『余命10年』『ヴィレッジ』の藤井道人がプロデュース、「アバランチ」で共同演出を務めた新鋭・山口健人監督が黒羽麻璃央と穂志もえかを迎え、現代の日本の若者たちが抱える「病み」を鋭い視点で描く『生きててごめんなさい』(通称:イキゴメ)の予告編が完成した。この度、予告編とともに追加場面写真も到着。社会現象を引き起こしたミュージカル「刀剣乱舞」のメインキャラクター・三日月宗近役とはまるで違う、ひと癖ある難しい役どころに挑戦した主演の黒羽さんと、『街の上で』(監督:今泉力哉)などの話題作に出演し、アメリカのテレビシリーズ「SHOGUN」(原題)の放送が控えるなど、着実にステップアップしている穂志さん。2人が演じた、出版社の編集部で働きながら夢を諦めかける園田修一の焦りと、何をやっても上手くいかない清川莉奈の変化を映し出すとともに、大手出版社の編集者・相澤今日子(松井玲奈)と再会する修一の姿も収められた。また、修一の高校の先輩で大手出版社の編集者・今日子役の松井玲奈、修一が編集を担当することになる売れっ子コメンテーター・西川役の安井順平、莉奈のバイト先のカップル役の八木アリサと飯島寛騎よりコメントが届いている。▼相澤今日子役:松井玲奈修一の憧れであり、光のような存在に感じてもらえたらいいなと思いながら演じていました。再共演となった黒羽さんとは、お芝居を一緒にさせていただけるのが楽しいなと感じていました。修一の緊張感を感じられる部分もあり、可愛らしいなと思いました。完成した作品を見て、修一と莉奈の関係や、環境が渦を巻くように変化していく様子にのまれてしまいそうな感覚に陥りました。人生はいつも最良の日ではないけれど、その中にあるひとつの光を目指して、人はもがきながら脚を前に進めるのかもしれない、そう感じられる作品になっています。心のぶつかりをぜひ劇場でご覧いただけると嬉しいです。▼西川洋一役:安井順平数々の本を出版しコメンテーターとしても活動する西川洋一を演じました。修一と莉奈の仲を割くキッカケになる人物です。デキる男だが精神的マッチョの悪い例。この手の人間は数多見てきたので役作りの苦労は全くなく、出会った悪しきマッチョたちのサンプルの集合体をシンボリックに、角度によってはユーモラスに見えるように演じたつもりです。時には台本にない言霊まで飛び出してしまいました。この映画は現実社会に生きづらさを感じている男女の、自立と再生の物語です。そしてそれは私たちの物語でもあるのです。▼有栖川麻里亜役:八木アリサ観てくださった方々にどう映るかはそれぞれだと思いますが誰もが主人公であり脇役でもあると思うので、帰り道にはこのネガティブなタイトルとは違った少しポジティブな感情や救いを持って帰ってもらえると嬉しいです。▼神宮寺葵役:飯島寛騎莉奈のバイト先のカップルを演じるにあたり、大衆の居酒屋に一席だけまわりの世界観に溶け込まず美しく華やかにしてほしいとご指導頂きました。一人一人の人生は違うもの。そこにどう風を吹き込むかを大事に演じさせて頂きました。本編で描かれている生きにくい現代に立ち向かって行く若者達の姿はどこかもどかしくリアリティーがあり、見た後には自分たちも勇気付けられるような、そんな魅力がこの『生きててごめんなさい』にはあります。是非劇場にてこの魅力を味わって頂きたいです。『生きててごめんなさい』は2月3日(金)よりシネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:生きててごめんなさい 2023年2月3日よりシネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開©2023 ikigome Film Partners
2023年01月07日今泉力哉監督の新作『街の上で』が公開となる。下北沢に住む青年・青と彼をとりまく人々や出来事を描いた群像劇。そこで青の元恋人・雪を演じるのが穂志もえかさんだ。実は日常って幸せにあふれてる。それをこの作品で感じてもらえたら。「撮影は一昨年の夏。当時は役柄を考えすぎて力んでいました」と苦笑しながら振り返る。「私と雪に共通点がないんです(笑)。浮気がバレて青を振る奔放な雪ですが、私にはそんな発想が全くなくって。でも青にとって雪は忘れられない女性。どうしたら魅力的に説得力を持って演じられるかと…」そんな迷える穂志さんの支えになったのが、青役の若葉竜也さん。「若葉さんは“駆け込み寺”みたいな人。普段はアイス片手にサンダル履きのガキ大将だけど(笑)、若葉さんのアドバイスはすごく心に響くんです。お芝居の技術がある方なので、共演してて安心感もあるし。…あれ、なんか“若葉竜也を語る会”になってる(笑)。でもそんな彼の魅力が詰まった一本になったと思います」作品は全編下北沢ロケ。この街特有のモラトリアムな空気感や個性的な人物も物語の味わいを深めている。「私にとって下北沢は、若い人が一度は夢中になる街という印象です。道が複雑で、一人だと目的地にたどり着けなくなるんですけど(笑)」そう笑う穂志さんのかわいい不器用さは、雪の魅力とも重なる。