第14回北京国際映画祭が4月18日、北京雁棲湖国際コンベンションセンターで開幕し、パノラマ部門への出品が決定していた映画『不死身ラヴァーズ』から、松居大悟監督と今作で主人公・⻑谷部りの(見上愛)の親友・田中を演じた⻘木柚が参加した。レッドカーペットイベントでは、松居監督はタキシードに蝶ネクタイ、そして雪駄という個性的なファッションで登場し、⻘木はストライプのスーツというクールな着こなしで多くのマスコミに囲まれ、会場は熱気に包まれていた。日本映画を中国の映画ファンに紹介する「2024北京・日本映画週間」。今年のオープニング作品として上映された『不死身ラヴァーズ』は、オープニングセレモニーに先立つ18日に、北京でインターナショナルプレミア上映が行われた。ワールドプレミア上映約450席の劇場は満員御礼。Q&Aでは、会場からさまざまな質問が飛び、松居監督の映画『アイスと雨音』に出演していた⻘木には、前回と今作の松居監督の演出の変化について問われる場面も。⻘木は「いい意味で大きく変わったところがなくて安心しました。リハーサルの時に、松居監督は俳優のまわりをぐるぐると裸足で歩いたり、あぐらをかいて顔を覗き込んだりしながら演出をするのですが、それが前回も『不死身ラヴァーズ』も一緒だったので懐かしくて嬉しい気持ちになりました」とエピソードを明かすと、通訳が翻訳している最中に、松居監督があぐらをかいて顔を覗き込む様子を再現し、会場からどっと笑いが起きていた。また松居監督は、「この映画が海外で初めての上映で、北京にこんなに人が集まっているのを見てどう思いますか?」と質問をしつつ「サインください」とリクエストする観客に対し、「柚と一緒に来られたことが嬉しいですし、北京のみなさんとお話できたことが嬉しいです。サインについては、ここでできるかわかりません(笑)」と返し、会場を沸かせた。他にも松居監督の過去作品と比較した内容や、10年の歳月を経て映画化することについてなど、松居監督や作品に対する関心の高さが伺える質問が続き、映画愛に溢れたティーチインとなった。翌19日にはオープニングセレモニーが、北京市内の映画館「英皇電影城」で開催された。同セレモニーには日本の金杉憲治特命全権大使、北京国際映画祭組織委員会の副秘書⻑を務める王志北京広播電視局副局⻑をはじめ、映画祭組織委員会の関係者が出席し、松居監督と⻘木がゲストとして登壇した。オープニングセレモニー松居監督は、前日のティーチインを振り返り「これまでの作品や、日本映画の歴史を含めた質問をいただいて、すごく面白かったです。もっと話したいと思いました」と感謝の気持ちを述べ、⻘木は、「(中国人ファンの)熱がすごくて驚きました。言葉に表せない気持ちです」と喜びを明かした。その後、在中国日本大使館でレセプションが開かれ、日中両国の映画・文化関係者ら約100人が出席した。トークセッションで、⻘木は「中国に初めて来ることができて嬉しい」と感想を述べつつ、「撮影時は北京で上映させてもらえるとは思ってもいなかった。会場の熱気を感じて今後の日本公開をポジティブな気持ちで迎えられそうだ」と笑顔で語った。松居監督には、レッドカーペットからレセプションまで雪駄姿で登壇していたことに対する質問が飛ぶと、「普段用とフォーマル用で使い分けており、先ほど普段用の雪駄からフォーマルな雪駄に履き替えたところだ」とコメントし、会場からは笑いが起きていた。なお、レセプションには東京国際映画祭のチェアマンである安藤裕康も出席しており、日本映画と中国映画の活発な交流の場となった。レセプション<作品情報>『不死身ラヴァーズ』5月10日(金) 公開公式サイト:「不死身ラヴァーズ」製作委員会(C)高木ユーナ/講談社
2024年04月23日松居大悟監督最新作のラブストーリー『不死身ラヴァーズ』が、4月18日から26日まで開催されている第14回北京国際映画祭に出品され、松居監督と主人公・長谷部りの(見上愛)の親友・田中を演じた青木柚が出席した。第14回北京国際映画祭は4月18日、北京雁棲湖国際コンベンションセンターで開幕。パノラマ部門へ出品された本作のレッドカーペット・イベントでは、松居監督はタキシードに蝶ネクタイ、そして雪駄という個性的なファッションで登場、青木さんはストライプのスーツというクールな着こなしで、多くのマスコミに囲まれ、会場は熱気に包まれていた。本作が上映されたのは、日本映画を中国の映画ファンに紹介する「2024北京・日本映画週間」のオープニング作品として。オープニングセレモニーに先立ち、18日にインターナショナルプレミア上映が行われると、約450席の劇場は満員御礼。Q&Aでは、会場から様々な質問が飛び、松居監督の映画『アイスと雨音』に出演していた青木さんには、前回と今作の松居監督の演出の変化について問われる場面も。「いい意味で大きく変わったところがなくて安心しました」と青木さん。「リハーサルの時に、松居監督は俳優のまわりをぐるぐると裸足で歩いたり、あぐらをかいて顔を覗き込んだりしながら演出をするのですが、それが前回も『不死身ラヴァーズ』も一緒だったので懐かしくて嬉しい気持ちになりました」とエピソードを明かすと、通訳の最中に松居監督があぐらをかいて顔を覗き込む様子を再現し、会場からどっと笑いが起きていた。また、松居監督は「この映画が海外で初めての上映で、北京にこんなに人が集まっているのを見てどう思いますか?」と質問をしつつ「サインください」とリクエストする観客に対し、「柚と一緒に来られたことが嬉しいですし、北京のみなさんとお話できたことが嬉しいです。サインについては、ここでできるかわかりません笑」と返して会場を沸かせる。ほかにも松居監督の過去作品と比較した内容や、10年の歳月を経て映画化することについてなど、松居監督や作品に対する関心の高さが伺える質問が続き、映画愛に溢れたティーチインとなった。翌19日にはオープニングセレモニーが、北京市内の映画館「英皇電影城」にて開催。同セレモニーには日本の金杉憲治特命全権大使、北京国際映画祭組織委員会の副秘書長を務める王志北京広播電視局副局長をはじめ、映画祭組織委員会の関係者が出席し、松居監督と青木さんがゲストとして登壇した。松居監督は、前日のティーチインをふり返り「これまでの作品や、日本映画の歴史を含めた質問をいただいて、すごく面白かったです。もっと話したいと思いました」と感謝の気持ちを述べ、青木さんは「(中国人ファンの)熱がすごくて驚きました。言葉に表せない気持ちです」と喜びを明かした。その後、在中国日本大使館でレセプションが開かれ、日中両国の映画・文化関係者ら約100人が出席。トークセッションで、青木さんは「中国に初めて来ることができて嬉しい」と感想を述べつつ、「撮影時は北京で上映させてもらえるとは思ってもいなかった。会場の熱気を感じて今後の日本公開をポジティブな気持ちで迎えられそうだ」と笑顔でコメント。松居監督には、レッドカーペットからレセプションまで雪駄姿で登壇していたことに対する質問が飛ぶと、「普段用とフォーマル用で使い分けており、先ほど普段用の雪駄からフォーマルな雪駄に履き替えたところだ」とコメントし、会場からは笑いを誘っていた。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:不死身ラヴァーズ 2024年5月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会©️高木ユーナ/講談社
2024年04月23日沖縄出身のお笑いコンビ・スリムクラブの真栄田賢と内間政成が21日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットに登場した。「沖縄国際映画祭」は2009年にスタートし、2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更。沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、沖縄の春の風物詩として親しまれてきたが、今年で最後の開催となった。レッドカーペットには、上映作品の出演者やイベント出演者、関係者ら総勢760人が参加。大勢の観客が熱い視線を注ぐ中、ファンサービスも行いながらゆっくりと歩いた。スリムクラブの内間は「こんな暑い中みんな集まってくれて本当に感動しました」と感想を述べ、真栄田は「終わるのが寂しいです。なんで終わるんですか!?」と吐露しつつ、「映画祭、今までありがとうございました」と感謝。そして、「今後とも映画と吉本、そして沖縄をよろしくお願いします。沖縄、吉本、映画、いいよ!」と自身のギャグで盛り上げた。
2024年04月22日イタリア映画祭2023でも注目を集めた話題作『Corro da te』が邦題『幸せのイタリアーノ』として7月26日(金)より公開が決定、併せて日本版ポスタービジュアルが解禁された。一流アスリートをフィーチャーする有名シューズブランドのトップである、ジャンニ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)は、女性を口説くためなら何でもする。新しいターゲットを誘惑するためには車いすに乗って憐れみを請う。そんなジャンニが、ヴァイオリニストで車いすテニスにも情熱を注ぐキアラ(ミリアム・レオーネ)と出会い、人生で経験したことのない感情に激しく揺さぶられていく…。主人公・ジャンニを演じたピエルフランチェスコ・ファヴィーノは、『シチリアーノ 裏切りの美学』(19)『離ればなれになっても』(20)『ノスタルジア』(22)など、数々のイタリア映画のヒット作品に出演。マフィアや政治家からコミカルな役どころまで、どんな人物でも変幻自在になりきり、いまやイタリア映画界では最も脂の乗った“ヒット作品請負人”と称される。またキアラを演じたのは、2008年のミスイタリアで、TVの司会者や「グッチ(GUCCI)」などの広告キャンペーンなどにも起用されたミリアム・レオーネ。『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』(18)や人気漫画が原作の『ディアボリック』(21)に出演し、各国の映画界から熱視線を浴びる注目株。本作では障がいを持つヴァイオリニストという役どころを演じ、見事イタリア映画記者組合よりコメディ女優賞を受賞した。メガホンを取ったのは、『ようこそ、大統領!』(13)『これが私の人生設計』(14)『環状線の猫のように』(17)など、社会問題を愛情をこめてユーモアたっぷりに描くヒット・メーカー、リッカルド・ミラーニ監督。イタリアの2大映画賞では、これまで本作を含めダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞に4作が、ナストロ・ダルジェント賞に7作品がノミネートされ、本作を含む4作で受賞。長編映画11作目となる本作は、フランク・デュボスク監督『パリ、嘘つきな恋』(19)の舞台をイタリアに移し替えたリメイク作品となる。この度解禁された日本版ポスタービジュアルでは、本作の主人公・ジャンニとヒロイン・キアラの恋模様を切り取った、ロマンティックな仕上がり。キアラのヴァイオリン演奏や車いすテニス、食事のシーンなどを配し彼女のキャラクターを表現。中央には車いすに乗った楽しげな2人を配しているが、「よこしまな“恋”は“嘘”のはじまり…」というコピーが、一筋縄ではない恋の行方と、「嘘」ではない本当に大事な「真実」の存在を暗示する。『幸せのイタリアーノ』は7月26日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:幸せのイタリアーノ 2024年7月26日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開©2020 WILDSIDE-VISION DISTRIBUTION
2024年04月22日今年で最後の開催となる「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」が20日・21日、沖縄県内で開催され、16年の歴史に幕を閉じた。2日間の来場者数は約5万5,000人。会場に駆け付けた観客から「ありがとう」と感謝の声が続出した。「沖縄国際映画祭」は沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、2009年にスタート。2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更した。沖縄の春の風物詩として親しまれてきたが、今年3月6日、運営の中心的な役割を果たしてきた吉本興業ホールディングスが、今年を最後に運営から退くと発表。そして4月10日に実行委員会が、今年の開催をもって終了すると発表した。今年の映画上映会場は、那覇文化芸術劇場なはーとがメイン会場となり、県内外・国外から31作品を上映。舞台挨拶では出演者やスタッフが登壇した。最終日の21日には、国際通りでレッドカーペットが行われ、上映作品の出演者やイベント出演者、関係者ら総勢760人が歩行。浅野忠信、賀来千香子、剛力彩芽、桂文枝、西川きよし、ガレッジセールらの登場に、駆け付けた観客たちから歓声が沸き起こった。文枝は「16年間ありがとうございました。いったんここで終わりますが、またやらせていただきたいと思います」と挨拶。きよしも「一応ゴールということですが、僕の心の中ではまた新しい出発への第一歩だと思っています。また新しい沖縄とのコラボを考えていただけると思います。僕らも寂しいです。新しい第一歩、小さなことからコツコツと頑張りたいと思います」と、今後も沖縄での企画が展開されることに期待した。レッドカーペットには、実行委員会の委員長を務める吉本興業前会長の大崎洋氏も参加。「来年に向けて、沖縄の皆様ともう一度決意を新たにして、沖縄の方々が自らこの映画祭を引き継いでいただいて、僕たちが協力できることは協力させていただいて、いいバトンタッチができればと思っています」と語った。エンディングの「Laugh&Peace LIVE」では、かりゆし58や宮沢和史らが沖縄愛にあふれるライブを披露。スクリーンに同映画祭の過去の映像が流れ、16年の歴史を感じさせた。最後にMCのガレッジセールが「皆さん16年間ありがとうございました! さようなら!」と感謝。会場は大きな拍手に包まれ、「ありがとう」という声が飛び交った。ライブ後に囲み取材が行われ、ガレッジセール、かりゆし58、宮沢和史らが参加。ゴリは「最後なんだと噛みしめながらその場にいたので涙が出そうになりました」と言うも、「寂しいんじゃなく、やり切った、こういう映画祭を16年も続けることができてありがとうという気持ちで終わりたい」と述べ、川田は「県民の方がこんなに喜んでくれるイベントが終わるというのは寂しいなと思ったので、違う形でもいいからやりたいですね」と語った。また、同映画祭が果たしてきた役割について、川田は「県外から来た方はより深い沖縄を知ることができたし、県内の方はよりエンターテインメントを近く感じることができた。それが映画祭の一番の財産だったと思います」と述べ、かりゆし58の前川真悟は「沖縄の持っているエネルギーや魅力を世界に発信する場所でもありますが、孤島で生まれ育った人たちに世界を見せるという役割だったと思います。テレビの向こうでしか見たことないような人たちが目の前にいる。自分の今いる場所が夢の世界に地続きでつながっているとみんなに感じさせてくれた」としみじみ。宮沢は「16回で終わるということは一つの役割を果たしたのだと思うし、役目が終わったということではなくて、一定の揺るぎないものを一つ作ったということ。沖縄の素顔を見ることができた非常に貴重な時間だったと思います」と述べ、「宝島みたいな島ですから、僕らももっと伝えていきたい。これからもまた違う形で沖縄の素顔、本物の部分を見せられる機会が作れるようにしていきたい」と力を込めた。
