日常に潜む、旅のスイッチわたしは独身の頃から旅をするのが大好きでした。わたしの旅はほとんどの場合が「人と食」がメインテーマ。食文化を追うと自然とローカルな生活や人々の暮らしに入っていけますし、作り、食べる、食べてもらうという気持ちは世界共通で「おいしいね」という笑顔と共に、少し深く関われると思うからです。数年前の今頃、日本の梅雨を抜け出して、ますます暑い国インドにはじめて行ったときも空港からすでにスパイシーな空気に満ちていて心がワクワクしたのを思い出します。日常の中にあるふとした瞬間の湿度や音や匂いは旅の記憶と繋がっていて、一瞬であの時、あの場所に連れ戻されるような……記憶や味が鮮明によみがえるような、そんなスイッチが隠れていますよね。最近のむしーーとした暑さでインドを思い出しながらこのジメジメした蒸し暑さに負けない元気な夏おやつを考えました。夏バテ防止にも、エネルギー量の高いおやつを!おにぎりを添えればそのまま食事にも、パパのおつまみにもなる夏のおやつ。小腹が空いたときにぴったり!夏バテ防止にしっかり食べて元気に過ごして欲しいですね!■インドの旅おやつ①「とうもろこしのサマーサモサ」サモサは、インドの屋台でも売られている軽食、スナックのひとつです。野菜とひき肉を香辛料たっぷりに混ぜ合わせ三角形の皮に包んで揚げたもの。子供が大好きな「とうもろこし」を使って、甘くてスパイシーな味わいにします。添えるソースを変えれば、大人用にもアレンジ可能です。<材料>約20個分・生のとうもろこし1本・豚ひき肉200g・玉ねぎ4分の1・カレー粉小さじ半分・塩小さじ半分・砂糖小さじ1・餃子の皮(厚めのモチモチ系がおすすめ)20枚・揚げ油適量<作り方>1、とうもろこしは包丁で実を削ぐ2、玉ねぎはみじん切り3、材料を全てボールに入れ手でよく混ぜる4、餃子の皮の真ん中に丸く丸めて置いて、まわりの皮を三方向から中心に持ってくる5、水をつけて皮どうしをくっつける※穴があると揚げる時はねるのでしっかり押さえるように包む6、フライパンに2cmほど油を入れる7、170度くらいの油でこんがりきつね色になるまで揚げて完成!そのままでもおいしいし、レモンを絞っても爽やかでGood!子供ならケチャップ、大人あ、スイートチリソース+タバスコ+レモンソースをお好みで付けて、いろいろアレンジを楽しんでくださいね。インドの旅おやつ②「マンゴーラッシー」インドの夏の始まりは「マンゴーサマー」と呼ぶ程に、マンゴーのおいしい季節なんです。道端の屋台で飲むマンゴーラッシーのおいしさは今でも鮮明に覚えているほど!ヨーグルトを使用しているラッシーは栄養価も高いです。うちの娘はヨーグルトが苦手ですが……カレー屋さんでのむラッシーは大好き!苦手なものを克服すべく、一緒に作っておいしさを実感してもらえたらうれしいですね。<材料>・マンゴー缶1個分(生のマンゴーを使ってもOK)・ヨーグルト150gくらい・牛乳 or 水 150~200くらい(牛乳だと濃厚に!お水だとさっぱり!)・氷3~4個・レモン汁少々(お好みで)<作り方>ミキサーに材料を全部入れ、よく混ぜて完成!サモサにもぴったり!夏はおいしい果物がたくさん!スイカ、スモモ、ぶどう……果物を変えていろんな味のラッシーを楽しんでみてください!楽しくおいしく旅する毎日!スパイシーな夏おやつを作ってみてくださいね♪
2017年07月15日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、割り勘をスムーズにこなす、デキる女になりきり。面倒くさいお会計が1ドルで笑いに変わる!みなさんのお財布のなかには、どんなお札が入っていますか?きっと、千円、5千円、1万円と答える方が多いと思います。なかには、珍しい2千円札を持っているという人もいるかもしれません。でも、今日からぜひ追加してほしいお札は「1ドル札」です。まず、漂うのは“グローバル女子”感。お財布に海外のお札が入っているだけで、“よく海外に行く人なんだ”と周りに思われやすい。いろいろな国の事情を熟知していて、観光地ではない穴場スポットや、美味しいお菓子も知っているイメージ。もちろん、ドル札を持っているだけあって世界経済にも精通、日々、世界の社会情勢や株価をチェックして札束管理も上手。そして、私がなかでも一番いいと感じているのが、女子会など、みんなで集まったときの会計がスムーズになることです。人数が多いときの割り勘って、なかなかスムーズにいかないもの。全員が端数までぴったりの金額を出せることは少なく、誰かしらが少し多く払ったり、それに対して“ごめんね~!”と謝ったりと面倒くさいですよね。そんなときにいい女が使うのが、1ドル札。足りない端数のお金の代わりに「じゃあ、これ、受け取って!」と渡すと、「え、なんでドル札持ってるの?」と驚かれ、ひと笑いが起きること間違いなし。楽しい時間の最後に、またみんな笑顔になれちゃいます。そんな、気の利いた小ネタを持っている女性って、遊び心があって、素敵じゃないですか?だから実は最近、私も財布にドル札入れ始めたんです!会計時にサッと出せるよう、いらないレシートを捨てるなど、中身もちゃんと整理しました。ユーモアセンスを備えた、割り勘とお財布がスマートな女性を、一緒に目指しましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くの番組にレギュラー出演している。※『anan』2017年7月19日号より。写真・中島慶子イラスト・別府真衣文・重信 綾(by anan編集部)
2017年07月14日そこのあなたにロックオン!キメつけ炸裂、偏見連発、ゴメンなさいっ!!横澤夏子が鋭い観察眼でチェックする「週刊ヨコナツ砲」 【アップされた写真からあふれ出る情報の泡】 またまた先日、SNSで超絶幸せそうな写真を見つけちゃいました。その名も「家の中撮ったら、瓶ビールケース見切れちゃいました」の写真です。私って、どんな写真でも2本の指を駆使してアップにして細かく隅々まで見る癖があるんですよね。嫌な癖ー。うふ! そこで見つけてしまったんです、瓶ビールのケースを。これってすごいことですよ。まず絶対にひとり暮らしではないこと確定。本物のビールの味がわかる男と住んでいること。発泡酒でもおいしいこの時代にビールをケースで買うという経済力。すべてが立証されます。しかもさらに拡大してみると、左側には未開封のものが8本、右側には飲み切ってある瓶が5本入っていて、真ん中7本分は何も入ってない。うわー! あふれる生活感! きっと真ん中の7本は冷やしてあるわけで、どんだけ冷蔵庫デカイんだってことまで考えてしまい、キィーうらやましいー! っとなったわけです。 私の実家では瓶ビールケースで父が弟のベビーベッドを作っていたことを思い出しました。瓶ビールケースでベビーベッド、当時は恥ずかしかったけど、それは今思えば、まさに幸せの詰め合わせだったのかもしれません。
2017年07月14日写真家・荒木経惟の写真展「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」が東京都写真美術館で開催。会期は2017年7月25日(火)から9月24日(日)まで。荒木経惟は1960年代から活動を続け、国内外で高い評価を得ている写真家だ。アラーキーという愛称で親しまれる彼の特徴は、作品においてのテーマや手法が多岐に渡るということ。これまで500冊近い写真集を出版し、2017年の夏には本展の他にも、「荒木経惟 写狂老人A」と「荒木経惟 花幽園」の2つの展覧会を同時に開催。その制作意欲は現在もなお尽きることがない。今回の写真展では、荒木自ら彼の写真家の原点であると語る、自身の妻「陽子」がテーマ。膨大な作品群の中から、陽子が被写体のものや、その存在を色濃く感じさせるものを中心に、1000点超の作品の展示を予定している。写真展のタイトル「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」は1971年に出版された荒木の私家版の写真集から、現在へと続いている荒木自身の私写真と写真人生を表したもの。その歴史を辿ることが出来る作品展示と共に、ゲストによるトークベントも開催される。【詳細】「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」会期:2017年7月25日(火)~9月24日(日)会場:東京都写真美術館住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内時間:10時~18時(木・金曜は20時まで)※7月20日(木)~8月25日(金)の木・金曜は21時まで開館※入館は閉館時間の30分前まで料金:一般900円/学生800円/中高生・65歳以上700円(※第3水曜日は65歳以上無料)※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳提示者とその介護者は無料
2017年07月09日ナチスの追跡を逃れ、フランスからスイスの国境を目指す13歳の少女の決してあきらめない旅を描く、フランス・ベルギー合作映画『少女ファニーと運命の旅』。この度、本作の予告編が公開され、勇気の旅を続けた少女ファニーのモデルとなった実在のファニー・ベン=アミからコメントも到着した。1943年、ナチスドイツの脅威はヨーロッパに広がり、フランスもその支配下にあった。勝気さを内に秘めた13歳のユダヤ人の少女ファニーは、幼い2人の妹と共に協力者たちがひそかに運営する児童施設に匿われていた。ファニーの楽しみは、検閲の目をくぐって届く母からの手紙と、夜中にベッドの中で父からもらったカメラのファインダーを覗いて楽しかった日々を思い出すことだ。ある日、心無い密告者の通報により、子どもたちは別の協力者の施設に移らなくてはならなくなる。やっと落ち着いたと思ったのも束の間、その施設にもナチスの手が…。ファニーたちは列車を使って移動するが、ドイツ兵による厳しい取り締まりのせいで引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅で取り残される9人の子どもたち、いつの間にかリーダー役となったファニーは、バラバラになりかける子どもたちの心を一つにし、いくつもの窮地を勇気と知恵で乗り越え、ひたすらスイスの骨棘を目指す。しかし、追手は彼らのすぐそばまで迫っていた――。本作は、ファニー・ベン=アミの自伝に基づく実話で、純粋で前向きな子どもたちの姿が、観る者の心を打つ勇気と感動の物語だ。監督は、『ポネット』のジャック・ドワイヨンを父に持ち、女優で歌手のルー・ドワイヨンが異母姉妹のローラ・ドワイヨン。キャストには、レオニー・スーショー、セシル・ドゥ・フランス、ステファン・ドゥ・グルート、ライアン・ブロディらが名を連ねている。公開された予告編は、ファニーが母親に手紙を書くシーンからスタート。平穏な日々も束の間、ラジオからドイツ軍が来るというニュースが流れ、一変する。自らの危険を顧みず、子どもたちを守ろうとする大人たちの姿、リーダーになったファニーの不安な気持ちが伝わる予告編となっている。本作の主人公・ファニーのモデルとなったファニー・ベン=アミさんは、「当時の時勢や実際の出来事をうまく反映していますね。映画としてとてもよくできた作品だと感じましたし、監督は私の心情をよく捉えてくれていると思っています」と映画について話し、またこのような体験をする子どもたちが2度と出ないようにするためには、「戦争を始める前に、一番の被害者となる子どもについてよく考えるべきですね。結局、大人の決断によって、最も苦しめられるのは彼らなのですから」と体験者としての想いを語っている。