GYAOとヤフーが運営する無料映像配信サービス「GYAO!」では現在、織田裕二主演の映画『踊る大捜査線』シリーズが無料で配信されている。映画『踊る大捜査線』シリーズは、織田裕二演じる刑事・青島俊作がさまざまな事件の解決に挑む物語。現在、『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』(~1月4日)と『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(~1月11日)の2作品が配信されている。『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』は、腹部に刺しゅう用の糸で縫合した手術跡のある水死体が発見され、猟奇殺人事件へと発展していくストーリー。そして、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、観光客でにぎわう東京・お台場で次々に起こる凶悪事件に、青島ら湾岸署の刑事が挑む。また、1月5日~18日には、ユースケ・サンタマリア演じる犯罪交渉人・真下正義課長を主人公とするスピンオフ映画『交渉人 真下正義』が、1月12日~25日には、柳葉敏郎演じる室井慎次警視正を主人公とする『容疑者 室井慎次』も配信される。
2015年01月03日中田裕二が11月19日(水)にアルバム『BACK TO MELLOW』とライブDVD『SONG COMPOSITE SPECIAL IN NIHONBASHI』をリリースする。オリジナルアルバムとしては1年2ヶ月ぶりとなる同作は、配信限定でリリースされた『薄紅』のアルバムミックスを含む、全11曲を収録。初回限定盤に付属しているDVDには『薄紅』のミュージックビデオと、同作のレコーディングに迫ったドキュメンタリー映像が収められている。また、同時発売のライブDVDは、今年の6月に発売したカバーアルバムのリリースを記念したツアーより、7月6日に東京・日本橋三井ホールで行なわれたライブの模様を収録している。中田裕二は、ニューアルバムのリリースを記念した全国ツアーを、2015年1月24日(土)埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3より開催。3月7日(土) 北海道・札幌 cube garden公演まで、全14公演を行なう。チケットの一般発売は12月13日(土)より。ただし、3月5日(木)宮城公演は1月17日(土)、3月7日(土)札幌公演は12月20日(土)より発売開始。■アルバム『BACK TO MELLOW』11月19日(水) 発売【初回限定盤: CD+DVD】3,300円+税【通常盤: CD】2,800円+税■Live DVD『SONG COMPOSITE SPECIAL IN NIHONBASHI』11月19日(水) 発売4,000円+税■中田裕二 TOUR’15 "BITTER SWEET"1月24日(土)HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3(埼玉県)1月25日(日)水戸ライトハウス(茨城県)1月31日(土)GOLDEN PIGS RED STAGE(新潟県)2月5日(木)IMAGE(岡山県)2月6日(金)DRUM LOGOS(福岡県)2月14日(土)柏PALOOZA(千葉県)2月15日(日)日本橋三井ホール(東京都)2月20日(金)KYOTO MUSE(京都府)2月21日(土)梅田クラブクアトロ(大阪府)2月23日(月)熊本B.9 V1(熊本県)2月28日(土)エレクトリック・レディ・ランド(愛知県)3月1日(日)横浜ベイホール(神奈川県)3月5日(木)仙台Rensa(宮城県)3月7日(土)cube garden(北海道)
2014年11月14日「組織の論理に染まらず、自らの信念に忠実に突き進む孤高のバンカー・板東洋史――文字に起こすとこれまでの役と似ている部分が多い気もしますが…、今回はとにかく大変な現場でした」。そう語るのは、10月19日(日)22時スタートのWOWOW・連続ドラマW「株価暴落」で主演を務める俳優・織田裕二。「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」など、同枠にてこれまでにも数々のヒットドラマを生み出してきた池井戸作品に初挑戦することとなる。織田さんと言えば、刑事や外交官、ホームレスサラリーマンなど、とにかく幅広い職業を演じてきた印象が強い。今回もきっと、熱く真っ直ぐに生きる男を演じてくれるのではないかと、期待に胸膨らませるファンも多いことだろう。「実際に演じてみて、今回の役は今までと違い、どんな時もまず先に“我慢”という言葉がついてくるから大変でしたね。我慢して我慢して…それでもこれだけは伝えなきゃならないから思いを伝えているんです。このままじゃ相手の会社も、自分のところもダメになってしまうからこそ “意を決して叫ぶ”という点が、実はこれまでの役とはかなり違っている部分なんじゃないかな」と、新たな挑戦について語る。具体的には、「口で思っていることをストレートに伝えられないシーンなんかは本当に“我慢”の一言だった」と苦笑い。「発言できない分、目で語ることしかできないので。こんなに目の疲れる役は初めてでしたよ(笑)」と、意外な影響について明かした。「でも、これが上へのぼっていく人の疲れ方なんだなって痛感しましたね。現場でひたすらに足・カラダを動かす役というより、頭を使う役どころなので。今までみたいに自分がプレイヤーではないので、監督でありコーチであるみたいなポジションって大変なんだってことがよく分かりました」。また、銀行員という役どころについても、最初は専門用語の難解さに戸惑いを覚えたと言う。「とにかく台詞の量・単語の数が多かったので、視聴者のみなさんが僕らの会話を聞いて、その意味を一瞬で理解できるのか…心配になる場面もありました。でも、よく考えてみると、今回の主人公・板東が言っていることって、一貫してブレがないんですよね。繰り返し、何度も何度も同じことを言っている。なので、作品を通して“伝えたいこと”が最終的に明確にみなさんの記憶へと残るように、その点に気をつけて演じていこうと決めましたね」と、演じる上で留意した点についても教えてくれた。WOWOW制作の作品には初出演となる織田さん。WOWOWのドラマ現場には、カットひとつをとっても今までのドラマとは全く違う、芝居を始めた懐かしい頃のことを思い出させてくれる独特の雰囲気があったそうだ。「普段だったら、『もう少しコンパクトに』って言われることが多いんです。ですが、今回の現場では『もう少し間をとってやりましょう』なんて言われることが多かったりして。人と人との会話の間を大事に撮りたいんだって仰る監督さんだったので、すごく面白い人と会えたなぁと。もっともっと一緒にやってみたいと思わせてくれるチームに出会えましたね」と、一連の撮影をふり返る。ドラマWに出演した役者たちは皆、口を揃えてチームの素晴らしさについて語るが、その様子はどちらかと言えば、映画に似た一体感と呼べるのかもしれない。今回、物語の主軸となるのは、経営危機に陥りながらもプライドを捨てきれない巨大企業。そして彼らの再建の鍵を握るメインバンクの2つだ。まさに、そんな両者の争いに巻き込まれる形となってしまうのが、織田さん演じる板東という中間管理職の損な役回り。本作ではそこへさらに爆破事件というミステリー要素が重なることで、新感覚エンターテインメント作品へと仕上がっていく。「きちっとネクタイを締めて、社員のバッチを付けて…。ほんのちょっとしたことですけど、今回のこの服装ってなんだか学生服に似ているんですよね。みんな同じ格好をして、きちんと同じ方向を見ている。個性を出してはいけない枠の中に収められている中で、でも個性がバチバチと本当は存在しているんですよ。ですから今、学生だという方には『これから自分たちもこういう社会に出て働くんだ』という部分を見つめて欲しいなとも思いますね。お父さんたちは毎日こうやって一生懸命なんだぞって(笑)」。「株価暴落」はそういった意味で、親子が揃ってそれぞれの角度から楽しむことのできるドラマに仕上がっているとも言えるだろう。そこで最後に、織田さんと同年代――働くお父さん方に向け、エールとなるメッセージをお願いすると、「みなさん、本当に大変ですね。今回のドラマを通してよ~く分かりました。ですから、みなさんには逆にこのドラマを観て、『そうなんだよ、分かってくれた?』と思って欲しいです。最終回には、『見応えがあって、面白かったよ』って言ってもらえるような作品になっていると思います」と。加えて、「このドラマは、僕自身、新しい扉を開いた作品です。ここからしばらくこの中間、管理職の役が続くと思うとつらいですけど(笑)、たまにこういうものが入ってくるとすごく身が引き締まります。普段こういうお仕事についている皆さんの苦労が欠片だけでもわかるので、とても貴重な経験をさせていただいたと思います」と、今後の活動についての意気込みを伝えた。歳を重ねることで新たな役柄と出会う機会が増えてきたという織田さん。今後の活躍からますます目が離せない。(text:Yuki Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)
2014年10月22日●言いたいことをすぐにパッと言えたら……WOWOWで10月19日からスタートする連続ドラマW『株価暴落』は、池井戸潤の小説が原作の金融サスペンス。爆破テロのターゲットにされた経営再建中の巨大スーパーを巡り、銀行員をはじめ、経営陣、警察などさまざまな人たちの思惑が激しくぶつかり合う。主人公である銀行マン・板東洋史を演じた織田裕二に話を聞いた。――まずは今回演じられたキャラクターについての感想をお聞かせ下さい。目的や信念に向かって真っすぐに進む主人公・板東の姿は、私たちが思い浮かべる織田さんのイメージとオーバーラップする部分が多々あるように感じられました。「台本に書かれた文字だけで見ると、確かにハッキリとした物言いは似てるかもしれないけど、板東の場合は『我慢』が先について来るんですよね。我慢して我慢して、これだけは相手に伝えないといけないから言っているのであって、自分とは全然違っているから…疲れるんです(笑)。そりゃ、言いたいことをすぐにパッと言えたら楽じゃないですか」――ということは、必然的に"耐える"演技が多かったということでしょうか。「僕が演じる板東は審査部の審査役という重要なポジションにいますが、高嶋政伸さん演じる企画部の副部長・二戸は板東の意見とは真っ向から対立している。相手の都合も分かり、自分の都合も考え、でも、ここだけは伝えないといけない、というところに来ていた板東はようやく発言するわけです。しかも、ストーリーは二つの部署の単なる意見の相違かと思っていたら、実はそうではなかったというところが面白いと思います」●描かれてるテーマは決して遠い世界の話ではない――縦に横にと、複雑に絡み合う登場人物の思惑と人間関係が、この作品の見どころの一つということですね。