「女性ホルモンが教えてくれたこと」大人の女性たちに向け生き生き元気に美しくありつづけるための情報が掲載されたムック本『MyAge』の最新号「2019年 夏号」が集英社から発売された。A4変型判で価格は1,065円(税別)である。集英社はWebマガジン『OurAge』と連携する『MyAge』を年3回、3月、7月、11月に発行。最新号では「女性ホルモンが教えてくれたこと」を特集しており、表紙は巻頭のファッションページにも登場している黒田知永子さんが担当している。更年期前からポスト更年期まで個人差はあるものの、女性ホルモンは40代半ばぐらいから減少していく。閉経をはさんだ前後それぞれ5年程度、合わせて約10年間を更年期と呼んでいる。『MyAge』最新号の「Health Care大特集」では、「更年期以前」「更年期」「更年期ど真ん中」「ポスト更年期」に分けて解説している。女性ホルモンの変化で何が起きるのか、どんな準備をすべきなのかをそれぞれ解説。草刈民代さん、室井佑月さん、高木美保さん、浅田美代子さん、吉川千明さんらのインタビューもあり、世代別経験談や症状の乗り切り方を語っている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※MyAge 2019年 夏号OurAge - 集英社の雑誌MyAgeのオンラインメディア
2019年07月09日カップルの交際期間と将来の展望の関連について、一般的には次のような印象を持たれているのではないでしょうか?・長く付き合って結婚=末長く幸せ・交際期間の短いスピード婚=スピード破局※でき婚を除く「交際期間と将来の幸せな結婚は比例する」という見解です。短い交際期間での結婚を控えたカップルにとっては、とても不安になる意見ですよね?果たして、これは本当なのでしょうか?今回は、そんな気になるカップルの交際期間と将来性の関連について見ていきましょう。■ スピード離婚するカップルとは多くの人は「交際期間が短いと、相手のことをあまり知らないままのことが多いから、結婚してもすぐ離婚するのでは?」と考えるようです。それを象徴するように、最近では結婚相談所などを通したお見合いでさえも「きちんとある程度の交際期間を経てからの結婚」を希望する人が多くなっています。その一方で、芸能人などでも長く交際して結婚したものの、短期間で離婚に至るカップルは少なくありません。逆に、元バレリーナ草刈民代さんと映画監督の周防正行さんのように、なんと交際期間3カ月で結婚されたにもかかわらず、2018年現在も夫婦円満というカップルも存在します。結論から言えば、交際期間と末長い夫婦円満が比例するかどうかは「そのカップルによる」としか言えないのです。にもかかわらず「スピード婚=スピード離婚」という意見が多い背景には、スピード婚をするカップルの中にはいわゆる「でき婚」が多く含まれるという現実があります。「でき婚」の場合、生まれてくる子供のために早急に結婚するカップルが多いため、まさに「相手のことをあまり知らないまま結婚」となるケースが多く、それが出産・育児という環境の変化と重なり、最終的に離婚に至ることが多いと考えられます。しかし「でき婚」の場合でさえも、必ずしも全員が離婚に至っているわけではないため、これも「そのカップルによる」と言えるでしょう。■ 交際期間が長いのはいいこと?では、交際期間が長いことが必ずしも将来的な末長い夫婦円満に繋がらないのは、なぜなのでしょう?それは「結婚のタイミングを逃し続けた」ために、交際期間だけが長くなるケースもあるからです。筆者の知人A子さんは、彼氏Bさんと10年間交際していました。数年間の同棲を経て、その後結婚した2人でしたが、なんとわずか1年で離婚してしまいました。離婚の原因は「結婚したら、お互いへの愛情がなくなった」「あまりにもお互いが、空気のように『そこにいるのが当たり前』な存在になりすぎた」とのこと。もっと交際期間の短いラブラブだった時期に結婚していたら、このご夫婦の未来も変わっていたのかもしれません。交際期間が長いのことが、すべて良いこととは限らないのです。■ 交際期間が長くなる要素は他にもまた長く交際していても、どちらか、またはお互いが結婚向きではなかったために、ズルズルと交際期間だけが延びてしまったというケースもあります。ただし女性側の「家事や料理が苦手」などは、後々改善することも可能ですので、ここでは除外してもよいでしょう。結婚が延びる原因となるのは、どちらか一方にでも「金遣いが荒い」「過剰なギャンブル好き」「浮気性」「モラハラ癖」などの、容易に改善できない問題があった場合です。このケースだと、長く交際してから結婚しても短期間で離婚することは目に見えていますし、そもそも結婚に至るかどうかさえ怪しくなってきます。まれに同じような男女が交際→結婚に至る場合もありますが、生まれてくる子供を取り巻く家庭環境のことを考えたら、手放しでは喜べませんよね。■ 交際期間と結婚は比例しない今回はカップルの交際期間の長さと将来性について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?一般的には「交際期間と将来の幸せな結婚は比例する」と思われがちですが、必ずしもそうとは限らないことがお分かり頂けたと思います。彼を好きになったあなたの心と感覚を信じ、交際中も結婚後もお互いのことを知ろうという努力を続けることが、交際期間の長い・短い以上に大切です。「私と彼、交際期間○ヵ月で結婚することになったんだけど、大丈夫かな…?」と不安になっているあなた、ぜひ参考にしてみてくださいね。(Nona/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年11月11日小池徹平が、戸田恵梨香主演ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」にて、主人公と同じ病気を患う青年役で出演することが決定。小池さんは、第2章がスタートする第6話(11/16放送)から登場する。本作は、若年性アルツハイマーにおかされる女医・北澤尚(戸田さん)と、彼女を明るく懸命に支え続ける元小説家・間宮真司(ムロツヨシ)の、10年にわたる愛の奇跡を描く王道ラブストーリー。今週放送の第5話で第1章が完結を迎える。そして今回、第6話からの新キャストとして小池さんが出演、尚と同じ病気を患う松尾公平を演じることが判明。公平は病気が分かった途端に妻に去られ、生きがいである保育士の仕事も失いそうになっており、孤独な療養生活を送る人物。しかし、そんな彼が尚と真司という幸せな2人に出会い、ある行動をとるという――。主演の戸田さんとは、昨年放送の「リバース」で共演して以来だという小池さんは、「何度もお会いしている方なので、すごくやりやすいです。今回、難しい役どころなので、演技で試したいところや固めていきたい部分を相談させてもらっています」とコメント。役柄については、「若年性アルツハイマー病で、さらに人としての暗い部分や、ちょっと変わった部分もあるという難しい役です。しっかり考えて作っていかないと伝わらないとも感じていますが、同時に、すごくやりがいのある役だと思います」「今まで尚と真司が築き上げた関係を、僕が間に入って、いい感じにかき回すという…ステキな役です(笑)」と説明し、「闇のある役ですが、いい意味で皆さんの期待を裏切りたいと思っています」と意気込んでいる。第5話あらすじ尚に「別れよう」と伝えた真司。それは、尚の病気のことを考えて下した、苦渋の決断だった。娘の様子を見て心配した薫(草刈民代)は、事情を聞こうと真司のもとを訪れるが…。尚と顔を合わせたくない真司は、木村(富澤たけし)の計らいでバイト先の倉庫に泊まることに。尚はどうにかして真司と話そうとバイト先を訪れるが、真司を気遣った木村が追い返してしまうのだった。メールを送っても真司が待ち合わせに現れることはなく、尚はいつもの居酒屋で一人ぼっち。そして、真司から尚宛ての宅配便が届いた或る日。真司のアパートから全ての荷物が撤去されていた。それから、9か月後――。「大恋愛~僕を忘れる君と」は毎週金曜日22時~TBS系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年11月07日戸田恵梨香、ムロツヨシが共演するTBS系金曜ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」の第3話が10月26日放送された。ラストで戸田さん演じる女医・北澤尚が発した“衝撃発言”にショックを受けた視聴者からの投稿でSNSが騒然としている。本作は34歳にして若年性アルツハイマー病に侵されながらも、本気で一人の男に恋をする女医・北澤尚に戸田さん、元小説家で現在は引越のアルバイトで暮らす間宮真司にムロさん、アルツハイマー病の世界的権威で尚の元婚約者でもある井原侑市に「TOKIO」松岡昌宏を迎え、尚と真司の10年にわたる愛の奇跡を描く純愛ラブストーリー。尚は侑市との結婚を1か月後に控え、新居に引っ越すが、そこで真司と運命的に出会い、恋に落ちる。婚約も取りやめ真司と新たな生活を始めようした矢先、事故をきっかけに尚の若年性アルツハイマー病が発覚。侑市が主治医を担当し治療に取り組むことになった尚だが、徐々に病魔は進行していく…というのがこれまでのストーリー。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。真司と一緒に暮らすことになった尚が、自分の貯金で古くて狭い真司のアパートから、新しいマンションへ引っ越したいと言い出す。以前は2人の関係を反対していた尚の母・薫(草刈民代)にも引っ越しを勧められ新居を探すことになったが、内覧の日時を尚を忘れてしまう。落ち込む尚を励ます真司は、尚の病状をもっと知ろうと侑市のもとを訪ねるが守秘義務を理由に冷たくあしらわれる。尚の貯金額や侑市の様子にコンプレックスを抱いた真司は、新居の家賃だけでも工面できるようにアルバイトを増やすのだが、過労がたたって尿管結石になり病院に担ぎ込まれる。自分に心配をかけないと頑張りすぎた真司を抱きしめる尚だが、その口から出たのは「好き、侑市さん」という言葉だった…というのが3話のストーリー。ラスト、真司の名前を忘れ元婚約者である侑市の名を口にしてしまう尚。このシーンに衝撃を受けた視聴者からは「最後のシーンきつすぎる」「ラスト心臓ヒュッてなった、、、言葉失った」「ラスト3秒の衝撃が宇宙ぐらいデカすぎて1分ぐらい呼吸止まってたかも」「今回だけはラストシーン見返す精神力ない…流石につらすぎる」など次々とツイートが投稿される。さらに切ない展開が待ち受けていそうな今後の展開を想像して「これからどんどんつらくなっていきそうだよねぇ最終回まで乗り切れるかな」「試練が…!くるのか…!」といった声も上がっていた。(笠緒)
