日本では昔から、ナスやキュウリを使った『精霊馬(しょうりょううま)』がお盆の時期に飾られてきました。先祖の霊魂を乗せてくれる精霊馬。「早く帰ってこられますように」という思いを込めて馬に見立てたり、「ゆっくり帰って行きますように」と牛に見立てたりしているのです。現代では、ナスやキュウリに棒を刺した従来のものだけでなく、オリジナリティのある風貌をした精霊馬も増加しています。先祖の乗る精霊馬が『伝説のポケモン』に!アメノミ(@amenomi1366)さんが作ったのは、アレンジを加えた精霊馬。「ご先祖さま、今年はこちらの馬でお帰りください。お待ちしています」という一文とともに、力作の精霊馬の写真をTwitterに投稿しました。ご先祖さま、今年はこちらの馬でお帰りください。お待ちしています。 #精霊馬 #ガチ精霊馬 #精霊馬ガチ勢 #お盆 #ディアルガ #精霊馬2021 pic.twitter.com/gBq67aAAQz — アメノミ (@amenomi1366) August 12, 2021 先祖のために用意したのは、ゲーム『ポケットモンスター』に登場するディアルガがモチーフの精霊馬!アメノミさんによると、キュウリをカットして各パーツを作り、つまようじで固定をしているそうです。ディアルガは伝説のポケモンであり、過去や未来へ移動することができる能力を持っています。それほどの力を持ったポケモンなら、あの世と現世をつなぐこともできそうですね!『ポケットモンスター オメガルビー』『ポケットモンスター アルファサファイア』公式サイト スクリーンショットまた、さらに希少な色違いのディアルガは全体が緑色をしており、この精霊馬により近い風貌をしています。高いクオリティを誇る『ディアルガ精霊馬』に、多くの人から「これをキュウリで作れるなんて!」「ご先祖様もビックリしそう!」といった声が寄せられました。例によって回転動画です。 pic.twitter.com/57VO0ayIMO — アメノミ (@amenomi1366) August 12, 2021 この精霊馬に乗った先祖は、きっと誰よりも早く現世の家族に会いに来てくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年08月14日毎年8月中旬に帰省し、墓参りをする人が多いのは、お盆という行事があるためです。日本では昔から、先祖の霊魂がお盆の間だけ、現世に帰ってくるといわれています。ナスやキュウリを使った『精霊馬(しょうりょううま)』は先祖の霊魂を乗せ、あの世と現世をつなぐ乗り物として活躍してくれるそうです。ある意味最強といえる『精霊馬』が話題に2021年8月のお盆に、醤油皿(@syouyuzara)さんは自作した精霊馬を撮影し、Twitterに投稿。尋常ではない強さが伝わるその出で立ちに、「絶対に強い」「これはテンションが上がる」「乗りたい」といった声が相次いでいます。ほかのどんな霊魂よりも速く現世に帰ってこれるであろう、精霊馬がこちらです!七冠馬シンボリルドルフを超える精霊馬を作りました。_人人人人人_> 九冠馬 < ̄Y^Y^Y^Y ̄ pic.twitter.com/aJG0Lez91r — 醤油皿@レベル38 (@syouyuzara) August 12, 2021 精霊馬の胴体には、競馬でもっともグレードが高いG1(ジーワン)のレースである『日本ダービー』や『有馬記念』、『天皇』などの優勝レイが!史上初の七冠馬である名馬『シンボリルドルフ』を超える、九冠馬の精霊馬が誕生してしまったようです…!また、九冠馬はキュウリの英語名である『キューカンバー』にかけています。優勝レイを見るに、この精霊馬は1992年から2015年まで長期にわたって活躍した様子。きっと、現実のどんな名馬よりも強く、速いのでしょう。先祖が競馬好きの場合、この精霊馬が迎えに来たら大喜びすること間違いなしですね![文・構成/grape編集部]
2021年08月13日「春馬が亡くなって1年が過ぎますが、いまだに心の整理がついてません。5歳のときに出会った春馬は、息子同然。あの子が、いなくなった感覚がなくて……」俳優の三浦春馬さんが、30歳という若さで旅立ったという衝撃的な出来事から、7月18日で1年になる。多くのファン同様に、「その死をいまだ受け入れられない」と語るのは、三浦さんを子役から育てた「つくばアクターズスタジオ」の代表を務めた加藤麻由美さんだ。「今年4月5日の春馬の誕生日にあわせ、幼少期を過ごした土浦で、あの子が12歳のときに出演した映画『森の学校』の上映会がありました。私も、ファンの前でご挨拶する機会をいただいたので出席しましたが、まだあの子の姿を見るのがつらくてダメで、映画は見られませんでした」■中学生の頃、思い悩むそぶりを……前出の加藤さんが、自分の主宰するスタジオで春馬少年に初めて会ったのは、彼がまだ5歳のとき。「お母さまが、『一人っ子で遊ぶ友達がいないから』と話されていたのを覚えています。目が本当にきれいで、パッと見て華があったので、“うちのスタジオの顔にしたい”と、月謝なしの特待生で迎えました」地元スーパーのチラシのモデルから始まった芸能活動だったが、すぐに子役として頭角を現す。「会うたびに、挨拶のようにハグしてました。甘えん坊で、小さいころは、車での移動でも私の膝の上にいないとイヤだって(笑)。一人っ子で自宅は寂しかったのか、『帰りたくない』と、うちに泊めて、同じベッドで寝たことも。映画『Nileナイル』(’99年)のエジプトロケには私も現地に同行して、あの子が食べたいという梅干しを必死に探したりも」ところが中学に上がるころ、ある異変を感じ取る。「思い悩む様子がありました。恐らく、お母さまが2度目の結婚をした前後です。突っ込んで聞くと、春馬にお母さん批判をさせてしまうのではと、私はそれ以上詮索しませんでした」実の両親は三浦さんの幼少期に離婚していたが、母親がこのころ、5歳年下の男性と再婚していたことが、三浦さんの死後の報道などで伝えられている。「その後14~15歳で、アミューズさんに預けてからは、私がしゃしゃり出ないほうがいいだろうと、あえて距離を取るようにしました」とはいえ、当の三浦さんは、相変わらず加藤さんを母親のように慕っていたようだ。「社長、アカデミー賞の内示をもらったよ」『恋空』(’07年)で日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いたとき、一番に報告したのも加藤さんだった。「もしかしたら春馬は、悩みも同時進行していたのかもしれません。ちょうど’16年に主演舞台『キンキーブーツ』でドラァグクイーンを演じたころで、いつもの役作りとはいっても、“おいおい、大丈夫か”と思うほど、痩せていて。役に打ち込むことで、そんな悩みを振り払っていたのかもしれません。そう思うと、“親心”としては切なくなります」たしかに当時、母親と継父はすでに離婚しており、その母親とも疎遠になっていたとされる。■子犬のような目で「親子だよね!」と言った三浦さん同じころ、やはり切ない親心を抱きながら三浦さんと接していたのが、サーフィンの師匠で「茨城元気計画」代表の卯都木睦さん(うつぎあつし・54)。「春馬と最初に出会ったのは、彼が14歳のときです。映画でサーファー役をやるので、『一から習いたいです』と、お母さんと義理のお父さんと一緒に訪ねてきた。映画が終わった後も、春馬は20歳で車を買うと、今度は自分で運転してうちへ来るようになりました。ちょうど’16年ごろから訪れる頻度が高くなり、亡くなる前年には週2ペースだったと思います」卯都木さんには、三浦さんより年下の3人の息子がいる。にぎやかな食卓で大皿で供される料理に、彼が目を見張る場面もあったという。「’19年の元旦は、一緒にサーフィンをしてから初詣でに行きました。その後、僕と息子3人と春馬とでステーキ店に行ったんです」たわいない会話が途切れたタイミングで突然、三浦さんが言う。「いつも海に行ったり一緒にいて、初詣でまで行って……もう親子だよね!」そのときの表情、特に目が忘れられない、と卯都木さん。「『親子だよね!』と言ったあとの春馬の目が、僕の答えを待っているんだよね。子犬がね、目をキラキラさせて人の顔をのぞき込むように」即座に、こう答えていた。「よし、春馬は今日から長男だ。キミたちは4兄弟だ!今日から親子でいこう!」家族の笑い声がはじけた。「以降、春馬はうちでは短パン姿のこともありましたよ。『ママさん、ただいま~』って妻に言って、ダダーッとリビングのソファに横になって……もう、うちの息子です。結婚の話も出ました。僕は『絶対に芸能人と結婚するんじゃないよ』と言ってた。『夫や子供が帰宅したとき、お母さんが“お帰り”と迎えてくれるような家庭を作りなさい』と。春馬からは、『どうやって一般の女性と知り合うんだよ』と返ってきましたが。僕のことを『尊敬できる人間』と言ってくれてましたが、本当に求めていたのは『親』だったと思います」それから、「春馬が亡くなって1年たつから話せるけど」と、こんな秘話を語ってくれた。「お酒を飲むと素に戻るのは、春馬も同じです。あるとき、僕の息子たちに向かって言いました。『これからの時代は、自分の身は自分で守らなければいけないんだぞ』。いろんなつらい経験をしてきた春馬らしい言葉だと思いました」以前からの母との確執に加え、この前後、幼少期に生き別れた実父と再会するも良好な関係を長くは続けられなかったことが、のちに関係者などから明かされている。その後も、卯都木さんとはアメリカへのサーフィン旅行の夢などを語り合っていたが、『映画 太陽の子』(8月6日公開予定)の撮影などで多忙となり、三浦さんが茨城を訪れる回数は減る。そして、’20年7月18日が訪れる。「スタッフから春馬の訃報を聞いて、『嘘だろ!?』と。直後から怒濤のような取材攻勢で、悲しむヒマもなくて。ただただ、無理にでも春馬に『茨城に帰ってこい』と言っていれば、と思うんです」5歳のころから三浦さんを知る加藤さんは昨年5月、つまり亡くなる2カ月前に、スタジオの仲間を介し、近いうちに会う約束をしていた。「もう春馬も30歳だし、ようやく大人の話ができると楽しみにしていたんです。そろそろ電話があるかな、どこでご飯を食べようかと。私がアミューズさんに送り出した気持ち……もしかしたら春馬には“社長(加藤さん)に距離を置かれた”という誤解があったかもしれない。だから、ちゃんと気持ちを伝えたかったんです」しかし、あの日、自宅リビングのテレビで目にしたのは“息子”の逝去を告げるニュースだった。静かに眠る三浦さんと対面したのは、死の2日後。「内密にされていたからか、平服でと言われましたし、場所も斎場ではなく、貸しビルのようなところの一室でした」30分ほど、2人だけの時間をもらえた。が、棺に入れられていたため、いつものようにハグできない。それでも棺に手を差し伸べ、抱き寄せた。「『ばか、なんで!?なんで!?』……夢を見ているようでした。すごくきれいな顔でした。ほんとにきれいで……また帰ってきてくれるような気がしました」■今でも、三浦さんの愛は息づいている。「今も毎日のように電話がかかってきます。泣きながら、春馬のことをどれだけ好きかを話すファンのコもいれば、子育てが手につかないという若い母親、それに『死にたい』と切実な状況の人も。