昨今は、強盗や空き巣などの犯罪への対策として防犯カメラを設置している家庭も増えているかもしれません。街中でも多くの防犯カメラが作動しており、いまや防犯カメラは人々にとって当たり前になりつつある――そんなことをうかがわせる調査データがあります。それは行動認識AIを独自開発している株式会社アジラが行った「防犯カメラの普及とプライバシー保護に関する意識調査」です。本記事ではこの調査結果について、詳しくご紹介します。防犯カメラは意識されていない?「見かけない」人が6割以上まず、防犯カメラの存在に対する意識を見てみましょう。「自分が住んでいる地域に防犯カメラが設置されているか?」を聞いた設問の回答で最も多かったのは、「あまり見かけない」でした。34.4%の人がこれを選んでいます。さらに「ほとんど見かけない」(25.8%)が続きます。これらを合わせると6割以上の人は防犯カメラを見かけることがあまりないようです。ただ、現在の日本は防犯カメラがさまざまな場所に設置されていて、その数は世界的に見てもトップクラスと言われているほどです。実際に防犯カメラが少ない場所に住んでいる人もいるとは思いますが、防犯カメラに気づいていないだけという人も一定数いることが想像されます。そう考えると、防犯カメラが人々の生活に溶け込んでいるとも言えるのかもしれません。また、「ではどんな場所にさらに防犯カメラを設置した方がいいと思うか?」という設問では、「商業施設」(67%)、「駅やバス停」(62%)、「繁華街」(59%)が上位を占めました。アジラ「「防犯カメラの普及とプライバシー保護に関する意識調査」より約9割が「防犯カメラは犯罪防止に繋がる」警視庁では繁華街などの防犯対策の一環として、公共空間での「街頭防犯カメラ」の設置に取り組んでいます。防犯カメラの犯罪抑止効果について、人々はどう思っているのでしょうか。「防犯カメラは犯罪抑止に繋がると思うか」を聞いた設問において、「やや思う」が最も多く49.8%と約半数にのぼりました。「非常に思う」も38.2%と4割近くとなっています。合わせて9割近い人が防犯カメラの犯罪抑止効果に期待しているようです。男女・年齢別の回答データを見ると、女性は30代以上の年代で「非常に思う」「やや思う」が約9割に。男性と比べると女性の方が全体的に防犯カメラへの期待感は高いようです。一方の男性は50代や60代以上で「非常に思う」「やや思う」の割合が増えています。また、男女ともに「思わない」と回答する人が50代、60代以上では見られなくなっており、年齢が上がるほど、防犯カメラの犯罪抑止力に期待する人が増えることもわかりました。アジラ「「防犯カメラの普及とプライバシー保護に関する意識調査」より映像データのセキュリティ管理を懸念する人が約半数これまでの回答から、大半の人が防犯カメラの犯罪抑止効果に期待しており、肯定的にその存在を認めていることがわかりました。一方で自分自身も防犯カメラの撮影対象となるのも事実です。知らないうちに自分の姿が録画され、データとして残される可能性があります。「防犯カメラの映像データの利用について懸念することは何か」を聞いた設問では、「データのセキュリティ管理」が49.6%、「映像データが不適切に販売・利用されること」が47.2%と5割近くにのぼりました。また、「映像の悪用」(45.4%)、「顔認証などで個人が特定されること」(42%)がそれに続きます。やはり自分が知らないうちに撮影されている可能性があるということで、その映像データの管理やセキュリティやプライバシーに対して、多くの人が懸念に感じているということがわかりました。アジラ「「防犯カメラの普及とプライバシー保護に関する意識調査」よりまとめ今回の調査を行ったアジラによると、日本には500万台の防犯カメラがあるといいます。しかし、普段私たちが生活するなかではその存在をほとんど意識することはなく、毎日のように防犯カメラの前を通っていても気づかないという人も多いでしょう。それほど人々の生活の中に溶け込んだ存在でもある防犯カメラは、犯罪抑止の一翼を担う存在として大きく期待されています。その一方で、膨大な映像データの管理に関しては不安に感じている人も多いのが実情です。今後も犯罪を抑止するために防犯カメラが適切に活用されていくためには、セキュリティ管理の徹底やプライバシー保護の観点に立った運用が強く求められる結果となりました。(マイナビ子育て編集部)調査概要■防犯カメラの普及とプライバシーに関する意識調査/アジラ調査対象:全国の20歳~80歳の男女500人調査時期:2023年10月23日~10月24日
2024年01月03日妻からセックスを無理強いされたことはありますか仕事に育児に疲労困憊。「今夜こそ早く寝たい」と思っている日に限って、妻から“夜のお誘い”が……。そんなとき、男性はどう思っているのでしょうか。今回は子育て中のパパに、「妻からの性行為の強要」について聞きました。「ある」と答えた男性は17.7%調査の結果「ある」と答えた男性は17.7%で、6人に1人よりも多い割合で性行為の強要を経験していることになります。そのときの状況や、気持ちを教えてください続いて、「ある」と答えた男性に「その時の状況や、それについてどう感じていたか」を聞いてみたところ、次のような声が寄せられました。「眠くてつらかった」「苦痛だった」●疲れて寝ている時に体を触られて求められ、正直苦痛だった。(40代/妻40代、長女23歳、次女20歳/結婚して20年以上)●翌日が会議で始発乗車に乗る予定だったのに、その上さらに睡眠時間が奪われる形になった。(30代/妻30代、長男11歳/結婚して11~15年)●私が寝起きの時に……。眠気でそれどころではない気持ちでいっぱいだった。(40代/妻40代、長女11歳、次女7歳/結婚して11~15年)翌日に大事な仕事があるのに、妻に押し切られてしぶしぶ行為に応じているパパもいました。翌朝どっと疲れた身体を引きずりながら、職場に向かう姿が目に浮かびます……。頑張ってはみたものの……●疲れが溜まっていたが妻の気持ちを考え、やった。あまり楽しくなかった。(20代/夫20代、長男0歳/結婚して1年未満)●疲れていてそんな気分じゃなかったので、普段よりも淡泊になってしまった。(30代/妻40代、長男9歳、長女8歳/結婚して11~15年)●仕事で疲れていて早く寝たいと思っていたが、どうしてもセックスをしたいと言われてした。いつもは妻を満足させようと努力していたが、その時は早く終わらせたい気持ちの方が強かった。(40代/妻40代、長女20歳、長男17歳、次男16歳/結婚して16~20年)疲れを押して妻の求めに応じたものの、「淡白になった」「早く終わらせたかった」「楽しくなかった」……という声が目立ちました。“妊活”のため、やむを得ず●妊活中で「この日は必須」みたいなことを言われた。仕方なくという感じで、気持ちは入らなかった。(40代/妻30代、長女7歳、次女3歳/結婚して11~15年)●妻の排卵のタイミングで、男女の産み分けをするため。子どものためなので仕方ないと割り切った。(40代/妻40代、長男16歳、長女13歳/結婚して20年以上)●子どもがいないと妻の親戚一同にとやかく言われると迫られ、泣く泣く行った。気持ち的には、ただの作業。(30代/妻30代、長女2歳/結婚して2~5年)女性側に聞いたアンケートでも「子作りのため、仕方なく夫に性行為を強要した」という意見が大半でした。その裏付けとなるように、男性側も“妊活”を意識して嫌々ながら誘いに応じていることがあるようです。まとめパートナーから性行為を強要された経験がある男性は、全体の17.7%。子どもを持つパパの6人に1人以上が、自分はしたくないにも関わらず、妻からの要求に応えていることが分かりました。「夫婦だからいつしてもOK」「男性はいつでもできる」なんてことはなく、やはり夫婦であってもセックスはお互いの同意ありきです。2人の子どもが欲しくてしていることなのに、結果として夫婦の信頼関係にヒビが入ってしまったら本末転倒ではないでしょうか。子育て中の夫婦のセックスレスに関する本調査。次回は、女性側に聞いた「夫と性行為をしたいと思う?」の調査結果を公開します。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:231人(20~40代のパパ)(マイナビ子育て編集部)
2024年01月02日第二子を考えているけれど……初めての育児にも少し慣れてきて、「もう1人子どもが欲しい」と考えているけれど、産後セックスレスで……と悩む女性もいるでしょう。「第二子も考えているし、家族計画のためパパにも協力してもらいたい」というとき、強引に誘ってもいいものでしょうか?今回は子育て中のママに、「夫に対する性行為の強要」について聞きました。「ある」と答えた女性は2.9%調査の結果「ある」と答えた女性はわずか2.9%という結果になりました。一方で「わからない」は11.1%と10人に1人を超える割合で、自分の行動に自信が持てていない女性が一定以上いるようです。そのときの状況や理由、気持ちを教えてください続いて、「ある」と答えた女性に「その時の状況や理由、どのような気持ちだったか」を聞いてみたところ、次のような声が寄せられました。子作りのため●第二子のために仕方なく、タイミングを外せなかったから。(40代/夫50代、長男21歳、次男19歳/結婚して16~20年)●不妊治療のタイミング的に、しなければいけなかった。 (40代/夫40代、長男10歳/結婚して11~15年)●夫には言っていなかったが、排卵日を予測して妊娠しようと努めていたため。(30代/夫50代、長男2歳/結婚して2~5年)女性側から性行為を強要した理由として、やはり「子作りのため」という意見が最も多く上げられました。妊娠するためには月に一度の排卵日を狙ってしなければならず、数少ないチャンスのために仕方なく……というママが多かったようです。「話し相手がおらず、夫に依存していたのかも」●第二子が欲しかったのと、専業主婦で話し相手も夫しかいなかったので、依存していたと思う。 (30代/夫30代、長男11歳/結婚して11~15年)ある女性からは、「夫に依存していた」と冷静に自己分析する意見も寄せられました。ほかに心を許せる相手もおらず、性行為によって安心感と満足感を得ていたのかもしれません。無性にしたくなって……●テレビや映画を見ていて、どうしてもしたくなった時に自分から始めた。(40代/夫40代、長男8歳/結婚して6~10年)●とにかくやりたかった。(40代/夫40代、長男・次男10歳/結婚して20年以上)自分から積極的に夫を誘うというママの声もありました。女性にも「どうしてもしたい」というときはあるのです。まとめパートナーである夫に対し、性行為を強要したことがある女性の割合は多くはありませんでしたが、まったくゼロではないようです。次回は、男性側に聞いた「妻に性行為を強要された経験」の調査結果を公開します。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:244人(20~40代のママ)(マイナビ子育て編集部)
2024年01月02日夫婦といえども……マイナビ子育てのアンケート調査では、妻の妊娠中にセックスを「まったくしなかった」「かなり減った」という男性の回答が8割以上となりました。「妊娠・出産を機に、妻とはすっかりご無沙汰」という男性のぼやきはよく耳にします。しかし妊娠中は「体調やお腹の赤ちゃんが大丈夫か気になる」、産後は「まだ体が本調子でない」など様々な事情があります。にもかかわらず前回ママたちにきいた調査では産後にパートナーから性行為を強要されたことがあると4人に1人が回答しました。「夫婦なんだからいいじゃないか」と軽く考えてしまいがちですが、たとえ夫婦でも性的同意をないがしろにしてはいけません。それは互いの信頼関係を損ねることにもつながり、深刻な問題となり得ます。今回は子育て中の男性に、「妻への性行為の強要」について聞きました。「ある」と答えた男性は100人中、約14人調査の結果「ある」と答えた男性は13.9%。7割が「ない」と答えていますが、「わからない」という回答も12.6%ありました。無理やりしても後悔しか残らない少数派ではありますが、「ある」と答えた男性に「その時の状況や、それについてどう感じていたか」を聞いてみたところ、次のような本音がわかりました。「どうしても我慢ができず」●どうしてもムラムラして我慢ができなかった。(30代/妻30代、長女11歳、次女8歳、長男3歳/結婚して11~15年)●妻は疲れていて寝たがったが、こちらが我慢できず。(40代/妻40代、長女16歳/結婚して16~20年)●しばらくの期間行為を行なっていなかったため、どうしてもしたかった。(30代/妻30代、長男0歳/結婚して2~5年)「妻が疲れているのは分かっていたけど、欲望を抑えられず……」といったリアルな意見が聞かれました。冷静になってみれば制止できても、そのときは衝動に抗えなかったということなのでしょうか。気分も乗らず、盛り上がらないまま……●自分は気持ちが乗っているので止まらない感じでしましたが、相手が乗らないので盛り上がりませんでした。(40代/妻30代、長男10歳/結婚して20年以上)●盛り上がりにかける。でもしたい気持ちがあったから済ませたが、自分もテンション下がりました。(30代/妻40代、長男9歳、長女8歳/結婚して11~15年)●仕事で妻が疲れている時にしたが気分も乗らず、事後も気が晴れることは無かった。(30代/妻30代、長男5歳、長女3歳/結婚して6~10年)「無理やりしたものの、パートナーの気分が乗っていないので味気なかった」と後悔している声も。やはりお互いの気持ちがぴったりと合ったタイミングでしなければ幸福感にはつながらないようです。「申し訳なく思った」「悲しくなった」●お酒を飲み過ぎており、気付いたら妻が泣いていたので、無理矢理していた事にハッと気付いた。気持ちとしてはただただ性行為をしたい一心だった。(40代/妻40代、長男14歳、次男11歳/結婚して11~15年)●自分と妻で行為をしたくなる周期が違うため、半ば強引な感じでもあったので申し訳なく思いました。(40代/妻40代、長男11歳、次男8歳/結婚して11~15年)●仕方なく妻がしているように感じ、萎えてしまったことがあります。悲しい気持ちになりました。(40代/妻40代、長男12歳、次男10歳、三男7歳/結婚して16~20年)妻に申し訳なさを感じたり、萎えてしまって悲しくなったり……。本当は互いの愛情を感じながらしたい、という気持ちは男性も同じです。夫婦間の距離の取り方の難しさが伺い知れます。まとめ今回の調査でパートナーに性行為を強要したことがある男性の割合は約14%でしたが、多くが自分の行動を反省し、落ち込んだ経験があるようです。一方で、妻側が夫に性行為を強要するケースもまったくないわけではありません。次回は、女性側に聞いた「夫への性行為の無理強い」についての調査結果を公開します。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:231人(20~40代のパパ)(マイナビ子育て編集部)
