俳優の佐野勇斗が、2024年度後期・連続テレビ小説『おむすび』に出演することが決定。橋本環奈演じる主人公・米田結と同じ糸島で暮らす高校球児・四ツ木翔也役で朝ドラ初出演を果たす。同作は、“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、目には見えない大切なもの(縁・人・時代)を次々とむすんでいく、平成青春グラフィティー。佐野が演じる四ツ木翔也は、栃木県出身で、福岡西高校に野球留学中の高校球児。四ツ木という姓と眼鏡姿から、「福西のヨン様」と呼ばれている。糸島に練習場があり、結と時々出くわすという役どころ。連続テレビ小説初出演となる佐野は、「デビューして約10年になりますが、様々な所で朝ドラに出演したいと言ってきました。 応援してくださる皆様のおかげで、また一つ夢が叶いました。すごく嬉しいです。いつも本当にありがとうございます!」と喜びを語り、「まだクランクインはしていないのですが、ヒロインの橋本環奈さんをはじめ、すごく豪華なキャスト、スタッフの皆さんと、一年をかけて素晴らしい作品に携われることが楽しみで仕方ありません。 毎朝皆さんに、今日も楽しく頑張ろう!と思ってもらえる作品に仕上がると思います。楽しみにしていてください!!」と意気込みを語った。そのほか、主演・橋本環奈と共に青春を謳歌する高校生&ギャル軍団キャストが発表され、菅生新樹、松本怜生、中村守里、みりちゃむ、谷藤海咲、岡本夏美、田村芽実の出演が決定。
2024年03月05日合同会社otonapro/青空メロディーズ 企画制作、女子野球チーム【青空メロディーズ】第一回戦 舞台『青空メロディーズ~We are baseball girls!!~』が2024年2月1日(木)~2月4日(日)に大塚萬劇場(東京都豊島区北大塚2-32-22)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて12月26日(火)22:00より先行発売開始です。カンフェティにて12月26日(火)22:00よりチケット先行発売開始 公式ティザーサイト 女子野球チーム【青空メロディーズ】第一回戦舞台『青空メロディーズ~We are baseball girls!!~』舞台開催‼ゲストにはWBC日本代表/オリックス・バッファローズ所属宮城大弥選手の妹、「宮城弥生」の出演が決定‼「女子野球チーム×演劇」女優・アイドルによる女子野球チームを発足し、公開練習・公開試合イベントを行いながら、実際にそのチームを描いた舞台・映画を上演していく新企画。オーディションでは10名のキャストが選出され、チーム名は『青空メロディーズ』に決定した。メンバーにはTV「ワースポ×MLB」キャスターの菊池柚花や、様々なコンテンツや、ゲーム、アニメ等のテーマ曲を歌唱してきた松岡ななせがいる。2024年2月に第一回目の公演の開催が決定し詳細が発表され、ゲストにはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に注目を集めたオリックス宮城大弥選手の妹、「宮城 弥生」の出演が決定。先行チケットは12月26日(火)22:00からカンフェティより販売される。公演概要女子野球チーム【青空メロディーズ】第一回戦舞台『青空メロディーズ~We are baseball girls!!~』試合日程:2024年2月1日(木)~2月4日(日)球場:大塚萬劇場《試合内容》"青空高校vsイソノ高校"第一回戦《物語》幼き頃から野球が大好きな少女「大空柚花」は青空高校女子野球部へ入部する。しかし2年生部員は0人で、3年生引退と共に柚花1人になってしまった。部員不足で廃部が囁かれるが、柚花の野球への熱い想いを汲んだ顧問「椿先生」が校長に掛け合い、秋の大会までに部員を9人集めることが出来れば部を存続させていい事となる。すると、柚花と同じクラスの「風見ななせ」が有名なプロ野球選手の娘だという噂を嗅ぎ付ける。しかし、ななせは野球が嫌いで柚花からの勧誘の言葉には見向きもしなかった。その後、ありとあらゆる手を使って新入部員を勧誘し何とか9人の部員を集めることに成功する。早速、柚花の因縁の相手「磯野姉妹」率いる強豪イソノ高校との練習試合が決まるが、大差で敗退。寄せ集めのメンバーはバラバラになり、柚花はまた1人となってしまう。それでも諦めない柚花は1人でも練習を続け、再び部員集めに励む。ある日、柚花がいつも通り1人で練習をしていると、風見ななせが現れる。「私がエースになってあげる。」"青春スポ根女子野球物語"青空メロディーズ始動!!-----------------------------------野球好きの女の子10人が集まって本気で野球に取り組む新プロジェクトスタート♪〈演劇×女子野球〉専用メガホンでの応援タイムもあり!!演劇の常識を覆す新たなエンターテイメント!!女子野球チーム【青空メロディーズ】開幕♬-----------------------------------《出場選手名/役名》◻青空高校菊池柚花/大空柚花松岡ななせ/風見ななせ川崎優菜/赤星優菜木保英里香/月影英里香朝霧陽冬美/雪村陽冬美大澤萌々/東雲萌々斉藤まなか/日野まなか菊地しずく/雨宮しずく福田彩加/五十嵐彩加野々山さくら/天道さくら加藤光大/椿先生◾イソノ高校宮城弥生/磯野苺子他《脚本・演出》加藤光大《球場》大塚萬劇場(東京都豊島区北大塚2-32-22)JR山手線大塚駅北口・徒歩5分《試合日程》2024年2月1日(木)~4日(日)全7試合①第一試合2月1日(木)19:00〜②第二試合2月2日(金)14:00〜③第三試合2月2日(金)19:00〜④第四試合2月3日(土)13:30〜⑤第五試合2月3日(土)18:30〜⑥第六試合2月4日(日)13:00〜⑦第七試合2月4日(日)17:00〜《チケット販売》◇先行販売[販売期間]12月26日(火) 22:00~12月28日(木) 21:00※先着順 ♫先行販売限定特典♫青空メロディーズ集合写真をプレゼント!(全席対象)◆一般販売2024年1月6日(土) 10:00~※先着順《チケット種類》・全席指定席/当日券500円増し①バックネット裏最前席:10,000円②バットネット裏S(2〜3列目):8,500円③内野指定席SS(4〜5列目):7,500円④外野指定席A(6列目以降):6,500円⑤外野指定席B(6列目以降):5,500円-バックネット裏・内野指定席予約特典-①非売品2L版ブロマイド1枚②オリジナルステッカー2種-外野指定席A予約特典-①非売品2L版ブロマイド1枚※特典ブロマイドは予約フォームで選択する応援選手のブロマイドとなります(全7種)《企画・制作》合同会社otonapro青空メロディーズ《Special Thanks》株式会社イソノ運動具店 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月27日ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。下剋上の物語に私達はどうしてこんなに惹かれるのだろうか。「ザン高勝つと嬉しくなるんや、みんな」「応援したいと思えるチームになった」と南雲脩司(鈴木亮平)は答える。弱いものが強いものを倒す瞬間を誰もが見たいのだ。越山野球部の背中にみんなの希望が集まっていく。彼らを甲子園に行かせるためには、高額の費用がかかる。校長の丹羽慎吾(小泉孝太郎)は生徒たちのために必死で各方面に声をかけていた。決勝戦の間でも、電話の手を止めなかった。彼もまた野球部とともに戦っていたのだ。いよいよ決勝戦の伊賀商業との試合である。監督の十文字(元木大介)の顔、どこかで見たような…?越山野球部は皆落ち着いた雰囲気だったが、伊賀商業もさすがに強豪である。準決勝と決勝連投になった根室知廣(兵頭功海)も疲れから腕が上がらなくなってきて、点数を取られやむなく交代になってしまった。総合的な能力は伊賀商業の方が上だろう。甲子園に行くという情熱だって同じぐらい強いはずだ。だが、勝負はそれだけでは決まらない。7回裏、伊賀商業に勝ち越され、犬塚翔(中沢元紀)がリリーフに出る。ワンナウト一塁三塁のピンチにスクイズされた球を、南雲が日沖壮磨(小林虎之介)にファースト送球を指示したにも関わらず、壮磨の好判断でセカンドへ送球、二塁、一塁とダブルプレイになる。この瞬間、南雲の判断を壮磨が超えたのだ。かつて、高校野球時代、賀門監督(松平健)の敬遠作戦に対し、正々堂々とプレイをしたいと言った南雲はついに「どんな手を使ってもいいか」と選手たちに宣言する。選手たちはルールに則っていればそれは卑怯ではない、と笑顔で応えた。『正々堂々』への南雲のこだわりを知る山住香南子(黒木華)が笑顔で見守っている。南雲はようやく南雲自身の壁を超えたのだ。散々、「ザン高」と揶揄され耐えてきた彼らの強さのおかげで。越山野球部はまさになりふり構わぬ作戦で見事逆転、ついに甲子園行きの切符を手に入れたのだ。越山野球部の甲子園に関わる費用も、美香(井川遥)たちのアイデアと彼らを応援する地元の人達のおかげで一瞬のうちに募金が集まった。甲子園への壮行会で、さりげなく青空(番家天嵩)が南雲のことを「僕のお父さん」と自慢するシーンがあった。青空は南雲が一番苦しかったときにずっと一緒にいて、彼の苦悩と償いを見守ってきたのだ。青空が父と認めたことの意味はとても大きい。ここで時は一気に現在の2023年になる。野球部部員たちは高校を卒業し、それぞれ皆自分の人生を歩いていた。翔は越山高校で野球部のコーチをしていた。山住から教師になることを勧められた彼は、まさに南雲と同じ道を進もうとしていた。一方、根室は一度は就職すると姉の柚希(山下美月)に宣言したものの、決勝戦のあとにスカウトの来た大学へ進学したいと伝えている。根室の心変わりは、おそらく決勝戦で降板せざるを得なかったのが、投手として心残りで、甲子園に出場したことでもっと野球をしたくなったのだろう。久我原(橘優輝)は自転車のチームに入り、楡(生田俊平)と壮磨(小林虎之介)は一緒に起業、椿谷(伊藤あさひ)は市役所と皆それぞれ自信を持って自分の人生を歩んでいる。このドラマの中で『下剋上』とは一体何だったのだろう。自分より強いものを倒すことなのは、それは結果的にそうなっただけではないか。勝てなかった者たちが駄目な訳では無い。大事なことは南雲の語ったように「諦めないこと」なのだろう。そして、下剋上をする本当の相手とは、強い敵ではなく、弱い自分自身なのではないか。自分を越えることを諦めずにいれば、いつか彼らが見たあの光が溢れて大声援が降り注ぐような誇らしい場所に、誰もがたどり着くことができるのだと教えてくれる。『下剋上球児』はそんな希望あふれる、頑張る人たちへの応援歌のようなドラマだった。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2023年12月22日鈴木亮平が高校野球の監督を演じた「下剋上球児」の最終話が12月18日放送。「絶対勝ちたくなってきた」南雲が口にした言葉にSNSでは「監督という立場になって初めて理解できたんだな」「同じ立場になって気づくやつ」など共感の声が相次いでいる。高校野球をテーマにしたドリームヒューマンエンターテインメントとなる本作。鈴木さん演じる南雲脩司はかつて野球をやっていたがケガで引退。大学も中退したが教師になる夢を捨てきれず、32歳で大学へ再入学し教師となって三重県立越山高校に赴任。そこで幽霊部員ばかりの弱小野球部の監督を頼まれることになる。当初は拒みながらもつい指導に熱が入ってしまう南雲。野球への情熱に再び灯がともったところでかつての恩師と再会。それがきっかけで“無免許教員”だったことが発覚、一旦は教師も野球部監督も辞めることになる。しかし部員たちの熱い復帰への願いを受け、1年後再び監督に復帰。弱小だった越山高校野球部はついに三重県予選の決勝に駒を進めるところまで来る…というストーリーが展開してきた。主演の鈴木さんのほか、南雲とともに野球部を率いる山住香南子に黒木華。資金繰りに悩むことになる校長の丹羽慎吾に小泉孝太郎。野球部前監督・横田宗典に生瀬勝久。動画編集も得意な南雲の妻・美香に井川遥。目の手術を拒んできた犬塚樹生に小日向文世。元野球部主将・日沖誠に菅生新樹。その弟でキャッチャーの日沖壮磨に小林虎之介。元クラブチームのエース・犬塚翔に中沢元紀。翔に代わり投げることになった根室知廣に兵頭功海。現在の野球部主将・椿谷真倫に伊藤あさひ。楡とぶつかり病院に運ばれた久我原篤史に橘優輝。久我原を心配する楡伸次郎に生田俊平らが出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。伊賀商業にリードを許すなか「こうなったら絶対勝ちたくなってきた…どんな手使ってもいいか」と部員たちに語りかけ、卑怯な手でも姑息な手でも、どんな手を使っても勝ちたくなってきたという南雲は「スポーツマンシップにのっとってない、そう言われるかもしれない。それでもいいか」と続ける。それはかつて自分が高校時代、賀門(松平健)から言われた「どんな手を使ってもお前たちを甲子園に連れて行く」という言葉と同じだった…。「正々堂々と戦いたかった南雲少年が今度は生徒たちをどんな手を使ってでも勝たせたくなった。うおお」「球児の時は理解できなかった監督の心境が、自分が監督という立場になって初めて理解できたんだな」「あの時の賀門監督も同じだったんだろうな、と同じ立場になって気づくやつ」など、SNSには南雲の想いに共感した視聴者からのコメントが相次ぐ。そしてラストで映し出された甲子園出場を果たした越山の姿にも多くの視聴者が注目。甲子園を埋め尽くす満員の観客の姿に「満員の甲子園のシーン、スゴすぎる…」「最後の満員の甲子園のアルプス最高でした!!」「ラストシーンの甲子園の満員の観客、胸熱すぎた」といった感動の声がタイムラインに殺到している。(笠緒)
