シンガーソングライターの松任谷由実が17日、ユーミン×帝劇 vol.3『朝陽の中で微笑んで』製作発表に、寺脇康文、宮澤佐江、六平直政、斉藤洋介、脚本・演出の松任谷正隆と共に登場した。同作は2012年に開場101周年目の新たなスタートとなった帝劇と、デビュー40周年を迎えた由実のコラボレーションとして誕生したシリーズの3作目。俳優の演技と、由実の歌が一体となった空間を作り出す。今回は500年後を舞台に、職を失った中年男性・鳴沢肇(寺脇)が、20年前に結婚を約束した女性に生き写しの女性・紗良(宮澤)に出会う。由実が1976年に発表したアルバム『14番目の月』に収められた「朝陽の中で微笑んで」がタイトルに選ばれた。同曲について、由実は「荒井由実時代のものですけど、私の作品の中でも最も歌うのが難しい」と説明し、「こんなにレンジが広くて難しい歌になるとは思わずに、歌唱力を無視して作っていたものですから、難しいな、どうしようと思っています」と苦笑。しかし「キャリアの中で鍛えられてきたこともあるので、今の私の声で、今の表現力で、この歌をテーマとして歌うのはとても楽しみです」と意気込んだ。ミュージカル『王家の紋章』で2016年8月、2017年4月にヒロインを務め、今回もヒロイン役となる宮澤は、由実との共演に「親孝行になった」と喜ぶ。AKB48時代にはNHK紅白歌合戦で由実の後ろで「春よ、来い」を合唱した経験を振り返り「一番テレビに映りたかった瞬間。映り込めるかなというのを、素敵な場で考えちゃっていたのが思い出に残っています」と語った。ファンからの「宮澤さんが歌う場面もありますか」という質問には、正隆が「今ので考えました」と、2人で歌う可能性を示唆。宮澤は「ええ~!」と驚き、目を丸くして喜んでいた。また、寺脇が「中央フリーウェイ」を思い入れのある曲としてあげると、由実は「ちっともタダにならないんですよ」と客席を笑わせる。斎藤は「失われた青春がひょっとしたら蘇ってくるのかなという気がします」と、同作に対して期待を表した。一方六平は、KAT-TUNの亀梨和也主演の音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』で音楽を担当した正隆とのエピソードを披露。「亀梨くんとデュエットがあったんですけど、松任谷さんも厳しいですよ。たまにバンドに『おい! そこ!』と怒っていて、蜷川さんと2人で『松任谷さん怒ったよ。怒ることあるんだ』って」としみじみ語った。ユーミン×帝劇 vol.3『朝陽の中で微笑んで』帝国劇場で2017年11月27日~12月20日に上演される。
2017年08月17日歌手の松任谷由実が、12月7日(19:00~23:18)に放送されるフジテレビ系大型音楽特番『2016FNS歌謡祭 第1夜』に出演することが22日、明らかになった。松任谷は40年以上続く同番組に初出演となる。今回松任谷は、最新アルバム『宇宙図書館』に収録され、同局系ドラマ『Chef~三ツ星の給食~』主題歌の「Smile for me」を披露。また、こちらも新たに出演が発表された平井堅と「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」をコラボレーションする。松任谷は「アーティスト活動を長くやっていますが、まだ、初めてのことがある、ということをうれしく思います」と喜びを語り、「今年一年の感謝の気持ちを込めて歌いますので、年末に向かうこの季節、大切な人と、また、お一人でお過ごしの方も、ぜひ、ご覧になっていただけたら」とコメント。松任谷と初コラボとなる平井は「生きるレジェンド、ユーミン様と御一緒出来ること、役得この上ありません」と感激している。今回、松任谷と平井は、第2弾出演アーティストととして発表されたもので、第3弾は、25日に放送される同局系音楽番組『Love music』(毎週金曜23:30~)内で発表。今年は、12月14日(19:00~23:18)の『第2夜』と合わせ、計8時間半超の放送となり、総勢110組のアーティストが出演する予定だ。
2016年11月22日松任谷由実の3年ぶりのニューアルバム「宇宙図書館」が2016年11月2日(水)発売される。前作「POP CLASSICO」以来3年ぶり38作目となるオリジナルアルバム「宇宙図書館」。現在放映中のフジテレビ系木曜劇場「Chef~三ツ星の給食~」主題歌「Smile for me」を始め、映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」の日本語吹き替え版主題歌「気づかず過ぎた初恋」などを含む全12曲が収録されている。ジャケットデザインは前作に引き続き、アート・ディレクター森本千絵が担当。ミュージックビデオや特典映像、ハイレゾ音源を収録したBlu-rayとアナログ盤2枚を封入した豪華完全限定盤、DVD付きの初回限定盤、CDのみの通常盤の3仕様が発売される。また「Smile for me」のデュエットバーション「Smile for me 松任谷由実 with 天海祐希」が、2016年11月3日(木・祝)放送のドラマで放映される予定。この2人のレコーディング映像もドラマ最終回までの期間限定でYouTubeにて公開される。【詳細】松任谷由実 38th Album「宇宙図書館」発売日:2016年11月2日(水)収録曲:1.宇宙図書館2.残火3.Sillage~シアージュ4.AVALON5.あなたに会う旅6.星になったふたり7.月までひとっ飛び8.Smile for me9.私の心の中の地図10.君(と僕)のBIRTHDAY11.気づかず過ぎた初恋 (Extra.Winter.Version)12.GREY価格:■豪華完全限定盤CD+Blu-ray+2LP UPCH-29229 12,960円(税込)・Blu-ray:ハイレゾ音源(アルバム全12曲96KHz/24bit)・Music Video「宇宙図書館」・特典映像「Dialogue of Biblioteca Espacial」■初回限定盤CD+DVD UPCH-29230 4,104円(税込)・DVD:Music Video「宇宙図書館」・スペシャルパッケージ仕様■通常盤CD UPCH-UPCH-20431 3,456円(税込)CD:12曲※全アイテム共通でツアーチケット先行応募抽選シリアルナンバー封入*通常盤は初回生産分のみ封入
2016年11月05日歌手の松任谷由実が、あす30日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『行列のできる法律相談所』(毎週日曜21:00~21:54)に初登場。闘病中の小林麻央が、松任谷の歌に勇気づけられていることを受け、「シンガーソングライター冥利に尽きます」と喜びを語る。乳がんで闘病中の小林は、9月3日付のブログで「松任谷由実さんの『やさしさに包まれたなら』の歌詞は、娘と『魔女の宅急便』を一緒に観たときに、好きになりました」と紹介。具体的に「小さい頃は 神様がいて 不思議に夢を叶えてくれた やさしい気持ちで目覚めた朝は 大人になっても 奇蹟はおこるよ朝の心に沁みる。。。」と、心境をつづっている。これに対し、松任谷は「シンガーソングライター冥利に尽きます」とコメント。「作ったときの気持ちや、歌ったときの気持ちが届いて、とてもうれしいです」と喜びを語る。この日の放送では、松任谷の素顔を友人たちが暴露し、クレームを入れていくという企画も。ビビる大木は、ともに食事に誘われたネプチューンの堀内健が、連絡なしで1時間遅刻したり、松任谷の自宅のソファで2時間爆睡するなどしても、全く怒らないことに「甘すぎる」と指摘する。また、松任谷が人生初のドッキリに挑戦。08年にブレイクながら、現在はロケバスドライバーの仕事も始めたという芸人・Kに対し、"対面ドッキリ"を仕掛ける。MCは東野幸治で、ほかに、千秋、いとうあさこ、ユージ、宮迫博之、後藤輝基、渡部建が出演する。
2016年10月29日10月31日(月)に放送される「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)に、シンガーソングライターの松任谷由実がゲストで登場することが分かった。松任谷さんの同番組への登場は、約10年ぶりのこと。「SMAP」の冠番組「SMAP×SMAP」で、国内外問わず数々のビッグアーティストたちが「SMAP」とコラボライブを披露するコーナー「S・LIVE」。このほど、松任谷さんが番組側の長年にわたるラブコールによって、2006年5月22日放送回以来およそ10年ぶりの出演が実現した。今回披露する楽曲は、11月2日(水)に発売するニューアルバム「宇宙図書館」収録で、現在、天海祐希主演で放送中のドラマ「Chef~三ツ星の給食」の主題歌でもある新曲「Smile for me」、そして、松任谷さんの代表曲の1つである「守ってあげたい」(1981年)、この2曲を「SMAP」5人とセッションする。番組ならではのスペシャルな演出をお楽しみに。ドラマ「Chef~三ツ星の給食」は、毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。松任谷さんの出演する「SMAP×SMAP」は、10月31日(月)22時時~フジテレビ系で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年10月24日シンガーソングライターの松任谷由実が、31日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』(毎週月曜22:00~22:54)に、10年ぶりに出演することが決定した。SMAPのメンバーと、ライブパフォーマンスを披露する。松任谷が同番組に出演するのは、2006年5月22日以来。今回は、11月2日発売のニューアルバム『宇宙図書館』に収録されている、天海祐希主演のフジテレビ系ドラマ『Chef~三ツ星の給食』の主題歌でもある新曲「Smile for me」を歌う。さらに、80年代に発表した名曲「守ってあげたい」も披露。『SMAP×SMAP』ならではの演出で魅せる。
2016年10月24日シンガーソングライターの松任谷由実が、歌舞伎役者の中村勘九郎が主演する映画『真田十勇士』(9月22日公開)に書き下ろしの新曲「残火(のこりび)」を提供し初の時代劇主題歌を務めることが7日、明らかになった。合わせて、同曲を収めた予告映像が公開された。原作は、2014年に日本テレビ開局60年特別公演として上演された同名舞台。同作の演出も手がけた堤幸彦監督がメガホンを取りマキノノゾミ氏が脚本を執筆して、歴史を変える大うそで真田幸村(加藤雅也)を天下一に仕立て上げる猿飛佐助(勘九郎)の計画を描く。勘九郎のほか、佐助と共に十勇士を支える霧隠才蔵役の松坂桃李、2人の幼なじみのくノ一・火垂役の大島優子も出演する。松任谷は、「うっそうとした心の戦のただ中で、激しい雨を待つような、それが唯一の希望の火、誰かに会いたい!という強烈な願いを歌にしました」と主題歌への思いを告白。「監督、役者さんたち、そしてはるか時を超えた歴史上の人物たちにも共鳴してもらえると思っています」と自信を見せている。この松任谷の楽曲提供を受けて、堤監督は「『ありがとうございます!!』の一言」と感謝。1973年から松任谷の楽曲を愛聴していたことから、「『いつもそこにある心のオアシス』だったので、光栄というかもったいないというか」と感慨を示し、「まさに盆暮れ正月いっぺんに来たような気持ちです。恐悦至極に存じます」と恐縮して見せる。デモ段階の主題歌を聴いた際は「『…素晴らしい』とうなってしまいました」と感激。また、松任谷自身についても「撮影現場にも足を運んでいただき、さまざまな資料もお目通しいただき、とても深く作品のタッチやテーマをつかんでいただいている」と絶賛した。予告編では、その主題歌「残火」を初披露。幸村と十勇士たちが最後の戦いに臨む心境をより克明に映し出している。冒頭では、「どうしよ…」と"腰抜け"の表情を見せる幸村だが、終盤になると、勇ましく十勇士を率いる武将に変貌を遂げ、「目指すは家康の首、ただ一つだ!」と歴史的な戦いへと挑んでいく。さらに、十勇士が地を駆ける背後では爆破が起こり、数百のエキストラを引き連れて馬と並走。下半身を炎に包まれながらも敵陣に蹴りを入れていく佐助たちの猛烈なアクションの一端も垣間見ることができる。(C)2016『真田十勇士』製作委員会
