一般社団法人一乃会(代表理事:鈴木啓吾)主催、能と講談で古典を楽しむ『ことのは能Vol.3』が2024年4月28日 (日)に矢来能楽堂(東京都新宿区矢来町60)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 見える人も、見えにくい・見えない人もともに能楽堂で古典芸能を楽しむ公演。「いざ鎌倉!」の言葉を生み、徳川家康も好んだとされる名曲『鉢木』。 世阿弥が目指した能の美意識・幽玄とは対極にある、劇的な作風である能『鉢木』は、シテ・ワキともにまた別の技量力量を必要とする大曲で、観世流シテ方能楽師の鈴木啓吾が挑みます。 また、古典講談の最高峰『鉢の木』を、人間国宝の故・一龍斎貞水の直弟子、押しも押されぬ実力派の一龍斎貞橘が勤めます。本企画は古典芸能に日頃から親しんでいる方に限らず、能や講談に初めて触れる方、目の不自由な方もともに同じ空間(能楽堂)で古典を楽しむ時間となることを目標として企画されています。<講談「鉢の木」一龍斎貞橘>時の執権・北条時頼漫遊の折、佐野の里で出会ったのは、今は落ちぶれてはおれど、武士の鑑。志高きその名は、佐野源左衛門常世…。古典講談の傑作「鉢の木」を、講談界初の人間国宝・一龍斎貞水の直弟子・一龍斎貞橘が勤めます。<能「鉢木」鈴木啓吾>大雪降る夕暮れの佐野の里。里外れのあばら家に訪れた旅の僧をもてなすため、家の主・佐野源左衛門常世はなけなしの粟飯を出し、自慢の盆栽をいろりにくべる。落ちぶれた身の上ながら、いったん鎌倉より知らせあれば、馬に鞭打ちいち早く鎌倉へと馳せ参ずると僧に語るが…。シテ(主役)は面(おもて)をかけず、直面(ひためん)で演じる、演劇性の高い能の作品です。観世流シテ方能楽師鈴木啓吾プロフィール重要無形文化財(総合)指定保持者(公社)観世九皐会理事、(公社)能楽協会会員一般社団法人一乃会代表理事一乃会神楽坂遊楽スタジオ代表観世九皐会、緑泉会での演能活動を中心に、自身の研究公演「一乃会」を主宰。能普及を目的としたイベント「ことのはかぜ」、テーマを併せた講談と能を一緒に楽しむイベント「古典をことばで旅することのはかぜ」などを企画・主催。自宅でも楽しめるよう、イベントのweb版をYouTube動画サイト[一乃会チャンネル]にて配信中。目の不自由な方でも能の舞台や謡曲を楽しんでいただけるよう、謡曲の専門古文点訳活動や視覚特別支援学校での総合学習の授業を定期的に実施。能楽ー熊野-地方文化のつながりをもとに、和歌山での能楽普及にも力を入れている。著書:「能のうた-能楽師が読み解く遊楽の物語-」「続・能のうたー能楽師が読み解く遊楽の物語ー」(ともに新典社刊)公演概要能と講談で古典を楽しむ『ことのは能Vol.3』公演期間:2024年4月28日 (日)会場:矢来能楽堂(東京都新宿区矢来町60)■出演者鈴木啓吾/一龍斎貞橘大日方寛/野口能弘/八反田智子/大山容子/柿原孝則山本則重/山本則秀奥川恒治/永島充/坂真太郎/桑田貴志/中森健之介/奥川恒成遠藤喜久/佐久間二郎等■スタッフ一般社団法人一乃会/公益社団法人観世九皐会他■公演スケジュール4月28日(日)13時15分開場/14時開演解説・鈴木啓吾講談「鉢の木」一龍斎貞橘(休憩20分)能「鉢木」鈴木啓吾(16時半頃終演予定)■チケット料金正面席・座敷正面席:5,500円脇正面席:4,400円中正面席・座敷中正面席:4,400円視覚支援・学生:3,300円(全席指定・税込)※視覚支援・学生のお申込は、一乃会でのみ取り扱い。※視覚障碍者ガイドサポーターは1名無料 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月27日創立21年目の劇団フルタ丸が挑む新しい演劇第二弾はオール女性キャストによる プロ野球選手の妻たちの八百長合戦!劇団フルタ丸主催、フルタ丸講談 vol.2『八百長入門』が2023年11月29日(水)~12月2日(土)にシアター711 (〒155-0031東京都世田谷区北沢1-45-15)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて10月14日(土)10:00より発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ X(旧Twitter) 「フルタ丸講談」シリーズ第2弾!