僕は、『冷静に考えて行動しなくちゃダメだよ』と、丁寧にお話しさせていただいています」三浦さんの死から1年がたってなお、卯都木さんがファンたちの悲痛な声と思いを受け止める生活は続いている。「茨城で春馬にゆかりのある場所を、いわゆる“聖地巡礼”する人も多いです。僕は、春馬のお父さん代わりだった自負がありました。だからこそ、ファンの“行き場”、つまり“生き場”を作ってあげることが役割だと思っています」それは、いつも弱者に手を差し伸べていた三浦さんの遺志を継ぐことでもあるのだろう。卯都木さんや加藤さんの証言から、三浦さんが家族の愛を求め続けていたことがわかったが、一方で、彼が生前にさまざまな活動を通じて注いできた愛情は、ここにきて実を結びつつある。今年5月、アミューズから「三浦春馬支援」に関して報告がなされた。これは、彼の死後、新たに設立されたラオス支援等の基金だ。《このたび第一回目の支援として、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN様を通じ、ラオ・フレンズ小児病院内にて使用される以下の医療物資を購入・寄贈させていただくことを決定いたしました》リストには、注射器、新生児血液採取用針、マスクなどが並ぶ。同時に、フレンズJAPAN代表の赤尾和美さんのコメントから、三浦さんの生前の活動の様子がうかがえる。《春馬さんはご多忙の中、年に1度は必ずラオスの現地へ赴き、(略)同じ目線で「何ができるだろうか」と真剣に考えてくださったことにラオス人スタッフも感動していました》4,000キロ離れたラオスの地でも、子供たちを笑顔にしていたのは、何より三浦さんの「温かいお気持ち」だったそうだ。三浦さんは遠くへと旅立ったが、「人間・三浦春馬」が出会いの場で残した言葉やハグの思い出は、これからも人々の心に寄り添い、励まし続けるだろう。(文:堀ノ内雅一/取材:堀ノ内雅一、小野建史、鈴木利宗)
2021年07月18日誰にでも怖いものや苦手なものはあるでしょう。ほかの人にしてみれば平気でも、無理だと感じる人にとっては無理ですよね。多くの動物たちと暮らすサマンサ・メイさんはある日、パイとドミノという2頭の馬を連れて家に戻ろうとしていました。すると、馬たちの行く手に1匹のウサギが座っていたのです。道の真ん中にちょこんと座っているウサギを見て、思わず立ち止まるパイとドミノ。サマンサさんが「おいで、行くよ!お腹空いてないの?夕ご飯が食べたいでしょ!」と2頭を呼びます。すると馬たちは…見た人たちが爆笑した動画がこちらです。On today's episode of "Why Do I Own Horses"...Brand new page to follow! Please feel free to follow us here, I'll be...Posted by Samantha May on Thursday, April 22, 2021On today's episode of "Why Do I Own Horses"...Brand new page to follow! Please feel free to follow us here, I'll be...Posted by Samantha May on Thursday, April 22, 2021「先に行ってよ」「嫌だよ、きみが先に行ってよ」と、お互いに相手を先に行かせようとするパイとドミノ。サマンサさんが「ただのウサギじゃないの!」というと、2頭はそのまま引き返そうとします。結局最後はサマンサさんがウサギを追い払って、ようやく馬たちは彼女のほうにやってきました。この動画は360万回以上再生され、ウサギを怖がる2頭の馬の行動が笑いを呼びました。・面白すぎる!大笑いしたよ。・「僕たちお腹空いていません。別の道に行きます」ってまるでコントだわ!・2頭ともなんてかわいいんだ!パイとドミノはヤギやニワトリ、カメなどと一緒に暮らしていますが、なぜかウサギは苦手なようです。自分たちよりもうんと小さいのにそばを通ることもできないなんて、ウサギが相当怖いのでしょう。途中で「よし、僕が行く!」と何度もドミノの前に出ながらも、「やっぱり無理!」と後ろに下がってしまうパイがいじらしいです。2頭が繰り返し「先に行ってよ」と先頭を譲り合う様子は、まるで人間のやりとりみたいで、クスッと笑ってしまいますね![文・構成/grape編集部]
2021年06月25日これから生まれてくる赤ちゃんと一緒に撮るマタニティフォトは、今や一般的になっていますね。現在妊娠中のアマンダさんとパートナーのフィルさんも、お腹の中の我が子と記念撮影をすることにしました。そこでたくさんの馬と暮らしている2人は、フォトグラファーのクリステンさんに「馬たちと一緒に撮ってくれますか?」とリクエスト。こうしてアマンダさんたちは馬がいる場所へ移動し、写真を撮り始めます。すると1頭の馬が彼女たちに近付いてきたのです。Posted by Photography By Kristen on Friday, June 4, 2021Posted by Photography By Kristen on Friday, June 4, 2021馬に「笑って!」といったら…?アマンダさんとフィルさんに並ぶように、ベストポジションに立ってカメラに顔を向ける馬。そこでクリステンさんは馬に向かって「笑って!」と声をかけます。するとそれを聞いた馬が、いわれた通りに笑ってくれたのです!Posted by Photography By Kristen on Friday, June 4, 2021Posted by Photography By Kristen on Friday, June 4, 2021Posted by Photography By Kristen on Friday, June 4, 2021Posted by Photography By Kristen on Friday, June 4, 2021豪快な笑顔を見せる馬に、その場にいた全員が大爆笑!クリステンさんがFacebookに写真を投稿すると、32万回以上シェアされて、見た人たちも大笑いしました。・今まで見た中で最高の写真だ。・笑いすぎてお腹が痛い!・生まれた赤ちゃんとこの馬の写真も撮って欲しい!Posted by Photography By Kristen on Friday, June 4, 2021Posted by Photography By Kristen on Friday, June 4, 2021クリステンさんが馬に「笑って!」というと本当に笑ってくれたので、それが面白くて彼女が笑い出すと、笑っている彼女を見た馬がさらに激しく笑い始めたのだとか。それを見た3人もさらに笑いが止まらなくなり、こんなに楽しい写真が撮れたそうです。クリステンさんは「今まで撮影したマタニティフォトの中で最高」と語っています。アマンダさんとフィルさんも撮れた写真をとても気に入ってくれたそうです。マタニティフォトの主役をかっさらってしまった馬。生まれてくる赤ちゃんが、この写真を見て大笑いする日がやってくるのが楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2021年06月20日台湾アカデミー賞(金馬奨)にて6部門にノミネートされ、最優秀主演男優賞、最優秀助演女優賞など3部門を受賞した『親愛なる君へ』。いまは亡き同性パートナーの母と子と“家族”であろうとしたゲイの青年を描く本作から、予告編と場面写真が解禁された。チェン・ヨウジエ監督が5年ぶりにメガホンを取り、ミステリアスで重厚なサスペンス調の展開を匂わせつつ、徐々に真実が解き明かされていくと、温かな情感溢れる結末まで一気に導かれる本作。同性パートナーが亡くなった後も、その母のシウユーと息子のヨウユーと間借り人として一緒に住み、食事の支度など身の回りの世話をし続ける青年・ジエンイー。だが、食卓を一緒に囲むことはなく、屋上で食事をする日々。シウユーに「私に尽くしたら、息子が生き返るとでも思っているの?」と嫌みを言われながらも、介護を続けていたある日、シウユーが急死する。「本当に病死なのか?」同性パートナーの弟や、警察までがジエンイーに疑いの目を向けるようになる。さらにゲイカップルへの偏見も加わり、ジエンイーからヨウユーが強制的に引き離されてしまう。「これからたくさん嫌なことや理不尽なことに出会うだろう。でも覚えていてくれ。永遠にお前を愛している」と、ヨウユーへ“家族”としての想いを伝え、罪を認めようとするジエンイー。その結末はどうなるのか、気にならずにはいられない予告編が完成した。『親愛なる君へ』は7月23日(金・祝)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:親愛なる君へ 2021年7月23日よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて公開© 2020 FiLMOSA Production All rights
2021年06月19日第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『少年の君』のデレク・ツァン監督のデビュー作で、同じくチョウ・ドンユイを主演に迎えた『ソウルメイト/七月と安生(チーユエとアンシェン)』。日本での緊急公開が決定している本作から、日本版のポスタービジュアルと予告映像が解禁となった。プロデューサーを務めた名匠ピーター・チャン監督(『ラヴ・ソング』)の下、すでにデレク・ツァン監督の繊細な演出手腕は遺憾なく発揮されており、香港のアカデミー賞にあたる香港電影金像奨で12部門ノミネート(作曲賞受賞)。同じく中華圏を代表する映画賞・金馬奨ではアンシェンを演じたチョウ・ドンユイ、チーユエを演じたマー・スーチュンの2人に主演女優賞W受賞という快挙をもたらすなど、その年の映画賞を席巻した。そんな本作から解禁となった予告編は、明るく屈託のない関係だった幼なじみの2人が、大人になるに連れて社会に揉まれ、互いにすれ違っていく様子が、時代そして美しい風景の移ろいとともに描かれていく。1人の男性を好きになったことで、互いに魂の奥深いところでつながっていたはずの2人に、何が起きたのか。同名の人気小説を大胆に脚色して描かれた2人の女性の物語は、劇中でも「七月と安生」という小説に描かれている内容とリンクしながら、予想だにしなかった結末へと加速していく。また、日本版ポスターでは、2人の女性の横顔が美しく重なり合う中、「大好きで、大嫌いで、私の全てだったあなたに」というコピーが印象的なビジュアルとなっている。『ソウルメイト/七月と安生』は6月25日(金)より新宿武蔵野館ほか順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソウルメイト/七月と安生 2021年6月25日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2016 JOYCORE Pictures(Shanghai) CO.,LTD. , J.Q. Pictures Limited,Alibaba Pictures Group Limited,We Pictures Ltd. ALL Rights reserved.
