北野武監督が裏社会の男たちの抗争を描く『アウトレイジ』シリーズの最新作『アウトレイジ 最終章』の初日舞台挨拶が10月7日(土)に都内で行われ、北野監督をはじめ、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、金田時男が出席した。人気シリーズの5年ぶりの最新作にして、最終章となる本作。関東「山王会」と関西「花菱会」の巨大抗争後、韓国に渡った大友(ビートたけし)が帰国。権力争いの真っ只中に突っ込んで行く姿を描く。シリーズへ初参加を果たした大森さんは「夢にまで見た『アウトレイジ』。いつ出番が回ってくるのかと。『アウトレイジ』『ビヨンド』と出番がなかったぞ、どうしようと思っていた」と念願だったことを告白。「ついに最終章でお呼びいただきまして、非常に感動しました」と喜びをかみしめた。「すべてのシーンに思い出がある」という西田さんは、「塩見三省とのシーンを初日に撮ったんですが」と共演者の塩見さんについて言及。「塩見は脳出血の後遺症があって、歩行も自由じゃなかった。私も頚椎を亜脱臼して、歩行が定かじゃなかった。2人とも4人くらいの人に抱えられながら対峙するシーンを撮った」と、病と戦いながらの撮影だったそう。西田さんは「監督が“大丈夫、大丈夫。ホンを変えちゃおうか”と、優しい言葉をかけてくださった。監督に恩を感じた」と北野監督の気遣いを思い出してしみじみ。北野監督は「体の悪さ具合が、撮ったときにものすごい迫力になって。これは活かさなきゃと思った」と西田さんと塩見さんの渾身の演技に心を打たれたことを明かしていた。いよいよ最終章を迎えた本シリーズ。北野監督は「恋愛ものを撮って、ちょっと俯瞰的、客観的にバイオレンス映画を見直して、次にやるときは、日本のオールスターズで(バイオレンス映画を)やりたい。全員、車代くらいで出てもらう」とさらなる意欲を吐露。完成作について「うまいまとまり方をしている。自分で編集していても、映像的にも“これはいいなぁ”と思うかなりの自信作」と晴れやかな表情を見せていた。『アウトレイジ 最終章』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年10月07日公開初日を迎えた映画『アウトレイジ 最終章』の舞台あいさつが7日、東京・新宿ピカデリーで行われ、北野武監督、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、金田時男が出席した。北野武監督をはじめ、西田敏行らキャスト陣が勢揃いして行われた初日の舞台あいさつ。西田が「本日は小説『アナログ』(9月に発売されたビートたけしの長編小説)の販売促進会にお出でいただきましてありがとうございます」とあいさつして会場の笑いを誘い、「毎回すべてのシーンで思い出がありますが、初日の時に塩見三省さんと2人の絡みがあって、塩見さんも脳出血の後遺症があって歩行が自由じゃなかったし、私も頚椎を亜脱臼して歩行が定かではない状況で、2人を4人の人に抱えながら対峙しました」と振り返り、塩見は「その時に監督が気を遣ってくれて、優しい言葉を掛けてくださって恩を感じました」と北野監督に感謝。『アウトレイジ』シリーズ初登場となった大森南朋は「もう夢にまで見た『アウトレイジ』にいつ出番が回ってくるのかと思いましたよ。最終章でお呼びいただいて非常に感動しました」と出演を喜び、北野作品の魅力について「今この現代でここまでヤクザをしっかりと描いている映画はないと思います」と熱く語った。最後にあいさつした北野監督は「今回は西田さんがケガをしたり塩見さんも病気になったりしましたが、最初撮った時にモノ凄い迫力で、これは生かさなければいけないなと思いました。それを見た自分が首を動かすなど、この3人は一体なんなんだと。病気グループになっちゃったよ」と笑わせるも、「上手いまとめ具合だと思っています。私の場合、評論家と喧嘩して人気がありませんが、あまり文句言う奴もいないし、自分で編集していて映像的な面でもいいなと、かなりの自信作です」と胸を張った。続けて「次の映画で恋愛ものとか息抜きではないですが、客観的にバイオレンスの映画を見直して、次やる時は日本の役者オールスターでやろうと思います。全員"車代"だけで。仲代達矢さんには500円で出てもらおうという作戦でいきますよ」と笑いを交えながらも次回作の構想を明かしていた。
2017年10月07日木曜ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系/10月12日スタート)の制作発表記者会見が10月3日(火)、都内にて開催され、主演の米倉涼子をはじめ豪華出演者たちが集結し、元サッカー日本代表の澤穂希がサプライズで花束を持って駆け付けた。イベントには、米倉さんのほか、出演の西田敏行、永山絢斗、草刈正雄、陣内孝則、岸部一徳、内田有紀、田中圭、遠藤憲一、段田安則、鈴木浩介、是永瞳、久住小春が出席した。人気ドラマの待望の第5シリーズとなる同作。“患者ファースト”を掲げる新世代の台頭を経て、新たな権力争いが渦巻く日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」を舞台に、失敗しない天才フリーランス外科医・大門未知子(米倉さん)の活躍を描く。最新作では個性・実力を兼ね備えたレギュラー陣に加え、豪華新キャストも参戦。シリーズ史上初登場となる“ゆとり世代”の医師を演じる若手俳優陣、大門未知子にとっての“新たな脅威”を演じる熟練俳優陣など、豪華俳優陣が出演する。白衣姿でステージに駆け上がった米倉さんは、マイクを持つと、「まさか5年前に『ドクターX』が始まってから今日この日まで、大門未知子を演じられるとは本当に思いもしていませんでしたので、すごく不思議な思いです。また、こうやってみなさんとお会いでき、新しいメンバーと共演できて、とても幸せです」と心境を言葉にした。イベントでは、これまでに放送された「ドクターX」の全ての回(スペシャルを含む)で、大門未知子がお馴染みの名セリフ「私、失敗しないので」を累計で何回言ったのかを当てるクイズが出題された。正解は70回で、出席者の中で、自分の年齢の「69」と書いた西田さんが最も近い数字を当てた。西田さんは、ご褒美として、作品の内容にちなんで超高級和牛のステーキを食べることに。西田さんは「僕は食べ慣れているので、皆さんでシェアして頂ければと思います」とおどけていたが、ステーキをほおばると至福の表情を浮かべた。そんな西田さんが、“あ~ん”をして米倉さんにステーキを食べさせてあげる一幕も。また、70回のセリフは映像を利用して紹介された。第1回からの「私、失敗しないので。」をふり返った米倉さんは、「う~ん、年を取ったなあと思いますね」としみじみと感慨にふけった。さらに、元サッカー日本代表の澤さんが、花束を持ってサプライズで登場。米倉さんは澤さんと直接、会ったのは初だそうで、「私もサッカーを応援していました。小さいときからサッカーって男の子がやるものだと思っていました。あのタフなスポーツを女子がやるだけでもすごいと思うのに、私もアメリカなどで舞台に立たせて頂いているのですが、アメリカ人は私でも『体が大きいな』と思う人がいっぱいいます。その中で、体と体がぶつかるスポーツをやるということ自体がすごいなと思っていました」と感動を隠し切れない様子。西田さんは「ワールドカップ優勝のときは涙しました」といい、今年1月に出産してママとなった澤さんに「お子さんはお元気で?」と声を掛けた。澤さんは「元気に育っています」と笑顔。澤さんは「私自身も、家族もすごく楽しみに拝見していますし、これから始まるのをすごく楽しみにしています」、「撮影の方、がんばってください」と「ドクターX」のキャスト陣にエールを贈った。(竹内みちまろ)
2017年10月03日●「引く演技」を心がけた山田涼介全世界で累計900万部を突破、中国での映画化も決定している東野圭吾のベストセラー作品『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。日本では山田涼介、西田敏行を筆頭に魅力的なキャストが顔をそろえ、9月23日に公開された。かつて店主(西田)が人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」にたどり着いた青年・敦也(山田)と幼馴染の翔太(村上虹郎)、幸平(寛 一 郎)は、1980年とつながった郵便受けを通じて昭和の人々の悩み相談に対し返事を書くことになる。舞台は様々な時代を行き来し、絡み合っていた縁がつながっていく様子は、深い感動を呼ぶ。今回は物語を動かす、幼馴染の3人を演じた山田、村上、寛 一 郎に、撮影について話を聞いた。○3人の互いの印象は――互いに共演が初めてとのことですが、最初の印象はいかがでしたか? 撮影前に3日間のリハーサルがあったと伺いました。山田:虹郎はすごく堂々として、19歳とは思えない佇まいの人だなあ、という印象。寛ちゃんは寛ちゃんで、この見た目とは裏腹にすごく人見知りでかわいいタイプの、弟みたいな印象でしたね。リハーサルは本当に3人だけで、閉め切った空間の中でやっていました。村上:山田くんは、すごく「山田涼介だ!」という感じでした。お祓いの時に初めて会って、挨拶くらいしか会話はなかったのですが、現場に入ってからまた変わっていきました。寛一郎は共通の知り合いが多かったですし、同い年ですし、仲間意識はあって。めちゃくちゃ無口でいい人だけど、シャイだと聞いていたので、1回待ってみようとしたら、寛一郎から話しかけてくれてうれしかったです。「お、意外と話すじゃん」みたいな。寛 一 郎:山田くんはあんまりベラベラ喋るタイプではなく、いい意味で壁がある人だったので、ちょっとほっとしました。僕がすごく、わーって話しかけられたらどうしようというタイプだったので……。山田:(笑)寛 一 郎:虹郎には僕もちょっと仲間意識があったので、頑張ろうかなと、話しかけました。虹郎もフレンドリーですが、ちゃんと壁のある人だと感じていたので、ジャブ程度に(笑)。――3人がずっと一緒に撮影をされていたそうですが、自分の役についてはどう考えられていたんですか?寛 一 郎:2人と一緒にコミュニケーションをとってみないとわからなかったので、リハーサルで確認できたのが大きかったです。3人組の一人として、絵になっていればいいなと思いました。山田:翔太と敦也がパワーバランスの上の方にいるなら、幸平は少し弱々しく下の方にいて、それは寛ちゃんが持っている、おしとやかな良さが反映されていたんじゃないかなという印象でした。村上:僕は、この3人って傍から見たら悪だけど、ピュアで不器用だなと思っています。衣装合わせのときに、最初ハードロッカーのような衣装で。基本的にはもちろん選んでいただいたもので進めるので、衣装のライダースを「借りてなじませます」と言って一週間くらい着ていたんです。でも、やっぱり原作を読んで構築していたピュアなイメージと違うのかもしれない、と思って相談したんです。それで、最終的には衣装アシスタントさんの私物のコートを着ることになりました。汚すたびにアシスタントさんに、「すみません」と言っていました(笑)。――山田さんは引く演技を心がけていたと伺いました。山田:普段の職業柄、自分を出すことに重きを置いているので、引くことを要求されたことが、あまりないんですよね。アイドルの仕事をしているときに引く人なんかいなくて、「自分が1番目立ってやろう」という人が多いなかで、この『ナミヤ雑貨店~』は引くことを要求されていたので、悩みました。主張が強い顔だし。