侯孝賢プロデュースによる台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』より場面写真が解禁された。台北金馬映画祭で4冠(監督賞・最優秀助演男優賞・最優秀映画音楽賞・衣装デザイン賞)を達成した本作は、バブル期の到来を迎えた台湾を舞台に、自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子と“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主とのかかわりを描く感動のヒューマンドラマ。また門脇麦の台湾映画初出演作だ。この度解禁された場面写真は、主人公のリャオジエと父のタイライの慎ましやかな食卓の様子、リャオジエと地主のシャが所有するゴミ回収場で話し込む様子、タイライが働くレストランにシャが訪れ情報と引き換えにチップを渡す様子などが映し出されている。また、タイライと初恋相手で門脇麦演じるヤンジュンメイがレストランで再会したシーンと高校生の時の淡い思い出、リャオジエをいじめるガキ大将たちとの対立、シャの下で働く家賃回収をする“綺麗なお姉さん”とリャオジエの交流、タイライの弟の台湾文化を感じさせる結婚式の様子など、ノスタルジックな雰囲気漂う世界観となっている。門脇さんが演じたヤンジュンメイについて、シャオ・ヤーチュエン監督は「あの役には、お嬢様気質でちょっとわがままな感じがして、でも憂いが感じられてどこか孤独の影がある、という人を求めていたのですが、30歳くらいでそういう雰囲気のある人が台湾では見当たらなかったんです」とふり返る。「それで、侯孝賢監督から『日本の俳優と仕事をしてみるといいよ』と勧められていたことを思い出しました。『浅草キッド』を見て、彼女がとてもいいと感じていたのでお願いしました」とキャスティング理由を明かし、門脇さんはそんな監督の思いを背負い、深い眼差しを称えた影のある演技を披露して本作で強い存在感を残している。また、4月16日(火)にはシャオ・ヤーチュエン監督が来日し、「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」誠品生活日本橋にて、モデル・文筆家の小谷実由と台湾映画の今昔と台湾カルチャーのいまを語るトークイベントが開催される。翌4月17日(水)には、本作で台湾映画初出演を果たした門脇さんと舞台挨拶付き試写会が実施される。『オールド・フォックス 11歳の選択』は6月14日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日俳優の門脇麦が主演を務め、King & Princeの永瀬廉が共演する、日本テレビ系日曜ドラマ『厨房のありす』(毎週日曜後10:30)の最終話が、きょう24日に放送される。それに先立って、あらすじと場面写真が公開された。今作は、玉田真也氏が脚本を務めるオリジナル作品。自閉スペクトラム症(ASD)の天才料理人・八重森ありす(門脇)が、人とのコミュニケーションが苦手など、さまざまな生きづらさを抱えながらも、驚異的な記憶力と大好きな化学の理論をもとに、おいしくてやさしい料理を作る。生きづらさを抱えた登場人物たちと、明るく互いを支え合い、温かい言葉とご飯で絆を結ぶ物語。過去と向き合うことを決めたありすは、酒江倖生(永瀬)と一緒に五條製薬の創立記念パーティー会場向かう。五條誠士(萩原聖人)に「誠士さんは、私の本当のお父さんなんですか」と問い、真実を聞き出そうとする。ありすの実の父親が誠士だとしたら、母・五條未知子(国仲涼子)が1人でありすを産んで育てていたのはなぜなのか。25年前、研究所に火をつけて未知子の命を奪い、倖生の父・晃生(竹財輝之助)に横領の罪を着せたのは、一体誰なのか。誠士は、ありすと倖生に真犯人の名を明かす。一方、八重森心護(大森南朋)も大きな決心をしてパーティー会場に現れた。五條蒔子(木村多江)と五條道隆(北大路欣也)がいる控室のドアをたたいた心護は、驚く2人の前で、真実を打ち明けようとする。「あの25年前の火事、あれは事故じゃないんです。実は…」と語られる言葉に蒔子は動揺。すべてを知ったありすと倖生が選ぶ道とは。
2024年03月24日俳優の門脇麦が主演を務め、King & Princeの永瀬廉が共演する、日本テレビ系日曜ドラマ『厨房のありす』(毎週日曜後10:30)の最終話が、あす24日に放送される。それに先立って、主人公・八重森ありす役の門脇、酒江倖生役の永瀬がクランクアップを迎えた。今作は、玉田真也氏が脚本を務めるオリジナル作品。自閉スペクトラム症(ASD)の天才料理人・ありすが、人とのコミュニケーションが苦手など、さまざまな生きづらさを抱えながらも、驚異的な記憶力と大好きな化学の理論をもとに、おいしくてやさしい料理を作る。生きづらさを抱えた登場人物たちと、明るく互いを支え合い、温かい言葉とご飯で絆を結ぶ物語。最後のカットを終えた門脇は、監督から花束を受け取ると、感極まり、涙を流した。「こんなに3ヶ月間をあっという間に感じるのは初めてだったんじゃないかというくらい、あっという間でした。さびしいですけど、家に帰ってもうせりふを覚えなくていいんだと思うと、気が休まります(笑)」と、化学の知識を駆使して料理を説明する、ありすの長ぜりふをやり遂げた撮影を振り返った。撮影を通じて、ありすというキャラクターへの愛情を深めた門脇は「ありすが愛される女の子になればいいなという思いを持ち続けて挑みました。私自身も『ありす、かわいいな』と、ずっと思っていました。皆さんがありすを愛してくださって、ありすをかわいくしてくださいました。感謝の言葉しかないです」と感謝。「私自身、ありすのまっすぐさ、ひたむきさに救われる瞬間がたくさんありました。きっと今後も、見てくださる方の中から、ありすのまっすぐさや、ありすを囲む人々の優しさに救われる方がたくさん現れるような作品になったんじゃないかと思います」と語った。同時にクランクアップを迎えた永瀬は、拍手に包まれ「3ヶ月間お疲れさまでした。いろいろ抱えている倖生でしたが、それとしっかり向き合って、苦しい中でも、ありすのチャーミングなところ、頑張っているところに勇気づけられながら楽しく演じることができました」と、重い過去を背負った役柄を演じ切った思いを話した。続けて、劇中に登場した料理はほとんど食べたという永瀬が「皆さん気になっていると思いますけど…スタジオの裏で食べたおいしかったものトップ3を発表します!」とサプライズで切り出し、現場は大盛り上がり。「第3位、レバニラ炒め。第2位、担々麺。第1位、角煮!角煮は手間ひまかけてしっかり作ってくださっていて、すごくおいしかったです。身も心もおなかいっぱいになった現場でした」と、最後まで現場を沸かせた。また、撮影を振り返って印象的なシーンとしては、落ち込んだ倖生が無理に元気を出してテンション高く振る舞うという第8話のシーンを挙げ「あそこは、結構体力を使いました。普段の倖生とも違うし、僕自身が酔っぱらっても出ないくらいのテンションでした(笑)。そういう意味では、新しい自分を知ることができたと思います!」と振り返った。
2024年03月23日韓国にも日本のように独自のお茶があり、ユルム茶を使用した「ユルムラテ」がZ世代を中心に話題となっている。ハト麦やアーモンド、くるみ、松の実などのナッツ類がブレンドされた韓国伝統のユルム茶とミルクを合わせた飲み物で、ナッツの香ばしさとほのかな甘みが人気だ。ユルム茶を含む、売れ筋のおすすめ韓国茶を紹介しよう。パーフェクトVバランス/ショップ名:LAVIEN JAPAN OFFICIAL STOREカボチャやキクイモ、キキョウの根など韓国産100%の原料で作られたお茶。カロリーもカフェインもフリーで、水出しでもお湯出しでもOK。毎日気軽に飲めるのも◎ユルム茶/ショップ名:horangクルミ、アーモンド、ピーナッツなどがブレンドされたユルム茶を含む3種類から選べる。手軽なスティックタイプ。忙しい朝や食欲のない朝、朝食がわりに飲むのもおすすめだ。持ち運びしやすいので、職場の休憩時間にも。韓国伝統茶/ショップ名:7STREETユルム茶の他にも、五味子茶、双和茶といった韓国伝統茶やサツマイモラテなど、12種類から自由に4つ選べる。アイス用のレモンティーやピーチティーもあるので、これからの季節におすすめ。他にも気になる韓国伝統茶人気のユルム茶以外にも、韓国には様々な伝統的なお茶がある。日本で買える韓国伝統茶はこちら。■東西 ドゥングルレ茶/ショップ名:お茶一杯の余裕炒めたドゥングルレ70%と炒めた玄米30%を使用し、独自の最適な割合でブレンドしたドゥングルレ茶。ホットでもアイスでも楽しめる。たっぷり入っているので、お得感も満載。■ナツメ茶/ショップ名:mart K韓国産のナツメを使用したプレミアムナツメ茶。ナツメの甘みに、トッピングのクルミやアーモンドが香ばしさをプラス。スティック状なのでおすそ分けもしやすい。■黒サムジン手作り双花茶/ショップ名:storeHSシャクヤク、シナモン、甘草など7種類の身体に嬉しい材料を使用した双花茶。ビタミンやミネラルも入っている。顆粒タイプでお湯に溶かしてすぐ飲めるのもありがたい。韓国に旅行している気分にもなれるので、リフレッシュ効果は高そう。ぜひ一つ、試してみて。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)参考:プレスリリース
2024年03月12日台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が、6月14日(金) に公開されることが決定。併せて本ポスターと予告編が公開となった。『オールド・フォックス 11歳の選択』は、『黒衣の刺客』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞し、昨年10月には引退を発表した侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督作品の助監督を務めてきたシャオ・ヤーチュエン監督による最新作。これまでシャオ・ヤーチュエン監督作全てのプロデュースを侯孝賢が務めているが、本作が最後のプロデュース作となる。主演のリャオジエを演じるのは、『Mr.Long ミスター・ロン』などで日本でも知られている子役のバイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがダブル主演としてリャオジエの父親役に扮し、慎ましやかに支え合いながら生きる父子役を演じている。また、リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役をアキオ・チェン、シャの秘書役をユージェニー・リウ、経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイ役を、初の台湾映画出演となる門脇麦が務める。公開された予告編では、1989年、バブルに揺れる台湾を舞台に、父と慎ましく暮らす11歳の少年リャオジエの姿が。彼の夢は父と家を買い、亡くなった母の夢だった理髪店を開くことだが、家を買えると思った矢先、不動産価格は2倍に高騰してしまう。不公平を知ったリャオジエはついにオールド・フォックスと出会う。オールド・フォックスはリャオジエが住む家の家主の呼称で、高級車を何台も所有し、不動産バブルで儲けまくっていた。オールド・フォックスは「不平等を利用し、強者になれ」とリャオジエに生きる術を教えるが――。さらに、リャオジエの父と門脇演じるヤンジュンメイの大人のキスシーンや、リャオジエ父子が自宅の壁に線を引き身長を測る心温まるシーン、そして「私みたいになりたいか?」とオールド・フォックスに問われ岐路に立たされたリャオジエの姿が映し出されている。■門脇麦 コメント台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまで沢山の台湾の作品に触れてきました。台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。日本での公開、とても嬉しいです。ひとりでも多くの方にこの作品が届きますように。■シャオ・ヤーチュエン監督 コメント金馬執委會提供他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子供にどう説明したものでしょうか?「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子供から十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子供たちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。『オールド・フォックス 11歳の選択』予告編<作品情報>『オールド・フォックス 11歳の選択』6月14日(金) 公開『オールド・フォックス 11歳の選択』ポスタービジュアル公式サイト: BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED
