ディオール(DIOR)の新フレグランス「ジョイ インテンス(JOY INTENSE)」が、2020年1月より全国発売。先駆け、限定店舗にて2019年9月6日(金)より数量限定で発売する。ディオール「ジョイ」ディオールの「ジョイ(JOY)」は、約20年ぶりの女性用フレグランスとして2018年に誕生。“女性を幸せにしたい”というディオール創設当初からの願いを込めた「幸せを体現する香り」として、デビュー以来ファンを虜にしている。“花火のように弾ける”喜びを表現そんなアイコンフレグランス「ジョイ」に、新作が仲間入り。「ジョイ インテンス」は“花火のように”喜びが弾ける、幸せな瞬間を香りで表現したものだ。ローズやジャスミンといった華やかなフラワーノートに、ジューシーなシトラスをブレンド。時間の経過とともに、ローズとジャスミンのノートが、バニラの甘さに染まったサンダルウッドに包まれ、豊かなハーモニーを奏でていく。“星の羅針盤”が隠れた宝石のようなボトル“花火のように”弾けた喜びを体現するかのように、ボトルデザインもハッピーな仕上がり。ジュエリーのように巧みにカットされたボトルには、ディオールを象徴するカナージュ模様をあしらった。ガラスの底に浮かび上がるのは、星の羅針盤モチーフを添えて。クリアなボトルからのぞく、優しいピンク色のフレグランスが乙女心をくすぐる。【詳細】ディオール新フレグランス・ジョイ インテンス(オードゥ パルファン)50mL 12,500円+税発売日:2020年1月全国発売予定※公式オンラインブティックにて9月1日(日)より先行発売※2019年9月6日(金)限定店舗にて数量限定発売・ジョイ ボディ スプレー 100mL5,000円+税発売日:2019年9月6日(金)数量限定発売【問い合わせ先】パルファン・クリスチャン・ディオールTEL:03-3239-0618
2019年09月02日三浦貴大と成海璃子がW主演する映画『ゴーストマスター』が今冬公開決定。また、2019年ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭に正式出品されることも分かった。流行っているから低予算で作れば儲かる、という安易な発想と低い志で製作されることになったとある“壁ドン”映画の撮影現場。ところが、主演俳優が壁ドンについて悩みはじめ、撮影がストップ。殴る蹴るのパワハラも日常茶飯事、24時間稼働当たり前の過酷な現場で事態の収拾を押しつけられたのは、こき使われるペーペーの助監督・黒沢明。断れない性格が災いして要領の悪い、B級ホラーを愛するただの気弱な映画オタクだ。黒沢のうっ積した不満は、遂には悪霊を呼び寄せ、監督デビューのために書き温めていた渾身の脚本「ゴーストマスター」に憑依してしまう…。本作は、第2回TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM準グランプリを受賞したヤング ポール監督の作品。ホラーへの熱い想いを注ぎつつ、あらゆる映画を飲み込むカオスのごとき怪作。冒頭は恋愛青春映画のバックステージものとして始まるが、やがて笑いと戦慄が同居するホラーコメディに。そして青春、恋愛、スプラッター、サイバーパンク、アクション、SFと、あらゆるジャンルが凝縮しつつ、どのジャンルにもあてはまらない怒涛の展開が待っているという。主人公・黒沢明を演じるのは、『進撃の巨人』『栞』の三浦貴大。監督やプロデューサー、スタッフから怒号や罵声を浴びせられながらも、懸命に撮影現場を右往左往する助監督役を体現している。普段、ホラー映画をあまり観ないという三浦さんは「脚本を読んだ時には、どのような映像になるのか全く想像がつきませんでした」と言いつつ、「撮影を進めていくにつれて、様々な仕掛けを目の当たりにして徐々に図が見えてきた部分もあれば、監督の試みに、未だ全く完成が想像できない部分もあり自分でも楽しみにしております」とコメント。また演じるキャラクターについては、「熱い想いと才能・技量のなさのギャップに苦しんでいます。そこが自分の10代から20代前半の頃となにかリンクする部分もあり、感情移入しやすかった気がします」と自身と共通する点もあったと語っている。そして、黒沢が憧れる女優・渡良瀬真奈には、「ハチミツとクローバー」「昭和元禄落語心中」『少女たちの羅針盤』に出演、小池真理子の半自叙伝的小説を映画化した『無伴奏』では主人公を演じた成海璃子。「猛暑の中、山奥にある廃校での撮影はとにかく過酷でした」と撮影の大変さを明かし、「現場は特殊メイク祭り、個性的なキャラクターばかりで、笑いの絶えない現場でした」と楽しい現場でもあったと語る。また「なにがなんだか分からないけど、映画愛に溢れた熱い作品です!」と本作を簡潔に説明している。なお、脚本を務めたのは『東京喰種 トーキョーグール』の楠野一郎。また、『ミュージアム』『貞子vs伽椰子』の百武朋が、ホラー描写には欠かせない特殊造形を担当した。『ゴーストマスター』は冬、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2019年04月08日広島県尾道市の向島に、2018年10月にオープンしたばかりのアンティークショップ〔NEJIROantiques向島〕。風光明媚な土地柄と相まって、とても良い感じの雰囲気を醸し出しています。普通のアンティークショップとは一味違い、このお店にしかないお宝が眠っているとかいないとか。さて、一体どんなアイテムが見つかるのか、いざ探索といきましょう!アンティーク家具やレトロ雑貨の「NEJIRO=根城(ねじろ)」瀬戸内海の「しまなみ」エリアには、小さな島々が連なり、「多島美(たとうび)」と形容される美しい風景が広がっています。そんな島々のひとつ、尾道市の向島に、アンティーク好きにはたまらないショップがあります。その名も、〔NEJIROantiques向島〕。瀬戸内での観光や暮らしの「根城(ねじろ)」のような存在になりたい、という想いが込められた店名です。掘り出し物を探してさっそくですが、どんなお宝が眠っているのか、探索していきましょう。まずはこの土地ならではのアイテム、瀬戸内海の漁師さんに愛用されてきた「ブイ」です。人とは違うインテリアが演出できそうですね♪価格は3,000円です。定番の家具類は、イームズチェアや天童木工など名作が勢ぞろい。そんな中、気になったのが、こちらの大変珍しいデスクです。天板が斜めになっており、しかもその下がガラスで透けて見える収納ケースになっているんですね。自分好みのアイテムを入れておけば、作業がとっても楽しくなりそう。お値段の方は、25,000円と良心的!こちらには、昭和レトロなアイテム群を発見です。竹籠やお猪口など、畳のお部屋での生活にマッチすること必至。火鉢でお餅を焼いたりしたくなっちゃいます。ちなみに、火鉢のお値段は、4,000円とこれまたお買い得♪どこでも見たことがない、一風変わったオブジェ。これは古い洋船で使われていた羅針盤です。全体は銅でできており、重量は約160kg。アンティーク好きには必見でしょう。価格は200,000円!店長の岡野さんいわく、「本当は売りたくないくらいなんですけど……」というくらい貴重な品だそうです。実際に使われていた馬車の車輪です。直径は約87センチ。ユニークなお部屋のアクセントになりそう♪価格は6,000円です。懐かしすぎる!?黒電話です。もちろん、スレも汚れもあります。でも、そこがかわいいかも。お値段は1,000円です。内海を望むレストラン・カフェを併設する本店さて、実は〔NEJIROantiques向島〕には、本店とも言うべきショップが存在します。それが、隣の三原市の海岸沿いに立地する〔NEJIROantiques〕。こちらは、レストラン・カフェ〔NEJIROcafe〕が併設しており、宝探しの前後においしい食事やお茶を楽しむこともできます。上の写真は、《タコつぼカレー》(900円〜)。三原市の名物「やっさだこ」を使用しており、サラダ・ドリンク付きという幸せランチメニューです。オーシャンビューのゲストハウスも!また、〔NEJIROantiques〕から1,000m程離れたところには、〔NEJIROhouse〕という、オーシャンビューの一戸建てゲストハウスもあります。仲間とバーベキューや海釣りなどアクティブに楽しむのも、ひとりで読書や写生などまったりと過ごすのにも最高のロケーションです。遠方から訪れる場合は、こちらにぜひとも泊まってみてもらいたいです!〔NEJIRO house〕宿泊予約サイト遠方の方はネットショップをチェックなお、〔NEJIROantiques〕にはネットショップもあります。オークション形式になっているので、掘り出し物がお値打ち価格でゲットできるかも!遠方の方は、まずはこちらをチェックしてみてはいかがでしょうか。〔NEJIRO antiques〕ネットショップ【店舗情報】●店舗名NEJIROantiques向島●住所広島県尾道市向島町5581-201F●営業時間11:00-16:00●定休日不定休●TEL0848-45-1789※本記事内の商品の価格は全て税込表示です。〔NEJIRO〕HP
2019年03月16日「先行きが見えない」といわれる時代だからこそ、「子どものために」と考えて塾に通わせることはもちろん、子どもにあれやこれやと習い事をさせている親御さんは多いはず。でも、もしかしたら……自覚しないままに、「教育虐待」をしてしまっている可能性も否定できません。そう語るのは、育児や教育に関する執筆活動の他、各種メディアで活躍する教育ジャーナリストのおおたとしまささん。教育虐待の実態から、現在の家庭教育がはらむ問題点を解説してくれました。構成/岩川悟(slipstream)取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)いまとむかしの「教育虐待」のちがい教育虐待という言葉は新しいものではありますが、きっとむかしから似たようなことはおこなわれていたはずです。子どもに過剰に勉強をさせようとする、いわゆる教育ママは何十年も前から存在しましたよね。ただ、かつての教育虐待と現在のそれはニュアンスが若干ちがってきているようにも思います。かつての厳しい家庭教育には、わかりやすい「ゴール」がありました。目指すのは東大をはじめとした難関大学に入学すること。そのゴールに達すれば、その後の子どもの一生が保障されると親は考えていたのです。だからこそ、勉強させることについてはどこまでも厳しく徹底していた。テストの点が良くなければ、手を上げることもあったかもしれません。でも、逆にいえば、テストの結果が良ければ文句はいわない。そういうシンプルな構造のものでした。一方で、いまは「学歴が役に立たない」ともいわれる時代です。それはつまり、かつてのゴールがゴールではなくなったわけです。もちろん、「学歴が役に立たない」といっても、決して「学歴が必要ない」時代になったわけではありません。学歴はいまも一定の武器になることはたしかです。