今年もこの日がやってきました。ウソをついても許される一年に一度だけのお祭り、エイプリルフール。クリエイティブ業界でも毎年数多くの企業が参戦し、凝りに凝ったWebサイトを披露して盛り上がりを見せています。そんな2015年のエイプリルフールサイトをまとめてご紹介しましょう。○アドビから次世代のオフライン画像編集ツール「Adobe Photoshop REAL」画像編集ソフトで知られるアドビから、オフライン画像編集ツール「Adobe Photoshop REAL」が登場しました。本当なら大騒ぎになるニュースですが、残念ながら(?)これはエイプリルフールネタ。普段はデジタルで行うPhotoshopのアプリケーションをリアルで再現したらこうなるというものです。実際にキットまで制作するという凝りようで、中身は「リアルレイヤー」なる透明なシートや虫眼鏡、消しゴム、ばんそうこうとアナログ感満載。いや、たしかにアイコンはこの形してますけども!詳細についてはリリース時のニュース記事でどうぞ。○Googleが検索のインタフェースをパンダに変更これまで味気ない(?)ボックス型だったGoogleが、検索のインターフェースを大きく変更しました。なんと、パンダ型の「Google Panda」です。「パンダアップデート」ではなく、パンダの姿をした検索エンジンなのです。今までの検索と同じようにパンダに話しかければ、パンダが答えを即座に教えてくれることでしょう。……というのはもちろん、Googleの壮大なウソなわけですが、わざわざ発表会の動画まで用意するなど手のかかったネタとなっています。それにしても、「シンプルなモノクロカラーを採用。(中略)世界中の小さな子どもたちからおじいちゃん、おばあちゃんまでが親しみやすいデザイン」って、うまいこと言ってるけど、それただのパンダですからね!○auのCM「三太郎」シリーズがハリウッドで映画化!auのCMでおなじみ「三太郎」シリーズが、なんと『3TARO BEGINS ~O.N.I.の逆襲~』というタイトルでハリウッドにて映画化決定!「桃太郎と浦島太郎と金太郎はトモダチだった」をキャッチコピーに、桃太郎、浦島太郎、金太郎が大暴れします。メガホンをとるのはオリヴィエ・メガトン監督、総製作費は4.1億ドル……ってもうむちゃくちゃですよ!でも日本のおとぎ話を代表する三人の太郎が集結して「O.N.I」と戦うというコンセプトはちょっと面白そうかも。ちなみに公式サイトでは出演者も募集中。交通費はきびだんご支給みたいですけど、興味のある人はチャレンジ(?)してみては。ちなみにドローンによる宅配サービスはAmazonやGoogleが実際に試験中とされていますが、未だサービスの実現には至っていません。ということは、いつか嘘から出た真で、「いかが書店」が世界初の商用サービスとなる可能性も……!?○キリンからチューハイ味のビール「チュービー」登場キリンから4月1日に登場したのは、チューハイ味のビール「チュービー」。チューハイ事業部が"とりあえずビール"に代わるほろ苦いチューハイを開発した(これは本当)ことに対抗して、ビール事業部による謀反とのことです。しかし、ビールのようにほろ苦いチューハイに対抗するなら、素直にビールを出すべきなのでは……なんて野暮なツッコミはおいておいて。公式サイトはかなり作りこまれていて、遠藤憲一、小池栄子、濱田岳も登場。CM動画もよくできています。○さくらインターネットが携帯ゲーム「さくらのさばげー!」を新発売インターネットデータセンター事業を運営するさくらインターネットが何を思ったのか、デジタルペット育成ゲームを急きょ発売。その名も「さくらのさばげー!」。なんと、デジタルペットのさばを育てながら、プログラムコードも学べるという恐るべきゲームです。さばは美しいコードが主食で、その日の気分に合わせてJavaやPHP、Ruby、ScalaにPythonなどを与えないといけません。……なんだか、普通にプログラマー養成のヒントになりそうなアイデアにも思えますが、もちろんエイプリルフールネタ。でもこれ、ちょっとやってみたいですね。
2015年04月01日日本ジャーナル出版は3月10日、「女性は"愛とお金"で、もっと輝く」をテーマしたアラフォー世代のライフスタイル女性誌『素敵な女性』を創刊する。創刊号(『素敵な女性』Volume.1)は650円(税込)。「アラフォー世代は、人生も半ばに差し掛かり、これまでを見つめ直す人、より充実させたい人、結婚したい人、離婚したい人、仕事を辞めたい人、ステップアップしたい人、など、様々です。また、10代20代の若さはないけれど、まだまだ十分な気力や体力もあり、より充実した人生を築き上げることが出来る世代です」と同社。同誌が扱うテーマは、人生・人間関係、結婚・離婚、健康・美容・ダイエット、お金、開運法など。旬の芸能人やイケメンのインタビュー、話題、旅行、グルメ、ファッション、カルチャーなども取り扱う。『素敵な女性』Volume.1ではEXILE・黒木啓司さんが表紙インタビューを飾り、「Photo Collectoin 羽生結弦~輝きの軌跡」「この男に会いたい 遠藤憲一~こわもての素顔」「人間ドキュメント マダムシンコ 貧困、いじめ…、どん底から這い上がった波瀾万丈の人生ドラマ」「中森明菜~寂しき歌姫 だからこそ歌える歌があった」といった記事が並ぶ。そのほか、「アラフォー世代の"婚活"最新事情レポート」「大人の女性は『昼下がりの恋』をこう楽しんでいる!」「私たち"恋愛現役"です! いつまでも大人の恋愛を愉しむために」などが特集されている。
2015年03月09日●現場のラフなスタイルは「学ぶべき」『まほろ駅前多田便利軒』シリーズや『舟を編む』など、数々の映画で活躍する実力派俳優の松田龍平が、ついに海外映画デビューを飾った。作品は、本人も「ファンだった」というインドネシアのバイオレンス・アクション『ザ・レイド』の続編、11月22日に公開を迎えた『ザ・レイド GOKUDO』だ。前作に続きギャレンス・エヴァンス監督がメガホンをとる本作で、松田は、インドネシアの日本ヤクザ・ゴトウ組組長の息子ケイイチ役を熱演。頭のキレるビジネスマンで、常に目を光らせているゴトウ組の2番手として、冷静ながら狂気あふれる迫真の演技を見せる。松田に加え、組長ゴトウ役で、同じく海外映画初出演の遠藤憲一、そして、ゴトウの右腕リュウイチ役として、ギャレス監督が製作総指揮をとった『KILLERS/キラーズ』で主演を務めた北村一輝が出演する。迫力の演技で存在感を放つ日本人キャスト3人に、本作の見どころや、海外作品に出演するおもしろさなどを聞いた。――まず、本作をご覧になっての感想を聞かせてください。松田:前作『ザ・レイド』のファンですが、前作より人間ドラマもより複雑に描かれていて、アクションがちゃんとそれについてきている。アクションだけじゃない映画になっていると感じました。