●R-1優勝でテレビの影響力を改めて実感2018年に『R-1ぐらんぷり』(現・『R-1グランプリ』)で優勝した盲目の漫談家・濱田祐太郎。5月8日に東京で初となる単独ライブ「濱田祐太郎スタンドアップコメディーライブ」を開催するが、『R-1』優勝から4年、いま濱田はどんな思いでお笑いに向き合っているのだろうか――話を聞いた。○■R-1優勝後、街で声をかけてもらうことが増えた2012年4月、大阪NSC35期生として入学した濱田は、2018年に『R-1ぐらんぷり』で優勝。2020年には自身初となる単独ライブを神戸で開催し、今年5月東京で初の単独ライブを行うこととなった。「東京だなっていう感想ですね(笑)。特別東京だからという意気込みみたいなものはないですが、普段大阪で活動していてなかなか東京にいる人にネタを観ていただく機会もないので、少しでも知ってもらえたらうれしいなという思いはあります」。『R-1ぐらんぷり』優勝から4年。全国放送された大会で優勝したことで、反響は大きかったという。「それまでは大阪の劇場で月に1度出番があるかないかという状態だったのですが、『R-1ぐらんぷり』で優勝してからは、テレビなどでネタやトークをする機会も増えたので、街で声をかけていただくことは増しました。やっぱり全国放送のテレビに出るというのは大きいんだなという実感はありました」。劇場でライブを行っていても、テレビに出演することで、新たなお客さんが足を運んでくれるきっかけになる。その意味で、テレビというメディアの重要性は理解しているという濱田。「テレビを観て知ってもらって、番組を観た人が興味を持って劇場に来てくださるというが、理想的だとは思っています」。○■障害に対するナーバスな雰囲気を壊したいしかし『R-1ぐらんぷり』に優勝し、テレビへの出演機会を得たからこその難しさも実感しているという。「“イジる”という言葉の使い回しはあまり好きではないのですが、僕は目が見えないということをネタにするし、周りの方々もそれを気兼ねなく扱ってもらえるのが理想なのですが、やっぱり今のテレビのコンプライアンス的には難しいところがあるんでしょうね。そこを乗り越えて全部ぶち壊さなければ、なかなか前に進めない気はします」。濱田自身や周囲の芸人が気にしなくても、制作側が“盲目”ということをネタにすることにナーバスになってしまう。「タレントさんはフラットに扱ってくれますし、僕自身もしゃべりたいことをしゃべっているのですが、放送する側が『やめておこうか』という判断になっているんじゃないですかね。劇場ではそういった部分はないので、僕も好きなことをしゃべっていますし、お客さんも自由に笑ってくれていますけれどね」。こうした雰囲気をなんとか壊したいという濱田。しかしその壁は高くて険しい。「『R-1ぐらんぷり』で優勝したあとは、チャンピオンということで、ご褒美という形でいろいろな番組に呼んでいただいたのですが、いろいろと難しい部分はありますよね。でも、こちらはチヤホヤされたいからこの世界に入ったわけで、テレビスターというのはやはり憧れの一つではあります」。●漫談スタイルはずっと続けていきたい○■YouTubeは「思い切りできるという楽しさがある」濱田は2021年からYouTubeチャンネル「濱田祐太郎のはまゆうチャンネル」を開設。一人しゃべりのラジオ動画は好評を博している。「YouTubeラジオは楽しいですね。普段の劇場や収録ではお客さんを前にしゃべるわけで、どうしても直接話をすると恥ずかしいネタもあるんですよね。でもラジオだと気兼ねなくしゃべることができる部分があるので、思い切りできるという楽しさがあるんです。さらにラジオって自分の世界をどこまでも広げることができるし、最後どこに持っていくかというのも自分で決められる。コントをやったことはありませんが、コントみたいですよね」。デビューから約10年の歳月が流れた。さまざまなメディアで活躍の場を広げているが、ブレないこだわりはある。「ちょっとでかすぎる話になるかもしれませんが、漫談というスタイルはずっと続けていきたいという思いはあります。これまでもコントやフリップ芸、音響を使ったネタなどはやらずに、しゃべりだけで伝えてきたので、そこは変わらずいけたらなと思っています」。○■「テレビにも出たいと言い続ける」 番組MCにも意欲今後は時事ネタなども積極的に漫談に取り入れていきたいという。「もっとネタを磨きたいです。時事ネタも個人的には好きなので、ちょこちょこやっているのですが、的確にしっかりと言えるようになりたいです。ただその部分も、日本のテレビはデリケートなので難しいのかなと感じています。いま容姿イジりなども問題になっていますが、特に障害者という部分は……。本人はネタとしてやっている以上、お客さんには笑ってもらいたいのですが、テレビだとそうもいかないじゃないですか」。だからと言って「テレビでは難しいから、ライブで……」と言われることには拒否反応があるという。「自分でライブをやろうと決めて進むのはいいのですが『テレビ的には難しいからライブで頑張ってね』と言われると腹が立ちますよね。自分の居場所は自分で決めるからって。だから僕はテレビにも出たいと言い続けますし、番組のMCもやりたい。あとは『逃走中』とか『SASUKE』にも出たいってずっと言っています(笑)」。さまざまな思いを抱きながらの東京初の単独ライブ。力強く抱負を語った。「1人でしゃべる姿ってやっぱり絵的に地味になると思うのですが、1時間飽きずに『濱田のしゃべり面白かったな』と思ってもらえるようにしたい。自分だからこそ、自分にしか経験していないようなネタを存分に話したいです」。■濱田祐太郎1989年9月8日生まれ、兵庫県出身。2012年に大阪NSC(吉本総合芸能学院)に35期生として入校。2013年に漫談家としてデビュー。2018年にピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり2018』で優勝。盲目の漫談家であり、視覚障害者のあるあるネタを得意とする。2021年にYouTubeチャンネル「濱田祐太郎のはまゆうチャンネル」を開設し、一人しゃべりのラジオ動画が好評を博している。5月8日に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて、東京で初となる単独ライブ「濱田祐太郎スタンドアップコメディーライブ」を開催(オンライン配信もあり)。
