映画『はやぶさ/HAYABUSA』(堤幸彦監督)に主演する女優の竹内結子と共演の俳優、高嶋政宏が6月13日(月)、東京・東京国際フォーラムで行われた“はやぶさ”帰還1周年記念イベントに出席した。2010年6月13日に小惑星のサンプルを地球に持ち帰るという奇跡的生還を果たし、日本に感動させた小惑星探査機はやぶさの旅と、そのプロジェクトに関わった人々の7年間の軌跡に迫る人間ドラマ。今年4月13日(水)ら5月25日(水)まで撮影。竹内さんは、架空の人物で宇宙科学研究所(現JAXA)の一員として同プロジェクトに関わる女性研究員の主人公・水沢恵役。司会者から、これまでにない役どころでしたか?と尋ねられ、「ええ。ずっと眼鏡をかけていて、自分の得意分野の説明になると、子供相手でも容赦なく専門用語を使う。台詞を覚えるのが大変でした」と苦笑い。「ひとつの言葉を調べるとその説明がバァーっと出てきて、その中にまた意味の分からない言葉がいくつも出てきて。調べれば調べるほど果てしなくて、宇宙って広いんだなと…」と脱帽した様子だった。一方の高嶋さんも「僕、元々台詞覚えのいい方なんですけど、(3.11の)震災以降、覚えられなくなって大変でした。地震のせいですね」とショック症状があったことを吐露。JAXA宇宙航空研究開発機構技術参与の的川泰宣名誉教授から「地震で自信を失った?」とダジャレで突っ込まれると、「上手い!」と妙に感心していた。同日から東京国際フォーラム1階で、はやぶさのカプセルレプリカなどをお披露目する展示ギャラリー「はやぶさ情報センター『はやぶさi』」がオープン。カプセルレプリカを手に持った竹内さんは「重い!米6キロ?」、高嶋さんは「5.8キロくらい」と会場の笑いを誘った。ギャラリーは10月10日(月・祝)まで。映画『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年06月13日最新鋭の映像技術を駆使し、壮大なスケールで描いた作品の数多くを送り出してきた20世紀フォックス映画配給のもと、映画『20世紀少年』や『BECKベック』で、世間を熱狂させてきた堤幸彦監督が人類の永遠のロマン“宇宙”をテーマに、竹内結子主演で贈る『はやぶさ/HAYABUSA』の特報映像がシネマカフェに到着した。2003年5月9日。小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星・イトカワを目指し、地球を出発。イオンエンジンの実験、さらに(成功すれば)世界初となる小惑星からのサンプル入手などを目的として2005年9月にイトカワに到着した。そして、姿勢制御装置の不具合や通信の遮断など、様々なトラブルに見舞われながらも、奇跡的な帰還を果たしたはやぶさ。「NASA」さえもなしえなかった7年間にわたるこの一大プロジェクトに携わる開発者たちの、挑戦と苦闘の人間模様を描く。今回到着した映像では、竹内結子、西田敏之、山本耕史、佐野史郎などなど、“実力派”とされる豪華な面々が演じる開発者たちの苦闘の表情と共に、それぞれの“諦めない”姿が映し出されている。そして、ラストには青く輝きながら地球を目指すはやぶさの奇跡の帰還シーンが…。さらに、はやぶさが地球に帰ってきた際、子供からお年寄りまで大勢の人々から、(はやぶさの帰還に対する)歓迎のメッセージやイラストがプロジェクトチームのもとに届いたという感動のエピソードも映画では再現される。このほど『はやぶさ』公式サイトでは同シーンで使用されるイラストやメッセージを募集するキャンペーンが実施されることに。もしかすると、あなたの手紙もスクリーンデビューできるかも?『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開。※こちらの特報はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『はやぶさ/HAYABUSA』イラストキャンペーン公式サイト■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年06月10日昨年、日本中を感動に包んだ小惑星探査機“はやぶさ”の奇跡の帰還のドラマを映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』。本作の製作報告会見が5月23日(月)、撮影が行われている神奈川県相模原市のJAXA 相模原キャンパスで行われ、主演の竹内結子、西田敏行に堤幸彦監督、さらに「はやぶさプロジェクト」に実際に携わったJAXA宇宙科学研究所教授の國中均氏らが出席した。2003年の打ち上げから2010年の帰還まで、帰還を信じるJAXAの職員たちが一丸となって幾多のトラブルを乗り越えていくさまが描かれる。撮影はあさって5月25日(水)まで続くが、この日集まった報道陣には、4分間の作品の一部映像が初めて披露された。竹内さんは研究スタッフ兼広報係の水沢恵を演じている。公開された映像では、どこかオドオドした雰囲気で、ロケットについて質問する子供に専門用語で早口でまくしたてる、といったこれまでのイメージを一新するようなキャラクターを垣間見せた。化粧っ気もなく、撮影でもほぼノーメイク。会見にもメガネに制服という姿で登場し「一応、女優という肩書をいただいているのですが…」と苦笑しつつ「仕事しやすいのでいいです。そこが、一生懸命な恵の魅力」と力強く語った。西田さんは、“対外協力室”の室長・的場を演じているが、モデルとなった実在の的場室長について「メガネから頭の薄くなり加減も僕と同じ。温厚、キャパの広さ慈愛の心…的場室長の人柄に実際に触れて、僕にしかできない役だと思った」と自賛!?会場は笑いに包まれた。堤監督は「はやぶさがどのようにでき、どのようにして宇宙に行き、トラブルを乗り越えたのか?“完コピ”と言ってもいいくらい、できるだけ克明に描いています」と仕上がりに自信をのぞかせる。実際のプロジェクトではやぶさに搭載されたイオンエンジンの開発に携わり、カプセル回収の指揮もとった國中教授は、自らが関わった偉業が映画化されることについて「当惑しています」と語りつつ「いま、日本が厳しい局面にある中で、復興のために尽力されている方々を鼓舞することができれば本望です」と映画への期待を語った。偉業の追体験という点はもちろん、“研究者”竹内さんの活躍も楽しみな『はやぶさ/HAYABUSA』。公開は10月1日(土)より全国にて。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年05月23日女優、竹内結子が『20世紀少年』シリーズや『BECK』などヒット作を手がけてきた堤幸彦監督とタッグを組み、小惑星探査機「はやぶさ」を題材にした映画に出演することが決定した。タイトルはそのまま通り『はやぶさ/HAYABUSA』。製作を『タイタニック』、『アバター』などを壮大なスケールで描いた作品の数々を送りだしてきた、20世紀フォックス映画が手がけることも明らかになった。2003年5月9日、小惑星「イトカワ」に向けて打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が7年の月日を経て、数々の困難を越え、昨年地球に帰還したのは記憶が新しいところ。太陽系誕生の謎を解く手がかりとなる小惑星のサンプルを持ち帰るという、NASAでさえも成し遂げなかった快挙を果たし、人々に多くの感動をもたらした。本作ではこの一大プロジェクトの7年間にわたる挑戦と苦闘の日々を、事実に基づき描き出す。竹内さんが演じるのは宇宙科学研究所(現・JAXA)のスタッフとしてこの偉業の一端を担い、自らの生き方も見つめなおす役どころ。「7年越しのはやぶさの帰還が多くの人に感動をもたらしたように、この作品もいまの日本の夢や希望となれたら嬉しいです」と今後の意気込みを露にした。そして彼女を研究スタッフ兼広報要員としてスカウトする上司役に、西田敏行の起用が決定。西田さんは、はやぶさが成し遂げた偉業が映画化されることについて「震災と原発事故による日本のマイナス・イメージが広まっていますが、この映画で改めて『はやぶさ』の快挙、世界に誇る日本の科学技術を知ってもらいたい。昨年のあの感動をもう一度思い出してもらい、日本に誇りとプライドを取り戻したい」と目標を掲げる。メガホンを取る堤監督は「はやぶさのニュースは久々に聞く明るい話題でした。大震災で大変厳しい状況の中、この映画が少しでも日本のみなさまに自信と力を与えられれば嬉しいです」とコメントを寄せている。これまで数多くのハリウッド大作を送りだしてきた20世紀フォックスだが、今回は作品により一層リアリティを出すべく、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力を得て、製作に挑む。はやぶさが命賭けで持ち帰ったカプセルが着陸したオーストラリアのウーメラ砂漠など、海外での撮影も予定。海外配給も視野にいれた、まさに壮大なプロジェクトになりそうだ。撮影は既に4月13日にクランクインし、5月下旬にクランクアップを予定。ちなみに今年ははやぶさ“イヤー”とも言えるぐらい、はやぶさを題材にした映画が目白押し。東映配給の『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』(仮題)では、はやぶさのプロジェクトチームと家族の感動のドラマが描かれる。こちらの詳細はまだ明かされていないが、日本を代表する豪華俳優陣が集結するとのこと。また、最新VFXを駆使し「はやぶさ」しか見たことのない深宇宙をスクリーンで再現、と期待が高まる1本でもある。また松竹は『おかえり、はやぶさ』(仮題)というタイトルで3D実写映画化。監督は『鴨川ホルモー』や『釣りバカ日誌』シリーズの本木克英。脚本は「ナースのお仕事」、『陰日向に咲く』の女流脚本家・金子ありさが担当する。これに対し、角川映画はフルCGドキュメンタリーで勝負!タイトルは『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』。先日行われた第52回科学技術映画祭で、文部科学大臣賞を受賞した本作は、今後、東日本大震災の被災地で、モバイルプラネタリウムを使用し無償上映を行うことも決定している。それぞれ異なる視点やテイストで“はやぶさ”の起こした奇跡を描いた映画の数々。不安に揺れるいま、日本に再びあの感動を伝えていく。『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』は5月14日(土)より公開、『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開、『おかえり、はやぶさ』は2011年、公開、『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』は2012年、公開。※『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』の無償上映についてはこちらから詳細をご覧いただけます。■関連作品:おかえり、はやぶさ (仮題) 2011年、公開小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還− (仮題) 2012年、公開はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH 2011年5月14日よりワーナー・マイカル・シネマズ、角川シネプレックスにて公開© 有限会社ライブ©「はやぶさ」大型映像制作委員会はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ
2011年05月02日話題の海外ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」のDVDリリースに合わせて、2月7日(月)に全国9都市10会場での特別上映会が開催。東京会場ではこれを記念して、上映前に俳優の城田優、タレントの椿姫彩菜、そして手相占いで人気のお笑い芸人の島田秀平によるトークイベントが行われた。2009年9月、全米で第1話放送された際に1,200万人が視聴したという本作。ある日、世界70億人が一斉に2分17秒にわたって意識を失うという怪現象が発生し、その間、人々は半年後の未来のビジョンを見ていた――。明るい未来を見た人、良くない未来を見た人、そして何も見えなかった人など、それぞれの登場人物が己の未来に向き合うさま、そしてこの怪現象の秘密が描かれていく。興奮気味に登場した島田さんは「見終わったら居酒屋でいろいろ話がしたくなる作品」とこれから第1話と第2話を鑑賞する観客を煽り、椿姫さんもひとりひとりの人物が魅力的で、それぞれにストーリーがある!」とハイテンションで作品の魅力を語った。そして、2人以上に熱かったのが、城田さん。3人の中で城田さんだけが全22話を鑑賞済みということで、島田さん曰く「楽屋でずっと喋ってて、さっきからオチを言おうとするんですよ!」というほど。城田さんは「これまで僕が見た海外ドラマの中で、一番早く見終わった作品。続きが気になってしょうがなくなるんですよ」と熱烈におススメ。本作には日本から、竹内結子が出演しているが、城田さんは「すごく素敵な役で出演されています。何で恋人役が僕じゃないのか…」と不満そうな顔を見せていた。ちなみに、城田さんと島田さんは以前から面識があるそうだが、城田さんは島田さんがお笑い芸人であることを知らなかったとか。そのことを島田さんに突っこまれてしどろもどろに。「芸人に見えなかった」と言い訳する城田さんに「俺と一緒にいて笑ったことがなかったということね?いい加減にしろよ!」とブチ切れる島田さん。2人のやり取りに客席から笑いが起きたが、島田さんが報道陣に対し「ここのやり取りはメモらないでいいですから!」と懇願する一幕も。気を取り直して島田さんが、椿姫さんと城田さんの手相を占う“手相フラッシュフォワード”のコーナーでは、島田さんは城田さんに対し「仕事のラッキーサインが出てる」、椿姫さんに「運気上昇のサインがある」と太鼓判を押していた。「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」DVD BOXは3月2日(水)より発売開始。<レンタル>vol.1〜113月2日(水)一挙レンタル開始<セル>「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」vol.1価格:1,500円(税込)「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」DVD BOX価格:18,900円(税込)発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン発売日:3月2日(水)公式サイト:■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:世界規模の圧倒的超大作「フラッシュフォワード」試写会に10組20名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.180「クリミナル・マインド」マシューに直撃!竹内結子は日本のヘップバーン!?「フラッシュフォワード」特別映像が到着!マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂にシネマカフェ的海外ドラマvol.162ザカリーが語る「とても美しい」竹内結子
2011年02月07日映画『僕と妻の1778の物語』に主演するSMAPの草なぎ剛とヒロインの竹内結子が1月15日(土)、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で行われた初日舞台挨拶に出席した。草なぎさんが主演し、高視聴率を記録してきたTVドラマ「僕シリーズ」の初の映画化作品であり、SF作家・眉村卓さんとがんで逝去した悦子夫人の実話が基となっている本作。がんに冒され、余命一年となった妻・節子(竹内さん)のため、医師の「人は笑うと免疫力が上がる」という言葉に沿って一日一編の短編小説を書き続けるSF作家・朔太郎(草なぎさん)の姿を描く。観賞後の観客の拍手に迎えられた草なぎさんは「この作品は、思い入れが強くて、今朝起きた瞬間『公開だ!』と両手を広げました。節っちゃんが(劇中で)やるように。幸せな気持ちで起きました」と充実感いっぱいの表情。司会者から「朔太郎のように、愛する人の免疫力を上げるために何をする?」と聞かれると「2人で共通のものを探して何かしたいですね。僕、わりかしカレーが好きだから、奥さんがカレー好きだったら毎日作ります」とニコニコ。「1日1カレーに勝るものはないですね」とツボにハマった様子の竹内さんから「でも翌日も同じカレーとかになって困りません?ダメ出しになってしまっていたらスミマセン」と突っ込まれ、「そうか、考えないと…」と苦笑いに転じ、会場の笑いを誘った。一方で、2人は、物語にちなみ、特大万年筆を使って、いまの心境を綴る書き初めに挑戦。今年の目標を漢字一文字で表現するお題に、草なぎさんは「向」と書き「何か失敗したり上手くいかないと人のせいにしちゃったりしちゃうんですけど、自分のせいなんですよね。自分と向かい合って、向上心を持っていれば、少しでも成長していけるんじゃないかと」と前向き。「成」と書いた竹内さんは「まだ目標が見えていないので、何かを成したいということで」と気負いのない言葉。続けてお互いを表現するお題に、草なぎさんは「華」と書き、「結子ちゃんには持って生まれた華があって年々開花させている感じ」。竹内さんは「心」と綴り「草なぎさんは周りの人を和ませたり、緊張を解いたりしてくれる」とお返し。草なぎさんは「心かー…ありがとうございます!」と微妙な喜び方で、観客を笑わせていた。『僕と妻の1778の物語』は全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:僕と妻の1778の物語 2011年1月15日より全国東宝系にて公開© 2011 関西テレビ放送 フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 S・D・P FNS26社■関連記事:草なぎ剛&竹内結子撮影現場での差し入れはイノシシ肉にギャグ漫画!
2011年01月15日2010年も残すところあとわずか企画第3弾の今回は、来日した海外ドラマスターたちをおさらい。「LOST」共々凱旋帰国を果たした真田広之さんを皮切りに、「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード 」のザカリー・ナイトン、「HEROES/ヒーローズ」のマシ・オカ、「ドールハウス」のエリザ・ドゥシュク、「バーン・ノーティス元スパイの逆襲」のジェフリー・ドノヴァン、「ビーイング・エリカ」のエリン・カープラック(来年インタビュー掲載予定!)、さらには「24TWENTY FOUR」のキーファー・サザーランドなど、海外ドラマ界を担う様々なスターが日本に来てくれました。そんな中、今年のラストを飾る海外ドラマスターとして、「クリミナル・マインド」のDr.リードことマシュー・グレイ・ギュブラーが12月初旬に来日!彼への直撃インタビューで、2010年を締めくくりたいと思います。FBI行動分析課の敏腕プロファイラー集団、BAUの活躍を描く「クリミナル・マインド」は、現在シーズン6が全米で放送中。映画の勉強を積んだ後、撮影現場のインターンやモデル業で生計を立てていたマシューは、2005年、「クリミナル・マインド」のオーディションに見事合格し、IQ187の天才捜査官Dr.リード役でブレイクしました。「僕がまだ『ライフ・アクアティック』(ウェス・アンダーソン監督作)の現場でインターンをしていた頃、エージェントが『すごくユニークな役のオーディションがあるから受けてみない?』と言ってくれたんだ。そのときの僕はショートフィルムを監督することに夢中で、役者業なんて考えられなかったけど、ちょっと面白いかなと思ってね。それがもう6年も天才捜査官を演じているのだから、何だか奇妙だよ。天才を演じるのは、スーパーヒーローを演じるような気分なんだ。バットマンやスーパーマンみたいなヒーローをね」。とは言え、Dr.リードは危機に直面する確率がBAUメンバーで一番高い男!そんなハラハラの展開に不満は…?「たしかにリードは囚われのお姫様みたいな状況に陥ることが多いよね。実は先週も誘拐されるシーンを撮ったばかりなんだ。でも、実際の僕もよく誘拐されちゃうタイプだから…というのは冗談だけど(笑)、リードの弱さを演じるのは嫌いじゃない。弱さというのは、人間らしさでもあるからね。屈強なモーガンみたいにドアを蹴破りたくないかって?どちらかと言えば、空手チョップをしたいかな(笑)」。「クリミナル・マインド」を代表するイケメンのマシューですが、実は名前の挙がったモーガン捜査官ことシェマー・ムーアもマシューと並ぶイケメン。スウィートな王子様系のマシューとワイルドガイのシェマー。タイプは違えど、女性たちのハートをつかむセクシースター同士、ライバル心はありますか?「ないよ〜!!(笑)シェマーは本当に美しいし、彼と一緒にいると、自分がか弱い女の子みたいに思えてしまうんだ。それよりも僕は、いまの僕自身の状況に驚いているよ。自分のことを格好いいなんて考えたこともないしね…。モデル時代、道を歩いていてプラダの広告キャンペーンにスカウトされたときも『僕が?何で?プラダ?』と驚いたけど、そのときと同じくらいの驚きだね。僕の母も『あなたが?何で?』と笑っているよ」。謙遜するほどキュートさを増すマシュー。そんな彼だからか(?)、「僕は女性にぐいぐい行けないタイプ。リードの方が恋のアプローチは上手なんじゃないかな…」だそう。女性視聴者たちは、ロマンティックなエピソードで活躍するリードにも期待を寄せているはずですが…。「ロマンティックなエピソード?どうだろう…。僕としては大歓迎だけどね。書いてもらえるよう、脚本家たちにおねだりしないのかって?そんな…、できないよ!!僕は演じることに集中します(笑)」。「クリミナル・マインド/FBI vs.異常犯罪」シーズン4<レンタル>Vol.1〜4レンタル中Vol.5〜712月22日(水)DVDレンタル開始Vol.8〜102011年1月19日(水)DVDレンタル開始Vol.11〜132011年2月2日(水)DVDレンタル開始<セル>「クリミナル・マインド/FBI vs.異常犯罪 シーズン4 コレクターズ BOX Part1」(DVD)価格:10,500円(税込)発売日:12月22日(水)「クリミナル・マインド/FBI vs.異常犯罪 シーズン4 コレクターズ BOX Part2」(DVD)価格:10,500円(税込)発売日:2011年2月2日(水)発売・販売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン公式サイト:© ABC Studios and CBS Studios, Inc.■関連作品:LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC StudiosHEROES/ヒーローズ [海外TVドラマ]ドールハウス [海外TVドラマ]© 2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.バーン・ノーティス元スパイの逆襲 [海外TVドラマ]24TWENTY FOUR [海外TVドラマ]クリミナル・マインド [海外TVドラマ]© ABC Studios and CBS Studios, Inc.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.1792011年もドキドキ&メロメロ!〜注目ドラマ編〜竹内結子は日本のヘップバーン!?「フラッシュフォワード」特別映像が到着!シーズン4リリース記念「クリミナル・マインド」シーズン1DVDを3名様プレゼントシネマカフェ的海外ドラマvol.177恋人にしたい?おじさまヒーロー 最終回特別ゲストも!「クリミナル・マインド」トークイベントに5組10名様ご招待