劇団フルタ丸は、ひとりぼっちの夜を救う演劇を創作する劇団として、孤独を感じる人物に寄り添いながら、その先の未来を明るく照らそうとするヒューマンコメディを作ってまいりました。2022年に二十周年記念公演『すべてセリフのはずだった』(駅前劇場)の上演を果たし、劇団21年目となる2023年、新企画「フルタ丸講談」シリーズを始動いたしました。「フルタ丸講談」とは、代表のフルタジュンが講談師・神田京子氏とのオリジナル講談の創作を通じて改めて感じた講談という演芸の魅力・可能性を、演劇のフォーマットで表現したいと考えて発案した新シリーズです。修羅場読み(ひらばよみ)と言われる講談独特の滔々と流れるような読み方や張扇等の講談独特の所作・様式美等を採り入れ、これまで劇団で培ってきた現代劇とミックスさせたカタチの演劇作品をお届けします。2023年7月に第1弾『枡目街交差点』を劇団員のみで上演し、スピーディーなロマンチック講談演劇として大変好評を博しました。第2弾となる本作『八百長入門』は、劇団員の真帆・篠原友紀に加えて、大勝かおり・仁山貴恵・日下麻彩・上田のりこ・寺田晴名という多彩な客演陣を招き、オール女性キャストでプロ野球選手の妻たちの世界をサスペンスフルコメディーとして描きます。講談+現代劇で描くフルタ丸講談の第二弾は、プロ野球選手の妻たちによる本音と建て前が渦巻く八百長合戦!【STORY】プロ野球選手の妻に選ばれし者たち。彼女たちは集い苦労を分かち合いながらも、自らの境遇に酔っていた。しかし、週刊誌がすっぱ抜いた八百長疑惑報道を発端に崩壊が始まる。疑心暗鬼に陥る妻たちは互いを疑い始め、敵の敵は味方のはずが、どこまでも敵だったりしてもう誰も何も信じられなくなっていく。そして、彼女たちは八百長の門をくぐる。【作・演出フルタジュン】今年の夏に初めてフルタ丸講談『枡目街交差点』を上演しました。実験的な部分と面白いものができるかもしれないという予感のもと、結果として良い方向に転がりました。フルタ丸講談には世界を自由自在に広げたり畳んだりできるようなシームレスな魅力があると感じ、そういった演劇の作り方をずっと望んでいた自分としては千載一遇の出会いを得たような気持ちでいます。「講談+現代劇による演劇」をフルタ丸講談と呼んでいるわけですが、歴史ある伝統芸能に襟を正しつつも、やりたい放題の精神で臨みたいと思います。【フルタ丸講談vol.1『枡目街交差点』劇評/劇評家 藤原央登氏より】劇的な心情を抱えた登場人物たちが、風景と共に観客の脳内に想起させられる。優れた俳優の語りに触れた時、つかこうへいの作品は講談だと感じたことがある。小説の執筆に難航している女性作家が、タイプが異なる書きかけの2つの小説を掛け合わせる。小説の執筆=語りによって出会った2人の主人公を含め、3人の人物がそれぞれの問題に向かってゆく。フルタ丸講談 『枡目街交差点』もまた、演劇と講談の取り合わが良いことを示した。つか劇とはまた違う、講談としての演劇の魅力を今後も探ってほしい。公演概要フルタ丸講談 vol.2『八百長入門』作・演出:フルタジュン出演:真帆・篠原友紀・大勝かおり・仁山貴恵・日下麻彩(吉祥寺GORILLA)・上田のりこ・寺田晴名<日時>2023年11月29日(水)~12月2日(土)11月29日(水)19:3011月30日(木)14:00/19:3012月1日 (金)14:00/19:3012月2日 (土)13:00/17:00※受付開始は開演の40分前※開場は開演の30分前<会場>シアター711 (〒155-0031東京都世田谷区北沢1-45-15)Tel:03-6416-8914(公演期間中のみ)下北沢駅・小田急線「東口」、京王井の頭線「京王中央口」改札から徒歩8分<チケット>一般4,000円学割3,000円 (要証明)※全席自由・整理番号付き・前売当日共通<チケット取扱い>カンフェティ 一般発売10月14日(土)10:00開始<お問い合わせ> info@furutamaru.com 080-4898-2003<スタッフ>舞台監督:森貴裕(M.T.Lab)、新原ちゆみ照明:祝迫佳小里(DISCOLOR Company)音響:角丸雄亮(DISCOLOR Company)舞台美術:泉真制作協力:鳥谷規、大森晴香(ABC &SET)アートディレクター:福田泰隆宣伝美術・Web:SOY写真・撮影:木村健太郎協力(順不同・敬称略):吉祥寺GORILLA/ワンダースペース/LEVELS/レディオ湘南/エンピツ/ニッポン放送主催・企画・製作:劇団フルタ丸助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、【東京ライブ・ステージ応援助成】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月18日最近、毒舌ぶりに拍車がかかっている霜降り明星・粗品(30)。