懐かしのあの曲からトレンドのあの曲まで!ヒット曲の歌詞で脳トレクイズを楽しもう♪この歌詞の曲…わかりますか!?「いつの日もこの胸に流れてるメロディー」という歌詞からサビが始まるこの曲。平成のヒットソングです!なんの曲かわかりましたか?正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。正解は...「innocent world」(Mr.Children)でした!1994年にリリースされた「innocent world」は、Mr.Childrenを代表する曲のひとつとして有名ですよね。発売後、瞬く間にヒットし、第36回日本レコード大賞で大賞を受賞していますよ!あなたは正解がすぐにわかりましたか? 歌詞で考えるヒット曲クイズ、ぜひ家族や友だちと一緒に楽しんでみてくださいね!
2024年02月28日“あのちゃん”こと歌手・あのが出演する、ブックオフの新CM「バイトのあのちゃん」(初日編/二日目編)が5日より放送される。新CMでは、あのちゃんがブックオフの新人アルバイト役に挑戦。柿丸美智恵演じる先輩店員からの指導に対するコミカルなやり取りや、あのちゃんが客の心を読み取り、独特な接客をする姿は必見だ。あのちゃんと先輩店員役の柿丸との掛け合いがメインになる今回のCM。二人は現場ですぐに打ち解けられたようで、モニターを観て一緒に笑っている様子が多く見られた。また、「バイトのあのちゃん/二日目」編で先輩店員と見つめ合うシーンでは、顔を至近距離まで近づけての芝居に。監督がカットの合図をした直後、あのちゃん、柿丸ともに、あまりの至近距離での演技に少し照れながら笑い合う場面もあった。○■あのちゃんインタビュー――撮影を終えた率直な感想を教えてください。いつもテレビで観ていたブックオフのCMに出演できてうれしかったです。柿丸さん(先輩役)とはお互いバチバチでした。ちょっとガンを飛ばしちゃうシーンは何度かありました。ごめんなさい(笑)。でもすごくそれが楽しかったです。笑っちゃいそうになりましたけど、いい感じにできたのでぜひ観てください。――ブックオフからCMのオファーが来た際にはどのような感想を持ちましたか。うわ〜ブックオフかぁ〜って! ブックオフってかなり個性的なCMの印象があります。1回観たら忘れないCMが多かったので、それに僕が出てもいいのかなって思って……。でも光栄でした。うれしかったです。――過去にレジ打ちのアルバイトをしたことがあるとお聞きしましたが、他にやってみたいアルバイトはありましたか。漁業! マグロ1本釣りとかしてみたかったですね。釣り上げられちゃったお魚が好きで、それを見たかったです。あと⻭医者さんとか! ⻭が大好きなので……⻭医者さんだったら見られるじゃないですか! 多分汚い⻭しかないじゃないですか! 汚い⻭が好きなので⻭医者さんになる未来があってもよかったなと思っています。――あのさんがお仕事後に寄り道するのはどのようなところが多いですか。結構直帰しちゃうタイプなので……(笑)。でも古着屋さんは用事と用事の間に頻繁に寄り道します。洋服を買いに出かけるというよりは、何かの寄り道でしか古着屋さんにはいかないです。――あのさんが披露した個性たっぷりのポージングのコツがあれば教えてください。こうやって(身振り手振りで「寄り道してく? ブックオフ」のポーズを説明)表が見えるように。後は口ですね。ポイントは「寄り道してくぅ?」で皆この口(ウの口)にしてもらえると、みんなまねできます。
2023年08月03日「オルガン・アワー ~音のシャワーで心リフレッシュ~」が愛知県芸術劇場コンサートホールで6月23日(金)に開催される。タイトルの通り、オルガンの美しい音色を存分に堪能し、リフレッシュすることのできる公演だ。会場の愛知県芸術劇場コンサートホールは、ドイツのカール・シュッケ・ベルリン・オルガン製作所が手がけた国内最大級のパイプオルガンが設置されている。その音色は美しく雄大。会場全体を包み込むように音が鳴り響き、どの座席からでもオルガンにしか出せない音を心ゆくまで楽しむことができる。石丸由佳 (C)Naoko Nagasawa当日は、2010年シャルトル国際オルガンコンクールで優勝し、国内外のオーケストラとの共演、数々のメディア出演でも知られるオルガン奏者の石丸由佳が出演。J.S.バッハ「小フーガト短調」やシベリウス「フィンランディア」などが演奏される予定。公演は約1時間で、入場料金も1000円とリーズナブル。オルガンの音色で心をリフレッシュして爽やかな気持ちで週末を迎えられる催しになりそうだ。なお、同会場では9月にドイツ・オルガン界の名手マティアス・マイヤーホーファーを迎えた「オルガン・プレミアム・アワー」が、12月には毎年恒例になっているコンサート「クリスマスはオルガンだ!」が予定されている。オルガン・アワー~音のシャワーで心リフレッシュ~6月23日(金)15:00開演19:30開演※ 開場は開演の45分前※ 休憩なし愛知県芸術劇場 コンサートホールオルガン:石丸由佳J.S.バッハ・小フーガト短調BWV 578・無伴奏チェロ組曲第1番プレリュードBWV1007(ペダルソロ)・トッカータとフーガニ短調BWV538「ドリア調」宮川泰・映画『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』より《白色彗星》ヴィヴァルディ・《四季》より抜粋「春」よりⅠ.「夏」よりⅢ.「秋」よりⅢ.「冬」よりⅠ.シベリウス・フィンランディア■チケット情報
2023年05月25日横浜みなとみらいホール開館25周年を迎える年に、“メモリアルで誰も聴いたことのないようなオルガンコンサート”が出来ないだろうか、との想いを持ったオルガニスト近藤岳。その彼の脳裏をよぎったのが、かつて水戸芸術館で体験したスガダイロー(ピアノ)&有馬純寿(エレクトロニクス)との共演だった。そこで行われた即興ライブは身震いの連続。まさに、その場で生まれる「未知の音」との出会いの連続だったという。もしそこに大石将紀(サクソフォン)が加わったらこれはすごいことになるかも…との発想が、いよいよ現実のものとなる日がやってくる。「4人の気鋭が誘う、一夜限りのタイムトラベル Dive into the Future」と題されたこのコンサートでは、一体何が起きるのか。現在〜過去〜未来を行き来する音楽や音の邂逅が、やがて大きなストーリーを形づくり、コンサート最終盤には、一堂に会した4人の即興演奏が、ホールの音響を覆すような未来の響きを生み出し、筋書きのないドラマを展開していくという。おそらくコンサートの企画者である“横浜みなとみらいホール第2代ホールオルガニスト”近藤岳にしか見えていない世界がそこにあるのだろう。「それは我々が今ここに生きているという証であり、未来へのオマージュでもあります。新しい時代の予感と期待が高まる、ホールに居合わす皆がワクワクする音楽体験を是非お楽しみください」という近藤岳からのメッセージを頼りに、未来へDiveする新しい響きを体験してみたい。Dive into the Future6月9日(金) 19:00開演横浜みなとみらいホール 大ホールパイプオルガン:近藤岳ピアノ:スガダイローエレクトロニクス:有馬純寿サクソフォン:大石将紀アルヴォ・ペルト:来る日も来る日もスガダイロー:《季節はただ流れて行く》より〈季夏〉~〈七夕月〉~〈葉月〉ヤコブTV:ザ:ガーデン・オブ・ラヴPause Catti:再整形のドローイング (新作初演)J. S. バッハ:いと高きところには神にのみ栄光あれ BWV 662J. S. バッハ:キリエ、聖霊なる神よ BWV 671フィトキン:ゲイトスガダイロー&近藤 岳:J. S.バッハ《G線上のアリア》によるコラージュペルト:鏡の中の鏡即興演奏■チケット情報
