体感型デジタルアート展示「サルバドール・ダリ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」が、埼玉・所沢の角川武蔵野ミュージアムにて、2023年12月20日(水)から2024年5月31日(金)まで開催される。サルバドール・ダリの不思議な世界観に没入する体感型展示スペインで生まれたサルバドール・ダリは、シュルレアリスムを代表する画家のひとり。幻想的で非現実的な独自の内面世界を、写実的技法によって克明に描き出すことを得意とした。絵画だけでなく、版画、彫刻、オブジェ、舞台芸術、宝飾デザイン、広告、映画、執筆と幅広い分野で活動した人物だ。「サルバドール・ダリ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」は、そんなダリの人生を、彼の代表作をはじめ、写真やインスタレーション、映画、記録写真といった映像と共に紹介する体感型展覧会。溶けて歪んだ時計でお馴染みの《記憶の固執》や《聖アントワーヌの誘惑》、《レダ・アトミカ》といった作品が、床や壁面360度に映し出される。また、特徴的な口ひげを持つダリのユニークな風貌、奇妙で超自然的なものへの執着、彼のミューズであり協力者でもあった妻・ガラへの愛情、多岐にわたるメディアでの活動など、ダリの様々な側面に着目した映像を鑑賞可能だ。これらの映像を通して、観客はダリの独特な世界観へと没入することができる。なお映像は、全編を通してイギリス・イングランド出身のロックバンド「ピンク・フロイド」による楽曲と共に上映される。さらに、展示空間は自由に歩き回ることが可能なため、好きな場所で、好きな角度から映像を楽しんでみてほしい。展覧会概要「サルバドール・ダリ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」会期:2023年12月20日(水)~2024年5月31日(金)会場:角川武蔵野ミュージアム 1階 グランドギャラリー住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3チケット価格:一般(大学生以上) 2,500円、中高生 2,000円、小学生 1,300円、未就学児 無料※オンライン購入、当日窓口購入。開館時間:日~木 10:00~18:00/金・土 10:00~21:00 ※最終入館は閉館の30分前。休館日:第1・3・5火曜日※2024年1月15日(月)~1月19日(金)は臨時休館。※休館日、開館時間は変更となる場合あり。最新情報は公式サイトにて告知。※年末年始は休まず営業。営業時間が通常と異なる日あり。詳細は公式サイトをチェック。※展示内容が変更、または中止になる場合あり。【問い合わせ先】角川武蔵野ミュージアムTEL:0570-017-396(10:00~17:00)
2023年12月22日展覧会「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」が、2023年7月1日(土)から11月20日(月)まで、埼玉・所沢の角川武蔵野ミュージアムにて開催される。ツタンカーメンの"生涯の物語”を辿る体感型展示「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」は、“歴史の中には物語がある”という考えに基づいて、ツタンカーメンを歴史上の人物ではなく生身の人間として捉え、その時代にどう生きて何を思ったかを紐解いていく展覧会。ツタンカーメンは、父・アクエンアテンの後をわずか8~9歳で継ぎ、19歳でこの世を去った。若き王・ファラオとして青春時代を過ごしたツタンカーメンの短い生涯を、精緻な複製品の数々と最新デジタル技術を用いた体感型展示を通して辿っていく。黄金マスクや副葬品などスーパーレプリカ約130点が集結「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」の会場には、世界に3セットしかない「超複製品」が集結。有名な黄金のマスクや玉座、ツタンカーメンの王墓に収められていた副葬品のうち約130点を精巧に再現したスーパーレプリカの数々を、目の前で鑑賞することができる。プロジェクションマッピングやインタラクティブ展示さらに、場内の大空間では壁と床いっぱいにプロジェクションマッピングを投影し、古代エジプトの創生から神々の変遷、そしてツタンカーメンの生涯を映し出す。空間に身を置くことで、ツタンカーメンの生き様を目、耳、身体で体感することができるようになっている。さらに、エジプトから門外不出となったツタンカーメンのマスクや厨子といった副葬品の数々を最新技術による高精細3Dスキャンデータから映像化。超大型スクリーンにデジタル展示するとともに、来場者はNFTアートとして持ち帰ることも可能だ。また、ツタンカーメンの王墓を発見した考古学者のハワード・カーターとカーナヴォン卿の“世紀の発見”を来場者が追体験できるインタラクティブ展示や、王墓の再現、若きファラオの生活を想像し体験できる「ツタンカーメンの日常」、一神教と多神教の間を揺れ動いた古代エジプトの神々の展示、古代エジプトの死生観やミイラを解説するエリア、象形文字「ヒエログリフ」の読み方解説など、様々な角度からツタンカーメンの生きた時代を紹介していく。【詳細】体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春会期:2023年7月1日(土)~11月20日(月)会場:角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3チケット価格:一般(大学生以上) 2,400円、中高生 1,800円、小学生 1,000円、未就学児 無料※オンライン購入、当日窓口購入開館時間:日~木 10:00~18:00/金・土 10:00~21:00 ※最終入館は閉館の30分前休館日:第1・3・5火曜日※休館日、開館時間は変更となる場合あり。最新情報は公式サイトにて告知。※「1DAY パスポート」「イブニングパスポート」は、「ツタンカーメンの青春」に加え、「古代エジプトの教科書」(会期:7月23日(日)~11月20日(月))の展覧会も観覧可能。詳細は公式サイトにて告知。※展示替えなどにより、日程によっては一部施設に入場できない場合あり。※展示内容が変更、または中止になる場合あり。【問い合わせ先】角川武蔵野ミュージアムTEL:0570-017-396(10:00~17:00)
2023年06月23日株式会社カンゼンより、新刊書籍『身体動作解体新書現象を本質的に分解してパフォーマンスを上げる』が3月8日に発売されます。ラグビーをはじめさまざまな競技のチーム・選手のパフォーマンスを飛躍的に向上させたパフォーマンスアーキテクト・里大輔による本質的「身体動作のガイドライン」。■暗黙知をすべて言語化するとありとあらゆる動きを設計できる!!どうすれば速く走れるのか、どうすれば高く跳べるのか、どうすれば強く蹴れるのか――。「本質」を知ると、「現象」が見えるようになり、「評価」できるようになり、「できる」ようになる。ラグビーをはじめさまざまな競技のチーム・選手のパフォーマンスを飛躍的に向上させたパフォーマンスアーキテクト・里大輔による本質的「身体動作のガイドライン」。■もくじ■はじめに■序章暗黙知の言語化パフォーマンスを改善するカギは『暗黙知を言語化すること』/人間の身体を以後課すロジックは複雑そうでシンプル/伝えたいのはパフォーマンスを改善する汎用の解法■一章パフォーマンスとは何か?パフォーマンスを成立させる3階層のチューブバランス/「なぜダメだったのか」の基準があれば感情的な叱責はなくなる/バランスよく取り組みたい3要素『アビリティ』『スキル』『テクニック』/チームスポーツがフォーカスしがちな『スキル』/3階層のバランスが悪いときは『代償動作』が補う/”適応してしまう”という代償動作の怖さ/パフォーマンスチューブを真上から覗くという視点/3階層を『ピラミッド型』で捉えるときの留意点/トレーニングをオーガナイズするのはコーチの役目/予算に応じ、現状と理想の数字の間になめらかな階段を作る■二章アビリティ・スキル・テクニックパフォーマンスを完全解析するための9つの指標/アビリティの3つの指標『速さ』『力』『持久力』/テクニックの3つの指標『ライン』『ポジション』『タイミング』/『ポジション』によって身体の部位と場所の関係性を言語化/テクニックの分析では『タイミング』が最も難解/バッドデモの感覚がわかれば正しいタイミングも明確になる/コーチがいなくても『自走可能な選手』へ導く/スキルの3つの指標『スキャン』『ジャッジ』『ディシジョン』/9つの指標で言語化すれば感覚に依存せずに実行に移せる/子どもの跳び箱に当てはめる『9つの指標』/コーチングには専門的な知識と伝える能力の両輪が必要/言語化するメリットは立ち返れる場所ができること/一個前の段階と、一個先の段階を説明することが明確な基準になる■三章テクニックの分析法「知る」その次に「見る」ことで「できる」/『ライン』――身体のどこに直線があるのか?/『ライン』を意識したまま『ポジション』を意識する/直線と傾斜と組み合わせが美しさと躍動感につながる/独特な身体の使い方を修正すべきか?/ラインと影響し合う『勝ちポジション』/日本人がシュートをふかしてしまう理由/『勝ちポジション』を習慣化する大事さ/動き出しで『勝ちポジション』になるカギは足の3つの関節が曲がっているか否か/オフ・ザ・ボール時は『猫背』でも加速時には『勝ちライン』/『ライン )がピンち垂直に立ったままというケース/正しい『ライン』と『ポジション』を身につけると『タイミング』は自然と合う/タイミングの見方は関節の曲げ伸ばしと始点-終点(着地と最高点)■四章指導スタンスグッドイメージとバッドイメージをセットで使い分け、基準を明確に知ってもらう/重要なのは起きている現象を正確にすべて説明すること/速さや巧さを再現できるか繰り返す方法を知っているか実践編連続写真と動画による実践■おわりに■サンプルページ■編著プロフィール著者:里大輔(さとだいすけ)1985年9月12日生まれ、長崎県出身。スピードコーチ・パフォーマンスアーキテクト。株式会社SATO SPEED代表取締役。陸上の短距離(100メートル)選手時代はジュニアオリンピック、全日本中学生大会などで優勝。大学・実業団陸上競技部の監督を経て日本ラグビー協会のスピードコーチとしてさまざまな代表カテゴリーを指導しながら、サッカー、陸上、野球、バレーボール、バスケットボールなど、さまざまな競技、年齢、国籍のチーム・選手を指導。2019年に日本ラグビー協会コーチングアワード日本代表カテゴリー賞を受賞し、20年にはフランスラグビー協会から招待を受けた。23年は日本ラグビー協会、NECグリーンロケッツ東葛(ラグビー)、明治大学(ラグビー)、NECレッドロケッツ(バレーボール)、サンフレッチェ広島ユース(サッカー)でパフォーマンスやスピードの指導を行う。著書に『RUN FAST! 「走り方」の本質』(東洋館出版社)。構成:清水英斗(しみずひでと)1979年12月1日生まれ、岐阜県出身。プレーヤー目線で試合の深みを切り取るサッカーライター。