今回はみんなメイクなしと言うので、僕もほぼノーメイクで、髪もそのまま。自分の中では新しい試みでした。僕も衣装のスタジャンを借りて、自宅でテレビを見ながらとにかく毛玉を作る、という作業もしていました。主役という立場で今回やらせてもらっていますけど、みんなが主役の物語だと思ったので、主張しすぎても良くないし、とにかく引く作業をしていましたね。●初めて「1回で泣けなかった」経験○ボコボコにされるときを楽しみに――廣木監督の作品を経て演技が変わった、とおっしゃる俳優さんが多いですが、そういった経験はありましたか?村上:廣木監督の作品に出演するのは3度目ですが、まだボコボコにはされていないです(笑)寛 一 郎:すごく怖い監督って聞いていたので、ビクビクしていました(笑)村上:山田くんが長回しで泣くシーンは、何回もテイクを重ねていました。山田:ボッコボコにされました(笑)村上:結果、1回ごはん休憩をはさんでやったね。山田:(村上に)後輩が出てきた時が、きっとボコボコにされる時だよ。村上:怖い(笑)――山田さんは、その時のことは振り返っていかがでしたか。山田:泣きの芝居で、1回で泣けなかったのは、今回が初めてなんです。今まで泣けていたのは感情が全部繋がっていたからですが、今回は泣きのシーンまで1カ月スパンが空いてしまったので、なかなか難しかったです。監督からも常に、ごはんに行っているときでさえ「あそこマジ大事なシーンだから」「あそこ大丈夫化?」と言われていて、わかっていたけど、プレッシャーにやられたというか。本当にボッコボコにされました。でも芝居の難しさを学ばせてもらって、良い経験だったと思いました。廣木監督って、カメラ横に立つんです。泣きシーンのときも監督が目の前にいて、僕がしゃがんだら監督もしゃがんで。それが目に入ってダメだと思ったのですが、休憩を挟んでからの最後のテイクでは、監督が目に入らなくなりました。完全に集中できた瞬間だったんだと思います。監督が待っているのは、この演技の幅を超えた演技なのだと知ることができて、ご一緒できてよかったなと思いました。○大分は味方――今回キャラクターの中でもリアリストな人、ロマンチストな人といましたが、皆さんはどちらですか?山田:僕はロマンチストなんじゃないかな、と思います。ロマンチストじゃないとこの仕事をやっていけないと思うし。人を喜ばせるという仕事に自信を持ってやっているので、ロマンチストであるべきだなと、個人としては思っています。村上:どっちの部分もあります。なんとなく昔の時代の映画やドラマの方が人々の熱量が強い気がするんです。そう思うと、今の人たちは全体的にリアリズムが強いかなと思います。「夢なんて」って思って、でも僕らは抗って生きている。寛 一 郎:僕も、半分半分。村上:やっぱり近いね。寛 一 郎:そこは似た部分ではあると思います。村上:でも寛 一 郎は結構熱い。内に燃えてるものがあるんです。寛 一 郎:あると思います(笑)――仲の良い3人ですが、大分ロケでのエピソードなどありましたらお聞かせ下さい。村上:僕と寛 一 郎で蕎麦屋に行きました。山田くんも行けたらよかったのですが、別行動だったんです。でも蕎麦屋に行ったら、山田くんがいた(笑)。山田:行くとこ、限られてます(笑)。寛 一 郎:大分には走りに行ったようなものですね。ひたすら走ってました。それ以外のシーン、撮ってないんじゃ? ってくらい走ってました。山田:大分で僕らが走っている時に、お店の方たちも協力してくれたんですよね。僕らが通り過ぎて行ったタイミングで、順に明かりがついていく。あれ、CGじゃなくて、みなさんがタイミングを合わせてくれたんです。村上:僕たちは走り去ってる後だから、撮影現場ではあまりわからなかったのですが(笑)。山田:ファンタジーの要素も出ていて、すごく素敵なカットだなという印象が強いですね。もう、みんな仲間。大分は味方です!
2017年09月24日東野圭吾のベストセラー小説を映画化した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の初日舞台挨拶が9月23日(土・祝)、都内で行われ、主演の山田涼介と共演する西田敏行が出席。山田さんは、西田さんがサプライズで読み上げた“感謝の手紙”に、感涙していた。手紙がつなぐ絆を描く本作にちなみ、西田さんはサプライズで山田さんに宛てた手紙を披露。「色眼鏡で見られたり、アイドルと俳優のバランスに悩んだこともあるのではないかと思っていました。でも、この作品を通して、私の心配は消えました。ちゃんと役に入り込んでいるし、仮にセリフがなくて、表情でしっかり語っていました。山田くん、あなたは俳優として、堂々とスクリーンに存在しています」と山田さんの演技を絶賛した。さらに、西田さんが「私は今年でデビュー50年になります。年齢や芸歴など関係なく、私とあなたは同じ俳優として、同じ土俵に立っていると思います。私も負けないように頑張らないといけません。また共演できる日が来ること、心から願っています」と思いを読み上げると、山田さんは感極まって、涙を流していた。サプライズの演出だったこともあり、山田さんは「いやー、びっくりしましたし、(涙が流れ)恥ずかしいですね。なんでこんなに(自分のことを)分かるんだろうなって…」と感慨しきり。「僕もいつかまた、同じ作品でご一緒できるよう、これからも頑張って精進していきたい」と気持ちを新たにしていた。どんな相談にも真剣に答えてくれる雑貨店「ナミヤ雑貨店」を舞台に、そこに届けられた手紙が時空を超えた人々の絆を紡ぎだす感動のヒューマンドラマ。第22回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門に正式招待されている。この日は山田さんと西田さんに加えて、村上虹郎、寛一郎、成海璃子、門脇麦、廣木隆一監督が登壇した。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月23日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が23日、主演映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公開)の公開初日舞台挨拶に、西田敏行、村上虹郎、寛一郎、成海璃子、門脇麦、廣木隆一監督とともに登場した。原作は東野圭吾によるベストセラー作品で、全世界で累計500万部を突破、中国での映画化も決定している。かつて人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」にたどり着いた青年・敦也(山田)と幼馴染の3人は、1980年とつながった郵便受けを通じて、昭和の人々の悩み相談に対し返事を書くことになる。ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治を西田が演じる。舞台挨拶では、作品にちなんで手紙にまつわるトークを展開。山田は、母親が最近地元で掘り返してきたというタイムカプセルのエピソードを披露した。10歳頃に書いた未来の自分への手紙に「デビューして東京ドームでライブをしている。そして家族に白い家を買ってる」と書いてあったと明かした山田は、「とりあえずドームは叶ったな、あとは白い家だなって」と今後の目標を示した。また、西田は山田に書いてきた手紙を読み上げた。サプライズで贈られた西田からの言葉に、山田は「びっくりしましたし、なんていうんだろう。なんでこう、こんなにわかるんだろうなって。なんかね……」と言葉を詰まらせ、涙を拭う。会場から悲鳴が上がると、山田は「恥ずかしいね……」と言いながら、こみ上げる涙をこらえるように俯いた。そんな山田の姿に、西田は「僕、山田くん好きですね。いいやつですよ~」とゆるめに声をかけ、「Hey! Say! JUMPも頑張ってねえ」と応援。山田は改めて「本当にちっちゃい頃からずっと映像の中で活躍されている西田さんを見てきて、『同じ映画でご一緒できる日が来るなんて』と思ってたのにも関わらず、支えてくださる」と西田について語り、「そんなに多くを話したわけでもないのに、心の中を読まれてるような内容だったのでぐっときてしまって」と涙の理由を明かした。そして「僕も本当に常に精進して頑張って、いつかまた西田さんとご一緒できるように頑張っていきたいなと思います」と今度の俳優活動への決意を新たにした。○西田敏行の手紙全文前略山田涼介様。まずはこうして一緒に『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の公開初日を迎えることができて、心から嬉しく思います。今回、浪矢のおじさんのように今の気持ちを手紙に書かせていただきました。私が初めて山田くんを知ったのはテレビのバラエティ番組。とてもキラキラした青年だなと強く印象に残ったことを記憶しています。そのあとグループ活動が多くなるのと比例するように映画やドラマなど、お芝居のお仕事で活躍する姿を拝見していました。アイドルとして、歌や踊りをたくさんのファンの方に届ける自分、俳優として役を演じる自分。私はこれまで山田くんはアイドルである自分と、俳優である自分のバランスに悩んだことがあるのではないかと思っていました。まわりから色眼鏡で見られることもあっただろうし、決して弱みを他人に見せない人柄の山田くんは、それを自分の中だけで消化することもあっただろうと想像します。でもこの作品を通して、現場での佇まい、そして完成作を見て、それは杞憂に終わりました。ちゃんと役に入り込んでいるし、仮にセリフがなくても表情でしっかりと語ってる。山田くん、あなたは俳優として堂々とスクリーンに存在しています。私は1967年にデビューし、今年で50年を迎えました。この映画と同じように昭和の中頃から今日まで長い時を経て、今ここに立っています。ですが年齢や芸歴など関係なく、私とあなたは同じ俳優として同じ土俵に立っていると思っています。今後、あなたがもっともっと俳優として大きくなることを心から願っています。私も負けないように頑張らないといけません。この先壁や障害にぶつかったり、葛藤があったり、人からいろんなことを言われることはあると思います。でもこれまでと同じように、決して心折れることなく、どうか前を向いていってください。大丈夫、あたなの未来は明るい。そう、私は確信しています。また共演できる日が来ることを心から願っています。ありがとう。西田敏行。
