長久允が監督、脚本を務めた「オレは死んじまったゼ!」の第1話が無料先行配信開始。また、長谷川白紙が手掛ける番組オリジナル・サウンドトラックの発売も決定した。本作は、柳楽優弥演じる場末のクラブのホスト・桜田和彦が不慮の事故で命を落として幽霊となり個性的な幽霊たちと暮らす中で、「ゴミみたい」だと思っていた自身の人生を見つめ直していく姿を描いた“幽霊”ヒューマンドラマ。サンダンス映画祭で日本人初のグランプリを受賞した長久允がメイン監督と全話の脚本を担当。ユーモラスでちょっと切ない幽霊たちの成仏へ向けた日々を、独自の映像表現で描き出す。そんな本作の第1話が、放送に先駆けてWOWOWオンデマンド、WOWOW公式YouTubeチャンネルにて無料先行配信開始された。第1話では、突如幽霊となった桜田と、元看護士の幽霊・咲(川栄李奈)、売れないスタンダップコメディアンの幽霊・桃山(賀屋壮也)、平成ギャル女子高生の幽霊・凛(長澤樹)、言わずもがなの歴史上の偉人の幽霊・千利休(三遊亭好楽)の出会いが描かれる。また、過去に長久允監督作品に出演経験のあるゆかりの著名人らから応援コメントが到着。「30分で見られる人生哲学」(西田尚美)、「生きてる間に、『ありがとう』『大好きだよ』をたくさん言おうと誓いました」(MEGUMI)、「見終わったら、死んでも生きてやろう!という活力みたいなものが湧いてくる」(見上愛)、「手放しの『人生は素晴らしい』に侵食されかけた脳天にサクサクぶっ刺してくれる、痺れる映像とサウンド」(Aマッソ加納)と、それぞれ本作の魅力を語っている。また10月4日(水)には、長谷川白紙が主題歌および劇中音楽を手掛けたオリジナルサウンドトラックが発売される。主題歌となる「ザ・フォーク・クルセダーズ」の「帰って来たヨッパライ」のリメイクや、挿入歌として使用される長谷川さんの人気曲「ユニ」の初CD化等を含む全11曲が収録される予定だ。年齢も性別も死んだ時代も何もかもがバラバラな幽霊たちが織り成す、ゆるくて愛おしい共同生活に注目だ。連続ドラマW-30「オレは死んじまったゼ!」は9月1日(金)23時30分~WOWOWにて放送・配信(全7話)。第1話無料先行配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月25日映画 『DEATH DAYS』 、及びドキュメンタリー映像 『生まれゆく日々』の公開記念舞台挨拶が12日に都内で行われ、森田剛、石橋静河、長久允監督、山西竜矢監督が登場した。同作は森田が立ち上げた事務所「MOSS」の第1弾コンテンツとして、昨年12月29日から31日にかけてYouTube上で公開された作品『DEATH DAYS』(長久允監督)を再編集した劇場版。さらに森田が芝居にかける想いと素の無邪気な表情に迫った完全未公開のドキュメンタリー映像『生まれゆく日々』(山西竜矢監督)も同時上映する。森田は「長久さんとは接点が全くない状態で長久さんの作品をYouTubeで拝見して、すごく気になってしまって。電話番号を聞き出して直接お電話させていただいて、出られなかったので留守電に自分の名前と『会ってください』と残して、そこから始まりました」と自らオファーしたという。長久監督は「ある日知らない番号から『森田剛です。会いませんか?』って、詐欺みたいな電話が来て、本人かもわからない。そんなことがあるわけないとびっくりしたんですけど、折り返して、『森田さんだ。会いましょう』ということで色々話を聞いて脚本を書いて映画ができあがりました」と経緯を明かした。自分の死ぬ日=デスデイがわかっている主人公を描いた同作について、森田は「今考えてることとかこれからやりたいことをお話ししたときにすぐ『おもしろそうだね、やろう』ということになりまして、僕からも興味があることとか思ってることを伝えなきゃなと思っていて、『死ぬこととか、生きることについて最近考えます』という話をしたんです」と振り返る。「たとえば僕が飼ってた犬が死んだ時に、一生分泣いたと思うんです。でも、おじいちゃんが死んだ時に全く涙が出なくて、これはなんなんだろうな、とか。今も寂しくはないんです。実際会えなかったりとかはイヤだけど、寂しさはなくて、それはなんなんだろうというお話をしました」と、森田ならではの感性を見せていた。同時上映のドキュメンタリーについても、森田は「みっちりついてきてくれて、そこまで見せるんだと感じたし、山西さんがずっとメモをとってたのがすごく印象的で。1人でちっちゃいメモ用紙にメモをとってて、何を考えてたんだろうなと思ってたんだけど、本編の『DEATH DAYS』とはかけ離れてないんだけど近い距離でドキュメンタリーを撮ってもらって、すごく見応えたがあると思いました」と手応えを感じている様子。また、石橋は「私は撮影が1日しかなかったので、本当にあっという間に終わっちゃったんです」と明かしつつ、「リハーサルの時にすごい楽しくて。セリフのテンポがいいのでどんどん楽しくなっていく感じがあったんですけど、監督にそれでは『ダメ』と言われて、鬱屈とした思いで芝居をしていた」と苦笑。一方で「最後のシーンで救われるというか、素敵だなと思って。そのためにその前の苦しい瞬間があって、最後がすごくいきいきとした作品になってるので、楽しみにしていただけたら嬉しいです」とメッセージを送った。イベントでは同作の設定にちなみ「死ぬ前の最後の1日をどう過ごしたい?」という質問も。森田は「絶対に1人はイヤだから、誰でもいいから、とにかく誰かに見ててほしいです」と答え、周囲から「誰でもはよくないと思う」とつっこまれる。そばにいる人に何をしてほしいかについては「見ててほしいですね、逝くところを。それだけです」とシンプルに語った。
2022年03月12日4月6日(火)~4月16日(金)の8公演、4月10日(土)の無観客ライブ配信を予定していたミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー』が公演関係者から新型コロナウイルスの陽性反応者が複数名確認されたことで全公演中止が決定した。本作は悪徳企業「時間銀行」に勤め、人の時間を搾取することを生業とする世界一冷酷な男・灰原ルイと、悲しい気持ちになると体の一部が消えてしまう新種の病気「消えちゃう病」を患う世界一感情が激しい女・Mとの摩訶不思議な恋の物語である。上演に向けた稽古は陽性者が出たことを受けて大幅に中断された。出演者やスタッフの健康面等に最大限の注意を払いつつ、上演に向けた準備を慎重に進めてきたという。しかし、これが稽古の進捗に影響し「このままでは本来お楽しみいただきたいと考えていた新作ミュージカルを、万全な状態に仕上げてお客様をお迎えするのは難しい」という判断に至った。作演出を務めた長久允からのコメントは以下の通り。<長久允>キャスト、スタッフとともに全精力をかけて取り組んで参りましたが、この度、全公演日程中止、無観客ライブ配信中止という、このような結末となってしまいました。楽しみにしてくださっていたお客様のご期待にお応えすることが叶わず、強く無念さを感じています。そして改めて、このコロナ禍での公演実現に、ご尽力くださりました多くの関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。■公演情報『消えちゃう病とタイムバンカー(英題:The Vanishing Girl&The Time Banker)』公演中止