著書に『サッカー観戦力 プロでも見落とすワンランク上の視点』(東邦出版)、『サッカーは監督で決まる リーダーたちの統率術』(中公新書クラレ)、『サッカー好きほど知らない戦術の常識』(小社)など。Amazon : 楽天ブックス : KANZENショップ : 書名:身体動作解体新書 現象を本質的に分解してパフォーマンスを上げる著者:里大輔構成:清水英斗ISBN:9784862556745定価:1,980円(本体1,800円+税)判型:A5判ページ数:208P発売日:2023年3月8日出版社:カンゼン 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月03日「LOVE LOVE スヌーピー展」が、 埼玉県所沢の角川武蔵野ミュージアム3階の「EJアニメミュージアム」にて、2023年2月11日(土)から3月26日(日)まで開催される。スヌーピーたちによる”愛”テーマの「LOVE LOVE スヌーピー展」スヌーピーや仲間たちの視点から、環境問題や愛、思いやりの大切さを描いてきた『ピーナッツ』。「LOVE LOVE スヌーピー展」では、「自分を愛する」「お互いを思いやる」「地球を大切に」の3つをテーマに、イラスト展示やフォトスポットなどを通して、スヌーピーたちの”愛”を紹介する。スヌーピーたちの”温かな世界”を楽しめる展示ゾーン会場に足を踏み入れると、たくさんのハートモチーフが飾られた「やさしさの木」の下でチャーリー・ブラウンとスヌーピーがハグをする、可愛らしい立体展示がゲストをお出迎え。エントランスを抜けると、ピーナッツの個性豊かなキャラクターを紹介するスペースや、キャラクター同士の関係性を表現した仕掛け、フォトスポット、コミックに登場するシーンを再現した展示などが登場し、スヌーピーたちのハートフルな世界観を楽しむことができる。”愛”テーマの限定グッズもまた、“LOVE”モチーフの記念グッズも展開。『ピーナッツ』のキャラクターたちによる「アクリルキャラクターチャーム」や、スヌーピーやチャーリー・ブラウンのダイカットクッション、メモパッド、クリアファイルなどのアイテムを用意するほか、所沢会場限定商品も販売する予定となっているため、気になる人はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。【詳細】「LOVE LOVEスヌーピー展 ~Take Care with Peanuts~」会期:2023年2月11日(土)~3月26日(日)休業日:毎月第1・第3・第5火曜日(祝日の場合は開館・翌日閉館)会場:角川武蔵野ミュージアム 3階「EJアニメミュージアム」住所:埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31-3開場時間:10:00~18:00(19:00閉場)入場料:当日券/前売り券 一律 1,300円※2022年12月16日(金)12:00~2023年3月26日(日)17:30まで販売※ローソンチケット、角川武蔵野ミュージアム2F総合インフォメーションにて販売(窓口でのチケット販売は会期中のみ)※3歳未満は無料※小学生以下の来場者は必ず保護者(18歳以上)同伴での入場※イベント日付、内容などは諸般の事情により変更、中止となる場合あり※再入場、キャンセル不可■グッズ例・アクリルキャラクターチャーム 各693円・やさしい木 アクリルキーホルダー 770円・ダイカットクッション 3,630円・メモパッド 715円(A6サイズ)・クリアファイル 440円(A4サイズ)※商品は数に限りあり※物販コーナーの入場にはチケットが必要※1回の入館で1会計のみ■ノベルティ期間中、会場にて1レシート5,000円以上の購入者に各日先着50名で「ポケットミラー(全4種)」を日替わりでプレゼント※1名1日1点限り ※絵柄の選択不可 ※レシート合算不可 ※無くなり次第終了
2022年12月19日動物写真家・岩合光昭による2つの写真展を、角川武蔵野ミュージアムにて開催。「こねこ」を2022年6月18日(土)から9月4日(日)まで、「岩合光昭の世界ネコ歩き 2」を9月7日(水)から11月27日(日)まで開催する。岩合光昭による2つの“猫”写真展身近なネコを半世紀以上ライフワークとして撮り続けている動物写真家・岩合光昭による写真展を開催。会期を前半・後半に分け、前半は愛くるしい“こねこ”たちの姿を収めた「こねこ」、後半は様々な国のネコを写した「岩合光昭の世界ネコ歩き 2」を開催する。展示に加え、ミュージアムショップでは写真集やオリジナルグッズなども販売される。写真展「こねこ」子猫たちにフォーカス過去に日本橋や京都などでも開催されてきた人気の写真展「こねこ」では、岩合光昭が世界各地域で出会ってきた無邪気な“こねこ”にフォーカス。約150点の写真作品を展示する。日々冒険しながら元気いっぱいに暮らす、“こねこ”の愛らしい表情や仕草に注目だ。写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」様々な国の猫が集結一方、写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き 2」は、2012年から全国各地のネコファンを魅了してきた NHKBSプレミアムの人気番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」の写真展。より一層パワーアップした内容にて、展示が行われる。会場には、ブラジル・リオデジャネイロ南東部のコパカバーナビーチでモテモテの人気ネコ「シキンニョ」や、ニューヨークのピザ屋の看板ネコ「ホワイトスライス」など、世界60ヵ所以上の撮影地から選ばれた個性溢れるネコたちの作品が集結。世界の多彩な地域に暮らすネコたちの様子を目にすることができる。【詳細】岩合光昭写真展「こねこ」「岩合光昭の世界ネコ歩き 2」会期:・「こねこ」2022年6月18日(土)~9月4日(日)・「岩合光昭の世界ネコ歩き 2」9月7日(水)~11月27日(日)会場:角川武蔵野ミュージアム 4階 エディット アンド アートギャラリー住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内休館日:第1・3・5火曜日開館時間:10:00~18:00(金・土 10:00~21:00) ※最終入館は閉館の30分前価格:・オンライン購入 一般(大学生以上) 1,200円/中高生 1,000円/小学生 800円/未就学児 無料・当日窓口購入 一般(大学生以上) 1,400円/中高生 1,200円/小学生 1,000円/未就学児 無料※休館日、開館時間は変更となる場合あり。最新情報は公式ウェブサイトで確認。※「1DAY パスポート」チケットなどでも本展覧会を観覧可能。詳細は公式ウェブサイトに記載。※展示替えなどにより、日程によっては一部施設に入場できない場合あり。※展示内容が変更、または中止になる場合あり。【問い合わせ先】角川武蔵野ミュージアムTEL:0570-018-396(受付時間:10:00~17:00)
2022年05月27日ゲスの極み乙女。の結成10周年を記念した展示会「解体新書」が、2022年6月3日(金)から6月27日(月)までの期間、渋谷パルコのギャラリー エックスにて開催される。結成10周年記念の展示会「解体新書」今回開催される「解体新書」は、ゲスの極み乙女。の結成10周年を記念した展示会。6月に行われる10周年記念ライブのタイトルであり、ベストアルバム『丸』のコンセプトともなった“解体”をキーワードに、ゲスの極み乙女。を構成する様々な要素を紐解いていく。会場内では、この展示会でしか見られない未発表新曲のメイキング映像や、なかなか見ることのできないメンバー同士の1対1の“サシトーク”映像、様々なテーマでセレクトされた歌詞フレーズなどを展示。1曲入りのベストアルバム『丸』で歴代の名曲25曲をマッシュアップしたちゃんMARIの解説メモも必見だ。また、これまでリリースしてきたアルバムにライナーノーツを投稿するコーナーや、メンバーへのお祝いコメントを届けるメッセージボード、等身大のメンバーと写真を撮れるフォトスポットなど来場者参加型のコーナーも充実。日数限定で、この展示会限定の歌詞デザインTシャツをシルクスクリーンプリントで制作できるワークショップも開催される。【詳細】ゲスの極み乙女。結成10周年記念展「解体新書」会期:2022年6月3日(金)~6月27日(月)会場:渋谷パルコB1F GALLERY X BY PARCO住所:東京都渋谷区宇田川町15-1営業時間:11:00-20:00※状況により営業時間は変更になる可能性があり。入場料:500円チケット予約受付:5月28日(土)10:00~※詳細は後日発表。※全日程事前予約制、先着順。※イベント内容は予告なく変更となる場合あり。
2022年05月26日埼玉県所沢市に位置する「ところざわサクラタウン」内、角川武蔵野ミュージアム1Fのグラウンドギャラリーにて、巨大映像空間へ没入する360度デジタル劇場第2弾「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」が、6月18日(土)から11月27日(日)まで開催されることが決定した。角川武蔵野ミュージアムは、図書館・美術館・博物館が融合した文化複合施設で、2020年11月にオープン。その1階にあるグランドギャラリーにおいて、1100平方メートル以上の巨大空間をあますことなく映像と音楽で包み込む「体感型デジタルアート劇場」が開発され、 2021年に開催した「浮世絵劇場from Paris」では、多くの来場者がアートへの没入を体験した。この度、第2弾として日本初の体験型ゴッホ展を開催。日本人に最も愛された西洋画家と言っても過言ではないフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)は『ひまわり』をはじめ、『アルルの寝室』 『自画像』『星月夜』など、よく知られた作品が多数存在すると当時に、浮世絵と日本への憧れ、南仏でのゴーギャンとの共同生活、悲劇的な最期など、その波乱万丈な人生も広く知られている。本展では会場の壁と床360度に投影された映像と音楽で、彼が見た世界を再現しながら、情熱的な画家の人生を辿る。躍動する力強い筆致に注目し、大胆な色彩を再現した映像は、暖かい色味から、時に陰鬱な色合いに変化。没入型の展示は、ゴッホの感情的で混乱した、詩的な内面の世界を呼び起こし、光と影を強調する。自由に会場を歩き回り、時に立ち止まり、時にハンモックに揺られながら、ゴッホがその生涯をかけて描いた作品群に酔いしれてほしい。また、映像の後の展示会では、第2部としてゴッホにまつわる展示を実施。詳細は後日発表となる。6月分のチケットは本日5月24日13:00より発売となった。【展覧会概要】「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」Van Gogh - This is how I see the world -会期:2022年6月18日(土)~2022年11月27日(日)会場:角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)開館時間:日~木10:00~18:00 / 金・土 10:00~21:00最終入館:閉館の30分前休館日:第1・3・5火曜日<チケット価格(税込)>●オンライン購入一般(大学生以上):2,200円 / 中高生:1,800円 / 小学生:1,100円 / 未就学児:無料オンラインでのチケット購入: ●当日窓口購入一般(大学生以上):2,400円 / 中高生:2,000円 / 小学生:1,300円 / 未就学児:無料お問い合わせ先:角川武蔵野ミュージアム(〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内)TEL:0570-017-396(受付時間:10:00-17:00)公式ウェブサイト: *休館日、 開館時間は変更となる場合があります。 最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。*「1DAY パスポート」チケットなどでも本展覧会をご覧いただけます。 詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。*展示替えなどにより、 日程によっては一部施設に入場できない場合がございます。*展示内容が変更、 または中止になる場合がございます。 予めご了承ください。
