先日ドイツで行われたゲリー・ウェバー・オープンにてベスト4に進出するなど、いまや世界を舞台に戦う錦織圭選手が、世界中から愛されるディズニーの人気キャラクター、ミッキーマウスとのコラボを実現。ユニクロにて特別デザインのTシャツ“Mickey Plays”を販売するほか、錦織選手をはじめ、国枝慎吾選手、ノバク・ジョコビッチ選手、アダム・スコット選手らが登場するスペシャルムービーが公開された。プロアスリートになる夢を持っているミッキーが、まずは手始めにプロアスリートをお手本にしてゴルフとテニスに挑戦してみた…というコンセプトでデザインされた、ユニクロの特別Tシャツコレクション“Mickey Plays”。描かれるのは、ユニクロのブランドアンバサダーである錦織選手、同じくテニスプレイヤーのジョコビッチ選手と国枝選手、そしてプロゴルファーのスコット選手ら4名が、プレイ中に魅せる象徴的なポーズをミッキーが真似した姿だ。手足を左右に大きく広げてボールをキャッチしたり、力強くラケットを振り切っている臨場感たっぷりの動きや、ジャンプをして空中でボールを打つ高度な技術を披露する姿などは、普段あまり見る事の出来ないミッキーのアスリート姿として、ファンから熱い注目を集めそうだ。こちらのTシャツ発売に併せて公開された1分間のスペシャルムービーでは、実際に“Mickey Plays”のTシャツを着用した4選手の姿が映しだされ、プリントされているミッキーマウスがまるで生きているかのように、Tシャツの中に手を入れて、笑顔で動きをつけるユーモアたっぷりの映像に仕上がっている。6月29日(月)からはテニスのウィンブルドン選手権も開幕予定となっており、錦織選手、ジョコビッチ選手らの勇姿にも期待が高まる。この“Mickey Plays”Tシャツで彼らを応援してみては。Tシャツ“Mickey Plays”は6月22日(月)よりグローバル発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月23日エアウィーヴはこのほど、錦織圭選手が出演する新TV‐CM「錦織圭選手 IMGアカデミー」篇(15秒・30秒)のオンエアを開始した。IMGアカデミーとは、米フロリダ州にあるトップアスリートを養成する世界最大級のアカデミー。錦織選手も、13歳の時に同アカデミーに入校した。科学的プログラムで選手育成に取り組んでおり、これまでに錦織選手のほか、数々の世界的な選手を輩出している。同社が販売している「エアウィーヴ」は、素材の90%以上が空気という独自の構造を実現したマットレス。2011年2月にアカデミー学生寮の一部で、2013年9月からは学生寮の全室で導入が開始され、睡眠がパフォーマンスに及ぼす影響など、スポーツ科学の視点から睡眠研究を行っている。今回のCMでは、同アカデミーにおけるスタンフォード大学医学部 睡眠・生体リズム研究所が実施する、エアウィーヴを使用した睡眠研究の様子を錦織選手が紹介している。同アカデミーでのCM撮影は、日本企業では初めてのことであるという。CMは「ここは僕、錦織圭が育ったIMGアカデミー」と語る錦織選手の映像から始まる。実際に学生寮のベッドに設置されているエアウィーヴや、アカデミーで学ぶアスリートたちの映像が流れ、「エアウィーヴはスタンフォード大学と目覚めた直後の運動能力を研究しています」と研究の紹介をしている。CMには、白いハチマキを締め、同アカデミーのコートの上でラリーをする錦織選手の映像も盛り込んだ。撮影はマイアミオープンの直後の日程となったが、錦織選手は疲れを見せず終始笑顔であったという。ウオーミングアップのラリーの球筋や音は鋭く、CMでは一流の妙技を間近で体感できるような仕上がりとなっている。
2015年06月15日DFSグループはこのほど、公式ウェブサイト「DFS.com」にて、プロテニスプレーヤー・錦織圭選手の独占インタビュー「Tジャーナル」を公開した。DFS グループは、1960年に香港で創業したトラベルリテーラー。旅行者に世界中から選び抜いた700以上の一流ブランドを提供している。ネットワークは現在、3大陸・420カ所にわたり、18の主要国際空港、14の路面店であるギャラリア、および各提携先やリゾート地域にて店舗を展開している。同グループの公式ウェブサイトでは、旅をテーマに世界で活躍する著名人にインタビューする「Tジャーナル」を公開している。過去には歌手のBENIさん、中国人アーティストのイー・ゾーさん、音楽プロデューサーのキャロリーヌ・ドゥ・メグレさんがなどが登場し、旅に対する思いや発見などを語った。今回、同コンテンツに錦織選手が登場。「最近訪れた場所」「旅の必須アイテム」「ツアー中の旅の秘訣」などを語っている。旅行中のファッションやフライト中の過ごし方、初めての都市や国を訪れたときの行動など、プロテニスプレーヤーとして活躍する姿とは違う一面を知ることができる。
2015年06月05日世界ランキング5位のテニス・錦織選手が日本時間5月31日、フランスのパリで開催されている全仏オープンの男子シングルス4回戦に出場。世界ランキング74位のテイムラズ・ガバシュビリ選手(ロシア)にセットカウント3-0(6-3、6-4、6-2)で勝利し、同大会で日本男子として82年ぶりとなるベスト8進出を決めた。雨の影響で、スザンヌ・ランランのコートに現れるのが2時間以上遅れても、日本テニス界のエースは集中力を切らしていなかった。第1セットの第1ゲーム、フォアのウィナーでこの試合最初のポイントを奪うなど、格下のガバシュビリ選手相手に序盤からエンジン全開。第2ゲームで早くもブレークに成功すると、自身のサービスゲームでは早いゲーム展開から次々にポイントを重ねていく。この日は1、2回戦でやや苦戦したファーストサーブも好調。5-3で迎えた第9ゲーム、サービスエースでセットポイントを奪った。迎えた第2セット。ガバシュビリ選手のファーストサーブが入り始めた一方で、雨脚が強くなってきた影響からか錦織選手のエラーも目立ち始めた。それでも、要所では厳しいコースにウィナーを決めていく錦織選手。真骨頂を見せたのは第3ゲームだ。ガバシュビリ選手が強烈なサーブやカウンターなどでポイントを奪えば、錦織選手も粘り強いストロークでポイントを重ねていく。一進一退のデュースが続き、5分以上の長いゲームとなるが、最後は根負けするような形でガバシュビリ選手がダブルフォルトを2つ重ね、錦織選手がブレークした。第5ゲームでもブレークに成功した錦織選手は、この試合初めてブレークを許す場面もあったが、第2セットを6-4でしっかりとものにする。第3セットも第1ゲームからいきなりブレークして主導権を握る。錦織選手は依然としてファーストサーブが好調で、簡単に自身のサービスをキープ。一方のガバシュビリ選手は、時折ライン上などの厳しいコースに強烈なフォアを決めるものの、ポイントが続かない。最後は第1、第2セットの勢いそのままに錦織選手が6-2で押し切り、ストレートで勝利した。錦織選手は自身初の、そして日本男子では1933年の佐藤次郎選手以来、82年ぶりとなる全仏オープンのベスト8進出を決めた。錦織選手は、準々決勝でトマーシュ・ベルディヒ選手(チェコ共和国)対ジョー・ウィルフリード・ツォンガ選手(フランス)戦の勝者と対戦する。
2015年06月01日世界ランキング5位のテニス・錦織選手が日本時間5月27日、フランスのパリで開催されている全仏オープンの男子シングルス2回戦に出場。世界ランキング40位のトマス・ベルッチ選手(ブラジル)にセットカウント3-0(7-5、6-4、6-4)で勝利し、3回戦進出を決めた。初のグランドスラム制覇をかけて、クレー最高峰の舞台で2回戦に挑んだ錦織選手。慣れないサウスポーのベルッチ選手に、序盤は苦戦した。第1セットからの序盤から左右に厳しいショットを連発し、ベルッチ選手は錦織選手を走らせる。一方で、長いラリーになっても随所にドロップショットやロブを決めて、ゲームを渡さない錦織選手。サービスのキープ合戦が続いた第6ゲーム、錦織選手はダブルフォルトなどでブレークチャンスを許すも、結局キープに成功した。序盤はファーストサーブが決まらず、相手のミスに助けられながらもサービスをキープしていった。互いに我慢の展開が続き、5-5で迎えた第11ゲーム、ついに試合が動いた。錦織選手がこの試合初めてとなるブレークに成功すると、続く第12ゲームはサービスエースを含む圧倒的な試合運びで物にし、第1セットを7-5で奪った。第2セットは相手のダブルフォルトに助けられ、第1ゲーム目からブレークに成功。第3ゲームでは、ドロップで前に詰めてきたベルッチ選手に対し、絶妙なロブショットを決めてポイントを奪う場面も。立体的な攻めで、徐々に相手を圧倒し始める。ベルッチ選手は積極的なサーブを打ち込んでいく分、ダブルフォルトも目立つようになり、このゲームもブレークして3-0とする。その後、錦織選手はこの試合初めてのブレークを許すが、要所で強烈なショットを見せてポイントを重ねていき、最後はフォアのウィナーを決めて6-4と2セット連取した。第3セットも先にブレークを奪う展開。この頃になると、ベルッチ選手の重い打球にも慣れ始めてきたのか、錦織選手がウィナーを決める場面が増え始め、それに比例するかのようにベルッチ選手のミスも目立つようになってきた。第7ゲームもダウン・ザ・ラインのウィナーでブレークに成功。最後はサービスエースを決めてこのセットも6-4で奪い、ストレートで3回戦進出を決めた。次戦は、世界ランキング48位のベンヤミン・ベッカー選手(ドイツ)と5月29日か30日に対戦する予定。
