レッグ・インナーウエアメーカーの福助は30日、ドムドムフードサービスとのコラボ商品を発表。3月下旬より、百貨店、福助直営店、福助オンラインストア、DOM DOMオンラインショップなどで順次発売する。「ドムドムハンバーガー」とのコラボレーションソックス「DOM DOM×フクスケ」や、各社のアイコン「福助」と「どむぞうくん」を合体させた新キャラクター「ドムスケ」をモチーフにしたアクリルキーホルダーやステッカーなど展開する。
2024年03月30日第二回 中村福助・児太郎の会『三本の糸』が、2024年3月27日(水) に東京・東京国際フォーラム ホールCで開催されることが決定した。本公演は、2013年に病に倒れ、今もリハビリを続けながら舞台に立ち続けている中村福助と、彼を傍で常に支えてきた息子の中村児太郎による公演の第2弾。今回は歌舞伎『三人吉三巴白浪』を題材にし、現代を生きる人々に“生きること”を問うアクションエンターテインメントとなっている。企画・構成は児太郎、演出・脚色は市川青虎、脚本は久保田創がそれぞれ手がける。共演には、松田凌、中村莟玉、小見川千明、安田桃太郎、Λuciferの越中睦士が名を連ねている。チケットは一般発売が2月17日(土) 10時よりスタートする。<公演情報>第二回 中村福助・児太郎の会『三本の糸』企画・構成:中村児太郎演出・脚色:市川青虎脚本:久保田創【出演】中村福助中村児太郎松田凌中村莟玉小見川千明安田桃太郎越中睦士ほか【日時・会場】2024年3月27日(水)昼の部:開場13:30 / 開演14:00夜の部:開場17:30 / 開演18:00会場:東京・東京国際フォーラム ホールCチケット情報:()公式サイト:
2024年02月15日タレントでアーティストの香取慎吾がこのほど、福助のCIマーク“福助”をアート作品として描き起こした。この作品は、同社が今年創業140周年を迎えたことを記念し実現したもので、同作品を用いたプロモーション活動が2023年7月まで実施されるという。作品のタイトルは「fukuske-chan」。 美しいカラーリングと大胆かつ繊細なタッチで描かれた“福助”の優しく、愛らしい表情で、ハッピーな気分を届けてくれそうな、まさにラッキーゴッドにふさわしい作品。このデザインは2023年7月までの期間限定で、同社の直営店舗や店頭、ホームページやSNS等で披露される。香取は「福助ちゃん! これからもポっ、と温かくみんなを包みこんで下さい。福助140周年おめでとうございます!」とコメントしている。なお、1900年(明治33年)より“福助”マークを商標にしている同社にとって、“福助”をアート作品として描き起こすこと、CI以外の“福助”マークを企業キャンペーンのデザインに採用するのは初めてのこと。同社はかねてより、香取のアーティスト活動や作品に高い魅力を感じており、2021年には香取とスタイリスト祐真朋樹氏がディレクターを務める「JANTJEONTEMBAAR(ヤンチェオンテンバール)」との商品コラボレーションが実現。 そして、そのような縁から今回の企画も実現し、「心より嬉しく思うとともに、より多くの方に当社を知っていただく機会になることと確信しています」としている。
