『映画刀剣乱舞-黎明-』(2023年公開)が公開されることが29日、明らかになった。同作は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」の実写映画化作第2弾。2019年1月に公開された前作『映画刀剣乱舞-継承-』は中規模公開ながらも、多くの熱いファンに支えられ、興行収入9.4億円のヒットを記録した。そこから約3年をかけて温められてきた第2弾の製作が正式に決定し、4月よりクランクインする。監督は前作に引き続き耶雲哉治が務め、脚本には小橋秀之、鋼屋ジンが決定。三日月宗近役の鈴木拡樹、山姥切国広役の荒牧慶彦に加え、和田雅成(へし切長谷部役)、梅津瑞樹(山姥切長義役)、佐藤たかみち(髭切役)、山本涼介(膝丸)、定本楓馬(骨喰藤四郎役)、本田礼生(一期一振役)、小西詠斗(堀川国広役)、玉城裕規(小烏丸役)が登場する。○耶雲哉治監督 コメントお待たせいたしました。お待たせしすぎたかもしれません。色々ありましたが関係者の熱い念いと執念が結実し、ついに映画刀剣乱舞第二弾が動き出すことになりました。そして刀剣男士のキャストも鈴木拡樹と荒牧慶彦を中心とした最高の布陣で出陣することとなりました。前作同様、監督を仰せつかり武者震いが止まりません。チーム一丸死力を尽くし千年先の世にも残る作品を目指したいと思っております。○鈴木拡樹 コメント『映画刀剣乱舞』の第二弾が始動します。さまざまなメディアミックスで展開し、それぞれの本丸の物語を届け続けている刀剣乱舞。今作はその中でも意外な展開の物語になります。わくわくしながらお待ち頂きたいですね。また『映画刀剣乱舞』の魅力のひとつの大迫力の殺陣シーンも力を入れてお届けします。どの刀剣男士が共闘するのかも注目して頂きたいと思います。最後に、こうして映画第二弾が実現出来たのは、作品を希望し支えてくださる皆様のおかげです。映画公開まで、楽しみにお待ちください。○荒牧慶彦 コメント前作の『映画刀剣乱舞-継承-』の公開から早3年。続編をまだかまだかと待ち侘びていました。再びスクリーンに山姥切国広が出陣致します。耶雲監督ともお久しぶりなので撮影がすごく楽しみです。今はまだ脚本を読んだ段階ですが、前作とはまた違う惹き込まれるお話となっています。そこに山姥切国広がどう絡んでどう活躍するのか。この脚本が一本の映画として出来上がったとき、どういうものになるのか。お客様の反応が今から楽しみです。ぜひお楽しみに。(C)2023 「映画刀剣乱舞」製作委員会/NITRO PLUS・EXNOA LLC
2022年03月29日現在公開中の映画『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』(通称『エームビ』)。同作は人気アプリ、イケメン役者育成ゲーム『A3!』を舞台化し、現在の2.5次元を牽引する人気を誇るMANKAI STAGE『A3!』シリーズ(通称『エーステ』)をさらに映画化した、新たな試みの作品となる。ゲームでは主人公が劇団「MANKAIカンパニー」の主宰兼『総監督』となり、春組・夏組・秋組・冬組のメンバーを率いていく物語だが、今回の映画化は春組・夏組を中心とした『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』が昨年12月に公開され、現在は秋組・冬組を中心とした『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』が上映中。今回は秋組リーダー・摂津万里役の水江建太、冬組リーダー・月岡 紬役の荒牧慶彦にインタビューし、映画化への思いやそれぞれから見たメンバーの姿について話を聞いた。○■荒牧慶彦、水江建太にお兄ちゃん目線――最初に「映画化」と聞いた時はどう思われましたか?荒牧:いや、驚きました。水江:本当に!荒牧:これだけの舞台キャストがほとんどそのまま映画に出演できるってなかなかないですし、舞台を見たことがない方が映画を観ることによって『エーステ』という作品を好きになってくれるんだったら、すごく嬉しいことだなと思ってました。水江:僕もやっぱり映画化すると聞いた時に、『A3!』および『エーステ』はすごいなと思いました。僕自身、映画に挑戦させていただくのは初めてだったので、そのステージを『エーステ』に作ってもらったのが光栄で頑張ろうと思いました。まっきーさんはもちろん、素敵な仲間や先輩に出会って縁をたくさんいただいて、本当にありがたい作品だと思ってます。荒牧:役者について改めて考えさせてくれる作品なんですよね。役者が考えていることやあるあるがふんだんに盛り込まれているので、実は役作りの参考にもなったり。各キャラクターが役に対して考えていることについて「あ、そういう考え方もあるんだ」という新しい発見もありました。――春組リーダーの横田龍儀さん、夏のリーダーの陳内 将さんにも同じ質問をしたんですが、ご自身も含めて、ぜひ秋組、冬組メンバーのことを紹介していただけたら。水江:それぞれの役者がキャラと重なるところも多いとずっと思っています。古市左京役の(藤田)玲さんはすごくあたたかい人で、役割的にも“ボス”というか、背中を押していただいたり、支えていただいたりしています。七尾太一役の(赤澤)遼太郎は本当に芝居や役にまっすぐ向き合うところが役とも重なって。撮影の裏でも他の役のポートレイトのシーンをずっと見ているんです。伏見 臣役の(稲垣)成弥さんも、どんな空気でも笑いに変えてくれて、役と通じるあたたかさがある。兵頭十座役の(中村)太郎は役とのギャップが1番あって、十座の硬派とは重ならないんですけど、みんなを柔らかくしてくれるすごくいい仲間です。僕は…どうなんだろう? 秋組の中では支えられている側だなと感じます。自分のことで精一杯になってしまうことがよくあるので、全員に支えられて、立たせてもらっていると感じます。皆さんに甘えてばかりはいけないなと思うんですけど、誰よりも一生懸命やる姿を見せなきゃという思いがあって。「ついてこい」タイプのリーダーではなく、頑張っている姿を見せれたらと思いながら、ずっと演じていました。――映像になったことで新たな発見はありましたか?水江:舞台の時と戦い方が全然違ったので、改めて皆さんのことを尊敬しました。臨機応変に対応できるんだと驚きましたし、勉強にもなりました。玲さんは映像撮影の経験が豊富ですし、僕も含めてみんな玲さんに相談することは多かったです。――荒牧さん、冬組についてはいかがですか?荒牧:まず、雪白 東役の堪ちゃん(上田堪大)は本当に東のように寂しんぼです。集まっているときになぜか堪ちゃんが1人だけいないタイミングが多くて、4人で話して盛り上がっていたらどこかから戻ってきて「何の話?」って。1回やったくだりを堪ちゃんのためにもう1回やっていることがけっこうあります(笑)水江:その様子が見える(笑)荒牧:有栖川 誉役の(田中)涼星はちょっと動きが独特なんだけど、1番しっかりしています(笑)。人と人との間柄を見て自分が調整役に入ったりとか、しっかりとできた後輩です。御影 密役の植ちゃん(植田圭輔)は周りを見ていて、冬組で1番小さいけど1番お兄ちゃん。高遠 丞役の(北園)涼はすごくストイックでまともに見えるんだけど、実は1番変わっているんです。芝居やダンスには真剣に向きあってるけど、突拍子もないことを言い出す(笑)。実は面白い、クセのある役者だと思います。みんな大人なので、僕はその中での中間管理職じゃないけど、副部長みたいな感じで調整役に回れればと思っています。――映像での発見などはいかがでしたか?荒牧:冬組は舞台の頃から繊細さを求められることが多かったので、映像にもはまっていたように思います。客席から見ているのとはまたちょっと違うのかもしれないですけど、僕らは間近で芝居をしていたので、「こういう表情してたよね」みたいな懐かしさがありました。劇中劇も、より神秘的なものになっていると感じました。――ちなみに、水江さんから見た冬組の荒牧さん、荒牧さんから見た秋組の水江さんはどう見えているのでしょうか?水江:まっきーさんもおっしゃってたけど、冬組はすごく大人なので、その中でのリーダーとしての立ち位置を取られている風に見えています。荒牧:そうでありたいですね。建太は、秋組になじめて良かった〜! と思います。だいぶお兄ちゃん目線になってしまって(笑)。「うちの子がなじめてるよ!」みたいな気持ちになります。秋組はやっぱり仲が良いので。水江:(笑)―― いつから「うちの子」感を持っていたんですか?荒牧:いつからなんだろうなあ。でもAUTUMN & WINTER 2019公演の最初の頃から「建太笑ってる、よかった」みたいな感じで見守っていました。――見守ってる中で、「立派に成長したな」といった思いは?荒牧:成長しましたね〜!水江:本当ですか!? よかった。荒牧:芝居の柔軟性が、もう初期の頃から段違いで。もともとできてはいたんですけど、(演出の)松崎史也さんや倉田(健次)監督から細かな調整などを求められることで、どんどん柔軟性が付いてきたのかなと思います。水江:逆に僕から見たまっきーさんはずっと上にいて、目標としている方です。役者としてもすごいし、人としても立ち居振る舞いも素敵な方で。本当に最初からずっとお世話になってるし、今もずっとお世話になっています。○■「これからも生きていこう」と思ってもらえたら――改めて、この作品がいろいろな方に愛されている魅力はどこにあると思いますか?荒牧:人が夢に向かっていく熱い思いを体験できることが魅力なんじゃないかなと、個人的には思っています。人って夢を持つ生き物だし、もし夢を持っていないという方でも「夢を持つことはこんなにエネルギッシュなことなんだな」と思わせてくれる作品なんじゃないかな。水江:キャストが魅力的で、春・夏・秋・冬組とそれぞれのキャストの色があって、戦い方や見せ方が彩り豊かなところもすごい。荒牧:演じてても感じるよね。水江:役の姿もそうだし、劇中劇や目指すものがそれぞれにあるのが素敵なんじゃないかなと思います。荒牧:あとは「役者をやっていてよかった」と思える瞬間やシーンも多いです。水江:僕は、自分自身のスタートでもある作品ですので、思い入れはすごく強いです。――映画化で期待することはありますか? 「映画を見て舞台に来てほしい」とか「役者のことを知ってほしい」とか、「こうなってくれたらいいな」ということがあれば教えてください。荒牧:もちろん舞台は観に来てもらいたいんですけど、『エーステ』はやっぱり観終わった後に元気が出る作品なんです。今はコロナ禍で皆が大変な時期だと思うので、この映画を観てまずは元気になっていただいて「よし、これからも生きていこう」と思ってもらえたら、それが1番幸せなことなのかなと思います。水江:素敵ですね……本当にその通りです。『エーステ』に元気をもらえる感覚は、出ている僕たち自身もすごくわかっていて、多くの人に伝わればいいなと思いますし、落ち着いたら舞台にもまた来てもらえたらすごく嬉しいです。■水江建太1995年11月2日生まれ、東京都出身。2018年より俳優として活動し、MANKAI STAGE『A3!』 シリーズ(19年〜)、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage シリーズ(19年〜)などで活躍。「BANANA FISH」-The Stage -(21年〜22年)、ドラマ『たびくらげ探偵日記』(22年)などに出演する。ミュージカル『CROSS ROAD〜悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ〜』上演を控える。■荒牧慶彦1990年2月5日生まれ、東京都出身。舞台を中心に活躍し、『ミュージカル・テニスの王子様』(12年〜13年)、舞台『刀剣乱舞』シリーズ (16年〜)、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ(19年〜)、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage シリーズ(20年〜)など人気シリーズに数々出演。映像出演は日本テレビ系ドラマ「あいつが上手で下手が僕で」、『映画演劇 サクセス荘』(21年)主演や、舞台「ゲゲゲの鬼太郎」上演を控える。
2022年03月09日かつての栄光を失ったボロ劇団を立て直すため舞台公演を成功させていく、大人気イケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー)』の舞台版MANKAI STAGE『A3!』シリーズ(以下、『エーステ』)。2018年から現在まで上演された6作品はすべての公演が即日ソールドアウトとなるほど人気の舞台だ。そんな『エーステ』の実写映画『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』が2022年3月4日から全国公開!「春組」「夏組」の物語を描いた『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』(2021年12月公開)に続き、本作では「秋組」「冬組」の物語が描かれる。映画の公開に先駆け、「秋組」のリーダー・摂津万里役の水江建太と「冬組」のリーダー・月岡 紬役の荒牧慶彦にインタビュー。本作の話はもちろん、それぞれの組のキャスト紹介、演じる役の魅力、さらにはお互いに役者として尊敬していること、舞台・芝居の楽しさなど盛りだくさんの内容をお届けします!水江「秋組はキャラと役者が重なります」、荒牧「冬組は寂しんぼとしっかり者と変人です(笑)」──はじめに、水江さんは秋組・荒牧さんは冬組、それぞれのキャスト陣について一言ずつ紹介をお願いします!水江建太(以下、水江)秋組はそれぞれのキャラクターと役者が重なるところが多いなと思っています。まず(藤田)玲さんは僕らの背中を押してくれたり支えてくれたりするので、そういうところは(古市)左京と似ています。(赤澤)遼太郎も(七尾)太一と同じように裏表がなく、芝居や役に真っすぐ向き合っている。みんなの芝居を真剣に見ているところとかすごく太一と重なります。(稲垣)成弥さんは嫌な空気や暗い空気を全部笑いに変えてくれる温かさを持っているところは、まさに(伏見)臣っぽいですし。でも(中村)太郎は、(兵頭)十座のような堅物さがないから少し違うかもしれません(笑)。とはいえ、みんなを柔らかくしてくれるという意味では似ていますしすごく良いやつだと思います。荒牧慶彦(以下、荒牧)堪ちゃん(上田堪大)は寂しんぼですね(笑)。4人はいつも一緒にいるのに、なぜか堪ちゃんだけいないタイミングが多くて。4人で盛り上がっていると「何の話?」と入ってくるので、また同じ話をしないといけないんですよ(笑)。水江ハハハ!その様子が思い浮かぶ(笑)。荒牧(田中)涼星は一番しっかりしていますね。人と人との関係性を見て、調整役に回っていて。しっかりしたすごく良い後輩だなと思っています。植ちゃん(植田圭輔)も周りをよく見ていてしっかり者かもしれません。お兄ちゃんって感じです。(北園)涼はストイックで芝居もダンスもちゃんと向き合っていてまともに見えますが、発言は一番変わっているかも(笑)。「なんで今そんなこと言うの?」みたいな突拍子もないことを急に言い出すんですよ。クセのある役者だなと思います(笑)。──ご自身についてはいかがですか?水江僕はどうだろう……(笑)、秋組の中ではすごく支えられているポジションですかね。僕は自分のことで精いっぱいになっちゃうことがよくあるから、本当に全員に支えられていると感じています。ただそこに甘えてばかりはいけないから、誰よりも一生懸命やる姿は見せないとって思っていますね。荒牧冬組のみんなは大人だから任せている部分が多いですね。僕は大人たちの中間管理職的な感じで(笑)。副部長のような調整役に回れればと立ち回っています。「発声の仕方から全く違う」舞台と映像で異なる芝居の戦い方──『エーステ』が映画化すると決まった時の率直な心境はいかがでしたか?荒牧驚きましたし、舞台のキャストのまま映画化されることに「すごいな!」と思いました。舞台役者が映画に出演することはあっても、舞台がそのまま映画化されることってなかなかないですからね。そして、舞台を見たことのない方が映画を見て、原作のゲームも含めて『A3!』という作品を好きになってくれたら、すごく嬉しいなと思います。水江僕も映画化すると聞いた時は、「『A3!』、『エーステ』すごいな……!」と思いました。また、僕自身は映画に挑戦するのが初めてだったので、この機会を『エーステ』につくってもらえたことがすごく光栄だなと。頑張ろうと思いました。──どんな心構えで映画の撮影に臨んだのでしょうか?荒牧一度演じたことのあるお話だったので、演じる上での心構えは舞台の時にすでにつくられていて。ただ『エーステ』も物語が進んできている中、改めて原点であるお話を演じられるのはすごくありがたいなと思いましたね。水江僕はリベンジできるチャンスをまたもらえたって思ったんですよ。というのも、映画化が決まる前から2019年の最初の公演に対して悔しい気持ちがすごくあった。全体的な芝居に対してはもちろん、特に劇中劇に対して「もっとできたんじゃないの?」って。映画化というありがたい機会をいただけたからこそ、同じことを繰り返すのではなく、今の自分だからできること、映像作品だからできることを考えて演じようと。そんな心構えを持っていました。──舞台と映像では演じ方も変わってくるんですか?水江かなり違うと思っています。映画では撮り直しができるから、お芝居の勝負の仕方としては舞台の方が難しいかもしれません。荒牧映画の難しさは感情の準備ですね。舞台は最初から積み上げていけばクライマックスにいきますけど、映画ではいきなりクライマックスから撮影することもあります。台本を読んで「こんな感じかな?」と準備はするものの、最初にクライマックスの撮影、最後の方に最初のシーンの撮影となった時、「この始まり方ならこの感情で終わるべきだったな……」となることもある。それはすごく難しいですね。──なるほど……!水江映像と舞台では発声の仕方から違いますしね。荒牧うん、うん。映画のお芝居は普通に話している時の発声の仕方と同じですが、舞台のお芝居はお腹から声を出すような発声の仕方なんです。水江同じシーンを何回も違う角度から撮影するという違いもあります。舞台は1回勝負なので。あと、映画だと舞台上では見えないような表情の芝居がハッキリ見えますからね。荒牧だから、映画は視線やまばたきなど目の動き一つひとつで意味が変わってくることもあって。あまり計算することはないけど、アップで映る時はなんとなく意識します。水江そういう細かい芝居を見てもらえるのは映画の良さかなと思います。荒牧たしかに。まず舞台って観客のみなさんの想像力にお任せしている部分があるんですよ。同じ空間の中で、外にいるように見せたり劇場にいるように見せたりする。それはそれで自分自身で世界観を確立して楽しめる魅力があります。一方、映画は想像力に任せていた情報を補完してくれます。役者の細かいお芝居を見られるという点でもそうですし、編集や音楽などさまざまな効果が入るので、より繊細に作品の世界観に入り込めます。お芝居をする上では、舞台も映画もどちらも魅力があると感じています。MAIKAIカンパニーのセットに感動!──『MANKAI MOVIE「A3!」』で印象に残っているシーンはありますか?荒牧(高遠)丞と紬がお互いの気持ちを吐露し合うシーンは舞台の時からずっと好きで、映画の撮影時もすごく印象に残っています。水江僕は太一のポートレイトのシーン。舞台の稽古中にとっても心動かされた印象に残っているシーンだったので、その感覚をカメラの前ですごく思い出しました。──お二人とも舞台でお好きなシーンが印象に残っているんですね。水江・荒牧そうですね!──撮影中の印象的だったエピソードはありますか?水江舞台では体験できないことなので、ロケの撮影がすごく印象的で。エキストラさんがいてすごく新鮮でした。僕はクランクインからロケ撮影だったんですよ。この姿で外の世界にどうやって馴染むのだろうと考えていたのですが、すごくキレイに映像を撮っていただいたこともあり、できあがった映像を見て「現実世界にちゃんと馴染んでいる!」と思いました。見てくださる人たちにも楽しみにしていただけたらなと思っているところです。荒牧僕はMANKAIカンパニーのセットがちゃんと組み上がっていたことですかね!