俳優のムロツヨシが、今年、圧倒的に輝いた男性を表彰する「GQ MEN OF THE YEAR 2019」に選出され21日、都内で行われた授賞式・記者発表会に出席。「来年は人をたらさない!」と冗談交じりに宣言した。男性向けファッション・カルチャー誌『GQ JAPAN』が選出する同賞は、生き方、仕事、スタイルにおいて、読者をインスパイアし、各分野において圧倒的な活躍を見せた男性に贈る賞。ムロツヨシは、アクター・オブ・ザ・イヤー賞を受賞し、「ありがとうございます。このような賞をいただけるような男になるとは思ってもいませんで、本当にありがたい」と喜んだ。来年の抱負を聞かれると「来年は新しいムロツヨシをお見せできるようなお芝居を提供していけたらいいなと思います」とコメント。ムロは“人たらし”として有名だが、「もう人をたらさない! 来年は人をたらさない! 孤独のムロを、新しいムロを見ていただきたい」と冗談交じりに宣言して笑いを誘った。14回目となる今回、ムロツヨシのほか、五十嵐カノア(プロサーファー)、石原良純(俳優・気象予報士)、賀来賢人(俳優)、King & Prince(アーティスト)、草刈正雄(俳優)、kemio(Youtuber)、霜降り明星(漫才師)、横浜流星(俳優)、田村優、トンプソン・ルーク、松島幸太朗、リーチ・マイケル(ラグビーW杯2019日本代表)が受賞。松島とリーチは授賞式・記者発表会を欠席した。
2019年11月21日俳優の横浜流星が、今年、圧倒的に輝いた男性を表彰する「GQ MEN OF THE YEAR 2019」に選出され21日、都内で行われた授賞式・記者発表会に出席した。男性向けファッション・カルチャー誌『GQ JAPAN』が選出する同賞は、生き方、仕事、スタイルにおいて、読者をインスパイアし、各分野において圧倒的な活躍を見せた男性に贈る賞。横浜は、ニュー・ジェネレーション・アクター・オブ・ザ・イヤー賞を受賞。「素敵な名誉ある賞をいただけて光栄に思います」と喜び、「今年はありがたいことに賞をいただくことが多くて、この状況に自分が一番驚いています」と笑顔を見せながら話した。今月13日には「2019 第32回 小学館 DIMEトレンド大賞」の贈賞式に出席したばかり。「この状況はたくさんの方々に支えられてなったことだと思っているので、感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝し、「これからさらにもっと上を目指すために、自分の今やるべきことを全力でやって頑張っていきたいと思います」と決意を述べた。14回目となる今回は、横浜流星のほか、五十嵐カノア(プロサーファー)、石原良純(俳優・気象予報士)、賀来賢人(俳優)、King & Prince(アーティスト)、草刈正雄(俳優)、kemio(Youtuber)、霜降り明星(漫才師)、ムロツヨシ(俳優)、田村優、トンプソン・ルーク、松島幸太朗、リーチ・マイケル(ラグビーW杯2019日本代表)が受賞。松島とリーチは授賞式・記者発表会を欠席した。
2019年11月21日今年、圧倒的に輝いた男性を表彰する「GQ MEN OF THE YEAR 2019」が21日に発表され、アイドルグループ・King & Princeや俳優の横浜流星らが10組が選出された。男性向けファッション・カルチャー誌『GQ JAPAN』が選出する同賞は、生き方、仕事、スタイルにおいて、読者をインスパイアし、各分野において圧倒的な活躍を見せた男性に贈る賞。14回目となる今回は、五十嵐カノア(プロサーファー)、石原良純(俳優・気象予報士)、賀来賢人(俳優)、King & Prince(アーティスト)、草刈正雄(俳優)、kemio(Youtuber)、霜降り明星(漫才師)、ムロツヨシ(俳優)、横浜流星(俳優)、田村優、トンプソン・ルーク、松島幸太朗、リーチ・マイケル(ラグビーW杯2019日本代表)に決定した。受賞者と賞の一覧は以下の通り。■アート・オブ・ザ・イヤー賞五十嵐カノア(プロサーファー)■テレビ・パーソナリティー・オブ・ザ・イヤー賞石原良純(俳優・気象予報士)■ブレイクスルー・アクター・オブ・ザ・イヤー賞賀来賢人(俳優)■ポップ・アイコンズ・オブ・ザ・イヤー賞King & Prince(アーティスト)■レジェンダリー・アクター・オブ・ザ・イヤー賞草刈正雄(俳優)■ユース・インフルエンサー・オブ・ザ・イヤー賞kemio(Youtuber)■コメディ・アクト・オブ・ザ・イヤー賞霜降り明星(漫才師)■アクター・オブ・ザ・イヤー賞ムロツヨシ(俳優)■ニュー・ジェネレーション・アクター・オブ・ザ・イヤー賞横浜流星(俳優)■ヒーローズ・オブ・ザ・イヤー賞田村優、トンプソン・ルーク、松島幸太朗、リーチ・マイケル(ラグビーW杯2019日本代表)
2019年11月21日「令和になって初めてということもあって、スタッフの気合は昨年以上。しかし、出場歌手選考はかなり難航しているそうです。目立ったヒット曲が少なく、サプライズ候補探しに奔走していると聞いています」(NHK関係者)大晦日の風物詩、NHK紅白歌合戦。10月18日には紅組司会を綾瀬はるか(34)、白組司会を嵐の櫻井翔(37)が務めると発表され、11月下旬に予定されている出場者発表への期待は高まるばかり。NHK内でもごく一部のメンバーだけで進められると言われている出場者の選考会議。そんな極秘の当落速報を総力取材!まず、成功を大きく左右するといわれているのが初登場組。そのなかでもいちばんの目玉候補が、広瀬すず(21)主演の連続テレビ小説『なつぞら』で主題歌を担当したスピッツだ。「これまで何度もNHKは出演オファーを出してきましたが、全て断られていました。しかし今年は朝ドラ100作目という節目の主題歌を担当し、老若男女問わず幅広い世代に楽曲が浸透しています。10月には9年ぶりにNHKの音楽番組『SONGS』にも出演するなど、お膳立ては十分。ファンを公言している草刈正雄さん(67)など『なつぞら』の出演者が応援に駆け付ける演出も計画しているといいます」(音楽関係者)スピッツと並んで期待されるのが、歌手としても活躍している菅田将暉(26)だ。「例年、8月に紅白制作チームを立ち上げるのですが、最初に出演交渉をしたのが菅田さんだといいます。菅田さんは今年、全国ツアーを開催するなど歌手活動を精力的に行っており、高い歌唱力が評価されているようです」(前出・音楽関係者)一部しか知らない紅白出場者内定リストフレッシュな若手起用は他にも!「常連だったEXILEと三代目J SOUL BROTHERSが大規模なカウントダウンライブを実施するので今年は欠場する可能性が高いです。そこでボーカルの片寄涼太さん(25)を中心に人気急上昇中の“弟グループ”GENERATIONS from EXILE TRIBEにオファーしているといいます。また、映画の主題歌がストリーミング配信サービスで1億回再生を記録した“ヒゲダン”ことOfficial髭男dismの出場はほぼ確実でしょう」(前出・音楽関係者)令和初にふさわしい新星たちの共演で、課題であった若年層の取り込みなるか――。
2019年11月07日草刈民代と高嶋政宏による二人芝居の舞台『プルガトリオーあなたと私のいる部屋ー』が10月4日(金)から東京芸術劇場・シアターウエストで開幕した。バレリーナとして一世を風靡し、女優としても活躍を見せる草刈が初めて企画した舞台。アーツ・カウンシル・ロンドンの総監督や、英国王立演劇アカデミーの校長を務めた経験を持つ英国の演出家ニコラス・バーターが演出、草刈の夫で、映画監督の周防正行が脚色を担当する。【チケット情報はこちら】原作は、戯曲『死と乙女』や『谷間の女たち』などで世界的に著名なチリの劇作家アリエル・ドーフマンによる二人芝居。ギリシャ悲劇『王女メディア』と、ジャン=ポール・サルトルの『出口なし』をモチーフに、人間の愛憎、容赦をテーマとした濃密な1組の男女の物語だ。病室のようにも、刑務所の面会所のようにも見える殺風景な部屋。男(高嶋)と女(草刈)はそれぞれ立場を入れ替えて尋問し合う。そして、会話を通じて、だんだんとふたりの衝撃的な過去が明らかになっていく…。観る側も演じる側も確かに集中力が必要な芝居だが、スピーディーかつスリリングな展開で、ストレートプレイならではの面白さを実感することができるだろう。初日を前にした心情を問われた草刈は「2年ほどかけて準備をしてきたので、やっと幕が上がるなという感じです」。自宅でも草刈は熱心に芝居のことを考えていたらしく、夫の周防は「2年間、しつこかったですね。家に帰るとすぐに“あそこのセリフだけど…”と話し始めて」と笑いつつ、「まさか映画『Shall we ダンス?』で一緒に仕事をしてから、20数年経って、こうして舞台を一緒に作っているとは思わなかったです」と感慨深げだった。本作の見どころについて、草刈は「男女の関係も、バトルの仕方も、全部が濃い。ラテン系の作家だからこそのパッションを感じます。それを日本人がやる面白さ、スピード感を見てほしい」と話し、「日本初演なので、馴染みのないものかもしれないですが、私も高嶋さんもあまり見せたことのない顔を皆さんにお見せできると思います。ぜひご覧になっていただきたい」と語る。また、高嶋は「日本初演ということで、皆さんに最初の証人になってもらいたいです。普段、お芝居を見ない人も、見にきてくれたらすごく嬉しいです」。上演時間は約1時間30分(予定)。公演は10月14日(月・祝)まで。チケット発売中。取材・文・撮影:五月女菜穂