『少女ファニーと運命の旅』は8月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月20日展覧会「魔法の美術館― 光と遊ぶ超体感型ミュージアム」が神戸ファッション美術館にて開催される。会期は、2018年7月14日(土)から9月2日(日)まで。体感型の光のアートを楽しむ「魔法の美術館」「魔法の美術館」は、見て、参加して、楽しむ、体感型の展覧会。来館者の動きに合わせて、色とりどりの光や影のモチーフ、映像、音が変化する作品などが、美しくも不思議な空間を演出する。日本を代表する気鋭のアーティストが作り出した魔法のような空間に入り込み、心ゆくまで遊びつくすことが可能だ。登場する全21点の作品すべて写真撮影も自由となっており、SNSに投稿して楽しむこともできる。動く影が幻想的な「Lifelog_シャンデリア+Lifelog_モビール」小松宏誠の「Lifelog_シャンデリア+Lifelog_モビール」は、天井から吊り下げられた繊細な造形のシャンデリアや、展示されたモビールが回転。壁に映し出された影の動きを楽しめる幻想的な作品だ。自分がキュビスムの世界に「.hito」自分のキュビスム的な姿を楽しめる「.hito」。イスに座ると自分がキュビスム的な姿になり、動きに合わせて変化する。ポリゴンチックになった自分の動きを楽しんで。自分の歩いた道から波紋のように光が広がる「七色小道」「七色小道」は、一見ただの通路に見える道。歩き出すと、自分の跡から様々な色や光が広がっていき、他の人が出す色と混ざりあう。ただ歩いているだけで無意識のうちにお互いに影響を与え合っている様子を参加型アートという形で表現した。時間の経過によって広がった光は形を変えながら消えてしまうので、常に違う姿の「七色小道」を楽しむことができる。【詳細】魔法の美術館― 光と遊ぶ超体感型ミュージアム会期:2018年7月14日(土)~9月2日(日)開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日、2018年7月17日(火) ※7月16日(月・祝)は開館場所:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1入館料:一般 1,000(800)円、大学生・65歳以上 500(400)円、高校生以下 無料※()内は前売り(館内のみ)、または30人以上の団体料金。※小学生以下は保護者(高校生以上)の同伴が必要。出品アーティスト:田中陽、坪倉輝明、藤本直明、小松宏誠、徳井太郎/清水雄大、藤元翔平、重田佑介+Zennyan、岡田憲一、宮本昌典/小岩原直志
2017年06月11日お笑い芸人横澤夏子さん(26)が、先日バラエティ番組で号泣する一面がありました。 江原啓之さん(52)にワケあり美女が人生相談するというコーナーでの出来事。ゲスト出演した横澤さんは「私は将来、いいお嫁さんになれますか?」と、かねてよりアピールしている結婚願望についての相談を開始。そこで江原氏が横澤さんの性格や心の闇を言い当て、二度も号泣してしまったのです。 江原さんは「横澤さんの中には良い子でいたい自分と反発する自分が昔からいて、家族仲や家族というものに矛盾を感じ、悩んでいる」と指摘。「横澤さんはせっかちすぎるから、結婚を焦らないこと」とアドバイスをまとめました。 その中で横澤さんは「(結婚したい理由は)いいお母さんになりたい」「家にいることがいいお嫁さんだと思っている」と、極端な家庭像を示唆。また「まなみ」という架空の人格をTwitterアカウントで持っており、3,000ツイートほど愚痴や弱音を「まなみ」に成りかわり吐き出すことで心が救われると告白。司会のオリエンタルラジオもドン引きするシーンがありました。 現在つきあっている彼氏にも、会うたびに結婚を迫っているという横澤さん。「行きたいところは区役所、欲しいものはハンコと答える」と笑っていましたが、世の中にはそこまで直球ではないにしろ“結婚に焦りすぎて、彼氏に迫って結婚し、短期間で離婚した女性”というのが多数存在します。 かくいう筆者も20代のころに3年半で離婚した経験者(そこまで焦った自覚はありませんが)。お恥ずかしい限りですが、筆者含め、焦って結婚して別れるカップルには共通の理由があると思います。 ■結婚と結婚したら大体失敗する? 番組内で江原氏は「結婚と結婚したがるうちは離婚する」と指摘していました。本当にその通りですが、1つ目の共通点は“結婚をゴール設定にすると別れる”ということです。焦りをとにかく解消させたいがための結婚だからこそ、焦りが消えたら別れるのです。 意外な点は、焦る結婚願望の主が「子どもが欲しい」である場合は早期に別れないという点です。しかしその場合も、子ができたり子育てが落ち着いたりしたら別れるパターンもあるので安心できません。とにかくパートナーを1番に見て結婚を決意しない限り、離婚リスクは極めて高いということです。 ■やたら理想が高い また結婚の理想がもの凄く高すぎると、多くの女性が結婚後に落胆して場合によっては別れることもあります。アメリカの調査によると、高額挙式をあげたカップルほど離婚率が高いというデータも存在します。結婚に理想を重ねた結果、燃え尽きたともいえそうです。 また横澤さんは番組で「いいお母さんになりたい」と宣言していましたが、子育て中の母の多くが「しっかり子育てを行っていたとしても、母として自信を抱けず生活している」というデータもあります。結婚や子育てなどで過剰な期待と理想を抱いている女性は、後のトラブルが起こりやすく挫折しやすい可能性もあるのです。 ■未練があると結婚はうまく行かない 最後は、“結婚前にどうしてもやりたかったことの区切りがついていないと離婚につながりやすい”という点です。例えば海外留学や仕事をもっと頑張りたいなど“自身の行動により家庭生活に支障が出る類の未練”は、結婚という違うステージに立ったとき自分を大きく悩ませることになります。 横澤さんは番組で「結婚はすごくしたいけど、お仕事も頑張りたくて……」と悩む気持ちを吐露していました。女性お笑い芸人は結婚すると保守的になりつまらなくなると言われることも多いですから、本当にお仕事をしたいならもう少し仕事をやりきってからでもいいような……と、これは筆者個人の意見ですが思うのです。 結婚と離婚。それは女の人生を大きく動かすイベントでもあるから悩むわけですが、ふと思うのは「まなみ」という別人格のアカウントを持つことはそんなに闇が深いことでしょうか。 今の世の中Twitterなどでは複数アカウントを持ち、キャラや人間関係を変え生きる時代です。別人格を持っているということをテレビで告白できる横澤さんは、まだまだ健全な気がします。とはいえ焦って結婚したがる彼女の熱量は恐ろしいもの。ぜひ「まなみ」でストレス発散し、健全な心で結婚を迎えてほしいものです。
2017年05月19日コンラッド東京と展覧会「大エルミタージュ美術館展」がコラボレーション。同展をモチーフにしたスイーツブッフェ「エルミタージュ・コレクション」が、2017年5月25日(木)から6月25日(日)までの期間限定で提供される。六本木・森アーツセンターギャラリーで開催中の「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西 洋絵画の巨匠たち」は、ロシア・エルミタージュ美術館の絵画コレクションより、その中核をなす16〜18世紀の巨匠たちの名画85点を、国・地域別に紹介するもの。同展からインスピレーションを受けた今回のスイーツブッフェでは、ヨーロッパ各地からスイーツ&セイボリーが集結。ロシアやポーランド、イタリアなどで昔から愛されている、ラム酒のシロップをしみ込ませたケーキ「ババ」をはじめ、スペインで人気のプリンに爽やかなオレンジをあしらった「クレームカタラナ オレンジ」、オランダやベルギーなどで親しまれている「スペキュロス」という、スパイスが入ったクッキーフレーバーのアイスクリームなど、正統派からユニークなものまで一度に味わえる。またセイボリーには、ロシアの伝統料理「ボルシチ」をゼリーで楽しめるほか、濃厚な4種類のチーズの味わいが広がる「クアトロチーズタルト」や、たっぷりと乗せたスモークサーモンにイクラとサワークリームがアクセントのオープンサンドなど、こちらもバラエティ豊かなメニューが用意されている。ヨーロッパ絵画の醍醐味を堪能できるエルミタージュ美術館のコレクションに思いを馳せながら、優雅な午後のひとときを過ごしてみてはいかがだろう。【開催概要】コンラッド東京 スイーツブッフェ「エルミタージュ・コレクション」提供期間:2017年5月25日(木)〜6月25日(日) ※毎週木〜日曜および祝日のみ時間:15:00〜17:00場所:コンラッド東京 28階 オールデイダイニング「セリーズ」料金:1名 4,000円+税 ※サービス料別※ソムリエセレクトのグラスシャンパーニュ付きは1名 5,000円+税 ※サービス料別内容:■スイーツ(全10種)ババ/スペキョロス アイスクリーム/クレームカタラナ オレンジ/ティラミス/キルシュトルテ/チェリーとピスタチオナッツのカップケーキ/木苺のギモーブ/フレジエ/ベリーとスプマンテのジュレ/マカロン■セイボリー(全3種)ボルシチのゼリー/クアトロチーズタルト/ライ麦パンのオープンサンド スモークサーモン サワークリームとイクラ■プレーンスコーンクロテッドクリームと苺のジャムを添えて■ドリンクドイツ・ロンネフェルト社のティーセレクション※表示の内容および料金は、仕入れ状況により予告なく変更になる場合あり。【予約・問い合わせ先】TEL:03-6388-8745(レストラン予約直通)
2017年05月04日エルミタージュ美術館の礎を築いた女帝エカテリーナ2世は、親しい友人と“小エルミタージュ”と呼ばれる小さなお茶会を開いたのだとか。そんな特別なひとときをイメージしたコラボデザートが、この春、六本木で味わえてしまいます。美味しいスイーツとドリンクをお供に、美術展の余韻を楽しみましょう♡エルミタージュ美術館アフタヌーンティー華やかなエルミタージュ美術館をイメージした、豪華なアフタヌーンティーセットです。タルトにケーキ、エクレア、フルーツサラダなど溢れんばかりの色彩は目にも舌にも嬉しい逸品。デザートの内容もその日によって内容が変化するのも楽しみのひとつです。1ドリンク付き。店舗:ILBrioイルブリオ提供時間:15:00〜16:00 LO(平日のみ)価格:2,980円 *要予約電話:03-5414-1033スポット情報スポット名:ILBrio住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウエストウォーク 5F電話番号:03-5414-1033まさに、イタリアの宝石♡二段構えのケーキスタンドに飾られたイタリアを代表するスイーツの数々は、まさに宝石そのもの! ドライフルーツやピスタチオの食感が楽しいズコットや濃厚でとろけるティラミス、リコッタチーズのカンノーリなど盛りだくさんのスイーツに、カラフルなベリーが添えられています。店舗は毛利公園に面しており、日中には春めいた風と新緑を感じながら優雅なひとときを。2ドリンク付き。店舗:毛利 サルヴァトーレ クオモ提供時間:15:00〜23:00 LO価格:1,820円 *1日限定10食。電話:03-5772-6675スポット情報スポット名:毛利 Salvatore Cuomo住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド B2F電話番号:03-5772-6675チェブラーシカのアフタヌーンティーセットロシアからの愛らしい贈り物“チェブラーシカ”のビスキュイに思わず微笑みがこぼれます。