お笑い芸人「流れ星☆」の2人が今年も7月から全国6カ所にて単独ライブツアーRED ZONE supported by ナガセスッポン養殖場を開催することが決定した。お笑いコンビ「流れ星☆」は、2014年から毎年夏に全国単独ライブツアーを開催しており、今年で10年目となる。今年はツアータイトルを「RED ZONE」と名付け、7月27日(土)東京山野ホールより全国6カ所7公演開催する。昨年の単独ライブツアー「我道」では、流れ星☆の単独ライブのオープニングで恒例になっているギャグのコール&レスポンスを行う「ギャグギャグディスコ」を解禁。映像と音楽に合わせてちゅうえいのギャグを観客が叫ぶという異色なオープニングから始まり会場を温めた。ライブ本編では、ギャグを交えた漫才とロケ映像、そしてライブの途中に「ちゅうえいトーク」という観客とのやりとりで内容が変動するライブならではなネタや、ご当地ギャグなど、流れ星☆だからこその世界観で客席を笑いの渦に巻き込んだ。今年の単独ライブでは、7月に東京山野ホールを皮切りに、大阪、岐阜(下呂)、群馬(高崎)、埼玉(大宮)、北海道(札幌)をまわり、大千秋楽は初日と同じ山野ホールにて凱旋公演を行う。大千秋楽は「RED ZONE 超(スーパー)」となり、初日の山野ホールとはネタを変え、スペシャルなライブとなる予定だ。今年は、2人のコメントにある通り「昔の流れ星☆」がテーマのようで、今回、ツアータイトルにもある「赤(RED)」を基調とした、俗に言う「尖っていた時代」をイメージさせるような衣装に身を包んだ2人の躍動感のあるキービジュアルも解禁。子供から大人まで楽しめるアミューズメントパークのような流れ星☆の単独ライブツアーにどうぞご期待ください。ツアー開幕に向けて、ちゅうえいとたきうえよりコメントが到着!【ちゅうえい】ちゅうえい星人たちお待たせ!今年も流れ星単独ライブツアーやるよ!噂によると昔の流れ星っぽい漫才をやるとかやらないとかやるとか。今年の単独は要チュェック!【たきうえ】今年の単独ライブのテーマは『昔尖ってた頃の流れ星☆』です。テレビや営業の流れ星☆と一味違う流れ星☆をお楽しみに!<公演概要>流れ星☆単独ライブツアー RED ZONE supported by ナガセスッポン養殖場■公演スケジュール<東京>2024年7月27日(土)開場15:00/開演16:00山野ホール【問】ホットスタッフプロモーション050-5211-6077<大阪>2024年8月3日(土)開場15:00/開演16:00ナレッジシアター【問】キョードーインフォメーション0570-200-888<岐阜>2024年8月10日(土)開場15:00/開演16:00下呂交流会館アクティブ泉ホール【問】サンデーフォークプロモーション052-320-9100<群馬>2024年8月17日(土)開場15:00/開演16:00高崎市文化会館【問】ホットスタッフプロモーション050-5211-6077<埼玉>2024年8月25日(日)開場14:00/開演15:00大宮ソニックシティ小ホール【問】ホットスタッフプロモーション050-5211-6077<北海道>2024年8月31日(土)開場15:00/開演16:00共済ホール【問】WESS info@wess.co.jp <東京>2024年9月29日(日)開場14:00/開演15:00山野ホール【問】ホットスタッフプロモーション050-5211-6077■チケット(全席指定・税込)・プレミアムシート11,000(ファンクラブのみ)・大人4,200・学生(小学生~大学生)2,800・親子(大人+学生)6,200・当日券5,200※未就学児入場不可※学生券のお客様に学生証をご提示いただく場合がございます※当日券は大人券のみの販売です。学生券、親子券の当日販売はございませんプレイガイド先行販売:3月29日(金)10:00~一般販売:4月20日(土)10:00~公式サイト: 主催:BSフジ企画制作:浅井企画 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月29日株式会社事業性評価研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田井 政晴 以下、当研究所)では、令和5年度「養殖事業性・適正生産管理ガイドライン(内水面養殖業)の策定」に係る調査業務を2023年11月27日(月)に受託しました。当研究所は、事業性評価のノウハウを生かし、水産専門家とともに、養殖漁業の将来を見据えて「ESGを踏まえた持続可能な養殖漁業の見える化」を進めます。これにより養殖業における金融機能の適切な発揮がいっそう活発になります。水産庁は、養殖業成長産業化の取組の一環として、養殖経営体の成長に繋がる融資の円滑化を図るため、金融機関等が養殖業の経営実態の評価を容易にする魚類養殖業に対する「養殖業事業性評価ガイドライン」(以下「ガイドライン」という。)を策定しました。その後、農林水産省は国内外の需要を見据えて戦略的養殖品目を設定し、生産から販売・輸出に至る総合戦略を立てたうえで、養殖業の振興に本格的に取り組むこととし、2020年(令和2年)7月に「養殖業成長産業化総合戦略」を策定しています。〇「内水面養殖業」ガイドライン策定の調査業務実施に至る経緯内水面養殖業は海面養殖業に比べ水産行政における位置づけが小さく、養殖業成長産業化総合戦略の対象になっておらず養殖業者向けの各種補助事業についても利用できるものは限られ、養殖共済の対象にもなっていません。魚類、藻類、貝類といった養殖対象魚種を問わず種苗の確保は重要ですが、いまだ大部分の魚種が天然種苗に頼っており、人口種苗の普及の余地は大きい状況です。海面で養殖されるサケ・マス類の安全・安心な種苗の確保の観点からも内水面養殖業の振興は重要であり、これまでの分類に該当しない「内水面養殖業」を対象とするガイドラインの策定が喫緊の課題となっています。〇株式会社事業性評価研究所のこれまでの展開(水産業)当研究所では、令和2年度に水産庁より、水産業収益力評価・金融円滑化事業、水産業(まき網漁業)事業性評価ガイドラインの策定を受託しています。同年から始まった、マーケット・イン型養殖業等実証事業(外部評価費支援)では、外部評価人として、多数の養殖業の事業性評価を手掛け、海面および内水面の養殖事業者の経営の見える化(事業性評価)に関与しています。具体的な関与先には、タイ、ブリ、カキなどの海面養殖業をはじめ、人工種苗に関わる先進的な企業が含まれます。また、JF全漁連、JF信漁連、地域金融機関からの要請を受けて、事業性評価の勉強会にも積極的に取り組んでいます。(農業)農業・畜産農業分野では、「令和3年企業価値評価手法を活用した農業法人の経営評価手法の開発」(農林水産政策研究所委託研究 令和3年~5年)を受託し、定量・定性および持続可能性の観点から農業法人の最適な評価手法を開発しました。実業面では、農外企業からのM&A検討や事業再生時に必須である、企業価値評価や資産評価を多数手がけており、評価実績は稲作、畑作、かんきつ、施設園芸(花卉、野菜)、肉用牛、養豚、養鶏、など幅広い農業類型に及んでいます。〇株式会社事業性評価研究所のこれからの展開当研究所では、養殖漁業を事業として評価することで、法人経営から個人経営までの幅広い経営体に対して、事業承継やM&A、さまざまな形態の投融資の局面に役立つ事業性評価を目指しています。そのためには企業価値評価手法の適用と、公正な資産評価の実行は欠かすことが出来ません。養殖漁業の類型ごとの特性分析を通じて定量・定性両面での事業価値を明確にして、事業分析に資するための必要なプロセスを明らかにしていきます。このような活動を通じて、養殖漁業の持続可能性が明らかになると確信しています。【参考】387.令和2年度水産業収益力評価・金融円滑化事業、水産業(まき網漁業)事業性評価ガイドライン(水産庁) マーケット・イン型養殖業等実証事業(水産庁) 企業価値評価手法を活用した農業法人の経営評価手法の開発(農林水産省政策研究所) ■株式会社事業性評価研究所 会社概要商号 : 株式会社事業性評価研究所代表者 : 代表取締役社長 田井 政晴所在地 : 東京都千代田区平河町1丁目2番10号 平河町第一生命ビル4F設立 : 2017年12月事業内容: 農林水産業分野における事業性評価、上記以外の事業性評価、事業性評価におけるアセット評価、事業性評価における財務デューデリジェンス、前号に付帯関連する一切の事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月05日覚田真珠株式会社は、志摩半島の南端、英虞湾(あごわん)の入り江に面した伊勢志摩国立公園内にある真珠養殖場の跡地に、スモールラグジュアリーな体験型リゾートヴィラ「COVA KAKUDA」を、2023年6月20日に開業しました。伊勢志摩国立公園内にある、日本の美を感じる空気感と島国日本の貴重な原風景英虞湾は2016年の第42回先進国首脳会議(G7)が開催された場所で、かつて真珠養殖の地として名を馳せました。ここは、古くから自然と人が共生してきた「里海」が残る場所です。気候は穏やかで、複雑に織りなすその地形の美しさから、昨今は隠れ家的な高級リゾート地としても国内外から注目を集めています。その入り江に面した約4万平米の覚田真珠が保有する敷地内に、大人が楽しめるスモールラグジュアリーな体験型リゾートヴィラ「COVA KAKUDA」が誕生します。(1) 真珠養殖加工場時代の天井の木製梁などを残した、各約70平米の4棟のスイートヴィラ<寝室・リビング・入り江と繋がるデッキテラス・バスルーム・プライベートサウナ(2棟)>(2) レセプション・ダイニング棟・体験棟(3) 志摩半島のローカルウッドを利用したサウナ棟(4) 農業体験ができる果樹園・炭焼き小屋(予定)■目の前に広がる入り江に浮かぶような浮遊感を堪能お部屋は自然素材がもつ美しさや荒々しさ、あたたかみなどが表現され、家具は自然の材料から無理なく人の手によって作られたものが中心となっています。また、目の前に広がる入り江に浮かぶような浮遊感、真珠養殖時代を思わせる木で組まれた筏(いかだ)、編まれた網やかごなど、海の気配を設えることで、この場所が持つ時間、風土や文化を感じることができます。■志摩の豊かな海と風景を連想させるイノベーティブ・フュージョン里海ビューの静寂なダイニング「KAZO」で召し上がっていただく自慢の食事は、地元の名産である伊勢海老、ヒオウギ貝、アコヤ貝、あおさのり、ワタリガニ、シマアジ、松阪牛など地元の食材を使った、和食ベースの「イノベーティブ・フュージョン料理」です。少人数のゲストだから実現できる、地元志摩の魅力が詰まった料理、おもてなし、距離感、空気感の全てを、内外から訪れるグルメなゲストに、静寂なCOVA KAKUDAの中で存分に堪能していただきます。「志摩の豊かな海と風景を連想させるもの」「程よい疲れの後、身体と心が心地良くなるような作品」がテーマです。現地へは近鉄志摩線の終点・賢島駅より船やタクシー(有料)を利用でき、宿泊者は賢島駅にある船場から約30分のクルージングを楽しみつつ、直接COVA KAKUDAへチェックインをすることもできます。また広い敷地内の移動は、クルーが運転する電動カートにて移動していただきます。■一つ一つのふるまいの中に小さな感動が連鎖する、ご滞在の静と動ご滞在中は、季節に応じて様々なアクティビティをご用意しています。まず「静」となる活動においては、真珠の核入れ体験・地元の特産品・食材の収穫体験・料理教室、英虞湾の景観めぐり、サンセットクルーズ、サンライズクルーズ、スタークルーズ(星空鑑賞)、近隣の島のプライベートビーチへの訪問など。