2024年01月01日夫婦だけれど……仕事や家事、育児とフル稼働でくたくたの毎日。「今日は1秒でも長く眠りたい」と思う日もありますよね。そんな時にパートナーから“夜のお誘い”があったら、正直うんざりしてしまうかも。そうでなくても、産後の不調が抜けない中で甘い気分になるのは難しいこともあります。パートナーには理解してほしいところですが……。今回は子育て中のママに、「嫌がっているのに夫から性行為を強いられたことはあるか」について聞きました。調査の結果「ある」と答えたママが25.8%と、全体の1/4を超えることがわかりました。嫌がっているのになぜ続いて、「ある」と答えた女性に「その時の状況や、それについてどう感じていたか」を聞いてみたところ、次のような声が寄せられました。疲れている日や妊娠中に無理やり……●疲れているから今日はムリだと言いましたが「子どもが寝ているときや邪魔されない時間は、そんなにないだろう」と言われ、私が寝ようとしていたときに強要されました。(40代/夫40代、長女16歳、次女12歳/結婚して16~20年)●妊娠中に私の体のことや赤ちゃんのことなどお構いなく行為をされ、自分本位な性格だなと嫌悪感が生まれた。(30代/夫30代、娘10か月/結婚して1年)●疲れているから嫌だと夫に伝えたら、「せめて口でしてほしい」と言われたことがあります。そこまでして快楽を得たいのかと、夫に対して軽蔑する思いが沸き上がってきました。(30代/夫30代、長男9歳、長女4歳/結婚して16~20年)一度はっきり断ったのに、それでも強要してくるとは……特に妊娠中などは赤ちゃんも心配ですし、相手に嫌悪感を抱いてしまうのもわかります。断ると夫が不機嫌になるので「仕方なく」●断ると機嫌を損ね、まったく何もしなくなる、話さなくなるのが面倒で渋々応じていた。早く寝たかったら仕方なかった。(30代/夫40代、長男10歳、長女8歳/結婚して11~15年)●本当に嫌なので断ったらすっと諦めたが、そこから無視。家事や子どもの世話をまったくしない日々が続いた。(30代/夫40代、長女10歳、次女7歳、三女5歳/結婚して11~15年)●断ると機嫌を損ねるので下だけ脱いで対応していたが、気持ち悪かった。(40代/夫50代、長男10歳/結婚して16~20年)性行為を断ると、夫の機嫌が悪くなるのでやむを得ず……という女性の声も目立ちました。不機嫌になるどころか、腹いせに無視や家事・育児放棄をしてくる夫もいるようで、子どもなどほかの家族への影響も心配になります。「大切にされていない」と悲しく感じた●自分のことしか考えていない態度がどうしても不快で、行為はせずケンカに。大切にされていないと感じて悲しくなりました。(40代/夫40代、長男16歳、次男13歳/結婚して16~20年)●本当に嫌になります。気持ちも入らないまま、旦那の性のはけ口になっている。(30代/夫30代、長男19歳/結婚して11~15年)●嫌だと言っても「手だけ」と無理やりさせられたり、本当に愛を感じられなくて辛かったです。元々性欲が私にあまりないからかもしれませんが。(30代/夫30代、長男8歳、次男4歳/結婚して6~10年)性行為の強要によって、「大切にされていない」「愛を感じられない」と悲しく思うのは当然です。本来なら愛あればこその行為なのに、皮肉にもそのことが夫婦関係に亀裂を入れるきっかけになってしまうこともあるようです。まとめパートナーから性行為を強要されたことがある女性の割合は全体の1/4を占め、子どもを持つママの4人に1人が、我慢して夫の求めに応じている実態が伺えました。次回は、男性側に聞いた「夫婦間での性行為の強要」の調査結果を公開します。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:244人(20~40代のママ)(マイナビ子育て編集部)
2024年01月01日パートナーの出産後、いつごろセックスを再開しましたか?今回は子育て中のパパに、妻の出産後の性行為について聞きました。「妻の産後1ヶ月~半年で再開した」が7割近く調査の結果、「パートナーが出産してから約半年後に性生活を再開した」が割合としてもっとも多く25%。子どもを持つ男性の、4人に1人が該当することになります。続いて「3ヶ月後」が17%で二番目に多く、「1ヶ月後」が13%で三番目という結果となりました。合計すると、妻が出産してから半年以内には夫婦生活を再開したという男性が68%、つまり約7割近くを占めることがわかります。出産後の性行為について、あなたが感じていたことを教えてください続いて、子育て中の男性に「出産後の性行為についてどう感じていたか」を聞いてみたところ、次のような意見が目立ちました。「子どもが気になって集中できない」●隣で子どもが寝ているので、集中はできなかった。子どもが起きて中断する時もあり、萎えた後の再開はなかった。(40代/妻40代、長女14歳、次女10歳/結婚して11~15年)●子どもが寝ているので、声を出さずに静かな性行為だったと思います。ムードよりも義務的な感じになってしまった。(40代/妻40代、長男12歳、次男10歳、三男7歳/結婚して11~15年)●隣で寝ている子どもが起きないように素早く射精するなど、妊活メインのスピーディーな性行為だったと思う。次の妊娠に必要なことなので受け入れている。(30代/妻30代、長男2歳/結婚して6~10年)「夫婦の営みの最中、子どもの存在が気になる」というママは多いと思いますが、実際のところ男性側も子どもに気を取られて行為に集中できていないようです。産後の性行為はゆっくり時間をかけずに、手早く済ませるのがデフォルトになってくるのかもしれません。「妻が性の対象にならなくなった」●妊娠中から出産を経てあまりお互いがする気になれず……。子育てに追われて性の対象に見れなくなり、したいと思わなくなりました。(40代/妻40代、長女8歳/結婚して11~15年)●あまり妻に興味が湧かなくなり、以前のような濃厚なセックスができなくなりました。(40代/妻40代、長男15歳/結婚して20年以上)●子ども達がいるので身体も疲れて、ゆっくり楽しめるような行為ではなくなった。お互いに睡眠時間の確保が重要になってしまいました。(40代/妻40代、長女11歳、長男9歳、次女7歳/結婚して11~15年)「出産後の妻は“女”というより“母”感が強くなり、性の対象にならなくなった」という声が少なくなく、妊娠・出産を通じてパートナーへの意識が変化する男性も一定数いるようです。また、ママたちと同様に「育児で疲れてする気になれない」という意見も聞かれました。「妻に拒否された」「相手にしてもらえなかった」●出産後はとにかく相手にしてもらえなかった。完全に子どもの方に目がいっているので、こっちの事はあまり気にされず。子どもの事や、普段の疲れがあるからできないと断られていた。(30代/妻30代、長女7歳、長男1歳/結婚して6~10年)●妻側の性欲が低下し、行為をするムードがなかなか作れずあきらめる事が多かった。(30代/妻30代、長女4歳/結婚して6~10年)「出産後、妻の性欲が低下した」と感じている男性も多いようです。育児に追われて余裕がないというのがママの本音なのかもしれませんが、「妻に拒否された」「相手にしてくれない」という理由から男性があきらめてしまうケースは珍しくなさそうです。まとめ今回の結果からは、妻の出産から半年以内に性行為を再開している男性が約7割と、多勢を占めることが分かりました。一方で、「産後まだ一度もしていない」男性も11%と10人に1人の割合でいました。「妻に拒否される」というケースも少なくありませんが、産後は昼夜問わず赤ちゃんの世話があって満足な睡眠が取れず、妊娠~出産で受けた体のダメージも回復まで時間がかかります。そうした妻側の事情を慮り、自分が育児や家事をすることで少しでも妻に休息時間をあげられたら、今は性行為をすることが難しくても、夫婦の関係性自体は悪くならないかもしれません。しかし、もし相手が嫌がっているのに行為を強要してしまった場合は、その後の関係に亀裂が入りかねません。次回、女性に聞いた「パートナーからの性行為の強要」について調査結果を公開します。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:231人(20~40代のパパ)(マイナビ子育て編集部)
2023年12月31日出産後、いつごろセックスを再開しましたか?出産後の女性の身体は、会陰切開の傷や悪露がありボロボロの状態。それに加えひんぱんな授乳で乳首が切れたり、赤ちゃんの夜泣きでいつも睡眠不足だったり……。夫婦の夜の営みを楽しむ余裕なんてない、というママが多いのではないでしょうか。今回は子育て中のママに、出産後の性行為について聞きました。「産後1ヶ月~半年で再開した」が半数以上調査の結果、「産後半年経ったころに性生活を再開した」と答えたママが20%で1位に。続いてぐっと早い「1ヶ月後」が15%、その次は「出産してから一度もしていない」がほぼ同数の14%という結果となりました。出産から1ヶ月~半年後くらいには再開したというママが、半数以上を占めることが伺えます。出産後の性行為について、本音を教えてください続いて、子育て中のママに「出産後の性行為についてどう感じていたか」を聞いてみたところ、次のような声が寄せられました。「身体の痛みや違和感があった」●出産時に会陰切開しているので、そこが痛くならないか心配になった。また挿入時に痛みがあり、初めのうちは集中できていなかった気がする。(30代/夫30代、長女4歳/結婚して6~10年)●授乳中で胸が痛かったし、疲れていたのでできればしたくないと思っていた。(40代/夫30代、長男10歳、長女6歳/結婚して11~15年)●違和感もあり、母乳をあげていたので身体を触られるのも嫌だった。(40代/夫40代、長男21歳/結婚して20年以上)やはり会陰や胸などに痛みを感じていた女性が多いようで、出産後は「できればしたくなかった」という意見が目立ちました。「眠い」「疲れている」「面倒」●寝不足なので面倒くさかった。(40代/夫40代、長女15歳、長男11歳/結婚して15~20年)●まったくそういう気分にもなれず、眠いし疲れていたので睡眠優先にしました。(30代/夫30代、長男3歳/結婚して11~15年)●子どもの世話でいっぱいいっぱいで精神的にも肉体的にも疲れていて、性欲がまったくなかったです。誘われてもとてもうっとうしく、面倒でした。(40代/夫40代、長男14歳、次男12歳、長女10歳/結婚して11~15年)出産後は毎日の育児でへとへとで、慢性的に眠くて疲れているママがほとんど。少しでも長く寝たいのに夫から“夜のお誘い”があると、面倒に感じてしまうのも無理はないのかもしれません。「相手に合わせてしかたなく」●自分がしたいからではなく、相手が求めてきたからしかたなくという感じだった。(30代/夫40代、長女10歳/結婚して11~15年)●子供が可愛くて正直それどころではなかったが、旦那が色々な変化で今までのようにできなくなっている事にイラついていたので、しょうがなく付き合っていた。(40代/夫30代、長女10歳、次女7歳、三女5歳/結婚して11~15年)「自分はしたくなかったけど、夫の求めに応じてしかたなく……」というのも、正直な本音でしょう。これまでのアンケートでもわかるように妊娠中は性行為を避けがちになることが多く、ずっと夫に我慢させていることを申し訳なく思う女性も少なくないのかもしれません。まとめアンケートの結果からは、出産からおよそ半年以内に夫婦の性行為を復活させた人が多いものの、その時点ではまだ自ら進んで「したい」わけではないことが伺えます。身体が本調子でない上に、慣れない育児に疲れているパートナーに性行為を強要するのはNG。お互いに相手を思いやって、最適なタイミングで夫婦生活を送れることが理想ですね。次回は、男性に聞いた出産後の夫婦の性生活の調査結果を公開します。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:244人(20~40代のママ)(マイナビ子育て編集部)
2023年12月31日妻の妊娠中は、それまでと変わらずセックスをしていましたか?今回は子育て中のパパに、妻が妊娠していた時期の性行為について聞きました。「まったくしなかった」「かなり減った」人が合わせて8割超調査の結果、「まったくしなかった」と答えた男性が50.6%と過半数を超え1位に。次いで「かなり回数が減った」が32.5%で2位、「少し回数が減った」が13%で3位という結果となりました。「まったくしなかった」「かなり減った」を合わせると8割を超え、妻の妊娠中は性行為から遠ざかっていた男性が大半であることが伺えます。妻が妊娠中の性行為について、あなたが感じていたことを教えてください続いて、男性に「妻の妊娠中の性行為についてどう感じていたか」を聞いてみたところ、次のような声が寄せられました。怖いので「まったくしなかった」●お腹の赤ちゃんになにかあってはいけないと思い、妊娠中はしたいと思わなかった。(40代/妻30代、長女0歳/結婚して2~5年)●私が生理的に怖くなり、まったくしなくなりました。(40代/妻40代、長男19歳、次男17歳/結婚して15~20年)●お腹に子どもがいるので少し怖い(30代/妻30代、長男5歳/結婚して6~10年)「赤ちゃんが心配」「怖い」という声が多く寄せられ、男性側の心理的に“する気になれなかった”というのが大きな理由になったようです。パートナーがつわりや切迫流産などで性行為をできるような状況じゃなかったという意見も目立ちました。「かなり回数が減った」理由は……●自分は妊娠中の行為をもっと楽しみたかったが、お腹が大きくなるにつれ、妻がセックスを拒否するようになった。(30代/妻40代、長男9歳、長女8歳/結婚して11~15年)●やはり(妻の)コンディションの問題から、誘うのも難しい雰囲気でした。痛いと言われたらよくないので。(40代/妻30代、長男8歳/結婚して6~10年)「自分はしたかったけど妻に拒否された」「誘いづらかった」という声も目立ちました。断られたら無理強いせずに、妻の体調や気分を優先してくれたパパが多かったようです。無理のない範囲で工夫して行った●妻と子どもの危険を考えて控えていたが、妻と一緒に産婦人科医に安全な方法を聞き、無理のない程度で回数を増やした。(30代/妻30代、長女1歳/結婚して2~5年)●お腹の赤ちゃんが気になっていたので、体位に気を使ってした。(40代/妻40代、長女17歳、次女15歳、三女11歳/結婚して15~20年)少し回数は減りつつも、安全のため産婦人科医にアドバイスをもらったり体位に気を付けたりしながら、妊娠中もスキンシップをよくとっていたという男性もいました。色々と工夫を重ねながら、夫婦のコミュニケーションを大切にしていた様子が伺えます。まとめアンケートの結果からは、妻の妊娠中は性行為をほとんど、あるいはまったくしていなかった男性が多いことがわかりました。その理由は「赤ちゃんへの影響が怖くてする気になれない」という男性心理に起因するものと、「妻に断られた」という女性側からの拒絶に二極化しているようです。妊娠すると女性の身体は大きく変化していきます。つわりをはじめ、体調にも波があり、妊娠前とまったく同じというわけにはいきません。また、お腹が大きくなるのに伴って全身がふっくらするなど、赤ちゃんを産むために体は変わっていきます。こうした様々な変化に女性本人はもちろん、パートナーの男性も戸惑いを覚えることはあるでしょうが、是非心強いサポートをお願いしたいところです。次回は、出産後いつから性生活を再開したかについて、女性に聞いた調査結果を公開します。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:231人(20~40代のパパ)(マイナビ子育て編集部)
2023年12月30日妊娠中は、それまでと変わらずセックスをしていましたか?妊娠中の女性は、個人差もありますがつわりや腰痛、お腹の張りなどの体調不良に悩まされる人が多いもの。体調が万全でないため、それまでのように夫婦での性行為を楽しめなくなったという声もよく聞かれます。今回は子育て中のママに、妊娠中の性行為について聞きました。「まったくしなかった」人が6割近く調査の結果、「まったくしなかった」と答えたママが57%で断トツの1位に。全体の約6割にのぼりました。次いで「かなり回数が減った」が25.8%、その次は「少し回数が減った」が12.7%という結果となりました。やはり妊娠中は、意識して性行為を避けていた女性が多いことがわかります。妊娠中の性行為について、あなたが感じていたことを教えてください続いて、子育て中のママに「妊娠中の性行為についてどう感じていたか」を聞いてみたところ、次のような声が寄せられました。「まったくしなかった」理由は……●赤ちゃんのことを心配して、夫婦ともそういう気持ちにはなれなかったです。(40代/夫40代、長男11歳、長女8歳/結婚して15~20年)●つわりがひどくてそれどころじゃなかった。(40代/夫40代、長男12歳、次男9歳/結婚して6~10年)●体調が悪く、切迫流産になりかけて入院していたので夫婦ともにセックスどころではなかった。(30代/夫30代、長男5歳、長女3歳/結婚して11~15年)やはり赤ちゃんへの影響を心配したという回答がほとんどで、さらにつわりや切迫流産などで体調が悪かったママは「それどころではなかった」というのが本音のようです。「回数はかなり減ったけどしていた」ママの本音●お腹の赤ちゃんが心配だったが、夫の性欲があるだろうと、安全な時期はしていた。(40代/夫50代、長女26歳 長男23歳/結婚して20年以上)●妊娠中は心身ともに不安定で、夫はお腹の赤ちゃんが気になると言って積極的ではなかった。それが「女として見られていない」という不安につながって、よりメンタルが不安定になった。(30代/夫30代、長女9歳、次女7歳、三女5歳、長男2歳/結婚して11~15年)「自分はしたくなかったけど、夫に求められて仕方なく」という声が目立ちました。また逆に、夫に拒否され「女として見られていない」と不安を覚えた人もいるようです。「妊娠前と頻度は変わらなかった」●妊娠中も変わらず夫としたいと思った。(40代/夫30代、子ども3ヶ月/結婚して1年)●つわり時期はその気になりませんでしたが、つわりがない期間は今までと変わらない頻度でお互い求め合っていました。(20代/夫30代、長女1歳/結婚して2~5年)少数派ですが、妊娠前と変わらずに夫としていたという人もいるようです。性行為によって夫婦仲が深まれば、メンタル的にもプラスに働くかもしれませんね。まとめこのアンケートの結果からは、妊娠前に比べて夫との性行為の頻度が減ったという女性が圧倒的に多いことが伺えます。そして、その理由はやはり「赤ちゃんが心配だったから」という意見が大半でした。次回は、男性に聞いた妊娠中の夫婦の性生活の調査結果を公開します。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:244人(20~40代のママ)(マイナビ子育て編集部)
