岡山天音主演映画『笑いのカイブツ』に、仲野太賀、菅田将暉、松本穂香、片岡礼子、前原滉、板橋駿谷が出演することが決定。場面写真も公開された。笑いに人生を捧げるツチヤタカユキは、毎日、気が狂うほどにネタを考える日々を過ごしていた。念願叶って、お笑い劇場の小屋付き作家見習いになるも、愚直で不器用なツチヤは、他人には理解されず、淘汰されてしまう。失望していた彼を救ったのは、ある芸人のラジオ番組だった。ハガキ職人として再びお笑いに人生をかけていた矢先、「東京に来て一緒にお笑いやろう」と憧れの芸人からラジオ番組を通して声がかかった――。本作は、Web連載媒体「cakes」で熱狂的な読者が増え、書籍化された“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの半生を描いた同名私小説の映画化。もがきながらも、笑いに人生を捧げる不器用すぎるツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たち。観る者の魂震わす、圧倒の人間ドラマだ。場面写真には、岡山さんが演じるツチヤが、自分の部屋でネタを考えている姿が写し出されている。机や壁にはネタがびっしりと書き込まれたメモが散乱しており、狂気的なまでにネタを生み出し続ける主人公を表す印象的なカットとなった。そして今回追加キャストとして、ツチヤの才能を見出し、東京へと呼び寄せる人気芸人ベーコンズ・西寺役で仲野太賀、ツチヤと意気投合するキーパーソンのピンク役で菅田将暉、ツチヤが想いを寄せるヒロイン・ミカコ役で松本穂香が出演。岡山さんと同世代の俳優たちが、息の合った圧巻のアンサンブルをみせる。仲野さんは「素敵な組に参加できて本当に良かったです。そして、主演の岡山天音が素晴らしい。彼が演じる狂おしくも愛おしいツチヤが眩しかったです。今日はどんなツチヤに出会えるんだろう、と目が離せませんでした。輝きまくった(本編では淀みまくってる)天音と共演できてすごく嬉しかったです」と撮影をふり返り、菅田さんは「僕自身ラジオリスナーに救われた事が何度もあるので、その凄みが映画になること、嬉しく思います。公開が楽しみです」とコメント。松本さんは「やっぱり天音さんは人間を演じる天才です。生きることのおかしみや愛しさを、ただその場にいるだけで表現できてしまう。お芝居で対峙しながら、私もちゃんとひとりの人間にさせてくれました。この映画が持つ、なんともいえない愛しさをぜひ映画館で体感していただきたいです」と呼びかけている。さらに、不器用な息子を心配しながらも信じ続けるツチヤのおかん役を片岡礼子、べーコンズが出演するラジオ番組の放送作家・氏家役を前原滉、西寺の相方・水木役は板橋駿谷。本作への出演について「笑い声のする愛しき現場でした。こんな息子のおかん役は面白くて心配で離れ難かったです!笑」(片岡さん)、「この現場に携われて一俳優として幸せです」(前原さん)、「この素晴らしい作品に参加できて幸せだ!」(板橋さん)と喜びを語っている。『笑いのカイブツ』は2024年1月5日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月26日奇妙礼太郎が、音楽活動25周年アルバム『奇妙礼太郎』の発売記念ライヴを6月21日(水) に東京キネマ倶楽部で開催。そのオフィシャルレポートが到着した。今年、音楽活動25周年を迎えた奇妙礼太郎が、アルバム『奇妙礼太郎』を完成させた。本作は、初めて奇妙がアルバム全曲の作詞作曲に携わり、ゲストボーカルには以前から交流のあった菅田将暉、塩塚モエカ(羊文学)、ヒコロヒーが参加し、長年の盟友であるSundayカミデがプロデュースを務めた。6月21日、アルバムのリリースを記念して、東京キネマ倶楽部で『奇妙礼太郎 25th Anniversary Album「奇妙礼太郎」Release Special Live』を開催。ゲストには菅田、Sundayが出演するということで、大きな話題となった。開演時間になり、まずは主役の奇妙がステージに現れた。大きな拍手に包まれる中、中央の椅子に腰掛け、アコースティックギターを手にして「竜の落とし子」の演奏を始めた。<潮風に流されて イタイケな少女の役><くだらないと 吐き捨てた 夕焼けには 雲ひとつ ない>。奇妙の歌には、言葉を紡ぐごとに聴く者の心のスクリーンに情景を浮かび上がらせる不思議な力がある。ここではない、どこか別の世界へ連れて行ってくれる。それは僕だけが体感したものではないのだと、観客みんなの恍惚とした表情を見て確信した。3曲目「春の修羅」で空気は一変、ギターを力強くかき鳴らして激情的な雰囲気を創出。そして、次曲「HOPE」を演奏している最中に、ギターの弦が切れるというハプニングが発生。そのまま最後まで演奏をすると、奇妙はギターをスタッフに託し、横に設置されたピアノの前に座った。観客の視線が先ほどよりも集中する中で、奇妙は目線を落とすと同時に鍵盤に指を置いた。<みんなが見てるその前で 二人にしかわからない 言葉で話をしよう>。「エロい関係」だった。これ以上ないその場にピッタリな選曲。立て続けに「十円の裏」を歌うと、観客も一緒になって合唱し、この日初めての沸点を迎えた。ここで弦を張り替えたギターを受け取ると「touch my soul」を歌唱して、奇妙は静かに口を開いた。「ディズニーランド好きの友だちと、“一緒に(ディズニーランドに)行こう”ということで朝10時から夜10時まで遊んだんです。行ったのがちょうど自分の誕生月で、友だちがキャストの人にそれを伝えたら、メダルと胸元に貼るシールを渡されて。そしたら園内でキャストの人と会うたびに、すごい笑顔で“誕生日おめでとう”って声をかけられて。最初は照れ笑いしてたんですけど、生まれてきたことをただただ祝福してくれる言葉を何度もかけられるうちに、途中からだんだん重みを感じるようになって。なんか思わず泣きそうになって。どうにか最後まで泣くのを堪えたんですけど、出口のゲートに近づいたら、キャストの人が8人くらい並んでいて。そこを通ったら自分の精神というか、そういうものが崩壊するんじゃないかと思いました(照笑)。頑張って心を閉じていても、ハートに触れられることがあるよなって。そういうことを歌にした『touch my soul』を聴いてもらいました」と話すと、会場から温かい笑い声が聞こえた。続く「フレンズ」で観客が一緒になってサビを歌うと、「泣きそう!ディズニーランドみたい!」と再び会場全体に笑顔が溢れた。10曲目「Vintage」は、東京キネマ倶楽部でワンマンライブをした日に、バンドメンバーの車が故障し、修理している様子を見ていたら生まれた曲だという。満月のような綺麗なライトを背負いながら歌うそのバラードは、原曲とは違う感触で胸にくるものがあった。奇妙の歌は、実際に起きた出来事を拡張して、それ以上の感動をもたらしてくれる。これは生まれ持った才能なのだと思う。「いつも僕に楽しい話を聞かせてくれる人を紹介したいと思います」と言って、ゲストのSundayがステージに姿を見せた。登場するや否や、奇妙が時代劇でよく聞く「お主も悪よのう」のセリフが好きだと話し、ギターに乗せて「お主も悪よのう」と歌い始めたら、すかさずSundayもピアノで合わせて、そのままシームレスに「真夜中のランデブー」へ。2人だからこそできる“阿吽の呼吸”に惚れ惚れする。そして2人がトークを始めると、フロアから何度も歓声と拍手が起きた。「ほんまにおいしいお好み焼き」でさらに場内の熱気は上昇し、「お好み焼き」のコール&レスポンスが生まれ、手を挙げる観客を前に「今、みんなが鰹節みたい」と笑みをこぼした。演奏が続く中、奇妙が「Sundayさん、HIPHOPダンスを教えて」と急にお願いをすると「僕なりのでいいですか?」と言ってオリジナルのステップを踏み、先ほどよりも大きな歓声が上がった。その勢いを加速させるように「いつのまにか猫」で大きな興奮の渦を巻き起こして、2人目のゲスト・菅田が登場。菅田が「今、袖で演奏を観ていたんですけど、最高でした!ついお好み焼きを食べたくなりました」と言うと、話はお好み焼き屋へ行ったらどんな順番で注文するのかの話題に。他にも、Sundayが2月に菅田の武道館公演へ行ったら、帰りに女性から話しかけられて、後でそれが友人の妻だったことが判明した話など、まるで男子高校生の昼休みのような微笑ましい空気に包まれた。そんな3人による1曲目は、Sundayが楽曲プロデュースを務めた菅田の楽曲「美しい生き物」。「3人で合わせてみて、どうでしたか?」と聞かれて、奇妙は「帰りたくないなって思いました」と言葉を漏らした。菅田が「奇妙さん、今年25周年なんですよね?」と尋ねると、奇妙が「はい。猫やったら亡くなってますね」と返し、Sundayが「そうかもね。猫なの?」と繋げて、奇妙が「人です(笑)」と答える。こうして映画『セトウツミ』のように、永遠と3人のラリーは続き、その様子を観客は嬉しそうに見ていた。本編のラストに披露したのは、菅田がフィーチャリングで参加した「散る 散る 満ちる」。ハスキーがかった艶っぽい声の菅田、空を羽ばたく鳥のように優雅に歌う奇妙、2人の歌声に合わせて美しい旋律を奏でるSunday。演奏の素晴らしもさることながら、三者三様の個性と人柄が滲み出ているステージだった。このまま観客が帰るはずもなく、すぐにアンコールが起きた。再び3人が姿を見せて、改めて奇妙と菅田の出会いについて振り返った。「テレビ番組(『行列のできる法律相談所』)の打ち合わせのときに“最近、奇妙礼太郎さんの曲を聴いているんです”と言ったんですよ。そしたらスタジオにご本人が現れて、しかも目の前で歌ってくださって、本当に大興奮でした」と菅田が話すと、照れくさそうな奇妙と、ニコニコしてるSunday。いよいよ終演が迫り「最後はこの曲で……」と「君が誰かの彼女になりくさっても」を披露。その場にいた全員が、終わってしまう楽しい時間を惜しみながら、1音1音を噛み締めるようにステージを堪能した。楽しくて、温かくて、優しくて、綺麗で……そんな奇跡みたいな夜だった。取材・文:真貝聡撮影:村井香<公演情報>奇妙礼太郎 25th Anniversary Album 『奇妙礼太郎』 Release Special Live6月21日(水) 東京キネマ倶楽部スペシャルゲスト:菅田将暉、SundayカミデセットリストM1. 竜の落とし子M2. 大事な話M3. 春の修羅M4. HOPEM5. エロい関係M6. 十円の裏M7. ONLY FOOLM8. touch my soulM9. フレンズM10. Vintage■奇妙礼太郎 & SundayカミデM11.真夜中のランデブーM12. ほんまにおいしいお好み焼きM13. いつのまにか猫■奇妙礼太郎、菅田将暉 & SundayカミデM14. 美しい生き物M15. 散る 散る 満ちる■ENC.M16. 君が誰かの彼女になりくさっても<リリース情報>奇妙礼太郎 25th Anniversary Album『奇妙礼太郎』発売中●初回限定盤(CD+DVD):4,950円(税込)●通常盤(CD):3,300円(税込)奇妙礼太郎 25th Anniversary Album『奇妙礼太郎』ジャケット【CD収録内容】1. 散る 散る 満ちる feat. 菅田将暉2. 春の修羅 feat. 塩塚モエカ (羊文学)3. HOPE feat. ヒコロヒー4. ONLY FOOL5. 真夜中のランデブー6. touch my soul7. ほんまにおいしいお好み焼き8. フレンズ9. Vintage10. いつのまにか猫作詞・作曲:奇妙礼太郎プロデュース:Sundayカミデ【初回限定盤DVD収録内容】■たまらない予感 Release One Man Live Tour Final 6/25(土) キネマ倶楽部 (東京)1. 公園で2. あたいのジーンズ3. 大事な話4. くじら5. ランドリーナイト6. RH-7. 少女漫画8. 二度寝9. かすみ草10. きになる11. 竜の落とし子12. たまらない予感配信リンク:<ライヴ情報>祝・日比谷野音100周年奇妙礼太郎 活動25周年記念 日比谷野音単独公演"I LOVE YOU"9月17日(日) 東京・日比谷野外大音楽堂OPEN16:30 / START17:30『祝・日比谷野音100周年 奇妙礼太郎 活動25周年記念 日比谷野音単独公演 "I LOVE YOU"』ビジュアルチケット料金:前売6,000円関連リンクオフィシャルサイト:レーベルサイト:::::