爽やかなオレンジムースと甘酸っぱい苺のスープが、春の暖かな陽気を彷彿させる爛漫なスイーツセットです。52階にある店内からの眺望は、オールドマスターの珠玉作品にも引けを劣らない美しさ。エルミタージュ美術館に思いを馳せながら至高の時間を胸に刻んで。1ドリンク付き、5月31日までの限定。店舗:ミュージアム カフェ&レストラン ザ サン&ザ ムーン提供期間:3月18日(土)〜5月31日(水)提供時間:13:00〜16:30 LO価格:2,700円電話:03-3470-0052スポット情報スポット名:ミュージアム カフェ&レストラン ザ サン&ザ ムーン住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52F電話番号:予約専用050-3542-7164 お問い合わせ03-3470-0052取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち催行期間:2017年03月18日 〜 2017年06月18日住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階森アーツセンターギャラリー電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年04月29日自宅で旅気分とラブラブ気分を味わえるゴールデンウィークですね。長いお休みを活かしてここはひとつ、長編漫画を読んでみませんか?少女マンガで長編というと、やっぱり今お勧めなのは『王家の紋章』! これです。連載40年、既刊62巻、古代エジプトを舞台にした大スペクタクル垂涎ドラマです。『王家の紋章』(細川智栄子/秋田書店)第1巻物語の舞台はエジプトを中心とした地中海沿岸の国々。自宅に居ながらにして大冒険気分が味わえます。しかも現代エジプトだけでなく古代エジプトまで、時代を変えて旅するんですよ。ゴージャスゴージャス。先日、ミュージカル『王家の紋章』を観に行ったので漫画を読み返しているんですが、なんだかめちゃくちゃキュンキュンしますね。なにしろ古式ゆかしいマンガなので、激しいエロはなし。奪われるのはキスのみ。萌えシーンではひたすらハグのみ。スキンシップは豊富なので、1人で読んでいても誰かと触れ合っているような気がしてきます。ざっくりあらすじを紹介すると、現代のアメリカ娘キャロルは、王家の呪いにかかって古代エジプトに送られてしまいます。そこで若き王メンフィスと出会うのですが、キャロルがエジプトでは珍しい金髪娘だったこと、21世紀の知恵を次々披露して奇跡を起こしたことから熱愛され、激しく慕われます。ところでキャロルの口癖は「21世紀の人間なら誰でも知っていることよ」と言いながら、泥水を真水に変えたり鉄を精製したりするんだけど、未だに和久井はそのどちらのやり方も知りません。誰でも知ってることを知らない自分はバカなんだなと思います。そして初めは嫌がっていたキャロルだけど、そのうちすっかりほだされてメンフィスとラブラブに。しかし彼女の絶大なる影響力は各国に知れ渡り、アッシリアだのヒッタイトだのいろんな国々から次々と彼女を付け狙う権力者たちがやってきます。そしてさらわれちゃー戻り、またさらわれちゃー戻りを繰り返して60数巻。横恋慕されたい欲を刺激する王子和久井の脳内はけっこう王家に毒されていて、夢や憧れはすべて王家から教わりました。和久井の歴史好きは、たぶん王家のせいです。エジプトは憧れの旅行先です。そして和久井の理想の男性像は、キャロルの筆頭“ストーカー”・イズミル王子です。メンフィス王とキャロルの恋がエジプトをさらに熱く燃え上がらせているにもかかわらず、横恋慕して「その身も心も……この私になびかせてみせるぞ」とか強気なこと言ってます。こいつのせいで和久井は、横恋慕されるのにものすごい憧れがあります。奪われるほどに愛されたい。その上、ストーカーもされてみたい。最寄り駅で待ち伏せされて「おお、会いたかった……」とか言われたい。いつでも冷静沈着で理性的な王子だけど、キャロルのことにだけは大興奮でいつでも顔を赤らめてるところもかわいらしい。しかもイズミル王子はものすごいドSです。キャロルを柱にくくりつけて鞭で打ち、その後気絶したキャロルの服を脱がせて、自分で傷の手当てとかしてます。こうなるともう手当てと称して脱がせたいから鞭で打ったんじゃないか、という疑惑が浮かんできますね。イズミル王子、よくよく無理矢理が好きみたいで、大けがを負ったキャロルに「傷が見たい」とか言って、これまた服を剥がしてきます。でも決して余計なところを触ったり揉んだりしないんですよね。それ以上する気もなさそう。なんのために服を剥いだのか意味不明なほどです。彼の中の決まり事はけっこう明確で、キスは無理矢理してもいい、寝てるときにキスしたり服を脱がせても構わない、だけど結婚式を挙げるまではエッチはしない……何かのラインが彼の中に出来上がってるんですね。少女漫画は気持ちのいいスキンシップだけ一方で和久井はベラベラ大声でしゃべる男子はちょっと苦手です。王家で言えばメンフィスですね。メンフィスは、イズミル王子が送り込んだスパイ・ルカをまんまと王宮に引き入れて疑いもしないし、ヒッタイトの王宮に忍び込んだはいいけど大した策もなかったみたいで、見つかりそうになってキャロルに犠牲になってもらってるし、ちょっと短絡的で頭が弱そうです。メンフィスはキャロルとがっつりくっついていただき、あまったイズミル王子は和久井に払い下げていただきたい。しかもこの作品のいいところは、メンフィスやイズミル王子といったイケメンにはキャロルはいくらでも襲われて抱きしめられてキスされてるのに、その他のアルゴン王といったブサメンからは襲われないんです。物語に登場するのは、気持ちのいいスキンシップだけ。本当に、少女漫画って都合がいいですね。62巻も出てるけど、ストーリー自体は単純なので、割とサクサク読めちゃいます。GW、リア充たちの華やかなSNSを眺めつつ、旅行気分とラブラブ気分に没頭するのはいかがでしょうか。Text/和久井香菜子前回記事<「このメールは返信すべき?」男女の恋愛スタンスの違いが分かる『僕と君の大切な話』>もチェック!カップルで感想を言い合うのも面白いけれど、おひとりさまで読むのも面白い。
2017年04月26日「大エルミタージュ美術館展」の特設ショップでは、本展開催を記念したオリジナルグッズを多数発売しています。他にも愛くるしいチェブラーシカのアイテムやロシアからの民芸品など盛りだくさん。展示を見終わってもまだまだ楽しみが続きます♡機能性抜群ダブルクリアファイル本展を代表する作品が両面にあしらわれたA4サイズのクリアファイル。両開きのダブルポケットタイプなので、収納力もたっぷりで機能性も抜群です。好きな作品をいつでも持ち歩いてしまいましょう。全2種 各648円(税込)思い出を限定フォルダーにチケットファイル本展の中でもカラフルな色彩が印象的な《鳥のコンサート》をはじめとした、4作品がチケットホルダーになりました。普段使いも良し、今日の思い出をお気に入りの一枚にしまうのも良し。全4種 432円(税込)期間限定 なりきりチェブラーシカぬいぐるみロシアの国民的キャラ“チェブラーシカ”が本展の目玉作品《羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像》になりきり大変身! チェブラーシカファン必見、会場限定のオリジナルぬいぐるみになりました。その愛くるしさに誰もがメロメロになってしまうこと間違いなし。いよいよ4月25日(火)発売スタート!! 2,700円(税込)取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち催行期間:2017年03月18日 〜 2017年06月18日住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階森アーツセンターギャラリー電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年04月23日ロシアの女帝エカテリーナ2世のコレクションが基礎となり、日々進化し続けるエルミタージュ美術館。16世紀〜18世紀にかけて芸術分野における巨匠やその作品群は“オールドマスター”と呼ばれ、今なお多くの人々を魅了し続けています。そんなオールドマスター傑作の数々が、この春六本木に大集結。珠玉のコレクションを、ぜひその目で確かめて。珠玉のオールドマスター作品が目の前に18世紀、女帝エカテリーナ2世が美術品収集をはじめたことをきっかけに生まれたエルミタージュ美術館。エントランスを入ってすぐのエカテリーナ2世の肖像は、まるで「どうぞ私のコレクションを見ていって」と彼女が出迎えているかのよう。16世紀ルネサンス時代のティツィアーノや、17世紀オランダ市民絵画を代表するレンブラント、18世紀フランスを象徴するロココ主義のヴァトー。名だたる巨匠の作品が集結した本展は、エルミタージュ美術館展の決定版となっています。趣向を凝らした展示方法にも注目して展示室内は章ごとに赤や緑、金色など章のイメージに合った色で分かれています。同時代の作品を地域別に分けた本展は、それぞれの国の当時の風潮や雰囲気を味わうのにもうってつけです。またエカテリーナ2世の在位中に取得された作品のキャプションには王冠マークがついており、彼女の趣味趣向などを空想するのも楽しそう。巨匠の作品だからと身構えず、自分ならではの楽しみ方を見つけられるのも本展の魅力のひとつです。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち催行期間:2017年03月18日 〜 2017年06月18日住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階森アーツセンターギャラリー電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年04月18日開館記念展III「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」が、2017年4月18日(火)から6月11日(日)まで、東京・墨田区のすみだ北斎美術館で開催される。<東海道五十三次>と言えば歌川広重が有名だが、更にさかのぼること30年、実は葛飾北斎も、当時の絵師の中でも群を抜く、多数の<東海道五十三次>シリーズを手掛けている。風景を主とする広重とは違い、北斎は小さくてかわいらしいサイズの画面に、土地の風俗を多く描いた。本企画展では、北斎の<東海道五十三次>シリーズより、すみだ北斎美術館所蔵の「春興五十三駄之内」の貴重な初摺(※1)一揃いを初公開(前後期で半数ずつ展示)。北斎の描いた東海道五十三次の世界を、シリーズ毎だけではなくトピックス毎にも展示するなど、北斎と彼にまつわる作品群を様々な角度から紹介していく。※1初摺現代の出版物で言う初版のこと。摺られる際の版木の状態も一番良く、繊細に彫られた細かな表現まで摺り出される。色の指示など、下絵を描く絵師からの制作意図が一番反映されるといわれる。展示は「1章 旅立ちの前に」「2章 北斎の名品 東海道シリーズ」「3章 北斎と旅する東海道」「4章 北斎と羽ばたく東海道」「5章 その先の東海道」の5章構成。