2021年06月16日LGBTQ+をテーマとした映画を、ジャンルを問わず国内外からセレクションして上映する「第29回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)」の上映プログラムが決定。全14作品の内、13作品が日本初上映となる。シネマート新宿では8作品を、シネマート心斎橋で7作品を上映。また、アジア・太平洋地域の新作短編映画を紹介するプログラム「QUEER×APAC 2021」では、6作品をオンライン上映する。世界各国で受賞、評価された作品が並ぶ充実のラインアップとなっている。新型コロナウイルスによるコロナ禍の状況は、映画館の休業や、新作映画の公開延期など、映画業界に大きな影響をもたらしている。また、日本のLGBTQ+においても、今年3月に札幌地方裁判所が「同性婚を認めないのは違憲」とする判断をした一方、5月にはLGBT理解促進法案の国会への提出が見送られたことも物議を醸した。いまこそ、大きなスクリーンで、あるいはオンラインでも、多様性溢れる世界中の優れた作品に触れることのできるチャンスとなっている。『世紀の終わり』2019・アルゼンチン★日本初上映バルセロナで偶然出会ったアルゼンチン人とスペイン人の男性2人。一夜だけに見えた男たちの関係は、20年にわたる壮大な愛の記憶を呼び起こす。時間の概念を巧みに操り、恋人との過去・現在・未来を描いた究極のラブストーリー。『WEEKEND ウィークエンド』(第21回上映)や『君の名前で僕を呼んで』を彷彿とさせる本作は、各国の映画祭で上映され人気を博した。2019年を代表する作品。『ストロベリーミルク』2020・オーストラリア★日本初上映母を自殺により亡くし、独りで家に取り残された16歳のクローディア。外の世界を知らない彼女が、グレースという同い年の少女に出会う。家族と衝突し、家に居場所のないグレースもまた独りだった。彼女たちは閉ざされた森の中で2人だけのカラフルな世界を築き上げていく。2人の愛おしい夏の日々は瞬く間に過ぎ、やがて…。叙情的な映像美で少女たちの初恋とシスターフッドを描いた、オーストラリアの新星ケイティ・ファウンド監督の長編デビュー作。『ノー・オーディナリー・マン』2020・カナダ★日本初上映1940年代から50年代に活躍したのち表舞台から姿を消したジャズミュージシャン、ビリー・ティプトン。1989年に死去後、「キャリアのために性別を隠していた女性」と報じられ、ビリーの家族に世間から好奇の目が向けられる。彼がトランス男性だった事実は語られることなく…。本作はビリーの人生を再構築し、その素顔に迫るドキュメンタリー。トランスジェンダーの文化人が多数登場し、ビリーがトランスコミュニティに遺したレガシーをふり返る。『親愛なる君へ』2020・台湾★日本初上映※特別先行上映 7月23日(金・祝)シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開老婦・シウユーの介護と、その孫のヨウユーの面倒をひとりで見る青年・ジエンイー。血のつながりもなく、ただの間借り人のはずのジエンイーがそこまで尽くすのは、2人がいまは亡き同性パートナーの家族だからだ。しかしある日、シウユーが急死してしまう。病気の療養中だったとはいえ、その死因を巡り、ジエンイーは周囲から不審の目で見られるようになる。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、終いには裁判にかけられてしまう。だが弁解は一切せずに、なすがままに罪を受け入れようとするジエンイー。それは全て、愛する“家族”を守りたい一心で選択したことだった…。金馬奨3部門受賞をはじめ、台北映画奨、台湾映画評論家協会奨でも受賞するなど、大きな話題を呼んでいる本作が特別先行上映作品として登場。『シカダ』2020・アメリカ★日本初上映ブルックリンに住むベンは、日々の仕事を渡り歩きながら、様々な男女と一夜限りの肉体関係を持ち続けていた。ある日、ベンは古書店で黒人のサムと出会う。蝉の声が響き渡る夏の間、ベンとサムは急速に関係を深めていくが、次第にそれぞれが抱えるトラウマが2人の前に立ちはだかる。監督・主演のマシュー・ファイファーが自身の幼児期の体験とサム役のシェルダン・ブラウンの実体験をベースに描いた、痛切で親密なラブストーリー。『恋人はアンバー』2020・アイルランド★日本初上映90年代半ば、アイルランドの田舎町。高校生のエディは父の後を継いで軍隊に入ることを望み、アンバーは自由な大都会ロンドンに引っ越すことを夢見ている。2人の共通点は同性愛者だということ。周囲にセクシュアリティを悟られないようカップルを演じることにしたエディとアンバーだが、やがて2人の“理想的”な関係は崩れ始め…。自分らしく生きることにもがく10代の男女の友情をハートウォーミングに描いた青春映画の傑作。『叔・叔(スク・スク)』2019・香港★日本初上映退職が間近に迫ったタクシー運転手のパクと、すでに引退しているシングルファーザーのホイ。2人の出会いが長年抑制し続けてきた感情を呼び起こす。しかし、一緒に将来を築くには乗り越えなければならない壁がいくつも存在していた。同性愛とエイジングという問題を当事者やゲイ・コミュニティなど多角的な視点から描く。第70回ベルリン国際映画祭など各国の映画祭で上映され、中華圏で最大の映画賞である金馬奨で5部門にノミネートされた話題作。『であること』 2020・日本海外コーディネーターとして、テレビ業界で生きる西山ももこは、日々の仕事の中で、ふと疑問を持つ。西山はLGBTQにカテゴライズされている人たちに、彼らが積み重ねてきた内省や思索を聞くべく、訪ね歩くことを決意。友人をはじめとした9人に率直な疑問を投げかけ、自分自身“であること”を聞くうちに、西山はさらなる疑問を持ち始める。対話をくりかえす中で、「LGBTQ」「マイノリティ」「男と女」…様々な言葉で区別してきたものの境界線は、次第に曖昧になっていく…。数々のテレビ放送に関する賞を受賞してきた和田萌が、独自で多様な生き方をしている人々を追ったドキュメンタリー。QUEER×APAC 2021 ~アジア・太平洋短編集~【オンライン上映のみ】★日本初上映アジア・太平洋地域の新作短編映画を紹介するプログラム。今年は特別にオンライン版で上映。各国のフレッシュな才能による、新しいクィア表現を堪能してみては。『フロス』2019・中国ティンは新しい恋人のマークの“歯”にフェティッシュなまでの強い性的魅力を感じていた。ティンはマークにこのことを打ち明けたいと思っているが…。『リップスティック』2019・台湾/韓国隠し持っていたリップスティックを同級生に見つけられ、ひどいイジメに遭う高校生。ある日、コインランドリーで出会った少女と出会い、2人でトンネルに入っていく。『ウィッグ』 2019・インドアルティカは自立したキャリアウーマン。仕事帰りによく見かけるセックスワーカーのトランス女性を助けたことをきっかけに、自分自身の偏見と向き合う。『キラン』2021・パキスタンもうすぐ花嫁になる女性に、メヘンディ(ヘナタトゥー)を施す絵師のキラン。女性と親密な時間を過ごすうち、キランはあることを思いつく。『アイス』2019・韓国覚醒剤(アイス)の取引のため地方へ向かう2人の男たち。途中、覆面警官に追われているのではないかと怯えるが、取引を約束した場所までたどり着く。『ストレンジャーズ』2019・オーストラリア老人ホームに入居中の母親が入居者の女性と同じベッドに寝ていたと連絡を受け、困惑する娘と息子。対応を探る職員は…?第29回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)は7月16日(金)~7月22日(木・祝)シネマート新宿にて、7月23日(金・祝)~7月29日(木)シネマート心斎橋にて(各会場:計7日間 合計:14日間)開催。オンライン上映作品・配信期間:7月16日(金)19時~7月29日(木)23時59分まで。(text:cinemacafe.net)
2021年06月16日『少年の君』の監督、デレク・ツァンの単独監督デビュー作『ソウルメイト/七月と安生』(チーユエとアンシェン)が急遽、日本で劇場公開されることが決定した。ある日、安生(アンシェン)の元に映画会社から連絡が届く。彼らは、人気ネット小説「七月と安生」を映像化したいのだという。作者は七月(チーユエ)という名の女性だが、所在は不明。物語は幼なじみの女性2人の友情を描いたもので、作者の自伝的な要素が強いという話。そこで彼らは、もうひとりの主人公のモデルを探し、アンシェンに連絡をしてきたというわけだ。だが、アンシェンは「チーユエなんて人は知らない」と嘘をつく。彼女はアンシェンにとって特別な存在。何よりも大切な親友、そして誰よりも激しくぶつかりあった戦友。互いに魂の奥深いところで繋がっていたはずの2人なのに、彼女たちの間に一体何があったのか?恋を知り世界を知り、移ろいゆく時代の中で、彼女たちは何を選び取り、何を捨てたのか?小説に描かれた2人の物語に秘められた驚きの真実が、いま明かされようとしていた――。第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『少年の君』の監督として、世界から注目を浴びるデレク・ツァン監督。同じくチョウ・ドンユイを主演に迎えた本作は、同名のネット小説を大胆に脚色して描かれた2人の女性の物語。彼女たちの半生を丁寧かつドラマティックに綴りながらも、物語は予想だにしない方向へと加速していく。また、観る者を切なさと優しさで包み込み、大切な人や大事な何かを思い出させてくれる、そんな作品となっている。香港のアカデミー賞にあたる香港電影金像奨で12部門ノミネート(作曲賞受賞)、金馬奨ではアンシェン役のチョウ・ドンユイ、チーユエ役のマー・スーチュンが主演女優賞W受賞という快挙となり、その年の映画賞を席巻した話題作が、今回『少年の君』に先駆けて公開される。『ソウルメイト/七月と安生』は6月25日(金)より新宿武蔵野館ほか順次公開。『少年の君』は7月16日(金)より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:少年の君 2021年7月16日より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2019 Shooting Pictures Ltd., China (Shenzhen) Wit Media. Co., Ltd., Tianjin XIRON Entertainment Co., Ltd., We Pictures Ltd., Kashi J.Q. Culture and Media Company Limited, The Alliance of Gods Pictures (Tianjin) Co., Ltd., Shanghai Alibaba Pictures Co., Ltd., Tianjin Maoyan Weying Media Co., Ltd., Lianray Pictures, Local Entertainment, Yunyan Pictures, Beijing Jin Yi Jia Yi Film Distribution Co., Ltd., Dadi Century (Beijing) Co., Ltd., Zhejiang Hengdian Films Co., Ltd., Fat Kids Production, Goodfellas Pictures Limited. ALL Rights reserved.
