出産・子育てで疲れても走り続けるしかなかった30代。当時の私は疲れたり睡眠不足になったりしても、気合で乗り切ってきました。しかし、40代から疲れがたまるように。特に夜更かしをすると翌日体がだるくて思うように動かなくなり、やっと元気が出てきたと思ったら夕方という残念な事態を何度も経験。自己嫌悪に陥ることが増えました。そこでそんな生活から脱出するために、睡眠の習慣を変えてみた結果……。自分にとって心地良い睡眠時間を探ってみたまず始めたのは、「自分にとって心地良い睡眠時間を探る」ことでした。30代までは5時間ほど睡眠が取れれば十分で、授乳中は「5時間も寝られるなんて幸せ~!」と思っていました。しかし、最近は5時間ではまったく足りません。睡眠時間を6時間確保しても、朝が絶望的につらくなっていました。「それでは、今の私にとってスッキリ起きられる睡眠時間はどれくらいなんだろう?」と思い、試しに2週間ほど睡眠時間を日によって変え、朝の目覚め具合を記録してみることにしました。その結果、眠気がなく一番スッキリと起きられたのは7時間30分眠ったときだと判明! この時間きちんと眠れれば、朝から気持ち良く過ごせるだけでなく、家事や仕事の効率も上がることに気付きました。そこで、この睡眠時間を確保することを優先にして、生活を立て直すことにしたのです。寝かしつけはやめて子どもと一緒に寝る!それまで6時間前後の睡眠時間しか確保していなかった私。睡眠時間を毎日あと90分も延ばすためには、多少強引な手段を選ばないと実現できないなと感じました。そこで、小学校と幼稚園に通う子どもたちの寝かしつけのときに一緒に寝てしまおうと思い付きました。寝かしつけのとき、子どもたちと一緒に寝そべるとウトウトしてしまうことが多くありました。完全に寝落ちして深夜に気付いたときはショックでしたし、寝落ちしなくてもその後1、2時間ほど仕事や家事をすると、今度は頭がさえて眠れなくなるという悪循環に陥っていました。思い切って寝かしつけをやめて一緒に寝てしまえば、悪循環を断ち切れるのではないかと考えたのです。寝かしつけ後におこなっていた仕事や家事は、翌朝早くに回すことに。それでも片付かない分は夫の協力を得ることでやりくりしました。夫が私の睡眠時間の改善に理解を示してくれたことが大きな救いでした。その結果、毎日とは言えないまでも理想に近い睡眠時間を確保することに成功! さらに、どうすればより効率的かを考えながら仕事や家事に取り組めるようになり、思わぬ副産物もゲットできました。寝る前にストレッチで体を緩めるもう1つ、睡眠の習慣を変えるために始めたのがストレッチ。以前からネットや書籍で「寝る前の軽いストレッチは良い眠りにつながる」という記事を見かけていたものの、面倒臭くて実践していませんでした。しかし、とにかく睡眠を改善したい私は「今やらなくていつやるんだ!?」と気持ちを奮い立たせ、ついに実践してみることにしました。好きな音楽を流してアロマオイルをたきながら、自分のペースでじっくりできたらとっても理想的なのですが、現実はバタバタしていてそんな時間もありません。それならば!と子どもを巻き込んで、寝る前のスキンシップとして簡単なヨガやストレッチをすることにしました。特にヨガは不思議なポーズに子どもたちが食い付き、体操感覚で楽しんでいました。そして、実際に体を伸ばしてみると、こわばっていた肩や腰が緩み心身ともにリラックスすることを実感。気持ち良く眠りにつくことができるようになりました。今まで面倒臭がっていたことを激しく後悔しています……。まとめ「睡眠時間を延ばしたら、自分の時間が減ってしまうのではないか?」と思っていました。しかし実際におこなってみると、家事や仕事を効率的にこなせるようになったからなのか、自分の時間が減ったようには感じませんでした。むしろ一つひとつの行動が短時間に凝縮されてきて、充実感を覚えています。私の睡眠については寝具や寝る前の入浴方法の改善などまだまだできることがありそうですが、これからも「翌日に疲れを残さないための質の良い睡眠」を確保すべく、子育て中でもできることにいろいろチャレンジしてみようと思います!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/やまっこ(40歳)元気な男の子2人の子育てを頑張るママライター。自分のケアもそこそこに子どもたちに振り回される生活を送っていたら、あっという間に40代に突入! だんだん体力や肌、髪など不調を感じるように……。それでも心豊かな生活を目指して、できることから実践中。
2024年04月24日私が閉経したのは50歳のとき、その数年前から睡眠がちゃんと取れていないと思う日が増えてきました。寝付きは良いのですが、早朝に目が覚めてしまうのです。私は夫の仕事の都合で朝5時には起床しますが、ひどいときには目覚まし時計が鳴る1時間以上前から目が覚めるようになってしまいました。私が睡眠の悩み解消のためにおこなった生活習慣の見直しとその結果を紹介します。50歳前からしっかり睡眠が取れないように年齢とともに睡眠の質が下がり、睡眠時間も徐々に短くなると思っていました。ですが、同年代の友人に尋ねても、皆「そんなことはない」と言うばかり。たしかに50歳前から、睡眠が取れなくなるというのは私にとっても考えにくく、どこか自分はおかしいのではないかとまで考えるようになりました。昼間は眠くてたまらず、昼寝をする回数も増えていきました。諦めて早朝から起き出すと、今度は疲労が激しくなり、困った毎日が続きました。更年期の悩みにはさまざまな種類があるため、自分の症状が当てはまるのかがわからず、睡眠の悩みが更年期と結び付きませんでした。私が相談したのは同年代の友人だけ。母親や周りの年上の女性たちにちゃんと話を聞いておけば、もっと早く悩みが軽くなったかもしれないと残念に思っています。更年期と睡眠の関係について知り…当時、自分が更年期に突入しているのかどうかわからなかったため、閉経の前に婦人科で診察を受けました。そのとき医師にすでに更年期に入っていること、もうすぐ閉経を迎えることを教えてもらいました。いろいろな不調は出て来るけれど、自分で我慢ができるならそれほど心配はしなくても良いと言ってもらいました。自分の体の状態をわかっていると、睡眠の悩みについても心配し過ぎずに済みました。更年期に起こることに対して、前向きに対処できるようになったようです。そして、睡眠の悩みが更年期と関係あるのではないかと考えるようになったのは、閉経してから5年目のこと。だんだんとその悩みが気にならなくなってきたからです。ネットで調べてみると、女性ホルモンは睡眠中枢と大きな関係があり、更年期で女性ホルモンが減ることで、睡眠に影響が出る人もいるということがわかりました。これがわかったことで自分は異常ではない、ちょっと更年期で睡眠のリズムが乱れただけなんだと前向きに考えることができるようになりました。3つの対処法で睡眠が改善私が睡眠の悩み解消のためにおこなったことは3つありました。1つ目は、生活習慣の見直しです。まず、昼寝の習慣を見直しました。早朝から目が覚めてしまう私にとって昼寝は大切でしたが、寝付いたところに玄関でチャイムが鳴ったりして、昼寝ができないことがストレスになることもありました。そのため、昼寝は諦めて就寝時間を1時間早くして、起床時間もその分早めることにしました。結果として全体の睡眠時間は同じでも、夜早い時間に眠れていると、体の負担がかなり軽減されていると実感できました。 2つ目は、お酒を飲む日を減らしたことです。私はお酒を飲むと夜中にトイレに起きることもあったため、1週間の半分はお酒を飲まないようにしました。お酒を飲まないと眠れないと思っていましたが、実際は飲まないほうが翌朝にスッキリと起きられ、睡眠の質が良くなったように感じました。 3つ目は、寝る前の腹式呼吸です。寝る前におこなうとリラックスできると知人に勧められて始めましたが、本当にその通りでした。腹式呼吸をしていると呼吸することに集中するので、眠れるかどうかをあまり気にしなくなりました。結果的にそれが睡眠によかったのだと思います。まとめ私の周りでは年上の女性たちが集まると、更年期の悩みや睡眠の悩みについての話をしていました。よく聞いておけば、自分の更年期の悩みに対する知識がもっと早く得られたのにと今も残念です。 ただ私も生活習慣を見直すことや夜寝る前の腹式呼吸で、薬に頼ることもなく無事に生活ができています。地味で小さなことですが、毎日の生活は小さな積み重ねで良くできると実感しています。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/ゆみこ(55歳)20年以上専業主婦をしており、成人した娘が2人。5年ほど前から、体のお悩みがいろいろと出て来るようになったが、自分なりにうまくやり過ごしている。
2024年04月16日昼寝用寝具を展開する合同会社FLH(所在地:東京都新宿区、代表:梶原 則夫)は、山形大学と共同で、ビジネスパーソンの睡眠不足解消に向けた「加重アイマスク」の仮眠実証研究を始動いたします。睡眠コンソーシアム近年では、プロアスリートの睡眠に対する意識が注目を集め、一方で睡眠をサポートするアプリの利用も増えており、日本の睡眠に対する意識が高まっているように感じます。また、企業でもパワーナップと呼ばれる短時間の睡眠を取るという取り組みが注目され、生産性向上に向けた動きがあります。こうした変化の中で、昼寝用寝具専門店 HIRUNEGAOは山形大学睡眠コンソーシアムとの協力により「加重アイマスク」の臨床研究を始めることになりました。科学的なアプローチから、睡眠の質に対する影響を検証していきます。■企業間で広がりつつある「昼寝制度」近年問題となっているのが、ビジネスパーソンの睡眠時間の短さ。日本人の睡眠時間は世界でもトップクラスに短く、それによる仕事の生産性や創造性の低下が、年間15兆円にも及ぶ経済的損失を引き起こしているとの報告もあります。一方で、加重アイマスクを活用し、ベストパフォーマンスのために質の高い睡眠にこだわりを持つ方もいます。また、「パワーナップ」という短時間で効率的な睡眠を取るという取り組みにも注目が集まっており、企業も従業員の健康管理を経営的な視点で捉え、昼寝の時間を取るという取り組みを進めています。これらの取り組みは、従業員の健康と生産性を向上させるだけでなく、経済全体にもポジティブな影響を与えることが期待されています。■山形大学との共同研究 ~Good Sleep コンソーシアム~*Good Sleep コンソーシアムとは山形大学の睡眠マネジメント研究センターが主導するプログラムの一環です。これまで分散的に行われてきた睡眠に関わる研究やデータを蓄積し、快適な睡眠空間と睡眠マネジメントシステムの確立を目指すために設立されました。*研究の目的「寝不足な現代人に効率のよい睡眠を提供する」近年では、新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン授業が増え、明るいLED照明やパソコンなどのブルーライト光に暴露される時間が増加しており、睡眠への悪影響が懸念されています。また、多種多様なライフステージに応じた解決策を社会に実装していくため、睡眠に問題意識をもつ企業や大学、団体をメンバーとして、睡眠にまつわるさまざまな課題にアカデミックに対処していきます。*「加重アイマスク」の臨床研究開始昼間に夜の睡眠不足を補うために、昼休みなどで仮眠を取る必要がありますが、短時間の仮眠の効果も広く知られています。特に近年では、前述したように「パワーナップ」と呼ばれる短時間の睡眠が生産性向上の動きとして注目されています。アイマスクを使用することで、視界を遮ることなく仮眠環境を整えることができます。HIRUNEGAOの「加重アイマスク」は、従来のアイマスクとは異なり、眼部周辺に重さを加えているという特徴があります。この重力の効果により、リラックス効果や睡眠導入効果が期待されます。山形大学米沢キャンパス内の研究室において、この加重アイマスクを使用した状態での仮眠が、主観的な満足感や生理的な応答(心拍数、脳波)に与える影響を実証します。この研究では、加重アイマスクが通常のアイマスクよりも仮眠に対する効果が大きいかどうかを科学的なデータで証明することを目指しています。■HIRUNEGAO 今後の展望「のび太くんのような昼寝が当たり前の世界に」をモットーに、大学との共同研究を通じて、昼寝の大切さ、健康的なデスクライフをご提供していきます。睡眠に対する意識改革が進みつつあるとはいえ、オフィスで仮眠を取ることやお昼寝をすることに抵抗のある風潮がまだまだ多くあります。私たちが昼寝の文化を広めていくことで、気兼ねなくお昼寝できる環境を作っていきたいと考えています。また、今後は山形大学との共同研究を元に、加重アイマスクをさらに改良する予定です。Instagramでは、Good Sleep コンソーシアムの最新情報、快眠の助けとなるエビデンスに基づいた情報を発信していきます。■HIRUNEGAO【加重アイマスク】のご紹介(1) 重さによる睡眠のサポートアイマスクでありながら適度な重み(300g)があり、ほどよい重さが眼球周囲のツボの副交感神経系を刺激し、体を落ち着かせ、リラックス効果をもたらします。(2) 温冷対応可能目を温めることで血流が改善し、副交感神経が優位になる為、疲れているのに眠れないという方に効果的です。また、寝不足やアレルギー性結膜炎等で充血しているときはクーリングすることで毛間や筋肉が収縮して症状改善効果も見込めます。(3) 肌にも地球にも優しいエコフレンドリーなオーガニック素材使用肌側の生地はエコフレンドリーなオーガニック素材。自然から育った竹から作られたバンブーレーヨンを使用し、肌当たりもさらさらです。絹のように柔らかく、滑らかな肌触りが特徴で、抗菌性に富んでおり通気性も良いため、日常使いに適しています。洗濯しても寄れにくい素材を使用しているので、何度でも清潔にご使用いただけます。(4) 日本人にフィットした形状加重アイマスクの重さは300gとなっております。日本人の平均身長に合わせ、重さを調整しております。マジックテープで調節可能で男女使用可能です。(5) これまでの実績楽天市場アイマスクランキング1位。半年で累計5,000個を突破。モノ・マガジンの「おいしい睡眠特集」に掲載(2023年10月2日掲載)さらに令和の虎CHANNELさんのYouTubeにご紹介いただき多くの反響をいただいています。■会社概要商号 : 合同会社FLH代表者 : 代表 梶原 則夫所在地 : 〒169-0073 東京都新宿区百人町3-28-3-305A設立 : 2020年6月事業内容 : 昼寝用寝具の販売URL : X : Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月26日オーストラリア発祥で「コアラマットレス」を展開するコアラスリープジャパンは、2024年3月15日の「世界睡眠デー」、3月18日の「春の睡眠の日」に合わせて「日本人の睡眠状況」について調査しました。また、今回の調査結果について、日本医師会、日本睡眠学会所属する坪田聡先生に解説してもらい、日頃実践できる睡眠方法について教示してもらっています。■平日の睡眠平均時間は「6.86時間」、休日「8.07時間」平日と休日における睡眠時間について調査した結果、平日の平均睡眠時間は「6.86時間」、休日の平均睡眠時間は「8.07時間」となりました。■日本人のソーシャルジェットラグ、平均は「約1時間」さらに、日本人のソーシャルジェットラグ(平日と休日の就寝・起床時刻のずれ)について調査したところ、約1時間という結果に。また、ソーシャルジェットラグにおいて1時間30分以上の人は全体の23.9%、世代別では、20代は42.1%、30代は28.8%が1時間30分以上のソーシャルジェットラグがあることがわかりました。◇<坪田先生コメント>平日と休日の睡眠時間の差が2時間以上ある方は「睡眠負債」に陥っている可能性も寝溜めはできない……起床して17時間後には「二日酔いレベル」の脳の働きに。