宮部みゆきのミステリー小説を2部作で映画化する『ソロモンの偽証』の前篇が先週末から公開をスタートした。本作は試写会の段階から高評価を集めており、モニター試写会では参加者の約98パーセントが「後篇が観たくなった」と回答している。その他の画像映画は、クリスマスに起こったひとりの生徒の死の真相を、生徒たちが“校内裁判”を開廷して紡ぎ出していく様を描くミステリー大作。『八日目の蝉』の成島出が監督を務め、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子らが出演しているが、藤野涼子ら主役の生徒たちは一般公募のオーディションで選ばれた。一般公開前に実施されたモニター試写会では「原作を読まずに観ましたが、とても引き込まれる。後篇を待ちきれずに原作を読みたくなる」「小説とは異なる部分があるものの、とても良い出来だった。後篇に期待」「こんなに釘付けになった映画は久々です。特に主演の藤野さんがこの作品を引っ張っている」などの声が集まり、参加者の約98.4パーセントが「後篇が観たくなった」と回答。原作を読んでいる観客も、映画でこの作品を知ったという観客も同様に「後篇を観たい」と回答しているという。『ソロモンの偽証前篇・事件』公開中『ソロモンの偽証後篇・裁判』4月11日(土)公開
2015年03月12日●百田夏菜子が"オリザJr."に演出家・平田オリザによる同名小説を、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が映画化した青春映画『幕が上がる』が2月28日から公開。主演は他のアイドルとは一線を画す存在として熱い支持を集める、ももいろクローバーZ。高校演劇を舞台に、全国を目指す少女たちの姿を描いた本作は、モノノフ(ももクロのファン)以外の観客の胸にも確実に響く作品に仕上がった。部長のさおりに扮したももクロリーダーの百田夏菜子、演劇部の看板女優・ユッコ役の玉井詩織、さおりを慕う後輩部員・明美役の佐々木彩夏、強豪校からの転校生・中西役の有安杏果、ムードメーカー・がるるに扮した高城れにの5人が、映画初主演で感じたことは?――役柄を掴んだ、手ごたえを感じたといった瞬間はいつでしたか?高城れに(以下高城):やっていくうちに、だんだん"がるる"という役を自分自身が好きになっているのが分かりました。あと最初はどこまで自由にやっていいのか分からなかったけど、顧問役のムロ(ツヨシ)さんがクランクインして、アドリブも入れながらすごく自由に演技されていて、監督もいいね!という反応だったので、あ、もっと自由にやっていいんだと思えました。玉井詩織(以下玉井):クランクイン前に監督と役柄について話す時間がなかったので、撮影をしていく中で作っていきました。役柄を掴めたとか、そういう感覚は分からないのですが、完成した作品を観たときに、きちんと"ユッコ"として映画の中で生きられていたので嬉しかったです。百田夏菜子(以下百田):"さおり"は部長で演出家という、みんなをまとめて劇中劇を作り上げていく役でした。なので、撮影前に参加した(平田)オリザさんのワークショップのときから、どんな時にみんなのお芝居を止めたり、アドバイスを入れるのか、オリザさんの姿を見ていました。撮影に入ってから、自分でもだんだんみんなのお芝居で気になるところが出てきて、止めて指示できるようになっていきました。本当に演劇部のお芝居を作り上げている感じがして、嬉しかったです。佐々木彩夏(以下佐々木):現場ではモニターを見なかったので、どんな風に映っているのか全くわからなくて不安もありましたが、自分の中でだんだん"明美"ちゃんがはっきりしていくのが分わかって嬉しかったです。台本に書いていない部分も感じられるようになって楽しかったし自信になりました。有安杏果(以下有安):自分たちの演技を観て手ごたえを感じたとか、そういう瞬間はなかったのですが、でも最初はこうかなぁと思いながら監督に相談していたのが、いつの間にかこう思うと変化していったのが嬉しかったですね。あと、衣装に"中西"って名前が入ってたり、スタッフの方もみなさん役名で呼んでくれていたので、呼ばれたり、制服を着ると、役に入れた気がします。――百田さんの部長っぷりはいかがでしたか?玉井:普段、普通に生活しているときにはリーダーっぽいところってないんですよ。でもライブでの最後の言葉とか、ちゃんと締めるところはリーダーらしいんですよね。今回の部長役でも、最初はオリザさんを見て、「あんな風に止められないよ、できない!」とか言ってたんですけど、いざ撮影に入ったらバンバン止めてきて。どんどん部長らしくなってきて、ちょっと悔しかったですね(笑)。佐々木:私はオリザさんに肩が揺れるって指摘されてたんですけど、明美ちゃんがスランプになるところで、部長に同じことを言われて、オリザさんに見えました。玉井:オリザJr.だね。高城:さおりはなんだかんだ言って、部員のみんなのことをちゃんと見ていて部長らしいし、そこがももクロのリーダーにもかぶると思いました。有安:部員が実際の大会の舞台上でお芝居をしているときに、さおりは演出家として袖から見守ってるんですが、撮影は別だったので、完成した作品で初めてそのときのさおりの表情を見て、部長だなって感じました。あと、メンバー以外の子たちも部長として見ているのが伝わってきたので、ちゃんと部長やってんじゃんって思いましたね。百田:みんな、いいこと思ってるんじゃん。普段は恥ずかしくて言えないんだね~。みんな、わたしのことが好きなんだね♪4人:(一斉に)インタビューだからだよ!●メンバーが大切にしていることとは?――特によく覚えているシーンはどこですか?高城:がるるは私と一緒で落ち着きがないんですけど。百田&玉井:あ、気づいてたんだ。高城:なんでも大げさにしちゃうっていうか。本編でも中西さんが転校してきたのを知って、「やばい、やばい!」って大声を張り上げて走り回って、その後、無駄にちょっかいを出すんですよ。結局、本編では使われてないんですけど、監督がカットをかけないから、中西さんへの質問攻めを続けたんです。百田:あれ、すごかったよね。高城:中西さんはキャラクター的に、返すわけでもないから、ひとりでベラベラベラベラ。有安:あまりに来るから、最後は私も中西という役を守り切れなくて、笑っちゃいました。百田:今日は朝、何食べてきたの?玉井:シャンプーは何使ってるの?とか。有安:中西が何のシャンプーを使っているかまでは役作りしてませんでした(笑)。――難しかったシーンは?玉井:劇中劇の「銀河鉄道の夜」のシーンです。私はジョバンニという主役をやらせてもらったんですけど、静かな環境の中でひとりで長いセリフをしゃべることってなかなかなかったから、すごく緊張しました。でもその静けさが楽しくもありました。有安:私は2つありました。ひとつは転校したてのときに、さおりと自転車を押しながら歩いているシーン。その時点でのさおりと中西との距離感がはっきりつかめなくて。完成した作品を観ても、いまだにあれでよかったのかなと思ってしまう場面ですね。あともうひとつは転校前の回想シーン。本当の演劇部の子たちの中に入って劇中劇をやるシーンがあって、強豪校という設定だし、すごいプレッシャーでした。――副顧問役の黒木華さんと共演して感じたこと、得たものは?玉井:気さくでおもしろい方なんですけど、話し方はイメージ通りで、大きな声を出したりはしないんです。それが、予告編でも出てくる先生が灰皿を投げつけるシーンでビックリしました。「そうじゃないでしょー!」ってすごく大きな声で。黒木さんからあんな怒鳴り声が出てくるのは想像できなくて衝撃でしたし、やっぱり女優さんはすごい!と。あと、そのあとにカットがかかると、「あ、はい、じゃ、もう1回やります」って淡々と次に行っていて(笑)、本当にすごいと思いました。百田:私は黒木さんとお芝居をしているときに、自分でも感じたことのない感情を引き出される感覚があったんです。女優さんってこんな感じなのかなと感じる瞬間を与えてもらえて感動しました。佐々木:志賀(廣太郎)さんと黒木さんが「ロミジュリ」をやる場面があるんですけど、そこがおもしろくって。黒木さんは本当にいろんな顔を見せてくれるので、どれが本当の黒木さんなんだろうって思いました。――ひとつの目標に向かって一生懸命頑張っている少女たちの物語ですが、夢を叶えるために大切だと思うことを教えてください。高城:ずっと思いを持ち続けるって難しいことで、ブレることもあると思うんです。辞めようかなって思ったり。でもそれでも最終的にやりたいという気持ちに戻れればいいし、意志を持ち続けることは本当に大切。自分を信じることも大事だと思います。玉井:そのことを続けること。夢を追って、すぐに叶えられる人もいるけれど、いずれにしても自分が叶えたい分野を続けていなきゃたどり着けない。だから続けることですね。百田:言葉にすることってすごく大事だと思ってて、私たちも昔から叶えたい目標や夢は言葉にするようにしてきました。言葉にすると、周りのスタッフさんとか全員の団結にも繋がるし、みんなが同じ方向に向かっていけると思う。それに口にしているほうが、必要なときに寄って来てくれる人がいたりして、実際に私たちもそうして夢を叶えてきたので、言葉にするというのは、とても大事だと思います。