「上り坂の途中で自転車に乗る、という場面では自転車に乗れず、そのまま押して走り去りました(笑)。私が演じたことで雪も不器用な人になったけど、結果的にはそれがよかったのかな、なんか人間っぽくて」街の上で人と人が出会い、喜んだり落ち込んだり。作品にあるのは、ありふれた“日常”。でもコロナ禍という非日常を経たいま、その情景は一層まぶしく私たちの目に映る。「生産性のない会話とか沈黙とか、ムダと切り捨てられがちなことに人の幸せや愛おしさがある。今泉さんが撮りたかったのは、そういうことだと思うんです。だからこの作品を観て『ああ、日常って幸せにあふれてるんだ』って思い出してもらえたらうれしいですね」『街の上で』今泉力哉監督の長編最新作。変わりゆく下北沢の街を舞台に紡がれる古着屋の青年・青と4人の女の子、そして街の人たちのゆるやかな日常。若葉竜也さんの映画初主演作としても注目。4月9日より全国公開予定。ほし・もえか1995年生まれ、千葉県出身。語学堪能な才女にして注目の若手女優。「ミスiD2016」グランプリを経てデビュー後、映画やドラマで活躍中。趣味は相撲観戦で、憧れは昭和の大女優、山田五十鈴さん。ドレス¥62,500(シーバイクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ TEL:03・4335・1750)※『anan』2021年4月14日号より。写真・山口 明スタイリスト・中根美和子ヘア&メイク・北原 果インタビュー、文・大澤千穂(by anan編集部)
2021年04月13日毎日過ごす空間は快適でありたいもの。また、ウイルスや菌対策にも衛生的な環境づくりは、いま最も気になるトピックス。そこで感染症医の意見も参考に、効果的な対策ができるアイテムを編集部がセレクト。花粉が気になる時期こそ、さらに強化を!目に見えないからこそ、徹底した衛生管理を。この一年で、私たちの生活は大きく変わり、多くの人が意識を向けるようになったのが、おうちの環境づくり。しかし、未だにその対策に悩んでいる人も少なくない。そこで感染症医の佐藤昭裕さんが、ウイルスから身を守る対策を伝授。「家の中でできることは、ウイルスを持ち込まない対策と、ウイルスを広げない対策の主に2つ。まず持ち込まないためには、すでにご存じの通り、ウイルスや細菌が付着するリスクが最も高いのが手なので、手洗いとアルコール消毒が欠かせません。また身の回りのアイテムにも付着している可能性があるので、玄関に置くなどして、それ以上家の中に入れないようにするのも大切です」2つめのウイルスを広げない対策は、具体的にどんなことを?「換気が最も有効な対策ですが、寒さや花粉などが気になるこの時期は窓を開けっぱなしにしづらい。その場合は、空気清浄機などを利用しつつも、1時間に5分程度の換気はしてほしいです。またウイルスが溜まりやすいホコリは掃除機で取り除き、衣類はこまめに洗濯を。乾燥機や衣類スチーマーなどで熱消毒を行うとより確実」除菌や清潔機能が充実した、最新のアイテムを利用して、クリーンな環境づくりを徹底しよう。ウイルスを持ち込まない対策ウイルスや細菌の侵入を防ぐために、帰宅したら手を清潔にして、身に着けるモノの除菌も忘れずに。持ち歩いて除菌ができるパーソナルギアも注目の的。意外と汚れるスマホやマスクを紫外線除菌。キングジム『UV除菌ケース UV10』ケースの中に入れるだけで、紫外線の中でも強い除菌作用のあるUV‐Cが照射され、約10分で除菌完了。消毒液を直接噴射できないスマホなどの電子機器や紙幣の除菌に最適。充電式。¥6,000(キングジム TEL:0120・79・8107)作りたての次亜塩素酸を携帯。パナソニック『次亜塩素酸携帯除菌スプレー DL‐SP006』専用の塩水を電気分解して、新鮮な次亜塩素酸を生成。スティックタイプで持ち歩ける。一般的に生成してから時間が経つと除菌の効果が弱まる、次亜塩素酸の弱点を解消。オープン価格(パナソニック TEL:0120・878・695)手にも環境にも優しい自然由来のオゾン水。フジ医療器『オゾン水生成器 トレビ・クリアゼロ FWO‐3』除菌・消臭効果のあるオゾン水を、薬品やアルコールを使わずに、水道水と電気だけで繰り返し作れる。オゾン水は、手肌に触れてもすぐに水と酸素に変わるため、手にも優しい。¥45,000(フジ医療器 TEL:0120・027・612)手をかざすだけで、除菌ジェルが出せる。アンブラ『オット センサーポンプ』スタイリッシュな形状で、液だれしにくい仕様。非接触式で衛生的なので、玄関用の除菌ジェル入れに。ハンドソープや洗剤にも使え、あらゆる場所で役立つ。¥4,950*税込み(アントレックスsupport@entrex.co.jp)ウイルスや花粉などをオゾンの力でバリア!エクレール『オゾバリア』低濃度オゾンの酸化力で、ウイルスや花粉、雑菌などを分解・不活性化。小型・軽量モバイルタイプなので、常に近くに置いておけば、除菌効果を発揮。不快なニオイも防ぐ。