メンテナンスフードの開発、販売を行う株式会社健将(ケンショウ)(本社:福岡県福岡市、代表:箕浦 雅子)は、福岡県糸島市の米農家の支援として製造を始めた、赤米茶の工場見学を2023年8月4日(金)、8日(火)の2日間実施します。赤米の稲穂【日本人の米離れが深刻化 日本最古のお米の赤米も激減】日本人の米離れが深刻化しています。食生活の多様化、人口減少などにともない、お米の消費量はピーク時の1962年118kgと比べるとこの60年で半減しています。米農家の数はさらに減少しており、2020年には1965年と比べると6分の1にまで減少しています。福岡県糸島市の赤米農家も数が激減し、一時は絶滅の危機にありました。赤米は日本最古のお米で、神様に備える風習もあります。その伝統文化を守るために官民協力して復興を手助けしています。赤米の稲穂【米農家の現状と支援策を一緒に考えるイベントで、夏休みの自由研究をお助け】株式会社健将では、福岡県糸島市の赤米農家を支援するために、赤米を焙煎してお茶にして販売しています。2023年8月に、小学生と一緒に日本の米文化を学びながら、赤米茶製造の工場見学ができるイベントを開催することにしました。イベントでは、よく食べている白米と古代米である赤米との違い、日本の米や米農家の現状を学び、どうやって日本の米文化を継承していくかを参加者と一緒に考えていきます。また、赤米茶が作られる工程も見ることができます。赤米を大きな釜で黒焼きに焙煎するところを見学し、赤米が香ばしい米になり、その米を実際に触ったり、においをかいだりと五感を使って身近なお米を感じることができます。黒焼きにした赤米で作るきれいな赤い色のお茶を実際に飲んでみて、香ばしい香りと味を体感できます。これらの見学により、小学生の夏休みの自由研究になるようにサポートいたします。焙煎釜【難しい米の問題の解決策を身近なところから おいしく支援】日本人の米離れはなんで起きているのだろうか、どうやったら米農家を取り巻く環境の変化を身近な出来事ととらえることができるだろうか、そして農家の支援はどのようにできるのだろうか、身近であるお米の現状とこれからを考えてもらうきっかけづくりになればと考えて企画しました。代表の声「日本の米文化を守りたいと思い、30年前から焙煎窯を現会長自らが作り、黒焼きの研究を始めました。糸島の無農薬赤米に出会い、試行錯誤し5年かけて赤米茶の商品化に成功しました。赤米の収穫量はまだ少ないですが、日本の米文化の元祖である赤米を多くの人に知ってもらいたいという思いと、赤米を絶やしてはならないという思いで今回小学生向けのイベントを企画しました。実際に香ばしい香りのするお米と、赤い色になるお茶を飲んでいただき、お米を身近に感じてもらえたらと考えています。」夏休み自由研究お助けプロジェクト日本の農業・糸島の赤米茶を知って・見て・飲んで応援しよう 田んぼアート赤米茶《イベント概要:定員各日10組 参加費無料 赤米茶のおみやげ付き》内容 :米農家の現状を学び、米農家の支援策を考える赤米農家の支援策として製造している赤米茶の製造工程を見学する実物の白米と赤米を触り、手触りやにおいを比較する赤米茶を試飲して、香りや味を体験する開催日時 :2023年8月4日(金)、8日(火) 10時半~12時頃まで※両日とも10時受付開始場所 :福岡県福岡市東区松香台1丁目2番1号 (健将本社)最寄り駅 香椎駅(JR在来線)徒歩10分西鉄香椎駅(西日本鉄道)徒歩10分九州高校前駅(西鉄バス)徒歩17分受付方法 :Googleフォーム 申込み受付開始:2023年7月24日(月)10時~対象者 :小学生 家族での参加も可能 各日10組(20名)程度参加費 :無料(赤米茶のおみやげつき)【会社概要】会社名 : 株式会社健将代表 : 箕浦 雅子本社 : 〒813-0004 福岡県福岡市東区松香台1丁目2番1号事業内容: 医療用医薬品の卸売販売、健康食品企画製造販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月26日コロナ禍を経て実に4年ぶりの開催となる福岡・糸島の楽園FES、Sunset Live。9月2日(土)、3日(日)に福岡・芥屋海水浴場キャンプ場で2日間の開催。出演者は初日の9月2日(土)にAwich、SIRUP、水曜日のカンパネラなど。2日目の9月3日(日)にOriginalLove、STUTS、Kroiなど26組。チケットの一般発売は7月17日(月・祝)より。なお、一般発売に先駆けて、現在オフィシャルサイトでは特割先行予約を実施中。受付は7月9日(日)午後11時59分まで。■29th Sunset Live 2023 - Love & Unity -日時:9月2日(土)開場11:00 / 開演11:309月3日(日)開場11:00 / 開演11:30会場:芥屋海水浴場キャンプ場(福岡県糸島市志摩芥屋2589)出演:【9月2日(土)】iri/Awich/OZworld/SIRUP/水曜日のカンパネラ/TENDRE/どんぐりず/夏木マリ/七尾旅人/向井太一/yonawo/Rickie-G with 90’s Honch Session 他【9月3日(日)】ego apartment/S.A.R./折坂悠太(band)/Original Love/河口恭吾/Kroi/GEZAN/JJJ/Skaai/STUTS/Daichi Yamamoto/Dios/HIMI/Lil Summer他※出演者は50音順料金: 単日券大人8800円ナイト券7000円(17時以降の入場)2日間通し券16800円(オリジナルタオル付)※料金はすべて税込。 ※中高生5,000円(要学生証提示で当日差額返金。大人券をお買い求めください)※小学生以下無料(但し家族に限り)※雨天決行(荒天の場合は中止)