2021年04月14日現在放送・配信中の多彩な女性陣を迎えた新感覚ミュージカルドラマ「FM999 999WOMEN’S SONGS」(脚本・総監督:長久允)より、総勢28人の女たちが集結した新ビジュアルが到着した。本作は、誕生日を迎えたばかりの高校生・清美(湯川ひな)が主人公。彼女が「女ってなに?」と呟くと、突如として脳内ラジオ「FM999」がスタートし、DJ(声:TARAKO)が清美の悩みに応じた曲をオンエアすると告げ、3人の女が登場、“女のうた”を披露していく。そして、「女ってなに?」と呟く度にラジオは発動。清美の日常と並行して、頭の中では“女のうた”を聴きながら巡る、奇妙な冒険を描くオムニバスドラマだ。今回到着した新ビジュアルは、出演者の顔だけが集結したインパクト抜群の1枚となっており、清美を取り巻くように、宮沢りえ、ともさかりえ、松本穂香、西田尚美、真矢ミキら歌い手ゲストが配されている。全曲の作詞を務めた長久総監督が「この作品は先に歌詞があって、演技経験などがなくてもその歌を歌って欲しいなと思う方にオファーさせて頂きました」と語る通り、女優やダンサー、芸人など、実に多彩な女性陣が集結していることが分かる。そしてこれは、それぞれが歌いだす瞬間を切り取っており、何か内に秘めたような、こちら側に訴えかけてくる表情が印象的だ。なお、「まだ間に合う!1~3話一挙放送」と題して、4月18日(日)午前5時15分から、第1話~第3話がWOWOWプライムにて放送される予定となっている。WOWOWオリジナルドラマ「FM999 999WOMEN’S SONGS」は毎週金曜日21時30分~WOWOWオンデマンドにて配信中、毎週月曜日21時30分~WOWOWプライムにて放送中(全10話)。(cinemacafe.net)
2021年04月12日映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』が国内外の映画祭を席巻した映像クリエイター・長久允と宮沢りえら豪華女優陣で贈るミュージカルドラマ「FM999 999WOMEN‘S SONGS」。今回、第4話の歌い手ゲストとして登場する、ゆりやんレトリィバァ演じる「まゆげの女」歌唱パートの本編映像が到着した。16歳の誕生日を迎えたばかりの主人公の高校生・清美(湯川ひな)が「女とは?」とふと呟くと、突如として脳内ラジオ“FM999”がスタート。DJ(声の出演:TARAKO)が清美の悩みに応じた曲をオンエアすると告げると、3人の女が登場し代わる代わる “女のうた”を披露していく…というユニークな設定で贈る本作。サンダンス映画祭にて日本人初のグランプリに輝いた長久允が脚本&総監督、そして全楽曲の作詞も担当した、独創的な世界観に想像と期待が膨らむミュージカル&オムニバスドラマだ。第4話「女とかわいい」では、“かわいい”をテーマに物語が展開される。“かわいいとは何か?”に悩む清美のもと脳内ラジオ“FM999”が発動。3人の女が登場し、その悩みにこたえる歌を披露していくが、その中のひとり、「まゆげの女」として登場するのが、ゆりやんレトリィバァ。ドラムを叩きながら歌い出すのだが、長久総監督の自ら担当したその歌詞はなんともキャッチ―で印象的!「わたしのまゆげかわいい」「わたしは最高」とアップテンポで歌い上げ、もっと自分自身を褒めてナルシストになれと清美に訴えかける。一度聴いたら、もう忘れられない中毒性のある楽曲だ。以前から、所属する「吉本坂46」などでも歌声を披露、渡辺直美との「Rain On Me」パロディではアリアナ・グランデに扮してきたゆりやんさんだが、今回演じる個性的、かつ独創的なキャラクターもまたチャーミング。初挑戦となるドラム姿も披露している。このほかにも本編では、宮沢さんや八代亜紀らを筆頭に女優・芸人・アーティストら各ジャンル第一線で活躍する超豪華な歌い手女性陣が続々と登場する。WOWOWオリジナルドラマ「FM999 999WOMEN‘S SONGS」は3月26日より毎週金曜日21時30分~WOWOWオンデマンドにて配信(無料トライアル実施中)。3月29日より毎週月曜日21時30分~WOWOWプライムにて放送(※全10話)。(text:cinemacafe.net)
2021年03月19日梅田芸術劇場と英国・チャリングクロス劇場の共同プロデュース第2弾ミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー』が4月に東京と大阪で上演される。この度、本公演が4月10日(土)17時に世界同時ライブ配信されること、さらに公演ビジュアルが解禁となった。この日英共同プロジェクトは、日本の若手演出家が英国で作品を発表できる機会を創出し、日本演劇界・ミュージカル界を活気づけることが目的。これを踏まえ、梅田芸術劇場が英国で150年以上の由緒ある歴史を持ちながら画期的な作品を作り出しているチャリングクロス劇場の芸術監督であるトム・サザーランドとタッグを組んだ。演出家と演出コンセプトはそのままに「英国キャスト版」と「日本キャスト版」を各国それぞれの劇場で上演するという趣旨のもと、第1弾としてミュージカル『VIOLET』を2019年、20年に英国と日本で上演した。しかし続くコロナ禍に伴い、第2弾の『消えちゃう病とタイムバンカー』は日本のみでの有観客上演となり、英国では配信公演として行われる。内容は悪徳企業「時間銀行」に勤め、人の時間を搾取することを生業とする世界一冷酷な男・灰原ルイと、悲しい気持ちになると体の一部が消えてしまう新種の病気「消えちゃう病」を患う世界一感情が激しい女・Mとの摩訶不思議な恋の物語だ。世界同時ライブ配信は無観客のなかで複数台のカメラを舞台上にも入れ、配信ならではの公演を実施。映画監督でもあり、本公演の作・演出を手掛ける長久允が現場でスイッチングを担当し、様々なエフェクトをかけた舞台映像がリアルタイムで配信される。両方の体験を味わえる舞台と配信のお得なセット券も販売するという。