でも、なかには高学歴を得たうえで、英語ができないといけない、プログラミングができないといけない、コミュニケーション能力が高くないといけない、プレゼンがうまくないといけない……といったさまざまな情報を鵜呑みにしてしまった親もいます。そういう親が子どもをスケジュール漬けにしていることが、現在の教育虐待です。でも、子どもをそんなスーパーマンみたいな人間に育てようとすることは、果たして現実的でしょうか?習い事の本来の意義を知る重要性そういう親は、そもそも習い事を子どもにさせることの意義を取り違えています。習い事とは、子ども自身が求めるものをすることによって、夢中になり、達成し、挫折を味わい、そして壁を乗り越えることで、「やり抜く力」を育ててくれるものであり、なんらかのスキルを得るのは副次的な成果です(インタビュー第3回参照)。子どもにプログラミングを習わせたとして、子どもが大人になったときに現在のプログラム技術が通用するでしょうか?断言できますが、「絶対に通用しない」といっていいでしょう。でも、子ども自身が「プログラミングを学びたい」というのなら話は変わります。徐々に難しいレベルのプログラミングを学びはじめるうち、子どもは「どうしてもわからない」という壁にぶつかります。そこで、考えて考えて「こうすればいいんだ!」という「突き抜け体験」をする。その体験こそが子どもの力になるのであって、スキルそのものに意味があるものではないのです。子どもにさまざまなスキルを身につけさせようとすることは、必要かどうかもわからないアプリをスマホにいくつも入れようとしているようなものです。本当に子どものためを思うのなら、スマホそのものの性能を上げる、つまり子ども自身の力を伸ばしてあげることを考えなければなりません。壁に穴が空いたら赤飯を炊け現在の教育虐待のやっかいなこととして、「親も子どもも無自覚」という点も挙げられます。なかには、コーチングまで学んで子どもを完全にコントロールして勉強や習い事をさせている親もいます。コーチングの本来の使い方ではなく、広い意味ではこれも教育虐待につながる可能性がありますが、当然、親は「子どものため」だと思っています。一方で、うまく操作されているがために、子どもにも「虐待されている」という自覚はありません。だから、思春期を迎えても反抗期が訪れない。「いい子に育った」と思ったら大間違いです。そういう子どもは成人しても誰かに指示を与えられないと落ち着かず、つねに自信を持てない、なにをやっても楽しくないという人間になる。なぜなら、「自分の人生を生きたことがない」からです。むしろ、むかしからいわれる「壁に穴が開いたら赤飯を炊け」じゃありませんが、子どもが中高生になって反抗期が訪れたら、よろこばしいことだととらえるべきです。現在の教育虐待には、「親自身の不安を解消しようとしている」という構造があります。親が持つ「この子はちゃんと生きていけるのだろうか……」という不安を解消するため、親が思う解決策を与えようとしているわけです。でも、子どもはこれから親の価値観を超えた世界で生きていかなければなりません。親が与える解決策はあまり意味がないといっていいでしょう。まずは「親は無力である」と親が自覚することが大切です。子どもは親が思っているよりもたくましいものです。子どもの生きる力を信じてあげましょう。いまの子どもには「ぼーっとする時間」が足りないそして、あれやこれやと習い事をさせる代わりに、「ぼーっとする時間」を与えてあげてください。少しでも時間があればなにか習い事を詰め込もうとする親がいるために、いまの子どもたちにはその時間が圧倒的に足りていません。この「ぼーっとする時間」は人間の成長にとても重要なものです。そういう時間があって、「暇だな」「なにをして過ごそうかな」と子どもははじめて自発性を発揮します。そして、「じゃ、本を読もう」「映画を観よう」などと考える。そこで、「なにをしているときに自分は幸せなのか」と知る。それが「人生の羅針盤」になるのです。その羅針盤を持たないまま成長すると、人生のあらゆる場面で進むべき方向を自分で決められない人間になってしまいます。たとえどんなに優れた能力を秘めた人間であっても、その能力を使うこともできないでしょう。塾や習い事にこれだけ多くのレパートリーが出てきている時代、わたしは皮肉を込めて「そのうち、『ぼーっとする時間』を売る塾というものができる」といっています。「子どもメディテーション教室とかね(笑)。仮にそんなものができても利用することなく、子どもが本当に「ぼーっとできる時間」を大切にしてあげてください。『中学受験「必笑法」』おおたとしまさ 著/中央公論新社(2018)■ 教育ジャーナリスト・おおたとしまささん インタビュー一覧第1回:過当競争極まれり。難関中学への“逆転入学”が子どもに弊害をもたらしている第2回:「間に合わせの学力」では人生厳しい。「本質的な学力」を伸ばす“1日10分”の学び第3回:学力は人並程度あればいい。「新たな時代」を生き抜くためには“3つの力”が必要だ第4回:「教育虐待」のやっかいな実態。今の子どもには“決定的に足りない”時間がある【プロフィール】おおたとしまさ1973年10月14日生まれ、東京都出身。教育ジャーナリスト。麻布中学校・高等学校卒業、東京外国外大学英米語学科中退、上智大学外国語学部英語学科卒業。株式会社リクルートを経て独立し、数々の育児誌、教育誌の編集に関わる。心理カウンセラーの資格、中学高校の教員免許を持っており、私立小学校での教員経験もある。現在は、育児、教育、夫婦のパートナーシップ等に関する書籍やコラム執筆、講演活動などで幅広く活躍する。著書は『受験と進学の新常識 いま変わりつつある12の現実』(新潮社)、『名門校とは何か? 人生を変える学舎の条件』(朝日新聞出版)、『ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体』(幻冬舎)など50冊を超える。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年03月14日「将来、自分が何をしたいか」ということを知る事は、将来への道となります。でも、その目標に向かって進んでいる時に遭遇するいろいろな障害。これらは、どのように避けることができるのでしょうか。そして、乗り越えるにはどうすれば良いでしょうか。あなたの「目標」は、本当にあなた”らしい”?今日のテーマは「なりたい自分が本当に望んでいるものと一致しているかどうか」目標や将来に向かって進んでいく感覚を知ること。これは、この時期もう一度確認してみたいことです。どうしてこの時期かというと、2月になり新しい年にも少し慣れ始め、新年度の4月に少しずつ近づいてきました。この新しい年度のスタートは、正しく過ごし、改善するきっかけになるからです。時には、将来のことを考えると不安に思ったり、先が見えなくなったりします。そんな時には、まず、自分の中にある本当に欲しいもの、必要としているものが何かを、改めて知ることが大切です。成功するためには、ぼんやりとした漠然なものではなく、しっかりと目標を定め、明確にしておくことが必要です。そして、それを大切にして進めていく上で忘れてはいけないことがあります。それは「自分らしさ」。しっかり”自分らしく”いながら、進めていくことです。一歩一歩進めていく時に、「目標」が「地図」のようになり、道を示してくれます。その前進している間にいろいろなことが起こり、まっすぐに進めない時もあるかもしれません。でも、たとえ回り道をしたとしても、間違った方向に行かないように、しっかりと心の中にコンパス(羅針盤)を持っておかなければいけません。何が障害となるか知っていますか?どんなことが障害になるのでしょうか?これはとても大切な質問です。何が障害となるかを知って、備えていると、将来に向かって進むときの舵を取れるようになり、しっかりと自分を進めていくことができます。そして、障害が襲ってきた時でも、乗り越えるようになるまで絶対に失ってはいけないものがあります。失ってはいけないもの希望信用前向きなエネルギーこの3つは、いつも持っておきましょう!もちろん、障害が来た時には、落ち込み、ダメだと思うことがあります。でも、この障害はどこからやってくるのでしょうか。いろいろなタイプがありますが4つのタイプに大きく分けることができます。Thich Nhat Hanh氏による見解を見てみましょう。これは仏教の教えにも基づいていることで「viparyasa」と言われる「間違った知識の視点」によるものだと言われています。では早速4つを見てみましょう。1. 停滞(Nitya)すべての事柄、人、感情、考え、シチュエーションにおいて、「始まり」があり、「終わり」があります。物事において、この「始まり」も「終わり」も、とても大切です。でも、私たちはあまりどちらも大切なものだと重要視していません。このことは障害となっている場合があります。時の流れや目標に向かっている時に、「停滞」している事はありません。2. 幸福(Sukha)よく、「幸福感」がある時でも、自分にとってマイナスとなることがあります。例えば、甘いものを食べている時は幸せだけどカロリーを摂りすぎてしまう。お酒を飲むと楽しいけど、体にはあまり良くない。満腹感が過度になってしまうと体にとってはよくないことなど食べ物による間違いも起こります。それ以外にも欲しいもの買ったから幸せだけど、お金がなくなるなど…。言い出すとキリがありません。でも、これらの事は「幸せ」を感じたとしても「一時的な幸福感」です。その時は何かと引き換えで幸福な気持ちを手に入れますが、時間とともにそれはなくなり、後になると不健康(心にも体にも)につながることがあります。これは恋人との人間関係においても同様のことが言えます。仲良くいる時は幸せな気持ちを作り上げることができます。でもしっかりとお互いが仲良して育まないと壊れてしまい、失恋という心の傷や悲しみを生んでしまいますよね。幸せや快感に思う気持ちに注意しましょう。何が長く続く幸せか、どうすると長く続く幸せになるのかを知っておく事は、障害を避けることができるとても大切なことです。3. 自分自身(Armani)人はみんな自立していると思っていますが、環境、周りの人、社会の中でいろいろな結びつきを持って過ごしています。周りに人に起こすアクション、毎日の過ごし方が全て自分に返ってくるということを忘れてはいけません。4. 恐怖心(Shuddhi)毎日を良く過ごすためには、不健康、苦しみ、失望感を持つべきではありません。仏教の教えでは、蓮の花(幸せ)はいつも泥水の中から生まれる通り、問題は当たり前のように起こり、人生の上にはあって当たり前なものです。喜びの種は、この泥水(障害)があることを受け入れることで芽生え、つぼみをつけ、花を咲かせます。そして、その花は時に枯れることもありますが、諦めずに手をかけることで、また新しい花が咲きます。信じる心は、目の前にある闇を綺麗に取り払ってくれます。失望する気持ちは、方向を失わせることがあります。障害があって当たり前。辛いことがあるから、幸せなことが「幸せ」だと感じれるようになるのです。障害は起こってはいけないことではなく、毎日を過ごす上であって当前なのです。
