石本藤雄の作品展「BLOOMING」が、東京・表参道のスパイラル1階のスペース「MINA-TO」にて、3月16日より開催される。石本藤雄は、 国内でも高い人気を誇るフィンランドのライフスタイルブランド、「マリメッコ(Marimekko)」のテキスタイルデザイナーとして32年にわたり活躍したのち、 1989年より同国を代表する陶器メーカー、「アラビア(ARABIA)」 のアート・デパートメント・ ソサエティの一員として作陶をしている、テキスタイルデザイナーであり陶芸家。雪解けを思わせる陶板石本の作品は、 躍動感あふれる色鮮やかで可愛らしい花々のレリーフが大きく取り上げられる 一方、 厳しい自然と共存するかのような力強く静謐な風景を彷彿とさせる陶作品も象徴的な表現として注目を集めている。本展では、新作の花のレリーフ6点をはじめ、 1990年代に制作した皿・陶板3点に加え、石本が監修した小作品の『蜜柑』が登場。新作の花のレリーフ6点 蜜柑石本作品ならではの色彩豊かで力強い作品がそろう。なお、本展の展示作品は、Spiral Online Store(store.spiral.co.jp) にて抽選予約を受付け、会期終了後に抽選、販売。『蜜柑』のみ数量限定で、MINA-TO店頭でも販売する。また今回は、初の試みとして、出展されている一部の作品をSpiral Webのオンラインギャラリーにて鑑賞することも可能に。こちらもぜひ、合わせてチェックしてみて。【展覧会情報】石本藤雄展「BLOOMING」会期:3月16日~4月5日会場:MINA-TO(スパイラル1F)住所:東京都港区南青山5-6-23時間:11: 00~20:00オンラインギャラリー: co.jp/topics/mina_to/ ishimoto2020(3月16日公開)
2020年03月12日フィンランド・ヘルシンキにある、世界的建築家アルヴァ・アアルトの名建築の一つでもあるアカデミア書店内に併設するカフェ「カフェ・アアルト(CAFE AALTO)」の2号店が、京都中心地の河原町エリアに12月オープンする。「カフェ・アアルト」は、1969年のオープンから50年経った今でも当時と変わらぬ店内デザインのまま営業しており、アアルトの代表作でもある「ペンダントランプ(Golden Bell)」や、大理石のテーブル、アアルトがカフェの為にデザインし、カフェでしか座ることのできない黒いレザーと真鍮フレームによって作られた椅子などが設置されている。シンプルでありながら普遍的なデザインの家具や空間は、地元の人をはじめ、アアルトの世界観を体感するとともに、フィンランドの雰囲気を味わえるカフェとして、世界中から来訪者が絶えない人気のカフェだ。この度オープンする京都店は、ヘルシンキに次ぐ2号店としてオープン。フィンランドスタイルの朝食や、サーモンスープ、チーズケーキをベースにしたブルーベリーパイ、シナモンロールといったフィンランドの伝統的な料理やスイーツがラインアップする。また、オーナーである、マルコ・サラチーノ(Marco Saracino)がセレクトしたコーヒーやお酒なども提供され、本場さながらなメニューを楽しむことができる。なお、東京・青山のスパイラルでは京都店オープンに先駆け、ヘルシンキを拠点にする日本人テキスタイルデザイナーで陶芸家の石本藤雄の個展「石本藤雄展 -マリメッコの花から陶の実へ-」を開催中の6月30日までの期間限定で、「カフェ・アアルト」のメニューを特別提供している。提供されるのは、「サーモンスープ」(税込1,420円 平日 15:00〜/土・日 11:00〜 提供)、「シナモンロール」(税込1,370円/ドリンク付き) 、「ブルーベリーパイ」(税込 1,370円/ドリンク付き)の3種類となっている。
2019年06月26日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!カレー専門店「カレーストックトーキョー」が1日限定でオープン、阪急うめだでマルニマーケット開催、塩田千春の20年の活動の全容に迫る大規模個展etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け! ◆全国のカレー好きに伝えたいカレーストックトーキョーの楽しみ方:2019年版(6/21)スープストックトーキョー(Soup Stock Tokyo)が、1日限りのカレー専門店「カレーストックトーキョー(Curry Stock Tokyo)」に大変身。