幸せな気分になれる『フルーツブーケ』SHIROは2024年3月14日(木)、SHIRO砂川本店限定の『フルーツブーケ』シリーズから新たに3アイテムを発売した。『フルーツブーケ』はミドルノートに「ジャスミン」「ミュゲ」「アカシア」を、ラストノートに「ムスク」「アンバー」「カシミアウッド」を採用。トップノートの「ハスカップ」「カシス」「アップル」を使い、フルーツの花束を抱えているような甘い香りに仕上げた。『フルーツブーケ ハンド美容液』は「がごめ昆布」や「ホホバオイル」などの美容成分を配合。手肌の乾燥が気になるときはもちろんのこと、体の保湿にもオススメだ。内容量は55g、販売価格は3,300円。保湿成分配合のハンドソープも登場『フルーツブーケ クレイハンドソープ』は保湿成分として「アロエエキス」を配合。スクラブ成分「火山灰」が手肌の汚れや余分な皮脂をやさしく落とし、しっとりとした手肌に洗い上げる。内容量は145mL、販売価格は2,310円。『フルーツブーケ フレグランスディフューザー』は、容器、中身のリキッド、スティック(10本)のセットで、販売価格は4,510円。香りの強さはスティックの本数の増減で調整することができる。内容量は180mL。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年03月22日星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」では、温泉療法専門医・早坂信哉教授監修の「うるはし現代湯治」で調う夏をテーマに、夏こそ温泉入浴をおすすめし、旅館でのひとときを充実させる、さまざまなプログラムや体験を各施設にて実施します。温泉療法専門医である早坂教授によると、夏の温泉入浴には、『熱中症』の予防や自律神経の疲れからうまれる『夏バテ』を軽減する効果など、良い点が数々あります。これらの温泉の力を効果的にとりいれる入浴法を知り、プログラムや体験を通じて、身体を調え、明日への活力を得ることができます。<背景>界では、古くから日本に伝わる温泉療法を、現代の温泉旅館で体験できるようにすることを目指し「うるはし現代湯治」として、2017年から全国の施設で湯治にまつわるサービスを展開してきました。「界の湯守り」と呼ばれる、温泉に詳しいスタッフが中心となり、年を追うごとに新しいサービスを開発し進化させています。温泉入浴はもちろん、夏の風物詩であるかき氷の召し上がり提案、湯上がりを至福の時間にしてくれるオリジナルビール、夏冷え対策におすすめの生姜湯、夏空の下でおこなう現代湯治体操など、炎暑の日本をのり切るためにご提案したい夏にぴったりのおもてなしをまとめて紹介します。うるはし現代湯治の特徴・温泉療法の考えに基づき、泉質や温泉の特徴、気温や自然環境など温泉地の特性を踏まえて提案・日本各地のどの界にも、上質で納得感ある共通軸の体験プログラム夏におすすめの入浴法初夏向け初夏(6月頃)であれば、温泉にしっかり入浴することは熱中症予防にもつながります。40℃で全身浴15分ほど入浴をして汗をかくことを温泉や自宅入浴も含め2週間ほど続けると、「暑熱順化(しょねつじゅんか)」と言って体が暑さに慣れてきます。暑熱順化が進むと熱中症予防になり、元気に夏を乗り切れます。盛夏向け夏の間は気温が高く、また室内は冷房のため屋外と室内での温度差が大きいのが特徴です。このことは体にとってストレスになり交感神経を刺激し自律神経が疲れるということになります。交感神経がたかぶると胃腸の動きも悪くなり、食欲がなくなって、いわゆる夏バテの状態にもなります。夏は夜寝苦しいということもあります。40℃までのぬるめの温泉でゆったり入浴することは、特に交感神経の興奮を抑え、逆に副交感神経を高め、自律神経の疲れを軽減してくれます。副交感神経の活動が高まることで胃腸の調子も調います。さらに入浴することで良い睡眠につながります。界で楽しめる夏のプログラムや体験1.