異変や違和感を感じたら、迷わず専門家に相談してみましょう。身体からの大事なサインを見逃さないようにしてくださいね。今回は「疾患に気づくことができたエピソード」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月31日皆さんは、夫の行動に驚いたことはありますか?今回は、病院側に激怒した夫のエピソードを漫画で紹介します。イラスト:046夫に病院の受診をお願い怒鳴り合いになっている…!?怒鳴ったところで…もうこの病院は使うな子どものために、病院の予約をとりたいのでしょうが…。病院が混雑しているのは仕方のないこと。感情的になりすぎないよう、冷静な判断ができるといいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年08月29日人は経験を積み重ねて、成長していくもの。仕事や生活、人間関係など、どんなことでも経験による『気付き』が学びにつながるでしょう。17年間、看護師として働いている、SKY BLUE(@skyblue_nurse)さんがSNSに投稿した、新人の頃に考えさせられたエピソードをご紹介します。新人看護師が、先輩の行動にハッとしたワケ投稿者さんが新人だった頃、手術が終わった患者に「お水をもらえませんか」と聞かれたことがありました。全身麻酔をするなどの手術をした場合、医師の指示があるまで、飲水できないことが多いのだとか。投稿者さんが「お水は飲めないんです」と伝えるも、患者は「喉がカラカラでつらい」と、何度か訴えてきたそうです。手術後の飲水にリスクがあることを知る投稿者さんは、その時は「できない」と伝え続けることしかできなかったといいます。しかし、先輩の看護師は違いました。※写真はイメージ別の日、先輩の看護師が担当している患者が、同じように「水を飲みたい」といっている場面を見た、投稿者さん。「できない」と伝えるのだろうと思いきや、こんなふうに声をかけていたといいます。「喉が乾きますよね。お水は飲めないんですが、うがいなどで口の中を潤すことならできますよ」患者の気持ちに寄り添ったほか、代わりの案を伝えて対応していたのです。「あ~、少し楽になった。ありがとう」と感謝する患者を見た投稿者さんは、こんなふうに感じたといいます。「この対応を見て、できないことを『できない』で終わらせるのではなく、どうしたら患者さんの苦痛を軽減できるのかを考えて、『できる方法』を探すことが大切だと学んだ」できないことを「できない」というのは確かに正論で、そういった対応をすることも間違いではありません。しかし、仕方がないことだと分かっていても、ただ「できない」といわれるだけでは、きっと患者も腑に落ちない気持ちになってしまうでしょう。もちろん、うがいができないケースもあるようですが、大切なのは少しでも患者に寄り添って考えることだと気付いた、新人時代の投稿者さんなのでした。投稿者さんの『気付き』には、さまざまなコメントが寄せられています。・いいエピソード。できる選択肢を探すことは大切ですね。・これはすべてに通ずる。仕事や人との関わり方でもいえることだと思う。・私も職種は違いますが、同じことを心がけています。自分だけの考えじゃなかったことに感銘を受けました。仕事はもちろん生活をする中で、別の手段を考える行動をとるだけでも、得られるものは多いはずです。投稿者さんのエピソードには、改めて考えさせられた人もいたのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年08月13日妊婦健診で、お腹の中にいる赤ちゃんの様子を確認するために撮影するエコー写真。病院によっては、健診のたびにもらえるところもあるそうです。産婦人科医の今井賢(@kunkun421)さんは、妊婦にエコー写真を渡す際に必ず同じ写真を2枚渡すようにしているのだとか。渡すのであれば、本来1枚で十分なのですが、なぜ今井さんは2枚渡しているのでしょうか。その理由は、とても粋なものでした。「エコー写真は見慣れていない人が見ると、どこが顔や身体なのかが分からなくなることがあると思うので、帰ってから困らないように、片方に絵を描いて渡しています」今井さんは2枚のエコー写真を出し、そのうちの1枚にどこが顔や身体なのかが分かるよう、絵を描いているのだとか。医師でない人がエコー写真を見ると、どう映っているのかが分からないことが多いといいます。こんなふうに、線をなぞってイラスト化されていたら、とても分かりやすいですね!ただ、中には絵を描いてほしくないという人もいるため、今井さんは必ず2枚のエコー写真を渡すようにしているそうです。今井さんが赤いペンで足しているほっぺたによって、よりかわいらしさが増して見えますね…!投稿された、かわいらしいエコー写真は反響を呼び、多くのコメントが寄せられました。・現在妊婦です。毎回エコー写真をもらうのですが、何が写っているのか分からないので、絵を描いてもらえるのはうらやましいです!・これはもらったらすごく嬉しい!