2015年05月27日カモミールにこだわったスキンケアブランド「華密恋」が手がける長野県にある宿、「八寿恵荘」が5月にリニューアルオープン。「八寿恵荘」は、日本で初めて“BIO HOTEL”に認証されたホテルだ。“BIO HOTEL”とは、ドイツ・オーストリアにあるビオホテル協会の「ビオホテル基準」による認定を受けた、滞在するゲストの健康や自然環境に配慮したホテルのこと。食事や飲みものはすべて有機農法、石鹸やタオル、ベッドリネン類などは可能な限りに自然素材を使用。これまで認定を受けたホテルはヨーロッパを中心に約90軒。日本ではビオホテル協会の公認を受けて13年に発足した、BIO HOTELS JAPANがヨーロッパのオーガニック規格をベースに、日本とアジアにおけるBIO HOTELの認証と、格付けを行っている。「八寿恵荘」では、地域に根ざすビジネスを展開するため、建物の外壁や内装、家具などに池田町産のアカマツや長野県産のスギを始めとした地元の自然素材を使用。また、風呂や床暖房などには地元である池田町の不要木材を利用した、二酸化炭素の排出量を増やさない木質チップボイラーが導入された。その他、寝具やタオルなどには、全てオーガニックコットンを採用。食事や飲みものには、自社農園や近隣地域で栽培された有機野菜を用いるなど、すみずみまで自然への配慮と地域との関連性、サステナビリティにこだわっている。また、食堂は年配の人の使用を考え、畳の部屋からテーブル席にリフォーム。共用のミニキッチンも併設され、セルフで料理を楽しめる他、料理教室などのワークショップも開催出来るスペースとなった。他にも、乳がん治療を受けている女性に向けた癒しツアーや、アトピーで悩む子供に向けた宿泊イベントを開催するなど、人にも社会にも環境にも優しい宿となっている。また、リニューアルを記念して、有機JAS認定された自社農園で栽培されたカモミールを使用した入浴剤を数量限定で発売。ボトルには、「八寿恵荘」の周辺を描いたイラストがデザインされた。
2015年05月21日文藝春秋は4月16日、テニス・錦織圭選手の初の著書「頂点への道」を発売した。錦織選手は、2014年の全米オープンで日本人として初めてシングルス決勝の舞台に立った。4月6日に発表となった男子テニス世界ランクでは、自己最高位の4位に再浮上。世界の四強と言われるノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)、ロジャー・フェデラー選手(スイス)、ラファエル・ナダル選手(スペイン)、アンディ・マレー選手(イギリス)と互角の力を身につけ、「世界1位」という頂点が近づきつつある。同書は、2010年~2015年まで、錦織選手自身がブログでつづってきた軌跡を単行本化したもの。わずか5年前、錦織選手はけがに苦しみ、世界ランク898位からの再スタートだった。試合の内幕や負傷の苦悩、戦いへの決意、コーチとの出会いなど、頂点を視野に入れるまでの足跡を、自分自身の言葉でリアルにつづっている。また、「夢は世界チャンピオンになること」と記した、錦織選手の小学校の卒業文集の作文も掲載。口絵・本文中では、2000年頃のジュニア時代から2015年現在までの迫力あるプレー写真を見ることができる。全376ページで価格は税別1,550円。
2015年04月16日株式会社「LIXIL(リクシル)」グループはプロテニスプレイヤー・錦織圭と3年のグローバル・パートナーシップ契約を結んだことを発表。4月10日(金)に都内で会見が行われ、錦織選手は拠点の米国フロリダのIMGアカデミーから中継を通じて出席した。錦織選手は昨年の全米オープンで、アジア出身選手で初となる決勝進出(準優勝)を果たすという快挙を成し遂げ、現在世界ランキングは4位。「日清食品」に所属し、すでに「ユニクロ」「ウィルソン」、「タグ・ホイヤー」など数社とスポンサー契約を結んでいるが今回、同じくグローバルな舞台でNo.1を目指すという「LIXIL」と3年のグローバル・パートナーシップ契約を締結。4月20日に開幕する「バルセロナ・オープン」よりユニフォームの左肩に「LIXIL」のロゴを付けて戦うことになる。生中継でスクリーンに登場した錦織選手は「おはようございます。フロリダは夜9時過ぎです(笑)」と挨拶。今回の契約について「光栄です。世界No.1を目指されているLIXILさんにスポンサーになっていただき、世界の頂点を目指している私としても身が引き締まる思いです。共に世界の頂点を獲得できればと強く思っています」と力強く語った。開幕が迫る「バルセロナ・オープン」は昨年、錦織選手が優勝しており「相性のいい大会で、LIXILさんとここからスタートできるので、勢いがつくと思います」と気合い十分の表情。「LIXIL」といえば、住まいに関する製品が知られるが、錦織選手も気になる製品として「お風呂」と「トイレ」を挙げる。「日本人ですので風呂に入るとリラックスできます」と語るが、以前のブログでは、お風呂でゲームをするも、そのまま眠ってゲーム機を湯船に落としてしまったことを告白している。「全米オープン前で練習で疲れててウトウトして落としてしまいました(苦笑)。それくらい、リラックスできる、僕にとってお風呂は一番リラックスできる時間です」と明かす。また、日本の清潔で快適、高機能なトイレに関しては、錦織選手曰く「海外でもウワサで、日本の便器を取り寄せるプレイヤーもいる」とのこと。会見に出席した「LIXIL」グループ取締役 代表執行役社長兼CEOの藤森義明氏は「仰っていただければ、世界中のどこにでも(同社のトイレを)据え付けに行きます!」とトイレも含めた完全サポートを約束!この日は、契約締結の記念に錦織選手に「黄金のトイレ」のミニチュアを贈呈したが「世界に1台ですので、錦織選手が世界一になったら、本物を届けに行きます」と語り、錦織選手も「すごい!初めて見ました。縁起が良さそうですね」と笑顔を見せていた。日本は寒さが完全には終わらないとはいえ、桜に花粉症とすっかり春だが、錦織選手はフロリダを拠点に活動しており、この時期は試合に臨むため「人生で花見をしたことがないんです」と少し残念そう。花見ができるお風呂があったら?という問いかけに「最高ですね。お風呂で花が見られたら言うことないですね」とうなずいていた。これからシーズンもさらに佳境へ。バルセロナ・オープンに、マドリッド・オープン、そして5月から6月にかけて4大大会の全仏オープンとクレーコートの大会が続く。さらには全英、そして全米と続き、初の4大大会制覇に期待がかかる。錦織選手は「去年のUSオープンは自分が一番飛躍できた大会で、ジョコビッチをはじめ強い選手に勝ち、決勝まで行けて自信もつきました。あれをきっかけに今年もいいテニスができてます。厳しい戦いであることは変わりませんが、今年も行けるところまで行けたらと思っています」とさらなる飛躍に向けた意気込みを口にした。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日ポニーキャニオンは5月20日、DVD「全米オープンテニス2014」を発売する。同商品は、錦織圭選手がアジア人男子選手初のグランドスラム(テニス4大大会)決勝進出を果たした全米オープン2014をDVD化したもの。大会ダイジェストに加え、準決勝・決勝の試合映像をDVD3枚に収めた。錦織選手が出場予定の全仏オープン(5月24日~)の開催に先駆けて発売する。DISC1では、大会ダイジェスト編(30分)のほか、準決勝(マリン・チリッチvsロジャー・フェデラー/86分)を収めた。DISC2は146分にわたり、錦織圭選手が世界ランク1位のノバク・ジョコビッチを破った準決勝の様子を観戦できる。DISC3では、アジア人男子初のファイナリストとしてチリッチと戦った決勝(103分)を収録した。価格は4,800円(税別)。(C) UNITED STATES TENNIS ASSOCIATION INCORPORATED(C)2015WOWOW INC.
