幼稚園に毎日楽しく通っている娘ですが、ある日しょんぼりして帰ってきました。理由を聞いたところ、「先生から幼稚園に来ないでくださいって言われちゃった」とのこと。そんな幼稚園の先生から言われた言葉が原因で起きた、ある出来事をご紹介します。娘がしょんぼり帰ってきた幼稚園が大好きな娘は毎日楽しく通っていたのですが、ある日いつもと様子が違う⋯⋯。元気がない理由を聞いてみたところ、「先生に幼稚園に来ないでくださいって言われた」と話してくれました。 クラス全員で制作活動をしていたところ、娘を含めた数人が集団行動を乱し、困り果てた先生が子どもたちに言った言葉だったようです。私は言葉の選び方に疑問を感じましたが、あなたがしたことで先生が困ってしまったんだよ、ということを伝えました。 しかし、娘は言われた言葉だけが心に残り、状況には関心がない様子で、幼稚園に行ってはいけないと思っているようでした。 娘が幼稚園バスに乗りたがらない翌朝、スクールバスを使用している幼稚園バスの停留所へ。バスが到着して先生が迎えてくれたのですが、娘はバスに乗りたがりませんでした。 前日の出来事が原因と思い、バスに乗り合わせた先生に「昨日先生に幼稚園に来ないでくださいって言われたから行けないって言うけれど、幼稚園に行っていいですよね?」と話すと、「幼稚園に来ていいんだよ」と言ってくれたのを聞いた娘は安心したようで、バスに乗って出かけていきました。会話を振られた幼稚園の先生は、私が話した内容に少し驚いた様子でした。 担任の先生から電話がかかってきたその日の夕方、バスでのやりとりを知った幼稚園の担任の先生から電話がありました。娘には「もう幼稚園に来てもいいです」と伝え、誤解を解くように努めてくれたとのこと。けれども娘が不安を感じた「幼稚園に来ないでください」という言葉については、特に説明はありませんでした。娘に関しては、幼稚園に行ってもいいということがわかってからは、前と変わらず楽しく幼稚園に通い、担任の先生のこともとても大好きです。 実際に現場を見たわけではないし、私自身もいつもお手本のような態度や振る舞いを実践できているわけではありません。それに、先生の言い方や言葉のニュアンスの解釈が違っていたかもしれないので、あえて、なぜあんなふうに言ったのかは聞いていませんが、娘の叱り方や叱るときの言葉選びについて考えさせられる出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年12月01日「天国のお子様の似顔絵はいつでも描きます(無料)」 そんなメッセージをInstagramのプロフィールに書いているのは、フォークデュオ「19」 元メンバー・326(ナカムラミツル)さんでした。326さんといえば、19(ジューク)のメンバーとして作詞やビジュアルプロデュースを手がけていたことで知られています。脱退後も、イラストレーターや絵本作家など、マルチな才能を発揮し、活動をしていましたが、その傍ら、難病で苦しむ子どもたちや、最愛のわが子を亡くした遺族を支援する活動を積極的におこなっていました。 亡くなってしまったわが子の似顔絵天国のお子様の似顔絵を描いてプレゼントをする活動は、326さんの支援活動のひとつです。活動を始めるきっかけとなったのは1通のメール。そこには「亡くなってしまったわが子が成長した姿を想像で描いてほしい」という依頼が書かれていたそうです。 もちろん326さんにとっても、初めての依頼。とても悩みながらも、時間をかけて似顔絵を完成させたとのことでした。それ以来、326さんのこの活動はSNSを通じて広がり、今でもたくさんの依頼があるようです。 この似顔絵を描いたことをきっかけに、326さんはグリーフケアに関心を持つようになったそう。グリーフケアとは、死別した悲しみを抱える遺族をサポートすることを言います。326さんは、遺族の思いに寄り添い、悲しみから立ち直るためのケアの一環として、似顔絵を贈り続けているようです。『あなたがのこしてくれたもの』326さんがグリーフケアを始めたきっかけは、著書『あなたがのこしてくれたもの』の中でも紹介されています。この絵本を出版する際には「天使と天使ママの声から生まれた愛溢れるグリーフケアブックを作る」と題し、クラウドファンディングで資金を集めていました。集まった支援金は、実に667,700円にも上ります。目標金額を大きく上回り、『あなたがのこしてくれたもの』は出版されました。 この絵本は、愛するわが子や大切な家族を亡くした人から寄せられたエピソードをもとに、326さんがイラストと言葉を描いた「グリーフケアブック」です。 Amazonのレビューには、この本に助けられた人、意識が変わった人の声がたくさん集まっていました。 「かわいいイラストと素敵な詩に救われ、多くの方の体験談に涙しました」「大切なひとの死を受け自分はどういきるのか? そんなことを考えさせられる素晴らしい本でした」「326さんの言葉が、わが子からのメッセージに聞こえることもあります」 『あなたがのこしてくれたもの』には、かつて在った命はもちろん、今ある命や愛をもっと大切に思えるようにという326さんの気持ちが込められているそうです。当たり前ではない幸せ326さんは、『あなたがのこしてくれたもの』の出版にあたり、「悲しいエピソードを知って同情してもらったり泣いてもらったりすることが目的ではない」と伝えていました。 しかし、326さんの活動を通して、小さな命がこの世に生まれ育まれていくことがどれだけ奇跡的なことであるかを再確認することができたのではないでしょうか。そして、わが子だけでなく親や家族、大切な友だち……今、目の前にある命の尊さを考え、大切にしようと思える一助になると信じています。 この326さんの活動が多くの人に知られ、多くの命が大切に育まれるきっかけとなるよう願っています。
2023年11月30日私は1歳の子どもを育てています。育児はほとんどのことを私一人でこなす毎日。一方で夫は母親である私が育児をして当然だと思っているようで……。夫の衝撃的な言葉ある日のこと、私は家事に追われながらも、子どものおむつ替えをしていました。すると、夫が私に向かって「お茶ちょうだい」と言ってきたのです。私は夫の言葉に耳を疑いました。 その他にも、私がご飯の準備をしているとき、子どもが泣いている様子を見た夫は「ねえ、泣いてるよー!」と言ってきたことも。まるで子どもが一人増えたようでした。そしてなんで他人事なの?とモヤモヤした気持ちに……。 「察してほしい」というスタンスではなく、やってほしいことを言葉にして伝えていかないと夫の行動は変わりませんし、自分が潰れてしまうと実感する日々です。伝え方や言葉選びには配慮しつつ、今後は夫にやってほしいことを具体的に伝えていこうと思います。 作画/まげよ著者:雨女晴男
2023年11月29日夏に私と友人とそれぞれの子どもを乗せてベビーカー2台でランチに行きました。推し活のため、渋谷にある推し活が運営しているレストランに行くことばかり考えて、細かいリサーチを忘れていた私と友人。お店は地下1階でスロープなし!どうやって降りようか悩み立ち往生してしまいました。すると、見知らぬ人に声をかけられたのです……。 見知らぬ男性が…意気揚々とレストランに着くと、お店が地下一階にあるではありませんか……! あたりを見渡してもエレベーターやスロープもなく、さらには階段が狭いのでベビーカーを横向きに持って降りることもできません。2人で協力して1台ずつ交代で降りようか、抱っこ紐で抱っこしてから荷物とベビーカーを抱えて降りようかと相談していると、後ろに列が。そしてビジネススーツを着た男性に声をかけれられたのです……。 男性は「なにかお手伝いしましょうか?」と言ってくれました。お言葉に甘えて友人の手伝いをお願いをしていると、今度は後ろから外国人の女性が私の肩を叩き「手伝いますよ」と、ジェスチャーしてくれました。そんなやさしいお2人のおかげで地下のレストランへ無事入ることができた私たち。 快くお手伝いをしてくださったお2人は、子どもにも笑顔で手を振ってくれて、リサーチ不足を反省するとともに、とても温かい気持ちに。私も見知らぬ人でも困っている人がいたら積極的に声をかけようと思った出来事でした。 イラスト/はたこ著者:山村なこ
2023年11月29日日常には「名もなき家事」があふれていますが、実は、「名もなき育児」にこそ、ストレスを感じ、パパに理解してほしいと思うママは少なくないようです。また、パパは名もなき育児=ママの仕事と思い込んでいる傾向にあるのだと語るのは、パパの育児参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生。今回は、お正月などの季節の行事や、七五三や誕生日など子どもに関わるイベントに急増するママの負担に着目し、小崎先生にお話を伺いました。季節の行事や子どものイベントによって増える「名もなき育児」のリアルここで、季節の行事や子どものイベント時にママたちを悩ませる「名もなき育児」のリアルを紹介します。 ケース1:お正月やお盆の帰省準備毎年やってくるお正月やお盆は帰省することが多いですよね。実家への手土産を準備をしたり、実家が遠方の場合は、新幹線や飛行機のチケットの用意したりとやるべきことがたくさんあります。それなのに、自分の荷物だけをカバンに詰めて、新幹線や飛行機のチケットを取ったら、やるべきことはやったと満足してしまっているパパもいるようです。 子どもが小さければ、おむつ、おしりふき、ミルク関連のグッズ、着替え、移動中に使うおもちゃや絵本など準備する荷物が増えます。寒い時期であれば帰省当日に子どもが風邪を引かないよう体調管理をしたり、車移動の場合は、渋滞に巻き込まれた場合の対応も考えておいたりしなければなりません。また、電車や新幹線、飛行機の場合は、遅延や運休などを想定して準備をしておくことも大切でしょう。 さらに、子どもが緊急で受診できる病院が実家の近くにあるのかなどのリサーチをしたり、実家で料理などを準備してくれる場合には、子どもの苦手なものやアレルギーのある食材などをあらかじめ伝えておいたりすることも必要かもしれません。 