2018年10月27日2016年放送のNHK大河ドラマ「真田丸」でお茶の間を沸かせ、“昌幸ロス”を巻き起こした草刈正雄が、約7年ぶりに主演を務める『体操しようよ』。そんな本作から最新の特別映像が到着した。本作は、38年間無遅刻無欠勤で勤め上げた60歳のシングルファーザー佐野道太郎(草刈正雄)が、愛する一人娘・弓子(木村文乃)からの「親離れ宣言」をきっかけに、ラジオ体操を通じて仲間作りに奮闘し、不器用ながらも家事に挑戦する姿に、笑って、泣いて、勇気と元気をもらえる幸せ感動作だ。ある日、道太郎はたまたま通りかかった公園で涙ぐむのぞみ(和久井映見)を見掛け、気になり後を追い、喫茶店オリビエへ。そこは、のぞみが店主を務める喫茶店で、話しているうちに彼女が参加するラジオ体操会へ誘われる。恐る恐る初めて行ったラジオ体操会には、近所の商店街の女将さんから、タクシー運転手、スナックのママや小学生まで、様々な人が集まっていた。毎朝、広場にみんなで集まってラジオ体操をして、喫茶オリビエのモーニングセットで1日を始めるのがみんなの楽しみ。それを優しく見守るのぞみはラジオ体操会のマドンナで、男性陣には癒やしの存在。道太郎も、次第にのぞみの優しさに淡い恋心を抱くように…。今回到着した映像は、ベーカリーで働く娘・弓子がのぞみの店にパンを届けにいくシーンから始まっている。実はオリビエのパンは弓子が働くベーカーリーのもの。偶然店にいた父・道太郎を見つけ驚く弓子であったが、父娘でのぞみ特製玉子サンド&ホットサンドイッチプレートと、淹れたてコーヒーをごちそうになる。「のぞみさんが父と再婚してくれたらいいのに…」とつぶやく弓子だったが、父の幸せを願う娘の願いは叶うのか?本作の公開が待ち遠しくなる映像へと仕上がっている。『体操しようよ』は11月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年10月22日高畑充希が草刈正雄の“上司”を演じ、「ジャニーズWEST」小瀧望らも出演する2時間スペシャルドラマ「68歳の新入社員」が6月18日(月)今夜放送される。■あらすじ本作で高畑さんが演じる工藤繭子(28)は、前職での実績を買われてヘッドハンティングされ、いまは老舗の和菓子会社・羊堂本舗で新規事業開発を引っ張るバリバリのOL。若手社員5人からなる“チーム工藤”を率いている。最初に手掛けたキャラクターグッズがヒットしたため社内の期待も大きく、見えないプレッシャーにさいなまれる日々を送っていた。そこに突然、草刈さん演じる68歳の新入社員・仁井本和夫が部下として配属されることに。和夫は羊堂本舗を定年まで勤めあげ引退生活を送っていたが暇を持て余し、次第にサラリーマン時代の仕事への意欲がむくむくと湧き上がっていたなか、若社長からの声かけで復帰を決意。繭子は仁井本が自分より40歳も年上だと知りあ然、さらにスマホを持たずタブレットも知らない仁井本に途方に暮れる…。年齢も性別も立場も経験も違う40歳差の上司と部下というコンビは、度重なる困難に打ち勝って最強のパートナーへと成長を遂げることはできるのか――というストーリー。■高畑充希の恋人役に「ジャニーズWEST」小瀧望キャストには、高畑さん、草刈さんの脇を固める味のある俳優たちが勢ぞろい。「ジャニーズWEST」としての音楽活動のほか『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』や「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」などで俳優としても急成長中の小瀧さんは、繭子と同い年で同棲中の恋人・小野諒を演じる。自宅の1階でカフェを営むかたわら、オブジェなどを作る芸術活動もしている“癒し系男子”に扮する。また『世界から猫が消えたなら』や「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の原田美枝子が和夫を支える妻・文子役で出演。そのほか羊堂本舗の営業部長・戸田浩司に宮川一朗太、羊堂本舗の若社長・岡崎健吾に丸山智己、羊堂本舗の営業部員・向井豊に竹森千人、「チーム工藤」メンバーとして内田健司、金澤美穂、安田啓人、大狸ぽんぽこ(シンプル)、羊堂本舗の69歳の新入社員・須藤稔に笹野高史。40歳差のコンビとどう絡み、彼女たちの成長をどう見守るのか、期待が高まる。「68歳の新入社員」は6月18日(月)21時~カンテレ・フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年06月18日2018年夏、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで高畑充希(26)と草刈正雄(65)がW主演を務める2時間スペシャルドラマ「68歳の新入社員」の放送が決定した。■あらすじ昔ながらの味と信頼で親しまれ、そこそこの人気を保っている和菓子会社の羊堂本舗。最近、新たな客層をつかむため、新規事業開発に乗り出すことに。そのリーダーを務めるのが28歳の工藤繭子(高畑充希)。他社からヘッドハンティングされてきた彼女だが、新規事業開発の難しさに悪戦苦闘し、社内のプレッシャーにもさいなまれていた。そんなある日、突然、新たに入社した仁井本和夫(草刈正雄)が工藤の部下として配属されてきた。工藤は仁井本が自分より40歳も年上だと知り、あ然。「過去を自慢しながら仕事をするのか?それともまっさらな新入社員として新たな仕事をするのか?」と突きつけ、指導役を引き受けるが、スマホを持たず、タブレットも知らない仁井本に、途方に暮れる…。■高畑充希が草刈正雄の上司に!?若手社員5人からなる「チーム工藤」のリーダーとして新規事業開発を引っ張るOL・工藤繭子(28)を演じるのは「とと姉ちゃん」「過保護のカホコ」で主演を務め、注目を集めた高畑充希。一方の羊堂本舗を一度は定年まで勤めあげ、引退生活を送っていた仁井本和夫を演じるのは多くのドラマ、映画、舞台で活躍してきたベテラン俳優・草刈正雄。40歳も年下の上司に忠誠を誓う心優しき“68歳の新入社員”を演じる。■キャストのコメント到着高畑充希(工藤繭子役)撮影期間は10日間程でしたが、夢のような時間でした。まず岡田さんの脚本が素晴らしく、せりふがわざわざ脳みそを通らない、というか、役がそのせりふを言うだけで、どんどんその気持ちにしてもらえるような。言葉に手を引かれているような安心感がありました。共演の草刈さんとの掛け合いも、私にとって満たされ過ぎて怖いくらいの瞬間が何度もありました。もうずっとやっていたいなぁ、と、ホワホワした気持ちでした。あの時間は、私にとっての財産です。すっごく楽しい現場だったので、連ドラになれば良いのに!なんて。難しいだろうけれど、言うのはタダですよね(笑)。どの世代の方にも、奇をてらうことなく刺さる、素敵なお話です。お楽しみに!草刈正雄(仁井本和夫役)いやあ~もう、ホントに素敵な本だったので、これをやれるのは役者冥利(みょうり)につきると思いました。高畑さんは前から気になっていた女優さんだったので共演出来て嬉しかったです。無理なく素直に役に入れました。本が良いということです。別に何の先入観も無く楽しんで下さい。このドラマは、これからの時代のテーマではないでしょうか?スペシャルドラマ「68歳の新入社員」は2018年の夏、カンテレ・フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年05月07日ソフィア・コッポラ監督が来日を果たし、1月17日(水)に都内で行われた最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』のプレミア上映会に出席した。映画のPR来日は前作『ブリングリング』以来、4年3か月ぶり。「日本は大好きな場所の1つ」と笑みを浮かべた。「子どもの頃から日本には何度も来ていますし、伝統や文化にも興味があります」と語るコッポラ監督といえば、アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞した『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)を日本で撮影したことで知られており、「次回作のプランは未定だけど、いつか大好きな日本にまた長く滞在したい」と日本ロケにも意欲を見せていた。■女性監督の活躍に喜び「女性視点の映画がたくさん生まれている」そんなコッポラ監督の長編6作目となる本作は、過去作品のイメージを大きく覆す愛憎スリラー。ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルらキャリア史上最も豪華なキャスティングが実現し、昨年、第70回カンヌ国際映画祭の監督賞を、女性として56年ぶりに受賞した。「現在は数多くの女性監督が活躍している。女性視点の映画がたくさん生まれているし、それはとてもすばらしいこと」と喜びを語るコッポラ監督。本作も「スタッフもキャストもほぼ女性。