反対に「動」となる活動においては、生牡蠣&伊勢海老水揚げ体験、農園体験、海釣り、シュノーケリング、カヤック、スタンドアップパドルボート(SUP)などを楽しんでいただきます。さらに宿泊者も一緒に楽しむことができる真珠養殖・浜揚げの観光施設を復活させることで、地域住民と観光客が交流することができるワークショップなどの開催も予定しています。■スモールラグジュアリーな体験型ヴィラ・COVAの概要名称: COVA KAKUDA(コーバ・カクダ)開業日: 2023年6月20日概要: 伊勢志摩国立公園の静かな入り江に誕生するプライベートステイ「COVA KAKUDA」。美しい英虞湾の里海を独り占め。真珠養殖の工場(コーバ)だった時代の面影を残す、スモールラグジュアリーなリゾート体験型ホテル。所在地: 三重県志摩市志摩町片田1397-14(伊勢志摩国立公園内)敷地面積: 約4万平米(里海・樹木林・果実園など周辺環境を含む)施設: ■全室入り江を望むプライベートヴィラ(4棟各約70平米)。ベッドルーム・リビング・プライベートサウナ(2棟のみ)を設置。■船着場、ダイニングレストラン、オリーブ畑、農園、体験施設、サウナ棟。料理: ■志摩の魚介(伊勢海老、ヒオウギ貝、アコヤ貝、あおさのり、ワタリガニ、シマアジなど)や松阪牛を軸とした「イノベーティブ・フュージョン」料理。農産物なども地元の食材を使用。■夕食・朝食が提供されます。アクティビティ: <季節に応じて様々なアクティビティをご用意>「静」■真珠の核入れ体験■地元の特産品・食材の収穫体験・料理教室■特定地域の景観めぐり■ポンツーンボートでのサンセットクルーズ、サンライズクルーズ、スタークルーズ(星空鑑賞)、プライベートアイランドへの訪問「動」■生牡蠣&伊勢海老水揚げ体験ができるワークショップ・農園体験など■海釣り・シュノーケリング■カヤック、スタンドアップパドルボート(SUP)■養殖貝の浜揚げ(収穫)(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年06月27日東京から車で約1時間。千葉県木更津市にある、サーモンの陸上養殖を行うFRDジャパンにやってきた、日本人女性初となる1級マグロ解体師の資格を持つアンジュルム・川村文乃さん。サーモンは大好きで、「サーモンだけがのったお寿司をよく食べます。アボカドと一緒にして、海苔をかけていただくことも」。まずは、魚の陸上養殖について勉強するところからスタート。アンジュルム・川村文乃さんがサーモンの陸上養殖場にいざ、潜入!社員の宮川さんによる陸上養殖の仕組みやメリット、ここで育てられている「おかそだち」についての話を、メモを取りながら真剣に聞く姿が印象的。「サーモンの顔つきは天然と養殖で違いますか?優しい顔だったりしますか?」などの質問をする場面も。そして、「おかそだち」の切り身が目の前に出されると、「これはいつ締めたんですか?」「すごいですね!」と、さらに前のめりに。いざ口に運ぶと、「うわぁ!脂は乗っているのに上品な感じで、弾力があります。普段食べているものが“とろんとろん”だとしたら、これは“ぷるんぷるん”。筋トレをきちんとしている人の体のようで、噛みごたえがあります。すごい!美味しい~!」。実食後、ついに「おかそだち」のいる「閉鎖循環式陸上養殖システム」のところへ。まずは長靴に履き替えて、足裏を消毒。階段を上がった先に現れたのは、空間いっぱいに広がる巨大な水槽…!「わぁ、すごい!」と、川村さんのテンションはさらにアップ。ここで約1万匹の「おかそだち」が生育されていて、水中に伸びる黒い管から餌が出る仕組みになっているという。水槽は同じタイミングで卵から孵った魚ごとに分けられていて、出荷直前のものは胃の中を空っぽにするためにエサを抜かれている。バクテリアを活用した独自のろ過技術によって水を循環させながら養殖を行っていること、水がサーモンの適水温である15°C前後に設定されていることなど、システムについての説明を受け、時折、水槽の中を覗き込んでサーモンを見つめる川村さん。笑顔で手を振ってファンサをしたり、奥にある水槽に分けられたサーモンに「うわー!めっちゃ白いですね。口元がかわいいです」と話しかけて心を通わせる一幕もあり、魚が好きなことが伝わってくる。そして最後は、施設の外へ。たくさんの配管が張り巡らされた様子は圧巻の一言。すべてサーモンの生育に使う水をろ過、浄化するためのもので99%の水を循環。蒸発で失われる水分や、ふんと餌に含まれる水分のみ補給。見学を終えてみて、「陸上養殖は、大変な苦労や、いろいろなシステムのおかげで実現していることがわかりました。美味しくて新鮮なサーモンが当たり前に食べられるようになるといいなと思います!」と川村さん。そして帰り際に手渡されたのは、丸々一尾の「おかそだち」。これまでいろいろな魚をさばいてきたが、「サーモンの経験はなくて、ずっとさばいてみたかったんです。じっくり時間をかけて挑戦してみます!」と意気込む。そして取材を終えて帰宅したその夜に、自身でさばき、お皿に美しく盛り付けた「おかそだち」の刺し身を披露してくれた川村さん。大好きなアボカドと海苔ととも一緒に食べたそう!FRDジャパン海水温や天候などの自然環境の制約を受けずに魚を育てる、閉鎖循環式陸上養殖を研究開発、未来の魚食文化を創造。陸上養殖されたトラウトサーモン「おかそだち」をスーパーなどで販売する。販売情報など詳細はHPで。かわむら・あやの1999年7月7日生まれ、高知県出身。アイドルグループ・アンジュルムのサブリーダー。ニューアルバム『BIG LOVE』が発売中。Blu‐ray&DVD『アンジュルム concert 2022 autumn finalANGEL SMILE』を4/26にリリース。ニット¥64,900ジャケット¥108,900(共にTHE KEIJI/THE KEIJI・IJIIT&Co.表参道 TEL:03・3499・7355)サンダル¥4,999(リエディ/ネオグラフィック TEL:06・6567・9000)スカート、ソックスはスタイリスト私物※『anan』2023年4月5日号より。写真・吉松伸太郎スタイリスト・岡本さなみヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER)取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年03月31日立地を選ばず、効率的かつサステナブルな方法で、新鮮な魚を養殖できる「陸上養殖」。注目が集まるこの養殖方法について、アンジュルム・川村文乃さんと一緒に学んでみましょう!太平洋に面した高知県に生まれ、カツオをはじめとする魚をさばくことを得意とし、日本人女性初となる1級マグロ解体師の資格を持つアンジュルムの川村文乃さん。そんな彼女が今回訪れたのは、千葉県木更津市の山中にある、トラウトサーモンの養殖場だ。「魚の養殖は海など水のある場所で行われているものだと思っていたので、こんな山奥で…!とすごくびっくりしました」(川村さん)これまで日本では実現が難しかった鮮度の高いサーモンを提供できることや、地球環境に優しいサステナブルな側面から、いま注目を集めている陸上養殖。システムをはじめ、ここで育てられている「おかそだち」サーモンの魅力、そして私たちの食卓事情に与える影響まで、川村さんと一緒に学んでみよう!陸上養殖について、詳しく教えてください!まだまだ耳慣れない「陸上養殖」の基本的なことから、SDGsへの貢献まで。「おかそだち」サーモンの養殖をしている会社、FRDジャパンさんにお話を伺いました。Q、なぜ、いま陸上養殖は注目を集めているの?A、海の近くで行う養殖場が不足。環境を問わない陸上が必要に!今、世界的な人口増加により水産物の需要が増え続けているものの、天然魚の漁獲量は伸び悩み中。その一方で、海を使った養殖の生産量は増えており、海の資源を守りながら魚を供給できるようになってきた。ところが、養殖が盛んになるにつれ、養殖に適した海がどんどん埋まってしまい、場所が足りなくなるという新しい問題が勃発。特にサーモン類は、気温の関係もあってノルウェーとチリが養殖の中心となり、これ以上場所を増やせないことから、環境に関係なくサーモンを育てられる陸上養殖を必要とする声が大きいものに。美味しくて安心・安全な魚がいつまでも手軽に、安定した値段で食べ続けられる手段の一つとして、注目・期待されている。Q、陸上養殖ってそもそも何?A、人工的に作られた環境下で行う魚の養殖のことです。陸上養殖とは、陸上に人工的に創設した環境下で養殖を行うこと。主に2つのタイプがあり、一つは、海などの天然環境から水を引き込み、魚の飼育に使用する「かけ流し式陸上養殖」。もう一つは、ろ過システムを使って水を浄化しながら循環利用する「閉鎖循環式陸上養殖」。FRDジャパンは後者で、独自の技術である生物ろ過システムを駆使し、水を閉鎖循環させるシステムでトラウトサーモンを養殖している。ちなみに、日本において陸上養殖で作られる魚で一番多いのはサーモンだが、国内で消費される生食用サーモン年間約10万tのうち、国産のものは5%ほど。スーパーなどにもほとんど出回っていない現状がある。Q、陸上養殖のお魚が増えたら、私たちの食卓はどう変わるの?A、日本であまり獲れない魚を鮮度高く手軽に食べられるように。寒いところで育つことから日本では限られた場所でしか生育できなかったサーモン。でも、陸上養殖の場合は水温を一定に保つことができるため、季節や場所にかかわらず育てられるようになり、“日本人が大好きなサーモンを国内であまり作れない”というジレンマが解決。また、日本で作るため、ノルウェーやチリ産のものとくらべて鮮度が高いものが食べられるように。今後は、サーモンだけでなく、これまで日本であまり育てられなかった魚の養殖が盛んになる可能性も。すると、なかなか手に入らないことが理由で値段が高くなっていた高級魚が普通に食卓に並び、これまで以上にいろいろな魚が食べられるようになる…という、嬉しい未来も考えられる。Q、SDGsにどう貢献しているの?A、ろ過した水を使うことで排水ゼロ&海洋汚染を防ぐ!海でサーモンを育てる場合、海の自浄作用を超えるような大きな規模になると、魚のふんや餌の食べ残しが海底にたまり、海洋汚染の原因になることも。その点FRDジャパンが取り入れている閉鎖循環式陸上養殖の場合、99%の水をろ過して使うため、海に排水することなく、地球に負担をかけずに育てることができる。そして、水を使い回すことで冷却コストが不要になるので、水温を一定に保つための電気代を大幅に削減できるというメリットも。また、細菌による病気を防ぐための抗生物質が海底にたまり、生態系を壊すという心配もなし。SDGsの目標にある「12.つくる責任 つかう責任」「14.海の豊かさを守ろう」の実現につながっている。Q、天然モノと味や見た目はどう違う?A、日焼けしていない白い体と身の弾力&深い旨みが特徴。陸上養殖の場合、サーモンは太陽を浴びずに過ごすため日に焼けず、銀ピカな天然のものにくらべて白い姿をしている。また、FRDジャパンで育てている「おかそだち」はトラウトサーモンで、ノルウェー産のアトランティックサーモンという種類にくらべて身が赤い。また、すべてメスのため、口の形がカギ状になったオスにくらべ丸みのあるフォルムに。ノルウェーの生サーモンは空輸のため、締めてから食べられるまでに10日くらいかかり、チリのサーモンはほとんどが冷凍モノとなる。