2019年10月07日「今日で、(柴田)泰樹ともお別れ。この衣装も最後だと思うと本当に寂しいね~」カウボーイハットに手を添えて、ほほ笑みながら語る草刈正雄(67)。100作目となるNHK連続テレビ小説『なつぞら』で広瀬すず演じるヒロインなつの人生の師・柴田泰樹を演じた彼が、本誌に1年3カ月に及ぶ撮影秘話を明かした。「昨年6月の北海道ロケから始まって泰樹役へのテンションがずっと持つだろうかと思ったけれど、撮影は楽しかった。泰樹は開拓者精神にあふれ、偏屈で頑固じじいでガツンと怖いところもあるけど、深い愛情と思いやり、時におちゃめで非常に人間っぽい。こんな幸せな役に巡り合えるのはなかなかありません。役者冥利につきます」(草刈・以下同)草刈が最初に挙げた名場面は1週目、戦災遺児のなつ(栗野咲莉)と泰樹が「雪月」の店先でアイスクリームを食べる場面。「ちゃんと働けばいつか報われる。堂々と、ここで生きろ」という泰樹に、なつが涙する。「咲莉ちゃんは、涙を流す芝居のタイミングが思ったとおりにいかなくて、監督に『もう1回やらせてください』って自分から言って。すごい子だなと驚きました。彼女だけじゃなくほかの子役の人たちも、1人のプロの役者としてこちらにぶつかってくる。だから油断していられない(苦笑)。僕も真剣にぶつかり合っていました」草刈の周囲にも大勢の人から「泣いた」メールが届いたという。「こういう反響を聞くとうれしいよね。僕は実はミーハーでね。そんなふうに人が喜んでくれることがうれしいの。どんなに年とっても、人に褒めてほしいんですよ。そのために役者をやっているところもあります。いちばん褒めてほしいのは家族なんですけど、実は家族は『なつぞら』を見ていないんです」記者が驚いてその真意を尋ねると、苦笑いしながら「僕がうるさいから」と打ち明けた。「僕がね『どうだった?』と聞いて、妻や娘が『うん、よかったよ』と言っても、それだけじゃ納得できず『よかったじゃなく、どう?どんなふうに?どこが?』と100回以上は聞くんです(笑)。しまいには『もう、うるさい!』『私たち見ない』と妻と娘に言われて。そう言っても(家族は)僕に隠れて見てくれているんじゃないかな」おちゃめな表情を見せる草刈。ヒロイン・広瀬すずについて聞くと、「苦労も見せず、肩の力も抜けてナチュラルな芝居ができてすごい」と絶大な信頼を寄せる。そんな広瀬との撮影で、最も印象に残っているシーンは――。「柴田牧場の牛舎での花嫁姿(8月10日放送)を目にしたときは、感動しました。あれは制作側が『最後まで草刈さんになつの姿を見せないで』と仕込んだみたいでね。『じいちゃん』と呼ばれて振り向くと、彼女が白無垢の花嫁姿で立っていたんで、もうぐっと、こみ上げてきました」花嫁姿のなつに「わしもおまえに育ててもろた。たくさん、たくさん、夢をもろた。ありがとう。おめでとう。なつ」と、声を震わせ涙する泰樹の姿は感動を呼んだ。そんな『なつぞら』の放送も残りわずかに。「泰樹は、90代まで生きるんです。最後まで朝ドラに出させていただいて、これも珍しいことですがうれしい。広瀬さんはじめ共演者、スタッフに最後まで交わって最後まで心を込めて、変なとぼけた“THE泰樹”をやりとげましたよ」草刈の名演が、今作の最後までわれわれの涙腺を刺激する――。
2019年09月19日「昨年6月の北海道ロケから始まって泰樹役へのテンションがずっと持つだろうかと思ったけれど、撮影は楽しかった。泰樹は開拓者精神にあふれ、偏屈で頑固じじいでガツンと怖いところもあるけど、深い愛情と思いやり、時におちゃめで非常に人間っぽい。こんな幸せな役に巡り合えるのはなかなかありません。役者冥利につきます」カウボーイハットに手を添えて、ほほ笑みながら語る草刈正雄(67)。100作目となるNHK連続テレビ小説『なつぞら』で広瀬すず演じるヒロインなつの人生の師・柴田泰樹を演じた。8月23日放送では、なつに娘が誕生し、いとおしそうにひ孫を抱く泰樹。ひ孫の名づけ親となり「優」と命名。涙の感動回と話題になった。「やはり赤ちゃんを抱いてニコ~って笑われたりすると、たまらないですね。もう自然に芝居以前の問題でね、体からあふれ出てくるもんですよ。いとおしいな~って」(草刈・以下同)そう満面の笑みの草刈は『なつぞら』撮影中の昨年末に、愛娘(紅蘭)にも赤ちゃんが誕生し、“おじいちゃん”になっていたのだ。うちに遊びにきた孫をあやすこともあると笑う草刈。“ひ孫ができた泰樹”と思いも重なるそうだ。「影響はありますよ。頭の片隅にはね、『あ~(いとおしい)』などいろんな思いがありながら、ひ孫役の赤ちゃんに接することができました。きっといい映像になってたんじゃないかな」劇中では、なつの娘以外にも、子どもたちが増えて大所帯に。「僕は『なつぞら』はホームドラマだと思っています。僕の若いころは結構やらせてもらったけれど、近年は少なくなりました。でも朝ドラのように長く一緒にいると、ちゃぶ台を囲んで、みんな本当の家族のようになる。誰かがせりふを間違えても自然に、にや~っと笑いが起きたりね。関係性がうまくいっていない現場では、互いにムッとしたりすることもあるけど、柴田家は、誰が失敗してもOK。本当に家族のようです。この現場は、いつ行っても何してもみんなが笑顔。涙の名場面も、そんなみんなの笑顔が作り出したもの。僕もそうだったけど、みんな自然と温かな思いが湧いて出てくる現場でしたね」今回、草刈は泰樹役を通じて、開拓者の精神も学んだという。「故郷の博多でよくいいますが、僕はふだん、すぐ好きになるがすぐ飽きてしまう“好きやすの飽きやす”なんです。基本的にはなまけもので、どっちかというと仕事したくない(笑)。だから『この役をやりたい』というのはなく、来たものをありがたく受け取ります。決して“あきらめない”開拓者精神は泰樹から学びましたね。僕も今回、長ぜりふもあって、この年で必死になって“あきらめずに”と、自分を叱咤激励して撮影に挑んだ。僕の中にあった開拓者の精神が湧き上がった気がします」泰樹を演じ、スタジオでも“ずっと見守られていた気がする”と語る草刈。実は真田昌幸を演じた『真田丸』(’16年)のときにも同じような経験をしたという。「僕の演じた昌幸を昔、『真田太平記』(’85年)で演じてらした丹波哲郎さんが『おまえ、ちゃんとやれよ』と応援してくださっているのをスタジオで感じたんです。『なつぞら』でも。スタジオに入ると、亡き母や父をはじめ戦争を経験された人、開拓者の方々、ご先祖様、そんな皆さんの思いを何か感じるんです。目には見えないけれど、みんなが助けてくれているかもしれませんね」
2019年09月19日映画『記憶にございません!』(9月13日公開)の公開初日舞台挨拶が13日、都内で行われ、中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、後藤淳平(ジャルジャル)、三谷幸喜監督が出席した。本作は、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介(中井)が記憶喪失になったことで、一夜にして善良で純朴な普通の「おじさん」に変貌し、やがて、あらゆるしがらみから開放され真摯に政治と向かい合うことになった啓介が、次第に本気で日本を変えようとする姿を描いた政界コメディ。本日初日を迎えたが、すでに30億円のヒットが見えているという同作。宣伝での番組出演で「ディーン・タピオカ」発言が話題を呼んでいたディーンは、この日も「ディーン・タピオカです」と自己紹介。「今、総理にそう言えとささやかれた……わけではありませんが」と意外な角度からのボケを挟みつつ、「1年前のことを思い出しながら今日を迎えることができて本当に嬉しく思っています」と喜ぶ。この発言に苦笑していた中井だが、舞台挨拶の最後には「ディーン・タピオカも、タピオカの店を出すと思います」と応援の姿勢を見せていた。また、主演の中井について「立派になった」と感心する草刈に、中井は「先輩に言っていただけて」と喜びながら、「昔、草刈さんが東宝のスタジオで(テニスの)壁打ちをしていた。僕たちの世代の二枚目というのは草刈正雄なんですよ。だからそれが壁打ちしてる、スタジオの壁で!」と想い出話を披露。「ほんとに光栄です」と感謝する。さらに草刈は「そのテニスラケットは、貴一さんのものなんですよ。お姉さん(中井貴恵)が『草刈さんテニスやるんですか』と聞いて、喜一さんもテニスやってらっしゃるらしく、テニスラケットを持ってきたくださった」と意外な逸話で返す。中井は「勝手に姉貴が持ってたんですよ。ラケットねえなと思ったら……」とその時の様子を思い返していた。
2019年09月13日映画『記憶にございません!』(9月13日公開)のレッドカーペットイベントが19日、都内で行われ、主演の中井貴一、出演のディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、メガホンをとった三谷幸喜監督が出席した。本作は、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介(中井)が記憶喪失になったことで、一夜にして善良で純朴な普通の「おじさん」に変貌し、やがて、あらゆるしがらみから開放され真摯に政治と向かい合うことになった啓介が、次第に本気で日本を変えようとする姿を描いた政界コメディ。ファングリーティングやサウンドバイツを行ったキャストと監督は、レッドカーペットが敷かれた六本木の大階段に登場し、組閣や内閣改造時に行われる記念撮影を思わせるラインナップでフォトセッションに応じ、多くのフラッシュを浴びた。その後、キャスト・スタッフを代表して、主演の中井が映画で演じた内閣総理大臣さながらに“所信表明演説”を行う一幕もあり、用意された演説台の後ろに立ち、三谷監督草案の台本を手にした中井だったが「『所信表明演説をしろ』と言われまして、ここに台本がございます。しかし、私も老眼が始まりまして、字が小さすぎて読めない!」と声を荒らげて会場を沸かせ、続けて「でも私は、国民の皆さんに問いたい。なぜ国民は映画館に足を運ぶのでしょうか。それはもちろん映画館でしか味わえない大きなスクリーン、そして暗い空間で飲むジュースやポップコーン、そういう楽しみもあるでしょう。でも1番大切なことは、映画館という1つの大きなスクリーンに向かって、何百人という人がその1つの作品を見るという、この醍醐味にあると思います」とコメント。さらに、「我々が今回作りました『記憶にございません!』は、コメディでございます。コメディというのはお客様に笑っていただいて、初めて完成するものだと、かの偉大な監督であった三谷幸喜…あっ、ごめんなさい(笑)。まだ、ここにおりました」と冗談を交えて演説を行い、「三谷幸喜は言っております。ぜひ皆様の笑いによって、この映画を完成させていただきたいと思います。我々出演者は、9月13日の公開に向けまして、多くの皆さまの目と笑いで、この映画を完成していただけるように、努力をして参る所存でございます。ぜひお力添えをいただきたく思います」と力強く語ると、会場からは拍手が起こった。