2022年10月03日ベアブリック(BE@RBRICK)と福助がコラボレーションした「福助 ベアブリック」第3弾が登場。2018年7月6日(金)から、福助直営店、メディコム・トイ(MEDICOM TOY)直営店などで数量限定販売される。クマ型フィギュア・ベアブリックと、足袋や靴下などを販売する福助がコラボレーションし、2016年、2017年に発売してきた「福助 BE@RBRICK」。第3弾となる今回のコラボレーションでは、「福助 BE@RBRICK」が、金色に輝く和装・裃(かみしも)を纏う。また、通常サイズ7cmの"100%"と、存在感のある28㎝"400%"をセットに。インパクト大の黄金のベアブリックは、コレクター垂涎のアイテムになりそうだ。【詳細】「福助 BE@RBRICK金メッキ 100% & 400% セット販売」12,000円+税発売日:2018年7月6日(金)※福助オンラインストアのみ6月15日(金)11:00より先行予約開始。取扱店舗:福助直営店、福助オンラインストア、メディコム・トイ直営店、メディコム・トイ オンラインストア※数量限定、無くなり次第終了。
2018年06月18日6月28日、東京・歌舞伎座新開場柿葺落「八月納涼歌舞伎」に出演する坂東三津五郎、中村福助、中村扇雀、中村橋之助、坂東彌十郎、中村勘九郎、中村七之助が揃いの浴衣に身を包み、歌舞伎座タワー5階の屋上庭園で制作発表会見を行った。歌舞伎座の建替え前は8月の恒例となっていた「納涼歌舞伎」。新しく開場した歌舞伎座で4年ぶりに復活する。三津五郎は「この納涼歌舞伎を引っ張ってくれた中村屋(勘三郎)は新しい歌舞伎座での納涼歌舞伎を楽しみにしていました。残念なことにそれは叶いませんでしたが、彼のいない穴を感じさせないよう、ここにいる7人で力を合わせて、一生懸命盛り上げていきます。どうぞご声援のほどよろしくお願いします」と挨拶。続けて福助が、「我々にとって、とても大切な興行です。勘三郎の兄さんも上から力を貸してくれることと思います。勘九郎と七之助が中村屋代表で力をいっぱい出してくれるでしょう。心の中では兄さんと一緒に勤めていきたいと思います」とコメントした。また、扇雀、橋之助、彌十郎もそれぞれ次のように語った。「まさか自分が『狐狸狐狸ばなし』の伊之助をやるとは夢にも思わなかった。新しい歌舞伎座で前へ前へと進んでいく私たちの姿をみなさんにお見せしたい」(扇雀)、「先輩方の情熱を間近でみて、芝居の面白さ、作り方を見てきました。その熱い思いを継いでいくのが、僕たちの使命であり、中村屋の兄貴への恩返しだと思っています」(橋之助)、「中村屋がいつも、“俺たちチームだから”と言ってました。中村屋が見ていたらどう思うか、OKサインもらえるかなって思いながら、今後は観客のみなさまからOKサインをいただけるよう懸命に勤めたい」(彌十郎)。勘三郎への想いを込めて意気込みを語る出演者たち。それを受けて勘三郎の息子である勘九郎と七之助は「納涼歌舞伎は父が楽しみにしていた公演です。いろんなものをやりたいという企画が本当に進んでおりました。今回は残念なことになってしまいましたが、父が歌舞伎座で一番最初に踊りたかった演目であろう、『鏡獅子』を七之助と交代で踊らせていただき、ほんとうに幸せです。父の意思と魂を引き継いで一生懸命勤めたいと思います」(勘九郎)、「みなさまがおっしゃってくださった想いは、空の上で父も喜んでいると思います。そして出られない悔しさもいっぱいだと思います。私もチームの一員として戦力になれるように勤めてまいります」(七之助)と話していた。公演は8月2日(金)から24日(土)まで、東京・歌舞伎座にて。チケットは7月12日(金)より一般発売開始。なお、チケットぴあではプレリザーブ先行を7月4日(木) 11:00より7月10日(水) 11:00まで受付。