10月3日に更新した霜降り明星の公式YouTube『しもふりチューブ』内の動画で、今度は人気講談師にとある“提言”をした。今回の動画では、相手に提言を言わせたい芸人の名前をフリップにお互い6名書いた上でそれぞれに番号を振り、サイコロの出た目が振り分けられている人に”提言”をする「提言ロシアンルーレット」という企画を行うことに。粗品の番になると、サイコロの目は、人気講談師の神田伯山(40)に当たった。神田について、粗品はかねて動画やラジオなどで「おもしろくない」と公言してきたことで知られている。すると粗品は開口一番「神田伯山さあ、あのさあ、お前まずな汗ふけお前」と指摘。続けざまに「お前の講談で笑ったことないねん俺1回も。我慢して見たことあんねん、お前が上げてるやつ」と、伯山が自身のYouTube『神田伯山ティービィー』にアップしている講談をディスった。さらに「全部講談みて『おもんない』って俺なんかで言ったときに、お前のキモイファンから『講談はそもそも笑わせるもんじゃないから、面白いとかじゃないの』って言われた。それは分かったけど」とした上で、「お前のバラエティーでのトークとか発言、(松本人志の)すべらない話、刺さルール、1回も笑ったことない」と相方のせいや(31)も出演していた『爆問×伯山の刺さルール!』(テレビ朝日系)での発言まで批判。せいやが思わず「刺さルール終わった」と先日番組が終了したことを突っ込むと、粗品は「お前(神田)のせいで終わってる」と手をゆるめない。加えて「あと老けすぎ、意外に30代後半。おじさん、目ぇ悪いんなんなん、眼鏡かけても意味わからん。あとなんかぁ、顔キモい」と容姿にまで言及。そんな相方に対してせいやは「小学生やなぁ、伯山さんはそんなん全く気にしてないんちゃう」と伯山をフォロー。しかし、粗品は最終的に「1回俺攻撃されてるからね。俺、俺ほんま理由ない毒舌1回も言ったことないからな。俺マジで先食らってるからな、M-1直後にあいつのラジオで、俺のこと悪く言われてるそのアンサーやから」と、過去の神田の発言を根に持っていると話していた。「理由のない毒舌は一回も言ったことはない」という粗品だが、果たして伯山からの“アンサー”はあるのか。
2023年10月04日〜講談鑑賞とワークショップ〜株式会社アデッソが運営しているスタジオスペース「ENTAMA STUDIO」にて、『講談女子部活動中!富ヶ谷講談』(企画制作:合同会社ラバブル)が2023年4月8日(土)と4月19日(水)に開催決定いたしました。神田織音真打4月8日(土)予約フォーム 神田あおい真打4月19日(水)予約フォーム 和の文化に触れ、自ら参加し、声を出してストレス解消!!【基本コンセプト】日本の伝統話芸の一つ“講談”をもっと身近に〈観て〉〈聴いて〉〈学ん で〉〈打つ〉 !〈観て〉講談師を目の前で観覧することが出来る〈聴いて〉講談を聴くことが出来る〈学んで〉講談の実技を学ぶことが出来る・ワークショップ〈打つ〉学んで自分も一席打つようになる(ところまではいかなくとも)※講談部活動参加資格は性別・年齢は関係ありません〇 日程:月2回開催•第一回4月8日(土)昼の部<真打:神田織音/二つ目:田辺凌天/前座:神田おりびあ>(タイムスケジュール)14分30時開場(自由席)15時00分〜15時20分前座・講談一席(20分)15時20分〜15時50分二つ目・講談一席(30分)15時50分〜16時25分真打・講談一席(35分)休憩16時30分〜17時15分ワークショップ17時30分閉場(完全退場)•第二回4月19日(水)夜の部<真打:神田あおい/二つ目:一龍斎貞奈/前座:田辺一記>(タイムスケジュール)18時開場(自由席)18時30分〜18時50分前座・講談一席(20分)18時50分〜19時20分二つ目・講談一席(30分)19時20分〜20時55分真打・講談一席(35分)休憩20時00分〜20時45分ワークショップ21時閉場(完全退場)〇内容:毎回3名の講談師(前座・二つ目、真打)が登壇講談鑑賞の後、3人の対談、講談の基礎知識を体感・実践していく〇参加料金:3,500円(税込)〇定員:先着50名(男女問わず。当日現金参加あり。