松任谷由実の冬恒例となるリゾートコンサート『SURF&SNOW in Naeba Vol.44』が、2月5日(月) に新潟・苗場プリンスホテル ブリザーディウムでスタート。キャリア51年目初となるステージを披露した。これまで、様々なエンターテイメントを繰り広げてきたユーミンにとって、新たなステージのアイデアを創出する実験の場でもある『SURF&SNOW in Naeba』。44回目の開催となる今回のステージ上には、8つの惑星が配置され、宇宙空間をイメージしたセットを再現。コンサートのオープニングは、そのセットの一部となるスクリーンに映し出された、アンドロイドのAIユーミンからのメッセージで幕を開けた。セットリストは、隠れた名曲から代表曲でありながら近年コンサートでは披露されることがなかった「時をかける少女」「ノーサイド」なども盛り込まれ、ユーミン冬の定番曲「BLIZZARD」まで、多作なユーミンかつ苗場ならではの選曲。また今回のステージ演出では、これまでのユーミンのコンサートにおいて最も多く映像が使用されており、写真も含め全ての映像をAIで制作するという、新たなチャレンジをしている。そのAIで制作した映像は、楽曲のテーマや歌詞から連想する様々なキーワードから作られたもので、楽曲に寄り添った美しいグラフィックから、非現実の幻想的な世界を描いたもの、ストーリーを感じさせるものなどが、楽曲の世界観に、より広がりを感じさせる映像の演出となっている。昨今、様々なジャンルでAIが活用される中、どの様に共生していくかが人間のテーマでもあるが、今回のステージはユーミンのコンサートにおける“AI元年”ともいうべき演出で、新たなフェーズへ向かいスタートした。そして、毎回注目となる衣装は、前半では、1920年代のアメリカを舞台にした映画『シカゴ』を彷彿させるマニッシュなスーツで登場。後半の衣装は、1960年代のSF映画に登場する様な、ポップでスペイシーなスタイルで登場し、本編とアンコールを含め全22曲、約2時間半のステージを披露した。撮影:古溪一道<ライブ情報>松任谷由実『SURF&SNOW in naeba Vol.44』日程:2月5日(月) ・6日(火) ・9日(金) ・10日(土) ・13日(火) ・14日(水) ・17日(土) ・19日(月)開場20:30 / 開演21:00会場:新潟・苗場プリンスホテル ブリザーディウム公演公式サイト:
2024年02月06日これまで100冊以上の絵本を出版し、児童文学界のノーベル賞といわれるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した絵本作家、荒井良二さん。現在では活躍の場を広げ、絵本にとどまらない表現の世界を自由に旅している。そんなアーティストとしての荒井さんが出力全開で臨む展覧会「new born荒井良二いつも しらないところへ たびするきぶんだった」が開幕する。「手のひらで読む絵本世界とはまた異なる世界へ誘ってくれるのではないでしょうか」と学芸員の中村貴絵さん。荒井さんはここ10年ほどの間に新しい活動期に入った。東日本大震災後は被災地をめぐるワークショップツアーを実施、2014~’18年には「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」の芸術監督を務めている。「それまでの表現媒体が絵本だったというだけで、もともと社会の観察者としての一面があったのだと思います。それがこうした活動をきっかけに開花し、アートを媒介に社会や地域、人、歴史とつながっていったのではないでしょうか」本展では代表作の絵本『あさになったのでまどをあけますよ』などの原画の展示に加え、新作絵画や立体作品など約300点を展示。山形ビエンナーレで発表された物語「山のヨーナ」のインスタレーションを再構成した作品や、大分県の公園に設置されたオブジェ《たいようをすいこむモン》のマケット(試作の模型)も登場。開幕前にワークショップの参加者と共に制作した作品も展示予定だ。面白いのはどんなに道具や場所が変わっても、荒井さんの飄々とした物腰はそのままに見えること。「新しいジャンルに飛び込み、表現の枠を広げていくことに躊躇がない現在進行形のアーティストだと思います。ただそこに大きな覚悟はなく、展覧会のタイトルのように、あくまで知らない場所を旅する『気分』であるところが、実に荒井さんらしい」私たちもそんな気分に身を委ねて、荒井良二さんの新しい世界を旅してみたい。『あさになったのでまどをあけますよ』原画 2011年 偕成社、個人蔵 ©Arai Ryoji《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》制作風景《絵の中のぼくとぼくの中の絵》2023、個人蔵 ©Arai Ryoji《流れ星スパーク奏でよギター》2022年、個人蔵 ©Arai Ryojiあらい・りょうじ1956年、山形県生まれ。2005年、アジアで初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。『たいようオルガン』でJBBY賞など国内でも受賞多数。ライブペインティング、ワークショップのほか、作詞・作曲など音楽活動も行う。最新刊は絵本『ねこのゆめ』(NHK出版)。写真:志鎌康平「new born荒井良二いつも しらないところへ たびするきぶんだった」横須賀美術館神奈川県横須賀市鴨居4‐1開催中~9月3日(日)10時~18時8/7休一般1300円ほかTEL:046・845・1211※『anan』2023年7月12日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2023年07月11日2月に総理大臣秘書官を更迭された荒井勝喜氏(55)が7月4日付けで経済産業省の通商政策局担当の大臣官房審議官として復帰した。更迭から5ヵ月での幹部起用は、ネットで物議を醸している。さかのぼること2月3日、荒井氏はオフレコを前提にした記者団の取材に応じた際に、同性婚についての見解を問われ「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ。人権や価値観は尊重するが、認めたら、国を捨てる人が出てくる」などと発言。すると、この差別発言に非難が殺到し、即座に新井氏は更迭されることとなった。その際、岸田文雄首相(65)は「大変深刻に受け止めており、秘書官の職務を解く判断をした。本人からも辞意があった」と言い、「今の内閣の考え方には全くそぐわない言語道断の発言だ。『性的指向』や『性自認』を理由とする不当な差別や偏見はあってはならない」「任命責任を感じているからこそ今、申し上げた対応をとっている」と述べた。「荒井氏の更迭に際し、立憲民主党の安住淳国会対策委員長(61)は『多様な社会をつくって世界の水準に引き上げることが日本の課題だが、発言は全く逆で極めて差別的である種の暴言だ』と厳しく非難。さらにSNSでは、ゲイやレズビアンといった当事者やその支援者から反発の声も上がっていました。また荒井氏は差別発言の際、『同性婚のことは秘書官室もみんな反対する』とも話していたため、岸田総理周辺にも厳しい視線が注がれました。一連の発言は海外メディアでも報じられ、国外からも非難されたため、『G7広島サミット』を目前に控えるなかLGBT法の可決に向けて急ピッチで話が進みました。ただ、この法案はもともと’21年に超党派議連によって立法化作業が進んでいたにも関わらず、自民党議員らが抗議したことで頓挫したもの。その“付け焼刃”な成立過程に白けるような声が上がるだけでなく、法案の中身に『当事者を置き去りにしている』という指摘が今も後を絶ちません」(全国紙記者)■「差別主義者の顔も見たくない」「岸田息子さんの復帰も早そう」差別発言によって国内外から注目を集めた批判を浴びた荒井氏だったが、しかしこの度、経産省の幹部として復帰することに。そのため、ネットでは《差別主義者の顔も見たくない。隣に住んでるのも嫌だ。辞職しろ》《差別主義者が復活。お友達内閣とお友達官僚》《荒井秘書官、復活って??????更迭の意味無いやん》と非難する声が上がっている。さらに、思わぬ余波も生んでいる。首相といえば、その息子である岸田翔太郎氏(32)が昨年末に総理大臣公邸で親戚と忘年会を開いたことが判明し、6月1日付で更迭されている。そのため荒井氏の“幹部復活”のように、翔太郎氏に対しても「早々と何かしらのポストで復活するのでは?」と訝しむ声がネットで上がっている。《岸田首相の息子を復帰させる口実にも使えそうな人事ですが、その辺り狙ってるんでしょうか?》《あれだろ。「息子を復帰させるための観測気球」この人と比べれば傷ついた人もいないし、とでも思ってんじゃない?》《結局「更迭」って国民受けを良くするためのフェイクなのね 息子もどこかの幹部に復帰するのかな》《岸田息子さんの復帰も早そう》不信感の高まっている荒井氏の復帰。その人事に、世論が納得しているとは言い難いようだ。
2023年07月05日2005 年に児童文学のノーベル賞と称されるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人として初めて受賞し、世界的な評価を受けた荒井良二(1956-)は、絵本作家であると同時に、絵画、立体作品、インスタレーション、音楽、舞台美術など、ジャンルを問わない幅広い分野で活躍するアーティストだ。その多彩な活動を紹介する個展が、神奈川県の横須賀美術館で、7月1日(土)から9月3日(日)まで開催される。同展のタイトルにある「いつも しらないところへ たびするきぶんだった」という言葉は、様々なジャンルの壁を超越して飛び込んだ先の、ルールも分からない「知らないところ」で、それでも自分なりの仕事をするという、創作に対する荒井の姿勢を示しているという。そのチャレンジングな姿勢は、困難や制約も楽しむような、まさしく旅するときの前向きな気持ちに溢れたものなのだ。同展は、そうした旅するような気分で新たな作品を生み出し続ける荒井の創作活動を、新作や過去の作品を織り交ぜて紹介するもの。これまで手がけてきた100冊以上の絵本と書籍のなかから、代表的な作品の原画がずらりと並ぶのが、同展の大きな見どころのひとつだ。また、新作絵画や、大分県の公園に設置されたオブジェのマケット、芸術監督を務めた「山形ビエンナーレ2018」で発表した立体物の再構成など、荒井の創作の現在地も紹介される。展示の最後には、今回の展覧会名とも結びつく新作のインスタレーション《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》が登場する。子供一人ひとりがひとつの家となり、展示室に点在するその小さな家々が、それぞれに物語を内包しながら旅をしていくイメージでつくられたという。来館者は、それぞれの子供たちの物語を想像しながら、会場をゆっくりと巡ることになる。荒井のこれまでの旅をたどり、これからどこへ出かけていくのかを見ていく同展は、ここからまた新しい荒井良二が「誕生=new born」する場ともなるのだろう。色彩豊かな楽しい展示を通して、その創作をめぐる旅を体感したい。<開催情報>『new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった』会期:2023年7月1日(土)~9月3日(日)会場:横須賀美術館時間:10:00~18:00休館日:7月3日(月)、8月7日(月)料金:一般1,300円、大高・65歳以上1,100円展覧会公式サイト:
2023年06月23日松任谷由実デビュー50周年を記念した、全国アリーナツアー『50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey』が5月13日(土)・14日(日)、神奈川・ぴあアリーナMMよりスタートした。昨年、7月5日にデビュー50周年を迎え、10月4日には『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』をリリースし、前人未到の6年代首位を獲得。今回のツアーは、自身のキャリア最大規模となり、追加公演含め、12月27日(土)・28日(日) 名古屋・日本ガイシホールまで、全54公演574,000人の動員を予定している。コンサートのテーマは「The Journey」。アリーナの中央に海賊船のステージが出現。その船の船長はユーミン。客席のオーディエンスを乗せ、航海をするというコンセプト。時には穏やかで、時には荒れる海を舞台に、これまで各時代に発表された楽曲が、新たなエンタテインメントとして体感出来るショーとなっている。今回の衣装は、NYでコレクションを発表し続けているANNA SUIが、ユーミンをはじめ、バンドメンバー、パフォーマーの全衣装のデザイン・監修を担当。同時代をクリエーターとして歩んできたANNA SUIとユーミンのファッションとエンタテインメントのコラボレーションにも注目だ。オープニングは「心のまま」からスタート。「リフレインが叫んでる」「あの日にかえりたい」「埠頭を渡る風」「真夏の夜の夢」等の代表曲を含め本編では19曲、アンコールでは「やさしさに包まれたなら」を含め全4曲、合計23曲、約2時間のステージを行った。「LOVE WARS」では、1981年に開催された『水の中のASIAへ』のツアーで登場したドラゴンに乗ってパフォーマンスするなど、日本のエンタテインメントを牽引してきたユーミンの真骨頂を披露した。<ツアー情報>『50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey』※終了分は割愛5月20日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ5月21日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ5月27日(土) 大阪・大阪城ホール5月28日(日) 大阪・大阪城ホール6月3日(土) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる6月4日(日) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる6月10日(土) 長野・長野ビッグハット6月11日(日) 長野・長野ビッグハット6月17日(土) 東京・東京有明アリーナ6月18日(日) 東京・東京有明アリーナ6月24日(土) 静岡・静岡エコパアリーナ6月25日(日) 静岡・静岡エコパアリーナ7月1日(土) 大阪・大阪城ホール7月2日(日) 大阪・大阪城ホール7月8日(土) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター7月9日(日) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター7月15日(土) 兵庫・神戸ワールド記念ホール7月16日(日) 兵庫・神戸ワールド記念ホール7月22日(土) 岩手・盛岡タカヤアリーナ7月23日(日) 岩手・盛岡タカヤアリーナ7月29日(土) 佐賀・SAGAアリーナ7月30日(日) 佐賀・SAGAアリーナ8月19日(土) 愛知・日本ガイシホール8月20日(日) 愛知・日本ガイシホール9月 9日(土) 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ9月10日(日) 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ9月23日(土・祝) 神奈川・横浜アリーナ9月24日(日) 神奈川・横浜アリーナ9月28日(木) 東京・日本武道館9月29日(金) 東京・日本武道館10月8日(日) 広島・グリーンアリーナ10月9日(月・祝) 広島・グリーンアリーナ10月14日(土) 兵庫・神戸ワールド記念ホール10月15日(日) 兵庫・神戸ワールド記念ホール10月21日(土) 愛知・日本ガイシホール10月22日(日) 愛知・日本ガイシホール10月28日(土) 東京・日本武道館10月29日(日) 東京・日本武道館11月8日(水) 大阪・大阪城ホール11月9日(木) 大阪・大阪城ホール11月15日(水) 東京・代々木第一体育館11月16日(木) 東京・ 代々木第一体育館11月22日(水) 神奈川・横浜アリーナ11月23日(木・祝) 神奈川・横浜アリーナ12月2日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ(追加公演)12月3日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ(追加公演)12月9日(土) 東京・代々木第一体育館12月10日(日) 東京・代々木第一体育館12月16日(土) 福岡・マリンメッセ福岡A館12月17日(日) 福岡・マリンメッセ福岡A館12月27日(水) 愛知・日本ガイシホール12月28日(木) 愛知・日本ガイシホール関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE松任谷由実 Twitter松任谷由実 Twitter(STAFF)松任谷由実 Facebook松任谷由実 Instagram MUSIC JAPAN 松任谷由実