2022年05月24日株式会社マガジンハウス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:片桐隆雄)は、2022年1月27日に「マガジンハウス新書」を創刊します。第一弾はこちらの2冊雑誌のような発想で「新書」をつくりました!2022年1月27日、「マガジンハウス新書」を創刊します。情報の鮮度やデザインにもこだわり、雑誌的なアイデアで“今”を切り取ります。雑誌的発想とは、情報の鮮度や深度、こだわり、センス、独特の世界観。極上のエッセイから、ビジネス、健康、料理、スポーツ、カルチャーまで、日々の暮らしや仕事に役立つ、人生が豊かになる、知的好奇心を刺激する――マガジンハウスらしい、POPでカジュアルな新書を目指します!「マガジンハウス新書」第1弾はマガジンハウスにゆかりのあるお二人の作品から!■マガジンハウス新書001五木寛之『捨てない生きかた』捨てる身軽さよりも、捨てない豊かさを。「コロナ以後の新時代」を生きる逆転の発想!『平凡パンチ』で「青年は荒野をめざす」という小説を連載していた五木寛之さんが、「マガジンハウス新書」創刊のために書下ろしたシン(新/深/真)・エッセイ。人生には、ひとりぼっちになることが必ずあります。しかし、モノにあふれた部屋に入れば大丈夫。「ガラクタ」という強い家族、強い味方がいるからです。また、「捨てない」というのは、単にモノを捨てないということではありません。「過去」を捨てない、「人」を捨てない、心を捨てない――すべてを含めて「捨てない」と表現しているのです……。著者自身の「捨てない生活」から、仏教の「捨てる思想/捨てない思想」、「この国が捨ててきたもの」までを語り、モノを捨てることがブームとなっている現代社会に一石を投じます。人生の後半生は、モノに宿った【記憶】とともに生きる黄金の時代なのです!■マガジンハウス新書002松浦弥太郎『新100のきほん 松浦弥太郎のベーシックノート』現在『クウネル』で「大きな山をこえるとき」というコラムを連載中の松浦弥太郎さん、超一流の会社社長も愛読していた「きほんシリーズ」待望の初新書化!【幸せを比べない。真似ることをしない。】【こつこつと、貯めるのは信用。】【自分のものにしない、預かる心で。】【ひとつでも多く、人と人を結ぶものを。】【それで人は幸せになるのかと考える。】【さかさまにも考えてみる。】【その場にいない人の話をしない。】など……。著者がきほんとして書き出し、普段から意識している100項目と、仕事に関するきほん100項目に加え、新書化にあたり10のきほんを書き下ろし。100のきほんは、自分を知るために、自分について考えるために、そして自分らしくいるために、しっかりと身につけておきたいきほんの心がけです。【商品概要】「マガジンハウス新書」2022年1月27日創刊(以降、奇数月下旬発売)<マガジンハウス新書001>■書名 :『捨てない生きかた』■著者 :五木寛之■定価 :909円+税■発売日:2022/1/27■ISBN :978-4-8387-7501-9 C0295■サイズ:新書判、200ページ<マガジンハウス新書002>■書名 :『新100のきほん 松浦弥太郎のベーシックノート』■著者 :松浦弥太郎■定価 :909円+税■発売日:2022/1/27■ISBN :978-4-8387-7502-6 C0295■サイズ:新書判、248ページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月27日『新聞記者』『宮本から君へ』などを世に送り出した映画会社スターサンズの特集上映会「スターサンズ映画祭」が、2021年8月27日(金)から9月1日(水)まで、角川シネマ有楽町で開催される。映画会社スターサンズとはスターサンズは、『ヤクザと家族 The Family』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』など、数々の話題作を描けてきた映画会社。『新聞記者』では日本アカデミー賞作品賞を含む6冠を達成し、その年の映画賞を総なめにして、一躍その注目度を上げた。2021年も、『パンケーキを毒見する』や『空白』といった映画作品の劇場公開を控えており、現代社会への問題提起を含んだ挑戦的なエンタテインメントを続々と世に送り出している。4作品の上映会&トークイベントも「スターサンズ映画祭」は、そんなスターサンズの名作映画を再び劇場で上映し、映画ファンとの交流を深めるイベント。菅田将暉とヤン・イクチュンを主演に迎え、2人の青年のボクシングによる復讐劇を描いた『あゝ、荒野』や、池松壮亮&蒼井優で同名コミックを映画化した『宮本から君へ』、『愛しのアイリーン』『ヤクザと家族 The Family』の4作品の上映とトークイベントを行う。イベントにはゲストとして、スターサンズの代表プロデューサーである河村光庸や、吉田恵輔、真利子哲也、藤井道人といった監督陣も登壇予定。初日の8月27日(金)には、来場者に『あゝ、荒野』特製クリアファイルもプレゼントされるので、ファンは要チェックだ。【詳細】「スターサンズ映画祭 by プレチケ」開催時期:2021年8月27日(金)~9月1日(水)場所:角川シネマ有楽町住所:東京都千代田区有楽町1丁目11−1チケット料金:1600円チケット発売期間:8月5日(木)12:00~イベント開始まで※チケット販売情報は公式サイト(・SNSを確認。<スケジュール>・8月27日(金)17:30~『あゝ、荒野』(前篇)2:38ゲスト:河村光庸プロデューサー他※スターサンズ映画祭初日特典、来場者に『あゝ、荒野』特製クリアファイルをプレゼント。・8月28日(土)17:30~『あゝ、荒野』(後篇)2:27ゲスト:河村光庸プロデューサー他・8月30日(月)18:00~『愛しのアイリーン』吉田監督 2:17ゲスト:吉田恵輔監督×河村光庸プロデューサー・8月31日(火)18:00~『宮本から君へ』2:09ゲスト:真利子哲也監督×河村光庸プロデューサー・9月1日(水)18:00~『ヤクザと家族 The Family』2:16ゲスト:藤井道人監督×河村光庸プロデューサー※登壇者は予定。
2021年08月08日展覧会「妖怪大戦争展2021ヤミットに集結せよ!」が埼玉・所沢の角川武蔵野ミュージアムで2021年9月20日(月・祝)まで開催される。“妖怪”をテーマにした展覧会「妖怪大戦争展2021ヤミットに集結せよ!」は“妖怪”をテーマにした展覧会。会場では、2021年8月13日(金)より公開される予定の映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の世界をいち早く体感できる。ギャラリーの入口に出現するのは、映画に登場する人間嫌いの豪傑妖怪「隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)」だ。ドラマチックなワンシーンのセットが、来場者の期待を高めてくれる。映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』に登場する“ヤミット”の会場また、映画に登場する妖怪たちによって開かれる闇のサミット「ヤミット」の会場を再現した空間も用意。オープン時は昭和版『妖怪大戦争』の一部を上映し、6月からは同空間に集結した誰もが自由に席について、妖怪に変身できるコンテンツも展開される予定だ。「ろくろ首」が現れる3D映像さらに、美しい女性に扮する「ろくろ首」を3D映像で楽しめるユニークなコンテンツも用意する。展示コンテンツは段階的に増幅される予定なので、気になる人は随時公式サイトをチェックしてみてほしい。詳細展覧会「妖怪大戦争展2021ヤミットに集結せよ!」会期:2021年4月29日(木・祝)~9月20日(月・祝)開館時間:日~木曜 10:00~18:00/最終入館17:30、金・土曜 10:00~20:00/最終入館19:30休館日:第1・3・5火曜日※祝日は該当する曜日の開館時間と同様※休館日が祝日の場合は翌日休館※レストランは除く※開館日・時間は変更される場合もある場所:角川武蔵野ミュージアム 1F グランドギャラリー住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内チケット価格<オンライン購入価格>大人(大学生以上):1,600円/中高生:1,000円小学生:800円/未就学児:無料<当日窓口購入価格>大人(大学生以上):1,800円/中高生:1,100円小学生:900円/未就学児:無料※すべて税込価格【問い合わせ先】TEL:0570-017-396(受付時間 10:00~17:00)
2021年05月10日妖怪をテーマにした展覧会「妖怪大戦争展2021 ヤミットに集結せよ!」が4月29日(木・祝)より、ところざわサクラタウン内の角川武蔵野ミュージアムで開催される。本展示は8月13日(金)に公開予定の映画『妖怪大戦争ガーディアンズ』(三池崇史監督)の世界をいち早く体感できるもの。映画ではフォッサマグナ(大地溝帯)が重要な鍵をとなるが、実は角川武蔵野ミュージアムは武蔵野台地を含むフォッサマグナの上にそびえたつ岩の塊だ。劇中にはそこに眠る古代の化石たちから姿を変えた巨大な妖怪獣が登場。伝説の妖怪ハンターの血を継ぐ埼玉県・所沢市の小学生と彼を巻き込んだ妖怪たちとの間で一大冒険エンタテインメントが繰り広げられる。展示では映画に登場する、大沢たかおが演じる人間嫌いの豪傑妖怪「隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)」の印象的な場面を再現したセットが入口に出現。映画に登場する妖怪たちによって開かれる荘厳な「ヤミット(闇のサミット)」会場も。そこでは集結した誰もが自由に席について妖怪に変身することができるという(6月予定)。さらに3Dで迫ってくるろくろ首や昭和版『妖怪大戦争』(1968年)の一部が上映されるなど多彩な展示が楽しめるが、今後もコンテンツは段階的に増えていく予定だ。かつてない最恐の妖怪展覧会をぜひ体感してほしい。■展示情報「妖怪大戦争展2021 ヤミットに集結せよ!」4月29日(木・祝)より開催会場:角川武蔵野ミュージアム<料金>・オンライン購入価格(税込)大人(大学生以上):1,600円/中高生:1,000円 / 小学生:800円 / 未就学児:無料・当日窓口購入価格(税込)大人(大学生以上):1,800円 / 中高生:1,100円 / 小学生:900円 / 未就学児:無料詳細: ■公開情報『妖怪大戦争ガーディアンズ』8月13日(金)公開