2023年05月22日公益財団法人ソニー音楽財団と公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団は、2023年8月6日(日)、武蔵野市民文化会館にて「オーボエ×オルガン国際音楽コンクール2023開催記念コンサート~コンクール受賞者による~」を共同主催にて開催いたします。オーボエとオルガンの旬でハイレベルな演奏が楽しめるコンサート2023年秋、国際音楽コンクール世界連盟に加入する日本では9つしかない国際音楽コンクールのうち、「第9回武蔵野市国際オルガンコンクール」(2023年9月開催予定)と「第13回 国際オーボエコンクール・東京」(2023年10月開催予定)の2つが武蔵野市民文化会館で開催されます。同時期・同会場で2つの国際音楽コンクールが開催されることは世界でも例がなく、これを記念して両コンクールがコラボレーションするコンサートを開催する運びとなりました。出演は、「第12回 国際オーボエコンクール・東京」奨励賞を受賞した高橋鐘汰(オーボエ)と、「第8回武蔵野市国際オルガンコンクール」第4位(日本人最高位)と聴衆賞を受賞した千田寧子(オルガン)、そしてピアニストの大野瑞穂。ゲストとして、「第11回 国際オーボエコンクール・軽井沢」にて日本人で初めて第1位[大賀賞]を受賞した荒木奏美(オーボエ)も出演いたします。オーボエおよびオルガンの旬でハイレベルな演奏をお届けするほか、オーボエとオルガンによるコラボレーション曲の演奏も予定しています。【公演概要】◆タイトルオーボエ×オルガン国際音楽コンクール2023開催記念コンサート~コンクール受賞者による~◆公演日時2023年8月6日(日)14:00開演(13:30開場)◆会場武蔵野市民文化会館 小ホール(東京都武蔵野市中町3-9-11)◆発売日2023年6月3日(土)10:00~◆チケット情報(全席指定・税込)一般:1,000円/U25席:500円※年齢は公演日時点。来場時に年齢を確認する場合があります。◆出演高橋鐘汰(オーボエ)<「第12回 国際オーボエコンクール・東京」奨励賞受賞>千田寧子(オルガン)<「第8回武蔵野市国際オルガンコンクール」第4位、聴衆賞受賞>大野瑞穂(ピアノ)荒木奏美(オーボエ/ゲスト)<第11回 国際オーボエコンクール・軽井沢」第1位[大賀賞]受賞>◆演奏予定曲J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(オーボエ×オルガン)G.H.ヘンデル:トリオ・ソナタ 第6番 ニ長調 HWV 385(オーボエ×オーボエ×ピアノ)K.スラヴィツキー:オーボエとピアノのための組曲(オーボエ×ピアノ)J.アラン:幻想曲 第2番(オルガン)M.ロッシ:トッカータ 第7番(オルガン)J.S.バッハ:フーガ ロ短調 BWV579(オルガン)G.A.メルケル:オルガン・ソナタ 第5番(オルガン)A.マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調 第2楽章(オーボエ×オルガン)ほか※やむを得ない理由により、曲目・演奏者など公演内容が変更となる場合がございます。◆主催公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)、公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団◆チケット取扱いソニー音楽財団オンラインチケット武蔵野文化生涯学習事業団 文化事業部:0422-54-2011◆お問い合わせ公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)TEL:03-3515-5261(平日10:00~18:00)武蔵野文化生涯学習事業団 文化事業部TEL:0422-54-8822(武蔵野市民文化会館 9:00~22:00 水曜日休館)(画像はプレスリリースより)
2023年05月19日NISHIKIYA KITCHEN(ニシキヤキッチン)(株式会社にしき食品、本社:宮城県岩沼市、代表取締役:菊池 洋)は、2023年1月9日(月)より、「あの日の、あのカレー。」と題した動画3本を各種公式SNSにて公開しました。今回の動画は、「good design company」(本社:東京都渋谷区、代表:水野 学)と「CHOCOLATE Inc.」(本社:東京都渋谷区、代表取締役:渡辺 裕介)に企画・制作を依頼し、日常に溶け込んでいる「カレー」を現代短歌とアニメーションで表現しました。また、2023年2月12日(日)よりカレーを題材にした現代短歌のイラストをTwitterにて公開予定です。総再生回数合計800万回突破【「あの日の、あのカレー。」動画3本 概要】<動画詳細>カレーは日本の国民食と言われるほど、日常に溶け込んだ食べ物です。つまり、カレーが最も「思い出と共にある食べ物」とも言えます。今回の動画は、日本の誇る“余白”のある表現方法・現代短歌を使い、「カレーを食べたあの日」をフラッシュバックのようによみがえらせ、おいしい記憶を引き出す動画となっています。<公開場所>TikTok : Twitter : Instagram: YouTube : <総再生回数>※再生回数は2023年2月6日時点(1)親子篇 約312万回 ※2023年1月9日(月)公開(2)恋仲篇 約275万回 ※2023年1月16日(月)公開(3)一人暮らし篇 約213万回 ※2023年1月23日(月)公開<スピンオフ企画>2023年2月12日(日)より、カレーを題材にした現代短歌のイラストをTwitterにて、公開予定【「あの日の、あのカレー。」動画3本 詳細】(1)親子篇YouTube URL: <動画を見た方からのコメント>・後ろめたい気持ちで出したレトルトってレトルトの会社が言うのが衝撃だった。でも子どもってレトルト大好きだよね。すごく共感できて泣いちゃった。嫌味もなく、良く子育てを知ってる人が作ったPRだ。・後ろめたい気持ちで出したレトルトの袋に今日いちばんの歓声 いい句ですね(^^)親子篇(2)恋仲篇YouTube URL: <動画を見た方からのコメント>・カレーのCMでこんなに切なくなるのはじめてだ...好き。・MD!!お前MDじゃないか!!!