2017年09月23日東野圭吾による原作を、演技のフィールドでも輝きを見せる「Hey! Say! JUMP」の山田涼介と日本映画界を代表する演技派・西田敏行で映画化する『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。監督を務めたのは、若者を描くことに定評のある廣木隆一監督だ。これまで『余命1ヶ月の花嫁』などの大ヒット作や『PとJK』『娚の一生』などの人気コミックの映画化を手がけてきた廣木監督は、本作で初めて時空を超えたファンタジーに挑戦している。「“バットマンシリーズ”を撮ったクリストファー・ノーランの演出が好きなんです」と、廣木監督。「『ダークナイト』の有名な病院爆破のシーンがあると思うのですが、あのシーンは本当に病院を爆破してますよね。実際にビルを爆破しながら、それをファンタジーに落としてゆく。そういう演出が好きなんです。実際にリアルにとったものがファンタジーに演出できるということが、映画の持つ魅力だと思うんです。次はファンタジーのオファーがあったらそんな演出をしたいですね」と語り、アメコミ作品でありながら、リアルな撮影に徹底してこだわったノーラン監督が目標であることを明かした。その言葉を裏づけるように、本作では、監督はリアルな人間ドラマを大切にしたという。「実は、この作品が僕にとって初めてのファンタジーだったんですが、一番大事にしたことは、まずドラマありきということです。しっかりとした登場人物のドラマがあって、その上でファンタジーにしたいと思ったんです」。『余命1ヶ月の花嫁』や最新作『彼女の人生は間違いじゃない』など、恋、仕事、そして人生に悩む若者の心の機微を描くことを得意とする監督だが、初のファンタジーであっても、やはり人間ドラマを描くことが根幹にあったようだ。とはいえ、実際の撮影ではファンタジーとリアルの線引きに難しい部分があったようで、監督は「本当にファンタジックな雑貨店にするのか、それともリアルな雑貨店にするのかという選択が難しかった」と言う。「例えば、西田さんの衣装をみても、本当の雑貨屋さんはもう少し地味だと思うのですが、そこにある程度ファンタジー要素を加えることで、あのような少しだけファンシーな衣装になったんです。衣装1つをとっても、何度も話し合いをしました」と、今回のチャレンジへの苦労の一端を明かしている。廣木監督は、撮影現場で「俺のファンタジー分野が開けた!ディ○ニーからもオファーが来ちゃうかもな!」とおどけていたそうだが、今後ファンタジーのオファーが増えたら?と問われると「やる気満々ですね!」と笑顔で応じていたとか。そんな監督が描き出す、ナミヤ雑貨店から時空を超えて届く手紙の数々が、この秋、思いもよらない感動をもたらしてくれそうだ。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は9月23日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月22日Hey!Say!JUMPの山田涼介が主演を務める感動の群像劇『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が9月23日より公開されます。本作の山田くんはスターのオーラを封印し、等身大の青年役でリアルなまなざしを見せています。山田くんが演じるのは児童養護施設で育った矢口敦也(山田涼介)。ともに同施設で育った小林翔太(村上虹郎)、麻生幸平(寛 一 郎)と共に、とある理由で女性起業家の家へ盗みに入ります。彼らの逃走先は、廃屋となっていたナミヤ雑貨店。誰も住んでいないはずのその家に、突然1通の手紙が届き、そこからいろんな人間関係が交錯していきます。やがて過去と現在のエピソードがつながっていき、ある奇蹟が…。原作は東野圭吾による同名ファンタジーで、今回待望の映画化となりました。■端正な顔立ちの山田涼介が見せた生々しい表情『金田一少年の事件簿』の金田一一や『暗殺教室』の潮田渚など、2次元の実写版キャラクターも違和感なくハマっていた山田涼介。端正な顔立ちはもちろん、生まれながらの目力で、見る者をくぎづけにしてきました。本作の後に控えている『鋼の錬金術師』(2017年12月1日公開)では、主人公エドワード・エルリックを演じます。いくら山田くんでもこの役はハードル高すぎでしょ!? と思っていたのですが、これまで築いてきた実績やその風貌により、いまから高い関心を集めています。だからこそ『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のフラットな役柄はじつに新鮮! 山田くん自身が「引いた演技を心がけた」と語っていますが、たしかに生々しい無防備な表情が映し出されています。■山田涼介、村上虹郎、寛 一 郎と次世代スターが共演層の厚いジャニーズの若手の中で頭角を現してきた山田涼介。今回は、村上虹郎や寛 一 郎など、フレッシュな次世代スターと共演し、作品に新風を注いでいます。メガホンをとったのは、廣木隆一監督。『ヴァイブレータ』(03)や『さよなら歌舞伎町』(14)など、官能系の人間ドラマから、『ストロボ・エッジ』(15)や『オオカミ少女と黒王子』(16)、『PとJK』(16)などの青春ラブコメディまで、幅広いジャンルの映画で、役者からリアルな表情を引き出してきました。若手俳優に愛のムチを与えることで知られる廣木監督。撮影前に彼ら3人を呼び出し、3日間かけて、全シーンのリハーサルをさせたとか。なるほど、だからあんなになじんだ幼なじみトリオができあがっていたんですね!なかでもクライマックスで感情がほとばしるシーンは、本作のハイライト。実際、山田くんは「この作品は学ぶことだらけでした。僕の成長過程のなかで、間違いなく大事な1ページになった作品だと思っています」としっかり手応えを口にしていました。■仕掛けが鮮やか! 西田敏行らのアンサンブルドラマに感涙『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は山田くんが主演ですが、共演も村上虹郎や寛 一 郎の他、西田敏行、尾野真千子、荻原聖人、成海璃子、門脇麦、林遣都、荻原聖人というそうそうたる顔ぶれ。その要となるのが、ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治(西田敏行)です。浪矢は当時、町の人々から手紙で悩み相談を受け、丁寧に返事を返していました。その時間軸が1980年。山田涼介演じる敦也たち3人が手紙を受け取るのが現代の2012年。いまや廃屋となった雑貨店にたまたま入った敦也たちが、時空を超えて相談者からの手紙を受け取ってしまったのです。物語が進むにつれて、1980年と2012年という32年離れた時間軸が、その間に起こったいろんな出来事や人間関係により見事に埋められていきます。最後にはすべてがつながり、涙のクライマックスを迎えるという仕掛けがじつに鮮やか!まるで各パートでアンサンブルを奏でているような味わい深い群像劇。人生を変えるようなすてきな出会いが散りばめられたこの1作は、ぜひハンカチ必携で観に行ってください。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』2017年9月23日(土)公開 公式サイト:
2017年09月22日映画を観て「実際にあの場所に行ってみたい」と思うことはたくさんあるだろう。画になるカフェ、美しい海岸、歴史的建造物、眺めのいい丘…映画の登場人物たちがいた場所は特別に感じるものだ。特定の場所だけでなく、その町全体が映画の舞台となっていたとしたら、もちろんその町には行かずにいられない。映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、大分県の豊後高田(ぶんごたかだ)にある“昭和の町”で撮影された。“昭和の町”とはその名前の通り、昭和30年代の街並みを再現した街だ。先日、実際に豊後高田を訪ねる機会があったが、本当にタイムスリップしたかのような懐かしい風景が広がっていた。なぜ、豊後高田に“昭和の町”があるのか。豊後高田は、江戸時代・明治・大正・昭和30年代にかけて国東半島で最も栄えた町だったそうで、その活気を甦らせようというプロジェクトが“昭和の町”だった。時代の流れに合わせて近代化させるのではなく、消えつつある昭和の街並みを大切に残すことを選んだ。テーマパークではなく、その商店街で人々が実際にお店を営んでいる、生活している、なんともノスタルジーな街だ。映画の舞台となる“ナミヤ雑貨店”のセットは、宮町商店街の一画に建てられた。物語は、1980年と2012年の2つの時代で描かれる。雑貨店を営みながら街の人たちの悩みを解決してきた店主、浪矢(西田敏行)が生きる1980年。そして2012年。空き家となったその店に、ある理由で忍び込んだ敦也(山田涼介)、翔太(村上虹郎)、幸平(寛 一 郎)の3人。彼らが店にやってきたその夜に過去と現在が繋がり、浪矢と敦也たちの繋がりも明らかになっていく…。過去と現在を繋ぐのが“手紙”であることもノスタルジーだ。たとえば、映画『イルマーレ』も異なる時間を生きる男女の気持ちを繋ぐアイテムはポストと手紙だった。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の場合は、手紙が投函されるのは店のシャッターに備え付けの郵便受け。店主の浪矢はその手紙に書かれた悩みに返事を書き、店の脇にある牛乳箱に入れる。牛乳箱もまたノスタルジーがある。撮影後にセットは取り壊されているが、豊後高田市のホームページを調べてみたところ、セットがあった場所でARアプリを使って撮影すると、映画の撮影当時のナミヤ雑貨店のセットと一緒に記念撮影ができるそうだ。昭和の町周辺のスポットもロケ地となっていて、そのなかでも特に美しいのは、日本夕陽百選に選ばれている真玉海岸。映画では門脇麦の登場シーンで使われているが、あの絶景は一度見てみたい。また、せっかくなので女性の願いをひとつは叶えてくれるという神社、縁結びの神様として親しまれている粟嶋社にも行ってみたいし、真玉海岸や粟嶋社などのロマンチックなスポットを結ぶ海岸線・恋叶ロード(約20km)をドライブするのもいい。映画を観て、豊後高田でロケ地を巡る旅をして、昭和の町のカフェで旅の想い出を手紙として綴り、自分宛でいい、手紙を出す──この秋はそんな旅をしてみたい。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2017年09月20日アイドルグループ・AKB48の木崎ゆりあが19日、都内でセカンド写真集『Stagedoor』(発売中 1800円税別 発売元:徳間書店)の発売記念イベントを行った。2017年9月をもってAKB48を卒業する木崎の卒業記念となる同写真集は、主にタイを舞台に、天国のような離島のビーチで見せる天真爛漫な笑顔から、バンコクの喧騒を漂うような憂いを帯びた横顔まで収録。さらに"おバカでキュート"なイメージから一転、ランジェリーショットなど21歳の大人としての魅力も披露。自身の原点である名古屋での帰郷の撮影も収められている。そんな写真集を手にし「卒業前に出せたということがすごく嬉しくて、8年間アイドルをやっていてよかったなと思いました」と笑顔を見せた木崎は、お気に入りのページを聞かれると、プールで撮影したカットを挙げ「タイに到着した日の夜に、『飛行機で寝すぎて眠れないから、いいプールがあるし写真撮っちゃう?』というノリで撮りました。ほぼスッピンで撮った写真です(笑)。写真集の中で意外といいパンチになっているのでお気に入りですね」と声を弾ませた。また、水着やランジェリーを着た写真も多数収録されている点について、木崎は「(前写真集は)18歳で撮ったので、子どもから大人になったところを見せつけたいなと思いました」と吐露し、バスルームで濡れたシャツを着ているカットが1番セクシーと言い「大胆と言われるカットもいろいろありますが、意外と男性陣は脱いでいるよりも、脱いでいないけど透けているみたいなほうが好きなのかなと思って…」とページを開いてアピールした。AKB48からの卒業を間近に控え「やっと実感してきました。今が1番寂しい時期です。でもアイドルとしてやり残したことはまったくないです」と心境を語った木崎は、卒業後の活動については「簡単な道ではないと思うんですけど、演じるお仕事をしていきたいと思います。ゆくゆくは大好きな西田敏行さんのように、本当にその役で生きているんだなと思えるような女優さんになりたいですし、おこがましいですけど、三谷幸喜ファミリーに入りたいです。そこを目指して頑張ります」と意欲。さらに、木崎と同様にAKB48時代は“おバカキャラ”として名を馳せた川栄李奈が、女優として大活躍していることについての思いを聞かれると「川栄が卒業生の中で1番会っていて仲がいいので、話を聞いていると負けていられないなというか、その分すごく頑張っている姿を見て偉いなと思います」と刺激を受けている様子だった。なお、卒業後は恋愛解禁になると報道陣から触れられた木崎は、「先日、お兄ちゃんがプロポーズをして結婚することになって、幸せを身近に感じていて、いつかは私もそんなプロポーズをしてくれる方が現れたらいいなと思いますけど、当分はそんなことをしている暇はないといいますか、(女優業を)死ぬ気で頑張ります」と力を込めた。