2022年05月06日着飾る女・真柴くるみ(川口春奈)とミニマリストの藤野駿(横浜流星)。毎日一緒に暮らしていた二人が、真柴の帰省によりわずかの時間ながら離れて過ごすことに。二人はどうなるでしょう?真柴の実家に葉山が!駿が!葉菜の残した店のことを、駿はどうする?(8話より)。©TBS駿の「やりたいことは、やれ」の声に押され、母親がインスタで紹介していた海岸の廃棄物を使ったライトを見に行くため、実家に里帰りすることにした真柴。夢であるバイヤーとしての一歩でもあります。真柴の実家は熱海沖にある初島。明るく元気な母・すみれ(工藤夕貴)が出迎えてくれます。ちなみに、真柴役の川口春奈も、長崎・五島列島の島出身。自身のYouTubeチャンネルでは帰省の様子や実家での母親とのやりとりをアップしたりもしています。真柴の設定は本人と重なっているわけです。お目当てのライトを作る工房の主人には「ネットとかわかんないから」と冷たくあしらわれてしまいます。課長(飯尾和樹)からのアドバイスどおり葉山(向井理)に連絡してみたところ、なんと葉山が初島に来ることに! さらに、駿まで初島にやってきます。駿は、元恋人・葉菜(山本千尋)が、かつて自分がやっていた店を名前もそのままに今もひとりで営業しているのを見に行き、悩んだ結果、真柴に会いに来たのでした。葉山の前でも着飾らない自分を出しはじめている真柴。まだ葉山にも可能性が?(8話より)。©TBS「自分にはできない」真柴の良さを知る駿改めて資料を作り、工房に再度取引を依頼しに行く真柴ですが、やはりいい返事はもらえず。その結果、母親ともぶつかってしまいます。どうしても真柴のことを心配する母に、駿は「裏で一生懸命頑張ってるところ。いつもまっすぐ進もうとしてるところ。俺にはできない。ちょっと憧れます」と自分の目から見た真柴の良さを伝えます。最初は葉山との仲を疑っていた母も、藤野が真柴の恋人だとわかり、「くるみのこと、よろしくね」と信頼した様子。そのやりとりを陰で聞いていた真柴も、母の言葉にも駿の言葉にも心打たれます。東京に戻る船で、母親とのしばしの別れ。サバサバとして娘に理解のある、でも娘を心配するあまりちょっとお節介を焼いてしまう母の雰囲気がとてもよく、船からようやく母に素直になれた真柴の姿が川口春奈自身とも重なって、かなりぐっと来るシーンでした。葉菜のことで悩む駿と真柴の間にすれ違いが……(8話より)。©TBS駿がきっかけで自分の気持ちに気づく葉山香子(夏川結衣)の元にはまたも元夫・礼史(生瀬勝久)が。復縁を願い香子に尽くしていますが、まだ香子の心は溶けません。陽人(丸山隆平)は彩夏(中村アン)からのキスの真意が掴めずしばらく避けていましたが、彩夏が以前関係を持っていた相手と一緒にいるところに遭遇し、思わず間に入ってしまいます。結果、陽人の勘違いだったのですが、これをきっかけに彩夏の想いがわかり、いい感じに……。彩夏と陽人の関係はいったいどうなる?(8話より)。©TBSすべて円満に行きそうなところで、駿の元には葉菜が。そして恒例のエンディング、今回はなんと駿に「なんで初島に来たんですか?」と問われた葉山が真柴への想いを自覚するというもの……!駿が聞かなければこうはならなかったかもしれないのに!真柴のまわりはもう少しだけ、波乱が続きそうです。文・釣木文恵ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。Information脚本:金子ありさ演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン・向井理、夏川結衣他放送日:TBS系毎週火曜日夜10時〜文・釣木文恵
2021年06月08日とうとう告白を受けた真柴くるみ(川口春奈)。しかし、すんなりと恋人になるわけでもなさそう……。真柴と藤野駿(横浜流星)、そして彩夏(中村アン)、陽人(丸山隆平)ら同居人たちの関係はいったいどうなっていくのででしょう。駿の真意が「つかめんなあ」な真柴気持ちを確かめあった駿(横浜流星)と真柴の関係は……(5話より)。©TBS3話で「たぶん好きだね」と真柴に告白? した駿。翌朝、キャンプ場からの帰り道でも、駿は真柴とツーショットを撮ろうとしたり(と思ったら4ショット)、二人きりで帰り道から逸れて駿が最後の晩餐にしたいくらいお気に入りだというお蕎麦を食べに行ったり(二人きりの理由は「お店が狭いから」)。駿のいつもと変わらない振る舞いを見て、真柴はいまいち駿からの思いに確信がもてません。ちょうど時期を同じくして会社の後輩・七海(山下美月)も同僚である亮(高橋文哉)から告白らしきものをされ、「それっぽい言葉に振り回されたくない」と言っているのを聞いて、真柴はますます迷います。「告白されはしたけど、本気なのかわからない」みたいなのって、あるあるですよね。駿の真意をはかりかねて「つかめんなあ」と真柴がつぶやくところ、リアリティがあっていいいシーンでした。駿と出会って少しずつ変化しているものの、会社での真柴(川口春奈)は相変わらずファッションリーダー(5話より)。©TBS香子(夏川結衣)からかつて店を持っていた頃の駿の話を聞く真柴。そのお店にいた駿の元彼女の存在を知り、より複雑な気持ちになってしまいます。その翌朝、ふだんより気合いを入れたファッションの日に真柴は駿から「なんもしなくていいのに、ビフォーのままで」「ビフォーのほうがいい」と声をかけられます。着飾らないまっさらの自分を「いい」と言われた真柴はかなり嬉しそうでしたが、「着飾る」こともよりよくあろうとする努力のひとつです。今後、駿のほうも真柴によりそって、ビフォーのよさと同じだけ、アフターの魅力も評価してくれたらよりいいのになー、なんてちょっと思ってしまいました。カウンセラーの範疇を超えて踏み込む陽人そんななか、彩夏(中村アン)が体調を崩してしまい、妊娠の可能性があることがわかります。真柴、駿、陽人(丸山隆平)は彩夏を気遣い、彼女のために奔走。とくに陽人は昼も夜もなく付き合ってきた相談相手を待たせてまで彩夏に声をかけたり、寄り添ったりします。彩夏はバイト先の、彼氏ではないけれど関係のあった相手に妊娠のことを話そうとしたところで、その相手が結婚することが判明。何も言えなくなってしまいます。偶然その様子を見かけた陽人は思わず声をかけます。「カウンセラーやったらこれ以上何も言わへん。でも羽瀬さんは同居人やし、ほっとかれへんからいらんこと言うわ」彩夏に踏み込む陽人。けれども結果、彩夏は妊娠はしていませんでした。「これで全部終わったって。絵も夢も全部諦めなくちゃいけないんだって思ったら怖かった。でもなんでだろう……」と泣く彩夏。彩夏が最後まで言葉にせず、その代わりに陽人が「ようわからん。ほっとしたような、残念なような」と続けたそのセリフのバランスが絶妙でした。たぶん当人には言葉にしきれない感情が渦巻いていたはず。それを近くで見守っていた陽人が受け止めているその関係性がセリフの振り分けに表れていました。真柴は急遽、新社長の代理で世界的なデザイナーとの対談に駆り出されることに。その冒頭、真柴は対談相手からずっと好きだった前社長・葉山(向井理)の素敵なエピソードを聞いて、改めて彼の仕事を誇りに思い、堂々と対談に臨むことができます。けれどその対談の中で思い出すのはもう駿との思い出ばかり。自分の中で駿が大きな存在になっていることに気づきます。その後、駿が自分のために苦労をして探していた最中を手に入れてくれたことを知り、「ギュー、してもらってもいいですか?」と言う真柴。「もしかして俺のこと好きなのかもね〜」「そうだね、たぶん好き」ここにきて3話の「たぶん」返し!互いの気持ちを確かめあった二人、これから順調に愛を育むかと思いきや、葉山帰還の予感も……。香子には元夫からのアプローチもあり、5話もシェアハウスにはまだまだ波乱が起きそうです。香子(夏川結衣)にアプローチをかけてくる元夫(生瀬勝久)。二人の関係はどうなる?(5話より)。©TBS文・釣木文恵ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。Information脚本:金子ありさ演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン・向井理、夏川結衣他放送日:TBS系毎週火曜日夜10時〜文・釣木文恵