平日と休日の睡眠時間の差が、2時間以上ある方は「睡眠負債」いわゆる「睡眠不足」に陥っている可能性が高いといえます。また、 平日と休日の睡眠時間の差 が3時間以上ある方は、日頃の睡眠時間が1時間少ない状態が続いていると指摘する専門家もいます。さらに、遅い時間に就寝し、遅い時間に起床すると「体内時計」が狂い始め、ソーシャルジェットラグという「時差ボケ」のような状態が脳内で発生している可能性があります。寝溜めという言葉がありますが、人体の構造上、睡眠を貯蓄することは残念ながらできません。眠気を減らすことが睡眠と言われ、睡眠負債(睡眠不足)を減らすことが睡眠の役割となります。睡眠は、スマートフォンや携帯の充電のような役割となります。そのため、起床後は、睡眠によって得た充電を使って日中の活動を行っていきます。例えば、8時間睡眠の方が6時間睡眠となると、充電量が100%に満たない状態で1日がスタートするイメージです。また、起床して17時間後には、「二日酔いレベル」程度の脳の働きとなってしまうので、睡眠をしっかり取り、脳や体の充電を行うことが重要です。■ソーシャルジェットラグが1時間30分以上は、日常的なストレスに対して不満仕事やキャリア、健康状態、人間関係、日常のストレス度合いなどの生活における満足度を調査しました。自身の睡眠における満足度を調査した結果、34.4%が満足、37.6%が不満を持っていることがわかりました(どちらでもないと回答した人は28.0%)。そして、睡眠の総合的な満足度は男女ともに20代から40代へと年齢上がるにつれて満足度が下がる傾向にあります。さらに、ソーシャルジェットラグが1時間30分未満〜2時間以上ある人は、40%〜45%の割合で睡眠に関して不満を持っており、30分未満・1時間未満の人と比較すると、約10ポイントの満足度の違いが見えてきました。また、睡眠において「悩んでいる」ことを調査したところ、「寝起きが悪い/寝起きがスッキリしない」「起きたい時間よりも早く起きてしまう」「よく寝過ごす」といった「起床時の悩み」に関しては40.7%が回答。「寝つきが悪い/スムーズに寝つけない」「眠りが浅い/熟睡できない」「夜中に目が覚める」などの「就寝時の悩み」は47.8%が回答する結果となりました。さらに、ソーシャルジェットラグ別に分析した結果、「休日前の金曜日や土曜日はついつい夜更かししてしまう」という項目では、2時間以上のソーシャルジェットラグの人の51.6%が悩んでいることが判明しました。■“改善したいけどわからない…” 2人に1人が「睡眠改善難民」の状況「ご自身の「睡眠」について改善またはより良くしたいと思いますか」という質問に関しては、74.3%が改善したいと回答しました。さらに改善意向のある人に、「現状において改善・より良くするために十分な取り組みができていると思いますか」という質問については、52.6%の割合で「どのようなことをするのがいいか、よくわからない」「睡眠の受診が面倒に感じる」と回答。睡眠への改善意向はあるものの、改善策を見出せないままになっている「睡眠改善難民」の人が2人に1人いることがわかりました。■約4人に1人が平日の昼寝、約2人に1人が休日の昼寝を実施平日における昼寝について調査したところ、73.4%が「昼寝をすることはない」と回答。一方で、休日においては55.0%が昼寝を行っていることがわかりました。さらに、ソーシャルジェットラグ別に分析した結果、30分未満のソーシャルジェットラグ層では、50.6%が「休日の昼寝はすることはない」と回答。1時間以上のソーシャルジェットラグ層は全体よりも休日に昼寝する傾向にあり、さらには1時間30分以上のソーシャルジェットラグ層は1時間以上の昼寝をする割合が、全体と比較して10ポイント以上高い結果となりました。■欲しい/参加したい睡眠サービス1位は、「会社が昼寝できる環境を提供」また、「睡眠に関する仕組みやサービスについて、あなたが欲しい/参加したい物・コト」について調査したところ、「会社が昼寝できる環境を提供してくれる」と30.4%が回答し、昼寝環境を求める声がTOP回答となりました。◇<坪田先生コメント>16時以降の眠気は「睡眠負債」のサイン?14時〜16時の20分程度のパワーナップ(昼寝)が鍵人体のメカニズム上、眠気は、午前2時〜4時と14時〜16時の2つタイミングでピークを迎えます。そのため、午後の眠気ピーク時間に昼寝を取ると効果的です。仕事をしている方は、食事の後に仮眠・昼寝を取るのが効果的です。一般的に、昼12時以降の短時間の仮眠をパワーナップと呼びます。パワーナップの目安としては 10分〜20分、ご高齢の方であれば30分ほどの時間が効果を発揮します。20分程度あれば浅い睡眠となり、眠気と疲労感が軽減され、作業効率がアップするとされています。睡眠不足は注意力や集中力、生産性の低下を招きます。ただし、16時以降の仮眠は避けるべきです。16時以降に仮眠を取ると、かえって夜の入眠時間が遅れ、十分な睡眠時間を確保することが難しくなります。16時以降に眠気を感じる方は「睡眠負債」のサインとなりますので、日ごろの睡眠時間の見直しを行うのが良いと思います。休日の昼寝に関しては、1時間30分ほどが効果的と言われています。1時間30分ほどの睡眠は、睡眠周期の一つ分と言われ、浅い眠りから深い眠り、そして覚醒状態までに持っていくことが可能です。なお、休日の昼寝のことを「ホリデーナップ」と呼びます。■調査概要調査名:睡眠に関する実態調査調査方法:オンライン上でのアンケート調査調査地域:全国調査対象:週休二日制の企業に勤める20代〜60代の男女999名調査期間:2024年2月13日〜2月14日調査企画:コアラスリープジャパン補足:調査結果において、比率は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計した数字が100%にならない場合があります。(エボル)
2024年03月26日第1子となる息子は生後6カ月ごろ夜泣きが始まり、ぐっすり眠れない日々が4カ月以上続きました。睡眠不足が引き起こすイライラで、息子にやさしく接してあげることができない自分が嫌になり、私は自暴自棄に……。そんなときに、ネットである方法を知った私は藁にもすがる思いでさっそく試してみることに。今回はそのときの経験をお話しします。 夜泣きで睡眠不足…誰か助けて!第1子となる息子は、生まれたときから完全母乳育児。生後6カ月ごろから夜泣きが始まり、夜中に泣くたびにおっぱいを飲ませていました。息子は飲んでいるというよりも、おっぱいをくわえることで安心して再び寝ていたように思います。それでも起きる回数は日ごとに増していきました。 私は睡眠不足でイライラし息子を怒鳴ったり、日中に外に出る気力がなく1日パジャマで過ごす日が多々あったり……。まともな生活ができないなんてダメな母親だと涙を流す日が続きました。現状を変えたくて、何かできることはないかとネットで検索魔になっていたときに、ある言葉と出合ったのです。 夜泣き対策には断乳がいい?検索して知った「断乳」という文字。おっぱいがないと眠れない息子から取り上げるなんて考えたこともなく、これは息子にとってかわいそうなことなのでは?と悩みました。それでも状況を変えたくて挑戦することに。私がおこなったのは、息子が夜中どんなに泣いてもおっぱいをあげずひたすら抱っこひもであやすというもの。数日は眠れないことを覚悟し、心を鬼にするつもりで試しました。初日は1時間以上あやし続けましたが、おっぱいをあげなくても再び眠りにつくことができた息子。夜間に2度ほど起きましたが、それまでひと晩に5回以上は起きていた私にとっては訳なく思えました。 断乳チャレンジの末…断乳にチャレンジしてわずか3日。私と息子は約4カ月ぶりに、夜中に1度も起きることなく朝を迎えたのです。あのときの朝の日差しのまぶしさは今でもよく覚えています。その後、夜間の授乳をすることも夜泣きに悩まされることもありませんでした。 睡眠をしっかり確保できるようになった私は、体力的にも精神的にも余裕が持てるようになり、息子を怒鳴るようなことはなくなりました。つたい歩きから歩き始めの時期の息子の成長を笑顔で見守ることができ、子育ての中でも苦労を乗り越えた印象的な出来事となっています。 「断乳」とは、赤ちゃんではなくママの意思で授乳をやめること。断乳について調べると、「かわいそう」という言葉が目につきます。実際に私もかわいそうなことなのかと思ってしまいましたが、夜間断乳をしたことで私も息子もしっかりと睡眠をとれるようになりました。それが日々の子育てへの心の余裕につながったので本当によかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/あさうえさい著者:樋山ゆり菜監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月26日眠りが浅い、寝つきが悪い、夜中に目が覚めるなど、睡眠の質の低下に悩む人がたくさんいます。疲れているのに眠れず、翌日まで不調を引きずってしまうことも…。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、良質な睡眠を得るための食薬習慣と、NG習慣を教えてくれます!よく眠れずに悩んでいませんか【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 255疲れたと思い布団に入ると目が冴えてしまったり、その日の出来事や悩みをくよくよ考えだしてしまったり、悪夢を見て夜中に何度も目を覚ましたり、トイレに起きてしまったり…。睡眠にまつわる悩みに何年も苦しめられているという人は意外と多いのではないでしょうか。睡眠は、単純に体を休憩させる時間ではなく、細胞の修復や免疫の向上、記憶の固定、感情の整理などその働きは多岐にわたり、心と体が元気でいるために欠かすことのできない大切なものです。2、3日連続して質の良い睡眠をとることができただけでも、疲れがすっきりとれたり、お肌の状態が好調になったりすることを体感できるので、睡眠の影響力は想像できますよね。ということで、今週は睡眠の質を高めるための食薬習慣を紹介していきます。今週は、睡眠の質を高めるための食薬習慣眠れない日が続くと、今日は眠れるかなと夜になるにつれて自分にプレッシャーをかけて、余計に眠れなくなってしまう人もいらっしゃるようです。睡眠に関しては、眠るタイミングにだけ気合を入れても質の向上が望めるものではありません。睡眠の質には、朝の過ごし方、食べているもの、ストレス環境、運動や入浴の習慣、睡眠時の環境など、非常にたくさんの要因が存在しています。そのため、睡眠の質を下げている習慣を日ごろから一つでも多く減らしていくことが大切です。漢方医学では、寝つきが悪かったり、すぐ目を覚ましてしまうようなタイプを『心脾両虚』や『心血虚』、『肝血虚』など『血』が不足していると考えることがあります。そこで、食べるとよい食薬は、胃腸に優しく『血』を補ってくれる【即席玉子と豆腐のスープ】です。そして逆にNG習慣は、寝つきを改善する目的で飲むと常習的になってしまう【寝酒】です。食薬ごはん【即席玉子と豆腐のスープ】『血』を補い睡眠の質を高めてくれる漢方薬の“人参養栄湯”のような優しいスープです。セロトニンの原料となるトリプトファンや睡眠の質を高めるセリンなどを含む豆腐と玉子を具材とします。梅干しや塩昆布で味を整え胃腸の働きもサポートしていきます。<材料>A・塩昆布5g・梅干し1個(包丁で叩く)・絹豆腐半丁(スプーンですくう)・醤油小さじ1くらい・水200mlB・溶き玉子2個・豆乳200ml<作り方>Aを加熱し沸騰したら、溶き玉子を加え固まったら、豆乳を加えて完成。NG行動【寝酒】不眠を解消するためにお酒を飲むことは、アルコールに対する依存症の可能性を高めたり、眠りが浅くなったり、睡眠のリズムの余計に乱してしまうことがあります。不安や不眠を解消することを目的として、お酒を飲むことは控えましょう。健康で若々しくいるためには、睡眠の質を向上させることが必要です。食事の内容や量、タイミングも睡眠の質に関係するので食事の管理も大切ですが、スマートウォッチなどで、睡眠のスコアと生活スタイルをリンクさせて考えることで、生活の見直しも同時に行っていくと対策をたてやすくなります。そして、そのほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン®』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち®」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©星野スウ/Adobe Stock文・大久保愛
2024年03月01日深夜残業や休日出勤で多忙を極めていた40代。慢性的な睡眠不足で、仕事の夢にうなされたり、夜中に何度も目を覚ましたり、いくら寝ても疲れが取れない日常を送っていました。目の下の黒クマ、かっさかさでくすみがちな肌、くっきり刻まれたほうれい線など、肌の老化はマックス状態。そんな私が、睡眠環境を改善するために実践した、超簡単にできる3つの安眠対策をお話しします。【安眠1】冷え性に大敵なカフェインを控える1つ目は、冷え性に大敵なカフェインを控えること。マレーシアで海外勤務をしていた40代は、冷房が効き過ぎのオフィスで、極度の冷え性に悩まされていました。特に、膝から下のしびれ、足首のむくみなどは深刻で、痛くて夜眠れないこともあったほど。薬には頼りたくなかったため、友人にすすめられたインドのアーユルヴェーダに通ってみることに。そこで言われたことは「ヴァータ体質」。睡眠や食生活のリズムが不規則になりがちで、体が疲れやすく冷えやすい体質だと診断を受けました。まさに、私が抱えている問題と一致。そこですすめられた冷え性対策は、体を冷やす食材、飲料を極力控えること。特に毎日飲んでいたコーヒー。温かい飲み物は体を温める効果があると信じ切っていましたが、カフェイン飲料には利尿作用があるため、体内の水分を排出するときに体温まで逃がしてしまうらしいのです。以前は眠気覚ましに、ランチ後に、夕方のコーヒーブレークに、1日2~3杯のコーヒーが日課でしたが、今は1日のカフェイン飲料は朝1杯のコーヒーのみに極力抑えることを実行しています。【安眠2】寝る前に副交感神経を高める2つ目は、寝る前に副交感神経を高めること。そのために、実践している習慣が2つあります。1つ目は、シャワーのみの生活をやめて、湯船につかる生活を始めたことです。海外勤務だった40代は、湯船につかる習慣がまったくなく、365日シャワーのみの生活でした。シャワーだけでは体が十分に温まらないため、さっぱりしても疲れが取れないまま。そのため、寝つきが悪い、眠りが浅い、朝の目覚めが悪い、などの睡眠の悩みを抱えていました。一変して、田舎へライフシフトしてから、湯船につかる生活を開始。毎日ゆっくりと全身浴をすることで、副交感神経が高まり入浴後のリラックス効果を実感。悩んでいた冷え性が少しづつ改善され、眠りの質がかなり良くなりました。2つ目は、寝る1時間前にはスマホを極力見ないようにしています。スマホの明るい画面は交感神経を刺激するため、脳にストレスを与える原因に。日課にしている寝る前の読書は、電子書籍をやめて紙の本を読むようにしています。目の疲れが減り、心地よい眠りに入っていけます。【安眠3】寝る前に頭の中の毒を吐き出す3つ目は、仕事のストレスや人間関係のいざこざで、もやもやして眠れないときに実践していることがあります。それはある自己啓発本で紹介されていた、ネガティブな感情をクリーニングする「ぐるぐるワーク」です。方法はいたって簡単で、白い紙とペンを用意するだけ。目を閉じてその日に起こった出来事を思い出しながら、頭の中の毒をすべて吐き出す感覚で、ぐるぐると紙に書きなぐっています。悔しかったこと、ムカついたこと、悲しかったことなど、ネガティブな感情を紙に吐き出すことで、心のもやもやがすーっと晴れる気がしています。頭の中の毒を吐き出した紙は、ビリビリに破って捨てたり、ガスコンロで燃やしたりして、ネガティブな感情を身の回りに残さないよう消去しています。「ぐるぐるワーク」は、嫌なことを次の日に引きずらないための今の私の特効薬。頭の中がすっきり整理できるので、心をリセットしたいときに実践しています。まとめ田舎の生活を始めて生活環境が変わったことで、睡眠環境が劇的に変わりました。多忙を極めていた都会生活は、いつも眠りが浅くて4~5時間程度の睡眠。慢性的な睡眠不足で、くすんだ顔色、ハリのない肌で、年齢よりも老けて見られることもありました。今は7~8時間程度の睡眠時間をほぼ毎日キープ。睡眠環境が良くなったことで、体調やカッサカサだった肌のコンディションも改善されました。睡眠不足は美容の大敵。見た目にも顕著に現れるもの。老化と向き合わなくてはならないアラフィフだからこそ、毎日の安眠対策を心がけたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/いずみ(54歳)独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。