2016年07月07日シンガーソングライターの松任谷由実が、ニッポン放送のラジオ番組『オールナイトニッポン』で17年ぶりにレギュラーを担当することが7日、分かった。22日から『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』(毎月1回・金曜22:00~24:00)をスタートさせる。松任谷は、1988年4月から99年3月まで、土曜深夜の若者向け『オールナイトニッポン』を担当。番組終了から17年がたち、今回、大人向けに放送されている『オールナイトニッポンGOLD』のパーソナリティを務めることになった。毎月、第3週か第4週の金曜日に生放送し、音楽を中心にしながら、"人"にこだわっていく番組になるという。初回のゲストは、松任谷が「今一番会ってみたい人」としてラブコールを送った、タレントのDAIGO。2人は今回が初対面となり、松任谷は「動物的に臨機応変でとびきり面白い放送お届けしますよ」と自信を示す。一方のDAIGOは「まさかの!まさかの! DAIGOが! DBT(大抜擢)! ユーミンさんの『オールナイトニッポン』の1回目ゲストなんて光栄すぎる! めちゃ楽しみっしゅ! うれしうぃっしゅ!」と喜びをコメントしている。
2016年04月08日伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区内のアンリアレイジ(ANREALAGE)の期間限定ショップ「FLOWER SHOP」において、3月28日、シンガーソングライターの松任谷由実をスペシャルゲストに迎え、同ブランドデザイナー森永邦彦とファッションや音楽について語り合うトークイベントが開催された。同イベント開催に至った経緯として、森永は「このFLOWER SHOPのコンセプトは“目に見えない花”。光を当てることによって、“初めて見えてくる花”や“花が咲く”、といったイメージなのですが、これらのイメージで真っ先に浮かんだのが松任谷さんでした。恐れ多いとは思いつつもイベント出演のお願いをしてみたところ、ご承諾して下さりました」と説明。会場MCの「それでは、スペシャルシークレットゲスト松任谷由実さんの登場です」の声がかかると、会場には『春よ、来い』のメロディーがかかり会場は騒然、松任谷は大拍手で迎えられた。当日の松任谷の衣裳は、ゴールドをベースに胸や袖、背中に、トラやピンク色の花柄が刺繍された、パリで購入したという和柄のスカジャンと、その下には朱やうす紅、黄色など、春を思わせる花柄が描かれたシャツ。松任谷は「(今日のスタイリングについて)全く打ち合わせをしていませんでしたが、(同じくスカジャンの森永さんと)今日はスカジャン同志でかぶりましたね。もしかすると好みが近いのかも(笑)」と微笑んだ。一方、森永は「(自身が着用するブラックの刺繍のスカジャンを指しながら)これは自身のブランドのもので、リフレクト(反射)をテーマとして作りました。通常のデザインが反転されて作られていて、光が当たることで反射します」と説明した。松任谷よりファッション観について問われると、森永は「服作りの際は、一つのコンセプトを設定し、そのコンセプトから生まれる洋服を作るのが私の方法です。もちろん(洋服の)形の美しさは追求しますが、コンセプト自体が目に見えなかったり、それが今までにないものであったり、結果それが面白いかどうか等を重要にしてます。例えば、今シーズンのテーマ“リフレクト”という軸の場合は、そこから“形や素材を反射させてみよう”、“見せ方自体も反射させてみよう”といった、一つの言葉で全てのことに当てはめていくことで、形や素材、色を完成させていきます」と応えた。松任谷は「私も同感です。(曲を)サスティナブルにしていくには、自分自身の明確な方針があって初めて、感覚的なものに完成していくと思う」と語った。また、森永は洋服の制作について、「今、半年前のテーマで洋服を制作しようとしても他のものになると思う。自分がグッとくるポイントの瞬間があって、時間が経過すれば、自身の軸のとり方も変化してくる」と説明。松任谷も「時間とのかかわり方は、音楽にも当てはまると思う。歌を作り出すということは、時間をデザインしていくことなので、時間の経過によって、同じ歌でも違うように聴こえたり、思い出とリンクしたり、違う意味を持つようになる」と話した。ファッションと音楽との関係性について、森永は「洋服は曲のように、頭の中でリフレインするというのではなく、曖昧なものであると思う。洋服はその瞬間、瞬間で目に入った時点で、その都度イメージが形成されていくものだと思う」と語り、一方、松任谷は「ファッションにも“物語”は存在していると思う。その服を着た時のシチュエーションの思い出であったり、その服で誰に会ったりだとか。歌詞に描かれていない場合でも、その背景にはいろいろなデッサンが重ねられており、魂が込められていると聴き手にも届くと思う」と語った。このトークイベントは、事前に伊勢丹からは発表されていなかったにも関わらず、会場には約100名以上の客が集まり、来場者は電撃的に登場したスーパースターと、今をときめくデザイナー両名の世界観について聞き入っていた。
2016年04月02日シンガーソングライターのLOVEが主催する恒例の音楽イベント“今日ここ東京にいるという事”が3月17日に新宿BLAZEで開催。先だって行われた’’今日ここ大阪にいるという事’’の公演とあわせて、チケットの売り上げの一部と会場の募金から、毎年福島県相馬市の全小学校に文房具を贈り続けている。5年目の今回は、矢井田瞳、中田裕二、ヒグチアイ、アコーディオニストのcoba、打楽器奏者の三星章紘を迎え、さまざまなセッションライブとトークで盛り上げた。【チケット情報はこちら】進行役も務めるLOVEは、今年初参加となるcoba、ヒグチ、三星、そして3年ぶりに参加した矢井田を迎え入れ、童謡『一年生になったら』をセッション。和気あいあいとした演奏でスタートした。ほかにも、ヒグチアイの『まっすぐ』や、中田が震災の時に作った『ひかりのまち』でコラボし、美しいハーモニーを披露。矢井田のヒットナンバー『My Sweet Darlin’』は、ヒグチ、三星とともに演奏し、会場を盛り上げた。また、この日が初対面という矢井田と中田は、トワ・エ・モワの『或る日突然』でデュエットを披露。中田の凛々しい歌声に矢井田が思わず吹き出したシーンもあり、会場に笑顔が広がった。もちろんソロのステージもあり、矢井田は3月2日にリリースしたばかりのアルバム『TIME CLIP』から新曲を披露し、堂々とした歌と演奏で観客を魅了。中田は「ハートウォーミングな新曲」と紹介した4月13日リリースの『ただひとつの太陽』をいち早くお披露目。ヒグチは繊細かつ力強い鍵盤の弾き語りで自身の世界へ観客を引き込んだ。MCでも盛り上げたcobaは、タンゴの革命家アストル・ピアソラの『リベルタンゴ』を熱演。音楽家としての自身の気概を重ねあわせた演奏で拍手喝采となった。LOVEは、この日のために作ったイベントタイトルを付けた新曲『今日ここにいるという事』を披露。“初めてで2度とない今日という日を祝おう”と、イベントを続けてこられた喜びを歌で伝えた。そして、たくさんのメッセージを詰め込んだ『74億分の1の願い事』を熱唱し、明るい未来を願った。イベント最後は、「東北のキッズたちにみなさんのやさしさも詰め込んで届けたい」と荒井由実『やさしさに包まれたなら』を全出演者で心温まるセッション。観客も一緒に合唱し、イベントは幕を閉じた。今年は、会場のやさしさとともに、相馬市全小学校の新一年生から五年生の約1,600名の小学生たちに文房具が届けられる。またLOVEは、夏に3度目の開催となるライブイベント“360度ライブ”を7月22日(金)にlive house LOOP 代官山で行う。チケットの一般発売に先駆けて、オフィシャルHP先行を実施。受付は4月15日(金)午後11時59分まで。取材・文:門 宏
2016年03月23日シンガーソングライターのLOVEが主催する恒例の音楽イベント“今日ここ東京にいるという事”が3月17日に新宿BLAZEで開催。先だって行われた’’今日ここ大阪にいるという事’’の公演とあわせて、チケットの売り上げの一部と会場の募金から、毎年福島県相馬市の全小学校に文房具を贈り続けている。5年目の今回は、矢井田瞳、中田裕二、ヒグチアイ、アコーディオニストのcoba、打楽器奏者の三星章紘を迎え、さまざまなセッションライブとトークで盛り上げた。【チケット情報はこちら】進行役も務めるLOVEは、今年初参加となるcoba、ヒグチ、三星、そして3年ぶりに参加した矢井田を迎え入れ、童謡『一年生になったら』をセッション。和気あいあいとした演奏でスタートした。ほかにも、ヒグチアイの『まっすぐ』や、中田が震災の時に作った『ひかりのまち』でコラボし、美しいハーモニーを披露。矢井田のヒットナンバー『My Sweet Darlin’』は、ヒグチ、三星とともに演奏し、会場を盛り上げた。また、この日が初対面という矢井田と中田は、トワ・エ・モワの『或る日突然』でデュエットを披露。中田の凛々しい歌声に矢井田が思わず吹き出したシーンもあり、会場に笑顔が広がった。もちろんソロのステージもあり、矢井田は3月2日にリリースしたばかりのアルバム『TIME CLIP』から新曲を披露し、堂々とした歌と演奏で観客を魅了。中田は「ハートウォーミングな新曲」と紹介した4月13日リリースの『ただひとつの太陽』をいち早くお披露目。ヒグチは繊細かつ力強い鍵盤の弾き語りで自身の世界へ観客を引き込んだ。MCでも盛り上げたcobaは、タンゴの革命家アストル・ピアソラの『リベルタンゴ』を熱演。音楽家としての自身の気概を重ねあわせた演奏で拍手喝采となった。LOVEは、この日のために作ったイベントタイトルを付けた新曲『今日ここにいるという事』を披露。“初めてで2度とない今日という日を祝おう”と、イベントを続けてこられた喜びを歌で伝えた。そして、たくさんのメッセージを詰め込んだ『74億分の1の願い事』を熱唱し、明るい未来を願った。イベント最後は、「東北のキッズたちにみなさんのやさしさも詰め込んで届けたい」と荒井由実『やさしさに包まれたなら』を全出演者で心温まるセッション。観客も一緒に合唱し、イベントは幕を閉じた。今年は、会場のやさしさとともに、相馬市全小学校の新一年生から五年生の約1,600名の小学生たちに文房具が届けられる。またLOVEは、夏に3度目の開催となるライブイベント“360度ライブ”を7月22日(金)にlive house LOOP 代官山で行う。チケットの一般発売に先駆けて、オフィシャルHP先行を実施。受付は4月15日(金)午後11時59分まで。取材・文:門 宏
