藤巻亮太がマンスリーツーマン企画『Nice To Meet You !!』を4月より東京・I’M A SHOWで開催することが決定。併せて4月、5月、6月のゲストアーティストが発表された。1回目となる4月30日(火) は、昨年デビュー10周年を迎え、音楽のほかモデルやファッションのブランドの立ち上げなど多彩な活躍を見せるシンガーソングライターのchay、続いて5月20日(月) は、これまで世界各国の音楽フェスに出演し、国内では細野晴臣や藤原さくらなどとのコラボレーションも記憶に新しいシンガーソングライター / ギタリストのRei、そして6月27日(木) は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギター・後藤正文が登場する。<ライブ情報>藤巻亮太マンスリーツーマン企画『Nice To Meet You !!』会場:東京・I’M A SHOW4月30日(火) 開場18:00 / 開演19:00出演:chay / 藤巻亮太5月20日(月) 開場18:00 / 開演19:00出演:Rei / 藤巻亮太6月27日(木) 開場18:00 / 開演19:00出演:後藤正文 / 藤巻亮太藤巻亮太 公式サイト:
2024年04月08日福山雅治初のライブフィルム『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』の【発声・拍手可能上映】舞台挨拶イベントが、2月12日(月・休) に東京・丸の内ピカデリーで開催。福山に加えMCとしてフリーアナウンサーの荘口彰久が登壇した。今回映画化されるのは、福山とファンにとって3年半もの間コロナ禍で長く制限されていた声出しが解除されてから初のライブとなる2023年8月の日本武道館公演。観客から福山へ生で届いた多くの歓声、そしてオーディエンスの熱狂と興奮が会場を埋め尽くしたライブの模様が、新たな映像作品として劇場でよみがえる。福山本人が監督を務めるほか、ライブの総合演出、映像、音の全てを自身が監修している。上映後の舞台挨拶で福山は、ティーチイン形式で全国のファンから寄せられた質問に回答。「『少年』がライブの1曲目になることは、最初の構成の段階で、決まっていたのでしょうか?あるいは、映画化することになってから、その演出のために選ばれたのでしょうか」という質問に対して、「昨年『ラストマン-全盲の捜査官-』というドラマを撮っていた時期に“声出しライブが解禁になる”という知らせを聞いたことから今回の武道館ライブに派生していった。声出し解禁ライブの1曲目はやはりオーディエンスと共に合唱できる『少年』かなと。かつ同時にライブフィルムの話もありましたので、映画の冒頭が象徴的な『少年』で始まるのは良いなと思った」と語った。またプロジェクトが走り出した当初はライブフィルムに否定的だったとのことで、「最初はライブを映画化する上での明確な意味が見い出せていなかった。模索する中で、この公演を開催するのは8月10日、12日、13日だったこと。日本においては1945年8月6日、8月9日、8月15日は忘れてはいけない時期であること。日本武道館は『全国戦没者追悼式』が行われる場所であること。8月9日の長崎に原爆が投下されたという歴史的背景を持つ場所から出てきたシンガーソングライターである自分自身。そして、特攻隊員を描いた映画作品『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』に提供した「想望」を書き下ろした時期であったことなどが複合的に絡み合っていった。さらに、映画館の大スクリーンと音響空間で観る意味として、カメラワークやDolby Atmosの音響技術もそこに付加していった」と映画化に至るまでの心境を明かした。「『想望』と『クスノキ』のみ、歌詞をテロップ出ししていたことに、この2曲に込めた特別な思いを感じました。いつものライブでは全曲歌詞を出している福山さんが、今回の映画ではこの2曲にだけ歌詞を入れた意図をお聞かせ頂けたらうれしいです」という質問について、「制作段階では字幕映画を見るような感覚で、ずっと歌詞が出ていていいかなと思っていたのですが、途中でやはり情報量が多いなと感じて2曲だけにしました。実際のライブでは初めて観に来る方もいらっしゃるので必ず歌詞を出すようにしているのですが、音楽への没入感を楽しんでいただければと」と話した。続けて「ライブフィルムにおいては映画を“鑑賞”するのではなく映画を“体験”していただきたい。音楽体験というのは不思議なもので、洋楽を聴いて歌詞の意味がわかっていなくとも感動することができる。音楽体験における感動というのは、頭の中で文字として認識して、内容を解読して、解釈してという作業よりも、もっと直情的であり本能に近いものだという風に思っている」と語った。さらに、2月19日(月) に配信リリースされることが決定したカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『春になったら』主題歌「ひとみ」について語る場面も。同曲の制作過程について「ここ十数年の楽曲制作はきちんと出口を設定してから作るようにしています。今ドラマは3カ月後に結婚する娘と3カ月後にこの世を去る父子の物語。この父子の濃密な人間関係の中から、主題歌のテーマとして何を抽出するか。“濃密な人間関係だからこそ伝えていない言葉”というのがあるのではないかと。本当はすごく大切なことなのに、伝えられていない言葉。自分でも気付かなかった相手に対する本心、などなど。“命の終わり”を迎える父親は、娘である瞳さんの“命の出発点”をもう一度振り返るのではないか?それが『命名』というコンセプトに繋がっていきました」と明かした。さらに「今公開されているのは楽曲のほんの一部で、曲のトータル尺が4分30秒ぐらいかな。恐らく全貌を聴くと皆さんびっくりすると思います」と含ませた。また、2月6日に55歳の誕生日を迎えた福山を祝うバースデーサプライズが行われ、会場の手拍子とバースデーソングの歌唱とともに特製ケーキが登場。会場は大いに盛り上がった。最後に福山は「ライブフィルムは2月15日(木) まで全国で公開されているので、是非ともおかわりでご覧になっていただきたいです。いま僕がここに立っているのは僕の力だけではありません。最後エンドロールに出てくる方々、本当にたくさんの方々が携わって、やっとひとつの作品ができています。僕という人間、表現が成り立つにあたり、様々な人たちが動いています。そういったことに思いを馳せながら、この映画や新しい楽曲『ひとみ』を聴いていただけると幸いです」と名残惜しそうにファンとの幸せな時間を締め括った。<作品情報>『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』2月15日(木) まで公開中公式サイト: Amuse Inc.<リリース情報>福山雅治「ひとみ」2月19日(月) 配信リリース福山雅治「ひとみ」ジャケット配信リンク:
2024年02月13日藤巻亮太がオーガナイザーを務める野外音楽フェス『Mt.FUJIMAKI 2024』が、9月28日(土) に自身の地元である山梨県の山中湖交流プラザ きららで開催されることが決定した。今年で5回目の開催となる『Mt.FUJIMAKI』は、「地元を音楽で盛り上げたい。山梨の魅力に少しでもふれてもらいたい」という藤巻の想いが込められたイベント。メイン会場となる「シアターひびき」での音楽フェスに加えて、横の「原っぱエリア」では、山梨の食材を使ったフードも楽しむことができる。出演者などの詳細は後日発表予定。併せて藤巻からのコメントが到着した。■藤巻亮太 コメント「人」と「音楽」と「山梨の自然」の一期一会が織りなす野外音楽フェスの魅力を全身で、そして“全心”で楽しんでもらうことを目指し、『Mt.FUJIMAKI 2024』を開催したいと思います。2018年から始めた当フェスも、今年で5回目の現地開催を迎えようとしています。コロナの影響を受けた2年間を経て、同じ「時」と「場」を共有し、みんなで音楽を楽しめることの素晴らしさ、かけがえのなさを心から感じています。だからこそ今年も「山中湖交流プラザきらら」のステージに全力を注ぎ込みたいと思います。何より、出演して下さるアーティストの皆様の音楽と、絶えず変化する富士山、山中湖の自然の移ろいとが、今年限りの特別な「音の場」をつくりあげてくれるのです。遠方から飛行機、電車、バスを乗り継いできて下さる方々、車を運転して山中湖を目指して下さる方々、現地から徒歩や自転車で来て下さる方々、みんなの想いが音楽で繋がれていく最高の1日にできたらと、今からワクワクで胸がいっぱいです。そして音楽はもちろんのこと、風光明媚な山中湖村の自然、山梨の食や文化、様々なアミューズメントを心いくまで味わってもらいたい。そんな体験の場としての『Mt.FUJIMAKI』もぜひ楽しみにしていてください。最後に。昨年に続き今年も高校生以下の入場を無料とさせていただきます。それは、僕が学生時代に触れた音楽で人生が変わったように、学生の頃にかっこいい生の音楽と触れてほしいことと、仲間や家族との大切な思い出になってほしいと願うからです。親子三代でお越しいただいても、おひとりでいらっしゃっても安心安全に楽しめるフェス。そんな優しさが会場に溢れ、みんなの笑顔に会える1日にできたらと思います。2024年9月28日、「山中湖交流プラザきらら」でぜひお会いしましょう。<イベント情報>『Mt.FUJIMAKI 2024』9月28日(土) 山梨・山中湖交流プラザきらら※雨天決行・荒天中止出演:藤巻亮太 ほかイベント公式サイト:
2024年02月11日歌手で俳優・福山雅治のライブフィルム『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』(1月19日公開)の入場者プレゼントが15日、公開された。○■ライブフィルム『言霊の幸わう夏』入場者プレゼントは「メモリアルチケット」今回、入場者プレゼントとしてセットリストが記載されたオリジナルの「メモリアルチケット」の配布が決定。チケットの表面には福山が大きく写されるとともに、映画の撮影が実施された昨年8月13日のライブの公演日時が記され、ライブチケットを感じさせるスペシャルデザインになっている。また、裏面にはライブフィルムのセットリストも掲載。福山が映画にあわせてセレクトした楽曲「零 -ZERO-」「虹」「Squall」「想望」といった名曲で彩られたセットリストにも注目だ。【編集部MEMO】ライブフィルム『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』は、今夏に開催したライブ「言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023」を福山雅治が監督を務めて映画化。同公演は、福山とファンにとって3年半もの間コロナ禍で長く制限されていた声出しが解除されてから初のライブとなり、観客から福山へ生で届いた多くの歓声、そしてオーディエンスの熱狂と興奮が新たな映像作品として劇場で蘇る。
2024年01月15日屋良朝幸が主演するミュージカル『The Agent』が12月7日(木)より有楽町よみうりホールにて開幕。初日に先駆け6日(水)、公開ゲネプロが開催された。『The Agent』は、ダンサーであり振付家としても活躍するTETSUHARUの演出、屋良の主演で2016年より4年連続で上演された人気シリーズ『THE CIRCUS!』のチームが再結集して贈るエンターテインメントショー。物語は元FBI捜査官であるレン(屋良)や国連の諜報機関U.N.I.S.の面々が、コスメブランドの新製品の影に隠された陰謀に立ち向かう中で、過去のトラウマや葛藤を乗り越えていく、といったもの。ファイトクラブでの闘いや、死の商人といった分かりやすい悪役、衝突しながらも補い合う“バディもの”の面白さなどを組み込んだストーリーをアクションたっぷりに、時にアメコミ風映像なども織り交ぜ派手に見せていく展開は、ハリウッドのアクション映画のような“てんこ盛り”の楽しさだ。中でも眼目はやはりダンスアクション。ブレイクダンスを軸としたスタイリッシュでキレのある振付を、身体能力の高い実力者たちが縦横無尽に踊り、バトルする。特に『THE CIRCUS!』シリーズでもタッグを組んでいた屋良と植木豪の技の応酬は、火花を散らしているようでありながらピッタリ息も合っていて、惚れ惚れするほど。また憎めないチャラさを持つT.J.に扮する寺西拓人と、生真面目なエリート・カートを演じる原嘉孝の凸凹バディ感も、屋良&植木のバディとはまた違う面白さがある。さらにレンの姉であるライラを演じる彩吹真央(愛加あゆとのWキャスト)は芝居心ある演技で全体を締め、U.N.I.S.のリーダー・ロジャーを演じた木内健人はカッコ良さとお茶目さを行き来し作品にテンポ感を加える。悪役に振り切った高橋駿一、北園涼の不気味な存在感とパワー系アクションも印象的。可知寛子とBON.井上(なかねかなとのWキャスト)が扮するローズ姉妹が背負うドラマも見応えがある。全員に見せ場がある、というのも“アベンジャーズ感”があって楽しい。取材会では「2023年ラストに、とんでもなくシビレる公演が来たなと思ってます。自分も40歳になるのですが、まだここまで動くのかとびっくり。最高に熱いステージをお届けしたい」と意気込みを話した屋良。さらに今年を表わす漢字一文字を問われ「決断の“決”。来年から新しい場所で再スタートを切るという決断をさせてもらいました。新しいスタートになりますが、もちろんゼロからではない。28年ずっとここで頑張ってきたものをブラッシュアップさせていきたい」と、来年1月末をもってSMILE-UP.からの退所をすることに関しての心境も語っていた。公演は12月24日(日)まで同劇場にて。取材・文:平野祥恵
2023年12月08日福山雅治初のライブフィルム『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM言霊の幸(よみ:さき)わう夏@NIPPON BUDOKAN 2023』が、2024年1月12日(金) よりDolby Cinema(ドルビーシネマ)他で先行公開、1月19日(金) より4週間限定で全国公開されることが決定した。映画化されるのは、福山とファンにとって3年半もの間コロナ禍で長く制限されていた声出しが解除されてから初のライブ。観客から福山へ生で届いた多くの歓声、そしてオーディエンスの熱狂と興奮が会場を埋め尽くし観客一人一人と繋がったライブが、新たな映像作品として劇場で蘇る。本作は福山本人が監督を務め、ライブの総合演出、映像、音の全てを福山自身が監修。実際のライブを40台以上のカメラで360度全方位、日本武道館史上初となるアリーナに観客を入れた状態でのドローン撮影を実施するなどハイクオリティ映像を収録。さらにDolby Atmos(ドルビーアトモス)の最高の音響技術を駆使し、細部に至るまで徹底的に拘って理想の音の表現を追求している。本作を制作する上で福山が目指したのは、〈まるでライブを見ているような擬似体験〉ではなく、自身の脳内にある理想の音、理想のライブ演出、そして映像世界を追求した〈ライブを超えたライブ体験〉を、2023年の最新のテクノロジーを駆使して映画化すること。また本作には、映画ならではのストーリー性も盛り込まれており、俳優の柊木陽太が演じる「少年期の福山雅治」が作品の鍵を握る。さらに、随所に故郷長崎で撮影された美しい実景のインサートやCG演出も施され、究極のライブの理想像を追求した映画作品が誕生した。併せて、ポスタービジュアルと予告編も公開。ビジュアルには、かつて音楽に憧れていた柊木演じる少年期の福山とステージで多くの人へ音楽を届ける2023年現在の福山、そしてライブを存分に楽しむ観客が描かれている。武道館に訪れる少年のシーンからはじまる予告編では、自身を代表する夏曲「虹」をはじめ、『名探偵コナン ゼロの執行人』主題歌「零 -ZERO-」、さらに、まもなく公開を迎える映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主題歌「想望」(2023年12月4日デジタルリリース)などが流れ、ドローン映像や360度映像、さらに福山本人が総合演出を手がけるステージ上の様々なシーンが収められている。さらに、ムビチケカード2種(通常版 [一般販売デザイン] とファンクラブ版 [オフィシャルファンクラブ限定デザイン] )の発売も決定。ライブの1シーンを切り取った、それぞれ異なるムビチケ限定デザインとなっている。12月8日(金) より、通常版は本作が上映される劇場およびオンラインにて、ファンクラブ版はアーティストオンラインショップ「A!SMART(アスマート)」にて販売される。そして、1月12日(金) から1月18日(木) まで全国のドルビーシネマ他で実施される先行上映分の座席指定チケットが、12月25日(月) より早期発売されることも決定した。『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM言霊の幸わう夏@NIPPON BUDOKAN 2023』ムビチケカード■福山雅治 コメント1年ほど前に「そのライブ会場で音を聴いているような音響でライブフィルムを作りませんか?」というお話をいただきました。初めてその提案を聞いた時、正直全然乗り気ではありませんでした。オーディエンスの皆様にとってのライブでの熱狂と興奮は、本物のライブにしかないと思っていたので、わざわざ映画にする意味がどこにあるのだろう?と。それでも「どうアウトプットするかは後から決めることにして、まずは最新の機材でライブ映像を収録してみませんか」というスタッフの後押しもありプロジェクトがスタートしました。動き始めた以上、ライブの総合演出を担う自分がこの作品のテーマを考えるのは当然のことです。そこで先ず、日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』で皆実広見の子供時代を演じてくれた俳優の柊木陽太さんに「少年時代の福山」を演じてもらうことを提案しました。そうすることで「少年期の自分が、2023年の自分に逢いに行く」という物語を付加することができました。そして「Dolby Atmos」の音響をほぼ完全再現できるスタジオでの作業を行う過程で、やっとこの映画作品を作る意味・意義が自分の中で明確に見えてきました。この作品を通じて届けたいのは、まるでライブ会場にいるかのような擬似体験では無く、「僕の脳内にある“理想のライブの音”、“理想のライブの映像世界” を追求した、究極の“ライブを超えたライブ”」を2023年の最新のテクノロジーによって体験していただくこと。本作の本質に辿り着けたこと、そして作品の全責任を担うという意味で、結果的に自らを「監督」とさせていただいております。究極の“ライブの理想像”を追求した映画作品、『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM言霊の幸わう夏@NIPPON BUDOKAN 2023』完成まであと少しのところまで来ています。公開を乞うご期待。映画『福山雅治ライブフィルム言霊の幸わう夏』予告60秒<作品情報>『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM言霊の幸わう夏@NIPPON BUDOKAN 2023』『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM言霊の幸わう夏@NIPPON BUDOKAN 2023』ポスター(C)2024 Amuse Inc.2024年1月12日(金) よりドルビーシネマ他にて先行上映2024年1月19日(金) より全国ロードショー [4週限定]監督:福山雅治出演:福山雅治柊木陽太公式サイト: Amuse Inc.