・えもえも。好きだ~カレー食べたくなってきた恋仲篇(3)一人暮らし篇YouTube URL: <動画を見た方からのコメント>・エモい あったかいカレーが引き立って旨そうです・90年代のCMっぽい雰囲気とナレーションが良いですね。カレー食べたくなりました・泣けたちょっと疲れてる?わたし・なんかめっちゃ良いなこのcm(語彙力)一人暮らし篇【動画制作にあたってのコメント】■good design company 代表 水野 学氏レトルトカレーにまつわる3つの物語をCHOCOLATE.incさんと協働で制作しました。さまざまな人生に寄り添うレトルトカレーを現代短歌とアニメーションで描いています。NISHIKIYA KITCHENの約60種類のレトルトカレーが、大切な日々の傍らに、いつもそっと寄り添えますように。good design company 代表 水野 学氏<プロフィール>クリエイティブディレクター/クリエイティブコンサルタント/good design company 代表ブランドや商品の企画、グラフィック、パッケージ、インテリア、宣伝広告、長期的なブランド戦略までをトータルに手掛ける。主な仕事にPanasonic、相鉄グループ、熊本県「くまモン」、三井不動産、JR東日本「JRE POINT」、Oisix、NTTドコモ「iD」ほか。「The One Show」Gold、「London International Awards」Goldほか国内外で受賞歴多数。著書に『センスは知識からはじまる』(朝日新聞出版)、『世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術』(朝日新聞出版)など。<good design company HP> ■CHOCOLATE Inc. 取締役/CCO 栗林 和明氏僕たちにとって、カレーってどういう存在なんだろう。どういう時にカレーがおいしそうって思うんだろう。NISHIKIYA KITCHENのカレーを食べながら、そんな議論を延々とすることから始まったこのプロジェクト。私たちの最大の発見は、「カレーは、思い出と共にある食べ物」だということでした。年間平均79.1食も食べられているカレー。特別な思い出以上に、普段思い出すことのない何気ない思い出が詰まっている食べ物なのかもしれない。だとしたら、一番カレーのおいしかった記憶を呼び起こすのは、「おいしそうなカレーの映像」以上に、「あの日何気なく食べたカレーを思い出せる映像」なのではないか。そこで、何気ない日常の心情を切り取った短歌と、思い出が引き出されるアニメという組み合わせで、カレーを描いてみたい、と考えました。映像を編集する中で、作っている僕ら自身が一番カレーを食べたくなってしまうという困った状況に陥りはしましたが、自分自身の素敵なカレーの思い出が新たにたくさん生まれる作品となり、とても嬉しく思います。CHOCOLATE Inc. 取締役/CCO 栗林 和明氏<プロフィール>映像企画を中心として、空間演出、商品開発、統合コミュニケーション設計を担う。JAAAクリエイターオブザイヤー最年少メダリスト。カンヌライオンズ、スパイクスアジア、メディア芸術祭、ACCなど、国内外のアワードで、60以上の受賞。米誌Ad Age「40 under 40(世界で活躍する40歳以下の40人)」選出。<CHOCOLATE Inc. HP> 【NISHIKIYA KITCHENについて】にしき食品は、宮城県岩沼市に本社・工場を構えるレトルト食品専門メーカーです。自社ブランド『NISHIKIYA KITCHEN』では、オンラインショップや東京・宮城の直営店で約120種類のレトルト食品を販売しています。NISHIKIYA KITCHEN 仙台パルコ店【公式オンラインショップ】世界の料理を「カンタン」に。NISHIKIYA KITCHEN 【直営店舗】NISHIKIYA KITCHEN 仙台パルコ店全商品の販売のほか、レトルトカレーが全種類食べられるイートインスペースを6席併設しています。また、テイクアウトも可能となっております。▼他東京都・宮城県に5店舗 【会社概要】社名 : 株式会社にしき食品本社所在地 : 〒989-2421 宮城県岩沼市下野郷字新関迎265番地の1代表取締役 : 菊池 洋事業内容 : レトルト食品の製造・販売設立 : 1952年3月資本金 : 3,000万円ホームページ: 【本内容に関するお客様からのお問い合わせ先】各種公式SNSのダイレクトメッセージまでお願いいたします。Twitter : Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月10日パイプオルガンの魅力を学べる『オルガン・レクチャーコンサート ~シェフMIURAの音の色レシピ~』が、3月24日(金)に愛知県芸術劇場コンサートホールで開催される。本公演は、演奏とスクリーンを使った解説でパイプオルガンの魅力を楽しめる人気シリーズの第4弾。今回は、オルガニストの三浦はつみを演奏と解説に迎え、“パイプオルガンの音色”に焦点をあてる。コンサートの前半は、パイプの響きが特徴的なプリンシパルの音色に注目したJ.S.バッハの「協奏曲ニ短調 BWV596 より第1楽章」や、柔らかな温かみのあるフルートの音色を紹介するルイ-クロード・ダカンの「フルートのノエル」などが披露される。後半は、出す音によって音色をより豊かなものに構成する”倍音“に注目したサン-サーンス(E.メルニコヴァ編曲)の「動物の謝肉祭」の中から数曲を選び、演奏と解説が行われる予定だ。三浦はつみ (C)平館平オルガン・レクチャー コンサート~ シェフMIURAの音の色レシピ ~3月24日(金) 15時開演愛知県芸術劇場 コンサートホール曲目R.ワーグナー(S.カルク-エラート編曲):「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より前奏曲J.S.バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV596 より 第1楽章L.C.ダカン:フルートのノエルS.バーバー(W.ストリックランド編曲):弦楽のためのアダージョ近藤岳:「きらきら星」による変奏曲 より 6.リードC.サン-サーンス(E.メルニコヴァ編曲):「動物の謝肉祭」より「水族館」 Aquarium 「化石」Fossiles「亀」Tortues 「象」 L’elephant「白鳥」Le cygne 「終曲」 FinalJ.ブレ:天使たちのワルツ■チケット情報