2024年02月09日門脇麦が主演を務め、永瀬廉(King & Prince)、大森南朋の共演による日本テレビ系日曜ドラマ「厨房のありす」が、2024年1月にスタートすることが決定。キャストからコメントが到着した。主演は、2023年1月期の水曜ドラマ「リバーサルオーケストラ」でも主演を務め、確かな演技力で映画・舞台でも幅広く活躍中の門脇麦。彼女が演じる主人公は、「料理は化学です」が口癖の自閉スペクトラム症の料理人、八重森(やえもり)ありす。「自閉スペクトラム症」(ASD)とは、社会的なコミュニケーションに困難がある、空間・人・特定の行動に対する強いこだわりがあるなど、多種多様な特性のみられる発達障がいのひとつ。主人公のありすは、自閉スペクトラム症の特性からこだわりが強く、人とのコミュニケーションは苦手。しかし、驚異的な記憶力の持ち主で、特に大好きな化学においては膨大な知識を持ちあわせている。食材の栄養素や調理工程の化学変化の知識から、それぞれの客に合った、おいしくて癒やされる“やさしいごはん”を作り出す天才料理人。そんなありすの料理店「ありすのお勝手」にバイトとして転がり込む謎の青年、酒江倖生(さかえ こうせい)役には、数々の映画・ドラマで主演を務め、俳優としても活躍する永瀬廉(King & Prince)。一見、すれていて無愛想な倖生だが、根は心優しく、ありすの行動や言動に戸惑いながらも、徐々に寄り添っていく。そして、ありすの父親で、有機化学を教える大学教授、八重森心護(やえもりしんご)役を演じるのは、2002年1月期放送の「続・平成夫婦茶碗」以来、22年ぶりの日本テレビ出演となる大森南朋。3歳でありすを引き取り、大きく深い愛情でありすを見守り育ててきた“ゲイのお父さん”心護の想いとは…?今作は、映画『そばかす』や、ドラマ「スイートモラトリアム」監督・脚本、「かしましめし」脚本などを手がけた舞台演出家、映画監督でもある玉田真也脚本のオリジナル作品。それぞれの登場人物たちの心温まるヒューマンドラマでありつつ、ある事件の謎を解き明かすミステリーの側面もあり、その事件とは、ありすの家族、出生の秘密と深く関わっている。25年前、なぜ心護は、ありすを一人で育てることになったのか?そして、突然店に現れた倖生にも、ある目的があった。複雑に絡み合った人間関係にも注目となっている。門脇麦&永瀬廉&大森南朋よりコメント到着門脇さんは「私自身も大好きなお料理がたくさん出てくるドラマです。私が演じるありすは自閉スペクトラム症でコミュニケーションを取るのは苦手だけど料理で人と繋がりたいと、不器用ながらに一生懸命な女の子です」と役柄を説明。「脚本家の玉田さんが紡ぐ、どうしたってほっとしてしまうセリフや、胸が温かくなるストーリーが冬にぴったりの、心がほっこりするドラマになるのではないかと今からワクワクが止まりません」と期待を込めて語る。また、永瀬さんは「初めてご一緒する門脇さん、一度共演させて頂いている大森さんとのお芝居を、そして美味しい料理を、精いっぱい楽しみたいと思います!」とコメント。演じる倖生について、「人との距離の取り方が不器用で、不愛想に見られがちな感じですね。僕も結構、人見知りですが本当は寄り添いたいタイプ(笑)。でも、寄り添いたい気持ちが相手にうまく伝わらなかったりするところが、倖生と似ているかもしれないです」と明かした。大森さんは「ドラマに出てくる料理も楽しみにしていてください! 」と語り、「素晴らしい面白いキャストが集まっています。このメンバーでどんな化学反応を起こせるか、とてもワクワクしています。色々な謎が途中で明かされていくところも大きな見どころになりますので、ぜひ楽しみにしていてください!」とコメントした。プロデューサー・鈴間広枝は、「制作にあたり、たくさんの当事者の方々、ご家族、医療・福祉関係の皆さまが取材にご協力下さいました。本当にありがとうございます。共通する想いは『ちゃんと知ってほしい』ということ。その想いを大切に、脚本の玉田真也さんと、素晴らしいキャストの皆さまと共に、スタッフ一同、1シーン1シーン丁寧に制作して参ります」と語っている。新日曜ドラマ「厨房のありす」は2024年1月、毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月20日村上春樹の小説を原作に、意識と無意識を融合させたキュートかつダークな世界。ダンス、音楽、美術、衣装、全てにおいてセンスを感じる舞台『ねじまき鳥クロニクル』は、観客を極上の観劇体験にいざなった。イスラエルのインバル・ピントが演出・振付・美術を手掛け、大友良英率いるバンドが生演奏を行った。初演は好評を博したが、コロナで全公演の上演は叶わず、3年ぶりに再演が実現。門脇麦さんは初演に続き、17歳の笠原メイを演じる。五感を使って演出意図をキャッチして体に落とし込む作業をしてました。「インバルは、視覚センスが突出している人。人物の立ち位置から場面を組み立ててみたり、時間をかけて振り付けても、やはり違うと思ったら、潔く一から作り直したり。ニュアンスや空気感をとても大切にされていて、その創作過程は稽古場で見ていても刺激的でしたね」原作は全3巻もある長編小説である。門脇さんは村上作品の大きな魅力の一つは文体にあると感じていた。「ただ、あの日本語のニュアンスは翻訳ではおそらく伝わらないと思います。だから、私が原作を読んで感じ取った空気感やメイという少女を表現することよりも、イスラエル人のインバルが日本文学の村上作品を読み、どんなエッセンスを受け取り表現したいと思ったのか。それを体現することの方がこの舞台では大事なんじゃないかなと思いました」稽古場での、言葉に頼らないコミュニケーションは性に合ったらしい。「文学作品の舞台というと、言葉が一番大切なように思うけれど、日本語を介さない創作現場では、削ぎ落とした骨組み、本質だけが残ります。インバルたちがどうしたいのかを五感を使ってキャッチして、体に落とし込む作業を稽古場ではひたすらしていた気がします。私もたいてい勘で生きているので、全く違和感はなかったです(笑)」14歳まではバレエダンサーを目指していた門脇さん。フィリップ・ドゥクフレや野田秀樹など、これまでも身体的な表現を得意とする演出家の舞台に多く出演してきた。そんな経験が、インバルの創作現場を楽しむ力を蓄えていたのかもしれない。「もともと身体先行の感覚人間なので、言葉を使うと、どう説明しようという方に気持ちが傾いて、そっちの方が意味を限定してしまい、かけ違うことがあるように思いますね」最近では、映画『ほつれる』や『渇水』などの映像でも言葉以外の、表情や佇まいでその人物を強く印象づける豊かな表現をしている。「映像は日に3~4シーン撮らなければいけないので迷っていられません。想像以上に感情が高まってしまったなと後から思うような時もあります。その点、舞台は稽古期間があり、試行錯誤できます。基盤がある状態で本番を迎えられるから映像より自由度は高いかもしれないです」最近特に表現に深みが増して見えると伝えると、年齢のせいじゃないですか?と笑う。「一応、毎日一生懸命生きているので、ちょっとは深まってもらわないと困るんですよね(笑)」どんな現場でも、能動的に楽しもうと取り組めば楽しみは必ず見つかる。そう気づいてから演じることがますます面白くなってきたらしい。「楽しむパワーって、大きいんですよね。客観視して没入しすぎない方法を今は楽しんでいますけど、また気が変わるかもしれません(笑)」舞台『ねじまき鳥クロニクル』飼い猫捜し、女子高生の笠原メイとの出会い、謎の女からの電話、妻の失踪…。岡田トオルの身に次々と不可解な出来事が起きる。現代の世田谷から戦時中の満州まで、時空を超えて世界が繋がる。11月7日(火)~26日(日)池袋・東京芸術劇場 プレイハウス原作/村上春樹演出・振付・美術/インバル・ピント脚本・演出/アミール・クリガー脚本・作詞/藤田貴大音楽/大友良英出演/成河、渡辺大知、門脇麦、大貫勇輔・首藤康之(Wキャスト)、音くり寿、松岡広大、成田亜佑美、さとうこうじ、吹越満、銀粉蝶ほかS席1万800円(土・日・祝日1万1800円)、サイドシート8500円ホリプロチケットセンター TEL:03・3490・4949(平日11:00~18:00)大阪、愛知公演あり。かどわき・むぎ1992年8月10日生まれ、東京都出身。2011年ドラマデビュー。主な出演作に映画『愛の渦』(’14)、『浅草キッド』(’21 Netflix)、『あのこは貴族』(’21)、『ほつれる』(’23)、ドラマ『リバーサルオーケストラ』(’23)など。台湾映画『Old Fox』が台湾にて公開。モヘアニットトップス¥45,100中に着たカットソー¥11,000スカート¥39,600(以上オーラリー TEL:03・6427・7141)ブレスレット¥53,900左手のリング¥32,400右手のリング¥35,200(以上サピア バハール/フィルグ ショールーム TEL:03・5357・8771)※『anan』2023年11月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・高野智史ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER)インタビュー、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年11月05日オーディオエンターテインメントサービス「Audible」では、村上春樹の著書「レキシントンの幽霊」を本日9月22日(金)より配信開始した。すでに、多くの村上作品が配信中だが、今回配信がスタートしたのは、7つの物語を収録した作品集「レキシントンの幽霊」。「レキシントンの幽霊」、「沈黙」、「トニー滝谷」、「七番目の男」、「めくらやなぎと、眠る女」を朗読した滝藤賢一は、「僕の声は朗読向きではないと思ってましたが、素敵な仕上がりでしたね(笑)」と出来栄えに自信を見せる。そして「作品の中に、“自分の手で獲得したものを愛する人“という言葉がありますが、自分と重なり強く共鳴しました。僕は真っ暗なお風呂にキャンドルを灯し、植物に囲まれながらAudibleを聴いて、至福のひとときを過ごしています。是非皆様も自分だけの特別な時間をお楽しみください」とメッセージを寄せている。