2023年12月18日俳優の兵頭功海が17日、都内で行われたファースト写真集『かつ』発売を記念した囲み取材に出席。この日最終回を迎えるTBS系日曜劇場『下剋上球児』について「間違いなく僕の人生を変えてくれた作品」と語っていた。『下剋上球児』にて、越山高校の根室知廣役で出演している兵頭。準決勝の星葉高校戦では先発投手として好投し注目度も増している。兵頭は「間違いなく僕の人生を変えてくれた作品になっています」としみじみ述べ、「僕が高校3年までやってきた野球が、ここまでお仕事に活かせたことはなかったし、日曜劇場といえば、俳優からしたら憧れのドラマ枠。しかも高校生のとき目指していた甲子園を題材にした話。僕がやってきたことが繋がり、これからの僕を少し変えてくれる作品になったと思います」と強い視線で語る。俳優デビューから5年の歳月が流れた。兵頭は「一歩ずつ進めた5年間だと思います」と語ると「戦隊作品(『騎士竜戦隊リュウソウジャー』)に出演させていただきましたが、その後悩んだ時期もありました。それでもこういう仕事をしたいと地道にやってきたことで、こうして日曜劇場という地上波の大きなステージに出演することができました」とこれまでを振り返る。今後の5年についての目標を聞かれると「『下剋上球児』で、鈴木亮平さんなど、第一線級で活躍されている方々とご一緒できました。30歳までにはまた日曜劇場に帰ってきたいですし、地上波のゴールデンと言われるドラマで主演を張れるような俳優になりたいです」と抱負を述べていた。写真集は、2021年から約2年間をかけ、さまざまな表情を追った撮り下ろし写真をはじめ、故郷・福岡へのプライベート旅、初めて語るエピソード満載のロングインタビューなど盛りだくさんの内容になっている。兵頭は「この写真集は、出せるかどうか分からない状態で、25歳になったら出したいという思いで2年前の冬から撮っていたものなんです」と語り、「『下剋上球児』をはじめ、少しずつ自分のことを知ってもらい、発売することができてホッとしています」と笑顔を見せる。タイトルの「かつ」について「僕は功海(かつみ)というのですが、周囲から“かつ”と呼ばれることが多かったんです」と自身の名前にかかっていることを明かすと「もう一つ、俳優“かつ”兵頭功海という、俳優の僕と、プライベートな僕の両方が写し出されている意味、さらにこれからの俳優業をしっかり“勝っていく”という意味が込められています」と説明。「写真集を発売できたことは自信になりました」と語った兵頭。「やりたいと思ったことはやってみるものだな」と感慨深い表情を浮かべると「出来は120点です」と自信をのぞかせていた。
2023年12月17日ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。野球は筋書きのないドラマである──。このドラマでは越山高校が日本一の下剋上を成し遂げ、甲子園に行くことは分かっている。それでも星葉高校との試合は、何度も手に汗を握った。それほどにドラマティックで素晴らしい試合だった。高校野球を観ていると、時々、奇跡みたいな試合に出会うことがある。この回はまさに、高校野球の醍醐味がすべて詰まったようなすごい試合だった。そして、越山野球部がここまで努力してきたことの集大成でもあった。越山野球部の立ち上がりは悪かった。試合前に山住香南子(黒木華)が倒れてしまい、動揺が収まらない日沖壮磨(小林虎之介)。予選初登板かつ初先発で、相手は強豪の星葉野球部。根室知廣(兵頭功海)は力んでコントロールが落ち着かず、他のメンバーも動きがぎこちない。あまりの惨状に普段は穏やかな物言いの南雲脩司(鈴木亮平)も、ついに壮磨を「三振してこい」と煽るほどだ。南雲らしからぬ、選手をバカにしたような言葉に部員たちは怒りだし、その怒りが緊張や力みを上書きし、いつもの彼ららしいプレイを取り戻した。彼らが単純でよかった。ここまでエースでありながら、控えに回った犬塚翔(中沢元紀)はずっと厳しい顔でベンチに座っていた。星葉野球部は翔にとって因縁の相手だ。マウンドに立って中学時代のライバルたちを打ち取りたかったのだろう。その翔が吹っ切れた顔になったのは、逆転のピンチに伝令として根室のところに行ったときだ。弱気な根室のことだから四番の強打者・江戸川(清谷春瑠)相手に敬遠するかと思いきや、彼の中には闘志があった。翔はこの瞬間根室を認め、彼に勝負を託すことができたのではなかろうか。ベンチの一番前でチームメイトと笑顔になってる翔をテレビで見た犬塚樹生(小日向文世)は、「翔くん、笑ってる」と気がつく。第8話のコラムで、樹生は翔の投球がちゃんと見えてないのではと指摘したが、やっと翔自身を見ることが出来たのだなあと感慨深い。同時に、星葉高校に落ちて落胆していた翔が笑顔になれるよう、樹生は使命感を抱いていたのだ。そして、9回裏、代打として翔が登場する。南雲の「証明してこい」という言葉と、山住が「ピンチはチャンスや」と呟いた通り、見事に右中間を破る走者一掃のヒットを打ち、越山野球部をサヨナラ勝ちに導いたのだ。翔のキャラクターはここまで無愛想な表情で感情を表現するシーンが多い。中沢元紀は、ライバルである根室がどんどん成長していくことへの複雑な感情と不器用な成長を、僅かな表情だけで丁寧に演じてきたと思う。今回の印象に残る見どころは、星葉高校の観客席からヤジが飛んで、双方のチームの観客が一触即発の事態になったときだろう。賀門監督(松平健)が、まさに将軍のような威厳と貫禄を持ってなだめたのだ。「大人として失望させないでいただきたい」かつて南雲は「正々堂々と戦う」と賀門監督に宣言して甲子園に行けなかった。それなのに、無免許教師だったことを悟られたくなくて賀門からずっと逃げ回っていた。今度こそ正々堂々と試合で賀門に対峙することができ、過去の自分を乗り越え、賀門に自らの成長を見せることができた。やっと南雲が賀門から逃げ隠れすることなくまっすぐ向き合えたことに胸が熱くなった。それにしても三重県大会の解説者席にいたのが大リーガー田中将大なのは、さすがに地方予選には豪華過ぎて笑ってしまった。根室がサイドスローで投げたときの意表を突かれた様子は名演技だった。今回は他にも美香(井川遥)の応援席での活躍や、椿谷(伊藤あさひ)の主将としての成長など見どころが満載の回だった。このままの勢いで甲子園へ…と思いきや、越山野球部には予想外の障害が立ちはだかっていた。校長の丹羽慎吾(小泉孝太郎)の言う「このままでは甲子園に行けない」とは…。次はいよいよ最終回。目指せ、甲子園。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2023年12月15日日曜劇場「下剋上球児」第9話が12月10日放送。松平健演じる賀門がスタンドに向けて放った言葉に「マジで上様」「指導者の鑑」といった声が上がるとともに、ラストでの南雲に対する“頼み事”にも感動が広がっている。鈴木さん約2年ぶりの日曜劇場主演作となる本作は、高校野球を通し現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。三重県立越山高校の野球部監督に復帰、県大会準決勝まで勝ち進んだ南雲脩司を鈴木さんが演じる。また、練習中にボールが当たりその痛みで病院に運ばれた山住香南子に黒木華。準決勝で先発に起用された根室知廣に兵頭功海。ずっとピッチャーを務めてきた犬塚翔に中沢元紀。キャッチャーを務める日沖壮磨に小林虎之介。野球部主将の椿谷真倫に伊藤あさひ。俊足でロン毛の久我原篤史に橘優輝。マイペースな性格の楡伸次郎に生田俊平。越山高校校長の丹羽慎吾に小泉孝太郎。南雲の妻・南雲美香に井川遥。南雲と準決勝で対戦する恩師の賀門英助に松平さんといったキャストも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。準決勝に進んだ越山高校野球部。南雲はエースの翔を控えに回し根室を先発で起用するが、試合直前、練習中にボールが当たった山住が脇腹の痛みを悪化させ病院へ運ばれる。部員たちは動揺しつつも覚悟を決め、試合に臨むことに。そして始まった試合では賀門率いる星葉高校もこれまでとは違う布陣で挑んでくる。想定外の出来事の連続にミスを連発し先制される越山高校だが、その後逆転し…というのが9話の展開。試合中、スタンドで星葉を応援する観客と越山を応援する観客同士が怒鳴り合いに…球場全体の雰囲気が悪化するなか、賀門がベンチから出て来て客席に向かい「みんな真剣です。大人として失望させないでいただきたい」と、いきり立った観客たちを諭す…。このシーンに「賀門監督一喝。将軍さんの一喝はインパクト大」「大人として失望させないでくれといさめる賀門、マジで上様」「賀門監督、指導者の鑑過ぎる」といった投稿が。その後、9回裏で南雲は翔を代打に起用。先発を外れた翔にかつてのライバルとの一騎打ちをさせる…そして見事逆転勝利を収めることに。試合後、賀門は南雲たちの健闘を称え「甲子園は強豪私学のためだけにあるわけじゃねえ。お前らのようなチームが行くことが必要なんだ」と話すと、「あいつらは不完全燃焼だ。越山の応援させてやってくれ」と、明日の決勝戦で星葉のブラスバンドと応援団を越山のスタンドに入れてやって欲しいと頼む…。「ブラスバンド(兵)を貸してくれんの、熱いな」「応援団がついてくるとめっちゃ強力!」「賀門監督カッコイイな。南雲監督の正々堂々野球ルーツと納得」「はじめ嫌な監督なんかなって思ってたけど終始ずっと優しくていい監督だった」など、南雲と賀門のやり取りにも感動の声が送られている。【最終回あらすじ】ついに決勝進出を決めた越山高校野球部。しかし甲子園出場には高額費用がかかるため、丹羽は地元の有力者たちを集めて皆で頭を悩ませていた。そんななか大学からスカウトを受けていた根室(兵頭功海)はそのことを姉・柚希(山下美月)に言えずにいた。決勝当日。星葉高校の応援団も越山の応援のために駆けつけてくれるなど越山高校応援ムードの中、南雲と生徒たちの“日本一の下剋上”がかかった、運命の試合がスタートする…。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。注)このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画しましたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。(笠緒)