2019年08月20日毎週金曜フジテレビ系で放送されている「ダウンタウンなう」の人気企画「本音でハシゴ酒」に、女優の草刈民代と俳優の山田裕貴がゲスト出演。草刈さんはその“鬼嫁”ぶりが、山田さんはその“裏の顔”が暴露されていく。バレリーナとして数々の舞台に立ち、1996年『Shall we ダンス?』で映画初出演にして初主演を果たすと、同作の周防正行監督と結婚。また第20回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞やキネマ旬報新人女優賞を受賞するなど高く評価され、バレエ引退後は大河ドラマ「龍馬伝」や『舞妓はレディ』「やすらぎの郷」などに出演。昨年の「大恋愛~僕を忘れる君と」も好評だった草刈さん。今年で結婚23年目を迎える草刈さんに、周防監督とは「いつ手を繋いだのか」「キッスはいつしたのか」など2人の馴れ初めを詳しく聞いていくと「今だから言いますけど…」とプロポーズに至るまでを赤裸々告白。そんな夫の周防監督からは「結婚は修行だから」「幸せな毎日が送れると思ったら大間違い」など衝撃的なタレコミが。バレリーナだった頃の草刈さんがウィーンで「うどんが食べたい」と言い出し、周防氏が翻弄されてしまったエピソードや、“人の大事なものを勝手に捨てる” “「美味しい」を強要してくる”など草刈さんの“鬼嫁っぷり”が明かされるほか、一緒に暮らす甥・姪からも「圧倒的権力者」「ジャイアン」などと評されてしまう。「ダウンタウン」松本人志に「怖っ!」と言わしめた草刈さんの“恐ろしい本性”に注目。また昨年は『となりの怪物くん』、世界的評価を受けた『万引き家族』、『虹色デイズ』に『センセイ君主』『あの頃、君を追いかけた』と5本もの映画に出演したほか「ホリデイラブ」「特捜9」「健康で文化的な最低限度の生活」と3本もの連続ドラマもこなすなど精力的に活動。放送中の朝ドラ「なつぞら」も好評の山田さんは、彼をよく知る俳優仲間の菅田将暉、田中圭、志尊淳がその天然ぶりを暴露。菅田さんからは“映画で共演した際の変な行動”、田中さんからは“熱血で天然な悩みを相談されたこと”、志尊さんからは“電話での天然で変な言動”が暴露され、ダメ出しされるも、「人と距離を縮める為、笑ってくれたらいいなと思って、変なことをやっちゃうクセがある」と独自理論で反論。MCの坂上忍に「何それ、見てみたい!」と無茶ぶりされ全力で実践するのだが、果たして「ダウンタウン」と坂上さんとの距離は縮まるのか?山田さんの天然で支離滅裂なトークに振り回されるMC陣の様子は必見。女優として輝き続ける草刈さんは、この秋、世界的に著名なチリの劇作家アリエル・ドーフマンによる二人芝居の傑作「プルガトリオ-あなたと私のいる部屋-」に出演。10月4日(金)~10月14日(月・祝)、東京芸術劇場 シアターウエストで上演される。山田さんは2015年から続く「HiGH&LOW」シリーズの映画最新作となる『HiGH&LOW THE WORST』に出演。こちらは10月4日(金)より全国にて公開。「ダウンタウンなう」は8月9日(金)21時55分~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年08月09日NHK連続テレビ小説『なつぞら』(毎週月~土曜8:00~)で柴田家の長女・夕見子を好演している女優の福地桃子が19日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ戦のファーストピッチセレモニーに登場した。今週放送の『なつぞら』では、北海道大学に通っていた夕見子(福地)が、突然、恋人の高山(須藤蓮)とともに上京。東京で暮らすなつ(広瀬すず)のもとにやってきて、大学を辞めて高山と一緒に東京で暮らしていくと言い張り、なつらを困らせるという“夕見子週”だった。そして今朝の放送では、駆け落ちの限界に気付いた高山と夕見子が、口論の末に破局。そこへ夕見子を迎えに北海道からやって来た泰樹(草刈正雄)が現れ、普段人に弱さを見せない夕見子が、泰樹の胸で涙するというシーンが放送された。ファーストピッチセレモニーでは、ドームの大型ビジョンに夕見子の駆け落ちストーリーがダイジェストで紹介された後、泰樹(草刈)からの「夕見子、はやく北海道に帰ってこい!」というオリジナルの力強い呼び掛けが。すると泰樹の声に導かれるように、夕見子(福地)が「じいちゃん、帰ってきたよ!」と登場。駆け落ちから無事札幌に帰還した夕見子の登場に、スタンドの観客が大きな拍手で迎え入れた。人生初のマウンドに立った福地の投球はおしくもワンバウンドとなったが、そのピッチングに歓声が。無事セレモニーを終えた福地は「ファーストピッチが決まってから今日まで、時間があれば練習をしてきました」と打ち明け、ノーバン投球にならなかったことがよほど悔しかったのか「また機会をいただけるのなら、次こそは」と夕見子さながらの負けん気を見せ、再チャレンジを誓った。また背番号が100であったことについては「『なつぞら』(が朝ドラ)100作目ということで背番号100にしました」と説明し、「北海道に帰ってこられて、ドラマの世界と現実が重なって、とてもいい経験をさせていただきました」と夕見子らしく北海道愛をアピールした。なお、19~21日の3日間、札幌ドーム内には『なつぞら』に関する等身大パネルや出演者の衣装などが展示された特設ブースも設置されている。(C)NHK
2019年07月19日これが日本初演となる二人芝居に、草刈民代と高嶋政宏が挑む。『死と乙女』『谷間の女たち』などで世界的に知られるチリの劇作家アリエル・ドーフマンによる『プルガトリオ─あなたと私のいる部屋─』がそれである。殺風景な部屋で、男が女を、そして女が男を尋問するなか、やがて衝撃的なふたりの関係があぶり出される。草刈が自ら戯曲を選び、高嶋に声をかけたという渾身の企画。どう立ち上げようとしているのか、草刈と高嶋に聞いた。【チケット情報はこちら】発端は、イギリスのアーツ・カウンシル・ロンドンの総監督を10年、王立演劇アカデミーの校長を15年務めたニコラス・バーターと草刈が出会ったことだった。この2年、彼のワークショップを受けていた草刈が、「演劇のことを知り尽くしているバーター先生と一緒に作れたら、さらに新しいものを引出してくださるかもしれない」と戯曲探しを始めたのだ。そのなかで「成熟した俳優でなければ演ずることができない作品である」こと、「二人芝居なら志しを共有して創っていけるのではないかと思った」ことが、今作の決め手となった。そしてその相手にと思った高嶋とは、映画『舞妓はレディ』で共演。「挑戦的な仕事の取り組み方など、自分の姿勢に近いものを感じた」と草刈は言う。その草刈の誘いを即答で受けた高嶋。「僕は舞台の仕事は事前に調べずに感覚で決めるんですけど、調べてみたら、いやー面白い作品でした。プルガトリオは煉獄という意味ですけど、煉獄のようなところで、下手すると殺し合いになりそうな緊張感のなか、ずっとふたりで向き合って、自分が何をしてきたのか、どう思っているのかということを探っていく。また、人間の醜い部分もさらけ出しているので笑えるんですよ。しかも、周防正行監督が脚色されていますから、セリフが実に自然なんです」。草刈もそこには腐心していると語る。「いわゆる会話の応酬の舞台ですから、日本語のセリフとしても元の戯曲のその魅力がきちんと出せるように、まだここからさらに推敲を重ねていくつもりです」「作品を理解したうえで演劇という形に立ち上げていきたい」と稽古に入る前にワークショップも行う予定で、「そんなふうに丁寧に試行錯誤しながら取り組んだときに、自分がどう広がるかが楽しみなんです」と草刈。俳優自身が信念を持って手作りしていく舞台である。男と女のスリリングな心理劇の迫力は、かつてないほど実感を伴って客席に響くのではないだろうか。取材・文:大内弓子
2019年07月19日俳優・草刈正雄の長女でタレントの紅蘭が17日、インスタグラムの「ストーリーズ」を通じ、18日発売の週刊誌『週刊新潮』について「見ていただけたら」と呼び掛けた。新潮社のニュースサイト「デイリー新潮」により、事実婚の夫でラッパーのRYKEYとの離婚が報じられていた紅蘭。2018年12月に第1子女児を出産したが入籍はせずに事実婚を続け、今月10日にはRYKEYが知人男性2人を殴ったとして、暴行容疑で逮捕されたことが報じられていた。紅蘭は、「今年に入ってから全く彼をSNSに載せなくなり気づかれてた方もいたかもしれませんが今回、彼が事件を起こしニュースになり皆様から沢山心配して頂きました」と報告し、「遅くなって申し訳ありません」と謝罪。「今回の事件に関しましては週刊新潮さんにお話させて頂きました」と明かし、「今回の事件の被害者は私達であること」「なぜ事件にまで発展してしまったのか 事件の真相 詳しいことは明日発売の週刊新潮を見て頂けたらと思います」と呼び掛けている。18日発売の同誌では、「再逮捕された『DV夫』に絶縁宣言! 父『草刈正雄』が後ろ盾になる『離婚の乱』』「『紅蘭』独占手記」として、3ページにわたって掲載されている。