2017年02月16日2016年、タロットを重要なモチーフとしたファンタジー漫画『サングリアル~王への羅針盤~』が誕生!9月12日にその第2巻が発売されるということで、帯のコピーを手がけた鏡リュウジさんが、作者の寺山マルさん、監修協力をしている占い師の田波有希さんと初対面しました。漫画の舞台は中世ヨーロッパ。王族の姫君と、貧民街で暮らす謎めいたタロット占い師の出会いから始まる魅惑のストーリーに興奮を隠せない様子の鏡さんが、寺山さん、田波さん、そして担当編集者の瀬尾さんに様々な質問を投げかけます。作品づくりの舞台裏はもちろん、タロットの豆知識や歴史的背景、さらには占いとの上手な付き合い方にまつわるお話まで飛び出して…。最終回である今回、鏡先生、寺山さん、田波さん、それぞれのお気に入りのタロットの絵柄が判明します。理由を聞いて納得。なんとなく“らしさ”が出ているのも興味深いところです。他には、寺山さんのデビュー秘話や田波さんが経営する古書店のお話も。もちろん鏡先生ならではの、タロットにまつわる豆知識もたくさん教えていただきました。鏡リュウジ…心理占星術研究の第一人者、圧倒的な支持を受ける存在で、大学で教鞭をとるなど、アカデミックな世界での占星術の紹介にも積極的。寺山マル…2014年、新人コミック大賞で入選、デビュー。漫画を読むのとガムが好物。田波有希…プロとしての鑑定歴16年、1万人超の鑑定数を誇るタロットリーディングを中心とした占い師。最初は「死神」のカードはなかった?編集部:ここまで、いろいろなお話をしていただきましたが、座談会をしてみていかがでしたか?田波有希(以下/田波):鏡先生のお言葉に、ものすごくパワーをいただきました。寺山マル(以下/寺山):私もです。ありがとうございます!改めてタロットって面白いなと思いました。鏡リュウジ(以下/鏡):同感です。タロットは面白い!一同:(笑)田波:特に歴史は本当に興味深いです。私も本はたくさん読んできたけど、どの説がフィクションでどの説がノンフィクションか、というのは知らない部分も多かったので、鏡先生のお話を伺えてよかったです。鏡:これからまた新説が出て、変わっていくかもしれないですけどね。タロットは誤読の歴史なので。ジェブラン(※1)のタロットエジプト起源説以降、いろいろな人が誤読を積み重ねてきました。実は、タロットに関するきちんとした研究が始まったのは1980年代以降なんです。田波:歴史の長さを考えると、80年代以降って、つい最近って感じがしますね。ところで「ヴィスコンティ版」(※2)のタロットが、もともとは観賞用だったって本当ですか?鏡:観賞用だったという説があります。確かに「ヴィスコンティ・スフォルザ版」は遊ぶにはだいぶ大きいし、現存するカードの上部にはピンで留めたような穴が残っていますから。ただ、ルネサンス期にはカードで遊ぶ女性の姿を描いた絵もあるので、遊戯にも用いられていたデッキがあったのも事実でしょう。田波:そうなんですね。そういえば、消失してる部分は縁起が悪いカードだから、もともとなかったのかも?という説もありますよね。鏡:「死神」のカードはあるのに「悪魔」と「塔」の2枚がないんですよね。もとからないのか、後で焼失したのか、そこは謎に包まれています。田波:その2枚がないっていうのが意味深ですね。編集部:絶対に引きたくないからと、取り除いてしまったのでしょうか?鏡:そこは二通りの説があるんです。最初はあったのにたまたまなくなったり、貴族が破いたりしたのか。もしくは初めはなくて、後に「悪魔」や「塔」がプラスオンされたんじゃないか、という二つの考え方ですね。縁起が悪いからなくしたという説もあるけど、「死神」はあるからなんとも言えなくて。田波:確かに。2枚はもともとなかったとも考えられますね。鏡:ええ。さっきもちらっと言ったけど、タロットは必ずしも22枚と決まっているわけではなくて、ヴィスコンティと同時代の「キャリー・イェール版」のカードはもっと枚数が多いし、もう少し後に出た「ミンキアーテ」というカードなんかは97枚もあります。つまり、もとからなかったとしても不思議ではないんです。田波:なるほど。3人が好きなタロットカードは?瀬尾亞佑(以下/瀬尾):ところで、鏡先生は大アルカナの中ではどのカードが一番お好きですか?鏡:そうですね。ベタですけど、「フール(愚者)」や「マジシャン(魔術師)」かな。でも、みなさん好きだから「フール」ってあんまり言いたくないんです(笑)。田波:好きな人多いんですか?私は好きと言う方にお会いしたの、鏡先生が初めてです。瀬尾:私も。鏡:えっ!本当に?田波:前に説話社さん(※3)がタロットの意味を「〇△×」で表すランキングを作ったのですが、それを見たら「愚者」に「△」がついていました。それでスタッフさんに「何で△なの?」って聞いたら、「愚者」は何者でもない存在だから良くも悪くもないし、好き嫌いもあまりないって言ってたんです。鏡:そうなんですね!田波:鏡先生は、深い知識をお持ちだからこそ好きと言えるような気がします。鏡:そうなのかなぁ。でも、男性は「フール」が好きな人、結構いるイメージがあります。田波:確かに男女の違いはありそうですね。「フール」は自由な感じがしますし。鏡:崖から飛び出してて危なっかしいから…。女性はもっとロマンチックなカードが好きなのかもしれませんね。何がお好きですか?瀬尾:私は「太陽」が好きです。田波:私は「審判」。編集部:きれいに分かれましたね。鏡:女性には「フール」は人気ないのか…。ベタすぎてみなさんと同じになっちゃうかと思ってました。田波:ベタではないですね(笑)。鏡:でも、ビートルズに「The Fool on the Hill」って曲があるし、海外で、いろんな人が描いた「フール」のカードを集めた画集も出てるんですよ。瀬尾:そんなに人気があるとは…。田波:今日の今日まで知りませんでした。鏡:そうか、わかった!タロットが世界的に本当にブームになったのが70年代なんですね。当時はヒッピー・ジェネレーション。ヒッピーと「フール」って相性がいいから人気が出たのかもしれません。田波:新しい時代を作りたい若者にとっての象徴になったんですね?鏡:そう。既存の社会にはハマんねーよ!と思ってるような人たちにウケたんだと思います。瀬尾:今のお話、すごく腑に落ちました。寺山先生はどのカードがお好きですか?寺山:「隠者」ですね。鏡:それは珍しい。でも、なんとなくお好きなのわかる気がします。田波:先生が描いたタロットの中でも、「隠者」のカードは素敵ですよね。寺山:ありがとうございます。「隠者」ってなんだか落ち着くんです。鏡:そういえばレッド・ツェッペリンの「天国への階段」というアルバムがあるのですが、開くと「隠者」が出てきますよ。一同:へぇー!編集部:タロットっていろいろな所で使われてるんですね。鏡:そうなんですよ。占いの専門家はトンデモ本がお好き?鏡:「審判」がお好きなのは何でですか?「審判」の解釈って人によってずいぶん違うので気になります。田波:「タロットストーリー」の中で、「審判」について“最後の最後まで残ってしまった人も救いましょう”というようなことが書かれていたんですね。そこがすごく好きなんです。鏡:どなたの「タロットストーリー」を読まれたんですか?田波:私が読んだのは東条真人さんの『タロット大事典』です。あと、子どもの頃に読んだ弦エニシさんの『タロットスター』が、最初のタロットの記憶として残っています。鏡:タロットの入門書や教本って、その人独自の世界観の表れですよね。言ってみれば、それぞれがその人の「タロットストーリー」。田波:『タロット大事典』はすごくイマジネーションが膨らむ本だなと思いました。井上敦子さんの『タロット象徴事典』も面白かったですね。もちろん鏡先生の本も拝読しています。タロットじゃないけど『アニマの香り』なんか大好きです。鏡:ありがとうございます。マニアックですね。田波:本の虫というかオタクなので。鏡:田波さんが経営する本屋さんに置かれている本も、占い関係のものがメインなんですか?田波:いえ、どちらかというとトンデモ本が多いですね。鏡:トンデモ本?どんなのを扱っているんですか?田波:そうですね。例えば、戦後の安い紙でできている、恋を叶えるおまじないの本だとか、不思議な絵が描かれた奇門遁甲(※4)の本だとか。民俗学やオカルトの本も結構あります。鏡:へぇー、行ってみたいな。僕も年季の入ったトンデモ本好きです。田波:いいですよね。ちなみに、うちは古本屋なんですけど、占いの本だけは新刊があります。もちろん鏡先生の本も置いてますよ。鏡:ありがとうございます。寺山先生、漫画家デビュー秘話編集部:聞きそびれていたのですが、寺山先生と瀬尾さんはいつ頃から一緒にお仕事をされてるんですか?瀬尾:ええと、最初はクリスマスイブに作品を持ち込まれたんですよね。寺山:そうそう。鏡:それはロマンチックな!(笑)瀬尾:私たちは「クリスマスですね」「そうですね」って感じで、全然ロマンチックさはなかったですけどね(笑)。持ち込みを受け、魅力的な作品だなと思って、弊社の新人賞に出していただいたら受賞して。読み切り漫画を2本くらい掲載し、その後すぐに連載が始まりました。連載まで、かなり早かったですね。鏡:すごい。「ROAD OF THE KING」だ。(※5)ジェブランの幻想的なタロットエジプト起源説では、Taortという言葉が「王の道」の意味であると解釈されていましたが(もちろん、これは間違い)、そんなスピード展開を聞くと、まさに「王の道」を地でいかれているという感じもしますね。瀬尾:そうなんです!田波:寺山先生は本当に才能豊かなんですけど、ものすごくピュアな方で、心がずっと子どものように清らかだなっていつも感じています。寺山:え?そんな、そんな…。鏡:漫画家さんってそういう方多いですよね。瀬尾:そうですね。だからこそ面白いものが描けるんだと思います。鏡:これからが楽しみですね。『サングリアル』も、寺山さんご自身も。寺山:ありがとうございます。精進します。一同:今日はありがとうございました。【編集部註】※1アントワーヌ・クール・ド・ジェブラン。1781年に『原始世界』を刊行し、「タロット=トートの書」説を発表。※2ヴィスコンティ・スフォルツァ版タロット。15世紀後半にミラノ公によって作られた、様々な博物館、図書館、世界中の個人コレクションに散らばる約15デッキのタロットの総称。※3占い専門の老舗出版社。※4古代中国で生まれた方位術。周の軍師・太公望や三国時代に活躍した諸葛亮孔明が戦に用いたと言われる。※5『サングリアル』の表紙に「ROAD OF THE KING」と書かれている。陰謀と闘え。運命を選べ。弱い自分を打ち破れ。禁断の王宮ブラッディー・ファンタジー、誕生。『サングリアル~王への羅針盤~ 1』 (ビッグコミックス)9月12日 第2巻発売!『サングリアル~王への羅針盤~ 2』 (ビッグコミックス)鏡リュウジ1968年、京都生まれ。国際基督教大学大学院修了。占星術研究家・翻訳家。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。日本トランスパーソナル学会理事。英国占星術協会会員。著書に『鏡リュウジ 星のワークブック』(講談社)、『オルフェウスの卵』(文春文庫)、共著 角田光代『12星座の恋物語』(新潮文庫)、訳書にヒルマン『魂のコード』(河出書房新社)、サバス『魔法の杖』(ヴィレッジブックス)ほか多数。寺山マル2014年、新人コミック大賞で入選、デビュー。「月刊!スピリッツ」で『あいのあいだに(前後編)』掲載後、本作が初連載作品となる。漫画を読むのとガムが好物。田波有希多摩美術大学卒業。同大学染織デザイン研究室助手を経て、美術作家として活躍しながら占い師に。プロとしての鑑定歴16年、鑑定人数10000人以上。東京、雑司が谷にて古本と占い「JUNGLE BOOKS」を拠点に活動。下北沢「FUTURE DAYS」などでも鑑定を行う。「サングリアル~王への羅針盤」「神軍のカデット」監修中。