2023年12月11日ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。越山高校野球部はついに夏の三重県予選でベスト8に進出した。南雲脩司(鈴木亮平)の元、野球部は絶好調だが、香良洲高校との試合では皆調子に乗ってしまっており、「早く終わらせよう」と気持ちが逸るあまり、チャンスがあっても雑な攻撃で点が取れない場面が何度もあった。今までは試合に全力で臨んでいた彼らが、完全に慢心していた。辛くも勝利したが、ここまで勝ち上がったことのない彼らが、調子に乗った勢いのまま、てっぺんまで行けるといいのだが。そして次はいよいよ準決勝、賀門英助(松平健)率いる星葉高校との試合である。犬塚翔(中沢元紀)とかつて同じクラブチームだった星葉高校の江戸川快斗(清谷春瑠)と児玉拓海(羽谷勝太)は、自分たちのように野球一筋で努力してきた強豪が勝つべきだと宣言する。彼らの言葉に俄然ライバル心に火がつく越山高校野球部員たちであった。越山高校の快進撃には学校も地元も大フィーバーで、盛り上がっているのは野球部だけではなかった。そんな熱狂の一方で、南雲は星葉戦のスターティングメンバーに頭を悩ませていたのだった。勝つための野球をするならば、心を鬼にして実力と戦略で選ばなければいけない。香良洲高校との試合では星葉が翔の投球を撮影に来ており、おそらく彼の投球は研究し尽くされている。そのため、南雲は山住香南子(黒木華)に、ここまで温存した根室知廣(兵頭功海)を先発させる作戦と、部員たちへのフォローを相談する。ところがこの会話を、過去に対戦した草野球チーム『越山ドーマーズ』のジョンソン(新浜レオン)に聞かれてしまい、彼からのLINEで選手たちが知ることになってしまう。翔の投球に頼っていた部分もあった部員たちは動揺する。ジョンソン、全く余計なことをしてくれたものである。その頃、犬塚家では犬塚樹生(小日向文世)の目の手術を巡って、娘の杏奈(明日海りお)と彼女の夫の敏生(吉田ウーロン太)が必死の説得を続けていた。次々と、成長と気づきを得ていくこのドラマの中で、唯一変わろうとしていないのが樹生だ。常に翔のことばかりで、翔を目立たせ活躍させることしか考えていない。樹生が準々決勝のあと、翔にリリーフを送ったことへの不満を訴え、残り二試合は完投させろと南雲に訴えたときは、さすがの南雲もついに「過保護ではないか」と反論したぐらいである。樹生の言動には何度も不快感を覚えてきた。それはやはり南雲の失敗を責める一方で、自分は目の手術から逃げ、金に力を言わせて我儘で自分勝手な自分自身に向き合おうとしないところだろう。翔に完投させるということは、他の控え投手を出場させないということだ。彼が目立ちさえすれば、他のチームメンバーのことなどどうでもいいという自己中心的な考えなのだ。南雲がギリギリまで部員たちひとりひとりの努力と成長を考えながら、身を切るような思いでスターティングメンバーを考えていたのとは正反対である。しかし、樹生が患うのが『目』というのは象徴的だ。彼の病気は、視野が欠け、だんだんと見えなくなっていくものである。敏生が「お義父さん、翔が投げてるとこ、ちゃんと見えてます?」と尋ねたのは、投球そのものだけでなく、現実の翔がちゃんと見えているか…という二重の意味にも聞こえた。翔とのキャッチボールでも、彼の投げる球を受けることができないし、落ちたボールを見つけることができないのも、彼の思いが見えなくなっていることを暗示しているようだ。成長していく翔に対し、樹生は果たして本当の意味での、自分自身に対する『下剋上』を成し遂げることができるのだろうか。そして試合前に倒れた山住に、前日に彼女に打球を当ててしまった日沖壮磨(小林虎之介)は大きく動揺する。山住が生徒のために病院へも行かず我慢したことが裏目に出なければいいのだが。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2023年12月08日鈴木亮平主演の日曜劇場「下剋上球児」。その第8話が12月4日放送。傷心の翔が山住に語った“言葉”に「思ってた何倍も強い男」「きみはやっぱりエースだよ」などの感想が続出。山住に起きた“事件”にも様々な反応が寄せられている。野球一筋の道を歩んできたが大学時代、怪我をきっかけに引退、大学も中退しスポーツトレーナーとなったが、教師になる夢を捨てきれず32歳で大学に再入学。教師となり再び高校野球の監督をすることになるも、実は“無免許教員”であったことが発覚。教師も監督も辞めることに。しかし生徒たちの熱い思いに応え、再び監督として野球部を率いることになる…そんな主人公を鈴木さんが演じる本作。鈴木さんが三重県立越山高校の野球部監督を務める南雲脩司役を務めるほか、女性ゆえ野球部の活動に深く関われない悔しさを味わってきた越山高校の家庭科教師、山住香南子に黒木華。南雲を再び監督に起用した越山高校校長・丹羽慎吾に小泉孝太郎。南雲の高校時代の恩師で強豪校の監督をしている賀門英助に松平健。ピッチャーとして越山高校を勝利に導いてきた犬塚翔に中沢元紀。真面目で臆病な性格だがピッチャーとして成長著しい根室知廣に兵頭功海。越山高校野球部の主将・椿谷真倫に伊藤あさひ。ロン毛で俊足の久我原篤史に橘優輝。兄の意思を継いで野球部に入った日沖壮磨に小林虎之介。また菅生新樹、井川遥、生瀬勝久、小日向文世らも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。南雲が監督に復帰して1年、越山高校野球部は夏の大会で34年ぶりにベスト8に進出。準々決勝も突破、準決勝で賀門率いる強豪・星葉高校と対戦することになる。だが部員たちは浮かれ気味で南雲は不安を抱えつつも、星葉戦の先発に翔と根室、どちらを起用するかで頭を悩ませる。そんななか練習中に山住に打球が直撃、動揺する部員に、山住は「南雲にはこのことを言わないように」と釘をさす…というのが今回の物語。結局、南雲は星葉戦の先発に根室を起用。落ち込む翔を元気づけようとする山住に、いつかは根室が先発になるかもと思ってはいたが、それが星葉戦だとは思ってなかったと悔しさをにじませつつも「明日はどうしても勝ちたい。だから、俺にやれることを考えます」と宣言。気持ちを切り替え前に進もうとする翔の姿に「犬塚翔、思ってた何倍も強い男だった 彼だけは絶対報われてくれ頼む」「悔しくて当然だろうに それ以上にチーム全体を思う気持ちと根室くんの急成長を認める気持ちが上回ってる」「「俺にやれること考えます」ってところめちゃくちゃ感動したよ」「悔しくて悔しくて仕方ないのに気持ちしっかり切り替えられた翔くん。きみはやっぱりエースだよ」などの声が。そして迎えた星葉戦。打球の直撃などなかったかのように、元気な姿で手製のお守りを部員たちに配った山住だが、その直後、生徒たちに見えない場所で痛みにうずくまり、そのまま病院へ…。この展開には「山住先生すぐに病院行ったら良かったのに」「山住先生は即病院に行くべきだった!!」といった反応が続出。またベンチ入りした部員たちに山住が病院に向かったことを告げる丹羽に「試合終わるまで言わない方が良かったのでは…みんな動揺しちゃってる」「丹羽校長…大事な試合前にいらんこというな」などの声も殺到している。【第9話あらすじ】準決勝、エース・翔を控えに回し根室を先発で起用するという南雲。戸惑いながらも静かに覚悟を決める部員たち。そして始まった試合では星葉高校もこれまでとは違う布陣で挑んでくる。想定外の出来事の連続にミスを連発する越山高校。焦る部員たちを前に南雲が打つ手とは? そんな中、丹羽は犬塚(小日向文世)たちにある相談を持ちかけていた…。注)このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画しましたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。(笠緒)
2023年12月04日ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。越山高校、予選二回戦は健闘むなしく敗北を喫してしまった。去年も一回戦で負けてしまったがそのときとは違って、部員たちは「勝てたはず…」と悔し涙に濡れた。山住香南子(黒木華)もショックで寝込んでしまった。今まで負けて当たり前だった彼らは、ようやく負けて悔しい、という気持ちを味わったのだ。南雲脩司(鈴木亮平)が約束通り予選一回戦を通ったため監督として戻ってきた。しかし、楡伸次郎(生田俊平)は一向に練習に出てこない。彼は予選二回戦でエラーをしたショックと、成績も芳しくないから留年だと担任に言われてしまい、彼は退学届まで出してしまう。実は、楡は視力が落ちてしまっており、そのせいでエラーをしてしまったのだ。楡の「『メガネ男子』と言われたくない。でもコンタクトも怖い」という本音に驚く南雲。彼とともに眼科に付き合い、自身は視力1.5なのに勝負と称して「自分越えようぜ!」と言いながら一緒にコンタクトを入れる練習をする。それぐらい自分でやれと突き放すのは簡単だろう。でも楡みたいに自分で抱え込むタイプは、そうやって突き放されることで、助けを求めることもしなくなり、ちょっとしたことで越えられる壁から逃げてしまうのだ。もし南雲がじっくりと楡に寄り添うことをしなかったら、このまま彼は学校も野球もやめていたかもしれない。コンタクトを入れた楡のプレイは見違えるようになった。彼は自分を越えたのだ。順調に行き始めた越山野球部だが、実は南雲の監督就任の件を、横田(生瀬勝久)は校長の丹羽(小泉孝太郎)にまだ話を通してなかったのである。丹羽と犬塚(小日向文世)に呼び出され、南雲はずっと頭を下げ続けていたが、彼の監督就任を渋る二人に横田が言う。「失敗した人間の背中、いつまでも蹴り続けて楽しいですか?」ずっとここまで南雲の無免許教師の問題をここまで引っ張ってきたのは、横田のこの言葉のためだったかもしれない。南雲は罪を認め、反省し、更生の道を歩もうとしている。人のあやまちを許すか許さないかは判断が難しい。だが、一生懸命詫びているのに、いつまでも責めて排除を続けたら、失敗した人はもうやり直すことができないのかと、相手も周囲も絶望してしまうだけだ。横田が言う通り、失敗から償い、更生しようとしている人の姿を子どもたちの前から排除してしまったら、それは教育ではなくなってしまう。「留まることなく成長する彼らを見て、後ろ向きで生きている自分を恥ずかしいと思いました。もう一度、彼らと前を見て生きていきたいです」楡が近視とエラーのダメージを乗り越えたこと、下手だった野球部が大きく成長していったこと、それらすべてに南雲は逆に励まされていたのだ。生徒たちは南雲を監督として認めているが、それは決して南雲に依存した関係ではない。お互いに影響し合い、南雲自身も彼らと接することで成長している。丹羽は、南雲と生徒たちの関係の良い循環を認めたのだろう。もともと彼はずっと南雲を教師として越山高校をより良い学校にしていける同志だと思っていたのだから。練習試合を続けて、野球部は強くなっていく。「甲子園を目指す」という目標はもう越山野球部にとって夢物語ではなく、具体的な目標になった。野球部員たちでペイントしたおんぼろマイクロバスが田んぼの中を走る風景は、彼らの青春の輝きそのものに見えてきらきらと眩しい。ついに運命の夏の甲子園の予選が始まった。快進撃を続ける越山野球部は、丹羽が南雲に最初に出した監督就任の約束の『予選ベスト8』を成し遂げる。主将の椿谷(伊藤あさひ)がベスト8のインタビューを受け、緊張のあまり思わず「日本一の下剋上を目指します」と宣言、ついにタイトルを回収した。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2023年12月03日日曜劇場「下剋上球児」第7話が11月26日放送。南雲の監督復帰について犬塚と丹羽を説得する横田の言葉に、SNSでは「真っ直ぐな反論が刺さりまくった」「いつまでも叩き続ける人たちへの警鐘」など多くの反応が寄せられている。鈴木亮平が約2年ぶりに日曜劇場の主演を務め、高校野球を通して様々な愛を描くドリームヒューマンエンターテインメントとなる本作。32歳にして大学に再入学、教師になる夢を叶えようとするも単位が足りず退学。教員免許を偽造して三重県立越山高校の教師をしていたが、3年目を迎えたところで廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになり無免許が発覚。学校を辞めたが、野球部員たちの希望で監督として野球部に復帰することになる南雲脩司役に鈴木さん。共演には濡れ衣を着せられ越山高校に赴任してきた山住香南子に黒木華。祖父から異様なまでに溺愛される犬塚翔に中沢元紀。中学校では将棋部所属だった椿谷真倫に伊藤あさひ。中学時代陸上部で大会記録を出すほどの俊足・久我原篤史に橘優輝。ピッチャーとして成長をみせる根室知廣に兵頭功海。実力はあるがマイペースで自由奔放な楡伸次郎に生田俊平。中学時代クラブチームで正捕手をしていた日沖壮磨に小林虎之介。甲子園出場を常に狙っている中世古僚太に柳谷参助。越山高校野球部OBの日沖誠に菅生新樹。越山高校校長・丹羽慎吾に小泉孝太郎。南雲美香に井川遥。野球部前監督・横田宗典に生瀬勝久。翔の祖父・犬塚樹生に小日向文世といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2017年夏、12年ぶりに予選1回戦を突破した越山高校野球部だが、2回戦で楡のミスからペースが崩れ敗北。