公開初日から3日間で「全国映画動員ランキングトップ10」(興行通信社調べ)の初登場1位を獲得し、先週末の動員ランキングでV2を達成した大ヒット映画『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』。この大ヒットを記念して、本作のクライマックスの戦闘シーンを撮影したロケ地・仙台にて凱旋イベントを実施、主演の岡田准一、榮倉奈々、田中圭が登場した。岡田さんをはじめ、榮倉さん、福士蒼汰、田中さん、土屋太鳳、松坂桃李、石坂浩二ら豪華キャスト陣で、有川浩の人気小説シリーズを実写化した『図書館戦争』シリーズ。前作から約2年半の時を経ての続編となる本作は、公開から10月18日までの9日間で観客動員数66万人、興収8.5億円を早くも突破。これは、2013年公開の前作『図書館戦争』の興収17.2億円を超えるペースとなっており、ファン待望の本作なだけに今後もさらなる集客も期待できそうだ。そんな本作の仙台凱旋大ヒット御礼イベントに登場した岡田さん、榮倉さん、田中さん。3人は劇中の衣装に身を包み、榮倉さんが記憶をなくす程ハードな撮影を行ったと語った激戦のロケ地を訪問。久しぶりに館内を巡回し、思い出話に花を咲かせている姿は、まさに劇中の図書隊員としての姿そのものだったという。岡田さんは「今作のクライマックスでもある激しい戦闘シーンで、実際に図書館内部を使用しての撮影に多大なる協力をいただいた宮城県図書館に直接感謝の言葉を伝えるために、大ヒットイベントで是非仙台に戻ってきたかった」と想いを明かし、榮倉さんも「久しぶりに来てみると、改めてすごくいい図書館だなという気持ちと、すごく大変だった撮影を思い出すと少しおなかが痛くなります(笑)。本当に大変な撮影だったので、記憶にも深く刻まれている思い出の場所なので再び来ることができてうれしいです」と喜びをコメント。また、岡田さんは久しぶりに図書隊の制服に袖を通したそうで「きつくなって腕が上がらない」と話すと、田中さんから「どこを目指してるの?」と突っ込まれ劇中の“バディ感”で爆笑を誘った。そして、この日はスケジュールの都合でイベントに参加できなかった福士さんから、3人への感謝の想いが込められた手紙がサプライズで登場!初日舞台挨拶後の打ち上げで大号泣し、本作に対する熱い思いを語ったほど本作への思い入れが強いという福士さんからのメッセージに、感慨深い面持ちで岡田さんは「ああいう打ち上げの場で作品に対して熱い思いを持っていて、泣くことができる福士くんは、本当にかわいくて、素敵な人だなと思います。同じ仕事をする仲間として本当に尊敬しています」と図書隊愛をアピールした。さらに、ファン熱望のさらなる続編について聞かれると、「今回の映画が前作をはるかに上回る成績を残せれば、次もついてくると思います。みなさん是非よろしくお願いいたします!」と『図書館戦争』続編への意欲をみせた。その後、チーム『図書館戦争』の感謝の気持ちを込めた贈り物として「今回、魂を込めて撮影した自分たちの作品、『図書館戦争』を宮城県図書館で文化資料として保管し、後世に伝えてほしい」との思いから、この世に一つしか存在しない映画のフィルムを宮城県図書館へ贈呈。そのお礼として宮城県図書館にあって、本編の過酷な撮影が行われた図書館内の広場の愛称を名づける権利をもらったキャスト陣は、「ゴリラの森広場」「撮影大変だったな広場」などふざけたネーミングで盛り上がるものの、最終的には物語のカギを握る存在であることにちなみ「カミツレ広場」と命名した。『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』は全国は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:図書館戦争 THE LAST MISSION 2015年10月10日より全国東宝系にて公開(C) 2015“Library Wars -LM-”Movie Project
2015年10月21日岡田准一、榮倉奈々、福士蒼汰、田中圭、土屋太鳳、松坂桃李、石坂浩二ら豪華キャスト陣で、有川浩の人気小説シリーズを実写化した映画『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』。10月10日(土)に公開初日を迎えてから3日間で「全国映画動員ランキングトップ10」(興行通信社調べ)の初登場1位を獲得!岡田さんの宣言通り、前作を超える大ヒットスタートを切った。表現の自由を規制する「メディア良化法」が施行された近未来を舞台に、本を愛する「図書隊」の面々が自由のために戦いを繰り広げる「図書館戦争」シリーズ。これまで2013年に劇場版第1弾、先日にはスペシャルドラマがTV放送され、本作は3作目となる。ファン待望の続編とあって、公開から3日間の観客動員数は367,564人、興行収入は479,216,900円と、前作比143.6%という大ヒットスタートを樹立した。劇場へは、女性を中心にハイティーン世代から40、50代まで幅広い世代が詰めかけ、WEB初日アンケートによると、その多くが「待望の続編だから」「原作小説『図書館戦争』シリーズ(有川浩)が好きだから」という“図書館戦争・愛”を理由に足を運んだようだ。さらに、10月5日に放送されたスペシャルドラマでの告知を見て、本作を観ることを決めた人の割合も高かったことも分かっており、テレビやWEB、書籍など様々な媒体で展開される「図書館戦争」を、多く人が楽しみに見ていたことが伺える。「ぴあ映画初日満足度調査」(10月10日ぴあ調べ)でも、93.1点という高得点を獲得し、満足度1位。Yahoo!映画の作品ユーザーレビューも4.6と非常に高く、続編を熱望していたファンだけでなく、今作からのファン層も映画本編の内容に大満足しているよう。今後は、口コミでさらなる集客が期待され、前作をどこまで越えていくのか注目される。『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』は全国は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:図書館戦争 THE LAST MISSION 2015年10月10日より全国東宝系にて公開(C) 2015“Library Wars -LM-”Movie Project
2015年10月14日ベストセラー小説を映画化したシリーズ第2弾『図書館戦争 THE LAST MISSION』の初日舞台あいさつが10月10日に、東京・TOHOシネマズ スカラ座で行われ、主演の岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、土屋太鳳、松坂桃李、栗山千明、石坂浩二、佐藤信介監督が登壇した。舞台あいさつ/その他の写真同日、全国323スクリーンで封切り。東宝によると13時の時点で、2013年に公開された前作『図書館戦争』(興収17.2億円)対比160%を記録し、興行収入30億円を目指せる大ヒットスタートを切ったという。メディアを取り締まる法律“メディア良化法”が施行された世界を舞台に、図書館の自衛組織・図書隊が読書や表現の自由を守ろうと戦う姿を描く本シリーズ。本作では、1冊しか現存しない『図書館法規要覧』が一般展示される“芸術の祭典”会場の警備にあたる堂上篤(岡田)ら特殊部隊(タスクフォース)が、過去最大のピンチに立たされる。岡田は「初日あいさつの舞台に立てる幸せを感じます。皆さんのお顔を見ると、作品に満足していただいているのかなと」と感無量の面持ち。共演の榮倉も「私はスタッフ、キャストの皆さんが大好きです。かっこいいし、尊敬しています」と感激しきり。