現在放送中の坂元裕二脚本ドラマ「初恋の悪魔」に、第二章へと突入する第6話(8月20日放送)から満島ひかりが出演することが分かった。本作は、ワケありの警察署勤務の4人、刑事・鹿浜鈴之介(林遣都)、総務課職員・馬淵悠日(仲野太賀)、生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)、会計課職員・小鳥琉夏(柄本佑)を中心に、テンポよく、繊細、軽妙かつ重厚で、思わず引きこまれてしまうセリフの掛け合いが展開されていくミステリアスコメディ作品。鈴之介が東京でもうひとつの人格となった星砂(松岡茉優)と出会った第5話。星砂は自分の過去を語り始め、16歳で家出し東京に出たこと、そこで出会った淡野リサという女性に救われたこと、リサが悠日の兄・朝陽(毎熊克哉)が殉職したとされる事件に深く関わっていたことが分かった。その淡野リサを演じるのが、「カルテット」『北のカナリアたち』『愚行録』などに出演、春ドラマ「未来への10カウント」のヒロイン役も話題となった満島さん。物語の最大の謎の解明に向かって、重要な鍵を握る人物であることは間違いないリサ。ますます深まっていく謎が解き明かされる第6話では、そんなリサに要注目だ。「初恋の悪魔」は毎週土曜日22時~日本テレビにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年08月18日Amazon Studiosが制作する待望のドラマシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』の各話配信時間が発表となった。9月2日(金)10時より第1話と第2話、その後は毎週金曜日の13時に続く各エピソードが配信となる。さらに現地時間8月15日にLAで行われたワールドプレミアのレポートも到着した。Prime Videoで240を超える国と地域でプライム会員向けに独占配信される本作は、J.R.R.トールキンの伝説的な『中つ国』第二紀を壮大かつ意欲的に描いた作品。同著者の『ホビット』や『ロード・オブ・ザ・リング』の遥か数千年前を舞台にした壮大な物語だ。偉大な力の創造、王国の栄枯、ヒーローたちの試練、そして全世界を闇で覆う、トールキンが生み出した最強のヴィラン、これらすべてが観るものを第二紀の世界に誘う。平和な時代から物語は始まり、お馴染みのキャラクターたちと新たなキャラクターたちが次第に、長い間恐れられていた中つ国の悪の再来に立ち向かっていく姿に注目だ。霧ふり山脈の暗闇の奥地からエルフの首都リンドンの雄大な森を抜け、息を飲むような広大な島国のヌーメノール王国を通って、最果ての地に及ぶまで、この旅で出会う王国や人々は、長く伝説として語り継がれていく。ワールドプレミアはカリフォルニア州ロサンゼルスにて、突如出現した「中つ国」の世界で開催された。2週間強に迫った配信開始に向け多くのメディアが集まり、集結したスタッフ、キャストも興奮した面持ちで登場。シリーズのファンであり、『ウィズアウト・リモース』や『ブラックパンサー』や『クリード』シリーズでも有名なマイケル・B・ジョーダンがゲストとして参加し、最後には作品の世界感を描くドローンショーも。ロサンゼルスの夜空まで「中つ国」に彩られた。■配信情報『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』(原題:THE LORD OF THE RINGS: THE RINGS OF POWER)9月2日(金)よりPrime Videoにて独占配信予定作品ページ:
2022年08月17日BiSH(ビッシュ)が12ヶ月連続リリース第10弾となる新曲「悲しみよとまれ」を、2022年10月26日(水)にCDで発売する。12ヶ月連続リリース第10弾の新曲「悲しみよとまれ」2023年をもって解散することを発表した“楽器を持たないパンクバンド”BiSHが、12ヶ月連続リリース企画の第10弾となる新曲「悲しみよとまれ」をCDで発売。第1弾「FiNAL SHiTS」、第2弾「ぴょ」、第3弾「愛していると言ってくれ」、第4弾「ごめんね」、第5弾「LiE LiE LiE」、第6弾「どんなに君が変わっても僕がどんなふうに変わっても明日が来る君に会うため」、第7弾「SEE YOU」、第8弾「サヨナラサラバ」、第9弾「UP to ME」に続く楽曲で、壮大なロックナンバーとなっている。なおシングルには、カップリング曲「飲ませろ」を収録。こちらは、作詞作曲をリンリンが務めた。初回生産限定盤にはライブ映像が付属なおCDは、通常盤と初回生産限定盤の2形態を用意。“BiSHイーツ”仕様の初回生産限定盤には、100ページにも及ぶ豪華写真集と、2021年12月に福岡マリンメッセで行われた「BiSH SPARKS “the FiNAL BATTLE of REVENGE” EPiSODE 3」のライブ映像ほかが付属する。【詳細】BiSH 10月の新曲「悲しみよとまれ」CD発売日:2022年10月26日(水)・通常盤 1,100円・DVD盤(CD+DVD) 4,950円・初回生産限定盤(CD+Blu-ray+ライブCD+フォトブック) 11,000円<CD収録曲>01 悲しみよとまれ02 飲ませろ<DVD&Blu-ray収録内容>2021.12.5BiSH SPARKS “the FiNAL BATTLE of REVENGE” EPiSODE 3 at 福岡マリンメッセA館01 BiSH-星が瞬く夜に-02 GiANT KiLLERS03 DEADMAN04 ZENSHiN ZENREi05 CAN WE STiLL BE??06 STACKiNG07 Beginning, End and Beginning08 スパーク09 ぴらぴろ10 DA DANCE!!11 I have no idea.12 遂に死13 in case...14 FREEZE DRY THE PASTS15 MONSTERS16 オーケストラ17 プロミスザスター18 サラバかな19 beautifulさ20 STAR21 ALL YOU NEED IS LOVE22 NON TiE-UPBiSH SPARKS OPENiNG MOViE COLLECTiON・BiSH SPARKS “Get out of boredomZ” EPiSODE 1・BiSH SPARKS “DAYDREAM NATiON” EPiSODE 2・BiSH SPARKS “the FiNAL BATTLE of REVENGE” EPiSODE 3・BiSH SPARKS “This is not BiSH except BiSH” EPiSODE 4・BiSH SPARKS “Encounter with Aliens” EPiSODE 5・BiSH SPARKS “My BiSH Forever” EPiSODE 6・悲しみよとまれ (MUSiC ViDEO)・悲しみよとまれ (MAKiNG MOViE)・UP to ME (MUSiC ViDEO)・UP to ME (MAKiNG MOViE)〈Live CD〉2021.12.5BiSH SPARKS “the FiNAL BATTLE of REVENGE” EPiSODE 3 at 福岡マリンメッセA館の音源を2枚組CDに収録。
2022年08月11日俳優の仲野太賀さん、林遣都さんが主演を務めるテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の第4話が、2022年8月6日に放送されます。『初恋の悪魔』第4話あらすじ鈴之介(林遣都)の家を訪れた森園(安田顕)が見せた、「この部屋には監視カメラがあります」「この世界にはもう秘密などないということでしょう」と書かれたメモが、視聴者の反響を呼んだ第3話。第4話では、そんな森園がサスペンス小説家であることが明かされるも、森園家には妻と呼ばれる女性以外に、怪しげな女性が複数出入りしており、鈴之介は混乱するばかり。一方、悠日(仲野太賀)と琉夏(柄本佑)は、世界英雄協会を名乗る男を追うべく、奮闘していました。社会のマナーやルールを守らない者が矢で射られる事件が次々と発生。世界英雄協会を名乗る男が犯行声明を出す。刑事課の捜査会議で渚(佐久間由衣)が世界英雄協会の危険性を主張するも、他の刑事たちは取り合おうとしない。その後、世界英雄協会による犯行は続き、いつしか愉快犯となり、犯行声明とともにクイズを出題するように。大量の数字が並んだ暗号を示し、自らのアジトを示唆するのだった。琉夏(柄本佑)は渚に頼まれて、数字クイズ解読に取り組む。渚までが犠牲者となる。悠日と琉夏(柄本佑)は、鈴之介に助けを求めるが…?毎回、視聴者に少しの謎を残して話が終わる『初恋の悪魔』。第4話ではより物語の核を握る謎に近付くのでしょうか…。[文・構成/grape編集部]
2022年08月05日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。ガチャをする時、なんとも言えないドキドキとワクワク感を味わえるだろう。欲しいもののためについ何度も回してしまうものだ。だが近頃は、『親ガチャ』という、人生で一度しか回せないガチャの名前をよく聞くようになった。第二話ではその『親ガチャ』という言葉が大きなテーマとなっていく。『石子と羽男』第2話のテーマは『親ガチャ』「息子が無断でゲームに課金してしまったんです!」パラリーガル・石子(有村架純)と弁護士・羽男(中村倫也)、バイトとして新しく仲間に加わった大庭(赤楚衛二)が務める潮法律事務所の法律相談会に訪れたのは、母・相田瑛子(木村佳乃)と、息子・孝多(小林優仁)の親子。塾へ通うための連絡手段用のスマホでゲームに無断で高額課金してしまい、返金請求するも、親会社がそれに応じてくれない…という相談だった。小学生であっても自分用のスマートフォンを持つのが当たり前になってきた時代、こうした未成年者による無断の課金が増えており、身近な事案だろう。早速この案件を請け負うことにした羽男達は、ゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ね、強気な姿勢で『未成年者取消権』を主張する。しかしその担当弁護士は羽男の元同僚・丹澤文彦(宮野真守)だった。いかにも曲者全開の丹澤は、成人だと自ら偽ったことに落ち度があると主張。二人を圧倒し、またも羽男は何も言い返すことができなかった。そして石子達は顧問弁護士との話し合いの結果を伝えに相田家を訪れる。説明の間、瑛子の隣でただ黙っていた孝多だったが、突然、受験が嫌で課金をしたと言い出す。「そんなこと嘘でしょ!」と瑛子に強く問い詰められ、顔を背ける孝多。家中、受験に向けた張り紙で溢れている。孝多が「良い学校に入って楽をさせたい」と言ったと瑛子は話していたが、もしかしたら自分の願望を押し付ける『お受験ママ』の毒親なのではないかと疑ってしまう。その後二人は塾を訪れ、孝多から「受験が嫌だと主張するために課金をしたというのは本当だ」と聞く。