今回は、まさかの体験をしたときのホラーエピソードを紹介します。ある吹雪の日前の車が停まったと思いきや…すると…そこにいたのはおじいさん…ある吹雪の日。突然目の前に人が出てきたと思ったら、それはおじいさん。病院までつれてってほしいとお願いをされて…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。作画:fatapi編集:愛カツ編集部
2024年02月08日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:fatapi吹雪の日に起こった出来事朝4時の吹雪のなか、主人公は車で出社しています。視界が悪く主人公は前の車をしっかりと見ながら運転していました。すると前の車が急停止したかと思ったら、急に走り去ったのです。出典:愛カツ前の車が急停止出典:愛カツ走り去る車出典:愛カツ不審な動きの車に主人公が「ん?何あれ…」と思っていると…。その直後、主人公をヒヤッとさせることが起こります。ここでクイズこの直後ヒヤッとする出来事が起こります。それは一体何でしょうか?ヒント!主人公は驚いて車を急停止させました。その出来事とは出典:愛カツ正解は…正解は「人が飛び出してきた」でした。突然目の前に人影が現れ、驚いた主人公は車を急停止させます。よく見ると、吹雪のなか飛び出してきたのはおじいさんで…。主人公に「この先の病院まで連れていってほしい」と要求するのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年01月30日皆さんは、奇妙な体験をしたことはありますか?今回は吹雪の中謎のおじいさんに会ったエピソードと、感想を紹介します。イラスト:fatapi吹雪の中を車で出勤冬は除雪のため、朝の4時に出勤している主人公。吹雪の中、車を走らせていると…。前の車が不審な動きを…出典:愛カツすると不意に前の車が停車した後、勢いよく走り去っていきました。「なにあれ…」と不思議に思っていたところ、目の前にいきなりおじいさんが現れます。主人公が慌ててブレーキを踏むと、おじいさんから「この先の病院まで連れて行ってくれんかのう」と頼まれて…。吹雪の中置き去りにできないと思った主人公が承諾すると、次の瞬間おじいさんの姿が見当たらなくなります。奇妙な出来事に恐怖を感じ、主人公も慌てて走り去るのでした。読者の感想吹雪の中現れたおじいさん、ちょっと怖いと感じてしまいますね。いきなり姿が消えてしまったのも不思議に思います。(30代/女性)前の車も同じことが起こったのかなと思ってしまいました。吹雪の中1人で歩いているおじいさんに違和感を覚えてしまいました。(20代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年12月04日今回は、まさかの体験をしたときのホラーエピソードを紹介します。ある吹雪の日前の車が停まったと思いきや…すると…そこにいたのはおじいさん…ある吹雪の日。突然目の前に人が出てきたと思ったら、それはおじいさん。しかし、どこか様子がおかしい…?※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。作画:fatapi編集:愛カツ編集部
2023年09月19日株式会社ステレオサウンド(所在地:東京都世田谷区、代表取締役社長:原田 知幸)は、ユニバーサル ミュージック合同会社が製造・発売する越路吹雪の高品位なSACD/CDハイブリッド盤『コシジ・イン・ベラミ-ナイトクラブの越路吹雪-』を2023年8月23日から販売します。アルバムジャケット越路吹雪『コシジ・イン・ベラミ-ナイトクラブの越路吹雪-』 ■アルバム紹介越路吹雪は宝塚時代、東宝の専属歌手として活躍し1960年代はシャンソンや映画音楽をカヴァーし多くのファンから支持されました。越路吹雪が1967年、京都の伝説的ナイトクラブ「ベラミ」で開催したリサイタルの模様を収録した『コシジ・イン・ベラミ-ナイトクラブの越路吹雪-』は、1967年に初回LPが東芝EMIから発売、1990年代以降は度々CDとして発売されてきました。この名アルバムは、膨大なレパートリーの中から越路吹雪の代表曲15曲を厳選し、ジョージ川口とビッグ4+2、トロンボーン、ヴォーカル・ショップ、内藤法美らの演奏を従えて収録。越路吹雪の歌が観衆の声援とともに収められ、オーディオ的にも聴きごたえのあるライヴ盤として愛されてきました。今回新たにステレオサウンドが販売する初のSACD/CDハイブリッド盤『コシジ・イン・ベラミ-ナイトクラブの越路吹雪-』は、越路吹雪のライヴ盤としての魅力を最大限に伝えるべく、オリジナルのアナログマスターテープにまで遡りていねいなマスタリングを経て制作されているのが最大の魅力です。初のSACD/CDハイブリッド盤のマスタリングを務めたのは、PICCOLO AUDIO WORKSのマスタリング・エンジニア松下真也。オリジナルの1/4インチ・アナログマスターテープを調整の行き届いたテープレコーダーでプレイバックし、最小限の音調整を施した上で高品位なSACD/CDハイブリッドとして完成させました。新たに発売する『コシジ・イン・ベラミ-ナイトクラブの越路吹雪-』で、ナイトクラブという環境だからこそ記録できた越路吹雪と観衆の独特のやりとり、彼女とビッグ・バンドの息の合った演奏を臨場感溢れる音で追体験できるでしょう。越路吹雪の生々しい歌声、そして抑揚感のあるダイナミックなサウンドをお楽しみいただけます。■商品概要越路吹雪 『コシジ・イン・ベラミ -ナイトクラブの越路吹雪-』収録曲01. オープニング02. 決して云わないで03. チャンスが欲しいの04. ミロール05. 愛のバラード06. サン・トワ・マミー07. オー・パパ08. 家に帰るのが怖い09. ヒット・メドレーラブ・ユー~恋ごころ~夜霧のしのび逢い~想い出のソレンツァラ~ろくでなし~じらさないで~ラスト・ダンスは私に10. 