肌やお尻にハリがなくなってきて、老化を感じたことがある人も多いと思います。肌や身体は、20代から30代と移り変わる時に少し状態が変わります。特に周りの環境によるストレスがあると、老化につながる事があります。「シワの数だけ幸せになる。」と言いますが、そんなこと言ってられませんよね!今回は、美習慣を持つ方法を見てみましょう。 29歳は老化に対して注意すべき?はい。ほとんどの女性は30歳から老化を心配するようになります。でも、実際には研究により、29歳から老化が始まることがわかりました。29歳という節目はただの「年齢」の区切りだけではないのです。人生にとって大きな節目となり自分を見直すこともあると思います。自分の人生で経験をしたことを心のコレクションとして、20代の頃とは違った考え方や精神に気づくことがあると思います。このことは30代へのステップとしてバランスのとれた第一歩です。そして、老化を感じた時に心配ばかりしているのは良くありません。その心配事の数だけ、シワの数につながってしまいます。初めて感じた衰え 初めて白髪やシワを見つけるとショックを受ける人も多いですよね。しかし、老化はいつかは必ず来るものなので、受け入れる事も覚えましょう。白髪ができて、ストレスを溜めると新しい白髪を生むことになります。時間の流れに対して起こるひとつひとつの事に気持ちを乱されるよりも、歳と一緒に美しくいる楽しみを覚えることが大切です。どのくらいの長さを鏡の前で過ごす?ある研究によると、女性は1年間最低73時間鏡の前で過ごしているとのことです。美容に興味がある人ならその時間長さはもっと長くなります。化粧をしたり、アンチエイジング対策など、鏡の前でまるでスパイのように顔を眺め一つ一つのシワや吹き出物見つけては、原因や対策を考えます。これでは心配事が増えてしまいます。シワを見つけたときの顔は、眉間にシワが寄っているなんてことも。「 弾力がなくなってきた…」とか「疲れが肌に出てきた…」など自分にマイナスなことを投げかけるのをやめましょう。その分、水分をたくさん取る、新しいスポーツを始める、1日15分の散歩をする、良い香りのアロマをたいてみる、などの時間にあててみませんか?心がよく感じると鏡の前の自分にも反映されることを忘れないでください。美習慣を作るヒント自分の美しさに対して「必要なもの」を自分自身に問いかける習慣を持ちましょう。これを繰り返すと、毎日の本当に必要なものと実際が違っていることに気づくようになります。まず、髪の毛を見てみましょう。できるだけ天然素材のものを使っていますか?顔はきれいに洗っていますか?年齢とともに、やはり、ナチュラル素材のものを体が求めていることに気づくと思います。美習慣を持つたくさん働いた後には、香りの良いスクラブで身体を洗ってみるのも1つです。お友達と温泉に出かける習慣もいいですね。「自分の美」に時間をかけることが大切です。幸せでないとダメ今まで、幸せな人が若々しいことに気づいたことがありませんか?それは雰囲気だけではなく、数多くの「ストレスが与える老化現象」の研究で科学的に証明されています。 毎日と向き合う方法を覚えて、困難や感動を感じながら、少しずつ笑顔でいる時間を増やしましょう。1日に少なくとも10分笑うと良いと言われています。ポイントは、老化とうまく付き合い、自分が幸せでいられる美習慣を持つことです。ぜひ、心がけてみてください。
2016年07月27日いま大人気の「腸活」をご存知ですか?腸を元気に活動させることで、ガンや認知症、メタボを遠ざけるだけでなく、体の内外ともに若々しさを取り戻せる健康法のことです。そのために重要な役割を担っているのが、腸内細菌。私たちの腸には、3万種1000兆個もの共生菌がすみ、腸と協力して体と心によい働きをしてくれます。ただしそれは、腸内細菌を喜ばせる食事をし、彼らを元気にする生活をしているときだけに得られるパワーのようです。ならば、腸内細菌に働いてもらうにはどんな腸活を行えばよいのでしょうか?その点について知るためには、76歳のいまも現役で、腸研究の第一人者として活躍する藤田紘一郎さんの『50歳から若返るための1分間「腸」健康法 ―老化を防ぐ決め手は“腸活”です!』(ワニブックス)が役立ちます。ご本人が毎日実践し、若返りによいと実感しているという39項目の方法のなかから、簡単にできそうな6つの方法をご紹介いたしましょう。■1:1回につき1分間の深呼吸を繰り返す「若々しくあり続けるために、第一に必要なものはなんですか?」と問われたら、どう答えるでしょうか?答えは、なんと「性ホルモン」。ちょっとエッチな響きに感じるかもしれませんが、性的魅力を高める性ホルモンも、50歳を過ぎれば若々しく長生きする源泉となるというのです。そんな性ホルモンを枯渇させないためには、腸を鍛えることがいちばん。なぜなら性器は、腸からできているからです。意外な関係性にちょっとびっくりするかもしれませね。じつは、イソギンチャクやクラゲのような原始的な動物には、脳も心臓もなく、生殖活動もすべて腸が行っています。進化の過程で、腸がさまざまな臓器などに分化しました。私たち人類も例外ではありません。その分化の様子がわかるのが、お母さんのおなかのなかにいる胎児。胎内で最初に作られる臓器は腸であり、約8週間後に、腸だった組織にくびれができて性器へと発達します。命の神秘を感じますね。そこで、性ホルモンの分泌量を盛んにするには、リラックスして腸や性器が活発に活動できるようにすることが不可欠。それには深い呼吸が有効です。1回につき1分間、腸に新鮮な空気を送り込むつもりで深呼吸を繰り返しましょう。■2:夕食に「体がなにを欲しているか」1分間考える「若返るためになにを食べようか」「体がなにを欲しているか」、1分間でよいので、メニューにこだわることが大切。しかし1日3食ともにこだわるのは大変なので、夕食を大事にしましょう。なぜなら、腸の吸収力がいちばん高まるのは夜、眠っている時間帯だから。夕食に必ず摂りたい栄養素の第1位は、腸の働きを活性化する食物繊維。そして第2位は、性ホルモンの原料となるコレステロール。卵黄やレバー、ウナギ、魚卵、肉などに豊富に含まれています。しかも、人体を構成する37兆個の細胞の新陳代謝にも、コレステロールは欠かせない栄養素だといいます。■3:たんぱく質とネバネバ食品を一緒に食べる食事で摂った肉や魚、卵、大豆、乳製品などのたんぱく質は、腸で20種類のアミノ酸に分解されます。このうち、体内で十分な量を合成できないため、食事からとくに摂取する必要のある9種類を必須アミノ酸と呼びます。この必須アミノ酸をもとにつくり出されるのが、幸福感や満足感の源泉である「幸せホルモン(セロトニンやドーパミン)」です。そんな幸せホルモンの分泌量を増やすには、腸内で合成されるビタミンCや葉酸、ビタミンB6などのビタミン類の働きが欠かせません。腸内細菌の数と種類を増やし、豊かな腸内環境を築くことで、ビタミン類の合成力は高められます。そのためには、水溶性の食物繊維を積極的に摂ることが大事。ワカメなどの海藻類、オクラや長いも、納豆、メカブ、コンニャクなどに多く含まれます。こうしたネバネバ食品とたんぱく質を一緒に摂ることで、幸せホルモンの量も増えるというのです。■4:良質な油を1日に2~3杯程度摂取する亜麻仁油やエゴマ油、青背の魚の刺し身など、新鮮なオメガ3脂肪酸を毎日摂ると、腸の働きがよくなるそうです。さらに、オメガ9脂肪酸という栄養素を含むオリーブ油も腸の働きをよくします。オリーブ油の利点は2つ。1つは、酸化しにくいので、過熱調理にも向くこと。2つめは、腸内環境を改善する効果を期待できることです。保温効果があるので、温かい食べ物にオリーブ油を加えると、腸内をポカポカ温め続けてくれ、便秘改善効果もあります。とはいえ、摂りすぎは逆効果。著者は、1日2~3杯を目安に摂取することをおすすめしています。■5:食物繊維や発酵食品をたっぷり摂取する私たちの腸には3万種、1000兆個の腸内細菌がいますが、生まれながらに腸にすみついているわけではありません。赤ちゃんは、母親の体内にいるときは無菌。誕生とともに外界にいる細菌とふれあい、腸に取り込んでいきます。そうして生後1年かけて取り込んだ腸内細菌たちが、その人の健康状態を生涯にわたって左右する腸内細菌叢の組成を決めているのです。決まってしまった腸内細菌叢の組成は変えられませんが、諦めることはありません。食物繊維や発酵食品をたっぷり摂る食生活は、腸内細菌叢の善玉菌の数を増やし、免疫力を高めてくれるからです。■6:「ひと口ゆっくり30秒」をふた口だけ行う腸の健康のために、積極的に摂りたいのは、オリゴ糖。オリゴ糖は、ビフィズス菌など善玉菌の大好物だからです。オリゴ糖を毎日摂取すると、大便中のビフィズス菌が40%も増えるというデータもあります。ただし、オリゴ糖の摂取を怠ってしまえば、わずか1週間で元の状態に戻ってしまいます。続けることが大事です。そんなオリゴ糖を豊富に含むのが、玉ネギ、ゴボウ、ニンニク、アスパラガス、納豆などの大豆食品、バナナ、ハチミツなど。一方、避けたいのが、白い主食や白砂糖。白い主食とは、白米や白い小麦粉で作ったうどんやパスタなど。主食にはブドウ糖が豊富に含まれますが、脳の栄養源にはなっても腸の栄養源にはなりません。それどころか、ブドウ糖が大量に腸に運ばれると、小腸は真っ先にブドウ糖の消化に働かなければならず、疲れきってしまいます。ご飯を玄米や五穀米にするだけで、腸の調子は変わってくるはず。50歳を過ぎたら、ご飯はお茶碗に半分程度にし、ひと口をゆっくりと30秒くらいかけて噛んでよく味わいましょう。唾液もたっぷり出て消化もよくなりますよ。食事すべてにひと口30秒をかけるのは大変なので、ふた口だけ1分間かけてよく噛んでみませんか?*人間は加齢を避けることはできませんが、老化を遠ざけることはできます。老化とは、加齢の結果ではなく、衰えだからです。腸内細菌を元気にする生活を心がけて、老化のスピードを遅らせましょう。腸内環境の改善のためにできることから始めてみませんか?(文/山本裕美) 【参考】※藤田紘一郎(2016)『50歳から若返るための1分間「腸」健康法 ―老化を防ぐ決め手は“腸活”です!』ワニブックス
2016年07月15日田舎に住むと、空気が綺麗で肌にはとても良く、歳をとっても良い老化の仕方をします。皮膚の表皮を都会暮らしの人と比べてみると違いは明らかです。ある研究で、同じようなライフスタイルを持っていて同じ時間紫外線を浴びている30〜45歳の女性を200人集めて企画をしました。その結果、都市に住んでいる女性が肌年齢が高いことがわかりました。田舎暮らしの女性より都会暮らしの女性は10パーセント老化が進んでいるのです。そこで、肌の老化を防ぐ方法をご紹介します。空気汚染が肌に悪影響を及ぼすひと昔前までは、車の排気ガスや軽油によるヒーターによる空気汚染やスモーク問題は深刻でした。この状況からは少しずつ改善されてきましたが、最近では空気汚染対策のため大きな汚染をフィルターで取っているのに、フィルターで取り切れないもっと小さな汚染が広がり、肌の中に浸透しやすくなっています。PM(粒子物質)の問題PMと呼ばれる物質は、表皮のバリア機能を通過することができ、肌の中の細胞に入り込み血管の中へと進んでいきます。肌全体は、表面上変わりなく見えますが入り込んだ物質を中和させるために、肌の老化へとつながるのです。空気汚染は老化だけでなく腫瘍につながることもあり、肺がんの原因にもなります。肌の老化を進め、「美」を意識する女性には大きな悩みとなります。日本が抱える汚染問題風の流れによって中国から来るPMが大きな問題となっています。東京を中心にする首都圏、関西圏の汚染が進んでいるのと同時に、中国地方、九州の汚染が目立ちます。天候や風の向きにも注意をしないといけないのが現実です。PMの濃度は、こちらからチェックできます。全国のPM2.5情報・予報サイトどうしたら防げるの?都会に住む女性で特に気をつけたいのは、油脂含むクリームを塗って外に出かけない事です。油脂が入っているクリームは、汚染物質を肌に引っ付けてしまいます。皮膚科医はいろいろなところで保湿のためにクリームを塗ることを勧めますが、汚染を気にするなら、ナチュラル素材の製品が1番です。化粧品もミネラル、紫外線カットするものがベストです。これらが皮膚を守ってくれます。そして、帰宅したらすぐに顔を洗うのも1つの方法です。まとめ空気汚染が身体に悪いのは知っていたけど、マスクをするのに大切な顔のお肌のケアを怠っていませんでしたか?こまめに洗うこと、使う化粧品を変えることで老化をゆっくりさせることもできるので、実践してみてください。
