2月15日、浅田美代子のデビュー50周年を記念したイベント『「浅田美代子 50th Anniversary~清水ミッチャン頼みの50周年~』が都内で開催された。この日は浅田の68歳の誕生日。事前に告知されていたゲストは進行を務める親友・清水ミチコのみだったが、イベントに集結したゲスト芸能人は規格外の豪華さだった。「最初に登場したMISIAさんに始まり、浅田さんとは“夜遊び仲間”だという小泉今日子さんもステージに登場。そして後半にはやはり浅田さんと親しい藤井フミヤさんが自身のヒット曲『TRUE LOVE』を熱唱しました。バースデーケーキが運ばれてきた際には、浅田さんと同じ事務所に所属する佐藤浩市さん、三浦友和さんの名優2人が花束を持って祝福。さらに、『自腹でチケットを購入してきた』という萬田久子さんやYOUさん、南海キャンディーズ・しずちゃんに寺島しのぶさんも客席から見守っていました」(観客の女性)さらに、ビデオメッセージではドラマで母娘を演じたという長澤まさみ、映画『釣りバカ日誌』の夫婦役でおなじみの西田敏行、そして浅田をバラエティ番組に導いた明石家さんまからお祝いコメントが。これまで自身の記念イベントなどは開いてこなかった浅田。それが一転してこの日のド派手なイベントを開催するに至った舞台裏をイベント関係者が明かす。「周囲の友人の強い勧めもあり、『これが最初で最後!』と決断したそうです。その際、浅田さんは『ファンのために楽しくも温かいイベントにしたい』と熱望しました。そこで、この日のゲストに自ら直談判。ふだんこういった場に登場することのない佐藤浩市さんや三浦友和さんにもお願いしたそうです。三浦さんは、妻の百恵さんが浅田さんと同期で友人だったという縁もあって快諾してくれたそうです」実際、この日のイベントでも浅田から「百恵さんとは同期で仲がよかったんです!」と声をかけられた三浦が笑顔で頷く一コマも。会場では訪れたファンが豪華なゲストに驚くと同時に、多くの人の関心を集めた話題があったという。別のイベント関係者が明かす。「小泉今日子さんと藤井フミヤさんが同じ会場にいたことです。2人は人気絶頂のころ週刊誌で“お泊り愛”が報じられ、交際説が出たことがありました。その後、‘90年には破局したといわれていますが、小泉さんもフミヤさんももう大人ですから、2人とも気にすることなく浅田さんのお祝いにかけつけたのでしょうね」「本当に私は人との出会い、縁に恵まれた」と語った浅田。彼女の人柄によって超豪華ゲストが集まったこの日のイベントは、浅田本人にも、約400人の観客にとっても忘れられない思い出になったようだ。
2024年02月17日みなさんは「夫源病」という言葉をご存知ですか? 夫源病とは、夫の言動によって妻がストレスを感じ、心身に不調が起きる病気です。医学的な病名ではありませんが、おもに定年退職した夫の心無い態度によって、専業主婦の妻がめまい・動悸・不眠などを発症し、プチ別居や熟年離婚につながりやすいとされています。今回そんな「夫源病」トラブルに巻き込まれたのは中野沙由さん。夫と2人の子どもと暮らす沙由さんは毎日忙しい日々を送っていましたが、突然昼頃になると義父がアポなしでやってきて昼食を食べて帰るように…。もともと苦手としていた義父の訪問に、さまざまなストレスを感じるようになった沙由さんは義母に助けを求めますが、義母は「夫源病」にかかっており、義父との生活に限界を感じていたのです…!■前回のあらすじ横暴な夫の要求についにキレる美代子は、夫に週に3日は外出するようにと厳命。それができないなら離婚するとつきつける。するとちゃんと翌日から外出するようになったのだが、沙由からの連絡で行先が息子夫婦の家だったと知る。【義母side story】夫と一緒にいると頭が痛くなったり、めまいがしたり…。嫁の沙由さんによると、私のように夫が原因で心身に影響が出ることを「夫源病」と言うのだそうです。夫源病についてネットで検索してみると、夫源病の原因となる夫の態度として・上から目線で話をする・家事に手は出さないが口は出す・妻が1人で外出するのを嫌がる・仕事関係以外の交友や趣味が少ないなど、まさにうちの夫にぴたりと当てはまることばかり書かれていて驚きました。夫と話すことさえストレスに感じていたなか、見かねた息子夫婦が話し合いに立会してくれることになったのですが…。<次回は義父side storyです!>次回に続く(全11話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ まりお