2021年06月05日第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で作品賞、監督賞ほか最多5部門を受賞した『1秒先の彼女』が6月25日(金)より公開。本作は、人よりワンテンポ早い彼女と、常にワンテンポ遅い彼の“時間”をめぐる新たなラブストーリーの傑作として、すでに「今年ナンバー1」「こんな映画見たことない」という口コミが拡大中だ。本作は恋愛要素だけでなく、“時間”も重要なキーワード。今回は数多あるラブストーリーの中から、“ハズレなし!”といわれる“時間”をめぐる恋愛映画の名作5作を紹介する!家族愛にも注目『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』(13)『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督が手掛けるロマンティックコメディ。青年ティムは恋人もいなく、自分に自信が持てないでいる。21歳の誕生日に、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父親から知らされたティムは、やがて出会った魅力的な女性メアリーを振り向かせたくてタイムトラベルを繰り返すようになり…。本当の愛や幸せについて考えさせられ、人生とは一瞬一瞬が宝物だということを教えてくれる1作。愛した時間を消したくない…『エターナル・サンシャイン』(04)ミシェル・ゴンドリー監督が、チャーリー・カウフマンによるユニークな脚本を映画化。ジョエルは元恋人クレメンタインが、ラクーナ医院で特定の記憶だけを消去する施術を受けてジョエルの記憶を消したことを知り、自分も彼女の記憶を消そうと同じ施術を受ける。だが、クレメンタインを忘れたくないジョエルの深層意識は施術に反抗、自分の脳内のクレメンタインの記憶を守ろうとするが…。目まぐるしく時間を行き来するファンタジックな映像美と、涙腺崩壊必至の切ない展開に酔いしれること間違いなし。すれ違っていく2人には秘密が…『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16)福士蒼汰、小松菜奈の共演で人気小説を三木孝浩監督が映画化。京都の美大に通う20歳の学生・南山高寿は、いつものように大学まで向かう電車の中で出会った女性・福寿愛美をひと目見た瞬間、恋に落ちる。初めてのデートで告白をして、2人の関係は誰もがうらやむほどに順調で、すべてがうまくいくものだと信じていた。しかし、初めてキスをした日、高寿は愛美から想像もできなかった大きな秘密を明かされる ーー。お互いを思っているのにすれ違う切なさ。何度でも観たくなる、時間が鍵となるラブロマンス。出会うはずのない2人の時空を超えたラブストーリー 『君の名は。』(16)1000年ぶりという彗星の接近が1か月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見て いた。心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉だったが、やがて彼らは意外な真実を知ることに…。興行収入250億円を超える歴史的大ヒットとなり、社会現象にもなった新海誠監督作。時空を超えたSF的設定でありながら、まだ会ったことのない人を探していくという、ラブストーリーとしても堪能できる1作。台湾、夏の“バレンタイン”の1日が消えた!?『1秒先の彼女』(20)郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。何をするにもワンテンポ早い彼女は、写真撮影では必ず目をつむってしまい、映画を観て笑うタイミングも人より早い...。ある日、ハンサムなダンス講師とバレンタインにデートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。バレンタインが消えてしまった...!?秘密を握るのは毎日郵便局にやってくる、常にワンテンポ遅いバス運転手のグアタイらしい。消えた“1日”を探すシャオチーがその先に見つけたものとはーー。人よりワンテンポ早い彼女の消えたバレンタインを巡る物語と、ワンテンポ遅い彼のもうひとつの物語。その秘密を紐解いていく先に待ち受ける、誰も見たことのない最高の“奇跡”、そして訪れる至福のラストに注目。『1秒先の彼女』は6月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜 2014年9月27日より全国にて公開© Universal Picturesぼくは明日、昨日のきみとデートする 2016年12月17日より全国東宝系にて公開© 2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会君の名は。 2016年8月26日より全国東宝系にて公開© 2016「君の名は。」製作委員会1秒先の彼女 2021年6月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©︎MandarinVision Co, Ltd
2021年05月04日潔癖症&不器用な彼と、潔癖症&窃盗症の彼女が繰り広げる予測不能な恋のドンデン返しを描いた台湾映画『恋の病 ~潔癖なふたりのビフォーアフター~』(原題:怪胎)の日本公開が決定した。本作は、『あの頃、君を追いかけた』で執行監督(主に撮影現場で指導・指揮をする人)を務めてきたリャオ・ミンイーの監督デビュー作。外出時には、防塵服に手袋とマスクで完全武装する重度の潔癖症の青年ボーチン。ある日電車に乗っていると、同じ車両に同じような完全武装をした潔癖症の女性ジンを発見。運命的な出会いを果たし、清らかな恋愛がスタートする。だが、あることからふたりは次第にすれ違っていく…というのが本作のあらすじ。「恋は盲目」をテーマのひとつに、「恋の約束と固執」を描いた本作は高い評価を受け、世界中の映画祭で数々の賞を受賞。潔癖症な青年ボーチン役は、『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』や「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件」にも出演していたリン・ボーホン、潔癖症である上、スーパーで万引きを重ねてしまう窃盗症のジンをニッキー・シエが演じ、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最優秀主演男優賞・女優賞にカップルでのノミネートとなった。日本公開決定と併せて、ポスタービジュアルも到着。ジンが万引きを重ねてしまうスーパーを背景に、完全武装のふたりが写し出されている。『恋の病 ~潔癖なふたりのビフォーアフター~』は8月20日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2021年04月29日第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最多5部門を受賞した、ワンテンポ早い彼女と遅い彼が繰り広げるタイムラグ・ラブストーリー『1秒先の彼女』の本予告編が到着した。何をするにもワンテンポ早い、郵便局で働くシャオチーの紹介から始まる今回到着した映像では、ダンス講師とバレンタインにデートの約束をするも、バレンタインが消えてしまう…という謎の展開に。その謎を解く鍵は、街中の写真店で見つけた覚えのない自分の写真、忘れていた鍵、そして何でもワンテンポ遅いバス運転手のグアタイ。また、シャオチーが働く郵便局に毎日通っている彼は、ある“秘密”があるという文字も。そんな失くした1日を探す旅に出るシャオチー。向かい合う2人の泣き笑う姿からは、至福に包まれるラストを予感させる。そして本映像と合わせて、淡い水色の空と浜辺のイラスト、そして反時計回りの時計の中にシャオチーとグアタイが写し出された本ビジュアルも到着した。『1秒先の彼女』は6月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:1秒先の彼女 2021年6月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©︎MandarinVision Co, Ltd
2021年04月28日台湾アカデミー賞(金馬奨)をはじめ、ほかの映画賞でも高い評価を受けた映画『親愛なる君へ』(原題:親愛的房客/英題:Dear Tenant)が7月23日(金・祝)より日本公開決定。ポスタービジュアルが完成した。本作は、世界的評価を受けた『一年之初(一年の初め)』や『ヤンヤン』など、人と人のつながりや人生模様、アイデンティティを描くことに長けたチェン・ヨウジエ監督が5年ぶりにメガホンを取り、緻密で繊細なストーリーラインで愛の極限を描いた最新作。老婦・シウユーとその孫のヨウユーの面倒を見る青年・ジエンイー。2人は亡き同性パートナーの家族だった。しかしある日、シウユーが急死してしまう。その死因を巡り、不審の目で見られるようになるジエンイー。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、しまいには罪を認めてしまう。だがそれは全て、愛する“家族”を守りたい一心で選択したことだった…。主演は『一年之初(一年の初め)』でもヨウジエ監督とタッグを組み、映画・舞台・ドラマと幅広く活躍するモー・ズーイー。本作でも高い評価を受け、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)や、第22回台北映画奨、第2回台湾映画評論家協会奨で受賞。また、老婦の名演が光ったチェン・シューファンは“国民のおばあちゃん”の別名を持つ台湾の国宝級女優で、2020年は本作と『弱くて強い女たち』で映画賞を席巻、本作で第57回台湾アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得した。解禁となったポスタービジュアルは、「間借り人は少年にとって“もうひとりのパパ”」というキャッチコピーとともに、ジエンイーとヨウユーが海辺で切ない表情で抱き合う写真が大きく配置されている。さらにパートナーが生きていたときの幸せな家族の食卓の写真が対照的に起用されている。『親愛なる君へ』は7月23日(金・祝)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:親愛なる君へ 2021年7月23日よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて公開© 2020 FiLMOSA Production All rights
2021年04月27日第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)最多5部門を受賞した俊英チェン・ユーシュン監督の最新作『1秒先の彼女』から、新たな場面写真が到着した。仕事も恋もパッとしない主人公シャオチー(リー・ペイユー)の消えた“1日”の鍵となるのは、なぜか目が見開いている見覚えのない自分の写真。シャオチーはその手がかりをもとに“1日”を探す旅に出る。その旅のなかで、私書箱の鍵、失踪した父との思い出、幼少期のある約束。慌ただしく生きてきた彼女がいつの間にか失くしてしまった“大切なもの”に気づいていく。この度解禁となる新場面写真は、シャオチーが好意を寄せているハンサムなダンス講師や、街の写真店に飾られていた謎の写真。さらにワンテンポ遅いバス運転手のグアタイ(リウ・グァンティン)など、全9点。シャオチーの消えた“1日”の謎を紐解くキーワードとなりそうだ。また、本作には日本でモデルとしても活躍し、昨年から「囲碁フォーカス」(NHK Eテレ)のコーナー講師もつとめているヘイ・ジャアジャアがシャオチーの同僚役として出演。本作が待望のスクリーンデビュー作となる。20年前から温めていた脚本を基に撮りあげたチェン・ユーシュン監督は、本作のメッセージについて「人は歳をとる過程でたくさんのものを手に入れると同時に、無意識のうちに捨ててしまうものがあります。例えば、無邪気さやユーモア、ロマンスとか…。でも、それは人が過去から現在まで積み上げてきた、重要なパズルのピースのようなもの。この映画を観て、今あなたの人生に欠けている大事な何かを思い出してもらえたら」と語っている。『1秒先の彼女』は6月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:1秒先の彼女 2021年6月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©︎MandarinVision Co, Ltd