男性のメインキャストは、コリンだけだった」といい、「珍しいことではあるけれど、そうした環境があるのは望ましいこと」と語った。■常に意識するのは「誰もが共感できる人間性」映画は南北戦争期のアメリカ南部を舞台に、世間から隔絶された女子寄宿学園で暮らす7人の女性たちと、彼女たちの前に現れた北軍の男性負傷兵が繰り広げる“情欲と嫉妬”のスリリングな密室群像劇。「当時の時代背景や女性たちの価値観に興味があったし、より普遍的な意味で、いまも続く男女間の愛憎に満ちたパワーゲームを描いてみたかった。私は常に登場人物の目線になり、何を感じ、何を考えているのかと想像する。観客の皆さんにも同じ体験をしてもらうため、誰もが共感できる人間性を意識している」(コッポラ監督)。■女優・草刈民代が語るソフィア・コッポラの魅力とは?プレミア上映会には女優の草刈民代が駆けつけ、コッポラ監督に花束のプレゼント。本作について「時代や場所を問わず、男女の関係におけるシビアな面がテーマになっていると思う」と話し、「いつも登場人物がリアル。言葉による説明ではなく、シーンの積み重ねによって、ストーリーがものすごく伝わるのがコッポラ監督の個性だし、映像表現に対する強いこだわりも感じます」とその魅力を熱弁していた。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月17日「普通ではないけれど、これはこれでひとつの家族の形だと思います。僕はこの親子2人の人生を否定する気もないです。登場人物たちは何かずっと傷ついて生きているけど、ふとしたことをきっかけに新しい関係が始まる。それがこの映画の魅力だと思っています」 そう話すのは、取材場所に丸刈り姿で現れた高良健吾(29)。ちょうど撮影と撮影の合間の時期で髪形の自由が利くらしい。「もともと坊主が好きなんです」と言い、はにかんだ。 変幻自在に髪形や見た目を変えてあらゆる役柄に挑んできた彼が、映画『月と雷』(10月7日より全国ロードショー)で演じたのは、恋人を次々と替える自由奔放な母(草刈民代)の息子・智だ。荒んだ生活を送る母に合わせて、すみかと生活環境の変化を強いられてきた智。それでも人懐っこさから、行く先々で誰からも好かれる不思議な少年だ。 「智は普通に考えたらちょっと理解できないことがたくさんある人物ですけど、嫌なやつには見せたくなかった。そこは意識しました。だから僕がまず智のことを好きになり、味方であることを心がけました。智と似ている点はないけれど、僕も父親が転勤族で、幼少期にいろいろな場所を転々としているところは共通しているかな」(高良・以下同) 劇中には、ヒロイン・泰子(初音映莉子)との濡れ場のシーンもある。 「僕はどちらかというと10代のときから濡れ場がある作品に出ることが多かったので、濡れ場俳優といわれていましたからね。ですからあまり意識しないようにしました。でも女性はやはり大変だと思いますし、初音さんからも覚悟を感じました」 デビューから14年。若手実力派俳優といわれ、出演作が途切れることなく活躍してきた彼も、もう少しで30歳を迎える。 「あっという間でした。意識していたつもりでいたのに、それでも早かったですね。これからも仕事はもちろんのこと、毎日の生活を大切にしなければと思います」 冗舌に語るというより、考えながら静かに話す高良。だが、ひとたび演技となると存在感がさらに増す。本作でも憎めないキャラを魅力的に演じている。
2017年09月29日民族舞劇や歌舞、器楽などを融合してオリジナル作品を上演する総合芸術団体・上海歌舞団が、2年前の日本ツアーで大好評を博した『朱鷺』で待望の再来日中だ。『羽衣伝説』や『白鳥の湖』などの伝承・民話をモチーフに、村の青年ジュンと朱鷺の精ジエの時空を超えた愛を描いた物語。8月29日、東京・Bunkamuraオーチャードホールで全国公演の幕が開いた。舞劇『朱鷺』チケット情報一幕は、淡いグラデーションで水墨画のように描かれた山々を背景に、古代の農村の様子が綴られる。村の青年ジュン(王佳俊)が薪を拾いに山の奥深くに入ると、湖のほとりで仲間たちと無邪気に集う朱鷺の精ジエ(朱潔静)がいた。朱を含めて朱鷺を演じるダンサーたちは細くしなやかで、羽衣とも朱鷺の羽根とも見える布をなびかせながら踊る姿は、まさに『羽衣伝説』に登場する天女のイメージだ。ジュンとジエはひと目で恋に落ち、夕陽が落ちるまでのひと時を睦まじく過ごす。だがジュンがふと目を覚ますと、ひとひらの羽根を残してジエの姿はなく……。ジュン役の王は、薪を村人に分け与えるほどの誠実さをもった青年が、初めて出会ったジエにもまっすぐ惹かれていくさまを好演。一方、「佐渡島で朱鷺の様子を観察しました」という朱は、朱鷺らしい動きを巧みに取り入れつつ、ジュンへの想いを優美に表現している。それは儚い女性性の表れのようでもあり、疲れて眠るジュンを包み込む、母なる大地の象徴のようでもある。壮大でドラマチックな楽曲に乗せて、朱鷺の精たちが一糸乱れぬアンサンブルを繰り広げるシーンも必見だ。一幕のラスト、消えたジエを探してさまようジュンの後ろを、朱鷺たちが滑るように次々と横切って消えてゆく場面は神秘的ですらある。物語は二幕で、産業革命を迎えて朱鷺が絶滅の危機に瀕した近代、さらに21世紀の現代へと続く。ジュンとジエの魂が時を越えて出会い、別れてゆく中で、次第に浮かび上がってくるものとは。観終わった後、観客それぞれの胸にその答えが残るだろう。初日公演を前に行われた囲み会見では、オフィシャルサポーターとして谷村新司と草刈民代が登壇。「初めてDVD(で舞台映像)を観た時、アンサンブルの凄さにビックリしました」というのは谷村だ。「朱さんの踊りは素晴らしいし、王さんはチャーミングなので、日本でもファンがとりこになりそう(笑)。この後、ナマで観られるのでワクワクしています」と話した。草刈は「『白鳥の湖』の群舞は有名ですが、『朱鷺』の群舞はそれとは全く別の凄さがあり、心が奪われます。なかなかこういう出合いはないと思うので、ぜひ堪能してください」と、元ダンサーならではの視点で魅力を語ってくれた。オーチャードホール公演は本日8月30日(水)まで。その後、9月2日(土)・3日(日)愛知県芸術劇場 大ホール、9月6日(水)から10日(日)まで東京国際フォーラム ホールC、9月13日(水)・14日(木)大阪・オリックス劇場を巡演。取材・文佐藤さくら
2017年08月30日激しい雨が降りしきる8月1日の夜7時、南果歩(53)が東京・新宿にあるダイニングバーへと入っていった。会場ではこの日、主演ドラマ『定年女子』(NHK・BSプレミアム)の打ち上げが行われていた。 夫・渡辺謙(57)の“不倫騒動”以降、南にとって初めての出演となったこのドラマ。7月4日の試写会に出席した際、彼女は「心身ともに疲れて落ち込んでいた時期に、こういう作品に巡り合えた」と語っていた。皮肉にも南が演じたのは“夫の不倫により離婚した女性”という役どころ。当初は“出演辞退”も考えていたという。 「実は3月に渡辺さんの不倫報道が出た直後、南さんは制作サイドにドラマの降板を申し出たそうです。しかしすでに共演陣のスケジュールは抑えられており、脚本もほぼ完成していました。そのため、苦渋の決断で降板を思いとどまったのです」(NHK関係者) 覚悟を決めて撮影に入った南だが、当初は現場でも揺れていたようだ。 「南さんはいつも明るく振る舞っていました。でも楽屋でときおりボンヤリと壁を見つめたり、台本の同じページを開いたままだったりしていました。それでも共演者やスタッフに支えられて、最後まで演じ切った。打ち上げ当日の昼に最後の撮影がありましたが、クランクアップで花束を渡された南さんは大粒の涙を流していました」(ドラマスタッフ) 支えてくれたドラマの打ち上げ。1次会では草刈民代(52)が“秘話”を明かしていた。 「草刈さんは南さんをおんぶするシーンを振り返って『事前に南さんの体重を聞いて準備をしていたのですが、背負ってみたらびっくりするほど軽くて。そのことを彼女に聞いたら、8キロぐらい痩せたと答えていて……』と明かしていました。草刈さんは南さんと同世代。だからこそ、彼女のことが心配だったみたいですね」(参加したスタッフ) 1次会は夜9時半ごろにお開きに。一同は、近くの2次会会場へ移動した。南も歩いて会場のあるビルへ。エレベーターに乗り込むと、スタッフに向かって「こっち、こっち!』と手招きする。その左手の薬指からは「もういらない!」とばかりに指輪が消えていた――。 「2次会では草刈さん、石野真子さん(56)、清水ミチコさん(57)といった主要キャストが南さんと話に花を咲かせていました。さながら“果歩さんを励ます女子会”で、みんなでエールを送っていたそうですよ」(別の打ち上げ参加者)