2013年07月04日歌舞伎俳優の中村福助が、9月1日に開幕した東京・新橋演舞場の『秀山祭九月大歌舞伎』夜の部で、女方の舞踊の中でも屈指の大曲『京鹿子娘道成寺』の白拍子花子を勤めている。昨年9月の秀山祭が最後の舞台となった亡き父、七世中村芝翫を偲んでの上演だ。福助に公演への思いを訊いた。『秀山祭九月大歌舞伎』チケット情報『京鹿子娘道成寺』は、恋に狂った清姫が蛇となって若僧・安珍を鐘ごと焼き殺したという、紀州道成寺に伝わる安珍清姫伝説の後日譚とされている。ただし歌舞伎においては娘の執念よりも、若い娘の恋心を様々な形態で描き出す華やかな舞踊として、多くの人に愛されてきた。2年ぶりに舞う福助は、公演を前に息子・児太郎と共に道成寺を訪れ「歌舞伎役者だけでなく、本当にたくさんの方がなさっている、憧れの踊り」であることを再確認したという。「踊りが得意だった父が2000年に“一世一代”と銘打って踊り納めたのが、この『道成寺』でした。“父を偲ぶ”という気持ちで勤めさせていただけることは、本当に有り難く感謝しております。『道成寺』は父から手ほどきを受けて、福助襲名の際には六世中村歌右衛門のおじに教えていただきました。ふたりに共通しているのは、品格を大事にすること、根底に“娘”というものが流れていることです。その教えを大切にしています」。今回後見を勤めるのは長男の児太郎だ。「受け継いできたものを、次の世代にバトンタッチしていきたい」という思いがある。昼の部では『寺子屋』の千代を演じている。夫・松王丸の義理ある人のために幼い息子の命を差し出す、悲しくも気丈な女性だ。今回は我が子を身替わりにするため寺子屋へ連れていく「寺入り」から始まる。「切ないシーンですね。子どもを置いてきたという辛い気持ちを、楽屋に戻ってからも維持するように心掛けております」。松王丸は市川染五郎が演じる予定だったが、8月末の大けがを受けて休演に。「稽古で吉右衛門のお兄さんがとても詳しく教えていたので、私も楽しみでした。もちろん一番悔しい思いをしているのは染五郎さんですが、その思いを背負った吉右衛門のお兄さんが、精魂込めて松王丸を演じていらっしゃいます」。9月15日(土)は夜の部開幕前にトークショーを行う。「今回はビフォートークなので、ちょっとしたポイントを聞いてから観ると分かりやすかったり、歌舞伎に親しみがわいてくだされば嬉しいです。歌舞伎は敷居が高いという印象が強いので、こういう機会をどんどん設けていきたいですね」。『秀山祭九月大歌舞伎』は9月25日(火)まで、東京・新橋演舞場にて上演。チケットは発売中。中村福助のトークショー観覧にはトークショー付きチケットが必要。なおチケットぴあでは、トークショーとお弁当がセットになった観劇チケットを発売中。取材・文:山上裕子
2012年09月07日中村福助、市川海老蔵、片岡愛之助らが出演する新橋演舞場『八月花形歌舞伎』が8月4日初日を迎えた。『八月花形歌舞伎』チケット情報昼の部は、運命に翻弄される女と男の因果を描く鶴屋南北の人気作『桜姫東文章』を上演。海老蔵が扮する悪党が福助演じる桜姫を犯す大胆な濡れ場が見どころ。夜の部『伊達の十役』は2010年1月に海老蔵が演じ、40数回におよぶ早替り、迫力の宙乗りにダイナミックな大道具の仕掛けで大評判となった舞台の再演。福助と海老蔵は初日に向けて以下のコメントを発表した。■中村福助のコメント「桜姫を演じるのは、今回で2度目になります。登場人物たちが、ちょっとした歯車の食い違いから、運命の糸にたぐられるように動いていき、みんなが磁石のように吸いつけられていく。そして、全員が最終的には自分の本能で生きてしまう。人間の性(さが)を感じさせる作品で、現代にも通じるところがあると思います。ストーカー、衝動殺人、ドメスティック・バイオレンスなど。一歩間違えば、人間はこうなってしまうというあやうさが面白く描かれています。オリンピックでは、アスリート達が毎日熱い戦いを繰り広げ、多くの感動、勇気、パワーを頂いております。私たちも彼らに負けぬよう、皆で力を合わせ、熱い舞台をお見せして、お客様に感動と興奮をお届けします!」