2024年04月22日今年で最後となる「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」が20日・21日、沖縄県内で開催。21日にエンディングイベントとして「Laugh&Peace LIVE」が那覇市文化芸術劇場なはーと 大劇場で行われ、16年の歴史に幕を閉じた。「沖縄国際映画祭」は沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、2009年にスタート。2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更した。16回目にしてラストの今回は、「お~い、お~きな、お~もしろい、お~まつりだ~。」をキャッチコピーとし、4月20日・21日の2日間にわたって開催された。最終日は、映画の上映や舞台挨拶に加え、国際通りでメインイベントとなるレッドカーペットを開催。参加映画作品の出演者やイベント出演者、関係者ら総勢756人が参加し、カーペット沿いには大勢の観客が駆け付けた。エンディングの「Laugh&Peace LIVE」は二部構成で開催。第2回沖縄国際映画祭から出演し、同映画祭を代表するアーティスト・かりゆし58によるライブや、宮沢和史プロデュースによる沖縄県内外で活躍している若手琉球古典音楽演奏家のライブが行われた。最後は、THE BOOMの「シンカヌチャー」を宮沢をはじめ出演者が集結して披露。スクリーンに過去の映画祭の映像も流れ、16年間の歴史を感じさせる演出に。ラストを迎え、MCを務めたお笑いコンビ・ガレッジセールは「皆さん16年間ありがとうございました!」と感謝。会場は大きな拍手に包まれた。映画祭の顔として映画祭を盛り上げてきたガレッジセール。イベント後に宮沢、前川真悟らとともに取材に応じ、川田は「真悟の歌を聞いて本当に終わるんだと実感しました。終わるんですけど始まるという感じもするので、ぜひこれからも沖縄とつながって楽しいことができたらなと思います」と述べ、「県民の方がこんなに喜んでくれるイベントが終わるというのは寂しいなと思ったので、違う形でもいいからやりたいですね」と意欲を見せた。ゴリは、1年目は県民にもあまり知られてなかった映画祭が、当たり前のように「沖縄国際映画祭の時期だね」というように知られるようになったことについて「うれしい」と喜び、「沖縄県民が喜ぶような祭りを作ってくれたことがうれしい。手を叩いて喜んでいる人たちを見るとなんて素敵な映画祭なんだろうと毎年感じていた」としみじみ。「お客さんの顔を見ながら最後なんだと噛みしめながらその場にいたので、すごく涙が出そうになりました」と言うも、「寂しいんじゃなく、やり切った、こういう映画祭を16年も続けることができてありがとうという気持ちで終わりたい」と語った。
2024年04月21日落語家の桂文枝、タレントの西川きよしが21日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットに登場した。大勢の観客が熱い視線を注ぐ中、参加映画作品の出演者やイベント出演者、関係者たちが続々と登場。笑顔を見せながらゆっくりとレッドカーペットを歩いた。桂文枝と西川きよしは、実行委員会の委員長を務める吉本興業前会長の大崎洋氏、41市町村全力応援芸人キャプテンの宮川たま子とともにカーペットを闊歩。文枝は「一番盛り上がったんじゃないですかね。皆さんに歓迎していただいてうれしい限りです」と喜び、「16年間ありがとうございました。いったんここで終わりますが、またやらせていただきたいと思います」と復活に意欲を見せた。きよしも「16年本当に沖縄の皆さんにお世話になりまして、一応ゴールということですが、僕の心の中ではまた新しい出発への第一歩だと思っています。また新しい沖縄とのコラボを考えていただけると思います。僕らも寂しいです。新しい第一歩、小さなことからコツコツと頑張りたいと思います」と、今後も沖縄での企画が展開されることを期待していた。「沖縄国際映画祭」は沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、2009年にスタート。2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更した。16回目となる今回は、「お~い、お~きな、お~もしろい、お~まつりだ~。」をキャッチコピーとし、4月20日・21日の2日間開催。今年で最後の開催となる。
2024年04月21日沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセール(川田、ゴリ)が21日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットに登場した。「沖縄国際映画祭」は沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、2009年にスタート。2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更した。16回目となる今回は、「お~い、お~きな、お~もしろい、お~まつりだ~。」をキャッチコピーとし、4月20日・21日の2日間開催。今年で最後の開催となる。レッドカーペットでは、大勢の観客が熱い視線を注ぐ中、参加映画作品の出演者やイベント出演者、関係者たちが続々と登場。沖縄県出身で毎年同映画祭を盛り上げてきたガレッジセールも、笑顔を見せながらカーペットを歩いた。川田は「最後ということもあって噛みしめながら歩いていたんですけど、声援をいただくとうれしいですね。うちなんちゅの方が『ちばりよ~』とか言ってくれるととってもうれしいです」としみじみ。ゴリも「こんだけ暑い中で、何時間も前からお客さんが待ってくれている。それだけ沖縄国際映画祭に期待してくれているということなので、その気持ちを考えながら。『ゴリちゃん』とか言ってくれて」と感慨深げに語った。そしてゴリは「終わると悲しいという思いもあるんですけど、16年、僕らが所属している吉本興業が沖縄にこれだけの祭りを続けてくれたという感謝の気持ちのほうが大きいです。いろんな芸人さんや俳優さん、ミュージシャン、アイドルの方の来てくれて、無料で見られるイベントが多かった。すごく価値のあるイベントだったと思うので、続けてくれてありがとうございますという気持ちです」感謝。川田も「1回目を思い出す。小さいシールを貼って宣伝していた。あんなに小さかった映画祭が広がって、16年も続いたというのは感謝ですね」と語っていた。
2024年04月21日お笑いコンビ・ガレッジセール(川田広樹、ゴリ)が20日、沖縄県那覇市で開催された『第16回 沖縄国際映画祭 島ぜんぶでお~きな祭2024』内で行われた「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト Powered by Yunus Social Business」に登場。イベント後に行われた囲み取材では、最後の『沖縄国際映画祭』についてさみしさを語った。第3回目の開催となる『島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト』は、沖縄の抱える貧困や教育、環境といった社会問題をビジネスで解決することを目的とした事業プランを発表するコンテスト。今回のコンテストでは沖縄県のおからの活用事業をする「Okaraokara」が優勝した。ゴリは「若い子たちが、世の中の幸せが自分の幸せと言えるような熱い方々が、いまこんなにいるんだということにすごく胸を打たれます」と感動を伝えると、川田も「皆さんの熱いプレゼンや、優勝して涙を流して喜んでる姿を見て、ジーンときてもらい泣きしました。もう50歳を超えると涙腺がゆるくてゆるくて(笑)。本当におめでとうございます」と称えた。しかし、『沖縄国際映画祭』自体が今年で最後となることが決定。運営の中心的な役割を果たしてきた吉本興業ホールディングスが3月6日、今年を最後に運営から退くと発表し、実行委員会が4月10日、今年の開催をもって終了すると発表した。ガレッジセールは、2人とも沖縄県出身ということで映画祭の第1回から盛り上げてきたが、そのことについて問われるとゴリは「それ言われるとちょっとジーンときちゃいますね」と感慨深そうに思いを吐露。川田も「終わっちゃうのは寂しいなと。明日最後のイベント終わりはもしかしたらじーんと来ているかもしれないですね。花火がなくてよかったです。花火を見たらうわーって泣いていました」と心境を打ち明けた。ゴリは改めて「吉本興業が沖縄で映画祭をやるってなった時に、沖縄県民としてはうれしかった。10年以上続けるのは本当に大変だったと思うんですよ。映画祭近くになると吉本の社員が痩せていくんです。みんな準備で大変なんだなってわかるんですけど、みんなお客さんの笑顔を見ると幸せになるし、そういうので続いた16年だった」と振り返る。さらに「国際通りにレッドカーペットが敷かれて、その真ん中で歩いて、両側からお客さんに声かけられた時って、じーんと来たんですよ。それが明日で最後かと思うと…さみしさもあるんですけど、さみしいというマイナスな気持ちで終わるよりは、“ありがとうございました!いい16年だったね!”って思って終わりたいなと思っています」とあすへの熱い思いをぶつけた。
2024年04月20日今年で最後の開催となる「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」が20日、沖縄県内で開幕。沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセール(川田、ゴリ)が、那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場で行われた「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト」でMCを務め、イベント後に囲み取材に応じた。「沖縄国際映画祭」は2009年にスタートし、2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更。沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、第16回となる今回は、「お~い、お~きな、お~もしろい、お~まつりだ~。」をキャッチコピーとし、4月20日・21日の2日間開催する。なお、同映画祭は今年で終了することが決定。運営の中心的な役割を果たしてきた吉本興業ホールディングスが3月6日、今年を最後に運営から退くと発表し、実行委員会が4月10日、今年の開催をもって終了すると発表した。「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト」でMCを務めたガレッジセールは2人とも沖縄県出身で、毎年同映画祭を盛り上げてきた。コンテストにちなみ、今後沖縄でやってみたいことを聞かれると、川田は「去年のプレゼンで農業で沖縄のためにという若者がいて、それはやってみたいなと思いました」と答え、ゴリが「沖縄に東京とか大阪の人気の芸人が来たりしながら、いろんな映画が見られるような沖縄国際映画祭というイベントをやってみたい」とボケると、川田が「明日終わるんだよ!」とツッコミ。「終わるんだったらそれをまた僕が始めたいです」とゴリが言うと、川田は「そんな力ないだろ!」と再びツッコんだ。そして、今年で同映画祭が最後を迎えることに、川田は「終わっちゃうの寂しいなと。明日最後のイベント終わりはじーんと来ているかもしれないですね。花火がなくてよかったです。花火見たらうわーって泣いていました」としみじみ。ゴリも「じーんと来ちゃいますね」と言い、「吉本興業が沖縄にこういうお祭りをやるってなったときに沖縄県民としてはうれしいわけですよ。沖縄県に貢献できるって。そして10年以上続けて。お客さんの笑顔を見ると幸せになるし、そういうので続いた16年がある」と回顧。最初は認知されてなかったものの、当たり前のように知られるようになったことへの喜びも述べ、「それがなくなってしまうのかと。会社に対してご苦労様でしたというのと、やってくれてありがとうございますという感謝の気持ちもあるし、やっぱり寂しさもあるんですけど、マイナスな気持ちで終わるよりも、ありがとうございました、いい16年だったねって思って終わりたい」と語った。
2024年04月20日元Folder5のAKINAが20日、沖縄県内で同日開幕した「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」内で行われた映画『不死鳥の翼』の舞台挨拶に登壇した。地元沖縄を撮り続けてる岸本司監督がメガホンをとった同作は、2019年に焼失した首里城をテーマに琉球の古都首里を舞台にした2つのオムニバス物語で構成。沖縄出身のAKINAは、瑞泉酒造で働き出し、酒造所メンバーと一緒に映画を作ることになる主人公・赤田奏を演じた。第1回の同映画祭にも参加していたAKINA。この日、自身の公式Xで「ついに本日映画公開です!!ドキドキします。私にとって15年ぶりの沖縄国際映画祭。本日は、舞台挨拶です!!」と投稿していた。舞台挨拶に登壇すると、「本日私も皆様と一緒に拝見させていだきました。出来上がったのを見ると感慨深いものがあるなと感じました」としみじみ。「岸本監督とは10年ぶりに一緒に作品をやらせていただいて、当時は20代だったんですけど、10年経って岸本さんが書く何気ない言葉にじーんと来ることがいっぱいあって、岸本さんが書く作品が私は本当に好きなんだなと改めて感じました」と笑顔を見せた。また、夢破れた主人公・奏について「離婚して夢を諦めて故郷・沖縄に戻ってくるという女の子。『なんで諦めちゃったんだろう』という言葉は自然と出てきた言葉でした。やっているときはがむしゃらでも、やり続けても意味あるのかなと感じる瞬間は誰しもあると思います。そういうのを岸本監督が書くセリフで表現していくのがすごく幸せで、迷いながら、だけど自由にやらせてもらって、私にとってはなくてはならない作品になったと思います」と感慨深げに語った。3年前に始めたサックスを劇中でも披露しているAKINA。「ドキドキしました。緊張して」と撮影を振り返り、「ベランダで吹いているシーンがありますが、本当に吹いています。実際見ると、さすが岸本さんでした。素晴らしい画になっていました」とうれしそうに話した。最後にAKINAは「私は沖縄の魅力は、美しい景色、そして人の温かさだと感じています。日々生きていると、心無い言葉を言われたり傷つくことがありますが、人の言葉で元気が出たり、勇気をもらったり、明日も頑張ろうと思えることがあると思います。それをずっと見守ってくれているのは景色だと思います。海だったり空だったり風の音だったり。景色によって励まされていると思います」と沖縄の魅力を熱弁。そんな沖縄の魅力が感じられる本作について「何か持ち帰ってくれたら、こんな幸せなことはないです」と願いを込めた。舞台挨拶には、小橋川嘉人、大城桜子、真栄城美鈴、山内千草、蓬莱つくし、光徳瞬、岸本司監督も登壇した。「沖縄国際映画祭」は2009年にスタートし、2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更。沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、第16回となる今回は、「お~い、お~きな、お~もしろい、お~まつりだ~。」をキャッチコピーとし、4月20日・21日の2日間開催する。なお、同映画祭は今年で終了することが決定。3月6日に運営の中心的な役割を果たしてきた吉本興業ホールディングスが今年を最後に運営から退くと発表し、4月10日に実行委員会が今年の開催をもって終了すると発表した。
2024年04月20日『島ぜんぶでおーきな祭第16回沖縄国際映画祭』が、20・21日の2日間にわたって開催される。今年の映画上映会場は、那覇市・那覇文化芸術劇場なはーとがメイン会場となり、県内外・国外から31作品を上映する。映画上映のほかにも、21日午後6時からは、なはーと大劇場で『Laugh&PeaceLIVE supported by セブン‐イレブン・沖縄』を開催。宮沢和史、かりゆし58といったメンバーが、沖縄への愛がつまった音楽で映画祭をしめくくる。また、「那覇文化芸術劇場なはーと」ロビーでは、20日にお笑いコンビ・ココリコの田中直樹が紙芝居を実演する、「再発見!みっけばなし」×島ぜんぶでおーきな祭スペシャルコラボ企画を1日4回開催。さらに、なはーとロビーでは、20日午後5時30分~、21日午後2時~でガレッジセール・ゴリが応援サポーターを務める『大宜味村青切りシークヮーサー』販売会に、ゴリが出演。商品を購入した人と写真撮影会も行う。【ガレッジセールコメント】ゴリ:きた!常夏!楽園!沖縄映画祭!!!気分はリゾート。素肌を出して行列ができている。あの映画が観たい!あの芸人に会いたい!笑顔の群衆が目の前にいる!今日明日2日間、我々と一緒に沖縄国際映画祭を楽しみましょう!川田:いよいよ、第16回島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭が開催されました!映画上映はもちろん、レッドカーペットやお笑いイベントなど盛りだくさん!16年続いた映画祭も今回で最後になるので、皆さん是非遊びに来て下さい!ラスト、思いっきり楽しみましょう!!