2010年12月22日映画『僕と妻の1778の物語』に主演するSMAPの草なぎ剛と竹内結子が12月20日(月)、東京・表参道ヒルズで開催されたクリスマスイベントに出席し、ファンの大声援を浴びた。過去に草なぎさん主演でフジテレビで放送された「僕の生きる道」、「僕と彼女と彼女の生きる道」、「僕の歩く道」に続く作品で、「僕シリーズ」の初の劇場版となる本作。SF作家・眉村卓と彼の妻で、がんで逝去した悦子さんの実話に基づいている。悦子さんが発病し、亡くなるまでの5年にわたって「人は笑うと免疫力が上がる」という医師の言葉を頼りに、眉村さんは1日1話の短編小説を悦子さんに贈り続けた。このエピソードを基に、余命1年と宣告された妻を献身的に捧げる夫と、彼の支えで残りの命を懸命に生きようとする妻の姿が描かれる。会場となった表参道ヒルズの各階の通路には、招待されたファンがズラリ。中央の階段状の吹き抜けに草なぎさんと竹内さんが姿を現すと、ファンの大歓声が館内にこだました。草なぎさんは「クリスマス間近にこうしてみなさんをお会いできて幸せです!」と挨拶。さらに竹内さんは「楽しいクリスマスの予定はできてますか?」と観客を挑発し(?)。映画については「素敵なお話で、妻に物語を書き続けるという気持ちの強さが台本から伝わってきました」と草なぎさん。竹内さんも「監督の中にパーフェクトなイメージがあったので、それを具現化することを考えました」とふり返った。2人の共演は『黄泉がえり』以来7年ぶり。司会者からの「互いに、すごいと感じるところや変わってるな、と感じるところは?」という質問に、草なぎさんは「結子ちゃんはすごいですよ!撮影中は(役の)節子にしか見えなかったです。結子ちゃんの醸し出す雰囲気がとても温かく、緊張せずにやれました」と絶賛!では、変わってるところはというと「たまにボーっとしてユルいとこもあって(笑)。僕に漫画を紹介してくれて買って来てくれたんですよ!」。ちなみに竹内さんが草なぎさんのために買ってきた漫画は「聖☆おにいさん」とのこと。これには会場から「あぁー」と納得の(?)どよめきが。逆に竹内さんは、草なぎさんが別のロケ先でもらったというイノシシの肉を持ってきて、鍋にしたというエピソードを披露。「私は(イノシシの)匂いがきつくて…」と苦笑交じりだったが、仲の良い現場の雰囲気がこの日も伝わってきた。その後、サンタクロースに扮した「杉並児童合唱団」の女の子たちが、ドラマ「僕シリーズ」の主題歌メドレーの合唱を披露!SMAPの「ありがとう」に&Gの「Wonderful Life」、そして再びSMAPの「世界にひとつだけの花」が美しく響きわたった。草なぎさんが「素敵な歌声で…たくさん練習して来てくれたんだな、というのが分かりました」と感動を口にするも、合唱団の女の子が「(全体では)2〜3回練習しました」と答えて会場が笑いに包まれる一幕も。ちなみに、去年のクリスマスは撮影のため、2人は一緒だったそうで「草なぎさんがお菓子を買ってきて、万国旗のようにつないで装飾してくれた」(竹内さん)とのこと。さらに「今年のクリスマスは?」という質問に草なぎさんは「(『笑っていいとも』の)特大号です。モノマネを考えています」と答えたが、実はこれが勘違いだったようで、スタッフから指摘されて慌てて訂正し、再び会場は笑いに包まれた。草なぎさんが「集大成として作り上げた」と胸を張る『僕と妻の1778の物語』は2011年1月15日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:僕と妻の1778の物語 2011年1月15日より全国東宝系にて公開© 2011 関西テレビ放送 フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 S・D・P FNS26社
2010年12月20日『ダークナイト』、『M:I-2』、「24TWENTY FOUR」を手掛けた実力派スタッフが、総力を結集して製作した海外TVドラマの超大作「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」。来年3月2日(水)に本作のDVDがリリースされることが決定し、その特典映像として、本作で海外TVドラマ初出演を果たした竹内結子をフィーチャーしたボーナス・コンテンツ「MEET YUKO」が収録されることが判明した。このたび、その特典映像の一部が到着。竹内さんのコメントも入っているのでこちらも要チェック!世界中の人々が2分17秒間、一斉に意識を失うという不可解な現象が発生。再び意識を取り戻した人々は、その2分17秒の間に自分の半年後の姿を目にしていたことに気づく。その未来が望む未来と違ったら?運命を受け入れるか?それとも抗うか?SF、アクション、サスペンス…と様々な要素が詰まった物語が展開する。竹内さんが演じるのは、仕事や夢、自分自身の将来に悩み、日本を飛び出す女性・ケイコ。撮影現場に入っても「実感がない」、「正直、受かると思わなかった」とやや弱気なコメントの竹内さんだが、起用を決めた監督のマイケル・ナンキンは「ユウコは近年最大の発見だよ。日本のオードリー・ヘップバーンだね。こんなに素晴らしい女優だとは思わなかったよ」と大絶賛。特別映像では、監督、製作総指揮らスタッフ陣の竹内さんに対する熱いコメントに加え、竹内さんが現場入りする様子や、スタッフや共演者のアメリカ人俳優、ザカリー・ナイトンと英語で会話するシーンも!日本だけでなく、アメリカ、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ブラジルなど、世界15か国で発売されるDVDに収録されることが決定したこの「MEET YUKO」。この映像を見れば、竹内さんの新たな魅力が発見できるはず。「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」DVDは2011年3月2日(水)より発売開始。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY<レンタル>vol.1〜112011年3月2日(水)レンタル開始<セル>「フラッシュフォワードVol.1」 [DVD]価格:1,500円(税込)「フラッシュフォワードDVD BOX」価格:18,900円(税込)発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン発売日:2011年3月2日(水)公式サイト:© ABC Studios.■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂にシネマカフェ的海外ドラマvol.162ザカリーが語る「とても美しい」竹内結子シネマカフェ的海外ドラマvol.161「フラッシュフォワード」の重要人物に直撃!シネマカフェ的海外ドラマvol.160奇想天外「フラッシュフォワード」を予習!竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め
2010年12月13日「本当に美しいラブストーリーだなと思う。視聴者の反応もすごくよかったし、ユウコはとても美しく、本当に恋に落ちてしまうくらい素晴らしい。撮影中も楽しい時間を過ごすことができたよ」と語るブライス役のザカリー・ナイトン。今回は、彼の言葉に出てきた「本当に美しいラブストーリー」と「とても美しいユウコ」とは?に迫っていきたいと思います。ザカリー演じる外科研修医のブライスが意識喪失の寸前、まさに自殺をしようとしていたものの、ヴィジョンで明るい半年後の自分を目撃し、自殺を思い留まったストーリーは前々回ご紹介した通り。実は彼のヴィジョンに登場し、明るい未来を指し示す女性こそが「とても美しいユウコ」、すなわち日本を代表する人気女優の竹内結子さんなのです。竹内さん演じる日本人女性・ケイコは、大学でロボット工学を学んだ研究者でありながら、男女差別が激しい会社で不遇の日々を送っているOL。ケイコと自分が出会う半年後のヴィジョンを目にしたブライスは、現在はまだ出会っておらず、名前さえ知らない謎の日本人女性を捜し始めます。この展開を受け、「僕自身も情熱的な男だから、ブライスのような状況に直面したら、日本に行ってケイコを捜すと思うよ」とザカリー。「暗いところにいたブライスは、希望を見出し、恋をし、いくつもの選択をしていく。それって、すごくエキサイティングなことじゃないかな」と満足気な表情を見せます。では、ブライスとケイコは“運命の出会い”に向けて前進することができるのか?ふたりには本当に明るい未来が待っているのか?詳しい内容はお楽しみに…ですが、ここでひとつ、ふたりの物語の鍵を握る単語をご紹介しておきましょう。それは、竹内さんとザカリーがメインキャラクターとなって展開する第9話「ケイコ」の原題でもある“Believe(=信)”。ザカリー曰く、「僕にとっての“Believe”は真実、友情、愛、幸福。いつもハッピーに生きていくために必要なものだね」とのこと。この単語がブライスの運命にどう関わるのか、ご注目を。ところで、「その瞬間ごとを生きるのが、俳優にとっては大切なことだと思う」と前回教えてくれたザカリーですが、竹内さんとの共演においてもその姿勢は崩さなかったよう。「いろいろなことを考えて決め込み過ぎるというよりは、とにかく台詞を覚え、演技の場で生まれたものを大切にするのが僕の演技スタイル。ユウコと一緒に撮影しているときも、予想もしていなかったような素晴らしい瞬間がいろいろ生まれたよ」。果たして、ふたりはどんな“瞬間”を生み出したのでしょうか…。どうぞお楽しみに!(text:Hikaru Watanabe)「フラッシュフォワード」海外ドラマ専門チャンネルAXNにて日本独占放送毎週日曜21:55〜22:50ほかにて放送中[字幕版]7月29日(木)より毎週木曜23:00〜23:55ほか[吹替版(二か国語)]公式サイト:© ABC Studios■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.161「フラッシュフォワード」の重要人物に直撃!シネマカフェ的海外ドラマvol.160奇想天外「フラッシュフォワード」を予習!竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め竹内結子初海外ドラマの共演米俳優のベタ褒めに「大丈夫?何てこと」遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待