2015年04月06日人気テノール、錦織健のプロデュースで2月22日(日)より上演されるモーツァルトのオペラ「後宮からの逃走」。先日行われた通し稽古は、このオペラの普遍性と個性が生き生きと伝わってくる画期的なものだった。錦織健プロデュース・オペラ vol.6 モーツァルト「後宮からの逃走」の公演情報モーツァルト・オペラは、声楽的には大変几帳面できっちりしており、オーケストレーションも端正(モーツァルトによる直筆譜も大変綺麗)。その一方で、オペラそのものはとても奇抜でセンセーショナル、という性格を持っている。特に「後宮…」は形式的には厳密でありつつ、ストーリーと登場人物のキャラクターはとてもユニークなのだ。錦織自身がこのオペラに愛着をもっているのは、「古典的な世界を愛し、なおかつ精神は新しくありたい」というスピリットが、このオペラには渦を巻いているからではないだろうか。トルコ太守の後宮(ハーレム)に捕らわれた恋人を取り戻そうとするスペインの貴族ベルモンテを演じる錦織健と、太守の家臣オスミンを演じる志村文彦の掛け合いは、冒頭からモーツァルトの魅力全開で、音楽はロココな優美さと端正さを湛えながら、設定はシリアスなのに、お腹がよじれるほどおかしい。吉本新喜劇に実際に足を運んでコメディの研究しているという錦織とベテラン志村の呼吸感には、オペラ歌手としての極意を感じる。「芸術的に価値のある古典を、生き生きと鮮烈に新しく演じる」という使命感。型崩れさせることなく、面白くする、これはいつ何時でも美しく保たれる錦織健の歌唱法にも通じている。恋人コンスタンツェを演じる佐藤美枝子は正統派中の正統派ソプラノ。超難役として有名なドニゼッティのオペラ「ランメルモールのルチア」のルチア役を完璧に歌える佐藤美枝子だからこそ、今回のコンスタンツェ役での超絶技巧も光っていた。コケティッシュなブロンデ役の市原愛、愉快な召使ペドリロ役の高柳圭も大活躍し、台詞のみで歌わないトルコ太守の役にバス・バリトンの池田直樹が配役されるという豪華さも見逃せない。そして、太守の寛大さによって平和がもたらされるというエンディングには、戦いなき公平な世界を目指す芸術家の理想が託されている。困難な社会情勢の中、「タイムリーに」イスラム教の寛容さが描かれているのは偶然なのだが、この作品の上演が今行われることは、とても大きな意味をもつはずだ。◆錦織健プロデュース・オペラ vol.6 モーツァルト「後宮からの逃走」2月22日(日) サンシティ越谷市民ホール2月25日(水) 静岡市民文化会館3月1日(日) 栃木県総合文化センター メインホール3月7日(土) 神奈川県民ホール3月13日(金) 東京文化会館3月15日(日) 東京文化会館3月22日(日) フェスティバルホール3月24日(火) アクロスフ福岡 福岡シンフォニーホール
2015年02月20日4月3日(金)より京都・南座で上演される舞台『広島に原爆を落とす日』の制作発表が2月19日、都内で行なわれ、演出・脚色を務める少年隊の錦織一清、主演のA.B.C-Z、戸塚祥太らが出席した。同作は劇作家、つかこうへいが作・演出を手がけ、1979年に初演。以降、様々なカンパニーにより再演されている。第二次世界大戦を背景に、白系ロシアの血を引く日本海軍少佐のディープ山崎を主人公に、究極の愛を描いた作品。演出・錦織、主演・戸塚のコンビは、2013年の『熱海殺人事件』、2014年『出発』に続き、今回で3作目。錦織は「年に1度つかさんの作品をやらさせていただくというのは、ご褒美だと思っています。つかさんのお芝居は出演者の生身の力で作っていく力強い作品だと感じているので、諸先輩方、そして後輩のとっつー(戸塚)の力を借りて良い作品にしたい」とコメント。同作への印象については「つかさん版『ロミオとジュリエット』なんじゃないかと思っています。タイトルは『広島に原爆を落とす日』というタイトルで、第2次世界大戦を背景に、ということではありますが、必ずしも“戦争”ということだけではなく、そこを生きていく人間を描いていければと思います。そのうえで、今年で戦後70年という節目にこの作品を見ていただいて、当時の事を考え直すきっかけになれば」と語った。主演を務める戸塚については「昨年の『出発』では等身大で合っているお芝居だったと思っているんですが、この作品では今までにない狂気のとっつーが見たいですね。とっつーってこんな人だったのか、ってファンの方がちょっと引いてしまうくらいの演技が見たい」とリクエスト。ディープ山崎を演じる戸塚は「台本のセリフ量の多さに尻込みして弱気になっているんですが・・・(笑)、絶対にいけます!やります!」と自分に言い聞かせるようにコメント。同役は1997年に事務所の先輩でSMAPの稲垣吾郎も演じた役だが、「稲垣さんも自分自身のディープ山崎を見つけて演じていた筈なので、僕も全身全霊をかけて自分なりのディープ山崎を見つけるために、もっと台本を読み込みたい。つかさんの言葉を皆さんに伝えて行ければ」と意気込んだ。また錦織の演出については「稽古場では出演者の誰よりもエネルギッシュで、その場でアイデアがポンポンと出てきて凄い」と語った。舞台『広島に原爆を落とす日』は4月3日(金)から6日(月)に京都・南座、4月7日(火)に広島・アステールプラザ 中ホール、4月8日(水)に兵庫・神戸文化ホール 中ホール、4月11日(土)に静岡・静岡市清水文化会館(マリナート)大ホール、4月12日(日)に愛知・刈谷市総合文化センター、4月14日(火)から23日(木)に東京・サンシャイン劇場で上演。なお、京都公演は一般発売に先がけて、電話抽選先行を実施中。受付は2月23日(月)午後6時まで。電話番号は0570-02-9580。
2015年02月20日錦織圭選手が2月15日、メンフィスオープンの男子シングルス決勝で南アフリカのケビン・アンダーソンを下し、自身初、ツアー初の同一大会での3連覇を果たした。勝利の証であるギター型トロフィーを手に、喜びをあらわにする錦織選手の姿は非常に印象的だった。アジアのトップ選手として活躍する錦織選手、中国人たちはどのようにこの試合を見ていたのだろうか。○決勝前日「頑張って」「信じてる」2月14日、決戦前日の中国の錦織選手ファンは「これまでの3試合が逆転勝ち、しかも相手は決勝戦のケビン・アンダーソンよりも世界ランキングが低い選手ばかりだったのに……」と非常に悲観的だった。決勝は北京時間の朝5時、「頑張って」「信じてる」と書き込みつつ、ファンたちは眠れぬ夜を過ごしたに違いない。中国版ツイッター「ウェイボー」を眺めてみるに、錦織選手のファンはフィギュアスケートの羽生結弦選手に比べるとそれほど多くないようには見える。しかし、しきりに心配するその書き込みからは、けなげな気持ちが伝わってくる。○「打ち方は非常に破壊力がある」しかし、蓋を開けてみれば見事なストレート勝ち。心配していたファンたちからは「本当にうれしい! 」という喜びとともに、「手に汗握った」とドキドキが伝わる発言が見られた。また、ファンとは言わないまでも同じアジアからのトップ選手として気にしていた人々からは、「すごい! 」「敬服せざるを得ない」「身体的な素質としては限界があるとしても、錦織圭の打ち方は非常に破壊力がある」「彼はアジア人にぴったりの打法を見つけ出したんだ」と賞賛の声が上がっている。実はウェイボーには錦織選手の公式アカウントが設けられている。残念ながら更新は2013年で止まっているが、ファンのためにもぜひ再開してほしいものだ。