2023年10月13日Yプロジェクト主催、『雨と夢のあとに』が2023年8月16日 (水) ~2023年8月20日 (日)に渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール(東京都渋谷区桜丘町23-21)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 舞台【雨と夢のあとに】公式ホームページ 公式twitter 【ドラマ化された柳美里のホラー小説を約10年ぶりに脚色書き下ろし!新キャストも決定!】芥川賞作家である柳美里の小説『雨と夢のあとに』(角川文庫)はテレビドラマ化し、更には演劇集団キャラメルボックスが舞台化してから今年で18年。(2006年に初演、2013年に再演)この作品は友情、初恋、嫉妬、秘密、未来など様々な要素が盛り込まれ、そしてホラーでありながらも切ない父娘の心情が描かれている。本作品を再演するにあたり、主催のYプロジェクトは新しくも懐かしい“雨夢の世界”を描くため、今回ほぼ新キャスト・スタッフで構成。神尾佑主演の桜井朝晴役には「グランマの憂鬱」「シェフは名探偵」などで活躍の俳優 神尾佑。そして神尾とは約6年ぶりの共演となる櫻井淳子、芳本美代子・オクイシュージなど実力派が名を連ねる。また、演劇集団キャラメルボックスのメンバーである三浦剛も約10年ぶりに高柴という同役での参加が決まった。三浦も「今作では白紙の状態で皆さんと一緒に新たな高柴を演じたい」と意気込みを語っている。キャストは他にも、朝晴の深い過去で疎遠となっている両親役にベテラン役者の側見民雄・中川和恵、そして物語の鍵を握る役どころに鳴海剛、元宝塚歌劇団出身の北嶋マミ、そして元DIAMOND☆DOGSの小寺利光等が豪華に脇を固める。櫻井淳子芳本美代子オクイシュージ自身も2児の父であり娘を想う気持ちは誰にも負けないという主演の神尾佑は「不器用な父親像の中に、雨に対する揺るぎない愛情とまた戸惑いや葛藤を大切に描いていきたい」と話す。そんな朝晴の友人・早川役にはオクイシュージ。オクイは「これまでの出演作と違うジャンルでの挑戦なので、このキャスト陣でしか生み出せない何かをお見せ出来ればいいなと」と早くも楽しい時間を共有できることを願っていた。朝晴の恩人であり岳男の妻・霧子を演じるのは芳本美代子。コミカルさと強い優しさを滲み出すのは“みっちょん“の右に出るものはいないだろう。そして秘密を持つシンガー・野中マリア役に櫻井淳子。スター性をもちながら強い愛情を表現してくれるだろう。櫻井は「自分にとって大事な人が何を考え何をどう思って…改めて考えたくなる作品。心に響くこの切ない感動作を楽しんでいただきたい」と語っている。登場人物全てが朝晴の死とどう向き合い、雨の未来をどう見つめていくのか・・・その先は是非劇場で見届けてほしい公演は渋谷伝承ホールにて8月16日(水)から20(日)まで開演。チケットは絶賛発売中。HP: あらすじベーシストで生計を立てながら娘と2人暮らしの朝晴は、趣味である蝶の採集のため台湾へ旅立つが娘と約束した帰国日を過ぎても戻らず、娘の心配をよそに後日突然帰ってくる。帰国後、普段通りに生活を送るが周りの反応に戸惑いが隠せない朝晴。それもそのはず、朝晴は幻の蝶を発見したその時、台湾の地で深い穴に落ちて既に死んでいたのだ。しかし彼の強い後悔が、肉体を遠い異国の地に残し、死んでいることも理解できないまま雨の前に姿を現したのだった。雨のために必死に自分を取り繕う朝晴。