福士蒼汰ら出演「大奥」17話が11月15日オンエア。阿部正弘を演じた瀧内公美に「正弘役の瀧内さんに心打たれました」「10話くらい家定と正弘の話を見ていたかのような濃さ」などの声が送られるとともに、井伊直弼役・津田健次郎にも注目するコメントも上がっている。若い男子にのみ感染する病のせいで女性が社会の担い手となったパラレル江戸時代を舞台にした、よしながふみの人気コミックをドラマ化。大政奉還までの長大な歴史絵巻を豪華キャストと美麗な映像で描き上げる本作。前回から放送されている「幕末編」ではついに赤面疱瘡を撲滅し、男子も社会で活躍できるようになった時代に、父である家慶から虐待を受けてきた家定が、老中となった阿部正弘と大奥に上がった瀧山によって救われ、そこに家定の正室として薩摩から胤篤がやってくるまでが描かれた。キャストは家慶の慰み者であったが、正弘に救われた13代将軍の家定に愛希れいか。家康の影武者・阿部正勝の子孫、阿部正弘に瀧内さん。正弘を守るため家慶にすら刃向かった瀧山に古川雄大。正室として薩摩からやってくる胤篤に福士さんといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。家定の正室としてやってきた胤篤の美貌に瀧山は驚き動揺する。油断はできないと心配する瀧山だが、一方で家定は胤篤と距離を縮めていく。家定がアメリカとの通商条約について思案を巡らせるなか市中ではコレラが蔓延。そんななか胤篤は家定を散歩に連れ出す。歩くことで食事をとるようになり体力がついていく家定。だが家定が健康になっていく一方、正弘が病に倒れる…というのが17話の物語。病で侵された正弘は瀧山に自分たちが出会った頃を思い返し「あの頃の私は広い空さえあれば、自分がどこまでも羽ばたいていけるものと考えておった。まさか己の翼が折れて飛べぬようになる日がくるなど、夢にも思わなんだ」と悔しさをにじませる。そんな正弘を瀧山は抱きかかえ家定のもとに連れて行く。病で弱った正弘を前に家定は乗馬を披露してみせ、「今度は私がそなたの身代わりを務める」と告げる。すると正弘は身代わりは自分の役目、としたうえで最後まで自分に役目を全うさせて欲しいと話す。「上様の過去も病も全て私があの世に、私にお運びさせてください」と口にし、「どうかこれよりは誰よりもお幸せになってくださいませ」と号泣する…。「時代を見据えていながら志半ばでの悔しさを語る場面…正弘役の瀧内さんに心打たれました」「もう10話くらい家定と正弘の話を見ていたかのような濃さでめちゃくちゃ感情移入してしまった」「明らかに命の灯火が消えゆくさなか、最後まで笑顔を絶やさず「私も悔しいのだ」と涙を零すその姿。ドラマ大奥の阿部正弘の真骨頂だった」など、正弘を演じた瀧内さんの演技に感動の声が殺到。一方、今回のエピソードでは井伊直弼役で津田健次郎が出演。「津田健次郎の顔芸がすごかった」「出て声を発するだけで、その世界が津田健次郎さんになってしまうのすごい」「津田さんの井伊直弼が暗躍しそうな次回も楽しみ」などの反応が上がっていた。【第18話あらすじ】通商条約の調印を進めていた堀田の失態に加え、正弘の死が重なった家定の心痛は尽きず、床にふせてしまったという知らせを聞き家定を心配する胤篤のもとに瀧山から思いもよらぬ知らせが舞い込む。開国派と攘夷派の思惑がひしめきあうなか、大老に就任した井伊は徐々に立場を強めていく。瀧山と胤篤は条約の締結を推し進める井伊を懸念するが…。ドラマ10「大奥」は毎週火曜22時~NHK総合ほかで放送中。(笠緒)
2023年11月15日福士蒼汰が、ABCテレビの日10枠で2024年1月よりスタートする脚本・遊川和彦によるオリジナル作品「アイのない恋人たち」に主演する。本作は、「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」…。それぞれにアイが欠けている者たちによるラブストーリー。2024年の東京に生きるアラサー男女7人が、それぞれにワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも出会い、触れ合い、愛し合おうとする物語。7人は恋愛にまるでいい思い出がなかったり、過去に大きな失恋を経験したりと、それぞれの理由により恋愛と距離を置き、恋人もいない状況。SNSやアプリで繋がりやすくなったこの時代だからこそ、孤独を感じ、不安や苦悩と向き合っている。そんな彼らが求めるのは「人とのつながり」、言い換えれば「愛」でしかない…。登場人物たちは人を愛することで生まれ変わり、新しいステージへ進んでいく。福士蒼汰は、初となる遊川作品で「愛のない男」を演じる。2011年に俳優デビューした福士さんは、数々の話題作に出演し、2023年には「THE HEAD」Season2(Huluオリジナル)で初の海外進出を果たし、シーズン1での好演が話題となったドラマ「大奥」Season2(NHK)にも出演。2024年初夏には大森立嗣監督によるW主演映画『湖の女たち』の公開が控えている。今作で演じるのは33歳の売れない脚本家、久米真和(くめまさかず)。アルバイトをしながらも、テレビの世界で成功することを信じている。独身で彼女もいないのは、真和が基本的に「3回会った女性とは連絡を絶つ」と決めているから。後腐れない関係でいられる相手をアプリで見つけては、出会いと別れを繰り返す日々。心から人を愛することからも、愛されることからも逃げているため、友人からは「愛がない男」と呼ばれている。これまで福士さんが演じてきた主人公とは一味違うキャラクターとなっている。そして脚本は、「魔女の条件」「GTO」「女王の教室」「家政婦のミタ」「同期のサクラ」など数多くのドラマで、その時代が直面する社会問題をテーマにおきながら、極上のエンタメやラブストーリーを描きヒットさせてきたヒットメーカー・遊川和彦。「人生の節目」で悩むアラサー世代の男女7人がどう関わりを持ち、それぞれの悩みや問題と向き合っていくのか。オリジナルストーリーによる、リアルな愛の物語が描かれる。福士さんは、「遊川和彦さんとご一緒できることを、大変光栄に感じています。一筋縄ではいかない作品になると思いますが、アラサーの男女7人が繰り広げる群像劇が楽しみでなりません」とコメント。「同世代だからこそ覚える共感と、真和の独特な人柄を表現できれば」と意気込みを明かす。一方、遊川さんも「『大奥』の福士蒼汰さんは、本当に素晴らしかった。この作品が負けないくらい、彼にとっての新境地になれば」と期待を込めている。「アイのない恋人たち」は2024年1月、毎週日曜22時~ABCテレビほか全国にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月03日新田真剣佑、一ノ瀬ワタル、木村昴、名塚佳織、福士蒼汰らが出演した、アニメ「ONE PIECE」25周年の開幕を告げる5篇で綴る特別TVCM「#ひとつなぎの150秒」が、10月22日(日)のTVアニメ「ONE PIECE」放送内で放映。さらに、ONE PIECE公式YouTubeチャンネルでも公開され、国内外からのコメントも相次いでいる。来年2024年に、放送開始から25年を迎えるTVアニメ「ONE PIECE」。「ONE PIECE」を一層盛り上げていくプロジェクトのスタートとして、今回の5篇の特別CM企画が実現。「週刊少年ジャンプ」での連載および全世界累計発行部数5.1億部を超えるコミックスである原作を支えてきた「集英社」、作品の世界観を体感できる本格トレーディングカードゲーム「ONE PIECE カードゲーム」などを手掛ける「バンダイ」、多彩なグッズバリエーションが魅力の「一番くじワンピース」などを展開してきた「BANDAI SPIRITS」、「ONE PIECE バウンティラッシュ」を始めとしたゲームタイトルを提供してきた「バンダイナムコエンターテインメント」、『ONE PIECE FILM RED』を筆頭に数々の映画作品を配給してきた「東映」、そして1,000話を超えるアニメを制作してきた「東映アニメーション」。30秒5篇からなる映像を、“ひとつなぎ”にして放映した特別CM「#ひとつなぎの150秒」が完成した。新四皇が発表されたTVアニメ1080話にちなみ、CMは新四皇たちが5篇をつなぐ見どころ満載な映像になっている。集英社篇Netflix実写版「ONE PIECE」でロロノア・ゾロを演じる新田真剣佑。11月2日(木)発売予定のジャンプコミックス「ONE PIECE」の最新刊107巻を読んでいるところ、友人から電話が。「週刊少年ジャンプ」を読む“ジャンプ派”の友人との会話で、ストーリーのネタバレを気にする“単行本派&ジャンプ派”のあるあるなやりとりを描く。映像のラストでは、四皇の1人であるマーシャル・D・ティーチの1コマからバンダイ・BANDAI SPIRITS篇へとつながる。【新田真剣佑コメント】いちファンとしてこのプロジェクトに関わる事ができとても光栄に思います。CMでは特別な役に挑戦してます。とあるセリフにも注目して観ていただけると嬉しいです。今回5篇全てが「ONE PIECE」の世界を満喫できるCMになっておりますので、是非ご覧ください。「ONE PIECE』107巻もお楽しみに!バンダイ・BANDAI SPIRITS篇一ノ瀬ワタルがONE PIECE好きの父親役を演じる。「一番くじ」でマーシャル・D・ティーチのフィギュアが当たると、子どもたちと大喜び。その様子を目の前にして独特な笑い方で見守るのは、黒ひげの声優として知られる店員役の大塚明夫。続いて一ノ瀬さん一行は「ONE PIECE カードゲーム」のブースへ移動し、カードバトルに熱中する様子も。映像のラストでは、新四皇となったバギーの「ONE PIECE カードゲーム」カードからバンダイナムコエンターテインメント篇へとつながる。【一ノ瀬ワタルコメント】自分が子どもの時から見続けているワンピース。確かに、自分に子どもが居たら世代を超えて一緒にワンピースを観て楽しんでるんだろうなと思いました。そして、子どもの時の自分が、ワンピースに携わることが出来ると知ったら、とても驚くんだろうなと思います。リアルに黒ひげの声を担当されてる大塚明夫さんを目の前にした時は、とても嬉しくて興奮しました。このCMの撮影中に、自分は別作品で偶然にも「黒ひげ」と言う猫を演じさせて頂いていたので、とてもご縁を感じました。ワンピース実写が世間を賑わしてる昨今、自分は俳優として、いつかワンピースで「黒ひげ」を演じたいという野望ができました。そんなワンピースの仕事が出来たことがとても嬉しいです!【大塚明夫コメント】アニメ25周年、おめでとうございます。このような企画に参加でき光栄です。ONE PIECE愛が詰まった映像になったのではないでしょうか。どうぞお楽しみに。バンダイナムコエンターテインメント篇木村昴が、「ONE PIECE バウンティラッシュ」のオンラインプレイを楽しむ様子を描く。チームメンバーには「ワンピース音宴」で少年時代のルフィを演じた川口調の姿も。各々がONE PIECE愛に溢れた衣装や部屋でバウンティラッシュをプレイする姿は、バウンティラッシュの楽しみ方、オンラインを通じて友達の輪が広がる姿を象徴。映像のラストでは、ゲーム画面内のシャンクスの戦闘シーンから東映篇へとつながっていく。【木村昴コメント】アニメONE PIECE25周年おめでとうございます!アニメでは、バギーの子ども時代の声で携わらせて頂いております。今回のCM の中でもバギーのバトンを引き継ぎ、ゲームをするというシーンに出演させて頂きました。日本のみならず世界でも愛されているONE PIECEその一部として今回携わらせて頂いたことを大変光栄に思います。作者の尾田先生がONE PIECEは完結するとおっしゃっていましたが、どう言った形で完結するのか、楽しみで仕方ありません。最後まで見届けたいと思います。これからもたくさんの夢を見させてください。ありがとうございました!【川口調コメント】アニメ25周年おめでとうございます!今回ワンピースのCMに出演することができてとても嬉しいです。アニメは小学生の頃から家族と一緒にご飯を食べながら見ていました。特に当時放送していたドレスローザ編のルフィたちとドフラミンゴの戦いが大好きです!25周年を迎えて、これからのストーリーがどうなるのかとてもワクワクしています。これからも毎週日曜日の朝が楽しみです!東映篇10月20日にスタートした『ONE PIECE FILM RED』のアンコール上映に伴い、昨年は無発声で行なっていた応援上映が声出しOKに。ウタ役の声優・名塚佳織と、ドラマ「ブラッシュアップライフ」永尾柚乃演じる親子が声出しOK応援上映に参戦。大声で歌えることを喜ぶ娘と、その様子を微笑ましく見つめる母を描く。映像のラストでは、劇中でアニメーションでギア5を初披露したモンキー・D・ルフィから東映アニメーション篇へとつながる。【名塚佳織コメント】また新たなかたちでONE PIECEに関わらせていただくことができ大変光栄です。自分も実際に、何度も娘と一緒に映画を観に行ったので、感慨深いものがありました。世界中のご家族やご友人が、こうしてONE PIECEの世界を楽しんでくださっていると思うと嬉しくてたまりません。この輪が、更に広がっていくことを願っております。引き続きONE PIECEの世界をお楽しみ下さい!!東映アニメーション篇リビングでTVアニメ「ONE PIECE」を見て盛り上がる福士蒼汰が登場。福士さんは久々に見るアニメで、ギア5のルフィの自由すぎる描写がアニメで表現される姿に驚いている。映像のラストでは、あらゆる世代の人たちがテレビ画面の前で夢中になる様子を描き、「ひととひととを、ひとつなぎ。」のキャッチコピーとアニメ25周年記念ロゴが表現された。【福士蒼汰コメント】この度、ONE PIECEアニメ25周年を記念した映像に出演することができ、大変嬉しく思っています!劇中で「うちの職場の子たちも一緒だ」というセリフがあるのですが、これは以前、漫画100巻&アニメ1000話を記念したショートドラマ「WE ARE ONE.」に出演した時の役柄・カイト先生を彷彿とさせるものになっています。懐かしい気持ちでワクワクしながらの撮影となりました。さらに今回、実は僕が好きなキャラクターの1人であるシャンクスがオマージュとなっており、個人的にも興奮してしまいました。最後になりますが、25周年おめでとうございます!「#ひとつなぎの150秒」CMはONE PIECE公式YouTubeチャンネルにて配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-ONE PIECE FILM RED 2022年8月6日より全国にて公開©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