愛の讃歌(アンコール)発売日 :2023年8月23日(水)品番 :SSMS-068形態 :SACD/CDハイブリッド販売価格 :4,730円(税込)JAN :4571177053251制作・発売:ユニバーサル ミュージック合同会社企画・販売:株式会社ステレオサウンド■会社概要商号 : 株式会社ステレオサウンド代表者 : 代表取締役社長 原田 知幸所在地 : 〒158-0098 東京都世田谷区上用賀5-12-11設立 : 1969年6月2日(創立1966年1月10日)事業内容: オーディオ専門誌の制作・出版・販売高音質音楽ソフトの企画・制作・販売オーディオビジュアルのポータルサイト運営資本金 : 1,800万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月02日シリーズでは初めて現代を舞台に描いた、現在公開中の『映画刀剣乱舞-黎明-』より、メイキング映像「VFX BREAKDOWN EP.5<桜吹雪・本丸編>」が到着した。映像前半は、鈴木拡樹演じる三日月宗近が、西暦2012年の東京に舞い降りるシーン。桜吹雪のエフェクトが、仮の主・琴音を守るために戦う三日月宗近の、強く美しい姿をより華やかに演出している。一方、西暦995年の平安期のシーンでも、桜吹雪は効果的に使われている。酒呑童子(中山咲月)の最期の呪いを受け、光とともに姿を消してしまう山姥切国広(荒牧慶彦)と、それを追う三日月宗近が印象的なシーンでは、荒牧さんの全身を3Dスキャンし、VFXチームの緻密な計算により仕上げられた。また後半は、骨喰藤四郎(定本楓馬)、堀川国広(小西詠斗)、一期一振(本田礼生)、小烏丸(玉城裕規)の四振りがいる、本丸の映像。徐々に色が失われていく本丸について、美術担当は「色を多く取り入れて華やかなイメージにしました。色が失われていくことが重要なテーマの1つだったので、刀剣男士が歩く廊下にも色の入ったカーテンを付けたり提灯もカラフルにしたりして、色が失われていく様が目立つよう工夫しました」とそのこだわりを明かしている。『映画刀剣乱舞-黎明-』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:映画刀剣乱舞-黎明- 2023年3月31日より全国にて公開©2023 「映画刀剣乱舞」製作委員会/NITRO PLUS・EXNOA LLC
2023年04月19日海に臨む雪に覆われた神社の写真。その美しい風景に引き込まれる人が続出しています!吹雪の夜があけた朝、京都の北の果て。海に臨む神社に青空が映えてとても綺麗だった。 pic.twitter.com/i2PVSSrvu2 — 京柱うさだだぬき (@usalica) January 13, 2021 京都府宇治市出身で、京都の幻想的な風景写真をTwitterに投稿している京柱うさだだぬき(@usalica)さん。こちらは京都府京丹後市にある『福島神社』で、吹雪の翌日に撮られたものです。実はこの神社があるエリアは、有名な御伽噺『浦島太郎』に関する伝承が残っている地域。この『福島神社』は乙姫さまを祀っているとされています。海の目の前にそびえる岩に立つ、小さな神社です。京柱うさだだぬきさんが撮影した銀世界の中の『福島神社』。前日の吹雪から一転して、青空が広がり、綿帽子をかぶった鳥居や木々を照らしています。・とても美しい…どうもありがとうございました!・綺麗なところですね♪雪景色いいよね!・浮世絵みたいで綺麗です!その美しさを「浮世絵みたい」と称賛する声も。なんとも幻想的な光景ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月25日「越路吹雪さんの魅力は、振り幅の広さ。大胆かと思えば繊細だったり、機嫌がいいかと思えば不機嫌になったり。と人間くさくて、どこか憎めない。そういう部分が人を引きつけ、愛された理由ではないでしょうか。やはり、天性のスターなんだと思います」 こう話すのは、昼の帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』(テレビ朝日系・月〜金曜12時30分〜)で、昭和を代表するスター・越路吹雪さん(享年56)を演じる大地真央(62)。自身と同様、宝塚歌劇団の男役トップスターとして一時代を築いた大先輩に思いを馳せる。 「宝塚音楽歌劇学校時代の越路さんは、かなりの“異端児”だったそうです。私も、何かとやらかしては組長に叱られていたので、自分と重なる部分も(笑)」(大地・以下同) 宝塚退団後の越路さんは、作詞家・岩谷時子さん(享年97)とタッグを組んで『愛の讃歌』など数々の名曲を世に送り出した。 「岩谷さんという生涯の友がいて、ピアニストの旦那様に公私ともに支えられ、なんて幸せな方なんだろうと思います。私自身、シャンソンはもっと年を重ねてから……と思っていたので、十分大人になったいま(笑)、このタイミングでこの役をいただけたことがうれしくて。ヘアメークや衣装に“越路さんっぽさ”は意識しつつも、自分のなかから生まれるものも大事にしたい。『この歌をどんな気持ちで歌っていたのだろうか?』と考えながら私なりの表現ができればと思っています。そういう挑戦ができていることが幸せですね」 帯ドラマの撮影をこなす日々。気になるのは、その美しさの秘訣だ。 「ふだんはロケ弁もいただくし、外食も大好き。ただ、自分で選択できるときは、なるべくオーガニックなものを口にするように心がけています」
2018年03月15日(提供:岩谷時子音楽文化振興財団) 「2人の関係を一言で表現するなんてできません。戦友、姉妹、母子、友人であり、ときにはタレントとファンの関係でもありました。“誰も立ち入れない”特別な結びつきを感じましたね」 こう話すのは、岩谷時子音楽文化振興財団理事で音楽プロデューサーの草野浩二さん。 『愛の讃歌』『サン・トワ・マミー』など、数々の名曲を世に送り出した越路吹雪さん(享年56)。そしてマネージャーとして彼女を支えた作詞家の岩谷時子さん(享年97)。2人の足跡と友情を描いた帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』(テレビ朝日系)が主婦の間で話題になっている。 そんな2人の特別な結びつきを、草野さんと、晩年の岩谷さんを取材した評伝『歌に恋して』の著者で音楽評論家の田家秀樹さんに語ってもらった。題して、ドラマでは伝えきれないであろう“真実の越路吹雪物語”。 ■越路さんのために何度もラブレターを運んだ 「岩谷先生は、よくラブレターを運ぶ“恋の飛脚”をしていました」(草野さん) 岩谷さんの著書『夢の中に君がいる』には、こうつづられている。 《私は彼女の恋には全く無関心で、せんさくする気など皆無だった。彼女だけの世界の出来事なので、頼まれた郵便をポストに入れるような気持ちである》(以降《》内は同書より引用) 越路さんは昭和34年、作曲家・内藤法美さんと結婚。2人の間を行き来したのも、岩谷さんだった。 ■夫も嫉妬するほどの“知りすぎている”仲 内藤さんは当時、作曲家、ピアニストとして活躍していたが、音楽業界では、越路さんと岩谷さんのほうが格上だった。 「しかも2人には、夫でさえ立ち入れない、強い絆があります。内藤さんは岩谷さんに対し、嫉妬心にも似た、複雑な思いを抱いていたのではないでしょうか」(田家さん) 敏感に察した2人は、こんなやり取りをしている。 《「内藤さんは私が嫌いなの?」「ごめん、時子さんが自分より早い時代から私を知っているのが、嫌らしい」》 越路さんはいい奥さんになろうと夫に尽くした。一方、越路さんの不眠症のことは常に気にかけていた岩谷さんだが……。 「夫婦の生活とは距離を置いていたため、越路さんの自宅で先生を見たことはありません。でも、越路さんは不眠症を抱えたままで、特に公演中は眠れない……。夜は、ボクら若手のレコード会社のスタッフがお邪魔してね。越路さんは睡眠薬とお酒を飲んでリラックスした状態でマージャンをすると、途中でことんと眠りに落ちる。そんな越路さんを寝室に担いで、そーっと帰るのが仕事でした」(草野さん) ■胃がんで早世。葬儀の日も“付き人”に徹した…… 昭和55年、越路さんが胃がんのため入院。病名は本人には知らされず、岩谷さんは内藤さんからではなく、越路さんの親族から真相を知った。岩谷さんは見舞いの際も、ベッドサイドで看病する内藤さんに遠慮するように、顔だけを見せる程度だった。 同年11月、越路さんは56歳の若さでこの世を去った。葬儀では、家族席に座ってもおかしくないほどの間柄だった岩谷さんだが、会場に入りきれない弔問客を控室に案内する役目を買って出た。 「最後までマネージャーとしての役割に徹したかったのでしょう」(田家さん) ■“大切なもの”を守るため無報酬を貫いた! 岩谷さんは、越路さんとの出会いから別れに至るまでの約40年間、“越路ファースト”の姿勢を崩さなかった。 「“越路吹雪のマネジメント”については、一切報酬を受け取らなかったと聞いています。控えめで、人前で歌うことが苦手な岩谷さんにとって、舞台でスポットライトを浴びる越路さんは、自分の夢や憧れを叶えてくれる存在だったんでしょうね。そこにビジネスや打算を持ち込まなかったからこそ、岩谷さんは生涯無報酬を貫いた。自分のいちばん大切なものを守ろうとしたんだと思います」(田家さん)
2018年03月05日『愛の讃歌』『サン・トワ・マミー』など、数々の名曲を世に送り出した越路吹雪さん(享年56)。そしてマネージャーとして彼女を支えた作詞家の岩谷時子さん(享年97)。2人の足跡と友情を描いた帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』(テレビ朝日系)が主婦の間で話題になっている。 「2人の関係を一言で表現するなんてできません。戦友、姉妹、母子、友人であり、ときにはタレントとファンの関係でもありました。“誰も立ち入れない”特別な結びつきを感じましたね」 こう語るのは、岩谷時子音楽文化振興財団理事で音楽プロデューサーの草野浩二さん。そんな2人の特別な結びつきを、草野さんと、晩年の岩谷さんを取材した評伝『歌に恋して』の著者で音楽評論家の田家秀樹さんに語ってもらった。題して、ドラマでは伝えきれないであろう“真実の越路吹雪物語”。 ■「越路吹雪のサイン」の代筆が友情のはじまり 2人が出会ったのは昭和14年。宝塚歌劇団の初舞台に立った越路さんが『宝塚クラブ』『歌劇』の新米編集者・岩谷さんに「一緒にサインを考えてほしい」と持ちかけたことがきっかけだ。 「後年、岩谷先生が山のように積まれた色紙に、越路さんのサインを代筆している姿を見ました。おそらく世の中に出回っているサインの多くが、岩谷先生が書いた“ホンモノ”と言えます」(草野さん) 2人はお互いを「コーちゃん(越路さんの本名が河野美保子のため)」、「お時さん」と呼び合う仲になった。 ■東京での“お目付役”から作詞の才能を発揮! 昭和26年、越路さんが東宝に移籍し、東京に転居する際も、2人は一緒だった。 「越路さんに男性社員を付けるわけにもいかないし、東京で悪い虫がつくといけないと、宝塚の社命で“転勤”するように言われたのが岩谷さん。なかば監視役のようなものでした」(田家さん) 職場の隣が、渡辺プロダクションという縁があり、岩谷さんは後にザ・ピーナッツの作詞を担当。数々のヒット曲を世に送り出すのだった。 ■映画撮影中は共同生活。“寝起き”時はけんかも 上京したばかりのころ、映画の撮影や舞台が始まると、女性2人に気を使い、映画監督や劇場支配人が自宅の部屋や劇場の空き部屋を用意してくれたという。 「後に、岩谷さんは『あの人は不眠症だから起こされるのが嫌。撮影も嫌。現場でも朝から晩までふくれっ面でけんかばかり。詞を書く時間なんてありませんでした』と振り返っていました」(田家さん) ■舞台前の緊張を和らげてくれたおまじない 大スターとして舞台上でも堂々と歌い上げる越路さん。しかし、2人の共著作『夢の中に君がいる』で、岩谷さんは意外な一面をつづっている。 《楽屋にいる彼女は、めったに笑うこともない一人の神経質な、か弱い女性だった。「私は、ふるえている哀れな小鳩よ」と、いつも言っていた》 「舞台袖では、岩谷さんが越路さんの背中に指で“虎”と書き、ポンポンと3回たたくおまじないをして、いつも送り出していました」(田家さん) ■越路さんの“恋愛経験”が歌詞の元ネタに 「人を傷つけてしまうから、恋愛は苦手。歌の中で恋をしているから、十分なんです」 そう語っていたという岩谷さん。昭和43年にヒットした、ピンキーとキラーズの『恋の季節』を作詞するときは、越路さんの恋バナが役立った。 「越路さんが仕事でブラジルに行ったとき、フランス人俳優から『朝早くにコーヒーを飲もう』と誘われたのです。じつは、それは男女が一夜を共にする、フランス人の口説き文句。岩谷さんがこのエピソードを聞き『夜明けのコーヒー』という歌詞を思いついたそうです」(田家さん) そんな岩谷さんに、越路さんは「お時さんは、私の恋愛で歌を作る。“恋泥棒”だ」と笑っていたという。