2016年11月07日2016年、タロットを重要なモチーフとしたファンタジー漫画『サングリアル~王への羅針盤~』が誕生!9月12日にその第2巻が発売されるということで、帯のコピーを手がけた鏡リュウジさんが、作者の寺山マルさん、監修協力をしている占い師の田波有希さんと初対面しました。漫画の舞台は中世ヨーロッパ。王族の姫君と、貧民街で暮らす謎めいたタロット占い師の出会いから始まる魅惑のストーリーに興奮を隠せない様子の鏡さんが、寺山さん、田波さん、そして担当編集者の瀬尾さんに様々な質問を投げかけます。作品づくりの舞台裏はもちろん、タロットの豆知識や歴史的背景、さらには占いとの上手な付き合い方にまつわるお話まで飛び出して…。前回まではタロットの歴史や背景にまつわるお話を伺ってきましたが、今回は漫画家・寺山マルさんの過去・現在・未来にスポットを当てていきます。『サングリアル』のマル秘エピソードや気になる今後の展開についても、ちょっぴり聞けるかも?鏡リュウジ…心理占星術研究の第一人者、圧倒的な支持を受ける存在で、大学で教鞭をとるなど、アカデミックな世界での占星術の紹介にも積極的。寺山マル…2014年、新人コミック大賞で入選、デビュー。漫画を読むのとガムが好物。田波有希…プロとしての鑑定歴16年、1万人超の鑑定数を誇るタロットリーディングを中心とした占い師。次なる夢は舞台化、映像化?鏡リュウジ(以下/鏡):『サングリアル』は初の連載作品とのことですが、これまではどんな漫画を描かれてきたんですか?瀬尾亞佑(以下/瀬尾):前の作品とは全然、作風が違うんですよ。以前は現代の日常的な物語を読み切りで描いたりしていて。鏡:ずいぶん幅が広いんですね。寺山マル(以下/寺山):そう言っていただけるとうれしいです!鏡:『サングリアル』は歴史大河ロマンですよね?田波有希(以下/田波):歴史大河!私たちもそう言ってたんですよ。瀬尾:初めての連載なのに、こんな大変な作品を頑張って描いてくださって…。鏡:描き込みが細かいですよね。すごく時間がかかりそうだなと思いながら読んでいました。寺山:タロットが持つパワーに負けない世界観をつくりたいと思って、洋服ひとつ取っても、なるべく細部までこだわって描くようにしてます。編集部:てっきり、最初からそういう作風の方なのかと思っていました。瀬尾:今回の作品で大化けしたんです。鏡:絢爛豪華な世界ですよね。お嫌でなければ映像化してほしいです。個人的にはCG実写、希望です(笑)。田波:CG実写いいですね!舞台化も憧れます。鏡:確かに舞台もいいなぁ。宝塚でやってくれたら合いそうな気がします。瀬尾:実は作品づくりの過程で宝塚を観に行ったんですよ。2回くらい行きましたよね?寺山:はい。素敵でした。鏡:やっぱり観たんですね!宝塚っぽさがあるなと思いました。田波:寺山先生は、一度対面鑑定を受けただけでストーリーが浮かんでくるほど感受性が豊かだし、とにかく吸収力が高いので、舞台を観に行ったりすると、ものすごく反応してくれるんですよね。寺山:ありがとうございます。田波:本当に苦労して、3人とも作品に潜って潜ってつくってるので、舞台や映像になったら涙が出ちゃいそう。寺山先生なんて泣きながら絵を描いてるんですよ。それも、嫌だからではなく感動して泣いてるんです。いい話やーって(笑)。鏡:ご自身が納得できるまで力を出しきってるってことですね?寺山:そうなんだと思います。『サングリアル』は愛の物語!?編集部:これは伺っていいのかわからないのですが…。「ココロニプロロ」は恋愛がテーマのサイトなので、今後、主人公2人の間に恋愛の展開があるのか、差し支えない範囲で教えていただけないでしょうか。寺山:そうですね。あったらいいなと思います!瀬尾:恋愛、恋愛はしていない2人ですが、何者でもなかった男の子アンが王を目指し、その斜め後ろに女性であるキルケがいて背中を押して、一緒に王座へ登っていくというお話なので、何かしら愛の形は出せたらいいなと考えながらつくってますね。田波:まず、2人の出会いについて考えたとき、アンはバックグラウンドが何もわからないキルケをいきなりお城に連れて来るじゃないですか。そのときアンの中で恋のような気持ち…自分にとってのものすごいインパクトがなかったら連れては来ないだろうという感覚のもと、みんなでお話をつくってるんです。瀬尾:そうですね。そしてこの物語の発端は、実は愛の話なんです。寺山先生は2人の愛の話っていうところからイメージをつくりあげてるので、見え方としてはラブストーリーではないけど、根底には愛があります。鏡:思うに最初、アンにとってキルケはお母さん的な存在ですよね。これはユング心理学では「アニマ」と言うのですが、そこから彼女が性の対象としての女性に変容するってことは、アン自身が男の子として成長していくこと。つまり愛の形の変容そのものが、アンの成長ストーリーを物語ることになるのかなという気がします。寺山:わー!その解釈、すごくうれしいです!田波:うれしいですね。ところで話は戻りますが、タイトルにある「サングリアル」という言葉について、どこまで広げたらいいか悩んでいるんです。先ほど言ってた「聖杯」としての意味も持たせられたら面白いなと思うのですが。鏡:聖杯って、シンボリックに言うと「かけがえのない自分のアイデンティティ」の象徴だから、この作品自体がある意味、聖杯探しの物語ですよね。それから、王というのは自分自身の元型、基本的な存在の在り様そのものの象徴なんです。この作品の主人公は、実際に王を目指すわけですが、何者でもなかった若者が自分自身になっていくという意味では、あらゆる物語の雛形をたどってると言えますよね。そういう意味でも『サングリアル』って深いなー。寺山:本当ですか?瀬尾:私たち、本当に血を吐くようにしてつくってるので、そう言っていただけると最高にうれしいです!漫画、舞台…作品づくりはインプットが命編集部:『サングリアル』は今までとは作風が違うというお話でしたが、この漫画を描くにあたって影響を受けた作品はありますか?寺山:そうですね。いろんなところから影響を受けてると思うんですけど、きれいなものが好きなので、よく画集を見たりはしています。あと、小さい頃に星の神話の本を眺めるのが好きで、読めなくても絵だけ見て楽しんでいました。寺山:星座のハンカチなんかも好きで集めてましたね。そういうものが蓄積されてこの作品につながったんじゃないかと思います。宝塚も観ましたし。漫画だったら、ジョージ朝倉先生の作品をよく読んでいました。『ベルサイユのばら』や『キャンディ・キャンディ』のような女の子っぽい漫画も好きです。そういう、ありとあらゆるものから影響を受けてるんじゃないかなと思います。瀬尾:『エリザベート』を観たときは寺山先生、感動して「これだ!」って言ってましたよね。田波:その後、上がってきた絵がすごく良かったのを覚えてます。瀬尾:そしてミュージカルみたいな漫画を描きたいって。ババーンと音楽が聞こえてくるような、豪華絢爛な雰囲気の漫画を描きたいって言い始めたんですよね。寺山:『エリザベート』は本当に感動しました。ヒロインが王家を思って歌い、でも息子には反発されて…というシーンの二重唱が素晴らしくて。素敵!切ない!と感じました。「ママは僕の鏡だから」って曲かな?編集部:インプットが大事なんですね。漫画はもちろんですが、作品のイメージ的に、神話やミュージカルから影響を受けてらっしゃるのも、とても納得がいきました。第2巻の見どころをちょっとだけ…!編集部:『サングリアル』の第2巻は、第1巻とガラッと変わっていくのかなと想像しています。見どころやキーパーソンを教えていただけますか?瀬尾:簡単にお話すると、第1巻ではアンが「僕は王になるんだ」と覚悟を決めましたよね。でも、その時点ではまだ弱いし、口で言ってるだけなんです。そんなアンが実際、どうやって強くなっていくのか、どのように現実に立ち向かい、戦っていくのか、というのが第2巻で描かれています。キルケの謎もだんだん明らかになっていくので、そこも楽しみにしていただきたいですね。編集部:キルケにそんな裏があるとは思っていなかったので、ちょっとドキドキします。鏡:それにしても、これだけ細密な漫画を描き続けるのは大変ですよね?寺山:そうですね。でも、最近は1人でやってる感覚がないんです。正直なことを言うと、瀬尾さんも有希さん(田波さん)も本当にいい方なので、もう力になっていただけるものなら、どんどんそうしてもらおうと思ってたくさん協力を仰いでいます。その分、絵の部分では私は精いっぱい頑張ろうと思って、歌いながら描いてるような感じです(笑)。鏡:歌いながら描いてるんですか?ミュージカル的な世界観の作品だから合ってますね(笑)。寺山:はい。もし今、日常的な物語の漫画を1人で描いてたら、連載するのが逆にキツかったかもしれません。もちろん今も苦しいことはあるけど、楽しさの中に苦しさがある、という感じがします。編集部:産みの苦しみの中に楽しさがあるって素敵ですね。ところで、鏡先生は今回、帯のコピーを書かれたとのことですが、その際、何か意識されたことはありますか?鏡:帯を書かせていただく機会は結構多いのですが、短くキャッチ―にしなくちゃならないから難しいんですよね。僕、長く書く癖があるから申し訳なくて。本当は大きいフォントで「読んで!」「買って!」って書きたいんですけどね(笑)。一同:(笑)鏡:でも、そうもいかないし、タロットに携わる立場からすると、このタイトルを見ただけでも語りたいことがたくさん出てくるから、どうしても情報量が多くなるんですよね。『サングリアル』という作品自体が一つのタロットのストーリーになってるということも書きたいし、とにかく言いたいことがいっぱいあって、絞るのが本当に難しかったです。それで帯にありえないルビを振ってもらっちゃいました(笑)。編集部:難しい漢字が出てくるんですか?瀬尾:いえ、かっこよくルビを振っていただいたんです。それはぜひ書店でご覧ください!次回予告タロットを勉強したい方に朗報!占いの専門家による、おすすめの本をご紹介します。そして、鏡先生、寺山さん、田波さん、それぞれのお気に入りのタロットの絵柄も判明しちゃいます♪鏡リュウジ1968年、京都生まれ。国際基督教大学大学院修了。占星術研究家・翻訳家。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。日本トランスパーソナル学会理事。英国占星術協会会員。著書に『鏡リュウジ 星のワークブック』(講談社)、『オルフェウスの卵』(文春文庫)、共著 角田光代『12星座の恋物語』(新潮文庫)、訳書にヒルマン『魂のコード』(河出書房新社)、サバス『魔法の杖』(ヴィレッジブックス)ほか多数。寺山マル2014年、新人コミック大賞で入選、デビュー。「月刊!スピリッツ」で『あいのあいだに(前後編)』掲載後、本作が初連載作品となる。漫画を読むのとガムが好物。田波有希多摩美術大学卒業。同大学染織デザイン研究室助手を経て、美術作家として活躍しながら占い師に。プロとしての鑑定歴16年、鑑定人数10000人以上。東京、雑司が谷にて古本と占い「JUNGLE BOOKS」を拠点に活動。下北沢「FUTURE DAYS」などでも鑑定を行う。「サングリアル~王への羅針盤」「神軍のカデット」監修中。