2023年05月15日映画『花腐し(ハナクタシ)』が2023年11月10日(金)に公開される。主演は綾野剛、監督は荒井晴彦。芥川賞受賞小説『花腐し』を大胆に翻案『花腐し』は、松浦寿輝による芥川賞受賞小説。廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督、脚本家志望だった男、2人が愛した1人の女優による、切なくも純粋な愛の物語を描いた作品だ。監督は『⽕⼝のふたり』の荒井晴彦そんな『花腐し』を、『赫い髪の⼥』や『キャバレー⽇記』など⽇活ロマンポルノの名作から、『ヴァイブレータ』や『共喰い』をはじめとする⽇本映画の脚本を数多く⼿がけてきた荒井晴彦が大胆に翻案。映画『⽕⼝のふたり』に続く、自身4作品目の監督作品として自らメガホンを取る。主演は綾野剛主演は『最後まで行く』や『カラオケ行こ!』の公開を控えている綾野剛。共演には、柄本佑とさとうほなみが名を連ねる。栩谷…綾野剛廃れていくピンク映画業界で⽣きる映画監督。もう5年もの間映画を撮れていなかったが、梅⾬のある⽇、伊関と初めて会う。伊関…柄本佑脚本家志望だった男。栩⾕と過去に本気で愛した⼥について語り、その相手が同じ⼥<桐岡祥⼦>だったことをお互いは知り、衝撃を受ける。また、栩⾕から「桐岡祥⼦は死んだ」と告げられる。祥子…さとうほなみ栩谷と伊関が愛した女優。桑⼭…吉岡睦雄寺本…川瀬陽太ピンク映画の監督。リンリン…MINAMO中国からの留学⽣。ハン・ユジョン… Nia韓国からの留学⽣。金…マキタスポーツ栩⾕が⾝を寄せるビルのオーナー。韓国スナックのママ…⼭崎ハコ⼩倉…⾚座美代ピンク映画の製作会社社⻑。沢井…奥田瑛二ピンク映画の脚本家。映画『花腐し』あらすじタイトルに引⽤された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯⽊の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる⾬を表現している。そのタイトル通り、梅⾬のある⽇に栩⾕と伊関は出会い、⾃分たちの愛した⼥について語り始める。そして、3⼈がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、栩谷、伊関、祥子、それぞれの⼈⽣が交錯していく――。【作品詳細】映画『花腐し』公開日:2023年11月10日(金)出演:綾野剛、柄本佑、さとうほなみ、吉岡睦雄、川瀬陽太、MINAMO、Nia、マキタスポーツ、⼭崎ハコ、⾚座美代⼦、奥⽥瑛⼆監督:荒井晴彦原作:松浦寿輝『花腐し』(講談社⽂庫)脚本:荒井晴彦、中野太配給:東映ビデオ©2023「花腐し」製作委員会
2023年04月20日株式会社ミリオンコンサート協会(所在地:東京都港区、代表取締役:小尾晋之介)は、2023年7月13日(木)、東京文化会館小ホールにて、ヴァイオリニスト荒井英治のソロによる「第2回 無伴奏の世界」を開催いたします。荒井英治は、長く東京フィルハーモニー交響楽団のソロコンサートマスターを務め、現在は日本センチュリー、名古屋フィルハーモニー両交響楽団の首席客演コンサートマスター。東京シティフィル特別客演コンサートマスターとして、オーケストラ、指揮者から厚い信頼と尊敬を得る王道のヴァイオリニストとして活動するほか、弦楽四重奏団、モルゴーア・クァルテットのメンバーとして、知られざる作品を紹介、ELPのキース・エマーソンとも交流をもち、プログレッシブ・ロックを自らの編曲による迫真性に満ちた演奏で聴衆に衝撃を与え続ける鬼才としての顔ももつ稀有なヴァイオリニストです。「第2回 無伴奏の世界」では、時代を超えた多面的な作品から、荒井英治がヴァイオリン一挺で限りない音楽宇宙を描き出します。荒井英治 ヴァイオリニスト【開催概要】公演名 :第2回 無伴奏の世界 荒井英治(ヴァイオリン)日時 :2023年7月13日(木)19:00開演(18:30 開場)会場 :東京文化会館小ホール(東京・上野)演奏曲目:ペンデレツキ:無伴奏ヴァイオリンのための『ラ・フォリア』(2013)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004ストラヴィンスキー:無伴奏ヴァイオリンのための『エレジー』(1944)イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ作品27より 第4番 第5番 第6番入場料金:全席自由 4,000円(税込)【チケット取り扱い】ミリオンコンサート協会 TEL:03-3501-5638ミリオンチケット|検索| ←(オンライン・チケットサービス)※Webサイトからのお申込みはセブンイレブンでのお引き取り東京文化会館チケットサービスTEL:03-5685-0650チケットぴあ Pコード:239833 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月24日映画やテレビドラマ、数多くのCM音楽を手がける、シンガーソングライターで映画音楽作曲家の世武裕子が、ピアノ弾き語りシリーズ第2弾『あなたの生きている世界2』を本日2月8日(水) にリリースした。今作には、10年前にリリースされた楽曲のセルフカバー「みらいのこども2023」や、自身が交流のある森山直太朗、同世代のアーティストである宇多田ヒカル、そして人気アニメの楽曲など全6曲を収録。併せて、世武本人による各曲のコメントが届いている。世武は、映画音楽作曲家として鈴木亮平主演・宮沢氷魚共演の映画『エゴイスト』(2月10日(金) 全国公開)の音楽を手がけている。■世武裕子による各曲コメント1. みらいのこども202310年前にリリースした「みらいのこども」。すっかり過去の作品という気分で心のアーカイブ化をしていたけれど、10年経った今の私に、過去の私が書いたメッセージがすごく響いてきて(音楽家っていいですね(笑))結果的に自分に背中を押してもらっているような気持ちになりました。音楽は記録なんですね。また10年後の私や誰かのために、少し歌詞を変えました。全ての人々に、毎日じゃなくても、日々のどこかに、この世界を愛しく思う瞬間がありますように。2. Deep River宇多田ヒカルさんは同い年で誕生日も近いので、デビューされた時から「私たちの世代のミュージシャン」って感じで、なにか自分ごとの確認みたいにして作品を聴いてきました。好きな曲は新旧に関わらず色々あるので、どれをカバーしようかなぁと迷ったのですが、この曲の言葉とメロディーには「梟が司る森羅の世界」に導かれるような、なんとも形容し難い魅力があり、その感覚を音楽で映像化してみようと思って、今回アレンジさせてもらいました。3. やさしさに包まれたなら小さい頃「魔女の宅急便」が大好きだったんですけど、この曲なしには考えられないってくらい魔女宅と言えばこれ、です。おばあちゃんになったキキが、若き日の修行と、そこで出会った人たちのことを昼下がりに思い出して微笑んでる、というテーマでカバーしました。これを聴いてぜひ、「ああ、ユーミンさんのオリジナル版もっかい聴きたい!」という気持ちになってください(笑)!4. プラチナアニメ版の「カードキャプターさくら」でこの曲が流れてくるとワクワクして、こんなに作品にぴったりな音楽作れるなんてすごいな!と憧れていました。とっても可愛いけど、意志の強さや理知さを感じさせる坂本真綾さんのボーカルも大好きです。この曲だけは、自分へのご褒美みたいな感じで選んだかも(笑)。5. 人間の森森山直太朗という表現者と初めて一緒に作品を作った、私にとって特別な一曲です。私が当然知るはずもない、彼の人生の始まる瞬間。あるいはその前、いや、それよりもっともっと前、人間が誕生する瞬間くらい前、の世界を目撃しているような音楽。「我々は独立した個体であり、それが生きるということなんだよ」という喜びを表現できていたらいいなと思います。6. テルーの唄「ジブリ映画の中でどれが一番好き?」という質問をされたのは一度や二度ではありません(ちなみに私が一番好きなのは『もののけ姫』!)が、テルーの唄ほど圧倒された楽曲はなかったかも知れません。悪い人間を寄せ付けないような神秘的な響きが手嶌葵さんのボーカルにはあり、テルーの唄はもう手嶌さん以外あり得ないと思っているんですけれども、「ゲド戦記」の世界の出来事を、昔話のように子孫に語り継ぐような気持ちで弾き歌いました。<リリース情報>世武裕子『あなたの生きている世界2』2月8日(水) 発売【収録曲】1. 「みらいのこども2023」世武裕子 セルフカバー2. 「Deep River 」宇多田ヒカル カバー3. 「やさしさに包まれたなら」荒井由実 カバー4. 「プラチナ」坂本真綾 カバー5. 「人間の森」森山直太朗 カバー6. 「テルーの唄」手嶌葵 カバー配信リンク:<ライブ情報>TOKYO FM『FEEL UKRAINE~心の架け橋~』2月10日(金) TOKYO FMホール開場17:30 / 開演18:30出演:LOVE(司会&ライブ)、ナターシャ・グジー(ウクライナ人歌手/バンドゥーラ奏者)、世武裕子(ライブ)、オクサーナ・ピスクノーワ(日本ウクライナ友好協会トークショー)他チケット料金:1,000円(税込)※販売手数料を除く全額が日本ウクライナ友好協会に寄付され、日本で暮らすウクライナ避難民の生活支援に使用されます。チケット購入リンク:詳細はこちら: FES 2022×2023 –FINALE! UTAI×BA−3月18日(土) LINE CUBE SHIBUYA開場16:30 / 開演17:30出演:大塚 愛、亀田誠治、崎山蒼志、世武裕子、長谷川白紙、水野良樹(HIROBA)、横山だいすけ、吉澤嘉代子、Little Glee Monster(50音順)チケット料金:7,980円(税込)※全席指定・電子チケット■セブン イレブン 抽選先行:2月8日(水) 23:59まで詳細はこちら:関連リンク公式HP:::『セちゃんねる』:
2023年02月08日松任谷由実の冬恒例のリゾートコンサート『SURF&SNOW in Naeba Vol.43』が、2月6日新潟・苗場プリンスホテル ブリザーディウムにて開幕した。50周年イヤーの中、2月20日(月) まで全8公演開催される今年のテーマは“All about SURF&SNOW”。冬の苗場のみならず、過去開催していた夏の葉山マリーナ、逗子マリーナでのリゾートコンサートで披露していた楽曲を元に選曲されたリゾートライブのベスト版となる。オープニングは、1回目の葉山と、これまでの苗場のオープニング曲を繋いだスペシャルメドレーからスタート。「海を見ていた午後」「恋人がサンタクロース」「青春のリグレット」「DESTINY」などの代表曲を含む、ユーミンのメドレー史上最多曲数となる40曲を約45分間ノンストップで披露。恒例のリクエストコーナーを挟み、後半もこれまでの名場面を創ってきた選曲で、アンコール含め全16曲、約2時間半のステージを行った。夏のリゾートコンサートで語り継がれる「真珠のピアス」、冬の苗場で必ず聴きたい「BLIZZARD」等に加え、1992年にリリースされたカールスモーキー石井とのデュエット曲「愛のWAVE」、そして昨年のNHK紅白でもAIの荒井由実とのデュエットが話題となった最新曲「Call me back」もライブで初披露となった。衣装は前半では、レース仕様のジャンプスーツにシアーなマテリアルを組み合わせたテールコートを纏い、ユーミンならではのエッジが効きつつもエレガントなスタイルで登場。後半では、ユニオンジャックをモチーフにしたガーリーなスタイルで登場。これは2003年の苗場のステージで着用した衣装で、以降の公演では、この他にも過去の苗場の衣装が登場する予定となっている。ステージにはこれまでのリゾートライブのシーンが映し出され、まさに“All about SURF&SNOW”を視覚化した50周年を記念すべき華やかなステージが繰り広げられた。また、昨年10月にリリースされた『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム』の出荷が50万枚を突破。今年5月からは、50周年を記念した全国アリーナツアー『50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey』を行う。本ツアーは12月まで、自身のキャリア最大となる52公演50万人の動員を予定している。<公演情報>松任谷由実『SURF&SNOW in Naeba Vol.43』2023年2月6日(月)・7日(火)・10日(金)・11日(祝・土)・14日(火)・15日(水)・18日(土)・20日(月) 全8公演会場:新潟・苗場プリンスホテル ブリザーディウム全公演 開場 20:30 / 開演 21:00<作品情報>Blu-ray / DVD『松任谷由実コンサートツアー深海の街』発売中<開催情報>『YUMING MUSEUM』(ユーミン・ミュージアム)開催中~2023年2月26日(日) 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)<ツアー情報>『50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey』2023年5月よりスタートチケット情報はこちら:関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE:松任谷由実 Twitter:松任谷由実 Twitter(STAFF):松任谷由実 Facebook:松任谷由実 Instagram: MUSIC JAPAN 松任谷由実:
2023年02月07日『第73回NHK紅白歌合戦』に“特別企画”で出場することが明らかとなった松任谷由実(68)。最新のAI技術を駆使した“荒井由実”とのコラボ企画だという。今年はデビュー50周年ということで、さまざまなユーミンの企画が行われてきたが、その集大成として、過去最大規模の展覧会『YUMING MUSEUM』が六本木ヒルズで開催されている。そんな彼女の知られざるエピソードを明かしてくれたのが、長年彼女を取材、撮影してきたカメラマンのYAHIMONときはるさんだ。「ユーミンの50年史を語る上で欠かせないのが、かつてファンの間でこの季節の“風物詩”と言われていたクリスマスクルージングパーティ『Merry Xmas from YUMING』です。バブル景気で華やかだった‘83年~`91年に行われていたイベントで、横浜港から出発する豪華客船をチャーターして行われていました。1人4万円という高額な参加費にもかかわらず、定員500名に対して毎年2千人ほどの申し込みがある人気イベントでした。ユーミンはもともと三半規管が弱く、船酔いも覚悟していたと言いますが、船上ライブはもちろんのこと、ローストターキー(七面鳥)を切り分けるなどディナータイムも楽しませてくれたのです」ユーミンの人気の一つに当時の“破天荒さ”があった、とYAHIMONさんは続ける。「このイベントが始まった最初の年に、船内で映画が上映されたのですが、作品がなんと『ポセイドン・アドベンチャー』。豪華客船が沈没してしまう有名な映画なのです。そういう“ブラックジョーク”にファンはますます盛り上がりました。もちろん、“ブラック”な演出ばかりではありません。パーティーが終了して下船する際には、500人の搭乗客一人一人に、ユーミンが握手して言葉を交わしてくれたのです。ファンにとっては忘れられない一日となったことでしょう」昭和から平成を経て令和までファンを魅了し続けるユーミン。50周年を締めくくる『紅白』でのパフォーマンスでは何が飛び出すのだろうか。