2024年01月26日毎日睡眠時間を確保して良い睡眠を取ろうと心がけているのに、寝つきが悪くて目が覚めてしまうことが……。若いときは一度眠れば朝までぐっすりだったのに、40代後半になってからは良い睡眠が取れずに常に睡眠不足状態。すると、子どもたちに対してもイライラしてしまうし、家事・育児・仕事がうまく回らずにストレスがたまるばかり。そこで若いときからの良くない生活習慣を変えようと試行錯誤した結果をお伝えします。入眠までに1時間以上もかかる!若いときと比べて入眠までの時間がすごく伸びました。若いときはベッドに横になればすぐに眠りにつけたのに、最近では30分〜1時間、ひどいときは2〜3時間たってしまうこともあります。さらに、入眠に時間がかかるだけでなく、夜中にも何度か目が覚めてしまい、朝起きても眠った気がしません。睡眠も細切れで眠りが浅いので頭が休まらず、疲れが取れないままです。睡眠不足で日中のイライラや疲労感がひどい睡眠不足は体の不調につながるので厄介なもの。疲れが取れないのでささいなことでイライラしてしまったり、子どもや家族への対応も悪くなるので反省する毎日です。また、仕事・家事・育児と毎日やることがたくさんあると、体力がついていきません。疲れが取れない、日常がうまく回らない負のループが続き、仕事や家事でミスをしてしまうこともあります。食生活の改善や運動で気持ちの良い睡眠が!若いときから脂っこいものが好きで食生活に偏りがありました。さらに、睡眠時間も不規則で夜遅くまで起きている日もあれば早く寝る日もあり、早く起きる日もあれば遅く起きる日もありました。運動はあまり好きではなく、仕事はデスクワークなので家事で動くくらいです。若いときはこのままでも健康でいられましたが、40代後半になるとそうはいきません。私には昔からお世話になっており、何か体の悩みがあると診てもらっている婦人科の先生がいます。当時、睡眠不足による体調不良や睡眠の悩みについても相談に乗ってもらっていました。かかりつけの婦人科の先生によると、更年期の女性の体は女性ホルモンが減り、ストレスがたまりやすい状態になるそうです。体を健康に保つには気・血・水など体の乱れを整えることが大事であり、より良い生活習慣を送るのが良いと言われました。ホットヨガを始め、寝る前には温かい飲み物を摂取気・血・水を整えるというのは漢方の考え方ですが、気は生命エネルギーであり元気の源と言われています。先生によると、気が乱れると肌のたるみや疲れやすさが増し、気を整えるには消化の良い食事と睡眠が大事だそうです。血は体中に栄養を届ける働きがあり、流れが悪いとイライラしやすくなります。そのため、体を温めるのが大事とのこと。水は血液以外の体液を指し、水分超過になると体のむくみや不調になるので、体の水分を整えるには運動して発汗させるのが良いそうです。私は先生に言われたとおりに、気・血・水を整えようと思い、今までのような良くない生活習慣を変えました。睡眠は決まった時間にし、食事は野菜たっぷりで消化に良くて体にやさしいバランスが良いものを取り入れました。また、血の巡りや水分バランスを整えるため、体を温めて発汗作用のあるホットヨガを始め、寝る前には温かい飲み物を飲むようにしました。これらの生活習慣改善で入眠時間が短くなり、朝まで目が覚めないなど睡眠の質が上がった気がします。まとめ睡眠の質は生活習慣に大きく関わるので、食事や運動など基本的なことから変えなければならないと思いました。若いころは何もしなくてもよく眠れましたが、アラフィフになると意識的に生活習慣を変えることが大事だとわかりました。ただ、毎日の生活で忙しいとバランスの取れた食事や運動を取り入れるのは難しいことだと思いました。しかし、朝昼晩のどれかで良いので野菜を取り入れる、週3~4回のホットヨガをおこなうなどできるところから始めてみることで疲れが取れやすくなったり、熟睡して睡眠が取れたり変化が見られました。よく眠れるようになったことでストレスが減り、日常生活にも余裕ができるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/AI(46歳)大学生の長男と長女、小学生の次男を育てる母。昔から海外旅行が好きで、得意な英語を活かして家庭教師とwebライターをやってをいる。最近の悩みは次男出産から減らなくなった体重。この先も太ったままでは嫌なので、最近ホットヨガを始めた。
2024年01月11日寒い季節は、温かい布団にくるまって眠りにつくのが楽しみでもありますよね。でも、寒さのせいで睡眠の質が低下してしまい、リラックスできるはずの睡眠によって、逆に疲労感を感じてしまうこともあります。そこで今回は、女医の筆者が実践する「冬の快眠方法」についてお話していきます。睡眠の質とは?寒さで血行が悪くなりやすい冬は、肉体的にも精神的にもパフォーマンスが落ちやすい季節と言えます。寒くなると、体から熱を逃さないようにするために無意識に力が入ってしまい、筋肉が緊張しがち。そのため寒いだけで疲れやすくなり、血行も悪くなってしまうと考えられるのです。良質な睡眠をとることができれば効率よく疲労を回復できるほか、日中のパフォーマンス向上に直結し、健康の維持にもつながるでしょう。寒い冬に起こる睡眠の問題点寒いとき、体は熱を保とうとするため、睡眠中の体温調節が難しくなります。これが、寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたりする原因と考えられます。また、冬は日照時間の短さが自律神経の乱れを引き起こすことも。人は光を浴びることで体内時計を調整するようにできていますが(※1)、冬は日照時間が短くなるので、朝起きて十分な日光を浴びることができない場合もあります。そのため、なるべく朝はカーテンを開けて部屋に日光をとり入れるようにしています。日中にお散歩するのもいいですね。日中にどうしてもお部屋が明るくなりにくい場合は、明るい照明を使用するなど工夫してみてください。冬の快眠のための具体的な方法適切な室温と湿度の確保寝室を温めるために暖房器具を使うと思いますが、暖房器具によって乾燥が進んでしまう場合があります。そもそも冬は乾燥しやすい季節でもあり、睡眠環境を整えるために湿度を保つことも大切です。筆者も加湿器を使用し、適切な湿度を維持するように意識しています。加湿器を使う際は、内部にカビが生えないようこまめに掃除することも大切なポイント。また、起床時に気温が低すぎると快適に目覚めるのが難しくなります。寒い日の朝に布団から出るのが辛い人は、起床時間の1時間前に暖房がつくようにタイマーを設定しておくのもいいでしょう。暖かい飲み物の活用就寝前にホットミルクやカモミールティーを飲み、体を内側から温めるのもおすすめです。温かい飲み物を飲むことで体がリラックスし、副交感神経が優位な状態に導きやすくなることも。冷えが気になる人は、生姜湯など温め作用があるものもいいですね。お酒は一時的に入眠しやすくなりますが、眠りの質を下げてしまうため避けたほうがいいでしょう。厚着を避ける冬季は手足が冷えやすくなるため、体を温めようとして厚手の布団を使ったり、厚着をしたりする人も多くいるでしょう。こうした寒さ対策は大切ですが、着込みすぎると熱がこもりやすくなり、睡眠の質の低下につながってしまうことも。また、厚着しすぎると体の動きが妨げられるため、スムーズに寝返りをうつのが難しくなることも考えられます。入眠前は、入浴で体温を温めて眠りやすいようにコンディションを整えるといいでしょう。パジャマや寝具は暖かさだけを重視するのではなく、パジャマは湿気がこもりにくい速乾性素材、寝具は吸湿性のあるものを選ぶと、寝汗をかいても不快になりにくいのでおすすめですよ。睡眠の質を高めるためのライフスタイルの工夫【日中の適度な運動】日中に適度な運動をするとほどよい疲労を感じることができ、夜の睡眠の質が向上するとされています。特に冬は寒さで血行が悪くなりやすいため、運動により血行を促進することは、疲労回復にも冷えの予防にも効果が期待できるでしょう。【リラックスタイムの確保】ストレスは睡眠の質を低下させる原因の一つと言えます。日中もストレスをためすぎないようにしつつ、寝る前にはリラックスできる時間を持つことが大切です。寝る前の時間はスマホやPC、テレビなどの強い光を避けて、音楽を聴いたり、ヨガやストレッチ、アロマ、読書などを楽しんだりと、ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。睡眠環境の最適化【寝具をより快適にする工夫】冷えにくいようにするためには、寝る前に寝具を温めておくのもいいですね。布団乾燥機や湯たんぽ、電気毛布などを使って、布団に入る20~30分前から温めておくようにしています。布団乾燥機を使用すると、布団が暖まる上に湿気がとび、睡眠中の湿気をよく吸ってくれるなどのメリットもあり、おすすめですよ。ただし、一晩中暖房器具を使用すると必要以上に熱くなってしまうことがあるため、入眠時だけ使用するなど、気温に合わせて調整してみてください。適切な光環境冬に限らず、睡眠時にはできる限り目に届く光を遮断するといいですね。遮光カーテンやアイマスクなどを活用して就寝前は暗い環境を作り、体内時計を調整しましょう。おわりに寒い冬も、これらの方法を取り入れることで質の高い睡眠が目指せるはず。日々の疲れをとるためにも快適な睡眠環境を整えて、健康的なライフスタイルを心がけましょう。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 体内時計©edward_indy/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock ©lielos/Adobe Stock筆者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは4人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は15万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年12月21日「NeNe Night」限定の香りは“サクラ”“美しい髪は、良い睡眠から”をコンセプトに、睡眠時の摩擦や乾燥ダメージに着目した「スリープテック美容」を提案するヘアケアブランド「NeNe Night (ネネナイト)」。そんな同ブランドより、サクラアロマの限定フレグランス「NeNe Night SAKURA(ネネ ナイトサクラ)」シリーズが2023年11月25日に発売される。ラインナップはシャンプー、トリートメント、ヘアパックがセットになった「ネネナイトスリープテックサクラトリプルセット」(税込3,080円)および「ネネナイトスリープテックサクラヘアオイル」(税込1,540円)だ。睡眠の質を高めてダメージケア「NeNe Night」は、睡眠中に髪と地肌を整える美髪成分と、心地良い香りで睡眠環境の質を高めることで、美しい髪へ導くナイトケアブランド。製品の90%が美容液成分と保湿成分というリッチな処方で、ナイト発酵リペア成分が毛髪内部に浸透してダメージを集中補修してくれる。またカンナビジオールやローズマリー葉エキスなどの保湿成分が、眠っている間の乾燥を軽減。寝ぐせを抑え、まとまりやすい髪へ導く。夜桜を想わせる幻想的な香り今回限定発売される「サクラアロマの香り」は、まるで夜桜の下にいるような甘く可憐な香り。快眠セラピスト監修の元調合された心地良い香りが、上質な睡眠をサポートする。ピンクを基調にした夜桜デザインも目を引く。(画像はプレスリリースより)【参考】※「NeNe Night」公式サイト
2023年11月28日睡眠の質が注目され、睡眠市場が拡大しています。寝具の販売を行う株式会社LIMNE(リムネ)(本社:東京都渋谷区、代表:合谷 賢幸)のマットレスの売上が前年同月比の10倍になっています。2023年11月よりマットレスの製造を日本に切り替えました。Limne(リムネ)マットレス1【日本人の5人に1人が悩んでいる】世界屈指の不眠大国の日本。5人に1人が睡眠に問題を抱えると言われています。「なかなか寝付けない」「朝早く目覚めてしまう」「なかなか起きられない」「朝起きた時に疲れが残っている」「日中何度も眠くなる」など多くの悩みがあります。睡眠の時間を簡単に増やせない中、睡眠の質が注目され睡眠市場が拡大しています。中でも睡眠の質を良くするために寝具にこだわってお金をかける人は多く、特にマットレスを買い替える人が増えています。【爆売れの理由はマシュマロの上で眠れるから】寝具の販売を行うLimne(リムネ)では、マットレスの注文が殺到し一時は生産が追い付かないほどでした。今年10月の売上は前年同月比10倍になっています。「マシュマロの上で眠る」ことを突き詰めて誕生したのが新素材Souffair(スフエアー)です。日本睡眠学会前理事の神山医師に参画していただき、二年をかけ国内素材メーカーの睡眠ラボにて開発、浮いているような脱力感のとろけてしまうような寝心地を実現しました。Limne(リムネ)マットレス3独自の3層構造は、身体の各部をしっかり支えて負担を軽減させ、柔らかいのに体が痛くなることがなく疲れません。上層のスフエアーと下の二層の体圧分散性に優れたウレタン密度と溝加工で、卵をマットレスの上で思い切り押してもつぶれないと話題になっています。またウレタンマットレスの難点である通気性に関してもトップクラスの機能品質をもっています。たまご【体験すると思わず出てしまう言葉とは】ショールームで寝心地を体験した人の第一声は決まって「ヤバ~い!」。一人でも思わず出てしまったり、連呼する方もいてすぐに違いを感じていただいているようです。ご購入者からは、「マットレス難民で今まで何個も試してきたが、やっと理想のマットレスに出会えた。」「ママ友から子供がすぐ寝ると薦められて購入した。子供がすぐ寝室に行くようになり、ベッドに顔をすりすりしながらあっという間に寝るので助かる。」との声をいただいています。これまで海外で製造していましたが2023年11月より全て日本製造に切り替えました。高品質はもちろん、安定的な調達と発注から納品に至るまでの生産や輸送にかかる時間の短縮が可能になりました。代表のコメント「以前自分が体調を崩した経験から眠りや心の休息の大切さを実感し寝具ブランドLimneを立ち上げました。とろけるような気持ちよさも、しっかり身体が休まる構造も、快適な眠りのための通気性も、毎日のための衛生も、睡眠に大切な全てを諦めないマットレスを目指しました。