2021年05月18日2話でついキスをしてしまった真柴くるみ(川口春奈)と藤野駿(横浜流星)。動揺する真柴に反して、駿はいつもと変わらない様子。そんななか、得意なはずの会社のSNS投稿でミスをしてしまい、真柴は広報課の課長・松下(飯尾和樹)から休みを言い渡されることに……。3話で二人の関係はどうなっていくでしょう?休みをとるのがヘタな真柴陽人と彩夏も、3話のキャンプでちょっといい感じに?(4話より)。©TBS彩夏(中村アン)の絵が若手の登竜門的コンクールの最終選考に残ったことをきっかけに、真柴、駿、陽人(丸山隆平)、彩夏の4人はその絵の展示と大賞発表が行われる美術館近くにキャンプに出かけます。しかし昼も夜もなく働いていた真柴にとっては、突然降って湧いた慣れない休み時間。アウトドアらしくないワンピースに身を包み、キャンプ場に行く道すがらSNSの投稿をしまくったり、後輩たちからのヘルプに対応したりと、スマホを片時も手放しません。そんななかでもなかなか仲良くなれない彩夏に歩み寄ろうとする真柴ですが、そのタイミングでまた仕事の電話がかかってきてしまい……。駿との出会いで真柴は少しずつ変化しているように見えますが、やっぱりずっとやってきた仕事への姿勢や取り組み方は、そうそう簡単には変えられないものなのかもしれません。彩夏の絵を観て感動する3人。しかし残念ながら彼女の作品は大賞には選ばれませんでした。真柴は彩夏を慰めようと声をかけますが、「あなたに何がわかるの」「不愉快」と言われてしまいます。駿がショックを受ける真柴を連れ出したのは、誰もいない山奥の温泉。駿は「デジタルデトックス!」と真柴の携帯を取り上げ電源を切ってしまい、観念した真柴も露天風呂に。ところがお風呂に入っている最中に真柴のワンピースが飛ばされてしまいます(そんなバカな!)。着替えを置いてきてしまった真柴、駿に頼んで服を買ってきてもらいますが、それがまためちゃくちゃダサいやつ……。相容れないように見える二人に芽生える友情好きになった社長のためにがむしゃらに働き、着飾り、四六時中スマホを操ってSNS投稿や仕事をしてきた真柴。生活費はバイトでまかない、恋愛も横に置いて、ただただ自分の作品のことだけを考えている彩夏。二人は相容れないタイプに思えます。けれど、真柴は彩夏の自分にはない才能を尊敬しているし、彩夏も真柴の仕事ぶりを実は認めているのです。陽人の助けもあって落ち着いた彩夏は真柴に「毎日忙しいのに、絵、観に来てくれてありがとう」と伝えます。彩夏も真柴も、それぞれにちょっと偏った生き方をしています。でも自分なりの信念があって、一生懸命に毎日を過ごしています。それをわかってくれる人がいる、それだけで自分が背負っている荷物が軽く感じるものなのかもしれません。重い水を運ぶのも、二人ならぐっと楽になるように。つい後輩の世話を焼いてしまう真柴に、昔店をやっていたときの経験から「そういうときは信じて任せる」と話したり、賞をとれなかった彩夏に対して「人の評価なんて関係ない。自分で自分に胸を張る。それでいいと思うけどね」とつぶやいたり、駿も自分の確固たる考えをもっていることが端々からわかります。告白を受けて、真柴と駿の関係は?(4話より)。©TBS突然の手つなぎ告白!さて、今回は女の友情回かな?と思ったところで、突然やってくるのがキュンキュンシーン!キャンプの夜、ふいに二人きりになった真柴と駿。久しぶりにスマホを取り出す真柴の手から「デジタルデトックス」と再びスマホを奪って手をつなぎ、「魚食べるから!」という真柴にあーんまでした駿はそのまま手を離しません。「もしかして、私のこと好きなのかもねー」「どうかなー、ちょっと待って考える。……そうだね、たぶん好きだね」甘い雰囲気じゃなく、いつもみたいな言い争いの延長線での告白。しかも真柴はすごください服のままで!1話でネイル、2話でヒール、そして3話ではおしゃれな服を脱いだ真柴。このまま駿の価値観に染まっていくのでしょうか。「相談者とは恋愛しない」と決めている陽人は相談を受けたことで真柴から身をひくことになりましたが、二人の思いにいち早く気づいていた観察者。けれども陽人に「真柴ちゃんをよろしく」と言われた時点では、駿はまだ自分の気持ちにピンと来ていない様子でした。このドラマ、毎回ラストにその1時間の裏側がちらりと明かされますが、今回の”裏側”は駿が真柴の服を買いに行った先で、お店のおばちゃんに「(あなたが服を買う相手は)好きな子ね!」と言われて自分の気持ちに気づいちゃうというもの。気づいたら言わずにはいられなかったんでしょうか。そのあたりも駿のシンプルさを表しているのかもしれません。若者たちを見守ってきた香子にも危機が……(4話より)。©TBSキャンプの夜はまんざらでもなさそうな様子でしたが、4話で真柴はこの告白をどう受け止めるのでしょう。若者たちをあたたかく見守る香子(夏川結衣)は詐欺に遭ってしまい、どうなるのかと思いきや、そこに現れたのは元夫・礼史(生瀬勝久)。香子のこれからも気になります。文・釣木文恵ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。Information脚本:金子ありさ演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン・向井理、夏川結衣他放送日:TBS系毎週火曜日夜10時〜文・釣木文恵
2021年05月11日人気ベストセラー作家の本多孝好が山田孝之と菅田将暉の2人にあてがきしたキャラクターを軸に“デジタル遺品”を巡る人間ドラマを描いた「dele」。本作のファイナルを飾る第8話が9月14日に放送され、SNSではそのラストに感動した視聴者の声が溢れている。「ストレイヤーズ・クロニクル」「真夜中の五分前」「at Home」などで知られる本多さんによるオリジナルストーリーとなる本作。依頼人の死後に遺留データを内密に消す会社「dele. LIFE」を立ち上げた坂上圭司を山田さんが、彼の仕事を手伝うようになる真柴祐太郎を菅田さんが、2人を引き合わせた坂上の姉の弁護士・舞を麻生久美子がそれぞれ演じるほか、毎話出演した豪華ゲストも話題となった。これまでの物語で祐太郎の妹が亡くなったことは明かされていたが、最終回ではその“真実”に迫ることに。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。死亡確認を取ろうとした依頼者が辰巳仁志(大塚明夫)だと知った祐太郎は突然表情を変える。祐太郎の妹は9年前、新薬の治験で亡くなり、その真実を突き止めようとした家族はネットで誹謗中傷にさらされたのだが、その際の入院先の弁護士が辰巳だったのだ。遺された音声データには辰巳が大物政治家・仲村毅(麿赤兒)と、祐太郎の妹の死の真相に関する会話が録音されていた。