株式会社BACON(べーこん)は、こぶた・たぬき・きつねに特化した作品だけを集めた合同作品展&物販展「こぶたぬきつね展 in 柏タカシマヤ」を、柏高島屋(千葉県・柏市)にて2024年4月25日(木)~5月6日(月・祝)に開催します。初開催となる本展では、それぞれの動物をモチーフにした作品が一堂に集結。さらに、先着2,000名限定でイラストレーター「ぽんた(@ponta_1005)」が描き下ろした特製ポストカードをプレゼントいたします。※配布は無くなり次第終了展示作品1<こぶたぬきつね展 in 柏タカシマヤ 公式サイト> ■「こぶたぬきつね展とは?」“こぶた”に“たぬき”に“きつね”と聞いて思い浮かべるのは何でしょう?それぞれの動物たちは絵本や童謡では主役になったり、企業のモチーフになったりと大忙しです。そして、共通して言えるのは子供から大人まで楽しめるものが多く、動物を通じてさまざまな価値観や教訓が伝えられています。本展では、そんな“こぶた”に“たぬき”に“きつね”たちの作品が大集合!!過去に類を見ないイラスト作品や立体パネル、さらにはオリジナルのキャラクターが動き出す特別企画など、子供から大人まで楽しめる展覧会です。アートとアニメーションの魅力が広がる展覧会、お楽しみください!■「こぶたぬきつね展」が初開催!絵本や童謡で親しまれる動物たちをモチーフに、SNSで活躍するクリエイターたちが独自の世界観を披露!!XやInstagramなどSNSで作品を公開するクリエイター33組が大集結!なかでも注目は、SNSでフォロワー数が12万人を超える「ふじもとめぐみ(@motitata)」のオリジナルキャラクター“ぽてぽてこぶたちゃん”の新作グッズやイラスト原画が販売されます。また、きつねのイラストが人気の「うろぐつ(@Uuboots)」や小さな動物刺しゅうが人気の「itosino(@itosino_mori)」は本展のために新作を多数販売予定。このほかにも、人気のイラストレーター13組が初披露の作品を展示予定です。気になる物販は、「葛屋カツキ(@s999kuzuya)」が、一点ものの直筆色紙イラスト作品を販売するほか、「あんこ(@puuchan0325)」の描き下ろし限定ステッカーや「P:ggy(@piggygirl29)」の絵本やキャンパスイラストなど、新作を限定販売します!さらに、「*cute*(@cute_ruu17)」や「mokomiu(@mokomiu_8)」は、三匹の動物たちを可愛くスイーツに見立てたコラボレートグッズを販売する予定なのでこちらも見逃せない!参加アーティスト: ■絵本の世界を彷彿とさせるフォトスポットで、素敵な思い出を!!会場入口では、“こぶた”、“たぬき”、“きつね”と三匹の動物たちが来場者の皆様をお出迎え。まるで絵本から飛び出してきたようなファンシーで可愛いフォトスポットは、思わず写真を撮りたくなるほど。会場内はSNS投稿も自由なので、思い出をたくさんシェアしてください!■子どもから大人まで夢中になる、お絵描きアニメーション体験ができる!!会場内の特設スペースでは、自分の描いたぬりえが大型画面の中を動き回る体験コーナーも併設。カラフルなこぶたや、モノトーンなきつねなど、自分だけのキャラクターを作って体感してほしい!■僕たちが主役!?脇役!?の絵本コーナーでは、新たな魅力を発見!?会場内には、“こぶた”、“たぬき”、“きつね”といった三匹の動物たちをモチーフにした絵本やイラスト集など、作品だけを集めた特設コーナーも併設。ここでは、様々なアーティストによる素敵な作品が展示され、絵本の世界に浸ることができます。さらに、展示されている絵本は購入することも可能です。絵本の愛好家やイラストレーションのファンにとっては、見逃せないコーナーとなっていますので、ぜひ足をお運びください!■人気イラストレーターとのコラボ作品が目白押し!Instagramフォロワー数4万人超の「ぽんた(@ponta_1005)」や「Oshiruko illustration(@Oshiruko_illustration」など、人気イラストレーターが三匹の動物をモチーフにした新作を展示・販売します。ぜひ、会場内で彼らの素敵な作品を楽しんでください!■ココでしか買うことのできない、限定グッズが登場!!<ふじもとめぐみ>・トートバッグ 3,000円・イラストカード 200円・ミニ原画 4,000円<あんこ>・缶バッチセット 350円・アクリルキーホルダー 700円・ポストカード 200円・ステッカー 200円<TORIDORI tama>・ブローチ 3,500円<葛屋カツキ>・茂助クリアファイル 550円・アートプリント 550円・大判ポストカード 350円・アニマル缶バッジ 350円・水彩画 直筆 手描き色紙 15,000円〜<ZAKI>・アクキー 1,100円・ブタぽん 750円<前髪ぱっつん>・豚ミニキャンバス 2,800円・豚原画 4,000円・のび~る豚ミニクッション 2,200円・豚がちら見するマスキングテープ 600円・豚シールBOX 1,000円・豚はんこ 650円・絵柄の違う豚のましかく付箋 400円<Aroma-ma>・たぬきち 4,500円<ぬくもふぉれすと>・たぬきさんがま口 3,700円・きつねさんがま口 3,700円・こぶたさんがま口 3,700円・お顔ブローチ 1,200円<ばんばぱえりあ>・えぞこだぬき ぬいぐるみ 11,500円<OUKA>・きつねとパン柄コインケース 3,800円<Blue Bell>・たぬきの置き物 5,200円~・レトロミニメモ帳 450円<松尾かおり>・こんこんさんマグカップ 1,600円・こんこんさんイラスト集2 1,200円<ポトフスキー>・マスコット 1,500円・gogo ドライブポーチ 1,430円・マグカップ 1,100円・コインケース 880円<AQUA TIMBRO>・消しゴムはんこ 1,100円・シャインカービング作品 3,800円・シャインカービング体験キット 2,000円上記は一部の発売予定アイテムになります。※すべて税込表記【企画展概要】企画展名: こぶた・たぬき・きつねの合同作品展&物販展「こぶたぬきつね展 in 柏タカシマヤ」開催日時: 2024年4月25日(木)~5月6日(月・祝) 10:30~19:30※営業時間は館側に準ずる※最終日は17:00閉場会場 : 柏高島屋 本館地下2階 催会場〒277-8666 千葉県柏市末広町3-16入場料 : 無料出展者 : 33組主催 : こぶたぬきつね展実行委員会企画 : 株式会社BACONURL : ※上記は予定のため、内容は変更になる可能性があります。■株式会社BACONとは国内・海外への質の高い展覧会の開催・提案・普及活動、集客数の増加、イメージの向上等を目的とした展覧会企画の提案を行なっています。作家との交渉から内装、展示レイアウト、作品のプリント、広告・宣伝にわたるまで、企画催事をプロデュースする。URL: ■TODAYS GALLERY STUDIO.とは2014年7月に浅草橋にてオープン。アートを発信することを目的に「曖昧☆美少女アート展」、「変わる廃墟 VS 行ける工場夜景展」、「鼻ぺちゃ展」など主催企画を数多く手掛ける。2016年GW開催の「ふともも写真の世界展」では2万人以上の来場を記録。代表的企画の「ねこ休み展」は地方開催含めて、累計来場者数100万人を突破するなど、都内で一番話題のイベントギャラリー。東京をはじめ、名古屋にも常設ギャラリーをオープン。URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月26日こんにちは! friendsの生山アキです☺︎絵を描くのが好きな我が家の男子たち!せっかくなので、素敵にお部屋に飾りたいなと考えました。でも、画鋲で作品に穴を開けちゃうのも勿体無いし。。という事で今回は、子供の描いた絵を簡単に飾れるアイテムを見つけたので、ご紹介します☺︎【無印良品】のおえかきマグネットハンガーは2サイズ展開先日無印良品を見ていたら、こんな素敵アイテムを発見しました!サイズは、2種類あり●21cmが350円●45cmが450円です。挟むだけ!簡単!子供の絵をインテリアに♪内側がマグネットバーになっていて画用紙に描いた絵をこんな風にパチンと挟むだけなので、簡単です☺︎オシャレに飾ることで、子供たちの創作意欲がアップ!今回は、次男がお手製カレンダーを作ってくれたので、さっそく飾ってみました!一生懸命描いた絵をその場ですぐに飾ると子供たちも嬉しそうで、ますます創作意欲が湧いて、「今日は5月を描くね」「画用紙ある?」と張り切っています(笑)小さいサイズは、A4の画用紙大きいサイズは、A3の画用紙がピッタリでした!ちなみに、他の絵の額縁は全て100均の物です☺︎木製のフレームだと、温かみのあるアートインテリアになってオススメです!いつも最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺︎
2024年03月24日わが家の4歳の娘はお絵かきが大好きです。この日も、いつものように楽しそうにお絵かきを始める娘。しかし、描かれた絵には黒いクレヨンで描かれた人影のようなものが。さらに娘は思いもよらぬ発言をするのです……。 黒い謎の絵!その正体とは!? 4歳の娘は絵を描くことが大好き。カラフルなお花やちょうちょなど、どんな絵も画用紙いっぱいにダイナミックに描きます。 この日も保育園から帰宅すると、すぐに絵を描き始める娘。私は娘の向かい側に座り洗濯物を畳んでいました。しばらくして、娘が完成した絵を見せてくれたのですが、いつものカラフルでダイナミックな絵とは雰囲気が異なり、黒枠の大きな四角形とその上に黒く塗りつぶされた縦長の楕円形の物体が描かれているだけでした。私にはその絵が、誰かの人影に見え、一瞬で言葉を失います。 娘には「私に見えない何かが見えているの……?」と背筋が凍る思いでしたが、恐る恐る何を描いたのか聞いてみました。すると娘は「んーとね、ママのうしろ!」と答えるのです。娘には見てはならないものが私の背後に見えているのだと確信。私の心情とは裏腹に娘はニコニコしています。 ただ、気づいたことはどんどん口にするタイプの娘が、幽霊が見える状況でこんなに平然としているはずがありません。ますますその絵に謎めいたものを感じ、「ママのうしろってどういうこと?」と聞いてみました。すると娘は、「ちーがーう! おーしーろ!」と言い直します。 うしろではなく、お城を描いていたのです。娘の発音がまだ完ぺきでないことをすっかり忘れていました。娘の発想力に驚かされたと同時に、娘の絵がいつもと違うからといって、自分の一方的な思い込みに惑わされてしまったらいけないな……と反省した出来事でした。 作画/ひのっしー著者:佐々木りか