2023年06月23日音楽活動25周年を迎えた奇妙礼太郎さんがスタジオ・アルバム『奇妙礼太郎』を6月21日にリリースする。今作は、菅田将暉さんや羊文学の塩塚モエカさんなどゆかりのあるゲストとの豪華コラボが実現。「菅田さんは、4年ほど前、TV番組の企画で声をかけてくれて初めてお会いしました。その後ラジオに呼んでいただいたり、ライブに遊びに来てくれて。声もすごくて。大きく真っすぐで、それが躊躇なく爆発する。とにかく痛快。人間最高!ってなります。塩塚さんは、昨年弾き語りのイベントで一緒に『悲しくてやりきれない』を歌ったんですけど、もう素晴らしくて言葉を失うというか、感動で動けなくなります」ヒコロヒーさんは、YouTubeでコント「葬式」を見たのがきっかけでファンになり、単独ライブへ足を運んだり、イベントでの共演と交流を深めていった。「ラジオやテレビで聞く声が、大好きで。声って人となりがそのまま出る気がしてて。スタジオでもヒコロヒーさんが歌うと詩の世界にすごく厚みが出て、感動でした」他にも注目すべきは、今回初めて奇妙さんが全曲作詞・作曲をしたこと。奇妙さんの曲はどれもが自然体で、生活感が滲み出ていて、優しさと温かみを感じる。「鶯谷でライブの日、バンドメンバーの車のバッテリーが上がってJAFに連絡、修理したんですが、その夜のライブのMCの流れで即興で生まれたのが『Vintage』だったり、『いつのまにか猫』は家でごろごろしてて気づいたら、うちの猫が腋の間に挟まって眠ってて。なので作曲という作業がある感じよりは、もうそこにある、それを見つけて取り上げる、というか。そういう感じが近いかもしれない」編曲とプロデュースを務めたのは、盟友・Sundayカミデさん。「とにかく信頼できる人。彼といる時、僕はずっと笑っているし。ふたりでPodcastをしているんですが、自分でも何回も聴くくらい面白いのでおすすめです」音楽活動スタートから25周年の今、どういう心持ちなのだろうか。「今回、あらためて自分と向き合えた最初の一枚。これからやりたいことがあり、頼りになる自分のチームがある。皆でそこへ向かっていけることがほんとに嬉しくて。どんどん素晴らしいもの見せていきます」「散る 散る 満ちる feat. 菅田将暉」「春の修羅 feat. 塩塚モエカ(羊文学)」など全10曲を収録。音楽活動25周年記念アルバム『奇妙礼太郎』【初回限定盤(CD+DVD)】¥4,950【通常盤(CD)】¥3,300(ビクターエンタテインメント)きみょう・れいたろう大阪府出身。歌手として活躍。スズキ「ラパン ショコラ」等のCM歌唱で話題になる。今年、音楽活動25周年を迎え、9月17日に自身初の日比谷野音単独公演「I LOVE YOU」開催。※『anan』2023年6月21日号より。写真・小林真梨子取材、文・真貝 聡(by anan編集部)
2023年06月20日伊藤沙莉がとまらない! 昨年は『ちょっと思いだしただけ』『すずめの戸締まり』『月の満ち欠け』。今年も『宇宙人のあいつ』、秋には菅田将暉と共演の『ミステリと言う勿れ』を控え、来年のNHK朝ドラでは主演が決まっている。まさに旬の女優だ。そんな彼女の単独主演映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』がいよいよ6月30日(金)から公開。これがなんと、新宿・歌舞伎町が舞台の”探偵もの”。さまざまな、どちらかというと怪しい風俗ネタも取り込んで、外国人がとびつきそうで、ハッシュタグがいっぱいつきそうな、エンタテインメント映画だ。映画好きの人は、元気が良かった頃の香港映画を彷彿とさせる、猥雑で、はちゃめちゃな気分全開の作品と思うかもしれない。『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』安全が自慢の日本の中で、新宿・歌舞伎町は特異な盛り場。24時間営業の不夜城の街。飲食店だけでなく、性風俗の店もいっぱいあるし、裏へ回れば、ヤクザもいて、中国マフィアが勢力を伸ばし、抗争事件も頻繁に行われているとか、いないとか。犯罪も日常的に行われている……かも知れない。「東洋の魔窟」といわれるそんなイメージの場所に、あえて輪をかけて「そうなんですよ、コワイところっすよー。そういやあ、こんな話があって……」と笑いながら都市伝説を紹介するような映画だ。でも、そうしてみたら、まさしく現代の日本が浮かび上がってきた。中川右介さんの水先案内をもっと見る()(C)2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会
2023年06月19日2023年9月15日に公開予定の、映画『ミステリと言う勿れ』の追加出演キャストが発表されました。映画『ミステリと言う勿れ』ドラマレギュラーキャストが続投田村由美さんの同名漫画を原作にした『ミステリと言う勿れ』。2022年に、俳優の菅田将暉さんを主演に迎え、フジテレビ系でドラマが放送されました。映画版では、原作ファンの間で『広島編』と呼ばれ、根強い人気を誇るエピソードが描かれます。また、ドラマ版で大隣警察署の面々を演じた、巡査役の伊藤沙莉さんと尾上松也さん、警部役の筒井道隆さん、シリーズ通してのキーパーソンとなる謎に包まれた男を演じた永山瑛太さんが、映画版にも出演。撮影時の状況を「ドラマから笑いの絶えない現場だったので、今回の撮影でも笑顔が絶えなくて幸せでした」と尾上さんが語ったほか、ほかの出演者も「懐かしくて楽しかった!」とわきあいあいとした雰囲気が伝わります。今回、映画版の場面写真も初解禁されるなど、映画の公開に向けてますます盛り上がりを見せる『ミステリと言う勿れ』。公開日を、多くのファンが指折り数えて待っていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年05月31日映画『ミステリと言う勿れ』より、菅田将暉演じる主人公・久能整の新場面写真が公開。ドラマレギュラーキャスト陣の出演も明らかになった。広島を訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家の遺産相続事件に巻き込まれる、原作でも人気のエピソード「通称“広島編”」を実写化する本作。今回公開された場面写真では、トレードマークの天然パーマに雪が降り積もり、寒さを感じさせつつも、優しく安心感のある表情に見る人の心を解きほぐすような一枚となっている。さらに、TVシリーズから引き続き、永山瑛太演じる犬堂我路をはじめ、大隣警察署一係で唯一の女性巡査・風呂光聖子(伊藤沙莉)、署内のムードメーカー的存在でお調子者の池本優人(尾上松也)、冷静沈着で部下からの信頼も厚い警部・青砥成昭(筒井道隆)といった大隣警察署の3人の続投が決定。シリーズ通してのキーパーソンとなる謎に包まれた男・犬堂。整が巻き込まれたバスジャック事件をきっかけに知り合い、ある事情により姿をくらましているという役どころ。映画化に永山さんは「原作を読んでくれた方も、ドラマも観ていた方も絶対に裏切らない、とても巧妙な作品になっていると思うので、是非ご覧ください!」と期待感あふれるコメントを寄せている。撮影現場では、役柄と同じくムードメーカーの松也さんが、アドリブで笑わせる場面もあったそう。筒井さんが「1シーンだったから耐えられたね・・・長期間だと危なかった!」と話すと、伊藤さんは「笑ってNGにならなかったので、私たち(ドラマの時から)成長しましたね!」と相槌を打ち、「いや、当たり前だから!!」と松也さんが突っ込む、チームワーク抜群の和気藹々とした様子を見せた。また「皆さんが相変わらずでいてくれることが嬉しいし、楽しい理由です。筒井さんは一生一緒に笑ってくれるし、松也さんは、一生笑わせてくれるし、また風呂光になれたのが嬉しかったです」(伊藤さん)、「2年くらいブランクあったので、(役を)忘れちゃったかなと思っていましたが、おふたりの顔を見たら、すぐ思い出しました。ドラマから笑いの絶えない現場だったので、今回の撮影でも笑顔が絶えなくて幸せでした」(松也さん)、「原作もチームも素晴らしく、映画化になって良かったなと思いました。映画の完成も楽しみです!」(筒井さん)と話し、撮影後には、「懐かしくて楽しかった!!!」と3人が口を揃え、短時間でありながら、終始にぎやかな現場でクランクアップを迎えたという。『ミステリと言う勿れ』は9月15日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年05月30日作家・宮沢賢治への無償の愛を貫いた宮沢家の家族愛を描いた『銀河鉄道の父』から、役所広司と菅田将暉が参加した5分ワンカット長回しを行った緊迫のシーンの撮影メイキング映像が解禁となった。この度解禁となったのは、妹・トシ(森七菜)の葬式のシーン。「トシがいなければもう俺は何も書けない」と泣き崩れる賢治(菅田将暉)に、政次郎(役所広司)が「宮沢賢治の一番のファンになる」と賢治に訴える、映画本編で最も印象深い場面のメイキング映像。このシーンはマジックアワーでの火葬撮影だったため、成島出監督からワンテイクでいきたいとオーダーがあり、クレーンとレールに乗った2台のカメラで、日没時の明かり、火葬場の火の照らし具合からその瞬間を狙った一発勝負の撮影となった。「何があっても止めないでください」とスタッフ、キャストに緊張感が広がる中、カメラが回り、ワンカット5分。役所さんと菅田さんも集中力を切らさず熱演。撮影スタッフ、キャスト陣、全スタッフのチームワークにより印象的な1シーンが完成した。なお、本作は海外展開も続々決定している。6月に開催される「トロント日本映画祭2023」では成島監督の特別監督賞受賞が決まり、コンペティション部門でオープニング上映。さらに「第25回上海国際映画祭」での正式招待の決定や、台湾公開も決定している。さらに5月26日(金)kino cinéma立川高島屋S.C.館にて声出しOKのイベント上映「笑おう!泣こう!声出し銀河上映」が開催決定。当日は、来場者にオリジナル手拭いのプレゼントもあり、周囲を気にせずみんなで笑って、みんなで泣こうという企画。上映後は成島監督のトークイベントも予定されている。『銀河鉄道の父』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年05月21日映画『銀河鉄道の父』公開記念御礼舞台挨拶が5月13日(土)に都内劇場にて行われ、主演の役所広司、共演の菅田将暉、森七菜、成島出監督が登壇した。公開2週目となった本作、すでに「おかわり銀河」という言葉もSNSでは頻出し、感動を再度体験するべく2度、3度リピートする観客も増えているという。役所さんや菅田さん、森さんたちにもうれしい反響の言葉が続々届いているという。菅田さんは「反響が大きくて。普段、映画の感想を言わないような友達にも『面白かった、泣いちゃった』と言われてうれしいです。うちの家族は“森七菜ファン”になってました。『森さんが~』という感想しか聞いてない」と森さんのほうを向くと、森さんは「しめしめです」とキュートに微笑みながらも、「ありがとうございます。まさか菅田さんの家族が私のファンだとは…」と小声で恐縮しきりだった。『銀河鉄道の父』は門井慶喜による第158回直木賞受賞小説の同名映画化。宮沢賢治(菅田さん)の父・宮沢政次郎(役所さん)は富裕な質屋を営んでおり、長男・賢治は家を継ぐ立場だが、適当な理由をつけては拒んでいた。学校卒業後も我が道行く賢治だが、政次郎は「賢治のためなら」とつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシ(森さん)の病気を機に、賢治は筆を執るのだが…。