映画『キングダム2 遥かなる大地へ』より、佐藤信介監督と原作者・原泰久が、メインキャラクターたちの見どころを語るコメントが映画公式サイトニュースページにて公開。場面写真も到着した。2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載を開始し、現在までに単行本は65巻まで刊行され、累計発行部数9,000万部(2022年6月現在)を記録している原作漫画。実写化不可能とも言われていた大ヒット漫画を執筆した原さんは、山崎賢人演じる誰よりも速く先頭を突っ走る信について、「山崎賢人くんは本当に信ぽいと思います。前作の時にも感じていましたが、今作では『もうこれはいよいよ信だな』と(笑)。『1』の時は巻き込まれていくキャラクターだったのが、『2』は漂の死を受け止め自ら戦場に出ていく姿に、中心がドスンと重くなった印象を受けました。賢人くん自身も身体が分厚く、顔つきも男らしくなっていて、前作以上に成長した信がそこにあり一段とカッコ良かったですね!」とコメント。一方、今作からの登場となった清野菜名演じる羌瘣に関して佐藤監督は「清野さんは口で説明できないくらい絶妙な羌瘣を作り上げてくださいました。羌瘣がリアルにいたとしたら、きっとこんな感じなんだろうと思わされましたし、羌瘣の持つ悲哀やドラマを目の前で見せてもらいました」と絶賛。渋川清彦演じる縛虎申に関しても「『イカれたヤツ』と言われていますが、彼には彼なりに一本筋が通っていて曲がっていない。滅茶苦茶に見えるかもしれないけれど、ちゃんと想いを果たす。それが縛虎申の真の姿なんです。渋川さんが明確に演じてくれたことによって、縛虎申の貫かれたストーリーが伝わってきました」と説明した。そんな縛虎申と関わることで信が大きく成長するシーンは、涙必至の名場面となっている。また、総大将・麃公(豊川悦司)と王騎(大沢たかお)、2人の大将軍が揃うシーンにも注目の本作だが、原さんは「麃公はもっともっと見ていたいくらいにカッコよかった!ビジュアルは勿論ですが、王騎との最後のシーンが大好きです。王騎は出演シーンこそ多くないかもしれませんが、『1』よりもさらに物理的に体が大きくなられていて本当に凄かった。信と王騎が話しているシーンは、“大将軍と話をしている”という事で、原作では王騎をかなり大きく描いて誇張していましたが、映画でもそう見えたのが衝撃的でしたね」と明かしている。7月15日より公開中の本作は、8月11日までの公開28日間で、観客動員数263万人、興行収入37.5億円を突破し、2022年邦画実写作品No.1の記録を塗り替える勢いの大ヒットとなっている。『キングダム2 遥かなる大地へ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:キングダム2 遥かなる大地へ 2022年7月15日より全国にて公開(C)原泰久/集英社 (C)2022 映画「キングダム」製作委員会
2022年08月13日緊急事態宣言の発令後、再び増えた家飲み。飲食店がしまっているから、酒量が減るはずなのに、結局家で毎日飲んでしまう……と罪悪感を抱えている人に朗報だ。じつは「ビールの苦み成分に認知症の予防効果がある」という。「ビールで認知症を防ぐ」そんな酒飲みにとっては夢のような話について、詳しく伺うべく、研究に携わった「キリンホールディングスR&D本部キリン中央研究所」の阿野泰久さんに訊ねてみた。「昔から適量のお酒をたしなんでいる人は、うつや認知症になりにくいことが知られています。たとえば、赤ワインのポリフェノールには病気の予防効果があると有名です。国内で最も消費されているビールにも何か良い成分があるはずだ、と着目したのがビールの原料となる『ホップ』でした」(阿野さん・以下同)ホップは古くからヨーロッパを中心に“薬用ハーブ”として睡眠の質の改善、食欲の増進など民間医療で活用されてきた。「‘16年に東京大学で行われた非臨床試験において、ホップが持つ強い苦み成分である“イソα酸”入りの食品を3カ月食べ続けた結果を調査しました。すると脳内で、“お掃除細胞”と呼ばれる免疫細胞『ミクログリア』の動きが活発化。アルツハイマー病の原因となる脳の老廃物の量が、約2分の1に減ったのです。また、50~70歳の健常者に毎日180mlの“イソα酸”が入ったノンアルコール飲料を4週間飲んでもらい、脳活動を測定したところ、とくに60~70歳のシニア層でより効果があることが確認されています。“苦い”と感じる脳の刺激を通じて情報伝達機能が改善されることも分かりました」阿野さんによれば、このイソα酸は、ビール1缶(350ml)に10~30ppm程度(1缶に数~10mg程度)含まれるという。「苦味の強いものやコクの強いものに多く、辛口や爽快タイプにはあまり含まれていません。ノンアルコールビールにも、ホップが使われているのでイソα酸が含まれます。昨今、人気が高まっている強い苦みが特徴のIPA(インディアペールエール)やセゾンビールは、ホップを多く使うためイソα酸の含有量も多くなります」残念ながら「認知症予防のため」とビールを飲みすぎるのは逆効果だという。アルコールの取りすぎは、脳に悪い影響を与えるためだ。ビールの適度な飲酒量は、女性やシニア層で1日あたりアルコール度数5%のビール250gで、ビール缶1本弱程度とされる。認知症予防を目的とするなら、ノンアルコールビールを活用するのがよさそうだ。海外ではノンアルコールクラフトビールの製造が盛んになっており、イソα酸の多いIPAなども、ノンアルで楽しむことができるようになりつつある。ちなみに、国内産のノンアルコールビールは、ビールとは異なる材料と製法でつくる「ビールテイスト飲料」。一方、外国産のノンアルコールビールはビールを造ったあとにアルコールを取り除く「脱アルコールビール」が主流。製法は異なるが、どちらも原料にホップを使っているため「“飲んで苦い”と感じればOK」と阿野さん。普段はビールという人も、2杯目以降はノンアルコールビールにする、1週間の半分を“ノンアルの日”にするなど、アルコール量を減らしながらビールの苦みを堪能すれば、「ビールは“クスリ”だ!」と胸を張って言えそうだ。
2021年01月27日今年連載12年目を迎える原泰久の中華歴史漫画「キングダム」が、4月19日(木)発売の新刊でコミックス50巻を達成。この度、この最新刊発売を記念して実写映画化されることが発表された。「キングダム」は、紀元前の古代中国、春秋戦国時代の秦国が舞台。身寄りのない戦争孤児の少年・信が、後の始皇帝となるえい政と運命の出会いを果たし、「天下の大将軍」という夢を胸に戦場に繰り出してゆく歴史大河漫画だ。2006年「週刊ヤングジャンプ」(集英社)9号より週刊連載開始し、最新刊50巻を含め累計発行部数は3500万部を突破した本作。2012年にはNHKBSプレミアムにてTVアニメ化され、また2013年には第17回手塚治虫文化賞においてマンガ大賞を受賞した。原作者・原泰久のコメント「50巻到達大感謝!!!そして、その嬉しいタイミングで何と実写映画化発表です!!この1年脚本会議にも加えて頂き、意見を尊重して頂き感謝しております。納得の脚本です!!予算も破格!!キャストの皆様も超豪華!!絶対面白いです!!(撮影はこれからですが!)公開は、ちょっと先ですがどうぞ皆さま楽しみにしておいてください!!!」なお、今回の映画化についての詳細は後日段階的に発表していくという。「キングダム」第50巻は4月19日(木)発売。(cinemacafe.net)
2018年04月09日