2022年12月17日2022年にデビュー50周年の節目を迎えた松任谷由実(ユーミン)。その魅力を体感できる展覧会『YUMING MUSEUM』が、2022年12月8日(木)から2023年2月26日(日)まで東京シティビューにて開催される。1972年、18歳の時にシングル「返事はいらない」でデビューして以降、現在も音楽シーンの最前線で新たな扉を開き続けているユーミン。これまで39枚のオリジナルアルバムをリリースし、公演数2000回を超えるステージではファンとかけがえのない時間と空間を共有してきた。同展では、これまで公開されることのなかったユーミン自身のコレクションや、貴重な資料や映像、ステージ衣装、直筆のメモなどを公開。海抜250mの大パノラマ空間からユーミンが育った東京の街を見渡しながら、シンガーソングライター、そしてひとりの人間としてのユーミンの新たな魅力に出会うことができそうだ。展覧会キービジュアルをはじめとしたグラフィック・デザインは、ユーミンと親交が深く、『POP CLASSICO』(2013年)、『宇宙図書館』(2016年)、『深海の街』(2020年)と3つのアルバムのアートワークも手がけたアートディレクターの森本千絵(goen°)が担当する。また、会場と同フロアにあるレストラン「THE SUN & THE MOON」では、ユーミンの冬や恋の曲をテーマにした、ここでしか味わえないアフタヌーンティーやカクテルが期間限定で登場。こちらも併せて楽しみたい。松任谷由実会場エントランスイメージYuming 50th Anniversary Afternoon Tea ~Love version~<開催情報>『YUMING MUSEUM』(ユーミン・ミュージアム)会期:2022年12月8日(木)~2023年2月26日(日) ※会期中無休会場:東京シティビュー時間:10:00~22:00(最終入館21:00)前売券一般2,300円、高校・大学生1,500円、4歳~中学生1,000円、 シニア(65歳以上)2,000円/通常券一般2,500円、高校・大学生1,700円、4歳~中学生1,200円、 シニア(65歳以上)2,200円※前売券は12月7日(水)23:59まで販売●ユーミンが初めて作詞作曲した「そのまま」の書き下ろしの歌詞と譜面(複製/非売品)をセットにしたプレミアムチケット限定発売中(なくなり次第終了)料金:前売券3,500円/通常券3,700円※前売券は12月7日(水)23:59まで販売展覧会公式サイト:
2022年11月29日デビュー50周年を迎えた、J‐POPのトップスター、ユーミンこと松任谷由実さん。彼女の半生を描いた小説が、ananでもおなじみの作家・山内マリコさんの手によって誕生した。八王子の呉服店に生まれ、10代でシンガーソングライターとしてデビューを飾った半生。『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』誕生秘話とは?ユーミンと呼んでいいですか、そこから取材が始まった。山内マリコ:初対面の日、伝説の大スターにお会いすると構えていったところ、いい意味で人を威圧せず、最初からふつうに話してくださって。過去のインタビューで「(ユーミンに)さん付けされるのって変じゃない?」と話していたのを思い出し、「ユーミンと呼んでいいですか?」と聞きました。ユーミン:いいわよって(笑)。山内:やさしいな~って感激しながら、ユーミンへのインタビューが始まりましたね。ユーミン:この小説、面白かったー。山内さんは私の曲とか聴いたことあったんだっけ?山内:小学3年生の時、初めて友達だけで映画館に行ったのが『魔女の宅急便』だったんです。そこで「やさしさに包まれたなら」を聴き、子供心に“なんだろうこのものすごく美しいメロディは”と感動して。小説にも書きましたが、ユーミンがバッハを聴いた時のような感動を、私はユーミンの歌で得ていたんです。その後「守ってあげたい」を知り、もっとユーミンの曲を聴きたいと思っていたら、おもちゃ屋さんでそれらしいCDを見つけて。親に買ってもらったら、なんとユーミンの曲をオルゴールの音色にしたBGMみたいなアルバムで、大失敗。ユーミン:(笑)山内:高学年になって商店街のレコード屋さんに行くようになり、最初に買ったアルバムは1991年の『DAWN PURPLE』。翌年、『その時、ハートは盗まれた』というテレビドラマに夢中になり、その主題歌「冬の終り」が収録されている1992年の『TEARS AND REASONS』もよく聴きましたね。ユーミン:今回書いていただいたのは、まだ私が子供の由実ちゃんだった時代から、荒井由実としてデビューするまでの頃なんですよね。山内:はい。マガジンハウスから「ユーミンの本を書いてみませんか」とオファーが来た時は驚きました。けど、もともとキャンティ(この対談のロケ地であり、ユーミンが友人らと集った伝説のレストラン)の本を読んでいたり、細野晴臣さん周辺の音楽人脈に興味を持っていたり、素地はあるぞと。おこがましいですが「これは引き受けるべき、私が適任者!」と思いました。ユーミン:なるほどね~。山内:それと以前、岡崎武志さんの『ここが私の東京』という本を読んでいて、自分とユーミンには、共通点があるなと思っていたんです。ユーミン:え、どこどこ?山内:みんなユーミンを都会の象徴のように思っているけれど、その本にはちょっと違う角度から、“上京者としてのユーミン”が書かれていました。ユーミンの地元・八王子は、多摩川の向こう側で、都心からは距離がある。その距離がとても大事で、少し離れているからこそ都会のキラキラを描けたんだと書いてあって。これは地方出身である私自身が書いてきた感覚でもあり、少女ユーミンを掴む上で大きなポイントになりました。自分の作家性とうまくシンクロさせられるぞと。大きな挑戦でしたが、とてもやりがいのある楽しい仕事でした。ユーミン:それはよかったです。山内:ユーミンはこの本の中でどのあたりが面白かったですか?ユーミン:うちは呉服店という商売を営む家だったから、いろいろな人に会える環境でした。会社員の家庭だと、家で会える人は学校の友人と家族ぐらいじゃないかな。それが日本中から面白い人が集まる環境で、改めて文章で読むと、本当になかなかない環境だったなと、他人事のように感心しました。山内:本当に稀有な環境ですよね。去年の6~7月にかけてユーミンから取材のお時間をいただき、毎回4時間弱ぐらいじっくりお話を聞き、最後の回は、一緒に荒井呉服店に伺いました。ユーミン:浴衣を買ってくださって。山内:ユーミンに見立てていただいて、なんて贅沢な体験!ユーミン:その後、実家にもご案内して、「夜中にこの螺旋階段から家を抜け出して六本木に遊びに行ったのよ~」って話したり。山内:掘り炬燵式のリビングルームで、ここにお父さんが座って、ここにお母さんが座って、ここにお世話係の秀(ひで)ちゃんが座っていた、と説明していただきました。ほかに姪御さんや甥御さんにもお会いして、どんどんユーミンの幼少期が私の中で映像になっていきました。ユーミン:ものすごい取材力でした。山内:確か1回目のインタビューでお父様の思い出を伺ったら、あまり思い出せなかったんですよね。ユーミン:そうそう。山内:2回目のインタビュー時に、ユーミンが宿題みたいにたくさんお父様のエピソードを思い出してきてくださって。記憶をオープンにしようという強い気持ちを感じ、真摯な姿勢にすごく感激しました。大スターなのに!なんて協力的なんだろうと。インタビューされ、記憶の引き出しが開いていった。ユーミン:当たり前のことですよ(笑)。私自身、忘れていたことが多かったのに、山内さんからインタビューされて、次から次へと引き出しが開くような感覚でした。母が存命なので、母のことで思い出すことは多いんだけど、父に関しては……。父親という存在自体、母親に比べると遠くて、こういう機会がないと忘れていましたね。男親ってある意味かわいそう(笑)。人によってはお父様とすごく親密な方もいるけれど、うちは商売をしていたこともあるし、家族全員でごはんを食べたりすることがほとんどなかったから。でも母とは小さい頃からとても親密でしたね。山内さんの本を読んで、改めてそれも感じたんです。山内:ユーミンの行動力やセンスはお母様譲り。インタビューしながら確信しました。ユーミン:大正時代の真のMOGA(モダンガール)でしたからね。山内:お母様の芳枝さん、“赤い自転車のよっちゃん”として地元でも有名だったそうで。大正モダンの時代の最高にヒップな女の子のDNAを、ユーミンが受け継がれている。ユーミン:母は私よりもっといい時代を知っているからね。山内:戦前のターキー(男装の麗人・水の江瀧子さん)の追っかけだったという。推し活の元祖!ユーミン:心の栄養というか、エンタメが好きで、文学も好きで。そういううるおいを戦時中もずっといつの日かと求めていて、小学生の私に「ニヒル」とか「シュール」という表現をよく聞かせていました。山内:まだ小学生のユーミンを、大人が観るような映画や松竹歌劇団、歌舞伎など、ステージにどんどん連れていき、それが素晴らしい教育になったんですね。ユーミン:そうね。“ユーミン”という英才教育だったんでしょう(笑)。この話は山内さんに初めてするけれど、母は太平洋戦争が始まった頃、「これは負けるわ」って思っていたんですって。だから父を絶対に前線に行かせたくないと思い、美人の従姉妹を伴って、父を横須賀の基地の経理とか、事務方で働けるよう根回しした過去があるって聞きました。そういうネゴシエーション能力も、私は受け継いだかも(笑)。山内:すごい、すごい(笑)。ユーミン:山内さんの取材がきっかけで、荒井呉服店で昔の両親の写真を見たんですよ。山内:それまでご覧になってはいなかったんですか?ユーミン:ないない。山内さんと一緒にアルバムを開いたのが初めて。そしたら父が、あの時代の人にしては背も高く、ハンサムでした(笑)。山内:デビュー当時のユーミンを知る人は、みなさんユーミンのすらっとした、日本人離れしたスタイルの良さに驚いていて。そこはお父様譲りなのかなと思います。ユーミン:そうかもしれないですね。でも母も美脚だったんですって。実は今日たまたま違う取材で「なぜ楽曲提供の際の名前が呉田軽穂なんですか?」と聞かれ、本当は母が好きなマレーネ・ディートリッヒにしたかったんだけど、当て字が見つからなくて、同じ時代のグレタ・ガルボにしたんです、と明かしました。ディートリッヒも美脚で有名だったんですよ。山内:100万ドルの脚線美ですね。ユーミン:そうそう。山内:ディテールひとつとっても興味をそそられるので、調べ物も執筆も、とても楽しかったです。ユーミン:それは何よりです。私も曲を作っていて、楽しい時と、そうじゃない時、苦しい時がある。でもいいパフォーマンスは、やっぱり楽しい時に生まれますね。『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』日本最大のポップスター、ユーミンはいかにして生まれたのか。八王子の呉服店に生まれ育った少女・由実ちゃんが、荒井由実としてデビューするまでの半生を描いた小説(著・山内マリコ)。10月27日発売。1980円(小社刊)まつとうや・ゆみ(写真右)シンガーソングライター。ベストアルバム『ユーミン万歳!』が好評発売中。2023年5月13日から全国アリーナツアー「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」を開催する。セットアップドレス¥385,000バグッタバックチャーム¥115,500シューズ¥176,000(以上FENDI/フェンディ ジャパン TEL:03・3514・6187)ピアス¥49,500ネックレス¥40,000(共にTOMWOOD PROJECT)やまうち・まりこ(写真左)小説家。富山県生まれ。2012年『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)でデビュー。近著に、映画化もされた『あのこは貴族』(集英社)、『一心同体だった』(光文社)など。※『anan』2022年11月2日号より。写真・Takanori Okuwaki(UM)スタイリスト・亘つぐみ(TW/松任谷さん)ヘア&メイク・遠山直樹(Iris/松任谷さん)取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2022年11月01日歌手・松任谷由実の最新アルバム『ユーミン万歳! ~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』が、18日発表の「オリコン週間アルバムランキング」にて6.8万枚を売り上げ、2週連続で1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間10月10日~10月16日)。今作は10月17日付の同ランキングから2週連続で1位を獲得し、累計売上は25.9万枚を記録。同ランキング2週連続1位獲得は、ソロアーティストでは2020年8月付の米津玄師『STRAYSHEEP』以来、2年2カ月ぶり、女性アーティストとしては、2017年11月付の安室奈美恵『Finally』以来、4年11カ月ぶりとなった。また、松任谷は、2001年11月付の『sweet,bitter sweet YUMINGBALLAD BEST』以来、20年11カ月ぶりに、2週連続アルバム1位を獲得した。同作は、デビュー50周年を迎えた松任谷のベストアルバム。ラジオ企画に寄せられたリクエスト曲と楽曲にまつわるエピソードを元にラジオスタッフと松任谷が選考、厳選した50曲を収録。1980年の未発表トラックに新たに歌詞を書き下ろした新曲「Call me back」も収められている。
2022年10月18日歌手・松任谷由実の最新アルバム『ユーミン万歳! ~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』が、14日発表の「オリコン週間合算アルバムランキング」にて20.4万ポイント(20万3,592ポイント)で1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間10月3日~10月9日)。松任谷は、今作で自身初となる同ランキング1位を獲得し、今年度ソロアーティスト最高週間ポイントを記録。また、10月17日付「オリコン週間シングルランキング」でも今年度ソロアーティスト最高初週売上となる19.1万枚を売り上げて初登場1位を獲得しており、CD売上枚数のポイントが大きく牽引し、合算アルバムランキングでも1位となった同作は、デビュー50周年を迎えた松任谷のベストアルバム。ラジオ企画に寄せられたリクエスト曲と楽曲にまつわるエピソードを元にラジオスタッフと松任谷が選考、厳選した50曲を収録。1980年の未発表トラックに新たに歌詞を書き下ろした新曲「Call me back」も収められている。
2022年10月14日10月4日、歌手生活50周年を記念したベストアルバム『ユーミン万歳!』をリリースした松任谷由実(68)。‘72年7月に荒井由実名義でデビュー。以来、『あの日にかえりたい』『守ってあげたい』『春よ、来い』など、時代ごとにヒット曲を記録。アルバムも10作連続でミリオンを売り上げるなど、数十年に渡り“ニューミュージックの女王”として君臨してきた。最近のWEB記事に掲載されたインタビューでも、「流行が分かる時もある。それは今も。こういうサウンドが来るな、とか」などと、ヒットメーカーとしての自負をのぞかせている。そんな彼女が満を持して発表した今回のベストアルバムにはファンや本人が厳選した50曲が収録されているのだが、そのアルバムのラストを飾るのが新曲の『Call me back』。“松任谷由実 with 荒井由実”名義で、最新のAIで再現された荒井由実の歌声と、現在の松任谷由実がデュエットしているという設定だ。「この曲は、かつてユーミンが完成させることができなかった曲をリメイクしたものなのです。本来は’80年発売のアルバム『SURF&SNOW』に収録される予定でした」と語るのは、松任谷を長年取材・撮影してきたフリーカメラマンのYAHIMONときはるさんだ。(以下、同)「当時の仮タイトルは『マリーナのプールサイド』。かつてユーミンの夏の風物詩と言われていた湘南でのプールサイドでのライブをモチーフにした曲になるはずでした」プールサイドでのライブは78年からは葉山マリーナ・エメラルドプール、83年から04年までは逗子マリーナ・ガーデンプールの特設会場で開催されていた。「逗子マリーナ公演を初回から撮影していた私は、幸運にもユーミンにも顔を覚えてもらうことができたのです。そして‘85年のことでした。コンサートの合間に、私に声をかけてくれたユーミンとたまたま話をできる機会に恵まれたのです。私は明け方ごろに公演会場であるプールサイドにいました。すると眠れずに散歩をしていた彼女が現れたのです。私のことに気づき、『一緒に朝日を見ながら話そうよ』と……。もちろんそのときのユーミンの言葉はしっかり覚えています。『私ね、湘南に住みたいんだけど、忙しいから都心を離れられない。でも、この場所に来ると、曲がかなり浮かぶの』と、ポツポツと自身の曲作りについても話してくれました。そして堰を切ったようにこう語り始めたのです。『(以前、会場にしていた)葉山マリーナのプールが壊されると聞いて、ここに来てみたの。葉山マリーナで公演していたころに思いついた曲があったんだけど、それは5年前のアルバム(※『SURF&SNOW』)には入れられなかった。どうしても歌詞のほうがしっくりこなくてね……』と。『どんなメロディなんですか?』と、尋ねた私に彼女がハミングして聴かせてくれたのが、まさに今回の新曲『Call me back』だったのです。久しぶりにメロディを耳にしたとき、37年前の彼女のハミングと言葉が甦りました」確かに松任谷のオフィシャルサイトでも、同曲について《1980年の未発表トラックをもとに新たに歌詞を書き下ろし~》と、紹介している。42年という“時を超えた”新曲づくりには驚くばかり。松任谷由実のチャレンジはまだまだ続きそうだ。