心も身体もとろけて癒され、幸福な睡眠を楽しんでもらえたら嬉しいです」Limne ホームページ: Limne 楽天市場店 : Amazon : 《マットレス Limne the Mattress》定価 :79,900円(税込)~サイズ:シングル97×195×22cm、セミダブル120×195×22cm、ダブル140×195×22cm重量 :シングル約12kg、セミダブル約14.3kg、ダブル約16.7kg素材 :本体=オリジナルウレタンフォーム、カバー表地=レーヨン100%カバー裏地=メッシュ生地 ポリエステル100%、ボックスシーツ=ポリエステル100%生産国:日本その他:120日間トライアルサービス・10年間保証《Limneショールーム情報》場所 : 恵比寿ガーデンプレイス所在地 : 東京都渋谷区恵比寿4-20-7恵比寿ガーデンプレイス・センタープラザ棟B1営業時間: 11:00~17:00(土日祝日のみ専任スタッフ常駐)URL : 《会社概要》会社名 : 株式会社LIMNE(代表:合谷 賢幸)本社 : 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-20-7恵比寿ガーデンプレイス・センタープラザ棟B1事業内容: 寝具の通信販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月28日私にとって睡眠は、心や体の健康に影響する大事な要素の1つ。そんな大切な睡眠がうまく取れずに悩まされるようになったのが、40歳を過ぎたころでした。看護師として不規則な生活をしていたので、多少の睡眠不足は平気でした。しかし、原因もわからず規則的な生活をしているのに寝付きが悪くなったり、熟睡した感じがなくなってしまったりすると、体にもこたえました。睡眠の悩みに対処している体験談を紹介します。40歳で急に夜眠れなくなった!私が「夜、あまりよく眠れなくなった」と感じるようになったのは40歳のころです。これまで看護師として病院に勤め、夜勤もこなしていたので、多少の睡眠リズムの変化があっても平気だったのに、ちょうど40歳を過ぎたころから急に夜の睡眠の質が下がり始めました。一番感じたのは眠りが浅く、朝起きても「よく寝た!」と感じることが少なくなったことです。熟睡したという感覚がないと日中もどこか眠気があり、仕事も思うように進まないことも多くなりました。早く眠るようにしたり、夜間にトイレで起きないよう夕方から水分をほどほどに摂取するようにしたりしても、なかなか改善できずにいたころ、ネットで「プレ更年期」についての記事を見ました。そこには「ぐっすり眠れない」こともプレ更年期の症状の1つとして書かれていたのです。そこでやっと「眠りにくかったのは、もしかしたらプレ更年期かも…….」と気付くことになりました。看護師として更年期症状の知識はあったものの、まさか自分がプレ更年期症状が出ているとは思いませんでした。ですが、40歳を過ぎて眠りにくくなったのがプレ更年期と関係しているのかもしれないとわかり、ホッとしたのを覚えています。原因を理解したら気持ちもラクに夜、なぜ深い眠りが取れなくなったのか、その原因の1つにプレ更年期に起こるホルモンの分泌の変化があるのかもしれないと気付いたら、急に気持ちがラクになったのを覚えています。更年期には女性ホルモンの増減の幅が大きくなり、それがスムーズな睡眠を促す「セロトニン 」というホルモンの増減や調整にも影響を及ぼすと言われています。私の場合も40歳になり、これまでとは異なる女性ホルモンの分泌の変化から、睡眠を促すセロトニンの分泌にも影響して、睡眠の悩みが起こりやすくなっていたのだと思うと、なんだか安心しました。原因がわかれば、あとはそれに対処するだけです。そこで私は睡眠の悩みを改善する生活の工夫に取り組み始めました。夜間眠れず苦しんだ私が実践した睡眠改善法私が実践した対処法は次のとおりです。・夕方以降カフェインを摂取しないカフェインが含まれているコーヒーや紅茶、緑茶などを午後2時以降に摂取するのをやめました。なぜならカフェインは睡眠を邪魔する成分としてよく知られており、一度カフェインをとると体の中で摂取した半分の量まで代謝されるまで4〜6時間かかると言われているからです。それ以降も体内に多少残ることを考えて、カフェインが睡眠を邪魔しないように夕方以降はとらないようにしています。すると、少なくともなかなか寝付けないということは少なくなってきました。・寝る前にスマホやパソコンを触らないスマホやパソコン画面から出るブルーライトは体内時計を狂わせてしまうことでも知られています。そのため、寝る前の1〜2時間前からスマホやパソコン画面を見ずに過ごして、頭に余計な刺激を入れないようにしています。なかなか難しいですが、これをするだけでも夜間の睡眠の質はだいぶ変わってきたと感じています。以上が、私が睡眠の悩みを改善するために試していることです。夜間の眠りも深くなり、朝の目覚めも良くなってきたと思います。まとめ夜間うまく眠れないことを経験したことで、睡眠の大切さにも気付くことができ、今では睡眠の悩みを改善する工夫をしてだいぶよく眠れるようになりました。心配なことや不安なことがあると時々よく眠れないこともありますが、眠れないことに焦ることなく、良い睡眠が取れるよう工夫を続けていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/ゆき(41歳)40代に入りイライラすることが多くなったことで、プレ更年期を感じ始めた。現在は、看護師の経験をもとにプレ更年期の対処法を模索中。
2023年11月23日実家の手厚いサポートからワンオペ育児になって……手島優さんは2022年11月に一般男性との結婚を発表。10月4日に第一子の男の子を出産しました。しばらく実家へ里帰りしてお世話になっていましたが、一ヶ月健診を終えてパパ・ママ・赤ちゃんの3人生活に突入したそうで、「実家でのルーティンとか両親の手厚いサポートに慣れてしまっていたので…東京に戻ってからの子育てルーティンや、夫が帰宅までのワンオペ育児に慣れなきゃいけないという現実」に追われているといいます。一人で育児しているとき、「急な孤独感に襲われたり、涙出て来たり、、」「はたまた人と話すと口調が強くなってしまったり、それが嫌で落ち込んだり、、イライラしたり」と、産後特有の気持ちの乱高下も激しいそう。また、手島さんは睡眠不足や疲労からか、体にも異変が生じているそうで、「足がクリームパンみたいになっちゃった」と、むくんだ足の写真をSNSに投稿。むくみ過ぎて痛いほどだといい、足首や土踏まずも行方不明で「とりあえず膝下から様子がおかしい。見たことないむくみ方」と自分でもショックなほど……。出産から一ヶ月、常に睡眠が足りず立ちっぱなしのことも多いという手島さん。最初は順調だった母乳もいきなり止まってしまい、母乳外来で診てもらったところ「状態はとても良い」「お胸に何か問題があるとかではなかった」「たぶん疲れとか、精神的な理由が大きいっぽい」のだそう。疲労困憊のようでただただ心配ですが、足のむくみに関しては「夫に(赤ちゃんを)頼んで長めに睡眠時間を確保した」ところ、だいぶ痛みもむくみも引いたそうで、「やはり睡眠不足って良くないですね」とあらためて実感したそうです。手島さんはワンオペ育児にならざるを得ないことについて「無理し過ぎないでね!ってよく言われるけど、、無理しなきゃ無理なのよ…っていう現実もあります」とも綴っていました。新生児期を終えて徐々に赤ちゃんの生活リズムが整っていく中で、安定した睡眠を取れるようになるといいですね。産後の体はむくみやすい状態妊婦健診でも「むくみ」はしっかりチェックされる項目で、妊娠後期は特に多くの妊婦さんがむくみを経験します。しかし産後も、程度の差こそあれ、大勢のママさんが「むくみ」に悩まされるといいます。むくみとは皮下組織に異常に水がたまった状態のことで、医学用語では「浮腫」(ふしゅ)と呼ばれます。顔をはじめ全身どこにでも起こりますが、重力の影響で心臓より下、とくに足にあらわれることが多くあります。たとえば、靴下の跡が残ったり、足のすねや甲を指で押さえるとその部分にへこんだ跡がつくことがありますよね。一般的なむくみは、運動不足や立ち仕事、きつい下着、ストレスなどで血行が悪いときによく起こります。しかし産後のむくみの場合は原因がひとつではなく、多くの要因が重なり合って起こるといわれています。妊娠すると赤ちゃんの発育や分娩に備えて、母体の水分量や血液量が増えますが、分娩では羊水などが一度に体の外に出るため体内の水分バランスが崩れます。血液量も、分娩でいったん量が減り、産後3週間くらいをかけて妊娠前の量に戻ると言われています。こういった水分・血液量の変化はむくみの一因となっています。さらに分娩で急激に変化するホルモンバランス、育児の疲れや寝不足、授乳や抱っこの姿勢、運動をできないことなども、むくみの原因になるとされています。立ちっぱなしや、長時間いすに座った姿勢を続けるなどは血行が悪くなり、特に足のむくみにつながります。家事はほどほどにして適度に横になって休息をとりましょう。寝るときは毛布や座布団などで足を少し高くし、イスに座るときもオットマンなどに足を乗せ、足の位置を下げ過ぎないようにすると、むくみ解消に効果的です。参照:【助産師解説】産後のむくみ、どうやって解消する?原因と対策<ママ体験談>
2023年11月13日実際の睡眠時間が、理想の睡眠時間から2時間不足する人の約3割は、うつ病や不安障害の疑いがある……。政府は10月13日に’23年版「過労死等防止対策白書」を公表。そのなかで、睡眠時間と精神疾患の関係についての調査結果に言及している。まず、理想の睡眠時間は半数近くが「7~8時間」と答え、「6~7時間」と合わせると8割近くに。しかし、実際の睡眠時間は「5~6時間」がもっとも多い。次に、理想の睡眠時間が確保できている人のうち、うつ病や不安障害の疑いがある人は16.9%にとどまるが、2時間不足だと27.7%、3時間不足だと37.1%と増えていき、5時間不足だと48.8%に達する。睡眠不足とうつ病や不安障害の発症に、明らかな因果関係があることを裏付けるデータだろう。さらに、自分の幸福感を「とても不幸せ」~「とても幸せ」の10段階で聞いたところ、「とても幸せ」に近い「幸福感8以上」の人の割合は、理想の睡眠時間を確保できている人だと49.1%。だが、2時間不足だと27%で、5時間不足だと12.8%と下がってくる。睡眠時間が短いほど、幸福感も低くなるようだ。■脳冷やしで健康な体とメンタルをゲット「睡眠時間と精神疾患の発症に、相関関係があるのは間違いないと思います。これまでも多くの調査研究がありますし、今回の政府の調査もそれらを後押しする結果でしょう」そう話すのは睡眠コンサルタントの友野なおさん。友野さん自身も精神疾患の一種であるパニック障害を、睡眠を改善することで克服したという。「睡眠は『QOL』と呼ばれる生活の質に大きく関与します。睡眠が十分でないと、体や心のあらゆる面に悪影響を及ぼすことがあるのです」(友野さん、以下同)睡眠不足だとパフォーマンスの低下ややる気の減退などを実感する人も多いだろう。とはいえ「明日のために早く寝なきゃ」と焦れば焦るほど眠れない夜もある。「睡眠は、深部体温が下がっていく過程で眠気が起こり、次第に熟睡を誘います。そして、深部体温の上昇とともに、人は目覚めることもわかっています。よい眠りを得るポイントは『深部体温』が握っているのです」深部体温とは聞きなれない言葉だが、2種類ある体温の1つで脳や内臓の温度を示すという。もう1つは体の表面の「皮膚体温」だ。こうした深部体温を下げれば、よい睡眠が得られるということだ。「ですが、体の内側にある内臓の温度を、体の外側から下げるのは簡単ではありません。そこで、深部体温のなかでも高温の脳をねらいましょう。脳の温度を下げる“脳冷やし”は、快眠を得るのに効果的です」脳冷やしとは、具体的にどうすればいいのだろう。「氷枕や通気性のよい枕を活用して、脳を気持ちよく冷やすのが効果的。冬はそこまでせずとも、日中暖房のない部屋に枕を置いておけば大丈夫。寝るときには脳冷やしにちょうどいい温度の枕になっています」ただし、首元を冷やすのはNG。耳から上あたりが冷えるように、枕の使い方に注意しよう。「脳自体の興奮を抑えることも大切です。寝る前には、スマホなどが発する強い光や、刺激的な映像などは避けてください」睡眠前の3~4時間は食事をとらないことも重要だという。「食べたものを消化するため内臓が動くと、深部体温の上昇につながります。脳冷やしと合わせて、食事時間も調整できるといいですね」快眠を助ける脳冷やしだが、寒い冬は、逆に脳を温めてしまうNG行動をとりがちだという。「首元が寒いからとパーカのようなものを着てフードをかぶった状態で寝るのはNGです。脳の温度上昇につながってしまいます。また、柔らかすぎる枕にも注意が必要です。頭が枕に埋もれるほど沈みこんでしまうと、熱がこもって脳が温まります」さらに深部体温を考えると、湯たんぽや電気毛布などの使い方にも気をつけたい。「睡眠中ずっと体を温めていると、深部体温の低下が阻害されてしまいます。湯たんぽや電気毛布などは寝る直前まで布団を温めるために利用して、布団に入ったら電源を切るのが得策です」冬は「足が冷たいと眠れないから」と、靴下をはいたまま寝る人も多いが……。「靴下はあまりお勧めできません。体の熱は足先や足の裏から放出されるのですが、靴下で足全体を覆ってしまうと、熱の逃げ場がありません。その結果、深部体温が下がりづらくなるのです。冷え性の方などは、足先をカバーしないレッグウオーマーを着けるといいでしょう」熱中症を予防するため、夏はエアコンの活用が叫ばれるが、冬も室温コントロールが重要だそう。「室温は16~22度、湿度は50%以上が最適です。布団は柔らかく体にフィットして、暖かさを逃がさない羽毛布団がお勧めです」体を温めるといえば、入浴も大きなポイントだ。入浴時間や湯温にも意識を向けたい。「冬場は40度程度のぬるめのお湯に20分ほどしっかりつかると、よく温まります。眠る1時間くらい前に入浴すると、徐々に深部体温が下がって眠気が起こり、スムーズに入眠できるでしょう。もっと熱いお湯が好きな方は、眠る2時間以上前に入浴を済ませるといいと思います」毎日忙しい私たちは、休息や睡眠を軽視しがちだ。だが、睡眠不足がうつなど精神疾患を招く恐れがあることは肝に銘じておきたい。脳冷やしでしっかり睡眠をとり、うつなどと無縁のハッピーライフを送ろう。