遠藤:アクションには美しいアクションもあるというのと、音楽と効果音をうまくアクションと結び付けていて、すごいリズムが工夫されているなと思いました。また、インドネシアの俳優やスタッフには、才能があふれている人たちが大勢いるんだなと驚きました。世界にはきっと、まだまだ知らない才能が眠っているんだろうなって思ったね。北村:アクションがとにかくすごいなと。僕も出ていますが、出ているというより客観的に見てしまって。カーアクションのシーンがすごく好きで、そこは繰り返し見ましたね。――松田さんと遠藤さんにとっては、本作が初の海外映画デビュー作となりますが、海外作品に出演するおもしろさなど感じましたか?遠藤:勉強になったのは、英語ができないので言葉のやりとりはわからないけど、空気感とか存在感とか、心の中にあるものは人間って一緒なんだなと思いました。優れているものは一瞬ですごいってわかるし、そういう意味では、撮り方の環境は違うけど、心の中の動きだけは共通の言語だと思いましたね。北村:演じる事は同じですが、映画の作り方が日本とは違いますね。日本だと、集中力で1回本番でというのがありますが、(インドネシアでは)いいところを褒め合って、みんながリラックスした中で、結果を出すために楽しんで作ろうという雰囲気で、映画に対する愛情があふれているなと感じました。他国のさまざまなやり方を経験してみたいですね。松田:現場の雰囲気がすごいラフで、力の抜き方というか、ちゃんと休んで本番で集中してやるといういいバランスでやっているんです。日本だと、現場で音楽を大音量でかけて踊るってなかなかできることではありませんが、そういうラフなスタンスで、みんなが余計な緊張感を持たないで、いいアイデアを出しながらいい作品を作ろうというスタイルは、自分も学ぶべきだと思いました。――海外作品ということで、苦労したことは?松田:やっぱり言葉ですかね。僕はしゃべれないので。でも、遠藤さんもしゃべれないのに、バンクン役の彼(ティオ・パクサデウォ)の家に遊びに行っていて、そういうことではないんだなと思いましたけど。遠藤:あはは(笑)(C)2013 PT Merantau Films2014●『ザ・レイド』第3弾は日本刀アクションに挑戦?――本作では、日本人キャストのみなさんはアクションシーンがありませんが、アクションへの関心や意欲はいかがですか?松田:アクションをやるからには時間をかけてちゃんと練習してから演じたいですね。『探偵はBarにいる』でもアクションシーンはありましたが、当日にレクチャーを受けて、本番だったので、しっかり準備をして挑みたいですね。今回、ハンマー・ガール役の女優はアクションは素人だったのに、彼女のアクションはすごくて、そういう意味で映画はフィクションだし、見せ方でうまく撮ってもらいたいなと(笑)。遠藤:やってみたいけど、できるものとできないものがありますからね。おれのアクションなんか、いつもけんか殺法みたいで。おれに限らず、日本人俳優が日本刀で戦うというのができれば、おもしろいかもしれませんね。松田:日本刀で戦ったら、絶対ひどい死に方しにますよ。嫌だなぁ…イコ(主人公ラマ役のイコ・ウワイス)に腕とか切られちゃったりして(笑)。北村:アクションは、時代劇も含め好きですね。日本だと刀を使うと侍とか武士という感じになってしまいますが、それをギャレスが演出するとどういう風に味付けするのかなと興味があります。そして、準備時間が長ければクオリティが変わってくるので、大切だなと思います。もちろん総合芸術なので、それを撮るスタッフの技術も必要ですが、そういう環境でできると最高だなと思います。本作での経験を語ってくれた松田、遠藤、北村だが、本作での日本人起用は、ギャレス・エヴァンス監督の日本への愛から実現した。監督は「日本の映画は子供のころから大ファンだったんです。3人がそろった時は衝撃でした」と振り返る。そして、「3人と一緒に仕事ができたのは大きな経験で、とても光栄に思っています」と語り、3人の演技も「最高だよ!」と大絶賛。主演のイコ・ウワイスも、前作からパワーアップした点として「日本人のスターがそろったこと」を挙げている。先月都内で行われた舞台あいさつでは、ギャレス・エヴァンス監督が「3作目も現在企画を進めている」と明かし、「日本人のキャスティングも考えています。ここに登壇いただいているみなさんにOKしてもらえればですが…」と松田らに公開オファー。次回作への3人の出演、そして、インタビューで3人が話していた日本刀を使ったアクションは実現するのか。早くも第3弾にも期待がかかるが、まずは『ザ・レイド GOKUDO』。キレのある迫真の演技を披露している3人に注目してほしい。■プロフィール松田龍平:1983年5月9日生まれ。東京都出身。1999年『御法度』で映画デビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞などを獲得。その後、『青い春』、『悪夢探偵』シリーズなど映画を中心に活躍。『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた遠藤憲一:1961年6月28日生まれ。東京都出身。1983年のNHKの時代劇『壬生の恋歌』でテレビ初出演を果たし、以降さまざまなドラマに出演。1988年に映画デビュー。代表作は『クローズZERO』シリーズ、『劇場版SPEC~結(クローズ)』シリーズなど北村一輝:1969年7月17日生まれ。大阪府出身。『日本黒社会 LEY LINES』と『皆月(みなづき)』でキネマ旬報新人男優賞を獲得。近年では、『劇場版 猫侍』や『テルマエ・ロマエII』に出演。日本・インドネシア合作『KILLERS/キラーズ』や日米合作『MAN FROM RENO』など海外作品でも活躍(C)2013 PT Merantau Films2014
2014年11月22日11月20日(木)のニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」のゲストに声優の遠藤ゆりかが出演する。遠藤ゆりかは2013年、アニメ『ダイヤのA』の吉川春乃役で声優デビュー。シンガーとしての活動も行っており、今年の8月にはセカンドシングル「ふたりのクロノスタシス」をリリースしている。ゲストトークでは、先日ハタチを迎えたばかりの遠藤が、お気に入りの帽子コレクションなど、女子らしいプライベートの一部を公開する一方、100巻以上の『こち亀』など部屋の一角を占める大量のマンガや夜はビールで晩酌など、女子らしからぬ趣味も紹介。また現在、遠藤は演歌歌手・小林幸子とスマホ向け放送局NOTTV内の番組「ボカロ生活(仮)」で共演しており、同番組のこぼれ話も披露されそうだ。番組後半のアニメぴあちゃんねる会員放送「もりもりアニメぴあちゃんねる」では、学生時代、軽音楽部に所属していた遠藤が、当時の貴重なライブ写真の数々を披露。人気のセリフ読みコーナーも、それにちなんで軽音楽部のシチュエーションを用意。