水江本当にそう!荒牧ゲームアプリ上や自分たちの想像の中にあった情報が実物になって現れたことで、より想像力が膨らみました。「こんな感じなんだ!」って。MANKAI寮なんかは立派な建物だったよね?水江立派でしたね。撮影前からセットがすごいという噂を耳にしていたので、すごく楽しみにしていたのですが、本当に豪華で!MANKAIカンパニーのみんなが住んでいる姿がすごく見えた気がしました。劇場のセットもリアルで印象的でした。映画の撮影でも変わることのない「秋組」「冬組」の空気感──ご自身が所属する組の撮影中の雰囲気はどんな感じでしたか?水江秋組は舞台と変わらず(笑)。撮影の合間にくだらない話をしたりゲームをしたり。みんなでワチャワチャしていたのを覚えています。荒牧冬組も冬組の空気感そのままなんですよ。みんな大人なので、撮影中の台本を読んだり、自分が抱えている仕事の台本を読んだり。各々でやるべきことをやりながら、合間に情報共有をし合うみたいな。大人のいい雰囲気ですね。──キャスト間で撮影中に印象に残っているエピソードも知りたいです。荒牧紬は丞と一緒にいるシーンが多かったので、涼と二人だけでの撮影が多かったんですよ。それで照明チェックとか撮影準備で空き時間ができた時は、ずっとチェスをしていました。MANKAI寮の小道具にチェスやジェンガが置いてあって。「時間あるしやってみる?」って(笑)。水江ルール分かるんですか?荒牧携帯で調べながら(笑)。ルールは将棋とほぼ一緒だよ。水江そうなんだ!そんなパっとできるものなんですね。──荒牧さんと北園さん、どちらが強かったのでしょうか?荒牧最初は僕の方が強かったんですけど、最終的には涼の方が強くなりました。というのも、涼はゲームにおいてかなり極めたがりで。家で勉強してきたんですよ!それでどんどん強くなっていきました(笑)水江あははは(笑)。──北園さんにそんな一面が(笑)。秋組では……?水江チェスはしていないですね。秋組は指相撲をやっていました(笑)。荒牧すぐ飽きるじゃん!(笑)水江ハハハ(笑)。──(笑)。また、舞台では感じなかった映画でのキャスト間の新たな一面はありますか?水江みんな佇まいや戦い方が全く違って、「そんな臨機応変にお芝居できるんだ……」と改めて尊敬しましたし、勉強にもなりました。特に玲さんは映像撮影の経験が多いので、僕も秋組のみんなも玲さんにいろんな相談をしたり、話を聞いたりしていました。荒牧僕は新たな一面というよりも懐かしさを感じていました。「これこれ!冬組ってこういう感じ!」みたいな。ただ、劇中劇はより天使っぽさが増していて、みんなのお芝居もより神秘的だなと思いましたね。水江うんうんうん!(全力で頷く)水江「万里の魅力は“センスのある”ところ」、荒牧「紬の愛おしいポイントは“優しい”ところ」──水江さんは万里について、荒牧さんは紬について、2019年から演じてきて感じるキャラクターの魅力・愛おしさを感じるポイントを教えてください。水江万里の魅力は“センスがあるところ”だと思います。彼が持って生まれたものはすごく大きい。みんなからうらやましがられるようなものをたくさん持っているなって。最初に演じた時から変わらず感じています。愛おしさを感じるポイントは“ギャップ”みたいなところですかね。万里は本当に何でもできちゃうようなやつだけど、子どもらしい一面がいいなって思います。荒牧紬はなんだろう……。一番人間味があるというか、“現実世界の人に一番近い”ところですかね。悩んでいること、夢を諦めてしまった理由、そこにすごく僕自身は共感が持てますし魅力的だなと思います。愛おしさを感じるポイントは、“優しいところ”。人の気持ちを汲んだり、相手が今「欲しい」と思える言葉をあげたり、そんな紬の中にある優しさがすごく愛おしいなと感じます。──役者として尊敬するところはありますか?水江センスがあるのに、役と向き合う時にちゃんと努力したり、負けず嫌いを発揮したりするところですね。そういう部分に、みんなが「勝てない」と思うんじゃないかなと感じています。荒牧細かいところを突き詰めていく姿勢。それから表現力。役者として尊敬できますし、学んでいきたいところでもあります。──では、ご自身の所属する組の魅力を一言で表すなら?水江“カッコいい”ところ。秋組のちょっとワルい感じが男として憧れます(笑)。荒牧“大人”なところ。ちょうどいい距離感があって、みんな自分のパーソナルスペースをしっかり持っている。だけど、踏み込むところはしっかり踏み込んでいけるところは魅力ですね。水江「まっきーさんの声につい体が向いてしまう」、荒牧「建太の器用さは誰よりも長けている」──水江さんから見た荒牧さん、荒牧さんから見た水江さんはどんな印象ですか?水江まっきーさんは冬組という大人の中のリーダーだなって思います。冬組にいるべきリーダーの立ち位置をちゃんと取っているように見えます。荒牧建太、秋組に馴染めてよかった……笑っていてよかったって思っていて(笑)。うちの子が馴染めていてよかったと見守っているようなお兄ちゃん目線でいます(笑)。水江あははは(笑)。──お兄ちゃん目線というより親目線に近い感じですね(笑)。お互いのお芝居についての印象はいかがでしょうか?役者としての魅力をお聞かせください。水江一緒に舞台に立っていても、客席から見ていてもまっきーさんの声ってすごくキレイに通るので、セリフがすべて聞き取れるんですよ。つい顔と体が向いてしまうというか、世界観に入り込めるというか……そういう声や表現力は常々素敵だなと。それは舞台のお芝居をする上で基本中の基本ではあると同時に素質的な部分も大きいと思うので、すごいなと感じています。──その部分は荒牧さんが演じる上で意識されているポイントなんでしょうか?荒牧全く意識していないし、僕としては特別なことをしているとは思っていなくて。でも言われることが多いから、「そういう風に思われているんだ……」という気持ちです。水江へぇ……!まっきーさんは本当に最初のAUTUMN & WINTER 2019公演から今でもずっとお世話になっている人だから、役者としても人としてもずっと目標であり頂点にいます。──荒牧さんは水江さんについていかがですか?荒牧器用さが誰よりも長けているなと思います。何でもこなしちゃう万里みたいなやつだなって。それはすごく羨ましいし、武器の一つだなと感じますね。水江ありがたいです……!稽古中はみんなに釣り合うように努力を積み上げないととずっと思っているので、そういう風に見えていたら光栄です。実際はすごく頑張っているので……(笑)。荒牧あははは(笑)。初期の頃から比べると芝居の柔軟性が段違いに成長しているので、すごく頑張っているのだろうなって。もともと器用だったことはあると思うけど、AUTUMN & WINTER 2019公演では芝居の細かい調整とかまだできていなくて。演出の(松崎)史也さんや監督たちからの指導でどんどんその柔軟性が培われてきたんだなと思います。舞台の楽しさはまさに「Show Must Go On!」──『A3!』という作品は舞台やお芝居の楽しさが描かれています。それにちなみ、お二人が感じる舞台の楽しさを改めて教えてください。荒牧舞台はまさに「Show Must Go On!」で、一回始まったら誰が何をしようが間違えようがそのまま進んでいく生感があります。アドリブや日替わり要素もすごく好きなので、そういう毎回違う生感が楽しいなと思っています。水江僕も舞台はやっぱり生なところですね。あの環境下でしか得ることのできない観客のみなさんと通ずるものって絶対あると思っていて。それは僕が舞台を好きな所以でもあります。ただやっぱり舞台というか、ステージに立つのはいまだに怖いですね。生だからこそ間違えてしまうかもしれない、やり直しのきかない緊張感やスリルはとんでもなくて。荒牧そうだね。本番中にセリフやダンスが全部飛んで、自分だけ何もできない夢とかめっちゃ見るよね(笑)。水江見ます見ます!初めてその夢を見た時、「みんな共有できるんだ!」ってビックリしました。あるあるなんですね(笑)。荒牧あるあるだね(笑)。水江そういう意味でも自分の心が鍛えられている感覚になります。そして、そんなピリピリした感覚を観客のみなさんと共有できるのは面白いなとも思います。──もう一つ、お芝居の楽しさについてはいかがでしょう?荒牧お芝居も一緒かもしれません。作品ごとに用意するプランはあるものの、一緒に演じる相手の気持ちによって自分のお芝居も変わってくるんですよ。その日の声量や芝居のテンション、そういうもので自分の出てくる気持ちが毎回変わってくる。それは毎回新鮮な気持ちになれて楽しいですね。水江僕はまだお芝居の楽しさのすべてが掴めているわけではないのですが、僕の人生の中でお芝居や役者の仕事って偶然出会った宝物みたいな感覚なんですよ。自分と全く別の人格になって、その自分じゃない誰かが見に来てくれている人たちを楽しませている。それが不思議で面白いなと思っています。不思議だからこその難しさもありますけどね……!荒牧たしかにお芝居って不正解はあるけど正解はないからね。水江そうなんです。冒険しているような感覚にもなって面白いですね。──役者として『エーステ』から得られたものは大きかったですか?水江大きいですね。素敵な仲間や先輩、もちろんまっきーさんにも出会わせてもらって、縁をたくさんいただいたので、僕の中ですごくありがたい作品だなと思います。荒牧『A3!』って役者について改めて考えさせてくれる作品なんですよ。役者が考えていること、役者あるあるみたいなものがふんだんに盛り込まれていて。各キャラクターが役づくりに対して考えていることは参考にもなるし、役者として新しい発見があります。──ありがとうございます。それでは最後に、『MANKAI MOVIE「A3!」』の公開を楽しみに待っている方たちに向けてメッセージをお願いします!荒牧『エーステ』って見終わった後になぜか元気が出るんですよ。今みんな自分の人生史上最大に大変な時期だと思うので、この映画を見て元気になっていただきたいです。もちろん本作を見て舞台にも足を運んでもらえたら嬉しいですけど、まずは映画で「よし、これからも頑張って生きていこう!」と思っていただけたら一番幸せなのかなと思います。水江素敵なメッセージ……。荒牧ハハハ(笑)。水江本当にまっきーさんのおっしゃる通りで!『エーステ』に元気をもらう感覚を、出演している僕たち自身もすごく感じています。そういうポジティブな感情が多くの人に伝えられればいいなと思いますし、やっぱり落ち着いた時には『エーステ』の舞台に来てもらえたら嬉しいです。撮影/鬼澤礼門、取材・文/阿部裕華
2022年03月08日映画『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』の公開記念舞台挨拶が5日に都内で行われ、水江建太、中村太郎、赤澤遼太郎、藤田玲、荒牧慶彦、北園涼、植田圭輔、上田堪大、田口涼、鯨井康介、田内季宇、伊崎龍次郎、河合龍之介、稲垣成弥(映像)が登場した。※田中涼星は体調不良のため欠席。同作は主人公が劇団「MANKAIカンパニー」の主宰兼総監督となり、春組・夏組・秋組・冬組のメンバーを率いていく人気ゲーム「A3!」の舞台「MANKAI STAGE『A3!』」シリーズの実写映画化作品。2018年から始まった舞台シリーズは「エーステ」の愛称でファンから親しまれ、現在の2.5次元を牽引する舞台となっている。この度、ギャガ配給にてMANKAI STAGE『A3!』の2作連続実写映画化となった。この日は秋組・冬組のメンバーが集結し、様々な賞にふさわしい人物を挙げていくことに。「演技賞」については、中村が「同い年というのを加味して遼太郎。ポートレートのシーンに向き合う姿を見ていて。遼太郎は他のみんなのシーンも見ていたんだけど『自分がしんどくなるために見てるんだ』と言っていて、そういう意識が同い年として素敵だなという気持ちになって、俺も頑張んなきゃと思った」と絶賛する。赤澤は「舞台だとお客さんに向けてやってたんですけど、実際は劇場の中に秋組しかいなくて、みんなの表情が素敵で。秋組の4人に演技賞をあげたい。皆がいたからこそできたので」と返していた。荒牧は「おれは康ちゃんだと思います。1人だけ新しく役を作ってきたわけじゃないですか。たっきーさん(故・滝口幸広さん)だったり、色々な思いも背負って参戦してくれたので」と表し、鯨井は「慶彦! ありがとね慶彦!」と喜ぶ。さらに「(北園)涼かな。涼の持っているパワフルさとか、映像でこんな芝居するんだとか思った」(植田)、「僕は涼星かな。人柄もあって、1番なごやかにしてスタッフさんを笑わせてくれたのは涼星だった」(北園)と挙げ、「俺も涼だった。ちっちゃい声で俺も~って言った」という上田には荒牧が「ちょっとちっちゃかったかな」とツッコミ。上田は「でもやっぱり2人かな。始まりの2人が大事だなって思うし、やってても感じたから」と荒牧と北園をピックアップした。「グッドビジュアル賞」については、秋組メンバーが「建太!」、冬組メンバーが「うちの慶彦」(北園)、GOD座メンバーが「(河合)龍さん」(伊崎)とそれぞれリーダーを挙げる中、藤田演じる古市左京を慕う役のはずの田内は「太郎!」とぼけ、中村は「俺が1番びっくりしました」と苦笑する。河合は「田口だよ。支配人としてもすごく頑張って。皆キラキラした顔面してるの知ってるけど、こっちもめちゃくちゃキラキラしてた」と褒め、一方の田口は照れながらも「支配人からは言わない。そういうの言わないでやってきたから。どの組が好きとか言わないから」とブレない様子を見せる。成長した人などに与える「特別賞」については、荒牧が植田に「背伸びた?」と尋ね、植田が「ふざけんな! 1mmも伸びてねえわ! これで飯食ってるんで!」と返すやりとりも。水江は「太郎とは掛け合いのシーンが多くて、それがどんどんやりやすくなって、映画では舞台で見せられなかった繊細なバチバチなやりとりもできるようになった」と互いに称え合う。河合は「みんなが積み上げてきたのを見てるから、MANKAIカンパニーが成長したなと思ってます」、伊崎は「会うたびに絆が深まってるのが目に見える。皆で高みに上っていってるんだなと羨ましい。積み上げてきた時間が形になってるんだなとぐっときて、全然舞台とまた違うものだなと思って、感動しました」とカンパニー全体を絶賛した。最後の「スタッフ賞」については、荒牧が「すごい暑かったんですよ。そんな俺たちにアイスを買ってきてくださったプロデューサーがいまして、本当に助かったよね」と賞を捧げつつ、「プロデューサーなんですよね。あげてる場合じゃないんですよね」と大人の意見も。藤田は「照明さんがすごく頑張ってくれてました。通して見ると本当に冬になってたりとか、あれはすばらしい技術じゃないかと思います」と感謝を表した。
2022年03月05日映画『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』(3月4日公開)のショート予告映像が24日に公開された。同作は主人公が劇団「MANKAIカンパニー」の主宰兼総監督となり、春組・夏組・秋組・冬組のメンバーを率いていく人気ゲーム「A3!」の舞台「MANKAI STAGE『A3!』」シリーズの実写映画化作品。2018年から始まった舞台シリーズは「エーステ」の愛称でファンから親しまれ、現在の2.5次元を牽引する舞台となっている。この度、ギャガ配給にてMANKAI STAGE『A3!』の2作連続実写映画化が決定した。先に公開された『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』でも劇中のキャラクターたちがカメラ目線で客席の観客=カントクに語りかける演出が話題を呼んでいたが、後編の『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』でも同様の演出が。今回公開されたショート予告映像では、冬組リーダーの月岡紬(荒牧慶彦)による「カントク!見ていてください!」という呼び声から始まり、秋組(水江建太、中村太郎、赤澤遼太郎、稲垣成弥、藤田玲)・冬組(荒牧慶彦、北園涼、植田圭輔、田中涼星、上田堪大)がそれぞれの公演で熱演する姿や、各劇団員たちがこちらへ向かって語りかけるシーンも一部お披露目となっている。(C)2022 MANKAI MOVIE『A3!』製作委員会
2022年01月24日映画『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』(3月4日公開)のポスタービジュアルが12日に公開された。同作は主人公が劇団「MANKAIカンパニー」の主宰兼総監督となり、春組・夏組・秋組・冬組のメンバーを率いていく人気ゲーム「A3!」の舞台「MANKAI STAGE『A3!』」シリーズの実写映画化作品。2018年から始まった舞台シリーズは「エーステ」の愛称でファンから親しまれ、現在の2.5次元を牽引する舞台となっている。この度、ギャガ配給にてMANKAI STAGE『A3!』の2作連続実写映画化が決定した。今回公開されたのは、秋組の摂津万里(水江建太)、兵頭十座(中村太郎)、七尾太一(赤澤遼太郎)、伏見臣(稲垣成弥)、古市左京(藤田玲)、そして冬組の月岡紬(荒牧慶彦)、高遠丞(北園涼)、御影密(植田圭輔)、有栖川誉(田中涼星)、雪白東(上田堪大)が勢揃いしたポスタービジュアル。春組・夏組のポスタービジュアルと同様にこちらへ手を差し伸べる秋組・冬組リーダーの万里と紬の姿が。その背後で微笑みを見せる劇団メンバーたちの間には、「見届けて。俺たちがつなげる物語を。」とコピーが添えられている。また、このポスタービジュアルがデザインされた第2弾ムビチケカードの発売が1月28日に決定した。(C)2022 MANKAI MOVIE『A3!』製作委員会