「組織ではよくあることですけど、板東は銀行のトップである頭取から、自分のしていることに対して『ダメだ』と言われるんです。『気持ちは分かるが、逆のことをしろ』と。当然、頭取命令ですから従わざるを得ないんですけど、頭取もはっきり『ダメ』とは言わないんですよ。『柔軟な対応を取れ』というように、言葉に含みがある。それは『もっといいアイデアがあるなら使わなくはない』とも受け取れる。ぶつかり合いつつも、相手の気分を害さずに、うまく事を進める…難しいですよね。そんな簡単にできるのならどうぞやって下さいと。でも、そういう上からの無茶ぶりって、よくありますよね(笑)」――ストーリー全体を見渡すと、単なる企業モノではないスケールの大きさと深さを感じました。「ひとつの会社が潰れれば、そこで働く人たちだけでなく、その家族にも大きな影響を及ぼすじゃないですか。ならば、間違っているんだけど会社を潰さないよう延命処置しよう、ガンの病巣を取り除く手術はせずに薬でごまかそう、とする。ちょっとそれはある意味、今の日本のやり方に似ているのかもしれない。良く言えばソフトランディングかもしれないけど、悪く言うと負の遺産をずるずると後輩たちに押しつけているのではないかと」――金融サスペンスの形をとりながら、現代日本の問題を浮き彫りにしているということでしょうか。「このドラマで描かれていることは、決して遠い世界の話ではないと思うんです。今の時代を生きる自分たちにも関係している、みんなが考えなければいけないことですよね。国民一人あたりの借金が約800万円と言われてますけど、実感がないじゃないですか。どんどん与党が変わって『ムダを排除した』といっても、結局どうなんだろう…? と。でも、他人事ではないんですよね」●「一人、ネクタイをゆるめている」という描写――自分のことだけでなく、他の人や身の回りの出来事について考えるきっかけになればいいと。「過去に作ってきた法律やルールが違うんじゃないかと、今、疑問に思い始めていますけど、実は僕らも同じことをしてしまっているのではないか、とも思うんです。そして後々、孫の代になって『おじいちゃん、おばあちゃんの世代はなんであんな法律を許したの?』と聞かれるかもしれない。その時、ただ『ごめんなさい』と謝るのか、それとも…。僕たちの身の回りには、ホントはもっと議論しなければいけない問題がたくさんあるように思うんです」――そういった状況を踏まえ、ドラマの中で板東という存在をどう見せていきたいと思いますか?「最近では会社員の方もあまり社員バッジをしないそうですが、板東はあえてバッジをしている。これは組織の中の歯車の息苦しさを象徴していますよね。あと、台本には『一人、ネクタイをゆるめている』という描写が多いんですが、それを見て、あ、彼は息苦しいんだなと。上司や融資先相手の外行きの顔が多く、息が詰まりそうな中、部下たちの前でネクタイをちょっとゆるめたりする。そんな彼がふっと気持ちを抜いた時、人間らしさというか素顔を少しでも見せることができれば。あとはひたすら我慢です(笑)」――余談ですが、ドラマファンとしては石橋凌さん、石黒賢さん、鶴田真由さんといった、かつて織田さんが共演された役者さんたちとの顔合わせには感慨深いものがあります。「気がつくと石橋さんとは20年くらい、石黒さん、鶴田さんとも長いお付き合いになりますよね。中でも、竜雷太さんに関しては、やっぱり『太陽にほえろ!』のゴリさんを見て育った世代ですから、僕も非常に感慨深かったです。それだけでなく、竜さんの芝居に対する姿勢にとても驚きました。あれだけの先輩にもかかわらず、あれほどのモチベーションや熱意で芝居に臨んでいるなんて。竜さんだけでしたからね、本番OK後、監督に『もう1回やらせて下さい』と申し出たのは。自分もああいうふうにいたいな、と思いました」出演はほかに高嶋政伸、瀬戸康史、川島海荷、平山浩行、竜雷太、鶴田真由、板尾創路、石黒賢、石橋凌。連続ドラマW『株価暴落』は10月19日(22:00~)WOWOWプライムにてスタート。全5回(初回無料放送)。
2014年10月18日10月19日からWOWOWでスタートする連続ドラマW『株価暴落』(毎週日曜 22:00~ 全5話)の特別披露試写会が14日、神奈川・横浜の新都市ホールで開催され、出演者の相島一之と鈴木浩介監督がトークショーを行った。同ドラマは、昨年大ヒットを記録した『半沢直樹』(TBS系)の池井戸潤の原作で、銀行を舞台にした金融ドラマ。経営危機に陥りながらもプライドを捨てきれない巨大企業、彼らの再建の鍵を握るメインバンク、企業テロの真相を追う警察、そしてそれらを取り巻く人々の複雑に絡み合う思惑を通して、銀行と巨大企業にはびこる闇に鋭く切り込む。主演の織田裕二が、組織の論理に染まらず自らの信念に忠実に突き進む熱き孤高のバンカー・板東を演じる。試写会後に行われたトークショーに、鈴木監督と相島が織田裕二のパネルを抱えながら登壇。同ドラマで初めて一緒に仕事をしたという織田について鈴木監督は「お茶会の時に初めてお会いしたんですけど、目の前に織田裕二ですから緊張しましたね」と明かし、坂東が勤務する銀行の企画部部長で、坂東と対立することになる来栖太平を演じた相島も「存在感のある人。一緒に演じる立場から言わせてもらうと、一つ一つが絵になるんです。貫く感じが織田裕二ですね」と絶賛した。坂東と、行内で権力争いを繰り広げるエリート行員・二戸を演じた高嶋政伸の怪演ぶりも同ドラマの見どころ。鈴木監督は「すごかったですよね。高嶋さんがかなりアグレッシブな演技をされていて。1話はまだまだ序の口。2話、3話、4話なんて行ったら、もう大変ですよ」と話し、相島も「私生活の鬱憤を晴らすごとくの演技ですから見てください。本当に振り切っています。高嶋さんの悪役ってすごく良くて、これからももっと悪役を演じて欲しいですよね」と褒めちぎっていた。
2014年10月15日中田裕二の配信限定EP『薄紅』が10月8日(水)よりiTunesで先行配信が開始された。11月19日(水)にリリースされるニュー・アルバム『BACK TO MELLOW』からのリードシングルとなる同作。表題曲「薄紅」のほか、すでにライブで披露されている「誘惑」、さらに2曲の新曲「モーション」、「Steady」を加えた全4曲が収録されている。すでにiTunesアルバム総合チャート1位を獲得するなど、注目を集めている同作。iTunes以外の主要配信サイトでは、この後随時配信がスタートする。今後の予定は公式サイトなどでご確認を。■配信限定EP『薄紅』2014年10月8日(水)iTunes先行配信※その後主要配信サイトにて随時配信<収録曲>1. 薄紅2. 誘惑(NHK”ユアソング”10・11月楽曲)3. モーション4. Steady★★以下のリンクより「中田裕二」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!!
2014年10月10日池井戸潤の小説を原作にしたWOWOWのドラマ『株価暴落』の完成披露試写会が10月7日に都内で開催され、主演の織田裕二をはじめ、高嶋政伸、瀬戸康史、石橋凌、板尾創路が第1話上映後に行われた舞台あいさつに登壇した。舞台挨拶の模様メガバンクと再建中の巨大スーパーを舞台にした本作。白水銀行でスーパーの一風堂への追加融資が議題に上がるが、審査部の板東(織田)は自らの信念から追加融資に断固反対を貫く。社内での“敵”が増える中、一風堂で爆弾による脅迫事件が起き…。ドラマ『半沢直樹』やWOWOWでドラマ化された『下町ロケット』『空飛ぶタイヤ』など池井戸原作のドラマ化が続くが、織田にとっては池井戸作品初挑戦で、銀行員を演じるのも初めて。「やっと来たなという感じだった」と語り「前2作(『空飛ぶタイヤ』『下町ロケット』)を観せていただき、このチームとやれると興奮しました」と喜びを口にする。高嶋が演じた二戸は、銀行内で板東と敵対し、様々な策略を仕掛ける。ふたりの対決は大きな見どころだが、織田と初共演となった高嶋は「初日を迎える前に3回は夢に織田さんが出てきました。セリフが出てこないという恐ろしい夢で、織田さんが(怒った口調で)『次、誰?』と言って、ますます出てこなくなるんです。怖くてしょうがなかった」と苦笑交じりに明かす。いざ、現場で実際に対峙してみると「織田さんの目を見てやり合うと、いかに板東という役を愛し、細やかに緻密に作ったかが分かって、そこから二戸が生き生きと動き始めました」と明かす。織田はそんな高嶋について「日々、輝いていって楽しそうに悪を満喫していてうらやましかった」と羨望を口にする。板東は言いたいことをズバッと言っているように見えて「誰も言わないことを言わざるを得ないので、だいぶ気を遣ってる」と分析。客席を見渡し「みなさんも会社でそういうことあるんだろうと思います」と実感のこもった言葉を漏らし、笑いを誘っていた。また、織田と石橋は1994年放送のドラマ『お金がない!』以来の共演。織田は久々に再会した石橋について「相変わらず、タフさとクールさを持ち合わせていらっしゃった」と20年ぶりの再共演の喜びを語っていた。連続ドラマW『株価暴落』10月19日(日)放送スタート毎週日曜夜10:00 全5話(第1話無料放送)
2014年10月08日人気作家・池井戸潤・原作のWOWOWの連続ドラマW「株価暴落」の完成披露試写会が10月7日(火)に都内で行われ、主演の織田裕二を始め、共演の高嶋政伸、瀬戸康史、板尾創路、石橋凌が舞台挨拶に登壇した。「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」に続く、池井戸作品とWOWOWのコラボレーション第3弾。経営危機に陥った巨大企業、企業の運命を握るメインバンク、企業テロの真相を追う警察、それらを取り巻く人々の思惑が複雑に絡み合う金融サスペンスだ。WOWOWドラマ初主演の織田さんは、自らの信念を貫き通す孤高のバンカー・板東を熱演しており、「やっと(オファーが)来たという感じ。前2作が本当に素晴らしくて、このチームとやれることにすごく興奮した」と念願のドラマWに参戦を果たした。一方、「毒ヘビを意識した」という高嶋さんは、昇格のためには手段をいとわない冷徹なエリート行員・二戸役で坂東と衝突する。織田さんとの初共演は、「いざ板東の目を見ながらやり合うシーンでは、織田さんがいかに役を愛していらっしゃるか、緻密に作られているかがすぐに分かった。二戸は板東のおかげで生まれたようなもの」と敬意を表した。「株価暴落」というタイトルにちなみ、キャスト一同はドラマの撮影を通じて“株価の上がった”エピソードを披露。織田さんは、共演者全員が「ストップ高。高嶋さんはジョン・トラボルタを彷彿とさせる熱演。瀬戸君も優しさの中にストレートな熱があって骨太。『お金がない!』以来の共演となった石橋さんは、変わらぬタフさとクールさ。板尾さんも渋くてカッコいい、ハードボイルドな刑事だった」と共演陣を絶賛した。瀬戸さんは、「こんな素敵な役者の方々と芝居ができることに、僕の株も両親の株も上がった。本当に幸せ」とベテラン勢との共演に感激しきり。一人だけ真っ白なスーツで登場した板尾さんは、「みんながネクタイをつけている中、刑事役の僕だけノーネクタイ。夏の撮影はネクタイをつけていないだけでだいぶ涼しい。監督の株が上がった」とほくそ笑んでいた。そして、自称・晴れ男の石橋さんは、「今回の現場でしつこい雨が降った時も、私の出番になったらピタリと雨が止んだ。みなさんに“晴れ男伝説”を信じてもらえ、雨が上がって株が上がった」とキレイにまとめた。最後に織田さんは、「まさに大人のエンタテイメント。見終わった後に『もういっちょやってやろう!』と元気が出る作品」とアピール。すると石橋さんも、「企業対企業の戦い、部署内の確執やあつれきが非常にリアルに描かれている」と仕上がりに自信を覗かせた。連続ドラマW「株価暴落」は、10月19日から毎週日曜22時放送開始。(全5話/第1話無料放送)(text:cinemacafe.net)