2010年07月29日前回に続き、ブライス役のザカリー・ナイトンと一緒に「フラッシュフォワード」をお勉強。今回は主要登場人物のひとりである外科研修医・ブライスを演じるザカリー自身に迫っていきます。最近ではマイケル・ベイ製作のホラー映画『ヒッチャー』への出演も記憶に新しいザカリーですが、放送開始当時の「フラッシュフォワード」に対する注目度を思えば、俳優としての知名度も一層上がったはず。街で声をかけられる機会も増えたのでは?「確かに街で気づかれることは多くなったけど、僕が住んでいるカリフォルニアのベニスはクールな人たちが住んでいる町なんだ。たとえ気づいても、わりと知らんぷりしてくれることが多いかな(笑)」。1978年10月25日生まれ、現在31歳のザカリーは、子供の頃からずっと俳優になりたかったのだそう。「それで大学に入る前、演技学校に通い始めたのだけど、学生時代はいつもバカなことをやって、みんなを笑わせるのが好きだった。いまは子供の頃に夢見ていた未来を歩めていると思う。作品にも共演者にも恵まれているしね。あとは、マーティン・スコセッシやスティーヴン・スピルバーグの映画に出られたら最高なんだけどな」。「自分で観るのは『フラッシュフォワード』や『LOST』みたいなSF系が好き。でも、ヒューマンドラマやコメディもよく観るよ。嫌いなジャンルは…ないなあ(笑)」というザカリーですが、「フラッシュフォワード」のオンエアは友人たちと一緒に観ることが多かったのだとか。「友人たちがハラハラしながら観ているのを見るのが好きなんだ(笑)。僕自身は先の展開を知っているんだけどね。どうも友人たちは僕が医者を演じていることに納得がいかないみたいだ。でも、有名な病院で本物の医者につき、外科医の仕事を学ばせてもらったんだよ。“見なきゃよかったな”と思う場面にも遭遇したけど、すごく楽しい経験だった。それに、アメリカでは『フラッシュフォワード』の後に『グレイズ・アナトミー』を放送していたから、続けて観ることもあったね。医者の役をやるようになってから医療ドラマもよく観るようになったよ。気づけば、医療ドラマってたくさんあるんだなって」。昨年のほとんどを『フラッシュフォワード』の撮影に費やしたザカリー。現在は新ドラマへの出演も予定されていますが、多忙な俳優生活の息抜きはもっぱらサーフィンを楽しむことだそう。「12歳からずっとサーフィンに夢中で、L.A.やマリブ、メキシコまでサーフィンをしに足を延ばすこともあるよ。撮影中は週末しかできなかったけど、オフのときはサーフィン三昧なんだ」。インタビュー中も終始ニコニコ。何だか毎日が楽しそうなザカリーですが、未来に悩む『フラッシュフォワード』の登場人物たちとは違い、「僕は今を生きるタイプ!」とのこと。「俳優にとってはその瞬間ごとを生きることが大切だと思うし、こうして君にインタビューを受けているいまだって僕は今を生きている。あまり先のことは考えないんだ」。次回はそんなザカリーが竹内結子さんと共演した第9話「ケイコ」をフィーチャーします。(text:Hikaru Watanabe)「フラッシュフォワード」海外ドラマ専門チャンネルAXNにて日本独占放送7月25日(日)より毎週日曜21:55〜22:50ほか[字幕版]7月29日(木)より毎週木曜23:00〜23:55ほか[吹替版(二か国語)]公式サイト:© ABC Studios■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.160奇想天外「フラッシュフォワード」を予習!竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め竹内結子初海外ドラマの共演米俳優のベタ褒めに「大丈夫?何てこと」遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.1332010年の注目ドラマをチェック!
2010年07月22日全人類が2分17秒間、一斉に意識を失う事態が発生。その間、人々は自分の半年後の姿を目撃していた…。奇想天外な展開から始まる衝撃サスペンス「フラッシュフォワード」がついに日本放送開始!そこで、今回から3回にわたり、日本放送に先駆けて来日した出演俳優ザカリー・ナイトン共々「フラッシュフォワード」の魅力に迫っていきましょう。まず、ストーリーの軸となるのは、全世界が意識を喪失した怪現象の謎に迫るFBI捜査官マーク(上写真/ジョセフ・ファインズ)と仲間たちの捜査。意識喪失中のヴィジョンで事件の捜査を続ける半年後の自分を見たマークは、その残像などを頼りに捜査を進めていきます。そんな中、マークを含め、意識喪失を体験した人々の日常には様々な変化が。現在は医師の妻と仲睦まじい夫婦生活を送っているのに、半年後の自分は孤独に苦しんでいたマーク、夫を愛しているはずが、半年後は見知らぬ男性と過ごしていたマークの妻・オリヴィア、さらには意識を喪失したもののヴィジョンが見られず、半年後に自分は死んでいるのではないかと疑うマークの同僚・ディミトリなど、ヴィジョンの思わぬ内容が現在を生きる彼らの心に影響を及ぼしていきます。主要登場人物約10名ほどの人間ドラマがマークの捜査と並行して展開していきますが、ザカリーが演じるブライスもそのひとり。意識喪失の寸前、まさに自殺をしようとしていた外科研修医のブライスは、ヴィジョンで明るい半年後の自分を目撃し、自殺を思い留まります。ザカリー曰く、「キャスティングされたときはブライスがなぜ自殺しようとしていたのか、彼がどんな半年後を目撃したのか、何も教えてもらえなかったんだ。放送開始後、家族や友達、街の人から“ブライスはどうなるんだい?”とよく尋ねられたけど、僕自身も最初は本当に答えようがなかったんだよ。僕が聞いていたのは、“現在は暗い所にいるけど、徐々に明るい方に向かっていく役”ということだけ。でも、他の登場人物たちは未来に絶望したり、恐怖を覚えたりしているから、まあよかったかなって(笑)」だそう。そんなブライスにまつわるミステリーも「フラッシュフォワード」の見どころのひとつです。ちなみに、「僕の家族も『フラッシュフォワード』を見ていて、先の展開を予想してくれるんだけど、父の予想はたいてい外れているんだ。“うーん、違うんだけどな”と思うことがほとんどだね」とのこと。次回は、未来に希望を抱く男・ブライスを演じるザカリー自身のことを教えてもらいましょう。(text:Hikaru Watanabe)「フラッシュフォワード」海外ドラマ専門チャンネルAXNにて日本独占放送7月25日(日)より毎週日曜21:55〜22:50ほか[字幕版]7月29日(木)より毎週木曜23:00〜23:55ほか[吹替版(二か国語)]公式サイト:© ABC Studios■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め竹内結子初海外ドラマの共演米俳優のベタ褒めに「大丈夫?何てこと」遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.1332010年の注目ドラマをチェック!
2010年07月14日女優、鈴木京香が5月10日(月)、東京国際フォーラムで行われた、資生堂のヘアケアブランド「TSUBAKI」CMの出演女優6人が共演する映画『FLOWERS -フラワーズ-』試写会の舞台挨拶に出席。“笑撃”発言を連発した。蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子が、昭和から平成まで、母、その娘3人など三世代にわたる女性6人に扮した物語。挨拶には京香さんのほか竹内さん、田中さん、広末さんと、スペシャルゲストとして映画には出演していない「TSUBAKI」CM出演“女優”の滝川クリステルが出席した。滝川さんから「煙草を吸っていらっしゃるシーン、ビックリしました」と語りかけられた京香さんは、「練習したんですけど鼻から煙が出過ぎてしまって。(小泉徳宏)監督、ごめんなさい」と美人女優らしからぬストレートな発言。さらに、印象に残ったシーンについて「『私、フラれたオバさんだから』っていうセリフを言う場面です」と愛嬌タップリ。年齢が最も近い滝川さんが「ちょっと過剰に反応してしまいました」と苦笑いするなど、共演陣と観客は大爆笑。広末さんが「それは京香さんだから言えたセリフですよね。だって本当にきれいな方だから」とフォローすると、会場はドッと沸いた。広末さんはその後、日本女性の美の条件は?という質問に答える場面で「いろんなゆとりがあって、たおやかで…総合的に言うと京香さんみたいな女性になりたい」と。京香さんは大テレだった。『FLOWERS -フラワーズ-』は6月12日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:FLOWERS -フラワーズ- 2010年6月12日より全国東宝系にて公開© 2010 映画「FLOWERS」製作委員会■関連記事:6女優三世代共演に広末涼子「こんな美人家系ないでしょう」鈴木京香学者タイプの男性はOK水川あさみはNG?
2010年05月10日資生堂のヘアケアブランド「TSUBAKI」CMの出演女優6人が共演する映画『FLOWERS -フラワーズ-』の完成披露イベントが5月10日(月)、東京国際フォーラムで行われた。蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子が、昭和から平成まで、母、その娘など三世代にわたる女性6人に挑戦。同CMのコンセプト、「日本の女性は美しい」をテーマに、それぞれの人生を精いっぱいに生きる女性たちの姿を描く物語。この日、蒼井さんは体調不良のため欠席。6人のうち最年長の鈴木さんは、仲間さん演じる昭和52年を生きる慧(さと)の長女で、平成21年を生きる奏(かな)役。蒼井さん演じる昭和11年を生きる凛を祖母に持つが「意地の悪い友達に、『若くて美しい女優さんたちを祖母や母に持てるなんて幸せだね』なんて言われましたが、確かに幸せでした」。広末さんも「こんな美人家系、ないでしょう、非現実的だな、なんて思いました」と、それぞれ照れ笑い。同テーマにちなみ司会者から日本の女性の美しさとは?と振られ、竹内さんは「相手をおもんばかる、察するところ、ですかね」。田中さんは「お箸の使い方やお料理をきれいに細かく飾るだったり、日常に細やかさを持つ女性が素敵だと思う、憧れます」。仲間さんは「着物を着たり所作があったり、段取りが細かい。そこに動きと心が通じる細やかさがあること」と、思い思いに“心の美”について語っていた。『FLOWERS -フラワーズ-』は6月12日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:FLOWERS -フラワーズ- 2010年6月12日より全国東宝系にて公開© 2010 映画「FLOWERS」製作委員会■関連記事:鈴木京香喫煙演技を反省「鼻から煙が出過ぎて…」鈴木京香学者タイプの男性はOK水川あさみはNG?