そんな朝晴が見えるのは友人の早川岳男(オクイシュージ)や息子の北斗(横山統威)そして隣人の暁子(楯真由子)と雨(市瀬瑠夏)だけだった。しかし雨は朝晴が死んでいるとは気づいていない。朝晴が見えない人々、必死に朝晴の死を雨に隠し2人を見守っていく人々の葛藤や奮闘の友情溢れた姿がとても切なく胸を打つ。公演概要『雨と夢のあとに』公演期間:2023年8月16日 (水) ~2023年8月20日 (日)会場:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール(東京都渋谷区桜丘町23-21)[原作]柳美里「雨と夢のあとに」(角川文庫)[脚本]成井豊+真柴あずき[演出・脚色]中條孝紀■出演者神尾佑/市瀬瑠夏オクイシュージ/芳本美代子/櫻井淳子/北嶋マミ楯真由子/横山統威/三浦剛/小寺利光鳴海剛/中川和恵/側見民雄松藤美和/夏葉ことり/本田真唯/吉木遼/鈴木宏輔/萩野未友治佐野遥喜/白井咲花/高石瑠奈/池田光毅/しおん/西村風音/舞桜/長谷川まこ■公演スケジュール8月16日(水)18:30 (雨)8月17日(木)14:00 (雨) / 18:30 (蝶)8月18日(金)14:00 (蝶) / 18:30 (雨)8月19日(土)13:00 (雨) / 18:00 (蝶)8月20日(日)14:00 (蝶)Wキャスト(Team雨) 佐野遥喜・池田光毅・高石瑠奈(Team蝶) 荻野未友治・しおん・白井咲花※受付開始および当日券販売開始は開演の1時間前、開場は30分前です。※開演時間を過ぎてからのご来場は、指定のお席にご案内出来ない場合がございます。■チケット料金SS席:9,000円 (最前3列)S席:8,000円 (4列~11列)A席:6,000円(12列以降)A席学生割:4,000円※22歳以下・要学生証提示(全席指定・税込)応援札(”雨夢”特別絵馬):4000円(税込)※「応援札」の事前購入者には購入者のお名前(ペンネーム可)とキャストの直筆などが加筆され会場に飾られます※「学生」「応援札」チケットの取扱いはシーボーズのみ。当日受付にて学生証提示いただきます。※未就学児童のご入場はご遠慮いただいています 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月15日2023年2月26日、歌手やタレントとして活躍する浅田美代子さんが自身のInstagramを更新。自身の誕生日を祝ってもらう様子を投稿しました。多くの人の目を引いたのは、浅田さんの交友関係の広さ。芸能界はもちろん、政界関係者まで、浅田さんの誕生日を祝うべく集まった面々の豪華さに「すごい」との声も寄せられました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 浅田美代子(@miyoko_asada)がシェアした投稿 お笑いタレントの明石家さんまさん、ものまねタレントの清水ミチコさん、さらには歌手のMISIAさん。また、別の日には、小泉純一郎元総理大臣や俳優の長澤まさみさんも、浅田さんの誕生日を祝ってくれたといいます。「大好きな大切な友人に祝ってもらいました」「幸せ」と喜びをあらわにする浅田さん。写真にはファンからもまた、祝福のコメントが多数寄せられています。・おめでとうございます。MISIAさんに小泉さんまで、すごい豪華メンバーのお友達ですね!・素敵なご友人に囲まれ、嬉しいですね。・お誕生日おめでとうございます。さすがの人脈!テレビ番組で見せる、朗らかで明るいキャラクターが印象的な浅田さん、その人柄が、ここまで多くの人を魅了するのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年02月27日「ザ・トラベルナース」の6話が11月24日にオンエア。寺島しのぶ演じる塔子の“暴露”に浅田美代子演じる千晶が“応戦”…2人のバトルに「いつも以上に面白い」といった声と共に、院長の息子・太郎を気遣うコメントも寄せられている。