2024年04月20日毎年1月にユタ州パークシティで開催されてきたサンダンス映画祭が、場所を移動する可能性が出てきた。2025年と2026年はこれまで通りだが、13年契約が切れるその後について、別の街から魅力的なオファーを募り始めた。パークシティから良い条件がもらえれば、契約更新もありえるという。インディーズ映画の祭典であるサンダンス映画祭は、これまでに多数の才能を発掘してきた。2022年にオスカー作品賞を受賞した『コーダあいのうた』、今年のオスカーに候補入りした『パスト ライヴス/再会』も、サンダンスで初めてお披露目されている。今年のUSドラマチック部門作品賞を受賞したのは、新人監督アレッサンドラ・ラコラーザの『In the Summers』、同部門の観客賞を受賞したのはやはり新人監督であるショーン・ワンの『Didi(弟弟)』。文=猿渡由紀
2024年04月19日3月15日(金) から4月11日(木) まで全国6都市で開催されてきた『TBSドキュメンタリー映画祭2024』の「観客賞」が発表された。本映画祭では、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマに迫る「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障がいなど多様な生き方や新たな価値観を描く「ライフ・セレクション」、五感を司る表現者たちやテーマを通し新たな感性に出会う「カルチャー・セレクション」と、新たな取り組みとして3つのテーマに沿って上映作品をセレクト。さらには海外招待作品として、A24製作でアカデミー賞受賞監督、スティーヴ・マックイーンが手がけた話題作『オキュパイド・シティ(原題)』や、2022年のカンヌ国際映画祭で上映された衝撃作『人体の構造について(原題)』の2本が上映されるなど、新たな取り組みも話題を呼んだ。映画祭に参加した人だけが投票することができる観客賞で最も多くの票を獲得したのは、『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』(監督:津村有紀)。本作は、名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分で、2023年デビューしたボーイズグループ「カラフルダイヤモンド」に密着した作品で、彼らから勇気や元気をもらえると、1度だけでなく複数回鑑賞したという方も多かったという。また上映作品の中から9作品の期間限定見逃し配信が、本日4月19日(金) よりU-NEXTでスタート。さらに、TBS収蔵のアーカイブ作品をデジタル修復して劇場公開する『TBS レトロスペクティブ映画祭』が、4月26日(金) より東京を皮切りに全国で順次公開される。第1回目は「寺山修司特集」で、スペシャルゲストによるトークショーも行われる予定だ。<配信情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』期間限定見逃し配信配信期間:4月19日(金) 12:00~2カ月間【ラインナップ】『BORDER 戦場記者×イスラム国』監督:須賀川拓『サステナ・フォレスト 〜森の国の守り人(もりびと)たち〜』監督:川上敬二郎『家さえあれば 〜貧困と居住支援〜』監督:海老桂介『102歳のことば 〜生活図画事件 最後の生き証人〜』監督:長沢祐『リリアンの揺りかご』監督:神戸金史『私の家族』監督:久保田智子『魚鱗癬と生きる ―遼くんが歩んだ28年―』監督:大村由紀子『映画 情熱大陸 土井善晴』監督:沖倫太朗『旅する身体 〜ダンスカンパニーMi-Mi-Bi〜』監督:渡辺匠/志子田勇<イベント情報>『TBSレトロスペクティブ映画祭』第一回「寺山修司特集」『TBSレトロスペクティブ映画祭』ポスタービジュアル【日程・会場】4月26日(金)~5月16日(木) 東京・Morc阿佐ヶ谷5月25日(土)~6月7日(金) 大阪・シネ・ヌーヴォ6月17日(月)~6月23日(日) 愛知・シネマスコーレ【トークショー日程】4月26日(金) 19:30の回上映後佐井大紀監督(『日の丸 寺山修司40年目の挑発』)&ゲストによるトークショーゲスト:大島新(映画監督)4月27日(土) 19:30の回上映後佐井監督&ゲストによるトークショーゲスト:宮台真司(社会学者・映画評論家)4月28日(日) 19:30の回上映後佐井監督&ゲストによるトークショーゲスト:佐藤佐吉(映画監督・脚本家)TBS DOCS 公式サイト:
2024年04月19日日本国際観光映像祭 バーチャルツーリズム部門実行委員会は、2024年5月16日(木)・17日(金)に日本国際観光映像祭バーチャルツーリズム部門第2回大会を神戸と東京の2会場で開催することをお知らせいたします。画像1映像は人々の感性に直接語りかけ、そして、メディアを通じ多くの人々に同時に届きます。だからこそ、地域が疲弊し、しかしながらそこには確かに残る“地域の魅力”を活用して、観光客を誘致し蘇らせる、リジェネラティブ(再生)には、映像の力が必要です。観光映像はこのような日本の再生のために活用すべきツールです。今も全国津々浦々で観光映像が制作され、私たちに地域の魅力を伝えてくれます。しかし、この映像の作り方、使い方にはまだまだ改善の余地があります。新型コロナウイルスの拡大が始まる前、全国で広がる観光の投資の中で、多くの観光映像が制作されましたが、一方で問題のある映像も多く生まれました。それは観光映像が、商業CMとも映画とも違う、一つの確立すべきジャンルであるにもかかわらず、観光映像を専門とする映像作家が少ないからです。事実、諸外国にはフランスやスペインといった、観光で生きることを選んできた国があり、それらの国では観光映像のあり方は数十年にわたって議論されてきました。日本が観光で生きていくことを決めた国となった今、観光先進国から観光映像のあり方を学び、同時に国内の映像作家を観光業界をあげて育成する必要があります。■世界から注目されているアジア唯一の国際観光映像祭2024年3月に6回目となる日本国際観光映像祭が北海道阿寒湖で開催されました。日本国際観光映像祭は、UNWTO(国連世界観光機関)が認定する国際観光映像祭ネットワーク CIFFTに加盟するアジア唯一の国際観光映像祭です。CIFFTは11の国際観光映像祭で構成され、よりよい観光映像のあり方を議論し、毎年、観光映像の世界ランキングを発表しており、JWTFFは開幕戦となる映像祭のため、その受賞結果は世界から注目されています。■バーチャルツーリズム部門観光映像事業でのXR技術活用の高まりを受け、JWTFFの独自施策としてバーチャルツーリズム部門を2022年に設立しました。実行委員長に和歌山大学・副学長(2022年当時)・尾久土 正己教授、理事には三井住友銀行・関西成長戦略室(2022年当時)・林 俊武室長が就任しました。このバーチャルツーリズム部門では国内のバーチャル観光映像を一堂に集めて優秀な作品を表彰する制度を設けています。表彰式に加え、有識者のセッションや機器製造、ソフト開発など各社のデモ展示などを通して、国内の「バーチャルツーリズム」産業創造の一助となるべく活動を開始しました。新しい産業発展のための議論を行う場として、2023年5月に第1回イベントを開催しました。2024年5月には第2回大会を神戸市立青少年科学館(バンドー神戸青少年科学館)( )とNEUU XR Communication Hub( )の2会場で開催いたします。VRコンテンツが市民権を得た今、技術中心のコンテンツから楽しめる「作品」としてのコンテンツへとその評価軸は大きく変わろうとしています。第2回大会では観光VRコンテンツの「作品」としての在り方をおおきなテーマとして開催いたします。1. 概要■開催日2024年5月16日(木):ご優待者様、事前申込いただいた法人様のみ入場可能2024年5月17日(金):一般の方も事前申込なくご自由にご入場いただけます(一部有料施設あり)■会場・アクセス神戸メイン会場: 神戸市立青少年科学館(バンドー神戸青少年科学館)兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目7-6※ 神戸新交通ポートライナー線「三宮」駅より北埠頭方面「南公園」駅下車徒歩3分*神戸新交通ポートライナー線「神戸空港」駅より「市民広場」駅で北埠頭・三宮方面行に乗り換え「南公園」駅下車徒歩3分 画像2(神戸会場)東京サテライト会場: NEUU XR Communication Hub東京都新宿区西新宿1-5-11 ※ 東京サテライト会場は、2024年5月16日(木)のみの開催となります。画像3(東京会場)■内容大会初日の5月16日(木)は、神戸メイン会場では、開会式及び実行委員会及び審査委員、講演企業様による基調講演、セッションが行われ、本大会にエントリーされた映像作品のうち、ノミネート作品のドームシアター上映と特別作品 JR西日本プレゼンツ「スワローエンゼル C62形2号機の一日」の上映を行います。また、展示スペースエリアでは、XRやVRなどの最新技術のデモンストレーションも行われます。東京サテライト会場においてはセッション、基調講演は大型スクリーンで常時、視聴ができ、ノミネート作品は会場に設置されているVR機材で体験ができます。また、企業出展による体験コーナーもございます。神戸メイン会場と東京サテライト会場では展示内容が異なりますので、詳しくは公式ホームページをご覧ください画像4(第1回大会の様子)MCには、タレントで株式会社ツキハナの代表を努める河島 あみる様をお迎えします。画像5(河島氏)河島 あみるNHK 大阪「とっておき!朝から笑タイム」、KBS 京都「おはよう!輝き世代」、eo 光テレビ「河島あみるのくらしイチおし」などテレビ、ラジオ番組レギュラー多数。父、河島 英五主宰の阪神淡路大震災チャリティーコンサートをきっかけに10代の頃からライブの企画運営を経験。2021年株式会社ツキハナを設立。2. 基調講演とセッション■基調講演1画像6(基調講演1)ドームシアター研究の第一人者である尾久土 正己と観光学を専門領域としてアジア唯一のCIFFT加盟国際観光映像祭を実行委員会の一員である木川 剛、朝日放送テレビでドキュメンタリー番組を数多く制作する藤田 貴久。観光立国を目指す日本において観光映像はその重要性を増している。しかし、この分野ではプロフェッショナルの育成が欧米に比べ立ち後れが目立つ。こうした課題をいかに解決するか?日本国際観光映像祭・ディレクター木川教授と気鋭のドキュメンタリスト藤田氏によるトークセッションを展開。さらにはバーチャル映像の可能性についても尾久土教授がセッションに参加。観光映像の未来を探ります。■基調講演2画像7(基調講演2)いよいよ来年にはAppleが参戦し盛り上がりを見せるバーチャル世界。メタバースに大きくシフトしたメタ社の動向などこれからの未来を日本トップクラスのインタラクティブ・エンタテイメント集団を率いる澤邊 CEOがその未来を大胆に予測します。■セッション1画像8(セッション1)足立氏はVR草創期からその未来性に着目し様々なコンテンツを生み出してきたクリエイティブ。2021年に開催された国際競技大会では、国内のプラネタリウムに生配信を行う実証事業が行われ、足立氏がその映像監修を務めました。本セッションではこうした知見を持つ両者が課題も含めスポーツ・ツーリズムとXRの未来を読み解いていきます。■セッション2画像9(セッション2)京都鉄道博物館のVR・ドームシアターコンテンツ「スワローエンゼル C62形2号機の一日」の製作とVR映像活用の未来についてを報告します。■セッション3画像10(セッション3)2023年創業75周年を迎えた阪急交通社。添乗員付きツアーを中心に全世界を舞台とした旅行事業を展開しております。基幹ブランド「トラピックス」をはじめ、ゆとりの旅の「クリスタルハート」、今年50周年を迎えた「阪神航空フレンドツアー」、自由な旅の「e-very」、思い通りの贅沢をかなえる「ロイヤルコレクション」の多彩な5つのブランドを新聞広告や情報誌、Web、テレビ通販などのメディアを通し、販売している。2023年10月にインテックス大阪にて開催されたツーリズムEXPOジャパン2023では、30台以上のVRゴーグルを導入し、VRたびこと講座を開催するなど、積極的にバーチャルツーリズム事業を展開している。阪急交通社が取り組むバーチャルツーリズム事業の添乗員による実演でご紹介します。■セッション4画像11(セッション4)実写とCGの融合が進むドームシアターコンテンツ。2Dのアニメコンテンツを3D空間に溶け込ます魔術師集団イメージファクトリーのリーダー大竹社長と業界のリーディングカンパニー、コニカミノルタプラネタリウムの藤掛取締役によるドームシアターの未来について討論します。3. デモンストレーション■株式会社 阪急交通社たびコト塾~ VRで巡る世界のたびXperia開発チーム協力により、カッパドキアの熱気球、青の洞窟などの絶景をXperia Viewを使って高画質でバーチャルツアーを体感いただけます。■株式会社シャガデリック(神戸メイン会場)イマーシブオーディオドラマ Moving into the future~チンチン電車の想い出を手繰り寄せて~ 立体音響(Dolby Atmos)の技術を駆使した音声ドラマです。大阪で唯一のチンチン電車である阪堺電車に乗り歴史ある気風の良い路線で懐かしい想いに心弾ませていただくドラマ。VR視聴のようにHMD(ヘッドマウントディスプレー)をつけずともスマートフォンやタブレットのみで体験できコスト削減も可能です。また規格に対応したオーディオセットを使えばさらにグレードの高い楽しみ方も出来ます。Webでの配信も可能で観光誘致のプロモーションとしての活用も見込めます。■観光VRコンテンツ体験(神戸メイン会場)VR同時再生システムを使った様々な観光VRコンテンツを体感いただけます。4. 表彰2024年5月16日(木)バンドー神戸青少年科学館( )にて開催されます日本国際観光映像祭*1 第2回バーチャルツーリズム部門イベントでノミネート作品の上映と表彰を行います。応募作品は、放送番組制作者やデジタルクリエイターをはじめ様々な分野で活躍されている方々で構成された審査委員会で厳正な審査を行います。最優秀賞 1作品優秀賞 1作品吉住千亜妃賞 1作品5. 