2021年04月02日Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』に出演する、阪本奨悟さんのインタビューをお届けします。いま、世界が最も注目する劇作家で作曲家でもあるリン=マニュエル・ミランダ。『イン・ザ・ハイツ』は、リンを一躍スターダムにのし上げた出世作であり、ヒップホップやラテン音楽を使い、ミュージカル界に大きな影響を及ぼした作品だ。「ラップやラテンのリズムとセリフとがキレイに繋がって続いていて、気持ちいい作品なんです。僕も初挑戦のジャンルだし、観た方もきっと新鮮なんじゃないかなと思います」そう話すのは、シンガーソングライターで、ミュージカル『刀剣乱舞』などで俳優としても活動する阪本さん。自身の音楽性とは違うジャンルゆえ、「いま稽古場でDef TechのMicroさんを見ながらグルーヴ感を勉強している」最中。「Microさんのラップは言葉ひとつひとつが全部リズムになっていて、聴いていても楽しいんです。ただビートを刻むだけじゃなく、+αで自分のリズムをのせてみたり、時に敢えて外してみたり。そこがとても演劇的な表現に繋がる気がしていて。今まで僕があまり掘り下げてこなかったジャンルの楽曲ですが、だからこそ新しい扉を開かせてもらっているような気持ちです」NYで移民たちが暮らすワシントンハイツを舞台に、雑貨店を営むウスナビら移民たちの姿を描いた群像劇。阪本さんが演じるのは、ウスナビの従弟で共に店を手伝うソニー。「ソニーは生意気で憎たらしい口はきくけれど、ウスナビのことが大好きな可愛い弟キャラです。そんな彼の愛あふれるところをちゃんと伝えられたらいいなと思っています。ペルーで生まれ育った共演者のエリック・フクサキさんの話を聞くと、ここで描かれているようなラテン系の人たちと僕らでは、人と人とのコミュニケーションのとり方も、恋愛のアプローチの仕方も全然違うんだそうです。今の日本人的な価値観を一回リセットして、ラテンの人たちの生き方や考え方をインプットした上で、演じたいと思っています」阪本さんにとっては、これが初めての海外ミュージカル作品への挑戦。「この作品に出てくる移民の人たちと同じように、僕も今を抜け出して、大きな夢を掴みたいと思って上京したひとり。今の自分に満足して、何もせずに現状維持でいるのは嫌なんです。いま27歳。うかうかしていたらあっという間に30ですよね。時代に置いていかれないよう、いろんな現場でいい刺激を受け、自分がやるべきことは何かを見つけたいです」『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』プレビュー公演・3月27日(土)~28日(日)鎌倉芸術館 大ホール東京公演・4月17日(土)~28日(水)TBS赤坂ACTシアター原案・作詞・作曲/リン=マニュエル・ミランダ脚本/キアラ・アレグリア・ウデス演出・振付/TETSUHARU出演/Micro/平間壮一(Wキャスト)、林翔太/東啓介(Wキャスト)、田村芽実、石田ニコル、阪本奨悟、エリアンナ、青野紗穂、エリック・フクサキ、山野光、戸井勝海、未来優希、田中利花ほかS席1万2000円ほか(税込み)公演事務局(平日10:00~18:00)information2@pia.co.jp大阪、名古屋公演ありさかもと・しょうご1993年6月13日生まれ、兵庫県出身。昨年リリースした2ndアルバム『=+』が現在好評発売中。俳優としては、ミュージカル『刀剣乱舞』堀川国広役で高い人気を誇る。ジャケット¥57,000(アンバー/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)ニット¥48,000(チルドレン オブ ザ ディスコーダンス/スタジオ ファブワーク)Tシャツ¥12,000(ジョン メイソン スミス/ヘムト PR TEL:03・6721・0882)※『anan』2021年3月31日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・森田晃嘉ヘア&メイク・永瀬多壱(VANITES)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年03月29日千葉県館山市にある須藤牧場で働く、すどうくん(@ohgoodraiding)さんは、動物たちの日常を撮った画像や動画を撮影しています。ある日、ウマが干し草を食べていると、ちゃっかり横から盗み食いをする邪魔者が入ってきたとか。その時の動画をTwitterに投稿したところ、反響が上がっています。「かわいい!」という声が相次いだ、小さな邪魔者とは…。ウッマのごはん食べてる pic.twitter.com/x9ByevDWBP — すどうくん (@ohgoodraiding) March 14, 2021 ウマの食事を邪魔していたのは、子ヤギのマーブル!ワンパクなマーブルは横から草をついばむだけでなく、ついには干し草の上に飛び乗って、我が物顔で食べ始めてしまいます。よく見ると、もう1頭の子ヤギ、バニラも横から草を食べていました。2頭に食事を取られても、ウマは「仕方ないなあ」という表情で、諦めて受け入れているようですね。投稿を見た人たちからは、たくさんのコメントが寄せられています。・かわいい~!怒らないウマが寛大ですね。・ウマ、子ヤギたちに遠慮して端のほうを食べていて、優しいです。・なんだこのかわいすぎる生きものは…。永遠と見ていられます。元気な子ヤギたちと優しいウマの映像は、多くの人の心を癒したことでしょう。『ヤギ写真集2 バニラとマーブル』が発売中!子ヤギのバニラとマーブルは、生後1か月になるとのこと。2頭のかわいらしい姿をたくさん見られる『ヤギ写真集2 バニラとマーブル』も発売しています。気になる人は、ぜひチェックしてみてください!バニラとマーブルが生まれてもうすぐ1か月!生後1か月までの写真を写真集にします!!!かわいいやつ!!!20日までの注文数でとりあえず発注します!!!よろしくお願いします!!ヤギ写真集2 バニラとマーブル | ヤギまみれ #booth_pm — すどうくん (@ohgoodraiding) March 15, 2021 [文・構成/grape編集部]
2021年03月16日『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』の台湾の俊英チェン・ユーシュン監督最新作『My Missing Valentine』(原題:消失的情人節)の邦題が『1秒先の彼女』に決定し、6月25日(金)に公開。併せて、ティザービジュアルと30秒予告が解禁となった。本作は、“消えたバレンタイン”を巡って時間の流れが異なる男女が織りなす、オリジナリティ溢れるファンタジックなラブストーリー。30秒予告は、“人よりワンテンポ早い”ヒロイン・シャオチーの紹介からはじまる。かけっこではいつもフライング、記念写真では目をつぶったものばかりと、ワンテンポ早いエピソードが次々映し出される。そんなシャオチーだったが、意中の男性から念願のバレンタインデートに誘われることに!でも、バレンタインデーが消えた!?しかも見覚えのない自分の写真まで見つかって…と物語は思わぬ方向へ。どうやら秘密を握るのは、“人よりワンテンポ遅い”バス運転手のグアタイらしい。バレンタインは何処へ?グアタイの正体は?そして、人より“1秒先”へ突き進む彼女が見つけた大切なものとは…?ひと筋縄ではいかない、思いもよらないラブストーリーが期待できる予告編となった。また、今回解禁したティザービジュアルは、浜辺で寄り添う男女のカラフルなイラストが目を引き、映画の重要なキーワード“時間”を想起させる時計モチーフの夕日も印象的。「急がなくても大丈夫、愛はゆっくりやってくる。」とのコピーが添えられている。ちなみに、意外と知られてないが、台湾には年2回のバレンタインデーがあり、2月14日よりも、旧暦7月7日(今年は8月14日)の「七夕情人節(チャイニーズバレンタインデー)」が一般的といわれている。そのためバレンタインの映画だが、本作の季節は夏。監督は『熱帯魚』(95)、『ラブ ゴーゴー』(97)で熱狂的な人気を誇るチェン・ユーシュン。CM業界で活躍していたが、16年ぶりに本格的に映画製作に復帰。長編復帰3作目となる本作は、20年前から温めていた脚本を基に撮り上げ、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)の最多5冠に輝いた。『1秒先の彼女』は6月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:My Missing Valentine(英題) 2021年夏、新宿ピカデリーほか全国にて公開©︎MandarinVision Co, Ltd1秒先の彼女 2021年6月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©︎MandarinVision Co, Ltd
2021年02月14日「本当に、いい映画だったよ。ストーリーもいいし、春馬の姿も見ることができて……。思わず映画館で泣いちゃってさ」三浦春馬さん(享年30)の実父・Aさんが、少し興奮した口調で知人たちにそう語ったのは、昨年12月中旬のこと。昨年7月に急逝した春馬さんの遺作映画『天外者』。その公開初日にAさんは見に行ったのだ。『天外者』は「第94回キネマ旬報ベスト・テン」で「読者選出日本映画ベスト・テン第1位」となった。2月4日に行われた表彰式で、田中光敏監督はこう語ったという。「これは春馬くんにもらった賞。春馬くんの思いがたくさんの人たちに届いた。そう思っています」感動・安らぎ・優しさ……、俳優として、そして1人の人間として、春馬さんは多くの人々に“贈り物”を届け続けた。もちろん前出の実父・Aさんも、それを受け取った1人だろう。そのAさんの突然の逝去を本誌が知ったのは、表彰式の数日前。63歳だったという。Aさんは春馬さんが生まれ育った地である茨城県に住んでいた。Aさんの知人はこう語る。「Aさんが最後に目撃されたのは1月15日未明です。前夜、いきつけの飲食店に現れたのです。しかし朝の3時ごろ、『気分が悪くなった』と、帰宅し、その後、連絡が途絶えてしまいました。店では親しく話す仲とはいえ、Aさんの自宅の住所を知る者はいませんでした。Aさんは’17年に心臓を悪くしてペースメーカーを入れる手術を受けていたのです。そのときに医師から『余命は1年ぐらい』と、宣告されたそうです。本人も『俺はいつ死ぬかわからないから』と、よく言っていましたので、連絡が取れなくなったことを、仲間たちはとても心配していました。実は帰宅した直後に亡くなったということを聞いたのは、1月下旬です。こんなに急にAさんがいなくなってしまったことに、私も愕然として……。でも余命1年と宣告されてから3年以上も頑張ったのですからね。きっと春馬くんの存在が支えになっていたのだと思います」■「英国留学を切り上げて会いに来てくれた」春馬さんの両親は彼が幼いころに離婚し、実父・Aさんは家を出た。さらに’17年ごろ、春馬さんは実母とも距離をとるようになったという。「携帯電話の番号も変えて、お母さんからは連絡が取れないようにしたといいます。“絶縁”した理由については“母からたびたび無心されていた”“仕事や恋愛の問題で衝突した”などと報じられていました」(芸能関係者)実母との絶縁と入れ替わるように、春馬さんが復活させたのは実父との交流だった。昨年12月、本誌の取材に対し、Aさんは息子との関係などについて、こう語っていた。「“長い間絶縁していて、20年ぶりに再会した”とも報じられていますが、彼が芸能界デビューした後は、ときどき連絡はもらっていました。春馬の活躍ぶりはずっと楽しみでしたし、私の生きがいでもありました。実際に会うようになったのは3年前(※’17年)ですね。そのとき春馬はロンドンに留学中でした。でも私が心臓の手術を受けるということ、私の命が長くないということを、人づてに聞いたそうです。それで留学を切り上げて、入院先の病院に会いにきてくれたのです。手術がうまくいって元気になった後には、いっしょに食事をしたり、酒も飲んだりするようになりました」Aさんは、それほど飲まなかったようだが、息子が楽しそうにお酒を飲む姿を眺めることは、無上の喜びだったのだ。「春馬もけっこう酒量は多かったですが、そんなに酔っ払うタイプではないし、飲んだ後は、きちんと電車で東京に帰っていきましたよ。ふだんはLINEとかで連絡を取り合っていて、実は亡くなる2週間前にもメッセージをやりとりしていました。近いうちにこちら(茨城県)に来るから、と言っていたのに……。それが最後のやりとりになってしまいました」父子の会話のなかで、実母についての話題が出ることもあったという。「この数年、(春馬は)母とは折り合いが悪く、本人も悩んでいるようでした。いくら母と子といっても、お金のことやら何やらで、もめていると聞いて、私も心配はしていたのですが……」Aさんは、本誌の取材の最後にこんな言葉を言い残していた。「これからの私は“春馬のいない残された時間”を、ただ生きていくだけです」“春馬のいない時間”は、Aさんにとって意味のないものだったのだろうか。春馬さんが急逝してから半年、そして本誌が取材してからわずか1カ月で、Aさんは天国に旅立っていったのだ。■生前のAさんが漏らしていた遺産相続問題の心労前出のAさんの知人によれば、「会えないときも、心臓病という持病を抱えていたお父さんのことが心配だったのでしょう。春馬くんは亡くなる2カ月前にも、かつて仕事でお世話になったという長崎県の旅館に依頼して、Aさんやその知り合いたちに、現地の特産品を送っていたのです。産みたての卵、天然真鯛の真子煮、鯛の塩辛……、“皆さんコロナ禍で大変でしょうから”という心遣いで、Aさんはもちろん、みんな感激していました。そんな優しい息子さんが突然亡くなってしまったのですからね。春馬くんが亡くなってから、Aさんはみるみる元気を失ってしまいました。もともと大病をしたのに、あまり健康に気を使わないタイプだったのですが、さらにその傾向に拍車がかかってしまったように見えました。いま考えれば、春馬さんの遺産相続問題も心労になっていたのかもしれません。