各¥19,800(エクレールinfo@eclair.co.jp)浄化した空気を顔の周りに放出!ターンド・ケイ『パーソナル空間除菌・脱臭機 KL‐P01』光触媒技術で空気中の悪臭成分や有害物質を分解し、きれいな空気へと浄化。首にかけるだけでなく、クリップで洋服に引っ掛けたり、充電スタンドに置いても使用可。¥14,080*税込み(カルテックinfo@kaltec.co.jp)電球を交換するだけで、脱臭・除菌を実現。ターンド・ケイ『脱臭LED電球』玄関やトイレ、洗面所など小スペースを、光触媒技術で24時間脱臭・除菌。人感センターが人を感知し、LEDが点灯。消灯時も脱臭・除菌機能は作動しているので安心。電球色、昼白色の2種。¥15,180*税込み(カルテック)佐藤昭裕さん日本感染症学会専門医。五反田の「KARADA内科クリニック」院長。『感染症専門医が普段やっている 感染症自衛マニュアル』(SBクリエイティブ)が発売中。ドレス¥57,000(シーバイクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ TEL:03・4335・1750)※『anan』2021年3月24日号より。写真・山口 明(モデル)多田 寛(商品)スタイリスト・中根美和子ヘア&メイク・北原 果(KiKi inc.)モデル・穂志もえか構成、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2021年03月17日働き方、コミュニケーション…一年で起こった大きな変化。心落ち着かない日はまだ少し続きそう。より快適で、ストレスのない暮らしを楽しむために、暮らし方をもう一度見つめ直し、アップデートしたいポイントを考えます。2020年、「ステイホーム」が暮らしを変えた。家で過ごす時間が増えたことで、自分の暮らしとあらためて向き合う人も多かったこの一年。「自分や生活に何が必要かということを見つめ直した人がたくさんいました」(編集者・竹村真奈さん)家の中を整理するだけでなく、インテリアや家電を揃え、仕事環境を整えるなど、新たなライフスタイルに踏み出した人も。「通勤などにかかっていた時間が返ってきたことで、家事や食など、これまで気になっていたところにきちんと手をかけ、暮らしがより上質で豊かなものへと変化した人も多いのでは。給付金の効果もあって調理家電やおうちジム系アイテムが売れています」(家電+ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさん)ストレスフリーな暮らし方へ。何かとストレスのかかる時代、例えば家電の選び方も、闇雲に最新を求めるのではなく快適で充実した暮らしに導く方向へと変化。「在宅時間が増え、ホームベーカリーのような、時間はかかるけどおいしいものが作れる製品を日常的に使うようになりました。一方で、いくら時間があるからといって非効率なのはもったいない。家事の苦手分野はロボット掃除機などに託すことで、自分の趣味の時間を増やしたり、密度を高めることができます」(サリーさん)プロの力を使うことも生活を豊かにする一歩に、とは竹村さん。「すべてを丁寧には暮らせないから私はエアコン掃除をプロにお願いしますし、料理は宅配のキットを活用しています」“次”を見つめる暮らし方へ。「自分の持ち物をきちんと把握していれば、結果、無駄な買い物も減る。それは、本当に必要なものを長く使うことの第一歩になるのでは」(竹村さん)地球に優しい持続可能な社会を目指すサステナブルな意識は、コロナ禍を経てより定着した模様。「特に若い人のあいだでは、買い物をする時に、どんな素材でどのように作られているかという背景を意識したり、長く使えるものを選ぶという機運が高まっているように感じます」(サリーさん)竹村さんは「仕事用にiPadとアップルペンシルを手に入れたのですが、プリントアウトが減り、紙の節約につながりました」と、リモートワーク下の買い物でエシカルな効果も感じられたそう。刺さるものへは投資を惜しまない。自分にとって心地の良いものを追求した結果、それぞれの欲しいアイテムも細分化していく傾向に。「みんなと同じものを持つ必要がなくなった結果、より自分に突き刺さるものを求め、そこにお金を使うようになっています。多いのは、買い物に行く回数を減らすための2台目の冷蔵庫や、運動不足で凝り固まった体をほぐす家電を買う人。また、サロンに任せていた脱毛ができるアイテムをはじめとする美容家電は、男性も含め売れ行きがいいです」(サリーさん)ゆとりができると自分への投資、例えば健康管理や推し活の時間も増えてますます充実。「私の場合、歯の矯正を始めたり、新たに購入したゲームにハマりました」(竹村さん)リラックス用アロマを握りしめて、リモート演技レッスンに挑戦中です。「座っている時間が長くなったので、最近はパソコンに向かう時も食事の時もバランスボールに座ってます。骨盤が起きる感じがしてすごく調子がいいです」家にいながらできる自分磨きをこつこつ実践する俳優の穂志もえかさん。