2017年08月08日中国の伝統舞踊や歌舞、声楽、器楽にクラシックバレエやモダンダンスを融合させた総合芸術団体として、世界中で上演を重ねている上海歌舞団。日本でも2005年に『覇王別姫』、2007年には『WILD ZEBRA』と公演のたびにファンを増やしており、今回は2年前の日本ツアーで絶賛を浴びた『朱鷺』が待望の再来日だ。日中国交正常化45周年を祝う記念公演でもある本作。8月の公演を前に、7月19日、メインダンサーの朱潔静と王佳俊、オフィシャルサポーターを務める草刈民代を迎えて制作発表会が行われた。舞劇『朱鷺』-TOKI- チケット情報本作では『羽衣伝説』や『白鳥の湖』などの異類婚姻譚をモチーフに、村の青年ジュンと朱鷺の精ジエの時空を超えた出会いと別れが描かれる。朱と王の表現力豊かな踊りはもちろん、東洋の切り絵を思わせる舞台美術や、切なくドラマチックな楽曲、美しいグラデーションの衣装、一糸乱れぬアンサンブルなど見どころも満載だ。物語は終盤、自然破壊を繰り返す人類と消えゆく朱鷺の姿も描かれ、現代社会に警鐘を鳴らす作品となっている。上海歌舞団団長・陳飛華は「今年は総勢70名と、2年前より大きな規模で来日いたします。本作のテーマは“地球、生命、人類”。細かいところまで手を加えており、さらに良い舞台になっていると思います」と話した。「セットや衣装など、すべての面でアジアの美学を込めた作品。必要なのは、とても細かい動きや表現です」と言うのは、スラリとした美女の朱だ。「こういう朱鷺の動きを踊りに取り入れています。実際に朱鷺の様子を一日中観察したんですよ」と、立ち上がって腕を背と頭に巻き付けるような動きを披露した。王も「最後のほうの現代の場面では、無機質なセットに、踊りもコンテンポラリーダンスに近いものになります」と、叙情的な古代の場面とは異なる面もあることを解説。「日本のアニメやラーメンが大好き。終演後の楽しみです」と照れ笑いするなど、端正な横顔に若い青年らしい素顔をのぞかせた。オフィシャルサポーターとして登壇した草刈は、上海歌舞団の魅力を「中国文化のテイストが土台にある上で、素晴らしい舞台が展開されているところ。それはこの舞踊団にしか表現できないものです」と語る。「ダンサーも国によって特徴や魅力があるんですよ。王さんは美しくてたくましいですが、けしてマッチョではない。朱さんも優しいたたずまいですが、強さも感じさせるのが魅力です。アンサンブルのフォーメーションがビシッと揃っているところも、東洋のカンパニーならではと感じますね」と、海外での舞台経験も多い元ダンサーならではの視点で話した。草刈も太鼓判を押す、唯一無二の舞台。公演は8月29日(火)・30日(水)東京・Bunkamura オーチャードホール、9月2日(土)・3日(日)愛知県芸術劇場 大ホール、9月6日(水)から10日(日)まで東京国際フォーラム ホールC、9月13日(水)・14日(木)大阪・オリックス劇場にて。取材・文佐藤さくら
2017年08月04日直木賞作家・角田光代の同名小説を、『海を感じる時』の安藤尋監督が実写映画化した『月と雷』。主演に初音映莉子を迎え、高良健吾や草刈民代らが豪華共演。幸せの形を探し求める不器用な大人たちの、切なく孤独な旅を描いた本作の予告編&場面写真が一挙解禁された。「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を重ねていく――。」結婚を控え、そう考えていた泰子の前に現れた、かつて半年間だけ一緒に暮らした父の愛人の息子、智。20年前、愛人・直子と智が転がり込んできたことで、泰子の家族は壊れたはずだった。根無し草のまま大人になった智は、ふたたび泰子の人生を無邪気にかき回し始める。「邪魔しないであたしの人生」、そう普通の幸せを願っているはずなのに…。泰子は智とともに自分の母親、異父妹、そして智の母・直子を訪ねて行くことで、“普通の幸せ”を求めていたはずの自分の人生が、少しずつ変わっていくのに気づき始める。人と出会うこと、そして人を受け入れることで、人生が予想もしない方向に転がっていくさまを描き、 「親と子」「家族」「生活」の意味を根源から問いかける角田光代文学の真骨頂と評された同名小説を、これまでにも揺れ動く女性の心情をまざまざと描いてきた安藤尋監督と、『人のセックスを笑うな』の本調有香が繊細かつ力強く映像化した本作。“家族愛”を知らない主人公・泰子役には、ハリウッドデビュー後も数々の映画、舞台で活躍する実力派女優・初音さん、人懐っこくてなんだか憎めない青年・智を『きみはいい子』などの高良さん、男から男へと各地を流転する智の母・直子を『Shallweダンス?』の草刈さんが演じ、それぞれ個性あるキャラクターを演技のみならず、衣装やメイクに至るまで、出演者が自らイメージ、監督とディスカッションをして作り上げ、見事に体現している。この度、解禁された予告編では、過去を忘れ、普通に生きようとする泰子の前に、突然直子の息子・智とかつて共に暮らした父の愛人・直子が現れ、20年ぶりに3人が再会したことから、泰子の置き去りにされた時間が動き出し、泰子の中で少しづつ何かが変化していく様子が映されている。“普通”の人間関係を築けない大人たちがその意味を探し続ける切なく孤独な旅――。まずはこの予告編からチェック。『月と雷』は10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月30日直木賞作家・角田光代の同名小説を初音映莉子と高良健吾の主演で実写映画化する『月と雷』。このほど、高良さん演じる人なつこい男・智と、初音さん演じる“家族愛”を知らない泰子のハッグハグが印象的なポスタービジュアルが解禁となった。「対岸の彼女」「八日目の蝉」「紙の月」など、現代女性の“人生の選択”を描いた小説で絶大な支持を受ける角田光代の同名小説を原作に、『海を感じる時』の安藤尋監督が『人のセックスを笑うな』の脚本・本調有香と『blue』以来のタッグを組み、繊細かつ力強くスクリーンに蘇らせる。“家族愛”を知らない主人公・泰子役には、『終戦のエンペラー』でハリウッドデビューし、その後も数々の映画、舞台で活躍する初音さん。人懐っこくてなんだか憎めない青年・智を朝ドラ「べっぴんさん」、『横道世之介』『きみはいい子』など、日本を代表する若手俳優の地位を確立した高良さん。さらに、世話をしてくれる男性を見つけては、男から男へと各地を流転する智の母・直子を、『Shall weダンス?』『終の信託』の草刈民代が熱演し、新境地を見せている。泰子(初音映莉子)は、家と職場を往復する代わり映えのない日々を送り、可もなく不可もない婚約者と結婚の準備を進めていた。「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を重ねていく――」。そんなときに彼女の前に現れたのは、無邪気な笑顔を浮かべた男・智(高良健吾)。智はかつて父が愛人として連れてきた女・直子(草刈民代)の連れ子だった。短い期間だがともに暮らした彼が、大人になって泰子の前に現れたのだ…。“普通”の家族を知らぬまま大人になった2人。このたび解禁となったポスターは、動き出した過去の時間への戸惑いと不思議な雰囲気を漂わせ、自然と体を重ね合わせた2人のバックハグが印象的なビジュアルに仕上がっている。「普通の家庭とは?」「まっとうな人生とは?」という問いを自問自答しつつ、“自分の人生に欠けた何か”を探しながら彷徨う主人公たち。角田作品の真骨頂ともいえる不器用な大人たちへ贈る人間ドラマを、真摯に丁寧に見つめた本作は、観る者の心の隙間にすっと入り込み、自分の足元を照らしてくれるかのよう。そんな本作への共鳴を映し出すポスターに仕上がっている。『月と雷』は10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月21日タレントの橋本マナミ、俳優の草刈正雄が26日、東京・六本木ヒルズで行われた「ザ・プレミアム・モルツ フェスティバル」オープニングイベントに出席した。サントリービールは、3月14日にリニューアル新発売した『ザ・プレミアム・モルツ』のイベント「ザ・プレミアム・モルツ フェスティバル」を全国17都市で開催。東京会場となる六本木ヒルズでオープニングイベントが開催され、スペシャルゲストとして橋本マナミと草刈正雄が登場した。東京会場の大使に選ばれた橋本は「プレモルは大ファンなので、東京大使に選んでいただいて夢のようです。このイベントは毎年六本木でやっていることを知っていました。今回新しくなったプレモルを工場直送で飲めるということなので、1人でも多くの方に楽しんでいただきたいです」とアピール。途中からお客第1号として草刈が登壇し、橋本が注いだビールで乾杯。飲み終わった後に草刈が発した「これが大博打の始まりや!」というNHK大河ドラマ『真田丸』の名セリフを間近で見た橋本は「まさかここで聞けるとは思いませんでした」と目を丸くしていた。『真田丸』の演技でブレイクした草刈は、5月12日に自身初めてとなる写真集『草刈正雄 FIRST PHOTO BOOK』(双葉社刊)の発売も控えている。「最初話が来た時はこっ恥ずかしくてね。この歳(64)で写真集かと思いましたよ。説得されてやってみようかとね」と経緯を語る草刈に、橋本が「今でも素敵なのに、どういう感じなのか楽しみですよね。私は脱いでいるところがみたい! 上半身だけでもいいので、それを期待したいです」とリクエストする場面も。それを横で聞いていた草刈は「じゃあ次回!」と満更でもない様子だった。
2017年04月26日初音映莉子と高良健吾の共演で、直木賞作家・角田光代の同名小説を映画化する『月と雷』。このほど、本作で高良さん演じる智の母親で、根無し草のような暮らしを続ける直子を、草刈民代が“汚しメイク”で熱演していることが判明。さらに、村上淳、市川由衣らの豪華共演者も発表された。幼少のときに母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんどは家と仕事場を往復する日々を過ごしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、婚約者もでき、亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。そんなある日、父の愛人の息子・智が突然、泰子の前に現れたことによって、平板な泰子の生活は立ちどころに変わっていく――。本作は『blue』(‘03)、『海を感じる時』(‘14)と、揺れ動く女性の心情を真正面から描いてきた安藤尋監督の最新作。「親と子」「家族」「生活」の意味を根源から問いかける角田作品の真骨頂ともいえる小説の映画化で、“家族愛”を知らない主人公・泰子役を初音さん、人懐っこくてなんだか憎めない青年・智を高良さんが演じる。その本作で草刈さんが演じるのが、智の母で、不思議な魅力で男たちから絶えず愛情を注がれるも、継続的な深い関係を築けず、男から男へ、各地を渡り歩く女性・直子。草刈さんは、今回が夫・周防正行監督の作品以外の映画出演は初めてながら、難役を体当たりで演じ切っている。昼間から酒に煙草、自由奔放のようでいて深い孤独を漂わせ、虚無的なその姿は、観る者を圧倒するほどの新境地。