アート、お芝居、バラエティ、音楽、ファッションなどエンターテイナーとして多方面で活躍を続ける香取慎吾の約3年ぶりとなる個展「WHO AM I ーSHINGO KATORI ART JAPAN TOURー」が、東京・渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール ホールAで12月7日から2023年1月22日まで開催される。このたび、個展開幕直前の12月3日にTBSにて特別番組『開幕直前!香取慎吾個展「WHO AM I」~ボクハダレ~』(16:00~16:30 ※関東ローカル)が放送されることが決定した。番組では、今までに描いた、香取の絵が飾られているスポットを巡るロケを実施。青山学院に飾られる、幅11mの巨大壁画アート「Be The Difference」を訪問。突然の登場に学生たちは……。そして、学生たちのホンネ評価に香取は驚く。また、香港で4年前に描いた壁画の現状とは!? その後、香取制作の10周年ロゴが飾られるヒカリエまで渋谷をブラ歩き。そして、香取の絵を見ながら生活する人たちとのふれあいも。個展を前に、改めて自分の絵を見て思うこと、感じることとは? 国内2度目の個展への想い、そして“アーティスト香取慎吾”の魅力に迫る。「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOURー」は、アート、芝居、音楽、ファッションと幅広くエンターテインメントの世界で活躍する香取の約3年ぶりとなる個展。2019年に開催された「BOUM! BOUM! BOUM! 香取慎吾NIPPON初個展」で展示された作品はもちろん、本展のために制作された完全新作など、約200点が展示される。
2022年11月29日「小さいころから絵を描くことが大好きで、それを『イイね』『素敵だね』って言ってもらいたくて描いているところもあるので、本当にうれしいです」そう話すのは、3年ぶりに個展「WHO AM I」SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR(’22年12月7日~’23年1月22日 渋谷ヒカリエ ホールAにて開催。渋谷を皮切りに全国主要都市を巡回予定)を開催することを発表した香取慎吾(45)。18万人を動員した前回の個展では、自分の髪の毛や心臓の音などを使ったアートもあり、香取慎吾の体内に入っていくような演出も話題になった。「今回はより深く香取慎吾を見てもらえると思います。僕のことをよく知っている人であっても、新たな僕を感じるような作品があると思います。これは出展していいのかな、と迷ったものもありますが、個展なんてあと何十回もできるものじゃない。出し惜しみせず、もっともっと香取慎吾を知ってほしいと思っています」今回の出品はもともと198点の予定だったがーー。「どうせなら200点にしたいので、あと2点描き足します。先日までやっていた舞台の最中にも描いていたら、(共演している草なぎに)『明日は2本公演だよ、無理しないで』と心配されました」舞台疲れも感じないくらい制作意欲にあふれているよう。イベント終了後、報道陣に滝沢秀明がジャニーズを退所したことについて聞かれると、「僕も独立したときゼロだと思ったけど、ゼロじゃなかった。応援してくれるファンのみなさんがいることを忘れないでほしい。(後任となった)井ノ原(快彦)くんも滝沢くんも頑張って」とエールを送り、「イノッチもタッキーも個展を見に来てほしい」と笑顔で語った。
2022年11月11日香取慎吾の第二回個展『WHO AM I ーSHINGO KATORI ART JAPAN TOURー』が2022年12月7日~2023年1月22日、東京・渋谷ヒカリエ9階・ヒカリエホールAで開催されることが決定した。多方面で活躍を続ける香取にとっては、18万人超を動員した『BOUM! BOUM! BOUM! 香取慎吾NIPPON初個展』から約3年ぶりの個展開催。『BOUM! BOUM! BOUM!』で展示された作品に加えて、「JANTJE_ONTEMBAAR」「週刊文春WOMAN」の表紙描き下ろし、本展のために制作される完全新作など約200点を一堂に展示する予定。香取のアーティスト活動を凝縮した空間となりそうだ。本日11月2日、香取がヒカリエホールAで行われた記者発表会に出席。「個展をやるために、この3年間、他のお仕事を頑張ってきました」と声を弾ませ、会場を見渡しながら「(展示作品が)全部入るかな~?(笑) 展示する作品はだいたい決まっていて、さっき聞いたら198点。なんで200点にしなかったんだろうって思って、あと残り2点描くことを決めた」と今後も展示数が増える可能性を示唆。ヒカリエ開業10周年の記念ロゴマークを制作するなど、香取にとっても縁が深い会場で「とってもうれしく思います」と笑顔を見せた。タイトル『WHO AM I』については、「音楽、お芝居、バラエティ、そして絵も描いている。いろんな自分がいて、『でも、自分は誰なんだろう?』って思えるところが、香取慎吾をやっていて楽しいところ」と説明。「みんなが知っている慎吾ちゃんが見られる絵もあれば、『これ、香取慎吾が描いたの?』って思われるような絵もあって、より深い部分を見てもらえる」とアピールし、「展示を迷った作品もあるが、人生で個展を何回もできるわけじゃないので、出し惜しみせず、自分をさらけ出そうと思った」と意気込みを語った。東京での開催に続き、全国巡回も決定しており「ちょっとずつ開催地も増えているみたいで、僕の絵が全国各地を飛び回るのは本当にうれしいです」。「こんなに(活動を)やっているのに、まだまだ、もっと僕のこと、知ってもらいたいんです!」と香取らしいアピールで、報道陣を沸かせていた。会見では個展キービジュアル、ロゴもお披露目された。取材・文・撮影:内田涼<開催概要>『WHO AM I ーSHINGO KATORI ART JAPAN TOURー』会期:2022年12月7日(水)~2023年1月22日(日)※2023年1月1日(日) は休館会場:渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール ホールA(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 9階)公式HP:
2022年11月02日俳優の香取慎吾が2日、約3年ぶりとなる個展「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」記者発表会を都内で開催。「より香取慎吾の深い部分を見てもらえる個展になると思います」と意気込みを語った。「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOURー」は、アート、芝居、音楽、ファッションと幅広くエンターテインメントの世界で活躍する香取の約3年ぶりとなる個展。2019年に開催された「BOUM! BOUM! BOUM! 香取慎吾NIPPON初個展」で展示された作品はもちろん、本展のために制作された完全新作など、約200点が展示される。香取は「絵を描くことが好きで、子供のころからずっと絵を描いていましたが、やっぱり人に見てもらいたいという思いがあります」と語ると「今回の個展は本当にうれしい。どちらかというと個展をやるためにほかの仕事を頑張っているぐらい」と発言し、会場を笑いに包む。出展数を確認したところ、198点だったという香取は「あと2点追加して200点飾ります」と意気込むと「最近まで草なぎ剛くんと舞台をやっていたのですが、舞台が終わるとアトリエに直行して作品を描いていました。草なぎくんからは『無理しないでよ』と怒られてしまいました」と報告していた。タイトルは「WHO AM I」。香取は「自分でもお芝居にバラエティ、絵を描いて、音楽もやっている。プラスの意味では『俺は誰なんだよ!』と言いながら、笑顔いっぱいの自分でいることが誇らしいという思いがある。逆にちょっとマイナスな面では『俺って誰なんだろう』と自分が何者かわからなくなることもある。そんな思いが絵の中に詰まっていると思います」と説明した。スーパーアイドルとして活動してきた香取。すでに香取のことを知らない人はいないほどの知名度を誇るが「こんなにいろいろやっていますが、もっと僕のことを知ってもらいたいという思いがあるんです」と胸の内を明かすと「より香取慎吾の深い部分を見てもらえる個展になると思います。出し惜しみなくさらけ出していきます」と宣言していた。「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」は、12月7日~来年1月22日まで渋谷・ヒカリエホールで開催。
2022年11月02日銀座にある商業ビルからスーツ姿の男性が2人出てきた。草彅剛(48)と香取慎吾(45)だ。10月26日の午後9時ごろ、2人はビル内にある飲食店で食事を終え、それぞれ道に横付けされた車に乗り込もうとしていた。この日は草彅と香取による二人芝居の舞台『burst!〜危険なふたり〜』の千秋楽。無事にすべての公演を終え、緊張から解放された様子だったーー。「この舞台の初演が行われたのは’15年で、今回は7年ぶりの再演でした。同作の脚本と演出を手がけたのは三谷幸喜氏(61)です。もともと草彅さんと香取さんが2人のラジオで『三谷さんに僕らに芝居を書いてもらいたい』と話したのがきっかけで実現した作品だそうです」(芸能関係者)草彅にとって同作は思い入れの深い作品のようだ。「草彅さんはドラマや映画、舞台の台本は、すべてありがとうという気持ちを込めてすぐに処分するそうですが、『7年前の“burst!”だけは珍しく捨てられなかった』と話していました。また何年も前から周囲に『もう一度やりたい』と言い続けていたそうで、それだけ草彅さんにとっては特別な作品のようですね」(前出・芸能関係者)草彅は10月7日に自身のYouTubeチャンネルを更新。待ち望んでいた舞台を直前に控えた心境をこう語っている。「毎日、課題課題で生きている日々ですわって話で。でも、それをクリアしていくとすごい幸福感っていうのかな。作品が完成したときのそれは、やっぱりやった人じゃないとわかんないと思うんだけど、あるんですよ。だからやっているんだろうね、この仕事をね」■「2人で芝居できるのは特別で幸せなこと」7年の時を経ての再演で、同作はどう変わったのだろうか。「相手と完璧に呼吸を合わせなければ成立しない二人芝居なので、’15年の初演の際はお2人とも苦戦していたそうですね。当時はグループでの仕事もあり多忙で、稽古にまとまった時間があまり取れなかったと聞いています。それでも芝居を繰り返すうちに、次第に息が合うようになっていったとか。今回はよりじっくり作品をかみしめて演じることを意識したそうです。草彅さんは『慎吾ちゃんと2人で舞台ができるのは特別で幸せなことで、2人の人生、2人の歩んできた道が映し出されているんじゃないかなぁ』と話していました」(演劇関係者)『週刊女性』9月20日発売号のインタビューで、香取もこう語っている。《当時よりも2人の関係性が強固になったいまは、もっと面白いものが見られるんじゃないかなぁ》’15年の初演から2人を取り巻く環境も変わっている。「’17年以降、稲垣吾郎さん(48)を含む3人で『新しい地図』として活動しています。そんななか、SMAP時代に演じた舞台を再びできることは喜ばしいことだったのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)草彅は同舞台のリモート取材会で次のように語っていた。「7年前のものを再演するって、ちょっとした奇跡だと思う」7年ぶりの再演を完走し、感極まったのか。冒頭の2人は別れ際に手を上げると、どちらともなく近づき、指を絡ませて熱い“握手”を交わしていた。そして香取は先に草彅を車に乗せ、最後にもう一度、名残り惜しむように手を振る姿も見られた。「彼らにとって握手という行為には大きな意味があるんです。というのも、ファンの間では有名なのですが、SMAPは握手を大切にしていたのです。’91年9月にSMAPは台風により雨風が吹き荒れるなか、西武園でデビューイベントを決行しました。機材トラブルで、歌唱途中にマイクの音声が途切れるというハプニングが発生するも復旧させ、ファンとびしょぬれになりながら、コンサートを完遂し、そしてその後に1万5千人と握手会も行いました。台風をはねのけたこのデビューイベントはファンの間で伝説となっています。SMAPの20周年イベントもデビュー時と同じ西武園で行われたのですが、そこでも予定になかった握手会を急きょ行うなど、常に握手を重んじてきました。今回、草彅さんと香取さんが別れ際に握手を交わしたのは、頑張りをたたえ合うと同時に、デビュー時の原点を思い出したのかもしれないですね」(前出・芸能関係者)奇跡の再演後にあった握手。解散後も2人のなかで「SMAPは不滅」のようだーー。