一方、国内で養殖され、一度も冷凍せず生で食べられるサーモンは鮮度が高く、身に弾力があり、噛むほどに口の中で広がる深い旨みが大きなポイントに。Q、「おかそだち」サーモンはどこがすごいの?A、約10年かけて実現!鮮度と脂乗りが違います。複雑な構造の装置で99%ろ過した水を使い、育てられている「おかそだち」サーモン。一番苦労したのは、生育に最適な水質バランスを見つけることで、好調に育つようになるまでに約10年を費やしている。餌は専門業者にオーダーメイドした、ドッグフードのような見た目のペレットを使用。1年で3kgのサイズに育てることを目標としていて、現在の年間生産量は約30t(約1万尾)。実際に食べた人からは、「鮮度と脂乗りが違って美味しい」「千葉でサーモンを作っているなんて驚いた」という声が多い。ちなみに、名前は丘で育てていることからつけられたもので、100個くらいあったアイデアの中から親しみやすくキャッチーなものをセレクト。FRDジャパン海水温や天候などの自然環境の制約を受けずに魚を育てる、閉鎖循環式陸上養殖を研究開発、未来の魚食文化を創造。陸上養殖されたトラウトサーモン「おかそだち」をスーパーなどで販売する。販売情報など詳細はHPで。かわむら・あやの1999年7月7日生まれ、高知県出身。アイドルグループ・アンジュルムのサブリーダー。ニューアルバム『BIG LOVE』が発売中。Blu‐ray&DVD『アンジュルム concert 2022 autumn finalANGEL SMILE』を4/26にリリース。ニット¥64,900ジャケット¥108,900(共にTHE KEIJI/THE KEIJI・IJIIT&Co.表参道 TEL:03・3499・7355)サンダル¥4,999(リエディ/ネオグラフィック TEL:06・6567・9000)スカート、ソックスはスタイリスト私物※『anan』2023年4月5日号より。写真・吉松伸太郎スタイリスト・岡本さなみヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER)取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年03月30日上五島のまぐろは今年も旨い!島でも、お取り寄せでも楽しめます。長崎県・新上五島町の養殖業者や飲食店、町などでつくる「上五島養殖まぐろ振興協議会」が主催する、毎年恒例の「第9弾上五島養殖まぐろフェア」が開催中です。第9弾上五島養殖まぐろフェア開催中!【上五島養殖まぐろフェア概要】期間:令和4年7月23日(土)~8月21日(日)主催:上五島養殖まぐろ振興協議会後援:新上五島町、(一社)新上五島町観光物産協会参加:新上五島町内飲食店9店舗(五島うどんの里遊麺三昧、五島列島リゾートホテルマルゲリータ奈良尾海ト空〇ト星、寄り処満、潦り茶屋し喜、麺’sはまさき、和処よかよ、居酒屋優心、寿司処嶋、若松瀬戸クルージング遊食館)長崎県は養殖クロマグロの生産量日本一を誇り、なかでもブリやヒラマサの養殖が盛んな新上五島町ではその養殖技術を生かし、20年ほど前から町をあげてクロマグロの養殖を始めました。生マグロの育つ若松瀬戸は西海国立公園に指定されており、外洋からのきれいな海水が通り抜けているので、非常に透明度が高く、養殖には好条件が揃っています。マグロは他の魚類よりも目が良く、透明度の高い海だと生簀の中でも高速で泳ぐことができるといわれています。さらに、地形が入り組んでいるため海流の流れが速く身が引き締まり、きめ細やかな肉質となり赤身もトロも旨味のあるマグロに育ちます。五島近海でとれたおいしいエサを食べて、手塩にかけて育てられたマグロは、水揚げから数分で、神経や血、内臓を抜く「しめ作業」を完了させ、身を傷めないようにすることで一度も冷凍せずに提供することができます。養殖には好条件が揃う若松瀬戸生マグロとは、「加熱していない」ではなく、「一度も凍らせていない」マグロを指します。冷凍すると細胞が破壊されてしまうのに対して、生マグロは水分やうま味成分が外に出ないため、しっとりとした食感と濃厚なうま味が味わえます。市場に出回るマグロの約8割は冷凍マグロ、残りの2割が生マグロであることを考えると、大変希少と言えます。そんな、一度も冷凍していない生本まぐろを食べられるのがこの「上五島養殖まぐろフェア」。今年は島内の飲食店9店がフェア限定メニューを提供しています。贅沢にまぐろをのせた丼はもちろん、旬の魚介も加えた欲張りなワンボックスや寿司、リゾートホテルからは、お好みの味を選べる食べ比べ丼等、多彩なラインナップが揃いました。島内の飲食店9店舗が限定メニューでフェアに参加上五島のまぐろは今年も旨い!第9弾まぐろフェア : おうちで「生本まぐろを食べたい!」という方には、お取り寄せがおすすめです。今年は、「上五島養殖まぐろフェア」開催に合わせて、期間限定で送料無料のお得なセットをご用意しました。上五島の特産品ECサイト「シマリエ」でお買い求めください。<商品概要>1)かみまぐろセット(4~5人前:赤身 約150g・中トロ 約250g・大トロ 約100g)13,500円(税込・送料無料)2)かみまぐろ焼酎セット(かみまぐろセット+上五島養殖生まぐろに合う焼酎720ml)14,000円(税込)[送料無料]※7月25日(月曜日)~8月21日(日曜日)のご注文まで。※日曜日の発送となりますので着日指定はご遠慮ください。※毎週出荷できる数量に限りがございます。ご注文が集中した場合は、次週の日曜日の出荷になる場合がございます。予めご了承ください。※「かみまぐろ焼酎セット」は、「かみまぐろ」は冷蔵発送、「上五島養殖生まぐろに合う焼酎」は常温発送となりますので、別々の箱でのお届けとなります。当町特産品のECサイト「シマリエ」へぜひご来店ください。お取り寄せは「シマリエ」へ。新上五島町観光物産協会地域商社事業部通販サイト【美しい海と大地が育んだふるさと逸品】 : 尚、地場産コーナーを広く設け、土産品も充実した地域密着型のスーパー「カミティバリュー店」では、毎月第2、4土曜日10:30より「まぐろ解体ショー」を行っています。目の前でダイナミックかつスピーディーにさばかれていく様子は圧巻です。「上五島養殖まぐろフェア」は、秋・冬にも開催を予定しています。詳しい情報は「新上五島町観光なび」をご覧ください。 【公式】新上五島町観光なび : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月25日縁起物として知られる「真鯛」は、日本人なら知らない人はいないでしょう。しかし、真鯛の旬の時期や、天然と養殖の見分け方についてまでは、知らない人も多いはず。この記事では、一般の方でもできる質のいい真鯛の見分け方や、おすすめの真鯛を使った調理法をご紹介します。■真鯛とはどんな魚?「鯛(たい)」という名前を持つ魚はたくさんいます。真鯛はその中でも正統な「鯛」であり、鯛という名前を持つ魚すべての由来とされているのです。ここではまず、真鯛という魚がどんな生態をしていて、どのような特徴を持つのかをご紹介します。 ・スズキ目タイ科の魚真鯛は「スズキ目スズキ亜目タイ科マダイ亜科マダイ属」の魚とされています。難しそうな名前がでてきましたが、要するに「鯛の中の鯛」ということです。ちなみに、この「タイ科」で分類されている魚、つまりは「鯛」という名前がついた魚は、実に200種類以上もあります。しかし実は、タイ科に属しない魚でも「鯛」という名前がついていたりします。そのような魚のことを「あやかり鯛」と呼び、名前に鯛とつけることによってネームバリューを上げようとしているのです。 ・生息場所真鯛は稚魚の間と成魚とで、生息する場所が変わる魚です。稚魚の間は、岸部などの浅場を生息場所としています。しかし成魚になると、深場の岩礁地帯へと生息域を変えていくのです。釣りをする方で、大きな真鯛を釣りたいのなら、船で釣りに行かないと真鯛は狙えません。日本での生息分布は広く、たくさんの場所で真鯛が獲れます。特に瀬戸内海の明石、淡路付近で獲れる「明石鯛」は有名ですね。 ・縁起の良い魚真鯛は、古来より縁起のいい魚として知られています。しかしなぜ、真鯛は縁起がいいとされているのでしょうか?その理由は実は3つあります。・日本でも縁起のよいとされる「紅白」の色合いをしているから・「めでたい」との語呂合わせ・江戸時代に、鯛の骨が開運グッズとして人気を集めていたから以上の理由から、真鯛は縁起のいい魚として、宴席などで昔から食されているのです。昔から、ほかの鯛と一線を画す魚として、不動の人気を誇っています。 ・背中にコバルト色の斑紋があるのが特徴真鯛の持つ身体的な特徴の一つに、コバルトブルー色の斑紋がついている点が挙げられます。この斑紋は「輝点(きてん)」と呼び、ほかの魚にもついていることもあります。この輝点には、魚の群れの中から自分の仲間を見つけ出す目印としての役割があると言われています。キラキラと光っているのはそのためなのです。実はこの輝点、真鯛を選ぶときの目利きに使われたりもします。春先の真鯛は、斑紋がキレイに見える若い個体がよいと言われていて、鮮度が落ちたりすると、斑紋がくすんでしまうそうです。■真鯛の旬はいつ?真鯛は、年中通して食べられる魚としても有名です。その中でも特に、真鯛がおいしくなる旬の時期についてご紹介します。せっかくなら脂がのったおいしい真鯛を食べたいですよね。そのためにも、真鯛の旬を知っておくことは損ではありません。 ・おいしい時期は春と秋の2回真鯛の旬は、年に2回訪れます。それは「春」と「秋」です。正確には3月から6月、9月から11月がよいと言われています。しかし近年では、気候の変化と激しく、不漁になったり、旬の時期がずれこんでしまう場合もあります。魚屋さんに行って今年の旬の時期を一度聞いておくと間違いないでしょう。春先の真鯛は「桜鯛」と呼び、秋頃の真鯛は「モミジ鯛」と呼びます。それぞれで違う特徴を持っているので、ベストな食べ方も変わってきます。 ・産卵期の直前は「桜鯛」といわれる春先の「桜鯛」は、産卵期の直前を迎え、大きな白子や卵を蓄えています。実はこの時期の真鯛は、味の個体差が激しくなりやすいです。というのも、産卵直前の真鯛は、栄養が白子や卵にいってしまうので、身が痩せていて旨味が少ない場合があります。その分白子や卵を楽しむことができるので、最初からそれ狙いで真鯛を選ぶのもよいかもしれません。一方で、卵や白子を蓄える準備をしている桜鯛は、これから迎える産卵期のためにエサを荒食いします。そのため、まるまると太って脂が抜群にのった「大当たり」の個体に巡り合うこともあります。桜鯛を選ぶ場合、おいしい身を狙うなら春先の早めの時期を狙うのがおすすめです。大きな白子や卵を食べたいなら、春が終わる少し前がよいでしょう。 ・秋の時期は「モミジ鯛」といわれる春の産卵期が終わったあとの夏の真鯛は、やせ細っていて脂ののりが少ないことが多いです。しかし秋に入ると、再びエサをたくさん食べて太り始めます。この時期の真鯛のことを「モミジ鯛」と呼びます。モミジ鯛の特徴は、なんといっても脂がのった「身」です。秋のモミジ鯛は、個体差は比較的少なく、安定しておいしい鯛の身を楽しむことができます。おいしいモミジ鯛を狙うときは、秋の初めではなく、晩秋がおすすめ。秋が始まったばかりの頃は、まだ食欲が戻っていない個体も多いので、いい真鯛を見つけるのが難しくなります。そのため、エサを食べて太り始める晩秋から冬にかけての方が、脂がのっている確率が高いです。■真鯛の旬と天然・養殖の見分け方最近では、スーパーで売られている真鯛でも、天然か養殖かを記載してくれるようになっています。一般的には、養殖と天然で味わいが全然違うというイメージがありますが、実はそんなことはありません。