2017年09月20日タレントの松村邦洋(50)が13日、ライザップ新CM発表会見に登場。30.6kgのダイエットに成功したというスリムな姿を披露した。 ライザップといえば「結果にコミットする」のキャッチコピーで香取慎吾(40)や岡村隆史(47)、森永卓郎(60)など、数々の芸能人を肉体改造成功へと導いてきた。 かつては体重110.6kgとおデブ体型がトレードマークだった松村も、約8か月の食事指導とトレーニングで80kgにまで減量成功。そのビフォーアフターのあまりの落差から、Yahoo最新急上昇ワードでは1位に。Twitterでもトレンド入りするなど、ネット上で衝撃が走った。 「誰かと思った!」「まるで別人!」などの驚きはもちろんだろうが、それ以上に「あの人に似ている」という声が相次いでいる。中でも多いのは、「春風亭小朝みたい」「林家正蔵と見分けがつかない……」といった、落語家に似ているという声だ。 さらには「高橋克実にそっくり」「顔までビートたけしに似てきたんじゃ」といった声や、会見で黒の丸縁メガネをかけていたせいか「既視感あるなと思ったらワクワクさんだった」「山田五郎?」「角野卓造に見える……」などなど、“誰に似ているか論争”が盛り上がりを見せている。 さて、あなたは誰に見えるだろうか。 会見では津川雅彦(77)、西田敏行(69)、ビートたけし(70)らの物まねを披露し「声がこもらなくなり、聞こえやすくなった」と満足げな表情を見せた松村。痩せたルックスで、今後は新たな物まねが開拓されるかもしれない。
2017年09月15日俳優・野村周平が、10月から第5シリーズがスタートする米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」に出演することが決定。ゆとり世代の“傲慢外科医役”で登場する。今回放送される第5シリーズでは、失敗しない天才フリーランスの外科医・大門未知子が再び「東帝大学病院」へ派遣。“患者ファースト”を掲げる初の女性院長・志村まどか(大地真央)が誕生した日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」で、新たな権力争いに立ち向かっていく様子が描かれる。続々とキャストが発表される中、新たに出演が明らかになったのは、『ちはやふる』シリーズ、『サクラダリセット』『帝一の國』月9ドラマ「好きな人がいること」などに出演し、先日放送された「FNS27時間テレビ にほんのれきし」にて時代劇ドラマ3本全てに出演したことでも話題となった野村さん。そんな野村さんが本作で演じるのは、「東帝大学病院」に勤務する、いわゆるゆとり世代の外科医・伊東亮治。いつも研究書を読み漁り、外科の知識も豊富。決して実践力が伴っているわけではないが、オペの腕も若手医師の中では高い。それゆえにほかの若手医師を見下し、先輩医師にも尊大な態度を取る傲慢さも…。そんな男だけに、未知子と自分が同じレベルの外科医だと思っている節が。やがて「東帝大学病院」を揺るがす大騒動を巻き起こすことになり…と、また厄介な人物のようだ。今回の役について野村さんは、「一言で言うと、ちょっと嫌な感じの男(笑)嫌味ったらしく話すようにするなど、僕自身の中にある腹黒い部分を(笑)最大限に絞り出していこうと心掛けています」と役作りを明かし、また「現場には西田敏行さんをはじめ、大先輩の俳優さんたちがたくさんいるので、皆さんのお芝居を見ているだけでも楽しいです。実は、西田さんにはまだ恐れ多くて近づけなくて…(笑)でも、僕もアドリブが大好きなので、西田さんのアドリブ攻撃を受けるのがいまからすごく楽しみです!」とコメント。主演の米倉さんとは、2013年に放送された「35歳の高校生」以来、4年ぶりの共演となる野村さん。米倉さんは「雰囲気がガラリと変わっていてビックリしました!4年前の野村くんはワイワイ騒がず、静かにみんなを見ているような感じだったんです。でも、今回は自分から率先して明るく周囲と接していて!いろいろ経験して自信もついたんだろうなって、頼もしく思いました」と話し、一方野村さんも「僕のことを覚えてくれてるかなぁ…と不安だったんですけど、ちゃんと覚えてくださっていて、すごく嬉しかったです。目の前で見る大門先生はやっぱりカッコいいし、本当に綺麗!見とれてしまいました(笑)」と再会した印象を語った。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月12日(木)より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。※初回は15分拡大スペシャル(cinemacafe.net)
2017年09月14日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介と、女優の門脇麦が12日、東京・ルミネ有楽町で行われた『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公開)公開記念 「ナミヤ雑貨店」開店セレモニーに登場した。原作は東野圭吾によるベストセラー作品で、全世界で累計500万部を突破、中国での映画化も決定している。かつて人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」にたどり着いた青年・敦也(山田)と幼馴染の3人は、1980年とつながった郵便受けを通じて、昭和の人々の悩み相談に対し返事を書くことになる。ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治を西田敏行が演じる。原作に合わせて、来場者のお悩みに回答することになった山田と門脇。「気になる人がいるんですけど、今の関係を崩したくなくて、どうしたら告白の勇気が出ますか」と、3年友達でいる男性に告白するか悩む女性からの質問に、山田は「割と”ガチ”きたぞ」と居住まいを正す。恋の相談を受けることは「なくはない」と語る山田は、「告白してみなきゃわかんないじゃないですか。崩れるかもうまくいくかもやってみなきゃわからない」と真剣に回答し、「恋って止められるものじゃないと思うんで」と名言。会場から笑いがあがると「『何を語ってるんだ』って。真面目に(相談を)受けてるんです僕は」とつっこみつつ、「人間の構造上そうなってるんですよ! きっと!」と主張した。その語調の激しさに門脇も思わず笑みを漏らすと、山田は「笑うな!」と笑顔でツッコミ。「一歩踏み出すことが大事なのかな。それで崩れるような人間関係じゃないですよ、3年間って」とアドバイスすると、門脇も「うん、めっちゃいいこと言いますね」と納得していた。さらに門脇が「恋の気持ちを捨てるというのも一つの選択だし、行ってみるのも選択だと思うし、何年か後の自分を想像した時に、後悔しない方を選んでほしいと思います」とまとめると、山田も「これです。これです、答えは」と満足げに頷いていた。
2017年09月12日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介と、女優の門脇麦が12日、東京・ルミネ有楽町で行われた『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公開)公開記念 「ナミヤ雑貨店」開店セレモニーに登場した。原作は東野圭吾によるベストセラー作品で、全世界で累計500万部を突破、中国での映画化も決定している。かつて人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」にたどり着いた青年・敦也(山田)と幼馴染の3人は、1980年とつながった郵便受けを通じて、昭和の人々の悩み相談に対し返事を書くことになる。ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治を西田敏行が演じる。ルミネ有楽町にオープンした「ナミヤ雑貨店」は作中の雑貨店をイメージし、衣装やパネルなどを展示。さらに作中と同じくお悩み相談のコーナーも設置した。山田と門脇は1日店長に就任し、店員のエプロンを着用、看板の序幕を行った。また、西田と廣木隆一監督から祝電も寄せられた。トークイベントでは、山田と門脇が来場者のお悩みに回答。「物が捨てられず、服などが溢れてます。どうしたら捨てられるでしょうか」という悩みについて、門脇が「私はバシバシ捨てますね」というと、山田は「参考になりませんね」と苦笑する。門脇が「また来年着れそうだな、と思ってとっといたものを、その夏に来なかったら捨てます」という具体的な方法を示すと「テレビでも言ってた」と同意していた。山田は「僕も割と捨てられないタイプなんですよ。後輩もいますしメンバーもいますし、同じサイズ感の人がいればその子にあげたりしている」と明かす。メンバーでは知念侑李に服をあげることが多いと語り、「有岡(大貴)とは靴を渡しあってますね」とエピソードを披露。「お互いに、履いてない靴で『かわいいじゃん』というのがあれば、渡しあったりとか。サイズ感が一緒なんですよ。ちょっと割と小柄なんでね」と苦笑しつつ「交換は楽しいですよ」と解決策を示した。また「来年就活で不安、したいことをどうやって見つけたらいいのか」という質問に、山田は「僕はこの事務所に入ったのはやりたくて入ったわけじゃなくて、母親が勝手に送って」と振り返る。「やってみたら好きってタイプだったんです。ここに入ったからにはあがいて上に行ってやろうと思った」と自身の経験を話した。門脇は「一番難しいのって続けることだと思うので、続けてみないと真髄って見えてこないと思いますし、そこも通った時に違うやと思ったらやめればいい」と回答。「本が好き」という相談者に、「1回そういう世界に入ってみて、いいなと思ったら続ければいいと思うし、違うやと思ったら別の道を選ぶのもアリだと思う」と語りかけた。山田は最後に「この映画を見れば、『人生死ぬこと以外かすり傷』というか。諦めなければ何度も立ち上がれるんだという気持ちになれるので」とアピール。「いい相談でしたね」と喜んでいた。