2016年06月23日晩婚化が進むいま、「妊活」についての意識が高まっています。しかし、卵子老化や不妊の原因について知りたくても、情報が多すぎてかえって混乱してしまうことも。そこで今回は、妊娠にまつわる正しい知識を得るために、不妊治療専門の「はらメディカルクリニック」原利夫院長にお話をお聞きしました。■晩婚化により卵巣年齢が上昇している現在日本の女性が初めて出産を迎える平均年齢は、30.6歳。女性の社会進出にともない、妊娠・出産年齢は上昇しています。「現代は、初潮から妊娠までの期間が長く、生理の継続によって子宮や卵巣に負担がかかっています。子宮内膜症、卵巣のう腫といった病気を防ぐためには、妊娠は若いころのほうがいいんですよ」(原先生)晩婚化により卵巣年齢は上昇。妊娠率の低下が懸念されています。キャリアアップのために妊娠適齢期を逃してしまうケースも少なくありません。これから先、妊娠を望む女性は何をすればいいのでしょうか。■生理がきちんと来ているか確認しよう欧米だと、35歳くらいで結婚したら自然妊娠よりも不妊治療・体外受精に進むというのは本当ですか?「35歳以前から2年間性交があっても妊娠しない場合、不妊治療を考えたほうがいいということ。35歳で結婚するぶんには、まだ1~2年様子を見ても大丈夫です。36歳なら1年程度様子を見てもいいでしょう」(原先生)まだ結婚する予定がない場合は、心構えとしてなにに気をつければいいですか?「まず気をつけなければいけないのは、生理が周期的にきちんと来ているかということ。来ていれば、妊娠できる体の準備が整っているはずです。最近多く見られるのは、不特定多数の異性と性交したために、性病にかかり卵管が詰まるといったトラブルが起きるケース。異性関係にルーズだと性病にかかり、不妊症になってしまうことがあります」(原先生)これは、若い世代にとっても大きな問題ですね。また、生理痛がひどかったり、20歳を超えても生理周期が整わなったりする場合は、一度婦人科を受診するのがおすすめです。■外科手術と不妊に意外な因果関係が!外科手術が不妊と関係すると聞いたことがあります。鼠径ヘルニアや、子宮頸がんの手前のステージである高度異形成の手術は不妊に影響するのでしょうか?「鼠径ヘルニアに関しては、子どものころに手術をした際、腸と間違えて卵管を縛られてしまうケースがあります。そのために不妊症になってしまう人がいるのです。大人になってからの鼠径ヘルニアの手術では、間違って卵管を縛ってしまうことはないでしょう。高度異形成では、子宮の入り口を削り取る手術をおこないます。通常、排卵期になると精子が子宮に入りやすくするために頸管粘液が多く分泌されます。ところが、高度異形成の手術で子宮頸部を削り取ると、粘液が不足して精子が子宮に進みづらくなり、妊娠に影響が出てくるのです」(原先生)高度異形成は、子宮頸がんの検診によって発見できますから、早期発見のために定期検診を受けることが大切ですね。まだ結婚する予定がないなら、避妊具を使うなど、子宮頸がんになるリスクを避けることも必要になります。■卵子の老化とは減少と質の低下を指す年齢を重ねると、卵子が老化してしまうと聞きました。これは具体的にどういうことなのでしょう。「排卵に備えて成熟する卵子の候補は3~18個、加齢とともにその数は減り、35歳以上になると3~5個に減ってしまいます。また、35歳を過ぎると卵子の遺伝情報が欠損しやすくなり、ダウン症の発症率が高まります。卵子の老化とは、この卵子の減少と質の低下を指しています」(原先生)25歳未満で43%だった妊娠率も、35歳以上では14.5%まで下がってしまうんですよね。「20歳くらいの人は、タイミングが合えば結婚して3カ月で妊娠するわけです。35歳を越えると、妊娠するチャンスは1年に1~2回の割合まで減ってきます。年齢によって妊娠率にかなり差があります」(原先生)35歳という年齢は、卵子の質が低下し、女性ホルモンの年齢が減少してくる時期。自然妊娠を望むなら、35歳までがいいそうです。35歳未満でも、2年以上妊娠しないなら婦人科で検査が受けられます。■なぜ卵子の「凍結保存」が必要なのかいま、卵子の凍結保存が話題になっています。そもそも、どうして卵子を凍結保存する必要があるのでしょうか。「卵子が老化すると妊娠しづらくなるので、そうならないうちに若いうちに卵子を取って受精させておこう、ということですね。年を取ってからの卵子では妊娠しづらい、また、赤ちゃんに障害が起きやすくなります。いますぐ妊娠の予定はないけれど、将来子どもがほしいなら若いうちに卵子を取っておこうという考え方です」(原先生)35歳をすぎても仕事をバリバリこなしたいという女性は多くいます。仕事に打ち込み、妊娠を諦めないためには、受精卵の凍結は選択肢のひとつになるのですね。未婚の女性でも、卵子のみを凍結保存し、年を重ねてから若いころの卵子で妊娠・出産が可能だそうです。保存の費用は病院によって異なりますが、妊娠できる時期の延長に期待が高まります。*大きな問題となっている晩婚・少子化問題。必ずしも子どもを産むことがすべてではありませんが、不妊症にならないために気をつけるべきこと、妊娠を諦めないためにできることがあります。正しい知識を身につけ、ときには専門の医療機関を頼ってみてはどうでしょうか。(文/ぱるぱる) 【取材協力】※原利夫・・・医学博士。58年慶応義塾大学大学院医学研究科修了にて医学博士学位を取得。同大産婦人科助手を経て、62年東京歯科大学市川病院講師、平成元年千葉衛生短大非常勤講師となる。平成5年、不妊治療専門クリニックはらメディカルクリニックを開設。専門は生殖生理学、内分泌学、精子学。著書に『図解赤ちゃんがほしい人のための本-二人で治す不妊』池田書店、『不妊治療がよくわかる 元気な赤ちゃんができる本』池田書店など。 【参考】※はらメディカルクリニック※原利夫(2008)『図解赤ちゃんがほしい人のための本-二人で治す不妊』池田書店
2016年06月10日紫外線を数分間でも浴びると、お肌はダメージを受け、シワ・シミ・たるみなど、お肌の老化を早めます。なんと、お肌の老化の原因は紫外線が80%とも言われているんです。そこで、紫外線による「シミ」や「光老化」の原因、美肌を保つ方法についてご紹介します。紫外線とシミ、光老化の関係紫外線のお肌へのダメージで、一番気になるのは、やはりメラニン色素生成への作用です。メラニンは色素細胞の中で、チロシンというアミノ酸から生成されます。チロシンはチロシナーゼと呼ばれる酸化酵素により、次々と反応しメラニンへと変化していきます。生成されたメラニンは、本来は通常の表皮のターンオーバーによって角質とともに垢として排出されます。紫外線により角化細胞(ケラチノサイト)に異常が起こると、色素細胞に「メラニンを作りなさい」という指令が出続け、過剰にメラニンが作り出されます。 過剰に作り出されたメラニン色素は、ターンオーバーとともに排出しきれずに残ってしまいます。これが、「シミ」や「光老化」の原因になります。じわじわダメージが蓄積される光老化紫外線の積算時間によるお肌の老化を、「光老化」と言います。子供の頃から日焼けに気をつけていれば良いですが、なかなかそうはいきません。また、紫外線は、晴れでも曇りでも毎日降り注いでいます。「ちょっとだから・・・」という油断が、少しずつ紫外線によるダメージを積み重ねていくのです。光老化がお肌にもたらすダメージ紫外線には、A波(UV-A)とB波(UV-B)があります。主にA波は真皮の深いところまで届いてコラーゲンやエラスチンを変質させ、お肌の弾力を奪います。また、表皮は年とともに薄くなるものですが、光老化は表皮を肥厚させます。だから、お肌ゴワゴワしたり、深いシワができやすくなるのです。目の下のたるみも光老化が原因です。光老化を進行させないためには?日焼け止め剤を塗るのが1番効果的です。日焼け止め剤には、紫外線拡散剤と紫外線吸収剤の2種類があります。お肌を労りたいのであれば、紫外線拡散剤をお勧めします。紫外線拡散剤の弱点は、白浮きしやすいことですが、紫外線吸収剤に比べると、お肌に与えるダメージはかなり少ないです。これからの季節、たとえゴミ出しに行く数分間でも、日焼け止めクリームや日焼け止めローションを塗り、美肌を保ち続けましょう。次回は、日焼け止め剤の効果的な使い方について、詳しくお伝えします。
2016年04月13日「揚げる」「焼く」などの高温で調理された食べ物が、老化を促進することをご存知でしたか?マイボイスコム株式会社の調査によると、50%以上の人が体にいい食べ物を摂るように気をつけているのに、高温調理を避けている人はほとんどいませんでした。これからお話しするのは、細胞レベルで老化を早めてしまう食品中の物質について。老化が気になる女性なら、読んでおいて損はない情報ばかりです。■1:トランス脂肪酸(一日の目安量:2g未満)マーガリンに含まれるトランス脂肪酸が、人体によくないという話は聞いたことがあるはず。日本でも、マーガリンは食べてはいけない食品と認識されつつありますが、それはなぜなのでしょうか?トランス脂肪酸には、二種類あります。実はバターにもトランス脂肪酸が含まれていますが、こちらはもともと食品中に含まれている天然のもの。ですから、食べ過ぎなければ健康に害を及ぼすことはありません。問題は、マーガリンに含まれるもうひとつのトランス脂肪酸。こちらは油脂を加工する工程で、水素添加という加工技術によってできたもの。この人工的なトランス脂肪酸はたくさん摂取すると、心臓病のリスクを高め、老化を早めるそうです。アメリカではすでに、トランス脂肪酸の表示が義務づけられていますが、実際には1グラム以下は測定が難しいため表示の必要がなく、およそ37%の加工食品にいまだ含まれているのだといいます。マーガリンだけでなく、精製油、乳化剤、合成着色料にも含まれるので、日本人の私たちも同じように危険にさらされています。ではどうすれば、トランス脂肪酸から身を守れるのでしょう?それはいうまでもなく、パック詰めになった加工食品ではなく、自然の食品を多くとることです。■2:砂糖(一日の目安量:25g)甘いものが欲しくなるのは、私たち人間の本能です。なにしろ、簡単に摂取できるエネルギーですから。でも油断は禁物。血液中の過度の糖分は、コラーゲン不足につながり、シワができやすくなります。そして、細胞中のミトコンドリアにダメージを与え、記憶力や視力を悪くし、早期老化につながります。