2016年10月12日2016年、タロットを重要なモチーフとしたファンタジー漫画『サングリアル~王への羅針盤~』が誕生!9月12日にその第2巻が発売されるということで、帯のコピーを手がけた鏡リュウジさんが、作者の寺山マルさん、監修協力をしている占い師の田波有希さんと初対面しました。漫画の舞台は中世ヨーロッパ。王族の姫君と、貧民街で暮らす謎めいたタロット占い師の出会いから始まる魅惑のストーリーに興奮を隠せない様子の鏡さんが、寺山さん、田波さん、そして担当編集者の瀬尾さんに様々な質問を投げかけます。作品づくりの舞台裏はもちろん、タロットの豆知識や歴史的背景、さらには占いとの上手な付き合い方にまつわるお話まで飛び出して…。今回はタロットの歴史やカードの意味にまつわるエピソードなど、占い好きにはたまらない話題がテンコ盛り。トランプについてのちょっとびっくりなお話も飛び出します。鏡リュウジ…心理占星術研究の第一人者、圧倒的な支持を受ける存在で、大学で教鞭をとるなど、アカデミックな世界での占星術の紹介にも積極的。寺山マル…2014年、新人コミック対象『フタゴのコ』で入選、デビュー。漫画を読むのとガムが好物。田波有希…プロとしての鑑定歴16年、1万人超の鑑定数を誇るタロットリーディングを中心とした占い師。☆漫画家の寺山マルさんからスペシャルプレゼントもあるので、ぜひ最後まで読んでくださいね!『サングリアル』というタイトルが生まれたワケ鏡リュウジ(以下/鏡):もしかしたらネタバレになるかもしれないから聞いていいのかわからないのですが、タイトルの「サングリアル」という言葉は相当、重要なキーワードなんですか?僕からすると、これは実はかなり衝撃的なタイトルなので、うわ~っと興奮しちゃいまして。寺山マル(以下/寺山):そうですね。あまり詳しくはお話できないのですが、「サングリアル」…つまり「王家の血筋」というのは、今後の展開の中で大きな位置を占めていきます。「血」がキーワードですね。瀬尾亞佑(以下/瀬尾):タイトルをつけるときは、かなり悩みました。寺山先生と田波さんと私、3人がそれぞれ何十個も案を持ち寄って。田波有希(以下/田波):1人50案は出しましたよね?瀬尾:その中で、寺山先生が出した「サングリアル」は、ダブルミーニングもあってかっこいい!ということで、こちらに決まりました。鏡:なるほど。「サングリアル」は「血」「王家の血」の意味ですが、「サングラール」というと「聖杯」のことですよね。だから聖杯伝承と関わっているのかな?と。それからマニアックな話をすると、イギリスに「サングラール・ソサエティ」というタロットを作っている秘密結社があったりもします。そして、何と言っても「ウェイト版」のタロットを作ったウェイト(※1)が、「聖杯伝承はタロットのルーツだ」と言ってるんですね。そういうことも背景にあるのかな?と思いました。田波:そのあたりのことが簡単に書かれた本があったので、寺山先生にお渡ししました。先生はそれを読んでからストーリーを作ってくださったんです。寺山:はい、いろいろと参考にさせていただきました。謎の占い師キルケの人物づくり編集部:こちらの作品では、主人公のアンを導く占い師のキルケが重要な存在として描かれていますよね。キルケを女性にしたのはなぜですか?彼女の人物づくりについて、きっかけなどあれば教えてください。寺山:アンは王子だけど最初は女の子として登場し、王座を目指すことになっても、やっぱりどこか女の子っぽいところがあります。そんなアンの傍にいて背中を押してあげる、斜め後ろの微妙な存在は強い女性であってほしいなと。そんな私の憧れを込めて描きました。編集部:キルケという名前の由来は?寺山:ギリシャ神話の女神の名前です。鏡:ホメロスの『オデュッセイア』にもキルケという魔女が登場しますね。(漫画を)読んでいて、キルケは裏の主人公という印象を受けました。アンと表裏になっているような。寺山:そうです、そうです。編集部:ちなみに、『サングリアル』はどんな方に読んでほしいと思いますか?瀬尾:この漫画を連載している「月刊!スピリッツ」は男性読者さんが多い雑誌ではありますが、女性の読者さんも結構多いんです。占いを題材としていますし、ロマンチックな内容なので、20代・30代ぐらいの女性に読んでいただきたいという想いはありますね。占いに興味がある方はもちろん、ない方にも「占いっていいな」と思ってもらえたらうれしいです。アンと同じように悩んでいる人が、一歩前に進むために背中を押せたらと考えて作っています。タロットは占いのツールではなかった?編集部:キルケは主人公のアドバイザー的な存在として描かれていますね。歴史において占い師が権力者に寄り添い、アドバイスをするというケースはたくさんあったと聞きますが、実際、タロットはいつ頃からどのような使われ方をしてきたのでしょうか?田波:現存する最古のタロットカードは15世紀頃のものと言われていますよね?鏡:そうですね。ただ、もともとタロットは、占いではなくゲームや観賞用のものとして使われていました。15世紀頃から占いに使われていたという説もあったのですが、それは後世の人が勘違いして流布した、誤った情報のようです。今は、占いのツールとして使われ始めたのは18世紀以降と考えられています。だからカードそのものには歴史があるけれど、占いのツールとしては比較的新しい存在です。一方、占星術師は古くから政治と深く関わっていました。鏡:18世紀、フランス革命の頃にカードが占いに使われるようになり、その時期に「ルノルマン・カード」(※2)で知られるルノルマンという女性が、王家の人々やナポレオンの奥さんなどを占ったという話が残っています。とはいえ、具体的にどれくらい政治との関わりがあったかは不明です。恐らく、当時の貴族の大半は占星術を支持していたのではないかと思います。編集部:最初は占いのツールではなくゲーム用のものだったんですね?田波:「マルセイユ版」は、ずっとトランプ的な扱いをされているみたいです。鏡:そう。今でもカードゲームとして使われていて、イギリスの田舎に行くと、おじいちゃんが将棋を指すような感じで遊んでいるんですよ。一同:へぇ~。鏡:ゲームと占いって構造としては似ていますから、占いのツールに発展していったのは当然と言えば当然かもしれません。ちなみにタロットには大アルカナと小アルカナがありますが、もともとは小アルカナと呼ばれるトランプのような数札(かずふだ)が先に存在したんですよ。寺山:え?小アルカナが先にあったんですか?鏡:はい。イスラム起源の4つのスートのカードなんです。それが今のトランプに進化していく流れの中で、イタリアで20数枚の絵札(※3)が加えられ、タロットが発明されました。そして15世紀頃に今と同じようなタロットが登場したのですが、その時に絵札として選ばれたのは、当時ルネッサンスで大流行していた、抽象概念を絵にした、誰が見てもわかる花札みたいな絵柄でした。なお、ルネッサンス期には、それこそディズニーランドのパレードみたいに、タロットの「恋人」のモチーフなんかを山車に乗せて行進したりしていたそうです。一同:ほぉ~。トランプはゲームの名前ではなかった!鏡:当時、タロットという言葉はまだなくて、「トライアンフ」や「トリオンフィ」と呼ばれていました。勝利を表す言葉ですね。これが今のトランプの語源で、「切り札」「勝ち札」といった意味があります。鏡:トランプは英語では「プレイング・カード」と呼ばれ、「トランプ」と言って通じるのは日本だけです。要するに江戸時代、ポルトガル人が「UNO」のように「トランプ、トランプ」と言っていたのを聞いた日本人が、「なるほど、これはトランプと言うのか」と勘違いしたわけです。寺山:面白いですね!鏡:あと、ルネッサンス期にフランチェスコ・ペトラルカという詩人がいたのですが、彼は「トリオンフィ」という詩を書いています。その詩には、最初に「愛」が登場するのですが、「愛」は「死」に負けちゃうんです。でも「死」は「名声」に負ける。瀬尾:「死」は「名声」に負けるんですか?鏡:「死」の後に「名声」が残るじゃないですか。一同:あー!鏡:「名声」の後には「時」が出てきます。「名声」も「時」には負けてしまう。そのように順番に勝っていくんですよ、というシリーズがあるんです。寺山:すごい哲学的ですね!鏡:そこに出てくるモチーフが、ほぼタロットと共通しているんです。タロットには「隠者」のカードがありますが、昔あのカードには「時間」という意味があったんです。田波:なるほど。謎に包まれるタロットの真実鏡:トランプの語源はわかるけど、「タロット」の意味は、実は未だにわかっていないんです。謎の言葉だったので、昔、ジェブラン(※4)という人物が古代エジプト語だと誤解し、その説が広まりました。田波:私もそれ、何かの本で読みました。鏡:ジェブランは1781年にその説を発表し、この年はタロットの歴史の決定的な転換点となりました。当時パリでは古代エジプト文明が大流行していたため、何でもエジプトに結びつけて考える風潮があったんです。鏡:そのときに生まれたタロット・エジプト起源説がいろいろな人のインスピレーションをかき立て、そこから占いに使われるようになったり、魔術に使われるようになったりしました。実際のところ、当時は古代エジプト語が解読されていなかったので、ある意味、好き勝手言える部分があったんですよね(笑)。田波:あはは。確かに。その時代の話は調べていくと本当に面白いなと思います。ウェイトが所属していた「黄金の暁団(黄金の夜明け団)」にまつわることなんかも興味深くて。私は歴史が好きでいろいろな本を読んできたのですが、その中で占いに関係あることはもちろん、それ以外も参考になりそうなものがあったら、寺山先生にお渡ししているんです。編集部:なるほど。では、寺山先生も結構、歴史的な背景について学ばれているんですか?寺山:そうですね。いただいた資料を一生懸命読んでいます。鏡:「黄金の暁団」、つまり「ゴールデン・ドーン」の話が出たので補足説明しますね。ウェイトというのは、先ほど言っていた「ウェイト版タロット」をつくった人物ですが、彼は独自の思想を持つ学者だったし、ヘブライ語やラテン語の翻訳も得意だったそうです。田波:それはすごい!鏡:だからアカデミックな分野で尊敬され、結社とは関係のない人たちにも一目置かれていました。