2023年12月15日たばこと塩の博物館では、2023年12月2日(土)から2024年1月28日(日)まで、「見て楽し 遊んで楽し 江戸のおもちゃ絵 Part2」展を開催します。江戸から明治にかけて、おもちゃ絵と呼ばれる主に子ども向けの浮世絵が作られていました。おもちゃ絵には、“虫尽くし”や“道具尽くし”といった同じカテゴリーのものを一枚に集めて描いた「物尽くし」、昔話など話の起承転結を一枚の絵にまとめた「物語」、切り抜いたり組み立てたりする現在のペーパークラフトのような「細工物」、絵双六や十六むさしといった「ゲーム」と、大きく4つのジャンルがあります。当館では浮世絵の多彩さ、江戸時代の出版文化の豊かさを伝えるものとしておもちゃ絵に注目しており、2020年度には「見て楽し 遊んで楽し 江戸のおもちゃ絵 Part1」を開催しました。その第二弾となる本展では、会期を二部に分け、合わせて約300点のおもちゃ絵を展示し、その魅力的な世界をご覧いただきます。第一部では、天神様、祭礼、相撲、役者、忠臣蔵などをテーマにしたさまざまなジャンルのおもちゃ絵を展示します。第二部では、児童文学研究者で法政大学名誉教授であったアン・ヘリング氏のコレクションから、ヘリング氏が特に大切にしていた桃太郎関係のおもちゃ絵、猫の絵、組上げ灯籠などを展示します。展示を通して、おもちゃ絵そのものの魅力とともに、早くからおもちゃ絵に注目し、収集してきたヘリング氏についてもご紹介します。Photo.01 見立てうちんぐら 九段目 歌川国芳画 個人蔵手前に切り抜かれたおもちゃ絵が描かれており、当時の人々の日常に溶け込んでいたことが窺えます。■開催概要名称 : 「見て楽し 遊んで楽し 江戸のおもちゃ絵 Part2 」ヨミ : ミテタノシアソンデタノシエドノオモチャエパート2会期 : 2023年12月2日(土)~2024年1月28日(日)第一部:12月2日(土)~12月27日(水)第二部:1月4日(木)~1月28日(日)主催 : たばこと塩の博物館会場 : たばこと塩の博物館 2階特別展示室所在地 : 東京都墨田区横川1-16-3(とうきょうスカイツリー駅から徒歩10分)電話 : 03-3622-8801FAX : 03-3622-8807URL : 入館料 : 大人・大学生:100円/65歳以上の方:50円/小・中・高校生:50円開館時間: 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)休館日 : 月曜日(ただし、1月8日は開館)、12月28日(木)~1月3日(水)、1月9日(火)※やむをえず開館時間や休館日を変更する場合があります。最新の開館情報は、公式X(旧Twitter「@tabashio_museum」)かお電話でご確認ください。■展示作品紹介<第一部〔12月2日(土)~12月27日(水)〕の展示作品>第一部では、天神様、祭礼、相撲、役者、忠臣蔵などをテーマにしたものや、おもちゃ絵を多数出版した版元にスポットを当て、物尽くしや細工物、物語、ゲームなど、さまざまなジャンルのおもちゃ絵約170点を紹介します。【廻り灯籠(細工物)】Photo.02 座敷の廻り灯籠 歌川貞重(国輝)画 たばこと塩の博物館蔵廻り灯籠は、ペーパークラフトのように組み立てた後、内側にロウソクを灯すと、その熱の上昇気流を上部に付けた風車が受けて内側の影絵がゆっくりと動く仕掛けです。この廻り灯籠は、2階が影絵で、1階では踊り騒ぐ宴会が繰り広げられる楽しいもの。2階の芸者の手も動くようになっています。【役者のおもちゃ絵(細工物/衣装つけ)】Photo.03 一世一代中村歌右衛門 歌川豊国画 個人蔵人気役者・三代目中村歌右衛門の衣装つけ。さまざまな演目の衣装に着せ替えることができます。【おもちゃ絵を多数出版した版元の作品(細工物/写し絵)】Photo.04 風流うつしゑ 勝蝶画 個人蔵Photo.05 手遊うつしゑ 勝蝶画 個人蔵おもちゃ絵の出版が特に盛んになるのは、19世紀半ば以降と思われますが、それ以前におもちゃ絵の版元として目立つのは「江崎屋辰蔵(江辰)」です。文政から天保にかけて、写し絵のおもちゃ絵が流行しました。黒い背景に丸枠で小さな絵が描かれているのは、幻灯機のレンズの形に由来しているようです。おもちゃ絵の画面に、覗き台が一緒に描かれているものは、そこに描かれた丸をくり抜いて絵をのぞかせて遊んだのでしょう。対のようにも見えるこの2点は、江崎屋辰蔵が出版したものです。【天神様のおもちゃ絵(物尽くし)】Photo.06 天神尽くし 不明 個人蔵三十六面に区切られた天神尽くし。幼少の頃から晩年の荒ぶる様子まで、さまざまな菅原道真像が描かれています。この作品も江崎屋辰蔵版です。【お面のおもちゃ絵(物尽くし)】Photo.07 新板面つくし 歌川貞房画 アン・ヘリングコレクション能面、七福神、天狗、昔話の主人公、おかめひょっとこなどのお面が並びます。面尽くしもおなじみのおもちゃ絵で、画面を細かく仕切って多数のお面を並べた作品が多いなか、本作では一つ一つのお面が大きく描かれています。この作品も江崎屋辰蔵版です。【仕掛け絵】Photo.08 吹矢の当物 歌川芳藤画 たばこと塩の博物館蔵Photo.08 吹矢の当物 歌川芳藤画 たばこと塩の博物館蔵吹矢で的を射るとお化けが出るという仕掛けのおもちゃ絵です。折変わりや引き抜きで、場面を変えることができるよう工夫されています。この作品は自分で組み立てる細工物ではなく、この状態で売られていたと思われます。【凧屋の仕掛け絵】Photo.09 凧屋の仕掛け絵 歌川芳藤画 個人蔵Photo.09 凧屋の仕掛け絵 歌川芳藤画 個人蔵葦簀張(よしずばり)の凧屋と獅子舞が表裏で描かれているおもちゃ絵です。写真は組み上げた状態ですが、畳むこともできます。後世まで残ることが少ないおもちゃ絵の中で、一部欠けはあるものの、当時のままの形で残った珍しい例です。この作品は自分で組み立てる細工物ではなく、この状態で売られていたと思われます。<第二部〔1月4日(木)~1月28日(日)〕の展示作品>第二部でご紹介する作品は、全て、長年おもちゃ絵を収集されてきたアン・ヘリング氏(法政大学名誉教授/1938-2021)のコレクションから選びました。へリング氏が特に大切にしていた桃太郎に関係する作品をはじめ、猫の絵、組上げ灯籠、双六といったおもちゃ絵約110点を取り上げます。作品と合わせて、早くからおもちゃ絵に着目し、収集してきたヘリング氏についても紹介します。【桃太郎のおもちゃ絵(物語)】Photo.10 昔咄桃太郎 歌川芳幾画 アン・ヘリングコレクションおばあさんが川で洗濯していると桃が流れてくるところ、成長して鬼退治に行くところ、そして帰還まで、桃太郎の物語が一枚の絵に描かれています。【猫のおもちゃ絵】Photo. 11 行水猫のたわむれ 歌川芳藤画 アン・ヘリングコレクション擬人化した猫の絵ですが、着物を脱いだ猫がより猫らしく見える楽しい作品。猫がお湯に入っている絵はほかにも数多く出版されています。Photo. 12 新板ねこの世の中 不明 アン・ヘリングコレクション着物を着た擬人化された猫と、猫らしい猫が混在していて楽しい作品。【金太郎のおもちゃ絵(細工物/衣装つけ)】Photo.13 金太郎 歌川芳艶画 アン・ヘリングコレクション金太郎の衣装つけ。衣装つけは、“姉様尽くし”や役者のものが多く見られますが、幼い子ども向けに、昔話の主人公のものも作られていたことがわかります。【化け物のおもちゃ絵(物尽くし)】Photo.14 新板化物づくし 歌川芳幾画 アン・ヘリングコレクションお化けはおもちゃ絵の題材によく取り上げられます。上から二段目には「悪」の顔をした生き物が二体描かれています。これは、人の心のありようを表す魂で、悪魂(悪玉)に取り憑かれると人は悪行を重ねるという考えによるもの。悪魂もお化けとして取り上げられています。【双六】Photo.15 昔咄赤本寿語禄 歌川芳幾画 アン・ヘリングコレクション花咲爺、分福茶釜、桃太郎、猿蟹合戦、狐の嫁入りなど、昔話のさまざまな場面がマスになっている双六です。【組上げ灯籠】Photo.16 新板一ノ谷合戦坂落之とうろふ組上 歌川豊久画 アン・ヘリングコレクション二枚で鵯越の坂落しで有名な一ノ谷合戦の様子を作り上げるため、人物などは小さく、坂落しの場面も小さすぎてよくわからないのが残念ですが、完成すると楽しいものです。Photo.17 カラープリントによる組上げ見本 制作:トニー・コール 撮影:エス・アンド・ティ フォト■アン・ヘリング氏について■1938年オレゴン州ポートランド生まれ。文楽のアメリカ公演を見て衝撃を受け、ワシントン大学にて日本語を学びます。その後来日し、法政大学で教鞭をとりつつ、日本のおもちゃ絵や児童文学に関する一大コレクションを築きました。ヘリング氏と当館との関わりは、1985年に始まります。「企画展 江戸の遊び絵」(1986年1月4日~2月16日)で、ヘリング氏所蔵のおもちゃ絵を多数展示し、以後、おもちゃ絵に関わる展覧会を開催するたびにヘリング氏の協力を受けてきました。また、当館の1988年度版常設展示室ガイドブック英語版はヘリング氏による翻訳ですし、1999年には、ヘリング氏の紹介がきっかけとなってセップ・リンハルト氏(ウィーン大学教授)とともに特別展「拳の文化史」を開催するなど、長年にわたって当館の協力者でした。今回の「江戸のおもちゃ絵 Part2」展においても、展示に向けての事前調査をヘリング氏と重ねていましたが、2021年、氏は急逝されました。そのため、関係者と相談の上、ヘリング氏のコレクションを一時的にお預かりして、当館で整理することとなりました。本展は、当初、ヘリング氏のコレクションを一部借用展示するという構想でしたが、ヘリング氏のおもちゃ絵コレクションをほぼ全点お預かりしたことにより、第二部(1月4日~1月28日)は、氏のコレクションのみで構成することとしました。第一部・第二部と合わせ、計166点の氏のコレクションを紹介していますが、ヘリング氏が収集したおもちゃ絵は文字通り膨大で多岐にわたるため、本展で紹介できたのはコレクションのごく一部です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月22日東京・六本木のサントリー美術館で、「激動の時代幕末明治の絵師たち」が開かれています。本展では、近年人気を集めている歌川国芳や河鍋暁斎、「血みどろ絵」で注目されている月岡芳年が手がけた個性的な作品などが集結。学芸員さんのお話や見どころなど、詳しくご紹介!迫力アートが集結!「激動の時代幕末明治の絵師たち」会場入り口※本記事の写真は、プレス内覧会で許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 316本展では、江戸後期から明治に移り変わる激動の時代に活躍した絵師たちに着目。江戸時代の伝統を受け継ぎながら、洋風の新たな表現なども取り入れた多彩な作品約170件が紹介されています。展覧会を担当されたサントリー美術館学芸員の内田洸さんは、次のように述べています。