佐々木:ももクロも演劇もひとりじゃなくてみんなで叶える目標だと思う。だからみんなで叶えようっていう気持ちが大切だと思っています。個人の夢だとしても、それを指導してくれる先生がいたり、応援してくれる両親がいたりするので、自分のための夢だとしても、周りの人たちのために頑張るという気持ちも大事かなって思います。有安:夢に向かっているときって、一度はダメかもって感じてしまうものだと思うんです。でもあえて、大丈夫、いけるんだ!って思うことはすごく大事。自分を信じることはやっぱり大切だと思う。でもそのためには、練習だったり、周りを信じることが大事だと思います。――本作の公開の後には舞台版でも主演が決まっています。映画を楽しみにしている方と、舞台版に向けてメッセージをお願いします。百田:映画はどの世代の方が観ても、キラキラした青春が感じられる作品だと思います。大人の方には高校時代を思い出してもらって、これから高校生になる人には、こんな楽しいことが待ってるんだと思ってもらえたら嬉しいですね。舞台版については、オリザさんがハードルを上げているという噂を耳にしています(笑)。オリザさんと本広監督って、最強タッグだと思うので、しっかりとしがみついていきたいと思います。有安:あ、高城さんが最後にひと言あるそうです。高城:あ、あの…。佐々木:大丈夫だよ。高城:ももいろクローバーZが主演の作品ですけど、みんなが知ってるももクロじゃないよっていうのも見てもらいたいし、同時にもっともっとももクロに興味も持ってもらいたいので、ひとり最低2回は観てください。有安:ちゃんと言えてよかったね。玉井:まだ慣れないの?高城:慣れないぃ…。■プロフィールももいろクローバーZ百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果、高城れにの5人によるガールズユニット。08年に「ももいろクローバー」を結成し、ストリートライブから活動を開始。10年5月にメジャーデビューを果たす。次第にメンバーの身体能力を活かしたアクロバティックなダンスやライブ中のトークの面白さなどから、個性的なグループとして認知され、人気を集めるようになる。11月4月の公演でグループ名を「ももいろクローバーZ」と改め、入れ替わりのあったメンバーが、以降、現在の5人に定着。12年にはNHK紅白歌合戦に初出場を果たした。業界内にもファンが多いことで有名。『幕が上がる』は「ももいろクローバーZ」として初の主演映画となる。(C)2015平田オリザ・講談社/フジテレビジョン東映ROBOT電通講談社パルコ
2015年03月03日人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が映画初主演を果たした青春映画『幕が上がる』の初日舞台挨拶が2月28日(土)、都内で行われ、メンバーの百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏を始め、共演する志賀廣太郎、黒木華らが登壇した。劇作家・平田オリザが2012年に発表した処女小説を、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督が映画化し、演劇に青春をかける少女たちの汗と涙の日々を描いた。映画館には“モノノフ”と呼ばれる熱心なももクロファンが多数駆けつけ、コンサートばりの盛り上がりを見せた。その熱気に、演技部顧問を演じた黒木さんは「おぉ…」とタジタジ。「(本作の)舞台挨拶に初めて参加しましたが、こういうことになっているんですね。ももクロのみんなは愛されているのが分かりますね」と圧倒された様子だった。黒木さんといえば、前日の2月27日(金)に行われた第38回日本アカデミー賞で見事、最優秀助演女優賞(『小さいおうち』)を受賞したばかり。百田さんが「黒木さんと共演させていただき、本当に光栄。ぜひあやかりたい!」と祝福すると、それに乗じて高城さんは「この映画でぜひ日本アカデミー賞の新人賞を取りたい。会場のレッドカーペットを5色にする」と宣言した。これに対して、本広監督は「本当にお芝居を頑張ったし、イケると思うよ。本当に受賞したら笑えるけど」と辛口エール。黒木さんは「現場は結構な緊張感だよ…」と“5色カーペット”に難色を示していた。この日は本作のメイキングドキュメンタリー『幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦』が3月11日(水)から全国65スクリーンで緊急公開されることが発表され、「私たちにもプライバシーがあるんですけど…」(百田さん)、「ちっとも聞いてません!」(佐々木さん)と大慌て。一方、会場のモノノフたちは大歓声でドキュメンタリー公開を歓迎していた。『幕が上がる』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:幕が上がる 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015「幕が上がる」製作委員会
2015年03月02日ももいろクローバーZ主演の映画『幕が上がる』の初日舞台あいさつが28日、東京・新宿バルト9で開催され、アイドルグループ・ももいろクローバーZ、黒木華、志賀廣太郎、本広克行監督と原作者の平田オリザが登壇した。『幕が上がる』は、ももクロのメンバーが高校の演劇部員に扮し、新任の女性教師(黒木華)の赴任を機に、全国大会を目指して奮闘する姿を描く青春ドラマ。劇作家で演出家の平田オリザによる同名小説を、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が映画化した。第38回日本アカデミー賞で、最優秀助演女優賞に輝いた黒木華。百田は黒木との共演を振り返り、「私たちが一緒の作品を作れたこと自体が光栄なので、このままあやかりたいと思います」と笑顔を見せた。黒木の演技について高城は「迫力がすごい」、佐々木は「これが女優さんなんだなと思いました」、玉井は「とても感動しました」と、それぞれにリスペクト。黒木は「みんな本当に真面目なんです。みんなが揃ってるとにぎやかなんですが、個々人はすごくいろいろと考えている。夏菜子さんは、みんなを引っ張っていく役だったので、そういう表情を見ていて面白かったです。ご一緒できてうれしかった。私も学ぶことがたくさんあったので」と5人を称えた。百田は「もう、満足です」と喜んだ。高城は「本物を目の前にしてなんですが……。アカデミー賞新人賞を受賞したいです。希望です」といきなり堂々と宣言。玉井が「個人として?」と聞くと、高城は「いやいや、5人でとりたくて。夢があって。レッドカーペットを歩くんですが、途中でカーペットが赤から5色になる」と説明すると、有安が「ええ!?」と驚き、佐々木が「回収、どうするの?」とツッコミを入れた。高城が「そんなことできる雰囲気ですか?」と、黒木に尋ねると、彼女は「結構な緊張感だよ。私だったらできない」とたじろぎ、会場は大爆笑。高城は「まずは賞をとるために、もっともっと頑張りたいと思います。先輩!」と力を込めると、黒木は「テレビの前で応援してます」と激励した。その後、予定にはなかったが、ももクロが『幕が上がる』の挿入歌「走れ!-Z ver.-」をアカペラで歌い、会場は大盛況。さらに、本作のメイキング映像を編集したドキュメンタリー『幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦』が3月11日(水)より公開されることが告知され、会場のファンたちは熱狂していた。
2015年03月01日女優の黒木華が27日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われた第38回日本アカデミー賞授賞式に出席し、『小さいおうち』で最優秀助演女優賞を受賞した。黒木は、大島優子(『紙の月』)、小林聡美(『紙の月』)、竹内結子(『ふしぎな岬の物語』)、富司純子(『舞妓はレディ』)と共に優秀助演女優賞を受賞。最優秀賞に輝き、壇上で「ありがとうございます」と笑顔を見せた。「えーっと…」と緊張を見せながらマイクの前に立った黒木。「本当にこの作品は、私をいろいろなところにつれて行ってくれて」と主演の松たか子との現場を回顧し、「いろんな経験をさせてもらえました」と心境を語った。また、「役者さんになることができてからこういう賞をいただけると、このままやっていていいんだと思うことができて、本当にうれしいです」と女優としての喜びを伝え、「いつも周りの人に助けてもらってばかりなので、そういう人たちが喜んでくれると私はそれが一番うれしいです」と感謝の言葉で締めくくった。