すさんだ雰囲気を出すため、あえて汚しメイクを施し、並々ならぬ覚悟で挑んでいる。草刈さんは、まるで根無し草のような東原直子という役柄について「運命に抗わない人」と直感的に感じた印象を明かし、「いわゆるダメな人です。『この役、なぜ私に?』と思いました。でも安藤監督とお話させていただき、『できる?やってみよう、やってみたい!』と気持ちが動き出しました。いままでにお見せしたことのない私の姿が、直子として皆様の目に映れば幸いです」とコメント。泰子を演じる初音さんについては「率直な演技は、この作品を象徴しているもの」と語り、「葛藤を抱えながら健気に生きる泰子の姿から、いつも見落としている何かが掘り起こされるのではないでしょうか」と期待を寄せる。そして、息子役の高良さんにも「撮影初日から母と子として共鳴するものを感じました」と、その母子関係に自信を覗かせた。今回の意外ともいえるキャスティングについて、安藤監督は「風景を背負って、スクリーンの中を歩ける女優は草刈さんだけです!」と絶賛。「僕の中で、直子は『パリ、テキサス』の(荒涼とした砂漠を放浪する主人公を演じた)ハリー・ディーン・スタントンです」と草刈さんに説明した際、「笑顔で頷いてくれた草刈さんが素敵でした。やっぱり直子はこの人しかいない」と確信したことを明かしている。また、さらなるキャストとして、泰子の異父妹にあたる佐伯亜里砂役に、『桐島、部活やめるってよ』『悪の教典』などの映画やCMなどで活躍する藤井武美が抜擢。泰子の婚約者で彼女の心配をするが束縛も強い山信太郎役を、『恋人たち』で繊細な演技を見せ、第30回高崎映画祭などで高い評価を受けた黒田大輔が存在感たっぷりに演じる。泰子の友人で、同じスーパーマーケットのレジで働く吉村役には『海を感じる時』での主演が光った市川さん。泰子の父親役を演じるのは、安藤作品には欠かせない存在といえる村上さん。泰子が幼いころ、直子と連れ子の智と一緒に暮らしていたが、亡くなった後も泰子を翻弄する存在となるという。そして、田舎町を流浪していた直子を拾い、一緒に暮らし始める初老の男性・岡本役を、多くの舞台出演で知られドラマ「小さな巨人」にも出演中の木場勝己が務めている。『月と雷』は10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月25日映画『月と雷』が、2017年10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開される。原作は直木賞作家・角田光代の、2012年に出版された長編小説『月と雷』。角田作品は世代を超えて女性の支持を得ており、今までに『八日目の蝉』や『紙の月』などが映像化され、大ヒットを記録している。映画『月と雷』は一つどころに定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智、その母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語だ。「親と子」「家族」「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂ともいえる作品に仕上がっている。主人公の泰子を演じるのは、初音映莉子。映画『ノルウェイの森』 に出演、『終戦のエンペラー』でハリウッドデビューも果たしており、『月と雷』では自身と同年代の女性の繊細な心の機微を表現している。初音と共に主演を務めるのは俳優の高良健吾。『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優、『横道世之介』で第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。NHKドラマ「ぺっぴんさん」で主人公の幼馴染を演じるなど、その突出した演技力と存在感に注目が集まっている。高良が演じる智は、泰子と同じ過去を共有し、突如として泰子の日常に大きな変化をもたらす重要な役どころだ。監督を務めるのは『blue』『海を感じる時』の安藤尋。リアルな台詞と丁寧な演出で、地方都市で生きる登場人物の心理描写を強く描き、小説の世界観を新たに拡げている。【詳細】映画『月と雷』公開時期:2017年10月7日(土)テアトル新宿ほか全国公開出演:初音映莉子、高良健吾、藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上 淳、木場勝己草刈民代監督:安藤尋脚本:本調有香原作:角田光代©角田光代/中央公論新社 ©2017「月と雷」製作委員会【ストーリー】幼少の時に母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子(初音映莉子)。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんど家と職場を往復する代わり映えのない日々を過ごしている。婚約者も出来、結婚の準備を進めていた。亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を 重ねていく―。」結婚を控え、そう考えていた。そんなある日、かつて父が愛人として連れてきた女・直子(草刈民代)の息子・智(高良健吾)が突然泰子の前に現れる。かつて半年間だけ一緒に暮らした男だ。無邪気な笑顔を浮かべる智。“普通”の家族を知らぬまま大人になった二人。大きな喜びはないが小さな不幸もない平板な泰子の生活が立ちどころに変わっていく。
2017年03月16日石坂浩二主演の中高齢の視聴者向けの新たな帯ドラマ「やすらぎの郷」。この度、新たなキャストとして常盤貴子、草刈民代、松岡茉優らの出演が明らかになった。菊村栄(石坂浩二)は単身、海を臨む山の斜面にひっそりと建つ、「やすらぎの郷La Strada」を訪れた。ここは大手芸能プロダクション“加納グループ”の総帥・加納英吉がグループを突如解散した後、私財を投じて作ったテレビに功績があった者だけが入れる無料の老人ホーム。しかし、加納本人は姿を見せることがなく、施設を仕切るのは、加納の長女・名倉みどり(草刈民代)と、みどりの夫で元大学病院院長の名倉修平(名高達男)だった。会員になるにはただひとつ資格が必要で、それは全盛期の映画・テレビを真剣に支えた役者、監督、ミュージシャン、アーティストであること、というものだった。菊村もある時代、一世を風靡したシナリオライターだった。実は、認知症の元女優の妻・律子(風吹ジュン)の介護にほとほと疲れ果てたとき、みどりから、突然の誘いを受けたのだ。みどりとは面識がなかったが、“加納英吉の娘”という言葉を信じた。何よりも「やすらぎの郷La Strada」という名称は、芸能界に長く籍を置く者なら一度は聞いたことがあるうわさだった。費用は無料で、万端の設備で老夫婦を迎え入れると言われ、入所を決意した矢先、その妻は亡くなってしまった。その部屋でひとり暮らすことを決意し、足を踏み入れた菊村。そこで見たのは、もはや記憶から消えかけていた昔の全盛期のテレビの人たちだった。夢か幻を見ているような呆然たる菊村に笑みを向けてきたのは、往年の大女優、大俳優たち。こうして、菊村の新たな生活がはじまって…!?本ドラマは、中高齢の視聴者に向けてテレビ朝日が新設する帯ドラマ枠=“シルバータイムドラマ枠”で放送する作品の第1弾。かつて一世を風靡したシナリオライター・菊村栄を中心にホームに入居した往年の大スターたちの姿を描き、家族、財産(遺産)、過去への想い、恋、死への恐怖、芸術への心残りなど多岐に渡るテーマをユーモラスに描いていく。キャストには、主演の石坂さんを始め、浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、藤竜也、ミッキー・カーチス、八千草薫、山本圭ら名だたる名優たちが出演しているのも注目だ。そんなベテラン勢に加え、新キャストが決定!数々の作品で確かな存在感を放ってきた常盤さんは、「やすらぎの郷La Strada」のコンシェルジュ・松岡伸子役で出演。倉本聰作品初参加となる常盤さんは、「私がこの作品に惹かれたいちばんの理由は、そうそうたる大スターの皆さまとご一緒できるということ。何をおいても絶対に参加したいと思いました」と大先輩たちとの共演に胸を躍らせている様子。とにかく脚本が楽しいと話す常盤さんは「 『このシーン、面白いよね』などと皆さんで話しながら撮影を重ねられるのは、幸せなことだなと思います」と楽しんで撮影が行われているようだ。そんな常盤さんに対して主演の石坂さんは、「常盤さんたち若い世代の方々は、僕らと違って物心ついたときにはすでにテレビが存在してドラマも放送されていたこともあって、立派に堂々とお芝居なさるのが本当にスゴイと思います。…若い俳優さんたちに向けてのエールですか?いえいえ、“年寄りたち、頑張れ!”って逆にエールを送ってもらいたいぐらいです(笑)」とコメントを寄せている。また、施設内のバー「カサブランカ」で働く明るいバーテンダー・財前ゆかり役には、若手注目女優の松岡さんが抜擢。いつも笑顔で周囲を和ませるゆかりは、入居者から“ハッピーちゃん”というあだ名が付けられているという役柄だ。同じく倉本作品初参加となる松岡さんは、「私では到底思い及ばない、様々考えが盛り込まれた脚本で、1冊1冊に感動しています。また、いつかは共演してみたいと夢見ていた方々が集結する中に参加できることは、とても光栄に思います」とひとつひとつが刺激になっていると語った。さらに、「やすらぎの郷La Strada」創設者の娘で施設の理事を務める名倉みどり役を草刈さん、主人公・菊村の亡き妻・律子役を風吹ジュン、名倉みどりの夫で、「やすらぎの郷La Strada」の理事長を務める名倉修平役を名高達男が務める。