2023年01月26日“楽器の王様”ともいわれるオルガンの魅力を存分に楽しめる「サントリーホールでオルガンZANMAI!」が8月11日(木・祝)に開催されるが、俳優の浦井健治がナビゲーターと朗読で登場する。本イベントは、オーストリアの名門リーガー社製のオルガンが設置されたサントリーホールで、小さな子どもから、オルガン愛好家まで楽しめる6プログラムを開催するもの。浦井はミュージカルやストレートプレイなど数々の舞台作品での活躍を中心に、テレビやラジオでも活躍しており、本イベントにも熱い想いと意気込みをもって参加する。■浦井健治(ナビゲーター)インタビュー――浦井さんは、これまでにもサントリーホール 大ホールでの「成人の日コンサート」、ブルーローズ(小ホール)での「サロンコンサート」にご出演されています。サントリーホールの雰囲気や響きにはどのような印象をお持ちですか?やはり、サントリーホール自体が芸術といいますか、例えばロビーを歩いていても、その足元から高貴な「音」が聴こえてきて、自分の姿勢が凛とするイメージがあります。その包み込まれるような空間に身を委ねますと、軽やかで幸せな気分になります。そしてそこに集うお客様の、純粋に作品や音楽を楽しむ温かな笑顔や佇まい。その全てが、芸術を愛する空間になっていると思います。――浦井さんはミュージカルをはじめ多方面で活躍されています。そんな浦井さんにとっての、クラシック音楽やオルガン音楽に対するイメージや思い出のエピソードなどがありましたら、お聞かせいただけますか?ミュージカルをやっていると、オルガンを含めさまざまな楽器の音に触れる機会は増えます。しかし、クラシック音楽はやや敷居が高いのではと、身構える自分もかつてはいました。その固定観念を取り除いてくださったのが、共演させていただいた俳優の故・藤木孝さんでした。共演当時にはオペラなどのDVDをいただいたり、クラシックの舞台作品がどれだけ素晴らしく、そしてどれだけ大衆のために歌手や指揮者が心を込めているかを教えてくださいました。――名作ミュージカル『オペラ座の怪人』という作品について、どのような思いをお持ちでしょうか。ファントムやラウルという魅力的な登場人物にあふれた作品で、俳優や歌手なら一度は演じたい役のオンパレードというイメージです。特にファントムは、複雑かつ繊細で、狂気も持ち合わせる表現が必要な、悲しみと愛を背負う役だと感じるので、演じる役者それぞれの魅力や人間力が、役に乗ると思います。――今回は、「オルガン×オペラ座の怪人」という初の試みで、浦井さんには朗読という形で物語を進行していただき、大木さんのオルガン演奏と共演されます。アコースティックギターとの朗読共演のような経験があるので、今回は“オルガン”という楽器との朗読がとても楽しみです。大木さんの呼吸や表現の機微に乗りながら、オペラ座の怪人の世界をお客様にお届けできるよう努めます。――また、三浦はつみさんの「珠玉のオルガンコンサート」、そして6企画の最終公演となる「トークでもオルガンZANMAI!」ではナビゲーター役としてご登場いただきます。トークや案内役は光栄な役割ですが、今回はやはりお客様と同じ目線で、コンサートやオルガンという素晴らしい楽器を堪能しつつ、オルガンを楽しむという時間を皆さまと一緒に過ごしたいと思っています!「サントリーホールでオルガンZANMAI!」8月11日(木・祝)オルガン研究所 (※予定枚数終了)大ホール10:00開場10:30開始(11:30終了予定)“ポジティフ” ビー アンビシャス!ブルーローズ(小ホール)12:00開場12:30開演(12:55終演予定)ブルーローズ(小ホール)14:30開場15:00開演(15:25終演予定)珠玉のオルガンコンサート大ホール13:00開場13:30開演(14:30終演予定)有料オンライン(ライブ&リピート)配信ありオルガン×オペラ座の怪人大ホール15:30開場16:00開演(17:00終演予定)トークでもオルガンZANMAI!『演奏だけが仕事じゃない!?~オルガニストの裏側』(※予定枚数終了)ブルーローズ(小ホール)17:00開場17:30開始(18:00終了予定)24時間限定無料オンライン(ライブ&リピート)配信あり「サントリーホールでオルガンZANMAI!」特集WEBページインタビュー取材・文:飯田有抄(クラシック音楽ファシリテーター)■チケット情報
2022年07月28日“楽器の王様”ともいわれるオルガンの魅力を存分に楽しめる「サントリーホールでオルガンZANMAI!」が8月11日(木・祝)に開催される。数々の名演が披露されてきたサントリーホールの大ホールの正面には、オーストリアの名門リーガー社製のオルガンが設置されている。音色を使いわけるストップ数は74、パイプの総数は5898本と世界最大規模の大きさで、クラシック愛好家にはおなじみの存在だ。今回の企画では、オルガンの魅力を小さな子どもから、オルガン愛好家まで楽しめる6プログラムを開催。大ホールで実際される「オルガン研究所」は小学校低学年向けの公演で、多方面で活躍中の石丸由佳が演奏とお話を担当。続く「珠玉のオルガンコンサート」は、三浦はつみが出演し、J. S. バッハや今年生誕200周年を迎えるフランクなどの名曲が演奏される。ミュージカル通のオルガニスト大木麻理による「オルガン×オペラ座の怪人」では、ミュージカル『オペラ座の怪人』の音楽を、俳優の浦井健治による朗読と共に披露。ブルーローズ(小ホール)ではふたりのオルガニストが、ポジティフオルガン(小型オルガン)の魅力を伝える入場無料・事前申込制のコンサート「“ポジティフ” ビー アンビシャス!」が行われる。演奏だけでなく、トークイベント「トークでもオルガンZANMAI!」や、有料・無料のオンライン配信も実施。様々な角度、楽曲からオルガンの魅力を味わえる1日になりそうだ。「サントリーホールでオルガンZANMAI!」8月11日(木・祝)オルガン研究所大ホール10:00開場10:30開始(11:30終了予定)“ポジティフ” ビー アンビシャス!ブルーローズ(小ホール)12:00開場12:30開演(12:55終演予定)ブルーローズ(小ホール)14:30開場15:00開演(15:25終演予定)珠玉のオルガンコンサート大ホール13:00開場13:30開演(14:30終演予定)オルガン×オペラ座の怪人大ホール15:30開場16:00開演(17:00終演予定)トークでもオルガンZANMAI!『演奏だけが仕事じゃない!?~オルガニストの裏側』ブルーローズ(小ホール)17:00開場17:30開始(18:00終了予定)※オンライン企画もあり。■チケット情報