2014年10月08日10月19日からWOWOWでスタートする連続ドラマW『株価暴落』(毎週日曜 22:00~ 全5話)の完成披露試写会が7日、東京・丸の内の丸ビルホールで行われ、主演の織田裕二をはじめ、高嶋政伸、瀬戸康史、板尾創路、石橋凌が出席した。同ドラマは、昨年大ヒットを記録した『半沢直樹』(TBS系)の池井戸潤原作による銀行を舞台にした金融エンターテインメントドラマ。経営危機に陥りながらもプライドを捨てきれない巨大企業、彼らの生殺与奪の権を握るメインバンク、企業テロの真相を追う警察、そしてそれらを取り巻く人々の複雑に絡み合う思惑を通して、銀行と巨大企業にはびこる闇に鋭く切り込む。主演の織田裕二は、組織の論理に染まらず、自らの信念に忠実に突き進む熱き孤高のバンカー・板東を演じる。WOWOW初登場となる織田は「(WOWOWからのオファーが)『やっときたか』と(笑)。前2作(『空飛ぶタイヤ』と『下町ロケット』)のチームと池井戸さんがやっているのを見させてもらいましたが、本当に素晴らしくて、このチームとやれると思うと興奮しましたね」と話し、初めて演じることになった銀行員役については「台本を一読した時にはっきりとモノを言う人かと思いましたが、読み込んでいくうちにだいぶ気を遣いながらも誰もが言えないことを言うう役だと思いました。その苦労というか、息苦しい思いを毎日していました」と振り返った。その織田扮する坂東と行内で対決するエリート行員・二戸を演じた高嶋政伸は「(撮影の)初日を迎えるまで3回ぐらい織田さんの夢を見ました。それが恐ろしい夢なんですよ。撮影で織田さんと絡んでいる時に僕のセリフが出てこないんです。そしたら織田さんが『次誰?』と。恐怖におののいて初日を迎えました」と明かしつつ、「初日を迎えてから大きな大河に身を委ねるような感じで心地良くやらせていただきました。織田さんの丁寧に作られた芝居で二戸が生き生きと動き始めましたね」と織田に感謝の言葉を述べた。さらに「僕が言っている悪態を織田さんが言ったらすごく怖いと感じながら、色々と勉強になりました」と続けると、織田は「そういうオファーが来ないんですけど、やってみたいですね」とヒール役に意欲を見せていた。また、11月に第一子が誕生予定の織田に報道陣が「妊娠おめでとうございます!」と投げ掛けると、笑顔で「ありがとうございます」と応じて会場を後にした。
2014年10月08日元フィギュアスケート選手・織田信成さんが、このほど自身のツイッターに投稿した画像が話題になっている。画像には、先日に2014-2015シーズンの休養を発表したフィギュア・高橋大輔選手との2ショットが写っているが、高橋選手の姿がある人にそっくりだというのだ。織田さんは6月4日付けで「幕張アイスショー練習中。大ちゃんと念入りにポージング、そして表情の研究」(原文ママ)とツイート。コメントと共に、両手を大きく天に突き出し、アルファベットの「Y」のようなポーズでたたずむ2人の画像もアップされている。ただ、高橋選手がかぶっている黒色のキャップが、一見すると黒髪が天に向かって逆立っているように見えないこともない。頭髪部分の風貌が、EXILEなどで活躍するダンサー・関口メンディーさんに似ていたからなのか、「なんでやろ。大ちゃんがメンディーに見えた」「本当や! 大ちゃんメンディーwww」(共に原文ママ)などのコメントが相次いだ。読者の反応を受けてか、織田さんはこの2ショットでのツイート後に「先ほどあげた写真で、誤解されてる方も多いかもしれませんが、(画像の)右の方は関口メンディーさんではありません。誤解を与えてしまい申し訳ありません」とのつぶやきをしている(原文ママ)。なお、織田さんと高橋選手の画像が掲載されているツイートは、6月5日夜の時点で5,000以上のリツイート、7,000以上のお気に入り登録がされており、2人の人気ぶりがうかがえる。写真と本文は関係ありません
2014年06月05日この場所であの名シーンが!大ファンの俳優さんが実際に演技していた場所に行くとテンションがあがるものですよね。その時のセリフを思い出したりして作品の世界にどっぷり浸かるのも楽しいもの。そんな気分にさせる映画のロケ地をマイナビ会員の女性514人にアンケートをしてみました。>>男性編も見るQ.映画ロケ地、行ってみておもわず興奮した場所を答えてください(複数回答)1位お台場(踊る大捜査線)22.4%2位イタリアスペイン広場(ローマの休日)14.8%3位屋久島(もののけ姫)9.3%4位秋葉原(電車男)8.9%5位祇園(舞妓Haaan!!)3.9%■お台場(踊る大捜査線)・「あのシーンであの人が撃たれた場所だ!!と気づいた自分にさらに興奮しました」(26歳/運輸・倉庫/営業職)・「織田裕二のファンだから」(28歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「青島さんに会えそうな気がした」(30歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)■イタリアスペイン広場(ローマの休日)・「映画そのままの変わらないロマンチックな風景だったから」(36歳/生保・損保/事務系専門職)・「お決まりのジェラートを食べた」(31歳/小売店/販売職・サービス系)・「思わずロマンチックな気分になった」(27歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)■屋久島(もののけ姫)・「もののけ姫の世界観そのものでした」(28歳/建設・土木/販売職・サービス系)・「とても綺麗で神秘的な森だった。気持ちまで澄んでいくような気がした」(28歳/医療・福祉/専門職)・「ほんとにもののけ姫みたいで感動した。普通に野生の鹿がいたので、自然に戯れた感があった」(28歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)■秋葉原(電車男)・「AKBCAFEとかが本当にあって…少し引きました」(25歳/自動車関連/事務系専門職)・「オタクが多い~って思った」(23歳/運輸・倉庫/営業職)・「メイドさんがかわいかった!」(28歳/食品・飲料/販売職・サービス系)■祇園(舞妓Haaan!!)・「舞妓さんは見かけただけでテンションがあがります」(27歳/金融・証券/専門職)・「その地域独特の雰囲気があり、異国の地にきたのかと思った」(31歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「流石にワァワァできないので、静かに鼻息を荒くしてました」(24歳/小売店/事務系専門職)■番外編:海外のあの映画の舞台でも興奮!・ロンドン動物園(ハリーポッター)「イギリスが好きだし、ハリーポッターの世界も大好きだから」(31歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・ラスベガス(ハングオーバー)「ラスベガスはいろいろな映画で使われたものを見る前に実際に行っていた街なので、逆に映画を見て興奮した場所のベスト1」(30歳/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)・ビバリーヒルズ(ビバリーヒルズコップ)「スターの住宅地でもあるので、興奮した」(38歳/自動車関連/技術職)総評1位はテレビドラマでも人気の「お台場(踊る大捜査線)」となりました。主演の織田裕二さんのファンであることからお台場を訪れた人は「事件は会議室で~」の名セリフを口にした人が多いようです。また、作品が撮影された場所を発見した人は「ここが封鎖できなかったところだ」と盛り上がるなど、作品への思い入れを感じさせるコメントが多く寄せられました。2位は「イタリアスペイン広場(ローマの休日)」です。ここでの傾向はスペイン広場でロマンチックな雰囲気に浸り、オードリーヘプバーン演じる主人公になりきったというコメントが多いことです。作品のストーリーと場所の持つシチュエーションが見事に一致しているので、作品世界に人を引き込む力が強いのだと言えるでしょう。3位は「屋久島(もののけ姫)」です。これも作品の世界観と場所の雰囲気が一致したと感じさせるコメントが多いですが、通常の映画と違うのは、アニメーションであること。つまり「絵」で実際の場所をイメージさせるには相当な描写力が必要かと思われますが、「描ききった」ために屋久島を訪れた人たちの共感を引き出したものと思われます。4位の「秋葉原(電車男)」は意見が分かれました。つまり「おたく」を見て「引く」か「受け入れられる」かです。かなり辛辣な意見もありましたが、「メイドさんがかわいい」など容認派も多くみられます。5位の「祇園(舞妓Haaan!!)」は映画よりもロケ地となった祇園という場所にウエイトを置いたコメントが多かったことが特徴的です。顕著だったのは雰囲気、シチュエーションに重きを置いたコメントが多く寄せられたことです。ただ単にロケ地を訪れ、映画と同じシーンを再現して楽しむのではなく、ロマンチックなストーリーであればあるほど、作品に深く自己投影していく傾向がみられました。(文・OFFICE-SANGA秋田茂人)調査時期:2012年11月12日~2012年11月19日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性514名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】『007』『ONE PIECE』『仮面ライダー』など12月公開"お正月映画"の中で最も期待度の高い作品ランキング【女性編】『アウトレイジ』VS『009』『ギャバン』-10月公開映画で最も期待度の高い作品ランキング【女性編】映画『バイオハザード』最新作公開! ゾンビのありがちな設定ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年12月28日中田裕二が12月23日(日・祝)に全国ツアー「TOUR ’12 "IMPERIAL SUITE"」の追加公演を東京・赤坂BLITZで行う事が決定した。【公演情報はこちら】全国ツアー「TOUR ’12 "IMPERIAL SUITE"」は10月18日からスタートし、12月18日(火)大阪・umedaAKASOまで行われるが、急遽追加公演が決定。