あと、「ゴールデン・ドーン」にはノーベル賞を獲ったイェイツ(※5)もいましたね。田波:私は占いの学校などで学んだわけではなく、独学で占い師になったので、どのカードが優れているか、というのを教えてもらったことはないんですね。でも、いろいろ使ってみたところ、「ウェイト版」はすごく完成度が高いなと感じました。田波:一つ一つの絵柄にきちんと意味が収まっているのに、デザイン力も高くて、解説も一本筋が通った感じがするし、本当に良くできたカードだなと思います。鏡:僕も「ウェイト版」、好きです。スミスさんという人が絵を描いたから「ウェイト・スミス版」とも言いますね。ところでみなさん、あまりマニアックなタロットの話になっても難しいんじゃないかと思うのですが、大丈夫ですか?瀬尾:いえ、とても面白いです。寺山:もっと聞きたいです!【編集部註】※1アーサー・エドワード・ウェイト。数秘術・魔術などの文筆家。「ウェイト版タロット」の制作者として著名。※2ルノルマンの名を冠したオラクル・カード。※3「20数枚の絵札」…現在、大アルカナは基本的に22枚と考えられているが、明確な決まりはなく20数枚とされている。※4アントワーヌ・クール・ド・ジェブラン。1781年に『原始世界』を刊行し、「タロット=トートの書」説を発表。※5ウィリアム・バトラー・イェイツ。アイルランドの詩人、劇作家で、イギリスの神秘主義秘密結社「黄金の夜明け団」のメンバー。次回予告というわけで、マニアックなタロットのお話がもう少し続きます。ぜひお付き合いください!漫画に登場するオリジナル・タロットにまつわる秘話もお届けする予定です。陰謀と闘え。運命を選べ。弱い自分を打ち破れ。禁断の王宮ブラッディー・ファンタジー、誕生。『サングリアル~王への羅針盤~ 1』 (ビッグコミックス)9月12日 第2巻発売!『サングリアル~王への羅針盤~ 2』 (ビッグコミックス)鏡リュウジ1968年、京都生まれ。国際基督教大学大学院修了。占星術研究家・翻訳家。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。日本トランスパーソナル学会理事。英国占星術協会会員。著書に『鏡リュウジ 星のワークブック』(講談社)、『オルフェウスの卵』(文春文庫)、共著 角田光代『12星座の恋物語』(新潮文庫)、訳書にヒルマン『魂のコード』(河出書房新社)、サバス『魔法の杖』(ヴィレッジブックス)ほか多数。寺山マル2014年、新人コミック大賞』で入選、デビュー。「月刊!スピリッツ」で『あいのあいだに(前後編)』掲載後、本作が初連載作品となる。漫画を読むのとガムが好物。★Twitter@terayamamaru田波有希多摩美術大学卒業。同大学染織デザイン研究室助手を経て、美術作家として活躍しながら占い師に。プロとしての鑑定歴16年、鑑定人数10000人以上。東京、雑司が谷にて古本と占い「JUNGLE BOOKS」を拠点に活動。下北沢「FUTURE DAYS」などでも鑑定を行う。「サングリアル~王への羅針盤」「神軍のカデット」監修中。
2016年09月20日激動の2016年後半、運気の波に乗るためのメッセージや気になるジャンルについての開運法を「五星三心占い」を操るゲッターズ飯田さんに伝授してもらいました。五星三心占いによると、2016年は「羅針盤」「カメレオン」「イルカ」という3つの星が主役の年とのこと。今回は「仕事」と「金運」です。■仕事:密かにライバルを設定して、負けん気むき出しで頑張る仕事がデキるようになるには、ライバルをつくるといいですよ。イルカは競争心も強いので、「あの人に負けたくない!」とがむしゃらに働けば、力がメキメキついていきます。相手の仕事ぶりをマネするのも、カメレオンが元気な下半期は実力アップの近道。また、企画書を出すなど自己アピールも、評価につながりやすいでしょう。<年明けからずっとやる気がおきないまま…>という悩みを解消するには?いったん、仕事以外を全て排除してみては?楽しい気持ちが仕事に向かえば、やる気もおきるはず。そのためにはSNSなど趣味のものを排除。仕事の中で楽しみを探すしかなくなりますから。それでもやる気が出ない場合は、終業後の楽しみを充実させる手もアリ。■金運:無駄遣いは一切やめて、貯めることに専念すべし来年の干支である酉年の運気が入る下半期は、お金のトラブルが出やすい時期なので、ヘタに投資などをしてお金を増やそうとするより、“生きていくために必要なもの以外は買わない!”ぐらいの勢いで、堅実に貯めることを考えたほうがいいと思います。あとは、自分より収入の高い人と仲良くすることが、金運アップのコツです。<今年始めた投信が元本割れ。貯金も危ない>という悩みを解決するには?お金を使うなら、資産価値のあるものに。お金のことをきちんと勉強しないと、投資で当てるのは難しい。今期は、ちゃんと働いて貯めるのが第一ですが、資産を持とうと思うなら、歴史のあるものにしないと。アンティークの時計、老舗ブランドのバッグなどが一例。◇げったーず・いいだ四柱推命や統計学、手相など様々な占いを研究し、膨大な人数の対面鑑定をした経験から、独自の「五星三心占い」を考案。テレビでも活躍。近著は、『ゲッターズ飯田の運の鍛え方』(朝日新聞出版)。※『anan』2016年6月22日号より。文・保手濱奈美 (C)baona
2016年06月16日人を5パターンの性格と3種類の運気に分ける「五星三心占い」を操るゲッターズ飯田さん。今年前半パッとしなかった…、という人へ助言!■自己中もなんのその。強い者が勝つ、実力至上主義が加速。私が考案した「五星三心占い」から読み解くと、2016年は「羅針盤」「カメレオン」「イルカ」という3つの星が主役の年。なかでも来年の運気の影響を受け始める下半期は、自己中心的で我が強いイルカが飛び抜けて絶好調に。ともすると角が立ちそうなタイプですが、イルカは努力家で、往々にして実力派。その力を周りが認めているため、奔放な言動も受け入れられるんです。要は“強い者が勝つ”といった至極当然の風潮が加速するということ。自信のある人は自分の意見を主張し、思うように振る舞いましょう。それが運気アップにつながります。ただし、実力がなければ淘汰されるハメに。そうしたら、自分の至らなさを自覚して、足りない部分を養えばいいんです。一方、「我が張れるほどの実力なんてないワ」という人は、イルカタイプの人のサポートに徹すること。運気のいい人と一緒にいたり、相手を褒めたりすると、自動的に開運しますよ。■アラサーは頑張り時。いかに楽しみながら努力できるかがカギ。下半期に最も好調なイルカは、楽しいことが好きという特徴もあります。年齢に当てはめると10代の若い層。そして、イルカの次に運気のいいカメレオンは古風な性質があり、年齢にすると40代~50代。つまり、今年後半はこの2つの年齢層の人たちのエネルギーがグンと上がり、芸能界でも圧倒的なスターが登場するなど活躍が集中します。その間の20代~30代は、まさにananの読者世代だと思いますが、上下の世代にスポットが当たるあまり、評価されづらく、苦労することもありそうです。アラサーがこの状況を乗り切り開運するには、仕事で役立つ知識や技術を一つ身につけること。ネットニュースを見るのを今すぐやめて、資格のテキストなど本を読むべき!とはいえ、マジメに努力をするのは当たり前。イルカが強い下半期は、楽しみながら努力をするという一枚ウワテなやり方で、さらに運気がアップ。そのほうが現実的で、勉強は身になりますからね。■受け売りはNG。実体験を重ねるほど、運気は上がる!そのほかにも開運につながる心がけがあります。それはやはりイルカの影響ですが、よく遊ぶことです。ちゃんと働き、ちゃんと遊ぶというメリハリをつけると、運気の波に乗りやすくなるでしょう。しかも、仲間意識が強く、体験好きというイルカの特性から、“グループ”をキーワードにした体験型の遊びを取り入れることがポイントです。複数でバーベキューをやるのもいいですし、団体競技のサッカーやバスケを観戦しに行くのもいいと思います。下半期は人の価値がどんどん上がるタイミングでもあるので、ネットの情報の受け売りではなく、こうして実際に経験したことを誰かに話すと、それを面白がって人が集まり、結果、恋愛につながる新たな出会いや仕事のチャンスも巡ってくるんです。そんな今期の口癖にしてほしいのが、「まぁいっか」と「なんとかなる」。イルカ特有のポジティブかつテキトーな姿勢で、幸運を引き寄せてください。◇げったーず・いいだ四柱推命や統計学、手相など様々な占いを研究し、膨大な人数の対面鑑定をした経験から、独自の「五星三心占い」を考案。テレビでも活躍。近著は、『ゲッターズ飯田の運の鍛え方』(朝日新聞出版)。※『anan』2016年6月22日号より。文・保手濱奈美 (C)Balavan
2016年06月16日突撃アポなし取材で銃規制、対テロ戦争、医療制度など、現代にはびこる複雑な社会問題を、分かりやすくズバッと一刀両断してきたマイケル・ムーアの最新作『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』。今回は、ここ日本でも大きな課題となっている女性の社会進出について、“先進国”アイスランドの実情に迫る特別映像が解禁となった。アメリカ復権をかけて、ヨーロッパの“常識”を侵略するミッションに挑むことになったマイケル・ムーア。今回の映像では、世界で初めての女性大統領を輩出し、女性の社会進出と活躍が最も盛んなアイスランドへ向かう様子が公開された。ムーアの前に現れたのは、3人の女性役員たち。「アイスランドは女性が生きるには最高の国。この15~20年で女性進出が進んだ」と明かしていく。「企業の役員会では、女性、もしくは男性が40%を占めないといけない。若い男性にチャンスを与える良い法律だわ」との発言も飛び出し、冗談交じりに「女性は最大でも60%止まり?」とムーアが尋ねると、3人は「そうよ」と余裕の微笑みで答えるのだ。また、「役員会に女性が3人いたら文化が変わる」と話すのは、商工会議所の前所長H.トーマスドッティル女史。アイスランドの調査によると、女性は集団に「1人ではお飾り、2人は少数派、3人でグループの力学が変わる」と力説。「女性を増やせば、出資者にもチェックが入る」と言う。まさに女性の社会進出こそ、“道徳倫理の羅針盤”となり、有益になると語り、「企業の長期間に渡る生き残りの秘訣こそ、女性の存在にある」と、同女史は自説を説いていく。こうした自信に満ちた女性たちとの対話を通じて、「女性が本当に対等な力を持っていると国民が幸せに見える」とムーアが語る通り、今回の映像に登場する女性たちは、誰もが生き生きとした笑顔を見せる。日本でも、女性たちの活躍の場を整えることが急務といわれるだけに、日本の首相や議員たちにもぜひ観てもらいたい映像といえそうだ。『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』は5月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月12日2016年を絶好調で過ごすために、心得ておくべきことは何? おなじみゲッターズ飯田さんが、運気の流れから読み解きます。