2019年07月18日女優の広瀬すずが4日、都内で『広瀬すず in なつぞら』PHOTO BOOK (発売中 2,000円税抜 発売元:東京ニュース通信社)発売記念イベントを開催。イベント前に囲み取材に応じた。同写真集は、記念すべき100作目となる、2019年度前期連続テレビ小説『なつぞら』でヒロインを務める広瀬にクランクインから密着し、"20歳の素顔"を撮り下ろしたもの。作品の舞台となる北海道では、緑が生い茂る夏と、白銀の世界が広がる冬にグラビア撮影を敢行し、大自然を背景にした躍動感あふれる姿を多数収録。また、都内ではナチュラルなポートレートや、普段とはガラリと印象を変えた雰囲気で挑む「空」のイラストとのコラボ撮影も。ヘアメイク・ファッションには、広瀬自身のこだわりが反映されている。そんな同写真集の注目ポイントを尋ねられた広瀬は「北海道は、(季節によって)同じ場所だけど違う景色だったりして、ドラマの中でも感じてもらえる1つの見どころだと思っていまして、それをこうして本にして出すことができたので、(ドラマとは)違う形で北海道を感じていただけたらなと思います」と紹介し、東京での撮影については「自分の部分と、奥原なつという役のまま北海道を感じている姿の両方があったらいいなと思って、3回撮影をさせてもらったんですけど、スタッフさんも変えていろんな色を入れられたらいいなという願望がありました。都内で撮影したものはパンチの効いたものになっていて、普段、雑誌でもやらないメイクだったりヘアや衣装を着たりしていて、個人的に楽しい撮影でした」と声を弾ませた。また、お気に入りには、北海道の雪原で寝転がっている際の横顔の写真を挙げ「半年くらい(ドラマ撮影を)やって、なつとしても自分としても北海道のエネルギーみたいなものを感じながら撮影できるくらい安定してきたころで、個人的に何か感じるものがあったのでこれにしました」と理由を明かし、十勝ロケでの思い出については「フォトブックの中にも入っているヤギたちがすごく可愛くて、歩くと後ろについてくるんです。ワンピースとか食べられたりして(笑)。ちぎられてはいないんですけど、そういう場所にいかないと会えない動物たちがいっぱい、撮影中、周りにいたので、動物好きとしては幸せな撮影だったなと思います」と頬を緩めた。さらに、『なつぞら』の今後の見どころを尋ねられると「登場人物のキャラクターがまあまあ濃くて(笑)、濃厚で面白いなと思うシーンがたくさんあって、今週からお兄ちゃん(岡田将生)と山口智子さんが演じられる(岸川)亜矢美さんとの新しい出会いがあって、自分の中でその存在が大きくなっていきます」といい、「アニメーションも始まります。アニメーションが世界中で盛り上がっている中で、ゼロからの作り方だったり、やっていてもすごいなと思うシーンが多いので、そこはぜひ注目してもらいたいなと思います」とアピールした。草刈正雄が演じる柴田泰樹のセリフも注目を集めているが、広瀬は「草刈さんは何を喋ってもまっすぐ届けてくださるので、これから『東京に行きたい』とか、なつの気持ちが芽生えてくるシーンがあるんですけど、じぃちゃんは自分の生きる師匠でもあり、憧れでもあるので、本当にそう思いながら大切なシーンを撮ると、感情が共有できている気がしたので、個人的にも大切にしていたシーンがいいシーンになったらいいなと。満足ではないんですけど、心が満たされる思いになりました」と吐露し、「草刈さんはストレートに自分にも響くような言葉をセリフとして届けてくださるのですごいなという印象です」と語った。
2019年05月04日広瀬すず(20)主演の連続テレビ小説『なつぞら』は最高視聴率23.6%を記録。なかでも“泣ける”と話題なのが、戦災孤児の奥原なつ(広瀬)を引き取った北海道・十勝の酪農一家の大黒柱・柴田泰樹役の草刈正雄(66)の名演技だ。そんな草刈の役者の“原風景”は北九州市・小倉の映画館にあった。「草刈さんは学生時代に、うちの姉妹館である富士館にお母さまと通っていらしたんです。うちが創業80周年を迎えるにあたって、この3月末に草刈さんが舞台挨拶に来てくださったんです。私の夢だったんですよ」声を弾ませてそう語るのは小倉昭和館の館主・樋口智巳さんだ。今春、この映画館で草刈の昨年の主演映画『体操しようよ』と、若かりし頃の代表作『汚れた英雄』(82年)の2本が上映されたのだ。草刈は52年、福岡県小倉市(当時)で米国人の父と母・スエ子さんとの間に生まれた。しかし、米兵だった父は草刈が生まれる前に朝鮮戦争で戦死。母子2人で4畳半の部屋に間借りして暮らしていたという。草刈は一昨年の本誌のインタビューでこう語っている。「母は日用品の卸売店で働きながら、女手ひとつで僕を育ててくれました。母は映画が好きな人でね。僕が小学校低学年だったころ、うちにはテレビがなかったものですから母と行く映画が唯一の娯楽でした。当時の銀幕スターは中村錦之助さん、大川橋蔵さん、市川雷蔵さん、勝新太郎さん。そんな偉大な方々の時代劇を見ていました。ですから、こんなバタ臭い自分が(数々の作品に)出られるようになったのも、おふくろのおかげかもしれませんね」実は草刈は昨年2月、北九州市の市制55周年アンバサダーに就任している。その任命イベントで、「最近は『ふるさとに帰りたい』とよく考えます」と郷土愛を熱弁。『朝日新聞』の取材でもこう語っている。「17歳で上京し、2年くらいしてお袋を呼び、(北九州には)縁がなくなりまして、もう帰ることはないのかなと思っていました。ただ、50代半ばを過ぎたころから、今、どうなっているのかな、と無性に恋しくなりました」この数年、Uターンを考える人口は着実に増えている。特にシニア世代のUターン相談件数は同世代の30%を占めると語るのは、認定NPO法人ふるさと回帰支援センター理事長の高橋公さんだ。「特に北九州市は有楽町に移住相談コーナー・北九州市東京事務所を開設したり、ここ4年ぐらい力を入れていると聞いています」実際、今年発売された移住ガイド本『田舎暮らしの本』(宝島社)で発表された「住みたい田舎ランキング」で、北九州市は人口10万人以上の都市が対象の全4部門のうち「総合」「シニア世代」の2部門で全国1位に。“安心して老後を暮らせる街”として定評のある北九州市。現在66歳の草刈が故郷へのUターンに引かれるのは当然のことなのだろう。「事実、Uターン、Iターンした有名人は少なくありません。おすぎさんと中澤裕子さんは福岡、柳葉敏郎さんは秋田、本上まなみさんは京都、パパイヤ鈴木さんは沖縄。皆さん、東京での仕事が入れば上京する生活スタイルです。これだけ出演作が相次いでいる人気者の草刈さんがすぐにUターンすることはないと断言できます。ただ、将来の人生の選択肢のひとつとして魅力的な場所なのは間違いないでしょう」(芸能関係者)“故郷に錦を!”草刈の郷土愛は年々、深まっている――。
2019年05月03日4月1日(月)から放送の連続テレビ小説「なつぞら」の第1週試写会が3月6日(水)、NHK放送センターにて行われ、ヒロインを務める広瀬すずをはじめ、松嶋菜々子、藤木直人、草刈正雄、広瀬の幼少期を演じる子役の粟野咲莉が出席した。■区切りの100作目もプレッシャーはない本作は、記念すべき第100作目となる連続テレビ小説。戦争孤児となり、父親の戦友と共に北海道・十勝にやってきた少女・奥原なつ(広瀬さん)が、開拓者である個性的な人々に支えられながら、アニメーションという夢を見つけ、チャレンジしていく姿を描いた人間物語だ。区切りの100作目ということで、撮影前から大きな話題になった本作。広瀬さんは周囲から「100作目だね」と声を掛けられることが多かったことを明かすが「撮影が始まると、あまり意識することなく臨めています。一番大切なのは、しっかりなつという女性になること」とあまりプレッシャーは感じていないという。そんな広瀬さん演じるなつを支えるのが、父親代わりとなる柴田剛男(藤木さん)や、その妻・富士子(松嶋さん)、富士子の父である泰樹(草刈さん)ら個性的な面々だ。広瀬さんは「みなさん奥深い。目から伝わる気持ちがとてもストレート。現場に入ると創造していなかった感情が生まれるんです」となつという人物を演じるうえで、大きな助けになっていることを明かす。■共演者が広瀬さんを大絶賛!大役に挑んでいる広瀬さんだが、藤木さんは「僕は以前『あすか』で朝ドラを経験していますが、ヒロインは大変なので力になりたいと思っていたのですが、広瀬さんはゆるぎない存在で現場にいる」と絶大なる信頼感があると語ると、松嶋さんも「すごく頑張り屋さんで、天性の女優さん。安定感が半端なく、演技をするうえでも頼りがいがあります」と大絶賛していた。また、劇中“超”頑固ジジイとして登場する草刈さんは「究極の頑固ジジイを演じています」と楽しそうに語ると「すずちゃんと一緒に現場にいると、とても居心地がいい。それが一番。撮影が長引いても苦痛にならないんです。とてもいい感じ」と相性の良さをアピールしていた。■広瀬さんは子役の演技に号泣!広瀬さん演じるなつの幼少期を演じた粟野さんのプロ意識も相当だという。松嶋さんは「ちびなっちゃんの女優魂はすごい。お芝居のことをしっかり考えて、納得するまでやるんです」と舌を巻くと、広瀬さんも「咲莉ちゃんの演技をみて、なつに感情移入しすぎて、夜中号泣してしまいました」と明かしていた。多くの称賛を浴びた粟野さんは「戦争を体験したことがないので、戦争孤児の気持ちを作るために、資料や映像を見ました」と、しっかりした役作りについて語り、報道陣をうならせたが、一方で「北海道では搾乳の練習のあとに、草刈さんたちと手作りアイスを作って食べたのが、すごくおいしくて楽しかった」と子どもらしい一面も見せていた。(text:cinemacafe.net)
2019年03月06日●伊丹十三監督の「日本人とは何か?」漫画や小説をもとに実写化される「原作モノ」が全盛の中、オリジナル映画に果敢に挑んだ人々を取材する連載「オリジナル映画の担い手たち」。第6回は、日本人なら誰もが知っている「ラジオ体操」を題材にした映画『体操しようよ』(11月9日公開)、その発案者である春藤忠温プロデューサーを取材した。主演の草刈正雄が演じるのは、60歳のシングルファーザー・佐野道太郎。38年間無遅刻無欠勤だけが取り柄で無事に定年を迎えたが、会社の送別会では冷遇され、これまで家事を押し付けてきた娘・弓子(木村文乃)からは「親離れ」を宣言されてしまう。「悠々自適」とは真逆の現実に打ちのめされるが、近所のラジオ体操会がきっかけで第二の人生に変化が訪れる。この草刈にオファーしたのは、NHK大河ドラマ『真田丸』で再ブレイクした直後のこと。春藤プロデューサーは、近所でラジオ体操会の存在を知り、同世代の漠然とした悩みや不安から道太郎という主人公像が生まれ、そこに草刈を重ね合わせた。そして、主題歌のRCサクセション「体操しようよ」との出会いとは。『体操しようよ』の“種”を拾っていく。○『南極料理人』タイトルのドラマ性とは――この連載を読んでくださっていたと聞きました。『カメラを止めるな!』の社会現象は、日本の映画界で初めてのことですよね。昔、配給会社の松竹富士にいたのでよく分かるんですが、「ありえないことが起きている」というのが率直な感想でした(笑)。いろんな記事を探していたら上田慎一郎監督のインタビューを見つけて。第1回の白石和彌監督の回も読みました。――ありがとうございます。どのようなきっかけでこの業界に入ったのでしょうか?学生時代に8ミリをやっていたので、ずっと「映画を作りたい」という思いはあったんですが、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督みたいに人生を捧げて映画を作るような根性はありませんでした(笑)。