近年の養殖技術はかなり進歩しており、天然と遜色ない程の養殖真鯛も多数あります。今や、養殖でもブランドが付くほどになっているのです。しかし、お祝いの日に食べる真鯛は、やはり天然のものを選びたいでしょう。ここでは、魚屋さんで、天然の真鯛と養殖の真鯛を見分ける方法についてご紹介します。 ・日本の漁獲量に対して天然は2割弱日本国内で獲れる真鯛の割合は、養殖が8割、天然が2割弱と言われています。近年では魚自体の漁獲量も減ってきていることから、安定して供給ができる養殖の真鯛が主流となっているのです。お祝いなどで、姿の真鯛が欲しいときは、魚屋さんに前もって注文しておくのがおすすめです。天然真鯛は、常に店頭に並んでいるわけではない点には注意しておきましょう。 ・天然は尾びれの先の広がりが大きく開いている真鯛は、天然と養殖で見た目に大きな違いがいくつかあります。一番分かりやすいのは「尾びれのかたち」です。天然真鯛の尾びれは、先が尖っていて、キレイな三角形を描いています。一方養殖の真鯛は、尾びれの先が丸くなっているのが特徴。 ・天然は肌の色は鮮やかな赤っぽい色魚体の色も、天然と養殖を見分けるポイント。天然真鯛は、成魚になると光のあまり届かない深い水深の場所に生息するようになります。そこでエビやカニを食べているので、体色が鮮やかな赤色になるのです。一方、養殖真鯛は、比較的水深の浅い場所で飼育をしているので、日光で日焼けしてくすんだ赤色をしています。しかし、天然であってもくすんだ赤色をしている個体はあります。養殖であってもキレイな赤色をしている場合もあります。体色での見分け方は、あくまで目安程度にとどめておくのがよいでしょう。 ・天然は鼻の穴が前後に2つある実は天然真鯛には、鼻の穴が左右に2つずつ存在します。養殖真鯛には、鼻の穴が左右に1つずつしかないことが多いので、このポイントも天然と養殖を見分けるポイントになりえます。なぜ養殖真鯛の鼻の穴は1つしかないのかというと、実は原因はよく分かっていません。このような状態を「鼻腔隔皮欠損症」と呼びますが、品質に影響はありませんので安心してください。ただ、養殖であっても鼻の穴がちゃんと2つある個体ももちろんあります。鼻の穴の数での見分け方も、あくまで目安程度で考えておきましょう。 ・通年出回る養殖鯛私たちが真鯛のお刺身をいつも食べられるのは、養殖真鯛のおかげです。天然真鯛は、時期によってサイズや脂ののりが全然変わってくるので、通年食べられるわけではありません。これはほかの魚も同様です。どうしても天然真鯛が見つからない、という時期は必ずあります。天然真鯛が欲しいときは、春や秋の旬の時期を狙うのがおすすめです。■真鯛の旬と新鮮さの見分け方実は、いい真鯛を見つけるときに、天然か養殖かで判断する必要は、あまりありません。天然であっても身が痩せていればおいしくないですし、養殖であっても体高のある肥えたものならとてもおいしいです。大事なのは「鮮度」と「太り具合」です。ここでは、鮮度がよくて太った、「いい真鯛」を見分けるためのポイントをご紹介します。新鮮さの目利きと聞くと一見難しいプロの技と思ってしまうかもですが、そんなことはありません。誰でも簡単に新鮮さを見分けることができるコツがあります。 ・澄んだ目をしている「目が澄んだ魚は新鮮」というのは、もはや一般の方でも周知の方法ですね。目が濁っているものは、締めてから2日以上経っている可能性があります。また、充血していたり黄色く変色している場合は、締め方や血抜きが完全にできていないかもしれません。とはいえ、目の澄み具合は、あくまでも目安程度に考えておくのがよいでしょう。新鮮であっても目が濁っていることも多いにありえます。目の色以外のポイントとも合わせて、総合的に判断するのが大切です。 ・体にツヤがありふっくらとしている体色が鮮やかでツヤがあり、体高がある太った真鯛は、新鮮で脂がのっていると言われています。では、どれくらい体高があればいい真鯛と言えるのでしょうか?いい真鯛は、頭の大きさに比べて、体高が高いのが特徴です。「太りすぎて小顔に見える」くらいの真鯛が、いい真鯛の証拠です。また、背中が大きく盛り上がっていると鮮度がいいとも言われています。■真鯛の旬と値段真鯛の値段は、天然と養殖で違ってきます。これはおいしさの違いという点以外にも「希少性」が大きく関わっています。先ほど説明した通り、天然の真鯛の漁獲量は、真鯛全体の2割弱程度しかありません。なので自然と値段が上がってしまうのです。旬の時期のまるまると太った天然真鯛なら、値段はさらに跳ね上がるでしょう。天然ものの魚の値段は、その年の漁獲量に大きく左右されます。最も分かりやすいたとえはサンマでしょうか。不漁の年のサンマは、値段が高いですよね。このように獲れた数が少ないほど希少になり、値段が上がります。 ・小さめの鯛の値段体重が1kg前後、体長30cm前後の真鯛なら、相場は「1500~2000円/kg」くらいです。もちろん市場かスーパーか、ネット通販なのかでも相場が変わってきます。ブランドものなのかそうでないのかにも相場は左右されます。このような小さめの真鯛は、大体2000円前後を目安としておきましょう。 ・大きめの鯛の値段体重が2kg前後、体調40cm以上の大きな個体の真鯛は、「1800~2500円/kg」くらいが相場です。大きめの真鯛は、2kg前後くらいのものまでがおいしいと言われています。これ以上大きくなると大味になり、身がスカスカになってしまうそう。真鯛を選ぶときは、春の桜鯛なら1kg前後の個体、秋のモミジ鯛なら1.5kg前後の個体を選ぶのがベストとされています。天然ものだと大きくなるほど値段が跳ね上がる傾向があり、なかなか手軽に購入できる値段ではなくなってしまいます。 ・養殖の真鯛は価格が安定している養殖真鯛は、供給が安定している分、価格が安定しているのが特徴です。最近では、養殖技術が進歩していて、養殖真鯛の味は天然のそれとほとんど遜色なくなってきています。地域によっては、養殖真鯛自体にブランドがついているものもあるほどです。ブランドによっては、天然よりも値段が高い真鯛なんてものも実は存在します。一方、天然真鯛だと、その年の漁獲量に値段が大きく左右されてしまいます。なので、値段はあってないようなもので、非常に不安定なのが特徴です。しかし最近では、稚魚になるまでを養殖場で育ててから、海に放流するという方法が各地で行われています。そのおかげか、一昔前に比べて、天然真鯛の漁獲量は少しだけ安定してきてました。■真鯛とチダイの違い先ほど、真鯛には多くの種類があると言いました。その中でも、「チダイ」は真鯛にとてもよく似ています。見比べてみると割と違いがわかりやすいのですが、魚に詳しいわけではない方には見分けるのが難しいでしょう。ここでは、真鯛とチダイがどう違うのかをご紹介します。 ・尾びれが違うまず、尾びれに決定的な違いが表れています。真鯛の尾びれは、ふち側が黒くなっています。一方チダイは尾の先まで赤色が続いています。尾のかたちでは判別しにくいので、尾びれのふちの色に注目しましょう。 ・エラが違うチダイの名前の由来は「エラブタが血のように赤くなっている」と言われています。実際に見てみると、確かにエラから血が滲んできているかのような真っ赤な見た目をしています。これが真鯛とチダイを見分ける分かりやすい方法になります。■旬の真鯛のおいしい食べ方【桜鯛】真鯛は、春なのか秋なのかで、ベストなサイズや、身の味わいが違ってくる魚です。ここではまず、桜鯛をおいしく食べるためのおすすめの食べ方をご紹介します。旬の魚の味わい方は、何も刺身だけではありません。塩焼きや煮つけなどで食べた方が、おいしさが際立つ場合もあります。 ・醤油と砂糖で甘辛く煮る春が旬の桜鯛は、1kg前後の個体がおいしいと言われています。そんな桜鯛を食べるときは、三枚おろしにするより、姿のまま調理する食べ方の方がおすすめです。醤油と砂糖で甘辛く煮る「桜鯛の煮つけ」は真鯛をまるごと食べるのに打ってつけ。淡白で上品な白身、加熱しても身が硬くなりにくいという、真鯛の特徴を存分に活かした調理法です。しかし、まるごと煮つけにするのはもったいないと思う方もいることでしょう。そんな方は、身を刺身にして、頭やカマ、骨をネギや生姜と共に「アラ炊き」にするという手もあります。 ・塩焼き桜鯛の塩焼きは、祝いの席を盛り上げてくれる縁起のよい料理です。少し小さめの方がおいしい桜鯛は、まるごと焼く塩焼きにもぴったりです。真鯛の塩焼きは、難しい調理技術もいらないので、簡単に作ることができます。塩焼きはシンプルが故に、魚自体がおいしいことが大切です。塩焼きにする真鯛は、その日に締めたものではなく、一日経ったものを選ぶのがベスト。一日置いていることで、身が熟成されておいしくなるのです。 ・白子はポン酢につけて食べる春の桜鯛は、大きな卵や白子を持っていることが多いです。白子や卵が入ったままでスーパーで売ってることは少なく、たいがいはパックになって売られています。もし、市場に行って買った真鯛が卵や白子を持っていたら、ラッキーです。白子は一般的に、湯引きにして大根おろしとポン酢をかける「白子ポン酢」がおすすめ。もし入っているのが卵であれば、一緒に煮つけにするとおいしくいただけます。■旬の真鯛のおいしい食べ方【モミジ鯛】秋の真鯛「モミジ鯛」は、少し大ぶりなサイズがおすすめです。モミジ鯛の魅力はなんといっても「身」にあります。刺身やしゃぶしゃぶなど、真鯛の持つ上品な白身を楽しむ食べ方がベスト。ここでは秋のモミジ鯛のおすすめの食べ方をご紹介します。 ・お刺身大きめサイズのモミジ鯛は、三枚おろしにして調理するのがおすすめです。中でも特に「刺身」は欠かせないでしょう。薄造りにして白身の上品さを楽しむのもいいですし、平造りにして歯ごたえを楽しむのもグッド。真鯛の皮は、そのままだとちょっと固いです。一般的には、ひいた皮は、湯引きしてポン酢などで食べるのがポピュラーな食べ方。しかし魚というのは、皮と身の間に、一番おいしい脂が潜んでいるものですので、皮に浅く切り込みをいれて、皮目だけバーナーで炙る「焼き霜造り」がとてもおすすめ。 ・鯛しゃぶしゃぶ脂ののった身を持つモミジ鯛は、軽く火を通すだけで一層うまみが際立ちます。鯛しゃぶはモミジ鯛にうってつけの食べ方です。薄造りにした真鯛と、昆布だしというシンプルな組み合わせで、無限に食べられてしまいます。鯛しゃぶは、肉と違い、しゃぶしゃぶするのはほんの1、2秒で十分です。 ・アラ汁モミジ鯛は「身」においしさが詰まっていますが、もちろん頭やカマの部分も脂がのっていてうまみ満天。鯛のアラはすごく出汁がでるので、シンプルなアラ汁がおすすめです。三枚おろしにして残ったアラは、刺身のお供となるアラ汁にしましょう。そこに白ご飯を足せば、それだけで「真鯛の刺身定食」の完成です。■旬の真鯛をベストな料理で食べよう!真鯛は年間通して流通している魚ですが、一番おいしいのは春と秋です。旬の真鯛は脂がのっているので、真鯛の味そのものを活かした、シンプルな料理にするのがおすすめ。魚は基本的に天然ものがいいと言われますが、最近では養殖の真鯛も、なかなか侮れないおいしさを持っています。一度、真鯛をまるごと一匹買ってきて「真鯛尽くし」を味わってみてはいかがでしょうか。