幸運のしっぽをつかむ行動さえ起こせば、チャンスはあなたのもの。エネルギーがある事象をとらえて、パワーアップを図りましょう!* **今年の後半からジワジワきてはいましたが、2016年の前半は本格的に、「古いもの」にまつわる運気が上がります。歴史や伝統、老舗などがキーワードになりますが、要は長い時間をかけて積み重ねてきた物事が、きちんと評価されるようになるということ。いわば、本物志向の時代になるんです。私が考案した「五星三心占い」によると、2016年は「羅針盤」「カメレオン」「イルカ」という3つの星が権力を握る運気。それらの星が持つ個性によって来年の流れの予測がつきますが、羅針盤は品格と礼儀正しさがある星なので、古き良き上質なものがエネルギーを持つように。そういったものを積極的に取り入れること、たとえば全身は難しくても、一点、老舗ブランドのバッグを持つなどすると、開運につながります。また、歌舞伎や落語といった伝統芸能を観に行くのもいいでしょう。羅針盤の性質からすると、挨拶やマナーも非常に大切。お礼をきちんと言うのはもちろん、今の時季なら年賀状なんかを出してみると、年明け早々運気アップのスタートダッシュにピッタリです。もらった相手も、面倒くさいと言いつつも内心嬉しいものですから。もう一つの星、カメレオンは、その名の通りモノマネが得意です。たとえば、仕事の効率を上げたいなら、自分が「ああなりたい」と思う相手に要領を教わると、その通りにできるようになれるはず。彼氏がほしいと思うなら、モテる女性の言動をマネること。自己流は失敗しがちなので、あんまりやらないほうがいいですね(笑)。あと、カメレオンは美人の星でもあるんです。そのため、身近なアイドルといったカワイイ系の女子よりも、有無を言わさぬ正統派美人がもてはやされる予感。顔に自信がない人は酷だと思うかもしれませんが、大丈夫。丸いチークなど子供っぽいメイクをやめて、目元を強調した美人顔に化ければ、運気の波に乗れるはず。イケメン界にも完全無比の美しさを持つ新たなスターが誕生しそうです。そして、3つめの星のイルカは努力家でがんばり屋。やる気のある同僚や、テンションの高い友達に会うことが、開運のカギになります。こういう人と一緒にいることで、いいエネルギーがもらえるんです。反対に、愚痴や不満、悪口ばかりを言うような相手とは、距離を置いてください。運気の悪いダークサイドへと引きずり込まれてしまいますからね。◇げったーず・いいだ四柱推命などさまざまな占いや、約4万8000人を鑑定した膨大なデータから、独自の「五星三心占い」を考案。新刊『ゲッターズ飯田の運の鍛え方』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2015年12月25日号より。文・保手濱奈美(C)BrianAJackson
2015年12月17日「褐色の標的」など数々の上質な警察小説を世に放ち続ける作家・安藤能明の人気シリーズを映像化した「撃てない警官」。俳優・田辺誠一が主演を務める本作からこの度、予告編が解禁された。警視庁総務部企画課企画係・係長の柴崎令司(田辺さん)は、警察組織の中でも一握りのエリート候補。現場での逮捕経験はなく、ただ昇進のみを考え出世街道をひた走ってきた。だがある日、直属の部下・木戸和彦が拳銃自殺したことにより運命は暗転。うつ病を患っていた木戸だが、柴崎は上司である課長の中田(石黒賢)から電話で、木戸が快癒したため射撃訓練に参加させるよう告げられる。既に中田が押印した指示書も出ていた。柴崎はなんの疑問も感じず、所属長預かりになっていた拳銃を木戸に返還し訓練の参加を命じる。その直後の事件だった――。本作の主人公柴崎役には、連続ドラマW「空飛ぶタイヤ」のほか、『紙の月』や『おかあさんの木』など話題作に出演多数の田辺さん。元警察官の義父を慕い、妻子へ愛情を注ぐ一方、エリート街道のためならば同じ警察官をも平気で脅迫し利用するエリート警官を演じている。監督は『8月のクリスマス』、『少女たちの羅針盤』などを手掛けた俊英・長崎俊一が務める。そして今回解禁された予告編は、「警察内部で起こるエリートたちの出世闘争」のテロップとともに、警視庁本庁から所轄へ左遷されてしまう田辺さん演じる主人公・柴崎が無念を漂わせながら荷物を抱えている場面から始まる。そして「あんな奴のために、何で私が…」と呟く柴崎のセリフに“アンチヒーロー”として、エリート街道に返り咲くための緻密で大胆に実行される、壮絶な復讐劇が予感されるものになっている。『岸辺の旅』や連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を手掛けた大友良英が担当する劇中音楽が、一筋縄ではいかないストーリー展開を、より一層際立たせていて、第1話への期待感が高まる映像となっている。誰が味方で誰が敵なのか?警察組織内部でうごめく出世争いや復讐劇をスリリングに描いたリアル警察ドラマ。新たな「アンチヒーロー」の出現といえる本作をまずはここから覗いてみて。連続ドラマW「撃てない警官」は2016年1月10日(日)22時~WOWOWにて放送。(cinemacafe.net)
2015年12月05日上質な警察小説を世に放ち続ける作家・安東能明の人気シリーズ「撃てない警官」がこの度、田辺誠一を主演に迎え、WOWOWにて放送されることが決定した。警視庁総務部企画課企画係・係長で警部の柴崎令司(田辺さん)は、巨大な警察組織の中でも一握りのエリート候補。現場での逮捕経験はなく、正義感など無用とばかりにただ昇進のみを考え出世街道をひた走ってきた。だがある日、直属の部下・木戸和彦が拳銃自殺したことにより運命は暗転。うつ病を患っていた木戸だが、柴崎は上司である課長の中田(石黒賢)から電話で、木戸が快癒したため射撃訓練に参加させるよう告げられる。すでに中田が押印した指示書も出ていた。なんの疑問も感じなかった柴崎は所属長預かりになっていた拳銃を木戸に返還し訓練の参加を命じる。その直後の事件だったのだ。責任を問われた柴崎は納得がいかず、中田からの指示の電話があった旨を訴えるが、その時間の中田にはアリバイがあった。そして指示書もすでに処分されていた。結局柴崎は中田から所轄への左遷という辞令を言い渡される。一体電話の主は誰だったのか。執念の捜査を続ける柴崎は、単なる事件の真相解明ではなく、出世コース復帰へ向けてある計画を画策する――。原作は、デビュー作「褐色の標的」で「第7回日本推理サスペンス大賞」優秀賞を受賞後、数々の警察小説を手掛けてきた安東さんの人気が高い同名シリーズ。本作の主人公・柴崎には連続ドラマW「空飛ぶタイヤ」や『ハッピーフライト』など幅広い役を演じ、最近では“画伯”とも称されその奇才ぶりを発揮する田辺さんが演じる。そんな田辺さんは「今回『ドラマW』の主演が初めてですが、やりたかったですし、非常にうれしいです」と喜びを語り、「毎回先が読めない展開でした。最終的にどこにたどり着くのか分からない、一本筋じゃいかない話なので面白いと思います」と脚本についてコメント。また、柴崎との共通点を聞かれると「柴崎は、熱血漢なキャラクターではないのですが、ある種の人間として不正などを許せない、気持ち悪いという想いは誰でもあると思うので、一つ一つ向き合っていくのは面白いなと思います。自分としてもなるべくそういう風にありたいなと思うので、そこら辺は共感します」と役の印象も語っていた。主演の田辺さんのほかに石黒賢、中越典子、嶋田久作、山本學らも出演する本作。『8月のクリスマス』や『少女たちの羅針盤』を手掛けた俊英・長崎俊一が務め、警察ドラマとしては斬新な主人公にして正義よりも組織での出世を最優先するキャラクターを描いている。新たな“アンチヒーロー”の出現を目撃してみて。連続ドラマW「撃てない警官」は2016年1月10日(日)22時より放送開始(全5話/1話放送無料)。(cinemacafe.net)
2015年11月18日トップカルチャーは8日、新潟県新潟市に、県内最大店舗となる「蔦屋書店新潟万代」をオープンした。同社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブが全国展開するTSUTAYAのFC加盟企業中、最多の店舗数を展開。また新潟県は人口100万人当たり約25店舗と、「TSUTAYA」「蔦屋書店」を全国で人口1人あたりの店舗数が最も多い都道府県となるという。同店は、同社が展開する蔦屋書店のフラッグシップ店舗としてオープン。コンセプトに「希望の羅針盤」を掲げ、人生の希望や豊かなライフスタイルを見つけるための「情報・知識・感動」がつまった、さまざまな本、雑誌、映画、音楽などを県内最大級規模で取りそろえたという。専門スタッフが来店者の”本選び””映画・音楽選び”などをサポート。また、本を片手にコーヒーを飲んだり、語り合ったりすることもできるBOOK&CAFÉスペースは150席を用意した。さらに今回、新たな試みとして、「デジタルハリウッドSTUDIO 新潟」を店内に併設。「好きなことを、好きな時間に、好きな場所で、自分らしく学ぶ」今までにない”ラーニングスタジオ”をコンセプトにした、目的や地域に特化した学習スタイルを提供するプラットフォームとなっている。ウェブやアプリ製作の技術習得など、クリエイティブな刺激を提供していくという。「蔦屋書店 新潟万代」 (新潟県新潟市中央区幸西3-1-6)は、店舗面積1,200坪。営業時間は8時~24時。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日九州には県ごとに数多くの焼酎の銘柄が存在します。中でも大分、熊本、宮崎、鹿児島の焼酎は全国的に有名ですよね。今回は、その中から熊本と宮崎の焼酎について、地元の酒好きに聞いた、オススメの焼酎を紹介します。●六調子(熊本県/六調子酒造)熊本の人吉で作られる米焼酎は「球磨焼酎」と呼ばれますが、これぞまさに球磨焼酎の代名詞とも言える銘柄です。「ろくちょうし」ではなく「りくちょうし」と読むので要注意。蒸したお米の風味と芳醇な香りが味わえ、どんな料理にも合います。●古代一壷(熊本県/六調子酒造)貯蔵熟成させた米焼酎。古酒ならではの深い味わいと香りを堪能することができます。個人的にはそのまま飲むよりもお酒の半分くらいの水で割って飲むのが好みです。同じ熟成焼酎である宮崎の『百年の孤独』を意識して作られたそうです。●瑠璃の香(熊本県/天草酒造)100年以上の歴史を持つ天草酒造の米焼酎。長期熟成させた古酒と新酒を混ぜることで上品な香りと甘みのある味を作り出しています。ロックで飲むのがお薦めです。コバルトブルーの瓶も美しく、飲みきった後もついとっておきたくなる逸品です。●待宵(熊本県/高橋酒造)「全麹仕込み」という新しい製法で作られた米焼酎です。上品な香りとコクのあるまろやかな味が特徴で、魚でも肉でもよく合います。以前は熊本県だけで販売されていた超プレミアム焼酎でしたが、ついに全国区で売られるようになりました。●万次郎(熊本県/大石酒造場)熊本の『万次郎』というカボチャを使った焼酎です。