勝てた試合を逃したショックで部員は燃え尽き気味になり、山住も寝込んでしまう。そんななか「一勝したら戻ってきてほしい」という部員たちとの約束にこたえ南雲が監督に復帰。しかし犬塚や丹羽は復帰を快く思っていなかった。そんな2人を横田が説得する…というのが今回のストーリー。「失敗した人間の背中、いつまでも蹴り続けて楽しいですか?」と切り出し、2人に対し「あなた方はいっぺんも失敗したことないと言うんですか」と問いかけ「人は失敗を重ねて今がある」と訴える横田に「静かだけど憤りが伝わる 真っ直ぐな反論が刺さりまくった」「今回の下剋上球児、生瀬勝久さんの言葉がホントに良かった」「横田さんの言葉は「失敗」に執着し、いつまでも叩き続ける人たちへの警鐘」などの感想が殺到。また、犬塚と丹羽を説得する際に山住が「あの子らには私やなく南雲監督やないとあかんのです」と話すと、横田が「あんたがいて、南雲監督がいて、2人がおらなあかん」と山住の存在も必要だと口にする場面にも「横田先生が「2人がおらなあかん」て言ってくれたのよかった」「どっちも必要なんだって言ってくれたのがすごく良かった」といった声も上がっている。【第7話あらすじ】南雲が監督に復帰して1年、“日本一の下剋上”を目指す越山高校野球部は夏の大会で34年ぶりにベスト8進出を果たす。準決勝で賀門率いる星葉高校と師弟対決することになった南雲は先発をエースの翔か成長著しい根室にするかで頭を悩ませる。そんななか練習中、山住に打球が直撃するアクシデントが起こる…。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。注)このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画しましたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。(笠緒)
2023年11月27日ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。ついに南雲脩司(鈴木亮平)の不起訴が決定する。弁護士の榊原(伊勢志摩)が、検察に提出された二千人弱の署名が書かれた嘆願書を、南雲に手渡した。それは楡(生田俊平)が発案したもので、代表者として校長の丹羽(小泉孝太郎)、横田(生瀬勝久)、山住(黒木華)の名前があり、署名の中には越前恵美(新井美羽)のものもあった。その二千人の署名は、今まで南雲が教師として、生徒や学校のために努力してきた結果なのである。やはり、なぜこれで教員免許がないのか、もったいなさすぎる。一方、山住は横浜青隆高校を辞めるきっかけとなった生徒の椎野(松本怜生)と偶然再会する。複雑な家庭で育った彼は、親の都合で、甲子園予選三重大会一回戦相手の五十鈴高校に転校してきたのだった。山住は以前、南雲に「自分は高校生の男子の気持ちが分からない」と漏らしていたが、それはどうやら椎野との件の伏線だったようだ。南雲は「男とか女とか考えないほうがいい」と山住にアドバイスしていたが、横浜では「山住は女性だから」という理由で、野球部にあまり関われなかったことは、何度も本人が言っている。だからこそ、椎野の虚言を監督や教師たちは信じて、山住の弁解に聞く耳を持たなかったのだろう。山住自身も、どちらかといえば人の気持ちの機微に敏感なタイプではない。ドラマの最初から野球中心で物事を考えてしまう傾向があり、他人の心情にはどこか疎いところがあるのは何度も描写されていた。それが椎野との件では最悪の状況になってしまったのだろう。ただ、椎野と越山野球部との違いは、彼女は部の中心となって部員たちと関わってきたことだ。身を粉にして野球部に尽くしてきた姿を、部員たちは毎日のように見ている。五十鈴との試合でも、山住はノックこそできなかったが、監督として相手チームのデータを調べ上げ、的確な作戦を指示していた。だから、彼らも山住を信頼し、彼女を勝たせたいと思ったのだ。山住もまた、椎野に酷い嘘をつかれたにも関わらず、五十鈴のマウンドに立つ彼が強くなったと、野球のことは冷静に見ることができる。あくまでも野球ファーストの人なのだ。椎野は試合が終わったあとまでも、山住を侮辱するような言葉を吐いて、越山チームを動揺させようとした。彼が嘘をついて周囲を混乱させようとする行動は、自分が今まで大人たちに振り回された境遇のせいかもしれない。山住を信頼する越山野球部員の姿や、「彼の気持ちが分からなかった自分が不甲斐なかった」という山住の誠実な言葉が椎野にちゃんと届くといいと思う。予選には美香(井川遥)がやってきていた。東京での、南雲と元夫の小柳(大倉孝二)による、美香を巡っての丁々発止は面白かったが、2人とも夫として比較してもどうなのかという状況で、これは美香に同情する。美香は南雲が来ることを分かっていたのだろう。初めは身を隠して試合を見守っていた南雲だが、越山が初回に3点を取られ、思わず通路から外に出たところで、美香に見つかってしまう。美香は「どうしてすぐに三重県で教職を取ることを決められたのか」と南雲に問う。「美香に母と少しでも長くそばにいられるようにしたかった」という、彼女を思いやった南雲の答えに、美香は腑に落ちたような表情を浮かべた。彼女は南雲の無免許教師が発覚してからずっと、夫がなぜそんなことをしたのかと考え続けていたのだろう。小柳には塩対応だったが、美香はきっと、南雲と生活する中で、何度も彼の思いやりと優しさを感じたはずだ。「ピンチはチャンス」と南雲が言ったように、家族の危機が逆に絆を深めるきっかけになったのである。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2023年11月24日鈴木亮平主演の日曜劇場「下剋上球児」第6話が11月19日放送。山住率いる越山高校野球部に訪れる“歓喜”に“ガッツポーズ”する視聴者が続出。また山住が越山高校に赴任した理由については、原因を作った生徒に憤りの声も上がっている。大学まで野球一筋だったが怪我をきっかけに引退、大学中退後スポーツトレーナーとして働くも、教師になる夢を捨てきれず32歳で大学に再入学。教師として三重県立越山高校に赴任し、野球部の監督を務めることになるが、実は“無免許”教員だったことが発覚し、警察に出頭。教師も野球部監督も辞めることになった南雲脩司役で鈴木さんが2年ぶりに日曜劇場で主演を務めている本作。子どもの頃から高校野球の大会スコアや選手名盤を作っていたほどの野球好きで、以前は横浜の野球強豪校に在籍していたが越山高校に赴任してきた山住香南子に黒木華。卒業後も野球部を支える元主将、日沖誠に菅生新樹。学業不振で越山高校に入学した犬塚翔に中沢元紀。誠の弟、日沖壮磨に小林虎之介。家が遠く南雲の世話になることが多い根室知廣に兵頭功海。マイペースで自由奔放な性格の楡伸次郎に生田俊平。中学時代は将棋部だった椿谷真倫に伊藤あさひ。山住のスカウトで越山高校に入部した中世古僚太に柳谷参助。東京で仕事をする南雲の妻・南雲美香に井川遥。民間登用の越山高校校長・丹羽慎吾に小泉孝太郎。翔の祖父・犬塚樹生に小日向文世。南雲の高校時代の恩師・賀門英助に松平健といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。南雲が越山高校を去り、代わりにやってきた監督も解任され、山住は賀門に「自分でも野球部の監督ができるか」と問う。そして時はめぐり再び夏の予選の季節を迎えることに。初戦の相手は昨年ベスト8の五十鈴高校に決定し、初戦に向け気を引き締める部員たちだが、そんななかかつて山住と同じく横浜青隆高校に在籍、今は五十鈴高校の野球部員をしている椎野(松本怜生)が越山高校野球部員たちの前に現れ、“山住が野球部員と淫行して青隆高校を追われた”と告げる。さらに山住の話の真相を確かめようと部員たちは南雲に電話、話の流れで試合に勝利したら監督に復帰してもらうことを提案する…というのが今回のストーリー。“淫行”の話は青隆時代、自分の頑張りが山住に認められてないと感じ逆恨みした椎野が、学校側に“山住にホテルに連れ込まれた”と嘘をつき、その事で山住は青隆を追われた…というのが真相だった。「えええ……椎野それは……」「逆恨みで噂流したんか!?最悪じゃん」「八つ当たりやろうがああ!」など、椎野に対する憤りがSNS上に噴出するなか、夏の予選1回戦は越山高校が見事勝利をおさめる展開に。その展開に視聴者からは「越山の勝利を信じて支えた山住先生かっこ良かった」「本物の試合みたいにガッツポーズしちゃったよ」「南雲先生と部員たちの絆にとても感動しました!!越山一回戦勝利とても嬉しいです」といった反応や、直前まで放送されていたアジアプロ野球チャンピオンシップ決勝から続けてオンエアを見た視聴者からの「ドラマの前にリアル野球の試合やってたけど、そっちの勝利並みに歓声あげた」「日本優勝からのザン高12年ぶりの勝利は熱かった」「日本代表の、サヨナラヒットの時にガッツポーズしたけれど越山高校の勝利のときも、同じくらい高くガッツポーズをした!」といった声もSNSに投稿されている。【第7話あらすじ】11年ぶりに予選1回戦を突破した越山高校野球部は2回戦も善戦するが、惜しくも敗北を喫する。部員たちはショックから立ち直れず、山住も寝込んでしまう。そんななか「一勝したら戻ってきてほしい」という部員たちとの約束にこたえ、南雲が監督に復帰する。しかしその頃、予選敗退以来部活を休み続けていた楡の身にある問題が。さらに犬塚と丹羽は、南雲の監督復帰を快く思っておらず…。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。注)このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画しましたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。(笠緒)
2023年11月20日11月上旬、都内の野球場。歓声が響き渡るこの場所で、本誌が目撃したのは鈴木亮平(40)だ。「日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)のロケでした。鈴木さんは高校の野球部の監督を演じています。この日は試合のシーンの撮影で、鈴木さんは終了後、観客席に集まったエキストラたちのもとへ挨拶に行き、深々と頭を下げ、感謝を伝えていました」(制作関係者)鈴木といえば、徹底的な役作りが度々話題となるが、今回はこれまで以上にストイックだという。「救命救急医を演じた際には、外科手術用具を持ち歩き、日々手術シーンの手さばきの練習をしていたそうです。役のために30キロ近く体重を増減させたこともあります。彼は野球未経験ですが、『下剋上球児』は野球シーンの迫力にこだわっているので、『誰よりもうまくなる』と猛特訓をしているそうです」(前出・制作関係者)同作のプロデューサー・新井順子氏は次のように明かしている。《撮休の日も野球指導の方のところへ行って練習をしたり、撮影のある日はご自身でネットを担いでやってきて、控室で柔らかいボールを使ってノックをしていたり、グラウンドに一人残って1時間くらい練習をしていたり…》(「WEBザテレビジョン」’23年10月15日配信)鈴木がこれほど力を入れるのは、あるドラマの影響だという。「前クールの『VIVANT』です。どうしても内容や視聴率などが比較されてしまいますからね。今年最大のヒットとなった同作は、主演級の俳優が多数出演し、制作費は1話につき1億円ともいわれています。一方、『下剋上球児』の制作費はその3分の1程度。キャストもオーディションで選ばれた若手俳優が中心です。鈴木さんは、『このドラマは自分が引っ張っていかなければ……』と自らを鼓舞しているのでしょう」(芸能関係者)11月9日、鈴木は自身のX(旧Twitter)でこんな呼びかけをしている。《ボランティアエキストラさんを募集しております。大きな球場です。簡単には埋まりません。ですが叶うなら、彼らにあの光景を、満員のアルプスを見せてやりたい》前出の芸能関係者は言う。「通常であれば、エキストラ募集というのはADの仕事です。出演者、それも主演俳優が自ら率先して発信するのは異例のことで、鈴木さんの今作に懸ける思いが表れています」11月11日、鈴木はXを更新。その投稿によると、彼が呼びかけたことでエキストラ募集に予想を上回る数の応募があったようだ。演技に熱く、責任感の強い男は、『VIVANT』の視聴率を超える“下剋上”を果たせるか。
