子どもが生まれたら母乳で育てたいと考えていた私。先輩ママたちから母乳のトラブルは起きやすいと聞いていたので情報を集め、助産師さんに相談して自分で乳頭マッサージをおこなうなど、出産前から自分なりに母乳育児の準備をしていました。準備はバッチリだと思っていたのですが、実際に授乳を始めると思いがけないトラブルに次々と見舞われてしまったのです。 乳首が切れて授乳できない事態に初めての母乳トラブルは想像以上に早くやってきました。出産後、まだ入院中のことです。授乳する際、子どもの頭を支えて自分の乳首をくわえさせられず、子どもの吸いつきが浅くなってしまい、乳首に傷ができてしまいました。授乳するたびに傷の痛みは強くなり、私は授乳がつらくなってしまったため助産師さんに相談。 すると、馬油を乳首に塗ってラップで覆うと傷が良くなると教えてくれました。乳首の保護をおこないつつ、正しい飲ませ方を助産師さんに指導してもらいながら頑張っていると、次第にうまくできるようになり傷も回復していきました。 乳首に白斑ができる子どもが生後3カ月のころ、乳首の先に白いかたまりができました。少し痛みもあったので助産師さんに診てもらうと、白いかたまりは白斑と判明。マッサージをしてもらうと白斑は取れました。助産師さんによると、白斑が再びできないようにするには、子どもにしっかりと母乳を吸ってもらうことが一番とのこと。 また、私の乳腺は数が多いけれど1本1本が細くてつまりやすいので、もしまたつまったら自分でマッサージをして母乳を搾り出すと良いと教わりました。助産師さんに診てもらうことで自分の乳房の状態を知り、対処できるようになりました。 旅行先でおっぱいがカチカチに!子どもが1歳のころ、家族旅行に行く機会がありました。1日観光をしてホテルに戻り、私は眠りにつきました。真夜中、ふと目が覚めるとおっぱいに痛みを感じたのです。おっぱいを触ってみるとカチカチに硬くなっていました。どうやら授乳間隔が空きすぎて、おっぱいが張ってしまったようでした。 私は慌てて子どもを起こして母乳を吸ってもらおうとしましたが、その日は旅行で疲れたのか子どもはまったく起きる気配がありません。仕方がないので私は自分でマッサージをしましたが、予想以上におっぱいが張っていて搾ると激痛が走るのです。私は痛みに耐えながらマッサージをしてなんとか夜を越しました。 私の場合、授乳期間は1年ほどでしたが、度々トラブルは起きました。しかしその都度、助産師さんにマッサージをしてもらったり、アドバイスを受けたりすることでトラブルを乗り越えることができました。専門家の助けを借りながらおっぱいケアがしっかりでき、満足いく母乳育児ができたと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/Michika著者:小林 睦監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月22日みなさんの夫や義母は育児をしてくれますか?今回は、産後の夫と義母とのトラブルエピソードを紹介します。イラスト:のりぬこ双子を出産した夫も義母も…怒りだす義母いつか離婚してやる夫と義母の行動に怒りを覚えた主人公。子どもたちがこれから健やかに育っていけるような環境を整えていけるとよいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2024年01月02日4月から入園予定の幼稚園が開催する育児支援の活動に、私と長男は週1回親子で参加していました。育児のストレスから耳に違和感を覚え、鍼治療に通っていたところ、鍼灸師から「週に数日だけでも子どもを幼稚園に預けてみては? 」との助言を受けた私。仕事をしていないこともあり、長男を通わせることに少し抵抗がありましたが、利用してみることにしました。育児ストレスが減ることを期待していたのですが、結果は……。 未就園児クラス入園のきっかけとは?長男が1歳のとき、私は慣れない家事と育児の両立に加え、そのころ抱えていたご近所トラブルのストレスで「低音障害型感音難聴」を発症。