2023年07月03日株式会社キャッツエンタープライズ(所在地:福岡市中央区、代表取締役:百武 芳矢、以下 キャッツエンタープライズ)は、同社が運営する複合型リゾート施設FARM RESORT 糸島(ファームリゾートいとしま、所在地:福岡県糸島、以下 本施設)のドッグラン拡大と飲食店増設を行い、更にドッグランの営業時間拡大と地鶏食堂は平日限定で食べ放題を開始し2022年7月18日(月)よりリニューアルオープンしております。FARM RESORT 糸島本施設は海外の庭園をイメージした園内で、糸島の雄大な自然を身近に感じながら、日々の喧騒から離れて癒しのひとときをお過ごしいただける、複合型リゾートカフェです。この度、本施設は以下、ドッグランの拡大とカフェ・ラーメン店・食堂の3店舗の追加増築を行い、より自然を感じながらご家族やペットと一緒に快適にお過ごしできる空間となりました。【リニューアルポイント】■ドッグラン総芝のドッグランは900坪から、3,500坪と西日本最大級の規模に拡大いたしました。ドッグランには、[小型犬エリア][大型犬エリア][貸切りドッグラン2ヶ所]とペット用の[シャワールーム][プール]を完備しております。■FARM CAFEペット同伴可能なカフェとなっております。敷地内に併設しております畑・ビニールハウスで育った安心安全な食材を使ったフードメニューを提供しております。糸島の名水を使い、豆にもこだわったコーヒーもオススメです。■ラーメン居酒屋あくだいかん11:00~18:00はラーメン屋、18:00以降は居酒屋営業という、一風変わったお店です。自家製麺を使用した濃厚な豚骨ラーメンと、居酒屋では新鮮な鶏肉を1本1本手刺しして焼き上げる焼き鳥がオススメとなっております。テラス席もありペットとご一緒に食事していただくことが可能です。カラオケも完備しており、糸島付近のお客様は無料送迎も行っております。■地鶏食堂三瀬峠に本店を構える店舗が本施設にも併設されました。新鮮な地鶏をふんだんに使用したメニューが特長で、中でも溶岩プレートで焼く「種鶏のモモ肉」の石焼」は他では味わえない一品となっております。地鶏食堂もテラス席を併設しており、ペットとご一緒の食事が可能です。また、平日限定で大変お得な地鶏の食べ放題も開始しております。12■施設概要名称 : FARM RESORT 糸島所在地 : 福岡県糸島市志摩小金丸1738主要施設 : ドッグラン・飲食店施設URL : 公式インスタグラム: ※糸島周辺のお客様の無料送迎も行っております。■会社概要商号 :株式会社キャッツエンタープライズ所在地 :福岡市中央区薬院3-16-35-202代表者 :代表取締役 百武 芳矢事業 :飲食業 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月05日社会課題解決に取り組む株式会社トキメクデザイン(所在地:福岡県糸島市、代表取締役:井上 知子)は、糸島市二丈の海に面した自然豊かな場所に、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた活動を推進するアウトドア複合施設「ITOSHIMA SDGs Village 地球MIRAI」を3月19日(土)にオープン致します。※当社調べ南向きの美しい海を望む海の大パノラマビューテント「ITOSHIMA SDGs Village 地球MIRAI」詳細URL ■オープンの背景2021年3月、総合地球環境学研究所を中心としたチームが発表した「エコロジカル・フットプリント」(生態系が生み出す恩恵を私達がどれだけ消費する生活をしているかを示す指標)によると、世界中の人々が仮に東京の住民と同じ水準の生活をした場合、地球が3.1個必要になるという調査結果が出ています。そこで代表の井上は糸島のポテンシャルを生かし、糸島を舞台にして、SDGsを推進させ「未来の子どもたちに、今のままの地球をわたしたい」と考えるようになりました。「ITOSHIMA SDGs Village 地球MIRAI」は自然の中で眠り、自然を食し、自然と遊ぶことで、この地球の大切さ、生命の大切さを感じることができる場所です。5カ年計画の第一弾として、まずは流木アートと漂流物を再利用したエコなグランピング施設、地域の食材を使用したバーベキューの提供等の運営からスタートさせます。施設の建設工事や働くスタッフも糸島の方々にお願いしました。今後は、教育事業等も展開していきます。代表の井上は、糸島へ移住する前は横浜でコンクリートジャングルに住み、満員電車で通勤する生活を送っていましたが、結婚・出産を機に都会生活に終止符を打ち、糸島の自然の美しさと人々の温かさに触れ、2018年に定住することを決意しました。今の暮らしをSDGs視点で原点から見直し、暮らし方、働き方、地域、自然との共生の在り方など、アフターコロナの社会に向けて「これからの生き方」を生み出し、提案して参ります。そして「ITOSHIMA SDGs Village 地球MIRAI」の想いに共有して頂ける皆様と共に、SDGsの具体的なアクションをこの場所で作り、糸島から九州、全国、そして世界へ広げていきたいと考えています。■概要店舗名 : ITOSHIMA SDGs Village 地球MIRAI開店日 : 3月19日(土)所在地 : 〒819-1613 福岡県糸島市二丈松末2002-1アクセス : 西九州自動車道 前原ICより車で約11分URL : ■会社概要商号 : 株式会社トキメクデザイン代表者 : 代表取締役 井上 知子所在地 : 〒819-1613 福岡県糸島市二丈松末2002-1設立 : 2021年7月事業内容 : 施設運営【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社トキメクデザインお問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月10日糸島市内最大級のリゾート施設Wiリゾート株式会社が、2021年3月31日に福岡県糸島市で「LASPARK RESORT(ラズパーク リゾート)」を新規オープンします。福岡市内から車で約40分の場所にある「LASPARK RESORT」は、総面積約8000坪の統合型リゾート施設。美しい海岸線を一望できる大自然の中で海水浴や魚釣り、サイクリングなどを楽しめます。英国を拠点にした情報誌「MONOCLE(モノクル)」の「輝く小さな街(Brightlights,small city)」2021年ランキング(※)で世界3位に選ばれた糸島市は、現在世界中の注目を集めています。BBQエリアは手ぶらで来場可能グランピングエリアに設置された直径6メートルのドームテントは、海側に配置された部分が広い窓のようになっているので最高のロケーションを独り占めすることが可能。テント持ち込みのデッキキャンプエリア(1日4組限定)は自動で点灯するLEDライトを完備。夜間はライトアップされた非現実的な空間を楽しめます。最大500人規模のBBQエリアは海が見えるプライベートビーチ感覚のエリア、ハンモックやブランコでSNS映えが狙えるエリア、落ち着いた雰囲気でゆったり過ごせるエリアの3種類。最高のロケーションで糸島の食材を堪能できます。11時から17時30分まで営業の「LAS cafe」では、糸島の豊かな自然がもたらした新鮮な食材を使った料理(パスタ・ピザ・カレーなど)を提供。テイクアウトメニューも充実しています。※人口25万人未満の街を対象としたランキング(画像はプレスリリースより)(画像はWiリゾート株式会社より)【参考】※Wiリゾート株式会社