2023年11月19日ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。教師という職業に、教員免許という資格が必要なのは間違いない。だが、教員免許を持たなくても、大人として子どもたちに対してどうあるべきなのかが問われた回だったと思う。南雲脩司(鈴木亮平)の壮絶な過去が担当弁護士の榊原(伊勢志摩)にぼつぼつと語られ始めた。両親から捨てられ生活もままならない幼い南雲を救ったのは教師の寿(渋川清彦)だった。寿は自宅に南雲を住まわせて、『生活する』ことを教えてくれた。おそらく、担任の仕事の範疇から逸脱していると思う。でも寿にとっては教師としてだけではなく、大人として、社会から見捨てられた子供が一人でしっかり生きていけるように育てたかったのではないか。中学を卒業してすぐ働くと言った南雲に、高校への進学を勧めたのも寿だ。進学した南雲はそこで賀門監督(松平健)と出会い、野球部に入ることになる。南雲の境遇はまさに、姉と祖母のために働かねばならない根室知廣(兵頭功海)とほぼ同じだった。なぜ南雲があそこまで根室を必死で支えたのか、これが答え合わせだった。南雲が根室をなんとしても野球を続けさせようとしたときには、きっと、彼を救ってくれた寿や賀門のことが頭にあったに違いない。2話で根室が南雲からグローブをもらったとき、恐縮する根室に南雲が言った「大人になってから誰かになにか返せばいいんだよ」というセリフは、まさに南雲自身の実感だったのだろう。無免許のまま教師になった南雲が配属先で出会ったのは、問題児の越前恵美(新井美羽)だった。罪悪感ゆえに早く教師を辞めようと思っていた南雲だからこそ、恵美に体当たりで関わっていくことができたのは皮肉である。だが、根室の時と同じく、南雲の中に寿がしてくれたことがちゃんと根付いていたからこそ、道を踏み外しそうになっている恵美のことを見捨てられなかったのではないか。「子供はある日突然変わります」南雲は確かに教職免許を持っていない。だが、子どもたちに手を差し伸べること自体は、教職免許のあるなしは関係ないのかもしれない。まさにそんな南雲との対比になるような塩尻(町田啓太)という監督を、犬塚樹生(小日向文世)がまた勝手に連れてくる。塩尻は生徒たちを数値でしか見ず、さっさと見切りをつけてスカウトに力を入れるべきだと山住香南子(黒木華)に告げる。結局、塩尻は誰もスカウトすることができず、犬塚にクビにされてしまったが、キャラクターとしては初登場時に犬塚にかき氷作ってマンゴーのせているなど、ドライで合理的というよりどこか憎めない面白みのあるキャラで、深刻になりがちな雰囲気を救っていたと思う。そして、根室が電車で寝過ごして車庫に行ってしまい、行方不明事件を起こしたあと、根室を始め、越山の部員たちとOBの日沖壮磨(菅生新樹)が南雲の家に押しかけて来る。南雲の無免許教師の件が発覚してから他人から心無いことを言われるようになっていたにもかかわらず、部員たちはそんな話を一切南雲にはしない。ただ野球部が強くなった話を楽しそうに口々に南雲に報告する。若者たちが食事をもりもり食べながら、わいわい野球の話をする楽しい空間。南雲の目から自然に涙がこぼれていた。もしかすると、まさにこの瞬間、南雲は自分のしたことを今までで一番後悔したのではないか。彼らの優しさという大事なものを傷つけたことに。そして視聴者としても、何度目かの「教員免許があれば…」と涙ぐむことになったのである。「ザン校ザン校」と揶揄されている子どもたちは、決して駄目な子どもたちではない。可能性をたくさん秘めた存在だ。むしろ大人の方が既成概念に囚われて、本質を見失っていることがあるかもしれない。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2023年11月17日鈴木亮平主演「下剋上球児」の第5話が11月12日放送。町田啓太のサプライズ出演にSNSが沸き立つ一方、南雲が教師を目指した理由も明かされ、視聴者からは「南雲先生幼少期のスピンオフドラマ希望」などとといった声が上がっている。鈴木さん二度目の日曜劇場主演ドラマとなる本作は、高校野球を通して様々な愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。鈴木さん演じる南雲脩司は、大学まで野球一筋でやってきたものの、怪我をきっかけに引退。大学も中退してスポーツトレーナーとして働いていたが教師になる夢を捨てきれず、32歳で大学へ再入学し教師になると三重県立越山高校に赴任。3年目を迎えたところで廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することに。しかし、彼には“無免許教員”という大きな秘密があった…という物語。前回は南雲が警察に自首するラストで締めくくられた…。南雲役の鈴木さんはじめ、南雲とともに野球部を育ててきた山住香南子に黒木華。越山高校校長の丹羽慎吾に小泉孝太郎。試合に出場しないまま夏を終えた越山高校野球部主将の日沖誠に菅生新樹。誠の弟で野球部に入る決意を固めた日沖壮磨に小林虎之介。名門クラブチーム元エースだったが越山高校野球部に入った犬塚翔に中沢元紀。南雲からグローブをもらった根室知廣に兵頭功海。野球部に口出ししまくる犬塚樹生に小日向文世。南雲の妻・南雲美香に井川遥。南雲の高校時代の恩師で強豪校・星葉高校の野球部監督の賀門英助に松平健といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。5話では南雲が自首し在宅で取り調べを受けることに。事が明るみになり校長の丹羽や香南子も保護者たちの対応に追われ、南雲の元にも記者が現れ、息子の青空(番家天嵩)もいじめを受けるようになる。香南子は賀門のつてで新監督を探そうとするが、犬塚は勝手に新監督を決めてしまう。新監督の塩尻は部員の練習も見学せず、今の部員に見切りをつけ有能な選手をスカウトする方針を打ち出す…。新監督の塩尻を演じたのが約8年ぶりの日曜劇場出演となる町田啓太。視聴者からは「町田啓太さんの素敵なサプライズありがとうございました!」「強烈な印象を残して、視聴者がワッと沸き立つ!」などの反応が上がる。一方、自宅を訪れた弁護士のヒアリングに対し、南雲は自らの過去を語る。幼少期、親が行方不明となり保護者がいなくなった南雲を担任の寿(渋川清彦)が引き取り育ててくれたという。寿は中学を卒業したら働くつもりだった南雲に高校進学を勧め、高校に進学したことで賀門と出会い、南雲は野球をすることになった…。“恩師”寿とのエピソードにも「南雲少年は寿先生と出会えたから、あの南雲先生になったんだなという説得力が抜群」「南雲先生の幼少期から大人までの物語で、ワンクールのドラマが出来そう」「寿先生と南雲先生幼少期のスピンオフドラマ希望」などの反応が寄せられている。【第6話あらすじ】ついに南雲の事件が検察に送致される。野球部では香南子が自ら新監督を務めることに。そして迎える夏の予選、初戦の相手が昨年ベスト8の五十鈴高校に決定する。気を引き締める部員たちだったが、五十鈴高校野球部員から横浜にいた頃の山住に関するあるうわさを聞かされる…。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。注)このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画しましたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。(笠緒)
2023年11月13日鈴木亮平主演ドラマ「下剋上球児」の第5話が11月12日(日)本日放送され、町田啓太がサプライズ出演した。本作は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題や様々な愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。物語は、鈴木さん演じる教員免許を偽造していた南雲が自首し、その罪が学校や世間に広まっていく中、南雲を信頼していた部員たちも複雑な思いを抱えるという、不穏な展開に。日曜劇場へは「流星ワゴン」以来約8年ぶり、TBSドラマは「中学聖日記」以来5年ぶりとなる町田さんが演じたのは、南雲が越山高校野球部を辞めたあと、犬塚(小日向文世)が連れてきた新監督の塩尻。これまで私立の野球強豪校で3年半コーチと監督を務めてきた塩尻は、越山高校野球部の実力を見て、いまいる生徒たちには見切りをつけてスカウトに力を入れることでチームを強くしようと考え、練習に顔を出すことはなく、スカウト活動に専念。そんな塩尻に、山住(黒木華)や部員たちも不満を抱える。鈴木さんや黒木さんとは、連続テレビ小説「花子とアン」で共演している町田さん。塩尻はくせ者だったが、撮影は終始和やかに行われたそう。また、鈴木さんと町田さんの共演シーンはなかったが、町田さんの最後の撮影となった球場シーンの空き時間には、町田さんと鈴木さんがキャッチボールやノックをする一幕が。町田さんは野球経験者であり、「青春ですね!! 爽やかでやっぱりいいなと思いました。球児役の皆さんのオーディション番組も見せていただいていたので、“ホンモノだ!”と球児役の子たちを見て思ったり、これから視聴者としてもどうなっていくのか楽しみです。本当はもうちょっと優しくしたかったです!(笑)」とコメントした。第6話あらすじ根室(兵頭功海)が南雲(鈴木亮平)の家に泊まるようなったのを機に、南雲のもとに練習後の野球部員たちが集まるようになったある日。ついに、南雲の事件が検察に送致されることに。そんな中、南雲と青空(番家天嵩)は、美香(井川遥)の仕事場を訪ねる。久々の再会に喜ぶ南雲家だったが、そこには美香の元夫・晴哉(大倉孝二)の姿もあった。一方野球部では、南雲の後任監督が、新人を一人もスカウトできなかったことを理由に犬塚(小日向文世)によって解任され、山住(黒木華)が自ら新監督に申し出る。そして迎える夏の予選、初戦の相手は昨年ベスト8の五十鈴高校に決定。初戦に向け、気を引き締める部員たちだったが、五十鈴高校野球部員から、横浜にいた頃の山住に関するあるうわさを聞かされる――。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月12日ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。犯罪を犯すことがどんなに周囲の人達を傷つけるのか、丁寧に描写された回だった。越山高校野球部は三重県大会第一回を迎える。南雲脩司(鈴木亮平)の指示により、事前の相手校の研究の成果が出て、部員たちのプレイはそれまでの場当たり的なものではなくちゃんと『高校野球』だった。南雲の作戦も要所要所で功を奏し、結果的には2-1と負けたものの、初めて途中コールドになることなく、9回までプレイすることができたのである。逆転できなかった原因も相手の超ファインプレーだった。次はきっと勝てる、と部員たちは手応えを覚えたのだ。南雲さえ監督としていてくれれば…と。南雲が野球部のためになればなるほど、彼らへの裏切りが積み重なっていく。部員たちが彼を慕えば慕うほど、いずれ判明する真実が彼らを傷つけることがわかっているので、見ていて本当につらい回だった。三年生の日沖誠(菅生新樹)が最後の夏にも関わらず、出場しないまま終わってしまった。それでも彼はみなと一緒に野球ができたことを喜んでいた。彼がどれだけ試合に出たかっただろう。誠の無念さを誰よりも知る壮磨(小林虎之介)はようやく野球部に参加する。潔く笑顔で去っていった誠と彼の意志を受け継ごうとする壮磨の姿を見ると、南雲のしていることの罪深さがより際立つ。それは美香(井川遥)の連れ子の青空(番家天嵩)にとっても同じだ。青空は当初、東京へ行きたいと南雲や美香に訴えていた。しかし今は、かつて仲が良かった東京の友達とは中学受験のせいで、話が合わなくなってきていたのだ。練習試合には観戦に来なかった青空だが、予選には祖父の七彦(中村シユン)とともにやってきた。彼は野球に興味を持ち出したのである。青空はもう南雲を父親として受け入れていたのだ。青空は大人の都合で父親を一度失っており、これで二度目になってしまう。一度は乗った電車から降りて、祖父の家に戻った青空を迎えたのは誰も迎えてくれない家だった。呆然としている青空の絶望が痛いほど伝わってくるシーンだった。子どもたちだけではなく、南雲の影響で変わったのは犬塚樹生(小日向文世)もだ。あれほどワガママ放題だったのに、翔(中沢元紀)にも南雲や山住香南子(黒木華)、横田宗典(生瀬勝久)たちにも、これから余計な口出しはしない、勝手なことをしないと約束をする。これだけ生徒たちにも息子にも大人にも良い影響を与えたところで罪を償うために人々の前から去らなければならない。だが、南雲が貫く沈黙は自分を信じて受け入れてくれた人々を傷つけるだけだった。これこそが『犯罪者になること』なのだ…。南雲脩司という人物像を見ていると、そもそもどうしてこの人が生活のためとはいえ、教員免許偽造などしてしまったのか全く信じられない。皮肉にも警察に出頭したときに、警察官と顔なじみになるほど生徒のために何度も来て尽力していたことがわかる。まごうことなく、彼は理想的な教師である。犯罪行為というのは『ちゃんとした人』ならどんなときでも犯さないものだと思う。だけど、『ちゃんとした人』でも誘惑に負ける一瞬があるのかもしれない。だがその一瞬が求めてくる代償はとても重い。生徒たちを、同僚たちや保護者たちを、家族を裏切ったことをどう償っていくのだろう。落ちこぼれの野球部を3年で甲子園出場させる、理想的で完璧なはずの南雲脩司という教師につけられた『無免許教師』という大きな傷。この消えない傷と、彼と彼の周りの人たちと視聴者はどう向き合うべきなのだろうか。どうやら、ただ痛快なだけの成り上がりストーリーをこのドラマは描くつもりがないようだ。この先、南雲脩司と周囲の人たちが直面する大きな試練を見守るしかない。ドラマコラムの一覧はこちら