2010年05月10日竹内結子が4月20日(火)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、初挑戦の海外ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」プレミア試写会で、メーンキャストの米俳優、ザカリ―・ナイトンと舞台挨拶。ネタばれトークを寸前で回避した。突然、世界中の人々が2分17秒の間、気を失い、その間に半年後の自身の姿を見る不可解な現象に見舞われた現代を舞台に、“目撃”した未来に挑む人々の姿を描く本作。竹内さんは、ザカリ―扮する外科医ブライスが自殺しようとした瞬間に見た、半年後の世界で出会い、希望をもたらす女性ケイコ役。全米では昨年9月から今年にかけて放送。この日、竹内さんとザカリ―扮する男女が劇中で出会う場面の特別映像も一般に公開。良いムードを感じさせる2人の表情が大きなスクリーンに映し出され、司会者からその後の展望について、2人が結ばれる予感がする?と聞かれた竹内さんは「します!恋なのではないでしょうか?」と素直に反応。続けてザカリ―に「これは恋ですか?」と日本語で質問し、通訳を通して理解したザカリ―から、耳元に手を寄せられ「……」と何やら耳打ちされると、「あ〜」と納得。「言ってはなりませぬ、とのことです」とネタばれトークを回避した。竹内さんとザカリ―はトーク中、何度も視線を交わすなど、すっかり打ち解けた様子。ザカリーは「言葉の壁を乗り越えて、どんどん仲良くなった。日本からはるばる撮影のためにロサンゼルスに来て、大きなスタジオ、爆発も起こるセット、大勢のスタッフと、まさにハリウッドのスタジオで見事な演技をしてくれた。結子の勇気、強さに感動した」と絶賛。照れくさそうに聞いていた竹内さんは、もし劇中同様、半年後をフラッシュフォワード(未来視体験)するなら何を見たい?の問いに「もっと英語を話せるようになっていて、願わくばもう1回、この作品に呼ばれたいなー」とこの日の昼に行われた会見時には見せなかった、ハリウッド進出欲を口にした。ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」は海外ドラマ専門チャンネルAXNにて7月25日(日)より日本独占放送(photo/text:Yoko Saito)「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」7月25日(日)よりAXNにて日本独占放送公式サイト:■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:竹内結子初海外ドラマの共演米俳優のベタ褒めに「大丈夫?何てこと」遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.1332010年の注目ドラマをチェック!
2010年04月20日女優、竹内結子が4月20日(火)、東京・六本木のグランドハイアット東京で行われた、海外ドラマ初挑戦の海外ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」の会見に出席。共演の米俳優、ザカリー・ナイトンから「エキサイトな才能を持った女優」と大絶賛された。突然、世界中の人々が2分17秒、気を失い、その間に半年後の自身の姿を見るというミステリー現象が起きた中、謎の解明に乗り出し未来を変えようとする人々の姿を描く。カナダのSF作家、ロバート・J・ソウヤーの同名小説を原作に、米三大ネットワークのひとつ、ABCが大ヒットドラマシリーズ「LOST」の後釜番組として企画。米国では昨年9月から放送がスタートしていた。竹内さんは、ザカリー扮する外科医ブライスが自殺しようとした瞬間に見た半年後の世界で出会い、希望をもたらす女性ケイコ役。共演の感想を、ザカリーは「共演が決まり、竹内さんの出ている映画を観て勉強しました。最初は言葉も通じないからどうかな?と思ったけど、私たちはとても楽しく共演することができました。エキサイトさせる才能を持った素晴らしい女優さん。日本で人気があるのも分かります。英語の台詞を話すところも素晴らしかった」とベタ褒め。映画『ヒッチャー』(2007年版)などでも活躍するハリウッド俳優からのお褒めの言葉に、竹内さんは「ザカリーさんはたくさんの褒め言葉を知っていて、すごく褒めてくれる。でもこんなに褒められて大丈夫なんだろうか、と。何てことでしょう。嬉しいです」と大テレ。一方で、初めての海外ドラマの撮影をふり返り、「審査が通って、最初は嬉しい、楽しいより不安の方が大きかった。撮影も毎日緊張しながらでした。ちょっとしたひと言が伝えられないもどかしさを感じたのが一番の苦労でした」と苦笑い。ハリウッド進出の意気込みを聞かれると、「なるといいけど、もう少し竹内、勉強しよって感じです」と英会話の習得を誓っていた。ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」は海外ドラマ専門チャンネルAXNにて7月25日(日)より日本独占放送(photo/text:Yoko Saito)「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」7月25日(日)よりAXNにて日本独占放送公式サイト:■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.1332010年の注目ドラマをチェック!
2010年04月20日映画『ゴールデンスランバー』の初日舞台挨拶が1月30日(土)、東京・TOHOシネマズ日劇2で行われ、主演の堺雅人、共演の竹内結子、中村義洋監督らが出席した。人気作家・伊坂幸太郎の同名小説を原作に、首相暗殺犯に仕立て上げられた男の2日間にわたる逃亡をめぐる人間ドラマ。堺さんは鑑賞後の観客の大きな拍手に「温かい熱気に迎えられ、興奮し安心しています」と繊細な笑顔。「この作品は客観的に観ることができない、初めてのこと。出来上がった初めて観たとき、ああ、この日は暑かったな、とか、アルバムをめくるような気持ちになった。ジャンル分けしづらく、こういう物語として観るしかない」と思い入れタップリに語った。劇中の展開にちなみ司会者が、信頼があだになったエピソードを質問。堺は「スキーが全然できないんですが上手な役をやることになり、滑る場面で受け止めてくれるスタッフを信頼して滑ったら、受け止めてくれなくて、『あーっ』って叫びながらスキー場の奥に消えていきました」と苦い経験を披露。竹内さんは「今回、監督に役作りはいらない、素のままでいいと言われましたが、現場に入り、監督が『晴子(竹内さん)は上昇志向の強い女』と言ったのを聞いて、それって私? 人間的によろしくない? って」と中村監督に“詰問”。「覚えていませんが、真逆だと思う。もっと上昇志向を持った方がいいというか…」と釈明を受け、楽しげに笑っていた。一方で、共演の劇団ひとりは「私事ですが、おととい、アバなんとかという映画(ジェームズ・キャメロン監督の3D映画『アバター』)を観ようとしてうっかり2Dの劇場に行ってしまい、何も飛び出てこなかった。この映画(『ゴールデンスランバー』)は劇場を選ばず、どこでみても面白い」と珍PRを展開。共演陣と観客を笑わせていた。『ゴールデンスランバー』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:『ゴールデンスランバー』濱田岳×中村義洋監督次回はコメディでまさかの共演?【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!堺雅人があったかコタツに思いを馳せる一方、竹内結子は脚露出の薄着に震える!誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2010年01月30日これだけの力があるのだから、もっと目立ってもいいのでは?そんなふうに感じてしまうほど、中村義洋監督は謙虚な人だ。映像化不可能と言われた伊坂幸太郎の原作を映画化した『アヒルと鴨のコインロッカー』で注目を浴び、『チーム・バチスタの栄光』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』など話題の原作の映画化をヒットに導いてきた実力の持ち主だが、本人はあまり自分を出したがらない。いつも口にするのは、「求められたことに応えているだけ」「観客が映画を楽しんでくれればそれでいい」。その言葉どおり、面白い原作を、原作の良さを残したまま映画らしくパッケージし観客を満足させてくれる。中村義洋監督とはそういう監督だ。そして、新作の『ゴールデンスランバー』は『アヒルと鴨のコインロッカー』、『フィッシュストーリー』に続く伊坂幸太郎の原作の映画化である。今回は中村監督が手掛ける伊坂作品に必ずキャスティングされる若手俳優・濱田岳と共に話を聞いた。本作は、主人公・青柳(堺雅人)が首相暗殺の罪を着せられ逃亡するミステリー。映画化するにあたって「キャスティングにはじっくり時間をかけました」と、監督は言う。けれど、濱田岳の演じる“黒いパーカーの男”というキャラクターに関しては、なんと原作の段階からすでに決まっていたというから驚きだ。「そうなんです。伊坂さんはもともと“黒いパーカーの男”を太った男として考えていたらしんですけど、『アヒルと鴨…』を観て書き替えた。小柄でおでこが広くて…という濱田岳ふうにね。ただ、僕が原作を読んでいるとき、伊坂さんが“黒いパーカーの男”のモデルを濱田岳にしていることを知らなくて。でも、読みながら、もしかしたら濱田岳なんじゃないかな、と思いましたね」。原作の段階からラブコールを受けていた濱田さんが演じるのは、指名手配中の殺人鬼“黒いパーカーの男”。これまでの俳優・濱田岳からは想像の付かない役柄だ。「『アヒルと鴨…』で伊坂さんと対談をしたときに、伊坂さんから今後やりたい役はどんな役?と聞かれて──人がやりたがらないような役、たとえば殺人鬼とかやってみたいですねって言っていたんです。それが直接関係あったのかは分からないですけど、伊坂さんが僕をイメージしてくれたというのは役者冥利に尽きます。物語を進めていくポジションも初めてでした」と、真面目に質問に応える濱田さんの隣で「原作で当て書きされているけれど、映画では濱田岳を使わないっていうのも面白いかなと思ったんですけどね(笑)」と、茶々を入れる中村監督。この2人、かなり仲がいいようだ。3度目のタッグだからというだけではない“同じ空気感”を持っているような……。実際、何かにつけて笑いのツボが一緒で、些細なネタで話が盛り上がるのだとか。笑いのツボが同じなら2人でコメディをやってみては?と、投げかけると「コメディやるなら僕出ますね。監督は別の誰かにやってもらってね」とノリノリ。濱田さんもキャッキャッと笑っている。この2人、本当に相性がいいうえ、仕事に対するスタンスも似ている。「濱田くんは基本的に将来を考えていない、戦略がない、受けたものに対してその時その時の最大の力を出す人なんです。僕はそれはもの凄くいいことだと思っていて。だから、現場では本当は目立ちたがり屋のギラギラした俳優なんだという設定でからかうんですよ(笑)」。監督のお気に入りであり、完璧にいじられキャラの濱田さんだが、映画の中では堺雅人の演じる青柳をぐいぐい引っ張っていく役どころ。もちろん、演技派俳優のひとりとして引っ張りだこの堺雅人との共演は、濱田さんにとって刺激的な現場となった。「堺さんはイメージ通りではあったんですけど、ロックな感じというか、格好いいと思いましたね。自信満々に“僕は愛想笑いには自信があるんだ”と言ったり、“運動オンチで運動ができないんだよ”って言っていたのに、舞台ではもの凄い殺陣をやっていたり、なんかもの凄く格好いいなと」。中村監督×濱田岳と同様に、中村監督×堺雅人のタッグも『ジャージの二人』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』に続く3度目。これまでに築き上げられてきたそれぞれの信頼関係が『ゴールデンスランバー』で融合したとも言える。また、堺さんと濱田さんは意外なところで繋がっていると中村監督。「普通の市民の宅配ドライバーが巻き込まれるという設定だけれど、実は青柳のような人間はなかなかいないんです。僕はそんな彼の純粋さが大好きなんですけど、撮影の途中で“おや?”っと思ったことがあって。『アヒルと鴨…』で濱田くんが演じた椎名という青年の十数年後が青柳なんだなと。あの役(椎名)は僕がとても尊敬している役。純粋さとか、人から自分がどう見られるか考えないところとかね。だから『ゴールデンスランバー』のもうひとつの見方として、もしも主人公・青柳と同じ立場になったときに“あなたは、あれほど人に助けてもらえますか?”と問いかけたい。でも、僕だったらたぶん助けてもらえないと思うんだよなぁ(笑)」。そう自信なさそうに笑う姿がなんとも監督らしい。ハリウッド的スケールを持った原作をどう映画化したのかも確かに見どころだが、「純粋さ」「信頼関係」「生きること、生き延びること」を核に据え、温かな感情を抱かせてくれる『ゴールデンスランバー』は、まさに現代人の心の隙間を埋めてくれる作品。濱田岳の言葉を借りるなら「ラストシーンは妙にほっとする」──その感動をぜひスクリーンで味わってほしい。(text:Rie Shintani)■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!堺雅人があったかコタツに思いを馳せる一方、竹内結子は脚露出の薄着に震える!誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」