2021年03月01日今年も、この季節になりました。毎年、11月は母の誕生日のお祝いに母娘旅行で福岡と佐賀を巡ってまいりました。この数年は、毎年、行き先が同じなのですが、11月3週目の水曜から佐賀県有田市で「秋の有田陶器市」が開催されるので、その時期にあわせて旅行をしています。春の陶器市はゴールデンウィークにあたり、とても混雑するので、秋の方が空いているし、紅葉も楽しめるので、おすすめです。これまでは、唐津に1泊、福岡に2泊というような旅程でしたが、流石に、10年近くも毎年同じところにきていると、母も飽きてしまうので、今回は、2泊3日と旅程は1日短くして、「泊まる」にこだわって計画を立てました。 母娘旅行は、ずっと運転手旅行中、わたしはずっと運転手で、それは、羽田空港へ向かう時から始まります。旅程が盛り沢山なので、羽田発福岡行きの初便でスタートです。朝の空港は、これから出発する飛行機がたくさん駐機しているので、飛行機好きにはたまらない景色。この時期だと日の出の時間も6時過ぎなので、朝焼けがとても綺麗で、飛行機はシルエットのように浮かんで見えます。 福岡までは約2時間。羽田空港を飛び立つと、少しすれば、富士山上空を通過します。晴れていれば、富士山を左下に臨めるので、座席指定はA席にします。毎回、早起きをしているので、どんなに眠くても、不思議と富士山上空通過のタイミングでしっかり目が覚めて、富士山の写真を撮り、そのタイミングで飲み物のサービスがやってくるので、スープをいただき、飲み終わると睡眠タイムになります。福岡につけば車を運転し続けるので、機内で十分な睡眠を確保します。 福岡空港は、日本の空港の中で、一番便利な空港だったと認識していたのですが、大規模な工事中で、ここ最近は、ちょっと不便な感じでした。が、今年の3月に、市営地下鉄と空港ターミナルビルが直結したことで、また、便利な福岡空港が戻ってきました。ただ、レンタカーの場合は、到着口が空港の両端にあるので、レンタカー会社までの距離は以前に比べると少し遠くなったような感じがします。スーツケースは、機内持ち込みできるサイズではあるものの、機内での収納スペースの争奪戦が嫌なので、いつも荷物は預けます。ターンテーブルから荷物を受け取って、レンタカー会社へ向かいます。 車を借りて、有田の陶器市へ向かって出発です。途中、唐津でお昼ご飯を食べて、唐津市内の七山(ななやま)にある直売所(「あゆのさと」と「鳴神の庄」の二ヶ所あります)でお野菜や果物を買って東京へ送ります。特に「あゆのさと」では、珍しいお野菜や果物があって、福岡の割烹のご主人や唐津のイタリアンのシェフもこの2つの直売所へ仕入れに来ると言っていました。 鳴神の庄のお店の前には、公園があります。 秋の有田陶器市唐津から1時間ほどで、有田です。本当なら、窯元へ直接行って、見て、という方が良いのですが、車も止められて、いろいろ見ることができて、ということで、「アリタセラ」という有田焼専門のショッピングモールへ向かいます。メインの通りがあり、その両側に有田焼専門店がずらっと並んでいて、見応えあり。ただ、あまりにもたくさんあるので、目移りして、選ぶのもなかなか大変です。 KIHARA 店舗の中に、東京にもお店がある「KIHARA」があります。「KIHARA」は有田焼を現代の生活で使いやすいような、形や色合いの器を扱っていて、いろいろなコラボ商品なども販売しています。豆皿やパスタ皿、焼酎用のカップなどなど、かなり身近に有田焼を楽しめる製品が揃っていて、飲食店をしている人も買いに来るようです。 アリタセラ冬の海辺のゲストハウスへ今回泊まるのも、「bbb haus」です。(以前の記事は、こちらとこちら)こういうのを、「偏愛」というのでしょう。糸島が好き過ぎて、移り住みたいほどです。今年になってから、3回目の糸島。(福岡ということでは、5回目。福岡偏愛です。)ただ、今回は、はじめての冬の糸島です。これまでも、「牡蠣小屋」に行ったことはあるのですけど、泊まるのははじめて。福岡は日本海に面しているので、寒々とした冬の日本海をはじめて体験!と、少し変わったワクワク感満載で、チェックインです。 「おかえりなさい」そう、迎えられて、もう感動です。ずっと運転していた疲れもすーっと抜けてしまい、心の開放が始まりました。チェックインは16時からなのですが、有田の陶器市に思いのほか時間をかけてしまったので、bbb hausに着いたのは17時過ぎ。18時からの夕食を楽しみに、部屋に向かいました。 今回は、1階の102号室。これで、5部屋のうち、3つめの部屋に泊まることになります。一階の部屋には、ウッドデッキがあり、とても贅沢な気持ちになります。ウッドデッキから見える夕暮れは、オレンジからパープルへのグラデーションが本当に美しかったです。このまま、ずっと、ここで空を見ていたい… 美味しい食事の時間bbb hausは夕食と朝食が宿泊に含まれていて、食事もここに泊まる楽しみのひとつです。糸島は、海と山に恵まれていて、美味しい食材に溢れた土地です。bbb hausでも、糸島を中心とした季節を感じる美味しい食材を、シンプルでありつつも、美味しく料理して、わたしたちを楽しませてくれます。 「おかえりなさい」 まず、「蕪大根柿のサラダ」です。綺麗な層になっていて、お野菜自体のもつ味が強いから(蕪は甘いし、大根は瑞々しく、柿はすっきり甘く)、まずは、何もつけずにそのまま、そして、マスカルポーネのソースをつけていただきました。 そして、2皿目。「糸島産真海老マイタケ落花生のロワイヤル」。落花生が大きい。「おおまさり」ですね。 3皿目、「福岡県産アオハタのポワレ」。しっかり肉厚な白身のお魚です。表面はカリカリ、身はふんわり。ソースは旬な白菜のソース。