2015年02月27日山田洋次作品を始め、様々な作品で名演技を見せている女優の黒木華が、ノンアルコールビールテイスト飲料「サントリー オールフリー」のイメージキャラクターに抜擢され、新CMで初共演の桐島かれんと母娘役を演じていることが明らかとなった。いつでも、どこでも、自由に楽しめるお酒として人気を集めているノンアルコールビール。今回の「オールフリー」の新CMでは、“自由っておいしい”を新メッセージとして、黒木さんと桐島さんの自然体な掛け合いが見どころとなる。新CMの舞台となるのは、穏やかな海沿いのテラス。海の近くに引っ越したばかりの桐島さん扮する母親の家に、黒木さん演じる娘が初めて訪ねてきたというストーリーだ。昼間からグラスに「オールフリー」を注ぐ桐島さんに、黒木さんが「あ~、まだ昼なのに」と微笑み、桐島さんが「自由っておいしいぞ」と語りかけるーー何にも縛られず、自分の価値観を大切にしながら、日々を生きる母親を、憧れの眼差しで見つめる娘の視点で物語は展開していく。母娘役を演じた2人は休憩中も顔を突き合わせて、今回のストーリーの続きがどうなるのかと予想し合っていたそう。桐島さんが「あなたに彼氏はいるのかしら?」と問いかけると、黒木さんが「どうでしょう。もしいるとしたら、どんな男性だと思いますか?」と談笑しながら仲を深めていったそうだ。そんな柔らかい時間が流れる新CMのバックには、松田聖子の代表曲のひとつ「渚のバルコニー」のリメイク版が柔らかい歌声で流れているので、音楽にも注目してみて。「サントリー オールフリー」新TV-CM「母と空とワタシ」篇(15 秒・30 秒)は2月9日(月)より全国にてオンエア。(text:cinemacafe.net)
2015年02月09日インテリアショップ「House of Lotus」手掛ける女優・桐島かれんがサントリーのノンアルコールビール「サントリー オールフリー」の新テレビCMに黒木華と母娘役で出演している。このCM「母と空とワタシ」篇にこめられたメッセージは“自由って、おいしい”。桐島演じる母親の元に、娘役の黒木が訪れるところから物語は始まる。空と海を望む解放感溢れるテラスで、昼間からオールフリーを飲む桐島。そんな彼女の姿に「あー、まだ昼なのに」と微笑む黒木に、桐島は笑顔でグラスを手渡す。何事にも縛られず自由に過ごす母と、彼女の生き方にあこがれる娘。そんな2人の飾らない関係を、桐島と黒木が自然体のままに演じている。空と海を背景に、 まるで本当の母娘のようにグラスをあおる2ショットは、見ているだけで心が温かくなる光景だ。黒木の可愛らしい表情にも注目で、桐島から「飲む?」と誘われて、一言「うん」とうなずいた顔がなんとも愛らしい。CMソングには松田聖子の名曲『渚のバルコニー』を男性ボーカルでリメイク。2人のファッションも、ホワイトとネイビーを用いたリラックススタイルが印象的だ。優しい温もりにあふれる音楽と景色と、それに負けない親子のホッとするような一幕に、疲れた心も解き放たれそうだ。
2015年02月09日宮部みゆきの最高傑作を『八日目の蝉』チームが完全映画化した『ソロモンの偽証』。主演の新人・藤野涼子に加え、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子ら豪華俳優陣が名を連ねる本作の、物語の核心へとより迫る予告第二弾とポスタービジュアルが到着した。クリスマスの朝、雪の校庭に転落死した男子生徒。警察は自殺と断定したが、殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発された容疑者はクラスメイト。過熱するマスコミ報道、無力な学校と親、新たな殺人計画、そして犠牲者がひとり、またひとり。もう、大人たちに任せておけない。隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷される…。クラスメイトの死というショッキングな場面からスタートする予告編では、事件をめぐってマスコミの報道が過熱し、生徒、学校、親が混乱に陥り、翻弄されていく様が描かれている。いったい誰が何のために嘘をつき、真実を知っているのは誰なのか…目まぐるしく移り変わる映像は、先日公開された第一弾をも上回るほど。次々と登場する登場人物の表情や行動の真意を推し量っているうちに、90秒の映像が一瞬で過ぎてしまう。周囲に翻弄され疑心暗鬼になりつつも、真実をつきとめようと自らの手で前代未聞の校内裁判の開廷を決意する中学生たち。「何があっても、最後までやり抜くから」という藤野涼子のまっすぐな眼差しと決意が事件の核心へと迫るとき、衝撃の真実がついに明らかにされるのか?そして、映像の最後に見せる彼女の頬をつたう涙の意味とは?また本ポスタービジュアルでは、藤野さんを挟んで、佐々木さん、夏川さんら“大人”たちと、オーディションから選ばれた新鋭俳優たちが扮する生徒たちがずらりと相対している。“公平”の象徴である天秤を手にした藤野さんは、果たして校内裁判で、“真実”を白日の下に晒すことができるのか…。さらに今回、本作の主題歌も決定!世界的アーティスト「U2」の最高傑作ともいわれる代表曲「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」が起用される。「U2」が曲を主題歌として提供するのは日本映画史上初めてとのことだ。まずはこちらの予告編とともに、その“謎”と“偽証”に思いを巡らせてみて。『ソロモンの偽証前篇・事件』は3月7日(土)より、『ソロモンの偽証後篇・裁判』は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月05日映画『繕い裁つ人』が1月31日(土)に公開を迎え、主演の中谷美紀をはじめ、三浦貴大、黒木華、三島有紀子監督が舞台挨拶に登壇。撮影現場での中谷さんの大活躍ぶりが明らかになった。池辺葵の人気漫画を『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』など繊細な描写で女性の指示の高い三島監督が映画化。「南洋裁店」の2代目の頑固一徹の店主・市江と彼女の作る服を求めて店に集う人々のドラマを綴る。前日の大雪とは打って変わって快晴の中で公開初日を迎え中谷さんは晴れ晴れとした表情。「三浦さんが雨男で、彼が来ると撮影は必ず雨だったんです。今日も『来なくていい』と思ってたんですが(笑)、晴れて良かったです」と冗談交じりに語り笑いを誘う。三浦さんは「今日降ったら、中谷さんに何を言われるかとビクビクしてました…。昨日のうちに雪を降らせといたので(笑)、快晴で初日を迎えられて嬉しい」とホッとした様子。黒木さんも「本当に本当に晴れて良かったです。中谷さんと監督は晴れ女なので、『勝った!』という感じです(笑)」と嬉しそうに語っていた。中谷さんは本作について「個人的には監督と相思相愛だったと思います。プロデューサーや映画会社による“お見合い結婚”ではなく、“恋愛結婚”できたと思います」と独特の表現で監督とぴったりと寄り添っての作品づくりを述懐する。原作と出会う以前の8年前から仕立て屋を題材に映画を作りたいと企画を温め続けてきて「中谷さんが『やらない』と言ったら(企画の続行は)ないかもという気持ちで口説きに行った」という三島監督。初日を迎えて「本当に嬉しく感慨深いです。(作品が)この世にこうして生まれてきてくれて信じられないくらい嬉しい」と最後は少し声を詰まらせた。黒木さんは劇中でウエディングドレスをまとうが、自身にとっても初の体験。衣裳デザインを担当した伊藤佐智子氏の名を挙げ「素晴らしいドレスで、車椅子でどう見えるかまで計算して丁寧に作られていて、着てるだけで気持ちがわいてくる素敵なドレスでした!」とふり返る。また、いつか自分が着ることになるウェディングドレスのデザインも伊藤さんにお願いしたそうだが「まだまだまだまだ先なので…」と苦笑を浮かべていた。三浦さんは、服に人一倍の思い入れを持つデパートに勤める男を演じたが、自身はファッションへの興味が全くなかったそうで、今回の役には苦戦させられたよう。それでも母親で元女優の山口百恵さんがパッチワークやキルティングを趣味とし、手縫いをしている姿を小さい頃から見てきたそうで「(母が)観て、どういう感想持つのか聞いてみたい」と語った。中谷さんは、本作のために1か月にわたって裁縫やミシンを踏む練習をしたそうで「練習用の布で真っ直ぐ縫うのに飽きた(笑)」ということで、自身の手でケープを作り、三島監督にクランクアップの夜にプレゼントしたという。監督はこの日もそのケープを持参したが「“南洋裁店”の箱に包んで市江としてくださったんです」と感激を口にする。また、中谷さんはそれ以外でも予算の厳しい現場で、冬の撮影でも温かいものが食べられるようにと、自ら鶏団子のスープや中華スープを作ってふるまったそうで、いち女優、主演という立場を超えて、スタッフや現場を気遣う中谷さんの姿勢がうかがえる。改めて、最後にマイクを握った中谷さんは「こんなにささやかで、こんなに贅沢な映画に携われたことを幸せに思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『繕い裁つ人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2015年02月01日女優の中谷美紀が31日、都内で行われた映画『繕い裁つ人』の初日舞台あいさつに、出演者の三浦貴大、黒木華、監督の三島有紀子とともに登壇した。本作は、池辺葵の大人気コミックを映画化したもので、神戸で祖母が始めた仕立て屋「南洋裁店」を受け継いだ2代目店主・市江(中谷)のかたくなな服作りの姿勢を通じ、彼女を取り巻く人々の心の変化を描く。洋裁店の店主を演じる上で中谷は「まずは何よりも私が不得手とするお裁縫をマスターするところから始めました。