今年は、新作カレー2種類が登場。◆台湾スイーツカフェ「台湾甜商店」の旗艦店が表参道にオープン! 店舗限定タピオカスムージーも販売(6/21〜)作りたて生タピオカが味わえることで人気の台湾スイーツカフェ「台湾甜商店(タイワンテンショウテン)」の旗艦店が、東京・表参道にオープン! ◆メゾン マルジェラのポップアップストアが阪急うめだ本店にオープン(〜6/30)阪急うめだ本店にオープン中のポップアップストアでは、「ジェンダー・ノンコンフォーミスト」をテーマに、ウエアとアクセサリーを展開。◆“月”にインスパイアされたマルニ マーケットが阪急うめだで開催! 限定カラーの人気バッグも(〜6/25)“月”にインスパイアされた驚きに満ちた空間には、人気の「ピクニックバッグミニ」をはじめ、さまざまな種類のバッグやインテリアアイテムがラインアップする。◆六本木・森美術館で国際的に活躍するアーティスト塩田千春の最大規模の個展が開催(〜10/27)日本人アーティスト、塩田千春の20年の活動の全容に迫り、インスタレーション6点を中心に、立体作品、パフォーマンス映像などを展示。活動を網羅的に体験できる。塩田千春 《不確かな旅》 2016年 鉄枠、赤毛糸展示風景:「不確かな旅」ブレイン|サザン(ベルリン)2016年撮影: Christian Glaeser◆マリメッコのデザイナー石本藤雄の大規模展が開催。マリメッコ表参道店でイベントも(〜7/7)マリメッコ(Marimekko)のデザイナーとして活躍してきた石本藤雄が手掛けた作品にフォーカスしたイベントを、マリメッコ表参道店にて開催中。
2019年06月21日マリメッコ(Marimekko)のデザイナーとして長きにわたり活躍してきた石本藤雄に焦点を当てた大規模個展「石本藤雄展 -マリメッコの花から陶の実へ-」が、東京・青山のスパイラルで6月19日から開催される。それに伴いマリメッコ表参道店では、6月19日から7月7日の期間、石本藤雄の作品にフォーカスしたイベントが開催される。ヘルシンキを拠点にする日本人テキスタイルデザイナーで陶芸家の石本藤雄。1974年からマリメッコのデザイナーを務め、これまで手掛けた柄は400にも及ぶという。なかでも1975年に発表された人気のOnni(オンニ=幸福)柄と、Kukkaketo(クッカケト=花畑)柄は、2019年春夏コレクションで復刻し、再び話題を集めている。イベント期間中マリメッコ表参道店では、石本藤雄のデザインによるパターンが使われたウエア、バッグからホームコレクションまで幅広くラインアップする2019年プレフォールコレクションの先行予約会を開催する。また、石本藤雄が過去にデザインしたマリメッコのファブリックを種類豊富に取りそろえ販売。中には現在入手困難な柄のファブリックやはぎれも数量限定で登場する。さらに、期間中は石本藤雄デザインのアイテムを含む税込1万800円以上購入、または予約者を対象に先着100名様で、Kukkaketo柄の限定ラッピングクロス(H45cm x W45cm)のプレゼントも。
2019年06月21日愛らしい色やカタチが女心をくすぐる、フルーツモチーフの雑貨たち。部屋やデスク回りにあるとテンションが上がる、個性派を集めました。なかには今にもフレッシュな香りが漂ってきそうなリアルなものも!果実のふくらみが、ちょうどよく手にフィット。パイナップルモチーフの雑貨は陽気なムードのものが多いけれど、こちらはゴールドでちょっぴり大人顔。ずっしりとした真鍮製で、安定感があって使いやすい。ボトルオープナー¥3,000(&K amsterdam/CIBONE Aoyama TEL:03・3475・8017)バナナを抱いたサルの、とがった口先が注ぎ口。オランダのインテリア雑貨ブランドから届いた陶器のジャグは、オブジェとして飾りたくなるかわいさ。飲み物を入れる時はサルの頭をパカッと開けて。ちなみに持ち手はしっぽ!¥9,000(&K amsterdam/CIBONE Aoyama)木からもいだ形跡が残る!?フレッシュなブロックメモ。洋梨モチーフのメモは、ちぎって使うシートがまるで薄いスライスのよう。てっぺんには本物の枝が付いていて、リアル感をアシスト。商品名はクダモノ、ならぬ“クダメモ”!リンゴもあり。¥2,000(D‐BROS)思わずかじりたくなるリアルさが◎。持っていると話のタネになりそうな、スイカプリントのハンドタオル。