内田さん江戸後期は、天保の改革や流行り病、地震や災害、黒船来航、討幕運動など混沌とした時代でした。そのなかで、美術の世界では、劇的で迫真的な描写や怪奇的な画風が生まれ、西洋画の画法を本格的に取り入れた作品も出てきました。この時代に活躍した絵師は全国各地にいますが、本展では特に江戸・東京で活躍した絵師たちを特集しています。極彩色のアートからスタート!「激動の時代幕末明治の絵師たち」より、手前:狩野一信「五百羅漢図」百幅のうち六幅嘉永7~文久3年(1854-63)大本山増上寺所蔵【全期間展示】では、おもな見どころをご紹介。「第1章幕末の江戸画壇」では、19世紀の江戸で活躍した絵師たちの作品を展示。会場に入ると、鮮やかな極彩色で描かれた「五百羅漢図」が出迎えてくれます。これは狩野一信が描いたもので、増上寺が所蔵する全百幅のうち、選び抜かれた六幅が展示されています。伝統的な仏画ですが、洋風の陰影表現が取り入れられ、とてもインパクトのある作品です。江戸画壇で中心的な存在だった狩野派は、江戸後期になると、伝統を守るだけでなく、やまと絵や琳派、西洋画法なども幅広く取り入れるようになりました。その門下からは、狩野一信のように、従来の狩野派とは違う独創的な作品を描く絵師も出てきます。また、1章では、幕末の江戸で活躍していた谷文晁(たにぶんちょう1763~1840)一門の作品も展示。弟子のなかのひとり、「蛮社の獄」で捕らえられ、二年後に切腹した渡辺崋山の作品も出品されています。独特な洋風画も!「激動の時代幕末明治の絵師たち」展示風景「第2章幕末の洋風画」では、西洋画法を取り入れた絵師たちの作品を展示。葛飾北斎に学び、独自の洋風表現を確立した安田雷洲(やすだらいしゅう)の肉筆画などを見ることができます。当時の絵師たちについて、内田さんは次のように解説されています。内田さん江戸時代は、鎖国状態で海外の情報は限られていましたが、19世紀になると銅版画や洋書が流入し、陰影法や遠近法を取り入れた多彩な絵が描かれるようになります。当時の絵師たちは、それらを見ながら独特な洋風表現を生み出していきました。人気の国芳作品が登場!「激動の時代幕末明治の絵師たち」フォトスポット「第3章幕末浮世絵の世界」では、人気浮世絵師たちの作品が登場!19世紀になると、浮世絵の世界にも新たなジャンルが出てきます。それまでは役者絵や美人画が中心でしたが、葛飾北斎や歌川広重による名所絵や花鳥画が人気となり、さらに歌川国芳の武者絵も流行。彼らの弟子たちも含めて、多くの絵師たちが活躍しました。会場では、国芳が手がけた三枚続きのワイドな画面で構成された大判錦絵も楽しめます。さらに、国芳の人気作品《相馬の古内裏》がデザインされたフォトスポットもあります!遺体を観察して…「激動の時代幕末明治の絵師たち」より、左から、月岡芳年「風俗三十二相しなやかさう天保年間傾城之風俗」大判錦絵明治21年(1888)サントリー美術館蔵【展示期間:10/11~11/6】、月岡芳年「魁題百撰相菅谷九右ヱ門」大判錦絵慶応4年(1868)町田市立国際版画美術館【展示期間:10/11~11/6】最後の「第4章激動期の絵師」では、幕末明治期の作品を紹介。残酷な流血場面などを描いた「血みどろ絵」で人気を博した月岡芳年や、狩野派で学んだあと幅広い作品を描いた河鍋暁斎、幕臣として鳥羽伏見の戦いに参戦したあと浮世絵師となり、新しいスタイルの浮世絵「光線画」を生み出した小林清親など、近年注目を集める絵師たちの作品が集まっています。月岡芳年の作品について、内田さんは次のように解説。内田さん芳年は、歌川国芳の系譜を受け継ぎながら、幕末から明治に活躍した人です。今回展示している作品「魁題百撰相(かいだいひゃくせんそう)」は、彰義隊と新政府軍との間におこった上野戦争をモチーフにしたシリーズです。現実の戦争を描くことはできないので、歴史上の人物に重ねて表現しています。芳年は、実際に戦争のあと上野を訪れて、遺体が並ぶ様子を観察していたといわれています。12月3日まで開催本展では、作品保護のため、会期中に展示替えが行われます。「出品作品リスト」(PDF)は公式サイトでダウンロード可能。リストで展示期間なども確認できますので、気になる作品があればぜひご活用ください。会期は12月3日(日)まで。Information会期:2023年10月11日(水)~12月3日(日)会期中展示替を行います。休館日:火曜日※11月28日は18時まで開館開館時間:10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)※11月2日(木)、22日(水)は20時まで開館※いずれも入館は閉館の30分前まで会場:サントリー美術館観覧料:一般¥1,500 / 大学・高校生¥1,000
2023年10月27日株式会社シソン(東京都渋谷区)は、代官山SISON GALLERyにて、2023年11月10日から19日まで、アリシア・ベイ=ローレルと比地岡陽子による絵と器の作品展を開催いたします。Alicia & Yokoアリシアベイローレルは、カリフォルニア州のヒッピーコミューンでの生活の中で自然とともに生きる指南書「地球の上に生きる」(Living On The Earth)を1970年に出版、世界中に愛読者を持つアーティスト。オーガニックライフを提唱する姿勢は現在も変わらず、アートや音楽でその思想を伝え続けています。シソンギャラリーでは、2018年に個展を開催しています。今回は「地球の上に生きる」(Living On The Earth)の原画や今までの絵画作品に加え、新作も展示いたします。Alicia's drawing鹿児島で作陶する比地岡陽子さんは、自然に溶け込むような質感、時折鈍く光る金彩使い、温かみのある白い作品など、比地岡さんのやさしくあたたかな人柄が感じられる器を作っています。Yoko's pottery 1「器を創る側になり始めた頃に出会ったアリシアの本『地球の上に生きる』。都会育ちの私には、おとぎ話の世界に思えたその世界観。以来憧れを秘めながら、日々の暮らしに寄り添う器を作りたいという、今の思いにつながっていると思います。この度、ご一緒できることをとても光栄に思っています。」比地岡陽子「シソンギャラリーでの陶芸家の比地岡陽子さんとの2人展を開催できること、皆様に感謝します。本当は日本に来て皆さんとご一緒したいのですが、パートナーの看病で日本に行けません。どうか皆様にとって、素敵な冬の季節となりますように!」アリシア・ベイ=ローレル「20年来のファンであり友人であるアリシアと、普段から愛用している器作家の比地岡さん、このお2人の作品作りの根底にある思いや作品の質感などが美しく共鳴しあうと感じて、今回の展示開催の運びとなりました。また、今回はシソンギャラリー初の2人展(合同展)となります。」シソンギャラリー 野口アヤ今回の貴重なこの機会にぜひお運びくださいませ。皆様のお越しをお待ちしております。■概要「アリシア・ベイ・ローレルの絵と比地岡陽子の器」“Drawings Paintings by Alicia bay Laurel & Ceramics by Yoko Hijioka”日時:2023年11月10日~19日 12:00~18:00 *火曜休廊場所:東京都渋谷区猿楽町3-18 SISON GALLERy 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月26日六本木一丁目に位置する泉屋博古館東京では、2023年11月2日(木)より、特別企画展『日本画の棲み家』が開催される。かつては床の間に掛けたり、屏風絵や襖絵として座敷を飾るなど、人々の暮らしの中にあった日本絵画。しかし、明治時代以降、展覧会制度が導入されると、日本画は展覧会の会場に合せてサイズは大きく、画題や色彩も濃厚なものとなり、家の中で楽しむこともままならなくなっていく。以来現在にも続く日本画の「棲み家」の問題や、今後の日本画の鑑賞とあり方などを考える展覧会だ。まず第一章では、住友家第15代住友左衛門友純(1864~1926、号春翠)の、いくつもの邸宅を彩った日本画を展示。床の間を飾った軸、座敷の間仕切りとして使用された屏風や衝立を紹介することにより、家を「棲み家」とした日本画の諸相を紹介する。第二章では、「床の間」と日本画の関係について考える。明治期、庶民の間では接客空間として床の間のある家が普及するが、大正期に入ると空間の合理性という観点から「床の間無用論」が叫ばれるようになる。と同時に、展覧会で展示される革新的な日本絵画を「展覧会(会場)芸術」、床の間を飾るような旧来の日本画を、時代遅れの「床の間芸術」と呼ぶなど、「床の間」の受難が始まった。今でも、床の間がテレビや荷物置き場と化している家を見ることがあるが、第三章では現代における「床の間芸術」を考える。一般的には、日本画を所有し、日常的に楽しむこと自体ハードルの高い習慣に感じてしまうが、コロナ禍の巣ごもり生活で、「おうち時間」の大切さを知った私たちには、まったく理解できないことではないだろう。同展では、日本画の「おうち鑑賞」を目指して、6名の現代作家が新しい「床の間芸術」を発表する。イベントやラーニングプログラムも盛りだくさんなので、興味のある方はホームページで確認を。<開催情報>特別企画展『日本画の棲み家』会期:2023年11月2日(木)〜12月17日(日)会場:泉屋博古館東京時間:11:00~18:00、金曜は19:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜入館料:一般1,000円、高大生600円公式サイト:
2023年10月12日ある日、中学生の時に美術の課題で描いた絵をSNSに投稿した、お茶(@integral_ashida)さん。その時の評定が5段階で『2』だったというのですが、仕上がりの素晴らしさに多くの人が驚きの声を上げました。美術の課題で描いた斬新なケンタウロスいうまでもありませんが、5段階評定におけるもっとも低い成績は『1』。『2』も比較的悪い評価といえます。ところが、ネット上では、低い評価を受けたとは思えないほどの高評価を受けた絵…興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。中学生のとき、ケンタウロスの“逆”を書いたら美術の成績2だった話する? pic.twitter.com/tpIm4inJeo — お茶。 (@integral_ashida) May 11, 2022 「ケンタウロスを再構築した」ともいうべき斬新な作品!お茶さんが描いたのは、神話に登場する種族のケンタウロス。ケンタウロスは、上半身が人間の身体、下半身は馬の体が特徴的ですが、お茶さんが描いたのは上半身が馬で、下半身は人間です。文字通り、神話に登場するケンタウロスとは、真逆の体といえます。当然、お茶さんが描いたのはケンタウロスは2本脚…とてもユニークですね。この絵に対し、「最高にセンスがあると思う」「もはや天才」「上手なのに…」と才能を褒めるコメントが上がりました。お茶さんが中学生の頃に描いたケンタウロス。斬新かつ独創的すぎる作品に、先生は評価をするのが難しかったのかもしれませんね!grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2023年09月30日お家の壁にポスターや絵が飾ってあるとそれだけで室内がグッとおしゃれに見えるので、飾りたいと思っている人は多いでしょう。しかし賃貸住宅の場合、壁の穴が目立ってしまうと退去時に修繕費を請求されてしまうことがあります。このため、賃貸では壁にポスターや絵などを飾れないと考えている人は多いでしょう。しかし使う商品さえ気をつけていれば、賃貸であっても壁に絵を飾ることはできます。ではどのようなアイテムを活用すべきなのか、ご紹介していきます。賃貸にも使える壁掛けフックとは最小限の穴で額縁を壁に飾れるフックを紹介してくれたのは、シンプルライフに欠かせないアイテムを多数紹介しているすけさんです。どのようなアイテムなのか、その使い方と合わせて詳しく解説していきます。使用するのはダイソーで販売されている「壁面にしっかり固定ピンフック」です。パッケージにしっかり固定と書かれているだけあって、耐荷重量5kgと絵やポスターを飾るには十分な耐荷性です。使い方は非常に簡単。フックの丸い穴にキャップ状の白いパーツを重ね合わせたのち、小さな穴に画鋲サイズのピンを差し込むだけです。1つのフックに対して、ピンは3本使用します。3本すべてを穴に通すと、写真のような形になります。この商品の特長は、3本のピンで1つのフックを支えること。1本1本は細いピンですが、3本集まることでしっかりと壁に固定できるのです。また1本のピンで開く穴が非常に小さいため、賃貸でも安心して使えるでしょう。実際に壁に差し込んでみると、写真のような状態になります。フックがピタッと壁に密着するので、安定感抜群です。ポスターや絵を壁にかけたいと思っていた人は、ぜひこのアイテムを活用してみてください。※取り付ける際は、事前に賃貸物件の場合は事前に管理会社やオーナーへ相談するのをおすすめします。[文・構成/grape編集部]
2023年07月20日「金曜ロードショーとジブリ展」東京展が6月29日(木)本日よりオープンした。同展覧会は、日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」の歩みを辿りながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介するイベント。これまで「金曜ロードショー」では、200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放送してきた。番組放送開始の1985年は、スタジオジブリが“スタジオ開き”をした年であり、日本テレビが特別番組で『風の谷のナウシカ』を初放送した年でもある。同展では、1985年を起点に、スタジオジブリ作品の公開年、そして「金曜ロードショー」で初放送された年がどんな時代だったのかを丁寧にふり返りながら、各時代の記憶と記録を通じて映画の魅力に迫っている。いわば映画の設計図“絵コンテ”を、『風の谷のナウシカ』から『アーヤと魔女』までほぼ全作品展示されるほか、展覧会「ジブリの大博覧会」富山展のために作られた巨大な「ジブリの幻燈楼」が東京に初登場。『千と千尋の神隠し』、『魔女の宅急便』など、作品ポスターの中に飛び込んで、主人公のように撮影できるフォト空間<ジブリ映画ポスタースタジオ>や、アリエッティと同じ目線で巨大な植物と虫たちが溢れる世界を、ARで体験することができるARコンテンツの提供。『風の谷のナウシカ』に登場する、圧巻のクオリティーで作られた王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなどが待つ腐海の空間を表現したエリアや、『風の谷のナウシカ』のARコンテンツも登場と、見どころ満載となっている。また、昨日6月28日に会場で開会セレモニーが行われ、鈴木敏夫・代表取締役プロデューサーが登壇。「みなさんがジブリを忘れないでいてくれるのは『金曜ロードショー』の存在がものすごく大きいんです」と言い、「今回は日本テレビらしく参加型。エンターテイメントに徹している。そこが楽しい」と魅力を紹介した。「金曜ロードショーとジブリ展」東京展は9月24日(日)まで東京・天王洲 寺田倉庫 B&C HALL/E HALLにて開催。10月7日(土)より富山展も開催。(シネマカフェ編集部)
2023年06月29日昭和の時代に「放浪の天才画家」として知られ、懐かしい日本の原風景や名所を貼絵で表して多くの人々の心を捉えた山下清。その生誕100年を記念する大回顧展が、東京・新宿のSOMPO美術館で、6月24日(土)から9月10日(日)まで開催される。1922年に東京・浅草で生まれた山下清は、吃音と発達障害のために周囲になじめず、昆虫採りや絵を描くことを好んだ少年だった。12歳で千葉県の養護施設「八幡学園」に入園。授業で接した「ちぎり絵」に目覚めた清は、色の階調や細部表現に工夫を凝らした独自の「貼絵」の技術を磨いていく。東京で開催された学園の子供たちの作品展で注目を集め、美術界の重鎮だった洋画家の安井曾太郎や梅原龍三郎らに高く評価されるが、18歳で学園を出奔。32歳までの15年間にわたって、自由であると同時に過酷な放浪生活を送った。31歳のとき、新聞記事に取り上げられて一躍有名人となり、気ままな放浪が難しくなったことから、画家として身を立てようと決意。以後は、貼絵に加え、他の画材による制作や陶磁器の絵付けなどでも独自の表現を探り続け、全国各地で展覧会を開催して人気を博したが、1971年、脳溢血により49歳の若さで亡くなった。驚異的な記憶力をもっていた山下清は、スケッチやメモをとらずとも、日本各地の旅先で見た風景を細部まで正確に思い出すことが可能で、放浪中もときおり自宅や学園に戻ってきては、高い集中力を発揮して、緻密で色調豊かな貼絵を制作したという。同展は、代表作も含む数々の貼絵のほか、子供時代の鉛筆画や、後年に試みた油彩画やペン画、水彩画、陶磁器など約190点の作品に、放浪時代のリュックや浴衣などの遺品も加え、「日本のゴッホ」とも呼ばれた山下清の生涯と画業を紹介する大規模展だ。生前から「裸の大将」のタイトルでその生き方が映画化され、その後もドラマ化や舞台化が続いている山下清だが、大規模な個展が東京で開催されるのは久々だ。超絶技巧とも言えるほどの丁寧な細部描写や豊かな色調の魅力を、ぜひ実際の作品から感じとり、その個性的な創作の世界を堪能したい。© Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023<開催情報>『生誕100年 山下清展ー百年目の大回想』会期:2023年6月24日(土)~9月10日(日)会場:SOMPO美術館時間:10:00 - 18:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日(ただし7月17日は開館)料金:一般1,400円、大学1,100円公式サイト:()
2023年06月08日図工の時間は、自分の自由な発想で作品を作ったり、絵を描けたりして楽しいですよね。しかし、もし図工の先生が、自分の気に入らない絵があると破り捨てるようなひどい人物だったら……。今回は、登録者数90万人超えの大人気Youtubeチャンネル「エトラちゃんは見た!」で配信された創作漫画動画『気に入らない絵を破り捨てる先生』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!先生に見つかり……図工の授業で、絵を描くのに決まった色しか使わせてくれない教師のアザミ。するとおじいちゃんとおばあちゃんの絵を描いていたツツジは、アザミに注意され……。ここでクイズです!先生に絵を破られると考えたツツジ。このあと一体どうしたのでしょうか?ヒントは、勇気ある行動です……。破られそうになる絵を……正解は、身をていして守った!このあと、アザミに教室から追い出されてしまったツツジ。すると通りかかった担任のカリンが、ツツジの描いた絵を見て、とても上手だとほめてくれるのでした。こんなときどうする?まじめに描いてるのにどなりつけるなんてひどすぎますよね。今回のツツジは、思い出がたくさん詰まった絵を必死に守りました。自由に描くことを許さない先生……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@エトラちゃんは見た!)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年06月06日「恐竜の絵」に着目した異色の特別展『恐竜図鑑 ― 失われた世界の想像/創造』が、5月31日(水) から7月22日(土) まで上野の森美術館で開催される。恐竜などの古代生物を描いた「パレオアート」の世界を、世界各国から集められた約150点の作品で紹介する興味深い展覧会だ。「パレオアート」とは、化石などの学術的根拠に基づいて古代生物を描く復元画のこと。19世紀に「恐竜」と名付けられることになる骨の化石が発見されると、人々は化石などの痕跡から想像をふくらませ、その太古の世界の生き物の姿を主に絵画のかたちで表現してきた。同展は、19世紀の奇妙な復元図から、近年の研究に基づく現代の恐竜画に至るまで、人々が古代生物に対して抱いていたイメージの変遷の歴史をたどる展示構成になっている。19世紀から現在まで、この200年の間に描かれた多彩な恐竜画群を通して、太古に失われた世界への想像の旅を楽しみたい。【第1章19世紀恐竜誕生――黎明期の奇妙な怪物たち】展示の冒頭を飾るのは、19世紀の恐竜“発見”から間もない時期に描かれた、パレオアート黎明期の作品群。地質学者ヘンリー・デ・ラ・ビーチの原画による《ドゥリア・アンティクィオル(太古のドーセット)》は、イギリスの女性化石採集者、メアリー・アニングの功績をたたえるために制作された版画で、古生物の生態を復元した史上初の絵画のひとつ。魚竜イクチオサウルスが首長竜プレシオサウルスを捕食している様子が描かれている。ロバート・ファレン《ジュラ紀の海の生き物―ドゥリア・アンティクィオル(太古のドーセット)》1850年頃 油彩・カンヴァスケンブリッジ大学セジウィック地球科学博物館展示風景よりまた、当時の有名画家であるジョン・マーティンが描いた《イグアノドンの国》は、イグアノドンの化石を発掘し、“恐竜を発見した男”として知られるギデオン・マンテルの依頼により描かれた作品。ベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキングによる《白亜紀の恐竜―ニュージャージー》は、まるで映画『ジュラシック・パーク』を思わせる迫力の一作だ。