審査員■審査委員長 藤田 貴久画像12(藤田氏)朝日放送テレビ・テレメンタリー事務局長。社会保険庁の年金不正免除問題スクープ。社会問題の取材のほか、ドキュメンタリー制作では、太地町のクジラ・イルカ漁の漁師を描いた「勇鯨(ISANA)」で、ニューヨークフェスティバル銅メダル。「満州崩壊はここから始まった(The Fall of Manchuria Began Here)」でアメリカ国際フィルム・ビデオ祭のSilver Screen受賞。「戦争が生んだ子どもたち(Children Born of War)」が、ワールドメディアフェスティバルで銀賞など。北朝鮮取材にも取り組んでいる。■足立 光画像13(足立氏)株式会社電通ビジネス・ディベロップメント&アクティベーション局 バリューチェーン戦略室 新領域開発部 ディレクター。1990年入社。当初からDTP、CG、VR、AR技術を活用した表現を模索し、最新テクノロジーを駆使した海外向けデジタルタルクリエーティブ業務に従事。20年以上にわたりVRを活用したメソッドに携わり、2016年に電通VR事業を推進する社内タスクフォース「Dentsu VR Plus」の代表として、VR/ARのメディア化、大衆化を目指す。■澤邊 芳明画像14(澤邊氏)1973年東京生まれ。1992年京都工芸繊維大学入学後、18歳の時にバイク事故に遭い、手足が一切動かない状態となる。大学に復学後、24歳でワントゥーテンを創業。現在は、XRとAIに強みを持ち、総勢約120名からなる近未来クリエイティブカンパニー1→10(ワントゥーテン)を率いる。■濱崎 加奈子画像15(濱崎氏)専修大学文学部准教授を経て、現在京都府立大学文学部准教授、日本文化による人間育成の場として再興した京都の御所西にある学問所 有斐斎弘道館(公益財団法人有斐斎弘道館)の代表理事兼館長伝統文化に込められた知恵と美意識から学び・遊び・広める「伝統文化プロデュース連」を2003年に設立。これまで、日本の伝統文化の継承にかかわる、さまざまな問題解決に携わってきた。部准教授を経て、現在京都府立大学文学部准教授。また、北野天満宮和歌撰者の他、Living History 京都・二条城協議会会長として、2026年に400年の節目を迎える「二条城・寛永行幸四百年祭」の開催し、文化や文化財を未来へつなぐとともに、そのような事業を推進できる人材の育成に取り組んでいる。6. 大会実行委員会 実行委員会は、以下のメンバーで構成されています。理事) 林 俊武理事) 株式会社 日本HP ワークスステーションビジネス部 部長 大橋 秀樹委員長) 公立大学法人奈良県立大学 尾久土 正己副委員長) 関西テレビ放送株式会社 小形 正嗣副委員長) 株式会社 日本HP ワークスステーションビジネス部 小俣 裕二7. 後援及びご賛同頂いた企業・団体★ 後援及びご賛同頂いた企業・団体 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月18日ミュージカル『刀剣乱舞』 (八)乱舞野外祭をオリジナル編集で映画化した、『ミュージカル『刀剣乱舞』 (八) 乱舞野外祭 特別スクリーン版』(通常版・Dual3D版・3面ライブスクリーン版)が、5月24日から3週間限定で劇場上映される。2023年9月に富士急ハイランド・コニファーフォレストにて上演された、ミュージカル『刀剣乱舞』 (八) 乱舞野外祭の千秋楽公演を収録した本編終了後、「特典映像」が上映されることが決定した。本編映像とは異なる歌唱メンバーで披露された2曲(9月20日公演「断然、君に恋してる!」・9月22日公演「Scarlet Lips」)を、オリジナル編集した映像で上映。計7分5秒のボリュームがあり、映画本編と合わせて見応え十分だ。あわせて「3面ライブスクリーン版予告」も解禁。3面ライブスクリーン上映では、300インチ×3面の巨大スクリーンによる多彩な映像演出で、ステージ全体の一体感や各キャストの細やかな表情も余すことなく映し出し、7.1chという大迫力の音響とともに鑑賞できる。本作では、ステージいっぱいに繰り広げるダイナミックなパフォーマンスを視界の枠を超えるワイドな画面で堪能したり、3画面で異なる刀剣男士の表情をクローズアップで観たりと、1度の鑑賞で多くの楽しみ方ができる上映となっている。■キャスト大平峻也、鳥越裕貴、阪本奨悟、高橋健介、伊万里有、横田龍儀、田村心、丘山晴己、仲田博喜、岡宮来夢、田中涼星、福井巴也、笹森裕貴(※)、糸川耀士郎、石橋弘毅、立花裕大、雷太、小西成弥、佐藤信長、山崎晶吾(※崎=たつさき)、永田聖一朗、松島勇之介、長田光平、石川凌雅、林光哲、國島直希、京典和玖、木原瑠生、水江建太/藤田玲、岡幸二郎ほか※本作の収録公演は2023年9月24日午後4時30分公演のため、当該公演を休演した松井江役・笹森裕貴の本編への出演なし。■「断然、君に恋してる!」(9月20日公演)出演:長曽祢虎徹役:伊万里有、鶴丸国永役:岡宮来夢、御手杵役:田中涼星、桑名江役:福井巴也、松井江役:笹森裕貴、大包平役:松島勇之介、鬼丸国綱役:林光哲、一期一振役:國島直希ほか■「Scarlet Lips」(9月22日公演)出演:大和守安定役:鳥越裕貴、長曽祢虎徹役:伊万里有、松井江役:笹森裕貴、大典太光世役:雷太、源清麿役:佐藤信長、へし切長谷部役:木原瑠生ほか
2024年04月15日第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史監督の商業映画デビュー作『ぼくのお日さま』が、フランス現地日時の5月14日(水) から25日(土) にかけて開催される第77回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品されることが決定した。ハンバート ハンバートの代表曲「ぼくのお日さま」にインスピレーションを受け製作された本作の舞台は、田舎町のスケートリンク。吃音をもつホッケーが苦手な少年タクヤ(越山敬達)と選手の夢を諦めたスケートのコーチ荒川(池松壮亮)、コーチに憧れるスケート少女さくら(中西希亜良)の3人の視点で紡がれ、雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語が描かれる。「ある視点」部門に日本人監督の作品が出品されるのは、2022年の早川千絵監督『PLAN 75』以来2年ぶりで、28歳での選出は日本人監督として史上最年少となる。4月11日(木) に行われたカンヌ映画祭の公式記者会見で選出が発表され、カンヌ国際映画祭の総代表も務めるティエリー・フレモーからは「コレエダ(是枝裕和監督)の再来だ。10分もみればこれがまさに映画であることが分かる。ぜひとも大きなスクリーンで見てほしい」と選出理由も述べられた。奥山監督は同部門に選出されたことを受け、「光栄の至りです。『月の光』が繰り返し流れる本作ですが、カンヌのドビュッシー劇場が初上映の場になるとは夢にも思っていませんでした。物語のインスピレーションを与えてくださったハンバート ハンバートさん、ずっと力強く背中を押し続けてくださった池松さん、そして、共にこの映画を作り上げてくださった皆さん。ここまで連れてきていただき、心から感謝しています」と喜びとともに感謝を伝えた。また企画段階から奥山監督を支えていたという池松は「映画そのものを祝福してくれるような世界最高峰の地で、自分にとって本当に大切な作品を、様々な国の映画人、映画ファンにみていただけること、大変光栄に思っています。奥山さんをはじめ、主演の敬達、希亜良、キャストスタッフ、この映画に関わった全ての方々と、この喜びを分かち合いたいです」とコメント。さらに主題歌のハンバート ハンバートの佐藤良成からは「週末になると渋谷に出かけミニシアターで映画を観ていた高校時代の私にとって、カンヌの『ある視点』は“いい映画”の指標のような存在でした。その『ある視点』に『ぼくのお日さま』が選ばれるなんて、嬉しすぎて恐ろしいです」と喜びを語った。そしてハンバート ハンバートの佐野遊穂からは「私たちの作品が、発表から10年後に1本の映画になり、それがカンヌ映画祭の出品作となって、またたくさんの人たちと出会うことになるなんて、こんな幸せなことはありません。子育てをしていると、子どもによって自分の世界が広がる事がしばしばあるけれど、それに似た感覚です」とコメントが寄せられた。<作品情報>『ぼくのお日さま』2024年9月公開公式サイト:「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年04月12日「また見たい名作」「ずっと気になっていた名作」「知らなかった名作」を劇場の大スクリーンで鑑賞できる『午前十時の映画祭14』の開催を記念し、戸田奈津子によるトークイベント付き『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』特別先行上映会が、4月10日(水) に東京・グランドシネマサンシャイン 池袋で行われた。字幕翻訳の第一人者として知られる戸田は、これまで約1,500本もの外国映画の字幕を手がけたほか、トム・クルーズ、ロバート・デ・ニーロなどをはじめとする数々のハリウッドスターからの指名を受け、来日時の通訳を務めてきた。『インディ・ジョーンズ』シリーズの主演を務めるハリソン・フォードとは、1978年の『スター・ウォーズ』来日キャンペーンでの通訳での出会いからの付き合いで、1991年にはロサンゼルスのハリソンの自宅に招かれるなど、公私ともに親交がある。イベントでは、そんな戸田ならではの貴重な話が次々と飛び出した。『午前十時の映画祭14』の上映作品となる『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』は、ジョージ・ルーカス原案、スティーヴン・スピルバーグ監督によるアクションアドベンチャー『インディ・ジョーンズ』シリーズの第2弾。戸田は「(1984年の作品なので)数えれば40年前なんですよ。(第1弾の)『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』はわたしが字幕屋として成り立つ前の作品なので先輩が担当したんで、わたしがこのシリーズを手がけたのはこの作品からですが、まさかこのあと5作目までやるなんて夢にも思いませんでした。ここまで愛されるシリーズを担当させていただいて、冥利に尽きると思っています」としみじみと振り返った。字幕翻訳だけでなく、ルーカス、スピルバーグ、ハリソンが映画のプロモーションで来日した際には、幾度となく通訳も担当してきたということもあり、彼らとは親しい付き合いをしてきた。「この3人は本当に仲がよくて。3人が東京で落ち合う機会があって。わたしもその場に居合わせたんですが、“friend”よりも親しい友だちに使う“pal”という言葉の“ハロー、パル!”と言いながら3人でハグをしているのを見て。やはりあれだけの映画を撮ってきたので仲も良くなるんでしょうね。その中でも一番長くお付き合いしたのがハリソンです」と語った。またハリソンの人柄について「彼はとても苦労した人で20代の時は無名なアクターだった。それがルーカスに見出され、『スター・ウォーズ』に出ることになって。それで日本に宣伝に来たのですが、まだ日本では公開されてないから誰も知らないわけ。Tシャツにジーパンというラフな格好で目立たない。公開された後はすごいことになりましたが。わたしもいろいろな俳優にお会いしてますけど、無名なところからビッグになった過程を見ることができたトップはハリソンです。ただ彼はスター扱いされるのを嫌がって。自分自身ではアクターとは言わずに、ストーリーテラーだというのが彼の口癖。本当に謙虚な役者だと思いました」と明かした。戸田奈津子とハリソン・フォードさらにスピルバーグについても「彼は今でこそ白髪になっているけど、彼はハートが子どもなんです。彼のオフィスには書類なんてなくて、ゲームマシーンやピアノが置いてあって。そして犬が走り回っている。そこに子役の子どもたちがいて、“スティーヴン、あそぼ!”と言ってくるのね。あれほどの人なのに、彼は一緒になって子どもたちと遊んでるの。こういう気持ちを持っているから『E.T.』みたいな映画がつくれるんだなと思いました。彼の頭の中は映画のことでいっぱいで。スポーツとか政治の話をしているのは聞いた事がない。だからこそお客さんの心をつかむ映画ができるんでしょうね。いつ会っても気持ちのいい方です」とその人柄を解説した。そしてルーカスについても「(戸田の字幕翻訳家デビュー作となった『地獄の黙示録』に指名してくれたということもあり)コッポラ監督はわたしにとっても大恩人ですが、彼がパーティに招待してくれて、そこにルーカスが来るというので、どんな方なのかしらと思っていたのですが、なかなか来ない。そろそろ宴もたけなわというところで、コソコソと来たのがルーカス。彼はちょっとだけ話して帰ってしまいました、本当にシャイで。いつも目を伏せていて、相手の目を見ないくらいシャイな人。でも何度も日本に来ていて、付き合いが深くなると、口を開くようになり、面白いジョークを言ってくれるようになる。『スター・ウォーズ』を見ても分かるけど、アイデアは本当にすごいでしょ。そんな彼がスティーヴンと協力してつくりあげたのがこのシリーズというわけです」と説明した。そしてそんな3人について「この3人はそれぞれ人柄も違うし、暮らしも違う。でも映画が好きというのは共通しています。やはりハリウッドで生き残る人は本当に映画が好きでないといけないし、やはり人間的魅力がないと駄目だと思います」と指摘した戸田。さらに「わたしも映画好きというところがスタートラインですから。それをまっとうできたということはうれしいですし、今日みたいに40年経った映画を皆さんが観に来てくださることはとてもうれしいこと」としみじみと付け加えた。そして最後にグランドシネマサンシャイン 池袋でも始まった『午前十時の映画祭14』について、「わたしはずっと選考委員をしていますけど、本当に昔の映画はいい映画が多いんですよ。その中から選りすぐった作品を上映していますので、どの作品を観ても損はありません。本当に観て良かったと思う作品ばかり。それは断言できます。今後もぜひとも見続けていただきたいと思います」と観客に呼びかけた。<開催情報>『午前十時の映画祭14』開催期間:2025年3月27日(木) まで※1作品2週間上映(1週間上映の作品もあり)公式サイト:
2024年04月11日「新宿東口映画祭2024」の上映作品が発表された。“扉の向こうへ”をテーマに開催される今年の「新宿東口映画祭」。《幻》《愛》《絆》《道》と、4つの扉の向こうに広がる世界を映画で観る「四つの扉」のカテゴリには、松嶋菜々子、真田広之らが出演する『リング』、野村萬斎、伊藤英明ら出演の『陰陽師』。『リング』ウディ・アレン監督作『ミッドナイト・イン・パリ』、沖田修一監督作『南極料理人』、役所広司、小栗旬、高良健吾ら出演のほんわかムービー『キツツキと雨』。ドニー・イェン出演の『イップマン』シリーズ4作品などがラインアップ。『ミッドナイト・イン・パリ』アニメーションでは、サンリオの『ユニコ 魔法の島へ』、「サイコアーマー ゴーバリアン」(1話~3話)、学園祭の前日が延々と繰り返される『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』、人気漫画の映像化『映画 聲の形』(日本語字幕版)。『映画 聲の形』新作として、台湾から鉄道とその鉄道を愛する人々の心温まるエピソードと姿を記録したドキュメンタリー映画『郷愁鉄路~台湾、こころの旅~』。無声映画では、ヴィクトル・ユゴーの小説を映像化した『笑う男』、短編クラシックアニメを7本立てで上映する。『笑う男』「新宿東口映画祭2024」は5月24日(金)~6月6日(木)新宿武蔵野館、シネマカリテにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:南極料理人 2009年8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国にて公開キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会ミッドナイト・イン・パリ 2012年5月26日より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開Photo by Roger Arpajou -(C) 2011 Mediaproduccion, S.L.U., Versatil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.映画 聲の形 2016年9月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会ビューティフルドリーマー 2020年11月6日よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開(C) 2020 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会
2024年04月11日沖縄国際映画祭実行委員会は10日、公式サイトを更新。20日・21日に行われる第16回目の開催をもって、同映画祭を終了すると発表した。サイトでは「『島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭』は、2024年4月20日(土)・21日(日)に行われる第16回目の開催をもちまして、終了することになりました。先月開催いたしました沖縄国際映画祭実行委員会臨時総会以降、今後の映画祭運営の在り方を検討してまいりましたが、第16回の開催を最後として本委員会は解散することとなりました」と伝えられた。これに先がけ、3月6日には吉本興業が公式サイトを通じて、今回の開催をもって同映画祭の運営から退くことを発表。「当社としましては引き続き、沖縄県の振興・発展に寄与すべく、沖縄ラフ&ピース専門学校を通じた人材の育成、さらに地域創生をテーマにしたBSよしもとを通じた沖縄の魅力創造・発信など、さまざまな取り組みを実施していく所存です」と記していた。■報告全文「島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭」に関する大切なお知らせ「島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭」は、2024年4月20日(土)・21日(日)に行われる第16回目の開催をもちまして、終了することになりました。先月開催いたしました沖縄国際映画祭実行委員会臨時総会以降、今後の映画祭運営の在り方を検討してまいりましたが、第16回の開催を最後として本委員会は解散することとなりました。「沖縄国際映画祭」は2009年に始まり、その後2015年からは「島ぜんぶでおーきな祭」との名称を付して、映画だけでなく、音楽・お笑い・ダンス・アート・スポーツなど沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典として行ってまいりました。沖縄の地元の皆様のお力添えのおかげで、近年は沖縄の春の一大イベントとしてご評価をいただけるまでになりました。本委員会を主催者として開催する沖縄国際映画祭は最後となりますが、今回もラフ&ピースのコンセプトのもと皆様への感謝とともに笑顔で幕を閉じたいと思います。お客様には今回の映画祭もめいっぱい楽しんでいただけると幸いです。沖縄国際映画祭実行委員会
2024年04月10日三井不動産商業マネジメント株式会社(東京都中央区)が運営する三井アウトレットパーク 札幌北広島は、 元プロスポーツ選手の方々をお招きして、スポーツの魅力、夢を叶える原動力などについてお話いただく「スポーツアカデミー2024 第一弾」を2024年4月6日(土)に開催いたします。トークショーの他、ミニゲームや抽選会もおこない、スポーツの楽しさなども知ってもらいます。「スポーツアカデミー2024 第一弾」■URL: ■イベント詳細北海道日本ハムファイターズOB杉谷拳士さん、元女子ソフトボール五輪金メダル日本代表山本優さん、元バドミントン五輪代表陣内貴美子さん、元プロ野球選手・野球解説者金石昭人さんをお招きして、スポーツの魅力・夢を叶える原動力についてお話いただきます。「スポーツを頑張る子どもにいま伝えたいこと」をテーマに、どんな状況でも簡単に諦めない、強い自分の作り方、つまずいたときにそれをどう捉えるか、しなやかで強い心を子どもたちに知ってもらい、自分を変えるきっかけを与えます。また、ミニゲームや抽選会を交えてスポーツの楽しさ、スポーツ観戦の楽しみも知ってもらいます。■開催概要開催日時 :2024年4月6日(土) 14:00~15:30場所 :三井アウトレットパーク 札幌北広島クローバー・モール1F イベントステージエルフィンコート参加方法 :参加無料事前募集として少年団の子供たちをご招待 当日は先着150名様内容 :・14:00~ トークショー「スポーツを頑張る子どもにいま伝えたいこと」・14:20~ 会場からの質問コーナー・14:35~ スポーツクイズ・14:50~ プロのすごさを体感しよう!・15:10~ 大抽選会その他 :一般の立ち見も可能です。詳しくは施設ウェブサイトをご確認ください。■主催名称 : 三井アウトレットパーク 札幌北広島所在地: 〒061-1278 北海道北広島市大曲幸町3丁目7-6URL : 【本イベントに関するお客様からのお問い合わせ先】三井アウトレットパーク札幌北広島イベント事務局E-Mail: info-mop@din-group.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月03日西神中央ホール主催、『Layers』が2024年5月18日 (土)に西神中央ホール(兵庫県神戸市西区美賀多台1丁目1-1なでしこ芸術文化センター内)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて4月2日(火)20:00より一般販売開始です。カンフェティにて4月2日(火)20:00より一般販売開始 公式ホームページ 認知症になった父親とその家族のある日の10分ゆっくりと紡がれるコトバのかけら演劇と映像を何層にも重ねた先にみえるリアルと忘却のドキュメンタリー演劇ユニット「doublet」による、一人芝居と映像を組み合わせた英語劇『Layers』を特別上演。出演者による英語ワークショップ「ぷれいご」と合わせて、ぜひ体験してください。*英語での上演作品です。日本語字幕はありませんが、視覚でも楽しんでいただける作品です。あらすじLayersは、ある家族の1日の10分間を描いた独り芝居。繰り返し映し出される映像と登場人物が交差する。家族だから言えること。家族だから言えないこと。不器用な家族の絆を解体し再構築することで、浮かび上がる新たな視点とは。見どころ2023年エディンバラ・フェスティバル・フリンジで、「革新的技術が理解への最大の助けとなることを証明した、真に喚起的で破壊的な芸術作品(British Theatre Guide)」、「Layersは容赦なく進行する病を劇的な手法で表現する革新的な作品である(The Scotsman)」と評された、新進気鋭の演劇が神戸に登場!一人芝居と映像を組み合わせた英語劇をどうぞお見逃しなく!過去公演より英語ワークショップ「ぷれいご」えいごでおしばい、英語コンプレックスをアソビながら無くす英語と演劇の複合ワークショップ。英語学校でも、通信教室でもない。ひとつの舞台作品を創りながら、英語に触れ、コトバでアソブ。リアルな日常のやりとりを英語で吸収、その場で使う。気が付いたら英語に慣れている参加型シアター。講師:石曽根有也(doublet)・Maddy(doublet)日時:2024年5月18日(土) 12:30開場/13:00開演会場:西神中央ホール2Fスタジオ1対象:高校生以上参加費:<WS(ワークショップ)+鑑賞セット券>2,500円(税込)お申込方法:*西神中央ホールオンラインチケット *西神中央ホール電話予約TEL 078-995-5638(10:00~20:00)doublet(ドゥブレ)プロフィール2014年に脚本・演出家の石曽根とプロデューサー・翻訳家のMaddyが毎年8月にスコットランドで開催される世界最大の演劇祭「Edinburgh Festival Fringe」で作品を発表。以降、毎年イギリスで作品を上演するほか、国内でもワークショップや映像制作などさまざまな創作を行う。公演概要『Layers』公演日程:2024年5月18日 (土)会場:西神中央ホール(兵庫県神戸市西区美賀多台1丁目1-1なでしこ芸術文化センター内)■出演者石曽根有也(doublet)■公演スケジュール2024年5月18日 (土)16:30 開場/17:00 開演■チケット料金WS(ワークショップ+鑑賞セット券:2,500円鑑賞券:1,500円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月02日3月15日に開幕した『TBSドキュメンタリー映画祭』。3月29日(金) より福岡、3月30日(土) より札幌でも上映がスタートし、舞台挨拶を実施。ここでは、その舞台挨拶の一部をレポートとしてお届けする。<3月29日(金) 福岡 舞台挨拶>『リリアンの揺りかご』【登壇者】監督:神戸金史監督ゲスト:ジャーナリスト 臼井賢一郎(KBC解説委員長)神戸監督はRKB毎日放送のジャーナリストであるとともに、障害を持つ息子の父親でもある。作品では相模原事件について描き、さらにはヘイトスピーチや、去年9月1日の関東大震災100年をめぐる混乱など、「不寛容」をキーワードに現代社会の問題が監督の視点で描かれている。今回、登壇トークの中では、「主観的に取材に動いていく自分を客観的にみて作品にしていくことにチャレンジした。放送局のつくるドキュメンタリーに今後も是非期待していただきたい」とコメント。今回は、系列の枠を越えてKBC九州朝日放送の臼井賢一郎解説委員長も登壇し、「ドキュメンタリーはニュースの続きであり帰結である。この神戸監督の問題提起作品は、長年の取材の賜物。例えるなら、ジェットコースターのピークのようなものが沢山ある、深い内容である」と語った。『リリアンの揺りかご』舞台挨拶より<3月31日(日) 福岡 舞台挨拶>『魚鱗癬と生きる ー遼くんが歩んだ28年ー』【登壇者】監督:大村由紀子ゲスト:梅本遼(出演者)、梅本千鶴(出演者)大村由紀子監督と、出演者の梅本遼さん、千鶴さんが登壇。出演者の梅本さんは、「最近撮った映像を中心に映画を作るのかと思っていたが、こんな映像を撮っていたのかと思うような昔の映像も沢山使われていたことが驚きだった」と語った。また、大村監督は、「25年に渡ってRKB報道部で取材を続けてきた記者たちがタスキを渡しながら続けてきたからこそ完成に至った」と話した。梅本さんの母、千鶴さんは、来場者に涙ながらに感謝の想いを伝えていた。『魚鱗癬と生きる ー遼くんが歩んだ28年ー』舞台挨拶より『方舟にのって ~イエスの方舟45年目の真実~』【登壇者】監督:佐井大紀ゲスト:千石まさ子(出演者)、千石恵(出演者)、千石成美(出演者)満席で熱気に包まれた劇場に佐井大紀監督と、出演者のイエスの方舟の千石まさ子、千石恵、千石成美が登壇。千石たちは、「佐井監督が中立な立場で自分たちのありのままを撮ってくれたことは、嬉しいです。この映画をご覧になった方が観た方ご自身の捉え方で、『イエスの方舟』のあり方を理解してくれれば嬉しい」と語った。また佐井監督は、千石たちが自分たちの生き方を貫いていて力強さや逞しさを感じていたことを明かした。『方舟にのって ~イエスの方舟45年目の真実~』舞台挨拶より<3月30日(土) 札幌 舞台挨拶>『102歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~』【登壇者】監督:長沢祐ゲスト:菱谷良一(画家)、高橋健太郎(写真家)治安維持法に違反したとして学生らが逮捕された生活図画事件の「最後の生き証人」である菱谷良一を追った本作。舞台挨拶には102歳の菱谷本人が旭川から駆けつけて登壇し、ほぼ満席となった客席から大きな拍手で迎えられた。「無名の老人を天下の大スター並みに扱ってもらい感激しました」といきなり観客を笑わせると、そこからは菱谷の独壇場となった。102歳とは思えない滑らかな弁舌で自らの生い立ちと生活図画事件までを振り返った菱谷。最後のメッセージを求められ、「自由と平和が私の生涯の生きる目的。