左耳だけ低い音が聞きとりづらくなり、しばらく病院へ通いましたが、失った聴力を取り戻すことはできませんでした。長男が3歳になったとき、育児のストレスから再び耳に違和感を覚えたため、2週間に1回のペースで鍼治療に通いました。 ある日、鍼灸師から「週に数日だけでも子どもを幼稚園に預けてみては? 」と助言を受けた私。仕事をしているわけでもないのに長男を通わせてよいものかと、少し悩みましたが、結局利用してみることに。 ひとりで登園。入園した長男の様子は?未就園児クラスの担任は育児支援活動を担当している先生。私は「長男はひとりで通うことになっても、すぐに慣れるだろう」と考えていました。初日の帰宅後、先生からは「まったく泣くこともなく大丈夫でしたよ」と言われ、ひと安心。 しかし、通園を重ねるうちに長男は泣くことが増え、外遊びの時間は気が紛れて楽しく過ごしているけれど、教室に帰るとずっと泣いて過ごしていると幼稚園から報告を受けました。それを聞いて私は年少になる前から通わせていることに対して罪悪感を感じるように……。けれども長男は2カ月半程通うと元気に活動できるようになりました。 久しぶりのひとり時間の過ごし方は?登園日は朝10時ごろ幼稚園バスに乗って出発し、帰りのバスは14時20分ころに自宅に到着します。たまに園で制作した工作を持ち帰ると、長男はうれしそうに私に見せてくれました。1日4時間20分だけでしたが、久しぶりにひとりの時間を過ごすことができました。 しかし、未就園児のクラスには給食の提供がなかったので、毎回お弁当の持参が必要でした。慣れないお弁当作りに朝はいつもより慌ただしくなってしまうことに…… 。また長男がいない間に買い物を済ませたり、自分の用事を済ませたりするしていたため、幼稚園に通わせる前の生活よりも忙しくなってしまいました。 育児のストレスを減らすために利用した未就園児クラスでしたが、私は予定を詰め込んでしまい、逆に忙しくなる結果に……。そのため育児のストレスを軽減できた感覚はありませんでした。預けている間に家事や外出をするのではなく、録画したドラマを見るなど、もっとのんびり過ごすべきだったと後悔しています。当時私は家事も育児も完璧を目指してやっていたので、もっと肩の力を抜いて育児を楽しむ気持ちで取り組めばよかったと今では考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:福田ひろみ2男1女の母。3人の子どもはそれぞれ12歳、8歳、6歳で、性格は三者三様。頑固でワガママな真ん中っ子の対応に苦戦しつつ、夫は単身赴任中につき、ワンオペで子育てしている。
2023年01月20日子どものおむつカバーを買いに行った投稿者さん。すると女性店員が声をかけてきて、育児について語り出し……。今回は、実際に募集した「店員トラブルエピソード」をご紹介します。育児を語る店員……おむつカバーを買いに行ったときのことです。娘に合うサイズがないか探していると、女性店員さんが声をかけてきたんです。私は「2歳になる娘のおむつカバーを探している」とだけ言いました。するとその店員さんは、聞いてもいないのに「私の娘は1歳半でおむつ外したわよ」とか「昔は紙おむつなんてなかったから」などと言ってきて……。ご自分の育児がいかに素晴らしいか、私のやり方がダメかをずっと語ってきました。その場は「そうなんですね~」と言って、退散。よく行く店舗のため、ちょくちょく見かけては避けるようにしています。(37歳/専業主婦)困惑……おむつカバーを探していると店員に伝えたところ、自分の育児の素晴らしさについて語られ困惑したという体験談。皆さんはこのエピソード、どう感じましたか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2022年12月10日子どもが生まれたら母乳で育てたいと考えていた私。