二人が繰り広げる恋愛模様も見どころで「原作ではグイグイいくキャラクターなんですが、それがちょっとね…」(岡田)、「不器用なふたりで、かわいいです」(榮倉)と照れながら語った。また、8月に右足を複雑骨折し、本作の完成披露試写会を欠席していた栗山が、骨折後初めて公の場に登場。共演する福士にエスコートされ、「この場に立てるか不安でしたが、福士君にリードしていただき、皆さんにお会いできてとてもうれしいです」とホッとした表情。福士は「映画を観終わって、大号泣し、すぐに皆さんにメールした」と試写の感想を明かした。初日舞台あいさつには約600人が来場。事前の応募総数は37000通にのぼったといい、当選倍率60倍超えを勝ち抜いた幸運なファンは終始、大盛り上がりだった。『図書館戦争 THE LAST MISSION』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年10月10日映画『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』が10月10日(土)に公開され、岡田准一、榮倉奈々、福士蒼汰、田中圭、土屋太鳳、松坂桃李、石坂浩二、佐藤信介監督らが舞台挨拶に登壇。栗山千明も8月に右足を骨折して以来、初めて公の場に姿を見せ、福士さんのエスコートで壇上に上がった。有川浩の人気小説シリーズの実写版で2013年の劇場版第1弾、先日TV放送されたスペシャルドラマに続く3作目の作品となる。表現の自由を規制する「メディア良化法」が施行された近未来を舞台に、本を愛する「図書隊」の面々が自由のために戦いを繰り広げる。岡田さんらは客席を通って壇上に上がり、約60倍の倍率を勝ち抜いてチケットを入手したファンの歓声を浴びた。栗山さんは、足のケガを考慮し、ステージすぐ脇の入口からの登壇となったが、劇中で“恋仲”進行中の相手役・手塚を演じる福士さんがしっかりとエスコート!福士さんの手を借りてステージに上がった。栗山さんは「ここにみなさんと一緒に立てるのか?心配な日々でしたが、福士さんにリードし、支えていただいてこうして立つことができて嬉しく、ホッとしています」と笑顔を見せた。映画の中で、栗山さんは片足を失った石坂さん演じる仁科司令の車いすを押しているが、石坂さんは「ここが平らだったら、栗山さんに車いすに乗ってもらい、私が押せば恩返しできたのに」とユーモアたっぷりに語り、会場は笑いに包まれた。トークではそれぞれの登壇陣が“図書館戦争愛”を吐露!岡田さんは「福士くんはさっき、舞台袖で予告編を見てて、僕が撃たれるところで『やめて!』って言ってました(笑)」と暴露。その福士さんはシリーズの中の最もお気に入りのシーンとして、先日のドラマの中の小牧(田中さん)と毬江(土屋さん)のシーンを挙げ、毬江の「あの主人公、私と思ってもいいですか?」というセリフを壇上で熱演する。これを受け、岡田さんが田中さんに対し、ニヤニヤと笑みを浮かべつつ「(小牧の返事は)なんてセリフだっけ?」と迫り、「もう子どもに見えなくて困ってるよ」というセリフを、なぜか岡田さんと田中さんが2人で披露し会場は爆笑と歓声に包まれた。土屋さんは田中さんについて「すごく優しい目をされていて、現場に入るだけで毬江ちゃんになれました」と語ったが、これに榮倉さんが「優しい目じゃなくてイヤらしい目ですよ、たぶん」とツッコミが飛んだ。岡田さんは他人のシーンにはノリノリで茶々を入れる一方、自身が演じる堂上と榮倉さん演じる郁というメイン2人の恋愛シーンに関するトークになると照れくさそうに沈黙し、榮倉さんから「何でそこですぐマイクを下ろすんですか!」と叱られる。岡田さんは原作小説での堂上の描写について「結構、グイグイ行ってる」と語り「(この続編が)うまくいったら(さらなる続編は)どうするの?と言われるんですが…グイグイ行ってるので(苦笑)」ともしも、さらに続編が製作されることになった場合、さらに過激な(?)恋愛シーンが挿入されることへの危惧を照れくさそうに表明し、会場は再び笑いに包まれていた。『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:図書館戦争 THE LAST MISSION 2015年10月10日より全国東宝系にて公開(C) 2015“Library Wars -LM-”Movie Project
2015年10月10日NHKの放送開始から90年。このたび、NHKに保存されていない「幻の名作」を発掘し、“テレビも、日本も、熱かった時代”に迫る「幻の名作発掘大作戦!~あなたの“見たい”がよみがえる~」の放送が決定した。1960年~70年代は、多くの名番組が生まれた「TVの青春時代」。しかし、当時は放送用テープが高価で繰り返し再利用していたため、ほとんどの番組の記録が残されていない「失われた時代」でもある。そこで、2013年からNHKにて始まったのが「番組発掘プロジェクト」だ。NHKに保存されていない「幻の名作」を、家庭用ビデオで録画した人がいないか調べ、出演者や制作者、さらには一般視聴者にも広く呼びかけ、徹底的に調査をした結果、この2年間で発掘された番組は全部で4,000本にのぼるという。25日に放送される「幻の名作発掘大作戦!」では、歌番組にあまり出なかった石原裕次郎が全11曲を熱唱する「ビッグショー」(1975)。昭和を代表する喜劇役者・三波伸介の「お笑いオンステージ」(1972-82)、黒澤明、つかこうへい、伊丹十三など巨匠たちの貴重なインタビュー映像などが初公開される。そして漫画界の巨匠、手塚治虫の幻の名作「ワンダーくんの初夢宇宙旅行」(1969)も発掘!アポロ月面着陸に先駆けて、アニメと実写の融合で宇宙旅行を描いた実験作となる。しかし見つかったのは映像のみ。そこで「完全版」を再現するために、当時のスタッフが集結。主人公の声は、連続テレビ小説「まれ」でヒロイン・希の同級生役を演じた清水富美加が“人生初のアフレコ”に挑戦する。「これまでに自分の演技に声をあてた経験はあるけれど、自分ではないキャラクターへのアテレコは初めて」と話す清水さんだが、「年下の、しかも男の子の役ということで難しかったけれど、やってみたら思ったより自分の素に近い形で演じることができました」とふりかえる。清水さんと“謎のモグラ”がナビゲーターを務め、ゲストに石坂浩二、ロバート・キャンベル、渡辺満里奈を迎えて贈る同番組。本番組を通して60年代~70年代の番組を見た清水さんは「昔は生放送でドラマを演じたり、映像を保存できなかったり、『そんな風に作っていたんだ!』という発見と驚きばかり。でも、今より制約が多い時代だからこそ、今の時代にない熱量があるように思います」と語る。果たしてそれぞれの発掘映像の裏側には、どんなドラマがあるのだろうか?「幻の名作発掘大作戦!~あなたの“見たい”がよみがえる~」は9月25日(金)NHK総合にて19:30~放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月24日2015年4月にリニューアルオープンをして話題となった、ウルトラ怪獣たちが主役の居酒屋「怪獣酒場」をモチーフにしたアニメ『怪獣酒場 カンパーイ!』のDVDが、2016年1月29日にバンダイビジュアルより発売される。本作は、ウルトラ怪獣たちが酒場で繰り広げる"ゆるぐだアニメ"として7月よりTOKYO MXほかにて放送がスタート。『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』(2008年)河崎実監督と『秘密結社 鷹の爪』のDLEのタッグで制作され、ナレーションに俳優の石坂浩二、ゲスト声優にタレントの大久保佳代子を起用したことでも話題を呼んでいる。DVDでは全13話に加え、未放映エピソードとして幻の14話を収録。さらに、『ウルトラマンBlu-ray BOX HDリマスター2.0』シリーズとのタイアップCM集や『怪獣酒場 カンパーイ!』PV集も収められている。価格は2,500円(税別)。(C)怪獣酒場 カンパーイ!製作委員会(C)円谷プロ