夏の風物詩ご当地かき氷クールダウンにぴったりで、夏に大人気の食べ物といえばかき氷。界では、うっかり身体を冷やしすぎないよう、足湯しながら食べるスタイルを今夏提案します。「頭寒足熱」という昔ながらの考えにも通じる新しい召し上がり方です。削り出す氷は、氷専門店が造る「純氷」を用います。「純氷」は頭が痛くなりにくいともいわれています。(*1)期間:2022年7月9日~8月31日*1:出典 livedoor NEWS [ ]{ }2.湯上がりのひとやすみに至福の湯上がりビール猛暑の夏、大浴場で汗を流した後の最初の一杯は、待ち遠しいもの。また、温泉旅館で味わうものは、いつもと違って格別です。そんな幸せな時間にあう界の特製ビールと地域ならではのおつまみをセットで提供します。そよ風にふかれつつ、団扇を片手に、湯上がりの一杯を味わうことができます。期間:2022年6月1日~10月31日3.夏冷えにも最適な生姜湯界では入浴前後、睡眠前後など時間別に、各施設で合計5種類の「湯守りのこだわりドリンク」を用意していますが、中でも就寝前「蒸し生姜湯」は、夏冷えした身体におすすめです。冷房で体の芯が冷えやすい夏。就寝1時間前に飲用し、体温を上げ、徐々に身体の内部の温度を下げると、スムーズに眠りに就きやすくなります(*2)。期間:通年提供*2:参考元:文部科学省後援 健康管理能力検定 [ ]{ }4.夏空のもと行う現代湯治体操美しい景色や大自然を見渡すポーズ、地元の風物に絡めたユニークな動きで構成されている「現代湯治体操」。湯守りの掛け声にあわせて、大きく身体を動かすと、じんわり汗をかくほど。入浴前に行うと血流の改善を促し、温泉効果を高めます。期間:通年提供時間:開催時刻は施設により異なりますこの夏、日本各地の界で楽しむ湯浴み野趣あふれる、豊かな緑に囲まれる露天風呂がある宿界 川治、界 鬼怒川、界 箱根、界 阿蘇開放感ある湯浴みがしたい、絶景を望む湯浴みがかなう宿界 ポロト、界 アンジン、界 アルプス冷えにも抜群、あつ湯とぬる湯がある宿界 仙石原、界 松本、界 長門、界 別府、界 霧島日焼けや汗でなやむ夏におすすめの、美肌の湯が楽しめる宿界 津軽、界 日光、界 遠州、界 伊東、界 加賀、界 出雲夏の界の温泉をお届けする動画はこちらです。[ ]{ }「うるはし現代湯治」の監修について「うるはし現代湯治」は、温泉療法の視点も取り入れる為、東京都市大学人間科学部の早坂教授が監修をしています。全施設の「現代湯治滞在プログラム」も、早坂教授監修のもと作られました。界に宿泊することでのそれぞれを見ると、特徴があって面白い。1泊2日で、その土地を感じてもらうような工夫をしており、これは他の旅館では見られない試み、コンセプトだ。まさに湯治への第一歩である。早坂信哉 博士(医学)、温泉療法専門医1968年生まれ 宮城県出身1993年自治医科大学医学部卒業後、地域医療に従事2002年自治医科大学大学院医学研究科修了現在東京都市大学人間科学部教授一般財団法人日本健康開発財団温泉医科学研究所所長著書:最高の入浴法 お風呂研究20年、3万人を調査した医者が考案(大和書房)たった1°Cが体を変えるほんとうに健康になる入浴法(KADOKAWA)「界」とは?「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地(とうち)楽(がく)」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。現在、全国各地に展開しており、2022年1月に19施設目となる「界 ポロト」が北海道・白老温泉に開業しました。[ ]{ }<最高水準のコロナ対策宣言>【1】衛生管理星野リゾートでは、コロナ対策の一環として、お客様の健康と公衆衛生を考慮し、以下の対応を行っております。