他にもステーキやピザなどの食べ物から動物の顔まで、ユニークなモチーフが揃う。¥1,000(REALISTIC MOTIF TOWEL/コンシェルジュ TEL:03・3464・8671)陶芸作家が描くフルーツを、シールで手軽に楽しむ。1970年からヘルシンキを拠点に活動する陶芸家・石本藤雄さんのウォールレリーフ作品「Shape of Fruits」シリーズのステッカー。有機的なタッチで描かれたフルーツがなんともいえぬ愛らしさ。3枚1シート¥400(doinel TEL:03・3470・5007)※『anan』2019年1月30日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)スタイリスト・野崎未菜美文・間宮寧子(by anan編集部)
2019年01月29日展覧会「石本藤雄展―マリメッコの花から陶の実へ―」が2019年6月19日(水)から30日(日)まで、に東京・表参道のスパイラルガーデンにて開催される。愛媛県美術館および京都・細見美術館で開催された展覧会に続く、第3弾の展覧会となる。マリメッコのテキスタイルデザイナーを務めた石本藤雄石本藤雄は、マリメッコ(marimekko)で32年間にわたり400点を超えるテキスタイルデザインを生み出したテキスタイルデザイナー。その後、フィンランドの老舗陶器メーカー「アラビア」のアート部門に所属し、陶芸家としても数多くの作品を残している。石本が幼少期を過ごした愛媛県砥部町の風景や、フィンランドの豊な自然を創作のインスピレーションに、意欲的に新しい表現を追求してきたアーティストだ。ファブリックの展示やインスタレーション「石本藤雄展―マリメッコの花から陶の実へ―」では、石本が過去にデザインを手掛けたマリメッコのファブリックの数々を筒状にして展示。まるでテキスタイルの森の中を歩くかのような空間を楽しめる。四季を描いたマリメッコ製のテキスタイル《ケサスタ・ケサアン(kesästä kesään/夏から夏へ)》を背景に、侘び寂びの世界観を表現する、最新作の《冬瓜》のインスタレーションにも注目したい。復刻デザインのマリメッコアイテムを販売さらに、石本がマリメッコのデザイナーになった1975年当時に、アメリカのハウスウェアブランドのために描きおこしたテキスタイルデザイン《Onni(オンニ/幸せ)》と《Kukkaketo(クッカケト/花畑)》が2019年春にマリメッコより復刻。ファブリックを大々的に展示するほか、デザインをプリントしたマグカップやプレートなどが販売される。カフェコラボやオリジナルグッズ会期中は、会場に隣接するスパイラルカフェともコラボレーション。マリメッコの《Onni(オンニ/幸せ)》と《Kukkaketo(クッカケト/花畑)》のファブリックが店内を彩り、フィンランド・ヘルシンキにある「カフェ・アアルト」のメニューを提供する。また、スパイラル1Fの「MINA-TO」では、《オオイヌノフグリ》や《冬瓜》などの作品をモチーフとした展覧会オリジナルグッズを販売する。詳細石本藤雄展―マリメッコの花から陶の実へ―開催時期:2019年6月19日(水)~30日(日)場所:スパイラルガーデン(スパイラル1F) ※入場無料住所:東京都港区南青山5-6-23TEL:03-3498-1171■マリメッコ商品・Onni プレート(20cm) 4,500円+税・Onni マグ 2,500円+税・Kukkaketo エプロン 7,000円+税・Onni バッグ 4,500円+税■オリジナルグッズ ※MINA-TO(スパイラル1F)にて販売。・付箋 500円+税・一筆箋 850円+税・マグカップ 1,800円+税・トートバッグ 1,400円+税・冬瓜ブローチ 2,400円+税
2018年11月17日太宰府天満宮では、フィンランドとつながりの深い2人の日本人アーティスト、陶芸家の石本藤雄と、写真家の津田直による「太宰府、フィンランド、夏の気配。」を、5月12日から7月1日まで開催。宝物殿では「実のかたち」と題し石本藤雄の陶器作品を、そして文書館では「辺つ方(へつべ)の休息」と題して津田直の写真作品を展示する。太宰府天満宮宝物殿企画展示室では、石本藤雄の陶展「実のかたち」を開催。石本は、1970年から現在に至るまで、ヘルシンキを拠点に数々の作品を発表してきた。フィンランドのライフスタイルブランド、マリメッコ(Marimekko)においてテキスタイルデザイナーとしての才能を開花させ、当時手がけたファブリックは今なお、世界中で愛され、多くの人々に使われ続けている。