かなりボリュームのあるのですが、ソースがそれほど重くないのと、選んでもらったワインがぴったりペアリングしていたので、本当に、美味しかったです。 ペアリングしたワインがこちら。マコン・ヴィラージュ。イワシの絵ですが、柑橘系のさっぱり感がアオハタのカリッとした表面にレモンをかけて食べているような感覚でした。 4皿目は、「糸島産の黒毛和牛のロースト」。赤身が綺麗な脂身の少ないお肉です。ソースは、「ジュ・ド・ブフ」で、少し軽めに。 お口直しに、「糸島産蜜柑のグラニテ」。 デザートは、「コーヒーのアイスショコラテリーヌミツル醤油のクランブル」。ミツル醤油は、今では、東京でも伊勢丹やDEAN & DELUCAで買えますが、糸島市にあるお醤油屋さんです。甘じょっぱいクランブルが濃密なコーヒーのアイスとショコラテリーヌにとてもいいアクセントになっていました。 ふんだんに使われた豊かな糸島の食材を堪能しました。食事が終わって、部屋に戻り、ウッドデッキに出てみると、「わぁ、すごい!」思わず声が出てしまうほど、美しい星空でした。糸島偏愛のわたしですが、冬の夜の糸島ははじめてで、本当に感動しました。その素晴らしい星空を写真におさめられなかったのが、とても残念です。 朝食も糸島の食材満載です。色鮮やかで、新鮮なお野菜とフルーツがお皿せましとふんだんに盛り合わされている朝食です。人参・林檎・蜜柑・梨のコールドプレスジュース、糸島野菜とフルーツのサラダ、自家製ハムとカッテージチーズ ちなみに、今回は連泊だったので、2日目の朝食は、パンケーキでした。ふわふわで、本当に美味しいパンケーキ。 この美味しいお料理を作っているのが、谷口正直(たにぐちまさなお)シェフです。シャイで、たくましい、そしてお料理は繊細で力強い。この日のゲストはわたしたちだけだったので、食後に少しお話をして、写真を撮らせていただきました。 谷口正直シェフ 美味しい福岡、スイーツ編福岡は「美味しい」の宝庫。わたしのお気に入りデザートをご紹介します。まず、 桜坂にある「パティスリー オー フィル ドゥ ジュール (Pâtisserie au fil du jour)」。伺うたびに、新しいケーキがあって、ひとつを選ぶのがかなりの悩み。今回は、初日に「フランジェリコ(Frangerico)」、ピエモンテ産ヘーゼルナッツの生地でコーヒーのクリームを包んだロールケーキです。 フランジェリコ(Frangerico) そして、3日目はとても楽しみだった「モンブラン(Mont-Blanc)」。フランス産のマロンペーストと和栗を使ったクリームを、注文をしてからクリームを絞ってくれるモンブラン。中にはメレンゲが入っていて、フワフワと軽く、繊細なモンブランです。これを目当てに来るお客様が多いようで、わたしがお店にいた間も、何人ものお客様が注文していました。モンブラン(Mont-Blanc) そして、お土産には焼き菓子を。「ビスキュイモカ・ドール(Bisquits Moka d’or)」コーヒー風味のバタークリームをふわっ、サクッなビスキュイモカ・ドールでサンドしたお菓子です。毎日のように、午後になると「完売」のお知らせが発信される人気のお菓子。 キラキラしていて、美しくて、美味しいお菓子です。 今回も、美味しい旅になりました。今回は、お天気に恵まれて、初冬というには暖かく過ごしやすい旅になりました。それでも、食べ物の旬は確実にあって、この季節でないと食べることができないものを美味しくいただけるのは、四季のある日本だからですね。旅も食べることも、一期一会です。 次回は、真冬の福岡を堪能する予定です。 bbb hausミツル醤油醸造元パティスリー オー フィル ドゥ ジュール (Pâtisserie au fil du jour)
2020年01月01日櫻井神社をお参りして、今回泊まる、(前回も泊まった)bbb hausへ向かいました。(前回の記事はこちら) 櫻井神社からは車で15分弱、途中から海沿いの道を気持ちよくドライブです。道沿いに走り続けて少し内陸に入ると、bbb hausのサインが見えてきます。Guest用のパーキングに車を止めて、bbb hausのゲストハウスに入ります。2度目の訪問、今回は、1階の部屋をリクエストしました。 101号室 1階には2部屋あり、お部屋の特徴としては、ウッドデッキがあることと、シャワーのみではなく湯船があることが2階と違う点です。101号室は白を基調に、グレーと茶色の落ち着いた雰囲気です。窓からの眺めは、2階と違って海が目線にあり、もっと緑に囲まれた雰囲気があります。 そして、お風呂がこちら。 チェックイン後に部屋の中から見た景色、バスタブから海が見えます 映画に出てくるような足付きのお風呂、外の景色を眺めながら入っていると、時間が経つのも忘れてしまうくらい、気持ちが良い時間です。 チェックインからディナーまでの過ごし方お天気が良かったら、海に行って、甲羅干しもいいのですが、雨なので、そして、車もあるので、「二丈温泉きららの湯」へ行ってみました。ラドン含有の天然温泉ということで、疲労回復、健康増進に効果があるようです。少し長い時間ドライブしたので、疲労回復に期待です。「きららの湯」には、大浴場や露天風呂があり、日替わりで男女のお風呂が入れ替わるということです。家族風呂もあり、バリヤフリー対応もされているようです。ラドン温泉のみの利用だと560円でした。 待ちに待ったディナータイム温泉でさっぱりして、bbb hausに戻り、軽くお化粧をして、ダイニングルームへ向かいます。福岡は東京より西にあるから、日が長いので、18時半の時点では、まだ明るです。晴れていたら、夕焼けが綺麗だっただろうな、というのがちょっと残念でしたけど、曇りでも夕暮れというのは美しい時間です。 スパークリングがいいかなと、DRINK MENUをみながら考えていると、こちらを勧めてくださいました。「ヒトミワイナリー」のLa Vie Pop。淡いロゼで、アルコール度数も低め、発泡感が爽やかで、この日はこちらを「ボトルで」いただきました。 ディナーの始まりです。まず、ヤリイカのサラダ仕立て。糸島野菜と一緒にいただきます。 そして、これでもか!という糸島野菜のバーニャカウダ。コリンキー、モロッコインゲン、ピーマン、パプリカ、スイスチャード。体が浄化される!と感じる美味しいお野菜をふんだんに、たくさん、いただきました。 そして、イサキのポワレ。大葉のソースで。ガルニチュール(付け合わせ)にはグリーンアスパラガスに蕪。