「緑色の獣」、「氷男」を朗読した門脇麦は、「子供の頃から国語の授業で教科書を朗読する時間が好きで、今でも朗読が大好きです」と話し、「『レキシントンの幽霊』という作品では男性と女性の主人公が作品ごとに変わりますが、女性が主人公になると雰囲気がぐっと柔らかく魅力的になるのが特に印象的でした。ぜひ一度聴いてみてください」とコメントしている。「レキシントンの幽霊」あらすじ古い屋敷で留守番をする「僕」がある夜見た、いや見なかったものは何だったのか?椎の木の根元から突然現れた緑色の獣とそのかわいそうな運命とは。「氷男」と結婚した女は、なぜ南極に行こうとしたのか…。次々に繰り広げられる不思議で、楽しく、そして底なしの怖さを秘めた7つの物語。村上春樹「レキシントンの幽霊」はAmazonオーディブルにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月24日門脇麦主演の『ほつれる』より本編映像が解禁された。『愛の渦』『あのこは貴族』などの門脇麦が、失った恋人と通じ合えない夫の間で揺れ動く主人公を演じる本作は、演劇界で注目を集める気鋭の演出家・加藤拓也が監督を務めた。この度解禁となったのは、心の支えだった恋人・木村(染谷将太)を失くしてしまった綿子が、夫の文則(田村健太郎)に黙って山梨へ木村の墓参りに行くシーンの本編映像。墓地にいる綿子のもとへ文則から電話がかかってくると、文則は開口一番、「どこにいんの? 何してんの、今?」と怒りを抑えたような冷たい口調で言い放つ。綿子は「いま英梨と一緒にいて出かけてるんだけど。遊びっていうか半分お墓参りみたいなこと」と正直に伝えると、今日は2人で内見に行くはずだったことを呆れたように問いただす文則。すっかり予定を忘れてしまっていた綿子が「もちろん帰るよ」と焦りながら言うも、文則の冷めた怒りは留まらない。さらに浮気を疑い、お墓参りに同席していた英梨(黒木華)にも電話を代わってほしいと言い出す始末。「私? なんで?」と困惑しながらも文則の電話に応じ、その場を離れる英梨。残る綿子は木村の父である哲也(古舘寛治)から木村の思い出話を聞き出そうと試みるのだが、戻ってきた英梨からは、なんと文則が、会ったこともない哲也にも電話を代わってほしいと言い出したと告げるのだった…。この映像では文則は電話の声のみの登場だが、その口調から文則の怒りと押しの強さを感じるワンシーンとなっている。このやり取りを通して徐々に明らかになる綿子と文則の冷めた夫婦関係。果たしてこの関係に未来はあるのか?戸惑う3人の気まずい空気が伝わり、観ているこちらも心がざわつく緊張感あふれる本編映像となっている。『ほつれる』は9月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ほつれる 2023年9月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開ⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINEMAS
2023年09月04日門脇麦を主演に迎え、気鋭の演出家・加藤拓也監督・脚本によ映画『ほつれる』から、恋人の木村(染谷将太)の事故を目撃する、門脇さん演じる主人公・綿子をとらえた本編映像が解禁された。この度解禁となった本編映像は、木村と綿子が食事を終え、別れるシーンから始まる。「じゃあ俺タクシーあっちで拾ってくから」「うん、木曜日ね」と小さく手を振り、店の前で別れ、背を向けて歩きはじめる綿子。すれ違いの続く夫・文則へ電話をする最中、背後から衝突音が響き渡る。夫との会話を止め、振り返ると、路上に倒れ込む木村の姿が見える。とっさに通報するが…。事故現場での倒れる木村を目前にしながら、その場から立ち去る、綿子の複雑な心情を目が離せないワンカット映像で見せ、表情が見えないまま歩き続ける綿子を演じる門脇さんの緊迫感あふれる本編映像となっている。また、本作を鑑賞した吉田羊、広瀬アリス、伊藤沙莉、尾崎世界観(クリープハイプ)ら著名人から続々とコメントが到着。広瀬さんは「良くも悪くも人間の本質、欲望をシンプルに描いた作品」と語り、伊藤さんは「辞書の『ほつれる』の意味の最後らへんにこの映画を書いてほしい。そのくらいしっくりきた」とコメント。「見て見ぬフリをするのも向き合うのも、どちらも体力がいる」という吉田さんは、「あちこちに横たわる饒舌な沈黙とひた走るラストが、胸に迫って印象的」とふり返る。加藤監督の演出について、木竜麻生(俳優)は「言葉で形容し難い感覚を、繊細な言葉たちと演出で立ち上げ、わたしたちに手渡してくれます」と表現、「会話は軽快でも切ない、そんな現実と洞察の生々しさが憎らしい」と戸塚純貴(俳優)が絶賛を寄せた。『ほつれる』は9月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ほつれる 2023年9月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開ⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINEMAS
2023年08月23日女優の門脇麦が主演を務める映画『ほつれる』(9月8日公開)の本編映像が23日、公開された。○■映画『ほつれる』本編映像解禁同作は、第30回読売演劇大賞優秀演出家賞、第67回岸田國士戯曲賞を受賞するなど演劇界で注目を集める加藤拓也氏のオリジナル脚本・長編監督作品第2弾。夫・文則(田村健太郎)との関係が冷め切っていた綿子(門脇)は、友人の紹介で知り合った木村(染谷将太)と頻繁に会うようになっていた。しかし、あるとき綿子と木村の関係を揺るがす決定的な出来事が起こってしまい、平穏に見えた日常の歯車が徐々に狂い始める。過去を振り返るうちに綿子は夫や周囲の人々、そして自分自身と向き合っていくことになる。共演には田村、染谷に加え、綿子の親友・英梨役で黒木華が出演する。公開された本編映像は、木村(染谷)と綿子(門脇)が食事を終え、別れるシーンからスタート。「じゃあ俺タクシーあっちで拾ってくから」「うん、木曜日ね」と小さく手を振り、木村と店の前で別れ、背を向けて歩きはじめた綿子が、すれ違いの続く夫・文則へ電話をする最中、背後から衝突音が響き渡る。振り返ると路上に倒れ込む木村の姿が見え、綿子は「救急車をお願いします。車と人です。場所は……」と咄嗟に通報するが、言葉を詰まらせ電話を切ってしまう。事故現場での倒れる木村を目の前にしながら、その場から立ち去る綿子の複雑な心情をワンカット映像で描いている。
2023年08月23日門脇麦主演、田村健太郎、染谷将太、黒木華が共演し、演劇界で注目を集める気鋭の演出家・加藤拓也が監督を務める映画『ほつれる』から、本予告&本ビジュアルが初解禁された。この度解禁した本予告は、綿子(門脇麦)と木村(染谷将太)がキャンプへ行った帰りの列車で「着いたらどっかでお昼食べてく?」「誰にも会わないかな?」「大丈夫でしょ」と、2人の束の間の時間を楽しむ様子が映し出される。そして、親友・英梨(黒木華)と綿子が「結局なんで(お葬式)来なかったの?」「実感湧かなかったからかもしれない」と、本心を隠すかのように視線を合わせずに会話するシーンなどが、これまでの映像に加わり、本作で描かれる絡み合う人間模様が垣間見える。綿子にはなぜ夫・文則(田村健太郎)ではなく“恋人”・木村が必要だったのか?そんな2人と曖昧な関係を続けていた綿子は間違っていたのか。緊迫感あふれる84分が予測される予告となっている。また、本ビジュアルは、曇りガラスの窓に頬杖をつき、何かに思いを馳せる綿子と、どこか不満げな表情で話す夫・文則、一点を見つめ少し物寂しそうな雰囲気の恋人・木村の3人の相反する印象的な表情を切り取っている。ともに暮らしながらもすれ違いの続く文則と、優しく穏やかな時間をくれた木村とのあいだで心が揺れ動き、これまで“見ないようにしていた”現実とゆっくり向き合っていく――。そんな綿子の心情がくみ取れるビジュアルが完成した。『ほつれる』は9月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ほつれる 2023年9月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開ⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINEMAS
2023年08月09日女優の門脇麦が主演を務める映画『ほつれる』(9月8日公開)の本予告とビジュアルが9日、公開された。○■門脇麦・田村健太郎・染谷将太の相反する表情を描写同作は、第30回読売演劇大賞優秀演出家賞、第67回岸田國士戯曲賞を受賞するなど演劇界で注目を集める加藤拓也氏のオリジナル脚本・長編監督作品第2弾。夫・文則(田村健太郎)との関係が冷め切っていた綿子(門脇)は、友人の紹介で知り合った木村(染谷将太)と頻繁に会うようになっていた。しかし、あるとき綿子と木村の関係を揺るがす決定的な出来事が起こってしまい、平穏に見えた日常の歯車が徐々に狂い始める。過去を振り返るうちに綿子は夫や周囲の人々、そして自分自身と向き合っていくことになる。共演には田村、染谷に加え、綿子の親友・英梨役で黒木華が出演する。今回公開されたのは、曇りガラスの窓に頬杖をつき、何かに思いをはせる綿子(門脇)と、どこか不満げな表情で話す夫・文則(田村)、一点を見つめ少し物寂しそうな雰囲気の恋人・木村(染谷)の3人の相反する表情が写し出されたビジュアル。ともに暮らしながらもすれ違いの続く文則と、優しく穏やかな時間をくれた木村とのあいだで心が揺れ動き、これまで見ないようにしていた現実とゆっくり向き合っていく綿子の心情を描写している。また、本予告にはこれまで公開された映像に加え、綿子と木村がキャンプへ行った帰りの列車で2人の時間を楽しむ様子や、親友・英梨(黒木)と綿子が本心を隠すかのように視線を合わせずに会話するシーンなどが追加。人々の絡み合う人間模様が描かれている。
2023年08月09日門脇麦が主演を務め、気鋭の演出家・加藤拓也が監督した映画『ほつれる』。主人公・綿子役を門脇さん、夫・文則役を田村健太郎、綿子の心の支えとなる木村役を染谷将太、さらに綿子の親友・英梨役を黒木華が演じている本作公開に先駆け、“夫婦のすれ違い”をテーマにした話題のエンタメ作品を紹介する。映画『エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版』8日18日公開1990年代の台北を舞台に、10人の男女の人間関係を2日半という凝縮された時間の中で描いた本作は、『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』『ヤンヤン 夏の想い出』などで知られる台湾の名匠エドワード・ヤンによる秀作。モーリーが経営する会社の状況は良くなく、婚約者アキンとの仲もうまくいっていない。モーリーの会社で働く親友チチは、モーリーの仕事ぶりに振り回され、恋人ミンとの関係も雲行きが怪しい。モーリーとチチのふたりを主軸に、大都会で空虚感を抱えながら生きる若者たちの心の葛藤を映し出す。映画『アンダーカレント』10月6日公開『愛がなんだ』『街の上で』の今泉力哉監督が、豊田徹也の同名長編コミックを実写映画化したヒューマンドラマ。家業の銭湯を継いだ主人公のかなえ(真木よう子)は、夫・悟(永山瑛太)とともに幸せな日々を送っていたが、ある日、悟が失踪してしまう。かなえは途方に暮れながらも、銭湯の営業を再開すると「働きたい」という謎の男・堀(井浦新)が現れる。悟の行方を探しつつ、堀との奇妙な共同生活を送るかなえ。失踪した男と突然現れた男、ふたりの存在に揺さぶられるひとりの女性の繊細な心情と、人間の充実感と喪失感が深く描かれる。