2023年11月10日日曜劇場「下剋上球児」の第4話が11月5日放送。始まった甲子園予選。1回戦終了後に菅生新樹演じる日沖が発した言葉に「試合出て欲しかったよ」「この悲しみをどこにぶつければいいの…」などといった声がネット上にあふれている。鈴木さんが約2年ぶりに日曜劇場で主演を務める本作は、高校野球を通し現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。キャストは大学まで野球一筋だったが怪我で引退、大学も中退しスポーツトレーナーとして働いていたが、教師になる夢を捨てきれず32歳で大学に再入学したものの再び中退、無免許で教員をしていた南雲脩司に鈴木さん。横浜の強豪私立高校から三重県立越山(えつざん)高校に赴任してきた山住香南子に黒木華。弟の暴力事件の責任を取って、試合に出ないことを決めた越山高校野球部主将・日沖誠に菅生さん。警察沙汰を起こしてしまった誠の弟・日沖壮磨に小林虎之介。名門クラブチーム元エースだが越山高校に入った犬塚翔に中沢元紀。家が遠くフェリーと電車で通学している根室知廣に兵頭功海。南雲の妻・美香に井川遥。越山高校校長の丹羽慎吾に小泉孝太郎。越山高校野球部前監督・横田宗典に生瀬勝久。孫の翔を溺愛する犬塚樹生に小日向文世。前回のラストで南雲が大学を卒業してないと聞かされた賀門英助に松平健といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。甲子園予選が始まる。1回戦で越山高校が対戦するのは昨年夏の大会を一回戦で敗退した多気高校。南雲は監督の横田を隠れ蓑に副部長として指揮を執ることに。そして、この大会を最後に監督だけでなく教師も辞めると決意してベンチ入りしていた。越山は1点を先制、その後も南雲の采配で試合を進めるが逆転され、1回戦で敗退する。弟、壮磨の事件の責任を取って、試合に出なかった日沖ら3年生の部員たちの夏が終わる…というのが今回の展開。試合後、日沖は応援に来た関係者を前に「最後の試合やし、勝って終わりたかったです」と正直な想いを吐露。部員が自分1人だった頃を振り返り、南雲や香南子、横田に感謝。「新しいグラウンドできて、1年生も入ってきてくれて…ほんまに嬉しかったです」と涙を流す。「日沖くん…本当良い子だよ…いちばん頑張ってたから試合出て欲しかったよ」「日沖くん良い子...試合に出てほしかったな」「日沖兄が良い奴すぎてこの悲しみをどこにぶつければいいの…」といった声がネットに上がるなか、南雲の“無免許問題”が急展開を見せる。野球部の監督だけでなく教師も辞めた南雲は、丹羽とともに警察に出頭することに…このラストに視聴者からは「どうやってこっから監督として戻ってくるんだ?」「ここから監督復帰無理だろ」「ここから一発逆転の手段が浮かばない…」などの反応が続出している。【第5話あらすじ】南雲が無免許で教師をしていたことが明るみとなり、校長の丹羽や香南子は保護者たちの対応に追われる。南雲の裏切りに激怒した犬塚は強豪校から野球指導のできる新監督を山住に相談もなく決めてしまう。在宅で取り調べを受けることになった南雲の身にも、青空(番家天嵩)への心ない言葉や容赦ない記者たちの追及が降りかかる…。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。注)このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画しましたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。(笠緒)
2023年11月06日ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。前回は、南雲脩司(鈴木亮平)の衝撃の告白で終わった。「教員免許を持たずに教師をする」という違法行為。南雲が犯罪者という重すぎる現実に山住香南子(黒木華)が聞かなかったことにして、逃避するのも無理はない。越山高校野球部は、星葉高校との練習試合でコールド負けをしたものの、彼らは野球の面白さに気づき始め、勝ちたいというモチベーションが上がっている。このまま南雲の指導のもとで練習を続ければ、いずれ強くなっていくだろう。だが、彼らが強くなっていけばいくほど、チームと指導者に注目が集まる。それは南雲の秘密が暴かれる可能性に繋がっていくのだ。何よりもまず、南雲が現在進行系で犯罪を犯していることが大問題である。南雲が山住に秘密を打ち明けたちょうどその時、椿谷真倫(伊藤あさひ)はバッティングセンターで酔っ払いの男に絡まれていた。見かねた日沖壮磨(小林虎之介)が間に入るもトラブルになり、野球部のメンバーも駆けつけて大騒動になる。南雲は壮磨につきそって話を聞いてやり、バッティングセンターで聞き込みをして、暴力事件の真相をつきとめる。実際は、兄の誠(菅生新樹)が喧嘩を止めようとしたが、はずみで被害者の男を突き飛ばし、怪我をさせてしまった。だが、兄と野球部を庇って壮磨は自分がやったと言ったのである。被害者の男は画面が割れたスマホの弁償を要求していたが、南雲の聞き込みによって、以前から割れていたことが判明。南雲の裁判も辞さない毅然とした態度により、暴力事件は無事解決したのだった。しかし、誠は暴力事件の責任を取ろうとしてキャプテンを辞任し、試合に出場しないと言い出す。野球部の部員も山住にも止められたが、誠のこの態度は、罪を隠したままの南雲への対比のようにも見える。かつて、南雲の高校時代、勝つために強打者を敬遠し続けた賀門の作戦に異を唱えて正々堂々と戦おうとした南雲の姿が、誠たちに重なる。問題を起こした生徒を簡単に見捨てたりせず、丁寧に事件を調べ、何があっても生徒の人生を守り、野球部と距離を取りながらも、山住と連携して的確な指導を行う。夏の予選の日、南雲が自宅で書いていたのはひとりひとりへの手紙だろう。ここまで真摯に生徒個人を見てくれている教師はなかなかいない。こんなにも理想的な先生なのに…南雲には教師の免許がないのだ。そう、いつの間にか視聴している私達も山住と同じ重い課題を与えられているのである。南雲が生徒思いのいい先生であればあるほど、彼が犯罪者であるという重い現実が頭の中によぎる。それでも生徒たちが南雲の不在に不安になる姿を見ると、部活に行ってあげて欲しいと思う。南雲の誠実さを見れば見るほど、自分の中の倫理観とせめぎあいになってしまう。底辺公立高校が、ごく普通の教師とともに、努力と試練の末に野球強豪校を破って甲子園に行くという爽快な王道ストーリーだと思っていた。だが、このドラマが私達に突きつけてきたのは、一人の人間が背負った罪と、罪を背負った人間とどう向き合うかという物語だった。そこで山住は南雲の共犯者になることを選択した。野球と部活をすべてに優先させる彼女らしい選択だろう。一方、賀門(松平健)は学生時代の南雲を知る男(渋江譲二)から、彼が落第していたことを聞かされる。賀門はその後、南雲は大学を卒業したのだろうと気に留めてなかったが、思えば彼は最初からずっと無自覚に南雲を追い詰めているのである。当初、このドラマはサスペンス要素があると聞いていた。「なぜ実話がモデルの作品でサスペンスが?」と思っていたが、南雲と賀門の関係は、恩師と教え子でありながら、刑事と逃亡中の犯罪者に近いのだ。南雲の罪は、果たしてこのまま隠蔽されたままなのだろうか。いよいよ夏の甲子園の予選である。ドラマコラムの一覧はこちら
2023年11月02日鈴木亮平主演の日曜劇場「下剋上球児」第3話が10月29日放送。南雲の“秘密”を知った香南子が取った行動に「グッとくる」視聴者が続出する一方、“秘密”に近づきつつある賀門には「それ以上何も考えないで!」といった声も送られている。鈴木さんが2021年放送の「TOKYO MER~走る緊急救命室~」以来、二度目の日曜劇場主演を務める本作は、高校野球を通して、様々な愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。前回のラストで教員免許を持っていないことを告白した南雲脩司を鈴木さんが演じるほか、野球が大好きで横浜の強豪私立高校から三重の越山高校に赴任してきた山住香南子には黒木華。南雲の高校時代の野球部監督で、今は三重県一の強豪校・星葉高校の野球部監督を務めている賀門英助に松平健。民間起用で越山高校校長となった丹羽慎吾に小泉孝太郎。越山高校野球部主将の日沖誠に菅生新樹。誠の弟・日沖壮磨に小林虎之介。名門クラブチーム元エースだった犬塚翔に中沢元紀。溺愛する孫の翔を何としても野球で成功させようとする犬塚樹生に小日向文世。南雲と再婚した妻・南雲美香に井川遥。越山高校野球部の前監督に生瀬勝久といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。南雲は香南子に「教員免許を持ってない」ことを告白。衝撃を受ける香南子だが予選が迫ってることもあり、「聞かなかったことにさせてください」と南雲の監督続投を懇願する。その時2人のスマホが鳴り、壮磨が絡まれてることを知る。トラブル相手を殴り飛ばした壮磨は警察の世話になってしまうが、実は暴力を振るったのは兄の誠で、壮磨は誠をかばっていた…というのが今回のおはなし。練習には出ず部員たちのDVDを見ながら、香南子を通じて野球部の“指導”を続ける南雲だが、予選の組み合わせ抽選会に駆けつける。そんな南雲に香南子は「予選では選手以外にもう1人、大人が入れることはご存じですよね?」と、副責任教師として南雲を登録したことを伝え、「私も共犯になります」と告げる…。この展開には「副責任教師に南雲先生の名前を書いて提出していた山住先生がGJ」「山住先生の「私も共犯になります」はグッとくるもの」「山住先生と共に視聴者も共犯になってるハラハラドキドキ感があります」などの声が上がる。そして予選が始まるのだが、そこで賀門は南雲が大学を落第して中退したと聞かされる…その話を聞き表情を変える賀門に「賀門監督それ以上何も考えないで!!って思ってしまった…」「マツケンも共犯になるか、大学中退に隠し玉があるか」「思ったより早く賀門監督が真実に至りそうで震えてる」といった反応も。「南雲先生の免許偽造関係のシーンになるともうハラハラが止まらなすぎて…」「秘密を持ちながら生徒と野球を捨てきれない南雲の苦悩、焦燥感が哀しい」など南雲を心配する声が相次ぐなか「校長が自分と同じ民間採用扱いにしてたとか何か細工してんじゃないかな」など、小泉さん演じる丹羽校長が南雲を救済するのでは?という投稿もSNSに投稿されている。【第4話あらすじ】いよいよ甲子園予選1回戦。越山高校は昨年夏の大会を一回戦で敗退した多気高校と対戦する。試合はエースの翔をはじめ、久我原(橘優輝)、楡(生田俊平)ら1年生の活躍もあり越山ペースの展開になる。その一方、美香は南雲を残し子どもたちと東京へ行くことを決意するのだが、事情を知らない息子の青空(番家天嵩)は東京行きに難色を示す…。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。注)このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画しましたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。(笠緒)