2023年12月30日一般社団法人ウェルネス総合研究所では、全国の40~60代の男女1,200名を対象に「高齢の親の健康サポートに関する意識と実態調査」を実施し、高齢の親と離れて暮らす子が抱く不安や、実際に行っているサポートを明らかにしています。皆さんの中にも、親の健康が気になる人は多いのではないでしょうか。ぜひ、これからご紹介する調査結果を参考にしてみてください。離れた親を心配するも行動できていない人が約7割ウェルネス総合研究所「高齢の親の健康サポートに関する意識と実態調査」より離れて暮らす親の健康のことを「よく心配する」または「ときどき心配する」と回答した人は76.2%でした。「あまり心配しない」または「全く心配しない」(計23.8%)と回答した人の3倍以上となっています。しかし、実際に何か行動しているかという点になると、なかなかできてないというのが実態のようです。離れて暮らす親の健康を心配している人のうち、親の健康のために、サポートを「頻繁に行っている」または「たまに行っている」と回答した方は32.3%にとどまりました。つまり7割近くの人が、親の健康を心配しながらも実際には行動できていないという状況にあるということです。心配な健康状態はコロナ・体力低下・脳機能低下ウェルネス総合研究所「高齢の親の健康サポートに関する意識と実態調査」より親の健康に対する不安には色々なものが考えられます。そこで、「心配する具体的な健康状態」としては何があるのか、次に見てみましょう。まず、父親に対しては、「新型コロナウイルスの感染」が34.0%、「運動不足・体力低下」が32.5%、「具体的な症状はないが、何となく心配」が30.2%、「もの忘れ・認知機能の低下」が29.8%で上位にあがりました。ただ、この「もの忘れ・認知機能の低下」に、同じく脳機能低下にかかわる「認知症」を合計すると、49.5%となります。親の健康において、脳機能の低下を心配する人は多いといえるでしょう。同様に母親についてみると、「運動不足・体力低下」が39.7%、「新型コロナウイルスの感染」が35.3%、「もの忘れ・認知機能の低下」が32.3%などとなりました。また、「もの忘れ・認知機能の低下」と「認知症」の合計は57.1%であり、やはり父親同様、脳機能の低下への心配が多いといえます。脳機能の低下が気になりだした年齢は?ウェルネス総合研究所「高齢の親の健康サポートに関する意識と実態調査」より脳機能の低下は親の年齢ともかかわってくる問題でしょう。今回の調査では、離れて暮らす親の「もの忘れ・認知機能の低下」「認知症」が気になりだした年齢は、父親・母親ともに「80歳ごろ」が最も多いことがわかりました。ただし、「70歳ごろ」から回答が増えているところをみると、親が70代になると脳機能の低下が気になってくるケースが多くなるといえそうです。「もっと早くからサポートすべきだった」が6割ウェルネス総合研究所「高齢の親の健康サポートに関する意識と実態調査」より次に注目したいのが、離れて暮らす親の健康をサポートしている人の多くが、サポートのタイミングが遅かったと後悔していることです。サポート開始時期について「もっと早くからサポートするべきだったと思うか」を聞いた結果、「とても思う」または「多少思う」と回答した人は60.1%にのぼります。また、離れて暮らす親の健康をサポートしてない人々も、「今後、サポートしたいと思うか」と聞いたところ、「とても思う」または「多少思う」と回答した方の合計が63.6%と多数派でした。すでにサポートをしている人がもっと早期でのサポートをするべきだったと後悔していることから、まだサポートをしていない人はできるだけ早く介入したほうがよいと言えそうです。サポートしている人がやっているのは「こまめに連絡する・会う」ウェルネス総合研究所「高齢の親の健康サポートに関する意識と実態調査」よりそこで最後に、サポートしている人はどんなことを行っているのかを、参考に見てみましょう。離れて暮らす親への具体的なサポート内容として特に多かったのは、「こまめに会いに行く」(61.7%)、「こまめに連絡する」(59.8%)でした。このことから、特定の何かを行うというよりも、こまめに近況を把握しつつ、何かあった時により具体的な行動をとるといった傾向が見受けられます。まとめ高齢の親の健康サポートに関する意識と実態を紹介いたしました。離れて暮らす親の健康を心配しつつも、行動できていない人が約7割にのぼります。一方でサポートしている人の約6割はもっと早期のサポートをすべきだったと考えていて、親の健康が気になったらまずは早めに行動することが大切だと感じます。まずはこまめに連絡したり、会いに行ったりするところから始めていくのがよいでしょう。(マイナビ子育て編集部)<調査概要>■高齢の親の健康サポートに関する意識と実態調査 / 一般社団法人ウェルネス総合研究所調査方法:インターネットによるアンケート調査調査期間:2023年6月7日(水)~8日(木)調査対象者:離れて暮らす高齢の親を持つ全国の40-60代男女1,200名※各年代男女 200名均等割り付け※父親・母親のいずれか又は両方の親を持つ人(義理の親を除く)
2023年12月30日ここ1年の頻度は?今回は子育て中のパパに、ここ1年でパートナーと性行為をした頻度について聞きました。4人に1人が「1年以上していない」調査の結果、「1年以上していない」が27.3%で1位に。およそ4人に1人が、1年以上レス状態に陥っているようです。次いで「月に2~3回程度」が19%、その次が「週に1回程度」の16.9%という結果となりました。理想的な頻度はどのくらい?次に、子育て中の男性に「理想的な夫婦間のセックスの頻度」を聞いてみました。「シューイチが理想」と考えている人が3割近く最多の回答は「週に1回程度」で、31.2%と3割近くを占めました。次いで「月に2~3回程度」の21.2%、「月に1回程度」の15.2%となり、パパたちは本音ではもっと仲良くしたいと思っているようです。この結果から、「少なくとも月に2~3回以上はしたい。できればシューイチが理想」と考えている男性が半数を超えることが明らかになりました。まとめ産後の夫婦の性生活に関するアンケートの結果からは、もっと夫婦間の営みを持ちたいけれど何らかの理由でレスになっている家庭が少なくないことが伺えます。もしその理由が「自分はしたいのに妻に拒否されている」だとしたら、切ないですが……仮に妻が拒否するとしても、その背景には様々な事情があるのではないでしょうか。次回は、妊娠中の夫婦の性生活について調査した結果を公開します。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:231人(20~40代のパパ)(マイナビ子育て編集部)
2023年12月29日ここ1年の頻度は?今回は子育て中のママに、ここ1年で何回夫婦で性行為をしたかを聞きました。「1年以上していない」が最多調査の結果、「1年以上していない」が37.7%と圧倒的な1位に。次いで「月に2~3回程度」と「月に1回程度」が同数でそれぞれ13.1%、その次は「半年に1回程度」が7.8%という結果となりました。産後、夫と1年以上していない人が4割近くもいることがわかります。理想的な頻度はどのくらい?次に、子育て中のママに「理想的な夫婦間のセックスの頻度」を聞いてみました。すると意外な結果になって……「理想は月に2~3回」が2割近く最多の回答は「月に2~3回程度」で、18.9%となんと2割近くを占めました。次いで「月に1回程度」の16.8%、「週に1回程度」の13.9%となり、ママたちの理想の頻度は意外と多いようです。グラフからは「少なくとも月に1回以上が理想」と考えているママが半数を超えていることが分かり、実際の頻度とのギャップが大きいことが明らかになりました。まとめ産後の夫婦の性生活に関するアンケートの結果からは、子どもが生まれてからレスになっている女性が多い様子が伺えます。しかし「理想的な頻度」を聞くと実際の回数よりも大幅に上回っており、実際には「したいけどできない」と悩んでいるママがたくさんいるのかもしれません。次回は、夫側に聞いた産後の性生活の調査結果を公開します。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:244人(20~40代のママ)(マイナビ子育て編集部)
2023年12月29日一般家庭向けのセキュリティサービスを行っているセコム株式会社では10月、全国の20歳以上70歳未満の男女を対象に「日本人の不安に関する意識調査」を実施。その結果、この1年を通じて起こった数々の事件などを通して、不安を募らせている人が多くいることがわかりました。その一方で、具体的な防犯対策をしっかりと行っている人は少ないようです。詳しくご紹介します。4人に1人以上がフィッシング詐欺や通り魔に不安まず、最近1年間で不安を感じた事件・事故は何かを聞いた設問では、「偽メールや詐欺サイトを通じたフィッシング詐欺」が26.4%と最も多く、僅差で「無差別の通り魔事件」が25.6%でした。次いで「空き巣などの住宅侵入」(20.8%)となっています。特にフィッシング詐欺は急増しており、身近に起こった人も少なくないのかもしれません。また、今年たびたびニュースとなった「強盗事件」(18.4%)も上位に入りました。最近1年で不安を感じた事件・事故(複数回答)(n=500)7割以上が今後の治安悪化を懸念では、日本の治安についての意見はどうでしょうか。今後、日本の治安は悪化すると思うかを尋ねた結果、最も多かったのが「どちらかといえばそのように思う」(53.6%)で、半数以上を占めました。「そのように思う」(22.4%)を合わせると76.0%に上ります。多くの人が今後、治安は悪化すると考えていることがわかりました。今後の治安悪化・犯罪増加の可能性防犯対策をしている人は35%一方、これだけ事件・事故への不安や治安の悪化を感じている人が多いにも関わらず、何らかの防犯対策をしている人は35.0%にとどまりました。不安を感じていながらも、具体的な対策を考えるまでには至らない人が多いのかもしれません。防犯対策の有無防犯対策1位は「ワンドア・ツーロック」「防犯対策をしている」と回答した人を対象に、具体的に行っている防犯対策を聞いたところ、最も多かったのが「玄関ドアをワンドア・ツーロック(二重錠)にする、または窓に補助錠を付けている」(49.1%)でした。また、そのほかにも「PCやスマートフォンに不正アクセス対策やウイルス対策を施している」(45.7%)、「車にドライブレコーダーを搭載している」(45.1%)が上位にあがっています。これらを見ると、防犯対策といっても大がかりなものではなく、身近に行える対策を取り入れている人が多いようです。実施している防犯対策(複数回答)(n=175)家に知らない人が来たときの対応、共通するのは「すぐにドアを開けない」家に知らない人が来訪したときの対応方法についても聞いています。その結果、「モニター付きインターホンでの確認」が44.0%と、特に多くの人に実施されていることがわかりました。そのほか、「ドアを開ける前に来訪の目的や宅配便の送り主を確認する」(25.6%)、「玄関ドアのドアスコープで相手を確認する」(21.4%)などとなっています。これらに共通するのは、玄関ドアを開ける前に相手をしっかり確認するということです。また、「宅配便は宅配ボックスや置き配を利用する」(19.2%)など、なるべく来訪者と直接やり取りをしないで済むような対策をとっている人も少なくありませんでした。自己防衛のための対策を今回の調査をみると、フィッシング詐欺の脅威を身近に感じた人が多かったことが想像されます。また、闇バイトによる強盗事件も大きな話題になりました。命の危険も伴う強盗事件が相次ぎ、不安を覚えた人は多いでしょう。こうしたなか、治安の悪化を感じる人が7割超に上ったと考えられます。しかし、その一方で対策を行っている人は決して多くありません。もちろん、警察や企業も対策を講じているとはいえ、自己防衛も重要です。まだ対策していないという人は、できることから始めていきましょう。日頃から防犯情報にアンテナを張るのも大切ですね。(マイナビ子育て編集部)調査概要■第12回 日本人の不安に関する意識調査調査対象:全国の20歳以上、70歳未満の男女500人調査時期:2023年10月20日~10月24日調査機関:セコム株式会社調べ【実務委託先:楽天インサイト(2023年10月)】<関連記事>✅AIを悪用した音声詐欺が世界で増加中!日本での被害の状況や詐欺に遭わないためのポイントとは?✅【ホームレスの実態調査】今の路上生活になって「10年以上」が4割、高齢化が進む✅親の認知症や介護とどう向き合う? 「主体的に携わると思う」人は35%
2023年12月29日今年はエアコンの使用を控えたい人が約7割1年の中でも電力消費が増える冬場。電気代が気になるシーズンですが、この時期に家庭で電力を多く消費するものといえば暖房器具です。現在、多くの家庭でメインに使用されている暖房器具と言えばエアコンでしょう。実際、ダイキン工業が行った「エアコン暖房の節電に関する実態調査」でも、エアコンを使用している家庭が約8割でした。ダイキン調べさらに、エアコンを暖房器具として使用している人のうち、今年の冬はエアコンの使用を控えようと検討している人の割合は約7割にのぼりました。電気代が高くなることに不安を感じている人が多いことがうかがえます。ダイキン調べ設定温度を1℃下げれば10%の節電効果電気代を抑えるために、なるべく節約しながらエアコンを使用したいですよね。エアコンは暖房時に設定温度を1℃下げると、10%の節電になるといわれています(※)。この事実に驚かれる方も多いのではないでしょうか。実際、今回の調査でも76.1%の人が知らないという結果でした。ダイキン調べ設定温度を下げることで気になるのが肌寒さでしょう。肌寒さを感じる要因には設定温度以外に、湿度の低下や温度ムラも考えられます。したがって、加湿したり部屋の空気を循環させたりすることで、暖かさを感じやすくすることが可能です。(※)出典:財団法人省エネルギーセンター「省エネライフスタイルチェック25」の各種行動と省エネ効果に関する調査報告書」(平成17年3月)エアコン節電ポイント今回のダイキンによる調査では、基本的な節電ポイントについても紹介しています。これらのポイントを押さえて、上手な節電につなげてみてください。フィルターにほこりをためない!室外機のまわりに障害物が置いてあったり、エアコンのフィルターにほこりがたまったりしていると、エアコンが効率的に空気を暖めることができず、無駄な電力消費につながります。特にエアコンのフィルターを1年間掃除しないと、約25%の消費電力を無駄にしてしまうので、今シーズンにまだ掃除をしていないという人は、早めに掃除をするとよいでしょう。また、できれば2週間に1回、定期的な掃除をするとより効果的なようです。スイッチのオン・オフは控えめ、風量は自動モードに!エアコンはスイッチを入れた時に最も勢いよく動きます。スイッチのオン・オフを繰り返すことはエアコンに大きな負担をかけ、その分、電力消費も増えてしまいます。なるべく避けるようにしましょう。また、節電目的で風量を弱くすることも、実は逆効果。かえってエアコンに負担をかけ、電力を消費する結果となります。風量は自動モードがおすすめ。自動モードははじめに一気に部屋を暖めたらその後は安定運転に切り替わるため、効率的だといわれています。風向きは下に、サーキュレーターを使って温度ムラを防ぐ!暖かい空気は上にたまり、冷たい空気は下にたまる性質があります。部屋の温度ムラを抑えるために、エアコンの風向は可能なかぎり、下向きにするとよいでしょう。ただし時間が経つとどうしても温度ムラができるのも避けられません。そこでサーキュレーターなどで定期的に空気を循環させることがポイントとなります。また、湿度が下がると体感温度も下がってしまうため、加湿器などを活用して40~60%くらいの湿度を保つようにしましょう。エアコンの電気代が気になる冬場。節電しながら上手に部屋を暖めるポイントを押さえて、乗り切っていきたいですね。(マイナビ子育て編集部)画像はイメージです<調査概要>■エアコン暖房の節電に関する実態調査/ダイキン工業株式会社調査期間:2023年10月12日(木)~10月14日(土)調査対象:全国の男女 528 名調査方法:スマートフォンリサーチ<関連記事>✅値上げのなかでもしっかり貯金できる秘訣とは? 節約上手なママの一日スケジュールにヒントがありました✅多忙な共働き家庭が外食費を年に15万円削減! 頑張り過ぎずに食費を抑えるワザとは?✅共働き夫婦のお財布は別? 一緒? アンケートから見える実態とは