このように、子どもがいる場合の帰省の準備はやるべきことがさらに増えるのに、「自分の荷物の準備さえ終わっていれば大丈夫」とパパたちが知らん顔では、ママたちが帰省準備に隠れた「名もなき育児」の多くの負担を背負うことに。 こうした「名もなき育児」にパパたちが知らん顔になりがちなのは、実家で過ごす時間が楽しければ良いと目の前の事しか見えていないことが原因かもしれません。そこで、夫婦でやるべきことを箇条書きにして共有し、役割分担をしてみるのが良いのではないでしょうか。分担を一度決めてしまえば、次の帰省のときにはパパも自分から準備をすることができるでしょう。 ここではお正月の帰省を例にとってみてみましょう。 お正月の帰省に生じる「名もなき育児」・交通手段の選定(新幹線、飛行機、電車、車など)・公共交通機関の場合、座席チケットの取得、経路の確認・車の場合、渋滞予想や当日の渋滞状況の確認・移動中の休憩するタイミングの決定や場所のリサーチ(授乳スペースやおむつ替えコーナーがあるかなど)・当日の出発時間を決める・当日の天気のチェック(雪が降ったときの対応)・荷物の準備(移動中のあやしグッズなどを含む)・子どもの体調管理・帰省先の病院のリサーチ・実家に子どものアレルギーや生活リズムなどを伝えておくなど このように、普段大人だけなら必要のない準備、つまり、子どもがいる場合ならではの準備が多数発生していることがわかりますよね。例えば、車の渋滞や公共交通機関の遅延が発生した場合、大人だけであれば、おしゃべりをするなどしてなんとか乗り切ることができます。しかし、子どもにとっては生活リズムが乱れて体調を崩したり、飽きてぐずったりする原因になることも。だからこそ、事前の特別な準備が重要になるんです。 あらゆる事態を想定して細かくリストアップしてみることで、パパも「名もなき育児」が多数存在することが理解しやすくなりますし、もしかすると、ママも帰省準備ではパパがやってくれていることがいろいろあるのだと気が付くことがあるかもしれませんね。情報収集をするのが得意、時間の管理が得意などとそれぞれの得意を生かして分担を分けてみると良さそうですね。 ケース2:お宮参り、七五三、誕生日など子どものイベント準備子どもが生まれると、お宮参り、お食い初め、七五三、誕生日、ひな祭り、子どもの日など、子どもにまつわる行事がたくさんあることに気が付きますよね。これらのイベントは、当日までに準備しておくことがたくさん。初めての子どもであれば、そもそもの行事の由来や、どこで何をしたら良いのかなどを調べる負担もあり、ママたちはそのたびに苦労しているようです。 一方で、そんなママたちの苦労を知らずにベント当日に参加をするだけのパパたちが多いと、ママたちから嘆きの声が聞こえています。 そこで、ケース1でもお伝えしたように、夫婦で役割分担をするとスムーズにイベントの準備が進めていけるのではないでしょうか。役割分担をする際には、見逃しがちな「名もなき育児」を含めてリストアップをして、見える化することがおすすめです。 ここからは、七五三にまつわる「名もなき育児」を例にとって見てみましょう。七五三は、子どもが無事に育ったことに感謝し、これからの健やかな成長をお祈りする行事。男の子は5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いするのが一般的です。七五三に向けての準備としては、子どもの体調管理、神社決め、天気や家族の都合に配慮してスケジュールを立てることなどが挙げられ、やることがたくさんあります。 リストの具体例は次の通り。 七五三に生じる「名もなき育児」・家族のスケジュール調整(両親や義両親も)、日程決め・子どもの体調管理・神社決めと予約・神社が遠い場合は交通手段や移動時間の選定、座席チケットの取得・当日の天気のチェック・写真スタジオの予約・記念撮影のカメラ準備・子どもの衣装や小物の準備・当日の着付けやヘアセットの予約・食事会のためのお店の予約・上記に関して、どこまでやるのかの決定(予算決め)など このように、やることをすべてリストアップすれば話し合いも効率が良くなりますし、パパも1つのイベントに「名もなき育児」がたくさん存在していることが理解しやすくなると思います。 他の行事の準備が発生した際にも、役割分担をするというルールにしておけば、パパがママだけに準備の負担を押し付けてしまうことがなくなるでしょう。子どものイベント当日を無事に迎えることができるのは、事前の計画やきめ細かな準備があってこそ。ママとパパでしっかりとすり合わせをおこなって、準備の過程も夫婦で楽しめるといいですね。 ちなみに、日本は子どもの成長をお祝いする行事がとても多いことが特徴です。これは、昔は生まれた子どもの多くが長く生きられず、亡くなってしまうのが当たり前だったということが背景にあります。時代は変わりましたが、こうした行事の背景を理解しつつ、子どもの健康や成長を祝う気持ちをママとパパや家族みんなが持ってイベントに参加できるといいですね。 行事やイベントを大切にすることは家族の絆を深めることにつながる季節の行事や子どものイベントごとの準備はやるべきことがたくさん。夫婦で協力しておこなってほしいですが、実際はママに準備の負担が偏りがち。 子育ての期間はあっという間です。パパにもぜひ、家族の大切な時間をつくるという意識を持って、積極的に行事やイベントの準備をしてほしいと思います。 それから1つだけ、パパにもママにも行事をおこなううえで特に気を付けてほしいことがあります。それは「子どもの体調管理」。というのは、行事やイベントごとでは、準備でバタバタとしたり、親のテンションが普段とは違ったりすることもあり、家族みんなの生活リズムが乱れがちだからです。その結果、イベント当日に子どもが熱が出てしまったなんてことも起こりうるんです。まずは、大切な行事やイベントを家族みんなで健康に迎えるということを第一に、子どもの体調面の管理は慎重におこなってほしいです。また、子どもの様子がいつもと違う、体調不良かな?と思ったらどんなに準備をしていても無理をせず中止にしましょう。 季節の行事や子どものイベントは、子どもの健やかな心を育んで家族の絆を深めてくれます。子どもの未来につながっていると考え、ぜひ準備の段階から夫婦で協力しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。(小崎先生)監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘
2023年11月29日好みがはっきりして、こだわりも強くなってきた4歳のイヤイヤ期。小さいころには通用していたごまかしも効かなくなり、子どもと私の気持ちのバランスをとるのにひと苦労しています。そんな中、どのように接すればお互いに疲れないか、喜怒哀楽を使って試してみることに。今回はそのときの体験談をご紹介します。 できたことを見つけて喜び一緒に楽しむお片付けをしたくないしお手伝いもしたくないと言われたときに、「この色鉛筆はここにきちんと片付けられたんだね」「スリッパを揃えておいてくれたからパパが喜んでたよ」など、先に喜んだりうれしかったことを伝えると、気持ちが前向きになって「イヤ!」が減ったような気がします。 「ママとどっちが早く片付けられるかな」と競争するのも合っていたように思いますが、私自身の気持ちや時間に余裕がないときはなかなか実践できませんでした。 心に直接訴える! 怒る・悲しむ3回やさしく伝えても行動しない場合や、改善されない場合は叱るようにしていた私。その場合、私の感情はすっきりしますが、娘の気持ちは追い付かず余計にイヤ!が強くなる傾向になっていました。 イヤイヤのご機嫌斜めの状況になってから話を聞いてもらうのはとても大変なので、「叱りたくないからお願い」「ママの話を聞いてくれなくて悲しい」と伝えると、少し効果があったように思います。ただ、娘が私の口調の裏側の怒りを感じとっているのか、ふてくされながら行動するので、お互いにあまり気持ちのいいものではありませんでした。 してほしいことを淡々と冷静に伝えるパズルや塗り絵など終わりが見える遊びや粘土、工作などで集中しているときは、してほしいことだけを伝え、あとは見守るようにしました。また、テレビや動画を見ていてすぐに行動に移せない状態なら、「今していることが終わったらお願いね」や、時計を一緒に確認しながら「長い針が12になったらおしまいにしてね」と伝え、娘の行動を優先させるようにしました。 早く行動してほしい気持ちはもちろんありますが、娘の優先順位を尊重して冷静に話すと、自分で気持ちを切り替えて行動してくれるようになったのです。 いろいろと試してみましたが、失敗して言い合いになることもあるほか、娘や自分自身の気持ちが整わず2人で泣くことも……。毎日穏やかにとはなかなかいきませんが、危ないことや後回しにできないもの以外は見守る心のゆとりを持ち、娘のイヤイヤとじょうずに付き合う方法をこれからも探していきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/miyuka著者:斎藤なおみ4歳のひとりっ子園児の母。知人のいない夫の地元で、義実家と敷地内同居をしながら子育てに励む。好きな言葉は「大丈夫」「しょうがない」。