江戸の様々な浮世絵や文学作品を通して<東海道>が江戸の庶民に親しまれるようになったきっかけの紹介から、北斎の画風が影響を与えた作品の展示にいたるまで、北斎ならではの<東海道五十三次>の魅力が楽しめるものとなっている。【開催概要】開館記念展III「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」期間:2017年4月18日(火)〜6月11日(日)<前期・4月18日(火)〜5月14日(日) 後期・5月16日(火)〜6月11日(日)>※作品保護のため、前後期で一部展示替えを行う。開館時間:9:30〜17:30(入館は17:00まで)休館日:毎週月曜日観覧料:一般 1,000(800)円、高校生・大学生・65歳以上 700(560)円、中学生・障がい者 300(240)円※()内は20名以上の団体料金。※小学生以下は無料。※中学生・高校生・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証の提示が必要。※65歳以上は年齢を証明できるものの提示が必要。※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などの所持者及び付添人1名は障がい者料金で入館可能。(入場時に証明が必要)※本展のチケットで、会期中観覧日当日に限り常設展も観覧可能。【問い合わせ先】すみだ北斎美術館住所:東京都墨田区亀沢2-7-2TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年04月10日スタジオジブリのアニメーション世界を体験できる「三鷹の森ジブリ美術館」では、ジブリ作品を見た人の記憶に残る数々の“食事シーン”を取り上げた新企画展示「食べるを描く。」を5月27日(土)より開催することが決定。また、夏休みシーズンチケットの “先行抽選販売”が実施されることも分かった。日常を丹念に描いていることが特徴の一つに挙げられるスタジオジブリ作品。そんな日常描写の中でも、多くの人たちの記憶に残るのが“食事のシーン”。例えば、『千と千尋の神隠し』の千尋がハクにもらった“おにぎり”を涙を流しながら食べるシーンや、『ハウルの動く城』でハウルが“ベーコンエッグ”を作り、ソフィーとマルクルたちと食べるシーン。本展示では、これら数秒間のために描かれた場面の原画や絵コンテ、背景画などの制作資料を掲示しながら、食事シーンを表現するために用いられた工夫や作画の技術、作り手の意図などを解説していく。そして、『となりのトトロ』のサツキとメイの家の台所と、『天空の城ラピュタ』のタイガーモス号のキッチンは、実物大で制作。登場人物たちが調理していた世界観も体験できそうだ。また“食”について描くことは、登場人物たちの背景となる暮らしや文化を描くことでもあり、映画を作るときの資料となるような参考図書の紹介コーナーも設けるなど、“食のシーン”についてさらに理解を深められる展示となっている。「三鷹の森ジブリ美術館」の入場チケットはすべて日時指定の事前予約制となっており、従来の一般販売は、毎月10日に翌月分のチケットをローソンにて日にち&入場時間別に選択して購入するというもの。なお、5月25日(木)より7月分、6月25日(日)より8月分の夏休みシーズンチケットの “先行抽選販売”を実施。また、昨年7月入場分より、すべてのチケットに購入者の名前を印字。入場時には、チケット購入者の本人確認を行う場合もあるという。新企画展示「食べるを描く。」は5月27日(土)~2018年5月(予定)三鷹の森ジブリ美術館にて開催。(cinemacafe.net)
2017年04月06日お笑いタレントの横澤夏子、コラムニストの辛酸なめ子が30日、東京・渋谷のHMV&BOOKS TOKYOでムック本『文藝芸人』(発売中 740円税抜き 文藝春秋刊)の発売記念イベントを行った。同書は、松本人志や又吉直樹といった吉本興業所属のタレントが執筆したエッセイを掲載したムック本。この日登場した横澤夏子が、『私が同窓会で泣く理由。』で女性の複雑な心境を書き綴っている。エッセイ初挑戦となった横澤は「書いたことがなかったのでうれしかったんですが、大変でした。作文みたいになってしまい、出版社の方から『これじゃ意味が分からない』と何回も何回もやり取りをしてきたので、本ってこんなに大変だと実感しましたし、作家さんの職業体験ができました」と苦労話も。内容については「私はコンプレックスの塊で、同窓会に行くと必ず涙します。その理由を文章にしてみました」と説明しながら「芸人1年目の時は、何千円しかもらってないのに40万円もらっていると嘘をついたこともありました。それぐらい私は見栄っ張りなので、同窓会に行くと見栄っ張りになっちゃうんです。同窓会は行きたくないけど行かなければいけない場所。でも同窓会を原動力に頑張っているところもありますけどね」と話した。横澤は新潟県糸魚川市出身。同じ新潟県出身の渡辺謙(北魚沼郡広神村出身)が不倫騒動で揺れているが、「作られたデマなんじゃないかと思うぐらい信じられないです」と驚いた表情で「もし本当だったら悲しいですね」と言葉少なにコメント。自身は1歳年上の一般男性と熱愛中で幸せ絶頂でもあり、彼氏の話題になると「結婚の文字が欲しい!」と一直線。「浮気や不倫は?」と聞かれると「絶対にないです。今このご時世だし願望もありません!」と全否定していた。
2017年03月31日竹久夢二が4月15日から6月25日まで神戸ファッション美術館にて「夢二ロマン ―神戸憧憬と欧米への旅」を開催する。大正ロマンを代表する画家、叙情詩人、芸術家と多彩な顔を持つ武久のハイカラかつエキゾチックで異国情緒あふれる作風には、彼の神戸での少年期の体験が反映されている。同展では舞妓姿の美人画・屏風絵・オリジナルの港屋版画をはじめ、特別出品の「滞欧米の素描作品」など約200点を出展予定だ。また、4月29日の13時30分からは国際浮世絵学会常任理事の中右瑛を講師に迎えて「大正ロマン講座」が行われる他、4月16と5月5日の14時からは同館学芸員とスタッフによる「ギャラリートーク」が、4月23日、5月21日、6月18日の10時から11時30分には「バックヤードツアー(美術館探検編)」も行われる。【イベント情報】「夢二ロマン ―神戸憧憬と欧米への旅」会期:4月15日~6月25日会場:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)入館料:一般500円、小中高生65歳以上250円和装での来館は入場無料
2017年03月27日「ライアン・ガンダー ― この翼は飛ぶためのものではない」展を、大阪・国立国際美術館にて開催。会期は、2017年4月29日(土)から7月2日(日)まで。イギリス出身のアーティスト、ライアン・ガンダー。彼は、写真や絵画、オブジェなど、様々なメディアを使用しながら、彼の”思考”を表現している。あくまで日常的な素材に注目しながらも、そこに非現実的な世界観や、批判的なユーモアを織り交ぜることで、観るものを彼の物語の世界の中に導くのだ。作品を眺めれば眺めるほど、様々な考えが浮かび上がり、それらが物語となって展開されてゆく。本展では、ライアンの代表作と、最新作約60点の紹介。彼の重要な作品を1度に網羅的に観ることのできるこの機会に、新たな時代のアートシーンを担う注目の作家の思考や関心を辿ることができるだろう。また本館では、ガンダーの企画による所蔵作品展「ライアン・ガンダーに よる所蔵作品展 ‒ かつてない素晴らしい物語」も同時開催される。作家の手による作品と、作家が集めた作品。この異なる角度から企画された展示を組み合わせることで、より深く作品を楽しむことができる。【詳細】「ライアン・ガンダー ― この翼は飛ぶためのものではない」展会期:2017年4月29日(土)〜7月2日(日)会場:国立国際美術館 地下3階展示室住所:大阪市北区中之島4-2-55休館日:月曜日 (ただし、5月1日(月)は開館)開館時間:10:00〜17:00 ※金曜日・土曜日は 20:00まで(入場は閉館の30分前まで)入場料:一般 900円(600円) / 大学生 500円(250円)※( )の内は20名以上の団体料金※高校生以下・18 歳未満無料※心身に障害のある方とその付添者1名無料(証明できるものを要提示)■同時開催「ライアン・ガンダーによる所蔵作品展 ― かつてない素晴らしい物語」会期:2017年4月29日(土)〜7月2日(日)■ライアン・ガンダーによるトーク・パフォーマンス※詳細は後日公式ホームページに掲載。開催日:4月30日(日)14:00会場:国立国際美術館■ギャラリー・トーク・開催日:5月20日(土) 14:00/ 6月17日(土)14:00会場:国立国際美術館地下3階展示室参加料:無料(要観覧券)※当日、13:30から聴講用ワイヤレス受信機を貸し出し(先着90名)。・開催日:6月24日(土)19:00/ 7月1日(土)19:00会場:国立国際美術館地下3階展示室参加料:無料(要観覧券)※ワイヤレス受信機の貸し出し無し。
2017年03月20日『ドラえもん』は、言わずと知れた藤子・F・不二雄原作の大人気マンガ。テレビ放送を毎週観ているという人はもちろん、春休みの恒例行事として『映画ドラえもん』を観に行くというファミリーも多いですよね。現在、シリーズ37作目となる『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』が公開中! ということで今回は、『映画ドラえもん』が世代を超えて愛され続ける理由について、東宝・映画宣伝プロデューサーの土肥直人さんにお話を伺いました。■『映画ドラえもん』の歴史『映画ドラえもん』は、1980年3月に公開された『ドラえもん のび太の恐竜』から35年以上も続く人気シリーズ。通常のコミックとは別に描かれていた、藤子・F・不二雄さんの「大長編ドラえもん」が原作だと聞いています。土肥「映画の原作として大長編を『月刊コロコロコミック』で連載し、ほぼ同時進行で映画製作をするという流れを1997年の『のび太のねじ巻き都市冒険記』まで続けていたそうです。そこからは、先生の意思を継いだスタッフたちが物語を作ってきました」――2005年には、ドラえもんの声優が大山のぶ代さんから水田わさびさんに交代となりました。土肥「そうですね。映画は1年お休みをして、2006年に声優が代わってから初めての長編作品『のび太の恐竜2006』が公開されました」――1980年公開の映画第1作目も『のび太の恐竜』でしたが、このタイミングでリメイクするということにはどんな意味があったのでしょうか?土肥「声優が代わるタイミングで、監督や脚本家など制作陣も代わったこともあり、新しく始めるのにふさわしい題材はやはり『のび太の恐竜』しかなかったんじゃないかと思います。映画に限らず、長く続いてきたドラえもんの声が代わるということで当時色々なご意見がありましたが、子どもたちは違和感なく受け入れてくれたと思います」 ■時代背景を反映しつつも、変わらない本質『のび太の恐竜2006』は大きなターニングポイントだと思いますが、土肥さん自身が転機になったと感じる作品はありますでしょうか?土肥「個人的に2011年の『新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』は、公開直後に東日本大震災があったので印象に残っています。この作品は、大人も感動して泣ける映画でしたが、震災直後は“泣ける・感動する作品”より、“気持ちが明るくなれる作品”が好まれるようになった気がして…。