2023年10月23日映画『OUT』(11月17日公開)に出演する醍醐虎汰朗の場面写真が18日、公開された。○■『ドロップ』の後日談が描かれる『OUT』同作は、品川ヒロシの自伝を小説化した『ドロップ』の後日談で、累計600万部超えの人気コミック『OUT』(秋田書店)の実写化作。少年院から出所した17歳の井口達也(倉悠貴)は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなったが、出所初日に暴走族・斬人副総長の安倍要(水上恒司)とタイマンで喧嘩をしてしまう。喧嘩には勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意。2人は交流を深め、達也の壮絶な更生生活が始まっていく。○■“最強にして最凶”総長・丹沢敦司役の醍醐虎汰朗この度公開されたのは、醍醐演じる“あっちゃん”こと丹沢敦司の場面写真。敦司は主人公の井口が出会う千葉の暴走族「斬人(キリヒト)」で、最強にして最凶の総長を張っている。金髪ロン毛で小柄な体格、少し甘えたような口調で、劇中での初登場シーンでも飴を片手にしており、普段はその恐ろしさを微塵も感じさせないカワイイ系の男子だが、内に秘めた冷酷さと、副総長ですら「次元が違う。何回生まれ変わっても勝てる気がしねえ」と慄くほどの圧倒的な強さを誇る絶対的な総長だ。○■『天気の子』『舞いあがれ!』で話題に演じる醍醐は、新海誠監督『天気の子』(声/19)で大注目を浴び、その後も活躍。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(22年後期)で演じたヒロインの同期生も話題を呼んだほか、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』(19~21)の主人公・日向翔陽役ではマンガからそのまま飛び出したようなスパイク技も。品川ヒロシ監督が「直感的に“何でもできる”と確信し、いろいろムチャをさせました」と言うほどの身体能力を持ち、本作のアクション練習中にも、最初は出来なかったバク転を30分ほどで会得してしまったという。○■品川ヒロシ監督「卓越した身体能力とあの目力」と絶賛品川監督は「副総長の要以外の『斬人』のメンバーは全員いいヤツではないという、(作画の)みずた先生のこだわりが実はあって。“あっちゃん”も達也との友情が芽生えていくし、仲間に対してアツいけれど、すごく冷酷なところがある。それを醍醐は目の切り替えだけで見事に表現した。身体が小さいから普通だったら弱く見えちゃうんだけど、彼は卓越した身体能力とあの目力でちゃんと強い“あっちゃん”にしてくれましたね」と称賛。場面写真では、まるで子供のように無邪気な顔でご飯をかきこむ様子も見せつつ、一方で命をも賭すような覚悟が見える鋭い視線や冷たい表情、同じ志を持つ仲間たちを背中で束ねる立ち姿などが写し出された。(C)2023『OUT』製作委員会
2023年10月18日崎山蒼志のホールワンマンライブ「The Best 2018-2023」が、2023年12月22日(金)に東京の恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催される。崎山蒼志のワンマンライブが恵比寿ザ・ガーデンホールで2018年にネット番組をきっかけにその存在が知られることとなり、直後に自身初の音源としてリリースした「夏至 / 五月雨」でたちまち話題に。それから早5年、2020年にはメジャーデビューを果たし、唯一無二の世界観で多くのアニメや映画、テレビドラマ、CMなどの楽曲も手がけてきた崎山蒼志。5年間の足跡を追うアーリーベストライブ「The Best 2018-2023」と題された今回のホールワンマンライブは、この5年で崎山に触れたリスナーが彼の足跡を追える、いわゆるアーリーベスト的な公演内容に。TVアニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」エンディングテーマの「燈」をはじめとする、人気曲の数々が披露される。リハーサル見学&お土産付きのファンクラブ限定チケットまた、ファンクラブ「寝返りの湯」会員限定で、当日の公演前にリハーサルの一部を観覧できるリハーサル見学とお土産が特典として付くチケットも発売。初めて崎山のステージに触れるファンはもちろん、これまで長く彼をフォローしてきたファンにも楽しめる、1年を締めくくるライブとなりそうだ。開催概要崎山蒼志 ワンマンライブ「The Best 2018-2023」開催日:2023年12月22日(金)会場:恵比寿ザ・ガーデンホール時間:開場 18:00 / 開演 19:00金額:全席指定 5,500円 ※ドリンク代別。<チケット>■一般発売日:2023年11月3日(金)■ファンクラブ「寝返りの湯」先行受付抽選受付期間:9月30日(土)12:00~10月9日(月・祝)23:59価格:・全席指定 5,500円・[FC限定]全席指定(リハーサル見学、お土産付) 7,500円※いずれもドリンク代別。※リハーサル見学、お土産付チケットはファンクラブ「寝返りの湯」会員限定。ファンクラブ先行のみで受付。※リハーサル見学の実施は公演当日、開場前の時間帯となる。リハーサルの一部を観覧可能。
2023年10月08日女優の新木優子、俳優の福士蒼汰が出演する、東京シティ競馬(TCK)「JBC」の新CM「JBC2023 高鳴れ、JBC。Road to JBC編」と 「JBC2023 高鳴れ、JBC。編」が27日より放送される。○■新木優子&福士蒼汰、“サラブレッドステップ”披露11月3日に開催されるダート競馬の祭典「JBC」。今年のキャッチコピーである「高鳴れ、JBC。」には、競馬場などへの入場制限がなくなり、4年ぶりの本格開催となる「JBC」を思う存分、お祭り気分で楽しんでほしい、という思いが込められている。新CMでは、新木と福士が競走馬の 「タカタッ」という足音をイメージした“サラブレッドステップ”を披露するほか、「JBC」開催に関係者やファンの心が高鳴っていく様子が随所に表現されている。○■新木優子&福士蒼汰インタビュー――お二人は6月、7月とそれぞれプレゼンターとして競馬場に来場されていました。来場される前と後で、レースの印象や競馬場のイメージに変化はありましたか?福士:会場の熱気をとても感じました。あそこまで熱くなって盛り上がるのは想像以上だったので、僕も自然と盛り上がりましたし、楽しかったです。また、リアルの場で集まるのも改めていいなと思いました。新木:CM撮影の際に、エキストラの方々が熱狂するシーンがありましたが、実際に会場に行ってみると、撮影の時の熱量を遥かに超えていて、目の前のレースに熱狂している姿に感動して、雰囲気を楽しめました。(行く前のイメージでは)もっと大人な方が盛り上がる場所だと思っていたけど、実際に行ってみると自分たち世代でも盛り上がって楽しめる場所だと思いました。――今回のJBCは、「高鳴れ、JBC。」というキャッチコピーです。キャッチコピーにちなんで、最近心が高鳴ったなと感じたエピソードがあれば、教えてください。福士:再び始めた乗馬です。森の中で馬と一緒に走るのですが、自然に囲まれて馬が生き生きとしていて、僕も心が高鳴りました。新木:ピアノとバレエのスペシャルステージを拝見する機会があって、ピアノとバレエのセッションを初めて間近で見た体験がとても素晴らしくて、アーティスティックでありながらも素敵なステージだったので、心が高鳴りました。――新木さんに質問です。 今回のCMの見どころはどこだと思われますか?新木:見どころは、とにかく高鳴るCMになっていると思います。ダンスは好きなんですけど、苦手分野でもあるので、振付師の先生やバックダンサーの皆さんに助けてもらいながら、撮影現場を楽しみました。ぜひ、軽やかなステップを見ていただけたらなと思います!――TCKイメージキャラクターとして、お二人がJBCに期待することを教えてください。福士:以前、大井競馬場で大きなレースにプレゼンターとして参加しましたが、今回は1日に4つも大きなレースがあることが楽しみです。また、門別競馬場、大井競馬場だけではなインターネットでの生配信もされるレースなので、全国で楽しめる1日になると思いますし、僕自身も楽しみにしています。新木:大井競馬場で、目の前を走っている競走馬や熱狂して観戦している皆さんを見て本当に感動しました。JBCは多くの方がいらっしゃると思いますので、ダート競馬の祭典である1日を楽しんでいただきたいです。
2023年09月22日講談社は11月29日、醍醐虎汰朗1st写真集を発売します。醍醐虎汰朗さんの23歳の誕生日である2023年9月1日には、同書の予約販売の受付を開始しました。■モード系のメイク・衣装にも初挑戦! インタビューも収録醍醐虎汰朗さんは、2021年アニメーション映画『天気の子』で主人公の森嶋帆高役に抜擢。第14回『声優アワード』では、新人男優賞を受賞し、NHK連続テレビ小説 『舞いあがれ!』で朝ドラデビューしました。その後、『野球部に花束を』で実写映画初主演、『シガテラ』で連続ドラマ初主演。舞台『千と千尋の神隠し』ではハク役として話題を集め、役柄でイメージが変わる若手随一の演技派俳優としての地位を確立しています。撮影の舞台となったのは、醍醐さんの出身地・東京。くったくのない笑顔に親近感を感じる醍醐さんを被写体にした同書のテーマは「気づけばいつも隣にいる男友だち」。ゲームセンターで遊んだり、商店街をブラブラしたり、夜にスケボーをしたり、町中華でお昼を食べたりといった気の置けない男友だちを思わせるショットを掲載しました。ドキッとさせるショットもたっぷり収録。BARでのシックなスタイルと大人びた表情、朝シャンからの身支度中に垣間見せる男の色気は、ゲームセンターや町中華でくったくのない笑顔の醍醐さんと異なり、そのギャップにどっきりさせられるはず。醍醐さんの「せっかくの写真集だから、好きなことをやりたい」というアイデアから訪れた趣味のサウナで披露された、普段のあどけなさが残る表情からは想像できないような、ボクシングで鍛えられたしなやかな肉体美は必見です。さらに今回は、モード撮影にも初めて挑みました。繊細な表情の美しさ、ダイナミックな身体の使い方、一着一着の世界観を完璧に表現する姿が切り取られています。”素の自分を出すのは恥ずかしい”という醍醐さんを丸裸にしようとしたら、「さらにいろいろな一面を発見して翻弄されてしまった」そんな声が聞こえてきそうな永久保存版の写真集です。写真だけでなく、醍醐さんのロングインタビューも収録しました。幼少期の可愛らしい写真とともに、自身を作ってきた原体験や、分岐点となった作品を振り返りながら、俳優としての軌跡と志を語っています。醍醐さんの誕生日である9月1日には、『醍醐虎汰朗1st写真集』の公式X(Twitter)アカウント(@daigokotaro_1st)を開設。オフショットやオリジナルコンテンツをはじめ、写真集に関する情報などを発信しています。醍醐さんは、今回の写真集について「美味しいご飯を食べたり、サウナやスケボーを楽しんだり、普段休みの日にしていることができたので撮影をしている感覚があまりなく、好きなものに触れている時の自然体な僕が見られると思います。その一方で、初チャレンジしたモード系のメイク・衣装での撮影は、今まで見た事のないような表現もしています」とコメント。醍醐さんが、個人的に最も印象に残っているカットは、フレンチブルドックのnicoとご飯を食べながら撮った写真とのこと。普段の作品では見られない色々なシチュエーションの醍醐さんに出会える写真集です。■書誌概要タイトル:醍醐虎汰朗1st写真集『タイトル未定』発売予定日:2023年11月29日予約開始日:2023年9月1日判型:B5版ソフトカバー帯付き/118P定価:3,080円(税込)※通常版のほか、電子版限定表紙(電子版限定カット付き)、【楽天ブックス限定特典】スマホに入るサイズのオリジナルカード付きが発売予定(フォルサ)
2023年09月14日俳優の坂東龍汰が、映画『君の忘れ方』(2025年正月公開)の主演を務めることが13日、明らかになった。西野七瀬がヒロインを務める。同作は作道雄が監督・脚本を務めるオリジナル作。放送作家の森下昴(坂東)は、付き合って3年が経つ恋人と結婚間近で、結婚式の準備に追われていたが、彼女は帰って来なかった。昴が経験する、不思議な出来事の数々と、て切なくも愛しい追憶の日々を描く。坂東は本作で初めての映画単独主演を務め、西野七瀬がヒロインに。写真家の松井綾音が撮り下ろしたイメージカットも公開された。撮影は東京ではじまり、岐阜県飛騨市と高山市の雄大な自然を背景にも行われ、2024年度の国内公開、海外映画祭への出品を目指す。○坂東龍汰 コメント今回作道雄監督のオリジナル脚本、映画『君の忘れ方』に出演させて頂くことになりました。作道監督の過去の経験も含まれた脚本を読ませていただき共感する部分が随所にありました。その世界観を丁寧に演じるために撮影前から監督と色々な話を重ねて良い準備期間をもって、いよいよクランクインします。本当に素晴らしいキャスト、スタッフの方々と映画を作れる事が今から楽しみです。その中で自分なりの主人公を表現出来るように全力で悩み、答えを決めすぎず、力みすぎず、楽しみながら挑戦できたらと思います。ロケ地でもお邪魔させて頂く、飛騨高山のパワーも全身で感じながら良い映画をお届け出来るように頑張ります。是非完成まで楽しみにお待ちください。○作道雄/監督・脚本難しいテーマでしたので、脚本を書くのにとても苦しみました。いつもは悩むと、一人籠りがちになるし、今作も企画立ち上げの頃はそうでした。が、あまりに苦しんだので、周囲に助けを求めました。するとたくさんの意見や励ましをもらい、3年をかけて脚本を書き上げ、スタッフの力と支えで撮影を開始することができました。その経験はそのまま、人は辛い時に一人になりたがる生き物だが、人の中で生きていく道を消してはならないという、今作のテーマへ結び付きました。坂東龍汰さん、西野七瀬さんほか、最高のキャストの方々とお会いして、その結びつきを、力強くも繊細に、皆さんの元に届けることができるだろう、と確信しています。(C)2024『君の忘れ方』製作委員会