2022年01月12日身のこなしの美しさと繊細で的確なキャラクター造形で高い人気を誇る荒牧慶彦さんと、舞台で目を引く華と確かな歌の実力でいま注目を集めている水江建太さん。2.5次元舞台のトップを走るふたりが、期間限定ユニット、まっきーとけんたを結成。ふたりのつながりとは?荒牧慶彦さんが、彼と一緒ならばとユニットのオファーを快諾したのが水江建太さん。舞台での共演以来、強固な信頼関係を築いてきたふたりの“つながり”に迫ります。荒牧慶彦:初めましてはたしか…MANKAI STAGE『A3!』の取材の場だったよね。水江建太:はい。そのときにお互いにゲームとか趣味とかに共通点が多くて、その話題で盛り上がったんです。荒牧:お互いに組のリーダーという役柄だったのもあって、稽古場で結構話すことが多くてね。水江:そのときからまっきーさんはあたたかい印象でした。荒牧:建太とはなんか初対面のときからフィーリングが合うなっていうのはあったな。他にも仲のいい後輩はいるけれど、舞台での居方だったり、本番での人の目を惹きつける魅力だったりが群を抜いていたのもあって、すごく気になる存在だったし。水江:そんな…まっきーさんこそですよ。お会いする前から出演舞台を観て、すごい方だと思ってましたが、一緒に舞台に立たせていただいて、実力の差を思い知らされて、あらためて尊敬の気持ちが強まりました。荒牧:ふふ(笑)。ありがとう。建太との距離が縮まったのは、たしか『A3!』の春組単独公演かな。あのとき僕がアドリブを入れたいからって、建太を付き合わせて…。水江:そうです。毎日違うことをやってましたよね。結構トリッキーなことも(笑)。そのとき、なぜそういうことをしようかと思ったかも話してくださって、勉強になりました。まっきーさんが声をかけてくれて、サシ飲みにも行きましたし。荒牧:そうそう。今は難しくなっちゃったけど、もともと共演者とかスタッフさんとかと飲みに行くのが好きで…。あのとき建太とサシで話してみたいなって思ったんだよね。なんか建太が考えていることとかをもっと知りたいなぁって。水江:まっきーさんの人柄もあって、誘われたとき、緊張することもなく単純にすごく嬉しかったです。本当に尊敬している先輩なんで、いろいろ話を聞いてみたかったですし。荒牧:そこで建太の仕事に対する思いとか、舞台に対する思いとか、将来的にやりたいことの話とか、いろいろ聞いて。僕自身も、いま思ってることとか、後輩を育てたいと考えていて、それが建太に当てはまるんだよ、みたいな話もして。水江:僕も、そのときに悩んでたことを相談させてもらったり。荒牧:アーティストデビューの話をいただいたときに、生意気ながら建太とならって指名させてもらったのも、そこでやりたいこととか、進みたい方向を聞いていたからなんだよね。建太を次世代の2.5次元のトップに君臨する人だと思ってるから。水江:いやいやいやいやいや…。荒牧:(笑)。ここを足がかりに羽ばたいてくれればいいなと思うし。水江:でも、めちゃめちゃありがたかったです。僕の名前を挙げてくれたことが何より光栄でしたし。荒牧:建太のためだけじゃなく、僕自身も建太を利用させてもらうというか…そういう思惑もあったから。水江:せっかく一緒にやらせていただくわけだから、僕もその掛け算の一部になりたいです。ふたりでさらに高いところに行けたらって。荒牧:今、業界の新陳代謝をすごく考えていて、若い世代がもっと人気を取って、それがいいサイクルになって、2.5次元舞台の世界がもっともっと盛り上がっていったらいいなと思っているんだよね。水江:自分のことだけでなく、業界を盛り上げることまで考えているって視野が広くないと考えられないことですから、マジですごいです。荒牧:もちろん僕も俳優を始めた頃は、自分が一番になるにはとか、自分がいかに売れるかとかばっかり考えてたよ。でも少しずつ世間に認知してもらえるようになって、この先、何をやるべきかって考えたとき、いま自分が立っている場所を耕して、世界を広げていくことが必要だなって。そこには後輩の育成というのもあって、そのことが後々の自分のためにもなるはずだし、ファンのためにもなることだとも思ったし。水江:僕はまだ自分のことでいっぱいいっぱいなのに…。荒牧:建太の年齢ではそれが当たり前で、まだそれでいいんだって。水江:いつか同じ目線で話ができるようになれるまで突っ走っていこうと思います!1月6日よりスタートするドラマ『たびくらげ探偵日記』に、捜し物専門の探偵コンビでW主演するふたり。まっきーとけんた名義で、その主題歌「Nothing but…」も担当している。荒牧:ドラマの撮影が、思っていた以上にスムーズだったよね。建太はもともと器用だし、演技に関しても監督の意向を聞いてすぐに軌道修正できるし、助かった部分も多い。水江:僕は逆にまっきーさんがすごいなって思ってましたよ。映像って、舞台とは見せ方が全然違うのに、そこをサラッとやれちゃうし。しかも撮影現場って結構ストレスが溜まりやすいんですけど、この作品では全然そんなことがなかったんです。それは多分、まっきーさんのおかげなんですよね。待ち時間とかに、いろんな話をしてくださったんで。荒牧:僕が小ボケを挟むと、すぐ建太が笑ってくれるからで…。水江:田舎での撮影中、すごい数のトンボが飛んでるのを見て、「トンボの赤ちゃんって知ってる?」ってキレッキレのドヤ顔で聞いてきて。「知らないです」って返したら、「アメンボだよ」って嘘を堂々と(笑)。荒牧:そうそう(笑)。変な動物クイズばっかしてたよね。屋根がないのにフラミンゴが動物園から逃げないの、なんでか知ってる?とか。理由は25m以上助走しないと飛べないからなんだけど、それを話したら建太が大爆笑して…。水江:それは超面白かったです!荒牧:建太って自分からすごく話してくるタイプではないけれど、すごく冷静に周りを見ているし、やることはしっかりやる。仕事人タイプだなって思うんだよね。周りには、何考えているか謎って思われているタイプだと思う。まあ多分、何も考えていないんでしょうけど。水江:うんうん…うん?…まあ、その通り…かな(笑)。荒牧:でもそんな建太に向かって、建太にしか聞こえないくらいのトーンで小ボケをかますと、ふっと笑ってくれるんで、僕は満足でした。水江:素敵な現場でした。僕が演じる滝本謙太とまっきーさんが演じる坂牧洋平も先輩と後輩の関係は、僕らと重なる部分も多いですよね。ただ、普段のまっきーさんより坂牧はちょっとクールシフトですが。荒牧:そうだね。何気ない物語だけど、ちょっとした伏線が後半の展開の助走になっていたり、脚本自体が面白いし…何よりエモい!水江:僕も最初に読んだときに面白くて引き込まれました。荒牧:1話完結なんだけど、物語の軸がしっかりしてるから。水江:坂牧と滝本の関係がドラマの中でどんどん深掘りされていくので、そこも楽しんでもらえたら。荒牧:撮影での思い出で印象深いのは…建太がもんじゃ焼きを作るのが下手くそだった、ってことかな。水江:あれは具材が悪いんです!荒牧:地方ロケのときに、ふたりでもんじゃ焼き屋に行ったんだけど…。水江:僕は作ったことがなかったんで、最初の一個はまっきーさんがお手本で作ってくださったんですよね。食べ終わって、じゃあ僕がってなったときに注文したのが、激辛もんじゃだったんですけど、具材にすごい立派なソーセージが入ってて、それにすごい手こずって…。あれはソーセージのせいです!荒牧:まあそうだね。初めて作ったにしては及第点以上だったよ。水江:(笑)。「Nothing but…」は…ぜひ歌って踊ってほしい!荒牧:一回聴いたら口ずさんじゃうような楽曲だよね。振り付けもキャッチー。あと、レコーディングは別々にやったんだけど、思っていた以上に僕らの声の相性が良くて驚いた。水江:僕も同じ感想を持ちました!荒牧:目標は日本武道館!(笑)ユニットを組むにあたって、レコード会社のプロデューサーさんから「武道館に連れていく」と力強く言われましたんで、その言葉に甘えて言ってみてます!ドラマ『たびくらげ探偵日記』は1月6日(木)24:59~TBS系でスタート。「探し屋たびくらげ」という捜し物専門の探偵を営む坂牧洋平(荒牧)は、バックパッカーの滝本謙太(水江)と意気投合し、共に仕事をするようになるが…。まっきーとけんたが歌う主題歌「Nothing but…」は1月26日リリース。あらまき・よしひこ(1枚目写真・左)1990年2月5日生まれ、東京都出身。舞台『刀剣乱舞』山姥切国広役など、2.5次元舞台を中心に幅広く出演し、高い人気を誇る。近作に主演ドラマ『あいつが上手で下手が僕で』。出演映画『映画演劇 サクセス荘』公開中。ニット¥59,400(シンヤコヅカ/エムエイティティinfo@the-matt.com)パンツ¥33,000(クルニ/シアン PR)ブレスレット¥35,200リング¥11,000(共にトゥエンティー エイティー/HEMT PR)シューズはスタイリスト私物みずえ・けんた(1枚目写真・右)1995年11月2日生まれ、東京都出身。MANKAI STAGE『A3!』摂津万里役で注目され、出演映画『MANKAI MOVIE「A3!」』公開中。6月に主演ミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』が控える。コート¥49,500シャツ¥27,500(共にシャリーフ/シアン PR TEL:03・6662・5525)シューズ¥22,000(スペース クラフト/HEMT PR TEL:03・6721・0882)パンツはスタイリスト私物※『anan』2022年1月12日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・Aki取材、文・望月リサ撮影協力・AWABEES(by anan編集部)
2022年01月11日舞台『あいつが上手(かみて)で下手(しもて)が僕で』の公開ゲネプロが9日に東京・かつしかシンフォニーヒルズにて行われた。同作は荒牧慶彦、崎山つばさ、和田雅成、鳥越裕貴、陳内将、梅津瑞樹、橋本祥平、田中涼星と2.5次元のトップスターが集結し、ヨーロッパ企画・上田誠らが描く、お笑いコンビの芸人青春群像劇。"遭難"劇場と揶揄される寂れたお笑いライブハウス「湘南劇場」を舞台に、8人の芸人たちが劇場からの脱出のため奮闘する。10月期に日本テレビでドラマ版が放映されていた。舞台版では、賞レースである「38(サンパチ)ファンタジスタ」を目指す芸人達の姿が描かれる。サカタと名乗る新支配人が現れ、 湘南劇場を立て直すために強引にコンビをシャッフルさせ、動画投稿SNSでのブレイクを課せられることに。予期せぬ事態の連発でコンビ解散の危機も迫る中、賞レースに挑む4組のコンビはそれぞれ本気の漫才を披露する。舞台キャストとして富田翔、小笠原健、宮下貴浩、六角慎司も新たに登場する。東京公演はかつしかシンフォニーヒルズにて12月9日~17日、大阪公演は東大阪市文化創造館にて12月23日~26日に上演。また、舞台版Blu-ray&DVDが2022年5月27日に発売されることも決定し、2022年1月24日23時59までにドラマ版&舞台版を予約すると「今日は何の日? 厳選L判ブロマイド4枚セット(4組×各1枚)」がプレゼントされるという。○荒牧慶彦 コメント各コンビ間の仲の良さや湘南劇場の雰囲気を存分に味わって頂きたいです。さらに、舞台で初めてお見せする漫才にも注目してください。俳優が漫才をするなんて普通はないことなので、漫才を作りあげるのはなかなか難しかったですが、きっと皆さんにウケると信じています。笑 劇場に来てくださる方も、配信で観てくれる皆様もたくさん笑って元気になってくださいね!○和田雅成 コメントこれほどまでにお客様を想像して臨んだ稽古は初めてです。改めて、舞台はお客様と共に"その空間を楽しむ場所"ということを実感できるのが楽しみです。島が出てくると、そのシーンが島の色に変わります。時浦がいると、二人の混ざった色になります。ぜひそれぞれのコンビの色を楽しんで欲しいなと思います。今回、この瞬間を共に笑顔で過ごしたいという思いで作品創りに臨みました。一緒に笑って世界を明るく照らしましょう。○崎山つばさ コメント稽古を終えみんなが同じ方向へ向かって初日を迎えられそうです。意気込みとしましてはただの仲良しメンバーの舞台には絶対にしません。ドラマから作り上げたものを舞台でどう表現して伝えていくのか。稽古終了3日前に大歳さんと湘南劇場メンバーで円になって座りながら稽古後に長い時間、作品や人物についてなど色々話しました。その時間が舞台上に繋がってくれたらと思います。なによりお客様が笑顔で溢れ、2021年の笑い納めとなりますようカンパニー一丸となって駆け上がっていきたいと思います。鳴宮の見どころとしては、髪の毛のクルクル具合です。○鳥越裕貴 コメントドラマの撮影の頃からそうでしたが皆が皆、笑いに対してめちゃくちゃ敏感になっていました。少しでもスベるとお笑い警察が出てきます。稽古中もそうでした。そして舞台カミシモを楽しんでもらえるよう皆で試行錯誤、漫才もフルであります!コンビごとの雰囲気もしっかり違います。とにかく、何も気にせず楽しんでって下さい!!○陳内将 コメント皆さま、こんにちはアマゲン現多英一役の陳内将です。ドラマから始まり、今回舞台化と相成りました今作、なんといっても見どころは、湘南劇場のみんなが生でネタを披露することではないでしょうか。いくら稽古を重ねても重ねても、何か足りない。そうだ、我々はお客様の笑い声に飢えているのだ!ということを、いつにも増して痛感していました。今回は、あの湘南劇場から配信もされます!劇場でも、ご自宅でも、僕たちの採れたてのネタをお楽しみください!○梅津瑞樹 コメント遂に舞台カミシモ開幕です。今作でもドラマに引き続き各コンビの関係性にスポットが当たっています。僕たちアマゲンはどうなるのかというと、さながら磁石のN極とS極が入れ替わった様な感じ。まあ百聞は一見にしかずです。あなたと、劇場もしくは配信でお会いできる未来を心より願っています。○橋本祥平 コメント稽古を終えて思った事は毎日笑ってたという事。のびのびと作品を作れて楽しかったです。あとはお客様と一緒に楽しんで公演に挑みたいと思います。今回、相方の涼星とはたくさん話し合いロングリードというコンビを改めてこだわって作ってきました。ドラマを経ての僕達の色、強みを出せたらと思います。人を笑わせる華やかな職業ですが、その裏では様々な苦悩があります。リアルな部分を描くのもカミシモの魅力エンタメに富んだ構成、そしてLIVE感を是非堪能ください。○田中涼星 コメントテレビドラマを経て舞台になったということが嬉しいです!ぜひ生の湘南劇場を目の前で感じて頂き、楽しんでいただけたらなと思っています。稽古は笑いの絶えない日々だったので、皆さまにもその笑いが届くことを信じてこの作品の芸人というテーマのもとに千秋楽まで精進しますのでよろしくお願いします!○富田翔 コメント今回、マリーゴールドというコンビの片山という役をやらせていただくのですが、湘南劇場のメンバーと出会うことで生まれる、コンビ間の想いや葛藤を丁寧に描けたらと思っています。どういった形で彼らに影響を与えられるかという部分にも注目してもらえたら嬉しいです。観てくださる方に2021年の締めくくりとして、たくさん笑って、少しほっこりとした気持ちになっていただけたら幸いです。○小笠原健 コメントいよいよ始まるんだなと気合い十分に望みますが、空回りしないよう、良いスパイスになれたらと思います。長丁場となりますので、一人もかけることなくお客様に喜んでいただけるよう届けていけたらと思います。また、怪談話を考えたのですがことごとくボツになってしまったので、良いものがあれば随時募集しております稽古期間を経て誰ひとり納得しきっていない、そんなカンパニーです。日々進化させながら千秋楽向けて歩みを進めていけたらと思います。最後まで応援、よろしくお願い致します。○宮下貴浩 コメントまず無事に今日初日をみんなで迎えれたことがなによりうれしいです!支えてくださるスタッフの皆さんのおかげです。また、注目ポイントはやはり漫才シーンです!4組ともしっかり違う色におもしろく仕上がっておりますので、本戦も期待できますよ。そして今回、5役やらせて頂くので各役の衣装もすごくこだわって頂きました。湘南劇場で皆様にお会いできますこと楽しみにしております!○六角慎司 コメント稽古を終えて、初日を迎えるばかりとなっておりますが、何でしょう...。十歳以上も歳の離れた共演者達のカンパニーで、最年長者であるという、初めての経験でして、...正直未だに困惑しております。お恥ずかしい話。年上でもありで、皆さん扱いに苦労されたのではないでしょうか...。そんな中、特に和田くんの気遣いには稽古でも大変助けて頂きました。そんな浮足立った中年のサガをですね、まぁ、なまあたたかく観て頂けたら、と思います。
2021年12月09日「バクマン。」THE STAGEが2021年10月8日(金) に東京・天王洲 銀河劇場にて開幕した。原作は2008年から2012年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載されていた原作:大場つぐみ、漫画:小畑健のコンビによる大人気マンガで、主人公の高校生マンガ家コンビが、「週刊少年ジャンプ」のトップを目指して奮闘する様子を描いた青春ストーリー。「週刊少年ジャンプ」編集部がモデルになっていることで話題になり、2010年から2012年にかけて3期にわたってアニメ化、2015年には実写映画化もされている人気作品だ。左から鈴木拡樹(真城最高役)と荒牧慶彦(高木秋人役)演出・脚本はウォーリー木下、音楽を和田俊輔という、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』シリーズのタッグで初の舞台化が実現。高校生マンガ家コンビ、真城最高(ましろもりたか/愛称:サイコー)を鈴木拡樹、高木秋人(たかぎあきと/愛称:シュージン)を荒牧慶彦が演じる。左からオレノグラフィティ(福田真太役)、橋本祥平(新妻エイジ役)、鈴木拡樹(真城最高役)最高&秋人と「ジャンプ」連載をめぐり、競い合う最強のライバル新妻エイジを橋本祥平が全力で怪演。ライバル、友人として最高&秋人と張り合うマンガ家、福田真太をオレノグラフィティ、平丸一也を福澤侑、中井巧朗を村上大樹が演じ、マンガ家同士の熱い絆を描いていく。中央・福澤侑(平丸一也役)左から橋本祥平(新妻エイジ役)、片桐仁(川口たろう役)、村上大樹(中井巧朗役)そして、ジャンプ編集部編集長・佐々木尚(唐橋充)、最高&秋人の才能を見抜きふたりを担当するジャンプ編集部・服部哲(長谷川朝晴)はもちろん、最高の叔父でマンガ家の川口たろう(片桐仁)が全編を通し登場し、最高の心情に寄り添う。今作は、真っ白な舞台セットに映像や原作漫画のシーンを映し出すなど、ウォーリー木下らしいプロジェクションマッピング演出に加え、水盤舞台を設置し、冒頭から大量の水が使用された演出で、幕が開いた直後から衝撃を与えてくる。荒牧慶彦(高木秋人役)雨のシーンから始まり、そのまま濡れるキャスト、さらに舞台上に溜まった水に思い切り飛び込んだり、走り回ったりと、“漫画を描く”という、一見、目に見える大きなアクションが見えにくい題材の本作に、ダイナミックな動きや繊細なゆらぎを出すなど、 登場人物たちの心情を表現するための重要な要素として「水」を取り入れた挑戦作だ。お馴染みの個性豊かなキャラクターも登場また、『CROW(クロウ)』『ラッコ11号』など、ライバルたちの描く人気漫画が舞台上で表現されるシーンも見どころ。個性豊かなキャラクターが舞台上で再現され、原作ファンにはたまらない胸が躍る夢のような豪華なシーンだ。そして、舞台作品ではキャストがアンサンブルとして演出を盛り上げたり、サブキャラクターも兼任することが多々あるが、ダンスを得意とする福澤侑がキャスティングされていることに納得する場面もあるので期待してほしい。アニメや実写映画などメディアミックス展開されてきた『バクマン。』だが、キャストとキャラクターの融合、そしてアナログな「水」という要素を追加し3次元空間と重力を活かした、これぞ演劇、舞台作品ならではの、これまで想像し得なかった新たな『バクマン。』が誕生した。公演は10月17日(日) まで天王洲 銀河劇場、10月21日(木) ~24日(日) TOKYO DOME CITY HALL、10月28日(木) ~31日(日) メルパルクホール大阪にて上演。生配信も実施される。取材・撮影・文:能一ナオ鈴木拡樹「忘れられない作品になる事間違いありません」【キャスト・演出家コメント】【演出・脚本:ウォーリー木下】はやく皆さんに観て欲しいとこんなに思った舞台は珍しいです。創っている自分たちがまずはわくわくしている証拠だと思います。もちろん創作の悩みや苦労なども沢山ありましたが、それを凌駕する興奮にあふれた稽古でした。それはひとえに初めての挑戦が多かったからだと思います。それに挑んでくれたキャスト・スタッフの皆さんのおかげです。青春に、年齢は関係ありません。と僕は思います。まさに「バクマン。」のような舞台になったかと思います。ぜひ体験してください。【真城最高役:鈴木拡樹】舞台でやる意味をフルに活かした作品に仕上がりました。息づかいだけではなく、様々な仕掛けで役やストーリーの変化を表現しています。忘れられない作品になる事間違いありません。お待ちしています。【高木秋人役:荒牧慶彦】「演劇」というものの底力を感じました。今作では「水」を漫画を描くためのインクの表現や感情の表現としてふんだんに使っているのですが、その「水」が「今ここに生きているもの」を表す表現としてこの上ない表現方法となっております。豪華な役者陣が織りなす真っ直ぐに、熱く、純粋に夢を追いかける物語を楽しんで頂けたら幸いです。(C) 大場つぐみ・小畑健/集英社・「バクマン。」THE STAGE 製作委員会■チケット情報