追加公演のチケット一般発売は11月17日(土)より。なお、公式サイトでは10月26日(金)午後10時から11月5日(月)午後11時までオフィシャルHP先行を実施。■中田裕二TOUR ’12 "IMPERIAL SUITE"10月18日(木) 札幌 PENNY LANE 24(北海道)10月21日(日) 高崎 club FLEEZ(群馬県)10月26日(金)日本橋三井ホール(東京都)10月27日(土)日本橋三井ホール(東京都)10月31日(水)KYOTO MUSE(京都府)11月1日(木)神戸チキンジョージ(兵庫県)11月3日(土・祝)熊本Be-9 V1(熊本県)11月4日(日)福岡DRUM LOGOS(福岡県)11月9日(金)HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3(埼玉県)11月10日(土)HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2(栃木県)11月17日(土)郡山 Hip Shot Japan(福島県)11月22日(木)浜松 Live House 窓枠(静岡県)11月23日(金・祝)名古屋 Electric Lady Land(愛知県)11月25日(日)柏PALOOZA(千葉県)11月30日(金)岡山IMAGE(岡山県)12月1日(土)広島ナミキジャンクション(広島県)12月7日(金)仙台Rensa(宮城県)12月8日(土)盛岡club change WAVE(岩手県)12月15日(土)水戸ライトハウス(茨城県)12月16日(日)横浜Bay Hall(神奈川県)12月18日(火)大阪 umeda AKASO(大阪府)■中田裕二TOUR ’12 "IMPERIAL SUITE"追加公演12月23日(日・祝)赤坂BLITZ(東京都)※3歳未満入場不可。3歳以上チケット必要。
2012年10月29日「日本で英雄は誰ですか?」と聞くと必ず上位に名前が挙がるのが織田信長ではないでしょうか。織田信長に関する一次歴史資料というと、太田牛一の書いた『信長公記』、宣教師ルイス・フロイスの書いた『日本史』などが有名です。そこに書かれた実際の「信長さん」は学校で習った信長像とちょっと違います。非常に人間くさく、面白い人だなあと思ってしまいます。そんな信長さんのエピソードを紹介します。■ほっこりするエピソードポルトガルからやって来た宣教師ルイス・フロイスが信長さんに初めて会ったのは、二条城を作っている工事現場の橋の上でした。その時、信長さんはこの遠来の異人に「年齢はいくつか、いつ日本に来たか? ポルトガルから日本までどのくらいの距離か?」などの質問と共に「お主の両親はポルトガルでお主に会いたいと思ってはいないのか?」と聞いています。つまり「両親は心配してないのか?」と聞いたわけです。好奇心を満たす質問をする一方で、相手の肉親を気遣う一面を持っていたのです。■黒人を洗わせた!天正9年(1581年)、アレッサンドロ・ヴァリニャーノという宣教師が(奴隷として)連れてきた黒人を伴って信長さんに会っています。この会見のセッティングが傑作で、ヴァリニャーノからのリクエストに対して「3日後」と決めたのですが、黒人の噂(京都で大評判になっていました)が気になって「翌日」に変更されています(笑)。信長公記によれば、本能寺で黒人を見た信長さんは、その黒さが信じられず「洗ってみよ」と言ったそうです。で、洗ってみると黒さが際立ち大変に驚いたとか。この黒人は信長さんの希望でヴァリニャーノから譲られ、「彌介」(やすけ)と名付けられて信長さんに仕えることになりました。彌介は身長180cmの偉丈夫で、年齢は26、7歳、牛のように黒光する体の持ち主で、その力は10人力だったそうです。ちなみに彌介は本能寺の変時も信長さんの側にいて、明智光秀の軍勢と戦いました。光秀に捕まりますが放免されたことが記録に残っています。その後の彌介がどうなったのか、残念ながら記録がありません。■迷信やインチキが大嫌い領内に不思議な力を持つという「無辺」という名の僧侶がいることを聞いた信長さんは、この僧侶を安土城に召し出します。「どこの生まれか?」と信長さんが聞いても「無辺」と答えるだけ。「唐人か天竺人か?」と聞いても「修行者」としか答えない。頭にきた信長さんは、なんと「火あぶり」の準備をさせます(笑)。これに慌てた無辺は「出羽の羽黒生まれ」と答えます。そこで信長さんは「不思議な力があるというなら見せてみろ!」と迫ります。ところが、当然と言うべきか無辺は何もできません。信長さんは、髪の毛を所々切ってヘンな髪型にした上で、縄を打って城下から放逐したのです。この話には後日談があります。その後、無辺のしてきたインチキな所業を報告された信長さんは、「先々のためにならん」と言って、「捕まえてこい」と自分の領内に命令します。捕まった無辺は信長さんに詰問された後、殺されました。面白のは、この無辺を宿泊させていた石馬寺の栄螺坊も詰問されたことです。「なんでお前はあんなヤツを泊めてるんだ」というわけです。栄螺坊に言い訳は「石馬寺御堂の雨漏りを直すのに、無辺の人集めの力を借りた」というものでした。不思議な力があるという評判を利用してお金を集めたのでした。それを聞いた信長さんは、なんと栄螺坊に銀三十枚を出してやったのです。「しょうがねえなあ」という気持ちだったのでしょう(笑)。■相撲大会をめっちゃ開催信長さんは「相撲好き」として有名でした。度々相撲大会を開催しています。例えば天正6年(1578年)の8月15日には、近畿、京都から1,500人も安土に呼んで相撲大会を催しました。この時は、信長さんの配下の武将たちも、それぞれの家中の「腕っぷしの強い」のを選抜して出場させています。なにせ1,500人もいるので取り組が終了したのはすっかり日暮れ時(笑)。信長さんは終日、力士たちを呼んで賞品を与え続けました。特に良い取り組みを見せた14人は信長さんに褒められて、太刀、脇差、御服上下に百石+家までもらえたのです。■宗教論争のディベートを開催比叡山延暦寺の焼き打ちなどを行った信長さんですが、宗教論争(宗論)、今の言葉で言えばディベートを開催したのを知っていますか? 天正7年(1579年)、安土で浄土宗と法華宗、両宗派の僧たちの間で論争が行われていました。「いい加減にしろ」ということだったのでしょう、信長さんは調停に乗り出します。最初は部下を派遣して調停を行ったのですが、法華宗側は鼻息荒く言うことを聞きません。「判定はこっちでする。勝敗はきちんと書面にするから」というわけで、「宗論」を行うことになりました。結果は法華宗の負けで、負けた僧は袈裟をはぎ取られて万座で失笑を買うことになりました。その上、「負けました」という書面が歴史に残ることになってしまったのです。信長さんは判定の場にはいませんでしたが、結構この騒動を楽しんでいたのではないでしょうか(笑)。■天台宗対キリスト教の宗論対決もあった!前述のディベートは日本人同士の対決ですが、実は日本人対ポルトガル人の宗教対決もあったのです。これはポルトガル人の宣教師ルイス・フロイスが書き残しています。戦ったのは天台宗の僧・日乗と(フロイスに同行していた)ロレンソという宣教師でした。よせばいいのに信長さんの面前でした。永禄12年(1569年)4月20日のことでした。2時間あまりの論争の結果、日乗さんは論破され、激昂のあまり、こともあろうに(宣教師に切りつけようと)部屋に掛けてあった信長の刀をとろうとしたところを取り押さえられたのです(笑)。信長さんは「世の面前でそのようなことは無礼だ」と笑いながら言ったそうです。よっぽど面白かったんでしょうね。■安土城の外観は謎である安土城は信長さんが築いた城として有名ですが、安土城の外観は今でも謎なのを知っていますか?今見られる復元図はすべて、太田牛一が残した「安土城に関する記述」を元に研究家が想像して描いた想像図なのです。本能寺の変の後、すぐに安土城が焼失してしまい、また当時に描かれた詳細図がないため仕方がないのですが、実はたった1つだけ「安土城の本当の姿」を知りうる可能性があるのです。先述の宣教師ヴァリニャーノが信長さんに会った際に、安土城を描いた屏風を贈呈されているのです。この屏風はヴァリニャーノ経由でバチカンのグレゴリウス13世に贈られました。しかし今では行方不明なのです。歴史研究家の藤井尚夫さんによれば、「日本を出たという記録があり、ローマに着いたという記録も残っている」とのことですので、もしかしたらバチカン市国の収蔵庫のどこか片隅に埃(ほこり)にまみれて眠っているのかもしれません。これが出てくれば、その時初めて信長さんが精魂込めて作った「安土城の本当の姿」がわかるでしょう。(高橋モータース@dcp)
2012年10月19日2011年1月に惜しまれつつも解散したバンド、椿屋四重奏。バンドのボーカル&ギターでリーダーであった中田裕二が、1stアルバムから10か月、9月19日(水)に自身のレーベル“NIGHT FLIGHT”から2ndアルバム『MY LITTLE IMPERIAL』をリリースする。自身のルーツである70~80年代の歌謡曲/ニューミュージックを現代的な解釈で昇華させた音楽性はバンド時代からブレることなく、今作ではさらに色濃く表れている。中田裕二 全国ツアー情報『MY LITTLE IMPERIAL』をリリースに寄せて、中田裕二がインタビューに応じてくれた。「70年代80年代もそうで、歌謡曲と言えども、しっかり世界の音楽を取り入れていて。歌にどういう飾りを付けるか、服を着せるかっていうところの面白さが、歌謡曲の醍醐味かなと思います。それを、やってみたいと思いますね」と語る中田。また「自分でアイドルのプロデュースとか、ずっとやりたいと思っていたんです。だから、自分のレーベルで募集しちゃおうかなとも思ってるんですよね。変わったアイドルとか(笑)。“新しい歌謡曲を作っていく”という同じ志を持っている人がいれば、一緒にやってみたいなと思います」と、自身のレーベルに対しても意欲を示している。中田裕二は、10月18日(木)・札幌PENNY LANE24を皮切りに、全国ツアー「TOUR’12“IMPERIALSUITE”」をスタートさせる。インタビューの全容は@チケットぴあ『今週のこの人!』のコーナーにて掲載中。