また糖分のとりすぎは、2型糖尿病、心臓病、アルツハイマー病をも引き起こします。糖分は常習性が強く、簡単に手に入ってしまいますから、なおさら注意が必要です。糖分をとりすぎないためには、加工食品を使わないこと、そして代わりに天然の糖分である蜂蜜、メープルシロップ、ココナッツシュガー、デーツをとることです。■3:精製炭水化物(一日の目安量:20g以下)18世紀に小麦の精製技術が発明されてはじめて白いパンが登場し、日本でも白米が江戸中期に食べられるようになりました。でも精製された炭水化物は、栄養価を奪われていて、製糖と同じような害を体に与えます。消化に時間がかからず、すぐに吸収されるので、食後に血糖値が急上昇しインスリンが大量に分泌されます。このような大量分泌がつづくと膵臓に負担がかかり過ぎて、糖尿病になったり、老化を促進したりします。ですから、精製炭水化物が登場する前に人間が食べていた豆類や玄米のような穀物をとれば、体内の消化吸収、栄養代謝システムもよくなり、健康で若々しい体を維持できるわけです。■4:高温調理によって生まれるAGE(一日の目安量:体内に蓄積されるため、できるだけ少量)食品を高温で調理すると、体内の終末糖化産物(AGE)という炎症性化合物を増やします。そのAGEが、老化を促進するといわれています。AGEは、体内の酸化的ストレスや炎症を誘発し、AGE値が高くなると、骨粗しょう症、神経変性疾患、心臓病、脳卒中などの成人病につながるといわれています。さらに、肌のくすみ、たるみやシワも肌の表皮の下にたまったAGEが引き起こしているのですが、これは意外と知られていません。AGE測定推進委員会によると、アメリカで加工食品が老化をもたらすと理解している人は76%ですが、高温調理で老化することを知っている人は11%だけだそうです。日本では、おそらくもっと知られていないのではないでしょうか?AGEから身を守るには、低温調理することがオススメです。そして、揚げ物やグリルした肉、魚は大変おいしいものですが、しょっちゅう食べるのはやめましょう。*結局、なるべく人工的でない天然の食品を選ぶようにすること、そして、ヘルシーで加工されていない食品を、あまり油を使わずに調理して食べていれば、肉体は老化が早まることはなく、ゆっくりと老化していくはず。さらによいことに、いままでよりずっと健康でいられるはずです。いい食生活で、美と健康を手に入れてください。(文 /スケルトンワークス) 【参考】※4 Foods That Age You Faster−Eco Watch※食習慣と調理法が老化に与える影響−AGE測定推進委員会HP※からだにいい食事・食べ物-マイボイスコム株式会社※すぐにわかるトランス脂肪酸-農林水産省※WHO opens public consultation on draft sugars guideline-WHO※糖質は可能なかぎり減らす-銀座東京クリニック
2016年03月03日“手は顔よりも10年早く老化する”株式会社ドクターシーラボでは、自身が展開中の「ジェノマー」より、「ジェノマーリペアハンドクリーム」の販売を開始した。「ジェノマー」は、老化を遺伝子レベルから研究しているエイジングケアコスメブランド。「リペアハンドクリーム」は、2月19日より、全国の百貨店・直営店などで購入可能となっている。「顔よりも10年早く老化する」といわれている手。家事や仕事で酷使するため、1年中ダメージを受けている。「リペアハンドクリーム」は美容液のような美容成分を配合しており、ダメージを受けた肌をふっくらとした手肌へ整えるエイジングケアハンドクリームだ。うるおいベールで肌を守る使用しているのは、「シア脂」と「ローズヒップ脂」の植物オイル。さらに、3種類の「セラミド」や、「水溶性コラーゲン」「ヒアルロン酸Na」など。セラミドは、大切な肌を外的刺激から守り、「シア脂」や「水溶性コラーゲン」「ヒアルロン酸Na」などで保湿をおこなう。ふっくらと艶やかにさらに「ザクロ花エキス」でふっくらとした肌に整え、「アボカド脂」は、艶やかな指先へと導く。使用感は、べたつかず、さらっとしており快適。香りは、ジェノマーオリジナルグリーンティーだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・年齢が現れる手や爪のエイジングケア用ハンドクリーム手あれや乾燥、エイジングケアまで徹底ケア女性らしいふっくらとハリのある手肌爪へ
2016年02月22日姿勢が悪いと老けて見えるだけでなく、太りやすくなるほか、美容や健康上色々な問題が生じ、デメリットだらけ。ポイントをおさえて姿勢を良く保ち、美と健康を手に入れましょう! ■女性の姿勢、20代からの変化筋肉の量は20歳あたりがピークで、その後は少しずつ確実に減っていきます。女性の姿勢が最も均整がとれるのは20代。30代になると筋力は減少し、姿勢は早くも崩れ始め体は変化していきます。それに対して、男性の姿勢の変化は50代くらいから。女性はもともと筋肉が少ないため、男性よりも平均して20年も早く、姿勢が崩れ始めると考えられます。■現代は姿勢に悪いものばかり現代社会は、姿勢の悪化に拍車をかけてしまっています。長時間のデスクワークや、スマートフォンの見すぎなどが、悪影響を与えているということは言うまでもありません。体を動かす機会が減ってきた人は、普段から意識していないと筋力はどんどん低下してしまいます。■筋力の低下を放っておくと怖いことに・・・日常生活に支障がなければ、筋力低下も特に問題だとは思わないかもしれません。しかしそこに大きな落とし穴があります。筋力の低下は、冷え・むくみ、太りやすく痩せにくい、疲れやすい、片頭痛、内臓機能低下といった、女性特有のさまざまな不調の原因となります。筋力低下による猫背は、マイナス思考に陥りやすく幸福度が下がりがちになるなど、心の状態にまで悪影響を及ぼすということがわかってきました。さらに猫背は、顔のたるみも悪化させ老け顔の要因にもなるため、良いことなしです。■筋力アップで姿勢を保つ!トレーニングをすれば、いくつになっても筋力を向上させることができます。姿勢の美しさを保つのに特に意識したいのは、体の胴体部分にあたる体幹の筋肉。肩を後ろに引き、左右の肩甲骨を合わせるストレッチ「キャットレッチ」などの体操がおすすめです。食事で筋肉に必要な要素、たんぱく質をしっかりとることもお忘れなく。姿勢が良いと、若々しく見えるだけでなく、顔のたるみも防止でき、さらには健康効果・幸せ気分もアップします。ちょっとした隙間時間に体操を取り入れるなどして、より美しい姿勢を保っていきましょう。
2015年11月18日最近なんだか疲れやすい、ダルい…、そんな時は鉄分不足かもしれません。鉄分と聞いて思い浮かぶのは、これからが旬の「ほうれん草」ではないでしょうか。鉄分の含有量が多い野菜の代名詞。でもほうれん草は、鉄分だけではないのです。今回は、ほうれん草の栄養と、美味しいレシピをご紹介しましょう。「ほうれん草」で、美肌をサポート!昔のアニメでポパイがほうれん草を食べてパワーアップしたように、ほうれん草は非常に栄養価の高い野菜のひとつです。とくに、女性が不足しがちな「鉄分」が豊富です。鉄分は赤血球にあるヘモグロビンの主成分。体中に酸素を運ぶ役割を持っているので、鉄分が不足すると体は酸欠状態に…。疲れやすかったり、めまいがしたり、酸素を必要とするお肌のターンオーバーが乱れ、くすみ、シミ、シワなどの肌トラブルにつながってしまうことも。こまめに摂りたい鉄分ですが、摂りすぎると吐き気や下痢などの副作用もあるので、摂取量には注意が必要です。※30~49歳(月経あり)女性 1日の鉄分摂取基準 … 10.5mg(日本人の食事摂取基準2015年版より)鉄分のほか、ビタミンCやβ-カロテンも多く含まれています。とくに、皮膚や粘膜の健康を保ち、細胞の老化を防いでくれる “抗酸化作用” を期待できるのが、β-カロテンです。油と一緒に調理することで、体内への吸収率もアップします。また、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減させる「葉酸」、カルシウムによる骨の形成の補助・筋肉の収縮の調整・血圧上昇を抑える「マグネシウム」なども含まれています。アラフォーの美と健康をサポートしてくれる心強い味方「ほうれん草」を、日々の食事でもっと積極的に取り入れていきましょう。次ページからは、編集部オススメ!「ほうれん草」を使った簡単レシピをご紹介します。・神経管閉鎖障害…脳や脊髄のもとが作られる妊娠の4週~5週頃に起こる胎児の先天異常のこといろんな食材とも相性よし!「ほうれん草」の簡単レシピ▼ホウレン草入りスペイン風オムレツ栄養バランスに優れている「卵」と一緒に。栄養価の高い一品! ▼ほうれん草の磯辺巻き見た目も美しく、品のある一品。しっかり野菜の水気を絞るのがポイント。 ▼ほうれん草のクルミ和えクルミの風味が口の中に広がります。 ▼ほうれん草餃子ほうれん草がまるまる1束入り! 野菜嫌いなお子さまにもオススメの鉄分たっぷり餃子。 ▼常夜鍋毎日食べても飽きない常夜鍋。料理の手軽さも嬉しい一品。 ▼カキとほうれん草のクリーム煮ビタミン・ミネラルたっぷりのカキと一緒に。栄養満点のクリーム煮。 ▼ほうれん草の豆乳パイコラーゲン生成を助ける豆乳を使ったパイ。女性が喜ぶ一品。 ▼ほうれん草ポタージュ緑色が鮮やかなポタージュ。生クリームで美味しさのアクセントを。 ▼ほうれん草蒸しパンホットケーキミックスで作る、お子様のおやつに最適な簡単蒸しパン。 これから冬に向けて甘味も増し、栄養価も高くなるという「ほうれん草」。ぜひ、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
2015年11月12日decenciaはこのほど、「目元の老化意識と目元ケアに関する調査」の結果を発表した。調査は9月14~17日の期間にインターネット上で行われ、30~40代の女性256名から回答を得た。はじめに、顔のどの部分に老化を感じるか尋ねたところ、80.0%の女性が「目元」と回答した。次いで、「口元」(69.1%)、「頰」(47.3%)と続いた。さらに目元に老化を感じると回答した人を対象に、普段、アイクリームを使用しているか聞いた。すると、63%の女性がアイクリームを使用しておらず、目元ケアをしていないことがわかった。同社によれば、夏は高い位置を移動していた太陽が、冬にかけてだんだんと低い位置を移動することにより、日差しが目元により当たるようになるという。その上で「今の時期は紫外線が目元にダイレクトに届きやすい時期といえます」と指摘。 「夏が終わったからといって、紫外線対策を怠っていると、目元のエイジングがより進んでしまうという危険があります」と警鐘を鳴らしている。