ここでしか見られない出演者の芝居にも注目だ。20時45分~21時00分に放送する「もうすぐアニメぴあちゃんねる」では、「みみめめMIMI」の番組先行チケット予約を実施。タカオユキのスキルアップ新コーナー「タカオユキの今日のチャレンジ!」では、無茶ぶりの定番「モノマネ」にチャレンジ。タカオのモノマネは似ているのか、それとも案の定(?)ヤケドしちゃうのか!?独創的な手作り弁当も用意し、生放送で何が起こるか今回も見逃せない。21時55分~22時に放送する「あとがきアニメぴあちゃんねる」では、最近の出来事を写真とイラストで紹介してくれる。また、今回は朝倉ゆりが欠席のため、ピンチヒッターとしてタカオユキがアシスタントとして本編トークにも参加する。ニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」は11月20日(木)午後8時45分より放送。■アニメぴあちゃんねる日時:11月20日(木)午後8時45分~午後10時00分出演:雨宮天 / 美濃部達宏 / コヒメ(アフィリア・サーガ) / タカオユキゲスト:遠藤ゆりか
2014年11月20日インドネシア発の大ヒットバイオレンスアクションの続編で、日本人俳優の出演も話題の『ザ・レイド GOKUDO』が開催中の「第27回東京国際映画祭」で10月24日(金)に上映。来日した主演のイコ・ウワイス、松田龍平、遠藤憲一、北村一輝らが揃って舞台挨拶に登壇した。前作よりさらにスケールアップし、潜入捜査官の苦悩、マフィア親子の愛憎と内紛などを濃密に描き出す本作。松田さんらはタイマフィアとの抗争に参戦する日系のヤクザを演じている。主演のウワイスは「この映画が前作と同じように日本のみなさんに受け入れられることを望んでいます」と挨拶。「ひとつだけお願いです」と前置きし、「家に帰って同じことをマネしないようにだけ気を付けて(笑)!」と暴力描写たっぷりの内容を踏まえ“警告”を発し、笑いを誘う。「前作のファンだった」という松田さんは「監督に呼んでいただいて嬉しいです。前作をしのぐアクションで、人間ドラマもより濃密になっていて楽しめると思います」とアピール。インドネシア映画の撮影現場については「撮影自体、すごく賑やかで現場に着くと音楽が爆音でかけられていて、みんな踊っているという日本では考えられない現場でした」と日本との違いに驚いたよう。一方で「集中して撮影に臨むところは勉強になりました」とふり返る。北村さんも日本の撮影現場との違いに言及。「日本では緊張感の中での一発勝負というか、張り詰めた空気での撮影がありますが、インドネシアはそれとは真逆。和気あいあいとしている中でも集中して撮影していき、ストレスなくリラックスして臨めました」と語る。自身、2度目のインドネシア映画への出演となったが、「日本では邦画とハリウッド映画がほとんどですが、ひとつでも多くの国の映画を観てもらえる環境になればいいと思うし、これからもいろんな国の作品に挑戦していきたい」と力強く語った。遠藤さんは劇中の強面そのままに「“初めて”ヤクザを演じました」といきなりのジョークで笑いを誘う。ヤクザはともかく、海外作品は今回が初めて。「インドネシア映画がどういうものかも知らずに参加して、俳優もアクションも、こんな才能が眠っていたのかとびっくりしました。いい刺激になりました」と充実した表情を見せていた。ギャレス・エヴァンス監督は「本当はいけないんだけど(笑)、幼少の頃からヤクザ映画を観てました」と日本のヤクザ映画に多大な影響を受けたことを告白。既にパート3も企画中とのことで「日本人の俳優の出演も考えています!」と語っていた。第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで開催。『ザ・レイド GOKUDO』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月25日俳優の北村一輝が24日、都内で行われた第27回東京国際映画祭特別招待作品『ザ・レイド GOKUDO』(11月22日公開)の舞台挨拶に、松田龍平、遠藤憲一、ギャレス・エヴァンス監督らと出席し、海外作品に意欲を示した。本作は、過激なアクションが話題となったインドネシア映画『ザ・レイド』の続編。松田、遠藤、北村は日本人ヤクザを演じている。北村は「『ザ・レイド』の素直なファン」だそうで、出演できて「本当に感動した」と感激。「1をしのぐ勢いで、2はおもしろくなっている」とアピールした。続けて、「僕は『KILLERS/キラーズ』という映画もあり、今回がインドネシア映画は2本目」という北村は、「日本ではほとんどの方が邦画とハリウッド映画を見るという感じですが、いろんな国の映画を見ていただける環境になれば」と期待。「これからもいろんな国の映画に挑戦していきたい」と海外作品への意欲を示した。また、日本とは現場の雰囲気が「あまりに違う」と、日本の映画とインドネシア映画の違いを告白。「日本は映画を撮る時に、ものすごい緊張感の中で一発勝負という感じの、張りつめた中で撮影することがありますが、それとは真逆と言っていいほど」と明かした。そして、「どんどん(カメラを)回すし、いいものはいくらでも撮っていこう、アイデアがあったらいろいろやっていこう」という雰囲気で、「和気あいあいとしている中でも集中力がある」と説明。「いい部分を伸ばしているような感覚で撮影ができるのは、ストレスもない。本当にリラックスして演技に挑むことができた」と振り返った。
2014年10月25日第27回東京国際映画祭の特別招待作品『ザ・レイド GOKUDO』(11月22日公開)の舞台挨拶が24日、都内で行われ、ギャレス・エヴァンス監督、主演のイコ・ウワイス、日本人キャストの松田龍平、遠藤憲一、北村一輝らが登壇した。本作は、過激なアクションが話題となったインドネシア映画『ザ・レイド』の続編。潜入捜査の葛藤、マフィア親子の愛憎と内紛、そして、松田、遠藤、北村ら日本人キャストが演じるヤクザとの国境を越えた抗争の勃発など、壮大な物語の中で、極限のアクションが描かれる。舞台挨拶で松田は「『ザ・レイド』のファンだったので、ギャレス監督に呼んでいただいてうれしい」と出演の喜びを語り、「前作をしのぐアクションと、人間ドラマもより密に描かれていて、楽しめる」とアピール。北村も「『ザ・レイド』の素直なファン」だと言い、出演できて「本当に感動」と感激を示した。また、本作が初の海外作品となる遠藤は「世界にはこんなにも才能がいっぱい眠っているんだなと感じ、いい刺激になった」と語った。そして、「バイオレンスもあり、激しいアクションもあり、見どころ満載です」と本作への自信を語る監督は、「3作目も現在企画を進めている」と明かし、「日本人のキャスティングも考えています。ここに登壇いただいているみなさんにOKしてもらえればですが…」と松田らに公開オファー。松田が「『ザ・レイド』に出てくる役者さんはみんなひどい死に方をしてますから、たぶん僕らも無残に殺されるんでしょう」と返すと、笑いが起こった。さらに、日本人キャストの3人は、日本と異なる現場の雰囲気が新鮮だったようで、松田は「音楽を爆音でかけて踊っているような現場で、ラフな中で撮影の時にすごい集中して取り組むのはいいやり方だと思った」とコメント。遠藤は「何もプレッシャーもなく、のびのび芝居させてもらった」と言い、北村も「日本は張りつめた中で撮影することもあるが、それとは真逆といっていいほど。和気あいあいとしている中でも集中力がある」と語った。