中学受験を経験していた羽男は、受けたくなくても、親のために受験する子どもの気持ちが痛いほどわかっていた。塾に通う生徒達の中にも自分の意志には反し、親からのプレッシャーをかけられている子ども達が多いだろう。『親ガチャ』という言葉を小学生が軽く使っているのには驚くのだが、気軽に使われるようになった今だからこそ、子どもでも自分の生まれた落ちた環境に憂うのだ。高額請求を仕組んだ真犯人とは返金のため調査を続けていた石子達だったが、事態は思わぬ方向に進む。事務所に突然駆け込んできた相田親子から告げられたのは、ゲームアカウントの乗っ取りと25万円の高額請求の発覚だった。直ぐに警察の協力を要請したが、情報開示を待つ傍ら、石子は調査を続ける。気になるのは母・瑛子の生活だが、石子が見たのは、ダブルワークで夜まで懸命に働く瑛子の姿だった。一方の羽男は、ドロパズで遊んでいると見せかけて、孝多のアカウントを乗っ取った人物とゲーム内でコンタクトを取ることに成功する。その人物は意外にも塾に通う孝多の友人だった。話を聞くと模試でカンニングをダシにされ、孝多のアカウントで課金し続けろと脅迫されていたという。このことから、カンニングとパスワードを知り得ることのできる人物に絞り込まれる。そしてお互いの得意を生かして、石子と羽男がお互いにヒントを見つけ、25万円の高額請求を仕組んだ真犯人を突き止めた。『石子と羽男』第2話で改めて気付く根幹のメッセージ事務室で友人が誤ってパスワードを口にしたのを耳にし、授業中預かっているスマホのロックを解除できた人物は一人だけ。その時スマホを管理していた塾の職員・深瀬(富田望生)だ。深瀬は以前、勤めていた塾で同じような問題を起こしていた。その動機は、自分は親から高校を出たら働けと育てられ大学にも行けなかったその腹いせだという。受験する子どもの足を引っ張っても、何も生まれないし、自分の過去は変えられるはずもない。だが、深瀬は自分のこの行いを正当化し、満足しているような態度でこう言い放った。「みんな親ガチャで当たり引き当てた勝ち組でしょ?」生まれ落ちたその瞬間から、他人と何かしら差がついているのは否定はできない。人は生まれながらにして経済力や容姿による様々な格差を感じずにはいられないのである。だからこそ誰しも『親ガチャ』を盾に、人生における失敗を『全て』生まれ落ちた環境のせいにしたくなってしまう。ひどい親が存在するのも事実、経済格差で学びの機会の幅に差があるのも事実。簡単に変えることのできない現実がそこにはある。だが石子の言う通り、生まれ落ちた環境を受け入れる必要はないし、家族であっても無理して家族でいなくて良い。だが、ガチャが当たりだ外れだと言い訳をしても何も生まれない。だったら、その前に自分だけの価値を見出せるよう行動を起こすことの方が、きっと自分の人生のためになる。たとえそれが誰かを頼る行動でも良いのだ。そのために石子や羽男という、暮らしを守ってくれる存在がいる。自分や誰かを恨む前に声を上げること。二話でも物語の根幹にあるメッセージを強く感じることができた。相手に抱く第一印象は、切り取られた1ページにすぎないそして返金の目処が立ったことを親子に報告しに行った石子達だったが、瑛子から返金は求めないと言われる。我が家のルールとして、お互いの罰と責任として受け止めることにしたのだ。母を幸せにするために決めた受験が、かえって負担になっているのではないかと孝多はずっと悩んでいた。そして、自然に塾をやめるため思いついた最善の方法が『受験ノイローゼ』だったのだ。取り返しのつかないことをしたのはもう変えられないと、受験を諦めると言う孝多に瑛子は、「孝多がしたいならやっていいんだよ」と笑顔で伝える。初め瑛子に感じた不穏は、切り取られた1ページにすぎなかった。仕事の合間を縫って一人でも寂しくないように動画を撮るなど、孝多のためを思い『母親』を頑張っていた。そして孝多もそれを受け取り、自分のため、そして親のために前向きに中学受験に取り組もうと頑張ってきた。石子はそんな親子を見て、一人で自分を育てくれた母親を重ねていた。石子は瑛子に母子家庭を支援する制度があることを紹介するのだった。今話も重いテーマとなったが、重くなりすぎず、後味良く終われるのは、『声を上げる』というメッセージがブレずにあるからなのだと思う。一番欲しいものであっても、簡単に手に入るくらい人生は上手くいくものではない。だが、だからこそ、土砂降りの雨が降っても傘を差し出してくれる存在と共に、『出会い』という素敵なガチャで、価値ある何かと出会う人生を送っていきたいと思わせてくれる第二話だった。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年07月28日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。日々の生活は、小さなトラブルで溢れている。その問題は、誰かに相談するまでもない小さなものばかりではあるが、普通の毎日を過ごすために解決しておきたいし、予期せぬところで訴えられるなんて御免である。とある青年・大庭蒼生(赤楚衛二)も「そんなコトで訴えます?」と、街の弁護士事務所『潮法律事務所』に駆け込んでいた。「カフェで充電していたら訴えられたんです!」そんな相談に向き合うのは、パラリーガル・石田硝子/石子(有村架純)と、ぎっくり腰になった硝子の父・潮綿郎(さだまさし)の弁護士代理でやって来た羽根岡佳男/羽男(中村倫也)。『真面目で石のように頭が固い』石子は自分のルールを堅く持っており、型破りな方法で切り込む羽男とはそりが合わない。話し合いにギリギリ到着する羽男に二度と会いたくないと思っていたところに、弁護士として本格採用されたのだ。だが、石子も負けてはいられない。石子はカリスマ的振る舞い方が書かれた羽男のメモを見つける。影に隠れタイミングを見て登場したことを見破られてしまった羽男。『クセつよ』な羽男の一強の関係かと思いつつ、堂々言い返す石子とのバランスの良さを既に感じる。型破りな天才弁護士を演じる『羽男』と弁護士になれない崖っぷちパラリーガルの『石子』の、真面目に生きる人々の暮らしを守る傘になる、リーガルストーリーが幕を開けた。有村架純と中村倫也の掛け合いが光る『石子と羽男』第1話依頼人のカーキャプテンの会社員・大庭の話を聞き、二人は早速カフェを訪れ、羽男は自信満々に余裕な表情を浮かべ店長(田中要次)と対面する。しかし引き下がらない店長を前にして、羽男は急に黙り込んでしまう。怒鳴る声、机を叩く音、羽男の中で全ての音が次第に小さくなっていく。羽男はこの案件を諦めると言い出した。一瞬見ただけで覚えられる『フォトグラフィックメモリー』という能力ゆえ、羽男は高卒ながら司法試験も一発合格。しかし、請け負う案件は失敗だらけだった。決められた予定が崩れる不測の事態への対応できず、途端にフリーズしてしまうのだ。そんな羽男の記憶力をヒントに、石子は店長が資金繰りに困っていることを一人で調べ上げていた。請求を考え直すならば、相談に乗るという提案を思いつく。石子がパラリーガルとしてできる最大限のことを尽くし、弁護士の羽男が膨大な知識量で提案を行う。互いの足りない部分を補い合って解決まで導く、二人の掛け合いの演出が光っていた。これで一件落着かと思ったが、羽男は大庭が務める整備工場の本社・カーキャプテンの支店が、カフェの目の前にあることに気がつく。「本当の狙いは、別にあるんじゃないですか?」羽男はこう切り出し、大庭は初めの訴えの奥に隠された問題を二人に話す。大庭は元々は本社で働いていたが、支店長(丸山智己)によるパワハラを超えた、職場いじめが行われていた。大庭は仕事を押し付けられ、連日の叱責や物理的被害も受けていた。そして同僚の沢村(小関裕太)が業務を助けたことをきっかけに、その標的は沢村に向かった。いじめを目撃した大庭が会社に告発するも、いじめと判断されずに大庭はそのまま左遷されてしまったのだ。未だに会社でのいじめが指導の一環やただのパワハラだとされ、いじめと認められず根本的な解決がなされないことも多い。しかし、侮辱罪、名誉毀損、強要罪、暴行罪…いじめはれっきとした犯罪である。「いじめは法律で裁かれるべきです」ここでまたはっきりと名言してくれたことに、大きな意味を感じた。二転三転とする展開に引き込まれる調査を進めていた石子達だったが、社員からパワハラをしていたのは大庭だと聞かされる。暴言を含めたプレッシャーを与えるパワハラメールの送信者は大庭で間違いないようだった。話が二転三転とする展開が視聴者を、様々な人の思惑に踊らされる石子達と同じような感覚にさせてくれる。しかし、この依頼が本当に復讐ならば、危険な橋を渡りたくない羽男にとってはやっかいな展開だった。だが、今救いを求める人を見捨てるわけにはいかない。羽男は大庭が撮影してきた動画を一人眺め、ついに解決の糸口を見つけ出した。羽男が大庭に真相を確認すると、沢村が支店長に脅され、退席した隙にパワハラメールを書き込んだようだった。そして大庭が本支店のヘルプに入る日に、計画性に長けた羽男は考えた作戦を実行する。沢村が録音していたボイスレコーダーを証拠として提出すれば上手く行く。そう思っていたが、沢村は様々な圧に負け、決断しかねていた。予想外。計画が崩れてしまった羽男はまたフリーズしてしまう。そしてバトンを貰って前へ出たのは石子だ。「なぜ、声を上げないんですか?」石子のこの言葉が重く響く。誰しも声を上げることが情けないと感じてしまう。自分よりも大きな存在を動かすことなど、自分にはできないし、誰かに頼ったところで現状が変わるとは考えられないのだ。弁護士に相談するのは最終手段でしかない。だが、石子はこう続け、私たちに大切な法律への向き合い方を教えてくれた。「声を上げていただかなければ、お手伝いできません。ぜひ法律を上手に活用し、幸せに暮らしていただければと存じます」まず声を上げなければ、自分の人生を守るために皆に平等にある法律が意味をなさない。人間関係を円滑にするためのルールを活用することは、何も間違っていないのだ。そして、沢村はその再生ボタンを押すのだ。いつも近くにある法律というセーフティーネット、そして近くにいる大切な仲間である大庭を信じて。夕日の裏で二人を映すカットに言葉はなかった。声を上げる大事さを描いた後だからこそ、言葉は必要ない確かな友情が形として際立っていたように思う。ただ『おもしろい』だけで終わらせない魅力がある『石子と羽男』『そんなコトで訴えます?』がサブタイトルの今作。だが、どんなに些細なトラブルでも、その裏にある大切な生活を、そして心を守るために声をあげても良いのだ。美味しいお酒を飲んで、夜風にあたる…なんていう、何気ない毎日の幸せを守るためにある法律を使うことへのハードルを下げてくれた初回。そして、羽男が支店長に対しても「あなたはあなたで声を上げればいいじゃないですか」と伝えていたのが、どんな人にも平等に、法に守られる権利があることを強調していたのがさらに素敵だった。お互いの足りない所を上手く補い合う『石羽コンビ』と大庭を新たに仲間に加えた『潮法律事務所』が、ついに動き出した。