2017年09月12日西田敏行が主演を務め、直木賞作家・浅田次郎の原作をNHK朝ドラ「ひよっこ」の岡田惠和の脚本によりドラマ化する浅田次郎ドラマスペシャル「琥珀」。このほど、実力派女優・鈴木京香が殺人逃亡犯に想いを寄せる人妻役、工藤阿須加と川島海荷が初共演で恋人役を演じることが分かった。本作は、蜃気楼の町・魚津を舞台に不器用な大人たちが織りなすヒューマンドラマ。西田さん演じる東京から来た定年間近の刑事・米田勝己と、西田さんと同年齢である寺尾聰演じる殺人逃亡犯・荒井敏男を中心に、サスペンスフルな展開が時に切なく迫る。この刑事・米田と無口な喫茶店店主 ・荒井を繋ぐキーパーソンとなるのが、鈴木さん演じる平井幸子。店の唯一の常連客であり、荒井に想いを寄せる人妻・幸子は、荒井の前では明るく饒舌で楽しそうに笑いながらありとあらゆる話をするが、実は表に出せない秘密が…。この3人が出会ったことで、止まっていた時間が静かに動き出す。そして、小さな町で堂々と会えるのはここだけと、喫茶店「琥珀」と店主の荒井を敬愛してやまないカップル、警官・依田悟志役を工藤さん、町の洋品店店員・敦美を川島さんが演じる。西田さん、寺尾さん、鈴木さんの熟年の世界とは対照的な、実は珈琲が苦手という無邪気な2人の存在がドラマに初々しいアクセントをもたらしていく。いずれも、原作小説には登場しない、脚本家の岡田氏が生み出したドラマオリジナルのキャラクターだ。鈴木さんは「強がりで健気で、不幸な女性の役を演らせていただきました。難しい役で心情を理解するまで時間がかかりましたが、西田さん寺尾さんの自然なやり取りを間近で見て、学ぶことが沢山ありました」と撮影をふり返る。歌を口ずさむ場面があるそうで、「歌が得意ではない私はかなり緊張しました。いまもそれを思い出すと、手のひらが汗ばんできます」と言いながら、今回の撮影では「初めて蜃気楼を見ることができました」とも。「それぞれが重い過去や暗い日常を抱えているからこそ、お互いを慮る…。心の交流が温かいほど、思いは交錯していく…。切ない大人の物語になったと思います」と自信を込めて語っている。そんな鈴木さんに対し、西田さんからは「決して幸せではなく心が辛い毎日を過ごしている中で、人にすがることをせず、ひそかな光として愛する人を見つけた幸子。その幸子を全力で演じてらっしゃる京香さん、とても素敵な女優さんだと思います」とコメントが到着。寺尾さんも「京香さんは、ほかの人にはない“存在感”を持つ素敵な女優さんです。仕事で何度かすれ違ったことがあるだけでしたので、今回、一緒に仕事ができて大変嬉しく思っています」と共演の喜びを語る。工藤さんは、「西田さんを始め、尊敬する先輩方と同じ空間で芝居をさせていただいいたことは貴重な時間でした」と恐縮しきり。「もっと一緒に先輩方の芝居を同じ空間で感じたかったです」とコメント。そして、川島さんは「西田さんと久しぶりの共演でとても嬉しかったです。優しく話しかけてくださって、空き時間にはところてんを工藤さんと3人で一緒に食べながら談笑したりしました」と現場での思い出をコメント。工藤さんについては「常に自然体な方だなと思いました」といい、「なんだか初めてお会いした感じがせず、すごく馴れ馴れしく喋ってしまった気がします」と初共演について語ってくれた。浅田次郎ドラマスペシャル「琥珀」は9月15日(金)21時~テレビ東京系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月21日東野圭吾のベストセラー小説を、「Hey! Say! JUMP」の山田涼介主演で映画化した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の完成披露試写会が8月18日(金)、都内で行われ、山田さんをはじめ、ベテラン俳優の西田敏行ら共演陣、メガホンをとる廣木隆一監督が出席した。どんな相談にも真剣に答えてくれる雑貨店「ナミヤ雑貨店」を舞台に、そこに届けられた手紙が時空を超えた人々の絆を紡ぎだす感動のヒューマンドラマ。山田さんは「原作を読んだときは、2時間にまとめるのは無理なんじゃないかと思いました。でも、考え抜かれた脚本をいただき、スタッフの皆さんの熱い思いが伝わりました」とふり返り、「人の温もりを思い出す作品。奇蹟は信じるものではなく、自分の手で手繰り寄せるものだと思った」としみじみ語った。物語のカギを握る雑貨屋店主を演じる西田さんは、「原作にはいろんな仕掛けがあるから、映像化は大変かと思いきや…、この監督はやってのけちゃう」と廣木監督の手腕を絶賛。また、「山田くんを見ていると、昔、熱心に見ていた映画『エデンの東』のジェームズ・ディーンに重なるものを感じた」と太鼓判を押していた。この日は本作が第22回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門に正式招待されることが発表され、山田さんは「うれしいですね。アジアでも愛されている原作ですし、世界に歩みを始めた作品にいろんな感想をいただければ」と喜びのコメント。映画の内容にちなみ、山田さんが「緊張の対処法は?」と西田さんに“お悩み相談”すると、西田さんは「頸椎を痛めたんで、医者に言われて、ここ4~5年は脱力しっぱなし(笑)。まあ、新人の頃から一切緊張したことはないですね。大物の証かな(笑)」と豪快に返答していた。完成披露試写会には山田さん、西田さん、廣木監督に加えて、尾野真千子、村上虹郎、寛一郎、門脇麦、林遣都が出席した。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は9月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月18日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が18日、主演映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公開)の完成披露試写会に、西田敏行、尾野真千子、村上虹郎、寛一郎、門脇麦、林遣都、廣木隆一監督とともに登場した。原作は東野圭吾によるベストセラー作品で、全世界で累計500万部を突破、中国での映画化も決定している。かつて人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」にたどり着いた青年・敦也(山田)と幼馴染の3人は、1980年とつながった郵便受けを通じて、昭和の人々の悩み相談に対し返事を書くことになる。ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治を西田敏行が演じる。寛一郎は、撮影現場の雰囲気について「僕と虹郎がわちゃわちゃしているのを、優しく山田くんが見守ってる」と振り返った。山田は「暗いシーンが多かったので懐中電灯を持ってたんですけど、その懐中電灯の光をお互いの顔に当てて『ウェイ』ってやってるだけだから、見守りますよね」と苦笑。「『おおなんか、かわいいな』って。かわいかったですね」と、年上らしい様子を見せた。また、19歳から51歳を演じる尾野が「ね。19歳とかね、無理があるでしょ」と苦笑すると、山田はマイクを外して「大丈夫」と声をかける。尾野が驚いて「え!?」と聞き返すと、山田は「すごい強い目で『え?』って言われました」と笑い、尾野は「そうやっておだてられ、できました!」と報告した。門脇と林は劇中歌を歌うことになるが、林は「西田さんが『麦ちゃん、素晴らしかったね』ってずっとおっしゃっていて、僕も一応歌ってたのになって……」と切ない空気に。林は「一役者として、優しい目で見てくださいとは言いたくないですが、『売れない、芽が出ないミュージシャン』という設定なので、わかった上で見てください」と訴えかけると、西田も「そういった意味では役に忠実だったと思います」と納得していた。
2017年08月18日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が18日、主演映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公開)の完成披露試写会に、西田敏行、尾野真千子、村上虹郎、寛一郎、門脇麦、林遣都、廣木隆一監督とともに登場した。原作は東野圭吾によるベストセラー作品で、全世界で累計500万部を突破、中国での映画化も決定している。かつて人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」にたどり着いた青年・敦也(山田)と幼馴染の3人は、1980年とつながった郵便受けを通じて、昭和の人々の悩み相談に対し返事を書くことになる。ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治を西田敏行が演じる。西田は、この場に集まった共演者について「素晴らしい日本映画を牽引する才能たちがここにいる」と絶賛。「ここにいない人たちは、ほとんど全部やめたほうがいいんじゃないかな」とジョークも飛び出し、山田が「ちょ、ちょっと」と抑え、名コンビぶりを見せた。過去と未来が交錯する構成のため、撮影時はあまり出演者たちの絡みはなかったが、西田は若者3人について「僕が子供のころ、青春の時に観た映画の人と彼らのキャラクターと重なった」と語る。山田は『エデンの東』のジェームズ・ディーン、村上は『灰とダイヤモンド』のズビグニエフ・チブルスキー、そして寛一郎は祖父である三國連太郎と重なると語ると、会場からは拍手が起こり、西田はガッツポーズで応えた。しかし、山田が「西田さんが雑誌の取材でもジェームズ・ディーンに重なったって言ってくださってすごく嬉しくて。それで『ナミヤ雑貨店』のパンフレット読んだら、『林遣都くんがジェームスディーンに重なった』って書いてあって。あれ、ちょっと待って! 俺じゃなかったっけ? みたいな」と指摘。西田は「ジェームズ・ディーンもいろいろな作品によって違うから。山田くんは『エデンの東』の時で、遣都くんの場合は『理由なき反抗』かな」と笑わせていた。また、尾野が西田のことを「としちゃん」と呼んでいることがわかると、共演者陣も次々と呼んでいくことに。西田が「コールミー"トシチャン"プリーズ!」と言うと、山田も「と~しちゃん」と呼びかけ、会場からは声にならない悲鳴が上がった。そのまま全員呼びかけていったが、最後の林は「僕はとてもとても……」と棄権。山田から「ずるいよ遣都くん!」と非難されたが、「ずるくても言えない」ときっぱり拒否していた。
2017年08月18日「Hey! Say! JUMP」山田涼介と西田敏行が初共演を果たす、「東野圭吾作品史上最も泣ける感動作」を実写化した映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。この度、本作の主人公・敦也役を演じた山田さんが、名優・西田さんから“役になりきる術”を学んだことを明かした。2012年。幼なじみの敦也、翔太、幸平の3人は、ある日夜を明かすため1軒の廃屋に忍び込む。そこはかつて悩み相談を受けることで知られていた「ナミヤ雑貨店」。いまはもう廃業しており、自分たち以外誰もいないはずの店内に、突然シャッターの郵便口から手紙が落ちてくる。なんとその手紙は32年前に書かれた悩み相談だった。敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書く――。次第に明らかになっていく雑貨店の秘密と、相談者たちと敦也たちの共通点。彼らがこの雑貨店に 忍び込んだのは偶然ではなかったのか?そして、敦也たちがある人物からの“最後の手紙”を受け取ったとき、彼らの運命が大きく動きだす。―隠された繋がりの謎が明らかになるとき、思いもよらない感動と衝撃のラストが待ち受ける――。本作で西田さんが演じているのは、「ナミヤ雑貨店」の店主で人々からの悩みにこたえる浪矢雄治役。敦也と浪矢雄治はスクリーンの中で絡むことはないのだが、それでも山田さんは西田さんの撮影時に今回立ち会った。西田さんの演技を見学した山田さんは、「西田さんと初めて同じ作品に出演できたことが、自分にとって本当に大きなことでした」と共演を喜び、「存在感があるのはもちろんですが、西田さんの演技はお芝居なのに、お芝居にみえないんですよね。完全に浪矢という役に入りきっていらっしゃるところを見れたことは、本当に貴重な体験になりました」と明かす。これまで、『グラスホッパー』で孤独な殺し屋“蝉”、そして 『暗殺教室』シリーズでは中性的だが暗殺の能力は高い“潮田渚”を演じてきた山田さん。