2023年11月27日「幸薄そう…」という言葉からは、どうしてもネガティブなイメージを抱きがち。誰かから言われたりすると、あまり良い気持ちはしませんよね。では一体、どのような特徴をもっていると、“幸薄い”イメージを与えてしまうのでしょうか。そこでここでは、20~30代の女性約200人が集まるanan総研メンバーに聞いた「幸薄いなと感じる人の特徴」についてご紹介します。女性約200人調査「この人、幸薄いなと感じる特徴」3選いつもハッピーオーラ全開で何をしてもうまくいくように見える人がいる一方で、なぜか何をしても空回ってしまったり、周りから「幸薄そう」と思われがちな人もいますよね。今回は、20~30代の女性約200人が集まるanan総研メンバーに聞いた、「幸薄いな」と感じる人の特徴をご紹介します。天気に恵まれない人「ある男友達は、大切な日はいつも雨が降ったり、不倫したらあっさりバレたり…。基本的に運が悪いんだなと思う人はいますよね」(36歳・専門職)「友人なのですが、イベントの日はなぜか毎回のように雨が降り、さらには体調を壊しています。本人には言えないけれど、正直幸薄そうだな…と思っています」(31歳・自由業)大事なイベントの時など、「毎回あの人が来ると雨が降る」なんて思われている人は、天気運が悪いというイメージから「幸が薄そうな人」という印象を周りに与えているかも。こればかりはコントロールができないため、まさに「運」の領域ですよね。あなたは、いざという時の天気運、いかがですか。自信のなさそうな人「会社で働いていて、自信のなさそうな人(色々な面で下向きな人)は、運が悪そうだなと思ってしまいます」(26歳・会社員)職場だと、周りに仕事ができる人が多ければ多いほど、自分と比較して自信を無くしてしまう…なんて人も多いのではないでしょうか。しかし、ちょっと無理してでも自信があるふりをして仕事を引き受けてしまえば、自然とできてしまうなんてことも。自信がなさそうな雰囲気で得をすることは少ないので、どうせならちょっと無理してでも自信があるように振る舞うと、周りからの印象も変わり、良い循環が生まれてくるのかもしれませんね。ネガティブな発言が多い「なんでも否定的な意見を言う、元会社の同僚。褒めても自分のことを否定するし、人のことも常に否定しているし…一緒にいると負のオーラに巻き込まれそうになるので、あまり関わらないようにしています」(31歳・会社員)「いつもネガティブで活動しない人。ご飯に行ってもいつも「〇〇はいいよね、私なんてそんなことできない」と言われ…。だいたい仕事を言い訳にしている気がします」(28歳・自営業)最も多かったのがこの「ネガティブなことばかり言う人」という回答。確かにポジティブな発言をしている人に対しては、あまり「幸薄そう」な印象を受けませんよね。ちょっとした意識で発言は変えられるもの。印象を変えたければ、自分の口から出る言葉にしっかりと責任を持つことが大事なのかも?イメージは自分で変えられる!?いかがでしたか。「幸が薄い」という印象を相手に与える人は、「ネガティブな発言が多い」「自信がなさそう」など、その人の内側から滲み出る要因が大きいようです。つまり、大事なのは自分がどのような心持ちでいるかということ。「幸薄そうだよね」と言われても気にしないくらいの強いメンタルでいれば、自然とポジティブオーラを醸し出す人間になっていくのかもしれませんよ。©fizkes/Adobe文・オリ子
2023年09月09日海の幸はもちろん、野菜や果物も豊富な“食”の島・佐渡。農家民宿やゲストハウスのレストランなど、島の食材の魅力を体感させてくれる宿を目指したい。海、山、里の食材を丸ごと!ごちそうの島・佐渡へ。葡萄農家の宿 Andante【新潟県/佐渡】ワインの旨味と佐渡の旬の味を、ゆっくり、たっぷり味わおう。ゴーゴーと重低音で吹き荒ぶ寒風や、日本海独特の荒波…。佐渡と聞いて、そんな“荒い”イメージしか湧いてこなかった人にぜひとも知ってほしいのが、島の食の豊かさです。佐渡は東京23区よりも約1.5倍大きい、日本最大の離島。海の幸に目を向ければ、重量級のマグロから、ブリ、イカ、タコ、アワビにサザエ、エビやカニ…。ワカメ、ナガモにモズクなど、海藻類も種類豊富に揃います。里山では、同じく新潟の魚沼産に負けず劣らずの風味を誇るコシヒカリ、さらに栄養たっぷりの野菜が育つ土壌が魅力。佐渡牛や地鶏の畜産、酪農も盛んです。イチゴやスイカ、リンゴに西洋梨、黒イチジクなどが季節ごとに実り、フルーツ好きも魅了します。佐渡は、旅行熱が久しぶりに湧いてきた今、オススメしたいデスティネーション。食を満喫でき、五感をフルに刺激してくれる宿を目指して出かけてみましょう。1軒目は、佐渡でワイン造りを目指す夫婦が営む、1日1組限定の農家民宿。数年前雑誌に掲載されていた、佐渡でゼロからナチュラルワイン造りを始めたフランス人醸造家のジャン=マルク・ブリニョさんの記事を読み、導かれるようにやってきた二人。醸造用のブドウを栽培しながら、かつて、夫婦で巡ったポルトガルやスペイン、フランスのワイナリーや農家民宿で出合った味を宿泊客に提供しています。料理の担当は夫の下川淳也さん。飲食業界に勤めていたものの調理担当ではなく、自分たちが食べたいもの、ワインに合うものを作っているだけ、と謙遜しますが、佐渡の食材の滋味深さを余すところなくいただける料理の数々は、シンプルだけど豊か。「なるべく佐渡の食材を使い、基本地元のスーパーで買えるようなもので作っているのですが、逆にレパートリーが広がっていった気がします」と妻の千里さん。この日のメニューは、庭の山椒の葉をアクセントに入れた、ヒラメとアスパラの春巻きなどのアペリティフから始まり、締めのポルトガル風タコ飯まで…。夫婦の狙い通り、グラスをテーブルに置く暇がないほど食もワインも進みます。しこたま飲食を楽しみ、その後眠りにつくのも、すべてゲスト専用のスペースとなる古民家の離れ。下川夫婦の温かなもてなしで、心地よい時間が流れます。ある日の夕食。前菜の炙り稚鰤のツナ サラダ仕立て。手前のスープは水とギー(バターオイル)で作った新玉ねぎのポタージュ。寝室は2部屋。4人まで泊まれる。ワインと愉しむ夕食から一転、朝食は胃腸に優しい和食スタイル。蒸し野菜、旬魚の昆布締め、しいたけの佃煮などが並んだ。下川千里さんと淳也さん。「ワイン造りは自然との付き合いなので、計画通りには行きませんが、いずれ佐渡らしいオリジナルワインが造りたいです」と語る。佐渡市大倉谷672‐31日1組限定(4名まで宿泊可能)水・木・土・日曜(連泊希望の場合は要相談)1泊2食付きの料金1名¥17,600~。朝食のみや素泊まりプランもある。予約は3か月先まで。チェックイン16:00~21:00チェックアウト7:00~10:00SEISUKE next door一皿一皿に丁寧な仕事が施された、ディナー目当てに訪れたい。海岸線に沈む夕景が美しい、海沿いのゲストハウスの1階には、シェフ・尾﨑邦彰さんのレストランがあり、美しい海と美味しい食事を求め、地元客もやってきます。大阪での割烹料理店からスタートした尾﨑さんの料理人人生。フレンチに転向し、東京の名店やフランスの三つ星レストランで修業し、オーストラリアで3店舗も切り盛りした後、心身のリセットに訪れた佐渡で、土地の魅力と島の食材に強く惹かれ移住を決意。「料理人の想像力を掻き立ててくれる場所ですね。佐渡の海は私にとって市場で、山全体が畑のような感覚。鯵を釣って、ちょっと苦味を足そうかと、山に行ってウドを採ってくるような日々です」この日のディナーは、銀鮭、メジマグロ、新潟和牛がメイン。佐渡に来て、ゼロから料理を作りたい思いに火がつき、醤油や味噌、リコッタチーズなどを自ら造り、食材の魅力をさらに引き立てるレシピを考案しています。レストランのテラスには、ハーブにレモン、ブドウの苗木まで栽培中。「ゆくゆくはワインも造りたいなあ、と思っているんですよ」モダンなデザインのヴィラ。2階には客室だけでなく、共有スペースとして、広々したゲストラウンジとキッチンがある。ディナー¥8,000の一例。メジマグロのタルタル、もろみ醤油やハーブを添えて。朝食は地元で評判のパン、『へんじんもっこ』のソーセージ、佐渡産のジュースや牛乳などを自由にいただける。野菜や卵を近所のスーパーで買い、キッチンで料理。テラスで海を眺めながらいただこう。「その日の食材で内容は日々変わります。旬の味を楽しんでください」とオーナーシェフの尾﨑さん。佐渡市河原田諏訪町207-76TEL:0259・58・7077ディナー¥7,000~ランチ11:30~14:00ディナー18:00~20:00(要予約)水曜休ランチ¥3,500~(テイクアウトメニューもあり)。ゲストハウス「Guest Villa on the 美一」1名1室・1泊朝食付きの料金¥6,000~(ツイン2部屋、ダブル3部屋。1棟貸し切りも可能)チェックイン15:00~22:00チェックアウト11:00カールベンクス 古民家民宿 YOSABEI食べ歩きの後は農家民宿に…。野菜たっぷりの朝食で心身を整えて。尾﨑さんのように、肩に力は入れずに強い思いはある、そんな移住者が活躍できるのも佐渡の魅力。3軒目に紹介する古民家民宿のオーナー・仲塚周子さんは、父親の実家の築200年経つ古民家が解体される話を聞き、夫婦で移住を決め、農業と民宿を始めた一人。「解体するのはもったいない、と夫も賛同してくれ、ダメ元でアプローチした古民家再生の第一人者のカール・ベンクスさんに、リフォームを手がけてもらえました」ヨーロッパでは街道筋で農家民宿がよくあるし、この場所でもやってみたら?と勧められて、旅好きでもある仲塚さんが、旅行者の憩いの場になればと宿を開始。「佐渡はとにかく美味しいものが多いから、いろんな場所に食べ歩いてほしいので、我が家での提供は朝食だけ。外食では不足しやすい野菜をたっぷりと、美味しいお米とともに用意しています」数年前、長屋門を地元の大工たちとリフォームした一棟貸しもあり、好みの泊まり方が選べます。佐渡は、人任せではなく、自分で好きなように回りながら“食”を愉しむ旅が叶う場所なのです。オレンジ色の外壁に黒い屋根のコントラストが美しい、カール・ベンクス氏が手がけた母屋。カフェスペースが1階にあり、2名まで泊まれる客室は2階にある。仲塚さん一家4人もここに暮らす。軒下に干したトウモロコシで、ポップコーンを作る。元気な愛犬・黒丸くんと。色鮮やかな野菜中心の朝食。お米も美味しい。近所の農家さんに教えてもらいながら始めた無農薬栽培の畑。「元気に育っていますね」と仲塚さん。佐渡市三瀬川549TEL:0259・67・7284予約の際に確認を。カール・ベンクス氏が手がけた母屋は1日1組限定(2名まで宿泊可能)。1名1泊朝食付き¥16,500(2名だと1名¥12,100)、1棟貸し切りの「青の家」は、1泊室料¥39,600(8人程度まで)チェックイン16:00~チェックアウト10:00『Hiruma Cafe』火・水曜11:00~15:00新潟県にある2つの港、新潟港、直江津港から船に乗って佐渡の両津港または小木港へ。所要時間2時間30~40分のカーフェリー、1時間7分で結ぶジェットフォイル(新潟港発着便のみ)がある。各宿へのアクセスは、路線バス、タクシー、レンタカーで移動。※『anan』2023年7月5日号より。写真・中村香奈子取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2023年06月30日離島特産品専門ECサイト「島の幸々(しまのさちざち)※1」を運営する株式会社京阪百貨店(本社:大阪府守口市、社長:辻 良介)と離島専門WEBメディア「りとふる」を運営する株式会社プラスエイチ(本社:福岡県福岡市、社長:矢野望)は、日本全国の離島の特産品・観光・暮らしの情報をより多くの方に知っていただけるよう、両WEBサイトでの連携を開始いたします。本連携の最初の取り組みとして、京阪百貨店が運営をする「島の幸々」のプロモーションを相互に行い、離島特産品の販路拡大支援を開始いたします。※1 島の幸々はECモール「よろずを継ぐもの」内に出店するショップです。取り組み(販路拡大支援)について本取り組みは、離島特産品専門ECサイト「島の幸々」での、全国各地の離島特産品オンライン販売を支援する取り組みです。京阪百貨店が長年培ってきた商品目利きや販売ルートといった流通のノウハウに加え、プラスエイチが運営する国内最大級の離島専門WEBメディア「りとふる」の発信力をお互いに活用することで、離島特産品の販路拡大を支援いたします。島の幸々への商品の出品について【概要】・商品の初期登録費用は無料です。・事業者への送料の負担は原則ありません。・商品登録や商品写真手配など、島の幸々の販売担当者が支援いたします。・サイト運営者の株式会社京阪百貨店が販売者となり、皆さまの商品を仕入れて販売いたします。【連絡先(Eメール)】 shimano-sachi@yorozutsugu.jp 商品の初期登録費用は無料で、ご注文があった商品は直送スキームにより離島の事業者さまより直接お客さまに商品を発送いただきます。なお離島事業者への送料負担は原則ありません。生産者や事業者・公共団体の皆さまは商品の情報を提供するだけで販路拡大に繋がります。興味のある生産者(事業者・公共団体)から、メール( shimano-sachi@yorozutsugu.jp )でご連絡いただいた後は、京阪百貨店のバイヤーが直接連絡いたします。島の幸々について「島の幸々(しまのさちざち)」は、京阪百貨店が2022年5月にオープンした、離島の豊かな産品の味わいを届ける離島特産品専門ECサイトです。バイヤーが自ら離島を訪ね、現地の生産者と会話し厳選した、品質の高い商品や独自の文化・味わいを紹介しています。全国のお客さまに離島で生産される商品を届けることを目指し、日々新しい商品の取り揃えを進めています。日本には400以上もの有人島があり、離島は海洋資源や自然環境の保全にとても重要な役割を担っていると言われています。「島の幸々」を通じて島民の方々の幸せや、島に伝わる文化や伝統を伝えることも目指しています。島の幸を頂きながら島の自然はもとより暮らす人の生活を守る、支えあう気持ちを持ち続けていきたい、そんな思いを込めたショップです。■サイト名称:島の幸々(しまのさちざち)■取 扱 商 品 :離島の農産物、海産物、畜産物、ほか特産品など■サイトURL : りとふるについて「りとふる」は、“離島に行こう” “離島に住もう”という2大ニーズに関連した情報を、日々WEBとInstagramなどのSNSで発信している離島専門WEBメディアです。「島の美しさ(beautiful)を知ってほしい。島の文化を大切(careful)にしてほしい。」という想いから、「りとふる(ritoful)」という名前が生まれ、2019年4月より運営しています。現在では、SNSの総フォロワー数も1.3万人以上と国内最大級の離島専門メディアとなりました。離島の観光情報はもちろん、特産品、仕事(求人)など様々な情報を読者にお届けしています。離島を愛する多くの人々に親しまれ、「離島といえば、りとふる」と言っていただけるような総合サービス会社になることを目指しています。■サイト名称:りとふる■サイト内容:離島の観光情報、求人情報、移住情報などメディア発信■サイトURL: 今後の連携について本件では京阪百貨店とプラスエイチは、島の特産品PRを相互協力することで離島の素晴らしい商品を全国に広めてまいります。互いのWEBサイトの特徴を活かしながら、知られるべき素晴らしい特産品・観光・暮らしといった島ならではの魅力を一層お伝えできる形で今後も連携を進めてまいります。230621_keihan-dept.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月21日【音楽通信】第130回目に登場するのは、バンドからソロアーティストへと音楽人生を駆け抜けながら、現在ソロ活動10周年というアニバーサリーイヤーを迎えた、藤巻亮太さん!大学生のときに曲を作るようになったことが転機【音楽通信】vol.130ロックバンドのレミオロメンのボーカル&ギターとしても活躍し、「3月9日」「粉雪」など数々のヒット曲を世に送り出してきた藤巻亮太さん。2012年からはソロ活動をスタートし、昨年、10周年を迎えました。そんな藤巻さんが、2023年1月25日に、4枚目となるオリジナルアルバム『Sunshine』をリリースされたということで、お話をうかがいました。――あらためて学生時代よく聴いていた音楽から教えてください。僕が中学生の頃はバンドブームでしたので、ユニコーンをよく聴いていました。高校生の頃からは洋楽も聴くようになって、オアシスやブラーといったイギリスのロックも好きになって聴き始めて。とくにレディオヘッドというロックバンドが好きで、レミロメンの頭文字はレディオヘッドの頭文字から取ったのですが、名前の由来になるぐらい聴き込んで、高校生ぐらいまでは日々UKロックばかり聴いていましたね。――2000年にレミオロメンを結成されて、2003年8月にシングル「電話」でメジャーデビューされましたが、学生時代から将来、音楽の道に行こうと考えていたんですか?そんなこともなかったんです。中学生のときにエレキギターを買って、いわゆる学園祭バンドを組んだぐらいです。高校生のときはバンドでギターを担当していましたが、(アメリカのインストゥルメンタルロックバンドの)ザ・ベンチャーズといった、ボーカルがいないようなバンドのカバーをしていました。途中からは、日本のロックバンドのTHE YELLOW MONKEYや、(アメリカのミュージシャンの)レニー・クラヴィッツのカバーをしながら、学園祭で歌ったりして、楽しく過ごしていました。大学生になってから、自分で曲を作るようになったことが、転機になりました。それまでは誰かの曲のカバーをして音楽を楽しんでいたんですが、曲を作る喜びに出会いまして。そこからレミオロメンを組んで、自分たちの音楽でどこまで行けるのか挑戦したくなったのが、19歳の頃ですね。――歌うことは、もともと得意だったのですか。中学生や高校生の頃は、みんなと同じでカラオケが好きというぐらいで、得意だとは思っていなかったです。だから、まさか将来、歌手になるとは思わなかったですね。――2012年2月にシングル「光をあつめて」でソロアーティストとしても活動をスタートされました。現在、ソロ活動10周年という節目でもありますが、振り返ってみていかがでしょうか。20代ではバンドで音楽を作って届けていく活動をさせてもらって、30代からは自分の名前で活動してきましたが、最初ひとりでは大変なことのほうが多くて。バンドのときよりも、うまくいかないことがたくさんあったのですが、そのぶんひとつずつの学びがあって、それが音楽に活かされている気がするんですよ。すごく大事な10年を積み重ねてきたと感じています。