2021年03月11日私たちの食卓になじみの深いサケやサーモン。スーパーでも切り身となって売られているので手に取りやすく、よく利用されている方も多いのではないでしょうか。ところで、サケとサーモンは別の魚であることはご存知ですか?英語でサケを「サーモン」と呼ぶことから、サケとサーモンを同じ魚と勘違いしている人も少なくないようです。この記事ではサケとサーモンの違いや、おすすめのレシピをご紹介します。また、サケと似たマスとの違いも見ていきましょう。■サケ・サーモン・マスは違う魚?サケ・サーモン・マスは、見た目や生物学上の分類がよく似ていることから、よく混同されてしまう魚です。しかし似ていてもどれも違う種類の魚なのです。まずはそれぞれの魚の外見や、味の特徴などについてご紹介していきます。・見た目も味もよく似ているサケとサーモンは、見た目も味も実によく似ている魚です。特に切り身にしてみると、サーモンピンクの鮮やかな身、つやのある銀色の皮もそっくりなので、一目見ただけで区別がつく人は少ないかもしれません。脂がのった時期のサケとサーモンは味もよく似ており、ソテーや焼き魚など同じ調理法が用いられることも多いようです。どちらも和風にも洋風にもアレンジができ、私たちの食卓に欠かせない食材であるといえるでしょう。・サケの特徴サケというと、サケの川上りを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。サケが産卵のために川の上流へと遡上していくのは有名ですね。サケは生物学上は「サケ科サケ属」に属します。サケにはアニサキスなどの寄生虫がいるため、お寿司などの生食には向いていません。かならず火を通してから食べるようにしましょう。・サーモンの特徴サーモンも「サケ科」に属する魚です。国内だけでなく南米や北欧でも養殖され、年間を通して安定した供給があります。中でもノルウェー産のサーモンは生産量が多く、日本でも目にする機会が多いですね。サーモンには天然と養殖の2種類がありますが、日本で食用とされているのは養殖されたものがほとんどといわれています。サーモンは加熱した状態はもちろん、生で食べたり燻製にすることも可能なので、さまざまなお料理のバリエーションが楽しめる食材です。・生物学上ではマスもサケの一種サケとサーモンに比べてマスは違う種類の魚のように思えますが、マスも「サケ科」に分類される魚です。かつては、サケは海水、マスは淡水に生息すると区別されていましたが、個体によって違いがあることが判明し、現在では生物学上の区別が難しいとされています。日本で販売されている食用のマスは養殖が主流で、お刺身などの生食はもちろん、ムニエルにしたり煮込み料理にも使われています。また、海外ではフライにしたフィッシュアンドチップスも人気が高いようです。・回転寿司で出てくるサーモンとはサーモンは生でも苦みや臭みがないためお子さまでも食べやすく、回転寿司でも人気がある寿司だねです。寿司は日本の伝統的な食文化であるにもかかわらず、寿司だねにサケが使われることはありませんでした。理由はすでにお伝えした通り、寄生虫がいる危険性があるためです。そこで見た目や味が似ているサーモンが寿司だねとして提供されるようになったのです。回転寿司ではアトランティックサーモンと、ニジマスを養殖したサーモンの2種類が使われています。寿司でも刺身でも安心して食べられるうえ、アボガドやマヨネーズなどをトッピングしたりとバリエーション豊かなメニューが楽しめます。■サケの種類と特徴昔から日本の食卓に欠かせないサケですが、ひとくちに「サケ」といってもいくつかの種類があります。種類によって食感や旬の季節が異なるので、チェックしておきたいところですね。そこでこの見出しでは、スーパーなどでも手に入りやすい「時鮭」「銀鮭」「秋鮭」「紅鮭」の特徴についてご紹介していきます。・時鮭時鮭は「シロザケ」というサケの仲間です。ロシアや北海道近くの海域で漁獲され、旬の季節は春から初夏にかけて。成長のスピードが遅いため脂ののりがよく、こってりとした食感が特徴です。・銀鮭国内では三陸地方での養殖も盛んですが、アメリカやロシアからの輸入量も多い魚です。銀鮭の旬は5月から7月で、柔らかい口当たりとほどよい脂ののりで、さまざまなお料理が楽しめます。・秋鮭秋鮭といえば、日本の秋の味覚を代表する食材のひとつですね。その名の通り、秋の初めから市場に出回りはじめます。この時期の秋鮭は海から川に戻る「川上り」で脂がのっていて、「サケのもっともおいしい時期」ともいわれています。・紅鮭国内では紅鮭の水揚げ量が少なく、主にアメリカ・カナダ・ロシアからの輸入品です。5月から8月ごろが旬で、みずみずしい赤みのある色が特徴。切り身だけでなく、塩鮭や燻製になった状態でも売られています。■サーモンの種類と特徴私たちが口にするサーモンのほとんどが海外からの輸入です。それぞれの漁獲地によって種類や旬の季節、調理法が異なります。ここでは、日本でも手に入りやすい3種類のサーモンについてご紹介していきます。・キングサーモンキングサーモンは、「キング」という名前にふさわしく、大きなサイズ感が特徴です。一般的なサーモンは体長が50cm前後ですが、キングサーモンは1.5mを超えるものもあるとか。4月から6月にかけてが旬の時期です。国内の漁獲量は少なく、主な輸入元はアメリカ・カナダ・ニュージーランド。加熱しても硬くなりすぎず、ふっくら柔らかな食感です。ほどよいあまみのある味わいは、サケ科の中でも最高品質といわれています。・トラウトサーモントラウトサーモンは、ニジマスを海で養殖した魚です。そのため生物学上は「ニジマス」と同じ分類となっています。主に南米のチリから冷凍で輸入されるため年間を通して口にすることができますが、旬は6月から8月ごろが旬です。プリッとした食感とややクセのある味ですが、寿司や刺身などの生食としても提供されています。・アトランティックサーモンアトランティックサーモンは、漁獲量が多いノルウェー産が有名です。キングサーモンと同じく1.5mほどある巨大な魚としても知られています。アトランティックサーモンも冷凍して輸入されるため、一年中いつでも食べることができます。脂がよくのってうまみがあり、燻製や寿司だねとしても人気です。■マスの種類と特徴川で釣りをする人にはおなじみのマス。サケとマスの違いはいまだに厳密にはありませんが、かつては河川に生息するのがマス、海に戻るのがサケと区分されていました。分け方の定義がはっきりしないため、国によって呼び方が違うこともあるようです。・ニジマスニジマスはカナダやアメリカをはじめ、日本でも養殖が盛んです。ニジマスには「ニジマス」以外に、海水で養殖した「トラウトサーモン」があります。加熱しても柔らかな歯ごたえと、あっさりとした味わいが特徴。塩焼き・蒸し焼き・フライなどさまざまな調理法が楽しめます。・サクラマスサクラマスも国内で養殖が盛んに行われている魚です。河川に生息するのは「ヤマメ」、海を回遊する方を「サクラマス」と呼ばれています。サクラマスは熱を通しても歯ごたえが柔らかく、養殖であれば生でも食べられます。サクラマスの旬は春。マスの中では味がよいとされ、酢で味付けしたマス寿司などにも用いられています。■おいしいサーモンの選び方生でも加熱しても食べられるサーモン。切り身や缶詰、スモークした状態のものが手軽に手に入り、調理もしやすいので私たちの食卓に欠かせない食材のひとつです。生のサーモンをおいしく食べるには、鮮度が大切です。ですが、どんな状態のサーモンを選べばいいか、プロでない私たちには少し難しいですよね。ここからはおいしいサーモンを見分けるポイントをいくつかご紹介していきます。鮮魚店やスーパーなどでサーモンを買うときの参考にしてくださいね。・全体の色合いを見るまずチェックするポイントは色味です。なんとなくくすんだように白っぽくなっていたり、水気がなくなってカサついた感じのものは新鮮とはいえません。全体的に身がふっくらとして、鮮やかなオレンジ色のものを選ぶようにしましょう。また魚の目も鮮度を見分けるポイントです。「死んだ魚のような目」という表現がありますが、鮮度の落ちた魚の目は白く濁ったようになります。黒目がくっきりとして、みずみずしさのある目ならば新鮮と見て良いでしょう。・血合いを見る「血合い」とは、魚の背と腹の境にあるグレーがかった部分のことをさします。栄養豊富な部位なのですが、生臭さがあるため生食の場合は取り除いて食べるのが一般的です。新鮮なサーモンは、血合いの部分が赤みを帯びた薄いグレーをしているのですが、黒ずんでいるようなら鮮度が落ちている証拠です。また、冷凍した状態の血合いをチェックするときは、白っぽく黄ばんだように見えるものはNGです。・ドリップが出ていないか見るスーパーの肉や魚が切り身で売られている場合、トレイの中に赤い液体がしたたっているのを見たことはありませんか?もともと冷凍してあった食材を解凍するとき、食材の温度が上がるにつれて固まっていた氷が溶けて水となって出てきたもので、「ドリップ」といいます。売り場で選んでいる段階でドリップがすでにたくさん出ているサーモンは、解凍が進んでいるわけですから鮮度が高いとはいえません。また、ドリップには食材の栄養成分が含まれているのですが、ドリップが出ているということは、サーモンの栄養が溶けた水と一緒に流れ出てしまっている状態なのです。切り身のサーモンを目の色や血合いで判断することはできませんが、ドリップがどの程度出ているかをチェックすることで新鮮なサーモンを見分けることができるでしょう。・カマの近くが脂がのっている同じサーモンならばどの部位を食べても味は同じと思っていませんか?実は部位によって風味が違うのです。サーモンでもっとも脂がのっているのは「カマ」と呼ばれる部分です。カマはエラの下から胸びれまでを切り落とした部位のこと。とろりとした口当たりの濃厚な味がお好みの方は、カマの部分を選ぶと良いでしょう。逆に、あっさりとした風味がお好きな方は、尾の近くがおすすめです。切り身になって売られている場合は、どの部位なのかわかりづらいものです。売り場のスタッフに確認してから買うようにしましょう。■サーモンは赤身か白身か?ご存知の通り、魚には赤身・白身という分類があります。サーモンの身は「サーモンピンク」という言葉の語源であるように明るいオレンジ色をしていますから、赤身の魚と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし意外なことに、サーモンは白身魚なのです。その理由は筋肉の質の違いに関係があります。サーモンが白身魚である理由を詳しく解説していきます。・サーモンは白身魚魚の赤身と白身の違いは、魚の体内の「ミオグロビン」という酸素を蓄積したり供給する成分の量によって決まります。ミオグロビンは赤い色をしており、筋肉に酸素を供給したり蓄積する役割があるのです。遠海を泳ぐマグロやカツオなどの赤身魚は持久力が必要なので、ミオグロビンを多く含む筋肉が必要となります。赤身魚にはミオグロビンが不可欠で体内に多く有するため、身の色が赤いのです。一方、サーモンは近海に生息しているため、持久力をそれほど必要としていません。ミオグロビンが少ない筋肉なので白い色をしているのです。・サーモンの身が赤っぽい理由では白身魚であるにも関わらず、なぜサーモンは赤っぽい色をしているのでしょうか。サーモンが赤みがかった色をしているのは、サーモンのエサに深く関係しています。サーモンは普段、「オキアミ」という甲殻類をエサとして食べています。オキアミには「アスタキサンチン」という赤い色素が多く含まれているため、その色素の影響でサーモンの身が赤いのです。サーモンは産卵すると、産んだ卵に色素を含んだ栄養素を奪われてしまいます。サーモンの卵であるイクラが赤いのは、母体から得たアスタキサンチンの色のためなのです。■サケ・サーモン・マスのアレンジレシピサケ・サーモン・マスの違いや特徴をご覧いただきましたが、ここからはそれぞれの魚を使ったレシピをご紹介します。ご家庭でも簡単に作れるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。