2016年03月23日NHKBSプレミアム「“青の時代”名曲ドラマシリーズ 荒井由実 ひこうき雲」の完成試写会が14日(月)都内で行われ、女優の広瀬アリスと三吉彩花が出席。広瀬さんは三吉さんから受けたビンタを「ドスッ!」と表した。ミュージシャンの松任谷由実が、荒井由実時代に発表した名曲「ひこうき雲」をモチーフにしたオリジナルドラマ。1980年代を舞台に、ユーミンの曲に描かれたライフスタイルに憧れる女子大生の円子(広瀬さん)と、男にこびない生き方をする洗練された女性・真央(三吉さん)の友情を描く。映像作品での共演は約9年ぶり。三吉さんは「後半でビンタを2回するシーンがあるけれど、テストを重ねず本番だけだったので『お互い、本気でやりましょう』と。それがあまりにもヒットしてしまい、映像を見たら痛そうな音がしていた。パチンというより…」と振り返ると、広瀬さんは「ドスッ!だったよね」と三吉さんからのフルスイング・ヒットを擬音で表現。当の三吉さんは「(広瀬さんからのビンタは)思ったよりも痛くなくて、終わった瞬間に申し訳ない気がして、この場を借りて謝罪したい」と恐縮しきりだった。また広瀬さんは、演じた円子の仕事を優先する姿に共感を寄せ「自分には結婚願望がまったくない。自由に生きていたくて、家族とはいえ、他人のために家事が出来ない。家事は一人分やりたいです」と意外な一面を披露。冴えない衣裳で登場する場面では「情けない姿で真央と初めて出会うシーンは印象的。私何をしているんだろう?と思った」と笑わせた。一方、三吉さんは「最近のファッションは80年代の服装がトレンド。周りでも流行ったりしているので、衣裳も髪型も可愛いのが多かった。そこにも注目して」とアピールした。NHKBSプレミアム「“青の時代”名曲ドラマシリーズ 荒井由実 ひこうき雲」は、3月24日(木)22:00~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月14日カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が3月10日に発表した「卒業に関するアンケート調査」の結果によると、卒業旅行に行った経験者は若い世代ほど多く、また卒業祝いにもらった物で最も多かったのは、40代以下では現金、50代以上では腕時計と、世代による違いが大きく現れている。同調査は同社が、Tカードを利用している18歳から69歳までの全国のTカード会員の男女1,500人を対象に、同社が提供するネット・リサーチ・サービスである「Tアンケート」を通じて2月19日から24日にかけて実施したもの。卒業旅行へ行ったことがあるかを尋ねると、卒業旅行へ行った割合が最も高かったのは18歳以上29歳以下の55.3%であり、30歳以上49歳以下が44.3%で続き、最も割合が低かったのは50~69歳の28.7%だった。年齢が下がるにつれ、卒業旅行の経験者が増えている。卒業旅行へ行った回答者に旅行先を尋ねたところ、1位は沖縄であり、以下、東京ディズニーリゾート、フランス、ハワイ、京都の順だった。卒業祝いに何をもらったかを複数回答で尋ねると、50歳以上69歳以下で最も多かったのは腕時計だったのに対して、18歳以上29歳以下及び30歳以上49歳以下では現金が最多となり、昨今の卒業祝いは、物から金へシフトしている結果になった。年代別の上位を比較すると、18歳以上29歳以下は現金、図書券、腕時計の順であり、30歳以上49歳以下は現金、図書券、腕時計の順、50歳以上69歳以下は腕時計、現金、図書券だった。卒業祝いには、世代により順位は若干変わるが現金・図書券・腕時計がよく贈られている。なお、18歳以上29歳以下ではスマホ・携帯電話やパソコンも選ばれている。自身にとっての「卒業ソング」を尋ねたところ、18歳以上29歳以下では、1991年に中学校教員が作曲した合唱曲である「旅立ちの日に」が1位となった。30歳以上49歳以下では、1979年から2011年まで続いたTBSのドラマ「3年B組金八先生」の主題歌である海援隊の「贈る言葉」が1位となり、50歳以上69歳以下では1975年発表の荒井由実(松任谷由実)の「卒業写真」が1位だった。その他の順位を見ても、卒業ソングは年代ごとに大きく異なっている。小学校の卒業式で何を着たかを問うと、男女・年代を問わず学校の制服が最多だった。これを除いて集計したところ、18歳以上29歳以下の女性で最も多かった回答が「ブレザーとチェックのスカート(AKB48風)」となり、近年の制服アイドル・グループの人気が影響をしているのではないかと同社は見ている。なお、30歳以上49歳以下と50歳以上69歳以下の女性ではいずれも、オーソドックスな黒や紺のワンピースが最多だった。一方、男性で最も多かった回答は、18歳以上29歳以下はブレザーと長いズボン、30歳以上49歳以下と50歳以上69歳以下はVネックセーターとズボンとなり、女子のブレザー人気に合わせてか、男子もブレザーを着る傾向が高まっていると同社は分析する。
2016年03月11日ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が運営するエンタテインメント情報Webサイト「エンタメステーション」は、無料の音楽番組「松任谷正隆ハイレゾはじめました。」を期間限定で配信開始した。公開期間は2016年6月30日まで。音楽プロデューサーの松任谷正隆氏がメインパーソナリティを務める、全7回のWeb特別番組。番組は各回10分。ハイレゾ版、通常版の楽曲聴き比べや、自分に合ったハイレゾセット探しなど、ハイレゾ音源をさまざまな角度から体験する。各回のテーマは下記の通り。第7回となる「Specialユーミンの名曲をハイレゾ化?!」では、松任谷正隆氏の妻でもある松任谷由美の最新アルバム曲「Babies are popstars」、荒井由実時代の「ひこうき雲」を番組側でハイレゾ化。これを視聴した松任谷正隆氏は「音楽に関わるものとして、 いい音でお客さんに聴いてもらいたいのは当然。 由実さんの楽曲をすべてハイレゾにしたい」とコメントしている。『はじめに松任谷正隆に聞く』『松任谷正隆が聞いてみたいハイレゾ楽曲は?』『自分にピッタリのハイレゾセットを探す』『ハイレゾが変える音楽の可能性』『ハイレゾで生まれ変わった松田聖子の魅力を再発見』『名曲アレンジ秘話そしてハイレゾの未来』『Specialユーミンの名曲をハイレゾ化?!』
2016年02月08日11月21日に全国567スクリーンで公開され、オープニング3日間で初登場ナンバーワンを記録した『リトルプリンス星の王子さまと私』。このたび、本作の日本語吹替版主題歌「気づかず過ぎた初恋」を担当した松任谷由実が、12月19日(土)にNHKにて放送される「SONGSスペシャル」に出演することが分かった。1943年に出版されて以来1億4,500万部以上を売り上げ、時を超えて愛され続けているサン=テグジュペリの「星の王子さま」の“その後”を描く本作。「SONGSスペシャル」では、『リトルプリンス 星の王子さまと私』の日本語吹き替え版主題歌の作曲を依頼された松任谷さんが、曲作りのヒントを探し求めて「星の王子さま」の作者、サン=テグジュペリの故郷、フランス・リヨンを訪れる姿を追う。中学生の頃に原作「星の王子さま」を初めて読んだという松任谷さん。“大切なものは目に見えない…”、子ども向けの作品でありながらも人間の根源的なテーマを描いた「星の王子さま」の世界に触れ、深い感銘を受けたという。そして松任谷さんは「やさしさに包まれたなら」や「ひこうき雲」など自身の原点・荒井由実時代に作曲した作品へ思いを馳せる。荒井由美時代に作曲した名曲「瞳を閉じて」(1974年アルバム「MISSLIM」収録)は、そもそも41年前、長崎・五島列島に暮らすある少女がラジオ番組に「私の学校の校歌を作ってください」という依頼を受けたのがきっかけだという。少女が通っていた長崎県立奈留高校は今年創立50周年を迎え、松任谷さんは27年ぶりに奈留島を訪れた。「瞳を閉じて」はいまでも奈留島の愛唱歌として歌われ、子どもたちはこの曲をとても大切に歌い継いでいる。自ら作った歌が40年以上に渡って島の人にずっと愛され続けていることを目の当たりにした松任谷さんが思わず涙してしまう場面もあるようだ。フランス・リヨン、そして長崎・奈留島、2つの旅を通してデビュー43年を迎えた松任谷さんの創作の原点に迫る同番組。松任谷さんは番組内で「やさしさに包まれたなら」「瞳を閉じて」「気づかず過ぎた初恋」を披露予定だ。「SONGSスペシャル松任谷由実」は12月19日(土)22時よりNHK総合にて放送。『リトルプリンス 星の王子さまと私』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトルプリンス 星の王子さまと私 2015年11月21日より全国にて公開2015 LPPTV – LITTLE PRINCESS – ON ENT – ORANGE STUDIO - M6 FILMS – LUCKY RED
2015年11月30日『リトルプリンス星の王子さまと私』の日本語吹き替え版主題歌を担当する松任谷由実のベストアルバム「日本の恋と、ユーミンと。」が100万枚突破のミリオンセラーを達成。それを記念して、本作の主題歌「気づかず過ぎた初恋」と本編映像を合わせた特別仕様の予告編が完成した。砂漠に不時着した飛行士と小さな王子との出会いと別れをつづったサン=テグジュペリの「星の王子さま」は、時を超えて世界中で愛され続けている、まるで“宝石のような物語”。1943年の出版から72年たった今年、サン=テグジュペリ・エステートが初めて認可した「星の王子さま」のその後の物語となるのが本作だ。この度、解禁されたミュージック・トレーラーは、「星の王子さま」の世界と女の子が生きる現代の世界の2つの世界に、松任谷さんが書き下ろした繊細な歌詞から伝わる強いメッセージが加わり、劇中で描かれる言葉では表現しきれない“大切なこと”を垣間見ることのできる特別な映像。主題歌とともに映し出される本編映像では、女の子が、隣の家に住む元飛行士と王子の大切な思い出に触れながら、彼との絆を深めていく模様が、ストップモーション・アニメで描かれる「星の王子さま」の物語とリンクするように映し出されている。飛行士との出会い、そして「星の王子さま」の物語との出会い、また物語の中の王子とバラやキツネたちのお話から、“大切なものは目に見えない”という言葉の本当の意味を学んでゆく女の子。次第に「星の王子さま」の王子とキツネのように“絆”を深めてゆく、女の子と年老いた飛行士の2人の姿を松任谷さんの優しい歌声が包み込んでいく。原作でも強く語られる “大人になることで失ってしまう子ども心”というメッセージを意識し、楽曲を制作したという松任谷さん。言葉にするのが難しい“大切なこと”が詰まった本作の世界観を大切に汲み取り、松任谷さんが書き下ろした繊細な歌詞は、映画の登場人物たちが放つ様々なメッセージ、気づかぬうちに忘れてしまう儚くも強いものへの尊さを物語っている。松任谷さんも、「心の硬くなったところを揉みほぐしてくれ、これまで見ていた世界を全く違うものに見せてくれる」と、太鼓判を押す本作。お互いがかけがえのない相手となった2人に訪れる別れと、「もう一度王子に会いたい」と言っていた飛行士のために、プロペラ機に乗って王子を探す旅に出る女の子の冒険を、松任谷さんの楽曲とともに見守ってみて。『リトルプリンス 星の王子さまと私』は11月21日(土)より全国にて公開。「気づかず過ぎた初恋」スペシャル・バージョン収録の「日本の恋と、ユーミンと。~GOLD DISC Edition~」は11月25日(水)発売。(text:cinemacafe.net)