いまは演技のリモートレッスンにも励んでいるそう。「ハリウッドのリモートレッスンに参加しています。日本のレッスンも受けていたんですが、最初の頃は不慣れで大変でした(笑)。画面越しの会話やみんなの真剣な表情…すべてに緊張しちゃって」その緊張を和らげるため、デスクにはアロマを常備。「ディフューザーも持ってるけど結局瓶ごと嗅いでます(笑)」儚げな美貌とは裏腹の飾らない性格の穂志さん、「最新の暮らしには遠いかも…」と思わず赤面。「でも美顔器はこだわってます。愛用はパナソニックの『スチーマー ナノケア』。その日の肌に合わせてモードを変えられる多機能ぶりが好き。最新型は化粧水をセットできてびっくり!欲しいのは空気清浄機。アレルギー気味なのになんで持ってないんだろ?(笑)最新式のパワーで体が変わるか試したいですね」竹村真奈さん編集者、ライター。近刊に『整理収納を仕事にする』、これからの暮らし方について様々な専門家に話を聞いた『あたらしい暮らしを作る。』(共に翔泳社)が。神原サリーさん家電+ライフスタイルプロデューサー。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、執筆やコンサルティングを行う。穂志もえかさんほし・もえか1995年生まれ、千葉県出身。上智大学卒の若手俳優。4月9日公開の映画『街の上で』に出演。趣味は相撲観戦。「解説や取材に特色あるABEMAが好き」(1枚目写真)ブラウス¥32,000パンツ¥45,000(共にシーバイクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ TEL:03・4335・1750)(2枚目写真)ドレス¥57,000(シーバイクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ)(3枚目写真)スウェット¥28,000(シーバイクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ)(4枚目写真)トップス¥33,000(ケイト・スペード ニューヨーク/ケイト・スペード カスタマーサービス TEL:050・5578・9152)ストレッチデニムパンツ¥21,000(アー・ペー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス)※『anan』2021年3月24日号より。写真・山口 明スタイリスト・中根美和子ヘア&メイク・北原 果(KiKi inc.)モデル・穂志もえか取材、文・重信 綾大澤千穂(穂志もえか)(by anan編集部)
2021年03月17日シネマカフェ2月の特集は「ミニシアターの魅力」。コロナ禍、「SAVE the CINEMA」として所属や分野を超えた映画監督やクリエイターたちが連帯したことも話題を呼んでいるミニシアター。それぞれ劇場独自の視点から選ばれ上映される映画は、世界中の“いま”を映し出し、これまで知らなかった価値観や文化、革新的な映像表現など新たな驚きや感動、問題意識に出会える作品ばかり。街の雰囲気さえも演出にする気鋭監督の最新作に酔いしれたり、思いもよらない設定やストーリーに脳内をかき乱されたり…ときには、語り継がれるカルト作がミニシアターから生まれることも。そこで今回は、3月以降の注目作をピックアップしてみた。『フィールズ・グッド・マン』ヘイトシンボルになったカエルを取り戻せ!3月12日(金)よりユーロスペース、新宿シネマカリテほか全国順次公開漫画「ボーイズ・クラブ」に登場し、大人気となったカエルの主人公ぺぺ。だが、いつからかペペのセリフ「feels good man(気持ちいいぜ)」が“ネットミーム”として悪用されはじめ、2016年の米大統領選時には匿名掲示板「4chan」で人種差別や白人至上主義のイメージとともに大拡散。ADL(名誉毀損防止同盟)からヘイトシンボルとして正式認定されてしまう。本作は、ぺぺの生みの親であるアーティスト、マット・フューリーが改変・乱用されてしまったぺぺのイメージを“取り戻す”ドキュメンタリー映画。ココが見どころ本来、お気楽なキャラクターだったはずのカエルのぺぺ。世を覆うヘイトの象徴となってしまった愛すべきカエルを取り戻すべく、マットの友人であるアーサー・ジョーンズ監督が立ち上がり、サンダンス映画祭2020で審査員特別賞新人賞を受賞。マットのパートナーであるアイヤナ・ウデセン、Netflix「ボージャック・ホースマン」「トゥカ&バーティ」のリサ・ハナウォルトら気鋭クリエイターたちも援護する。『街の上で』今泉力哉監督×若葉竜也 in 下北沢4月9日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開『愛がなんだ』『his』『あの頃。』などの今泉力哉監督が贈るオリジナル脚本の物語。下北沢の古着屋で働く青年・荒川青(あお)は、恋人に浮気された上にフラれたが、いまだに彼女のことが忘れられない。