素敵な取り組みですね。・かわいいー!持って帰ってからも家族でワイワイできる姿が目に浮かびます。・ほっぺたを赤いペンで描いているのがかわいすぎる!今井さんは「ただ喜んでほしいから」という想いで、これまでエコー写真のイラストを描き続けてきたといいます。身体にさまざまな変化が起こるだけでなく、精神的にも不安定になりやすいといわれる、妊娠中。エコー写真のかわいらしさと、今井さんの優しい心遣いに癒された妊婦は、きっと少なくはないでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年08月06日レジカウンターや電話のカスタマーサービスなどで、時々現れるのが、クレーマー。不手際をずっと責めてくる人や、自分が不快だったことを延々とまくし立ててくる人など、さまざまなタイプに分かれ、いろいろな場所に現れます。MT(@Mocherin)さんが、病院で経験したエピソードをSNSに投稿しました。「なんでこんなに待つんだ?」と、受付に詰め寄っていた人が…ある日、MTさんが病院に行った時のこと。午前診療の受付時間が終わりに近付いていた頃に、ある人が受付に詰め寄っていたといいます。「なんでこんな待つんだ?以前はここまで待たなかったぞ!」おそらく、この人はたびたび病院を訪れているのでしょう。普段よりも待ち時間が長いことに違和感を覚え、それがなぜなのかを知りたがっていた様子でした。受付の人は「前よりも患者さんが増えていまして…」と丁寧に説明。それを聞いて、受付に詰め寄っていた人は、このようにいいました。「大繁盛ってことか!おたくは先生も受付もとても丁寧だし、納得の結果だ!俺もじっくり待つので頑張ってくれ!」…どうやら、納得したようです。ただ、病院が繁盛するということは、そのぶん体調がよくない人が増えているということ。後ろで会話を聞いていたMTさんは「繁盛しちゃアカンやつでは…!」と、心の中でひっそりとツッコミを入れたのでした。【ネットの声】・納得するだけでなく、エールまで送ってくれる、ただのいい人だった。こんなパターンもあるのか…。・お笑いコンビ『バイきんぐ』の小峠英二さんみたいな口調で、オチに笑ってしまった。・話の勢いがすごいだけで、話せば分かってくれる、クレーマーもどきのいい人。たまに見るけど、好きだわー!MTさんに寄せられたコメントの中には「評判を聞きつけて、他の病院からここに切り替えてくる人がいるのかもしれないですね」というものも。確かに、『クレーマーもどきのいい人』が納得している理由を聞く限り、手厚い対応を受けられる病院のようです。そう考えると、この人は「安心して任せられる医師の診察を早く受けたい」ということだったのかもしれません。「なんて日だ!」と思ってしまうような話ではなく、むしろ心温まるエピソードなのでした…![文・構成/grape編集部]
2023年08月03日大半の人が苦手意識を持っているであろう、病院。健康を維持するためには仕方がないと分かっていても、痛い思いをするのが嫌だったり、医療器具の音や雰囲気に恐怖感を抱いてしまったりと、なかなか気が乗らないものです。大人でも苦手とする人が多いなら、幼い子供はより嫌がるはず。現に、病院で泣き叫ぶ子供を目にすることは、珍しくありません。テストの『珍解答』を見て、母親「バレたか…」2児の母親である、つっかけ(tsukkake__1178)さんがInstagrmに投稿したのは、当時9歳だった次男の漢字ドリル。次男が学習を終えた『由』のページには、このような問題文が掲載されていました。「『由』を使って文章を作りましょう」『由』の漢字を使うため、次男は「方法がない」「手段がない」といった意味で使われる『~よしもない』という言葉を思い浮かべた模様。その用法で『由』を使い、文章を作ったのですが…解答を見たつっかけさんは、「しまった!」と思ったといいます。なぜならば、つっかけさんが活用している『ある作戦』が次男にバレていたのですから…!「お菓子を買いに行こう」といわれた時に、病院経由とは知るよしもなかった。例に漏れず、次男も病院が苦手。そのため、つっかけさんは「お菓子を買いに行こう」と誘いをかけ、言葉巧みに病院へと連れて行ったのです。きっと次男は、何度も同様の手段に引っかかったことで、このひと言が病院へ向かうための作戦ということを学んだのでしょう。自分の手口がしっかりとバレていたことに苦笑すると同時に、「それでも、だまされちゃうのが9歳児らしい」とほほ笑ましい気持ちになった、つっかけさん。投稿された次男の解答を見て、多くの人が笑顔になったようです!・やばい、爆笑した。子供らしさも残っていて、かわいい。・だまされた哀愁と口惜しさが伝わってきて、最高。センスが光りすぎ。・自分も、子供を注射に連れて行く時はこの作戦を使っています!どうやらこの手法は、幼い子供がいる全国の家庭で用いられている模様。いつも「しめしめ」と思っている親御さんはご注意ください。その作戦、バレているかもしれませんよ…![文・構成/grape編集部]
2023年07月22日