さらに「dele. LIFE」にクラッキングが仕掛けられる。真実を暴こうとする祐太郎は無謀にもクラッキング先の会社に乗り込み、わざと警察沙汰にするが相手にされない。さらに「dele. LIFE」に仲村の手の者が現れ圭司は気絶、パソコンなども破壊されてしまう。ここまでかと思われたが、実は圭司の父も仲村の依頼で“黒い仕事”に手を染めており、圭司は父の死後そのデータを保管していた。そして辰巳の葬式に乗り込んだ2人は仲村の悪行を暴く…というのが最終回のストーリー。これまで決してハッピーエンドばかりではなかった本作だけに、視聴者からは「ほんわりハッピーエンドがとてつもなく嬉しい」「とにかくハッピーエンドで良かった」「考え得る中で最高のハッピーエンドありがとう」などの声が殺到中。また「山田孝之と菅田将暉の演技合戦がとにかく最高だった」「菅田くんの自由な演技と山田くんの抑えた演技のハマり具合が素晴らしいドラマだった」「演技力に目ん玉飛び出るかと思った」など、改めて主演の2人への賛辞もSNSに続々投稿され続けている。(笠緒)
2018年09月15日山田孝之と菅田将暉のW主演による金曜ナイトドラマ「dele」(ディーリー)の第7話が9月7日深夜に放送され、衝撃的すぎる山田さんのキスシーンや、“後味の悪い”結末に視聴者から大きな反響が巻き起こっている。本作は気鋭のベストセラー作家・本多孝好が山田さんと菅田さんのために当て書きした完全オリジナルストーリー。山田さん演じる坂上圭司と菅田さん演じる真柴祐太郎は依頼人の死後、不都合なデジタル記録をすべて内密に抹消する仕事「dele. LIFE」をしているのだが、任務を遂行しようとするたび様々な問題に巻き込まれ、依頼人の死に隠された真相とその背景を解き明かすことになっていく。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は祐太郎が依頼者・笹本隆の死亡確認を取って「dele. LIFE」に帰ってくるところから物語が始まった。ちょうどその場にいた圭司の姉で弁護士の坂上舞(麻生久美子)は、依頼者の名前を聞いて顔色を変える。依頼者の笹本隆の父・笹本清一(塚本晋也)は8年前に起きたバザー会場でジュースに毒物を混入した事件の犯人とされ、死刑判決を受けている男だったからだ。隆のスマホの中身をみるとそこには何者かが粉末をウォータークーラーに投入する映像が。舞は死刑判決を覆せるかもしれないと考え、動画を証拠として提出しようとするが、圭司は契約違反だと拒否。祐太郎は真相を探ろうと事件の起こった街に向かう。圭司もまた動画に映っていた情報から事件の真相に迫ろうとする…というのが今回のストーリー。ラストは清一の死刑が執行されてしまい事件の真相が闇に葬りさられるというハッピーエンドとは程遠いもので「後味悪い」「気持ち悪い…確かに気持ち悪い」など祐太郎のセリフと同じ感想を持った視聴者が続出。実際に起きた毒物混入事件を彷彿とさせる事件の内容に、調べれば調べるほど容疑者が増えていく本格サスペンスのような展開に「凄かった…としか表現できなくてすみません」「映画一本分くらいの密度がある」「1時間でこの密度はさすが」など圧倒された視聴者からの声も多数。また今回は圭司にキスシーンも。事件を調べる過程で出会った女性の“裏の顔”を知った圭司が「口止めのキス」をされる…という場面なのだが、キスの直後にビンタされるというまさかの流れに。これにも「キスからのビンタはきつい」「キスからのビンタ…えぇぇぇお前からしといてぇぇぇ」など様々な反応が寄せられている。(笠緒)
2018年09月08日山田孝之と菅田将暉が“デジタル遺品”を消去するという仕事を通して様々な事件に関わっていく金曜ナイトドラマ「dele」(ディーリー)。8月31日放送の第6話は“いじめ”がテーマ、視聴者からは「今日はとびきり重い」といった声が続出している。山田さん演じる坂上圭司と菅田さん演じる真柴祐太郎は、依頼人の死後、PCやスマホ等不都合なデジタル記録をすべて“内密に”抹消する仕事をしている。しかし任務を遂行しようとするたび様々な問題に巻き込まれ、依頼人の死に隠された真相とその背景を解き明かさなければならない状況へと追い込まれていく…という物語。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。長野の雪原で発見された14歳の少女・石森純子(山田愛奈)の遺体。警察は自殺と判断するが両親がいじめが原因ではないかと疑い、純子のPCのロックを解除してもらいたいと依頼してくる。まずは純子のスマホのデータを復元するがそこには同級生たちとの仲睦まじい写真や動画ばかり。祐太郎はそこに写っていた純子の友人らと接触、友人の1人・小川優菜のスマホをこっそり入手する。そこには友人たちが純子とは別の少女をいじめている動画が録画されていた…という展開。優菜を問い詰めるが純子をいじめてはいないと言う。圭司が純子のPCのデータを復元するとそこには、SNSで友人への嫉妬や怒りの想いを吐き出す純子を言葉巧みに自殺に誘導するアカウントの存在があった。友人の影口や親の浮気、不倫の証拠を見せられ世界に絶望した純子は自ら死を選んだのだった。圭司は“真犯人”を1話以来の車椅子アクションでねじ伏せ、自殺寸前の少年を祐太郎が救い出し、純子の両親には真実を告げないまま…というラストだった。SNSでは「なんか眠気が飛んだ ヘビーな内容」「今日はとびきり重い」などの声が放送開始直後から続々と投稿され始め、「敢えて8/31にこのテーマをぶつけてきたんだな…」「8月31日を乗り越える学生に宛てて作られた話だと感じた」といった反応も。また今回ついに圭司が祐太郎を「相棒」と呼んだことに「俺の相棒って言った…!」「ケイが祐太郎君を相棒と呼んだ記念日」など“喜び”の声も上がっていた。(笠緒)
2018年09月01日山田孝之と菅田将暉のW主演でおくる金曜ナイトドラマ「dele」(ディーリー)の第4話が8月17日深夜オンエアされた。毎話、映像美と豪華ゲストに注目が集まっている本作だが、今回は「RADWIMPS」野田洋次郎がゲスト出演、その“衝撃的”な役柄にネットがざわめいている。気鋭のベストセラー作家・本多孝好が山田さんと菅田さんのために当て書きした完全オリジナルストーリーである本作。山田さん演じる坂上圭司と菅田さん演じる真柴祐太郎は依頼人の死後、不都合なデジタル記録をすべて内密に抹消する仕事をしているのだが、任務を遂行しようとするたび様々な問題に巻き込まれ、依頼人の死に隠された真相とその背景を解き明かすことになっていく…という物語。若手俳優を代表する存在ともいえる山田さん、菅田さんの共演だけあって、1話の放送後から2人の演技を讃える声とともに、「画面の色みが好き」「映画見てるみたい」などその映像の美しさにも絶賛の声が集まっている本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。注目の第4話で山田さん演じる圭司が幼い頃憧れていた天才超能力少年・日暮裕司から謎のメールが届き、普段は依頼者のデータに手をつけることを嫌がる圭司だが、今回は積極的に依頼者から預かったデータを開く。