そんな青のもとに、美大生の女性監督から自主映画への出演依頼が舞い込む。行きつけの飲み屋では常連客から「それは“告白”だ!」とそそのかされるが…。ココが見どころ『愛がなんだ』ナカハラ役で注目を集めた若葉竜也が映画初主演。朝ドラ「おちょやん」や今泉監督の『あの頃。』、松居大悟監督の『くれなずめ』などで目下、大活躍中。穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚とフレッシュな女優陣や成田凌の友情出演、下北沢オールロケで今泉監督ワールドにひたれそう。『ザ・バッド・ガイズ』マ・ドンソクが暴れる韓国版「スーサイド・スクワッド」!?4月9日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開凶悪犯たちの逃亡事件を受け、元警察官のオ・グタクは刑務所の服役囚たちを集めた極秘プロジェクト、"特殊犯罪捜査課"を始動させる。"伝説の拳"と呼ばれるパク・ウンチョル、天才詐欺師のクァク・ノスン、元警察官の若手コ・ユソンのチームは、滅刑を条件に凶悪犯たちを追い詰めるが、事件の背後には国家を揺るがす巨大な陰謀が隠されていた…という韓国発のクライム・アクション・エンタテインメント。ココが見どころヒットドラマの劇場版として、一昨年の秋夕(旧暦のお盆)連休期間に公開され、観客動員第1位を記録。"伝説の拳"役は本作でも豪腕を振り回すマ・ドンソク。ベテラン俳優キム・サンジュンとの再タッグに加え、新たに『ザ・キング』のキム・アジュンや「恋愛ワードを入力してください~search WWW~」で注目度上昇中のチャン・ギヨンが参加。『スプリー』フォロワー至上主義に警鐘を鳴らすジェットコースタースリラー4月23日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかライドシェアドライバーのカートはSNSのフォロワーを増やすため、乗客を“手にかける”様子をライブストリーミング配信するという恐ろしいアイデアを思いつく。絶対バズると意気込むカートだったが、「フェイクだ」「退屈だ」という反応ばかり。やがて怒りの矛先は、拡散力を持つインフルエンサーにまで向けられ…。ココが見どころデジタルネイティブなZ世代の主人公を演じたのは、Netflix「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のスティーブ役で大人気のジョー・キーリー。そのサイコな演技は必見。ウクライナ出身の新鋭監督ユージーン・コトリャレンコはアクションカメラ「GoPro」やスマートフォン撮影を駆使し、ライブ感あふれる映像でリアルな狂気を増幅させる。『SNS-少女たちの10日間-』2,458人もの性的搾取者が群がる恐怖4月23日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマロサほか全国順次公開“12歳・女子”としてSNSに登録し“友達募集”をしたらどうなるか。巨大な撮影スタジオ内に造られた子ども部屋で女優が演じているとも知らず、なんと2,458人もの成人男性が彼女たちに卑劣な誘いを仕掛けてくる。精神科医、性科学者、弁護士や警備員など専門家がバックアップして撮影を続けること10日間。“12歳・女子”に対する容赦ない欲望の行動はエスカレート、SNSを通じた性的搾取の実態とその恐怖をつぶさに映し出していく。ココが見どころSNS世代とその親たちを震撼させ、本国チェコでドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録。児童への性的搾取の実態を捉えた映像としてチェコ警察が刑事手続きのために動き出すなど、犯罪の証拠ともなった大問題作が日本に上陸する。(text:Reiko Uehara)■関連作品:街の上で 2021年4月9日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国順次公開©「街の上で」フィルムパートナーズフィールズ・グッド・マン 2021年3月12日よりユーロスペース、新宿シネマカリテほか全国にて公開©2020 Feels Good Man Film LLCザ・バッド・ガイズ 2021年4月9日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開©2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVEDSNS少女たちの10日間 2021年4月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開@2020 Hypermarket Film, Czech Television, Peter Kerekes, Radio and Television of Slovakia, Helium Film All Rights Reserved.