人々の小さな問題から始まり、様々な視点で現代社会の問題へ切り込んでいく物語に期待が高まるばかりだ。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年07月21日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。「自分にとっての人生の優先順位って…?」『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』第8話は、独立をサポートにするにあたり、コンサルタントの安奈(瀧内公美)から人生の優先順位を聞かれ、杏花(上野樹里)は「今は仕事、独立が一番」ということを伝えるところから始まる。仕事、お金、恋愛、結婚…。『自分らしく』生きていくために、どれも大切だからと全てを取りにいけるような人生を歩むには難しい。何か一つ選べば、何かを諦めることになるのが今の厳しい世の中だ。第8話は、杏花と晴太(田中圭)が決めた持続可能な恋のためのルールが波乱を巻き起こしていく。晴太の元妻・安奈が抱える不安杏花は自分らしさが何かわからないままであるものの、仕事ファースト、晴太とはお互い無理なく付き合うことを心に決めていた。安奈は杏花の思いを汲み取り、仕事相手として独立へのプランを提案する。しかしその裏で、杏花と晴太が交際していることに気づいている安奈。恋を持続させるための、結婚しない交際。この無理のない付き合いが無意識に無理をさせているのではないかと心配していた。「再婚しても構わない、ちゃんと覚悟があるなら」安奈は結婚する気がない杏花を虹朗にむやみに会わせたくなかった。杏奈の願いは虹朗(鈴木楽)の母親になってくれること。恋愛も再婚も自由と言いながら、大阪での仕事で3年もこの場所を離れる決断を迫られている中、虹朗を残していくのが杏奈にとって、何より不安なのだ。林太郎に『お見合い』を申し込んだ明里の衝撃のひと言一方、林太郎(松重豊)は明里(井川遥)からお見合いを申し込まれる。真意が分からず混乱する林太郎だったが、明里は前回のデートで抱いた林太郎への感情が何か確かめたいのだった。林太郎は練習だと自分を納得させて臨んだお見合い当日、明里から予想外の言葉が返ってくる。「違います、練習じゃないです。私と交際していただけませんか?」腰痛持ちで歳が離れていて、介護が視野に入った自分に『恋』の感情を抱いているという明里に驚きを隠せない。杏花からも「お父さんと婚活するメリットある?」と言われたくらいだ。しかしそれでも明里は、林太郎を思う満たされない気持ちこそが恋と呼ぶべきものだと感じていた。恋=会いたい、そばにいたいと思う、満たされない気持ち。そして同時に『満たされた気持ちにもなる』のだ。明里はこの辞書以上の意味をどう伝えるべきなのか悩んでいた。林太郎はそれに「伝わりました」とだけ言い、一旦保留として立ち去ってしまい、お見合いは終了した。そんな中、フランスから帰国した颯(磯村勇斗)は杏花へお土産を渡しに沢田家に帰ってきていた。杏花がお土産を開けていると、突然、颯は杏花の左手を取り、跪く。その左手にはめられたのは…まさかのスマホリングだった。「これは婚約指輪でプロポーズの流れでしょ!?」と思いつつ、すぐスマホを無くす杏花のことを、颯は一番に考えて選んだのだ。杏花に思いは届かないままの颯だが、「杏花が一番」と何の迷いもなく真っ直ぐ伝えてくれるところについ惹かれてしまう。そんな颯は、「身寄りのない子供たちの学校を作ることが夢だ」と語る。幼い頃、杏花の家で笑いの絶えない日々を過ごしたことを思ってのことだ。颯は、杏花と出会ったことで、新しく世界が広がり、自分の夢を見つけることができたのである。キーワードとなるこの『新しい世界』。前回でも、晴太と杏花の出会いが二人の世界を広げていると強く感じたが、誰かと関わることで知らなかった自分を知ることになる。出会いは、自分らしさを知るきっかけにもなるのだ。しかし、自分らしさが何かを探し続けていると、やがて『自分』という檻を無意識に作ってしまい、その中でもがき、行く先を見失ってしまうこともあるのだ。MIKAKO(ゆりやんレトリィバァ)が言う「自分らしさなんて探してたら、不幸になる」の不幸とは、まさに行く果てだ。杏花も、仕事を優先させて、恋もする…自分らしく生きるのなら、結婚は難しいと考えたからこそ、「お互い二番で」という晴太とのルールを決めた。しかし、無理をしない日々の中には『無理』が隠されている。持続を追い求めるあまり、持続させるのに疲れるという矛盾が起きている。二人はどうでもいい話題でも沢山笑い合っていたが、いつしか仕事の邪魔か、虹朗の世話で大変か…と考え、気軽に話せなくなっていた。2人で決めたルールが破られた出来事ある日、独立へ向けた話し合いをしていた杏花のもとに晴太から電話がかかる。「熱を出した虹朗を仕事で遠い場所にいる自分に代わって迎えに行ってほしい」ということだった。仕事ファーストの杏花に、お迎えを頼むことは二人が決めたルールに反していた。そして晴太も、虹朗を一番に考えたいと思いつつも、生活を守るための仕事は結局外すことはできなかった。杏花は迎えに行くと返事をする。しかし仕事相手からは「成功したいなら優先順位を考えろ」と言われ、一度は颯に頼んだものの、どうしても気になって杏花は仕事を抜けて晴太宅に向かった。人の事情も知らずに、優先順位を勝手に決めるなと思うところだが、問題の背景にある原因や何に悩んでいるのかは、他人には知る由もない。何を優先させるのか、全ては自分次第だ。初めてそろって顔を合わせた晴太、杏花、安奈そして同じ頃、晴太達のもとに安奈も駆けつけ、初めて三人が顔を合わせる。「母親になる気がないなら、中途半端に虹朗にかかわらないでほしい」安奈は、二人の結婚を前提にせぬまま、家庭にどんどん介入してしまえば、まだ幼い虹朗も、杏花もお互いを切り離せなくなることを懸念していた。今以上に無理することを頑張らなきゃならなくなる。全部任せっきりだった晴太に代わり、安奈は家庭の全てを背負い、無理をして、限界を迎えたのだ。「全部選んで進むのは、相当覚悟がないと。私には…できなかったから」自分ができなかったからと生き方を押し付けることこそ間違っていることではあるが、ここで杏花を縛り付けることになる。自分らしくいるためにお互い無理をしないというルールは、相手を無理させないように気遣わせるだけの足枷にしかならなかった。「無理することを頑張る」なんていう、言葉がおかしいと笑えるような社会には、まだ遠いのだ。その夜、杏花は電気もつけない部屋の中で晴太のことを考え、一人、涙を流していた。「私が本当に見つけたい新たな自分って、何なんだろうって」杏花は「晴太との恋を祝福してほしい、林太郎のことも祝福するから」と伝える。林太郎は「どんな人との将来でも、新しい世界が広がるから祝福したい」と言ってくれていたからだ。林太郎は「ああ」と言うだけだった。電気もつけず、ただ一人で泣く杏花を見て、父として心から祝福はできなかった。次回、沢田夫婦の秘密が明かされる?そして杏花と晴太、林太郎と明里はそれぞれの関係がまた動き出す。「結婚を前提にお付き合いしてくれませんか」と告白した杏花だったが、晴太からは「もう終わりにしましょう」と別れを告げられ、林太郎は明里からの交際の申し込みを断ってしまう。父娘揃って失恋してしまった二人。そして沢田夫婦が抱えていた秘密とは…?それぞれの決断、恋もクライマックスへ加速していく。持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年06月13日今回から20話に渡り、アラサーオタクちけさんの結婚に至るまでの実体験をご紹介します。アラサーオタクのスピード婚活とは...?■第1話(1)
2022年05月30日BiSH(ビッシュ)が12ヶ月連続リリース第8弾となる最新シングル「サヨナラサラバ」を、2022年8月31日(水)にCDで発売する。12ヶ月連続リリース第8弾の最新シングル2023年をもって解散することを発表した“楽器を持たないパンクバンド”BiSHが、12ヶ月連続リリース企画の第8弾となる最新シングル「サヨナラサラバ」をCDで発売。第1弾「FiNAL SHiTS」、第2弾「ぴょ」、第3弾「愛していると言ってくれ」、第4弾「ごめんね」、第5弾「LiE LiE LiE」、第6弾「どんなに君が変わっても僕がどんなふうに変わっても明日が来る君に会うため」、第7弾「SEE YOU」に次ぐリリースとなる。表題曲「サヨナラサラバ」は、ONE OK ROCKのTakaとMEGMETALのMEGが作曲、WANIMAのKENTAが作詞を手掛けた楽曲。制作陣に豪華アーティストを迎えた作品であり、BiSHとしての新たなアプローチを見せるロックナンバーとなっている。また、カップリング曲「A long way to go」も、作曲をTakaとMEGが担当。作詞はJxSxKが行っている。初回生産限定盤にはライブ映像&写真集もなおシングルは、初回生産限定盤、DVD盤、CD盤の3種で展開。BiSHイーツ仕様の初回限定盤には、2021年10月に真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて行われたライブ「BiSH SPARKS “DAYDREAM NATiON” EPiSODE 2」や新曲ミュージックビデオの映像、100ページにも及ぶ豪華写真集が付属する予定だ。詳細BiSH 8月の最新シングル「サヨナラサラバ」CD発売日:2022年8月31日(水)CD価格:CD盤(CDのみ) 1,100円、DVD盤(CD+DVD) 4,950円、初回生産限定盤(CD+Blu-ray+ライブCD2枚組+フォトブック) 11,000円<収録内容>■CD01 サヨナラサラバ02 A long way to go■Blu-ray&DVDBiSH SPARKS “DAYDREAM NATiON” EPiSODE 2 at 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ01 BiSH-星が瞬く夜に-02 GiANT KiLLERS03 DEADMAN04 ZENSHiN ZENREi05 CAN WE STiLL BE??06 オーケストラ07 DA DANCE!!08 プロミスザスター09 スパーク10 ぴらぴろ11 SMACK baby SMACK12 遂に死13 in case...14 FREEZE DRY THE PASTS15 STAR16 STACKiNG17 MONSTERS18 サラバかな19 beautifulさ20 I have no idea.21 ALL YOU NEED IS LOVE■Blu-ray新曲ミュージックビデオほか■ライブCDBiSH SPARKS “DAYDREAM NATiON” EPiSODE 2 at 真駒内セキスイハイムアイスアリーナの音源を2枚組CDに収録