イサキの皮はパリッと、身はふくよかで、とても美味しかったです。(翌日、帰る日に伊都菜彩でイサキを買って帰りました。) そして、メインのお肉は豚肉です。「うきは産桃豚のグリル」です。桃を食べさせて育てた豚で、季節限定でいただける豚肉です。なるほど!豚肉らしい匂いがなくて、桃の香りとは言わないですけど、フルーティーな感じがします。脂身も全然くどくなくて、低温でじっくり調理されているから柔らかく、瑞々しくて、美味しい桃豚がさらにその美味しさを引き出されて、フルーティー感が増しているんですね。グリルした桃豚に、自家製マスタード、それだけで十分です。 そして、デザートはヴァニラアイス。 2日目のディナー今回は2泊したので、続けて2日目のディナーです。まず、パテドカンパーニュ。自家製マスタードと紫キャベツのシュークルートと一緒に。 2皿目めは、白茄子の冷製スープです。こちらの白茄子は「野菜屋トラキ」さんという、夫婦2人で農業をしている農家さんだそうです。糸島は、移住して就農する人たちが多く、規模は小さくても、多品種栽培をしている若い農家がいるのも特徴です。日本で一番売り上げがあるというJA「伊都菜彩」にも、東京ではあまり見かけないお野菜も多く見かけます。 そして、メインのお魚は、「オコゼのポワレ」に自家製パスタ。オコゼは、身は柔らかくても、弾力もありました。奥の自家製パスタは芝エビのビスクソースで、とても美味しかったです。シェフのお料理の幅の広さというか、ストレートに美味しいところが伝わってきます。シンプルなんですね、基本にあるものが。お野菜なら、農家さんが丁寧に作り上げたお野菜とそこに詰まった想いを、シェフが丁寧な料理で美味しさの集大成を伝えるということで、だから、お腹と心に響くのです。 メインのお肉は、糸島牛のロースト。いたってシンプル。赤ワイン塩のみです。糸島牛とは、美しいお肉だと思います。東京ではほとんどお目にかかれないと思うのですが、キメが細かく、柔らかくて、歯ざわりが良いです。調べてみると、佐賀牛と松坂牛の交配種ということです、霜降りの激しそうなイメージですけど、いつも赤身をいただくからか、日本の牛肉の中では一番美味しいのではないかなと思います。綺麗なお肉ですね。 そして、デザートはヘーゼルナッツのアイス。 やはり、1泊では足りないな、2泊してよかった、というのが食後感。Eat Localを堪能する食事の時間も、bbb hausの魅力です。 1 日目の夜、ちょうど雨が止んだので、ハンモックをセットしてくださいました。ハンモックに寝転がって真っ暗な夜、波の音、風の音、虫の声だけが耳に聞こえる状態でぼーっとしていることの気持ち良さは、格別でした。 そして朝食朝食は、コールドプレスジュースから始まります。そして、初日は、ヨーグルト、糸島野菜とフルーツのサラダに、自家製のハムとカッテージチーズ、エッグスラットに自家製パン。 コールドプレスジュースは、スイカ、ニンジン、リンゴ、ブルーベリー。綺麗な赤が朝から元気をくれます。 そして、新鮮な糸島野菜に自家製のハムとカッテージチーズ。 ところが、2日目の朝食にはパンケーキを作ってくださいました。ふわふわのパンケーキはもちろんのこと、付け合わせにあったプラムがすごく美味しかったです。 美味しい2日間の食事を作ってくださったのは、シェフの谷口正直(たにぐちまさなお)さん。熊本出身で、今は糸島で糸島の食材を中心に、九州の美味しい食材を選んで、素材を存分に活かした美味しいお料理を作ってくださいます。 糸島の魅力は、どんな言葉でも、まだまだ伝えることができないもどかしさがあります。今年は、晴れた日の糸島の海をみることができなかったのがちょっとがっかりですが、でも、それ以上に糸島の魅力を再発見しているように思います。ガストロノミーという言葉に対応して、ローカルガストロノミー(「その土地で採れる食材(お野菜、お肉、魚全て)をその土地の文化や伝統を受け継ぎ、その土地ならではの表現で料理に表す」ということだと考えています)という言葉があります。これは、東京 vs地方という意味ではなくて、知らない土地の美味しいものを食べるって楽しいんだ!ということだと思います。糸島で味わうのは、わたしが知るローカルガストロノミーのひとつ。今度は、晩秋の糸島をお伝えできればと思います。 bbb haus
2019年08月29日「糸島に、ゲストハウスができましたよ」友人から聞いたのは、去年のこと。糸島の海辺のゲストハウス、そう聞くだけで、心が躍りました。友人に見せてもらった写真は、ハンモックで寛いでいる姿や、真っ青な海の写真で、そこで過ごす時間を想像するのは簡単なことでした。初めて糸島を訪れたのは、8年前、梅雨が明けた7月のある日でした。スッキリ晴れた夏空に、目の前に突然現れたのは、とても美しいエメラルドグリーンの海がある景色で、一目で糸島に、恋に落ちました。 それ以来、何度も訪れている糸島に、とうとうステキな宿泊ができる場所が誕生しました。オープンから1年がたった今年の5月、海辺のゲストハウス「bbb haus(スリービーハウス)」に予約をいれました。スリービーとはbedのb、breakfastのb、そしてbeachのb。耳馴染みのあるB&BにもうひとつBeachのBがあるのが、糸島らしい、糸島ならでは、です。 bed, breakfast & beach今回は、電車とタクシーで。筑前前原駅からタクシーで2,500円くらい、bbb hausはサンセットロードから海側へ少し入ったところにあります。このゲートを入ると、プライベートな空間になります。 チェックインまで少し時間があったので、宿泊以外でも利用できるTea Roomへ案内されました。ゲストハウスの案内がかかれてあるパンフレット、このイラストは一見とてもシンプルなのですが、わたしがイメージする糸島で過ごす「静かな時間」が凝縮して表現されていて、感動。そして、インテリアがオフホワイト、オレンジ、ブラウンで統一されているTea Roomの空間全体の色のセンスにすっかり魅了されました。この日は少し曇り気味だったので、とても落ち着いた時間を感じる暖かな空間でした。すっかり晴れた日なら、海の青さにも負けない明るい元気になれる空間が想像できます。 「準備ができたました」と、部屋に案内される時間になりました。Tea RoomとPantryからひとつのドアを介して、ゲストハウスのフロントがあり、そこからゲストハウスになります。