2021年02月12日岩井俊二監督× 斎藤工×武井壮×樋口真嗣がタッグを組み、YouTubeにて配信された『8日で死んだ怪獣の12日の物語』。この度、のんを追加キャストに迎えた劇場版が、7月31日(金)より全国のミニシアター支援のために公開されることが決定した。本作品は、SNSにて樋口監督ら5人の監督が発動した「カプセル怪獣計画」の番外編となり、全編ほぼリモートで撮影された。主人公のサトウタクミを演じるのは、「BG~身辺警護人~」に出演中で、ミニシアターパークの活動などを通して積極的にミニシアターを支援している斎藤工。監督やプロデュースまでもこなすそのバイタリティをリモート撮影という特殊な状況下でも発揮し、主演を務める。そして、今回追加での出演が発表されたのんが演じるのは、通販で宇宙人を買ったという丸戸のん。「この役を演じられるのはのんしかいない」という岩井監督からのラブコールに応え、岩井組に初参加。サトウタクミの先輩オカモトソウを演じるのは武井壮。そして、『少女邂逅』『街の上で』など話題作への出演が続く穂志もえかがYouTuber“もえかす”を演じ、これまでとは違った一面を見せる。個性豊かな岩井組初参加の面々に加え、原案の樋口真嗣も登場し、フィクションなのにドキュメンタリーのようなちょっと不思議で優しい世界へと導く本作。世界中がいまも直面している新型コロナウイルスとの戦い。2020年のいまを切り取る本作からポスタービジュアルが解禁。人気の少ないコロナ禍の東京を背景に、何か言いたげな人間の表情が印象的なモノトーンのポスター。渋谷の街には岩井監督自ら造形した様々な怪獣も配置されており、作品の不思議な世界観が反映されている。なお、本作は、これまで多様な映画文化を支えてきたミニシアターを応援すべく、本作は売上の一部をミニシアター支援に充てる特別興行を予定している。斎藤さんは、「四月末、岩井監督の1通のお便りから密やかに始まったこのプロジェクトは、カプセル怪獣の如く日々変化と進化」を繰り返してきたと語り、「のんさん、武井壮さん、穂志もえかさん、更には"怪獣や星人"が参加して下さり、作品自体が第二形態へと大きく変貌を遂げました。他に類を見ないこの進化型怪獣(映画)の目的・ミッションは、人類の平和と、ミニシアターを中心とした映画館の救済です」と明言。岩井監督とも、斎藤さんとも初タッグとなるのんさんは「先輩俳優と後輩のやりとり、とても楽しかったです。怪獣の卵をネットで買って、未知の生き物に地球の未来を委ねる不思議な世界観。小さな白い怪獣が今にも動き出すんじゃないかと、ドキドキしました。どんな状況でも映画作りをする岩井監督の作品に参加できて感動しています。コロナ禍で気持ちがしぼみがちな中、私も大人しくしてるだけじゃダメだ、と勇気付けられました」と語る。また、ミニシアター支援についても「作品で応援できるということで、役者として一番嬉しい形だなと思います。みんなの大切な、映画の記憶が刻まれる場所が、残っていって欲しいと願います」と思いを口にした。そして、岩井監督もまた「コロナという、今世界中で猛威を振るっている世紀の災厄。誰もが対岸の火事ではいられないこの事態。我々エンターテインメントの世界も、真っ先に甚大な被害を被りました。僕は仕事を作る立場の側です。その責任の重さを今回ほど強く感じたことはなかった気がします。この作品を作ることそのものがコロナ禍にあって自分のできるせめてもの抵抗だった気がします。気の休まらない日々の中、この作品が誰かのせめてもの気休めになってくれたら。そんな想いです」と語っている。『8日で死んだ怪獣の12日の物語』は7月31日(金)より全国のミニシアターにて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月24日女優・のんが、7月31日から全国のミニシアター支援のために劇場公開される映画『8日で死んだ怪獣の12日の物語』に出演することが23日、発表された。コロナ禍でも最新のエンターテインメントを届けたいという思いから、「岩井俊二監督×斎藤工×武井壮×樋口真嗣」がタッグを組み、YouTubeにて配信された『8日で死んだ怪獣の12日の物語』。