本作で映画としては初めての“普通の人”を演じており、山田さんは「今回は主演ではあっても主張し過ぎずに、いかに自然にいられるか、作品に溶け込めるかをテーマにしました」と役作りを語っている。そんな普段とは違う“一歩引いた演技”にチャレンジした山田さんにとって、貴重な体験になった西田さんの演技。西田さん自身は今回の浪矢雄治に限らず、芝居をしているときに大事にしていることがあるそうで、それは「日常を活写するシーンにおいては、なるべく日常に近い言葉を選択するということ」と話し、続けて「日常会話には、『えっと』や『それでさ』のような接続語が意外に多いんです。だから僕は余計な言葉を加えちゃう(笑)。でもそれが僕のリアリティなんです。ただ、“演じていない”ということとは違い、演じてはいるわけだから難しいんだけどね」と自身の演技について語った。見学時、モニターを通して西田さんの演技を真剣に見つめる山田さんは、台本にない西田さんのセリフに気づき、改めて台本を確認、ベテランのアドリブを目の当たりにしてうなっていたという。西田さんが表現する“芝居のリアリティ”は、今回山田さんが敦也を演じることにおいて、大いなる影響を及ぼしたようだ。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は9月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月15日「東野圭吾史上、最も泣ける感動作」と呼ばれる小説を原作に、「Hey! Say! JUMP」山田涼介を主演に迎え映画化する『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。この度、“奇蹟”の鍵を握る新場面写真と1分で思わず泣ける本予告映像が公開された。2012年。幼なじみの敦也、翔太、幸平の3人は、ある日夜を明かすため1軒の廃屋に忍び込む。そこはかつて悩み相談を受けることで知られていた「ナミヤ雑貨店」。いまはもう廃業しており、自分たち以外誰もいないはずの店内に、突然シャッターの郵便口から手紙が落ちてくる。なんとその手紙は32年前に書かれた悩み相談だった。敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書く――。次第に明らかになっていく雑貨店の秘密と、相談者たちと敦也たちの共通点。彼らがこの雑貨店に 忍び込んだのは偶然ではなかったのか?そして、敦也たちがある人物からの“最後の手紙”を受け取ったとき、彼らの運命が大きく動きだす――。隠された繋がりの謎が明らかになるとき、思いもよらない感動と衝撃のラストが待ち受けるという本作。主人公の敦也役を山田さん、ナミヤ雑貨店の店主で人々からの悩みに答える浪矢雄治役を西田敏行が演じるほか、尾野真千子、村上虹郎、寛一郎、林遣都、成海璃子、門脇麦、萩原聖人ら豪華俳優たちが顔を揃えている。公開された予告編では、原作の登場人物を見事に表現する豪華俳優陣が次々と登場。2012年、廃屋に迷い込む敦也たちのシーンからスタートし、時代を超えて繋がるそれぞれの想いが、交わることのないはずの登場人物たちの人生を変える、奇蹟の“一夜”へとつながっていく様子が描かれる。そして、予告編後半では山田さんや、物語の軸となる世代を超えて引き継がれている歌を歌う人気シンガー・セリ役演じる門脇さんらが涙を流す場面も登場し、それぞれの涙の訳とは何なのか?ますます期待高まる映像となっている。またあわせて公開されたのは、ナミヤ雑貨店で起こる奇蹟を語る上で絶対に外すことのできない大切な1枚の写真。ナミヤ雑貨店の軒先に腰をおろし、子どもたちを優しく見守る雑貨店の店主・浪矢雄治の姿が写し出されている。子どもたちが食い入るように見つめる掲示板には様々な張り紙があり、それは雄治が書いた子どもたちからのお悩み相談の返事だった。そこで生まれた絆が、32年後に偶然ナミヤ雑貨店で一夜を過ごすことになった敦也たちに奇蹟を起こすのだ。なお、本作の特典付きのムビチケカードが7月29日(土)より発売開始。きっと誰かに想いを伝えたくなる、特製一筆箋が特典として付いてくる。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は9月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月27日北野武の監督18作目にして、大ヒットバイオレンス・エンターテインメントのシリーズ最新作となる『アウトレイジ 最終章』。このほど、出演者のピエール瀧が「顔面世界遺産」とも形容した豪華キャスト陣による“強面バトル”の場面写真が一挙に解禁。また、本作公開を記念し、北野監督の13作品がBlu-ray化されることが決まった。関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、大友は韓国に渡り、日韓を牛耳る“フィクサー”張会長の下にいた。そこに、韓国出張中の「花菱会」花田がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、韓国“フィクサー”vs関西「花菱会」が一触即発の様相となる中、「花菱会」では内紛が勃発。そして、大友が日本に戻ってくる…。前作から5年の月日を経て、最終章を迎える『アウトレイジ』シリーズ。今回解禁となったのは、シリーズを華々しく盛り上げてきたお馴染みのキャラクターや、本作から新たに参戦するインパクト満載の登場人物たち、“全面戦争”を迎えるアウトレイジ(極悪非道)を映し出した7点の場面写真。まずは、関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、「張グループ」「花菱会」「山王会」「警察」が入り乱れる全面戦争を機に、全ての因縁に決着をつけるため、身を寄せていた韓国から日本へと戻ってきた大友(ビートたけし)と、大友を慕う市川(大森南朋)がいきり立ち、拳銃とマシンガンを手に何者かをにらみつけ、決着の時を思わせるワンシーン。さらに、シリーズ随一の強面キャラ「花菱会」若頭・西野(西田敏行)と若頭補佐・中田(塩見三省)に、本作よりシリーズに参戦する「花菱会」の新会長・野村(大杉漣)、幹部・花田(ピエール瀧)らの威圧感たっぷりな表情を見せている。また、花田の手下・丸山(原田泰造)が拳銃をかまえるシーンも。刑事・平山(中村育二)とすっかりアウトレイジ(極悪非道)たちの担当が板につき、表情に凄みを増した“マル暴”・繁田(松重豊)の姿も捉えている。本作よりシリーズに参戦したピエールさんが、「顔面世界遺産とも言える役者陣の“顔バトル”は、とにかく必見です(笑)」とコメントを寄せたように、それぞれの威圧感がハンパじゃない!唯一無二の“顔面力”が白熱する究極の抗争劇を予感させている。さらに、本作公開を記念し、すでに販売中の『キッズ・リターン』『アウトレイジ』『アウトレイジビヨンド』『龍三と七人の子分たち』4作品に加え、北野監督シリーズ13作品が新たにBlu-ray化に。高画質で色鮮やかに甦った、独特の映像美でも知られる北野作品を、この機会に観直してみては。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。北野 武監督<13作品>Blu-rayは9月27日(水)よりリリース。価格:各3,800円(税抜)<作品ラインナップ(計13タイトル)>『その男、凶暴につき』『3-4X10月』『あの夏、いちばん静かな海。』『 ソナチネ』『みんな~やってるか!』『HANAーBI』『菊次郎の夏』『BROTHER』『Dolls』『座頭市』『TAKESHIS’』『監督・ばんざい!』『アキレスと亀』(text:cinemacafe.net)
2017年07月20日「東野圭吾史上、最も泣ける感動作」と高い支持を受ける小説を、主演に「Hey!Say!JUMP」の山田涼介、雑貨店主に西田敏行を迎えて映画化する『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。その主題歌として、昨年デビュー40周年を迎えた山下達郎が1か月半におよぶ制作期間をかけ、新曲「REBORN」を書き下ろした。ある理由から、一夜を明かすために敦也が幼馴染みと一緒に忍び込んだ古い家。そこはかつて店主・浪矢雄治が悩み相談を請け負っていたナミヤ雑貨店だった。廃業したはずの店内に、突然32年前からの悩み相談の手紙が舞い込んでくる。時を越え、手紙のやり取りをはじめる敦也たち。次第に雑貨店の秘密と相談者たちと自分たちの共通点が明らかになり…。時間と空間を越え、つながりの謎が明らかとなるとき、思いもよらない感動と衝撃のラストが待ち受けるという本作。山田さん、そして西田さんに加え、共演に尾野真千子、村上虹郎、寛一郎、林遣都、成海璃子、門脇麦、萩原聖人と豪華俳優たちが顔を揃えている。そしてこのたび、本作の主題歌となる「REBORN」を山下さんが書き下ろし。デビュー40周年を迎えてなお、精力的な活動を展開し、常に音楽ファンの注目を集め続ける山下さんは、2016年には、1987年から続く「クリスマス・イブ」30年連続オリコンチャート100位入りという記録がギネス世界記録にも認定されたばかり。そんな山下さんに、制作サイドが「時代を超えて輝き放ちつづける稀代のシンガーソングライター」として楽曲を依頼。山下さんはアルバム制作やツアー準備で多忙を極める中、原作ですでにタイトルの決まっている「再生」という曲を、映画で「REBORN」として具現化するという難しい作業に挑み、まるまる1か月半もの時間をかけ渾身の1曲を用意した。この「REBORN」は、本作品のテーマといえる時代を超えて繋がる“想い”を表現した、作品に優しく寄り添う楽曲。また、単に主題歌というだけでなく、劇中で門脇さん扮する人気シンガー・セリが歌い、過去から現在へ歌い継がれている名曲として、本作の主軸を担うものとなっている。さらに、「REBORN」は山下さんの記念すべき通算50枚目のシングルとして9月13日(水)に発売されるという。山下さんは「映画の主題歌の仕事は、これまで何度も担当させていただきましたが、今回はその中でも一・二を争う難しい注文でした」と述懐する。劇中歌としても登場するため「どの場面にも違和感のない曲調を実現するために、かなりの模索と推敲を要しました。そのおかげで、いままでの自分の作品とはひと味違った、新たな作風が提示できたと思います」と手応えをのぞかせながら、「歌のテーマは“死生観”です。人はどこから来てどこへ行くのかという、根源的な問いに思いをはせていただくことで、映画のストーリーと併走し、盛り立てることができるのでは」と思いを込めている。もちろんメガホンをとった廣木隆一監督も、「映画の主題を掬い取った静かで、力強く、そして優しく、見つめてくれた名曲だと思いました」と太鼓判。山下さんの優しく、伸びやかな歌声と美しいメロディとともに、キャラクターの心情を映す歌詞もしみ入ることになりそうだ。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は9月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月07日シンガーソングライターの山下達郎が、山田涼介主演の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公開)の主題歌「REBORN」を書き下ろすことが7日、わかった。