20代は音楽だけに集中する深く掘り下げる時期があって、30代でソロになってからは音楽以外のいろいろな出会いとともに、横に根をのばしていったような時期でもあって。たとえば登山家の野口健さんと出会って、一緒に世界中の山に登るようになって、山が好きで旅とともに写真も撮るようになりました。さらに体力作りの一貫として始めたフットサルも10年続いていて。そんな音楽以外のいろいろな出会いの中から、曲作りへのインスピレーションも得られるようになって、良いかたちで活動できています。前向きなエネルギーが伝わるニューアルバム――2023年1月25日に、前作から約5年ぶりとなるニューアルバム『Sunshine』をリリースされます。明るく、とても前向きさを感じさせるアルバムですね。ありがとうございます。この5年の間に、僕は野外フェス「Mt.FUJIMAKI」を主催するようになるなど、いろいろなチャレンジが増えていました。その中で自分自身と向き合ってきたものが、曲として蓄積されていって、いま自分の中にあるものを表現するためにまとめたものが、今回のアルバムに収録した12曲になります。――爽やかなメロディの2曲目「Sunshine」は、アルバムの表題曲でもありますね。この曲は、初期衝動とか最初にあったピュアなものが、自分の中に変わらずに今もあることを信じられたときにできた曲なんです。そもそも曲を作り始めた19歳の頃も、10代なりに悩むことがあって、気持ちの整理がうまくできないときもありました。僕の場合は、自分を取り巻く社会や世界がわからないときに曲を作ることで気持ちの整理ができて、いろいろなことを把握できるようになって、それが曇り空の中でも太陽を見つけるような作業だと感じています。これまでの道のりを光を頼りに歩いてきたという感覚。それは自分が音楽を作ることの原点のようにも思うんです。それから20年以上経っていますが、年齢を重ねるほど、さまざまなものがクリアになっていく反面、経験を重ねるほどわからなくなることも。でも、曲作りを始めたときもいまも、雲の中から光を見つける、曲を作ることは変わらない。曲を作っていくうちに「これはこういうことだったんだ」と発見する。世界は混沌としていても、自分で道筋を見つけて、照らされたものを信じて、それが指標になっているところがあります。だから、本当に1曲ずつ向き合うごとに光があって、それを信じて音楽を作っていこうと。いろいろな葛藤を超えて、光が見つかったときの喜びを伝えていきたいですね。先にこの「Sunshine」という曲ができていて、最後にアルバムのタイトルを決めようと思ったときに、 前向きさが伝わるタイトルであり、光を象徴している言葉だと思ってアルバムのタイトルにつけました。――そのお話をうかがうと、アルバムのジャケット写真は、光を見つけてつかんだイメージなんでしょうか。そうなんです。これは三角形のプリズムを持っていまして、プリズムは理科の実験などで光をあてると反対側から虹のように光の分散が見えることもありますよね。光にもいろいろなグラデーションがあって、このアルバムにも12曲分の光があるので、プリズムを持ったこのジャケットにしました。――軽快な6曲目「ゆけ」は、親子、夫婦、友達とさまざまな人間関係を後押ししてくれる印象がありますが、どのようなメッセージを込めて歌っていますか。30代で始めたサッカー友達がみんな独身だったのに、40代になるとどんどん結婚していって家庭ができて、大事なものが増えていくことを実感してきました。年齢を重ねながら、みんな自分の人生を大事に生きていることにあらためて気づかされたんです。コロナ禍や海外の戦争があるこの時代に翻弄されながらも、それぞれの人生を生きていて、実はシンプルに平穏に暮らしたいというところで、「何が一番大事なんだろう」と。そんなみんなの人生の未来が輝くようにと歌っています。――7曲目「オウエン歌」も力強く後押ししてくれる楽曲です。実はこの曲は、僕の後輩に向けて、送った曲なんです。母校が10数年前に統合されて新しい高校になったんですが、光栄なことにその校歌を作らせていただいたんです。それから、10周年のタイミングでその高校に行って、ライブと講演をさせていただいたときに、初めて高校生たちと交流させてもらって。彼ら彼女らが頑張りながら、一生懸命この時代を生きている姿を見たときに、自分にできることは音楽なので、応援したいと思って、後輩たちに送った曲なんです。それが聴いてくださる方一人ひとりの応援歌になったらうれしいですし、さまざまな方々のシチュエーションや背景の中で、感じ取ってくださればうれしいです。――昨年11月に配信されたTBS駅伝のテーマ曲にもなった1曲目「この道どんな道」は、「大丈夫」という歌詞が力強い曲ですが、オファーされてから書き下ろされたのですか。よくそう言われることもあるのですが、タイアップのお話の前にできていた曲なんです。この曲が書けたときに、自分のいまの立ち位置や、これからどんな気持ちで進んでいこうかということが明確になって、わりと素直に書けた曲でもありまして、この曲を気に入ってくださって使っていただきました。Aメロで「大丈夫」という言葉を4回繰り返すんですが、不安を抱えながら、それでも自分を信じて進んでいこうと思ったときに、まあ大丈夫だよって自分に諭すようにかけた言葉でもあります。“いまの時代は厳しい”と訴えかけるような言葉はたくさんあふれているんですが、「大丈夫だよ」とはなかなか言ってくれない。でも、実はみんなが求めているのはこういう言葉なのかなって。どんなことがあっても近くにいるよ、味方だよという思いが届いたらと思っています。――アルバムのラストを飾る12曲目「大地の歌」は、どのように生まれた曲ですか。この曲はでき方が特別なんです。J-WAVEの震災復興をテーマとした番組「HEART TO HEART」のナビゲーターを2019年度に務めさせていただいていたのですが、被災地にインタビューに赴いて、その現状を伝えていました。そもそも僕たちはまず“大地”から、衣食住すべて恵みをいただいていて、普段は感謝の気持ちを忘れるぐらい、自然に生活している。でも、大地というのは時として猛威をふるって、人の命を奪ってしまう災いにもなるということを1年間取材させていただいて感じました。人間は大地に生かされて翻弄されているけれど、被災地の福島県浪江町の方に「我々は過酷な状況にいることは間違いないんですが、不幸だとは思わないでいてほしい」と言われたことが印象に残っていて。確かに、周りの人が他人の幸不幸なんて決めることはできない。人はどう振る舞って、どういうふうに生きるか。人間の尊厳に触れた気がして、そのときにこの曲を作りました。――強いメッセージが込められた曲なんですね。そんなアルバムを引っ提げて、2月から3月は『藤巻亮太 Live Tour 2023「Sunshine」』と題したバンドツアーがありますが、どのようなステージになりそうでしょうか。このアルバムはかなりロックなアルバムで、バンドアレンジがすごく効いていて、ドラム、ベース、そして自分もエレキギターを弾いています。先ほど、前向きなアルバムとおっしゃってくださいましたが、アグレッシブなサウンドからもそういう部分は伝わるのかなと。このアルバムを引っ提げた全国7か所9公演のツアーになります。弾き語りやアコースティックでのライブも増えたんですが、久しぶりにドラム、ベース、ギター、藤巻という4ピースバンドで全国をまわってお届けします。季節が冬から春にかけてのツアーなので、ニューアルバムの曲だけではなく、季節を彩る曲やレミオロメン時代の曲も歌って、楽しんでいただけるツアーにしたいです。「しっかりと音楽を届けて活動していきたい」――お話はかわりますが、登山やフットサルのお話もされていましたね。最近は、おやすみの日はどのようにお過ごしですか。散歩に出かけて、普段とは違う景色の中を歩いています。散歩しながら頭が空っぽになる時間がすごく大事だと思っていて。いまの時期だとツアーの準備やこうしてプロモーションさせていただく時間も多いんですが、散歩することでまたリフレッシュして、違う角度からこのアルバムのことを見つめたり、新しい解釈でお話できたりするといいなと思っているんです。また次に向かう楽曲へのアイデアも、散歩の時間に浮かぶこともあるので、できる限りゆったりと過ごす時間を大事にして、休日は自分をフラットに戻していますね。――ライフスタイルにおいて普段気をつけていらっしゃることはありますか。健康面でいえば、ひとつはフットサル。週に1回か2回は何も考えずにカラダを動かしたいなと。ルーティーンになっているので、これが体力づくりの基礎になっています。あとはやっぱり柔軟が大事なので、ストレッチをよくするようになりました。しっかりケアすることで、この体力づくりがライブに活かされています。――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、今後の抱負をお聞かせください。今年の2月からソロ活動が11年目に入ります。毎年ファンクラブの方に向けて“今年の漢字”というものを一字書いていて、「こういう年にしたいです」と、所信表明させてもらっているんです。今年は、さまざまなものを届けたいという意味で「届」を掲げさせてもらいました。ニューアルバム『Sunshine』が発売されることもそうですし、ツアーに出ることもそうですし。僕の音楽を手に取ってくださる方やライブに来てくださる方、こうして今日のインタビューもやらせていただいてananwebの記事を読んでくださる方にも、しっかりと音楽を届けていけたらという気持ちです。11年目も変わらずに音楽を届けていけるように活動していきたいですね。取材後記バンド時代からソロアーティストとしての現在まで、そしてこれからもわたしたちに光にあふれた色とりどりの音楽を届けてくれるであろう、藤巻亮太さん。ananwebのインタビューで“曲作りは曇り空でも太陽を見つけるような作業”というお話をされていたことが印象的でした。今年ソロ活動11年目に突入される藤巻さんのニューアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。取材、文・かわむらあみり藤巻亮太PROFILE1980年生まれ。山梨県笛吹市出身。2003年にレミオロメンの一員としてメジャーデビューし、「3月9日」「粉雪」など数々のヒット曲を世に送り出す。2012年、バンド活動休止を発表し、ソロ活動を開始。ソロアーティスとして1stアルバム『オオカミ青年』を発表以降も、2ndアルバム『日日是好日』、3rdアルバム『北極星』、レミオロメン時代の曲をセルフカバーしたアルバム『RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010』をリリース。2018年からは自身が主催する野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI」を地元・山梨で開催するなど、精力的に活動を続けている。2023年1月25日、4thアルバム『Sunshine』をリリース。2月25日から『藤巻亮太 Live Tour 2023「Sunshine」』を開催。InformationNew Release『Sunshine』(収録曲)01.この道どんな道02.Sunshine03.裸のOh Summer04.僕らの街05.まほろば06.ゆけ07.オウエン歌08.千変万化09.Heroes(Album ver.)10.サヨナラ花束11.花びらのメロディー12.大地の歌2022年2月9日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)VICL-65771(CD)¥3,300(税込)(初回限定盤)VIZL-2145(2CD)¥4,400(税込)*初回限定盤のみ、10周年を記念し、藤巻本人がセレクトしたベストアルバムが付属。【ベストアルバム収録曲】01.オオカミ青年02.ハロー流星群 03.月食 04.光をあつめて 05.名もなき道 06.指先 07.花になれたら 08.8分前の僕ら 09.日日是好日 10.Blue Jet 11.マスターキー 12.北極星 13.3月9日 14.粉雪 15.ウイスキーが、お好きでしょ 16.Summer Swing取材、文・かわむらあみり
2023年02月08日昨年ソロ活動10周年を迎えた藤巻亮太が、新曲「Sunshine」のMVティザー映像を公開した。「Sunshine」は、本日1月25日(水) にリリースされた約5年ぶりのアルバム『Sunshine』のリード曲。公開された映像は、煌びやかな中にも哀愁を感じるシンプルなバンドサウンドとその歌詞の世界観をまっすぐに伝える、暖かく美しい光の中で歌う藤巻が印象的な内容となっている。なおMVのフルサイズは2月8日(水) に公開される予定だ。また、新たなライブ『THANK YOU LIVE 2023』がレミオロメンの代表曲「3月9日」にちなんで3月9日(木) に東京・I’M A SHOWで開催されることが決定。自身のみならず、楽曲に親しむすべての人の記念日ともいえるこの日に、藤巻から感謝の想いを伝えるライブになりそうだ。チケット情報など詳細はオフィシャルサイトでチェックを。藤巻亮太「Sunshine」MVティザー映像<リリース情報>藤巻亮太 ニューアルバム『Sunshine』Now On Sale藤巻亮太『Sunshine』ジャケット●初回限定盤(2CD):4,400円(税込)●通常盤(CDのみ):3,000円(税込)【CD収録内容】■DISC1(通常盤・初回限定盤共通)01. この道どんな道02. Sunshine03. 裸のOh Summer04. 僕らの街05. まほろば06. ゆけ07. オウエン歌08. 千変万化09. Heroes (Album ver)10. サヨナラ花束11. 花びらのメロディー12. 大地の歌■DISC2 ~ソロ10周年記念ベスト~(初回限定盤のみ)01. オオカミ青年02. ハロー流星群03. 月食04. 光をあつめて05. 名もなき道06. 指先07. 花になれたら08. 8分前の僕ら09. 日日是好日10. Blue Jet11. マスターキー12. 北極星13. 3月9日(配信Sg/セルフカバー)14. 粉雪(「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」/セルフカバー)15. ウイスキーが、お好きでしょ16. Summer Swing藤巻亮太『Sunshine』全曲トレーラー映像【購入者特典】●VICTOR ONLINE STORE限定特典「アナザージャケット」(『Sunshine』(初回限定盤・通常盤)のジャケットとは異なるデザインのジャケットです)●各CDショップ共通特典「オリジナルクリアファイル」・対象チェーン店舗・オンラインストアタワーレコード / タワーレコード オンラインHMV / HMV&BOOKS onlineTSUTAYA全国各店 / TSUTAYAオンラインショッピングAmazon.co.jp楽天ブックス※Amazon.co.jp、楽天ブックスでは、特典付き商品のカートがアップされます。特典をご要望のお客様は特典付き商品をお買い求め下さい。※上記各特典ともに数に限りがございます。お早めにご予約下さい。※特典対象店舗は順次追加となることがございます。※一部、特典の取扱いが無い店舗もございます。※特典の内容・デザインは予告なく変更する場合がございます。※確実に入手をご希望の方は、事前に各店舗様へご確認いただくことをお奨めいたします。配信リンク:<ライブ情報>藤巻亮太『THANK YOU LIVE 2023』3月9日(木) 東京・I’M A SHOWOPEN18:00 / START19:00お問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)詳細はこちら:<ツアー情報>藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』2月25日(土) 東京・I’M A SHOWOPEN15:15 / START16:00問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)2月26日(日) 東京・I’M A SHOWOPEN15:15 / START16:00問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)3月3日(金) 宮城・仙台RensaOPEN17:30 / START18:30問い合わせ:キョードー東北(022-217-7788)3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOSOPEN16:45 / START17:30問い合わせ:キョードー西日本(0570-09-2424)3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラOPEN17:30 / START18:00問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)3月11日(土) 広島・広島CLUB QUATTROOPEN16:15 / START17:00問い合わせ:夢番地(082-249-3571)3月19日(日) 大阪・umeda TRADOPEN15:15 / START16:00問い合わせ:キョードーインフォメーション(0570-200-888)3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTIONOPEN16:00 / START16:30問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTIONOPEN17:30 / START18:00問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)チケット購入リンク:詳細はこちら:関連リンクHP:::::