2023年12月23日現在、夫婦の寝室は同じですか?子どもが生まれると必然的に生活環境が変わります。夫婦2人だけのときと同じように過ごすわけにはいきませんよね。今回は「夫婦だけの寝室で寝ているか」あるいは「夫婦と子どもが一緒に寝ているか」をたしかめた上で、さらにそれぞれ一緒の布団やベッドに寝ているか別々なのかを聞きました。「夫婦で別の寝室」が最多調査の結果、「夫婦それぞれ別の部屋で寝ている」が27.6%と最多でした。次いで「夫婦と子どもが一緒の部屋で、別々の布団やベッドで寝ている」が21.1%、「夫婦と子どもが一緒の部屋で、同じ布団やベッドで寝ている」が20.2%となりほぼ同数。「夫婦だけの寝室で寝ている」人は、寝具を別にしている場合は17.5%、ダブルベッドなど同じ寝具で寝ている場合は13.7%となりました。子どもと一緒だから……子どもが小さいうちは、個人差はありますが夜泣きもあります。男性育休が普及し始めましたが、共働き家庭の場合、保育園に入るまでママが長期で育休を取りパパの育休は短期間であることも多く、翌日の仕事のことを考えてママが赤ちゃんと寝て、パパが別室で寝るというケースも少なくありません。「寝室を分けるのは子どもが小さいうちだけ」と思っていても、仕事で遅く帰ってくるパパと子どもたちの睡眠リズムが合わず、そのまま夫婦別室で寝る習慣が定着したというケースもあるでしょう。また、海外では月齢が小さいうちから子どもは子ども部屋で1人寝の習慣をつけさせる文化もありますが、日本では住宅事情も関係して「親子一緒に寝る」という文化が根強いものです。さらに、蒸し暑い日本の夏はエアコンなしで眠ることは難しく、電気代を節約するために家族一緒の部屋で寝るという方も多いのではないでしょうか。まとめ夫婦の寝室に関するアンケートの結果からは、産後はそれぞれ別の部屋で寝ている夫婦が一定数いることがわかりました。しかしながら、寝具が一緒かどうかを問わないとすれば、夫婦ふたりきりで毎日寝ているという夫婦が3割近くにのぼるという事実も見逃せません。次回からは、妻・夫それぞれに産後の性生活について聞いた調査結果を公開していきます。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:475人(20~40代のパパ・ママ)(マイナビ子育て編集部)
2023年12月19日日本で最大規模かつ最新のセックスレスに関する同調査(2023年11月時点)。今回はその第2報を紹介しています。日本最大かつ最新のセックスレス調査を実施!セックスレスはもはや、日本の社会問題です。セックスレス夫婦の割合は年々増加しており、多くの調査では5〜6割に達するとの結果が出ています。今回は、同社が過去に様々な機関が行ったセックスレス調査を大きく上回る、既婚者男女4,000人を対象とした夫婦のセックスレス調査を実施(調査名「夫婦のセックスレスに関する実態調査」)。現時点において、日本最大かつ最新の調査になります。結婚して何年からセックスレスになるの?果たして、結婚後、何年目くらいからセックスレスになるのでしょうか。尋ねたところ、次の結果となりました。なんと、結婚3年未満の新婚のうちから、すでに51.8%の人がセックスレス傾向に。このうち、21.9%は完全なセックスレスと回答しています。驚くべき結果です。なお、第1報と同様、同調査では本人の認識を重視し、「ややセックスレス」「セックスレス」と回答した人をセックスレス傾向、「セックスレス」と回答した人を完全なセックスレス状態と分類しています。よく使用される日本性科学会の定義(1994年)では「(挿入と伴わない性的コンタクトも含む)性的接触が1ヶ月以上ないカップル」をセックスレスとしていますが、1ヶ月は期間が短すぎて実情に合っていないと考えるためです。結婚3年未満ですでに5割以上に達するセックスレス傾向は、結婚年数が増えるに従い上昇していきます。特に完全なセックスレス状態の人が3年未満:21.9%→5年未満:31.5%→10年未満:43.2%→20年未満:50.3%→30年未満:60.9%と、おおむね10%ずつ上昇していくのは興味深いところです。調査前は、例えば5年未満→10年未満で急に上昇するなど、ある一定の結婚年数で急激に変化すると予想されていましたが、実際は徐々に増えていくかたちでした。もう一つ興味深いのは、結婚30年以上のセックスレス割合の低さ。実に37.9%の人が「セックスレスではない」と回答しています。推測に過ぎませんが、女性の社会進出が本格化する前の世代にあたるため、「夜の生活は妻の義務」と考える女性が多いこと、「セックスレスを恥じる」風潮が男性にあることなど、結婚観や夫婦間の性に対する意識が後の世代と異なるのかもしれません。男女別の割合の違い続いて、男女の割合の違いをみてみましょう。大きな男女差はありませんが、結婚3年未満・5年未満では、女性の方が男性よりもやや高い割合でセックスレスと回答しているのに対し、結婚10年未満・20年未満・30年未満では男性の方が女性よりもやや高い割合でセックスレスと回答しています。結婚10年未満〜30年未満の男女差については、第1報でも説明したように女性の方が性的満足を求める程度が低い傾向にあるため、男性の方が「配偶者との性的接触が足りない」と感じる割合が高く、それが「セックスレス」の認識の男女差に反映していると推測できます。結婚3年未満・5年未満の男女差については、女性はセックスを愛情表現ととらえる傾向があるため、愛情不足を感じていることの反映かもしれません。セックスレスの原因はなに?──回答者の属性から結婚年数とセックスレスの関係がおおよそつかめたところで、結婚年数ごとにセックスレスの要因を探ってみましょう。セックスレスの当事者へのアンケートは別に行うため、ここでは子どもの有無、女性が勤めているか/勤めていないかなどの外的な要因を探っていきます。子どもの有無とセックスレスの関係──結婚年齢別赤ちゃんや幼児がいる場合、育児負担による疲労などからセックスレスに陥りやすいのではないか、あるいは夫婦関係に変化が生じてセックスレスになりがちでは──と考え、結婚3年未満、5年未満、10年未満に絞って、子どもの有無による違いを調べたところ、次の結果となりました。結婚3年未満の人では、回答者全体に対して「子どもあり」の人の方がセックスレス傾向の割合が高く、「乳幼児がいるとセックスレスになりやすくなる」と言えそうな結果が出ました。ただし結婚5年未満、10年未満の人では子どもの有無でほとんど差がなく、子どもが幼いうちに一時的にレスに陥ってもその後にはあまり影響しないと言えそうで、原因は別にありそうです。女性が働くこととセックスレスの関係──結婚年齢別家事や育児は重労働なので、社員やパートなどのかたちの労働=「働く」ではありませんが、一般的な通りがよいため「働くこと」という言葉を使います。ここでいう「働く」には正社員・自営業・派遣社員・パート・アルバイトを含み、労働時間は問いません。そのため、全くの専業主婦とそれ以外との比較と言えます。女性が「働くこと」がセックスレスに影響するのでしょうか。フルタイムで働くママも多い昨今、セックスレスの要因にはなりそうですが──。結婚3年未満、5年未満、10年未満でアンケート回答者全体と、セックスレス傾向と回答した人に違いがないかを比較しています。結果は「ほぼ違いがない」でした。つまり、女性が働いていようが専業主婦だろうがセックスレスになるかならないかには影響しないという結果です。3年未満、10年未満では、セックスレス傾向の人の方がほんの少しですが専業主婦の割合が高くなっていました。少々意外な結果になりましたが、いかがでしょうか。上記の結果から、子どもや仕事の有無といった外的要因からセックスレスの原因を探るのは困難なようです。同社では、今後の調査にてセックスレス当事者に直接「セックスレスの原因」を尋ねており、そちらの結果も注目されます。調査概要・調査タイトル:夫婦のセックスレスに関する実態調査第1報・調査期間:2023年10月23日〜25日・調査対象者:20〜59歳の既婚男女4,000人(男性2,000人、女性2,000人)・調査方法:インターネット(セルフ型アンケートツールFreeasyを利用)・エリア:全国・調査機関:レゾンデートル()・調査報告の掲載:・同報告の発表日:2023年12月18日レゾンデートル(マイナビ子育て編集部)
2023年12月19日今年もクリスマスが近づいてきました。多くの家庭では子どもにクリスマスプレゼントを用意するのではないでしょうか。今回は小中学生を対象にした「みんなのホンネ調査レポート『クリスマス』」(ニフティキッズ)から、子育て世帯のクリスマスプレゼントの実情をご紹介します。誰からクリスマスプレゼントをもらった?小学生のトップはサンタクロース昨年のクリスマスに誰からクリスマスプレゼントをもらったかについて、小学生においては「サンタクロース」が最も多く72%、ついで「おうちの人」が51%となっています。一方、中学生においては「おうちの人」が最も多く62%、ついで「サンタクロース」が42%となり、小学生とは逆転する結果でした。サンタクロースからプレゼントをもらう場合を小学生と中学生で比べると30ポイントの差があらわれています。いつまで「サンタクロースからのプレゼントがもらえる」のか、多くの親が悩むところだと思いますが、中学生になると減ってくるようですね。約8割の子どもは事前に欲しいものを伝えている次に、プレゼントをもらった子どもを対象に、事前に欲しいものを伝えたかどうかを尋ねた結果を見てみましょう。事前に伝えた子どもが78%と多数にのぼりました。多くの家庭では、子どもの希望を考慮してクリスマスプレゼントを選んでいるといえるでしょう。プレゼントの値段を気にする子どもが4人に1人以上親からすると、子どもの欲しいものをあげたい一方で、現実的には値段も気になるところ。そこで興味深いのが、子ども自身に「欲しいものを伝えるとき、プレゼントの値段は気にする?」と尋ねたときの回答結果です。意外に思う方もいるかもしれませんが、「なるべく安いものを頼むようにしている」という子どもが26%、4人に1人以上いることがわかりました。「何も気にせず欲しいものを伝える」が58%を占めるものの、値段を気にしている子どもも少なくないようです。プレゼントのリクエストは「手紙」が主流多くの子どもが事前に欲しいものを伝えいていますが、その方法はどういったものが多いのでしょうか?小学生、中学生ともに「手紙を書く」が多数派であることがわかりました。小学生で68%、中学生で60%となっています。また、中学生は小学生と比べて「おうちの人にお願いしてもらう」「特にお願いはしない」が多いこともわかりました。今年人気のクリスマスプレゼントに「推しグッズ」「今年1番欲しいクリスマスプレゼント」を聞いた結果、小学生は「自分の携帯電話(スマホ)」が19%でトップ、僅差で「推しグッズ」が17%となりました。一方の中学生は「推しグッズ」が20%でトップ、「まだ決まっていない」が14%で続く結果に。中学生はすでに自分の携帯電話を持っている子どもが増えているのでしょう。いずれにしても、推しグッズが人気といえます。時代を反映している結果ですね。印象に残っているクリスマスの思い出は?最後に、「印象に残っているクリスマスの思い出」をご紹介します。✅1日前に手紙を書いたら、全く違うものが届いたこと✅25日にプレゼントが楽しみで2時に起きた✅3年生ごろからサンタクロースじゃないのに気付いて、でも親はサンタクロース信じていてほしい(?)だろうから信じているふりをしていた✅クッキーを焼いたら食べてくれて紙に英語でお礼を書いてくれてた!!✅友達とクリスマスパーティーでプレゼント交換したことが思い出です。さすがに前日の手紙だと親も対応できませんね。なかにはサンタクロースを信じているふりをしていたという声も。いつから「サンタクロースからのプレゼント」をやめるかは、親としては本当に悩ましいかぎりです。まとめ今回はクリスマスプレゼントに関する小中学生のアンケート結果をご紹介しました。クリスマスプレゼントで欲しいものを伝える子どもが多いですが、4人に1人以上の子どもは値段を気にしてリクエストしていることもわかりました。これはサンタクロースを信じているか、信じていないかによっても変わってくるでしょう。また、いまやクリスマスプレゼントも推しグッズが人気のようです。クリスマスの大きな楽しみといえばプレゼントを開ける瞬間ですから、思い出に残るものにしてあげたいですね。(マイナビ子育て編集部)<調査概要>■みんなのホンネ調査レポート「クリスマス」/ニフティキッズ■アンケート実施期間:2023年9月26日(火)~10月23日(月)■調査機関:自社調査■調査対象:小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者■有効回答数:1261件■調査方法:インターネット調査<関連記事>✅子どもを本好きにするなら小さい頃の働きかけが大事? 読書習慣は家庭の蔵書量や幼少期の読み聞かせと関係する可能性✅小中学生の「ネッ友」事情、相手に教えている自分の情報は「性別」「年齢」「誕生日」✅中学受験を考えていなくても塾には行った方がいい? 通わせるならいつから? 小学生の親が答える今どきの塾事情
2023年12月16日皆さんは保育士の髪色について、どう思いますか?東京を中心に保育所経営を行う株式会社さくらみらいが興味深いアンケート結果を発表しています。さくらみらいでは2023年8月に従業員の髪色の規定を撤廃したことに伴い、職員1,042人および保護者1,663人に対してアンケートを実施。その結果、髪色の自由化に賛成する人が多いことが明らかとなりました。回答者の声と併せてアンケート結果を詳しくご紹介します。保護者の意見|74.6%が賛成保育所利用者(保護者)に対して「職員の髪色ルールがなくなったことに対してどう思うか」と聞いた設問において、74.6%の人が「良いルール改定だと思う」と回答しました。したがって8割近くの人がこの規定撤廃に対して肯定的に見ていることがわかります。その反対に「必要のないルール改定だと思う」と回答した人はわずか1.6%でした。さくらみらい、<職員アンケート><保護者アンケート>より「そんなルールがあったことに驚き」との意見も具体的な意見では、「奇抜過ぎる色はNG」や「清潔感は必要」などの意見も一部ではあったものの、ほとんどが好意的な意見となっています。たとえば以下のように、子どもへも良い影響があるとする意見が多数ありました。●清潔感があればどんな髪色でも良いと思います。先生が伸び伸びしている方が子ども達にとっても良いと思います。●何色でも関係なく、その人の個性を活かしてどんどん取り入れるべき。多様性を子ども達に学んで欲しい。●多様性が求められる時代です。先生にもおしゃれを楽しんでもらい、子どもに大人になるってとても楽しいことであると知ってほしい。髪の毛の色が保育観に影響するとは思えません。大いにおしゃれを楽しむべきだと思います。それで先生の気分良く仕事ができるのなら私達も嬉しいです。また以下のように、髪色が保育の質には関係ないとする意見があったほか、むしろ保育者の髪色規定などのルールそのものをナンセンスと考える保護者もいました。●お洒落も素敵な気分転換であり、先生の個性でもあるから時代に合ってて素敵だと思う。髪色が明るいだけで保育内容が疎かになるとは思わないし、日々の業務に差し支えないと思うので。●今の時代そんなルールがあったことに驚きです。職員の意見|80.5%が賛成保育所の職員に対して「髪色ルール改定についてどんな印象を受けたか」を聞いた設問でも、同様の結果が得られています。80.5%が「良いと思う」と回答、「必要のないルール改定だと思う」は9.8%でした。ほとんどの人がこの髪色規定の撤廃について賛成しているといえます。