2023年10月30日ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。衝撃だった。野球部活ドラマでまさかの展開だと思った。南雲脩司(鈴木亮平)が山住香南子(黒木華)に伝えた自身の過去は、あまりにも彼には似つかわしくない重い秘密だった。南雲は理想的な教師だ。野球部の部員たちの活動は皆バラバラで、やる気があって毎日来るものもいれば、根室知廣(兵頭功海)や楡伸次郎(生田俊平)のように早く帰っていくものもいる。山住は野球の強豪校の元教師であったから、まとまって練習をしないでだらだらやってる彼らの姿が歯がゆいようだ。賀門英助(松平健)と「彼らは甘やかされているから叱らなければ」と意気投合していた。しかし、学校に来なくなった根室のことを心配して南雲が自宅まで行って見たのは、家事をしながら祖母の介護をしている姿だった。姉の柚希(山下美月)を支え、バイトで漁にも出ている。甘やかされているとは全く逆の境遇だ。そんな苦労人の根室を、南雲は星葉高校との練習試合では、エースの犬塚翔(中沢元紀)が部員のまとまらなさを見て一人で抱え込んで追い詰められてしまったときに、リリーフとして起用した。結果的には負けてしまったが、彼のコントロールの良さは真面目で真剣な性格の賜物だと、南雲は見抜いていたのだ。南雲は、翔が部員たちに物足りなさを抱いており、試合で独りよがりになってしまうことも察していたのだろう。星葉学園に対する強い思い入れから、もし打ち崩されたら彼の精神が持たないことも分かっていたのかもしれない。また、野原舜(奥野壮)がベンチに落とされ、野球初心者の椿谷真倫(伊藤あさひ)が代わりにスターティングメンバーになったことに不貞腐れて試合に来なかったのだが、心配する山住に、彼の性格は「根気がない分根に持たない」と南雲は言った。ちょっとひどい言い方だったが、南雲は生徒の性格をきちんと把握している。人には外からはわからない事情や秘密、弱さを抱えていることがある。山住の押し付けがましいほどの野球好きは、小学生時代同級生に理解されなかったことの裏返しでもある。周囲が『ハチミツとクローバー』にハマっているときに、一人で『ストッパー毒島』を読みふけり、同級生と話が合わなかったらしい。作中一番自分勝手で金持ちのワガママ放題に見えた犬塚樹生(小日向文世)だが、妻に去られ、町の中では鬱陶しがられて相手にされていなかった。彼は孤独だ。だから、孫の翔が甲子園に行って大活躍する夢にすがるのだろうか。一方、美香(井川遥)も東京の元勤務先の結婚式で、元夫の小柳晴哉(大倉孝二)と再会する。彼はまだ美香と青空(番家天嵩)に未練がありそうな口ぶりで、青空も父親と連絡を取っているようだ。仲のいい一家だが、ひやりとする風が吹くときがある。そして南雲脩司の隠された事情だ。野球を続けたいという根室に「乾坤一擲」と書かれた自分のグラブを手渡し、「大人になってから誰かになにか返せばいいんだよ」という南雲の言葉は感動的だった。きちんとして思いやりもある真面目な彼なのに、教員採用試験は受かっていたが卒業時の単位が足りず、やむを得ず教員免許を偽造したという。鈴木亮平の演じるキャラで単位落として卒業できないとかそんなことあるー?と思わず叫んでしまった。そもそも南雲は社会人から目的を持って大学に入り直しており、余分な単位まで取って楽々卒業しそうなのに?南雲は追い詰められて、取ってはいけない手段も取ってしまった。それはもしかすると高校野球部のときの「勝つためには手段は選ばない」の教育も原因だろうか…。第一話の「野球部の監督は教師でなくてもつとまる」というセリフがまさかの伏線になるのだろうか。この大事なときに暴力事件を起こしそうな日沖壮磨(小林虎之介)とここからどうやって南雲脩二が野球部を甲子園に連れて行くのか全く想像がつかなくなった。ドラマコラムの一覧はこちら
2023年10月27日ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。なんといっても鈴木亮平である。日本のドラマで困り事といえば、鈴木亮平が全部解決してくれる。世界の危機から、難病の病人まで、誰であっても助けてくれる、そんなヒーローとしての強い信頼感がある。彼なら弱小野球部でも甲子園に連れて行ってくれるのは見るからに明らかなのだ。このドラマは、2018年に弱小野球部だった三重県の白山高校が甲子園出場した実話からインスピレーションを受けて脚色した物語である。ドラマ冒頭ではすでに越山高校野球部が三重県大会の決勝戦に出場していた。私達はすでに結末を知っているのだ。それに、廃部の危機にある弱小チームが個性豊かな部員たちを集め、苦難を乗り越えながら栄冠を掴む物語は過去から数え切れないほどある。何度も何度も語られた物語であるにも関わらず、それでも私達は小さくて弱いものが大きく強いものを倒す奇跡の瞬間を何度でも見たいと思ってしまう。何度でも見たいと思わせる物語、それは『王道』と呼ばれる。鈴木亮平は『王道』を背負うに足る器の持ち主である。彼が導くであろう小さくて弱いものたちの奇跡の物語が三重県の美しい風景の中で始まったのだ。物語は越山高校の社会科教師である南雲脩司(鈴木亮平)が、校長の丹羽慎吾(小泉孝太郎)と定年を迎えた野球部顧問の横田宗典(生瀬勝久)から、野球部の監督に打診されているところから始まる。越山の野球部は活動しているのが新三年生の日沖誠(菅生新樹)一人で、あとは幽霊部員という弱小チームだ。横浜から地元にUターンで赴任してきて、野球部顧問になる家庭科教諭の山住香南子(黒木華)からも熱心に勧誘されるが南雲は頑なに固辞していた。越山では、地元の有力者の犬塚樹生(小日向文世)が名門チームのエースだった孫の翔(中沢元紀)の入学をきっかけに、勝手に野球のグラウンドを作ってしまう。グラウンドの完成祝いの日に、三重県内の強豪校星葉高校野球部の監督、賀門英助(松平健)がチームを連れて見学にやってくる。かつての教え子である南雲に気づいて懐かしそうに話しかける賀門に対し、ぎこちない様子の南雲だったが…。このドラマは開始早々、南雲の話を誰も聞こうとしないのである。野球部の顧問になりたくないと言っているのに、丹羽も横田も引き受ける前提でしか話していない。山住も、かつて南雲が自分が好きだった静岡第一の高校球児だったことを知るやいなや、南雲がその話をしたくなさそうなのにも関わらず、家に押しかけてきて一方的に話しまくる。そして『人の話を聞かない王選手権』第一位が犬塚である。勝手にグラウンドを作り(シーン自体は『フィールド・オブ・ドリームス』のオマージュと思われる)、勝手に練習試合の予定を組んでくる。いざとなったら金でものを言わせようとする。さらに南雲の妻である美香(井川遥)まで謎の男からの電話で、彼女が断っているにも関わらず話を聞いてもらえてないようだった。南雲夫妻の話をみんな全然聞こうとしない。それにしても、南雲脩司には秘密が多い。特に高校球児時代、賀門の手段を選ばない野球の方針に決勝で逆らった話を山住にしたが、賀門はそのことを気にしている様子もなく気さくに話しかけている。わだかまりがあるのは南雲だけのようだが、野球から一切関わりたくなくなったのはなぜなのか…。越山野球部の復活だけでなく南雲もまた心の下剋上をしなくてはならないのかもしれない。山住が言っていたように、生徒たちもまたそれぞれ事情を抱えているようだ。山住はどこまで「それぞれ家庭に事情がある」ことを本当に理解しているのだろう。南雲とのやり取りを見る限り不穏さを感じるのだが、彼女の行動力と野球愛がどこまで通じるか。それにしても越山相手の草野球チーム、ピッチャーが元プロ野球選手(鳥谷敬)なのは、いくらなんでも弱小チームには大きな試練過ぎて笑ってしまった。ドラマコラムの一覧はこちら
2023年10月24日鈴木亮平主演「下剋上球児」第2話が10月22日放送。鈴木さん演じる南雲と兵頭功海演じる根室とのグローブをめぐるやり取りに「いつか誰かに返すよ根室くんは」「グッときて泣いてしまった…」など、感動の声が続々とSNSに寄せられている。本作は高校野球を通し現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。大学まで野球一筋だったが怪我をきっかけに引退、大学中退後スポーツトレーナーとして働いていたが、教師になる夢を捨てきれず32歳で大学に再入学して教師になった南雲脩司を鈴木さんが演じ、2年ぶりに日曜劇場で主演を務める。大学卒業後、横浜の強豪私立高校で教師として働き、その後三重県立越山(えつざん)高校に赴任してきた山住香南子に黒木華。越山高校野球部の主将・日沖誠に菅生新樹。誠の弟で今は野球から離れた日沖壮磨に小林虎之介。名門クラブチーム元エースだが学力不足で星葉高校に入学できず、越山高校に入った犬塚翔に中沢元紀。真面目で臆病な性格で、家が遠いためフェリーと電車で通学している根室知廣に兵頭功海。試合ではやる気を出す性格の野原舜に奥野壮。南雲と再婚して妻となった南雲美香に井川遥。越山高校野球部の前監督に生瀬勝久。孫の翔を溺愛する犬塚樹生に小日向文世。越山高校の校長・丹羽慎吾に小泉孝太郎。南雲の高校時代の恩師で星葉高校の野球部監督・賀門英助に松平健といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。夏の大会までの3か月間限定で野球部監督に就任した南雲だが、部員に野球を楽しんでもらいたいと考える彼と、強豪校にいた頃の感覚で“勝つための野球”を目指す香南子とは意見が合わない。一方、1年生の根室は野球を続けることで姉の柚希(山下美月)に迷惑がかかると悩み、学校を休みがちになっていた。そんななか賀門率いる星葉高校の1年生と練習試合が組まれ、大差をつけられたものの、根室の好投や俊足の久我原(橘優輝)らの活躍が光り、賀門から「強くなるぞ、あいつら」と評価を受ける…というのが今回の物語。再会した賀門から「昔の知り合いと疎遠になろうとしてないか」と指摘された南雲。南雲は香南子を呼び出すと、野球部監督を辞めると言い出し、そこからこれまで隠してきた“過去”を告白する…それは“無免許で教員をしてきた”という衝撃的なものだった。教員免許を取ったものの単位が足りず、大学を卒業できなかった南雲は、教員免許や卒業証明を偽造し教師をしてきたのだという。南雲の告白に香南子は「それは犯罪では…」と言葉を絞り出す。視聴者からも「南雲先生の秘密が私の想像の斜め上だった!」「南雲先生の秘密マジかー!!教員免許の偽造って本当に犯罪じゃん」などの声が集まる。また家にお金がないこともあり、中学時代の軟式野球のグローブを使っていた根室に南雲は自分が使っていた硬式のグローブをプレゼントする。「何もお返しできないです」と話す根室に南雲は「大人になってから、誰かに何か返せばいいんだよ」と応える…。このシーンにも「南雲先生の言うとおり、大人になって、いつか別の誰かにペイ・フォワードでいいんだよ」「グローブもらうくだりこんなん泣いちゃうやろ。いつか誰かに返すよ根室くんは…!!!」「根室くんと先生のグローブのシーン、生徒の純粋さとか先生の親心みたいなものにグッときて泣いてしまった…」など、多くの感動の声が寄せられている。【第3話あらすじ】バッティングセンターで越山高校の生徒たちが地元の会社員に絡まれ、壮磨が相手の挑発に乗ったことで不可抗力ながら暴力事件へと発展してしまう。一方、南雲家では美香に以前勤めていた会社から1年間だけ復帰してくれないかと声がかかっていた。子どもたちを置いて東京には行けないと話す美香に、南雲は自分が教員免許を持っていないことを言い出せず…。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2023年10月23日北欧の文化や食が体感できるイベント2023年11月10日(金)、11月11日(土)、11月12日(日)の3日間、GREEN SPRINGS 2F街区内で『青空の北欧市場 TACHIKAWA LOPPIS』を開催します。開催時間は11:00から17:00までです。同イベントでは、心が弾む北欧の雑貨や小物、食器、お菓子などを販売する「北欧マルシェ」を開催。ヴィンテージから新作まで、バラエティ豊かなアイテムを取りそろえています。その他にも、北欧ドリンクや立川産クラフトビールなどを販売する「フィーカタイム」や、フィンランドの伝統ゲームをベースにしたモルックが楽しめるモルック体験などを開催。家族みんなで参加可能な「モルックファミリーカップ」は11月11日(土)12:30にスタートします。GREEN SPRINGSの住所は東京都立川市緑町3番1です。JR中央線立川駅から徒歩約8分、多摩都市モノレール立川北駅から徒歩約4分の場所にあります。北欧伝統工芸品を手作りしよう11月11日(土)と11月12日(日)は、北欧伝統工芸品「ネーベルスロイド」の手作り体験ができるワークショップを開催します。「風車のオーナメント」の開催時間は11:00から13:00まで、費用は1人1,500円です。小学生以上が対象で、所要時間は1回15分程度となっています。「星のオーナメント」の開催時間は14:00から16:00まで、費用は1人2,000円です。対象は小学校高学年以上。所要時間は1回30分程度となっています。(画像はGREEN SPRINGS 青空の北欧市場 TACHIKAWA特設サイトより)【参考】※GREEN SPRINGS 青空の北欧市場 TACHIKAWA特設サイト※GREEN SPRINGS オフィシャルサイト