市江が20年近くミシンを踏んできた姿を滑らかに完璧に演じてほしいと、監督からのご依頼がありましたので、そこはこだわって1ヶ月ほど練習させていただきました」と役作りの苦労を明かした。また、その練習の間にケープを作って監督にプレゼントしたそうで、中谷は「練習用の布をただ真っ直ぐに縫うことに飽きてしまって、何か完成形が見たいなと思いました」とキッカケを話し、「本番に向けてボルテージを上げていくには、監督のために何かを差し上げるのがいいのではないかと思い、監督のお人柄や普段お召しになっているお洋服、あとはこちらの都合ですが、どれだけ簡単に縫えるか(笑)などを考慮に入れて、ケープが一番ふさわしいのではないかと思いました」と説明。三島監督は「監督冥利に尽きる」と感激し、「虫に食われないように気を付けます」とコメントすると会場が沸いた。さらに、中谷が現場で「豚汁、鴨汁、中華スープ」などの料理をふるまっていたことが明かされると、中谷は「予算的にも厳しい映画でもありましたので、豊かな映像を映画の中で生かすためには、一番削られるのは食費なんですよね」と明かし、「真冬だったので温かいものをいただきたいと思い、スタッフさんもキャストも一緒だろうと思いまして、そのようなことをしました」と語ると、監督は「お腹が減ってスタッフの士気が落ちていく中で、中谷さんが座長としてみんなの士気を高めてくれた」と感謝しきりだった。映画『繕い裁つ人』は、1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開。
2015年02月01日「EXILE」のパフォーマーのKEIJIこと黒木啓司が映画初出演にして主演を務める『クロスロード』の制作発表会見が1月26日(月)に開催され、黒木さんを始め共演の渡辺大、同じく共演でフィリピン出身の“世界一のコスプレイヤー”の称号を持つアローディアらが出席した。日本から発展途上国への援助に赴く「青年海外協力隊」の隊員たちに焦点を当てた本作。過去のある経験からボランティアに対し懐疑的な思いを抱きつつもその実、熱いハートを持つ主人公の沢田が、仲間や現地の人々との出会いを通じて成長を遂げていくさまを描き出す。現在もドラマ「残念な夫。」にレギュラー出演中で、俳優としての活動を着実に広げつつあるが、これまで、映画には縁のなかった黒木さんは「映画は初めてなので気合いを入れてやりたい」と語り「緊張感はありますが、(沢田役は)自分と等身大の役なので、ぶつけていきたい」と意気込みを明かす。本作では海外における活動のみならず、東日本大震災からの復興についても描かれるが、「EXILE」として被災地を訪れた経験もあり「笑顔でみんなを元気にさせることをやって来たので、そういうことを役を通じて出せれば」と思いを口にした。出演が決まってからのほかのメンバーの反応を問われると「最近はドラマもやらせていただき、みんなにも見てもらってますが『気張らずに自分の良さを出して来い』という言葉をいただきました」と明かした。渡辺さんは、奉仕精神に燃え、常に沢田と衝突する隊員を演じる。春からの撮影では、日本国内でのロケとフィリピンでのロケが半々くらいの割合だという。「フィリピンロケは台本を読む限り、一人で村に行かないといけないシーンも多いし、英語のセリフも多いです…」と少し不安そう。それでも「(自身の)役も初めて行った先で学んでいくので、その気持ちを大事にし、それを監督に撮っていただければ」と語った。アローディアは「よろしくお願いします」と日本語で挨拶。Facebookで全世界で430万回「いいね!」が押されるなど、高い支持を集めるが、日本映画出演に「楽しみです」とニッコリ。フィリピンロケを楽しみにする黒木さんに「時間があれば、一緒にビーチにも行きたいですね」と微笑みかけ、これには黒木さんもメロメロ。渡辺さんは、先ほどからの不安が抜けないようで「そんな時間があったら素晴らしいですが…」と浮かない表情だったがアローディアさんの笑みを前に「親交を深めていい作品にしたいです」と笑顔を見せた。すずきじゅんいち監督、そしてこの場にはいない脚本、脚本監修を務めた福間正浩はともに実際に青年海外協力隊を経験をしており、リアルな内実などの描写が期待される。「みなさん、“真面目”というイメージを持ってる方が多いですが、僕みたいないい加減なやつもいるので(笑)」と笑いを誘いつつ、久々の劇映画の撮影を前に気合い十分だった。撮影は4月よりフィリピンにて開始され、日本では岩手県内などでの撮影が予定されているという。『クロスロード』は11月公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年01月26日中谷美紀が主演する映画『繕い裁つ人』のキャストと監督による初日舞台あいさつが、1月31日(土)に新宿、横浜で開催される。その他の写真本作は、池辺葵のコミックを『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』などを手がけてきた三島有紀子監督が映画化するヒューマンドラマ。祖母が始めた洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江と、彼女の服に魅せられたデパート勤務の藤井ら市江を取り巻く人々の生活が繊細に描かれる。中谷のほか三浦貴大、片桐はいり、黒木華、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子らが出演する。初日舞台あいさつは、新宿ピカデリー、横浜ブルク13で行われ、中谷、三浦、黒木、三島監督が登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が、1月17日(土)より受付開始。一般発売は、24日(土)午前10時より開始される。『繕い裁つ人』初日舞台あいさつ1月31日(土)■会場:新宿ピカデリー11:50の回上映後/舞台あいさつ■会場:横浜ブルク1314:50の回上映後/舞台あいさつ登壇者(予定):中谷美紀、三浦貴大、黒木華、三島有紀子監督料金:2000円(税込)プレリザーブ:1月17日(土)11:00AMより~23日(金)11:00AMまでチケット発売:1月24日(土)10:00AMより
2015年01月16日女優の黒木華が映画『繕い裁つ人』(2015年1月31日公開)で披露したウエディングドレス姿が15日、公開された。本作は、漫画家・池辺葵が漫画雑誌『ハツキス』(講談社)で連載中の『繕い裁つ人』を原作に、『しあわせのパン』(2012年)や『ぶどうのなみだ』(2014年)などで知られる三島有紀子監督がメガホンを取った作品。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江を中谷美紀が演じ、彼女の「世界で1着だけの一生もの」というこだわりが、ブランド化を勧める営業マン・藤井(三浦貴大)との出会いによって揺れ動いていく。黒木が演じるのは、市江にオリジナルブランド立ち上げを持ちかける藤井の妹・葉子。物語の後半には、藤井との出会いをきっかけに市江が初めて手掛けたオリジナルのウエディングドレスを、葉子が着用するシーンがある。「洋服」がテーマとなっている本作の衣装を手掛けたのは、『あまちゃん』など数多くの作品に衣装デザイナーとして参加してきた伊藤佐智子氏。今回のウエディングドレスは「一輪の花のようなドレス」をイメージし、衿はアンティークの手作りのレース製など細かい装飾が施されている。山田洋次監督に「割烹着が1番似合う女優」と言わしめ、2014年に映画『小さいおうち』の女中役でベルリン国際映画祭最優秀女優賞し、NHK連続テレビ小説『花子とアン』では花子の妹役を好演した黒木。作品の中でウエディングドレスを着用するのは今回が初めてで、本人も「初めてのウエディングドレス経験を、伊藤佐智子さんのオートクチュールの繊細で素敵なドレスで出来て、とても幸せでした」と感激のコメントを寄せている。(C)池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2015年01月15日中谷美紀が主演を務め、注目を集めている人気コミックの映画化『繕い裁つ人』。本作で、中谷さん演じるこだわりの仕立て屋・店主の市江にオリジナルブランドの話を持ち掛ける営業マン・藤井の妹役を演じている黒木華が劇中で披露する、オーダーメイドのウェディングドレス姿の場面写真が解禁となった。本作は、町の仕立て屋「南洋裁店」を、店を受け継いだ2代目店主・市江を中心に、彼女が古びたミシンで作るオーダーメイド服と、そんな彼女が仕立てる服を愛する人々が織りなす感動物語。中谷さん演じる市江は職人スタイルを貫くため、洋服の量産はできず、それがなじみの客たちには好かれていた。そこへ、三浦貴大演じる百貨店の営業・藤井がブランド化の依頼を持ちかけるが、市江は断り続ける。彼女は、“その人だけ”の服を繕う日々で十分だったのだ。現在、13年ぶりの主演連続ドラマ「ゴーストライター」にも出演する中谷さんを始め、今年は待機作が5本も控えている三浦さん、日経トレンディにて「2015年の顔」に選出された若き演技力派・杉咲花、独特の世界観と圧倒的な存在感で作品を彩る片桐はいり、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子ら豪華共演陣が名を連ねている本作。