2023年09月13日よしながふみ原作ドラマ「大奥」Season2<幕末編>のキービジュアルが公開された。男女が逆転した江戸パラレルワールド。吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが赤面疱瘡撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語が、この秋映像化。今回公開されたビジュアルには、福士蒼汰演じる家定の正室・天璋院/胤篤、古川雄大演じる最後の大奥総取締・瀧山らが登場。デザイン担当・清川あさみは「大切なのは『人の繋がり』という事なのだと、導きのあるような優しい光に包まれたビジュアルを目指しました」と話し、「終わりでなく始まりでもある、私たちの生きる現代と繋がる未来を見ている姿を描きました」とコメントしている。「大奥」Season2は10月3日より毎週火曜日22時~NHK総合にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月12日俳優の福士蒼汰が出演する、ニベア花王・美容オイルクレンズの新WEB CM「瞬感するん落ち #顔面広告」編、「瞬感するん落ち試してみない?」編が1日、公開された。新CM「瞬感するん落ち #顔面広告」編では、福士が“顔面広告”に挑戦。スタジオでポーズを決める福士の顔が近づいてくると、頬にキャッチコピーが書かれたペイントが。福士は同商品で洗い流し、別角度でもクールな表情を見せるが、またしても頬にペイントが現れる。一方、「瞬感するん落ち試してみない?」編は、メイクをした女性が鏡の前でメイクオフを面倒に感じているシーンからスタート。どこからともなく顔にキャッチコピーをペイントした福士が現れ、 「瞬感するん落ち、試してみない?」とクールに誘う。そして、すっぴんになった女性に「いいじゃん!」と声をかける。○■福士蒼汰 インタビュー――今回の撮影で印象的だったことは何ですか?今回の水を使った演出はとても新鮮で、こんなにキレイな水の球がでてくるんだという驚きと、「するん」と落ちていく気持ちよさを同時に感じられて楽しかったです。――メイク落としのような帰宅後のルーティーンはありますか?「顔を洗う」です。お仕事でメイクをしますし、メイクをしない日にもクレンジングオイルなどで顔を拭き取るととてもサッパリするんです。まず顔を洗ってサッパリしてから、翌日の仕事に備えたり、台本覚えたりしています。それこそ洗顔中やお風呂に入っているときにセリフを思い出したり、何かしているときにふとあのセリフ言えるかな? と挑戦をしてみたり……。意外と日常の「ルーティーン」になっているのかなと思いました。あと「朝のルーティーン」は水を飲むようにしています。一杯、500mlをガーッと飲んで。冬場だったら白湯にしたり、夏は白湯だと熱いなって思うので、常温のお水を飲んだりします。――最近“試してみたい”と福士さんが思うことはありますか?今日の水の演出に関連して、スキューバダイビングかな! 海のアクティビティはあまり経験がないですが、スキューバダイビングとか、海に……自然に触れ合って。海で遊ぶ時にそういったオプションが1個、選択肢として増えるといいなって思います。――“瞬感するん”と洗い流したいエピソードを教えてください。今日の撮影で「するん」というセリフがあったのですが、スタッフさんに「次何撮ります?」ときいて「するんです!」って言われた時に「するんするん?」って言ったんです僕が。そうしたら、しーんっとなって……(笑)。見事に……スベったので、ちょっと忘れたいです。するんって……(笑)。でも「するん」とスベっても、みんな「大丈夫だよ、今の面白かったよ」と言ってくれたので、優しい現場で良かったです。
2023年09月01日直近で放送されたドラマにおいて「観ないクールはないのでは?」と驚いてしまうほど、躍進目覚ましい俳優の坂東龍汰。「王様に捧ぐ薬指」では山田涼介の恋敵役を、「リバーサルオーケストラ」では一途なフルート奏者を、「ユニコーンに乗って」ではコミュ障な天才プログラマーを立て続けに好演している。数年前までは顔を指されることもなかったが、近ごろは「あっ、あの作品に出ている…!ですよね?」と声をかけられることも珍しくなくなったと、インタビューで朗らかに話した。多種多様な役を柔軟に渡り歩き、自分のものにする坂東さんの最新出演作は、津軽塗がつむぐ家族の映画『バカ塗りの娘』。通称“バカ塗り”と言われる津軽塗の職人を目指す美也子(堀田真由)と寡黙な職人の父・清史郎(小林薫)の物語において、坂東さんは美也子の兄・ユウを演じた。ユウは父と祖父に期待されながらも家業を継がず、美容師として独り立ち、さらには将来を見据えて花屋の尚人(宮田俊哉)と付き合っている人物。奔放さと繊細さを絶妙に織り交ぜた、坂東さんの演技に魅せられる。青森県弘前市で全編撮影したという本作、坂東さんに撮影中のエピソードや深部まで考え抜かれた役への思い、息抜きの仕方や価値観の変化に至るまでインタビューで聞いた。撮影も心地よく進んだ最新作――最初に『バカ塗りの娘』への出演が決まったときの気持ちから、教えてください。鶴岡(慧子)監督の映画は今まで観ていたので、ご一緒できることが素直にすごく嬉しかったです。物語は、津軽塗というものを軸に伝統工芸をやられている家族のお話。津軽塗がきっかけで家族が離ればなれになってしまい、またその津軽塗を通して元に戻っていくという再生物語なんです。脚本を読みながら画が浮かぶようで、すごく美しい作品になるだろうし、静かで心地のいい空気感の映画になるのかなという印象をまず受けました。――坂東さんは主人公・美也子の兄ユウを演じています。どのような人物という印象で臨んでいかれたんですか?ユウは、お父さんとの関係がだいぶぎくしゃくしていて本音で話し合えない状況にあるけど、美也子のことはすごく気にかけていて、いい関係でいられている…そんな家族との関係性だと思っていました。丁寧に演じていけたら、と意識していました。――ユウは美也子、父、恋人の尚人と3人に見せる顔がそれぞれ少し違いましたよね。その表情がリアルさを帯びていました。脚本を読んだときに、映画に映っていないときの時間…どういうことがあって、みんなそれぞれ何を考えていたのかが、すごく大事な作品だと思っていたんです。映っていないときに人間はいろいろなところでいろいろなことがあって、悩んで、葛藤したあげく、やっと話せる瞬間だけを映画(映るところ)は切り取っていたりするものかなと。相手によって見せる顔が違うのは、僕も普段生活していて同じだなと思うんですよね。マネージャーさんと話すとき、友達と話すとき、親と話すときは違うので。本質は一貫しているけど、そこには別の自分がいるというか。その本質さえちゃんと捉えていれば、ユウもいろいろな表現の仕方があるのかなと思っていました。――その4人が一堂に会す、ユウが尚人を連れて父と美也子に挨拶に行くシーンは印象的でしたね。美也子が「津軽塗をやる」と決意するきっかけにもなるシーンなんですよね。印象的にしたいなと思っていたので、すごく大事に演じました。現場では、いつもみんなすごく話すんですけど、あのシーンに向けてのときだけは口数が自然と減っていました。待ち時間も映画そのままの空気がずっと流れているような感じで、心地よかったです。共演者、その土地との空気感を大切に――坂東さんはユウと尚人の状況について、どう感じていましたか?宮田さんとの空気感も絶妙でしたが、ふたりでお話もされたんでしょうか?特に話し合うことはしませんでした。弘前で撮っているという場所の力と、監督にゆだねている部分があり、そこにすごく信頼を置いていたんです。純粋に「尚人と一緒に生きていきたい」気持ちを大事に、自然体で演じられたらとやっていました。――劇中ではぎくしゃくした親子関係でしたが、小林さんと共演していかがでしたか?僕、薫さんのことが大好きなんです!薫さんは現場で本当にムードメーカーでいてくださって。お芝居をしているとき以外、ずっとしゃべっているんです(笑)。役柄とのギャップがすごくあって、もうギャップ萌えでした。現場ではお芝居の話はせずに、「昨日何を食べたよ」、「あのお酒がおいしい」とか本当に他愛もない話をしていました。――そうした会話や現場での雰囲気は、演じる上で大きく影響するものなんですよね。今回の作品に必要なコミュニケーションだったと、僕は思いました。薫さんと「役者とは」とか「こう演じると、こうなって」という話をしなかったのも、作品と地続きな感じがすごくしていて。現場の空気を薫さんと一緒に吸えているだけでも、本当に学びをもらうばかりなので、お芝居しているときにどれだけこの人のことを感じられるか、というのが今回の僕の勝負でした。――空気を感じてお芝居をするということ、つまり、その土地で撮影することも坂東さんにとって重要な意味を持つし、演技にも響いてきますか?はい。地方で撮影するとき、その土地で撮るということは、そこの街になじんだり、そこの街のものを食べたりすることに意味があるのかな、と思うタイプなんです。この作品に限らず、地方での撮影のときは率先していろいろな居酒屋に行って、地元の人と話すようにはしています。その土地でどういう風に生きているのかがわかる気がするので。弘前で撮ることの意味は、そこで生まれてくるのかなと思いました。「そのとき周りにないものを見つめたりして、価値観は逆転していたり」――ちなみに、オフにどこかに行ったというエピソードもあります?あります!クランクアップしてから、青森を2日間ぐらい車で旅しました。地元の人に「ここに行ったほうがいいよ」とたくさん教えていただいたので、いろいろ行きました。県立美術館に行って、おいしい弘前の天ぷらとおいしい蕎麦屋さんに行って、山の上にも登りましたし、パーキングでソフトクリームも食べた…(笑)。――満喫されたんですね!出演作品も多い中、自分なりの息の抜き方みたいものは芸能生活で身についてきましたか?だいぶ身についてきました。そして、僕にとっては自然の中にいることがすごく必要だということもわかりました。今思い返すと…自然が足りていないと思うときは、よく代々木公園や明治神宮外苑、井の頭公園という自然がある大きな公園に行って、お昼寝したりしていたな(笑)。思い返すと、それはプチ自然充電でしたね。今は休みがあったらすぐ車で地方に行くような感じです。僕、もともと海外に行ったり旅をしたり、知らない土地の人と話したりすることが大好きだったんです。あと、北海道の大自然の中で育ったので、都会にどこか息苦しさみたいなものを感じて生きているんだろうなって、今も感じるんですよ。今、自分がやりたいことを東京でできているということにはものすごく感謝していますし、本当に恵まれた環境に身を置いていると思っています。東京が嫌いということではまったくなく。――自然を摂取されに行く、と。そう、自然を感じに行っています。でも…僕自身、すごい驚いています。北海道に住んでいたときは、そんなことは全く考えなかったんですよ。ないものねだりじゃないですけど、そのとき周りにないものを見つめたりして、価値観は逆転していたりするんだろうな、と最近感じています。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:バカ塗りの娘 2023年9月1日より全国にて公開※青森県先行あり(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年08月29日女優の蒼井優が出演するかどや製油の新CM「小豆島のかどやさん」編が、18日より放送される。○■蒼井優が“かどやさん”になり小豆島の名所を駆け巡るCMは、蒼井が「かどやさん」になりきり、かどや製油の創業の地である小豆島の名所を駆け巡るストーリー。蒼井が2005年に出演した映画『二十四の瞳』の撮影場所である「映画村」や迷路のまち、そうめん工場、醤油蔵など、小豆島の名所で地元の人々と会話を交わす。ごま油を作るシーンの撮影では、実際に小豆島の工場で働く社員から演技指導を受けた蒼井。ごまを手のひらに広げ選別するシーンでは、実際には手のひらしか映らないが、真剣な表情で撮影に臨む。30秒ほどごまを選別し続け、監督からカットがかかると、「こんなに細かいごまを選別しているなんてすごいですね!」と驚いた様子。空き時間には蒼井自ら、作業工程についてなど工場で働く社員に質問を投げかける場面も見られ、最後には「私もごま油作ってみたい!」と興味津々の様子を見せていた。自転車を押しながら歩くシーンの撮影では、お互いに挨拶を交わすだけの予定だったが、蒼井が「めちゃくちゃいい天気ですね~!」と声をかけると、アドリブでの掛け合いが始まり、地元の方との交流が生まれる一幕も。素麺工場での撮影では、辺り一面に干された素麺を見て、「わー! すごい! 初めて見た! 圧巻ですね!」と目を輝かせていた。■蒼井優コメント―今回のCM撮影の感想や、おすすめポイントを教えてください。とにかく天気がよかったので、気持ちの良い雰囲気のCMに仕上がっていると思いますし、色んなところでロケさせていただいて、そこのお店の方たちも撮影に協力してくださったりとかして、多分なんかこう、気持ちの良い空気が流れたCMになるのではないかと思って期待しています。――ごま油を作るシーンはどうでしたか?楽しかったです。私も作ってみたいなと、本当に考えています(笑)。――小豆島に来たことはありますか?多分17年くらい前に、ドラマの撮影で来ています。その時は、ちょこっとだけの出演だったので、あまり長くいられなかったんですけど、島に着いた瞬間、ごま油の香りがしたりとか、移動するとまた別の美味しい匂いがしてきたりとか、どこにいっても、ごはん屋さんとはまた違う、いい匂いのする島だなと感じたのを覚えています。――蒼井優さん流のごま油の楽しみ方は?結構日常的に使います。私は、ごま油でわかめを炒めるのが好きです。わかめを炒めることが好きなんですけど、特にごま油で炒めるのが一番好きで……。ごま油でわかめを炒めて、そこにおだしを足して、みりんと醤油。醤油は、大葉とニンニクを漬けた醤油なんですけど、それをかけて味を整えると、ずっと食べられます。――今回演じていただいた「かどやさん」は、ごまに一筋でしたが、蒼井優さんが一筋なものはなんですか?家族……? ですかね? 家族、です。――CMを見ている方にメッセージを。きっと見ているだけで、いい香りがしてくるCMになるのかなと思っていますので、CMを見ていただいて、お腹をすかせていただいて(笑)、色んなごま油の楽しみ方を皆さんにしていただけたらなと思います。
2023年08月18日注目の若手ガールを紹介するananの「It GIRL」コーナー。ここでは、2264号(2021年9月1日発売)に初登場した伊東蒼さんに注目します。It Girl初登場時から2年の期間を経て、さまざまな役柄に挑戦した伊東蒼さん。演技への意識も大きく変化したのだとか。「去年までは、監督や共演者の皆さんからの『このシーンについてどう思う?』という質問に答えられず、恥ずかしかったんです。でも今年3月に『明るい夜に出かけて』で初めて舞台を経験し、自分で積極的に頭を働かさないと悪目立ちしちゃうことに気づいて。ちゃんと考え、怖がらずに意見を出すようにしてからは『どう思う?』という質問が嬉しくなりました。一緒に作品を作っている実感が湧きます」『明るい夜に出かけて』の佐古田愛役は「普段の自分と重ねて演じることができ、友達にも『普段の蒼っぽい』と言われた」そう。キャリアを重ねる上で、ステップアップのきっかけとなる作品との出合いも。「大河ドラマ『どうする家康』の阿月役は、今までにないほど反響をいただけてありがたかったです。また主人公のハナを演じた映画『世界の終わりから』は、同じセリフを繰り返すなかでどう表現の差をつけるか試行錯誤した作品。完成後は『私ってこんな顔するんだ』と発見も多かったです」オフの日も映画観賞をすることが多く、お気に入りの作品は『Summer of 85』。では、次に演じたいのはどんな役?すると彼女は「ホラー映画!」と即答。「ホラー映画はずーっとやりたい!大好きなんですよ。脅かす方の役をやりたいです。あとは、学園モノ。今まではお芝居の現場で最年少であることが多かったんです。そのせいかドラマ『ひきこもり先生』で同世代と演じた時『あの子の演技はすごかったな』とつい気をとられてしまうことが多くて。自分を保てる強さが欲しいからこそ、挑戦したいです」初登場は2264号(2021年9月1日発売)。当時は高校1年生。趣味の絵画・読書・ギターは継続中。「ギター部は今年で引退。寂しい!これからも趣味として続けていきたいです」Q. マイブームは?A. 最近は綺麗に割れた「11字腹筋」に憧れている伊東さん。「家で好きな音楽を聴きながら、ひたすら鍛えてます。あとは安くて美味しいランチを探すこと。学校が午前中に終わる日は定期券内を開拓しています」Q. 次欲しいものは?A. 『湯を沸かすほどの熱い愛』で共演した杉咲花さんから貰ったことがきっかけでシロクマのぬいぐるみ集めにどハマり。「最近はクマ全般を集めるように。あと『チャッキー』のリアルな人形が欲しい!」いとう・あおい2005年生まれ。6歳の時にデビュー。今年『明るい夜に出かけて』で初舞台を経験。大河ドラマ『どうする家康』での演技も話題となる。ドレス¥49,500レースビスチェ¥17,600(共にoverlace/さえらinfo@overlace.com)ブレスレット 参考商品(sisinoInstagram@sisino_embroidery)※『anan』2023年8月9日号より。写真・石渡 朋スタイリスト・藤井牧子ヘア&メイク・秋鹿裕子(W)取材、文・高木 望(by anan編集部)