2015年02月17日人気テノール歌手・錦織健がプロデュースし、自らも出演する「錦織健プロデュース・オペラ」の第6弾として、モーツァルト《後宮からの逃走》が、2~3月に全国7都市で上演される(全8公演)。「錦織健プロデュース・オペラ」は、ビギナーも気楽に楽しめるエンタテインメントとしてのオペラ上演を理想に掲げて2002年にスタートした、彼曰く「旅まわりの一座」。抵抗なくオペラに入るためには笑いが一番と、毎回喜劇を題材にした作品を採り上げている。何事も同じだと思うけれど、初体験にはなるべく上質なものを勧めたい。「オペラは初めて」という観客も重視しているからこそ上演クオリティにはこだわっている。日本のトップクラスの歌手たちに「座長」の錦織自身が声をかけて集めるキャストはいつも豪華な顔ぶれ。加えて、稽古の質の高さと内容の濃さは、オペラ歌手たちの間でも評判になっているほどだという。若い頃からテレビのバラエティ番組でロックやポップスを熱唱したりと、オペラを囲む垣根を取り払って広い層のファンを獲得してきた錦織ならではの経験と熱意と本気が結実したプロジェクトと言ってよいだろう。《後宮からの逃走》は「ジングシュピール」と呼ばれ、歌と歌をつなぐたくさんのセリフによって物語が進行してゆくタイプの作品。今回は歌の部分は原語のドイツ語だが(日本語字幕つき)、セリフは日本語で上演するからわかりやすい。わりに単純な物語なので、特別な予習なしでも理解できるはずだ。筋さえわかってしまえばあとは歌芝居。モーツァルトの軽快で美しい音楽と声の魅力を、耳が感じるままに楽しもう。実は歌い手にとってはかなり技巧的で難しい曲も多いのだけれど、観る側としてはそれも大きな楽しみのひとつだ。オペラの筋は、公演タイトルに添えられた錦織発案の「ハーレムから助け出せ!」というキャッチコピーのとおり、スペイン貴族の青年ベルモンテが、誘拐された恋人コンスタンツェを奪還すべく、トルコの後宮(ハーレム)に単身乗り込むという、恋と冒険の物語。最後には大どんでん返しのハッピーエンドが待っている!文:宮本明
2015年02月05日テニスの全豪オープンに出場していた世界ランキング5位の錦織圭選手は日本時間1月28日、準々決勝でスタン・ワウリンカ選手(スイス)に敗れた。その敗戦を受け、かつての"師匠"である松岡修造さんが同日、自身のコラムを更新。錦織選手へのあふれる気持ちと共に、敗因について解説している。同日の13時5分に自身のコラムである「修造コラム」にて、「【全豪オープン10日目】錦織圭選手 準々決勝更新」とのタイトルで記事をアップした松岡さん。大会前から錦織選手に優勝の期待がかかっていることにかけて、「優れた選手が勝つ! 」と熱い口調で試合前につづっていた。しかし、錦織選手はワウリンカ選手の高速サーブと強打の前にストレート負け。松岡さんは「……2時間4分後…… 今日、優れていたのはワウリンカだった」との書き出しで、同一のコラム記事を更新。「錦織圭選手の2015年の全豪オープンが終わりました。皆さん、ちょっと待っていただけますか…敗戦の悔しさが…」とつづった後、数行の余白を置いて「お待ちいただいてありがとうございます。申し訳ありません」と"謝罪"し、ファンを思いやった。そこからは、当日の錦織選手は動きが硬くてプレーの読みが冴えていなかったことや、ポイントを取っていれば展開を変えられたであろうターニングポイントを指摘。わかりやすい解説が続くかと思った矢先、「心が乱れている自分。落ち着く時間が必要だ」と、敗戦のショックや悔しさがかなりあることを正直に告白している。あらためて仕切りなおすと、ワウリンカ選手のファーストサーブのクオリティーの高さやストロークの重さ、深さを称賛。錦織選手のことも「全豪オープン、グランドスラムで日本人がベスト8進出。とんでもなくすごいこと。相手が今日は強かった。よく頑張りました」と褒めたたえるかと思いきや、「でも嘘はつけません。圭ならできる、圭なら勝てた」とピシャリ。かつての教え子の能力の高さがわかっているがゆえに、あえて厳しい言葉を並べている。「テニスは上手くならなくていい、もう十分上手いのだから。しかし、タフにならなければいけない! 」。グランドスラムで勝つためには、大会の終盤から出てくる独特の雰囲気の中でも自分のテニスを出し切るためのメンタルや、タフさが必要だと指摘した。そして、「圭ならできるぞ! 」と、力強くかつ熱いメッセージを送っている。その一方で、最後に「ちょっと待った。俺の全豪オープンはまだ終わっていないんだ! 」と、日本テニス協会の理事として最後まで全豪オープンの魅力を伝えきると宣言して、コラムを終えている(コメントはすべて原文)。
2015年01月29日世界ランキング5位のテニス・錦織圭選手が日本時間1月28日、オーストラリアのメルボルンで開催されている全豪オープンの男子シングルス準々決勝に出場。同4位のスタン・ワウリンカ選手(スイス)と対戦したが、セットカウント0-3(3-6、4-6、6-7)でストレート負けを喫した。昨年9月の全米オープン同様、ワウリンカ選手と再び準々決勝で相まみえることとなった錦織選手。全米では4時間超の戦いを制した後、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)に勝利し、日本人初となる男子シングルスの準優勝に輝いた。そんな快進撃の"立役者"となったワウリンカ選手の前に、この日は日本テニス界のエースが崩れ去った。1-2で迎えた第1セットの第4ゲーム、錦織選手はミスからこのゲームでブレークを許す。得意のはずのストローク戦でもポイントを奪えず、ブレークバックができないまま3-6でこのセットを落とした。第2セットも、第5ゲームで先にブレークを許す苦しい立ち上がり。その後はお互いにゲームキープを続け、4-5で迎えた第10ゲームに錦織選手にチャンスが訪れる。ワウリンカ選手のサービスで一時は15-40とリードするも、2度のブレークチャンスを生かせず、結局このゲームを落として2セットダウンとなった。後がない状態で迎えた第3セット。第2ゲームでこの試合初となるブレークに成功するが、すぐさま第3ゲームでブレークバックされる。徐々にサーブの調子が上がってきた錦織選手は、ラブゲームで自身のサービスをキープする場面も度々見られたが、それはワウリンカ選手も同様。お互いに譲らないまま、タイブレークに突入した。4ポイント連続で先取され、万事休すかと思われた錦織選手だったが、そこから驚異の粘りを見せて6-6と追いつく。しかし、最後は勢いに乗るワウリンカ選手に押し切られ、6(6)-7(8)で力尽きた。大会公式ページによると、この日の錦織選手のファーストサーブ成功率は62%で、ファーストサーブ成功時のポイント奪取率は74%。この数字自体は、これまでの4試合とほぼ変わらない(1回戦から62%、74% / 66%、75% / 65%、74% / 55%、72%)。むしろ、直前に戦った世界ランキング10位のダビド・フェレール選手(スペイン)との試合よりも良い数字だった。決定的に違ったのは、レシーブでのポイントだ。1回戦から46%、39%、44%、49%ときていたのに対し、この日は26%にとどまった。この日、最速222キロをマークしたワウリンカ選手のサーブと強打の前に、ストローク戦で主導権を握れなかった。相手に触れさせずに得点を奪う「ウィナー」が46本もあった(錦織選手は23本)ことや、錦織選手の3倍以上の20本のサービスエースを決めたことからも、ワウリンカ選手がいかに好調だったかがわかる。惜しくも、自身初となる全豪4強に残ることはかなわなかった錦織選手。目標と掲げる4大大会での優勝を狙う次なるチャンスは、5月開幕の全仏オープンとなる。