今日において舞台のライブ配信は増えているが、普通とは違う、常に新感覚を創出してきた長久允だからこそ新たに生み出されるライブ配信は、きっと世界を驚かせてくれるはずだ。■公演情報『消えちゃう病とタイムバンカー(英題:The Vanishing Girl&The Time Banker)』<東京公演>4月6日(火)~4月25日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス<大阪公演>4月30日(金)~5月1日(土)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ<ライブ配信>4月10日(土)17時(日本時間)東京:S席9,800円 / A席7,800円大阪:全席9,800円チケット一般発売:3月6日(土)配信のみ:3,000円配信+パンフレット郵送サービス付き:4,500円劇場+配信チケットセット券:1,1000円(3月6日~31日まで期間限定販売)劇場+配信チケット+パンフレット郵送サービス付セット券:12,500円
2021年03月03日湯川ひな主演、WOWOWオリジナルドラマ『FM999 999WOMEN’S SONGS』が、3月26日(金)よりWOWOWオンデマンドにて配信、3月29日(月)よりWOWOWプライムにて放送されることが決定。さらに第4話までの豪華ゲスト陣として宮沢りえ、メイリン、太田莉菜、八代亜紀、モトーラ世理奈、後藤まりこ、ともさかりえ、アオイヤマダ、三浦透子、ゆりやんレトリィバァらの出演が発表された。本作は主人公の高校生・清美の脳内ラジオ“FM999”でDJが清美の悩みに応じた“女のうた”を3人の女が披露していくというユニークな内容になっている。「女とは?」と呟くたびにラジオは発動し、清美の日常と並行して頭の中で“女のうた”を聴きながら奇妙な冒険が始まる。数々の歌に出会い、女とはなにか、清美は答えを掴むことはできるのか。独創的な世界観に想像と期待が膨らむミュージカル&オムニバスドラマだ。脚本&総監督、そして全楽曲の作詞も担当するのは『そうして私たちはプールに金魚を、』が若手映画監督の登竜門・サンダンス映画祭にて日本人初のグランプリに輝き、『ウィーアーリトルゾンビーズ』でも国内外の映画祭を席巻した新鋭・長久允。連続ドラマを手掛けるのは本作が初になり、女性をテーマにした完全オリジナル作品に挑戦する。主人公の高校生・小池清美には、長久監督作『そうして私たちはプールに金魚を、』で映画初主演を飾り、長久とは今回3度目のタッグとなる湯川ひな。圧倒的な透明感、そして10代とは思えぬミステリアスな雰囲気が魅力の期待の新星だ。また、早くに妻を病気で失い男手ひとつで清美を育てる父親の小池徹には、様々な作品で唯一無二の存在感を放ち、自身が立ち上げた演劇ユニット「切実」では演出も担当するなどマルチな才能を魅せる岡部たかし。清美が恋する同じ高校の先輩・新海には、池田エライザ監督作『夏、至るころ』で主演に大抜擢され、以後『樹海村』『まともじゃないのは君も一緒』など話題作への出演が後を絶たない倉悠貴。そして“FM999”のDJ(声の出演)には、国民的人気アニメ『ちびまる子ちゃん』のまる子役などでお馴染み、ナレーター・歌手としても活躍するTARAKOを迎える。公開されたゲストは1話につき3人が“FM999”に登場しミュージカルパートを彩る。ダンサー・芸人など各ジャンル、そして各世代の第一線で活躍する彼女たちが、どんな歌を披露するのか、期待が高まる。今後も更なる多彩なゲストが登場予定。続報を期待するとともに、『FM999 999WOMEN’S SONGS』をぜひチェックしてほしい。監督とキャストからのコメントは以下。脚本&総監督:長久允この物語は、女性のための物語です。男が作るものではないかもしれない。しかし、作らざるをえない使命感を感じています。社会にまだ残る男女差のこと。身体的なこと。性について。とても繊細で、難しいテーマですが、歌という、詩的な表現で、脳だけではなく心に、届けることができたなら、と思っています。湯川さん、TARAKOさん、そして歌うキャストの方々のバラバラの魅力も、爆発させていただき、見たことのないドラマにしてゆきます。主演:湯川ひな / 小池清美役2020年を経た今、時代は新しい価値観へと動いているように感じます。私が演じる清美は、子供から大人への移行期として混乱の中にいます。それは私たちの状況と重なるところがあると思っています。今、この作品が生まれることの意味を強く感じます。長久監督と素晴らしいスタッフの方々、TARAKOさんはじめ、魅力的な”女”たち、キャストの皆様との創作時間が楽しみでなりません。未熟ながらも精一杯努めますので、ぜひご覧ください!TARAKO / DJ役(声の出演)初めて本を読ませていただいた時、長久監督の視点のすごさにまずやられました。そして本読みでお会いした主役のひなちゃんの透明な空気に幸せを感じました。私はまだクランクイン前なのですが、早くその世界を目の当たりにしたいです。そしてそれを紡ぐパーツになれることが嬉しくてたまらない。女?おんな?オンナ?Onna?もっと知りたいもっと観たいもっともっと…って求めて求めて…エンドレスの始まり始まり~♪ぜひご覧下さいね!■番組情報WOWOWオリジナルドラマ『FM999 999WOMEN’S SONGS』3月26日(金)WOWOWオンデマンドで配信スタート毎週金曜配信[無料トライアル実施中]3月29日(月)WOWOWプライムで放送スタート(全10話)毎週月曜よる9:30より放送出演:湯川ひな、岡部たかし、倉悠貴 / TARAKO第1話ゲスト:宮沢りえ メイリン ほか第2話ゲスト:太田莉菜 八代亜紀 ほか第3話ゲスト:モトーラ世理奈 後藤まりこ ともさかりえ第4話ゲスト:アオイヤマダ 三浦透子 ゆりやんレトリィバァ