建物は二階建て、ある企業が所有していたという建物をリノベーションした、5部屋だけのゲストハウスです。宿泊者が食事をするDining Roomの前の廊下を進むと、書斎が現れます。北欧デザインの暖かさを感じるインテリアがとても素敵です。ここはコモンエリアなので、本を読んで過ごしたり、ゲストだけが利用できる空間です。 そして、「ご自由にどうぞ」と置かれてあるのは冷えたルイボスティーと糸島で採れたみかん。 203号室この日の部屋は、2階の突き当たりにある203号室。どの部屋もOcean Viewです。bbb hausがある場所は、国定公園に囲まれているため、電線など視界を邪魔するものが一切なくて、窓からは水平線が見えます。鍵もカードキーではありません。部屋には、テレビもありません。WiFiもありません。パジャマもありません。過度なおもてなしも、ありません。ここにあるのは「心地よい時間」です。 部屋は、オレンジとブルーが暖かくもcoolな印象です。2客並んだ椅子からは、緑の林の向こうに180度海が見えます。音のない部屋で、椅子に座って海を見れば、すっと瞑想タイムに入ってしまいそうなくらい、気持ちがニュートラルになります。空調を切って、窓を少し開ければ、鳥の声と海や風の音が聞こえてきて、動く雲や波を見ているだけの時間が、ひたすら心地よいのです。 まだ、dinnerまで時間もあるので、海まで散歩に出かけてみました。 緑を抜けたら広がるbeach bbb hausは「玄海国定公園」の中にあるため、とても自然が豊かです。 ホテルから海へ抜ける道は、映画の世界のような、緑のトンネルです。 この道は、地元の人が海へ散歩に出かけるときに通る道です。少しアップダウンがあり、道の周りには、てんとう虫がいたり、蟹が歩いていたり、ちょっとした探検気分を味わえます。そして、目の前に現れたのは、誰もいない海。 潮が引いていて、砂浜に太陽の光が反射していて、ウユニ塩湖のように綺麗でした。この日は雲が多かったので、海の色もおとなしい灰色気味の青さですが、この海も、お天気模様によって、変わっていきます。「地元の人が散歩をするくらいで、ほとんど人はいないんですよ」と言われた海、ほとんどプライベートビーチです。1時間くらいビーチで寝転んでいたのですが、その間、わたし以外誰もそこにはいませんでした。 糸島の食材を堪能する さて、Dinner timeです。宿泊者用のdinning roomへ降りていくと、窓側の真ん中のテーブルに案内されました。担当してくださったのは、チェックインを担当してくださった方。その都度、違う担当者がいるサービスというのが普通のホテルと違って、bbb hausでは、同じスタッフが全てを担当しているので、変な緊張から解き放たれて、これも、「心地よい」のひとつですね。 Dinning roomのテーブルから見える景色。Sundeckの向こうには、日本海。博多港に入る船が目の前を通るそうです。陽が落ちて、徐々に、空と海がひとつに溶け合う時間がやってきて、食事が始まります。 さて、この日のdinnerです。糸島野菜といさきのカルパッチョグレープフルーツのドレッシング 糸島の温野菜アンチョビのオランデーゼソース オコゼのスープ仕立て 糸島牛のロースト赤ワインソース 糸島は、海と山に囲まれていて、有名な糸島野菜の産地でもあり、新鮮で美味しい食材にあふれています。移住して就農した人も多くいて、農家も多く、色々な種類の野菜が豊富に採れる土地です。メニューにも、野菜がたくさん。Eat locally 、「本当に美味しいとは、こういうことなんだ」と気づく時間です。 この晩は、霧雨が降ったりやんだりしていたのですが、「こんな日は、あまりないんですよ」ということで、dinning roomの窓を全開にしてくださいました。もう少し季節が夏に向かえば、窓を開け放つと虫が集まってきてしまうし、暑くなるし、この晩は、風もなく、暑くも寒くもなく、ちょうど良い季節にここに来れて、よかった。 そして、breakfast。まず、季節のコールドプレスジュースに続いて、「伊都物語」のヨーグルト。ヨーグルトにはハチミツ、カランツ、ナッツを好きなだけトッピング。 糸島野菜とフルーツのサラダ 自家製ハムとカッテージチーズ エッグスラット 自家製パンとコーヒー or 紅茶。breakfastも糸島の食材ばかり、eat loccalyです。これだけ糸島の食を堪能できるのもbbb hausに泊まることの悦びです。まさに、「ローカルガストロノミー」を体験しました。 名残惜しいチェックアウト食事の後は、オープン前のpantryを見せていただき、記念に糸島がデザインされているイラストのハンカチを購入。駅までのタクシーを呼んでいただき、時間まで、もう一度、海までお散歩です。海へ抜ける道に出ると、地元のおばあさんに遭遇。「おはようございます」と挨拶を交わし、海までの道すがら、ちょっとおしゃべり。「桜貝を採りに行くのよ。小さいのから大きいのまで色々あって、こうやって、毎朝、散歩がてら桜貝を探すの」。beachに着いたら、おばあさんは、「向こうまで行って、かえってくるのよ」ということで、お別れしました。 この日の朝の海も、また、違う色でした。雨の予報だったものの、このまま、晴れそうな空模様で、とても気持ちがいい朝のお散歩でした。わたしも桜貝を探してみるものの、見つけることはできず。地元のボランティアの方たちが、清掃をしているということで、beachはとても綺麗で、プラスチックゴミなどひとつもありません。本当に、ここは、楽園。 前の晩、dinnerの後で部屋に戻り、砂浜を照らしているライトが午前零時の消灯時間を迎え、真っ暗になる瞬間を見ようと思っていたのに、bedに横になってしまったら、そのまま眠ってしまい、気づいたのは明け方。窓からの明るい光で目が覚めました。ベッドリネンの肌ざわりが心地よくて、朝目覚めるまで、久しぶりにぐっすりと熟睡することができました。波の音と月あかりだけの夜、その時間も楽しみだったのに。 フロントで、そんな話をしていると、タクシーが到着して、ゲストハウスとお別れする時間になりました。もちろん、次の予約を入れて、タクシーに乗りました。 bbb haus