そこには子どもが色鉛筆で描いたと思われる絵が数点格納されていた。日暮の死亡確認に行くと日暮は末期の肺がんで亡くなっていた。少年時代天才超能力少年ともてはやされた日暮だが、ある少女からの失踪した母を探してほしいという依頼で“やらせ”が発覚しTVから追われることに。「dele. LIFE」に託されたデータこそが“真実の霊視”だと気づいた2人は千葉の内房へと向かう…というストーリー。実は日暮は幼い頃超能力を気味悪がった母親に捨てられており、同じように母を失った少女に共感していたのだが、霊視で見えたのは少女の父親が母親を殺したという事実。日暮は少女を傷つけまいと嘘の絵を描いていたのだった…というラストで幕を閉じた。今回は「RADWIMPS」の野田さんが日暮役でゲスト出演。日暮は冒頭で亡くなってしまうのだが、ドラマの要所要所で“霊”となって出演。「野田洋次郎さんめっちゃいい役、合ってる」といった声とともに、“霊”としての出演シーンに「小心者だから野田洋次郎(霊)が映る度に悲鳴が出そうになる」などの反応も多数。また日暮に霊視を依頼した少女(現代ではすでに大人になっている)を訪ねた際の祐太郎に「今の菅田将暉の演技めちゃくちゃ良かった」「菅田のお芝居ほんとすき!」などの声も殺到。子供と話す時の自然なやりとりに「バイバイする菅田将暉がくっそかっわいい」「菅田くんと子供のやりとり好きだなあ」などといったツイートが多数寄せられている。(笠緒)
2018年08月18日柴咲コウが、現在放送中の山田孝之&菅田将暉主演ドラマ「dele」にゲスト出演することが決定。役柄は、山田さん演じる坂上圭司の元恋人。テレビ朝日の連続ドラマに出演するのは、2000年放送の「アナザヘヴン~eclipse~」以来、18年ぶりとなる。本作は、現代社会における大きな懸念材料「デジタル遺品」に初めて光を当てた衝撃作。依頼人の死後、不都合なデジタル記録を“内密に”抹消することを生業とする主人公・坂上圭司と真柴祐太郎を山田さんと菅田さんが演じ、任務を遂行しようとするたび様々な問題に巻き込まれ、依頼人の人生とそこに隠された真相をひも解かねばならぬ状況へと追い込まれていく…というストーリー。今回そんな本作にゲスト出演するのは、女優や歌手、実業家として活動、来年公開予定の『ねことじいちゃん』にヒロインとして3年ぶりに映画出演することが決定している柴咲コウ。山田さん演じる坂上圭司の元恋人・沢渡明奈として、テレビドラマ・映画ともに『信長協奏曲』以来の共演を果たす。圭司より年上で現在は高校の音楽教師として働く明奈は、凛としていて、普通の人には扱いにくいタイプの圭司とも堂々と渡り合う女性。さらになぜか、圭司と別れてからも年に1回コンスタントに会っているという、不思議な間柄…。そんな彼女の登場によって、祐太郎や姉・坂上舞(麻生久美子)には見せない“圭司の新たな顔”や、“謎のベールに包まれた過去”も次々と掘り起こされることになるという。出演が決定した柴咲さんは、「モノづくりの姿勢が潔く、団結していて、スタッフ皆の作品への愛情が伝わる素敵な現場でした」と明かし、「明奈が、圭司という人物の新たな側面を引き出すエッセンスになれば良いなと思います」とコメントしている。なお、本作に新たな色彩を加えてくれそうな柴咲さん演じるの明奈の登場回は、後日発表とのことだ。「dele」は毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送。※一部地域を除く(cinemacafe.net)
2018年08月14日気鋭のベストセラー作家・本多孝好が山田孝之と菅田将暉の2人にあてがきしたキャラクターを軸にした“デジタル遺品”を巡る人間ドラマ「dele」の第3話が8月10日に放送。本作の映像に「映画のようだ」とそのテイストを絶賛する声が多数寄せられている。「ストレイヤーズ・クロニクル」「真夜中の五分前」「at Home」などで知られる本多さんの完全オリジナルストーリーを、『闇金ウシジマくん』シリーズや『50回目のファーストキス』などの山田さんと、『溺れるナイフ』『あゝ、荒野』などの菅田さんを迎え映像化する本作。車椅子生活を送りながら会社「dele. LIFE」を立ち上げ、依頼人の死後に遺留データを内密に消す仕事をしている坂上圭司を山田さんが演じ、ひょんなことから彼の仕事を手伝うようになる真柴祐太郎を菅田さんが演じる。第1話の放送後には「山田孝之と菅田将暉のコンビ最高」「菅田将暉くんの間合いがたまらない山田孝之さんのつっこみも面白い」など、山田さん&菅田さんコンビの演技を絶賛する声が続出。前回の2話の放送後にもまさかの“どんでん返し”に視聴者から驚きの反応が殺到していた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。そして注目の第3話。「dele.LIFE」の事務所にさびれた街で写真館を営む老人・浦田文雄(高橋源一郎)が訪れる。圭司の代わりに対応した祐太郎に浦田は死後、パソコンからデータをコピーし、PCからデータを削除した後コピーをバラとともにある女性に届けてほしいと依頼。その3日後、文雄は入水自殺。死亡確認に向かった祐太郎は、浦田がデータを届けてほしいと言っていた女性・江角幸子(余貴美子)に接触する。その後、死の真相を探ろうと写真館に忍び込んだ祐太郎だが、そこに何者かが現れ浦田のPCを盗む。PCの電源が入ったのを検知した圭司はPCの内蔵カメラをハッキング、PCを盗んだのが公安の天下り企業の人間だと突き止める。実は文雄は公安のスパイとして指名手配中の過激派の“元カノ”だった女性を28年にもわたり監視していたのだった…という物語。1話、2話でも映像の美しさを讃える声がSNSに投稿されていたが、今回の3話でも「映像の温度が良すぎるのでは?」「ドラマっていうより短編映画って雰囲気」「映画見てるみたい」などの声が続々ネット上に上がる。特に「昭和の様な雰囲気が漂う映り具合」「90年代の邦画を彷彿させる色味とBGMでOPもオシャレでどこを切り取っても好き」と、少しレトロな雰囲気の映像が視聴者の心を掴んでいるようだ。金曜ナイトドラマ「dele」は毎週金曜日23:15~テレビ朝日系にて放送中(※一部地域を除く)。(笠緒)