2021年02月15日映像クリエイター・長久允がメガホンをとる新感覚のミュージカル&オムニバスドラマ「FM999 999WOMEN‘S SONGS」が3月26日(金)よりWOWOWオンデマンドにて配信、3月29日(月)よりWOWOWプライムにて放送することが決定。本作は、16歳の誕生日を迎えたばかりの主人公の高校生・清美が、「女とは?」とふと呟くと、脳内ラジオ“FM999”がスタート。DJが清美の悩みに応じた曲をオンエアすると告げるやいなや、3人の女性が登場し、代わる代わる “女のうた”を披露。清美の日常と並行して、頭の中では女のうたを聴きながらめぐる奇妙な冒険が始まる。脚本と総監督、そして全楽曲の作詞を担当するのは、『ウィーアーリトルゾンビーズ』が国内外の映画祭を席巻した長久允。連続ドラマを手掛けるのは本作が初めてとなり、女性をテーマにした完全オリジナル作品に挑戦する。長久監督は「この物語は、女性のための物語です」と説明し、「男が作るものではないかもしれない。しかし、作らざるをえない使命感を感じています。社会にまだ残る男女差のこと。身体的なこと。性について。とても繊細で、難しいテーマですが、歌という、詩的な表現で、脳だけではなく心に、届けることができたなら、と思っています」とコメントしている。主人公の清美役は、『そうして私たちはプールに金魚を、』で映画初主演、長久監督とは3度目のタッグとなる湯川ひな。また、父親役を岡部たかし、清美が恋する高校の先輩・新海役を倉悠貴、“FM999” のDJは、「ちびまる子ちゃん」のまる子役でお馴染みのTARAKOが担当する(声の出演)。湯川さんは「長久監督と素晴らしいスタッフの方々、TARAKOさんはじめ、魅力的な”女”たち、キャストの皆様との創作時間が楽しみでなりません」と心境を明かし、「初めて本を読ませていただいた時、長久監督の視点のすごさにまずやられました」と印象を語ったTARAKOさんは、「私はまだクランクイン前なのですが、早くその世界を目の当たりにしたいです。そしてそれを紡ぐパーツになれることが嬉しくてたまらない」と収録が待ち遠しいと話している。清美をめぐるドラマにあわせて、1話につき3人の女性が“FM999”に登場し“女のうた”を披露していく本作。そんな“ミュージカルパート”の歌い手ゲストとして、宮沢りえ(第1話・「一番目の女」)、メイリン(第1話・「毛皮のコート着る女」)、太田莉菜(第2話・「漁に出る女」)、八代亜紀(第2話・「総理大臣の女」)、モトーラ世理奈(第3話・「女に恋した女」)、後藤まりこ(第3話・「ハサミの女」)、ともさかりえ(第3話・「泥棒猫の女」)、アオイヤマダ(第4話・「ミラーボールの女」)、三浦透子(第4話・「魔法少女の女」)、ゆりやんレトリィバァ(第4話・「まゆげの女」)の出演が決定した。■コメント脚本&総監督:長久允この物語は、女性のための物語です。男が作るものではないかもしれない。しかし、作らざるをえない使命感を感じています。社会にまだ残る男女差のこと。身体的なこと。性について。とても繊細で、難しいテーマですが、歌という、詩的な表現で、脳だけではなく心に、届けることができたなら、と思っています。湯川さん、TARAKOさん、そして歌うキャストの方々のバラバラの魅力も、爆発させていただき、見たことのないドラマにしてゆきます。主演:湯川ひな/小池清美役2020年を経た今、時代は新しい価値観へと動いているように感じます。私が演じる清美は、子供から大人への移行期として混乱の中にいます。それは私たちの状況と重なるところがあると思っています。今、この作品が生まれることの意味を強く感じます。長久監督と素晴らしいスタッフの方々、TARAKOさんはじめ、魅力的な”女”たち、キャストの皆様との創作時間が楽しみでなりません。未熟ながらも精一杯努めますので、ぜひご覧ください!TARAKO/DJ役(声の出演)初めて本を読ませていただいた時、長久監督の視点のすごさにまずやられました。そして本読みでお会いした主役のひなちゃんの透明な空気に幸せを感じました。私はまだクランクイン前なのですが、早くその世界を目の当たりにしたいです。そしてそれを紡ぐパーツになれることが嬉しくてたまらない。女?おんな?オンナ?Onna?もっと知りたいもっと観たいもっともっと…って求めて求めて…エンドレスの始まり始まり~♪ぜひご覧下さいね!「FM999 999WOMEN‘S SONGS」は3月26日よりWOWOWオンデマンドにて毎週金曜日配信。3月29日より毎週月曜日21時30分~WOWOWプライムにて放送(全10話)。(cinemacafe.net)
2021年02月15日梅田芸術劇場と英国・チャリングクロス劇場の共同プロデュース第2弾となるミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー(英題:The Vanishing Girl&The Time Banker)』が4月、東京芸術劇場プレイハウスで開幕する。この日英共同プロジェクトは、日本の若手演出家が英国で作品を発表できる機会を創出し、日本演劇界・ミュージカル界を活気づけることが目的。これを踏まえ、梅田芸術劇場が英国で150年以上の由緒ある歴史を持ちながら画期的な作品を作り出しているチャリングクロス劇場の芸術監督であるトム・サザーランドとタッグを組んだ。演出家と演出コンセプトはそのままに「英国キャスト版」と「日本キャスト版」を各国それぞれの劇場で上演する形で、第1弾は藤田俊太郎演出・ミュージカル『VIOLET』を2019年、20年に英国と日本で上演している。しかし続くコロナ禍の中、日英双方での上演は見通しが立たない状況。それに伴い第2弾となる『消えちゃう病とタイムバンカー』はまず日本のみでの上演となる。日本のオリジナル作品である本作は、悪徳企業「時間銀行」に勤め、人の時間を搾取することを生業とする世界一冷酷な男・灰原ルイと、悲しい気持ちになると体の一部が消えてしまう新種の病気「消えちゃう病」を患う世界一感情が激しい女・Mとの摩訶不思議な恋の物語だ。作演出を手がけるのは、短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』でサンダンス映画祭・日本人初のグランプリを受賞した長久允。灰原ルイ役には若手歌舞伎俳優として古典新作を問わず数々の歌舞伎作品に出演し映画でも活躍する坂東巳之助が、M役には韓国と日本で数々の映像作品に出演し「第43回日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンが決定している。日本の伝統文化を根底に持つ俳優と、海外でも確固たる実績を持つ女優との競演は、これまでに見たことのない新しいコラボレーションが生み出されるはずだ。■公演情報『消えちゃう病とタイムバンカー(英題:The Vanishing Girl&The Time Banker)』<東京公演>4月上演予定会場:東京芸術劇場プレイハウス<大阪公演>4月-5月上演予定会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公式サイト:
2021年01月20日戦後の日本文学界を代表する三島由紀夫没後50年となる今年。9月、日生劇場において4日間限りで『MISHIMA2020』が上演された。彼の人生、作品、思想に刺激を受ける4名の演出家、加藤拓也、熊林弘高、長久允、野上絹代が、それぞれの目線で演出する三島作品をオムニバス形式で上演。2020年に旭日小綬章を受章した麻実れい、世界的ダンサーでありながら本作で圧倒的な芝居を見せつけた菅原小春をはじめとする、日本の第一線で活躍する才能あふれる俳優とクリエイティブスタッフが集結。原作の魅力を受け継ぎながらも、現代の視点で『真夏の死』『班女』『憂国』『橋づくし』の新たな4作品を生み出した。【動画配信】三島由紀夫没後50周年企画「MISHIMA2020」 追加アンコール配信 チケット情報さらに本公演ではライブ配信を実施。クリエイティブディレクターを鈴木健太(劇団ノーミーツ)が務め、劇場の臨場感ともまた違った映像ならではの熱気、スピード感で、三島の世界へと引き込んだ。ライブ配信の好評を得て、公演終了の3日後にはアンコール配信がスピード決定。徐々に『MISHIMA2020』の熱は広がり、そしてこのたび、三島由紀夫の命日となる11月25日より“追加アンコール配信”が2週間限定でスタートした。また、今回の追加アンコール配信は、作品をより深く堪能できるようにと、1作品ごとに視聴可能。 本編終了後、演出家のスペシャルインタビューやWEB上で上演脚本が視聴できる特典付きだ。お得な2本セット、4本セットの販売に加え、 公演プログラム付きのチケットも販売。さらに公演サイトでは、未公開舞台写真も公開。様々な角度から、新たな“三島”を楽しんでほしい。
2020年11月26日三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』が9月21日(月・祝)から上演される。4人のクリエイターによるオムニバス形式で上演される本企画で、長久允が作・演出する『憂国』(『(死なない)憂国』)に出演する東出昌大に話を聞いた。【チケット情報はこちら】4つの作品がつくられ、2作品ずつ上演される本企画の中で、東出が出演する『(死なない)憂国』は、三島由紀夫の『憂国』を元に、コロナ禍でライブハウス消滅の危機に瀕する夫婦を描く作品。「原作の『憂国』は二・二六事件にまつわる話で、中尉である信二が、仲間を討伐するくらいならと切腹し、妻・麗子も自決する物語、つまり“死”を終着点にしています。今回の僕らの『(死なない)憂国』は、信二と麗子にとって唯一の生き甲斐であるライブハウスを、信二が警察官として取り締まらなければいけなくなり、(原作のように切腹はせず)ライブハウスに向かいます。だけどやっぱりそれでいいのか悩み、生きるとはなんぞや、死ぬとはなんぞや、というところに進んでいくストーリーです」(東出)と、大胆なアレンジが加えられるようだ。東出といえば大の三島ファンだが、台本はどのように受け止めたのか。「すごい台本だと思いました。ぶっ飛んでるのにまとまっていて。『早く稽古場に入りたい!』って心の底から、震えるほどに思いました」。作・演出は、映画監督、映像作家の長久允。「長久さんは舞台初演出なのですが、“感情”や“生きている”ということを大事に演出される方だという印象です。今は、“気持ちのままにお芝居をする”ということが最上なのではないかという話を菅原(小春)さんと3人でしながら稽古しています」。ふたり芝居で、麗子を演じるのは世界的ダンサーの菅原小春だ。「菅原さんは、舞台で台詞のあるお芝居をするのは初めてらしいのですが、こんなに“自分の言葉”として台詞を喋れる女優さんがいるのかと、目を見張るような思いでいます」と絶賛。「毎日稽古が楽しくて」と笑顔を見せる。東出が「稽古初日から3人で、作品について深く掘り下げる議論を重ねてきました。そこで出てきたものを反映したお芝居もあります。だからリアルで生々しい芝居になると思います。」と語る『(死なない)憂国』と、野上絹代 作・演出の『橋づくし』は9月21・22日に、加藤拓也 作・演出の『真夏の死』(『summer remind』)と、熊林弘高 演出「『班女』近代能楽集より」は9月26・27日に、東京・日生劇場にて上演。9月21・27日に配信もある(アーカイブ配信あり)。チケット発売中。取材・文:中川實穗
2020年09月17日本年度サンダンス映画祭で日本映画として初めて審査員特別賞オリジナリティ賞を受賞したことを皮切りに、世界各地で絶賛を受けた『ウィーアーリトルゾンビーズ』。この度、8月31日、公式HPにて24時間限定で全編無料公開を実施することが決定した。サンダンス映画祭に続いて、ベルリン国際映画祭「ジェネレーション14プラス」部門スペシャルメンション賞(準グランプリ)、ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭・最優秀男優賞を主演の二宮慶多が日本人俳優初かつ最年少で受賞。未解禁情報も含め、25を超える海外映画祭への招待が決定しており、世界から熱視線を浴び続けている本作。日本でも6月14日に公開して以降、熱狂的なファンは着実に増えていき「#埋もれさせるなゾンビーズ」という観客発信のハッシュタグがSNS上で自然発生し話題となった。そんなカルト的人気を博す本作が「子どもたちにこそ観てもらいたい」という長久允監督たっての希望で、夏休み最終日の学校も多い8月31日限定でオンライン上での無料鑑賞が可能に。また、本企画実施にともない、“映画攻略特番”と銘打った紹介番組も公式HPより視聴可能。映画をより一層楽しむことができるはずだ。長久允監督からのメッセージー8月31日世界一憂鬱な日に!『ウィーアーリトルゾンビーズ』という映画の主人公たちは13歳の中学生です。彼らは親を亡くして、否応無しに冒険に出なければならない…そして…という物語です。僕はこの映画を、今、悩んでいる中高生の方や、当時悩んでいた自分自身へ向けて作りました。もしあなたが中学生で、そして何かに悩んでいたらこの映画を試しに観てみてほしいです。なにか少しでも、たとえば今のままでもありだな、など思ってもらえたらと願っております。8月31日、夏休み最後の日に。絶望的なこの日に、どうか絶望しないように、13歳のあなたに。かつて13歳だったあなたに。監督 長久允~8月31日限定『ウィーアーリトルゾンビーズ』無料ネット公開にあたって~PSどうしても今、なるべく多くの方に届けたくて、今回ネットでの期間限定公開に踏みきらせていただきました。まだ映画館でも上映中の映画を、ネットで見れるというのは異例のことで、私の希望に対し、関係者の皆さまご理解くださり誠にありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。(ですので!ネットで観て気に入って下さったならどうか映画館でも観てみてくださいませ!)『ウィーアーリトルゾンビーズ』映画攻略特番は8月23日(金)12時~、本編は8月31日(土)0時~公式HPにて無料公開。全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウィーアーリトルゾンビーズ 2019年6月14日より全国にて公開予定©2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS
2019年08月23日サンダンス映画祭グランプリ監督、長久允が手掛ける初の長編映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』に出演する新たなキャストが発表された。佐々木蔵之介、池松壮亮ら実力派俳優たちも出演する本作だが、今回出演していることが明らかになったのは、サブカル感満載のメンバー。ジャパニーズヒップホップの先駆者、いとうせいこうをはじめ、高円寺でスカウトされて「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のランウェイを歩いたバンドマン「プラズマ」や、アイドル「おやすみホログラム」。また、脱サラ漫画家かっぴー、大阪の寿司屋の長男にして、マウント・キンビー、ディスクロージャー、フライング・ロータスなどの海外ミュージシャンと共演を果たしている音楽プロデューサーのSeiho、エリートサラリーマン生活を捨ててミュージシャンになったクリトリック・リスとバラエティに富んだ面々が集結。さらに、長久監督作『そうして私たちはプールに金魚を、』の主演湯川ひなや、俳優・浅野忠信と歌手・Charaの息子・佐藤緋美。タレント・吉木りさは、作品の中で登場するキャラクター“蛆虫の目玉っち”として声の出演をしている。それぞれどのシーンで出演しているのかは、ぜひ本日より公開の本編で確認してみて。『ウィーアーリトルゾンビーズ』は6月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ウィーアーリトルゾンビーズ 2019年6月14日より全国にて公開予定©2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS
2019年06月14日サンダンス、ベルリン、香港、台湾、そしてブエノスアイレスと世界各国の映画祭で大きな注目を集めている映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES(ウィーアーリトルゾンビーズ)』より、本編エンディングに流れる「ZOMBIES BUT ALIVE」のミュージックビデオがお披露目された。サンダンス映画祭に出品され、日本映画初の審査員特別賞オリジナリティ賞を受賞。ベルリン国際映画祭でも「ジェネレーション14プラス」部門でスペシャルメンションを受賞し、ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭では主演の二宮慶多が日本人俳優として初、かつ最年少で最優秀男優賞を受賞し、海外映画祭三冠を獲得している本作。クエンティン・タランティーノやデイミアン・チャゼル、岩井俊二、中島哲也らに続く新たな才能として、国内外から期待が寄せられる長久允監督が満を持して描くのは、両親を亡くした4人の少年少女が踏み出す冒険の物語。彼らが結成したバンド“LITTLE ZOMBIES”が劇中で披露する歌唱映像はすでに再生回数190万回(5月27日現在)を記録しており、ソニー・ミュージックからメジャーデビューが決定するほど。そんな中、今回解禁となったのは映画のエンディングに流れる“LITTLE ZOMBIES”による「ZOMBIES BUT ALIVE」のMV。長久監督自らが手がけ、二宮さんに水野哲志、奥村門土、中島セナという“LITTLE ZOMBIES”の子どもたちが出演、映画撮影後にシンガポールで撮影された。先日公開された本作のテーマ曲「WE ARE LITTLE ZOMBIES」も「頭からこびりついて離れない」とSNS上を賑わせているが、本MVもカラオケのイメージ映像のような懐かしさを感じさせる雰囲気がありながら、個性豊かなメンバーによる不思議な世界観の映像と独特な歌詞が融合。テーマ曲同様に“どこか何かが引っかかる”中毒性を持ち、強烈な印象を残す。実はこの歌詞一つ一つも本編に繋がっており、物語がますます気になる映像となっている。『ウィーアーリトルゾンビーズ』は6月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウィーアーリトルゾンビーズ 2019年6月14日より全国にて公開予定©2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS
2019年06月05日海外の映画祭でも話題となった映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』から、主人公の少年少女が劇中で歌う主題歌「WE ARE LITTLE ZOMBIES」のMVがフル尺で初解禁された。感情を無くした少年少女が、“ごみ置き場”で拾った楽器をもとにバンド“LITTLE ZOMBIES(リトルゾンビーズ)”を結成し、成長していく姿が描かれる本作。公開されたMVで歌われている楽曲、物語の中で大きな意味を持つ「WE ARE LITTLE ZOMBIES」は、耳に残る不思議な中毒性があり、海外映画祭の上映時は、この曲の虜になりリピーターとなる観客が多数見られたほど。楽曲はのちに“LITTLE ZOMBIES”のマネージャーとなる望月(池松壮亮)が、ゴミ捨て場で同バンドを見つけた際に、iPhoneで撮影したシーンとして本編中で使用。今回のMVでも、本編中の設定と同様に全編iPhoneで撮影され、最後には望月が”LITTLE ZOMBIES”の才能に魅せられ興奮する声も収録されている。また音楽は、長久允監督がファンだというブルックリンを拠点に活躍するバンド「LOVE SPREAD」が担当。直接Twitterのダイレクトメールで依頼したことがきっかけで、楽曲提供が実現。MV中の煌びやかな美術セットは、「ゆず」「サカナクション」などのMVに作品を提供しているアーティストユニット「magma」が担当した。さらに歌唱については、主人公のひとりを演じた二宮慶多が実際に歌っており、「歌を歌いなれていない子供が歌ったようにしたい」と、あえてあどけなさを残すように演出したそうだ。『ウィーアーリトルゾンビーズ』は6月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ウィーアーリトルゾンビーズ 2019年6月14日より全国にて公開予定©2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS
2019年04月15日佐々木蔵之介、永瀬正敏、菊地凛子、池松壮亮らが出演する長久允監督長編映画デビュー作『ウィーアーリトルゾンビーズ』が、「第35回サンダンス映画祭」コンペティション部門に正式招待、この度見事、日本人初の快挙となる“審査員特別賞”を受賞した。2017年、第33回サンダンス映画祭(ショートフィルム部門)にて、日本映画初のグランプリを獲得した長久監督の作品とあって、映画祭期間中、全5回行われた一般上映会では、開場30分前から長蛇の列ができ、上映後には長久監督のもとに多くの観客が押し寄せ、その注目度の高さがうかがえた。現地時間2月2日19時に行われた授賞式では、本作のタイトルが呼ばれると、会場のボルテージは一気に最高潮に。受賞の瞬間、会場は割れんばかりの拍手と歓声の嵐に包まれていた。今回、コンペティション部門での審査員特別賞は、日本人史上初。受賞に関して長久監督は「この作品は僕のすべてをかけて作った作品です。それが皆さんに受け入れてもらってすごくうれしいです。すべての若い人たちに、絶望と戦う力を与えられたら良いなと思います」と喜びを語っていた。また選出について、審査員のチャールズ・ギルバードは「最後の最後まで驚きに満ち、想像を掻き立てる無限かつ素晴らしい独創性に対し、ワールドシネマドラマティックの審査員特別賞・オリジナリティ賞を贈ります」とコメント。ほかにも、「映像は全てのショットが美しかった。さらに物語も実に共感ができる」(サンダンス映画祭ディレクター:ジョン・クーパー)、「とってもクレイジーで、とても革新的で、すごく新しい!」(審査員:ジェーン・カンピオン)、「長久允は天才だ」(プログラムディレクター:キム・ユタニ)と絶賛している。「サンダンス映画祭」は、毎年冬のユタ州で開催される国際映画祭。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『セックスと嘘とビデオテープ』『ソウ』などのインディペンデント映画を世界的大ヒット作として世に送りだすきっかけとなる映画祭としても有名で、これらは「サンダンスドリーム」と呼ばれ、この映画祭での上映がきっかけで巨額の配給契約を締結し、ワールドヒットを収めた作品やブロックバスター映画に抜擢された監督などが後を絶たない。35回目となる今年は、1月24日から2月3日まで行われていた(現地時間)。『ウィーアーリトルゾンビーズ』6月より全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ウィーアーリトルゾンビーズ 2019年6月、全国にて公開予定©2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS
2019年02月04日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル・女優の中島セナさんです。中学1年生とは思えないオーラと卓越した表現力は業界でも話題に!事務所の社長にスカウトされてデビュー。それまではモデルになることを考えたことはなかったそう。「大好きな動物か遺跡に関われる仕事をしたいと思っていました。遺跡は古代文明を知ることができて面白いんです。今行きたいのはメキシコとエジプト。いつかロケもしてみたい!」。休日の過ごし方もマイペース。「映画を観たり、動物の絵を描いたり。図鑑や本を見ながら、チラシやコピー用紙の裏につい描いちゃうんです。たまに、家族に外に連れ出されることが(笑)。最近はぶどう狩りにも行きました」スター・ウォーズグッズを集めています。描いたことがなかった 抽象画に挑戦。油絵で描いています。気持ちが反映されて、日々変化するのが面白い。叔父さんの愛犬にメロメロです。モジャとマリン。たまに家に泊まりにくるんです。可愛くて癒される!お目当ては、絶叫系アトラクション。東京ディズニーランドとシーに家族や友達と行きます。世界観が好き。なかじま・せな2006年生まれ。デビュー後すぐに数々の雑誌で表紙に抜擢され、CMでも活躍。来年6月公開、長久允監督の初の長編映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』に出演。※『anan』2018年12月26日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年12月25日2017年、第33回サンダンス映画祭(ショートフィルム部門)にて、日本映画初のグランプリを獲得した監督・長久允。この度、佐々木蔵之介、永瀬正敏、菊地凛子、池松壮亮、村上淳など日本を代表する豪華俳優陣に、『そして父になる』の二宮慶多、モデルで女優の中島セナらを迎えた同監督の長編映画デビュー作『ウィーアーリトルゾンビーズ』(英表記『WE ARE LITTLE ZOMBIES』)の公開が2019年6月に決定した。埼玉県・狭山市で実際にあった事件を題材としたサンダンス映画祭グランプリ受賞作『そうして私たちはプールに金魚を、』ではサンダンス映画祭審査委員から「これまで誰も見たことがない!何にも似ていない!」とその圧倒的なオリジナリティと表現力が絶賛され、“ネオジャパニーズ”と称された長久允監督。本作は、過去にジム・ジャームッシュ(『ミステリー・トレイン』)やクエンティン・タランティーノ(『キル・ビル』)、デイミアン・チャゼル(『セッション』『ラ・ラ・ランド』)といったフィルムメーカーを生んだサンダンスの地で、新時代を代表するかのように圧倒的な存在感を放ち喝采を浴びた長久監督の期待の長編デビュー作となる。■“音楽を通じて成長する子どもたち”に新しい才能が集結キャストには、『そして父になる』にて福山雅治の“息子”役を演じたほか『旅猫リポート』にも出演した二宮慶多。モデル活動のほか、テレビCMや『クソ野郎と美しき世界』での好演も記憶に新しい中島セナ。ドラマ「嘘の戦争」や映画『泣き虫しょったんの奇跡』など多くの作品に出演する水野哲志。天才似顔絵師“モンドくん”として話題、今作が映画初出演の奥村門土という4人の新しい才能が揃い、瑞々しくもかつてない少年少女像を描き出す。また、彼らを取り巻く大人たちに佐々木蔵之介、工藤夕貴、池松壮亮、初音映莉子、村上淳、西田尚美、佐野史郎、菊地凛子、永瀬正敏など日本を代表する豪華名優たちも、監督の才能に共感して大集結。“音楽を通じて成長する子どもたち”といった普遍的な物語を、まるで冒険RPGゲームを想起させるかのようなギミック満載の映像表現や、天性のリズム感で放たれる台詞回しなど、その独創的スタイルが観るものの想像力を映像を紡ぐ。■ドット画のポスター&特報映像が目を引く!さらに特報映像とポスター画像が解禁。