本スーツケースひとつでいろんな街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師であるトラベルナースをテーマに、「ドクターX」の中園ミホが脚本を手掛け、パンデミック後の超高齢化社会でもっとも混沌としている看護の世界に焦点を当てた痛快医療ドラマとなる本作。医師の指示で医療行為を行うことができるNP(=Nurse Practitioner)としてアメリカで働いていたトラベルナースの那須田歩に岡田さん。医療従事者を目指す貧しい人たちを支援するフローレンス財団の理事長でありながら、「天乃総合メディカルセンター」で働く九鬼静に中井さん。病院や医師たちと部下の看護師たちの間に挟まれる「天乃総合メディカルセンター」看護部長・愛川塔子には寺島さん。上層部の意向に沿う塔子に不満を抱く「天乃総合メディカルセンター」ナースの金谷吉子には安達祐実。若手ナース・向坂麻美には恒松祐里。ナースの弘中スミレには宮本茉由。間食が大好きなナースの森口福美には野呂佳代。「天乃総合メディカルセンター」の外科医・郡司真都には菜々緒。「天乃総合メディカルセンター」院長・天乃隆之介の長男で内科医の天乃太郎には泉澤祐希。事務長の西千晶には浅田さん。九鬼とも付き合いがある院長の天乃隆之介には松平健という面々も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は天乃院長と事務長の千晶が塔子に夜勤の看護師数を減らすと通告。塔子が頭を悩ませるなか金谷は、彼女の“リーダーとしての資質”に疑問を抱き抗議。そんななか元ボクサーの患者・六川源太(六平直政)が病室で暴れ出す。天乃院長たちから責任を問われた塔子はついに院長らに怒りをぶつける…というのが今回のストーリー。「院長も事務長も現場の苦労は何もわかってくれてない」と抗議の声を上げた塔子は、続けて「院長は自分の愛人を事務長にしてる。そんなの最低ですよ!」と言い放つ。バカバカしいと一笑に付す天乃だが、千晶は「とっくの大昔に別れてるわよ」と愛人だったことを認める。すると息子の太郎が激しく動揺しながらも「母さんには言いません!」と発言。その場に同席した歩と真都も驚きと困惑に包まれる…。SNSには「今日のトラベルナースなんかいつも以上に面白い」「部長ついにはっきりと言った!」などといった声とともに、「事務長奥さんかと思ってたww 太郎「母さんには言いません!!」ww」「父親の元愛人と職場が一緒の息子って複雑な心境だろうな」と太郎を気遣うコメントも。この件でいったんはクビを宣告された塔子だが、静が天乃に“直談判”して復帰することに。そのお礼として塔子は静のもとに日本酒を持参、乾杯しようとするのだが、静がいきなり苦しみ出し…不穏なラストには「バッドエンドは勘弁してな…」「歩ちゃん&静さんコンビだけはくずさないで」「静さん…大門未知子先生に診て貰って」といった感想も送られている。【第7話あらすじ】筋線維芽細胞腫が再発した三上礼(荒木飛羽)は、ガンの進行が早く脳転移も見つかり外科的治療が極めて困難な状態になっていた。礼は映画祭でシナリオ大賞を受賞、賞金で映画を作ろうと撮影計画を練っている最中だった。しかし母親・三上七海(青山倫子)から治療に専念するよう言われた礼は一切抵抗せず、ずっと夢だった映画製作を断念しようとする…。「ザ・トラベルナース」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2022年11月25日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、憧れていたアイドルの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょう――。「所属事務所の5年先輩だった(河合)奈保子さんは、“西城秀樹さんの妹”としてデビューされました。3年先輩の(石川)秀美さんも2回目の“妹オーディション”出身。