先輩ママたちから母乳のトラブルは起きやすいと聞いていたので、情報を集め、助産師さんに相談して自分で乳頭マッサージをおこなうなど、出産前から自分なりに母乳育児の準備をしていました。準備はバッチリだと思っていましたが、実際に授乳を始めると思いがけないトラブルに次々と見舞われた体験談です。 乳首が切れて授乳できない事態に初めての母乳トラブルは想像以上に早くやってきました。出産後、まだ入院中のことです。授乳する際、子どもの頭を支えて自分の乳首をくわえさせられず、子どもの吸いつきが浅くなってしまい、乳首に傷ができてしまいました。授乳するたびに傷の痛みは強くなり、私は授乳がつらくなってしまったため助産師さんに相談。 すると、馬油を乳首に塗ってラップで覆うと傷が良くなると教えてくれました。乳首の保護をおこないつつ、正しい飲ませ方を助産師さんに指導してもらいながら頑張っていると、次第にうまくできるようになり傷も回復していきました。 乳首に白斑ができる子どもが生後3カ月のころ、乳首の先に白いかたまりができました。少し痛みもあったので助産師さんに診てもらうと、白いかたまりは白斑と判明。マッサージをしてもらうと白斑は取れました。助産師さんによると、白斑が再びできないようにするには、子どもにしっかりと母乳を吸ってもらうことが一番とのこと。 また、私の乳腺は数が多いけれど1本1本が細くてつまりやすいので、もしまたつまったら自分でマッサージをして母乳を搾り出すと良いと教わりました。助産師さんに診てもらうことで自分の乳房の状態を知り、対処できるようになりました。 旅行先でおっぱいがカチカチに!子どもが1歳のころ、家族旅行に行く機会がありました。1日観光をしてホテルに戻り、私は眠りにつきました。真夜中、ふと目が覚めるとおっぱいに痛みを感じたのです。おっぱいを触ってみるとカチカチに硬くなっていました。どうやら授乳間隔が空きすぎて、おっぱいが張ってしまったようでした。 私は慌てて子どもを起こして母乳を吸ってもらおうとしましたが、その日は旅行で疲れたのか子どもはまったく起きる気配がありません。仕方がないので私は自分でマッサージをしましたが、予想以上におっぱいが張っていて搾ると激痛が走るのです。私は痛みに耐えながらマッサージをしてなんとか夜を越しました。 私の場合、授乳期間は1年ほどでしたが、度々トラブルは起きました。しかしその都度、助産師さんにマッサージをしてもらったり、アドバイスを受けたりすることでトラブルを乗り越えることができました。専門家の助けを借りながらおっぱいケアがしっかりでき、満足いく母乳育児ができたと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/Michika著者:小林 睦9歳と6歳の息子、4歳の娘の母。わんぱくな3兄妹の育児体験を元に記事を執筆中。
2022年02月21日「育児ノイローゼになった話」第3話。実家に1カ月滞在するはずが、母とのトラブルで実家の滞在期間2日で自宅へ戻ってきました。「育児は協力するから」自宅へ帰ること伝えたときそう言葉にした夫は、沐浴に夜間の授乳などたしかに育児に協力してくれていました。しかし自宅へ帰ってきて1週間、夫が本音をこぼして……!?育児ノイローゼになった話 第3話 「ねえ、なんで俺日中、外で仕事してるのに、夜中起きてミルクあげなきゃいけないの?」自宅に帰ってきて1週間が経ったころ、夫から言われた衝撃の言葉。朝が苦手な夫は、夜中に何度もミルクで起きることでまとまって眠れずストレスが溜まっていたようでした。 「協力するから」と言っていただけに、夫の言葉に衝撃を受けた鳥野さんですが、言い返すことができず、すべてひとりで背負ってしまうことに。 昼も夜も娘にかかりっきりの生活が始まりました。そして、数カ月がたったころ、鳥野さんの体に異変が――!監修/助産師REIKO