2018年03月05日人間国宝でもある歌舞伎女方、五代目・坂東玉三郎が今春開催する特別コンサート“越路吹雪を歌う「愛の讃歌」”の制作発表会見が、2月28日、東京銀座のブルガリ プライベート ラウンジにて開かれた。【チケット情報はこちら】このコンサートは、昨年春に開催された“越路吹雪 三十七回忌 追悼特別公演”に坂東が出演し、越路の晩年の代表作でありシャルル・アズナヴールの名曲「妻へ」を歌唱したのをきっかけに、「越路が遺した歌のバトンを次世代に引き継ごう」という熱い思いから実現することになった。坂東は、「現代の人たちにとっては新曲に近いほどの歌もございます。50年代から80年代にできた素晴らしい心の入った歌を皆様にご披露できればと思います」と抱負を述べ、シャンソンの名曲「愛の讃歌」を披露。さらに、ゲスト出演が決定している元宝塚歌劇団のトップスター真琴つばさ、姿月あさと、大空ゆうひ、水夏希、霧矢大夢、凰稀かなめ、そして、数々のミュージカルに出演する海宝直人とともに「すみれの花咲く頃」を歌い、美しいハーモニーを聞かせた。「生前の越路さんにお会いしたことのないのがとても残念なんですけど、玉三郎さんから越路さんのエピソードをお聞きするのが楽しみ」(真琴)、「大好きな越路さんの歌を歌えるのは幸せ」(姿月)など、宝塚の大先輩である越路への思いを語るなか、坂東は話に出てくる越路の歌を自身の記憶だけで披露。「玉三郎さんの越路さん愛は本当にすごいんです!」と真琴が絶賛するように、「LPを何度も聴いていたので覚えています。舞台もほとんど観てました」と越路愛は筋金入り。「舞台人になるということがどんなことなのか、越路さんの舞台裏も勉強したかった」と越路の生き方を手本としていたことも明かした。コンサートでは、アコースティック編成で、シャンソン、ミュージカルの名曲を届ける。「越路さんの歌のなかで心を動かされるものは何かと相談しながら選曲しました。皆さんと一緒に歌うところを作りたいことからメドレーもあります」と明かした。また、衣装も見どころのひとつで、「皆さん背が高いので縦線の素晴らしさが出ると思います」とニッコリ。「越路さんの魅力は一言で言えない。生で観ないと分からなかった部分を皆さんと歌うことによって、夢が見られることが大事かなと思っております」と語った。“越路吹雪を歌う「愛の讃歌」”は、4月12日(木)東京・NHKホール、5月3日(木・祝)大阪・フェスティバルホールなど、全国各地で開催。チケット発売中。取材・文:門 宏
2018年03月02日戦後の大スター・越路吹雪の波乱万丈の人生を綴る、帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」が、1月8日(月・祝)より放送スタート。この度、そのナレーションを同じく宝塚歌劇団で男役トップスターとして活躍した真矢ミキが務めることが決定した。今回、ドラマのナレーション初挑戦となる真矢さんは、「非常に光栄です。台本が面白く、自分がナレーションだということを忘れて一気に読んでしまいました」とコメント。また、ナレーションを担当する上で最も大切にしたのは、“ヒロインへの愛しい思い”だそうで、「人よりも何十倍も何百倍も好奇心いっぱいな少女時代の越路さんが、本当にかわいらしくて…。そんな愛しさや温もりを込めて読みたいなと思いました。戦争が影を落とす時代の物語でもあるので、歴史的な事実については感情をこめずに淡々と読むべきなのかもしれませんが、越路さんの熱、明るさ、力が感じられるようにナレーションを入れたいなと考えました」と語り、収録中は監督と声のトーンについて確認しあいながら、作品のナビゲーションを務めたという。宝塚退団後、しばらく不遇の時代があったと言う真矢さん。そのとき越路さんの活躍にヒントを求め、越路さんの映像を借り集めて片っ端から鑑賞したそう。「好きすぎて困る越路さんを、これまた大好きな大地さんが演じられるなんて…本当に困ってしまいます。ナレーションを担当するのに当たって第1話を拝見しましたが、冒頭のステージシーンからたまらない空気が流れてきました!」と興奮気味に語る。ドラマの見どころについては、「越路吹雪さんをご存知の方もそうでない方も、古きよき時代にこういうスターが存在したという“灯”が心にともると、とても楽しいと思います。時代によってスターは変わっていくのでしょうが、“不動とはこのことよ”という力強さが感じられますし、どんな時代もパイオニアとして発信してきた人は魅力的。そういうことがひとりでも多くの皆さんに伝わると思うとうれしくて仕方がないですね。いま私の心は、少女時代の越路さんのように躍っています!」とコメントを寄せている。ドラマは、昭和の歌姫・越路吹雪(本名・河野美保子、愛称“コーちゃん”)がたどった波乱万丈の人生と、盟友の作詞家・岩谷時子との濃密な友情を綴っていく物語。“落ちこぼれ”といわれた宝塚時代、生涯の友・時子との運命的な出会い、戦争を乗り越えた2人が新しい歌の世界を切り拓き、二人三脚でトップスターへと駆け上がっていく軌跡。昭和という激動の時代を背景に、誰もが耳にしたことのある名曲の数々をちりばめながら、華やかなるものの“光と影”を紡いでいく。そんなヒロイン・越路さんの青年期を瀧本美織が、絶頂期を大地真央が演じる。帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」は1月8日(月・祝)より毎週月~金曜日12時30分~テレビ朝日にて放送。再放送は毎週月~金曜日7時40分~BS朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2018年01月05日展覧会「ヨーロピアン・モード」が、東京・新宿の文化学園服飾博物館で開催。会期は、2018年3月11日(日)から5月11日(金)まで。「ヨーロピアン・モード」では、宮廷が流行を生み出した18世紀のロココ時代から、若者や大衆が流行の担い手になった20世紀末までの約250年の女性モードの変遷を、当時の社会背景と共に紹介。