翌年の『のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』や翌々年の『ひみつ道具博物館(ミュージアム)』は、主題歌の曲調も明るかったですし、元気が出る作品に見えるよう、宣伝は心がけました。2014年の『STAND BY ME ドラえもん』は、ドラえもんの良さを再認識してくれた人が多い作品になりました。ドラえもんのすばらしさに改めて気づいた人たちが、春の映画も観に行こうという流れができたことは嬉しかったですね」――“地球を大切に”といったテーマで描かれている作品が多いように感じるのですが、今昔の映画で変化している部分はあるのでしょうか?土肥「技術面での進歩はありますけど、根底にあるものは変わっていないと思います。たしかに『のび太とアニマル惑星』(90年)や『のび太と雲の王国』(92年)など、地球を大切にしてほしいというメッセージが強く込められているものもありますし、その時代時代に合ったストーリーになっているのだと思います。でも、キャラクターの性格など根本的なところは変わっていないのではないでしょうか」――変わらないということもまた、大人のファンが多い理由かもしれませんね。土肥「もちろん、子どもが楽しんでくれることは大前提ですが、大人が観ても感動できるクオリティだと思います。今では、世の中的にアニメを大人が観ることに抵抗がなくなってきているということもありますし、子どものときにドラえもんが好きだった人が、卒業をせずにずっと観続けられるものにしていきたいっていうのはありますね。『映画ドラえもん』は入場者プレゼントがありますが、数量限定ではなく入場者全員、しかも子どもだけでなく大人にも配り続けています。こんな作品はなかなか無いですし、コレクションしている方もたくさんいるので、今後も手は抜けないですね」■大人が観るとグッとくる…ハイセンスなポスターが話題に今回、映画のポスターも大きな話題を呼んでいますが、子ども向け作品とは思えない大人っぽい印象を受けます。土肥「このポスターは、もともと高橋敦史監督の中にあるイメージを、イラストレーターの丹地陽子さんとヒョーゴノスケさんが描いたイメージボードでした。夏にティザーポスターを作る際、たくさんあるイメージボードの中から、氷山を見上げているシーンに決めたものの、残っていたイメージボードもどうにか世に出せないかとデザイナーの浜辺明弘さんとも話していて…。そんな中で、新宿地下通路に大きな広告を出すことになったんです。イメージボードは本来、製作陣が映画のイメージを共有するためのものですが、結果としてそれをポスター用にアレンジした感じですね。昔ドラえもんが好きだった方が、子ども時代の気持ちを思い出すような、大人が心を惹かれるポスターになっていると思います」――たしかに、表舞台に出さずにいるのは勿体ないクオリティです。しかも、キャラクターが後ろ姿だけというのもおもしろいですよね。土肥「ドラえもんの強みは、後ろ姿を見ただけでもわかる造形にあると思います。ありがたいことにイメージボードはものすごく反響があり、はじめは新宿と六本木ヒルズだけの予定でしたが、今後は各劇場に貼られるかもしれません」 ■レギュラーアニメとは違う、映画ならではの魅力ポスター1枚で私たちの心を掴むドラえもんですが、映画ならではの魅力はどこにあると感じますか?土肥「テレビアニメは基本的にギャグアニメなので、ジャイアンが結構ひどいことをしたりするんですよね(笑)。でも、映画になるとそんなジャイアンがすごく良いヤツに描かれていたりして、友情とか、子どもたちに大事にしてもらいたい基本的なことが詰まっていると思います。レギュラーのアニメより、映画のほうがのび太の優しさが際立つエピソードが多いというのも魅力のひとつですね。映画だと、肝心なところでひみつ道具が使えなかったり、ピンチに陥ったりするのも特徴です。ひみつ道具を使うのももちろん楽しいけれど、道具だけに頼らず自分たちで頑張って解決していくっていうのは、映画ならではのおもしろさだと思います。今年はドラえもんのピンチを救う、のび太の頑張りに注目です」――レギュラーアニメと映画の違いは、意識して作られているのでしょうか?土肥「藤子・F・不二雄先生が大長編を描かれていたときから、友情が強く感じられたり、様々なところに大冒険に出かけたりといった部分は変わっていません。やはりF先生が描いてきたドラえもんの世界観から逸脱するようなことは起こらないというのは、大事にしている部分なんだと思います。根本が変わらないというのは、親御さんからすると、ものすごく安心できることですよね。『映画ドラえもんって、こういうものだよね』というイメージを持って、お子さんを映画館に連れて行っていると思うので。親世代になった人が、自分が子どものときにドラえもんを観て感じた原体験みたいなものを、お子さんにも味わわせてあげたいなっていうのがあるんじゃないかと。新作を作るときは、その普遍性にプラスして今の時代に合うものをエッセンスとして取り入れています。例えば今回は“スノーボールアース”(昔、地球は丸々凍っていたことがある)という仮説がもとになっていますが、『のび太の恐竜』が公開された当時は恐竜が隕石で絶滅したというのは真説ではなかったように、その時代の子どもたちにワクワクしてもらえるようなお話作りを心がけていると思います」――正直、『映画ドラえもん』のストーリーは子どもにとって少し難しい部分もある気がするのですが…?土肥「僕自身もちょっと難しいんじゃないかと思う部分はありますが、実際にはお子さんがすごく真剣に観ていて、終わった後も『おもしろかった!』と言っているんですよね。おそらく、物語の中で理解していない部分もあると思います。でも、それが逆に親子としての会話に繋がっていくと思うので、それはそれでいいんじゃないかなって」――同じ作品なのに、親子で感じ方が違うというのもおもしろいですね。土肥「僕が思うに、『映画ドラえもん』の魅力は“日常から始まり、非日常なことが起こって、日常で終わる”ということ。子どもたちにとってドラえもんは、テレビで観るのが日常。だから映画館に行くということ自体が非日常なんですよね。そんな映画の中でドラえもんが非日常に行くことで、子どもたちも大冒険できる気がするんです。ドラえもんたちと一緒に日常から非日常に行って、日常に帰ってくる…。春休みの良い思い出になると思うので是非お子さんを映画館に連れて行ってあげてほしいし、家族で観てもらいたいです。パパ・ママはドラえもんの良さをわかっているはずですからね。何世代にも渡り、これからも繋がっていってほしいと思っています」『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』3月4日(土)全国東宝系ロードショー!■原作:藤子・F・不二雄■監督・脚本・演出:高橋敦史(『青の祓魔師 ―劇場版―』)■CAST:ドラえもん:水田わさび のび太:大原めぐみ しずか:かかずゆみ ジャイアン:木村昴 スネ夫:関智一■主題歌:平井堅「僕の心をつくってよ」(アリオラジャパン)■公式サイト (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ動画・ADK 2017
2017年03月17日東京・六本木の国立新美術館で、3月8日(水)から6月5日(月)まで国立新美術館開館10周年・チェコ文化事業「ミュシャ展」が開催されます。超大作《スラヴ叙事詩》全20作をチェコ国外では初めて公開する、大注目の展覧会です。気になる見どころをasoview!編集部が取材を元にお伝えします!アルフォンス・ミュシャって?19世紀から20世紀にかけて活躍した、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家のひとり、アルフォンス・ミュシャ。ミュシャはフランス語読みで、チェコ語での発音は「ムハ」といいます。オーストラリア領モラヴィア(現チェコ)に1860年に生まれ、ウィーンやミュンヘンを経て、27歳でパリに渡って画を学びます。不遇の時代が続きましたが、34歳の時に大女優サラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」のポスターを手がけ、評判に。一躍時代の寵児となりました。左から「ジスモンダ、「ハムレット」、「ロレンザッチオ」堺市美しく華やかで洗練されたポスターやグラフィックを手がける一方、ミュシャは故郷のチェコや、自身のルーツであるスラヴ民族の文化、歴史をテーマとした作品を多数制作しました。1910年から晩年の約16年をかけて手がけた20作の連作「スラヴ叙事詩」は、そのすべてが巨大な作品。古代から近代のスラヴ民族の苦難と栄光を映し出す、一大スペクタクルです。大迫力!チェコ国外で世界初の全作展示「スラヴ叙事詩」今回の「ミュシャ展」の見どころは、いままでチェコ国外では世界で初めて全20点を展示するもの。1928年に発表され、プラハ市に寄贈された「スラヴ叙事詩」ですが、長らく日の目を見ることがありませんでした。1960年からモラヴィアのモラフスキー・クルムロフ城でひっそりと夏期のみ展示されていたものの、ほぼ見る人はおらずという状態。2012年になってプラハ国立美術館ヴェレトゥルジュニー宮殿(見本市宮殿)にて全作品がついに公開されました。左から「原故郷のスラヴ民族 トゥーラニア族の轍とゴート族の剣の間に(部分)」「グルンヴァルトの戦いの跡 北スラヴ民族の連帯」「ヤン・アーモス・コメンスキーのナールデンでの最後の日々 希望の消滅」プラハ市立美術館まず部屋に入って驚くのは、その作品の大きさ。縦6メートル、横8メートルという圧倒的なスケールで、見るものをスラヴ民族の歴史の世界に誘います。原故郷のスラヴ民族トゥーラニア族の轍とゴート族の剣の間にプラハ市立美術館最初に目に入るのは「原故郷のスラヴ民族トゥーラニア族の轍とゴート族の剣の間に」。こちらを見ている2人の男女と、絵の右上に描かれた3人の司祭が不思議な対比をかもし出しています。スラヴ式典礼の導入汝の母国語で主をたたえよプラハ市立美術館このように、「スラヴ叙事詩」には下半分に現実や歴史的事実が描かれ、上半分には空想やミュシャの思うことが描かれる、という構図のものが多いです。左から「クロムニェジーシュのヤン・ミリーチ「言葉の魔力」-娼館を修道院に改装する」「ベツレヘム礼拝堂で説教をするヤン・フス師「言葉の魔力」-真理は打ち勝つ」「クジーシュキでの集会「言葉の魔力」-ウトラキスト派」プラハ市立美術3つの部屋に渡って展示されている「スラヴ叙事詩」は、見ていくのに年代順などの制約はありません。ふと目についた絵をじっくり見て、また次の絵にうつって…大きな絵なので、絵の中に自分も入り込んでしまうような気分になることも。幻の傑作をじっくりと鑑賞しましょう。音声ガイドを借りて解説を聞きながら鑑賞すると、絵に込められた思いや情景などをより深く理解することができます。おすすめです。「スラヴ叙事詩」が展示されている3つ目の部屋のみ、撮影が許可されています。写真を撮ろうと思っても絵が大きくてなかなか全部が画面に収まりませんが、気に入ったシーンを切り取ってみては。左から「ロシアの農奴制廃止自由な労働は国家の礎」「聖アトス山正教会のヴァティカン」「スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓いスラヴ民族復興」プラハ市立美術館Ⅰ ミュシャとアール・ヌーヴォー「スラヴ叙事詩」の展示に続いて、ミュシャがどのような経緯で「スラヴ叙事詩」を書くに至ったかをたどります。パリで雑誌や本の挿絵を描くことで生計をたてていたミュシャ。1894年、34歳の時に大女優サラ・ベルナールのポスターを手掛けたことで人生が一変します。