2022年11月02日稲垣吾郎(48)とともに新しい地図を立ち上げて、5周年を迎えた草彅剛(48)と香取慎吾(45)の2人。今年の秋は、草彅がギターを披露する会を3年ぶりに行ったり、香取が氣志團万博に1人で参加したり、2人芝居の舞台を再演したりーー。そんな、ライブの模様をお届け♪【草彅剛のはっぴょう会 2~Neo Vintage~】自慢のビンテージギターが並ぶステージで歌う姿は少年のようギター好きの草彅が、ゲストとともにギター演奏と音楽を楽しむライブ。第1弾を開催してから3年、今回は自らが描いた大きな絵をバックに和田唱、泉谷しげるらとコラボを披露。【氣志團万博 2022】大人の色気を放つジャズで初日のトリを飾った!3年前、新しい地図として参加した舞台に、今年は香取がソロミュージシャンとして登場し会場を沸かせた。綾小路翔とは同学年で気が合い、ビールを酌み交わした仲だと告白。【burst!~危険なふたり~】30年の絆があるからこそできる息ぴったりの2人芝居7年前、三谷幸喜作・演出で初めて挑んだ2人芝居の再演。当時、数分で前売り券が完売し、幻のチケットといわれた。爆発物をめぐる2人の掛け合いや、アフタートークも見どころ(日本青年館ホールにて10月26日まで)。「この作品は2人で違う方向を向いて演技をしなくちゃいけない。それがすんなりできる2人は最強のコンビです」と三谷幸喜氏も絶賛。新しい地図2人のライブ三昧の秋。香取も草彅もファンと直接顔を合わせるライブでみんなを笑顔にしてくれました。
2022年10月22日新しい地図の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が20日、都内で行われた「~みんなのボトルを、みらいへ!~生まれ変わって、次の人に届く ペットボトルポスト 記者発表会」に出席した。サントリーグループは、ペットボトルの100%サステナブル化の実現に向けて、さまざまな活動を展開中。稲垣、草なぎ、香取が出演する新テレビCM『ボトルは資源!』が10月11日から全国で放送開始され、リサイクルの日となる10月20日には、3人が正しい使用済みペットボトルの分別をダンスで表現するWEB動画がサントリー公式YouTubeチャンネルにて公開された。発表会ではテレビCMとWEB動画がスクリーンに流され、3人も鑑賞。ダンスしているWEB動画について、香取が「最近あまり踊ってない。久々にこれだったので、てんてこまいでした。完成のやつはよくできていました。あれは何テイク目ですかね?」と苦労したことを打ち明けると、稲垣は「5テイクぐらいはやりました」と返した。そして、草なぎが「正直グズグズですよ。よく見たらそろってない」と完成した動画にツッコミを入れると、稲垣も「そろってないのが個性であり味みたいな感じにとれるけど、本当はダメです」とダメ出し。草なぎは「よ~く見るとちょっとバラバラ。味ですね」とプラスにとらえた。この動画は、正しい使用済みペットボトルの分別を伝えることが目的であり、その点については「わかりやすい」と納得の様子の稲垣。草なぎは「手話も取り入れている」と言い、「ちゃんと分別して、ゴミではなく次の方に届けるんだようというメッセージが一番大事なので、僕らの踊りは二の次にしてください」と伝えた。
2022年10月20日稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾による新しい地図が、会員限定イベント『NAKAMA to MEETING Vol.2』を開催することを発表した。新しい地図の会員限定イベントが有観客で行われるのは、2019年2月から4月まで全国5都市で開催された『NAKAMA to MEETING_vol.1』以来3年8カ月ぶり。2020年2月からは「vol.2」が行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となっていた。今回は12月14日・15日の東京・国立代々木競技場第一体育館を皮切りに、2023年5月27日・28日の北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナまで全国5都市を巡る予定。新型コロナウイルス感染拡大に備え、公演は約1カ月ごとの開催で、チケットの申し込みも各公演ごととなる。<イベント情報>新しい地図『NAKAMA to MEETING Vol.2』東京・国立代々木競技場第一体育館2022年12月14日(水) 17:302022年12月15日(木) 13:00 / 17:30大阪・大阪城ホール2023年1月18日(水) 17:302023年1月19日(木) 13:00 / 17:30東京・国立代々木競技場第一体育館2023年2月25日(土) 13:00 / 17:302023年2月26日(日) 13:00福岡・福岡国際センター2023年3月28日(火) 17:302023年3月29日(水) 13:00 / 17:30愛知・日本ガイシホール2023年4月11日(火) 17:302023年4月12日(水) 13:00 / 17:30北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ2023年5月27日(土) 16:002023年5月28日(日) 13:00【チケット料金】全席指定:NAKAMA会員限定8,000円(記念品付)車イス席:NAKAMA会員限定8,000円(記念品付)※全席着席での観覧となります。※新型コロナウイルス感染拡大に備え、公演の開催は約1カ月ごと、チケットのお申し込みも各公演ごとに行います。お申し込みの詳細は「新しい地図」公式サイトで発表いたします。新しい地図 公式サイト:
2022年10月18日俳優の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演する、サントリー・「#素晴らしい過去になろう」プロジェクトの新CM「ボトルは資源!」編ほか2本が、11日より放送される。新CMでは、同社でそれぞれCMキャラクターを務める稲垣、草なぎ、香取の3人が集結。自宅のベランダで香取が、空港の入り口で稲垣がそれぞれ商品を飲んだ後、「正しく捨てれば、何度でも何度でもよみがえる」と心の中で唱えながらペットボトルの分別作業を行い、「君たちは、ゴミじゃない。資源だもんね」と語りかける。そして、がペットボトルの回収作業を行う清掃員役の草なぎが分別されたペットボトルを見て「助かるわ~」と喜びを表現する。撮影では、稲垣と香取は飲んだ後を描くという初体験の撮影に驚きつつも、持ち前の自然体の演技と落ち着いたトーンのセリフ回しで一発OKを連発。一方の清掃員を演じる草なぎは、「すごく重要な役どころを任されました」、「2人とは心構えが違います」と自らがキーマンであることをアピールした。監督のリクエストに応えて、さまざまなニュアンスの表情やセリフを収録し、最もメッセージが伝わるベストショットを追求していた。■稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾インタビュー――CM撮影の感想をお聞かせください。草なぎ:吾郎さんとちょっとだけ絡むシーンがあって、短い時間でしたが、久しぶりに一緒にお芝居できて新鮮でした。稲垣:テレビCMといっても、状況とかはお芝居や映画、ドラマと同じだもんね。香取:そうだよね。草なぎ:日常の世界観でしたし、稲垣吾郎くんのおかげで、僕もすごくフラットに、自然体で演じることができたんじゃないですかね。稲垣:途中まで、草なぎさんだと気付かなかったんですよ(笑)。草なぎ:そんなに(笑)? じゃあ役にハマってたってことだね!稲垣:うん。そういう役柄の役者さんがいらしたのかと思って。草なぎ:それは役者冥利に尽きる言葉です。役に同化できているということだもんね。稲垣:いやもう、さすがですよ。香取:似合っています。草なぎ:ありがとうございます。結構ブルー好きだしね。心爽やかなんで、僕。稲垣:サントリーカラーだしね。草なぎ:最高でしたよ。出来上がりが楽しみです。――飲んだ後を描くという珍しい内容の撮影についてはいかがでしたか?香取:飲んだ後の話をするCMって、なかなかないじゃないですか?草なぎ:そうですね。香取:おいしそうに飲んだ後、「おいしー」っていうのみカット、すっごい好きなんですよ、僕。コマーシャルを見るのが好きなので。だけど、飲んだ後から一番伝えたいことを言うCMは初めてだった。ちゃんとラベルを剥がしたり、中を洗って、キャップを外して捨てたりすることが、サステナブルな未来のためだけじゃなくて、ツヨポンが演じてたけど、清掃員の方の助けにもなるんだって。稲垣:そうだね。草なぎ:たくさん仕事がある中で、ちゃんと分別していただくと、その手間が軽減されますから、ゴミを捨てる時、先の人がいることを考えることも大事ですよね。今回、僕はその役を演じました。稲垣:代表というか、全国の清掃員さんの気持ちを代弁しているよね。草なぎ:撮影ですが、やっぱりちゃんと分別されていると、すごく気持ちいいなと思いました。香取:ペットボトルは、ゴミじゃなくて資源なんだよね。草なぎ:そうなんです。香取:そのことを今回、草なぎ剛の演技が気付かせてくれました。稲垣:僕も清掃員と思ってしまったぐらいの演技でね。香取:ほんと、スタジオに入ってきた時、誰も気付かなかったよ(笑)。草なぎ:昨日から役作りしてきましたから。――それぞれサントリー商品のCMにご出演されていますが、今回は3人とも同じCMで共演することになった感想をお聞かせください。稲垣:めちゃめちゃ楽しかったです。3人そろってというのがね! ひとり一人はお世話になってたりするんですけど、3人そろっての撮影は楽しかったです。日常生活が舞台だったので、僕たちのリアルな生活を、なんでこんなに知ってんの、という感じがして、普段どおり落ち着いて臨むことができました。そんな僕たちの自然体な姿を見ていただけたらなと思います。――サントリーが2030年に全世界でペットボトルの100%サステナブル化を目指していることに関連して、香取さんが2030年に向けて100%成し遂げたい目標をお聞かせください。香取:つい先日、草なぎさんのギターの「はっぴょうかい」を見に行った時、本当に刺激を受けて、ツイートもしたんですけど、もっと熱くいきたいなと思いまして。ツヨポンのギターと歌に、何かパッションを感じたというか。草なぎ:いいね。香取:いろんな活動ができていますが、やりたいことをもっと熱く、日々いろんなことに挑戦していきたいなと思いました。草なぎ:ありがとうございます。そう感じていただいて。今度、2人で舞台もあるしね。香取:その舞台では、草なぎ剛よりも良かったって、みんなに言われるように頑張ります!草なぎ:いいですね。お互い刺激し合って。――「素晴らしい過去になろう」というCMのメッセージにちなんで、草なぎさんがここ最近、未来を思って行動したことをお聞かせください。草なぎ:未来を変えるのは、やっぱり今の行動ですからね。僕は元々古いものが好きなので、そういう感覚は地球に優しいんじゃないかなと。ものを大切に使ったりとか、ちょっとした考えが未来を変えていくんじゃないかなと思ってます。ちなみに、「ヤンチェ_オンテンバール」のTシャツで、余った素材で作っているTシャツがあると聞いて、サステナブルで非常にいいなと思います。香取:ありがとう! びっくりしちゃった。急に僕のブランドの名前が出てきたから。草なぎ:なかなか地球に優しいなと思って。それはサステナブル的なことを考えて?香取:はい。草なぎ:そういうみんなの、ちょっとした意識が未来を変えるんじゃないかなと思っています。――CMをご覧になる視聴者の方にメッセージをお願いします。香取:今回、サステナブルがテーマのテレビCMです。僕たちも普段から意識して未来を思って、ペットボトルを捨てるようにしたいと思います。皆さんもぜひ一緒に取り組んでいきましょう。草なぎ:皆さんも、しっかりと「ボトルはゴミじゃなく、資源」ということを覚えていただいて、普段からペットボトルを正しく捨てるように意識してもらえるとうれしいです。稲垣:3人で描く日常のサステナブルに注目していただきたいと思っています。皆さんも日常生活からボトルは資源ということを意識してもらえるとうれしいです。新しいテレビCMご期待ください。
2022年10月06日タレントでアーティストの香取慎吾がこのほど、福助のCIマーク“福助”をアート作品として描き起こした。この作品は、同社が今年創業140周年を迎えたことを記念し実現したもので、同作品を用いたプロモーション活動が2023年7月まで実施されるという。作品のタイトルは「fukuske-chan」。 美しいカラーリングと大胆かつ繊細なタッチで描かれた“福助”の優しく、愛らしい表情で、ハッピーな気分を届けてくれそうな、まさにラッキーゴッドにふさわしい作品。このデザインは2023年7月までの期間限定で、同社の直営店舗や店頭、ホームページやSNS等で披露される。香取は「福助ちゃん! これからもポっ、と温かくみんなを包みこんで下さい。福助140周年おめでとうございます!」とコメントしている。なお、1900年(明治33年)より“福助”マークを商標にしている同社にとって、“福助”をアート作品として描き起こすこと、CI以外の“福助”マークを企業キャンペーンのデザインに採用するのは初めてのこと。同社はかねてより、香取のアーティスト活動や作品に高い魅力を感じており、2021年には香取とスタイリスト祐真朋樹氏がディレクターを務める「JANTJEONTEMBAAR(ヤンチェオンテンバール)」との商品コラボレーションが実現。 そして、そのような縁から今回の企画も実現し、「心より嬉しく思うとともに、より多くの方に当社を知っていただく機会になることと確信しています」としている。