松竹富士に就職して配属された宣伝部では、『ラストエンペラー』(88)など主に洋画を担当し、邦画では北野武監督のデビュー作『その男、凶暴につき』(89)、牧瀬里穂さん主演の市川準監督作『つぐみ』(90)をはじめ、数々の作品を宣伝しました。でも、やっぱり制作に携わりたい……と思うようになり、映画はハードルが高い印象があったので一時はテレビ番組やCMをやっていましたが、結局は映画が恋しくなって(笑)。日本の映画界が復活の気配があった頃……スタジオジブリや『踊る大捜査線』、『世界の中心で、愛をさけぶ』など大ヒット作がいくつも生まれていた頃の2007年から映画制作に関わり、ピクニックという会社では『天然コケッコー』(07)の企画製作に携わりました。原作は、『半分、青い。』でも話題になったくらもちふさこさんです。少女漫画原作は今では当たり前になりましたが、当時のトレンドではなかったと思います。――その後、2008年10月にパレードを設立されます。そうですね。2009年に公開した『南極料理人』は、海上保安庁の西村淳さんが書いたエッセイ『面白南極料理人』(新潮文庫)が原作。大手映画会社が映像化に動いていなかった作品でした。2013年公開の『体脂肪計タニタの社員食堂』に至っては、料理のレシピ本を原案にして画期的だと思ったんですが、ブームになってテレビが先に再現ドラマなどを流すようになって、映画公開がその後で興行的には不利な状況になりました。思えば、『南極料理人』というタイトルにはドラマ性がありますよね。「南極にいる料理人」の話なのか、「南極料理を作る人」の話なのか。当時はよく聞かれました(笑)。『体操しようよ』には原作がありません。あえて挙げるとすれば、「ラジオ体操第一・第二」をモチーフにしたものです。このように、大手さんが反応しないアンテナをいつも張っています(笑)。――そのアンテナから『体操しようよ』が生まれたわけですね。阿佐谷に30年以上住んでいます。「近所の善福寺川公園では毎朝6時半に200人ぐらいが集まってラジオ体操をしている」と聞いて、見学しに行ってみたらまさに日本の高齢化社会の縮図というか、こんなに人が集まっていることに驚きました。普段から子どもが遊んでいたり、犬の散歩に行ったり、馴染みのある公園だったんですよ。もともとラジオ体操には興味を持っていました。子どもの頃から夏休みに神社で集まってスタンプをもらうとか、ラジオ体操を通して全国各地にそれぞれの「文化」がありますよね。たくさん文献も出ていて、「ラジオ体操を題材にした映画ができないか」と、何となくずっと頭の片隅にありました。ラジオ体操を扱った作品は、これまで作られてないと思います。○「リタイア後に何をしようか」周囲の声――確かにパッと思い浮かばないですね。伊丹十三監督ならどのような作品にするか、ぼんやり考えていました。『お葬式』(84)、『マルサの女』(87)、『スーパーの女』(96)のように、日常の中にある関心事を映画化されてきた方です。そのフィルモグラフィーからは伊丹さんが考えていたこと、つまり「日本人とは何か?」が通底しているように思ったんです。その影響はすごく受けているんですが、原作がない「ラジオ体操」をどのように映画にすればいいのか分からないまま数年が経ち……2年ほど前に「自分で書いてみよう!」と思い立ちました(笑)。シナリオライターに頼むのではなく。だって、体操会のことを知っているし、ラジオ体操のことも勉強しているから。まずは第一稿を書くことにしました。僕の同世代でも50を過ぎると定年が見えてきて、リタイヤ後に何をしようか、そんなことを話す機会が増えてきました。僕は自分が立ち上げた会社だから定年はないですが、同世代の話が記憶に残っていたので「定年退職した男」を主人公にすることにしました。仕事ばかりに追われているので、地元に友達なんてほとんどいないんですよ。妻や子どもは、たくさん知り合いや友達がいるんですけどね(笑)。定年のタイミングは、子どもが独立する前後になることが僕の周りでは多くて、定年は社会的な変化だけじゃなく、家庭内にも変化が起こる一大事です。そこをより際立たせるために、菊地健雄監督、共同脚本の和田清人さんと相談して、結果的に一人娘がいて妻に先立たれた主人公像になりました。●大学生時代に聴いたRCサクセション「体操しようよ」――劇中の設定は初期の段階から決まっていたんですね。だいたいそうですね。なんとか初稿が上がりましたが、そこからはやっぱり「映画化実現」の壁が大きく立ちはだかりました。これまでご一緒した映画業界の人達に読んで貰ったのですが、「オリジナルだよね……?」と難色を示す人がほとんどで。原作がない場合は、主演を誰が務めるのかによって、そのあたりの反応は変わってきます。さて、どうしよう……そう思っていた頃に放送されていたのが『真田丸』でした。再ブレイクした草刈(正雄)さんは一躍時の人になって、ドラマ自体もすばらしいものでした。「出てくれないかな」とは思っても、きっと大手が動いているに違いない。ただ『体脂肪計タニタの社員食堂』の社長役で出てもらった縁があるので、『真田丸』が終わった頃に台本をお渡ししました。――まさかの縁!返事も早かったですよ。翌日にマネージャーさんからご連絡いただいて、「草刈が読んで、面白いと言っています」と。草刈さんは脚本を一番大切にする方なので、そうやって評価をしていただけたことが「これはいけるかもしれない!」という自信にも繋がりました。中身をもっと面白くしたいと思って、共同脚本で和田清人さんに入ってもらってブラッシュアップしていたので、そのおかげでもありました。それから去年の夏頃から菊地健雄監督、プロダクションのポリゴンマジック、配給の東急レクリエーションという具体的な部分が決まっていきました。――草刈さんの存在は大きいですね。どのあたりが気に入られたんですか?草刈さんは超二枚目で「永遠のハンサム」。かっこいい役をたくさんやってこられた方で、最近はコミカルな役もありますが、今回の「道太郎」という役はパッとしないというか、どちらかというと不器用で平凡な男。そういう役が珍しいから、やってみたいと思ってくださったんじゃないかなと。監督と草刈さんのかっこよさをどう崩していくか話し合いました。冴えない男・道太郎は物語を通して徐々に変わっていきます。「60を過ぎても変わることができる」ということが一人でも多くの人に伝わればいいなと思います。○名盤『PLEASE』への思い――主題歌はRCサクセションの「体操しようよ」。映画のタイトルと全く同じですが、どちらが最初に決まったんですか?僕は学生時代から清志郎さんの大ファンなんですが、当時から今でも清志郎さんの歌声が頭の中にずっとあって。ラジオ体操を題材にした映画を作ろうと思ったときに、当然この曲が浮かびましたがあくまで仮タイトルでした。定年後に新しい仲間ができていく話なので、「新しい友だち」「人生は60から」とかメモ帳にはたくさんタイトル案を書いていました。『南極料理人』もそうですが、やっぱり映画のタイトルってすごく重要なんですよね。『体操しようよ』からは父と娘のドラマ性は連想できないし……今でもこれでいいのかなという不安はあります(笑)。――いえいえ(笑)。とても良いタイトルだと思います。RCサクセションの「体操しようよ」は、シングルカットされてない曲で、ライブでもあまり歌われなかった曲らしいですね。そうですそうです。主題歌にするのか挿入歌にするのか、そのあたりのことは決めないまま、台本を書きながらこの曲を聴いていました。歌詞を読んでも、ラジオ体操のことを表現しているのか、全く分からないんですよね。でも、昔からこの曲が大好きで。アルバム『PLEASE』裏面の最後の曲で、その他にも「トランジスタ・ラジオ」とか名曲揃いなので、RCファンの間では『RHAPSODY』と並んで人気のアルバムだと思います。ただ「体操しようよ」はファンでもあまり知られてない曲じゃないでしょうか。――いつごろ聴いてたんですか?大学生の頃です。今でも35年前の思い出が蘇ってきます。――まさかその曲を主題歌に映画を作ることになるなんて、当時の春藤青年は想像もしなかったでしょうね。大学生の自分が知るとびっくりするでしょうね(笑)!○『ラストエンペラー』と『カメラを止めるな!』の興奮――それでは最後に。あらためて、オリジナル脚本の『体操しようよ』は、なぜ映画化できたと思いますか?映画化に重要なのは企画と脚本。そして、ビジネスの面で考えると、「どう宣伝できるか」も同じぐらい重要です。今年の11月1日、ラジオ体操が制定90周年を迎えました。1928年にかんぽ生命の前身となる逓信省簡易保険局が放送を開始しました。90周年という節目はニュース性がありますし、「健康」や「定年後」に関係する企業から協賛してもらえるのではとか、そういった狙いもありました。実際、かんぽ生命さんが特別協賛、タニタさんと長谷工シニアホールディングスさんが協賛をしてくれています。2年前になぜ自分で脚本を書こうと決断したのか。そうしないと90周年記念の映画化に間に合わなくなるというのも、理由の1つでした。『カメラを止めるな!』は前代未聞でした。空前絶後というか、これからあんなことはもう二度とないかもしれません。狙ってできるようなことではありませんが、理想ではあると思います。『ラストエンペラー』が公開された初日、今はなくなりましたが新宿のミラノ座で周りを取り囲むぐらい行列ができていて、「映画ってすごい」と興奮したのを思い出します。その一方で、宣伝部ではお客さんが入らない映画がどれだけ悲しいことなのか、何度も経験してきています。出資者にも悪いし、劇場の売店の方だって寂しそうにしているわけですよ。だからこそ、一人でも多くのお客さんに見てもらいたいという気持ちは強い。芸術性も大事ですが「商業映画」ですから、自分の主張が形になればいいというものでは決してないんですよね。『体操しようよ』は、最初に自分一人が思っていたよりも豊かで素晴らしい映画になったと思います。思いついたのは僕ですが、映画はやっぱり監督のものです。菊地監督が良い作品にしてくださいました。そして、草刈さんが主演を引き受けてくださったから、木村文乃さん、和久井映見さん、きたろうさん、渡辺大知さん、小松政夫さん……豪華キャストが集まってくださいました。映画って不思議ですよね。オリジナル作品なんて、もとは何もない。小さな種からたくさんの方の協力があって少しずつ大きくなり、こうして1つの作品にすることができました。(C)2018『体操しようよ』製作委員会