2022年05月26日BiSH(ビッシュ)が12ヶ月連続リリース第7弾となる新曲「SEE YOU」を、2022年7月27日(水)にCDで発売する。12ヶ月連続リリース第7弾の新曲「SEE YOU」2023年をもって解散することを発表した“楽器を持たないパンクバンド”BiSHが、12ヶ月連続リリース企画の第7弾となる新曲「SEE YOU」をCDで発売。第1弾「FiNAL SHiTS」、第2弾「ぴょ」、第3弾「愛していると言ってくれ」、第4弾「ごめんね」、第5弾「LiE LiE LiE」、第6弾「どんなに君が変わっても僕がどんなふうに変わっても明日が来る君に会うため」に次ぐ楽曲となる。新曲「SEE YOU」は、BiSHが活動の中で大切にしてきた思いを、ストレートに歌った一曲とのこと。夏にふさわしい、エモーショナルで爽やかなロックナンバーとなっている。公開されたアーティストビジュアルは、メンバー6人がそれぞれ異なるデザインの衣装を身に着けた、個性的でアイキャッチーな仕上がり。これまでグラフィックを用いて制作されてきた連続リリースのアートワークだが、新曲「SEE YOU」ではメンバーの顔のコラージュ加工があしらわれており、前半の6作とはまた異なる雰囲気を醸している。なお、新曲「SEE YOU」のダンスムービーも公開。アイナ・ジ・エンドによる振付の「SEE YOU」は、セントチヒロ・チッチを中心に構成されており、疾走感のある爽やかなダンスに仕上がっている。特にサビの部分などは真似しやすい振りになっているので、覚えて一緒に踊ってみるのも良いかもしれない。【詳細】BiSH 7月の新曲「SEE YOU」CD発売日:2022年7月27日(水)CD価格:1,100円
2022年05月26日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。過去を乗り越えるためにも、何かを成し遂げるためにも、前を向くことは大切なことだ。だが同時に自分の本当の気持ちに蓋をしていることに気づきにくくなる。第5話ではそんな『前を向くこと』や『会いたい』という気持ちに寄り添っていく。セミナー最終日、杏花(上野樹里)への想いが募り、杏花を抱きしめた晴太(田中圭)だったが、そんな二人を颯(磯村勇斗)が目撃してしまう。晴太は颯に気づき、ふと我に帰ってお別れのハグと誤魔化すだけ。セミナーも終わり、会う理由がなくなってしまった二人であるが、心の中では『会いたい』という気持ちを募らせていた。林太郎がお見合いを続ける理由独立に向けて全力を尽くすことを決めている杏花だったが、林太郎(松重豊)は本当にそれで幸せなのかと疑問に思っていた。亡き妻・陽子(八木亜希子)の手紙の言葉を受け、親子で始めた婚活。知り合った明里(井川遥)のことは気になりながらも、幸せとは何なのか考え始めた林太郎は、ふと陽子との生活を思い出していた。そこにあるだけのものや言葉が、初めて意味を持った日、隣にはいつも陽子がいた。『上の空』の語釈を考えるだけだった林太郎をスカイダイビングに連れ出すなど、陽子はリアルを体感させてくれた存在だった。林太郎が現在もよく街へ出かけ、写真を撮ったり、人々の会話から新しい言葉を探していたりするのも、陽子の影響なのだろう。辞書や誰かが決めた言葉の解釈だけではない世界を教えてくれた陽子は、もういない。結婚条件は『僕より長生きしてくれる人』。しつこく、杏花の結婚や普通の幸せにこだわっていたのは、自分がそうではなかったからだ。幸せだったけど、その幸せは長くは続かないことを知っている。だからこそもう杏花に負担はかけられないと、林太郎も焦ってお見合いを続けているのだ。そんな中、オーナーのヴァネッサ(柚希礼音)から『TAMAGAWAサステナブルフェス』の仕切りを任された杏花。それを聞いた林太郎は陽子の服をフェスのバザーに出品することを決心する。杏花も、偶然知り合った明里から最近の林太郎の様子を聞き、前を向き始めたことを嬉しく思っていた。フェス当日、お見合い終わりに林太郎はフェスに顔を出すが、バザーに出す予定のなかった陽子の『オレンジのストール』が手違いで出品されてしまったことを知り、ショックを受ける。このオレンジのストールには陽子とのある思い出が詰まっていた。オレンジのストールをきっかけに変わる2人の関係辞書の編集委員に選出されず、公園で途方に暮れていた林太郎に陽子はそっと寄り添った。溢れ出した悔し涙を隠すように、陽子は頭にそのオレンジのストールをかけてあげたのだった。これは第3話でお見合いが上手くいかず涙する明里に林太郎がしてあげたことだった。大切な人の涙を誰にも見せないというこの行動は、陽子が自分にしてくれた思い出からきていたのだ。そんな思い出を聞いた明里は、あの時心を軽くしてくれたのは林太郎と陽子だったと気づく。陽子のストールは林太郎にとって特別なものでもあり、明里にとっても大切なものなのだ。明里は諦めかけた林太郎の背中を押し、二人は無事にストールを探し出すことができた。「会いたいと思える人と、会える今を大切にしたい」林太郎は、もう手放しても平気だと思っていた。しかし、後ろも向かず、前だけ見て歩くということは、言い換えれば自分の忘れたくない過去や今の辛い気持ちを無理やり忘れるということなのだ。林太郎は陽子との思い出にも蓋をしようとしていた。そうではないと、先に進めないと思っていたからだ。情けなさそうに想いを話す林太郎に、明里はこう声をかける。「歳をとった分色んな思い出があるけど、そういうの皆んな引きずって…でも時々振り返りながら歩いていけたら、それで十分じゃないですか?」人は、沢山の重りを引き連れ、擦り減った靴でこれからの人生を歩いていかなくてはならないのだ。大切な人を亡くした経験も、嫌な記憶もそう簡単にはなくならない。だが、擦り減った分、同じように忘れたくない大切な記憶があるはずだ。「今の自分たちを見たらどう思うのかな?」と、時々立ち止まって思い返しながら進んでいければいい。「会いたいと思える人と、会える今を大切にしたいと思いまして」林太郎は思い出を引き連れながら、今一番会いたいと思える明里との第二の人生を考えることに決めた。晴太らしい返答にグッとくるそして晴太と杏花も会いたい人がいた。もう会う理由はないけど、どうしようもなく会いたい人が。林太郎の決心を聞いた晴太と杏花は考えることは同じだった。二人は思い出の丘で出会う。晴太から林太郎が元気そうだと聞いた杏花は、陽子が亡くなった頃の辛そうな林太郎のことを思い出していた。そして、自分のことも。杏花は父を生き返らせ、生活を守らなくてはならない、そんな使命だけで必死に生きていた。強がる杏花に晴太は言う。「でも、杏花さんだって辛かったでしょ?」愛していた父の方が悲しんでいるはずだからと、娘としての辛い気持ちに蓋をしてきた。杏花は今まで誰にも弱音を吐くことはなかったのだ。晴太の言葉を聞いて、長く堪えてきた涙が杏花の頬をつたう。「もう一度でいいから、会いたい」晴太は杏花の背中をさする。そんな自分に寄り添ってくれる大切な晴太と向き合いたいという思いが杏花の中で込み上がっていた。「会いたい、これからも会いたいです」「このままだと愚痴ばかりのおばあちゃんになっちゃう」というのは、「会いたい」と伝えなかったことを後悔したくないという気持ちなのだろう。会いたいに理由なんか必要ないのだ。そして、泣き顔は見られたくないと言う杏花に晴太はこう返す。「その顔を見る権利、僕にはある気がするんですけど」見つめあった二人は夕暮れの中、キスをする。「僕にはある」じゃなく「気がするんですけど…」といまいち締まらない弱気な感じも、なんとも晴太らしい。だが、杏花の言葉を会いたいという言葉を聞き、どんな杏花も受け止めたいという真っ直ぐな気持ちが伝わってきた。そんな二人の関係はこのキスをきっかけに進むのか?そして林太郎の第二の人生も動き出す次回が待ち遠しい。持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年05月24日《text:キャサリン/Catherine》好評な滑り出しだった第1話以上にオスカー・アイザックの魅力が炸裂しまくる第2話。明かされる謎とより深まる謎に来週の第3話まで待ちきれない展開になっている。第1話終了間際に登場したもう一人の自分がいったい誰なのかという謎に迫る第2話。博物館で、映画『ナイトミュージアム』を彷彿させるレベルで大暴れしてクビになってしまった主人公スティーヴンが、もう一人の自分マークと対峙するシーンの数々が、コメディありサスペンスありで全く新しい展開へと進んでいく面白さに今回も釘付け!ストーリーはあくまでスティーヴン視点で進行するからこそ、視聴者も感情移入しやすい構成になっていることも面白い。何も知らずに、ただただ巻き込まれてしまうスティーヴンが感じる謎は、視聴者も感じる謎として描かれる。月の神コンスおよびマークの目的、なぜか周りの人には見えていない怪物、2話目でもやっぱり思想がヤバイ奴だったイーサン・ホーク演じるヴィラン、いきなり出てきた妻だと名乗るレイラと言う女性…残り4話でどう展開するのか楽しみだ。スティーヴン視点だと、ちょっとドタバタコメディ感があり、マーク視点だとホラーサスペンス感があり、その緩急つけたストーリー展開であっという間に進んでしまうのも、この作品の特徴かもしれない。オスカー・アイザックが一人二役で演じるスティーブンとマークの関係は、ボケとツッコミのようでもあり新たなブロマンスが誕生しそうな勢いだ。なかでも今回のハイライトはやはりスティーヴンが“スーツ”を着て「Mr.ナイト」になるシーン!お決まりのヒーローっぽい着地をしつつもずっこけてしまうし、(現段階では)見た目のオシャレさ以外は特に何もなさそうなヘッポコヒーロー感があるのがなんともキュート。マークに身体を奪われたスティーヴンは次回どうなってしまうのか、エジプトの風景がラストカットだったが果たして現実なのか夢なのか…今から来週が待ちきれない。(キャサリン/Catherine)