「やすらぎの郷」は2017年春、テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年12月22日米倉涼子が主演する現在放送中の人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」。この度、12月8日(木)放送の第9話にて、本作に出演中の草刈民代が社交ダンスを披露することが分かった。これは、映画『Shall we ダンス?』(1996年)以来のこと。今回のクールで第4シリーズを迎える本作。米倉涼子演じる天才フリーランス外科医大門未知子のほか、蛭間重勝役西田敏行、城之内博美役の内田有紀、神原晶役の岸部一徳、加地秀樹役の勝村政信といったお馴染みのレギュラー陣のほか、今シーズンから東帝大学病院の新副院長として泉ピン子が登場するなど、新シリーズも話題となっている。今週放送の第9話では、蛭間の妻・華子(藤真利子)率いる「東帝婦人会」と、「慶林大」院長の妻・鮫島律子(高橋ひとみ)率いる「慶林婦人会」が対立!長年ライバル関係にある両婦人会は、社交ダンス大会でもお互いを打ち負かそうと、闘志メラメラ…。そんな中、なぜか「東帝婦人会」の代表として南幾子(草刈民代)が颯爽と登場!華麗なダンスで、会場にいた未知子らの目を瞬く間に奪っていく…。なんと今回、「東帝大学病院」広報部長・南幾子を演じている草刈さんが、映画『Shall we ダンス?』(1996年)以来、約20年ぶりに社交ダンスを披露!多忙なスケジュールの中、3日間を割き猛練習を行ったという草刈さん。長いブランクにも関わらず、思った以上に動けたそうで、ダンスもさらに高い技術が要求されるアップテンポなものに変更。スウィング・ジャズの名曲「Sing, Sing, Sing」に合わせ、超アップテンポなステップでフロアーを一気に舞い抜たかと思うと、鮮やかなターンやリフトも披露。これには会場で見ていた米倉さんも目を輝かせ、思わず「速っ!!」と、台本にはないセリフを漏らしたほどだったそう。映画以来、一度も社交ダンスをしていなかったと言う草刈さんは、「なんでまた『ドクターX』で『Shall we ダンス?』を!?」と驚いたそう。しかし、さすがは世界トップクラスのバレリーナとして活躍していた草刈さん、妥協は一切許さず、なんと『Shall we ダンス?』で草刈さんの元パートナーを演じた社交ダンス界のカリスマ・田中英和を今回のパートナーに指名し、今回蘇る運びとなったのだ。無事に収録を終えた草刈さんは「田中先生はバレエでいうところの『パートナリングが素晴らしいダンサー』。音楽的で圧倒的な力量があるので、私もすごく楽しかったです」と感想を語り、「踊る喜びが表現できれば、見る方も楽しいはず。今回もその気持ちを大切に踊りました。いつも無表情で謎めいている南幾子さんが、さらに謎めくダンス・シーンを、ぜひ皆さんも楽しんでいただければ、と思います(笑)」とメッセージを寄せている。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月06日女優の草刈民代が、テレビ朝日系ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(毎週木曜21:00~21:54)の8日放送の第9話で、約20年ぶりに社交ダンスを披露する。第9話では、各大学病院の婦人会が対立し、社交ダンス大会で互いを打ち負かそうと闘志を燃やすことに。そんな中、「東帝大学病院」広報部長の南幾子を演じている草刈が、映画『Shall we ダンス?』(96年)以来となる社交ダンスを披露することになる。『Shall we ダンス?』から一度も社交ダンスをしていなかったという草刈は、同映画で草刈の元パートナーを演じた社交ダンス界のカリスマ・田中英和を、今回のパートナーに指名。3日間の猛練習を重ねた結果、本番では会場で見ていた主演の米倉涼子も「速っ!!」と台本に無いセリフをもらしてしまうほどのアップテンポなダンスで、現場を魅了させた。収録を終えた草刈は「田中先生はバレエでいうところの『パートナリングがすばらしいダンサー』。音楽的で圧倒的な力量があるので、私もすごく楽しかったです」と満足の様子。「いつも無表情で謎めいている南幾子さんが、さらに謎めくダンス・シーンを、ぜひ皆さんも楽しんでいただければ」と呼びかけている。
2016年12月06日俳優の草刈正雄が26日、自身のブログを更新。NHK大河ドラマ『真田丸』で演じた真田昌幸が25日放送回で最後を迎え、ブログに多くのコメントが寄せられたことに感謝した。草刈は25日の放送直後にブログを更新し、「真田丸を楽しんでくれてる皆さん!! ありがとう!!」と感謝。「昌幸は天に昇ってしまいましたが、これからもずっと応援して下さい!!」「これからも真田丸宜しく!!」と呼びかけた。この投稿に300以上のコメントが寄せられ、「本当に素晴らしい昌幸でした!」「草刈正雄さんの真田昌幸、本当に本当にほんとーに良かったです!!!」「愛すべき最高の昌幸を世に出してくださりありがとうございました!!」という絶賛の声や、「すっかり昌幸ロスです…」「昌幸ロス……しばらく胸が空洞化です」「昌幸ロスです。昌幸がいないなんて考えられません」と昌幸の死を嘆く声があがった。この反響を受け、草刈は26日に「皆さん。沢山のコメントをありがとう!!」というタイトルでブログを更新。「真田丸38話昌幸、皆さんの感想ありがとう!!」と感謝し、「あまりにも沢山の方が書き込みしてくれたのでゆっくりと読ませてもらいます。本当にありがとう!!」とコメントの数に驚きを示しつつ、感謝の言葉を重ねた。
2016年09月26日女優の米倉涼子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(10月スタート、毎週木曜21:00~21:54)に、生瀬勝久、吉田鋼太郎、滝藤賢一、草刈民代が出演することが1日、明らかになった。生瀬は、スペシャル版で演じた内科医・黄川田高之が、「東帝大学病院」の内科部長となって再登場。吉田は、女好きで世渡り上手な東帝大学病院外科部長・西園寺猛司役、滝藤は、未知子とともに東帝大学病院に呼ばれたスーパードクター・北野亨役、草刈は、東帝大学病院の広報部長・南幾子役で出演する。米倉は、この共演陣に「私がいなくても『ドクターX』が成り立つんじゃないかというくらい(笑)、面白くて! とにかく皆さん、濃い方ばかりなんですよ」と信頼の様子。「特に、今回は医局の中の駆け引きが面白くなりそうな予感でいっぱいです」と、期待を寄せている。
2016年09月01日ミュージカル『グランドホテル』が4月9日、東京・赤坂ACTシアターで開幕した。演出は英国出身のトム・サザーランド。カンパニーを中川晃教・宮原浩暢・安寿ミラらが出演する<GREEN>と、成河・伊礼彼方・草刈民代らが出演する<RED>のふたつに分け、演出を変えて上演されることが話題となっていた作品だ。中でも結末は<GREEN=悲劇的エンディング><RED=ハッピーエンディング>とまったく異なるものになる……というところまで、事前に明らかにされていた。さっそく、両バージョンを観劇した。ミュージカル『グランドホテル』チケット情報物語は1928年ベルリン、ナチス台頭が近づく不穏な社会情勢の中、豪華なグランドホテルに行きかう人々のドラマを描く群像劇。ことさら飾り立てられてはいないが品のある舞台セットは、まさに高級ホテルの趣き。その美しいセットが回転し情景を変える中、ホテルを訪れる客たちの事情が点景のように綴られていく。重い病を患ったユダヤ人の会計士、借金だらけの男爵、引退興行中のバレリーナ……。それぞれの歌声が重なると同時に、彼らの人生が重なり、そして物語が一気に回りだすプロローグ「グランド・パレード」から、一気に心を掴まれる。それまで接点のなかった人々の人生が、グランドホテルという場所で奇跡のように交錯する。そこで愛が生まれ、友情が生まれ、事件が生まれる。その過程も、両バージョンで少しずつ異なる。それは目に見えて違うものから些細なものまで様々だ。だが、その些細な選択から、物語がボタンの掛け違いのようにずれていき、最後の運命を大きく変えていくよう。結末の演出はまさに180度違う。新しい世界への旅立ちを予感させるRED、このあと戦争へ走っていく当時のベルリンの重苦しさを描き出すGREEN。……だが、思うのだ。まったく違うようでいて、ふたつの物語は、実は同じものを描き出しているのではないか、と。希望を絶たれたようなGREENの中では、新しく生まれる命――それは希望である――が、ひときわ強く輝く。一方、希望を胸に幕切れを迎えるREDの登場人物もまた1928年のドイツに生きているのは間違いなく、彼らのその後に苦難が待ち受けていることは想像に難くない。どちらも、どんな状況であろうと、貪欲に生きることのエネルギーが描かれている。ふたつの『グランドホテル』は表裏一体なのだ。実際クライマックス、ある人物に死が訪れるシーンの演出は、まさに表と裏といった見え方のする演出がなされていて、興味深かった。とはいえ、同じ脚本と音楽で異なるドラマを生み出していく意欲作、その意図するところをきちんと見せきるには、役者には演じる力量、さらにはクレバーさが要求されるであろう。今回のキャストは全員が、その役目をきちんと担っていて、非常に見応えのある舞台を作り上げている。どちらを観ても満足のいく作品だが、できれば両バージョンを観て、そこから何かを感じ取って欲しい。公演は4月24日(日)まで同劇場にて。その後、愛知、大阪公演あり。