2018年08月11日山田孝之と菅田将暉のW主演で“デジタル遺品”を巡る様々なストーリーを描く「dele」。8月3日の第2話はコムアイ、石橋静河をゲストに迎えてのオンエア。まさかの“どんでん返し”に「この展開は読めなかった」「むちゃくちゃ感動」などの声が上がっている。山田さん演じる坂上圭司と菅田さん演じる真柴祐太郎は依頼人の死後に、不都合なデジタル記録をすべて“内密に”抹消する仕事をしているのだが、任務を遂行しようとするたび様々な問題に巻き込まれ、依頼人の死に隠された真相とその背景を解き明かさなければならない状況へと追い込まれていく…。「ストレイヤーズ・クロニクル」「真夜中の五分前」「at Home」などで知られる気鋭のベストセラー作家・本多孝好が山田さんと菅田さん2人にあてがきしたキャラクターが織りなす完全オリジナルストーリーになっている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。コムアイさん演じる宮内詩織のスマホが48時間操作されなかった。死亡確認に向かった祐太郎は自宅で亡くなっている詩織を発見するのだが、彼女は死の間際、エンディングノートに「データを消さないで欲しい」とメッセージを書き残していた。祐太郎は詩織の死の謎を探ろうと実家を訪れると母親から「友達を葬式に連れて来て欲しい」と頼まれる。詩織が勤務していたガールズバーを突き止めそこの店員に詩織が死んだことを伝えると店中が不穏な空気に。石橋さん演じる沙也加に外に連れ出された祐太郎は「私たちも彼女を良く知らない、葬儀には行けない」と冷たく告げられる…というのが2話の展開。映画のような映像と俳優たちの抑制の効いた演技に「画面の色みが好きなんですけど。洗練されてる」「山田菅田の演技力、ストーリーの面白さとエモさ、音楽や照明の演出ひとつとっても非の打ち所がない」などの感想が寄せられるなか、物語はまさかの結末を迎える。詩織のスマホのなかに入っていたのは「生前葬」の映像で、そこにはガールズバーの仲間たちが笑顔で詩織を“送り出す”様が。この展開に「生前葬が終わっていた!!だからみんな来なかったのか」「もう葬儀してあるからお葬式はいらないってことだったのか」など、まさかの“どんでん返し”で謎が解けた視聴者から驚きの声が殺到する一方、親に反発して家を出、連絡を絶っていたため、友人らと面識がなかった詩織の両親に共感した「親目線で見るとせつない話」という反応もあった。金曜ナイトドラマ「dele」は毎週金曜日23:15~テレビ朝日系にて放送中(※一部地域を除く)。(笠緒)
2018年08月04日ドラマ『dele』は、山田孝之さん演じる坂上圭司と、菅田将暉さん演じる真柴祐太郎のバディもの。彼らの任務は、依頼人の死後に、パソコンやスマートフォンなどに遺されたデジタル記録をすべて“内密に”抹消すること。フリープログラマーの圭司が携わっていたこの仕事を、何でも屋として生計を立てていた祐太郎が手伝うことに。いきなりタッグを組むことになった圭司と祐太郎の相性、そしてW主演で密度の濃い撮影を進めている山田さんと菅田さんの相性はいかに?言葉のやり取りからも、ふたりの相性を垣間見ることができる対談となりました!――圭司と祐太郎は真逆なタイプという印象を受けますが、バディとしての相性を、おふたりはどんなふうに捉えていますか?菅田:僕が演じる祐太郎と、(山田さん演じる)圭司が初めて会ったとき、圭司が今まで組んだ人たちとはうまくいかなかったことを知るんですけど、その後のふたりの様子から察するに、相性はいいんじゃないですかね。圭司はいろんな人とうまく付き合えるタイプではないだろうし、はたから見ると怖かったりもする。どう関わるべきかわからないところがあるんですけど、祐太郎はそういう人にもガツガツ行けるから、圭司のことをいじったりするんです。この人はきっといじられたことがないんだろうなと思いつつ、それによって新しいコミュニケーションが生まれている気がします。山田:圭司と祐太郎は真逆に見えるかもしれないけれど、内面はわりと近いところがあると思うんです。圭司は意外と情に厚くて、感傷的になりやすいからこそ、情に流されないように切ってきた人なんじゃないかな。過去に一緒に仕事をした人たちのなかにも、祐太郎みたいに単純に物事に興味があって、いろんなことを聞いてくるようなタイプはいたはずだろうし。菅田:たしかに祐太郎は、圭司に対してドラえもん的な感じで何でも聞いちゃうところがあるよね。山田圭司はうざったそうにするわけでもなく、意外と饒舌にしゃべってる。自分の豊富な知識を、誰かに聞いてほしかったのかも。菅田:圭司の難しい話が祐太郎にはよくわかっていなかったりもするんだけど、その熱意はちゃんと伝わってる感じがしますしね。山田:そう思うと、今まで圭司と一緒に仕事をした人たちとは、何が合わなかったんだろう。菅田:自分がやるべきことと任せられることのイメージが、単に違っていたのかもしれない。山田:圭司は当たりが強めだから、「明日からもう来なくていいよ」みたいなことをはっきり言っちゃってるとは思うけど、本気で拒絶しているわけではなかったんじゃないかな。もし相手がその言葉にムカついて、本当に来なくなったとしても、それはそれでいいかなってくらいの気持ちで。圭司と祐太郎の関係性も劇的に変わっていくわけではないので、祐太郎に限らず誰かと接するときは基本的にこういうスタンスなのだと思います。だけどまあ、圭司だけでなく祐太郎も他人に深入りするタイプではない気がするけどね。菅田:そう言われると、祐太郎のほうがプライベートが謎だなあ。仕事以外の時間にいろんなことをしてそうな感じはするけど、何をしているのかが見えてこない。――おふたりご自身は、仕事をする上での相性とプライベートの相性は別ものだと思いますか?山田:そもそも求めるものが違いますからね。友だちには一緒に楽しめたり、何かを共有できたり、相談できるような関係を求めていると思うんですけど…。菅田:別ものとして考えたことがなかったけど、言われてみると全然違うかもしれない。山田さんの言う通り、求めるものが違うっていうことに尽きるのかな。山田:そんなにきっちり区別しているわけでもないけどね。一緒に仕事をしている人とカラオケに行っても、友だちみたいに「イエーイ!」って楽しんだりするし。菅田:そういう人もいつつ、仕事場でしか会わない人もいますね。仲が悪いわけではないし、一緒に気持ちよく仕事をしているけれども、連絡先を知らないような人もたくさんいます。――俳優の仕事をしている中で、相性の良さを感じられるのは、どういう存在の人ですか?山田:役によって現場でのあり方が毎回変わるので難しいですね。菅田:…朝イチでめっちゃ元気な人はどうですか?山田:ああ俺ダメだなあ、それ!菅田:俺もダメなんですよね。山田:朝から元気なのはいいことかもしれないし、元気を出していきたい気持ちもわかるけど、そうじゃない人もいるから、全員にそれを求めないでくれっていうね。菅田:ほんとにそう(笑)。山田:そこはプライベートでも一緒だな。具体的に言いますと、玉山鉄二という人がいてですね…。菅田:わはは!山田:昔から仲が良くて、男6人とかで旅行したこともあるくらいなんですけど。そういうとき、僕なんかは明け方までお酒を飲んで、鉄さんは大体早く寝ちゃうんですよ。当然僕は起きるのが遅くなるんだけど、彼はそれをわかっていて朝早くから「はい起きて!起きるよ!!」って手を叩いて大声でやってくるんだよね。「あなたは自分のタイミングで早く寝たんだから、無理やり起こすのは違うだろ!」って何度も言ってるんですけどね。だから、あえてやめようとしないんだろうけど(笑)。菅田:いい関係ですね。山田:そのぶん僕は夜のほうが元気なんだけど、だからといって人に絡んだりはしないです。菅田:絡みが上手い人と下手な人っていますよね。絡まれても全然嫌じゃない人もいるし、ほんとにほっといてくれって思うこともあるし(笑)。同じことをされているのに、こっちの感じ方が違うのもやっぱり相性なんでしょうね。山田孝之さん1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身。