2023年11月01日平日いつも寝不足気味だからといってお休みの日に遅くまで寝ていることはありませんか。もしかしたら睡眠負債が溜まっているのかも!東京都江戸川区で個人の睡眠カウンセリングも行っている睡眠のプロ、松浦志野さんにうかがいました。実は、春夏よりも秋冬は睡眠時間が長い秋から冬は気温も低く、布団からなかなか出たくなくなる時期ですよね。「もう少し眠りたい」と思うことや「夏よりも睡眠時間が長くなった」と感じることはありませんか?実は春から夏よりも、秋から冬は睡眠時間が約30分ほど長くなる傾向があることがわかっています。これは、冬眠する動物と同じように、ヒトのカラダにも季節に応じて睡眠のリズムを調整する機能が備わっていると考えられているからです。また、気温の変化だけでなく、日の短さも影響していると考えられます。つまり私たちの体内時計は日の出、日の入りの時刻に大きく影響を受けており、秋から冬は本能的に睡眠時間を増やす必要があるということなのです。睡眠を制するものは、すべてを手に入れる!毎日「よく寝た~」と朝を迎えられるくらい熟睡感があれば、健康になり、自然とお肌や髪のツヤもよくなり、情緒の安定にも繋がります。さらには仕事のパフォーマンスアップや、食欲の安定、ダイエットにも。まさに睡眠を制するものは人生を制すると言っても過言ではありません。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、子どもだけでなく大人にも必要なホルモンです。日中にさまざまな刺激やストレスなどでダメージを受けた細胞の修復や再生、体の機能回復に役立っています。そのため、夏の暑さに耐えてきたカラダは知らず知らずのうちに疲れも溜まっています。良質な睡眠が疲れを癒すカギとなるのです。まずは自分に必要な睡眠時間を知ることから最近では睡眠に関する情報がたくさん出ています。「長く眠らないとダメだ」「ショートスリーパーになりたい」と考えている方も多いですが、睡眠には個人差があります。一般的には7時間程度の睡眠が必要とされていますが、6時間ですっきり目覚める人や8時間必要としている人もいます。ご自身にとって最適な睡眠時間がどのくらいなのかをまずは知る必要があります。平日と休日の睡眠時間を比べてみましょう。休日に平日よりも2時間以上多く眠る場合は、睡眠負債という状態に陥っています。睡眠負債とは睡眠不足が何日も重なり、数日から数週間睡眠不足状態が慢性的に続いていることをいいます。平日と休日に睡眠時間の差が大きくなければ、普段から最適な睡眠時間を取れているということになります! 休日を利用して自分の睡眠負債をチェックし、就寝時間と起床時間を記録してみましょう。休日の前日にアラームをセットせずに就寝平日と休日同時刻に就寝翌日自然に目が覚めた時刻が平日と2時間以上差があるか確認2日目以降も同様に行い、2週間ほど継続少しずつ自身の適切な睡眠時間がわかってくる休日の寝だめで睡眠負債は返済できない休日に遅くまで寝て、平日の疲れを取り戻そうとする人も多いと思います。しかし、2~3日だけ長く眠っても、睡眠不足は解消できないという研究結果があります。これは「社会的時差ボケ」と呼ばれる状態で、体内時計がずれてしまうことで、月曜日になるとまた眠気やだるさを感じるという現象です。そしてパフォーマンスが上がってくるのが木曜日ごろ、そしてまた週末になります。睡眠負債を抱えている人は、この繰り返しになってしまいます。自分に最適な睡眠時間を知って、睡眠の質と量のバランスをとることが、毎日快適な朝を迎えるコツです。正確に睡眠評価するなら、脳波測定が必要睡眠の状態を客観的に測るには脳波測定が必要です。しかし、正確な脳波測定には入院して電極をたくさんつける必要があり、大変な検査です。現在は自宅でも簡易的に脳波測定できる機械もあり、眠れていると思っていても実は眠れていなかったということを客観的にたった2日ほどで確認できます。私自身は脳波をもとに生活習慣のヒアリングや自律神経の調整方法、入浴方法、呼吸法、睡眠環境などを提案して、睡眠のサポートを行っています。睡眠は個人差があるものです。睡眠をないがしろにせず、毎日素敵な人生を送りたいものですね。【参考資料】『不美人習慣を3日で整える熟睡の練習帳』小林麻利子著(株式会社G.B)『ニュートン超図解新書 最強に面白い 睡眠』(株式会社ニュートンプレス)筆者情報松浦志野健康と眠りのスペシャリスト。眠りとお風呂の専門家・小林麻利子さんに師事している。埼玉県出身。看護師、ベビーマッサージ講師。SleepLIVE公認カウンセラーとしてひだまり by SleepLIVE主催。1児の母。看護師として総合病院、訪問看護を経験。不規則な生活や睡眠不足といった自身の経験から、同じような悩みを持つ人を助けたいという思いで小林に師事。現在は日本初のマンツーマン&対面の睡眠改善カウンセリングを行い、赤ちゃんから大人までの熟睡を導くサポートをしている。(C)ramustagram/AdobeStock文・ 松浦志野
2023年10月15日私は睡眠薬を飲んでも布団に入ってから2時間以上寝るのに時間がかかることが多く、さらに寝ても2時間ごとに目が覚める状態の睡眠障害を持っていました。現在も2時間ごとに目は覚めますが、今はスッと眠りに入り起床後にスッキリした感じが得られるようになったのと、布団に入ってから15分ほどで寝られるようになりました。それは薬によるものではなく、睡眠についての情報を集めていろいろ試していった結果です。私が試してみてよかったものを紹介したいと思います。睡眠障害を患った理由睡眠障害を患った理由は、大切に思っていた妹が自ら命を絶ってしまったのがきっかけです。私が33歳のときでした。私は頭の中にあった「もっとこうできたはず」「なぜあんなことを言ってしまったのだろう」といった思いなど、あらゆる角度から自分を責め立てました。 そして、毎晩怖い夢を見るようになりました。それは戦争の場面だったり妹が黒い衣装を着て出てきたりするさまざまな怖いシーンで、非現実なことなのに私には悪いことが起こる前触れのように思え、目が覚めても恐怖感が続き、ほとんど睡眠が取れない状態になってしまったのです。あまりに不安定な日が続いたので、私は自分の意思で精神科を受診しました。 四十九日も済んでないころでしたので、妹の死で両親が憔悴(しょうすい)しきっていたこともあり、「私がしっかりしないと」と、そんな思いからでした。 案の定、医師の診断は「睡眠障害」でした。特に大きな驚きはなく、自分が寝られない理由がわかり、薬も処方されたので安心した記憶があります。ちなみに最初に処方されたのは「ロヒプノール」という強めの睡眠薬でした。その効果ははっきり覚えていませんが、薬を飲む前より寝られていた程度には記憶しています。39歳ごろから睡眠障害の状態が悪化さらに私が35~36歳のころ、病院を変えるのをきっかけに睡眠薬の処方も「ロヒプノール」から「マイスリー」に変わりました。そのころの私の状態はというと、怖い夢を見ることもほとんどなくなり、睡眠薬を飲んで30分ほどで寝られるようになっていました。薬を飲んでいれば普通の生活が送れる状態だったと思います。しかし39歳ごろから徐々に睡眠の質が悪くなり、44歳の現在では睡眠薬を飲んでも寝るのに2時間以上かかり、また、寝られても2時間おきに目が覚めることがほとんど。まとまった睡眠が取れない状態にまでなっていました。 朝起きても体は重く、頭もぼーっとしている状態。「しんどくて何もできない」の繰り返しで1日を無駄にするような日々が続いていました。睡眠の質が悪くなったきっかけはこれといって思い当たらなかったので、「長年、薬を飲んでいるから効きにくくなった」「年齢から来るもの」だと私は解釈しています。 寝られない日が続いたので、医師に相談して「マイスリー」のほかに「ベルソムラ」という睡眠薬も去年ぐらいから処方してもらっていますが、あまり効果は感じられず……。寝られないことが当たり前のようになっていました。 そんなとき、知り合いに寝られないことを話すと「寝る何時間前にお風呂に入っている?」と聞かれたのです。私は心の中で「えっ? お風呂に入る時間で睡眠が変わるの?」と半信半疑でした。ただ、ちゃんと睡眠を取るには朝に日光に当たったほうが良いなど睡眠と生活習慣に関する情報をよく耳にするのはたしかです。 よし、何か試してみよう。やっと私は重い腰を上げることができました。それから睡眠についてネットやYouTubeで調べ、いろいろ試してみることに。「あれっ、こんなことで本当に睡眠が良くなるんだ」。そんな驚きを感じたこともありました。睡眠障害を改善させた3つの行動私の睡眠改善への取り組みは朝から始まります。午前中に日光を浴びながらウォーキングするようにしました。太陽を浴びるのは体内時計をリセットするのに良いのだとか。人間は体内時計が狂うと寝つきが悪くなるとのこと。ウォーキングは日光も浴びられ、また適度な疲れも得られることから睡眠を良くしてくれるらしいです。 次にお昼寝は30分以上しないようにしました。眠いと感じたら30分のタイマーをかけて眠ります。なぜ30分以内かというと、30分を超える睡眠はノンレム睡眠(深い眠り)に入ってしまい、これが夜の睡眠にも影響を及ぼすといわれているからです。 そして、肝心の布団に入ってからですが、私はこの時間にYouTubeの動画を見ながら「寝るための瞑想」「寝る前のストレッチ」をおこなうようになりました。ストレッチは筋肉を緩めることで血流が良くなり、リラックスの効果があるのだとか。瞑想は考え過ぎる頭を休めてくれる効果があるようです。 私は「夜、眠い」という感覚があまりなかったのですが、瞑想やストレッチをしているうちに夜の11時ころには眠いという感覚が得られるようになり、またストレッチが終わると15分もせず自然と寝ていることが多くなったのです。今も同じ睡眠薬を服用しておりますが、薬が増えたわけではないのに効果を感じられました。多少夜に目は覚めますが、朝、熟睡していた感覚があるようになりました。それによって少し活動的にもなった気がします。まとめ睡眠がましになって感じたことは「知らない」ということは損だということ。睡眠を自分で改善する方法を知ることで、生活がこんなに変わるんだとわかりました。人それぞれではありますが、私の場合は知ろうという気持ちが睡眠改善にプラスに動いた気がします。前より睡眠が取れることで1日のだるさも頭のぼーっとした感じもだいぶましになりました。体調の良い時間が増えたので好きなドラマを見たり、家事に使ったりすることができるようになりました。こうしたことで1日の張り合いもでき、物事に前向きに取り込むことができるようになった気がします。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。イラスト/サトウユカ著者/山田今日子(44歳)子どもなしの更年期に悩む主婦。目の疲れや腰痛と戦いながら、日々WEBライターの技術向上を目指し、頑張っている。
2023年10月07日10月30日発売ノエビアグループの常盤薬品工業株式会社は10月30日に、睡眠の質向上をサポートする機能性表示食品「すや睡眠」の粉末タイプを発売する。5人に1人が「睡眠の質に満足できない」と訴える中、「すや睡眠」は睡眠の質向上をサポートする錠剤タイプのサプリメントとして2021年10月に発売され、好評を得ている。同商品は、天然ハーブから抽出された「ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン」配合により、眠りの深さや起床時の睡眠に対する満足感の向上をサポートする。また、「メラトニン」(睡眠・覚醒リズムを調節)の元である「セロトニン」を増加させることによる睡眠の質向上も期待できる。就寝前にほっと一息、温かい飲み物として今回、「すや睡眠」に登場した粉末タイプは、就寝前の温かい飲み物として飲めるよう、お湯で溶かすタイプ。インドの伝統的ドリンク「ムーンミルク」(ホットミルクにスパイスやハーブ等を混ぜた飲み物)をイメージしたアーモンドミルク風味だ。個包装で持ち運びしやすいため、外出先でも手軽に飲むことができる。機能性表示食品「すや睡眠」粉末タイプは、5g×21袋、2,160円(税込)。(画像はプレスリリースより)【参考】※常盤薬品工業株式会社 プレスリリース
2023年10月04日2023年10月1日にSHISEIDOを代表する美容液「アルティミューン」が日本限定でリニューアル発売。新たな独自技術を搭載し「アルティミューン™ パワライジング コンセントレート Ⅲn」となります。これを記念し、2023年10月3日~31日までの期間で、新生アルティミューンの世界観をいち早く体験できるスペシャルイベント「ULTIMUNE BEAUTY RHYTHM PARK リズム、それは美しさを取り戻す力」を開催。マイナビウーマン編集部もSHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STOREでイベント取材してきました!■美のリズムが整い、美しさを取り戻す力と出会う本イベントでは、新アルティミューンの魅力や、資生堂の研究から導かれた美肌サイエンスを知ることができるエリアや、フォトブースなどが設置されています。店舗に入ってすぐ右手にあるのは「美肌サイエンスゾーン」。美肌をかなえるポイントとなる「美肌免疫」とは何か、映像や模型で解説されます。朝、昼、晩それぞれの時間帯で肌へのダメージ要因は異なるもの。日焼け止めを忘れてしまったり、寝る直前までスマートフォンを見続けてしまったり……。日常の中でついついやりがちな習慣も肌免疫に関わってくるんだとか。奥へ進むと新アルティミューンを体感できるブースが設置されています。ここでは資生堂の研究によって導き出された新成分について知ることでき、また、新しくなった美容液を手元で体験できます。新アルティミューンでは、睡眠時間が短いとされる日本人ならではのライフスタイルによる肌変化に着目。従来のアルティミューンと共通の“アルティミューン コンプレックス(※1)”に加え、新たな独自技術“イミューリズム”(保湿成分エクトイン・グリセリン)の2つの技術を合わせ、日中の乾燥などの外的悪影響を要因とするダメージだけではなく、睡眠不足などの生活リズムの乱れによって起きる肌変化にもアプローチします。テクスチャーと香りも、朝晩どちらも使いやすいように改良。すばやくなじんで次のステップに移りやすく、香りはくつろいだ気分を誘いながらフレッシュでエネルギーに満ちた感覚もイメージしたグリーンフローラルになっています。さらに進むと、「美のリズムくじ」が目に入ってきました!イベントの写真とともに新アルティミューンを体感した感想を指定のハッシュタグとともに投稿すると、先着で1回参加できるというもの。何が当たるかはお楽しみです。エントランス近くには旗艦店だけのレフィルやボトル刻印サービスを行う「アルティミューンファウンテン」と、美のリズムを体感した思い出を記念に残せるフォトスポットも。1階だけでも充実したコンテンツがそろっています。※1 カルボキシメチルグルカンNa,PEG/PPG-14/7 ジメチルエーテル、ローズ水、グリセリン(保湿による保護成分)■自分の「美のめぐり」を肌測定でチェック1階部分だけでも十分に楽しめますが、さらに新アルティミューンの魅力を深く知りたい方はぜひ2階へ。アルティミューンを始め、オイデルミンなどブランドを代表する製品群から、今に引き継がれる「赤」のプロダクトストーリーを感じながら階段を上ると、目に入るのは美しいディスプレイ。2階では肌測定とカウンセリングを体験できます。SHISEIDOカウンターでは、非接触で“美のめぐり”を測定できる「Beauty Alive Circulation Check」が展開されており、SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STOREにも設置されています。簡単な質問にいくつか答えて、顔を撮影。独自開発の2つの特殊カメラで美肌の3大要素「透明感あふれる輝き」「ハリ・弾力」「なめらかさ」を数値化してくれます。結果に合わせて新アルティミューンのおすすめの使い方をスタッフが紹介。普段のお手入れにどう取り入れれば良いか教えてくれますよ。ここでは数量限定でサンプリングのプレゼントも実施中。新しいアルティミューンを深く体感したい方はぜひ訪れてみてくださいね。■新アルティミューンで美がめぐる肌に本POPUPイベントはSHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STOREの他、全国の百貨店でも開催されます。イベント会場では数量限定でオイデルミン化粧液、エッセンシャルイネルジャ ハイドレーティングクリーム、アルティミューン™ パワライジングハンドクリームの特製サイズが一緒になった限定セットの販売も。気温の変化で体全体のリズムが乱れ、不調が出やすい今の季節。それは肌も例外ではありません。新アルティミューンを体験できるイベントで、「美のめぐり」について考えてみてはいかがでしょうか。SHISEIDO アルティミューン™ パワライジング コンセントレート Ⅲn30mL8,800円、50mL13,200円、レフィル(50mL)12,650円イベントについて詳しく知りたい方はこちらから(取材・文:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)