2021年04月28日展覧会「米谷健+ジュリア展だから私は救われたい」が、埼玉・所沢の大規模複合施設「ところざわサクラタウン」内の角川武蔵野ミュージアムにて、2021年5月31日(月)まで開催されます。なお、当初の会期は3月7日(日)までの予定でしたが、変更となりました。アーティストユニット「米谷健+ジュリア」日本初の大規模個展米谷健+ジュリアは、日本人とオーストラリア人によるアーティストユニットです。環境問題や社会問題を主題に、多彩な素材を活かした大型インスタレーションを展開しており、国際的な芸術祭であるベネチア・ビエンナーレのオーストラリア代表の1組に選ばれるなど、国際的に活躍しています。日本初の大規模個展となる「米谷健+ジュリア展だから私は救われたい」では、なかでも環境問題への示唆に富む米谷健+ジュリアの作品を中心に、その代表作を紹介します。“ウランガラス”を使用した作品代表作の1つである《クリスタルパレス》は、妖しく光を放つシャンデリアのインスタレーション作品です。素材には原発と深く関わっているウランガラスが用いられていると知れば、その鮮やかさもある種の“毒”と表裏一体なのだと気付かされます。また、同じくウランガラスを使用した《大蜘蛛伝説》は、ウランの採掘が行われていた岡山・人形峠に伝わる伝承から着想を得ているように、科学のみならず伝説への関心も窺われます。環境問題への示唆さらに、磁器土で作られた作品の表面を、微生物や珊瑚のようなパーツで覆い尽くした《Dysbiotica》や、晩餐会のテーブルの様子を“塩”で作り出した《最後の晩餐》など、環境破壊などをテーマにしたインスタレーションの数々を展示されます。展示会概要展覧会「米谷健+ジュリア展だから私は救われたい」会期:2020年11月6日(金)〜2021年5月31日(月)※当初は3月7日(日)までの予定であったが変更会場:角川武蔵野ミュージアム 4F「エディット アンド アートギャラリー」住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3休館日:第1・3・5火曜日(祝日の場合は翌日休館)開館時間:10:00~18:00 / 金・土曜日 10:00〜21:00※入館は閉館30分前までチケット料金:・KCM スタンダードチケット(本棚劇場含む) 一般 1,200円、中高生 1,000円、小学生 800円※その他チケット情報は、公式ウェブサイトを参照※チケットは公式ウェブサイトにて販売(当日券の販売も行うが、予約状況によって希望の時間に入場できない場合あり)【問い合わせ先】TEL:0570-017-396 (受付時間 平日10:00〜17:00)
2021年02月20日本日1月8日から11月にかけ、埼玉県・ところざわサクラタウン内にある角川武蔵野ミュージアムにて現代美術家・鴻池朋子の作品「武蔵野皮トンビ」が披露される。この展示は、2020年11月から始まった公益財団法人「角川文化振興財団」主催の《コロナ時代のアマビエ》プロジェクト第2弾。同プロジェクトでは、コロナ禍の中で人々に求められるイメージを、6人のアーティストが順番にそれぞれの解釈で制作。1年間に渡って、リアルとバーチャルの複合文化ミュージアムである角川武蔵野ミュージアムで展示していく。今回、鴻池による作品はミュージアムの外壁に設置。隈研吾氏による堅牢な岩の建築と、人間同様の脆さと有限性のある皮革を支持体とする鴻池作品の対照性に注目してほしい。さらに、トンビの身体には様々な生き物や景色、現象が描かれている。様々な問いが投げかけられたこの作品を眺めながら、まだ先の見通しが不透明な2021年に思いを馳せてみてはいかがだろうか。現在、角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイトにて、オンラインチケットを発売中。当日券の販売も実施しているが、予約の状況によっては希望の時間に入場できない可能性もあるため、事前予約がおすすめだ。また、コロナの感染状況による館内入場制限や注意事項については公式WEBサイトで随時掲載されるとのことなので、そちらも併せてチェックしてほしい。<作家ステイトメント>美術館の中か外かというならば、もはや私はどこであっても、その展示場所に特に違いはないような心持ちになっています。けれどもひとつ思う事は、美術館の中はとても安全で守られている、それが一番の弱点と感じるようになってきました。理不尽に聞こえますが、その“妙な感触”は、遡れば東北の震災を経たあたりからより自覚的になってきたように思います。感覚は言語に先行して情報を捉えます。人間にとって利点であるはずの、「守られている」ということを、なぜ直観力は弱点とするのか探ってみたいと思います。作品は牛革を縫い合わせ水性塗料を塗っただけの素朴な製法で、いわゆる「絵画」を屋外に晒しているような状態です。「動物の皮」は天候とやりとりしながら、約1年間、人間の皮膚のように経年変化しタフに歳とっていくことでしょう。鴻池朋子◆《コロナ時代のアマビエ》プロジェクト詳細全期間:2020年11月〜2021年11月場所:角川武蔵野ミュージアム内・外角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイト: <展示作家作品スケジュール(予定)>2020年11月〜2021年3月末:会田誠 《疫病退散アマビヱ之図》 / 2Fエントランスおよび4階エディットタウン入り口にて展示中。2021年1月〜2021年11月:鴻池朋子 《武蔵野皮トンビ》2021年3月〜2021年4月:川島秀明2021年5月〜2021年6月:大岩オスカール2021年7月〜2021年8月:荒神明香2021年9月〜2021年10月:secret
2021年01月08日埼玉県所沢市の角川武蔵野ミュージアム内「武蔵野ギャラリー」にて展覧会「武蔵野三万年ことはじめ」が2020年11月6日(金)より常設展として開催される。「武蔵野ギャラリー」がオープン、武蔵野の巨人伝説をフィーチャー「武蔵野三万年ことはじめ」は、埼玉県所沢市の街づくり「ところざわサクラタウン」内のシンボルともいえる角川武蔵野ミュージアム内「武蔵野ギャラリー」の幕開けを飾る展覧会。「武蔵野ギャラリー」は、武蔵野地域の魅力を発信する場所であり、その第1回展覧会となる「武蔵野三万年ことはじめ」は、三万年前の太古より人が住み続ける<武蔵野>を再定義することをテーマにした内容となっている。「武蔵野三万年ことはじめ」では、民俗学視点から柳田国男と角川源義を取り上げ、特に柳田が晩年に唱えた巨人伝説ダイダラボッチの聖地としての<武蔵野>をフィーチャーする。宮崎駿監督作品『もののけ姫』にも登場したダイダラボッチとは四季織りなす武蔵野台地は、万葉集の歌になり、平将門の乱の戦場になり、近年では国木田独歩と大岡昇平の文学の舞台にもなった場所だ。そこに生まれたのが“ダイダラボッチの巨人伝説”。ダイダラボッチは、山を動かし湧水を生み出す巨人として言い伝えられてきた存在で、武蔵野ではとりわけ壮大な姿をしたダイダラボッチの伝承が残っている。神様のような存在であるダイダラボッチにまつわるロマンティシズムは、宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』の巨神兵や『もののけ姫』で結実されたともいわれる。知られざる全容と神秘の解明、武蔵野の未来へつなぐ展示内容「武蔵野三万年ことはじめ」では、「武蔵野を愛した柳田国男と角川源義」や「ダイダラボッチと武蔵野」といったコーナーを通して、その知られざる全容と神秘の解明に挑戦するとともに、武蔵野の土地、文化、歴史、自然、未来を探っていく。会場は「地図」をコンセプトにレイアウト会場は「地図」をコンセプトにレイアウトされている。武蔵野を読み解き、次の道標をみつけるための様々なコンテンツを「地図」の上に散りばめた。【詳細】「武蔵野三万年ことはじめ」日時:2020年11月6日(金)~<常設展>会場:武蔵野ギャラリー(角川武蔵野ミュージアム 5F)住所:埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31番地3 ところざわサクラタウンチケット情報:角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイトにてオンラインチケット販売中。
2020年11月08日11月6日、ところざわサクラタウンの目玉施設、角川武蔵野ミュージアムがグランドオープンした。美術、博物、図書の垣根を超えて、文化そのもの面白さを楽しめる未来志向の複合施設だ。
2020年11月06日展覧会「米谷健+ジュリア展だから私は救われたい」が、埼玉・所沢の大規模複合施設「ところざわサクラタウン」内の角川武蔵野ミュージアムにて、2021年5月31日(月)まで開催される。なお、当初の会期は3月7日(日)までの予定であったが、変更となった。アーティストユニット「米谷健+ジュリア」日本初の大規模個展米谷健+ジュリアは、日本人とオーストラリア人によるアーティストユニットだ。環境問題や社会問題を主題に、多彩な素材を活かした大型インスタレーションを展開しており、国際的な芸術祭であるベネチア・ビエンナーレのオーストラリア代表の1組に選ばれるなど、国際的に活躍している。日本初の大規模個展となる「米谷健+ジュリア展だから私は救われたい」では、なかでも環境問題への示唆に富む米谷健+ジュリアの作品を中心に、その代表作を紹介する。“ウランガラス”を使用した作品代表作の1つである《クリスタルパレス》は、妖しく光を放つシャンデリアのインスタレーション作品だ。素材には原発と深く関わっているウランガラスが用いられていると知れば、その鮮やかさもある種の“毒”と表裏一体なのだと気付かされる。また、同じくウランガラスを使用した《大蜘蛛伝説》は、ウランの採掘が行われていた岡山・人形峠に伝わる伝承から着想を得ているように、科学のみならず伝説への関心も窺われる。環境問題への示唆さらに、磁器土で作られた作品の表面を、微生物や珊瑚のようなパーツで覆い尽くした《Dysbiotica》や、晩餐会のテーブルの様子を“塩”で作り出した《最後の晩餐》など、環境破壊などをテーマにしたインスタレーションの数々を展示する。展覧会概要展覧会「米谷健+ジュリア展だから私は救われたい」会期:2020年11月6日(金)〜2021年5月31日(月)※当初は3月7日(日)までの予定であったが変更会場:角川武蔵野ミュージアム 4F「エディット アンド アートギャラリー」住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3休館日:第1・3・5火曜日(祝日の場合は翌日休館)開館時間:10:00~18:00 / 金・土曜日 10:00〜21:00※入館は閉館30分前までチケット料金:・KCM スタンダードチケット(本棚劇場含む) 一般 1,200円、中高生 1,000円、小学生 800円※その他チケット情報は、公式ウェブサイトを参照※チケットは公式ウェブサイトにて販売(当日券の販売も行うが、予約状況によって希望の時間に入場できない場合あり)【問い合わせ先】TEL:0570-017-396 (受付時間 平日10:00〜17:00)