左から「ジスモンダ、「ハムレット」、「ロレンザッチオ」堺市それがこの左「ジスモンダ(1895年)」のポスター。モザイクタイルのような装飾に、丁寧に書き込まれた衣装、そして妖艶な魅力をたたえるサラ・ベルナール。このポスターはたちまち評判となります。サラ・ベルナールの信頼を得たミュシャは、その後6年間にわたりベルナールとの契約を交わし、舞台の宣伝ポスターを手がけました。4つの花「カーネーション」「ユリ」「バラ」「アイリス」堺市こちらは1897年に発表された4つの花「カーネーション」「ユリ」「バラ」「アイリス」。今のマンガの表現にも確実に影響を与えているのでは、と思える美麗なデザインです。ミュシャの作品はリトグラフで発表され、安価で求められたため、民衆の支持がより広がりました。ラ・ナチュール堺市こちらはミュシャの彫刻の中では最も有名な「ラ・ナチュール」。ミュシャの絵に描かれている美しい女性は、立体になっても健在です。Ⅱ世紀末の祝祭1900年パリ万国博覧会「ボスニア・ヘルツェゴビナ館」壁画の下絵堺市19世紀末から20世紀にかけてのヨーロッパは、画期的な発明や技術の進歩により社会が大きく変化した時期でした。1900年にパリ万国博覧会が開催され、ミュシャはボスニア・ヘルツェゴビナ館の壁画を担当するなど多くの作品を出品します。スラヴの連帯プラハ市立美術館また、1910年にはミュシャの故郷・チェコにプラハ市民会館が建設されます。ミュシャはここの天井画と壁画を担当。「スラヴの連帯(1910-1911)など」当時の下絵が展示されています。左から「英知-プシェミスル朝のエリシュカ」、「戦う魂-ヤン・ジシュカ」、「誠実-ヤン・アーモス・コメンスキー」、「自力Ⅲ(犠牲)」プラハ市立美術館美しい壁画が今でも飾られているプラハ市民会館。実際に現地に行ってみたくなりますね。Ⅲ独立のための闘い19世紀から20世紀にかけては、小国が独立を求める闘いの時代でもありました。1910年にチェコに戻ったミュシャの作風には変化が見られます。ヒヤシンス姫堺市スラヴ人である妻・マルシュカの丸顔でふっくらした体型をベースにした女性像が際立つようになります。バレエ「ヒヤシンス姫」のポスターもその一つ。エネルギーに満ちた女性の姿が描かれています。上から10コルナ紙幣、50コルナ紙幣、100コルナ紙幣、500コルナ紙幣OGATAコレクション1918年にチェコスロヴァキア共和国が独立すると、ミュシャは紙幣や切手のデザインを無償で引き受けます。美しい女性像はここでも健在です。Ⅳ習作と出版物『主の祈り』(仏語版)左)装飾ページ、右)挿絵ページプラハ市立美術館ここではミュシャが行った本の挿絵や、ポストカードなどが展示されています。さらに「スラヴ叙事詩」の構想を練っていたミュシャは、スラヴの人々をモデルにした習作や素描も多く残しています。ここまで見てきて「またスラヴ叙事詩が見たい…」と思った方は、「独立のための闘い」の展示の場所からスラヴ叙事詩の展示室に戻れます。スラヴ式典礼の導入汝の母国語で主をたたえよプラハ市立美術館©Prague City Galleryミュシャのことを知ってから「スラヴ叙事詩」を見ると、また違った視点から楽しめるかもしれません。オリジナルグッズもチェック!この展覧会限定のオリジナルグッズが販売されています。今回展示されている全作品を収めた図録は、ミュシャファンならゲットしたいところ。「スラヴ叙事詩」やサラ・ベルナールのポスターをモチーフにしたクリアファイルは、裏面にも絵が描かれている豪華なもの。チェコで大人気のアニメーション「クルテク」とコラボレーションしたグッズも。愛嬌あるモグラの顔が気になります。チェコのデザインを取り入れた小物もたくさん。東欧ならではのデザインはなかなか日本では入手できません。壮大な世界観に引き込まれてしまうこと間違いなしの「ミュシャ展」。ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。イベント概要名称:国立新美術館開館10周年チェコ文化事業「ミュシャ展」開催期間:2017年3月8日(水)~6月5日(月)時間:10:00~18:00※毎週金曜日、4月29日(土)~5月7日(日)は20:00まで。入場は閉館の30分前まで。休館日:毎週火曜日 ※5月2日(火)は開館。会場:国立新美術館 企画展示室2F所在地:東京都港区六本木7-22-2料金:大人1,600円、大学生1,200円、高校生800円※中学生以下は無料公式サイト:グッズ企画販売:NHKプロモーション
2017年03月08日こどもたちと一緒にできたら、きっと楽しい美術館めぐり。びっくりするくらい自由なその感性は、のびのびと育ててあげたいものです。今日はこどもたちと一緒に楽しめるアートイベントのご紹介。うららかな春の休日には、ぜひこんなおでかけを親子で楽しんでみませんか?■ 春の休日に!こどもと楽しめるアートイベント向かったのは東京・六本木にある国立新美術館。うねるガラスのファサードが印象的な美術館の前の樹木には、今開催されている「草間彌生(くさまやよい)わが永遠の魂」展を象徴する水玉模様のテキスタイルが巻かれています。大きな展示室に入ると、まるでジャングルの密林に咲くような得体のしれない巨大な花のオブジェが。「わぁ!」とついつい近寄って行ってしまう私たちは、まるで食中植物の餌食になってしまう虫たちのよう?水玉や目などのパターンを繰り返すドローイングは、こどもたちにも大人気です。■ ペタペタ貼って気分は小さなアーティスト!展示の一画には、自分たちも参加できるインスタレーション空間も。ソファやランプ、テーブルやカーテンなど、真っ白な家具が置かれる真っ白な空間。そこに、係の人から渡された色とりどりのシールをペタペタ貼れば、こどもたちもすっかりアーティスト気分です。■ 空の下に転がるふたつの大きなカボチャ外に出れば、空の下には大きな大きなカボチャのオブジェが。雨の日の今日は濡れたコンクリートにカボチャが映りこんで、大きなカボチャがふたつありましたよ。こどもと楽しめる、東京アート散歩。小さなアーティストたちと一緒に、ぜひこんな春の休日を楽しんでみてくださいね。=写真:川越・宮城文:宮城=暮らしのはなし おさんぽ手帖 【おさんぽした美術館】・国立新美術館住所:東京都港区六本木7-22-2企画展「草間彌生わが永遠の魂」2017年2月22日(水)〜5月22日(月)定休日:毎週火曜日ただし、5月2日(火)は開館営業時間:10:00〜18:00金曜日は20:00まで※4月29日(土)〜5月7日(日)は毎日20:00まで開館※入場は閉館の30分前まで
2017年03月06日「国立新美術館開館10周年ジャコメッティ展」が、2017年6月14日(水)から9月4日(月)まで国立新美術館にて開催される。本展は、20世紀を代表する彫刻家アルベルト・ジャコメッティが制作した、初期から晩年までの彫刻、油彩、素描、版画など約135点が出品される大回顧展。国内で開催されるジャコメッティの個展としては実に11年ぶりとなる。彫刻家ジャコメッティの軌跡を巡る展示内容ジャコメッティの作品は、時代ごとにスタイルが徐々に変化していったことで知られる。初期から晩年までのコレクションを包括的に展示する本展では、その変遷を巡りながら、ジャコメッティの制作態度や時代の流れを感じることができる。初期ジャコメッティは1901年スイスに生まれ、1922年にパリへ移ってからは主にフランスで活動した。パリに出てきたばかりのジャコメッティが出会ったのは、当時まだ新しかった芸術様式のキュビスムや、アフリカ、オセアニア彫刻の造形だった。出品作の一つ《女=スプーン》は、アフリカのダン族が用いる擬人化されたスプーンに想を得たもので、西洋の外から受けた影響を如実に感じられる。シュルレアリスム30年代、サルバドール・ダリやアンドレ・ブルトンに誘われたジャコメッティは彼らが活動するシュルレアリスムグループと近づき、檻の中や舞台の上に複数のオブジェを組み合わせた特徴的な彫刻作品を制作している。この頃の代表的な作品には、頭蓋骨や“死”のイメージなど、当時の彼の体験や関心を反映した《鼻》がある。しかし、1933 年の父の死後は頭部を作り始めるようになり、その翌年にはシュルレアリスムと決別した。小さな像1935年から1940年代前半は、モデルと向き合いながら独自の造形を模索する作業に没頭。その過程で極端に小さな彫刻が作られた。彼は、「見たものを記憶によって作ろうとすると、怖ろしいことに、彫刻は次第に小さくなった。それらは小さくなければ現実に似ないのだった。それでいて私はこの小ささに反抗した。倦むことなく私は何度も新たに始めたが、数か月後にはいつも同じ地点に達するのだった」と述べている。細長い彫刻1945年から再び彫刻は大きさを取り戻し、有名な細長い彫刻が生まれた。ジャコメッティが手に入れたまったく新しい彫刻の形である。人間の本質に迫るため、虚飾を一切取り払って極端に細くなった像は、実存主義や現象学の文脈においても評価された。本展では、この傾向になった最も初期の作品《大きな像》が出品される。さらに、細長い彫刻のテーマとして頻繁に現れた“歩く男”の到達点とされる作品《歩く男Ⅰ》も、本展に登場する。これは、ニューヨークのチェース・マンハッタン銀行のためのモニュメントのひとつとして試みられたが実現しなかった大作だ。ほか2点《女性立像Ⅱ》、《大きな頭部》も揃って出品されるが、それらの壮大なスケールは必見。ジャコメッティと矢内原伊作ジャコメッティ芸術はモデルとの対峙が重要な点であり、日本人哲学者の矢内原伊作は、その長時間に渡る制作と向き合うことができた数少ないモデルとして知られている。彫刻ができるまでに描かれた数多くの油彩画やスケッチも、見どころの一つである。マルグリット&エメ・マーグ財団美術館について出品作品の中心は、南フランスのマーグ財団美術館によるもの。同美術館はパリとチューリヒのジャコメッティ財団と並び、世界3大ジャコメッティ・コレクションのひとつとして名高い。代表作も数多く所蔵する美術館が全面協力した展覧会となるため、一度は目にしたことがある作品をきっと生で鑑賞することができるはずだ。概要「国立新美術館開館10周年ジャコメッティ展」会期:2017年6月14日(水)から9月4日(月)会場:国立新美術館 企画展示室 1E住所:東京都港区六本木7-22-2開館時間:10:00~18:00休館日:毎週火曜日料金:一般 1,600円(1,400)、1,200円(1,000)、800円(600)※()内は団体、前売り料金。※中学生以下無料。※障害者手帳をご持参者(付添い1名含む)無料チケット:国立新美術館、展覧会ホームページ、イープラス、セブンチケット、チケットぴあ、ローソンチケットほか主要プレイガイド※プレイガイドによって手数料がかかる場合あり。※前売券は4月1日(土)から6月13日(火)まで販売。国立新美術館では6月12日(月)まで。巡回先:愛知県・豊田市美術館(10月14日(土)~12月24日(日)■TBSテレビ「サワコのひとり旅㏌フランス~天才彫刻家ジャコメッティを訪ねる極上三ツ星紀行~」放送日:2017年7月2日(日) 16:30~17:00ジュンコ シマダ(JUNKO SHIMADA)を手掛ける、デザイナー島田順子と作家・エッセイストの阿川佐和子が、彫刻家・ジャコメッティの足跡を巡る旅番組が放映される。番組のナレーションは、女優の真矢ミキが担当。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2017年02月24日洗練された空間で「世界のアート」を体験するスイスの建築家マリオ・ボッタによって設計された、洗練された佇まいが印象的なこの美術館。展示会を作るにあたり世界的な専門家を招き、国際的にアートに貢献しているアーティストの参加も実現するという極めてクオリティの高い美術館。渋谷という街に居を構えながらも、内向きな地域主義に陥ることなく活動をしており、世界に向けてアートを発信しています。スリリングなパフォーマンスが圧巻! 「コンタクトゴンゾ展 Physicatopia」「コンタクトゴンゾ(contact Gonzo)」とは、2006年に垣尾優と塚原悠也によって結成された、セゾン文化財財団助成対象アーティスト(2011年〜)。現在のメンバーは塚原悠也、三ヶ尻敬悟、松見拓也、NAZEの4名で、肉体の衝突を起点とする独自の牧歌的崇高論を構築し、即興的なパフォーマンス作品や、映像、写真作品の制作、マガジンの編集などを行っています。「フィジカトピア(Physicatopia)」では、サッカースタジアム用のパフォーマンス作品『xapaxnannan』発表後に発見された文章に基づいた彫刻の他、未発表のものを含む過去のパフォーマンス作品記録映像を見ることができます。世界的なアーティストや専門家たちによって作り上げられる展示会は一見の価値あり。圧倒的なパワーを持ったコンテンポラリーアートは、静かに鑑賞するだけでなく、没入して体感できるのも魅力のひとつ。新しい閃きを感じたい人は、ぜひ訪れてみて。取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:ワタリウム美術館住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6電話番号:03-3402-3001