のんを追加キャストとして迎え、劇場版『8日で死んだ怪獣の12日の物語』として、公開されることが決定した。本作は、SNSにて樋口真嗣監督ら5人の監督が発動した「カプセル怪獣計画」の番外編。全編ほぼリモートで撮影され、主人公・サトウタクミを斎藤工、通販で宇宙人を買ったという丸戸のんをのん、サトウタクミの先輩・オカモトソウを武井壮、YouTuber“もえかす”を穂志もえかが演じ、原案の樋口真嗣も登場するなど、フィクションの中にもドキュメンタリーのような不思議な世界観が広がる。岩井監督作に初参加となるのんは、「岩井俊二監督のリモート撮影作品に参加させていただき心から嬉しく思います」と喜びを伝え、「そして斎藤工さんとも初めての共演をさせていただきました。先輩俳優と後輩のやりとり、とても楽しかったです。怪獣の卵をネットで買って、未知の生き物に地球の未来を委ねる不思議な世界観。小さな白い怪獣が今にも動き出すんじゃないかと、ドキドキしました」と興奮を表現。「どんな状況でも映画作りをする岩井監督の作品に参加できて感動しています。コロナ禍で気持ちがしぼみがちな中、私も大人しくしてるだけじゃダメだ、と勇気付けられました」と刺激も受けたようで、「ミニシアターが無くなっては困るということで、斎藤工さんも参加されているミニシアターエイドに、私も参加させていただきました。今回は、作品で応援できるということで、役者として一番嬉しい形だなと思います。みんなの大切な、映画の記憶が刻まれる場所が、残っていって欲しいと願います」と同作に込めた思いを語った。なお、本作は売上の一部をミニシアター支援に充てる特別興業を予定している。■斎藤工コメント四月末、岩井監督の1通のお便りから密やかに始まったこのプロジェクトは、カプセル怪獣の如く日々変化と進化を繰り返し、登場人物も、のんさん、武井壮さん、穂志もえかさん、更には“怪獣や星人”が参加して下さり、作品自体が第二形態へと大きく変貌を遂げました。他に類を見ないこの進化型怪獣(映画)の目的・ミッションは、人類の平和と、ミニシアターを中心とした映画館の救済です。映画を愛する皆様に、岩井俊二監督・我々の想いが届く事を願っております。■岩井俊二監督コメント樋口真嗣監督たちが始めた「カプセル怪獣計画」というリレーチャレンジ動画企画に声をかけられたのが4月28日。その趣旨をちょっと誤解して、じぶんなりのショートストーリーを考えてしまいました。小さな怪獣の卵を通販で購入し、毎日育てていくと、思いがけない怪獣に成長していくという物語。一ヶ月後には撮影も完了していたので、途轍もなく速いぺースで完成してしまった作品です。コロナという、今世界中で猛威を振るっている世紀の災厄。誰もが対岸の火事ではいられないこの事態。我々エンターテインメントの世界も、真っ先に甚大な被害を被りました。僕は仕事を作る立場の側です。その責任の重さを今回ほど強く感じたことはなかった気がします。この作品を作ることそのものがコロナ禍にあって自分のできるせめてもの抵抗だった気がします。気の休まらない日々の中、この作品が誰かのせめてもの気休めになってくれたら。そんな想いです。(C)日本映画専門チャンネル/ロックウェルアイズ
2020年06月23日今泉力哉監督がオール下北沢ロケで挑んだ若葉竜也主演の映画『街の上で』から、予告編が解禁となった。本作は、今泉監督の『愛がなんだ』のナカハラ役で「幸せになりたいっすね」という台詞とともに注目を集めた若葉さんの初主演作。今回解禁された予告編は、若葉さん演じる主人公・荒川青と中田青渚演じる城定イハの間に流れる、くすぐったい空気を切り取った長回しから幕を開ける。そして、青が過ごす下北沢での日常とともに、青に別れを告げる川瀬雪(穂志もえか)、青が通う古本屋の店員・田辺冬子(古川琴音)、青に自主映画への出演依頼を持ちかける美大生の監督・高橋町子(萩原みのり)らヒロインたちの姿が次々に映し出されていく。さらに、個性豊かな下北沢の街の人々や、友情出演を果たした成田凌演じる間宮武の姿も登場。また、本作の主題歌となるラッキーオールドサン「街の人」の一部音源が今回、WEB初解禁となっている。街の住人たちとの他愛ない会話。魅惑的な女性たちとの出会いと別れ。変わらない想いと変わりゆく街並み。