1989年以降は活動の軸足を陶芸へと移し、現在はフィンランドを代表する陶器メーカー「アラビア」のアート・デパートメント部門に構えるアトリエにて、陶の表現を追求。その作品世界の魅力は、人間を取り巻く広大な自然へ向けたまなざしから導き出されるモチーフと、独自の感性で施される色彩の豊かさにある。幼少期を過ごした故郷、愛媛県・砥部町での原風景は、フィンランドでの暮らしの中で触れてきた草木、花、生き物、海、陽射し、風、あらゆる自然環境と響き合い、石本作品の表情となって現れてきた。立体作品「冬瓜」©Chikako Harada/Fujiwo Ishimoto見どころは、会場中央に“ゴロン”と展示される、冬瓜をモチーフにした新作である陶の立体作品「冬瓜」。ヘルシンキ在住の石本にとっては馴染みの少ない冬瓜だが、その個性的な形に魅力を感じ、初夏をテーマにした本展のために初めて作陶のモチーフに選んだ。形に加えて特徴的なのは、使われている土と釉薬。テラコッタの質感をそのまま活かしたものや、艶のある黄色や緑色など、写実性にとらわれない石本の豊かな陶表現を間近で感じることが出来る。冬瓜モチーフは壁面に展示されるウォールレリーフと大皿にも登場する。ガラスケースに仕切られた壁面では、太宰府天満宮のシンボルである梅をモチーフにしたウォールレリーフを展示。石本の記憶に刻まれた梅の実のイメージを掘り起こし、かたどられた作品は、枝に実をつけたばかりの様子から熟して自然に落ちる光景まで、さまざまな姿を想起させる。ここにも、実物の梅にとらわれた写実的な表現に興味はない、という石本の作品世界が凝縮されている。会場の一角には、ヘルシンキでの制作風景やアトリエの様子を写真で見せるとともに、新作の角皿と丸皿を展示するためにアトリエに設置してある棚を再現。梅や冬瓜に加えて、南天やブドウ、ヤマモモの実が描かれた大皿を発表する。本展のために作陶された果実のオブジェも、太宰府天満宮宝物殿にて23点のみ限定販売する。© Nao Tsuda, Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film太宰府天満宮文書館では、津田直の写真展「辺つ方の休息」を開催。津田直は、日本だけでなく世界中を旅しながら、人間と自然の関わりを見つめ続けている写真家。行く先々で目の前に広がる風景に全身で向き合い、自然を切り取る、その独特なアプローチによって数々のランドスケープ作品を発表してきた。近年では、土着の信仰に支えられた聖域や独自の民族的文化を守り続ける集落での撮影、古代文明をたどるフィールドワークに基づく作品づくりにも取り組んでいる。2017年5月、冬から夏へと季節が移り変わる瞬間を追い求めたフィンランドでは、群島の岩場や岸辺から見つめた草木がいち早く夏の到来を察知して新芽を開く様や、人々が世代を超えて大切にしているという、短い夏を満喫するための小屋とそれを取り巻く自然の姿に、北欧の初夏を見出した。植物の息吹、氷が解けた湖面、陽の光や風、といった被写体に目を凝らして写し取った一瞬に、津田作品の世界観が感じられる。本展タイトルである「辺つ方の休息」の辺つ方(へつべ)とは、岸に近い方または岸辺を意味する古語。北欧の夏の始まりを撮影したのが、フィンランド南西部に位置するヴァーノ(Vänö)島の岸辺だったことから、この言葉を津田自身がノートに記していた。そしてもう一ヶ所、撮影のために滞在したユヴァスキュラ(Jyväskylä)にあるサマーコテージは、フィンランド人が夏の間の休息を楽しむ小屋であることから、「辺つ方の休息」というタイトルが生まれた。また、石本藤雄が手掛けたテキスタイルデザインの代表作「レポ(Lepo)」は、フィンランド語で「休息」という意味。今回のフィンランドでの撮影時には、現地の家庭で日常的に愛用されている「レポ」との出会いがあったという。「辺つ方の休息」というタイトルにはその記憶も込められており、本展会場の一部分に「レポ」の実物テキスタイルを用いた特製の座布団を並べ、くつろぎながら作品を鑑賞できるようにした。会場となる太宰府天満宮文書館は通常、一般公開されない施設で、本展期間中は特別公開。畳敷きの空間を活かして、大広間には津田の作品に合わせた特別な展示台を設計した。