役所さんは「細かいけれどこだわっている点」を聞かれ「21歳から70何歳までやっているんです。21歳の僕は…うん、必見ですね(笑)!」と答えると、菅田さんもすかさず「必見ですね!」とうなずいた。役所さんは「お楽しみください。一生懸命メイクさんが若返る努力をしてくださって。支度中に段々シワが減っていく自分を楽しんでいました」と言うと、役所さんの隣に立った森さんが「21です」と突っ込み、「同級生!」と役所さんと笑い合っていた。『銀河鉄道の父』は全国公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年05月13日第158回直木賞を受賞した作家・門井慶喜による同名小説を豪華キャストで映画化した『銀河鉄道の父』。5月5日“こどもの日”に初日舞台挨拶が行われ、主演の役所広司、共演の菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯と“宮沢家”キャストが最後の集結、成島出監督と登壇した。まずは宮沢賢治の故郷・岩手県花巻市で活動するイーハトーブ子ども合唱隊による宮沢賢治作詞・作曲の「星めぐりの歌」の生合唱からスタート。そして宮沢賢治の父・政次郎を演じた主演の役所さんが「やっと今日という日を迎えることができました。スタッフ・キャストが一丸となって作った作品です。皆さんに気に入って頂けると嬉しいです」と話すと、菅田さんも「当たり前のように公開できること、お客さんが観に来てくださっていることに感謝したい」と挨拶。また、見どころについては「時代の変化に合わせて灯りが変わってくる。最初はランプの灯りだけで撮影をしていて、とても綺麗で美しい映像になっています」と映像美をアピールした。賢治を演じた菅田さんもガラス製のランプが思い出深いようで「役所さんとの芝居でヒートアップしてぶつかって、貴重なガラス製のランプが割れて大変でした」と述懐。貴重な体験だったことを明かした。賢治の妹・トシを演じた森さんはラストシーンを見どころに挙げ、「夢と愛で溢れた素敵なシーン。私自身も夢心地で撮影をしていました」と手応え。賢治の弟・清六を演じた豊田さんは「喜助が政次郎さんに『おめえは父親であり過ぎる』と言い放つセリフは政次郎さんを表すセリフなので印象的でした」と回想。これに賢治の祖父・喜助を演じた田中さんは「自分のセリフを忘れるくらい役所さんの芝居が面白くて、無我夢中で観察。やはり凄いなあと思った」とリスペクトを込めると、若い時代を描いたシーンゆえ役所さんも「若作りしている泯さんを見たのが初めてだったので面白かった」とふり返る。賢治の母・イチを演じた坂井さんも若き日の役所さんがお気に入りだそう。「冒頭シーンでの役所さんの白い割烹着姿がチャーミング」と予告すると、菅田さんは「前髪が良い!20代の設定ですよね?」と役所さんに確認、「そうです!」と役所さんは照れていた。なお、宮沢家を演じた“家族キャスト”6人が勢ぞろいするのは、この日がラストということで、いまだからこそ聞きたいことをそれぞれ質問。3歳から20歳までバスケをやっていたという豊田さんは、役所さんに「そんな僕でも全力の役所さんを止めることが出来なかった。筋トレをしていますか?」と質問。菅田も「わかる!わかる!」と共感する中、役所さんは「そんな、そんな。散歩くらいですよ」と返し、2人を驚かせるひと幕も。一方、役作りのために減量していたという菅田さんは「ロケ地では何を食べていましたか?」とキャスト陣に質問。「五平餅」の話題が出ると、「あれ美味しそうだった~!」と食べられずに悔しそうだった菅田さん。役所さんは「役者の鏡だねえ!」と冗談めかしつつも熱の入った役作りに賛辞を送っていた。そして森さんは「殺気すら感じた」と、菅田さん演じる宮沢賢治が鬼気迫る雰囲気で読経するシーンの舞台裏に興味津々。読経で声を枯らしたという菅田さんは「撮影前に近くのお寺で正座して精神統一をしたら気持ちが昂った」と苦笑い。父・政次郎として制止に入った役所さんは「菅田君は仮面ライダーもやっているから…。アクションは怖かった」と、その迫力を絶賛していた。最後に菅田さんは「この映画を観たら、きっと自分の家族や色々な人の顔が浮かぶと思う。楽しんで観てほしい」とアピール。成島監督は「この素敵な原作をこの素敵なメンバーで撮れて監督冥利に尽きます。この映画を撮るために映画監督になったのではないかという気持ちで初日を迎えて感無量です」と話し、「皆さんに応援してもらって映画は初めて完成します」と言葉に力を込めた。『銀河鉄道の父』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年05月06日映画『銀河鉄道の父』(5月5日公開)の公開初日舞台挨拶が5日に都内で行われ、役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯、成島出監督、イーハトーブ子ども合唱隊が登場した。世界中から愛される宮沢賢治が"ダメ息子だった! "という大胆な視点を軸に、大量の宮沢賢治の資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた小説『銀河鉄道の父』(門井慶喜著)を映画化した本作。賢治の妹・トシを演じた森は、ノースリーブの白ドレスで大人の雰囲気を漂わせる。同作について「この映画が日本中に広まって、ちょっとでも日本がより笑顔に包まれたり、平和になったらいいな思ってます」と願った。また、役所と菅田の激しいシーンを見学していたという森は「2人の気が放たれて、本当にものすごくて。ああいうシーンって大声出すじゃないですか。何を考えてるんだろうなと、ずっと考えてたんです。私だったら気持ちが先に行って、喉のことも考えられてないし」と疑問を投げる。役所と菅田が「難しい」と苦笑すると、森は「怖くて殺気すら感じるみたいな」と当時の雰囲気を表し、菅田は「あの時、近くのお寺で待機してて、直前まで正座して待ってたんですよ。そしたらなんかだんだんこう昂ってきて、精神統一をしてた」と思い出す。その言葉に、森は「聞けてよかったです。私もいざとなったら正座をきわめたいです」と参考になったようだった。
2023年05月05日映画『銀河鉄道の父』(5月5日公開)の公開初日舞台挨拶が5日に都内で行われ、役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯、成島出監督、イーハトーブ子ども合唱隊が登場した。世界中から愛される宮沢賢治が"ダメ息子だった! "という大胆な視点を軸に、大量の宮沢賢治の資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた小説『銀河鉄道の父』(門井慶喜著)を映画化した本作。「出演者同士聞きたいこと」というトークテーマでは、豊田が「僕、3歳の頃からバスケットボールをずっとやっていて、筋トレをしてたんですよ。役所さんを止めるシーンがあるんですけど、全力の役所さんを僕の筋力じゃ止められなくて、筋トレとかなさっているんですか?」と質問する。役所は「散歩ぐらいですよ」と謙遜しつつ、「 僕もね、バスケットやってたんだよ」と明かし、菅田は「すごいよね、大木だよね」と豊田に同意。抑えるアクションが多かったそうで、役所は「暴れるでしょ。怪我しなくてよかったですね」と振り返った。森がさらに、役所と菅田のシーンについて「お二人の気が放たれて、大声出すじゃないですか。ああいう時って何を考えてるんだろうなって。私だったら気持ちが先に逝って喉のことも考えられてない」と尋ねると、役所は「もう声が枯れて、監督が何回も撮るから」と苦笑する。「アクションをやる時は、菅田くんは『仮面ライダー』もやってるし、ちょっと怖かったですね」と語ると、菅田は「冷静でしたよ、役所さん。『怪我せずに行こう』みたいな、落ち着かせてくれて」と状況を説明した。
2023年05月05日直木賞受賞の同名小説を映画化した『銀河鉄道の父』より、原作者・門井慶喜氏および、宮沢賢治の親族からコメントが到着。宮沢賢治を演じた菅田将暉の演技を絶賛している。役所広司が宮沢賢治の父・政次郎を演じ、菅田将暉が宮沢賢治を、森七菜がその妹を演じる本作。作家・宮沢賢治を深い愛情で支えた家族の物語だ。この度、映画公開を前に、宮沢賢治の作品を広める活動をしている賢治の実弟・清六の孫・宮澤和樹と原作・門井慶喜のコメントが到着し、併せて新規スチールも解禁された。完成した映画を一足早く鑑賞した門井氏は「一観客として泣いちゃいました。三度目に見たときは二度目より泣きました」と語ると、宮澤氏も「伝記や史実としてではなくフィクションとして観ました。しかし賢治さんのユーモア、明るさ、誠実さを堪能し何度も笑い、泣きました」と、本作の物語を堪能した様子。これまで三上博史、松田龍平、鈴木亮平、中村倫也など錚々たる俳優たちが作家・宮沢賢治を演じてきたが、本作で賢治を演じた菅田さんは、家族を振り回すも純粋で必死に自分の生き方を模索し、作家として精細な一面を見せた賢治を見事に再現している。祖父・清六から賢治の人柄や作品世界について話を聴き、誰よりも賢治を熟知している宮澤氏は「賢治さんの一途さ、弱さ、強さを見事に表現していたと感じました。菅田将暉さんの賢治さんへの観察力、想像力には深さをかんじました」と菅田将暉版宮沢賢治に驚嘆。撮影で執筆するシーンでは宮沢賢治が実際に書いた原稿の文字を真似て撮影にも挑んだという。門井氏は「泣くほど感動するけれど、感動だけの話じゃないんです。笑いもあるし希望もある。私たちが家庭で味わうすべてがあります」と語り、宮澤氏は「学校の授業や今までのテレビ番組等でのイメージとは違う賢治さん、それを支えていた家族。どのような才能もそれを支える人や環境が無ければ後世には伝わらない。異質な才能でも評価し、残し、伝える。これは大変な事ですが誰かがやらねばならない。賢治さんの場合それが父であり家族だった。これは実に稀ですが本当に幸福なことです」とコメントし、映画公開の喜びを万感の思いで語った。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年05月04日俳優の役所広司が主演を務める、映画「銀河鉄道の父』(5月5日公開)の本編映像が30日、公開された。世界中から愛される宮沢賢治が"ダメ息子だった! "という大胆な視点を軸に、大量の宮沢賢治の資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた小説『銀河鉄道の父』(門井慶喜著)を映画化した本作。この度、解禁されたのは父・政次郎(役所広司)や弟・清六(豊田裕大)に見守られながら、宮沢賢治(菅田将暉)がチェロを弾き語りするシーン。映像は賢治がチェロの弦を鳴らすシーンから始まり、賢治が奏でる綺麗な音色に聞き入っていると、賢治を慕う人々も一緒に歌い出す。政次郎たちはその様子を後ろでずっと見守り、演奏が終わると涙がこみ上げそうになりながらも満面の笑みで大きな拍手をする。自分の生き方を見つけ、ようやく歩き出した賢治が生き生きとチェロを演奏するシーンを見守る家族の姿にも心温まる本編映像となっている。チェロ演奏で披露しているのは、宮沢賢治が作詞・作曲した「星めぐりの歌」。歌詞には「銀河鉄道の夜」や「双子の星」などに登場する詩が用いられており、 2021年に開催された東京2020オリンピック閉会式のフィナーレにて使用され話題となった。チェロに初挑戦した菅田はクランクインする数カ月前から練習を始め、弾き語りを披露するまでに上達したという。演奏を終えた菅田は「とても難しかったですが、楽しかったです!」と達成感に溢れた様子を見せ、実際に撮影本番で演奏を聞いた役所も「見事でした。感動しました」と唸った。(C)2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月30日役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯ら豪華キャストが集結した『銀河鉄道の父』。