2015年10月23日40代から「髪の老化」意識9月16日、アデランスは、髪のアンチエイジングケアについて調査を実施したと発表した。白髪を見つけたり、髪にパサつきを感じたりなど、髪の老化を意識し始めるのは40代からであることがわかった。髪は人目につきやすく、年齢の印象を左右することが多い。同調査においても、女性の“老け”ポイントを尋ねた結果、「肌」(1位)に次いで、「髪の毛」(2位)に“老け”を感じる人が多かった。「白髪が増えた」が1位髪の老化の悩みとしては、「白髪が増えた」が1位で、約8割の女性が回答。また、約5割がツヤが減った、パサつきが増えたと感じていた。また、60・70代になると「髪が細くなってきた」という意見が多くなってくることから、40代の次は60代で髪の悩みが増えることがわかった。ケアに興味は8割、シャンプーが人気女性の約8割が「髪のアンチエイジングケア」に興味を抱いている一方で、実際にケアに取り組んでいる人は3割弱と少ないことが判明。具体的なケアについては、悩みに応じてシャンプーやコンディショナーを使い分けている人が最も多く、続いて、ヘアスタイルを工夫している、自宅で白髪染めをしている、などがランクインした。(画像はプレスリリースより)【参考】・アデランス プレスリリース
2015年09月23日最近、ヘルスコンシャスな人たちから注目を集めているキーワード「AGE(エージーイー)」をご存じですか? AGEとは体内で糖とタンパク質が結びついてつくられる物質で、美容や健康の天敵といわれています。そこで『老化物質AGEためないレシピ』の著者である料理家のタカコナカムラさんに、AGEをためない食生活のコツを聞きました。そもそも「AGE」って何?AGEとは「Advanced Glycation End Products(終末糖化産物)」の略。糖とタンパク質が熱によって結びついてできる物質で、病気や老化のもとになるといわれています。AGEは食品にも含まれており、ホットケーキやトンカツはAGEが高い食品の代表例。たとえばホットケーキなら、小麦粉・卵・牛乳などたっぷりの“タンパク質”に“砂糖”が加わり、それをフライパンで“高熱で焼く”というAGE化しやすい条件が勢ぞろいしています。AGEは体内でも作られ、その大きな原因となるのが高い血糖値。血糖値の高い状態が続いていると、AGEがより作られやすく、体内に増えてしまうのだそうです。「AGE」が身体に与える影響とは?糖化したタンパク質であるAGEは、タンパク質本来の機能を発揮できず、さまざまなトラブルを引き起こします。「たとえば血管にたまれば動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まり、骨なら骨粗鬆症、脳ならアルツハイマーの原因になっているという報告もあります。さらに皮膚にたまればシワやシミのもとに。髪の毛もほぼタンパク質からできているのでAGEがたまるとコシのないパサパサの髪になってしまいます」とナカムラさん。タンパク質は人間の体で水分に次いで多い成分なので、AGEは体内のあらゆるところにたまってしまうのもこわいところです。体内のAGE量を計ると体内年齢がわかるAGEは加齢と共に蓄積していく傾向があり、最近では体内のAGE量を機械で計ることもできます。AGE値を知ることで病気のリスクが確認できることから、病院などで採用するケースも増えています。また、東京・新宿の「タヒチアンノニカフェ」では毎週日曜日に「AGEスキャナー」を使ったAGE値の無料測定サービスがあります。実は先日私も計ってみたのですが、AGE値は198、体内年齢は48歳(※実年齢は37歳)という結果に……。AGE値としては平均の範囲内にあったものの、生活の見直す必要性を実感しました。「AGE」をためない食材選びと調理のコツナカムラさんにAGEをためないポイントを教えてもらいました。1. AGEを増やさない調理方法を選ぶ同じ食材でも調理方法によってAGEの量は変わります。高温で長時間調理するほどAGEは増えるので、揚げ物やオーブン料理より、煮る・茹でる・蒸すなどの調理法をベースにするのがおすすめ。油は非常にAGE量が高く、同じ鶏を使った料理でも「蒸し鶏<焼き鳥<唐揚げ」の順でAGEが増えていきます。2. AGEをためない食材を摂るタンパク質の糖化を抑える働きをもつ食品を同時に摂るのも効果的です。具体的にはオクラや納豆などのネバネバ食材、きのこや海藻。果物ならベリー類やカボスやレモンのような柑橘類。唐揚げにレモンをかけるだけでも違うそうです。ただし果物は果糖が多いので摂りすぎには注意。ほかには血糖値が上がりにくい低GI値食品もおすすめだそうですもちろん、「アレもコレもダメ!」では長続きしないので、「今日は揚げ物を食べたから明日は煮物にしよう」など自分でバランスをとる目安にしてほしいそうです。AGE化を抑える「ベジブロス」(野菜だし)のすすめもうひとつナカムラさんが強くオススメするのはベジブロス(野菜だし)です。野菜の皮やヘタ、種を煮出してつくる出汁は抗酸化作用が強く、生活習慣病などを予防する機能性成分「ファイトケミカル」も豊富。最近では、このファイトケミカルにAGE化を抑える働きがあることがわかってきたそうです。スープなどいろいろな料理に使え、3日ほど冷蔵保存も可能。ぜひ多めに作っていろいろな料理に活用してみては?【ベジブロスの作り方・手順】1)大き目の鍋に水1300mlを注ぎ、よく洗った両手一杯分の野菜の切れ端を入れる。2)鍋に火をつける前に料理酒を加える。野菜の臭みを消し、うまみを引き出します。3)弱火で20~30分コトコト煮る。強火だと野菜が煮崩れるので注意 ※アクもファイトケミカルなのでとりません。4)ボウルの上にザルをおき、鍋ごと移して濾す。野菜の旨味と栄養が凝縮された黄金色のベジブロスが完成。著書『老化物質AGEためないレシピ』の中には、このほかにも前述のポイントを活かしたAGEをためないレシピが多数紹介されています。どれも簡単で気軽にできるのがメリット。「日々の食事こそが美容と健康の一番の近道だし、安上がりですよ」とナカムラさんも話します。まずはAGEをためないルールを知り、意識していくことから始めたいですね!取材協力/・タカコ・ナカムラホールフードスクール ・AGE測定推進協会
2015年08月04日日差しが強まり、紫外線が気になる季節です。紫外線によって引き起こされるお肌のダメージといえば、シミ・そばかす。日々の紫外線対策をしっかりと行うことが大切なのは、みなさんご存じの通り。でも、紫外線の怖さはそれだけではありません。実は、肌老化の象徴である “シワ” や “たるみ” の大きな原因は「光老化」だと言われています。光老化の原因となるのが、屋内外で毎日浴びている紫外線です。最近、話題のagingアプリ。どんな感じかしらと、遊び半分で自分の老化した顔をシュミレーションしてみたら、なんと「老後の顔はこんなふうになってしまうの?!」と、しばし愕然としました。あらためて、シワやたるみは今からしっかりと防がねばならない、と痛感。「若さ」と「美肌」を追求するアラフォー女子ならば、「光老化」対策は万全に行いたいもの。そのためには、日やけ止めを塗る “体の外側” からの対策だけでなく、 “体の内側” からのケアもしっかり行うことが重要となります。そこで、今日からすぐに始められる体の内側からの紫外線対策をいくつかご紹介しましょう。毎日の「日やけ止め」+「食事」で対策を!まずは紫外線のおさらいから。肌に影響を及ぼす紫外線にはUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)があり、UVBは皮膚の表面に届いて短時間で皮膚を赤くし、日やけ・シミの原因になります。そして、表皮を通過して肌の深部まで到達して光老化の原因となるのがUVAです。UVAのなかでも、最も波長の長いロングUVA(長波長UVA)は、なんと肌の深部(真皮層)まで到達し、コラーゲン繊維やエラスチン繊維、また、これらを生成する繊維芽細胞にもダメージを与え、シワやたるみの原因となるのです。恐ろしいことにこのUVAは、天気や気温に関わらず1年中、雲やガラスも通過して降り注いでいるのだとか。とくに5月~9月頃は紫外線量も増えるため、念入りなケアが必要となります。毎朝、顔・首・デコルテにまで日やけ止めをしっかりと塗っていても、忙しい日中はこまめに塗り直しができなかったり、汗を拭くことにより日やけ止めがとれてしまうかもしれません。そこで取り入れたいのが、紫外線対策を意識した食生活です。「食事」で紫外線対策! その方法とは?体の外側からの紫外線ケアは基本中の基本。さらに毎日の食生活で行う、 “浴びてしまったUVへの対策“ もあわせて行わないと、アラフォーの紫外線対策は万全とは言えません。浴びてしまった紫外線で発生した体の中の「活性酸素」を除去してくれるのがビタミンCです。しかし、残念ながらビタミンCは体に貯めておくことができません。また、ストレスや疲れによっても大量に消費されてしまうため、意識的に補給したい栄養素です。フルーツから摂取するのが一番手軽ですが、この場合は昼間ではなく夜以降にいただくことも重要なポイント。わたしが意識的に実践しているビタミンCの補給法と、体の内側からの紫外線対策として注目している、もうひとつの“新成分” についてご紹介しましょう。その1.今夜からできる! ビタミンCの補給法柑橘系フルーツには、ソラレンと呼ばれる光毒性物質が含まれていることもあり、紫外線の感受性を高めてしまうため、紫外線対策としていただく場合は朝よりも夜に摂取するほうがよい、とも言われています。◆夕食時、肉や魚など、良質なたんぱく質のソテー + グレープフルーツソースでコラーゲン生成を促す。◆夕方以降にのどが乾いたとき、夜のお風呂上がりなどには、炭酸水+レモン果汁で水分とビタミンCをチャージ。白湯や常温のお水に入れても。その2.紫外線対策、いま話題なのは「アロエ」!最近わたしが注目しているのが「アロエ」です。最新の研究結果では、アロエの葉(アロエベラ)からとれるアロエステロールという成分が、肌を紫外線によるダメージから守ってくれることがわかりました。化粧品による外側からの肌ケアだけでなく、内側から美肌効果を得られる「新しい美容方法」ということで美容のプロたちも注目し、大きな話題となっています。食べた後のアロエステロールは、真皮の線維芽細胞に働きかけ、肌を紫外線ダメージから守るだけでなく、ヒアルロン酸やコラーゲンを自ら作り出す力を高め、プルプルとうるおった“美肌体質”になれるのだとか。食事にアロエを加えて、からだの中にアロエステロールを摂り入れていくことにより、気になるお肌のエイジングケアがさらにパワーアップする、というわけです。そこで早速トライしてみたのが、アロエベラ葉肉90g分のアロエステロールが入った、森永乳業の「ALOE BENE(アロエベネ)」。話題のアロエの凄さを体感したくて、このアロエドリンクを日々の食生活に加えてみることにしました。アロエ風味のヨーグルトドリンクなので、さらりとしたのどごし。1日1本、試しに3日間ほど飲み続けてみたのですが、朝起きた時に太ももや胸の周りなどボディ各所にうるおいを実感し始めました。「全身は一枚の皮膚と考えれば、顔にも効果あるはず!」と、1週間ほど続けてみたところ、口元や目元にもハリを感じるように。気になる紫外線ダメージもケアして、肌のうるおいもキープ。美肌を実感できているので、常に冷蔵庫に4~5本をストックするようにしています。1本45kcalとローカロリーなので、時間帯を気にせずに朝のスムージーにプラスしたり、ランチのお供にしたり、夕食のデザート代わりにして飲んでいます。スーパーやコンビニで手軽に入手できるため、忙しいアラフォーが食事から始める紫外線ケアの第一歩としてもおすすめです。すでに、真夏並みの紫外線量が降り注ぐ季節。毎日の日やけ止めと、体の内側からのケアを意識した食生活の積み重ねが、あなたの10年後、20年後の「若さ」と「美肌」を左右するかもしれません。今年は、体の内側からのケアも充実させて “美肌体質” を目指してみませんか?