2017年開催時は「黒」のドレスや装飾品にスポットを当てたが、今回はシャンソン歌手「越路吹雪」のドレスにフォーカス。日本語歌詞のシャンソン歌手として20世紀に活躍した彼女の舞台衣装であった、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)やニナ リッチ(NINA RICCI)などのオートクチュールドレスを約20点展示する。【詳細】展覧会「ヨーロピアン・モード」会期:2018年3月11日(日)~5月11日(金)休館日:日曜日、祝日 ※3月11日(日)は開館会場:文化学園服飾博物館住所:東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル入館料:一般 500円、大高生 300円、小中生 200円※障がい者とその付添者1名は無料。※3月17日(土)13:30より、ギャラリートークが開催。当日12:30より受付開始。受付順30名限定。【問い合わせ先】文化学園服飾博物館TEL:03-3299-2387
2017年12月25日名曲「愛の讃歌」を日本に伝えた“シャンソンの女王”の壮絶な人生を描く、2018年1月8日スタートの帯ドラマ劇場第3弾「越路吹雪物語」。このたび、越路吹雪のキャリア絶頂期を宝塚歌劇団の後輩である大地真央が務めることが決定、同時代の岩谷時子を市毛良枝が演じることが分かった。■大地さんも男役トップスターとして活躍!圧倒的な歌唱力と表現力で日本中を魅了した、戦後の大スター・越路吹雪。彼女の波乱に満ちた生涯と、盟友の作詞家・岩谷時子との濃密な友情を綴っていく本作では、越路吹雪(河野美保子)と岩谷時子の青年期を、瀧本美織と木南晴夏が演じることが発表されていた。そして今回、瀧本さんからバトンを受け継ぎ、キャリア絶頂期の越路吹雪を演じるのは、越路同様、宝塚歌劇団で男役トップスターとして大旋風を巻き起こした大地さん!宝塚時代の美保子(愛称・コーちゃん)は、落第寸前の“落ちこぼれ”だったが、天性の歌唱力と明るい性格で先輩スターや同期に支えられ、男役トップスターへの階段を駆け上っていった。実は大地さんも、入団時は49人中25番というエリートとはいえない成績だったそうで、やがてめきめきと頭角をあらわし、月組男役トップスターとして一時代を築いていった“伝説”の持ち主。本作のポスター撮影に際し、大地さんは「越路吹雪さんは、尊敬する“大上級生”。うれしさと同時に、責任も感じています」と大先輩を演じる心境を明かしながらも、「新人時代、私は“現代っ子”や“異端児”などと言われたのですが、越路さんもやんちゃな面がおありだったようで…。おこがましいのですが、似ているエピソードが多々あって、うれしく思っています。そういう点では楽しんで演じさせていただきたいなと思っています」と “共通点”を挙げ、笑顔で意気込みを語った。■いよいよシャンソンを歌う時が来た…!新たなチャレンジに意気込み!!また、越路吹雪といえば名曲「愛の讃歌」を連想する人が多く、“日本シャンソン界の女王”として知られているが、大地さんは「実は、私はどちらかというとジャズが好きで…宝塚時代からあまりシャンソンにはあまりご縁がなかったんです」と告白。「そんなこともあって、シャンソンというのは60才代位のある程度年齢と経験を積んでから歌うものだと勝手に決めていたのですが、ちょうどその時期がドンピシャで訪れて驚いています!私にとって新たなチャレンジになるのですが、すごく楽しみですね。“いよいよ、シャンソンを歌えるんだ!”…いま、そんな心境です!」と語り、12月中旬からスタートする収録を心待ちにしている様子。ポスター撮影当日は、リサイタルをイメージした真紅のドレスとショートヘアのウィッグを身に着けてスタジオに登場。照明を浴びてカメラの前に立った姿は、まさに“シャンソンの女王”そのもの!「衣装とヘアメークの力を借りて、自然に越路さんを演じられたような気がします。とても楽しい撮影でした」と、早くも役柄への手ごたえは十分だ。■大地さんとも“縁”深い、偉大な作詞家・岩谷時子役には市毛良枝そして、越路のマネージャーとして彼女を終生支え続けた大親友であり、稀代の作詞家でもある岩谷時子の絶頂期を演じるのはベテランの市毛さん。大地さんは、岩谷時子さん本人とも深い“縁”があり、「私が宝塚を退団して初めての舞台で歌詞をすべて翻訳してくださって、励ましの言葉をいただいたことを覚えています。思えばその舞台は日生劇場でしたし(※越路吹雪が500回以上ロングリサイタルを行なった劇場)、不思議な“縁”を感じています。市毛さんとは一度ドラマでご一緒させていただいたのですが、ほんの一場面だったので、今回がっつりお芝居させていただくのを楽しみにしております」と新たなタッグに思いを馳せてコメント。市毛さんもまた、「私はまさに“ドンピシャ世代”で、越路吹雪さんのリサイタルを劇場で拝見していました」と明かす。「岩谷時子さんを演じるチャンスをいただけて、この上なく光栄。越路さんはいま、思い出してもドキドキワクワクして胸がいっぱいになってしまうぐらい素敵でした。大地さんも一時代を築いた大スターでいらっしゃるので、ピッタリだなと思っています」と共演を楽しみにして入る様子だ。大地さん、市毛さんが登場するのは、3月初旬を予定。宝塚退団後に映画、舞台、リサイタル…と忙しい日々を送りつつ、プライベートでは後に夫となる作曲家・内藤法美と交際を深めていた時代で、人生の絶頂期へと向かっていく2人を、実力派同士が華やかに、かつ繊細に演じてくれるはずだ。■越路吹雪をスターの座に押し上げる男たちも併せて、越路吹雪(河野美保子)をスターの座へと導く、男性キャスト陣も決定!越路吹雪に淡い恋心を抱く宝塚少女歌劇団(当時)所属の脚本家・庄司義男には駿河太郎、歌劇団の教務責任者で、自由奔放な美保子を何かと叱る大塚弥一には宇梶剛士。また、越路吹雪の歌の才能を最初に見抜く宝塚音楽舞踊学校(当時)の声楽教師・伊藤登に中村俊介、伊藤とは逆に、美保子を落第させるべきと主張する日本舞踊の教師・近江丈一郎に篠井英介が決定。越路吹雪を見守り、支えた男性たちとの関わりにも注目だ。「越路吹雪物語」は2018年1月8日(月・祝)より毎週月~金曜日12時30分~テレビ朝日にて放送。毎週月~金曜日7時40分~BS朝日にて再放送。(text:cinemacafe.net)