2018年11月10日「僕は俳優の仕事が天職だと思っていて、こうして45年以上も続けていられるのは本当に幸せなことです」こう語るのは、主演映画『体操しようよ』(11月9日公開)で、一人娘(木村文乃)を男手ひとつで育てた“定年お父さん”佐野道太郎を演じている草刈正雄(66)。映画では娘に結婚を考えている恋人がいると知った道太郎が『許さん!』と娘を一喝する場面も。「実際もあの心境よ。父親なんてみんなそんなものでしょう(笑)」(草刈・以下同)ラジオ体操を題材に、定年後の第二の人生の居場所探しが描かれる本作。妻、子ども、仕事……。草刈が考えるOVER60の生き方とは?「とにかく、年のせいで早く起きちゃうんですよ。眠れなくなると聞くけど、本当にそのとおり(笑)。4時半とか5時ですからね。コーヒー飲みながら空が白んでくるのを見たりして。そういう時間を楽しんでます」趣味のテニスで汗を流すのが日課。「体を動かすことは大好きなんです。雨が降ればジムに行くし、自宅のそばの川沿いを散歩したり、ジョギングしたり。テニスはダブルスを楽しみます。ラリーが好きで、打つっていうよりもひっぱたくという感じが楽しい(笑)。思い切りたたくってふだんできないからストレス解消になるんですよ。健康と言えばそうかな」『体操しようよ』では、娘に突然“親離れ”宣言をされる父親を演じている。草刈家では?「うちの娘たちも言いたいことをバンバン私に言いますからね。僕はただ知らんぷりしているしかない(笑)。けれど、親離れはしているんじゃないかな。問題はむしろ僕のほうだと思います。とにかくかみさんへの依存がとっても強い。なんでもやってくれるんだよね。だから最近よく考えます。『妻が先に逝っちゃったら僕はどうなっちゃうんだろう?』と」そんな弱気な発言もかわいらしく見えるダンディな66歳。ノリに乗ってる俳優業は生涯現役を目指す。「僕らの仕事は定年がないとはいえ、ひとつ作品が終われば、いったんそこで終わりですから。だからこそ、この年齢で主演をやれるというのは非常にありがたいし、うれしいです」そう考えるのはわけがある、とも。「僕自身、晩年は厳しくなるとずっと思っていました。この容姿がコンプレックスでね。『体操しようよ』のような日本の家族の日常を淡々と描く作品では使ってもらえないと思っていました。道太郎みたいなちょっとかっこ悪い親父、好きだなあ。これからもどんどん挑戦したいですね」映画の撮影を通して、ラジオ体操の魅力を再確認したという。「3分間でなかなかいい運動になりますよ。終わった後の気分は爽快ですし、『1日が始まる!』というすがすがしさを味わえる。これをきっかけにやり続けようと思っているんですけど、すぐに怠けてしまって(笑)」最後に理想の年の重ね方を聞くと。「年を取れば取るほど、素直になったほうが楽しいし、幸せになれると思っています。年を取るほど頑固になるいっぽうですから、難しいことだと思います。でも、目指したいですね。そういう素敵なお年寄りを」
2018年11月10日女優の浜辺美波、俳優の桐谷健太が8日、都内で行われた日本歯科医師会主催の「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2018」の授賞式に出席した。1993年から行われているベストスマイル・オブ・ザ・イヤーは、その年に輝かしい笑顔(歯)を見せてくれた著名人を表彰するというもので、昨年は米倉涼子、草刈正雄が受賞。今年は浜辺美波、桐谷健太が選ばれた。浜辺と桐谷には、賞状とトロフィー、そして目録が贈られ、浜辺は「私自身、周りの人の笑顔が素敵で、そういう人に憧れていて笑顔で周りを明るくできる人になりたいと思っていました。このような賞をいただけたのは周りの人のお陰だと思っています。日頃の笑顔がちょっとでもできたかなと思うとうれしいですね」と喜び、桐谷も「20代の頃は笑顔が素敵とか爽やかという言葉とは程遠かったんですが、年齢を重ねて素敵な賞をいただけてすごくうれしいです」と笑顔を見せた。「今年1番最高のベストスマイルになった瞬間は?」という質問に桐谷は「ご飯を食べている時はおのずと笑っていると思います」と日常での生活から笑顔が絶えないようで、「今年の3月と4月にアフリカに行き、キリマンジャロにの登頂成功した時は笑いを越えて泣いていました。すごくいい体験ができましたね」と振り返った。浜辺は「1~2週間前にお正月振りに実家に帰って母の手料理をいただきました。美味しすぎて笑っちゃいましたね。すごく落ち着くというか、心から美味しいと思って笑いました」と家族思いの一面をのぞかせた。また、お互いの笑顔の印象について、桐谷が「透明感があり、しかもセンチメンタル&ノスタルジックにしてくれるような懐かしい感じにしてくれるような笑顔ですよ」と浜辺の笑顔を大絶賛。桐谷のお褒めの言葉をもらった浜辺は、初対面の桐谷について「エネルギーに溢れる笑顔をされていると感じました。元気をもらうような笑顔で、毎朝見たい笑顔ですね」と好印象。「笑顔を生で見れてお昼から元気をいただきました。これからいい一日が過ごせそうです」と桐谷を喜ばせ、この日一番の"ベストスマイル"を見せていた。
2018年11月09日2016年放送のNHK大河ドラマ「真田丸」でお茶の間を沸かせ、“昌幸ロス”を巻き起こした草刈正雄が、約7年ぶりに主演を務める『体操しようよ』。そんな本作から最新の特別映像が到着した。本作は、38年間無遅刻無欠勤で勤め上げた60歳のシングルファーザー佐野道太郎(草刈正雄)が、愛する一人娘・弓子(木村文乃)からの「親離れ宣言」をきっかけに、ラジオ体操を通じて仲間作りに奮闘し、不器用ながらも家事に挑戦する姿に、笑って、泣いて、勇気と元気をもらえる幸せ感動作だ。ある日、道太郎はたまたま通りかかった公園で涙ぐむのぞみ(和久井映見)を見掛け、気になり後を追い、喫茶店オリビエへ。そこは、のぞみが店主を務める喫茶店で、話しているうちに彼女が参加するラジオ体操会へ誘われる。恐る恐る初めて行ったラジオ体操会には、近所の商店街の女将さんから、タクシー運転手、スナックのママや小学生まで、様々な人が集まっていた。毎朝、広場にみんなで集まってラジオ体操をして、喫茶オリビエのモーニングセットで1日を始めるのがみんなの楽しみ。それを優しく見守るのぞみはラジオ体操会のマドンナで、男性陣には癒やしの存在。道太郎も、次第にのぞみの優しさに淡い恋心を抱くように…。今回到着した映像は、ベーカリーで働く娘・弓子がのぞみの店にパンを届けにいくシーンから始まっている。実はオリビエのパンは弓子が働くベーカーリーのもの。偶然店にいた父・道太郎を見つけ驚く弓子であったが、父娘でのぞみ特製玉子サンド&ホットサンドイッチプレートと、淹れたてコーヒーをごちそうになる。「のぞみさんが父と再婚してくれたらいいのに…」とつぶやく弓子だったが、父の幸せを願う娘の願いは叶うのか?本作の公開が待ち遠しくなる映像へと仕上がっている。『体操しようよ』は11月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年10月22日メリハリボディは妊娠中も健在草刈正雄の長女でタレントの紅蘭が5日、Instagramにて、妊娠中のトレーニングシーンを公開した。紅蘭は現在妊娠7ヶ月の妊婦である一方、パーソナルトレーナーの顔も持っている。安定期に入ってからは、医師の許可の下でスクワット・腹筋・ストレッチを続けているという。紅蘭によれば、妊娠中に腹筋を鍛えることで分娩時間の短縮や陣痛の軽減、妊娠糖尿や腰痛予防につながり、産後の体型を戻しやすくなる効果も期待できるのだという。紅蘭流、妊娠中の腹筋トレーニングこうした努力を続けているためか、妊娠中とは思えないような引き締まったボディの紅蘭。彼女のもとにはファンから妊娠中のトレーニングについて質問が多く寄せられているというが、紅蘭は「妊婦さんの腹筋は絶対仰向けでは危険なので避けてください!」(Instagramより引用)とコメント。紅蘭は妊娠中の腹筋トレーニング方法として、お腹の下にクッションを置くなどして「プランク30秒×2~4セット」を週3回以上行うことを勧める一方で、「決して無理はしないでください。筋肉痛が残ってる場合は休んでくださいね」(Instagramより引用)と呼びかけている。(画像はInstagramより)【参考】※紅蘭Instagram
2018年09月08日親譲りの知名度と話題性の高さから、CM業界も常に熱視線を送る2世タレント。だが、同時に起用にはリスクも伴うようだ。「2世タレントは話題性に関して抜群ですが、起用するデメリットもあります。それは、騒動が起きたときもまた、注目されやすいということです。たとえば、高畑裕太さん(24)や清水良太郎さん(30)の事件も、2世であるがゆえに大きく報じられました。そうしたリスクから、起用するのに慎重なクライアントも多いです」(大手広告代理店関係者・C氏)実際、逆境に立たされている2世がいる。先日ラッパーRYKEY(30)との結婚を発表した草刈正雄(65)の長女・紅蘭(28)だ。「結婚相手の彼に逮捕歴があることが報じられており、イメージダウンは避けられない状態です。持ち前の明るいキャラクターで持ち直してほしいのですが……」(前出・C氏)そんな中、これからの活躍が期待される注目株も。7月末に放送された『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)でテレビ初出演を果たしたエレナ・アレジ・後藤(21)だ。「日本語がまだ流暢に話せないのが課題ではありますが、なんといっても後藤久美子(44)さんの娘ですからね。また長らく海外で暮らしてきたエレナさんを日本に適応させるため、久美子さんは『日本での一人暮らし』を厳命。さらに、日本語学校に通わせて猛特訓中だとか。そうしたスパルタ教育も手伝って、メキメキと頭角を現しています。露出も少ないなか、CMギャラは800万円代。出だしは上々と言えるでしょう」(前出・C氏)エレナと同日に『さんま御殿』に出演した田原俊彦(57)の娘・田原可南子(24)もホープの一人。「可南子さんはトークがうまく、番組内で語ったお父さんの変なエピソードもかなりウケていました。田原さんは今でも熟年層からの支持が厚いですからね。親子共演が実現すれば、彼女もさらに注目されそうです」(前出・C氏)生き馬の目を抜く2世タレント業界。親超えの日も、夢じゃないかも?