2015年04月28日タンパク質摂取不足タンパク質摂取不足は皮膚機能の老化現象を招き、肌水分量の低下やコラーゲン合成が減少することが知られている。日本人はタンパク質の摂取量が不足しており、高齢者においては健康維持に最低限必要とされる量も摂取できていない人がたくさんいることが指摘されている。研究の背景牡蠣(かき)は「海のミルク」と呼ばれるようにタンパク質、グリコーゲン、ビタミン、タウリンや亜鉛などを豊富に含んでいることから滋養強壮効果があることが知られている。牡蠣の美容効果に対してはあまり注目されていなかったが、近年同様に滋養強壮効果の高いスッポンの美容効果が注目され、スッポンエキスを含む健康食品が美容のために売り出されている。東洋新薬は広島県産牡蠣エキス「まるごと濃縮かきエキス」を販売している。牡蠣のむき身を酵素分解により、濃縮エキスとしたもの。滋養強壮成分を豊富に含み、亜鉛の含有量が高いのが特徴。亜鉛の吸収促進作用も有している。研究成果マウスを使った動物実験において、タンパク質摂取不足による、皮膚の老化機能、肌水分量の低下、コラーゲン合成低下をまるごと濃縮かきエキスが抑えることを明らかにした。研究内容は日本薬学会第135年会(2015年3月25日~28日:神戸)で発表がおこなわれた。【参考】・東洋新薬プレスリリース
2015年04月01日だんだんと暖かい日が続くようになり、日差しの強さも感じる季節になりました。「そろそろUV対策しなきゃ」なんて、のんきに考えているアラフォー女子はいませんか? 紫外線は、季節や天気、もちろん気温などに関係なく、一年中、常に地上に降り注いでいます。日々浴びている紫外線が、あなたの肌をじわりじわりと老化させているのです。いつまでも若々しい肌でいるためには、毎日のスキンケアの一環として「正しいUVケア」を取り入れることが重要です。いまからでも遅くはありません。まずは紫外線が肌にもたらす影響や、本当に必要なケアをきちんと知ることから始めましょう。知っておきくべき「ロングUVA」の存在紫外線にはUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)があることは、すでにご存じの通り。UVBは、皮膚の表面に届いて短時間で赤くなる日やけの原因です。このUVBから肌をどの程度防止できるかという目安の数値が、SPF(2~50+)です。一方、表皮を通過してさらに肌の深部まで到達し、メラニン色素を濃くしたり光老化の原因になるのがUVAです。このUVAから肌をどの程度防止できるかという目安の数値が、PA(PA+~PA++++)となります。しみ・しわ・たるみを防ぎ、いつまでも若々しい美肌を保つためにも、このPAの数値をしっかりとチェックして、UVケアグッズを選びましょう。最近の研究では、このUVAの中でも、最も波長の長いロングUVA(長波長UVA)が真皮層まで届き、コラーゲン繊維やエラスチン繊維、また、これらを生成する線維芽細胞にもダメージを与え、シワやたるみの原因となっていることがわかってきました。お肌の老化が気になるアラフォー女子は、このロングUVAの存在をしっかりと認識して、常にこれを防御していくことが重要です。紫外線量の約75%が「ロングUVA」という事実!紫外線の約95%がUVAと言われています。なかでも、肌深部の真皮まで届くロングUVAは、地上に降り注ぐ紫外線のなんと約75%を占めています。UVBはサマーシーズンに紫外線量が増えるのですが、UVAは、春でも真夏の半分もの紫外線量が降り注いでいると言われています。そして、以下の図にあるように、日の出から日の入りまでずっと、雲や窓ガラスも通過して降り注ぐため、知らず知らずのうちに肌真皮にまで到達している危険性は高いのです。だからこそ、健康で若々しい肌を保つためにはロングUVAからも肌を守るUVケアが必要なのです。敏感肌でも使える、ロングUVAブロックの日やけ止めが登場この気になるロングUVAに着目し、さらにアジア人の敏感肌を考えて開発されたという日やけ止めがお目見え。敏感肌でも毎日使えるのに、SPF50 ・PA++++の高い紫外線防御力があります。早速、試してみました。化粧水と乳液で肌を整えた後に使用します。肌にするりとのび、なじみのよさは抜群。べたつかないので首やデコルテまでするりと、そして、しっかりと塗ることができます。日やけ止め特有のニオイもまったく気にならず、これなら、毎日の朝のお手入れの仕上げとして使える! また、テカリにくいので、これからの季節は化粧下地としてもオススメです。世界50か国以上の皮膚科医が採用するブランドフランス生まれの「ラ ロッシュ ポゼ」は、敏感肌のためのスキンケアブランドです。14世紀にフランスの中南西部にあるラ ロッシュ ポゼ村で発見された湧水・ターマルウォーターは、古くから肌のケアに使われてきました。肌を健やかに保つ作用があることで知られる成分・セレンを豊富に含みます。このターマルウォーターは、ラ ロッシュ ポゼ製品に含まれ※、もちろん、「UVイデア XL アクア フレッシュジェル クリーム」にも配合されています。紫外線をきちんとブロックしてくれるだけでなく、スキンケア効果があるのも嬉しいですね。※一部製品を除くロングUVAをしっかりとブロックすることが、未来の美肌の基本です。毎日のお手入れに、いますぐに取り入れみてはいかがでしょう。
2015年03月26日キレイを意識する女子にとって、切っても切り離せないのはご存じ「女性ホルモン」。でも、女性ホルモンがどんな役目を担っているのか、正しく理解している人は意外と少ない様子です。女性らしさを保つために必要なホルモンですが、それ以外にも記憶力を高めたり、肥満を防いでくれるなどの目からウロコ! の働きがあるのです。今回この「女性ホルモン」の底力について教えてくださったのは、女性ホルモンに詳しい婦人科医、小山嵩夫先生です。小山嵩夫先生 プロフィール婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。 カギを握るのは「エストロゲン」女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、2つがバランスを取りながら女性の体をコントロールしています。2つの役割を簡単に言えば、エストロゲンは「女性らしさを司るホルモン」、プロゲステロンは「妊娠のために必要なホルモン」です。「一般的に、女性ホルモンと言えば、エストロゲンのほうを指します。女性の一生にとても大きな影響を与えているホルモンだからですね。女性としての魅力をアップして男性を引きつけるホルモンですから、さまざまな働きをすることは想像がつくでしょう。しなやかな髪、きめ細かい肌、豊かなバストにくびれたウエスト… それらはエストロゲンの作用によるもの。ですが、女性ホルモンが担っている大切な役割は、まだまだたくさんあるんですよ」小山先生に、その役割を挙げていただきました。【 女性ホルモン(エストロゲン)のおもな役割 】●肌や 髪などの潤い・ツヤを保つ。●女性らしい体つきをつくる。●骨を強くする。●頭の働きを活発にする。●自律神経を安定させる。●気持を明るくする。●記憶力を高める。●新陳代謝をを促進する。●糖脂質代謝を促す。●血流を良くする。●免疫系を強化する。●肥満を予防する。●血管をしなやかに保ち、動脈硬化を予防する。●悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。このように驚くほど働き者のエストロゲン! 女性らしさを司っているどころか、骨や血管、脳、肝臓、皮膚など、人間にとって重要な器官に関わり、機能の維持に務めていることがわかります。もちろん、エストロゲンは男性の体内でも分泌され、同じように健康の維持に役立っているのです。しかもその量は、40代後半の女性と変わらないとか!ちなみに、プロゲステロンのほうはそれとは逆に、女性にとって悩みの種になることも少なくないホルモンです。受精卵をキープし、妊娠を維持するのが重要な役割なので、体温を上げたり、水分や栄養分をため込む、皮脂の分泌を促す、腸の働きを抑える、食欲をアップさせる、眠気を促す… など、好ましくない影響も。排卵後の時期に肌が荒れたり、便秘、胸の張りなど不快な症状を感じるのはこちらのホルモンのためです。アラフォー女子こそ、女性ホルモンを取り戻せ!先に挙げたように、体のあらゆる場所で働いている女性ホルモン。残念ながら、分泌量のピークは20代〜30代前半まで。アラフォー世代では、卵巣の働きが徐々に衰え、分泌量も低下しています。もちろん個人差がありますが、あれほど働き者の女性ホルモンが減るということは、肌がカサカサになる、髪につやがなくなる、ウエストにくびれがなくなる、という見た目の老化に加えて、冷え性になったり、イライラする、うつっぽい、悪玉コレステロールが増える、骨量が減少するなど、心や体に影響します。年齢による原因の他に、ホルモン分泌量に大きく関わるのは、その人の置かれた生活環境。特に、栄養状態は問題で、無理なダイエットによって無月経になったりすれば、女性ホルモンが急激に減ることを意味します。また、ストレスもかなり大きく影響します。そもそも卵巣に対して、女性ホルモンを出せと指令しているのは脳の視床下部。仕事が上手く行かない、恋人や夫との関係に問題が起きている…などストレスフルな状態が長引くと、視床下部は女性ホルモンの分泌指令をストップさせてしまうのです。無月経に限らず、大きなストレスを受けて心も体も弱っているなと感じたら、一度立ち止まって、自分と向き合いましょう。また、月経不順や月経痛などのトラブルが続く場合は、迷わず婦人科を受診して。アラフォー世代にとっての正常な月経、正常な女性ホルモン分泌を取り戻すことが、美と健康を守る一番の近道です。