2023年11月28日毎年11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です。こども家庭庁でも、乳幼児突然死症候群(SIDS)発症防止や、社会的関心を喚起するための普及啓発活動を実施しています。乳幼児突然死症候群(SIDS)は、これまで健康に育っていた乳幼児が、なんの予兆もなしに死に至る病気で、いまだに原因がわかっていないのです……。乳幼児突然死症候群(SIDS)は、本格的に冬を迎える12月以降に発症しやすいと言われています。寒さも本格的になってきた今日このごろ。乳児突然死症候群(SIDS)の予防策について、小児科医の松井潔先生に教えていただきました。 乳児突然死症候群(SIDS)とは?乳児突然死症候群(SIDS)は、何の予兆や既往歴もない、生後1カ月から1歳未満の乳児が突然死亡する病気のことを言います。 生後2カ月から4カ月に多いとされ、現場検証と病理学検査をおこなっても死亡の原因がわからない場合に、乳児突然死症候群(SIDS)と診断されるのです。 乳児突然死症候群(SIDS)が起こる原因は詳しくわかっていませんが、松井先生曰く、睡眠から目が覚めにくい、心臓や呼吸の機能が弱い、自律神経機能の弱さがあるなど、もともとの“弱さ”があることや、適切でない睡眠環境といった要因が重なって起こると考えられているそうです。乳児突然死症候群(SIDS)を予防するために…こども家庭庁によると、乳児突然死症候群(SIDS)の予防方法は確立していないそう。しかし、以下の3つのポイントを守ることにより、発症率が低くなるというデータがあるようです。 ・1歳になるまでは、睡眠時は仰向けに寝かせる・妊娠中の喫煙・赤ちゃんのそばでの喫煙はしない・できるだけ母乳で育てる 松井先生曰く「こども家庭庁などでも、6カ月は母乳を与えることをおすすめしていますが、実際は母乳で育てていないからといってSIDSになるわけではない」とのこと。 母乳は乳児突然死症候群(SIDS)の予防に有効とされていますが、なぜかは未だわかっていないそうです。そのため、睡眠環境のちょっとした工夫が大切だと話していました。赤ちゃんの睡眠環境米国小児科学会は、毎年、予防のための推奨事項をアップデートしています。2022年版によると、乳児期に“弱さ”があっても、睡眠環境を整えると乳児突然死症候群(SIDS)は予防できる可能性が高いと考えられていると、松井先生は言います。 乳児突然死症候群(SIDS)の具体的な予防策を松井先生に訊ねたところ、以下の6つのポイントを教えていただきました。 ・平らで傾斜のない寝床で寝かせる ・保護者と同じ部屋で、本人は乳児用ベットで寝る授乳や寝かしつけのため大人と同じベッドで寝かせることがありますが、寝付いたら乳児用ベットに移してあげるのが望ましいとされます。 ・おしゃぶりを使用するおしゃぶりは乳児突然死症候群(SIDS)を減らす効果があると言われていますが、母乳育児の場合、確立するまでは使用を控えることをおすすめします。また、ストラップなどは首を絞める恐れがあるため、睡眠時は外してください。 ・体温を保つ目的で使う帽子は被せない ・重みのあるおくるみは使用しない ・起きている時はうつ伏せの練習をする(タミータイム・うつ伏せ遊び)睡眠時のうつ伏せは避けるものの、起きている時には大人の監視下でうつ伏せにして見守る時間を持ちましょう。頭の変形の予防にもなります。 また、血液中の酸素飽和度や脈を計測するパルスオキシモニターを予防として使用することに、乳幼児突然死症候群(SIDS)の頻度を下げる裏付けはないとのこと。使用することで安心してしまい、他の対策が疎かになってしまうことのほうが怖いと話していました。大切なのは知識や心がけ2022年には47名の乳幼児が乳児突然死症候群(SIDS)で亡くなっています。この数字を見ると、こんなにたくさんの赤ちゃんが……と衝撃を受けるかもしれませんが、1997年の死亡者数を見てみましょう。実に、538名もの乳幼児が乳児突然死症候群(SIDS)で亡くなっています。アメリカでは1992年ころまでうつ伏せ寝を推奨していたようですが、1994年以降、仰向け寝(Back to sleep)のキャンペーンがおこなわれ、乳児突然死症候群(SIDS)の発生数が半分以下に減ったそうです。 日本でも仰向け寝を推奨する「Back to sleep」キャンペーンがスタートした1998年以降、乳児突然死症候群によって亡くなる赤ちゃんは減少傾向にあります。 これは、乳児突然死症候群の研究は年々進んでおり、予防方法の周知が進んだ結果と考えられます。知識や心がけで発症可能性が減ると言えるのではないでしょうか。 悲しい事故を1件でも減らすために、対策強化月間である今こそ、赤ちゃんの育つ環境を見直してみましょう。 参考:こども家庭庁 乳幼児突然死症候群(SIDS)について 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年11月28日初めて壁にぶつかったのは、息子が生後2カ月のときでした。完ミだったので1回に140〜160ml×6〜8回飲むと言われているのですが、1回40mlくらいしか飲まず、体重が増えなくて困っていました……。医師から告げられたまさかの言葉保健師さんに相談して、哺乳瓶の種類を変える、体をたくさん動かすために長めの散歩をするなどを実践。また、寝るときはおしゃぶりが必須だったので、寝そうなときにおしゃぶりと哺乳瓶を入れ替えて飲ませるなど工夫しましたが、どれも失敗に終わりました。 生後5カ月を目前にして、かかりつけの小児科で相談をしたところ、育児用ミルクが苦手な子も一定数いるから離乳食を早めに開始してみてはどうかと提案してもらいました。そこで、生後5カ月に入ってすぐに離乳食を開始。すると今までの苦労はなんだったのか思うくらい、ばくばくと食べ、もっと欲しいとおかわりをねだるくらいになりました。体重も順調に増えています。 育児用ミルクを飲んでくれないと神経質になり、とてもつらかったのですが、医師に相談しながら息子に合った方法で育児をしていけばよいのだと学び、心が軽くなりました。 作画/まげよ監修/助産師 松田玲子著者:福田つぐみ2020年生まれの子の母。現在はシングルマザーで仕事と育児の両立の難しさを感じている。
2023年11月27日私は娘を出産後、1年間の育休をもらい、春に仕事復帰しました。毎日、家事や育児、仕事に追われる中で忙しさもありましたが、とても充実感を得られていました。仕事のやりがいを感じるとともに、自分だけの時間を過ごせる喜びもあったのです。しかしそんなとき、夫が職場で倒れたと連絡があり……。夫の体調に異変!?仕事に復帰後、半年を過ぎたとき、夫の会社から連絡がありました。夫が会社で倒れたというのです。私は驚きのあまり放心状態になりましたが、娘を連れてすぐに夫の会社へ向かいました。 診断結果は軽度の貧血。夫は、「共働きの状況に疲れた」と言い、その日は眠りにつきました。これを機に、私は、今の生活スタイルを続けるべきか悩み始めたのです。 保育園の洗礼で心身疲弊冬になると、娘の体調不良で、保育園からお迎えの連絡があったり、熱が下がらず休んだりすることもしばしば。仕事も早退や休むことが増え、中途半端になることが多くなりました。 私は周りにどう思われているかばかり気にして、同僚には謝ってばかり。復帰後1年も経たずに有給休暇がなくなるのとともに、心も徐々に疲弊していきました。 私を救ってくれた言葉そんな疲れ切っている日々を過ごしていたある日、仕事を終えて急いで帰ろうとしている私に他部署の先輩が「大丈夫?」と声をかけてくれたのです。「大丈夫です」と泣くのをこらえて言いましたが、心の中では「もう無理かもしれない」と答えている自分がいました。 ハッとしました。そのとき、「そうだ、私は大丈夫じゃないんだ」と自分の気持ちを理解したのです。この言葉をきっかけに、私は会社を退職する決意をしました。 今思うと、子どもを理由にしたくないという思いが強すぎて、必要以上に責任を感じていたのかもしれません。そのため、職場でのコミュニケーションがじょうずに取れなかったのではないかと反省しています。退職をして生活リズムや心にも少し余裕ができた気がします。これからは、周囲の人を頼る勇気を持ちたいと思います。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:相原るか
2023年11月27日長男が1歳9カ月ごろの話です。私は39度の高熱が出て動けない状態に。夫は出張中、実両親も旅行中で頼れず、保育園への子どもの送迎を義母にお願いしました。しかし、グズる子どもを見て「連れて行けない」と拒否。そして義母から信じられない言葉を言われ、悲しくなった出来事をお伝えします。高熱で育児ができない!長男が通っていた保育園は保護者が病気のときも預かり可になっていたのですが、私は高熱でもうろうとしていたので送迎が難しい状態でした。出張中の夫に相談したところ、義母を呼べばいいと言われ、夫から義母に電話してもらうことに。そして、快く引き受けてくれるとのことだったので甘えることにしました。義父の運転で40分ほどかけて駆けつけてくれて、本当にありがたい思いでした。 グズって行きたがらない長男義父母がくる前に、なんとか保育園の準備は完了しました。あとは保育園に連れて行くだけだったのですが、長男が激しく嫌がり私のそばから離れません。保育園に行く前に泣くことはよくありましたが、行けばケロッと遊んでくれることはわかっていました。そのため、「泣いてもいいので連れて行ってくれませんか?」と義母に伝えると、「泣いている子を保育園に連れて行くなんて嫌よ!」と断られてしまったのです。仕方なく保育園に連れて行くのは諦めて、家で面倒を見ることに。義父母は「熱がひどいなら長男と一緒に家にくる?」と言ってくれましたが、私はもともと車酔いしやすく、熱もあり、とても車に乗れる状態ではなかったので断りました。 帰り際の義母からショックなひと言私が断ったことに腹が立ったのか、義母は「次から自分の親を呼びなさいよね!」と言い残し、帰ってしまったのです。その後、私が長男の相手をしようとしましたが、熱でもうろうとしてどうしても無理でした。結局フラフラしながら保育園に行き、事情を話し長男を預けることに。その後、お迎えの時間まで寝ることができました。どうやら義母はもとから保育園に連れて行くつもりはなく、私も子どもも義実家に連れて行く気だったようです。私→夫→義母との伝言がうまく伝わっておらず、夫は義母が義実家に連れていくつもりと知っていましたが、私がラクができればどちらでも良いと思ったようです。