ドラマ「あなたがしてくれなくても」FODにて配信中夫婦のセックスレスの問題をリアルに描いたドラマ「あなたがしてくれなくても」。ハルノ晴による同名コミックを原作とする本作は、求められることで夫からの愛を感じたい妻・みち(奈緒)と、夫婦間のセックスに必要性を感じない夫・陽一(永山瑛太)。妻を献身的に支える夫・新名(岩田剛典)と、仕事に没頭する妻・楓(田中みな実)の二組の夫婦に焦点を当てた物語。“セックスレス”というテーマを、妻の立場と夫の立場両方から描くことで、愛されたいという人間の普遍的な欲求をあぶり出した。Netflixシリーズ「離婚しようよ」Netflixにて配信中「池袋ウエストゲートパーク」「俺の家の話」などの宮藤官九郎と「セカンドバージン」「家売るオンナ」の大石静が初タッグを組んだNetflixシリーズ「離婚しようよ」は、気持ちは冷めきっているものの、互いの利害や事情からすぐに離婚できない夫婦のすれ違いを描くホームコメディ。おしどり夫婦を演じながらも、家ではSNSの生配信時しかほとんど会話がなく、顔も合わせることもない夫婦。結婚生活の不満や葛藤、衝突を描きながら、自分らしく、自由に生きることを諦めない様子が映し出されている。女性関係にだらしなく世間知らずのまま育った議員・大志を松坂桃李、ドラマで大ブレイクした国民的人気女優・ゆいを仲里依紗が演じる。映画『ほつれる』9月8日(金)より公開夫・文則(田村健太郎)との関係が冷め切っている綿子(門脇麦)は、友人の紹介で知り合った木村(染谷将太)と頻繁に会うように。木村は綿子にとって、すれ違いの続く夫との関係を忘れさせてくれる唯一の存在だったが、ある日交通事故で亡くなってしまう。木村の死を受け入れることができないまま、綿子は…。どんな夫婦にも起こり得る日常生活の中の些細なすれ違い、失った大切な人と通じ合えない夫との間で揺れ動く複雑な心情をリアルに描いた本作は、思わず共感してしまう部分があるのかも。意見や価値観の違い、愛情や感情のもつれ、セックスレス…。なかなか口に出しては言えない、でも誰もが密かに心のなかで思っている悩みや不安。これらの作品は、ひとりごとではない、いまそこにあるパートナーとの問題について改めて見つめ直す機会となりそうだ。『ほつれる』は9月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会ほつれる 2023年9月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開ⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINEMAS
2023年08月06日門脇麦が主演を務め、演劇界で注目を集める気鋭の演出家・加藤拓也が監督した映画『ほつれる』から、初映像となる特報映像と新たな場面写真が解禁された。完成した特報映像は、電話の通話中、交通事故を目撃し吃驚の表情を見せる綿子(門脇麦)の姿から始まる。事故死をした木村(染谷将太)は、すれ違いの続く夫との関係を忘れさせてくれる唯一の存在だった。失った恋人と通じ合えない夫・文則(田村健太郎)との間で揺れ動く綿子の複雑な心境が、幸せな時間を共に過ごした想い出と、表層的な生活風景の中で綴られていく。そのみずみずしい映像を彩る音楽は、『ドライブ・マイ・カー』で第16回アジア・フィルム・アワード最優秀音楽賞を受賞し、海外フェスティバルへの参加や、海外レーベルからの作品リリースなど多岐にわたる活躍をみせる音楽家・石橋英子が担当する。また併せて新場面写真が解禁。曇りガラスの窓から見えないものに思いを馳せる表情の綿子(門脇麦)や、木村(染谷将太)と2人の幸せな時間、すれ違う夫・文則(田村健太郎)と心あらずな表情を見せる綿子などが写し出されている。『ほつれる』は9月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ほつれる 2023年9月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開ⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINEMAS
2023年07月14日俳優の生田斗真が24日、都内で行われた映画『渇水』(6月2日公開)の舞台挨拶で、女優の門脇麦の意外な一面を明かした。河林満氏による同名小説を、刊行から30年の時を経て初の映画化。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作はある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹(山崎七海、柚穂)と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。この日のイベントには主演を務めた生田のほか、門脇、高橋正弥監督、企画・プロデュースの白石和彌氏が参加。撮影で苦労したシーンについて、門脇は「生田さんと対峙して家を出ていくシーンが雨続きで……」と振り返り、「メイクもして、お弁当とか食べたりして待って、『雨なので今日は撮れません』という日が2、3回あって。正直最後に撮れたときは清々しい気持ちでした(笑)」と当時の心境を伝えた。すると、このエピソードを聞いた生田が「麦ちゃんは、僕が今まで会った女優さんの中で一番帰るのが早いんですよ」と突然の告白。「もう気が付いたらメイク落としていて、私服になっていて、『おつかれさまでした!』って車まで走って帰るんですよ(笑)」と一連の流れを思い出し、早く帰るコツを聞かれた門脇は、「段取りをちゃんと組むこと。駐車場が遠かったらマネージャーさんに『車を(出入口の)前に付けておいてください』と頼んだり。あとは走りながら脱げるものは脱いでいくというのが、一番大きなコツ(笑)」と笑顔を見せた。集まった観客からの質問に答えるティーチイン形式となった同イベント。「撮影中にハッとさせられたシーンは?」という質問が寄せられると、生田は「麦ちゃんの登場シーン」と回答し、「そこにたたずむ門脇麦のなんとも言えない説得力というか……。本物がいる! って気がして」と門脇の存在感に圧倒された様子。さらに続けて、「まさかその数時間後に走って帰る人とは思えないほどの艶めかしいキレイさがありましたね……!」と笑いを交えながら絶賛していた。
2023年05月24日映画『ほつれる』が2023年9月8日(金)より全国公開される。主演は門脇麦、監督は加藤拓也。気鋭の演出家・加藤拓也監督作品映画『ほつれる』は、『もはやしずか』『ザ・ウェルキン』で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞に輝いた気鋭の演出家・加藤拓也が監督を務める作品。初の長編映画『わたし達はおとな』を経て、オリジナル脚本・長編監督映画2作目として、周囲の人々と自分自身とゆっくりと向き合っていく女性が主人公の物語を届ける。主演・門脇麦が目の前の現実に揺れる女性に主演は、『あのこは貴族』や『渇水』などに出演している実力派俳優・門脇麦。共演に、田村健太郎、染谷将太、黒木華ら個性豊かなキャストが名を連ねる。主人公・綿子…門脇麦目の前の現実に揺れる女性。夫と通じ合えない中、夫との関係性を忘れさせてくれる唯一の存在だった恋人、木村が目の前で事故死。夫や周囲の人々、そして自分自身とゆっくりと向き合っていく。文則…田村健太郎妻・綿子とのすれ違う関係に苦悶する夫。木村…染谷将太綿子が友人の紹介で知り合う男。綿子と頻繁に会うようになるが、事故死してしまう。彼の存在が綿子にとって大きな転回点となる。英梨…黒木華綿子の親友。音楽を手掛けるのは石橋英子尚、映画『ほつれる』の音楽は、『ドライブ・マイ・カー』で第16回アジア・フィルム・アワード最優秀音楽賞を受賞した石橋英子が担当する。映画『ほつれる』あらすじ主人公・綿子とその夫・文則の関係は冷め切っていた。綿子は友人の紹介で木村と知り合い、頻繁に会うようになる。あるとき綿子と木村の関係を揺るがす決定的な出来事が起こってしまう。平穏に見えた日常の歯車が徐々に狂い始め、過去を振り返る綿子。夫や周囲の人々、そして自分自身と向き合っていくことになる。【作品詳細】映画『ほつれる』公開日:2023年9月8日(金)監督:加藤拓也脚本:加藤拓也出演:門脇麦、田村健太郎、黒木華、染谷将太、古舘寛治、安藤聖、佐藤ケイ、秋元龍太朗、金子岳憲、安川まりⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINEMAS
2023年05月18日演劇界で注目を集める気鋭の演出家・加藤拓也が監督を務める『ほつれる』が9月8日(金)に公開されることが決定。監督と、主演の門脇麦らキャストよりコメントが到着し、ティザービジュアルが解禁された。綿子と夫・文則の関係は冷め切っていた。綿子は友人の紹介で知り合った木村とも頻繁に会うようになっていたが、あるとき綿子と木村の関係を揺るがす決定的な出来事が起こってしまう。平穏に見えた日常の歯車が、徐々に狂い始める…。過去を振り返るうち、綿子は夫や周囲の人々、そして自分自身と向き合っていくことになる。本作を監督するのは、「もはやしずか」「ザ・ウェルキン」で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞、「ドードーが落下する」で第67回岸田國士戯曲賞を受賞するなど演劇界で注目を集める気鋭の演出家・加藤拓也。「平成物語」(18)、「俺のスカート、どこ行った?」(19)、「きれいのくに」(21)など話題のテレビドラマの脚本も手掛けている。本作は、昨年公開され、そのリアリティ溢れる台詞まわしで観客の心を揺さぶり、演出家としての手腕を見せつけた初長編映画『わたし達はおとな』を経て臨んだ、オリジナル脚本・長編監督映画2作目。ある出来事をきっかけに、夫や周囲の人々、そして自分自身とゆっくりと向き合っていくひとりの女性の姿を捉える。門脇麦(綿子役)主演を務めるのは、『あのこは貴族』(21)、「リバーサルオーケストラ」(23)などに出演、まもなく『渇水』(23)の公開を控える門脇麦。その高い演技力で、目の前の現実に揺れる主人公の心の機微を繊細に演じ上げる。田村健太郎(文則役)綿子の夫・文則役には、映像・舞台とマルチに活躍する俳優・田村健太郎。映画・ドラマシーンでも欠かせない存在感を見せる田村さんだが、綿子との関係に苦悶する文則の緊張感あふれる演技に注目だ。染谷将太(木村役)さらに、その存在が大きな鍵を握る男・木村を演じるのは、『ヒミズ』(12)で第68回ヴェネチア国際映画祭、日本人初となる最優秀新人俳優賞を受賞し、以来出演作で圧倒的な存在感を放ち続けている染谷将太。黒木華(英梨役)綿子の親友・英梨を『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21)、『せかいのおきく』(23)の黒木華が演じる。公開情報と併せて解禁されたのは、「心がゆれる――。」のことばとともに、主人公・綿子が、光の差す部屋で佇む姿が映し出されたティザービジュアル。綿子の心の揺らめきを感じさせる表情と、何かを見つめる眼差しが印象的だ。彼女の視線の先には一体何が…?《キャスト&監督コメント》■門脇麦(綿子役)人生には誰しも何かを選択せねばならない瞬間が何回かあって、その瞬間は点でもさまざまな過程が入り混じった線があるからこその今に至る、その繰り返しが人生なのだと思います。この物語は1人の女性のとある時期の点と線を描いた物語です。物語というより観察、記録、にも近い感触が残るのではないかと思います。映画のメッセージも答えも全て観てくださる方に委ねられている作品です。是非劇場に足をお運びください。