2014年10月24日世界中を熱狂させた『ザ・レイド』の続編となるインドネシア製ハード・アクション最新作『ザ・レイド GOKUDO』の公開を記念して、11月21日(金)に年内で閉館する新宿ミラノで『ザ・レイド』祭!が開催される。『ザ・レイド GOKUDO』その他の画像『ザ・レイド GOKUDO』は、前作で壮絶な死闘を生き延びた若き警官が、新たな戦いに巻き込まれる姿を描くハード・アクション。前作で注目を集めたイコ・ウワイスが続投するほか、日本から松田龍平、遠藤憲一らが出演し、ドラマを盛り立てる。“映画秘宝Presents さよなら新宿ミラノ!『ザ・レイド』祭!”と題して行われる本イベントでは、『ザ・レイド』とR18+ディレクターズカット版『ザ・レイド GOKUDO』を上映するほか、トークショーが行われる。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が25日(土)より受付開始。一般発売は、11月8日(土)より開始される。なお本イベントは18歳以上の観客が参加できる。映画秘宝Presents さよなら新宿ミラノ!『ザ・レイド』祭!11月21日(金)会場:新宿ミラノ2開場18:00/開映18:30/終映予定23:20登壇者:未定※詳細は『ザ・レイド GOKUDO』公式HPおよび新宿ミラノHPで発表料金:2500円(税込)プレリザーブ:10月25日(土)11:00~11月6日(木)18:00チケット発売:11月8日(土)10:00より
2014年10月22日シリーズ累計世界興行成績6億300万ドルを記録した、主演リーアム・ニーソン、製作&脚本リュック・ベッソンのタッグで贈る『96時間』シリーズ最終章の邦題が『96時間/レクイエム』に決定、同時に衝撃的な予告編映像も解禁された。最愛の家族を救うため、驚異の特殊技能を駆使して悪党と闘う元CIA秘密工作員ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)を主人公にしたサスペンス・アクションシリーズの最新作となる本作。1作目『96時間』では、ヨーロッパで人身売買組織に誘拐された最愛の娘・キム(マギー・グレイス)を救出し、2作目『96時間/リベンジ』では、その復讐計画を企てた組織に捕われた元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と追われる娘の同時救出を実現させてきた。今回、シリーズ第3弾にして最終章となる本作の予告編映像では、何者かに元妻を殺される悲劇が襲うという衝撃的な展開で幕が開ける。前作で犯罪組織を壊滅させ、幸せに暮らすはずだった家族にとって襲いかかった事件。その上“無敵の父親”は元妻殺しの“容疑者”としてFBIやCIAに追われる存在に…。リーアムが扮するブライアン・ミルズが、これまでのシリーズでは見せてこなかった極限の哀しみと怒りを爆発させる本作では、歴代シリーズで最も非情、かつ危険な“無敵の父親”の姿を目の当たりにする。愛する娘・キムを守るため、そして事件の真相を究明するために、より研ぎすまされた頭脳と肉体、変幻自在な特殊スキルを駆使したアクションシーンはもちろん、常識破りでパワーアップした“最後”の暴走劇には、一瞬たりとも目が離せなくなりそうだ。また、予告編のナレーションを担当しているのは、渋い語りが魅力の強面俳優・遠藤憲一。彼の渋い声が哀しく残酷なブライアンの運命を物語っていると同時に、“容疑者”となってしまった“無敵の父親”が、黒幕となる敵へ最後の制裁を下す覚悟をも際立たせている。伝説となるシリーズ集大成へ向かう予告編映像を、まずはここでチェックしてみて。『96時間/レクイエム』は2015年1月9日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月08日シリーズ累計世界興行成績6億300万ドルを記録したリーアム・ニーソン主演『96時間』シリーズ最終章『96時間/レクイエム』が、2015年1月9日に日米同時公開されることが決定し、予告編とポスターが8日、公開された。リュック・ベッソンが製作・脚本を務める『96時間』シリーズは、リーアム・ニーソンが演じる元CIA秘密工作員ブライアン・ミルズが、特殊技能を駆使して悪党と闘うサスペンス・アクション・シリーズ。このたび、3作目となる最終章が2015年1月9日に日米同時公開されることが決定した。1作目の『96時間』では、人身売買組織に誘拐された最愛の娘を救出すべく、パリの街を疾走。2作目の『96時間/リベンジ』では、ブライアンによって殺された組織の元締めの父親が復讐計画を実行し、捕らわれた元妻と追われる娘を同時に救出しなければならないというミッションに挑み、家族を守りきった。最終章となる本作は、ブライアンの元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)が何者かに殺されるという突然の悲劇で幕を開ける。さらにブライアンは、容疑者として警察、FBI、CIAに追われ、愛娘キム(マギー・グレイス)にも危機が迫るなか、頭脳と肉体、変幻自在の特殊なスキルを駆使し、最後の暴走を始める。ブライアンは、愛する娘を守ることはできるのか。そして、真実にたどり着いたブライアンが下す最後の制裁とは。このたび公開された予告編では、娘を守るため、真実究明のため、最後の暴走を繰り広げるブライアンの姿が収められ、パワーアップした銃撃戦やカーアクションも披露。なお、予告編のナレーションは俳優の遠藤憲一が担当しており、独特の渋い語りで物語を紹介している。(C)2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