うまく伝えてくれなかった夫にもイライラしてしまい、その後大喧嘩をしてしまいました。 後日、義母からこの件について謝罪を受けました。私も熱でイライラしてしまい、義母が保育園に連れて行かないとなったあと、態度が悪かったことを謝りました。また、義母に苦手意識があり直接連絡をせず、夫に伝言を頼んだことも反省。今は義母に頼みがあるときは夫から伝えてもらうのではなく、自分からお願いするようにしています。 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年11月27日わが家には現在4歳になる双子の息子たちがおり、特に新生児期にはたくさんの人に声をかけてもらい、かわいがっていただきました。しかし、中には言われて傷ついてしまった言葉もあります。今回は私が言われて嫌だった言葉を、ランキング形式でご紹介します。第3位:「愛情が半分こでかわいそう」散歩中に、道端で出会った高齢の女性に言われました。本当にかわいいわが子たちですが、双子のため、ひとりにだけ付きっきりで過ごすわけにはいきません。 「たくさん構ってあげられなくてごめんね」と常日頃、罪悪感を抱いていただけに、そこを指摘されると傷口に塩を塗られるようなつらさを感じました。 第2位:「男女だったらよかったのにね」親戚の方、他何人かに言われました。わが家の双子は一卵性で、一卵性双胎はそのほとんどが同性で生まれてきます。 私も双子を授かるまでは知らなかった知識ではあるのですが、そのことを言われるたびに説明するのがとても面倒に感じました。 併せて「男の子2人は大変だね!」と言われることも多く、それもいい気持ちはしませんでした。 第1位:「2人一度で済んでラクだね」職場の先輩に言われた一言です。わが子たちは双子特有の病気である双胎間輸血症候群により早産児となり、長期入院しました。そして退院後、私は不眠不休の双子育児に追われ、その過酷さは筆舌に尽くしがたいものがあります。 双子を妊娠・出産することのリスクや双子育児の過酷さを完全に度外視したこの発言に、私は大いに傷つき、怒りすら覚えました。 当時は双子育児の大変さに精神的にも肉体的にも追い詰められていたため、本当に何気ない一言に傷ついてしまうことが多々ありました。自身が経験していないことを理解するのはとても難しいことなので仕方ないのかなと、今なら思うことができるのですが……。子育て中の方への言葉は、いつもより慎重に選んだほうが良いのだと身に染みて感じたのでした。 イラスト/森田家著者:木下うめ子
2023年11月27日私は、3人きょうだいの中で育てられ、当時は母親=専業主婦で、「子どもは母親が面倒を見る」という家庭が多かった時代。そのため、私は当時では一般的な、年少からの保育園入園を経験しました。しかし、わが子3人は全員0・1歳児クラスで入園しています。そんな私に、実母が放った言葉は……。乳児から保育園に預ける私を諭す母3人の子どもたちを乳児から保育園に預ける私に、「こんなかわいい時期、今しかないよ~」とやんわり言ってくる母。もちろん悪気がないことも、子育てを終えた母にとって幼少期がいかに貴重でかけがえのない時間であるかも理解できます。 しかし、子育て真っただ中の私は、その言葉を聞いてショックを受けたと同時に、自分のことを否定されたようでとても悲しかったです。そのときは、「そうだね~」「感じ方は人それぞれだからね~」と返事しましたが……。 今から8年前の当時は子どもを預けて働く理由が自分でもよくわかりませんでしたが、今ならわかります……。働く理由は人それぞれですが、私の場合は、かわいいかわいいわが子であっても、2人きりでいることに限界を感じていたから。私は孤独な育児に耐えられなかったのです。 “子育てのかたち”は人それぞれもちろんわが子はかわいいですが、子どもとの向き合い方は人それぞれだと私は思います。「子育て」とひとくくりにされますが、大変と感じる場面や時期は異なり、そもそも比較する対象ではありません。 子育てしていたころの実母も、本当は私と同じように葛藤しながら毎日頑張ってくれていたのかもしれません。それでも、「大変だよね」「疲れちゃうときもあるよね」と、一言でいいから私に寄り添ってくれる言葉が欲しかったな……と思うのです。 最初のころは、母の発言に適当に「そうだね~」と返事をしていました。しかし、母に対して「いろいろな考え方の人がいることを知ったほうがいい」という気持ちにもなり、最近は「感じ方はみんな違うからね」とさらっと伝えることも増えました。 今は、仕事で自分の居場所を見つけ、イキイキとした日々を過ごせています。子どもを育てるためには、親の心と体が元気であることが一番だと私は強く思います! 月日が経てば、大変なことも良き思い出となって、当時はかけがえのない時間だったと感じるのかもしれません。もしもいつか、子どもたちに赤ちゃんが生まれたときには、子どもや孫にとって、気持ちに共感できる、寄り添えるおばあちゃんでいたいなと思います。 イラスト/ななぎ著者:小林 芽衣
2023年11月26日4歳の女の子と生後5カ月の男の子を育てています。まだ2人目が生まれる前、長女が1歳半のときのことです。歩くことで行動範囲が広がってきた娘と夫で、2人で出かけることが増えてきました。2人でおでかけしてくれるのはとてもありがたいのですが、帰宅後に時々夫が言う言葉に内心イラッとしていました。「水筒入ってなかったよ」にイラッ休日に娘と夫が2人で出かけられるようになり、私は念願だったひとりきりの時間を謳歌し大満足だったのですが、だんだんと夫のある言葉が気になるようになりました。それが「水筒が入ってなかったよ」というひと言。 そのときによってタオルだったり、お菓子だったりしますが、「○○なかったよ」とか「○○入ってなかったからコンビニで買った」と言われるたびに内心イライラしていました。 何で私が準備してるんだ?まだ1歳半の娘はおむつも必要でしたし、着替えも必要。アレルギーがあるのでお菓子やお昼ごはんなどの食べる物も用意して行かなければいけないし、水筒の準備もあります。最初こそ、夫が娘とのおでかけに慣れていないだろうと思って私が準備をしていましたが、何度かおでかけをしていれば、その際に必要な物は夫自身がわかってくるはずです。 「どうして夫が娘と遊んでくるのに、私が準備しなければいけないんだ?」と思い、それに追い打ちをかける「○○入ってなかったよ」の言葉に小さいイライラが溜まっていきました。 夫が当事者意識を持つための言葉しかし「あなたが準備してよ」と面と向かって言うと衝突しそうだと思った私は、言葉がけで夫の意識改革を試みてみることに。例えば私が準備をしたときには「最終確認お願いね」と最終チェックを任せたり、私が準備する前に「もう準備は終わってる? 私やることある?」と夫が準備をする前提で声をかけてみたりしました。 また、「○○入ってなかったよ」と言われたときには、「え? 確認していかなかったの? ごめん私もチェックしてなかった」などと返すように。できるだけ明るく、嫌みにならないように心がけました。その結果、夫の当事者意識が強くなり、見事「○○入ってなかったよ」が、「○○持って行くの忘れちゃった」に変わりました。 2カ月も経てば、夫はおでかけの準備を完璧にできるようになっていました。イライラした気持ちを伝えたら、もしかしたらお互い嫌な気持ちになっていたかもしれません。徐々に言葉を変えていくことで円満に夫へのイライラを解消できました。 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年11月25日0歳と2歳の子ども2人を連れて近くのショッピングモールへ出かけたときのことです。なかなか子どもたちが昼寝をしなかったので、気分転換も兼ねて行ったのですが、私は後悔することに……。どうしたらいいの…目的のおむつを買うと、レジの近くはおもちゃ売場。会計中に、長男は見本の車のおもちゃで遊び始めました。すぐに飽きると思っていたらまさかの1時間が経過。さすがにしびれを切らして売場を離れようとすると、長男が泣いて暴れ回り、状況は悪化……。 何とか説得し立ち上がったと思ったら、今度は隣のゲームコーナーへ。私の制止も振り払い、とにかく目を輝かせ次から次へと走り回り、また1時間が経過しました。「いい加減にして!」と怒るとまた泣いてしまい……。「帰ろう」と言って長男の手を引っ張ると、私の手を振り払って、また最初の車のおもちゃの前へ走り去りました。 私はわが子を制御できず、振り回されてしまう自分が腹立たしくなったのと、予定通りに動けなかったことに対して悔しい気持ちに……。すると、恥ずかしいことに涙が出てきてしまい、その場で泣いてしまったのです。 子どもを連れて予定どおりに買い物を済ませるのは至難の業だと感じた出来事でした。この日から、子どもが誘惑されるような場所には近づかない、時間と気持ちに余裕がないときは家で過ごすなどを心がけています。 作画/ぽよ母著者:碓井晴乃年子の男の子2人を育てるアラフォーママ。イヤイヤ期真っ盛りの2歳長男、ハイハイでどこまでも突き進んでいく自由奔放な0歳次男に、日々振り回されています。