2023年01月25日2023年に4回目を迎える岸谷香が主催するイベント『岸谷香感謝祭』は、2023年は藤巻亮太と荻野目洋子をゲストに迎えることになった。イベントに先駆けて行われた岸谷と藤巻との対談。 前編() ではふたりの出会いから、藤巻が主催するイベント『Mt.FUJIMAKI』での共演についてが話題となった。後編もその『Mt.FUJIMAKI』の話からスタート。ふたりには、イベント主催者という共通点もある。『岸谷香感謝祭』に向けての思いも語ってもらった。――岸谷さんと藤巻さんは、バンドマン、シンガーソングライターという以外にも、イベント主催者という共通点があります。そのことについては、どう思っていますか?岸谷藤巻くんの『Mt.FUJIMAKI』についての話でいいなあと思ったのは、“原点に帰りたくなったときに、山梨があった”ということでした。ミュージシャンって、リセットしたくなることがあると思うんですが、帰るところがあるのは、いいですよね。LINDBERGの渡瀬マキちゃんも、三重県の鳥羽というところが田舎で、連れていってもらったこともあるんです。その場所から出てきたことで、自分の中での決意がより強くなるだろうし、うらやましいなあって思いました。藤巻くんもきっとそうなんですよね。岸谷香藤巻山梨から出てきたという感覚はありますね。岸谷さんは東京で生まれ育っていらっしゃいますよね。東京が帰る場所という感覚はないんですか?岸谷東京ってあまりにも日常になっているから、“帰ってきた”みたいな気持ちにならないんですよ。藤巻ああ、なるほど。岸谷私には戻るところがないから、リフレッシュしたくなったら、海外に行きたがる傾向があります。戻るかわりに、海外に行くということですね。でも私が『岸谷香感謝祭』を東京でやっているのは、そういうことなのかもしれません。故郷という意識はあまりないんですが、やるんだったら、東京は自然な選択というか。――もともと『岸谷香感謝祭』は、岸谷さんの誕生日の近くに開催されるイベントですから、日時的にもルーツに基づいたイベントと言えそうですよね。岸谷たまたま、第1回目の『岸谷香感謝祭』が私の50歳のお誕生日の日だったんですね。良い区切りだし、音楽を還元すること、つなげることも私の使命なのかなという気がして、イベントを始めました。20代のころは、自分のためだけに音楽を必死でやっていました。でもある程度の年齢になってくると、自分のためだけじゃないなって思うようになるんです。ミュージシャンを趣味ではなくて、天職としてやってきた人は、そういうこともするべきだし、したくなるんだと思います。藤巻くんもそうなんじゃないですか?藤巻わかります。僕の場合は、山梨のためにできることはなんだろうってことから始まりましたから。藤巻亮太岸谷私には、藤巻くんにとっての山梨みたいなものがないので、うらやましく感じました。山梨への愛が大きなモチベーションになっているんだなって。藤巻ソロは、モチベーションの持ち方が難しいところがありますよね。バンドの一員であるときには、自分のためでもあるんですが、バンドがうまくいくために頑張れる部分があるじゃないですか。でもソロになって自分ひとりになると、自分のためだけに頑張るのは難しいところがあるなあと感じました。バンドというひとつのコミュニティがあって、そのなかで役割があると、わずらわしさもあるんですが、モチベーションをエネルギーとしてもらってアウトプットできます。ところがひとりになったら、そういうものがないので、困ってしまうという。岸谷よーく、わかります(笑)。多分、わずらわしさこそがバンドなんだと思います。多分、ゼロから一緒に始めたバンドじゃないと、そのわずらわしさはないんですよね。友達のミュージシャンが「バンドは一生に1個しかない」って言ってて、そんなことはないと最初は思っていたんですが、やっぱりそうなんだなと思うようになりました。人間ってぜいたくな生き物だから、あるとわずらわしいと思うくせに、なくなると、そのわずらわしさがほしくなるところがあると思うんですよ。藤巻岸谷さんはそう思われて、どうされたんですか?岸谷もがいた時期もあったけれど、もう手に入らないとわかったので、じゃあ、その代わりに自分を満たしてくれるものを探そうと思いました。やっぱり私はバンドが好きだなと思ったので、YuumiとHALNAとYukoに、「すみません。年も違うけど、一緒にバンドをやって」ってお願いしました。少しずつバンドになってきて、ほんのちょっとですが、時々わずらわしいことが出てくるようになってきたんですよ。「えー、このコードでいいじゃん。なんで?」って思いつつ、“あっ、うれしい、このわずらわしい感じ”って(笑)。――バンドとソロって、他にもいろいろな違いがありそうですね。岸谷心の強さが違うと思います。私たちだって、心が弱いわけじゃないけれど、バンドって、“数で戦おう”みたいなところがあるじゃない?ソロの人って、最初からひとりだから、自分ひとりで戦うしかないので、自信の持ち方が違うところがありますね。藤巻確かに、そういうところは感じます。岸谷バンド出身者って、自信なんてないんだけど、イチかバチかだ、みたいなところがあるんじゃないかな。藤巻わかります。バンドの場合は、困難な瞬間をメンバー同士が共有して、一緒にジャンプしてきた経験が大きい気がします。裏を返すと、バンドをやっていた人間って、最後の最後には飛べる自分がいることを疑っていないというか。『Mt.FUJIMAKI』をやると決めたときも、「えいっ!」とジャンプする感覚がありました。岸谷昔、自分がバンドをやっていたときのイメージは覚えているから、ひとりでも最終的にはできるって信じているということですよね。でも自分でジャンプしないと、なかなかそこまで行けないところはあります。藤巻くんが『Mt.FUJIMAKI』をやっているのも、私が『感謝祭』をやっているのも、自分で頑張れる状況を作っていることなのかなという気もします。――ミュージシャンがイベントを主催するには、音楽への愛や郷土への愛などのモチベーションとジャンプ力が必要なのですね。岸谷バンドマンの特徴でいうと、トラブルが大好きっていうところもありますね。『Mt.FUJIMAKI 2021』の時、配信での開催で本番を倉庫のようなスタジオでやったんですね。「Diamond」の演奏の時、藤巻くんも参加していて、一緒にハモることになっていました。でも、本番中に藤巻くんのギターのストラップが切れて、ギターが落ちてしまったんですよ。そんなことがあるのかっていうトラブル発生。藤巻いや、僕も初めての経験でした。あんなところからストラップが切れるのかって驚きました。岸谷一瞬、私のギターを貸してあげようかなとも思ったんですが、そうしたら、私はギターが弾けないなって、いろいろ考えていたんですね。スタッフが駆け寄ってきたので、ギターを持ち換えるのかなと思ったら、藤巻くんがハンドマイクに持ち替えていました。結局、ふたりで見つめ合いながら、ハンドマイクでハモって、絵に描いたようなストーリーになったんですよ。藤巻くんがハンドマイクを持って、女性シンガーと見つめ合ってデュエットをするって、なかなかない構図でした。あれも「えいっ!」でしょ?藤巻「えいっ!」で乗り切るしかなかったですね。ハンドマイクでの歌唱も普段あまりやっていないので、慣れていませんでしたが、開き直りました(笑)。岸谷でも、藤巻くんが潔くギターをスタッフに渡して、ハンドマイクで歌うところが、かっこいいなあと思いました。その不器用な感じに、きっとファンのみんなは倒れそうだったんじゃないでしょうか。バンドのみんなも喜んでいましたし(笑)。藤巻そこがバンドのいいところですよね。ハプニングがあったことで、みんなが燃えて支えてくれました。岸谷あの時、藤巻くんはMCがあったので、ひとりだけステージに残っていたんですよね。演奏が終わって、私もバンドのメンバーと一緒にバンドの控室に行って、「びっくりしたよねえ~。藤巻くんのあんな姿、なかなか見ないよね」って、普通に盛り上がってしまいました。ふと我に返って、「私、ゲストなのに、こっちに来てしまって失礼しました!」って、あわてて自分の控室に戻りました(笑)。藤巻僕がMCをしてから控室に戻ったら、バンドの控室でメンバーと和気あいあいと話をしていて、空気がひとつになっていました。その時も、「来年は現地でできたらいいですね」ってお話をしてくださったことがうれしくて。“2022年こそ山梨にお招きしたい”という気持ちが強くなったオンラインライブでした。岸谷だから、2022年のリハのときは「あっ、久しぶり!」って、最初からバンドのメンバーとも打ち解けていましたね(笑)。藤巻いろいろと経て、ありがたいことに『Mt.FUJIMAKI 2022』では晴天に恵まれて、富士山をバックにした岸谷さんのステージが本当にパワフルでした。ちょうど夕陽になったタイミングで。山中湖は寒暖の差が激しくて、なめちゃいけないなと思って、僕は衣装を変えて上着を着たんですよ。岸谷さんは革ジャンで登場されたんですが、途中で革ジャンを脱がれて。タンクトップ姿でガンガン動かれているのを見て、“これだからオレはだめなんだ”と反省しました。お客さんの前で、着込んだ藤巻と、革ジャンを脱いだ岸谷さん。自分の中で“それはお客さんは熱狂するよね”“そうじゃなきゃダメだよね”と納得しました(笑)。岸谷自分のステージが終わったら、バンドのメンバーが「香さん、今日イチ……」って言うから、「良かったよ」って言ってくれるのかと思ったら、「今日イチ、薄着でしたね」って(笑)。藤巻それは間違いないです。すごい盛り上がりでした(笑)。念願が叶って、『Mt.FUJIMAKI』に参加していただけて、今後も縁が続いたらいいなと思っていたら、『感謝祭』に声をかけていただいて、うれしかったです。岸谷2022年の『Mt.FUJIMAKI』に参加させていただいた時点で、藤巻くんを『感謝祭』に誘おうと決めていました。音楽って、根底に人間があるものだから、“人として好きだな”って思えるミュージシャンじゃないと、本当の意味でのコラボレーションはできないと思っています。藤巻くんには、ずっと参加してほしいと思っていたので、こちらとしても念願が叶いました。――岸谷さんは藤巻さんをどんな言葉で誘ったのですか?岸谷普通にストレートに、「私のイベントにも出ていただけますか?」って聞いたら、「もちろんです」って。藤巻すぐに返事をさせていただきました。岸谷さんは、ツアー中の忙しい時期に、『Mt.FUJIMAKI』に来てくださったんです。しかも連休中で道が渋滞するタイミングだったので、岸谷さんのステージが終わって、すぐに次のツアー先に移動されたんですが、その時もお手紙を楽屋に残してくださっていて。あの手紙もとてもうれしかったです。岸谷『Mt.FUJIMAKI』で生藤巻くんのステージを観たかったんですが、翌日、上尾でコンサートがあったので、後ろ髪を引かれながら帰りました。時間的にご挨拶もできなかったで、楽屋に置き手紙を残したんですよ。藤巻僕としては『Mt.FUJIMAKI』に出てくださって、歌ってくださっただけで、うれしかったんですが、そのうえ、さらにお気遣いいただいて、手紙まで書いてくださって。自分もこういうことを大事にしなきゃなって思いました。――『岸谷香感謝祭』について、藤巻さんはどんな印象を持っていますか?藤巻東京出身の岸谷さんが東京で、これまで3回開催されて、今度、4回目の開催を迎えられるということで。継続して開催していらっしゃるのは、素晴らしいことだと感じています。岸谷東京以外でやる理由がなかったので、東京で始めたんですが、藤巻くんみたいな郷土愛がない分、将来的に広げることもできるかもしれないですね。先のことはわかりませんが、コラボレーションは積極的にやっていけたらと考えています。ソロはひとりだから、積極的に自分を刺激しないと、刺激がないですから。藤巻本当にそう思います。岸谷このミュージシャンが好きだ、この音楽が好きだって感じられる人たちと一緒にやることこそが最高の刺激だし、コラボレーションはたまらないものがありますね。――現時点で、“藤巻さんとこんなことがやりたい”というイメージはありましたか?岸谷「粉雪」はUnlock the girlsのメンバーもやる気満々なので、バンドでやりたいと思っています。藤巻くんとは弾き語りのイベントで出会ったこともあるので、ふたりだけの弾き語りでも何かやりたいなと考えています。藤巻ありがとうございます。一緒に歌わせていただいて感じたのは、岸谷さんの歌声は前に抜けていくというか。めちゃくちゃパワーのある歌声をお持ちだと思っています。岸谷私は藤巻くんの音楽から、スルメ的な魅力を感じています。“知っちゃったら、もう離れられない”みたいな(笑)。対極にあるのかもしれないですね。藤巻そうかもしれないですね。同じようにバンド出身ではありますが、3ピースと5人のバンドでは、意識がちょっと違うのかなと感じました。僕はギター・ボーカル担当なので、フロントマンと言えばフロントマンなんですが、その感覚があまりなくて。3人だと三角形になるので、どのパートもフロントになりうるという感覚があります。岸谷3ピースって、ドラムが真ん中に位置していて、後ろが尖っていますもんね。藤巻岸谷さんは、バンドの中でフロントマンとして旗を振っていた人なんだろうなと感じています。岸谷5人だったこともあって、私は五角形の真ん中の尖ったところにいたので、フロントという意識はあったかもしれないですね。――イベントで共演することによって、それぞれの違いや個性が見えてくるところもおもしろいですね。藤巻『Mt.FUJIMAKI』でもそこは感じますね。参加してくださるミュージシャンのみなさんは個性をそれぞれお持ちで、その中で「じゃあ自分の歌は?」というところに返ってくるんですよ。そういうことも含めて、開催する意義を感じます。『Mt.FUJIMAKI』の時の藤巻よりも成長している姿を見せられたらと思っています。岸谷歌ってほしい曲もあるし、藤巻くんに体験してほしいこともあります。去年、(根本)要さんと(和田)唱くんがゲストに来てくれたんですが、全員女子のバンドの中に男子が入ってくるのがなかなかおもしろかったんですよ。こっちもちょっとイタズラして、本番まで内緒にして、要さんを驚かせたことがあったんですね。バンドで要さんを囲んで振り付けして、「ご一緒に」ってお願いしました。テレてる要さんがめっちゃかわいくて、ああいう光景はなかなかないので、藤巻くんも楽しんでください(笑)。藤巻大丈夫かな(笑)。もうひとりのゲストは荻野目洋子さんですよね。岸谷男性と女性とで作ろうとする世界観がそれぞれまったく違うので、ゲストが男性と女性というのも、いいかなと思っています。それぞれが作る音楽を楽しみたいですね。藤巻自分にとっても新しい経験になりそうですし、とても楽しみです。「粉雪」は季節的にも合いますし、岸谷さんにほめていただいたので、やりたいなと思っています。岸谷ぜひお願いします。今悩んでいることがあって。「粉雪」は大好きな曲だから、私も歌いたい!ってことなんです。「同じイベントの中で、同じ曲を2度やるのって、変かなぁ?」ってみんなに聞いたのね。「それは変じゃないですか」って言われて、どうしようかって悩んでいます。藤巻どんな形でもやらせていただきますよ。岸谷さんのイベントでしか聴けないステージ、演出になったらいいなと思っています。岸谷Unlock the girlsのような女性バンドになると、グルーヴがまた違うんですよ。こんな感じなのかということを楽しんでもらえたらうれしいです。藤巻緊張はすると思うんです。でも逆に、男藤巻な感じでいこうかなと思っています。その姿勢でみなさんの中に入っていって、逆に染まっていくみたいな(笑)。岸谷私もPRINCESS PRINCESSからスタートしたから、男性のバンドの中に、女性ひとりで入るのはあまり経験したことがなかったんですが、紅一点になると、やっぱり自然に女性シンガーになるんですよ。黒一点になると、どう振るまっても、男藤巻になると思いますよ。藤巻本当に楽しみです。こんなに“緊張”という言葉をこんなにたくさん使ったのはひさしぶりですね。でもいくつになっても、緊張できるのは、幸せだなと思います。自分の中にないものと出会っているからこそ、緊張するわけだし、そこで「えいっ!」と思い切る必要があるわけですから。――おふたりのお話をうかがっていると、楽しみが広がります。2月23日の『岸谷香感謝祭』に向けて、それぞれ抱負を教えていただけますか?藤巻荻野目さんとはまだお会いしたことがないのですが、岸谷さんの『感謝祭』でご一緒させていただくのはとても光栄です。荻野目さんの音楽の世界観と、僕の音楽の世界観とはまた違うと思うので、ステージのグラデーションを楽しんでもらいたいです。どんな曲をやるのかは、まだわかりませんが、こんな曲、あんな曲って、岸谷さんとラリーをさせていただいて、イメージを固めて、ここでしかできないステージにできたらと思っています。岸谷私も何も固まっていませんが、楽しいに決まっているんですよ。今はメニューがたくさんあるレストランに来て、何を注文しようかと迷っている状態で、ただただ楽しくてたまらない時期です。リハに入ったら、気を引き締めてしっかり練習して、本番では、藤巻ファンのみなさんにも、「あの女性バンドも意外と良かったね」と言われるように頑張ります。藤巻僕もしっかり準備して、ステージに立ったら、ジャンプする気持ちで「えいっ!」と飛び込んでいきます(笑)。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:<藤巻亮太リリース情報>アルバム『Sunshine』1月25日(水) リリース藤巻亮太『Sunshine』ジャケット●初回限定盤(2CD):4,400円(税込)●通常盤(CDのみ):3,000円(税込)【CD収録内容】■DISC1(通常盤・初回限定盤共通)01. この道どんな道02. Sunshine03. 裸のOh Summer04. 僕らの街05. まほろば06. ゆけ07. オウエン歌08. 千変万化09. Heroes (Album ver)10. サヨナラ花束11. 花びらのメロディー12. 大地の歌■DISC2 ~ソロ10周年記念ベスト~(初回限定盤のみ)01. オオカミ青年02. ハロー流星群03. 月食04. 光をあつめて05. 名もなき道06. 指先07. 花になれたら08. 8分前の僕ら09. 日日是好日10. Blue Jet11. マスターキー12. 北極星13. 3月9日(配信Sg/セルフカバー)14. 粉雪(「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」/セルフカバー)15. ウイスキーが、お好きでしょ16. Summer Swing藤巻亮太『Sunshine』全曲トレーラー映像<藤巻亮太ツアー情報>藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』2月25日(土) 東京・I’M A SHOW2月26日(日) 東京・I’M A SHOW3月3日(金) 宮城・仙台Rensa3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOS3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラ3月11日(土) 広島・広島CLUB QUATTRO3月19日(日) 大阪・umeda TRAD3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTION3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTION詳細はこちら:関連リンク岸谷香 公式サイト:藤巻亮太 公式サイト:
2023年01月19日毎年恒例になっている岸谷香主催イベントの4回目となる『岸谷香感謝祭2023』のゲストは藤巻亮太と荻野目洋子のふたり。イベント開催に先駆けて、岸谷×藤巻、岸谷×荻野目という2組の対談を前編後編に分けて、合計4回にわたってお届けする。今回は岸谷×藤巻の前編。バンドでデビューして、その後、ソロ活動を展開していること、作詞・作曲を手がけていることなど、ふたりにはさまざまな共通点がある。前編ではふたりの出会いや岸谷が藤巻の主催するイベントに参加した経緯などに話題が及んだ。――おふたりの最初の出会いはいつどこで、でしたか?藤巻大阪で開催されたイベント『TOYONAKA LIVE SQUARE 2019』ですかね。(※2019年2月9日に大阪・豊中市立文化芸術センターで開催されたイベント。主催は馬場俊英。その他の出演者は広沢タダシ)岸谷と思うでしょ(笑)。ちゃんとおしゃべりしたのは、あの大阪が最初なんだけど、その前に『日比谷野音空想旅団~そこに素晴らしき音楽があった~』というイベントに一緒に出てます。(※2013年4月28日に東京・日比谷野外音楽堂で開催されたイベント。プロデュースは小林武史と亀田誠治。他の出演者は石井竜也/Salyu/スガシカオ/Chara/一青窈/藤井フミヤ/宮田和弥(JUN SKY WALKER(S))/森山直太朗(50音順))。岸谷香藤巻そうでした!小林(武史)さんと亀田(誠治)さんがプロデュースされたイベントですね。岸谷野音の90周年イベントで、日本の音楽の歴史を振り返る趣旨があって、お互いに呼ばれて参加しましたよね。にぎやかな人たちが集まっていたので、藤巻くんが静かにみんなの聞き役になっていたのが印象的でした。――そうそうたるメンバーが出演されている中ですもんね。藤巻あの時は呼んでいただいた側で、しかも大先輩のミュージシャンがたくさんいらっしゃったので、借りてきた猫みたいになっていました(笑)。――藤巻さんは、その時の岸谷さんの印象はいかがでしたか?藤巻最初の頃から現在まで、岸谷さんの印象はずっと変わっていないのですが、明るい太陽みたいな方だなと思いました。そして、優しい方だなって。ただ、その時は、僕もかなり緊張していたので、そこまでしっかりお話をさせていただいたわけではなくて、挨拶ぐらいでした。藤巻亮太――岸谷さんは、藤巻さんの印象は?岸谷ストイックな印象を持っていました。まわりがみんな騒がしかったから、余計にそう感じたのかもしれません。藤巻くんはひとり静かにイヤホンで、ずっと予習していましたよね。あの時は、他の人のカバーをしなければならない状況があったから、余計に大変だったんじゃないですか?藤巻そうなんですよ。四人囃子(注・70年代初頭の日本のプログレッシブロックバンドの草分け的な存在)の曲をカバーすることになっていて、すごく難しくて、まったく余裕がありませんでした。――その次におふたりが会ったのが、2019年2月9日の大阪・豊中市立文化芸術センターでのイベント『TOYONAKA LIVE SQUARE 2019』です。岸谷ある意味、本当の出会いはこのイベントですね。ちゃんとお話したのは、この時が初めてでした。馬場俊英さんのしきりのイベントで、全員弾き語りで参加していて。藤巻くんのリハを見ていたら、足で踏むヤツで音を出していました。“なんだろう、あれ?”って気になって、打ち上げで「あれは何?」って藤巻くんに尋ねたことがきっかけで、話をするようになりました。――藤巻さんはその時、どう感じたのですか?藤巻岸谷さんが気さくに声をかけてくださって、うれしかったです。ちなみにその時、僕がステージで使っていたのは、ストンプボックスというリズムを足で刻む楽器です。リズムも出しやすいし、お客さんも乗りやすいので、使うようになりました。挑戦し始めてまだ数年で、そんなに慣れていなかったので、岸谷さんに質問されて、恐縮してしまいました。岸谷とても自然にやっていましたよ。その時も、そんなに時間はなかったんですが、いろいろな会話をしました。私は「粉雪」が大好きなので、「3人だけでやっていたのに、よくあんなに分数コードやテンションコードの多い曲を作りましたね」って、マニアックな話をしたり(笑)。藤巻楽器や作曲の話をしてもらったことが、とてもうれしかったことを覚えています。僕自身、分数コードを使うようになったのは、「粉雪」くらいからだったので、岸谷さんに言われて、改めて自分の曲について考えるきっかけになりました。岸谷その時の藤巻くんの言葉、よく覚えてます。「3人しかいないからちょっと変なコードを探したりしているんですよ」と言っていて、なるほどと思いました。藤巻『TOYONAKA LIVE SQUARE 2019』での岸谷さんのステージも素晴らしかったです。当日のステージを舞台袖で観せていただくまでは、ハンドマイクで歌って、みんなを惹きつけるエンターテインメントのステージをされるというイメージを持っていたのですが、その日のピアノの弾き語りとギターの弾き語り、どちらの世界観も素晴らしくて。岸谷あの時はいろいろ話したいことがたくさんあったんですが、子供の用事があったので、「お先に失礼します」って、先に帰りました。藤巻くんが「世界でいちばん熱い夏」を知っていてくれて、「真夏の歌と真冬の歌で、いつか一緒にできたら楽しいですね」って言ってくれたんですよ。確かに、「粉雪」は真冬だし、「世界でいちばん熱い夏」は真夏だなって。その時の「いつか一緒にできたら」という藤巻くんの言葉がずっと頭の中に残っていました。――その後の交流は?藤巻岸谷さんのバンド、Unlock the girlsのメンバーであるドラムのYuumiさんと、ソロになって僕がよく一緒にやっているベーシストが友達だったこともあって、大阪でのイベントからしばらくして、Yuumiさん経由で岸谷さんからお手紙をいただきました。岸谷Yuumiちゃんが、「藤巻さんのバンドのメンバーと飲みにいくんだけど、藤巻さんも来てくれるみたいです」って言うので、“ご縁がつながっているんだな”と思い、Yuumiに手紙を託しました。その時、ちょうどリハをやっていたので、リハで使っていた五線紙を破って、「藤巻くん、覚えていますか?お元気ですか?いつか一緒に何かやりたいですよね」という手紙を書きました。藤巻手紙をいただいて、とてもうれしかったことを覚えています。「何かやりたいですね」って言ってくださったことから、僕が『Mt.FUJIMAKI』をやっていたこともあり、「ぜひ出てください」とお願いする流れになりました。思い返してみると、岸谷さんとは自分の節目節目でお会いしているんですよ。最初にお会いした2013年の頃は、ソロになって、いっぱいいっぱいでやっていた頃でした。次にお会いした2019年も事務所を独立した時期で。いっぱいいっぱいではあったんですが、同時に何か新しいことに挑戦したいなと思っている時期でした。そのタイミングで、同じようにバンドからソロになって、そしてまた、もう1回、バンド(Unlock the girls)を結成されて活動を始めている岸谷さんとお話しすることができて、たくさん刺激をいただきました。岸谷いえいえ、こちらこそ。藤巻岸谷さんと一緒に音を奏でてみたいと思いましたし、岸谷さんが観ていらっしゃる景色の空気感を、僕も感じてみたくなりました。岸谷そんなそんな(笑)。『Mt.FUJIMAKI』にも呼んでいただいて、先日もとても楽しくステージに立たせていただいて、こちらこそ、ありがとうございます。――『Mt.FUJIMAKI』は藤巻さんが地元である山梨で主催されているイベントです。2018年10月に第1回目の『Mt.FUJIMAKI 2018』が開催されました。その後、第2回目が2019年9月に開催されて、藤巻さんが最初に岸谷さんに声をかけたのは、3回目として予定されていた『Mt.FUJIMAKI 2020』でした。しかし、コロナ禍のため、中止。その後、2021年10月開催の『Mt.FUJIMAKI 2021』でも岸谷さんが参加されていますが、この時もコロナ禍によって、都内からのオンライン配信という形になりました。そして、2022年10月に『Mt.FUJIMAKI 2022』が山中湖交流プラザきららで開催されて、岸谷さんも現地での参加を果たしています。藤巻『Mt.FUJIMAKI 2020』の時は中止の決定が早かったので、一緒にリハにも入れないままでした。岸谷さんにリハから参加していただいたのは、『Mt.FUJIMAKI 2021』の時ですね。――『Mt.FUJIMAKI 2020』が中止になった時はどんな心境でしたか?藤巻あの時の中止は、コロナ禍という世の中全体の大きな流れだったので、やむを得ない判断という感じでした。岸谷2020年の夏以降は、イベントだけではなくて、コンサートやツアーも軒並み中止になっていたから、受け入れるしかない状況でしたよね。藤巻自分自身の正直な思いとしても、『Mt.FUJIMAKI』を開催する目的は地元を盛り上げたいということで、地元に迷惑をかけてしまったら意味がないので、諦めました。でも、岸谷さんを始め、出てくださると言ってくださったミュージシャンの方々の思いは、2021年につながったんじゃないかと思います。2021年も山梨では開催できませんでしたが、音楽を届けることは諦めたくないという思いを持ち続けることができて、2022年の開催につながりました。――ハードルをいくつか越えて、山梨での共演が実現したわけですね。最初に藤巻さんが岸谷さんに声をかけた時はどんな感じだったのですか?藤巻豊中のイベントでご縁ができて、ぜひとも岸谷さんの歌声と音楽を山梨に来て届けてほしいなと思い、オファーさせていただきました。そうしたら、岸谷さんが山梨にご縁を感じているとのこともあり、ご快諾いただきました。――岸谷さんの山梨とのご縁というと?岸谷うちの一族は山梨出身ではないんですが、私の母が山梨を気に入っちゃったんですよ。有名な桜のスポットがあるんですが、出身でもなんでもないのに、ある日、そこにお墓を買ったので、今、母の墓が山梨にあります。しかも母方がみんな、その墓に引っ越してきたので、私の母方の一族は山梨に眠っているんですよ。だから、それまで縁もゆかりもなかったのに、急に山梨が私の田舎的な場所になりました。そんなご縁もあり、藤巻くんに呼んでいただいて、山梨で歌えることをうれしく思いました。藤巻くん、郷土愛を持っていますしね。藤巻僕が山梨で『Mt.FUJIMAKI』を開催しているのは、半分は恩返しの気持ちもあります。レミオロメンからソロになったときに、ソロの大変さ、難しさを感じまして。迷った時は、原点に戻った方がいいと考えました。僕にとっての原点は山梨です。山梨で暮らしていたのは高校までなんですが、レミオロメンの歌でも山梨の風景を歌った歌がありますし、中学高校のころの経験が自分の人としての尺度になっている部分もあります。30代の半ばから40代近くなって、山梨からいろいろもらってたんだなって気づけた瞬間があって。それがあったからこそ、音楽活動をできているのだとすると、どんなことでもいいから、音楽で少しでも山梨を盛り上げられたらと思ったことが、『Mt.FUJIMAKI』開催のきっかけになりました。岸谷藤巻くんの山梨への郷土愛、ちょっとうらやましいですね。藤巻第1回目の『Mt.FUJIMAKI』の時は、山梨の大先輩である元・THE BOOMの宮沢和史さんを始め、お世話になってる先輩や同じ年くらいのミュージシャンに声をかけさせていただきました。岸谷さんが山梨にご縁があることは知らなかったのですが、参加していただきたいと思い、お声をかけたら、山梨にも縁を感じていたとのことで、さらにうれしく思いました。岸谷私のほうこそ、ありがたいなって思いました。――2021年の『Mt.FUJIMAKI 2021』は、オンライン配信となりましたが、それぞれ共演されて、どのようなことを感じましたか?藤巻『Mt.FUJIMAKI 2021』の最初のリハーサルの時に、岸谷さんが「STAY BLUE」をやられたんですが、いきなりガイドなしで歌っていらして。そして、そのままリハーサルが始まっていって、驚きました。岸谷さん、耳が本当にいいんですよね。岸谷いや、あれはヤケクソですよ(笑)。だいたいこのあたりだろうなって、勢いでバンって出ていくので、少し高かったりとか、低かったりすることがあります(笑)。その後、自己転調したり(笑)。藤巻本当ですか?岸谷さんの歌って、人を引っ張る力があると思います。岸谷さんが歌い始めると、みんな、岸谷さんに付いていきたくなるんですよ。旗を振る力があるなあと感じました。岸谷それは違うんです。言い訳していい?サウンドチェックをやっているつもりだったんですね。それで、ギターを弾きながら歌っていたら、ギターの真壁(陽平)くんがいきなりグィーンと入ってきたんですよ。それで、“あっ、この人、やる気なんだな”と思って続けたら、みんなが入ってきただけなんです。藤巻いや、あの感じがかっこいいなと思いました。と同時に、やっぱり岸谷さんはすごいなと感じました。最初のリハーサルで、いきなりバンドの空気ができあがるというか、まとまるというか。岸谷さん、いつもそういうふうにされてきたんだろうなって。岸谷いえいえ、そんなことはないんですけど、たまたまあの時は、“えっ、やるの?じゃあやろうよ”という感じになって。バンドがとてもいいバンドで、いきなりノリノリになって楽しくなって、そのまま最後までやってしまったということですね。「こんにちは」って挨拶した瞬間に、もう始まっている、みたいな(笑)。藤巻こっちとしては、初めて岸谷さんと一緒にやらせていただくということで、緊張感を持っていたので、いきなりの先制パンチのような感じがしました(笑)。そりゃ、そうだよ、リハーサルだって、これぐらいの気持ちでやらなきゃダメなんだよなって、しょっぱなから教わった感じがありました。岸谷あれは真壁くんのギターのせいですね。藤巻でもそれだけ、瞬間瞬間の感覚を大事にされているってことなんじゃないですか?練習のための練習じゃないというか。岸谷いえ、私、中間ができないんですよ。やるか、やらないかのどっちか。始めてしまえば、楽しくなってしまうということですね。バンドも素晴らしかったので、いきなり楽しく歌わせていただきました。『Mt.FUJIMAKI』、楽しい思い出ばかりですね。藤巻こちらこそ、出演していただいたこと、貴重な経験になりました。( 後編() に続く)Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:<藤巻亮太リリース情報>アルバム『Sunshine』1月25日(水) リリース藤巻亮太『Sunshine』ジャケット●初回限定盤(2CD):4,400円(税込)●通常盤(CDのみ):3,000円(税込)【CD収録内容】■DISC1(通常盤・初回限定盤共通)01. この道どんな道02. Sunshine03. 裸のOh Summer04. 僕らの街05. まほろば06. ゆけ07. オウエン歌08. 千変万化09. Heroes (Album ver)10. サヨナラ花束11. 花びらのメロディー12. 大地の歌■DISC2 ~ソロ10周年記念ベスト~(初回限定盤のみ)01. オオカミ青年02. ハロー流星群03. 月食04. 光をあつめて05. 名もなき道06. 指先07. 花になれたら08. 8分前の僕ら09. 日日是好日10. Blue Jet11. マスターキー12. 北極星13. 3月9日(配信Sg/セルフカバー)14. 粉雪(「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」/セルフカバー)15. ウイスキーが、お好きでしょ16. Summer Swing藤巻亮太『Sunshine』全曲トレーラー映像<藤巻亮太ツアー情報>藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』2月25日(土) 東京・I’M A SHOW2月26日(日) 東京・I’M A SHOW3月3日(金) 宮城・仙台Rensa3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOS3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラ3月11日(土) 広島・広島CLUB QUATTRO3月19日(日) 大阪・umeda TRAD3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTION3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTION詳細はこちら:関連リンク岸谷香 公式サイト:藤巻亮太 公式サイト:
2023年01月18日昨年ソロ活動10周年を迎えた藤巻亮太が、新曲「Sunshine」を本日1月11日(水) に配信リリースした。「Sunshine」は、1月25日(水) に発売される約5年ぶりのオリジナルアルバム『Sunshine』の表題曲で、藤巻自身が年齢を重ねたり、社会の流れで変わりゆく価値観の中にも、純粋な変わらない自分がいることを確信したときにできたという楽曲。初めて楽器を鳴らした時のような初期衝動や、仲間とのピュアな関係性を称える歌詞が印象的で、煌びやかな中にも哀愁を感じるシンプルなバンドサウンドが心地よいミドルナンバーに仕上がっている。また、アルバムの発売に向けて本人へのインタビューをもとに構成されたオフィシャルディスクレビューが公式サイトで公開された。藤巻の口から初めてその内容が言及された収録曲もあり、アルバムの全貌への期待感が膨らむ内容となっている。さらに、サイン入りのオリジナル特典画像がもらえるPre-Add/Pre-Saveキャンペーンもスタートした。■『Sunshine』オフィシャルディスクレビュー:■Pre-Add/Pre-Saveリンク:<配信情報>藤巻亮太「Sunshine」Now On Sale配信リンク:<リリース情報>藤巻亮太『Sunshine』1月25日(水) リリース藤巻亮太『Sunshine』ジャケット●初回限定盤(2CD):4,400円(税込)●通常盤(CDのみ):3,000円(税込)【CD収録内容】■DISC1(通常盤・初回限定盤共通)01. この道どんな道02. Sunshine03. 裸のOh Summer04. 僕らの街05. まほろば06. ゆけ07. オウエン歌08. 千変万化09. Heroes (Album ver)10. サヨナラ花束11. 花びらのメロディー12. 大地の歌■DISC2 ~ソロ10周年記念ベスト~(初回限定盤のみ)01. オオカミ青年02. ハロー流星群03. 月食04. 光をあつめて05. 名もなき道06. 指先07. 花になれたら08. 8分前の僕ら09. 日日是好日10. Blue Jet11. マスターキー12. 北極星13. 3月9日(配信Sg/セルフカバー)14. 粉雪(「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」/セルフカバー)15. ウイスキーが、お好きでしょ16. Summer Swing藤巻亮太『Sunshine』全曲トレーラー映像【購入者特典】●VICTOR ONLINE STORE限定特典「アナザージャケット」(『Sunshine』(初回限定盤・通常盤)のジャケットとは異なるデザインのジャケットです)●Victor Online Store限定施策・ニューアルバム『Sunshine』発売&Live Tour 2023『Sunshine』開催記念ミートアンドグリート詳細はこちら:●各CDショップ共通特典「オリジナルクリアファイル」・対象チェーン店舗・オンラインストアタワーレコード / タワーレコード オンラインHMV / HMV&BOOKS onlineTSUTAYA全国各店 / TSUTAYAオンラインショッピングAmazon.co.jp楽天ブックス※Amazon.co.jp、楽天ブックスでは、特典付き商品のカートがアップされます。特典をご要望のお客様は特典付き商品をお買い求め下さい。※上記各特典ともに数に限りがございます。お早めにご予約下さい。※特典対象店舗は順次追加となることがございます。※一部、特典の取扱いが無い店舗もございます。※特典の内容・デザインは予告なく変更する場合がございます。※確実に入手をご希望の方は、事前に各店舗様へご確認いただくことをお奨めいたします。<ツアー情報>藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』2月25日(土) 東京・I’M A SHOWOPEN15:15 / START16:00問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)2月26日(日) 東京・I’M A SHOWOPEN15:15 / START16:00問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)3月3日(金) 宮城・仙台RensaOPEN17:30 / START18:30問い合わせ:キョードー東北(022-217-7788)3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOSOPEN16:45 / START17:30問い合わせ:キョードー西日本(0570-09-2424)3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラOPEN17:30 / START18:00問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)3月11日(土) 広島・広島CLUB QUATTROOPEN16:15 / START17:00問い合わせ:夢番地(082-249-3571)3月19日(日) 大阪・umeda TRADOPEN15:15 / START16:00問い合わせ:キョードーインフォメーション(0570-200-888)3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTIONOPEN16:00 / START16:30問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTIONOPEN17:30 / START18:00問い合わせ:サンライズプロモーション東京(0570-00-3337)詳細はこちら:関連リンクHP:::::
2023年01月11日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。 今回は俳優の幸澤沙良さんです。ドラマデビュー作にして初主演を務めるニューヒロイン!今夏オーディション番組でグランプリを獲得。ドラマ『差出人は、誰ですか?』(TBS系)で主人公・美月を演じる。「美月はどこにでもいそうな子。でも“普通”が難しくて。考えすぎず感じたことを素直に表現しています」。以前は人前に出るのが苦手だったとか。「俳優に憧れていたけど、学校の授業で音読するだけで顔が真っ赤になっていました。一歩踏み出せたのは、同じオーディション番組で昨年デビューした先輩・飯沼愛さんの活躍を見たから。私も誰かの背中を押せるような俳優になりたいです」ジャンルを問わず、漫画が大好き。最近のお気に入りは『ヲタクに恋は難しい』。キュンとするし、面白い!小説ならホラーやミステリーを。『medium 霊媒探偵城塚翡翠』は予想外の結末があって、ハマります。愛犬のルーは癒しの存在!3歳のトイプードル。私が帰宅すると大歓迎してくれるのがたまりません。こうざわ・さら2005年生まれ。『私が女優になる日_』season2(TBS系)で応募者約5500人の頂点に。よるおびドラマ『差出人は、誰ですか?』は毎週月~木曜24時40分より放送中。※『anan』2022年11月9日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2022年11月08日日本で長年問題視されている、満員電車。通勤時間になると、都市部の路線の混雑率が100%をゆうに超えるのは珍しくありません。満員電車は押しつぶされそうになるほど混雑しており、他人との距離感が近くなるため、乗客はストレスを感じています。そんな状況下で、もう1つ社会で問題視されているのが、合意なく他者の身体に触れる痴漢行為。身動きがとりづらいことに加え、人ごみで死角が生じることから、混雑した電車で痴漢被害を受けた経験のある人は多く存在しているといいます。痴漢行為に対するJRのアナウンスがネットで物議2022年8月30日にTwitterへ投稿された、1本の動画が議論を呼んでいます。撮影者は、東京都新宿区にある埼京線新宿駅にいた男性。駅のホームにいたところ、駅員のアナウンスに耳を疑い、動画を撮影したのだとか。動画では、駅員が拡声器を使用し、電車の利用者に向かってこのように呼びかける姿が映っていました。防犯カメラは多く設置しておりますが、痴漢は多くいらっしゃいます。痴漢をされたくないお客様は後ろの車両をぜひご利用ください。※写真はイメージアナウンスの内容は、痴漢の注意喚起を目的としたもの。埼京線は、痴漢被害が多く報告されている路線の1つです。しかし、「痴漢がいらっしゃいます」という尊敬語や、「痴漢をされたくないお客様」といった被害を受ける側を指す言葉に対し、撮影者を含む多くの人が疑問を抱いたのです。大空幸星、『痴漢注意アナウンス』に持論を展開情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)は、同年9月8日の報道で動画を紹介。JR側はアナウンスについて、「空いている車両への案内を目的としたアナウンスだったが、適切ではない部分があった」とコメントしています。キャスターとして出演している実業家の大空幸星(おおぞら・こうき)さんは、実際の動画を見た上で、このように意見を述べました。ちょっと擁護するとね、鉄道会社って防犯カメラを各車両に設置してたりするし、女性専用車両も設けていたりするので、一生懸命やってるのも事実なんです。ただ、これやっぱり諦めているように聞こえるわけですよね。やっぱり痴漢っていう犯罪行為の対策は諦めてはいけないということを、しっかりいっていかなきゃいけないと思います。めざまし8ーより引用大空さんは「痴漢対策を諦めているように聞こえるのが、大きな問題」と指摘。もちろん、大空さんがいうように各鉄道会社はさまざまな対策をとっています。しかし、被害を受ける側にこうして避難を呼びかけては、対応を怠っている印象を与えてしまうでしょう。番組放送後、アナウンスの件はテレビを通してさらに多くの人に広まり、いろいろな意見が上がっています。・大空さんに同意。いい方のせいでどこか投げやりに聞こえて、そりゃ批判の声も上がるよ。・確かに自衛を呼び掛けるのは大事だけど、この伝え方はダメだと思う。・本当にそれよ。親切心からの行動なのは分かるんだけどさ…。動画で「痴漢は多く…いらっしゃいます」と間があったことから、ネットでは「駅員が言葉選びを誤ってしまったのではないか」という声も。混雑中のアナウンスだったため、駅員はマニュアルを読み上げたのではなく、自身で臨機応変に行動しようとした結果だったのかもしれません。大空さんがいうように、鉄道会社をはじめ、世間が痴漢行為に対して「それは犯罪行為だ」と主張することが重要であり、被害を減らすカギなのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年09月11日藤巻亮太 (C)川野結季歌ミュージシャンの藤巻亮太が地元・山梨で主催する野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI 2022」が2022年10月1日(土)、2日(日)、山梨県の山中湖交流プラザきららで開催される。2018年にスタートした「Mt.FUJIMAKI」だが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、20年は開催を断念、21年は都内から無観客生配信での開催となった。今回、3年越しの想いを込めて、初めて2日間での開催が決定した。藤巻は「ようやく現地でできるぞと楽しみです」と期待に胸を膨らませる。地元の山梨での開催にこだわる理由を「初年度から変わりません。シンプルに気持ちのいい場所なんです。初秋は富士山がよく見えるし、気持ちのいい風が吹くし、気候もちょうどいい。そんな山梨で、県内外の人に、最高の音楽を楽しんでいただきたいと思います」と語る。1日目は奥田民生、岸谷香、竹原ピストル、中島美嘉、橋本絵莉子、2日目は真心ブラザーズ、MONGOL800、Salyu(×salyu)、小山田壮平(band set)、Saucy Dogがゲスト出演。「昨年、一昨年と現地にお招きできなかった方々にも改めて声掛けしたところ、出てくださることになって、感謝です。新しく出てくださることになった方へも期待しています。僕としてもすごく好きな尊敬するアーティストの方々。どんな歌を歌ってくださるのか、自分自身も楽しみにしてます。Mt.FUJIMAKIバンド(=ハウスバンド)にのってもらって一緒に演奏させてもらう方もいるので、その方々とはここでしか聴けない音楽を届けられたらと思います」と話す。もちろん、藤巻自身も出演する。1日目はトップバッターとして「最高に気持ちの良い雰囲気が伝わるような」弾き語りを、2日目は締めとして「みんなで盛り上がったり、藤巻はこういう音楽をやりたいんだという姿勢が伝わるような」バンドアクトを予定しているという。ソロ活動を始めてから今年で10周年。その道のりを「うろうろしながらやってきましたが、自分なりに『音楽って最高だな!』という楽しさをまた見つけた気がします」と振り返る。挑戦だった「Mt.FUJIMAKI」のほか、アーティスト同士の共演や交流、そして観客の前で歌を歌うことに、刺激や影響を受けているといい、「そうしたことが養分になって、また自分の中で楽曲になってく。“循環”の中にいる感覚があって。それはすごくミュージシャンにとって大事なことなんだろうなと思う」と前を向く。最後にフェスを楽しみにしている観客へのメッセージを求めると、「暑くもなく寒くもなく、本当に気持ちのいい季節。ロケーションだけでも最高なんですけど、これだけ豪華な皆さんの曲が聴けるのは、滅多にないこと。僕もそんな空気を感じながら、歌を届けたいと思いますので、ぜひ遊びに来てほしいと思います!」と話した。取材・文:五月女菜穂
2022年08月18日業界初!本物の金、純度99.9%の金「純金」を使った金の運幸。株式会社RAIN(東京都台東区 代表取締役 石川 正道)の純金事業『JUNGOLD(ジュンゴールド)』が、「2022年8月12日」より、応援購入サービス「Makuake」にて『業界初!本物の金、純度99.9%の金「純金」を使った金の運幸』の先行予約販売を開始致しました。当商品は、純度99.9%の金「純金」のお守り&ジュエリーであり、現在、開始わずか2日間で既に、『応援購入総額100万円以上』を集めており、世間の運幸人気と純金素材への興味の高さを示す商品となっております。プロジェクト掲載期間:2022年8月12日(金)10:00から9月29日(木)18:00まで。URL: Makuakeプロジェクトページ : 【新発想「金」と「運」の力】運幸は純度99.9%の金「純金」製のお守りだから金運もMAX?デザインは「バナナ運」「巻き運」「運コイン」の3種類、いずれも中空でもメッキでもない、無垢な本物の純度99.9%の金「純金」を使用しております。使い方としては、お守りケースに入れてお財布に入れたり、鑑賞用の額縁ケースにいれてリビングに飾ったりして、金と運のご利益を感じてみてください。【資産になる純金の運幸】楽しみながら資産を持つ体験純金そのものが資産であることは、ここ数年の大きな価格上昇もあり、広く世間に知られているところです。何年、何十年、何百年経っても、色褪せない素材と上がり続ける資産価値が、この商品の魅力のひとつです。※この商品は金融商品ではございません馬鹿馬鹿しくも真面目に考えた、純金の運幸たち「バナナ運」日々あたりまえにしている便の中でも「バナナ形」は善玉菌が多く、とても健康状態のいいことを表しますので、最も理想の形と言えます。純金のバナナ運には「美しいシルエット」に加えて「日々の健康に感謝する」という意味があります。「巻き運」子供の頃のヒーロー?であり、うんこと言えばこれと定番の形です。子供の頃、散々口にしたり、絵に書いたりしたものを、資産価値の高い「純金」で表現してみました。純金の巻き運には「子供の頃の思い出」「馬鹿馬鹿しさ」が詰まっています。「運コイン」コイン自体が幸運をよぶアイテムであることに加えて、「運」の文字が片面に「バナナ形」がもう片面にデザインされている両面モデルです。この運という文字をよく見てください、そうです運幸なんです・・・ラッキーアイテム「馬蹄」と純金の運幸の組み合わせたジュエリーシリーズ。「with Benki」「純金の運幸」にK18やプラチナのリングやペンダントをあしらったジュエリーです。馬蹄がラッキーアイテムであり、便器にも見えるため、スタイリッシュでユーモアのあるものに仕上がっております。純金の運幸のイメージ動画1)【それは神様の仕業かも知れない?編】2)【幸運の反対は?編】商品の紹介「純金の運幸のお守り」素材:純金(K24)製「バナナ運」(小)約0.3g 幅約6.5㎜×厚み約2㎜8,800円~(大) 約1g 幅約10㎜×厚み約3㎜18,800円~「巻き運」(小) 約0.3g 幅約4㎜×厚み約3㎜8,800円~(大) 約1g 幅約6㎜×厚み約4㎜18,800円~「コイン運」(小) 約0.3g 幅約6㎜×厚み約1㎜8,800円~(大) 約1g 幅約8㎜×厚み約1.5㎜18,800円~「リング」【K18+純金0.3g】「withBenkiリング」重さ合計:約1g 27,800円【pt900+純金0.3g】「withBenkiリング」 重さ合計:約1.3g 28,800円「純金の運幸のジュエリー」【K18+純金0.3g】「withBenkiネックレス」重さ合計:約1g 28,800円【K18+純金0.3g】「withBenkiネックレス」重さ合計:約1.3g 29,800円「特大約10gの純金の運幸 」【純金10g】幅2.4cm188,000円※すべて国内製造の刻印付き価格について株式会社RAIN純金事業「JUNGOLD 」「純金で心躍る体験を」純金ブランド「JUNGOLD」では、これまでMakuakeのプロジェクトで、3000万円以上の応援額を頂きました。これからも「新しい体験」に挑戦していきます!「サステナブルなものづくり」JUNGOLDを運営する株式会社RAINは、宝飾品メーカーです。金素材は、変色しづらく腐らないものであり、繰り返し利用が効く、サステナブルな存在です。これまでも幾度と利用されてきた金素材ですが、実はそれは、何年、何十年、何百年、あるいは何千年前の誰かの持ち物だったかも知れません。そんなロマンを考えながら、私達の生きる時代でのサステナブルな役割を考えてものづくりに励んでおります。<提携をご希望の企業様・メディア関係者様へ>※本製品はサンプル提供が不可となっております。※記事紹介に関する素材は、下記URLからダウンロード頂き、ご活用をお願い致します。URL: 商品やサービスに関するお問い合わせ株式会社RAIN(レイン)純金事業:JUNGOLD(ジュンゴールド)広報担当:石川 正道TEL:03-5830-3400本社東京都台東区雷門2-9-11 木具定ビル3階地図 : 事業所東京都台東区寿2-9-17真山ビル2階地図 : 公式HPはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月15日2022年6月15日、声優の竹内幸輔さんが、病気のため逝去していたことを、所属事務所『KeKKe Corporation(ケッケコーポレーション)』がウェブサイト上で発表しました。所属事務所によると、竹内さんが亡くなったのは同月8日。45歳という若さでした。弊社所属俳優竹内幸輔儀(45歳)令和4年6月8日病気のために永眠いたしました。尚、葬儀告別式はご遺族の意向によりご親族のみにて執り行われました。ここに生前中のご厚誼を深謝し、謹んでご報告申し上げるとともに、心より哀悼の意を表します。KeKKe Corporationーより引用竹内さんは、アニメ『テニスの王子様』に天根ヒカル役で演じていたほか、『ゴールデンカムイ』『家庭教師ヒットマンREBORN!』など、数々の作品に出演していました。また、竹内さんは、2005年までお笑いコンビ『あばれヌンチャク』として活動。当時、相方であったお笑いタレントの桜塚やっくんは、2013年に交通事故で亡くなっています。竹内さんの訃報に、悲しみの声が上がりました。・まだ45歳…若すぎる。ご冥福をお祈りいたします。・『あばれヌンチャク』のファンでした。お2人とも若くして亡くなってしまうとは。悲しいです。・ご本人もまだまだ、やりたいことがたくさんあっただろうなと思うと、胸が苦しくなる。お悔やみ申し上げます。竹内さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年06月15日《三角関数よりも金融経済を学ぶべきではないか》5月17日、Twitterにこう投稿したのは日本維新の会・藤巻健太議員(38)だ。藤巻議員は、さらにこう続けている。《三角関数は人類の叡智であり、私達の生活の基盤を支えているものです。しかし特定の職業に就く方々に必要とされる専門知識の範疇ではないでしょうか?全国津々浦々の高校生に教える知識としては、三角関数よりも金融経済の基礎の方が優先度が高いと考えます》三角関数を専門的な知識とし、金融経済・金融リテラシーは“人生を生きる上での知識”だという藤巻議員。《車の安全な運転の仕方を知ることは大事だが、車の構造は知らなくていい》との例も挙げている。しかし、三角関数の価値に疑問を唱えて金融教育の重要さを説いたこの発言には批判が殺到。《何かを上げる時に関係ない何かを下げる言い方をすると議論が分かれるからやめればいいのに。三角関数も金融教育も大事ですよね、ではダメなのか?》《数学好きー、な人間からすると藤巻健太衆議院議員の三角関数より金融経済学ぶべきというは意味不明。金融に使われてるの数学ですよ?なんせ、金融工学っていう分野があるくらいです》“三角関数発言”で舌禍を招いた藤巻氏だが、父親は元参議院議員の藤巻健史氏(71)。そして叔父の藤巻幸大氏(享年54)や大叔父の柳川覚治氏(享年78)も元参議院議員という、いわば政治家一家だ。そして藤巻議員は’03年に慶應義塾大学経済学部に入学し、卒業後はみずほ銀行に入行。’13年に父・健史氏の公設秘書になったことがきっかけで、政治家を志すようになったという。さらに、今年4月に行われた政治家の資産報告で、藤巻議員は4億2897万円もの資産を所持していることが判明。新人議員では1位の資産額であり、全議員のなかでも4位に食い込んでいる。『朝日新聞』によると「銀行員のときの蓄えや親族からの相続をもとに不動産を購入し、運用している」と説明したという。そうした恵まれた環境に身を置いてきた藤巻議員が「三角関数より金融教育を」と提言したことに対して、ネットではため息交じりの声が上がっている。《資産が4億あるのね、そりゃ三角関数より投資や市場の方が大事そう》《初めから資産が4億円あれば三角関数どころか数学なんてまともに学ばなくても生きることに何の支障もなさそう》《多くの人が自分の力で生きていく経済力を得るためには学問がおそらく唯一の武器なんだよ。その機会を奪わないでくれよな》