・チェックイン時の検温実施・通常の客室清掃に加え、ホテル館内のアルカリ電解水による清掃と拭き上げ・館内各所に除菌用アルコールを設置・全客室に手指消毒用アルコールを設置・食事処入店時に全てのお客様へ手指のアルコール消毒を実施・食器類(お皿、グラス)やカトラリーの高温洗浄(80度以上)、食事用トレイの除菌洗浄・フロントにパネルやビニルシートなどのパーテーションを設置・館内での接客業務の際にマスクを着用・スタッフの健康と衛生面の管理徹底(出社前の検温と記録確認)・湿度40%以上を保つ加湿器を全客室に設置(星のや東京、沖縄県内の施設を除く)・レストランにおけるメニューのQRコード化(界ブランド全施設)【2】3密回避密閉、密集、密接の3つの「密」を回避する滞在を作るべく、以下の対応を行っております。・大浴場の混雑度がスマートフォンで分かる3密の見える化および混雑予測サービス実施(一部)・滞在中、混雑が確認された場所での、入所・入店規制・半個室での食事処にて夕朝食の提供(界*一部施設を除く)・食事処の混雑状況を管理し、入店時間の分散化・チェックアウトのフロント精算時に、入列規制を適宜実施・客室でのチェックイン対応(星のや・界)・パブリックスペースへのCO2(二酸化炭素)濃度測定器の配備・自然換気、機械換気など、建物の設計にあわせた換気の徹底関連資料:[【星野リゾート】コロナ対策まとめ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月08日ソプラノ歌手の砂川涼子が、12月18日(土)に大阪のザ・シンフォニーホールでリサイタル「アヴェ・マリア~聖夜と月」を開催する。清涼な歌声と可憐な姿でファンを魅了するプリマドンナだ。砂川涼子(S) チケット情報「華やかなクリスマスからちょっと離れて、1年を静かに振り返り、新しい年を思う時間になればと思って、きらきらと輝く星ではなくあえて月と聖夜を合わせてみました。気分の良いときに見る月。ちょっと切ない気分で見る月。月を見るとき、私は自分の気持ち次第で見え方が違う気がするんです。月が感情に寄り添ってくれるというか。月をテーマに曲を集めてみたら、やっぱり素敵な作品がいっぱい。静かでしっとりした、でもドラマティックな歌が揃いました」と語る。ベッリーニやフォーレの歌曲からオペラ・アリアまで、月、そしてクリスマスにちなむ美しい歌が並ぶ。「幸せなことにオペラを中心に歌う機会をいただいてきましたが、この数年はコンサートに出演する機会を多くいただくようになりました。自分自身と、そしてピアニストの方と向き合いながら、繊細な表現や声のトーンを一生懸命工夫して、曲の素敵な雰囲気をお伝えできれば。とくに、あまり歌う機会がなかった関西のお客様方を身近に感じて歌えれば本当に幸せだなと思っています」。沖縄・宮古島の出身。子供時代のクリスマスは、南の島の暖かい冬の思い出。「イルミネーションやツリーの横にはハイビスカスが咲いていて、私たちも半袖なので、いわゆるクリスマスのロマンティックな雰囲気とはちょっと違うんです。だから都会で暮らす今でも、クリスマスに雪が降るとワクワクうれしくなってしまいます」。でも、遮るもののない島の空に浮かぶ月は、都会の月とは比べものにならないほど美しいのだと教えてくれた。彼女の歌う『月』も、その美しい輝きを放っているはずだ。絶対に聴き逃せないぞと思うのが、ドヴォルザークの歌劇《ルサルカ》のアリア『月に寄せる歌』。息の長いメロディがゆっくりと静かに盛り上がっていく愛の歌は、彼女の歌の美質にじつにふさわしい。また、彼女が来年1月に出演するびわ湖ホールの沼尻竜典の歌劇《竹取物語》のアリアをひと足先に聴けるのもうれしい。人気作曲家・加藤昌則がこの日のために編曲し直したというクリスマス・メドレーも楽しいに決まっている。共演は魔術のように多彩な音色を繰り出すピアニスト河原忠之。幸せな歌声に包まれて、清楚なクリスマスを過ごしたい。チケットは発売中。取材・文:宮本明