イグアノドンだけでなく、それを取り巻く風景もロマンティックに描き出された太古の世界は、歴史的価値とともに、その奇妙さもまた魅力になっている。研究や情報が限られた時代だからこそ生まれた、イマジネーション豊かな作品の数々を味わいたい。ベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズ《ジュラ紀初期の海棲爬虫類》1877年 油彩・カンヴァス プリンストン大学地球科学部、ギヨー・ホールベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズ《水晶宮のイグアノドン》1853年頃 ブロンズロンドン自然史博物館【第2章19世紀末~20世紀半ば古典的恐竜像の確立と大衆化】同展の見どころのひとつは、恐竜画の2大巨匠が夢の競演を果たすことだ。19世紀末から20世紀前半にかけてアメリカで活躍したチャールズ・R・ナイトは、野生動物画家としての生物学的知見に基づき、恐竜を生き生きとした姿で描いて、「キング・コング」(1933年)などの映画にも影響を与えたと言われている。ティラノサウルスとトリケラトプスの対決を描いた《白亜紀―モンタナ》や、恐竜を躍動感あふれる姿でとらえた《ドリプトサウルス(飛び跳ねるラエラプス)》は恐竜画における記念碑的イメージだ。チャールズ・R・ナイト《白亜紀―モンタナ》1928年油彩・カンヴァスプリンストン大学チャールズ・R・ナイト《ドリプトサウルス(飛び跳ねるラエラプス)》1897年 グアッシュ・厚紙アメリカ自然史博物館、ニューヨークImage #100205624, American Museum of Natural History Library一方、20世紀中盤からチェコで活動したズデニェク・ブリアンは、ヨーロッパ美術のリアリズムの伝統を踏まえて、強い説得力をもつリアルな恐竜画を制作。当時の化石発掘の中心地であったアメリカから遠く離れた東欧圏で、直接化石を研究できる機会が限定された環境にありながらも国際的な評価を獲得した。日本の図鑑などにも模写され、恐竜のイメージの普及に大きな影響を与えた二人による、恐竜画のオリジナル作品が一堂に会する貴重な機会となっている。ズデニェク・ブリアン《シルル紀の海の生き物》1951年 油彩・カンヴァス ドヴール・クラーロヴェー動物園ズデニェク・ブリアン《タルボサウルス・バタール》1970年 油彩・カンヴァスモラヴィア博物館、ブルノ【第3章日本の恐竜受容史】19世紀に欧米で成立した恐竜のイメージは、世紀末には日本にも移入。古生物学者、横山又次郎によって「恐竜」という訳語が作られて以来、科学雑誌や啓蒙書、子供向けの漫画や絵物語、ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』(1864年)やコナン・ドイルの『失われた世界』(1912年)といった古典SFの翻訳など、恐竜を主題にした出版物が広く刊行された。所十三 《vol.1 「掟」》『DINO²(ディノ・ディノ)』漫画原稿2002年インク、アクリル、スクリーントーン・紙作者蔵本章では、恐竜をテーマにした数々の漫画を手掛けた所十三の代表作『DINO²(ディノ・ディノ)』の貴重な原画も展示される。恐竜はまた、一般的な美術、いわゆるファインアートの領域でもしばしば象徴的なモチーフとして登場しており、美術における恐竜のシンボリズムについて、福沢一郎や立石紘一、篠原愛など、いくつかの作例で紹介されている。立石紘一 《アラモのスフィンクス》1966年油彩・カンヴァス東京都現代美術館篠原愛 《ゆりかごから墓場まで》2010-11年油彩・カンヴァス鶴の来る町ミュージアム【第4章20世紀後半~21世紀科学的知見によるイメージの再構築】“恐竜ルネッサンス”とも呼ばれる大きな変革がもたらされた1960年代から70年代。「鈍重な生き物」から「活発に動く恒温動物」へと恐竜像が変化したことに伴い、恐竜画もさらなる進化を遂げ、新しい表現のアーティストが次々と登場した。本章では、多くの恐竜ファンの原体験となっている、カルト的な人気を誇る米イラストレーター、ウィリアム・スタウトの《沼地での殺害—クリトサウルスを襲うフォボスクス》をはじめ、現代の恐竜画の旗手たちのバラエティ豊かな作品群が集結。また、現代日本を代表するパレオアーティスト、小田隆の迫力ある作品も特集されており、CGを用いずに圧倒的な迫真性を生み出す肉筆画は必見だ。ウィリアム・スタウトの《沼地での殺害—クリトサウルスを襲うフォボスクス》1980年水彩・紙福井県立恐竜博物館小田隆《篠山層群産動植物の生態環境復元画》2014年 アクリル・カンヴァス丹波市立丹波竜化石工房取材・文・撮影:内田涼<開催情報>特別展『恐竜図鑑 ― 失われた世界の想像/創造』2023年5月31日(水)~7月22日(土)、上野の森美術館にて開催
2023年05月31日私たちの生活に欠かせない家事の1つである、料理。不注意や経験不足で失敗し、「こんなはずじゃなかった…」と落ち込んだ経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。SNSではたびたび失敗した料理が投稿され、原形をとどめていない姿が反響を呼んでいます。お肉さん〆(@manimanibleble)さんは、SNSに投稿される失敗した料理の写真が大好きなのだそう。自身も失敗したという手作りのあるものを投稿し、注目を集めています!「まるでダリの絵」芸術的なマフィンとは…「まるでダリの絵」「ゾウリムシだろ」といわれた芸術的なマフィンです。対戦よろしくお願いします。投稿者さんが、こうコメントした写真がこちら!写真には、カップからはみ出てしまった奇妙な形の2つのマフィンが!左側の細長い形をしているマフィンは、溶けて伸びたのでしょうか。まるで、画家のサルバドール・ダリの代表作『記憶の固執』に描かれる、ぐにゃっと曲がった時計のようです。右側は楕円のような形をしており、『ゾウリムシ』といわれれば、そうも見えますね…。投稿者さんの失敗作には10万件以上の『いいね』と、多くのコメントが寄せられました!・私も料理失敗談をSNSで見るのが大好きです!・ゾウリムシで思わず爆笑してしまいました!・私も似たようなものを作ったことがあります。不本意ながら芸術的なマフィンを生み出してしまった投稿者さんですが、数々の失敗を経て人は成長していくもの。きっと次こそは、きれいな円形のマフィンが完成することでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年05月29日みなさんは、色鉛筆で絵を描いたことはありますか。白い画用紙にめいっぱい絵を描いたり、余白を取って1つのものを丁寧に描き込んだりと、人によってさまざまでしょう。篠(shino__0215)さんが披露したのは、ジャパンフリトレー株式会社が販売しているスナック菓子『ドリトス』の絵。とても丁寧に描かれており、本物と見間違う人が続出している、こちらの作品をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 篠(@shino__0215)がシェアした投稿 目を見張る、圧倒的なクオリティ…!『ドリトス』の袋を開けて、中身がチラッと見えるような構図で、立体的に描かれています。「紙の上に、本物の『ドリトス』の袋を置いたのでは…」と思った人もいるのでしょう。そんな人たちのためか、篠さんは袋の口を覗きこんだり、色鉛筆を転がしたりして、平面の絵であることを証明しました。驚異的なリアルさに、ネット上では、称賛のコメントが続出しています。・何回繰り返して見てもゾワゾワします…!『ドリトス』の香りを感じる!・素敵!原画を家に飾って、ずっと眺めていたいです。・袋のツヤ感がすごい!うっかり手が伸びてしまいそう…!・描いている最中から、美味しそう!こんな才能が欲しかった。テーブルの上にこの絵があったら、つい袋を取るしぐさをしてしまいそうですね…![文・構成/grape編集部]
2023年05月28日企画展「谷内こうた展 風のゆくえ」が、2023年6月24日(土)から10月1日(日)まで、ちひろ美術館・東京にて開催される。絵本画家・谷内こうたの回顧展谷内こうたは、1971年、23歳のときに3作目の絵本『なつのあさ』で日本人として初めてボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞し鮮烈なデビューを果たした絵本画家。そぎ落とされた絵と詩のような言葉で展開される絵本は読者にインパクトを与え、日本やヨーロッパの人々を魅了した。企画展「谷内こうた 風のゆくえ」は、2019年に71歳でこの世を去った谷内の回顧展。絵本原画や、初公開作品を含めた雑誌の表紙絵など、初期から晩年の作品までを展示し、数々の写真や資料と共に彼の画業全体像を紹介する。絵本『のらいぬ』や『つきとあそぼう』を紹介回顧展では、1979年と1981年、世界最大規模の絵本原画展であるブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)で「金のりんご賞」を受賞した『のらいぬ』『つきとあそぼう』の絵本、2018年の『ぼくたちのやま』など約90点の作品を一堂に展示。数々の国で紹介された、移り行く光や空気を色の変化で表す画風や、現実と架空の世界を自由に行き来する谷内独自の表現を目の当たりにできる。ドイツで描かれた貴重な油彩画を初公開また、ドイツやフランスの四季折々の自然や街並みの風景を愛した谷内は、35歳のときに家族と共にノルマンディーに移住すると、アトリエを構えて数多くの油彩画を描いた。回顧展では、ヨーロッパに魅せられた谷内が、20代前半で初めてドイツに滞在した際集中的に描いた初期の油彩画を初公開する。【詳細】企画展「谷内こうた展 風のゆくえ」会期:2023年6月24日(土)~10月1日(日)開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)会場:ちひろ美術館・東京 展示室1・2住所:東京都練馬区下石神井4-7-2休館日:月曜日(祝休日は開館、翌平日休館)出展作品数:約90点料金:大人 1,000円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者10名以上)、65歳以上、学生は800円。※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料。※年間パスポート3,000円。※会期は予告なく変更になる場合あり。【問い合わせ先】TEL:03-3995-0612