立ち見の可能性あり)〇 チケット:・4月8日昼の部チケット: ※販売期間:2023年3月25日(金)13時~ 4月6日(木)23時59分まで・4月19日夜の部チケット: 販売期間:2023年3月25日(金)13時~ 4月17日(月)23時59分まで※チケットは発送を行いません、当日はお客様のお名前とご購入されたアカウントの会員番号を会場受付にてお伝え下さい。〇場所:ENTAMA MOVIE STUDIO(渋谷区富ヶ谷2-41-12 B1F)アクセス:小田急線代々木八幡駅(徒歩6分)、代々木上原駅(徒歩7分)、千代田線 代々木公園駅(徒歩6分) 神田織音真打<プロフィール>1999年4月神田香織に入門講談協会所属2003年4月二ツ目昇進2011年4月真打昇進神田 織音 : 神田あおい真打<プロフィール>2002年11月神田すみれに入門講談協会所属2008年6月二ツ目昇進2016年4月真打昇進神田 あおい : 田辺凌天二ツ目<プロフィール>2015年田辺凌鶴に入門2021年二ツ目昇田辺 凌天 : 一龍斎貞奈二ツ目<プロフィール>2015年一龍斎貞心に入門2022年二ツ目昇進一龍齋 貞奈 : 神田おりびあ前座<プロフィール>2022年神田香織に入門神田 おりびあ : 田辺一記前座<プロフィール>2019年田辺一邑に入門田辺 一記 : <企画制作:合同会社ラバブル>Mutom(ミュートム) | アーティストとファンがひとつになる : ENTAMA MOVIE STUDIOについて運営会社:株式会社アデッソ配信・公開配信スタジオ・撮影スペースとして利用できます。YouTuber、インフルエンサー、クリエーターの方々の使用に便利です、更にクリエータ様にはENTAMAアフィリエイトサービスも登録可能です。株式会社アデッソは、 現在、インフルエンサーマーケティングが可能なアプリ「ENTAMAエンタマ」をローンチ中。ENTAMA : ENTAMA : ☆WEBアプリ ☆AppStoreダウンロード ☆AndroidAPKダウンロード 会社名:株式会社アデッソ所在地:東京都渋谷区代々木4-5-7参宮橋ビル302MAIL: info@adessonet.co.jp URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月29日人間国宝である講談師・神田松鯉の弟子、神田松麻呂が二ツ目に昇進。それを記念した『神田松麻呂 二ツ目昇進記念講談会』が、11月15日に渋谷区文化総合センター大和田 6階 伝承ホールで行われることが発表された。つかこうへいにあこがれ俳優を目指し、パルコ劇場のスタッフ経験もあるという異色の経歴をもつ神田松麻呂。2018年に講談師・神田松鯉に入門し、4年間の前座修行を終え、今年8月19日に日本講談協会の二ツ目に昇進。そして9月21日に落語芸術協会の二ツ目に昇進した。講談会には師匠の神田松鯉をはじめ、神田阿久鯉、神田伯山といった講談師が出演。チケットは10月15日10時より一般発売がスタートする。■神田松麻呂 コメント神田松麻呂で御座います。この度、二ツ目に昇進をさせて頂きました。これも全て多くの方々に、支えて頂きましたおかげで御座います。ありがとうございます。二ツ目に昇進を致しまして、「神田松麻呂 二ツ目昇進記念講談会」を開催させて頂く運びとなりました。ここからが「講談師・神田松麻呂」として、本当のスタートで御座います。「戦い」の始まりです。その第一歩がしっかりと踏み出せる様、獅子奮迅の如く務めさせて頂きます。是非、お越し頂けましたら幸いです。「講談師 神田松麻呂」が、どの様に成長して行くか。又、どの様に失敗をするか。それら全てを、「ドキュメンタリー」として、末永く見続けて頂けましたら幸いです。何卒、宜しくお願い申し上げます。<公演情報>神田松麻呂 二ツ目昇進記念講談会11月15日(火) 渋谷区文化総合センター大和田 6階 伝承ホール開場17:45 / 開演18:30【出演】神田松鯉神田阿久鯉神田伯山神田松麻呂【チケット料金】料金3,000円(椅子席、桟敷席 全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売日:10月15日(土) 10:00【お問い合わせ】神田松麻呂infomatsumaro.k@gmail.com(mailto:matsumaro.k@gmail.com)