2018年08月16日高畑充希が草刈正雄の“上司”を演じ、「ジャニーズWEST」小瀧望らも出演する2時間スペシャルドラマ「68歳の新入社員」が6月18日(月)今夜放送される。■あらすじ本作で高畑さんが演じる工藤繭子(28)は、前職での実績を買われてヘッドハンティングされ、いまは老舗の和菓子会社・羊堂本舗で新規事業開発を引っ張るバリバリのOL。若手社員5人からなる“チーム工藤”を率いている。最初に手掛けたキャラクターグッズがヒットしたため社内の期待も大きく、見えないプレッシャーにさいなまれる日々を送っていた。そこに突然、草刈さん演じる68歳の新入社員・仁井本和夫が部下として配属されることに。和夫は羊堂本舗を定年まで勤めあげ引退生活を送っていたが暇を持て余し、次第にサラリーマン時代の仕事への意欲がむくむくと湧き上がっていたなか、若社長からの声かけで復帰を決意。繭子は仁井本が自分より40歳も年上だと知りあ然、さらにスマホを持たずタブレットも知らない仁井本に途方に暮れる…。年齢も性別も立場も経験も違う40歳差の上司と部下というコンビは、度重なる困難に打ち勝って最強のパートナーへと成長を遂げることはできるのか――というストーリー。■高畑充希の恋人役に「ジャニーズWEST」小瀧望キャストには、高畑さん、草刈さんの脇を固める味のある俳優たちが勢ぞろい。「ジャニーズWEST」としての音楽活動のほか『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』や「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」などで俳優としても急成長中の小瀧さんは、繭子と同い年で同棲中の恋人・小野諒を演じる。自宅の1階でカフェを営むかたわら、オブジェなどを作る芸術活動もしている“癒し系男子”に扮する。また『世界から猫が消えたなら』や「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の原田美枝子が和夫を支える妻・文子役で出演。そのほか羊堂本舗の営業部長・戸田浩司に宮川一朗太、羊堂本舗の若社長・岡崎健吾に丸山智己、羊堂本舗の営業部員・向井豊に竹森千人、「チーム工藤」メンバーとして内田健司、金澤美穂、安田啓人、大狸ぽんぽこ(シンプル)、羊堂本舗の69歳の新入社員・須藤稔に笹野高史。40歳差のコンビとどう絡み、彼女たちの成長をどう見守るのか、期待が高まる。「68歳の新入社員」は6月18日(月)21時~カンテレ・フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年06月18日女優・高畑充希がベテラン俳優・草刈正雄の上司を演じることで話題のスペシャルドラマ「68歳の新入社員」に、「ジャニーズWEST」の小瀧望と原田美枝子の出演が決定した。リーダーとして新規事業開発を引っ張るOL・工藤繭子(28)に高畑充希、40歳も年下の上司に忠誠を誓う心優しき“68歳の新入社員”に草刈正雄が好演する本作。今回、小瀧さんが演じるのは、高畑さん演じる繭子と同い年で同棲中の恋人・小野諒。諒は自宅の1階でカフェを営むかたわら、オブジェなどを作る芸術活動もしている“癒し系男子”だ。また原田さんは、“68歳の新入社員”和夫を支える妻・文子を演じる。「もみ消して冬」『プリンシパル』などに出演する小瀧さんは本作の役柄について、「前に演じたのがすごく熱くてウザいヤツで、その前が俺様系モテ男子でしたからね(笑)。こんなナチュラルな役をやったことがなかったんで、すごく新鮮に楽しんで演じることができました。いつもは、現場ですごく固くなって緊張しているはずなんですけど(笑)。役のおかげもあるのかリラックスしてできたかなという感じがしますね」と語り、初めてとなる高畑さんとの共演については、「最初のクランクインが、いきなりデートのシーンやったので緊張はしていたんですけど。お互いに大阪出身ということもあって、話すネタはいっぱいあって、現場で結構おしゃべりさせて頂いています。前からお芝居がすごい素敵な方やなって思っていたので、こうやって間近で見られるのもありがたいですね。強弱とかトーンとか、セリフの間とか盗めたらなと思って見ています」とコメントした。さらに「僕的な願望は、原田美枝子さん演じる文子さん世代、そして高畑充希さん演じる繭子さん世代からの支持を多く集められればなと思ってます(笑)。見どころとしては、“リアル彼氏感”。諒が男を見せる瞬間もありますし、二人の行く末を最後まで、ちゃんと見届けて頂ければありがたいです」とメッセージを寄せている。高畑さんは小瀧さんとの撮影をふり返り、「小瀧くんは、甘い顔立ちと声が諒くんにぴったりで、優しくて優しすぎてちょっぴり頼りない、今の働く女性の理想の彼氏を体現してくれていました。2人のシーンも多かったですが、楽しく撮影できました」と話した。和夫より年下だが、肝心なところで手綱を握るしっかり者の妻・文子を演じる原田さんは草刈さんと40年ぶりの共演だったようで「草刈さんはなんと約40年振りの共演で、懐かしさと年を経て再会した楽しさがありました。登場人物それぞれ魅力的なので、見て下さる方それぞれ、感情移入できるのではないでしょうか。私の役は思ったことを何でも口にしてしまう奥さんですが、愛情も深く、楽しんでいただけるのではないでしょうか?」と語った。そんな原田さんとの共演に草刈さんも「原田さんとは前にも共演したことがあったのですが、もう一度共演したいとずっと思っていました。願いがかなって、嬉しくて!ただただ、撮影を楽しみました!」と喜びを語っていた。スペシャルドラマ「68歳の新入社員」は2018年6月、フジテレビ系全国ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年05月16日2018年夏、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで高畑充希(26)と草刈正雄(65)がW主演を務める2時間スペシャルドラマ「68歳の新入社員」の放送が決定した。■あらすじ昔ながらの味と信頼で親しまれ、そこそこの人気を保っている和菓子会社の羊堂本舗。最近、新たな客層をつかむため、新規事業開発に乗り出すことに。そのリーダーを務めるのが28歳の工藤繭子(高畑充希)。他社からヘッドハンティングされてきた彼女だが、新規事業開発の難しさに悪戦苦闘し、社内のプレッシャーにもさいなまれていた。そんなある日、突然、新たに入社した仁井本和夫(草刈正雄)が工藤の部下として配属されてきた。工藤は仁井本が自分より40歳も年上だと知り、あ然。「過去を自慢しながら仕事をするのか?それともまっさらな新入社員として新たな仕事をするのか?」と突きつけ、指導役を引き受けるが、スマホを持たず、タブレットも知らない仁井本に、途方に暮れる…。■高畑充希が草刈正雄の上司に!?若手社員5人からなる「チーム工藤」のリーダーとして新規事業開発を引っ張るOL・工藤繭子(28)を演じるのは「とと姉ちゃん」「過保護のカホコ」で主演を務め、注目を集めた高畑充希。一方の羊堂本舗を一度は定年まで勤めあげ、引退生活を送っていた仁井本和夫を演じるのは多くのドラマ、映画、舞台で活躍してきたベテラン俳優・草刈正雄。40歳も年下の上司に忠誠を誓う心優しき“68歳の新入社員”を演じる。■キャストのコメント到着高畑充希(工藤繭子役)撮影期間は10日間程でしたが、夢のような時間でした。まず岡田さんの脚本が素晴らしく、せりふがわざわざ脳みそを通らない、というか、役がそのせりふを言うだけで、どんどんその気持ちにしてもらえるような。言葉に手を引かれているような安心感がありました。共演の草刈さんとの掛け合いも、私にとって満たされ過ぎて怖いくらいの瞬間が何度もありました。もうずっとやっていたいなぁ、と、ホワホワした気持ちでした。あの時間は、私にとっての財産です。すっごく楽しい現場だったので、連ドラになれば良いのに!なんて。難しいだろうけれど、言うのはタダですよね(笑)。どの世代の方にも、奇をてらうことなく刺さる、素敵なお話です。お楽しみに!草刈正雄(仁井本和夫役)いやあ~もう、ホントに素敵な本だったので、これをやれるのは役者冥利(みょうり)につきると思いました。高畑さんは前から気になっていた女優さんだったので共演出来て嬉しかったです。無理なく素直に役に入れました。本が良いということです。別に何の先入観も無く楽しんで下さい。このドラマは、これからの時代のテーマではないでしょうか?スペシャルドラマ「68歳の新入社員」は2018年の夏、カンテレ・フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年05月07日女優・知英が主演映画『レオン』(2月24日公開)で初めてキャバクラ嬢役を演じ、劇中でキャバクラに初入店・初接客する姿を捉えた映像が21日、公開された。本作は、知英演じる「ナイスバディだけが取り柄」の地味なOL小鳥遊玲音(たかなし・れおん)が、年商500億円の女好きワンマン社長の朝比奈玲音(あさひな・れおん/竹中直人)と、心が入れ替わってしまう話。今回公開された映像は、小鳥遊が会社をクビになり、新たな職場として選んだキャバクラへ初入店する場面からはじまる。内気なOL玲音が派手なドレスに身を包んで大変身。自慢のナイスバディを披露し、「男の相手なんてちょちょいのちょいよ。使わねーとな。女の武器は」と大胆にアピール。さらに、入店1日目にして指名を受けたものの、初めて接客では「よいしょっと」と両足を椅子の上に載せて「何飲むんだお前ら」。固まる客を尻目に「おっぱい触る?」と問いかけるなど、竹中演じる朝比奈は心が入れ替わったことをいいことにやりたい放題だったが、結局はバックヤードへ退場させられてしまう。初めてキャバ嬢を演じた知英は、「初めての役だったので、接客の仕方などが分からない時もあったんですけど、"自分はオヤジになったんだ"と思ったら楽に演じられました(笑)」とコメント。『民王』(テレビ朝日系)で草刈正雄と心が入れ替わった役を演じた経験も活かされているのかもしれない。(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会