この度、菅田さん演じる宮沢賢治がチェロを弾き語りする姿を映す本編映像が解禁された。この度、解禁されたのは父・政次郎(役所さん)や弟・清六(豊田さん)に見守られながら、宮沢賢治(菅田さん)がチェロを弾き語りするシーン。映像は賢治がチェロの弦を鳴らすシーンから始まり、賢治が奏でる綺麗な音色に聞き入っていると、賢治を慕う人々も一緒に歌いだす。その様子を後ろでずっと見守り、演奏が終わると涙がこみ上げそうになりながらも満面の笑みで大きな拍手をする政次郎たち。自分の生き方を見つけ、ようやく歩き出した賢治が生き生きとチェロを演奏するシーンをはじめ、賢治を見守る家族の姿が映し出される心温まる本編映像となっている。チェロ演奏で披露しているのは、宮沢賢治が作詞・作曲した「星めぐりの歌」。歌詞には「銀河鉄道の夜」や「双子の星」などに登場する詩が用いられており、2021年に開催された東京2020オリンピック閉会式のフィナーレにて使用され話題となったことが記憶に新しい。本作でチェロに初挑戦した菅田さんはクランクインする数か月前から練習を始め、弾き語りを披露するまでに上達したという。演奏を終えた菅田さんは「とても難しかったですが、楽しかったです!」と達成感に溢れた様子を見せた。実際に撮影本番で演奏を聞いた役所さんも「見事でした。感動しました」と唸ったチェロ演奏シーンは、まもなく大きなスクリーンで体感できる。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月30日映画『ミステリと言う勿れ』の特報映像が公開された。本作は、天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田将暉)が、膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べるだけで事件の謎が解かれていく新感覚ミステリー。今回舞台となるのは、原作でも人気の高いエピソードの通称“広島編”。広島を訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家(かりあつまりけ)の遺産相続事件に巻き込まれる。公開された特報映像は、ヒロインとして整を狩集家の遺産相続事件に巻き込んでいく狩集汐路(原菜乃華)の「久能整くん、力を貸して――。」という言葉と力強い表情に戸惑う整の姿から始まる。ドラマでお馴染みの音楽とともに、“広島編”らしく、宮島の厳島神社や原爆ドームなど、広島の名所が映し出されている。何やら物騒な汐路の説明とともに、蔵の鍵、日本人形、遺言書、そして神妙な面持ちで映し出される、狩集家の関係者・赤峰ゆら(柴咲コウ)・車坂朝晴(松下洸平)・狩集理紀之助(町田啓太)・波々壁新音(萩原利久)の姿。登場人物がもれなく全員怪しく見える状況の中、整は川へと落ちてしまう――。また特報の終盤には、激しく洋服を引っ張り合う整と汐路が。「どうして拒否もOKも“結構です”なんだろう日本語って。結構です!本当に嫌なんです!」と、いつもの整ぶしが炸裂するが、汐路から「面倒くさいなぁ……」と言い放たれる展開に。『ミステリと言う勿れ』らしく、軽妙なおしゃべりや微笑ましいやり取りも垣間見え、今後の展開が気になる内容となっている。映画『ミステリと言う勿れ』は9月15日(金) に公開される。映画『ミステリと言う勿れ』特報映像<作品情報>映画『ミステリと言う勿れ』9月15日(金) 公開(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社関連リンク映画公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:
2023年04月20日菅田将暉が再び、天然パーマがトレードマークの久能整を演じる映画『ミステリと言う勿れ』より、映像が初公開された。原作でも人気の高いエピソード、通称“広島編”を描く本作。広島を訪れた整が、代々遺産を巡る争いで死者も出るといういわく付きの名家・狩集家の遺産相続事件に巻き込まれる物語だ。今回公開された映像は、事件のはじまり、原菜乃華演じるヒロイン・狩集汐路が、「久能整くん、力を貸して―」と頼む力強い表情と、戸惑う整の姿からスタート。そしてドラマでお馴染みの音楽と共に、宮島の厳島神社や原爆ドームなど、広島の名所が映し出される。続いて、柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、萩原利久が演じる狩集家の関係者も登場。登場人物が全員怪しく見える状況の中、なぜか整が川へと落ちるシーンも。ラストには、激しく洋服を引っ張り合う整と汐路のシーンも登場し、いつもの整節が炸裂。軽妙なおしゃべりや微笑ましいやり取りも垣間見え、ますます今後の展開が気になる特報映像となっている。『ミステリと言う勿れ』は9月15日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年04月20日役所広司主演映画『銀河鉄道の父』が5月5日(金・祝)に公開される。菅田将暉や森七菜といった若手俳優の共演も話題の本作には、ネクストブレイク俳優・豊田裕大が賢治の弟役で出演している。本作は、世界中から愛される宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点から、賢治への無償の愛を貫いた宮沢家の人々を描き、直木賞を受賞した小説「銀河鉄道の父」の映画化。賢治の父・政次郎を役所さん、長男・賢治を菅田さん、賢治の妹・トシを森七菜、母・イチを坂井真紀、祖父・喜助を田中泯、そして豊田さんが、弟の清六を演じている。豊田さんは、2019年から「メンズノンノ」専属モデルを務め、「沼る。港区女子高生」では主人公の彼氏を演じ、先日スタートした「それってパクリじゃないですか?」では、主人公をライバル視しながらも、同期として同じ飲料メーカーで働く窪地育哉役でゴールデンプライム帯の連続ドラマ初レギュラー出演、5月は本作以外にもアイドルオタク役で出演する『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』が公開予定と、映画・ドラマに出演作ラッシュで波に乗っている。デビュー当初から、憧れの役者は<菅田将暉、役所広司、山田孝之、池松壮亮>だと話し、本作では、そんな憧れの役者2人と家族役で共演を果たした。賢治とぶつかりながらも、家族へ強い愛を示し続ける父・政次郎を演じた役所さんのお芝居を目の当たりにした豊田さんは、「役所さんはやっぱり父親の存在感だけではない何かがあり、それが座長のオーラなのか、長年培っているものなのかは分からないですが本当に安心するものがあり、ご一緒出来て幸せです」と感激。菅田さんについても「すごく面白くて気さくな方でした。でもお芝居のことになると繊細な感情表現をされていたので、天才なんだと感じました」と印象を語った。一方、やりたい放題の兄を慕い、賢治の代わりに宮沢家を引き継ぐしっかり者の弟・清六を演じるにあたり、豊田さんは「原作と清六が残した『兄のトランク』という本を読み、人物像を膨らましていきました」と役作りを明かしている。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月18日宮沢賢治と彼を支えた家族を描く門井慶喜の直木賞小説『銀河鉄道の父』が映画化され、5月5日(金・祝) に公開される。父親 政次郎役に役所広司、賢治役に菅田将暉という、現代の日本映画を代表する名優中の名優ふたりが初共演。明治から昭和初期の日本のくらしぶりや、賢治が生まれ育った岩手の商家を再現。毎年のように話題作を手がける成島出監督の心和む正統な日本映画だ。『銀河鉄道の父』宮沢賢治に好印象を持っている人は多いと思う。何よりも「雨ニモマケズ…」で始まるあの元気のでる詩の作者だし、『風の又三郎』などの童話も、子どもの頃に読んだことがあるだろう。実は、それらは生前に出版されたものの、話題にはならず、彼は37年の生涯をほぼ無名で終えた。没後、遺稿集などが刊行され、初めて高い評価を得て、教科書に載るほどの文豪となった。映画には、賢治の文学仲間や文壇、マスコミ、出版関係者はでてこない。そういう世界とは無縁の存在だったのだろう。仕事で上京した父・政次郎が神田の書店で賢治の著書が平積みされているのを見て大喜びするシーンがあるが、あとで半額の投げ売りであることに気づく。世のなかの見方がどうであれ、家族は皆、賢治の才能を信じた。没後の名声は父や弟の力によることが大きいという。この作品は、そんな、現代では断片的に伝わる宮沢賢治像をわかりやすくつないでみせてくれる。タイトルにあるように、賢治とその父、そして家族の物語。この家族が何とも愛すべき人たちなのだ。そもそも、父親の目からみた宮沢賢治像、という新たな視点をとりいれたのが原作のユニークなところ。明治29年、岩手・花巻の質屋を営む商家に、賢治は生まれる。先代の喜助が一代で築いた地方の名家だ。その商家の三代目である賢治は、およそ商人に似合わぬ性格で、心が繊細だ。質屋を「庶民いじめ」だと感じている。幼少のときから自然や鉱物に興味を持ち、商人に学問はいらない、という祖父の厳命に逆らい、盛岡高等農林学校に進学する。休みで帰省するたびに、人造宝石を作る仕事を始めたいとか、日蓮宗に改宗し宗教活動に生きたいとか…つぎつぎと見る夢が変わる賢治。その自由な発想をなんとか理解しようとする父と家族……。坂口理子の脚本は、原作に沿って、賢治の出生から亡くなるまでを順にたどっていく。時代を交錯させたり、別のエピソードを唐突に挿入したりといった、妙に派手な演出をあえてしていない。それがかえって新鮮だ。ちょっと脳内が疲れてしまう映画が多い中、安心してドラマに身を委ねることができる。加えて、ぴったり役にはまった役者たちの演技も絶妙だ。一途に夢を語り、夢に生きる賢治役の菅田将暉。彼のあの目で「おらは日本のアンデルセンになりたい」とか言われると、なんとかして叶えてあげたいと思えてしまう。菅田マジックだ。ごくたまに見せる狂気、その逆のおだやかな表情と、自由自在。その父を演じる役所広司。芯のある明治の男だが、どこかユーモラスなところもある一面が、役所の持ち味とあいまって、実に魅力的。こんな、包容力と子供を信じる力を自分は持てているのだろうか、世のお父さんは、この宮沢政次郎に我が身をを重ねて自問すると思う。賢治に作家の道をめざすことを提案する、妹トシも重要な役。『天気の子』のヒロイン(声)や、是枝裕和監督がNetflixで撮った『舞妓さんちのまかないさん』では純朴でまっすぐな主人公を演じた森七菜、彼女が扮している。女学校をでて、教師になるのだが、結核を患い療養生活に入ってしまう。そのトシのために、賢治は童話を書き、読んで聞かせたのが、作家になるきっかけ、というわけだ。賢治の祖父喜助は田中泯、母イチは坂井真紀が演じている。賢治の代わりに質屋を継ぐ弟の静六は、5月12日公開の『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』と出演作が続く豊田裕大。3月にNHKBSで『業の花びら 〜宮沢賢治 父と子の秘史〜』という番組が放送された。賢治の故郷、岩手・花巻に遺された「雨ニモマケズ」の詩碑にまつわるノンフィクション。生涯独身だった賢治の、中学時代の学友とのBL的エピソード、日蓮宗に傾倒した賢治と浄土真宗の檀家総代であった父が二人で旅した伊勢・奈良・京都の寺社巡りなど、この映画と合わせて見るとさらに賢治への興味が湧く内容だった。この番組に、政次郎の在りし日の映像もでていたが、なるほど、純朴で、芯が通ったお顔をされていて、納得した。賢治の遺した作品は、映画のなかでいくつか紹介されるが、歌もたくさんある。そのひとつ、『星めぐりの歌』というメルヘン溢れる名曲は、菅田が、独習しマスターしたというチェロを実際に弾きながら歌う。「あかいめだまのさそりひろげた鷲のつばさ…」youtubeだと、坂本美雨、遊佐未森、高畑充希、田中裕子の歌唱が見られる。耳に残るメロディーだ。