2015年02月18日肌のハリやシワ、髪、身のこなしなどから想像した年齢と、実年齢があまりに違ってビックリ…なんていう経験、誰にでもあるのでは? 同じアラフォー女子なのに、20代に負けない若さを保っている人もいれば、早くも老化を感じさせる人もいます。その差はどこから来るのでしょう? 「それはズバリ 『卵巣の働き』 の差です!」と答えてくださったのは、大人の女性の健康に詳しい婦人科医の小山嵩夫先生。見た目の若さと卵巣の関係について、より詳しく伺いました。小山嵩夫先生 プロフィール婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。 見た目の若さは、「卵巣」の若さに比例する!「女性美はもちろんですが、若さを保つのは女性ホルモンに他なりません。これこそ最大の要。生殖に関わる器官だけでなく、皮膚や髪、骨、脳など全身に作用して、女性らしさと同時に健康と若さをキープする役目を担っています。でも、女性ホルモンはどこから来るか知っていますか? 勝手に湧いてくるわけでもどこかで作られるわけでもなく、卵巣から分泌されるものなんですよ。そう、元締めは卵巣です。卵巣が若くバリバリ働いてくれなければ、女性ホルモンを正しく分泌することはできません」と小山先生。最近「30代で子宮力が落ちる」などという言葉を耳にしますが、これは正しい言い方ではありません。「子宮力」とは、脳の指令に従って卵巣が女性ホルモンを出し、これよって子宮が妊娠の準備をしたり月経を起こしたりする、一連の動きのことを指しています。若く保つべきは、子宮ではなく卵巣なのです。閉経する年齢にかなりバラツキがあることからわかるように、卵巣の老化にも個人差があります。卵巣が老化し始めの頃は自覚症状が出ないため、うっかりしていると水面下で老化がどんどん進んでしまうことになります。まずは、あなたの卵巣がどれくらい若いかをセルフチェックしてみましょう。卵巣の老化が加速するターニングポイントは、37歳!女性の約9割は45〜55歳までの間に閉経を迎えます。そのため、一般的にこの時期を「更年期(閉経周辺期)」と呼ぶようになりました。それは卵巣の機能が目に見えて衰える時期です。ただし、更年期になって突然老化するわけではなく、30代から早くも始まっていると考えられています。さて、あなたの卵巣は元気にバリバリ働いていますか?▼若さのバロメータ「卵巣機能」をセルフチェック!以下の項目のうち、当てはまる点数を合計してください。さあ、どの程度当てはまりますか?*程度の目安 ◎=確実に当てはまる ○=なんとなく当てはまる △=ときに当てはまる ×=当てはまらない【合計点による評価】0~25点:卵巣機能は良好です。40歳を過ぎたら年1回は婦人科検診を。26~50点:卵巣機能に不安があります。生活習慣を見直してみましょう。51~65点:卵巣機能が落ち、更年期の状態です。婦人科の受診をおすすめ。66~80点:更年期症状があります。他に何らかの疾病が隠れている可能性があるので、婦人科で相談しましょう。81~100点:更年期症状の他に、心身症的な疾病の可能性もあります。長期的な対応が必要です。 「40歳前後の女性が、20代のように卵巣が若いということはほとんどありません。卵巣は肌や器官などと同じように、年相応に老けていくんですよ。どちらかと言えば、卵巣は他の器官より早めに老化現象が始まるといってもいいくらいです」小山先生によれば、卵巣はだいたい次のような段階を経て老化していき、閉経を迎えると考えられているそうです。●第1段階:31歳頃から、卵子の質が低下し始める。●第2段階:35歳頃から、活動的な卵胞の数が減少し、妊娠しにくくなる。●第3段階:41歳頃から、活動的な卵胞が30歳代の10分の1以下になり、妊娠率が著しく低下する。●第4段階:45〜55歳頃、月経不順になり、やがて閉経する(更年期)。第2~第3段階にいるアラフォー女子は、更年期のすぐ手前にいます。ルックス的にも肉体的な若さにも影響が出てもおかしくない時期。卵巣の状態が気になり始めたら、そろそろ更年期へ向けての準備を始めましょう。自分の卵巣年齢、体内年齢を知ることがとても大切さて、誰にでも訪れる更年期を前にして、アラフォー女子がしておきたいことはなんでしょう? 小山先生が教えてくれます。「大きなテーマは『健康評価』です。卵巣の老化は自然現象とも取れますが、良くない生活習慣や栄養不良などにより、老化のスピードは確実に速くなります。特に、ストレスや過度なダイエット、体脂肪過多、血液循環の不良、ストレス、喫煙は、卵巣の老化の直接の原因に。ですから、自分の体にきちんと目を向ける習慣をつけることですね。病気を見つけるためでなく、若さや健康の度合いを把握するためです。体組成計を購入して、体重、体脂肪率、それに筋肉量や水分量、内臓脂肪レベルなどを記録するだけでも大きな進歩。スポーツクラブやエステサロンなどに精密な体組成計があれば、進んで利用するようにしましょう」そして、アラフォーからは婦人科検診を受けることは必須。小山先生のクリニックのように、さらに抗加齢的な検査を加えたスペシャルなレディースドックやエイジングケアドック(老化度測定検査)を受けられる医療機関も増えているので、上手に利用したいものです。【ベーシックな婦人科検診(女性検診)の主な内容】●乳がん検査(マンモグラフィ、乳腺エコー、乳房視触診など)●子宮がん検査(子宮頸部細胞診、子宮体部細胞診、経腟エコーなど)【老化度測定検査(エイジングケアドック)のオススメ検査】加齢マーカー(IGF-1、DHEAS)、AGEリーダー(糖化度測定)、抗ミュラー管ホルモン(AMH)値測定、女性ホルモン値検査、抗酸化ストレス度測定、体組成分析老化度測定検査のうち、抗ミュラー管ホルモン(AMH)の値は、不妊治療の分野ではずばり「卵巣年齢」と呼ばれている数値。これは卵巣の中にある「卵子のもと」から分泌されるホルモンで、濃度を測定することで卵巣が何歳くらいの状態か推定することができます。専門的に知りたい人は、こういった検査を受けてみるのも手。実年齢以上に若い卵巣を目指して、そろそろ本気で自分の体と向き合いましょう。
2015年02月10日コーセーは10月15日、同じ供与者より異なる年齢で得られた皮膚細胞からiPS細胞を作成し、解析したところ、老化の痕跡である「テロメア」が供与年齢に関わらず回復していることを確認したと発表した。同研究成果は、同社の加治和彦 研究顧問(元京都大学 iPS細胞研究所 特任教授)らによるもので、10月27日から30日まで、フランス・パリで開催される「第28回国際化粧品技術者会連盟」世界大会にて詳細が発表される。「テロメア」とは細胞の染色体の両端にある構造で、細胞分裂を繰り返すと短くなり、ある限界を超えて短くなると細胞分裂が止まるため、老化の指標として知られている。今回の研究では、iPS細胞を用いて細胞を初期化することで、「テロメア」を回復可能かを調べた。同研究で用いられたiPS細胞は、同じ人物より異なる年齢(36~67歳)で得られた細胞から作製されたもの。解析の結果、初期化されたiPS細胞の「テロメア」はいずれの供与年齢においても、長さが同程度まで回復していることがわかった。さらに、これらのiPS細胞を表皮細胞に分化させることに成功し、iPS細胞が細胞の供与年齢に関わらず正常に機能することが確認された。今後について同社は「iPS細胞化と供与者の加齢について、遺伝子レベルでの知見を蓄積することで、老化過程の再現やメカニズムの解明が進むことが期待される。また、iPS細胞やそれを分化させた細胞を用いることで、老化研究の領域だけでなく、皮膚の生理機能解析や化粧品成分の評価系の確立、動物実験代替法への応用などに広げることが可能となる」とコメント。次世代の化粧品の開発へと応用していくために、iPS細胞についてより深化した研究を進めていくという。
2014年10月16日(画像はプレスリリースより)顔のたるみのケアをしている?『遺伝子と肌の老化』に関連する役立つ調査結果!株式会社ドクターシーラボは『遺伝子と肌の老化』の関連性について調査を実施した。調査の方法はウェブアンケート方式で、360名の女性が調査の対象になった。最初に『自身のフェイスのたるみを感じているか?』の質問について、8割以上の人が【感じている】と答えた。次いで【感じている】と回答した人を対象として、『積極的に、フェイスのたるみケアを実施しているか?』の問いでは【実施している】を選んだ人はおよそ7%で、【まあまあ実施している】が約29%である。一方で【実施していない】は6割以上だった。シッカリとフェイスのたるみケアを実施しているのに、効果を感じられない理由は?さらに『キチンとフェイスのたるみケアを実施しているのに、効果が見られないと感じたことはあるか?』の質問では、88%以上の人が【ある】と答えている。そして“効果を感じられない”理由について、【ケアの努力不足】【スキンケアが自分に適していない】【キチンとケアは実施しているが、ストレスを感じている】【上質のスキンケアを用いていない】などがランクインされた。さらに『自身の肌質は、遺伝子に関係している部分があると思うか?』と質問したところ、全体の約9割の人が関係していると思っているようだ。また85%以上の人が、肌老化に関連する遺伝子を調べる“検査キット”があることを知らないことが判明した。シワやたるみなどの、肌老化の原因は?ドクターシーラボは調査結果とともに、シワやたるみの要因は素肌ケアによる環境的および日々の生活環境のほかに、「肌老化遺伝子」(肌質)も要因の一つだと述べている。そして“遺伝子レベルでの、たるみケア”を考慮する場合に実施すべきことについて【美容成分を見直す】【外的および内的原因の解決】【プロビタミンC】など、あわせて4つをあげている。肌のたるみを気にしている人は、このような調査結果を参考にして、肌のたるみの原因を研究してみては。【参考】・株式会社ドクターシーラボ プレスリリース
2014年10月04日東京大学(東大)は、ショウジョウバエを用いて、正常な老化に伴い嗅覚神経細胞死が生じると、特定の匂いを感じることができず、異常な行動をとる原因となることを発見したと発表した。同成果は、同大大学大学院薬学系研究科 薬科学専攻の千原崇裕 准教授、同 三浦正幸 教授、米カリフォルニア大学サンディエゴ校のJing Wang教授、米スクリプス研究所のRonald Davis教授らによるもの。詳細は「PLOS Genetics」に掲載された。老化に伴って記憶学習や認識などの脳機能が低下することの要因の1つとして、老化に伴う神経細胞の細胞死が挙げられるが、正常な老化と神経変性疾患の双方において起きており、神経変性疾患における細胞死の研究は行われてきたものの、正常な老化の過程における細胞死の研究はこれまで、ほとんど研究されていなかった。今回、研究グループはショウジョウバエをモデル動物として用いて、正常な老化における脳内の細胞死の観察を試みた。その結果、老化したショウジョウバエの神経細胞のうち、特に匂いを感知するのに重要な神経細胞「嗅覚神経細胞」で細胞死に必要な酵素「カスパーゼ」が活性化していることを確認した。ショウジョウバエには約50種類の嗅覚神経細胞があり、それぞれの神経細胞ごとに感知する匂いが異なるが、カスパーゼの活性は、「リンゴ酢や酵母の匂い」を感知する「Or42b神経細胞」に見られ、実際に老いたショウジョウバエでは、同神経細胞の数が減少していることも確認したほか、嗅覚中枢の活性化とショウジョウバエのリンゴ酢に対する行動の調査では、老化したショウジョウバエではリンゴ酢を与えても嗅覚中枢がほとんど活性化せず、リンゴ酢がある場所に集まらない(誘引されない)ことを確認したとする。また、Or42b神経細胞でカスパーゼが活性化できないようにしたショウジョウバエでは、たとえ老化してもリンゴ酢の方向へ誘引されることも確認したとする。一般に、老化に伴って匂い感覚能(嗅覚機能)は低下するほか、パーキンソン病を含む神経変性疾患においても運動機能障害に先だって嗅覚機能低下が現れることが知られている。そのため研究グループでは今回の成果について、正常な老化における神経細胞の細胞死の意義、分子機構に迫るとともに、神経変性疾患時における神経細胞の細胞死の原因、ひいてはその発症機序の理解にもがることが期待されるとコメントしている。
2014年07月03日(画像はイメージです)アロエステロール(R)の光老化モデルマウスに対する効果森永乳業は、第68回日本栄養・食糧学会でアロエステロール(R)の皮膚の光老化に対する予防効果を発表した。紫外線照射で誘導される皮膚水分量とシワの深さの変化を予防することを明らかにした。(画像はプレスリリースより)アロエステロール(R)森永乳業はアロエベラゲルから抗肥満効果および抗糖尿病効果を示す有効成分としてアロエステロール(R)を同定。昨年は乾燥肌に女性56名がアロエステロール(R)を含む食品を8週間摂取したところ、無摂取群に比べて腕の皮膚水分変化量の増加傾向が見られ、シワ平均深度が有意に低下することを報告。この水分保持作用はアロエステロール(R)が繊維芽細胞のコラーゲンやヒアルロン産再生能を高めることによると推定。アロエのは古くから傷薬として使われてきたが、その有効成分は主にアロエに含まれる多糖類と考えられていた。今回の実験に用いられたアロエステロール(R)は多糖類ではなく、植物の細胞膜を構成する脂質の一種である植物ステロールであることから、アロエの効果に新しい切り口を発見。アロエステロール(R)が経口サプリメントとして乾燥肌にうるおいを与えたり、日焼けによる皮膚の老化に対するアンチエイジング作用を示したりすることが期待される。【参考】・森永乳業プレスリリース