2021年10月09日舞台「バクマン。」THE STAGEの公開ゲネプロが7日に東京・天王洲 銀河劇場で行われ、鈴木拡樹、荒牧慶彦らが登場した。同作は2008年から2012年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載されていた大場つぐみ(原作)、小畑健(作画)のコンビによる大人気マンガの舞台化作。真城最高(通称:サイコー/鈴木)と高木秋人(通称:シュージン/荒牧)の高校生マンガ家コンビが、『週刊少年ジャンプ』のトップを目指して奮闘する様子を描く。『週刊少年ジャンプ』編集部がモデルになっていることで話題になり、2010年から2012年にかけて3期にわたってアニメ化、2015年には実写映画化もされている。舞台中央は水の溜まったプールになっており、出演者たちは水しぶきを上げながら演技。さらに上からも雨が降り注ぐなど、びしょ濡れになる。プロジェクションマッピングや映像も駆使し、時にはキャスト陣が漫画のキャラクターまで演じるなど、熱いステージを見せた。橋本祥平(新妻エイジ役)、 オレノグラフィティ(福田真太役)、福澤侑(平丸一也役)、村上大樹(中井巧朗役)、唐橋充(佐々木尚役)、長谷川朝晴(服部哲役)、片桐仁(川口たろう役)ガ登場。東京公演は天王洲 銀河劇場にて10月8日〜17日、TOKYO DOME CITY HALLにて10月21日〜24日、大阪公演はメルパルクホール大阪にて10月28日〜31日。「シアターコンプレックス」での生配信も実施される。○演出・脚本:ウォーリー木下 コメントはやく皆さんに観て欲しいとこんなに思った作品は珍しいです。創っている自分たちがまずはわくわくしている証拠だと思います。もちろん創作の悩みや苦労なども沢山ありましたが、それを凌駕する興奮にあふれた稽古でした。それはひとえに初めての挑戦が多かったからだと思います。それに挑んでくれたキャスト・スタッフの皆さんのおかげです。青春に、年齢は関係ありません。と僕は思います。まさに『バクマン。』のような舞台になったかと思います。ぜひ体験してください。○鈴木拡樹 コメント舞台でやる意味をフルに活かした作品に仕上がりました。息づかいだけではなく、様々な仕掛けで役やストーリーの変化を表現しています。忘れられない作品になる事間違いありません。お待ちしております。○荒牧慶彦 コメント「演劇」というものの底力を感じました。今作では「水」を漫画を描くためのインクの表現や感情の表現としてふんだんに使っているのですがその「水」が「今ここに生きているもの」を表す表現としてこの上ない表現方法となっております。豪華な役者陣が織りなす真っ直ぐに、熱く、純粋に夢を追いかける物語を楽しんで頂けたら幸いです。
2021年10月08日10月といえば、新ドラマが続々とスタートする心躍る時期。話題作がひしめき合うなか、2.5次元舞台のトップスター軍団が勢ぞろいし、荒牧慶彦主演で注目を集めているドラマ『あいつが上手で下手が僕で』がまもなく放送を迎えます。そこで、こちらのおふたりにお話をうかがってきました。荒牧慶彦さん & 和田雅成さん【映画、ときどき私】 vol. 416舞台でも共演の多い荒牧慶彦さん(写真・左)と和田雅成さん(右)が本作で挑んだのは、崖っぷちのお笑い芸人。荒牧さん演じる時浦可偉と和田さん演じる島世紀という2人のピン芸人がさびれた劇場で出会い、「エクソダス」というコンビを組むところから始まります。今回は、撮影の舞台裏やお互いへの思い、そして癒しの瞬間について語っていただきました。―まずはお笑い芸人という役を演じるうえで、事前に準備をしたことや苦労したことはありましたか?荒牧さんコントや漫才など、お笑い芸人さんの動画はいくつか参考に見てから撮影に入りました。なかでも、僕は監督から「又吉直樹さんのイメージで」と言われていたので、又吉さんの「テンションは低めだけど、ここぞというところで差す」みたいな芸風は意識しながら役作りをしています。和田さん僕も事前にいろんなバラエティ番組を見て、勉強しました。島はすごく明るい性格のキャラクターだったので、参考にしているのは、ティモンディの高岸宏行さん。あと、漫才のスタイルとしては、NON STYLEさんを意識しています。でも、お笑い芸人という職業を選んだ方にはかなりの覚悟があると思うので、それを演じることへのプレッシャーはすごくありましたね。大阪出身でお笑いが大好きなだけに、怖い気持ちは強かったと思います。僕にしか見せないまーしーの素顔を知っている―ちなみに、おふたりがいま個人的にハマっているお笑い芸人さんはどなたですか?荒牧さん僕はジャルジャルさんです。毎日動画が投稿されるので、毎日それを見ています。笑いどころが好きなのはもちろんですが、毎日投稿するのもネタを考えるのも、かなり大変なことですよね。にもかかわらず、すごく楽しそうにされていますし、本当におふたりは仲がいいんだろうなというのがわかるので、そういう微笑ましい姿からも元気をいただいています。和田さん僕は何周回ったかわかりませんが、改めてダウンタウンさんです。気がついたらおふたりの番組は、ほとんど見てますね。本当に、究極におもしろいおふたりだと思っています。―なるほど。インターネットでおふたりの名前を並べて検索したところ、予測の最初に「荒牧慶彦 和田雅成 仲良し」と出てきました。いまも本当に仲の良さが伝わってきますが、お互いのどんなところが好きですか?和田さん検索予測で「仲良し」が出てくるなんてすごいよね。荒牧さん確かに。きっとファンのみなさんが、そういうふうに検索してくれてるってことなんだよね。まーしー(和田さんの愛称)は、誰にでも明るく接することができるタイプなんですが、それでも時々僕にしか見せない顔をするときがあるので、僕はそこで周りに優越感を感じています。和田さんなんだそれ(笑)。まっきーの魅力は、あざとくてかわいいところ―和田さんの荒牧さんにしか見せない顔とは、どんな一面なんでしょうか?荒牧さん誰でもそうだと思いますが、いつも明るくいるのって疲れちゃうときありますよね?基本的に明るいまーしーでも、そうじゃないときがもちろんあるんですよ。でも、その明るくない部分も僕には見せてくれるので、それがきっかけで仲良くなった気がします。和田さん確かに、それはありますね。―では、和田さんは荒牧さんのどんなところが好きですか?和田さん僕たちはまっきー(荒牧さんの愛称)がボケで、僕がツッコミという関係性でずっと来ているので、まっきーがボケたときに別の誰かがツッコむとちょっと寂しそうにするんですよ(笑)。ついに、「ちょっと、担当がちゃんとツッコんでくれないと!」と僕に直接言うようになりましたから。あざといなと思いつつ、そういうところがかわいいんですけどね。まっきーのほうが年上なんですが、同い年のような関係性でいられるのもありがたいなと思っています。―逆に、直してほしいところはありますか?和田さんそういうところがあっても、それすらも好きになれるくらいお互いにわかり合えているので、僕はないですね。(声大きめで)まっきーも僕に直してほしいところなんて、ないよね?荒牧さんもう、声が大きいよ(笑)。そうですね、僕もないです。むしろ、そのままでいてほしいと思っているくらいですから。―ということは、いままでケンカしたこともない?和田さんそれもないですね。言いたいことがあれば、お互いにちゃんと言える関係なので、ケンカにはならないです。2人でアドリブをしている時間が楽しかった―ステキな関係性ですね。劇中では荒牧さんがボケで、和田さんがツッコミですが、先ほどのお話だと普段のおふたりも同じなので、コンビとしては演じやすかったのでは?荒牧さんそうですね。2人の間のテンポ感とかは、いつも通りなので練習する必要はまったくありませんでした。―撮影中にテンションが上がったシーンがあれば、教えてください。荒牧さん僕のお気に入りは、漫才のシーン。今回は、長回しにも挑戦しているので、1台のカメラで8~10分続けて撮ったことも。そうすると、だんだんみんなのなかで緊張感が高まっていくんですが、そんなときもまーしーが声を出して、みんなを盛り上げてくれました。そういったことも含めて、僕にとっては思い入れが強いシーンです。和田さん7分半を経過すると、だんだんみんなが自分の失敗でやり直したくないというプレッシャーをかなり感じ始めてたよね。でも、そんななかで最後のセリフを言い終わったあと、「カット!」と言われるまでに余白の時間が入るので、使われるかわかりませんが、毎回まっきーとアドリブを入れて遊んでました。荒牧さん僕もあの時間好きだったな。―それは、監督からアドリブの指示があったということですか?和田さん特に言われてはいなかったんですけど、僕たちが勝手にしていただけです。荒牧さんそのまま黙っていてもよかったんですけど、僕たちは沈黙が怖いので、つい普段のノリでアドリブをしてしまいました。実際、台本とはまったく関係ないこと言ってますからね。和田さん確かに。あるとき、アドリブしている最中にまっきーが持っていたパソコンを僕の顔の前でパソコンをパンッと閉じたんです。そこで、「俺はパソコン食われんのか!」とツッコミを入れたんですが、そのときにまっきーがめちゃめちゃうれしそうな顔をしていて、そこが僕的には一番うれしかったです。荒牧さんあはは!もし使われていたら、ぜひ注目してほしいです。青春の思い出は、幼なじみとケンカしちゃったこと―使われているかどうかも含めて、楽しみですね。では、今回の現場で、ムードメーカーとなっていた方を挙げるとすれば、どなたですか?荒牧さん今回は、みんなけっこうキャラが濃かったからね。いい意味でうるさいやつらというか(笑)。和田さん本当に、それぞれ個性豊かだよね。荒牧さんそんななかで、唯一静かにしてたのは、梅津(瑞樹)ちゃんかな。みんなが騒いでいても、端っこでじーっと集中してたよね。でも、そんな梅津ちゃんをみんなが笑わせようとしていたので、ある意味ではムードメーカーだったんじゃない?和田さん確かに、そうかも!―本作では芸人の青春が描かれていますが、ご自身にも青春時代の忘れられない出来事があれば教えてください。荒牧さん僕は小学校4年生のときに、幼なじみと大ゲンカしたことがあって、そのあと中学生になるまで疎遠になってしまった時期がありました。理由は思い出せないんですけど、それまではお互いの家にお泊りしたり、2人で遊んだりしていたくらい仲良かったのに、一切話さなくなってしまって……。その後、中学のときにバスケ部の友達が仲裁してくれて仲直りできたんですけど、いま思うと青春だったなと。和田さん僕が青春で思い出すのは、中学3年生の最後の野球大会で負けたときのこと。泣かないつもりだったんですけど、校舎の裏に行って、お互いに「ありがとう」と言い合った瞬間に涙が止まらなくなってしまって、みんなでボロボロに泣いたことがありました。当時は悔しいという気持ちが強かったですが、いま考えると青春してたなと思いますね。あのときのことは、いまでも鮮明に覚えています。男前が揃っているところも楽しんでほしい―まさに青春ですね。最近は忙しい日々が続いていると思いますが、いま癒しの瞬間といえばどんなとき?荒牧さんコロナ禍じゃなかったら、共演者や俳優仲間と飲みに行くのが僕の癒しなんですけど、最近は家でゲームをしたり、睡眠をとったりすることがささやかな幸せです。和田さん僕は猫の咀嚼音ですね(笑)。猫を飼っているわけではないので、動画サイトでピックアップしたり、お気に入りをチャンネル登録したりして、疲れているときに見ています。咀嚼音だけじゃなくて、食べている姿を見るのも癒されるんですよね。―それでは最後に、放送を待っているみなさんへ向けてメッセージをお願いします。荒牧さんお笑い芸人たちが苦しい状況のなかでもがいている姿や青春を追いかけている姿は、見ている方にとってもかつての自分を思い出したり、いまの自分と比較してみたりするきっかけになると思います。そのうえで、「一緒にがんばろう!」と感じていただける作品になっているので、ぜひそのあたりを楽しんでいただけたらと。ドラマのなかではスベッているところもありますが、漫才もストーリーもおもしろいので、仕事で疲れたときに元気をもらえるようなドラマになっています。お笑い番組を見るような感覚で、楽しく見ていただきたいです。和田さん見ている方が主人公の気分を味わえるような撮り方をしているので、ぜひこの世界を一緒に生きてほしいと思っています。とても明るい作品なので、深く考えずに、幸せな気持ちになっていただけたらうれしいですね。あとは、何と言っても男前ばっかりが出ていますから。僕を含めて(笑)。地元では負け知らずだった僕が、本当に男前が多い現場だなと見とれてしまったので、そのあたりも楽しんでいただきたいです。インタビューを終えてみて……。撮影中もインタビュー中も、仲の良かった荒牧さんと和田さん。絶妙なやりとりで、終始笑いの絶えない取材となりました。普段から築き上げられた見事なコンビネーションが、お笑い芸人のコンビとしてどのように生かされているかは必見です。劇場にいる気分を一緒に体感する!芸人生命の危機に立たされたお笑い芸人たちが、ときにぶつかり合いながらも、手を取り合って前に進もうとする姿を描いた芸人青春群像劇。笑いがあるのはもちろん、涙も友情もケンカもありと見どころ満載です。写真・山本嵩(荒牧慶彦、和田雅成)取材、文・志村昌美ストーリーお笑い界という大海原に揉まれ、漂流した者が最後に辿りつく場所とされているお笑いライブハウス「湘南劇場」。ほとんど観客のいないさびれた劇場に、“島流し”された8人の芸人たち。「ここを脱出しなければ、芸人としての未来はない…!」彼らは、どんな手を使ってでも抜け出そうと奮闘することに。果たして、相方や仲間たちと一緒に湘南劇場から抜け出すことはできるのか。芸人としてのカウントダウンがいま始まる……。思わず笑ってしまう予告編はこちら!作品情報『あいつが上手で下手が僕で』放送:日本テレビ2021年10月6日(水)24:59〜読売テレビ2021年10月9日(土)24:58〜©カミシモ製作委員会写真・山本嵩(荒牧慶彦、和⽥雅成)
2021年10月06日俳優の荒牧慶彦と水江建太による期間限定ユニットプロジェクト「まっきーとけんた」が始動したことが13日、明らかになった。「KING AMUSEMENT CREATIVE」公式YouTubeチャンネルでは、彼らにとって初の楽曲「Calling...」のDRAMA CLIP Episode 01 Handyman Fellow Jellyfishを公開。映像はドラマ仕立てで、荒牧演じる坂牧洋平と水江演じる滝本謙太の2人が、探偵事務所「探し屋たびくらげ」として、様々な人の“探しもの”に奮闘する様子が歌とともに描かれている。このユニットが誕生したのは、荒牧のパフォーマンスを見たキングレコードのプロデューサー陣がアーティストデビューのラブコールを送ったことがきっかけだったという。荒牧は「自分はあくまでも俳優であり、キャラクターとして歌を歌うことはあってもアーティストとして歌うことには自分自身が納得できる理由がない」と返答。それでも諦め切れないプロデューサー陣と話し合いを重ねた結果、荒牧から出た言葉が「建太とだったら…」というものだった。荒牧は「僕の勝手な気持ちだし、建太がどう思うかわからないので無理強いはしたくない」との思いがあったが、それを受けた水江は「まっきーさんは僕が舞台に出させてもらうようになった時からの尊敬している大好きな先輩です。僕なんかでいいんですか? 一緒に活動できるのは心から幸せに思います」と返答。2人の言葉を受けて、プロデューサー陣は「あくまでも2人は俳優であり、その活動を邪魔する活動にはしたくない。俳優ということを活かした活動にしていこう」とコンセプトを立ち上げた。それゆえのDRAMA CLIPであり、俳優としての2人の名前がわかるようにという理由からユニット名“まっきーとけんた”も決定した。2人のユニット活動期間については、今後の企画発表の過程と共に明かされていく。○荒牧慶彦 コメントこれまで自分が音楽活動するというのはあまり考えたことがありませんでしたが、“建太とだったら”という思いでこの企画が始まることになりました。建太と一緒に活動できることがとても嬉しいです。DRAMA CLIPは世界観が綺麗で、音楽と映像がマッチしているので、新鮮で面白いと感じていただけると思います。建太のお風呂シーンも見どころです!(笑)○水江建太 コメントまっきーさんは僕が舞台に出させてもらうようになってから長い付き合いで、尊敬している大好きな先輩なので、このように一緒に活動できることを心から幸せに思います。DRAMA CLIPでは2人ともナチュラルに演じていますが、それぞれの役柄や、まだ明かされていない隠された背景を想像しながら見てもらうのも楽しめるんじゃないかと思います。
2021年09月13日オリジナルドラマ『あいつが上手で下手が僕で』が10月6日(水)より日本テレビほかにて放送となる。この度、本作に登場するお笑いコンビ「エクソダス」のコンビビジュアルと特報映像が解禁された。ドラマの中心となるのは“遭難”劇場と揶揄される寂れたお笑いライブハウス「湘南劇場」へ“島流し”にされた8人の芸人たち。家族でも恋人でも親友とも違う、「相方」という距離感が生み出す友情・喧嘩・嫉妬、そして笑い。ひたむきに純粋に夢を追い続ける個性豊かなニコイチたちが、劇場からの脱出のため奮闘し、共闘する、芸人青春群像劇だ。今回公開となったコンビの「エクソダス」は、それぞれピン芸任として活動していた荒牧慶彦が演じる時浦可偉(ときうらかい)、和田雅成が演じる島世紀(しませいき)が、本作の舞台となる「湘南劇場」で出会って結成した漫才コンビ。高校時代からはがき職人として腕を磨き笑いへのこだわりが強い時浦と、関西仕込みの鋭いツッコミが持ち味だが普段は湘南劇場イチお調子者の島。そんな相反する性格のふたりは一体どんな漫才コンビになるのか。■ドラマ情報『あいつが上手で下手が僕で』10月6日(水)24:59から日本テレビで放送10月9日(土)深夜から読売テレビで放送Hulu、TVer(日テレTADA、GYAO!含む)で毎話日本テレビOA後、配信開始
2021年09月10日人気マンガを原作にした舞台「バクマン。」THE STAGEが10月に上演される。真城最高と高木秋人の高校生マンガ家コンビが「週刊少年ジャンプ」のトップを目指して奮闘する様子が描かれる本作は、2008年から 2012年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載された<原作:大場つぐみ・漫画:小畑 健>による大人気マンガの初舞台化作品。演出・脚本は、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」(以下、演劇「ハイキュー!!」)シリーズなどで知られるウォーリー木下が手掛ける。W主演を務める鈴木拡樹と荒牧慶彦に話を聞いた。マンガのつくり方なんて知らなくても引き込まれる――「バクマン。」THE STAGEに出演が決まって今どんなことを楽しみにされていますか?鈴木さんは上演決定の際に「舞台化熱望していました」というコメントも出されていましたが。鈴木僕はこの作品を「みんなに知ってもらいたい」「ぜひいろんなメディアで展開してほしい」と勝手に思っていたんですよ(笑)。だから今回の舞台化もすごく嬉しいです。舞台としては、マンガを描くことが軸のストーリーなので、もしかしたら「座ったまま動かない作品なのかな」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大体の場合、こういう内容を舞台化すると通常の倍動くことになりますし、この予想は多分、当たるのではないかと思っています(笑)。身体表現で、彼らが紙にぶつける熱量をどれだけ客席に向かって放つことができるかは勝負になってくると思いますし、肉体的にはしんどそうですが、楽しみにしているところでもあります。――荒牧さんは、製作発表会見でこの舞台の発案者だったことが判明しましたが。荒牧そうなるんですかね(笑)。でも本当に、想いは口に出していかないとな、ということを改めて感じる出来事でした。この作品が舞台化されたらいいなとか、拡樹くんがやったら面白いだろうなっていうのは本当にただの願望だったので、まさかこんなふうに叶うとは思っていませんでしたし、それがこうやって実現するのが嬉しいです。――「バクマン。」THE STAGEに出演されることはどのように思われていますか?荒牧ウォーリー(木下)さんがどんな演出をされるのかはまだわかりませんが、マンガの描写を舞台に置き換えた時、すごく面白くなるんじゃないかなと単純に楽しみにしています。今、僕が勝手に想像しているのは、例えばふたりが描いているマンガを役者が演じるとか。鈴木なるほど~。発想が天才的だ。荒牧え、本当ですか?(笑)でも本当に無限の可能性がある作品ですよね。――おふたりとももともと原作がお好きだったそうですが、どういうところが好きだったんですか?荒牧“マンガを描く”って傍から見ると地味な作業なのに、ちゃんと熱いストーリーが組み込まれているところに惹きつけられました。僕、同じ小畑 健さんの『ヒカルの碁』(原作:ほったゆみ・漫画:小畑 健)も大好きなんですけど、この作品も碁のことは一切わからないのにむちゃくちゃ面白かったんですよ。それと同じで、マンガのつくり方なんて全然わからないのに引きこまれていくことが本当にすごいし、そこが面白かったです。鈴木僕もそこはすごいなと感じました。あと、週刊誌で連載しているものって特に、文字数が多ければ多いほど難しい戦いだと思うのですが、『バクマン。』は文字数が結構多いんですよね。荒牧かなり文字を使ってますよね。鈴木なのについ読んじゃうんですよ。