2014年10月08日「SKE48」および「乃木坂46」の松井玲奈が初主演映画『gift』の全国公開を記念して行われた舞台挨拶に、共演の柿澤勇人、宮岡太郎監督と共に登壇した。ひとつの地域にスポットを当てて映画を製作し、その地の人々の協力で全国へと作品を広げていくという「Mシネマ」の第1弾。偏屈な会社会長の男と彼に「100時間100万円」という条件で買われた笑顔を見せないキャバクラ嬢の奇妙な旅の様子を描き出す。熱烈なファンの大歓声に迎えられた松井さんは満面の笑み。劇中ではその笑顔を封印し、愛を知らない女性を熱演しているが「テンション低めで世の中、良いことなんてないと思っているところは中二の頃の私とそっくり(笑)。反抗期のまま大人になるとこうなるのか!と思いながら、中二の自分を引っ張り出してきて演じました」とふり返る。中二の頃の松井さんの姿に様々な憶測が飛ぶ中で、松井さんは「中二なんて、基本的に反抗期じゃないですか?」とファンに同意を求めるが、さっきまでの大歓声とは打って変わって客席はどこか気まずそうな無反応。この“手のひら返し”のリアクションに松井は「うそ?すごい勢いで裏切られた気分です(苦笑)!」とショックを露わにしていた。柿澤さんは借金取り役で劇中、松井さんに対し“壁ドン”の末、棒付きキャンディを口に突っ込むという暴挙も!松井さんは「リハでは寸前で止めていたし、入れるって知らなかったんです!」と監督から事前に、口の中に突っ込まれることを知らされていなかったと訴える。柿澤さんは「ゲスな役でして…(苦笑)。松井さんのファンの方にボコボコにされるのでは?とさっきまでビビってました」と客席の反応にホッとした様子を見せた。キャンディの仕返しとばかり(?)、松井さんが柿澤さんを角材で殴るシーンもあるが、松井さんは「運動音痴で『ここに当ててね』というところに当たらず、申し訳なかったです(苦笑)」と間違って顔面を殴ってしまったことを明かし謝罪。柿澤さんは「気持ちよかったです(笑)」と笑いを誘ったが、監督は現場で、カメラの角度を分析し「心の中で『松井さん、当ててくれ!』と願っていた」とのこと。これを聞いた松井さんは「分かってました(笑)」と語り、再び会場は笑いに包まれた。今回の根暗なキャバ嬢役に続いて、もし次に演じるなら?という問いに松井さんは「もっと暗い役がやりたいです」と明かす。「基本、不幸顔で『幸せいっぱい!』という顔はしてませんので、どこまで不幸が似合うか知っておきたい」と真剣そのもの。今回、共演を果たした遠藤憲一さんからは「次は不倫カップルの役で」という提案をもらっているそうだが、松井さんは「不倫、いいんじゃないですか?」と誤解を招きそうな発言。「悪い女を演じてみたい!」とノリノリだった。『gift』は新宿シネマートほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年07月19日藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)が映画初主演を飾った『劇場版仮面ティーチャー』の完成披露プレミア上映会が22日に東京・新宿バルト9で行われ、藤ヶ谷をはじめ、共演する斎藤工と遠藤憲一が登壇。ヒットを祈願し、鏡割りならぬ“仮面割り”が行われ、本作完成の喜びをファンと分かち合った。その他の画像昨年7月から放送された同名ドラマの劇場版。荒廃した近未来の教育現場を舞台に、生徒を更正するためなら体罰も許された特別教師・仮面ティーチャーこと主人公の荒木剛太(藤ヶ谷)が、生徒たちと“心”でぶつかり合う姿を描いた学園アクションだ。藤ヶ谷にとって、ファンを前にした映画の舞台あいさつは「初めての経験」だといい、「それが『仮面ティーチャー』で良かった。熱い作品がみなさんに届き、全力で受け取ってもらえるとうれしい」と思い入れたっぷり。さらにファンに「みなさん“宣伝部”として、しっかり仕事をこなしてください」と呼びかけると、場内は割れんばかりの歓声に包まれた。そんな歓声を目の当たりにし、「やっぱりすごいっすね、ジャニーズさんは」(斎藤)、「この声援はヤバイな。これだけ熱いのは初めて」(遠藤)と共演陣はすっかり圧倒された様子。斎藤が演じるエリート官僚は、ドラマ版で剛太と敵対していたが、今回の劇場版ではある共通の敵を相手に、タッグを組んでおり「藤ヶ谷君と一緒だと頼もしい」と手応え十分。自身にも「仮面願望がある」と明かし、「俳優は役という仮面をつけて、強くなれる面がある」と持論を展開した。一方、遠藤は剛太と敵対する高校時代の恩師を演じ「ファンのみなさんには憎まれそうだね」と苦笑い。「積極的に話しかけてくれて、先輩の僕が暖かく包まれた」と藤ヶ谷の人柄を語っていた。『劇場版仮面ティーチャー』2月22日(土) 全国ロードショー
2014年01月23日人気の声優・遠藤綾が8日、自身の公式ブログで結婚したことを発表した。遠藤舞の出演作がわかるプロフィール遠藤は「突然ですがこのブログ、今回で最終回となります」と発表した上で、更新をストップすると発表。自身のアニメや吹き替えなど出演作品情報を告知しつつ「髪染めてません!切ってません!結婚しました」とさらりと結婚の報告をした。ブログのストップや結婚を発表した遠藤だが、ファンに向けて「ブログでの交流は無くなりますが、変わらず、私が演じたキャラクターたちを愛して頂ければ嬉しいです。私も変わらず、精一杯声を吹き込み続けたいと思います」と綴り、「皆さんと手紙のやり取りをしているみたいでとっても楽しかったです!ありがとう!ブログに遊びにきてくれて、コメントをくださって、本当にありがとうございました!!!」と感謝している。遠藤は「マクロスF」のシェリル・ノーム役や「らき☆すた」の高良みゆき役などの声優を務めている。
2013年08月09日人気ドラマ『相棒』のスピンオフ映画『相棒 X DAY』主演の川原和久が16日にオフィシャルフォトブック『相棒捜査一課・伊丹憲一』の発売を記念して、福屋書店新宿サブナード店で行われた握手会に出席した。その他の写真川原が演じる人気キャラクター・捜査一課の伊丹刑事と田中圭が演じるサイバー犯罪対策課の岩月のコンビを主人公にした映画『相棒 X DAY』。サイバー犯罪対策課がマークしてきた男が死体で発見される事件が発生し、伊丹と岩月が時にいがみ合いつつも課の違いを超えて真相を追いかける。フォトブックではこれまでの作品を通じて伊丹憲一という存在を徹底的に分析。20ページにわたる撮り下ろしショットにロングインタビュー、さらには水谷豊が伊丹について語るなど盛りだくさんの内容となっている。この日は事前に予約した100名のファンが来場し割れんばかりの大歓声で川原を迎えた。川原はひとりひとりにフォトブックを手渡し、握手を交わしたが、ファンからは映画での活躍についてのみならず「結婚おめでとうございます!」と歌舞伎役者・松本幸四郎の長女で女優の松本紀保との結婚を祝福する声も。女性が多くを占める100名ものファンの熱気に川原はやや硬い表情で緊張気味かと思いきや、本人は「だいぶ、(ほおを)緩めてるつもりでしたよ」とのこと。最初にの発売の話があったときは「『イヤイヤイヤ、勘弁して!』って感じだった(苦笑)」そうだが、自身や伊丹という役について「誤った情報やウワサが広まっているところもあるので、自分から発信することで修正されれば」と語る。ちなみにこのフォトブックについて捜査一課の仲間をはじめとする『相棒』ファミリーの面々の反応は「嘲笑です。相当バカにされました。アンケートなどもあったので『昨日は1日中、川原さんのこと考えてたよ』なんて言われました」と苦笑いを浮かべていた。映画の公開に向けての心境を尋ねると「宿題が多すぎて公開のことを考えてる暇がないです。原稿のチェックやキャンペーンで行く仙台での舞台挨拶のスケジュールを渡されたり、その日その日を片付けていく感じ。(初日に)コメントを用意してなくて慌てることになりそう」と飄々とした様子で語っていた。『相棒シリーズ X DAY』3月23日(土)全国ロードショー