2014年06月10日お肌は年齢を重ねるにつれて老化が進みますが、老化の進行具合にも早い遅いがあります。なるべくならば肌の老化は遅らせたいですよね。今回は、肌老化を早める原因をご紹介いたします。肌老化は生活習慣が原因のひとつとも考えられます。それでは、どのような生活が肌の老化を進ませるのでしょうか。■偏食同じ物だけを食べ続けるダイエットや、好きなものだけ食べる、といった食生活により、栄養バランスが崩れて肌荒れを起こす方は多いです。私たち人間を作り上げている細胞には、血液から運ばれる栄養分は不可欠なものです。栄養のバランスが崩れていると、必然的にお肌に与える栄養分も偏り始め、肌荒れの原因につながります。毎日バランスの取れた食事を心がけて行くことが大切です。また、普段の食生活で補えない分は、サプリメントなどをうまく利用して行くことも大切です。■嗜好品<喫煙>タバコを吸うことにより、体内の活性酸素が大量に発生し、それらが肌細胞を傷つけて肌老化の進行を早めます。また、活性酸素を抑えるために、体内にある大量のビタミンCが使用されるため、ビタミンCが不足して、肌の細胞再生能力が低下する原因にも繋がります。従って紫外線を浴びた後に、シミやくすみができやすくなったり、ニキビの炎症悪化になります。タバコを吸う方は、ビタミンCが豊富な、果物などを摂ることをオススメいたします。 <過剰なアルコール摂取>アルコールの過剰摂取は、体内の解毒作用がある肝臓などの内臓器官に大きな負担を与え、正常に解毒作業が行えない状況に陥いります。そのため、肌の色がくすんできたり、肌荒れを起こす原因になりますので、過剰なアルコール摂取は控えるようにしましょう。適度なアルコールには深い睡眠効果があるのですが、過剰な摂取は、逆に睡眠障害を起こす場合があります。アルコール量を極力減らしたり、または、休肝日を作るなどして、体の負担を軽くしていきましょう。<糖分脂肪分の過剰摂取>糖分や脂肪分を過剰に摂取することにより、体内で脂肪をエネルギーに変える働きがある、ビタミンB2やビタミンB1の作業が追いつかなくなります。エネルギーに変えきれなかったものは、脂質として体内に蓄積されていきます。その為、体型が乱れてきたり、また、皮膚からも過剰に脂肪が分泌されるため、ニキビや吹き出物の原因に繋がります。なるべく、糖分や脂肪分が含まれた食事は控え、摂取した場合は、運動などでバランスをとるようにしてください。■運動不足年齢を重ねることで、筋力の低下、筋肉量の減少が起こり、何もしなければ必然的に基礎代謝の低下が起こります。基礎代謝が低下することで、脂肪の燃焼効率も悪くなり、肥満体型になりやすくなります。その為、生活習慣病に陥りやすく、肌荒れの原因にも繋がりますので、適度に筋力トレーニングと有酸素運動を行うことをオススメいたします。■睡眠不足睡眠中は体の疲れを回復させて、細胞の生成やホルモンのバランスを整える為の時間として、大変重要な時間です。睡眠不足は、ホルモンバランスの乱れや、細胞の生成などが正常に行われないため、肌への影響も出てきますので、毎日充分な睡眠をとることを心がけてください。理想は1日7時間~8時間。■お肌のお手入れ不足自分に合っていないお化粧品の使用や、紫外線対策を行わないなどの、間違ったスキンケア方法などで、お肌を痛めたり、お肌の防衛能力の低下を招くことがあります。それが原因となって、ニキビや吹き出物などの肌荒れに繋がることもますので、ご自身のスキンケアグッズや、肌への防御体勢の見直しなどを行うことも大切です。例えば、外に出るときやオフィスで窓際で仕事をするときなども紫外線対策の為に日焼け止めを塗る、洗顔時にゴシゴシ強く肌をこすらない、タオルで水分を拭き取る際も優しく肌にタオルを押し当てるイメージで拭き取る、などです。毎日のちょっとしたことや積み重ねで、お肌のコンディションが大きく変わってきますので、ぜひ気をつけて行ってみてください。
2014年04月26日25歳から誰もが意識しはじめる「老化」。肌のハリの低下、身体の衰えを引き起こすこの老化現象は、見た目全体を変えてしまいます。「昔に戻りたい!」と嘆いても、何もしなければ身体の時計はすすんでいく一方。今はまだ若くても、必ず年は取っていきます。どうにか時間を止めたいと思いませんか?実は、遅らせる方法があるんです。唯一、老化を防ぐ方法は、通称「若返りホルモン」とも呼ばれる「成長ホルモン」を出す事。今回は、そんな「成長ホルモン」の出し方をお教えいたします。■1.「成長ホルモン」ってなに?成長ホルモンとは、正式にはヒト成長ホルモンといい、老化を防ぐアンチエイジング効果やダイエット効果があることから「若返りホルモン」と呼ばれています。この「成長ホルモン」の効能としては、身長を伸ばす、骨や筋肉を作る、アンチエイジング(老化防止)、代謝作用などがあります。見た目老化の原因の一つが代謝の低下。25歳を過ぎると代謝が落ち、紫外線などのダメージを受けた肌を修復する機能が落ちてしまいます。この成長ホルモンの効能である代謝作用を上手く利用し、老化を防ぐ事が大切なのです。■2.成長ホルモンの出し方成長ホルモンの数は年齢と共に減少します。しかし、減少するのを食い止め、促進し続ける事が出来るのです。その方法は「睡眠」「運動」の二つ。「睡眠」・・・・・午後10時~午前二時の美肌のゴールデンタイム中がピーク。就寝してから3時間のあいだに肌の修復、身体の修復が盛んにおこなわれる。しかし10時に就寝する事のは難しいという方は、12時半までに就寝出来る様に心がけましょう。「運動」・・・・・適度な運動を心掛けることで、成長ホルモンを促進させることが可能です。無酸素運動、有酸素運動などで壊れた筋肉を修復させようと成長ホルモンが分泌されるのです。■3.注意!良質な成長ホルモンの分泌を妨げるブルーライト最近、寝る前にスマートフォンを使っている方も多いかと思います。しかし、寝る前のスマートフォン利用には要注意です。このスマートフォンの画面からは、ブルーライトと呼ばれる、エネルギーの強い光がでています。ブルーライトは目の奥の網膜まで到達し体内時計を狂わせる、身体にとって刺激の強いもの。寝る前にブルーライトを見ることで交感神経が活性化し脳が興奮してしまうため、寝つきが悪くなってしまいます。画面を見る時間が長い人は、ブルーライトのコーティングシールを貼るなどして対策し、部屋をしっかり暗くして良質な睡眠をとる事を心掛けましょう。■4.成長ホルモンを出す効果的な運動法成長ホルモンを出す方法として最も効果的なのは無酸素運動だと言われています。無酸素運動としておすすめなのはスクワットや腕立て伏せといった筋トレです。筋トレを行うことによって成長ホルモンが効果的に分泌され、脂肪の分解効果をより高めてくれるのです。■おわりに成長ホルモンは加齢と共に減少しますが、自分でコントロールすることが出来ます。成長ホルモンを出すことは最もお金のかからない美容法なのです。高級な化粧品を買ったり特別な事をしなくても、良質な睡眠と適度な運動を心がけていれば、いつまでも美しい見た目を保つことが出来ます。老化を防ぐ為に必要なのは「睡眠」「運動」この二つ!是非実践してみてくださいね。(三平智美/ハウコレ)
2013年11月25日肌や体型の衰えは、年齢を重ねる上で避けては通れません。できればこの老化を食い止め、いつまでも若々しく健康で輝いた女性でありたいですよね、これがアンチエイジングという考えです。アンチエイジングのために必要なスキンケアを実践する! これはとても大切なことですが、このスキンケアのやり方を間違えてしまうと、アンチエイジングにつながるどころか、むしろ逆効果になってしまう可能性があります。そこで今回は「今すぐやめるべき! 肌を老化させる3つのスキンケア法」についてご紹介します! ■自己流のフェイシャルマッサージお顔のマッサージで血流を良くし、筋肉に刺激を与えることはアンチエイジングにつながります。それならスキンケアをしながら同時にマッサージも取り入れればお化粧品の浸透も良くなるし、さらなる効果が得られるのでは? この考え自体は間違っていないのですが、素人判断の自己流マッサージはアンチエイジングに逆効果の結果を招く恐れがあるのでご注意を! 問題はマッサージをする際の力の入れ方にあります。自己流で行うマッサージの力は自分で思っている以上に強い力になりがちです。また、長い爪の指による刺激がシミの原因となったり、シワを伸ばそうとして強引に引っ張り上げると、さらにシワを増やしてしまう結果になります。マッサージをご自宅でのスキンケアに取り入れたい場合は、正しい知識を得てからにしましょう。■スキンケアの要のクレンジング美しい素肌を保つための要のステップとなるのがクレンジングです。手間と時間をかけ、自分の肌質に合ったものを選んで使って欲しいのですが、アンチエイジングの観点から、出来れば避けていただきたいのがシートタイプの拭き取りクレンジング剤。これも拭き取りの際にどうしても力が入ってしまい、肌質への摩擦によるダメージが大きいです。毎日の使用がクスミを発生させる原因となります。また無理にこすると、大切な角質層を傷つけてしまい、肌を乾燥させてしまいます。ささっと手軽に行えるのが魅力ではありますが、どうしても…という時だけにしましょう。また、「クレンジング剤でのマッサージ」は絶対にやめましょう。自己流のマッサージによるリスクがあるだけでなく、汚れを肌にすり込んでしまう結果となります。クレンジング剤は強く肌にこすりつけたりせずに、優しく丁寧に、なじませるようにしましょう。■化粧品の好転反応? 季節が変わる秋になると、夏用から冬用に化粧品をチェンジする方も多いのでは? 新しい化粧品に変えた時に肌にヒリつきを感じたら注意が必要です。「ヒリヒリする=炎症を起こしている」可能性が高く、肌の抵抗力が低くなるからです。炎症を起こした肌は外部からの刺激に弱くなり、ちょっとした摩擦や紫外線の刺激でも過敏に反応し、シミやくすみの原因となってしまいます。肌が新しい化粧品に馴染もうとしている好転反応とは受け取らない方が良いですね。自分の肌に合った正しいスキンケアで「秋の肌老化」を防ぎ、いつまでも健康で美しい素肌をキープしましょう。