2015年09月17日『図書館戦争 THE LAST MISSION』の完成披露試写会が9月16日(水)に開催され、上映後には主演の岡田准一、榮倉奈々をはじめ、田中圭、福士蒼汰、松坂桃李、西田尚美、橋本じゅん、石坂浩二、佐藤信介監督が舞台挨拶に登壇した。有川浩の人気小説シリーズの劇場版第2弾となる本作。検閲などを合法とするメディア良化法に対抗するために結成された図書隊の面々の戦い、恋の行方などが描かれる。この試写会には実に5万5千もの応募が寄せられ、その中から選ばれた約1300人が会場に足を運んだ。大歓声に迎えられ姿を現した登壇陣。岡田さんは「この大歓声は面白かったと受け取ってもいいですか?」と問いかけると熱烈な拍手がわきおこった。この舞台挨拶では司会を榮倉さんが担当!「これが本当のLAST MISSIONという感じ。手の震えが止まらない!」と緊張した表情で語るが、岡田さんをはじめ、周囲がフォローしながらトークを盛り上げていく。岡田さんはまず、福士さんに「前作の時は19歳だったけど、何年か経ってどうなの?」と前作公開時後からここまでの間に朝ドラ「あまちゃん」などへの出演を経て大ブレイクを果たした福士さんをいじり始める。福士さんは「前回の時はまだ未成年で、(周囲を)大人だなと感じてましたが、(本作で)ちょっとは近づけたかなと思います」と語ったが、これに岡田さんはいやらしく「たくさん主演して…その中で『図書館戦争』はどういう…?」と切り込んでいく。福士さんは「目力がすごい(笑)!」と困惑しつつ「大好きな作品だし、(自身が演じた)手塚は一番と言っていいくらい好きな役」とそつなく答えるが、ここにさらに石坂さんが「他の映画はどうでもいいってこと?」などと割り込み、たまらず、本作で手塚の兄を演じた松坂さんが「うちの弟を責めないでください!」と割って入り、会場は笑いに包まれた。この松坂-福士兄弟についても岡田さんが「すごい兄弟だよね」と言えば、田中さんは「(映画を見ながら)『イケメン兄弟かっ!』って突っ込みました(笑)」と語り笑いを誘う。また榮倉さんが、岡田さんとの恋愛シーンに言及しつつ「ラブストーリーの話題になると岡田さんが全然話してくれないんです」と不満を漏らすが、この時点で岡田さんの顔は真っ赤!橋本さんから「耳が真っ赤」と指摘されつつ、岡田さんは「ちょっと(恋に)進展が…」と恥ずかしそうにボソボソと語る。さらに岡田さんは榮倉さんのこの日の衣裳について「ちょっと背中があき過ぎ…」と恋人のように(?)、苦言を呈し会場は再び笑いに包まれていた。『図書館戦争 THE LAST MISSION』は10月10日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月17日映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』の完成披露試写会が9月15日(火)に開催され、上映中に行われた報道陣向けの記者会見に岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、松坂桃李、西田尚美、橋本じゅん、石坂浩二、佐藤信介監督が出席した。有川浩の人気小説シリーズの映画化第2弾で、公開に先駆けてスペシャルドラマも放送となる。国家による検閲に対抗する図書隊の壊滅を目論む動きに対し、笠原郁、堂上らタスクフォースの面々が立ち向かう。完成した作品について、このメンバーの中で最初に見たという福士さんは「最高に良かったです。ラストで号泣しちゃいました」と語り、その感動をタスクフォースのメンバーにメールで伝えたという。タスクフォースの間でグループLINEがあるとのことで、田中さんは福士さんの「泣きました」という熱いメールを受け取り「大げさだよ…と思ってたら泣きました(笑)」と明かす。岡田さんは、榮倉さんと一緒の回で鑑賞そうで「映画を作る上で2作目ってチャレンジングでハードルが高いですが、1作目をしっかり超えて、スケールアップで来ていたと思えて、榮倉さんとがっちりと握手しました」と手応えを口にした。榮倉さんは激しいアクションシーンの撮影を振り返り「前回より大変でした。何かあると岡田さんに『どうしようか』と相談していて、現場のみんなにとっても“教官”でした」と明かす。メンバーは“岡田メソッド”と言われるトレーニング法を取り入れ、みんなで訓練したそうだが、田中さんは「しんどい!岡田さんはトレーニング大好きだけど…」とぼやく。これに対し、岡田さんは「仙台の撮影の時、田中くんと福士くんが僕の部屋に来て『一緒にトレーニングさせてください』と言ってきたのに、途中から『やらされてる』って感じになって帰っていって何なんだろう?と思った」と告発!榮倉さんは「次の日の感想が愚痴に近かった(笑)」と暴露したが、福士さんは「想像以上で、僕らがやりたい範囲を超えてました。ガチだった(苦笑)」と申し訳なさそうに語っていた。そんなタスクフォースの面々のやり取りに、本作に“敵役”で参戦した松坂さんは「うらやましい…」とため息。撮影でタスクフォースの面々と一緒になることはほとんどなかったこともあって「“岡田メソッド”とか“トレーニング”とか全部初耳です。グループLINEも入ってないし…。切ないですね。それくらいの孤独を持って演じました」と寂しそうに語り笑いを誘っていた。郁と堂上の恋の進展も気になるところだが榮倉さんは「いっぱいありますよ」とニッコリ。岡田さんはこの話題に何とも照れくさそうに顔を赤くし、榮倉さんからは「岡田さんが恥ずかしがるから、私まで余計恥ずかしくなる(笑)!」といじられていた。『図書館戦争 THE LAST MISSION』は10月10日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月16日V6の岡田准一が9月16日に、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで行われた主演作『図書館戦争 THE LAST MISSION』の完成報告会見に出席。「社会派アクションとして説得力を持たせるのが課題だった。2作目はハードルが高いが、あらゆる面で前作を超えていて、映画としてレベルが上がった」と強い自信を示した。その他の写真メディアを取り締まる法律“メディア良化法”が施行された世界を舞台に、図書館の自衛組織・図書隊が読書や表現の自由を守ろうと戦う姿を描く有川浩氏の人気シリーズ。2013年に公開された『図書館戦争』(興収17億2000万円)から約2年半ぶりとなる続編では、1冊しか現存しない『図書館法規要覧』が一般展示される“芸術の祭典”会場の警備にあたる堂上篤(岡田)ら特殊部隊(タスクフォース)が、過去最大のピンチに立たされる。会見には岡田をはじめ、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、西田尚美、橋本じゅん、松坂桃李、石坂浩二、佐藤信介監督が出席。「続編が作れるのは、第1作を応援してくださった皆さんの声のおかげ。その分、プレッシャーもあった」(榮倉)、「映画のラストで、号泣しちゃいました。大好きな役なので、また演じたいですね」(福士)とシリーズへの熱い思いを語った。一方、シリーズ“初参戦”となった松坂は「皆さんのチームワークがうらやましい。一緒にご飯に行ったとか、そういうお話も全部初耳。それくらい孤独でした」と嫉妬心。クランクアップ当日、岡田に対し“壁ドン”したというが、「すっかり忘れていた…」(岡田)、「ニュースを見て、僕が壁ドンしていないことになっていて(笑)。福士くんの壁ドンのほうが印象に残っているんだなと思った」(松坂)。また、田中は岡田メソッドと称する特訓を「しんどいですよ」と振り返った。『図書館戦争 THE LAST MISSION』10月10日(土)全国公開取材・文・写真:内田 涼