2023年10月04日スマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」は、10代~60代の男女559人を対象に、睡眠改善アプリの利用状況に関するアンケート調査を実施しました。■スリープテックがいま、世界的な注目領域に近年、世界的に市場拡大が予測されている分野として注目を集めているスリープテック領域。2022年には「睡眠改善アプリ」がApplivの急上昇ジャンルで年間4位に選ばれており、その関心の高さがうかがえます。今回、Applivでは睡眠改善に関するアンケートを実施し、睡眠に関する世代別の悩みや改善方法、睡眠改善アプリの利用経験などを調査しています。■5人に1人が「疲労感が取れない」と回答10代~60代の男女に「睡眠についてどのような悩みを抱えているか?」と尋ねたところ、最も多かったのは「疲労感が取れない」で20.2%に。続いて「途中で目が覚める」、「深い睡眠ができない」が14.1%、「寝付きが悪い」が14.0%となっており、睡眠の質に関する悩みを抱えている人が全体の8割近くを占めていることがわかりました。回答数が多かった上位4項目を年代別に見てみると、10代では「寝付きが悪い」、20代~40代では「疲労感が取れない」、50代~60代では「途中で目が覚める」が最も多く、年代によって睡眠に対する悩みがやや異なるようです。■睡眠改善に取り組んだ経験がある人は全体の約8割睡眠を改善するために取り組んだことがある人は559人中420人という結果でした。約8割の人が何らかの方法を試していることから、多くの人にとって、睡眠が個人の健康や生活の質に与えるものとして、その重要性を理解し関心を持っていると言えそうです。取り組んだことを聞いてみたところ、最も回答数が多かったのは「入浴やストレッチ、瞑想(191人)」。次いで「寝室の環境を改善した(185人)」、3位「高品質なマットレスや枕などの寝具を購入した(138人)」でした。ヘルスケアや睡眠改善のアプリを使用した人は114人で4番目に多い結果となりました。アプリで睡眠改善を試した114人にアプリを選んだ理由を聞いてみると、最多は「自分の睡眠パターンを知るため(24.6%)」、続いて「睡眠に役立つBGMを探すため(21.9%)」となりました。■最も効果を実感できた睡眠改善方法1位は「アプリ」、続いて「専門家に相談」睡眠を改善するために試した方法の中で最も効果を実感できた方法は、1位「アプリの使用」、2位「医療専門家への相談(48.0%)」、3位「睡眠サプリメントや漢方の使用(42.5%)」でした。試した方法では4位だった「アプリ」ですが、実際に効果を実感できたと回答した割合は最も高く、「専門家に相談」を上回り、半数以上の結果となりました。また、睡眠時にリラックスできる環境を整えることは睡眠の質に直結する要素であることから、多くの人にとって効果が実感できる方法として選ばれているようです。■よく使うアプリの機能は「睡眠リズムの計測・フィードバック機能」と「睡眠導入BGM」睡眠改善アプリでよく使う機能を尋ねたところ、TOP3は「睡眠リズムの計測・フィードバック機能」、「睡眠導入BGM」、続いて「瞑想ガイド」でした。アプリを利用した理由で上位に選ばれていた「自分の睡眠パターンを知るため」、「リラックスして眠りにつくため」といった、睡眠の質を高めることに役立つ機能が使われているようです。スヌーズやアラーム、二度寝防止など、目覚めをサポートする機能をメインに利用している人もいることから、自分の目的にあわせたアプリを見つけて利用していることがわかります。■利用したことがあるアプリ、話題の新作「ポケモンスリープ」もランクインアプリを試したことがあると回答した114人に、利用したことがある睡眠改善アプリを聞いた結果、心拍数や睡眠時の動きをトラッキングしたり、睡眠サイクルを分析し視覚的に表示したりと、睡眠の質を分析しサポートしてくれる機能を持つアプリが選ばれているようです。◇試したことがある睡眠改善アプリ・Pillow(40人)・Sleep Meister Lite(38人)・いびきラボ(37人)・熟睡アラーム(36人)・Sleep Cycle(35人)・Sleep Recorder(31人)・Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)(25人)・Sleep as Android Unlock(19人)・Prime Sleep Recorder(19人)・Somnus(16人)・睡眠日誌(15人)・その他のアプリ(16人)アプリは、スマホがあれば試すことができる手軽な手段です。睡眠改善に取り組みたいと考えている人はぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。■調査概要調査対象:全国の10代~60代の男女559人調査機関:ジャストシステム調査方法:インターネット調査調査期間:2023年8月2日~8月7日有効回答数:559人(男性 279人/女性 280人)性別:男性 279人/女性 280人年齢:・15歳~19歳 111人・20歳~29歳 112人・30歳~39歳 112人・40歳~49歳 112人・50歳~59歳 56人・60歳以上 56人出典元:(エボル)
2023年09月27日季節の変わり目は、朝スッキリ起きれないという人も多いのではないでしょうか。それは、寒暖差による自律神経の乱れや睡眠ホルモンの低下により、睡眠不足になることで起こると考えられます。今回は現役ヨガ講師の筆者が、スッキリとした寝付きや寝起きを目指す、ベッドの上でできる簡単ストレッチをご紹介します!朝のストレッチはこんなメリットがあります!自律神経を整える私たちの身体の内臓器官をスムーズに働かせてくれている「自律神経」。主に昼間に活発になる「交感神経」、そして夜に活発になる「副交感神経」、この二つのバランスを取ることが心身の健康においてとても大事なことだと言われています。夜寝ているときは副交感神経が優位に働いていますが、季節の変わり目は特に自律神経の乱れが起きやすく、朝になってもすんなり起きれなかったり、日中眠くなってしまったりと、様々な不調に繋がる原因になる可能性が。朝のストレッチで筋肉を緩める事で、交感神経のスイッチが入りやすく、自然と活動モードに導いてくれるでしょう。全身の代謝UP寝ている間に凝り固まった筋肉をほぐすことで、全身の血流を促し、体温を上昇させ、身体の基礎代謝を向上させる効果が期待できるでしょう。基礎代謝を高めることで1日のエネルギー消費量が増え、痩せやすく太りにくい体質を目指すことにも繋がるはずですよ。首肩こり、腰痛などの不調を軽減凝り固まった身体は首肩や腰に負担が起きやすく、放っておくと痛みや慢性的な不調に繋がります。ストレッチで筋肉をほぐすことで、首・肩こりや腰痛などの予防や軽減にも期待ができるでしょう。ベッドの上で簡単ストレッチそれではいくつかのストレッチを組み合わせてご紹介していきます。ぜひ覚えて毎日チャレンジしてみてくださいね!\動画でトレーニングを確認!/やり方をチェック!1.仰向けになり両足を揃え、手の指を組んで大きく全身を伸ばす2.膝を立て、左右にゆっくり倒す3.両手で右足(スネもしくは太もも)を抱え、左足を前に伸ばす4.右足を身体の左側に倒して捻り、右手を横に、顔を右に向ける5.反対の足も同様に行う6.足裏を合わせ、膝を外に開き、頭の上で両肘を掴む7.最後にまた両足を伸ばし手の指を組んで、大きく全身を伸ばしてストレッチ朝の目覚めは夜の眠りから!朝ストレッチだけ行うのも良いですが、更に目覚めを良くする為に、眠りの質を高めることを意識してみましょう。・朝、太陽の光を浴びて、ホルモンバランスを整えやすくする・湯船に浸かって身体を温める・室内の温度や湿度を快適な状態にする・運動を定期的に行う・寝る前もストレッチを行う・深呼吸をする無理のない範囲で、ご自身が気楽にできるものから意識して取り組んでみてくださいね。©︎Rido/Adobe Stock筆者情報NATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2023年09月19日2017年に「睡眠負債」という言葉が誕生して以来、年々高まっている睡眠への関心。睡眠の質向上にアプローチする快眠グッズをはじめとする「睡眠関連ビジネス市場」も拡大傾向にあります。そんな睡眠について、意識と実態の調査を行ったのが一般社団法人ウェルネス総合研究所。9月3日の「睡眠の日」を前に、睡眠コンサルタントの友野なお先生監修のもと、全国の10〜60代男女1200名を対象に「睡眠に関する意識と実態調査」を実施しました。本記事では、友野なお先生を講師にファーイーストビレッジホテル東京有明で行われた調査結果報告会の内容をお届けします。現代人の約7割が、「睡眠バランス」が乱れている可能性あり!全国の10〜60代の男女を対象に、睡眠に関する悩みについて質問したところ、全体の約7割が何かしら悩みがあると回答。最も多い悩みは「日中眠たくなる」(26.8%)、次いで「眠りが浅く、熟睡感が得られない」(24.1%)、「寝ても疲れが取れない」(23.0%)でした。(※睡眠に関する意識と実態調査(2023年/一般社団法人ウェルネス総合研究所))この結果について、友野先生は以下のように考察。「睡眠の“質”に影響を与える悩みを抱えている人が多いことが分かります。とくに1位から3位の悩みは『ノンレム睡眠の中でも深い睡眠である深睡眠とレム睡眠、この2つのバランスが乱れる』ことによって睡眠の質を低下させます」また、悩みの種類の項目が1つでも当てはまる人は「睡眠バランスの乱れ予備軍」であると忠告する友野先生。「2〜4つの人は要改善軍、5つ以上の場合は一度睡眠外来などで専門医に相談してみてほしいです」と続けました。続いて、睡眠に対して悩みがあると回答した人(817名)に「睡眠の質を高めるために過去・現在行ったことがある対策方法」を聞いたところ、対策したことがあると回答した人は全体の約半数(56.4%)でした。残りの半数の人は自覚があるにも関わらず、とくに対策を行っておらず、「見て見ぬふり」をしている状態だということがうかがえます。また、対策経験がある人(460名)に「対策を行った結果、睡眠の質は上がったか」と質問したところ、2人に1人以上が「効果を実感していない」と回答。有効な対策をとれていないことも分かりました。(※睡眠に関する意識と実態調査(2023年/一般社団法人ウェルネス総合研究所))深い眠りだけでは不十分!質の高い睡眠にはレム睡眠も重要近年、多くの人が睡眠の重要性を感じるようになっていますが、一方で「質の高い睡眠=深く眠ること」だと認識している人が多い現代。友野先生いわく、「睡眠はバランスが大事であり、深い眠りだけでは不十分であることも知ってほしい」と訴えます。では、「睡眠バランス」とはどのようなものなのでしょうか?睡眠バランスとは、ノンレム睡眠(深睡眠)とレム睡眠、2つのバランスのこと。それぞれに役割分担があり、大きく分けるとノンレム睡眠は身体機能や脳の回復、レム睡眠は記憶や感情などの心の部分を担当しています。この睡眠バランスが乱れると、睡眠の質は低下することに。眠りが浅く熟睡感が得られなかったり、夜中に何度も目が覚めたり、朝すっきり起きられなかったりします。ノンレム睡眠とレム睡眠はおよそ90分のサイクルで交互に出現。どちらの睡眠にも重要な働きがあるので、2つのサイクルにメリハリがあり、両方の睡眠をバランスよく確保することが大切なのです。一見、ぐっすり眠るノンレム睡眠が取れていれば良いように思いますが、翌朝すっきり起きるためにはレム睡眠の時間が確保されていることがポイント。「深い睡眠をしっかり取れているはずなのに、翌朝すっきり起きられない……」という人は、レム睡眠が足りていない可能性があります。自身の睡眠を“正しく知る”ことが睡眠の質向上への第一歩説明会では、参加者の睡眠タイプに合わせて友野先生からアドバイスを実施。筆者も、事前にHUAWEI Band8で測定した睡眠の質をチェックしていただきました。(※暗い紫:深い睡眠、明るい紫:浅い睡眠、オレンジ:レム睡眠、黄色:目覚めている時間)この日はノンレム睡眠とレム睡眠が交互にあり、波型にはなっているものの、2回も目が覚めてしばらく眠れない状態が続いています。このように「夜中何度も目覚める人のサイクル」は、不規則な生活や気になっていることがある人に多く見られると言う、友野先生。筆者自身、まさに両方とも当てはまります。▼理想の睡眠サイクルはこのような波型改善策として友野先生がおすすめしてくださったのは、寝具環境の見直しです。昼間の体を靴が支えてくれているように、寝具は睡眠中に全身を支えるための大切なアイテム。寝心地が悪かったり、体に合っていない寝具を使っていたりすると肩や腰、首などに痛みが出ることもあるのだそう!マットレスは10年、枕は2〜3年で寿命と言われているそうなので、定期的に見直す必要があることを知りました。今回初めて睡眠を測定した筆者。睡眠バランスが乱れているとはあまり感じていませんでしたが、こうして視覚化することで生活を振り返り、睡眠の質を高める準備ができたように思います。大切なのは、自分の睡眠を正しく知ることなのですね!みなさんも、まずは自身の睡眠状態を測るところからはじめて、睡眠の質向上を目指してみてはいかがでしょうか。【参考】※一般社団法人ウェルネス総合研究所睡眠バランス研究プロジェクト
2023年09月07日私たちが毎日とる睡眠には、実は未解明の謎がたくさん!そんな睡眠を研究する筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構長の柳沢正史さんに、眠りに関する疑問をぶつけてみました。睡眠学の世界的権威であり、話題の睡眠ゲームアプリ「Pokemon Sleep」の監修も務める柳沢正史さん。これまで睡眠にまつわる多くの謎の解明に貢献しており、そのなかでも特に力を入れているのが、眠気の正体を突き止めること。「実は眠気の脳内での実態は、まだよくわかっていないんです。それを最先端の神経科学やモデル動物を使った基礎的研究を通じて解明しようとしています。そもそもなぜ動物が睡眠をとるのかも、どう睡眠を調節しているのかもまだわかっていません。眠気の研究は、そうした謎を解き明かすために必要不可欠なものなんです」もうひとつ柳沢さんが力を入れているのが、多くの人に自分の睡眠について知り、改善するための機会を広めること。柳沢さんが創業した株式会社S’UIMINは、睡眠を正確に計測する唯一の方法である脳波を測定して解析する、睡眠計測サービス「InSomnograf(インソムノグラフ)」を実用化している。「睡眠の質は、自分ではわかりません。それを見える化し、改善のためのヒントを提供できればと思っています」睡眠は誤解されていることが多いと語る柳沢さん。睡眠にまつわる6つの疑問に、最新科学で答えていただきました。Q1、そもそも睡眠ってどういう状態?A、PCに例えれば、脳のオフライン状態。「脳の休息」というのは誤りです。睡眠を「脳の休息」と捉えている人も多いのですが、実は眠っている間も脳は活動を続けているんです。ただ、その活動内容が覚醒中(起きているとき)とは異なります。PCに例えるならば、覚醒中は脳が外から情報を得たり、話したり動いたりすることで外に情報を伝えたりできる「オンライン状態」。一方、睡眠中はよほど大きな刺激がなければ五感も働かず、動いたり、他者とコミュニケーションをとったりすることもできない「オフライン状態」といえるでしょう。とはいえ、オフライン状態の間も脳はメンテナンス活動を続けているので、休息とはいえないのです。実際、睡眠中も脳の「燃費」は下がりません。Q2、ちゃんと眠れているかってどうすればわかる?A、自分の感覚は当てにならないことも。正確に知るためには、脳波の計測を。実は、自分が考えている主観的な「よく眠れた」と、データで見たときの客観的な「よく眠れた」には大きな違いがあるんです。そして「途中で起きなかった」「朝すっきり起きられた」といった主観的な指標は、あまり当てになりません。実際に「4時まで眠れなかった。2時、3時、4時に時計を見たから間違いない」と主張した人の脳波を見ると、その間くらいにぐっすり眠っていたという例もあるんです。最近では、手軽に睡眠記録をつけられるスマートウォッチやリングもあります。ただ、こうしたデバイスは使用環境によって精度に差があることに注意しましょう。よく眠れているかを知るには、脳波を測るのがいちばん正確です。Q3、「不眠」と「睡眠不足」の違いは?A、眠れないのが「不眠」、眠らないのが「睡眠不足」です。専門用語における「不眠」は、眠ろうとしているのに眠れないこと。