2022年04月08日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年1月スタートのテレビドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。人は失くしたものばかり見てしまう。それは、失ってからその大事さに気づくからなのだろうか。しかし本当に見つめるべきものは、すぐそばにあるのだ。最終回前編となる第9話は、再び消えてしまった貴恵(石田ゆり子)と残された人々が選ぶこれからが描かれる。万理華を取り戻した千嘉その一方で…あの日から万理華(毎田暖乃)は、貴恵としての万理華のことをずっと見ていた。明るくて、元気で、皆に人気な万理華。夢の中で、そんな自分が『ママの理想』と思い込んで…。「誰も万理華のこと見えていない」とは、人格が浮遊して周りから見えないということであるが、生きていながらも誰も自分のことを見てくれる人がいないという意味もあると思う。「自分は必要ない」と思い詰めて、消えたいと願ってしまったのだ。でも、今は違う。ずっと素直になれなかった千嘉(吉田羊)だったが、真っ直ぐ、大切な万理華の目を見て謝る。そんな千嘉を見て、万理華はその小さな身体でそっと抱きしめた。一方、貴恵を失った圭介(堤真一)と麻衣(蒔田彩珠)。うちのママは10年前に死んだ。それからお父さんと私は、ゾンビになった。これは第1話で語られた麻衣のモノローグ。そこに、新たな言葉が加わった。10年後、ママは帰ってきた。小学生の姿で。止まったままの10年が再び動き出し、新しく色づき始めた生活。なのに、『ママはまた消えてしまった』。同じ家にいるだけの、心もバラバラのすれ違いの生活に逆戻りした。そんな二人を守屋(森田智望)や蓮司(杉野遥亮)は気にかける。連絡の取れない麻衣を心配し、蓮司は新島家を訪れるも、麻衣は一人になりたいと帰してしまう。友利(神木隆之介)も心にはぽっかりと穴が空いたままだ。遺してきた大切な人達に最後の別れをする貴恵一方の貴恵はまだ成仏できていなかった。声が届かないと分かっていながら、遺してきてしまった大切な人達に最後のお別れをしていた。ある日、貴恵は漫画を描き終えた友利のもとへ来ていた。友利が心配でこちらも成仏できていなかった吉原(かたまり/空気階段)と共に完成した漫画を読む。自信満々で、でもどこか不安気な友利の横で、貴恵は一人、確かな友利の成長を感じていた。自分の力で、逃げ続けた現実に一歩踏み出した、たった一人の大切な弟に、貴恵は別れを告げるのだった。貴恵は千嘉と万理華にも会いにきた。千嘉は、頼りにしていた貴恵に何もしてあげられなかったことを悔やんでいるようだった。しかし貴恵の表情は暖かい。貴恵の望みは見返りなんかではない。今、万理華とこうして向き合っていることが何よりの望みなのだと思う。貴恵の言葉はいつも周りを包んでくれる。周りをポンコツにするなんていわれてしまうのは、そんな貴恵のことをみんなが頼りにしているからなのだ。圭介は家で一人、貴恵の言葉を思い出す。俯いた時には顔をあげてと頬を包んでくれる大切な人の声。「失ったものを見つめて、死ぬまで過ごすの?」夢から覚めた時が一番怖い。どんなにいい夢を見て幸せに浸っていても、また失う。幸せはそう長くは続かないのだ。しかしそれで全てが元通りになるわけではない…。この奇跡がもたらしたもの、貴恵が帰ってきた意味を考える圭介。ここにはもう、貴恵はいない。しかし圭介は、一人で歩み出す。自分一人の力で、そしてほんの少しの貴恵が残してくれた大切な思い出に後押しされ、進んでいく。圭介の10年間分の言葉「10年前、あの時、私、ママと一緒に消えちゃえばよかったんだよ」ご飯も食べず、部屋に引きこもる麻衣に、圭介は10年分の、言葉を。「ママがいなくても、二人で一緒に生きていく道を探さなきゃいけなかったんだ」圭介は貴恵が亡くなってからというもの、麻衣と向き合うことすらずっと逃げ続けてきた。麻衣をゾンビにさせたのは圭介なのだ。時間を止めたのは死ではなく、生きながらにして『生きること』を諦めてしまった圭介だ。でもこれからは違う。「これからは、なくしたものじゃなく、ママがくれたものを見つめて、生きていかないか?」麻衣が大人になりきれなかったのは、ずっと甘えられず、泣きたくても泣けずに、10歳で時は止まっていたからなのだと思う。そして麻衣はドアを開ける。10年間、閉じ切ったままだった心が開く。圭介はやっと貴恵が帰ってきた意味に気づけたのだ。失ったものをいつまでも見つめるだけじゃなく、これから生きていく世界を…。そして周りの人に向き合い、前に進むことの方がずっと大事だということを。貴恵を救った、万理華の言葉貴恵は、あの公園でお迎えの時を待っていた。もう十分わがままして、皆とはお別れしたから、もう思い残すことはない。そんな貴恵の前に、万理華は現れた。「会いたいって思うのは、わがままなんかじゃないよ」真っ直ぐな万理華の言葉に、貴恵の本音が溢れる。「もう一度だけでいいから、会いたいよ。家族に会いたい」万理華の優しい手が、涙で濡れた貴恵の頬を包む。あの時、貴恵がひとりぼっちの万理華を優しく包んだように。もうこの世に未練はない、そう思って別れを告げたが、貴恵は本当のさよならをできていなかった。伝えたいことも言えずに、もう一度会いたいって思う気持ちを殺してまで。そんな貴恵を救うのは、万理華なのだ。この奇跡は万理華にも大きなものをもたらした。会いたいと思う気持ちを一歩踏み出す力を大切にすること…。誰よりも優しい貴恵と万理華が周りを救い、そしてお互いを助け合う。新島家の物語だけじゃない。白石家の物語でもあり、そして見ている私たちへ向けた物語。今話と来週の2回続いての最終章としたことは、この物語が紡がれる意味としても非常に大きかったと思う。次週、ついに『妻、小学生になる。』は注目の最終回を迎える。妻、小学生になる。/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年03月24日【看護学校の友人に彼氏とられた話 第12話】同じ看護学校に通うクラスのキラキラ女子・トシエからイヤミを言われる日々を送るアオイ。友人から誘われ参加することになったキャンプで、トシエと付き合っていると思っていたマサくんからまさかの告白をされました! アオイは告白を受け、2人は恋人同士に。翌朝、トシエはタクヤとのラブラブな様子をアオイに見せつけてきましたが……。 看護学校の友人に彼氏とられた話 第12話 マサくんと恋人同士になった翌朝、男子たちが泊まるコテージから戻ってこなかったトシエは、タクヤと腕をがっちり組みながらアオイたちの前に現れました。 アオイからタクヤを奪ったことに優越感に浸るトシエ。しかし、タクヤとの腕組みを見せつけても動じず、マサくんと仲良さそうにしているアオイに面を食らって……。 イルカさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター イルカウミ君(1歳)のママで、ライブドアブログ公式ブロガーとして育児マンガや体験談マンガを連載中!
2022年03月24日「5歳で熱性けいれんになった話」第12話。いつもの明るい、おしゃべりなあーちゃん(当時5歳3カ月)の様子があまりにも違う……。「熱性けいれん」と診断されたものの、あーちゃんの様子がおかしいため、入院して様子を見ることに。 5歳で熱性けいれんになった話 #12 「今夜もまたけいれんが起きるのかな……」 「もし脳に影響が出ていたらどうしよう……」 いつもの明るい、おしゃべりなあーちゃんの様子があまりにも違う……。 病院へ向かいながら、どんどん不安が募ります。 前回の話:「やっぱり私が付き添う!」入院の付き添い問題、息子にはガマンさせるしか…結果は?#11監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター かと幼稚園児の姉弟のママ、かとさん。Instagram(@kato_usausako)では、育児や実体験した怖い話などをマンガ化し、フォロワー10万人超と人気。ベビーカレンダーでは、実体験マンガやフォロワーさんの体験談マンガなどをご紹介しています。
2022年03月24日桜井日奈子、須賀健太ら新キャストも加わり新たな人間ドラマを紡ぐ、極限のゾンビサバイバルドラマ「君と世界が終わる日に」Season3。この度、第1話と第2話の場面写真が公開された。ゴーレムと呼ばれるゾンビがはびこる終末世界で、人間たちが生き残りを懸けた闘いに身を投じていく本作。第1話は波乱の幕開けとなり、竹内涼真演じる響が、恋人・来美(中条あやみ)を探す旅路で、シンジ(須賀さん)、哲夫(和田正人)、伊織(桜井さん)と出会い、宗教団体「光の紋章」の聖地=サリートにたどり着く。そこで響は、ゴーレムに噛まれても感染しない奇跡の技を持つ教祖・ワンティーティ(玉山鉄二)の姿を目の当たりにし、一筋の光を見出す。しかし、サリートで再会を果たした等々力(笠松将)や佳奈恵(飯豊まりえ)からは、強い反発が起こる。今回到着した場面写真では、物語の重要な役どころとなる教祖・ワンティーティら教団の人たちのカットや、等々力に武器を向ける場面などが公開。新キャストのワンティーティは、感情をあまり表に出さないが、圧倒的な存在感を放ち、作品に重厚感を与えるキャラクター。教団に助けられたカップルのひとり、桜井さん演じる宮木伊織は、か弱そうに見えるが今後、意外な姿を明らかにしていくという。また、特別編から出演を果たした須賀さん演じるシンジが本作にも登場し、より濃密な人間ドラマを紡いでいく。そして配信を控える第2話では、「来美を救える」というワンティーティの言葉に心が揺れる響だったが、施設内の隠された部屋で教団の思わぬ目的を知る。そんな中、教団に追われていた等々力がつかまり、怪しげな儀式「マリス」に処されることに。謎に満ちた教団の恐ろしい実態が明らかになっていく。Huluオリジナル「君と世界が終わる日に」Season3第1話はHuluにて独占配信中、毎週金曜日20時新エピソード配信。Season1(全10話)、Season2(全6話)はHuluにて独占配信中。(cinemacafe.net)
2022年03月01日菅田将暉が主演を務める月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」にて、1月31日(月)放送の第4話に柄本佑がゲスト出演していることが分かった。第4話では、都内で事件が発生。大隣署が事件解決のために動き出すが、整がまたしても事件解決に関わってしまうことに。現在放送中の「ドクターホワイト」では、医療ジャーナリスト役でレギュラー出演中の柄本さんが今作で演じるのは、時限爆弾を仕掛ける犯人。謎の暗号とともに設置場所をネット上に予告していくのだが、とんでもない大事件を次々と企てているにも関わらず、その最中になんと交通事故に巻き込まれ、記憶を失ってしまう。菅田さんとは、映画『アルキメデスの大戦』で共演しており、2人はプライベートでも交流があるそう。今回の共演についても「まっすぐですよね。本当に雑味がないまっすぐさで、前作の共演の際もそうだったんですが、彼のひた向きなまっすぐさがとっても魅力的ですよね。一緒にやっていると、とってもすがすがしい気持ちにさせられるというか、ステキな役者さんだなと改めて思いました。前回の共演では起伏の激しいシーンが多かったのですが、今回は静かな会話劇で、そういったまた新しいシチュエーションで共演できて良かったなと思います」とコメント。役作りについては「とっかかりとしては、原作が漫画でビジュアルがすでにあるので、そのビジュアルを見つつ“びしょぬれになっている男”なので、びしょぬれが合えばいいなと思いました。あとは奇跡的に髪の毛を伸ばしている時期だったので、原作に似ているなという所で、割と無責任に“大丈夫だろうな”と思いながら演じました。ただ、根本には爆弾を仕掛けつつも“止めて欲しい”思いもどこかであってというようなあんばいも監督とも話し合いながらやりましたね」と話し、「割とサスペンスフルな感じのお話で、場所も移動することなくずっとしゃべっている中でも絶対的な緊張感を保ったまま楽しんでいただけると思うんですが、あるところで割とすっとぼけたような、抜けの良いシーンがあったりしますので、そんな全体の中の箸休め的なシーンも含めて楽しんでいただけたら良いなと思います」と見どころも語っている。「ミステリと言う勿れ」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)