2023年05月21日ペンギンと金魚の合同写真展&イラスト物販展「ぺんぎょ展 2023」が、東京・浅草橋のギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO.」にて、2023年6月30日(金)から7月17日(月・祝)に開催される。7月29日(土)から8月27日(日)に名古屋ギャラリーに巡回予定。ペンギンと金魚の納涼アートが一堂に会するイベント「ぺんぎょ展 2023」は、夏の海やプールを軽やかに泳ぐペンギンと、ゆっくり優雅に泳ぐ金魚という相反する癒しの作品が一堂に会する合同写真展&イラスト物販展。会場には、ペンギン×金魚の夏の風物詩を感じる写真やイラストが展示され、癒しと涼しさが感じられる空間となっている。総勢38組のクリエイターが出展今回は、総勢38組のクリエイターが出展。たとえば、まるで空中を飛んでいるかのような“空飛ぶペンギン”をテーマにした新作を披露する「くわぺん」や、迫力のあるペンギン写真が魅力の「るるなっく」、『虚無かわいいアデリーペンギン』の漫画が人気の「おぞね」による作品を楽しめる。加えて、ペンギン系統図やペンギン星座など、ペンギンをメインとした作品を発表する「日比谷」は、ペンギンの生態についての解説なども併せて展示。より深くペンギンたちについて知ることができる。一方の金魚作品では、宝石のようにキラキラと輝く“Jewelry Fish”をテーマにした作品を披露する「中津原勇気」、ノスタルジックな雰囲気の作品がどこか懐かしい気持ちにさせる「ハラサトコ」らが出展予定だ。ペンギン&金魚グッズも盛り沢山さらに、会場ではペンギン&金魚グッズが勢揃い。「ちゃきぴこ」による「ペンギンさんと金魚鉢フロートフィギュア」や、「安堂 真季」の「本の中を金魚が泳ぐ透明写真栞」など、「ぺんぎょ展」でしか手に入らないグッズが多彩にラインナップする。【詳細】ペンギンと金魚の合同写真展&物販展「ぺんぎょ展 2023」■東京開催期間:2023年6月30日(金)~7月17日(月・祝)営業時間:平日 11:00~18:00、土日 11:00~19:00休館日:毎週月曜日(7月17日(月・祝)は開館)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ住所:東京都台東区浅草橋5-27-6入場料:600円※3歳以下は入場無料出展者:38組■名古屋開催期間:7月29日(土)~8月27日(日)営業時間:11:00~18:00休館日:毎週月・火曜日(8月21日(月)~8月25日(金)は休館)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ 名古屋住所:愛知県名古屋市中区新栄1-17-12入場料:600円※3歳以下は無料出展者:38組※上記は予定のため、内容は変更になる可能性あり
2023年05月19日カナダ在住の画家であるカタリーナさんは、結婚式などの特別な瞬間をその場で描く『ライブイベント・ペインター』として活躍しています。2023年4月、彼女はあるカップルの結婚式での仕事を依頼されました。依頼主は新婦のロシェルさん。ロシェルさんは新郎のマークさんに内緒で、カタリーナさんに特別なお願いをしたのです。そして結婚式当日。カタリーナさんは新郎新婦が誓いのキスをする瞬間を描くことにします。式が終わった後のパーティーで、ロシェルさんは完成したばかりの絵をマークさんにサプライズで見せました。その絵を見たマークさんは、感極まった表情を見せます。なぜなら…こちらをご覧ください。@idkcatarinaa my heart #liveweddingpainting #ontariowedding #petloss ♬ Conversations in the Dark - John Legend絵の中で誓いのキスをする新郎新婦を、すぐそばで見つめる2匹の犬。この犬たちはリオくんとブルーノくんという、カップルの愛犬なのですが、結婚式の少し前にブルーノくんが空へと旅立ったのです。ロシェルさんは、「式に出席できなかった天国の愛犬の姿を描いてほしい」と、カタリーナさんに依頼。こうして、まるで2匹がその場にいるような、素敵な絵が完成したのでした。カタリーナさんがInstagramでこの絵を紹介すると、その感動は多くの人たちに伝わったようです。・だめだ…仕事の合間なのに涙が止まらない。・とても美しくて、完璧な絵だね。・この絵が新郎にとってどれほど大きな意味をもつかが、彼の表情で分かるよ。新婦のロシェルさんはコメントで「私たちの結婚式の、最高の思い出の1つです」と喜びをつづりました。家族のメンバーであるペットを結婚式に参加させる人は増えています。実際に姿は見えなくても、天国にいるブルーノくんはこの絵のように、式場でロシェルさんとマークさんを見守っていたかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年05月08日お米を炊く時に使う、炊飯器。赤飯や炊き込みご飯など、さまざまなバリエーションのご飯を炊くことができますが、お米以外の食材も炊飯器を使って調理することができます。食品などの開発・製造・販売を行っている、サラヤ株式会社のYouTubeチャンネルは、同社の製品である甘味料『ラカント』を使用した、炊飯器で作るパンケーキのレシピを公開しました。混ぜて炊くだけ!『炊飯器パンケーキ』【材料】(3合炊き炊飯器使用)・卵3個・『ラカントS』大さじ5・サラダ油大さじ5・無調整豆乳1803・おからパウダー75g・ベーキングパウダー大さじ1まず、炊飯釜に卵を割り入れ、『ラカントS』を加えて混ぜます。次に、サラダ油を加えてしっかりと混ぜ、無調整豆乳も加えてさらに混ぜましょう。そこに、おからパウダーとベーキングパウダーを加え、手早く混ぜ合わせてください。材料が混ぜ合わさったら炊飯釜を炊飯器にセットし、炊飯ボタンを押します。炊飯が完了したら、もう一度炊飯ボタンを押し、再び炊飯をしてください。二度目の炊飯が完了したら、完成です!炊飯器によって加熱時間や加熱温度が異なるため、竹串などを生地に刺してみて、生地が付くようなら加熱時間を追加してください。絵に描いたような、分厚いパンケーキができ上がりました!見ているだけで、テンションが上がりますね。材料を混ぜる際に使用する泡立て器の種類によっては、炊飯釜を傷付ける可能性があるため、シリコン製のものだと安心です。洗い物が少なく、簡単に作ることができる、こちらのレシピ。パンケーキのトッピングとして定番のバター以外に、クリームやフルーツを乗せるのもおすすめです!気になった人は、ぜひ試してみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年04月29日東京都美術館で4月27日(木) より、『マティス展』が開幕。8月20日(日) まで開催される。フォーヴィスムの巨匠として知られる画家マティスの大回顧展が日本国内で開催されるのは約20年ぶりのことだ。力強い筆致と色彩からなる絵画様式、フォーヴィスム(野獣派)を生み出し、それ以降の美術、そして人々の価値観や審美眼を大きく変えたアンリ・マティス(1869〜1954年)。同展は、世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するパリのポンピドゥー・センターの協力を得て開催。2004年に国立西洋美術館で開催されたマティス展以来、日本国内では約20年ぶりの大規模回顧展となる。展示は全8章構成。生涯にわたり色と光の魅力を探求し続けたマティスの生涯を、年代順に追っていく。7章「切り紙絵と最晩年の作品1930–1954」展示風景より左:《オレンジのあるヌード》1953年右:《軽業師》1952年いずれもポンピドゥー・センター/国立近代美術館蔵1章「フォーヴィスムに向かって 1895–1909」は、画家になることを決意し、パリ国立美術学校(ボザール)で、恩師ギュスターヴ・モローの教えを受けたマティスの画風の変遷をたどる。《読書する女性》はマティスの作品で初めて国家買い上げとなった物。カミーユ・コローの影響を受けた作品だ。《読書する女性》1895年ポンピドゥー・センター/国立近代美術館そして、《豪奢、静寂、逸楽》は日本初公開作品。マティスは1904年に、筆触分割技法で知られる画家、ポール・シニャックの招きでサントロペを訪問。この作品はシニャックに影響を受け、筆触分割技法を試みている。この翌年、マティスはサロン・ドートンヌで激しい色彩の絵を発表。大論争となり、批判する評論家の「野獣のようだ」という言葉からフォーヴィスムと呼ばれるようになった。《豪奢、静寂、逸楽》1904年ポンピドゥー・センター/国立近代美術館蔵2点の作品の間にながれる時間はわずか9年。短い期間で彼の画風は大幅に変化していったのだ。そしてこの後も大きく変わっていく。2章「ラディカルな探求の時代 1914–1918」は第一次世界大戦中のマティスに着目する。息子など身近な人間が徴兵され、孤独を感じたマティスはその心情を作品にしたかのような、それまでとは異なる作品を制作しはじめる。《金魚鉢のある室内》をはじめ、窓を描く作品が多いのもこの時期のマティスの特長だ。《金魚鉢のある室内》1914年ポンピドゥー・センター/国立近代美術館蔵《コリウールのフランス窓》は、第一次世界大戦勃発の翌月に描かれた作品。画面中央が黒く塗りつぶされて、窓が閉じているのか開いているのかがわからない。なにかを暗示しているかのような、謎めいた作品だ。《コリウールのフランス窓》1914年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館蔵3章「並行する探求─ 彫刻と絵画1913-1930」は、マティスが手掛けた彫刻のみが展示される。《背中I–IV》は、左端から右端の作品まで20年以上の月日をかけて制作された大作。時代を経るにつれて、対象が単純化されていることがわかる。この4点の作品は、マティスの転機となる絵画作品が制作された時期に、それぞれ制作されていることが判明している。《背中Ⅰ-Ⅳ》1909〜1930年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館蔵マティスは、活動拠点をパリから南仏のニースに移した。環境を大きく変えたマティスはそれまでよりも小さなカンヴァスを用い、そして多作になるなど、制作スタイルも大きく変わっていく。4章「人物画と室内画 1918–1929」では、ニース時代の人物画や室内画、ドローイングを取り上げる。続く5章「広がりと実験1930-1937」では、マティスの助手を務めたリディア・デレクトルスカヤを描いた作品を中心に紹介する。リディアは《夢》のモデルをつとめたあとマティスのお気に入りモデルとなり、晩年までマティスに付き添っていた。《赤いキュロットのオダリスク》1921年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館蔵《夢》1935年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館蔵第二次世界大戦が始まると、マティスはニースから離れた町、ヴァンスへ居を移す。