2023年08月06日福士蒼汰と松本まりかがW主演、吉田修一の同名小説を『星の子』『MOTHER マザー』の大森立嗣が監督・脚本にて映画化した『湖の女たち』。この度、本作の公開時期が2023年11月から2024年初夏に変更となり、超特報映像が解禁された。琵琶湖湖畔の介護施設で100歳の老人が殺された事件を追う刑事と、容疑者として嫌疑をかけられる介護士を福士さんと松本さんが演じる本作。事件が袋小路に入り込むにつれ、特殊な関係性に溺れていく刑事と容疑者という難役に挑んでいる。解禁となった薄暗い倉庫の中、顔の見えない刑事(福士蒼汰)がソファに腰をかけ、その視線の先に、身を伏せている全裸らしき介護士(松本まりか)の姿が…。衝撃的なシーンの合間には、“この世界は美しいだろうか”という意味深な問いかけの言葉が添えられている。2人に一体何が起きているのか。そして心のひずみを表すかのように妖艶に鳴り響くバッハの「シャコンヌ」。切り裂くようなヴァイオリンの音色が不穏さを醸し出している。また、画家・諏訪敦による解説も収録されている原作の文庫本が7月28日(金)に新潮社より発売が決定。湖畔の事件から始まり、歴史的に続いてきた日本の負の遺産を読者に突きつけるスケールの大きさが話題となった、悪と欲望を描き尽くした意欲作を予習できる。『湖の女たち』は2024年初夏、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:湖の女たち 2023年11月、全国にて公開予定©️2023 映画「湖の女たち」製作委員会
2023年07月27日映画『湖の女たち』の特報映像が公開された。本作は、吉田修一による“現代の黙示録”とも言うべき同名小説を、『日日是好日』『星の子』『MOTHER マザー』の大森立嗣が監督・脚本を務め映画化。琵琶湖湖畔の介護施設で100歳の老人が殺された事件を追う刑事・濱中圭介役で福士蒼汰、事件が起きた施設の介護士・豊田佳代役で松本まりかが出演する。公開された映像には、薄暗い倉庫の中、顔の見えない刑事(福士)がソファに腰をかけ、その視線の先に全裸で身を伏せている介護士(松本)の姿が。そんな衝撃的なシーンの合間には、“この世界は美しいだろうか”という意味深な問いかけの言葉が添えられている。なお本作の劇場公開は当初2023年11月を予定していたが、2024年初夏に変更となることが発表された。映画『湖の女たち』特報映像<作品情報>映画『湖の女たち』2024年初夏 公開公式サイト: 映画「湖の女たち」製作委員会
2023年07月27日この秋、続編の放送が決定しているよしながふみ原作のドラマ「大奥」が、7月23日より再放送中だ。本作は、謎の疫病によって男子が激減、女性が社会の主役となった男女逆転江戸パラレルワールドが舞台。男女逆転がはじまった3代将軍・家光の時代、5代将軍・綱吉の時代、8代将軍・吉宗の物語までが描かれている。今回、続編放送開始を前に、毎週日曜日に再放送を実施。次回は、堀田真由×福士蒼汰共演の、赤面疱瘡が広まり、本来の3代将軍・家光も死亡した後の物語「家光・万里小路有功編」が放送される。また、冨永愛×中島裕翔(Hey! Say! JUMP)が共演する、7月23日に放送された「吉宗・水野祐之進編」は、今週水曜日にも放送予定だ。そして、この秋放送予定のSeason2では、吉宗の遺志を継ぎ、若き医師たちが赤面疱瘡撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を映像化する。また「Netflix」では、初のアニメーション化が配信中だ。「大奥」Season1再放送は毎週日曜日22時~BSP・BS4Kにて放送中。※(再)毎週水曜日23時~BSP・BS4K「大奥」Season2は秋、NHKにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年07月24日ヨーロッパ最大級の制作会社であるTHE MEDIAPRO STUDIOが主導し、オンライン動画配信サービスHuluも製作に参画している超大型国際連続ドラマ「THE HEAD」。この度、第5話の配信に合わせ、誰もが犯人らしく見えてくる<みんなが怪しい特別動画>が公開された。第5話では、嵐の中で依然として船のエンジンは復旧せず、救助船が到着するまで13時間はかかるという完全に隔絶された状況の中で、増えてゆく犠牲者とそれぞれ怪しさを増す登場人物たち…。科学者や乗組員たちの様々な思惑が絡み合いながら、クライマックスに向けて畳み掛ける衝撃の展開の連続に、最新話まで観た視聴者からは「どれを取っても意味深なセリフに聞こえる」「ますます複雑になっていて全く先が読めない」「誰が怪しいだろうと考えても、皆が怪しくて…」「物語の展開と全員怪しく思える凝った編集に目が離せない!」「1日でイッキ見しました!最初から最後までずっと引き込まれたままでした。マギーの協力者は誰なのか。マギーとアーサーの因縁はどう決着するのか」「線と線が絡まり合ってますます面白くなってきた!こういうの大好き!」といったコメントが多数。物語が進むにつれて、次第に登場人物たちが秘めていた欲望や野心も見え隠れ。極限の状況下で垣間見える怪しい行動の数々に、一体誰を信じるべきなのか、誰がこの惨殺事件の犯人なのか、と視聴者の間でも様々な推理・考察が飛び交っている。そんな中、公開されたのは、ここまで巨大貨物船の中で心理サバイバルを繰り広げてきた登場人物の特徴やこれまでの怪しい言動をまとめた<みんなが怪しい特別動画>。それぞれのキャラクターを改めておさらいし、各話を追うごとに徐々に見えてきた登場人物たちの“裏の顔”や行動にフォーカスしたもの。この貨物船を装った秘密研究基地には、地球を気候変動から救うという崇高な目的のもとに集った優秀な科学者やコンピューター・エンジニア、研究と研究員たちを守る保安責任者、そして船を安全に航海させる船長や機関士たちが乗船し、それぞれに様々な思惑を抱きながら船内で活動している。あるとき、共同研究員の1人が首(THE HEAD)のない死体となって発見される衝撃の事件をきっかけに、徐々に疑心暗鬼になっていく研究チームや乗組員たち。誰も助けに来ることができず、逃げ場のない太平洋のど真ん中という極限状態で、次第にそれぞれの“善と悪”の判断が曖昧になっていくことに。誰もが認める天才生物学者であるものの、唯我独尊で自分の研究を守ることだけを考え行動するアーサーや、冷静沈着で皆と平等にコミュニケーションをとっている様子のコンピューター・エンジニアのユウト。DNA鑑定の結果から惨殺事件の容疑者の疑いをかけられパニック状態となり、船内に混乱を巻き起こす機関士・チャーリー。そしてアーサーと深い因縁を持ち、秘密研究基地とそのメンバーについて密かに調べ続けている医師・マギー。次々と不可解な出来事が起こる中で、科学者や乗組員たちの言動は疑わしく、いまだに“誰もが犯人”である可能性が残されている。果たして、真実はどう明らかになっていくのか?そして真犯人の本当の狙いは何なのか?いよいよ7月22日(土)には最終話が配信となる。Huluオリジナル「THE HEAD」Season2は毎週土曜新エピソードがHuluにて独占配信中(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月15日2013年、震災で傷ついた人々の心にスッと入り込み、笑いとほろ苦味さのある青春ドラマと人情喜劇で社会現象を巻き起こしたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。10年の時を経て現在再放送中の本作は、コロナ禍の疲弊感を再び癒してくれるのか、当時見ていなかった若い世代も巻き込んで「やっぱり面白い」とSNSを中心に話題となっている。主人公の天野アキが東京・上野でアイドルを目指す「東京編」に入り、“アメ横女学園”でトレーニングを積む「GMT」のメンバーなど、新キャストも続々と登場中。何と言っても、アキを演じたのんに、橋本愛、福士蒼汰、松岡茉優など、この夏も活躍著しい俳優たちの初々しい姿に出会えるのが楽しみの1つだ。のんあれから10年歩みを止めないアーティストへ「あまちゃん」は脚本家・宮藤官九郎が故郷の東北を舞台に描いたオリジナル作品。物語の始まりは2008年。東京に馴染めず母の故郷、岩手県・北三陸に移り住んだ高校2年生の天野アキが、初めて会った祖母の影響で海女を目指すことに。観光客を呼び込むために地元アイドルになったアキは、やがて東京に出て本格的にアイドルを目指すが、そんな折に東日本大震災が発生する…。海女からアイドルへ、夢を追う天野アキ役で一躍時の人となった後、「女優・創作あーちすと」のん(本名は能年玲奈)として活動を始めて早7年。2016年に劇場アニメ映画『この世界の片隅に』の主人公・北條すずの声を演じて、唯一無二の存在であることを改めて示した。そして今年7月13日、30歳の誕生日を迎えたことを機に、新たな決心として「俳優・アーティスト」と肩書を改定することを毎日新聞全国版の朝刊で発表。「ちょっとハードルを下げて、自分の好きなように自由にやりたかったから、『創作あーちすと』と平仮名でおとぼけていた。そして"のん"になって、色んな人と色んな場所で色んなものを作って、私はどうやったって作りたい人なんだってことが分かった。根拠のない自信が確固たる自信に変わった。だから肩書き変えます」と、新聞上でメッセージを寄せている。2ndアルバム「PURSUE」のビジュアル撮影時のオフショットオフィシャルブログより2020年、大九明子監督による主演映画『私をくいとめて』が第33回東京国際映画祭にて一般観客の投票による観客賞、第30回日本映画批評家大賞にて監督賞・主演女優賞を受賞。「あまちゃん」でユイちゃんを演じた橋本愛と親友役で再共演し、安部ちゃんこと片桐はいりが上司役を演じていた。映画『私をくいとめて』より2022年2月には、YouTubeOriginal映画『おちをつけなんせ』(19)に続いて脚本、監督、主演を務めた長編劇場映画『Ribbon』が公開。上海国際映画祭やトロント日本映画祭、ニューヨーク・アジアン映画祭などでも上映されて評価を得た。『おちをつけなんせ』には「GMT」沖縄出身の喜屋武エレン役、蔵下穂波が出演しており、監督補佐としてもクレジットされている。『Ribbon』はコロナ禍で卒業制作展が中止になった学生たちの悲しみを目の当たりにしたのんさんが、世の中の擦り切れた思いを救い上げたいと企画した作品。ときに絵筆のようにもナイフのようにもなる特撮で表現した“リボンアート”を交え、芸術が軽んじられたコロナ禍でもがく若者の声を代弁。“表現したい”と切望する主人公・いつかの叫びは、のんさん自身が経験してきた不遇の日々をも思い起こさせた。同作には、いつかの親友・平井役で「GMT」徳島出身・宮下アユミ役の山下リオほか、美大の教授役で岩井俊二監督も出演。岩井監督は予告編の制作も担当している。さらに、「あまちゃん」に本人役で登場したさかなクンの自叙伝を沖田修一監督が映画化した『さかなのこ』(22)では第46回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞、第77回毎日映画コンクール女優主演賞にノミネート。“おさかなさん”をこよなく愛し、日々好きなことを突きつめている主人公・ミー坊の瞳の輝きっぷりは、「あまちゃん」で海女やアイドルに興味を示し大好きになってのめり込んでいくアキと、のんさんの姿そのもの。劇中のセリフ同様、“好きに勝るものはなし”だ。『さかなのこ』また、音楽活動では、2017年に自ら代表を務める音楽レーベルを発足。2023年6月に2ndアルバム「PURSUE」をリリースし、シンガーソングライター・ヒグチアイが手がけた楽曲「荒野に立つ」ではMVを自ら監督・編集。ワンマンライブやアートブックの発売など、多方面で“好き”を揺るぎなく貫いている。【更新】7月13日 公式サイトでの発表(のんは、本日より肩書を改定します。)を受けて追記しました。多才な橋本愛、ヒーロー映画の吹替に初挑戦アキよりもアイドル志望だったはずが、不運な出来事が重なり東京へ行くことさえできなかった“ユイちゃん”こと足立ユイを演じた橋本愛。やさぐれてしまったユイを、アキの母・春子(小泉今日子)がナポリタンでなぐさめた屈指の名場面も登場したばかり。再放送でそんなユイちゃんがクローズアップされたころ、パリで開催された「シャネル(CHANEL)」2023/24年秋冬コレクションに参加した橋本さんは、超絶クールな赤髪ヘアの写真をSNSにアップ。日本の「シャネル」フレグランス&ビューティのアンバサダーほか、コラム連載や歌手活動、朗読劇など、その文章力や感性を持ち味にして幅広く活躍中だ。入間しおり役の松岡茉優も“元同期”役で出演していた是枝裕和監督のNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」では、美しい舞を披露したことも。TikTokで話題の小説をアニメ映画化した『僕が愛したすべての君へ』と『君を愛したひとりの僕へ』で声優を務めた後、DCヒーロー映画『ザ・フラッシュ』(公開中)ではオーディションから選ばれ、スーパーガール/カーラ役として実写吹き替えに初挑戦。『ザ・フラッシュ』より「声色だけでなく、私の体の中にもカーラの魂を入れるのは通常のお芝居と変わりませんでしたが、画面からカーラの機微を最大限受け取り、それを声に還元してお返しするような、そんな循環を感じながらお芝居するのは初めてで、とても、とても楽しかったです」とInstagramでコメント、貴重な体験となったことを明かしている。さらに8月14日に放送される、NHKスペシャルドラマ「アナウンサーたちの戦争」は太平洋戦争下でラジオ放送に関わったアナウンサーたちの物語。