2022年09月22日歌舞伎座「十月大歌舞伎」において、講談師で人間国宝の神田松鯉の名作口演『荒川十太夫』をもとにした新作歌舞伎が、尾上松緑の主演により上演されることが決定した。寄席や講談会に通うなど講談好きとして知られる松緑は、出番前の楽屋で神田伯山の講談を聴いて気持ちを盛り上げているとのことで、松緑と伯山は互いの芝居や講談に通うなどその交流でも知られている。講談『荒川十太夫』は、講談の中でも赤穂義士の活躍を描いた「赤穂義士伝」のひとつで、四十七士に関わる人物に焦点を当てた外伝物として松鯉が得意とする講談の人気作。高田馬場の決闘で有名な赤穂義士のひとり、堀部安兵衛の切腹の際に介錯をつとめた下級武士、荒川十太夫の苦悩と覚悟を描いた講談の名作が、このたび新作歌舞伎となって上演される運びとなった。演出は2008年に松緑が出演した現代劇『ハリジャン』の作・演出をつとめた劇団「InnocentSphere」主宰、脚本家・演出家の西森英行、脚本は歌舞伎の狂言作者である竹柴潤一が担当する。また本作の上演を記念して、松鯉と伯山による特撰講談会が9月28日に歌舞伎座で開催されることが発表された。演目は「赤穂義士伝」「赤穂義士外伝」より一題ずつ、伯山による『安兵衛駆け付け~婿入り』と松鯉による『荒川十太夫』。さらにこの二題の間には、松鯉と伯山の2人に特別ゲストの松緑を招いての「特別鼎談」が予定されている。なお同日は松鯉80歳の誕生日でもあり、「神田松鯉傘寿を祝って」と題された特別な会となる。■尾上松緑 コメント十月の歌舞伎座、十月大歌舞伎に於いて講談の名作「赤穂義士外伝・荒川十太夫」を上演させて頂ける運びと相成りました普段より公私共に御世話になっている神田松鯉先生、神田伯山先生も「講談は宝の山だ」と仰っしゃっている通り、講談には歌舞伎として上演してもお客様の心に響く作品が沢山御座居ます講談を好む私は以前から、そう云った作品を是非、上演したいと願っておりましたが、今回、松鯉、伯山両先生の御快諾と、松竹株式会社の御賛同を頂き「荒川十太夫」を歌舞伎座で掛ける機会を得られました事、心から嬉しく思っていますまた、演出には私の長年の盟友でもある西森英行さんが初めて歌舞伎の演出に力を貸して下さる事も感謝しています私の気持ちの中では講談と歌舞伎も親戚関係に近いと考えております今回に限らず、今後も講談の名作を歌舞伎に移植して上演出来ればとも願っています先ずは十月の「赤穂義士外伝・荒川十太夫」、我々も一丸となってお客様の心に残り、再演を希望される作品になる様に全力を尽くしますので、応援を宜しくお願い致します■神田松鯉 コメント現伯山の発案で歌舞伎座での親子会が実現する事になった。昭和四十二年から四十三年にかけて、ごく短期間だが二代目中村歌門先生の弟子だった私にとっては懐かしい場所である。親子会は九月二十八日で昼夜公演。なんと、その日は私の満八十才の誕生日。関係者の粋な計らいに胸が熱くなった。当日の私の読み物は、相手を思い遣る優しさが胸を打つ赤穂義士外伝「荒川十太夫」。更に嬉しいのは、その「荒川十太夫」が当代尾上松緑丈の主役で歌舞伎化され、十月の歌舞伎座で公演される事になった。自分が古い速記本の中から発掘して持ちネタにした読み物だけに嬉しい。松緑丈は九月二十八日の親子会にもゲスト出演して下さる。感謝するのみである。■神田伯山 コメント「講談の公演を歌舞伎座でしたい」というのは、二ツ目時代から願っていたことなので光栄で嬉しいです。しかも師匠松鯉との親子会。さらには公演日の9月28日は、師匠の誕生日で80歳の傘寿です。師匠にとっても私にとっても、記念すべき講談会になりそうです。また、私が敬愛する松緑さんを交えての鼎談まであります。10月には講談の台本をもとにした「荒川十太夫」を松緑さんが歌舞伎化されます。歌舞伎の方も非常に楽しみです。昔はあらゆる日本文化のジャンルが切磋琢磨して影響し、各々の伝統を繋いできました。このコロナ禍において、各々の伝統芸能はさらに連帯を強めているような気がします。「こちらのジャンルは大変ですが、そちらはどうですか」というような。「辛い時期にあるからこそ、お客様により喜んで頂きたい」多くのエンターテイメントの願いです。私は学生時代、そしてこの2年ほど集中的に歌舞伎座に行き、改めて芝居の面白さを噛み締めています。松緑さんはじめ、多くの役者さんやスタッフの方々の奮闘に、胸をうたれます。色々な方が繋いできたお陰で、今日がある大事な歌舞伎座。1日だけ松鯉・伯山親子会でお付き合い頂ければ幸いです。<公演情報>歌舞伎座「十月大歌舞伎」公演日程:2022年10月会 場:歌舞伎座演目:『荒川十太夫』ほか一般前売:9月14日(水) 10:00~十月大歌舞伎 荒川十太夫上演記念『神田松鯉・神田伯山 歌舞伎座特撰講談会 ~神田松鯉傘寿を祝って』公演日程:2022年9月28日(水) 昼の部14時開演 / 夜の部18時開演会場:歌舞伎座(東京都中央区銀座4-12-15)演題一、開口一番一、赤穂義士伝より 安兵衛駆け付け~婿入り 神田伯山一、特別鼎談 神田松鯉 神田伯山 特別ゲスト 尾上松緑一、赤穂義士外伝より 荒川十太夫 神田松鯉歌舞伎座公式サイト:
2022年07月28日今年2月、真打昇進と同時に講談界の大名跡を襲名した松之丞改め六代目神田伯山。ラジオ番組『問わず語りの神田伯山』での人気、そして襲名を機に「何としても講談の面白さを知ってもらいたい」と開設したYouTubeチャンネル『神田伯山ティービィー』が第57回ギャラクシー賞フロンティア賞を受賞するなど、講談をより広い層に浸透させるべく先陣を切る彼が、来年1月に自身の出身地である東京都豊島区の劇場・あうるすぽっとで新春連続読み『寛永宮本武蔵伝』完全通し公演を開催する。落語と比べるとまだまだ観たことがない人が多い講談は、講談師が高座で釈台と呼ばれる机の前に座り、張り扇を使いながら独特の調子で話芸を披露する伝統芸能だ。落語がフィクションの世界を面白おかしく演じるのに対し、講談は軍記物や政談など基本的に史実に基づいた読み物を脚色を交えて演じながら読み上げるもので、長い“連続物”と一話完結の“端物”があるのが特徴とされている。今回の『寛永宮本武蔵伝』は連続物で、二刀流の伝説の剣豪・宮本武蔵が死闘を繰り返し西へ西へと旅する17席の物語を5日間にわたって上演。本作は伯山が初めて覚えた連続物で、自身も「初心に立ち返って、徐々にですが“真打の武芸物”を模索する第一歩にしたい」と意気込んでいる。さらに「お客様のなかには、5日間にわたって連続物の会に通うことなんて生涯に一度の経験となる方もいるかもしれません。僕も全力で一生懸命にがんばろうと思います。伯山の名を継いだ今、このライフワークについては、お客様にも連続物の会だけは特別というか、『連続物の時の伯山はちょっと違う。鬼気迫るものがあるね』と思っていただけるよう“真打としての芸”を突き詰めていきたいと思っています」とも。真打として、伯山の名では最初となる連続物の通し公演『寛永宮本武蔵伝』は、2021年1月6日(水)~12日(火)に前夜祭を含めた5日間の公演をA・Bとふたつの日程で開催。チケットの一般抽選申し込みは12月19日(土)開始。なお東京公演後は、物語と同じく西へ西へと向かい、名古屋と福岡でも上演される。文:伊藤由紀子※こちらの公演は2022年に延期となりました。講談師 神田伯山 新春連続読み『寛永宮本武蔵伝』完全通し公演 令和三年2021年1月6日(水)~16日(土)会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)詳細は公式サイト にてご確認ください。【番組】前夜祭お楽しみ1月6日(水)・12日(火)『寛永宮本武蔵伝』通し上演初日1~4話目1月7日(木)・13日(水)1話偽岸流2話道場破り3話闇討ち4話狼退治二日目5~8話目1月8日(金)・14日(木)5話竹ノ内加賀之介6話山本源藤次7話柳生十兵衛8話吉岡治太夫三日目9~13話目 1月9日(土)・15日(金)9話玄達と宮内10話天狗退治11話吉岡又三郎12話熱湯風呂13話桃井源太左衛門楽日14~17話目 1月10日(日)・16日(土)14話甕割試合15話山田真龍軒16話下関の船宿17話灘島の決闘【名古屋公演】2021年1月20日(水)~24日(日)会場:西文化小劇場詳細: 主催:公益財団法人名古屋市文化振興事業団[西文化小劇場]【福岡公演】2021年1月27日(水)~31日(日)会場:福岡市科学館6Fサイエンスホール詳細: 主催:公益財団法人福岡市文化芸術振興財団 / 福岡市