2022年01月24日「きみがママにくれたもの。2度の流産の話」第12話。6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明!しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。妊婦健診で胎嚢を確認でき、ホッとするものの、前回の流産の経験が頭をよぎるりほさん。妊娠8週を過ぎたころからつわりが始まり、さらに心拍も確認できました。しかし、妊娠9週目を過ぎたころ、トイレに行くと少量の出血が!病院へ連絡すると、様子を見るように言われて過ごしていましたが、ごく少量の出血は5日間続いて…… 「きみがママにくれたもの。2度の流産の話」第12話 「さすがにこんなに出血が続くのはまずい……もう1度病院へ相談しようかな?」と考えながらトイレに行くと…… ついに生理のときのような多量の鮮血が出てしまいました。 藁にもすがる思いで病院へ電話をすると、「初期の流産は止められないので、安静にしてください」と言われてしまいました。 初期流産は治療ができない、誰も助けられない、誰も助けてはくれない……前回の流産の経験で知識を得て、どうにもならないとわかっていても、 誰か助けてお願いだから赤ちゃん助けて 涙を流しながらそう願うりほさんなのでした。 次回、「だいじょうぶ?」幼いわが子がずっと隣で言葉をかけてくれて…… 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2021年12月01日「DNAは嘘をつかない」が口癖の天才科学者と涙もろい熱血刑事の最強コンビが難事件に挑むヒューマンミステリーのテレビドラマ『【金曜8時のドラマ】らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレビ東京系)。主人公・神保仁役を田中圭さん、熱血刑事の安堂源次役を安田顕さんが演じています。2020年春に撮影を開始した本作ですが、新型コロナウイルス感染症の影響で撮影が中断。約1年半ぶりに放送が始まりました。『らせんの迷宮』第2話では、婚活パーティーに参加!?第1話では、10年前の連続殺人事件を神保の技術と推理で見事に解決。ネット上では、研究とは別にスイーツが大好きな神保の姿に「神保先生かわいすぎる!」「スイーツの差し入れをしたくなる!」といった声も上がっていました。また、家庭で自炊をする時の安堂刑事のアプロン姿に反響が上がったり、熱血な姿に「グッときた」と感動の声が寄せられたり、第1話から多くの視聴者を魅了。第2話にも期待が膨らんでいます。第2話では、安堂源次(安田顕さん)は娘の瑞希(古川凛さん)に『DNA婚活パーティ』を勧められ、嫌々ながらも乱原流奈(倉科カナさん)と参加することに。会場にはなぜか神保仁(田中圭さん)の姿がありました。恋愛遺伝子の研究のために特別に見学させてもらっているというのです。パーティではDNA分析がきっかけで結婚した相性98%の遠山友蔵・鮎子夫妻がゲストとして登場。仲のよさを見せつけますが、数時間後、鮎子は何者かに殺害されてしまいます。第2話には、笹野高史さん、中越典子さん、小松和重さん、池谷のぶえさんなど6名のキャストがゲスト出演。第2話でも神保のスイーツタイムはあるのでしょうか…。これも視聴者にはひそかな楽しみかもしれませんね。これからも天才科学者と熱血刑事のタッグから目が離せません![文・構成/grape編集部]
2021年10月21日「子どもができたら夫が別人のようになった話」第12話。出産後の入院生活で、病院からオススメの哺乳瓶を教えてもらったさやこさん。夫に同じものを買ってきてほしいとおつかいを頼みますが、夫が買ってきたものは……。子どもができたら夫が別人のようになった話 第12話 しっかりとメーカー名と商品名を伝えたにもかかわらず、夫が買ってきたものはまったく別のもの。ちゃんと伝えたはずなのに、夫にはまったく伝わっていない……どうして!と困惑してしまいますよね。 何度説明しても異なるものを買ってくる夫にしびれを切らし、さやこさんは産後の体にムチを打って自分で買い物へ行くことに……。監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター さやこ娘と夫の3人暮らし。自閉症スペクトラムの娘との日常を中心に色々と過去の出来事などエッセイ漫画を描いてます。
2021年10月18日視聴者投票により脱落者が決定した第9話を経て、最終章に向け止まることなく動き出すメンバーの恋模様が映し出された第10話「虹とオオカミには騙されない」が先日配信。正体の分からない“オオカミ”予想に視聴者からは「急展開すぎ!」「新しい恋がまた生まれる?」「オオカミだから責任を感じての行動なのかな」と反響が寄せられている。のあが脱落した翌日、メンバーたちはアトリエでの作業を再開。中間告白ではさくらと想いを伝え合っていたものの、自分の気持ちの行方に思い悩むしゅうぞうに対し、「怪しいと思わないの?」とこうへいに問われたさくらは「私のことオオカミだと疑ったことがないって言ってくれた。だから、自分が疑ってしまったら相手の気持ちに対して失礼だと思って、私も信じたいってなった」と一途な想いを語る。また、しゅうぞうと2ショットになったTakiも「喧嘩したとき、しゅうぞうが1番だなって思った。ずっと喋りたかった」と改めてしゅうぞうへ気持ちを伝え、さらに「今の自分の気持ちどうなの?まだ迷っているの?」と投げかけると、スタジオの横澤夏子も3人の女性の気持ちを翻弄し続けるしゅうぞうに「お願い!はっきりして!」と懇願。すると、「迷ってる。…けど、決めようと思っている」としゅうぞうは決意を固めた様子。その晩、しゅうぞうがついに動き出し、「太陽ライン」を使用した。一方、のあが脱落し、落ち込んでいるりのを頑張って元気づけようとするこうへいだが、その気合は空回り。そして泣き顔のりのを前に、こうへいは「辛いことがあったら側にいてあげることはできるから。その時は他のメンバーじゃなくて、俺を頼ってほしい」と寄り添う様子も。そんな優しさに視聴者からは「不器用で優しいこうへい、カワイイ」「いつも手を差し伸べてくれてキュンとする」と好感の声が寄せられていた。同じく落ち込むかいとは、メンバーに手持ち花火を提案。そこでりのはかいとを2ショットに誘った。脱落発表後、のあから「もう好きっていう気持ちはない」と告げられたかいとは、「のあに何もできなかった」と後悔をにじませ、それを励ますりの。これにゲストの野村周平は、りのの涙する姿とかいとへ寄り添う姿に着目し、「もし、(りのが)オオカミだったらとんでもないことを言ってるな…。かいとへの言葉も計算なのかもしれない!」と興奮気味。ほかのMC陣も「一人だけ責任背負ってる感ある」「純粋に見られない!」と予想ができないオオカミ推理もまだまだ白熱中。次回、第11話は、ついに動き出したしゅうぞうがデートで本音を語る。さらに、しゅぞうのデートの誘いに触発され、2人きりのデートを持ちかけるメンバーも…。曖昧な恋にピリオドを打ち、絡み合った恋がついに終結、そして同時に、「気づかせちゃいけない」「終わってないと思う」とメンバーが口々に語った、危険な恋が再燃する予感も。スタジオも絶叫した、最終章もなお動く恋模様にまだまだ注目だ。「虹とオオカミには騙されない」第11話先行「虹とオオカミには騙されない」第11話は10月10日(日)22時~ABEMAにて配信。(cinemacafe.net)
2021年10月10日「ママ友との間で起きたありえない話」第12話。ぱるるさんの知り合いが実際に体験したという、引越し先でママ友が起こしたありえない事件をマンガ化。とっさに怖美のことを呼び捨てにした夫。今度こそ、絶対勘違いじゃないよね!?ママ友との間で起きたありえない話 第12話「旦那さんお久しぶりです」はぁ?さっき、夫は呼び捨てしていたけど?白々しい会話を続ける2人。全部裏があるように感じて、もう聞いていられない……! いたたまれなくなり、ブチギレてその場を去ったK代。それは、今まで夫に見せたことのない態度だった。そして、その後の夫の対応は……。次回、夫婦関係崩壊の序章!?夫との間に溝が……。 著者・イラスト制作者:イラストレーター ぱるる
2021年09月20日デートや共同作業を通して真実の恋を叶えようと奮闘する男女を映し出す、ABEMAオリジナル恋愛番組最新作「虹とオオカミには騙されない」の第7話が9月12日に配信。中間告白を終えていよいよ後半戦、視聴者からは「予想外の展開すぎて全員オオカミに見えてきた…」と、オオカミ予想にも困惑の声が寄せられている。現時点で最も気になる相手に想いを伝える“中間告白”を終え、一途に想い続けるメンバーもいれば、気持ちが移り変わるメンバーもいるなど、さらに恋模様が色濃く染まってゆく「虹とオオカミ」。今回、想いを寄せるTakiの気持ちがしゅうぞうにあると知ったしょうたは、一途に想い続ける決意を固めてアトリエへ。そんな中、Takiは“太陽ライン”でしょうたを呼び出し、「中間告白の時に1番気持ちが大きかったのはしゅうぞうだった。だけど…しょうたにまだ気持ちはあるよ」といまの心境を伝えた。そしてしょうたは、コースターにひまわりを書いてTakiにプレゼント。コースターを裏返すと「すき」の文字が。そんなひたむきなアピールを続けるしょうたに対し、視聴者からも「この2人のやりとり、可愛いの渋滞すぎる…」「Takiちゃんがここまで照れるの珍しい!」「年下男子からこんな健気なアプローチされたい!」と絶賛の声が寄せられた。しかし一方で、さらに距離の縮まったしょうたとTakiを見たしゅうぞうは、「モヤモヤする」「前からあんな風に接していたっけ?」「今相談したいのは、引っ掛かっちゃった俺の事」と戸惑いを隠せない。そんな中、Takiと2ショットとなったしゅうぞうは「今日気まずかったんだけど」と切り出し、嫉妬心をむき出しに。MC陣からは「こうやって本音で話せていることが嬉しいんじゃないかな」「誰かに取られたくないって思った人が好きなのでは」と考察を繰り広げた。また、中間告白で両想いになったほかのペアにも、早くも暗雲が立ち込める…。のあは「迷ってない?」と同じく両想いが成立したりのに確認。するとりのは「不安が大きすぎて…」とこうへいを信じきれない心情を吐露し、のあも「かいとくんと話している時の自分は素じゃない」と打ち明けた。一方でかいとは、中間告白前の悩みを語り、モモカが激しく動揺する場面も。同番組は、恋を叶えようと奮闘する男女の様子を見守るだけでなく、その中に潜んでいる“恋をしない嘘つきオオカミ”が誰なのか、予想するのも本作の大きな注目ポイント。男女のどちらか一方に1人以上潜んでいるという嘘つきオオカミ。メンバーたちも「オオカミだからそう言っているのかな」「信じられない自分がいる」など疑心暗鬼に陥る様子も。そして次回は、涙、涙の第8話。終盤で太陽ラインを使ったのあのその後、しゅうぞうとしょうたで揺れるTakiが涙ながらにモモカへ明かした「自分が好きな人に、もう好きじゃないと伝えるのが一番つらい」という言葉の意味とは?視聴者投票で最も嘘つきオオカミだと疑われたメンバーの脱落を控え、あらゆる感情が大きく交差していく。「虹とオオカミには騙されない」第8話先行映像「虹とオオカミには騙されない」第8話は9月19日(日)22時~ABEMAにて配信。(cinemacafe.net)