■市川海老蔵のコメント「『桜姫東文章』の権助は、父(團十郎)に習いましたが、父の権助は非常に色気があり、できるだけ吸収して父のやったようにできたらと思います。権助という役は、僕のもっている一部分と通じるところがあるので、役作りは特に必要ないです(笑)。2年半前に初役で取り組んだ作品ですが、再演させていただけることになり、死ぬ気でかかることのできる作品がまたひとつ増えた喜びでいっぱいです。(猿翁と)初共演させていただいた7月に続き、猿翁のおじさまの演出で『伊達の十役』に取り組むというのも、非常に感慨深いです。どんどん早替りしていく場面もあり、その一方で、じっくり古典として見ることのできる作品でもあります。お客様に楽しんで観ていただけるよう務めます」。公演は8月23日(木)まで、東京・新橋演舞場にて上演。チケットは発売中。なお、チケットぴあでは桟敷席と新橋演舞場の数量限定人気メニュー「うな重」がセットになった桟敷席(食事付)も発売中。
2012年08月06日義理や人情を超えた熱い男の友情。俳優の津川雅彦が映画監督名のマキノ雅彦として演出を手がける舞台が『男の花道』だ。日本一の女方歌舞伎役者・加賀屋歌右衛門(中村福助)と天才医師の土生玄碩(中村梅雀)が、それぞれプロフェッショナルとしての誇りと、自らの命をかけて、お互いを信じ合って行動する友情の物語が描かれる。7月の開幕に先立ち、都内の稽古場を訪ねた。『男の花道』公演情報この日の稽古は、満員御礼の舞台にあがる歌右衛門のもとへ、玄碩の切腹の危機を知らせる手紙が届き、自分の眼病を治した恩人である玄碩を助けようと、歌右衛門が舞台を抜けることを決意するクライマックスのシーン。マキノ監督は各役者について、こういう気持ちでといった抽象的な言葉ではなく、「このセリフで声のトーンを上げて」など、具体的な言葉で演出をつけていく。福助と梅雀に対しては、細かく演出を指示することはないが、稽古に区切りがくると、逆に福助がすぐにマキノのところへ行ってアドバイスを求め、その姿からはお互いの強い信頼関係が感じられた。劇中劇である歌舞伎『櫓のお七』を披露するシーンは歌舞伎俳優・中村福助の本領発揮だ。背後にいる人形遣い役に操られるように、役者が人形の動きをまねて、人形浄瑠璃のように動く“人形振り”という手法で踊り、歌舞伎では見せ場にもなっている。福助は2009年の歌舞伎座さよなら公演などで『櫓のお七』を演じており、人形振りのシーンはまさに独壇場。マキノ監督もここでは静かに見守り、福助が足音を強調するツケ打ちのタイミングなどをスタッフに細かく指示。このシーンでは本格的な歌舞伎の踊りを楽しめそうだ。人形になりきる歌右衛門だが、その途中で玄碩からの手紙を受け取ると、ことの事態を理解して、みるみる人間らしさをとりもどしていく。その後、舞台を抜けるために、歌右衛門が役者生命をかけて客に許しを請う場面では、福助が顔を真っ赤にさせて、なりふりかまわずに演じる姿が印象的だった。この日は音楽を担当した宇崎竜童も稽古場を訪問。自身が制作した音楽がどのように芝居と絡み合うかを確認していた。歌舞伎のような独特の節がついたセリフ回しではなく、初めてでも聞き取りやすい言葉で進行し、予備知識を必要としないシンプルなストーリーの本作。歌舞伎世界を色濃く反映させつつも、歌舞伎を知らない人でも、演技や演出を十分に堪能することができそうだ。7月1日(日)から5日(木)まで大阪・新歌舞伎座、7月7日(土)・8日(日)は岐阜・羽鳥市文化センター、7月12日(木)から26日(木)まで東京・ル テアトル銀座 by PARCOにて上演される。取材・文:大林計隆
2012年06月29日