2022年05月23日「3つ上の兄と“チャンネル争い”でじゃんけんをして、負けると必ずふてくされていましたね」そう語るのは、女優の杉浦幸さん(52)。ピンク・レディーがきっかけでアイドルが好きになり、’80年代は『ザ・ベストテン』(’78〜’89年・TBS系)や『夜のヒットスタジオ』(’68〜’90年・フジテレビ系)といった歌番組を、かじりつくように見ていた。テレビは“一家に1台”という家庭が多かった当時、このようなチャンネル争いは日常茶飯事だったが、ラジオ番組なら、自分の部屋にラジカセがあれば、自由に聴けた。「なかでも好きだったのが『決定!全日本歌謡選抜』(’76〜’90年・文化放送系)。新曲を流すのが早かったし、新曲のプロモーションで、歌手が電話インタビューに答えたりするのも楽しみで。ラジカセでテープに録音していました」大好きな1曲を手元に残すため、当時の子どもや学生は、涙ぐましい努力をしたものだ。「ダブルカセットのラジカセが登場するまでは、友達のテープをダビングしたい場合、お互いのラジカセを用意して向き合わせ、片方でテープを再生し、片方で録音していました。その間、30分ほど友達と沈黙を守るのですが、必ずと言っていいほど、犬の鳴き声や家族の声が入ってしまうんですよね(笑)」それほど苦労したのも、レコードはLPが2,800円前後、EPも700円前後して、小中学生には、なかなか手が出せなかったから。そんななか、杉浦さんが最初に自分の小遣いで買ったレコードは、意外な一枚。「堀江淳さんの『メモリーグラス』(’81年)でした。失恋とお酒を歌った曲を、当時の私が理解できていたとは思えませんけど」’82年になると、中森明菜、小泉今日子など人気アイドルが次々にデビューを飾った。彼女たちがいる華やかな芸能界に入ることなど、まったく考えもしていなかったが、中3のときに雑誌『Momoco』(学習研究社)のモモコクラブに応募したことで、人生が大きく変わることに。「友達に『一人じゃ嫌だから、一緒に出て』と誘われて、『いいよ、いいよ』と軽いノリで応募したのがきっかけ。読者投票で選んでもらえて、事務所からスカウトされるとすぐ、『ヤヌスの鏡』(’85〜’86年・フジテレビ系)で主演することになったんです」とはいえ、それまで演技経験はゼロ。主役を演じるのはプレッシャーだったはず。「いえ、だいたい主役の重さなんて理解できていませんでしたし、不安を感じる時間すら与えられず、いろんなことが進んでいきました。怖くなったのは、むしろ数話分のドラマが完成してからです。1話から3話分をまとめて撮影したのですが、放送前に試写を見て、自分の演技が涙が出るほど下手で、“このままではやばいぞ”と焦りました」『ヤヌスの鏡』では、ふだんは普通の女子高生だが、夜は意図せず不良になってしまうという、2つの顔がある少女を演じた。「だいたい夜は青山通りを走って、ケンカして暴れまわる。それで最後は踵を返し、不敵な笑みを浮かべて颯爽と消えるという流れ。山下真司さんに投げ飛ばされるシーンで、タイミングが合わず、コンクリートに頭を打ち付けて、気がついたら病院にいたということもありました」さらに、大映ドラマならではのセリフ回しも難しいところ。「日常では使わないような言葉がたくさん出てくるんです。風見慎吾(現・風見しんご)さんに『昨夜はどこ行ってたんだよ』と聞かれ、『天の川で夕涼みしてたのさ』と答えたり……。“なんだそりゃ、どういう気持ちで言えばいいの?”って悩みました」【PROFILE】杉浦幸’69年、東京都生まれ。’85年、16歳のときにドラマ『ヤヌスの鏡』で主演デビュー。現在は女優、ラジオのパーソナリティなど幅広く活躍。毎週月曜21時から放送中のインターネットラジオ『幸&むらさーの月曜から乾杯!』はYouTubeでも配信
2022年03月06日数多くのアーティストのプロデュースを手がける冨田恵一のプロジェクト・冨田ラボが、新曲「さあ話そう feat. 藤巻亮太」を11月24日に配信リリースすることが決定した。「さあ話そう feat. 藤巻亮太」はJ-WAVEで今年9月にオンエアされた、さまざまな立場・状況にある人々が分け隔てなく安心して暮らせる「共生社会」をテーマにした特別番組『J-WAVE SPECIAL BORN TOMORROW ~FUTURE IS YOURS~』のために制作された楽曲で、ボーカルは所属レコード会社のレーベルメイトでもある藤巻亮太が担当し、作詞は「MAP for LOVE」でボーカルとして参加したペトロールズの長岡亮介が手がけている。J-WAVE限定で同曲がオンエアされた際は「優しい声が沁みる」「歌詞を見て涙が出た」などと反響を呼んでおり、寒くなるこれからの季節にピッタリな心暖まるバラードとなっている。なお先日リリースされた「夜汽車 feat. BASI & kojikoji」と同様、2月にリリースされた10分を超えるイントゥルメンタル曲「MIXTAPE」から一部をサンプリングして制作された。併せてYouTubeでは「さあ話そう feat. 藤巻亮太」のレコーディング映像が公開されており、同曲の一部を聴くことができる。■冨田ラボ コメントポップ・ソングはどんな形であれ時代の影響を受けるが、先々には希望が横たわっていることを示唆する役目も担っている。あくまでもさりげなくその役目を担うには、長岡亮介さんの言葉が必要だった。長岡さんの語りかけるようでいて確信をつく歌詞が藤巻亮太さんの優しく力強い歌声で歌われたとき、名曲が誕生した。■藤巻亮太 コメント今回、ボーカリストとして参加させていただき、非常に光栄です。これまでにも多くの素晴らしいゲストアーティストを招き、「冨田ラボ」として作品を発表されている中で、そのラインナップに恥じないよう歌わせていただきました。レコーディングでは数々の“冨田ワークス”が生まれたであろう冨田さんのスタジオにお邪魔させていただき、クリエイティブな雰囲気の中で、冨田さんが優しく色々お話しくださったことが印象に残っています。冨田さんの魅力がつまった、美しいアンサンブルとたゆたうようなメロディーがとても心地よい楽曲です。そして、長岡亮介さんの歌詞で楽曲の世界観がより深いものになって、気持ちを込めて歌わせていただくことができました。■長岡亮介 コメント冨田さんのイメージは、下町にある町工場から世界に誇る技術で製品を送り出す、いつも腕組みして唸っている職人さん。なぜかそんな印象で、自分はそういう雰囲気がとても好きです。またご一緒出来て光栄です。リリースおめでとうございます!冨田ラボ「さあ話そう feat. 藤巻亮太」レコーディング映像<リリース情報>冨田ラボ「さあ話そう feat. 藤巻亮太」2021年11月24日(水) 配信リリース冨田ラボ「さあ話そう feat. 藤巻亮太」ジャケットMusic:冨田恵一Words:長岡亮介Produce, Arrangement, Instruments & Treatment:冨田恵一Recording Engineer:冨田恵一@Tomita Lab StudioMixing Engineer:冨田恵一@Tomita Lab StudioMastering Engineer:内田孝弘@FLAIRCover Artwork:Tymen VisserOriginal TOMITA LAB Face Icon:Atsushi Kishi関連リンク冨田ラボ / 冨田恵一オフィシャルサイト:冨田ラボ Twitter:冨田ラボ Facebook:冨田ラボ YouTube:冨田ラボ オフィシャルファンサイト:冨田ラボ Instagram:
2021年11月17日特別展「海幸山幸 -祈りと恵みの風景-」が、九州国立博物館にて2021年10月9日(土)から12月5日(日)まで開催される。“海や山がもたらす恵み”にまつわる作品96件が集結特別展「海幸山幸 -祈りと恵みの風景-」は、古来から日本人が海や山に想いを託して育んできた文化や歴史に着目した展覧会。古代の神話に登場する神の兄弟・海幸彦と山幸彦の物語を紐解きながら、海と山がもたらす豊かな恵みを「海幸山幸」ととらえた作品を、国宝11件、重要文化財24件を含め96件展示する。“巻貝”型土器や江戸時代の魚図鑑「海幸」にまつわる作品として、豊かな海を思わせる巻貝を象った縄文時代の土器《巻貝形片口土器》や、弥生~古墳時代に作られたとされる貝製の出土品などが登場。また、江戸時代の魚図鑑《衆鱗図》には細部にわたって繊細に描かれた鯛や鯵などの姿をとらえることができる。また、海上交通や大陸との交易によってもたらされた仏像や宝物なども展示。正倉院にも伝わる重要文化財《花鳥獣文杯》は、遣唐使によって海を越えて伝来した銀器。表面には細やかな装飾が施されている。木製の仏像、多彩な山の表現「山幸」にまつわる作品では、“木”で作られた仏像に注目だ。中でも、《阿弥陀如来坐像(五智如来のうち)》は、仏師・木喰上人の最大傑作とも言われる仏像で、高さ2メートルにも及ぶダイナミックな佇まいを見せる。また、染紙をちぎって秋の山の彩りを表した伝藤原公任筆《伊勢集断簡 石山切》や、曽我蕭白が富士山と虹をあたたかく描き出した《富士三保図屏風》、うごめく霊山を躍動感とともに表現した谷文晁の《彦山真景図》など、多彩な山の表現を楽しめる。鮮やかな緑の色彩が目を引く国宝《日月山水図屏風》もまた、山野の織りなす神秘的ともいえる造形を大胆に描いた作品だ。動物を象った土製品さらに、イノシシやクマといった動物を象った縄文時代の土製品も登場。特徴をとらえた愛らしい佇まいと、体にあしらわれた装飾に注目だ。【詳細】特別展「海幸山幸 -祈りと恵みの風景-」会期:2021年10月9日(土)~12月5日(日)※会期中、展示替えあり会場:九州国立博物館住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2休館日:月曜日開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)観覧料:一般 1,600円(1,400円)、高大生 1,000円(800円)、小中生 600円(400円)※( )内は前売り料金。販売期間は8月27日(金)~10月8日(金)まで※上記料金で4階「文化交流展(平常展)」も観覧可能※団体料金なし※大学生以下は券売所にて学生証や生徒手帳等の提示が必要※未就学児、障害者手帳等持参者およびその介護者1名は無料(証明書の提示等が必要)※その他無料対象者は九州国立博物館公式サイトにて記載【問い合わせ先】・チケットに関する問い合わせ:海幸山幸展事務局TEL:092-711-5491(平日9:30~17:30)・展示に関する問い合わせNTTハローダイヤルTEL:050-5542-8600(9:00~20:00/年中無休)
2021年10月08日屋良朝幸が主演を務めるミュージカル『DOGFIGHT』が2021年9月17日(金)から、東京・日比谷シアタークリエで開幕した。初日を前にした16日(木)、プレスコールと記者会見が行われ、出演者らが本作への意気込みを語った。ベトナム戦争出征前のアメリカ・サンフランシスコ。エディ(屋良朝幸)とボーランド(藤岡正明)、バーンスタイン(大久保祥太郎)の3人は訓練期間を終えた若い海兵隊員。各々のイニシャルをもじって「3匹の蜂(スリービーズ)」と称するほどの親友同士だ。彼らは出征前の最後の夜を楽しむべく、街で大騒ぎを始め、「ドッグファイト」に参加する。それは、海兵隊で代々受け継がれてきた、一番イケていない女の子をパーティに連れてきた者が賞金を得るという最低のゲームでーー。この日は、本作の代表的なナンバーで、ダンスシーンが満載の「最後の夜」、エディがウェイトレスのローズ(昆夏美)をパーティに誘う「パーティに行こう」など3曲が披露された。2015年の日本初演、17年の再演に続き、3度目の主演を務める屋良は「前回をなぞることなく、新しい『DOGFIGHT』をつくる気持ちで臨んでいる。新鮮な気持ち」と話す。特に“新鮮”なのが、ヘアスタイル。役柄に合わせ、20センチ以上髪を切り、ミリタリーカット姿となった。屋良自身も髪型を気に入ってるようで「ドライヤーをしても17秒で乾く」。屋良は8月に新型コロナウイルスに感染し、2週間の療養をしていた。「ご心配をおかけして、本当に申し訳なく思っている」と話すが、記録映像をもとに家で自主練をしたり、リモートで稽古場とつながったりしていたといい、「いろいろな配慮をしていただいて、本当に感謝。回復後は10日ほどしか稽古ができなかったが、みんながいい雰囲気を作ってくださったので、そんなに不安はなかった」。療養期間があった分、思いも強い。「今の時期に初日を迎えることは、もしかしたら奇跡的なことかもしれない。幕が開けられるのは本当に幸せなこと。千秋楽までは誰1人欠けることなく走り抜けたい」。最後に、観客へのメッセージとして、屋良は「今まで見てくださった方も、そうでない方もいると思うが、本当に新しい『DOGFIGHT』がここに誕生した。これだけ踊る『DOGFIGHT』は、世界でも日本だけ。楽しんでいただきたい」と語った。東京公演は10月4日まで。愛知公演は10月6日、日本特殊陶業市民会館ビレッジホール。大阪公演は10月21日~24日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ。取材・文:五月女菜穂
2021年09月21日藤巻亮太が、新曲「まほろば」リリース日の9月11日15時よりYouTubeライブ配信を行うことが決定した。前作「Heroes」以来1年8カ月ぶりの新曲となる同曲は、「サントリー天然水」の第4水源として新たに加わった北アルプス水源のテーマソングとして制作されたミディアムチューンで、藤巻は今まで演奏したことがなかったマンドリンを一から練習しレコーディングに臨んだとのこと。配信では、初披露となるマンドリン弾き語りでの「まほろば」や、アコースティックで数曲が披露されるほか、実際に藤巻が訪れた北アルプスの水源地である長野県大町市の話や、現地の豊かな自然の中で行われたMusic Video撮影時の話などが本人の口から語られる。なおサントリー公式YouTubeチャンネルでは、「まほろば」のMVショートバージョンと藤巻が大町市を訪れた際の模様を撮影したドキュメントムービーが公開されている。<配信情報>藤巻亮太 YouTube Live9月11日(土) 15:00配信スタート配信URL:<リリース情報>配信シングル「まほろば」9月11日(土) 配信リリース※サントリー天然水「北アルプス」テーマソング「まほろば」配信ジャケット藤巻亮太「まほろば」MV(Short Ver.)藤巻亮太「まほろば」ドキュメントムービー<ライブ情報>■『The Premium Concert ~Another Story~』10月17日(日) 大阪・サンケイホールブリーゼ開場 15:00 / 開演 16:00キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜11:00~16:00)■『Acoustic Live Tour 2021「まほろば」』10月28日(木) 千葉・行徳文化ホールI&I開場 17:30 / 開演 18:30株式会社サンライズプロモーション東京:0570-00-333711月13日(土) 兵庫・和田山ジュピターホール開場 14:30 / 開演 15:00和田山ジュピターホール:079-672-100011月14日(日) 大阪・岸和田市立浪切ホール開場 14:30 / 開演 15:00浪切チケットカウンター:072-439-491511月21日(日) 福岡・八女市民会館おりなす八女ハーモニーホール開場 15:15 / 開演 16:00八女市民会館おりなす八女:0943-22-533211月23日(火・祝) 福井・美浜町生涯学習センターなびあす開場 15:00 / 開演 16:00美浜町生涯学習センターなびあす:0770-32-121211月26日(金) 東京・府中の森芸術劇場開場 18:00 / 開演 18:30チケットふちゅう:042-333-999911月28日(日) 新潟・糸魚川市民会館開場 15:15 / 開演 16:00糸魚川市民会館:025-552-590012月5日(日) 長野・若里市民文化ホール開場 16:00 / 開演 17:00NBS長野放送 事業部:026-227-3000関連リンク藤巻亮太 Official HP藤巻亮太 Twitter藤巻亮太 Instagram藤巻亮太 YouTube:
2021年09月08日ソロ活動を始めてから来年で10周年となる藤巻亮太。2021年9月11日(土)には、サントリー天然水「北アルプス」のテーマソングである『まほろば』を配信し、10月2日(土)には、地元・山梨県で自身が主催する野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI」の開催を目指している。「水田を飛び越えて/光は水面に舞って/あなたの笑顔とびっきり輝く/運命なんて呼ばずに/私は私なりに/未来を信じたい/豊かさを讃える/まほろば」ーー。藤巻は楽曲制作に際し、北アルプスの麓にある長野県大町市を訪れたという。「水が本当においしいし、その水の恩恵を受けて、米やクラフトビールが作られていて。水が循環していることを改めて感じるきっかけになった。そこで出会った人や、見た景色が『まほろば』という曲に大きなインスピレーションを与えてくれた」。「土の匂いとか、水に光が反射してキラキラしている感じとか、フィジカルに感じるものがサウンドにならないかなと考えて、マンドリンを使った。いちから練習したことが一番大変だった」タイトルの『まほろば』に込めた思いを尋ねると、「素晴らしい場所、美しい場所という意味で、この国の美しさを誇っているような言葉」と定義した上で、「みんながきっと自然の恩恵を受けて暮らしている。いくら都市で生きているとしても、雨も降れば、風も吹くし、どこか自然の中にいる。北アルプスの水を飲むことも、すっと自然と繋がるような経験。合理化された社会の中で行き詰まっていくような自分ではなくて、もう少しおおらかな気持ちになれたら。ここはきっとまだまだ美しい場所だということを感じてほしいし、思い出してほしいと思った」と語った。2018年からスタートした藤巻が主催する「Mt.FUJIMAKI」。今回は、藤巻自身に加え、吉井和哉、岸谷香、真心ブラザーズ、竹原ピストル、川嶋あいが顔をそろえる予定だ。藤巻は「それぞれが自分のリスペクトしているアーティスト」だといい、「ここでしか聴けない素晴らしい音楽がある」。秋口の過ごしやすい気候の中で「最高の音楽を聴いてほしい」と話す。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の状況が見通せない状況にある昨今だ。藤巻は言う。「地元の山梨の方に本当に良い音楽を聴いてもらえる場所にしたい。そして、県外の方には山梨の魅力を伝えたい。この2つのテーマでフェスをやっている。結局山梨の人に迷惑をかけてしまったら元も子もないので、開催に関しては、自治体やスタッフと連携しながら、話し合いに話し合いを重ねていきたい」。2022年にはソロ活動が10周年を迎える。「人生も音楽も、背負っているものがあったり、いろいろと複雑になっていったりするが、一回シンプルにすることで、何かまた生まれてくるものがあると思う」と自身の考えを語った上で、「この年になっても、年々音楽が好きになっていく。本当に楽しい。そんな思いを伝えられたらと思っていて、ひと区切りの作品をまた出せたら良いなと思う」と話していた。取材・文:五月女菜穂
2021年09月06日俳優の屋良朝幸が19日、大阪・カンテレ本社でミュージカル『ドッグファイト』の取材に応じた。同作3回目の主演となる屋良は「『またやるんだ!』ですね(笑)。同じミュージカルで主演を3回もやるとは思っていなかったので。僕以外のキャストが全員変わると聞いたので、『僕は変わらなくていいの?』って思いましたけど(笑)、すごくうれしかったですね」と率直な気持ちを答えて、まずは笑いを誘った。「初演時も再演時もやらなかったことを今回はやろうと思って。そのひとつは体作り。体重を5~6kg増やしました。アメリカの海兵隊員なので、やはり筋肉がないと…と思い。体の小さい日本人が演じるから仕方ないと思われるのは悔しいので。と言うと『なんで今までやらなかったの?』というツッコミがありそうですが(笑)。半年前からトレーニング始めて本番までにはいい感じにできあがるんじゃないかと思います!」と本作にかける意気込みを笑顔で語る屋良。ジャニーズ事務所の後輩・原嘉孝が、滝沢秀明副社長から「筋肉つけすぎでは?」と言われたという逸話を記者が明かすと、屋良は「タッキー、同期ですから。何か言われても言い返せる自信はあります(笑)」と裏話を明かし、会場を沸かせた。主演の屋良以外のキャストを一新した今作。「気心知れた仲間たちだったので最初は寂しくて、自分だけ残るのが申し訳ないという気持ちもありましたが、心機一転、今作のキャストの約8割の方とは過去に共演したことがあるので、みなさんがどんな風に演じられるのか楽しみです」と語り、事務所の後輩にあたる小川優(ジャニーズJr.)と今江大地(関西ジャニーズJr.)については、「(前作、前々作もジャニーズJr.の出演があったが)登竜門、とは全然思っていなくて。ジャニーズJr.たちとはそんなに関わりはないのですが、関西ジャニーズJr.の今江は、僕の振付で踊ってくれることが多くて、気になっている子です! 『ドッグファイト』の出演をつかんで、“今江っていういい子がいる”ということをお客さんに知ってもらえたらいいなと思います。小川君とは今までそんなに接点がなかったので、どんな子なのか、この作品を通して見つけていきたいです!」と先輩としての顔を見せた。東京公演は9月17日~10月4日に日比谷シアタークリエ、愛知公演は10月6日に日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、大阪公演は10月21日~24日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される。
2021年07月20日「日本」をテーマにした珠玉の逸品に出会えるECサイト「藤巻百貨店」は、人気商品「【ポンピン堂】合財袋」に”招き猫”を含む新3柄と、新商品「【ポンピン堂】本縫い小座布団」を、招き猫の日である9月29日14時よりWebにて販売開始します。当商品は、浅草の江戸型染め⽼舗ブランド「ポンピン堂」が型染めの伝統技で縁起柄を染め抜いた、合財袋と小座布団。「招き猫」をはじめとする縁起柄は、どれもキュート! 日々の生活でさり気ない“日本の伝統”を感じることができる逸品です。▼【ポンピン堂】合財袋 3,800円(税抜)▼【ポンピン堂】本縫い小座布団 6,000円(税抜)ここがポイント!・日本の伝統染色技法「江戸型染め」当アイテムをつくるのは、浅草に工房を構える「ポンピン堂」。1867年(慶応三年)創業の型染め屋「更銈(さらけい)」の系譜を継ぐ江戸型染めブランドです。「江戸型染め」とは、着物の染色法として受け継がれてきた伝統技法。商品には江戸型染めをアレンジし、縁起の良い“いわれ柄”を染め抜いています。着物の染色法として受け継がれてきた伝統技法「江戸型染め」をアレンジし、縁起柄を染め抜いている。・江戸の洒落や粋を感じる「縁起柄」合財袋も小座布団も、使っている生地は昔ながらの織元が手がける木綿生地。これに、「招き猫」をはじめとする縁起のいい伝統文様が染め抜かれています。江戸の粋人たちが好んだ「いわれ柄」は、文様によってひとつひとつ異なる意味を持ちます。合財袋には、既存のとんぼ柄に加え「招き猫」「戌」「富士山」の3柄を新たに追加。小座布団には、「招き猫」のほか「戌」「富士山」「千鳥」の全4柄が登場しました。合財袋(左)と、本縫い小座布団(右)。織元が手がける木綿生地に染め抜かれた「招き猫」等の縁起柄は、とってもキュート!・メンテをすれば永く使える! 職人技が詰まった逸品(小座布団)小座布団の中の綿は、インド綿の中でも野生種に近い綿花のコットン。通常の倍量を使用し、ふっくらとした厚みを出しています。綿の量が倍なので、口を縫い合わせる際には中綿の反発を抑えながら均等に縫い合わせていかねばならないなど、熟練の業が必要とされます。綿がへたってしまっても、本当に良い綿を使っているので、打ち直しながら使えば中綿は50年は保つことが可能。ぜひメンテナンスしながら長く愛用していただきたい逸品です。小座布団の中綿は、インド綿の中でも野生種に近い高品質な綿花のコットン。通常の倍量を使用しているため、熟練の技が必要。・日々の生活にさり気ない“日本の伝統”をプラス“身のまわりのものを一切合財放り込んで持ち歩ける”ことから名付けられた合財袋。ポーチとして、バッグインバッグとして、そのまま手提げとしてなど用途はいろいろ。小座布団は、座布団ではあるがクッションやお昼寝枕としてもちょうど良いサイズ。和室でも洋室でも合います。合財袋(左)は、ポーチやバッグインバッグ、そのまま手提げとしてなど用途はいろいろ。小座布団(右)は、クッションやお昼寝枕としてもちょうど良い。ポンピン堂について東京・浅草に工房を構え、1867年(慶応三年)創業の江戸型染め屋「更銈(さらけい)」の型紙を受け継ぎ、生活雑貨の企画・デザイン、製造を手掛けるブランド。伝統を大切にしながらも現代的なセンスをプラスし、日常の暮らしの中で気軽に使えるアイテムを提案しています。昔ながらの会津木綿を使った小さな巾着に、伝統技法・江戸型染めで染め抜いた「守袋」が人気。江戸型染の文様は、江戸の粋人が愛した語呂掛けの縁起柄ばかりです。▼ポンピン堂の商品一覧職人技が福を呼ぶ! 暮らし華やぐ、フジマキ流「20匹の招き猫」特集▼特集ページ「フジマキ流『20匹の招き猫』」金運や幸運、千客万来、商売繁盛など、様々なご利益を呼ぶ“福の使者”として、古くから日本で親しまれてきた「招き猫」。「招き猫」と「日本」をテーマにした逸品を厳選し、職人技が光るフジマキならではの「20匹の猫たち」を特集しています。「招き猫の日」とは?招き猫は福を招くといわれているところから、9と29を「来る福」(くるふく)と読む語呂合わせで、招き猫の愛好家の団体である日本招猫倶楽部が制定。日本ならではの縁起物として知られる招き猫は右手を上げていると金運を招き、左手を上げていると客を招くなどといわれ、広く庶民に愛されてきた。招き猫の魅力をアピールし、多くの人に福を招いてもらうのが目的。(出典:一般社団法人・日本記念日協会 最終アクセス日:2020年9月29日)藤巻百貨店(フジマキヒャッカテン)株式会社caramoが運営。伊勢丹の名物バイヤーとして知られていた故・藤巻幸大(ふじまきゆきお / 1960-2014)のプロデュースにより、“日本をテーマにしたこだわりの逸品のみを届けるECサイト”として2012年5月にオープン。取り扱う商品は、高いデザイン性と使い勝手の良さを両立した「あっと驚く」オリジナリティ溢れる逸品。優れた職人やクリエイターなど取引先は400社を超え、厳選された日本の商品のみを扱うECサイトとしては、日本最大級規模。主な顧客層は、「モノ」に対して関心が高く日々の暮らしにちょっとした豊かさを求める30代後半~50代の男女。現在Facebook会員は約23万人、メルマガ会員は約10万人となり、多くのファンに愛されている。2016年3月には初の実店舗を銀座(東急プラザ銀座6階 / 東京都中央区銀座5-2-1)にオープン。※取引先数・会員数は、2020年9月現在のもの株式会社caramo(カブシキガイシャカラモ)「藤巻百貨店」の運営会社。代表取締役社長である中村亮は故・藤巻幸大氏と共に藤巻百貨店を二人三脚で立ち上げた。「日々の暮らしにちょっとした豊かさを」をビジョンに掲げ、お客様の「新しい満足と価値」を創出するしていく。社名は「お客様からも、職人さんたちからも、世界中からも愛される会社を目指す」という自身のあり方から由来し、顧客満足度の高いサービス創りを目指して進化し続けていく。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月29日「春風亭一之輔・藤巻亮太 二人会〜芝浜と粉雪〜」が、10月4日(日)に東京・人見記念講堂で開催される。今回は、タイトルにもあるように、春風亭一之輔による古典落語の名作“芝浜”と、藤巻亮太の“粉雪”を含めたライブが楽しめる特別な公演。その他に、ふたりによるトーク・パートやそれぞれのステージもあり、盛りだくさんの内容となっている。ラジオでの共演をきっかけに親交を深めることとなったふたり。今回の公演に向けて一之輔は、「なんとなく胸がざわつきがちな今日この頃ですが、藤巻さんの歌と一之輔の落語で、皆さんに少しでもホッとひと息ついてもらえると嬉しいです。10月4日、人見記念講堂に“あったかい雪”がふりますよー」とコメント。一方、藤巻は、サブタイトルとなっている“芝浜と粉雪”に触れ、「“芝浜”に登場する夫婦の絶妙な絆は、“粉雪”の世界観に通じます。ふたつの作品に共通するのは冬であり同じ空間で披露されると、そこには今までに見たこともないきれいな“白の情景”が浮かぶはずです」とメッセージを寄せている。チケットの一般発売は、本日9月20日(日)10:00より開始。本公演を実施するにあたって、新型コロナウィルス感染拡大を防ぐための「ご来場のお客様へのお願い」を、サンライズプロモーション東京のホームページ( )にて案内している。■公演概要【日 時】2020年10月4日(日) 開場:13:00/開演:14:00【会 場】昭和女子大学 人見記念講堂 東急田園都市線(半蔵門線直通)「三軒茶屋」駅下車 徒歩7分【出演者】春風亭一之輔、藤巻亮太【チケット代金】前売:4,950円 (全席指定/税込)※未就学児童入場不可【チケット一般発売】2020年9月20日(日)10:00〜チケットぴあ : (Pコード:503-190)ローソンチケット : コード:34231)イープラス : 【主催/お問合せ】サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
2020年09月20日「日本」をテーマにした珠玉の逸品に出会えるECサイト「藤巻百貨店」は、「【RAMUDA】高級傘から生まれた防撥水マイバッグ」を8月26日よりWeb販売を開始いたしました。本商品のコンセプトは、「スーツでもオシャレに持てるエコバッグ」。人気高級傘ブランド「RAMUDA」と藤巻百貨店の共同開発にて誕生しました。防撥水加工を施した高級傘生地「甲州織」を使用し、デザインは男前なトラッドテイスト。日本の傘職人が仕立てたかつてないファッショナブルなアイテム。従来のエコバッグとは一線を画す、丁寧なつくりに仕上げられた大人のための逸品です。【RAMUDA】高級傘から生まれた防撥水マイバッグ 3,600円(税抜)▼商品ページはこちら紳士傘メーカーならではの秀逸デザインと、ポケットにも入るコンパクトサイズで使い勝手は抜群ここがポイント! 1.高級傘生地「甲州織」を使用千年年以上続く織物産地・富士吉田の傘生地専門メーカーによる「甲州織」を使用。美しい発色と光沢、適度な厚みとハリが特徴です。美しい発色と光沢、適度な厚みとハリが特徴の高級感傘生地「甲州織」を使用。2.汚れても洗いやすい! 防撥水加工甲州織生地には傘と同様、表面は撥水、裏面は防水・UV加工が施されています。そのため、保冷剤や冷たい食品・飲料を入れても水滴が染みず、汚れても洗いやすい!防撥水加工が施されているため、保冷剤や冷たい食品・飲料を入れても水滴が染みず、汚れても洗いやすい。3.美しく丁寧な縫製縫製は、世界的に著名なトラッドファッションブランドも手掛ける縫製工場が担当。柄の美しさを損ねないための柄合わせから、バッグ開口部周りのパイピング処理など、まるで洋服の仕立てのような美しい仕上がりです。パッカブル用の袋サイズも生地の厚みに合わせて微調整されているため、折り畳んだときにピッタリ収まります。美しく丁寧な縫製により、まるで洋服の仕立てのような美しい仕上がり。4.溢れるトラッド感! スーツに似合う3柄当店バイヤーがチョイスしたのは、ホワイト地にブルーの細身ストライプが爽やかな「ロンドンストライプ」、ネイビー地にシルバーの大柄ストライプが品格をもたらす「ジャパントラッド」、深緑の杉綾織にイエローグリーンのラインが映えるシックな「ヘリンボーンカラーストライプ」の3柄。スマートな大人にふさわしい色柄となっています。色柄展開は左から「ロンドンストライプ」「ジャパントラッド」「ヘリンボーンカラーストライプ」の3種類。どれもスーツに似合う。RAMUDA(ラムダ)について「RAMUDA」を展開する株式会社市原は、1946年にベルトメーカーとしてはじまった、約70年もの長い歴史を誇る服飾雑貨の企画開発企業。現在のメインアイテムは傘で、百貨店での「RAMUDA」ブランドの展開や、アパレルやセレクトショップのOEMなどを手がけている。メンズファッションで経験を積んだメンバーたちが企画開発した厚地の甲州織ストライプ生地を使い、「RAMUDA」の特徴であるアイビー&トラッドかつ、重厚感・高級感が魅力の傘を生み出している。生地の色や柄はもちろん、丁寧なつくりに関しても並々ならぬこだわりを持ち、そのこだわりはこの度のマイバッグ製作にも受け継がれている。▼RAMUDA商品一覧藤巻百貨店(フジマキヒャッカテン)株式会社caramo(本社東京都渋谷区 / 代表取締役社長 中村亮)が運営。伊勢丹の名物バイヤーとして知られていた故・藤巻幸大(ふじまきゆきお / 1960-2014)のプロデュースにより、“日本をテーマにしたこだわりの逸品のみを届けるECサイト”として2012年5月にオープン。取り扱う商品は、高いデザイン性と使い勝手の良さを両立した「あっと驚く」オリジナリティ溢れる逸品。優れた職人やクリエイターなど取引先は400社を超え、厳選された日本の商品のみを扱うECサイトとしては、日本最大級規模。主な顧客層は、「モノ」に対して関心が高く日々の暮らしにちょっとした豊かさを求める30代後半~50代の男女。現在Facebook会員は約23万人、メルマガ会員は約10万人となり、多くのファンに愛されている。2016年3月には初の実店舗を銀座(東急プラザ銀座6階 / 東京都中央区銀座5-2-1)にオープン。※取引先数・会員数は、2020年8月現在のもの株式会社caramo(カブシキガイシャカラモ)「藤巻百貨店」の運営会社。代表取締役社長である中村亮は故・藤巻幸大氏と共に藤巻百貨店を二人三脚で立ち上げた。「日々の暮らしにちょっとした豊かさを」をビジョンに掲げ、お客様の「新しい満足と価値」を創出するしていく。社名は「お客様からも、職人さんたちからも、世界中からも愛される会社を目指す」という自身のあり方から由来し、顧客満足度の高いサービス創りを目指して進化し続けていく。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年08月28日