2010年01月29日2008年の本屋大賞に輝いた、伊坂幸太郎の人気小説を映画化した『ゴールデンスランバー』の完成披露試写会が1月18日(月)に開催され、主演の堺雅人を始め、共演の竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、貫地谷しほり、濱田岳、渋川清彦、そして監督の中村義洋という豪華メンバーが集結した。舞台挨拶では、逃亡劇である映画の内容や、タイトルが意味する“黄金のまどろみ”に引っ掛けて「逃げ出したくなる状況」「思わずまどろむ瞬間とそのときのイメージカラーは?」といった質問が投げかけられ、個性的な俳優陣からユニークな答えが返ってきて会場は盛り上がりを見せた。イベント開始直後、“仙台運送”と書かれたトラックが会場に横付けされた。運転しているのは、劇中でも宅配ドライバーの役を演じている渋川さん。制服姿の渋川さんが運転席から降り立ち、荷台を開けると“ゴールデンスランバー”と書かれたダンボールが。次の瞬間、このダンボールの壁を突き破ってスモークと共に堺さんらが登場し、会場は歓声に包まれた。壇上に上がった堺さんはオール仙台ロケで撮影された本作を「仙台の人々と一緒に作り上げた映画です」とアピール。ちなみに、堺さんの“まどろみの瞬間と色”はと言うと「冬になるたびに悩んでいたのですが、今年ついにコタツを買ってしまいました。心地良くまどろんでます(笑)。だからコタツの遠赤外線の赤ですね」とのこと。貫地谷さんもこれに「私も今年、コタツを買いました!オレンジ色ですね」と同調。これにさらに横から口を挟んだのは香川さん。「床暖房ヤバイよ!これ点けたらおれは5分でまどろむね。色は赤やオレンジを超えてピンク」と寒い夕刻のイベントとあって“暖房トーク”で盛り上がった。厚着の登壇陣の中で、竹内さんは一人だけ薄着で寒そう!「一人だけスカスカの格好で…。堺さんは手袋して、香川さんは毛皮巻いて、吉岡さんはフリース着てるのに…」と周りを見渡して苦笑していた。そんな竹内さんのまどろみの瞬間は「美容院でシャンプーしてもらってるとき」だそう。もうひとつのお題「逃げ出したくなること」について、携帯電話のメールにまつわる恥ずかしい過去の体験を披露してくれたのは、吉岡さんと中村監督。吉岡さんは「当時、好きだった女性に愛のメールを送ろうとして、男友達に送ってしまいまして…。その後、一週間ほど口をきいてもらえませんでしたね。逃げ出したいと言うより、消えてしまいたくなりました」と告白。すると中村監督も「全く同じ!(幼い口調で)『ちょっと遅くなります。でもちゃんと帰りますよ〜』みたいなラブラブなメールを間違って、竹内さんのマネージャーさんに送ってしまいました。すぐに『このことは忘れてください』とメールしたら、次にお会いしたとき、一言もそのことに触れずにいてくださいました」と感謝(?)していたが、竹内さんは初めて知る事実にびっくりした様子だった。自身の役柄について「ロックな男を演じました」とビシッと決めた渋川さんだが、逃げ出したくなることについては「僕はお腹が弱いので、大事な場面でお腹痛くなったら逃げ出したくなります」とやや弱気なコメント。これに香川さんが「いまは大丈夫なの?」と繰り返し、会場の笑いを誘った。劇団ひとりさんは映画の出来映えについて「最近は何でも3Dにすればいいだろうという風潮がありますが、本当に面白い作品は2Dでも飛び出すんです!」と熱弁。さらに舞台挨拶では「僕は自分の評判を気にして、時々、自分の名前をインターネットで検索するんです。今日も検索してきたんですが、あるブログで、この舞台挨拶に来るという人が『堺さんや竹内さん来るかな?劇団ひとりだけだったらサイアク〜』って書いてました!この中に犯人がいるはずです!!」と怒りを露わにし、これには客席のみならず共演者も笑い転げていた。濱田さんは、“まどろみ”の質問に悩んだ挙句、「僕はトイレに行きたいとなかなか言い出せなくて…。我慢してオシッコした瞬間はまどろみますね」と少し恥ずかしそうにコメント。すかさず周囲、というか香川さんが「色は?」と畳み掛けると濱田さんは「その前に飲んだ飲み物によりますね」と珍妙なコメント。堺さんや香川さんから「飲んだものがそのまま出るのか!」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。貫地谷さんは撮影について聞かれ「私は1日だけだったんですが楽しかったです。みなさんと“ウニ祭り”をして、すごくおいしかったです!」と笑顔を見せたが、ここでも香川さんが横から滑り込み、「おれ知らないよ…」とブツブツ。堺さん曰く「愉快な仲間たちとワイワイ作りました」という撮影現場そのままのにぎやかな舞台挨拶となった。『ゴールデンスランバー』は1月30日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」堺雅人主演『ゴールデンスランバー』試写会(東京)に25組50名様をご招待堺雅人主演『ゴールデンスランバー』試写会(北海道)に10組20名様をご招待
2010年01月19日前回までは今年1年を振り返ってまいりましたが、今回は来たる2010年のお話を。日本上陸が予定されているタイトルの中から、選りすぐりの注目作をピックアップしていきます!まず、1本目は「LOST」のJ.J.エイブラムスが製作総指揮に名を連ねる「FRINGE/フリンジ」。2008年9月に全米放送が始まり、現在はシーズン2に突入しているサスペンスです。タイトルの“フリンジ”とは、科学として認められていない“フリンジ・サイエンス(非主流科学)”のこと。科学では解明できない超常現象の数々を追う女性捜査官と仲間たちが、やがて人類を揺るがす陰謀の世界に足を踏み入れていきます。様々な事件が巻き起こる犯罪捜査ドラマとして、壮大な謎が物語を支配するミステリーとして楽しめる「FRINGE/フリンジ」ですが、ポイントのひとつは主人公オリビアの美人捜査官ぶり。演じるアナ・トーヴが全米でブレイク中です。2本目は竹内結子さんの出演も話題の「FLASHFORWARD(フラッシュフォワード)」。今年9月に全米放送が始まったばかりのSFドラマです。物語の始まりは、全人類が一斉に2分17秒間だけ意識を失う怪現象が発生するというもの。しかも、気絶していた間、人々の意識は半年後に飛んでいたことが判明します。その後、現象の謎を解明すようとする捜査官たちの奮闘を軸に、様々な人々のドラマが展開していきますが、重要なのは気絶時に彼らが目にした半年後の光景。幸せな未来を目にした者、不幸な未来を目にした者、さらには未来が見えなかった者…と、それぞれの事情が謎深き展開に絡み合っていきます。主人公の捜査官を演じるのは、『恋におちたシェイクスピア』のジョセフ・ファインズです。3本目は映画俳優ティム・ロス主演の「LIE TO ME」(原題)。今年1月に全米放送が始まり、現在はシーズン2に突入している犯罪捜査ドラマです。ティム・ロスが演じる主人公は行動分析学の第一人者、キャル・ライトマン博士。人間の嘘をどんどん見破ってしまう彼がチームを率い、犯罪捜査に協力していきます。ライトマン先生のすごい点は、まばたきの仕方ひとつ、口の動きひとつで、容疑者や事件関係者から真実を引き出してしまうところ。なかには、「手が冷たかったのは足に熱が集中しているからだ!ということは、彼はこの場から逃げたがっている!」なんて、恐れ入りましたな分析も。ティム・ロスの存在感がたっぷり生かされたシリーズです。そのほか、「トゥルー・コーリング」の美人女優エリザ・ドゥシュクが任務ごとに新しい記憶を植えつけられていく特殊工作員を演じたSFサスペンス「ドールハウス」、以前、先取りでご紹介したサイモン・ベイカー主演の犯罪捜査ドラマ「ザ・メンタリスト」なども続々と日本上陸決定!2010年も海外ドラマから目が離せません。(text:Hikaru Watanabe)「FRINGE/フリンジ」Blu-ray「FRINGE/フリンジ<ファースト・シーズン> Vol.1」DVD「FRINGE/フリンジ<ファースト・シーズン> Vol.1」価格:各980円(税込)発売日:2月24日(水)Blu-ray「FRINGE/フリンジ<ファースト・シーズン>コレクターズ・ボックス」価格:24,500円)税込)発売日:3月10日(水)DVD「FRINGE/フリンジ<ファースト・シーズン>コレクターズ・ボックス1」価格:9,800円(税込)発売日:3月10日(水)DVD「FRINGE/フリンジ<ファースト・シーズン>コレクターズ・ボックス2」価格:9,800 円(税込)発売日:4月7日(水)<レンタル>・Vol.1〜32月24日(水)レンタル開始・Vol.4〜63月10日(水)レンタル開始・Vol.7〜93月24日(水)レンタル開始・Vol.10〜114月7日(水)レンタル開始発売元・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.「LIE TO ME(原題)」2010年、DVDリリース予定発売元:20世紀フォックスホームエンターテイメント© 2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.「ドールハウス」2010年、DVDリリース予定発売元:20世紀フォックスホームエンターテイメント© 2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.「FLASHFORWARD(フラッシュフォワード)」2010年、海外ドラマ専門チャネルAXNにて日本独占初放送© ABC Studios「ザ・メンタリスト」2010年春、スーパー!ドラマTVにて日本独占初放送TM & © Warner Bros. Entertainment Inc.■関連作品:フリンジ [海外TVドラマ]© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studiosドールハウス [海外TVドラマ]© 2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.LIE TO ME/ライ・トゥ・ミー [海外TVドラマ]ザ・メンタリスト [海外TVドラマ]■関連記事:第67回ゴールデン・グローブ賞テレビ部門では注目作「Glee」3部門ノミネートシネマカフェ的海外ドラマvol.120胸キュン男のスマイル最終回はこのカレ!