2013年10月11日老化って怖いですよね。肌にシワが刻まれ、茶色いシミが浮き上がり、それらはいくらファンデーションで隠しても、隠しきることはできません。どんな自分では若作りしていても、お肌は年齢に正直。「あ、あんな若い服着ているけれど、結構お歳を召してらっしゃるのね」なんて思われてしまうわけです。人間だれしも歳をとるもの。でも、あなたのスキンケアひとつで、肌を老けさせることもできるし、逆に若返ることもできるんだってこと、ご存知でしたか!?新事実!やってはいけないスキンケアみなさん、どんなスキンケアをしていますか?メイク落としで顔を拭き、マスカラなど落ちにくいところはリムーバーを使い、泡立てて洗顔。そのあとはふき取りよう化粧水、保湿用化粧水、クリーム、乳液、美容液……。でもちょっと待ってください。そのスキンケアの工程を重ねれば重ねるほど、肌に触れる機会が多くなりますよね?化粧品には微量ですが刺激物だって入っています。たくさんスキンケアをすればするほど、肌にダメージを与えていくのです。しかもスキンケアは毎日するのもの。10年、20年と蓄積されたダメージは、シワとなりシミとなり……。考えると、とっても恐ろしくありませんか……?これ1本ですべてを補える化粧品!だからこそ、スキンケアは1回ですませなければなりません。そこで、化粧水、乳液、クリーム、美容液の役割をもつオールインワンゲルがおすすめです。「オールインワンゲルってどれも効果が中途半端で信用できない」という方が多いのですが、今回紹介するメディプラスゲルは、なんと62種類もの美容成分を配合。セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタ、ビタミンCなど、「肌によい」とされているものを1本で補うことができるのです。「肌によいといわれている美容成分っていっぱいあるけど、どれがいいのかわからない」という方は、これ1本で、もう迷うこともなくなるわけですね!見た目年齢がぐーんとダウン皆さん口をそろえて「実年齢より若く見られる」とのことです。実際のユーザーさんの写真をみると、それも納得の効果です。実際に、メディプラスゲルを愛用されているこの女性、何歳に見えますか?リサーチ会社が行ったアンケート結果では「見た目年齢」の平均が29歳だったこの女性、実年齢はなんと50歳なんですって!とても見えませんよね……。多くの方が若返りを実感されているメディプラスゲル、なんと200万本突破、リピート率も93%!確かに一度若返ったら、もう戻りたくないですものね。今まで気に入っていた化粧品を変えるのがちょっと不安という方も多いかと思うのですが、商品到着後30日以内であれば、商品を開封・使用後だとしても"全額返金保証"してくれるのです。このメディプラスゲルで、あなたもマイナス20歳肌、夢ではありません!今ならお得なキャンペーンもやっているとの情報もキャッチ! さあ今すぐチェックしてみましょう。⇒目指せ!マイナス20歳肌「メディプラスゲル」【参考】株式会社ティーエージェント「メディプラスゲル」(イメージ画像 by Crysco Photography)
2013年09月29日老化したコラーゲンを修復ナリス化粧品(代表者:村岡弘義本社:大阪市福島区)が研究により「ネムの木」樹皮成分に老化したコラーゲンを修復する作用があることを新たに発見した。美しくなろうとする力を自然の力で引き出す研究で「ネムの木」の樹皮に含まれるインドール-3-カルボン酸が肌の老化したコラーゲンを修復する作用があることが発見され、これから商品開発に応用していく予定だ。【研究報告】コラーゲンネットワーク皮膚は外側から、表皮・真皮・皮下(脂肪)組織の3層構造になっており、表皮の土台の役割をしている真皮はその約70%がコラーゲンというタンパク質でできています。厚さ2mmほどの真皮で網目状に張りめぐるコラーゲンが加齢などで不足すると、肌の弾力やハリが失われてしまいます。またコラーゲンは産生と分解を繰り返していますが、その寿命は6ヵ月と比較的長く、その間に紫外線など様々な要因で壊れたり緩んだりすると、そのまま弾力のない状態で停滞します。本研究では、この修復を行なう植物由来成分を探索し、大豆やハナゴケなど10数種類の中から「ネムの木」樹皮成分を見出しました。また、同成分のHSP47への影響も同様に研究を行ないました。(公式ホームページより)今までのコラーゲン関連化粧品やコラーゲン入り飲料・食品は、コラーゲンを新たに産生する目的のものがほとんどだったが、今回の発見で人の美しくなろうとする力を自然の力で引き出すことができるようになることが期待される。なお、研究結果は9月12日に横浜で開催された日本生化学会大会において詳しく発表されている。ナリス化粧品の「ネムの木」樹皮成分を応用した化粧品の発売が待ち遠しいかぎりだ。【参考】「ネムの木」樹皮成分に老化したコラーゲンの修復作用新たに発見くっさ~い●●に、彼は萎えてる!まだまだ蒸すこの季節にケアが必須な部位とは?(9月23日)9月中なら「月額2,980円」であなたも今日からスベスベ芸能人ボディになれます!(9月16日)30代女性に向けたブログメディア、「ANGIE」が登場。仕事や恋愛で悩みが多いこの世代に、楽しく生きるためのヒントを提案。(7月29日)
2013年09月27日お肌の老化を止めることは難しいですが、進行を遅くすることは可能です。内面と外面からのビューティケアが必須ですが、なかでも最近はインナービューティが流行り。化粧品などを使ったアウタービューティも効果がありますが、体の血や細胞をつくる食事はとても大切なポイントです。美はもちろん体の健康を保つ役割もあるので、食事には十分気を付けていただきたいのです。サプリメントなども補助食品的にはよいですが、それに頼ってしまうとよくありません。やはり食べ物に含まれる成分にくらべると吸収が悪かったり、化学構造も天然のものと全く同じとは言えないのです。多量にサプリメントを摂り続けるよりも、ビタミンが豊富な野菜をたくさん摂る方をオススメします。そこで肌老化を遅くしてくれる効果の高い成分をご紹介したいと思います。■肌老化に役立つ美容成分7つとは? (※は、その美容成分がたくさん含まれている野菜)1.ビタミンA※モロヘイヤ、にんじん、かぼちゃ、にら2.ビタミンC※ブロッコリー、レモン、キウイ3.ビタミンE※ナッツ、オリーブオイル、アボガド4.イソフラボン※豆腐、大豆、納豆、みそ、きなこ5.アントシアニン※ブルーベリー、ぶどう、紫いも6.リコピン※トマト、柿、すいか7.ルテイン※ほうれん草、とうもろこしポイントは、抗酸化物質。以上の成分を意識して食事をいただくことで美肌を導いてくれますよ。ぜひ普段の食事に意識して取り入れてプルプル美肌をキープしていきましょう。
2013年01月21日かくれ老化と睡眠の関係性「脱かくれ老化™プロジェクト」実行委員会では、『かくれ老化™』と睡眠に関するインターネット調査の結果を報告した。2012年10月、40~50代の「かくれ老化™」該当者と健康な男女1,000名を対象に実施された。『かくれ老化™』該当者の定義は、『かくれ老化™』のチェック項目のうち、該当するものが2つ以上あった人で、健康の定義は、『かくれ老化™』のチェック項目のうち、該当するものが1つ以下の人。※画像は、「脱かくれ老化™プロジェクト」サイトよりかくれ老化が睡眠にも影響を与えている『かくれ老化™』とは、細胞や組織の劣化から体の内部で静かに老化が進行していくこと。自覚症状が少ない分、放っておかれがちだが、30代までは気にならなかったカラダのさまざまな部位に現れ、10年後20年後の身体に確実に変化を表す。今回の調査で、『かくれ老化™』が、良質な睡眠を阻害していることがわかった。眠れない日がある/睡眠が浅くなったと感じるかを調査したところ、健康な方は30%が「あてはまる」あるいは「ややあてはまる」と答えたのに対し、『かくれ老化™』該当者は52.2%が同様に回答していた。良質な睡眠が得られていない人が、健康な人に比べ、『かくれ老化™』該当者の方が1.7倍以上も多いという結果となった。睡眠は、身体の疲れをとるだけでなく、精神状態を安定させるのにも重要な要素をもっている。老化を受け入れながら、精神状態を安定させるためにも、健康であり続ける必要がある。元の記事を読む
2013年01月17日蓄積される老化物質を毎日の食事で除去!老けない体を作りたい、健康的で美しいボディを保ちたい、と願うのはいつの時代も同じこと。こうしたアンチエイジングに効果的な「除去力向上レシピ」なるものがあると話題になっている。このレシピは「除去力向上委員会」によって公開されているもので、老化の原因の1つとして考えられている、外的影響や加齢とともに蓄積されていく“老化物質”を体外へと除去する働きを高めるレシピだ。その働きを促進する「大豆サポニンB」を手軽に、効率よく摂取できるレシピを料理研究家で管理栄養士でもある、牧野直子氏が監修し、公式サイトで紹介している。大豆に豊富に含まれる、この「大豆サポニンB」ほか、美容や健康に良い食材を、最大限に生かした簡単レシピとなっており、いずれも大人の女性におすすめのメニューとなっているので、チェックしておきたい。美肌、美腸、ホルモンバランス、冷え・むくみ改善!公式サイトでは、さまざまなお悩みに応えるレシピが紹介されているが、抗酸化作用もたっぷりな「美肌レシピ」や便秘予防に効果的な「美腸レシピ」、ホルモンの働きを助けてくれる「ホルモンバランスアップレシピ」、代謝アップで体を温める「冷え・むくみ改善レシピ」と、いずれも快適で美しいスタイルを維持できるような生活を、食事から強力にバックアップしてくれるものとなっており、ぜひ実践してみたい。栄養バランスやカロリーもしっかり配慮されており、食べごたえも抜群。彩りも鮮やかで、見ているだけで美味しそうなメニューが並んでいるので、献立に困った時にもおおいに助けとなるだろう。年末年始の食バランスの乱れを正すのにも効果的だ。サイトにはこのほかにも美容に役立つ身近なアドバイスが満載となっているので、ぜひ一度チェックしてみて。元の記事を読む
2012年12月30日“憂うつ”や“おっくう”の原因、「かくれ老化」「脱かくれ老化プロジェクト」実行委員会は、“憂うつ”や“おっくう”の原因は「かくれ老化」であるという調査結果を発表した。「かくれ老化」とは、体内で静かに進行した細胞や組織の老化が、体のさまざまな部位に現れる現象のことで、10月に行われた調査によると、40~50代の約75%がこのかくれ老化の該当者であるとされている。今回は40歳~59歳の「かくれ老化」該当者767名(男性361名・女性406名)と、健康な人233名(男性139名・女性94名)を対象に、心の健康に関するインターネット調査が行われた。その結果、日常のなかで憂うつや面倒を感じる人は、かくれ老化の該当者の方が健康な人よりも2.8倍も多く、肌のシワや歯茎が気になって笑うのが嫌だと感じる人は、かくれ老化の該当者のほうが約4.6倍も多いことが判明した。「脱かくれ老化プロジェクト」実行委員会この「かくれ老化」は、運動・食事・サプリメントなどに気をつけることによって、予防することが可能だ。城西大学薬学部医療栄養学科教授の真野博氏を中心として設立された「脱かくれ老化プロジェクト実行委員会」は、40~50代の人たちへ向けた、「かくれ老化」の認識と予防に対するさまざまな情報発信を行っている。かくれ老化は酸化、糖化、代謝の衰えが主な原因であり、筋肉・骨・関節・髪・爪・歯・肌の7つの部位に影響が現れるとされている。放っておくとロコモティブシンドローム(運動器症候群)につながる可能性もあるので、上記の7つの部位に変化が現れ始めたら早期に対策を行うことが大切だ。かくれ老化のケアとしては、負担の少ない簡単なエクササイズを継続して行うこと、抗酸化食材・抗糖化食材などを食事に取り入れることなどが挙げられる。また、自分のウィークポイントに効果的なサプリメントを摂取することも、かくれ老化防止に役立つ。特に、最近注目されているコラーゲン由来のBMペプチドは、7つの部位全てに効果があるサプリメントとされており、有効だ。元の記事を読む
2012年12月10日