2012年09月11日「ぴあ」調査による9月7日、8日公開の映画・満足度ランキングは、織田裕二主演の人気シリーズ完結編『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』がトップに輝いた。2位にデンゼル・ワシントン主演作『デンジャラス・ラン』が、3位に『ボラット』『ブルーノ』のサシャ・バロン・コーエン主演のコメディ映画『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』が入った。その他の写真1位の『踊る大捜査線 THE FINAL…』は、織田、深津絵里、柳葉敏郎らお馴染みのキャストと、本広克行監督らスタッフが再集結したシリーズ最新作。出口調査では「まさにファイナルという感じ。最後は衝撃的だった」「テーマは重くもあり、かつ軽妙。エンターテインメント性もありながら考えさせられる作品だった」「ファイナルを観て初回に戻ったような懐かしい感覚になった」「“踊る”らしい小ネタなど楽しめる要素が詰まっていて、最後まで楽しめた」「ファンとして感慨深いものがあった」「胸に残る台詞があって感動した」などのコメントが寄せられ、世代をこえて高い満足度を獲得。シリーズ完結編とあって「続きがあってほしい」「終ってほしくない!」などの声もあがった。2位の『デンジャラス・ラン』は、何者かに命を狙われている犯罪者(ワシントン)と、彼を護送することになった新米CIA局員(ライアン・レイノルズ)の逃亡劇を描いたサスペンス・アクション。アンケート調査では「こんなに激しいワシントンを観たのは初めてで新鮮だった」「アクションのスピード感と迫力が凄い。デンゼル・ワシントンをはじめ、男らしいキャストが揃っていてカッコよかった」「ライアン・レイノルズは、デンゼル・ワシントンに負けない存在感があって、ふたりの化学反応は素晴らしい」「男として共感できる部分があり、グッときた」「デンゼル・ワシントンのパワーとカリスマ性を感じた」など、特に男性から好評だった。(本ランキングは、2012年9月7日(金)、8日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年09月10日15年もの間、ファンを魅了し続けた大人気シリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が9月7日(金)、ついに全国で封切られ、公開2日間で早くも観客動員50万人突破の大ヒット!9月9日(日)には主演を務める織田裕二w始め、共演する深津絵里、ユースケ・サンタマリア、水野美紀、脚本を手掛けた君塚良一、メガホンをとった本広克行監督が東京・台場のシネマメディアージュにて公開御礼舞台挨拶に立った。織田さんは今月7日(金)に東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座で行われた初日舞台挨拶を皮切りに、札幌・シネマフロンティア、福岡・Tジョイ博多(以上9月8日)、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・ミッドランドスクエアシネマ(以上9月9日)と“弾丸ツアー”を敢行し、その後シリーズの聖地とも言えるお台場にゴール。同所での舞台挨拶がスタートしたのは午後9時過ぎだったが、織田さんらが登場すると、客席を埋め尽くすファン約600人のボルテージは早くも最高潮だ。「ただいまー!弾丸出張を命じられて、たったいま戻ってきました」と織田さん。ミュージシャンとして全国ツアーを行った経験はあるものの、“青島俊作”として東京・大阪以外の都市を訪問するのは、15年の歴史上でこれが初めて。もちろん、各地で熱狂的に迎えられたと言い、なんと大阪では室井を演じる柳葉敏郎がサプライズ登壇したのだとか。全国のファンの思いを背負った織田さんは「ここまで続けられたのは、みなさんの力があってこそ。いまさら聞きますけど、みなさん『踊る』好きですか?」。もちろん客席からのあちこちから「好きーー!」の声が飛び、織田さんも「オレも!」と満面の笑みを見せていた。舞台挨拶の後半には、トレードマークである“青島コート”を身にまとい、ファンは大歓声。すると、織田さんは1997年にテレビ放送された第2話「愛と復讐の宅配便」の撮影現場をふり返り「(いかりや長介さんが演じた)和久さんの爆弾のエピソードで“踊る劇団”のチームワークが出来上がる感覚があった。何かが生まれる“予感”がして、気づいたら15年。いつの間にか大きな存在になっていた」と激白。それだけに15年目のファイナルを惜しむ声は絶えないが、織田さんは「続けたい気持ちもあるが、やっぱりこれで最後。ごめんね」と断言すると、15年分の感謝を込めて深々と頭を下げた。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年09月10日1997年の放送開始からファンを魅了した人気シリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が全国で封切られ、9日に、主演を務める織田裕二をはじめ、共演する深津絵里、ユースケ・サンタマリア、水野美紀、脚本を手掛けた君塚良一、メガホンを執った本広克行監督が東京・台場のシネマメディアージュで“公開御礼舞台あいさつ”に登壇した。その他の写真7日の公開初日からわずか2日間で、観客動員50万人を記録。織田は7日~9日の3日間で東京・日比谷、札幌、福岡、大阪、名古屋、東京・台場と6会場9回の舞台あいさつに立ち、「ただいまー! 弾丸出張を命じられて、今(台場に)戻ってきました」とゴールに感慨もひとしお。この日は久しぶりに“青島コート”も着用し、ファンは見納めになるかもしれない“勇姿”を目に焼き付けた。ミュージシャンとして全国各地でツアーを行った経験もある織田だが、“青島俊作”として東京・大阪以外の都市に足を運ぶのは今回が初めて。「どの街も『こんな熱さ、なかなかない』と思うほどすごかったですね。どこに行っても温かく迎えていただいた」と、いつも以上に熱く燃え上がる織田。なんと名古屋に水野が、大阪には柳葉敏郎がサプライズで飛び入りし、会場を沸かせたのだとか。水野にとっては7年ぶりのシリーズ復帰で「卒業式のような場に、こうして皆さんと一緒にいられるのは本当に嬉しい」と感激していた。深津は本作の公開後、初めてファンの前に登場し「皆さんに15年もの間、愛され続け、育てていただいた作品に参加できて光栄」。舞台出演のため、日比谷で行われた初日舞台あいさつは欠席しており「すごく盛り上がったと聞いて、すごくうらやましかった」と本音をこぼすと、ユースケ・サンタマリアが「そりゃ、もうハンパなかった。(ロンドン五輪の)メダリストのパレードあったでしょ。あれとほぼ同じ状況」と笑いを誘っていた。最後に織田は「僕らはムービー1(98年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE』)で出し切った感もあった。それでも、ここまで続けることができたのは、ファンの皆さんの力があってのこと。悲しい出来事や別れもあったが、今は続けたい気持ちもある」と胸中を吐露。それでも「でも下手なものは作れないし、これで最後。ごめんね」とキッパリ断言し、15年分の感謝をこめて、深々とファンに頭を下げていた。『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』公開中
2012年09月10日15年の歳月にわたりファンを魅了した大人気刑事ドラマシリーズ『踊る大捜査線』。その待望の最新作にして完結作『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』がついに完成し、8月23日(木)、東京国際フォーラムに駆けつけたファン4,000人の前でお披露目された。上映前には主人公・青島俊作を演じる織田裕二を始め、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、佐戸井けん太、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、小栗旬、脚本を手がける君塚良一、メガホンを取った本広克行監督というおなじみの“踊る”チームが結集し、本シリーズに込めた思いを熱弁した。湾岸署管内で開催中の国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が発生。数時間後に被害者は射殺体で発見され、警察が押収した拳銃が使用されたことが判明する。捜査情報の提出が義務づけられる中、捜査官をあざ笑うかのように第2、第3の事件が青島たちに襲いかかる。ファンのあふれんばかりの熱気に、普段は“熱い男”として知られる織田さんも「こんな試写会、初めてです!いつも(ファンの)みなさんにはやられます」と圧倒されている様子。それでも「楽しみながら、そして思いを噛みしめながら作った映画。ちょっと寂しい気持ちもありますが、盛大にドカンと花火を打ち上げたいです」と喜びを爆発させた。本作の撮影に入る前には、過去のテレビ&映画シリーズを全て見直したそうで「15年で青島が変わったか?そうですね、そんなに変わってない気が“しる”」と思わずコメントをかんでしまう場面も。「今日は滑舌悪いです」と晴れ舞台で照れ笑いを見せていた。シリーズを通して、織田さんと共闘し続けた柳葉さんも「今日は皆さんとともにお祭り騒ぎしましょう!」と感無量。織田さん演じる青島との関係も気になる、すみれ役の深津さんは「最後の『踊る大捜査線』です。今まで愛してくださった皆さんの期待を裏切らない作品になっていれば…。気に入っていただけると嬉しいです」と少し緊張した面持ちだった。舞台挨拶が終了し、すべての登壇者がステージを去ると、ここぞとばかりにユースケさんが一人で再登場し、場内は大爆笑。結局「最後は織田さんに締めていただきましょう」とMCが促すと、再度ステージに現れた織田さんは、挨拶の代わりに深々と感謝のおじぎ。最後まで“青島らしさ”を貫いていた。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は9月7日(金)より全国東宝系にて公開。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年08月23日織田裕二主演の大人気シリーズ『踊る大捜査線』。15年の歴史に終止符を打つことになる映画『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』の完成披露試写会が23日、東京国際フォーラムで開催され、主人公・青島を演じる織田をはじめ、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、佐戸井けん太、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、小栗旬、脚本の君塚良一、本広克行監督が出席した。その他の写真15年間、本シリーズを引っ張り続けた織田は開口一番「お久しぶりです!」とあいさつ。会場に駆けつけたファン4000人のあふれる熱気に「こんな試写会は初めて。いつも(ファンの)皆さんにはやられます! 今日は特別な日。ちょっとさみしい気持ちもありますが、盛大にドカンと花火を打ち上げましょう」と感無量の面持ちだった。もちろん完成した本編に対する自信は絶対で「楽しみながら、そして噛みしめながら作った最後の映画です」と誇らしげに胸を張り、15年分の感謝をこめながら深々と頭を下げていた。映画はエネルギーサミット開催で大忙しの東京を舞台に、青島やすみれ(深津)、署長に就任した真下(ユースケ)、室井(柳葉)ら湾岸署の面々が、シリーズ初登場の新犯人(香取慎吾)の巻き起こす難事件に挑む姿を描く。事件の真相はもちろん、最終章で明かされる青島とすみれの恋の行方も見どころだ。共演する柳葉も「ぜひ皆さんと一緒にお祭り騒ぎしましょう!」と上機嫌。深津は「最後の『踊る大捜査線』です。今まで愛してくださった皆さんの期待を裏切らない作品になっていれば…。気に入っていただけるとうれしいです」と神妙な表情だった。一方、ユースケ・サンタマリアは「皆さんのおかげで、スピンオフが作られることになりました」とジョークを飛ばし、しんみりムードを一蹴。そんな楽しげな様子を、前作から参加している小栗は「にぎやかで楽しそうですね。僕は現場でも端のほうで見ていました」と撮影を振り返っていた。『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』9月7日(金)より全国公開