2017年12月06日第1弾「やすらぎの郷」に続き、第2弾となる「トットちゃん!」が大好評を博している“帯ドラマ劇場”。2018年1月からスタートする第3弾として、昭和の歌姫にして名曲「愛の賛歌」で知られるシャンソンの女王・越路吹雪を瀧本美織が演じることになった。■圧倒的な歌唱力と表現力で日本中を魅了した戦後の大スター・越路吹雪の一代記「♪あなたの燃える手で あたしを抱きしめて ただ二人だけで 生きていたいのただ命の限りあたしは愛したい命の限りにあなたを愛するの――♪」名曲「愛の讃歌」を世に送り出した大スター・越路吹雪と稀代の作詞家・岩谷時子。出会うべくして出会った2人の偉大な天才がたどる、数奇な運命と友情を描く本作。越路吹雪こと本名・河野美保子(瀧本美織)、愛称“コーちゃん”は、子どものころから歌が大好き。少女時代は勉強はキライでおてんば。でも、とても純粋な女の子だった。そんなコーちゃんは、父の勧めで宝塚音楽歌劇学校を受験。見事合格したものの、踊りもできないコーちゃんは、落第寸前の“落ちこぼれ”に。しかし、天性の歌唱力と明るい性格で先輩スターや同期に支えられ、男役トップスターへの階段を駆け上っていく。退団後は歌手、女優として活動。日本を代表する作詞家・岩谷時子(木南晴夏)とタッグを組み、「愛の讃歌」などシャンソンを多くカバーしたことから、“日本シャンソン界の女王”とよばれ、まさに日本の音楽シーンの歴史を変えた稀代の歌手となった。■2つの“才能”が出会った!作詞家・岩谷時子との二人三脚の軌跡越路のマネージャーとして彼女を終生支え続けた大親友・岩谷時子は、「愛の讃歌」の訳詞や、加山雄三の「君といつまでも」、「ピンキーとキラーズ」の「恋の季節」など数多くのヒット曲を作詞。さらに、「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」などの上演訳詞も手掛け、日本のミュージカルの歴史を作った訳詞家としても知られる。“落ちこぼれ”といわれた宝塚時代、生涯の友・時子との運命的な出会い、戦争を乗り越えた2人が新しい歌の世界を切り拓き、二人三脚でトップスターへと駆け上がっていく軌跡…。激動の昭和を背景に名曲をちりばめながら、華やかなる者の“光と影”を紡いでいく。■まさにハマり役!瀧本美織×木南晴夏が2人を熱演!そんな越路吹雪の若き日を演じるのは、瀧本さん。かつては5人組ガールズバンド「LAGOON(ラグーン)」のボーカルを務めたこともあり、ミュージカルの舞台でも活躍。抜群の歌唱力を誇る彼女には、まさにピッタリの役どころといえる。また、少女期を演じる岩淵心咲も、ミュージカルの舞台に立つなど歌と芝居の才能にあふれ、元気いっぱいに熱演、熱唱を披露する。一方、岩谷時子を演じるのは、木南晴夏。子ども時代、宝塚歌劇団の大ファンだったという木南さんは、岩谷氏が編集部に在籍していた歌劇団発行の機関誌「歌劇」に夢中になった経験があり、こちらもハマリ役といえそう。さらには、美保子の小学校時代の親友、いわば越路吹雪のファン第1号・片桐八重子役に市川由衣、美保子の父母・友孝と益代には尾美としのりと濱田マリ、時子の母・岩谷秋子役に原日出子、美保子にとって“新潟の母”ともいうべき村上静役に宮崎美子ら、実力派豪華キャストたちが勢ぞろい。脚本は、ヒットメーカー・龍居由佳里が2人の女の激しくも濃密な人生を紡ぐ。瀧本さんは、越路さんについて「本を読んだり、昔の映像を拝見したりして、これが“シャンソンの女王なのか…!”と感動しているところです。越路さんの人生を歩ませていただけるなんて、とてもありがたいことだなと実感しています」と謙虚にコメント。「いま、“コーちゃん”として存在することがすごく楽しい!」そうで、「コーちゃんらしく自由に楽しく生きて、越路さんの人生から皆さんに感動をお伝えできれば…。歌うシーンも多いのですが、越路さんは情感たっぷりに歌い、どの曲からも感情が伝わってくるので、私も表現力豊かに歌いたい」と意気込みを明かす。そして、木南さんと「2人で物語を作りあげていくことを、私自身とても楽しみにしています」と語る。また、木南さんは「宝塚歌劇団を観て育ってきたので、宝塚のドラマに関われるなんて夢のようで、とてもうれしく思っています。宝塚の舞台で初めて観たのが『ベルサイユのばら』でしたが、現実とはかけ離れた華やかな異世界が目の前に広がり、そのきらびやかさに心を奪われ、大ハマりしました!岩谷時子さんは『歌劇』の編集部からキャリアをスタートしますが、私も『歌劇』を買ってウキウキと読む子ども時代を過ごしていたので、そういうところは “素”で演じられるかなと思います」と嬉しそうに語る。瀧本さんとは「以前、NHKの連続テレビ小説『てっぱん』で親子役」だったそうで、「回想しか登場せず、現場でご挨拶しただけという状態でした。今回はガッツリ2人でお芝居できるのが、すごく楽しみです。これからもっともっと“バディ”とよべる関係になっていきたいと思っています」と、同じく意気込みを明かしてくれた。「越路吹雪物語」は2018年1月より毎週月~金曜日12時30分~テレビ朝日にて放送。毎週月~金曜日7時40分~BS朝日にて再放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月21日越路吹雪の『愛の讃歌』やミュージカル『レ・ミゼラブル』などの訳詞、さらに加山雄三や郷ひろみら名だたる歌手たちへの作詞提供で知られる故・岩谷時子。その遺志を汲み、音楽・演劇関係の功労者と、新たな人材に向けて授与されるのが「岩谷時子賞」だ。第8回となる今年、受賞者の加山雄三や斉藤由貴らが顔を揃えるなかで「岩谷時子賞奨励賞」を受賞したのが、発達障害のあるピアニストとしてメディアでも注目の野田あすかだ。その受賞式が6月12日、都内ホテルで行われた。野田あすか チケット情報「発達障害」は生まれつきの脳機能障害だが、知的障害が伴わない場合は家族も気づかないことがあり、単に“人とコミュニケーションが出来ない人”“空気を読めず衝動的な行動をする人”として集団生活になじめないことが多い。