多分タイミングも計算されていて、文字がたくさん出てくるのは、物語にぐっと引きこまれた後なんです。これは舞台でも届け方としてすごく勉強になりました。今作での共演は“ご褒美”――鈴木さんは真城最高(ましろ・もりたか)役、荒牧さんは高木秋人(たかぎ・あきと)役ですが、ご自身の役柄の印象を教えてください。荒牧僕はシュージン(高木秋人の通称)と似ている部分があってアイディアはポンポン思いつくのですが……アイデアだけ出して事務所の人に全投げみたいな(笑)。シュージンもアイデアを出して、サイコー(真城最高の通称)に全投げなので(劇中では原作をシュージン、漫画をサイコーが担当している)。そういうところが似てるなって。考え方もちょっと似ていますし。だから自然体でできるのかなと思います。――演じるうえでどこがキーになると思いますか?荒牧引っ張っていく力かな。サイコーはもともとマンガへの想いを持ってはいますが、シュージンがそこにきっかけを与えてマンガの世界に引っ張りますし、きっとお客さんの感情もシュージンが引っ張っていくことになるのかなと思うので。率先してそういう役割をやっていこうと思っています。鈴木僕が演じるサイコーは、割と普通の、漠然と生きているタイプの人で、才能はあるかもしれないけど、それがプロで通じるかは確かめもせずに生きていたような。だけどシュージンにきっかけをもらったことで、爆発的にマンガにのめり込んで、変わっていくんですよね。その変化を見せていきたいので、漠然とした生き方こそ繊細に演じたいなと思っています。――変化を描くために、漠然と生きるサイコーを繊細に演じるのですか。鈴木はい。最初の漠然とした感じを表現できればできるほど、シュージンとの出会いが印象に残るというか。観た方が上演後に、「あの出会いで」と思い返せるような出来事にできると思うので。――何度も共演してこられたおふたりですが、お互いの「この役柄で見たいところ」をお聞かせください。荒牧僕は拡樹くんの描いている絵を見たいですね。鈴木え?僕が描くの?(笑)荒牧舞台で描かないとは思いますけど(笑)、でも描く絵を見てみたいです。なんかうまかった気がするんですよね。鈴木雑な絵なら描けるって感じかな。でも今回、唐橋(充)さんも(片桐)仁さんもいらっしゃいますし、さすがに「描けます」とは言えない……(笑)。荒牧(笑)。あとは、「見たいところ」とは違うけど、芝居でやりとりがしたいですね。これまで共演した作品ではできなかった部分をやってみたらどうなるのかなっていう。鈴木僕も単純な話、今回は舞台上でいっぱい会話ができそうなのが嬉しい。少なかったもんね、舞台上での会話が。荒牧共演していても、大体どっちかが出てる時はどっちかが舞台ソデにいるから(笑)。鈴木そういうケースが多いので、一緒に出演できて、かつたくさん喋れる、さらにバディという関係性、というのがいいなって。今までの役はいつもパワーバランスがあったから、今回同じ目線でのやり取りができるのも本当に嬉しい。これはもう“ご褒美”ですよね。――ご褒美ですか。鈴木はい。嬉しいですよ。――共演の方々も面白そうな顔ぶれで。荒牧僕は橋本祥平と久しぶりの共演なので楽しみです。彼の芝居が好きなんですよ。すごくムードメーカーでがんばり屋さんで、人を楽しませたいっていう素敵な心の持ち主ですし、一緒にやっていて楽しい人です。鈴木演じるうえでの心強さで言うと、唐橋さんと片桐 仁さんの存在は大きいですね。アートをやられているおふたりなので、画材とかにも詳しいでしょうし。今回は芸術家揃いで多彩なので、例えばオレノグラフィティさんの音楽の話だったり、村上大樹さんの演出の話だったり、現場でいろんなお話を聞けたらいいなと思っています。僕らの関係値で決まる芝居だと思う――演出のウォーリー木下さんとは、おふたりとも初タッグですが、作品にどのような印象がありますか?荒牧演劇「ハイキュー!!」を拝見したのですが、緻密ですよね。鈴木僕も演劇「ハイキュー!!」に衝撃を受けた。出演している役者にもですし、これをつくっているウォーリーさんにも。今回もおそらく(演劇「ハイキュー!!」のように)“演劇的なルール”が随所にある作品になるのかなと思っていて。つまり、ここに人がいます、隣にも人がいます、でもふたりがいるのは全く別の空間です、みたいな。そういう(お客さんと舞台上で共有される暗黙の)ルールが生まれると、それを破る瞬間も面白くなりますよね。せっかくお客さんがルールを理解して観ているのに、空間をぶち抜いて勝手に入ってきちゃう新妻エイジがいるんだろうなとか(笑)。そういうのを想像すると面白いじゃないですか。荒牧それありそう(笑)。面白そうですよね、演劇的要素が。鈴木なんの疑いもなく空間だって信じてもらえるようにするにはパワーも必要になるはずだけど、でもそれは楽しいと思います。――演じるうえでキーになるのはどういうところになりそうでしょうか?荒牧僕らの関係値で決まる芝居だと思っているので、掛け合いはしっかりときめていきたいところです。ふたりがやり取りする言葉の数もすごいだろうし。鈴木台詞量、すごそうだよね(笑)。荒牧そのぶん呼吸も合わせなきゃいけないし、勢いもつけなきゃいけないと思うので。そこは楽しみでもあり、しっかりやりたいところです。鈴木そういう意味では、まっきーとは何度も一緒にやってきて、安心感は既にあるし、迷ったとしても相談しやすい。その点で圧倒的に有利なので、活かしていけたらなと思いますね。――余談ですが、ふたりが揃うとこうなっちゃう!みたいなことがあれば教えてください。荒牧小芝居を始めますね、誰も観ていないところで。鈴木お客さん0のところでね(笑)。まあこれは僕のせいです……。荒牧あはは。僕ものりたがりなので。――稽古場でやられているということですか?荒牧はい。関係ない芝居をふたりで(笑)。鈴木ちょっとしたエチュードみたいな。前は手紙を読む芝居をしてたよね。荒牧やりましたね。鈴木その時は、僕らは最後の最後のシーンでしか出会わないストーリーだったので、なかなか一緒にならなくて。だからそれぞれの稽古が終わってハケてくるたびに、「拝啓、こちらはこういう稽古をしております。そちらはいかがお過ごしですか?」みたいな……。荒牧「こちらは皆様のお帰りをお待ちしております」みたいな小芝居を(笑)。――仲がいいですね(笑)。そんなおふたりがガッツリ肩を組むような役柄は、見てみたいです。荒牧はい、僕らも楽しみです。鈴木楽しみだね。――最後に、現時点でお客さんにここを楽しみにしていてほしい、ということがあれば聞かせてください。荒牧ウォーリーさんもおっしゃっていた、全世代のどんな方が観てもワクワクドキドキさせられるような作品づくりをしたいと思っています。だからお客様にはぜひ期待を膨らませていてほしいです。今回はチームワークの舞台になると思いますし、みんなで息を合わせてがんばっていきたいです。鈴木究極は、どんな作品でもどの世代にも楽しんでもらえるものをつくりたいですし、さらに言えば、海外でも楽しんでもらえるようなものにできたらいいなと思うのですが、そういうものを、じゃあすべての作品で目指せるのかというと難しいんですよね。でも今作はその可能性があると思うので、すごくいい挑戦になるんだと思います。「バクマン。」THE STAGEの東京公演は10月8日(金)から17日(日)まで天王洲 銀河劇場、10月21日(木)から24日(日)までTOKYO DOME CITY HALL、大阪公演は10月28日(木)から31日(日)までメルパルクホール大阪にて上演。取材・文:中川實穂撮影:源賀津己スタイリスト/中村美保(鈴木)、宇都宮春男(YKP)(荒牧)ヘアメイク/AKI(鈴木)、鈴木りさ(STRINGS)(荒牧)衣装協力/semoh(鈴木)、CULLNI(荒牧)チケット情報
2021年08月26日7月23日、東京・新国立劇場 中劇場にて舞台「憂国のモリアーティ」case2が開幕。併せて、代表者コメントとオフィシャル舞台写真が到着した。本作は竹内良輔(構成)と三好輝(漫画)により「ジャンプ SQ.」にて2016年9月号から連載され、コミックス累計発行部数400万部突破の同名漫画を原作とした舞台。コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズにおけるホームズの最大の敵、モリアーティ教授を主人公とし、階級制度に縛られた大英帝国の闇と、変革の物語を描く。2020年1~2月、西田大輔の脚本・演出で、舞台化第一弾を上演。古くから根付く階級制度に蝕まれた社会を変え、理想の国を作ろうと誓うモリアーティ3兄弟の過去と現在、そして結ばれた強い絆の物語を、ストレートプレイならではの繊細な描写で創り上げ、好評を博した。今回の舞台ででは、悪によって悪を裁く“犯罪卿”となったウィリアム・ジェームズ・モリアーティと、ウィリアムが自身の計画に必要不可欠な“悪を暴く探偵”として選んだシャーロック・ホームズの関係性が、より深く丹念に描かれる。ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役に、第一弾で知性と大胆さを併せ持つウィリアムを見事に演じた荒牧慶彦。モリアーティ家の長男・アルバート役の瀬戸祐介、三男・ルイス役の糸川耀士郎もそれぞれ続投。3兄弟のコンビネーションのさらなる進化にも期待が高まる。そして、郷本直也、設楽銀河、松井勇歩、野本ほたる、さらに、第一弾でアイリーン・アドラーを演じた立道梨緒奈が今作ではアイリーンの新たな姿である男装のジェームズ・ボンドとして出演、かつて「切り裂きジャック」と呼ばれたジャック・レンフィールド役に萩野崇、シャーロックと犯罪捜査にあたる警部ジョージ・レストレード役に村田洋二郎。そして、シャーロック・ホームズ役に、こちらも第一弾から続投して、抜群の推理力をもつ名探偵を軽やかに好演した北村諒。確かな実力と華のある俳優陣が揃い、19世紀末の大英帝国を舞台に、悪による大胆不敵な革命、ウィリアムとシャーロックの因縁の物語が幕を開けた。本公演は、8月1日(日)まで上演。また、7月23日(金・祝)、31日(土)、8月1日(日)の公演は、ライブ配信も実施する。さらにアーカイブ配信期間中は何度でも視聴。ぜひこの機会に、舞台版の「憂国のモリアーティ」を楽しんでほしい。●ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役:荒牧慶彦 コメントいよいよ舞台「憂国のモリアーティ」case2の幕が上がります。前作ではあまり描かれなかったウィリアムとシャーロックの出会い、対決が描かれるということで、今作もとても楽しみにしていました。原作の持つパワーと、舞台で醸し出される雰囲気、熱量。それらが合わさって凄いステージが出来たのではないかと思っています。今作もどうぞご期待ください。●アルバート・ジェームズ・モリアーティ役:瀬戸祐介 コメント僕自身発表から楽しみに待っていた 舞台「憂国のモリアーティ」case 2。今回もアルバートを演じられることに喜びを感じています。西田さんのまるでウィリアムの計画のように高度に計算され尽くした演出、大胆かつ精細に目まぐるしく展開する舞台から繰り広げられるシーンの数々に、演者としても観客としても高揚しています。みなさんを「憂国のモリアーティ」の世界観にどっぷり浸りながら贅沢な演劇体験の世界へいざなえると自負しております。音、光、言葉、何一つ見落とさずみなさんの宝箱に詰めて持ち帰って頂きたいです。今回から僕たち三兄弟の先生も登場するのでお見逃しなく!僕の大好きなシーンです。●ルイス・ジェームズ・モリアーティ役:糸川耀士郎 コメントルイス・ジェームズ・モリアーティ役の糸川耀士郎です。稽古を終え、前作を遥かに上回る完成度に驚かされました。皆様にパワーアップした舞台「憂国のモリアーティ」を見て頂けるのが楽しみで仕方ありません。僕もルイスとしての佇まいに説得力を持たせられるよう、試行錯誤して役作りに勤しんできました。新しい仲間も増え、華やかさにより磨きがかかっている様にも思います。原作が好きなファンの方にもきっと愛して頂けるものに仕上がっていると思いますので、是非楽しみにして頂けたら嬉しいです。応援よろしくお願いいたします!●ジョン・H・ワトソン役:松井勇歩 コメント皆様!ただいま!!ジョン・H・ワトソン役の松井勇歩です。遂に来ました!!!舞台「憂国のモリアーティ」case 2待ち望んでいました。今回も盛りだくさんそして前作よりも遥かにパワーアップして、濃くて美しくて怪しげなモリステの世界を存分に味わってください。今年も所狭しと走り回り、ワトソン君の魅力をシャーロックとの相棒感増し増しで届けたいと思います。心からお楽しみください!!●シャーロック・ホームズ役:北村諒 コメント舞台「憂国のモリアーティ」case2いよいよ開幕です。新キャストを迎え、さらにパワーアップしたモリステ。原作もどんどん進み、ミュージカル化や、アニメ化もされたりと、どんどん展開していく「憂国のモリアーティ」に日々、活力を貰っています。そんな僕ら自身も作品に、役に、さらに深く入り込んで、素晴らしい舞台に仕上がっていると自信を持って言えます!是非、時代を変えるエネルギーを受け取りに来てください!配信もありますので、劇場へ足を運ぶのが難しい方も画面を通して楽しんでいただけたら嬉しいです!千秋楽までどうぞ、よろしくお願い致します!【公演概要】舞台「憂国のモリアーティ」case2原作:《構成》竹内良輔《漫画》三好 輝(集英社「ジャンプSQ.」連載)脚本・演出:西田大輔 / 音楽:YOSHIZUMI主催:舞台「憂国のモリアーティ」製作委員会バンダイナムコアーツ / バンダイナムコライブクリエイティブ / Office ENDLESS<キャスト>ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:荒牧慶彦アルバート・ジェームズ・モリアーティ:瀬戸祐介ルイス・ジェームズ・モリアーティ:糸川耀士郎セバスチャン・モラン:郷本直也フレッド・ポーロック:設楽銀河ジョン・H・ワトソン:松井勇歩ミス・ハドソン:野本ほたるジェームズ・ボンド:立道梨緒奈ジャック・レンフィールド:萩野崇ジョージ・レストレード:村田洋二郎シャーロック・ホームズ:北村諒公演期間:2021年7月23日(金)~8月1日(日)会場:新国立劇場 中劇場チケット:全席指定9,900円(税込)※未就学児入場不可※お席によっては、出演者・演出等が一部見え辛い場合もございます。公式HP: お問い合わせ:インフォメーションダイヤル 03-5793-8878(平日13:00~15:00)<ライブ配信情報>舞台「憂国のモリアーティ」case2■定点映像配信※カメラ1台による舞台全体がご鑑賞頂ける映像をお届け致します。・7月23日(金・祝) 12:00公演※初日公演・7月23日(金・祝) 17:00公演■スイッチング映像配信※カメラ複数台による配信オリジナルのスイッチング映像をお届け致します。・7月31日(土) 12:00公演・7月31日(土) 17:00公演・8月1日(日) 12:00公演※千穐楽公演■配信プラットフォームStreaming+■チケット料金(1) 定点映像配信:3,300円(税込)(2) スイッチング映像配信:4,400円(税込)☆配信チケット購入特典☆選べるスペシャルブロマイド付き!※配信チケット1枚購入につき、以下(1)~(5)からお好きなブロマイドを1枚お選び頂けます。※ファミリーマートにてプリントアウトして頂く仕様になります。(1) 荒牧慶彦(ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ 役)(2) 瀬戸祐介 (アルバート・ジェームズ・モリアーティ 役)(3) 糸川耀士郎 (ルイス・ジェームズ・モリアーティ 役)(4) 北村諒 (シャーロック・ホームズ 役)(5) 松井勇歩 (ジョン・H・ワトソン 役)■チケット販売期間:2021年7月16日(金) 12:00~販売開始
2021年07月26日竹内良輔(構成)と三好輝(漫画)による同名漫画を原作とした舞台『憂国のモリアーティ』case 2が7月23日(金・祝)より上演。西田大輔の脚本・演出による舞台化第二弾となる本作は、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティとシャーロック・ホームズの“運命的な出会いと再会”をメインテーマとして描く。コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズにおけるシャーロックの最大の敵、モリアーティ教授を主人公に、階級制度に縛られた大英帝国の闇と変革の物語を描く漫画「憂国のモリアーティ」。舞台版はウィリアム・ジェームズ・モリアーティに荒牧慶彦、シャーロック・ホームズを北村諒が演じる。荒牧、北村、そして脚本・演出の西田の3人に、第1弾上演時の手応えや今作の見どころを聞いた。アニメ化前に上演された第1弾での手応え――第1弾の反響も大きかったと思いますが、手応えはいかがでしたか?荒牧手応えはめちゃくちゃありましたね。第1弾のときはまだアニメ化はされていなかったんですけど、ミュージカル版が先にあって、ミュージカルの方でも『憂国のモリアーティ』がすごく面白いと盛り上げてくださり、それからの舞台版だったのでお客様の期待値も高かったと思います。でも本当にミュージカル版と舞台版の演出もまったく違うもので、「同じ作品をやっているのに、こんなに違うものになるんだ!」と、お客様には演劇の面白さを体感してもらえたと思うので、ファンの心を掴めたな、と手応えはありました。北村当時は(コロナ禍前で)まだ客席の間を歩くことができた時代だったので、本番は劇場でのリアクションやお客様の表情だったり、間近でお客さんの反応を感じられました。(case 2の上演に先駆けて)YouTubeで第1弾の無料配信なども行われたんですが、そのコメントを見てすごく楽しんでくださっているのが伝わってきたので、手応えを感じることができました。――西田さんは第1弾をどう作っていったのでしょうか?西田ミュージカル版が先だったというのはあるんですけど、僕は荒牧ウィリアムの闇への光をどう美しく魅せるか、みたいなところから始まって、それに相対する北村シャーロックという、原作とこのふたりを物語としてどうやって美しく魅せるかを考えていきました。そういう意味では、舞台ならではの世界観をふたりを中心に構築してこられたな、という思いはすごくありますね。――第1弾上演後にアニメも放送され、さらにキャラクターへの解釈が深まったと思いますが、改めて担当されているキャラクターの印象を教えてください。荒牧カッコよくて美して儚いのがウィリアム・ジェームズ・モリアーティです。最大の自己犠牲をもって、この国を美しい姿に変えたいというウィリアムの姿は原作の漫画でもアニメでも変わらず美しいという印象です。北村シャーロックはピュアさがすごく素敵だなと思っていて。謎に対するピュアさだったり、自分の好奇心に真っ直ぐに進んでいけるところ。止められないくらいの衝動が湧き出てくるというか、そこが一番素敵だなと感じます。見た目や雰囲気は大人っぽいんだけど、子供みたいな表情をするときや、キラキラした笑顔を見せる瞬間もあるので、そこはやっぱりウィリアムと対比している部分でもあり、魅力でもあるなと思います。役者・荒牧慶彦、北村諒の演技の掛け合いをキャラの関係と重ねてできる――アニメを踏まえて今回取り入れる部分や、第1弾からの変化はありますか?荒牧アニメの情報が何もないところから自分で作り上げ、アニメ化されたものを見て、「ああ、やっていたものは間違いがなかったな」と思いました。声優さんの演じ方も僕が目指していたところと似ているところもあったので、前作から変わらずキャラの感情を原作から持ってきて、荒牧慶彦なりのウィリアム・ジェームズ・モリアーティを作り上げるところは変わりないなと思っています。北村僕も僕なりのシャーロックを演じたいと思います。原作ものの舞台がたくさんある中で、もちろん『憂国のモリアーティ』のアニメも素敵でしたが、前作も漫画から得る情報やイメージから膨らませていったものが大きかったので、今回もベースはそこにあるなと思っています。西田第1弾のときはアニメはなかったので原作と自分たちで手探りで作っているなかで、まっきー(荒牧さん)が何気ない稽古の合間で、「西田さん、僕はこの作品がすごく面白いと思っているんですよ。アニメが出来てお客さんがこの世界観に触れて、舞台にも足を運んでくれる人がたくさん増える気がするんです」と言っていたんですよ。