2015年10月29日サン=テグジュペリの永遠の名作「星の王子さま」のその後を描く物語『リトルプリンス 星の王子さまと私』。この度、本作の主題歌を松任谷由実が手がけたことが判明。これに伴い、主題歌入りの予告編が公開された。母親の言いつけを守って一生懸命勉強し、いい学校に入ろうとしている9歳の女の子は、引っ越した家の隣に住む奇妙な老人が気になっていた。昼間は壊れた飛行機を修理し、夜になれば望遠鏡で空を眺める。ある日、女の子は母親の目を盗み老人と仲良くなる。若い頃飛行機乗りだったという老人は、昔、不時着した砂漠で出会った不思議な男の子の思い出を女の子に語る。それは彼がこれまでに誰にも話した事のない話だった――。今回解禁された予告編は主人公の女の子がお母さんに「これはあなたの人生設計。あなたは素晴らしい大人になれるわ」と壁一面に貼られた良き大人になるためのスケジュール表を見せられるシーンから始まる。それに続いて、隣の家に住む、元飛行士のおじいさんが彼女に星の王子さまの物語が書かれた手紙を送り、勉強だけだった9歳の女の子と“星の王子さまのお話”が出会うシーンが映し出される。また、松任谷さんが描き下ろした日本語版主題歌「気づかず過ぎた初恋」の楽曲が流れるとともに、「飛行士さん助けて。あなたを見つけるわ」とおじいさんの飛行機に乗り、冒険へと飛び立つ女の子。「こんな場所、お話には出てこなかった」と彼女の想像を超える、誰も知らない感動と待ち受ける冒険とは…。過去にはスタジオジブリの『魔女の宅急便』や『風立ちぬ』など曲を提供してきた松任谷さん。「空を飛ぶテーマの映画のときにはご用命いただけるのかなと思っています(笑)」と語りながらも、「こんな世界観を歌に出来たらきっとみなさんも喜んでくださる、というものが浮かびました。『星の王子さま』は13歳の頃に読んで以来、私の大切な本のひとつです」と初めての洋画主題歌に決定した喜びを語った。そんな松任谷さんは本作を観て涙が止まらなかったという。「最後の方はぽろぽろ涙がこぼれて、この気持ちをそのまま歌にできたらいいな、と思いました。作画のエネルギーが濃い密度で作られていて、同じクリエーターとしてこれに負けない主題歌にしたいと思いました」と曲に込めた想いを語った。さらに松任谷さんは実際に楽曲制作に取り組んだ約半年間について“13歳の心を取り戻すための旅”のようだったと明かす。「あの感動した自分をどこに置いてきてしまったんだろう。とすごく焦ったのが正直なところでした。私自身が原作に触れたときの気持ちを忘れてしまっていたんですね。そんな自分すらも気づかずに過ぎてしまった“初恋”のような気持ちを、改めてこの歌に込めたかったんです」。名曲「やさしさに包まれたなら」の歌詞にある“目にうつる全ての物はメッセージ”と同じ想いを違う歌にも入れたかったと話す松任谷さんは、原作でも強く語られるメッセージ“大人になることで失ってしまう子供心”を意識して作詞したそう。詩的で美しい原作の魅力が詰まった本作と、松任谷さんの優しい歌声が生み出す温かな世界観をこちらから覗いてみて。『リトルプリンス 星の王子さまと私』は11月21日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月03日●「残酷な天使のテーゼ」は尋常ではない力のある楽曲『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」をはじめ、数々の名曲を手掛けてきたアーティスト・高橋洋子が、カヴァーアルバム第二弾となる「20th century Boys & Girls II」を2015年4月22日にリリースした。本作では、アニメやドラマ、バラエティなどの主題歌に加え、小坂明子の「あなた」など、まさに20世紀を象徴するような名曲が取り揃えられているほか、高橋自身の代表曲でもある『残酷な天使のテーゼ』と『魂のルフラン』のセルフカヴァーも収録。また、高橋が10歳のころに収録した「ふしぎなメルモ」の音源を掘り起こすことで、時代を超えたデュエットを実現するなど、まさに注目の一枚に仕上がっている。そこで今回は、本作のリリースにあたって、高橋自身が語ったメッセージを紹介しよう。○高橋洋子が語る「20th century Boys & Girls II」――カヴァーアルバム第2弾となる「20th century Boys & Girls II」がリリースされますが、カヴァーする楽曲はどのようにして選んだのですか?高橋洋子「私と、キングレコードの大月さんとで選びました。まさにこのタイトルどおり、"20世紀に少年少女だった方"向けということで選んだのですが、私たちが好きだった曲のほか、当時はビデオなどの機器も揃っていませんから、すごく好きだったけど手元になくて聴けないような楽曲を、あえて選んでみようという思いもありました」――あらためて掘り起こす感じですね高橋「あと、たとえば『真っ赤なスカーフ』は、前回も候補に挙がっていたのですが、いろいろと検討した結果、入れられなかったので、あらためて今回収録されることになりました。そのほか、『カリキュラマシーンのテーマ』などは、まさに知る人ぞ知るという感じの曲ですが、すごくカッコよくて、時代背景が象徴的だと思うんですよ。番組も面白かったですし、いつか誰かがやるだろうという存在なのに、誰もやっていない。じゃあ私がっていうことでやらせていたたきました(笑)」――そういった楽曲に加えて、「残酷な天使のテーゼ」と「魂のルフラン」といったセルフカヴァーも収録されていますね高橋「この2曲はたくさんの方にカヴァーしていただいているのですが、ここまできたら自分でもやり続けようかなと(笑)。半ば意地みたいなものですが、どんなカタチであれ、カヴァーアルバムが出せるなら入れ続けようと思って、今回も歌わせていただいております」――セルフカヴァーということで、かえって難しかったところはありますか?高橋「セルフカヴァー以前に、そもそも楽曲自体がすごく難しい(笑)。しかも、シンプルにすればするほど粗が目立つ楽曲なのですが、今回は、限りなく裸に近づけて、どこまでシンプルにできるかチャレンジするという試みもあったりします。コーラスもほとんどいれず、ほとんど一発録りなので、シンプルというだけじゃなく、ライブ感もあるんじゃないかと思います」――あらためて「残酷な天使のテーゼ」を歌ってみた感想はいかがですか?高橋「とにかく楽曲のパワーを感じました。未だたくさんの方にカラオケで歌っていただけているのは、やはり曲自体に力があるからだと思います。歌詞もそうですし、エヴァンゲリオンという背景も含めて、尋常ではない力のある楽曲だと思います」――高橋さんの歌の力も加わって、さらに大きなパワーになっていると思います高橋「最初に歌ったときは、まさかこんなことになるとは思ってもいなかったんですよ。歌詞や譜面をいただいたのはレコーディングの数日前でしたし、収録当日になって歌詞が変わったりもしました。こういうことに慣れていない人だったらとても大変な環境で、まさか売れるなんて思いもしませんでしたから、リリース後に一番ビックリしたのは私かもしれません(笑)。絵も観てないし、ストーリーも聞いていない。何も知らない中でのレコーディングでしたから」――当初は、主題歌を歌う予定ではなかったとお聞きしていますが高橋「最初は、エンディングテーマの『FLY ME TO THE MOON』をいろいろな人が歌うという企画で呼ばれた中の一人だったのですが、そもそも当時はキティレコードに所属していて、キングレコードさんで歌ってもよいかどうかもわからない状態だったんです。それで確認したらOKだったので、じゃあ歌いましょうかという話になったとき、それなら主題歌も歌えばって大月さんに言っていただいて(笑)。そんなノリでの抜擢だったので、まさかこんなにヒットするなんて予想もしていませんでした」●「ふしぎなメルモ」では10歳の自分とデュエット!?――それではほかの収録曲についてもお伺いします。まずは「カリキュラマシーンのテーマ/3はキライ」高橋「『カリキュラマシーン』は、私が小学生のころに放送されていた番組なんですけど、すごく面白かったんですよ。その中でも、この曲のイントロが衝撃的でした。今回の楽曲でもそのテイストは残しているのですが、とにかく演奏が難しくて、ミュージシャンの方は、本当にプロ中のプロという方ばかりだったにも関わらず、みんな楽譜から目がまったく離せない状況でした。しかも今回は一発録りだったので、緊張感もすごかったです(笑)」――続く「ひこうき雲」は荒井由実(松任谷由実)さんの曲ですが、最近で『風立ちぬ』でも使用されていましたよね高橋「これは大月さんのチョイスなんですけど、私にとってもすごく思い出深い曲なんですよ。小学3年生くらいの頃、私は父親からピアノを習っていたのですが、すごく嫌で(笑)。本当に、嫌々習わされているといった感じだったのですが、ちょうどその頃、テレビで由実さんが弾き語りをしているのを観て、身体に電流が走ったんですよ。なんでしょう、このサウンドは、こういう表現もあるんだって。もうショックを受けて、すぐ楽器屋さんに行って、楽譜を探しました」――その衝撃というのは曲に対してですか?高橋「曲も、歌い方も、歌詞も、すべてですね。もうすべてが新しかった。こんなに素晴らしい表現の仕方があるんだって、すごい衝撃を受けたんですよ。ちょうどその時に買った楽譜は弾き語り用で、その中に『ひこうき雲』も入っていました」――選曲した大月さんだけではなく、高橋さんにとっても、本当に思い出深い楽曲なんですね高橋「その後、私は由実さんのコーラスを5年間ほどやらせていただいているのですが、そのときは本当に、荒井由実、そして松任谷由実の世界にどっぷりと浸かった5年間だったので、いつかこういう機会があればぜひ歌わせていただきたいと思っていました。ただやはり、原曲に勝るカヴァーというのは本当に難しくて、今回歌ってみて、あらためて由実さんの偉大さを知りました」――「真っ赤なスカーフ」は、今回唯一、原曲が男性ボーカルの曲ですね高橋「こちらも大月さんのチョイスですが、先ほどもお話したとおり、前回から候補に挙がっていた曲なのですが、今回あらためて歌うことが決まったとき、どういったアプローチで行くべきか、けっこう悩みました。男性ボーカルのイメージが強いので、不安もありましたし、歌うための勇気も必要でした。でも、とても素晴らしいアレンジをしていただいたおかげで、等身大の自分で歌うことができて、すごくいい感じで収まったのではないかと思います」――高橋洋子版の「真っ赤なスカーフ」という感じですね高橋「今回、音楽的な部分のアレンジは、すべて笹路(正徳)さんにお任せしました。もちろん最初に、自分なりの思いはお伝えしたものの、それはあくまでもひとつの提案で、笹路さんが良いと思うようにしてくださいというオファーをさせていただいたのですが、本当にすばらしいアレンジをしていただけたと思っています」――小坂明子さんの「あなた」にはかなり思い入れが強いと伺っていますが高橋「すごく大好きな曲で、絶対に歌わせてくれとお願いして歌いました(笑)。子どものころ、本当によく歌った曲で、私の原点ともいえる曲なんですよ。意外と若い方はご存じないようなんですけど、そんな方が聴いても、良い曲だってわかるくらいの名曲ですから、20世紀の曲を紹介する上では、絶対に外せない曲だと思います」――実際に歌ってみていかがでしたか?高橋「あらためて名曲だと思いました。現在、歌を歌う機会ってすごく増えていると思うんですけど、『あなた』のような曲を、正確に歌うことが出来たら、ほかの曲もけっこう歌えるようになるんじゃないかと思います。音域も広いし、さまざまな良い要素がたくさん含まれている曲ですから」――『一休さん』からは、エンディングテーマの「ははうえさま」が収録されています高橋「実は私、エンディングフェチなんですよ(笑)。以前からこの曲は名曲だと思っていたので、ぜひ歌いたいと言っていたのですが、前回は却下されちゃって……。『一休さん』はないよって(笑)。でも、どうしても歌いたかったので、あらためて今回強く推してみました」――いいバラードですよね高橋「ですよね! 本当にいい曲だと思うので、知っている人も知らない人も、あらためてじっくりと聴いていただきたいと思います」――『ふしぎなメルモ』の主題歌では、面白い取り組みが行われていますね高橋「手塚作品から一曲入れたいと思っていて、いろいろな候補が挙がったのですが、その中でもこの曲は、自分が10才のころにカヴァーしたことがあったので、当時の歌声と今の私が、時空を超えてデュエットしたら面白いだろうなと思って提案しました。ただ、それを実現するためには、まずマルチトラックの音源を探すところから始めなければならなくて(笑)」――よく音源が残っていましたね高橋「本当によく残っていましたよね。実際に歌ってみて感じたのは、10歳の頃の私はパンチが効いているんですよ、若いから。その声にはやっぱり敵わない(笑)。あと、『ふしぎなメルモ』の歌詞って、大人になったり、子どもになったりするじゃないですか。それを、子どもの私と大人の私が歌っているわけですから、すごく不思議な一致だと思いませんか? これは後になって気づいたことなんですけど」――最初から狙っていたわけではないのですか?高橋「本当に偶然の一致です(笑)。手塚先生の作品で、自分が10歳の頃にソロで歌ったのがこの曲しかなかったから採用されたわけで、本当に不思議な縁だと思いました。今回のアルバムは、自分が20代のころにコーラスをやっていた由実さんの曲であったり、はじめてソロでレコーディングした曲であったり、昔から大好きだった曲であったり、私の歌の中で、皆さんに一番知っていただいている曲であったりが収録されているわけですよ。