2020年10月02日松本穂香主演、10月16日(金)公開予定の『みをつくし料理帖』から、インタビューリレー第六弾・反町隆史の動画が解禁された。本作の監督・角川春樹が手掛けた作品では、2005年の『男たちの大和/YAMATO』、2007年に『蒼き狼 ~地果て海尽きるまで~』に出演しているが、角川監督自身がメガホンをとった作品への出演は、本作が初めてという反町さん。劇中で幼少の主人公・澪(松本さん)と野江(奈緒)の運命を言い当てる易者・水原東西を演じる。水原が言い当てる2人の運命が、この物語のカギとなっていくという、物語の主軸を担う役どころ。そんな反町さんへのインタビューは、本作の撮影が行われた日光江戸村の現場で収録された。角川監督作とは長い付き合いとなり、現場をとても楽しみにしていた思いとともに、「角川監督に会うとほっとする」と、監督への親愛を込めたコメントを朗らかな笑みとともに寄せている。『みをつくし料理帖』は10月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:みをつくし料理帖 2020年10月16日より全国にて公開Ⓒ 2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会
2020年06月01日映画『みをつくし料理帖』が2020年10月16日(金)に全国公開予定。制作・監督は、角川春樹が務める。ベストセラー時代小説が映画化原作は、髙田郁による同名時代小説。大洪水によって両親を亡くした主人公が、女料理人として運命を切り開いていく成長と、幼馴染との不変の友情を描いたハートフルな物語だ。これまで発売されたシリーズ全10作は、累計400万部を超えるヒットを記録。2012年以降は、北川景子を主演に迎えたスペシャルドラマや、黒木華を主演に迎えた連続ドラマが放映され話題を呼んだ。映画『みをつくし料理帖』は、原作小説の刊行10周年を記念した初の劇場版となる。『みをつくし料理帖』あらすじ時は、享和二年。大坂。8歳の澪(みお)と野江(のえ)は、暮らし向きが違えども仲の良い幼馴染。「何があってもずっと一緒や」と約束を交わす二人。その約束の夜に大坂に大洪水が襲う。大洪水で両親を亡くし、澪は野江とも離れ離れになる。それから時は流れ、江戸・神田にある蕎麦処「つる家」に、女料理人として働いていた。試行錯誤の日々を過ごしていたが、数々の困難に立ち向かいながら、やがて看板料理を見出し、「つる家」はたちまち江戸でも評判になっていく。店にある日、吉原の翁屋で料理番をしている又次がやってきた。吉原で頂点を極めるあさひ太夫のために澪の看板料理を作ってくれと頼むのだった。そして、この日を境に運命の歯車が動き出す。果たして、澪と野江は再会を果たせるのか?幾度となく訪れる艱難辛苦を乗り越えながら、料理に真摯に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と、不変の友情を描いた爽快な物語が描かれる。角川春樹“生涯最後”の監督作メガホンを握るのは、映画『犬神家の一族』『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』など、1970年代からの“映画の黄金時代”を築き上げた巨匠プロデューサー角川春樹。今年で77歳を迎える角川が、“生涯最後の映画監督作”として、制作・監督を務める。登場人物・キャスト澪(みお) - 松本穂香大阪の大洪水で両親を亡くす。「何があってもずっと一緒や」と約束を合わす幼馴染野江(のえ)がいたが、大洪水によって、子供の頃に生き別れとなる。その後、天性の料理の才を見出され、江戸・神田にある蕎麦処「つる家」の店主・種市の計らいで、江戸時代の女性でありながら料理人として働く。江戸の味にもなじめず、数々の困難に立ち向かいながらも料理に真摯に向き合う。主人公の澪を演じるのは、ドラマ『この世界の片隅に』で主演を演じた松本穂香。野江(のえ) - 奈緒澪の幼馴染。野江もまた両親を失い、路頭に迷う中、遊郭(ゆうかく)に身を置いた。そして幼き頃の悲劇から十数年後、江戸の吉原で頂点を極める花魁(おいらん)・あさひ太夫になっていった。遊郭とは遊女屋を集めたエリアのことで、花魁とは遊女の中で位の高い人。野江役はNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で注目を集めた奈緒が艶やかに演じる。永田源斉 - 小関裕太下町から遊郭・吉原まで幅広く評判が良い町医者。患者からは「源斉先生」と親しみを込めて呼ばれている。「食は人の天なり」という本作のキーワードともなる言葉を澪に説く。澪がスランプに陥るたびに、助言を与えたり、街に連れ出したりと、物語の鍵を握る人物だ。演じるのは、映画『曇天に笑う』やドラマ「来世ではちゃんとします」で好演した小関裕太。小松原 - 窪塚洋介御膳奉行で「つる家」の常連客。上方と江戸の味の違いに悩む澪の心を見破り、「料理の基本がなっていない」と一喝し、澪に料理の基本とは何かを考えるきっかけを作る。澪が困難に立ち向かう様子を見守り、時に助言を与える存在。演じるのは映画『沈黙-サイレンス-』の窪塚洋介。駒沢弥三郎 - 榎木孝明御膳奉行である小松原の上役。種市 - 石坂浩二江戸・神田にある蕎麦処「つる家」の店主。澪の料理人としての才能を見い出し、温かく見守る。芳 -若村麻由美大阪の名料理店「天満一兆庵」の元女将。両親を亡くした澪の前を偶然通りかかり、助ける。江戸では澪と長屋で暮らし、澪“はご寮さん”と慕っている。おりょう - 浅野温子澪と芳が暮らす長屋の隣人。おせっかいな性格で、澪のことを気に掛ける。清右衛門 - 藤井隆「つる家」に通う食通の戯作者。戯作とは、江戸時代に流行った通俗小説のこと。あさひ太夫の正体を暴こうとし、物語の重要な役割を担う。お百 - 薬師丸ひろ子清右衛門の妻で「つる家」に通うお百は、角川映画の常連、薬師丸ひろ子が担当。原作には登場しない役どころだが、実在の人物とされている。清右衛門との夫婦仲はあまりよくなかったそう。劇中では料理人として奮闘する澪のことを気にかける。お満 - 渡辺典子つる家に通う常連客。薬師丸ひろ子とともに“角川三人娘の一人”として角川映画を背負う存在である渡辺典子が特別出演。清八 - 野村宏伸つる家の食にうるさい常連客。「ありえねぇ」が口癖の江戸っ子。演じるのは、映画『キャバレー』で角川春樹事務所創立10周年記念作品に出演した野村宏伸。采女宗馬 - 鹿賀丈史名店、日本橋登龍楼の店主。「つる家」とはライバル関係にあたる。水原東西 - 反町隆史大坂で評判の有名易者。易者とは現代でいう占い師のことであり、離れ離れになる前の澪と野江の手相を占い、物語の鍵を握る“易”を見出す。映画『座頭市 THE LAST』や大河ドラマ『八重の桜』など、時代物にも縁が深い反町隆史が演じる。又次 - 中村獅童あさひ太夫(野江)を守る男。吉原の翁屋の料理番。あさひ大夫を守るためならば命も惜しまない無骨さを見せる一方で、情にも厚い、強面の男。吉原で頂点を極めるあさひ太夫のために、澪の得意料理を作ってくれと頼む。澪と野江の運命の歯車を動かす重要な人物。伝右衛門 - 永島敏行伝右衛門は、あさひ太夫のいる翁屋の楼主(ろうしゅ)。楼主とは今でいう経営者のこと。菊乃 - 衛藤美彩翁屋の遊女は、元乃木坂46の衛藤美彩。卯吉 - 村上淳大阪の遊郭(ゆうかく)に出入りする女衒(ぜげん)。女衒とは、いわゆる人身売買のブローカーのことで、あさひ太夫の秘密を握っている。村上淳は『みをつくし料理帖』が角川春樹監督作初出演だ。■作品概要映画『みをつくし料理帖』公開時期:2020年10月16日(金)出演:松本穂⾹、奈緒、若村⿇由美、浅野温⼦、窪塚洋介、永島敏⾏、藤井隆、野村宏伸、衛藤美彩、村上淳、榎⽊孝明、⿅賀丈史、⽯坂浩⼆、中村獅童、反町隆史製作:角川春樹監督:角川春樹脚本:江良至、松井香奈、角川春樹主題歌:手嶌 葵「散りてなお」作詞・作曲:松任谷由実原作:「みをつくし料理帖」髙田郁 ハルキ文庫
2019年10月12日「角川シネマ新宿」が、2018年7月28日(土)にリニューアルプレオープンを迎える。「角川シネマ新宿」がアニメ専門映画館に邦画・洋画、実写・アニメーしょんとジャンルを問わずに作品を上映してきた「角川シネマ新宿」が、アニメーション専門の映画館としてリニューアル。5階フロア、56席のシネマ2は「アニメギャラリー」として改装し、ギャラリーの展示やカフェのコラボメニューと上映作品を連動させることで、より深く作品の世界観を楽しめる作りとなる。リニューアル記念で細田守監督作品を上映リニューアルを記念した企画の第1弾として「細田守フィルムフェスティバル」を、7月28日(土)から8月24日(金)までの期間で開催。期間中は細田守が過去に監督した『劇場版デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!』『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』の5作品を上映する。作品の複製原画や資料の展示もまた、作品上映と連動した展示企画「細田守監督作品フィルムワークスギャラリー」も同時開催。作品公開当時の雑誌「Newtype」特集記事や作品の複製原画、細田守監督やコミカライズ作家のサイン色紙など、『時をかける少女』から『バケモノの子』まで、細田守監督作品の過去から未来への足跡を辿る展示品の数々が用意されている。詳細「角川シネマ新宿」リニューアルプレオープン日:2018年7月28日(土)住所:東京都新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル4・5階TEL:03-5361-7878アクセス:東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線「新宿3丁目」駅B2出口より徒歩2分JR新宿駅東口より徒歩10分 伊勢丹本館向かい・明治通り側■細田守フィルムフェスティバル開催期間:7月28日(土)~8月24日(金)入場料金:『時をかける少女』/『サマーウォーズ』/『おおかみこどもの雨と雪』/『バケモノの子』各1,000円『劇場版デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!』800円(c)本郷あきよし・東映アニメーション(c)東映・東映アニメーション・集英社・フジテレビ・バンダイ(c)「時をかける少女」製作委員会2006(c)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS(c)2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会(c)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS(c)2018 スタジオ地図