とりわけ、山田洋次監督に「割烹着が1番似合う女優」と言わしめ、2014年には『小さいおうち』でベルリン国際映画祭「最優秀女優賞」を受賞、NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」でヒロイン・花子の妹役を演じるなど、圧倒的な存在感を見せつける黒木さんは、藤井の妹役で登場。物語の後半には、藤井との出会いをきっかけに市江が初めて手掛けたオリジナルのウェディングドレスを着用するシーンがあり、今回届いたのは、その際の場面写真。これまで多くの作品に出演してきた黒木さんだが、ウェディングドレスを着用するのは、実は本作が初めて。衣装を手がけたのは、「あまちゃん」など数多くのドラマや、舞台、映画の衣裳デザイナーとして活躍する伊藤佐智子。“一輪の花のようなドレス”をイメージして作られたウェディングドレスの裾の部分にはほんのり淡いピンク色がのせられ、衿にはアンティークの手作りレースが配されている。黒木さんは「初めてのウェディングドレス経験を、伊藤佐智子さんのオートクチュールの繊細で素敵なドレスで出来て、とても幸せでした」とその喜びを語り、満面の笑みを見せていた。『繕い裁つ人』は1月31日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2015年01月15日「ももいろクローバーZ」の5人が演じる弱小演劇部の少女たちが、全国大会を目指し、喜びや悲しみを抱えながらもきらめいていく姿を描く青春映画『幕が上がる』。このほど、初披露となる主題歌「青春賦」に彩られた、フレッシュな魅力と熱気あふれる予告映像が到着した。劇作家・平田オリザの原作をもとに、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行が監督を務め、作り上げる本作。「いま、もっとも輝いている少女たち」として大抜擢された「ももクロ」のみならず、黒木華、ムロツヨシ、清水ミチコ、志賀廣太郎など、個性的で高い演技力を誇るキャストが集結したことで、早くも大きな注目を集めている。中でも今回の予告映像で気になるのが、元・学生演劇の女王である新任教師として、「ももクロ」のメンバーに演技指導をする黒木さんだ。灰皿を山積みにして鬼の形相で檄を飛ばす姿は、百田夏菜子演じる演劇部の部長・高橋さおりの夢なのか、それとも現実なのか…。そんなちょっとした驚きも含んだ予告映像を彩るのは、今回初披露となる主題歌「青春賦」。「ももクロ」自らが熱い想いを込めた歌に乗せて披露される、喜びや悲しみ、希望と不安、焦り、忍耐…。メンバーの多様な表情に、つい引き込まれてしまう。先日、2015年5月に上演される舞台版の詳細も明らかとなったばかりの本作だが、映画に関しても、数々の作品を手掛けてきた本広監督は、「撮影現場が青春そのものだった」とふり返るほど熱量のこもった仕上がりとなった様子。「ももクロ」と同世代の子どもたちから、かつて葛藤を抱え青春の日々を送った大人まで、幅広い層の背中を押す青春映画となりそうだ。映画『幕が上がる』は2月28日(土)より公開。舞台「幕が上がる」は5月1日(金)よりZeppブルーシアター六本木にて上演。(text:cinemacafe.net)
2015年01月09日宮部みゆきの同名人気ミステリーを原作に、新人の藤野涼子を始めとするオーディションで選ばれた新鋭俳優たちと、佐々木蔵之介、永作博美、尾野真千子らが豪華共演を果たす映画『ソロモンの偽証』。このほど、劇中での“事件”の発端となるクリスマスにちなんだ、謎の失踪事件(?)をめぐるスペシャル動画が到着した。クリスマスの朝、雪の校庭に転落死した男子生徒。警察は自殺と判断したが、殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発された容疑者は、彼のクラスメイト。もう、大人たちに任せておけない。そう決めた藤野涼子ら生徒たちは、真実を暴くため、学校内裁判を開廷する――。今回、解禁となったのは、先日公開され話題を呼んだ第1弾の予告編…かと思いきや、冒頭からしてナレーションにいまひとつ緊張感がない。予告編では「クリスマスの朝、クラスメイトの遺体が発見された――」と“事件”の始まりを伝えるナレーションだったはずが、雪に埋もれた校庭に見えるのは、脱ぎ捨てられたサンタクロースの服!?担任の森内先生(黒木華)も「サンタクロースが、いなくなりました」とクラスに説明するが…。実はこの映像、本作がクリスマスの朝に判明する“事件”から始まることにちなんだ特別動画。藤野涼子が「サンタクロースは失踪したのか、元からいないのか。裁判で決めようと思うの」と語るように、予告編の内容とリンクしながら、サンタの失踪事件を突き止める内容に改変されたクリスマス特別バージョンとなっている。だが、劇中で実際に起こるのは、もっと衝撃的で混乱を巻き起こすミステリー。まずは、遊び心たっぷりのこの映像から、物語に想像を膨らませてみては?『ソロモンの偽証前篇・事件』は2015年3月7日(土)より、『ソロモンの偽証後篇・裁判』は2015年4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月19日映画『繕い裁つ人』(2015年1月31日公開)の完成披露試写会が11日、東京・新宿ピカデリーで開催され、女優の中谷美紀、片桐はいり、三島有紀子監督らが舞台あいさつを行った。本作は、漫画家・池辺葵が漫画雑誌『ハツキス』(講談社)で連載中の『繕い裁つ人』を原作に、『しあわせのパン』(2012年)や『ぶどうのなみだ』(2014年)などで知られる三島有紀子監督がメガホンを取った作品。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江を中谷美紀が演じ、彼女の「世界で1着だけの一生もの」というこだわりが、ブランド化を勧める営業マン・藤井との出会いによって揺れ動いていく。「愚直なまでにまっすぐに演じることを心がけました」と語る中谷。劇中では見事な裁縫技術を披露しているが、「ミシンはおろかボタン付けも自分でしないんですよね。裾上げやボタン付けはまずしない」というのが実際の姿。プライベートでボタンがとれた時は仕事場まで持ち込み、スタイリストの前で直前にとれたことをアピールして直してもらっているという。そんな苦手な分野でも、役作りのためにクランクインの1カ月前から足踏みミシンの操作を練習。撮影を通してボタン付けや裾上げのまつり縫いをマスターするまで成長し、ミシンを購入するほど目覚めたものの、「撮影が終わったら1回も(ミシンを)触っていません」と恥ずかしそうに語った。約15年ぶりに共演した片桐は、そんな中谷を「ストイックさは、やっぱりすごいなと。主演女優たるもの」「現場のことやミシンの練習。本当にすごかったです。見直しました」と絶賛し、三島監督も中谷が現場で手料理を振る舞っていたことを「まるで料理長のように指示を出されていました」と回顧。中谷は「人前で(話を)披露するほどのことでは…」と恐縮しながら、鴨汁を作ったことを明かした。この日は中谷、片桐、三島監督のほか、三浦貴大、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀が出席した。
2014年12月11日女優の中谷美紀が12月11日(木)、都内で行われた主演作『繕い裁つ人』の完成披露試写会に、友人がデザインしたと言うドレスを身にまとい出席。「10数年来の大切な友だち。今日はここ(劇場)に来てくれている。ありがとう」と感謝の涙を流した。池谷葵の同名人気コミックを実写映画化した本作。神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」を舞台に、頑なな服作りを貫く2代目店主・市江(中谷さん)と常連客たちが織りなす日々を描いた。中谷さんにとっては約4年ぶりの主演作で、「撮影はわずか16日間でしたが、その分、現場の愛情とエッセンスが凝縮された」と満足げ。自身が演じた市江は“頑固じじい”と揶揄されてしまうほど、強いこだわりをもった役柄で「愚直なまでに、まっすぐ演じることを心がけた」と言う。役づくりのために、約1か月間、足踏みミシンの練習に励んだそうで「ミシンを前にすると、あまりに楽しくて、まるで瞑想のようにのめり込んでしまった。撮影後に、とってもいいミシンを買ったんですが、それ以来触っていなくて…」と無邪気に笑う中谷さん。普段はボタン付けもせず、「家で取れたボタンをポケットに忍ばせて、現場で『今取れてしまった』とスタイリストさんや衣装さんに縫ってもらう」とこぼれ話を披露した。完成披露試写会には中谷さんをはじめ、共演する三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、三島有紀子監督(『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』)が出席。三島監督は「こだわりが強くて、誇り高い職人さんを凛と演じられる女優さんを考えたら、中谷さんがパッと浮かんだ」と起用の理由を語った。