2016年04月14日4月9日(土)に開幕を控えるミュージカル『グランドホテル』の出演者たちが7日、舞台稽古のさなか会見を開催した。英国出身の鬼才、トム・サザーランドが演出を手がけ、キャストをGREENとREDの2チームに分け、結末も2パターン用意する注目の作品。主演は中川晃教(GREEN)と成河(RED)。ほかに元バレリーナの草刈民代(RED)や、これが初ミュージカルとなる真野恵里菜(RED)など、様々な個性を持ったキャストが集結し、“ふたつの『グランドホテル』”を描き出す。【そのほかの画像はこちら】グレタ・ガルボらが出演した映画でもよく知られる作品だが、物語は1920年代のベルリンを背景に、豪華なグランドホテルに行きかう人々の人間模様を描く群像劇。中川と成河が演じるのは、重い病を患い、残された日々をグランドホテルで過ごそうとやってきたオットー。それぞれ「グランドホテルで人生を探したい、そんなオットーを生きられたら。舞台の端から端まで、上も下も、全部余すことなく堪能していただく舞台です。集中してやっていきたい」(中川)、「華やかで煌びやかで、かつ影がある作品。オットーはその中で、哲学的なメッセージを背負ってホテルを出て行く存在ですので、その部分を注目していただければ」(成河)と意気込みを語った。なんといっても見どころは、2チームが全く異なる結末だということ。稽古も別で、お互いがどうなっているのかを出演者自身も知らないという。両チームに出演する藤岡正明は「こんなに違うと、(2パターン)覚えるのが本当に大変、と稽古をしながら思っていました。まったく別の作品を観るつもりで来ていただければ」とアピール。同じく両チームに出る湖月わたるも「セットの転換も違うし、場面の見え方が全然違う。私は素敵な男爵(宮原浩暢、伊礼彼方)とバレエを踊らせていただくのですが、そのシーンはまったく同じ曲なんですが、まったく違う振付になっています」と話す。和気藹々とした雰囲気の中、ソツなく両チームのアピールをするキャストが多い中、「作品としてはREDの方が1ナノくらい面白いんじゃないかな」(吉原光夫/RED)、「負けてらんねえ!と思います。僕はREDとGREENのバトルだと思ってます」(伊礼彼方/RED)、「宣戦布告をされましたが、僕はあんまり戦ったりするのは好きじゃない(笑)。最終的にはお互いいい作品になればと思いますが……やっぱり負けられませんね」(宮原浩暢/GREEN)など、ライバル心をむき出しにした発言も。ぜひ両チームを見比べてみてほしい。公演は4月9日(土)から24日(日)まで、東京・赤坂ACTシアターにて。その後、愛知、大阪公演あり。チケットは発売中。
2016年04月08日2009年にバレリーナを引退し、女優として活躍する草刈民代がミュージカル『グランドホテル』に出演する。役柄は、引退間際で踊ることに自信を失いつつあるバレエ界のスター。草刈に役への思いや、バレエ人生で得たことなどについて語ってもらった。ミュージカル「グランドホテル」チケット情報『グランドホテル』は、1920年代のベルリンの同名ホテルを舞台に、草刈演じるバレリーナのグルシンスカヤをはじめ、借金の取り立てから逃げる男爵ら、人生の分岐点に立った人々が交差する物語だ。かつて劇場を満杯にしていたグルシンスカヤは、今は客席を埋められず、踊りに対する情熱も薄れてきた。「踊るか踊らないかと悩むのは昔の私と重なり合う。踊れなくなったときの葛藤や揺れを受け止めるのは大変でした。そこは経験を生かしてリアルに演じたいですね」。彼女は絶望の淵にいるものの、伊礼彼方演じる男爵と恋に落ちる。「作品は、バレリーナをはじめとする芸術家の危うさを象徴的に描いている。挫折していても、恋することによってその挫折感を忘れる。彼女にとって恋することは大きくて、希望を見つけ新たな一歩を踏み出そうとするんです」英国の若手演出家トム・サザーランドの手による今作は、出演者が「RED」と「GREEN」に分かれ、それぞれ異なった結末が描かれる。「今回は全く違うバージョンとなるようです。そこに、サザーランドさんの旺盛な想像力や発想力のエネルギーを感じました。私は「RED」チームですが、別のチームを気にせず、自分の役を深められますし、ふたつの作品を作ること自体にキャスト全員が刺激を受けているのではないでしょうか」。グルシンスカヤがどんな決断を下すかは見てのお楽しみだ。草刈自身、引退後はバレエを踊ることはないそうだが、今回彼女の踊りに期待している観客も多いだろう。「久しぶりにトゥシューズを履きます。この物語はホテル内での出来事が展開していくので、バレエを踊るシーンはありませんが、舞台裏でのバレリーナの表情をリアルにお見せしたいと思っています」。ミュージカルは今作で2回目の出演だ。「『こういう役やりませんか?』とオファーがあったら、何でもやります!と即答です(笑)。失敗したら、恥をかいたらどうしよう、とか考えない方かもしれません」。その心意気はバレリーナの経験がものをいっている。「踊っていたときに学んだのは後に引きずらないこと。海外のバレエ団との共演でそれを身に着けていったのかもしれません。主役を踊っている以上は、周りの人に中途半端な姿を見せることはできませんでしたから。かつて大バレリーナであった方々からも教えていただいた経験がありますが、皆さん腹の据わり方が半端ではなかったです。そこまでは及びませんが、何でも前向きにできれば一番だと思います」公演は、4月9日(土)から24日(日)まで東京・赤坂ACTシアター、4月27日(水)・28日(木)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、5月5日(木・祝)から8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2016年03月25日大河ドラマ『真田丸』の真田昌幸役で、その怪演ぶりが話題の草刈正雄さん。ダンディで物腰柔らかなイメージがあるけれど、素顔の草刈さんは一体、どんな人なのだろう。『真田丸』のことから、プライベートなことまでたっぷりお聞きしました。***――昌幸がじつに楽しそうなので、草刈さんはコメディがお好きなのかなと感じているのですが。草刈:普段言う僕の冗談は、全然面白くないそうです。カミさんにいっつも「(冷静な口調で)面白くない」って言われています。でも、芝居になると、いろいろ想像が膨らむんです。若い頃から、二枚目だとかハンサムだとかっていうレッテルが貼られていて、それが嫌でね。ずっと崩そう崩そうとしてました。昔、『華麗なる刑事』っていうドラマがあったんです。僕はロス帰りの刑事で、田中邦衛さんが鹿児島出身の刑事というバディものだったんですが、邦衛さんの芝居に憧れていた僕も、だんだんそっち寄りの泥臭い刑事になっていっちゃって、全然華麗じゃなくなっちゃったんだ。プロデューサーは泣いてただろうなぁ。僕に限らず、役者なら誰もが、つねに周囲を裏切る演技をしたいって思っているだろうけれど、当時の僕は型に嵌められるのが嫌で、結構ツッパってましたね。――そこからようやく抜け出せたと思ったのは、いつ頃ですか?草刈:連続テレビ小説『私の青空』の頃くらいかなぁ。主人公の近所に住むちょっと変わった軽薄な中年っていう役でしたけれど、脚本の段階からそういう役として描かれることが増えてきたのが、その頃だった気がします。あれ以降、コメディっぽい作品にもだいぶ出させてもらうようになりました。俳優って、自分が本当にやりたい役をやれるのは10年に1本あるかないかだと言われることがあるんですが、僕にしてみたら40年に1本だと思っているんですよ。今回、昌幸役に出会って、僕がやりたいのはこれだったんだなって。――そう思われたのは、どのタイミングですか?草刈:最初に台本をもらったのが5話くらいまでだったんですが、それを読んだ時ですね。その思いが決定的になったのは扮装テストの時。衣装を身につけて鏡の前に立ったら、これが真田昌幸なんだって思えたんですよ。――昌幸と比べて、家での草刈さんはどんな旦那さんですか?草刈:本当に家にいるのが好きで、仕事以外では全然出歩かないんですよ。で、大抵は何にもしないでぼーっとしているんですけれど。――奥様やご家族との時間を大事にされているわけですか。草刈:いやそうでもない(笑)。ほとんど自分の部屋でひとりでテレビを見てますよ。イモトから「草刈さん見てる?」って呼びかけられて、テレビに向かって手を振ったりして。いまは『真田丸』があるんで、なかなか見られないんですが。◇くさかり・まさお1952年、福岡県生まれ。スカウトされて17歳で上京しモデルとしてデビュー。'70年の資生堂のCM出演をきっかけに一躍注目を浴び、その後、俳優に転向。おもな出演作品に映画『汚れた英雄』、ドラマ『真田太平記』『御宿かわせみ』『坂の上の雲』など。◇草刈さんが出演している大河ドラマ『真田丸』は、毎週日曜夜8時よりNHK総合で放送中(BSプレミアムでは夜6時から)。真田昌幸(草刈)率いる真田一族は、主であった武田家の滅亡に伴い、戦乱の世に放り出される。そんななか本能寺の変が勃発。覇権を争い群雄割拠するなか、昌幸は予想だにしない戦法に打って出る。ジャケット¥80,000ベスト 参考商品シャツ¥23,000タイ¥14,000パンツ¥15,000(以上ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレンTEL:0120・3274・20)※『anan』2016年3月30日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・隅田たくみインタビュー、文・望月リサ撮影協力・Push Pull