2021年08月25日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。 「お友だちと家で遊んでいいよ」の後編です。 <前回までのお話>人見知りの娘、ちり子のために、家で友だちと遊ぶのをOKにしているわが家。掃除、飲食物の用意、遊び相手など、やることは多い。それでも最近はだいぶ落ち着いてきたけれど、トラブルもあって…。※この記事は、外出自粛要請前の体験談を基にしています。そんななか、新築の壁紙を剥がされてしまった! ■友だちと家で遊んでいるときのトラブル誰がやっちゃったの!? そして、どうする…? ちり子のお友だちが来るまで、壁紙はこんな状態ではありませんでした。しかし、ほうきの柄をうっかりぶつけて、以前から傷が入っている箇所でもありました。 そこから剥がれてしまったんだと思います。 おもちゃを探しに、ちり子の部屋に2人でいた時間がありました。この時、2人のお友だちがリビングで待っていました。 その時…。1人の子が、もう1人を止める声が聞こえました。その時は全然気にもとめてなかったのですが、もしかしたら“あの時”だったのかも~と思いました。 しかし、現場を見たわけではないですし、それに、もう1人の子というのは…。 あのピカルくん。小学校で、初めて遊びに来てくれた、大事なお友だちです。 普段はとても良い子なので、たぶんその時だけふざけちゃったのかなと思います。 とはいえ、やっぱりその場を見てはいないし、関係がギクシャクするのもイヤなので、言わないことにしました。 次に来た時、何気なく「壁紙、剥がれやすいから気を付けてねー」とちり子に言ってもらうだけにしました。 しかし、問題は剥がれた壁。修理のため、業者さんに見てもらいました。 修理費の見積もりを後日に出してもらうと…。 ■これからも仲良く遊んでほしいから…高すぎる!!いかん、この件については誰も責めないと決めたのに、2万3千円も払うことになったら絶対に根に持ってしまう…。下手すると一生。そこで、剥がれた箇所は細いし、自分で貼るので壁紙だけ買えないか聞いてみました。 すると…。めっちゃ安いやん!! というわけで、手先の器用な夫にうまいこと貼ってもらい、壁紙はきれいになりました。 これで解決!他にも…。 ちり子の言動に注意したり。 仲良くなった相手には、おもに男の子に対して、ときどきキツい言葉が出てしまうちり子。 家で遊んでると、そういうのにも気づくので、注意しないといけません。 また…。 何かあると、言いつけにくる。 逆にちり子が何かやらかして、お友だちが私のところに言いにくることも、もちろんあります。 家で遊ばせていると、こういう小さなゴタゴタにも親が呼ばれることがあり、毎回その対応に悩みます。 そんなある日。 ■お友だちをよく知っているから冷静になれる「お友だちのぴぴちゃんに、学校で貸したものをなかなか返してくれなくて困っている」との相談を受けました。 ぴぴちゃんはよく遊びに来るので、素直で良い子なのはわかっていました。 ただ、たまにゲーム機に集中しすぎてなかなか返してくれないことが時々あったので、学校でも似たような状況だったのかなと思いました。 家に遊びに来る子のお母さんとは、連絡先を交換することがあります。 ぴぴちゃんのお母さんの連絡先も知っていたので、ちょっと聞いてみることに。 「ちり子から、学校でぴぴちゃんに貸した文房具がなかなか返って来ないと相談され、現場を見たわけではないので申し訳ないのですが、ちょっとぴぴちゃんに確認してもらえませんか…」という内容をメールで送りました。 すると…。ちゃんと認めてくれました。謝罪もしてくれて、それからは貸しっぱなしになることもないようで、問題は解決しました。 ■おうちで遊ぶ大きなメリット家で遊ぶのをOKにするのは大変。でもメリットも大きいのです。子どもの、友だちと遊ぶ様子が身近で見られるのも大きいと思います。 めんどくさがりの私は、もしも、ちり子が外で遊ぶ子だったら、せいぜい「持っていくお菓子、みんなで分けるのよ」ぐらいしか言わなかったかもしれません。 お友だちの家に遊びに行くときは「ちゃんとおうちの人にあいさつをするのよ」ぐらいだったかもしれません。 「言葉づかいは優しくね」までは言わなかったかも…。 