そういう意味では、原点回帰というわけではないですけど、自分のこれまでを振り返りつつ、今後どうしていくのかをあらためて考える機会をいただけたのではないかと思っています」●高橋洋子にとってカヴァーとは――そこから一転、急に渋い感じで「愛のバラード」になりますが、これは大月さんのチョイスですよね高橋「そうですね。メロディは皆さんご存知の有名な曲だと思いますが、歌詞があるなんて知らなかったので、最初に聞いたときはビックリしました。まさに今回の隠し玉なんですけど、この曲に歌詞があって、金子(由香利)さんが歌っていたことを知っていた大月さんにもビックリですよね。そういう点でも、この企画の選曲において、大月さんは欠かせない存在なんです(笑)。ただ、実際に歌う際、どうやって歌おうかすごく悩みました。原曲に寄せるべきかどうか。最終的には笹路さんが、高橋洋子が歌ったらどうなるかというニュアンスでアレンジしてくれたので、すごく収まりのよい感じになったと思います」――さらに「夜明けのマイウェイ」と渋いチョイスが続きます高橋「これは意外と私のチョイスなんですよ(笑)。『夜明けのマイウェイ』が主題歌のドラマ『ちょっとマイウェイ』は、DVD-BOXを買うくらい好きな作品で、すごく面白かったんですよ。この曲もすごく良い曲なんですけど、意外と皆さんには知られていないので、この曲も歌わせていただくことにしました」――そして最後は「魂のルフラン」ですが、あらためて歌ってみていかがでしたか?高橋「『魂のルフラン』は最終的に劇場版の主題歌になっていますが、レコーディングの時点では、『心よ原始に戻れ』とどちらが主題歌になるか決まっていなかったんですよ。歌詞もレコーディング当日にFAXで送られてきたぐらい、本当にドキドキの収録でした。TVシリーズが終わりきらないから映画になったのに、映画もああいった結末で、私の曲が流れ出す(笑)。そういったことすべてをひっくるめての『魂のルフラン』なので、この曲を歌うと、それらの記憶がすべてセットになって蘇ってきます」――そういう意味でも、忘れらない曲なんですね高橋「エヴァンゲリオンの2曲で言うと、『残酷な天使のテーゼ』よりも『魂のルフラン』のほうが歌いやすいです。これはあくまでも音楽的な話ですが、『残酷な天使のテーゼ』はブレスが少ないので、すごく難しいですね」――ここまで収録曲を振り返っていただきましたが、あらためて、高橋さんにとってカヴァーとはどういった位置付けになりますか?高橋「歌を生業として生きている人間として、私がカヴァーすることの意味は、世の中にある名曲をあらためて皆さんにお伝えすることだと思っています。例えば、皆さんがカラオケでエヴァンゲリオンの曲を歌っても、私には何の連絡もありません。詞や曲を書いているわけではないので。それは当然のことなんですけど、詞や曲を作った人と同時に、歌った人がいるからこそ、曲は語り継がれていく。前回のアルバムもそうだったのですが、私は原曲を歌われた方にCDをお送りするようにしています。お金をお支払いすることはできませんが、やはりその方が歌うことによって、曲の素晴らしさを知ったわけですから。だから、カヴァーする際は、そういった敬意も含めて世の中の人にお伝えしたいと思っています。極論を言えば、絶対に原曲には敵わないんですよ。だから、原曲が好きな方は原曲をお聴きになったほうがいい。でも、あえて今、高橋洋子が歌ったらという世界観だったり、新たなアレンジだったりを楽しんでもらえたらうれしいですし、そこにカヴァーをする意義があるのではないかと思っています」――高橋さんが歌うことで、新たな発見があったりもしますよね高橋「結局、世代が違えば、知られないまま死んでいく曲なんて五万とあると思うんですよ。それだともったいないじゃないですか。それをあらためて掘り起こすのもカヴァーの醍醐味だと思います」――やはりきっかけは必要ですね高橋「まずは知らないと、調べることもできませんから。こういうカタチでカヴァーアルバムを出させていただいていますが、私自身が知らない名曲も、まだまだたくさんあると思います。これからもそういった名曲に出会っていきたいですね」――そうなると第三弾にも期待が膨らみますが高橋「今回、『魂のルフラン』を最後にしているのは、"続く……"ということを意識した配置なんです。そういうイメージのアレンジになってますので、個人的にはぜひ第三弾もやりたいです」――第三弾にも『残酷な天使のテーゼ』と『魂のルフラン』は収録されるんですよね高橋「そこはもう意地ですね(笑)。カヴァーアルバムが出せる限りは、ずっと入れたいと思っています」――それでは最後に読者の方へのメッセージをお願いします高橋「このアルバムには、20世紀の名曲で、21世紀になっても皆さんに聴いてもらいたいし、歌ってもらいたい曲がたくさん収録されています。このアルバムを通して、その世界観を共有し、そこに新たなエッセンスとして、皆さんの思い出を加えていただけたらうれしいです。今回は第二弾ですが、第一弾もすばらしい仕上がりになっておりますので、まだお聴きになっていない方は、ぜひあわせて楽しんでください。よろしくお願いいたします」――ありがとうございました高橋洋子のカヴァーアルバム第二弾「20th century Boys & Girls II」は、2015年4月22日のリリースで全10曲を収録。価格は3,000円(税別)。
2015年04月22日---------------------------------------------------------------------------初恋、初体験、結婚、就職、出産、閉経、死別……。人生のなかで重要な「節目」ほど、意外とさらりとやってきます。そこに芽生える、悩み、葛藤、自信、その他の感情について気鋭の文筆家、岡田育さんがみずからの体験をもとに綴ります。「女の節目」は、みな同じ。「女の人生」は、人それぞれ。誕生から死に至るまでの暮らしの中での「わたくしごと」、女性にとっての「節目」を、時系列で追う連載です。---------------------------------------------------------------------------○初めての恋が、墓場まで続く「三つ子の魂百まで」という諺(ことわざ)がある。三歳児のときの性分は、百歳になるまで変わらない、といった意味だ。「What is learned in the cradle is carried to the tomb.(ゆりかごで身についたことは、墓場まで運ばれる)」という言い方もある。数えで三つは、満年齢で一、二歳。物心つく以前の「三つ子の魂」も、ゆりかごの中での出来事も、大人から授かった体系立った知識ではなく、自然とついた癖や、性分のようなもの。生まれる前から先天的に備わっているわけではないが、後天的と呼ぶほどのものでもない。たとえば誰かを特別に好もしく思ったとき、平たく言うと、恋愛感情を抱いたとき。私はいつもこの諺を思い出す。誰に教わったわけでもないのに、まだ恋も知らぬうちから、気づいたら既にそうだった、私だけの「好みのタイプ」がある。大抵は男性で、世に言う「男らしさ」に少し欠けている、あるいは、その手の固定観念から解き放たれている。しかも向こうは私が「好み」ではない。「私のことを何とも想っていない、男っぽくない男の子」というのが、三つ子の頃から、おそらく百まで希求してやまない、恋愛対象の基本形だ。理想が実像を伴ったのは、3歳11カ月の大晦日。特別に夜更かしを許されてNHK「紅白歌合戦」を観ていた私は、軍服を模した衣装でスモークとサーチライトの中を歌い踊る沢田研二に、初めての恋をした。特定の異性をかっこいいと感じたのは、それが初めてだ。歌詞の内容も聞き取れず、夢か現実かもわからなかったが、居間に鎮座するこのテレビという箱は「かっこいいものを映す装置」なのだと強烈に思い知った。以来、チャンネルを回しながらブラウン管に映る「かっこいいもの」を探した。1980年、名曲「TOKIO」発売から3週間後に東京で生を享けた私が、約4年かけてゆりかごの中で導いた結論は、「男は、化粧が濃ければ濃いほど、都会的でかっこいい」というものだった。以来、マッチョな益荒男に恋をしたためしがない。○忘れられない文化系メガネ男子4歳の春を迎えると近所の幼稚園に通いはじめ、私は驚愕の事実に直面する。年中組の教室には、ジュリーやYMOやデヴィッド・ボウイみたいな、アイシャドウが虹色にきらめく男子はいなかった。まぁ当然である。初めての集団生活で「好きな男の子はいるの?」と訊かれるたび、仏頂面で「ここにはいない」と答えていた。自慢じゃないが、当時の私は男によくモテたのだ。人生で最もリアルが充実していた時代だ。しかし、言い寄る男児たちは誰も彼もがイモくさく、ジュリーには程遠い。もっと電飾やパラシュートや袖のふくらんだシルクブラウスが似合いそうな、化粧を施せば妖しく大変身しそうな、美しい容貌の男はいないのか。よくよく教室を探してみると、これが一人だけ見つかった。Kくんは小柄で線が細く、肌の色が白く、髪質は柔らかで、いつも室内で絵本を読んでいた。運動会やお遊戯では目立たないが、その影の薄さがまた存在の透明感を高めている。たしか眼鏡も掛けていたと思う。あるいは記憶を都合よく捏造しているのだろうか。いずれにせよ、現在に至るまで私の「メガネ男子萌え」の原点にあるのは、この彼への憧れなのである。忘れられない出来事がある。同じクラスには、ジャイアンとブタゴリラを足して二で割ったような、典型的なガキ大将の男児がいた。彼らは室内でも戦隊ごっこやプロレスごっこをする。力任せに暴れ回るので、女児たちのおままごとテリトリーを平気で侵犯してくる。ガキ大将が級友を投げ飛ばしてくるたびに、女児たちは仕方なく場を譲り、逃げて行った先でまた新しくおとなしくおままごとを始める。あるとき、ままごとの民が祖国を追われてディアスポラ先に選んだのは、Kくんたちが読書やお絵描きなどの文化活動を営む一角だった。プロレス男子から逃げてきた我らままごと女子のリーダーが、「本日これよりこの土地は我々が領有するので、即刻明け渡すように」と一方的に通達した。教室内の力関係は「プロレス男子>ままごと女子>文化系男女」であり、強き者が弱き者からとことん奪い尽くすのが世の常だ。強奪と迫害の連鎖。Kくんたちが無言で絵本を片付けようとする姿を見て、私はままごと女子の一員として、どうにも我慢ならなかった。細かな経緯は忘れたが、気がついたらガキ大将の一派に殴り込みをかけて宣戦布告していたのだ。「貴様たちが所構わずドンパチ始めるせいで、我々のままごとスペースが蹂躙され、結果、Kくんたち罪もない人々までもが苦しめられている。これは教室内に平和を取り戻すための戦争である」というのがその理屈。愛する人が心穏やかに暮らす日常、その未来は私が守る。たとえこの手が血に染まっても構わない。それに、災厄を退ける勇猛果敢な姿を見れば、もしかしたらKくんが「かっこいい」私に惚れて、晴れて相思相愛になれるかもしれない。……当時は本気でそう思っていたのだ。我ながら、ルーシーとペパーミント・パティを足して二で割ったような、厄介な恋する女児だったと思う。もちろん園児のやることだから、最終的には好戦的な男女が入り乱れて、プロレスどころではない掴み合いの大乱闘。先生が仲裁に入る頃には、教室の隅で震えるKくんが私を見る目は、野獣に怯える小動物のそれになっていた。○私は最低、あなたは最高「三つ子の魂百まで」という諺がある。誰かに恋愛感情を抱いたとき、それがうまくいかなくなったとき、私はいつもこの諺を思い出す。狼狽と恐怖に顔を引きつらせた男。ためいき一つ残して去っていった男。「君には僕よりもっとふさわしい相手がいるはずだよ」と慰めてくれた男。Kくんに似たいろんな男を好きになり、彼らのように生きたい、彼らに似合う私でありたい、と思って行動してきたのに、どれもこれも実を結ばなかった。私がジュリーを好きになったように、彼らにも、私のことを好きになってもらいたかった。でも、その方法がわからなかった。好きでもないガキ大将の襟首を掴むことは簡単なのに、静かに絵本を読む彼らの眼鏡には、指一本、触れられなかった。私の汚れた手で乱暴に触ると、美しい彼らの存在が、はらはらと壊れてしまうかもしれないと思ったから。外に出て真っ黒に灼けるまで遊び、裏山の池で泥まみれになってザリガニを釣り、昆虫を捕まえようとして叩き潰し、時にガキ大将と掴み合いの喧嘩をしながら、私は「綺麗な男の子」が好きだった。