■田村健太郎(文則役)目の前には門脇さん演じる綿子がいて、ガラス細工のような台本があって、『やってみましょう』と加藤監督がポツリと言って始まり、役者、照明、撮影の歯車を変えてもう一度やってみる。その繰り返しでした。そうやって静かに淡々とひとつに向かう、皆が職人のような、工房のような現場でした。とても幸せでした。組み上がったものを思い出すと、人間を不思議に思ったり、生々しさに後ろめたくなったり、また雲間からのぞく三日月みたいな業に不覚にも見とれてしまう瞬間もあったりで…この作品に今だに掻き乱されてます!■染谷将太(木村役)自分を見つめる事ほど難しい事はありません、様々な関係性の視線の先に自分が居るとするならば、自意識も1つの視線でしかない、綿子が1歩踏み出した自分を求める旅路を加藤監督は細部まで見事に映画に落とし込んでいて圧巻でした。加藤監督の書くセリフはとても繊細な言葉達で、会話を作り上げるのがとても楽しい作業でした。皆様にはスクリーンであの緊張と緩和の空気に揺さぶられて欲しいと願っております。■黒木華(英梨役)加藤さん演出の舞台に出演させていただいてから、この人とは必ずもう一度仕事をしたい、と思っていました。それからあまり日を待たず、今度は映画という場でご一緒することができ、大変嬉しく思います。「ほつれる」という単語を皆さんがどう捉えられるか、映画を見ていただけるのが楽しみです。■加藤拓也監督この作品では当事者性を感じることができない、またはしないで、向き合うことを諦めているある一人のもつれが描かれています。それが小さなことから大きなことまで、いかに繰り返されているのかということが、私にとって二本目の映画になりました。『ほつれる』は9月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ほつれる 2023年9月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開ⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINEMAS
2023年05月15日女優の門脇麦が主演を務める映画『ほつれる』が、9月8日に全国公開されることが15日、わかった。同作は、第30回読売演劇大賞優秀演出家賞、第67回岸田國士戯曲賞を受賞するなど演劇界で注目を集める加藤拓也氏のオリジナル脚本・長編監督作品第2弾。夫・文則(田村健太郎)との関係が冷め切っていた綿子(門脇)は、友人の紹介で知り合った木村(染谷将太)と頻繁に会うようになっていた。しかし、あるとき綿子と木村の関係を揺るがす決定的な出来事が起こってしまい、平穏に見えた日常の歯車が徐々に狂い始める。過去を振り返るうちに綿子は夫や周囲の人々、そして自分自身と向き合っていくことになる。共演には田村、染谷に加え、綿子の親友・英梨役に黒木華が出演する。コメントは以下の通り。■門脇麦人生には誰しも何かを選択せねばならない瞬間が何回かあって、その瞬間は点でもさまざまな過程が入り混じった線があるからこその今に至る、その繰り返しが人生なのだと思います。この物語は1人の女性のとある時期の点と線を描いた物語です。物語というより観察、記録、にも近い感触が残るのではないかと思います。映画のメッセージも答えも全て観てくださる方に委ねられている作品です。是非劇場に足をお運びください。■田村健太郎目の前には門脇さん演じる綿子がいて、ガラス細工のような台本があって、「やってみましょう」と加藤監督がポツリと言って始まり、役者、照明、撮影の歯車を変えてもう一度やってみる。その繰り返しでした。そうやって静かに淡々とひとつに向かう、皆が職人のような、工房のような現場でした。とても幸せでした。組み上がったものを思い出すと、人間を不思議に思ったり、生々しさに後ろめたくなったり、また雲間からのぞく三日月みたいな業に不覚にも見とれてしまう瞬間もあったりで……この作品に今だに掻き乱されてます!■染谷将太自分を見つめる事ほど難しい事はありません、様々な関係性の視線の先に自分が居るとするならば、自意識も1つの視線でしかない、綿子が1歩踏み出した自分を求める旅路を加藤監督は細部まで見事に映画に落とし込んでいて圧巻でした。加藤監督の書くセリフはとても繊細な言葉達で、会話を作り上げるのがとても楽しい作業でした。皆様にはスクリーンであの緊張と緩和の空気に揺さぶられて欲しいと願っております。■黒木華加藤さん演出の舞台に出演させていただいてから、この人とは必ずもう一度仕事をしたい、と思っていました。それからあまり日を待たず、今度は映画という場でご一緒することができ、大変嬉しく思います。「ほつれる」という単語を皆さんがどう捉えられるか、映画を見ていただけるのが楽しみです。■加藤拓也監督この作品では当事者性を感じることができない、またはしないで、向き合うことを諦めているある一人のもつれが描かれています。それが小さなことから大きなことまで、いかに繰り返されているのかということが、私にとって2本目の映画になりました。
2023年05月15日映画『ほつれる』が、9月8日(金) に公開されることが決定し、併せて、ティザービジュアルとキャストコメントが公開された。本作を監督するのは、『もはやしずか』『ザ・ウェルキン』で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞、『ドードーが落下する』で第67回岸田國士戯曲賞を受賞するなど、演劇界で注目を集める演出家・加藤拓也。本作は、リアリティ溢れる台詞まわしで観客の心を揺さぶり、演出家としての手腕を見せつけた初長編映画『わたし達はおとな』(22) を経て臨んだ、オリジナル脚本・長編監督映画2作目。ある出来事をきっかけに、夫や周囲の人々、そして自分自身とゆっくりと向き合っていくひとりの女性の姿を描く。主演を務めるのは門脇麦。目の前の現実に揺れる主人公・綿子の心の機微を繊細に演じる。共演には、綿子の夫・文則役に映像・舞台とマルチに活躍する俳優・田村健太郎、その存在が大きな転回点となる男・木村には染谷将太、綿子の親友・英梨を黒木華が演じる。公開されたティザービジュアルは、「心がゆれる――。」のことばとともに、光の差す部屋で門脇演じる主人公・綿子の佇む姿が写し出されている。<コメント>■門脇麦(綿子役)人生には誰しも何かを選択せねばならない瞬間が何回かあって、その瞬間は点でもさまざまな過程が入り混じった線があるからこその今に至る、その繰り返しが人生なのだと思います。この物語は1人の女性のとある時期の点と線を描いた物語です。物語というより観察、記録、にも近い感触が残るのではないかと思います。映画のメッセージも答えも全て観てくださる方に委ねられている作品です。是非劇場に足をお運びください。■田村健太郎(文則役)目の前には門脇さん演じる綿子がいて、ガラス細工のような台本があって、「やってみましょう」と加藤監督がポツリと言って始まり、役者、照明、撮影の歯車を変えてもう一度やってみる。その繰り返しでした。そうやって静かに淡々とひとつに向かう、皆が職人のような、工房のような現場でした。とても幸せでした。組み上がったものを思い出すと、人間を不思議に思ったり、生々しさに後ろめたくなったり、また雲間からのぞく三日月みたいな業に不覚にも見とれてしまう瞬間もあったりで……この作品に今だに掻き乱されてます!■染谷将太(木村役)自分を見つめる事ほど難しい事はありません、様々な関係性の視線の先に自分が居るとするならば、自意識も1つの視線でしかない、綿子が1歩踏み出した自分を求める旅路を加藤拓也さんは細部まで見事に映画に落とし込んでいて圧巻でした。加藤さんの書くセリフはとても繊細な言葉達で、会話を作り上げるのがとても楽しい作業でした。皆様にはスクリーンであの緊張と緩和の空気に揺さぶられて欲しいと願っております。■黒木華(英梨役)加藤さん演出の舞台に出演させていただいてから、この人とは必ずもう一度仕事をしたい、と思っていました。それからあまり日を待たず、今度は映画という場でご一緒することができ、大変嬉しく思います。「ほつれる」という単語を皆さんがどう捉えられるか、映画を見ていただけるのが楽しみです。■加藤拓也監督この作品では当事者性を感じることができない、またはしないで、向き合うことを諦めているある一人のもつれが描かれています。それが小さなことから大きなことまで、いかに繰り返されているのかということが、私にとって二本目の映画になりました。<作品情報>『ほつれる』9月8日(金) 全国公開監督・脚本:加藤拓也出演:門脇麦、田村健太郎、黒木華/染谷将太古舘寛治、安藤聖、佐藤ケイ、秋元龍太朗、金子岳憲、安川まり
2023年05月15日生田斗真が、水道料金を滞納する家庭の水を日々停めて回る業務に就く水道局員を演じる映画『渇水』。本作で、娘たちを置いて出ていく母親役に挑み、「自分なりに手繰り寄せて演じました」と語る門脇麦の場面写真が解禁となった。解禁となった場面写真は、生田さん演じる主人公の岩切俊作が出会うことになる幼い姉妹(山崎七海、柚穂)の母親・有希(門脇麦)の姿を切り取ったもの。カラフルなワンピース姿で着飾った有希は子どもたちを優しい表情で見つめるが、姉の恵子が有希に渡されたお金を差し返す場面も。この親娘の中で何が起こっているのか、気になる1枚となっている。門脇さんは今回演じた役について、「母親の役というだけでまだ想像がつかない部分も多く、その役を遠く感じるものですが、さらにさらに遠い、私には理解が困難な役を皆様に支えていただきながら自分なりに手繰り寄せて演じました」とコメント。数々の映画・ドラマに出演し、幅広い役柄を演じてきた門脇さんが、今回はどのようにこの難役を演じ切ったのかは本作の見どころの1つとなっている。今回のキャスティングのきっかけは、本作で初プロデュースをつとめた白石和彌プロデューサーの推薦だったという。2人はこれまで『止められるか、俺たちを』(18)などで組んできたが、「何本もご一緒していますが、母親役というのはなかったので、彼女にとってもいいチャレンジになるだろうと思いました」と推薦したことを明かしている。心の渇いた水道局員・岩切が、給水制限の夏にこの姉妹と出会うことで、どう変わっていくのか。どんな結末に辿り着くのか、注目だ。『渇水』は6月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇水 2023年6月2日より全国にて公開©2022『渇水』製作委員会
2023年05月07日現在放送・配信中の門脇麦主演ドラマ「ながたんと青と -いちかの料理帖-」より、前半1~5話のダイジェストと、後半の見どころが詰まった予告映像が公開された。本作は、戦後間もない京都を舞台に、門脇さん演じる料理人・いち日が、経営難の実家の料亭「桑乃木」を立て直すため、19歳の周(作間龍斗)と政略結婚し、絆を育んでいくグルメラブストーリー。公開された映像のダイジェスト部分では、いち日と周が料亭「桑乃木」を立て直すべく、共に試行錯誤する中で、徐々に互いを認め合い、惹かれ合っていく様子が映し出される。さらに、今夜放送の第6話以降の見どころをまとめた後半部分では、「桑乃木」立て直しの期限である1年を目前に控え、ある大勝負に挑む2人。ホテルのシェフ・田嶋(中村蒼)や、周の幼なじみ・鈴音(久間田琳加)の登場により、2人の恋愛模様はすれ違う…。物語後半へ向けて、門脇さんは「変わらずおいしそうな、いち日の人柄伝わる温もりのあるお料理がたくさん出てきます。そして周さんと桑乃木を料亭としてさらにパワーアップさせるべく、さまざまなお客様をおもてなしし2人で協力し合い奮闘します」とアピールし、「2人の距離が縮まっていく中でお互いを思いやる心、切ない想いも丁寧に描かれておりますのでお見逃しなく」とメッセージ。第8話作間さんも「ここからはいち日と周の距離、周りの環境が更に動き出します。楽しみにしていただければと思います。最高のキャストさんスタッフさんに囲まれて、19歳の僕が、19歳の周を演じる、とても貴重な体験をさせていただきました。最後まで皆さんに見ていただけたら幸いです」とコメントしている。また、全話視聴を終えた門脇さんと作間さんの特別対談動画を新規収録。前編は第6話の放送と同時刻(4月28日午後11時)より、WOWOWオンデマンドとWOWOW公式YouTubeで配信開始。後編は、第7話の放送(5月5日午後11時)と同時に配信開始となる。連続ドラマW-30「ながたんと青と -いちかの料理帖-」は毎週金曜日23時~WOWOWにて放送、各月の初回放送終了後同月放送分を一挙配信中(全10話)。(cinemacafe.net)