当然、’85年デビューの私も3姉妹と思われがちですが、じつは全然違うんですね」こう語るのは、みっちょんの愛称で親しまれる芳本美代子さん(53)。八重歯がチャームポイントだったため、幼いころは同じく八重歯の石野真子のファンだったという。「昔はチャンネルをひねれば歌番組をやっていましたから、テレビから新曲情報を得て、“もうちょっと聴きたいな”と思ったら、レコードを買ってもらい、パンダをかたどった子ども用のレコードプレーヤーで楽しんでいました」10歳で広島に引っ越した芳本さんは、姉と2人で、テレビの『全日本選抜ちびっこものまね歌合戦!』の地区大会に挑戦。「演歌好きの両親の影響で、石川さゆりさんの『津軽海峡・冬景色』(’77年)を歌ったら、審査員の方に『ほかにも歌える曲、ある?』と聞かれ、桜田淳子さんの『しあわせ芝居』(’77年)を。東京で開催された全国大会はチェリッシュさんが司会で、大好きな石野真子さんの『狼なんか怖くない』(’78年)を披露しました」このことをきっかけに、歌のレッスンを始めた。当時、髪は短めのマッシュルームカットで、日焼けしていて、ボーイッシュな印象だったという。「服もGパンや短パンが多かったですね。でも週に1回、レッスンで街まで出るときは、女のコらしい服を着せてもらえて、それがすごくうれしくて。レッスンも歌うこと自体は楽しかったのですが、先生がピアノで弾いた和音を言い当てるのが苦手で、毎回、怖かったのを覚えています」■審査員から「なんでこの曲を選んだんですか?」山口県の宇部へ転居した中学2年のときには、九州の『第5回福岡音楽祭・新人登竜門ビッグコンテスト』(KBC九州朝日放送)のオーディションに出場。五輪真弓の『恋人よ』(’80年)を歌って優勝した出場者をはじめ、コンテストには平尾昌晃氏の音楽教室に通っている「ガッチガチの歌唱力を前面に押し出すタイプ」が多かったという。「私は奈保子さんの『ストロー・タッチの恋』(’83年)を歌ったのですが、ポップな曲が異質だったのか、審査員の方から『なんでこの曲を選んだんですか』と。たぶん“はやっていたから”くらいの理由でしたので、うまく答えられませんでした」番組出場によってレコード会社からスカウトされ、芳本さんも福岡の平尾昌晃音楽学院九州校に通うことになった。自宅のある宇部からは、片道3時間。「電車の本数も少なかったので、レッスンの開始時間に間に合うように行くと、だいぶ早くに到着してしまうんですね。初めてのレッスンの日には、おなかがすきすぎて声が出なくて……。九州校の先生が出前を取ってくれたラーメンの味は、今でも忘れられません」1年ほどレッスンに通い、縁があって河合奈保子と同じ事務所に所属することに。「デビュー前にお会いしたときの奈保子さんの第一印象は“うわーちっちゃい!”。すごくかわいくて、キラキラしていました。私は『スマイル・フォー・ミー』(’81年)も『コントロール』(’84年)も大好きで、声に伸びがあって、とにかく歌が上手なので、心から尊敬していましたね。『今度、同じ事務所になりました』と挨拶すると『頑張ってね!』と応援してもらえたのもうれしくて」’85年にアイドル歌手としてデビュー。『ザ・トップテン』(’81~’86年・日本テレビ系)の注目曲を紹介するコーナー「もうすぐトップテン」に出たことは、とくに思い出に残っている。「奈保子さんの曲もランクインしていて、『事務所の後輩なんです』と紹介してくださったんです。でも、私はというと、デビュー曲『白いバスケット・シューズ』はキーが高かったので、“声がひっくり返りませんように”とドキドキ。顔が固まっていたと思います。『C』(’85年)でデビューした中山美穂ちゃんも一緒に出演したんですが、本番後、事務所のスタッフさんから『美穂ちゃんみたいに思い切って歌わないとダメじゃないか』と怒られるほど、緊張していました」■“ドッキリ”と気づいても、余計なことはできないアイドル歌手として、週末は地方でサイン会があり、テレビのバラエティ番組にも挑戦。「水泳大会や運動会にも出ました。