2022年10月03日日本青年館ホールにて10月1日から開幕する二人芝居『burst!〜危険なふたり~』の取材会及び公開舞台稽古が行われ、脚本・演出の三谷幸喜、出演する草彅剛と香取慎吾が意気込みを語った。3人による同舞台が上演されるのは、7年ぶり。香取は舞台『日本の歴史』(2021年)をはじめ多くの三谷作品に出演してきたが、草彅は本作品初演以来の三谷作品への参加となる。草彅は2015年のPARCO劇場での初演を「とても楽しかった」と振り返り、「初演の良いところもありつつ、新しい発見もあるんじゃないかなと。再演で完成することもあるので、とても意味があること」と期待のコメント。「気が早いですけど、再々演したい」と意欲を燃やした。一方、香取は「面白いことに7年前の映像も資料も一切残っていなくて(笑)。こんなことあるんだと」と驚きの表情。「当時を思い出しながら、新しい要素もたくさん入れられれば。三谷さんは常に刺激的な時間を作ってくださる」と意気込んだ。盟友・草彅については「とても好きな俳優さん」と語り、「古くからの付き合いですけど、今もこうしてぶつかり合える時間がとても楽しいです」と声を弾ませた。そんな香取だが、開幕前夜(9月30日)にして「台詞はまだ全部覚えていないの!今は8割くらい覚えられた」と衝撃の告白も。草彅は「天才ですよね」と感心しつつ、「あと2割をどう巻き返すのか?」と本音も明かしていた。また、草彅が「30年以上の絆がありますし、自分自身も分からないところで、つながっている気持ちだとか、お互いの人生すべてを懸けて、素敵な舞台に届けられれば」と真摯に語ると、香取が「お客様には忘れられない、楽しい時間を過ごしてもらえれば。僕はこの舞台に人生は懸けていません!」と断言する場面もあり、変わらぬコンビネーションの良さを披露していた。三谷は「早くこのメンバーで再演したいと思っていたので、その夢がようやく叶った」と感無量の面持ち。二人芝居ながら、草彅と香取が顔を合わせるのは「1回だけなんですよ」と明かし、「普通は相手の顔を見て、呼吸を合わせないといけないが、それがないので、演劇的にとても高度。なおかつ息ピッタリで、綿密な構成と心地よい演劇的空間が続くのは、普通の俳優さんではできない」とべた褒めした。「そんなに褒めていただけて、うれしいですね」(草彅)、「でも、それって三谷さんが自分の作品を褒めているような(笑)」(香取)という声に対しては、「僕の作品であっても、ふたりの作品だと思えるから自画自賛できる。大ファンなふたりのために作品が作れて、光栄。こんなに長い時間、生でふたりを見られるチャンスはそうそうないので、ファンの皆さんは存分に味わって」とアピールしていた。取材・撮影(会見時写真)・文=内田涼<公演情報>『burst!〜危険なふたり~』2022年10月1日(土) ~26日(水)会場:日本青年館ホール脚本・演出:三谷幸喜出演:草彅剛 / 香取慎吾公式サイト:
2022年10月01日俳優の草なぎ剛と香取慎吾による2人芝居『burst!~危険なふたり~』の囲み会見が30日、東京・日本青年館ホールで行われ、草なぎと香取、作・演出の三谷幸喜氏が出席。三谷氏が2人のことを絶賛した。2015年に上演された舞台『burst!~危険なふたり~』が7年ぶりに復活。10月1日から26日に日本青年館ホールで上演される。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本執筆を終えた三谷幸喜氏が作・演出を務め、三谷作品への出演は本作初演以来となる草なぎと、舞台『日本の歴史』(2021年)をはじめ多くの三谷作品に出演してきた香取が、再び2人芝居で魅せる。三谷氏は「今、僕が着ているスタッフジャンパーは初演のときのやつなんです。この作品が好きなので早くまたこのメンバーでやりたいなという願いを込めて7年前からずっと着ているスタジャン。夢がようやく叶ったという感無量な気分です」と感慨深げ。草なぎは「再演というのは何か意味があることだと思っていて、再演で完成することもたくさんあるので、初演のいいところもありつつ、また新たな発見もあるんじゃないかなと楽しみにしています」と期待し、香取は「三谷さんの作品に出られることもそうですが、草なぎ剛という、僕がとても好きな俳優さんなので、一緒に芝居できてとても楽しいです。古くからの付き合いですけど今改めてこうやって2人がぶつかり合えている時間がとっても楽しいです」としみじみと語った。三谷氏は、草なぎと香取のことを「最強のふたり」と表現し、「二人芝居って実はすごく難しくて、このお二人はそういうこと何も感じずにさらっとやられているけど、僕からするとよくこんなことができるなって思う。しかも普通の二人芝居ではなく、2人しか舞台に立てないけど2人が顔を合わせるのは1回だけ。あとはずっと2人とも違う方向を向いてしゃべっている。ものすごく演劇的に高度なことなんですよ」と絶賛。さらに、「相手の顔を見て呼吸を合わせないとできないことなんだけど、今回は遠隔操作みたいな感じで2人が遠くを見ながらしゃべっている。なおかつ呼吸がぴったり合って、綿密な構成でいい演劇的な空間が続く。そんなことって普通の俳優さんはできない。できたとしても、ものすごく稽古しなきゃいけないと思う。それをさらっとやっちゃった2人は本当にすごい2人だなと思います」と褒めちぎった。草なぎは「そうだったんですか。もっと早い段階で言ってくれたら自信持てたのに。三谷さんに褒めていただいてうれしいです」と笑顔。香取は「うれしいですけど、三谷さん自分で作った作品を褒めているみたいな」とツッコミを入れ、三谷氏が「僕の作品というより2人の作品だと思うので自画自賛できるのかな」と言うと、「ありがとうございます」と返した。三谷氏は最後に「僕はこのお二人の大ファンで、このお二人のために作品を作ることができたのがすごく光栄に思っています。だいたい1時間40分ありますけど、こんなに長く生の2人を見ていられるチャンスってあんまりないと思う。ずーっと出てますから、それはすごい機会だと思うので存分に楽しんで味わっていただきたいと思います」と語った。
2022年09月30日俳優の草なぎ剛と香取慎吾による二人芝居『burst!~危険なふたり~』(三谷幸喜作・演出)の囲み会見が30日、東京・日本青年館ホールで行われ、草なぎ、香取、三谷氏が出席した。2015年に上演された舞台『burst!~危険なふたり~』が7年ぶりに復活。10月1日から26日に日本青年館ホールで上演される。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本執筆を終えた三谷幸喜氏が作・演出を務め、三谷作品への出演は本作初演以来となる草なぎと、舞台『日本の歴史』(2021年)をはじめ多くの三谷作品に出演してきた香取が、再び二人芝居で魅せる。三谷氏は「今、僕が着ているスタッフジャンパーは初演のときのやつなんです。この作品が好きなので早くまたこのメンバーでやりたいなという願いを込めて7年前からずっと着ているスタジャン。夢がようやく叶ったという感無量な気分です」と感慨深げ。草なぎは「とても楽しく7年前も公演を終えた記憶があるんですけど、再演というのは何か意味があることだと思っていて、再演で完成することもたくさんあるので、初演のいいところもありつつ、また新たな発見もあるんじゃないかなと楽しみにしています」と期待。香取は「三谷さんの作品に出られることもそうですが、草なぎ剛という、僕がとても好きな俳優さんなので、一緒に芝居できてとても楽しいですし、僕よりも舞台経験が多いので、昨日通したときも始まる直前に『慎吾ちゃんよろしくね』ってさらっと言われて、僕も『お願いします』って冗談じゃなく本気の雰囲気で。古くからの付き合いですけど今改めてこうやって2人がぶつかり合えている時間がとっても楽しいです」としみじみと語った。全公演終えたときにどんな気持ちになっていると思うか聞かれると、草なぎは「想像つかないですね。終わってしまうのは寂しいかな。初日の今日はすごくワクワクしていて、もしかしたら今日が一番楽しいかなって思ったりするんですよね。だから気が早いですけど、再々演をしたいなと、そんな気持ちも終えるんじゃないでしょうか」と予想。香取は「やった終わった!」という気持ちになっていると予想し、「やっぱり緊張するので。緊張が1カ月も続くと思うと、終わったという開放感。(草なぎが)再々演って言っているのも信じられない。びっくりですね」と草なぎの発言に驚いていた。すると三谷氏は「今、初めて知ったんですけど、緊張されているんですか?」と驚き、草なぎも「1ミリも感じない。緊張しているんだなと思って。香取くんはポーカーフェイスなところがあるので、もしかしたら本当に緊張しているのかもしれない」と話した。ここで香取が「(セリフを)まだ覚えてない。もうちょっとなんですけど。8割ぐらい覚えられたので」と驚きの告白をすると、草なぎは「あはは」と声に出して爆笑し、「天才ですよね。明日初日で8割って、半端じゃない。あと2割ここからどうやって巻き返すのか。すごい!」と感嘆。香取は「覚えてないままやろうとしているんですよ、めっちゃ緊張します。 やったります!」と気合を入れていた。
2022年09月30日香取慎吾主演『犬も食わねどチャーリーは笑う』が9月23日(金・祝)に公開となる。この度、新たな本編映像が公開された。本作は香取が『凪待ち』以来3年ぶりに主演、岸井ゆきのがヒロインを演じる人間ドラマ。さらに井之脇海、的場浩司、眞島秀和、きたろう、浅田美代子、余貴美子ら個性豊かな実力派キャストが脇を固め、市井昌秀が監督・オリジナル脚本を手掛ける。結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)は仲良し夫婦として通っているが、ふたりの間に生まれた綻びが、過激なSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展。次第に険悪になっていく両者の関係をペットのフクロウ“チャーリー”は、無表情で見つめ続けている。コミカルな悪口が並ぶ「旦那デスノート」の可笑しさと、市井が描きたかったという“情けない、だらしない、ダメな香取慎吾”に自己を顧みながら笑わずにはいられない。しかし、日和の切実な想いと、お互いに大切な関係を取り戻そうともがく姿に共感できるはずだ。公開された映像は、裕次郎が、日和の「旦那デスノート」に書き込んだ投稿を読んでいるシーンから始まる。「いいご身分ですね。残業と称して浮気ですか。ベタな不倫ドラマみたいで反吐が出そうです」──相変わらず辛辣な言葉が並ぶ投稿を読み進めていく裕次郎。しかし、次に目にしたのは“離婚”の2文字……。ついに黙っていることに耐えられなくなった裕次郎は「どういうことだよこれ!」、「こんなひどいこと書いといてよくいつも笑ってられるよな!」と日和に詰め寄る。書き込みがバレたこと顔色ひとつ変えず「こんなこと書いてるから笑えてんのよ」と冷めた口調で返す日和。さらに、裕次郎の「どうせいいねとか貰えて良い気になってんだろ?」という発言に、日和は「そうだよ。いいねもらえて嬉しかった。こんな汚い書き込みしてる私をみんなが肯定してくれるんだよ!」と反論する。溜まりに溜まった鬱憤をぶちまけ、一触即発なふたり。この後、両者の関係はどんな方向に進んでいくのか。いよいよ“ガチバトル”のゴングが鳴り響く。『犬も食わねどチャーリーは笑う』9月23日(金・祝)より公開
2022年09月29日もしも妻が、溜まりに溜まった夫への不満を書き込んで共有できるSNS《旦那デスノート》に自分への鬱憤をぶつけたていたら……?そんな夫側からすると背筋が凍るような、妻側からすると思わず共感するようなイントロダクションから始まるのが、映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』。犬も食わない夫婦のバトルをコミカルに描きつつ、夫婦という赤の他人が生きていく上で何が大切かを、優しい涙と共に気づかせてくれる。そこで、ダメ夫の田村裕次郎役の香取慎吾と、裕次郎の職場の後輩・若槻広人役の井之脇海にインタビュー。映画のことから、2人のSNSに対する考え、人付き合いで大切にしていることまで、たっぷり語ってもらった。香取さんのスピーチは、台本で読んだときよりも響くものがあった――まずはお互いの印象について聞かせてください。井之脇僕はもう小さい頃から見させていただいていたので、今回お話をいただいたときに香取さんと会えることが純粋にうれしかったですね。現場でも気さくに話しかけてくださって。小さい頃に見ていた人と会うと構えちゃうところがあるんですけど、おかげでそんなこともなく、自然にお話ができました。香取結婚式で僕がスピーチをするシーンがあるんですけど、撮影の合間に井之脇くんが「すごく響きました」って言ってくれて。あんまりそのときはまだ話せてなかったのに、そう言ってくれたのはすごいうれしかったですね。井之脇香取さんの声が素敵だったんです。スピーチの内容もそうですけど、それ以上に香取さんの体と声を通して出てくる言葉が、台本を読んだときよりも響くものがあって。僕のお芝居としても、裕次郎のスピーチを聞いてほろっと涙するところなんですけど、あそこは香取さんに泣かせてもらったという感覚でした。――香取さんからご覧になって、井之脇さんのお芝居で素敵だなと思ったところはありますか。香取すごく自然なんですよね。すんなり耳に入ってくる声色というか。でもそれって実は繊細に考えられているのかなと思うところでもあって。あんまり表には出さないけど、声の出し方とか出発点とかをすごく気にしているんだなというのが感じられて面白かったです。井之脇本当ですか。ありがとうございます。香取ありますか、そんな感じは。井之脇確かにめちゃくちゃ考える方だとは思います。ただ、あんまりトゥーマッチにはやりたくないと思っていて。考えた上で、共演の方といろいろ現場でセッションできたらというのを大事にしているので、そう言っていただけてうれしいです。――お互いお芝居のスタンスは似ているところはありそうですか。香取どっちかといえば似てるかな。僕も考えていないふうにして、ちょっと考えてるみたいなところがあるから。