2015年01月28日日本男子テニス界のエース・錦織圭選手の勢いが止まらない。日本時間1月26日にオーストラリアのメルボルンで行われた全豪オープンの男子シングルス4回戦では、世界ランキング10位のダビド・フェレール選手(スペイン)にストレートで勝利。同大会で3年ぶりとなるベスト8入りを決めた。昨年9月の全米オープンでは、日本人の男子シングルスでは初めてとなるグランドスラム準優勝を経験。同じく11月には、世界の一握りのトッププレーヤーのみが出場を許される「ATP ワールドツアー ファイナルズ」に日本人として初めて出場した。世界ランキングも自己最高位を更新し、5位まで登りつめた。テニス界は長く、現在世界ランキング1位に君臨するノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)、ロジャー・フェデラー選手(スイス)、ラファエル・ナダル選手(スペイン)、アンディ・マレー選手(イギリス)による「ビッグ4の時代」が続いた。そんな時代に終わりを告げるかのように、日本から世界に羽ばたいた25歳の若武者がまばゆいばかりにコートで煌(きらめ)きを放つ理由に迫った。○優れたリターン力錦織選手の持ち味といえば、真っ先に挙げられるのが「世界屈指のリターン力」ではないだろうか。世界のトップランカーたちは、当たり前のように200キロを超えてくる高速サーブを放ってくる。だが、錦織選手はそのサーブに屈することなく、必死にボールを拾う。ビッグサーバーの豪速球サーブに差し込まれても、コースをしっかりと狙いにいく。そしてラリーの応酬になれば、正確無比なストロークと相手をあざ笑うかのようなドロップショットなどの多彩な引き出しを武器に、ポイントを奪っていく。一度サーブのコースが甘くなれば、リターンエースを積極的に奪いにいくのも特徴だ。相手が放ったセカンドサーブを、錦織選手が狙いすましたかのようなダウン・ザ・ラインの一撃で沈める――。そんな光景を幾度となく見たテニスファンも多いだろう。○前へ踏み出す勇気錦織選手のリターン力をより高い次元へと引き上げているのが、「前へ踏み出す勇気」だ。錦織選手はチャンスと見るや、ベースラインから積極的に一歩前へと踏み出してリターンをする。前に出てリターンのタイミングを早めた分だけ、相手は予備動作に入るのが遅れたり、強打ができなかったりする。コンマ何秒の世界ではあるが、相手の"スキ"を作ることに成功すると、錦織選手はよりアグレッシブに攻めの姿勢へと転じる。前へ前へと出ることで、相手の思考時間とプレーの選択肢を奪うのだ。その勝負どころを見極めるための眼力や「一歩の勇気」を養うことができたのは、昨季から師事しているマイケル・チャンコーチの影響も大きいだろう。○セカンドサーブからのポイント奪取率の高さ錦織選手のリターン力を計測するにあたり、面白いデータがある。全豪オープンの錦織選手は、「相手セカンドサーブ時のポイント奪取率」が高いのだ。1回戦の相手であるニコラス・アルマグロ選手(スペイン)は、試合を通じてセカンドサーブで39%(46本中18本)しかポイントが奪えなかった。すなわち、セカンドサーブ時には61%の確率で錦織選手にポイントが入っていたという計算になる。この考え方でいくと、錦織選手が相手セカンドサービス時にポイントを奪っていた確率は、3回戦までの試合を通して平均64%になる。同じ条件で比べると、世界ランキング1位のジョコビッチ選手(62%)、同3位のナダル選手(56.7%)と遜色ないどころか上回っているのだ。もちろん、それぞれで対戦相手が異なるため、あくまで一つの参考目安としかならない。それでも、サーバー有利ではないセカンドサービス時に、錦織選手が得意なストローク戦に持ち込むことで、そこからしっかりとポイントを重ねている傾向が見てとれる。○200キロを超えたサーブと新ラケット新たな「相棒」を手にしたことで、サーブにも磨きがかかっている。世界のトップレベルで戦っている錦織選手だが、唯一の"弱点"となっていたのがサーブだった。昨年の「ATP ワールドツアー ファイナルズ」での4試合での平均最速は約194キロ。最速200キロ超えの選手が当たり前のようにいるトップランカーたちの中で、錦織選手のサーブは決して速いとは言えなかった。だが、今年は打球スピードが上がる新ラケットを携えて試合に臨んでいる。その効果は着実に出ており、1回戦と2回戦では最速197キロを計測。3回戦では199キロとあと1キロで大台というところにまで迫り、4回戦のフェレール戦でついに201キロをマーク。本人が願っていた200キロ台のサーブがついに実現した。200キロのスピードに加え、より厳しいコースを狙える正確性も向上させたことで、サーブは格段にレベルアップ。上位選手たちとこれまで以上に対等に戦えるようになった。もちろん、新ラケットはサーブだけではなくラリー時にも効果を発揮。球威のあるサーブだけではなく、より速いゲーム展開で勝負を決めにいくテニスをも可能にしている。○全米オープンでの忘れ物を取り戻す全豪初の4強をかけた相手は、前年の同大会覇者、スタン・ワウリンカ選手(スイス)。順当にいけば、ワウリンカ選手に勝利しても王者・ジョコビッチ選手と準決勝で相まみえることになり、決勝はナダル選手かマレー選手らとぶつかる可能性が高い。厳しい戦いが続くが、その試練を乗り越えたときに初めて、昨年9月にUSTAナショナル・テニス・センターに置いてきた「世界一」という名の忘れ物を取り戻すことができる。その軌跡を楽しむとしよう。
2015年01月27日現在世界ランキング5位のテニス・錦織圭選手が日本時間1月26日、オーストラリアのメルボルンで開催されている全豪オープンの男子シングルス4回戦に出場。世界ランキング10位のダビド・フェレール選手(スペイン)を相手にセットカウント3-0(6-3、6-3、6-3)で勝利し、同大会3年ぶりの8強を決めた。日本テニス界が誇る若武者が、松岡修造さんをして「世界一しつこくて忍耐力があり、諦めない選手」と言わしめるスペインのフェレール選手を圧倒。過去の対戦成績は6勝3敗で、現在4連勝中と相性がいい32歳を相手に序盤からゲームを支配した。第1セットは錦織選手のファーストサーブが冴え、あぶなげなく自身のサービスゲームをキープする展開が続く。そんな中、第3ゲームで早くもブレークを奪うと、第9ゲームでもブレークに成功。2回戦、3回戦では落としてきた第1セットを6-3でものにした。続く第2セットはいきなりブレークを許す立ち上がりだったが、続く第2ゲームですぐさまブレークバックに成功。好調だったファーストサーブにやや苦しむ錦織選手だが、お互いに得意とするストローク戦でフェレール選手より優位に立ち、自身のゲームを渡さない。1-1からは互いにキープ合戦が続き、4-3で錦織選手リードで迎えた第8ゲーム。フェレール選手のサービスを再びブレークしてリードを奪うと、そのまま自身のサービスもキープしてこのセットも6-3で制した。そして迎えた第3セット。第1、第2セットの勢いそのままに錦織選手がフェレール選手を押し切り、ストレートで勝利した。大会公式ページによると、この試合の錦織選手のファーストサーブ成功率は55%と、今大会で初めて6割を下回った(1回戦から62%、66%、65%)。ただ、ファーストサーブ成功時のポイント奪取率は錦織選手が72%なのに対し、フェレール選手は56%どまり。錦織選手の持ち味のひとつである正確無比なストロークで、リターンからでもきっちりとゲームを組み立て、フェレール選手をねじふせたことがうかがえる。なお錦織選手は、自身初となる全豪の4強入りをかけ、準々決勝では前年覇者で、第4シードのスタン・ワウリンカ選手と戦う。