2023年04月28日生田斗真が水道料金を滞納する家庭の水を日々停めて回る業務に就く水道局員を演じる映画『渇水』。この度、生田さんを取り巻く豪華キャストや、“渇き切った世界”で希望を感じる1枚も含めた場面写真が解禁となった。今回解禁となった場面写真では、主人公・岩切俊作(生田斗真)、そして岩切を取り巻く登場人物たちが苦悩や葛藤を抱えながらも懸命に生きる様子が切り取られている。給水制限により休業となった空の市民プールを金網越しに見つめる幼い姉妹(山崎七海、柚穂)。母親から渡されたわずかな現金を水道代の足しにと差し出す姉妹と、その真っすぐな瞳と規則の間で揺れ動く岩切。ドレスアップをして“仕事”へと出かける前に、川沿いで遊ぶ子どもたちに声をかける姉妹の母・有希(門脇麦)。その有希が一方で、岩切と対峙し「あんたの家族は幸せなの?」と厳しく問い詰める姿も。岩切の妻で、実家に帰ったきり戻ってこない和美(尾野真千子)が息子と2人、どこか険しい表情で誰かを見つめる様子。そして岩切と同僚の木田拓次(磯村勇斗)が物憂げに佇む姿など、合計7点の場面写真が解禁。岩切と木田が姉妹とともに軒先に並びアイスを食べる様子からは、厳しい現実を生きる登場人物たちに訪れた束の間の穏やかな時の流れが感じられ、関係性が希薄な現代社会に問いかける1枚となっている。『渇水』は6月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇水 2023年6月2日より全国にて公開©2022『渇水』製作委員会
2023年04月13日門脇麦&田中圭共演による「リバーサルオーケストラ」の最終回が3月15日放送。初音と朝陽の“手繋ぎ”エンドに「ご想像にお任せしますってこと???ハッピーエンドと信じてる」「1番好きだこのエンド」など感動の声が送られている。元天才ヴァイオリン少女と変人マエストロが万年赤字続きの“お荷物”オーケストラを立て直す、一発逆転の音楽エンターテインメントが展開してきた本作。児玉交響楽団(通称・玉響)コンマスとなった谷岡初音に門脇さん。徐々に笑顔を見せるようになってきた玉響のマエストロ・常葉朝陽に田中圭。初音と“対決”することになる高階フィルコンマスの三島彰一郎に永山絢斗。三島の父親で世界的マエストロの三島光太郎に加藤雅也。玉響のSNSを担当する初音の妹・谷岡奏奈に恒松祐里。初音、奏奈と同居する玉響フルート首席の庄司蒼に坂東龍汰。玉響を潰そうとしてきた西さいたま市議会議員・本宮雄一に津田健次郎。朝陽の父親で西さいたま市長の常葉修介に生瀬勝久。玉響と対決する高階フィルオーナーの高階藍子に原日出子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。負けたら解散となるこけら落とし公演に向け玉響は厳しい練習を続ける。そんな中、初音は朝陽が高階フィルへ移籍するというウワサを耳にする。そんなウワサなど気にも留めない初音だったが、裏で朝陽は高階フィルと接触していて…というのが最終回のストーリー。そして運命の高階フィルとの対決、初音の説得で朝陽は玉響で指揮をすることを決める…「演奏見納めなのか」「朝陽さんの燕尾服最高に格好いい!!!」「演奏聞く前から泣きそう。終わらないで…」などの声が視聴者から上がるなか、玉響によるチャイコフスキーの交響曲第5番“チャイ5”の演奏が始まる。朝陽を演じる田中さんの指揮者ぶりに「こういった音楽系のドラマとか映画とか今までもあったけど、田中圭の指揮が一番上手だと思う」「過去に色々役者さんの指揮を見てきて、田中圭さんのはちょっと並外れていると思う」「それにしても圭くんの指揮が上手い…!!!」など絶賛の声が殺到。そして運命の対決は玉響の勝利に終わる。演奏を終えた帰り道、朝陽は初音に感謝を伝え「ありがとう」と手を差し出し、2人は握手する。すると初音は朝陽に“高階フィル行きがなくなったなら、しばらくは玉響にいてくれるってことですよね”と、引き続き玉響で指揮を続けるよう迫る。握った手を振りほどこうとする朝陽だが、初音はその手を離さず「いつまで一緒にいれるんですか?」と食い下がる。無理やり初音の手を振り払った朝陽だが、改めて初音と手を繋ぎ「帰りましょう」と歩き出す…。このラストにも「天真爛漫な初音と、考えておきますって満更でもない朝陽、一生一緒にいてくれや………」「常葉さんと初音ちゃんは…ご想像にお任せしますってこと???ハッピーエンドと信じてる」「1番好きだこのエンドーーーーーーーーーやられたーーー」といった反応が寄せられている。(笠緒)
2023年03月16日水曜ドラマ「リバーサルオーケストラ」よりオフィシャルブックが発売された。いよいよ最終回の放送を迎える本作。地味に生きてきた天才ヴァイオリニスト・谷岡初音(門脇麦)が、毒舌マエストロ・常葉朝陽(田中圭)に巻き込まれ、地元のポンコツオーケストラを大改造するストーリーで、一度は耳にしたことがある有名なクラシック曲に乗せて、音楽と生きている人々がもがきながら夢を追い続ける姿を描いていく。この度、発売されたオフィシャルブックには、門脇麦、田中圭のグラビア&インタビューから、“玉響”をめぐるキャストのインタビュー、各話のストーリー、楽曲解説まで、内容も盛りだくさん。ドラマの魅力がぎゅっと詰め込まれており、ドラマを楽しんだファンは必携の一冊となっている。【主な内容】■門脇麦 田中圭 ピンナップ■門脇麦 グラビア&インタビュー■田中圭 グラビア&インタビュー■他キャスト16名インタビュー■児玉交響楽団へようこそ!■全話ストーリー解説&楽曲解説■劇伴担当・清塚信也インタビュー■プロデューサー・鈴間広枝インタビュー■脚本・清水友佳子インタビュー■音楽監修・新井鷗子 オーケストラ監督・榊原徹インタビュー■ドラマ撮影現場密着リポート■リバーサルオーケストラ・スペシャルコンサート密着リポート「リバーサルオーケストラ」最終話【最終回あらすじ】負けたら解散――玉響は運命のこけら落とし公演に向けて練習に励む。が、そんななか朝陽が高階へ移籍するというウワサが。そんなことはあり得ないと気にも留めない初音だが、朝陽が高階フィルと接触していると知り胸騒ぎがして、三島に会って真相を確かめてみるが、三島は何も知らない様子。やぱり移籍の話はただのウワサなのか…。「リバーサルオーケストラ」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2023年03月14日連続ドラマW-30『ながたんと青と -いちかの料理帖-』が、3月24日(金) 午後11時よりWOWOWで放送・配信される。このたび、主人公の料理人・桑乃木いち日(くわのき・いちか)役の門脇麦と、いち日と政略結婚をする15歳年下の夫・山口周(やまぐち・あまね)役の作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)のインタビューが到着した。原作は、月刊漫画雑誌「Kiss」で連載中の磯谷友紀の同名漫画。戦後間もない京都を舞台に、年の差夫婦が料亭再建に奮闘する中で絆を育んでいくさまを描くグルメラブストーリーだ。全10話の監督を、映画『サマーフィルムにのって』で長編映画デビューした新鋭・松本壮史、脚本をドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』の川﨑いづみと、第2回WOWOW 新人シナリオ大賞で優秀賞を受賞した弓削勇が務める。また、完成披露試写会の模様が3月18日(土) 午後2時よりWOWOW公式Twitterで生配信されることが決定。門脇と作間、松本監督が撮影時のエピソードをたっぷりと語る予定だ。以下、門脇と作間のツーショットインタビューをお届けする。門脇麦「またいい作品を作っていきたいなと思える人と出会えたことがすごくうれしい」――お2人は今作が初共演ですが、お互いの印象を教えてください。門脇初めて作間くんとお会いしたのは本読みの時。漫画のビジュアルにそっくりすぎて「まんまじゃん!」と思って(笑)、作間くんにもそう伝えました。ビジュアルは原作そのものですが、撮影を重ねるごとに顔がどんどん変わって行って。いろんなことを吸収する力が素晴らしい人で、その様子を間近で見られたことが幸せでした。最初はあまり笑ったりおしゃべりしたりするタイプじゃないのかなと思っていたのですが、実はすごくゲラで、オタク気質で少年の部分もあって。今となっては親近感、親しみしかないです。作間最初はやはり「すごい人と共演することになったな」と、本読みの時もとても緊張していたのですが、門脇さんが部屋に入ってきた時の雰囲気で「絶対フランクな人だな、いける!」と思いました(笑)。でも、初めてカメラの前に立った時に「やっぱりすごい人だ!」と改めて感じましたね。イメージ通りしっかりした方ではありますが抜けているところもあって、そこに親近感を持てました。門脇さんご自身も現場全体も温かい雰囲気だったので、少しずつ緊張もとけて、最終的にはとても安心していました。――原作と台本を読まれての感想を教えてください。門脇初めて台本を読んだ時、漫画の世界観と全く変わらずに読むことができて「これはおもしろくなりそうだな」と思いました。物語の舞台は、まだ女性が働いたり老舗料亭の調理場に立ったりすることが難しい戦後間もない京都。いち日は旦那さんを戦争で亡くしてもいますが、全体のテイストはポップな印象を受けたので、暗くなりすぎず、コミカルなシーンはきちんとコミカルにやるなど、メリハリを意識しました。作間原作が大好きで今も最新刊が出たらすぐに買っていて。2人の行く末をずっと描き続けて欲しいと思って読んでいますが、まだ原作が続いているからこそ、それを10話のドラマにまとめるとどうなるんだろう、どこで区切るんだろう、と思いました。でもいざ台本を読むと、ドラマならではのストーリーの流れ方があって、でも空気感は原作に忠実で、撮影が楽しみになりました。役については自分の見た目が漫画のビジュアルに似ているので、そこは準備することはないなと思いましたが(笑)、少ないセリフでいち日の気持ちを揺さぶって動かしていくキャラクターなので、表情などの演技がすごく難しくなるだろうなと感じました。――女性料理人であるいち日、いち日より15歳年下の婿養子・周という役をそれぞれどのように捉えて演じられましたか。門脇女性がプロの調理場に立つことが難しい時代に、実家の料亭で働くと決めたいち日は、強くもあり、柔らかさもある女性だと思いました。私の実年齢よりも上の役柄でしたが、落ち着きすぎず、ということを心がけました。いち日は意外とすぐに怒ったりもするので、いろいろな面が見えるように演じた方がキャラクターとして豊かになるなと思いました。例えば、料理をするシーンでは「本当に料理が好きなんだな」と見えるように。作間周はとても大人っぽいイメージですが、内面的には19歳の年相応な部分も。頭がよく、料亭を立て直すために頑張るのですが、無器用なところもあって。正直な部分が「かわいらしいな」と。正直すぎて、いち日さんとすれ違いが生じたりするんですけどね。