原作は東野圭吾によるベストセラー作品で、全世界で累計500万部を突破、中国での映画化も決定している。かつて人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」にたどり着いた青年・敦也(山田)と幼馴染の3人は、1980年とつながった郵便受けを通じて、昭和の人々の悩み相談に対し返事を書くことになる。ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治を西田敏行が演じる。アルバム制作やツアー準備で多忙を極める山下。「REBORN」は原作でもキーとなる楽曲のため、すでにタイトルも決まっていた曲を映画で具現化するという難しい作業に挑んだ。1カ月半もの時間をかけ、渾身の1曲を書き下ろしたという。同曲は山下の50枚目のシングルとして9月13日に発売される。廣木隆一監督は「映画の主題を掬い取った静かで、力強く、そして優しく、見つめてくれた名曲だと思いました」と称賛。KADOKAWA 二宮プロデューサーも、劇中歌&主題歌という難しい楽曲に実現の困難さを感じていたものの「時代を超えて輝き放ちつづける稀代のシンガーソングライターである山下達郎さんにお受けいただいた事でそれが可能になりました」と喜びのコメントを寄せた。○山下達郎コメント映画の主題歌の仕事は、これまで何度も担当させていただきましたが、今回はその中でも一・二を争う難しい注文でした。東野圭吾さんの原作において、すでに「再生」(映画では「REBORN」)とタイトルが定められている曲を、映画の劇中に具現化し、さらにそれをエンドロールで私自身が歌うという、虚実ないまぜの世界が求められました。そのため、どの場面にも違和感のない曲調を実現するために、かなりの模索と推敲を要しました。そのおかげで、今までの自分の作品とはひと味違った、新たな作風が提示できたと思います。歌のテーマは「死生観」です。人はどこから来てどこへ行くのかという、根源的な問いに思いをはせていただくことで、映画のストーリーと併走し、盛り立てることができるのではと思っています。
2017年07月07日西田敏行と寺尾聰という同年齢の大物演技派が、直木賞作家・浅田次郎原作のドラマスペシャル「琥珀」に出演。“追う刑事”と“逃げる犯人”として、初めての本格タッグが実現した。米田勝己(西田敏行)は服も表情も冴えない、存在感も極めて薄い巡査部長。定年を目前に控えているが、年下の上司・萩尾に、退職日まで「来ても来なくてもいい」と言われてしまうほどだ。ところが、行きつけの喫茶店で偶然手にした小冊子に掲載された、“琥珀”という喫茶店の記事を見た途端、表情を強張らせる。急きょ有休を取り、新幹線で富山県魚津にある“琥珀”に向かう米田。なぜか25年前の未解決事件「吉祥寺・放火殺人事件」の資料を持って…。そのマスターは、どこか哀しげな目をした荒井敏男(寺尾聰)。さらに港の漁協で働く人妻で、唯一の常連客・平井幸子が加わり、3人でひとときを過ごす。矢継ぎ早な幸子の質問に、いつも無口なのに、つい身の上を語り出す米田。かつて訪れた銀座の喫茶店“白馬”と荒井に接点があることを冊子で知り、懐かしくなってここへ来たという。しかし3人にはそれぞれ事情があった。米田は刑事であることを隠し、荒井は亡き妻の写真に「ごめんね」と語りかけ、幸子はひとりになった途端に笑顔を消し、自宅へ向かう…。それぞれが抱える闇を感じながら、3人は徐々に交流を深めていく。彼らを待ち受ける運命とは――。原作は、歴史小説から現代小説まで幅広く執筆し、多くの読者を魅了し続けている直木賞作家・浅田氏の同名小説。「西田敏行×浅田次郎」のゴールデンコンビによる過去作品は、1999年のドラマスペシャル「角筈にて」から、2001年の「天国までの百マイル」、2003年「ラブ・レター」、そして2010年「シューシャインボーイ」と、これまでも高い評価を得てきたものばかり。数々の賞を受賞した「シューシャインボーイ」から7年、今回は脚本家にNHK連続テレビ小説「ひよっこ」を手がけている岡田惠和、初タッグ共演に寺尾さんを迎え、待望の5作目のドラマスペシャルとなる。西田さん演じる、定年間近のさえない刑事・米田勝己は、役職には就かず現場一筋。頑固な正義感を持ち、仕事は真面目だがおもしろみがなく、妻とは離婚。数日後に定年を迎えるという日に、ある思いから有休を取り北陸・魚津に。止まっていた20数年前の事件が再び動き出すことになる。一方、魚津の寂れた田舎町でひっそりと喫茶店を営む店主・荒井敏男役の寺尾さんは、自分の罪を背負いながら、他人との接触を避けるように休日も家から外出することもなく静かにただ時の流れをじっと待つ日々。だが、米田が訪れたことで隠していた過去が動き始めていく。実際に同年齢である西田さんと寺尾さんは、『半落ち』や『釣りバカ』シリーズなど、これまで何度も同じ作品に出演してきたが、芝居で絡む“シーン共演”は意外にも初めて。“蜃気楼”で有名な北陸・魚津を舞台に、刑事と逃亡犯、不器用な大人たちが織りなすサスペンスフルな展開が時に切なく、心に迫るヒューマンドラマを誕生させた。西田さんは、浅田作品の短編のドラマ化で主演を務めるのは実に5作目。「今回、岡田惠和さんのサイドストーリーを含めた脚色も素晴らしく、密度の濃い芝居ができたので、胸はずむ楽しい撮影現場となりました」とふり返ってコメント。自身が演じる米田という男を「職場では“ダメなやつ”と判子押されるタイプの刑事」というが「相手の心境をおもんぱかる、トゲの無い刑事、とんがってない刑事」とも評する。「今回、コーヒーがポイントポイントで出てきます。寺尾さんが淹れてくれるのが“ネルドリップ”という昔風の淹れ方なんですが、フィルターの中に豆を入れてお湯が沁み渡るまで少しずつ入れると『ひた…、ひた…』と落ちる、これがまた『いいな~』って。ドラマに一味添えてます」と見どころを語り、寺尾さんとの初めてのがっつり芝居には、「『念願叶った!』って感じですね。喫茶店のカウンター越しでのやり取りだけで、僕の想像を超える“過去に何かを持ってる男”という感じがにじみ出ていて…。その横顔を見ているだけで涙が出てきたシーンもありました。やはり、いい役者と一緒にやってると楽しいですね!」と気持ちも入った様子。また、寺尾さんも「同い年でもある西田さんとは一度はちゃんと共演したいと思っていました」と明かし、「僕の中で非常に興味深い俳優だったので、どこかで一度! と思っていたことがあり、やっと実現した、そんな嬉しい気持ちで撮影に臨めました」という。「ただ、役が、捕まえる側と捕まえられる側というあまり近くなりすぎてはいけない感じの役なので、くすぐったいというか、何とも困惑している自分がいる、という面もありました」とふり返った。「荒井という男は、背負っているものを持ちつつずっと身を潜めていた男です。その男を捕まえに来た人が単に捕まえに来ただけの人ではなかった、というのがドラマのベースです。職業から離れた男と男の関係、演じてて楽しかったですね。いい感じに出ていればと、期待しています」と、西田さんと初対峙に自信をのぞかせている。浅田次郎ドラマスペシャル「琥珀」は今秋、テレビ東京系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年06月15日「Hey! Say! JUMP」の山田涼介と西田敏行が初共演を果たし、そのほか豪華キャストたちが出演する映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。この度、本作の第2弾ティザービジュアルと特報映像が公式Webサイトにて公開され、併せて劇中の役どころが分かる場面写真が到着した。2012年。幼なじみの敦也、翔太、幸平の3人は、ある日夜を明かすため1軒の廃屋に忍び込む。そこはかつて悩み相談を受けることで知られていた「ナミヤ雑貨店」だった。いまはもう廃業しており、自分たち以外誰もいないはずの店内に、突然シャッターの郵便口から手紙が落ちてくる。なんとその手紙は、32年前に書かれた悩み相談だった…。敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書く。次第に明らかになっていく雑貨店の秘密と、相談者たちと敦也たちの共通点。彼らがこの雑貨店に忍び込んだのは偶然ではなかったのか?そして、敦也たちがある人物からの“最後の手紙”を受け取ったとき、彼らの運命が大きく動きだす。隠された繋がりの謎が明らかになるとき、思いもよらない感動と衝撃のラストが待ち受ける――。本作には、主人公・敦也役を山田さん、ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治役を西田さんが演じるほか、尾野真千子、村上虹郎、寛一郎、成海璃子、門脇麦、林遣都、荻原聖人ら、勢いのある若手俳優から実力を備えた豪華俳優たちが集結し、「東野圭吾作品史上最も泣ける感動作」として高い支持を得ている東野圭吾の同名小説を映画化。ついに本編映像が初解禁となった特報では、雑貨店に届く「手紙」を通して、時代を超えた人と人との心の触れ合いが垣間見える内容に。幼なじみの敦也、翔太(村上虹郎)、幸平(寛一郎)が迷い込んだ雑貨店に、過去からの「手紙」が届く。驚き困惑しつつも、その「手紙」に返事を書く3人。そして映像のラストカットでは、手紙を読みながら涙を流す山田さんの姿が映し出されている。また、公式Webサイトにて公開された第2弾ティザービジュアルは、第1弾ティザービジュアルではイラスト版となっていた「ナミヤ雑貨店」を背に、物憂げな表情の敦也と、対照的にやさしく微笑む浪矢雄治が並んでいる。そして、物語のキーポイントでもある「手紙」が両者の間に舞い、「生きることに迷った時、時を超えた手紙が届いた。」というキャッチコピーのように、時代を超えてつながる“想い”を感じさせるビジュアルに仕上がっている。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は9月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年05月03日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介主演の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公)の特報と場面写真が3日、公開となった。原作は東野圭吾によるベストセラー作品で、全世界で累計500万部を突破、中国での映画化も決定している。かつて人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」にたどり着いた青年・敦也(山田)と幼馴染の3人は、1980年とつながった郵便受けを通じて、昭和の人々の悩み相談に対し返事を書くことになる。ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治を西田敏行が演じる。本編映像が用いられた特報では、雑貨店に届く「手紙」を通じた心のふれあいが映し出された。幼馴染の敦也(山田)、翔太(村上虹郎)、幸平(寛一郎)が過去からの手紙に驚きながらも返事を書く様子、手紙を読みながら涙を流す山田の姿も。最後の「手紙」が届いた時に動き始める"奇蹟"を想像させる。