考えてるのが目に見えるタイプの人も多いけど、僕はそうじゃなく、スラッと自然な感じなんだけど、実は自分の頭の中ですごい会話してたりするところはあるかもしれない。井之脇僕が言うのもおこがましいですけど、香取さんは徹底して地に足がついてる感じが隣で芝居を一緒にしていて感じられたんですね。香取さんと裕次郎って絶対似てないんですけど、どこかで繋がってるような気がする瞬間がたくさんあって。それはきっと香取さんが裕次郎として生きていたからだと思うんです。香取さんが裕次郎として生きてくださったおかげで、僕もそのまま反応することができたかなと思います。エゴサーチは日々しています――今回、お話の中でSNSが登場しますが、お2人のSNSに対する考えを聞きたいです。香取井之脇くんは何をやってるの?井之脇僕は公式でインスタをやってて。香取そうなんだ。フォローしよ。井之脇ありがとうございます。僕もフォローさせてください!プライベートはSNSはやってなくて。今、会ってない人の情報が入ってくるのがあんまり得意じゃなくて。香取僕もやる前は怖いものだと思ってました。でもやり始めたらめちゃくちゃ楽しくて。もう全部やってるからね。TikTok、YouTube、アメブロ、Twitter、インスタ、全部やってます。井之脇えー。TikTokもやられてるんですか。香取やってるよ。しかも全部自己管理なんで。YouTubeだけスタッフがいるけど、他は全部自分のタイミングで投稿してる。――ということは、SNSをやってみて印象が変わったということですね。香取良い方向に変わりましたね。それこそエゴサーチも日々してるし。井之脇そうなんですね。香取ファンの方が「慎吾ちゃん、こんな仕事あるんだ」とか「こういう企画始まったね」って呟いてるのを見て、あ、そんなの始まってるんだって知るという(笑)。で、自分のTwitterで発信する。ファンの方が僕のすべてをいちばんよく知ってくれているんです。僕がエゴサーチしてるのもみんな知ってるから、「慎吾ちゃん、気づいて、こんなの始まってるよ~」って教えてくれて。それを読んで、ありがとうありがとうってなってます(笑)。『犬も食わねどチャーリーは笑う』(C)2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS――ちなみに井之脇さんはエゴサーチは?井之脇僕はしないです。ただ、母が僕のファンというか、母が見つけたら、いいものだけスクショして送ってくれています(笑)。いい情報だけ見られるので、それでいいかなって。――SNSでネガティブなことを発信してストレスを発散させる気持ちはわかりますか。香取僕はわからないかな。たとえば匿名とか、自分を偽った形で発信しても、どこかで綻びが出る怖さの方があるから、そういうことは絶対に書かない。僕の場合、香取慎吾として発信することで気持ちが発散できるから、それで間に合ってるというのもあるかも。井之脇僕は、嫌なことがあるとルーズリーフに書き殴るんです。手で書いた方が吐き出してる感じがして好きで。で、書き終わったら丸めて捨てる。マイナスな気持ちをアウトプットするという意味ではわかるけど、それを人に見える形で発信するというのはわからないですね。――ちなみに、お2人のSNSのマイルールは?井之脇月に2回は投稿する、ぐらいかな(笑)。香取お酒を飲みすぎてるときはやらない。大事です(笑)。イライラしない秘訣は、身を委ねること――映画は夫婦の物語ですが、広く見れば人と人が付き合っていく上で大事なことが描かれている気がしました。お2人が、人と関わっていく上で大事にしていることはなんですか。井之脇嘘をつかないことですね。それがいちばんだと思います。香取なんだろう。嫌な感じに思われたくないですよね。と言うのも、嫌な感じの人が僕はやっぱり好きじゃないから。なんでそんな嫌な感じなの?っていう人いるじゃないですか(笑)。井之脇僕もネガティブな感情はなるべくオープンにしないように気をつけています。もちろん嫌だなって感じることはありますけど、それを自分が出すことで周りを巻き込んじゃうことの方が嫌なんですよ。――わかります。自分でも気をつけようとは思っていますが、どうしても機嫌が悪いときや忙しいとき、つい人に棘のある態度をとってしまうことってありませんか。香取僕はほぼないですね。なぜかと言うと、身を委ねてるところがあって。たとえば、今日みたいに取材が分刻みで続いていると、中にはイライラする人もいると思うんですよ。でも、僕は最初から何時に終わるとかを知らないようにしてる。全部のスケジュールが終わって、誰かが「今日はこれで終わりです」って言ったときに、初めて終わりなんだって知るくらいの方がイライラしなくていいんですよね。井之脇僕はそれこそ紙に書き殴ります。で、丸めて捨てて終わりですね。――ちなみに相手の許せないところや気になるところについてはどうしますか。香取どっちかと言うと言うかな。チャンスをすごいうかがって。で、言いはじめて違うなと思ったらすぐに引く。今じゃなかったって(笑)。井之脇僕も言いますね。ただ、自分で解決できることであれば自分で解決するし、たとえば、相手が片付けをしてくれないとかだったら、何も言わずに自分で片付けるかもしれない。どうしようもないことであれば、香取さんのおっしゃる通りタイミングを狙って、言葉を探して言いますね。香取やんわりとね。タイミングと言い方が大事だと思います。――お2人は喧嘩になったら自分から謝るタイプですか。井之脇謝ると思います。香取僕も謝るかな。険悪な空気が我慢できなくなると思うから。井之脇わかります。僕も人と揉めるのが苦手なんです。だから、そもそも喧嘩しない。香取同じだ。僕もなるべく喧嘩はしたくない。井之脇何かあったら喧嘩になる前になるべく話し合いで解決したいです。香取そうだね。あとは忘れる。イラっとすること自体面倒くさいので、さっさと忘れるのがいちばんです。――じゃあ、最後に自分のパートナーが《旦那デスノート》に書き込みをしていると知ったら、お2人は読みますか。井之脇奥さんが書き込んでるのを知った上でですか?見ます見ます、めっちゃ見ちゃいます。香取知った上だったら見るかな。知らなければ、そんなのあるんだで終わるけど。井之脇わかります。――その投稿を見て、どうしますか。香取どうするんだろう。内容にもよるけど、あれが嫌だみたいな内容だったら、気をつけられるものなら気をつけたいけど。そうじゃなくて、もう一緒にいられなくなるぐらいの内容だったら、話し合いに入りますね(笑)。ぴあアプリでは香取慎吾×井之脇海のアプリ限定カットと限定インタビューをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。取材・文=横川良明撮影=奥田耕平
2022年09月26日映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』公開記念舞台挨拶が24日、都内で行われ、香取慎吾、岸井ゆきの、市井昌秀監督、劇中に登場するフクロウのチャーリー(本名:マルちゃん)が登場した。本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。23日に公開を迎え、香取は「映画公開されました! うれしいです。ありがとうございます」と笑顔で感謝した。「言いたかったけど言えなかったこと」についてのトークでは、岸井が「香取さん写真撮ろう」って言えなかったと告白。この日行われた別の舞台挨拶で、香取が「ゆきのちゃんのSNSを見ていたらいろんな人と写真を撮っていて、なんで俺には言ってくれないんだろうと思っていた」という話をしたそうで、その舞台挨拶後に岸井が「写真を撮りましょう」と声をかけ、監督を含めて3人で写真撮影したという。香取が「なんでもっと撮ってくれないんだよ、気楽に言ってくれないんだよって思っていたんですけど、いつの間にか気楽にそういうのを言えないような人になっているっていうのがちょっと寂しくて、ああそうだったのかって」と吐露すると、岸井は「言ったら絶対快く撮ってくださるだろうなとは思っているんですよ。でも、圧倒的香取慎吾さん。やっぱ怖気づいちゃう部分がある」と話した。すると香取は「表舞台じゃないときも(テンション高く)『写真撮ってんの!?』みたいな(笑)。裏だとけっこう静かなほうなので。これからもっと自分からも言っていこうと思います」と宣言。司会者から「これが噂になっていろんな現場で『写真撮りましょう』って声をかけられるようになるかもしれませんね」と言われると、一瞬沈黙があったが「ぜひ言ってください皆さん! いつでも一緒に写真撮りましょう!」と呼びかけた。
2022年09月24日俳優の香取慎吾が24日、都内で行われた映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』公開記念舞台挨拶に、岸井ゆきの、市井昌秀監督とともに登壇した。本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。23日に公開を迎え、香取は「映画公開されました! うれしいです。ありがとうございます」と笑顔で感謝した。舞台挨拶には、裕次郎と日和と暮らすフクロウのチャーリー(本名:マルちゃん)も登場。香取は「久々に会えてとってもかわいいです。すごいかわいいですよ」と再会を喜ぶも、なかなか触ろうとせず。岸井は愛おしそうに触って再会を喜んだ。香取は撮影中もあまり接近していなかったそうで、市井監督が「岸井さんは接近がすごかった。家族の1人のように触っていらして、慎吾さんが触っているのは見たことないです」と明かすと、岸井も「まだ見たことがない」と話した。香取は「触る触らないじゃないと思うんですよ」「犬とか猫とかってなんとなく知り合いじゃないですか。鳥と人生で接したことありますか? そんなになくないですか?」と言うも、恐る恐るついに初タッチ。「かわいいです。すごいふわふわしている」と感想を述べた。そして、「映画が完成して公開されてとってもうれしく思っています。言わなくてもわかることってあるとは思うけど、言わなきゃわからないことがいっぱいあると思うから、人と人とのコミュニケーションをもっと大事にしていきたいなと、そういうところが描かれている映画だと思います」と映画の魅力を伝え、「いろんな作品が増えているけど、こんな大きなスクリーンで映画を楽しめるのは映画館しかないと思います。だから劇場で公開されている時間はぜひとも劇場に足を運んで映画を楽しんでいただけたら。そしてこの映画を愛してもらえたらうれしいですす」と呼びかけた。
2022年09月24日●香取、井之脇の好青年ぶりに感嘆! 余の支えに感謝映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)で主演を務めた香取慎吾と、同僚役を演じた井之脇海、余貴美子にインタビュー。共演の感想や現場でのエピソードを語ってもらう中で、それぞれの魅力や、ユーモアを交えて現場を牽引する香取の座長としての姿が見えてきた。市井昌秀監督が脚本も手掛けた本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。裕次郎は、平凡で情けないダメな夫。そんな夫にイライラする日和は、SNSの「旦那デスノート」に愚痴をぶちまけるように。そしてある日、裕次郎もその存在を知ってしまい、引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。井之脇と余が演じたのは、ホームセンターで働く裕次郎の同僚。井之脇は、やがて結婚の恐ろしさを知ることになる後輩・若槻広人、余は、裕次郎と日和のケンカのキーパーソンとなっていく蓑山を演じた。――まず、ご自身の役を演じる際に意識したことを教えてください。香取:裕次郎は、空回りしているとか、先が見えていないとか、マイナスな言葉が似合う男で、僕と全然違って(笑)、あまり好きになれない男ですが、初めてこういう役を演じたので新鮮で面白かったです。基本、力を抜いて、袖とかめくれていたら直しそうになるけど、コイツはこんなんでいいんだという感じで演じていました。井之脇:若槻は、先輩の裕次郎にタメ口をきいたり、ちょっと生意気だけど先輩からかわいがられるところがあって、僕はタメ口をうまい距離感で使えないので、どうやったらみんなからかわいがられるようなキャラクターになるのか考えながら演じました。「〇〇っすよ」みたいなところから始めてちょっとずつ関係性ができていったのかなと思います。余:蓑山さんは「何があっても田村くんの味方よ」というセリフがあるのですが、仲間を大切にするとか、責任を持つことをすごく大切にしている女性で、同僚を大切にする人間だと思いながら演じました。――香取さんと井之脇さん、井之脇さんと余さんは初共演。香取さんと余さんは、TBS系ドラマ『いちばん大切なひと』(1997)以来の共演のようですが、合っていますでしょうか?香取:そうだと思います。余:25年も前ですか? 記憶がおぼろげですが、もう当時からスターでしたから、顔も見られませんでした(笑)香取:僕もあまり覚えていませんが、今と変わらず優しかったことは覚えています!――香取さんは今回、余さんと共演していかがでしたか?香取:僕はこれまでヒーローや熱い心を持った役が多かったのですが、今回はそういう役ではなく、周りの人に支えてもらわないといけない役で、余さんがいなかったら本当にダメな感じで終わっていたと思います。蓑山さんは「味方よ」と言いながらも、「は?」と思っているところもあるのですが、いろいろ助言をくれたり、役としても香取慎吾としても支えてもらいました。共演できることもうれしかったです。