女性アナウンサーの草分け、和田実枝子アナ役を演じ、語りも担当。その“声”に再び注目が集まりそうだ。福士蒼汰、海外ドラマ初出演で新境地へ「あまちゃん」でアキの初恋の相手であり、ユイと三角関係を繰り広げた“種市先輩”として人気を得た福士蒼汰。だが、7月7日に放送された「アナザースカイ」では「あまちゃん」当時の苦い思いを初めて告白。実は「自分の実力と世間から求められるもの」との「ギャップが大きかった」時期だったと打ち明けていた。26歳のときに長期休暇をとって以降、岡田准一や宮野真守ら共演者との交流もあって「心が豊かになっている」と言い、視聴者から絶賛された今春のNHKドラマ10「大奥」でようやく、自身の表現と求められるものが近づいていると感じられるようになったと語っている。「アナザースカイ」で訪れたスペインでロケを行ったのが、福士さん念願の海外作品となる「THE HEAD」シーズン2(Hulu配信中)。エミー賞受賞プロデューサー、ラン・テレム製作総指揮のもと世界各国から俳優陣が集結、マネージャーや通訳の同行もなく、たった1人で参加した福士さんは、この極限の心理サバイバル・スリラーで冷静沈着なコンピュータ・エンジニアのユウト・ナカムラを演じている。逃げ場のない海上の秘密研究基地で惨劇が繰り返されていくシーズン2で、キーパーソンとなりそうな存在だ。また、4月期のドラマ「弁護士ソドム」では復讐を目指す詐欺師専門弁護士で、非情さの仮面の下に信念と優しさを持った小田切渉役を好演。この秋には、「大奥」Season2の幕末編に再登場し、自身が演じた“お万の方”を彷彿とさせる天璋院/胤篤役に扮する。『湖の女たち』さらに吉田修一のミステリーを大森立嗣監督が映画化する『湖の女たち』(11月公開)も控えており、これからも福士さんの挑戦は続いていくだろう。松岡茉優、学園ドラマで初の教師役に「アメ横女学園」の控えとなる「GMT」でリーダーを務め、埼玉県民愛を炸裂させる情熱家の入間しおりを演じている松岡茉優。初主演映画『勝手にふるえてろ』(17)とカンヌ・パルムドール受賞作『万引き家族』(18)で、それぞれ第42回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、優秀助演女優賞を受賞。『蜜蜂と遠雷』(19)でも同優秀主演女優賞に選ばれ、存在感ある演技派として知られるようになった。『万引き家族』より今年は野木亜紀子オリジナル脚本による渾身作、WOWOW連続ドラマW「フェンス」に主演、東京の雑誌ライター“キー”として宮本エリアナ演じる沖縄で生まれ育った“桜”と性暴行事件の真相を追った。やがて友情を深め共鳴しあった2人は、米軍基地や戦争の爪あとのみならず、目の前に立ちはだかる女性差別やミソジニー、人種差別などにも共闘していく。さらにこの夏は、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の製作陣のもと、完全オリジナル脚本の学園ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」が7月15日よりスタートする。松岡さんが演じるのは、鳳来高校3年D組の担任・九条里奈。生徒に寄り添うことを諦めた教師で、卒業式の日に生徒の誰かに突き落とされ、1年前の始業式の朝にタイムリープ。1年をやり直す中で自分を殺害するクラスの生徒の誰か、離婚が決まっていた夫、職員室の同僚たちにも再び向い合っていく。「人間の心の奥底の部分まで言及していくドラマ」といい、「夏の3ヵ月の間、全身全霊で生きていくこと、人間関係のこと、正解不正解のことなど色々なことを私たちも現場で考えながら、討論しながらお伝えしていきたい」と熱く意気込みを語っている。また、窪田正孝とW主演する映画『愛にイナズマ』が10月27日(金)より公開。大切な夢を奪われた主人公・花子が、雷鳴のごとく怒りに震えながら社会の理不尽さに反撃を試みる、という役どころ。熱量高めのキャラクターはもちろん、抑えた演技も見応えあるだけに、いずれも期待が高まるところ。『愛にイナズマ』「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第1話あらすじ鳳来高校3年D組の担任教師・九条里奈(松岡茉優)は、涙一つ流れぬ卒業式を迎えていた。巣立つ生徒を上階の吹き抜け廊下から見つめる九条は、職員室へ戻ろうとしたとき、背中に強烈な衝撃を受け、上階から落下する。慌てふためく中、その視界に入ってきたのは、自分の背中を押したであろう何者かの生徒の手。そして手元には、“D組 卒業おめでとう”と記された深紅のコサージュが…。まさに地面に着きそうになったその瞬間、目を開けると、なぜかそこは3年D組の教壇の前。目の前には30人の生徒。黒板には「令和5年4月6日」という1年前の始業式の日付。自分の死の未来を変えるため、生徒との向き合い方を改めていく九条。しかし、教師の想いを生徒に届けるということがとても難しいこの世の中に、九条はある覚悟を決めることとなる。自分を殺した生徒は誰か。そしてこの1年の中で離婚をすることになっていた夫との関係、友人関係や職場の人間が織りなす空気。九条の人生の中に存在する全てと立ち向かう2度目の1年が、いま始まる――。このほかにも、話題を呼んだ深夜ドラマ「夫婦が壊れるとき」の優希美青が、アキと同じ東北出身で「GMT」宮城代表、「GMT」人気No.1の小野寺薫子を演じていることにも注目。そして、「GMT」のマネージャー・“ミズタク”こと水口琢磨役で人気となったのが松田龍平。「あまちゃん」の脚本・宮藤官九郎の初大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」や初時代劇の「いちげき」にも出演していた。最近では連続ドラマW「0.5の男」での40歳の引きこもり役も記憶に新しい。松田龍平大河ドラマ「どうする家康」で悲しい最期を遂げた徳川家康の正室・瀬名(築山殿)を好演した有村架純は、小泉今日子が演じるアキの母・天野春子の青春時代を“聖子ちゃんカット”で演じたことがブレイクのきっかけ。映画、ドラマ、CMに引っ張りだことなり、2017年放送の「ひよっこ」のヒロイン・みね子役でもお馴染みだ。有村架純さらに、「アメ女」のセンター“マメりん”こと有馬めぐ役は足立梨花、メンバーの高幡アリサ役は吉川愛(当時:吉田里琴)、同じく成田りな役は人気声優の水瀬いのり。アキのドラマ初出演時に奮闘したAD・小池役に仲野太賀(当時:太賀)、1話だけの登場ながら鮮烈すぎる印象を残した“前髪クネ男”ことTOSHIYA役に勝地涼といった顔ぶれも。これから佳境へと向かう「あまちゃん」。それぞれのブレイク前夜も楽しみにしてほしい。(上原礼子)■関連作品:Ribbon 2022年2月25日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)「Ribbon」フィルムパートナーズさかなのこ 2022年9月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2022「さかなのこ」製作委員会ザ・フラッシュ 2023年6月16日より全国にて公開© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved © & TM DC愛にイナズマ 2023年10月27日より全国にて公開©2023「愛にイナズマ」製作委員会
2023年07月13日日本からメインキャストの1人として海外ドラマ初出演の福士蒼汰が出演することで話題を呼ぶ超大型国際連続ドラマ「THE HEAD」。SNS上には「Season2おもしろすぎて。犯人が全然わからん」「全員怪しく見えてきた、こっからがまた面白いんだろなぁ」と、そのスリリングな展開と未だ見えぬ犯人像に視聴者は夢中になり、さらに様々な考察や犯人予想を楽しむファンも現れ、盛り上がりを見せている。世界90か国で大ヒットした本作が世界を魅了する理由に迫った。世界を魅了する理由のひとつは、“人間そのもの”という怖さを描くから「THE HEAD」Season1&2を通じて、本作の大きな魅力といえるのが密室殺人ミステリーや謎解き、先の読めない展開といった物語全体の構成の妙。それに加えてシリーズの根底にある“恐怖”の種類が、日常に密接したところから生まれ来るものだから。完璧ではない人間たちが極限状態に陥ったときに表す、何をしでかすか分からない“人間の生存本能”的な部分が恐怖となって、この物語の面白さとして描かれている。例えば本作には、ホラーの名作へのオマージュを捧げたシーンが登場する。Season1の冒頭、南極の科学研究基地で主要キャラクターであるアーサー(ジョン・リンチ)やマギー(キャサリン・オドネリー)、そしてアキ(山下智久)らをはじめとする研究チームが長い共同生活を送る決起会後に、全員で『遊星からの物体X』(1982年、原題:The Thing)を観るという恒例行事が描かれている。SFやホラー映画好きなら一度は観たことがある、もしくは耳にしたことがある、“ホラー界の帝王”ジョン・カーペンターの名を一躍世界に知らしめることになった傑作。その物語は「THE HEAD」Season1と同じ、南極の基地を舞台に展開。極寒の観測基地という隔絶された空間で、宇宙から飛来した謎の生命体に襲われる観測隊員たちの恐怖を描いている。その生命体は接触した生物に同化してしまうという能力をもっており、このままでは地球上の全人類が遠くない未来に同化、侵略されてしまうことが分かり、基地は通信手段、交通手段が断たれて完全に孤立。生命体が次々と観測隊員に姿を変えることができるため、隊員たちは次第に生命体に同化されているのかどうかが分からず疑心暗鬼に包まれていく、というストーリーだ。「THE HEAD」Season1でも殺人事件をきっかけに“誰を信じたら良いのか?”という形で研究チームが疑心暗鬼に陥ってく全体の構成を考えれば、何とも皮肉なユーモアであり、ホルヘ・ドラド監督の粋な演出だろう。もちろん「THE HEAD」シリーズには宇宙からの生命体や、ジェイソンやフレディ、チャッキーのような連続殺人鬼が登場するわけではなく、かといってスプラッタームービーのような派手な演出があるわけではないのに、視聴者は何とも言えない恐怖を味わうことになる。それは強烈な犯人像よりも、登場人物全員の性格やバックグラウンド、フラッシュバックで描かれる過去を丁寧に描写することで、上司からの圧力や、親しい間柄だからこそ感じる嫉妬、何かを成しえたいという野心や、不本意についた小さな嘘への後悔と罪悪感など、我々が日常生活の中で感じる感情とリンクできてしまうからだ。Season1でも2でも、本来は“地球の気候変動を止め世界を救う”という壮大な1つの目標のもとに集った研究チームだったはずなのに、小さな歪みから凄惨な事件が展開していく。“犯人探し”が本作の醍醐味であることは間違いないが、それ以上に個性豊かな登場人物たちの小さな感情の揺れにも注目だ。いずれのSeasonにおいても、世界中から集められた実力派キャストたちが演じる小さな表情の変化や仕草が第1話から伏線となっており、クライマックスに向けて物語の重要なカギになってくる。製作総指揮のラン・テレムも「Season1に比べて、Season2のキャラクターたちのそれぞれの人生や背景をより丁寧に描いた」と語っている。スリラー作品には「サイレンス(静けさ)がとても重要」また、日常にある本質的な恐怖を描くにあたり、『RRR』でジェニーを演じアカデミー賞作品の出演女優となった、本作のキーパーソンとなるレイチェル役のオリヴィア・モリスは「このようなスリラー作品において、サイレンス(静けさ)がとても重要だと思っています。全く音がないと言うことではなく、リアルな足音や(今回の舞台である)船の音のこと。常にリアルな雑音があることで物語に緊迫感を与えてくれる」とコメント。本作の舞台であるアレクサンドリア号(船を装った秘密研究基地)は150m近くある巨大な船の上で撮影されており、リアルな船の軋みや揺れ、波が船を打つ音もそのまま表現されている撮影環境について語っている。またそんなレイチェルの父であり、Season1から物語をけん引しているアーサー役のジョン・リンチも「そんな逃げ場のない環境で、様々な感情や思いを持つ人間たちが少しずつおかしくなり、事件が起こってしまう。こんな極限状態の中で、それぞれキャラクターたちの本性が次第に明らかになっていき、表面的だった関係性をこじれさせていく。それがこのスリラー作品にとっての重要な要素だよ。すごく可愛くないよね」と冗談交じりに本作のテーマについて続ける。海外ホラーやスリラー作品に比べ、ややねっとりとした静かな恐怖や人間の業のような根源的な恐怖を描くものが多い邦画作品に親しみが深い日本人にとっては、「THE HEAD」シリーズは非常に相性が良いといえるかもしれない。ヒヤヒヤ、ゾクゾクするようなホラー作品が見たくなってくる夏に向けて、新たな恐怖を体験できる本作は見逃せない。Huluオリジナル「THE HEAD」Season1はHuluにて全話配信中、7月9日(日)23時59分までTVerにて見逃し配信中(第6話は7月1日~配信開始)。Season2はHuluにて独占配信中(毎週土曜新エピソード追加/全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月10日女優の蒼井優が出演する、江崎グリコ「カフェオーレ」の新CM「カフェオーレ そ、朝飲むの」編が11日より放送される。最近、朝飲む「カフェオーレ」がおだやかな時間をもたらすことを知り、今では毎朝実践している妻(蒼井)。今朝もリビングキッチンで、目覚めの「カフェオーレ」を飲んでいると、出かける身支度をしていた夫がその姿を見て、「え、それ朝飲むの?」と尋ねる。夫に対し、「そ、朝飲むの」 といたずらっぽく返事をする妻。驚きの表情を浮かべる夫をよそに、優越感にひたる妻は「理由があるから朝飲むの」「ゆっくりカラダが目覚めるの」と心の中で朝飲む理由を語り、おだやかな目覚めを楽しむのだった。○■蒼井優インタビュー――CM撮影の感想をお聞かせください。あっという間に終わっちゃった感じです。ずっと現場ではCMでかかる音楽が流れていたので、ゆったりした気分になって、とてもリラックスして撮影に挑めました。――新しくなった「カフェオーレ オリジナル」は、生乳50%を使用して、ミルクとコーヒーが1:1の味わいになっているところも特徴ですが、ミルクとコーヒーの味わいについて、どのように感じましたか?素晴らしかったです。私はどちらかというと、ブラックコーヒーよりもカフェ・オ・レの方が好きなので、すっきりした甘さでコーヒーの苦みも感じられる「カフェオーレ」は、本当に朝にぴったりだなと思いました。――1日をおだやかに始めていくためのアイデアや工夫していることがありましたらお聞かせください。真っ先にカーテンを開けることです。陽の光を浴びて、朝が来たと自分に言い聞かせて、なるべくバタバタにならないよう、出たい時間よりも少し早めにセットしておけるよう心がけています。天気を感じて、今日は晴れなんだなとか、意識が少し外に行くだけでも、私は目が覚めるタイプです。――今年の夏にしたいことは?いろんなところに出かけたいですね。私たちのお仕事は夏休みとかあまり関係ないですけど、お友達の家族と一緒にどこかへ出かけられたらいいなと思っています。――もし長期のお休みがあったら行ってみたい場所は?長野とか、四国の仁淀川とか、きれいな川があるところに行きたいです。新幹線から見る川も好きですし、元々海水よりも淡水の方が好きなんですよ。――CMをご覧になる視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。今回のCMは、ミルクとコーヒーの魔法のバランスで、朝のおだやかな時間を生み出すことを表現しています。ぜひ皆さんも朝に「カフェオーレ」を飲んで、ゆったりとした1日のはじまりをお過ごしください。