・サケのムニエルサケ料理の人気定番のひとつにムニエルがあります。簡単なのにごちそう感があり、普段の食卓のアクセントにもぴったりの一品ですね。ここではあっさりしたレモンソース風味をご紹介しますが、ソースにお醤油やみりんを混ぜて和風の味つけにしてもおいしく召し上がれます。材料(4人分)サーモン4切れ・塩コショウ少々・小麦粉大さじ2バター20gレモン(輪切り)4枚イクラ大さじ4~5赤パプリカ1/16個黄パプリカ1/16個バジルペースト(市販品)適量ディル(生)適量・バター30g・小麦粉大さじ2・牛乳300ml・塩コショウ適量作り方手順1:サーモンは全体に塩コショウを振って、小麦粉を薄くからめる。赤、黄パプリカはヘタと種を取って、小さな角切りにする手順2:<ホワイトソース>を作る。鍋にバター30gを焦がさない様に弱火で溶かし、小麦粉を加えて木ベラで混ぜながら、泡が細かくなるまで炒める。プクプク泡立ってきたら冷たい牛乳を一気に加えて中火にし、泡立て器で手早く混ぜ合わせる。塩コショウして時々混ぜながら、トロミがついてきたら弱火にして少し煮詰める手順3:フライパンにバター20gを入れて中火にかけ、サーモンの盛りつける側を下にして並べ入れ、焼き色がついたらひっくり返してフライパンの蓋をし、蒸し焼き状態で火を通す。最後に強火にし、表面をカリッと焼く手順4:器に<ホワイトソース>を敷き、3のサーモンをのせ、バジルペーストをホワイトソースの上からのせて、楊子等で模様を描き、パプリカ、イクラを彩りよく散らし、サーモンにレモンとディルをのせる・サーモンのゴマ焼き材料(2人分)生鮭2切れ・ポン酢しょうゆ大さじ1白ゴマ大さじ1.5黒ゴマ大さじ1ゴマ油大さじ1レタス3枚プチトマト4個作り方手順1:生鮭の水分をキッチンペーパーで押さえ、抗菌のビニール袋にポン酢しょうゆと一緒に入れて軽くもみ込み、口を閉じて30分以上置く手順2:バットに白ゴマと黒ゴマを入れて混ぜ合わせ、(1)を入れて両面にしっかりとつける手順3:フライパンにゴマ油を中火で熱して(2)を並べ、弱めの中火で両面こんがりと焼き、せん切りにしたレタスとプチトマトと共に器に盛る・サーモンのマリネ材料(2人分)サーモン(刺身用)200g・塩40g・砂糖55g・コショウ少々・フェンネルシード小さじ1・タイム(ドライ)小さじ1ローリエ1枚オリーブ油適量レモン(輪切り)1/2個分玉ネギ1/2個ケイパー少々ディル適量・ドレッシングビネガー大さじ3・サラダ油大さじ3・塩コショウ少々・マスタード小さじ1/2下準備<調味料>の材料はよく混ぜ合わせておく。玉ネギは薄くスライスして水にさらし、ザルに上げて水気をきる。作り方手順1:ボウルにサーモンを入れ<調味料>をまんべんなくすりこみ、ローリエを加え、ラップをして冷蔵庫に入れて3時間おく手順2:(1)を冷水で洗い、キッチンペーパーなどで水分を丁寧に拭く手順3:ボウル に(2)を入れ、サーモンがかぶる程度のオリーブ油を加えて一晩置き、薄く切る手順4:器にサーモンとレモン、玉ネギ、ケイパー、ディルを飾り、<ドレッシング>を添える・タルタルサーモンとアボカドアボカドはねっとりとした食感ながらさっぱりとした味で、淡白な風味のサーモンとの相性の良い食材です。そんなサーモンとアボカドをカルパッチョにした、口当たりの良いメニューをご紹介します。夏の前菜や、ちょっとしたおつまみにぴったりの一品です。材料(2人分)スモークサーモン8~10枚玉ネギ1/4個・薄口しょうゆ小さじ1・レモン汁小さじ1・オリーブ油小さじ2アボカド1個ディル少々粗びき黒コショウ少々下準備スモークサーモンは細かく叩く。玉ネギはみじん切りにする。アボカドは包丁を縦に入れ、種まで深く切り込みを入れ、両手でひねるように半分に分け、種を取る。作り方手順1:ボウルにスモークサーモン、玉ネギ、<ドレッシング>の材料を混ぜ合わせる手順2:アボカドの種のくぼみに(1)を入れ、ディルと粗びき黒コショウを散らす・ニジマスのハーブ焼き材料(2人分)ニジマス2尾・塩コショウ少々・小麦粉大さじ1カボチャ1/8個ピーマン2個赤ピーマン1個・ローズマリー(生)2枝・タイム(生)3枝ニンニク2片白ワイン大さじ1オリーブ油大さじ2バター10g塩コショウ少々レモン1/4個下準備ニジマスは包丁で尾側から頭に向かって、ぬめりをこそげてサッと水洗いする。盛り付けたときに裏になる側の腹に切り込みを入れ、ワタを出してきれいに水洗いし、水気を拭き取って塩コショウを振る。カボチャは種とワタを取り、厚さ6~7mmに切る。ピーマン、赤ピーマンは縦4つに切り、種とヘタを取る。ニンニクは縦半分に切って芽を取る。レモンは半分に切る。作り方手順1:フライパンに1/4量のオリーブ油を中火で熱し、ピーマン、赤ピーマンを炒めて取り出し、塩コショウをする手順2:フライパンに1/4量のオリーブ油を弱めの中火で熱し、カボチャの両面に焼き色がつくまで焼き、取り出して塩コショウを振る手順3:ニジマスに薄く小麦粉をからめ、フライパンに残りのオリーブ油を加え、ニンニク、<ハーブ>の材料を炒め、香りがオリーブ油に移ったらハーブを取り出す手順4:ニジマスは盛り付けたときに表になる側を下にして(3)に並べ、中火で焼き色がついたらひっくり返して同様に焼く手順5:バターと白ワインを加え、フライパンに蓋をして2~3分蒸し焼きにする。器にニジマス、カボチャ、ピーマン、赤ピーマンを盛り合わせ、ニンニク、<ハーブ>、レモンを添える■サケ・サーモン・マスは似ているけど違う!私たちの食卓に欠かせないサケ・サーモン・マスについてご紹介してきました。サケとサーモンは見た目や食感が似ていますし、サケとマスは生物学上では厳密な区別がありませんが、すべて別の魚なのです。それぞれの魚の味の特徴や旬の時期を知れば、よりいっそうおいしくいただけることでしょう。ご紹介したレシピ以外にもたくさんの調理法がありますから、ぜひ挑戦してみてくださいね。
2021年02月16日ギョギョギョでお馴染みのさかなクン。山梨県には、さかなクンが応援団長を務めている珍しい魚が養殖されているとか…。そこで今回、YouTube『さかなクンちゃんねる - FISH BOY - Sakana-kun』では、山梨県で誕生した世界初の養殖魚をさかなクンが紹介します。訪れたのは、山梨県水産技術センター 忍野支所です。さかなクンと一緒に案内してくれるのは、主任研究員の三浦 正之さんです。世界初とは、一体どんな魚なのでしょうか。山梨県といえば、日本の象徴といっても過言ではない富士山が有名です。そしてセンター内にいるその養殖魚は、その名も「富士の介(ふじのすけ)」です。立派に成長した富士の介がたくさん泳いでおり、さかなクンはその大きさにびっくり!卵から孵化し、3年で約3〜4キロに育つそうです。まずは、動画をご覧ください!富士の介は、キングサーモン(父)とニジマス(母)を交配させ誕生した、山梨県オリジナルの魚です。ニジマス(母)特有のうっすらとピンクがかった色と、キングサーモン(父)のような凛々しい顔が特徴。またキングサーモンは、サケ科で最も大きくなる魚で、自然界で確認されている最大の記録は、なんと全長150センチ、体重60キロにもなるそうです。それを聞いたさかなクン、早速、最大サイズのキングサーモンをその場で描きだしました。下書きなしでスラスラと特徴を捉えながら描いていきます。「鱗が細かくてすごいですね!」「尾びれもかっこいいです!」と、完成した絵を前に三浦さんも感動。今にも泳ぎ出しそうな、生き生きとしたキングサーモンの絵は必見です。その後、なぜ「富士の介」は世界で唯一の養殖魚なのかを、誕生秘話も含めて三浦さんに紹介してもらいました。誕生のきっかけは、キングサーモンを使って新たな魚を作りたい、という好奇心からはじまり、「山梨の名水を利用」「養殖できる魚」「キングサーモンの美味しさを受け継ぐ魚」という要素に、「養殖に適した性質をもったニジマスを使う」というアイディアが組み合わさったこと。このキングサーマンとニジマスというのは世界でも前例がない組み合わせであり、10年以上の研究の結果、富士の介が誕生したのです。なんだか聞いていると、ワクワクしてきますね。また富士の介が美味しく育つ理由を、富士の介を養殖する清養鱒場の清さんに聞いてみました。富士の介は、富士山の湧水を利用して養殖しているため、水温・水量も恵まれ、手をかけなくても育つ魚だから美味しいのだとか。実際、食べるとどうなのでしょうか。気になりますね。さかなクンが富士の介のフルコースを実食!「とろけような甘さとシャキッとした食感が最高です!」「ほっぺが落ちるほど美味しい!」との絶賛の嵐でした。気になる方は、ぜひ動画をチェックしてみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年11月16日和食文化を代表する魚であるハマチとブリは、私たちの食卓にはかかせない食材です。お寿司やブリ大根、カルパッチョやフライなど、ハマチとブリを使った料理はレパートリーも豊富です。スーパーなどではほとんど切り身で売られているため、その違いがわからないという人も多いと思いますが、実はハマチとブリは名前が違うだけでまったく同じ魚だということはご存知でしょうか?同じ魚なのにハマチとブリ。なぜそのように呼ばれているのか、その理由とそれぞれの特徴や見分け方、またどんな栄養素が含まれていのかなどについてご説明していきます。■ハマチってどんな魚?ハマチは、アジと同じ仲間でマグロやカツオと同じ回遊魚の一種です。回遊魚というのは、海水の温度やエサの量によって自分たちに合った環境をもとめて、成長しながら世界中の海をめぐる魚のことをいいます。ハマチは、回遊魚の中でも日本に近い海でとれる魚で、春から夏の間は主に日本の北側で生息しており、冬になると暖流にのって南へ移動します。ハマチの漁獲量は、世界で日本が一番多いため、和食文化が広まった海外でも日本の魚として人気が高まってきています。・成長度や大きさで呼び名が変わる出世魚ハマチは、成長するごとに名前が変わるため出世魚と呼ばれています。出世魚というのは、もともと日本の武士家系の子どもが成長するたびに改名していったことを「出世する」という言葉にちなんで、そう呼ばれるようになりました。わざわざ名前を変える理由は、成長にともなって大きさだけでなくその味や身の質なども変化するため、商売する人がわかりやすく名前をつけたという説がありますよ。ハマチから成長した立派なブリは、「出世する」おめでたいときに食べられる高級魚として知られるようになり、特に冬に「寒ブリ」のブランド名がつくと高値になることもあります。・ハマチ・ブリの大きさ基準ハマチからブリと呼ばれるようになる境界線はどこでしょうか。一般的に、ハマチは40cmから60cmほどで、80cm以上の大きさになるとブリと呼ばれることが多いです。しかし、地域によってはその基準もさまざまで、関東では60cm以上がブリになりますが、関西や北陸では80cm以上がブリと呼ばれています。そもそも、ハマチという名前は、もともと関西で呼ばれるようになったことが始まりで、関東でも養殖のハマチが売られるようになってからは、天然ものと区別するために養殖ものをハマチと呼ぶようになり、関東では養殖=ハマチという人もいるようです。・ハマチを養殖してブリにすることも養殖物は、天候や季節に左右される天然物に比べて安定した量が取れるため、一年を通してほぼ一定の味と値段で手に入れることができ、外食産業や鮮魚売り場ではあたりまえのように見られるようになりました。