ヴァンス時代のマティスは「室内画シリーズ」を多く手掛けた。《赤の大きな室内》は、シリーズの締めくくりとなる作品。そしてマティス最後の油彩画でもある。《赤の大きな室内》1948年ポンピドゥー・センター/国立近代美術館蔵1941年、大病から生還したマティスは、ベッド上でハサミを自由にあやつり、切り紙絵を制作し始める。7章「切り紙絵と最晩年の作品1930–1954」では、20点の切り紙絵をもとにした画文集『ジャズ』や、《オセアニア、空》、《オセアニア、海》など、鮮やかな色彩と自由なフォルムの作品が並ぶ。展示風景より《オセアニア、空》、《オセアニア、海》1948年ポンピドゥー・センター/国立近代美術館蔵「ジャズ」シリーズより1947年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館蔵そして、展覧会の最後でクライマックスとなるのが8章「ヴァンス・ロザリオ礼拝堂 1948–1951」だ。マティスはヴァンスにある小さな礼拝堂のために、設計や装飾、家具、衣装などを手掛け、色彩と光にあふれた理想の空間を作り出した。この章では撮り下ろした4K映像とともに、マティスが残したドローイングなどを展示する。ロザリオ礼拝堂はステンドグラスの光が照らす空間が見どころ。映像はその魅力をしっかりと伝えている。左:上祭服[正面のマケット、実現せず]1950-52年右:ヴァンス礼拝堂、ファサード円形装飾《母子像》(デッサン)1951年カトー=カンブレジ・マティス美術館蔵ロザリオ礼拝堂 堂内(C)NHKロザリオ礼拝堂 堂内(C)NHK変遷を続けたマティスの芸術を豊富な作品とともにたどることができる展覧会。この機会を逃さず美術館に足を運んでみよう。取材・文:浦島茂世<開催情報>『マティス展』2023年4月27日(木)~8月20日(日)、東京都美術館にて開催
2023年04月29日特別展「ジブリパークとジブリ展」が、神戸市立博物館にて2023年6月25日(日)まで開催される。長野県立美術館などでも開催された巡回展であり、今後は山口県立美術館に巡回予定だ。ジブリパーク誕生の舞台裏を公開!特別展「ジブリパークとジブリ展」2022年11月、愛知県の「愛・地球博記念公園」内に第1期開園した公園施設「ジブリパーク」。森の木々と調和する園内では、スタジオジブリ作品の世界を体感することができる。特別展「ジブリパークとジブリ展」では、これまでに映画『ゲド戦記』や『コクリコ坂から』などのアニメーション作品を生み出し、「ジブリパーク」制作現場を指揮する宮崎吾朗監督のこれまでの仕事と作品を振り返る。そして、現在も制作が進行しているジブリパークをどのように考え、描き、つくっているのかを制作資料とともに展示・紹介する。名シーンを再現した立体展示ジブリパークの「ジブリの大倉庫」で開催中の「ジブリのなりきり名場面展」が体験できる再現展示は必見。映画『千と千尋の神隠し』の名シーンから、湯婆婆の執務室「にせの館長室」に加えて、千尋とカオナシが並んで座る電車のシーンが再現される。また、ジブリの大倉庫の「にせの館長室」を再現する展示では、仕事に没頭する湯婆婆の様子が見られる。この他、映画『となりのトトロ』でおなじみのネコバスも登場する。ジブリパーク制作の過程を紹介アニメーションの世界を自分の足で歩き、秘密を発見できるジブリパークの制作過程を貴重な資料の数々で紹介するほか、誕生の舞台裏も公開。宮崎吾朗監督がこれまで手掛けた「三鷹の森ジブリ美術館」や「サツキとメイの家」といった建築物の完成までの裏側にも迫る。宮崎吾朗監督が手掛けた作品にまつわる展示宮崎吾朗監督がこれまで手掛けてきた映画『ゲド戦記』『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』にまつわるイメージボードや背景美術などを展示。細部に至るまで丁寧に描かれた1枚1枚からは、アニメーション映画ができるまでのリアリティが感じられるだろう。なお、「三鷹の森ジブリ美術館」で行われた企画展示「アーヤと魔女展」も展観できる。【詳細】特別展「ジブリパークとジブリ展」開催期間:2023年4月15日(土)~6月25日(日)休館日:月曜日 ただし、5月1日(月曜)は開館開館時間:9:30~17:30※金・土は19:30。入場は閉館の45分前まで。※GW期間の開館時間は、月~木・日 9:00~18:00、金・土 9:00~19:30。会場:神戸市立博物館住所:兵庫県神戸市中央区京町24観覧料:一般 1,800円/大学生 900円/高校生以下 無料(要証明)※神戸市在住で満65歳以上は一般料金の半額。(要証明)※障がいのある人は障害者手帳などの提示で無料。(要証明)※無料、割引料金で入場する場合、各種証明書を当日入口で提示。提示がない場合、一般料金との差額支払い。※団体券の販売はなし。※スムーズな運営を図るため、各種割引の適用は不可。※払い戻し不可。入場方法:入場日時予約制※本展は「入場日時予約制」。時間ごとの入場枠を設定しているため、日時指定券を購入するか、予め観覧券を用意の上、望日時での入場予約が必要。※チケット購入不要の人(小学生以上高校生以下および障害者手帳、無料観覧券、ミュージアムカードを提示の場合)も入場予約が必要。※会期、展示作品等、展覧会の詳細については、今後の諸事情により変更する場合あり。※本展および特設ショップは入替制ではない。本展へは予約された入場可能時間内に来館すること。※再入場不可。※館内の混雑状況によっては、入館・入場を制限する場合あり。【問い合わせ先】・神戸市立博物館TEL:078-391-0035(9:30~17:30 月曜休止)・チケット問い合わせTEL:0570-00-0995(10:00~18:00)
2023年04月28日フェイクスイーツの合同写真展&物販展「スイーツアートの世界展 2023」が、2023年5月13日(土)から6月4日(日)まで福岡・トゥデイズ ギャラリー スタジオ フクオカ(TODAYS GALLERY STUDIO. FUKUOKA)にて、6月9日(金)から6月25日(日)まで東京・トゥデイズ ギャラリー スタジオにて開催される。“まるで本物”フェイクスイーツが揃う「スイーツアートの世界展」「スイーツアートの世界展」は、まるで本物のように精巧に作られた“フェイクスイーツ”の作品&物販展だ。見ているだけで甘い香りが漂ってきそうなハンドメイド作品の展示を通して、スイーツアートの世界を体感することができる。人気クリエイターによる作品が集結会場には、SNSでフェイクスイーツ作品を公開する人気クリエイターが集結。リアルでかわいいミニチュアフードで注目を集める「petite.fleur」や、食べ物をモチーフにしたアクセサリーや小物を制作する「夢はな」などが新作を披露する。なお館内は写真撮影OKなので、かわいいスイーツ作品を写真に撮って楽しめるのも嬉しいポイントだ。かわいらしい会場限定グッズもまた会場でしか手に入らない、限定グッズにも注目。プリンやカップケーキを模したメモスタンドや、春らしい和菓子を飾ったボールペン、カラフルなカヌレのキーホルダーなど、思わず手に取りたくなるようなキュートなアイテムを取り揃えている。【詳細】「スイーツアートの世界展」■福岡会期:2023年5月13日(土)~6月4日(日)時間:11:00~18:00休館日:毎週月・火曜日場所:トゥデイズ ギャラリー スタジオ フクオカ住所:福岡市中央区薬院2-2-4 1F入場料:600円、3歳以下無料出展者:33組■東京会期: 2023年6月9日(金)~6月25日(日)時間:平日 11:00~18:00、土日 11:00~19:00休館日:毎週月曜日会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ住所:東京都台東区浅草橋5-27-6 5F入場料:600円、3歳以下無料出展者:41組※内容は変更になる可能性あり。グッズ例:・<プリマトルテ -クレイ洋菓子店->プリンのメモスタンド 3,600円・<S*Forest>春の和菓子ボールペン 2,750円~・<きてれつ工房>カヌレ キーホルダー 1,500円
2023年04月24日色の感じ方は人ぞれぞれ、絵は自由な発想で描きたいですよね。しかし中には、自分の中の“正解”を生徒に押し付ける教師も……。今回は、登録者数84万人超えの大人気Youtubeチャンネル「エトラちゃんは見た!」で配信された『気に入らない絵を破り捨てる先生』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!教室を追い出され……生徒が自分の気に入らない絵を描いているとその場で破り捨ててしまう、図工の教師アザミ。ツツジも絵を破られそうになり、なんとか拒否したのですが教室を追い出されてしまい……。ここでクイズです!このあとツツジの絵について語ったアザミ。一体何と言ったでしょうか?ヒントは、子どもの自由な発想を全否定するような発言です……。図工の先生は……正解は、「ふざけた絵」……!このあと、担任であるカリンの勧めもあって、教室で絵の仕上げをすることになったツツジ。自由にのびのび描けたことで、満足のいく作品を完成させられました。こんなときどうする?子どもの完成を否定するような発言をするなんて、教師としてひどすぎますよね。今回のツツジは、アザミの指摘にも負けず、自分の絵を守りました。自分好みの絵を描くよう強要する教師……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@エトラちゃんは見た!)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月22日企画展「うえののそこから『はじまり、はじまり』荒木珠奈 展」が東京都美術館にて、2023年7月22日(土)から10月9日(月・祝)まで開催される。作家・荒木珠奈とは?ニューヨークを拠点に、版画、立体 作品 、インスタレーションなど幅広い表現活動を続けている作家・荒木珠奈。どこかへんてこなのにかわいらしい、ゾクッとする感覚が混在した世界観が魅力だ。光と影、昔話、家や舟といった物語を想起させるようなモチーフを用いて、見る者の心の底にある懐かしい感覚や感情、記憶を揺さぶりながら、非日常の世界へと誘う作品を多く手掛けてきた。20代でメキシコに留学すると、「明るさと暗さ」や「生と死」が共存する独自のメキシコ文化に感化され、作品にも反映されるように。そんな荒木の作品からは、清さと濁さを併せ持った人間そのものを肯定するような眼差しを感じることができる。詩情豊かな版画やインスタレーション約60点以上を展示「うえののそこから『はじまり、はじまり』荒木珠奈 展」は、これまでに国内外で発表した詩情豊かな版画や立体作品など、幅広いジャンルの多様な作品を網羅する荒木初となる回顧展。