一方の「睡眠不足」は眠らないこと、つまり、その人にとって必要な睡眠時間を確保しないことを指します。特に自覚のない睡眠不足は「行動誘発性睡眠不足症候群」という名前の立派な病気です。たまに「寝ても寝ても昼間に眠くなる。過眠症かもしれない」と心配される方がいますが、話をよく聞いてみると実は5時間しか寝る時間を確保していなかったということもあります。睡眠が足りていないのですから、眠いのは当たり前ですよね。また、睡眠不足の自覚があっても眠ろうとしない人も多いです。現代の睡眠不足は「覚醒に対する依存症」ともいえるでしょう。Q4、ショートスリーパーって本当に健全なの?A、ショートスリーパーは極めてまれ。健康に被害がないかはわかっていません。大人の98%は平均して6~8時間の睡眠が必要です。1日4~5時間の睡眠で足りるとされるショートスリーパーは極めて珍しく、数百人に一人。生まれつきの体質で、後天的になることはできません。自称ショートスリーパーの人もいますが、それは睡眠不足に対する自覚症状が出にくい人。逆に言えば、十分に眠ったときの心身のパフォーマンスを発揮できていない人ともいえます。しかし、睡眠不足が続くにつれ、メンタルの不調や認知症、がんなどのリスクは上昇します。また、ショートスリーパーは極めて少なく、不調を訴えることもないので研究ができません。それゆえ、実際に健康被害がないのかはわからないのです。Q5、大人に昼寝はいらない?A、基本的には必要ありません。昼間に眠くなるのは「異常」です。昼寝が必要とされるのは、基本的に4歳くらいまで。それ以上の子どもに昼寝をさせると、夜に眠れなくなるので逆効果です。実は、大人が昼間に眠くなるというのも異常なこと。日本は世界でも特に睡眠が不足している国で、昼間に眠くなるのは当たり前だと思っている人も多いのですが、国際標準からしたらおかしいのです。子どものときから睡眠不足が続くので、慣れてしまっているだけなんですよね。とはいえ、眠いけれど起きてなくてはならない状況もあります。そういう場合は、ガムを噛んだり、ディナータイム以前ならコーヒーを飲んだりするのがよいでしょう。また、昼過ぎまでに20分くらいの仮眠も有効です。Q6、睡眠不足の美容への悪影響は?A、睡眠不足はダイエットの敵。肌のバリア機能も落ちてしまいます。睡眠不足が慢性的に続くと、それだけで内臓脂肪が増え、摂取カロリーも増えがちになることが医学的に証明されているほか、肥満や高血圧などのリスクも上がります。いくら食事や運動を頑張っても、睡眠を十分にとれていなければ効果が上がりません。また、睡眠不足は肌のバリア機能や肌ダメージからの回復力を弱めてしまいます。そのほかにも、睡眠不足はうつ病などのメンタルの不調につながることも知られています。そもそも健康な人が「寝すぎる」ことは不可能なんです。「12時間寝てしまった」という場合は、それまでの睡眠不足という借金を一部返しただけ。本当に睡眠が足りていれば、それ以上は眠れなくなります。柳沢正史さん筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)機構長・教授。株式会社S’UIMIN代表取締役社長。睡眠学の世界的権威であり、科学界のアカデミー賞ともいわれる「ブレイクスルー賞」(2023年)など国内外で賞を多数受賞。※『anan』2023年9月6日号より。イラスト・ビオレッティ・アレッサンドロ取材、文・川鍋明日香(by anan編集部)
2023年09月02日意外と知らない、睡眠の話。睡眠のことを詳しく知るために、10のポイントに分けて解説。取り入れやすいので、ぜひ今日から実践を!教えてくれたのは、スリープコーチ・角谷リョウさんです。1、ノンレム睡眠3を、1時間30分以上とれると。「質」の高い睡眠とは、「ノンレム睡眠3が十分とれていること。3は体の回復を司るので、朝起きて疲れが取れていればクリアのサイン。私たちの調査では、3を1時間30分以上とると多くの人が疲れが取れている実感があるというデータもあります。中途覚醒の回数が少ないことも大事」2、最適な睡眠時間は人や条件によりそれぞれ違う。睡眠の最適時間に関しては、「人によって違います。それを知るには睡眠の『質』を担保できるようになったら、目覚ましをかけずに起きてください。その時間が自分に必要な睡眠時間です。そして、日中眠くならなければOK。6~9時間が目安となりますが、季節などによっても前後します」3、快眠の秘訣は朝にあり!セロトニンの活性化がキモ。朝エンジンをかけるとよい理由は?「起床とともに心の安定などを司るセロトニンというホルモンが分泌しますが、夕方になるとそれが眠りを誘うメラトニンに変化。朝シャキッと起きるほどセロトニンは活性化し、メラトニンもしっかり分泌されます。つまり、夜の快眠に繋がるのです」4、朝日や照明など“光”の力でしっかり目を覚まそう。朝シャキッと起きる工夫として、“光”を活用。「朝日を浴びるとセロトニンの分泌が促されるうえ、光の強さが目覚ましにもなり一石二鳥。ただ、日の出は季節によって時間にバラつきが。起床時間は、基本的には一定にした方がいいので、調光できるタイマー付き照明などを活用するのも手」5、起き抜けの白湯(さゆ)や朝シャワーで体温アップ。人には、朝になると体温が上がるという仕組みがあるそう。「その高まりとともに、目が覚めてきます。つまり、朝体温を上げれば、目覚めもスッキリ。おすすめの方法は、白湯を飲むこと。胃腸が動くと体温アップ。白湯なら起き抜けの内臓にも負担がありません。朝シャワーもいいでしょう」6、朝ごはんを食べて体温も脳の働きも上げていこう!朝食にも目覚めのポイントが。「胃腸が動くので体温が上がるうえ、脳腸相関といって脳も動き出すため、日中の活動に向けたスイッチがオンに。朝から食欲がないという人は、胃腸に負担の少ない果物やスープ、ゆで卵だけでもOK。午前中の集中力アップには、タンパク質の摂取が効果的です」7、昼食後に眠気が…。そんな時は目を5分間つぶる。「食事を摂ると血糖値が上がりますが、それが下がる時に眠気を感じやすい。昼食後は午前の疲れも相まって、なおさらです」。その対処法としてパワーナップ(昼寝)という手もあるが、「職場でやるのはハードルが高いかと。目を5分間つぶるだけでも脳が休まり、スッキリするはずです」8、夕方の時間帯は運動で体温を上げておくのが正解。とにかく夕方以降は、体温を下げないように気をつけること。「帰りの電車の中で寝るなど、夕方のうたた寝は最もNG。体温が下がり、夜の快眠を妨げてしまう。むしろ夕方は運動に充てて、体温アップ。ハードなことではなく、1日分の最低限の運動量として、20分ほど歩く程度でOKです」9、夜は体への負担軽減と、再び体温アップを心がけて。夜のポイントは夕食の時間。「消化の途中で寝ると睡眠の質がダウン。最低限、寝る2時間前までには済ませておきましょう」。また、夜も体温を上げる工夫を。「できれば入浴は毎日した方がいい。ぬるめのお湯に10分ほど全身つかると。寝る前に温かいハーブティーを飲むのも効果的です」10、寝る前は照明を落とし、SNSを見るのはやめよう。入浴後、寝る前の時間帯はできるだけリラックスできるように。「照明はシーリングライトではなく、LEDのランタンなどに切り替えるといいでしょう。また、スマホは見てもいいのですが、SNSなど刺激になりそうなコンテンツはNG。推しやお笑いなど、自分がリラックスできるものなら」角谷リョウさんスリープコーチ。2018年に、個々のパフォーマンス向上を支援するコンサルティングサービス「Lifree」を共同創業。著書に『働くあなたの快眠地図』(フォレスト出版)など。※『anan』2023年9月6日号より。監修・サトウ未来(Lifree)漫画・サヲリブラウン取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2023年08月31日日々当たり前のように行っている睡眠ですが、実は多方面で重要な役割を担っています。改めて、基本のメカニズムと理想の過ごし方を知って、より良い睡眠ライフを送りましょう!まずは押さえたい!理想の就寝リズム。睡眠には大きく分けて、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類ある。ノンレム睡眠は眠りの深さによって3段階。「2つのバランスが良いと。下の図のようなリズムを目指しましょう」(スリープコーチ・角谷リョウさん)レム睡眠:体は弛緩状態だけど、脳は活発に活動。ここで行われるのは、ストレスの緩和や、心の疲れの回復。脳は活発に働いているものの、全身の筋肉の緊張は緩んでいるので、睡眠の中でも体が一番休まっている状態。夢を見るのもレム睡眠中。ノンレム睡眠1:覚醒と睡眠の切り替えのタイミング。ノンレム睡眠1~3は眠りの深さを表し、ノンレム睡眠1は睡眠の中でも最も浅い睡眠。寝入る時や、目覚める直前の状態。全体の睡眠の約5%にあたり、覚醒と睡眠の切り替えに不可欠。ノンレム睡眠2:運動神経の育成や、学習と記憶の定着を行う。このゾーンで運動神経を育成。また、起きている時に学習したことや記憶したことを、ここで定着させている。睡眠の中でもまだ浅く、ノンレム睡眠3がしっかりとれてこそ、2の機能が発揮される。ノンレム睡眠3:一番深い睡眠。体と脳のスーパー回復。深い睡眠といわれるこのゾーンに入ると、成長ホルモンが分泌される。代謝調節に関わるホルモンのため、3が充実すると肌質がアップ。免疫機能にも作用する。体と脳の回復に大きく寄与。今の睡眠状況をチェック!自分の睡眠の「質」と「量」が足りているのか…?日中の眠気を測る国際的な指標の、下の「エプワース眠気尺度」でチェック。眠ってはいけない場面でつい寝てしまうなど、点数が高い=日中の眠気が強いほど睡眠不足の可能性あり。Q. 座って読書をしている時眠くなることが多い…3点、時々眠くなる…2点、まれに眠くなる…1点、決して眠くならない…0点Q. テレビを見ている時眠くなることが多い…3点、時々眠くなる…2点、まれに眠くなる…1点、決して眠くならない…0点Q. 人の大勢いる場所(例えば会議中や劇場など)で座っている時眠くなることが多い…3点、時々眠くなる…2点、まれに眠くなる…1点、決して眠くならない…0点Q. 他の人の運転する車に、休憩なしで1時間以上乗っている時眠くなることが多い…3点、時々眠くなる…2点、まれに眠くなる…1点、決して眠くならない…0点Q. 午後に、横になって休憩をとっている時眠くなることが多い…3点、時々眠くなる…2点、まれに眠くなる…1点、決して眠くならない…0点Q. 座って人と話している時眠くなることが多い…3点、時々眠くなる…2点、まれに眠くなる…1点、決して眠くならない…0点Q. 飲酒をせずに昼食後、静かに座っている時眠くなることが多い…3点、時々眠くなる…2点、まれに眠くなる…1点、決して眠くならない…0点Q. 自分で車を運転中に、渋滞や信号で数分間、止まっている時眠くなることが多い…3点、時々眠くなる…2点、まれに眠くなる…1点、決して眠くならない…0点あなたの点数は合計何点?・5点未満…日中の眠気は少ない。現状の睡眠状況のキープを目標にしよう。・5~10点…日中の軽度の眠気あり。睡眠不足なので、改善の必要あり。・11点以上…日中の強い眠気あり。激しい睡眠不足なので、場合によっては専門家の診察も必要。角谷リョウさんスリープコーチ。2018年に、個々のパフォーマンス向上を支援するコンサルティングサービス「Lifree」を共同創業。著書に『働くあなたの快眠地図』(フォレスト出版)など。※『anan』2023年9月6日号より。監修・サトウ未来(Lifree)漫画・サヲリブラウン取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2023年08月31日9月3日(日)の秋の「睡眠の日」にあわせ、パナソニック株式会社が20~50代の女性500名を対象に、「睡眠前の準備」に関する調査を実施。その結果、睡眠前の準備にこだわっているかどうかで、“朝の元気度”や“毎日の元気度”に違いが出ることがわかった。“朝の元気度”や“毎日の元気度”は睡眠前のこだわりが関係今回の調査では、「寝る前の行動」に注目して、回答者のグループ分けを実施。「睡眠前の準備」にこだわっている人(「こだわり有り」のグループ:n=250)と、こだわっていない人(「こだわり無し」のグループ:n=250)に分けて、違いを比較した。その結果、睡眠前の準備にこだわっているかどうかによって、“元気度”に差があることが判明した。「こだわり有り」のグループでは「朝から元気に動けている」と思う人が62.0%にのぼっているのに対して、「こだわり無し」のグループで同じ回答をした人は46.4%にとどまり、実に15.6ポイントもの差が生じたのだ。また、「毎日元気に動けている」と思う人の割合も、「こだわり有り」のグループでは65.2%、「こだわり無し」のグループでは51.2%で、14.0ポイントの差がみられる。睡眠前の準備にこだわっている人は、こだわっていない人に比べて、“朝の元気度”や“毎日の元気度”が高い傾向があると言えるだろう。そこで、あらためて「睡眠前の時間を充実させる(睡眠前の準備にこだわる)ことで、翌日の“元気度”には違いがでると思いますか?」と聞いたところ、「こだわり有り」のグループでは93.6%、「こだわり無し」のグループでも81.6%が「そう思う」と回答する結果に。どちらのグループも、大多数の人が「睡眠前の時間を充実させることで、翌日を元気に過ごせる」という認識を持っていることがわかる。その一方で、「こだわり無し」のグループのうち、前問で「毎日元気に動けていると思わない」と答えた人(n=122)は「気持ちの余裕がない」(45.9%)、「時間の余裕がない」(37.7%)という理由から、睡眠前の準備にこだわることができないことも判明した。さらに、「睡眠前の時間の充実につながると思う行動」を聞くと、「マッサージ・ストレッチをする」が61.8%でトップに。また、「こだわり有り」のグループに、「普段、寝る前におこなっていること」を聞いた質問でも、「マッサージ・ストレッチ」の回答が最多(53.6%)となった。パナソニックの「エアーマッサージャーEW-RA150」(ねるまえほっとリフレ)で手軽にこだわりタイムをパナソニックの「エアーマッサージャーEW-RA150」(ねるまえほっとリフレ)は、1日の終わり・おやすみ前を、ほっとできるマッサージ時間にする、新発想の「リフレ」シリーズだ。寝転んだまま本体に脚を入れるだけですぐに使用できるため、気持ちや時間に余裕がない人でも使いやすい。脚の疲れをリフレッシュして元気な毎日をおくるため、「寝る前の過ごし方にこだわりたいけれども、面倒なことをする気力がない」という人には理想的なアイテムだと言えよう。足首からふくらはぎまで心地よいマッサージを実現する、ねるまえほっとリフレ。これがあれば、毎日高い元気度を維持できそうだ。【参考】※公式サイト