2015年01月26日日清食品はこのほど、世界で活躍するテニス・錦織圭選手が今季使用するNEWモデルラケット100本をプレゼントするキャンペーンを開始した。錦織圭選手が2015年シーズンに使用するラケットは、"WILSON BURN95"。2月下旬発売予定となっているが、現在予約が殺到しているという。現在、同社ではこのラケットを100本プレゼントするキャンペーンを実施中。プレゼントする100本のうち、30本には錦織圭選手の直筆サインが入っている。今回、同キャンペーンのために、「ひよこちゃん」「どん兵衛くん」など、同社の公式キャラクター10体が、100本のラケットの試し打ちを実施した。その様子はキャンペーンページで動画として公開されている。その100本の試し打ち動画を見て、1~100番の中から欲しいラケットの番号を決める。使用しているラケットがサイン入りのものかどうかは、動画をよく見ないと分からない仕掛けになっているという。応募には対象商品のフタ止めシールが12枚必要。ハガキにフタ止めシールを貼り、欲しいラケットの番号を書いて応募すると、抽選で100名にラケットをプレゼントする。対象商品は、カップヌードルレギュラー群、カップヌードルビッグ群、カップヌードルキング群、カップヌードルライト群。キャンペーンは2月28日まで実施している(当日消印有効)。
2015年01月24日テニス・錦織圭選手が日本時間1月22日、オーストラリアのメルボルンで開催されている全豪オープンの男子シングルス2回戦に出場。世界ランキング86位のイバン・ドディグ選手(クロアチア)相手に3-1(4-6、7-5、6-2、7-6)で勝利した。過去の対戦成績では3勝1敗と、比較的相性のよいイバン選手が相手だったが、錦織選手は第1セットの第3ゲームでブレークを許す。ミスショットも目立つ錦織選手は、そのまま第1セットを落としてしまう。だが、世界ランキング5位は1セット目を取られてから徐々に本領を発揮。多彩なショットを持つ錦織選手はストローク戦で優位に立ち、第2セットを7-5で奪ってタイに持ち込む。第3セットは2度のブレークで6-2と圧倒した。第4セットはドディグ選手に先にブレークを許す展開となったが、第10ゲームでブレークバックに成功。最後はタイブレークまでもつれこんだが、驚異の7連続ポイントで粘るドディグ選手を振り切った。大会公式ページによると、錦織選手とドディグ選手のファーストサーブ時のポイント奪取率はほぼ同じだった(錦織選手は75%、ドディグ選手は78%)。勝負の明暗を分けたものの一つとして、セカンドサーブ時のポイント奪取率が挙げられる。錦織選手が57%(42本中24ポイント)だったのに対し、ドディグ選手は33%(43本中14ポイント)のみにとどまった。ドディグ選手のセカンドサーブの平均時速は153キロ。決してサーバー有利とはならないセカンドサーブからのストローク戦でポイントを多く引き寄せたことが、錦織選手の勝利に結びついたかっこうだ。なお、錦織選手は世界ランキング38位のスティーブ・ジョンソン選手(アメリカ)と3回戦を戦う予定。
2015年01月22日テニス・錦織圭選手が日本時間1月20日、オーストラリアのメルボルンで開催されている全豪オープンの男子シングルス1回戦に出場し、世界ランキング69位のニコラス・アルマグロ選手(スペイン)を3-0のストレートで退けた。2013年の全豪ではベスト8の成績を残し、2011年には世界ランキング9位まで登りつめたアルマグロ選手と対戦した錦織選手。第1セットの第1ゲームでいきなりブレークを許すも、世界ランキング5位は焦ることなく、第4ゲームをブレークバック。第10ゲームもブレークして6-4で第1セットを奪うと、第2セットも7-6でものにする。迎えた第3セットは相手を寄せ付けずに6-2で奪い、元トップ10選手を相手に1セットも落とさずに勝利を決めた。大会公式ページによると、錦織選手は自身のファーストサーブ時のポイント奪取率が74%だったのに対し、アルマグロ選手は64%。セカンドサーブ時も錦織選手が53%の確率でポイントを取っていた一方で、アルマグロ選手は39%にとどまっており、自身のサービスゲームをしっかりとキープして錦織選手が相手を圧倒したのがうかがえる。
2015年01月20日ユニクロは2015年1月19日、テニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチ選手、錦織圭選手、プロ車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾選手が着用する全豪オープンテニスのゲームウエアを発売する。素材には、東レとの共同開発によって生まれた高機能素材「ドライEX」を使用している。同素材は特殊なアーチ構造により、ムレやベタつきを防ぎ、心地よい肌触りを保つという。特に体温が上がる背面全体と脇下は、ベンチレーション機能の高いメッシュで、運動時の体温を上げすぎないようにサポートする。錦織選手と国枝選手モデルは、オーストラリアの自然と太陽をイメージした、明るく元気なグリーンが印象的なユニフォーム。国枝・錦織両選手のパワーあふれるプレースタイルも表現しているという。錦織選手は襟付きポロを、国枝選手はVネックTシャツを着用し、2015年1月の全豪オープンに臨む。価格はポロシャツ、Tシャツ、ショートパンツとも3,990円。ノバク・ジョコビッチ選手モデルのデザインテーマは、「INVISIBLE(インビジブル・不可視)」。鮮やかなブルーが特徴的なデザインとなっているが、これは「全豪オープンのテニスコートの青に溶け込むようなユニフォームがあったら面白い」という発想から生まれたという。ポロシャツ・ショートパンツとも価格は3,990円。また、3選手共通着用モデルのキャップ(1,990円)、ソックス・リストバンド(790円)も販売する。国内販売店舗はユニクロ銀座店、ビックロユニクロ新宿東口店、UNIQLO OSAKA店、ユニクロ仙台アエル店、ユニクロキャナルシティ博多店、ユニクロオンラインストア。※価格はすべて税別
2014年12月22日TBSラジオでは、12月14日の19:00より『ラジオワールド 「錦織圭」独占インタビュースペシャル!!』と題した特別番組を放送する。同番組では、今年、全米オープン決勝進出を果たし、世界ランキング5位まで上り詰めた錦織選手と、ジュニア時代より旧知の仲であるというTBSアナウンサー石井大裕が対談した様子を紹介していく。また、錦織選手の強さの秘密、そして日本テニスの未来について、元プロテニスプレイヤーで日本テニス協会・強化本部副本部長の松岡修造氏と石井アナウンサーが"アツく"語る予定となっている。