2021年09月19日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。人生のどこかで、特異な才能の誰かに出会う。圧倒的な才能の持ち主が更に人知れず努力を重ねていることを知る。これは勝てないと痛感する。相対的に自分は凡庸な人間だと知る。大多数の人が経験するであろう、ヒーローにもゲームチェンジャーにもなれない自分を見つめ直したら、どうするか。「待っているだけじゃ、救えない命がある」をコンセプトに、数多の現場に直接駆けつけて救命活動を続ける医療チームの活躍を描き、好評の『TOKYO MER』。第6話は山林で発生した小学生の遭難事故。今回のエピソードで初めて、チームはルートごとに3つのチームで別行動を取ることになる。医師かつ医系技官である音羽(賀来賢人)は、戦力を分散することで医療行為そのものが行えなくなる危惧をチーフの喜多見に訴えるが、喜多見はメンバーの能力を信じて、より救命の可能性が高くなると判断した上で分散行動を採用する。その判断は当初は吉と出て、研修医として参加している比奈(中条あやみ)の頼もしい成長が描かれる。その場での手術を決断する比奈が、第2話で看護師の夏梅(菜々緒)に教わったように、大きな深呼吸ひとつの後に落ち着いて手術に取り掛かる様子は、個人的に嬉しくなった。『TOKYO MER』麻酔科医の冬木明かされたプライベート一見順調に見えた別行動での救命活動だが、遭難の理由がスズメバチに襲われて子供たちが分散して逃げたことにあると判明するあたりから、一気に暗転していく。子供たちの怪我に加えて熱中症、そして救命活動時にも襲いかかるスズメバチに、MERチームは一気に追い詰められていく。そんな中、遭難している子供の中にはMERチームの麻酔科医である冬木(小出伸也)の息子がいることが判明する。そして良き父として家庭がうまくいっているように見えていた冬木が決してそうではないこと、息子とは別に暮らす日々であることが明かされる。時折会う息子に、「自分はMERの副チーフとして立派な仕事をしている」と、存在しない役職を見栄で語ったと自嘲して詫びる冬木に、喜多見は微笑むがあえて何も語らない。かつて比奈が自分の未熟さに悩んだ時も、喜多見はそれらしい言葉を探そうとはせず、黙って見守っていた。それが喜多見なりの誠実なのだろう。今回はベトナム出身の看護師のミン(フォンチー)が、看護学校に通った頃の話もあり、無邪気に見えるミンもまた苦労人であることが示唆されている。冬木の家庭の話といい、喜多見の謎の過去といい、順調に生きているように見える誰かが実は痛みを抱え、表に見せない憔悴とともに生きているということなのだと思う。息子に、離れて暮らす理由を夫婦の不仲ではなく父親として自分の仕事にそれだけの価値があるからだと嘘をついてでも思ってもらいたい冬木の願いが切ない。仕事の現場では、もちろんサポート役としての自分に誇りを持っている。それでも麻酔科医という仕事はその難しさや重要さに比べて、どうにも世の中の認知度が低い。しかし重傷で運び込まれた冬木の息子の手術は、エースである喜多見1人の技術だけでは助けられない。あわやというところで MERチーム全員が集結して無事に切り抜けて終わる。クライマックスの魅せ方が光る『TOKYO MER』第6話1人で奮闘する喜多見の技術が卓越しているということを存分に見せてなお、やはりチームでなければ大きな仕事はなし得ないと痛感させるクライマックスの魅せ方は素晴らしかった。良い投手がいれば試合に勝つ確率はあがる。しかし捕手がいなければ投げようがない。そして内野、外野それぞれを守る野手がいなければ試合そのものが成立しない。自らもハチ毒に苦しみながら、息子の手術に現れた冬木は、力強く語った「オペ室の患者さんを守るのは、麻酔科医の仕事です」。あえて父子であることを排除したその言葉は、プロ意識と裏方の矜持(きょうじ)そのものだった。凡人ゆえの小さな屈折と、「分かるわかる」とホッとするような温かみと、裏方だからこその格好良さを見せてくれた小出伸也の熱演に惜しみない拍手を贈りたい。ここまでの6話を通して見ていると、医療者が『現場にいる』重要性と同じくらい、そこにたどり着ける体力や技術(レスキュー隊が補助することも含め)があることの難しさを描いているように見える。その意味で、知性と職人肌の誠実さと説得力のある身体作り、全てを表現できる俳優として喜多見幸太はまさに鈴木亮平のハマり役であると思う。そんな喜多見の、序盤からことあるごとに描かれていた『やばい過去』が徐々に明らかになる。どんな予想外の展開が待っているのか、ノンストップな日曜の夜を待ちたい。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年08月12日ABEMAオリジナルシリーズ新作恋愛番組『私たち結婚しました』(全10話・毎週金曜23:00~)第5話が6日、配信される。同番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送され、日本でも絶大な人気を誇るSHINeeのテミンなどトップスターたちが出演した国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクしたABEMAオリジナル番組。番組内では、俳優・野村周平とバンド・ゲスの極み乙女。のドラムで女優・さとうほなみペア、俳優・白洲迅とモデルで女優・堀田茜ペアの7日間の疑似結婚生活が映し出される。思わずドキドキしてしまうようなシチュエーションや表情、言動が垣間見え、“どこまでが設定で、どこまでがリアルなのか?”を想像しながら楽しめる。第5話では、新婚旅行で箱根を訪れている白洲と堀田。徐々に距離が縮まってきたようで、就寝時には、ベッドで両手を繋いでお互いに見つめ合う。その様子を見守るスタジオも思わず照れてしまう内容とは? そして白洲には、滝に打たれながら堀田への愛を叫ぶという、漫画家・東村アキコ氏からのミッションが与えられる。“水もしたたるいい男”白洲の愛の雄叫びに注目だ。さらに、第4話で堀田にホタルのサプライズを用意していた白洲が、ここでもサプライズを敢行する。これまでの“忘れん坊”のイメージから一変、スマートな対応を見せ続ける白洲のギャップにスタジオも「最高じゃん」「白洲やりよったな」と感嘆。白洲が用意したサプライズとは?一方、第4話から引き続き、キャンプ旅に出かけている野村とさとう。組み立てた椅子に座り、仲睦まじい様子でキャンプを楽しむ。そして2人の話題はお互いの仕事や、パーソナルな部分へと発展。そこで発せられる言葉の節々から、さとうが少しずつ野村の世界観に引き込まれている様子が伝わるはず。スタジオも「気持ち入ってんな」「どうなっちゃうの!?」とその気持ちを考えてしまうほど、真剣に語り合う2人の姿に注目だ。(C)AbemaTV, Inc.
2021年08月06日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。連続ドラマの序盤の2回は自己紹介。挨拶のようなもの。本当に面白いかは中盤に入ってから。第1話、第2話と好評を維持している『TOKYO MER』。勝負の第3話は、このドラマのコンセプトである『医療従事者への敬意と感謝』が色濃くにじむストーリーとなった。菜々緒演じる蔵前夏梅にフォーカスがあたった『TOKYO MER』第3話今回のエピソードのメインは、菜々緒演じる、有能な救命看護師の蔵前夏梅。冒頭でシングルマザーであることが描かれている。このドラマでは、今のところ明確にはコロナ禍の描写はない。しかし、夏梅が娘を保育園に送り届けるシーンで、感染症を不安がる、ほかの親たちからのクレームが夏梅に伝えられ、医療従事者に対する差別が存在する社会であることが分かる。そんな中での今週のMERの出動は、元妻・娘へのDVを発端とした男の銃撃・たてこもり事件であった。男は無理心中をはかり、元妻に一方的に重傷を負わせた上、一型糖尿病とアレルギーの持病をもつ幼い娘を人質に立てこもる。低血糖発作とアナフィラキシーを併発し、生命の危機が迫る人質の少女を救うべく、夏梅は看護師として凶暴な立てこもりの犯人の人質となり対峙する。この立てこもり犯を演じる、川島潤哉の狂気を帯びた演技が凄まじい。小心な男の自我が傷つき肥大した挙句、暴力性に歯止めが効かなくなったおぞましさに満ちていた。重傷を負った元妻が「暴力が酷くて(逃げた)」と簡単に説明する以外、この男の来歴についても詳しい描写はない。ただただ情けなさとそれ故の自暴自棄さが恐ろしいのである(今回はこの犯人役の川島潤哉も、警察の特殊部隊の職人気質な隊長を演じた山田純大の演技も素晴らしかった。スポットの演技が活きるドラマは強い)。コロナ禍の社会状況と医療従事者にシンクロした描写何とか粘り強い交渉の果てに、時機を見て人質の少女を逃した夏梅だったが、今度は特殊部隊の隊員の1人を犯人の銃撃から守るため、再び1人で人質に戻っていく。個人的には、今週の放送で一番印象的だったのは、夏梅が人質として戻る直前にその隊員の重傷を判断し、チーフの喜多見に「あと30分ほどです!」と救命可能なリミットを絶叫して伝えた場面だった。患者に触れて即座に得た情報とトリアージして下した判断が、救急の初動においてどれほどの重要な価値を持つか、まざまざと伝わるシビアな場面だった。そして再び人質として戻る恐怖を押し殺し、「必ず助けが来ますから」と重傷を負った隊員に労りの声をかけるシーンの痛ましさには息苦しくなった。今作ではチーフの喜多見も、とにかく救命治療の最中に患者の暮らしや人柄にまで届くような励ましの言葉をかける。それだけ救命救急にはスピードと同時に患者自身の気力が重要だということなのだろう。最後に自らも重傷を負い、「殺せ」とウソぶく犯人に、夏梅は「ぶん殴ってやりたいけど治療が面倒だからやめとく」と怒りを抑えて応じる。報われないことも届かないこともあるが、どこまでも彼女は『治したい』看護師なのだった。それは彼女が聖人君子だからではなく、確固たるプロ意識の持主ゆえなのだと思う。どんな人格の相手でも、そこに至った状況など知らなくても、危険の中でも目の前の命の危機には手を差し伸べる。いうまでもなくコロナ禍の社会状況と医療従事者にシンクロした描写なのだ。プロ意識とは、「かくありたい」と自分に課する姿にどれだけ妥協なく添えるかどうかだと思う。夏梅が憧れるフローレンス・ナイチンゲールは、献身的な看護だけでなく統計学を駆使して、医療のためのよりよい環境を勝ち取ろうとしたタフなネゴシエーターといえる。