2013年03月18日“おでんでダイエット”も流行するかも?女性アイドルグループ「アイドリング!!!」のメンバーで、現リーダーの遠藤舞。バラエティ番組の出演をはじめ、ドラマや映画、舞台、吹き替え、ラジオパーソナリティーに、歌手としても活躍、今年はソロライブも実現させるなど、精力的な活動を展開している。そんな彼女が、2日、公式Twitterで「おでんダイエット」なるものを紹介。自身もふたたび始めるかもしれないとコメントしている。(遠藤舞Twitterより)そういえば工夫次第で低カロリー&高タンパク!おでんでダイエットというと不思議な感じもするが、遠藤の説明によると、おでんは実はよく考えてみると「ほぼノンカロリーの大根や白滝、高たんぱくな卵や厚揚げ」などからできており、食べ方次第でダイエットにとても向いているという。彼女がこれまで試したダイエット方法の中でも、最も効果があったものなのだそうだ。たしかに、ヘルシーな和の煮物スタイルに近く、体も温まる。コンビニなどを利用すれば、ごく手軽に味わえ、食べて満足感があるうえに、低カロリーな具材も多い。野菜類も近年とくに具として増えているから、バランスも取りやすいだろう。この彼女が提唱する「おでんダイエット」に、フォロワーの女性ファンらからは、もっと詳しく知りたい、自分も挑戦してみたいといった声が多数寄せられている。そうした声を受け、遠藤はさらに、筋トレも忘れずにといった運動のアドバイスや、スープは飲まないといった食べ方のポイントも指南している。この冬は「おでんダイエット」も流行するかも?!元の記事を読む
2012年11月05日松坂桃李が単独初主演を果たした『ツナグ』の初日舞台あいさつが6日、東京・TOHOシネマズ日劇にて行われ、松坂をはじめ、共演の樹木希林、桐谷美玲、橋本愛、大野いと、遠藤憲一、平川雄一朗監督が登壇した。樹木とのプロモーション期間が撮影期間を上回ったという松坂は、「撮影期間も含めてこうして長い時間を過ごしたけれど、結局、何も掴めないまま。どこまですごい方なのか、まったく底が知れないまま終わってしまった」と、濃密な時間を振り返った。その他の写真原作は、いま最も注目されている女流直木賞作家・辻村深月の同名小説。死者との再会を望む人々の願いを叶える仲介役“ツナグ”を司る高校生・歩美(松坂)の葛藤と成長を、親子、恋人、親友の3つのエピソードを通して描く。本作の映画化を聞いて、「どうしてもこの歩美という役をやりたかった。誰にもやらせたくないなと思った」という松坂は、初日を迎え「こうして皆さんの前に立っていられることがうれしくて、幸せすぎて、もう何と言っていいか…。この作品に自分の名前を刻めたことがうれしくて仕方がない」と感激の面持ち。そして、観客から「映画を観て、泣いた場面はありますか?」との質問を受けると、「台本の時点でグッときていた。特に親子の再会のシーンはきましたね」と回答した上で、「あとは、自分の名前がエンドロールにあがってきた時。すごくグッときたなあ!」と、喜びを露に。「映画には3つの別れがあると聞いたことがあります。1つ目はクランクアップの時。2つ目は映画が完成した時。3つ目はお客さんに届いた時。そしていま僕は『ツナグ』の3つ目の別れの瞬間にいます。作品を手放すのは寂しいけれど、うれしい思いもある。感謝の気持ちを伝えたいです」とあいさつし、主演として見事に締めてみせた。そんな松坂のことを、実の孫を見守るように見つめていた樹木は、「最初のうちは『ああ…』と思うこともあったけれど、今日に至ってはもうマイクを離さない。この成長ぶり!もう安心したので、これでご無礼いたします」と、その成長に目を細め、太鼓判を押していた。『ツナグ』公開中
2012年10月09日直木賞作家・辻村深月の同名小説を映画化した『ツナグ』が10月6日(土)に公開初日を迎え、主演の松坂桃李、樹木希林、桐谷美玲、橋本愛、大野いと、遠藤憲一、平川雄一朗監督が舞台挨拶に登壇した。一生にたった一度、亡くなった人と会える。その仲介役を司る“使者=ツナグ”の青年・歩美(松坂さん)は、母への後悔を引きずる横柄な男、突然姿を消した婚約者を待ち続けるサラリーマン、ケンカ別れした親友に会いたい女子高生の願いを叶えるうちに、ある疑問と葛藤を抱くようになり…。『ツナグ』のほかにも、多くの邦画が公開されたこの日。のっけから遠藤さんが「こんな強面で、『アウトレイジ』じゃなく『ツナグ』に出させていただいて、不思議な感じがします」と挨拶して観客の笑いを誘うと、同日公開された『新しい靴を買わなくちゃ』にも出演している桐谷さんの「本当にこの作品に出られて良かったという思いしかない」という挨拶に対して、樹木さんが「ほかの映画館でハイヒールがどうのとかなかった?」と鋭いツッコミ。「いまはもう『ツナグ』のことだけなので、ハイヒールのことは置いといていただければ……」と慌てる桐谷さんに会場は爆笑に包まれた。そんな樹木さんとプロモーション活動を行ってきた松坂さんは、撮影からの日々をふり返り、「撮影で樹木さんと過ごした時間と、プロモーションで過ごした時間を数えたら、ついに撮影期間を上回りました」と報告。樹木さんから「最初はあぁ…と思うこともあったけど、今日に至ってはマイクを離さない、この成長ぶり!保護者のつもりで宣伝活動に関わったけど、もう安心。これでご無礼させていただきます」と太鼓判をおされると、「もう本当に底が知れません!こうやって長い期間一緒に過ごしましたけど、結局何も掴めないまま、どこまで凄い方なのか底が知れないまま終わってしまいました」と恐縮。「“底なし沼”の樹木希林です」とおどける樹木さんに笑顔を弾けさせていた。また、この日は観客とキャストを“ツナグ”という意味を込めて、観客からの質問を受けるティーチインも実施。映画と同じように親友を亡くした経験があるという男性から、「残された側はどう思うのが大切だと思うか?」と質問された橋本さん&大野さんが、言葉に詰まりながらも「この映画で伝えていることと同じで、前を向いて笑顔で生きること。それが亡くなった人への恩返しだと思います」(橋本さん)、「笑顔でいてもらえると、死んだ側も成仏できると思います」(大野さん)と回答すると、すかさず樹木さんが「生きている人が生き生きと人生を歩んでくれることが、死んだ方の喜びという形に受け取ったのね。よく喋れましたよ」と優しくフォロー。笑いを誘う一方で、締めるところは締め、舞台挨拶を終始リードしていた。『ツナグ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ツナグ 2012年10月6日より全国東宝系にて公開© 2012 「ツナグ」製作委員会アウトレイジビヨンド 2012年10月6日より新宿バルト9、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012 「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会