ハマチの養殖はもともと香川県がはじまりでしたが、鹿児島県でハマチをもっと育てて大きくしたブリの養殖がはじまると、世間では「脂のりがおいしい」とハマチよりも人気が高まり、今ではブリが国内養殖品目の中でも一位となっています。・関東と関西で呼び名が違うハマチからブリと呼ばれるまでには、成長する過程でいくつもの呼び名があり、さらに地域によっても違います。関東と関西での呼び方の違いについては次の通りです。関東ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ関西ツバス → ハマチ → メジロ → ブリこのように、ハマチという名前はもともと関西で呼ばれていたもので、関東では「イナダ」「ワラサ」サイズのものがハマチに相当します。そのため、関東では天然物を「イナダ」「ワカサ」と呼び、養殖物は「ハマチ」という呼び方で区別しているところもあるようです。■ハマチとカンパチの違いハマチとブリは同じ魚ということはお分かりいただけたと思いますが、もう一つ、ブリとよく似ているカンパチも同じ魚?と思われる人もいると思います。カンパチは、ブリと見た目がほぼ同じですが中身はまったく違う魚です。カンパチとブリの外見を比べると、カンパチの方がブリよりも少し平らな胴体をしており、全体の色みもやや赤紫っぽいです。そしてカンパチという名前がついた由来でもある、頭の部分にある漢数字の「八」に見える筋模様が特徴的です。カンパチは、ブリと同じアジ科の魚で回遊魚ですが、生息地域は世界中の暖かい海と広く、旬の時期もハマチやブリとはずれており、身質や味も違っています。・見た目が似ている「カンパチ」も出世魚カンパチも、ハマチとブリと同じく成長するごとに名前を変える出世魚です。関東では主に80cm以上のサイズを「カンパチ」と呼びますが、関西ではその基準が約60cm以上と、やや小さめです。関東ショコ → シオゴ → アカハナ → カンパチ関西シオ → カンパチなお、カンパチも養殖されており、養殖場として有名な鹿児島では天然物のカンパチは養殖物と区別され「アカバラ」とも呼ばれているようです。・ハマチとカンパチの旬は違うハマチとブリは主に日本近海に生息しているのに比べて、カンパチは、世界中の熱帯地域の海を回遊しながら生息しているため旬の時期も違ってきます。ハマチの旬の時期は主に夏から秋で、ブリの旬は主に冬から春。そして、カンパチは、ちょうどその間の時期が旬になります。旬の時期・ハマチ 6月~10月・カンパチ 7月~11月・ブリ 11月~2月・養殖物と天然物は『脂の多さ』で見分けられるハマチとブリ、そしてカンパチは、養殖か天然かで少し違いがあるようです。以下に、具体的にどのように見分けられるのかについてまとめました。養殖物の特徴身体全体に丸みを帯びている尾が少し小さめで先が丸い脂のりが良く、身が白っぽい年中通して食べられる天然物の特徴身体全体が引き締まっている尾全体が開いていて先がとがっている身がやや赤ピンクっぽい獲れる時期が決まっている 養殖物は、全体的に身が白っぽく脂ものっているので、よりおいしそうな見た目から人気があるようです。また、養殖物は年中ほぼ変わらない味と値段で食べられるので、私たち消費者にとってはもはや天然物よりも養殖物のほうがあたりまえになっていると言えるでしょう。・養殖物はブランド化されているものも養殖物と天然物の特徴についてまとめているように、天然物はとれる時期が限られており、氷見の寒ブリなど旬の時期に出回るものは高値で取引されます。いっぽう、養殖物は、安定した供給ができることと、魚臭さが気にならず脂がのっておいしいと消費者には人気があるため、年中ほぼ同じ値段でスーパーで買うことができます。しかし、品質の良い養殖物を育てるためには、設備投資やエサ代などのコストがかなりかかるため、それらの養殖ハマチやブリはブランド化され、一般家庭ではなかなか手入れられないという高級品もありますよ。・フルーツ魚の養殖近年、フルーツ魚と呼ばれる魚が存在するのをご存知でしょうか。エサにフルーツやオリーブエキスなどを混ぜて魚に与えることにより、鮮度の維持とにおいを減らすよう改良された養殖方法です。ハマチもブリも、このフルーツ魚として養殖されています。この改良に初めて取り組んだのは、高知大学の研究チームと地元漁業者で、魚が苦手な人にも食べてもらいたいという思いからだったそうです。今では各地域の特産物をエサに混ぜて育てられた、いろいろなフルーツ養殖魚があるそうですよ。・味が濃い赤身魚お寿司屋さんでは白身として出されるハマチとブリですが、タイやヒラメに比べると身の色がピンクっぽくしっかりとした濃い魚の味がしますね。これは、身の中に含まれる筋肉内の血液色素であるヘモグロビンとミオグロビンの量が多いことでピンク身を帯びた身質になるためで、この特徴からハマチやブリは赤身魚と分類されています。また、赤身魚であるもう一つの特徴として、回遊しながらエサをとらえる必要があるため筋肉が発達しているというところです。そのため筋肉で血液がたくさん作られ、血合いという白身魚とは違うはっきりとした身の部分を持っているそうです。■ハマチに多く含まれる栄養素日本では昔から魚を食べる習慣があたりまえとされていましたが、食の欧米化が進むにつれてだんだん魚離れが増えてきていると言われています。しかし、ハマチとブリには、私たちのからだに必要不可欠な栄養素がたくさん含まれているのでもっと積極的に食べることをおすすめします!それでは、具体的にハマチとブリにはどのような栄養素が含まれていて、私たちのからだにどのように影響しているのかを詳しく見ていきましょう。・三大栄養素の1つ!からだ作りに大切な成分私たちのからだに必要不可欠な栄養素といえば、炭水化物、脂質、タンパク質ですよね。ハマチとブリは、この三大栄養素のうちタンパク質が豊富に含まれているとされています。タンパク質は、私たちの内臓や筋肉をつくるのに必要な栄養素であることは知られていますが、このタンパク質を合成するのに必要なアミノ酸のうち、必須アミノ酸は食品やサプリメントなど体の外から摂取する必要があります。ハマチとブリは、バランスの良い必須アミノ酸が含まれた良質なタンパク質が含まれているので、からだの回復力や免疫力アップなどにつながると期待されている食材なのです。・中性脂肪の減少に期待できる成分ハマチとブリに多く含まれている栄養素に、エイコサペンタエン酸(EPA)という必須脂肪酸があります。体に良いとされる食品成分にオメガ3という言葉が使われているのをよく耳にすることがあるでしょう。EPAはこのオメガ3という成分にあてはまります。EPAなどのオメガ3脂肪酸は、体脂肪や内臓脂肪などを燃やしてエネルギーに変えるはたらきがみられ、中性脂肪を減らすのに役立つとされています。中性脂肪は肥満や運動不足などの生活習慣病にもつながるため、EPAはその改善となる栄養素として期待されているそうです。・記憶力を向上させる成分ハマチとブリには、EPAのほかにもドコサヘキサエン酸(DHA)というもう一つのオメガ3脂肪酸も多く含んでいます。DHAは、特に脳の神経細胞を活性化させる期待効果があり、記憶力アップにつながるとされている栄養素です。「魚を食べると頭が良くなる」と耳にしたことはないでしょうか?その理由は、ハマチやブリ、サバなど血合いを多く含む魚にDHAが多く含まれているからなのです。DHAは、特に成長の速度がはやい子どもが摂取すると、脳の発育をうながすのに良いとされているため、お子さんがいる家庭では積極的に日々の献立に取り入れていきたいですね。・代謝を促進するビタミン2種ハマチとブリに多く含まれる栄養素のうち、水溶性ビタミンのビタミンB1とB2があります。ビタミンB1はおもに糖質のエネルギー代謝を助けるはたらきが見込まれ、ビタミンB2はおもに脂質のエネルギー代謝を助けるはたらきがあると望まれています。どちらも、私たちのからだのエネルギー源として大切な栄養素ですね。ビタミンB1とB2はこのほかにも、脳や神経のはたらきや肝臓のはたらき、皮膚の粘膜の代謝に関連する期待効果もあることから、疲れや集中力の低下、口内炎や風邪を引きやすいというときに積極的に摂取することがすすめられています。・骨の形成を促すビタミンもう1つハマチとブリに含まれているもので私たちのからだに大切な栄養素は、脂溶性のビタミンDです。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け骨を強くする期待効果があることから、骨粗しょう症の予防に期待されているほか、免疫力アップや花粉症などのアレルギー症状の緩和などにも期待されています。ビタミンDは、紫外線をあびることで皮膚でもつくられますが、紫外線が少なくなる冬場や普段あまり外出しないという人はビタミンDが不足しがちになるため、食品やサプリメントなどから積極的にとる必要があるといわれています。■新鮮なハマチの見分け方ハマチやブリは、お店ではすでに切り身になった状態で売られていることがほとんどで、実際に丸ごと一本売られているのを目にする機会は少ないです。そのため、魚市場や年末のお歳暮の時期に丸ごと売られていても、どのように選んでいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。実際に自分の目で見てより鮮度のいいものを見分けるための方法について説明していきます。・表面の張りとツヤまず、新鮮なハマチやブリは、からだ全体が丸みをおびていて張りと弾力があり、表面にはツヤがあります。特にお腹部分を触ると分かりやすく、触ってみてはねかえるような弾力があれば鮮度がいい証拠です。鮮度が悪くなってくると、弾力もなくなりからだ表面の粘膜もなくなってきて魚臭さが出てきます。触るのはちょっと苦手という人は、臭いをかいでみてアンモニア臭がしないか確認してみるのもいいでしょう。・目の透明度と張り魚の目に透明感と張りがあるのも新鮮な証拠です。とれたての魚は、目が透き通ってみずみずしさがありぷっくりと飛び出ています。こちらも見た目で分からない場合は、実際に指で触ってみて、目の部分に弾力があるものを選ぶといいでしょう。逆に、透明感がなく白濁してきているものや目の表面が乾いてきてしまっているものは、少し日にちが過ぎているため、ブリなどの赤身魚の場合、刺身など生で食べるのには向いていませんので、火を通して食べることをおすすめします。・エラの色が赤いあまり知られていない鮮度の見分け方として、エラの色で鮮度を確認することもできます。エラ蓋を持ち上げて中をのぞくと、新鮮なものは鮮やかな赤色をしていますが、古くなってきたものは黒っぽくなっており、さらにもっと古くなるとエラの色がほぼなくなってきます。また、ブリやマグロなどは、とられてすぐに活き〆といって、体内の余分な血液を排出して鮮度が悪くなるのを防ぐための処理がされている場合があります。活き〆をされたものはエラの部分が切られていたり、取り除かれていたりすることもあるので覚えておくといいでしょう。・血合いの色と身の透明感次に切り身を選ぶ方法として、まず身全体に透明感があって血合いの部分がフレッシュな赤色をしているものの方が鮮度は良い状態です。特に養殖物の場合は、脂のりが良いため酸化しやすく、鮮度が落ちてくると血合いの部分が黒っぽくなってきます。天然物の場合は、身全体もピンクっぽい透明感と弾力があるものを選ぶといいでしょう。また刺身用に皮をはがされたものを選ぶときは、皮目部分が白っぽいものを選ぶようにしましょう。■ハマチ・ブリ・カンパチのおすすめレシピ5選ハマチ・ブリ・カンパチは、身質や部位によってそれぞれ味と食感に違いがあります。もし鮮度が良いものが手に入るなら、よりおいしく食べたいですよね。