フローレンス・ナイチンゲールは、「天使とは美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である」という言葉も残している。夏梅もまたストイックに戦い続けている。そんな彼女のプロ意識に呼応して、同様に人を守るプロフェッショナルである警察の特殊部隊の面々は、最大の賛辞をMERの面々に贈るのである。今回のエピソードにおいて警察もMERも弱者を守るために危険を顧みない現場に踏み込むことになるが、規律の厳格さの分だけ警察の判断は鈍く硬い。その硬直した枠を「では警察官は死んでもいいのですか。みんな同じ命です」というピンポイントの言葉で、するりと外してしまう都知事のありようも興味深かった。エンターテイメントのフィクションとはいえ、政治の役割というものについて考えさせられる一幕である。これまでの1、2話で危機のシーンで鋭く高いピークを作って緩急で魅せてきた今作は、第3話では「重苦しい危機が延々と続く」という方法で私たちを魅了してきた。おそらくこれからもあの手この手で週末終わりの1時間、私たちの頭を空っぽにして、手に汗を握らせて勇気づけてくれるに違いない。心して待ちたい。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年07月24日「5歳で熱性けいれんになった話」第12話。いつもの明るい、お喋りなあーちゃんの様子があまりにも違う……。病院へ向かいながら、どんどん不安が募ります。「熱性けいれん」と診断されたものの、あーちゃんの様子がおかしいため、入院して様子を見ることに。 5歳で熱性けいれんになった話 #12 「今夜もまたけいれんが起きるのかな……」 「もし脳に影響が出ていたらどうしよう……」 いつもの明るい、おしゃべりなあーちゃんの様子があまりにも違う……。 病院へ向かいながら、どんどん不安が募ります。 前回の話:「我慢してもらうしか…」誰が付き添うか問題、その結果は…?!#11監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター かと幼稚園児の姉弟のママ、かとさん。Instagram(@kato_usausako)では、育児や実体験した怖い話などをマンガ化し、フォロワー10万人超と人気。ベビーカレンダーでは、実体験マンガやフォロワーさんの体験談マンガなどをご紹介しています。
2021年04月26日長瀬智也×宮藤官九郎のタッグで贈る現在放送中のドラマ「俺の家の話」の第9話(3月19日放送)に、ムロツヨシと塚本高史が出演することが分かった。本作は、ピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退、名家の大黒柱として次々と一家に降りかかる困難に立ち向かうホームドラマ。長瀬さんとのドラマ共演は「うぬぼれ刑事」以来、11年ぶりとなるムロさんが今回演じるのは、観山流の分家当主・観山万寿。寿一(長瀬さん)が観山流を継承することに異議を唱え、寿一と真っ向から対立。丁々発止のやり取りでお家騒動を巻き起こす、今回の物語のキーパーソンだ。ムロさんは「少し前になりますが、この作品のとあるシーンのロケをしている現場にたまたま遭遇し、久しぶりに長瀬さん、戸田さん、西田さんにご挨拶させていただき、その時に出たい! 出たい! と話しておりました。今回このように出演させていただき、長瀬さんから『本当に来てくれたんだ』と言ってもらいうれしかったです」と出演を熱望していたと明かし、「この作品を初回の放送から見続けており最後がどうなるか、私自身も本当に楽しみでなりません。そして、長瀬さんと一緒にお芝居させていただいたこと、この作品に参加させていただいたことに感謝しております」とコメント。また、多くの宮藤作品に出演している塚本さんは、今回、三代目葬儀屋・鬼塚として出演。長瀬さんとは「タイガー&ドラゴン」以来、実に16年ぶりの共演だが、長瀬さんとの息の合った芝居は未だ健在。「お会いして一瞬で距離が縮まり、すんなりと現場に入れてうれしかったです。収録の合間、モニターで演技の映像をチェックさせていただいた時も、自分と2ショットで映っている長瀬さんの姿を見て感慨深かったです」と長瀬さんとの再共演を喜ぶ。鬼塚は、シリアスなシーンでの緩衝材であり、物語のスパイスとなる役どころ。「第6話の阿部サダヲさん、第8話の佐藤隆太さんに続き、いよいよ第9話で、最後の象徴的なシーンに関わる三代目葬儀屋・鬼塚として出演致します! 楽しんで観ていただけたらうれしいです」と視聴者へ呼びかけている。第9話あらすじ妹弟が去り、寿三郎(西田敏行)がグループホームへ入所し、観山家に残った寿一は、ひたすら稽古に励んでいた。そこへ、半年前に家を出た寿限無(桐谷健太)が突然帰宅。寿一は寿三郎のいるグループホームへと出かける。スーパー世阿弥マシンに扮した寿一をはじめ、慰問に来たさんたまプロレスのレスラーたちを見たお年寄りは歓声を上げる。そして、その中には寿三郎の姿もあり、寿限無は泣き笑うような気持ちでそれを見つめるのだった。一方、寿一と結婚を誓い合ったはずのさくら(戸田恵梨香)は、この2週間ほど観山家には行かなかった。能とプロレスが頭の大部分を占め、手を出してこない寿一に不満を覚えていたのだ。同じ頃、踊介(永山絢斗)は週刊誌の記者からある記事を見せられていた。そこには、グループホームの中庭で運動している寿三郎の姿が…。「俺の家の話」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2021年03月12日Netflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ『ARASHI’s Diary -Voyage-』最新話の配信日が決定。12月30日(水)17時より第22話「2020年12月31日に向かう 前編」と第23話「2020年12月31日に向かう 後編」が全世界独占配信される。また2021年に活動休止を迎える12月31日までの嵐5人に迫った追加エピソードの配信も発表された。第22話「2020年12月31日に向かう 前編」は11月3日、ファンと楽しんだ「アラフェス2020 in 国立競技場」の配信を終えた彼らが、ついに“その日”へ向けて動き出す。休止前最後の雑誌取材やレギュラー番組収録にも取り組みながら、初の生配信ライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31.」に向けて連日ミーティングを重ねていく5人。同時に「みんなで準備だ!TV」の開設と収録、最新かつオリジナルの鑑賞システムを導入するなど、配信当日の万全を期すための準備に余念がない。彼らは活動休止という“その時”が近づいている今、何を思うのか?このドキュメンタリーだからこそ聞ける問いかけに、リアルな心境を語る5人。本音を隠すことなく漏らす彼らの、あまり見たことのない表情が胸に迫る。感謝を伝える「5×20」、みんなで楽しんだ「アラフェス」。そう位置付けるならば、この「This is 嵐 LIVE」は「俺らが今このタイミングで、みんなに届けたいメッセージ」。その日、その時を迎えるまで“笑顔で。変わらず、前へ”と願う彼らの姿、今この時を刻み付けるように楽しむ様子が収められている。第23話「2020年12月31日に向かう 後編」は前話から続く後編。本人たちのインタビューで全編構成され、5人それぞれの姿を正面と横から捉えるカメラワークのみで、純度100%の彼らの言葉と思いを掬いとる。インタビューの主題はもちろん、2020年12月31日に向かっている今の想いだ。2年以上前から“休止前最後の日は、ファンと共に、嵐のライブで締める”と決めていた彼らが率直に、そして噛みしめるように語る横顔や切実な表情。まだ見ぬ新しい景色を、全力でファンに届けようとしている今、2020年12月上旬に収録された、ほぼ“時差のない”リアルな思いを聞けるのは、このドキュメンタリーならではだ。5人で歩んできた、この21年。エンタテインメントとファンへ注いできた深く誠実な愛情の全てと、これまで以上にたくさんの“新しい挑戦”を届ける休止前のラストステージ「This is 嵐」。彼ら初の生配信ライブが始まるその日、その時はまもなく。休止前最後にして最大のチャレンジをリアルタイムで見届け、5人からのメッセージをしっかりと受け取るための準備としても、必見の内容だ。Netflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ『ARASHI’s Diary -Voyage-』第22話「2020年12月31日に向かう 前編」第23話「2020年12月31日に向かう 後編」12月30日(水)17時より全世界独占配信
2020年12月24日嵐のドキュメンタリーシリーズ『ARASHI’s Diary -Voyage-』の第21話「JUN’s Diary」が12月16日(水)17:00、Netflixにて全世界独占配信される。それに先駆け、場面写真と予告編が公開された。『ARASHI’s Diary -Voyage-』は、2019年にデビュー20周年を迎えた国民的アイドル・嵐の素顔に迫ったNetflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ。昨年から現在まで20話が全世界配信され、グループの活動の裏側やメンバーの想いを映してきた。今回配信される第21話はメンバー個人に焦点を当てるソロエピソードの最後。スポットが当たるのは松本潤だ。休止を発表してから2020年12月31日の“その時”を迎えるまで、ファンと共に走り切るために様々なプランが用意されていた。しかし予期せぬこのコロナ禍で、苦渋の決断を迫られる嵐。“今できる最善”を尽くす彼らが辿ったのは険しく厳しい道のりである。そして、その裏側にあったのは、嵐のため身を捧げ尽力する松本の姿。デビューまもない頃からコンサートの演出を手掛け、嵐という巨大なプロジェクトの舵を取り続けてきた20年。エンタテインメントを愛し、嵐としての表現とその可能性を信じ、ファンを思い重ねてきた努力と研鑽。松本の重責は計り知れない。そうした彼の献身を一番近くで見つめ、共に歩んできたのが他メンバー4人であり、このドキュメンタリーを通して明らかになる“松本の凄み”は、メンバー自身が1番世に知らしめたいことのひとつのはずだ。どれほど苦しみ、傷つき疲弊したプロセスだったとしても振り返ればすべて「楽しかった」と言い切る“enjoy”の精神。プロフェッショナルな“仕事人”としての矜恃はもちろん、「松本潤です。嵐の5分の1です」という自己紹介も非常に彼らしい。メンバーが誇らしげに「俺らにしか語れない」と嬉々として松本の人柄を語る姿や、彼をよく知るスペシャルゲストに見せるリラックスした表情など、全てが見どころである。■配信情報『ARASHI’s Diary -Voyage-』Netflixにて全世界独占配信中第21話「JUN’s Diary」配信日時:12月16日(水)17時
2020年12月14日