さくらみらい、<職員アンケート><保護者アンケート>よりまた、「髪色ルール改定後に自身の髪色に変化があったか、またはこれから変えようと思うか」を聞いた結果は、「あった」が16.4%、「今後変えたいと思っている」が38.2%となり、合計すると5割以上の人が髪色を変えることに前向きであることもわかりました。さくらみらい、<職員アンケート><保護者アンケート>より髪色の変化で仕事に対してもポジティブにさらに、「髪色ルールの改定によって髪色に変化があった」と回答した職員からは、次のような声があがっています。●プライベートも充実できるので仕事のやる気につながる。●より自分らしく働けている。●髪色で評価されないよう、日々の仕事を今まで以上にしっかり務めるよう心掛けるようになった。●好きな髪色にできて、気持ちもあがり、色々なことに対して意欲的になっていると思う。好きな髪色にすることで自己肯定感が上がり、それが仕事にもプラスになっているようです。また、見た目の変化がマイナスにならないよう、責任感をより強く持つようになった様子もうかがえました。変化を受け入れる柔軟性が重要職員の髪色を規定するかしないかは保育所によって異なるでしょうが、規定を設ける背景には、明るい髪色が「派手」「清潔感がない」などのネガティブなイメージで捉えられやすい点があると思われます。しかし、髪を染める人が珍しかった時代とは異なり、現在は自由に髪色を楽しむことが当たり前というなか、「保育士の髪色は黒や茶色であるべき」という考えは一部の人の思い込みに過ぎないのかもしれません。今回のアンケート結果でも、保護者の多くは髪色規定の撤廃を肯定的に捉えています。また、自由な髪色にできることで職員のモチベーションが上がるのは、保育所と保護者、双方にとってよいことだと言えます。こうした本来必要のない規定やルールを時代とともに変えていくことができる柔軟性が、私たちの暮らしをより良くするうえで、とても重要なのではないでしょうか。(マイナビ子育て編集部)調査概要・「職員アンケート」調査対象:さくらさくみらい園勤務者調査時期:2023年8月18日〜8月29日有効回答数:1,042・「保護者アンケート」調査対象:さくらさくみらい利用者(保護者)調査期間:2023年9月28日〜10月14日有効回答数:1,663<関連記事>✅子育て世帯が期待する支援、母親は「保育の質の確保」、父親は「子育てに参加しやすい職場の制度」がそれぞれトップに✅女性が最も疲れを感じるシーンは「帰宅後に家事が残っていたとき」で男性の2.4倍に上る✅男性が取得しやすいよう創設された「産後パパ育休」、現状の利用状況は15.2%にとどまる【連合調査】
2023年12月09日多くの家庭が家計の苦しさを感じる世の中ですが、なかでも懸念されるのが職や家を失ったホームレスの人々の生活です。社会の課題の一つとして子どもにも伝えていきたい問題でもあります。今回は、厚生労働省が実施した「ホームレスの実態に関する全国調査」をもとに、現在の路上生活者の人たちの状況を見ていきます。厚生労働省によると全国のホームレス数は3,065人厚生労働省ではホームレスの自立支援などを目的にした調査を定期的に行っています。2023年1月に実施された全国調査(概数調査)によると、全国のホームレス(※)数は3,065人。男性が2,788人と圧倒的に多く、女性は167人、不明110人となっています[*1]。都市部に多いという特徴があり、東京23区と政令指定都市で8割近くを占めました。また、同調査によるとその数は年々減少しており、15年前の2008年調査での16,018人[*2]と比べると2023年は8割以上の減少となります。そのため最近は日常生活で目にする機会も減っており、その生活の実態がいっそう見えにくくなっていることでしょう。ここからさらにホームレスの実態をより知るうえでは、同じく厚生労働省が実施している「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」が参考となります。およそ5年ごとに実施されているものですが、本記事では最新の2021年の調査結果を手掛かりに、ホームレスの人がどのような暮らしをしているのかを知っていきましょう。----------------------※「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」の第二条に規定された「ホームレス」をさし、「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」。参考[*1]厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果」2023年4月[*2]厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果」2008年4月高齢化が進むホームレスまず、調査対象者の性別および年齢の分布を見てみましょう。性別は男性が95.8%を占め、女性は4.2%となっています。年齢は19~80歳以上まで幅広く分布していますが、最も多い年代は70歳~74歳で23.8%、次いで65歳~69歳で20.0%という結果でした。60歳以上が7割を占めています。調査実施以来、男女比は変わっていませんが、高齢化が一層進んでいる印象です。調査対象者の年齢分布―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より調査対象者の年齢分布―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりどこで、どのように寝泊まりしているのかここからは、実際にどのような生活をしているのかを見ていきましょう。約8割は場所が決まっているまず、路上(野宿)生活の形態がどうなっているかという点ですが、その場所が「決まっている」と回答した人が79.5%と大半を占めました。ほとんどの人は決まった場所で野宿をしているようです。しかし、過去の調査結果と比べると、「決まっていない」人の割合が10年前よりは増えている傾向が見られ、より不安定な生活をしている人が多くなっているように感じられます。寝ている場所はだいたいいつも決まっていますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より約3割が公園で野宿している野宿先が「決まっている」と回答した人を対象に、具体的な野宿場所を聞いています。その結果、最も多かったのが「公園」(27.4%)でした。次いで、「河川」が24.8%、「その他」が23.1%と続いています。ベンチや水道、トイレなどが設置されている場所も多く、雨風などもしのぎやすい公園が最も多くなっているのは、納得の結果と言えるかもしれません。決まっている方へ質問。具体的にはどこですか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より簡単な敷物で寝ている人が3人にひとりでは、野宿の形態としては何が多いのでしょうか。「どのように寝(野宿)場所を作っているのか」を聞いてみたところ、「簡単に敷物(寝袋・毛布等)を敷いて寝ている」が最も多く、32.7%でした。ほぼ同数で「廃材やダンボール、ブルーシートによるテントまたは小屋を常設」(31.0%)が続き、次いで「ダンボール等を利用して寝場所を毎晩作っている」(18.7%)となっています。過去の調査結果と比べてみると、小屋を常設している人が減っている傾向が続いている一方、簡単に敷物を敷いて寝るという人の割合は増えています。どのようにして寝(野宿)場所を作っていますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりホームレス中はずっと野宿という人が6割以上今回の調査の対象は路上生活をしている人ですが、基本的に常に外で寝ているのか、それとも、簡易宿所やホテルなどを利用することもあるのでしょうか。「現在の路上(野宿)生活の間、ずっと継続して路上(野宿)生活が続いているか?」という設問の回答を見てみると、「ずっと路上(野宿)生活をしていた」と回答した人が最も多く、64.4%となっています。次に多いのは「時々、ドヤ、飯場、ホテル等にも泊まっていた」(※)で16.0%でした。そのほか「緊急一時宿泊施設(シェルター・一時生活支援事業)等に一時的に入っていたことがある」(3.0%)、「病院に一時的に入っていたことがある」2.6%などの回答も見られました。-------------------------※ドヤ:住居不定の日雇労働者を対象とした簡易宿所のことで、「宿(ヤド)」の逆さことば。今回の路上(野宿)生活の間、ずっと継続して路上(野宿)生活が続いていますか?または、どこかと行き来していましたか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりどのくらい路上生活をしているのか最後に路上生活をしている期間を見てみます。今の路上生活は「10年以上」が4割「現在の路上(野宿)生活がどのくらい続いているのか」を聞いた結果は、40.0%もの人が「10年以上」と回答しました。次いで「5年~10年未満」(19.1%)、「1年~3年未満」(11.4%)という結果でした。「10年以上」と回答した人の割合は、過去の調査と比較して増加傾向であることもわかります。一度ホームレスになるとなかなかそこから抜け出すことができず、長期化してしまうケースの多いことが想像されます。今回の路上(野宿)生活をするようになって、どのくらいたちますか?(昔のことは除く)―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より初めて路上生活をしたのは「20年以上前」が最多ここまで回答者の属性として高齢者が多いこと、また、今の路上生活が続いている期間は10年以上という人が最多であるのを確認しました。このことと関連するのですが、「初めて路上(野宿)生活をしたのはどのくらい前か」を聞いた結果も見てみましょう。最も多い回答は「20年以上」で25.7%、つまり4人に1人以上を占めています。次いで「10年~15年未満」(19.5%)、「5年~10年未満」(18.0%)という結果でした。ホームレスになったあと安定した職に就けず年月が過ぎ、高齢になっている人が少なくないことがうかがえます。一方、「5年未満」の人の割合は前回調査までは減少傾向であり、新しくホームレスになっている人はずっと減ってきていたと思われますが、前回調査から今回の調査にかけては微増となっています。初めて路上(野宿)生活をしたのはどのくらい前ですか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりまとめ厚生労働省が行っているホームレスの実態調査から、その暮らしぶりや高齢化などの現状がわかりましたが、同時に、国が支援策をとっているにもかかわらず、ホームレスを取り巻く状況にはそれほど大きな変化がないのではないか、ということも感じられる結果でした。一方、ホームレス数3,065人という数字には「あまり多くないな」という印象を受けたかもしれません。しかしながら、ネットカフェなどで寝泊まりしている人は調査対象から漏れていることにも目を向ける必要があるでしょう。2018年の東京都の調査では、いわゆる「ネットカフェ難民」が1日約4,000人と推計されています[*3]。ホームレスの存在がより見えにくい時代を迎えるなか、社会の実態として子どもに伝えていくことは、教育として大切ではないでしょうか。(マイナビ子育て編集部)参考[*3]東京都「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査」調査概要■ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果/厚生労働省調査対象:ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法第二条に規定するホームレス※調査対象自治体は、東京都23区、政令指定都市及び令和3年1月調査(概数調査)で20名以上の報告があった市。調査時期:令和3年11月有効回答数:1,169名<関連記事>✅体罰は必要だと「非常に思う」親は日常的に体罰をするケースが26%に上る<厚生労働省調査>✅コロナ禍により収入がほとんど無くなった人も1割、ひとり親家庭の実態とは【フードバンク利用者への調査】✅8割以上の子育て世帯は「お金が足りない」と回答、子育て費用が精神的負担になっている家庭が多い
2023年12月09日2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症になるとの推計があります[*1]。親が認知症になったり、あるいはその他の要因で介護が必要になった場合について考え、準備できてますか?将来の介護に備えるにはやはり費用面の確認が欠かせないでしょう。しかし子どもが小さな子育て世代にとっては、まだ親も元気な年齢だという場合が多く、なかなか将来の介護のことまでは考えにくいかもしれません。そこで今回は25~59歳に行われた「親の介護・認知症に関する意識調査」(朝日生命保険相互会社)から、介護費用の準備にかかわる部分をご紹介します。[*1]認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(概要)親の介護費用について「まだ話し合えていない」46.7%Q.将来の介護生活や介護費用の準備状況などについて、親や親族と話し合ったことはありますか。朝日生命保険相互会社「親の介護・認知症に関する意識調査」よりまず、親の介護やその費用について、親や親族と話し合いをしているかと聞いた結果を見てみると、「いずれ話し合わなくてはいけないと思っているが、まだ話し合ったことはない」が最も多く46.7%を占めました。次に多いのが「話し合ったことはあるがまだ不十分」で23.2%となっています。これらを合わせると約7割に上ることから、多くの人は思うように家族で話し合いができてないことがわかりました。また、「話し合うつもりはない」という人も7.1%存在しました。親が認知症になった場合の介護費用を「準備できていない」52.8%Q.今後もし親御様が認知症になった場合、介護費用に対する備えの状況・お考えについて最も近いものをお選びください。朝日生命保険相互会社「親の介護・認知症に関する意識調査」より親が認知症になった場合の介護費用の備えについて、最も多かったのは「将来の介護費用には備える必要があると思うが、まだ準備できていない」であり、52.8%と過半数を占めました。また、「わからない」が24.9%と約4人に1人となっています。一方、「将来の介護費用には備える必要があると思っており、実際に準備している」は13.6%でした。親の介護費用は「親の資金で賄う」37.7%Q.今後もし親御様が認知症になった場合、介護費用に対するお考えについて最も近いものをお選びください。朝日生命保険相互会社「親の介護・認知症に関する意識調査」より最後に、認知症になった親の介護費用の資金をどこから賄うのかという点について、回答結果を見てみましょう。最多の37.7%を占めたのは「親の資金で賄う」でした。「自分の資金で賄う」という人は11.6%、「自分と他の親族の資金で賄う」という人は18.2%であり、親の介護費用は親の資金で賄いたいと考える人が多いようです。なお、「考えたことはない・わからない」と答えている人も29.1%に上りました。まとめ親が認知症になったり、あるいはその他の病気などで介護が必要になった場合、その費用をどうするのか、十分に準備できている人はあまり多くないことがわかりました。介護費用の資金を親に出してもらうのか、自分たちや親族で賄うのかでも必要な準備は変わってきます。親が元気だと話題にしにくいですが、大切なことなのでまだ何も考えていないという人は一度、親や親族と相談してみてはいかがでしょうか。(マイナビ子育て編集部)<調査概要>親の介護・認知症に関する意識調査 / 朝日生命保険相互会社■調査期間:2022年9月30日(金)~10月5日(水)■調査方法:インターネット調査■調査エリア:全国■対象者:25~59歳の男女2,319名(男性1,160名・女性1,159名)<関連記事>✅子どもを車内に置き去りにした経験のある人は2割、防止対策をしていない人は8割に上る【置き去り事故の実態】✅10人に1人が遭遇する新手の詐欺とは?危険なのはSNSでのあの行為!今や3秒で声のクローンが作成される✅男性の約6割が「全額」、女性の約4割が「一定額」を充てているものとは?