家にいると、ちり子がお友だちに何か悪いことを言ったりしたら気づくことができるのは良かったなと思います。 また、お友だちの様子も見られます。 ■子どもの学校生活も想像できるようにぴぴちゃんと遊ぶ様子を普段から見ていなかったら、「えっ、鉛筆を返してくれないの? その子と今後も遊ばせて大丈夫かな?」と過剰に心配してしまったかもしれません。 ぴぴちゃんは良い子だということを知っていたので、落ち着いて対処することができました。 また、ママ友がいない私でも、お友だちの親の連絡先を知っているのは、わが家で遊ばせているから。 遊びに来たお友だちが、ママの連絡先を持ってきてくれたり、私の連絡先をこちらから渡すこともあるのです。 ママ友がいない私にとっては、何かあった時のためにも連絡先を知れるのは助かります。 お友だちが家に来るということは大変なこともあるよ、とは思います。 家に呼ぶときのルール、相手の家に遊びに行くルールは家族で決めておきたいなと思います。 また、親が子どもの友だち関係にどこまで入るかというのも悩ましいところです。少しずつ子どもだけで解決していかれるように導くことを私も学んでいかないといけないですね。 大変だけど、見合うメリットはある。そう思います。 とくに、うちの娘には、友だち作りの助けになったと思うので、家遊びをOKにして本当によかったと感じます。 「こういう良さもある」という、ひとつのご参考になれば幸いです。
2020年04月22日授乳していると避けられない、母乳トラブル。母乳育児をしているとよく、「乳腺炎になってしまった」「乳首が切れてしまった!」など母乳トラブルの話を聞きますよね。わたしも母乳育児を始めて8ヶ月。今でこそ落ち着いて授乳できていますが、私も今の状態になるまでの道のりに色々とありました。うつ伏せになれない程、パンパンに!入院前、産院からの希望調査アンケートで「できれば完全母乳で育児したい」と答えていた私。出産初日はカンガルーケアで数滴母乳をあげ、出産翌日から本格的な母乳育児スタート!しかし、まだ出が悪かっただけでなく、パンパンに張ってしまったことで咥えにくいおっぱいになってしまい、最初はうまく母乳をあげられませんでした。搾乳して張りをましにさせようとしても、どんどん製造されていく母乳についていかない体。2日目~4日目までは寝るのも辛い日々が続きました。ピーク時はちょっとでもうつ伏せになると激痛!「出産の痛みの後にもこんな痛みが待ってるのか…」と、改めて世のお母さん達を尊敬しました。出産後、数日間は、親子ともになれるまで出しにくい・吸わせにくいなどのトラブルが続きます。とにかく耐えに耐えた数日間でした。乳首を上手に咥えられなかった新生児期搾乳しておっぱいを冷やし、なんとか誤魔化して4日目過ぎる頃には、痛みはだいぶマシに…。それでもうまく飲ませてあげることができず、授乳の度に助産師さんに乳首を強くつままれたり、引っ張られたり…。本当に辛かったです。息子も、口が小さいため乳首が咥えにくいらしく、うまく飲めないのに半ば強引に顔におっぱいをあてられてしまい、泣いてばかり…。スタートを切るのがこんなに大変だとは、思いもしなかった!ミルクをあげたり搾乳した母乳をあげたりしつつ、合間で練習の日々。親子で泣きながら頑張りました。退院間近になった時、親身になってくれていた助産師さんに「赤ちゃんも嫌がっちゃうし、体重が1キロほど増える生後1ヶ月頃までは搾乳して哺乳瓶であげたほうがいいかもしれない」とアドバイスされ、そうすることに。頑張りすぎなくていいな、と思うと心も楽になりました。搾乳必須な母乳ライフがスタート!そんな経過もあり、搾乳機は奮発してメデラのダブルスイングを購入し、退院。病院で手動のものやシングルの電動のものも試したのですが、一番よく搾乳できて、早かったのでこれに決定。泣いてる赤ちゃんをなるべく待たせたくないし、ママも楽なのが一番!自宅での搾乳がスムーズになるように慎重に選びました。これで3時間おきに搾乳をして、哺乳瓶にうつして授乳。