1999年にドラマ『サイコメトラーEIJI2』で俳優デビュー。主演映画『50回目のファーストキス』が公開中。また、同じく主演を務める映画『ハード・コア』が2018年公開予定。菅田将暉さん1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年にドラマ『仮面ライダーW』で俳優デビュー。現在はミュージシャンとしても活躍。8月17日公開の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』では、前作に引き続き志村新八役を務める。金曜ナイトドラマ『dele(ディーリー)』デジタルデバイスに遺された“不都合な記録”をめぐる、1話完結型の人間ドラマ。小説家の本多孝好が、完全オリジナルドラマの原案&脚本に初挑戦していることでも話題に。ほかにも金城一紀、瀧本智行、青島武、渡辺雄介、徳永富彦などが各話の脚本を担当。コムアイ(水曜日のカンパネラ)、野田洋次郎など多彩なゲストにも注目。7月27日(金)スタート。テレビ朝日系、毎週金曜23:15~※一部地域を除く※『anan』2018年8月1日号より。写真・吉田 崇(まきうらオフィス)スタイリスト・澤田石和寛(SEPT/山田さん)二宮ちえ(菅田さん)ヘア&メイク・灯(山田さん)HORI(BE NATURAL/菅田さん)取材、文・兵藤育子若山あや(by anan編集部)
2018年07月29日気鋭のベストセラー作家・本多孝好が描く完全オリジナルストーリーを山田孝之と菅田将暉のW主演で描く金曜ナイトドラマ「dele」(ディーリー)の第1話が7月27日深夜に放送。劇中でみせた山田さんの“車椅子アクション”が反響をよんでいる。本作は「ストレイヤーズ・クロニクル」「真夜中の五分前」「at Home」など著作が次々と映画化されている本多さんが山田さんと菅田さん2人にあてがきしたキャラクターが主人公。2人を中心に「デジタル遺品」から生まれる誰も描いたことのない人間ドラマを、1話完結型形式で描いていく。車椅子の天才プログラマ・坂上圭司を山田さんが、元何でも屋の青年・真柴祐太郎を菅田さんが、坂上の姉で弁護士の舞を麻生久美子がそれぞれ演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。裁判の被告になっていた祐太郎に興味を持った舞が、保釈と引き換えに圭司の会社「dele. LIFE」を手伝うように告げる。その仕事とは依頼人の依頼を受け、死後に不都合なデジタル記録をすべて“内密に”抹消する仕事。依頼人はアプリをスマホなどにインストール、一定期間デバイスが操作されないと圭司の元に連絡がいき、死亡確認が取れ次第データを遠隔で削除するというものだった。最初は祐太郎を嫌がっていた圭司だが、死亡確認の手際を見て仕事を続けさせることに。そこに新たな“依頼”が。ゴシップ記者の安岡春雄(本多章一)のデバイスが36時間操作されていなかったのだ。死亡確認に自宅に向かうと向かった祐太郎は安岡の遺体を発見、遺体は自殺に思われたため圭司は安岡の「デジタル遺品」を削除しようとするが、祐太郎は安岡の息子の言葉から他殺ではないかと主張し、安岡のデータを確認することに。そこには警察の裏金作りを暴こうとしていた形跡があった…というのが第1話のストーリー。放送が始まると思わず引き込まれるストーリーとテンポ感のある演出に「ディーリー予想以上に面白いぞ…ずっと見入ってる」「たまたまいま見てたらすごい面白い!」「めっちゃ面白い、いいドラマ見つけられたかも」などの声が相次いでネットに投稿される。また山田さんと菅田さんという超人気かつ実力派俳優の共演に「山田孝之と菅田将暉のコンビ最高」「菅田将暉くんの間合いがたまらない山田孝之さんのつっこみも面白い」などの声も。ラスト前、山田さんが車椅子を使ったアクションをみせる場面では「え、何かっこいい…車椅子アクション…」「車椅子アクションって新しいな!」「すごい車いすアクション!」というツイートが続々とSNS上に。また菅田さんには「一つ一つの行動が可愛い」「菅田くん自然で可愛い!」「相変わらず可愛い」という反応が続出していた。(笠緒)
2018年07月28日漫談家で『R-1ぐらんぷり2018』チャンピオンの濱田祐太郎が、8月4日に放送されるニッポン放送『濱田祐太郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』(27:00~)のパーソナリティを務めることが18日、明らかになった。濱田が「オールナイトニッポン」に登場するのは今回が初となる。持ち前のトーク力を活かし、毒舌を存分に発揮。テレビでは話せないことも多く届けられる予定だ。番組では、 「濱田佑太郎の言葉で知りたいこと!」と題して、濱田が知らないこと(TikTok ・ビジュアル系 ・エモい)をリスナーに言葉だけで説明をしてもらう企画を行う。また、プロフィールに「大食い」「自分好みのちょうどいいかたさでお米を炊ける」と掲載されている濱田が番組前半に米を研ぎ、炊飯器のスイッチを押し、 後半に炊き上がった米を食べるグルメコーナーも。その他にもリスナーからは夏をテーマにメールを募集する。濱田は『R-1ぐらんぷり2018』の優勝者特番として放送されたカンテレ・フジテレビ系番組『濱田祐太郎のした事ないこと!』(6月3日24:30~25:30)にて、爆笑問題・太田光と対談。対談では太田から「ラジオの仕事とか良いと思う」とアドバイスを受けていた。
2018年07月18日俳優だけでなく多方面で活躍する2人、山田孝之と菅田将暉が7月スタートの金曜ナイトドラマ「dele」(ディーリー)で主演することが明らかになった。本作は、気鋭のベストセラー作家・本多孝好が2人にあてがきしたキャラクターを軸に、「デジタル遺品」から生まれる、誰も描いたことのない人間ドラマを、1話完結型形式で描いていく。■「デジタル遺品」をめぐる物語に初めてスポットが当たる!「ストレイヤーズ・クロニクル」「真夜中の五分前」「at Home」など、著作が次々と映画化されている気鋭のベストセラー作家・本多氏。クリエイター・サイドから映像化を渇望される本多氏が、今回はなんと“完全オリジナルドラマの原案と脚本”に初挑戦する!本作のタイトル「dele」は、“削除”を意味する校正用語。そんな本作のテーマは、PCやスマホに残された「デジタル遺品」だ。様々な記録がデジタルデバイスに詳細に残ってしまう現代において、「自分が突然死んでしまったとき、誰にも見られたくないデータは一体どう処理したらいいのか」という疑問は多くの人が考えること。今回はそんな“黒もしくはグレーな人知れぬデータ”に着目し、「デジタル遺品」に初めて光を当てていく。本作の主人公、坂上圭司と真柴祐太郎が生業とするのは、依頼人の依頼を受け、死後に不都合なデジタル記録をすべて“内密に”抹消する仕事。しかし、2人は任務を遂行しようとするたび、様々な問題に巻き込まれ、依頼人の人生とそこに隠された真相をひも解かねばならぬ状況へと追い込まれていくことに…というあらすじ。■山田孝之&菅田将暉、SNS開設はこれだった!?4月に突如、「菅田山田」というTwitter、「山田菅田」というInstagramを開設していた2人。