先輩の秀美さんがスポーツ万能だったこともあり、『白いバスケット・シューズ』を歌う私への期待も高かったようですが、全然ダメで、事務所のスタッフさんは愕然としていました(笑)」番組で“ドッキリ”を仕掛けられたのも、一度や二度ではない。「寝起きを撮られたときをいま振り返ると、ホテルの部屋のドアチェーンが取り外されていたりして、不自然な点はあったんです。でも気づけなくて。ニセのCM撮影で小学生に扮することになり、十円ハゲのカツラをかぶって、短パンをはき、ランドセルを背負い、あおっぱなまで描かれたこともありました。いちばん怖かったのは、喫茶店でマネージャーさんが怖い人たちの人質になってしまったとき。しばらくして不審な点を見つけ、“これはドッキリだ”と確信したんですが、でも万が一、本当だったらって考えると、余計なことはできないんです」とにかく与えられた仕事を一生懸命にこなしながら’80年代を駆け抜け、’90年、ミュージカル『阿国』に出演したことで転機を迎えることに。河合奈保子がミュージカル『THE LOVER in ME』に出演したことで、所属事務所と劇場とのつながりが強くなっていたことも、芳本さんへのオファーのきっかけになったという。「当時、芝居がてんでダメだった私は、せめてソロの歌くらいは頑張ろうと必死で臨みました。先輩方からもたくさんアドバイスをしていただき、なんとか演じきることができた舞台でしたね」デビューから5年がたった21歳の芳本さんは、この作品でゴールデン・アロー賞の演劇新人賞を受賞し、新境地を得た。「現在は、吉幾三さんの芸能生活50周年を記念した舞台『吉幾三特別公演』(6月4~12日・大阪新歌舞伎座、7月8~24日・明治座)の出演準備をしています」先輩・河合奈保子の存在があったからこそ、いまへ通じる道がひらけたのだ。【PROFILE】芳本美代子’69年、山口県生まれ。’85年、16歳のときに『白いバスケット・シューズ』でアイドル歌手デビュー。現在、テレビや映画、舞台で女優として活躍。また、YouTubeチャンネル「みっちょん IN ポッシブル」も好評配信中
2022年04月10日女優の浅田美代子が、「第30回日本映画批評家大賞」で助演女優賞を受賞し31日、都内で行われた授賞式に出席した。河瀨直美監督が手がけた映画『朝が来る』での演技が評価された浅田。ステージでトロフィーや花束を受け取り、「役者として賞をいただくのは本当に初めてで、めちゃくちゃうれしいです」と涙目で喜びを語った。続けて、河瀬監督とは樹木希林さんを通じて知り合ったと説明し、「そういう縁を作ってくださった希林さんの着物を着てきました」と両手を広げて着物をアピール。会場から温かい拍手が起こった。「日本映画批評家大賞」は、映画批評家たちが選び、作品や俳優、制作陣に贈られる賞。1年を振り返って、功を残した人たち、次の時代に大いなる飛躍を遂げる人たち、さらには、映画界に多大な足跡を刻んだ人たちを表彰する。
2021年05月31日年の離れた“親友”が遺してくれたのは45年ぶりの主演映画作品だった。映画『エリカ38』の女詐欺師役で新境地を開いた浅田美代子(63)が、樹木希林さん(享年75)への感謝の思いを明かす――。「今でも、『美代ちゅあん』と、ばあばから電話がかかってくるような気がします。いつもそばにいてくれていると思うんです」そうほほ笑むのは、今月7日に公開された映画『エリカ38』(東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で上映中)で、主演を務める女優の浅田美代子。デビューとなったドラマ『時間ですよ』(TBS系・’73年)で共演以来、樹木希林さんとは、45年の長きにわたり、「ばあば」「美代ちゅあん」と呼び合う仲だった。昨年9月に亡くなった希林さんが人生最初で最後の“企画”を務めた映画『エリカ38』は、’17年4月に投資詐欺で国際手配され、タイで逮捕された女性詐欺師の事件がモチーフだ。日本でだまし取った金を、タイで同棲中の若い男性ホストに貢いでいたこの女性詐欺師。