それがすごく印象的で。真ん中に立つ子がそれを言ってくれるのであれば、原作の世界観を真摯に誠実にやっていれば間違いないと思ったことを覚えています。――第1弾はモリアーティ陣営でのストーリー展開が多かったですが、今回はシャーロックと対峙するシーンも多くなりますね。荒牧前作はそんなに絡みがなかったですが、ウィリアムってけっこうシャーロックに対して興味を抱いているだけじゃなくて、“好き”なんですよね。やっと自分と同じレベルの思考能力を持っている人と高次元での会話ができる。そういう意味でもライバルで、影と光という意味でもライバルだと思うんですけど、そういうウィリアムの根っからの楽しさを前面に出せる。僕もきたむー(北村さん)と知り合ってから長いですし、そういう意味で役者・荒牧慶彦、北村諒の演技の掛け合いを楽しめる。そういったところを今回、キャラの関係と重ねてできると思っておりますので、僕も楽しんでいこうかなと思っております。北村単純にシャーロックから出てくる感情や表情が増えそうだなと思います。今までは色々な事件や謎を解決していくことが目的でしたけど、目の前にウィリアムが現れて一緒に推理対決をできることによって、掴めなかったものが目の前で掴めるところにきている、みたいな環境の変化があります。そこに対しての嬉しさや高揚、ワクワクみたいなものが今回は特に出るんじゃないかなと思っています。単純に稽古をやっていて楽しいです。――西田さんは今回ふたりのシーンが増えることで演出されていて面白いと思っている点を教えてください。西田あえて舞台版でやるとなったときに、第1弾では第一幕でウィリアムの過去やバックボーンを描いて、第二幕はアイリーン・アドラーを通してシャーロック・ホームズという人間を描いて、次のステージでふたりを会わせよう、という構想のもと始まっているんです。だから、満を持して今回列車の推理対決の話なんですけど、これから大きなうねりになっていくふたりの静かなる前哨戦というか。それはふたり自身にもすごく感じていて、僕が「この役はこういう気持ちだから」と言うことはひとつもないくらい、ふたりもちゃんと研究しているので、すごいふたりだな、と思います(笑)。荒牧・北村(笑)。――では稽古も、とてもスムーズに?西田いや、けっこう大変ですけどね。でも、第1弾以上のスケールになっています。荒牧それは間違いないですね。「このふたりのこの先を見てみたい」と思ってもらえるように――第1弾では、アンサンブルのダンスなどで魅せながら、非常にスムーズで美しいショーのような場面転換が印象的でした。今回はどんな演出を考えていらっしゃいますか?西田また新しい場面の変わり方になっているので、これはもう見てのお楽しみですけど、画期的なことをやっています!――前回とはまた全然違った雰囲気になると?荒牧違いますね。――おふたりは西田さんならではだと感じる演出部分はどんなどころでしょうか?荒牧階段ですね(笑)。階段が今回もひとりでに動きます。北村動く階段に乗っては回って、それがまた違う仕掛けになっていたりとか、その魅せ方は西田さんならではだと思いますね。荒牧あと、画作りが美しいなと感じます。台本を読んだときに、「これをどうやるんだろう?難しそうだな」という部分も、稽古場で大輔さんに演出を付けてもらうと「こういう表現の仕方があったんだ!」と驚きと発見が多々あるので、大輔さん素敵だなと思います。西田ありがとうございます!ほぼ全部稽古場から生まれているんだけど、やっぱりシャーロックは動くし走るから、比較的こういうことをやろう、とイメージしやすいです。ウィリアム陣営は基本は動かないところでどう感情のうねりで魅せていくかになるので、普通に終わってしまうところを終わらせない、みたいなところはすごく考えます。――では、今作の見どころを交え、楽しみにされている方にメッセージをお願いします。西田メディアミックス展開されている中で舞台は今回2回目だから、荒牧ウィリアムと北村シャーロックが僕の中で固まっていて、観客の中でも確実にそう思う人が多くなっていくと思うし、「このふたりのこの先を見てみたい」となる、何かを残せるように頑張りたいと思います。前回よりも大きなスケールになるように、このふたりを中心に他の俳優たちもすごく魅力的なので、このメンバーでしかできない、パワーアップした第2弾を楽しんでいただければと思います。北村ふたりの出会いもそうですし、その他の事件もとても派手さがあったり、目まぐるしく動いていく人たちがいて、本当に舞台上をみんなが走り回るので、それは迫力がすごいと思います。今回、新しいキャストの方も入ったりとパワーアップしているし、また一層『憂国のモリアーティ』の世界が広がったことを感じてもらえると思うので、西田さんが言ったように、この先を見てみたいと思えるような作品になると思いますので楽しみにしていてください。荒牧まず、大前提として謳っているウィリアムとシャーロック・ホームズ宿命の対決。出会いから見どころです。ミュージカル版ともアニメ版とも違う、舞台『憂国のモリアーティ』の魅力がふんだんに詰まっています。観に来ていただいたら、「ストレートプレイで表現するというのはこういうことなんだ!」と大好きだと思ってもらえるような世界観に仕上がっていますので、ぜひ楽しみにしていてください。――楽しみにしています、ありがとうございました!取材・文:能一ナオ撮影:曽我美芽舞台『憂国のモリアーティ case2』2021年7月23日(金・祝)~2021年8月1日(日)会場:新国立劇場 中劇場※7月23日(金・祝)に定点映像、7月31日(土)、8月1日(日)にスイッチング映像のライブ配信あり。詳細は公式サイトへ
2021年07月22日10月に上演される舞台「バクマン。」THE STAGEの製作発表会が行われ、W主演の鈴木拡樹と荒牧慶彦、演出・脚本を務めるウォーリー木下、プロデューサーの松田誠が登壇した。本作は、2008年から 2012年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載された原作:大場つぐみ、漫画:小畑健による大人気マンガの初舞台化。鈴木拡樹演じる真城最高と、荒牧慶彦演じる高木秋人の高校生マンガ家コンビが「週刊少年ジャンプ」のトップを目指して奮闘する様子が描かれる。まずはプロデューサーの松田から「この作品では演劇的なチャレンジをしたいと思っています。つまり、舞台ならではの『バクマン。』をお見せしたい。そのために演出をウォーリー木下さんにしていただきます。ウォーリーさんの演出にはいつも『こんな表現の仕方があったんだ』とびっくりさせられます。そして演じるのはこのふたり(鈴木、荒牧)です。とても魅力的な俳優さんで、人として素敵な人たち。皆さんの想像を超える舞台がお見せできると思います」とコメント。ウォーリーは「演劇は、“生身の俳優さんが今そこで演じている”ということが大きい。今はオンライン会議などもありますが、その中でも『実際に会うと全然違う』と言います。そのくらい身体は、いろんな情報を気付かないうちに発している。それを最大限生かしたものにしたい」と話し、「絶対誰も想像できていないものを考えていますので、ぜひいい想像をして劇場に来ていただければ」と自信をのぞかせた。製作発表会には、作品の内容にちなみ夢を追いかける若者たちも参加。参加者から鈴木と荒牧に「役作りをするうえで大切にしていること」が尋ねられ、鈴木は「原作ファンの期待を裏切らないことと、作者さんの意図であったり、テンポ感であったりを、原作をできるだけ読み込んで再現することです」、荒牧は「僕自身がアニメやゲーム、マンガが大好きなので、作り手だけじゃないファン目線も持っているので、そういう“観ている方の気持ち”を意識して役作りをします」と話すなど、彼らの経験から生まれた言葉が届けられた。また会見中、実はこの舞台化は松田と荒牧の会話がきっかけであったことも発覚。さらに当時から鈴木の名前を挙げていたといい、鈴木が「今日知りました。企画からキャスティングまでしていただいて!」と驚くと、荒牧は「僕はただやりたい作品と共演したい人を言っただけ(笑)」と笑顔を見せた。「バクマン。」THE STAGEの東京公演は10月8日(金)から17日(日)まで天王洲 銀河劇場、10月21日(木)から24日(日)までTOKYO DOME CITY HALL、大阪公演は10月28日(木)から31日(日)までメルパルクホール大阪にて上演。文:中川實穂
2021年07月09日7月2日丸ビルホールにて『バクマン。』THE STAGEの製作発表会が開催され、鈴木拡樹、荒牧慶彦、演出・脚本を務めるウォーリー木下、プロデューサー松田誠の4名が登壇。また、本日発売の『ジャンプ SQ.8 月特大号』にて、全キャラクターのビジュアルが公開された。本作は、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた、大場つぐみ・小畑健による大人気マンガ『バクマン。』を舞台化した作品。「週刊少年ジャンプ」の連載を目指す高校生マンガ家コンビのうち、高い画力を持つ真城最高を鈴木。最高がコンビを組む、同級生で文才に長けた高木秋人を荒牧が演じる。さらに、『ジャンプ』連載をめぐり、彼らと競い合う最強のライバル新妻エイジ役には橋本祥平。ライバル、友人として最高&秋人コンビと張り合うマンガ家、福田真太役にオレノグラフィティ、平丸一也役に福澤侑、中井巧朗役に村上大樹。ジャンプ編集部編集長・佐々木尚役に唐橋充。最高と秋人の才能を見抜き、ふたりを担当するジャンプ編集部・服部哲役に長谷川朝晴。最高の叔父で漫画家の川口たろう役に片桐仁という、個性豊かな実力派のキャストが揃った。製作発表会では、舞台への意気込みなどを語ったほか、高校生マンガ家コンビが『週刊少年ジャンプ』のトップになるという夢を追いかける『バクマン。』という作品にちなみ、将来の夢に向かっている学生を招待し、学生からの質問に登壇者が答える形でのトークセッションも実施した。●鈴木拡樹(真城最高役)この作品の上演決定を発表したとき、想像を超える反響をいただいてびっくりしまして、また本日は、製作発表会に沢山の方に集まっていただけたことにびっくりしております。この調子で舞台の完成も想像を超えるものとなって、沢山の方に楽しんでいただけたら嬉しいです。舞台は映画とはまた違って、生の迫力で皆様に熱い臨場感を届けるものになると思います。演劇はお客様が入って初めて完成するものだと思っていますが、こちらが想像して届ける力に、お客様に想像していただく力も1つのピースとして加え、作品を完成させたいと思います。きっちり皆で作り上げたものを用意してお待ちしますので、是非劇場へお越しください。●荒牧慶彦(高木秋人役)僕はこの「バクマン。」という作品が本当に大好きでコミックスを全巻持っていますし、原作者である大場つぐみさんの世界観、小畑 健さんの画もすごく好きなので、お2人の作品に俳優として加われることに誇りと喜びを持って臨みたいと思います。「バクマン。」ならではの空気感、夢に向かうことっていうのはこんなに素晴らしいことなんだ、こんなに熱い気持ちにさせてくれるんだという気持ちを僕ら自身も持って、観に来てくれた方々にもそういう気持ちを持っていただけるように作品作りをしていきたいと思います。頼もしい仲間たちと素晴らしい演劇を作りたいと思っていますので、どうぞ楽しみにしていてください。●演出・脚本 ウォーリー木下演劇は集団創作で、僕一人で創るわけではなく、企画する人が居て、クリエイターが集まって、キャストが中心になって創っていくものです。「バクマン。」は、原作が非常に面白く、少年マンガの王道の部分もあれば泥臭い部分もあり、How to的な側面、友情や家族など、色々な要素が複雑に詰まっている作品なので、僕たちスタッフとキャストの皆とで、素材を壊さないようにしながら、演劇として面白いものを作れたら良いな、と思っています。是非ご期待ください。●プロデューサー松田誠「バクマン。」は皆様もご存じの通りマンガとしてものすごくヒットし、アニメ、劇場映画と色々な展開があり、その全てのクオリティがとても高い作品です。それを僕らが舞台でやるときに何が出来るか、今このタイミングで「バクマン。」を舞台化することにどういう意義があるか、自問自答しました。そこで、今回はかなり演劇的チャレンジをしたい、舞台ならではの「バクマン。」をお見せしたいと思っています。そのための旗手として、新しい表現のアイディアを豊富にお持ちのウォーリー木下さんに演出していただき、舞台化するならば是非とも彼らに!というトップランナーのお2人に主演していただきます。恐らく、皆さんが想像しているものとは違う、想像を超える舞台をお見せできると思いますので、楽しみにしていただけたらと思います。【公演概要】「バクマン。」THE STAGE<東京公演> 2021年10月8日(金)~17日(日)天王洲 銀河劇場<東京公演> 2021年10月21日(木)~24日(日)TOKYO DOME CITY HALL<大阪公演> 2021年10月28日(木)~31日(日)メルパルクホール大阪原作:大場つぐみ、小畑健『バクマン。』(集英社 ジャンプ コミックス刊)演出 ・ 脚本:ウォーリー木下音楽:和田俊輔<キャスト>真城最高役:鈴木拡樹高木秋人役:荒牧慶彦新妻エイジ役:橋本祥平福田真太役:オレノグラフィティ平丸一也役:福澤侑中井巧朗役:村上大樹佐々木尚役:唐橋充服部哲役:長谷川朝晴川口たろう役:片桐仁一般発売日:2021年9月12日(日)10:00チケット料金:S席 12,000・A席¥8,000(全席指定/税込)チケットぴあ: 銀河劇場チケットセンター ※天王洲 銀河劇場公演分のみ取り扱い(平日 10:00~18:00)主催: 「バクマン。」THE STAGE 製作委員会公式サイト:
2021年07月02日舞台『「バクマン。」THE STAGE』の製作発表会が2日に行われ、鈴木拡樹、荒牧慶彦、ウォーリー木下(演出・脚本)、松田誠(プロデューサー)が登場した。同作は2008年から2012年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載されていた大場つぐみ(原作)、小畑健(作画)のコンビによる大人気マンガの舞台化作。真城最高(通称:サイコー/鈴木)と高木秋人(通称:シュージン/荒牧)の高校生マンガ家コンビが、『週刊少年ジャンプ』のトップを目指して奮闘する様子を描く。『週刊少年ジャンプ』編集部がモデルになっていることで話題になり、2010年から2012年にかけて3期にわたってアニメ化、2015年には実写映画化もされている。イベントには、専門学校や大学のクリエイティブコースなど、将来のクリエイターの卵達も参加し、登壇者陣に対して様々な質問も。「2.5次元作品を演じるにあたって大事にしていることは?」という質問では、荒牧が「僕自身、アニメやゲームや漫画が好きなので、ファン目線がある。作り手側じゃない意識をすごく持っていて、見ている方の気持ちを1番意識して作ります」と明かす。「稽古動画などいろいろ撮ってもらって、自分なりに見返して、『今の間は気持ち悪いな』と(改善したり)、大事にしています」と稽古の様子も説明した。鈴木は「原作ファンの方が見に来られることが多いので、できるだけ期待を裏切らないというのは、大前提です。あとはやっぱり、漫画を読んだ時に感じる作者さんの意図を反映させること。現場にいらっしゃるわけじゃないので、作者さんの伝えたかった気持ちを読むところが大事だなと思ってます。カット割りとかも見てますし、『おそらくこのテンポで読んで欲しいんだろうな』ということであったり、そういうことをできるだけ読み込んで見ています」と、キャラだけでなくテンポ感にも気を配っている様子。一方で鈴木は「距離感とか世界観というのは絵に描いてる通り、まったく同じというわけにはいかないので、代わりにどういうものにしていけばいいのかっという部分が、オリジナル性なのかな。僕たちも見てもらうお客さんも答えが決まりがちなんですけど、そこを飛び越えられる瞬間を見つけられると嬉しいので、そういうことを気にして役作りに励んでいます」と語った。また鈴木は『バクマン。』についても「舞台化した以上は楽しんでもらいたいですし、そのままやることが楽しいという選択肢もあれば、舞台のアイディアでこんなに楽しめるもんなんだという発見を持ってもらう楽しみ方も大事にしたい」と意欲。「むりやり裏切りたいわけではなく、世界観をちゃんと大切にした中で、『演劇的な要素を入れるとこんな化学反応が起きるんだ』という部分を楽しんでもらいたい」と原作ファンへ呼びかけた。
2021年07月02日舞台『「バクマン。」THE STAGE』の製作発表会が2日に行われ、鈴木拡樹、荒牧慶彦、ウォーリー木下(演出・脚本)、松田誠(プロデューサー)が登場した。同作は2008年から2012年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載されていた大場つぐみ(原作)、小畑健(作画)のコンビによる大人気マンガの舞台化作。真城最高(通称:サイコー/鈴木)と高木秋人(通称:シュージン/荒牧)の高校生マンガ家コンビが、『週刊少年ジャンプ』のトップを目指して奮闘する様子を描く。『週刊少年ジャンプ』編集部がモデルになっていることで話題になり、2010年から2012年にかけて3期にわたってアニメ化、2015年には実写映画化もされている。今回の舞台化のきっかけについて、松田プロデューサーは「荒牧くんとは色々将来のことを話すことがありまして、『バクマン。』が大好きだという話をして、『いつか舞台やれたらいいね』と。その時に相手は誰だという話が出て」と明かし、荒牧も「理想ですけど、多分無理だと思うんですけど、鈴木拡樹くんがいい」と会話を振り返る。その話を聞いた鈴木は「すごいですね、企画もしていただいてキャスティングもしていただいて、プロデューサーじゃないですか」と驚いていた。2人の配役については「絵が得意じゃないので、やるなら想像力、企画力のシュージン派でした」と最初から構想していた様子。松田プロデューサーは「相当前、リアルな会議とかではなく、『将来的にこんなことできたらいいね』という話だったので、種って意外と色んな所に小さくいつの間にか芽吹いてる」としみじみとしていた。相棒役に鈴木を希望した理由について、荒牧は「鈴木拡樹という役者が僕の中で最も尊敬すべき役者の1人であるというのが第一。そして、相棒という間柄で芝居をしてみたいという役者としての気持ち。2つがあった」と告白すると、鈴木は「嬉しいですね」と喜ぶ。荒牧が「以前共演した作品で拡樹くんと殺陣があり、呼吸を合わせないとうまくいかない、一つ間違えれば大怪我につながってしまう部分なんですけど、打ち合わせとか何もなく、互いの目や身体の動かし方でその日の殺陣のスピードがわかる。これは絶対避けられるとか、避けてもらえるとか。そういった部分で心の底から信頼できると思える役者さん」と語り、鈴木も「目が合っているだけだけど、『これがいける』とか、確実にわかるもんね、お互い。そういう言葉のないコミュニケーションがすごいですね」と同意していた。また鈴木は荒牧と期待できる化学反応について「僕はここ何年か座長をやらせていただく機会が多くて、(『バクマン。』は)座組の作り方に似てるかな、と。主演だけがいてもピースって全然そろわない。僕は後輩に対して、強く言うことができないタイプです。でもそれをうまく言うことができるタイプの人に任せることによって、『彼に任せた方がいいな』と、介入しすぎないようにできる。互いに埋めてくれるピースがあって、それが全部集まって作品になると感じているので、(サイコーとシュージンが)2人で作品を作り、物語を分けて作る作業がとっても舞台の作業に似てるなと思います」と表した。演出のウォーリーは、2人について「松田さんから、とりあえずナイスガイだと聞いてる。『優しい人だよ、怯えなくていいよ』と言われた」と明かしつつ、「お二人の活躍は遠くで見てて素晴らしいなと思っているので、逆にそういうお二人がペアでやる作品が初めてだということも聞いて、今の彼らの最大限の魅力が出るといいな」と意気込む。「アニメ化とか映画化とか見てましたけど、とってもうまくいってるので、舞台化してこけたら大変だろうなって」と会場を笑わせつつ、舞台版については「生身の俳優さんが今、演じてると言うことが大きい。そこに身体があると全然違うというか、オンラインで会議とかしてるけど、実際に会うと違うということもあるし、身体ってそれほど色んな情報を発してる。それを最大限生かしていきたいなと思います」とポイントも。「絶対に誰も想像できていないもので、逆に『当たってました』と言われたら謝りますけど、いい想像をしていただければと思います」と自信を見せた。この日はキャストのビジュアルも公開され、それぞれの感想も。松田プロデューサーは「全然気付いてなかったけど、演出家、イラストレーター、作曲、振り付けと皆クリエイティブな方ですね。すごい面白い。多彩なメンバーが集まっています」と称賛した。○各キャストビジュアルを見ての印象・橋本祥平(新妻エイジ役)荒牧「橋本祥平にこういう格好をやらせたらピカイチ。楽屋での彼なんですよ。楽屋でいつもこういう感じではしゃいでるんで」鈴木「想像できますよね。ステージでも多分彼が一番動きますから」ウォーリー「動かそうと思ってます」・オレノグラフィティ(福田真太役)松田「劇団鹿殺し、小劇場出身のゴリゴリの演劇人の方で、とってもシャープなお芝居される方です」鈴木「ビジュアルを見てすごい納得感がありました」松田「圧みたいなのが見える」・福澤侑(平丸一也役)荒牧「独特な雰囲気をうまく再現されてますね」鈴木「難しいのかな、誰かはまり役の人いるんだろうなって想像してたんですよ。こうやって見るとびっくりします」ウォーリー「人殺しのような目をね」松田「やめてください」・村上大樹(中井巧朗役)荒牧「まんまですね」松田「お芝居の演出をされてる方だから、演出家さんを演出するって、どうなんですか?」ウォーリー「役者さんとしても活躍されている方なので、そこはあまり心配はしていないです」・唐橋充(佐々木尚役)荒牧「似合ってますね」鈴木「一言で言うと、とても変わった方。色々不思議なのでどんどん知りたくなってくる先輩で、昔からいろんなことを何気なく言ってくれる。唐橋さんの言葉は聞き逃しちゃダメだなとアンテナをはってます。イラストレーターとしてもプロ」荒牧「不思議な方。めちゃくちゃ低姿勢の方で、あいさつのときもだれよりも腰が低い、尊敬できる方」・長谷川朝晴(服部哲役)松田「ジョビジョバのメンバーで、演劇界に彗星のように現れて新しい時代を作った方の1人。長谷川さんとやれるのはすごく楽しみ」ウォーリー「緊張しますね」・片桐仁(川口たろう役)荒牧「すばらしい」鈴木「芸術家ですもんね。造形やられたりとか、本当にすごいです。1度共演したことがありまして、そのときも楽屋で作ってる姿を見て、すごい職人さんです」(C)大場つぐみ・小畑健/集英社・「バクマン。」THE STAGE 製作委員会