――井之脇さんとの共演の感想もお願いします。香取:初共演でしたが、結婚式のスピーチのシーンが終わったときに、「すごく響きました」って言いに来てくれて、「なんていい青年だ!」と思いました。褒められたら伸びるほうなので、「よかった! 今日いいぞ!」と思ってうれしかったです(笑)井之脇:ありがとうございます(笑)。本当に響きました。香取:あと、セリフの発し方を組み立てる頭の中の感じがちょっと僕と似ているのかなと思って、ご一緒できて気持ちよかったです。――セリフの発し方を組み立てる頭の中の感じが似ているというのを、もう少し具体的に教えていただけますか?香取:考えていないようで考えている、すらーっとセリフを話しているけれど自分の中ではああでもないこうでもないと考えているみたいな。僕はうまくいかなかったことも、うまくいったこともあまり言いたくないタイプで、井之脇くんもそうなのかなと感じました。しれっとしているけど、今の気になっているんだろうなと感じるときがあって。井之脇:そうなんです。僕は事前にめちゃめちゃ考えて、現場では忘れてというか、削ぎ落として行くのですが、事前に考えている分、自分がアウトプットしたときに誤差があると気になることがあります。それが面白いときもありますが。でも、決定権は監督にあって、監督がいいといったらそれがいいですし、あまり言わないようにしています。●香取の演技は「信じられるリアリティがある」――井之脇さんと余さんは、香取さんと共演していかがでしたか?井之脇:僕は1995年生まれで、香取さんがお仕事を始められたのが1988年。僕が生まれたときにすでにテレビに出演されていたので、「自分が見ていた人だ!」と身構えてしまうところがありました。でも、フランクに接していただけたので、僕も気負うことなくお話しすることができて、いろいろ話せる関係になれたらいいなと思いました。余:香取さんってすごく不思議な、言葉ではなんとも言えない、こんな人会ったことがないという感じがします。すごく優しくて、裏表もなくて飾らないし、いけそうなんだけどいけない何かが……隠しきれてないオーラがあるのかなと。「慎吾ちゃ~ん!」って言いたいのに、そんなの恐れ多くてできないってなるんです(笑)香取:言ってくださいよ!――演技面に関しても共演の感想をお聞かせください。井之脇:若槻が涙を流すシーンで、何回も撮影したのですが、毎回香取さんが真摯にお芝居に付き合ってくださいました。香取さんの声が本当に素敵だなと思って。台本に書かれているものが香取さんの体を通して声になって出てきたときに台本以上の深みを感じたんです。なので、泣こうとしたわけではなく、泣かせてもらいました。余:この作品は、作らないというか、本当にその人になるという、リアルな感覚が求められて、ちょっとでも余計なことをすると監督が見抜くんです。香取さんは監督が求めていた、信じられるリアリティのある演技をされていて、いつ芝居をしているのかわからない感じでした。――ホームセンターでの3人のシーンの感想や意識していたことを教えてください。余:3人でデスノートを見るシーンは、初日だったのでドキドキしました。香取:最初にデスノートを見せてくれるところは、監督が余さんの椅子の動きを細かく指示していましたよね。余:もっと速く動けませんかって(笑)。お弁当をたくさん食べないといけなかったから申し訳ないなって。そういう細かいところをジタバタやっていました。井之脇:喫煙所のシーンのときは、横に控え室があって、そこでお話しましたよね。少しでしたが。余:これだけ違う世代の3人が一緒で、もっといろいろお話したいなと思いました。香取:最近はコロナで離れていないといけないし、マスクで顔もあまり見えないし。作品としても、みんなで一つになって何か一緒にやるものだと、本番以外もそのテンションで話せますが、今回は3人バラバラな気持ちの役だったので。余:喫煙所のシーンは、ZIPPO(ジッポー)をかっこよくつけてくれって監督に言われて、それを頑張ったことも印象に残っています。――余さんは動きに関していろいろリクエストされていたんですね。香取さんと井之脇さんは、苦労したことなどありますか?香取:何だろう……。余:商品の名前を覚えるのが大変そうでしたよね。よくこんなの覚えられるなって思いました。香取:覚えてはないですよ。雰囲気で。井之脇:でもNG出してないですよね。――香取さんは記憶力がすごいのでしょうか。香取:でもすぐ忘れますから(笑)●『犬チャリ』で言葉を声に出す大切さを改めて実感――ほかに印象に残っている現場でのエピソードがありましたら教えてください。井之脇:ホームセンターのシーンは3日間くらい昼夜逆転で撮影して、夕方に入って支度して朝日が昇る頃に終わるという、けっこうしんどい撮影だったのですが、香取さんが気を使って「あ~疲れた!」「あ~眠たい!」ってあえて明るく言ってくださっていて、そのおかげでみんな「疲れた」って口にできました。言いづらいことを笑いに変えながらおっしゃって、それで現場が和やかになっていて、すごく素敵だなと思いました。――座長がそう言ってくれると、皆さんも本音を言えるし、明るい雰囲気になりそうですね。余:そうですね。権力をかざすのではなく、静かなうちに親分になってくれている感じで、とても安心感がありました。香取:静かなる親分です!(笑)――香取さんは座長としてどんなことを意識されていたのでしょうか。香取:嫌な空気は嫌いだから、「何時までやるんだよ」とか言うのは嫌いなんですけど、「疲れた」をさわやかに言うのは面白いなと。本音の「疲れた」「眠い」というのを、「あ~疲れた!」「いや~眠いね!」って。それで雰囲気がよくなると言ってくれますが、僕は単純にそれが好きなんです(笑)――自分が好きとおっしゃいましたが、現場の空気が悪いのは嫌いということで、やはり全体のことを考えていらっしゃるんだなと。年齢や経験を重ねられて、そういう意識が増してきたのでしょうか。香取:それは子供の頃からですね。小学生のときからこの世界で働いていて、そうではない空気でいたいのかなと。――最後に、この作品に参加したことで気づけたことや学べたことをお聞かせください。余:いろんな形の愛があって、SNSのデスノートに発散したとしても、直接話し合ったり向き合って乗り越えていて、結局は根本に愛があるから解決していくことなんだなと。いろんな年代の人たちの悩みといっても、そこが一番大切なのだなと感じました。井之脇:若槻でいえばマリッジブルーになって悩んでいるというのは、自分の将来の不安でありつつ、相手ありきで悩んでいるという事でもあると思うんです。相手のことをそこまで深く考えられるって素敵なことだなと感じました。香取:言葉を声に出すことは大切だとずっと思ってきましたが、この作品を通じて改めて必要だなと思いました。裕次郎と日和ももうちょっと早くから声に出して思いを伝えられていたらここまでの状況にはなっていないのかなと。そういうときに愛を持ってさわやかに「疲れた~!」って言えたらいんじゃないでしょうか(笑)■香取慎吾1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。1991年にCDデビューし、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。2017年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛と「新しい地図」を立ち上げた。近年の主な出演作は、ドラマ『家族ノカタチ』(16/TBS)、『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(21/テレビ東京)、映画『ギャラクシー街道』(15)、『クソ野郎と美しき世界』(18)、『凪待ち』(19)など。また、スタイリスト・祐真朋樹氏と共にショップ「JANTJE_ONTEMBAAR」を展開。ルーヴル美術館で個展を開くなど、多岐にわたって活躍している。bayfm『ShinTsuyo POWER SPLASH』、ABEMA『7.2新しい別の窓』にレギュラー出演中。■井之脇海1995年11月24日、神奈川県出身。子役としてドラマ『柳生十兵衛七番勝負 最後の闘い』(06)でデビューし、映画やドラマ、CMなどで幅広く活躍。近年の出演作はドラマ『義母と娘のブルース』シリーズ、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(20)、『俺の家の話』(21)、『失恋めし』(22)、『ちむどんどん』(22)、映画『サイレント・トーキョー』(20)、『ONODA 一万夜を超えて』(21)、『ミュジコフィリア』(21)、『猫は逃げた』(22)など。10月21日よりTBS系列のドラマ『クロサギ』に神志名役で出演予定。■余貴美子1956年5月12日生まれ、神奈川県出身。劇団「東京壱組」の活動を経て、映画・ドラマへと活動の場を広げる。2008年度、毎日映画コンクール田中絹代賞受賞のほか、『おくりびと』(08)、『ディア・ドクター』(09)、『あなたへ』(12)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得するなど受賞歴多数。また19年には紫綬褒章を受章している。近年の主な映画出演作に、『後妻業の女』(16)、『シン・ゴジラ』(16)、『おもてなし』(18)、『ステップ』(20)、『総理の夫』(21)、『ノイズ』(22)、『冬薔薇』(22)などがある。(C)2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
2022年09月24日映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)で初共演を果たした香取慎吾と岸井ゆきのにインタビュー。本作でケンカを繰り広げる夫婦役を演じ、思っていることをちゃんと言葉にする大切さを感じたという2人に、人とのコミュニケーションで心がけていることを聞いた。市井昌秀監督が脚本も手掛けた本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。裕次郎は、平凡で情けないダメな夫。そんな夫にイライラする日和は、SNSの「旦那デスノート」に愚痴をぶちまけるように。そしてある日、裕次郎もその存在を知ってしまい、引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。――裕次郎と日和を演じ、夫婦にとって大切なことについてどう考えましたか?香取:声に出して言葉にすることが大切だなと思いました。言わなくてもわかることもあるかもしれないけど、言わなきゃわからないこともあるんだなって。岸井:私は結婚して、2人のようになったら嫌だなって。ちゃんと話し合わなきゃいけないなと思いました。それって頭ではみんなわかっているけどなかなかできない。ずっと言われてきたことが一番大事なんだなと思いました。――話し合う大切さを痛感する作品ですが、お二人が人とのコミュニケーションにおいて大切にしていることを教えてください。岸井:無理をしない。そうしていると、同じように無理をしなくて大丈夫な人しか周りにいなくなる。友達は少ないですが、その一人ひとりとちゃんと向き合え、“狭く深く”を体現しているような感じです。わかっていると思っていた友人のことも、まだまだ知らないことがいっぱいあるなって最近感じたことがありました。1人の人を深く知っていくことはすごく楽しいです。お互い無理をしないから、言いたくなかったら言わないし、聞かれたくないだろうなと思ったら聞かないし。思いやりを持ってその人を理解することを大事にしていると思います。香取:愛していますね、みんなのことを。愛を持って接するようにしています。けっこう本気なんですよ! ステージでもファンの皆さんに「アイシテマース」ってよく叫ぶんですけど、一人ひとりを愛しています。スタッフも友達も家族も。――いつ頃から愛を意識するようになったのでしょうか。香取:僕がステージで「アイシテマース」って言うようになったのは、海外のアーティストが「ジャパン、アイシテマース」って言う真似から始まっていて、だからハッシュタグで書くときもいつもカタカナで書いているんです。最初はドームとかでふざけて「アイシテマース」って言っていて、恥ずかしがりながらでしたが、それを堂々と言えるようになってから本当に愛せるようになってきたのだと思います。――岸井さんは、香取さんと接しているときに愛を感じましたか?岸井:愛、感じますよ! だからかって思いました。ずっと香取慎吾さんでいられるのは愛があるからだってわかりました。――今回の夫婦役はバトルを繰り広げる役でしたので、その“愛”にブレーキをかけられたりしたのでしょうか?香取:(今回の日和のことも)好きになるけど、普通のラブストーリーとは違うかもしれません。恋愛モノとかだとその期間、愛しますけど、今回の2人はちょっと違いますから。好きなのに言葉がないからこんな状態になってしまって、そこから進展がある2人なので、映画のまんまという感じです。■香取慎吾1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。1991年にCDデビューし、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。2017年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛と「新しい地図」を立ち上げた。近年の主な出演作は、ドラマ『家族ノカタチ』(16/TBS)、『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(21/テレビ東京)、『クソ野郎と美しき世界』(18)、『凪待ち』(19)など。また、スタイリスト・祐真朋樹氏と共にショップ「JANTJE_ONTEMBAAR」を展開。ルーヴル美術館で個展を開くなど、多岐にわたって活躍。NHK Eテレ『ワルイコあつまれ』、bayfm『ShinTsuyo POWER SPLASH』、ABEMA『7.2新しい別の窓』にレギュラー出演中。■岸井ゆきの1992年2月11日生まれ、神奈川県出身。2009年女優デビュー。2017年に『おじいちゃん、死んじゃったって。』で映画初主演を務める。2019年『愛がなんだ』で、第11回TAMA映画祭最優秀新進女優賞ならびに第43回日本アカデミー賞新人賞を獲得。そのほか近年の主な出演作は、映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』(21)、『やがて海へと届く』(22)、『神は見返りを求める』(22)、ドラマ『#家族募集します』(21/TBS)、『恋せぬふたり』(22/NHK)、『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』(22/日本テレビ)、『拾われた男』(ディズニープラス/NHK)など。