2021年12月03日SHIRO(シロ)のショップ・カフェ・ラウンジを工場に併設する新施設「みんなの工場」が、北海道・砂川市に2023年4月28日(金)オープン。SHIROの体験型施設「みんなの工場」SHIROの工場の移転新設と共に誕生する新施設「みんなの工場」。ブランドの人気スキンケアアイテム・メイクアップアイテム・限定の「フルーツブーケ」のフレグランスアイテムも手に入るSHIROのショップや、素材のおいしさを料理で伝えるカフェ、製品に使用している素材の展示、そして市民の居場所となる空間を、工場に併設する形でオープンする。いつでも“見える”SHIROの工場目玉となるのは、工場見学が楽しめるガラス張りのエリアだ。工場エリアには研究開発室や素材処理室、調合室、充填室、包装室などがあり、酒かすを手作業で絞ったり、SHIROのものづくりを身近に体感することができる。オリジナルの香りをつくれる「ブレンダーラボ」「みんなの工場」内のショップには、自分好みの香りをブレンドできる「ブレンダーラボ」をブランドとして初めて設置する。香りは、定番フレグランスの「サボン」をはじめ、「ホワイトリリー」、「ホワイトティー」、「アールグレイ」、「キンモクセイ」、そして砂川限定の「フルーツブーケ」に加え、過去の限定フレグランスから季節に合わせた香りを用意。調香した世界でひとつだけの香り「マイフレグランス」は、好みの容器に入れて持ち帰ることができる。砂川本店限定フレグランス「フルーツブーケ」も中でも、様々なフルーツからインスパイアされた、砂川本店限定の香り「フルーツブーケ」製品は要チェック。香りは、ハスカップやりんご、ぶどうを中心に、カシスやオレンジ、アプリコットなどの果実をたっぷり詰めたフローラルでまとめた。まるでフルーツの花束を抱えているような気分にさせてくれる。イエローが目を惹くボトルも「フルーツブーケ」だけの限定デザインに一新している。北海道の自然素材のおいしさを伝えるカフェお腹が空いたら、北海道の自然素材などのおいしさを伝えるカフェ「SHIRO CAFE」へGO。札幌市のイタリアンレストラン「タカオ(TAKAO)」の高尾シェフとともに運営する店内では、ココでしか味わえないピッツァも用意。北海道産小麦にこだわった“モチモチ”生地が特徴で、オーダー後に店内の薪窯で焼き上げる本格的な味わいを楽しめる。キッズスペースには、空中で遊べる“ジャングルネット”さらに、大人も子供も共存できる空間を目指したキッズスペースも併設。空中で遊べるジャングルネットなど、自由に動き回ることができるスペースが満載だ。【詳細】「みんなの工場」オープン日:2023年4月28日(金)住所:北海道砂川市豊沼54-1営業時間:10:00~19:00(年末年始および不定休)・工場:10:00~17:30(日・祝日休)・ショップ:10:00~19:00 (ブレンダーラボ最終受付18:30)・カフェ:11:00~19:00(L.O. 18:30)TEL:0125-52-9646価格例:・フルーツブーケ ヘアバーム 3,410円・フルーツブーケ オードパルファン 4,180円・ピッツァ ヴェルドゥーラ 1,320円
2021年07月02日大山のぶ代(83)の夫・砂川啓介さん(享年80)が7月11日、尿管がんのため都内の病院で亡くなった。大山は12年に認知症を発症し、現在は老人ホームで闘病中。唯一の家族だった砂川さんに先立たれた彼女の今後が心配されるがーー。 夫妻のマネージャーを約30年務めた小林明子さんはこう語る。 「あの優しい砂川さんのことです。のぶ代さんが1人になってしまったときのために、彼女の行く末をちゃんと考え、できるだけのことはしてあげていると思います」 15年に出版した砂川さんの著書『娘になった妻、のぶ代へ大山のぶ代「認知症」介護日記』(双葉社刊)にも、“遺言状”と題した章にこう綴られている。 《僕がある日突然、倒れてポックリ逝ってしまう可能性だってゼロじゃない。万が一、そうなってしまったときのために、僕は本意ではないが、遺言状の作成に着手した。(中略)相続税のことや、僕の兄弟のことも考慮しなければならないし、何より彼女が生きていくのに困らないよう、財産の管理方法をきちんと整えなければならない》 具体的には、砂川さんはどんな“終活”をしていたのだろうか。