2009年12月24日2時間どっぷりと別世界に浸らせてくれる映画たち。ストレスの多い毎日を送る20代女性にとっては、日ごろの憂さを忘れさせてくれる有効なアイテムの一つかもしれませんね。今年も実に多彩なタイトルが公開されましたが、皆さんのハートを最も潤したのはどの作品なのか?上位にはバラエティ豊かな作品が並びました!>>男性編も見るQ:2009年公開で面白かった映画をすべて選んでください1位『マンマ・ミーア!』 11.7%2位『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 9.0%3位『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』 8.6%4位『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』 7.7%5位『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』 7.5%■内容が好き!派・『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』:「原作のマンガを尊重している上、展開がうまくまとまっていて面白かった」(29歳/飲食/サービス)・『2012』:「迫力のある映像に、思わず体に力が入ってしまった。こんなにスケールの大きい作品は初めて」(26歳/商社/秘書・アシスタント)・『HACHI 約束の犬』:「飼い主が死んだのに、ずっと一人で10年近く待っているハチがとてもかわいく、切なかった」(24歳/精密機器/総務)・『アマルフィ 女神の報酬』:「景色や映像がものすごくキレイだった。ストーリーも好き」(23歳/不動産/秘書・アシスタント)・『ココ・アヴァン・シャネル』:「ココ・シャネルの情熱ある生き方にすごく励まされた」(24歳/アパレル/販売)・『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』:「50歳過ぎても目標を持って懸命に生きている彼らを見て勇気が湧き、自分も頑張ろうと思った」(27歳/その他/秘書・アシスタント)・『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』:「何度も泣いた。特に、ヒロインが敵陣に乗り込むところが感動した」(22歳/金融/その他/事務)・『余命1ヶ月の花嫁』:「命がある限り、無駄な生活をしてはいけないんだと、すごく励まされた」(24歳/金融/金融系専門職)・『南極料理人』:「ほのぼのしたシーンが続いて心が温まり、楽しかった」(23歳/医療/その他/医療事務)・『風が強く吹いている』:「箱根駅伝が好きなこともあり、強く感情移入できた。観た後は走りたくなった」(27歳/金融/秘書・アシスタント)・『スラムドッグ$ミリオネア』:「映画だからといって架空を作りすぎず、現実的なメッセージを伝えているところが好きだった」(23歳/公益法人/その他)・『ハリー・ポッターと謎のプリンス』:「ハリポタシリーズが大好きだから!今回も面白かった」(23歳/医療/サービス)・『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』:「個人的にかなりのカタルシスを感じた。元々実話なので嘘くささが少なく、小池徹平君の演技にも感心した」(29歳/IT/クリエイティブ)・『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』:「観ているだけで涙がこみ上げてきた。彼の音楽とパフォーマンスはまさに神だと思った」(25歳/通信/総務)・『マンマ・ミーア!』:「アバの曲に合わせてキャストが踊ったり歌ったりと、観ていてすごく幸せな気分になれた」(25歳/旅行/販売)・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』:「とにかく圧巻。原作を読んだことはなかったけど、引き込まれてあっという間に終わってしまった」(23歳/IT/その他/ヘルプデスク)・『私の中のあなた』:「家族愛がじわーと染み渡っていて中盤から泣き通しだった」(29歳/その他[法律]/秘書・アシスタント)■俳優の演技が好き!派・『なくもんか』:「阿部サダヲの女装姿が面白すぎ。ラストの方の瑛太との漫才のシーンは笑いっぱなしだった」(24歳/IT/プログラマー)・『MW-ムウ-』:「玉木宏がハマってた。今までにない役どころだったが、引き込まれる演技だった」(25歳/小売/販売)・『ジェネラル・ルージュの凱旋』:「阿部寛と竹内結子の掛け合いが好き」(27歳/鉄鋼/財務)総評男性編とは若干様相の異なる女性編トップ5。1位は「観ていてすごく幸せな気分になれた(25歳/旅行/販売)」という声が多く寄せられたミュージカル『マンマ・ミーア!』でした。この暗い世相を忘れるのにうってつけの作品ですよね。また2位には、主人公のメガネ男子っぷりにも磨きが掛かった『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が入りました。そんな中注目すべきは、わずか4週間の公開だった『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が4位に入ったことでしょうか。話題性は断トツの本作ですが、「観ているだけで涙がこみ上げてきた。彼の音楽とパフォーマンスはまさに神だと思った(25歳/通信/総務)」という感動的な内容も後押しした模様。リアルタイムで彼の全盛期に接してなくても、その圧倒的なパフォーマンスを目の当たりにすると好きにならざるをえないようですね。このように、映画にはつい大きな感動を求めがちですが、例えば『アマルフィ 女神の報酬』を観て「全体的に景色がいい!!イタリアに行きたくなる(24歳/ソフトウェア/プログラマー)」と旅行気分に浸るのも一興かと。来年も是非、いろんな楽しみ方を模索してみてください!(文・大城健太郎)>>男性編も見る>>映画情報満載の『コブタメ』をチェックCOBS ONLINE会員アンケート(期間:2009年11月24日~11月29日、集計人数:女性719名、調査方法:インターネットログイン式アンケート)完全版(画像などあり)を見る
2009年12月18日大ヒットコメディ『舞妓Haaaan!!!』(’07)のタッグが再び実現したアットホーム・コメディ『なくもんか』。11月14日(土)から公開13日目で観客動員数60万人を突破という大ヒットを記念して、26日(木)、主演の阿部サダヲが、ハムカツが名物のデリカ店主の主人公“山ちゃん”の姿で都内劇場にサプライズで登場!“揚げる”ならぬ、映画の売上を“上げる”べく、自ら観客をお出迎え、グッズ販売をするというパフォーマンスを見せた。この日も女性客を中心に大勢の観客が劇場に詰めかけたが、突如、店頭でグッズ販売をする阿部さんの姿に場内は熱狂!店の前にはすぐさま長蛇の列ができてしまった。威勢よく「いらっしゃいませ〜!」との掛け声で暖簾を開けた阿部さんは、ファンからの握手の求めに応じては、お気に入りのグッズを薦めていたが、徐々に疲れが出てきたのか、テンションも声のトーンも徐々に控えめに…。続く舞台挨拶で感想を聞くと、「台詞がないから何喋っていいか分からなくて緊張しました。握手しながら売ることもそうないので、『24時間テレビ』みたいな感じでした(笑)」となぜか終始、照れくさそう。舞台挨拶では水田伸生監督も一緒に登場し、阿部さんと揃って2人で満員の客席に大ヒットの感謝。この日来場した観客の中には既に複数回本作を観たというリピーターも多く見られたが、監督は「『舞妓Haaaan!!!』、『なくもんか』に続く3作目のためには、もっともっと観ていただかなくては。ね、阿部さん」と、さらなるお願いを観客に向けた。また明日から水田監督は撮影地としても劇中に登場する沖縄に飛び、舞台挨拶を行うとのことだが、沖縄ならでは本作の見どころを尋ねると劇中のヘアスタイルについて語り出した阿部さん。「映画ではウェーブがかった髪型なんですけど、沖縄のシーンから本格的なパーマになってます。小手で作った擬似パーマから本パーマに(笑)」と念押しし会場を沸かせた。最後に観客への感謝の気持ちを込めて、阿部さんからビッグプレゼントが。抽選で選ばれたラッキーな1名様には、阿部さんのサイン入りエコバッグが直々に手渡され、さらに阿部さんが直筆で1枚ずつサインを入れたポストカードを、会場全員分、なんと400人へ贈られるという太っ腹ぶり。「(ポストカードが)床に落ちているとあれなんで、気がついたら拾ってください(笑)」と最後まで謙虚にアピールし、笑いに満ちた舞台挨拶は終了した。『なくもんか』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会■関連記事:報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!ストレス解消法、阿部サダヲは「波乗り」瑛太「水換え」に、竹内結子は「叫ぶ!」聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?「MTV」Ituneカードを10組20名様にプレゼント笑って泣けるホームコメディ『なくもんか』試写会に25組50名様をご招待
2009年11月27日クリスマス前哨戦が白熱する全米映画界、先週末の11月13日(金)〜15日(日)の週末、日本でも話題を集めるディザスター超大作『2012』が遂に公開となり、全米3,404館で6,500万ドル(約58億5,000万円)の興行収入を記録、北米初登場1位を獲得した。本作は、2012年の世界の終焉を告げるマヤの予言を基に描いた、ローランド・エメリッヒ監督待望の最新作。エメリッヒ監督と言えば、2004年に大ヒットを飛ばした『デイ・アフター・トゥモロー』がディザスター映画の歴代1位の記録(6,874万ドル)を保持しているが、『2012』の今回のオープニング記録はそれに次ぐ歴代2位に。またしてもメガヒットを送り出した。さらに、北米を除く海外160テリトリーで1億6,000万ドルをあげ、海外成績でも初登場第1位となり、海外のオープニング成績第1位に(続編を除く)。全世界成績は2億2,500万ドルという飛躍的ヒット。公開直前には、「2012年地球滅亡説」について、NASAやマヤ族の長老への問い合わせが殺到するなどの反響も。日本では20日(金)に前夜祭が実施されたのち、21日(土)よりいよいよ公開となるが、結果やいかに?一方、先週末の日本では、『Disney’sクリスマス・キャロル』が公開され、幅広い層の客足を集め、『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』に続く、初登場2位の動員数を獲得(3D上映、IMAX上映により、チケットの単価が通常よりも高いため、興行収入では第1位)。値段設定の高い3D上映にも、年配の女性グループや夫婦といった客層の集客が好調で、興行収入30億を見込むヒットとなっている。ほかの作品では、『なくもんか』が3位、『ゼロの焦点』が4位スタートでこちらも好調な出足、依然邦画の強さを見せ付ける形となった。■関連作品:2012 2009年11月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Disney’sクリスマス・キャロル 2009年11月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:パニック大作『2012』プレミアで子役女優のご愛嬌&欽ちゃんのギャグ爆発!?【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…ストレス解消法、阿部サダヲは「波乗り」瑛太「水換え」に、竹内結子は「叫ぶ!」広末涼子、愛する人は「一緒にいる時間がすべて」『ゼロの焦点』初日舞台挨拶ジム・キャリー&ゼメキス監督『クリスマス・キャロル』動画インタビューが到着!