2022年09月22日香取慎吾主演『犬も食わねどチャーリーは笑う』が9月23日(金・祝)に公開となる。この度、本作より香取演じる裕次郎、岸井ゆきの演じる日和の日常を切り取った本編映像が公開された。本作は香取が『凪待ち』以来3年ぶりに主演、岸井がヒロインを演じる。さらに井之脇海、的場浩司、眞島秀和、きたろう、浅田美代子、余貴美子ら個性豊かな実力派キャストが脇を固め、市井昌秀が監督・オリジナル脚本を手掛ける新作映画だ。結婚4年目を迎える田村裕次郎と日和は仲良し夫婦として通っているが、ふたりの間に生まれた綻びが、過激なSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展。次第に険悪になっていく両者の関係をペットのフクロウ“チャーリー”は、無表情に見つめ続けていた。コミカルな悪口が並ぶ「旦那デスノート」の可笑しさと、市井が描きたかったという“情けない、だらしない、ダメな香取慎吾”に自己を顧みながら笑わずにはいられない。しかし、日和の切実な想いと、お互いに大切な関係を取り戻そうともがく姿に共感できるはずだ。公開された本編映像の冒頭では、自宅でダンベルを片手に筋トレに励む裕次郎の姿が、never young beachの楽曲「明るい未来」とともに映し出される。筋トレが終わるタイミングに合わせ「できたよ」と食卓にプロテインと食事を用意する日和。感謝の言葉もなく、慣れた様子で食卓につく裕次郎は「これ取り寄せるのやめようかな」とプロテインのタンパク質含有量の少なさを得意げに指摘し苦言を呈する。そんな裕次郎に対しても彼女は「裕くんは筋肉重視だもんね」と優しく微笑みかけるのだった。今日の予定を聞かれ「クリーニングに行って、網戸を拭いて、お風呂のカビ取りかな」と家事で埋まった予定を答える日和に対して、裕次郎は「昼はキーマカレーがいいな」と平然とリクエスト。10時過ぎにしっかりした食事を用意したにも関わらず、昼食のメニューまで指定する裕次郎に対して「これブランチでしょ?」と驚きを隠せない日和。その反応を気に掛ける様子もなく「これは朝食。昼ごはんは別。“いい意味で”」と、お得意の台詞をしたり顔で返す裕次郎に「もぉ〜」と笑って返す日和の目は、もう笑っていない……。そんなやり取りを、フクロウのチャーリーは静かに見守っている。ギリギリの忍耐と笑顔で保たれていた平穏な夫婦生活が、この後「旦那デスノート」をきっかけに動き出す。裕次郎と日和が繰り広げる“笑えないふたりの笑えるガチゲンカ”と、個性豊かな登場人物たちが織りなすストーリーの結末に期待しよう。『犬も食わねどチャーリーは笑う』9月23日(金・祝)より公開
2022年09月21日●香取、岸井との共演は「刺激的ですごく楽しかった」映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)で夫婦役を演じた香取慎吾と岸井ゆきのにインタビュー。互いに刺激を受けたという初共演の感想や、本作における挑戦など話を聞いた。市井昌秀監督が脚本も手掛けた本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取)と日和(岸井)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。裕次郎は、平凡で情けないダメな夫。そんな夫にイライラする日和は、SNSの「旦那デスノート」に愚痴をぶちまけるように。そしてある日、裕次郎もその存在を知ってしまい、引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。――今回初共演となりましたが、共演前に抱いていたイメージと、実際に共演して感じたことをお聞かせください。岸井:私はもう、子どもの頃からずっと見てきた方なんです。テレビで見てきた香取慎吾さんというイメージが強くありましたが、実際の香取慎吾さんはそのままの方でした。こういう人、という区分ではなくて香取さんという属性というか、人として“香取慎吾”とでも言えるような部分があるんです。香取:みんなが知っている慎吾ちゃん(笑)岸井:はい! なので、怖い人なのかな、優しい人なのかなという他の初対面の人に対して抱くような身構えた気持ちは最初からなかったです。そして、初めてお会いしたときに「僕、台本覚えてこないから」とおっしゃって、「さすが香取慎吾だ!」って思いました。「本当なの!?」と思いましたが本当でした。香取:僕は気になる俳優さんとして素敵な方だなと思っていた矢先に共演ということになってびっくりして、うれしかったです。ご一緒したら、素敵だなと思っているお芝居を超えてくるくらい。共演できてうれしかったですが、もうちょっと温かくて柔らかい作品でご一緒したかったです(笑)岸井:そうですね(笑)香取:基本ピリついている空気だったので、合間の時間にお話しさせてもらってもどこかブレーキかけないと次のシーン始まったらそんな空気じゃないから、みたいな(笑)。明るくてずっと2人が楽しい作品だったら、合間の楽しさもそのまま延長で平気なものもあるけど、そういう感じじゃなかったので、お互いちょっとブレーキをかける感じでした。――素敵だなと思っているお芝居を超えるくらいだったということですが、どんなところに魅力を感じましたか?香取:自分がもっとこうしたいと思わせてくれる感じでした。あまりそういうことを思わないほうですが、このままじゃ負けちゃうみたいな、ふと我に返って「俺、大丈夫かな?」って思うときがあって。『ドラゴンボール』の孫悟空が「もっと強いヤツに会いたい」って言うような強敵で、強い相手と会えて刺激的ですごく楽しかったです。――岸井さんに刺激されて引き出されたものがあったわけですね。香取:そうですね。岸井:びっくりです。香取:そんな中でも、岸井さんがお芝居のことでちょいちょい思い悩んでいる瞬間があったので、「何を悩んでいるの? 全然素晴らしくてこっちはこんな風に思っているのに、これ以上悩むところなんてある?」って僕は思っていました。岸井:これでいいのかなって思うこともありました。香取さんが台本をその日に覚えるということで、すごく新鮮な、作り込まれていない言葉が飛んでくるので、それに対して、ちゃんと(台本を)読み込んでいる自分がどう返したらいいのか、どうするのがいいのか、すごく考えました。――台本を家では読まず、現場で覚えるという香取さんに凄みを感じましたか?岸井:すごいですよ! その日覚えるなんて、普通できないですよ!香取:今回はそこを楽しみながら、ちょっとタイミングをずらすところもありました。ポンポンいくセリフのいいテンポってありますが、今回は作品のリアリティや僕の役のダメな感じを出すためにも、ちょっと待ってから言うとか、ずらしたほうがいいかなってやっていたかもしれません。岸井:予想できない香取さんの芝居に、どう返したらいいのか悩むこともありましたが、私も楽しんでいたと思います。そこに乗っかってみようと思えたし、香取さんがそういう空気を作ってくださったのですごく楽しかったです。●香取、台本は家で読まない「宿題をやりたくないみたいな…」――香取さんが当日に現場で台本を覚えるようにしている理由を教えてください。香取:苦手なので(笑)。宿題をやりたくないみたいな感じでギリギリまで読まないだけです。――それで覚えられるのがすごいですよね。香取:仕事としてやっていてお金ももらっているので、最終的には覚えられないとダメじゃないですか。でもギリギリまで見たくないっていう感じです。――この覚え方は昔からですか?香取:子供の頃はもう少し読んでいましたが、現場に行ったら違うこともいっぱいあって。座ってセリフを言うって想像していたのに、現場に行ったら「歩いてしゃべって」と言われて、どうしようってなることが子供ながらにあって、現場で監督の指示を受けたり、自分がどういう衣装かわかってから作ったほうがいいなという風になってきたのだと思います。想像の中でポケットに手を入れていたのに、ポケットがない衣装だったり。事前に作り込みすぎると修正が難しくなるので。――本作では、ダンベルを持ち上げる筋トレシーンもあり、体が仕上がっているように感じましたが、事前に準備していたのでしょうか?香取:何もしてないです。(現場で)言われたことをやっただけです。重いのを持ってって言われた通りに。――普段から鍛えているわけではないんですね。香取:何もしてないですね。大嫌いです(笑)。事前の準備は本当にしないので。岸井:本当に持ち上げていてびっくりしましたが、何もやってないんですね。――演じた役との共通点はありますか?香取:我慢してこらえてしまうというか、うまく吐き出せなくて怒ったり涙したりというのは似ているのかなと。我慢できない限界までいかないと感情を出せない。コイツのこと嫌いだって言っていますけど、優しく彼を見て共通点を探したらそこかなと思います。岸井:私はSNSに悪口を書いたりしませんが、ためこんでしまうのはわかりますね。2人は感情をぶつけ合う場面がありますが、私はためこんで出口がわからなくなるタイプです。――吐き出せずにたまってしまったらどうするのでしょうか。岸井:好きな映画を見て発散します。でも、実際には自分自身の問題が解決していないと、消化不良だなと思うときもあります。香取:主人公に投影しているのね。岸井:しているんですけど、根本的な解決にはなっていないなと。●本作での挑戦を語る香取は「カッコ悪くすること」――本作で、ご自身にとって挑戦だったと感じていることを教えてください。岸井:今までにないということでは、肩車ですね。あと、ワイヤーアクションをしていて、初めてでした。香取:見た人は「どこで?」と思うかもしれないですけど、ワイヤーアクションをしているんです(笑)――香取さんにとっての挑戦は?香取:カッコ悪くすること。カッコ悪い役でも、カメラの前だとカッコつけてカッコよく映ろうとしてしまうのですが、それを極限までなくす。やっていて面白かったですし、楽しかったです。――カッコ悪くするために工夫したことはありますか?香取:ちょっと運に任せるところもありました。歩いているときにたまたま足が絡まってコケないかなとか、スマホをポケットから出すとき引っかからないかなとか。でも、いろんな経験値できれいに出しちゃうんですよ。きれいに一番いいところに出してしまうところを、そうじゃなくしようとするのは楽しかったです。――岸井さんは裕次郎のダメ夫ぶりをどう思いましたか?岸井:ムカつきましたが、お互いに問題があるなと。言えばいいのにってすごく思いました。プロテインのことで「成分なんて違わないだろうな」って心の中で思っていて、「変わんなくない?」って言えばいいのにと。でも、「いい意味で」とか言ってくるのが面倒くさいから心の中に留めているんだろうなとも思いました。何かと「いい意味で」って言われたら私も嫌です。香取:監督が演出しているときに「いい意味で」って言った瞬間があって、その瞬間に2人で目を合わせて、監督に「今言ったのマジですか!?」って言ったら「あ……」って(笑)。監督自身が入っている男だから、裕次郎のことをダメって言えば言うほど、監督のことをダメって言っているみたいな。でも実際、口癖みたいです。岸井:それで奥様に怒られているらしいです(笑)――カッコ悪い役への挑戦は香取さんにとってどんな経験になりましたか?香取:これまでカッコいい役や前向きな男を演じさせてもらうことが多かったですが、今回本当にダメなヤツだなって思う男だったので、苦手なお芝居だけど、これで終わりたくないので、もうちょっとちゃんとした男を演じたいなと思いました。――お芝居に苦手意識が?香取:お芝居は一番苦手です。歌やバラエティなどいろんなことやっている中で。ほかのものは自分で作っている部分が……絵も自分で描いていて、バラエティもスタッフと一緒に作っているところがありますが、お芝居は一番作られている中に入っていく感じがするので緊張しますし、セリフも与えられたセリフなので苦手です。でもずっとやり続けているから本当に嫌いではないんだろうなと。――苦手意識を克服したいですか?香取:克服しようとは思ってないです。こんな苦手な僕でも声をかけてくれる人がいるならばと思ってずっとやらせてもらっています。■香取慎吾1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。1991年にCDデビューし、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。2017年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛と「新しい地図」を立ち上げた。近年の主な出演作は、ドラマ『家族ノカタチ』(16/TBS)、『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(21/テレビ東京)、『クソ野郎と美しき世界』(18)、『凪待ち』(19)など。また、スタイリスト・祐真朋樹氏と共にショップ「JANTJE_ONTEMBAAR」を展開。ルーヴル美術館で個展を開くなど、多岐にわたって活躍。NHK Eテレ『ワルイコあつまれ』、bayfm『ShinTsuyo POWER SPLASH』、ABEMA『7.2新しい別の窓』にレギュラー出演中。■岸井ゆきの1992年2月11日生まれ、神奈川県出身。2009年女優デビュー。2017年に『おじいちゃん、死んじゃったって。』で映画初主演を務める。2019年『愛がなんだ』で、第11回TAMA映画祭最優秀新進女優賞ならびに第43回日本アカデミー賞新人賞を獲得。そのほか近年の主な出演作は、映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』(21)、『やがて海へと届く』(22)、『神は見返りを求める』(22)、ドラマ『#家族募集します』(21/TBS)、『恋せぬふたり』(22/NHK)、『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』(22/日本テレビ)、『拾われた男』(ディズニープラス/NHK)など。(C)2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