2022年05月17日4月22日より3話一挙公開!株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2022年4月22日(金曜日)に、『箱庭組曲』(猫オルガン)をコミックボーダーにて連載を開始いたします。『箱庭組曲』WEB漫画界の新鋭・猫オルガンによるオムニバスショートコミックを(ほぼ)毎週公開予定!SF、ファンタジー、妖怪、音楽、映画、日常、クトゥルフなど―――。多彩な世界のひとときの出来事を切り出して感情を揺さぶる良質なショートストーリー郡が、新鋭作家の手で鮮烈に描き出される。登場人物シュネ・ブラドベリィ氷の姫君、金髪の銃剣などいくつもの異名を持つ宇宙の覇者。クールで超有能な12歳の宇宙の姫君。――だが、恐れられる表の顔とは裏腹に年相応の子供らしい一面を持つ可愛い存在でもある。シュネ・ブラドベリィ『箱庭組曲』連載:コミックボーダーコミックボーダー : 著者猫オルガンイラストレーター、漫画家。Twitterを中心に、Instagramやpixivなどにて、ショート漫画作品やイラストを多数公開し注目を集めるクリエイター。共感性の高い作品が、時にWEB上で大きな話題を攫うことも。Twitter投稿 : instagram投稿 : 猫オルガンのイラスト・マンガ : 概要作品名:箱庭組曲連載媒体名:コミックボーダー 著者:猫オルガン出版社:リイド社連載開始:2022年2月18日(金曜日)社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月20日大人気マンガシリーズ、今回は小出ちゃこ(@koide__chaco)さんの投稿をご紹介! 「無知な私が初めてのキスで失神した話」第5話です。彼氏にカップルだからといってキスしなくてもいいと言った小出さん。すると、彼氏もその言葉に乗ってしまい…?あの日以来…出典:instagramキスどころか…?出典:instagramここまでとは…!!出典:instagramこうなると、逆に…!?出典:instagramキスどころか、手も繋がなくなった彼氏。そうなると、小出さんにも心境の変化が…?次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@koide__chaco)"
2022年02月23日ランチタイムの人気企画『サントリーホール オルガン プロムナード コンサート』の22年3月までの詳細が発表された。毎月1回(8月を除く)平日のランチタイムに、 オルガン音楽を気軽楽しめる30分間の入場無料コンサート「サントリーホール オルガン プロムナード コンサート」(ホール開館5周年の1991年10月開始)。30周年の節目を迎える10月21日(木)の公演では、オルガン奏者 水野均を迎えてリアルのコンサートとオンライン配信(無料)のハイブリッド公演が開催される。さらには来年3月までの出演者も決定した。ランチタイムに、オルガニスト自身の企画による自由なプログラムで、 世界最大級のパイプ数5,898本を誇るサントリーホールのオルガンの響きを楽しみたい。●サントリーホール詳細: サントリーホール オルガン プロムナード コンサートSUNTORY HALL ORGAN PROMENADE CONCERT【日程・出演・時間・曲目(10月21日公演のみ発表)】各日共:12:15~12:45(11:45開場)会場:サントリーホール 大ホール※公演日2週間前からホームページに曲目と出演者プロフィール、 メッセージを掲載しています。(2021年)・10月21日(木)水野均(オルガン)*オンライン配信有(ライブのみリピート配信なし)[曲目]L. マルシャン:『オルガン曲集』第3巻より「第5旋法によるグラン・ディアローグ」F. クープラン:『修道院のためのミサ』より「聖体奉挙:テノールをティエルスで」J. S. バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548※出演者プロフィール、 メッセージはこちらから"水野均・11月4日(木)川越聡子(オルガン)・12月10日(金) 大平健介&長田真実(オルガン)*オンライン配信有(2022年)・1月13日(木)都築由理江(オルガン)・2月18日(金)新山恵理(オルガン)・3月10日(木)ジャン=フィリップ・メルカールト(オルガン)
2021年10月16日10月1日(金)~10月31日(日)の期間、横浜を舞台としたオルガン・フェスティバルが開催。「パイプオルガンと横浜の街 2021」と題して、市内のコンサートホールや教会などでイベントやコンサートが行われる。1871年に日本で初めてパイプオルガンが建造された横浜。19世紀末には国産のオルガン製作所(西川風琴製造所)が創業するなど、横浜はオルガンに深いゆかりがあり、今も市内のコンサートホールやミッションスクール、教会などの施設で、製作された国も大きさも音色もそれぞれに違う個性あふれるパイプオルガンに出会うことができる。こうした歴史的背景を持つ横浜で今秋、3回目となるオルガン・フェスティバルを開催。イベントの幕開けとなる横浜開港記念会館で開催のオープニング・レクチャーでは、フェリス女学院大学名誉教授の秋岡陽氏がパイプオルガンと横浜の歴史を紐解く。その後は、神奈川県民ホールにて、今年4月に神奈川県民ホールオルガンアドバイザーに就任した中田恵子のオルガン・リサイタルを皮切りに、日本の名だたるホール・オルガニスト経験者のジャン=フィリップ・メルカールト、近藤岳、梅干野安未といったオルガンの名手たちが登場し、ソロ演奏を披露。また、昨年12月まで横浜みなとみらいホールのホール・オルガニストを務めた三浦はつみが移動可能な小型パイプオルガン、“ポジティフオルガン”と声楽や古楽器とのアンサンブル公演に出演する。個性豊かなオルガンと彼らのコラボレーションを楽しんでほしい。各公演によって受付開始日・申込先・料金が異なるので、詳細は横浜みなとみらいホール公式サイトの公演情報をチェックしよう。パイプオルガンと横浜の街 2021会場:横浜開港記念会館、神奈川県民ホール(小ホール)、紅葉坂教会横浜ユニオン教会、カトリック山手教会、関東学院小学校(礼拝堂)期間2021年10月1日(金)~10月31日(日)
2021年08月16日東日本大震災から10年になる、2021年3月11日。震災の復興支援を続けてきた、お笑いコンビ『サンドウィッチマン』の伊達みきおさんは、ブログを更新し、東北への想いをつづりました。伊達さんは、震災当日も含め、毎年3月11日は宮城県気仙沼市を訪れているとのこと。ブログでは観光キャラクター『ホヤぼーや』とのツーショット写真を公開し、気仙沼市の現状を伝えています。震災から10回目の3月11日。当日もいたから、11年連続で気仙沼に来てる事になるのか…。もう、すっかり気仙沼にも知り合いが出来たり良く行くお店もあったり、今は気仙沼に来るのが楽しみで仕方ない。素敵なお店や美味しいお店も来る度に増えて、新・気仙沼になっている。変わらないのは、人の温かさと魚の旨さ!日本屈指の港町は健在だ。震災直後、泣きながら前を向いて生きてきた地元の方々を見てきたから…今、そんな方達と笑顔で会うと、10年という時間の経過も感じる。サンドウィッチマン 伊達みきおオフィシャルブログーより引用また、震災から10年目を迎えるにあたり、改めて決意の言葉をつづっていました。今日で10年。歯を食い縛り、本当によく頑張ってきました。この地に、縁もゆかりも無いボランティアの方々が泥まみれになって助けてくれたから今がある。縁もゆかりもある我々は、もっと懸命に頑張らないといけない。じゃないと、助けて下さった方々に失礼だ。たった10年経っただけ。行方不明者はまだ2500人以上。捜索は今も続いている。整理がつかない方も多い。遺族は10万人を超える。これからも、我々は何も変わらず共に生きて行きます。