畳のサイズにぴったりとはまる展示台は、低くて平らなものもあれば、高さと角度のあるものもあり、岩場の多いヴァーノ島とユヴァスキュラの自然の中を歩くような気持ちにさせる仕掛けが。文書館の玉座にあたる空間に展示するのは、北欧の初夏の夕暮れをおさめた2作品。昼間の時間が徐々に長くなる夏のはじまりの一瞬だ。オープニングイベントとして、アーティストによるトークイベントを開催。本展会期初日である5月12日の13時から14時半には、本展のために来日する石本藤雄が、デザインジャーナリストの高橋美礼を聞き手に迎え、ヘルシンキで作陶を続ける日常と本展のために手掛けた新作について語る。5月13日の13時から14時半には津田直が、同じく高橋美礼を聞き手に、ヴァーノ島とユヴァスキュラの湖畔での撮影秘話や、石本との不思議な縁について、展示作品以外のスライド画像を交えながら語るスライドショー&トークイベントを実施する。どちらも宝仏殿・地下1階の講座室にて開催、申し込み方法など詳細は特設サイト()にて。それぞれの作家が向けるまなざしを通して、自然が息づく夏のはじまりが体感出来る展覧会をぜひ楽しんで。【展覧会情報】太宰府、フィンランド、夏の気配。石本 藤雄「実のかたち」展 / 津田 直「辺つ方の休息」展会期:5月12日〜7月1日会場:太宰府天満宮 宝物殿企画展示室・文書館住所:福岡県太宰府市宰府 4-7-1時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)料金:宝物殿・文書館共通チケット 一般700円(600円) 高大生300円(200円) 小中生150円(100円)、宝物殿・文書館 それぞれ 一般400円(300円) 高大生200円(100円) 小中生100円(50円)※( )内は30名以上の団体料金、障害者手帳提示により付添者1名まで半額料金休館日:毎週月曜(6月25日は開館)
2018年04月11日「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル」が渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中。期間は2016年12月17日(土)から2017年2月12日(日)まで。マリメッコとはフィンランドを代表するデザインハウス「マリメッコ(marimekko)」は1951年、アルミ・ラティアによってヘルシンキで創業された。フィンランドの伝統的なモチーフや自然に着想を得て生み出された、大胆でカラフル、そして抽象的なデザインが特徴だ。柄の映えるシンプルなカッティングの服は人気を呼び、その後インテリアまで展開されることとなる。ちなみに、「マリメッコ」とは、フィンランド語で「マリーのドレス」という意味。国内初の大規模展、ファブリックやヴィンテージドレス約100点国内初の大規模な巡回展となる今回は、マリメッコの60年にわたる歴史をたどり、個性あふれるデザイナーの仕事ぶりと活躍を紹介。ヘルシンキのデザイン・ミュージアムの所蔵作品から、ファブリック計200点以上、貴重なヴィンテージドレス約60点、デザイナー自筆のスケッチ、そして各時代の資料などが展示される。デザインの国=フィンランドらしい魅力に溢れた、鮮やかで心踊るコレクションが会場を彩る。書き起こしデザインからファブリックになるまで会場は3つのセクションで構成されている。「はじめに―マリメッコとは?」には、1950年〜2000年代の象徴的な柄のファブリックが揃う。60年以上におよぶマリメッコの歴史を辿る「マリメッコの歩み」では、創業当時の貴重なドレス、ファブリック、アクセサリーや食器などに加え、時代を創った著名デザイナーのインタビュー映像を見ることができる。さらに「デザインの芸術」では、デザインを描き起こしてから、ファブリックとして製品化されるまでの過程をマリメッコ本社にあるプリント工場の貴重な映像を交えながら紹介する。また、デザイナーが柄の構想を練る際に描いた自筆のスケッチと、実際に製品化されたものを並べて展示し、有名な柄が生まれた原点をみせていく。著名デザイナー達が作り上げた、それぞれの「マリメッコ」中でも見どころの、第2章「マリメッコの歩み」をピックアップして紹介。ここでは、各時代を創り上げた著名デザイナーたちが生み出した鮮やかなプリントのほか、それを使用したドレスやシャツなど、実際の服が展示されている。例えば、1930年代に活躍したヴォッコ・ヌルメス二エミの作り上げた、ストライプ柄を取り入れたドレスやシャツは、その直線的なシルエットによって、女性の装いに新文化を告げるものとなった。