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月17日俳優の菅田将暉が出演する、アサヒ飲料・ウィルキンソン タンサンの新CM「ブレない、刺激。」編が、17日から放送される。新CMでは、全身白の衣装に身を包んだ菅田が、真っ白な空間に登場。同商品を開けた途端、大量の泡が吹き出し、空間がテーマカラーである赤に染まっていく。そして菅田の体も泡に包まれ、全身赤の衣装に変化する。撮影では、菅田の30歳の誕生日が近いこともあり、バースデーケーキが登場するサプライズも。同商品をモチーフにしたケーキに、菅田は「かわいい!」と嬉しそうな表情を見せていた。■菅田将暉インタビュー――撮影を終えての感想を教えてください。関和亮監督とは数年前にMV(17年「見たこともない景色」)を一緒に撮ったんですが、そのときを思い出しましたね。キレのある映像とか、決まりごとを1個1個ちゃんと作ってそこを目指してやる感じとか。じっくり臨めて楽しかったです。監督は、僕がやりにくそうな部分なども全部わかってくださっていて、そこをフォローするように先にいろいろと言ってくださるので、スムーズに撮影できました。――ジャンプをハイスピードカメラで撮影するシーンもありましたが、やってみていかがでしたか?いつも思うんですけど、スタンドインでやってくださる人たちが僕より体が柔らかくてうまいから、「そんなに反れないし!」みたいな。自分の体の限界との勝負でした。今までは頭で想像した動きをスムーズに体現できていたのに、最近できなくなってきて。そんなに大きい差じゃないですよ、ちょっとした差なんですけど、「あれ、客観視がちょっと鈍ってるな」「30歳ってこういうことか」みたいな(笑)。今日はそことの戦いでもありました。最終的になんとかなってよかったです(笑)。――今回のCMは赤い衣装が印象的ですが、普段の生活でも赤の服を選ぶことはありますか。赤がめっちゃ好きだった時期がありました。感覚的に寒色より暖色のほうが着やすい時期がずっとあって、私服でも赤をよく着ていましたね。ここ数年で寒色が好きになってきて、最近はネイビーや水色、青みがかったグレーなんかをよく着ます。落ち着いてきたんですかね(笑)。――誕生から100年以上続いているウィルキンソンブランドですが、継続してやっていることはありますか?この世界に入ってから、起きた出来事などをスマホにメモるようにしています。ラジオで話すため、曲を作るときのネタにするため、あとはまさにこういうインタビューで話す機会も多いので、引き出しはあっても足りないくらい。映画の舞台挨拶や番宣でも「現場はどうでしたか」「この人との共演はどうでしたか」とよく聞かれますが、撮影から1~2年あくのでけっこう忘れているんですよ。だから全部メモるようにしています。めちゃめちゃメモ魔です。――今年30歳という節目を迎えて、これから新たに始めたい習慣はありますか?なるべく自分を縛らずに生きたいので、縛りに感じることなく継続できるものがあればいいんですけどね。あ、疲れて帰ってきてソファでそのまま寝るのはやめたいです(笑)。それで体調を崩してしまうことがあるので、どれだけ疲れていてもちゃんと風呂に入って寝られる人間になりたいです。――「ブレない、刺激。」というキャッチフレーズがありますが、ブレずに大事にしていることは何ですか?人を否定しないこと……というとカッコいいこと言いすぎだな。でも、人に対して否定する気持ちがないので、嫌いな人がいないんです。すごい関心があって好きか、関心が湧かないかの2択。たぶんそういう性格なんでしょうね、ずっとそうです。人のことを簡単に否定することほど不自由なことはないと思う。人を否定し始めると、お芝居でいえば自分が共感できる役しかできなくなっちゃうので。犯罪者の役とか実際は好きになれないけど、そこで「嫌いだ」となってしまうと、その役を愛せなくなってしまう。「こいつの気持ち一切わかんないな」と思いながらもとりあえずやってみると、意外とおもしろかったり、まわりの評価が高かったりすることも多いんです。だから、そこは今後もブレずに大事にしていけたらなと思います。
2023年04月17日昨今の名作といわれる作品には、必ずこの人の名前がある。あまたの監督から絶大な信頼を寄せられている、役所広司さん。宮沢賢治の父を演じた主演映画『銀河鉄道の父』について語っていただきました。平凡なサラリーマン、歴史上の人物、暴力的な刑事、更生を誓った元犯罪者など、幅広い役柄を数多く演じてきた役所広司さん。国内外から評価される高い演技力の持ち主ゆえに、役柄にリアリティがあるのは言わずもがな。その上で、善人だろうが悪人だろうが、役所さんが演じることでその役に愛らしさや切なさが加わり、“愛すべき人間らしさ”が溢れるキャラクターになる。だからこそ私たちは、役所さんが出演する作品に釘付けになるのだろう。映画『銀河鉄道の父』で演じた宮沢賢治の父・政次郎も、厳格さと優しさ、そして愛らしさを併せ持った、愛すべきキャラクターだ。「恥ずかしながら僕は、宮沢賢治のことは『銀河鉄道の夜』と『雨ニモマケズ』くらいの知識しかなく、当然父親の政次郎さんのこともまったく知りませんでした。そんな僕にこの映画の話が来たわけですが、成島(出)監督とは本当に古い仕事仲間であり友人でもあるので、久しぶりに一緒に仕事ができるのが嬉しくて、とりあえず原作を読んでみたわけです。ご存じの通り賢治と妹は病気で命を落としており、その父親の話ですから悲しい物語ではあるんですが、それも含めた家族の様子がユーモアを交えながらとても明るく書かれていて、とても楽しい本でした。これが原作なら非常に温かい映画になるのではと思ったのが、出演を決めた理由の一つ。あとやはり、賢治役の菅田将暉くんと芝居ができるということ。出演が決まったときから、現場に入るのがとても楽しみでした」葛藤し、暴走する息子と、それを見つめる父親の物語。役所さんと菅田さんは今作が初共演。映画の中では文字通り二人が正面で向き合うシーンがいくつもあり、そのいずれでも、セリフ、息遣いなど二人のテンポが驚くほどぴったり。“こういう父子、いるいる…”と、あまりの微笑ましさに思わず顔がほころんでしまう。「菅田くんは本当に、役者になるべくしてなったような才能の持ち主です。そして、これまでたくさんの役者が宮沢賢治を演じてきましたが、その中でも彼は特に、賢治を演じる役者に必要なものを持っている人だとも思う。何かになりたいけれども何にもなれないもどかしさや、父を超えたいけれど超えられないといった葛藤を抱えた青年を、切なく愛おしく、のびのびと繊細に演じています。そんな賢治に、僕が演じる政次郎はホロッとさせられたりするわけです」明治時代、質屋を営む裕福な家の長男として、家業を継いでいる政次郎。そんな政次郎と妻のイチとの間に生まれたのが、長男の賢治。政次郎は跡取りである賢治をそれはそれは大切に育てており、その溺愛ぶりは、赤痢にかかった息子を自ら甲斐甲斐しく世話をしたことにもよく表れている。「このお父さんは親の言いつけどおり質屋を継いではいますが、明治の男としてはちょっと変わった人だったらしいんです。“男は強くあれ”という価値観が当たり前、子供の世話は女の仕事、という時代の中で、病気の息子の看病をしていたことからも、それは分かります。思うに政次郎さんも、本当は、家業よりもやりたいことがあったんじゃないでしょうかね。だからこそ、家を継ぐことにノーと言い、好き勝手に思い切り生きている賢治に対し、イライラはすれどもどこか羨ましい気持ちもあり、眩しく見守っていたんじゃないのかな、と思います」しかし、親の心子知らずとはよく言ったもので、賢治は迷走を繰り返す。謎の商売を始めようとしたり、宗教に生きると言い出し家出をしたりと、なかなか道が定まらない。「この子は本当に、詐欺師にでもなっちゃうんじゃないか?と、正直心配になりましたよ(笑)。だからこそ、最終的に息子が文学の道を見つけたときは、本当に嬉しかっただろうな、と。ちなみにどうやら政次郎さんも文学が好きだったらしく、おそらく彼は息子の作る物語の良さもきちんと理解をしていたんでしょうね。息子に黙って陰でスポンサーとして支える姿には、賢治への愛が溢れていたと思います」前述の通り、子供を亡くす父親の悲しい物語ではあるものの、この作品には、真面目さの中にどこかクスッとしてしまうウィットがちりばめられている。感動と笑いのバランスが絶妙で、神妙なシーンでも思わず笑いがこみ上げてくるのがたまらない。「撮影に入る前に監督が、『やっぱりユーモアのある映画を撮りたいんだ』とおっしゃっていたんです。なので脚本を読みながら、どこにおもしろい種が潜んでいるかをみんなで探しながら、作り上げていった気がします」シリアスさと滑稽さ、あるいは喜びと悲しみ。相反する2つの価値観や感情が背中合わせになっているからこそユーモアは生まれるのであり、さらにその絶妙なバランスの上に成り立つ映画が好きだ、と役所さんは語る。「ユーモアが感じられる映画って、誰でもスッと入っていける垣根の低さがあるんだけど、でも同時に品もあるから好きなんです。そして、ユーモアにはいろんな種類がありますが、特に僕が惹かれるのは人間らしさを感じさせる笑い。僕はユーモアとは人間らしさのことだと思っていて、映画とは人間を描くものです。だからこそ、笑いが大事なんです」また一方で、この世界には完璧な人間というのはほとんどおらず、だからこそ徹底的に完璧な人間を演じると、その役の欠点、すなわち人間らしさが露呈する、とも。「もちろん、全部かっこよくいけりゃあいいんですけれど、そんなヤツいねぇだろ?とも思うわけで(笑)。さらに全てがかっこいいものばかりを見せられても、作り物みたいな感じがするじゃないですか。観ている人は完璧なかっこよさよりも、“図らずも見えてしまった人間らしさ”のような部分に、心を寄せたり共感したりするんだと思うんですよ」ちなみに政次郎はまさにそんなキャラクターで、厳格ぶっているけれども実は隙だらけの男だそう。「この映画でも、真面目な状況を突き詰めた結果、それはもはやコメディなのでは?というシーンが何か所かあります。神妙な場面ではありますが、観る方にはぜひニヤッとしていただきたいですね(笑)」『銀河鉄道の父』唯一無二の世界観で、今では世界中から愛されている作家の宮沢賢治。しかし実は賢治は生前、家業を継ぐのを拒否し、謎の商売を始めようとしたり、家出をして宗教にハマったりと、両親を振り回すダメ息子だった…!!厳しくも息子を優しく愛した父親・政次郎の視点で描かれる、宮沢家の愛ある家族の物語。出演は役所広司、菅田将暉、森七菜ほか。監督は成島出、脚本は坂口理子。5月5日より全国公開。やくしょ・こうじ1956年生まれ、長崎県出身。代表作は多数あり、最近では『すばらしき世界』(’21)でシカゴ国際映画祭最優秀演技賞などを受賞。成島監督作は『ファミリア』(’22)などに続き4作目の出演。ジャケット¥143,000シャツ¥51,700(以上エンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL:03・6274・7070)※『anan』2023年4月19日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・安野ともこヘア&メイク・勇見勝彦(THYMON Inc.)(by anan編集部)