2012年08月23日監督・黒沢清×主演・小泉今日子でWOWOWで放送された『贖罪』。原作を手がけたのは映画化もされた『告白』の衝撃がいまなお記憶に新しい湊かなえ。DVDリリースを機に改めて湊が映像化された自作について語った。その他の写真迷宮入りとなった少女殺害事件。被害者の少女の母親は現場にいた娘の友人の少女4人に「犯人を見つけるか、私が納得する償いをすること」を迫るが、事件から15年を経て、彼女の言葉を胸に刻んだまま成長した4人が連鎖的に悲劇を引き寄せていく。蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴が成長した4人を演じるなど、実力派俳優が集結したが、湊は特に被害者の母親・麻子を演じた小泉を絶賛。原作でも4人の視点を絡ませながら、麻子は時に素直で慈悲深い母として、時に盲目的に復讐の炎を胸に抱く鬼女のようにも描かれるが「小泉さんには一人の女性に対して様々な見方が存在しうるということを表現していただけました。小泉さんが演じてくださったことで、私の中での自分の小説の登場人物ランキングで麻子さんが『告白』の森口先生(松たか子)に肩を並べるくらいになってます(笑)」と称賛を惜しまない。本作を含め自作の映像化について「監督の独特の世界観で新しいものを作ってもらえたという感覚で『よかったね、私の子供たち』という気持ち」と思いを明かす。湊本人が「映像化できないだろうなと思いながら書いている」と語るように、一人称の語りを中心にした彼女の著作には文章ならではの魅力があり、決して映像化しやすい小説とは言えない。それを自覚した上で、どのように映像化されるのか「誰よりも私自身が楽しみでしょうがない」のだという。特に本作で湊が驚きをもって受け止めたのは最終第5話。「麻子さんが犯人と対峙しますが、原作ではここはたった2行なんです。黒沢監督の解釈によって完成した場面だと思うし、『ここでこの人たちはこんな顔してたのか』とあそこに連れて行ってもらったかのような気持ちになりました」と原作者の思惑を超えた映像作品ならではの魅力を嬉しそうに語る。子供の頃から「テレビと読書が娯楽の中心だった」と語っており小説家デビューの前には脚本コンクールに応募したことも。トレンディドラマ隆盛の時期に高校・大学生活を送ったことで「その頃や子供時代に見たドラマが自分の財産になっていると思う」とうなずく。ちなみに好きな俳優は織田裕二。「私の作品に出てこないタイプでしょ?」と残念そうに笑うが、ぜひ今後、織田をイメージした人物を描き、実写化を実現させてほしい!ちなみに、本作は、DVD発売を記念して19日(日)から9月7日(金)まで渋谷・ユーロスペースで特別上映される。『贖罪』8月24日(金)より、発売&レンタル開始DVDコレクターズBOX【初回生産限定】3枚組(全5話収録)8,990円(税込)レンタル:前篇・中篇・後篇(全5話)発売元:20世紀フォックスホームエンターテイメント取材・文・写真:黒豆直樹
2012年08月07日シリーズ最終章『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の公開を前に、スマホ向け放送局NOTTVで「係長 青島俊作」の第2弾「係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!」が独占放送されることになり、8月3日(金)、都内で完成記念試写会が行われ、主演を務める織田裕二を始め、共演する夏帆と長瀬国博監督が出席した。主人公はもちろん湾岸署刑事課強行犯係係長・青島俊作(織田さん)。徹夜続きのある日、湾岸署管内のなぎさ商店街の会長が殴打される傷害事件が発生するが、次々と“被疑者”が自首してくるという前代未聞の事態に…。彼らを取り調べる青島は、事件の背景に商店街全体の地上げ問題があると気づく。ちなみに物語の舞台は、9月1日(土)に放送されるスペシャルドラマ「踊る大捜査線 THE TV SPECIAL」の1か月前、9月7日(金)に全国公開される『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の2か月前の出来事という設定になっている。織田さんは「普段の『踊る』って人も物もあふれた豪華な作品。でも今回は取調室という原点に立ち返り『怖い、逃げ場がない』と思うと同時に、すごくやりがいがあった。これは挑戦状ですもんね、すぐ火がつきました」と“密室劇”に闘志満々だったのだとか。長瀬監督も「見どころは被疑者と織田さんの絶妙な“間”ですね。青島=サラリーマン刑事という原点に戻ることもできた」とアピールした。一方、夏帆さんは事件の第一発見者である商店街のマドンナ的存在を演じ、『踊る』シリーズに初参加。「小さい頃から見ていたので、まさか自分が参加できるなんて。台本に“青島”って書いてあるだけで感動しましたし、現場で織田さんにお会いして“あっ、本物だ!”って興奮し、それに緊張もしましたね」とふり返る。これに対し織田さんは「それ、初めて参加されるキャストのみなさんからよく言われますね」と照れくさそうな表情。どうやら“青島あるある”のようだ。そんな織田さんにとって、今年は劇場版完結をもって“ラストダンス”を迎える記念すべき年。青島俊作という邦画界きってのアイコンを15年演じ続け「本当に演じることができて良かった役。まるで部活のような感覚だったし、何より演じ続けることで、ファンのみなさんに育てていただいた“一体感”を味わうことができた。もちろん、寂しさはありますが、ぜひ最後まで楽しんでほしい」と感無量の面持ちだった。「係長青島俊作2事件はまたまた取調室で起きている!」は8月末よりNOTTVで放送(全10話)。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年08月03日人気シリーズ『踊る大捜査線』の完全新作ストーリー『係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!』が8月末(予定)から、スマートフォン向け放送局NOTTV(ノッティーヴィー)で全10話放送されることが決定した。そのほかの情報本作は、2010年6月にNTTドコモが無料配信したドコモ動画『係長 青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている!』の第2弾。湾岸署に務める刑事・青島(織田裕二)が、署内にあるなぎさ商店街の会長が殴打される傷害事件を解決するまでを描く。織田をはじめ、“踊る”シリーズおなじみのメンバーである伊藤淳史、北村総一朗、斉藤暁、佐戸井けん太、甲本雅裕に加えて、夏帆、螢雪次朗、杉本彩、阿南健治らが出演する。主人公・青島が“取調室”で様々な事件関係者への取調べをする前作のテイストを踏襲した本作。織田は、「前作に引き続き、『係長 青島俊作2』は取調室が舞台で、“人”のお芝居によって、観る人に全てを想像させながら話が進んでいきます」と説明しており、「今回の設定では、青島が徹夜明けで頭がぼーっとしている上、被疑者が複数自首してきて、訳がわからずにどんどん混乱していきます。観ている皆さんも混乱するかもしれませんが、被疑者と青島との駆け引きを一緒に楽しんでもらえたらと思います」とPRしている。また、本作の1か月後の出来事をストーリーにしたスペシャルドラマ『踊る大捜査線 THE TV SPECIAL』も9月にTVで放送される。9月7日(金)に公開される映画『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』もあわせた3つの作品の時間軸が繋がる設定に仕上がっているという。映画の公開を前に、様々な角度で描かれる“踊る”シリーズの作品を楽しんでみてはいかがだろうか。『係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!』(全10話)NOTTVで8月末から放送予定『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』9月7日(金)より全国公開
2012年06月15日ベストセラー小説やコミックの映画化作品が定着化して久しいが、同様にテレビドラマが好評を博して映画化、という流れも近年では少なくない。テレビ放送時の視聴者にとっては、どんなスケールで、誰がキャストとして加わり映画化されるのかは常に注目されるところ。シネマカフェでは、最近のブログ話題度総合ランキングを参考に、映画の“いま”の話題を分析!上位作品を検証すると、「ドラマの映画化」「刑事ドラマ」という共通点が見られた。今週のブログ話題度3位に浮上したのは、先週末に公開を迎えた『外事警察 その男に騙されるな』。NHKで放送された人気ドラマの劇場版である本作では、外国人によるテロを未然に防ぐことを任務とする警視庁公安部外事課の面々の、日の目を見ることがない活動が描かれる。実際に劇場に足を運び、“公安の魔物”と称される主人公・住本を熱演する渡部篤郎の迫真の演技に圧倒された観客の口コミが集まってのランクインとなった様子。続く4位にランクインしたのは、2011年の年間ベストセラー第1位を記録した東川篤哉のミステリー小説を櫻井翔(「嵐」)と北川景子主演で実写ドラマ化した「謎解きはディナーのあとで」の劇場版。ブログ上で語られるキーワードに「影山」、「毒舌」、「お嬢様」という言葉が多く並んでいることからも、櫻井さん演じる天才執事・影山のツンデレキャラに対する女性を中心とした人気ぶりがうかがえる。さらに、劇場版ではシンガポールでの海外ロケもあるとあって、スケールアップして戻ってくる名コンビの復活に喜びの声が多く挙がっている様子。ドラマ版が最高視聴率18.1%を記録した人気作だけに、劇場版も息の長いヒットになりそうだ。そして、7位には9月7日(金)より公開となる『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』がランクイン。TVドラマシリーズから3回にわたる映画化、さらにスピンオフ映画まで、15年の歳月にわたりファンを歓喜させてきた大人気刑事ドラマシリーズの最新作にして完結編となる本作。織田裕二扮する青島と対決を繰り広げる犯人役を「SMAP」の香取慎吾が務めることも決定し、公開はまだ少し先ながら、ここにきて注目度が急上昇。『踊る』シリーズに加え、スピンオフ映画『交渉人 真下正義』、『容疑者 室井慎次』も合わせた累計動員数はなんと3,000万人以上!日本中の注目が集まる人気シリーズの完結編とあって、秋には再び日本に“『踊る』旋風”が巻き起こることとなりそうだ。人気テレビドラマの映画化への高い注目に加え、「刑事もの」作品の健闘が見られる今週のブログ話題度ランキング。一口に「刑事もの」と言っても、鬼気迫るシリアスなものからクスリと笑えるコメディ要素満載のものまでその作風は多種多様。この中にあなたの気になる作品はある?ブログ話題度ランキング■ブログ話題度とは?ブログで話題の情報を提供する「kizasi.jp」独自のブログ解析エンジンにより、シネマカフェに掲載されている映画作品名がブログ上に掲載されている“話題度”をポイント化。いまブログ上で最も話題の映画作品のランキングを掲載しています。また、映画作品に関連する言葉も抽出して掲載。その作品がブログで、どのような言葉で語られているかを知ることができます。興行成績やDVD売上だけでは知ることの出来ない、映画ファンが“いま”話題にしている映画はどの作品か?ヒットの“kizasi”が見えてくるオリジナルランキングです。■関連作品:外事警察 その男に騙されるな 2012年6月2日より全国にて公開© 2012「外事警察」製作委員会謎解きはディナーのあとで 2013年、全国東宝系にて公開踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© フジテレビジョン