2019年06月07日福岡県糸島市。福岡県の西部、龍の形に見える半島に位置するのが「糸島市」。(糸島市のイメージキャラクターは「いとゴン」。糸島の「いと」とドラゴンの「ゴン」を合せた名前です。)怡土郡(いとぐん)と志摩郡が合併して糸島郡になったと言われていて、「魏志倭人伝」にある伊都国(いとこく)と怡土の発音が似ていること、そして、地理上の特徴から、かつて女王が司っていたという歴史のある地と言われています。この写真は、県道54号線を進んで糸島市に入るとこです。目の前に広がる青い海がとても美しく、絶景です。 糸島の魅力初めて糸島を訪れたのは、2011年の7月。とてもお天気が良い日で、海が本当に綺麗で、水着を持っていなかったことを後悔した記憶があります。玄界灘と脊振山に囲まれていて、豊かな自然と農業と漁業が盛んなことで有名です。福岡市内から高速を使えば30分ほどで、海も山もある、糸島に行くことができます。 (出典:糸島市公式ホームページより) 右上に「櫻井神社」とありますが、実は、糸島にはこの他に、「二宮神社」「潤神社」があり、「嵐神社」としてファンの間では人気があるそうです。 秋から春にかけて、各漁港の近くでは、冬の糸島の風物詩、「牡蠣小屋」がたくさん立ち並びます。どの牡蠣小屋も、採れたての牡蠣が1バケツ1,000円です。お店によって、漁の状況次第で、サザエやホタテ、アワビなども食べることができます。牡蠣好きな人にはたまらないですね! そして、糸島市には、福岡県民のソウルフード、あの「牧のうどん」の本店が加布里にあります。ここを通ったら、寄らずにいられません。秋に開催される福岡マラソンの給水所で、「牧のうどん」さんが豆乳うどんを提供しています。うどん食べたさに、頑張って走る人もいそうですね。 糸島市には、売り上げ日本一を誇る最強のJA産直市場があります。それが「伊都菜彩」。1000以上の農家さんや漁師さんが、採れたての野菜や魚介を持ち込んで、自分の好きな場所に並べて、販売する仕組みで、どの商品にも生産者の名前が入っていて、そして、とてもお買い得です。配送もしてもらえるので、東京に帰る日に伊都菜彩へ行き、野菜や魚(処理してもらって)を東京に送ります。午後3時くらいまでに行ければ、翌日には届けてもらえます。今の季節、あまおうが全盛期ですが、あまおうも、しっかりプチプチで包んでくれて、送ってもらえました。今や、大型バスでツアー客が来るようになっている伊都菜彩は、午前中は結構混雑するので、時間に余裕を持って行くことをお勧めします。JR波多江駅から歩いて行くこともできますが、糸島を楽しむなら、車で回る方が便利ですね。 また、伊都菜彩より少し奥に入った二丈には、「福ふくの里」があり、2月はお店の前に広がる菜の花畑がとても綺麗です。 糸島が東京にやってきたそして、2月のある日、糸島の食材を東京のレストランで満喫できるイベントがあるとの知らせを聞いて、行って参りました。場所は、六本木の「Beyond BB」、居心地の良い空間で「常識に縛られない、既存の肉を超える肉」を提供するというコンセプトで、和牛を堪能できるレストランです。入り口を入ると糸島市の職員の方達がいらっしゃいました。この日のメニューは、福岡出身の安田隆料理長により、全て、糸島の食材、飲み物で構成されています。飲み物は、「いとしまBEER」そして糸島産山田錦で作られた白糸酒造の「田中六五」など。「田中六五」とは、珍しい名前ですね。糸島産山田錦を「田んぼの中にある酒造」が65%精米で作られた純米酒、だから「田中六五」。 まずは、「いとしまBEER」からいただきました。 糸島牛のローストビーフと鰆のお寿司。いとしまBEERは糸島産の小麦を使ったドイツのヴァイツェンで、フルーティでいい香りの飲みやすいビールです。ラベルは夏至の頃には夕陽が夫婦岩の間に沈むということで有名な、桜井二見ヶ浦夫婦岩のイラストです。 つづいて、お刺身。糸島は、実は、天然真鯛漁獲量日本一なのです。手前の鯛に奥の牡蠣。糸島の牡蠣は、大きさとクリーミー加減が絶妙で、わたしは一番好きな牡蠣だと思っています。 次に登場したのは、「和牛ローストビーフと蒸し牡蠣」です。ぷりんとした牡蠣、蒸したらふわふわでこれも、美味しい。お野菜も全て糸島からきています。 糸島牛のカツレツ。 お皿の左下にあるお塩、これが有名な「またいちの塩」です。全てが手作業で作られるミネラル分が豊富な天然塩です。まず、何もつけずにいただき、次に、「またいちの塩」をつけていただきます。とんがった塩辛さはなく、柔らかな海の味です。 そして、「久保田農園」のサラダには糸島産橙のドレッシング。そして、鯛出汁とお肉のお吸い物。 そして糸島牛のステーキにトリュフマッシュポテト。 糸島牛は、まだそれほど知名度が高くないのですが、高級ブランド牛で、脂もほどほど、柔らかすぎず、牛肉の匂いも強くなくて、とても食べやすいお肉です。 そして、おそらく、糸島を知ったきっかけは、この卵。「つまんでご卵」です。黄身を指でつまめるという、活力のある、若い鶏が産んだ新鮮な卵です。黄身の色も濃く、久しぶりに、ご飯と一緒に頂きました。コクがあって、新鮮で、元気がでる卵です。 いかがでしたか?福岡県の西部にある糸島、「島なの?」と聞かれることがよくありますが、半島です。海あり、山あり、半径5キロでなんてもそろうのではないかと思えるほど、恵まれた土地です。移住する人も多く、芸能人が移住していることでも知られています。今度の福岡旅行では、是非、一日、レンタカーで糸島を回るプランを加えてみてはいかがでしょうか。山に囲まれた糸島は、「まむしの湯」という天然温泉もあるので、ちょっとひと休みに温泉に入るのもお勧めです。 そして、今回のイベントは、お土産つき。つまんでご卵の卵黄がふたつ入っている濃密な「プリン」(Beyond BBオリジナル)、そして伊都物語の牛乳と福岡特産のあまおうが入った飲むヨーグルト。伊都物語は九州展などが開催されていると、出店していることがあり、運が良ければ東京でも飲めるチャンスがあります。 一度行くと、住みたくなってしまうほど素敵な糸島は、美味しいものがたくさんある土地でもあります。 糸島市公式ホームページ釜揚げ牧のうどん糸島産直市場伊都菜彩福吉ふれあいセンター福ふくの里 BBまたいちの塩久保田農園つまんでご卵まむしの湯伊都物語