また、本作は伊武さんにとって映画出演100本目となる記念作!「100本目がいい作品で、最高の気持ち」と喜ぶ伊武さんだが、「足踏みミシンを練習したのに、完成した映画ではカットされた」と恨み節も。三島監督は「そのシーンが絶対必要だとお願いしたのに、結果的にカットすることになってしまい、ごめんなさい!」と平謝りだった。『繕い裁つ人』は2015年1月31日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日俳優の伊武雅刀、三島有紀子監督らが11日、東京・新宿ピカデリーで開催された映画『繕い裁つ人』(2015年1月31日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。本作は、漫画家・池辺葵が漫画雑誌『ハツキス』(講談社)で連載中の『繕い裁つ人』を原作に、『しあわせのパン』(2012年)や『ぶどうのなみだ』(2014年)などで知られる三島有紀子監督がメガホンを取った作品。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江を中谷美紀が演じ、彼女の「世界で1着だけの一生もの」というこだわりが、ブランド化を勧める営業マン・藤井との出会いによって揺れ動いていく。ベテランの仕立屋・橋本を演じる伊武は、4日前に本作を観た時のことを「観終わって、誰にも会いたくなくて。一人でうちに帰って土鍋で湯豆腐を作って。お酒を飲んで、丁度満月だったんですよ。ものすごくお酒がおいしかったです」と振り返り、「そういう映画です」とアピール。三島有紀子監督から「どうしても必要なカットだから絶対やってほしい」と頼まれたミシンのシーンに関して「ミシンも足踏みで大変でしたが…映画をご覧になると分かるんですけどカットされました!」と暴露し、三島監督が「ごめんなさい!」と謝る場面もあった。また、本作が100本目の出演映画であることが発表されると会場からは拍手。「いい作品に出会えて最高じゃないですか。これがつまんない作品だったら悲しいんですけどね。やったーという感じです。以上!」と照れくさそうに締めくくった。この日は伊武、三島監督のほか、中谷美紀、三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエが出席し、作品のテーマに合わせて「今日のための特別な1着」で登場。和装の伊武は、「洋裁店の話なんです。うんざりするほど洋服が出てきますので、裏切った意味で和のテイストを。生地はスーツ」と説明し、「京都で作っているんですけど、日本人として着ていて気持ちがいい一着です」とうれしそうに語った。
2014年12月11日女優の中谷美紀らが11日、東京・新宿ピカデリーで開催された映画『繕い裁つ人』(2015年1月31日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。本作は、漫画家・池辺葵が漫画雑誌『ハツキス』(講談社)で連載中の『繕い裁つ人』を原作に、『しあわせのパン』(2012年)や『ぶどうのなみだ』(2014年)などで知られる三島有紀子監督がメガホンを取った作品。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江を中谷美紀が演じ、彼女の「世界で1着だけの一生もの」というこだわりが、ブランド化を勧める営業マン・藤井との出会いによって揺れ動いていく。登壇者はこの日、作品のテーマに合わせて「今日のための特別な1着」で登場。紺色のトップスに黒のスカートを合わせたシックなスタイルで出席した中谷は、服の説明を求められると「実は今日のこのお洋服は…」と沈黙。「あの…ごめんなさい」と目に涙を浮かべ、「22のときから友情を育んできた大切な友達」が作品や役柄をイメージし、三島有紀子監督への尊敬の念を込めて、この日のために作った衣装であることを明かした。中谷いわく、その友人は「市江そっくり」。「『もっと大きくビジネスを広げたら』とか、『こんなにいいお洋服なんだから、より多くの方々に着ていただいた方がいい』という思いでこの十数年間、彼女と接してきた」と作品と互いの関係を重ね合わせ、会場にも足を運んだその友人に向けて「ありがとうございます」と感謝した。直線縫いの部分は、中谷も一緒に塗ったという。中谷が、その貴重な一着を観客にプレゼントすると発表すると、会場からは拍手。応募方法などの詳細は映画のオフィシャルサイトで通知される。この日は中谷のほか、三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、三島有紀子監督が出席した。
2014年12月11日女優の中谷美紀が12月11日に東京・新宿ピカデリーで行われた4年ぶりの主演作『繕い裁つ人』(三島有紀子監督)の完成披露試写会に出席。この日は、10数年来の親交があるという友人がデザインした衣装に身を包み「作品を観たイメージと、三島監督への尊敬の念を鑑みてデザインしてくれた。私にとっては、とても大切な友だち。今日はこの客席に来ている。どうもありがとう」と女性の名を呼び、感激の涙を流した。その他の写真池辺葵のコミックを原作に、祖母が始めた洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江(中谷)と、店の常連客、さらに彼女の服に魅せられ、ブランド展開を持ちかけるデパートの営業マンら市江を取り巻く人々の生活を繊細に描く。「愚直なまでにまっすぐ演じることを心がけた」と中谷。役作りのために、約1カ月間足踏みミシンの練習をしたそうで、「ミシンを前にすると、まるで瞑想のように楽しくなり、撮影後にプライベートでとてもいいミシンを買った。それ以来触っていませんけど」と笑いを誘った。完成披露試写会には中谷と三島監督をはじめ、三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀が出席した。共演陣は「共演は15年ぶり。役に向き合うストイックさに、主演女優たるものこうあるべきと教えられた」(片桐)、「すごく優しくしていただいたおかげで、フラットな気持ちで撮影に臨めた」(杉咲)と中谷の人柄を絶賛。三島監督が「こだわりが強く、誇り高い職人を演じることができ、なおかつ凛とした空気感で現場を包み込める女優さんを考えたら、中谷さんがパッと思い浮かんだ」と語ると、当の中谷は恐縮しきりだった。『繕い裁つ人』1月31日(土) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年12月11日大人気アイドル「ももいろクローバーZ」の5人を主演に、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督がメガホンを取り、女子高生たちの輝ける青春を描いた映画『幕が上がる』。このほど「ももクロ」自らが歌う挿入歌「Link Link」に乗せた、熱く爽やかな特報映像が到着した。県立高校の弱小演劇部で部長を務めるさおり(百田夏菜子)、姫キャラの看板女優ユッコ(玉井詩織)、黙っていれば可愛いムードメーカーのがるる(高城れに)は演劇部最後の一年を迎えようとしていた。年に一度の大会で地区大会突破を目指して奮闘するさおり達の元に現れた吉岡先生(黒木華)は「全国を目指そう」と、思いもよらない壮大な目標を持ちかける。元・学生演劇の女王だという先生の力を借り、演劇強豪校からの転校生・中西さん(有安杏果)、後輩の明美ちゃん(佐々木彩夏)らとともに全国大会を目指す中で彼女たちが気づいた、大切なものとは…。劇作家・平田オリザの同名小説を原作に、高校の演劇部員たちが過ごす青春の日々を描いた本作。本広監督が、原作のヒロインたちの成長と「ももクロ」の辿ってきた道のりがリンクしていると感じたことから映画化を着想したという。今回公開された特報は、部長のさおりを中心に円陣を組み、「劇部ファイト」「オー」と掛け声をかけるメンバーたちの姿から始まり、本番前の舞台裏を覗き見しているような緊張と、ワクワク感を味わうことができる。出会いや挫折を経て成長していく高校生たちのキラキラした姿にぴったりの音楽は、今回初披露となる「ももクロ」自らが歌う挿入歌「Link Link」。熱い思いの込もった特報映像に、「モノノフ」ならずとも期待せずにはいられない。唯一無二のアイドルとして、いまなお成長を続ける「ももクロ」の姿を楽しみにしていて。『幕が上がる』は2015年2月28日(土)より公開。なお2015年5月には「ももクロ」主演、本広監督の演出による舞台版「幕が上がる」の上演も行われる予定。(text:cinemacafe.net)