2012年06月08日今秋公開の映画『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』に、SMAPの香取慎吾が犯人役で出演することが発表された。その他の写真『踊る大捜査線 THE FINAL…』は、湾岸署を舞台に、おなじみのメンバーである青島(織田裕二)やすみれ(深津絵里)、署長に就任した真下(ユースケ・サンタマリア)、室井(柳葉敏郎)らが、新犯人(香取)が巻き起こす事件に挑む姿が描かれる。これまで“踊る”シリーズに登場した犯人といえば、 小泉今日子が演じた猟奇殺人犯や岡村隆史が演じた女子高生連続噛み付き魔など、観客に強烈な印象を残してきた。本作で香取が演じる犯人は、極端に台詞が少なく台本にも感情がほとんど書かれていないそうで、その正体や彼の犯行内容、その目的は謎に包まれている。長年、“踊る”シリーズのファンだったという香取は「いつかは出演したいと思っていましたが(メンバーの)稲垣くんが出演した時に自分の出演はないなと思いました。自分の持つ力を出しきって勝負したい。織田さんに負けません」と意気込みを語っている。すべての撮影を終えた本広克行監督は、香取について「普段あまり見せない狂気の芝居を見せてくれてます。その表情だけでものを語れる役者としての香取さんにすごい魅力を感じました」とコメントしており、シリーズ最後の犯人が青島とどのように対峙するのか気になるところだ。『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』9月7日(金)より全国公開
2012年06月01日日本中を一世風靡し、TVドラマシリーズから3回にわたる映画化、さらにスピンオフ映画まで、15年の歳月にわたりファンを歓喜させてきた大人気刑事ドラマシリーズ『踊る大捜査線』。その待望の最新作にして完結作『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が9月7日(金)より公開される。ファイナルを飾る注目の犯人役を、「SMAP」の香取慎吾が務めることがこのほど決定した!国民的グループ・SMAPの一員として、役者として数多くの作品に携わってきた香取さん。今年は主演を務めた人気TV番組の映画化『LOVE まさお君が行く!』の公開も控えている。長年大ファンだったという『踊る』シリーズへの待望の出演で、彼が演じるのは織田裕二扮する青島と対決を繰り広げる犯人。これまで小泉今日子や岡村隆史(ナインティナイン)など、強烈な印象を放ってきた犯人役だが、今回の犯人は、極端にセリフが少なく、台本にも彼の感情がほとんど書かれていないとのこと。香取さんはその快活なイメージを封印することになるのか?クライマックスには「これは正義だ!」というセリフを言い放つ彼だが、その言葉が意味するもとは…。香取さんと織田さんの共演は、1998年に放送されたTVドラマ「恋はあせらず」以来、実に14年ぶり。香取さんは「ファンのひとりとして『踊る』の世界に入れる夢が叶いました。いつかは出演したいと思っていましたが、(SMAPの)稲垣(吾郎)くんが出演したときに自分の出演はないなと思いました。自分の持つ力を出しきって、織田さんと勝負したい。織田さんに負けません。お楽しみに!」と込み上げる興奮を口にする。本作の撮影は4月下旬にクランクアップしており、8月中旬に完成予定。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は9月7日(金)より全国東宝系にて公開。■関連作品:LOVEまさお君が行く! 2012年6月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「LOVEまさお君が行く!」製作委員会踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© フジテレビジョン
2012年06月01日森田芳光監督が十数年温め続け、実現させた渾身の一作にして最後のエールとなった『僕達急行A列車で行こう』が3月24日(土)よりいよいよ公開となる。このほど、映画史上初の試みとなる位置情報ゲーム「コロニーな生活」とのコラボが実現、同ゲーム内でゲットできるシリアスナンバー付き「コロカ」を特典にした前売り鑑賞券が発売となった。鉄道好きの漫画家・ヤスコーンによる、松山ケンイチと瑛太が演じる鉄道好きな主人公2人のイラストが入ったデザインがファンの間で話題となっている。「鉄道」という共通の趣味を通じて友情を育む青年、小町(松山さん)と小玉(瑛太さん)が、仕事に恋に奮闘する姿を、ハートフルなタッチで描いたヒューマン・コメディ。鉄道をこよなく愛する2人の姿が微笑ましく共感を誘う。「コロニーな生活」とは、携帯電話の位置情報機能を使ってバーチャルとリアルを連動させる、新感覚の「お出かけが楽しくなる」携帯ゲーム。全国にある「日本の逸品を取り扱う店舗」や旅行会社、日本各地の交通機関との連携で話題を呼んでいる。同ゲーム内でのアイテムが映画の前売り特典になるのは、今回が初の取り組み。3月3日(土)より発売開始されて以来、松山さんと瑛太さんそっくりのキュートなイラストがファンの間で人気を呼んでいる。こちらの前売り鑑賞券は公開前日となる3月23日(金)まで、全国の109劇場にて販売中。数量限定のため、なくなり次第終了となるので、気になる方はお早めにチェック!『僕達急行A列車で行こう』は3月24日(土)より全国にて公開。■関連作品:僕達急行 A列車で行こう 2012年3月24日より全国にて公開© 2012『僕達急行』製作委員会■関連記事:松ケン&瑛太も大喜び “僕達急行ラッピング電車”が京急線で運行中!恋と仕事と好きなコト『僕達急行A列車で行こう』女性限定試写会に25組50名様ご招待松ケン&瑛太が再共演の誓い 森田監督の遺作『僕達急行』が発進岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表北川景子、恩師・森田芳光との別れに号泣織田裕二らも参列
2012年03月14日1997年のドラマ放送開始以来、ドラマ・映画と国民的人気を誇ってきた「踊る大捜査線」シリーズが遂にファイナルを迎える!待望の第4弾『踊る大捜査線 THE FINAL』(仮題)が2012年9月に公開されることが決定した。織田裕二扮するサラリーマン上がりの刑事・青島俊作と、湾岸警察署刑事課の仲間が事件を解決していく姿を描いた大人気シリーズ。人間味あふれるドラマと個性的なキャラクターたちが人気を呼び、1997年1月にスタートした連続ドラマは平均視聴率18.2%という高視聴率を獲得、日本中に“踊るブーム”を巻き起こした。さらに、ドラマに続き製作された映画版も一世を風靡し、劇場版2作目『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では観客動員数1,260万人、興行収入173.5億という前代未聞の大記録を樹立、いまだ日本実写映画興行収入記録の頂点に君臨し続けている。昨年7月、7年ぶりの映画公開でファンを沸かせた3作目『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』、そしてスピンオフも含め、5作にわたる映画化で累計動員数3,000万人を記録している。前作から2年ぶりとなる待望の第4弾にしてファイナルを迎えるにあたり、フジテレビ映画事業局長・亀山千広氏は「ファンのみなさんが多くいらっしゃる作品なので嬉しい反面、責任もある。製作者の自分たちでファイナルと言っていいのだろうか、という想いもあります」と複雑な心境を話す。実は、前作を製作する段階で、『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』と本作『踊る大捜査線THE FINAL』(仮題)で一区切りをつけることをレギュラー出演者にも相談していたという。かの名台詞のように、事件は現場で起きている、組織を作っているのは現場の力であることを訴え、正義のために走り続けてきた青島刑事。最新作では改めてそんな青島刑事と仲間たちの物語をより強く描くことになりそう。主演の織田さんも「最後と聞いて寂しい思いもありますが、、青島15年の集大成を魅せられるよう頑張ります。お楽しみに!」とファイナルに向け、強い意気込みを見せている。また、「いろいろなメディアを使ってお祭り的にファイナルを迎えたい」という亀山氏の発言もあり、来年はまた“踊る”旋風が巻き起こりそうだ。本作の撮影は、来年1月中旬にクランクインし、8月頃完成予定。『踊る大捜査線THE FINAL』(仮題)は2012年9月、全国東宝にて公開。