サンドウィッチマン 伊達みきおオフィシャルブログーより引用この10年、被災地の人たちは、いろいろな想いを抱えながら懸命に生きてきたことでしょう。人々の努力があって、少しずつ復興が進んでいます。その一方で、未だに行方不明者も多く、福島第一原発事故などの影響によって同月4月現在も4万人以上が避難生活を余儀なくされている状況です。伊達さんの言葉には、「震災を過去のものにしない」「生き残った者として伝えていく」という強い決意が感じられます。コメント欄には、さまざまな声が寄せられていました。・10年が経つなんて信じられません。被災した人々が頑張っている姿にいつも励まされています。・ずっと東北を励まし続けてくれて、ありがとうございます。これからも応援しています。・宮城県や東北、被災地について教えてくれてありがとうございます!私もずっと心を寄せていきたいです。災害はまたいつ起きるか、分かりません。時間の経過とともに、震災の記憶や教訓が薄れることのないよう、日々心に留めておくことが大切ですね。伊達さんの投稿は、多くの人の心に響きました。[文・構成/grape編集部]
2021年03月11日世界最大級の楽器”といえば、オルガンをイメージする方が多いのではないだろうか。コンサートホールの中央にシンボルのように聳え立つオルガンの姿は、まさに“楽器の王者”と呼びたくなるような雰囲気を醸し出している。そしてもちろん、この巨大な楽器オルガンが奏でる響きは格別だ。風を送り込んで無数のパイプを鳴らすという、極めてシンプルかつ原始的な仕組みによって、小鳥のさえずりから雷のような響きまでを自在に操るオルガンは、紀元前の昔に発明されて以来、音楽の歴史にずっと寄り添ってきた極めて親密な楽器とも言えそうだ。そのオルガンの魅力をまる1日たっぷり楽しめるイベント「オルガンZANMAI(2020年8月16日/サントリーホール)」が開催される。サントリーホールを舞台に行われるこのイベントは、オルガンにまつわる公演が一日になんと7つも集まる特別企画。初めてオルガンの音色を体験するお子様から、1度は聴いてみたいと思いつつ機会がなかったという方。さらには東京中、日本中のオルガンを知っているという方まで楽しめるよう、様々なプログラムが用意される。まさに、サントリーホールが一日オルガンの音色にあふれる「オルガZANMAI」な一日を楽しみたい。●公演詳細:
2020年08月13日子どものころに食べた苺は、甘みより酸味が強めの「甘酸っぱい」印象が強く残っている。「とちおとめ」「あまおう」「紅ほっぺ」のようなブランド品種ではなく、サイズが大小不揃いだったり、いびつな形だったり、まだヘタの周辺が白かったりする無名の苺パックが食卓に並ぶことが多かったからかもしれない。だから、練乳をかけたり、苺を潰す専用のスプーンを使って、器のなかで潰して、たっぷりのグラニュー糖と牛乳をかけて苺ミルクにしたり……。苺単体で食べることが少なかったな、と今になってしみじみと思う。練乳苺も苺ミルクも、即席でできる日常のおやつの楽しみ方だったけれど、春休みに天草に住む祖母が少し手をかけて作ってくれた「苺アイスクリーム」がいまも忘れられない。材料は、苺のほか無糖ヨーグルト、生クリーム、砂糖ととってもシンプル。だけど、だからこそ、苺の香りや甘酸っぱさを残しつつ安い苺に足りない味のみを補う、素朴なスイーツとして完成していたのだろう。最後に食べたのは、小学生高学年くらいだろうか。祖母に教えてもらって、一緒に作ったことも思い出し、再現してみることにした。とはいえ、あの頃とはちがい、糖質が気になる“お年頃”なので、グラニュー糖をカロリー0の自然派甘味料「ラカント(※)」に変えて……。(※)ウリ科の植物「羅漢果(ラカンカ)」のエキスと天然甘味成分「エリスリトール」、ふたつの天然素材からつくられたカロリー0の自然派甘味料。苺アイスクリーム材料苺:1パック生クリーム:1パック(200ml)無糖ヨーグルト:1/2パック(200g)ラカント:80g作り方1.苺をボウルに入れフォークで粗目につぶし、ラカントを加えてさらに潰しながら全体になじむように混ぜる。2.1に生クリーム、無糖ヨーグルトを加えてさらによく混ぜ、バットに流し冷凍庫で1時間ほど冷やす。3.2をフォークなどで空気を含ませるようにかき混ぜて、ふたたび冷凍庫で冷やす。1時間後に再びフォークなどで混ぜて冷やす。空気を含ませるように混ぜることで、口当たりが柔らかくなりよりおいしくなる器に盛って、完成。ヨーグルトの爽やかな酸味が、苺の甘酸っぱさに心地よく寄り添って、生クリームのコクとラカントの優しい甘さが調和している。簡単なのにおいしく、体にもやさしいアイスクリームだ。刻んだ苺やグラノーラとともにグラスによそったら、カンタンなのにお店級に豪華なパフェが完成する。子供のころに食べた苺アイスクリームより苺の甘さを感じられたのは、品種改良が進み小さな街角のスーパーでもおいしい苺が流通するようになったからかもしれない。トースターで焼いたパンに挟んで食べるのもおすすめだ。温かいパンに冷たい苺アイスクリームがじゅわっと染みていき、食べながら味わいが変化していくのもおもしろい。春の味覚の代表格「苺」の思い出はなんですか?甘酸っぱい苺のように、淡いエピソードがある方もいるかもしれませんね。ぜひ、苺のアイスクリームを食べながら思い出に浸ってみてください。
2019年04月01日わたしにとって、“思い出グルメNo.1”と言っても過言ではないのが、今は亡き祖母がよく作ってくれた「鯛茶漬け」だ。都内で「鯛茶漬け」というと、日本料理店や料亭などちょっと高級で品の良い印象だけれど、熊本県天草市のそれはまったく違う。無骨で素朴で、「インスタ映え」からはほど遠いルックス。それでいて、五臓六腑に染みわたる味なのだ。毎年お彼岸には、親戚の皆が祖母の家に集まった。食べることと飲むことが好きな一族ゆえに、集まると毎日宴会になった。料理上手の祖母は、ありとあらゆるご馳走をふるまってくれた。釣りたてのタコ、関東ではあまり食べられないきびなごやイカの刺身、ブリ大根、酢レンコン、旬野菜の煮しめ……。中でも特に、鯛を使った料理は絶品だった。まず、近くの魚屋で大きな鯛を一匹買ってくる。身は刺身用にさばき、頭や骨などのアラは昆布・酒・水とともにゆっくり沸かしてダシをとり、薄口醤油で味を整え、豆腐と刻んだ長ねぎを加えてお吸い物にする。そして余った鯛の刺身は、晩のうちに、九州特有の甘く濃厚な醤油とたっぷりのすりおろし生姜に漬けておく。翌朝、それを炊きたてのごはんにたっぷりのせて、熱々の湯をかけて食べる。トッピングは、熊本の名産のひとつである高菜漬け、それと白ゴマだけ。これが私にとって究極の「鯛茶漬け」だ。鯛の刺身からおいしいダシがたっぷり出るから、日本料理店や料亭のように、昆布や鰹で丁寧にダシをとることはない。漁港の近くで新鮮な魚が手に入るからこそ、食材の良さを存分に楽しめる、贅沢な一品なのかもしれない。お彼岸の季節になると、毎年祖母が作ってくれた鯛茶漬けの味を思い出す。今年の春は帰れそうにないから、東京の家でひとり再現してみることにした。