2023年07月04日福士蒼汰が、7月7日(金)放送の「Google Pixel presents ANOTHER SKY」にゲスト出演する。福士さんといえば、現在「Hulu」にて配信中のドラマ「THE HEAD」Season2にメインキャストの一人として出演。作品は、Huluの海外ドラマ視聴ランキングで配信開始から1位を獲得し続けている。今回番組では、本作で海外作品デビューを果たした福士さんが、撮影地であるスペイン・マドリードとテネリフェ島を1年ぶりに再訪した。以前、「アナザースカイ」でニューヨークを訪れ、「海外作品に出たい」と語っていた福士さん。ついに「THE HEAD」への出演が決まった彼は、昨年の29歳の誕生日に日本を発ち、撮影のためスペインへ。周りにはマネージャーも日本人もいないなか、2か月間の撮影に全身全霊で挑んだ。それから1年、30代に突入し、かつて人生の大転換期を迎えたマドリード&テネリフェ島に再びやって来た福士さん。「久々に訪れて『うわっ!そうだ、ここで毎日撮影していたんだ!』という感触が蘇ってきて…!撮影時の思い出が一気にフラッシュバックしました」というドラマのクランクイン場所であるテネリフェ島、マドリードでは撮影中よく行っていたという中心広場「プエルタ・デル・ソル」やレストラン、滞在していたホテルなど、思い出の場所を再訪。また、撮影当時は行けなかったマドリードの遊園地「ワーナーパーク」や王宮なども巡る。さらに、本作でマギー役を務めたキャサリン・オドネリーと久々に再会。自らの思いをしっかりと英語で伝え、キャサリンと尽きることのない思い出話に花を咲かせる。様々な感慨深さに包まれたようで、ロケ終了後には「キャサリンと撮影後にも会えるなんて…すごく特別!世界中に友達ができたことを改めて実感し、すごくうれしかったです」と、満面の笑みを浮かべた。そして「また5年後、新たな夢をかなえて、『アナザースカイ』に出たいと思いました!とにもかくにも、今回はスペインにまた来ることができ胸が躍りました。その喜びが出ていると思うので、ぜひ観てください」と呼びかけた。ゲスト:福士蒼汰「Google Pixel presents ANOTHER SKY」は7月7日(金)23時30分~日本テレビ系にて放送。Huluオリジナル「THE HEAD」Season2はHuluにて独占配信中、毎週土曜日新エピソード追加(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月01日俳優の蒼井優(37)が、23年度後期の連続テレビ小説『ブギウギ』に出演することが6月22日に明らかとなった。蒼井は、趣里(32)演じるヒロイン・鈴子が憧れる梅田少女歌劇団(USK)のトップスター・大和礼子役を務める。発表に際して、蒼井は「放送を心待ちにしていたので、まさか自分にもお声がけいただけるなんて思ってもいませんでした。しかも、小さい頃から大好きな歌劇の世界で、憧れの先生方とご一緒させていただけて、私にとっては夢のような時間です」と、コメントを寄せていた。『ブギウギ』で朝ドラ初出演を果たす蒼井。同作は昨年8月に夫の山里亮太(46)との間に第1子を出産した彼女にとって、産後の復帰作でもある。「朝ドラといえば若手女優の登竜門というイメージがある一方で、近年ではベテラン女優の活躍も目立ちます。’19年『スカーレット』の主演で主演を務めた戸田恵梨香(34)は放送当時31歳。’21年『カムカムエブリバディ』のヒロイン・深津絵里(50)は放送当時48歳でした。売れっ子女優たちが改めて注目を集めました」(芸能関係者)さらに最近は、朝ドラがママ女優たちの復帰の場にも。’15年8月に男児を出産した菅野美穂(45)は、’16年の朝ドラ『べっぴんさん』で女優復帰し、17年の朝ドラ『ひよっこ』にも立て続けに出演。『べっぴんさん』で母親役を演じたことについて、「子どもを産んだ後にこのお話をいただけるっていうのは本当に幸運」と’17年10月13日に放送された『A-Studio』(TBS系)で語っていた。マイコ(38)も、’21年の朝ドラ『おかえりモネ』で女優業に復帰。Webメディアのインタビューで、「具体的にいつ復帰するのか、全く考えていない中でいただいたオファー」(MANTANWEB編集部、’21年9月19日配信)と語っているように、“育休復帰”の思わぬ契機となったようだ。また’18年の朝ドラ『まんぷく』ヒロインの安藤サクラ(37)は、産後4か月でNHKからオファーをされた。出産したら子育てに専念すべきという考えから、一度は断ったが家族に背中を押されて出演。1歳に満たない娘を連れて大阪に向かい、長期間の撮影に挑んだ。なぜ、朝ドラはママ女優たちの第一歩に選ばれるのだろうか。前出・芸能関係者はこう語る。「競争の激しい芸能界において、産休明けの復帰作は重要です。朝ドラは話題になりやすいですし、本人としても、事務所としてもオファーを快諾しやすいのではないでしょうか。またNHKは子連れ女優さんたちに全面的なサポートを約束してくれるそうです。実際に安藤さんが“ママさんヒロイン”になった際には、おむつ交換台や授乳スペースのあるキッズスペースを局内に新たに設置し、ベビーシッターも付き添えるように制度を整えていました」安藤は『日経エンタテインメント!』’18年11月号のインタビューにて、「もちろん、NHKの器の大きなスタッフの方々の説得も心にしみました。実際に制作のために動き出してからは、朝ドラのスタッフの方だけでなく、お掃除のおばちゃまや受付のお姉さんまで、みなさんが娘の面倒のサポートをしてくださっています」と、NHKの手厚いサポートを明かしている。朝ドラはママ女優の強い味方となっているようだ。
2023年06月28日「小学生のとき、地球儀を眺めていたら、広い世界への憧れが芽生えて。独学で英語の勉強を始めたのも、そのとき感じた思いがきっかけです」そう話すのは、先日、30歳の誕生日を迎えたばかりの福士蒼汰。記念すべき30代最初の出演作、Huluオリジナル『「THE HEAD」Season2』(Huluにて独占配信中)で、長年の夢だった海外ドラマ初出演を果たした。「俳優になってからは、20代のうちに海外作品に出演するのが目標だったので、今回のオファーは、すごくうれしかったです。もちろんプレッシャーもあったので、現地入りするまでの間に、みっちり練習して臨みました」事前の準備のおかげで、現場では気を張りつつも、楽しく撮影に臨めたと語る福士。合間には、世界各国から集まった共演者たちとの交流も積極的に行っていたという。「最初はできるだけ、誘われたらなんでも行くようにしていて、プールで遊んだり、古い町並みを見に行ったり。共演者の中に“忍術”を習っている人がいたので、一緒に稽古に参加したりもしました。徐々になじめるようになって、それからは自分のペースも大事にするようになりました。変に気負わず、リラックスしたコミュニケーションを取るほうが大事だと気付いたんです」最後に、30歳という節目の年齢を迎えた福士に、新たな夢や目標について聞いてみた。「今回の経験で、日本文化の独特さや強みを改めて知って、日本人はもっと世界で活躍できるはずだと感じました。英語がネイティブではない僕でも、海外に挑戦する姿を通じて、多くの人を勇気づけられたらうれしいです。国内はもちろん、海外の仕事も機会があれば、どんどん挑戦していきたいです!」
2023年06月24日趣里がヒロインを演じる連続テレビ小説「ブギウギ」に、蒼井優が出演することが決定。蒼井さんが連続テレビ小説に出演するのは、本作が初めてとなる。連続テレビ小説第109作目となる本作は、大阪の下町の銭湯の看板娘として育つヒロイン・鈴子(趣里さん)が、歌手の道を歩み始め、戦後のスターとなっていく様子を描くオリジナル作品。蒼井さんが演じるのは、大阪の梅丸少女歌劇団(USK)第1期生の娘役で、劇団を引っぱるトップスター・大和礼子。鈴子の憧れの先輩であり、鈴子は踊りや歌への大切な精神を礼子から受け継いでいく。USKは、大阪・道頓堀にあるレビュー劇団。ドラマでは、歌って踊る歌劇の世界を鮮やかに描き出す。今回の出演に関して蒼井さんは「小さい頃から大好きな歌劇の世界で、憧れの先生方とご一緒させていただけて、私にとっては夢のような時間です」と話し、「大和礼子は、トップスターのプライドを背負い、孤独と戦いながら周りを引っ張っていく人物です。その、内に秘めたエネルギーを大切に、皆さんとブギウギを楽しめたらと思います」とキャラクターについて話している。また趣里さんは、「蒼井さんとご一緒することになり、とてもうれしく思います。蒼井さんは、昔からずっと私の憧れです。一緒の空間でお芝居するのが目標の一つだったので、本当に夢のようです」と今回の共演を喜び、「現実とドラマの世界がかぶる、この夢のような時間をめいっぱい楽しみたいと思います」とコメントしている。連続テレビ小説「ブギウギ」は10月、NHKにて放送開始予定。(シネマカフェ編集部)
2023年06月23日女優の新木優子、俳優の福士蒼汰が出演する、東京シティ競馬(TCK)の新CM「TCK2023 光よ、駆けろ。帝王賞編」が21日より放送される。新CMは、「光よ、駆けろ。TWINKLE RACE」をコミュニケーションテーマにしたCMの第二弾。今回は1,000キロ離れた遠距離恋愛中の恋人同士を演じる新木と福士が、離れ離れになってしまう平日の夜に、お互いの自宅で「TWINKLE RACE」を一緒に観戦することで心を通わせ合う様子を描いたストーリーとなっている。また、第一弾に続き、CMのイメージソングは、緑黄色社会が書き下ろした「Starry Drama」。「TWINKLE RACE」のイメージにピッタリな疾走感あふれる楽曲にも注目だ。○■新木優子、福士蒼汰インタビュー――帝王賞は上半期のダートNo1を決めるグランプリレースですが、お二人にとって「これだけは誰にも負けない!」「これだけは誰にも譲れない!」という特技やこだわりはありますか?福士:モノを並べるのが好きで……。冷蔵庫とかもペットボトルのラベルとか全部こっち側(自分から見て正面)に向いていないと気が済まない(笑)。リモコンとかも、大・中・小って並べたりとか。薬棚みたいなところも、リップとか風邪薬とか並べてる。1個ずつ並べることについては、誰にも負けないかな(笑)。並べ好き!新木:こだわりですね(笑)。私アイドルが好きで、そこは負けないかもしれない! 年間スケジュールの中で、「ここだけはお仕事いれないでください」ってお願いするのが、基本的にコンサートの日です。 それだけは譲れない!福士:ほぉ〜、それは譲れないね(笑)。――CMでは、お互いが「ひとりの夜」を過ごしていますが、お二人は「ひとり時間」をどのように過ごしていますか?また、「ひとり時間」で行うルーティーンなどはありますか?福士:僕は、大体勉強するか、ゲームするか、どっちかですね。新木:何の勉強?福士:英語だったりとか、その時勉強したいこと。新木:えー忙しい!福士:そう、やりたいこといっぱいあって(笑)。新木:結構ひとりの時間楽しめるタイプなんですね! 私は、ひとり時間そんなに得意じゃなくて。基本的に誰かと過ごしていたいというか、友だちに「今日の夜どこどこ行こうよ!」と連絡する感じだったんですけど、(コロナ禍で)ひとりでいなきゃいけない状況を経験して、やっと少しひとり時間の過ごし方が上手になってきて。映画みたり、ドラマみたり。一番ハマったのは、絵を描くことでした。福士:あるじゃない、いいのが。新木:あった(笑)。絵を描くことにすごいハマって没頭してました。福士:どんな絵を描くんですか? 抽象画とか?新木:動物……犬が多い。生き物ですね。
2023年06月21日この秋放送予定のよしながふみ原作ドラマ「大奥」Season2に、福士蒼汰、岸井ゆきの、志田彩良が出演することが分かった。男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こした漫画「大奥」。3代将軍家光から8代将軍吉宗までの物語がドラマ化され、1月期に放送。そして秋、吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが、赤面疱瘡撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を放送する。今回発表された3名は、【幕末編】の登場人物。福士蒼汰が演じるのは、家定の正室・天璋院/胤篤。聡明さや物腰の柔らかさを持つ天璋院は、徳川の世を途切らせまいと奮闘する家定の心情を理解し、いつしか両想いとなり結ばれる。そして家定亡き後は、家茂の後見人として支える。天璋院/胤篤冬ドラマでは、万里小路有功役で出演していた福士さん。今回の出演に「再び参加できることを大変嬉しく思っております」と喜び、「今回の役どころは、非常に繊細で難しいものだと思っています。薩摩の人間でありながら、家定・徳川のために無垢に考え行動する。聡明さと人情を併せ持つ彼を、深く演じていきたいです。家定との心の機微を丁寧に演じ、瀧山と二人三脚で支えていけるよう努めてまいります。"お万の方の再来"とも言われた彼の人生をいかに歩めるか、今からとても楽しみです」とコメントしている。また、公武合体政策のため男装して家茂に嫁いでくる帝の妹宮・和宮を演じる岸井ゆきのは、「母親に愛されたい、独り占めするために江戸にやってきた和宮の気丈夫な言動は強さの反面、時に可愛くてさみしげです。健気でいたいけな家茂に出会い、心を締め付けていたものが解かれ、本来の純朴な心を家茂にあずけていく姿をとても愛らしく思いました」とキャラクターの印象を語る。和宮甘いものが好きな14代将軍・家茂役の志田彩良は「役柄を聞き、何かの間違いなのでは?と思うほど驚きました」と出演決定時をふり返り、「着させて頂くお着物と役を全うする責任、この2つの重さをしっかりと身に纏い、時代の空気を感じながら誠心誠意努めて参りたいと思っております」と意気込んでいる。徳川家茂「大奥」Season2は2023年秋、NHKにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年06月19日ヨーロッパ最大級の制作会社であるTHE MEDIAPRO STUDIOが主導し、国境を越える大ヒット作となった海外ドラマ「THE HEAD」のSeason2が配信開始。