皆さんも自由と平和のために頑張って下さい」と力強く締めくくると、劇場は再び大きな拍手に包まれた。『102歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~』舞台挨拶より<3月29日(金) 大阪&京都 舞台挨拶>『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:中下雄貴、内海太一、岡大和名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分・カラフルダイヤモンドの奮闘を追った本作。舞台挨拶には、津村有紀監督とカラフルダイヤモンドのメンバー(中下雄貴、内海太一、岡大和)が登壇。登壇したメンバー3人は全員大阪出身ということもあり、リラックスした雰囲気の中でトークが始まった。映画の中では食事シーンもたびたび登場し、大阪出身の内海はお好み焼きのシーンにはりきっていたそうで「大阪の人だったらあんなに混ぜない!と突っ込まれるくらい混ぜてましたし、油もひき忘れたんで」と反省。実はこのシーン、3時間くらいしゃべっていたため、お好み焼きは真っ黒になったそう。「大阪で今度撮ってもらえるならカスうどん食べたい。カスうどん広めたいねん」と岡。「僕は、吉本新喜劇に出たい」と内海。3人の仲のいいやりとりを笑顔で聞いていた津村監督は、最後に「カラフルダイヤモンドは日常の些細なことでも面白がるやさしい感性があります。みなさんの中の感性のスイッチに入ってもらえると嬉しい、そんな思いでこの映画を作りました」と締めくくり、お客さんのスタンディングオベーションで、温かい拍手に包まれた。1回目の登壇から30分後、2回目のお客さんを迎えて上映前に再び登壇。内海が「楽屋にダイヤモンドのアイシングクッキー置いてもらってて、士気がバカ上がりしています」と3人。士気の上がったところで、それぞれの映画のおすすめポイントを語った。「雄貴君の入ったばかりの頃の初々しい挨拶も楽しんでください。画の後にカラフルダイヤモンドを検索してほしいです。僕らの成長も感じていただけます。これからも一緒に楽しいことをしていきましょう」(内海)。「映画を観る前より、カラフルダイヤモンドを好きになってもらえると思います」(中下)。「キラキラしようとしていたり、泥臭い部分や悔しい思いをしているところが見てほしいポイントです」(岡)。津村監督は映画への思いを「彼らは熱量があって、常に前向きです。その青春真っただ中の姿が詰まっている映画をぜひお楽しみください」と締めくくった。この後、津村監督と3人は京都に移動、UPLINK京都でも舞台挨拶に登場。お互いのベストシーンを発表し合った。本編を通じて本人たちでもスクリーンを通じて初めて知るメンバー同士の思いや再発見について語り、これからの思いや映画の魅力を伝えた。<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』※終了分は割愛『TBSドキュメンタリー映画祭2024』キービジュアル大阪:3月22日(金)~4月4日(木) シネ・リーブル梅田愛知:3月22日(金)~4月4日(木) センチュリーシネマ京都:3月22日(金)~4月4日(木) アップリンク京都福岡:3月29日(金)~4月11日(木) キノシネマ天神札幌:3月30日(土)~4月11日(木) シアターキノ公式サイト:
2024年04月01日「第13回逗子海岸映画祭」が4月26日(金)より開催されることが決定した。“Play with the Earth”をコンセプトに、世界を旅する「CINEMA CARAVAN」が創るGWに逗子の砂浜に現れる蜃気楼「逗子海岸映画祭」。今年のテーマは、“Community Revolution”。逗子、三浦半島のローカルをはじめ、インドネシアやアフリカなど、世界のコミュニティとの活動を通して、世界にうねりを起こす様々なムーブメントを体感できる。日中は、縁ある人たちによる日替りのフードやアクティビティ、そして黄昏に染まる日没とともに始まる海辺での映画体験が楽しめる。上映作品は、生演奏とコラボする「CINEMA CARAVAN」オリジナル映像作品や、日本初公開、劇場未上映作品、名作からドキュメンタリーまで、魅力的なラインアップとなっている。おすすめは、10年で26か国を巡り、250曲を越す音楽を収録し、世界の音楽文化を映像ライブラリーとして綴ってきた「LISTEN.」(プロデュース:山口智子・GARRY BASSIN/監督:GARRY BASSIN)。最初の5年の出会いをまとめた、音で地球を感じる旅。世界を旅して集めた膨大な映像素材を再編集し、新たな発信を目指す「LISTEN.」プロジェクトの第1弾、映画版が日本初上映。また、アフロビートの創始者として、黒人解放運動家として尊敬されるフェラ・クティの生涯を描くドキュメンタリー『Finding Fela』が特別上映(※英語上映、日本語字幕なし)。「CINEMA CARAVAN」代表・志津野雷が、世界を旅して切り取った記録を紡いだ、終わりなき映像『PWTE2024 -documenta 15を超えて-』が、音楽家たちの生演奏と共に上映される。「第13回逗子海岸映画祭」開催概要会場:神奈川県逗子海岸日程:4月26日(金)~5月6日(日)(雨天開催・荒天中止)開場:4月26日(金)15時~22時/4月27日(土)~5月6日(日)13時~22時映画上映:19時~内容:国内外映画上映/ライブ・トークショー入場料金:一般 ¥2,500/逗子市民 ¥1,500(※要身分証明証)/中学生以下無料(※中学生は要学生証)※5月6日(月)最終日のみ一般 ¥3,000/逗子市民 ¥2,000(※要身分証明証)/中学生以下無料チケット:前売り券/3月30日10時よりオンライン販売当日券/逗子市民割引チケットのみ枚数限定にて会場販売※要身分証明証(シネマカフェ編集部)
2024年03月31日映画『ゴールド・ボーイ』(公開中)が、28日に開催された「第48回 香港国際映画祭」に出品。主演の岡田将生と金子修介監督が登壇した。同作は、中国のベストセラー作家・紫金陳(ズー・ジェンチン)の小説「坏小孩(The Gone Child)」の実写化作で、殺人犯と少年たちの心理戦を描く。2020年に動画サイト・iQIYI(アイチーイー)の人気サスペンス・シリーズ「迷霧劇場」の海外戦略作品としてドラマ化され、現在までに総再生回数20億回越えを記録するなど、中国では社会的大ヒットを記録している。平成『ガメラ』3部作、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』、『デスノート』など国内外でのヒット作を生み出す金子修介監督がメガホンを取り、主演を岡田将生が務めるほか、羽村仁成、星乃あんな、前出燿志、黒木華、松井玲奈、北村一輝、江口洋介が出演する。○■映画『ゴールド・ボーイ』が「第48回 香港国際映画祭」に出品28日に開催された香港国際映画祭のレッドカーペットイベントと開会式に登場した岡田と金子監督。翌29日には上映後にQ&Aが行われ、2人は鳴り止まない拍手と大歓声で迎えられながら登壇した。冒頭、岡田と金子監督が中国語で自己紹介をするなど、終始和やかな雰囲気で進み、金子監督には中国語原作を日本で映画化する際に苦労した点、岡田には、非情な殺し屋を演じる上で役作りで注意した点など、相次いで質問が飛んでいた。また、同作は4月24日から開催される「ウーディネ極東映画祭」のコンペティション部⾨にも参加が決定している。
2024年03月31日2001年に始まり、毎年春の恒例イベントとして今年で24回目を迎える「イタリア映画祭2024」の開催が決定。上映作品の豪華なラインアップが発表された。東京会場では日本未公開新作13本と旧作1本の計14本、大阪では新作7本が上映予定。アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作品やヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品作、『オッペンハイマー』などハリウッド超大作を押さえてイタリア国内で大ヒットとなった超話題作など、最新のイタリア映画界を盛り上げるバラエティーに富んだ作品が揃った。注目の作品は、『ゴモラ』『ドッグマン』のマッテオ・ガッローネの最新作『僕はキャプテン』。2人のセネガル人青年が貧困から逃れるためにヨーロッパを目指して砂漠や地中海を超えて旅をする壮大な物語で、昨年の第80回ヴェネチア国際映画際で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞、さらにアカデミー賞国際長編映画賞ノミネートも果たした。『僕はキャプテン』さらに、戦後イタリアの家父長制度や女性の権利をテーマに描き、国内で2023年No.1の初週興行成績、歴代のイタリア映画興行収入トップ10に入った超話題作『まだ明日がある』や、第2次世界大戦時に英雄として称えられた潜水艦艦長の実話を基にした人間ドラマで、第80回ヴェネチア国際映画祭オープニングを飾った『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』など、見逃せない作品ばかり。さらに戦後イタリア映画を牽引し、数々の傑作を放ってきた巨匠監督パオロ・タヴィアーニが2月29日に92歳で逝去したことを追悼し、兄ヴォットリオ・タヴィアーニと共に監督を務めた『父 パードレ・パドローネ』(1977)の上映も決定。第30回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した永遠の名作がデジタルリマスターで蘇る。『父 パードレ・パドローネ』今回の上映作品14本中5本が女性監督作品、また4本は俳優監督の作品となっており、イタリア映画界が新しい才能で活気づいている様子が見て取れるラインアップ。巨匠から若手まで、多種多様な14作品が一堂に会し、最新のイタリア映画のいまを映画で垣間見ることのできる貴重な機会となっている。▼上映作品ラインアップ▼★は女性監督作品『人生の最初の日』(2023)世界20か国以上でリメイクされた『おとなの事情』をはじめ、ストーリーテリングの巧みさには定評があるパオロ・ジェノヴェーゼ監督の新作は、人生に絶望した人々が再生できるかを問いかけるドラマで、トニ・セルヴィッロ、ヴァレリオ・マスタンドレア、マルゲリータ・ブイら超豪華キャストが集結。1人の男と2人の女、そして1人の少年。年齢も経験も異なる4人がどん底に突き落とされたまさにそのとき、自分たちがいない世界はどうなるかを知ることができる1週間の時間を与えてくれる謎めいた男に出会う。『アモーレの最後の夜』(2023)俳優としても活躍するディ・ステファノの監督3作目は、イタリア映画界を代表する俳優の1人であるピエルフランチェスコ・ファヴィーノを主演に迎えたクライムサスペンスで、ベルリン国際映画祭特別部門でプレミア上映された。35年間のキャリアの中で銃を撃ったことは一度もなく、実直な警察官のフランコ・アモーレは、定年退職を翌日に控えていた。祝福するために妻や同僚、友人、親戚などが集うパーティーが開かれる。めでたい夜になるはずが、彼の人生において最も長く、困難な夜が訪れることになる。『美しい夏』(2023)★イタリア文学界を代表するストレーガ賞を受賞したチェーザレ・パヴェーゼの小説をラウラ・ルケッティ監督が映画化した長編2作目で、第2次世界大戦が始まる直前の2人の女性をめぐる愛と青春物語。1938年、田舎からトリノに引っ越してきて洋裁店で働くジーニアは、年上でモデルのアメリアと運命的な出会いを果たす。官能的なアメリアに導かれてめくるめく芸術家の世界に分け入るジーニアは、新しい自分を見いだしていく。ロカルノ国際映画祭のピアッツァ・グランデ部門でプレミア上映。『僕はキャプテン』(2023)巨匠ガッローネが放つ渾身の一作は、セネガルの青年2人がアフリカを縦断し、ヨーロッパを目指す壮大な旅の物語。セイドゥとムッサは、豊かな生活を求めて親族に知られることなく、ダカールを離れる。しかし、彼らを待ち受けていたのは想像を超える数々の困難だった。いわば現代版オデュッセイアの本作は、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)やマルチェッロ・マストロヤンニ賞(若手俳優賞)などを受賞、アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた。『ルボ』(2023)ジョルジョ・ディリッティ(『やがて来たる者へ』)の長編5作目は、第2次世界大戦下のスイスで移動型生活集団のイェニッシュを襲った悲劇をベースに創作された大作。1939年、大道芸人のルボはナチスドイツ軍の侵攻を防ぐため、スイス軍に招集される。その直後、優生学の原理に基づく国家の再教育プログラムの一環として3人の子どもは連れ去られ、それを止めようとした妻は殺されてしまう。主演は、国際的な活躍がめざましいドイツのフランツ・ロゴフスキ。ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品。『そう言ったでしょ』(2023)★豪華キャストを迎えたジネヴラ・エルカンの長編2作目は、異常気象で冬に50度に達するローマを舞台に、様々な問題を抱える人々を描くディストピア的群像劇。わずかなファンにしがみつく元ポルノスターと彼女に夫を寝取られた妻。元ヘロイン中毒の神父とアメリカから亡き母の遺灰を持ってやって来るその妹。アルコール中毒と闘いながら幼い息子の親権を取り戻そうと必死な女性とその元恋人。世界が終末に向かっていくような中で、人々は避けてきた個々の問題に向き合わざるをえなくなる。『あなたのために生まれてきた』(2023)実話を基に同性愛者が親権を得るために闘う姿を描くファビオ・モッロの監督5作目は、現在における家族の形を問いかける心温まるドラマ。カトリック教徒で情熱的なルカは、障害者施設でボランティアをしているゲイのナポリ人。子どもを迎えいれて、パートナーと共に親になることを望むルカだが、ゲイの独身者やカップルには養子縁組は認められていなかった。生まれて間もなく病院に置き去りにされたダウン症児アルバの親になるために、ルカは奮闘する。『まだ明日がある』(2023)★人気コメディエンヌのパオラ・コルテッレージが監督業に初挑戦し、自ら主演。