2023年11月11日あなたの親御さんは認知症になると思いますか?2025年には65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると推計されており、まったく他人事ではないことがわかります[*1]。実際、「親の介護・認知症に関する意識調査 」(朝日生命保険相互会社)によると約5割の方が「親は認知症になると思う」と回答しており、自分事として意識する方が多くなってきているようです。そこで今回は同調査をもとに、子育て世代を含む25~59歳の人は親が認知症になった場合のことをどう考えているのかをお伝えします。[*1]認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(概要)親が認知症になったら何が心配?Q.もしも親御様が認知症になったら、どんなことが心配ですか?(複数回答)朝日生命保険相互会社「親の介護・認知症に関する意識調査」より親が認知症になったら心配だと思うことは、「誰かに迷惑をかけてしまうのではないか」が最も多く59.1%とおよそ6割に上りました。次いで「自分に介護の肉体的・精神的負担がかかるのではないか」が55.0%、「徘徊してしまうのではないか」が54.7%とほぼ同数で並んでいます。これら上位3つはいずれも半数以上の人が選んでおり、さまざまな心配があるなかでも他人への迷惑や自身への負担は、特に多くの人が気になる点のようです。親の介護に自分は携わると思うか?Q.親御様が認知症になり介護が必要になった場合、ご自身の介護への携わり方について現時点でのお考えに最も近いものをお選びください。朝日生命保険相互会社「親の介護・認知症に関する意識調査」より親の認知症介護に対する関わり方を聞いた結果は、「主体的に携わると思う」が最も多く35.1%、次いで「主体的ではないが多少携わると思う」が31.9%となっており、あわせて67.0%の方が介護へ携わる意思を持っていることがわかります。一方で「わからない」と回答した方が15.7%と、親の介護や認知症のことをまだあまり考えていない人も一定数見られました。親の介護で望ましいのは在宅?施設入居?Q.親御様が認知症になり介護が必要になった場合、どのような介護生活が望ましいと思いますか。朝日生命保険相互会社「親の介護・認知症に関する意識調査」より介護が必要になった場合、在宅で介護するのか施設に入居してもらうのか、といった選択も生じます。どのような介護生活が望ましいかを聞いたところ、「在宅であなた以外の方が中心となり介護をし、あなたは可能な範囲でサポートする」が最も多く34.0%、僅差で「介護施設に入居してもらう」が33.0%でした。さらに「在宅であなたが中心となり介護する」が24.8%と続いています。在宅介護を希望する人が65.9%にのぼりますが、実際に在宅介護ができそうなのかについては、今のうちからしっかり確認しておく必要があるでしょう。ちなみに年代別にみると40代と50代で「介護施設に入居してもらう」という回答が多く、それぞれ36.6%、36.9%になりました。親の介護は仕事に影響すると思うか?Q.親御様が認知症になり介護が必要になった場合、ご自身のお仕事・働き方への影響はどの程度あると思いますか。朝日生命保険相互会社「親の介護・認知症に関する意識調査」より自身の仕事への影響については、「多少影響はあるかもしれないが、大きな変化はないと思う」が最も多く38.6%でした。「特に影響・変化はないと思う」が20.4%で続きます。したがって、自身の仕事への影響がない、または少ないと考える人が約6割に上ることがわかりました。まとめ高齢になればどんな人にも認知症を発症する可能性があります。自分の親も例外ではありません。認知症が進行すると介護も必要になってくるので、早いうちに情報を集めておくと安心でしょう。また、親自身の考えも聞いておくといいですね。(マイナビ子育て編集部)画像はイメージです<調査概要>親の介護・認知症に関する意識調査 /朝日生命保険相互会社■調査期間:2022年9月30日(金)~10月5日(水)■調査方法:インターネット調査■調査エリア:全国■対象者:25~59歳の男女2,319名(男性1,160名・女性1,159名)<関連記事>✅子どもを車内に置き去りにした経験のある人は2割、防止対策をしていない人は8割に上る【置き去り事故の実態】✅10人に1人が遭遇する新手の詐欺とは?危険なのはSNSでのあの行為!今や3秒で声のクローンが作成される✅男性の約6割が「全額」、女性の約4割が「一定額」を充てているものとは?
2023年11月05日忙しい毎日を過ごすなかで「ああ、疲れた……」と思うことも少なくないのでは?実際、マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが行った調査によると、男性の約7割、女性の約8割が疲れを感じていることがわかりました。今回はその調査から、人々がどのような疲れを感じているのか、男女の違いにも注目しながらご紹介します。疲れている人|男性は約7割、女性は約8割疲労の程度がどのくらいかをアンケートで聞いたところ、「疲れている」と回答した人は、全体で74.9%となっています(「とても疲れている」「疲れている」「やや疲れている」の合計)。また、性別で比べると男性が71.3%、女性は78.5%となっており、女性の方がやや疲れを感じている割合が高くなりました。さらに性別・年代別に見た場合、「疲れている」と回答した人が特に多かったのは、40代女性と30代女性で、それぞれ81.8%、80.0%でした。クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より一部改変疲れのタイプ|「家事疲れ」で男女に4.6倍の差どのような疲れを感じているのか、疲れのタイプを聞いた結果は、「仕事疲れ」が最も多く46.5%と半数近くに上りました。そのほか、「眼の疲れ」が29.9%、「人疲れ」が23.1%などとなっています。男女に違いに目を向けると、「家事疲れ」は男性が5.1%と低い一方で女性は23.6%に上っており、両者に約4.6倍の差が見られました。クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より疲れを感じるシーン|女性は「帰宅後の家事」が4割以上疲れを感じるシーンに関しては「仕事でもう帰れるとなった時に急な依頼をされたとき」が最も多く29.0%、「家に帰ってきて家事が残っていたとき」が28.5%、「帰りの電車が混んでいたとき」が27.5%となっています。また、男女別で見ると女性に目立つ「疲れを感じるシーン」があることもわかりました。ひとつは「家に帰ってきて家事が残っていたとき」で、女性では最多の40.4%に上っています。男性は16.7%なのでその差は約2.4倍です。もうひとつは「部屋中にモノが散乱しているとき」で、女性は32.4%、男性は15.1%と、こちらも男女で2倍以上の差になりました。クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より疲れ対策|「十分な睡眠」がトップ疲れたときにやりたいと思うことについても聞いています。最も多かったのは「睡眠を十分にとる」で47.8%でした。疲れをとるにはまずは睡眠、と考える人が多いようですね。そのほか、「1人で過ごす時間を作る」が32.1%、「なにもしないで過ごす」が28.0%と3割前後になっています。男女で差が見られたのは、「好きなものを好きなだけ食べる」でした。女性は31.1%の一方、男性は12.4%で約2.5倍の差となりました。クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より疲れすぎないための具体的な対策これまで見てきたとおり、多くの人がさまざまな疲れを感じていることがわかりました。最後に、「疲れすぎないために「減らそう」「やめよう」と思うこと」を聞いた結果を紹介します。参考にしてみてください。クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」よりまとめ疲れをテーマにしたアンケート調査の結果をご紹介しました。多くの人が疲れを感じながら毎日を過ごしているようです。また、女性の場合は家事に疲れを感じる人が男性と比べて多いこともわかり、背景に女性の家事負担の重さがうかがえる結果ともなりました。(マイナビ子育て編集部)<調査概要>疲れに関する調査(2023年)/クロス・マーケティング■調査手法:インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)■調査地域:全国47都道府県■調査対象:20~69歳の男女■調査期間:2023年9月15日(金)~19日(火)■有効回答数:本調査1,100サンプル<関連記事>✅男性の約6割が「全額」、女性の約4割が「一定額」を充てているものとは?✅親の9割が「やってしまった」あとで後悔していること…「ほぼ毎回」後悔している人も3割以上に✅女性の74%が孤独を感じる状況とは? 要因として圧倒的なのは「友達がいない」ではなく…
2023年11月04日1,169名のホームレスを対象に実態を調査厚生労働省ではホームレス(※)の実態把握と自立支援を目的に、およそ5年ごとに全国で調査を行っています。本記事では2021年に実施された最新版の「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」の一部をご紹介。ホームレスの人はどのような気持ちで路上生活をしているのか、今後のことをどう考えているのか、という点に目を向けていきます。なお、本調査は1,169名から有効回答が得られており、回答者の属性は男性が95.8%、女性は4.2%でした。最も多い年代は70~74歳(23.8%)、次いで65歳~69歳(20.0%)であり、60歳以上が7割となっています。----------------------※「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」の第二条に規定された「ホームレス」をさし、「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」。関連記事▶【ホームレスの実態調査】今の路上生活になって「10年以上」が4割、高齢化が進む路上生活になった理由まずは、ホームレスが路上生活になった理由について見ていきます。「仕事が減った」が約24.5%最も多かった回答が「仕事が減った」24.5%、次いで「倒産や失業」22.9%となりました。自分から仕事を辞めたケースよりも、勤め先の経営状況などの影響を受けて職を失い、ホームレスにならざるを得なくなったケースが多いことがわかります。路上(野宿)生活をするようになった主な理由は何ですか?(複数回答)―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりコロナの影響も小さくないでは、ホームレスが職を失った背景に、新型コロナウイルスの影響はあるのでしょうか?新型コロナウイルスの感染が拡大していた時期にホームレスになった人を対象(※)に、路上生活になった理由のうちで新型コロナウイルスの影響があるものを聞いた結果を見てみましょう。最も多かったのは「仕事が減った」で43.2%、続いて「倒産や失業」は21.6%となっています。新型コロナウイルスの影響は業種によっても変わってくるでしょうが、自身の仕事が何らかの影響を受け、その結果として路上生活に至ったというケースは決して少なくないようです。----------------------※調査時点で「今回の路上生活が3年未満」と回答した人を対象新型コロナウイルス感染拡大の影響について(複数回答)―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より周囲とのつながりは希薄化職を失うということは社会との接点が1つ失われることでもあります。ましてや家も失うという状況に陥ってしまったホームレスの人は、社会的に孤立しているのではないかと懸念されます。周囲とのつながりについて、実際に聞いてみました。「挨拶する相手がいない」人は28.2%「挨拶をする相手がいるか」について質問した結果、「あてはまる」「ややあてはまる」を合計すると現在挨拶する相手がいる人は62.2%でした。いっぽうで「あてはまらない」と回答、すなわち挨拶する相手がまったくいないという人も28.2%と少なくありません。また、これを路上(野宿)生活前の状況と比べると、「挨拶をする相手がいる」という人が減っています。ホームレスになって挨拶を交わすような相手がいなくなった人が、一定数存在しているようです。ホームレスになる前よりも周囲とのつながりが薄くなっている状況がうかがえます。挨拶する相手がいますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より「相談相手がいない」人は49%同様に周囲とのつながりがどうなっているかという観点で、相談相手の有無についても見てみましょう。困ったときに相談する相手がいるかどうかについて、現在相談相手がいない、もしくはいても少ない(「あまりあてはまらない」「あてはまらない」)という人が62.2%に及びました。多くのホームレスは相談相手がいないということがわかります。しかしこれは「挨拶」同様、ホームレスの人はもともと相談相手のいなかった人が多いというわけではありません。路上生活前の状況ではどうだったかを見ると、相談相手がいる(「あてはまる」「ややあてはまる」)と回答した人が51.2%と過半数を占めています。したがってホームレスになってから、人とのつながりを失ってしまった人が多いといえます。さらに、「あてはまらない」の割合が大きくなり、相談相手がまったくいないという人が49.0%と約半数にまで増えています。困ったときに相談する相手はいますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より今後の生活についてどう思っている?ホームレスになって人とのつながりが減り、孤独になっている人が少なくないと想像されますが、その一方で今後の希望を聞いた回答を見ると、「今のままでいい」と思っている人が多いこともわかりました。「今のままでいい」40.9%今後、どのような生活を望んでいるかを聞いたところ、「今のままでいい(路上(野宿)生活)」が突出して多く、40.9%でした。「アパートに住み、就職して自活したい」が17.5%、「アパートで福祉の支援を受けながら、軽い仕事をみつけたい」12.0%と続いています。また、過去の調査と比較すると、今のままを希望する割合は増加傾向となっています。今後、どのような生活を望んでいますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より「今のままでいい」と思う理由「今のままでいい」と回答した人466人にその理由を聞いてみると、「今の場所になじんでいるから」が29.0%で最も多くなりました。次いで「アルミ缶、雑誌集め等の都市雑業的な仕事があるので暮らしていける」が24.5%と続きます。寝る場所が確保でき、ギリギリでもなんとか暮らしていけるため、それ以上を望まないということなのでしょう。路上生活を10年以上続けている人も多く(参照▶【ホームレスの実態調査】今の路上生活になって「10年以上」が4割、高齢化が進む)、ホームレスでの暮らしが長くなってもはや生活を変えたくない、あるいはそうした気力が下がっている――ということもあるのかもしれません。「今のままでいい」理由について―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より「なんとかなると思っている」が44.5%ホームレスのままでいいと思っている人が少なくないことがわかりましたが、その裏にはどのような気持ちがあるのでしょうか。そこで最後に、「現在の気持ち」を尋ねた結果をご紹介します。突出して多くを占めた回答は「なんとかなると思っている(少し希望をもっている)」で44.5%でした。次に多かったのは「あまり希望をもっていない」で24.7%。「希望を持っている」あるいは「悲観している」という人はいずれも1割以下であり、希望は多くないがゼロではないという人が多くを占め、それを前向きにとらえている人は「なんとかなる」と思い、後ろ向きに捉えている人は「あまり希望がない」と思うのでしょう。路上(野宿)生活をしている現在の気持ちについて―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりまとめホームレスが現在の路上生活の状態に至った理由、周囲とのつながりの変化、今後の希望などについて見ていきました。ホームレスになると家や仕事だけでなく人間関係も薄くなり、社会とのつながりが弱くなってしまうことがうかがえます。それは暮らしにくい状態だと思われますが、「このままでいい」と思うホームレスも少なくないようです。ホームレスの支援ということを考えるうえでは、ホームレスがどのような気持ちで今の暮らしをしているのかを知ることも欠かせないのではないか、と思わせる結果でした。(マイナビ子育て編集部)調査概要■ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果/厚生労働省調査対象:ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法第二条に規定するホームレス※調査対象自治体は、東京都23区、政令指定都市及び令和3年1月調査(概数調査)で20名以上の報告があった市。調査時期:令和3年11月有効回答数:1,169名<関連記事>✅今のホームレスはどうやって寝泊まりしている?最多だったのは段ボールの家ではなく…✅通院するお金がない、保険証がない…健康状態がよくないホームレスの6割以上が「何もしていない」理由【ホームレスの実態】✅8割以上の子育て世帯は「お金が足りない」と回答、子育て費用が精神的負担になっている家庭が多い