2016年03月24日吉田鋼太郎の初連ドラ主演作となった「東京センチメンタル」。毎回違ったマドンナが登場することでも話題の本作がいよいよ4月8日(金)放送の第12話にて最終回を迎える。この度、最後のマドンナに、女優・広末涼子が出演することが明らかになった。東京・言問橋の和菓子店「くるりや」の久留里卓三(吉田鋼太郎)。腕は確かだが私生活では離婚歴を3回持つ。アルバイトのあかね(高畑充希)に叱咤されつつ、55歳のいまも自由気ままな日々を送っている。女性にだらしなく、下町のあちこちで巻き起こる卓三の恋模様は成就する日はくるのか――。本作は、職人・卓三が繰り広げる日常を描いた完全オリジナルの脚本をドラマ化したストーリー。ちょっぴり切なく、ノスタルジックな気分にさせてくれる物語だ。最終回の第10話は、荒木(小栗旬)の勧めで、卓三は初めてお見合いをすることに。全く乗り気でない卓三は、須藤あかねに連れられ、しぶしぶ上野・精養軒に向かうが、先に到着していた見合い相手・宮永千佳(広末涼子)を見た途端、あまりの美しさに絶句。一瞬にして恋に落ちる。しかも写真の卓三を見てタイプだと思った千佳は、荒木に紹介して欲しいと頼んだといい、卓三は完全に舞い上がってしまう。すっかり乗り気になった卓三は、4度目の結婚を完全に視野に入れ始める。その晩、荒木の店を訪れた卓三に、“千佳こそ結婚に焦っている”と気になることをつぶやくが、卓三は「必ず恋愛してみせる」と気合をみなぎらせる。後日、食事をしたり、デートを重ねたりする卓三と千佳。果たして、2人にハッピーエンドは訪れるのか?これまでに、第1話の草刈民代をはじめ、市川由衣、川栄李奈、白羽ゆりと数々のゲストを迎えてきた本作。最後のマドンナとなった広末さんが今回演じるのは、小栗さん演じる荒木から卓三に見合い相手として紹介される女性・千佳役。広末さんは共演した吉田さんについて、「台本を読んでから現場で実際に吉田さんにお会いしたら、吉田さんが『久留里卓三さん』のイメージそのままだったので、とても演じやすかったです。絶対に面白い作品になるだろうな、と思っていますので、すごくOAが楽しみです」と話し、また「千佳役は、ほんとに短い期間で恋をする…というお話なので(役として)難しいなと思うのですが、ストーリーはテンポ感が良く、現場でもスタッフさんが読んでくれる久留里卓三の“心の声”のナレーションがとてもユニークで面白かったです。後半はシリアスなところがあったりと、短い時間の中で凝縮されている役です」と今回の役どころについて語っている。ひと足先に最終回を迎えていた、広末さんが内田有紀と初共演を果たした「ナオミとカナコ」では、完全犯罪を仕掛けるという役を熱演していたが、今回はシリアスなストーリーとうって変わって笑いもある作品。そんな幅広い役どころを演じ分ける広末さんが、吉田さんと共演することでどんなストーリーが繰り広げられるのか、そして卓三は見事4度目の結婚にたどり着くことができるのだろうか。「東京センチメンタル」は毎週金曜日0時12分~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月18日WOWOWで今春放送される開局25周年ドラマ『沈まぬ太陽』の追加キャストと放送日が13日、発表された。第1話の放送日は5月8日(日曜 22:00~)。そしてすでに発表されている上川隆也と渡部篤郎に加え、第1部(全8話)に出演することが決まったのは夏川結衣、檀れい、板尾創路、小泉孝太郎、草刈民代、若村麻由美、古谷一行、國村隼の8人。上川隆也演じる主人公・恩地の妻、りつ子を演じる夏川結衣は「本作は仕事や家庭といった普遍的なテーマを扱っていて、とても身近に感じられる作品だと思います。恩地を真摯に演じられる上川さんと共に、妻であるりつ子という一人の女性を丁寧に演じていきたいです」とコメント。WOWOWと同じく初舞台から25周年を迎える檀れいは「今回この作品に素敵なご縁を感じ、ワクワクしながら台本を読ませていただきました。豪華なキャストとスケールの大きなストーリーで一話も見逃せないほど、内容の濃い素晴らしい作品になると思います」と意気込みを語った。ひと足先にアフリカロケを終えた草刈民代は「時代に伴う進化、また消えて無くなってしまったもの、物質的、 精神的…さまざまなものが混沌としている時代だからこそ、今このドラマを観ることでいろいろな再発見があるのではないかと思っています」と、ドラマへの期待を寄せた。日本のドラマや映画を支える実力派俳優たちによる演技の競演が今から楽しみだ。なお、3月5日(土)からは『沈まぬ太陽』をより深く楽しむためのミニガイド番組を随時放送する予定。
2016年02月14日本日15日(金)より放送スタートする、吉田鋼太郎が連ドラ初主演をすることで話題の「東京センチメンタル」。毎回違ったマドンナが登場するのも魅力の本作だが、1話の草刈民代に続き、2話のマドンナに市川由衣、3話には川栄李奈が出演することが決定。さらに、主演の吉田さんが愛宕神社を訪れ、ドラマの高視聴率祈願を行った。東京・言問橋の和菓子店「くるりや」の久留里卓三(吉田さん)。腕は確かだが私生活では離婚歴を3回持つ。アルバイトのあかね(高畑充希)に叱咤されつつ、55歳の今も自由気ままな日々を送っている。女性にだらしなく、下町のあちこちで巻き起こる卓三の恋模様は成就する日はくるのか――。先日報じられた第1話のマドンナ・草刈さんに続いて、1月22日(金)放送の第2話でのマドンナを務めるのは、「ホットマン」「クロサギ」などのドラマやCM、舞台に幅広く活躍する市川さん。押上を舞台に、卓三とひょんなことからデートすることになったキャバクラ嬢の明美役を好演する。今回撮影を終えてた市川さんは「すごく楽しかったです。吉田鋼太郎さんとも初めてだったんですけど、笑いをこらえるのが必死なくらい面白くて、でも格好良くて、優しさに溢れていて、すごく面白いドラマになるだろうなと思いました」と、とにかく楽しい撮影だったと述懐。また、29日(金)放送の第3話では、元「AKB48」の川栄さんがマドンナとして登場。「くるりや」アルバイトのあかねの友人・羽田なつみ役を演じ、人形町を舞台に“年の差”の恋愛模様を繰り広げる。川栄さんは「吉田鋼太郎さんとご一緒するシーンが多いのですが、大先輩なので、色々とリードしてくださって、すごく楽しかったです。とてもお優しい方で、お芝居の面でもとても勉強になりました」と出演について語り、年上の男性に恋する役柄については「こういった役柄は初めてなんですけど、すごく新鮮です。楽しくもあり、笑いもあり、悲しくはないけど、切ない部分もあって、本当に面白いドラマになっていると思います」とコメントした。そして1月13日、主演の吉田さんが愛宕神社を訪れ、ドラマの高視聴率祈願と、1月1日に入籍した自身の結婚成就の御礼を兼ねて参拝。神主のご祈祷を神妙な面持ちで受けた吉田さんは、終了後「身が引き締まる思いです」「個人的には、“恋する50男”を卒業した私ですが、ドラマではまだまだ恋を続けたいと思います」と語った。さらに、今回のマドンナたちからも吉田さんへメッセージが!市川さんは「鋼太郎さんご結婚おめでとうございます!!撮影中ずっと、こんなに仕事頑張ってるのにお正月ひとりだよ~どうしよう!といっていた鋼太郎さん。ついにはロケ中声をかけてきたファンの方にまで お正月くる?といっていた鋼太郎さん(笑)。幸せなお正月を迎えられたようでなによりです!!新婚生活楽しんでください」と祝福。川栄さんは「初めて共演させていただき、イメージ通り紳士で素敵な方で、年齢の違いを感じさせないくらい気さくに話しかけてきてくださり、とても優しい方だなと思いました。本当にご結婚おめでとうございます」と、それぞれにお祝いの言葉を寄せた。ほかにも小栗旬や大塚寧々など豪華俳優陣が集結する本作。今後もどんなマドンナが登場するのか、注目が集まりそうだ。「東京センチメンタル」は1月15日(金)0時12分よりテレビ東京にて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年01月15日1989年にブロードウェイで初演され、1017回上演された大ヒットミュージカル『グランドホテル』。1920年代、大都市ベルリンにある華やかな「グランドホテル」を舞台に、品のある振る舞いに誰もが大金持ちだと信じて疑わない苦悩の男爵、自らの死期を感じ、有り金をはたいて投宿する会計士、盛りを過ぎ自信を失った哀れなバレリーナと彼女を支え、密かに慕うマネージャー、会社倒産を救うために奮闘する実業家、みじめな今の暮らしから脱出しようと懸命な若いタイピスト、第一次世界大戦ですべてを失い隠遁生活を送りながらグランドホテルを見つめる老医師など、人間のありとあらゆる側面を浮き彫りにした人気演目だ。ミュージカル「グランドホテル」チケット情報1990年度トニー賞では、助演男優賞、演出賞、振付賞、衣装デザイン賞、照明デザイン賞の5部門を受賞し、1993年に日本初上陸。演出・振付にトミー・チューンを迎え、宝塚歌劇月組公演で上演された。当時の月組トップスターは、妖精のようなキャラクターで人気を博していた涼風真世。自身の退団公演でこの重厚な人間ドラマに挑戦し、大評判となった。そして2016年春、ロンドンの気鋭演出家トム・サザーランドによる日本での上演が決定。本公演では、グリーンとレッドというふたつのパターンに分かれて上演。物語のキーマンとなる重い病を患ったユダヤ人の会計士、オットー・クリンゲライン役に中川晃教と成河、若く美しく、しかし貧しいフェリックス・ヴォン・ガイゲン男爵役には、ヴォーカルグループLE VELVETSとしても活動し、ミュージカル初出演となる宮原浩暢(LE VELVETS)と伊礼彼方、ロシア人のバレリーナ、エリザベータ・グルシンツカヤ役には安寿ミラと草刈民代が、それぞれWキャストで挑む。他に、これ 以上ないというほど個性豊かなキャストが集結し、ホテルに集う人々の人間ドラマを流麗な音楽に乗せて描き出す。『タイタニック』の群像劇を心に深く残る演出で人々に大きな感動を与えたトム・サザーランドが、愛と狂騒の1920年代に起こる「グランドホテル」の様々な人間模様をどう描くのか、幕開けが待ち遠しい。公演は、4月9日(土)から24日(日)まで東京・赤坂ACTシアター、4月27日(水)・28日(木)愛知・愛知県芸術劇場大ホール、5月5日(木・祝)から8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。東京・大阪公演のチケットは2月6日(土)10:00より、愛知公演は2月13日(土)10:00よりそれぞれ発売開始。なお一般発売に先駆け、東京・大阪公演は12月26日(土)10:00より先行先着「座席選択プリセール」の受付を実施する。
2015年12月25日