また、マリメッコの最も代表的な図案デザイン「ウニッコ」は1950年から80年代に活躍したデザイナー、マイヤ・イソラが作り上げたもの。ケシの花をモチーフにしたもので、このほか彼女は約500種の図案をデザインした。さらに、マリメッコの新しいステージを築いたベンッティ・リンタはカジュアルさや実用性など着やすさを重視した、ボリュームシルエットのウェアを提案し、初の外国人デザイナーとして起用された石本藤雄は風景をそのまま落し込んだデザインを起用し話題を呼んだ。他にも、会場ではそんなマリメッコのドレスを着用したジャクリーン・ケネディの写真や彼女が所有したドレス、さらにファッション誌に取り上げられたウェアもそのページと共に紹介される。各時代で進化を遂げてきた「マリメッコ」の様々な顔を見ることができるコーナーとなっている。カラフルなグッズも大集結グッズエリアでは、マリメッコの人気デザイン「ウニッコ」のステーショナリーや食器、バッグ&ポーチなどが大集結。さらに、可愛らしいクリスマスアイテムも展開されている。来場記念にぜひチェックしてみて。ラティアの人生を描いた映画『ファブリックの女王』も限定上映マリメッコ展会期中に、創業者アルミ・ラティアの波瀾万丈な人生を描いた映画『ファブリックの女王』がBunkamuraル・シネマにて限定上映される。期間は、2016年12月17日(土)から12月22日(木)まで。初期マリメッコの役員でもあった監督が、創業者アルミ・ラティアを知る生き証人として自らメガホンを取った意欲作だ。劇中には美しい「マリメッコ」デザインが数多く登場し、世界中の老若男女に愛され続けている “シンプル・タイムレス・ユニセックス“ なブランドに貫かれた、先鋭的なスピリットに迫る内容となっている。【詳細】マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル期間:2016年12月17日(土)〜2017年2月12日(日)※1/1(日)のみ休館場所:Bunkamuraザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1時間:10:00〜19:00(最終入館 18:30)※12/31を除く毎週金・土曜日は21:00まで(入場は20:30まで)■チケットに関して価格:一般 1,400円(1,200円)、大学・高校生 1,000円(800円)、中学・小学生 700円(500円)※()内は前売り・団体料金※団体は20名様以上。電話での予約(申込み先:Bunkamura Tel. 03-3477-9413)※学生券は、学生証を提示。(小学生は除く)※障害者手帳の提示で割引料金あり。詳細は窓口で。■映画『ファブリックの女王』特別上映上映期間:12月17日(土)~12月22日(木) 連日19:25~会場:Bunkamura 6Fル・シネマ料金:1,200円均一(税込)※マリメッコ展のチケット(半券)提示で1,000円(税込)。※特別興行につき各種割引、サービスデーは対象外。提供・配給:パンドラ + kinologue
2016年12月04日表参道・スパイラルガーデン(スパイラル1F)で、8月19日(水)~30日(日)の期間、「Nature Creations -Flowers-」を開催。花々からのインスピレーションで生まれた陶芸、絵画、刺繍、切り絵、器、グラフィック、プロダクトなど、100点にのぼる作品を展示販売する。「Nature Creations」は、植物や昆虫、土、木、金属など、自然由来の素材やモチーフを基に創り出される様々な表現を紹介するシリーズ展覧会だ。第一回目となる今回のテーマ「Flowers」は、明るく美しい有様を表す「華やか」の語源でもあり、造形美が古来より人々を魅了してきた。出展作家は、インテリアデザイナー倉俣史朗や、元「マリメッコ(Marimekko)」のテキスタイルデザイナー石本藤雄、ファッションブランドのシアタープロダクツ、押し花アーティスト多田明日香のほか、陶器ブランドのセラミック・ジャパンなど、各方面から多彩な面々が集結する。8月21日(金)20時~21時には、ピアニスト阿部海太郎が、花をテーマとした楽曲を中心に演奏するピアノライブが開催される。花にちなんで、どんな楽曲が披露されるのか楽しみだ。