2015年09月16日モデルの押切もえが9月2日(水)、都内美術館で「第100回記念二科展」の絵画部門初入選報告会見を開いた。美術団体「二科会」が毎年秋に開催する公募展で、押切さんは初出展作絵画「咲くヨウニ1」で入選を果たした。これまで歌手の工藤静香、八代亜紀、俳優の石坂浩二、女優の五月みどりらも絵画部門で入選しているが、モデルとしての入選は初。同部門には3,043点の応募があった。押切さんは「予想はまったくなくて、祈るのみだった。入ってよかったというストレートな気持ち。ホッとしました」と小学校以来という絵画コンクール入選に嬉しそう。佐野研二郎氏の“酷似騒動”で東京五輪のエンブレムが仕切り直しのデザイン公募を決定したこともあり、画伯としての参加を促されると「えー?凄く大変そう。何かしら何かに似ちゃうとかあると思うし、ドキドキ」と笑わせながら「私はLINEスタンプで精一杯」と辞退していた。26歳ごろに出演したテレビ番組のチャリティー企画で水彩画を描いた事で、絵画熱のスイッチが入ったそう。入選作「咲くヨウニ1」は今年の4月から書き始めたといい「春の植物の生き生きとしたイメージとエネルギッシュなところを描きたかった。花を描くのが好きで、綺麗に描くとそのままなので濁った色を使ったりした。絵には自分の内側が反映されていて、優しくいたい、華やかでいたいという思いを込めました」と制作の様子を紹介。一度筆を執ると没頭して何時間もキャンバスに向かうそうで「仕事が忙しい時も、絵にぶつけてリフレッシュできる。時間を忘れて没頭する事で、色々なモヤモヤも晴れた」と振り返った。(text:cinemacafe.net)
2015年09月02日「伝説の洋画家たち二科100年展」が上野公園の東京都美術館で7月18日に開幕、17日には開会式が行われ、本展覧会の音声ナビゲーターを務める石坂浩二(74)らが出席した。「伝説の洋画家たち二科100年展」チケット情報本展覧会は、1914年に結成された二科会主催の美術展覧会である「二科展」が、今年で第100回を迎えたことを記念し、開催される。安井曾太郎、東郷青児、小出楢重、林武、村井正誠、吉原治良、吉井淳二、織田廣喜、鶴岡義雄、佐伯祐三、藤田嗣治、岡本太郎など、名だたる画家たちが研さんを積んだ時期の画壇デビュー作が一堂に会するほか、東北から九州まで70を超える全国の美術館や所蔵家が所蔵する約120点の名品を鑑賞することができる。常に時代を先取りしてきた二科展の100年の歩みを「草創期」、「揺籃期」、「発展そして解散」、「再興期」の4期に分けた本展は、日本近現代美術史における二科会の意義が浮き彫りになるような仕組みとなっている。日本を代表する画家・彫刻家による二科展出品作を紹介、100年続く二科展の気風を体感できる「伝説の洋画家たち二科100年展」は東京都美術館にて、9月6日(日)まで開催。当日券は一般 1,500円、学生 1,200円、高校生 800円、65歳以上1,000円。
2015年07月30日シリーズ累計570万部を突破した有川浩の大人気小説を原作に、主演に岡田准一&榮倉奈々を迎えて2013年に実写化された『図書館戦争』。その続編となる『図書館戦争 THE LAST MISSION』の、ファン待望の本編映像が“図書館記念日”である本日、解禁となった。熾烈を極めた小田原の攻防戦から1年半、メディア規制の圧力は強まるばかり。不当な検閲に対抗できる唯一の組織・図書隊に所属する笠原郁(榮倉奈々)は、防衛部の精鋭集団・図書特殊部隊の中で、上官の堂上篤(岡田准一)からの厳しい訓練指導にも耐え、堂上班の一角を担う存在となっていた。そんな中、堂上、笠原が所属する関東図書基地に警備の依頼が入る。それは、図書隊に唯一残されたある一冊の本を守ること。やがて図書隊の存続を揺るがす事件へと発展する…。いま「図書館戦争」史上、最大の戦い【LAST MISSION】が始まる!前作は、興行収入17.2億円、初日に実施したアンケートでは驚異の満足度98.2%という記録を叩き出した大ヒット作。原作の魅力でもある“ラブ要素”と“アクション要素”が絶妙なバランスで描き出され、公開後から早くも続編を熱望する声が上がっていた。そんなファン待望の続編となる本作では、「実写化する際の希望キャスト」アンケートで1位に選ばれたベストキャスティングの岡田さんと榮倉さんはもちろん、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二ら今をときめく豪華キャスト&スタッフが再結集!今回、公式サイトにて解禁となった本編映像でも、お馴染みのキャストたちの熱演ぶりが映し出され、前作に引き続き展開が気になる笠原と堂上教官の胸キュンシーンや、本格的なアクションシーンが満載。前作よりハードでキュンとして、さらにドラマチックな恋のツンデレ・エンターテインメントになること間違いなしの本作を、いち早く本編映像で楽しんでみて。『図書館戦争 THE LAST MISSION』は2015年10月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:図書館戦争 2013年4月27日より全国東宝系にて公開(C) “Library Wars” Movie Project
2015年04月30日日本ロングライフはこのほど、全国の60~79歳の男女を対象に実施した「人生の円熟期"プレミアムエイジ"と理想のセカンドライフに関する意識調査」の結果を明らかにした。調査は2014年12月11日~14日にかけて行い、1,000名から有効サンプルを得た。同調査では、60歳~79歳を人生の円熟期として"プレミアムエイジ"と表現している。今回は主にプレミアムエイジの人々が「セカンドライフ」についてどのように考えているか調査した。どのような環境でセカンドライフを送りたいと思うか尋ねたところ、最も多かったのは「いまのまま」(126人)で、「自由な・好きなことができる」(80人)がそれに続いた。自分らしくできる環境や好きなことを継続できる環境、または新たに楽しめることを見つけられる環境が大切だと考えているようだ。70歳代でセカンドライフを満喫していると感じる、憧れの男性著名人を聞いたところ、1位は「加山雄三」さん、2位は「石坂浩二」さん、3位は「高橋英樹」さんだった。女性著名人では、1位「樹木希林」さん、2位「野際陽子」さん、3位「吉行和子」さんとなっている。もし、認知症になったとしたら、どのような環境や周囲の接し方が心地よい空間だと思うか聞くと、「今までの生活リズムを変えずに暮らせる」「今までの生活スタイルを変えずに暮らせる」「認知症ではない時と同じように接してくれる」といった回答が多かった。認知症になったとしても、自分のペースや自分らしさを失いたくないと考えていることがわかる。男女別にみると、「自分らしく暮らせる」(男性35.0%、女性47.6%)や「今までの生活リズムを変えずに暮らせる」(男性24.8%、女性36.0%)では、男性より女性のほうが10ポイント以上高かった。「自分らしさを失いたくない」「生活リズムを変えたくない」との思いは、男性より女性のほうが強いようだ。