2022年10月06日過去、幾度も読者のお悩み相談を受けてきてくれたユーミンこと松任谷由実さんが、女性たちの“コロナ禍を経た中での不安”にお答えします!時にズバッと否定し、時に優しく手を差し伸べるユーミン。自然と背中を押す言葉が、あなたの心に届きますように。お悩み「会社の人間関係」コロナ禍で社会人になり、最初からほぼリモートで、会社の先輩や上司、仕事関係の人とうまくコミュニケーションがとれていない気がします。顔も覚えてもらえてないと思い、社会人人生辛いスタートです。関係性を強めたいけれど、やり方がわかりません。ユーミン「人を笑顔にする、明るい目立ち方を考えてみては?」自宅勤務で会議はzoom。たまに出社してもマスク越しの会話。なかなか顔や名前を覚えてもらえないと、コミュニケーションに不安を感じるでしょうね。でもそれは誰もが同じこと。実はコミュニケーションツールって探せばいろいろあるんです。女の子ならファッションがそう。会社に行く時、必ずどこかにピンクのアイテムを入れ「阿佐ヶ谷姉妹みたいだね」って覚えてもらうとか、人を笑顔にする方法で目立ってみてください。明るいキャラクターでいれば他人も話しかけやすくなり、そこからきっと会話が生まれるはず。お悩み「友人との距離感」友人関係に悩んでいます。コロナへの考え方は人それぞれのため、緩和された今もどこまで誘っていいかわからず、積極的に声をかけていません。この数年で集まらなくなったコミュニティもあり、会わない間に関係が崩れていないか、心配です。ユーミン「ネガティブにならず、広く浅く声をかけ、オープンマインドで」人に声をかけることを重たく一点集中的に考えず、広く浅く声をかけてみては?ごはんに誘うのを躊躇するのなら「元気?しばらく会ってないね」と連絡すれば、相手が「ごはんに行こうよ」と誘ってくるかも。そもそも会わない間に関係が崩れるかもと考えること自体、ネガティブ思考。規則正しい生活で体調を整え、自分自身がオープンマインドでいると、自然と気持ちも前向きに。私も仕事に穴をあけないよう、自己管理を頑張っています。子供の頃夏休みに作った生活円グラフを作り、まずは心と体の健康を保ちましょう。お悩み「出会いがない」いわゆる結婚適齢期の年齢を過ぎそうなのですが、以前より出かける機会が減り、出会いが全くありません。元々人見知りなので、マッチングアプリなども躊躇してしまい…この先家族が持てるのか、不安で仕方ありません。ユーミン「同調圧力に負けず、心の手順を踏んでの出会いを待つべき」そもそも結婚適齢期という考え方が、ちょっとクラシックではないかしら。会社や家族の同調圧力に負けず、周りにいる自分を楽しんでいる女友達や職場の仲間との輪を大切にし、そういう人たちの姿こそを“ふつう”だと思ってはいかがでしょう。聞いたところによると、50代の男性の60%はひとり暮らしらしいですよ。つまり可能性はこの先もずっとある、ということ。マッチングアプリであっても普通の出会いであっても、やはり心の手順を踏んでから恋愛して、結婚しないと、幸せにはなれない気がします。お悩み「海外生活の不安」夫の転勤でアメリカで暮らす可能性があります。アジアンヘイトの関係で日本に帰国した友人家族の話を聞いて、とても恐ろしくなりました。夫と別々に暮らすのはイヤですが、恐怖と隣り合わせの生活はもっとイヤです。ユーミン「厳しい生活であるけれど、新しい世界も広がるはず」グローバル化が進む社会の中、悲しい風潮が生まれてしまいましたね。海外在住の友人も、長い髪をひとつに結んでいると狙われやすいと、髪を短くして大きなメガネをかけるようになったそう。でも人生のひとつの局面。環境が変わるせっかくのチャンスだけに、行ってみるという手もある気がします。言葉の問題で孤独になるかもしれない。アジアンヘイトも怖い。だけどその半面、ご自身に新しい世界が開ける可能性もあります。多少緊張する生活の中で、夫婦関係がよりタイトになる可能性も。ご夫婦でぜひ話し合ってみて。お悩み「無気力になってしまう」会社の経営が傾き、職を失ってしまいました。会社に残れた同僚もいますが、先に肩たたきをされてしまった身として、「私には価値がない」と思ってしまい、再就職に意欲が持てません。ユーミン「小さなご褒美を見つけ、外に出てみましょう」こんな時代とはいえ、落ち度なく職を失うのは辛いことですね。でも気力は持ち続けて!千里の道も一歩から。自分に負荷をかけないと、人間はずぶずぶ沈んでしまうから、まずは一歩を踏み出しましょう。私も時折、朝起きるのさえイヤ!と思う日があります。でもそういう時は、角のケーキ屋さんに行こうとか、コンビニで大好きなアイスを買うぞとか、小さな喜びを作って動く。外に出ることで季節の移り変わりを感じ、小さなことに気づくと、自分を俯瞰できるようになり、前に進もうとする気力が出ると思います。お悩み「恋人との関係性」結婚を前提に同棲している彼がいます。お互いリモートワークには慣れましたが、家事の分担などで喧嘩が増えました。一緒にいる時間が長いことでときめきも減り、別々に暮らしていればよかったかな、と考える日々。このまま結婚できるのか、モヤモヤしています。ユーミン「ズバリ、言います。結婚はできないと思う」残念だけど、その彼とは結婚できないと思います。我慢して一緒にいることで違う局面が出てくる人もいますが、その前に別れてしまう人もいる。私は男性ではありませんが、女性も男性も、やはり結婚は新鮮な気持ちでしたいと思うんです。お互いのせいとはいえ、ときめきが消えた相手とは結婚できないのでは?いま一度、なぜ自分が結婚したいのかを考えて。結婚するのは簡単だけど、離婚するのはその50倍ぐらい大変だから。まだ結婚していないんだから、他の人という選択肢もあってもいいのではないかと思います。お悩み「自信が持てない」周りと比べては、どこか自分が頑張れていないのでは?という気持ちが湧くことがあります。学歴や資格がないからなのかもしれません。仕事、家事、趣味や友人との時間も確保、と一日を何かで埋めているものの、「あの子のほうが輝いている」と、自分には何か足りない気持ちになります。理想が高すぎるのか、うまく処理できません。ユーミン「好きなことに集中し、見える世界を変えてみる」“空白恐怖症”という言葉があるようです。スケジュールの余白があると不安になり、果ては人と比べ、自分はダメな人間だと思うようになってしまうとか。まずは読書をお勧めします。私は何かに集中する時間が人を育てると信じていて。もちろん集中する何かは読書に限らず、好きなものでいい。学生時代、どの科目が面白かったのか思い出してみて。そういうところから忘れていた“没頭できること”が見つかるかも。何かを見たい、調べたいと思うと、体もそこに運べる。まずは目に見える世界を変えてみることではないかな。まつとうや・ゆみ東京都出身。1972年、荒井由実としてシングル『返事はいらない』でデビュー。以来39枚のオリジナルアルバムをリリース。今年でデビュー50周年を迎えた。ドレス¥217,800ピアス¥53,900(共にパトゥ/イザ TEL:0120・135・015)ファンと共にデビュー50周年を祝うベストアルバムが10月4日に発売!『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』EMI Records/UNIVERSAL MUSIC時にさまざまな伝説を残し、さまざまな社会現象を巻き起こしながら、50年もステージに立って歌い、創作活動を続ける我らがユーミン。今作は3枚組で「中央フリーウェイ」「ルージュの伝言」「恋人がサンタクロース」「春よ、来い」など収録。51曲全てにおいて音源のアップデートが行われ、繰り返し聴いていた曲たちが一聴してフレッシュに響いて何とも嬉しい気持ちに。こうしてまたユーミンの名曲たちは時代を超えて愛され続け、これからの未来に寄り添ってくれるだろう。※『anan』2022年10月5日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・木津明子ヘア&メイク・遠山直樹(Iris)インタビュー、文・今井 恵(by anan編集部)
2022年10月03日「春よ、来い」や「真夏の夜の夢」「恋人がサンタクロース」など、四季折々の情景描写や、美しく独特な比喩表現を用いた歌詞が特徴的なユーミンこと松任谷由実さんの楽曲たち。その研ぎ澄まされた言葉のセンスはどこから生まれているのか。ここでは“ユーミンと、言葉”をテーマに語っていただきます。――例えば今のJ‐POPの歌詞には“あなたの優しさに包まれて”なんて表現を用いている楽曲が多々ありますが。これは、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」(1974年)以降に広まっていった歌詞表現だと思います。そういう発明をたくさんされてきましたよね。それを言ったらね、発明だらけですよ(笑)。確かに私自身も他の方が作った色んな曲を聴いていて、思うことです。歌詞のレトリックも、コード進行も、新しいワードを日本のポップスに持ち込んでいくようなこともたくさんしてきましたから。――「やさしさに包まれたなら」の歌詞を書いた時のことは覚えてらっしゃいますか。その曲は当時、不二家の「ソフトエクレア」という商品のCMソングとして制作を依頼されたものでした。クリームが中に入っていて、キャラメルに包まれていたんです。それを食べたりしながら曲を作っていたら「やさしさに包まれたなら」ができたんです。ただ、その時は発明だなんて思ってないですよ、どの曲もね。「海を見ていた午後」を出したら〈『ソーダ水の中を貨物船が通る』なんて表現をした人は初めてですね〉、とか「中央フリーウェイ」を出したら〈高速道路が滑走路に見えるんですね〉とか言ってもらいましたけど。「ANNIVERSARY~無限にCALLING YOU~」(1989年)を出した当時だって、アニバーサリーが記念日って意味だってことを知っている日本人も少なかったですし。『PEARL PIERCE』(1982年)というアルバムを出した頃は、まだみんなピアスなんて開けてなくて〈ピアスって何ですか〉ってすごく聞かれました。――歌詞に取り入れたことがトレンドになっていくということも含め、その影響力は大きかったですよね。私がデビューした頃は、作曲家が歌手に曲を書いて歌うことが主流だったから、シンガーソングライターになるということ自体もそうです。私自身はあまり気が進まないまま自分で歌うようになったけど、それで成功することで、多くの女の子たちが“私もシンガーソングライターになれるかも”と思うようになったと感じました。ラジオ番組によってキャラも言葉も違う。――歌詞以外に、ラジオでお話しされる時の言葉選びのこだわりや気をつけてらっしゃることはありますか。今は3つのラジオ番組を持っているんですけど。AM(『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』)とFM(『松任谷由実のYuming Chord』)と、“うそラジオ”と呼んでいるPodcastね。意識しているわけじゃないんですけど、自然とキャラクターがそれぞれに違います。TOKYO FMの『Yuming Chord』はお昼の時間帯ということもあって、20代の女性が多く聴いてくださっているみたいで、新しいカルチャーを届けられたらと思ってやっています。オールナイトニッポンは月に1回、ゲストも毎回呼んで、リスナーともコミュニケーションをとりながら賑やかにやっています。“うそラジオ”は『松任谷由実 はじめました』という番組なんだけど、ここではマニアックな私を届けられていると思います。人が興味を持たないようなことに食い下がる私とか(笑)、くだらないことに狂喜乱舞する私とか、美容院でシャンプーをしてもらいながら喋ったりも、しているんですよ。ツアー先の移動中とかね。だから、素に一番近いかな。人って色んな面があると思うけど、私もラジオ番組によってキャラが違っていて、それぞれに言葉のチョイスも違うんです。FMではちょっと、気取ってるかもしれない(笑)。――オールナイトニッポンでは自転車に乗ってスーパーに行かれる話をされたりもする。でも、その親しみやすさや日常感が、ユーミンの歌詞の世界観には一切入ってこないところにプロフェッショナルを感じます。私も霞を食べて生きているわけじゃないですからね(笑)。自分と夫の健康のために、自分で料理をすることも大事ですし、生活の中で人任せにできないことがやっぱりあります。そういうひとりの生活者としての目線の中に、たまたま歌詞のアイデアが浮かぶ場合もあるけれど。でも歌詞を書くために象耳になってファミレスに何時間もいたりはしませんよ(笑)、そんな美味しい話は転がってませんから。だけど、日常で何か他のことをしている時に脳の固まっていたところが急にほぐれるのか、ふと言葉が浮かんでくる時ってあるんです。例えば祖師ヶ谷大蔵の商店街を彷徨っていた時に「宇宙図書館」の歌詞が浮かんだり。近所の神社に何となく立ち寄った時に石段の途中の木漏れ日がプリズムのように見えて、〈今朝の光は無限に届く気がする〉という「ANNIVERSARY」のフレーズが浮かんだり。そういうことがよくあります。余白が生み出せるのが日本語の良さなんです。――日常の中で歌詞が生まれても独自の言葉のチョイスで世界観が完成されていくものなんですね。私はずっと洋楽を聴いて育ってきたものだから、リズムのない言語である日本語とずっと格闘してきています。でも、リズムに乗っかるように色んな工夫をしてきました。例えば、〈まるで僕らはエイリアンズ〉ってキリンジの曲ですけど、あの曲は〈まるで〉という日本語の3文字がすごく効いているんですね。そこが英語だったら、全然あの世界が出ないわけ。俳句のように余白を生み出せるところも日本語の良さなんですね。日本語って歌にするには大変だし、他の言語のほうが楽だろうなって思うこともあるんですけど。日本語じゃないと表現できないこともあって、本当に素晴らしいなと感じます。コロナ禍で時間がある時は方丈記などの古典も読みました。――言葉への興味が尽きないんですね。英語を取り入れたり、外来語も取り入れたりしながら、やっぱり日本人の感性ですべて日本語で作りたいなと思ったタイミングもありました。それが1976年の結婚を経て出したアルバム『紅雀』で。まあ、ちょっと渋い実験だったので、商業的な結果は出せなかったんですけど。でも、好きだと言ってくれる人は多い作品です。――では、これまでの人生で周囲の方に言われた思い出深い言葉というのは何かありますか。1999年に「YUMING SPECTACLE SHANGRILA 1999」というコンサートツアーをやった時に、母親が観に来てくれて。ロシアのサーカス団とコラボレーションしたステージだったんですけど、それが美しかったと感動してくれました。「お前は、平仮名の“いろけ”があるね」って言ってくれたんです。それはポップな褒め言葉だなと思って、覚えています。――お母様も独自の言葉の感性をお持ちなんでしょうね。その影響はあると思います。母はもともと、私がステージで歌うなんて反対していた人なんですけど。でもデビューしてからは家が呉服屋なものですから、京都公演の度に仕入れがてら、よくコンサートを観に来てくれていました。結婚前に夫と一緒にツアーをまわっていた時にも、京都公演に両親が来てくれたことがありました。なので、東京よりも京都での思い出と、その時に褒めてくれた言葉が印象に残っていますね。まつとうや・ゆみ東京都出身。1972年、荒井由実としてシングル『返事はいらない』でデビュー。以来39枚のオリジナルアルバムをリリース。今年でデビュー50周年を迎えた。ジャケット¥489,500スカート¥181,500中に着たニット 参考商品ピアス¥66,000シューズ¥143,000(以上フェンディ/フェンディ ジャパン TEL:03・3514・6187)ファンと共にデビュー50周年を祝うベストアルバムが10月4日に発売!『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』EMI Records/UNIVERSAL MUSIC時にさまざまな伝説を残し、さまざまな社会現象を巻き起こしながら、50年もステージに立って歌い、創作活動を続ける我らがユーミン。今作は3枚組で「中央フリーウェイ」「ルージュの伝言」「恋人がサンタクロース」「春よ、来い」など収録。51曲全てにおいて音源のアップデートが行われ、繰り返し聴いていた曲たちが一聴してフレッシュに響いて何とも嬉しい気持ちに。こうしてまたユーミンの名曲たちは時代を超えて愛され続け、これからの未来に寄り添ってくれるだろう。※『anan』2022年10月5日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・木津明子ヘア&メイク・遠山直樹(Iris)インタビュー、文・上野三樹(by anan編集部)