2023年10月17日鈴木亮平主演の日曜劇場「下剋上球児」が10月15日放送開始。SNSでは鈴木さん演じる南雲の“過去”に注目する声が寄せられている。鈴木さん約2年ぶりの日曜劇場主演作となる本作は、高校野球を通し現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメントとなる。かつて野球をやっていたがケガで引退、大学も中退したが教師になる夢を捨てきれず、32歳で大学へ再入学し教師となった南雲脩司を演じて鈴木さんが主演。野球が大好きで横浜の強豪私立高校の教師をしていたが、三重の越山高校に赴任してきた山住香南子に黒木華。南雲が勤務する三重県立越山高校の教師で、定年退職後も監督をしている生瀬勝久。三重県一の強豪校として知られる星葉高校の野球部監督で、南雲の高校時代の恩師でもある賀門英助に松平健。名古屋の進学塾勤務から越山高校の校長となった丹羽慎吾に小泉孝太郎。シングルマザーとして一人息子の青空と生活していたとき南雲と出会い、再婚した南雲の妻に南雲美香に井川遥。孫の翔を溺愛するあまり、彼の野球を応援するため空き地に「犬塚ドリームグラウンド」を作る、地元の名家で先祖代々の大地主・犬塚樹生に小日向文世。毎日一人で練習をしている野球部の主将・日沖誠に菅生新樹。犬塚の孫で名門クラブチームのエースだった犬塚翔に中沢元紀。誠の弟で野球経験がある日沖壮磨に小林虎之介といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2016年3月から物語はスタート。越山高校では南雲が次年度の野球部の顧問兼監督を打診されるが、肝心の野球部は日沖を除いてやる気のない幽霊部員ばかり。南雲も美香と二人の子どもとの家庭での時間を大事にしたいと思っていたため、顧問への就任を頑なに拒む。そんななか山住が家庭科担当の教師として越山高校へ赴任してくる。野球部を強くしたいとやる気満々の山住に巻き込まれる形で、南雲は野球部に協力することなる…というのが1話の展開。自らの野球に対する情熱を抑圧しながらも、日沖のバットを振る姿を見て思わずアドバイスをしてしまう。そして野球部初の練習試合では想いを抑えられなくなり、思わず声を張って部員たちに檄を飛ばす…そんな南雲に姿に「ジワジワとひかれて行く感じとか、鈴木亮平さんの演技、本当好きです」「自分に歯止めをかけてる南雲先生が、それでも部員たちの姿に心が動く瞬間、痺れた」などの反応が。一方で高校球児だったことを伏せて教師を続け、高校時代の監督だった賀門と出くわした際もうつむいて顔を隠すなど、自らの“過去”を隠し続ける南雲の姿には「絶対南雲先生とんでもない過去持ってますよね???」「過去を聞かれることに敏感に反応するってことは前科があるのかな」「過去に犯罪歴があって目立ちたくない的な感じ?」などといった声も上がっている。【第2話あらすじ】夏の大会までの3か月間限定で野球部監督に就任した南雲。翔(中沢元紀)や楡(生田俊平)ら新入生が早くも実力を発揮する一方、ゆるく野球を楽しみたいだけの他の部員たちは、本気の練習でやる気を失いかけていた。チームがまとまりに欠ける状態のなかで賀門率いる強豪・星葉高校との試合が決定してしまう。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2023年10月16日「U-NEXT」にて配信中の「日曜劇場 下剋上球児 スピンオフ企画『下剋上セレクション 完全版』~ドラマ出演をかけた熱き予選大会~」でオーディションに落選した6人が、日曜劇場「下剋上球児」に出演することが決定した。鈴木亮平が出演する「下剋上球児」は、弱小高校野球部を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題や様々な愛を描くドリームヒューマンエンターテインメントドラマ。リアルな野球シーンを届けるため、越山高校野球部の球児キャストは半年間かけて演技審査・野球実技審査を実施。5次審査に及ぶオーディションを勝ち抜いた12人が決定した。そこで惜しくもレギュラー出演する球児キャストには選ばれなかった6人が、ドラマ本編へ出演。演歌歌謡歌手・新浜レオンが、球児たちも通うバッティングセンターの店員役で俳優デビュー。ピッチング審査で最速記録をたたき出した羽谷勝太、バッティング審査でホームランを放った清谷春瑠は、強豪校の星葉高校野球部員として出演。そして、桐生第一高校で1年からレギュラーとして活躍していた強打者の柳谷参助、ピッチャーとして青山学院大学野球部を1部昇格に導いた中山翔貴、高速球をキャッチする実力を見せた青山俊雄も参加する。なお、彼らが登場する特別スポットも公開され、「下剋上セレクション」の新たな回となる#7の配信決定が発表。越山高校野球部の球児キャストの決定後の個人練習、カメラテスト、撮影前に行われた合宿、クランクインなどの様子が見られるようだ。▼第1話あらすじ2016年、3月。三重県立越山高校では、生徒や親からの人望も厚い社会科教師・南雲脩司(鈴木亮平)が、次年度から野球部の顧問兼監督に打診されていた。しかし、肝心の野球部は1名の部員を除いてやる気のない幽霊部員ばかり。さらに妻・美香(井川遥)と2人の子どもとの家庭での時間を大事にしたい南雲は、顧問への就任を頑なに拒んでいた。そんな中、家庭科担当の教師・山住香南子(黒木華)が赴任してくる。南雲と一緒に野球部を強くしたいとやる気満々の山住は、スポーツ有能な生徒たちを勧誘。地元の有力者・犬塚樹生(小日向文世)の孫で名門クラブチームのエースだった翔も、強豪校への受験に失敗して越山に入学してくることに。なし崩し的に野球部の手伝いをしていくうちに、穏やかだった南雲の生活が大きく変わっていく――。「下剋上球児」は10月15日より毎週日曜日21時~TBSにて放送(※初回25分拡大)。※放送終了後U-NEXTにて配信「日曜劇場 下剋上球児 スピンオフ企画『下剋上セレクション 完全版』~ドラマ出演をかけた熱き予選大会~」はU-NEXTにて配信中(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年10月01日乃木坂46公式ライバルのアイドルグループ・僕が見たかった青空が30日、千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2023 AUTUMN/WINTER」にオープニングアクトとして出演した。乃木坂46の公式ライバルとして8月30日に「青空について考える」でCDデビューした僕が見たかった青空。「初めまして。私たち『僕が見たかった青空』と言います。よろしくお願いします」と初々しく挨拶した。そして、デビュー曲「青空について考える」を披露。「まだデビューして1カ月しか経ってないんですけど、こんなに大きくて素敵なステージに立たせていただき感謝しています」と語った。「GirlsAward」(ガルアワ)は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。24回目の開催となる今回のテーマは「美美樂樂(びびらくがく)」という造語で、ファッション・ビューティー・音楽が集う日本最大級のイベントを楽しんでほしいという思いが込められている。撮影:蔦野裕
2023年09月30日『VIVANT』(TBS系)の大成功もあり、ますます注目を集めるTBS系の『日曜劇場』。新たに10月からスタートする鈴木亮平(40)主演の『下剋上球児』(TBS系)への期待も高まるなか、出演する“注目の若手俳優”がテレビ局関係者の間で話題だ。鈴木演じる主人公・南雲が、三重県にある高校の弱小野球部の顧問に就任し、甲子園出場を目指す“下剋上”を描く本作。物語のキーとなる球児を演じるキャストの選定は、類を見ないほど慎重に行われたという。「半年間くらいかけて野球の実技や演技の審査を行ったそうです。TBSは以前『ROOKIES』で野球ドラマをやりましたが、今回は11月中旬に甲子園での撮影も許可を取るなど、相当力を入れています。そのため、選ばれたキャストも“名より実”を取ったキャスティングになっているんです」(テレビ局関係者)甲子園出場経験者や、錦織圭を輩出したスポーツトレーニングの世界的名門校IMGアカデミー出身の俳優が出演するなど、高校野球の実態を忠実に再現しようとしていることがうかがえる。■兄の七光りを覆す!菅生新樹が現場で見せた“振る舞い”そんなストイックな選定基準のなか、キャプテンを演じることになったのが、’20年にデビューした菅生新樹(24)。菅生といえば、菅田将暉(30)の実弟として知られているだけに、周囲には色眼鏡で見る人もいたようだ。「菅田さんの弟ということで、関係者の間では良くも悪くも注目されていました。一部では、“兄の七光り”とその実力に疑いをもつ人もいたのも事実です」(前出・テレビ局関係者)しかし、菅生はそんな下馬評を覆す奮闘を見せる――。「キャスト全員が初めて顔合わせをして本読みをするときに、菅生さんが全員分のセリフを完璧に覚えて来ていたそうです。そのため、鈴木さんとスムーズにやり取りをしていて、周囲は度肝を抜かれたといいます。主演の鈴木さんをはじめ、脇を固めるベテラン俳優陣もその熱心さに驚き、感心していました」(前出・テレビ局関係者)まさに“キャプテン”らしい振る舞い。スタッフの認識も変わってきたという。「菅田さんは若手屈指の演技派として知られていますし、菅生さん本人も周囲がお兄さんのことを意識しているのは分かっていたからこそ、払拭したいという思いがあったのではないでしょうか。今では名実ともに菅生さんが“キャプテン”として、若手キャストの中で現場を引っ張ってるそうです。色眼鏡で見ていたスタッフも、今では菅生さんの実力を評価しているといいます」(前出・テレビ局関係者)菅生の“下剋上”ストーリーがこれから始まる――。
2023年09月30日高校野球を通して様々な愛を描く、鈴木亮平主演で贈るドリームヒューマンエンターテインメント「下剋上球児」。この度、元プロ野球選手・鳥谷敬と、声優・伊達さゆりが出演することが分かった。鈴木さん演じる主人公・南雲脩司が顧問を務めることになる、弱小野球部の球児キャストは約半年間のオーディションを経て決定したことが先日発表され、多彩な若き俳優陣も注目を集めている本作。黒木華、井川遥、生瀬勝久、松平健、小泉孝太郎、小日向文世ら錚々たるキャストとの共演にも期待が高まる。このたび、そんな本作に新たに、鳥谷さん、伊達さんの出演が決定。阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズでプレーし、2013年にはWBC日本代表に選出された元プロ野球選手で、現在は野球解説者・評論家として活動する鳥谷さん。ドラマ初出演を果たす鳥谷さんがどのような役柄を演じるのか、注目だ。一方、一般公募オーディションを勝ち抜き、「ラブライブ!スーパースター!!」にて澁谷かのん役で声優デビュー。本作がドラマ初出演となる伊達さんは、越山高校に通う放送部員の生徒を演じる。「下剋上球児」は10月15日より毎週日曜日21時~TBSにて放送(※初回25分拡大)。注) このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画しましたが、 登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。(シネマカフェ編集部)
2023年09月24日