「菅田山田、なんかやるみたいよ」というツイートから、画像と共に様々な謎の投稿をし、話題となっていたが、そんな共同SNSを開設した理由こそがこの新ドラマだったようだ。『闇金ウシジマくん Part2』や『何者』などで共演経験のある2人。山田さんが今作で演じるのは、会社「dele. LIFE」を立ち上げ、依頼人の死後に遺留データを内密に消す仕事をしている坂上圭司役。原因不明の難病で下半身の麻痺が進行し、車椅子生活を送っている。そして、ひょんなことから、彼の仕事を手伝うようになる真柴祐太郎役を菅田さんが演じる。山田孝之「しっかりと心で受け止めて」菅田さんとの共演について、「いつかガッツリ共演してみたいと思っていたので、今回の設定はとても嬉しく思いました。まさか連続ドラマで実現するとは予想外でしたが」と喜んだ山田さん。「まあ、性格はよくないかなと思います」と自身のキャラクターについてこう明かしつつ、「“他人から見たらムカつく人”を演じるのは面白くもあり、難しくもあります。セリフは少し大変です」とコメント。さらに、「撮影では日々、“残るもの”を作ってきている、という感覚があります」と山田さん。「皆さんには、耳から入ってきたセリフをしっかりと心で受け止めてほしいです。というのも、劇中でごく普通に話している言葉の中に、伝えたいことがたくさんあると感じたからです。『この人はそうなんだ』ではなく、自分だったら、自分の周りだったら…と考えてほしいです」と呼びかけた。菅田将暉「山田さんから受ける刺激も大きい」本作において、衣装などのビジュアルにこだわったという菅田さん。「特殊にしたいわけではないですけど、何か記憶に残るものにしたくて…。髪型など、祐太郎の長所である“自由な感じ”を意識しています。また、彼が抱く素朴な疑問は、視聴者目線に近い感覚。そういう素直な感じは、大切にして演じています」と明かし、また「山田さんから受ける刺激も大きいです。山田さんはお芝居の最中はもちろん、意外と撮影合間に話す内容にヒントがたくさんある方。リハーサルをやってみて『ここはどうしようかな』と考えているとき、山田さんと話をすると、腑に落ちることがよくあります」と山田さんとの共演について語っている。■スタッフも注目陣!そして、本作には映像界で活躍する最高のスタッフが集結。原案の本多氏と共に、各話の脚本を直木賞作家・金城一紀(「SP」「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」)をはじめ、瀧本智行、青島武、渡辺雄介、徳永富彦ら業界の第一線で話題作を放出し続けてきたメンバーが担当するほか、瀧本氏は監督としても常廣丈太と共にメガホンを取る。また音楽、撮影もこのプロジェクトでなければ実現不可能なチーム編成になっている。なお、本多氏による圭司と祐太郎のキャラクターはそのままに、ドラマとは異なるオリジナルストーリーが展開される小説「dele」は、5月25日より発売。続編小説「dele2」が6月15日に発売することも決定した。金曜ナイトドラマ「dele」は7月より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(※一部地域を除く)。(cinemacafe.net)
2018年05月25日ダウンタウンの松本人志(54)が3月18日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。ピン芸人日本一決定戦「R-1ぐらんぷり2018」で優勝した濱田祐太郎(28)とトークを繰り広げた。 濱田は生まれつき目が悪く、全盲に近い弱視。「R-1ぐらんぷり」では、視覚障害者ならではの体験をネタに漫談を披露した。 松本は「彼のこのパワーでしょうね。話術なんでしょうね。まったく気の毒な感じがしない。それがきっと彼が優勝した要因。お客さんも気の毒な感じで一切見ていない」と勝因を分析。「5年前、10年前ならこうじゃなかったかもしれない」と時代の流れにも触れつつ、「すごかった。安定していた」と評価した。 続けて松本は「さっきも楽屋に挨拶に来てくれたんやけど……まぁ、当たり前よね、俺の顔を知らないわけよ」と驚きをあらわに。人を“声”だけで判断しているという濱田に、出演者も興味を示していた。 松本の冠番組「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系)への出演意欲を聞かれると、濱田は「呼んでいただけたら嬉しいんですけど、松本さん、“ハマダ”という名字の人が全員嫌いなんちゃうかと心配」と返答。相方・浜田雅功(54)を思わせる発言に松本は爆笑し、「字は違うからギリギリセーフよ」とコメントした。 司会の東野幸治(50)は、濱田と同期で優勝候補とされていたゆりやんレトリィバァ(27)に言及。「生放送終わりのステージで、ゆりやん、悔しかったんでしょうね。『お前、ほんまは目ぇ見えてるやろ!』って。そうしたら(濱田が)『見えてへんわ!』って。同じ目線でケンカできるのもいい」と好感触を示した。 濱田はこの日、新ネタを披露。「大事な文書が書き変えられていても全然気づかない」といった風刺ネタや、「携帯電話のニュースサイトの音声機能が、将棋の“加藤一二三(ひふみ)”さんを“加藤ひゃくにじゅうさん”と数字で読み上げてしまう」など日常のネタで笑いを誘った。
2018年03月18日ウーマンラッシュアワーの村本大輔(37)が「R-1ぐらんぷり2018」で優勝した濱田祐太郎(28)をめぐる議論に、釘を差した。 生まれつき視覚障害を抱える濱田。左目は物心がつくころから見えないといい、右目も明暗が分かる程度だそうだ。3月6日に行われた「R-1」決勝戦でも白杖を片手に舞台に登場し、盲目の生活を笑いに変えた。しかしTwitterでは「障害者ネタはアリかナシか」「タブーでは?」といった議論が一部で起こっていた。そんな状況について、村本はTwitterでこうつづっている。 「障害者ネタはテレビでありか、なしか、みたいな議論をよく見るけど、あれは障害者ネタじゃなく濱田祐太郎のネタ。お前が軽く笑いを語りたいからって、作ったやつを消すな」 さらに村本は「濱田はタブーを破ってくれた」と言うような“賛美する”コメントにも「偉そうに言ってるうすらバカ」と批判。ただ俎上に載せるだけでなく、濱田を評価するならば「ライブを見に行き、金を落とせ」との発言をした。そうすることが“笑い”の未来に繋がると村本は言う。 「ほかの笑いを作れるマイノリティも、おれだって稼げるんだ、認められるんだって夢見れるから。そしたら笑いの多様性が増える」 村本の一連の発言に、Twitterでも喧々諤々だ。 《そのネタを作った人の意図を考えずに、障害者という一括りにしてアリかナシか言うなってことを言いたかったのかなと》《賛否の否な方は「障害ネタは笑いづらい」ということなのでしょうかね》《笑えたら大正義だし、笑えなかったら負けだよな》 村本の激励を背負う濱田。7日に公開されたインタビューでは「ネタのストックは3本しかない」と発言しているが、これからどんなネタを生み出すか。活躍に期待したい。
2018年03月09日