2023年08月31日9月3日(日)は、秋の「睡眠の日」。良質な睡眠環境を改めて整えるきっかけにしたい日ですが、「寝付けない」「目覚めが悪い」という人も多いのではないでしょうか。快適に目覚めることができないと、朝から元気も出ませんよね。パナソニック株式会社が20~50代の女性500名を対象に行った「睡眠前の準備」に関する調査によると、睡眠前の準備にこだわっているかどうかで、“朝の元気度”や“毎日の元気度”に違いがあることがわかりました。「寝る前の行動」にこだわったほうが、朝から元気&毎日元気今回の調査では、「寝る前の行動」に注目して、回答者のグループ分けを実施。「睡眠前の準備」にこだわっている人(「こだわり有り」のグループ:n=250)と、こだわっていない人(「こだわり無し」のグループ:n=250)に分けて、違いを比較しました。すると、「朝から元気に動けていると思いますか」「毎日元気に動けていると思いますか」という質問に対し、いずれも「寝る前の行動にこだわっている」と答えた人のほうが、「はい」と答えた割合が高いことがわかりました。そこで、あらためて「睡眠前の時間を充実させる(睡眠前の準備にこだわる)ことで、翌日の“元気度”には違いがでると思いますか?」と聞いたところ、「こだわり有り」のグループでは93.6%、「こだわり無し」のグループでも81.6%が「そう思う」と回答する結果に。どちらのグループも、大多数の人が「睡眠前の時間を充実させることで、翌日を元気に過ごせる」という認識を持っていることがわかります。睡眠前の時間の充実につながると思う行動、1位は「マッサージ・ストレッチ」「睡眠前の時間の充実につながると思う行動」を聞くと、「マッサージ・ストレッチをする」が61.8%でトップに。続く、「リラックスできる音楽を聴く」(47.0%)、「アロマなどで香りを楽しむ」(37.2%)、「リラックスできる飲み物を楽しむ」(30.8%)、「ヨガをする」(22.2%)などを大きく上回りました。また、「こだわり有り」のグループに、「普段、寝る前におこなっていること」を聞いた質問でも、「マッサージ・ストレッチ」の回答が最多(53.6%)となっています。マッサージやストレッチで体をいたわる時間を作ることが、翌朝の、そして毎日の元気の秘訣だと言えそうです。パナソニックの「エアーマッサージャーEW-RA150」(ねるまえほっとリフレ)で気軽にリフレパナソニックの「エアーマッサージャーEW-RA150」(ねるまえほっとリフレ)は、1日の終わり・おやすみ前を、ほっとできるマッサージ時間にする、新発想の「リフレ」シリーズです。面倒な装着が不要で、寝転んだまま本体に脚を入れるだけですぐに使用できるため、気持ちや時間に余裕がない人でも、気負わずに使うことができます。プロに学んだ手技を追求した手のひらで包み込むような全周エアーバッグと、片足ずつ上下に動くゆらぎ揉みによって、足首からふくらはぎまで、心地よいマッサージを実現。脚の入れ方を変えると、足先や足裏のストレッチも可能です。60分の自動オフ機能も搭載しているので、切り忘れも防げますよ。朝から毎日元気に過ごしたいけれど、家に帰ると疲れ果てて何もする気になれないという方。睡眠前に簡単お手軽なリラックスタイムを作り、睡眠環境を改善すれば、そのお悩みも解決するかもしれません!【参考】※公式サイト
2023年08月31日厳しい残暑が続き、寝苦しさによる睡眠不足に注意が必要です。寝具の通信販売を行う株式会社LIMNE(本社:東京都渋谷区、代表:合谷 賢幸)が、睡眠体験型ショールームを2023年8月1日(火)、恵比寿ガーデンプレイスにグランドオープンしました。その一角にある仮眠室に予約が殺到しています。ショールーム1【厳しすぎる残暑、寝不足による体調不良に要注意!】日本は寝不足大国です。経済協力開発機構(OECD)が33ヵ国を対象に行った調査では、日本人の一日の睡眠時間は7時間22分と最下位でした。全体の平均である8時間28分より1時間以上短いことが報告されています。また、一向に収まらない厳しい残暑で「毎日暑くて寝苦しい」「エアコンをつけていると寝冷えして途中で起きてしまう」など気付かないうちに寝不足になっている可能性があります。倦怠感・意欲低下・集中力低下・抑うつ・頭重・めまい・食欲不振などの症状がある人は注意が必要です。放置すると睡眠不足による産業事故、慢性不眠によるうつ病や生活習慣病の悪化など、日中の心身の調子にも支障をもたらします。【寝落ちできるショールームが人気】寝具の通信販売を行う株式会社LIMNEは、睡眠体験型ショールームを8月1日(火)恵比寿ガーデンプレイスにグランドオープンしました。ショールームでは、商品の持つやわらかな触感を最大限に感じていただけるよう、「4感(触覚・視覚・聴覚・嗅覚)で感じるリラックス」をテーマに設計しています。仕事やショッピングで疲れた方がゆっくりできるチル寝(休憩/くつろぎ)スペースとして自由に利用できます。その一角を「予約ができる仮眠室」にしたところ、常に1~2週間先まで予約が埋まっている状態が続いています。仮眠室は、自由に体験できるスペースの奥にあり、扉で仕切られていて心ゆくまでゆっくり体験することができます。公式サイト内のショールームページから予約し、1日最大4組、好きな時間を1時間無料で利用できます。仮眠室を始めたきっかけは、ショールームで30分近く爆睡されたお客様の「疲れがたまっていたし気持ちよくて寝落ちしてしまった。また来たいけど予約できる?」という一言でした。仮眠室を利用した人からは「買い物のついでにふわふわベッドで仮眠ができるのが最高。気持ちよすぎて帰りたくなくなる」「外回りから戻るタイミングに合わせて予約してみた。思った以上に気持ちよくてあっという間に寝落ちしていた。短時間でもしっかり休めたのでこの後の仕事も頑張れそう。」と好評です。ショールームグランドオープン【マシュマロのようにやわらかいのに沈まない】株式会社LIMNEはマットレスや枕などの寝具の素材を独自開発し、2020年8月よりインターネット販売を行ってきました。体験したほぼ全員が思わず声を出してしまう、まるでマシュマロの上にいるようなマットレスには、新素材「Souffair(スフエアー)」が使われています。日本睡眠学会前理事の神山医師に参画していただき、2年の開発期間をかけ国内素材メーカーの睡眠ラボにて開発を行いました。スフエアーのやわらかさを緻密な計算に入れ込んだ独自の3層構造は、気持ちいいだけではなく身体の各部をしっかり支えて負担を軽減させています。上層のスフエアーと下の二層の体圧分散性に優れたウレタン密度と溝加工で、卵をマットレスの上で思い切り押してもつぶれません。また、ウレタンマットレスの難点である通気性に関してもトップクラスの機能品質をもっています。代表の合谷は「一日の終わりが楽しみになるようなマットレスを作るのに試行錯誤し2年かかりました。ベッドに入った瞬間に活動モードのスイッチがOFFになり、体の疲れが取れるだけでなく目覚めた時に少しでも優しい気持ちになっていただけたら嬉しいです。」と述べています。予約制の仮眠室は土日祝日に30分単位で1時間まで無料で利用が可能です。Limneホームページ: 《Limneショールーム情報》場所 : 恵比寿ガーデンプレイス所在地 : 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-20-7恵比寿ガーデンプレイス・センタープラザ棟B1営業時間 : 11:00~17:00(土日祝日のみ専任スタッフ常駐)URL : 予約ページ: ※仮眠室以外のマットレスは予約なしで利用できます。ショールーム2《会社概要》会社名 : 株式会社LIMNE(代表:合谷 賢幸)本社 : 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-20-7恵比寿ガーデンプレイス・センタープラザ棟B1事業内容: 寝具の通信販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月30日ポーションタイプで睡眠と肌のWケアを気軽に開始株式会社ナリス化粧品のナリスアップブランドは、睡眠と美肌の二つの機能を叶える機能性表示食品「コラーゲン+GABA」を、9月11日からドラッグストアにて発売する。水なしで飲めるポーションタイプの容器で、睡眠ケアと肌ケアの両方を気軽に始めることができ、1袋14個入りで2週間じっくり眠りケアと肌ケアに取り組むことができる。コラーゲンの最小ユニット「コラーゲントリペプチド」を配合同社が全国の20歳~59歳の女性2,003名を対象に行った意識調査では、睡眠の質と肌のコンディションは明らかに関連することが判明。そこで今回の「コラーゲン+GABA」には、肌の潤いと弾力を維持する「コラーゲントリペプチド(GPHyp)」と、睡眠の質向上をサポートする「GABA」をWで配合した。コラーゲンを酵素などで分解して低分子化したものは「コラーゲンペプチド」と呼ばれている。この「コラーゲンペプチド」を更に低分子化したコラーゲンの最小ユニットが「コラーゲントリペプチド」だ。これを食品として腸管から直接吸収することで、コラーゲンとGABAのスムーズな吸収が期待されている。「コラーゲン+GABA」は、ピーチ風味のポーション8.5mlが14個入り。価格は1,512円(税込)。(画像はプレスリリースより)【参考】※ナリス化粧品 ニュースリリース
2023年08月29日寝相が悪い人は、熟睡できているのでしょうか。子どもの場合は?睡眠の質と寝相について、東京都江戸川区で個人の睡眠カウンセリングも行っている松浦志野さんにうかがいました。寝相に関わる、寝返りはどうしてするの?寝返りは、同一箇所の圧迫の防止、痛みの緩和、寝床内の温湿度調節、体温調節、睡眠段階の移行が円滑、睡眠時無呼吸症候群を防ぐといった役割があります。寝ている時は無意識だからこそ、自分の寝姿勢がどうなっているのか気になる方も多いですよね。一晩のうちに20〜30回は寝返りするという研究報告もあります。しかし同じ寝具で眠っていても、その日の疲労度、気温や湿度によっても回数は変動します。寝返りの回数と睡眠感に関係はないと言われていますが、あまりよく眠れていない人に寝返りや体動が多いという報告もあります。ただ、大切なことは寝ている間の姿勢よりも、眠りにつくときの姿勢による寝心地の良さが睡眠の満足度を高めることがわかっています。横向きで寝る人が6割男女700名を対象とした調査によると、主な寝姿勢として仰向け32.6%、うつ伏せ4.4%、横向き63%という報告もあります。仰向けで眠る時は体圧分散が全身でバランスよく行われます。しかし、横向き寝では肩や腰への負担が大きくなるため、抱き枕を使うことで体圧分散することをオススメしています。どの寝姿勢でもうまく体圧分散がされていないと、カラダの一部に負担がかかり、朝起きた時の首や肩、背中の痛みにつながってきます。同じ調査の中で、起床時のカラダの痛みは順に首、肩、腰と合わせて6割を占めています。過度な寝返りにはこんな原因が!?眠りが浅い時に寝返りが多くなることや、連続して体動があることがわかっています。通常成人では平均して20〜30回は寝返りをしていますが、 ご自身の感覚でより多く感じているのであれば以下のような原因が考えられます。1.マットレスや枕が合っていない2.カラダの放熱がうまくできていない3.自律神経が乱れている4.メンタル面の課題(ストレス、疲労感、悩みごと)があるこのような理由で眠りが浅くなり、寝返りの多さ、熟睡感につながっていない可能性があります。子どもの寝相は悪くていい大人は寝相や寝返りが多いと浅い眠りであることをお伝えしました。では子どもの寝相はどうでしょうか?子どもの寝相の悪さは「脳がしっかり休めている証拠」です。人の睡眠は「ノンレム睡眠」「レム睡眠」とありますが、ノンレム睡眠の中で最も深い眠りが「徐波睡眠(じょはすいみん)」と言われ、大脳が休んでいる状態です。子どもはこの徐波睡眠が長く、睡眠中の姿勢を維持する機能が未熟なため寝相が悪くなります。つまり寝相がいい時はあまり眠れていない、体調を崩す前の可能性があり、寝相が悪い時はよく眠れています。年齢が上がるとともに寝相は次第によくなってくる人が多いです。寝相、歯ぎしり、起床時のカラダの痛さ、睡眠時無呼吸といった睡眠中のお悩みはさまざまな課題も潜んでいる可能性があります。お一人で悩まず、それぞれに合わせたカウンセリングが必要となります。本日もみなさまがよく眠れて、最高な1日を過ごせますように。【参考資料】横向き寝やうつ伏せ寝あなたの寝相について男女700名にアンケート調査「良い睡眠」の秘密「寝姿勢保持」と「体圧分散」不美人週間を3日で整える熟睡の練習帳/小林麻利子著株式会社G.B筆者情報松浦志野健康と眠りのスペシャリスト。眠りとお風呂の専門家・小林麻利子さんに師事している。埼玉県出身。看護師、ベビーマッサージ講師。SleepLIVE公認カウンセラーとしてひだまり by SleepLIVE主催。1児の母。看護師として総合病院、訪問看護を経験。不規則な生活や睡眠不足といった自身の経験から、同じような悩みを持つ人を助けたいという思いで小林に師事。現在は日本初のマンツーマン&対面の睡眠改善カウンセリングを行い、赤ちゃんから大人までの熟睡を導くサポートをしている。(C)stcook/Getty Images文・松浦志野
2023年08月26日自分の睡眠の質に疑問を抱き始めた30代美容ライターが、良質な睡眠のために「やめてよかった」と感じる夜のルーティンを紹介。睡眠の質には意外な部分が影響しているもの。眠りに不満がある方は要チェックです!30代、寝ても疲れがとれない問題が発生…!筆者が眠りの浅さを感じたのは、30代になってから。疲れているのに寝つけなかったり、長時間寝ても疲れがとれていなかったり。「これってもしかして睡眠の質が良くないのかも?」と思い、夜行っていたルーティンを見直してみることにしました。いろいろと試行錯誤してきた中で、やめてよかったと思えたルーティンを3つピックアップ。どれもとても簡単なことなので、睡眠の質を上げたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。NG1.長くお風呂に浸かる筆者は長風呂が大好きで、寝る直前に2時間ほどお風呂に入ることも。リラックスできる香りの入浴剤を入れたり、照明を暗くしたりと、眠りにつきやすい環境を整えていたつもりだったのですが、これがあまり良くなかったのかもと気がついたのです。寝る前の入浴は、たしかに良質な睡眠に効果のある行為。入浴でいったん体温を上げ、寝る時間に近づくにつれてその体温が下がっていくことで、深い眠りに入りやすくなるそうです。しかし、お風呂に長く浸かりすぎるのはNG。体温が上がり過ぎてしまい、脳の覚醒につながってしまうんです。正しい知識を得てからは、寝る1時間ほど前に、10〜15分程度の入浴を心がけています。この入浴法を実践できた日は、自然と寝る時間にうとうとし始め、スッと眠りにつけるように!実践した中で最も効果実感のある方法でした。NG2.寝る前の考えごと寝る前の考えごとは、学生時代からのルーティン。電気を消してベッドに入ると、自然と考えごとモードに入るようになっていました。次の日の予定や仕事のことなどを考えているうちに、脳が疲れて眠りにつける…と勝手に考えていたのですが、これがNG行動だったんです。ベッドで目を閉じると、不安が頭の中でぐるぐるしたことがある方は少なくないのではないでしょうか。こうして不安が滞留していると、脳の疲労につながり、睡眠の質を下げてしまうんだそうです。そこで筆者は、寝る前に日記を書くという新たなルーティンを開始。不安なことがあれば日記に書き出し、その日はそれ以上考えるのをやめることにしました。いきなり考えごとをまったくしない、というのは難しいのですが、最近は少しずつ実践できるように。その日にあった楽しいことだけを考えて寝るようにすると、寝つきが良くなりますよ。NG3.起床時間のばらつき仕事の日は早起きできても、休みの日は昼まで寝てしまうなど、筆者の起床時間はバラバラ。寝るのが大好きなので、午前中に予定がない日は寝られるだけ寝るというスタイルが当たり前になっていました。しかし、起きる時間がバラバラだと体内リズムが狂う原因に。寝つきが悪くなる、スッキリ起きられなくなるといった現象が起きてしまうのだそうです。そこで、仕事も休みも関係なく同じ時間にアラームを設定することに。毎日まったく同じ時間に起きるのは難しいものの、少しずつリズムが整ってきました。起床時間を揃えることで、起きづらさが軽減した気がしています。質のいい睡眠で、質のいい毎日を!疲労感や起きられないことにずっと悩んでいたのですが、その原因の1つが睡眠の質の悪さだったのだなと実感。良質な睡眠を阻害していたルーティンをやめていくことで、少しずつ朝が苦手という意識が薄れていきました。とはいえ理想の過ごし方はまだできていない筆者。これからも睡眠と向き合いながら、質のいい毎日を築いていきたいです。筆者情報比嘉桃子1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。(C)Aleksei Morozov/Getty Images文・比嘉桃子
2023年08月22日