その苦悩から、鬱病やパニック障害などの二次障害を引き起こすこともしばしばだ。野田も4歳からピアノを習い、宮崎大学に進学したが、それまでにいじめや転校、自傷などを経験。大学を中退し、ようやく「広汎性発達障害」の診断を受けたのが22歳の頃。その後は宮崎学園短期大学で本格的に音楽に取り組んだことで、見事に才能が開花した。24歳で受賞した第12回宮日音楽コンクールのグランプリを筆頭に、35歳になる今日まで受賞歴は多数。2015年と2016年にはCDブックを上梓し、今春、東京で行われた2日間のリサイタルは満員を記録し、大阪に続き、7月1日(土)には野田の地元・宮崎でもリサイタルを予定している。車椅子に乗って登壇した野田は、プレゼンターの市村正親から記念のクリスタルを受け取ると、さっそく光にかざして大喜び。「綺麗です、ありがとうございます」と挨拶すると、ピアノの前に移動。そこで再びマイクをとると、「私はプロのピアニストとしてスタートしたばかり。こんな立派な賞をいただけたのは、もしかしたら岩谷先生が『あなたは周りに幸せをもらったから、今度はたくさんの人が“生きていて幸せだな”って思える音楽を伝えていってね』とおっしゃっているのかなと思いました」と素直な胸中を語った。続いて演奏は、「どんな人でも毎日が楽しいという人はいない。哀しみを乗り越えるのも大切かもしれないけれど、どっぷり浸ることでいつか希望が見えてくるという気持ちを込めました」という自作曲『哀しみの向こう』。薄明かりの中を進むような、繊細で切ない旋律から、後半は次第に明るさを増していく曲調が印象的だ。最後に登壇した審査委員で作曲家の都倉俊一からは、「僕もいろんな音楽を聴いてきたけれど、野田さんのは心にジーンとくるピアノ。よく“その人の経験が音色に表れる”というが、このことだなと思った」との言葉が聞かれた。野田だからこそ出せる音色の数々。今後のさらなる活躍に期待したい。取材・文佐藤さくら
2017年06月16日東京都・表参道の根津美術館は、王朝文学から平家物語、曾我物語、西行物語、お伽草子まで、さまざまな物語を描いた絵画作品のコレクション展「物語をえがく -王朝文学からお伽草子まで-」を開催している。会期は12月23日まで(月曜休館、ただし11月23日は開館し、翌24日休館)。開館時間は10:00~17:00。入館料は一般1,000円、学生800円、中学生以下無料。同展は、伊勢や源氏の王朝文学から平家物語、曾我物語、西行物語、そして酒吞童子をはじめとするお伽草子まで、さまざまな物語を描いた多彩な形式の絵画作品を集め、展示するもの。古くから絵に描かれ、楽しまれてきた物語だが、たとえば、最古の歌物語である伊勢物語の存在が文献上に知られるのは、源氏物語のなかに絵巻のかたちで登場するのがはじめてとなる。ほかにも、源氏物語の作中で行われた「絵合」というイベントでは、ほかにもさまざまな物語絵が競いあわされているという。また、源氏物語には、物語を音読させながら絵を眺めるといった鑑賞方法も記されており、やはり物語の楽しみが絵とともにあったことがうかがえる。源氏物語も、成立後まもなく絵に描かれ始めたと考えられているということだ。物語絵は、中世まではもっぱら絵巻や冊子、色紙といった小画面に描かれており、絵巻ではストーリー展開や情景の移り変わりが横長の画面に巧みにあらわされ、色紙でも複数の画面をアルバムに仕立てる画帖が人気を集めていた。やがて、近世になると屏風にも描かれるようになり、物語のダイジェストを大画面に散りばめるタイプがある一方、一場面のみを大きく印象的に描く作例もあったということだ。なお、関連プログラムとして、学芸員がスライドを用いて説明するスライドレクチャー「物語をえがく」(11月25日・12月11日)、「扇面絵意画巻」(12月4日)が開催される。開催時間は各日13:30~約45分間。予約不要、聴講は無料だが入館料が必要となる。また、会期中同館庭園の紅葉が見ごろを迎えるため「南青山で紅葉狩り」キャンペーンが開催される。開催期間は11月25日~11月29日。キャンペーン期間中は茶庭開放が行われ、11月26日15:00~16:00には茶室「一樹庵・披錦斎」に入ることができる(入室のみ、お茶の用意はなし)。
2015年11月25日ロジテックの直販サイト「Logitec Direct」は、恒例の超特価アウトレットセールとして、「アウトレット桜吹雪2015」を実施する。期間限定、在庫限定の完全先着順にて、ロジテック製品を多数放出。期間は2015年3月6日(金)0時~同年3月9日(月)23時59分。さらに、Logitec Directのメルマガ会員になってログインすると、アウトレット対象の全品を1,000円安く購入できる。今回の目玉は、地震警報機能付きラジオ「LRT-ER100」がログイン価格5,000円(税別)、小型セパレートBluetoothスピーカー「LBT-MPSPP50WHRD」がログイン価格800円など。
2015年03月05日1月より放送がスタートしたTVアニメも話題となっている、人気ブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』の「吹雪」がフィギュア化 され、2015年6月にコトブキヤより発売される。価格は8,856円(税込)。「吹雪」は、特I型(吹雪型)駆逐艦1番艦「吹雪」をモデルにした艦娘。担当声優は上坂すみれで、TVアニメ版では主人公として活躍している。今回はしばふ氏の描く「吹雪」を、イラストそのままのポージングで立体化され、コトブキヤの『艦これ』フィギュアシリーズ第一弾として登場する。実際のフィギュアでは、少女らしく凛々しい表情を再現するとともに、重厚感のある艤装部分も忠実に再現。特に、主砲・三連装魚雷など艤装部分のディテールはていねいに造形され、駆逐艦吹雪型のネームシップの名に恥じない、重厚感がありつつも美しい塗装で表現されている。また、太ももの三連装魚雷は回転させることが可能で、発射状態でディスプレイすることもできるという。商品価格は8,856円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年6月を予定している。(C)2015 DMM.com/KADOKAWA GAMES All Rights Reserved.