2017年02月24日歌川国芳の絵が、手触りふんわり「浮世絵手ぬぐい」奇抜で独特な世界観で国内外に数多くのファンを持つ歌川国芳。巨大な骸骨の妖怪が有名な『相馬の古内裏』や可愛い猫が描かれた『ねこ尽くし』など、そんな彼の有名な代表作があしらわれた手ぬぐいシリーズです。ふんわりとした肌触りも心地良く、歌川国芳好きにとってはたまらないグッズではないでしょうか。歌川国芳 浮世絵手ぬぐい(税込 648円)コレクションしたくなる美しさ! 「浮世絵絵はがき」お手頃な価格と豊富なバリエーションが魅力的なポストカード。家族、友人へのお土産としても、自分の思い出や記録を残すための記念品としてもピッタリ。気に入った絵や印象深かった絵のポストカードを是非見つけてみてください。浮世絵 絵はがき(税込 100円)真の浮世絵好きなら手に入れたい「複製浮世絵版画」忠実な製法で造り上げられた素晴らしい木版画。誰もが一度が目にしたことがあるであろう喜多川歌麿の『ビードロを吹く女』や葛飾北斎の『富嶽三十六景』など日本を代表する名作の数々が、江戸の技法を受け継ぐ職人技によって、最高のクオリティーで、時を超えて現代に蘇ります。複製浮世絵版画 (税込 14,040円)どれもこれもついつい欲しくなってしまうグッズばかり。素敵な思い出や記憶は、形として残しておきたいもの。お気に入りのグッズを探してみてください。取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:太田記念美術館住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10電話番号:03-5777-8600
2017年02月24日生誕から30年を迎える人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から、原作の中でも高い人気を誇る第4部「ダイヤモンドは砕けない」を実写映画化する『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。この度、山田孝之演じる血も涙もない最低の凶悪犯、片桐安十郎(アンジェロ)のビジュアルが公開された。主人公・東方仗助を山崎賢人が演じるほか、仗助の同級生・広瀬康一役を神木隆之介、山岸由花子役を小松菜奈、仗助と対立する虹村形兆役を岡田将生、形兆の弟・虹村億泰役を真剣佑。そのほか観月ありさ、國村隼、山田さん、伊勢谷友介と最旬の若手俳優から実力派俳優陣まで豪華俳優陣が結集した本作。今年の元日に解禁となった山崎さん演じる東方仗助のビジュアルは、公開されるや否や大きな話題に。続いて広瀬康一、山岸由花子、虹村形兆、虹村億泰のビジュアルも公開され、今回はついに片桐安十郎のビジュアルが解禁!山田さん演じる片桐安十郎は、逃亡中の凶悪な連続殺人犯で犯行の邪魔をした仗助を破滅させようと狙う男。昨年9月に行われた本作のプロジェクト発表記者会見では、「片桐安十郎は史上最低の殺人鬼で割と素に近いと思います。なので、リラックスしてやれると思う(笑)」と自信たっぷりに話し、「僕はこういった役なので変わらずに、夜道を歩くときは誰かを狙います(笑)。一応大きな組織に属しているので、本当にはしないですが精神的に狙います(笑)」とプライベートの自分と自身の役の類似点を明かしていた。公開されたビジュアルでは、街中で歩いていたら思わず避けてしまいたくなるような不気味な笑みを浮かべて振り向く片桐安十郎の姿が収められており、これだけでも危険人物であることが伺える一枚となっている。『闇金ウシジマくん』シリーズで非合法な金利で金を貸し付け、債務者から借金を冷徹に取り立てていく男を怪演し、「勇者ヨシヒコ」シリーズでは主人公のヨシヒコをコミカルに演じ、さらに『凶悪』では隠蔽された殺人事件を追いかけるジャーナリストが事件にのめりこむにつれて “狂気”に満ちていく様をシリアスに熱演と、様々な役を演じ分ける山田さん。本作では凶悪犯・片桐安十郎をどのように演じるのか、ますます楽しみだ。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月23日前衛芸術家、草間彌生の大回顧展「草間彌生 わが永遠の魂」が2月22日から5月22日まで、東京・六本木の国立新美術館で始まる。一般公開を前に開かれたプレス内覧会では、同展のキュレーターを務める南雄介氏による作品解説と、草間氏とのフォトセッションが執り行われた。大勢の取材陣が詰め掛ける中、草間氏は車いすで登場し、壁一面に展示されている連作「わが永遠の魂」をバックに両手で手を振りながら笑顔で撮影に応じた。国立新美術館開館10周年企画として開催される「草間彌生 わが永遠の魂」展は、草間彌生の芸術活動を総括するに相応しい大規模な展覧会で、およそ270点にも及ぶ作品が公開される。直島に展示されているものと同じタイプの、あの黄色い巨大な「南瓜」や、作家蔵の「生命の輝きに満ちて」など、草間彌生のすべてに出会える貴重な機会だ。本展の見どころについて、キュレーターの南氏は展示室を丸ごと使って展示した「わが永遠の魂」をあげる。2009年の制作開始以来、休むことなく制作に取り組んでいる同作品群は現在520点まで完成しているようだ。1点あたり162×162cmにもなる大作を、87歳の草間氏は2~3日に1点のペースで仕上げるというから驚きだ。水玉や網目、鮮やかな色彩があふれる「わが永遠の魂」に囲まれると、草間彌生が見ている景色を体感できると同時に、彼女が芸術へと注ぐエネルギーの大きさに圧倒されるだろう。同展は、大作「わが永遠の魂」に始まり、生まれ育った松本で描かれた初期作品から、渡米後にミニマルアートの先駆けとして注目されたネット・ペインティングやソフト・スカルプチュア作品、パフォーマンス映像の他、帰国後に制作されたコラージュ作品群に至るまで、余すところなく“草間ワールド”が体感できる構成となっている。草間彌生は、幼い頃より重い神経症に悩まされ、恐怖や自殺への衝動を抑えるために絵を描き始めたという。「自分を生み出してくれた宇宙への畏敬の念を絵の中に込めたい」と語る彼女の言葉からは、膨大な水玉のたったひとつの点に込められた“強い意志”が感じられた。屋外では参加型インスタレーションの「オブリタレーションルーム」が楽しめる他、会場限定のオリジナルグッズも充実しているので、ファミリーで訪れてもいいだろう。【展覧会情報】「草間彌生 わが永遠の魂」場所:国立新美術館 企画展示室 1E会期:2017年2月22日~5月22日時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,600円大学生1,200円高校生800円休館日:火曜日(5月2日は開館)
2017年02月22日俳優の要潤、お笑いタレントの横澤夏子が20日、都内で行われた「新!8×4(エイト・フォー)」CM発表会に出席した。ニベア花王は、制汗剤ブランド「8×4」のリニューアルに伴い、要潤と横澤夏子をイメージキャラクターに起用した新CMを25日より全国で放映。"汗ケアサイエンス・ラボ"の広報部長に扮した要が、汗ニオイケアに自信満々の横澤をチェックする、という内容になっている。新CMについて要は「女性の汗について考える8×4の広報部長ということで、頑張る女性に寄り添う気持ちで臨ませていただきました」と振り返り、要と共演した横澤も「めちゃくちゃ嬉しいですね。ついに登り詰めちゃったのかと思うくらい嬉しかったです。青春時代に部活をやっていたんですけど、8×4は必ずバッグに入っていてお守りのような存在だったので、本当にありがたく思っています」と満足げ。汗にまつわる話題となり、要が「女性は頑張っている時に汗をかいても身だしなみをされています。その辺は素敵だなって思いますね。乱れている時も素敵ですよ、色っぽくて」と述べると、横澤が「やだ~!」と勘違いして笑いを誘っていた。横澤は、1歳年上の一般男性と交際中であるとテレビなどで公表したが、この日もその話題を自ら話すなど幸せそうで、「ずっと突っつき合いばかりしています(笑)。何とかプロポーズされたらいいなと思いますね。(指に)光るものが今年中に光ればいいなと思います。準備万端ですよ」と彼氏からの求婚が待ちきれない様子。そんな横澤に対して要は「今年はイケるんじゃないんですか? 自信に満ちあふれている表情ですから、素晴らしいですよ」と喜ばせていた。