2015年01月20日有川浩の同名小説を岡田准一と榮倉奈々の共演で実写化した『図書館戦争』の続編となる『図書館戦争-THE LAST MISSION-』の製作が決定し、ふたりのコメントが公開された。本作は岡田、榮倉のほか田中圭、福士蒼汰ら前作の主要キャストが続投し、来年10月に公開される。その他の画像映画『図書館戦争』は、国家によるメディア検閲が横行する近未来を舞台に、読書・表現の自由を守るために図書館が組織した自衛組織“図書隊”と、国家権力のバトルを、ハードなアクションや青春ラブコメディの要素を絡めて描いたエンターテインメント作品。『…-THE LAST MISSION-』では、前作で描かれた図書防衛の戦闘“小田原・情報歴史図書館攻防戦”から1年半後を舞台に、過去最大の難敵に立ち向かう堂上篤(岡田)と笠原郁(榮倉)ら図書隊の姿が描かれる。岡田は「続編をやらせていただけることをうれしく思います。また『図書館戦争』の世界に入ることができるのが今から楽しみです。前回を超えるスケールを目指し、前作同様のスタッフ、キャストの皆様とともに頑張っていきたいと思っています」と意気込みを語り、榮倉は「前回の撮影から1年半、ついに来たかという感じです。台本をいただいて、前作で岡田さんからしごかれた思い出がよみがえりました(笑)。個人的に郁ちゃんの成長した部分を披露したいと思っていたので続編と聞いてうれしく思っています。みなさん成長した郁の姿を楽しみにしていてください」とコメント。前作に引き続きメガホンを執る佐藤信介監督は、「前作から続編を望む声が多く、その声に押されて実際に取り組むことができて、スタッフはもちろん、キャストも喜んでくれています。近未来とはいえ、現実の日本で起こる戦争を題材にした作品は他にないと思いますし、そこに恋愛ドラマも入っている映画は無いと思っています」といい、「続編は、1作目より人間ドラマもアクションも、さらにパワーアップをさせて、他のどの作品でも味わえない見たこともない世界を作り上げていきたい。一度、戦いを終えた仲間でもあるので、実現できると思います」と語っている。原作者・有川氏は「続編がこんな形で叶ったのは、『図書館戦争』を愛してくださった方々の起こした奇跡です。奇跡をスクリーンで見届けるのを心待ちにしています。皆さんもぜひご一緒に!」とコメントを寄せている。『…-THE LAST MISSION-』には、岡田、榮倉、田中、福士のほか、西田尚美、橋本じゅん、栗山千明、石坂浩二が出演することが発表されており、12月中旬にクランクインを迎える予定。『図書館戦争-THE LAST MISSION-』2015年10月公開
2014年12月04日絶海の孤島という超・巨大な“密室”を舞台に、水谷豊&成宮寛貴の3代目“相棒”コンビが重大な謎に挑む、『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』の本ポスターが遂に完成した。初登場から14年、連続ドラマのスタートから12年。これまで4本の劇場版が製作され、今秋から放送中の「season12」も高視聴率をキープしている「相棒」シリーズ。警察庁長官官房付の神戸尊(及川光博)は、ある死亡事故の調査のため、特命係の杉下右京(水谷豊)と甲斐享(成宮寛貴)に、太平洋に浮かぶ孤島について“妙な噂”の極秘調査を依頼する。そこは、ある実業家が個人所有している “鳳凰島”。なぜか元自衛隊員たちが、訓練のために共同生活を送っていた。この島で現場を見た右京は、それが事故ではなく、殺人事件であるという確信を持つ。やがて、外界から完全に閉ざされた孤島で捜査を進める2人に、得体の知れない巨大な力が襲いかかる…。特命係の“相棒”コンビ二人がメインキャラクターとして活躍する作品としては、前作『相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜』以来、実に約3年半ぶりとなる本作。今回、特命係の二人は、絶海に浮かぶ孤島の未開の地のようなジャングルや岩礁、断崖といった過酷な自然の中で捜査に奔走することになる。本ポスターでは、主演の水谷さんと、3代目相棒として劇場版には初登場となる成宮さんの2人が、孤島の密林へと突入する場面を表現。後方の海岸からは水しぶきをあげながら迫り来る謎の隊員たちの姿もあり、緊迫感とともに疾走感にあふれ、これまでの『相棒』とは、一線を画した雰囲気が漂っている。さらに、伊原剛志、釈由美子、宅麻伸のゲスト陣に加え、石坂浩二、2代目相棒の神戸こと及川さんの姿もあり、それぞれが神妙な面持ち。絶海の孤島に潜む「謎」の巨大さを物語っているかのようだ。『相棒-劇場版-III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』は4月26日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:相棒-劇場版Ⅲ- 2014年、全国にて公開(C) 2014「相棒 -劇場版Ⅲ-」パートナーズ
2014年02月15日タレントの青田典子が11月17日(日)、都内で開催された映画『グリフィン家のウェディングノート』の試写会上映前のトークイベントに登場。歌手の玉置浩二との結婚生活について語った。ロバート・デニーロ、アマンダ・セイフライドら豪華キャストが集い、次男の結婚式のために久々に一堂に会した風変わりな一家の姿をコミカルかつ大胆に描いた本作。青田さんはデニーロが演じた気ままな芸術家肌の父親役を「ガサツで奔放」と評し、「種類が違うけど身近に…私の隣にもいます(苦笑)。芸術家という、新しいものを生み出す人にはこういう奔放さが必要なのかも」と、デニーロの姿に夫の玉置さんを重ね合わせ理解を示す。映画については「出てくる言葉は“シモ”ばかりなんですが(笑)、オープンなので爽やかにすら感じる。そこまで言ってもらうと赤裸々過ぎて気持ちいいです」と語る。劇中の次男の結婚式は庭園で催されるが、青田さんと玉置さんも屋外の庭園で婚礼を行なった。この日は、結婚情報誌の読者も招待されていたが、青田さんは「(玉置さんの故郷である)旭川の庭でやったんですが、自然の中で誓いをするというのは大地に繋がっている気がしておススメです!」と語った。また、結婚式の先の結婚生活については「家族であるということで大切なのは日常。サエない日でも喜びを見つけるのが家族。小さな幸せをいつも探すようにしています」と語る。特に青田さんが重視しているのが食事。「食事は無言の繋がりを感じるし、愛情表現だと思うので頑張って作っています」とニッコリ。玉置さんの反応を尋ねると「いつも『美味しい』と全部食べてくれるので作りがいがあります」とノロケた。映画では家族それぞれののっぴきならない“秘密”が次々と明らかにされていく。青田さん自身、玉置さんとの結婚を前に互いの過去や秘密を共有する時間を作ったという。「彼は50代で私も40代ですので。これまで生きてきた人生を互いに告白し合いました。それがないと乗り越えられないと思った」と語る。相手の告白に対し「それはどうなんだろう?と思うこともあってけど、人と人の絆が生まれたと思います。良かったです」と明かした。青田さんが順風満帆な結婚生活を送る一方で、大親友である国生さゆりは昨年の“バレンタイン婚”から1年とちょっとで離婚に至った。青田さんは、国生さんと会う機会も多いようで「離婚というのはマイナスに向かって力を使うことですが、やりきって納得したら女性は一皮むける。前向きでよかったし、仕事を頑張っていくんじゃないかと思ったし、新たな魅力を感じました」と語った。『グリフィン家のウェディングノート』は11月29日(金)より公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:グリフィン家のウエディングノート 2013年11月29日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国(C) 2012 WEDDING PRODUCTIONS, INC. All Rights Reserved.