2022年10月02日1972年のデビューから現在まで、日本の音楽シーンを牽引しながら数々のヒット曲を生み出してきた、ユーミンこと松任谷由実さん。記録的なヒットや、世界でも類を見ない豪華な演出のコンサートなど、エンタメ界に伝説を残してきました。その歩みを振り返ってもらいながら、ここでは“ユーミンと、音楽”をテーマにお話を伺います。――デビュー50周年を迎えられた今、この道のりをどのように振り返られますか。そうですね、色んなことがありすぎて、50周年を迎えた今になって振り返ってみると、そのデコボコも平らに見える気がします(笑)。精神的にも肉体的にも、それは色んな時期がありましたから。――今回リリースされるベストアルバム『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』は全国のラジオ局と共に作られたということですが、どんな制作でしたか。このベストアルバムは、民放ラジオ99局で今年5月下旬の2週間を「ユーミンリクエストWEEK」として、リスナーからリクエストと、その曲にまつわるエピソードを募集した中から厳選して作ったんです。これまで生み出してきた曲たちが、リスナーの方たちの人生にリアルに寄り添ってくれていたんだなと、しみじみ思いました。――曲にまつわるファンの方のエピソードもたくさん読まれたと思いますが、いかがでしたか。エピソードを書いて送ってくださるって、すごくエネルギーがいることだと思うんです。そこには、私の曲を聴きながら過ごしてきた、楽しかったことも辛かったことも書かれていたんですが、どれも素晴らしい思い出になっているんだなと感じて。私自身は曲を作る時に、聴いてくださる方にどう届くかなんて考えず、無心で一曲一曲を作ってきたんですけど。それでも、そこに込めたスピリットみたいなものは、ちゃんと届いてた。音楽をやってきて本当に良かったなと思いましたし、私にとっても最高の形でお祝いしてもらったなと思える、そんなベストアルバムになりました。荒井由実と松任谷由実でデュエットしました。――ベスト盤に収録されている新曲「Call me back」は1980年に制作されたオリジナルトラックを元に完成されたということですが、どのような経緯だったんですか。スタッフが未発表トラックをたまたま見つけて、新たに歌詞をつけました。厳密に言うと、このトラックは当時、録音より少し後に呉田軽穂の名義で白石まるみさんに「恋人がいても」というタイトルと別アレンジで楽曲提供したものだったんですけど。オリジナルアレンジのトラックが手付かずのまま出てきたので、今回、新曲として完成させました。――ちなみに、過去に制作された未発表トラックというのは、まだ他にもあるんでしょうか。もうこれだけです(笑)。――貴重なものですね。音質はもちろんアップデートしていますし、少し音を加えたりはしていますが、基本は’80年代サウンドそのままです。そして「Call me back」は、AIによって再現された(さらに遡った)’70年代の荒井由実と今の私がボーカルでデュエットしているんです。50年の時を超えるというテーマで作った一曲になっています。――すごいことですよね。当時は歌詞がついていなかったということは当然、ボーカルは録音していなかったわけですよね。そうなんです、でもラララで声だけは入ってたので、それを元に。アルバム『SURF&SNOW』の制作の時期に録っていたものだと思うんですが、おそらく、もう他の10曲で世界観が出来上がっていたからか、結局入れなかったのかもしれませんね。荒井由実と松任谷由実のデュエットなんて、結婚してアーティスト名を変えてなかったらできなかった企画だし、さまざまな運命を感じます。整理整頓しないと次に進めないから。――リクエストで選ばれた50曲が収録されたベスト盤、完成してどんな想いがありますか。1曲目がいきなり「真夏の夜の夢」っていうのもいいですよね(笑)。今回のリクエストではシングル『潮風にちぎれて』のB面に収録されていた「消灯飛行」が入っていたり、「5cmの向う岸」が入ったのが意外でしたね。特に「消灯飛行」は今回、CD初収録になるのでレアなんじゃないかな。私たちの世代のミュージシャンだと、ベストアルバムを作ることを良しとしない風潮もあるんだけど、やって良かったなと思いますよ。ある時から、アーカイブが増えると整理整頓しないと次に進めないと思ったから。特に音質もアップデートしていかないと、古く聞こえてしまいますしね。私はそこに、すごくエネルギーを注いできたんです。「ユーミンの曲って色褪せないよね」って言っていただくことも多いですけど、やっぱり努力があってこそだと思います。――夫であり、プロデューサーでもある松任谷正隆さんとの二人三脚での50周年でもあるといえると思いますが、そういう意味では、振り返っていかがですか。それもね、冒頭にも話したんですが、やはり色んなことがありすぎて、この地平から振り返ると平らです(笑)。二人とも、東京の生まれで同じような環境の中にいましたし、叩き上げの人生じゃないから、そこがユニークだと思います。身を粉にしてここまでやってきた、そういう人同士だったら一緒にやってないと思うんですよ。だけどやっぱり、ひとりのミュージシャンとして時にお互いに刺激をし合いながら音楽を作ってきました。――表舞台に立つユーミンと、プロデュースする正隆さん。その役割分担もうまくいっているように見えます。結果的にうまくいかせていたんだけど、そこがお互いに大変だったんですよ。でも長い年月をかけて、そのシステムが整ったようなところはあると思いますね。まつとうや・ゆみ東京都出身。1972年、荒井由実としてシングル『返事はいらない』でデビュー。以来39枚のオリジナルアルバムをリリース。今年でデビュー50周年を迎えた。ドレス¥511,500タイツ¥22,000(共にヴァレンティノ)イヤリング¥295,900グローブ¥91,300パンプス¥159,500(以上ヴァレンティノ ガラヴァーニ) すべてヴァレンティノ インフォメーションデスクTEL:03・6384・3512ファンと共にデビュー50周年を祝うベストアルバムが10月4日に発売!『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』EMI Records/UNIVERSAL MUSIC時にさまざまな伝説を残し、さまざまな社会現象を巻き起こしながら、50年もステージに立って歌い、創作活動を続ける我らがユーミン。今作は3枚組で「中央フリーウェイ」「ルージュの伝言」「恋人がサンタクロース」「春よ、来い」など収録。51曲全てにおいて音源のアップデートが行われ、繰り返し聴いていた曲たちが一聴してフレッシュに響いて何とも嬉しい気持ちに。こうしてまたユーミンの名曲たちは時代を超えて愛され続け、これからの未来に寄り添ってくれるだろう。※『anan』2022年10月5日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・木津明子ヘア&メイク・遠山直樹(Iris)インタビュー、文・上野三樹(by anan編集部)
2022年10月02日松任谷由実が、10月4日に発売するデビュー50周年記念ベストアルバムより新曲「Call me back」を9月21日に先行配信することが決定。併せて同曲のMusic Videoが、NTTドコモが提供するメタバース空間「XR World(R)」内で9月21日に公開されることが発表された。“松任谷由実 with 荒井由実”名義となる「Call me back」は、“50年の時を超えて”をテーマに、1980年の未発表トラックを元に新たに歌詞を書き下ろし、最新のAIで作られた荒井由実のボーカルと、現在の松任谷由実がデュエットした楽曲。MVの舞台は、人類がアバターとしてバーチャル空間で生活するようになった、2072年バーチャルメトロポリス。アナログ電波を取り締まるドローンとカーチェイスを繰り広げる松任谷由実が、100年の時を超えて荒井由実と巡り逢うストーリーとなっている。制作は『深海の街』ツアーの映像演出で使用された技術“デジタルヒューマン”を用い、フルCGで制作。監督はツアー映像と同じく工藤伸一が担当した。撮影は、スタジオで松任谷由実本人の動きをトレースするモーションキャプチャーを使用しながら、演出に沿う動きを微調整し行われた。モーションキャプチャーの動きに合わせCGを後から合成することで、AI荒井由実と今の松任谷由実を同じMVに出演させることが可能となった。また、免許を持たない松任谷由実にプロデューサー松任谷正隆がリアルなハンドルさばきや目線の演技指導をする場面もあったとのこと。バンド全員が同じアバターを使用した“荒井由実バンド”も見どころのひとつとなっている。MVは9月30日まで「XR World(R)」で独占公開される。さらに、MVの世界観を再現した松任谷由実50周年記念企画『「Call me back」World』が9月21日11時より「XR World」にオープン。同日19時30分からは、同曲のMVを初公開するレッドカーペットイベントが行われ、松任谷由実本人がアバターで登場する。イベントへの事前予約は不要で、スマートフォンやPCから「XR World」にアクセスするだけで誰でも参加できる。なお、この空間ではベストアルバム全曲の視聴や、ユーミンアバターとの自撮り撮影も可能。ここでしか見られないメイキング映像も用意されている。また、10月3日11時からは『TOWER RECORDS World - 松任谷由実50th特別展』も開催。オリジナルアルバム39作と今作の計40タイトルのアルバムジャケットや、作品リリース時に掲出されていた歴代のレアな告知ポスターを展示。ここでしか見られないバーチャルバージョンの「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスターも掲示予定だ。そして、『TOWER RECORDS World - 松任谷由実 50th特別展 -』と連動し、実際のタワーレコードの店舗でも過去作品の告知ポスターの展示が決定。タワーレコード渋谷店、タワーレコード梅田NU茶屋町店では実物を、TOWERmini全店ではパネル化したものを展示。バーチャルだけでなくリアルでも楽しめる連動企画となっている。■松任谷由実50周年記念企画「Call me back」World:<リリース情報>松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』10月4日(火) リリース松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』ジャケット●初回限定盤A(CD3枚組+Blu-ray):5,280円(税込)●初回限定盤B(CD3枚組+ DVD)4,730円(税込)●通常盤(CD3枚組):3,850円(税込)・ブックレット:収録曲50曲のリスナーからのエピソードを掲載した豪華ブックレット94P・初回限定盤仕様:三方背ケース、4面デジパック、ブックレット、折り込み大型両面ポスター(620mm x 560mm)・特典映像:荒井由実×松任谷由実 ダイアローグ / 「Call me back」Music Video※特典映像は初回限定盤のみ収録【CD収録内容】■DISC11. 真夏の夜の夢2. 中央フリーウェイ3. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ4. ひこうき雲5. 緑の町に舞い降りて6. 青春のリグレット7. DOWNTOWN BOY8. 瞳を閉じて9. 卒業写真10. 最後の春休み11. リフレインが叫んでる12. よそゆき顔で13. 輪舞曲(ロンド)14. サーフ天国、スキー天国15. 海を見ていた午後16. 情熱に届かない~Don’t Let Me Go17. カンナ8号線■DISC21. Hello, my friend2. やさしさに包まれたなら3. 5㎝の向う岸4. ダイアモンドダストが消えぬまに5. 恋人がサンタクロース6. WANDERERS7. シンデレラ・エクスプレス8. ノーサイド9. ダンスのように抱き寄せたい10. DESTINY11. 満月のフォーチュン12. 消灯飛行13. ホライズンを追いかけて〜L’aventure au désert14. 星空の誘惑15. セシルの週末16. 花紀行17. 春よ、来い■DISC31. Valentine’s RADIO2. 真珠のピアス3. 翳りゆく部屋4. SWEET DREAMS5. 潮風にちぎれて6. Forgiveness7. 冬の終り8. あの日にかえりたい9. ルージュの伝言10. 埠頭を渡る風11. ベルベット・イースター12. VOYAGER〜日付のない墓標〜13. 守ってあげたい14. 宇宙図書館15. ANNIVERSARY16. 青いエアメイル17. Call me back(新曲)特設サイト:予約リンク:<ツアー情報>松任谷由実 アリーナツアー 2023■第1期公演日程2023年5月13日(土) 神奈川・ぴあアリーナMM2023年5月14日(日) 神奈川・ぴあアリーナMM2023年5月20日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ2023年5月21日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ2023年5月27日(土) 大阪・大阪城ホール2023年5月28日(日) 大阪・大阪城ホール2023年6月3日(土) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる2023年6月4日(日) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる2023年6月10日(土) 長野・長野ビッグハット2023年6月11日(日) 長野・長野ビッグハット2023年6月17日(土) 東京・東京有明アリーナ2023年6月18日(日) 東京・東京有明アリーナ2023年6月24日(土) 静岡・静岡エコパアリーナ2023年6月25日(日) 静岡・静岡エコパアリーナ2023年7月1日(土) 大阪・大阪城ホール2023年7月2日(日) 大阪・大阪城ホール2023年7月8日(土) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター2023年7月9日(日) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター2023年7月15日(土) 兵庫・神戸ワールド記念ホール2023年7月16日(日) 兵庫・神戸ワールド記念ホール2023年7月22日(土) 岩手・盛岡タカヤアリーナ2023年7月23日(日) 岩手・盛岡タカヤアリーナ2023年8月19日(土) 愛知・日本ガイシホール2023年8月20日(日) 愛知・日本ガイシホール※『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』購入者限定チケット最速先行の詳細はこちら:関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE松任谷由実 Twitter松任谷由実 Twitter(STAFF)松任谷由実 Facebook松任谷由実 Instagram MUSIC JAPAN 松任谷由実