どこにでもある下北沢の日常が今泉監督独特のユーモアと優しさに包まれながら紡がれていく、「今泉映画最高傑作」との呼び声も高い群像劇。その一端を目にすることができる予告編となっている。『街の上で』は5月1日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。4月5日(日)に第34回高崎映画祭にて招待上映も決定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:街の上で 2020年5⽉1⽇より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国にて順次公開©「街の上で」フィルムパートナーズ
2020年03月02日『愛がなんだ』『his』などの今泉力哉監督による最新作『街の上で』。この度、ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。本作は、今泉監督がオール下北沢ロケに挑んだ、オリジナル脚本による長編映画。『愛がなんだ』以来、監督と2度目のタッグとなる若葉竜也が演じる、主人公・荒川青(あお)をめぐる4人の女性との出会いを描く。解禁となったビジュアルは、若葉さん演じる下北沢の古着屋で働く青の一枚絵をデザインした仕上がり。「誰も見ることはないけど 確かにここに存在している」という田辺冬子(古川琴音)の台詞から引用されたキャッチコピーが添えられている。また、場面写真には主人公・青を中心に、青の元恋人である雪(穂志もえか)、青が通う古書店の店員・田辺(古川さん)、青に映画出演を依頼する美大生の映画監督・町子(荻原みのり)、町子が監督を務める現場の衣装スタッフ・イハ(中田青緒)といった4人の姿が映し出されている。公開前日となる4月30日(木)には「映画『街の上で』公開前夜“OVER THE TOWN”」と題して、劇伴を担当した入江陽、出演者であるマヒトゥ・ザ・ピーポー、主題歌を担当した「ラッキーオールドサン」によるライブイベントも決定している。『街の上で』は5月1日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:街の上で 2020年5⽉1⽇より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国にて順次公開©「街の上で」フィルムパートナーズ
2020年02月17日香港国際映画祭、上海国際映画祭など海外でも話題となった枝優花監督、穂志もえか&モトーラ世理奈主演の『少女邂逅』が1月9日より韓国で劇場公開決定。韓国で絶大な人気を誇る岩井俊二監督のコメントが掲載された韓国版ポスタービジュアルと特報映像が解禁された。枝優花監督の初長編作品となる本作は、2018年6月から公開され、インディーズ映画ながら新宿武蔵野館で9週間に渡るロングランを記録。海外では香港国際映画祭、上海国際映画祭でも話題となり、枝監督はバルセロナ・アジア映画祭では最優秀監督賞を受賞し、日本映画批評家大賞・新人監督賞にも選ばれた。いじめをきっかけに声が出なくなった少女と、そこから救い出してくれた転校生の物語で、残酷でありながらも美しく儚い世界観が話題になった。アジア圏でSNS界隈でも席巻したことで、今回の韓国での劇場公開へと結びついた。韓国版ではポスタービジュアルがローンチ(スタート)1種、ティザー3種、メイン1種と計5種となり異例の展開。キャッチコピーは「その日から私たちは一緒だった」となっている。また、枝監督とも交流がある岩井監督からは「リアルであるべき物語に大胆に投入される幻想シーン。そこに不思議な説得力があった。そこに枝監督は勇気をもって挑戦したのである」と、韓国に向けたコメントも到着。現地では1月9日よりCGV ARTHOUSE(シネコン)などの劇場で公開される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:少女邂逅 2018年6月30日より新宿武蔵野館、イオンシネマ高崎ほか全国にて順次公開©2017「少女邂逅」フィルムパートナーズ
2020年01月08日