いろいろなレシピの中から、定番のメニューやちょっとしたアレンジメニューなど、おすすめの食べ方を一部ご紹介します。・刺身まずは何といってもお刺身!ハマチはねっとりとした食感であっさり、逆に脂がのったブリはトロける食感です。カンパチはとれたてであればコリコリとしていますが、二日ほど寝かすともっちりとして違ったおいしさが味わえます。ご家庭で食べられる場合は、すでに調理済みのものを買うのも簡単でいいですが、おすすめなのは柵(骨や皮が取り除かれ、背身と腹身に分けられたもの)で売られているものです。特にブリのように脂が多く含まれているものは、切り身だと空気に触れる面積が大きくなるため早く酸化がすすんでしまいます。そのため、すぐに食べない場合や量が多くて食べ残る場合は、火を通すなどして早めに食べてしまいましょう。・漬け丼新鮮なお刺身をそのまま食べるのもおいしいですが、お刺身を醤油などの調味料に漬け込んでご飯の上にのせて食べる漬け丼もおすすめです。基本の作り方は、酒・砂糖・醤油を同じ分量分まぜてできた漬けタレにお刺身を漬けるだけでとても簡単。お好みでショウガ・ネギ・大葉などの薬味をそえて食べれば、魚臭さが気になる人にも食べやすくなります。また少しアレンジして、ごま油・コチュジャン・ニンニクのすりおろしも加えた韓国風の漬けは、お酒のおつまみにも最適です。温かいご飯の上にタレと一緒にのせる漬け丼で食べるのもよし、冷たいご飯の上にのせて熱い出汁やお湯をかけてお茶漬けとして食べるのもおすすめです!・しゃぶしゃぶ大きなブリは脂乗りが良すぎて刺身では食べられないという人におすすめなのが、しゃぶしゃぶです。昆布でとったダシでしゃぶしゃぶすると、ほどよく脂が落ちて食べやすくなるのと、魚の脂の甘さが感じられるとても贅沢な食べ方です。しゃぶしゃぶの後の出汁は栄養素がたくさん含まれているので、野菜や豆腐などを入れた鍋にして最後にご飯やうどんを入れて汁ごと食べれば、ブリの栄養素を逃さず吸収することができます。是非、脂がのってくる旬の時期にこそ食べてもらいたい料理の一つです。・煮付け和食の定番であるブリ大根は、甘辛い醤油の味にブリのジューシーさと、ブリから出た旨みを吸収した大根にお箸が止まらなくなります。このブリ大根のいいところは、加熱によって流れ出てしまったDHAやEPAなどの栄養素を大根と一緒に煮ることで、大根が流れ出た栄養を吸収してもれなく摂取できるという、一皿でバランスの良いメニューなのです。煮汁にはコラーゲンなど女性にも嬉しい成分も出ていますので、お湯で割って飲んだり、卵かけご飯にかける醤油の代わりに使ったりして、残さず食べてしまいましょう。・カルパッチョハマチやカンパチの身は、ブリに比べると脂が少なくあっさりとした味わいなので、そのままだと物足りないという人におすすめの食べ方が洋風刺身のカルパッチョです。カルパッチョの作り方も刺身と同じくシンプルで、刺身に塩とレモン汁(お酢、バルサミコ酢でもOK)とコショウをかけて、パセリやバジルなどを散らしてオリーブオイルを回しかけるだけで完成します。少しアレンジしたいという人は、薄切りにした玉ねぎや野菜を上に盛ってサラダ風にすると、一緒にビタミン類もとれます。ちなみに、カルパッチョという料理は、もとはイタリア料理で生肉を食べる方法の一つでしたが、魚のカルパッチョは日本が発祥だそうですよ。■ハマチとブリは栄養満点の食材ハマチとブリは、日本を代表する魚で、健康や美容にもいい栄養素を含み、いろいろな料理に使える万能な食材ということがお分かりいただけたでしょうか。今回こちらで紹介した鮮度の見分け方や養殖と天然の違いなどを参考に、定番のメニュー以外にも自分好みのアレンジメニューを見つけてみてください。ハマチやブリをおいしく食べて、元気に若々しく、そして強いからだつくりを目指しましょう!《参考》・ 健康長寿ネット 健康長寿とは?「三大栄養素のたんぱく質の働きと1日の摂取量」 ・ ニッスイ サラサラ生活向上委員会「知られざるEPAのパワー」 ・ ニッスイ サラサラ生活向上委員会「EPAとDHAの違いは?」 ・ オーソモレキュラー栄養学研究所 栄養素の説明「ビタミンB群」 ・ オーソモレキュラー栄養学研究所 栄養素の説明「ビタミンD」
2020年09月12日ミキモトが、1893年に創業者である御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功してから125周年を迎えるのを記念して、1月25日に新作ジュエリーコレクション「YAGURUMA」を発売した。帯留「矢車」ミキモト真珠島 真珠博物館蔵 御木本が養殖真珠を発明してからの125年は、ミキモトがジュエラーとして歩んできた歴史でもある。真珠はジュエリーになってこそ価値があると考え、デザインの開発や技術の向上など、ヨーロッパに負けないジュエリーを世に送り出すことに情熱を注いだ。その結実が、1937年のパリ万博に出品された帯留「矢車」である。細工の美しさや時代の流れを象徴するアールデコ様式のデザイン、多機能という発想の新しさなど、宝飾史に名を残す逸品であり、同ブランドを象徴するアーカイブジュエリーだ。また、伝統的なヨーロッパの宝飾技法と日本の装飾技術があいまって確立された「ミキモトスタイル」と呼ばれる独自のハイジュエリー様式を象徴するジュエリーでもある。ブレスレットアコヤ真珠・ダイアモンド・白蝶貝・クオーツ WGK18 製(1,200万円)「矢車」がパリの地で喝采を浴び、同ブランドの感性と技術を世界に知らしめてから80年余り。マスターピースである「矢車」を、新たな視点で解釈しデザインしたジュエリーコレクション「YAGURUMA」は、ハイジュエリーからデイリーに活躍するジュエリーまで、タイムレスな美しさを幅広く堪能できるラインアップとなっている。なお、一部商品は3月1日より発売開始。
2018年02月15日情報通信研究機構(NICT)は12月17日、Wi-SUN無線技術を用いるセンサネットワークをもずく養殖場のモニタリングに活用することで、世界で初めてWi-SUNの漁業分野への適用実証に成功したと発表した。スマートメータや各種センサに関するデータ収集・制御のための無線通信の需要増加に伴い、同機構は研究開発だけでなく、IEEE 802.15.4g/4e標準化や、Wi-SUNアライアンスによる認証の一連の取組みを通じて、省電力動作・マルチホップ通信を特徴とする国際無線標準規格Wi-SUNに準拠する無線通信システムの社会展開を推進している。今回同機構は、電池駆動の省電力Wi-SUN無線機を搭載した3基の海上ブイを沖縄県南城市のもずく養殖場内に配置し、そのうち2基に水温・塩分濃度センサを搭載。さらに地上に設置された収集局を含む2台のWi-SUN無線機と併せて、4段のマルチホップ通信により、当該センサが感知する水温・塩分濃度データを定期的に収集局まで集めることに成功した。また、収集局に集められたデータは、有線インターネット回線を介して同機構のクラウド上に格納され、遠隔地からも確認することができる。Wi-SUN無線機は電池による動作が大前提であるため、同機構が提案したIEEE 802.15.4e標準規格にも規定された間欠的通信機能により、大部分をスリープ期間に適用することで、平均消費電力の低減を実現しているという。
2015年12月18日ジャパンマリンポニックスはこのほど、マイクロ投資の組成・販売を行うミュージックセキュリティーズと連携し、「鳥取境港 うなぎ養殖ファンド2」を立ち上げ、出資者の募集を開始した。同ファンドは、約1週間で1,575万円が満額募集となった「鳥取境港 うなぎ養殖ファンド」の第2弾。ファンドの資金により、うなぎを約1万5,000匹養殖できる水槽を新たに製作し、育てたうなぎを境港で販売する。今回の募集金額は1,575万円(1口5万円、315口)、募集期間は2015年9月30日まで。なお、予定口数に達し次第募集を終了する。出資者には、1口に付き、うなぎの蒲焼き2,500円(送料・税込)を5年間毎年送付する(計1万2,500円相当)。4口以上の場合は、前述の特典を年2回に分けて送付することに加え、境港に併設するレストランでのうなぎ食べ放題券をプレゼントする。また、事業の進捗と売上報告を行い、売上に応じて分配金を支払う。ジャパンマリンポニックスは、養殖設備の開発から、うなぎの養殖、加工、販売までを一社で手掛けるベンチャー企業。独自の陸上養殖システムを開発し、2014年4月よりうなぎの飼育に取り組んでいる。現在、約8万匹を飼育しており、2016年度には100万匹を目指す。同ファンドでは、インターネットで不特定多数の人から資金調達する「ふるさと投資」により、事業費の資金調達とともに同事業の応援者の開拓・形成を挑戦するという。
2015年03月17日「男子にカワイイと思われたい!」と、天然ではないのに抜けたフリをする「養殖ぶりっ子」。実は周りにバレバレで、男子から白い目で見られているかもしれません。今回は、男子が思う養殖ぶりっ子の言動を調査しました。好きな人に「天然のフリをしている痛い子」認定されないよう気をつけましょう。■1.驚いたときの声が「ふぇっ」「ほぇ」「会社の女の子に用があったので声をかけたとき、驚いたのか『ふぇっ、何でしょうか』と返ってきました。まったく自然でないし、危ない子のニオイがしました」(25歳/金融)「ふぇ」「ほぇ」「ほよ?」などは、二次元だからこそ許される言葉。この現実世界で使うと養殖臭が半端ないです。特に耐性がない男子からすると「ちょっと怖い」と敬遠されてしまう可能性大。■2.自分を名前で呼ぶ「自分を名前で呼んでいいのはせめて高校生までだと思う。それを過ぎて『〇〇は~』と自分を名前で呼ぶ女子を見ると、わざとかわい子ぶってるなと思います」(21歳/学生)筆者の体感だと大学生女子の1割は自分を名前で呼んでる気がします。皆さんの周りはいかがでしょうか?「自分を名前で呼んでる女子は、子供っぽさを演出していてあざといと感じる」との意見が非常に多かったので、男子ウケを考えると卒業した方が良さそう。■3.「私って天然だから~」「行動が遅いのを注意されると『私って天然だからポケーッとしちゃうところがあるんだよね』って言い訳する女子は見ていてイタイ」(23歳/広告)養殖ぶりっ子にありがちな「私って天然」アピール。本物の天然は天然と言われることを嫌がるので、自分が天然だとは認めません。同じく「君って天然だとよく言われるでしょ?」と聞かれたときに「うん!そうなの!」なんて目を輝かせながら飛びつくのも自分が養殖だと言っているようなもの。■4.「わかんなーい」「いい年した女性の『わかんなーい』。仕事の上で女を出してぶりっ子するのは控えてほしいと常々思っています」(24歳/営業)まず仕事中に「わからない」と答えるのを恥ずかしく思わねばなりません。公私をわきまえていないぶりっ子は、養殖の中でも最安レベル。「こんなときまで天然ぶって・・・」と好きな人に引かれる前に考えを改めましょう。■5.陰で悪口「ずっと天然だと思ってた子が、めっちゃ悪口を言う子だった。天然で可愛いな~と、思っていた自分が恥ずかしいです」(20歳/学生)いつもニコニコぽわーんとした雰囲気の子がゆがんだ顔で人の悪口を言っているほど衝撃的な姿はありませんよね。一発で養殖だとバレてしまう瞬間でもあります。■おわりにいかがでしょうか。もしあなたが心から「天然になりたい!」と思うなら、決してボロを出してはいけません。上にあげた言動は決してしないよう、一貫した注意が必要です。しかし筆者としては、自分を天然と偽って男子に好かれるよりありのままの自分を受け入れてくれる人を見つける方がずっと幸せなのではと感じます。(倉持あお/ハウコレ)
2015年01月19日