2013年11月18日映画『図書館戦争』の完成披露試写会が3月19日(火)、都内劇場で開催され、上映前の舞台挨拶に岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二、佐藤信介監督が登壇した。有川浩の人気小説の実写版。検閲が法律で認められた近未来の日本を舞台に、図書館および表現の自由を守るべく戦う“図書隊”の活躍、鬼のような上官と新人女性隊員の甘酸っぱい恋模様を描き出す。岡田さんはこれから完成した作品を初めて鑑賞するファンを前に「今日は僕たちにとって特別な日。たくさんの人に愛されている『図書館戦争』の映画化ということで、みなさんの声に応えられるように頑張ったつもりです。愛あるキャスト、スタッフとこの作品に携われて嬉しいです」と強い思いを口にする。榮倉さんも「有川さんの大切な作品の大切な映画化のキャストを任せてもらえて嬉しかった」と語り、ひと足先に鑑賞した映画について「自分が出ている映画と思えないくらいのめり込んだ。早くみなさんに観てほしいという気持ちです」とアピール。田中さんも「カッコいいアクションがいっぱいあってスカッとする映画なのに、気づいたらなぜだか分からないけど涙が流れていました。胸を打つものがたくさんある作品です」と頷く。石坂さんが演じた仁科という役は映画オリジナルの役柄。有川さんは原作に登場する図書隊を創設した稲嶺というキャラクターに関して、故・児玉清をイメージて執筆したが、児玉さんの逝去を受けて今回の映画では、稲嶺はすでに亡くなっており、その思いを引き継いだ仁科が図書隊を設立したという設定になっており、児玉さんは劇中写真で登場する。石坂さんは児玉さんと共演したドラマ「ありがとう」に触れ「児玉さんは私の兄貴役であり、それ以来お付き合いさせてもらいました。(児玉さんの代わりの役は)荷が重いと思いつつやりました。(2人が)並んだ写真は合成ですが、胸を打つものがありました」としみじみと感慨を語った。登壇陣はそれぞれ、撮影中や完成した映画で“胸がときめいた”瞬間を告白。岡田さんは、完成した映画を観終えた有川さんがトイレに籠もって号泣したというエピソードを明かし「原作を大事にやって来たことが伝わって『よかった』と胸がときめきました」とホッとした表情。榮倉さんは撮影をふり返り「徹夜に近い日が何日もありましたが、監督がニコニコしながら『夏まで撮りたい』と言ったのを聞いて胸をわしづかみにされました(笑)」と語った。栗山さんは自身が演じた柴崎に関して「アニメ版の柴崎が私に似ていると言われて見てたんですが、有川先生がアニメ化するときに『(栗山さんを)モデルにしてほしい』と言ってくださったと聞いて嬉しかったです」と原作者からのご指名に胸キュンしたようだ。福士さんは「岡田さんにときめきました!」と告白。柔道シーンの撮影で、格闘技に造詣の深い岡田さんが福士さんに様々な技を伝授したそうだが、岡田さんはそんな福士さんを見やり「かわいいんですよ。現場でも『新人なんで立ってます』と言って座らないんです」と明かす。岡田さんによると、完成した映画に対する福士さんの感想にその場にいたスタッフは胸をときめかせたとのこと。岡田さんのムチャぶりで、福士さんはそのときの様子を舞台上で再現。観客からの「どのくらい面白かったの?」という声に合わせて福士さんは両手をいっぱいに広げて「このくらい!」とニッコリ。19歳の初々しい後輩のかわいらしい感想に榮倉さんらも大笑いしていた。『図書館戦争』は4月27日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:図書館戦争 2013年4月27日より全国東宝系にて公開
2013年03月19日2006年に発売されて以来、シリーズ累計280万部突破した作家・有川浩(「フリーター、家を買う。」)の大人気小説を映画化した『図書館戦争』。11月8日(木)、本作にちなみ撮影現場付近の常総市立図書館にて記者会見が行われ、会見では主演の岡田准一にヒロインの榮倉奈々に加え、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二といった未発表の豪華キャスト陣が登場した。舞台は2019年。公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた、近未来の日本。武力行使さえ許される不当な検閲から“本”を守る、自衛組織・図書隊の隊員たちによる命を賭けた戦いと、図書隊員の鬼教官・堂上篤(岡田さん)と新米女性隊員・笠原郁(榮倉さん)の“ツンデレラブストーリー”を描く。9月末にクランクインし、防衛省(陸上自衛隊・航空自衛隊)協力の下、全国各地の図書館で撮影を敢行中の本作。今回の会見では、堂上篤役を演じた岡田さんは「怒っているか、戦っているか、銃撃戦をしているか、といった役なので…楽しんで笠原をしごいています(笑)。いつか戦闘服を着る役をやりたいと思っていましたし、何千発も飛び交う銃撃戦もあったりするので、それに恥じない動きをしたいです。随分、細かい軍事指導も受けましたね。笠原を平手打ちするシーンで、一発“パン!”と叩いたら、泣かれてしまいました…ものすごい罪悪感でその後のセリフは動揺を隠せませんでした(笑)」と語り会場の笑いを誘った。そんな“教官”岡田さんのしごきに「親にも殴られたことがないので、想像を超える衝撃でした(笑)」と語る笠原役の榮倉さん。「撮影中の失敗もありますが、ドジな役なので、失敗も役の演技だと思ってもらえれば…ただ鬼教官(岡田さん)が予想以上、台本以上に“鬼”で、心がめげそうにもなりましたが、逆に『チクショー』って燃えて演じています!(岡田さんは)しごいているときは楽しそうですよ」と意外な一面を暴露し、岡田さんに仕返しをしていた。岡田さんとコンビを組む小牧役の田中さんは、戦闘服を着てみて「誰もができると思いこんでいる“回れ右”をするのが、こんなに難しいとは思いませんでした(笑)」。一方、手塚光役の福士さんは「新人なので驚くことばかりです。緊張していたのですが、事務所の先輩の榮倉さん始め、みなさんが気さくに接してくれるので、とてもやりやすいです」と撮影をふり返った。「アニメ化の際に、人から私に似ているキャラクターがいる」と聞いていたという栗山さん(柴崎麻子役)は、「自分が好きな作品に出演できることが、とても光栄です。アクションシーンが私にはないので、みんなが羨ましいです!」と悔しそうに語り、仁科巌役の石坂さんは「表現の規制に対する抵抗といった、社会的テーマが盛り込まれている作品でもあります。そのメッセージをひとりで請け負っているキャラクターなので、責任を感じながら演じています」と流石はベテランといった様子で真摯に語っていた。映画『図書館戦争』は2013年4月27日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:図書館戦争 2013年4月27日より全国東宝系にて公開