この度、日本から出演している福士蒼汰が、自ら本人役の吹き替えを務めたアフレコ風景やインタビュー映像も配信された。Season1では、辺境の地にある南極の科学研究基地で起こった惨殺事件の真相に迫る“震撼の極限心理サバイバル・スリラー”を展開。視聴者や批評家からも称賛され、放送・配信国が公開当初の3倍となる世界90の国と地域に拡大するなど大成功を収めた。前作に引き続き、Season2でもエミー賞を受賞した世界的ヒットドラマ「HOMELAND/ホームランド」のエグゼクティブ・プロデューサーを務めたラン・テレム製作総指揮のもと、世界各国を代表するような俳優陣が結集。北米はじめ、ヨーロッパ、南米など世界各国でも放送&配信されている。今回の日本語吹替版では、福士さんが自らの英語セリフを全て自分自身で日本語に吹き替えた。福士さんはこれまでアニメでのアフレコ経験はあったものの、実写ドラマ作品で自らが英語で演じているものに対してアフレコするという形は初めての体験だったそう。アフレコ後の福士さんは、「新しい体験で楽しかったです。また今後もできるように、自分の声磨きもどんどんしていきたいなと思いました」と率直に感想を語る。たった1人でスペインロケ「一歩外に出てみたら、楽しむことができるように」1年前の2022年夏、スペイン・テネリフェ島&マドリードにて行われたオール海外ロケに1人で参加した福士さん。当時の自身の演技をアフレコという形で改めて見ることになり、「何だかそわそわしますね。若いなと思っちゃう自分がいます(笑)」と照れながらも、「撮影期間を思い出したり、キャストのみんなを見て『こんな話をしたな』とか『現場はこうだったな』とやっぱり色々思い出しました」と当時を懐かしんでいる様子。「スペインでの撮影を約2か月間、他に日本人もいない、スタッフさんや日本語通訳の方ももちろんいないという状況にポンと置かれて。でも一歩外に出てみたらみんな優しいしフランクに話しかけてくれるので、恐怖心や不安は一切なくなって、楽しむことができるようになったと実感します」と、「THE HEAD」Season2の撮影を経て得た変化を明かす。吹替版の監督の指示を1つ1つ真摯に聞きながら、オリジナル版のニュアンスを共有するなど細かくやり取りをしたそう。「やっぱり僕は現場に実際にいたので、現地で監督から言われたことや、英語と日本語の微妙なニュアンスの違いなどを考えて、吹替版の監督と一緒に一番良いものにしよう!という良い話し合いができたかなと思います」と笑顔で明かしました。今回吹き替えをしてみて新たな発見はあったかと問われると、「英語のお芝居と日本語のお芝居を見て、両方いいな、面白いなと思いました。もちろん情報としては同じ内容が伝わっていますが、それぞれの言語の良さが出ているというか。日本語には日本語なりの『あ、こういう風に表現するんだ』という部分がたくさんあって、僕自身も両方でお芝居をしたので、日本語の面白さを感じる部分もあり、両方楽しめるなと思いました」とコメント。配信を楽しみにしている視聴者に向けて、「吹替版はとても魅力的な声優陣が集まっています。僕も頑張ってそのレベルに合うようにすごく努力して初めての経験を乗り越えました!オリジナル版、日本語版それぞれまた違う魅力があるので、ぜひ両方楽しんで観ていただけたら嬉しいです」と力強くアピールした。Huluオリジナル「THE HEAD」Season2は毎週土曜新エピソード追加でHuluにて配信中(字幕版・日本語吹替版/全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年06月19日多くの作品がクライマックスを迎えている春ドラマ。シネマカフェでは、読者アンケート「2023年好きな春ドラマ&キャラクターは?」を6月11日まで実施。その結果を発表する先日のドラマ編ランキングに続き、今回は“好きな春ドラマのキャラクター”をランキング形式で発表していく。1位:加賀美圭介「unknown」春ドラマ好きなキャラクター1位に輝いたのは、先日発表した“好きなドラマ編”でも1位となった「unknown」より、主人公…ではなく、恋の強力ライバル(?)加賀美圭介だ。本作は、凄惨な連続殺人事件が起こる町を舞台に、秘密を抱えた男女の愛を描く、“究極の愛”を問う本格ラブ・サスペンスドラマ。町田啓太が演じるこの加賀美は、週刊誌のカメラマンで主人公・こころ(高畑充希)の相棒で親友。基本的にぼんやりしており、少し天然。虎松(田中圭)の嫉妬心を煽り、恋の三角関係に発展していくようなキャラクターだが…。今回読者からは「ふわふわしてて掴みのないから一変、狂気炸裂の加賀美、とにかくエグいです」、「掴みどころの無い飄々とした感じだったのに、ジワジワと怖さが出てきて、目が離せなくなる」、「不思議キャラなのに物腰も柔らかく癒しだったのに8話からの加賀美が柔らかいのに冷酷で美しすぎた」など、豹変具合に多くの絶賛の声が寄せられた。【「unknown」DVD&Blu-ray】2023年10月11日(水)リリース2位:朝田虎松「unknown」続く2位も「unknown」から。主人公のひとり、田中圭が演じる“トラちゃん”朝田虎松がランクイン。交番勤務の警察官である虎松は、こころと最悪な出会いをしたものの、いつしか恋に落ちていく。また、実は誰にも言えない”重い秘密”を抱えている…という役どころだ。読者からは「心に大きな傷を負いながらもちゃんと前に進み、周りの人にも優しい虎ちゃんが大好きです」、「他人や人外であっても、自分との違いを受け入れる懐が深い愛の人。演じた俳優田中圭にも通じる愛情を感じる」、「優しさの塊であり、重く抱える過去があっても腐ること無く並々ならぬ努力で今の生活を手に入れた虎松にはどうか幸せになって欲しいと願わずにはいられないほど肩入れしています!」、「優しくて誠実でカッコよくて可愛いとらちゃん一択です。とにかくとらちゃんに幸せになって欲しいと視聴者に感情移入させる田中圭さんのお芝居は群を抜いて素晴らしいです」といった感想が届いた。3位:皆実広見「ラストマン-全盲の捜査官-」3位は、全盲のFBI捜査官と孤高の刑事が凸凹バディを組んで難事件に挑むドラマ「ラストマン」より、福山雅治が演じる主人公の皆実広見。アメリカから期間限定で交換留学生として来日したFBI特別捜査官で、人たらしな性格、愛嬌と社交性をもち、いつも人の輪の中心にいるような人物。過去のある事故がきっかけで両目の視力を失っているが、鋭い分析力、嗅覚、触覚で事件を必ず終わらせる最後の切り札という意味で、FBIでは“ラストマン”と呼ばれていた。アンケートでは、「シリアスな場面だけでなく、クスっと笑えたり、皆実捜査官の一言が響いたり、アドリブやモノマネをぶっ込んできて飽きさせない」、「福山雅治の個性を活かした強めのキャラが素晴らしい!」、「全盲のFBI捜査官という難役を見事に表現している。毎回のアドリブが面白い」と読者からたくさんの感想が寄せられた。▼「ラストマン-全盲の捜査官-」第9話(6月18日21時~放送)皆実(福山雅治)と心太朗(大泉洋)は、41年ぶりに心太朗の父・鎌田(津田健次郎)に会いに刑務所へ行くが、面会は叶わなかった。41年前の事件の真相を知っている鎌田が余命わずかでタイムリミットが迫る。泉(永瀬廉)と吾妻(今田美桜)も捜査の協力を申し出る。一方、弓塚(石橋蓮司)は、事件が掘り起こされることを聞き…。第4位~第10位は以下の通り。4位:小田切渉(福士蒼汰)スリリングなリーガルサスペンス「弁護士ソドム」の主人公。周りから「ソドム」と呼ばれる型破りな詐欺加害者専門弁護士。弱者を食い物にする“詐欺加害者”の味方をし、裁判で勝たせていく。しかしそれには、ある目的が…。▽読者の声・「役柄は、悪徳弁護士ですが、本当は、正義感が強くて心があるところが気に入ってます」・「話が進むにつれて、本当は良い人だとわかってきて、時折見せる切ない表情が本当に切ない」・「福士蒼汰さん演じる渉の、悪徳弁護士としての表の非情な顔と仲間内で見せる本当の優しい笑顔のギャップが魅力的だから」5位:貴山伸彦(松下洸平)「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」より、探偵・上水流涼子の相棒である貴山伸彦。IQ140の頭脳を持ち、多くの分野に精通、一見完璧のようだが、女性が苦手という一面も。涼子と共に、理不尽な悪党たちに立ち向かう。▽読者の声・「とにかく変装して潜入先でのやり取りが絶妙に上手い。そして天海祐希さんに引けを取らない対等に渡り合える面白さ、目が離せません」・「演技や間がうまいのはもちろん、変装したりクスリと笑えるシーンもあり、夢中になってみています」・「貴山伸彦…通称のぶりん 真面目だけど…可愛らしさもあり少し謎めいてる所もあり…松下洸平さんの演技力がハンパないです」▼「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」第10話(6月19日22時15分~放送)突如、涼子(天海祐希)のスマホに送られてきた謎の動画。そこには、うつろな表情をした涼子の様子が映っていた。映像の中の言葉で、涼子の脳裏には、椎名(野間口徹)を殴ったあの日の記憶が鮮明によみがえり、真実にたどり着くため、涼子はある人物の元を訪ねる。6位:新田東郷(山田涼介)メリットだけで結婚を選んだ2人の胸キュンラブコメディ「王様に捧ぐ薬指」より、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだツンデレ御曹司・新田東郷。主人公・羽田綾華(橋本環奈)が働く結婚式場「ラ・ブランシュ」のワンマン社長で、女性に困ったことはないが、本当の恋はしたことがない。周りからは、「王様」、「キング」と呼ばれている。▽読者の声・「表向きはかっこいいキングなんだけど、内面はかわいすぎる一面がたくさんあるから」・「ドS御曹司なのにピュアで大事な人を守ろうとするところが素敵だから」・「何でも出来る王様気質なのに、恋愛や友情など本気の場面では、少し不器用な面が愛くるしく面白いし」・「ツンデレ社長が綾華にしか見せない可愛い顔にやられた」▼「王様に捧ぐ薬指」最終話(6月20日22時~放送)綾華(橋本環奈)と東郷(山田涼介)が正式に離婚し、10か月が経過。綾華が有給を取ったある日、「ラ・ブランシュ」では東郷の新たな婚約者の衣装合わせが行われていた。同僚たちは、綾華と東郷のバッティングを避けようと画策していたが、綾華は式の打ち合わせに来ていた東郷と静(松嶋菜々子)たちに会ってしまう…。7位:鼓田ミナレ(小芝風花)ラジオを舞台にしたコメディドラマ「波よ聞いてくれ」より、主人公の鼓田ミナレ。スープカレー店でアルバイトをしているが、あることがきっかけで、深夜のラジオで冠番組を持つことになり、やがてラジオパーソナリティーとして開花していく。やけ酒を飲んでは見ず知らずの男に愚痴をこぼし、泥酔して記憶をなくすという超絶やさぐれ女で、軽快なトークや仲間たちとのやり取りが魅力。▽読者の声・「あのキャラクターを演じるのが全く違和感がないのがすごい!」・「マシンガントークが痛快」・「とにかくカッコカワイイキャラでファッションも毎回スタイリッシュな服装で素敵です。 ラジオパーソナリティするキャラなので長尺のセリフ&マシンガントークするシーンは観ててスカッとする!」【「波よ聞いてくれ」DVD】2023年9月6日(水)リリース8位:萱島直哉(山田裕貴)ある日、電車の一両が、何もかも遮断され“ペンディング”された“非日常”の世界へと放り出され、生き抜くためにサバイバル生活を送る「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」の主人公。萱島は、そんな電車に乗り合わせた乗客で、カリスマ美容師。どこか捉えどころがなく、何を考えているか分からない危険な色気を感じる一面が。そこには、これまでに経験してきた複雑な過去が関係している。▽読者の声・「山田裕貴クンの演技には毎回泣かされる。 兄役も素敵」・「本当は優しくて頼もしい人なのに、それを全面的に押し出して行動したりしない言わゆる人から好かれることを、あえて好んでないから口から出る言葉は、憎まれ口や真逆のことばかり。そんな不器用さが、直哉の魅力かもなと思う」・「優しさと真の強さがかっこいい」▼「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」最終話(6月23日22時~放送)事実ではないことがネット上で拡散され、苦境に立たされる5車の元乗客たち。原因不明の手の震えに苦しむ直哉(山田裕貴)や、あらぬ誹謗中傷で休職を余儀なくされた優斗(赤楚衛二)もまた、「こんな世界、もう終わればいい」と思うほどの絶望の淵にいた。しかしその頃、物理学教授の蓮見(間宮祥太朗)は、地球環境を激変させる小惑星の衝突について、新たな事実をつかんだようで…。そんな中、5号車のメンバーが集まる対策会議に連れてこられた直哉。そこには久々に顔を合わせる紗枝(上白石萌歌)の姿もあった。そして一同は、意を決した米澤(藤原丈一郎)の発案で一本の動画を公開することに。するとその動画をきっかけに、事態は思わぬ方向へと動き出していく。9位:上水流涼子(天海祐希)「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」の主人公。明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする女探偵だ。相棒・貴山と様々な依頼を超大胆な方法で解決していく。▽読者の声・「会話のテンポが早くて面白い」・「上水流涼子、天海祐希さんがナイスキャスト」・「ストーリーは題名通りで、あり得ない展開。他の女優さんでは無理だと思うが、天海祐希が見事に楽しく成立させているから」10位:白浜優斗(赤楚衛二)「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」で未来の荒廃した世界にワープしてしまう乗客のひとり。心根が真っ直ぐな若き消防士で、極限の状況下でもリーダー格として乗客たちをまとめていく。萱島とは意見が対立してしまうこともあるが、それぞれが抱える過去や生きる理由、そして互いの本心を知ったときに関係性が変化していく。▽読者の声・「過去の過ちによる後悔がある故の正義感、リーダーシップがカッコ良い。消防士姿も惚れます!」・「どんな時も希望を捨てないし、仲間を見捨てない白浜さんが素敵だから」【シネマカフェ読者アンケート/好きな春ドラマのキャラクターTOP10】1位:加賀美圭介/町田啓太「unknown」2位:朝田虎松/田中圭「unknown」3位:皆実広見/福山雅治「ラストマン-全盲の捜査官-」4位:小田切渉/福士蒼汰「弁護士ソドム」5位:貴山伸彦/松下洸平「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」6位:新田東郷/山田涼介「王様に捧ぐ薬指」7位:鼓田ミナレ/小芝風花「波よ聞いてくれ」8位:萱島直哉/山田裕貴「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」9位:上水流涼子/天海祐希「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」10位:白浜優斗/赤楚衛二「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」※2023年4月期に放送されている“春ドラマ”が対象となります。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(シネマカフェ編集部)