この時はだいたい60~100mlを搾乳してたのですが、搾乳に15分ほどかかり、授乳の時間も15分、寝かしつけた後、洗い物と消毒が5分…。夜中だと、3時間間隔のうち3〜40分が授乳タイムにとられるので、合間に2時間ほどしか寝られなかったのが本当に辛かった。でも、授乳してるときの息子の可愛さと、気合で乗り切れました。たくさん飲むのに、体重の増加が少なめ!?そんな生活を約1ヶ月続け、一ヶ月検診では体重が増えていたものの、平均よりけっこう少なめ。全く問題はないと言われましたが、飲みたがるのでついつい病院で言われた量より若干多くあげていたのに、びっくりしました。でも、ほんの数グラムの体重に一喜一憂するのも新生児ならではの悩み。母乳生活がスムーズに行っていれば、体重の多少の増減は気にしなくてもいいと思います!そして、この頃から直飲みの練習を再開。産院で練習していた頃よりずいぶんと上手くなっている息子。数日で全く失敗せずゴクゴク飲めるようになりました。今は乳首を見せると勝手にパクついてくるほどまでに成長。あんなに頑張ってくれた搾乳機も、今は出番なし!でも、本当に搾乳機なくては乗り切れなかったと思います!その後、病院に行ったり体重計を見かけるたびに体重を測っていたのですが、どんどん成長曲線の上の方になっていったので、母乳がきちんと飲めているんだなぁ〜とほっとしました。ママたちの苦行は終わらない! 歯が生えてきたら…苦行な1ヶ月を過ごしたため、完全母乳のペースを掴めた頃は浮かれていました。とにかく「吸い付いてくる姿が可愛すぎる!」、「授乳の工程が圧倒的に減ったのでラク!」。しかし、舞い上がっていたのも束の間、3ヶ月頃から授乳の時なんか痛い…?お口を開けて確認すると、下の歯が生えてきていました。案の定ムズムズするのがガンガン噛んでくる息子。今はこのトラブルに悩まされてますが、はっきりした解決法はなく…。日頃から歯固めをあげるようにすること、遊び飲みしないように切り上げること、などを心がけています。また、友人ママに相談したところ、「低い声でゆっくり言い聞かせる」「噛まれたら一度離すを徹底する」などの方法を聞いて、そちらも実践中。最近は、少し噛まれることが減ってきたかなと思います。もし噛まれて乳首を負傷してしまったら、キズパワーパッドをカットして乳首の痛い部分に貼るといいと聞きました。まだまだ母乳育児続行中。まだ乳腺炎などの思い症状にはなったことがありませんが、振り返るとたくさん辛いこともあったなぁ〜と思います。一難去ってまた一難の母乳育児ですが、その都度、友人ママと悩みを分かち合ったり相談したり。何より、息子に授乳できる期間はとっても貴重な時間。だからこそ、頼れるものには頼って、なるべく楽しく授乳してあげたいです♡
2018年01月18日ある日、もうすぐ4歳になる息子がしょんぼりしていました。「せいんせいがね、お母さんのこと、忘れものが多いねって。また忘れちゃったね、いつもなんでも忘れるねって。ぼくはさあ、困っちゃったんだよ…」「ついに、きたか」と思いました。こういう理由で息子が傷つく日がくると、ハッキリ覚悟していたわけではありませんが、なんとなく予想はしていました。前回記事:ウッカリ者のわたしが、子育てをするうえで気をつけていること。「息子が自分のことで傷ついている」思っていた以上にショックで、息子から話を聞いた日はずっと頭の隅っこがグルグルしていました。怒りの矛先は間違いなく自分だけれど、自分のことを棚に上げて息子にそんなことを言った先生にも腹が立ってしまう。どうして子どもの前で親の短所を挙げるのだろうか。とはいえ悪いのは、どう考えてもわたしです。先生だって「このお母さんはウッカリさんだ」と分かっていても、度が過ぎてイヤになっちゃうんだろうな。そりゃそうだ。先生がぼやきたくなるのも分かります。そこで、わたしは考えました。ぱっと頭に浮かんだのは以下の3つです。1. 先生に息子がしょんぼりしている事実だけを伝える。2. 先生に普段からわたしが迷惑をかけていることを謝りつつ、息子がしょんぼりしている事実も伝える。3. 