2012年11月12日映画『手塚治虫のブッダ―赤い砂漠よ!美しく―』の公開にあわせて、東京タワー内のギャラリーにて「鎮魂と慈悲ブッダの素顔展―手塚治虫と四大巨星(スター)―」が開催されるが、同展のためにブッダの絵を描いた片岡鶴太郎、工藤静香、八代亜紀が、3月30日(水)に会見を行い、それぞれの描いた絵もお披露目された。片岡さんは、日本画で正式な形式の仏画としてブッダを描き上げたが、手塚治虫の漫画を読むことから始めて様々な資料を3か月にわたって読み込んだ上で絵を完成させたという。自身の美術館を福島に持つ片岡さんは、悲痛な表情で今回の大震災の悲しみ、「いま、ブッダを描くということが偶然ではなくミッションに思える。被災された方々の行動を見た世界中のメディアがメッセージを発しているのを見て、仏心(ぶっしん)が日本人の心にはあるんだと感じました」と被災者への思いを語り、「この世はひとつに繋がっている」というブッダの教えに触れ「みんなで命を守って頑張っていきたい」と訴えた。工藤さんも片岡さんと同じように「偶然ではないと感じました」と明かし、「何ができるかと考え、一つ一つ、被災された方の力になれるようにやっていきたい」と改めて被災者を支援する決意を述べた。工藤さんが描いたのは片岡さん、八代さんと比べてかなり大きなサイズの色鮮やかな油絵。瞑想するブッダが雨に濡れないように、ヘビが傘の代わりになったというエピソードに着想を得たとのことで「天地を表現したくて、ヘビ(地)とワシを入れ、命、魂を表す泡を描きました」と説明。今後、展示が終わったのちは「被災地に寄付できれば」というプランも明かしてくれた。八代さんは、「八代亜紀が描くブッダ」として、これから修行に入るブッダの姿を描いた。八代さん曰く「無償の愛を与える、母であり父であり、幼い子供であるブッダを描きました」。「大変な時期ですが、歌と絵で愛を伝えたい」と決意を語った。もうひとり、この展示のためにブッダの絵を描いた石坂浩二は、この日は欠席となったが、会見に際してメッセージを寄せた。ブッダの絵を描くことになったきっかけや過程を説明し、大震災にも触れ「多くの亡くなられた方々や、被災され、なにもかも失われ避難する多くの、余りに多くの方々、あの日から数日、何もまったくできない自分を省みて、無力感におそわれ、唯々呆然としておりました。そんな中でやっと描き上げた、この絵は私の祈りです。どうか、この大災害に遭われた方々の心にも、光とわずかにでも希みが生まれます様に心より祈っています」と思いを託した。4人が描いたブッダの絵はそれぞれポストカードとして展示会で販売され、収益は震災の義援金として寄付されることも併せて発表された。「鎮魂と慈悲ブッダの素顔展―手塚治虫と四大巨星(スター)―」は3月31日(木)より4月17日(日)まで、東京タワー・フットタウン3階タワーギャラリーにて開催。その後、4月23日(土)より京都の東映太秦映画村でも展示される。『手塚治虫のブッダ―赤い砂漠よ!美しく―』は5月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく 2011年5月28日より全国にて公開© 2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会■関連記事:堺雅人が声優で参加!『手塚治虫のブッダ』試写会に10組20名様ご招待『手塚治虫のブッダ』漫画無料配信、主題歌担当のX JAPAN全米デビュー決定!X JAPANアニメ版『ブッダ』の主題歌で壮大な手塚ワールドを表現!手塚治虫の「ブッダ」初の映画化!声優陣に吉永小百合、堺雅人ら
2011年03月30日山崎豊子の長編小説を映画化した『沈まぬ太陽』が24日(土)に公開初日を迎え、主演の渡辺謙自らの演出による舞台挨拶が行われた。渡辺さんのほか三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、若松節朗監督が登壇、観客と共に3時間22分のこの大作を観終えたばかりの渡辺さんは、感極まって壇上で号泣!込み上げる涙と共に熱い思いを訴えた。「本当にたくさんの方にお集まりいただいてありがとうございます。3時間22分がどういうものなのか、みなさんと体感しようと思いまして…」と途切れ途切れに語る渡辺さんの頬を熱い涙が伝う。「自分の(出演した)映画に感動して泣いてるんじゃないんです。ここまで来るのに、どれだけみんなが大変な思いをしたか、どうかご理解いただければ…」と言葉を搾り出し、さらに劇中に出てくる御巣鷹山での飛行機墜落事故で失われた命とその遺族に思いを馳せ、客席からは温かい拍手がわき起こった。これまでにない悪役を演じ、劇中では渡辺さんをさんざん苦しめた、行天役の三浦さんは「いろいろひどいことして申し訳ございません。どういう顔をして舞台挨拶をすればいいものか…。今日、ここに立っている他のみなさんは、イメージ通りの清く正しい方々でうらやましいです。まあ、こういう屈折した役も楽しいですが」とユーモアたっぷりに語った。石坂さんは「(自身が演じた)国見が感じたであろう挫折感で、今日までモヤモヤしてましたが、これだけ多くのお客さんが来てくださったことは救いになります。この物語は“日本”というものを相手にした物語です」とホッとした表情を見せつつ語ってくれた。女優陣2人も渡辺さんの号泣する姿、そして多くの観客の温かい声援に心打たれた様子。渡辺さんと夫婦役を演じた鈴木さんは「とにかく、(渡辺さん扮する)恩地元という男が素晴らしい。こういう人の妻なら、ちゃんとしなきゃという思いでした。現場でも謙さんは家族をまとめ、引っ張ってくださって、私は斜め後ろを付いて行けば、自然とりつ子になりきることが出来ました。謙さんと手をつないだりできて、楽しかったです(笑)」と嬉しそう。さらに、「謙さんの目が赤くて…。監督と抱きあって、男同士で称え合っている姿を見て、この映画に参加できてよかったな、と感激もひとしおです」と語った。一方、松雪さんも「謙さんの言葉から、震えるような思いが伝わってきました」と興奮気味に語り、自身の役柄については「私が演じた役も、決して純粋ではなく、行天を支えるポジションにあり、微妙な心情を持って演じました」と明かした。また、この作品は記念の映画では珍しく、途中でインターミッション(休憩)が入るが、そのときに流れるバイオリンの曲「祈り [永遠の記憶]」を演奏しているのは、英国在住のバイオリニスト、ダイアナ湯川。彼女は、生まれる1か月前に御巣鷹山の飛行機事故で父親を亡くしている。この日の舞台挨拶には湯川さんも来場。渡辺さんの紹介を受けて、バイオリンを手に壇上に上がり、「祈り [永遠の記憶]」を演奏。映画を観終えたばかりの観客は美しい音色に耳を傾けた。『沈まぬ太陽』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会■関連記事:渡辺謙はL.A.から中継で登場!激動の“いま”こそ『沈まぬ太陽』と一同アピールファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!渡辺謙が渾身の直球を投げ込んだ『沈まぬ太陽』三浦友和は悪役がお似合い?