2020年12月16日天才講談師・神田伯山による『古代エジプト展 天地創造の神話 開催記念独演会』が12月7日(月)に江戸東京博物館・大ホールにて開催される。このたび独演会と展覧会チケット、展覧会公式図録がセットになった特別券が即完売したことを受け、独演会の配信が決定した。本公演は、11月21日(土)から同博物館で開催される『国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話』の東京展オフィシャルサポーターを務める神田が、その魅力に迫る一夜限りのスペシャルイベント。古代エジプト時代の至宝、約130点と対面した神田が展示会の見どころや、古代エジプト人の信じた壮大な生と死のサイクルについて語り明かす。チケットを入手できなかった方や、講談会初心者の方もぜひ自宅から神田による独奏会を楽しんでほしい。詳細は公式HPをチェックしよう。【配信概要】『古代エジプト展 天地創造の神話 開催記念独演会』配信期間:12月20日(日)正午〜12月26日(土)23:59販売価格:1800円(税込)公式HP: <配信プラットフォーム>視聴や購入方法は各プラットホームのページよりご確認ください。・日テレゼロチケ LIVE STREAMING: ・streaming+: ・PIA LIVE STREAM: ・Hulu ストア: <販売期間>・日テレゼロチケ LIVE STREAMING/streaming+/PIA LIVE STREAM:11月17日(火)正午〜12月26日(土)19:00・Hulu ストア:12月20日(日)正午〜12月26日(土)17:59
2020年11月17日講談師の神田松之丞が12月1日、東京・護国寺の講談社で『講談えほん 全6巻』(各1,500円税抜 講談社刊)の発売記念イベントを行った。テレビなどの出演して人気を博している講談師・神田松之丞が監修した本書は、次世代に伝えたい講談のお話を絵本にしたもの。社名の由来が講談でもある講談社で発売イベントが行われ、小学生とその親を対象に、神田が講談の面白さを伝えた。イベント後には報道陣向けの囲み会見が行われ、小学生を前にしたイベントの感想として「お子さんが笑ってくれたので良かったなと思います。お子さんが聞いて身振り手振り漫画チックで良かったですよ。今日は程々に受けてましたね」と満足げ。本書を監修した理由については「講談社さんが110年ということで、講談社さんの講談は我々の講談から来ているんです。今講談に光があたってブームになっていますが、以前よりも脚光を浴びているという時に、講談社さんも110年ということで一つ力を貸そうというか、面白そうだから絵本を出そうということになったんだと思います」と説明し、「今まで講談の本を出しても売れなかったんですよ。売れないから出さないという悪循環でしたが、今回こうやって舵を切っていただいたので、講談の裾野が広がるし、講談というものが商売になるんだというところまで広げられたらなと思っています」と期待を寄せた。講談がブームになった要因を「僕のおかげでしょうね。素直に(笑)」と笑いを誘いつつ、「周りの師匠や環境のお陰だと思いますが、色んな縁があって講談師全員が頑張っていると思います。一応僕が野暮に色んな発言をしていますが、みんなが頑張って少しずつ良くなってきた気がします」と回答した。神田は、来年2月11日に六代神田伯山を襲名。「頑張って色んな本やテレビ、雑誌メディアに出させていただいてうれしいんですが、"伯山"になったらそれ以上に松之丞を超えるぐらい頑張って活動しなくてはいけないプレッシャーはありますね」としつつ、「"伯山"は6代目で全員が名人なんです。僕は名人になれるか分かりませんが、"伯山"は落語で言うと"三遊亭円朝"、歌舞伎で言うと"團十郎"に匹敵する名前。"伯山"の名前の価値を分からせるのが次のストーリーだと思っています」と意欲を見せていた。
2019年12月02日講談師・神田松之丞がパーソナリティを務めるTBSラジオ『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(毎週金曜 21:30~22:00)の番組イベントが、6月29日に東京・サンリオピューロランドで開催される。同イベントでは、ゲストにハローキティを迎え、講談とサンリオキャラクターの異色のコラボが実現する。イベント当日は、松之丞がこの日のために書き上げた、講談「ハローキティ一代記」も披露される予定だ。6月29日に全2公演が行われ、チケットは一般券と親子券の2種類。親子券は「ローソンチケット」プレリク限定で、17日から31日まで申し込みを受付している。また、一般発売は6月8日(10:00~) にスタートする。