2018年07月30日「角川映画 シネマ・コンサート」が、2018年4月13日(金)、4月14日(土)に東京国際フォーラム ホール Aで開催される。「角川映画 シネマ・コンサート」では、角川映画作品の、特別編集されたハイライト映像とともに総勢約50名のスペシャル・ジャズ・オーケストラ&バンドが演奏を行う。上演される作品は、1976年公開の『犬神家の一族』、1977年公開の『人間の証明』、1978年公開の『野性の証明』。迫力のある生演奏とともに映画作品の世界観を楽しむことができる。音楽を手掛けるのは、作曲家・大野雄二。また、トークゲストとして石坂浩二が出演し、松崎しげるやダイアモンド☆ユカイもゲストボーカルとしてステージに上る。松崎しげるは『野性の証明』のテーマ曲である「戦士の休息」、ダイアモンド☆ユカイは「人間の証明のテーマ」をそれぞれ歌唱する。「シネマ・コンサート」公開当日は、映画公開当時のポスター、角川映画や市川崑監督にまつわる貴重な資料が展示される他、『犬神家の一族』の登場人物である「スケキヨ像」のリアルなフォトスポットも設置される。【詳細】角川映画 シネマ・コンサート日時:2018年4月13日(金) 開場 18:00、開演 19:004月14日(土) 開場 13:00、開演 14:00会場:東京国際フォーラム ホール A住所:東京都千代田区丸の内3-5-1出演:大野雄二、石坂浩二(トークゲスト)、松崎しげる(ゲストボーカル)、ダイアモンド☆ユカイ(ゲストボーカル)■関連イベント「角川映画ギャラリー」場所:東京国際フォーラム ホール A 会場内ロビー※ダイアモンド☆ユカイの名前表記は星ではなく、六芒星が正式。【問い合わせ先】ディスクガレージTEL:050-5533-0888(平日 12:00~19:00)
2018年03月09日角川映画の名作をオーケストラの生演奏で楽しむことができる「角川映画シネマ・コンサート」が4月13日(金)・14日(土) 東京・東京国際フォーラムホールAで開催。同公演の制作発表が3月6日都内で行われ、音楽家の大野雄二、松崎しげる、ダイアモンド☆ユカイが登壇した。【チケット情報はこちら】『犬神家の一族』『人間の証明』『野性の証明』などの名作が、特別編集されたハイライト映像と総勢約50名のスペシャル・ジャズ・オーケストラ&バンドによるシネマ・コンサートで生まれ変わる「角川映画シネマ・コンサート」。曲と曲の合間には大野と、『犬神家の一族』の主演を務めた俳優・石坂浩二とのトークが行われる。また、公演当日は公開時のポスター、角川映画や市川崑監督にまつわる貴重な資料などが展示されるほか、『犬神家の一族』の登場人物「スケキヨ像」のリアルなフォトスポットも展開される。大野は同公演への意気込みを語るとともに、石坂とは同じ高校・大学に通っていて、CM作曲家と出演者としての縁があったと明かし、ゲストトークへ期待を寄せた。続いて同公演でゲスト・ボーカリストを務める松崎しげるとダイアモンド☆ユカイが揃って登場。松崎しげるが『戦士の休息(『野性の証明』テーマ曲)』、ダイアモンド☆ユカイが『人間の証明のテーマ』をそれぞれ歌う。松崎は「この映画が上映された頃は27歳で、(まだまだ)青春真っ只中!時代が変わった感じがしたよね。それに僕は『ルパン三世』世代でもある。だから(大野雄二は)日本のミュージシャンの中でも本当に憧れの存在だよね。その人と一緒にステージができるというのは、すっごく嬉しいですよね!」と、興奮を抑えきれない様子で語ると、大野も「かつて松崎さんとはCMの仕事で何度かお会いしているんだけどね、(声が)バシン!とくる感じが凄いんですよ。だから、前の人がどうだったからというのではなく、松崎さんらしく歌ってもらいたいね。」とエールを送った。一方で ダイアモンド☆ユカイと大野はこれまで仕事で絡んだことがないが、大野はそこがミソだと語り「やってみたかったの!彼なら面白くなるんじゃないかなって思ってね」と話すと、ユカイはそれを受け「とにかくキョーレツな曲ですよね。それに僕はマザコンなので、お母さんの作品に弱いんです(笑)。去年母親を亡くしたので 泣かないように…ダイアモンド☆ユカイにしかできない歌をただ一生懸命に歌うだけです!」と、力を込めて語った。チケットは発売中。
2018年03月08日テレビアニメ「ルパン三世」の楽曲をはじめ、多くの代表曲を持つミュージシャンで作曲家の巨匠・大野雄二が手掛けた角川映画初期3作品の楽曲を、映像とともに楽しむ「角川映画 シネマ・コンサート」が4月13日(金)と14日(土)の2日間にわたって開催される。トークゲストに石坂浩二を招き、いずれも大ヒットを記録した『犬神家の一族』『人間の証明』『野性の証明』からの楽曲を演奏。「せっかく生のバンドでやるんだから、やっぱり音楽を聴いてもらいたい」と語る大野雄二にコンサートの見どころを聞いた。角川映画 シネマ・コンサート チケット情報それまでにもCMやテレビドラマの劇伴は手掛けていたが、映画音楽という意味では、角川映画第1弾の『犬神家の一族』が大野にとっても初の映画音楽作品となった。今回のシネマ・コンサートでは、3作品のヒットの一翼を担い、今も輝き続ける楽曲・歌曲が、名シーンを特別に編集した映像をバックに演奏されるが、通常イメージされるところの、いわゆるシネマ・コンサートとは異なるものになるという。「おもいっきりやらせてもらいます。今回は僕と50人編成のオーケストラ“SUKE-KIYO”オーケストラでやるけれど、ただ映画の映像に音を合わせましたというのじゃつまらない。それなら映画を観たほうがいいもの。映画通りに音楽を演奏することがもちろんメインにはあるけれど、たとえば映像が流れていないところでも、音楽だけでも聴いてもらったり、みんなが知っている、『愛のバラード』をいろんなアレンジでやったりといったことを考えています」と明かす。そして続けた。「せっかく生のバンドでやるんだからね。やっぱり音楽を聴いてもらいたい。50人もいるから、もちろん譜面はあるけれど、アドリブが許されるものになっています。だからアドリブなんかは、1日目と2日目では違ってくると思いますよ。メンバーを見れば分かるけれど、ほぼ『ルパン三世』でやっているメンバーだからね。クラシック的なバンドにはしていません」と、ライブ感を楽しんでほしいと力説。それぞれ「戦士の休息」と「人間の証明のテーマ」を歌う松崎しげるとダイアモンド☆ユカイについては「歌う時に出だしからバッ!とパワーの出る人。そしてこの人がこれを歌ったらどうなるのかなというのを聴いてみたい。まず僕が聴いてみたいんだ。だけど贅沢だよね。ふたりは1曲ずつしか歌わないわけだから。まあ、もしかしたらハプニング的なこともあるかもしれないけれど、フッフッフッ」と触れ、「本番の時は僕も一緒にピアノを弾いて、プレイヤーとして参加するよ。僕自身、楽しみたいと思ってるよ」と相好を崩した。取材・文・写真:望月ふみ
2018年02月15日展覧会「角川映画の40年」が東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。期間は、2016年7月26日(火)から10月30日(日)まで。“映画は、映画会社が作るもの”という常識を覆した「角川映画」。出版社の角川書店を母体に創始され、以来、40年にわたって日本映画の先陣を切る存在であり続けている。第1章から4章で構成される本展覧会は、その足どりを当時の華やかな宣伝資料など約180点を通じて振り返る。第1章では、『犬神家の一族』で表舞台に登場し、横溝正史の原作もベストセラーに押し上げた「角川映画」の始まりを紹介。森村誠一や高木彬光といったミステリー作家や松田優作ら新スターにも光を当てる。続く第2章では、『野性の証明』でデビューを飾った薬師丸ひろ子の人気と共にアイドル映画路線に活路を見出した、その軌跡を追う。『セーラー服と機関銃』を発表し、さらには『時をかける少女』の原田知世、渡辺典子などのアイドル女優を輩出するなど、多大な功績を残している。第3章では、アニメーション映画製作やその後の劇映画の流れを明らかにする。平井和正原作の『幻魔大戦』以降、一路線として確立したアニメーション分野。その後の『キャバレー』でみせたミュージカル映画への挑戦、壮大な戦国絵巻『天と地と』への取り組みにもフォーカスする。そして、最終第4章では、『失楽園』や『リング』など数々の話題作を紹介しながら現代への歩みを辿る。思い出深い作品と再会を果たすとともに、現代の日本映画を再考するきっかけとなることだろう。なお、角川シネマ新宿ほか全国では2016年7月30日(土)から9月2日(金)までの期間、「角川映画祭」も開催される。展覧会と共に、大スクリーンで映画の世界を堪能してみて。【開催概要】角川映画の40年会期:2016年7月26日(火)~10月30日(日)休館日:月曜日および9月5日(月)~9日(金)開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6料金:一般 210円(100円) 大学生・シニア 70円(40円)※高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMAT パスポート持参者、キャンパスメンバーズは無料(証明書提示)。※料金は常設の「NFC コレクションでみる 日本映画の歴史」の入場料を含む。※()内は20名以上の団体料金。※フィルムセンターの上映企画の閲覧者は当日に限り、半券の提示で団体料金適用。【問い合わせ先】東京国立近代美術館TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年07月03日角川映画誕生40年記念企画「角川映画祭」が、新宿ほか全国にて順次開催。期間は2016年7月30日(土)から9月2日(金)まで。角川映画祭は、「角川シネマコレクション」を劇場上映する特別企画。大映・角川映画・日本ヘラルド映画の豊富な“昭和の名作”を取り揃えている。ラインナップは、巨匠・市川崑監督の『犬神家の一族』に始まり、1983年の実写映画『時をかける少女』、宮沢りえの映画デビュー作『ぼくらの七日間戦争』まで、パワー溢れる48作品。昭和を生きた世代は当時を懐かしみ、今の若い世代は当時の息吹を感じながら、大スクリーンで名作を堪能してみて。【概要】角川映画誕生40年記念企画「角川映画祭」期間:2016年7月30日(土)~9月2日(金)場所:角川シネマ新宿ほか全国・5回券前売りチケット復刻版のチラシセット・5枚≪『犬神家の一族』『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』『人間の証明』『蘇える金狼』≫が特典としてついてくる。【ラインナップ】1,犬神家の一族2,人間の証明3,野性の証明4,金田一耕助の冒険5,蘇える金狼6,戦国自衛隊7,復活の日8,野獣死すべし9,刑事珍道中10,スローなブギにしてくれ11,ねらわれた学園12,悪霊島13,蔵の中14,セーラー服と機関銃15,化石の荒野16,汚れた英雄17,伊賀忍法帖18,幻魔大戦19,探偵物語20,時をかける少女21,里見八犬伝22,少年ケニヤ23,晴れ、ときどき殺人24,湯殿山麓呪い村25,メイン・テーマ26,愛情物語27,麻雀放浪記28,いつか誰かが殺される29,Wの悲劇30,天国にいちばん近い島31,カムイの剣32,友よ、静かに瞑れ33,結婚案内ミステリー34,早春物語35,二代目はクリスチャン36,キャバレー37,彼のオートバイ、彼女の島38,オイディプスの刃39,時空の旅人40,火の鳥 鳳凰編41,黒いドレスの女42,恋人たちの時刻43,迷宮物語44,花のあすか組!45,ぼくらの七日間戦争他社46,悪魔が来りて笛を吹く47,魔界転生48,蒲田行進曲©KADOKAWA