取りあげたテーマは、家庭内虐待と女性の権利で、戦後のローマで夫からの虐待に苦しむ主婦を本人が演じている。デリアは、イヴァーノの妻で3児の母。イヴァーノは、ときには辛辣な言葉で、ときには暴力で一家の大黒柱が誰なのかを皆に思い知らせていた。娘の幸せだけを願っていたデリアに謎めいた手紙が届き、彼女の人生が変わる。本国ではハリウッドの大作を押しのけて、2023年の興行収入ランキングのトップに立つ大ヒットを記録した。『ヴォラーレ』(2023)★イタリアの大女優マルゲリータ・ブイが監督デビュー。主演も兼ねて、自身の公私を色濃く反映したコメディーを作り上げた。韓国行きの飛行機にさえ乗れれば、国際的な成功も夢ではないスター俳優のアンナビーだが、致命的な弱点があった。それは、飛行機恐怖症。娘も海外留学を決意。そこで、航空会社が運営する恐怖症を克服するための特別レッスンに申し込む。レッスンで出会ったのは問題は共有するけれども、経歴も年齢も様々な人々。はたして彼女は恐怖を克服できるのだろうか?『信頼』(2024)ダニエーレ・ルケッティ監督は、『靴ひものロンド』に続いて重鎮ドメニコ・スタルノーネのベストセラー小説から、スリリングな心理ドラマを仕立てた。教え子たちから慕われる高校教師ピエトロは、かつての教え子テレーザとの間に愛を見出す。彼女の提案で、互いの知られざる秘密を打ち明けようと提案する。その秘密とは、公になればその人の人生が壊れてしまうような衝撃的な秘密だった。主演は、ルケッティ作品に4度目の出演となるエリオ・ジェルマーノ。音楽は「レディオヘッド」のトム・ヨーク。『グローリア!』(2024)★シンガーソングライターで女優でもあるマルゲリータ・ヴィカーリオの初監督作は、歴史に埋もれた無数の女性音楽家を頌える、ポップで躍動感あふれるミュージカルドラマ。時は1800年、ヴェネチア近郊の孤児院。無口で孤独なメイドのテレーザが、音楽によって現実を作り変えることができる非凡な才能の持ち主ということは、誰も知る由もなかった。新教皇の訪問に際し音楽会が開かれることになったこ=とから、その才能が開花する。ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出された。『別の世界』(2024)イタリア喜劇を牽引するヒットメーカー、リッカルド・ミラーニ監督が最新作で主演に迎えたのは『環状線の猫のように』などでお馴染みのアントニオ・アルバネーゼ。これで5度目となる息の合ったタッグが、都会と田舎のギャップで笑いを誘う。長年ローマで小学校教師を務めてきたミケーレは、大都会での暮らしに嫌気が差していた。希望が叶い、新たに赴任することになったのはアブルッツォ州の小さな村。ローマからそれほど離れていないのに、雪が降りしきる極寒のその地は全くの別世界で、日々の生活に悪戦苦闘する。[オープニング作品]『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』(2023)1940年10月、イタリア海軍の潜水艦長サルヴァトーレ・トーダロは大西洋を航行中、撃沈させたベルギーの武装商船の乗組員たちを救助し、最寄りの安全な港まで運んでいく決断を下す。艦内に彼らのスペースを割くために、彼は敵軍から見える水面を3日間航行することを余儀なくされ、自分と部下の命を危険にさらすことに――。2023年ヴェネチア国際映画祭オープニング作品。実話を基に製作された。2024年夏、全国公開予定。[特別上映]『父 パードレ・パドローネ』(1977)羊飼いから後に言語学者になったガヴィーノ・レッダの自伝をタヴィアーニ兄弟が映画化。監督の代表作の1つであり、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した。舞台は、封建的な家父長制の残る1940年代のサルデーニャ島。羊飼いのエフィシオは息子のガヴィーノが通う小学校に押しかけ、授業を放り出させ、牧草地で牛の世話をさせる。文盲でサルデーニャ語の知識しかないガヴィーノは、やがて厳しい生活から自分を解放するための探求に乗り出す。デジタルリストア版で上映。「イタリア映画祭2024」は東京会場:5月1日(水)より有楽町朝日ホールにて、大阪会場:5月18日(土)よりABCホールにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断 2024年7月5日よりTOHO シネズ日比谷ほか全国にて公開©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES
2024年03月29日3月15日に開幕した『TBSドキュメンタリー映画祭』。3月22日(金)・23日(土)・24日(日) には大阪・名古屋・京都でも上映がスタートし、舞台挨拶も実施。ここでは、その舞台挨拶の一部をレポートとしてお届けする。<3月22日(金) 大阪 舞台挨拶>『家さえあれば ~貧困と居住支援~』【登壇者】監督:海老桂介ゲスト:田村裕(芸人)、坂本慎次(NPO法人生活支援機構ALL代表理事)生活困窮者への住宅支援を続ける坂本慎次を追った本作について、海老監督が「撮影期間は2年くらい。90分の撮影素材が120~130本くらいあり、途中で鬱になりそうになった」と冗談交じりに編集の苦労を語ると、ほぼ満席となった会場は笑いに包まれた。ナレーションを担当したのは『ホームレス中学生』という自叙伝を出したこともある麒麟の田村。「相方は声も良いが、僕はコンプレックスがあり最初は断ろうと思った。でも、映画のタイトルを聞いて僕がやらねばと思った」と当時の心境を明かした。自らの経験から「家がなくなる恐怖感。屋根や壁がない不安感。そして家に入ったときの安心感は気持ちとしてわかる」と語ると、本作の主人公でもある坂本は「孤独にさせないのが大切。正しい生活保護の知識を持った上で、今後も本当に困っている人たちに手をさしのべたい」と今後の活動継続に向けた決意を示した。『家さえあれば ~貧困と居住支援~』舞台挨拶より<3月23日(土) 名古屋 舞台挨拶>『私の家族』【登壇者】監督:久保田智子ゲスト:奥田初恵(名古屋市里親会こどもピース代表理事)2019年に特別養子縁組で新生児を家族に迎えた、元TBSアナウンサー・久保田智子監督自身の家族に迫る『私の家族』。舞台挨拶当日は満席だった。久保田監督をMCに、名古屋市里親会こどもピース代表理事の奥田初恵と養子縁組したお子さんを迎えている当事者としての話、家族の話を繰り広げた。久保田監督は「本作は『真実告知』、つまりルーツについて早い段階から話をするということを一つのテーマにしました。基本的にはどの養子縁組をした家庭でも早い段階から真実告知しようとされています」と話す。ただ現在は自身のお子さんに対して積極的に真実告知をしないようにしている。その理由は「『産みの母』という言葉への反応が、あまりそれを聞きたくないというリアクションに見えて、相談員の方と相談をして今は積極的に言うのはやめて、本人が聞きたくなったり会話の中でいえる時があれば言うようにしようとなった」と、一方的に真実告知をするのではなく、子どもの様子を見ながら伝える、伝えない、どう伝えるか選択をするという。特別養子縁組で家族となった12歳の長男がいる奥田は「私の場合は、長男は乳児院にいたので、誕生日などの節目の時には乳児院にいたんだよ、と段階的に話をしていって、こちらから言うというより、長男から出会ったときの話を聞いてくることが少しずつ増えてきて、私が答える形になっています」と自身の体験を伝えた。久保田監督は「おそらく奥田さんの家族の中では何を聞いても大丈夫だという子どもの信頼感が強くあるからこそ、そういった関係性になれているんだと思うんですね。私もそういう風に子どもを育てていくことができればいいなと思います」と奥田氏の経験から感じたことを話した。奥田は当事者同士が支え合うという活動をしており、特別養子縁組や里親に興味を持っている方からよく「血のつながりがないのにきちんと育てていけるか」という質問をされるという。奥田は「主人と結婚して家族になったということを考えると、そこに血縁がなくても家族が築けるので、子どもを迎えいれることもそれと同じように考えています」と自身がどう考えているかを話した。久保田監督は「不安が生じる理由は、見えないものに対する不安なのかなと思っています。自分で産んで育てるのであれば見えているのでなんとなく理解できるけど、血のつながりがない家族というのはあまり見えてこないのでどんどん不安になり、『血のつながりがないのに……』という質問に繋がっていくのかな」と質問の理由を解説。それに対し奥田も同意するようにうなづいていた。舞台挨拶の後は久保田監督のサイン会を実施。共感した多くの来場者一人ひとりと笑顔で交流している様子が印象的だった。久保田智子監督<3月23日(土) 京都 舞台挨拶>『サステナ・フォレスト~森の国の守り人(もりびと)たち~』【登壇者】監督:川上敬二郎ゲスト:山極壽一(総合地球環境学研究所 所長)“森の国”、日本の現在を、森の守り人たちが語る『サステナ・フォレスト~森の国の守り人(もりびと)たち~』の舞台挨拶には、川上敬二郎監督と、作品にも出演している山極壽一が登壇。実はこの日初めて本編を鑑賞した山極、「俺が出てきてびっくりしたよ」の登壇第一声で場内は笑い声に包まれ、柔らかい雰囲気の中トークがスタート。サステナブルな林業をテーマにした本作で、「道づくり」がひとつのキーワードになっていることに着目した山極。実際に新しい林業で一度過疎化した村が復活した場所では、“道が残っていた”ことが復旧の大きな理由になっていることを例に挙げた。そして「日本という“森の国”で守り人が少なくなる中、たくさんの人たちが頑張っていることを目の当たりにした」という川上監督の話を受けて「かつて男性の仕事だった林業に、技術の進化もあり、女性たちの進出が目立ってきているし、若い人たちが自然と付き合いながら、自然を再生させるということを楽しみながら林業に携わるようになってきているのも素晴らしいこと」と山極が続けた。『サステナ・フォレスト~森の国の守り(もりびと)たち~』舞台挨拶よりまた本作では“小さな林業”“自伐型林業”に着目し紹介していることを受け、「林業だけではなく、エネルギーなどほかの分野にも通じること、これから栄えるのは分散型の産業」とし、川上監督が劇中の山極のインタビューを引用し、「新しい発想と今のテクノロジー、そこに古くからの知恵を掛け合わせることの重要性」と結んだ。その後話題は“持続可能性を秘めた森と教育”へと繋がり、農業・林業、さらには教育まで及び、来るべき日本の未来を考える示唆に満ちたものとなった。<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』3月15日(金) より東京、大阪、京都、名古屋、福岡、札幌で順次開催『TBSドキュメンタリー映画祭2024』キービジュアル東京:3月15日(金)~28日(木) ヒューマントラストシネマ渋谷大阪:3月22日(金)~4月4日(木) シネ・リーブル梅田愛知:3月22日(金)~4月4日(木) センチュリーシネマ京都:3月22日(金)~4月4日(木) アップリンク京都福岡:3月29日(金)~4月11日(木) キノシネマ天神札幌:3月30日(土)~4月11日(木) シアターキノ公式サイト:
2024年03月26日新人俳優・三宅朱莉と水川あさみが共演した、若手クリエイター・村瀬大智監督の長編商業映画デビュー作『霧の淵』がブルガリア最大規模の映画祭、第28回ソフィア国際映画祭のメイン部門であるインターナショナルコンペティションにて上映され、first or second filmsシネマトグラフィ特別賞を受賞した。ソフィア国際映画祭は、27年の歴史を持つブルガリア最大規模かつ中央・東ヨーロッパ圏を代表する映画祭。今回本作が選ばれた部門は、世界の新進気鋭監督のデビュー作及び2作目の長編が13作品ノミネートされた部門。日本からは、招待作品として参加した『怪物』『PERFECT DAYS』と本作のみの3作品が上映。日本の映画に触れられる機会にブルガリア現地の観客からは強い関心と嬉しさの声が寄せられていた。さらに会場・Odeon Cinemaでの上映には老若男女問わず幅広い観客が来場し、上映後は拍手喝采、涙を見せる観客の姿も。本作が撮影された奈良県・川上村と同様に、遠く離れたブルガリアの地方都市でも若年層の流出が止められない現実があり、本作で描かれていることに共感し、多くの観客に深く響いている様子が見られた。そして、現地時間3月23日(土)21時(日本時間3月24日(日)午前2時)に開催された授賞式にて、本作がfirst or second filmsシネマトグラフィ特別賞を受賞。現地での上映、授賞式に立ち会った村瀬監督は「ブルガリアという一見、川上村とは繋がりがない土地でこの映画が流れ、映画が僕達の手から離れて観客へ届き、染み込んでいく時間。これ以上素敵な時間はないと思います」と語り、「言葉が通じなくても言葉の代わりになる映画の素晴らしさを実感した日々でもありました」と喜びをコメント。シネマトグラフィ特別賞を受賞した撮影監督・百々武からは「40歳で移住した川上村で出会い、支えてくださる村の皆様に、良いお知らせを届けることができて、大変嬉しく思っております。『霧の淵』が、これからたくさんの人々に届くことを願っております」と感謝の思いと、来月の日本公開に向けたコメントが到着。百々さんは本作の舞台である奈良県川上村で撮影した写真集をきっかけに村瀬監督と出会い、本作で初めて映画作品で撮影監督を務めた。また、受賞のニュースを受けた主演の三宅さんからは「初めての映画出演 初めての主演 思い入れの深い作品で、このような素晴らしい賞を頂けて、本当に喜びを感じています」と喜びの声が到着。水川さんからは「『霧の淵』の神秘的で美しい映像と静かなテーマ性が国を越えて伝わっていると思うと喜びで胸が熱くなります」とのコメントが届いている。さらに今回、海外映画祭で絶賛された三宅さんが演じる娘・イヒカと、水川さんが演じる母・咲の新しい場面写真が解禁。娘・イヒカが母・咲を見守り、母はこの先の人生に想いを巡らす、母と娘の複雑な想いが垣間見れるシーンを切り取った。本作が招待を受けた釜山国際映画祭では「2人は主に沈黙、視線などを通して自分の感情を表現している」と2人の演技にも注目が集まっていた。本作は公開前に次々と海外映画祭にて上映され、第72回サン・セバスチャン国際映画祭の新人監督部門に最年少で選出、「奥深い日本の暮らしを描いている」と賛され、アジア最大規模の映画祭、第28回釜山国際映画祭でもA Window on Asian Cinema部門招待作品としてアジアプレミアを果たしている。『霧の淵』は4月6日(土)よりユーロスペースにて先行上映、4月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:霧の淵 2024年4月6日よりユーロスペース先行上映、2024年4月19日より TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2023“霧の淵”Nara International Film Festiva