『弁護士さんを入れて話し合っているんだけど、いろいろ大変なんだよ』そんなことをポツリと漏らしたこともあったのです」春馬さんの個人事務所を誰が引き継ぐかという問題もあり、遺産相続の話し合いは長期化していたようだ。『週刊文春』’20年12月31日・’21年1月7日合併号には、実母の代理人弁護士のコメントも記載されていた。《(個人事務所については)二一年三月までに株の評価額の算定をした上で新代表者を決めることになります。(中略)動産や権利関係の整理、テレビ局との契約書との確認作業も必要で、通常の遺産相続より長期化する見込みです》生前、本誌には「私自身は息子の遺産をまったく当てにしていません」とも語っていたAさんだが、そんな遺産相続問題の渦中に急逝してしまったのだ。■密葬も参列者は1人だけ。伯父が明かした最期Aさんの訃報を受け、駆けつけてきたのは兄のBさんだった。春馬さんにとっては“伯父”にあたる人物だ。中部地方に住むBさんは本誌に次のように語った。「1月15日、病院から私に連絡が来て、弟が他界したことを知りました。アパートから救急搬送されて、その先の病院で亡くなったそうです。アパートはワンルームで、彼は1人で暮らしていました。もともと心臓も悪かったし、何度も手術は受けていました。体調が急変したようで、本当に残念です。すぐに病院を訪れ、遺体を確認した後、17日に荼毘に付しました。密葬?そうですね、でも弟はずいぶん前に離婚していますし、身寄りもいませんから、火葬に立ち会ったのも私1人だけでした」Aさんにも心残りはあったかもしれない。前述の本誌取材に、次のようにも明かしていたからだ。「いまの私の願いは、春馬の墓がどこかに建てられて参ることができるようになること。そして、コロナのために延期になってしまいましたが、仲よくしてくださった方やファンの方のためにも偲ぶ会が開催されること、その2つだけ……」結局、Aさんが生きているうちに、それらの願いがかなうことはなかった。だがBさんは弟の逝去についてこう漏らした。「私が春馬に最後に会ったのは3年ほど前です。私にとっても“自慢の甥”でしたが、弟にとってはさらに“自慢の息子”だったのです。確かに63歳での他界は早すぎます。でも……、弟は春馬のような息子を持てて、いい人生だったと思いますよ」病院で息を引き取るとき、Aさんのまぶたの裏に浮かんだのは、最愛の息子・春馬さんのあの優しい笑顔だったのだろうか。「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月09日「原因を追究したとしても、もう息子は戻りません……。これからの私は“春馬のいない残された時間”を、ただ生きていくだけです」昨年12月、三浦春馬さん逝去後の心境を本誌にそう語っていた実父・Aさん(63)。だがその1カ月後、Aさんも急逝していたことが本紙の取材で分かった。「Aさんが最後に目撃されたのは1月15日未明です。前夜、いきつけの飲食店に現れたのです。しかし朝の3時ごろ、『気分が悪くなった』と帰宅し、その後、連絡が途絶えてしまったのです。帰宅した直後に亡くなったということを聞いたのは、1月下旬のことでした。こんなに急にAさんがいなくなってしまったことに愕然として……」(Aさんの知人)実はAさんは’17年に心臓にペースメーカーを入れる手術を受けており、その入院を機に息子である春馬さんの交流も復活していた。「手術がうまくいって元気になった後には、いっしょに食事をしたり、酒も飲んだりするようになりました」本誌にそうも語っていたAさん。だが昨年7月の愛息との別れからわずか半年後、Aさんもまた天国に旅立っていったのだ。取材を進めるとAさんの兄であるBさん、つまり春馬さんの“伯父”にあたる人物が密葬の喪主を務めたと判明した。Bさんは本誌に、次のように語った。「1月15日、病院から私に連絡が来て、弟が他界したことを知りました。アパートから救急搬送されて、その先の病院で亡くなったそうです」2月9日(火)発売の「女性自身」では春馬さんとAさんの交流秘話、春馬さん逝去後のAさんの失意の日々、そして伯父が明かしたAさんの最期などについて伝えている。「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月08日12月11日より公開中の三浦春馬が五代友厚を演じ主演する映画『天外者』。この度、12月25日(金)から本編エンドロール後に<3分のメイキング映像>の上映を実施することが決定した。主演・三浦春馬さんをはじめ、坂本龍馬役を三浦翔平、岩崎弥太郎役を西川貴教、ほかにも森永悠希、生瀬勝久、筒井真理子、森川葵、蓮佛美沙子ら豪華キャストが出演する本作。今回上映が決定したメイキング映像は、インタビューや未公開メイキング映像を再編集した特別版。本編と合わせて、本作の裏側も楽しめる。さらに、公開初日に完売したグッズの再販が決定。B5クリアファイル、ポストカード、B6ステッカー、ステッカー、フィルムしおり、マスキングテープ(一部の劇場のみ販売)が12月29日(火)より販売開始される。なお、購入数をお一人様各アイテム1点までと制限も設ける。また、通販での取り扱いも前向きに検討中だという。『天外者』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:天外者 2020年12月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2020 「五代友厚」製作委員会
2020年12月22日7月18日に亡くなった俳優・三浦春馬さんの所属事務所・アミューズは21日、公式サイトを通じ、9月4日に発表していた「三浦春馬基金(仮称)」の詳細について報告した。同社は、「2020年9月4日にお知らせさせていただいておりました『三浦春馬基金(仮称)』に関しまして、現状のご報告をさせていただきます」の書き出しから、「三浦春馬が2007年に初めて参加したAct Against AIDS『THE VARIETY』。この活動を通じて、彼はその支援先であるラオ・フレンズ小児病院に何度も足を運び、現地で活動するスタッフの方々と共に、『ラオスの子供たちの未来を守りたい』という強い気持ちを持って、チャリティ活動に取り組んでおりました」と背景を説明。「その想いを未来へ繋げていくべく、三浦春馬に関する弊社の全ての利益は、『三浦春馬支援』と称し、ラオ・フレンズ小児病院を始めとする、あらゆる困難に立ち向かう人々への寄付・支援に充てさせていただきます」とし、「まずは、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN様を通じ、ラオ・フレンズ小児病院内にて使用される注射器や、感染症予防の為のスタッフ用グローブなどの購入、小児病院の運営維持に充てられます」と最初の支援先を明かした。今後については、「現在の新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑み、その時々に必要な国内外における支援を関係各所とご相談の上で、決定して参ります」。内容は決まり次第、報告していくという。
2020年12月21日台湾のアカデミー賞・金馬奨で作品賞、監督賞を含む最多5部門を受賞した英題『My Missing Valentine』(原題:消失的情人節)が、2021年初夏に公開されることが決定した。郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサーの女性。ある日、街中で出会ったハンサムなダンス講師ウェンソンと“七夕バレンタイン”にデートの約束をするが、ふと目覚めると翌日になっており、バレンタインが消えてしまった…!失くした大切な“1日”の記憶を探す旅に出たシャオチーが見つけた真実とは――?“消えたバレンタイン”を巡り、時間の流れが異なる男女が織りなす、これまでに誰も観たことのない、オリジナリティ溢れるファンタジックなラブストーリー。恋愛映画の金字塔『エターナル・サンシャイン』や『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』などに並ぶ、“愛”と“時間”を巡る、新たなる傑作が台湾から誕生した。■“台湾ニューシネマ”の異端児チェン・ユーシュンの原点回帰にして最高傑作90年代台湾映画界において、エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェンらとは一線を画す“台湾ニューシネマ”の異端児として出現したチェン・ユーシュン。独特のタッチで瑞々しい青春模様を描いた『熱帯魚』(95)、『ラブ ゴーゴー』(97)は若い世代から多くの共感を獲得し、当時の日本でも熱狂的な人気を誇ったが、その2作品を残してしばらく映画製作から離れてしまう。作品のその輝きはいまなお色褪せることなく、今年特集された「台湾巨匠傑作選2020」ではデジタルリストア版が上映され、再評価を高めている。その後、CM業界に活躍の場を移していたチェン・ユーシュン監督は、16年ぶりに本格的に映画製作に復帰。長編復帰3作目となる本作は、20年前から温めていた脚本を基に撮りあげた。愛すべきはみ出し者たちをユーモアと優しさ溢れる眼差しで描いてきたユーシュン監督の原点回帰にして、第57回金馬奨最多5冠(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)に輝く、渾身の1作。第25回釜山国際映画祭でもオープンシネマ部門に正式出品された。『My Missing Valentine』(英題)は2021年初夏、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:My Missing Valentine(英題) 2021年夏、新宿ピカデリーほか全国にて公開©︎MandarinVision Co, Ltd
2020年12月16日「今になってファンの方の要望が多くなって、こうしてリバイバルされるんですから……。春馬の人徳ですし、喜びに堪えません」こう語るのは、三浦春馬さん(享年30)が所属していた児童劇団の社長・加藤麻由美さんだ。11月11日、「NEWS ポストセブン」で三浦さんの出演映画「森の学校」が12月から公開されると報じられた。同作は18年前の作品で、当時の三浦さんは12歳。ファンからの要望が多数寄せられたことで、再上映が決定したという。加藤さんは嬉しさのあまり、涙ぐみながら当時の秘話を本誌に話してくれた。「監督の西垣吉春さんは、当校で大阪校の講師を務めていました。その関係で、春馬も授業を受けていたんです。西垣さんが『春馬を主役で撮りたい』と映画のお話を持ってきてくださって、そこからこの映画はスタートしました」戦前の田舎暮らしをテーマにした「森の学校」。それにちなんで、三浦さんには“丸坊主で出演”との条件が言い渡された。「当時の春馬は長髪で、思わず『ええ〜!』と驚いていました(笑)。初めは坊主が嫌だと言っていたんですが、私は大賛成。『アイドル子役でデビューはいつでもできるけれど、お芝居の基本をしっかり学ぶのが大事よ』と言い聞かせました」兵庫県の丹波篠山で20日間にわたってロケが行われた。自然に囲まれての撮影を終えると、三浦少年に変化があったという。「『森の学校』は男の子と生き物の話で、春馬は山で育ったヤンチャな子供役。さらに撮影は、ベテランの講師がずっと付きっ切りでした。そんなこともあって20日後、撮影終了後に戻ってきたときには何だかたくましい男の子に成長してましたね」加藤さんは懐かしそうに当時を回想し、最後にこう語った。「春馬は小学校の授業が終わると、駆け足でスタジオに飛んできていました。私は彼に惚れてしまって、特待生扱い(笑)。お母さんが忙しいときは、『今日は先生の家に泊るよ』と伝えて私の自宅で一泊することもありました。そんな当時の春馬の姿を、多くのファンの方は知らないはずです。小学5年生の“俳優・三浦春馬”をぜひ見届けて欲しいです」