2016年05月20日東京都・駒込の東洋文庫は、古代から近代にいたる日本の「医」の確かな歩みを振り返る"解体新書展-ニッポンの「医」のあゆみ1500年"を開催している。会期は4月10日まで(火曜休館、ただし火曜が祝日の場合は次の平日休館)。開館時間は10:00~19:00。入館料は一般900円、65歳以上800円、大学生700円、中・高校生600円、小学生290円。同展は、古代から近代にいたる日本の「医」の確かな歩み、約1500年を振り返り、曲直瀬道三、貝原益軒、華岡青洲、北里柴三郎など日本の医学史上の巨人たちの足跡をたどるもの。1774年、杉田玄白らはオランダ語の解剖図「ターヘル・アナトミア」の翻訳を成し遂げ、「解体新書」を刊行した。同書が日本の医学・医療の発展に多大な貢献を果たしたことはよく知られているが、この一大翻訳事業は同時代の日本の医師と学者に相応の知識があったからこそ実現を見たという。同展では、日本で最初に西洋の解剖書を翻訳・刊行したことで日本の医学史上に多大な影響を与えた「解体新書」の初版本と、「解体新書」の原典にあたる「ターヘル・アナトミア」を並べて展示している。また、杉田玄白が開いた医塾「天真楼」の塾生が記録した貴重な玄白関係資料も初めて公開される。また、江戸のプラントハンターとよばれる小野蘭山によるメモ書きが残る本草書、華岡青洲が行った乳ガン手術の症例集など、日本の医療発展に従事した人々が手書きで残し、現代に伝えられた数々の医学史資料コレクションに光をあて、日本の「医」の歩み約1500年を振り返る。また、関連企画として「『解体新書』その魅力と注目すべきこと(順天堂大学名誉教授・酒井シヅ)」が1月31日14:00~、「日中医学交流秘話―1950年代の医学者の相互訪問をめぐって(青山学院大学教授・飯島渉)」が2月20日14:00~、「絶学の人―解体新書の画家・小田野直武と秋田蘭画(学習院女子大学教授・今橋理子)」が3月5日14:00~開催される。いずれも参加無料、ただし、ミュージアムの入館料が別途必要。参加に際しては申込が必要となる。詳細は同ミュージアムWebサイトにて。そのほか、医学者・北里柴三郎が医学・医療分野のさらなる発展を目指して、1914年設立した北里研究所の共催により、「北里柴三郎記念展示」が同時開催される。北里愛用の顕微鏡など、同研究所が所蔵する資料やパネルの展示をとおして、北里柴三郎から野口英世、志賀潔、そして2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智氏へと連綿とつながる、近代日本の「医」の系譜が紹介される。また、幕末の日本に訪れたイギリス人外交官アーネスト・サトウ旧蔵のシーボルト著作などが展示される「シーボルト没後150年記念展示」も同時開催される。
2016年01月19日マイナビは現在、50タイトル以上の新書・ビジネス書の電子書籍が40%オフで購入できる、4ストア横断セール『ビジネスパーソン応援キャンペーン』を、7月20日まで開催している。このセールは、マイナビブックス、Amazon(Kindle)、楽天ブックス(kobo)、Google Playの4ストア横断で実施。マイナビの新書・ビジネス書から、ビジネスシーンで役立つスキルや知識、話題のテーマなど、幅広い分野から厳選した56タイトルが対象となっている。一例では、『図解&事例で学ぶ ビジネスモデルの教科書』『官僚に学ぶ仕事術』など定番の人気書や、ビジネスシーンでのピンチを乗り切る鉄板フレーズ集『怒らないで聞いてください』。さらに、悩み多き会社員に向けてストレス解消法を紹介する『上司の名前にバカをつけて叫ぶ』など、個性的なタイトルもラインナップしている。具体的な対象商品やセール価格など、詳細は、同セールの特設ページで確認することができる。
2015年06月29日KADOKAWAは25日、角川新書の新刊『目標未達でも給料が上がる人』を発売した。著者は人事教育コンサルタントの福田稔氏。価格は886円。なぜ、自分よりあの人が評価されるのか。会社の人事評価に理不尽さを感じ、不満を持つ人は多いことだろう。同書は、目標の"達成"より目標の"設定"のほうが大切と説く。人事評価のカラクリと評価を一段階上げるための戦術を伝授する。主な内容は、「第1章 成果主義は本当に日本で機能しているのか」「第2章 そもそも目標って何だ」「第3章 人事部はココを見ている」「第4章 目標管理の評価は『設定』で9割決まる」などとなっている。著者の福田稔氏は1958年生まれ。慶応義塾大学卒業後、ジャスコ(現イオン)入社。人事教育コンサルタントとして知られ、中小企業診断士、社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナーの資格を持つ。現在は香川県の専門学校、穴吹学園の理事・副校長、また穴吹教育総合研究所所長を務め、人材育成や研修などに携わっている。主な著書に『なぜか「目にとまる人」になる100のルール』(日本実業出版社)などがある。
2015年03月26日中公新書ラクレは9日、「唐揚げのすべて」を発売した。○唐揚げ知識と想いをすべて傾けた、"から揚げの結晶"本同書は、一般社団法人日本唐揚協会会長兼理事長を勤める安久●兵(やすひさてっぺい、●=金へんに矢)氏による、世界初のから揚げ新書。新書にてから揚げの本が発売されるのは日本初のみならず、世界初だという。ご当地唐揚げから「歴代からあげグランプリ(C)」受賞店、全国チェーン店まで完全網羅し、日本唐揚協会認定カラアゲニスト約5万人の推薦店リストまで掲載。また、「唐揚げを知るにはもちろん粉を知っておきたい」「揚げる油のことだって知っておきたい」、さらには「から揚げに最重要な鶏肉のことだって知っておきたい」など、日本中のから揚げファンが常に持つ、から揚げへの熱い気持ちに応える内容。内容は、第1章「なぜ唐揚げは人気があるのか」、第2章「70年代、じつは唐揚げ革命が起こっていた」、第3章「世界を平和にする唐揚げビジネス」、第4章「うまい唐揚げの作り方」、第5章「認定カラアゲニスト5万人 推奨店リスト」。また、から揚げには関係ないものの、パラパラ漫画まで盛り込まれた今までにない新しいから揚げ本になっているとのこと。判型は新書判で、ページ数は208P。価格は780円(税別)。
2015年03月14日BookLiveが運営する総合電子書籍ストア「BookLive!」で20日、角川書店の漫画が60%オフになるキャンペーンがスタートした。同キャンペーンは、2月20日~26日の7日間限定で開催。期間中は、角川書店の男性漫画、女性漫画、BL漫画など1,890冊以上を、通常価格の60%オフで購入することができる。対象作品の中には、人気の作品が多数。『僕だけがいない街』(三部けい)、『多重人格探偵サイコ』(田島昭宇/大塚英志)、『うちの陛下が新米で。』(湖住ふじこ)、『X』(CLAMP)、『LOVE STAGE!!』(影木栄貴/蔵王大志)などがキャンペーン価格で楽しめる。
2015年02月20日●「なんでこの道はこんなに回り道しているんだろう?」道路にはいろいろ謎が多い一冊まるごと「国道」について書かれた新書があると聞いたら、驚くだろうか。『ふしぎな国道』は、国道マニアであるサイエンスライターの佐藤健太郎氏が、国道のおもしろさと国道マニアの世界を紹介している1冊だ。新書とは文庫本よりも少し大きな新書版(173mm×108mm)の判型をした本のことで、教養やハウツーなどのノンフィクションを主に扱っている。入門的に読みやすいことに加え、ハードカバーの単行本などに比べると持ち運びもしやすく、未知の分野でも通勤時間や昼休みなどを使って気軽に読み進めることができる。そんな新書の棚でひときわ目を引いたタイトルの『ふしぎな国道』。新書とともに電子書籍版も販売されている本書に魅力について、今回は著者の佐藤健太郎氏にうかがった。○最初は科学の本を書く予定だった――そもそも、なぜ国道の本を書かれたのでしょうか。本当に国道が好きだったんです。例えば"鉄道マニア"は、ジャンルが確立していてファンも多いですよね。それに隠れて実は道路趣味の人も一定数いて、いろいろなジャンルがあるんですよ。実際に国道を最初から最後まで走ってみる「国道完走」趣味の人もいますし、歴史研究に打ち込む人もいます。最大派閥は、国道らしからぬ細くて荒れた道、"酷道"を走るというジャンルで、mixiのコミュニティは1万人を超えています。それに最近は、廃道を探検するカリスマみたいな方がいて、廃道も一大ジャンルになりつつあります。僕は酷道も行きますけれども、かつて国道であった道、「旧道」の経路を探るのも好きですね。――どうして国道に興味を持たれたんですか。ドライブが好きというのが大きなところです。それから説明が難しいのですが「数字が1から順番についているもの」に惹かれるというのもあります。僕の本業は化学の分野ですが、周期表を1から順に記憶していたり、プロ野球選手の背番号だけやたら覚えていたり。数字が並んでいるものが好きだから、道路の中でも高速道路や林道にはあまり興味がないのかもしれません。(番号がついている)国道を全部見たくなる、マニアックなところがあるんです。道路も探っていくと結構謎があるんですよ。たとえば、国道には欠番があり59~100号が抜けています。地図を見ながら、「なんでこの道はこんなに回り道しているんだろう?」と考えるだけでも楽しくなります。この近所を通っている「国道294号」という道は、見た目上は茨城県の取手市で終わっていますが、法律上は「国道6号」と重複して千葉県の柏市まで走っています。この重複区間が何のためにあるのかよくわからない。道路にはいろいろ謎が多いので、それを探っていくとついついおもしろくなってしまいます。――あとがきで、「最初は科学の本を書いてほしいと言われていたのが国道の本になった」というエピソードがありましたね。「こういう本を書いてくれ」といろいろな出版社の方が来られますが、その時に「サイエンスも良いんですけど、実は国道という趣味もあって……」といつも話していました。でも、「ああそうですか、おもしろいですね。で、本題ですけど」という感じでスルーされて(笑)。今回、講談社の方が国道でいってみようかと思われて、それで執筆にいたりました。――国道の本を書きたいという思いはもともとあったのですね。そうですね。今までに国道の本もいくつか出版されていて、例えば酷道専門の本はあります。