2018年02月21日知英(23)の初主演作となる映画「レオン」が2月24日、公開される。 知英はK-POPブームを牽引したグループKARAの元メンバー。日本語が堪能なこともあり、唯一の「日本の作品に主演できる韓国人女優」とも呼ばれている。美貌と演技力も兼ね揃え、まさに”引っ張りだこ”だ。 同作の主役は、地英演じる地味な派遣OLと竹中直人(61)演じる女好きなワンマン社長。2人の心が入れ替わって起きるハチャメチャな逆転劇。“オヤジぶり”弾ける知英と、乙女な竹中。2人のギャップ溢れる演技が見どころのようだ。 Twitterでもファンからは「楽しみ!」といった声が上がっている。 《これ絶対おもしろい!!》《ヂヨン振り切るなー》《コミカルな役も上手だから!楽しみ》 実は知英が、“オヤジと入れ替わる”のは2回目。2015年に放送されたドラマ「民王」(テレビ朝日系)で知英は草刈正雄(65)扮する「オヤジ党首」と心が“入れ替わる”役を熱演。難しい役どころを見事に演じ、高い評価を受けていた。 2016年に公開された映画「片思いスパイラル」では、性同一性障害の男性役を演じたことで話題を呼んだ知英。ファンからは《国籍も性別も超えられる女優。かっこいい》と評されている。 これからも、あらゆるものを“超えた”活躍が楽しみだ。
2018年01月18日英俳優のケネス・ブラナーが12月5日(火)、都内で行われた主演・監督最新作『オリエント急行殺人事件』のジャパンプレミアに出席。日本語吹き替えを務めた草刈正雄、山村紅葉と対面を果たした。■「ハートに訴えかける映画になった」誰もが知る物語に新たな解釈を加えて、世界中で大ヒットを記録した『シンデレラ』のケネスが、今度はアガサ・クリスティーのベストセラー小説に挑戦!メガホンに加えて、主人公である世界一の名探偵エルキュール・ポアロを演じ、巨大な口ひげ&ベルギーなまりの英語も完ぺきに習得した。「監督、そして主演俳優として心がけたのは、観客の皆さんを列車に乗せて、ミステリーの旅に巻き込むこと。だから、迫力のある65ミリのワイドスクリーンで撮影を行ったんだ。とても有名な物語ではあるけれど、ひねりやサプライズ、笑いやロマンチックな要素を盛り込み、ハートに訴えかける映画になったと自負しているよ」(ケネス)■映画には豪華キャストが集結!冒頭いきなりジョニデが死亡ケネスに加えて、冒頭でいきなり殺害されてしまう富豪ラチェットを演じるジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ペネロペ・クルス、ウィレム・デフォー、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を控えるデイジー・リドリーら豪華なキャスティングが実現した。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、起こった密室殺人事件。乗り合わせたのは、教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人という目的地以外に共通点がない乗客と車掌をあわせた13人、そして、名探偵のポアロだった…。「撮影期間は約4か月。最後の1か月は、豪華キャストが一堂に会していたから、本当に楽しかったよ。毎週金曜日には、キャスト同士が犯人と探偵で役割分担した“推理ゲーム”をしていたよ」と笑顔でふり返るケネス。すでに、ケネスの手によって、アガサ・クリスティー原作の「ナイルに死す」が映画化されることが決定しており、「ジュディ・デンチは『今回揃ったキャスト陣が、違う役どころでそのまま出演するのはどう?』って言っているよ」と冗談を交えて、話していた。■草刈正雄さん&山村紅葉さん、映画を漢字一文字で表すと?ポアロの日本語吹き替えを務めた草刈さん、ドラゴミロフ公爵夫人(ジュディ・デンチ)の吹き替えを務めた紅葉さんは本作の魅力を、それぞれ“動”、“感”という漢字一文字で表現し「アクションがすごいし、スピード感もありますからね」(草刈さん)、「ポアロの直“感”、“感”性で見事な推理をしているから」(紅葉さん)。2つの文字を合わせると“感動”になると知ったケネスは、文字通り感動した様子!加えて、「日本のファンの皆さん、ここにいるお二人に感謝をお伝えしたいですね」と喜んでいた。『オリエント急行殺人事件』は12月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月05日“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの小説をベースに描かれる映画『オリエント急行殺人事件』が12月日本でも公開。この度、本作の監督を務め、また“世界一の名探偵”ポアロ役として出演もするケネス・ブラナーが、緊急来日することが分かった。全世界で大ヒットした『シンデレラ』でも、誰もが知る物語に新たな解釈を加えて現代に甦らせたケネス。また1990年公開の『ヘンリー5世』では主演と監督を兼任し、アカデミー賞監督賞と主演男優賞にWノミネートされている。今作においては、クリスティーを曾祖母にもつアガサ・クリスティー社(ACL)会長兼CEOのジェームズ・プリチャードは「ポアロは複雑なキャラクターですが、ケネスは原作の壮大さをしっかり理解していて、彼のビジョンに鳥肌が立ちました。映画のオープニングで、列車がこちらに向かって走ってくるという話があったとき、私たちに向かって自分自身で列車まで演じたんです。彼の姿に一瞬で魅了されました」とケネスの解釈に太鼓判を押すほど。そしてケネスの作品へのこだわりは強く、ポアロが登場する小説全て(長編33作と短編50作)を読破、口髭の開発に9か月もの時間を費やし、ベルギー訛りを習得するためにポアロと同世代のベルギー人が話す27種類ものベルギー訛りの英語の録音を聞き、週3回コーチ受けたそう。また、監督としてもロンドンにラボをオープンさせてまで65mmフィルムでの撮影にこだわったという。一足早く開催されたワールドプレミアでは、「日本のみなさんが殺人ミステリー、特にアガサ・クリスティーが大好きで、中でもエルキュール・ポワロ、オリエント急行殺人事件がお気に入りなのだと知っていますよ。一同、この新作を大変誇りに思っています。日本のファンに楽しんでもらえますように!」と日本ファンのことを気にかけていたケネス。そんな彼が、自信作を引っさげて来日が決定。12月5日(火)に都内で実施される作品の世界観をイメージした大規模なプレミアイベントへ参加する。イベントにはポアロの日本語吹き替えを務めた草刈正雄と、オスカー女優ジュディ・デンチ扮するドラゴミロフ公爵夫人の吹き替えを務めた山村紅葉の登壇も決定しており、ここで対面が実現。草刈さんは「すごい才能を持った方だから、いろいろと聞いてみたいと思います。監督もやってらっしゃるし、俳優としても素晴らしい才能を持っているし、楽しみです」と対面を心待ちにしている様子だ。『オリエント急行殺人事件』は12月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月22日“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの小説をベースに、ハリウッドの豪華キャストたちが集結する『オリエント急行殺人事件』。このほど、ケネス・ブラナーが演じる“世界一の”名探偵エルキュール・ポアロの日本語吹き替え版声優に、草刈正雄が決定した。昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で真田昌幸を演じ、番組終了後には“昌幸ロス”が巻き起こった草刈さん。「真田丸」以降もギャップ萌えでネットでも若者からも大人気、芸歴47年にして初の写真集発売と話題沸騰中だ。意外にも、劇場公開実写映画の吹き替えは今回が初めて。草刈さんは、「すごい豪華キャストですし、その中でもポアロの声ということで『えー!』と思いました。嬉しかったですね」とオファーを受けた際をふり返って語る。これからアフレコ収録に臨むそうで、「不安だらけですよ。よくしゃべっているでしょ(笑)」と前置きしつつも「台本を読んでみたんですけど、演じている俳優さんたちは、感情が豊かなので、声だけで感情を表現することは、楽しみです」と気合い十分。そして、現在までに世界各国で何度も映画化やドラマ化されているクリスティーの作品や、TVドラマ「名探偵ポワロ」はほとんど観ているそうで、「エンターテイメントですよね。旅行先で、それもオリエント急行や、船で殺人が起きたり、ドキドキしますよね。そこが醍醐味じゃないでしょうか。面白いですよね!」と、その魅力を語る。とはいえ、「2時間ドラマだと『あっ?この人かなって』犯人がなんとなく分かるときもありますが、結構当たらない、僕は。アガサの作品はちょっと分かりにくいですよね」と明かし、草刈さん自身は実は推理が苦手な様子!?今回、箱根ラリック美術館が所蔵・展示しているオリエント急行のサロンカーで、付け髭をしてポアロに扮した草刈さん。この車内にあるものの多くは、車両の現役時代からほぼそのままというだけに「こうやって扮装して、ましてや使っていた車両に乗っていると、その気になっちゃうんですよ、すぐ(笑)。ポアロになっちゃってるんですよ。ちょっとこれ、大人しい髭でしたけどね。ケネスさんみたいに大きいのも楽しみにしていたんですけど、こういう髭で落ち着きました(笑)」とにこやか。さらに、「日本人はポアロが大好き」と分析し、「しゃべり方にしても、ファッションにしても、テーブルマナーにしても、いちいち素敵ですよね。あれが魅力じゃないでしょうか。いろんな俳優さんが演じているポアロはそれぞれ演じ方を変えているので見比べるのも楽しいですよね。ケネス・ブラナーさんは、本当にスタイリッシュですよね。僕が、どこまで素敵なお芝居に声をつけられるか楽しみです」とコメント。「声だけですけど、思いっきり暴れたいと思います」と、意気込みは十分だ。全世界で大ヒットした『シンデレラ』でも、誰もが知る物語に新たな解釈を加えて現代に甦らせたケネスが、自ら演じるポアロ。草刈さんが声で演じる“世界一の名探偵”が、最高に華麗な謎解きの旅に誘ってくれそうだ。『オリエント急行殺人事件』は12月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月02日