2023年11月04日ネット上だけの交流で関係を築いている「ネッ友」を持つ子どもは今や珍しくないでしょう。しかし、ネット上にも子どもを狙った犯罪の危険があり、親としては心配もつきものです。今回ご紹介するニフティキッズの調査結果から、子どもたちがどうネッ友と付き合っているのかの一端を知ることができます。ネッ友に実際の年齢や性別を伝えていないケースもあるようです。小学生は5割以上、中学生は6割以上が「ネッ友がいる」「ネッ友がいますか?」という設問に対して「いる」と回答した中学生は66%、小学生55%となりました。スマホ・SNSが普及する現在、子どもたちにとってインターネットを通じたコミュニケーションが非常に身近になっているのでしょう。ネッ友の人数は「10人より多い」が4割ネッ友がいると回答した人を対象にその人数を聞いてみると、「それ以上」、つまり10人よりもネッ友の数が多いという人が40%と最も多くなりました。1~2人が21%、3~4人が18%と続きます。5人未満が39%なので、多いか少ないかで両極化の傾向があるようです。子どもたちのネッ友の数が多いことに驚きを感じる人もいるかもしれません。各種のSNSやオンラインゲームなどを通して知り合う機会がたくさんあることが想像されます。【ネッ友がいる人へ】ネッ友は何人いる?―ニフティキッズ「みんなのホンネ 調査レポート ネッ友について」よりネッ友の何を知っている?最多は「性別」ネッ友がいると回答した人を対象に、相手のことで知っている情報を聞いた結果、最も多かったのは「性別」(92%)でした。次に多かったのは「年齢」(83%)、その次が「誕生日」(63%)となっています。一方で「顔」を知っている人は24%であることから、相手の顔を知らない場合が少なくないこともわかります。性別や年齢を「知っている」といっても、相手がそう言っているだけという場合には必ずしも正しいとは限らないことにも注意が必要でしょう。なお、なかには「何も知らない」と回答した人もいました。【ネッ友がいる人へ】あなたのネッ友について知っていることを教えて!(複数選択)―ニフティキッズ「みんなのホンネ 調査レポート ネッ友について」より相手に伝えている情報のトップはやはり「性別」反対にネッ友に教えている自分の情報は何かを聞いたところ、同様に「性別」が最も多く87%、次いで「年齢」77%、「誕生日」67%という結果でした。お互いに同じ情報を教え合っているのかもしれません。また、その他の回答の中には「Instagram」や「趣味」「推し」などの回答も見られ、好きなことや推し活などによってつながっているネッ友もいることがうかがえます。【ネッ友がいる人へ】ネッ友に教えている自分の情報を教えて!(実際の自分ではない情報は含まないよ)(複数選択)―ニフティキッズ「みんなのホンネ 調査レポート ネッ友について」より違う情報を伝えた経験は3割以上ネッ友について知っている情報、ネッ友に教えている情報の上位は性別や年齢でしたが、それはネット上では簡単に偽ることができるものでもあります。今回の調査でも、「ネッ友に対して、実際の自分とは違う年齢や性別などを伝えたことがありますか?」という設問に対して、ネッ友がいる小中学生の32%の人が「ある」と答えました。同様に相手も情報を偽っている可能性があると考えておいた方がよさそうです。では、具体的にどんなことで違う情報を教えたのでしょうか?【ネッ友がいる人へ】ネッ友に対して、実際の自分とは違う年齢や性別などを伝えたことがある?―ニフティキッズ「みんなのホンネ 調査レポート ネッ友について」より違う情報を伝えたものは「年齢」が約7割とダントツ「実際の自分とは違う情報を伝えたことがある」と回答した人を対象に、その具体的な内容を聞いたところ、「年齢」と回答した人が圧倒的に多く全体の71%でした。そのほかとしては、「下の名前」と「性別」が同率で32%、「住んでいる地域」が29%などとなっています。なお、小学生と中学生で比べてみると、小学生は「年齢」76%、「性別」29%、「下の名前」24%となっており、中学生では「年齢」69%、「下の名前」37%、「住んでいる地域」と「性別」34%という順でした。小学生に比べて、中学生の方が実際とは違う情報を伝える傾向が高いようです。【実際の自分とは違う年齢や性別などを伝えたことがある人へ】どんな違った情報を伝えた?(複数選択)―ニフティキッズ「みんなのホンネ 調査レポート ネッ友について」より違う情報を伝えた理由は?では、実際とは異なる年齢や性別を伝えたのはなぜなのでしょうか?「実際の自分とは違う情報を伝えたことがある」と回答した人を対象に、「どうして違う情報を伝えたのですか」と聞いたところ、次のような回答が見られました。●「〇歳だよね?」と聞かれて、怖くて「うん」としか言えなかった●もしかしたら相手が悪い人で、個人情報を悪用されたら困るから●住所とかバレたら怖いから●ネッ友の年れいに合わせたり、理想のキャラを作ったりしたかったから個人情報の悪用から身を守るために違う情報を伝えたという人が多いようです。また、相手の趣味や推しに合わせたり理想のキャラを作ったりして、本当の自分とは別の人になりきってやり取りを楽しんでいるという人もいました。まとめ今回の調査結果から、子どもたちはインターネット上だけで交流をする「ネッ友」が複数いる人が多く、オンラインゲームを一緒にやったり、SNSなどを通じて同じ趣味を持つもの同士で盛り上がったりしている様子が感じられました。おそらく学校などとは違った友人関係を築いたり、顔を合わせないからこそ本音を言い合えたりできるのでしょう。その一方で、性別や年齢といった相手の個人情報が正しいとは限らず、親しい間柄だからと信用し切っていると、思わぬトラブルに見舞われることも考えられます。家庭内でルールをつくったり、親子でネットリテラシーを学んだりしたうえで、子どもがネット上での交流を楽しめるようにしたいですね。(マイナビ子育て編集部)※画像はイメージです調査概要■みんなのホンネ 調査レポート「ネッ友について」/ニフティキッズ調査対象:ニフティキッズ利用の小学生~高校生調査時期:2023年6月20日~7月17日有効回答数:1,811名(うち女性:80%男性:7%選択なし:13%)<関連記事>✅中高生の約4割は自分の将来を不安視、中学生は「進学」、高校生は「お金」に不安を抱く子が多い✅中高生が抱く大人のイメージはネガティブ系が多め? 1,000人に実施したアンケート調査の結果は✅Z世代の5割は子どもがほしくない?子育てに対する自信のなさや社会への不安なども理由に挙がる
2023年10月13日1,169名のホームレスを対象に実態を調査厚生労働省ではホームレス(※)の実態把握と自立支援を目的に、およそ5年ごとに全国で調査を行っています。本記事では2021年に実施された最新版の「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」を参考に、ホームレスの人たちはどんなことに困っているのかに焦点を当てていきます。なお、本調査は1,169名から有効回答が得られており、回答者の属性は男性が95.8%、女性は4.2%でした。最も多い年代は70~74歳(23.8%)、次いで65歳~69歳(20.0%)であり、60歳以上が7割となっています。----------------------※「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」の第二条に規定された「ホームレス」をさし、「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」。関連記事▶【ホームレスの実態調査】今の路上生活になって「10年以上」が4割、高齢化が進む路上生活で困ることは食べ物がない、雨や寒さがしのげない…路上生活をしているホームレスの人は、どんな困りごとがあるのでしょうか?最も多い困りごとは「食べ物がない」でした。28.9%と約3割が回答しています。食事は日々必要になるものですが、収入が不足し毎日の食事もままならない人が少なくないのでしょう。次いで、「雨や寒さをしのげず困っている」(27.0%)、「入浴、洗濯等ができなくて、清潔に保つことができず困っている」(22.8%)と続いています。「家」がないという暮らしに伴う問題がやはり上位に来ています。路上(野宿)生活の中で、困っていることはどのような事ですか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より一番困るのは「食べ物」さらに、困りごとの中でも特に困っていることは何かを質問した結果は、「食べ物がないので困っている」が33.0%でトップでした。食事は生きるうえでの一番の基本であり、その食事に最も困っているという事態は問題の深刻さを表しています。NPO法人などによる炊き出しも行われていますが、食の問題が切実となっている現状がうかがえます。なお、過去の調査と比べて割合が徐々に増えており、より厳しさが増しているのではないかとも想像される結果です。特に困っていること(ひとつ)について―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より健康状態への影響は健康状態がよくない人が3割超食事や寝泊まりの環境に問題がある路上生活において懸念されるのは体への影響です。そこで「現在の健康状態」を聞いた結果を見てみましょう。現在の健康状態について「あまりよくない・よくない」と答えた人は34.9%でした。自分は健康だという人の方が多いという結果ではありますが、健康状態がよくないと感じている人が3人にひとりというのは、決して少ないとは言えません。現在、健康状態はどうですか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より健康状態がよくないが何もしない人が6割超さらに、健康状態が「あまりよくない・よくない」と回答した人に通院や市販薬などで対処しているかを聞いてみると、最も多い回答は「何もしていない」で63.5%を占めました。何らかの対応をしている人は、「通院している」が20.0%、「市販薬を使っている」が16.5%、合わせて3割強でした。では、なぜ何もしていない人が多いのでしょうか?病院に行くほどではないから、薬を飲むほどではないから――ということではないようです。体調が「あまりよくない・よくない」と回答した方へ。どのような対処をしていますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より病院に「行かない」のではなく「行けない」健康状態がよくないにもかかわらず「何もしていない」と回答した人に、その理由を聞いてみると、最も多かったのは「通院や薬を購入するためのお金がない」でした。48.2%とほぼ半数に及びます。次いで多かったのは「保険証がない」(42.6%)。健康保険証がない場合には医療費が満額負担になってしまうため、さらに経済的負担が増えてしまいます。そのため、受診をためらうことになるのでしょう。収入が少ないために健康状態が悪くなるが、医療を受けるための費用が出せず放置せざるを得ない、という状況が考えられます。自分の体調不良に対して「何も対処していない」と回答した方へ。何もしていない理由を教えてください。―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より不調のトップは「歯が悪い」では、実際にどのような身体の不調を感じているのでしょうか?路上生活の間に自覚した症状として最も多かったのは「歯が悪い」(25.7%)でした。回答者に高齢者が多いことも影響しているでしょうが、定期的に歯科健診などを受ける機会もなく年齢を重ねてくると、歯の健康に影響が出やすいのかもしれません。次に多かったのは「腰痛」で24.8%の人が挙げています。次いで「よく眠れない日々が続いた」(16.2%)、「体の節々が痛む」(14.2%)なども見られました。路上(野宿)生活で、次のような症状がありましたか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりまとめ路上生活をしているホームレスはどんなことに困っているのか、アンケート結果をもとに見ていきました。人間が生活するうえでの基礎となるのが衣食住だと言われますが、「住」がままならない状況で「食」にも困るという厳しい生活状況が反映された結果だといえるでしょう。また、高齢化が進んでいるため健康に問題を抱える人が増えていくことも想像に難くありません。ホームレスになった事情はそれぞれでしょうが、人が生きるうえで最低限必要となる、住む場所や食べるものに困るほどの貧困が今の日本社会にあるという事実を知ることは、子どもにとって大切なことでしょう。(マイナビ子育て編集部)調査概要■ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果/厚生労働省調査対象:ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法第二条に規定するホームレス※調査対象自治体は、東京都23区、政令指定都市及び令和3年1月調査(概数調査)で20名以上の報告があった市。調査時期:令和3年11月有効回答数:1,169名<関連記事>✅今のホームレスはどうやって寝泊まりしている?最多だったのは段ボールの家ではなく…✅コロナ禍により収入がほとんど無くなった人も1割、ひとり親家庭の実態とは【フードバンク利用者への調査】✅8割以上の子育て世帯は「お金が足りない」と回答、子育て費用が精神的負担になっている家庭が多い
2023年10月13日「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」(ソニー生命保険)を見ると、今の中高生が抱く将来の希望や人気の職業がわかりました。年齢による違いや時代の反映がうかがわれる結果でもあります。お子さんと将来の夢の話をするときの参考にしてみてください。将来の三大希望は「好き」「安定」「趣味」ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より将来の夢について質問した結果を見ると、中学生、高校生どちらにおいても「好きなことを仕事にする」「安定した毎日を送る」「趣味を充実させて生きる」がTOP3にランクインしています。特に「好きなことを仕事にする」と「安定した毎日を送る」はいずれも4割を超えており、どちらも同じくらい重視したいという気持ちがうかがえます。将来なりたい職業は中学生と高校生で相違あり続いて、どんな職業が人気なのか、中学生と高校生それぞれの回答を見てみましょう。中学生|YouTuber、絵を描く職業がトップソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より男子中学生に聞いた将来なりたい職業は、「YouTuberなどの動画投稿者」が最も多く22.0%でした。次いで「ITエンジニア・プログラマー」が17.0%、「プロスポーツ選手」が15.0%となっています。世代的にYouTubeが身近であることがうかがえる結果です。女子中学生の将来なりたい職業のトップは「絵を描く職業」で19.0%。「ボカロP(音声合成ソフト楽曲のクリエイター)」(17.0%)、「Youtuberなどの動画投稿者」「歌手・俳優・声優などの芸能人」(16.0%)が続きます。クリエイティブ系の職種が人気となっているようです。男子も女子も、「好きなことを仕事にする」という希望がこの回答結果に表れているといえるでしょう。なお、2021年の調査と比べると、男子中学生で「ゲームクリエイター」が大きく上昇しているほか、女子中学生でも「ゲーム実況者」が新たにトップ5に入りました。ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より高校生|公務員、看護師がトップソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より男子高校生の将来なりたい職業は「公務員」が最も多く15.8%、次いで「ITエンジニア・プログラマー」が11.8%、「会社員」が10.0%となっています。トップ5では「ITエンジニア・プログラマー」のみが男子中学生と同じという結果でした。女子高校生の将来なりたい職業は「看護師」が14.2%を占めてトップに。「公務員」が11.5%、「保育士・幼稚園教諭」が10.3%と続きます。女子中学生と比較すると、男子同様、「歌手・俳優・声優などの芸能人」以外はトップ5が入れ替わっています。高校生の場合、「安定した毎日を送る」という希望をより反映した形と言えるでしょう。ちなみに2021年の調査では、男子高校生は「YouTuberなどの動画投稿者」「社長などの会社経営者・起業家」が上位を占めていましたが、2023年では順位を大きく下げています。ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」よりまとめ中高生は将来の夢として、「好きなことを仕事にする」「安定した毎日を送る」「趣味を充実させて生きる」といった希望をもっている人が多いことがわかりました。具体的な職業の希望に関しては、中学生と高校生では違いが出る結果ともなりました。中学生の回答は「好きなことを仕事にする」を反映している傾向がある一方、高校生の回答は「安定した毎日を送る」を反映している傾向が見られました。年齢によって将来の夢は変わるものですが、今の子どもの夢は何なのか、定期的に親子で話すとよいかもしれませんね。(マイナビ子育て編集部)画像はイメージです調査概要■中高生が思い描く将来についての意識調査2023/ソニー生命保険株式会社調査地域:全国調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の中高生調査時期:2023年6月8日~6月14日調査方法:インターネット調査有効回答数:1,000サンプル(有効回答から中学生200s、高校生800sになるように抽出)<関連記事>✅包括的性教育を学びたい人は6割に、その理由は? 若者の声から見る性教育の実態【後編】✅学校で受けた性教育は不十分だと思う人が4人に1人、若者の声から見る性教育の実態【前編】✅Z世代の5割は子どもがほしくない?子育てに対する自信のなさや社会への不安なども理由に挙がる
2023年10月12日本記事では、ソニー生命保険が中高生1,000人を対象に実施した「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」を参考に、結婚、子育て、家庭と仕事に関して、彼らがどんな将来の希望を持っているのか、ご紹介します。結婚|6~7割が「したい」結婚について、自身の気持ち・考えには【P】と【Q】のどちらがあてはまるか(単一回答形式)ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より「将来、結婚したい」と「ずっと独身でいたい」のどちらにあてはまるかを尋ねた結果、「将来、結婚したい」と答えた人が、中学生は61.5%、高校生は68.3%と、いずれも多数でした。中高生は結婚に対して前向きに捉えている人の方が多いことがわかります。男女別の内訳をみると、中学生、高校生のどちらにおいても、男子の方が女子よりも結婚を望んでいる人が多い結果でした。子ども|5~6割が「ほしい」子どもをもつことについて、自身の気持ち・考えには【P】と【Q】のどちらがあてはまるか(単一回答形式)ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より結婚に続いて、子どもをもつことへの希望はどうでしょうか。「将来、子どもがほしい」か、「将来、子どもがほしいと思わない」かを尋ねたところ、「将来、子どもがほしい」と答えた割合は、中学生で49.5%、高校生で60.6%となっており、いずれも最多となりました。男女別の内訳をみると、結婚と同様に女子よりも男子の方が「将来、子どもをもちたい」と答えた割合が多くなっています。とくに中学生において、男子と女子の間に19ポイントの差が出る結果でした。ライフスタイル|「仕事第一」より「家庭第一」ライフスタイルについて、自身の気持ち・考えには【P】と【Q】のどちらがあてはまるか(単一回答形式)ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より将来的に家庭をもちたいと思っている中高生が多いようですが、では、将来のライフスタイルとして「家庭第一」か「仕事第一」がを問われたら、どちらを希望するのでしょうか。「将来、家庭第一の生活をしたい」と答えた割合は、中学生で46.0%、高校生で55.8%となっており、仕事よりも家庭を重視したい人が多くなりました。また、高校生の方がよりその傾向が強いこともわかります。一方、「どちらともいえない」と答えた割合が中学生は38.5%、高校生は29.8%という点を考えると、中学生の段階ではイメージが沸かない人も少なくないことが想像されます。男女別の内訳をみると、高校生では回答に開きが見られました。「家庭第一」は男子が63.2%の一方、女子は48.3%と約15ポイントの差、「仕事第一」は男子が10.5%、女子は18.5%と8ポイントの差がでています。これは、家事や育児を女性が担うことが多いという現状が、高校生の意識にも影響していることがうかがえるでしょう。まとめ今回の調査では、6割以上の中高生は結婚や子どもを持つことについて、前向きな人が多いという結果でした。また、家庭と仕事のバランスについては、「仕事第一」よりも「家庭第一」を望む人が多いこともわかりました。現代の価値観の反映であると同時に、結婚して子どもが生まれた後の男女の働き方の現状も、若者たちの意識に影響していることが考えられる結果といえます。(マイナビ子育て編集部)調査概要中高生が思い描く将来についての意識調査2023/ソニー生命保険株式会社調査地域:全国調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の中高生調査時期:2023年6月8日~6月14日調査方法:インターネット調査有効回答数:1,000サンプル(有効回答から中学生200s、高校生800sになるように抽出)<関連記事>✅国や職場の子育て支援制度、半数超が「知らない」ものも!<6歳以下の子どもを持つ男女へのアンケート>✅Z世代の5割は子どもがほしくない?子育てに対する自信のなさや社会への不安なども理由に挙がる✅学校で受けた性教育は不十分だと思う人が4人に1人、若者の声から見る性教育の実態【前編】