2024年03月25日今年で4回目となる『TBSドキュメンタリー映画祭』が3月15日(金) に開幕し、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて15日(金)・16日(土)・17日(日) に各作品の舞台挨拶が実施された。さまざまな作品の監督や出演者が登壇し、満席が続出した舞台挨拶の一部をレポートとしてお届けする。『私の家族』【登壇者】監督:久保田智子ゲスト:杉山文野(東京レインボープライド代表)2019年に特別養子縁組で新生児を家族に迎えた、元TBSアナウンサー久保田智子監督自身の家族に迫る『私の家族』。久保田監督は、「作り手としては取材対象に近づいて生の映像を撮りたいと思うけれど、一方で自分は取材される側でもあって……。そこには自分を守りたいという気持ちもありました。曝け出して大丈夫なのか?私の家族はどう思うのか?そんな葛藤がありました」と心境を吐露。不安な背中を押してくれたのは「せっかく作品として発表するのならば、社会に影響を与えられる方が良いのではないか?」という夫からの一言だったという。久保田監督は「この作品は家族が賛成してくれたからこそ出来た映画」と家族のサポートに感謝していた。久保田智子監督また久保田監督は、「特別養子縁組を選択する前は、家族とは子供を産んで育てることだと思っていました。それが自分に出来ないと思った時に、急にマイノリティーになる瞬間があると感じました。当たり前が出来ないと知った時に、どう生きたらいいのかわからない葛藤もありました。その意味でも選択肢があることは大切。一般的な当たり前から外れても選択肢さえあれば別の選択をすればいいと前向きに思えるから」と、特別養子縁組を経ての想いを口にしていた。舞台挨拶ゲストとして登場したのは、東京レインボープライドの代表で自身もトランスジェンダーの杉山文野。友人からの精子提供により、パートナーとふたりの子供を育てている杉山氏。本作を観て、「自分には子育ては出来ないと思っていたので、ゼロだと思っていた分、実際に子育てが出来るとそのふり幅分楽しんでいるところがあります。血の繋がりさえ気にしなければ、子育ては出来る」と実感したという。LGBTQ+当事者で実際に子育てをしている人もいるそうだが、「日本では法的なハードルがあり過ぎてその数は限られている。選択肢が増えることによって子育てへの様々な関わり方が生まれたら嬉しい」と時代の変化に期待していた。杉山文野舞台挨拶の最後に久保田監督は、「自分のありのままを受け入れるのは難しかったけれど、ありのままの自分を受け入れて生きるしかないと思うことが出来て、それを発信するところまで来たわけですから、作品が完成して上映に立ち会っていることが感慨深いです」と噛み締めるようにコメントした。『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:古川流唯、内海太一、設楽賢、高垣博之、國村諒河、岡大和、小辻庵、関優樹、永遠、加藤青空名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分、カラフルダイヤモンドの奮闘を追った『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』。舞台挨拶には、津村有紀監督とカラフルダイヤモンドのメンバーから古川流唯、内海太一、設楽賢、高垣博之、國村諒河、岡大和、小辻庵、関優樹、永遠、加藤青空が登壇した。カラフルダイヤモンドチケット即完で迎えたこの日の舞台挨拶。古川は「凄く緊張していたけど、皆さんに笑顔で待っていただけて……。そして僕らカラフルダイヤモンドの歴史を見てもらえて嬉しいです!」と喜色満面。設楽も「場内に入った瞬間、皆さんの顔がいっぱいあって良かった。ドキュメンタリーということで堅苦しいイメージもあったかもしれないけれど、皆さんが笑顔で観てくれたのが嬉しいです。この作品を通して僕らの魅力が伝わったら!」と期待を寄せた。高垣は、「感動的なシーンもあったので、皆さんのお顔に涙の跡の線2本があったら嬉しい。ポップコーンを食べながらカラフルダイヤモンドを見ることはレア体験。2回目を見る人は、ポップコーンをマストで作品を見てほしいです!」とお勧め。岡は「上映初日という特別な空間を皆さんと一緒にいられるのが幸せです。ステージに立って良かった、ドキュメンタリー作品になって良かったと思えました!」と感激していた。グループにとって初の密着取材となった本作。これに小辻は「初の密着ということで緊張したけれど、メンバーそれぞれの顔がしっかりと映っていて、しかもメンバーの知らないところも知れたりして嬉しかった」と達成感を覚えたことを明かす。関は「真面目に語っているシーンは正直ド緊張しました。でも監督とどんどん打ち解けて、素の表情になっていきました。インドカレー屋さんのシーンでは、思わず素の姿になっています!」と見どころポイントも挙げていた。永遠は、「映画の経験もドキュメンタリーの撮影も初めてだったのでド緊張。それもあってか僕は素が出る前に撮影が終わりました。……この作品に映っている永遠は、永遠の中の永遠じゃないところが出ています。まさに永遠役の永遠でした」といまだ緊張しきり。加藤も「カメラや照明、そして何人もの大人に囲まれて、そんな中で椅子に座らされて質問されて……。緊張しないわけがない!カメラには映っていないけれど手はブルブルでした。ヤバかったです!」と大いに緊張していたことを明かしていた。劇中には、國村と内海が神妙な面持ちで本音を吐露するシーンも。内海は「お好み焼き屋さんで1時間語る予定が、大いに盛り上がって3時間くらいになった。お店の席に座った時は緊張していたけれど、本音をぶつけ合うことが出来ました」と回想。國村も「毎日会っているのに、最初は元彼に会ったみたいな気まずい雰囲気に(笑)。一緒に暮らしているのに、『最近元気?』とか聞いたりして。でも自分の中で思うところもあったので、今日はその話をするぞと挑んだ。あの瞬間に思いをぶつけることが出来て、本音トークが出来ました」と手応え。内海は「あの本音のぶつけ合いをきっかけに前に進めた気がする」と本作の撮影がグループとしてのターニングポイントだと実感していた。そんなメンバーたちの姿に、津村監督は「彼らはこちらが質問を投げかけなくても色々な話をしてくれて、それが自然とドキュメンタリーになった。グループとしてはもちろんの事、それぞれ個人としても考えが深くて、ご本人たちの哲学も滲み出しています。私は彼らよりも倍以上の年齢だけれど、彼らの考えや悩みが重なるところもあって勉強になりました」と影響を受けていた。津村有紀監督舞台挨拶の後には、カラフルダイヤモンドのメンバーたちが観客を見送る「ハイタッチ会」も実施。映画の感想や応援メッセージを伝えられたメンバーたちは、ますますまぶしい笑顔を見せていた。ハイタッチ会の模様第4回の開催となる今年の『TBSドキュメンタリー映画祭』では、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマに迫る「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障害など多様な生き方や新たな価値観を描く「ライフ・セレクション」、五感を司る表現者たちやテーマを通し新たな感性に出会う「カルチャー・セレクション」と、3つのテーマに沿って選ばれた15作品を上映。そのほかの上映作品は以下の通り。<上映作品>『坂本龍一 WAR AND PEACE 教授が遺した言葉たち』『サステナ・フォレスト ~森の国の守り人(もりびと)たち~』『家さえあれば ~貧困と居住支援~』『102歳のことば~生活図画事件 最後の生き証人~』『リリアンの揺りかご』『方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~』『魚鱗癬と生きる ー遼くんが歩んだ28年ー』『劇場版 僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる~』『映画 情熱大陸 土井善晴』『最後のMR.BIG~日本への愛と伝承~』『ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』『旅する身体~ダンスカンパニー Mi-Mi-Bi~』『BORDER 戦場記者 × イスラム国』<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』3月15日(金) より東京、大阪、京都、名古屋、福岡、札幌で順次開催『TBSドキュメンタリー映画祭2024』キービジュアル東京:3月15日(金)~28日(木) ヒューマントラストシネマ渋谷大阪:3月22日(金)~4月4日(木) シネ・リーブル梅田愛知:3月22日(金)~4月4日(木) センチュリーシネマ京都:3月22日(金)~4月4日(木) アップリンク京都福岡:3月29日(金)~4月11日(木) キノシネマ天神札幌:3月30日(土)~4月11日(木) シアターキノ公式サイト:
2024年03月18日六甲山観光株式会社(本社:神戸市灘区 社長:寺西公彦)は、2024年8月24日(土)から11月24日(日)まで神戸・六甲山上を舞台に現代アートの芸術祭 「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」を開催します。この度、第一弾招待アーティスト23組が決定しましたのでお知らせします。今年も出展アーティストを充実させており、公募アーティストを含め約60組が出展予定です。また本芸術祭開催にあたり、3月15日(金)~5月31日(金)の期間、通常価格よりも大変お得な「ナイトパス付鑑賞パスポート」「鑑賞パスポート」の早割価格での販売を再開します。さらに、「ひかりの森~夜の芸術散歩~」を鑑賞できる「ナイトパス」もWEBにて早割価格で販売を開始します。《第一弾 招待アーティスト》※50音順いくらまりえ、ウ・ヒョンミン、小畑亮平、開発好明、金氏徹平、川俣正、北川太郎、城戸みゆき、佐藤圭一、さわひらき、鈴木将弘、高田治、高橋匡太(※1)、高橋瑠璃(※1)、生田目礼一、春田美咲、布施琳太郎、船井美佐、松田修、三梨伸、宮永愛子、葭村太一、WA!moto.“Motoka Watanabe”(2024年3月15日現在)※公募アーティストは5月6日(月・祝)まで募集しています。6月下旬に決定します。詳しくは( )をご確認ください。各アーティストのプロフィールは下記に掲載の「出展決定 招待アーティスト」をご確認ください。◆「早割パスポート」の販売について【販売券種】ナイトパス付鑑賞パスポート…有料会場+「ひかりの森~夜の芸術散歩~」会場への入場鑑賞パスポート…有料会場への入場ナイトパス…「ひかりの森~夜の芸術散歩~」会場への入場※当芸術祭会期限定で「シダレミュージアム」に割引入場できるセット券も販売します。詳しくは次項の開催概要をご覧ください。【販売期間】2024年3月15日(金)~5月31日(金)【販売場所】e+、チケットぴあ、asoview!、ローソンチケット、ArtSticker、HHcrosstowns、LINKTIVITY《神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond開催概要》【会期】2024年8月24日(土)~11月24日(日)【会場】ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)※ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア(一部会場)、風の教会エリアは有料会場関連イベント[ひかりの森~夜の芸術散歩~]【会期】2024年9月21日(土)~11月24日(日)の土日祝の夜間【会場】ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園【料金】大人=中学生以上、小人=4歳~小学生 3歳以下無料※上記に大人+800円、小人+400円で「シダレミュージアム」に割引入場できるセット券も販売。主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社 総合ディレクター:高見澤清隆■2024年の取り組みの4つの柱神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondでは、昨年に引き続き以下の取り組みに注力します。出展アーティストの充実過去最多となる招待・公募を合わせた60組以上のアーティストの参加を予定しています。国内外から幅広い視点で活動しているアーティストの作品をご紹介します。また、公募作品の募集条件を向上し、より優れた作品を募ります。芸術祭の象徴となる拠点エリアの充実2023年にROKKO森の音ミュージアムに新設した野外アートゾーンをさらに拡充し、会期外でも四季を通じてアート作品を鑑賞できる場を充実させます。トレイルエリアの増設山中の散策路沿いに作品を展示するトレイルエリアをさらに広げ、アート鑑賞の楽しさとともに六甲山の新たな魅力にも出会えます。こどもたちがアートに触れ合える機会の創出ワークショップ等を通じて自然の中で子どもたちが現代アートに触れられる機会を増やし、次世代の文化芸術の担い手や支え手を育てていきます。出展決定 招待アーティスト(※1)高ははしごだか。六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月15日