2022年09月21日●草なぎが再演熱望「『burst!』の台本だけ捨てられなかった」俳優の草なぎ剛と香取慎吾による二人芝居『burst!~危険なふたり~』(三谷幸喜作・演出)が7年ぶりに復活、10月1日から26日に東京・日本青年館ホールで上演される。9月7日より稽古に励んでいる2人にインタビューし、同舞台への思い、稽古で感じた互いの魅力や変化など話を聞いた。三谷氏が大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本執筆を終え、次に挑む同舞台。三谷作品への出演は本作初演以来となる草なぎと、舞台『日本の歴史』(2021年)をはじめ多くの三谷作品に出演してきた香取が、再び二人芝居で魅せる。このたび稽古写真とメインビジュアルも公開された。――再演が決定したときの感想やリアクションを教えてください。草なぎ:ナチュラルな感じで「あ、やるんだ」って。香取:つよぽんはずっと「またやりたい」と言い続けていて。草なぎ:僕はドラマも映画も舞台も、終わったらすぐ台本を処分するんです。ありがとうという気持ちを込めて。でも、7年前の『burst!』の台本だけ捨てられなくて、僕が台本をとっていたから再演になってじゃないかと! これからまたやりたい作品はとっておこうかなって、謎のジンクスができた。もともと慎吾ちゃんとラジオで「二人芝居やりたいよね」って話したことが三谷さんのお耳に入って書いてくれたんですけど、小さい時から一緒にいてカメラが回ってないところでコントチックなことをして妄想を働かせて遊んだこととか、2人の歴史が詰まっているような作品で、特別な舞台。これはもう初日から大変なことになりますね。また今回の台本をとっていたら再々演もあるんじゃないかと。香取:早いよ(笑)草なぎ:ボロボロになっちゃったけど、再々演のためにとっておこうかなと思います。香取:つよぽんは「いつかやりたい」と言い続けていて、コロナの前から三谷さん、スタッフ、つよぽんで話していて、三谷さんがコロナが始まってから「2人芝居なのにあまり顔をあわせるシーンがない珍しい作品で、ソーシャルディスタンスな舞台」って言い始めたのが決定打だったと思います。――舞台稽古をする中で『burst!』の感覚は取り戻せてきていますか? また、前回とどのような点で異なる仕上がりになると思いますか?草なぎ:同じようにやっても同じようにならないというか、時間も経っているし、前回やった感覚を思い出してくる部分もあるし、全く忘れてしまって新しく作り上げているところもあるので。僕は再演があって舞台は完成するところがあると思っていて、今回もよりバージョンアップする感じがしていますが、二人芝居なのでちょっとした間やテンポで毎日芝居が変わってくるんだなと、毎日楽しく手応えを感じながらやっています。香取:僕は再演という経験や舞台の経験がつよぽんより少ないですが、僕も皆さんもびっくりしているのが、(初演の)映像が残ってなくて、みんなの記憶だけでなんとかやっているというのがなかなかないみたいで、唯一残っていたのが音声だけのデータ。それを聞いても動きはわからないので、やってみて思い出して、思い出したことにびっくりしてみんなで拍手したりしながらやっています。面白いです。――稽古で印象に残っていることを教えてください。草なぎ:二人芝居というのがなかなかありそうでないというか、僕もそんなに経験がなくて、これは慎吾ちゃんとだからできると設定なんだなと思うところがあって、この2人ならではの作品だなと思っています。香取:二人芝居なのに顔をなかなか合わせる時間がない変わった作品なので、そういった意味でもまさに今なんじゃないかということでやることになったんですけど、稽古していて一緒にいるんですけど、顔を合わせる時間がほとんどないので、改めて変わった作品で楽しいですね。――三谷さんからはどのような演出を受けているのでしょうか。草なぎ:僕は三谷さんの作品が好きなのでけっこうたくさん見ていて、『古畑』(『古畑任三郎』)とか好きで、『笑の大学』もそうですが、密室劇が三谷さんならではだなと。セリフのテンポやトーンを細かくこうしてくれって、三谷さんの中でもよりよい方向を探しているような感じがしています。全く自分が考えていないことをおっしゃって、怒っているセリフなのに怒ってない感じで言うんだとか、いつも発見があります。香取:自分たちもやりながらなんとなく感じていたところなんですけど、三谷さんが言い出してくれたのが、前回よりも少し大人に。走り抜ける作品で、セリフを休む間もなくというのは変わらないけど、7年経っての落ち着きというか、じっくりかみしめて演じてみたらどうだろうという三谷さんからの言葉で、そんな感じに作っています。●「人生においてここまで定期的に会う人間っていない」――7年前からお二人ともいろんな経験を重ねられていますが、稽古の中でお互い進化しているなと感じていることを教えてください。草なぎ:いい意味で変わってないというか、もちろん成長していると思いますが、変わらずこの空気を楽しめている2人で、それが素晴らしいなと。本番で進化するんじゃないでしょうか。なので本番を進化する2人を見届けてください!香取:つよぽんは本当に舞台が好きなんだなって。前回の稽古が始まるときのことがすごく印象的で、つよぽんがすごい緊張していて、三谷さんの一ファンとして、三谷さんの演出を受けられるのが初めてだからすごくうれしいですっていう始まりで。今回は2回目なのでそれがなく、いろんな舞台を積んできたつよぽんは、舞台が好きで稽古が好きでっていうのがあふれ出ている感じが、あの時とは違うなって思います。草なぎ:この7年はすごく濃厚な舞台を踏んだので、舞台に対する心構えというところはあるかもしれないですね。コロナ禍で、舞台は毎日1回できるだけですごくスペシャルなことで、舞台の上に立つという意識が自分にとってすごい大事なことなんだなって、この7年は改めて感じる時間だったので。――お二人の空気感やコンビネーションで進化したり、絆が強まったところはありますか?草なぎ:長いですからね、一緒にいるの。人生においてここまで定期的に会う人間っていないですよね。35年間定期的に会う人間。唯一ですよね。香取:定期的に会うって、その言い方なんだよ(笑)。35年くらいあるから、あんまりこの7年での変化という感じは……ありますか?草なぎ:蓄積されるというか、自分たちでは気づいていないですけど、35年一緒にいて生まれるものがあって、じわじわという感じですかね。すごい新鮮な気持ちもあるんですよ。キムチじゃないですよ、気持ち。香取:(キムチ発言に反応して草なぎを二度見)草なぎ:7年前の作品を再演するってちょっとした奇跡だなと。好きでいてくれる人がいるからできるわけで、自分たちも好きだし、そこに集まってくれる人もいないといけないし、7年経った絆もあるだろうし、また新鮮な気持ちも。だから毎日元気で、楽しい、ワクワクが止まらないみたいな感じです! これはとてもいい舞台になると思います。空気感がいいから作品にも出ちゃうんじゃないかなと。香取:空気感の良さが僕にはわからないんですけど、スタッフの人は「すごく静かだ」とは言っています。静かなのがいいの?草なぎ:問題が起きてないから静かなわけで。香取:稽古中に問題起きる?草なぎ:起きる起きる! ここはどうなってんだとか、監督さんと話し合いになって進まなかったり。(この舞台は)すらっと進むじゃん!香取:1日20ページずつくらいガンガン。僕はゆっくりやるほうなのでついていけないですね(笑)草なぎ:順調すぎるのよ。止めるところがないから次に。三谷さんの本ってすごいんだよ。これはすごい舞台になります。見ないと損ですよ!(笑)――稽古を通じてお互いに再発見した俳優としての魅力や、一緒にやることの楽しさをお聞かせください。草なぎ:慎吾ちゃんは俳優として華がある。いろんな方とお芝居させてもらっていろんな方を見ていますが、本当に華があるなって。舞台人にとってめちゃくちゃ大事なことなんですよ。僕にはない華があって、単純に立ち姿とかいいんですよ。何もしないでも絵になっちゃうのが悔しいですね。これ非常に大事なことで、何もしないでも空気や空間を埋められる。だからもっと舞台をやってほしいです。もったいないですよね。香取:昔から好きな俳優さんではありますが、近年さらに、『ミッドナイトスワン』を見たときに自分はもう俳優というお仕事は辞めようかなと思うくらい素敵な俳優さんだなと。『サバカン SABAKAN』もそうですし、舞台も見させてもらって、すごいなといつも思って、こんなに近いのに好きな俳優さん。映像や舞台ですごいストイックな完璧な姿をいつも見ているのに、久々に今回やってみて、稽古の段階だと全然できてないんですよ。日々迷いながら、どうすればいいんだろうって。ここからいつも見ている舞台や映像の姿に稽古を経て作られていくんだなというのがびっくりしています。●『burst!』再々演やSingTuyoとしての2曲目に意欲――舞台に立つ面白さはどう考えていますか?香取:生の緊張感。そこが難しくて、舞台が苦手な部分の一つでもあるのですが、いざやるとなると生の緊張感で、いつもやっていることをやらなければいけない。ずっと稽古で積み重ねたものなんだけど、いつもと違う空気があふれた瞬間に軌道修正したり、でも修正せずに今日はこの空気で進もうとか、日々かわるがわる同じことを繰り返すところですかね。草なぎ:映画とドラマは失敗の部分が見られない。舞台は始まったら全部見えてしまうので、そこは非常に緊張感があって好きなところですね。もしかして俳優業において一番その人のすべてが見えてしまうところだと思うので、そんなところを楽しんでもらえたら。そのときそのときに変わり、一期一会だなと思うので、それ故に全身全霊を持って挑むという感じですかね。もちろんドラマも映画もそうですが、特にそう思っています。――三谷さんと3人でいるときにどんな雑談をされていますか?草なぎ:三谷さんはけっこう聞いてきます。「最近何してるの?」とか、ワンちゃんのことを聞いてきたり。三谷さんも飼われているみたいで。前回のときに三谷さんと2人で飲みに行った話も。僕は三谷さんのファンなのでいろいろ話を聞きたくて、『古畑』のあの回はどうだったんですかとか聞いたんですけど、聞くとあんまり教えてくれない人なんです(笑)。僕に聞いてくることが多いですね。香取:この間も、「草なぎさんすごく稽古が楽しそうですよね」って。三谷さんが気になって聞いて、僕にも聞いてきて、三谷さんはわかっている感じで「いかがですか? 香取さんは」って言うから、「僕は楽しくはないです、仕事です(笑)」って話をして盛り上がりました。草なぎ:楽しくやっています。いい感じに緩急をつけて、緊張とリラックスを繰り返しながら。――タイトルの「危険なふたり」にかけて、お互いにここが危険だなと思うところは?草なぎ:慎吾ちゃんは絵を描くのでたくさん個展とかやられていて、作品を見ていると、明るい彼の部分もあるんですけど、ドキッとさせるような狂気を絵から感じるところとか、普段穏やかでにこやかなのに心の中にそういう危険な香りをするものがあります。香取:つよぽんはアドリブ的なことが苦手だって言いながらも、いざやると「やりゃいいんだよ!」「関係ねえ!」みたいなところが、みたいなところが危ないヤツですよ(笑)――『burst!』の再演も叶いましたが、これから“しんつよ”としてやってみたいことは?草なぎ:再々演ですかね。香取:早いな!草なぎ:歌も2人でやったりとか。香取:SingTuyoとして「KISS is my life.」という歌がありますが、2曲目もあったら面白いんじゃないかなと思います。草なぎ:いいですね!