2022年09月13日松任谷由実が、デビュー50周年を記念した全国アリーナツアーを開催することが決定。その前半戦・第1期となる2023年5月から8月までの12カ所24公演の会場と日程が発表された。1972年のデビュー以降、楽曲制作とライブの両軸で半世紀にわたって音楽活動を展開してきた松任谷。荒井由実時代から今年7月まで開催された最新ツアー『深海の街』までの公演数は2,531公演、総動員数は8,745,000人にも及ぶ。本ツアーは2023年5月13日・14日の神奈川・ぴあアリーナMMからスタートする予定で、自身キャリア最大規模の約50公演、50万人を動員するアリーナツアーとなる。また、10月4日に発売されるベストアルバム『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』のCD購入者を対象としたチケット最速先行が決定。本ツアーは会場内アリーナの中央にステージを設置したセンターステージとなり、チケット最速先行でのみ、アリーナ席もしくはスタンド席のいずれかを選択することができる。<ツアー情報>松任谷由実 アリーナツアー 2023■第1期公演日程2023年5月13日(土) 神奈川・ぴあアリーナMM2023年5月14日(日) 神奈川・ぴあアリーナMM2023年5月20日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ2023年5月21日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ2023年5月27日(土) 大阪・大阪城ホール2023年5月28日(日) 大阪・大阪城ホール2023年6月3日(土) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる2023年6月4日(日) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる2023年6月10日(土) 長野・長野ビッグハット2023年6月11日(日) 長野・長野ビッグハット2023年6月17日(土) 東京・東京有明アリーナ2023年6月18日(日) 東京・東京有明アリーナ2023年6月24日(土) 静岡・静岡エコパアリーナ2023年6月25日(日) 静岡・静岡エコパアリーナ2023年7月1日(土) 大阪・大阪城ホール2023年7月2日(日) 大阪・大阪城ホール2023年7月8日(土) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター2023年7月9日(日) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター2023年7月15日(土) 兵庫・神戸ワールド記念ホール2023年7月16日(日) 兵庫・神戸ワールド記念ホール2023年7月22日(土) 岩手・盛岡タカヤアリーナ2023年7月23日(日) 岩手・盛岡タカヤアリーナ2023年8月19日(土) 愛知・日本ガイシホール2023年8月20日(日) 愛知・日本ガイシホール※『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』購入者限定チケット最速先行の詳細はこちら:<リリース情報>松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』2022年10月4日(火) リリース松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』ジャケット●初回限定盤A(CD3枚組+Blu-ray):5,280円(税込)●初回限定盤B(CD3枚組+ DVD)4,730円(税込)●通常盤(CD3枚組):3,850円(税込)・ブックレット:収録曲50曲のリスナーからのエピソードを掲載した豪華ブックレット80P(予定)・初回限定盤仕様:三方背ケース、3面デジパック、ブックレット、折り込み大型両面ポスター(620mm x 560mm)・特典映像:荒井由実×松任谷由実 ダイアローグ / 「Call me back」Music Video※特典映像は初回限定盤のみ収録【CD収録内容】■DISC11. 真夏の夜の夢2. 中央フリーウェイ3. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ4. ひこうき雲5. 緑の町に舞い降りて6. 青春のリグレット7. DOWNTOWN BOY8. 瞳を閉じて9. 卒業写真10. 最後の春休み11. リフレインが叫んでる12. よそゆき顔で13. 輪舞曲(ロンド)14. サーフ天国、スキー天国15. 海を見ていた午後16. 情熱に届かない~Don’t Let Me Go17. カンナ8号線■DISC21. Hello, my friend2. やさしさに包まれたなら3. 5㎝の向う岸4. ダイアモンドダストが消えぬまに5. 恋人がサンタクロース6. WANDERERS7. シンデレラ・エクスプレス8. ノーサイド9. ダンスのように抱き寄せたい10. DESTINY11. 満月のフォーチュン12. 消灯飛行13. ホライズンを追いかけて〜L’aventure au désert14. 星空の誘惑15. セシルの週末16. 花紀行17. 春よ、来い■DISC31. Valentine’s RADIO2. 真珠のピアス3. 翳りゆく部屋4. SWEET DREAMS5. 潮風にちぎれて6. Forgiveness7. 冬の終り8. あの日にかえりたい9. ルージュの伝言10. 埠頭を渡る風11. ベルベット・イースター12. VOYAGER〜日付のない墓標〜13. 守ってあげたい14. 宇宙図書館15. ANNIVERSARY16. 青いエアメイル17. Call me back(新曲)特設サイト:予約リンク:関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE松任谷由実 Twitter松任谷由実 Twitter(STAFF)松任谷由実 Facebook松任谷由実 Instagram MUSIC JAPAN 松任谷由実
2022年08月10日SKYEのコンサートツアーの最終公演が7月26日に東京・渋谷Bunkamuraオーチャードホールで開催され、2時間20分超にわたって22曲を演奏。ゲストに荒井由実、奥田民生、尾崎亜美が参加し、集まった2000人の観客を沸かせた。SKYEは日本の音楽業界を支え続けてきた鈴木茂(G)、小原礼(B)、林立夫(Ds)、松任谷正隆(Key)の4人が結成した全員70歳の新人バンド。昨年、10月にデビューアルバムを発表。7月14日の名古屋を皮切りに大阪、東京と周り、この日ツアーの最終公演を迎えた。鈴木茂小原礼THE BANDの「The Weight」が場内に流れる中、定刻の19時過ぎ、メンバーがゆっくりとステージに現れる。林立夫のドラム、小原礼のベース、鈴木茂のギターに松任谷正隆のキーボードが順に音を重ねていき「Less Is More」でSKYEのステージが静かに幕を開けた。同曲はSKYEのセッションでいちばん最初に誕生した楽曲で、アルバムの1曲めに収められている。 SKYEはメンバー全員が曲を書き、全員がリードヴォーカルを取れるバンド。1曲めは小原、2曲めの「Dear M」は松任谷正隆、3曲めの「Daydream」では林立夫がリードヴォーカルを聴かせる。林立夫松任谷正隆アルバム収録曲3曲の演奏を終え松任谷正隆から「あらためてSKYEです。僕らのデビューツアーのファイナルにようこそ!」と先ずは客席に向けて挨拶。このツアーにはゲストに荒井由実、奥田民生、尾崎亜美の3人が参加している。「ゲスト目当てにいらっしゃった方も多いと思いますが(笑)、今日はそれを裏切らないショウにしました」と客席の期待を煽りながらアルバム収録曲の「Reach Out To The Sky」「どちらのOthello」を続ける。SKYEの4人のメンバーは半世紀にわたって日本の音楽界の第一線で活躍してきたミュージシャン揃い。ブラス&コーラス3人のサポートこそあるが、基本は4人のメンバーだけで音を出す。時には抑えながら、時には激しくとSKYEが弾き出すサウンドは変幻自在。マニピュレータなんぞに頼らず重厚かつ華やかな音を出し続け客席を圧倒する。奥田民生小原礼はこの日の3人のゲストを三段ロケットに例え、彼らの推進力がこのツアーを支えてくれていると称賛。「先ずは3段ロケットの一番下から火が出ます! ミスター・ロックンロール、 タミオ・オクーダ!」と奥田民生をステージに招き入れる。今回の出演メンバーの中では奥田民生は若手。小原のロケットの例えを受け「どうも、燃料です(笑)。今日は下っ端のペーペーです」と謙遜しながら奥田のファーストソロ収録の「BEEF」に「イージュー★ライダー」をSKYEのメンバーと共に演奏。ここでステージには「家族枠で出てきました! 三段ロケットの二段目です!」と小原の妻、尾崎亜美がジョイン。「私たち燃料としては、割といい働きするよね」と奥田に話しかけ2人で「さすらい」を歌う。このあと、奥田はロケットが離脱するように、ふわふわ~と揺れながらステージを降り、場内の笑いを誘う。尾崎亜美ここからは尾崎亜美のゲストコーナーに。「私のデビューのときに、プロの音楽家の扉を開けてくれた皆さんと、今日はご一緒してます」と1曲めに歌ったのは尾崎のファーストアルバム『SHADY』(1976) に収められた「私は何色」。当時のレコーデイングには松任谷正隆、鈴木茂、林立夫が参加した。松任谷は1枚めと2枚めのアルバムプロデュースも担当。尾崎にとって想い出深いメンバーが再結集した。続いても3人が関わったセカンドアルバム『MIND DROP』(1977) 収録の「初恋の通り雨」を歌う。「この3人は、私の歴史の中でもとっても大事なひとたち」ですと改めて紹介。いちばん最後に尾崎の前に現れたのが夫でもある小原礼。尾崎の海外録音時、小原に参加を依頼したが断られたエピソードを披露。「でも、この4人は私の中でめちゃめちゃ濃い人たちなんです!」とSKYEのメンバーを称えラストは「19歳の頃に作った歌です。この歌で皆さんに知ってもらえるようになりました」と松任谷プロデュースのサードシングル「マイ・ピュア・レディ」を歌って、「二段目、 離脱します!」と、ロケットが回転するようにクルクル回りながらステージを降りた。荒井由実松任谷正隆の奏でるピアノのイントロに乗ってステージには3人目のゲスト、荒井由実が登場。曲は荒井由実が1972年にリリースしたデビューシングル「返事はいらない」。いきなりのレア曲演奏に客席のユーミンファンが湧く。「こんばんは、荒井由実です。さっき一段ロケットとか二段ロケットとか言ってましたが、ようは飛び道具としてやってまいりました!」と話すと場内は大爆笑。「返事はいらない」のレコーディングに参加したのが鈴木茂と小原礼。鈴木とは荒井由実が15歳の頃、デモテープの録音にギターで参加して以来、SKYEのメンバーの中ではいちばん付き合いが長い。小原は「ユーミンがザ・フィンガーズの追っかけやってる頃から知ってるよ!」と思い出話しに花が咲く。SKYEは半世紀以上も前、青学高校時代に鈴木と小原と林の3人で結成したバンド。荒井由実はその頃から彼らを知っており「東京のスタイリッシュキッズの集まり!」と憧れの存在だったそう。続いて歌ったのは75年に発表した6枚目のシングル「あの日にかえりたい」。この曲の録音には林立夫、鈴木茂にキーボードで松任谷正隆が参加した。「(鈴木)茂さん、小原くん、みっち(林)に続いて最後に出会ったのが、残り物に福っていうんですか(笑)」と松任谷正隆を紹介。ユーミンコーナー最後の曲を歌う前に「これでファイナル。ちょっとね、おセンチになっちゃってるんです。これもいい思い出になっていくね、ファーストツアーは1回しかないから」と感傷気味に、この日のステージを振り返る。松任谷は「なるべく普通では聴けない曲やろうかと。次にやる曲は、一緒にやることは2度とないと思います」と紹介したのは「Hong Kong Night Sight」。松任谷のファーストアルバム『夜の旅人』(1977) に収められた楽曲で詞は荒井由実が書き、後に自身のアルバム『水の中のASIAへ』(1981) でカバーした。荒井は「自分でも、とっても気に入ってる曲です。さっきおセンチになってるって言いましたけど、この曲にも同じ気持ちを載せて歌います」と、エキゾチックなサウンドに荒井が情感込めて歌う。2コーラスからは松任谷がボーカルをとる。演奏前に「せっかくだから、小原んちを真似してデュエットやろうかと」と宣言した通り、夫婦でのデュエットを披露。この滅多に観られないサプライズに2000人のオーディエンスも大喜び。このショウでしか観られないのをいくつか用意しましたレアな選曲の連打で客席を大いに沸かせたゲストコーナーが終わると、再びSKYEのメンバーの演奏に戻る。鈴木茂から「『風街ろまん』(1971) を作るときに、松本隆さんから詞を頂いて書いた曲です。ライブでは何回か演奏してましたが、録音することはなかった曲です」とギターを弾きながら歌ったのは、はっぴぃえんどの未発表曲「ちぎれ雲」。50年の時を経て今回のSKYEのアルバムで初めて録音された幻の曲だ。SKYEのコンサートでは演奏の合間にそれぞれのメンバーが制作時のエピソードを話していく。「どちらのOthello」は林立夫がドラムパターンを最初に考え、そこに松任谷が曲をつけた。林立夫はSKYEのサウンド作りを、各々が食べ物を持ち寄る"ポットラック・パーティー"に例える。メンバーみんなが持ち寄って、ひとつのものを作るというスタイルで“整った”曲が「マイミステイク」。仕上げにメンバーが大好きなメンフィスサウンドのフレーバーを、ちょっとふりかけた。コロナ禍のじれったさに加え、小原が自身の生き方を深く懺悔して書いた曲だ。ここでは松任谷、林、鈴木の3人が美しいハーモニーのコーラスを聴かせる。荒井由実+奥田民生+尾崎亜美が登場ここでステージには再び、荒井、奥田、尾崎の3人がジョイン。荒井はこのメンバーを見て「こうやって、ありえない取り合わせが揃うと、フェスのようですね!」と感激。松任谷から「最初にお話したように、このショウでしか観られないのをいくつか用意しました。次の曲でみなさんがリラックスしてくれないと、ボクの立場がないんです」と話すと、奥田は「名古屋、大阪ではこの曲をきっかけにお客さんと打ち解ける感はありましたしね」と受け、演奏されたのは「アジアの純真~これが私の生きる道~渚にまつわるエトセトラ」と続くPuffyメドレー。ご本家のAmiYumiならぬ、尾崎&荒井版での“亜美由実”の登場に客席もオールスタンディングで応える。圧巻は後半。各々がひとつの曲の中で「アジア~」「これが私の~」「渚にまつわる~」の歌詞を歌うマッシュアップを披露。奥田が「隣に釣られないよう気を使った」というほど、超高等テクニックだが、見事にこれを決め、エンディングになだれ込む。ラストは小原の「コロナに負けず突っ走りましょう!」と新アルバムのリード曲「ISOLATION」。豪快なロックンロール・ブギで場内をヒートアップさせ、そのまま奥田の「マシマロ」、尾崎の松田聖子提供曲「天使のウィンク」に荒井由実の「14番目の月」をメドレーで畳み掛け、最後は「ISOLATION」に戻って、大きな拍手の中、本編はここで終了。アンコールでは荒井由実と一緒にエバーグリーンナンバーの「卒業写真」を演奏。小原から「2021年10月にCDデビューが出来て、2022年にこんなにたくさんのお客さんに来てもらって、素晴らしいアーティストの人たちと一緒に出来るなんて感無量です。幸せな気持ちがずっと続くように、もう1曲」とSKYEのメンバーだけで壮大なナンバー「Always」を演奏。ここでメンバーはステージを降りるも、観客の拍手は鳴り止まずセカンドアンコールに応える。松任谷正隆から「このツアーの事、今夜のことは一生忘れないと思います」とアルバムのラストに収められたバラード曲「BLUE ANGELS」を歌い、2時間20分超に及んだSKYEのツアー最終日を締めた。SKYEは、本日7月29日(金) にFUJI ROCK FESTIVAL ’22に出演する。