2023年11月25日保育士の中田馨さんが、子どもの食事のお悩みについて詳しく教えてくれました。「なかなか食事を食べてくれない」「立ち歩いて食べてしまう…」など、子どもの食事に関する悩みは尽きませんよね。じょうずに楽しく食事する方法についても教えてくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。子育ての悩みの中で、上位に上がってくるお悩みのひとつに「食事」があります。食べることは「生きること」につながるので、元気いっぱい大きくなってほしい!と願うパパやママにとって重要な位置に占めることだと思います。今回は、そんな食事周りの事のお悩みのお話です。 うちの子、完食しないんです…「食卓に出した食べ物を全部食べてほしい!」と思うのは、親としての思いだと思います。私も、今でも「できれば、全部食べてほしいな」という思いを持っています。しかし、離乳食期の赤ちゃんも幼児食期の子どもも、残すときは残すものなのです。 そもそも大人も食べる量は人それぞれです。食べる量は日によっても変わります。それは子どもだって一緒です。と思ったら、今日出した食事量がその子にとって適量か?と言われたらそうではないですよね。「完食してくれるとうれしいけれど、必ずしも完食しなければいけないわけではない」ということです。 もし、毎回半分くらい残るなら、最初から半分に減らして食卓に出せばいいのです。「また半分残した……」という気持ちになるくらいなら、半分の量を「全部食べたね」と食べられた喜びを感じることのほうが親子共に幸せですよ。 うちの子、立ち歩いて食べるんです…自分で動けるようになってくると、さまざまなものに興味を持ち、食事中だとしても、立ったり歩いたりする時期があります。「座りなさい」と座らせてもすぐに立ち上がるので、「追いかけて食べさせている」というお話を聞くことがあります。気持ちは、とても分かるのですが「追いかけて食べさせる」ことは、お行儀の問題ももちろんありますが、それ以上にとても危険なのでやめてください。 消費者庁からも「食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させましょう。物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。」という資料も出されています。 食事中に立ち歩いたら「座って食べようね」と椅子に座らせる。を繰り返します。何度も何度も繰り返すことで「座って食べる」ことが習慣になります。子どもの安全を守るためにも、子どもに負けない気持ちをもって、根気よく伝えていきましょう。 食事周りのお悩みは尽きないかもしれません。我が家も中学生の娘が急に「魚キライ」になったので(ビックリ!)。いかに克服するか、気長に取り組んでいる途中ですから! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月25日警戒心が強く、他の犬や猫を受け付けないわが家の猫。「赤ちゃんが生まれたらどうなるんだろう、仲良くやっていけるだろうか」と、妊娠中はずっと不安でした。そして無事に娘が誕生し、母子一緒に退院。「感動の初対面!」……とは程遠く、大きな声で泣く娘におびえる猫。挙句の果てに、環境の変化に驚いた猫は体調を崩してしまいました。猫が少しでも早く娘との暮らしに馴染めるように、わが家で実践したことをご紹介します。録音した娘の声を退院前に猫に聞かせた猫を飼っている先輩ママから「退院前に猫に新生児の泣き声を聞かせておいたらスムーズに同居できた」という体験談を聞き、わが家でも実践。生まれたての娘の泣き声を夫に送って、猫に聞かせておいてもらいました。 そして退院後、自宅で猫と娘がいざ対面しましたが……泣きわめく娘が未知の生命体に見えたのか、猫はひどくおびえてしまい、退院から3日後、ついにストレスで吐いてしまいました。 娘が寝ているときに猫を抱きあげて近づく初めての育児で手いっぱいのところに猫の看病が重なり、私の体力は限界。先輩ママの方法が私の猫に通用しなかったため、夫と一緒にわが家なりの対策を考えました。そこで、娘が寝ているときに、私や夫が猫を抱いて娘のそばに寄りました。 はじめは少し遠くから眺める程度、徐々に近づいて、猫の心臓がドキドキしてきたところで中断。何度も猫を娘に近づけていくうちに、「寝ている赤ちゃんは怖くない」と理解できたのか、娘が寝ているときは猫も安心していつも通り過ごせるようになりました。 娘が泣いたら猫におやつをあげる娘が寝ている間は穏やかに過ごせるようになった猫。ところが娘が泣き始めると一転、全身の毛を立てて警戒します。そこで、猫が娘の泣き声に驚いて部屋の隅に逃げるたびに、私が猫におやつを見せて娘のそばに誘導してみることに。 おやつにつられて泣いている娘の近くに一歩、また一歩と近づいてくる猫。次第に猫は娘のいる環境に慣れてきて、娘が寝ていようが泣いていようが、穏やかに過ごせるようになりました。 猫を抱っこで娘に近づけたり、おやつを使って娘の近くに誘導したりしたことで、猫は自然と「赤ちゃんのいる環境」に馴染むことができました。そして猫が赤ちゃんの存在に慣れることで、娘も猫を怖がらずに済んだように思います。 生後3カ月の現在、猫を見てもノーリアクションの娘ですが、そのうちハイハイできるようになってくると猫を追いかけまわしたりするんだろうかと想像できない毎日が続きそうです。家族の一員である猫をこれからも大切にしつつ、育児に励んでいきたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:こさい れい0歳女児の母。元テレビ番組ディレクター。フランスで育った自身の経験をもとに海外生活、旅行、子育てについて執筆している。
2023年11月25日私は、4歳の長女と2歳の長男を育てています。今回は、4歳の娘が通っている幼稚園のママとのトラブルについてお話しします。娘が年中クラスに上がって1カ月ほどが経ったとき、同じクラスの女の子に嫌がらせをされていると話してくれました。すると女の子のママがまさかの態度をとってきて……。クラスの女の子から嫌がらせ!?4歳の娘が年中クラスに上がって1カ月ほどが経ったときに、ある女の子について話してくれました。娘の話によると、その女の子が嫌なことをしてくるのだそうです。 例えば、娘が作った作品を「かわいくない」と言ったり、娘が水筒でお茶を飲んでいるときにわざと水筒の底を押したり……。 私は娘がされたことについて、担任の先生に相談しました。先生は、私の娘が女の子に嫌がらせをされていることは認識していなかったようで「今後、注意して様子を見ます」と言ってくれました。 相手の子のママに会うと…その後、先生から女の子のママへ伝えてくれたのか、女の子が娘について言及したのかわかりませんが、以前より女の子のママからの態度が冷たくなったと感じるように……。態度が冷たいと感じた理由は、私を避けるようになったり、立ち話をしなくなったりしたからです。 娘が嫌がらせをされて、どう対応をしたら良いか正解はわかりません。今でも女の子から意地悪なことを言われることはあるとのこと。しかし、娘は私が先生に話したことで、女の子の意地悪に気づいたときは注意してくれるようになり安心した様子です。 女の子のママには冷たい態度をとられるようになりましたが、私は今までと同じようにあいさつをしています。今後も娘の話に耳を傾けて、見守っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/森田家著者:本田りか
2023年11月24日実家に帰省する途中に、夫と2歳の子どもと3人でご飯を食べに立ち寄った定食屋さん。子どもは自分一人ではうまく食べられないので大人の手助けが必要です。いつもは外食と言っても結局バタバタになるのですが……!? 店員さんの神対応夫と子どもと3人で遠方にある私の実家に帰省する途中、ご飯を食べに立ち寄った定食屋さんでの出来事です。子どもが小さく、まだ一人ではうまくご飯を食べれないので、夫は定食を頼んで、私は子どもと一緒に食べられるようにミニうどん付きの定食を頼むことに。注文をお願いすると店員さんが、「お子さんにご飯食べさせるなら、お父さんとお母さんのご飯は時間差で持ってきましょうか?」と気遣ってくれたのです……! そのおかげで、夫の食事中に私が子どもにご飯を食べさせ、私の食事中は夫が子どもを見ることができ、夫婦2人とも出来立てのご飯を食べることができました。それから、時間のある時には家でも交代でご飯を食べるように夫が提案してくれて、落ち着いて食事を味わう機会も増えました。子どもにご飯を食べさせながらだと、どうしても大人の食事は後回しになってしまいがち……。店員さんのちょっとした気配りに感動しつつ、夫婦円満の秘訣さえも学んだ出来事でした。 イラスト/きりぷち著者:yuuki emi
2023年11月24日現在2歳の娘は、卵と乳のアレルギーがあります。病院での負荷試験などを経て、今は少しずつ卵も乳製品も食べられるようになってきましたが、1歳のころはまだどちらも一度も口にしたことがありませんでした。そんな中、義実家に出かけたときに義母が娘に乳製品を与えてしまうという事件が発生しました。アレルギーへの理解が低い義母娘は生後6カ月までには病院で血液検査を受け、卵と乳のアレルギーがあることがわかっていたので、早くから義実家には何度もアレルギーのことを伝えていました。しかし、義母が娘にくれるお菓子がアレルゲンを含む物ばかりだったり、一緒に食卓を囲んだときには娘のすぐ近くにアレルゲンを含む食べ物を置いたりして、義母はアレルギーへの意識が低いと感じてしまうこともしばしば。 それでも、その都度「これはダメです」と私が注意してきたので、娘が食べてしまうことはありませんでした。 目を離した隙にイチゴオレを飲ませた義母娘が1歳のとき、義実家に夫と娘と遊びに行った際、私と夫が少し席をはずしているときに事件が起きました。私が家の中に入ると、義母といた娘が「イチゴオレ」を手にして飲んでいるのです! それを見た瞬間サーッと血の気が引きました。慌てて駆け寄り、何を言うよりも先にイチゴオレを娘の手から奪いました。当然娘は大泣きですが、義母は何が起こったのかわからない顔。その義母に向かって「これ牛乳じゃないですか!」と思わず怒鳴りました。 娘は嘔吐し、すぐに病院へその後、娘には緊急用で病院からもらっていたステロイド薬を飲ませましたが、数十分後にはおう吐。この日は休日でかかりつけの病院が休みだったので、市の救急外来へ夫と急いで行きました。救急外来では抗ヒスタミン薬を注射され、そのまま安静に。数時間後に容体は無事安定。 イチゴオレを取り上げたときはまだ飲み始めで大量には飲んでいなかったこともあり、アナフィラキシーショックを起こすまでいかなかったのは幸いでした。