でも、国道趣味全体を網羅するような本はなく、自分ならおもしろおかしく書けるのではないか、と思っていました。――国道のおもしろさはあまり知らなかったのですが、読んでいて国道マニアの姿が見えてきました。『ふしぎな国道』は、マニアの視点から一般読者に紹介する構成になっていると感じたのですが、そのあたりはいかがでしょう。僕の本業であるサイエンスの本での「知られていない世界のことを伝えていく」というノウハウが役に立ったのかもしれません。例えば、「階段国道」(※青森県にある階段の国道)というのは、マニアの人にとっては今さら聞くまでもない、聞き飽きた場所ですが、それを知らない人はたくさんいます。マニアの世界の本ですが、マニアックに走り過ぎないよう、読者との距離感をはかりつつ、興味を持ってもらえるよう心がけていました。自分自身のマニアとしての姿と、マニアを外から見た感じの視点を考えながら書きましたね。○「なんでこんな国道があるの」から紐解く内容に――『ふしぎな国道』を執筆するにあたり、構成やレイアウトなど工夫した点はありますか?本来なら国道の歴史から書くべきかもしれませんが、読者が頭からそれを読むのはつらいだろうということで、まずは導入をわかりやすく、「階段国道」の話など興味をひきやすいところから始めています。それらの話で引っ張り込みつつ、歴史に触れるという流れにして、最後は道路標識グッズなど、ちょっとアホなこともやっています。この流れは、編集者さんと話し合って決めました。●良い本の定義は「本を読んだ後に世界の見方が変わる」こと――特に写真が充実していますよね。なるべく写真を多く入れようということで、カラー写真も入れてぜいたくに仕上げていますね。ビジュアルについては、自分の地元の写真があると、「なるほど、この道はこういうのだったんだ」という親しみを持ってもらえる、というのもありました。――話の中で地元の国道が出てくると身近に感じられました。帯の絵も「国道246号線」の標識にしましたが、別バージョンとして「1号線」「2号線」「4号線」も作ってもらいました。東北地区の書店には「4号線」の表紙の本を置くなど、地区によって地元の番号を全面に押し出しています。――確かに東京の人が「246」って聞くと、「ああ、246ね」と思いますね。関西の人に「246」って言うと、「それどこ?」となったりもするんですけどね。帯の番号を何号にするかは散々迷って、3桁の方が見栄えがする。で、3桁国道で一番メジャーなのは「246」かなと。地元である茨城の友達には、「なんでカッコつけて246なんだ」「6号にしろ」とかいろいろ言われましたが(笑)。――タイトルも目に止まりやすいです。これはずいぶん悩みました。最初は『国道入門』というタイトルを考えてました。シュールでいいかなと思ったんですが、目に止まりにくいかもということでボツ。他に、『国道党宣言』とかも考えたんですけど、「変な思想の本と思われるから絶対やめてください」と言われて却下されました(笑)。最後『ふしぎな国道』に決まったのは、『ふしぎなキリスト教』という本が講談社新書にあって、それとの連想で出てきました。もちろん内容は全く関係ありませんが。この本については、タイトルもありますが、表紙(帯)が良かったのかなという気はします。書店で平積みにしてあると、すごく目を引く表紙かと思います。○鉄道に乗らない人はいても、道路を使わない人はいない――『ふしぎな国道』出版後、読者の反応はいかがでしょうか。読者の方におもしろく読んでいただいているようで、それはうれしいことですね。非常に読書量の多い書評家の方にも、早い段階で絶賛をいただきました。彼らはたいていのことは読んで知っていますから、こういう全く知らない変なジャンルというのは新鮮だったのかもしれません。良い本の定義は、「本を読んだ後に世界の見方が変わる」ことだと僕は思っています。この本は、そういう視点が届けられたのかもしれません。道路というのは、普通はただの手段でしかないけど、マニアにとっては目的です。このように、視点をぐっと変えてもらえたということですね。――手段が目的になっているんですね。国道マニアの合言葉で「手段のためなら目的を選ばない」という言葉があります。道を走るという手段のためなら、目的は別に何でもいいから走ってみたいという人達が確かにいて。家族をドライブに連れて行くと称して国道を走るということができるので、趣味としては有意義――かと思っているんですけど(笑)。ちょっと気をつけて見ているだけでも、「ここにこの道ができている」とか発見がありますから。○新書は表紙を見ているだけでも情報が得られる――今回のインタビューでは新書の魅力についてもお聞きしたいのですが、著者として、ずばり新書についてどう考えておられますか?著者としては、正直つらいですね(笑)。こんなにがんばって書いたのに、一冊あたり数十円の収入か、と。しかし裏を返せば、買う方にとっては大変にありがたいということでもあります。僕も本を書く時に、新書を資料として読むことがあるのですが、よくできた本なら一冊で知らないジャンルについて概観できます。700~800円で1ジャンル知ることができるという意味では、これほどありがたいものはありません。もちろん深い情報への入口としても、すごく役に立ちます。本屋に行った時は新書の棚に行き、タイトル見ないでスッと一冊抜いてみるんです。そして読んでみると「ああ、こういう世界があったんだ」と思うこともあるので、ランダムに新書を眺めてみるだけでもおもしろいですよ。『ふしぎな国道』もそうですが、書く立場としては、専門家でない人にもジャンルを概観し、かつある程度踏み込んで知っていただけるように意識しています。専門家やマニアでも「ほう」と思ってもらえる部分があるよう、初心者にもスムーズに頭に入ってくるよう、さじ加減に最も気を使います。――新書で国道の本はメジャーな分野ではないですよね。書くときにそこは意識されましたか?国道の本も2冊くらいはあるのですが、一般の方は国道について全く知らないでしょう。そういう方たちに届けるためには、どうしたら良いかを考えました。カラー写真も入れたのは、編集者さんの意見です。単価は高くなりますが、そのほうがよいだろうと。――知られていないノウハウを伝えるサイエンス系の本の経験が生かされているというお話がありましたが、新書でもそれは同様ですか。生かされたと思います。僕がブログを書き始めたときは、読者を大学1年生くらいに想定して書いていたのですが、絞ったのが良かったと思うんです。理系の大学1年生くらいに向けて書くと、がんばれば高校生も読めるし、専門の研究者には「そういうこともあるのか」というふうに受け取ってもらえる。そこを狙ったのはあります。ブログだと、以前はブックマークで常連の方もいたんですけど、最近はTwitterとfacebookを通じて見に来る人もいて、ブログのエントリーごとに読者が違いますし、「この話題だったらこういう人が来るんだろうな」と、エントリーごとに考えて書いています。●道路を利用するすべての人に読んで欲しい――ブログでの反応は実際に本の執筆にも影響していますか。すごく影響しています。特に、距離の測り方みたいなところでしょうか。世の中には"伝わらない悲劇"がたくさんありますが、伝わらない原因の8割方は相手との距離を測り間違っているだけだと思うんです。相手がどれくらいの意識を持ち、どれくらいのことを知りたいのかというのを測りそこねて伝えてしいまい、とんちんかんなことになるケースがすごく多いだろうと。その距離感を間違えないために、ブログなどで「こういうことを説明しなきゃいけなかったのか」とか、「こういうことを知りたいのか」とかいう、反響を見られたというのはすごく勉強になりました。意外なものがウケたりもしますし。――新書の内容がおもしろくても、読者になかなか届かないということもあると思うのですが、読者に手にとってもらう方法についてはどうでしょう?一時期は新書からベストセラーがたくさん出て、それまでなかった芸能人やスポーツ選手の本が新書で出るようになりました。でも最近では、ベストセラーはそこまで出なくなってしまったというのはありますね。ブログだとリンクを張って、「これに対してこういう反論がある」とか「この人がこういうコメントしている」みたいなのが見られますけれども、本だと1冊読んだだけで終わりになりがちです。でもそうではなく、「こういうものもあるんだよ」、「こういう意見もあるんだよ」とつなげて調べられるようになると良いとは思います。具体的には、書店さんのフェアなどもそうですし、書評のサイトなり、そういうところで1つのジャンルからつながっていくような仕組みが発達するといいですね。○将来は地図や動画との連動に期待――電子書籍で読む方も増えてきていると思いますが、著者としては違いを感じますか。この本だったら、本当なら電子書籍の文章が動画にリンクしたり、地図と連動して「ここにありますよ」と示したりすることができれば良かったですね。道路関係の面白い動画も公開されているので、そちらにリンクしたりということも将来的にできるとよいのですけれど。――電子書籍と新書の相性は良い部分はありますか。僕のように資料として読む人間にとっては、場所をとらず検索もしやすい電子書籍は、大変に便利です。論文なども、場所や検索性の問題から今やほとんどPDFで読みますし、今後は専門書もそうなっていくと思います。動画を使いたい分野や、アップデートが必要な専門書には、電子書籍が向くのではないでしょうか。今後は、漫画と専門書の両端から普及が始まっていくのではないかと思っています。――最後に、改めて『ふしぎな国道』をどのような人たちに読んでもらいたいですか?道路を使っているすべての人に、です。普段、空気のように思っている道路にも、それぞれの歴史があります。この間、奈良県の住宅街にある細い路地みたいな国道に行ってきました。これは飛鳥時代からある「竹内街道」という道で、日本が国家として初めて管理した、いわば元祖国道でした。ただ、今はもう誰もそんなこと知らないし、来歴も知らないでみんな利用している。でも知ってみると「ああ、そういういわれがある道なんだ」と、道路の見方が変わります。というわけで、ぜひ道路を利用するすべての方に、「ふしぎな国道」を読んでいただければと思います。そうすると、1億部くらいのベストセラーになりますしね(笑)。今回うかがった『ふしぎな国道』以外にも、幅広いジャンルの入門書が新書として出版されている。佐藤健太郎氏のように、タイトルを見ないでランダムに新書を選ぶのも1つの手だが、自分の好奇心をそそるようなタイトルから、読みたい本を選ぶのも面白い。馴染みのない読者には、なかなか手に取り辛い新書だが、特定のジャンルを集めた書店のフェアなど、新書の読書層を広げようとする動きもある。直近では、電子書籍を扱うブックリスタが新書をテーマにしたフェア「BOOKFESTA 2015 winter」を開催しており、今回の『ふしぎな国道』をはじめ、電子書籍で配信中の新書6,800冊の中から、タイトルがユニークな作品をピックアップして紹介している。今回のインタビューを機に、これまで新書を読んだことがない方も、気になる新書を探してみてはいかがだろうか。雑学をまとめた本から、ビジネスに役立つ本まで、幅広いジャンルの入門書を扱っている新書。普段触れることのできないような、新しいジャンルへの入門書が見つかるかもしれない。
2015年02月02日