2023年04月16日宮沢賢治の父・政次郎を役所広司、長男・賢治を菅田将暉が演じることで話題の『銀河鉄道の父』。この度、宮沢賢治の妹・トシ役を演じた森七菜の新たな魅力と存在感溢れる場面写真が解禁された。宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点から、歴史のスポットライトの陰にいた賢治の家族への丹念なリサーチを実らせ、「見たこともない賢治の物語」「深い愛に涙が止まらない」と絶賛された第158回直木賞を受賞した傑作小説を映画化。本作で妹・トシを演じた森さんは、菅田さんと共演したドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です」や映画『ラストレター』で注目を浴び、Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」では“まかない飯”を作る少女・キヨが話題に。本作では女子には勉学は必要ないと言われることが多かった時代に父親を説得して進学し、賢治の創作の原動力にもなった聡明な妹・トシを溌剌と演じている。この度解禁されたのは、凛とした表情をみせるトシをはじめ、父・政次郎(役所さん)と笑顔で話すカットや颯爽と自転車に乗る姿、そして女学校から帰宅し家族との会話を楽しむ様子が切り取られた計4点。本作で役所さんと初共演を果たすことができた森さんは「一緒にお芝居していて、すごく楽しかったです。お父さんとの要所となる2つのシーンでは、トシを演じる私にとってターニングポイントとなりました。役所さんの力をとても感じ、助けていただいたことを思い出しながら毎日帰っていました」と役所さんへの感謝を語る。そして菅田さんとの約3年ぶりの共演については「以前は人質に取られる役回りだったので最初はギャップを感じました」と戸惑ったそうだが、「菅田さんとのシーンを重ねていくうちに、撮影前に読んだ数多くの賢治の本が腑に落ち、賢治の言葉に説得力を感じることができた」と菅田さんから大きな刺激を受けた様子。いまもなお唯一無二の詩や物語で、世界中から愛されている宮沢賢治。賢治が高い評価を得るようになったのは、無名だった彼の才能を信じて支え続けた家族の存在があってこそ。その中でも賢治の一番の心の支えとなっていたのが、妹・トシの存在。家族への愛が溢れ、短いながらも力強く生きたトシを演じ、新たな魅力を開花させた森さんの姿に注目だ。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月14日損害保険ジャパン株式会社は、新たに菅田将暉さんを起用した新テレビCM「運の総量」篇(30秒)を、4月3日(月)から全国で放映しています。本CMの映像は、損保ジャパン公式ウェブサイト内CM特設ページおよび公式YouTubeチャンネルでも視聴できます。創業以来130年以上変わらない損保ジャパンの想いをショートストーリーで表現人生には、運が良いときばかりでなく悪いときもあります。そして、悪い運に見舞われたとしても、後になれば案外、楽しい思い出になったりするなど、人生はさまざまな起伏によって構成されています。今回のCMでは、万が一の不運の際に皆さまをお支えしたいという、創業以来130年以上変わらない損保ジャパンの想いを、菅田さんが登場するショートストーリーで表現しました。菅田さん演じる青年のナチュラルな表情と味わいのあるナレーション、そしてヨーロピアン・ビスタ(縦横比1:1.66)サイズの16ミリフィルムを用いて撮影した深みのある映像によって、映画のワンシーンのように思わず引き込まれてしまう構成となっています。CM楽曲は、桑田佳祐さんがSOMPOグループのCMに向けて書き下ろした楽曲であり、2022年リリースのベストアルバム『いつも何処かで』に収録されている「平和の街」を起用。桑田さんの軽快な歌声とメロディが、何気ない日常にある幸運と不運にそっと寄り添い、背中を押してくれています。CM撮影エピソード撮影現場となった公園で、損保ジャパンの公式マスコットキャラクター「ジャパンダ」が出迎えるというサプライズに驚きの表情を見せながらも、親指をスッと立てた“サムズアップ”のポーズでクールにあいさつをかわした菅田さん。朝の木漏れ日の中、監督と打ち合わせを行いながら、フィルムを用いる映画のような撮影技法やドラマチックなアングルなど細部までこだわった演出に興味津々で、テスト撮影の映像をチェックし「色の加減がめちゃめちゃイイですね!」と笑顔でカメラの前へ向かい、撮影本番に臨みました。野菜をもらうシーンでは、スタンバイの段階から相手役の女性と会話を楽しみ、本当の知り合いのように打ち解けた表情を見せていた菅田さん。たくさんの野菜を持ったままバスを追いかけて転ぶシーンの撮影では、2台で同時に撮影するカメラの角度やバスが走るタイミングを確認し、転ぶポイントや姿勢まで入念に検証。本番がスタートすると周囲のスタッフが驚くような豪快な転倒アクションを披露し、見事に1テイクでOKを獲得してスタッフを驚かせました。撮影を終えて、「楽しかったです。ドラマ仕立てで」と菅田さん。人生ではいいことも悪いことも両方あるので、「そういうものだよな」というスタンスで、一喜一憂しすぎないように生きていると語りました。そのような思いが常に胸にあるため、CMのストーリーにも共感できたそうです。菅田さんが出演するCMは、損保ジャパンの公式サイト内特設ページ、および公式YouTubeチャンネルからもご覧いただけます。菅田さんが共感・納得したストーリーをぜひご覧ください。【参考】※損保ジャパン公式ウェブサイト内CM特設ページ※損保ジャパン公式YouTubeチャンネル
2023年04月06日俳優の役所広司と菅田将暉が5日、都内で行われた映画「銀河鉄道の父」(5月5日公開)の完成披露試写会に、共演の森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯、メガホンをとった成島出監督とともに出席した。世界中から愛される宮沢賢治が"ダメ息子だった! "という大胆な視点を軸に、大量の宮沢賢治の資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた小説『銀河鉄道の父』(門井慶喜著)を映画化した本作。今回、主人公の宮沢政次郎を演じる役所と息子の宮沢賢治役を演じる菅田は初共演だったそうで、共演した感想を聞かれると、お互いに「最高です!」と言い合い、改めて、役所は「もともと菅田ファンでしたし、いつか一緒の現場に立ちたいなと思っていました。また宮沢賢治という役が菅田くん以外に思いつかないくらい、菅田くんに合っている役だなと思いました」と語ると、菅田は「恐れ多いですよね。僕は役所広司教なので、こんな幸せな時間はないっていう感じでした」と目を輝かせた。また、どのような役作りをしたか尋ねられると、役所は「原作と脚本を読み込むことと、今回は方言ですね。花巻弁をできるだけ花巻の人たちに笑われないレベルまでいきたいなと思いました」と打ち明け、「自分で台本を読んだりするだけではダメで、現場に行って家族たちの顔を見たり、セリフを聞いたり、そういうことをしながら政次郎という役がだんだん出来上がってきたような気がします」とコメント。菅田は花巻弁やチェロ、字を書く作業やお経など、やることが多かったそうで、その中でも劇中でチェロを自身で弾いていることが話題に上ると「最初は指さえ動いていればいいくらいのオファーだったんですけど、だんだん『音鳴るんだ』、『鳴るなら音を使いたい』、『音はできるから歌ってほしい』って」と要望がエスカレートしていったことを明かし、「今回まさかのそんなトライをさせていただいたので、ちゃんとサントラとかに載ってほしいですよね。"チェロ・菅田将暉"って書いてほしいです」と吐露して笑いを誘った。さらに、親バカやバカ息子の一面も描かれている本作にちなみ、自身をバカだなと思ったエピソードを聞かれると、役所は小学5年生のときに運動会に出たくないと思っていたことを明かし「運動場に小さな穴があって、それで(足を)グリッといったんですよ。その瞬間"これで運動会に出なくて済む"って思って(笑)、担任の女の先生が病院に連れていってくれてレントゲンを撮られて、(痛くないことが)これでバレるなって思ったら『ヒビが入ってる』って言われたんです」と回顧して驚かせ、「全然痛くなかったんですけど、すごいギプスをされて、先生におんぶされて家に送ってもらうときは本当にごめんんさいと思って、1か月くらいギプスの中がかゆくて…。俺はバカだなって思いましたよ」と苦笑い。菅田は、中学1年生のときに理科の授業に退屈していたことを明かし「ピンセットを片手に持って授業を聞いていたんですけど、ピンセットの先が(背後の)何かに当たるのが楽しくてカラカラやっていたら引っかかるものがあって、ここピッタリそうだなと思ってパッとやったらコンセントで、次の瞬間"バンっ! "て爆発が起こって、学校中が停電になりました」と告白し、「5分後くらいにパッて明るくなって、『菅田!!』って怒られて、俺、気づいたらなんか泣いていて(笑)。で、ピンセットはこの世から消えました。バカすぎますよね。そのときのコンセントにピンセットを挿したらダメなんだなって学びました」と遠くを見つめた。
2023年04月06日役所広司主演の映画『銀河鉄道の父』の完成披露試写会が4月5日に都内で開催され、上映前の舞台挨拶に役所さん、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯、成島出監督が揃って登壇した。門井慶喜の直木賞受賞小説が原作の本作。成島監督は「本屋で背表紙に『銀河鉄道の父』とあるのを見て、もともと宮沢賢治は大好きで映画にすることを考えたりもしたけど、なかなか難しい中で、(賢治の父親をテーマにした部分に)『あっ!』と思いました」と言い、「ガツンときて、読み終わった瞬間、これはどうしても映画にしたいと思いました」と語る。宮沢賢治の父・政次郎を演じた役所さんと宮沢賢治を演じた菅田さんは本作が初共演となったが、役所さんは「最高です!」とニッコリ。さらに「もともと、菅田将暉ファンでしたし、いつか一緒に現場に立ちたいと思っていました。賢治という役が、菅田くん以外に思いつかないくらい、合っている役だなと思いました」と大絶賛。これには菅田さんも「畏れ多いです」と照れつつ「僕も“役所広司教”なので、こんな幸せな時間はないと思っていました」と共演の喜びを口にした。国民的作家である宮沢賢治を「実はダメ息子だった!」という大胆な視点で描く本作だが、役所さんは「この作品に関わって、原作を読ませていただき、政次郎という役をやって、宮沢賢治の作品や詩には、宮沢賢治という男の人生全てが詰め込まれているような、深さを感じました」と話す。本作を通して宮沢賢治の存在を「身近に感じました」と明かすのは菅田さん。「家族として描かれている宮沢賢治は見たことがなかったですし、童話作家、物語のイメージでしたが、初期の頃の作品は、家族の話や身近に起きたことの心情を描いていて、全然違う印象で、人間味に触れることができてよかったです」とうなずく。また、賢治の妹・トシを演じた森さんは、宮沢賢治に対してこれまで「教科書の中の偉人、文豪」というイメージを抱いていたというが、原作や脚本を読んで「こんなに面白かったんだ!と思いました。こんなにユーモアのある人たちに囲まれて生きている人だったんだと感じて、改めて作品を読むと何倍も面白く思えて、これが高校生の頃だったら何倍も楽しく教科書を開けていたのにと思いました」と、その魅力に触れる。宮沢賢治の弟・清六役の豊田さんも「僕も教科書の人というイメージでしたが、詩を書いたり、チェロを弾いたり、農業をやったり、マルチに活躍していて、菅田さんと通じる部分があるんじゃないかと思っていました」と言う。母・イチを演じた坂井さんも「『雨ニモマケズ』のストイックなイメージでしたが、すごく人間味があって、好奇心旺盛で、心の中にロック魂があるように感じて、それを知ってから作品を読むと、ロックな部分がいっぱいあるのを感じました」と作品を通じてイメージが大きく変わったよう。政次郎の父で賢治の祖父・喜助を演じた田中さんは、「若い頃からよく作品には触れていました。僕はたくさんの人に憧れて生きてきましたが、その中でもかなり上位を占める人」と賢治への憧憬をコメント。最後に、役所さんが「成島監督の下に集まったスタッフ、キャストで一生懸命に作った映画です。みなさんの心に届くといいなと心から思っています」と語り、菅田さんは「笑うところもたくさんありますし、悲しいところもあります。宮沢家の愉快な家族の話」とアピール。「この日を迎えられて感無量です。この素敵なメンバーとこの映画をつくれたことを映画の神様に感謝します」と成島監督は語り、会場は温かい拍手に包まれていた。