Kくんだけは、真っ白のまま、穢したくないと思っていた。彼と、彼の住む世界にだけは、きちんとこの手を石鹸で洗って殺菌消毒してからでないと、触れてはならないと思っていた。これが私の「初恋」だ。Kくんの両親が営む歯科医院は今も我が家の近所にあり、帰省すると前を通ることもあるのだが、私は卒園後、彼と会ったことは一度もない。ひょっとしたら本当は、メガネ男子でも美少年でもなかったのかもしれない。それでもいい。私の記憶の中でだけ、彼はずっと「綺麗な男の子」であり続ける。彼があの綺麗な彼のまま、この地球のどこかに存在し続けていてくれたら、私はそれだけで生きていける。卒園の頃になって、母親が好きでよく聴いていた荒井由実「卒業写真」の歌詞を、完璧に理解できた瞬間がある。「変わってゆく私を、あなたは時々、遠くで叱って」とお願いしたくなる男の子。その最初は、Kくんだった。二度と会えなくても、思い出すだけで、汚れた手を石鹸で洗いたくなる男の子。そんな気持ちをこんなふうに歌えるユーミンは、天才だなと思った。思い出の中で白く綺麗に光り輝き、すでに顔もぼやけてしまったKくんの存在は、特定の宗教をもたない私にとって、もはや恋愛というより信仰の対象に近い。○「よそはよそ、うちはうち」幼稚園や保育園というのは、同世代の子供と初めての共同生活を送る場所だ。同じ家庭に育つきょうだいとはまた別の意味で、自分と他者との「違い」に気づかされる場所でもある。生まれが違う、育ちが違う、家庭環境次第で性格や倫理観も違う。もっと言えば、親の経済力によって金銭感覚が、学歴や職歴によって向学心が、その他、人生におけるさまざまな価値観が、すでにして決定的に違うのだ。運転手つきの黒塗りのクルマで送り迎えされているご令嬢もいたし、幹線道路を一人で渡って雨漏りのするボロ屋へ帰る私のような園児もいた。親が「お受験」させるために遠方から越境してくる子もいたが、女の子はいい学校へ行くと嫁の貰い手がなくなる、とのたまう父兄もいた。我が子には有害な食材を与えないと徹底する親もいて、私が園庭の蛇口から水を飲んだら白い眼で見られたこともある。小さな「違い」が積み重なると反発が起きる。そもそもなぜ、私たちはここにいるのだろうか。ただ年齢が同じで家が近所だったというだけで、一緒に狭い空間に閉じ込められ、つねに比較されながら『幼馴染』と呼ばれるなんて、たまったもんじゃないぜ……その後の学校生活でもさんざん味わう羽目になる、あの感情が最初に芽生えたのも、幼稚園でのことだった。しかし一方で、級友たちとの間に「違い」があって初めて、私は自分自身の「欲望」を具体的に知るようにもなった。あの子のお家はリビングの照明がお城みたいなシャンデリア、私もお金持ちの家に生まれたかった。あの子のママが作るお弁当はいつもとっても美味しそう、私も料理上手のママが欲しかった。Kくんは色が白くて目鼻立ちが整っていて理知的で物静かで上品で、見惚れるほどかっこいい。私もKくんみたいになりたい、Kくんに似合う女の子でいたい。でも、できない。きょうだいと一つのオモチャを奪い合うのとは意味合いが異なり、もっと広い意味で「自分にはないもの」を求めるようになった。「差」のあるところに「欲望」が生まれる。その欲望は、満たされないほど燃え上がる。それが愛でも、憎悪でも、「自分にはないもの」への荒ぶる気持ちを鎮めて飼い馴らすのは本当に難しい。そういえばスイス人の血を引く級友がいて、彼女はそれだけのことでいじめられていた。みんな童話の絵本で見た金髪碧眼のプリンセスには憧れてなりたがっていたのに、すぐ横にいる色素の薄い彼女のことは「違う」子として泣かせてばかりいた。私だって、我がものにならないKくんを、いつ傷つける側に回っていたともしれない。「三つ子の魂百まで」という諺を思い出す。他の誰かを羨むたびに、両親からさんざん聞かされた「よそはよそ、うちはうち」という言葉とともに。世の中から「違い」をなくそう、と言う政治家や教育者もいるだろう。でも私たちは、まず「違い」を知らなければ、「今とは違う自分になりたい」と願うようにもならない。格差と不満に気づいて己の「欲望」を正しく知ることは、それはそれで大事なことと思うのだ。人は、誰に教えられるわけでもなく「自分にはないもの」に惹かれる。これは、ゆりかごの中で身につけた習性なのかもしれない。どんなにきれいに石鹸で手を洗っても、実際にはほとんどが手に入らない。フラレる前に終わった失恋。よそはよそ、彼は彼、私にないものをいくら欲しても、そのまま望む通りには得られないのだと思い知った、初めての「節目」は、4歳の恋だった。ちなみに私、今までの人生で「一目惚れした相手がゲイ男性だった」という確率が非常に高い。三つ子の頃から「私のことを何とも想っていない、化粧映えする綺麗な男子」ばかりを選んでいるのだから、当然といえば当然なのだが……もちろんいずれも、フラレる前に消える恋だ。きっと百まで、墓場まで、この調子なのだと思う。<今回の住まい<私が生まれ育った街は幹線道路を挟んで貧富の差が激しく、「富」の地区には有名芸能人の豪邸なども立ち並んでいた。幼稚園のクラスメイトのお屋敷に招かれると、天井が高く煌びやかな装飾で、グランドピアノが一台置いてあるだけの広大な空間があった。今は何にも使っていないの、と言われたそこが「ボールルーム」の名残だと気づくのは、大人になってからである。私は「貧」地区の出身です。岡田育1980年東京生まれ。編集者、文筆家。老舗出版社で婦人雑誌や文芸書の編集に携わり、退社後はWEB媒体を中心にエッセイの執筆を始める。著作に『ハジの多い人生』『嫁へ行くつもりじゃなかった』、連載に「天国飯と地獄耳」ほか。紙媒体とインターネットをこよなく愛する文化系WEB女子。CX系の情報番組『とくダネ!』コメンテーターも務める。イラスト: 安海
2014年10月03日“天使の歌声”の呼び名で愛されるウィーン少年合唱団が来日。4月24日に東京都内で記者会見を行った。ウィーン少年合唱団2014年 日本公演1498年に創設され、かつてハイドンやシューベルトも所属していた伝統あるウィーン少年合唱団。世界の数ある少年合唱団の中でも抜群の人気と実力を誇り、ウィーンの音楽大使として世界各地でコンサートを開催。特に日本へは1955年の初来日以来、度々ツアーを行っており、毎回、完売公演が相次ぐほどの人気を博している。今回の来日メンバーは、日本人団員1名を含むハイドン組の25名。「日本には温かいファンの方が多くて、いつも家族のもとに帰ってきたように感じます。ツアーでは、新しい音楽と出会えるのが楽しみのひとつ。昨年も日本の曲をたくさん歌わせて頂きましたが、すぐに合唱団にとっても大好きな曲になりました」と芸術監督ゲラルト・ヴィルトが挨拶した。東日本大震災の直後からチャリティ公演を開催するなど、惜しみない支援を続けるウィーン少年合唱団。今回の日本公演に先駆けて、去る3月5日にはウィーン楽友協会で行われた震災復興支援プロジェクト「歌う第九コンサート」に出演。シュテファン・ヴラダー指揮ウィーン・カンマー・オーケストラ、南相馬ジュニア・コーラス(MJC)、日本から一般参加した合唱メンバーあわせて約320名と共演し、「第九」ことベートーヴェンの交響曲第9番を演奏した。「今回のプロジェクトで、こんなに大勢の日本人の皆さんが『第九』を歌うことを初めて知りました。ベートーヴェンの『第九』は、もちろん我々オーストリア人にとって大切な曲なのですが、日本の方々にとっても同じように賛歌なのですね。“歓喜の歌”の歌詞にあるように、まさに世界中の人々が一緒になれるという体験でした。また、日本人の皆さんと一緒に歌うということは、合唱団の子どもたちの教育にとっても非常に貴重だったと思います」とヴィルト芸術監督が感想を述べた。会見では「歌う第九コンサート」主催者である社団法人世界音楽合唱チャリティー協会の会長・林昭男と同夫人の歌手・小林幸子も登壇。チケット収入と会場での寄付金全額を南相馬ジュニア・コーラス(MJC)の音楽監督・金子洋一に贈呈した。会見の最後には、日本公演のツアープログラムから、映画『風立ちぬ』主題歌の「ひこうき雲」(荒井由実作曲)、「ラデツキー行進曲」(ヨハン・シュトラウス作曲)、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」(作詞:岩井俊二/作曲:菅野よう子)の3曲を披露したウィーン少年合唱団。日本公演は、4月26日(土)のサンシティ越谷市民ホール(埼玉)を皮切りに、6月15日(日)の東京オペラシティ コンサートホール公演まで、全国31公演を開催する。
2014年04月25日トラウマリスは、編集者/写真家の都築響一ディレクションによる、荒井美波の個展「Trace of Writing」を開催している。開催期間は2月2日まで(月曜休み、ただしイベント等により変更あり)、開場時間は16:00~24:00(日曜は14:00~22:00)。会場は東京都・恵比寿のTRAUMARIS|SPACE。入場無料。同展は、小林多喜二の「蟹工船」や芥川龍之介の「蜘蛛の糸」など、日本近代文学の名作をモチーフに、原稿用紙を模した革張りのキャンバス上で、文豪の原稿の生々しい筆致を針金で"なぞる"シリーズ「行為の軌跡 -活字の裏の世界-」を展示している。活字の裏に隠された書き手の人間性や身体性を、立体によって"臨書"(手本に似せて書くこと)した作品だ。また、筆癖や書き順、本文を書いた後に振られたルビや編集者が書き込んだ校正の跡までも忠実に再現しており、普段見ている文字が、人間がペンや筆といった道具を手に持つことで生まれた「書く」という行為の産物であることをあらためて認識させられる。荒井は、今回の展示作品で2013年の「MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD」で佳作を受賞しており、同アワードの審査員を長年務めている都築響一の目に留まり、今回の個展が開催されることになった。なお、荒井美波は1990年東京都生まれ、武蔵野美術大学 大学院修士課程 視覚伝達デザインコースに在籍中のアーティスト。彼女のTumblrページでは、新作やその制作過程などが公開されている。
2014年01月21日スタジオジブリ最新作で、宮崎駿の5年ぶりの監督作となる『風立ちぬ』の公開を控え、6月24日(月)、東京・小金井市のスタジオジブリにて、宮崎監督、主人公の声を担当した庵野秀明、主題歌を提供した松任谷由実による鼎談スタイルの会見が行われた。大正から昭和にかけての激動の時代を舞台に、ジブリ作品で初めて“大人の恋愛”を描いた作品としても話題を呼んでいる本作。零戦の設計者として名高い堀越二郎と作家の堀辰雄を掛け合わせた主人公の青年と少女・菜穂子の時代に翻弄されながらの切ない愛が描き出される。宮崎監督は完成した作品を観て思わず涙したそうだが、自身の作品で泣くのは初めての経験だったという。「情けないです。本当にみっともない…」と自嘲気味にふり返る。庵野さんはそのときの様子について「号泣でしたよ(笑)」と証言。松任谷さんは同じクリエイターとして、自作を観て涙する監督の姿を「羨ましい」という思いで見ていたという。宮崎監督が最初に本作の企画を考えたのは、『崖の上のポニョ』が公開された2008年。世界経済に大きな影響を与えた“リーマン・ショック”の前後で、「ファンタジーが簡単には作れない時代となった中で、スタジオジブリはどう進むべきか?模索していた」という。劇中の登場人物たちは、時代の波に翻弄されつつ、長くはない人生を懸命に生きようとする。宮崎監督はこれを「切迫した時代」と表現し、「これからそういう時代が来る。だからこそ作る意味があると思った」と現代と共通するものを感じたと明かす。庵野さんは、宮崎監督のことを「アニメはこういう風に作る、映画はこういう風に作ると教えてくれた師匠」と語るが、その庵野さんにとってもジブリ作品での声優、しかも主人公の役でのオファーは驚きだったようで「最初はよく分かんなかった…」と述懐。多くの俳優が候補としてピックアップされ、幾人かは実際にオーディションを行ないながらも宮崎監督が決めかねている中で、鈴木敏夫プロデューサーからの提案で庵野さんに決まったという。宮崎監督はその決め手について「現代で一番、傷つきながら生きている。声にそれが出ている」と説明。庵野さんは「当たらずとも遠からず…。しんどい生き方ですからね(笑)」と得心がいったように笑みを浮かべていた。松任谷さんの名曲「ひこうき雲」(荒井由実名義)の主題歌での起用も、鈴木プロデューサーから宮崎監督に持ち込まれたもの。この曲に関しても部屋で聴かされた宮崎監督は「不覚にも…年を取ると涙腺が…」と涙してしまったことを告白。松任谷さんは、この曲を作ったのが高校時代であることを明かし、「荒井由美というのは、分身のようでもあり遠い人物のようでもある。40年の時を経てこういう素敵な作品に参加できて…高校生の自分に(40年後の主題歌提供のことを)言ってやりたいですね。荒井由美が亡霊のように現れました」と満足そうに語った。庵野さんはお気に入りのシーンとしてラストシーンを挙げたが、実はこのシーン、映像はそのままに「台本のセリフを180度変えた」(庵野さん)とのこと。「最初は『何じゃこりゃ?』と思ったけど、(セリフを変えて)よくなったと思います。72歳を過ぎてハタチ過ぎの映画ができた。宮さんがちょっと大人に近づいたと思います(笑)」と毒舌まじりに“師匠”へ惜しみない称賛を送る。松任谷さんも「見たことのない、勇気が出るような不思議な終わり方になっていると思います」と頷いた。『風立ちぬ』は7月20日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風立ちぬ 2013年7月20日より全国東宝系にて公開(C) 2013 二馬力・GNDHDDTK