感情があまり表情に出ないところや、初対面の人に何を考えてるのか分からないと思われるところなど、自分と共通するところもあったので、考えすぎず感じるままに演じました。――お互いのお芝居でどういうところが印象に残りましたか。門脇初日にモニターを見た時から、作間くんは映画に愛される人だなと思いました。今回はドラマですが、映画のキャパになった時にしっくりくる人ってそれだけで才能で、その人が映っているだけで物語が始まって、作品が成立するって、すごく稀有な存在だと思うんです。これは努力とか技術では補えない部分。そういう人と共演できたことがまずうれしかったです。周は19歳ですが、作間くんも撮影当時19歳で。伸び盛りの19歳、一番大切な時にご一緒できてすごく幸せでうれしかったです。これからも映像の世界で共演したいですし、またいい作品を作っていきたいなと思える人と出会えたことがすごくうれしい。存在に感謝です。作間こうやってきちんと言葉にしてくださるのがうれしいですよね。お芝居の上でも引っ張ってくれる力が本当にすごかったです。言わずとも、おそらく僕に合わせてくれていて。「言いたいことがあったら言っていいんだよ」とも言ってくださって、僕がやりやすい環境を作ってくださり、本当に助かりました。作間龍斗「お互いを必要とし、状況が整うと、年の差は関係なくなる」――グルメラブストーリーである本作は、料理シーン、そしてその料理を食べるシーンが大きな見どころですが、それぞれを演じる上で心がけたことはありますか。門脇ずっと料理を扱う作品をやってみたくて。そして実際にやってみて、料理の作品は工程がたくさんあって想像以上に時間がかかると分かりました。今作では大原千鶴先生が料理監修をしてくださっていますが、料理の手元はすべて私なので、美しく見えるように意識しました。使っていたのが四角いながたん(包丁)だったので、最初は扱いが難しくて。まな板とながたんをお借りして、ホテルの部屋でキュウリを切って練習していました。使い慣れてくると力を入れず包丁の重さで切ることができるので使い心地がいいんですよ。作間僕は基本的に食べるシーンが多いので、なるべくキレイに、時代背景的に違和感なく食べられるように、知識を絞りだして演じました。もちろん写り具合を松本壮史監督に見てもらって微調整したり、大原先生にも正しい食べ方を教えてもらったりしました。――本作にはおいしそうな料理がたくさん出てきますが、実際に食べて特においしかった料理は?門脇結婚式のシーンの撮影は、お化粧の関係でお料理を食べられなくて。みんながおいしそうに食べていて、おいしいに決まっているのに、食べられない辛さ。生殺しでしたね(笑)。そして撮り終わって食べた時のハモのおいしさときたら(笑)。ずっと2人で食べてたよね。作間撮影中は、ハモに乗っていた梅だけちょろっと食べたんですけど、その梅すらおいしくて(笑)。でも役としては「ハモが食べられない」設定だったので、苦しかったですね。ほんとはめっちゃおいしいのに(笑)。門脇あとは1話に出てくる鯛の骨せんべいが乗っているお茶漬け。骨せんべいというものを初めて食べたので、骨せんべいばっかりバリバリ食べていました(笑)。作間明太子が入った出汁巻き卵も、本当においしくて全部食べました。門脇おいしかったよね。ポトフ風のうどんもおいしかった。作間ポトフ風のうどん!初めて食べたんですけど、味がすごくしみてるんですよね。門脇大原先生の性格がにじみ出ているかのような優しいスープで、幸せな気持ちになる味でした。そんな心のこもった料理のシーンが入ることによって、2人の物語もさらに温かく優しく見えたりするんです。料理の画力ってすごいなと。湯気が出ている映像を見るだけで幸せになるじゃないですか。この作品を通して「お腹も胸もいっぱいになる」のが、本当においしいご飯なんだなと思いました。作間そうですね。人と集まってご飯を食べることが減っているこのご時世、「みんなで食べるとおいしくなる」って本当にその通りだなと思いました。そういう食べる環境、さらに作ってくれる人のバックストーリーも知ることによって、料理をより一層おいしく感じることができるんだなと思いました。――いち日は京ことば、周は大阪ことばと標準語ですが、方言でのお芝居はいかがでしたか。門脇方言は本当に難しくて、先生のデモテープを聴いてひたすら練習しました。お芝居の相手の周が普段標準語なので、そこも混乱して難しかったですね。でも反面、私自身にははんなりする要素があまりないので、京ことばがはんなりさせてくれるというか、落ち着いた雰囲気の女性に見せてくれるという意味で、いち日を演じる上でとても助けられた部分もあります。作間周はいち日さんと話す時は標準語、幼なじみや兄弟と話す時は大阪ことばなんです。そんな中、スタッフさんは基本皆さん京ことばなので、混ざってしまっておかしくなりましたね。「よろしくお願いします」もちょっと変な感じになったりとか(笑)。門脇途中からなまってたもんね。作間なまってた(笑)。何弁でもない中間みたいな、気持ち悪いイントネーションになってました。門脇作間弁だね(笑)。作間関西弁とひとくくりに言っても京都と大阪の違いとか、そういうところが学べたのもおもしろかったです。周の同級生役で出演している小柴陸と吉川太郎(AmBitious/関西ジャニーズJr.)に「これあってる?」って確認したりもしました。そしたら「ほんまやな」とか簡単な言葉のイントネーションが意外と違うんですよね。門脇でも方言っていいですよね。ちょっと色っぽいというか、艶っぽいというか。言葉が変わるだけで気持ちが変わります。その人が普段から話している言葉、身につけている言葉って、人格形成にすごく影響を与えているんだなと思いました。作間いつも標準語で話しているから魅力を感じるのかどうか分かりませんが、方言、特に異性の方言ってなんかいいですよね。いいです。――いち日と周は15歳差の夫婦ですが、年の差恋愛、年の差婚についてはどう思われますか。門脇お芝居とはいえ、シーンの中で気持ちがちゃんと動かないと、そのシーンは成立しないですよね。私は今まで年の差恋愛の話はやったことがなかったので、正直、現場が始まるまでどういう感じになるか分からなかったんですが、ちゃんと周に対して愛情も沸きましたし、恋愛の気持ちも動きました。年の差はあまり関係ないんだな、と実感しました。作間年の差はひとつの情報としてありますが、人によりますよね。中身は人によって違いますし、環境も違いますし。お互いを必要とし、状況が整うと、年の差は関係なくなると思いました。「15歳差なのか」って今、改めて思ったぐらいです。門脇年齢が若くても早熟な人もいるし、50歳でも60歳でも未熟な人もいるし、本当に年齢じゃないんでしょうね。作間くんが言うように、その「人次第」なんだと思います。<作品情報>連続ドラマW-30『ながたんと青と -いちかの料理帖-』3月24日(金) 午後11:00 放送・配信スタート(全10話)放送:毎週金曜午後11:00(第一話無料放送)【WOWOWプライム】【WOWOW 4K】配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信(無料トライアル実施中)【WOWOWオンデマンド】原作:磯谷友紀『ながたんと青と―いちかの料理帖―』(講談社「Kiss」連載)監督:松本壮史脚本:川﨑いづみ 弓削勇【出演】門脇麦 作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)中村蒼 久間田琳加 白石隼也/百田夏菜子(ももいろクローバーZ) 加藤小夏 菊池亜希子/小野武彦 飯田基祐 床嶋佳子/板尾創路 戸田恵子連続ドラマW-30『ながたんと青と -いちかの料理帖-』PR映像関連リンク「WOWOWオリジナルドラマ」公式Twitter:番組公式Twitter:
2023年03月11日門脇麦が主演する「リバーサルオーケストラ」第9話が3月8日放送。門脇さん演じる初音の“チェッ”に「片足あげるの可愛い」「可愛さに全私が惚れた」などSNSが大きく盛り上がっている。国際コンクールを総なめ、名門オーケストラと共演を果たしたこともあるが一線を退いていた元天才ヴァイオリン少女が、欧州で活躍していた変人マエストロによって解散の危機に瀕する“お荷物”オーケストラのコンマスになり、オケを立て直していく一発逆転の音楽エンターテインメントとなる本作。前回のラストで朝陽に告白した児玉交響楽団(通称・玉響)コンマスの谷岡初音を門脇さんが演じ、初音の演奏に救われた過去を持つ、ドイツ帰りの玉響マエストロ・常葉朝陽には田中圭。以前は初音に冷たい態度をとっていたが、今は優しくなった高階フィルのコンマス・三島彰一郎に永山絢斗。初音の妹でSNSを駆使して玉響を盛り上げる谷岡奏奈に恒松祐里。三島の父親で世界的マエストロである光太郎に加藤雅也。高階フィルを西さいたま市のシンフォニーホールに誘致するため、玉響を潰そうとする西さいたま市議会議員の本宮雄一に津田健次郎。西さいたま市にシンフォニーホールを建設中の市長で務める朝陽の父親・常葉修介に生瀬勝久。かつて初音がステージを投げ出した高階フィルオーナーの高階藍子に原日出子といった俳優陣も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。朝陽に告白した初音だが、朝陽は「やめておいたほうがいい」と返答、「僕は君が思っているような人間じゃない」という言葉を残しその場を去る。定期演奏会を満席にできないと解散させられてしまう玉響は、チケット完売作戦に動き出すのだが、裏では本宮による妨害作戦が着々と進行。そしてチケットに印字された開演時間にミスがあったことが判明。その話を聞いた土井(前野朋哉)は「そんなはずはない。その策略は僕がきっちり阻止してます」と口にしてしまう…。内通者かと思われた土井だが、本当の目的は本宮の懐に入り込んで向こうの情報を握ることだったという。「土井さん、先入捜査だったんだ」「土井さん、玉響のために疑ってごめんなさい」などの反応が上がるなか、「音楽を政治の道具にする人間と同じレベルに成り下がってどうするんです」と憤る朝陽の言葉に謝罪を口にする土井に「土井さん 玉響のために動いてくれたんだもん、謝らないで」と、土井を擁護するコメントも。一方、告白に対する朝陽の返事に納得いかない初音は、“朝陽のことを知ろう”とむしろ積極的に接近するように。定期演奏会の前夜、一緒に帰ろうと誘おうとして、朝陽から「帰りません」ときっぱり断られるのだが、その直後、コミカルに足を蹴り出す動きをしながら「チェッ」と口にする。「チェッな初音ちゃん可愛すぎ」「チェッて感じで片足あげるの可愛い」「初音ちゃんの「チェッ…」の可愛さに全私が惚れた」など、この初音の“チェッ”にネット上は「可愛い」の反応であふれかえっている。【最終回あらすじ】負けたら解散――玉響は運命のこけら落とし公演に向けて練習に励む。が、そんななか朝陽が高階へ移籍するというウワサが。そんなことはあり得ないと気にも留めない初音だが、朝陽が高階フィルと接触していると知り胸騒ぎがして、三島に会って真相を確かめてみるが、三島は何も知らない様子。やぱり移籍の話はただのウワサなのか…。「リバーサルオーケストラ」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2023年03月09日生田斗真が主演する、真の絆とは何かを問いかけ、観る者を生への希望で照らし出す珠玉のヒューマンドラマ『渇水』に門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子らが出演していることが明らかに。特報映像とティザービジュアルも公開された。生田さん演じる市の水道局に勤める岩切俊作が出会う、2人きりで家に取り残された幼い姉妹の母親・小出有希を門脇さん。姉妹役は姉・恵子を山崎七海、妹・久美子を柚穂という、オーディションで選ばれた2人が演じる。