2009年11月17日脚本・宮藤官九郎と監督・水田伸生、主演・阿部サダヲの大ヒットコメディ『舞妓 Haaaan!!!』チームが再タッグを組んだホームコメディ『なくもんか』が、11月14日(土)に公開初日を迎えた。この3人に加え、瑛太、竹内結子、塚本高史、いしだあゆみら豪華キャストが登壇し、笑いあふれる舞台挨拶が行われた。「今日は頑張ってハムカツ色のスーツで来ました!」とこんがり黄金色のスーツにハム色(ピンク)のシャツにソース色(茶)のネクタイをあわせ、気合たっぷりに登場した阿部さん。ハムカツとは、阿部さん演じる祐太が切り盛りする惣菜屋「デリカの山ちゃん」の名物。人情味あふれる商店街が舞台となる本作だが、それに因んで「商店街でお店を開くとしたら?」と尋ねると、「間違いなくハムカツ屋で。ハムカツオンリーで行こうと思います!」とすっかりハムカツに夢中。ほかの登壇陣にも同じ質問が回ったが、瑛太さんは「文房具屋」、竹内さんは「じっくりお茶を飲みながら読める本屋」とのこと。挨拶時からしきりに「インフルエンザが流行ってるので」と繰り返す塚本さんはやはり「薬局」、宮藤さんは「喫茶店。僕が喫茶店にいることが本当に多いので、自分で作っちゃおうと」と、思い思いに理想のお店を挙げていった。そんな中、大ベテランのいしださんは、目を輝かせながら「お惣菜屋さん!」。「高齢の方が簡単に買いに来れるような。私、おかず好きなんです」と告白し会場を沸かせた。続いて、劇中で描かれる祐太のちょっと変わったストレス解消法に因んで、それぞれのストレス解消法が披露された。阿部さんは「僕はストレスはたまらない方なんですが、強いて言えば最近始めた波乗りがいいかな。すげえいい波来てるぜ〜」と嘘八百、すかさず周りから「焼けてないじゃん」とのツッコミが。一方、瑛太さんは「熱帯魚の水換えです。水を換えた次の日は、グッピーのメスは子供を産む確率が高いんです」と淡々と語り笑いを誘った。対照的なストレス解消法を披露したのは竹内さん。「前はよくタオルを折って折って、そこにワーって思い切り大声出したりしてたんですけど」と意外な一面を明かしたが、これが宮藤さんのツボに入ったようで爆笑。自身も思い当たることがあったらしく、「僕もパソコンがよくフリーズするので、そのときはまずワーって叫んでどうしようか考えますね。なぜ保存しなかったんだという自分への怒りです」と明かした。水田監督は「一人で映画館に行ってスクリーンに集中すると嫌なことがふっとなくなる。でもこうやって大勢で観るのも素敵ですよね?」と半ば強引に促すと、会場から盛大な拍手が贈られた。そして最後の記念撮影では、巨大ハムカツのパネルが登場し、阿部さんが一同を代表して、ソース色のペンキで「なくもんか大ヒット!!」という筆入れを行った。観客とキャストが見守る中、時間をかけて丁寧に描かれたタイトルは見事な出来栄え。これを見て「次はペンキ屋でやりますか(笑)?」と、さっそく水田監督から宮藤さんに次回作のお誘いも。『なくもんか』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会■関連記事:聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?「MTV」Ituneカードを10組20名様にプレゼント笑って泣けるホームコメディ『なくもんか』試写会に25組50名様をご招待竹内結子が阿部サダヲに“襲われ”て股間蹴りをキメた!?『なくもんか』会見
2009年11月14日伊坂幸太郎の人気小説を映画化した『ゴールデンスランバー』で、斉藤和義が自身初の映画音楽監督を務め、主題歌であり物語の鍵を握るビートルズの名曲「Golden Slumbers」を自らカバーすることが発表された。原作は2007年に発表され、翌年の「本屋大賞」および「山本周五郎賞」を受賞したサスペンス。堺雅人、竹内結子をキャストに迎え、首相暗殺の濡れ衣を着せられた一般市民の男の逃亡劇を描く。斉藤さんは音楽監督という立場で、主題歌、エンディングテーマだけでなく劇中の全ての音楽を担当しているが、エンディングテーマの「幸福な朝食、退屈な夕食」を巡っては、伊坂さんとの“奇縁”が明らかに。伊坂さんはこの曲を聴いて、会社勤めを辞めて作家一本でやっていく決意を固めたということで、斉藤さんのファンであることを公言している。ちなみに、斉藤さんは、本作と同じく伊坂さん×中村義洋監督のコンビによる『フィッシュストーリー』でも、劇中のパンクバンドが演奏する楽曲をプロデュースしており、伊坂作品で音楽に携わるのはこれが2度目。斉藤さんは今回の音楽監督という仕事について「映画の規模も大きいと聞いてたし、出演者のみなさんも豪華だし、責任重大だって感じましたね。サントラってずっとやってみたいと思ってたことだから、声を掛けてもらったときは『いいんですか!?』って思ったけど、ぜひぜひってことでやらせていただきました。まだラフの段階の映像を見ながら、監督とイメージのすり合わせをしてスタジオに入り、一人でやってみたりバンドを集めてジャムってみたり。監督もレコーディングに立ち会ってくれて、その場でどんどん決まっていく感じですごくやりやすかったですね。なんせ、映像を見ながら演奏するってのも初めてだったので、おもしろかったっす」とコメント。主演の堺さんは「ビートルズの原盤『アビー・ロード』では、メドレーのなかの橋わたしのようなつかわれ方をしているこの曲ですが、斉藤さんの歌をきいて、独立した曲として人を感動させる力をもっているのだなとおもいました」と“斉藤版”「Golden Slumbers」の感想を語ってくれた。「黄金のまどろみ」と直訳されるこの「Golden Slumbers」、原作小説の中で描かれるスリルや郷愁といった様々な要素を見事に彩り、重要な役割を果たしているが、映画では、観客の心にどのように響きわたるのか?『ゴールデンスランバー』は1月30日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:堺雅人&竹内結子、『ジェネラル・ルージュ』の次は伊坂作品で恋人役!
2009年11月11日映画『なくもんか』の完成披露会見が10月1日(水)、グランドハイアット東京で行われ、ヒロイン役の竹内結子が主演の阿部サダヲを相手に股間蹴りのアドリブ演技をキメたエピソードを明かした。本作は、脚本・宮藤官九郎、監督・水田伸生ら人気作『舞妓 Haaaan!!!』のスタッフが再タッグを組んだホームコメディで、ハムカツが名物の惣菜屋の二代目店主・祐太(阿部さん)とその妻・徹子(竹内さん)、祐太の生き別れの弟・祐介(瑛太)ら“家族”の悲喜こもごもを描く物語。阿部さんは夫婦役で初共演となった竹内さんの印象について司会者から聞かれると「撮影の初日がプロポーズのシーンだったんですが、激しいプロポーズで竹内さんの蹴りが股間の方に。そうするとノッてきますよね!男優的には…」と目尻を下げてニヤニヤ。隣で吹き出しつつ聞いていた竹内さんは、台本に股間蹴りとあったのか?との問いに「いえ、ありません。阿部さんがもの凄い勢いで覆いかぶさってきたものですから、何とか身を守ろうとしまして」とアドリブだったことを告白し、宮藤さんら関係者、共演陣、取材陣を爆笑させた。阿部さんと兄弟という設定の瑛太さんは「最近共演したタレントさんとこの映画の話になり、『阿部さんと似てるよね』と言われました。何人かの方から言われたんです」と報告。阿部さんは「ホント?似てる?どのあたり?さっき鏡見たけどやっぱり似てないよ。俺、直毛だし…。僕は誰にも言われていないなぁ」と一瞬しょんぼり。だが「でも、瑛太さんといると、温度が好きでとても居心地がいいです」と笑顔に。2人で顔を見合わせてうなずき合い、意外な?相性の良さをうかがわせた。一方で、質疑ではタイトルに引っかけた「最近“なくもんか”と思ったことは?」というベタベタな質問が。阿部さんは「この間、何度か共演したタレントさんから『はじめまして』と言われまして」。瑛太さん扮する祐介の相方の芸人・大介役の塚本高史は「夏、ウチのクーラーが壊れたんですよ。しかも2台同時に。なんで夏に壊れるんですかね?売ろうとする作戦ですかね」。祐太の育ての親に扮したいしだあゆみは「ないですね。年を取ると喜怒哀楽が薄くなってくるんですよ」とベテラン女優らしからぬおトボケぶりで取材陣の笑いを誘っていた。『なくもんか』は11月14日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会
2009年10月01日