さらに展覧会会期中は、スパイラルカフェ(スパイラル1F)で、見た目も華やかなエディブルフラワーを添えた、エルダーフラワーシロップとソーダで作るハーブティーソーダを提供する。暑さ厳しい夏の日、仕事やお出かけの合間にちょっと涼みに、花にまつわる展覧会へ足を運んでみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2015年08月04日4月10日にグランドオープンする日本最古の温泉、愛媛県松山市「道後温泉」を舞台にしたアートフェスティバル「道後オンセナート2014」の詳細が発表された。道後オンセナート2014は、道後温泉本館改築120周年を記念した温泉アートエンターテインメント。アーティストの草間彌生、フォトグラファーの荒木経惟、「マリメッコ(Marimekko)」テキスタイルデザイナーの石本藤雄、「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」デザイナーの皆川明、詩人の谷川俊太郎が、ホテルの一室を作品として手掛けたことで話題だ。アートプロジェクトは大きく三つに分けられ、「オンセナートコレクション」では街全体を会場とし、道後駅から本館までの道筋にアートを配置。昼も夜も街を巡りながら道後の魅力を最大限に味わえる。道後温泉本館外観を一変させる演出も仕掛けられ、中谷芙ニ子による「霧の彫刻」では、本館北側の各階から霧を落とし込み、霧が街へと流れてくことで、温泉街らしい湯気に包まれたような空間を演出する。この日登壇した同氏は、「本館北側は非常にクラシックな佇まいで、風に吹かれて変化する霧と呼応して幻想的な空間を作り上げる。この一大プロジェクトそのものが非常に素晴らしいもの」と述べた。また最先端のメディアテクノロジーを駆使するクリエーティブ集団「ライゾマティクス(Rhizomatiks)」は本館南側で、建物の形状に合わせて映像を自在に投影するプロジェクションマッピングで光のアートを繰り広げる。登壇したライゾマティクス・真鍋大度氏はデモソフトを披露し、「iPadもしくはスマートフォンを使い、実際に目で見る外観と画面を通して見る外観の変化を堪能できる、訪れた人が操作して楽しめるコンテンツにしたい」と話した。その他にも、伊佐爾波神社の石段では鈴木太朗による照明演出を、オーストラリアのアーティスト、スティーブン・ムシンによる影絵など、多くの作品が街の至る所に現れる。泊まれるアート作品群「ホテルホリゾンタル(HOTEL HORIZONTAL)」では、約10のホテルや旅館の一室が著名アーティスト達の作品となる。草間や荒木、石本、皆川、谷川の5名が手掛けた作品は既に昨年のプレオープンで公開されているが、世界的アーティストである草間の作品を置く宝荘ホテルは1月に1,000人が以上が訪れ、来客数が増加しているという。グランドオープンでは新たに4作品が加わる。ホテルルナパークはモデルで女優のKIKIを迎え、山ガールと呼ばれた彼女らしい山小屋をイメージした部屋を用意。道後ややでは、フランス人アーティストジャン=リュック・ヴェルムートが、三つの時計とそこから円心円状に伸びる波線のドローイングで構成された部屋をデザイン。道後プリンスホテルは建築家の谷尻誠が、壁面や床すべてを絵画仕立てにして、部屋をトロンプイユ(騙し絵)的に加工する。ふなやは陶芸家葉山有樹がプロデュースし、一族の繁栄を願う伝統模様・魚藻文を使って部屋を演出。地域参加プロダクトでは、町づくりを担う地元住民たちが参加し、ロゴマークの作成やオンセナートユニフォームの開発を行う。アートパレードや、地元出身アーティスト月岡彩が企画する架空の旅行会社「ツッキーツアーズ」によるオリジナルツアープログラムなどを実施。上人坂エリアでは夜間滞在を目的とした大人のための遊び場を展開する。また本館館内の浴衣やタオルは、ビームス(BEAMS)がプロデュース。道後オンセナートは年間行事として2014年度末まで開催されるが、主催者側は一過性のものではなく、作品をつくるアーティストを次々と刷新してイベントを仕掛け、新しい担い手を育てる地域復興に根差したものにしていくと話す。事業実行委員会委員長の甲斐朋香氏は、「道後の魅力を存分に知ってもらい、更に松山や愛媛へと、全体的に楽しめるものになっていければ」と話した。【イベント情報】道後オンセナート2014会場:道後温泉およびその周辺エリア会期:グランドオープン4月10日フィナーレ12月31日779992225555999
2014年02月10日