2021年07月02日俳優の黒羽麻璃央が企画・プロデュースを行う野球大会『ACTORS☆LEAGUE』出演者達のビジュアルが4日、公開された。同大会には野球をこよなく愛する俳優37名が揃い、結成された2チームが真剣勝負の野球対決に挑む。「コロナ禍という状況であっても、次の世代を担う若い俳優たちが輝ける場所でライブエンターテイメントの楽しさを、興奮を、観客の皆様と分かち合える場を作りたい」という思いから黒羽が企画・プロデュースし、その想いに城田優、山崎育三郎、尾上松也、和田琢磨、和田雅成らが賛同した。今回公開されたのは、コミッショナーの城田優、ゲスト解説を務める荒牧慶彦と佐藤流司のビジュアル。監督や選手たちのユニフォーム姿に対して、燕尾服やスーツを身にまとい風格を感じさせるものとなっている。さらに、オフィシャル・グッズのラインナップ発表&6月5日からのオンライン公式通販も決定。黒羽麻璃央がキャプテンを務める【BLACK WINGS】と和田琢磨がキャプテンを務める【DIAMOND BEARS】のユニフォームを完全再現したレプリカ・ユニフォームのほか、選手の野球カードや応援グッズなど数種類を販売する。○キャスト・スタッフ・コミッショナー:城田優・監督:山崎育三郎、尾上松也・ゲスト解説:荒牧慶彦、佐藤流司・キャプテン:黒羽麻璃央、和田琢磨・選手会長:和田雅成・BLACK WINGS チームメンバー(五十音順):阿部顕嵐、有澤樟太郎、井阪郁巳、岡宮来夢、小西詠斗、近藤頌利、笹森裕貴、章平、田中涼星、西川俊介、橋本祥平、平野宏周、廣野凌大、松田凌、八木将康・DIAMOND BEARS チームメンバー(五十音順):石橋弘毅、岩瀬恒輝、上田堪大、上田悠介、大見拓土、北川尚弥、北園涼、小南光司、椎名鯛造、高野洸、鳥越裕貴、松井勇歩、結城伽寿也、横山真史・オープニング演出:城田優・総合演出:川尻恵太(C)ACTORS☆LEAGUE 2021
2021年06月04日「週刊少年ジャンプ」で連載されていた、大場つぐみ・小畑健による大人気マンガ『バクマン。』が鈴木拡樹・荒牧慶彦のW主演で舞台化することが決定した。「週刊少年ジャンプ」の連載を目指す高校生マンガ家コンビのうち、高い画力を持つ真城最高を演じるのは鈴木拡樹。最高がコンビを組む、同級生で文才に長けた高木秋人を演じるのは荒牧慶彦。人気実力ともにトップクラスの俳優ふたりが青春のすべてをマンガにかける最高&秋人を演じる。さらに、「ジャンプ」連載をめぐり、彼らと競い合う最強のライバル新妻エイジ役には橋本祥平。ライバル、友人として最高&秋人コンビと張り合うマンガ家、福田真太役にオレノグラフィティ、平丸一也役に福澤侑、中井巧朗役に村上大樹。ジャンプ編集部編集長・佐々木尚役に唐橋充。最高と秋人の才能を見抜き、ふたりを担当するジャンプ編集部・服部哲役に長谷川朝晴。最高の叔父で漫画家の川口たろう役に片桐仁という、個性豊かな実力派のキャストが揃った。「バクマン。」THE STAGEは2021年10月より東京・大阪にて上演予定。詳しい日程や会場、チケット情報などは続報を待とう。【公演概要】「バクマン。」THE STAGE公演期間:2021年10月より東京・大阪にて上演原作:大場つぐみ、小畑健『バクマン。』(集英社 ジャンプ コミックス刊)演出 ・ 脚本:ウォーリー木下音楽:和田俊輔<キャスト>真城最高役:鈴木拡樹高木秋人役:荒牧慶彦新妻エイジ役:橋本祥平福田真太役:オレノグラフィティ平丸一也役:福澤侑中井巧朗役:村上大樹佐々木尚役:唐橋充服部哲役:長谷川朝晴川口たろう役:片桐仁主催: 「バクマン。」THE STAGE 製作委員会公式サイト:
2021年05月28日MANKAI STAGE『A3!』〜WINTER 2021〜が20日、TACHIKAWA STAGE GARDENにて初日を迎えた。同作は、主人公が劇団「MANKAIカンパニー」の主宰兼総監督となり、春組・夏組・秋組・冬組のメンバーを率いていく人気ゲーム「A3!」の舞台化作品。2018年の開幕から全国で話題となり、「エーステ」の愛称でファンから親しまれている。今回はMANKAI STAGE『A3!』〜WINTER 2020〜の再演となり、冬組にスポットを当て、第二回公演 『主人はミステリにご執心』、第三回公演『真夜中の住人』の2ストーリーを展開する。20日の初日公演、また6月13日の千秋楽公演はDMM.comでのライブ配信を行い、千秋楽は全国映画館でのライブビューイングも予定している。○月岡紬役:荒牧慶彦 コメント冬組単独公演。冬組単独公演は以前、緊急事態宣言により一度中止となりました。今回もまた緊急事態宣言下での上演となりますがこの時期に上演することで観てくれた方々、応援してくださる方々に少しでも明るい気持ちになってもらえたらいいなと思っています。パワーアップして戻ってきた再演。カントク。楽しんでくださいね!○高遠丞役:北園涼 コメントまず、無事に開幕できたことを嬉しく思います。前回は東京のみの公演になってしまい、観劇できなかった方々も多かったと思います。ですが、WINTER 2021という形で大阪、愛知公演に来られる監督にも生で観劇していただける予定ですので、パワーアップした冬組単独公演を楽しんでいただきたいと思います。無事に最後まで公演ができるようにカンパニー一同気をつけていきますので、監督もお気をつけて!!○御影密役:植田圭輔 コメント冬組単独公演を再び上演できること、そして東京以外でも公演ができることを本当に嬉しく思います。悔しさも喜びも、楽しさも辛さも仲間と共有した昨年の公演から一年。いろいろあった分、前回よりパワーアップしていると、自信をもって言えます。お芝居の楽しさ、エンタメの尊さを感じながら温かい時間を提供できるよう、精一杯演じさせていただきます!○有栖川誉役:田中涼星 コメントWINTER 2020では一度中止になり、全11公演しか上演できなかった中で、もう一度、WINTER 2021として作品をお届けできることが素直に嬉しいです。エーステの作品の魅力は、観劇した方も演じている僕らも幸せになれるところです。たくさんの方の心に幸せが届けばいいなと感じながら、自分の役や責務を全うして頑張りたいと思います。○雪白東役:上田堪大 コメント再演をさせていただけること、この状況下で上演できること、深く感謝している気持ちと同時に、様々なことやものが制限されている中で責任が重くのしかかっているのも事実です。やるからにはボクたちは全力で最大限を、新たに加わったメンバーとともに、エーステ初の再演を楽しみにしていただいている全ての方に満開の笑顔をお届けします。お楽しみに。○佐久間咲也役:横田龍儀 コメント今回MANKAI STAGE『A3!』〜WINTER 2021〜に出演させていただきます、横田龍儀です。前回は客席で観劇させていただいたので、今回から一緒に参加させてもらえることがとても嬉しいです。冬組の皆さん、一人一人がとても素敵で、稽古場で目の前でお芝居を見ていて、毎回感動していました。前回もとても素敵だったのですが、今回はさらに素敵になっています。さらに今回から参加する、鹿島雄三役の鯨井康介さんも雄三さん、そして滝口さんのことを想って演じているのが感じられるのでとても素敵です。今、芝居ができることを幸せに感じ、1公演1公演を大切に演じたいと思います。○鹿島雄三役:鯨井康介 コメント今作より、鹿島雄三役を演じさせていただきます。鯨井康介と申します。稽古を通して、エーステがなぜこれ程までに皆さまに愛されているのかを知りました。カンパニー全員が大の演劇好きで、演劇をとても楽しんでいます。その事実が各キャラクターや物語を通じて心に響いてきました。演劇の魅力が詰め込まれた作品だと感じます。そんなエーステカンパニーの一員になれた事を非常に光栄に思います。雄三の台詞は、自分で吐きながらも、時にブーメランのように己に返ってくる瞬間があると言いますか。俳優として大切な事を、雄三さんを通して僕自身が再確認させていただいている。そんな感覚を覚えます。また、雄三さんを演じながら、改めて先に演じられていた滝口さんの魅力についても感じています。彼の創り上げた鹿島雄三を大切に。心一つに。一番デカい声を出して。精一杯演じさせていただきたいと思っております。OB役ですが、エーステカンパニーでは、一番の後輩ですので。先輩たちに負けないように、一所懸命に頑張ります! よろしくお願いいたします!(C)Liber Entertainment Inc. All Rights Reserved. (C)MANKAI STAGE『A3!』製作委員会 2021
2021年05月20日舞台『FAKE MOTION -THE SUPER STAGE-』の公開ゲネプロが19日に東京・品川プリンスホテル ステラボールにて行われた。同作は「卓球戦国時代と化した20××年の東京」を舞台に、高校生たちが激しいピンポンバトルを繰り広げるエンターテインメントプロジェクト。EBiDAN所属の人気若手俳優が集結し、2020年4月期にドラマ第1弾、2021年1月期にドラマ第2弾が放送され、朗読劇やライブなどプロジェクトを広げている。舞台では、ドラマ第2弾『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』でも描かれた、大阪の高校の戦いが繰り広げられる。天下布武学園の織田佐之助(荒牧慶彦)を中心に、今川義富(廣瀬智紀)、斯波真一(定本楓馬)、明智十兵衛(草川直弥)、滝川勝(森田桐矢)、丹羽秀樹(山縣悠己)、謙信ソルト電子工学院の上杉天真(高橋祐理)、北条忠則(田村升吾)、山浦孝之(関哲汰)、直江智弘(山下永玖)、柿崎仁(上村謙信)、宇佐美礼一(高尾颯斗)、甘粕信太郎(沢村玲)、信玄明王高校の武田不動(玉城裕規)、真田空(志村玲於)、真田海(岡本侑樹)が出演し、各公演での日替わりゲストも予定している。舞台上では卓球の特殊能力「ギフテッド」も交えた激しい卓球の試合が行われ、光るピンポン球やレーザー、ラケットで殺陣のように戦うなど、様々な方法で視覚的に表現される。歌・ダンスシーンも豊富で、シリーズを通して主題歌となっている「FAKE MOTION」や、「疾風迅雷」などの楽曲で舞台を盛り上げた。公演は東京・品川プリンスホテル ステラボールにて4月19日〜5月2日。
2021年04月19日名だたる刀剣が戦士の姿となり、過去へと遡り戦いに身を投じる。刀剣男士たちの生き様を深遠な物語で綴る舞台『刀剣乱舞』。この冬の新作に出演中の本田礼生さんと荒牧慶彦さんに注目。2016年にスタートし、高い人気を誇る舞台『刀剣乱舞』(以下、刀ステ)。今年の新作は、6か月連続の史上最大スケールで、豊臣軍と徳川軍が雌雄を決した大坂の陣を、冬の陣と夏の陣のふたつの物語として描くというもの。現在上演中の冬の陣公演「天伝蒼空の兵 -大坂冬の陣-」で作品の中心を担うのが、一期一振(いちごひとふり)役の本田礼生さんと山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)役の荒牧慶彦さん。荒牧:礼生とは以前に別の作品で共演してるんだよね。お芝居では、あまり絡みはなかったんだけど…。本田:僕は以前からまっきーさんの人柄が素敵だと伺っていたんですけど、実際ご一緒したら思ったより天然な方で…。荒牧:(笑)。…鍵の件、でしょ?本田:稽古終わりにまっきーさんが鍵がないってジャケットのポケットを捜してたんですけど、そもそもジャケットが別の人のだったっていう…。もう、どっから突っ込んでいいやらでした(笑)。荒牧:言い訳すると、同じジャケットを俺も持ってたから、何の疑いもなく着て帰ろうとしたんだよね。いつもの習慣で帰る前にポケットの鍵を確認したらなくて…。みんなを巻き込んで捜してたら、「まっきーさん、それ僕のです」って言われて、うそ~んって(笑)。本田:そんな普段お芝居している時とのギャップが素敵だなと。荒牧:あの時は本当に申し訳ない。礼生はさ、体がすごくきれるよね。バネが日本人離れしてるというか。本田:ブレイクダンスとアクロバットを長くやっていたんです。荒牧:あれだけ動けるのがすごい。本田:僕としては、今回初参加なので、まっきーさんみたいな頼れる先輩が一緒で安心したんです。荒牧:ありがたいことに、刀ステは長くやらせていただいているからね。そのぶん思い入れも増すし、戻ってこられてよかったなと思ってるよ。また新しい戦いが始まるプレッシャーもあるけど。本田:刀ステの現場はやらなきゃいけないことが多いですからね。荒牧:まず殺陣が作品の見どころのひとつになってるのもあって、必ず毎日稽古のどこかにアクション稽古が入ってるし。でも俺、刀ステの避(よ)けるか避けないかのギリギリの殺陣、嫌いじゃないんだよね。本番になるとゾーンに入るのかわからないけれど、戦ってる時に剣筋が見えることがあるの。悲伝(’18年「悲伝 結いの目の不如帰(ほととぎす)」)で三日月宗近役の鈴木拡樹くんとやった時なんか、本番中、本当に真剣での勝負みたいに感じる瞬間があって、すごく面白かった。本田:僕はまだ怖いです…。あと今回、劇場がステアラ(IHIステージアラウンド東京)じゃないですか。初参加でステアラの公演で、刀ステってこんなに大変なんだって実感する日々です。荒牧:舞台の一面の幅が、日頃よく立っている劇場の倍あって、それが4面だからなんと8倍。舞台以上に裏で走る量が半端ない。本田:客席の回転に合わせて僕らも移動しながら殺陣をするシーンがありますけど、それが大変で…。荒牧:でも、刀剣男士って人ならざるものだから、そういう部分を特殊な舞台機構を使って表現できるんじゃないかと思うんだよね。いい形で夏の陣公演にバトンを繋げられたら。荒牧:末満(健一)さんは、委ねる部分はすごく役者に委ねてくださるけれど、作品の世界観を守る意味で演技指導は結構厳しいよね。本田:役の解釈が甘かったりすると、「もっと研究してきて」って言われたりしますからね。荒牧:それは、末満さんが『刀剣乱舞』とかそのファンの方々をそれだけ大事にしているっていうことでもある。こちらが疑問を感じたところは、すごく丁寧に言語化してくださいますしね。本田:僕からすると、まっきーさんの芝居は、迷いが全然なく安定して見えます。荒牧:山姥切国広としてやらさせていただいている時間が長いっていうのはあると思う。今回、山姥切国広としては、これまでのシリーズにも登場してきている弥助というキャラクターとどう絡んでくるかが見どころになるかのかな。本田:僕が演じる一期一振は、たくさんの兄弟の中でお兄ちゃんの役割。上品で笑顔は穏やかだけど、どこか物悲しげでもあって。今回はそこがキーになるんですかね。荒牧:以前は廣瀬大介くんが演じていた役だけれど、礼生のは、また別ベクトルになってるのが面白いよね。しかも今回、一期一振は元の主(あるじ)が…。本田:はい(笑)。…おそらく一期一振の新しい一面が出てくるんじゃないかと…。刀剣男士は人ではないですが、すごい人間ドラマですよね。僕、刀ステを初めて観た時、何の前情報もなかったのに、元の主(あるじ)と刀剣男士たちの関係性から生まれる深いドラマに圧倒されたんです。荒牧:そう。深いストーリー性があって、作品単体でも楽しめるんだけど、シリーズで観るとこんなふうに繋がっているんだっていう驚きもある。今回の脚本にも、これは一体どういうことなのって思うようなセリフがあったりして、ここからどう展開していくのか、すごくワクワクしてる。本田:今回の冬の陣は、この後に上演される夏の陣(4~6月上演)に繋がっていくわけで、今回の冬の陣を観てると、夏の陣がどうなるかも気になりますよね。荒牧:うん。いい形でバトンを繋げていけたらいいよね。TBS開局70周年記念舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 – 大坂冬の陣-Supported by くら寿司上演中~3月28日(日)豊洲・IHIステージアラウンド東京原案/「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)脚本・演出/末満健一出演/本田礼生、前嶋曜、北川尚弥、佐々木喜英、松田凌、北乃颯希/荒牧慶彦ほかReo Honda1992年10月28日生まれ、愛媛県出身。10代前半から始めたダンスで頭角を現し、その後、俳優の世界へ。その高い身体能力でTHE CONVOYSHOWなどにも参加。この夏には舞台『鬼滅の刃』も控えている。本田さん・コート¥46,000(コノロジカ/HEMT PR TEL:03・6721・0882)ニットジャケット¥46,000(タクタク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥13,000(マニュアル アルファベット/エムケースクエア TEL:06・6534・1177)デニムパンツ¥16,900(ウィーク/シーアトリエ TEL:06・6536・3237)スリッポン¥23,000(トス/HEMT PR)Yoshihiko Aramaki2月5日生まれ、東京都出身。原作を深く掘り下げ構築した役作りに定評があり、数多くの2.5次元作品で活躍。近年は映像出演も多く、現在、ドラマ『FAKE MOTION―たったひとつの願いー』(NTV系)に出演中。荒牧さん・コート¥53,000(ハバノス/HEMT PR)ニット¥32,000(タクタク/スタジオ ファブワーク)パンツ¥32,000(イキジ TEL:03・3634・6431)スリッポン¥23,000(トス/HEMT PR)※『anan』2021年2月3日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・古橋香奈子海野由香(共にLaRME)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年01月30日TBS開局70周年記念 舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣- Supported by くら寿司の公開ゲネプロが、9日に東京・IHIステージアラウンド東京で行われた。