息子がしょんぼりしていること、それを見てわたしも、自責と反省と怒りと悲しさでどうしたらいいのか悩んでいることを、ありのまま伝える。悩んだ結果、何も伝えないことにしました。理由はこれから同じことが何度も起きるからです。いまの時点だけを考えれば、先生に気持ちを伝えれば何かいい方向に対処できる可能性もある。先生だって育児のプロとして、自分の発したことばが息子をしょんぼりさせていることを省みるかもしれません。もちろん、わたしは忘れものをしないように日々の生活を見直す必要があります。失敗するメカニズムを見つけて対処しなければなりません。いくら苦手な分野だからといって、対処無しに開き直るのなんてもってのほか。とはいえ人生は長いのです。これから先も、息子がわたしの子どもである限り同じことは繰り返しあるはず。そのたびにしょんぼりして、わたしは息子がしょんぼりしないように道を優しく整備して…キリがありません。それってまるで、「弱者なんです!だから優しく扱ってください!」って叫びながら道を歩くようもの。そんな親子になりたいかな。絶対になりたくない。そもそも、弱者だとは思っていません。社会の対応も他人の目も、自分に都合よく変わることはない。息子には大変申し訳ないけれど、不甲斐ないなと思うけれど、本人がこの母親に慣れるしかない。うたれ強くなるしかない。すべてのものには良い面と悪い面があって、それを両方見守れるようになってほしい。ウッカリ者の母でごめんよ息子。でも、どうか強く生きてほしい。自分の弱さを隠さずに息子に「お願い」息子がしょんぼりして帰宅した次の日、わたしはこの件についてじっくりお話しする時間を作りました。あやふやにしているよりは、きっちりお話しをしたほうがいいと思ったからです。きっと幼い息子にはまだ意味が分からないかもしれません。でも、今は分からなくても、あとから思い出してもらえる可能性もあると思いました。─昨日さ、先生がお母さんの忘れもののことをキミにお話ししたでしょう?覚えてるかな?「覚えてるよ。すごく悲しかったよ。」─そうだね、悲しいよね。お母さんが忘れものばかりしていたら、キミが悲しくなっちゃうよね。お母さんが忘れものばかりして本当にごめんね。「悲しいよ。ぼくが先生に怒られちゃうんだよ。」─そうだよね、本当にごめんなさい。あのね、今から大切なお話しをするよ。難しくて分からなくても、頑張って聞いてくれるかな?─お母さんは、忘れものをしないように頑張ります。でも、これからも忘れものをしてしまうかもしれない。お母さんは覚えておくことがとてもヘタクソだから、きっとこれからも忘れてしまうかもしれない。だからね、キミにお願いがあるんだけど…お母さんのお願いを聞いてくれる?「うん、聞くよ。」─朝、保育園に行く前に、持っていくものを一緒に考えてくれるかな?もし、考えることをお母さんが忘れてしまったら、「持っていくものを考えるよ」ってキミが言ってくれたら嬉しいな。息子のおかげで忘れものが減りました。息子はわたしのお願いを聞いてくれました。母親がみずから子どもに情けないお願いをするなんて…と、自分の選択が正しかったのか未だに分かりません。ですが、息子は頼られたことが嬉しかったようで、ちょっと誇らしげに「忘れもの確認」をしてくれます。もちろん毎日できるわけではありませんが、この日以来、忘れものが減ったように思います。わたしのことですから自覚のない忘れものもあるかもしれませんが、「あ!!あれを忘れた!!」は確実に減りました。きっとこの先もずっと、何度も、息子はわたしの「ウッカリ」で嫌な思いをすることでしょう。目に見えてハッキリ分かるものではないぶん、余計にモヤモヤすることもあると思います。そういう負の側面をどうやって切り抜けたらいいのか、息子の自尊心をどうやってケアすればいいのか、課題は山積みです。今回の件も何が正解なのか分かりません。迷いながら手探りで進むしかありませんが、大切なことは「親も子も打たれ強くなること」「長い目で見ること」だと思いました。ライター:金延さえ