けれどもこの数時間は本当に不安で、娘のそばにいながら私はずっと泣いていました。 これをきっかけに固くルールを決める目の前で孫が嘔吐したショックもあって、これをきっかけに義母は食品の原材料の見方について私に質問してくるなど、娘のアレルギーについて真剣に考えてくれるようになりました。 また、食べ物に関しては「私がOKを出したもの以外は食べさせない」と固くルールを設定。しばらくは義実家に娘を連れて行くのも怖かったですが、今はきちんとルールを守ってくれる義母がいるので安心して任せられます。 最初は義母にアレルギーの理解がなくても、私が目を光らせていればいいやくらいに考えていました。しかしそれには限界があるもの。もう二度としたくない経験ですが、これをきっかけに義母と意識をきちんと共有できてよかったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2023年11月24日娘は2歳の4月から保育園に通い始めました。保育園生活にも慣れたある日、娘の右手の甲が腫れるトラブルがありました。原因がなかなかわからず、保育園の先生と2回電話でやり取りをすることに……。その後、保育園の先生と病院で待ち合わせ、手の診察をすることになりました。中指がプラスチックカゴの穴にハマった!ある金曜日、いつもどおり保育園へお迎えに行くと、元気に飛びついてくる娘。しかし、右手の中指には傷テープが貼ってありました。お昼寝時になかなか寝つけず、プラスチックのカゴに手を入れて遊んでいたら抜けなくなってしまった、という話を先生から聞きました。 先生がカゴから少し力を入れて引き抜いたことで、中指をかるく擦ってしまったそうです。また、娘が痛がったため、念のため冷やしてくれたとのこと。私は異変にもすぐに気づいてくれた先生に対してありがたさを感じていました。 朝起きると手の甲が腫れている次の日は土曜日で保育園はお休みでした。朝起きると、娘の手の甲がぷっくりと赤く腫れあがっています。でも、本人は痛がる様子もなくいつも通りのやんちゃさで動き回っていました。「痛い?」と聞いても「痛くないよ!」と気にしていない様子。 昨日手がカゴにハマったことで、「軽いねんざのような状態なのかな?」と思い、元看護師の母に電話で相談したところ、「骨に異常があったら痛がるはずだから、冷やして様子を見れば?」とのこと。これ以上腫れてきたら病院に行こうと決めつつ、冷やしてみることにしました。幸い、腫れはひどくならずに落ち着いていきました。 骨に異常? 虫刺され?月曜日に、まだほんの少し腫れの残る手で登園した娘。連絡カードに、土日に手の甲が腫れていたけれど、だいぶ良くなったことを書き、その日はパパが送っていきました。10時ごろ保育園から電話があり、土日の娘の様子について確認されました。そして、手の甲の腫れがひどかったようなので、念のため病院で診てもらったほうがいいということに。保育園の先生と外科で待ち合わせて、娘と先生は保育園の車で病院にきたので、一緒に診察室へ。 レントゲンを撮ったところ、骨に異常がないことがわかりました。たまたま同じ日に虫に刺されて腫れたのではないか、という結論になり、塗り薬を処方してもらいました。診察料と薬代については、保育園で加入した保険から降りることになりひと安心。治りかけのケガにもかかわらず、保育園からとても丁寧に対応していただいて、恐縮する思いでした。 今回の怪我は大したことはなかったものの、ひとりで悩まずに早く保育園に電話で相談すればよかったと感じました。先生からも、休みの日でも何かあれば気軽に相談してくださいと言ってもらえて安心しました。先生とマメにコミュニケーションを取ることの大切さ感じ、今では家での様子をなるべく丁寧に伝えるように心がけています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:津崎 あぐり2歳女児を子育て中。大学卒業後、建築模型製作やガラス雑貨の販売を経験。趣味はステンドグラス製作。インテリアや育児などのライフスタイルについて執筆している。
2023年11月23日保育士の中田馨さんが、子どもに強く当たってしまったときの対応について詳しく教えてくれました。自分自身に余裕がなくて、子どもに大きな声で怒鳴ってしまった……冷たい態度をとってしまった……と落ち込んでしまうママやパパもいることでしょう。ぜひ、参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。子どもに冷たい態度をとってしまったり、大きな声を出して怒ったり、頭をたたいてしまったり……などなど。日々育児をしていく中で、思わず子どもにやってはいけない対応をしてしまった! と後で落ち込んでしまうことってありませんか? きっと、誰でもあるのではないかと思います。保育の専門家でもある私だって、わが子への対応には「ああ、失敗した!」と反省の日々です。そこで今回は、できるだけ避けたい子どもへの対応のお話をします。 どうして思わず、“やってはいけない対応”をしてしまうのか?本当は何度も言いたくないけれど(叱りたくないけれど)、子どもの態度を見ていると思わず“やってはいけない対応”をしてしまいます。どうして“やってはいけない対応”をしてしまうと思いますか? それは、親が子どもに「正しい行動をしてほしい」と思うからこそです。子どものことを思っているからこそなので、「正しい行動をしてほしい」と思うこと自体は決して悪いことではありません。なので、「思わずしてしまう、やってはいけない対応」を変えていければよいですよね。 私の場合、「思わずしてしまうやってはいけない対応」をしてしまいそうになる直前に、大きく息を吸い込みゆっくりと吐きます。つまり、深呼吸ですね。1回で足りない場合は2回、3回と繰り返します。そうすると“頭で考える暇”ができるので、「さて、どう対応しようか?」と考えることができます。また、前回同じようなことが起きた場合は反省した時に、「次は、こう対応してみよう」と改善策を自分なりに考えていれば、深呼吸の後の対応がしやすいものです。 やってはいけない対応をしてしまった! と後で落ち込んだときは、落ち込むだけでなく次につながる改善策も考えてみるとよいですね。では次からは、具体的な例を挙げてみましょう。 子どもに冷たい態度を取ってしまったとき「子どもに冷たい態度を取ってしまった……」。子どもが何度も同じことを「なんで? なんで?」と聞いてきたり、サークル活動や習い事で、みんなの輪の中に入らずママにべったり……なんてときに冷たい態度をしてしまうことがあるかもしれませんね。 例えば、前者の場合、「なんで? なんで?」と聞かれることに疲れたのなら「なんでだと思う?」と聞き返してみてください。まさか聞き返されるとは思っていないので子どももびっくり! そして、子どもなりにその答えを導き出すはずです。また、後者の場合は「みんなの輪の中に入ること」が「正しい行動」と思うことを諦めてみましょう。今、子どもができていることを探すことのほうが、気持ちがラクになります。 例えば、みんながリズム体操をしているときに、ママの膝に座って体を揺らしていたら「この子なりに楽しんでいるんだ!」と感じることができれば心の余裕が生まれ、ママもきっとうれしくなるはずです。 大きな声を出して怒ってしまったとき「大きな声で怒ってしまった……」。大きな声を出すことは、子育てをしていたらあります! 例えば危険なことをした時や、お友だちを傷つけるようなことをした時は、とっさに大きな声を出して止めなければいけません。ここでママが反省してしまうのは、その大きな声を出すときに「感情的になっているかどうか?」ではないかと思います。必要以上に感情的になって大きな声を出したからきっと反省してしまうのですよね? 例えば、「いい加減にしなさい!! あなたは本当に……」と言いかけたなら、最初にお話しした深呼吸を1回入れて、低い低い声を腹の底からゆっくり出して「〇〇ちゃん……」と言ってみてください。(いわゆる“どす”の利いた声です)。これは、かなり冷静に子どもに注意することができますよ。これができると、感情的に「怒る」ではなく、冷静に「叱る」ことができるはずです。一度お試しを! 子どもをたたいてしまったとき「子どもをたたいてしまった……」。子どもがあまりに言うことを聞かないので、思わずたたいてしまった。たたかれた子どもが痛いのはもちろんのことですが、たたいてしまった親の手や心も痛くなってしまいますよね。それこそ本当に“思わず”手が出てしまったのだと思います。 もしも、子どもをたたいてしまったときには、そのままにせず必ずフォローを入れましょう。「ゴメンナサイ! たたいてしまった」と言い、たたいたところをさすったり抱きしめたりして謝ります。後でフォローをすればたたいていいものではないので、たたかずに言葉で子どもに伝える方法を、親としても考えていきましょうね。 また、たたきそうになったら、意識的に子どもとの距離を取ってみましょう。「大きな声を出して怒ってしまったとき」にご紹介した「深呼吸を1回入れて、低い低い声を腹の底からゆっくり出して……」の方法も使えますよ! 子どもにやってはいけない対応をしてしまうことは「誰しもあること」です。完璧な親なんてどこにもいませんよ! だから、やってしまったことを後悔した後は、「じゃあ次のときに、どうすればよいのか?」と前向きに考えていきましょうね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月23日子どもと家で遊んでいたある日。雨が降ってきたため、急いで洗濯物を取り込もうとしたときのママの衝撃エピソードをご紹介します! 絶対絶命…?子どもとリビングで遊んでいるときに急に雨が降ってきて、急いで洗濯物を取り込もうとした時の話です。私の家はリビング、キッチン、隣の部屋がベランダですべて繋がっているような間取りになっています。いつもは危ないのでリビングのベランダから出ることはないのですが、その日は慌てていたのでリビングのベランダから出ました。 ベランダのドアは閉めていたので子どもが出ることはなく、もし出ても私がベランダにいるので落ちることはないと思っていました。すると「カチャッ」と音が。びっくりして窓の方を見ると中から、子どもに鍵をかけられていたのです。普段あまり触らないので完全に油断していました。その日に限っていつもは開けているキッチン側の窓も閉めており、もちろんスマホも部屋の中で家に誰もいない状況。ベランダづたいに隣の部屋の人のベランダまで行けるので「最悪それしかないなぁ」と思っていたところ、キッチンの隣の部屋の窓を開けていたのを思い出しました。そして無事に部屋へ。 よく子どもにベランダの鍵を閉められてしまったという話は見ていましたが、まさか自分が締め出される体験をするとは思いませんでした。いくら急いでいてもリビング側のベランダから外に出ることは辞めようと決め、また1つは部屋の窓を開けておこうと思いました。 作画/マキノ 著者:一ノ瀬 音1児の母、出産のため仕事を辞め現在専業主婦。子供の手が離れ始めたので在宅ワーク中。