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月06日門井慶喜による同名小説を映画化、宮沢賢治の父・政次郎を役所広司が演じる『銀河鉄道の父』。この度、宮沢賢治を演じる菅田将暉が詩人、学生姿、チェロ演奏など様々なシーンを演じた場面写真が解禁された。菅田さんは「ミステリと言う勿れ」の原作主人公そっくりのアフロスタイルなど、出演作ごとに演じるキャラクターとビジュアルが度々話題になるが、本作でも短髪坊主姿のビジュアルが解禁されると大きな話題となった。菅田さんが演じる宮沢賢治は中学を卒業後、家業を継ぐことを断固拒否し、政次郎に頼み込んで進学するが、興味の対象がたびたび変わる青年。生活力もなく、父に金を無心するなど、いまでいう「ダメ息子」だが、病気になった妹・トシを励ますために童話を書くと、その文才に目覚めていく。この度解禁された場面写真では、少し幼さが残る着物姿やグレーの学生服、妹・トシのために一心不乱に童話を書きしたためるまさに“詩人・宮沢賢治”を象徴する1枚をはじめ、宗教に信仰した賢治が必死に法華経を唱えるカット、綺麗なスーツを身にまといチェロ演奏をするシーンなども写し出されている。勉学、人造宝石の商いや宗教、文学に農業に音楽、37年という短い生涯の中で様々なことに挑戦し、その青春と葛藤を宮沢賢治の7つの顔で表現する菅田さんの演技に心が揺さぶられる。花巻で宮沢賢治の親族にも会うことができたという菅田さんは、「話を聞いていると“やっぱり面白い人だったみたいで!”と話されていました。賢治が多面的なんでしょうね。(賢治の)色々な面のここがいいよねというところが、それぞれいっぱいあります」と宮沢賢治を演じた感想を語っている。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月02日俳優の菅田将暉が出演する、ダスキン・ミスタードーナツの新CM「抹茶とほうじ茶。第一弾」編が、29日から放送される。新CMの舞台は、絶景に囲まれた水上に浮かぶ石畳。厳かな雰囲気の中、菅田は“野点”(のだて=野外でお茶をたてること)をたしなみながら、新商品をひと口食べた瞬間に「濃い!」と驚く。撮影は、スタジオに作られた水上の野点セットで実施。菅田は襟付きシャツの上に着物と羽織を合わせた和洋折衷のスタイリングで登場し、本格的な所作に見えるよう、一連の作法を習得するまで何度も練習を繰り返していた。■菅田将暉インタビュー――「ポン・デ・濃い抹茶ホイップ あずき」を食べた感想をお聞かせください。毎度ですけど、すごくおいしかったです。「どこまで行くんだろう、ミスド、すごいな」という感じでした。これだけ甘いものが詰まっているのに、ホイップも全然しつこくないし、食べやすくて、抹茶が合いますよね。最高でした。――「米粉ドーナツ 濃いほうじ茶ホイップ」はいかがでしたか?しっとりしていて、もっちりもしているんだけど、食べ応えがあって、重くないというか。米粉というのはそういうことなんですかね。ずっと出し続けてほしいぐらい大好きです。ほうじ茶との相性も良いんでしょうね。最初に食べた時、なんだかなじむ感覚が不思議だったんですけど、「米とお茶……あ、そういうことだったのか!」と思いました。――屋外で抹茶を楽しむモダンな‟野点”の空間はいかがでしたか?かっこいいですよね。厳かな雰囲気もありつつ、美しさがあって。抹茶の日本らしさに合っていたと思います。――今回は和と洋が重なった和洋折衷の衣装でしたが、和のテイストを取り入れたファッションやアイテムを普段身につけたり、使用したりすることはありますか?以前、ずっとげたやわらじを履いている時がありました。時代劇になると履くことになるし、鼻緒の痛みにも慣れておかないといけないので、当時はスラックスにげたを履いたりしていました。――この春行きたい場所や、やってみたいことがありましたらお聞かせください。湖のある公園でゆったりしたいですね。そこで今回の「ポン・デ・濃い抹茶ホイップ あずき」とか「米粉ドーナツ 濃いほうじ茶ホイップ」を食べたら、最高だと思うんですよ。お花見も去年できていないですし、久しぶりに外へ出て、開放感を楽しみたいと思います。――4月は入学式シーズンということで、入学式の思い出がありましたらお聞かせください。中学校から学ランだったんですけど、肩とかがすごく余っているブカブカの制服を作りに行ったり、それを着ている初々しい感じとか、“初めて制服に触れる”みたいなところは覚えています。最初は汚すと怒られるから、なるべく汚さないようにするんですけど、ある頃から怒られなくなる。なぜならボロボロになっていくから(笑)。――中学校を卒業するまで、ご自身の制服は1着で間に合ったタイプですか?上半身は1着で、パンツはもう裾がボロボロになったので、途中で買い替えた気がします。高校も同じ学ランで行けたので、校章だけ付け替えて着ていました。1年で上京したので、高校では途中までしか着てないんですけど、この仕事を始めてからも、制服を着てオーディションとかに行ったので、よく考えたら長い間使いましたね。――もし学生生活をやり直せるとしたら、どんなことに打ち込みたいですか?やっぱり部活かな。高校はアメフト部だったんですけど、途中までしかできなかったので、「3年間やり切りたかったな」というのは、こういう質問を受けるたびに毎回思いますね。――ちなみに、当時のアメフトのポジションは?クオーターバックです。ガリガリだったので、でっかいやつに守られながら、パスしたり、走ったりして。高校入るまではサッカーをやっていたんですけど、「手の方がパスしやすくないか?」と思ってアメフトをやったら、“どハマりした”みたいな感じでした。――ちょうど1年前のインタビューで、春から新生活を送る方に向けて“習慣を持つことが大切”と仰っていました。菅田さんは当時、500円玉貯金をしていることを明かしていましたが、それはまだ継続されているのでしょうか?いや、あれはやり終えました。1年限定だったので。――それでは、500円貯金に代わる、何か新しい習慣はありますか?最近ランニングをしています。その影響で、今回の撮影も足が筋肉痛だったので、正直なところしんどくて。正座自体はしんどくないんですけど、その体勢に行くまでがヤバいという感じで、やり過ぎも良くないなと。30歳になってから本格的に始めたので、実はまだ2回しか走りに行ってないんですけど、これがこの先1年続くかどうか、見ものですね(笑)。
2023年03月29日2022年に菅田将暉さん主演でドラマ化された『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)の映画版の続報が、2023年3月24日に発表されました。田村由美さんによる同名漫画を実写化した『ミステリと言う勿れ』は、大学生の久能整(くのう・ととのう)を主人公にした、ミステリー作品。映画版では、読者の間で『広島編』と呼ばれる人気の高いエピソードが描かれます。映画『ミステリと言う勿れ』映画版、出演者が発表に代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家『狩集家(かりあつまりけ)』の遺産相続問題が物語の主軸となり、展開されていく『広島編』。『狩集家』の面々を、松下洸平さん、町田啓太さん、原菜乃華さん、萩原利久さん、柴咲コウさんらが演じることが発表されました。赤峰ゆら(あかみね・ゆら)役/柴咲コウコメント原作ではクールな印象のゆらさんでしたが、今回の撮影では感情の起伏多めで演出していただきました。原作の雰囲気は守りつつ映画ならではの楽しみ方ができるのではないかと思います。クランクインが狩集家遺言状申し伝えのシーンで、ロケ場所の雰囲気とも相まってとても厳粛な空気が漂っていましたが、その後の撮影ではそれぞれの役者さんがとてもフレンドリーでとても安心できました。特に、待ち時間の共演者の方々との深夜のゲームが忘れられません。車坂朝晴(くるまざか・あさはる)役/松下洸平コメント演じるのが楽しみな役を頂き、監督や共演者の皆さんとのやり取りの中で、新しい朝晴の感情を引き出して頂きました。ミステリの撮影がある日は、ちょっとワクワクしていた自分がいます。初めましての方ばかりでしたが、芝居のことや他愛のない話をたくさんしました。数週間の撮影でしたが、とても濃い時間を過ごさせていただきました。狩集理紀之助(かりあつまり・りきのすけ)役/町田啓太コメント今回の共演者の皆さんとは殆ど初めての共演で、クランクインしたときはとても厳かな雰囲気でこれが『ミステリ』なのかと背筋が伸びながら現場にいたのですが、菅田くんを中心にお芝居の話や何気ない話がどんどんと止まらなくなり、今思い返すと笑っていた記憶ばかりです。整くんのように菅田くんが僕たちの心を解してくれたのだと思いますし、なんだか温かい気持ちで過ごさせてもらえた期間でした。狩集汐路(かりあつまり・しおじ)役/原菜乃華コメント前作のドラマを一ファンとして毎週とても楽しみにしていましたので、どうしても受かりたい!という強い思いでオーディションに参加しました。そして、狩集汐路として参加する事ができて、夢が叶い本当に嬉しかったです。物心ついた時からずっと長かった髪の毛を30cm程切り撮影に臨みました。憧れの作品だったので自分でいいのかという不安はとてつもなかったのですが、菅田さんはじめキャストの皆さん、監督、スタッフの皆さんがとても優しく温かく、極寒の撮影でしたが無事に終えることができました。波々壁新音(ははかべ・ねお)役/萩原利久コメント新音という役を演じるうえで方言があることを聞いたので、一筋縄じゃいかないなと思いました。感情の1つを表現するのにもいつも以上に言葉に気をつけながらやっていたので難しかったですが、沢山学ぶことができ、狩集家のみなさんとは撮影が進んでいくにつれダチョウの話をしたり、段々と本当の従兄弟のようなコミュニケーションが取れていたんじゃないかと思います。映画『ミステリと言う勿れ』は、2023年9月15日、全国で公開予定です。[文・構成/grape編集部]
2023年03月24日菅田将暉が主演を務める映画『ミステリと言う勿れ』の追加キャストが発表された。本作は、累計発行部数1800万部超の田村由美による同名漫画を原作に、2022年1月期に放送された連続ドラマ。天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整が、膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べるだけで、事件の謎が解かれていく新感覚ミステリーだ。ドラマ放送時に「見事な天然パーマでおしゃべりする姿はまさに久能整そのもの!」と圧倒的支持を受けた菅田が再び久能整を演じ、監督もドラマに引き続き松山博昭が務める。映画版で描かれるのは、原作ファンの間でも人気の高いエピソードである通称“広島編”。広島に訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家(かりあつまりけ)の遺産相続問題に巻き込まれる物語となっている。今回発表されたのは、その“広島編”に登場する個性豊かなキャラクター5名。自らも相続人で、整を巻き込んでいく、言わば“広島編”のヒロイン・狩集汐路を演じるのは、大ヒットアニメーション映画『すずめの戸締まり』で、1700人を超える応募の中からヒロインすずめに選ばれた女優・原菜乃華。今作でもオーディションで役を勝ち取り、ショートカットで活発な汐路を演じるにあたり、印象的だったロングヘアを30cmカット。今までのイメージを一新させ、明るくたくましい汐路を熱演している。また、汐路のいとこで同じく相続人の一人、赤峰ゆら役を演じるのは、昨年だけでも『沈黙のパレード』『Dr. コトー診療所』『月の満ち欠け』などの映画に出演した柴咲コウ。勝気な女性でありながら、一人娘を守ろうとする母親の姿を時に強く、時に優しく演じている。