また、この日の模様はスペースシャワーTVにて9月30日(金) 20時より放送される。<公演情報>『SKYE TOUR 2022』2022年7月26日(火) Bunkamura オーチャードホール開場 18:00 / 開演 19:00【セットリスト】01. Less Is More02. Dear M03. Daydream04. Reach Out To The Sky05. どちらのOthello06. BEEF / with 奥田民生07. イージュー★ライダー(with 奥田民生)08. さすらい(with 奥田民生 / 尾崎亜美)09. 私は何色(with 尾崎亜美)10. 初恋の通り雨(with 尾崎亜美)11. マイ・ピュア・レディ(with 尾崎亜美)12. 返事はいらない(with 荒井由実)13. あの日にかえりたい(with 荒井由実)14. Hong Kong Night Sight(with 荒井由実)15. ちぎれ雲16. 川辺にて17. マイミステイク18. Puffyメドレー(with 奥田民生 / 尾崎亜美 / 荒井由実)19. ISOLATION~マシマロ~天使のウィンク~14番目の月(with 奥田民生 / 尾崎亜美 / 荒井由実)■ENCORE20. 卒業写真(with 荒井由実)21. Always22. BLUE ANGELS<リリース情報>『SKYE』発売中『SKYE』ジャケット●【CD盤】3,300円(税込)●【LP盤(2枚組・重量盤)】4,950円(税込)【収録曲】M1. Less Is More作詞:林立夫 / 小原礼作曲:小原礼M2. Dear M作詞:林立夫作曲:松任谷正隆M3. ISOLATION作詞:林立夫作曲:小原礼 / 松任谷正隆M4. どちらの Othello作詞:松任谷正隆作曲:松任谷正隆 / 林立夫M5. Daydream作詞:林立夫作曲:松任谷正隆M6. ちぎれ雲作詞:松本隆作曲:鈴木茂M7. マイミステイク作詞:小原礼作曲:小原礼M8. 川辺にて作詞:松任谷正隆作曲:松任谷正隆M9. Reach Out To The Sky作詞:小原礼作曲:小原礼M10. ROCK’N PINO BOOGIE作曲:鈴木茂M11. Always作詞:小原礼作曲:小原礼M12. BLUE ANGELS作詞:松任谷正隆作曲:松任谷 正隆All songs produced and arranged by SKYE関連リンク日本コロムビア アーティストページ DAYS
2022年07月29日7月5日にデビュー50周年を迎えた松任谷由実が、ベストアルバム『ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜』を10月4日にリリースすることが決定した。今作には、民放ラジオ99局で実施中の『Takara Leben Group presents民放ラジオ99局“スピーカーでラジオを聴こう”キャンペーンWE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~』の企画として、5月16日から29日まで行われた「ユーミンリクエストWEEK」に寄せられたリスナーからのリクエスト曲と、それに紐づくエピソードの中より、全国のラジオスタッフ、そしてユーミン自身も選考し、厳選した50曲を収録。約2万通におよんだエピソードのほとんどが、リスナーひとりひとりの人生に寄り添ってきたストーリーで、まさにリスナーの人生と共に歩んできたリクエスト・ベストアルバムとなっている。なお50曲のエピソードは今作のブックレットに掲載される。またアルバムには、リクエストで選ばれた50曲に加え、新曲「Call me back」も収録。同曲は“50年の時を超えて”をテーマに、名義を新たに“松任谷由実 with 荒井由実”とし、1980年のオリジナルトラックを元に、新たに歌詞を書き下ろし、現在の松任谷由実と、最新のAIで再現された荒井由実のボーカルとの初のデュエット曲となっている。さらに民放ラジオ99局のキャンペーンソングとして、7月22日9時よりラジオ独占でオンエアされることが発表された。リリース形態はBlu-rayまたはDVDが付属する初回限定盤A・Bと通常盤の3形態。初回限定盤にはAIで再現した荒井由実と松任谷由実の初の対談を収録した特典映像「荒井由実×松任谷由実 ダイアローグ」と、「Call me back」のMusic Videoが収録される。なお今作の収録曲は、マドンナ、ジャネット・ジャクソン、初期の宇多田ヒカル等、様々な名盤を手がけたグラミー賞エンジニア・GO HOTODAが、オリジナルマルチよりリミックス&リマスタリングを行った。さらに一部の楽曲は、プロデューサー・松任谷正隆がオリジナルマルチまで遡りエディットした、より普遍性の高い音源となっている。■松任谷由実 コメント想像さえしなかった50年。振り返ればあっという間の半世紀。変わりゆく世界の中で、変わらない思い出を、私の歌を愛してくれた皆んなと、分かち合いたかったのです。<リリース情報>松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』2022年10月4日(火) リリース松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』ジャケット●初回限定盤A(CD3枚組+Blu-ray):5,280円(税込)●初回限定盤B(CD3枚組+ DVD)4,730円(税込)●通常盤(CD3枚組):3,850円(税込)・ブックレット:収録曲50曲のリスナーからのエピソードを掲載した豪華ブックレット80P(予定)・初回限定盤仕様:三方背ケース、3面デジパック、ブックレット、折り込み大型両面ポスター(620mm x 560mm)・特典映像:荒井由実×松任谷由実 ダイアローグ / 「Call me back」Music Video※特典映像は初回限定盤のみ収録【CD収録内容】■DISC11. 真夏の夜の夢2. 中央フリーウェイ3. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ4. ひこうき雲5. 緑の町に舞い降りて6. 青春のリグレット7. DOWNTOWN BOY8. 瞳を閉じて9. 卒業写真10. 最後の春休み11. リフレインが叫んでる12. よそゆき顔で13. 輪舞曲(ロンド)14. サーフ天国、スキー天国15. 海を見ていた午後16. 情熱に届かない~Don’t Let Me Go17. カンナ8号線■DISC21. Hello, my friend2. やさしさに包まれたなら3. 5㎝の向う岸4. ダイアモンドダストが消えぬまに5. 恋人がサンタクロース6. WANDERERS7. シンデレラ・エクスプレス8. ノーサイド9. ダンスのように抱き寄せたい10. DESTINY11. 満月のフォーチュン12. 消灯飛行13. ホライズンを追いかけて〜L’aventure au désert14. 星空の誘惑15. セシルの週末16. 花紀行17. 春よ、来い■DISC31. Valentine’s RADIO2. 真珠のピアス3. 翳りゆく部屋4. SWEET DREAMS5. 潮風にちぎれて6. Forgiveness7. 冬の終り8. あの日にかえりたい9. ルージュの伝言10. 埠頭を渡る風11. ベルベット・イースター12. VOYAGER〜日付のない墓標〜13. 守ってあげたい14. 宇宙図書館15. ANNIVERSARY16. 青いエアメイル17. Call me back(新曲)特設サイト:予約リンク:関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE松任谷由実 Twitter松任谷由実 Twitter(STAFF)松任谷由実 Facebook松任谷由実 Instagram MUSIC JAPAN 松任谷由実
2022年07月21日7月5日にデビュー50周年を迎えた松任谷由実が、最新アルバム『深海の街』を引っ提げた全国ツアー『松任谷由実 コンサートツアー 深海の街』を7月8日・9日神戸国際会館こくさいホールにて行い、全63公演を完走した。2020年12月1日にリリースされた最新アルバム『深海の街』は、“世界史に残るコロナ禍だからこそ、シンガーソングライターとしてこの時代に作品として刻みたい”そんな想いから制作されたアルバム。今ツアーは当初の予定を延期し、アルバム発売の約10カ月後、2021年9月30日、10月1日神奈川・よこすか芸術劇場よりスタートし、そこから約10カ月間にわたり総動員数約15万7千人を動員した。タイトル曲「深海の街」、ドラマ主題歌「知らないどうし」など最新アルバムからのナンバーを中心に、代表曲「ひこうき雲」「カンナ8号線」「Hello, my friend」「ANNIVERSARY」等を披露。中盤のMCでは「昨年の9月からスタートしたこのツアーなんですけれど、最初は祈るような気持ちでステージに立っていました。でも、奇跡的に最後まで走りきれそうです。そして今日がゴール。誰に感謝したらいいのかわかりませんが、待っていてくれた人たちが背中を押してくれたから、奇跡も起こせたんだと思います。本当にありがとう。」と語った。アンコールでは、神戸公演にちなんで神戸タワーを題材にした「タワー・サイド・メモリー」「卒業写真」等を披露し、約2時間15分、全24曲を披露しその幕を閉じた。<公演情報>『松任谷由実 コンサートツアー 深海の街』2022年7月9日(土) 神戸国際会館こくさいホール【セットリスト】01. 翳りゆく部屋02. グレイス・スリックの肖像03. 192004. ノートルダム05. 深海の街06. カンナ8号線07. ずっとそばに08. What to do? waa woo09. 知らないどうし10. あなたと 私と11. REBORN ~太陽よ止まって12. 散りてなお13. 雨の街を14. ひこうき雲15. NIKE ~The goddess of victory16. LATE SUMMER LAKE17. Hello, my friend18. ANNIVERSARY19. 水の影■アンコール120. 青い船で21. 空と海の輝きに向けて■アンコール222. 二人のパイレーツ■アンコール323. タワー・サイド・メモリー■アンコール424. 卒業写真<イベント情報>『松任谷由実展』(仮称)2022年12月8日(木) ~2023年2月26日(日) ※会期中無休会場:東京シティビュー※開館時間、入館料は現状未定です。問い合わせ:03-6406-6652(東京シティビュー 受付時間 10:00~20:00)東京シティビューHP:関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE松任谷由実 Twitter松任谷由実 Twitter(STAFF)松任谷由実 Facebook松任谷由実 Instagram MUSIC JAPAN 松任谷由実
2022年07月10日松任谷由実のデビュー50周年を記念した展覧会『松任谷由実展』(仮称)が、2022年12月8日(木) から2023年2月26日(日) まで東京シティビューにて開催されることが発表された。1972年7月5日に「返事はいらない」でデビューしたユーミン。本展覧会では、デビュー前から現在までの秘蔵写真やステージ衣装、直筆の原稿などを展示し、1970年代から現在に至るまで、常に音楽シーンの最前線で新たな扉を開いてきたユーミンの“これまで”と“今”、そして“明日”をお届け。時代をつくってきたユーミンのシンガーソングライターとしての輝かしい時間を、海抜250mの東京シティビューからの風景とともに観覧できる特別な機会となっている。<イベント情報>『松任谷由実展』(仮称)2022年12月8日(木) ~2023年2月26日(日) ※会期中無休会場:東京シティビュー※開館時間、入館料は現状未定です。問い合わせ:03-6406-6652(東京シティビュー 受付時間 10:00~20:00)東京シティビューHP:
2022年07月05日『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』の6月17日放送回に、ユーミンが“今一番会いたい”ゲストとして今年ソロデビュー20周年を迎えたYUKIが登場することが発表になった。収録は「お互い“さん”付けはなしにしよう」と“ユーミン”呼びを促すユーミンに、YUKIが「外タレみたいに楽屋がムーディーだった」と初対面の時の想い出を明かすなど、和気あいあいとした雰囲気でスタートした。ユーミン曰く「アルバムごとにサウンドが良い意味で変わっていて“制作好き”の印象」のYUKI。「歌の実験というか、やったことのないことをやってみたくなる」と話し、ユーミンに「YUKIはセンスがいい」と言われると感激した様子を見せた。さらにユーミンのアルバム『深海の街』に希望を感じたというYUKIは、ユーミンの楽曲制作への姿勢に「ミュージシャンとして間違ってない、と勇気をもらった」と両手を挙げて喜んだ。また、YUKIが「絶対ユーミンに聞こうと思ってた」という“ドラマー”の話になると「ドラムがアンサンブルを決める」と語る2人。自身のサウンドを作り上げるミュージシャンについて、「最初は自分でライブを観に行ったり、好きなバンドのドラムの方にお願いしたり、ひとりひとりお声がけしていった」とYUKIが明かすと、ユーミンは「自分で自分のサウンドを手に入れていくって凄いね」と感心していた。番組では、今年ソロ活動20周年のYUKIが「1人になってから2、3年はずっと試行錯誤だった」というソロデビュー当時の葛藤や“こう見えたい”と頑なだったところから、ユーミンが絶賛する3枚目のアルバム『joy』にたどり着くまでの過程も明かされた。YUKIが「ここまで来れたのは、聴いてくださる方や周りのスタッフのおかげ。その感謝の気持ちを1年かけて歌やコンサートで伝えていきたい」と改めて20周年への想いを語ると、ユーミンも50周年を迎えたからこそ感じる「成長と劣化」、スタッフ・チームへの想いを明かす。楽曲制作についての話はもちろん、お互いの音楽に出会ったきっかけ、ユーミンによるYUKIの発声の分析、YUKIによるユーミンのイメージの解説などの音楽談義が繰り広げられ、20周年を記念したEPの話ではユーミンの言葉にYUKIが涙する場面も。50周年のユーミンと20周年のYUKIが語り尽くす『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』は6月17日22時から放送される。<番組情報>ニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』2022年6月17日(金) 22:00~24:00パーソナリティ:松任谷由実ゲスト:YUKI番組メールアドレス:yuming@allnightnippon.com(mailto:yuming@allnightnippon.com)番組twitter:番組HP:のタイムフリー機能はこちら:
2022年06月04日ロックバンドSKYE(スカイ)が、7月に行う初の東名阪ツアー『SKYE TOUR 2022』に参加するスペシャルゲストを発表した。SKYEは、「はっぴいえんど」も「サディスティック・ミカ・バンド」も存在していなかった日本のロック黎明期に高校生だった鈴木茂(G)、小原礼(B)、林立夫(ds)らで結成された伝説のバンドで、ここに「ティン・パン・アレイ」以降日本のロック、ポップスシーンをプロデューサーとして牽引し続けてきた松任谷正隆(key)が加入し、結成された大型新人バンドだ。昨年70歳を迎えてのデビューアルバムをリリースすると、NHKで特番が組まれるなど話題となった。記念すべき初ツアーに参加するスペシャルゲストは荒井由実、奥田民生、尾崎亜美の3人。それぞれこれ以上ないと言って良いくらいSKYEに由来が深いメンバーとなっている。松任谷由実は“荒井由実”名義としてのライブは2015年の“ALFA MUSIC LIVE”以来、7年振りとなる。<ライブ情報>『SKYE TOUR 2022』7月14日(木) 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール17:45 開場 / 18:30 開演一般発売:6月4日(土) サンデーフォークプロモーション7月20日(水) 大阪・フェスティバルホール18:00 開場 / 19:00 開演一般発売:5月28日(土) キョードーインフォメーション7月25日(月) 東京・Bunkamura オーチャードホール18:00 開場 / 19:00 開演7月26日(火) 東京・Bunkamura オーチャードホール18:00 開場 / 19:00 開演一般発売:5月28日(土) ホットスタッフ・プロモーション■2次先行2022年4月30日(土) 17:30~5月8日(日) 23:59チケットリンク:■出演SKYE(鈴木茂 / 小原礼 / 林立夫 / 松任谷正隆)/ 市原ひかり(tp)/ 小林香織(sax)/ 駒野逸美(tb)■special guests荒井由実 / 奥田民生 / 尾崎亜美<リリース情報>『SKYE』発売中『SKYE』ジャケット●【CD盤】3,300円(税込)●【LP盤(2枚組・重量盤)】4,950円(税込)【収録曲】M1. Less Is More作詞:林立夫 / 小原礼作曲:小原礼M2. Dear M作詞:林立夫作曲:松任谷正隆M3. ISOLATION作詞:林立夫作曲:小原礼 / 松任谷正隆M4. どちらの Othello作詞:松任谷正隆作曲:松任谷正隆 / 林立夫M5. Daydream作詞:林立夫作曲:松任谷正隆M6. ちぎれ雲作詞:松本隆作曲:鈴木茂M7. マイミステイク作詞:小原礼作曲:小原礼M8. 川辺にて作詞:松任谷正隆作曲:松任谷正隆M9. Reach Out To The Sky作詞:小原礼作曲:小原礼M10. ROCK’N PINO BOOGIE作曲:鈴木茂M11. Always作詞:小原礼作曲:小原礼M12. BLUE ANGELS作詞:松任谷正隆作曲:松任谷 正隆All songs produced and arranged by SKYE関連リンク日本コロムビア アーティストページ DAYS
2022年05月02日SKYEとその遺伝子を受け継ぐ SONGS & FRIENDS 第4弾!武部聡志がプロデュースする100年後に残したい音楽をテーマに、荒井由実「ひこうき雲」、小坂忠「ほうろう」、佐野元春「CAFÉ BOHEMIA」と、これまでに開催されてきた一夜限りのプレミアムコンサート、SONGS&FRIENDSシリーズ。この第4弾として、日本のロック黎明期にロック/ポップスシーンを牽引し続けてきたレジェンド・鈴木茂(g)、小原礼(b)、林立夫(ds)、松任谷正隆(key)からなる大型新人バンドSKYE(スカイ)が、「Music Tree Glow to the SKYE & their family」と題して、その遺伝子を受け継ぐ豪華アーティストが集結。すでに発表されている木村カエラ、さかいゆう、JUJU、土岐麻子に続き、今回、ポルノグラフィティと、水野良樹(いきものがかり) 、アソシエイトプロデュース、キーボードとして本間昭光の出演が決定しました。本公演は、2022年4月30日(土)パシフィコ横浜 国立大ホールにて開催される。<武部聡志コメント>待ちに待ったSONGS&FRIENDS第4弾の開催です。今回は1枚のアルバムではなく、日本のミュージックシーンを牽引してきた4人のミュージシャン達にスポットライトを当て、彼らの作り出してきた音楽に憧れたミュージシャン、アーティストが集って世代や時間を超越したLIVEをお届けします。4人のレジェンドミュージシャンと後に続く後輩達との一夜限りのセッションをどうぞお楽しみに!そして今回初の試みとして、僕の「アフタートーク」、スタッフによる「バックステージツアー」も開催します。そちらの方にも是非ご参加ください。<松任谷正隆コメント>シティポップなんて言葉を聞くようになってずいぶん時間が経ちました。日本のシティポップ黎明期を支えてきた(かもしれない)僕たちが、今度は東京ロックという、シンプルだけどストレートな音楽を提案します。今回のS&Fはルーツミュージックを振り返りながら、これからの未来を探す旅を、若いミュージシャン達と共にしたいと思います。いろいろな人たちが出てくれます。クレジットに書かれていない家族なんかもね・・・。【Music Tree Glow to the SKYE & their family】日程:2022年4月30日(土) OPEN 17:30 / START 18:30場所:パシフィコ横浜 国立大ホール
2022年04月06日今年7月にデビュー50周年を迎える松任谷由実が、2月7日に新潟・苗場プリンスホテル ブリザーディウムで『SURF & SNOW in naeba vol.42』の初日公演を開催した。昨年9月より最新アルバム『深海の街』を引っ提げ、全63公演におよぶ全国ツアー『松任谷由実コンサートツアー 2021-2022 深海の街』をスタートさせたユーミン。『SURF&SNOW in Naeba』は1981年よりスタートした冬恒例のリゾートライブで、昨年は緊急事態宣言発令に伴い開催期間を延期したため3月29日から4月12日の開催となったが、今年は通常の時期である2月7日から2月21日までの期間で全8公演が予定されている。撮影:田中聖太郎撮影:田中聖太郎42回目となる今年のテーマは「Marathon man,keep running&never stop!!」。ユーミン冬の定番曲「BLIZZARD」はもちろん、テーマに合わせ選曲された苗場ならではの通好みなナンバーまで、アンコール含め約2時間で全22曲が披露された。撮影:田中聖太郎このような精力的なライブ活動と楽曲制作の2軸でアーティスト活動を続けてきたユーミンだが、同時に続けてきたのがラジオでの活動である。1972年のデビューから数えきれない程多くの楽曲を生み出してきたユーミンは、いつの時代もその楽曲や作品に込めた思いを一番最初に直接リスナーに届ける場所としてラジオで語りかけてきた。そんなラジオを発信基地にしてきたユーミンが、50周年を迎えるこの機に民放ラジオ99局“スピーカーでラジオを聴こうキャンペーン”のアンバサダーに就任。「WE LOVE RADIO 松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」と題し、世代を超えた多くのリスナーが“同じ時間、同じ音空間に包まれる”豊かなラジオ体験を提供することで、ラジオをスピーカーで楽しむライフスタイルを提案し、様々な企画を実施していく。ユーミンはラジオについて「ラジオは、すぐ近くにいる友達のようなもの。私はラジオが大好きです。スピーカーで聴けば、生活の音や空気感が一緒に入ってくるし、同じ空間にいるみんなと情報をシェアできるのも楽しいと思います。」とコメント。併せてキャンペーンのキービジュアルとメッセージムービーが公開された。さらに、50周年を記念して日本全国のラジオリスナーと一緒に作るリクエスト・ベストアルバム企画が決定。今春に民放ラジオ99局によるユーミンリクエスト企画を展開し、楽曲のリクエストとその曲に纏わるエピソードを募集。その中から50周年にちなんで50曲を選び構成するという企画となっている。アルバムのリリースは今秋を予定しており、リクエスト募集の詳細は後日特設サイト等で発表予定だ。民放ラジオ99局“スピーカーでラジオを聴こう”キャンペーン 松任谷由実インタビュー■松任谷由実 デビュー50周年記念特設サイト:<キャンペーン情報>民放ラジオ99局“スピーカーでラジオを聴こう”キャンペーン『WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY ~日本中、ユーミンに包まれたなら~』実施期間:2月8日(火) ~2022年秋頃『WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY ~日本中、ユーミンに包まれたなら~』キービジュアル特設サイト:<ライブ情報>松任谷由実『SURF & SNOW in naeba vol.42』会場:新潟・苗場プリンスホテル ブリザーディウム日程:2月7日(月)・8日(火)・11日(金・祝)・12日(土)・15日(火)・16日(水)・19日(土)・21日(月)(全8公演)開場 20:30 / 開演 21:00詳細はこちら:<リリース情報>松任谷由実 ニューアルバム『深海の街』Now On Sale配信リンク:<番組情報>TOKYO FM『Yuming Chord』毎週金曜日 11:00~11:30ニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』毎月第3、もしくは第4金曜日22:00~24:00『Uso Radio インターネットラジオ 松任谷由実はじめました』毎週金曜日 11:00更新関連リンク松任谷由実 HP:松任谷由実 Twitter:松任谷由実 Facebook:松任谷由実 Instagram:松任谷由実 UNIVERSAL MUSIC JAPAN HP:
2022年02月08日松任谷由実が4月10日21時からの『SURF&SNOW in Naeba』のライブ生配信に先駆け、本公演のダイジェスト映像を4月11日21時までの期間限定で公開した。3月29日より新潟県・苗場プリンスホテル ブリザーディウムにて行われている松任谷由実恒例のリゾートライブ『SURF&SNOW in Naeba』は、今年会場収容人数1,400人に対して50%以下の600人で実施しているためチケットが入手困難となっていた。しかし"より多くの人にこのエンターテイメントを届けたい"という松任谷の想いから、チケットぴあ、イープラス、U-NEXTにてライブが生配信されることが決定している。公開されたダイジェスト映像は、昨年12月にリリースされたニューアルバムのタイトル曲「深海の街」、今回の公演のテーマ『woman in the moon』を象徴すべく宇宙服で歌う「SAVE OUR SHIP」、3月公開の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』でカバーが使用され話題の「VOYAGER~日付のない墓標」など、苗場公演ならではの雰囲気と演出の一部が垣間見れるものとなっている。松任谷由実「YUMING SURF & SNOW in naeba vol.41」なおライブスタート直前のスペシャル映像として、配信当日4月10日20時30分より大学生のアイデアから始まった苗場公演のヒストリー、そして今の学生スタッフたちとの取り組み、更にはステージが出来るまでのメイキングやリハーサルシーンなどをユーミンのコメントと共にお送りするコンテンツも配信される。<ライブ情報>松任谷由実『SURF&SNOW in Naeba vol.41』※終了分は割愛公演日:2021年10日(土)、12日(月)時間:開場20:30 / 開演21:00会場:苗場プリンスホテル ブリザーディウム<生配信>配信日:4月10日(土)20:00 スタート20:30 直前スペシャル映像21:00 ライブ生配信スタート見逃し配信:ライブ終了後準備完了次第~4月11日(日) 23:59【配信チケット販売中】料金:4,000円(税込)販売期間:4月11日(日) 21:00まで配信チケット購入サイト●チケットぴあ●イープラス●U-NEXT※各配信メディアによって異なる手数料がかかります。※どのメディアからご覧いただいても、配信ライブの内容はすべて同じです。『SURF&SNOW in Naeba vol.41』特設サイト:■ニューアルバム「深海の街」配信中関連リンク松任谷由実 HP:松任谷由実 Twitter:松任谷由実 Facebook:松任谷由実 Instagram:松任谷由実 UNIVERSAL MUSIC JAPAN HP:
2021年04月08日松任谷由実、恒例のリゾートライブ「SURF&SNOW in Naeba」が、新潟県・苗場プリンスホテル ブリザーディウムにて、3月29日よりスタートした。本公演は当初、2月8日からの開催を予定していたが、緊急事態宣言発令に伴い、開催を延期。日程を変更し、3月29日より4月12日(月)まで全8公演を開催する。スキーの後にライブを楽しむという冬恒例のこのリゾートライブは、1981年のvol.1から今年で41年目となる。今回のテーマは『woman in the moon』。会場中央には巨大な宇宙船を彷彿するステージが設置され、観客全員にミラーの加工を施したフェイスシールドが配布され、オーディエンス含め会場全体がまるでスターウォーズの世界の様な空間の中、宇宙服に身を包んだバンドメンバー、そしてユーミンが登場。ユーミンは宇宙服のヘルメットを取ると、“今年もこの苗場のステージに帰ってきた”と示すように、高々と手を上げた。オープニングは、1990年リリースの日本初のダブルミリオンを記録したアルバム『天国のドア』の収録曲「SAVE OUR SHIP」 よりスタート。この楽曲は同年、日本人初の宇宙飛行士・秋山豊寛氏のドキュメンタリー特番「TBS宇宙プロジェクト『日本人初!宇宙へ』」のテーマ曲に起用された楽曲。幻想的な照明演出の中、オープニング曲を歌い終えると、その宇宙服から一転、パーサーの様なブルーのスーツスタイルに早変わり。「こんな状況の中、みんな来てくれてありがとう。この1年長い長い道のりでした。こんな時だからこそ、いつものようでいつもとは違うステージをお見せしたいと思います」という挨拶に続いて、昨年12月にリリースされた最新アルバム『深海の街』より、タイトル曲「深海の街」を披露。最新アルバム『深海の街』は、“世界史に残るようなこの未曾有の年にこそ、改めてシンガーソングライターとしての思いを、アルバムとして記すべき“という強い想いから制作された作品。そのニューアルバムの核となる楽曲、「1920」、「ノートルダム」もこの公演でライブ初披露となった。MCでは「何はともあれ苗場ができてよかった。誰に感謝していいのかわかりません。本当に本当に来てくれてありがとう!」とコンサートが開催出来た事への感謝の意を伝えた。中盤に恒例のリクエストコーナーを挟み、後半では、銀世界をイメージさせる白一色のショートパンツスタイルに衣装を替え、1964年の東京オリンピックの頃を思い浮かべ作られた1979年リリースのアルバム『OLIVE』収録曲「未来は霧の中に」 を披露。「あの頃、もう一度オリンピックが東京にやってくるなんて、私には想像ができませんでした。そして、こんなことになるなんて、間違いなく誰もが想像できなかったと思います」と語った。また、終盤では、今回のテーマ『woman in the moon』を象徴する楽曲のひとつである、小松左京原作の映画『さよならジュピター』の主題歌として書き下ろされた1984年リリースのシングル「VOYAGER~日付のない墓標」を披露。本公演は、リクエストコーナー含め全21曲、感染予防を考慮しアンコールは行なわず、約2時間のステージが行われた。また、通常行っている感染対策以外に、前述の来場者全員へフェイスシールドの配布、入場ゲートにはエアシャワーの設置、更には会場内に紫外線空気除菌装置を8台設置し、安全対策に努めている。動員数は、会場収容人数1,400人に対して、50%以下の600人で対応。8日間で約4,800人とプレミアなライブとなっている。通算公演回数は1981年のvol.1より、4月7日(水)の公演で300回を迎える。また、今回、来場出来ない観客の為に、4月10日(土)には、ライブ生配信が決定。これまでも独自の方法でライブ配信を行っていたが、今回はより多くの人に楽しんでもらえるよう、チケットぴあ、イープラス、U-NEXTにて生配信を行う。<ライブ情報>松任谷由実『SURF&SNOW in Naeba vol.41』公演日:2021年3月29日(月)、30日(火)、4月3日(土)、4日(日)、6日(火)、7日(水)、10日(土)、12日(月)時間:開場20:30 / 開演21:00会場:苗場プリンスホテル ブリザーディウム●4月10日(土)生配信決定20:00 スタート20:30 直前スペシャル映像21:00 ライブ生配信スタート見逃し配信:ライブ終了後準備完了次第~4月11日(日)23:59【配信チケット販売中】料金:4,000円(税込)販売期間:4月11日(日) 21:00まで配信チケット購入サイト●チケットぴあ●イープラス●U-NEXT※各配信メディアによって異なる手数料がかかります。※どのメディアからご覧いただいても、配信ライブの内容はすべて同じです。『SURF&SNOW in Naeba vol.41』特設サイト:関連リンク松任谷由実 HP:松任谷由実 Twitter:松任谷由実 Facebook:松任谷由実 Instagram:松任谷由実 UNIVERSAL MUSIC JAPAN HP:
2021年03月30日