2023年10月09日厚生労働省によると全国のホームレス数は3,065人厚生労働省ではホームレスの自立支援などを目的にした調査を定期的に行っています。2023年1月に実施された全国調査(概数調査)によると、全国のホームレス(※)数は3,065人。男性が2,788人と圧倒的に多く、女性は167人、不明110人となっています[*1]。都市部に多いという特徴があり、東京23区と政令指定都市で8割近くを占めました。また、同調査によるとその数は年々減少しており、15年前の2008年調査での16,018人[*2]と比べると2023年は8割以上の減少となります。そのため最近は日常生活で目にする機会も減っており、その生活の実態がいっそう見えにくくなっていることでしょう。ここからさらにホームレスの実態をより知るうえでは、同じく厚生労働省が実施している「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」が参考となります。およそ5年ごとに実施されているものですが、本記事では最新の2021年の調査結果を手掛かりに、ホームレスの人がどのような暮らしをしているのかを知っていきましょう。----------------------※「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」の第二条に規定された「ホームレス」をさし、「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」。参考[*1]厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果」2023年4月[*2]厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果」2008年4月高齢化が進むホームレスまず、調査対象者の性別および年齢の分布を見てみましょう。性別は男性が95.8%を占め、女性は4.2%となっています。年齢は19~80歳以上まで幅広く分布していますが、最も多い年代は70歳~74歳で23.8%、次いで65歳~69歳で20.0%という結果でした。60歳以上が7割を占めています。調査実施以来、男女比は変わっていませんが、高齢化が一層進んでいる印象です。調査対象者の年齢分布―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より調査対象者の年齢分布―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりどこで、どのように寝泊まりしているのかここからは、実際にどのような生活をしているのかを見ていきましょう。約8割は場所が決まっているまず、路上(野宿)生活の形態がどうなっているかという点ですが、その場所が「決まっている」と回答した人が79.5%と大半を占めました。ほとんどの人は決まった場所で野宿をしているようです。しかし、過去の調査結果と比べると、「決まっていない」人の割合が10年前よりは増えている傾向が見られ、より不安定な生活をしている人が多くなっているように感じられます。寝ている場所はだいたいいつも決まっていますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より約3割が公園で野宿している野宿先が「決まっている」と回答した人を対象に、具体的な野宿場所を聞いています。その結果、最も多かったのが「公園」(27.4%)でした。次いで、「河川」が24.8%、「その他」が23.1%と続いています。ベンチや水道、トイレなどが設置されている場所も多く、雨風などもしのぎやすい公園が最も多くなっているのは、納得の結果と言えるかもしれません。決まっている方へ質問。具体的にはどこですか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より簡単な敷物で寝ている人が3人にひとりでは、野宿の形態としては何が多いのでしょうか。「どのように寝(野宿)場所を作っているのか」を聞いてみたところ、「簡単に敷物(寝袋・毛布等)を敷いて寝ている」が最も多く、32.7%でした。ほぼ同数で「廃材やダンボール、ブルーシートによるテントまたは小屋を常設」(31.0%)が続き、次いで「ダンボール等を利用して寝場所を毎晩作っている」(18.7%)となっています。過去の調査結果と比べてみると、小屋を常設している人が減っている傾向が続いている一方、簡単に敷物を敷いて寝るという人の割合は増えています。どのようにして寝(野宿)場所を作っていますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりホームレス中はずっと野宿という人が6割以上今回の調査の対象は路上生活をしている人ですが、基本的に常に外で寝ているのか、それとも、簡易宿所やホテルなどを利用することもあるのでしょうか。「現在の路上(野宿)生活の間、ずっと継続して路上(野宿)生活が続いているか?」という設問の回答を見てみると、「ずっと路上(野宿)生活をしていた」と回答した人が最も多く、64.4%となっています。次に多いのは「時々、ドヤ、飯場、ホテル等にも泊まっていた」(※)で16.0%でした。そのほか「緊急一時宿泊施設(シェルター・一時生活支援事業)等に一時的に入っていたことがある」(3.0%)、「病院に一時的に入っていたことがある」2.6%などの回答も見られました。-------------------------※ドヤ:住居不定の日雇労働者を対象とした簡易宿所のことで、「宿(ヤド)」の逆さことば。今回の路上(野宿)生活の間、ずっと継続して路上(野宿)生活が続いていますか?または、どこかと行き来していましたか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりどのくらい路上生活をしているのか最後に路上生活をしている期間を見てみます。今の路上生活は「10年以上」が4割「現在の路上(野宿)生活がどのくらい続いているのか」を聞いた結果は、40.0%もの人が「10年以上」と回答しました。次いで「5年~10年未満」(19.1%)、「1年~3年未満」(11.4%)という結果でした。「10年以上」と回答した人の割合は、過去の調査と比較して増加傾向であることもわかります。一度ホームレスになるとなかなかそこから抜け出すことができず、長期化してしまうケースの多いことが想像されます。今回の路上(野宿)生活をするようになって、どのくらいたちますか?(昔のことは除く)―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より初めて路上生活をしたのは「20年以上前」が最多ここまで回答者の属性として高齢者が多いこと、また、今の路上生活が続いている期間は10年以上という人が最多であるのを確認しました。このことと関連するのですが、「初めて路上(野宿)生活をしたのはどのくらい前か」を聞いた結果も見てみましょう。最も多い回答は「20年以上」で25.7%、つまり4人に1人以上を占めています。次いで「10年~15年未満」(19.5%)、「5年~10年未満」(18.0%)という結果でした。ホームレスになったあと安定した職に就けず年月が過ぎ、高齢になっている人が少なくないことがうかがえます。一方、「5年未満」の人の割合は前回調査までは減少傾向であり、新しくホームレスになっている人はずっと減ってきていたと思われますが、前回調査から今回の調査にかけては微増となっています。初めて路上(野宿)生活をしたのはどのくらい前ですか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりまとめ厚生労働省が行っているホームレスの実態調査から、その暮らしぶりや高齢化などの現状がわかりましたが、同時に、国が支援策をとっているにもかかわらず、ホームレスを取り巻く状況にはそれほど大きな変化がないのではないか、ということも感じられる結果でした。一方、ホームレス数3,065人という数字には「あまり多くないな」という印象を受けたかもしれません。しかしながら、ネットカフェなどで寝泊まりしている人は調査対象から漏れていることにも目を向ける必要があるでしょう。2018年の東京都の調査では、いわゆる「ネットカフェ難民」が1日約4,000人と推計されています[*3]。ホームレスの存在がより見えにくい時代を迎えるなか、社会の実態として子どもに伝えていくことは、教育として大切ではないでしょうか。(マイナビ子育て編集部)参考[*3]東京都「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査」調査概要■ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果/厚生労働省調査対象:ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法第二条に規定するホームレス※調査対象自治体は、東京都23区、政令指定都市及び令和3年1月調査(概数調査)で20名以上の報告があった市。調査時期:令和3年11月有効回答数:1,169名<関連記事>✅体罰は必要だと「非常に思う」親は日常的に体罰をするケースが26%に上る<厚生労働省調査>✅コロナ禍により収入がほとんど無くなった人も1割、ひとり親家庭の実態とは【フードバンク利用者への調査】✅8割以上の子育て世帯は「お金が足りない」と回答、子育て費用が精神的負担になっている家庭が多い
2023年10月08日中高生に大人はどう思われている?子どもが将来を考えるときには、今の大人に抱く印象も影響するものでしょう。果たしてそれはポジティブなものなのか、ネガティブなものなのか――。そこで本記事では、中高生1,000人を対象にした「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」(ソニー生命保険)の結果をもとに、中高生が抱いている大人のイメージをお伝えします。大人は「大変そう」「疲れている」が9割中高生が大人にどんなイメージを抱いているかを調べるために、調査では対照的な二つのイメージに対して、それぞれどちらが自分の印象に近いかを聞いています。質問:いまの“大人”に対して、抱いているイメージは[A]と[B]のどちらに近いか(各単一回答形式)中学生が抱く大人のイメージソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より中学生の場合、AとBで最も回答に差が表れていたのは、「A.疲れている/B.元気」の項目でした。Aに近いという人は92.0%に上っており、ほとんどの中学生が大人は「疲れている」という印象を持っていることがわかります。「A.大変そう/B.楽(ラク)そう」も同様の傾向をしてしており、Aに近い、つまり「大変そう」と思う人が89.5%と約9割を占めています。中学生の目には大人は疲れていて、かつ、大変そうに映っているようです。また、「A.尊敬できない/B.尊敬できる」は拮抗しているものの、「尊敬できる」がやや「尊敬できない」を上回る結果でした。ちなみに2021年の調査と比較すると、「大変そう」が8.0ポイント、「疲れている」が9.0ポイント、「楽しくなさそう」が2.0ポイント、「暗い」が2.5ポイントとそれぞれ増加しています。高校生が抱く大人のイメージソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より高校生の場合も、中学生の回答と大きな違いは見られません。やはり、「大変そう」「疲れている」に意見が集まっています。具体的には、「大変そう」が88.5%、「疲れている」が88.0%と、いずれも約9割を占めました。一方で、2021年の調査との比較においては高校生と中学生で傾向に違いが出ています。2021年の調査と比べて高校生は「楽(ラク)そう」が0.4ポイント、「元気」が2.4ポイント、「楽しそう」が10.7ポイント、「明るい」が7.6ポイント、「尊敬できる」が8.2ポイントと、ポジティブなイメージがそれぞれ増加していました。まとめ中高生が抱く大人のイメージは、どちらも「大変そう」「疲れている」と回答した割合が多く約9割にのぼりました。大人に対してどちらかというとマイナスなイメージを持っている子どもが多いようです。日頃、周りにいる大人の様子からそのように感じるのでしょうか。仕事などで忙しそうにしている大人が少なくないのかもしれません。(マイナビ子育て編集部)画像はイメージです調査概要■中高生が思い描く将来についての意識調査2023/ソニー生命保険株式会社調査地域:全国調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の中高生調査時期:2023年6月8日~6月14日調査方法:インターネット調査有効回答数:1,000サンプル(有効回答から中学生200s、高校生800sになるように抽出)<関連記事>✅包括的性教育を学びたい人は6割に、その理由は? 若者の声から見る性教育の実態【後編】✅学校で受けた性教育は不十分だと思う人が4人に1人、若者の声から見る性教育の実態【前編】✅Z世代の5割は子どもがほしくない?子育てに対する自信のなさや社会への不安なども理由に挙がる
2023年10月01日中高生は自分や世界の将来をどう思っている?本記事では、中高生1,000人を対象にした「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」(ソニー生命保険)から、中高生が抱えている将来への不安についてお伝えします。自分の将来|4割超が「不安」自身の将来について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているか(各単一回答形式)ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より自分の将来への見通しは明るいか不安か――、中高生の意識はどうなのでしょうか?まず、中学生の回答をみてみると、「1年後の自分」「3年後の自分」「10年後の自分」について不安を感じている中学生は、それぞれ36.5%、40.5%、45.0%でした。それぞれ4割前後の人が不安を抱いており、先の未来になるほど不安に思う人が増えています。次に高校生ですが、「1年後の自分」「3年後の自分」「10年後の自分」について不安を感じている高校生は、それぞれ39.4%、44.4%、48.6%でした。中学生同様、先の未来になるほど不安に思う人が増えていますが、全体的に中学生よりも割合は高くなっています。新型コロナウイルスの流行や不安定な世界情勢などの影響もあり、明るい見通しや将来を想像しにくい人が多いのではないでしょうか。自分の将来|具体的な不安は「お金」や「進学」自分の将来のどのようなことに関して不安を抱いているか(複数回答形式)ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より中高生のいずれも将来への不安を抱く人が少なくないようですが、具体的にはどのような不安があるのかを見てみます。中高生のどちらも「進学・受験」「就職・仕事」「お金」が上位3位を占めているのは同じでした。中学生の場合は「進学・受験」(59.5%)がトップ、高校生の場合は「お金」(54.5%)がトップになっています。男女別で見てみると、中学生の女子は「進学・受験」よりも「お金」を不安を感じる人が多く、男子が44.0%であるのに比べ、女子は64.0%と差が出ていました。また、「容姿」に関しては男子18.0%、女子51.0%と特に開きが見られています。高校生を男女別に見てみると、差が目立ったのは「進学・受験」で、男子38.5%、女子58.5%と、女子の方が20ポイント高くなりました。なお、「容姿」に不安を抱える女子は、中学生と比べると36.0%と少なくなっています。日本や世界の将来|約7割が「不安」日本や世界の将来について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているか(各単一回答形式)ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より最後に、自分の将来だけでなく、日本や世界の将来についてはどう思っているのかも見てみましょう。中学生では「10年後の日本」「10年後の世界」に不安を抱いている割合が、それぞれ71.0%、69.0%でした。高校生では「10年後の日本」「10年後の世界」に不安を抱いている割合が、それぞれ67.9%、69.0%でした。両者で特に差は見られず、同様の結果になっています。約7割もの中高生が日本や世界の将来を悲観している背景にはやはり、戦争など不安にさせるニュースを見聞きする機会が多いということがあるのかもしれません。まとめ自分自身の将来に不安を抱く中高生は約4割、日本や世界の将来に対して不安を抱く中高生は約7割でした。誰しも、何が起こるかわからない未来のことには不安を抱くものですが、その不安の程度は世の中の状況が大きく影響するものでしょう。子どもや若者が不安を感じやすい時代だということを、大人としても、きちんと認識しておきたいですね。(マイナビ子育て編集部)調査概要■中高生が思い描く将来についての意識調査2023/ソニー生命保険株式会社調査地域:全国調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の中高生調査時期:2023年6月8日~6月14日調査方法:インターネット調査有効回答数:1,000サンプル(有効回答から中学生200s、高校生800sになるように抽出)<関連記事>✅Z世代の約5割はなぜ「子どもがほしくない」のか?その理由は「自分らしさ」の問題ではなく…!?✅中高生は結婚や子育てをどう考えている?「名字はどちらでもよい」「子育ての分担は夫婦で同じがよい」など時代を反映する結果に✅若者が考える日本が平和な理由の1位は「非核三原則」、核兵器の保有は約7割が反対【18歳意識調査】
2023年09月28日