2023年11月22日保育園帰りの買い物途中に、姉妹喧嘩をきっかけに長女がかんしゃく。大暴れしている長女に私もお手上げ状態……。暴れ続ける長女を怪訝そうに見ている人たち。すると、見知らぬ女性が声をかけてきたのです……。 姉妹喧嘩が一転、大惨事に!長女は高機能自閉症という診断が出ており、生後9カ月ころからかんしゃくがありました。長女が4歳のころ、保育園帰りの買い物の途中で姉妹でカートの争奪戦が始まり、交代交代で押すように促しました。普段なら聞き入れてくれるのですが、その日かなり機嫌の悪かった長女。 その場で大声で泣き叫びながらあお向けになり、飲み物が陳列してある棚を、足で蹴り出しました。普段なら私が落ち着いて声をかければ、長女も次第に落ち着いてくるのですが、その日はまったく納まりません。 長女を見るお客さんたち…他のお客さんも長女を見ていて、ひどく私自身が責められているような気持ちに……。暴れ続ける娘に怒鳴ってしまった直後、1人の見知らぬ女性に声をかけられました。 その女性が「どうしたの? お母さん困っちゃうよ?」と長女に話しかけると、さっきまで暴れ続けていたことが嘘のようにピタッとかんしゃくが納まりました。 その女性は長女をやさしく諭し、私にも、「大変だったね」と一言。思わず、その方に長女が発達障害であることを伝えると、「お母さん、頑張ってるね。大丈夫、大丈夫!」と、励ましてくださり、気がつくと涙が……。普段から長女のかんしゃくで悩んでいた私にとって、その一言は本当に救いでした。 当時の私は、周りに長女のことを相談できる人も少なく、長女のかんしゃくが起きるたびに責められているような気持ちになっていました。ですが、この出来事がきっかけで温かい目で見守ってくれている人もいることに気づきました。私も、お子さんのかんしゃくでママが困っている場面と遭遇したら、声をかけようと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/海乃けだま著者:なか さおり
2023年11月22日今日も4歳の娘を連れて、近所の公園へ。小学生もよく遊んでいるこの公園では、小学生が娘と一緒に遊んでくれることもよくあります。小学2年生のAちゃんとBちゃんもその1人です。この日公園に着くと、AちゃんとBちゃんがいました。しかし、何か様子がおかしい。2人で私たちを見ながらヒソヒソ話をしているのです……。 娘への無視は突然始まった娘はAちゃんとBちゃんを見つけると、勢いよく2人に向かって走り出しました。「なにしてるのー?」と、ブランコに乗っていた2人に声をかける娘。しかし、2人からは何の答えもありません。少し離れたところから様子を見ていた私。2人は答えないどころか、娘の顔を見ないようにしているようです。 娘は「Aちゃん、なにしてるの?」ともう一度聞いています。お互いに顔を見合わせると、逃げるように2人は走り出しました。私は意図的に無視をしているな、と察しました。 娘が何かした?その後も娘は公園内にいた2人に近づいては声をかけますが、すべて無視されています。私は目の前で起こっている状況に、とても悲しくなりました。幸いだったのは、娘は無視されていることを気にしていない様子で、他のお友だちと楽しく遊んでいたこと。 しばらくして、Bちゃんが私の近くに来たので話しかけてみました。 私「どうして無視をしてるのかな?(娘が)何か悪いことしたかな?」Bちゃん「別に、なにもないよ」私「話しかけても答えてくれなかったのは何でかな?」Bちゃん「……。Aちゃんが『無視しよう』って言った」 2人はゲーム感覚で無視しているのだろうと思い、その悲しい現実に私は心が痛みました。 あの日以来、数日間無視は続きましたが、AちゃんもBちゃんも再び娘と遊んでくれるようになり一安心。ですが、今回少なからずショックを受けたのと、これからまたこのような出来事があったときに、小学生に対してどのような声のかけ方が適切なのだろうと悩んだのも事実。今は小学生の子どもを持つママ友や、子育て支援センターなどで相談して助言をもらうのが良いかなと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子著者:下園ひかり
2023年11月21日娘は3歳半健診で弱視と診断され、治療のために専用のメガネが必要になりました。幼稚園や友人の同年代の子たちにも、メガネをかけている子はいます。しかし、いざ自分の子にメガネが必要となると、かわいそうという気持ちが出てきてしまいました。また、そんな自分の気持ちも受け入れられずに戸惑っていました。ある日、ママ友に気分の気持ちを話してみました。するとママ友の反応が衝撃的だったのです……。 ママ友の言葉私は世間話の延長で幼稚園のママ友に娘にメガネが必要になったことを、幼稚園で会ったときに話しました。ママ友の娘さんも治療のためのメガネをかけていました。 するとママ友は私に救いの言葉をかけてくれたのです……。 ママ友は「周りから見ると不自由とか大変って思われるかもしれないけど、子どもたちにとって治療は早いに越したことないからね! 頑張りましょう!」と明るく私に言いました。 眼科で医師にも言われた言葉で、当たり前のことなのかもしれません。しかし、同じ境遇のママから言われたことで、その言葉は私の心にとても響き、励みになりました。そして、私は娘の治療に前向きな気持ちで取り組もうと思えるようになったのです。 娘にメガネが必要になることを伝えると、友だちと一緒のメガネをかけられることに大喜び! また、友だちも娘がメガネをかけることに「おそろい!」と喜んでくれているとのこと。メガネをかけて仲良く遊ぶ2人の姿はとてもかわいらしく、ほほえましいです。友だちとそのママ、そして娘のおかげで私はもうメガネのわが子をかわいそうと思うことはなくなりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラスト/海乃けだま著者:都 うめこ
2023年11月21日2人の息子を育てていますが、実は数年間後悔し続けていることがあります。それは電動自転車を買わなかったこと! 5年前のある日、私は数万円安く済ませたいがために、電動ではない自転車を購入しました。車の運転ができない私は、現在、毎日自転車で保育園の送迎をしています。「電動を買っていれば、汗だくになりながら全力で自転車をこがなくてよかったのに……」と毎日思っている私のさまつな体験談です。保育園の送迎が始まる長男は1歳のとき、保育園に通い始めました。保育園は最寄り駅の近くにあり、大人の足なら10分ほどですが、ベビーカーを押して歩くと20分ほどかかります。そこで子どもを乗せられる自転車を買おうと思った私。 早速、夫と長男を連れて自転車屋さんへ行きました。独身時代に使っていた自転車は1万円ほどで買ったので、子ども用の椅子が付いていても3万円くらいと想像していました。 自転車は想像以上に高価しかし、子どもを乗せる自転車はタイヤの強度が高いなど、ひとりで乗るための自転車と比べるとさまざまな機能が充実していて、電動ではないの物でも5万円。電動自転車は一番安くて10万円でした。 保育園が始まるまで無職だった私は、節約のことで頭がいっぱい。「少しでも安い物がいい」という考え方をしていました。私が「10万円は高い」と言うと、自転車屋の店員さんは「平たんな道が多いなら電動じゃなくても大丈夫、運動にもなりますよ」と言ってくれ、そのまま5万円の自転車を買うことに。 電動の快適さに衝撃長男が軽いうちは、ストレスなく使えていたのですが、かなり大きめの長男は2歳を過ぎたころには15kgくらいに。こぎ始めるときにとても力がいるようになりました。子どもを乗せている状態で立ちこぎをすると危ないので、坂道では降りて自転車を押さなければならないことも。 ちょうど不満に思っていたとき、ママ友に相談すると電動自転車を少しこがせてくれました。走り出しの軽さが衝撃的! 坂道もすいすいのぼれ、やはり10万円の価値はあるのだと実感しました。でも長男もあと少しすれば、歩いて登園するだろうと思い、買い替える決断はしませんでした。 買った当時は長男が小さい間だけ使うという想定だったのですが、長男が3歳のときに次男が生まれ、結局、私は現在まで5年間、自転車での送迎生活をしています。おそらく、あと1年くらいは次男を自転車で送迎することになるのですが、いまさら電動自転車を買うのはもったいない気がして、買えない私。5年前にタイムスリップして、当時の私に「電動にしなさい」とアドバイスしたいです。 監修/助産師 松田玲子著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2023年11月21日小学生の娘が幼稚園のころから仲良しのAちゃん。頻繁にお互いの家を行き来して遊ぶ仲だったのですが、小1になったころからだんだんAちゃんの私への態度に変化が現れました。Aちゃんが私に信じられない暴言を吐くようになったのです……。 