2017年05月03日1978年から80年にかけて製作され、国内外で大ヒットした「西遊記」がテレビ界にカムバックを果たす。堺正章が孫悟空、故・夏目雅子が三蔵法師、西田敏行が猪八戒、岸部四郎(放送当時の芸名:岸部シロー)が沙悟浄を演じ、オープニングソングにゴダイゴの「Monkey Magic」、エンディングに「ガンダーラ」を採用した同作が、外国人キャストにより40年ぶりに蘇える。「Digital Spy」によれば、タイトルは「The Legend Of The Monkey」(原題)とされており、1話あたり30分、全10話構成になるそうだ。「ティーンエイジャーの少女と三神仙が、妖怪との遭遇や障害を乗り越えながら世界の調和を取り戻す旅へ出る物語」だという。キャストは新人のルシアーネ・ブキャナン、チャイ・ハンセン、ジョシュ・トムソン、エミリー・コクレルに決定。オーストラリアのABC局、ニュージーランドのTVNZ局、そしてNetflixがタッグを組み、2018年の放送を目指してニュージーランドで撮影を行っている。ABC局は「新しい世代に、再びこのワクワクするマジカルな世界を見てもらうのが楽しみだ」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2017年04月21日北野武の監督18作目となる最新作『アウトレイジ 最終章』の公開日が、10月7日(土)に決定。さらに、ビートたけしや西田敏行、新キャストも含めた豪華“コワモテ”俳優たちの名が1発の巨大な銃弾に刻まれた特報が、ティザービジュアルとともに解禁となった。関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、大友(ビートたけし)は韓国に渡り、日韓を牛耳る“フィクサー”張会長の下にいた。そこに、韓国出張中の「花菱会」花田がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、韓国“フィクサー”vs関西「花菱会」が一触即発の様相となる中、「花菱会」では内紛が勃発。そして、大友が日本に戻ってくる…。2010年『アウトレイジ』、2012年『アウトレイジ ビヨンド』と、シリーズ累計興収22億円超を記録した超人気シリーズが、前作から5年の月日を経て最終章を迎える。本シリーズは日本のみならず世界にファンを有する北野監督が、初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いたバイオレンス・エンターテインメント。今回、新たにシリーズに参戦するキャストとして、大友を慕う韓国・済州島グループの市川役に大森南朋、花菱会の花田役にピエール瀧、同若頭補佐・森島役に岸部一徳、花菱会の新会長・野村役に大杉漣、花田の手下・丸山役に原田泰造、関東の組織「山王会」木村組・吉岡役に池内博之ら豪華な面々が発表。大友役のビートたけし、花菱会・西野役の西田敏行、同・中田役の塩見三省、張会長の側近・李役の白竜、山王会・白山役の名高達男、同・五味役の光石研、警視庁・繁田役の松重豊ら、豪華な“全員悪人”の面々と共に、全面戦争へと突入する。このたび解禁となった特報でも、まずは、たけしさん演じる大友が登場!その後、巨大な弾丸に次々と超豪華キャスト陣の名前がクレジットされ、本シリーズらしい「全員暴走」を予感させる一瞬が映し出されていく。また、大友が銃をぶっ放すシーンもあり、今回の特報30秒の間だけでもすでに3発発砲。映像の最後には、「大友さん、これで最後ですよね」と聞かれるも、大友が「(これで)済んだと思うなよ」と裏切りの連続を示唆するセリフを言い放ち、まさに“全面戦争”前夜の様相を呈した特報は、「終結パート」を意味する音楽記号「コーダ」マークの入ったタイトルロゴで締めくくられている。先の読めない“裏切り”“駆け引き”“騙し合い”の末に、彼らはどんな決着をみせるのか?ますます期待高まる本作を、映像から確かめてみて。<新キャストよりコメント>■大森南朋役者を始めたころからずっと北野監督の映画に憧れていました。これまでも『dolls』『アキレスと亀』と2作品でお世話になってます。そして今回は、念願叶ってバイオレンス。念願叶って『アウトレイジ』。もうこんな幸せな事はありません。北野組の撮影現場、たけしさんの横で「あぁ オレ 今 夢が叶ってるぅぅ」って スゲェ小さい声で呟いてましたもん。■ピエール瀧初めて北野組に参加させていただきました、ピエール瀧です。全スタッフの見事なチームワーク、痺れるような本番の緊張感、そして時折垣間見ることができた監督の作品への姿勢と愛情、どれもが自分にとって素晴らしい体験でした。顔面世界遺産とも言える役者陣の“顔バトル”は、とにかく必見です(笑)■大杉漣24年前の『ソナチネ』が、初めての北野映画でした。ちょうど今回の出演で10本目になりますが、常連などと思ったことはありません。やはり作品は、ひとつひとつなのだと痛感します。北野組のあの独特な緊張感と世界観はたまりません。また味わいたくなるのは僕だけではないはずです。■原田泰造念願の北野組、それも大ファンである『アウトレイジ』に出演することが決まった時、嬉しさのあまり雄叫びを上げていました。現場では北野監督の包容力がとても大きく、夢見心地と緊張感が入り混じった味わったことのない気分で撮影に臨ませていただきました。僕も皆さん同様、暴走しております!公開を楽しみにしていてください!■池内博之自分が俳優としてデビューしてから、北野作品に出演することは自分の目標でもありましたので、決まった時は本当に嬉しくびっくりしました。現場は、スタッフ、キャストのとてつもない、いい緊張感が、リハから流れていて本番一発。テンポの速い撮影で、あっという間に終わるんです。たまに北野監督から演出上の指示がある以外は自由に演じさせてもらえるのですが、本気でやらないと見透かされてそうで、ある意味怖かったですね。なので1カット1カットを全力で生きないといけないという思いが凄くありました。■岸部一徳『座頭市』以来、久しぶりに参加しました。北野組の優しさ、静けさ、心地よさを感じた現場でした。言葉を使わない人間への愛情、そんなたけし映画が僕は好きです。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月18日第40日本アカデミー賞の授賞式で司会を務めた女優・安藤サクラ(31)に、絶賛の声が寄せられている。ここでは、現場取材をした記者の目線でその魅力を振り返る。安藤は、今回で4年連続となる西田敏行(69)と共に初司会に挑んだ。21時から日本テレビ系でその模様が放送され、ネット上では「専用の定点カメラつけてほしい」「どうなるんだろ?って思ったけど・・・凄くイイ」「聞きやすくて素敵」「余裕も華もあってお見事」「安心して見れる」「自然体で良い」「安定感すごい」「美しさに釘づけ」など司会ぶりを評価する声が上がり、安藤のツイッターやインスタグラムにも同様のメッセージが続々と寄せられた。司会者は進行と共に、受賞者の聞き手にもなる。「俳優が俳優をインタビューする」という同賞ならではのやりとりは毎回の注目ポイントではあるが、3時間半~4時間の長丁場の雰囲気を解きほぐすのも重要な役割の1つだ(約2時間の放送に収めるため、カットされる名場面も多い)。西田は広瀬すずを前に「あー! すずちゃんだ!」とデレデレモードになるなど各役者の魅力や作品の感想を親しみを込めながら伝え、安藤は桝太一アナウンサーと共に具体的な質問で撮影秘話を引き出していく。優秀助演男優賞の妻夫木聡(最優秀助演男優賞受賞)が、『怒り』の恋人役・綾野剛との同棲生活エピソードで笑いを取る場面があった。すると安藤は、優秀主演男優賞のインタビュー時、役作りのために2週間歯を磨かなかったと明かした綾野に「その時は妻夫木さんと一緒に暮らしてないですよね?」と確認して会場を和ませる。一方、『聖の青春』で体重を増やした役作りが話題になった松山ケンイチが「サクラちゃんは『百円の恋』であれだけの役をやった。それがすごかった。その"火"を絶やしたくないと思った」と役者としての興奮をあらわにした時には、自分のことは一切触れずに軌道修正。ただ、その熱い思いを言葉としてうまく理解できなかった松山は「ちょっと分からないかな」とツッコミ場内爆笑。2人の白熱する議論が続いたことから、思わず西田も止めに入る。桝アナから「あとは楽屋で」と促され、松山は「楽屋に話しに行っていいの?」と本気モードに。安藤も「したいっす!」と明るく返し、松山は「サクラさん大好きなので、いろいろインタビューしたいです」と盛り上がる。放送ではどちらもカットされたが、同賞のステージでしか見ることのできない貴重なやり取りだった。記者席ではそれらすべてがモニターで映し出され、われわれは黙々と原稿と向き合いながら時には吹き出したり、うなったり、スピーチにウルッときたり。司会席で進行をするたびに水を口に含んで喉を潤し、キリッと口角を上げた笑顔で一語一語丁寧に発声する安藤の姿も、モニターはしっかりと捉えていた。大役を務め上げ、安藤は「こんなに近くで本当にたくさんの俳優さんや監督さん、みなさんのお話をうかがえて。そして、こんなに近くで受賞の感動を一緒に感じることができて、なんだろう……この時間は将来忘れることのない時間になりそうです。ありがとうございました」の言葉で締めくくり、万雷の拍手を浴びた。昨年、第39回で最優秀主演女優賞を受賞した安藤。女性司会は前年の同賞受賞者が務めることが慣例となっていて、今年1月に行われた優秀賞者発表の記者会見では、「今年初詣に行った時、『とにかく目上の方に頼りなさい。そうすれば上手くいくが、だからと言って調子に乗ってはダメ』とおみくじに書かれていました。それを読んだ瞬間、これはきっとアカデミー賞の司会のことだと思いました」「西田さんに頼りながら、調子に乗らず、受賞者の皆さんに粗相がないように務めていきたいと思います」と抱負を述べていた。
2017年03月05日第40回日本アカデミー賞が3月3日(金)に開催され、最優秀助演女優賞部門で『湯を沸かすほどの熱い愛』の杉咲花が、日本アカデミー賞初受賞にして、新人俳優賞とのダブル受賞となった。受賞の瞬間、杉咲さんはメガホンをとった中野量太監督とがっちりと抱き合い、うれしそうに涙を浮かべた。優秀助演女優賞には杉咲さんのほか、『シン・ゴジラ』より石原さとみと市川実日子、『怒り』の広瀬すず、『バースデーカード』の宮崎あおいと、若き実力派女優がそろい踏みとなる中、受賞の快挙を成し遂げた。『湯を沸かすほどの熱い愛』は、インディーズ映画『チチを撮りに』で世界的にも注目を浴びた中野量太監督の商業映画デビュー作。杉咲さんが演じたのは、学校でいじめにあうも、助けを求めることができない、引っ込み思案で気弱な少女・安澄。母(宮沢りえ)の励ましと愛情により、自らの殻を破り、母のようにたくましい女性へと変わっていく過程を、凛とした存在感で演じきった。スピーチの際に、杉咲さんは信じられないといわんばかり目を大きく見開き、「ああ、もう…」と言葉にならない声を漏らした。そして、「本当にありがとうございます。今日が怖すぎて、2週間くらい前から眠れなくて。やっと寝られたと思ったら悪夢とかを見たりして」と、恐怖に感じていたとも明かした。本作で出会った宮沢さんとは固い絆だったと言い、「本当にお母ちゃんでした。終わったいまでもすごくお世話になっていて、ずっとこの映画のように、血のつながりを超えた関係を築けた気がしています」と全幅の信頼を置いている。「昨日、お母ちゃんの宮沢りえさんに“どうしよう”ってメールを送ったら、“どんな結果であっても得たものは変わらないから”っていただいて。一番幸せなのは、この作品に携わらせていただいたことで、やっぱりうれしいです」と最後は涙声で語った。司会の西田敏行も「俺もちょっときちゃった」と大御所俳優の目にも涙を誘っていた。(cinamacafe.net)
2017年03月03日