“聖子ちゃんカット”に、生脚&ショートパンツ姿で38歳を自称していたが、じつは62歳だったことで話題を呼んだ。映画では、浅田が女性詐欺師・エリカ役、希林さんがその母親役を演じている。日ごろから浅田の自宅で過ごすことの多かった浅田さんと希林さん。2人でこの事件を報じるワイドショーを見ながら、希林さんが「美代ちゃんはこういう悪女役をやったらいいのよ」と言ったという。「『やりたいけど、誰も私にこういう役、オファーしないでしょ?』『そうなんだよね、イメージがねぇ……』と話していたんですが、2カ月ほどしてから、『美代ちゃん主演で、監督も決まったから。低予算だけどがんばりなさい』と、ばあばから電話があって。驚きと、あまりのうれしさに涙が出ました」浅田の知らないところで希林さんは、プロデューサーや監督をこう口説いていたという。「あの子には60歳になってもアイドルの色香、艶があるのよ。女性詐欺師の事件、浅田がやったらおもしろいと思わない?」こうして浅田の45年ぶりとなる映画主演が決まったのだ。そんな希林さんも当初、自身が映画に出演することは迷っていた。「ばあばは『“企画”として私の名前がクレジットされるから、出演までするとウチウチの映画っぽく見えちゃう』と渋っていました」マネージャーを付けず、自分で仕事を決めていた希林さん。断るときは、即決だったそう。「すぐに断らないのは迷っているのだろうと思っていました。あるとき、『私が演じると、作品の格が上がるからねえ』と、ばあばが冗談っぽく言い出したんです。私が『そうなんだよね~ばあば』と答えると、『でしょう?じゃあやるよ』って(笑)」
2019年06月13日4月18日に開幕される映画の祭典『島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭』の概要発表会見が4日、東京・新宿の吉本興業東京本部で行われ、浅田美代子、南海キャンディーズの山崎静代、松本穂香、NON STYLEの石田明らが出席した。今年で11回目を迎える同映画祭は、4月18日のオープニングを皮切りに計5日間沖縄の各所で開催。映画にかぎらずお笑いや音楽、スポーツなど様々なイベントが行われる。同映画祭の特別上映作品として上映される映画『エリカ38』に出演した浅田美代子は、劇中で62歳ながらも38歳と偽って男たちを惑わした山辺節子をモチーフにした主人公を熱演している。「ご本人自体も重くない感じがしました。たまたま詐欺になってしまいましたが、好きなように生きていたような気がします。そういう意味では暗い感じではなかったですね」と演じたキャラクターについての感想を語った。浅田と共演した山崎静代は「浅田さんがすごく美しくて、エロいシーンが結構あるんです。熟女好きな方には見ていただきたいですね」と笑いを誘う場面も。本作は昨年死去した樹木希林さんの企画作であり遺作となっている。樹木さんと親交が深かった浅田は「希林さんが動いてくれました。感動というかビックリでしたね」と感謝しつつ、「美代ちゃんは元アイドルでだけど、何か残せる作品を作りたいと仰ってくれて、それが本当にうれしかったですね」と感謝の言葉を述べた。特別招待作品の『おいしい家族』やTV DIRECTOR’S MOVIEとして上映される『酔うと化け物になる父がつらい』に出演した松本穂香。『おいしい家族』で共演した板尾創路と浜野謙太の話題になり、「板尾さんはずっとふざけていて、現場でもすごく楽しかったです。浜野さんも楽しい方なので、本当に楽しかったですね」とロケ中は撮影以外でも楽しんだようで、「新島での撮影だったので、本当の家族みたいな優しい雰囲気で撮影しました。景色がきれいだったり家族の優しい時間、愛の大切を感じさせてくれる映画です」とアピールした。また、同映画祭ではお笑いなどのステージも。ジャルジャルの大ファンだという松本は「是非お笑いの舞台をみたいですね!」と開催が待ち遠しい様子で、隣にいた石田が「ジャルジャルのマネージャー、一緒だから呼んでこようかな」と話していた。
2019年03月05日