2016年09月12日このところ「おむつなし育児」という育児法が話題になっています。多くのママは、「おむつなし」と聞くと、まった全くおむつをしないの? 床や部屋が汚れはしないのかな? などと疑問に思うかもしれません。そこで今回は話題の育児法、「おむつなし育児」について解説、検証してみます。■「おむつなし育児」は、かつては日本でもやっていた「おむつなし育児」は、決して目新しいものではなく、布おむつも紙おむつもなかった時代、当たり前にやっていた方法です。いつのまにか日本では途切れてしまいましたが、今再び注目されています。簡単に言えば、「おむつの中でおしっこやうんちをすることを当たり前にせず、なるべくおむつの外でさせることで、赤ちゃんのうちに排せつの気持ちよさを伝えてあげる方法」です。言い換えれば、「おむつでうんちやおしっこをすると気持ち悪い」という感覚を当たり前にすることだといえます。■おむつをまったくしないわけではありません「おむつなし」とは言っても、普段はおむつをしています。赤ちゃんをよく観察して、おしっこやうんちが出そうかな? というタイミングでおむつを外し、なるべくおまる・トイレなどでさせてあげるのが、おむつなし育児の基本です。とはいえ、何がなんでもおむつなしで! と気合いを入れ過ぎる必要はありません。家ではおまるでしていても、外出時は紙おむつでしてOK! くらいの緩やかな気持ちで取り組むことがポイントです。「おむつを外す」ことが目的ではなく、赤ちゃんの頃から排せつの仕組みや楽しさを親子で共有することが最も大切な目的。そこが、いわゆるトイレトレーニングとは違うところでもあります。歌を歌ったり、掛け声をかけたり、時には遊んでみたりと、コミュニケーションしながら行うのもおすすめです。■ママにとって子育ての自信につながります! 出産してすぐは、赤ちゃんがどうして泣いているのか、何を求めているのかがわからなくて戸惑うママがほとんどです。でも、時間を重ねて赤ちゃんに向き合っていくうちに、だんだんと赤ちゃんの欲求に気付きやすくなっていきます。これと同じように、おむつなし育児を続けていくと、徐々に子ども自身のサインやタイミングが、自然にわかってくるようになるそうです。しかも赤ちゃんは自分の欲求がすぐに満たされるとご機嫌な時間が長くなります。それは、ママにとって育てやすさを感じることにも繋がります。また、排せつ以外の欲求も気付きやすくなることが多く、結果的に子育ての自信に繋がることにもなります。とある国では、生後数ヵ月間は、家の床に赤ちゃんを置いてはいけないという風習があり、赤ちゃんはずっと、スリングのような布の中でママに抱っこされて過ごすそうです。すると、赤ちゃんとママがずっと密着しているため、五感で感じ合うようになり、排せつのタイミングがわかるようになる、という話を聞いたことがあります。おむつなし育児とは、まさにこうした感覚なのでしょうね。■おむつなし育児を実践しているママに聞いてみました!「いつの間にか子どもの排せつのタイミングがわかるようになって、親として自信が持てたような気がします!」(6ヵ月の子のママ)「ずっと便秘がちでしたが、おむつの外に出すほうがたくさん出るようで、便秘も自然に解消できました!」(7ヵ月の子のママ)「以前は布おむつを使っていましたが、だんだんおしっこの量が増え、洗濯が大変になってきたので、おむつなし育児に切り替えました。今では助かっています」(5ヵ月の子のママ)「オムツ代が節約できます! しかもエコですよね」(8ヵ月の子のママ)「トイレでうんちやおしっこをすることに抵抗を感じることがなかったので、トイレトレーニングに苦労せずに済みました」(1歳6ヵ月の子のママ)おむつオムツなし育児とはつまり、赤ちゃんとじっくり丁寧に向き合うこと、そして、親子のコミュニケーションを豊かにするためのひとつの方法だと感じました。軽い気持ちで構わないので、興味がある人はぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
2014年09月19日