2019年02月25日裏谷中に誕生するギャラリー&ストア「ハコとソウ(haco/sow)」は、オープニング展示企画として、糸島で活動する陶芸家・高須健太郎と木工職人・酒井航による企画展「二人展」を3月24日から4月1日まで開催する。日暮里駅の南口から谷中霊園を抜け、周辺には上野桜木あたりやカヤバ珈琲などが集まり、観光の喧噪から離れて落ち着いた街並みを感じることができる裏谷中に位置する、ハコとソウ。谷中のデザインオフィス「HUB a nice day!」と、日本の感性をコンセプトに創作活動を行うクリエイティブスタジオ「SELF」、そして地元の不動産会社である「ハウスサポート」の3社が共同運営を行う同スペースは、地域住民と観光客がクロスオーバーするエリアの一角に明治初期に建てられ、近年はクリーニング店としても使われた長屋の一部を改装して誕生する。ギャラリーとしての自主編集企画から、不定期にオープンさせるセレクトショップ「Sow」や食のイベントを通した地域の交流会など、既存のギャラリースペースにはないアプローチで地域からの発信、地域への発信を行っていく。オープニング展示企画となる本展では、上質なデザインに触れながら陶器と木工の対比を通し、それぞれの技術的な知識を深めることができる企画展を創出する。糸島の空気と、ふたりの作家の世界観を堪能してみては。詳細はフェイスブック公式ページ()にて。【展覧会情報】二人展会期:3月24日〜4月1日場所:haco(sow)住所:東京都台東区谷中6-1-27
2018年03月15日糸島半島の北部、志摩にあるスプーンフル ザ ベーグル(Spoonful THE BAGEL)は、森の中の一本道沿いにある一軒家。一見、見逃してしまいそうなほどの立地にも関わらず、ひっきりなしにお客さんがやってくる人気のベーグル専門店なのです。お店を営むのは、2010年に宮古島から移住された福田さんご夫婦。2人のこだわりは、完全手作り、卵や油脂を使わず子どもも安心して食べられるベーグルを作ること。お店のショーケースには、やや大きめでむっちりした丸いベーグルと、スティック状のベーグル、そしてスコーンが並びます。丸い形のベーグルにはプレーン、クルミ、有機国産ごま、チーズ、クランベリー、チョコレート、和ベーグル(抹茶&甘納豆)、スティック状ベーグルにはキャラメル。こういった定番の味に加えて、それ以外にもレーズン、チョコくるみ(スティック状)、ソルト&ペッパーなどがあります。生地に使われる素材は、有機天然酵母とイーストのブレンド、カナダ産小麦、糸島産の「またいちの塩」、三温糖など。一つずつ丁寧に成形していくと時間がかかってしまうため、一日に出来上がるベーグルの数は限られています。その上あまりの人気に、平日にも関わらず時には開店30分で売り切れてしまうこともあるそう。こうして手間暇掛けて作られたベーグル。表面はつるつる、割って食べると、もちもちの食感。具材は、表面へトッピングするのが一般的。しかしスプーンフル ザ ベーグルでは生地にどっさりと練り込まれ、しっかりと風味を効かせています。お店のすぐそばには伊勢神宮に縁のある桜井神社、徒歩10分の場所には、沈む夕日が美しい二見ヶ浦海岸と、夫婦岩。海あり山あり自然に囲まれ、おいしいお水ときれいな空気、これが美味しいベーグルの出来る由来だそうです。なかなか足を運べない人のために、オンライン販売も行われています。スプーンフル ザ ベーグルの福田さん◇小倉ヒラクさんによる発酵めがねパンには様々な種類があって、ベーグルもそのバリエーションの一つ。 もっちりしたドーナツのようなかたちのパンで、最近日本でもよく見かけるようになりました。もとは、東欧のユダヤコミュニティで食べられていたようですが、20世紀に入って東欧系の移民がアメリカに持ち込んだものがトレンドになり、それがつい最近日本にやってきたようです。ベーグルの特徴は、そのモチモチ感と、小麦粉とイーストの味がダイレクトに伝わる素朴な風味。小麦粉をぬるま湯で溶いて砂糖と塩を入れ、リング状に成形して発酵させます。で、30分~1時間ほど発酵させたらお湯で茹でます。 この「茹でる」というプロセスで小麦粉のデンプンが柔らかくなり、ベーグル特有の「モチモチ感」が生まれます。一般的なパンとくらべて見ると、・発酵時間が短いので、身がぎっしり詰まっている(膨らみが少ない) ・卵や牛乳やバターを使わないので、味がタンパクで油っぽくない ・二次発酵のかわりに茹でることによって柔らかい触感になるという特徴があるベーグルは、朝食やおやつにピッタリ。 スプーンフルベーグルさんのベーグルは、基本の生地にすごくこだわっているようで、小麦粉もイーストも「ベーグルっぽい食感」が出るように工夫をこらしていました。チョコレートなどが練り込まれた「おやつベーグル」も惹かれますが、僕はプレーンベーグルにクリームチーズとサーモン、ハーブを挟んで日曜のブランチにしたいなあ...。【ショップ情報】Spoonful THE BAGEL住所:福岡県糸島市志摩桜井4179電話: 092-327-2372営業時間:11:00~売り切れ次第終了定休日:月曜日・火曜日・水曜日(臨時休業、売り切れの場合もあるので訪ねる前に電話で問い合わせるのが良い)
2017年03月27日阪急うめだ本店では、2月24日から3月1日まで、福岡県糸島のあまおうを使用したスイーツや、九州にある島々のグルメを集めた「春の九州物産大会」を同店9階催場で開催する。今回の注目は、福岡県糸島の“あまおうスイーツ”だ。糸島市に店を構える糸島だんご本舗からは、「あまおうイチゴ大福」(250円)が登場。糸島産の米粉を使用したモッチリ大福から、同じく糸島産のあまおうが飛び出た季節限定大福で、十勝小豆のこしあん(ピンク大福)、北海道手亡豆の白あん(白大福)の2種類が発売される。同店の「イトシマモナカ“あまおう”」(250円)は、糸島産のもち米を使用して香ばしく焼き上げた最中に、あまおうを使ったイチゴ餡がたっぷりと挟み込まれ、仕上げに糸島産の採れたてあまおうがトッピングされる。最中は白、ピンク、茶から選択できる。このほか、あまおうとキウイのソルベ(450円)、あまおうミルクソフトクリーム(417円)、あまおうスムージー(600円)なども発売される。会場では、九州の天草諸島と五島列島からの“島グルメ”も紹介。天草近海で水揚げされたコノシロを大根で巻いた天愼の「三代巻」(880円)、地元産の醤油と東肥赤酒で作った丸健水産の炊き込みご飯「地たこめし」(1,000円)のほか、五島列島からは、五島の海で育ったひらめを使用した松園水産の「漁師のまかない茶漬け」(1,000円)、国産小麦と五島産の椿油や塩で3日間熟成した「五島手延べうどん」(430円)なども登場する。
2016年02月21日