2012年10月07日美しいベースラインを奏でるような独特の低音とリズムで渡部篤郎は語る。思わず聴き入ってしまいたくなるが、そうもいかない。油断しているとスパッとこちらを一刀両断にするような鋭さをもその声に忍ばせている。どこまでが役柄でどこからが素の“渡部篤郎”なのか?それとも全てが演技なのか?彼が演じる役柄は常にそんな疑問を観る者に抱かせる。『外事警察 その男に騙されるな』で演じた警察官・住本健司もまた例外ではないだろう。冷静沈着、明晰にして残酷、そして純粋――“公安が生んだ魔物”と称されるこの男にどのように同化していったのか?映画の公開を前に話を聞いた。“魔物”と呼ばれる男の“正義”「決して気持ちいいだけではないですよ。爽快という感覚はほとんどないですね」――。住本を演じているときの偽らざる心情である。それはそうだろう。テロ防止のためとはいえ、協力者の弱みを握り金で転ばせ、仲間や家族にさえも秘密で任務を遂行する。決して観客の共感を得られるキャラクターとは言えない。だが渡部さん自身は演じる上でこの“魔物”の行動や信念を「納得し、理解することはできた」とも。「それはこの役に限らず全ての作品でそうです。役を引き受けるからにはそこに葛藤があってはいけないと思っています。もちろん、僕が同じ考え方や価値観を持っているかといえば違うし、そこは違っていてもいい。ただ、その人物の生き方に納得ができなければ演じることはできないと思っています」。今回の住本で言うと「警察官であること」が何より彼の“正義”の根本だと渡部さんは分析。なぜ彼はそこまでできるのか?という問いかけに「そこまでしないと守れないから」と即答する。「全てはテロ事件を未然に防ぐためですから。警察官の任務というのは基本的に国や人々を犯罪から守ること。そういう意味で住本は僕がイメージする警察官そのままの姿ですね」。なぜそこまで?という問いは渡部さん自身にも向けられるべきものだろう。任務のために国家に殉じる男、果てしないほどの孤独を背負った男、救いようのない悪意に染まった男…見ていて心が痛くなるような重荷を課せられた人物を次々と演じてきた。観る側がこんなにつらいのだから、演じている本人はつらくないはずはないと思うのだが…。しかし、先の言葉通り「爽快ではない」とその苦労を認めながらも、そうした過程が決して“ストレス”ではないと言い切る。「何を持ってストレスと言うか分かりませんがやっぱり好きですから、演じることが。お芝居としては大変ですよ。でも基本的に『好き』とか『幸せ』という思いがありますから。だからやっていられるんだと思います」。少しぶっきらぼうに発せられた「好き」という短い言葉がずしりと響く。ドラマ「青春の門」に主演したのが22歳のとき。それから20年以上の時が流れたが「意識という意味では、基本的には若い頃と何も変わってないですよ」と頷く。「結局、俳優はお客さまにどう届けるか?どう受け取られるかで評価されるものだと思っています。だから僕がいま『こうなりました。こう変わりました』と考えてもしょうがないので考えませんね。いまも新しい現場に行けば『明日どうしようか?』『このシーンどうしようか?』ということの繰り返し。正直、自分の演技がどう変わっていったかということは分からないですね」。一方で「演じることの難しさはますます感じている」とも語る。「分かってくれば分かってくるほどにね(笑)。若い頃はやったような気持ちになっていたし、自己満足で終わっていたことも多かったと思う。いまはようやくそうじゃなくなってきて、難しいけれどそれが楽しいと感じる。理想は『よーいスタート!』という声が掛かる瞬間、芝居がしたくてしょうがないって気持ちになっていること。いつスタートの声が掛かるかが自分の中でハッキリ分かっていて、自然にモチベーションを上げてスッと芝居に入っていけたら一番いいね」。「住本のような生意気さもしっかりと持ち合わせている」インタビューが進むにつれて、少しずつ言葉数が増えていく。ちなみに「昔はこういうインタビューであまり答えられなかった」のだとか。「ある意味で真面目だから抽象的な質問には答えられなかったんですよ、当時は。『俳優とは?』など、大きすぎることを聞かれたりすると。でも伊丹(十三)監督が『答えられなければ、答えなくていい。それより伝えたいことを伝えなさい』と仰ってくださったんです」。いま、こうして伝えようとするようになったのは“大人”になったということ?恐る恐るそんな無礼な問いをぶつけると、しれっと「というか大人ですからね」という答えが返ってきた。だが、石橋凌や遠藤憲一ら年上の男優陣との共演シーンに話が及ぶと、たちまちこんな一面をのぞかせる。「凌さんや遠藤さんは俳優の先輩であり、劇中の住本と有賀(石橋さん)や倉田(遠藤さん)との関係性と同じなんですよね。なので、普段からの関係性や雰囲気をそのまま芝居に反映させていました。実際、住本のような生意気さは僕もしっかりと持ち合わせるし、凌さんも遠藤さんもその辺をわかってくれていますからね(笑)」。“満面の”でも“爽やかな”でもない。どうにも人を惹きつけずにはいられない、いたずらっぽい笑みをほんの一瞬浮かべ、静かにインタビュールームを後にした。(photo/text:Naoki Kurozu)stylist:Minori Nakamura/hairmake:TOYO(BELLO)■関連作品:外事警察 その男に騙されるな 2012年6月2日より全国にて公開© 2012「外事警察」製作委員会
2012年05月31日辻村深月の感動ベストセラー小説『ツナグ』が、松坂桃李主演、樹木希林共演で映画化され、今秋に公開されることが決定した。その他の写真本作は、生者と死者を1度だけ再会させる仲介人という特殊な仕事“ツナグ”の見習いをする高校生の歩美(松坂)が、数々の依頼人と出会ううちに自身の行為に疑念を抱き、心の葛藤と向き合う姿を描いた作品。共演の樹木は、歩美へ仕事を引き継ぐ祖母・アイ子を演じる。本作で初めて単独主演を果たした松坂は、「『リアルにそこにいる人を撮りたい』と監督もおっしゃっているので、変に気負わずに自然体で現場に存在していようと思っています」と意気込みを語り、初共演の樹木について「刺激だらけで、貴重でいい経験をさせていただいています。実際の現場はライブ感があり、毎日ワクワクしてます」と撮影を楽しんでいる様子。樹木も松坂との共演に「松坂くんは顔がいい、身長はある、でもお金はない! それがいいところね。ハンサムな青年と仕事が出来て、乞うご期待です!」と胸を弾ませているようで、ふたりのコンビネーションに期待が高まるところだ。また、本作を手がける『ROOKIES -卒業-』や『JIN―仁―』の平川雄一朗監督は、「企画中に東日本大震災が起こり、改めて本作のテーマについてより深く考えさせられました。作品を通して“人と人との絆の大切さ”を一人でも多くの方に共感してもらえるとうれしいです」とコメントを寄せている。撮影は5月上旬にクランクアップ予定で、松坂と樹木のほかに佐藤隆太、桐谷美玲、遠藤憲一、本上まなみ、八千草薫らが出演する。『ツナグ』10月6日(土)より全国東宝系にて公開