岩切の同僚で停水に回る木田拓次を磯村さん。岩切の妻で、息子を連れ実家に帰ったきり戻ってこない和美を尾野さん。水道料金滞納者の一人、伏見役で宮藤官九郎、水道局料金課の佐々木課長役で池田成志も出演。本編映像初公開となる特報映像では、水不足の深刻化を伝えるニュースの音声とともに、岩切と木田が滞納者を訪れ、水道を停めて回る停水執行の様子を映し出す。そんな中、岩切が出会ったのは幼い姉妹。県内全域で給水制限が発令される中、最後のライフラインである水道を停めてしまってもいいのか。姉妹の真っすぐな瞳に葛藤を覚えながらも、規則に従う。そして映像のラストでは、「このままじゃダメなんだよ」と叫ぶ岩切の姿が収められている。なお劇中音楽は、「NUMBER GIRL」や「ZAZEN BOYS」の向井秀徳が手掛ける。<キャストコメント>・門脇麦母親の役というだけでまだ想像がつかない部分も多く、その役を遠く感じるものですが、さらにさらに遠い、私には理解が困難な役を皆様に支えていただきながら自分なりに手繰り寄せて演じました。きっと今もどこかに存在する姉妹のお話です。聞き飽きた綺麗事かもしれませんが、優しい世の中になってほしいと、演じながら改めて強く願う作品でした。・磯村勇斗脚本をいただいて読んだときに、この作品に参加したいと強く思いました。水道局員を軸に、僕たちのライフラインである「水道水」を通して社会問題に切り込み、そこで出会う人々の葛藤に、僕は惹かれました。人の心も渇いていく世の中で、何か生きる希望を届けられたらと思います。・尾野真千子とても気持ちが歯痒くなる映画です。台本を読んだ時それぞれの気持ちがチクリチクリと刺さってポロポロと泣きました。観てくださった人の心にも刺さりますように。・山崎七海オーディションが決まった時は本当にびっくりしました。何度もオーディションを重ねて小出恵子を知っていくうちに、どんどんこの役が好きになっていって。なので参加出来た事が嬉しさでいっぱいでした。岩切との出会いで姉妹が変わっていく、普通の姉妹とは違うけどどんな時でも助け合って生きていく姉妹を見てもらいたいです!・柚穂この作品は初めての長期間の撮影でしたが、現場の人や出演者の人がとても優しく仲良くしてくれたので、自然に「久美子」になることが出来ました。私にはお姉ちゃんがいないので、本当にお姉ちゃんが出来たみたいで嬉しかったです。ぜひ「渇水」をたくさんの人に観てもらいたいです。・宮藤官九郎「最初に水道を止められる役は宮藤さんしかいないと思ってた」と力説された時には戸惑いましたが、高橋監督には数々の現場でずいぶん助けられましたので、俺でよければ水道止めて下さいと快諾しました。とても切なく過酷な物語ですが、社会の理不尽を描くだけでは終わらない希望の光が見えた気がしました。公開おめでとうございます。・池田成志天候不順な時に天候不順な題材を撮るって、ホント世の中ままならないよなぁとか思いながら撮影に臨みました。短い期間の撮影でしたが、何か明確なようで、明確ではないものを演じる、難しさみたいなものを感じました。映画経験をもっと積みたいです。かなり結構前から知ってる斗真君と、初めて仕事したのも嬉しかったです。『渇水』は6月2日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:渇水 2023年全国にて公開予定©2022『渇水』製作委員会
2023年02月27日俳優の生田斗真が主演を務める映画『渇水』(6月2日公開)の特報、ティザービジュアル、出演者が27日、明らかになった。同作は河林満による同名小説の実写化作で、刊行から30年の時を経て初の映画化となった。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作は、ある日停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。特報映像では、水不足の深刻化を伝えるニュースの音声と共に照りつける太陽を見上げる主人公・岩切俊作(生田斗真)と同僚の木田拓次(磯村勇斗)が水道料金を滞納する家庭を訪れ、水道を停めて回る停水執行の様子が映し出される。そんな日々の中、岩切が出会ったのはたった二人で家に残された幼い姉妹だった。県内全域で給水制限が発令される中、最後のライフラインである水道を停めてしまってもいいのか。「停めるんですか、水道」と問う姉妹の真っすぐな瞳に葛藤を覚えながらも、岩切は規則に従い停水を執行する。「疑問を持たずに波風を立てずに日々を過ごすことが上手な生き方かもしれませんが、ふと立ち止まり、自分を見つめ直す事も悪くない。そう思わせてくれる作品です」という生田のコメントに示唆されるような、映像のラストには「このままじゃダメなんだよ」と叫ぶ岩切の姿が収められている。また、物憂げに俯く主人公・岩切俊作の表情が印象的なティザービジュアルも同時解禁となった。新たに7名のキャスト情報も明らかに。姉妹の母親・小出有希を門脇麦、主人公・岩切俊作の同僚で岩切とともに停水に回る木田拓次役に磯村勇斗、岩切の妻で息子を連れ実家に帰ったきり戻ってこない岩切和美を尾野真千子が演じる。そして、2人きりで家に残された姉妹を演じるのは、しっかり者の姉・小出恵子役の山崎七海、天真爛漫な妹・小出久美子役の柚穂。オーディションで選ばれた2名が、たった2人で懸命に生きる姉妹を体現した。その他、水道料金滞納者の1人である伏見に宮藤官九郎、水道局料金課の佐々木課長を池田成志が演じる。また、劇中の音楽をNUMBER GIRLやZAZEN BOYSなどカリスマ的人気を誇る向井秀徳が手掛けていることが明らかになった。○門脇麦 コメント母親の役というだけでまだ想像がつかない部分も多く、その役を遠く感じるものですが、さらにさらに遠い、私には理解が困難な役を皆様に支えていただきながら自分なりに手繰り寄せて演じました。 きっと今もどこかに存在する姉妹のお話です。 聞き飽きた綺麗事かもしれませんが、優しい世の中になってほしいと、演じながら改めて強く願う作品でした。○磯村勇斗 コメント脚本をいただいて読んだときに、この作品に参加したいと強く思いました。水道局員を軸に、僕たちのライフラインである「水道水」を通して社会問題に切り込み、そこで出会う人々の葛藤に、僕は惹かれました。人の心も渇いていく世の中で、何か生きる希望を届けられたらと思います。○尾野真千子 コメントとても気持ちが歯痒くなる映画です。台本を読んだ時それぞれの気持ちがチクリチクリと刺さってポロポロと泣きました。観てくださった人の心にも刺さりますように。○山崎七海 コメントオーディションが決まった時は本当にびっくりしました。何度もオーディションを重ねて小出恵子を知っていくうちに、どんどんこの役が好きになっていって。なので参加出来た事が嬉しさでいっぱいでした。 岩切との出会いで姉妹が変わっていく、普通の姉妹とは違うけどどんな時でも助け合って生きていく姉妹を見てもらいたいです!○柚穂 コメントこの作品は初めての長期間の撮影でしたが、現場の人や出演者の人がとても優しく仲良くしてくれたので、自然に「久美子」になることが出来ました。私にはお姉ちゃんがいないので、本当にお姉ちゃんが出来たみたいで嬉しかったです。 ぜひ「渇水」をたくさんの人に観てもらいたいです。○宮藤官九郎 コメント「最初に水道を止められる役は宮藤さんしかいないと思ってた」と力説された時には戸惑いましたが、 高橋監督には数々の現場でずいぶん助けられましたので、俺でよければ水道止めて下さいと快諾しました。 とても切なく過酷な物語ですが、社会の理不尽を描くだけでは終わらない希望の光が見えた気がしました。 公開おめでとうございます。○池田成志 コメント天候不順な時に天候不順な題材を撮るって、ホント世の中ままならないよなぁとか思いながら撮影に臨みました。短い期間の撮影でしたが、何か明確なようで、明確ではないものを演じる、難しさみたいなものを感じました。映画経験をもっと積みたいです。かなり結構前から知ってる斗真君と、初めて仕事したのも嬉しかったです。(C)「渇水」製作委員会
2023年02月27日門脇麦主演「リバーサルオーケストラ」第7話が2月22日放送。朝陽と玉響団員たちの“応援動画”に感動の声が上がるとともに、それによって“覚醒”した初音の演奏にも「早くチャイコンをフルで聴きたい!」などの反応が送られている。本作は国際コンクールを総なめ、名門オーケストラと共演を果たしたこともある元天才ヴァイオリン少女と、欧州で活躍していた変人マエストロが万年赤字続きで市の財政を圧迫する“お荷物”オーケストラを立て直す、一発逆転の音楽エンターテインメント。キャストは突然テレビ出演のオファーを受ける児玉交響楽団(通称・玉響)コンマスの谷岡初音に門脇さん。指揮者として挫折を味わった過去も明かされた玉響マエストロ・常葉朝陽に田中圭。昔の初音をよく知る三島彰一郎に永山絢斗。初音の妹・谷岡奏奈に恒松祐里。三島の父親で世界的マエストロの光太郎に加藤雅也。朝陽の父親で市長も務める常葉修介に生瀬勝久。高階フィルオーナーの高階藍子に原日出子といったキャストも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。突然のテレビ出演のオファーへの返事に迷う初音だが、修介の勢いに負け承諾。さらに小野田(岡部たかし)から、市役所を辞めて正式に玉響の団員になってほしいと言われ、プロの演奏家になる覚悟も問われることに。そんななか朝陽は初音をある食事会に誘う。そこには藍子、三島、光太郎も同席。玉響での演奏を「楽しんでる」と語った初音に三島は、周りに甘やかされて、田舎のぬるいオケでちやほやされてると厳しい言葉を浴びせ、「覚悟がないなら、こっち入ってこないでくれないか」と告げる。その後もチャイコンを上手く弾けない初音は、励ます団員に当たってしまう。団員達と言い争いになり、家に帰ってふさぎ込んでる初音のもとに朝陽が現れる。今の状態でTVに出て三島と会えるのかと指摘する朝陽に、覚悟のない自分がプロになる資格なんてないと返す初音。その言葉に朝陽は「君が自分を貶めるのは、君と、君の音楽を信頼するすべての人をも貶める行為です」と怒りを露わにする…というのが今回のストーリー。TV出演を前にした初音は楽屋で小野田から、朝陽と玉響の団員たちからの“応援動画”を見せられる…視聴者からは「やっぱり玉響メンバー最高」「本当にいい人達すぎる」「初音の言葉をちゃんと受け止めてなお、この動画を撮って初音にエールくれる玉響大好き」といった声が続々と寄せられる。そしてTV出演。初音は三島から「弾いてみてよ」といきなりバイオリンを渡され、ずっと弾けないでいるチャイコフスキーをTVの生放送で演奏することに。朝陽や団員たちの言葉が脳裏をよぎり、決意を固めた初音は見事に演奏してみせる…。このシーンに「今夜の覚醒は凄かった さすが麦ちゃん!」「ついに覚醒。早くチャイコンをフルで聴きたい!」など感動の声が上がる一方、初音の演奏する姿に涙ぐむ三島には「え、もしかして覚醒させたかったの…?性格悪すぎとかと思っててごめぇぇぇぇん!!」「彰ちゃん、やっぱり初音さんの演奏が好きなんですね…覚醒した初音さんの演奏を聴いたあとの複雑ながら清々しい笑顔…憑き物が取れたよう」などのコメントも送られている。【第8話あらすじ】穂刈(平田満)が事故に遭い、初音は蒼(坂東龍汰)と一緒に病院へ駆けつける。そして穂刈と2人暮らしの妻・冴子(宮崎美子)が抱える事情を知ることに。穂刈の力になろうとする蒼に朝陽は「家庭の事情に深入りするべきではない」と忠告する。玉響は穂刈不在のまま定期演奏会の練習をするが、穂刈の抜けた穴を簡単には埋められずその存在の大きさを痛感する…。「リバーサルオーケストラ」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2023年02月23日