礼儀正しかったAちゃんがまさかの…幼稚園の年長のころから週1以上、うちへお母さんの付き添いなしで遊びに来ていたAちゃん。大切な娘の親友ということで、私も毎回自分なりに精一杯の気遣いを込めた対応をしていたつもりでした。 ところが小1になったころから、それまで礼儀正しい印象だったAちゃんの態度に異変が現れたのです。 うちに遊びにくるなり「お菓子まだ?」発言。タイミング悪く下の子がぐずったりしてお菓子を出すのが遅れると「お菓子は?って言ってるでしょ。ノロノロしないで」などの暴言が……。 娘に対しては今まで通り仲良くしているものの、私に対してのみ挑戦的な言動が多く見られるようになりました。あまりに頻繁にお互いの家を行き来しているので、わが家が自分の家化してしまっているのかなとも思いました。 少しずつ家遊びを減らすように彼女の言動を、私に甘えてくれていると思えば流せるのかもしれません。しかし、再三そんな態度をとられ、私は大人気なくもAちゃんを家に招くのに嫌気がさしてきたのです。まだ手がかかる下の子がいて、もともとお友だちを頻繁に家に招くのには負担を感じてもいました。 娘とは変わらず仲良しなので子どもたちは引き続き一緒に遊んでいましたが、徐々に「予定があるから公園で遊んで」など理由をつけてわが家で遊ばせる頻度を減らすようにしました。 Aちゃんのわが家での態度に困惑する一方で、自分の子どももよそのおうちに行った際、私の見ていないところで悪態をついていないか心配になります。娘にはよそのお家では遊びに行かせてもらっている意識を忘れないように、そして「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を少しずつ教えるようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子著者:澤崎 凪
2023年11月20日保育士の中田馨さんが、子どもの食事のお悩みについて詳しく教えてくれました。「すぐに遊び食べをしてしまう」「うちの子、好き嫌いが多くて困ってる……」など、子どもの食事に関する悩みは尽きませんよね。じょうずに楽しく食事する方法についても教えてくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。子育ての悩みの中で、上位に上がってくるお悩みのひとつに「食事」があります。食べることは「生きること」につながるので、元気いっぱい大きくなってほしい! と願うパパやママにとって重要な位置に占めることだと思います。 今回は、そんな食事周りのお悩みのお話です。 手づかみ食べさせるとグチャグチャになるんです……離乳食の進め方をみると、離乳食後期ごろから新たにスタートするのが「手づかみ食べ」。「よし! 手づかみメニューを作ってみるぞ!」と、きっとママも張り切っていることだと思います。しかし、実際に手づかみメニューを子どもの目の前に置いてみると、グチャグチャと潰すだけで、口に入れようとしない。挙句の果てに、テーブルに擦り付けたり、床に落としたり、ポ~イと放り投げたり大惨事! なんてこともあると思います。 できるだけきれいに食べさせたいので「手づかみ食べはやめておこう」と封印してしまうママもいることでしょう。しかし手づかみ食べは封印しないでください! 手づかみ食べは、赤ちゃんにとって利点しかありません! いろいろな軟らかさ、温度の食材に触れることで、手指の感覚を育ててくれます。つかんで口に入れることで、手指や口の使い方をマスターすることができます。自分で食べることで食べられた満足感を感じることができます。 テーブル周りが汚れることが気になる場合は、手づかみ食べしてOKな食材をまずは1口分だけ目の前に置きましょう。口に入れたら、次の食材を置きます。今日食べる全てを赤ちゃんの前に置くからグチャグチャになるのです。手づかみ食べに慣れるまでは、この方法で進めてみてください。 うちの子、好き嫌いが多いんです……子どもの好き嫌いは、離乳食期、幼児期のあるある問題です。色々な食材を食べてほしいという気持ちは親として当然持っているものですよね。離乳食期であれば、おかゆに混ぜたら食べてくれたり、工夫次第で食べてくれることもあると思いますが、2歳を過ぎ自分の気持ちが確立されてからはなかなか難しい時もあります。 子どもの食事で大切にしたいことは2つ。1つ目は、大人も子どもも食べ物の好みは人それぞれ。だから無理強いはしないということ。2つ目は、食べないからといって食卓からその食材を消さないこと。消してしまうと苦手な食材ではなく「知らない食材」になるからです。また、細かく刻んで食材をわからないようにしてしまうというのも、食卓から食材を消してしまうということにつながるため実はあまりよくありません。なるべく食材がわかる状態で食卓に並べてあげるのが良いでしょう。 上記を踏まえた上での対応策を2つご紹介します。子どもの好き嫌いに悩んでいるというパパやママは参考にしてくださいね。 対応①食材をほんの少しお皿にのせる苦手な食材は小指の爪くらいの大きさだけお皿にのせましょう。「食べてくれたら“ラッキー”」っという感じです。 対応②周りの大人がおいしそうに食べる周りの大人が「わあああ! コレおいしいわあ!!」と、本気でおいしく食べること。子どもに「(苦手な)ほうれん草食べなさい」と声掛けするよりもずっと効果があります。 子どもが苦手な食材は、何かのきっかけで食べてくれる日が来るかもしれません。もしかすると、ずっと苦手なままかもしれませんが、苦手な食材がいくつかあっても問題ありません。「いつか食べてくれるかもしれないな」ぐらいの気持ちで、気長に取り組んでみましょう。 食事周りのお悩みは尽きないかもしれません。我が家も中学生の娘が急に「魚キライ」になったので(ビックリ!)。いかに克服するか、気長に取り組んでいる途中ですから! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月20日娘のおむつ替えをしたある日の夜に、ママが思わず叫んでしまったエピソードをご紹介します! この違和感何…?最近意思を伝えられるようになってきた1歳の娘がいます。朝ふとんから起きて、娘はオムツの中に手を入れて「う◯ち!う◯ち!」と言ってきました。オムツを確認したところ、娘の言った通り出ていたのでそのときは交換して終わりました。その日の夜、娘と寝るのに布団に入ったところ、ご飯粒のような感触が。 「なんでこんなところにご飯粒が?」と思いつつそれを取ってみてみたら手には茶色のものが乗っていました。なんと娘のう◯ちだったのです。朝う◯ちが出た娘がオムツの中に手を入れ、布団に付けていたのです。私は臭いをかぎ、その瞬間「いやー!」と悲鳴をあげ、娘を起こしてしまいました。 それからは、娘がう◯ちを出た瞬間すぐオムツを替えるようにし、う◯ち=汚いものということを教えるようにしました。出たう◯ちをトイレに流して、「う◯ちバイバイだよ〜」と伝えながらトイレの仕方などを少しずつですが教えています。(女性 20代 会社員)作画/マキノ
2023年11月20日育児につまずき、思い詰めて心療内科を受診した私。そこで医師から投げかけられた言葉は「発達障害の疑いがある」という、私にとって意外な言葉でした。そこで心理テストを受け、結果を受け止めた今の自分の心境をお伝えします。ほかのママとどこかで比べてしまう現在、私は3歳と0歳の姉妹を育てている2児の母親ですが、上の子も下の子も出産後から両親や親戚などに頼らず、ほぼワンオペで育児をおこなっていました。孤独に育児をしていたこともあってか、ほかのママ友たちと自分を比べると「どうも私は子どもに対する愛情に欠けているのではないか」と思ってしまう自分がいることに気づいたのです。たとえば、子どもとどうやって遊べばよいか本気でよくわからなかったですし、一生懸命に育児本を読んでそのようにおこなっても、いまいち乗り気になれない自分がいたりしました。特に下の子を出産したあとの数カ月の間は、上の子に対して感情的に怒鳴るなどひどい扱いをしていたことも事実です。そんな出来事から「私はもしかして産後うつなのでは?」と思い悩み、また慢性的な睡眠障害もあって、思い切って心療内科を受診したのです。 思い切って心療内科を受診心療内科を受診したのは下の子が生後半年を過ぎたころでした。医師からの診断は「適応障害と産後うつ」そして「発達障害の疑いがある」という、私にとっては衝撃的な話でした。恥ずかしながら発達障害というワードだけは聞いたことがありましたが、詳しくは知りませんでした。早速家に帰って発達障害について調べてみたり、セルフチェックテストなどをおこなったりしました。たしかに今までの人生を振り返ってみて対人関係においてのつまずきや、職場でのトラブルなどはあったのも事実ですし、いわゆるADDやADHDの症状である「忘れっぽさ」や「衝動性の強さ」「こだわりの強さ」があったように感じました。 愛着障害と診断を受けて後日、2日ほどに渡って精密な発達障害の心理テストを受けたのですが、結果は「発達障害の所見はなし」でした。しかし、私が過去に実親から暴力などの虐待を受けたことがあるということから、「愛着障害の可能性がある」と医師から聞かされました。愛着障害とは、乳幼児期において暴力やネグレクトなどで傷を負い、適切な愛情を持って育てられなかった子どもが、社会人になったときに対人関係や仕事、そして育児などに支障が出る障害のことだそうです。医師からその診断を受けたときは、正直言って「やっぱりな」と思う自分がいました。 まさか自分が発達障害の疑いを持たれるとは思いもよらず、心理テストの結果が出るまではモヤモヤでいっぱいでしたが、発達障害やそのほかの精神疾患などについての勉強にもなりました。客観的に自分が親にされてきたことは虐待だったのだと受け止め、過去の自分と向き合うことで本当の私になれる気がしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年11月18日