2020年12月01日人によって青春の思い出はさまざまだと思いますが、誰にでも何かに熱中した懐かしい記憶があるもの。そこで今回ご紹介するのは、ある若者たちが自分たちの未来をつかむために戦い続けたリアルな記録を映し出した注目の映画です。それは……。話題のドキュメンタリー『私たちの青春、台湾』【映画、ときどき私】 vol. 3352011年、社会運動の最前線にいたのは、台湾学生運動の中心人物である陳為廷(チェン・ウェイティン)と台湾の社会運動に参加する人気ブロガーで中国人留学生の蔡博芸(ツァイ・ボーイー)という2人の大学生。自らの訴えを必死に訴える彼らに対し、「社会運動が世界を変えるかもしれない」という期待とともにカメラを回していく。2014年には、国民党がサービス貿易協定をわずか30秒で強行採決したことに反対した学生たちが立法院(国会)に突入し、23日間にわたって占拠。この一連の抗議活動は「ひまわり運動」と呼ばれ、台湾政治の地殻変動を引き起こした。しかし、ひまわり運動後、彼らの運命は失速していくことに……。同じアジアではあるものの、日本にいると台湾の現状に触れる機会はなかなかないですが、現地のリアルな実情を体感できるのが本作。そこで、立場の違う2人の大学生と行動をともにしたこちらの方にお話をうかがってきました。傅楡(フー・ユー)監督2018年には、本作で“台湾のアカデミー賞”とされる金馬奨で最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞したフー・ユー監督(写真・右)。今回は、ウェイティンさんとボーイーさんと過ごした濃密な時間のなかで気づかされたことや女性の活躍が目覚ましい台湾の事情などについて語っていただきました。―まずは、ウェイティンさんとボーイーさんとの出会いについて教えていただけますか?監督出会ったのは2人別々で、最初に知り合ったのはウェイティン。この作品の前に撮った映画がきっかけでした。その作品とは、政治的に違う意見を持つ若者たちを集めて討論させるという内容だったので、プロデューサーから「社会運動に関わっている若者を一人出したらいいんじゃないか」というアイディアを提案されたんです。そこで、ウェイティンに接触を試みたのが始まりでした。―ほかにも学生がいるなかで、ウェイティンさんを選んだのはなぜですか?監督いろいろな情報を調べていくなかで彼の書いているものを目にしたんですが、社会運動に関わっているほかの人たちに比べて怖くないユーモラスな人だという印象を受けたからですね。というのも、当時の私は何もわかっていなかったので、社会運動に参加している人たちに対して、「大声を出して叫んでいる凶暴な人たち」というイメージがあったので(笑)。彼を通じて、社会運動というのは怖いものではないんだというのも知りました。どういう人が社会運動に参加しているか知りたかった―確かに、ウェイティンさんは社会運動に参加している人に対する一般的なイメージとは違ったので、驚かされました。では、ボーイーさんについてはいかがですか?監督彼女と知り合ったのも同じく2011年。馬英九(マー・インチウ)総統の政策のひとつで中国の若者を台湾の大学で4年間受け入れるというものがありますが、その第一期生がボーイーだったのです。私は、18歳から22歳という価値観が形成される時期に台湾へやってくる学生がどんなふうに感じるのか興味がありました。特に、中国と台湾では社会や政治の制度が全然違いますからね。そういう人たちにいまの台湾がどう映るのかということについて、彼女を通して撮りたいと思ったのです。―しかも、ボーイーさんはネットではすでに有名なブロガーだったとか。そういう意味でも注目されていたのではないでしょうか?監督そうですね。彼女は中国人の視点から台湾のいいところと悪いところ、そして中国のいいところと悪いところに関して素直に書いて発表していたので、中国でも台湾でも知られた存在でした。―出演に関しては、すぐに許諾してくれたのでしょうか?監督彼女自身も以前から社会運動には興味を持っていたので、運動に参加している人たちと知り合えるということも出演してくれた理由だと思います。というのも、実はボーイーには8歳年上の台湾人の彼氏がいるのですが、その人も以前は社会運動に参加していた人。ただ、非常に穏やかな性格なので、「こんなおとなしいタイプの人がどうして社会運動に参加していたんだろう?」という疑問があり、社会運動について知りたいと考えていたようです。社会運動はほかの学問同様に知る必要がある―出演の背景には、そういった興味もあったのですね。監督自身も最初は社会運動に対して、苦手意識があったそうですが、この作品を通して見方は変わりましたか?監督変わりましたね。いまでは社会運動とは、学問における学科のようなものだと思っています。たとえば、文学や映画を勉強するように、社会運動もそのひとつなのではないかなと。かなり専門的ではありますが、みなが知る必要があると感じています。もちろんすべての国に必要があるかどうかはわかりませんが、社会運動が起きるのは政府が十分な政策が取れていないなど、多くの原因があるから。少なくともいまの台湾にはさまざまな不平等や社会的な問題があるので、それに対して、体制の外から声を上げなければいけないと思っています。―現在の台湾でも社会運動はさかんに行われているのでしょうか?監督いまでも小さな社会運動は行われていますが、ひまわり運動のあと、若者の社会運動に対する関心は以前に比べると薄れているような気がします。それについては、非常に残念だと感じているところです。―彼らを追いかけていくなかで、さまざまな場面に遭遇したと思いますが、そのなかでも忘れられない出来事を教えてください。監督映画のなかにも出てきていますが、やっぱりひまわり運動のときが一番印象深いですね。なぜなら、それ以前にも彼らと一緒にさまざまな社会運動に参加しましたが、どれも非常に規模の小さいものだったので、最初は「台湾の社会運動とはこの程度のものなんだろう」と感じていました。それがひまわり運動では、以前から活動をしていたウェイティンたちでさえも驚くほど多くの人たちが参加するまでに。最終的には50万人もの人々がデモを応援して街に出てきてくれたので、その様子にはとても感動しました。不安もあったが、達成感も味わった―とはいえ、身の危険を感じるようなことはなかったですか?監督ひまわり運動の6日目に、立法院へ突入することになりましたが、建物の周囲は有刺鉄線だらけ。安全が確保されていないなかで、その柵を乗り越えなければならなかったので不安はありましたが、有刺鉄線を踏みつけて乗り越えたとき、ある種の達成感のようなものを味わいました。もちろん、本来は危険な行動を取りたくはないですが、あのときはそうせざるを得ない状況だったと思います。―この作品ではそういった政治的な面だけでなく、学生たちの青春についても映し出されていますが、監督自身は青春時代に熱中していたことを教えてください。監督私が若い頃は、社会運動のことを知らなかったので、そういったことに参加することもなく、大学受験のために勉強を一生懸命していました。とはいえ、高校生の頃はアイドルを追っかけたり、ライブに行ったりしていたことも(笑)。ごく普通の学生たちと同じようなタイプでしたね。よりよい大学に行って、学校生活を楽しもうという気持ちが強かったので、社会運動に対しては「なんで社会運動なんかしなきゃいけないんだろう?」と思っていたほどです。映画やテレビを見たり、友達と自転車に乗ってでかけたり、といった青春時代を送っていました。―現在の台湾についてもおうかがいしたいのですが、台湾はアジア初の同性婚法制化や政界における女性の進出も進んでいますよね。監督から見て、それを支えているものは何だと思いますか?監督台湾の社会状況から考えると、比較的女性が政治に参加しやすい雰囲気ができていることは大きいでしょうね。もちろん、台湾でも昔は女性の政治家は決して多くありませんでしたし、同性婚が認められるということも想像できないことだったと思いますが、その時に比べて台湾が開放的になったというのがあるかもしれません。その背景には、少数派の人たちが「自分たちの権利を得るためにどんどん声を上げるべき」という空気を作ってくれたのもあると思います。そういった環境の変化が徐々に女性の活躍へとつながっていったのではないでしょうか。そのなかで、2016年に蔡英文(ツァイ・インウェン)氏という女性初の総統が誕生したのも、いいタイミングだったとみなが感じています。自分たちの国をそれぞれが守っていかないといけない―なるほど。そういった社会的な変化が女性の背中を押したんですね。監督そうですね。どこの国でも結婚や出産、子育てなどがあって女性が政治に参加するのは大変なことですが、台湾では女性の政治家も増えているように思います。そのなかには、子どもを持つ女性たちもいますが、彼女たちが声を上げているのは、母親だからこそわかる問題を伝えたいから。そうやって多くの可能性が生まれていっているように感じています。―素晴らしいことですね。監督は2018年の金馬奨授賞式で「いつか台湾が“真の独立した存在”として認められることが、台湾人として最大の願いだ」とスピーチをしてニュースとなりました。もしいまスピーチする機会があったら、どんなことをメッセージとして伝えたいですか?監督いま、世界はコロナ禍という大変な困難に直面していますが、私は“神からのサイン”のようなものだと感じています。なぜなら、世界的に政治の権力が大きくなりすぎて腐敗している部分がありますし、あまりにも発展しすぎているところがあるからです。そういったことに対して、全世界的に警告を促されているようにも感じるので、世の中がこれ以上悪い方向に進んで行ってしまわないように注意を怠らず、これからもそれぞれの国が自分たちのことをきちんと守っていかなければいけないと思います。自分たちの未来は自分たちでつかむべき!自らの未来と自由をつかむため、全力で立ち向かう若者たちの姿に迫った本作。たとえどんな運命がその先に待ち受けていたとしても、声を上げることの大切さを学び、意義を感じることができるはずです。熱を感じる予告編はこちら!作品情報『私たちの青春、台湾』10月31日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開配給:太秦© 7th Day Film All rights reserved映画の公開に合わせて、傅楡監督の書籍も発売中!書籍名:わたしの青春、台湾語り:傅楡本体価格:1,800円+税発行:五月書房新社
2020年10月28日俳優の三浦春馬さんと、小池徹平さんが主演を務めたミュージカル『キンキーブーツ』。2016年と2019年の2度にわたって公演されるほど、人気のあるミュージカルでした。それだけに映像化を求める声が多く寄せられていましたが、元がブロードウェイミュージカルのため、権利の問題上、映像化には大きな壁があったようです。約22分の映像に涙が止まらない2020年7月18日に三浦さんが亡くなってから、映像化を求める声は日に日に増えて、署名活動が行われるほどとなりました。すると、所属事務所は全編映像化はできないものの、多数寄せられた声に少しでもこたえるため、特別映像を作成すると発表。同年10月26日に、ミュージカル『キンキーブーツ』のTwitterで、ブロードウェイチームから許諾された上限12分のパフォーマンス映像と未公開映像を含めた特別映像が完成したことが報告されました。「Kinky Boots Haruma Miura Tribute movie」が完成致しました。 皆さまの心に、三浦春馬さんのローラの輝きがいつまでも残りますように #kinkyboots #キンキーブーツ pic.twitter.com/PMlkNdUacb — BWミュージカル「キンキーブーツ」 (@kinkybootsjp) October 27, 2020 約22分の動画の中には、三浦さんがキラキラした笑顔でニューヨークのアル・ヒルシュフェルト劇場を訪れる姿や、舞台上で輝く姿が映し出されています。三浦さんに追悼の言葉を送ったブロードウェイの関係者たち。その思いはきっと三浦さんにも届いていることでしょう。映像を見た人たちからは、涙の声が寄せられていました。・ありがとうございます。涙が止まらない。・関係者のメッセージに愛を感じました。・愛が詰まった22分間だった。ずっと忘れません。・涙なしでは見られなかった。感謝しかありません。異例の対応となった、『キンキーブーツ』の特別映像。三浦さんの遺した作品は、いつまでも見た人の心に響くことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年10月27日三浦春馬主演、映画『天外者(てんがらもん)』が、2020年12月11日(金)に全国公開される。知られざる偉人「五代友厚」とは?物語の主人公となるのは、激動の幕末から明治初期、日本の未来のために駆け抜けた男ー 五代友厚(ごだい ともあつ)。武士の魂と商人の才を持つこの男は、薩摩藩士から明治政府役人を経て実業家となり、近代日本経済の基礎を構築した稀代の≪天外者(てんがらもん)=凄まじい才能の持ち主≫と呼ばれたことでも知られている。またその交友関係も幅広く、同年代である土佐の坂本龍馬、岩崎弥太郎、長州の伊藤博文とは、共に学び、遊び、夢を語り合った仲。さらには高杉晋作、勝海舟、大久保利通、西郷隆盛、大隈重信、トーマス・グラバーといった日本を語る上で欠くことが出来ない偉人・傑物たちとも交わり、友として彼らを支えたという。映画界の名コンビ、脚本・小松江里子×監督・田中光敏そんな五代友厚の壮大なスケールを現代に体現するべく、本作の企画がスタートしたのは2013年のこと。『利休にたずねよ』『海難 1890』を生み出した名コンビ、脚本・小松江里子×監督・田中光敏が再びタッグを組み、入り組んだ時代背景と膨大な関連人物の中からオリジナルストーリーを誕生させた。豪華キャスト集結映画には、三浦春馬を主演に豪華キャストが集結。熱き志を持つ男たちが、日本をどのように動かしていったのか?友厚との深い絆にも注目してほしい。五代友厚(三浦春馬)東の渋沢栄一、西の五代友厚とも評される功績を挙げながらも、長らく歴史に埋もれていた人物。映画では、激動の幕末から明治を舞台に、世界に目を向けながら、仲間と共に熱き夢を志す若き時代から描かれる。演じた三浦春馬は、大胆な発想と行動力、そして冷静且、緻密さと優しさを持つ友厚を、かつて見たことのない迫力と重厚な演技で体現した。坂本龍馬(三浦翔平)五代友厚の盟友のひとり。日本の未来を変えるために、志を共にする仲。幕末期、友厚と共に、何故か大勢の侍に命を狙われている。岩崎弥太郎(西川貴教)龍馬と共に現れ後に三菱財閥を築く人物。キャスティングは意外にも、西川貴教が愛嬌たっぷりに演じる。伊藤博文(森永悠希)のちに初代内閣総理大臣となる伊藤博文。彼の若かりし頃を、森永悠希がフレッシュに演じる。遊女はる(森川葵)友厚と出会う遊女。自由な未来を夢見ている。友厚は彼女との出会いにより、誰もが夢見ることのできる国をつくることを明友たちと共に志す。その他キャストそのほか、五代友厚の両親として、生瀬勝久と筒井真理子が脇を固めるほか、蓮佛美沙子らが出演する。あらすじ江戸末期、ペリー来航に震撼した日本の片隅で、新しい時代の到来を敏感に察知した若き二人の青年武士が全速力で駆け抜ける―。五代才助(後の友厚、三浦春馬)と坂本龍馬(三浦翔平)。二人はなぜか、大勢の侍に命を狙われている。日本の未来を遠くまで見据える二人の人生が、この瞬間、重なり始める。攘夷か、開国かー。五代は激しい内輪揉めには目もくれず、世界に目を向けていた。そんな折、遊女のはる(森川葵)と出会い「自由な夢を見たい」という想いに駆られ、誰もが夢見ることのできる国をつくるため坂本龍馬、岩崎弥太郎(西川貴教)、伊藤博文(森永悠希)らと志を共にするのであった―。作品詳細『天外者』公開日:2020 年 12 月 11 日(金)TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー監督:田中光敏脚本:小松江里子出演:三浦春馬、三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子、生瀬勝久