そのほか、狩集家お付きの弁護士の孫であり、汐路の初恋の相手でもある車坂朝晴には松下洸平、汐路、ゆらのいとこで同じく狩集家の遺産相続候補者の1人、狩集理紀之助には町田啓太、そして汐路、ゆら、理紀之助のいとこで同じく狩集家の遺産相続候補者の1人、ヤンチャな性格だが根は真面目な波々壁新音には萩原利久が名を連ねる。さらに、最新ポスタービジュアル公開に加え、公開日も9月15日(金) に決定。ポスタービジュアルではおなじみの天然パーマとマフラーで覆われた整の顔がアップで登場。本作のキーワードとなる「鬼」「蔵」「遺産」の文字と、さらには舞台である広島の観光名所・宮島の厳島神社を想起させる大鳥居が天然パーマに絡まる、キャッチーなビジュアルとなっている。ポスタービジュアルは、4月中下旬より全国の映画館(※一部を除く)にて順次掲出される。『ミステリと言う勿れ』ポスタービジュアル<キャスト・登場人物紹介&コメント>■赤峰ゆら(あかみね ゆら)役:柴咲コウ狩集家の遺産相続候補者の一人。汐路たちのいとこで勝気な性格。専業主婦で幸(さち)という一人娘がいる。<コメント>以前から原作を読み楽しませていただいていたので、今回その物語の中に入り込めるのだということにとてもワクワクしました。原作ではクールな印象のゆらさんでしたが、今回の撮影では感情の起伏多めで演出していただきました。原作の雰囲気は守りつつ映画ならではの楽しみ方ができるのではないかと思います。クランクインが狩集家遺言状申し伝えのシーンで、ロケ場所の雰囲気とも相まってとても厳粛な空気が漂っていましたが、その後の撮影ではそれぞれの役者さんがとてもフレンドリーでとても安心できました。特に、待ち時間の共演者の方々との深夜のゲームが忘れられません。一人一人の役者さんが丁寧に、それぞれの役を見つめ構築していったことにより、物語の緻密さを欠くことなく最後まで1カットずつシーンを重ねられたように思います。■車坂朝晴(くるまざか あさはる)役:松下洸平汐路の初恋の人で兄のように優しく汐路をサポートする。車坂家は代々弁護士になり狩集家に仕えていて、自分も弁護士になるために勉強している。<コメント>演じるのが楽しみな役を頂き、監督や共演者の皆さんとのやり取りの中で、新しい朝晴の感情を引き出して頂きました。ミステリの撮影がある日は、ちょっとワクワクしていた自分がいます。初めましての方ばかりでしたが、芝居のことや他愛のない話をたくさんしました。数週間の撮影でしたが、とても濃い時間を過ごさせていただきました。原作を読まれた方もそうでない方も楽しんで頂けると思いますので、是非劇場でお会いしましょう!■狩集理紀之助(かりあつまり りきのすけ)役:町田啓太汐路たちのいとこで狩集家の遺産相続候補者の一人。インテリな見た目をしており、病院で臨床検査技師として働いている。<コメント>もともと原作が好きでしたので、オファーを頂き光栄でした。理紀之助は広島を舞台にした今回のストーリーの中でもとても魅力的に感じる登場人物のひとりで、実際に演じれば演じるほどより好きになりました。今回の共演者の皆さんとは殆ど初めての共演で、クランクインしたときはとても厳かな雰囲気でこれが『ミステリ』なのかと背筋が伸びながら現場にいたのですが、菅田くんを中心にお芝居の話や何気ない話がどんどんと止まらなくなり、今思い返すと笑っていた記憶ばかりです。整くんのように菅田くんが僕たちの心を解してくれたのだと思いますし、なんだか温かい気持ちで過ごさせてもらえた期間でした。雪に埋もれていた時が少し動き出すような物語になっていると思います。人と対話することは自分自身の心に気付くことにも繋がるんだなと、僕はこの映画に参加させて頂いて改めて感じました。みなさんにはこの映画『ミステリと言う勿れ』をご覧になったとき、どんな心持ちになってもらえるのか、楽しみでなりません。■狩集汐路(かりあつまり しおじ)役:原菜乃華名家・狩集家の相続人候補の一人で高校生。狩集家は代々遺産を巡る壮絶な争いが起こっているが、その遺産相続問題に整を巻き込んでいく張本人。<コメント>前作のドラマを一ファンとして毎週とても楽しみにしていましたので、どうしても受かりたい! という強い思いでオーディションに参加しました。そして、狩集汐路として参加する事ができて、夢が叶い本当に嬉しかったです。物心ついた時からずっと長かった髪の毛を30cm程切り撮影に臨みました。憧れの作品だったので自分でいいのかという不安はとてつもなかったのですが、菅田さんはじめキャストの皆さん、監督、スタッフの皆さんがとても優しく温かく、極寒の撮影でしたが無事に終えることができました。そして今は、早く映画館で整くんに会いたい! 沢山の方に観て頂きたい! 一視聴者として語り合いたい! という気持ちでいっぱいです。どうぞ楽しみにしていて下さい!■波々壁新音(ははかべ ねお)役:萩原利久汐路たちのいとこで狩集家の遺産相続候補者の一人。社会人でヤンチャな性格だが根は真面目。<コメント>新音という役を演じるうえで方言があることを聞いたので、一筋縄じゃいかないなと思いました。感情の1つを表現するのにもいつも以上に言葉に気をつけながらやっていたので難しかったですが沢山学ぶことができ、狩集家のみなさんとは撮影が進んでいくにつれダチョウの話をしたり、段々と本当の従兄弟のようなコミュニケーションが取れていたんじゃないかと思います。チームの皆さんと沢山コミュニケーションをとりながら丁寧に作りあげていった作品です。ぜひ劇場で観てもらいたいですし、世界観を楽しんでもらいたいです。■監督:松山博昭『ミステリと言う勿れ』広島編を具現化するため、超強力なメンバーが集結してくださいました。現場は毎日戦いでした。その日撮影するシーンについて、菅田さんを含めたこのメンバー全員で数時間話し合うこともざらな現場でした。しかし、それは全員、自分の役のためではなくシーン全体、そして物語をよりよくしようとするためのディスカッションでした。そして編集する日々の中、撮影した素材を見ながら、あの戦いは間違っていなかったことを実感しています。田村先生の描いた世界を生身の人間が演じる意味。それを感じさせてくれるこの豪華キャストのお芝居にご期待ください。<作品情報>『ミステリと言う勿れ』9月15日(金) 全国公開原作:田村由美『ミステリと言う勿れ』(小学館『月刊フラワーズ』連載中)監督:松山博昭脚本:相沢友子音楽:Ken Arai【出演】菅田将暉松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、柴咲コウ映画公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:
2023年03月24日菅田将暉が再び天然パーマがトレードマークの久能整を演じる映画『ミステリと言う勿れ』に、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、柴咲コウが出演することが分かった。今回描くのは、原作ファンの間でも人気の高いエピソードである、通称“広島編”。広島に訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家の遺産相続問題に巻き込まれる物語。今回新たに発表された5人が演じるのは、この狩集家の渦中の人物。アニメーション映画『すずめの戸締まり』で注目を集める原さんが、自らも相続人で、整を巻き込んでいく、言わば本作のヒロイン・狩集汐路。今作でもオーディションで役を勝ち取り、ショートカットで活発な汐路を演じるにあたり、ロングヘアを30cmカットした。「憧れの作品だったので自分でいいのかという不安はとてつもなかったのですが、菅田さんはじめキャストの皆さん、監督、スタッフの皆さんがとても優しく温かく、極寒の撮影でしたが無事に終えることができました。そして今は、早く映画館で整くんに会いたい!沢山の方に観て頂きたい!一視聴者として語り合いたい!という気持ちでいっぱいです」とコメントしている。また、汐路のいとこで、一人娘を守ろうとする同じく相続人の一人、赤峰ゆらを柴咲さん、狩集家お付きの弁護士の孫であり、汐路の初恋の相手でもある車坂朝晴を松下さんが演じる。柴咲さんは「原作ではクールな印象のゆらさんでしたが、今回の撮影では感情の起伏多めで演出していただきました。原作の雰囲気は守りつつ映画ならではの楽しみ方ができるのではないかと思います」と明かし、松下さんは「原作を読まれた方もそうでない方も楽しんで頂けると思いますので、是非劇場でお会いしましょう!」と呼びかける。そして、汐路やゆらのいとこで、同じく狩集家の遺産相続候補者、狩集理紀之助役で町田さん、同じくいとこで狩集家の遺産相続候補者、ヤンチャな性格だが根は真面目な波々壁新音役で萩原さんも出演する。「雪に埋もれていた時が少し動き出すような物語」と本作について説明した町田さんは、「人と対話することは自分自身の心に気付くことにも繋がるんだなと、僕はこの映画に参加させて頂いて改めて感じました。みなさんにはこの映画『ミステリと言う勿れ』をご覧になったとき、どんな心持ちになってもらえるのか、楽しみでなりません」と語る。萩原さんは「チームの皆さんと沢山コミュニケーションをとりながら丁寧に作りあげていった作品です。ぜひ劇場で観てもらいたいですし、世界観を楽しんでもらいたいです」と話した。お馴染みの天然パーマとマフラーで覆われた整の顔がアップで登場したポスタービジュアルも完成。キーワードとなる「鬼」「蔵」「遺産」の文字と、厳島神社を想起させる大鳥居が天然パーマに絡まる最新ポスタービジュアルは、4月中下旬より全国の映画館にて順次掲出予定となっている(※一部を除く)。『ミステリと言う勿れ』は9月15日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミステリと言う勿れ 2023年秋、全国東宝系にて公開予定©田村由美/小学館©フジテレビジョン
2023年03月24日ダメ息子・宮沢賢治を支えた父とその家族の愛が心に響く『銀河鉄道の父』。この度、役所広司が菅田将暉を涙ぐみながら抱きかかえる場面を捉えたカットをはじめ、親子の絆や家族の愛と情熱を感じさせる場面写真が解禁された。本作は、宮沢賢治の資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集めた門井慶喜の同名小説を役所さん、菅田さんをはじめ、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯ら豪華キャストで映画化した作品。世界中から愛される宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点を軸に、究極の家族愛が描かれる。この度解禁となったのは、倒れた賢治(菅田さん)を抱きかかえ涙ぐむ政次郎(役所さん)の姿や、人目もはばからずに号泣したり、賢治が書いた本を見つけ驚きの表情を見せたりと様々な顔を見せる政次郎の姿。厳格な父であろうとしながら賢治に深い愛情を注いでいたことが分かる場面写真をはじめ、賢治が政次郎に進学したいと願い出る様子なども解禁された。いつか宮沢賢治の映画を撮りたいと願っていた成島出監督は原作小説を読み、「政次郎は厳格な人物というイメージがあった為、こんなお父さんだったのかと驚きました。あの時代に、賢治のすべてを受け入れている。ある意味、イクメンの走りかつ親バカで、一生懸命なところがチャーミング。賢治と家族の格闘ぶりも面白かった」とふり返った。また仲良く河原で過ごす賢治と妹・トシ(森さん)の未来への希望溢れるまぶしいカットや、トシを励ますために賢治が「風の又三郎」を読んであげる兄妹の強い絆を感じるカットも。さらに長男誕生を喜ぶ政次郎・イチ(坂井さん)・喜助(田中さん)の若かりし頃の姿、祖父・喜助が家族に掴みかかるシーンを切り取った場面写真もお披露目。互いにぶつかり合い、支え合い、寄り添いながら歩んできた宮沢家。無名だった宮沢賢治がどんな人生を歩もうと、支え続けた父と家族の愛と情熱が垣間見える場面写真となっている。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年03月14日