意味深なキーワードがおり込まれた映像に、キャストたちがドット画で表現された色彩溢れるポスターからは、まさに比類なき日本映画の誕生を予感させる。本作は、来年1月末に開催される第35回サンダンス映画祭「World Cinema Dramatic Competition部門」への正式招待が決定。サンダンス映画祭へ向けたスクリーニング後、異例の早さで招待が決定したという。映画祭からの期待が高い表れであり、映画祭での上映がワールドプレミアの場となり、公式上映・授賞式には長久監督も現地入り、短編部門に続いてのグランプリ受賞への期待も高まっている。数々の新時代の才能を発掘してきた映画祭だけに、サンダンス映画祭での上映後、長久監督が初長編映画にして世界から注目を集めることも期待される。■監督&キャストからコメント到着!池松壮亮「出会えて良かった」長久允監督僕の大好きな役者さんやミュージシャン、アーティストの方々で作り上げた「フェスみたいな映画」です。騒がしくもありますが、暗い部屋にうずくまってる誰かひとりの心に届いてほしいです。実際、試写で僕は何回も泣いてしまいました。はやく皆様に観ていただきたいです。そしてなんと、サンダンス映画祭長編コンペ部門正式招待(涙)!映画を志していたものの道を逸れてしまい、この十数年、広告業界での仕事に追われて、少し遠回りしてしまいましたが…来年、憧れのサンダンスという地で、念願の長編作品を上映できること、コンペで勝負できること、大変嬉しく思います。二宮慶多(劇中バンド「LITTLE ZOMBIES」ボーカル・ヒカリ役)最初から最後まで、興奮しました。テンポよくどんどん場面が変わって、息つくひまもなく、一つ一つの映像にメッセージを感じました。こんな、楽しい映画に出演させていただき、ありがとうございました。水野哲志(劇中バンド「LITTLE ZOMBIES」ドラム・イシ役)すごい!何これ!こんな風になったの?とびっくり!!スクリーンに僕だけが写っていることに驚いて感動しました!奥村門土(劇中バンド「LITTLE ZOMBIES」ベース・竹村役)初めて演技をしている自分の姿や声をスクリーンで観るのはとても不思議な気持ちでした。でも撮影のいろんな思い出が蘇ってきて楽しくあっという間に感じました。特にライブのシーンはすごく迫力があって好きです。中島セナ(劇中バンド「LITTLE ZOMBIES」キーボード・イクコ役)この時ああだったなぁ。と思い出が蘇ったり、カメラアングルや編集の仕方など、撮った時には想像できなかったけれど、ゲームのように編集されていて面白かったです!工藤夕貴(ヒカリの伯母・リエ役)ちょっと変わった子どもたちの目線で切り取られた世界。長久監督ならではの映像と音楽は、映画の新しい形と言えるかもしれません。世界に向けて発信されるこの作品を、みなさん楽しみにしていてください。池松壮亮(劇中バンド「LITTLE ZOMBIES」マネージャー・望月役諦めと無関心を気取りつつも生きている、生きようしている。言葉、間合い、リズム、浮かび上がるモーション、とても好みの脚本でした。暴れまくっていました。長久監督は、前作から感じた通り抜群のセンスを持った方で、日本映画に現れてくれた事を感謝したいくらいです。出会えて良かったと思います。そしてサンダンスがこの映画にどう反応してくれるか、とても楽しみにしています。zombiesの始まったばかりの人生が、世界の誰かの人生に寄り添うことが出来るとマネージャーとして確信しています。そうでなくとも僕だけは信じています。菊地凜子(イクコの母・ユウコ役)とてもロックでポップな音楽映画だけど、凄くチクチクヒリヒリする、とてもリッチな脚本に浸らせてもらいました。長久監督は映画少年のようなダイヤの瞳と強い熱意を持っていて、そのパワーに皆がいつの間にか引き込まれていく、とても素敵な監督でした。まずはサンダンスのコンペおめでとうございます!サンダンスのカラーとこの作品のカラーが重なった時に、絶対に世界の映画ファンへと響くこと間違いなしです。本当に心から楽しみにしています。そして公開されこのムーブメントが皆様に届く日を楽しみにしております。『ウィーアーリトルゾンビーズ』(WE ARE LITTLE ZOMBIES)は2019年6月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年11月29日日本映画の活性化を目標に、国内外で高く評価される才能ある若き映画監督の短編映画の制作から配給までをサポートする「MOON CINEMA PROJECT」。このほど、2年目となる本プロジェクトの1次審査が終了し、最終審査に4作品がエントリーされた。「MOON CINEMA PROJECT」は、今年7月7日(木)より募集を開始した(財)井上・月丘映画財団によるスカラシップ。昨年のグランプリ作品である、プールに400匹の金魚をまいた4人の少女たちの物語『そうして私たちはプールに金魚を、-And so we put goldfish in the pool』(監督・脚本:長久允)は、現在、国内外の映画祭に出品中だ。今回の最終審査では、投票用の特設ページに、最終審査に残った4作品の企画書と監督自らが制作したPR映像を公表し、それらを見た一般の方による投票が一番多かった作品がグランプリに。投票システムとしてクラウドファンディングを使用し、「最も観たい映画の企画」への投票数によりグランプリが決定するという、より公平な審査方法となっている。最終審査に残ったのは、次の4作品。■『7:38-オッサンよ大志を抱け-』(監督:真田幹也)通勤ラッシュ時の女性専用車両に間違って乗ってしまった男を描く男1vs女100の密室ラブストーリー。■『カツベンピープル』(監督:堀江貴大)トーキー映画の流入に揺れる昭和初期の京都を舞台に、映画を愛する活動弁士と美しき常連客との秘めた恋と抵抗を描く。■『ミラー』(監督:山岡大祐)一卵性双生児の妹が恋人と関係を持ったことに嫉妬し、殺人を犯してしまった姉の精神が崩壊していく様を描く。■『東京彗星』(監督:洞内広樹)1年後に“彗星が落ちる”と予報された2020年オリンピック後の東京を描くドキュメンタリック・サイエンス・フィクション。なお、今回の一般投票による最終審査でグランプリに選ばれた企画には、映画の製作費として500万円が助成される。また、クラウドファンディングで投票する参加者には、支援額に応じてグランプリ作品の脚本や、完成作品の試写会招待、ブルーレイソフトの特典を用意。単純明快に、「どの企画の映画を観たいか」が判断基準。世界に羽ばたく才能を発掘するプロジェクトを、ぜひチェックしてみて。「MOON CINEMA PROJECT the 2nd」は最終審査を実施中。(text:cinemacafe.net)
2016年11月03日