2015年01月29日12月4日(火)に東京・シアタークリエで開幕する舞台『Chanson de 越路吹雪「ラストダンス」』。この作品に主演する瀬奈じゅんが11月29日、東京消防庁丸の内消防署の一日署長に就任し、同劇場にて「第33回火災予防安全もちつきまつり」が開催された。Chanson de 越路吹雪「ラストダンス」公演情報まず最初に、丸の内消防署松村署長より「一日消防署長」の委嘱状を受け取った瀬奈は「今日一日よろしく!」と敬礼で挨拶。AEDを使った応急救護訓練では、舞台で共演する柳家花緑が四苦八苦する横でテキパキと指示を出し、貫禄の署長姿を見せていた。その後のトークショーでは、瀬奈は自らが阪神淡路大震災を経験していることから「必ず枕元に懐中電灯を置いて、水も用意しています。阪神淡路大震災の時はまったくごはんが食べられず大変な思いをしましたが、今は電気を使わず水を入れるだけでできるご飯などもありますので、そういったものも用意しています」と話し、花緑も「3.11以降、防災コーナーでヘルメットや簡易トイレなど緊急時のためのグッズを買いました」と普段から防災に心がけていることを話した。また消防署の木下予防課長より舞台の見どころを訊かれ、瀬奈は「越路吹雪さんの話ですので、もちろん越路さんの楽曲も注目なのですが、私と斉藤由貴さん以外の方はひとり何役も演じていますので、その七変化がみどころです」とアピール。花緑も「私は瀬奈さんの歌う越路吹雪さんの歌ですね。20曲近く歌っていますのでここが見どころ聴きどころ」と答えていた。最後に、地域の安全が「長持ち」するようにと餅つきが行われ、瀬奈は「今日みなさまと一緒に学んだこと、これを実践する機会がないことが一番なのですが、もし何かがあった時に愛する人の命を守れるように、学んだことを忘れずに、そして少しでも多くの方に広めていただきたいなと思います。私自身も学んだことを忘れずにいたいと思います」と感想を。花緑も「防災を考えるというのは3.11以降、日本には必要なことだと思っています。備えておくのはとても大事」と話した。『Chanson de 越路吹雪「ラストダンス」』は全国巡演を経て、12月4日(火)から19日(水)にかけて東京・シアタークリエにて上演。その後12月22日(土)に愛知・中日劇場、12月29日(土)・30日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティでも上演される。チケットはいずれも発売中。
2012年11月29日11月16日(金)に開幕する、瀬奈じゅん主演舞台『Chanson de 越路吹雪「ラストダンス」』のファン感謝イベントが10月19日、東京・シアタークリエにて行われた。出席者は、瀬奈のほか共演の斉藤由貴、大澄賢也、柳家花緑。「愛の賛歌」など数々のヒット曲を歌い、いまだに伝説として語られる越路吹雪。56歳の若さでこの世を去った彼女の33回忌にあたる今年、その生涯を綴る舞台が上演される。主演は元宝塚トップスターの瀬奈じゅん。越路を支え続けたマネージャーであり、作詞・訳詩家としても名高い岩谷時子は斉藤由貴が演じ、越路を取り巻く人々を大澄賢也、柳家花緑、宇野まり絵、別所哲也が演じる音楽劇だ。この日は、司会を務めた花緑が「稽古がまだ始まっていなくて、“皆さん、はじめまして”に近いんですよ! 稽古場の面白いエピソードとかもありません(笑)。ここから(キャストが)打ち解ける、その第一日目です」と明かすも、終始和やかなムードで展開。「プレッシャーがあるんじゃないかとよく言われますが、私は何ひとつプレッシャーを感じていません(笑)。とにかく私の身体を通して越路さんの生き様を皆さまにお届けできれば」と意気込みを語った瀬奈は、「越路さんが宝塚歌劇団生として入学する少女の頃から物語が始まることに、びっくり。それに、影の強い方というイメージでしたが、脚本を読んだらすごく天真爛漫で、そこにも驚かされました。でも音楽学校生の頃の屈託のなさ、上級生に悪さをしてもあまり怒られないところとか……自分に似てるかな(笑)」と語るなど、大スターを演じることを楽しんでいる様子。また、斉藤は「岩谷さんとお仕事をご一緒させていただいたこともありますし、すごく大好きな方なので、とても光栄。岩谷さんは越路さんの影のマネージャーではなく、人生をとして越路吹雪という歌手と一緒に生きた方。脚本を読んで、胸が熱くなりました」と、こちらも愛情たっぷりに自分の演じる役柄について話した。大澄、花緑はそれぞれ6役、7役があるという苦労を嘆き、大澄は得意のダンスシーンがあるかという質問に対し「越路さんが歌ってる後ろでバックダンサーをやるとか、(役を増やして)勝手に踊っちゃおうか」と少々やけっぱちに語り、客席の笑いを誘っていた。イベントでは瀬奈が「ラストダンスは私に」「愛の賛歌」の2曲も披露、ドラマチックに歌い上げた。「本番では20曲近く歌いますが、1幕は舞台に立っている越路さんという形でショー的要素が強い。2幕は、誰に聞かせるわけでもなく、越路さん自身が心情を歌う形になっていく」とのことなので、その歌い方の違いなども楽しみにしたい。公演は11月16日(金)に東京・かめありリリオホールで開幕。その後12月4日(火)から19日(水)にシアタークリエ、11月27日(火)に石川・北國新聞赤羽ホール、12月22日(土)に愛知・中日劇場、12月29日(土)・30日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットはいずれも発売中。ほかに長野、山梨公演もあり。
2012年10月23日