2009年10月24日山崎豊子の長編小説を映画化した『沈まぬ太陽』の完成披露試写会が17日(木)に都内で開催された。上映前には舞台挨拶が行われたが、主演の渡辺謙はアメリカで新作ハリウッド映画を撮影中とあって、現地からの生中継で大画面を通して参加、共演の三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、そして若松節朗監督も出席し、会場は大きな盛り上がりを見せた。冒頭、場内が暗転し、渡辺さんの低い声が響き渡る。「ようこそいらっしゃいました。お忙しい中、新内閣発足のさなか、そして騒がしいスケジュールの中、足を運んでいただきありがとうございます」との挨拶に続いて、渡辺さん自らがひとりひとりのキャストを呼び込んだ。渡辺さんの紹介に合わせて、三浦さんらが客席の中を歩いて登場すると、会場は歓声に包まれた。そして、スクリーンにはロサンゼルスにいる渡辺さんの姿が!渡辺さんは、撮影で初めてアフリカのサバンナに立ったときの心境を尋ねられ「深い海に、ボンベもマスクもつけずに降り立ったような気持ちでした。『もしかしたら僕らが立ってはいけない場所なのかも?』という思いと共に、一個の“動物”として動物たちと同じ目線でサバンナに立ったことは、役を作り上げていく上ですごく大きなインパクトがありました」と感慨深げにふり返った。三浦さんは本作で、主人公・恩地(渡辺さん)とは対照的な道を歩む“悪役”的な存在・行天を演じているが「行天は、日本の礎を築いた世代の功罪の“罪”の部分の象徴的存在。でもいま冷静に考えたとき、間違っているけど、当時はそういう風にしか生きられなかったのではないかと思っています」と語った。監督曰く「行天はまさしく三浦さん!ピッタリの悪役でした」とのこと。松雪さんは、恩地を尊敬しつつ、行天と愛人関係になる美樹を演じた。2人との共演について「全体で4か月半の撮影の中で、私はひと月に1回のペースで現場に行っていました。すると、2人が身にまとっている空気や雰囲気が、時間と共に濃密になっていくのを身近に感じることができました」とふり返った。石坂さんは、ここ数年、日本を襲った激動をふり返りつつ「“沈まぬ太陽”とは日本のことではないか?いま西に傾きかけ沈もうとしているではないか?」と憂いの表情を見せ「それを沈めないために努力するのか?それとも、たとえ沈んでもまた明日の朝、新たな太陽が東に昇ることを期待するのか?時代がいま問うているのではないかということを鳩山さんに代わって申し上げたい」と力強く語った。恩地の妻・りつ子を演じた京香さんは「とにかく、りつ子として謙さんが演じる元(はじめ)を見つめていればいいか、という思いでした。意志を貫く素晴らしい男性として、尊敬して見つめていました」と撮影時の気持ちを明かした。渡辺さんは「男たちには会社があって、役職や場所で変化を表現することができるけど、りつ子がそれを表現できるのは、子供の成長くらい」とりつ子という役の難しさを説明し「一緒に年をとった感じです」と“夫”として妻への感謝と労いの気持ちを口にした。若松監督は完成披露を迎え感無量といった面持ち。「1年前のいまごろは“進まぬ太陽”なんて言われていましたが…」と自嘲気味にふり返りながらも「男の矜持を描きました」と誇らしげ。さらに「最近の芸能界は、男が逃げたり、責任を取らなかったり。そんな若い人たちにこそ観てほしい」と踏み込んだ言葉で作品を送り出した。渡辺さんは最後に、遠くロサンゼルスから「もしこの映画が明日への希望になればありがたいです」と作品をアピール!『沈まぬ太陽』は10月24日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会■関連記事:ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!渡辺謙が渾身の直球を投げ込んだ『沈まぬ太陽』三浦友和は悪役がお似合い?
2009年09月19日人間の本質を問う壮大なスケールの小説を数多く手がけてきた山崎豊子。「白い巨塔」、「大地の子」、「華麗なる一族」など、多くの作品がこれまでにTVドラマ化、映画化されてきたが、いまだ映像化されぬまま、山崎作品の中でも“最高傑作”と称されるのが「沈まぬ太陽」である。このたび満を持して、本作が映画化されることが決定、7月8日(水)に製作報告記者会見が開かれ、製作総指揮の角川歴彦をはじめ監督の若松節朗、主演の渡辺謙、三浦友和、石坂浩二が出席した。日本が高度経済成長を遂げた昭和40年代から昭和の終わりにかけての時代を舞台に、巨大な組織に翻弄されつつも自らの信念を貫き通す男の姿を描いた本作。国民航空の労働組合委員長を務める主人公・恩地元を演じた渡辺さんは、この作品を「例えるなら直球。コーナーなど狙わずに、結果を厭わずど真ん中に投げ込んでいます。(球速)160キロを狙える年齢ではありませんが、いまの自分に投げ込める最高の球を目指しました」と真剣な眼差しで語った。さらに、いまの時代にこの小説が映画化される意義について「『仕事って何?』、『会社とは?』、『生きるという意味は?』という問いかけが毎日のようにささやかれるようになったいまの時代、このタイミングをこの作品は待っていたように思います。僕自身、この映画を通じてそういったことを深く考えさせられました」と語った。そして「ひとつひとつのシークエンスに集中し、あまり先のことを考え過ぎずに臨みました!」と充実した表情で撮影をふり返った。国民航空の会長に就任する、会社の“良心”とも言うべき存在である国見を演じる石坂さんは「この役はモデルとなった方がいらっしゃるのですが、とにかく素晴らしい方で、繊維関係の会社におられたこともあってすごくおしゃれなんですね。外見的にもプレッシャーがありました」と語った。さらに、タイの空港をかつての羽田空港に模して行われたロケについてこんなエピソードを披露。「正月のシーンなのに、現地は34〜35℃、湿度70%ほどありました…。何としてでもオーバーを着てやろう!と思いまして(笑)。私と謙さんで真冬を演じているそのシーンも見どころです」と力を込めた。三浦さんが演じた行天は、出世と引き換えに労働組合の分裂を画策し、恩地らと袂を分かつ“悪役”である。自身が演じた役柄を三浦さんは「この時代の悪しき象徴」と言いつつも「撮影の5か月を通じて、だんだんこの男がかわいそうになってきた」とも。「自分の父親の世代を否定するような気持ちになりました。いまでこそ“仕事人間”、“家庭を顧みないお父さん”というのは、『本当の幸せは何か?』などと問いかけるドラマのテーマなどにもなりますが、この時代は仕事をしているのがお父さんで、家庭を守るのはお母さん。子供を顧みる時間もなく、生きることに必死な時代だったんだと思います。不況と言われながらも豊かな経済大国になったいま、その時代の方々を否定してはいけないという思いが強くなりました」と胸の内を明かした。ちなみに、あまり悪役のイメージのない三浦さんの起用について若松監督は「友和さんは柔らかい方で、本人も自身を善良だと思っているようですが、実は悪いやつのような気がしました(笑)」とコメント。果たしてその悪役ぶりは――?この日は、原作者の山崎さんからもメッセージが届けられた。若松監督と会った際に「この作品が映像化されるまで死ねない」と語っていたという山崎さん。「(映画化に)勇気を持って挑戦してくださり、本当に嬉しく、完成がいまから待たれます。索漠とした希望の見えない現代において、『沈まぬ太陽』が荘厳な光として輝き、明日を約束してくれることを切に、切に願います」と思いを寄せた。『沈まぬ太陽』は10月24日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会
2009年07月10日