2013年06月24日2013~2014年にかけての全国ライブツアー衣装担当に歌手でタレント、そしてデザイナーとしても活躍している篠原ともえが、“ユーミン”こと松任谷由実の全国コンサートツアーにおける衣装デザインを担当することが決定したという。篠原のTwitterおよびオフィシャルブログにて発表されている。ユーミンのコンサートライブといえば、その歌声の魅力はもちろんだが、いつもさまざまな衣装を身にまとい、視覚的にもファンを楽しませてくれることで知られている。そんな注目の衣装のデザイナーに篠原ともえが決定したということで、そのコラボレーションが、どのような世界がつくりあげられるのか、おおいに期待される。きっかけは夫・松任谷正隆のラジオ篠原によると、きっかけは松任谷由実の夫であり、プロデューサーでもある松任谷正隆のラジオ番組のゲストとして、先月5月に彼女が出演したことだったそうだ。その際、衣装づくりの話で盛り上がったという。松任谷正隆がコスチュームデザインをもっとやってみたらいいと勧め、今作りたいドレスについて尋ねたので、篠原は「赤で、柄が和風で、オーガンジー素材で、風に心地よくなびくようなドレスとかですね」といった答えをしたのだという。すると、その答えに面白そうと興味をみせ、ユーミンの衣装をやらないかと持ちかけられたのだそうだ。予期せぬ展開にスタジオも騒然となっていたそうだが、番組収録後、松任谷からすぐにライブステージのコンセプトが伝えられ、篠原はそれにそったデザイン画を描いて、松任谷やスタッフらも含めた関係者にプレゼンテーション。これでいこうと、まさにトントン拍子に話が進んだという。これまでミュージカルの衣装デザインや自分のライブ衣装などは、デザイン・縫製を行ってきた篠原だが、アーティストのライブコスチュームを担当するのは初めてのことだそうで、この話が出た時には、涙が出るほど嬉しかったとつづっている。そして、正式発表を行ったブログでは、衣装デザイナーとして、アイデアとイマジネーションを全力で捧げたいと熱い意気込みを語り、宇宙一素敵なコスチュームをみせると力強く宣言して締めくくっている。ぜひそのクリエイションに期待したい。【参考リンク】▼ZOZOPEOPLE篠原ともえオフィシャルブログ▼Twitter : 篠原ともえ▼篠原ともえOFFICIAL WEB元の記事を読む
2013年06月12日スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと、歌手の松任谷由実が12月9日(日)、都内で行われた『魔女の宅急便』と『おもひでぽろぽろ』のブルーレイ発売記念トークショーに出席した。松任谷さんと言えば“荒井由実”名義でリリースした楽曲「やさしさに包まれたなら」、「ルージュの伝言」が『魔女の宅急便』の挿入歌になったことで、ジブリファンにもなじみ深い存在。当初は、映画のために書き下ろし曲を依頼されたと言い「私に台本の読解力がなくて、どこをポイントにしたらいいか迷ったまま時間が過ぎて…」(松任谷さん)。それでも「結果的には、映画にぴったりな曲を選んでいただいた。もし書き下ろししていたら、こんなに(映画の)心情に合った曲が作れていたか。結果論ですけどね」とふり返り、鈴木プロデューサーも「あの2曲がなければ、映画は成立しなかった」としみじみ語っていた。この日は、朝8時から並んだというファンを始め、熱心なユーミン信者が多数来場し、会場は熱気ムンムン。さらに「ニコニコ生放送」で中継され、ユーミン×鈴木Pのトークもヒートアップしていった。そんな中、鈴木プロデューサーからは「いま、ある映画を作っていまして。近日中に発表するんですけど」とスタジオジブリの最新作に関する重大発言が!さらに「いま、『ひこうき雲』を主題歌にしたらどうだろうかって話になっている」と松任谷さんのデビュー曲を採用する可能性を口にした。実は宮崎駿監督はユーミンの大ファンで、「宮さん(宮崎監督)も『歌詞が映画の内容にぴったり』と言っている。トークショーが終わったらお願いしようと思っていたけど、忘れるといけないから(笑)。とにかく頼みたいのは事実」(鈴木プロデューサー)。まさかの急展開に、松任谷さん本人も「本当に嬉しい!今年一番嬉しいですね。それにデビュー曲ということもあり、このために40年やってきたのかも」とアーティスト活動40周年目となった2012年の締めくくりに飛び出した“電撃オファー”に喜びを爆発させていた。『魔女の宅急便』、『おもひでぽろぽろ』ブルーレイは発売中。『魔女の宅急便』[ブルーレイ]発売中価格:7,140円(税込)販売元:スタジオジブリ『おもひでぽろぽろ』[ブルーレイ]発売中価格: 7,140円(税込)販売元:スタジオジブリ
2012年12月09日松任谷由実が11月28日(水)よりスタートする「Yuming 40th Anniversary 松任谷由実&プロコル・ハルムツアー -Back to the Beginning-」に対してコメントを発表した。【公演情報はこちら】ユーミンは「『青い影』を聴かなかったら、今の私はなかった。9月にロンドンで彼等とリハーサルをして、改めて強くそう思いました。彼等の演奏で『ひこうき雲』や『翳りゆく部屋』を歌ってみて、曲を作った時に私の頭の中で鳴っていた“音”に再会した気がしました。そして、11月、彼等と共演します。プロコルハルムと私の曲を歌う…。長い時間を経て、突然叶った私の夢。おそらくこれが最初で最後です。今からワクワクしています。」とコメント。プロコル・ハルムとのツアーに対して、熱い想いを持っているのが伺える。今回のツアーは荒井由実時代の名曲を中心とした構成になっているそうで、貴重なライブとなること間違いなしだ。なお、チケットぴあでは抽選先行プレリザーブ2次を実施中。受付期間は10月24日(水)午前11時まで。■Yuming 40th Anniversary松任谷由実&プロコル・ハルムツアー-Back to the Beginning-11月28日(水) パシフィコ横浜 国立大ホール(神奈川県)11月29日(木) パシフィコ横浜 国立大ホール(神奈川県)12月3日(月) 大阪国際会議場 メインホール(大阪府)12月6日(木) 大阪国際会議場 メインホール(大阪府)12月10日(月) 昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)12月11日(火) 昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)12月12日(水) 名古屋国際会議場 センチュリーホール(愛知県)チケット料金:全席指定9,800円(税込)※3歳未満入場不可
2012年10月24日松任谷由実が11月20日(火)に自身のデビュー40周年を記念してリリースするベストアルバムについてのコメントを特設サイトで公開した。【公演情報はこちら】11月20日(火)にリリースされるベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』。この作品は荒井由実としてデビューしてから、現在の松任谷由実に至るまで発表された全375曲の中から、名曲45曲を最新リマスタリングで収録している。このベストに対してユーミンは「「日本の恋と、ユーミンと。」作者からすると少し面映いこのタイトル奥にあるのは、「私の曲の主人公はいつもあなた自身なのです。」という気持ちです。いつの日か私の名前が忘れられても、いくつかの曲が“詠み人知らず”として見知らぬあなたに歌い継がれてゆく…それこそが私のゴールなのです。」とこのアルバムに込めた想いを綴っている。コメント全文は特設サイトにて公開中。なお、チケットぴあでは11月から行われるプロコル・ハルムとのツアーのいち早プレリザーブを実施。受付期間は10月3日(水)午前11時まで。■Yuming 40th Anniversary松任谷由実&プロコル・ハルムツアー-Back to the Beginning-11月28日(水) パシフィコ横浜 国立大ホール(神奈川県)11月29日(木) パシフィコ横浜 国立大ホール(神奈川県)12月3日(月) 大阪国際会議場 メインホール(大阪府)12月6日(木) 大阪国際会議場 メインホール(大阪府)12月10日(月) 昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)12月11日(火) 昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)12月12日(水) 名古屋国際会議場 センチュリーホール(愛知県)チケット料金:全席指定9,800円(税込)※3歳未満入場不可
2012年10月01日松任谷由実が11月20日(火)に自身のデビュー40周年を記念して、ベストアルバムをリリースする事が決定した。【公演情報はこちら】タイトルは『日本の恋と、ユーミンと。』。荒井由実としてデビューしてから、現在の松任谷由実に至るまで発表された全375曲の中から、名曲45曲を最新リマスタリングで収録。さらに自身が作曲を始めるきっかけとなった、イギリスのロックバンド、プロコル・ハルムの世界的ヒット曲『青い影』を、ロンドンのアビイーロードスタジオで本人達と共演。スペシャルトラックという形で今作に収められる。11月からはプロコル・ハルムとのツアーも決定。11月28日(水) パシフィコ横浜 国立大ホールから4都市で計7公演が行われる。チケットの一般発売は11月4日(日)午前10時より。■Yuming 40th Anniversary松任谷由実&プロコル・ハルムツアー-Back to the Beginning-11月28日(水) パシフィコ横浜 国立大ホール(神奈川県)11月29日(木) パシフィコ横浜 国立大ホール(神奈川県)12月3日(月) 大阪国際会議場 メインホール(大阪府)12月6日(木) 大阪国際会議場 メインホール(大阪府)12月10日(月) 昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)12月11日(火) 昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)12月12日(水) 名古屋国際会議場 センチュリーホール(愛知県)チケット料金:全席指定¥9,800(税込)※3歳未満入場不可