2011年12月29日12月20日に急性肝不全のため急逝した森田芳光監督(享年61)の葬儀ならびに告別式が12月24日(土)に行われ、織田裕二、北川景子、黒木瞳、三田佳子ら監督の作品を彩った俳優陣や映画関係者ら400名が参列した。23日の通夜に続いて多くの映画関係者や一般のファンが葬儀場に足を運び、監督に最後の別れを告げた。黒木さんは弔辞で、大ヒットした『失楽園』での監督との初対面を「初めてお会いしたとき、私は『この役は私でいいんですか?』と尋ねましたよね?監督は『あなたがいい。あなたじゃなきゃいけないんです』とおっしゃってくださり、そのまっすぐな瞳を見て『私の女優人生をこの監督に賭けてみよう』と思いました」とふり返り、「今日の日は、映画のワンシーンだとおっしゃって下さい」といまだ信じられぬ、監督の早逝の悲しみを語った。三田さんは、『おいしい結婚』での監督との初めての仕事について「新鋭監督らしいオーラが素敵でした。若い監督からのオファーは新鮮で私もウキウキしていました」と懐かしそうに述懐した。『間宮兄弟』で映画デビューを飾った北川さんは突然の訃報が信じられない様子で、泣きじゃくりながら報道陣の前に姿を現した。「最初にオーディションでお会いしたとき、監督に『私が誰か分かりますか?』と聞かれたのですが、新人で緊張していて『すいません、分かりません』と答えたら笑顔で『監督の森田です』と言ってくださったのを思い出しました。恩師のような人でお慕いしてきたので」としゃくり上げた。監督から「ありのままの北川さんが素敵だと思うので、やめないで女優を続けてほしい」と言われたと明かし「その言葉通りに続けてきたので本当に大きな存在です」と悲痛な思いを語った。同じく『間宮兄弟』に出演した「ドランクドラゴン」の塚地武雅は「映画の仕事をさせてもらっているのも監督のおかげ。感謝してもしきれない」と思いを吐露。「照れ屋でこっちにイタズラを仕掛けてきて『ヒヒヒヒ』って笑ってた顔が浮かんできます」と思い出を語った。法名は故人の名前と映画から一文字ずつ取った常然院釋芳映(じょうねんいんしゃくほうえい)。遺影の周りには監督が好んだ白い花が供えられた。棺には参列者がつづった監督への手紙が入れられ、森田組のスタッフたちに抱えられて午後1時、出棺となった。喪主を務めた妻で森田作品のプロデューサーでもある和子さんは「映画関係者のみなさまで(思いを)引き継いでやってほしい」と参列者に向かい思いを語った。■関連作品:わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2009アスミック・エースエンタテインメント武士の家計簿 2010年12月4日より全国にて公開© 2010「武士の家計簿」製作委員会僕達急行 A列車で行こう 2012年3月24日より全国にて公開© 2011『僕達急行』製作委員会■関連記事:森田芳光監督の訃報に、松山ケンイチ「やっぱり寂しいです」松山ケンイチ、大河ドラマ「平清盛」放送目前で気合を注入!第36回報知映画賞、『八日目の蟬』が作品賞&主演女優賞の2冠!松山ケンイチ、中井貴一演じる父親が理想の父親像?松山ケンイチが船上で加藤浩次と死闘!「平清盛」呉ロケを公開
2011年12月25日渋いおじさんこそジャックは似合う日本でも絶大な人気を博したアメリカのテレビドラマ『24』。テロリストと戦う男ジャック・バウワーは、拳銃をぶっ放し、時には拷問もいとわない肉体派である一方、コンピュータも自在に操る、冷徹で頭も良く、信念を貫くタフ男でした。そんなジャックを日本人の俳優が演じるとしたら?20代女性がイメージする日本版ジャックは次のようになりました。>>男性編も見るQ.もし日本版『24-TWENTY FOUR-』が作られたら主役ジャック・バウアーを演じてほしい俳優を教えてください。(複数回答)1位阿部寛11.6%2位織田裕二5.7%3位坂口憲二5.4%3位浅野忠信5.4%4位堤真一4.9%5位唐沢寿明4.6%■阿部寛……・「若いイケメンというより、成熟したオジサンが演じてほしい」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)・「声が吹き替えと似ている気がする」(29歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「渋い感じが似合いそう」(24歳/小売店/販売・サービス系)・「大人の男性として色気があってかっこいい」(23歳/電機/事務系専門職)・「絶対に刑事が似合う!!」(24歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)■織田裕二……・「貫録もあるしアクションもこなせそう」(28歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「『踊る大捜査線』の青島とイメージが重なる」(22歳/小売店/販売職・サービス系)・「アクションも期待できそうなのと、やはり刑事ドラマのイメージが強いので刑事役がはまっている」(25歳/情報・IT/技術職)■坂口憲二……・「真剣な顔で走り回る演技が似合っていそう」(28歳/医薬品・化粧品/営業職)・「ゴツイ、男らしい感じが一致している」(27歳/医療・福祉/専門職)・「精かんな感じと鍛えられていそうな身体が合っていると思う」(29歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)■浅野忠信……・「体力がありそうだし、渋いシリアスな役が似合う」(28歳/そのほか)・「かしこくて行動力がある点が似ている」(29歳/自動車関連/営業職)・「ワイルドな人がいいと思う」(29歳/自動車関連/営業職)■堤真一……・「アクションができるし、渋い雰囲気がぴったりだと思う」(23歳/金融・証券/事務系専門職)・「落ち着きがありつつも優しい感じの人が良い」(24歳/金融・証券/専門職)・「ある程度ガタイもよさそうなカッコイイおじさん」(23歳/団体・公益法人/事務系専門職)■唐沢寿明……・「ジャックと年齢が近そうだし、似合いそう」(26歳/情報・IT/営業職)・「唐沢さんとジャック・バウアーの熱いところが似ている」(22歳/小売店/専門職)・「カッコよく演じてくれそう」(27歳/医療・福祉/専門職)総評ジャックは20代の娘のいる役でもあることから、年齢的には40代がいいと思う人が多く、若いイケメンではなく、貫録のある俳優を選ぶ傾向が見られました。また、それぞれのジャック像があるためか票が割れ、たくさんの俳優の名が挙がりました。その中でも頭一つ抜きんでているのは、阿部寛。「渋く、男の色気が感じられる」というコメントが多く、「吹き替えの声が似ている」という人も。ほかには、刑事役の経験があり、熱い役どころがぴったりの織田裕二や坂口憲二、渋いシリアスな演技が似合いそうという浅野忠信、堤真一、確かな演技力からイメージ通りのジャックを演じてくれそうという唐沢寿明が上位にあがりました。ほかにも、時任三郎、反町隆史、上川隆也、椎名桔平など、演技派でうならす俳優がずらり。日本版『24』ができたら、ホント、面白そうですね!調査時期:2011年10月8日~10月22日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性540名(そのほかと回答した147名をのぞく)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】海外ドラマを見るのを途中で止めてしまう理由【ランキング女性編】最終回まで見て後悔しない!満足度の高い海外連続ドラマ【ランキング女性編】映画化されたテレビドラマで面白かった作品完全版(画像などあり)を見る
2011年12月19日ワイルドで熱い演技派がぴったり1話1時間、全24話と、リアルタイムにストーリーが進む『24』。息もつかせぬ、あり得ない展開にはまり、24時間、徹夜で見続けた人もいるのではないでしょうか。主人公ジャック・バウアーはキーファー・サザーランドが演じていましたが、日本人の俳優が演じるとしたらだれが適役でしょうか。20代男性255名に聞きました。>>女性編も見るQ.もし日本版『24-TWENTY FOUR-』が作られたら主役ジャック・バウアーを演じてほしい俳優を教えてください。(複数回答)1位阿部寛14.5%2位織田裕二9.0%3位浅野忠信6.7%4位オダギリジョー4.6%5位坂口憲二4.4%5位唐沢寿明4.4%■阿部寛……・「濃くて少し暑苦しい感じが似合う」(28歳/生保・損保/事務系専門職)・「日本人離れしている顔立ちとダンディーなところが適役」(27歳/学校・教育関係/事務系専門職)・「負けず嫌いで、何に対しても立ち向かっていきそうな雰囲気が似ている」(27歳/団体・公益法人・官公庁)・「好きな俳優だし、面白く演じてくれそう」(29歳/電機/営業職)・「渋いところが似合いそう」(20歳/学校・教育関連/事務系専門職)■織田裕二……・「型破りなところが似合いそう」(27歳/情報・IT/技術職)・「『踊る大捜査線』のように熱い役をやってもらいたい」(22歳/そのほか)・「恥ずかしがらずにオーバーアクションの演技を見せてくれそう」(27歳/そのほか/事務系専門職)■浅野忠信……・「日本人離れした強烈な個性をもっている」(25歳/情報・IT/技術職)・「冷静かつ大胆に行動できそうな感じ」(29歳/情報・IT/技術職)・「ジャックのイメージに合っている」(22歳/そのほか)■オダギリジョー……・「アクションを華麗にこなしてくれそう」(26歳/機械・精密機器/事務系専門職)・「とにかくかっこいいから。髭をはやしてワイルドに演じてほしい」(27歳/建設・教育関連/事務系専門職)・「ワイルドでかっこいいから。アクションもすごそう」(23歳/食品・飲料/販売職・サービス系)■坂口憲二……・「高い能力と破天荒なところが演じられそう」(27歳/ソフトウェア/技術職)・「今までのドラマの役が無茶をする刑事役が多い感じがしたから」(22歳/そのほか)・「雰囲気が合いそうな気がする」(28歳/小売店/販売・サービス職)■唐沢寿明……・「演技力があるから」(27歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「好きな俳優なので。タフな演技とコミカルな演技の両方ができる」(23歳/情報・IT/技術職)・「メチャクチャなことをメチャクチャにやってくれそう」(28歳/そのほか/専門職)総評型破りなキャラクターだけに、皆さん、それぞれにジャック像があるようで、票が割れました。その中で最も人気を集めたのは、阿部寛。日本人離れした濃い顔立ち、大人の男を感じさせる雰囲気が、ジャックにぴったりというコメントがよく見られました。続いて、織田裕二。『踊る大捜査線』で見せた熱い演技がジャックとかぶる部分があるようで、テレビドラマなのに過激なシーンが連発する『24』でもオーバーアクションが期待できるとのこと。浅田忠信は冷静なイメージが、オダギリジョーはワイルドさを、ジャックに重ねあわせている人がいました。ランクインした人以外にも、香川照之、内野聖陽など、演技力に定評のある個性派俳優を挙げる人がほとんど。もし本当に実現するとしたら、配役は難航しそうですね。調査時期:2011年10月8日~10月22日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性255名(そのほかと回答した58名をのぞく)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】海外ドラマを見るのを途中で止めてしまう理由【ランキング男性編】最終回まで見て後悔しない!満足度の高い海外連続ドラマ【ランキング男性編】映画化されたテレビドラマで面白かった作品完全版(画像などあり)を見る
2011年12月19日