実は亡くなる間際、砂川さんはもっとも信頼できる“ある人物”に大山の今後を託していた。 「亡き砂川さんの代わりに、今後も小林マネージャーが大山さんの身の回りの世話をされると聞いています。プロのヘルパーさんがいるホームに入居しているとはいえ、“身内”にしかできないケアはたくさんありますからね。在宅介護をしていたとき、嫌がる大山さんをお風呂に入れてあげたのも彼女です。ご夫妻のいちばんの理解者で、責任感の強い方ですよ。砂川さんは、彼女にのぶ代さんを託したんです」(砂川さんの知人) マネージャーの小林さんも、砂川さんの“遺言”を全力で守ると話す。 「砂川さんが6月に入院したとき、私に『すまない、頼むよ』と言ったんです。これからもできる限り彼女を支えていくつもりです」 自分が亡くなっても10年20年とずっと、元気で暮らせるようにーー。砂川さんは、愛する大山のために“介護設計図”を準備していたのだ。天国へ旅立った砂川さんは、これからもずっと愛妻を見守っていることだろう。
2017年07月27日大山のぶ代(83)の夫・砂川啓介さん(享年80)が7月11日、尿管がんのため都内の病院で亡くなった。夫妻のマネージャーを約30年務めた小林明子さんが、斎場で夫の遺体と対面した大山の様子をこう明かす。 「のぶ代さんは、棺で眠る砂川さんに『お父さん!』と呼びかけていました。でも数分すると棺から離れて出口に向かってスタスタと歩いて行ってしまったんです。私が『もう帰るの?』と聞くと『帰る』と言うので、その日は斎場を後にしました」 大山が認知症を発症したのは、12年のこと。以来、砂川さんは都内の自宅で大山を“老老介護”してきた。しかし16年4月に砂川さんの尿管がんが発覚。夫婦が“共倒れ”になる最悪の事態を想定し、やむなく愛妻を老人ホームに入居させることになった。 「尿管がんを患ってからは入退院を繰り返していた砂川さんですが、離れて暮らす大山さんのことをいつも気にかけていましたよ。それでも、悲しいことに大山さんの認知症は進行していきました。砂川さんの顔と名前だけは覚えていましたが、数分前のことですら、すぐに忘れてしまうのです……」(砂川さんの知人) 砂川さんの葬儀では、喪主は大山が務めるはずだった。だが、それも断念せざるを得なかったという。 「体力的にも大変ですし、精神的なことを考えるとやはり難しいと思いました。また砂川さんの棺を見たり、写真を見たりすると、のぶ代さんが動揺してしまうかもしれませんから」(前出・小林さん) 結局、通夜・告別式は大山以外の近親者で行われた。 「砂川さんはきっと『来なくても大丈夫だよ。それより自分を大切にな』と言っていたはずです。砂川さんはずっとのぶ代さんを気遣い、心配させないように尽くしてきました」(前出・小林さん) 何よりも大山のことを第一に考えてきた砂川さん。その姿勢は亡くなる直前まで変わらなかった。 「5月中旬、砂川さんは肺にたまった水を抜くため入院していたんです。入院中は呼吸が浅くなり、とても苦しそうでした。リハビリも過酷なものでしたが、大山さんのために歯を食いしばって必死に頑張っていた。6月9日に無事退院されたと聞き、ひと安心していたのですが……」(前出・砂川さんの知人) しかし退院直後、またも病魔が砂川さんを襲った。 「退院の4日後、連絡がつかないので自宅に駆けつけました。彼は意識を失った状態で倒れていたのです。緊急搬送された都内の病院で、再び入院することに。意識はすぐに戻ったのですが、今月11日に容態が急変。そのまま息を引き取りました」(前出・小林さん) 子供のいない夫婦2人だけの結婚生活は、53年目で“突然の終幕”となった。 「砂川さんが亡くなったということを、のぶ代さんはどれだけ理解しているのか……。のぶ代さんからは砂川さんの話題は全然、出てきません。そんな様子を見ながら『ああ、よかった』と思う半面、『寂しいな』とも感じています」(前出・小林さん) ふと砂川さんとの記憶が蘇った時、大山は何を思うのかーー。
2017年07月27日