2014年12月05日女優、モデルとして活躍する杏が12月1日(月)、ファッション誌「VOGUE JAPAN(ヴォーグジャパン)」が選ぶ「VOGUE JAPAN Women of Our Time」を受賞し、都内で行われた授賞式に出席した。好評のうちに今年3月終了したNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の勢いそのままに、その直後から放送されたドラマ「花咲舞が黙ってない」も高視聴率を記録。一躍、国民的女優へと駆け上がった杏さんは、「来年も頑張りたい」と抱負のコメント。「『これでいい』ではなく『これがいい』という判断で、仕事も私生活も歩んでいきたい」と人生の指針を語った。杏さんは過去に同誌選出の「VOGUE NIPPON Women of the Year」(当時の名称)にも輝いている。今年の受賞者は以下の通り。●「VOGUE JAPAN Women of the Year 2014」*さまざまな分野で圧倒的な活躍をみせ、スタイル・生き方・美においてVOGUE 読者をインスパイアするヴォーグな女性たちを選定する。黒木華(女優)、竹内智香(スノーボードアルペン選手)、中園ミホ(脚本家)、松岡モナ(モデル)「今後はやったことない役を、少しでも多く演じてみたい。例えば、すごく悪い女や死体とか(笑)」(黒木さん)●「VOGUE JAPAN Women of Our Time」*キャリアを通して輝きを増し続け、私たちの時代(Our Time)を彩る女性たちを選定する。杏(モデル・女優)、国谷裕子(キャスター)、TAO (女優・モデル)、椎名林檎(音楽家)、蜷川実花(写真家・映画監督)、米倉涼子(女優)「ありがたいことに曲の注文が絶えない状況。育児で慌ただしいすきまをぬって、コツコツ地道に目の前のことをこなしている。少々困難が多い時代だからこそ、日本の母なる女性の踏ん張り時だと思う」(椎名さん)●「アニバーサリー特別賞」ハローキティ(text:cinemacafe.net)
2014年12月01日及川光博と黒木メイサのW主演によるWOWOWの連続ドラマW「悪貨」の完成披露試写会が11月18日(火)に開催。及川さん、黒木さんが互いの印象や意外なエピソードを語り合った。島田雅彦の同名サスペンス小説を実写化。ホームレスが手に入れた100万円。実はそれは精巧に作られたニセ札だったが、あっという間に社会に流通していく。いったい誰が何のために仕組んだのか?警視庁の捜査官のエリカはマネーロンダリングの潜入捜査の過程で大富豪の投資家・野々宮に行き着くが…。及川さんは、詰めかけた多くのミッチーファンにノリノリで投げキッス&決めポーズで喝采を浴びる。今回、大富豪の野々宮を演じる上で「虚無感、復讐心、哀愁やもの哀しさを意識しましたが、だんだん、もの哀しくなって、クランクインして暗くなりました…」と苦笑交じりに述懐。黒木さんは、捜査官でありながら捜査線上に浮かんだ野々宮に惹かれていくという役どころで「難しいけどやりがいのある充実した時間を過ごしています!」と手応え充分のよう。1話目から華麗なアクションを披露しているが「(アクションシーンは)好きですね。(撮影の日は)朝からすごいテンションでした」と笑顔でふり返った。ちなみに、莫大な金額の札束が登場するシーンがあるが、権野元監督によると「全て本物」で、金額は「246億円」。及川さんは、この札束を前に「興奮しました。人生、考えちゃいましたね」とふり返った。及川さんと黒木さんは初共演となったが、及川さんは黒木さんについて「何とも素晴らしいDNAで生まれてきたという印象」とまずその美貌に目を奪われたそうだが、「勝手に『クールな大人』というイメージを持っていて、僕のシュールなギャグとか無視されそうだなと思ってたんですが、あどけない笑顔とのギャップにやられました!」とメロメロ。さらに、台湾ロケの打ち上げでみんなで焼肉に行ったそうだが「焼肉奉行でした」と素顔を明かし、黒木さんも「肉には触らせません!」とニヤリ。一方、黒木さんは及川さんについて「野々宮を演じている顔と及川さんとミッチーと…不思議とつかみどころがなく、どれが本物?と思ってしまう」と評す。及川さんに“お姫様抱っこ”をされるシーンもあるそうで「やはり女性は緊張します。『重い』と思われたらどうしよう?と思うし、監督が『お姫様抱っこで』と言った時は『マジかぁ…!』と思った(笑)。でも軽々と持ち上げてくれてキュンとしました。嬉しかったです」と幸せそうな笑みを浮かべていた。WOWOW連続ドラマW「悪貨」は11月23日(祝・日)より毎週日曜夜21:00放送(全5話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2014年11月19日前後篇の二部作で送るミステリー大作『ソロモンの偽証』の製作報告会見が11月12日(水)に開催。佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子ら実力派キャストが、10代のフレッシュな中学生キャストとの共演をふり返った。宮部みゆきの手による文庫本で6巻におよぶ長編ミステリーを『八日目の蝉』の成島出監督が映画化。ある雪の日に中学生が死体で発見された事件を巡る様々な謎、クラスメイトの中学生たちが真犯人を探し出すべく開く“校内裁判”の顛末を描き出す。本作で演じた主人公の役名を女優名にしてデビューを飾った藤野涼子を始め、フレッシュな10代のキャストがオーディションで選ばれたが、彼らを取り巻く大人たちを演じる俳優陣も超豪華! だが、経験豊富な彼らも初々しい10代の俳優陣の演技から感じたことも多かったよう。涼子の父親役を演じた佐々木さんは「撮影に入るにあたって周りから『(藤野さんは)新人なのでよろしく。支えてあげて』と言われた」と明かすが、「リハーサルから入って、いつも全身全霊で、裸一貫というか、体当たりで小細工せず、シナリオと真剣に向き合い、格闘しもがき戦っている姿にいつも衝撃を受けていました」とふり返る。「クタクタになる現場でしたが、毎回、僕が教わり、支えてもらいました」と藤野さんの姿勢に称賛を送る。母親役の夏川さんも「初めて会ったのは家族のシーンのリハーサルで、あどけなく、素朴でその辺に普通にいる中学生で初々しかった」と第一印象を語るが、「撮影が進んでいくと、監督の指導を受けて、分からず、迷ってうつむいている姿を見て、自分の新人時代を思い出して、後ろから『頑張れ』と思ってました。そこから少し時間が経ってから会うと、急に大人びた顔をしていた」とその成長の速さに驚いたよう。藤野さんは、夏川さんからある“言葉”を掛けてもらったことを明かす。自分の中で大切にしたいと、ここではその内容までは明かさなかったが、「いまも心の中で念じています」と力強くうなずいた。また、事件から23年後の大人になった涼子を尾野さんが演じているが、中学生キャストとは撮影を共にする機会がなかったため、この日が初対面。藤野さんについて「とても生き生きとしっかりしてて、私が大人役でいいのか?と感じました」と苦笑交じりに語る。藤野さんからは「初めてお会いして、鋭くて綺麗な瞳だなと思い、20年後、尾野さんのような綺麗なカッコいい大人になりたいと思いました」と堂々とした口調で憧れを口にし、尾野さんは照れ笑いを浮かべていた。永作さんも「子どもたちの成長をこんなに身近で見られる現場に誘っていただき嬉しかったです」と笑顔。特に娘役の樹里を演じた石井杏奈を見やり「後半の校庭のシーンで、いつもは後ろに引っ込んでいたのが、誰よりも前で待っていて、その姿を見てグッときました。『演じるのが楽しくなってる?』と聞いたら、『はい、早くこのシーンをやりたいです』という言葉が返ってきて頼もしいと思いました」と“母”の顔でその成長を嬉しそうに語っていた。黒木さんは涼子らのクラスの担任を演じたが「担任としてみなさんに関われてよかったです。初めてのシーンが教室だったんですが、リハーサルで見た監督とのやり取りからもさらに進化していて集中し、成長する吸収力が本当にすごくて、自分もまだまだ若いので、見習わないとと思い、勉強になることも多かったです」と大いに刺激を受けたようだった。『ソロモンの偽証』前篇・事件は2015年3月7日(土)、後篇・裁判は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日宮部みゆきのミステリー小説を2部作で映画化する『ソロモンの偽証』の予告映像が解禁になり、前代未聞の校内裁判へといたる恐ろしい事件の“はじまり”のシーンが公開された。予告映像映画は、クリスマスに起こったひとりの生徒の死をきっかけに、生徒たち自らが“校内裁判”を開廷し、ひとりの中学生の死に隠された真実を紡ぎ出していく様を描くミステリー大作。『八日目の蝉』の成島出が監督を務め、オーディションで33人の主要キャストを選出。佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子らが“大人”の役を演じる。映像の冒頭はクリスマスの朝。雪で美しく覆われた校庭に男子生徒の死体が横たわっている場面から始まる。警察は自殺と断定するが、謎の告発状が届いたことを機に、事件は連鎖していき、報道合戦は加熱。クラスメイトを失った生徒たちは“大人”に頼ることなく自らの手で事件の真相を暴くことを決意する。事件のはじまりのシーンは強烈なインパクトで、その後に次々に描かれる事件の広がりと、事件に向き合う生徒たちの姿に思わず引き込まれる映像に仕上がっている。本作は長尺のミステリー小説を、オーディションで選んだ若手キャストをメインに据えて2部作で映画化する挑戦的なプロジェクトだけに、公開された映像も“これまでに観たことのないミステリー映画”の完成を予感させるものになっている。『ソロモンの偽証 <前篇・事件>』2015年3月7日(土)公開『ソロモンの偽証 <後篇・裁判>』2015年4月11日(土)公開