2017年02月20日グランドハイアット東京のダイニングで、「大エルミタージュ美術館展」の開催を記念したスペシャルメニューが提供されます。期間は2017年3月1日(水)~6月30日(金)です。 贅沢な食材を使った優雅なメニューが今から話題です!大エルミタージュ美術館展のスペシャルメニュー2017年3月18日(土)から森アーツセンターギャラリーではじまる『大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち』。その開催を記念して、スペシャルメニューが提供されます。味わえるのは、グランドハイアット東京のオールデイダイニング「フレンチ キッチン」です。華やかな時代に想いを馳せながら、スタイリッシュな空間で優雅なひとときを心行くまで堪能しましょう。アフタヌーンティーで優雅な午後のひとときを最強の女帝といわれるエカテリーナ2世をイメージし、特別にブレンドした世界初お披露目となる紅茶「エカテリーナⅡ ティー」が登場。エカテリーナ2世が愛したといわれるお菓子「パスティラ」やロシアで愛されるケーキ「バーズミルクケーキ」 などのスイーツを、ピロシキなどの料理とともに楽しみましょう。さらに、アップグレードプランの「ロイヤル」では、18 世紀 にルイ・ロデレールのシャンパンを寵愛していたロシア皇帝アレクサンドル 2 世の味覚を満たすために生まれた 世界最高級といわれる「クリスタル」のグラスシャンパンや、キャビアをのせた一口サイズのロシア風パンケーキ 「ブリニ」が味わえます。自社所有しているブドウ畑から採れた最高品質のブドウのみを使用して作られ、平均5年以上 の長期熟成を経て出荷される豊潤で力強い味のプレミアムシャンパンは逸品です。提供期間:2017年3月1日(水)~6月30日(金) 提供時間:14:30(土・日・祝 15:00)~16:00(ラストオーダー)メニュー / 料金(税・サービス料別):「エルミタージュ アフタヌーンティー」 レギュラー3,500 円特別プラン 「エルミタージュ アフタヌーンティー」ロイヤル15,000 円贅沢なプレミアムディナーを堪能●ロシア料理の食材やメニューをつかったスペシャルディナーコースプレミアムディナーでは、フレンチ キッチンの料理長がロシアにインスパイアを受け、ロシア料理の食材やメニューをつかったスペシャルディナーコースが用意されます。ロシアでもよく食べられる高級食材キャビアなどをつかった、エルミタージュ美術館のように華やかなお料理を楽しみましょう。食後のデザートには、ロシアでもよく食べられるクレープを。フランス・パリの老舗紅茶ブランド「NINA’S(ニナス)」がグランド ハイアット 東京のために手掛けた 世界初お披露目のオリジナルフレーバーティー「エカテリーナⅡティー」とともに堪能しましょう。提供期間:2017年3月1日(水)~6月30日(金) 提供時間:18:00~21:30メニュー / 料金(税・サービス料別):エルミタージュ スペシャルディナー12,000 円●スペシャルディナーをお得に楽しむチャンスグランドハイアット東京の公式WEBサイトより「エルミタージュ スペシャルディナー」を予約すると、通常料金12,000円のディナーが9,662円に!なお、税・サービス料は別となっています。せっかくなのでお得に利用したいですね。【開催概要】「大エルミタージュ美術館展」開催記念スペシャルメニュー開催場所:グランドハイアット東京「フレンチキッチン」提供期間:2017年3月1日(水)~6月30日(金) 公式WEBサイト:
2017年02月20日グランド ハイアット 東京にて「大エルミタージュ美術館展」の開催を記念した限定メニューが、2017年3月1日(水)から6月30日(金)まで2階オールデイ ダイニング「フレンチ キッチン」にて提供される。六本木・森アーツセンターギャラリーにて開催する「大エルミタージュ美術館展」は、ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館が所蔵する、16世紀ルネサンスから17・18世紀バロック時代の巨匠たちの絵画85点を展示する展覧会だ。グランド ハイアット 東京のダイニング「フレンチ キッチン」では、本展の開催を記念して、ロシアの優雅な食文化を堪能できるアフタヌーンティーメニューとディナーメニューを提供する。パリの老舗紅茶「ニナス」によるオリジナルティー「エカテリーナⅡティー」本限定メニューの目玉は、パリの老舗紅茶ブランド「ニナス(NINA’S)」がグランド ハイアット 東京のために手掛けたオリジナルフレーバーティ「エカテリーナⅡティー」を楽しめることだ。ロシアの紅茶文化を開花させた最強の女帝と言われるエカテリーナ2世をイメージし、セイロンティー、ベルガモットが香るアールグレイ、ロシアの国花でもあるヒマワリ、そして、エカテリーナ2世の出身地ドイツの国花である矢車菊をブレンドした。アフタヌーンティーアフタヌーンティーでは、「エカテリーナⅡティー」と共に、スポンジ生地、カスタードクリーム、マシュマロの三層のケーキをチョコレートでコーティングしたロシアのスイーツを楽しむ。また、エカテリーナ2世が好んだリンゴのキャラメリゼ「パスティラ」や、ピロシキ、スコーンなども用意される。「ロイヤル」アフタヌーンティーにアップグレードすると、レギュラーメニューに加えて、ロシアの皇帝アレクサンドル2世のために生まれた高級シャンパン「ルイ・ロデレール クリスタル ブリュット」のグラスシャンパンと、キャビアを乗せたロシア風パンケーキ「キャビアブリニ」を堪能できる。ディナーメニューディナーメニューは、キャビアやビーツ、キャベツといったロシア料理によく登場する食材やレシピを応用したコースだ。食後には、ロシアで食べられるクレープのデザートと共に、ニナスの「エカテリーナⅡティー」を味わえる。詳細「大エルミタージュ美術館展」開催記念メニュー期間:2017年3月1日(水)~6月30日(金)場所:グランド ハイアット 東京 2階オールデイ ダイニング「フレンチ キッチン」住所:東京都港区六本木6丁目10−3 六本木ヒルズ■エルミタージュ アフタヌーンティー提供時間:14:30~16:00(L.O.) ※土・日・祝は15:00~料金:レギュラー 3,500円(税・サービス料別)、ロイヤル 15,000(税・サービス料別)■エルミタージュ スペシャルディナー提供時間:18:30~21:30料金:12,000円(税・サービス料別)【予約・問い合わせ先】フレンチ キッチン(直通)TEL:03-4333-8781
2017年02月18日六本木の森アーツセンターギャラリーでは、2017年3月18日(土)~6月18日(日)の期間中、「大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」が開催されます。サンクトペテルブルクからやってくる美しい展示品をチェックしましょう。トマス・ゲインズバラ 《青い服を着た婦人の肖像》 1770年代末-1780年代初め©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18エルミタージュ美術館とはウィギリウス・エリクセン 《戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像》 1760年代©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-181712年からロシア革命後にモスクワへ首都機能が移るまでの約200年間、帝政ロシアの都として栄えたサンクトペテルブルク。この街でひときわ優雅で壮麗な姿を誇るのが、エルミタージュ美術館です。ヤーコプ・ヨルダーンス 《クレオパトラの饗宴》 1653年©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-181764年にエカテリーナ2世(在位1762-1796)が取得し、美術館の基礎となったコレクションから、歴代皇帝が国家の威信をかけて収集した美術品、個人蒐集家のコレクションまで、エルミタージュ美術館の所蔵品はおよそ310万点。そのうち絵画作品だけでも1万7千点に及びます。ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール《盗まれた接吻》 1780年代末©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18エカテリーナ2世は、親しい人々にこれらの美術品を見せる場所を作り、そこを“エルミタージュ(フランス語で「隠れ家」の意)”と呼びました。名画の裏に秘めた想いとは…見どころをご紹介ルカス・クラーナハ 《林檎の木の下の聖母子》 1530年頃©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18エカテリーナ2世が34年の治世の間に収集した絵画作品は、約2,500点ともいわれています。彼女は、強大な財力と絵画への深い理解に加え、フランスの啓蒙思想家ヴォルテールや、美術評論家など、国内外の目利きの助言を参考に精力的に収集を続けました。ポンペオ・ジローラモ・バトーニ 《聖家族》 1777年©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18本展には、エカテリーナ2世の最初のコレクションに含まれていたフランス・ハルスの《手袋を持つ男の肖像》、息子パーヴェル1世(在位1796-1801)が母のために購入したポンペオ・ジローラモ・バトーニの《聖家族》、さらに美術館の形成に多大な貢献をしたパーヴェル1世の息子アレクサンドル1世(在位1801-1825)やニコライ1世(在位1825-1855)が収集した作品も出展されます。絵画収集の歴史や、名画の裏側に隠された想い、皇帝の嗜好などを知ることも、鑑賞の楽しみの一つとなりそうです。魅惑的なアートの世界を堪能しましょう。イベント概要展覧会名大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち会期2017年3月18日(土)~6月18日(日)休館日5月15日(月)開館時間午前10時~午後8時(火曜日は午後5時まで、但し5/2は午後8時まで)※入館は閉館の30分前まで会場森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)所在地〒106-6150東京都港区六本木6-10-1お問い合わせ03-5777-8600(ハローダイヤル)巡回情報名古屋展:会期2017年7月1日(土)~9月18日(月・祝)会場愛知県美術館神戸展:会期2017年10月3日(火)-2018年1月14日(日)会場兵庫県立美術館
2017年02月16日生誕から30年を迎える荒木飛呂彦の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」を実写映画化する『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。2017年元旦に、山崎賢人演じる主人公・東方仗助のビジュアルが公開されたが、これに続き神木隆之介演じる広瀬康一と、小松菜奈演じる山岸由花子のビジュアルが解禁された。シリーズ累計発行部数1億部を記録し、文化庁が主催する日本のメディア芸術100選マンガ部門では第2位にランキングされた原作「ジョジョの奇妙な冒険」。ルーブル美術館で作品が展示され、グッチとのコラボレーションが話題となるなど、海外でも高く評価されている。19世紀末のイギリスを舞台にした、第1部から始まる“ジョジョ”と呼ばれる“ジョースター家”の代々の戦いを描く大河ストーリーから、今回映画化されるのは、原作の中でも高い人気を誇る第4部「ダイヤモンドは砕けない」。この極上のサスペンスを、シリーズ化を見据えた製作体制で挑む。キャストには、主人公・東方仗助役の山崎さん、仗助の同級生・広瀬康一役を神木さん、同じく同級生の山岸由花子役を小松さん、仗助と対立する虹村形兆役を岡田将生、形兆の弟・虹村億泰役を真剣佑。そのほか観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介と豪華俳優陣が結集している。スペイン・シッチェス、そして日本での撮影も終了し、現在公開に向けて編集中だという本作だが、このほど東方仗助の同級生であり、友達思いで平和を愛する康一を演じる神木さんと、転校してきた康一の世話役に使命感を抱いている女子高生・由花子役の小松さんのビジュアルが公開。先月解禁となった東方仗助のビジュアルは、瞬く間にSNS上で拡散され話題に。今回公開されたビジュアルでは、学ランに身を包む神木さんが、初のおでこ出しスタイルを披露。そしてウェーブの長い髪が特徴的な小松さんのビジュアルは、不敵な表情にミステリアスな雰囲気が感じられる仕上がりとなっている。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月08日