2012年09月14日ドラマ主題歌として話題の『タイム・トラベル』などのカバー曲やシングルのカップリング曲など、10年間に及ぶレア・トラックを集めたスペシャル・アルバム『おるたな』を2月1日(水)に発売するスピッツ。スピッツの情報を見るその初回プレス限定仕様版には、収録楽曲のエピソードが語られた“『おるたな』制作ノート”が封入されている。収録各曲のレコーディング当時のエピソードや制作にまつわるデータなど、他では語られていない内容が満載だ。『タイム・トラベル』がドラマ『僕とスターの99日』の主題歌に決まる経緯、『さよなら大好きな人』の平井堅との知られざるエピソードなど、このアルバムに収録されているカバー曲の秘話に加えて、ライブ/イベントでスピッツが披露した意外なカバー曲たちも制作ノートで確認出来るのもファンには嬉しいところ。この制作ノートを読みながら聴けば『おるたな』の世界がもっと楽しめるはずだ。さらに、初回プレス限定仕様は、3面デジパックになっている。また、SPITZ OFFICAL WEB SITEではアルバムの全曲試聴も実施している。■スピッツ/『おるたな』収録曲01.リコリス02.さすらい(奥田民生)03.ラクガキ王国04.14番目の月(おるたな Mix)(荒井由実)05.三日月ロック その306.タイム・トラベル(原田真二)07.夕焼け08.まもるさん09.初恋に捧ぐ(初恋の嵐)10.テクテク11.シャララ12.12月の雨の日(はっぴいえんど)13.さよなら大好きな人(花*花)14.オケラ※カッコ内はオリジナルアーティスト
2012年02月01日今も忘れられない感動と共に思い出す子どものころからずっと、大人になった今でも好きなジブリ映画。ストーリーやキャラクターはもちろん、主題歌が好きだった作品もあるのでは?無意識に口ずさんでしまいたくなる名曲がたくさんありましたよね。そこで今回は20代男性248名に好きなジブリ映画の主題歌を聞いてみました。>>女性編も見るQ.好きなジブリ映画の主題歌(エンディング)は?(複数回答)1位君をのせて/井上あずみ『天空の城ラピュタ』33.9%2位となりのトトロ/井上あずみ『となりのトトロ』23.4%3位カントリー・ロード/本名陽子『耳をすませば』22.2%4位やさしさに包まれたなら/荒井由実『魔女の宅急便』21.8%5位もののけ姫/米良美一『もののけ姫』20.6%■『君をのせて』が好き!!・「ラストシーンと併せて感動したから」(29歳/マスコミ・広告/事務系専門職)・「この曲を聴くだけで、小学生当時を鮮明に思い出す。記憶をよみがえらせる曲だから」(26歳/事務系専門職)・「映画と同様に、歌からもあの壮大さが伝わってくるから」(22歳/小売店/販売職・サービス系)・「忘れられない。涙が出そうになる」(24歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「小学生のとき音楽発表会で演奏した思い出があるから」(28歳/ソフトウェア/技術職)■『となりのトトロ』が好き!!・「幼稚園のときに演奏し、今でも口ずさんでしまうから」(24歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「老若男女が楽しめる歌だと思うから」(28歳/機械・精密機器/営業職)・「思わず元気になる曲」(24歳/マスコミ・広告/営業職)・「この上ないハッピーエンドな感じがするから」(27歳/ソフトウェア/技術職)■『カントリー・ロード』が好き!!・「青春だなぁと、懐かしい気持ちになれるから」(22歳/商社・卸/営業職)・「一緒に口ずさみたくなるから」(28歳/生保・損保/事務系専門職)・「映画の甘酸っぱい青春ストーリーを思い出させてくれる」(27歳/小売店/販売職・サービス系)■『やさしさに包まれたなら』が好き!!・「幸せな気持ちになるから」(24歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「優しい気分になれる」(25歳/建設・土木/営業職)・「荒井由実さんの曲の中で一番好きです」(25歳/情報・IT/技術職)■『もののけ姫』が好き!!・「カラオケで原曲キーで歌うとみんながびっくりするので、優越感に浸れるから」(25歳/自動車関連/事務系専門職)・「透明感のある声から生まれる世界観が心地いい」(25歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「これを聞くとなんだか考えさせられる」(29歳/金融・証券/専門職)■番外編:このジブリ映画の歌が好き!!・時の歌/手嶌葵『ゲド戦記』:「曲がいい。作曲家が好き」(22歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・風になる/つじあやの『猫の恩返し』:「ふんわりと爽快(そうかい)なメロディがよく、歌詞も変に重くないから」(28歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)・風の谷のナウシカ/安田成美『風の谷のナウシカ』:「家族と一緒に車で外出したときによく耳にしていたから」(27歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)総評1位は『天空の城ラピュタ』の『君をのせて』。音楽の教科書に採用されたため、小学生のときに歌った曲として懐かしく感じている人が多数いました。『君をのせて』と同じく、井上あずみさんが歌う『となりのトトロ』は2位。弾むように陽気な曲を聞くと、サツキやメイに負けないくらい元気になれます。「トットロ、トットロ~」と思わず口ずさんでしまうときもあるのでは!?3位の『カントリー・ロード』、4位の『やさしさに包まれたなら』はどちらも映画のために作られた曲ではなく、かつてヒットした既存曲。とは言え古臭さはまったくなく、中学生の純愛を描いた『耳をすませば』に、本名陽子さんが歌う『カントリー・ロード』はぴったり。この曲を聞くと、「思春期のころの自分を思い出す」という人もいました。『魔女の宅急便』のエンディングテーマ、『やさしさに包まれたなら』は1974年にリリースされたユーミンの名曲。ちなみに、オープニングテーマの『ルージュの伝言』は1975年のリリースです。5位の『もののけ姫』は、米良美一さんの透明感のある声と、神秘的な雰囲気の曲で人気を集めました。メッセージ性の強い作品に負けない力強さのある曲です。カウンターテナーの存在を世の中に広めたこの曲を、米良さんをまねして原曲キーで歌おうとした人もいるかもしれません。1位の『天空の城ラピュタ』は1986年、2位の『となりのトトロ』は1988年、4位の『魔女の宅急便』は1989年と、まさに20代が誕生したころに公開された映画。作品の人気と楽曲の親しみやすさから、幼稚園や小学校の合唱曲として取り上げられることが多かったようです。子どものときから慣れ親しみ、共に育ってきたジブリの曲。今、あらためて聞き直せば、忘れていた思い出を呼び起こしてくれるかも!?(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年6月22日~6月28日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性248名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【ランキング男性編】憎めないジブリの悪役キャラランキング【ランキング男性編】自分がアニメキャラクターとして出演したいジブリ映画ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年08月07日20代女性は、新曲よりも“同世代”の「卒業式ソング」を支持!社会人になった今でも、3月の卒業シーズンになると胸がキュンとしてしまうという人は多いのではないでしょうか。そんなおセンチな情感をあおるのが「卒業式ソング」の数々ですよね。本当にたくさんの「卒業式ソング」がひしめく中、皆さんの心を今でも揺さぶり続けているのは一体どの曲なのでしょう?その気になるランキングを発表します!>>男性編も見るQ.あなたにとって最も印象深い卒業ソングは?(単一回答)1位『仰げば尊し』30.5%2位『my graduation』(SPEED)9.5%3位『空も飛べるはず』(スピッツ)8.4%4位『贈る言葉』(海援隊)8.3%5位『蛍の光』5.2%■思い出があるから好き!派・『3月9日』(レミオロメン):「大好きだった彼が卒業するときによく聴いていた」(24歳/飲食/サービス)・『Best Friend』(Kiroro):「中学の部活の3年生を送る会で歌った。仲間同士の絆が強かったから歌詞にすごく共感してしまって号泣した」(23歳/福祉/その他)・『my graduation』(SPEED):「ちょうど中学の卒業のころに流行っていたし、メンバーが自分の歳に近かったので、身近な卒業ソングとして記憶に残っている」(27歳/IT/サービス)・『SAKURA』(いきものがかり):「友だちの卒業のお祝いをしたときに、カラオケで大合唱した。友だちはこの曲が大好きで、泣きながら歌っていた」(23歳/ホテル/サービス)・『乾杯』(長渕剛):「高校を卒業するとき、お世話になった先生が弾き語りで歌ってくれた。初めて聴いた曲なのに涙が出た」(23歳/通信/その他[オペレーター])・『仰げば尊し』:「卒業式の指揮者だったが、歌声に感動してステージ上で泣きながら指揮をとってしまった」(24歳/金融/金融系専門職)・『空も飛べるはず』(スピッツ):「中学を卒業するころ、この曲が主題歌のドラマが流行り、クラスのみんなが観ていた」(28歳/人材紹介/経営・コンサルタント)・『蛍の光』:「卒業式の最後にこの曲が流れると、周りがシクシク泣き出し、自分もつられて泣いてしまった」(27歳/医療/サービス)・『桜』(コブクロ):「大学でお世話になった先輩の卒業と、妹の高校卒業が重なった年にこの曲がヒットしていた。就職する先輩と家を出る妹との別れを寂しく思いながらこの曲を聴いていた」(26歳/医薬品/研究開発)・『想い出がいっぱい』(H2O):「中学校のとき、当時大好きだった人と一緒に歌ったから」(26歳/卸/財務)・『贈る言葉』(海援隊):「小学校の卒業式で6回も聴いたから。学年が上がれば上がるほど、その歌詞の意味がわかってきて、最近も辛いことがあったけときに歌詞を思い出してジーンときた」(27歳/IT/マーケティング)■曲そのものが好き!派・『さくら』(森山直太朗):「心が洗われるような澄んだ声で、友達との別れを前向きに捉えた詞を歌っているから」(28歳/情報/SE)・『YELL』(いきものがかり):「卒業式に歌ったわけではないけれど、未来へ力を与えてくれる、卒業にぴったりの曲だと思う」(25歳/食品/システム)・『手紙~拝啓 十五の君へ~』(アンジェラ・アキ):「自分が卒業する時代にこの曲があったならぜひ、歌いたかった。15歳ころの自分と重なってなぜか涙が出た」(28歳/運輸/総務)・『卒業写真』(荒井由実):「卒業してから知った曲だけど、なぜかキュンとする」(28歳/金融/秘書・アシスタント)総評男性編ではトップ5圏外だった『my graduation』が2位と、女性編ではかなり得票率を伸ばしました。口コミを見ると、小・中・高どちらかの卒業時期にヒットしたことと、自分と同世代のアーティストの曲であることが決め手になった模様。とはいえ男性編同様、1位の『仰げば尊し』とはかなりの得票差があることから、同曲が性別を問わず強く支持されていることがわかりました。 (文・大城健太郎)調査時期:2010年1月28日~2月6日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性735名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクビジネスマンに聞いた、学生時代にやっておきたかったこと!【女性編】ミスチルの好きな曲ランキング【女性編】成人式の思い出ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年02月22日