2014年11月07日「ももいろクローバーZ」の5人が主演を務める、日本が誇る劇作家・平田オリザ氏による青春小説の映画化『幕が上がる』が、2015年2月28日(土)より全国公開されることが決定。監督を『踊る大捜査線』シリーズの本広克行が務め、さらに5月には舞台化もされることが分かった。とある地方都市の県立富士ケ丘高校に通う、さおり(百田夏菜子)は、演劇部最後の1年を迎えようとしていた。そんなとき、東京の大学で演劇をやっていたという美人の吉岡先生(黒木華)が、学校にやって来る。さおりは、姫キャラの“ユッコ”(玉井詩織)、黙っていれば可愛い“がるる”(高城れに)、演劇強豪校からの転校生・中西さん(有安杏果)、さおりを慕う後輩の明美ちゃん(佐々木彩夏)と共と、年にたった一度の大会に挑むことに。さおりたちが目指すのは、地区大会突破。だが、新任の先生は「何だ、小っちゃいな、目標。行こうよ、全国」と言う。高校演劇は、負けたらそこで終わり。やがて、男子よりも、勉強よりも、大切な日々が幕を開ける――。弱小演劇部の少女たちが、元・“学生演劇の女王”だった新任の先生と共に全国大会を目指し、本当の喜びと悲しみを知り、大切なことに気づき、輝いていく本作。主人公の演劇部の高校生たちには、「いま、もっとも輝いている少女たちに演じてもらいたい」という原作者の平田さん、本広監督の想いから、「ももいろクローバーZ」の5人が大抜擢。圧倒的なライブパフォーマンスのみならず、従来のアイドルとは一線を画す等身大の成長ぶり、そんな彼女たちから放たれる唯一無二の輝きが、原作の登場人物たちに重なり、映画、さらに舞台へと昇華を魅せることになる。映画版で、演劇部を指導し全国大会へと牽引する新任の吉岡先生を演じるのは、『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭「銀熊賞」(最優秀女優賞)を受賞し、朝ドラ「花子とアン」の好演も記憶に新しい黒木華。元・学生演劇の女王という役柄は、高校時代から演劇部で活躍し、舞台で頭角を現してきた、黒木さん自身そのものだ。映画版の撮影は2014年8月22日から静岡県富士宮市などで行われ、10月8日にクランクアップ。現在ポストプロダクション中で、2015年2月28日の全国公開を目指している。舞台版は映画版と同様、「ももクロ」の5人が主演、本広監督が演出を務め、2015年5月の公演を予定している。「ももクロ」の5人について、本広監督は、「原作の登場人物がどうしてもメンバーとダブってしまい、オリザさんに『ももクロメンバーをイメージして書いたのではないか』と聞いてしまうほどキャラクターが似ていました」と、かなり惚れ込んだ様子。周囲の“モノノフ”たちから彼女たちの歴史を教えて貰い、「これは鍛えれば演技力も上がるのでは」と確信したという。監督は「みんな涙を流しながら作品作りにのめり込んでいて、まさに撮影現場が青春そのものでした」とも語っているだけに、かなり“アツい”作品となることはまず間違いなさそうだ。「ももいろクローバーZ」百田夏菜子コメント普段はアイドル、映画の現場も初めて、お芝居の経験も全然ない。そんな私達が映画の主演。撮影が始まる前にオリザさんのワークショップを受けさせていただいて、最初聞いたときはお芝居のレッスンをするもんだと思っていました。でも、オリザさんが教えてくれたのはお芝居の根本の部分。台本をもってここのセリフをこうしろじゃない。お芝居とはなんなのか、そこから教えてくれました!お芝居はこうでなくちゃダメとかない。アイドルがこうでなくちゃってのもない。そのとき、ジャンルを通り越してなにか新しいものが作れる気がしました!撮影が始まってからは私達はただただ必死! (笑)監督はすごく丁寧に、一緒にお芝居を作ってくれました。でも実は、私達は自分の芝居をモニターでも1度も見てないので、どうなってるかは全く分かりません。でも自分の心でよし!と思ったときと、監督のOK!が重なることが多くて、なんだか通じあってる気がして嬉しかったです!クランクアップをした段階で映画としてはまだ半分!そこから編集さんにバトンタッチして最終的にはお客さんが観てくれて初めて映画が完成するんだって!まだ途中の段階でもスタッフさんたちは映像を見るために集まるたびに興奮して帰ってきます!笑みんなニヤニヤしてて全然教えてくれません。大人ばっかりずるいよね~! なんてメンバーで話しながら、私達も出来上がりをとっても楽しみにしてます!みなさんも楽しみにしててください!!週末ヒロイン 「ももいろクローバーZ」百田夏菜子映画『幕が上がる』は2015年2月28日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月05日女優・中谷美紀を主演に迎え、「ハツキス」(講談社刊)にて連載中の人気コミックを実写映画化する『繕い裁つ人』。このほど、本作の童話の挿絵ような可愛らしいポスター・ビジュアルと予告編が公開された。さらに、主題歌を平井堅が務めることが明らかとなった。本作の舞台は、頑固でこだわり深い仕立て屋によって“人生で一番自分に似合った服”に出会える、町の仕立て屋・南洋裁店。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江(中谷美紀)が、古びたミシンで作るオーダーメイド服は大人気。しかし職人スタイルを貫くため量産は出来ず、百貨店の営業マン・藤井(三浦貴大)からのブランド化の依頼も断り続けている。市江はその人だけの服を繕う日々で十分だったのが――。今回届いた予告編では、中谷さん演じる市江が、見事な手つきでミシンを使いこなし、色鮮やかな洋服を仕立てる姿が映し出される。世界に1着しかない“人生で一番似合う服”を作り続ける市江と、そんな彼女を「頑固じじい」と評する藤井役の三浦貴大を始め、黒木華、片桐はいり、杉咲花ら豪華キャスト陣扮する彼女に魅せられた周囲の人々の掛け合いにも注目だ。また、平井さんが歌う本作の主題歌となるは、70年代に発表された財津和夫の超名曲をジャズ・テイストにアレンジした楽曲「切手のないおくりもの」(コンセプトカバーアルバム「Ken’s Bar III」に収録)。平井さんからは、「今回、僕がカバーした『切手のないおくりもの』が、この映画の主題歌に起用して頂けると聞いて、驚きと共にとても嬉しく思っています。大切な気持ちを伝え送るこの歌が、最後に映画をふんわり包み込んでくれる事を願っております。一針一針心を込めて仕立てる誰かの為の一生の一着。歌手として、僕もそんな歌を一曲でも多く作れたら最高に幸せだなと思いました」とコメントが寄せられている。『繕い裁つ人』は2015年1月31日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月10日西武渋谷店A館1階、井の頭通り沿いのウィンドーに、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」の14SSコレクションに身を包んだ綾野剛、菅田将暉、星野源、忽那汐里、黒木華、壇蜜ら、6人の日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者の写真を巨大なビジュアルボードで展示されている。3月10日まで。「New Cinema Face 2014」と題された同企画は、日本アカデミー賞協会と西武渋谷店とのコラボレーションで行われており、ヨウジヤマモトは衣装協力という形で参加している。また、渋谷シネパレスでは『少年H』『許されざる者』など新人俳優賞受賞作品の企画上映を3月6日まで実施。期間中、ヨウジヤマモト西武渋谷店で商品を購入すると、先着で企画上映の招待券ががプレゼントされる。
2014年03月05日日本人歴代最年少で最優秀女優賞2月15日、第64回ベルリン国際映画祭の授賞式が行われ、山田洋次監督(82)の「小さいおうち」(公開中)に出演した女優の黒木華(はる、23)が日本人歴代最年少で最優秀女優賞に値する銀熊賞を受賞した。周囲の力で手にした賞黒木は名前が呼ばれた瞬間、何が起きたのかわからなく「私のことじゃないでしょ?」と思ったがその後、跳び上がりそうなくらいパニック状態になったという。審査員からは、女性が活躍する作品が多数あったが、黒木さんの演技力が群を抜いていた。女性をすてきに描いた作品として、黒木さんに女優賞を差し上げたが、山田監督を含め、作品を代表したもの」(スポーツ報知よリ)と黒木の高い演技力を評価したことが説明された。今春スタートのNHK朝ドラ「花子とアン」にも出演する。今から注目していきたい。黒木 華(くろき・はる)1990年3月14日、大阪府生まれ。23歳。京都造形芸術大3年の10年、NODA・MAP「ザ・キャラクター」で舞台デビュー。同年9月の「表に出ろいっ!」でダブルキャストのヒロインに選ばれる。11年、「東京オアシス」で映画初出演。13年、映画「シャニダールの花」で初主演。ほかの出演作に、ドラマ「純と愛」「リーガルハイ」など。3月スタートのNHK朝ドラ「花子とアン」では主人公・花子(吉高由里子)の妹・かよを演じる。(スポーツ報知より)【参考リンク】「小さいおうち」
2014年02月18日