2022年09月15日俳優の香取慎吾が主演を務める映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)の完成披露舞台挨拶が29日、都内で行われ、香取、岸井ゆきの、井之脇海、的場浩司、余貴美子、市井昌秀監督が登壇した。本作は、結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)の物語。表向きは仲良し夫婦の2人の間に生まれた綻びが、過激なSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。ダメ夫の裕次郎を演じた香取は「すごくダメな男でして、僕自身、香取慎吾、すごくいい男なんですね」と笑いを誘い、「演じながらどうにも納得がいかなかったり、何やってんのって思いながらだったり。そんな彼がどう変わっていくのか、夫婦として2人がどう変わっていくのかというストーリーなのですが、『本当にダメですよね』っていう話を監督のそばですると、監督自身を描いた作品でもあるので、監督に対して『本当にダメだな』って言っているみたいになっちゃって、いつも監督が僕に『本当にすいませんでした』って謝ってくれました。ちなみに監督は同い年です」と語った。妻・日和を演じた岸井は「この映画は夫婦のお話ではあるんですけど、夫婦以外にも家族や友人だったり、コミュニケーションの話でもあると思うし、結婚だったり家族の形だったり、システムの話でもあると思うので、いろんな人が共感したり、それは違うと思ったり、考えることができる映画になっていると思うので、ぜひ楽しんでいただけたらと思っています」と本作の魅力を紹介。岸井はまた、香取との初共演について「ずっと見てきた人じゃないですか、見てきたままの香取さんがいらっしゃいました。圧倒的な香取慎吾という、もう揺るがないものをすごく感じました。パワーを……。そこにいてくれるんですよ。なんのプレッシャーもかけないで、でも香取慎吾さんとしてそこにいてくれる」と述べ、隣で聞いていた香取は「圧倒的な香取慎吾」と繰り返していた。
2022年08月29日俳優の香取慎吾が29日、都内で行われた主演映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)の完成披露舞台挨拶に、岸井ゆきの、井之脇海、的場浩司、余貴美子、市井昌秀監督とともに登壇した。本作は、結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)の物語。表向きは仲良し夫婦の2人の間に生まれた綻びが、過激なSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。『凪待ち』以来3年ぶりに主演を務めた香取は「今日はこんなにたくさんのお客様が劇場に足を運んでくれて、そして、全国192の劇場で生中継で。こんなにたくさんの方の前で舞台挨拶ができてとてもうれしく思っています。離れていなければいけない時間がだいぶ長く続いていますから、皆さんと直接お会いできる舞台挨拶に参加できてとても幸せに思っています」と感慨深げに語り、「1年前に撮影したんですが、やっと9月23日公開ということで、たくさんの人に見ていただけたらと思います」と呼びかけた。香取は本作でダメ夫を演じている。「すごくダメな男でして、僕自身、香取慎吾、すごくいい男なんですね」と笑いを誘い、会場から拍手が起こると笑顔に。そして、演じたダメ夫に全く共感できなかったそうで、「演じながらどうにも納得がいかなかったり、そこちゃんとしろよって。何やってんのって思いながらだったり。そんな彼がどう変わっていくのか、夫婦として2人がどう変わっていくのかというストーリーなのですが、『本当にダメですよね』っていう話を監督のそばですると、監督自身を描いた作品でもあるので、監督に対して『本当にダメだな』って言っているみたいになっちゃって、いつも監督が僕に『本当にすいませんでした』って謝ってくれました」と明かし、「ちなみに監督は同い年です」と補足した。
2022年08月29日俳優の香取慎吾が29日、都内で行われた主演映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)の完成披露舞台挨拶に、岸井ゆきの、井之脇海、的場浩司、余貴美子、市井昌秀監督とともに登壇した。本作は、結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)の物語。表向きは仲良し夫婦の2人の間に生まれた綻びが、過激なSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。『凪待ち』以来3年ぶりに主演を務めた香取は「皆さんこんばんは、香取慎吾です。今日はこんなにたくさんのお客様が劇場に足を運んでくれて、そして、全国192の劇場で生中継で。こんなにたくさんの方の前で舞台挨拶ができてとてもうれしく思っています。離れていなければいけない時間がだいぶ長く続いていますから、皆さんと直接お会いできる舞台挨拶に参加できてとても幸せに思っています」と感慨深げに語り、「1年前に撮影したんですが、やっと9月23日公開ということで、たくさんの人に見ていただけたらと思います」と呼びかけた。夫の愚痴を記録する「旦那デスノート」にちなみ自身の愚痴を聞かれると、香取は「愚痴ないな~すごい優しい良い子なんで」と笑いを誘ってから、「ありました愚痴! いまだに『あ~草なぎくん!』って言われます。最近もあって。全然大丈夫なんですけど、よくあるんですよ昔から。全然違うはずなのに。一緒になっちゃうのかな」と草なぎ剛と間違われることを明かし、「でも『(稲垣)吾郎ちゃん』って言われたことは一度もない」と話した。
2022年08月29日俳優の香取慎吾が23日、都内で行われた「香取慎吾NFTアートチャリティプロジェクト」寄付贈呈式に出席した。日本財団パラスポーツサポートセンター(以下、パラサポ)のスペシャルサポーターで、国際パラリンピック委員会(IPC)の特別親善大使を務める香取慎吾が、昨年9月にパラスポーツ支援の全額寄付チャリティ企画として実施した同プロジェクト。香取とパラスポーツをつなぐ出発点となった、2015年にパラサポのエントランスに「i enjoy !」をテーマに描いた壁画を、ブロックチェーン技術を活用して"NFTアート"としてプロジェクト参加者に付与する仕組みで、1点3,900円の寄付・限定1万点として参加者を募集し、わずか1日で完売した。寄付金3,900万円は全額パラサポに寄付され、 IPCおよび国内のパラリンピック競技団体によるパラスポーツの普及やダイバーシティ&インクルージョン(D&I)社会の推進などに活用される。ステージ場に登壇するなり「リモートの毎日に自分の頭も身体も慣れてしまって、久々にこんなにたくさんの方々が集まってくれている会見に慎吾ちゃんちょっと緊張しております(笑)」と笑いを誘いつつ、「2021年に行われた東京2020パラリンピクから1年が経ちまして東京パラリンピックでたくさんの笑顔と感動をもらいました。東京パラリンピックは終わりではなく始まりだと思っています。今回僕が描いた壁画がきっかけとなったNFTアートに1万人もの方々がパラスポーツを応援したいという気持ちを寄付という形でご賛同していただきました。改めて感謝しています」と語った。2024年にはフランスのパリでパラリンピックが開催。「僕はパラスポーツでたくさんの新しい気持ちや感動、笑顔をいっぱいもらったので、1人でも多くの方に知ってもらいたいという気持ちでここまで応援してきました。これからも一人でも多くの方に一緒に応援してパラスポーツを楽しんでもらいたいという気持ちでいっぱいです」と今後もパラスポーツの魅力を発信していくという。今回は壁画でのチャリティとなったが、次なる企画も気になるところ。それについては「ヤバい! 次考えてない(笑)」と笑わせつつ、「次に何をしようかなと今思っています。自分はアートもしますし歌も歌うしエンターテイメントの中で何か難しくじゃなく、気持ち良く楽しくみんなでパラスポーツを知っていく、応援したくなるような、これからも何か新しい形を作っていけたらと思っています」と漠然としながらも意欲を見せていた。
2022年08月23日9月23日(金・祝)に公開される映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』。このたび、綾小路きみまろがナレーションを担当した最新映像が公開された。香取慎吾が『凪待ち』以来3年ぶりに主演を務め、今や日本映画界に欠かせない女優となった岸井ゆきのがヒロインとして共演、さらに井之脇海、的場浩司、眞島秀和、きたろう、浅田美代子、余貴美子ら個性豊かな実力派キャストが脇を固め、市井昌秀が監督・オリジナル脚本を手掛ける本作。このたび公開されたのは、毒舌漫談を得意とする大人気漫談家“中高年のアイドル” 綾小路きみまろがナレーションを務めた最新映像。辛辣な言葉が並ぶにも関わらず思わず“あるある”と笑ってしまう毒舌漫談でお馴染みの綾小路きみまろと、夫への不満や愚痴をユーモアに交えながら書き込まれる、劇中の“旦那デスノート”の親和性の高さから、綾小路きみまろが今回ナレーションに大抜擢された。主演の香取が師匠と呼ぶほどの親交もある綾小路が、チャーリーのぬいぐるみを抱え満面の笑みを見せた写真とともに「今回、香取慎吾さん主演映画のTVCMのナレーションをやらせて頂きました。大変緊張しましたが、一生懸命務めさせていただきました」 (全文は以下記載)とコメントを寄せている。“毒舌漫談”と“旦那デスノート”が強力タッグを組み、さらにパワーアップした最新映像で作品への期待がいっそう高まる。■綾小路きみまろコメント今回、香取慎吾さん主演映画のTVCMのナレーションをやらせて頂きました。大変緊張しましたが、一生懸命務めさせていただきました。この"旦那デスノート"の中身は、私の漫談より、凄いです!怖いです!旦那デスノートをきっかけにした旦那と妻のバトルが見ものです。旦那様!!奥様がこんな投稿をしていたらどうしましょう?と、ゾッとしながら、『犬も食わねどチャーリーは笑う』を、是非ご覧ください!『犬も食わねどチャーリーは笑う』9月23日(金・祝)より公開
2022年08月22日松本人志企画・プロデュースのAmazon Original番組『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シーズン11 UNLIMITEDが、プライム会員向けに独占配信されている(本編4話)。このたび、香取慎吾と六平直政による激闘の瞬間を捉えた本編映像と場面写真が公開された。松本人志によって選ばれたお笑い芸人たちによる、妥協なしの、究極に自由な“笑わせ合いバラエティ”番組『ドキュメンタル』。シーズン11となる今回、お笑い芸人の出場はまさかのゼロ。綾小路翔(氣志團)、香取慎吾、上地雄輔、貴乃花光司、高橋克典、六平直政、森内寛樹(MY FIRST STORY)ら各界から7人が集結し、『ドキュメンタル』の新境地を開く、シリーズ初の“異種格闘技戦”が開幕。無限大の可能性を秘めた予測不能な死闘を繰り広げる。このたび、香取と六平による激闘の瞬間を捉えた、爆笑必至の本編映像と場面写真が公開された。バトル開始序盤。参加者同士がまだ手の内を探り合う中、白衣姿に巨大な目玉メガネを装着し、ドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)のお馴染みのテーマソングを口ずさみながら颯爽と登場した六平。公開された映像では、本作の最年長参加者である六平によるまさかの“笑劇”モノマネに、他の参加者たちが唖然となりつつも笑いを堪える姿が映し出されている。六平が披露したのは、『ドキュメンタル』シリーズで最多の優勝回数を誇る、ハリウッドザコシショウの代表ネタである“誇張しすぎた福山雅治”。「実に、実に面白いっ!!」と全力で連呼するベテラン俳優の予想外の“パクリ芸”に、モニターで見守る松本人志、藤本敏史(FUJIWARA)、ケンドーコバヤシ、後藤輝基(フットボールアワー)ら一同は大爆笑。「めっちゃ研究してきてる!」と六平のハイクオリティなモノマネを絶賛しつつ、「(目玉メガネを付けても)そんなに顔変わってないから」と鋭いツッコミが飛び交う。一方、戦場では香取と貴乃花がハリセンを手に六平に応戦。全く先の読めないカオスな展開を予感させる。併せて公開された場面写真では、六平と同じく目玉メガネを装着する香取の衝撃的な姿も。大好物であるマヨネーズを手に、香取が今後どのような攻撃を仕掛けるかにも注目だ。また、自身のネタに全力で挑む香取と六平に対し、ハリウッドザコシショウ本人からコメントが到着。「お! ええやんええやん! ドキュメンタルやん! もう芸人じゃあ私ハリウッドザコシショウにかなうやつおらんって事やな! 香取くんも六平ちゃんも私のギャグパクって本気やんか! おもろきゃなんでもアリですなあ! ええやーーん! こりゃシュシュるしかねな! …は?」と、2人の雄姿を称賛している。(C)YD Creation
2022年08月19日9月23日(金・祝)に公開となる香取慎吾主演映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』より個性豊かなキャストが演じる登場人物たちを捉えた新場面写真が公開となった。本作は香取が『凪待ち』以来3年ぶりに主演、岸井ゆきのがヒロインを務める人間ドラマ。キャストには、井之脇海、的場浩司、眞島秀和、きたろう、浅田美代子、余貴美子らが名を連ね、市井昌秀が監督・オリジナル脚本を手掛ける。結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取)と日和(岸井)は仲良し夫婦として通っているが、ふたりの間に生まれた綻びが、過激なSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展。次第に険悪になっていく両者の関係をペットのフクロウ“チャーリー”は、無表情に見つめ続け……。公開されたのは、裕次郎と日和をはじめ、彼らを取り囲む個性豊かなキャラクターの面々を捉えた10点の場面写真。裕次郎が同僚の蓑山(余)、後輩の若槻(井之脇)と一緒に「旦那デスノート」を見ているシーンでは、円満だと思っていた妻がまさか自分の悪口を書いているとは微塵も思わず、全くの他人事のように蓑山のスマホを覗き込む様子が映し出されている。自宅のシーンでは、能天気にご飯を食べる裕次郎を見つめながらどこか冷めた表情を浮かべる日和の姿が……。さらに、バツ3の上司・浦島店長(的場)と写る裕次郎の笑顔には何故か絆創膏が。不穏な空気を随所に漂わせる写真たちの一方で、出会った当初の裕次郎と日和を映し出した1コマには仲睦まじく話す様子のふたりの姿も。昔は仲良しだったふたりの関係は一体どこで拗れてしまったのか……。他にも、自宅で筋トレに勤しむ裕次郎やソファに寝ころび不満げな顔でPCを見つめる日和、首根っこを掴まれる若槻の姿など、裕次郎と日和が繰り広げる”笑えないふたりの笑えるガチゲンカ”と個性豊かな登場人物たちが織りなすストーリーの結末が気になる場面写真となっている。また、本作のムビチケカードが8月19日(金)より発売されることが決定し、カードのビジュアルが公開された。ムビチケは上映劇場またはメイジャー通販サイトで発売される。【ムビチケカード情報】発売開始日:8月19日(金)発売場所 / 各発売開始時間:上映劇場 / 劇場オープンより※オープン時間は各劇場によって異なります。メイジャー通販サイト / 8月19日(金)0:00より価格:1500円(税込)※数量限定『犬も食わねどチャーリーは笑う』9月23日(金・祝)より公開
2022年08月17日俳優の香取慎吾が主演を務める映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)の新場面写真10点が17日、公開された。香取慎吾が『凪待ち』以来3年ぶりに主演を務め、女優の岸井ゆきのがヒロインとして共演、さらに、井之脇海、的場浩司、眞島秀和、きたろう、浅田美代子、余貴美子ら個性豊かな実力派キャストが脇を固める本作。結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)。表向きは仲良し夫婦の2人の間に生まれた綻びが、過激なSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。このたび公開されたのは、香取演じる田村裕次郎と岸井演じる妻の日和をはじめ、実力派キャストたちが務める個性豊かなキャラクターの面々を捉えた10点の場面写真。裕次郎が同僚の蓑山(余貴美子)、後輩の若槻(井之脇海)と一緒に「旦那デスノート」を見ている場面写真では、円満だと思っていた妻がまさか自分の悪口を書いているとは微塵も思わず、全くの他人事のように蓑山のスマホを覗き込む様子が映し出されている。自宅シーンでは、能天気にご飯を食べる裕次郎を見つめながらどこか冷めた表情を浮かべる日和の姿が…。さらに、バツ3の上司・浦島店長(的場浩司)と写る裕次郎の笑顔には何故か絆創膏が。不穏な空気を随所に漂わせる写真たちの一方で、出会った当初の裕次郎と日和を映し出した一コマでは仲睦まじく話す様子の2人──昔は仲良しだった2人の関係は一体どこで拗れてしまったのか…。他にも自宅で筋トレに勤しむ裕次郎やソファに寝ころび不満げな顔でPCを見つめる日和、首根っこを掴まれる若槻の姿も…!?また、ムビチケカードが8月19日より発売されることが決定。カードのビジュアルも公開された。(C)2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
2022年08月17日