2012年03月30日ストリート・ファッション・ブランド、DEVILOCKのプロデューサーである遠藤憲昭の、2月25日(土)に発売される初の自伝『THE STORY 遠藤憲昭 自伝~ストリートから伝説へ~』の初回限定版の内容が明らかになった。「DEVILOCK NIGHT THE FINAL」公演情報本作はファッション・シーンのカリスマとして確固たる地位を築いた著者による自伝の形をとりつつも、野心と野望に満ちたすべての若者へのエールともなっている。2012年度版『成りあがり』とも言うべき灼熱のメッセージが詰まった1冊だ。昨年11月に40歳という節目を迎え、15年に渡る「DEVILOCK」の歴史に終止符を打った遠藤憲昭。本作では、単身のアメリカ生活、アルバイトから会社社長へ、大切な仲間との出会い・別れ、セレブ生活、結婚から離婚、世間を騒がせたあの事件、そして解散まで今まで語ることのなかった赤裸々な思いを綴っている。そんな本作の初回版では、オリジナル・ケースに本書とトートバッグがパッケージされたスペシャル・セットが限定販売される。デザインは、ファッション・デザイナーであり遠藤氏とは盟友であるJUN WATANABE氏によるもの。こちらは、2月25日(土)・26日(日)の「DEVILOCK NIGHT THE FINAL」の会場での販売と、ぴあBOOK SHOP、ZOZOTOWNにて予約のみの販売となっている。なお、幕張メッセで開催される「DEVILOCK NIGHT THE FINAL」のチケットは現在発売中。オフィシャルホームページで事前販売されたオリジナルグッズは、いずれも完売するなど、開催前から熱い盛り上がりを見せている。また、スカパー!の複数チャンネルでは独占同時生中継も実施され、BSスカパーでは全ステージのライブ、バッグステージの模様やアーティストコメントなども生中継で放送される。■『THE STORY 遠藤憲昭 自伝~DEVILOCK ストリートから伝説へ~』遠藤憲昭:著2月25日(土)発売定価1500円【書籍のみ】 /定価3000円【オリジナルトートバッグ付限定2000セット】四六判224ページぴあ刊
2012年01月31日人気ファッションブランドDEVILOCKのプロデューサー・遠藤憲昭が率いるハードコアパンクバンド、GMFの再結成ライブが、2012年1月に恵比寿LIQUIDROOMで行われることが決定した。「GMF」の公演情報GMFは、DEVILOCK創業前の1990年代前半に遠藤憲昭がボーカルとして活動していたインディーズバンド。主に新宿ANTIKNOCK、高円寺20000V、下北沢SHELTER、下北沢屋根裏などでライブ活動を展開していた。遠藤憲昭が、21歳からの数年間、自分の人生を捧げてやってきたというGMF。「このバンドを通じて仲間になった人は今でも自分の支えになっています。そんな仲間の『もう1度観たい』という多くの声。そして自分がやるべき事を強く感じ、GMFをもう1度だけやる事をここで発表します」と今回の再結成ライブに向けて意気込みを語る。11月11日のDEVILOCK終了後に遠藤憲昭は活動拠点を海外に移す予定で、またドラムのATTOも現在すでに北海道に拠点を移していることなどから、今後GMFが継続的に活動することは極めて困難とのこと。再結成ライブは恐らく一夜限りになるそうだ。GMF再結成ライブ「GMF advance against the wind」は、2012年1月7日(土)に恵比寿LIQUIDROOMで開催。チケットの一般発売は、10月1日(土)10時より開始となる。また一般発売に先駆け、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを9月16日(金)から21日(水)まで受付。■GMF advance against the wind【日時】2012年1月7日(土) 19:00開演【会場】恵比寿LIQUIDROOMGMF(Vo)ENDO(Gu)YASU(B)Shin-Ichi(Dr)ATTO
2011年09月12日“エンケン”などと気軽に呼ぶには怖過ぎ!刑事役やヤクザ役など、泣く子も黙る凄みのある役柄にバッチリとハマり、邦画に欠かすことのできない存在となっている名優・遠藤憲一。そんな彼が意外なCMに挑戦していることが明らかになった。実は遠藤さんは、特徴的で渋〜い声の持ち主として、映画の予告編やCMのナレーションで引く手あまたの存在。「ティーダ」(日産)や「絶妙バーガー」(ロッテリア)、「アジエンス」(花王)など、誰もが一度は目にしたことのあるCMや、最近では映画『MW -ムウ-』や『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』の予告編で自慢の声を披露している。そんな彼が新たに挑んだのが、9月19日(土)より公開となる『ドゥームズデイ』の予告編(TVスポット)のナレーションだが、硬派のイメージの強い彼がここで、ダジャレを披露しているのだ!『ドゥームズデイ』はウイルスが蔓延する近未来を舞台に、人類滅亡を食い止めるべく戦う女戦士の活躍を描いたアクションスリラー。とてもダジャレが入り込む余地などなさそうな、シリアスな作品なのだが、劇場公開初日(19日)から23日(水・祝)までの5日間、全国の本作公開劇場の窓口で「世界の終わり」というキーワードを言った人は誰でも1,000円で本作を鑑賞できるというキャンペーンを実施する。遠藤さんは、そのキャンペーンに合わせたダジャレを言うのだが、重厚な映像世界にピッタリの、低く響き渡る声で繰り出される、“泣く子も黙る”遠藤憲一、一世一代のダジャレは一見、いや一聴の価値あり!いろんな意味で鳥肌が立つ?その中身とは…。このTVスポットのオンエアは9月14日(月)からだが、いち早く映画公式サイトおよび、シネマカフェ内の『ドゥームズデイ』作品情報ページ(予告編欄)にて公開中!『ドゥームズデイ』は9月19日(土)より新宿ミラノほか全国にて公開。『ドゥームズデイ』■関連作品:ドゥームズデイ 2009年9月19日より新宿ミラノほか全国にて公開■関連記事:新世代ホラー・アクション『ドゥームズデイ』試写会に10組20名様をご招待
2009年09月11日