2023年06月18日福士蒼汰主演「弁護士ソドム」最終話が6月16日オンエア。主人公の渉を演じた福士さんに「見たい福士蒼汰くんの詰め合わせ」「これはハマり役だった」などの声が上がるとともに、共演した佐藤龍我にも数多くの反応が寄せられている。若い世代もターゲットとしたチャレンジ精神あふれるものにリニューアルしたテレ東金曜8時ドラマ枠。その第一弾として“悪徳弁護士”の復讐劇を描いてきた本作。旧約聖書に登場する「退廃」や「悪徳」を象徴する街、ソドムの名で呼ばれる“詐欺加害者専門弁護士”…だが実際は自分の母を殺した詐欺師への復讐を果たそうとしている小田切渉役で福士さんが主演。渉が詐欺師を弁護する理由を知り協力するようになるが、“牧師”に捕らわれてしまった若松まどかに玄理。母を失った渉を弁護士になるまで育てた親代わりの曽我一馬に光石研。渉に協力する幼馴染の天才ハッカー・八雲カイに加藤清史郎。変装が得意な元結婚詐欺師で、渉のことが好きな三木天音に山下美月。特殊詐欺に加担したことをきっかけに協力者となった久保寺治に佐藤さん。渉の母で人権派弁護士だった転落死した小田切翔子に高岡早紀。記憶を失っていた渉の父・小田切宏に勝村政信。まどかの元カレで新聞記者の青柳孝介に古川雄輝。以前まどかが勤めていた弁護士事務所の代表・篠崎誠にでんでん。戸籍をロンダリングした詐欺師の元締め“牧師”である五条紀明に竹中直人といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。本物の牧師は五条紀明だったことが判る。しかし真実に気づいたまどかは五条に拉致され人質に。まどかからSOSの連絡を受けた渉は慌てて五条の会社へ向かうが、救出できないまま追い返されてしまう。その時、渉のもとに宏から記憶が蘇ったと電話が。宏は14年前、翔子が事務所から転落した際そこに曽我の姿を見ていた。五条の言いなりになるしかなかった曽我は、彼の命を受け翔子を説得しようとするも、五条の不正が記録されたUSBを巡って揉み合いとなり、そのはずみで翔子を転落死させてしまっていた…というのが最終回の展開。渉は天音を使って五条をおびき出し、その隙にカイが五条のPCをハック。詐欺の証拠を暴くという作戦に出るが、その引き換えに五条に撃たれてしまう。命がけで五条を捕まえた渉は自首、弁護士資格は停止となるものの、その1年後、誠の事務所を手伝っているところにまどかが来訪し、2人は再会する…というラストだった。放送後のSNSには渉を演じた福士さんに「見たい福士蒼汰くんの詰め合わせでした!!」「爽やか系でニコニコしてるのも可愛いけど、これはハマり役だった」「キリッとしてるスーツ姿の渉もホントカッコ良くて、穏やかな表情の本来の優しい渉とのギャップが最高だった」などといった反応が。また2話からの登場だったが渉の仲間として彼をサポートした久保寺役の佐藤さんにも「可愛らしい笑顔も、カラフルなお洋服×金髪もすごく似合ってて、龍我くんだからこその治くんがとっても魅力的でした」「回数を重ねるたびにどんどん演技が上手になってて楽しそうにお芝居してる龍我くんを見れてよかった」などといった反応が上がっている。(笠緒)
2023年06月17日2020年から現在までに世界90 カ国以上で放送・配信され、人気を博している海外ドラマ「THE HEAD」。辺境の地にある南極の科学研究基地で起こった惨殺事件の真相に迫ったSeason1から3年、ついにSeason2が幕を開けます。そこで、唯一の日本人キャストとして参加したこちらの方にお話をうかがってきました。福士蒼汰さん【映画、ときどき私】 vol. 585太平洋に浮かぶ巨大貨物船を装った秘密研究基地を舞台に繰り広げられる本作で、優秀なコンピューター・エンジニアのユウトを演じている福士さん。2か月に及ぶスペインでの撮影では、国際色豊かなキャストとスタッフのもとで、英語のセリフにも挑んでいます。長年の夢だった海外作品に初出演した思いや独学で身につけたという英語の勉強法、そして30歳を迎えたいまの心境などについて語っていただきました。―以前から海外に進出したいと考えていたそうですが、そう思うようになったのはいつ頃からですか?福士さん最初は小学校中学年くらいのときに地球儀を見ていて、日本がすごく小さいことに気がつき、子どもながらに外に出てみたいなと思ったんです。その後、中学校で英語の授業を受けながら「この言語が話せたら世界中の人と話せるんじゃないか」と考えていました。そんなふうに過ごしているうちに高校生で俳優になり、「俳優という仕事を通せば、すべての夢が叶うのでは?」と思うようになったのがきっかけです。―なるほど。今回は事前にどなたかに相談したり、アドバイスを求めたりしましたか?福士さん出演が決まったとき、Season1に出られていた山下智久さんに報告させていただきました。「すごく温かい現場だし、福士くんなら大丈夫だよ」という言葉をかけていただき、安心しました。大変だったけど、いい時間を過ごすことができた―オファーがあってからは、特別な準備などもされたのでしょうか。福士さんお話をいただいてから撮影までの期間は約1か月半。ちょうど舞台中だったので、どちらもがんばらなければという思いでした。まずは上演後や休演日を使ってアクティングコーチとレッスンを始めました。アメリカでよくあるメソッドなども体験させていただいて、面白かったです。―実際に、英語で演技をしてみていいかがでしたか?福士さん十分な準備をしていったので、悔いのないお芝居ができたと思います。でも、アーサー役のジョン(・リンチ)がアドリブやセリフを入れ替えることがものすごく多いので、彼と初めて撮影を終えた日には「これはもっと準備しないとまずいな」と。そこで、次のシーンでは前もって彼のセリフも覚えていきました。ジョンはその場で湧き出てくる感情によってセリフが変わる方だったので大変でしたが、おかげでライブ感がある生き生きとしたシーンになってよかったです。英語のアドリブは想定していなかったので、いい刺激を受けられました。―そこに対応できたということは、福士さんもアドリブをけっこう入れていると。福士さんそうですね。といっても、自分のセリフのなかからチョイスしたり、リアクションを取ったり。大変でしたけど、楽しくていい時間だったなと思います。英語の勉強は、好きだから毎日続けられた―英語に関しては中学のときから独学で勉強されているそうですが、続けるというのが一番難しいと感じている人も多いと思います。モチベーションはどのようにして維持していますか?福士さん僕の場合は、英語が好きだから。好き以外の理由はないんです。―具体的にはどのような勉強法をされているのでしょうか。福士さん一番初めは単語を勉強していましたが、だんだんゲームや映画とか、自分が好きなものを英語で楽しむようになりました。でも、何をするにも最初は苦痛ですよね。僕の場合は、好きだから乗り切ることができますが、まずは1日5分でもいいから続けることじゃないでしょうか。たとえば、1時間の勉強を1週間に1回だけするのと、1日10分を7日間にわけて勉強するのとでは、毎日続けるほうが身になると思います。僕は時間がないときでも、スキマ時間を見つけて本やアプリを使って勉強していました。―すごいですね。ちなみに、今回の作品に携わったなかで一番苦労したことは?福士さんすべてを振り返って言うなら、プレスカンファレンスに参加したときに、インタビューに英語で答えなければいけなかったことです。それが一番大変でした。お芝居はセリフがあるので準備さえすれば怖くないのですが、インタビューは全部その場で自分の言葉で言わないといけないですから…。―ということは、通訳もつけずにご自身で対応されたと。福士さん通訳の方はいたのですが、スペイン語で質問されたものをすべて英語に通訳されるという状況でした(笑)。―それはかなり大変でしたね。そのほかに、さまざまな国のキャストやスタッフが集まるなかで、カルチャーショックなどもあったのではないでしょうか。福士さん一番印象に残っているのは、スペインの方はみんな踊ることが好きだということです。音楽が流れてくると、たとえ仕事中でも手を止めてみんな踊り出すんです(笑)。国民性の違いを感じて、面白いなと感じました。日本文化のおかげで、コミュニケーションがうまく取れた―では、そんななかでご自身の支えになっていたものは?福士さん乗り越えられた助けのひとつは、日本の文化です。というのも、アニメや漫画など日本にはこれまで培ってきた独特な文化があり、世界中の人たちからすると「日本と言えばこれだよね」というものがたくさんあります。それがコミュニケーションを取るうえですごく役に立ちました。実際、僕が合流した初日の夜にみんなから「日本語でしゃべってよ!」とお願いされ、少し話してみただけでものすごい盛り上がってくれました。―現場で流行った日本語などもあったのでしょうか。福士さんありました。「それぞれの国で乾杯は何て言うのか」という話になったときに、みんなが気に入ってくれたのが日本語の「カンパーイ」。第1話を見ていただければわかりますが、なんと劇中でも使われたほどです。―注目してほしいですね。では、今回の撮影を通してご自身が学んだことといえば?福士さん一番は日本人以外の方とのコミュニケーション能力。どれだけ英語力があったとしても、コミュニケーション能力がないと自分の持っている力を半分も発揮することができません。この現場でいかにリラックスしてコミュニケーションを取ることが大事かを痛感しました。今回で新しい物差しができたというか、こういう自分でいいんだなと思えるようにもなりました。そのおかげで、「THE HEAD」の撮影のあとにニューヨークに行ったら、以前と英語力は変わっていないはずなのに、いろんなことがわかるようになり、不思議なことに前よりも話せるようになってたんです。それはこの2か月間の撮影で自分らしさや自分なりのコミュニケーション方法が見つけられたからだと思っています。少しずつ続けてきた積み重ねが役に立っている―ということはかなり収穫の多い現場だったんですね。福士さんそうですね、達成感がありました。やはり気を張っていましたし、緊張もしていたので、終わった後は解放感もありました。でも、もっと自分の能力を発揮できるようになりたいので、もう1回やりたいという気持ちもあります。今回ありがたいことに第一歩を踏み出せたので、二歩目、三歩目に繋げられるようにがんばりたいです。―そのなかでも、こういう部分をもっと強化したいと感じたこともありましたか?福士さん本当に課題しかないです。コミュニケーション能力はもっと経験を重ねる必要がありますが、自分でできる勉強に関しては今後も続けていきます。いまはアドリブにもついていくのが精一杯ですが、いかにそれ以上のものを出せるかが大事だと感じているので。とはいえ、今回は全力を尽くして悔いはないので、自分を褒めてあげたい気持ちもあります(笑)。―福士さんは「20代のうちに海外進出する」という目標を見事に達成されましたが、夢をつかんだ秘訣は?福士さんやっぱり継続だと思います。中学校で英語の勉強を始めてからいままで、どんなに忙しいときでも英語の勉強をしなかった日は1日もありません。僕はネイティブでも帰国子女でもありませんが、少しずつ続けてきた積み重ねが自分の役に立っていることは間違いないと思います。―そんななかで、次の夢があれば教えてください。福士さん今後も海外作品に挑戦していきたいと思っています。いまのレベルだとまだまだ足りないと感じているので、もう少し自分を磨いていきたいです。あとは、筋トレや格闘技、武術などもしているので、アクションもやってみたいなと思っています。自分の個性をわかっている人に魅力を感じる―それだけお忙しいなかで、どうやって息抜きされているのでしょうか。福士さん僕はこの仕事が好きでやっているので、自分へのご褒美みたいなものも特に考えたことがなく…。でも、友達や家族といるときは素に戻れる時間です。―先月で30歳になられたばかりですが、心境の変化はありますか?福士さん周りからの見られ方は変わるのかもしれないですが、僕自身はあまり意識していなくて。ただ、20代で見つけたことを継続しながら30代でも新しい挑戦や開拓をしていきたいなとは思っています。―最後にananweb読者に向けて、メッセージをお願いします。福士さん同世代の女性が多いかと思いますが、内側も外側も磨きをかけて、より充実した30代、40代を迎えてもらえたらいいなと思っています。僕も一緒にがんばりますので!あと、僕は自分の個性や魅力をちゃんとわかっている人がステキだと思うので、自分なりの軸のようなものも意識してもらえるといいのかなと。僕自身がそう感じるようになったのは、ここ1~2年くらいのことですが、自分の軸ができてから楽しくなったので。そういうところも大事にしてほしいなと思います。インタビューを終えてみて…。英語や俳優という仕事が本当に好きであることが伝わってきましたが、その裏で相当な努力をされていることも感じずにはいられなかった福士さん。現場の話をするときの楽しそうな表情からも、いかに充実した日々を送っていたのかがわかりました。今後さらに海外へと羽ばたいていく福士さんが、次回はどのような役どころで世界に挑んでいくのかが楽しみです。まずは、本作で見せる福士さんの堂々とした英語での演技から注目してください。物語も舞台も、さらにスケールアップ!次々と起こる不可解な出来事に緊張感が高まり、どんどん引き込まれていく極限の心理サバイバル・スリラー。それぞれの欲望と因縁が渦巻くなかで繰り広げられる究極の心理戦と、その先に待ち受ける衝撃の真実をお見逃しなく!写真・園山友基(福⼠蒼汰)取材、文・志村昌美ヘアメイク・佐鳥麻子(VITAMINS)スタイリスト・オクトシヒロストーリー陸から約2700km離れた太平洋のど真ん中に浮かぶ巨大な船・アレクサンドリア号。実は、それは貨物船を装った秘密研究基地だった。集結していたのは、天才生物学者のアーサーと彼が率いる優秀な化学チーム。彼らは気候変動から全人類を救い、世界を変えるという崇高な目的のもとに集っていた。ところがある日、共同研究員の一人が、首<THE HEAD>のない死体として見つかる。海のど真ん中で逃げ場はなく、助けも来ない状況のなか、研究員や乗組員たちは極限状態に追い詰められていくのだった…。目が離せない予告編はこちら!作品情報Hulu オリジナル「THE HEAD」Season26月17日(土)Huluにて独占配信スタート(C)Hulu Japan写真・園山友基(福⼠蒼汰)
2023年06月16日