同作は『刀ステ』と呼ばれるシリーズの最新公演。名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案に舞台化し、圧倒的な人気を博している。2021年は360°の回転ステージであるIHIステージアラウンド東京で、舞台『刀剣乱舞』大坂冬の陣/大坂夏の陣と2作続けての公演を行う予定だ。10日より開幕する「大坂冬の陣」には、本田礼生(一期一振役)、前嶋曜(鯰尾藤四郎役)、北川尚弥(骨喰藤四郎役)、佐々木喜英(宗三左文字役)、松田凌(加州清光役)、北乃颯希(太閤左文字役)、鈴木裕樹(真田信繁役)、姜暢雄(大野治長役)、小松準弥(豊臣秀頼役)、日南田顕久(弥助役)、安田桃太郎(阿形役)、杉山圭一(吽形役)、松村雄基(徳川家康役)、そして荒牧慶彦(山姥切国広役)が出演。豊臣と徳川最後の戦いとなる「大坂冬の陣」を舞台に、様々な思惑と信念がぶつかり合う壮大な人間ドラマが繰り広げられる。初のIHIステージアラウンド東京となった今回の公演では、客席が回転する同ステージの特性を生かした場面転換はもちろん、スクリーンも大胆に活用。刀剣男士たちがステージとともに駆け続ける殺陣や、セットを利用した殺陣など見せ方も多岐にわたり、これまで同会場で行われた公演を見てきた観客も唸るような内容となっている。公演はIHIステージアラウンド東京にて、1月10日〜3月28日。○本田礼生 コメントついに開幕しました。多くの方に応援していただいているこの作品に出演出来る事を、改めて幸せに思います。演劇をやる事が難しい世の中ですが、この作品が少しでも光になるように、精一杯頑張りたいと思います。劇場にお越しいただいたお客様にも、残念ながらそれが叶わない方にも、全てのファンの皆様に届くように、一期一振として生きていきたいと思います。○前嶋曜 コメント歴史ある作品に携われた事、本当に嬉しく思います。今作、刀ステ史上最大のスケールでお送りします。稽古場では、一人一人が支え合いながら情熱をもってこの作品と戦ってきました。なかなか身動きが取りづらい状況ではありまずが、皆様に何かの力になる事を願い、キャストの皆さん、スタッフの方々と共に、これまで創り上げてきたものを全力で届けていきます。○北川尚弥 コメントまずはこうして舞台に立つことができるということに感謝しています。そしてIHIステージアラウンド東京という劇場で公演をすることにより、舞台『刀剣乱舞』の世界観をより壮大に皆さんにお届けできると思っております。100公演とロングラン公演となりますが、1公演1公演大切に物語を創り上げていきます。皆さんに楽しんでいただけますよう、全力で演じさせて頂きますので、最後までご声援の程、よろしくお願いします!○佐々木喜英 コメント約4年ぶりに舞台『刀剣乱舞』の世界に帰って来る事が出来てとても嬉しく思っています。虚伝を乗り越え、成長した宗三左文字の姿にも是非ご注目いただけると幸いです。昨今の状況の中で舞台に立てる場をいただける事に感謝し、1公演1公演、皆様にお会い出来る喜びを噛み締めながら、無事に千秋楽まで駆け抜けられるよう、気を引き締めて参りたいと思います。是非ご期待ください。○松田凌 コメント2021年、新年を迎えての初めての観劇に相応しいスケールの大きい作品となりました。こんな時代ではありますが、こんな時代だからこそ届けたいものがあります。明けない夜はない、止まない雨もない。我々が紡ぐ蒼き空をどうか観にいらして下さい。誠心誠意、精魂込めて演じさせて頂きます。劇場にて心よりお待ちしております。○北乃颯希 コメントまずはこの状況下で公演ができる事を嬉しく思います。そして刀ステファンの皆様、改めまして太閣左文学を演じさせて頂きます北乃颯希です。僕は今回この刀ステに初参加なのですが、稽古が進むにつれてカンパニーのみんなの熱さが自分に伝わってきました。僕も負けられないぞという負けん気精神で、稽古に全身全霊をかけてきました。IHIステージアラウンド東京に立てる喜びを胸に、日々精進していきますので、是非大坂冬の陣公演を楽しみにしてください!!○荒牧慶彦 コメント大坂冬の陣、夏の陣はこれまでの刀ステ史上最大規模の殺陣、ステージング、物語となります。次の夏の陣に繋げるためにも冬の陣公演をしっかりと戦い抜きたいと思っています。まだまだ気をつけなければならないことは多いですが、しっかりと気を引き締めて公演に臨みます。皆さんも楽しみに。そして、体調には気をつけて元気にお会いしましょう。参る!!○あらすじ歴史の改変を目論む「歴史修正主義者」によって過去への攻撃が始まった。時の政府は「 審神者(さにわ)」なるものたちに歴史の守護を命じる。その審神者の物の心を 励起する力によって生み出された「 刀剣男士とうけんだんし」たちは、さだめられた歴史を守る戦いへと身を投じるのだった。慶長十九年、大坂。方広寺鐘銘事件を発端に、豊臣と徳川の衝突は避けられないものとなっていた。戦国時代最後の戦いとなる大坂の陣が目前に迫る時代に、本丸より出陣した六振り。徳川陣営の偵察を進める一期一振、鯰尾藤四郎、骨喰藤四郎。時間遡行軍による干渉は確認できなかったが、徳川本陣を偵察した鯰尾が、家康の傍で怪しげな従者を見かけたと報告する。さらなる調査のため、再び徳川本陣の偵察へと向かう鯰尾と骨喰。一期は異変を知らせるため、隊長である山姥切国広たちのもとへと向かった。その頃、山姥切、加州清光、宗三左文字は、潜入調査のために真田丸に入り込んでいた。大坂冬の陣の要となる出城であったが、未だ改変の兆しは表れていなかった。山姥切たちはその真田丸で、かつて小田原の地で戦った男と再会する。今は豊臣秀頼に仕えているという男の存在に、山姥切は不穏な気配を察するのだった。真田丸で合流した一期は成りゆきから、時間遡行軍に命を狙われる秀頼を護衛することとなる。果たして、大坂の地で何が起きているのか?そして謎の刀剣男士・太閤左文字との出会いが、一期たちにもたらすものとは…。(C) 舞台『刀剣乱舞』製作委員会 (C)2015 EXNOA LLC/Nitroplus
2021年01月10日世界有数のエジプト・コレクションを持つ、ドイツの国立ベルリン・エジプト博物館。この博物館から名品が来日する『国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展天地創造の神話』が江戸東京博物館で11月21日(土)に開幕した。2021年4月4日(土)まで開催されている。ドイツ・ベルリン市内にある国立ベルリン・エジプト博物館には4万点以上の考古品と6万点におよぶ古代文書が収蔵されている。本展ではこの膨大なエジプト・コレクションのなかから、神々の世界、神話の世界をテーマにした約130点が展示される。古代エジプトにおいて世界の始まりは原初の海・ヌンであったとされている。このヌンから創造神のアトゥム神が誕生し、さらにアトゥム神から8柱の神々が生まれ、天地創造に重要な役割を果たした。展覧会のプロローグと第一章「天地創造と神々の世界」はこの神々の世界に焦点を当てていく。《腹ばいになる山犬の姿をしたアヌビス神像》前1550~前1070年頃古代エジプトでは、人間の力を超越したものは神であると信じられてきた。そのため、エジプトの神々には、太陽や月、星などのほか、はやぶさやカバ、犬や猫など、愛らしい姿や形をしていることもある。その造形のかわいらしさ、凛々しさが見ていて楽しい。(手前) 《ナイルの神の像》前1976~前1794年頃 / (後ろの2体)《セクメト女神座像》前1388~前1351年頃ナイルの神、ハピ神の後ろにいるのはライオンの頭を持つセクメト女神。玉座の両側面にはヒエログリフで碑文が刻まれている。また、本展は、一部の映像作品以外はすべて撮影OK。そのため、3章立ての展示空間は各章ごとにエジプト世界に浸れる装飾が施されえいる。こちらもあわせて楽しんでみよう。第2章「ファラオと宇宙の秩序」は、世界が生まれ、人間社会のリーダーとして、そして神の代行者として君臨した国王ファラオを取り巻く世界を中心に扱う。《ハトシェプスト女王のスフィンクス像(胸像)》前1479~前1458年頃額には聖蛇ウラエウス、アゴには付け髭を装着したハトシェプスト女王の姿。ハトシェプスト女王の葬祭殿の参道と中庭に置かれていた。エジプトでは、王や王妃が人間の頭を持つスフィンクスの姿で描写されることがあった。《二重冠をかぶったハヤブサで表されたホルス神の小像》前664〜前332年頃帽子をかぶったかわいらしいハヤブサの姿をしているが、これは太陽神であるホルス神を表したもの。ホルスは二重冠や襟飾りをつけた姿が目印。なにもつけていないときは単なる動物の像である。《エジプト人と「アジア人」を描いたセティ1世のブロック》前1290〜1279年《神格化されたイアスメス・ネフェルトイリと思われる王妃の立像》前1279〜前1213年頃そして、第3章は「死後の審判」では、古代エジプト人の死生観を紹介する。エジプト人たちは、死後の再生・復活を信じており死者の心臓以外の内蔵と脳を体外に摘出し、体に防腐処理を施してミイラにした。摘出した内蔵は4つのカノポス容器に収められるなど、独特の風習があった。その風習から数々の文化や芸術も生まれたのだ。第3章は「死後の審判」展示風景パレメチュシグという名の男のミイラ・マスクは、さまざまな装飾が施されている。色鮮やかに描かれた銘文からは、埋葬の日付や、男性の名前、父親の名前なども記されている。《デモティックの銘文のあるパレメチュシグのミイラ・マスク》後50~後100年頃横から見た《デモティックの銘文のあるパレメチュシグのミイラ・マスク》後50~後100年頃《タバケトエンタアシュケトのカノポス容器》前841~前816年頃死者の内蔵を格納するカノポス容器は、ホルス神の4人の息子たちの姿をしている。左から、腸担当のハヤブサ(ベフセヌウエフ)、胃を担当する山犬(ドゥアムウトエフ)、肺担当のヒヒ(ハピ)、肝臓担当の人間(イムセティ)と、それぞれが特定の臓器を守った。本展では、俳優の荒牧慶彦さん担当バージョン、東大クイズ王の伊沢拓司さん率いるQuizKnock担当バージョンと、音声ガイドが2種類用意されていたり、展示室の随所に解説のアニメーションが取り入れるなど、古代エジプトの世界をわかりやすく紐解く工夫が積極的に取り入れられている。この展覧会をきっかけに、古代世界の面白さに目覚める人が大幅に増えていくはずだ。構成・文:浦島茂世【開催情報】『国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展天地創造の神話』11月21日(土)~2021年4月4日(土)、東京都江戸東京博物館にて開催
2020年11月28日2003年から放送されている、バラエティ番組『ネプリーグ』(フジテレビ系)。お笑いトリオ『ネプチューン』が司会を担当しており、時にインパクト抜群の回答が飛び出るクイズコーナーが人気を博しています。2020年11月2日の放送では、ある意味奇跡ともいえるハプニングが発生し、ネットで話題になりました。『ネプリーグ』のクイズ中に起こったハプニングこの日は俳優の上野樹里さんがドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)の俳優陣と出演。アニメやゲームの舞台(通称:2.5次元)で活躍する俳優チームや、お笑い仕事人チームを相手にクイズで点数を競い合いました。ハプニングが起こったのは、チームのメンバーが1つずつ文字を書いて5文字の正解を完成させる『ハイパーファイブリーグ』のコーナー。問題は、「『Go To イートキャンペーン』で話題の、ほにゃらら付き食事券を当てよ」というもの。正解は、『プレミアム』です。しかし、2.5次元俳優チームが出した答えは…。オーーーンネプリーグーより引用なんと1人も正解せず、謎の雄たけびが完成!それも、正解には1つも伸ばし棒が含まれていないという大失敗。これには回答者だけでなく、スタジオにいた全員が爆笑してしまったようです。番組放送後、Twitterではトレンド欄に『オーーーン』が入るほど話題に!トレンドランキングの1位に表示されることもありました。奇跡ともいえる見事なミスに、多くの人から反響が上がっています。・『オーーーン』のインパクトが強すぎて正解を忘れるレベル。・ある意味めちゃくちゃ気になる『オーーーン付き食事券』。・今回の回答は『ネプリーグ』の珍回答四天王に入りそうですね…。これまでも、同コーナーでは『売売売止法』や『リーーーク』など、珍回答が生み出されてきました。今回の『オーーーン』も、新たな珍回答として語り継がれていくのでしょう…。オーーーン!!みんなわからないからとりあえず伸ばし棒つけたのです— 荒牧慶彦 (@ara_mackey) November 2, 2020 回答者の1人だった俳優の荒牧慶彦さんがいうように、5人中3人が「分からないから、とりあえず伸ばし棒にしよう…」と思ったのかもしれません。ある意味、以心伝心ができているということでチームワークはいいのかもしれませんね…![文・構成/grape編集部]
2020年11月03日MANKAI STAGE『A3!』〜Four Seasons LIVE 2020〜が17日に東京ガーデンシアターにて開幕し、横田龍儀、陳内将、水江建太、荒牧慶彦がコメントを寄せた。同作は、主人公が劇団「MANKAIカンパニー」の主宰兼総監督となり、春組・夏組・秋組・冬組のメンバーを率いていく人気ゲーム「A3!」の舞台化作品。2018年の開幕から全国で話題となり、「エーステ」の愛称でファンから親しまれている。初めてのライブとなる本公演では、これまでの作品を彩ってきた数々の楽曲を展開。四季を越え、すべての花が咲き誇る特別なステージを届けていくという。公演は17日〜20日までで、DMM.comで全日ライブ配信、また全国各地の映画館にて4公演分のライブビューイング、CS 日テレプラスで千秋楽生中継も実施する。出演者は【春組】横田龍儀(佐久間咲也役)、牧島輝(碓氷真澄役)、前川優希(皆木綴役)、立石俊樹(茅ヶ崎至役)、古谷大和(シトロン役)、【夏組】陳内将(皇天馬役)、宮崎湧(瑠璃川幸役)、野口準(向坂椋役)、本田礼生(斑鳩三角役)、赤澤燈(三好一成役)、【秋組】水江建太(摂津万里役)、中村太郎(兵頭十座役)、赤澤遼太郎(七尾太一役)、稲垣成弥(伏見臣役)、藤田玲(古市左京役)、【冬組】荒牧慶彦(月岡紬役)、北園涼(高遠丞役)、植田圭輔(御影密役)、田中涼星(有栖川誉役)、上田堪大(雪白東役)。さらに、田口涼(松川伊助役)、田内季宇(迫田ケン役)、笹森裕貴(水野茅役)、宇佐卓真(斑鳩円役)、里中将道(新庄リョウ役)、伊崎龍次郎(飛鳥晴翔役)、河合龍之介(神木坂レニ役)が登場した。○横田龍儀 コメントエーステとしてのライブも各組のメンバーが全員揃うのも初めてなので、きっとカントクはとても楽しみにしてくださっていると思います。全員揃うことで、カントクによりエーステの魅力を感じてもらいたいです。季節はやっぱり春から始まるので、オープニングでは春組の登場からカントクをライブの世界に引き込みたいと思います。素敵なカンパニーみんなの力が合わさったFour Seasons LIVE 2020 公演、最後まで楽しみたいです!○陳内将 コメント僕は何度も演劇に、仲間に、お客様に支えられていると実感しながら生きています。このライブの稽古も本当に心から楽しく、2年前のSPRING & SUMMER 2018 公演から今日に至るまで、振り返ると様々な想いが溢れ出てきます。限られた公演数にはなりましたが、しっかりバトンを繋いでくれた冬組単独公演の仲間達、スタッフさん、お客様には感謝しかありません。各組で四季のバトンを繋いだ先にあるのが、このFour Seasons LIVE 2020公演です! どの組の、どの瞬間を切り取っても最高です! MANKAIカンパニーの劇団員じゃないメンバーもみんな最高です! 必ず、皆様の心に一生忘れられない素敵な思い出となる作品を届けます。全員で。これからも一緒にバトンを繋いで行きましょう!最後に。今日は思いっきり楽しんでくれよな! 監督!○水江建太 コメント全組で出演ができるのは僕たち自身も楽しみですし、きっとみなさんも楽しみにしてくださっていると思うので、MANKAIカンパニー最強ということをお見せしたいです!また、なにがあってもちゃんと5人で乗り越えられるというのが秋組の良さなので、個人的には秋組の絆の固さもしっかり見せたいと思っています。○荒牧慶彦 コメントいよいよFour Seasons LIVE 2020の開幕です。これまでのエーステの軌跡。カントクと一緒に盛り上がって、楽しんでいきましょう。MANKAI カンパニー勢揃いで豪華絢爛な特別なライブ!みんなの素敵な思い出になりますように。(C)Liber Entertainment Inc. All Rights Reserved. CMANKAI STAGE『A3!』製作委員会 2020
2020年09月17日MANKAI STAGE『A3!』〜WINTER 2020〜が16日、東京・天王洲銀河劇場にて初日を迎え、荒牧慶彦(月岡紬役)、北園涼(高遠丞役)、植田圭輔(御影密役)、田中涼星(有栖川誉役)、上田堪大(雪白東役)がコメントを寄せた。同作は、主人公が劇団「MANKAIカンパニー」の主宰兼総監督となり、春組・夏組・秋組・冬組のメンバーを率いていく人気ゲーム「A3!」の舞台化作品。2018年の開幕から全国で話題となり、「エーステ」の愛称でファンから親しまれている。22日18時の千秋楽は全国各地の映画館にてライブビューイングを実施。また、DMM.comでの全公演ライブ配信が決定した。2021ねん2月3日にはBlu-ray & DVDの発売も決定している。○荒牧慶彦 コメント一度は中止になり、もう冬組単独公演はできないのかなと思っていたところに再度公演のチャンスが舞い込んできました。MANKAIカンパニーのバトンを冬組も受け取ることができて本当に嬉しいです。このバトンをさらに受け渡すべく、やれるべきことをやり、注意をしながら千秋楽にみんな笑顔で終われるよう全力を尽くしたいと思います。○北園涼 コメント稽古や当初予定していた本番初日から、長い時間が経ちました。その間にたまったものをようやく発散できるなという思いです。きっとそれはみんな同じだと思うので、そのたまったものたちを大事に上乗せし、かつ冷静に、1公演1公演大切に演じていきたいです。丞としては、冬組劇団員との距離感も変わってきましたし、AUTUMN&WINTER 2019公演では紬との関係性が主に描かれていましたが、今回は別のメンバーとのコミュニケーションなどが描かれています。丞の精神面が成長していく姿も観ていただきたいです。○植田圭輔 コメントAUTUMN&WINTER 2019公演ではマシュマロジャンプしかできなかったのですが、本作では動き回るシーンも多く、密の運動神経の良さをようやくお見せできるかなと思います。密が誰かを想って動くシーンもあり、そういったすごく人間らしい部分もお見せしたいです。冬組の絆が格段に上がっていく物語ですので、そういったところにもご注目ください!○田中涼星 コメント本作では一幕の主演なのでその重圧もありますが、誉というキャラクターがとても素敵なので誉に乗っかって楽しめればと思っております。一幕劇中劇『主人はミステリにご執心』は、原作の冬組の中でも人気の公演ですし、劇中劇でまた違った世界観をお見せできるのがエーステの魅力だと思うのでしっかりやっていきたいです! ずっと待っていてくださったお客様が多いと思います。日常の嫌なことを吹き飛ばせるくらいの楽しさを届けられるように、僕らも楽しみながら頑張りたいです!○上田堪大コメント冬組は緊急事態宣言期間中も毎日連絡を取り合っていて、普段の稽古や本番で積み重ねてきた仲の深まり以上のものが築けました。みんなで、とにかく演劇って素晴らしいんだ!という気持ちを届けられたら嬉しいです。こんな時こそ、楽しさや笑いなど、エーステの中には様々な感情がちりばめられているので、僕らはその1つ1つを皆さんに受け取っていただけるように演じるのみです。二幕の劇中劇『真夜中の住人』も、原作でも人気のストーリーなので、丁寧に、僕にしかできない東さんを届けたいと思います。
2020年08月16日