中でも注目したいのは、ウクライナなど様々な国のルーツを持つ子どもたちと共同制作したインスタレーション、メキシコ先住民との共同制作によるマヤ神話に基づく絵本、鑑賞者参加型のインスタレーションなど。また、初期の作品から本展のための最新作まで約60点以上に加えて、開催地の「上野の記憶」にインスパイアされ、土地の記憶が造形物と化したかのような新作の大型インスタレーションも展示。まるで絵本を1ページずつめくっていくように、日常と非日常の境界を行き来する感覚を味わえる、“ちょっと怖くて懐かしい”不思議な展覧会となっている。展覧会概要企画展「うえののそこから『はじまり、はじまり』荒木珠奈 展」会期:2023年7月22日(土)~10月9日(月・祝)会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C住所:東京都台東区上野公園8-36開室時間:9:30~17:30(金曜日は20:00まで)※入室はいずれも閉室30分前まで休室日:月曜日、9月19日(火)※ただし8月14日(月)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室観覧料:一般 1,100円、大学生・専門学校生 700円、65歳以上 800円※高校生以下は無料※身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳所有者と付き添い者(1名まで)は無料※「マティス展」「永遠の都ローマ展」のチケット提示にて、各料金より300円引き(1名1回限り、他の割引との併用不可)※都内の小学・中学・高校生ならびにこれらに準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観覧する時は無料(事前申請が必要)【問い合わせ先】東京都美術館TEL:03-3823-6921
2023年04月16日みなさんは、「イカの絵を描いて」とお願いされて、即座に筆が進むでしょうか。腕の本数や体のバランスなどを考えながら、描く必要があります。いかいかよしか(@geso_squid)さんは、周囲に突然、「イカの絵を描いて」とお願いしました。即興でイカの絵を描くのは、簡単なことではないといえます。そこで描かれたイカがこちら。人が計画性なく描いたイカ大好き pic.twitter.com/jOcn3ze43I — いかいかよしか (@geso_squid) April 9, 2023 描かれたイカは、どこかアンバランスな姿となっていますね!ネット上ではこの絵に対し、「笑いました」「『ワサワサ…』と歩きそう」といった反響が続出。いかいかよしかさんは、イカを描く時のポイントを紹介しています。ヒレや目などをはっきり描くと、クオリティが上がりそうですね。宣伝代わりに……イカをそれっぽく描くためのご案内です pic.twitter.com/jzaYdRx2TV — いかいかよしか (@geso_squid) April 10, 2023 イカを描くことがあったら、参考にしてみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2023年04月11日大人にはない感性で描かれた子供の絵に、思わず胸を打たれてしまった…という経験はありますか。ライターとして活動している、ジュン(@fkjk)さんの娘さんが描いた絵が、Twitterで話題になっています。「タケノコの気持ちになりたかった」という娘さんの作品は、とても9歳の子供が描いたとは思えない、味わい深さがあります。こちらをご覧ください。9歳児が描いたタケノコ、「タケノコの気持ちになりたかった」とのこと pic.twitter.com/0jQmy8CuVx — ジュン (@fkjk) April 5, 2023 茶色の濃淡や塗り分けで、重なり合うタケノコの皮の質感を表現していることに、お気付きでしょうか。しかも、この作品は未完成なのだそう。制作途中にもかかわらず、クオリティが高いですね…!絵はがきになりそうな、娘さんの絵には、多くのコメントが寄せられました。・えっ、うまい。色の使い方とか好きやなぁ。・絵も、文字も、文章も、センスがある!・ものすごく、かわいいです!我が家の和室に飾りたい。・美術系の高校に通っていましたが、ここまで表現できる人は、あまりいませんでしたよ!ジュンさんは、娘さんに習い事をさせようとしたところ、絵画教室だけは楽しく通うようになったそう。「タケノコの筋などを、もっと細かく描きたい」という娘さんのこだわりようは、将来有望かもしれませんね…![文・構成/grape編集部]
2023年04月07日暖かくなると、多くの人が外出して思い思いに楽しんでいます。美術作家の深堀隆介(@RiusukeFukahori)さんは、桜の絵を描こうと外出しました。桜が咲く木の前でキャンバスを構えると、おのずと構図ができあがったのです!天気が良いから桜のスケッチにきたら、ノートに桜の影が綺麗に落ちて、「こう描けよ」と桜のご指南を受けた。 pic.twitter.com/5cpLpm6HA8 — 深堀 隆介 Riusuke Fukahori (@RiusukeFukahori) March 29, 2023 キャンバスに広がるのは、桜の影。白いキャンバスに、枝や花びらの影がいい味を出していますね!きっとこの通りに描けば、自然が生み出すきれいな桜の絵が完成することでしょう!ネット上ではこの光景に対し、「ワクワクする瞬間」「風流を感じる」「身をもって題材になる師匠」といったコメントが続出。桜そのものを描くだけでも、きれいな絵になるはずです。桜の影を使えば、よりいっそう、美しい作品に仕上がりそうですね![文・構成/grape編集部]
2023年03月30日子供の頃から、絵を描くのが好きだったというmomo(@pantotart)さん。ある日、5歳になる息子さんから、「『iPad』で、イチゴを描いて!」とリクエストをもらいました。作業は順調に進み、イチゴの絵は完成間近に!本物そっくりな、おいしそうなイチゴが描かれていますね。momoさんが、「さあ仕上げに入ろう!」と思っていたところ…。「ママiPadでいちご描いて」って5歳に言われたので描いてたら「さぁここから仕上げよう!」と思ったところでペンを奪われ、また怪獣になりました pic.twitter.com/acyrppSSnU — momoillustration (@pantotart) February 25, 2023 イチゴに描かれた、手足。息子さんは、momoさんからペンを取り、最後は自分で仕上げたのです!手足が付いたことで、イチゴの怪獣のような絵になっていますね。ネット上では、momoさん親子のやり取りに「温かみのある情景が思い浮かびます」「イチゴの絵で断面を描く発想力もすごい」といったコメントが寄せられました。『iPad』には、画面上で静止画を一定間隔に撮って並べ動画として再生する『タイムラプス』の機能を使った、絵の変遷が残されていたといいます。「い ち ごって書いて!」「ぼくが書く!」とか色々あって最終的に浮かせてからの怪獣になった様子がタイムラプスに残ってました pic.twitter.com/5B3sCYH8KR — momoillustration (@pantotart) February 25, 2023 文字が書いたり消されたりしているのも含めて、絵の変化にクスッとしますね![文・構成/grape編集部]
2023年02月26日新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』の展覧会、新海誠監督作品「すずめの戸締まり」展が、松屋銀座にて、2023年4月19日(水)から5月8日(月)まで開催される。その後、札幌、大阪、金沢、福岡などに巡回する。新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』の本格展覧会映画『すずめの戸締まり』は、2022年11月11日の劇場公開から大ヒットを記録、国内のみならず世界中から注目を集めた新海誠監督の最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく主人公・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語だ。作画や絵コンテなど制作資料を展示新海誠監督作品「すずめの戸締まり」展では、作画や絵コンテ、美術背景などの貴重な制作資料を展示。さらに、展覧会限定で特設展示も設置する。旅の中ですずめたちが出会った人々や風景、直面した困難の数々など、その足跡を辿りながら『すずめの戸締まり』の世界観を堪能することができる。バリエーション豊かなグッズもまた、本展を記念したグッズも見逃せない。東京会場限定のご当地キーホルダーや、バルセロナ発祥のキャンディショップ・パパブブレ(PAPABUBBLE)とコラボレーションしたキャンディ「ミミズのロリポップ」、キャラクターをモチーフにしたミニタオル、ノート、ダイカットクッションなどバリエーション豊かにラインナップする。【詳細】新海誠監督作品「すずめの戸締まり」展会期:2023年4月19日(水)~5月8日(月)会場:松屋銀座8階 イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3-6-1時間:10:00~20:00※4月23日(日)、5月7日(日)は19:30まで。※最終日は17:00閉場、入場は閉場の30分前まで。入場料:一般 1,300円、高校生 900円、中学生 700円、小学生 500円※当日券は会場、ローソンチケットにて販売。■グッズ例・ご当地キーホルダー(東京会場限定) 650円・ミミズのロリポップ 1,200円・ミニタオル 各900円・ツバメノート 680円・ダイカットクッション 各3,000円■巡回予定札幌・サッポロファクトリー期間:2023年5月26日(金)~6月18日(日)大阪・大丸梅田店期間:2023年6月22日(木)~7月16日(日)金沢・金沢エムザ期間:2023年7月20日(木)~8月20日(日)福岡・福岡三越期間:2023年9月8日(金)~10月1日(日)※そのほか全国を巡回予定。※諸事情により、会期が変更になる場合あり。【問い合わせ先】松屋銀座TEL:03-3567-1211(大代表)
2023年02月25日兄2人はお絵かきに全然興味がなかったのですが、長女ももはお絵かきがとにかく大好き。時間があれば、ひとりでずっと絵を描いていました。何を描いてるのかと思ったら……。爆弾描いてました! いろいろな色を使ってきれいに……。この日はたまたま怖いものを描いてましたが、普段はお姫様や女の子を描くことが多かったです。幼稚園で使う兄たちのお絵かき帳は真っ白のままでしたが、もものお絵かき帳は絵でいっぱいでした。現在12歳になりましたが、今でも絵を描くことが大好きです!
2023年01月12日