万次郎は糖度が非常に高く、焼酎も甘みの強い性格に仕上がっています。一見、変りダネ焼酎に見えますが、案外ハマってしまう一本です。●牧場の夢(熊本県/大和一酒造)お米と牛乳、そして温泉水を同時に発酵させて作った牛乳焼酎です。フルーティな味と牛乳の風味を味わうことができます。飲み口が非常に柔らかいので、女性でも飲みやすいでしょう。冷凍庫で冷やして飲むのがオススメです。●尾鈴山 山ねこ(宮崎県/尾鈴山蒸留所)ジョイホワイトという芋焼酎用に改良された芋を使った芋焼酎です。芋焼酎とは思えないほど上品な香りと、キレのある飲み味が特徴で、飲み込むと口の中にほんのりと甘い風味が残ります。ロックで飲むのがお薦めです。●百年の孤独(宮崎県/黒木本店)テレビで皇太子さまが愛飲していると紹介され、一躍有名になった麦焼酎。「中々」という麦焼酎の原酒を長期熟成させ作られています。ウイスキーのような琥珀色をしており、芳醇(ほうじゅん)な香りと深いコクを楽しむことができる逸品。なかなか手に入りませんが、宮崎の代表的な焼酎のひとつでしょう。●ひとり歩き(宮崎県/古澤醸造)まだまだ無名だったジョイホワイトを一躍有名にした芋焼酎。優しい香りとコクのある味、さらりとした飲み口で、すいすい飲んでしまいます。この『ひとり歩き』の原酒を3年間熟成させた『羅針盤』という焼酎もおすすめです。●杜氏潤平(宮崎県/小玉醸造)日南市飫肥にある小玉醸造さんの芋焼酎です。焼酎好きなら絶対に聞いたこと、そして飲んだことのある銘柄ではないでしょうか?上品な香りと、キレのある飲み口、そしてまろやかな味わい、非の打ち所のない焼酎です。以上、地元の酒好きに聞いた熊本、宮崎のおすすめ焼酎たちでした。これ以外にもまだまだ数え切れないほどたくさんの焼酎があるそうで、挙げたらキリがないとのこと。中には現地に行かないと飲めない物もあるそうですので、行く機会があれば飲み歩いてみるのもいいかもしれませんね!(高橋モータース@dcp)
2012年11月28日美のプロが毎回そのコツや極意を伝授!少しでも「美しくなりたい」「美しく見せたい」と思うのは、女性ならだれしものこと。そんな関心をひきつける新番組が、NHKBSプレミアムでスタートする。番組名は「アフロディーテの羅針盤」だ。本格スタートは、この春4月4日からで、毎週火曜23:15~に放送される。このスタートを前に、28日荷はスペシャル版が放送された。仕草美人、着やせ美人、笑顔美人……なりたい美人は?スペシャル版では、元宝塚トップスターの紺野まひるがゲストとして登場。周囲の目を引きつける美しいしぐさについて指南し、「仕草美人」を目指すことが提唱された。ストレッチの効果についての検証も行われ、ウエストサイズダウンに効果的な方法の伝授も。娘役のトップとして、まさに美しさのひとつの体現をみせる彼女の言だけに、おおいに注目を集めた。このスペシャルは3月31日の午前7:45~再放送も行われるので、見逃した人はそちらをチェックしよう。番組のMCはモデルの佐田真由美と女優の緒川たまきが務める。今後スタートした通常番組の内容も、笑顔美人や着やせ美人になるためのポイント、カモシカ美脚になるための秘密伝授など、興味深いテーマばかり。毎週チェックすれば、あなたも美しく生まれ変われるかも。この春、ぜひチェックしておきたい番組だ。元の記事を読む
2012年03月29日長年にわたって愛され続けてきたキャラクター、スヌーピーでおなじみの漫画「ピーナッツ」の物語をアニメ化した「Happiness is:スヌーピーと幸せのブランケット」のDVDで、女優の成海璃子がアニメの声優に初挑戦!5月18日(水)、アフレコ収録の様子が報道陣に公開された。成海さんは、「ピーナッツ」の中でも、チャーリー・ブラウンに次ぐ人気を誇る少年ライナスの声を演じている。彼が一時も離すことなく持ち歩いているのが、安心を与えてくれる青い毛布。本作では、ライナスがその毛布を卒業することを決心!チャーリー・ブラウンや姉のルーシーの助けを借りて、なんとか毛布の誘惑を遠ざけようと奮闘するのだが…。公開されたアフレコのシーンは、ライナスがチャーリー・ブラウンに毛布を預かってもらおうとするシーン。強い口調で毛布を手放すことを宣言するも毛布を手放すと、体が震え出し、冷や汗が出てきてしまい、結局、すぐに取り戻してしまう。普段は哲学的な言葉で大人びた雰囲気を持ちつつも、ふと少年らしさをのぞかせるキュートなライナスを成海さんは感情を込めて見事に表現した。今回の抜擢について成海さんは「かわいいキャラクターなので私がやるのはどうなんだろうと思った」と率直なコメント。ライナスのように、ずっと手放せないものは?という質問には「ないです。ゆずれない、というのはあっても守りたいというものはないですね」と即答つつ「でも、(ものを)捨てるときはごめんね、いままでありがとうって思いながら捨てています」と女の子らしい一面ものぞかせる。この3月に高校を卒業し、社会人としての一歩を踏み出し始めたが「こんなこと言っていいのか分かりませんが、急に楽しくなりました。いろんなことが変わってきている気がします」と変化を楽しんでいるよう。プライベートの時間が増えたこともあり「よく外に出かけます」とのこと。すかさず「彼氏は?」という質問が飛んだが「全然(笑)。ひとりで出かけてます」とあっさり。ちなみに、外出時は映画を観に行くことが多いそう。自身の主演作『少女たちの羅針盤』も現在、公開中だが「こないだ、『ブラック・スワン』を観たかったんですが観れなくて、仕方なく(出演作を)観ました」と告白。「映画館で観て、結構いいかもと思いました」と笑顔を見せた。「Happiness is:スヌーピーと幸せのブランケット」DVDは8月12日(金)より発売。■関連作品:少女たちの羅針盤 2011年5月14日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 映画「少女たちの羅針盤」製作委員会■関連記事:草刈麻有、出演作『少女たちの羅針盤』は「家族で一緒に映画館に観に行く」成海璃子、忽那汐里ら登壇『少女たちの羅針盤』完成披露試写会に15組30名様ご招待成海璃子、忽那汐里、草刈麻有らがミステリー初挑戦『少女たちの羅針盤』撮影快調
2011年05月18日映画『少女たちの羅針盤』の完成披露試写会が4月13日(水)、都内で開催され、成海璃子、忽那汐里、森田彩華、草刈麻有、黒川智花ら女優陣と主題歌を手掛けた矢沢洋子、長崎俊一監督が勢揃いした。とあるネットシネマの撮影現場と、4年前の女子高生によって結成された劇団“羅針盤”の軌跡。現在と過去を交錯させながら、悩みを抱えつつも、前に進もうとする少女たちの姿と彼女たちに起こったある事件、その悲劇の真相が描き出される。“羅針盤”を結成する瑠美、蘭、梨里子、かなめを演じた成海さん、忽那さん、森田さん、草刈さんは春らしい衣裳で華やかに登場。撮影中も4人一緒のシーンが多かったそう。成海さんが「福山(広島県)で毎日一緒で、撮影が終わっても稽古したりして大変でしたが、4人で過ごしたことで“羅針盤”が画面に出ていると思います」と思い入れたっぷりに語れば、忽那さんも「都内でのリハから地方ロケまで、飽きないかってくらい仲良くずっといましたね」と楽しそうにふり返る。森田さんも「ホテルでも部屋に4人で集まってて、寝るとき以外は一緒にいて、くだらない話をずっとしてた」仲の良さをうかがわせた。草刈さんは、父親で俳優の草刈正雄は完成した映画を鑑賞したかと尋ねられ、「まだですが、家族で一緒に映画館に行こうと話してます」とニッコリ。また、かなめの姉のなつめを演じた黒川さんは、4人との一緒のシーンは少なかったが、草刈さんを見つつ「姉妹の仲の良さが伝わると思います。撮影後も遊びに行ったりしてました。本当にかわいくて、こんな妹がほしい」と語り、久々の再会を喜んでいた。また、主題歌「羅針盤」について矢沢さんは「2度(映画を)観て、時間をかけて作りました。少女の葛藤、未来に対する希望が前面に出ている、映画にピッタリの作品ができたと思います」と手応えを明かした。長崎監督は「こういう時期にお越しいただき、ありがとうございます」と観客への感謝を口にし、「若い女優たちの存在感、パワーを感じて元気になってもらえれば」と語りかけた。『少女たちの羅針盤』は5月14日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。■関連作品:少女たちの羅針盤 2011年5月14日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 映画「少女たちの羅針盤」製作委員会■関連記事:成海璃子、忽那汐里ら登壇『少女たちの羅針盤』完成披露試写会に15組30名様ご招待成海璃子、忽那汐里、草刈麻有らがミステリー初挑戦『少女たちの羅針盤』撮影快調
2011年04月13日第1回「福山ミステリー文学新人賞」で優秀賞を受賞した水生大海(みずきひろみ)のよる小説を映画化した『少女たちの羅針盤』の広島県福山市での撮影の様子が、主演の成海璃子、忽那汐里、森田彩華、草刈麻有ら出演陣のコメントと共に伝わってきた。ミステリー界の巨匠・島田荘司と彼の出身地である福山市が協力し、日本のミステリー界に新風を吹き込むべく始まった「ばらのまち福山ミステリー新人文学賞」。本作は、その第1回優秀賞を受賞した水生大海の作品を映画化したもので、原作では“羅針盤”という名の演劇グループのメンバーの突然の死の真相を解き明かし、真犯人を追い詰めていくという物語が展開される。ロケは福山市で行われ、成海璃子、忽那汐里、森田彩華、草刈麻有が主要キャストとして参加。6月末より撮影が続いている。成海さんは「ミステリー作品への出演は初めてなので、これまでとは違った、いい緊張感の中で撮影しています。とにかくやるだけです。頑張ります」と意気込みを語る。成海さんと同様、話題作への出演が続く忽那さんは「ミステリ―という、初めて挑戦するテ―マ性の強い作品に携わらせていただくことに、胸が高鳴っています。現場では日々、学ぶ毎日です。“羅針盤”のメンバーとお互い良い刺激を受けながら、芯の強い作品に創り上げられたらと思います」と充実した撮影をうかがわせるコメントが到着。映画にドラマ、情報番組など幅広い活躍を見せる森田さんは「ミステリー映画っていうことは、今回特に意識して演じてはいないんです。でも初めてのことが多いので、どんなふうに出来上がるのか想像出来ないので、凄く楽しみにしています」と語る。そして、その美貌と演技力で“草刈正雄の娘”という説明がもはや不要な高い評価と注目を浴びる草刈さんは「ミステリーは初めてなので、どういう風に観ている人が釘付けになる作品を監督やキャストのみなさんと作っていくか。みなさんをいい意味で裏切るのが楽しみです」と頼もしいコメントを寄せてくれた。メガホンを握るのは『8月のクリスマス』、『西の魔女が死んだ』の長崎俊一。福山市を舞台に、どのようなミステリーが描き出されるのか?『少女たちの羅針盤』は2011年春、公開。■関連作品:少女たちの羅針盤 2011年春、公開© 映画「少女たちの羅針盤」製作委員会
2010年07月26日