2014年12月14日スイスの時計ブランド「タグ・ ホイヤー(TAG Heuer)」がテニスプレーヤー錦織圭を招いたチャリティーイベント「KEI for KIDS by TAG Heuer」を11月21日、松屋銀座屋上特設会場にて開催した。本イベントは、タグ・ホイヤーが2012年に錦織圭と締結したアンバサダー契約を15年から新たに3年間の延長を発表すると共に、LVMHグループが支援を行う福島県相馬市の情操教育施設「LVMH 子どもアート・メゾン」の活動の一環として錦織が相馬市の15人の子供達とテニスのワークショップを行うというもの。イベントに登場したタグ・ホイヤー ジャパン ジェネラルマネージャーのリュック・ドゥクロワ氏は契約更新について「錦織氏はタグ・ホイヤーというブランドを具現化してくれる人物で、今後の更なる活躍に期待を込めて契約延長に至った」と話した。また、「3年前に締結した際は98位だったが現在5位まで上り詰めた錦織氏だが、近い将来はアジア人初の1位を獲得してほしい」とエールを送り、“ATP TOUR 2014 FINALIST”と刻印された「アクアレーサー ウォッチ」を記念品として贈呈した。続いて、子供達とのワークショップがスタート。ウォーミングアップの後、プレーデモンストレーションで基本のストロークやサービスに加え、11月15日に行われた「ATPツアーファイナル」でのノバク・ジョコビッチ戦でも見せた錦織圭の代名詞と言えるプレー“エアケイ”も披露した。子供達とのラリーの際も終始笑顔の錦織氏は「これまで子供達に教える経験はなかったのでとても楽しみにしていた。何れ引退しても恩師である松岡修造さんのように、日本のテニス界活気付ける役割を担いたい」と話した。子供達には「私は好きなテニスを仕事に出来、幸せだと思っている。みんなにも好きなこと、没頭出来るものを見つけてほしい。スポーツ界を盛り上げることはこれからの日本においても重要だと思っているので、現在テニスを頑張っている子供達には是非東京オリンピックを目指してほしい」とメッセージを送った。
2014年11月21日●錦織VSアガシ、夢の対決目前! テニス観戦が“もっと楽しくなる豆知識”2014年、スポーツ界の大きなトピックの1つは、やはりテニスの全米オープンで準優勝を果たすという、日本人初の快挙を成し遂げたテニスの錦織圭選手だろう。WOWOWプライムでは、今年で4回目を迎える東日本大震災復興チャリティーイベント『TOUCH! WOWOW2014日清食品ドリームテニスARIAKE』を11月22日(土)に独占生中継する。昨年の大会には、テニス界のレジェンドである、ジョン・マッケンローが錦織と対戦し、大いに会場を湧かせた。今年は、グランドスラム優勝8回、元世界ランキング1位のアンドレ・アガシとの夢の対決が見られる。これまでにないほどに、盛り上がり注目を集めているテニスだが、まだまだルールやマナーについて詳しくない方も多いのではないだろうか? そこで、今回はこれからのテニス観戦がもっと楽しくなる、基礎知識や押さえておくべき見どころを紹介していこう。○基本的なルールを押さえておこうまずは、どのような場合に得点が入るのか、テニスの基本的なルールについて説明していこう。ゲームは一方のプレーヤーがコート外から相手コートにボールを打ち込む「サーブ」で始まり、そのボールを打ち返す「レシーブ」、ボールを打ち返し続ける「ラリー」により成立する。得点が入るのは次のような場合がある。●ツーバウンドした場合自分のコートに打ちこまれたボールは、ノーバウンド、もしくはワンバンド以内で相手コートに打ち返さなければいけない。また、打ち返すボールは、自分のコートにつくことなく、ノーバウンドで相手のコートに落下するように打たなければならない。●相手のボールがネットにかかった場合打ったボールがネットにひっかかったり、ネットは越えたが、得点エリア内にボールがリバウンドしなかった場合は、相手のポイントとなる。●相手のサーブが2回連続で入らない場合サーブは、2回打つことができるが、2回とも失敗した場合は相手のポイントとなってしまう。○テニスの得点は、ラブ、15、30、40、ゲーム得点は、1つのプレーに勝てば、1ポイントが得られる。得点の数え方は、次のようになっている。・0ポイント:「ラブ」(0:LOVE)・1ポイント:「フィフティーン」(15)・2ポイント:「サーティ」(30)・3ポイント:フォーティー(40)・4ポイント:ゲームこの独特の数え方は、時計の文字盤を4分割したものを使用している。しかし、なぜ3ポイント目が、フォーテォーファイブ(45)じゃなく、フォーティー(40)なのか? と疑問に思うが、発音の際に「フォーティーファイブ」は長くて言いにくいためファイブだけ省略したといわれている。それと、なぜ0ポイントは、「ラブ」と言うのか気になる人も多いのではないだろうか。これは、諸説あるが、もっとも有力なのは「0が卵の形に似ているので、フランス語でl’oeuf(レフ)と呼ぶようになり、それを英語のLove(ラブ)と聞き違えて広まった」という説。ちなみに他には、「for Love(愛のために:損得のない、無償で)から来ている」などという、詩的な意味が込められているという説もあるそうだ。●勝敗はどうやって決まる?○勝敗はどうやって決まる?テニスの試合は、小さい単位から「ポイント」「ゲーム」「セット」「マッチ」の順に進んでいく。4ポイント先取すると、1ゲーム獲得。6ゲーム先取すると、1セット獲得となる。試合の勝敗は、ゲームもしくは、セットを取った数によって決まる。一般的なアマチュアの大会では、1セットマッチ、もしくは8ゲームマッチ、プロの女性の試合やダブルスの試合では、3セットマッチ(先に2セット先取した方が勝者)、錦織選手などが出場している男子プロテニスのメジャーな試合では、5セットマッチ(先に3セット先取した方が勝者)で行われている。そして、テニスで盛り上がるのが、お互い3ポイントで同点になった時に適用される「デュース」というルールだ。先に2ポイントを先取した方が勝者となるため、お互い一歩も譲らない接戦の場合はデュースが続き、緊迫感あるドラマチックな試合となることがある。○どのようなところでプレーをするのか?コートの規格は、縦23.77メートル、横8.23メートル(ダブルスの場合は、10.97メートル)と定められている。テニスコートは材質によって異なった特徴をもっているため、観戦するときにコートの特性に注目してみるのも面白い。ちなみに特設サイト「テニス基礎講座[ルール解説]」でもわかりやすくまとめられているのでチェックしてみよう。●「ハードコート」表面がアスファルト、ゴム等の硬いコートのこと。世界で最も普及しているコートで、テニスの4大大会である、全豪オープンと全米オープンで使用されている。●「クレーコート」土のコート。こちらはヨーロッパの大会で普及されている。天候に左右されやすいコートで、風が吹けば砂が飛び、雨が降った後はボールも弾まないためプレーが難しいコートでもあります。●「グラスコート」表面が芝生コート。テニス4大会では、もっとも歴史が古く権威があるウィンブルドン(全英オープン)のコートに使用されていることで有名。いかがだったでしょうか? 基本的なルールやまめ知識を知れば、テニス観戦がさらに楽しくなるはず! 大会情報や錦織圭選手の全米オープン決勝までのハイライト動画などが見られる特設サイト「WOWOW Tennis online」も用意されているので、こちらも忘れずに確認してみよう!