2019年05月18日牛肉LOVER集まれー!美味しい近江牛と楽しい講談で日頃の疲れた心と体にパワーチャージしませんか。 食欲の秋におすすめしたい、お肉好きはもちろん、そうでない方も近江牛の魅力をたっぷり味わえるイベントをご紹介します。 10月28日(日)に滋賀の魅力を伝える日本橋の物産館「ここ滋賀」にて、日本三大和牛の一つ「近江牛」の歴史を楽しみながら、また実際に食しながら体験する「講談」のイベントが開催されます。 講談師には、スウェーデン語を含む8か国語を操る今人気の「玉田玉秀斎(たまだ ぎょくしゅうさい)」が登壇。講談を聴くとやっぱり食べたくなりますよね。。 近江牛の美味しいお肉が。それが、食べられるんです!しかも無料で! 新作講談「近江牛物語」を聴いて、近江牛の歴史や魅力を学べるだけでなく、高級和牛の近江牛ひとくちスキヤキの試食が楽しめます!また滋賀の魅力満載のおしゃれなアンテナショップ「ここ滋賀」では、滋賀県産のおすすめ商品はもちろん滋賀県にある33の蔵元の地酒が楽しめるバーもあって、会場内もついつい長居したくなるお店です。イベントは事前予約制です。先着30名限定なので、お早めに申し込んでみては。 新作講談「近江牛物語」東京初公演■ 日時 10月28日(日)14:5 0 ~ 受付開始 / 15:00 ~ 16:00 講談会 / 16:15 終了■ 定員 先着30名■ 会費 無料■ 特典 「ひとくちスキヤキ」の提供■ WEB 【申し込み方法】 □ お電話でのご予約 ▶ 070 -1767- 0529湖の国のかたち※ 本事業委託団体(平日10:00 - 18:00)□ webでの申し込み ▶ 竜王まるごとスキヤキプロジェクト□ メールでの申し込み ▶ konokuninokatachi.shiga@gmail.com名前・住所・電話番号を記載の上、送信ください。イベント当日、受付にて決済。(現金のみ) 日本橋の物産館「ここ滋賀」で人気の講談師「玉田玉秀斎」が初公演! 講談師 四代目 玉田玉秀斎(たまだ ぎょくしゅうさい) 【講談師玉田玉秀斎のプロフィール】・1976年、大阪市平野区にて生まれる。 ・ 高校時代、スウェーデンに長期留学(ロータリー交換留学)。この時にスウェーデン人から受けた質問がきっかけで日本文化に興味を持つ。・ 2001年11月11日、旭堂小南陵に入門。・ 2004年7月、アメリカ・ボストンで英語講談。その時、英語の修羅場読みの模様がNHK WORLDにて10分間世界中に放送される。・ 2007年和の講談、洋のジャズを融合した新しいエンターテーメント「JAZZ講談」を開始。・ 2016年四代目 玉田玉秀斎を襲名。 ■会場滋賀県情報発信拠点 [日本橋「ここ滋賀」] 住所:〒103-0027 東京都中央区日本橋2-7-1アクセス:東京メトロ・都営地下鉄「日本橋駅」B6、B8 出口すぐJ R「東京駅」八重洲北口より徒歩約6分 ■主催竜王町竜王町まるごと「スキヤキ」プロジェクト推進協議会
2018年10月21日今も昔も人々から愛され、そのドラマが熱狂を生み出してきた真田幸村の“知られざる物語”を講談師・旭堂南湖が語りまくる『映画講談 難波戦記-真田幸村紅蓮の猛将-』が今週末から公開になる。本作は古典芸能の“講談”を描いた作品だが、高座の記録ではなく、観客の“想像力”を刺激するこれまでない映画になっている。本編映像の一部が公開になった。本編映像の一部ラジオもテレビもない時代から講談師は様々なドラマを語り、人々はその声に耳を傾けては想像力を膨らませて様々な物語を楽しんできた。本作はそんな古典講談を継承に取り組んでいる旭堂南湖(きょくどうなんこ)が、戦国武将・真田幸村の物語を、情熱と持てる技術をすべて投じて語りに語った様を基に制作されている。通常、この種の作品は高座にあがった語り手を“記録”しただけの作品が多いが、勝呂佳正監督は、“講談師の息づかいや迫力を寄席では見られない角度から見せる”ことと、“敷居が高そうなイメージの講談を親しみやすく見せる”ことにこだわった。このほど公開された映像でも、講談師の語りを阻害するようなカット割や演出は一切なく、旭堂南湖の語りを聞いた観客の“想像”がさらに広がるように補足の文字やアニメーションが追加されている。本作が描くのは、戦国末期に、関東の大御所・徳川家康を迎えうつ真田幸村のドラマ。講談師の勢いのある語りと映像演出で、観客の頭の中には、どんなCGを駆使しても、どれだけのエキストラを用意しても敵わない“手に汗握るドラマ”が展開されるはずだ。『映画講談 難波戦記-真田幸村紅蓮の猛将-』11月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
2015年11月16日