2020年09月27日三浦春馬が五代友厚役で主演する映画『天外者』が12月11日(金)に公開決定。三浦翔平、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子ら共演者が発表され、キャストたちが集合したポスタービジュアルとそれぞれの場面写真も公開された。江戸末期、ペリー来航に震撼した日本の片隅で、新しい時代の到来を敏感に察知した若き2人の青年武士が全速力で駆け抜ける。五代才助(後の友厚)と坂本龍馬。2人はなぜか、大勢の侍に命を狙われている。日本の未来を遠くまで見据える2人の人生が、この瞬間、重なり始める。攘夷か、開国か。五代は激しい内輪揉めには目もくれず、世界に目を向けていた。そんな折、遊女のはると出会い「自由な夢を見たい」という思いに駆られ、誰もが夢見ることのできる国をつくるため龍馬、岩崎弥太郎、伊藤博文らと志を共にする――。近代日本経済の基礎を構築し、稀代の天外者(=凄まじい才能の持ち主)と呼ばれた五代友厚の生涯を描く本作。企画スタートは2013年。五代友厚の「想い」と「志」を次世代に継承するために、製作総指揮の廣田稔をはじめ、市民有志が立ち上げた「五代友厚プロジェクト」が映画化に向けて尽力。『利休にたずねよ』『海難1890』を共に生み出した名コンビの脚本・小松江里子と監督・田中光敏がタッグを組み、五代の壮大なスケールを現代に体現するべく、入り組んだ時代背景と膨大な関連人物の中からオリジナルストーリーを誕生させた。圧倒的な熱量で生き抜いた五代役の三浦春馬さんをはじめ、本作には豪華キャストが集結。盟友・坂本龍馬役には三浦翔平。龍馬と共に現れ後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎役を西川貴教。初代内閣総理大臣・伊藤博文の若かりし頃を森永悠希。五代の両親役を生瀬勝久と筒井真理子。五代の繊細さや優しさを引き出す遊女はるを森川葵。五代の志のよき理解者で妻の豊子を蓮佛美沙子が演じる。三浦翔平さんは、有名な坂本龍馬を演じるにあたり「沢山のファンがいらっしゃる方なので、重圧を物凄い感じましたが、払拭するために土佐弁の稽古や、霊山歴史館、龍馬のお墓など、歴史から学びました」と事前に入念な準備を行ったと明かし、蓮佛さんは「作品の中にいる春馬くんは五代友厚そのもので、何より瞳を覗き込めば、そこに五代の全てが在りました。彼が五代として生きたその時間を、作品を、愛してもらえたらと心から願っています」とコメントを寄せている。キャスト・監督のコメント三浦翔平この度、歴史的偉人である坂本龍馬役をやらせてもらえると聞き、生涯で龍馬を演じれる事は、とても光栄な事だと喜びました。沢山のファンがいらっしゃる方なので、重圧を物凄い感じましたが、払拭するために土佐弁の稽古や、霊山歴史館、龍馬のお墓など、歴史から学びました。クランクイン前には、春馬と何度も読み合わせして、才助、利助、弥太郎との関係性を築きあげ、自分なりの新しい豪快な龍馬を思いっきり演じる事ができました。撮影期間は長くはなかったのですが、初めての太秦で、濃密で貴重な経験をさせて頂き、とても感謝しております。幕末から明治へ、激動の時代を生き、同じ志を持った者達の生き様を是非劇場でご覧下さい。そして、天国で五代さんと一緒に観てくれる事を願います。西川貴教近代日本の経済の礎を築いた岩崎弥太郎を演じさせていただいたことを心から誇りに思います。これまでにも数々の名優の皆さんが演られてきましたが、自分なりの弥太郎像を模索し撮影に挑みました。かつら作りから、着物の着付け、土佐弁や武士としての所作など緊張の毎日でしたが、春馬、翔平、森永くんをはじめキャスト全員で作品を生き抜いた時間は、かけがえのない瞬間でした。この映画は現代の日本に生きる我々一人一人に、何を成すべきかを問いかけ続けています。日本のみならず、世界中が大きな変化を求められている今だからこそ観ていただきたい作品です。是非劇場にお越し下さい。森永悠希撮影当時23歳で、伊藤博文という大きな名前の人物を演じることに、ワクワクとそれ以上の責任感を感じていました。一つの作品の中で歳を重ねる役は毎度思うのですが、特に伊藤はやがて総理大臣になる人ですので、『利助』であったときからの変化をつけるのが、難しくもあり、面白くもありました。激動の時代、より良い世へと前へ前へと進もうとした人たちの姿が、皆様にとって、前を向くための原動力のようなものになればと願っております。森川葵撮影が終わってから、いつ皆さんにお知らせできるようになるかとずっと待ち続けていました。一緒に撮影した時間が蘇ります。はるの言葉が五代様の胸に残り続け新しい時代を切り開いていくきっかけになるんだ、と監督からの言葉に責任重大だな…と感じながらも、そのプレッシャーにわくわくしました。登場人物それぞれの勇姿を皆さんに見届けていただけますように。蓮佛美沙子この世を変えたい、誰もが夢を見られる国にしたい、その為に、自分にしか出来ないことがある。そんな強い想いを胸に、一心不乱に生き抜いた1人の人間の物語です。私はそんな彼の強さや真っ直ぐすぎるほどの瞳を、妻豊子として、受け止め、心を交わしました。作品の中にいる春馬くんは五代友厚そのもので、何より瞳を覗き込めば、そこに五代の全てが在りました。彼が五代として生きたその時間を、作品を、愛してもらえたらと心から願っています。田中光敏監督「オリジナル作品で五代友厚の作品を作る。」その時、イメージで浮かんできた俳優は三浦春馬くんでした。 透明感があり強い信念を持ち、そして美しく…。春馬くんに声をかけてから 2年の歳月が流れ、集まってきてくれた役者達は、みんな春馬くんの仲間のような俳優たちでした。三浦翔平、西川貴教、森永悠希、 森川葵、蓮佛美沙子と、春馬くんと交流のある友人達が、偶然にもこの作品に関わってくれました。京都撮影所でのリハーサル後、三浦翔平くんとはオフでも落ち合って、映画のために本読みをしてくれたと春馬くんから聞きました。主演三浦春馬を中心に役者達が、登場人物に生き生きと命を吹き込んでくれたのです。三浦春馬くん、参加してくれてありがとう。そして主演を支えるそれぞれの役者達の素晴らしい生き生きとした芝居を是非ともスクリーンでご覧いただきたいと思っています。最後に…ただただ残念なのは三浦春馬くんに出来上がった作品を見てもらえなかったことです。『天外者』は12月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:天外者 2020年12月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2020 「五代友厚」製作委員会
2020年09月24日8月28日発売の『FRIDAY』が歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ(27)と俳優・葉山奨之(24)の交際を報じた。8月下旬の午後八時過ぎ、都内の高級マンションから出てきた二人は、きゃりーの愛犬とともに散歩、マンションに帰っていったという。二人の仲睦まじい姿は、ここ数カ月何度も目撃されていると報じられている。葉山は、’17年より『テラスハウス』のスタジオメンバーを務めていた。フジテレビMuscutのインタビューで見せたのは“年上好き”の一面。『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』の初期メンバーについて、《僕、香織さんが一番好きです!かわいくて、きれいで、おしゃれで。性格もすごく優しくないですか?》と、当時メンバー内最年長でイラストレーターの渡邉香織に魅力を感じていたようだ。また、3月13日放送のラジオ・『芝浦音楽倉庫』(文化放送)では、ゲッターズ飯田(45)に《「頭がよく、ちゃんと何かをやっている人」「やや変わった不思議な子」が好きになる女性のタイプ》と指摘され、《結構当たっている》と返していた。クリエイティブな活動を続ける年上女性のきゃりーは、葉山にとって絶好の“タイプ”だったのかもしれない。
2020年08月28日台湾アカデミー賞こと金馬奨最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した、ドキュメンタリー映画『私たちの青春、台湾』が公開されることが決定。併せて、メインビジュアルと直木賞受賞作家・東山彰良の映画応援コメントが解禁となった。2011年、魅力的な2人の大学生と出会った。ひまわり運動のリーダー陳為廷(チェン・ウェイティン)、中国人留学生で台湾の社会運動に参加する蔡博芸(ツァイ・ボーイー)。彼らが最前線に突き進むのを見ながら「社会運動が世界を変えるかもしれない」という期待が、私の胸いっぱいに広がっていた。しかし彼らの運命はひまわり運動後、失速していく。それは監督の私が求めていた未来ではなかったが、その失意は私自身が自己と向き合うきっかけとなっていく――。本作は、社会運動に身を投じる若者の姿を追ったドキュメンタリー。金馬奨最優秀ドキュメンタリー賞を受賞し、授賞式で傅楡(フー・ユー)監督が涙を流しながら、「いつか台湾が“真の独立した存在”として認められることが、台湾人として最大の願いだ」とスピーチをしたことは大きなニュースとなった。ひまわり運動は、23日間に及ぶ立法院占拠、統率の取れた組織力、全世界に向けたメディア戦略で、まれにみる“成功”をおさめたといわれている。しかし立法院内では、一部の指導者たちによる決議に対する不満など、理想の“民主主義”の困難さに直面し、多くの課題を残していた。雨傘運動前の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)、周庭(アグネス・チョウ)との交流など、カメラは台湾、香港、中国の直面する問題、海を越えた相互理解の困難さ、民主主義の持つ一種の残酷さを映し出していく。台湾出身の直木賞受賞作家・東山彰良は映画応援コメントとして、「突き進む者と、それを記録する者。その裏側にある個人的な憂鬱と後悔。それでもなにかを正したいと願う若者たちの想いは、こんなにも純真でまぶしい」と語っている。今回解禁されたメインビジュアルには、「きみの笑顔の先に、未来をみた」というコピーが2人の若者の後ろ姿の間に配置され、「黄」をベースに切り取られた台湾の街並みが印象的な1枚に仕上がっている。また映画公開にあわせ、傅楡監督の人生と台湾の民主化の歩みを書いた、「わたしの青春、台湾」(五月書房新社)邦訳版が、10月23日(金)に発売されることが決定している。『私たちの青春、台湾』は10月31日(土)よりポレポレ東中野ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月26日お盆にお供えする『精霊馬』や『精霊牛』。一般的には、茄子やきゅうりに割りばしなどを挿して馬や牛に見立てます。地域によってさまざまな考え方がありますが、先祖の乗り物として作る人が多く、近年ではこだわりのある精霊馬を作る人が増えているようです。Twitterでは『#精霊馬2020』『#精霊馬コレクション』などのハッシュタグができるほど、個性的な精霊馬が誕生していました。今年も登場!個性的な精霊馬に大反響『劇団すごろく』(@sugorokudaisu)の劇団員である早川剛史さんは、人一倍個性の強い精霊馬を作成し、Twitterに投稿。すると、「最高に笑った」「ご先祖さまも笑ってるに違いない」といったコメントが寄せられ、大反響となりました。その写真がこちらです!GO!senzoたちがヘリで帰ってくるナマ足 割り箸 マーメイド☀️はやかわ #精霊馬 #精霊牛 #お盆 #精霊馬2020 #精霊馬コレクション #T_M_Revolution #HOTLIMIT #西川貴教 pic.twitter.com/mrgrElUhNm — 劇団すごろく (@sugorokudaisu) August 14, 2020 T.M.Revolution風の精霊馬!扇風機からは、今にも強風が吹いてきそうな雰囲気です!ご先祖様は、後ろにあるヘリコプターで帰ってくるのでしょうか。衣装まで、細かく再現された精霊馬。歌詞も「GO!senzoたちがヘリで帰ってくる。ナマ足、割り箸、マーメイド」と本家の曲を上手く替え歌したものになっています。投稿には、たくさんのコメントが寄せられていました。・この発想はなかった!これならきっと野菜的にもオールOKですね!・ヘリコプターと、床のステージにまでこだわるとは…。芸が細かいですね。・セクシーな精霊馬だな!超高速移動ができそう。・これはもう優勝でしょ。最高に笑った。この個性的な精霊馬ならば、ご先祖様も迷うことが絶対にありませんね![文・構成/grape編集部]
2020年08月15日