2014年11月20日WOWOWの年に一度の特別プログラム「TOUCH!WOWOW 2014」(11月22日放送)の発表会見が9月30日(火)に開催され、テニスの錦織圭選手がイメージキャラクターに就任するほか、ボクシングのWBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司の3度目の防衛戦の開催も発表された。錦織選手は現在、東京・有明で開催中の「楽天ジャパン・オープン」に出場中のため会見には欠席したが、総合司会を務める川平慈英&菊川怜、三浦選手、先日、宝塚歌劇団を退団したばかりの元雪組のトップスター・壮一帆が会見に出席した。「TOUCH!WOWOW」は今年で6年連続の開催となるが、WOWOWが20年前の開局以来、重点的に放送してきたテニスやボクシング、宝塚歌劇団などのコンテンツを一挙に放送。先日の全米オープンで準優勝した錦織選手は、今回のプログラムで「日清食品ドリームテニスARIAKE」に参戦し、チャリティマッチとして元世界ランク1位のアンドレ・アガシと対戦する。ビデオメッセージを寄せた錦織選手は「アガシ選手は憧れの選手です。対戦するのが楽しみ」と意気込みを語った。また、8月31日に宝塚を退団したばかりの壮さんのスペシャル番組としてオリジナル企画と映像で贈る「宝塚プレミエール 壮一帆 退団スペシャル」を放送するほか、壮さんの副音声解説付きで、2013年の新生雪組公演から、壮さんと愛加あゆとの新トップコンビによる「Shining Rhythm! -新たなる誕生-」を放送する。黒いパンツスーツ姿で登場した壮さんだが、退団以来、公の場に姿を見せるのはこの日が初めて。現在の心境について「トップ時代は高速道路をフルスピードで走っていた感じでしたが、いまはちょっとホッとしています」と語る。今後については、まだ何も決めていないそうで「休みつついろんなことを経験し、次の道をしっかりと見つけていきたいです」と笑顔で語った。そして、三浦選手の3度目の防衛戦は無料放送となる。過去2回の防衛戦も世界ランキング1位との対戦だったが、指名試合となる今回もまた世界ランキング1位のエドガル・プエルタという最強の挑戦者を迎えることになる。チャンピオンベルトを肩に掛けて登場した三浦選手は「もちろん勝ちます!」と力強く宣言。プエルタについて「ガードが高いし、プレッシャーをかけてくるしつこい選手」とその印象を語るが、「下がらず豪快に戦いたい。成長した姿を見せます」と意気込みを語った。「TOUCH!WOWOW 2014」は11月22日(土)の10:00から22:00まで放送。「WOWOWプライム」「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」のうち、「WOWOWプライム」は無料放送となるほか、ニコニコ動画との連動による放送など、WEBとのコラボレーションによる様々な企画も行われる予定。(text:cinemacafe.net)
2014年09月30日ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、9月にジャガーの新アンバサダーに就任したプロテニスプレイヤー、錦織圭選手の直筆サイン入り「Fタイプ V8 S コンバーチブル」を、東京・神奈川エリアのジャガー正規ディーラー5店舗で順次展示する。錦織選手のアンバサダー就任は、既存のブランドイメージや歴史を進化させ、頂点をめざすというジャガーと錦織選手の共通の目的から実現した。錦織選手は、これまでの流れを変え、好転させる「GAME CHANGER」として、ジャガーのアンバサダーを務める。また、今回展示する「Fタイプ V8 S コンバーチブル」と同じモデルのオーナーとなる。展示される「Fタイプ V8 S コンバーチブル」のボンネットには、錦織選手のサインはもちろん、世界ナンバー1をめざすという意気込みを表す「No.1 GAME CHANGER」という文字が記されている。展示される店舗とスケジュールは、10月5日まで「ジャガー青山」、10月6~13日に「ジャガー世田谷」、10月14日~20日に「ジャガー横浜」、10月24~31日に「ジャガー港北」の予定となっている。
2014年09月30日ユニクロはこのほど、世界の頂点を目指し戦い続けるトップテニスプレーヤー、錦織圭選手、国枝慎吾選手のために開発されたテニスウェアの新バージョンを発表した。今回登場するのは、錦織選手が日本代表として着用し、国枝選手も今後着用予定の”JAPAN MODEL”。ゲーム用のポロシャツとTシャツの2アイテムで、31日までの期間限定で各1,000枚ずつ、ユニクロオンラインストア特設サイトと一部店舗にて販売する。同アイテムは、東レと共同開発した高品質の吸汗速乾素材「DRY-EX」を採用。軽く薄い生地は通気性に優れ、真夏でも肌をサラっと保つ。また、デザインは”JAPAN MODEL”の名にふさわしく、日本をイメージした赤をベースに、アクセントとして胸に深い赤色のパイピングが配された。ポロシャツタイプとTシャツタイプの2デザインともに価格は3,990円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日ユニクロはこのほど、世界の頂点を目指し戦い続けるトップテニスプレーヤー、錦織圭選手、国枝慎吾選手のために開発されたテニスウェアの新バージョンを発表した。今回登場するのは、錦織選手が日本代表として着用し、国枝選手も今後着用予定の”JAPAN MODEL”。ゲーム用のポロシャツとTシャツの2アイテムで、31日までの期間限定で各1,000枚ずつ、ユニクロオンラインストア特設サイトと一部店舗にて販売する。同アイテムは、東レと共同開発した高品質の吸汗速乾素材「DRY-EX」を採用。軽く薄い生地は通気性に優れ、真夏でも肌をサラっと保つ。また、デザインは”JAPAN MODEL”の名にふさわしく、日本をイメージした赤をベースに、アクセントとして胸に深い赤色のパイピングが配された。ポロシャツタイプとTシャツタイプの2デザインともに価格は3,990円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日日清食品は8月6日、同社所属のプロテニスプレーヤー・錦織圭選手が監修したオリジナルのカップ麺「カップヌードル ブイヤベース風シーフードヌードル」を数量限定で発売する。錦織選手はもともとカップヌードルの大ファンで、「カップヌードル シーフードヌードル」が一番のお気に入りとのこと。今回は錦織選手本人の希望に沿って、”ブイヤベース風”にアレンジしたカロリー控えめなシーフードヌードルを開発したという。錦織選手は、「『こんな味を食べたかった! 』と思うカップヌードルです。日頃、気をつけて摂っている食物繊維を配合した麺もおいしく、低カロリーなのがさらに気に入っています。ぜひ、皆さんも食べてください」とコメントしている。スープは、シーフードヌードルの風味をいかしつつ、魚貝エキスとトマト、バジルを加えたブイヤベース風。イカ、カニ風味カマボコなどシーフードヌードルでおなじみの具材が入っている。また、麺には食物繊維を配合することで、低カロリーな198kcalを実現したという。価格は170円(税別)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月27日プロテニスプレーヤーの錦織圭選手が5日、東京・銀座のユニクロ銀座店12階フロア「UNIQLO GINZA SPECIAL」で行われた「錦織圭モデル」発売記念のイベントに登場した。イベントでは、全豪オープンのミックスダブルスで使用したモデルを着て登壇。「錦織圭モデル」がずらりと並び、ベスト8入りをはたした全豪オープンでの写真も展示されたフロアを見ながら、「店のいろんな所に僕がいて変な気分ですね。でもうれしいです」と照れ笑い。自身の着用モデルについて、「サーブのときに体がきれいに見えるようなラインと、あと襟もお気に入り。汗が乾きやすく、直射日光もしのげる素材を使っているので、外でプレーすることの多い僕にとって非常に助かります」と錦織選手。5月27日からの全仏オープンでは新デザインのモデルを着用するとのことで、「フレンチカラーが入って、おしゃれに仕上がっています」と明かした。会場にはファン100名以上が集まり、中には朝5時頃から並んだ人もいたという。イベントでは、ファンからの質問を受け付けるコーナーも。「フランス語は話せますか?」との質問に、「まだ『ボンジュール』くらいしか(笑)。いま勉強中です」と答え、会場の笑いを誘った錦織選手。テニス好きの男性から、「ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、アンディ・マレーの『ビック4』との対戦に向けて取り組んでいることは?」と質問されると、「本格的な質問ですね……」と苦笑いしつつ、「自分にとっても『ビック4』は大きな壁だけど、以前よりも手ごたえはつかめています。気持ちの面で強くならないといけないし、ひとつひとつの技術を高めていくことも大きな課題。一生懸命プレーして経験を積めば、いつかチャンスが来ると思います」と答えた。錦織選手は全仏オープンをはじめとするグランドスラムやロンドンオリンピックに向けて、「今年もいいシーズンを過ごせているので、しっかり準備して、いい成績を残したい。自分ががんばることで、子供たちなどたくさんの人に夢を持ってもらえたら」と語った。ユニクロが展開する「錦織圭モデル」は、高機能プロダクトに普遍的なデザインを融合した「ユニクロ イノベーション プロジェクト」より生み出された。錦織選手の生の声を反映し、素材選びからデザイン、縫製まで妥協することなく作り上げられたテニスウェアに。ユニクロ銀座店およびユニクロオンラインストアでの限定発売となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月05日