天草の鯛茶漬け材料(1人分)【鯛の漬け】鯛の刺身:8~10切れ甘口醤油:適量関東の醤油だとしょっぱくて鯛の漬けには向かないので、 九州の甘口醤油やさしみ醤油を。生姜すりおろし:1かけ分ごはん:お茶碗1杯分高菜漬け:適量白ゴマ:適量湯作り方1.鯛の刺身を密閉容器に入れ、甘口醤油をひたひたになるくらい入れる。生姜すりおろしを加えて全体を和え、一晩漬ける。2.炊き立てのごはんを丼に盛り、中央をくぼませて1の漬けた刺身を入れ、ごはんをかぶせ蓋をする。3.刻んだ高菜、白ゴマをのせて沸かした湯を全体にかかるように注ぐ。量はごはんがひたひたになるくらいでOK。全体を混ぜていただく。1の漬け汁で味の調整を。関東の人は、濃い色にぎょっとするかもしれないが、熊本では白身魚にはこの醤油がスタンダードだ。鯛の旨味を甘口の九州醤油が引き立てる。辛みのある高菜漬けが味を引き締め、白ゴマの香ばしさがアクセントに。飲んだ次の日には、特におすすめしたい。いくつになっても心に残る思い出の味って、意外と素朴で、至ってシンプルだ。あんなにご馳走をこしらえてくれた祖母はいまごろ、天国で「それかよっ」とがっかりしているかもしれない。あなたにとって、思い出の味は何ですか?故郷に帰る人も、帰れない人も。お彼岸を前に、思い出の味にひたってみてはいかがでしょうか。
2019年03月04日戸田恵梨香、大原櫻子W主演の話題作『あの日のオルガン』が、2月22日(金)に公開されます。時は太平洋戦争末期。迫り来る空襲から逃れるべく、日本初の「保育園児の集団疎開」に挑んだ保母たちの実話を描いた物語です。多くの困難に立ち向かう彼女たちのたったひとつの願いは“子どもの命を守ること”。そこには、現代を生きる私たちが知るべき真実や思い、葛藤が詰まっていました。■“子どもの命を守る”強い意志が生んだ疎開保育園1944年。東京・品川では、空襲警報が響けば防空壕(ぼうくうごう)に避難する生活が続いていました。政府は、子どもたちを「学童疎開」として地方へ集団疎開する措置をとりましたが、そこには保育園に通う幼児たちは含まれていませんでした。そこで立ち上がったのが、戸越保育所の主任・板倉楓(戸田)ら若き保母たち。子どもの命と、文化的な生活を守るため、日本初の「疎開保育園」を決意するのです。そうはいっても、当然、一筋縄ではいきません。「幼い子どもたちを手放したくない」という親と「子どもの命だけでも助けたい」という親の意見は真っ二つ。大切な命だからこその思いが交錯するなか、「子どもたちを守りたい」一心で、楓ら保母が、53人の幼児を連れた「保育所疎開」を実現させるところから物語は始まります。■子育てにおいて、立場の違う大人が必要となるワケ疎開先は、埼玉にある荒れ(ボロ?)寺。ふだんでも大変な子ども相手の保育。親元から離れた疎開先で暮らす、つまりは24時間休む間もなく保育するのだから、なおさらです。おねしょにトイレ、食事にお風呂と、次から次へと現実的な試練が降りかかります。それらの困難をき然とした態度で乗り越えようとリードするのが、戸田恵梨香演じる板倉楓。「怒りの乙女」と称される、後輩保母からの信頼も厚いしっかり者です。かたや大原櫻子演じる野々宮光枝は、子どもたちととにかく楽しく笑って過ごす天真爛漫(てんしんらんまん)な新人保母。物語では、2人の対比がとにかく鮮やかに描かれています。大黒柱として子どもたちを守ることに必死な楓と、オルガンを弾きながら音楽を楽しみ、子どもと同じ目線で遊ぶ光枝。同じ保母という立場でありながら、その役割は大きく違っているのです。そして、そのどちらも子どもたちにとっては欠かせない存在。楓と光枝のかみ合わないやりとりを見ていると、クスッと笑わせられると同時に、人の生き方に正解はないこと、また人はひとりでは生きられないこと、だからこそ支え合いが必要なこと…ついつい忘れてしまうたくさんの“大切なこと”を思い出させてくれます。立場が異なったとしても「子どもを守り成長させたい」と考える大人が複数存在することが子どもにとっていかに大切なことなのか、過酷な時代背景のなかに、現代にも通じる問題が提議されています。戦時中の日常を自然体で魅せる2人の表現力には驚くばかりですが、ほかの保母たちを演じるのも、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子ら、1000人を超えるオーディションで選ばれた話題性、実力ともに十分な若手女優陣。困難な時代を生きる女性たちの熱い思い、そんな彼女たちが子どもたちを見つめる柔らかなまなざしに、だれもが引き込まれることでしょう。■“心の戦い”を描くことで浮かぶ、目に見えない残酷さ本作は戦争を題材にした映画ではあるものの、いわゆる“戦闘”を描いた作品ではありません。ですが、その一方で“心の戦い”ともいえる葛藤が多く描かれています。死と隣り合わせの極限の状態で迫られる“決断”の数々。子どもの命はもちろん、その家族からの期待という重圧、さらには自身の友情、愛情など、さまざまな思いを胸に、人生の選択を下し続けた女性たちの強さが胸に刺さります。また親として考えてしまうのは、やはり子どもを疎開させるか否か。想像するだけで胸が苦しくなるテーマですが、たった75年前には、これが現実として突き付けられていたのです。戦争には人の命を奪う残酷さがある。けれども厳しい争いの裏で、目には見えない残酷さにもあふれていたことを思い知らされます。残虐な場面を描かずして、戦争の悲惨さをも伝える本作。「戦争は恐ろしいものだ」というシンプルな感情をもたらすだけでなく、今一度立ち止まり、子どもや家族との向き合い方、さらには“生きること”について、あらためて見つめ直すきっかけとなるのではないでしょうか。■戦争の実態と保母たちの思い、子どもの目にはどう映る?涙をこらえきれないつらい場面もありますが、子どもたちの純真無垢な姿に癒やされ、また光枝を中心としたコミカルな演出によって、重いストーリーの中にも軽やかさがある『あの日のオルガン』。ただただ子どもたちを守るために強く生きた保母たちの姿は、ワンオペ育児や保育所不足など、さまざまな子育て問題が蔓延る今を生きる私たちの心を大きく揺さぶります。そして、戦争のリアルを描きつつ、素晴らしい役者、スタッフが紡いだ美しく、温かい真実の物語は、ぜひとも親子で観たい作品のひとつ。今も昔も変わらない“宝”である“子ども”の心にも、きっと響くものがあるはずです。映画『あの日のオルガン』太平洋戦争末期、迫りくる空襲から防空壕に避難する生活が続く1944年。東京・品川区の戸越保育所の主任保母・板倉楓(戸田恵梨香)は園児たちの疎開を模索していた。一方、親たちは子どもを手放すことに反発。別の保育所・愛育隣保館の主任保母(夏川結衣)の助けもありなんとか親たちを説得するが、戸越保育所の所長(田中直樹)がようやく見つけてきた疎開先は埼玉の荒れ寺。そして、親から離れた幼い子どもたちとの生活は問題が山積みだった。それでも保母たちや疎開先の世話役(橋爪功)は子どもたちと向き合い、みっちゃん先生(大原櫻子)はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。しかし、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた―。原作:久保つぎこ『あの日のオルガン 疎開保育園物語』(朝日新聞出版)監督・脚本:平松恵美子出演:戸田恵梨香、大原櫻子、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功公開日:2月22日(金)新宿ピカデリーほか、全国ロードショー公式サイト:
2019年02月22日太平洋戦争末期の日本で、幼い園児たちを集団疎開させ、東京大空襲を逃れたという実話を基に作られた映画『あの日のオルガン』。本作で、子供たちを懸命に守ろうとした保母を演じたのが、戸田恵梨香と大原櫻子だ。戸田は保母のリーダー、大原は子供たちに寄り添う天真爛漫な保母という、正反対の役柄で共演したが、女優として対峙して互いにどんな印象を持ったのだろうか? 撮影を振り返ってもらった。激しい戦火のなか、命をかけて子供たちを守るという役柄。若い戸田や大原にとって、舞台となる戦中は未知の世界であり、想像力が必要となる。戸田は「私は『二十四の瞳』など、あの時代の作品をたくさん観て、役者さんのお芝居で取り入れられるものを意識しつつ、現代に生きる私たちだからこそ伝えられるものはなんだろうということを考えて臨みました。私は阪神・淡路大震災を経験していたので、被災者として見た赤い空や、子供たちが泣き叫ぶ姿など、そこで感じたことも役柄に投影しようと思っていました」と語る。大原は「私が演じた光枝は、保母さんのなかでも異色というか、能天気なところもあったので、変に歴史的なことを知り過ぎるよりは、いかに子供たちの目線に立てるかを重視しました。(戸田が演じた)楓先生とは真逆のキャラクターだったので、そのコントラストも重要かなと思っていました」と戸田との関係性に注力を注いだという。戦時中を描いた作品を数多く観てから臨んだという戸田。普段は、感情を優先した芝居を心がけているというが、本作は時代背景や実話を基にしたストーリーということで「かなり頭で考えて理屈から入っていきました」とアプローチ方法を述べる。そんななか、大原と対峙すると「サクちゃんは、とにかく感受性が豊かな人なので、向き合っているとハッとさせられることが多かった。すぐにお芝居をしている感覚がなくなりました」と述懐する。一方の大原も戸田との対峙では驚かされることが多かったという。「光枝は、とても天真爛漫でおっちょこちょいな部分のある女の子だったので、しっかり者の楓先生とのシーンでは、ほとんど怒られているんですよね。そのぶんこちらもすごくエネルギーを使ってぶつかっていくのですが、戸田さんはどんなお芝居でも、優しく受け止めてくれて、しっかり返してくれるんです。キャッチボールのキャッチがとても温かい方だなと」。互いの芝居に影響を受けながら進んでいった撮影。しかしメガホンをとった平松恵美子監督の演出には驚くことも多かったという。平松監督と言えば、巨匠・山田洋次監督作品で、脚本や助監督を長年務めてきたベテランだが、戸田はあるシーンで「歌舞伎みたいにやって」と言われたそうだ。「私自身、歌舞伎に馴染みがなく『どういう意味なんだろう』と思いつつも、つい『わかりました』と返事をしてしまったんです。その夜、ホテルに戻って歌舞伎の動画などを見たのですが、いまひとつ真意がつかめず……。『違和感が欲しい』とも言われていたので、台本の句読点を少しずらしたりして撮影に臨んだんです」。戸田の芝居に対して、平松監督は特にNGを出さなかったため「これでいいんだ」と思ったという。「すごく抽象的なことをポンと渡されました。役者にすごく課題を与える方なんだと思う一方、ある意味ですごく燃えました」と撮影を振り返っていた。大原も「リハーサルで100パーセントを出さないと本番にいけないという感覚があった」と平松演出の特徴をあげる。完全にテストの段階までに芝居を作り上げてから本番に向かうため、まるで舞台のような感覚だという。大原は、こうした感想をスタッフに投げかけると「山田組がそうなんですよ」という回答が返ってきたそうだ。「準備が大切。子役でも徹底的に追い込むんです。カメラが回るまでに役者の気持ちを極限まで持っていく方法はすごかったです」。戸田や大原が演じた女性たちの“子供たちの命を守る”という思いが、平松演出のもと高い純度で伝わってくる。だからこそ非常にシビアなテーマを扱いつつも、観賞後感はとても前向きな気持ちになれるのだろう。『あの日のオルガン』2月22日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開取材・文・撮影:磯部正和
2019年02月21日太平洋戦争末期、子どもたちのために日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話を描いた『あの日のオルガン』。この度、本作でW主演を務めた戸田恵梨香と大原櫻子の場面写真がシネマカフェに到着した。今作で初共演となった主演の戸田さんと大原さん。東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を描く本作で戸田さんが演じるのは、責任感の強い保母たちのリーダー・板倉楓役。一方、大原さんは天真爛漫で音楽好きな保母・野々宮光枝役で出演している。空襲から逃れるため、そして豊かな感性が伸び盛りの子どもたちにはなんとか普通の日常生活を営んでほしい、という強い願いで立ち上げた疎開保育園では、戦争の陰が近づきつつも、オルガンを弾き、歌を歌い、山を駆け回り、沢山の笑顔で溢れかえっており、今回到着した場面写真でもその溢れる笑顔が覗ける。悪戦苦闘する疎開生活だが、若い保母たちの懸命な努力と明るく前向きな笑顔が、子どもたちを勇気づけているのだ。撮影では、保母役のキャストたちが子どもたちのお世話をしていたそうで、戸田さんは「振り回されることもあるけれどとにかく可愛くて、子どもたちと過ごすことで一瞬でも何も考えなくていい時間が生まれたり、笑顔に癒されながら、頑張っていました」とふり返り、大原さんも「ずっと子どもたちと関わっていると、保母という意識とお芝居に繋がりますし、自然と子どもたちを守りたくなる環境にいられました。子どもたちの笑顔を見ると、大変なことも全部吹き飛びます!」と、子どもたちに救われていた様子。また戸田さんは「保母さんたちが諦めそうになっているシーンを撮影しているとき、ひとりの男の子が『なんで戦争やってるの?アメリカから逃げたらいい!』って言っていて…。胸がギューっと締め付けられて、子どもってすごく強い存在なんだなあ、と思い知らされました」と心を揺さぶられたエピソードも告白した。撮影を通して、子どもたちと濃密な時間を過ごした保母演じるキャストたち。その子どもたちとの深い関わり合いで生まれた芝居を超えた関係性と表情は、本作の大きな魅力の一つとなるに違いない。『あの日のオルガン』は2月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:あの日のオルガン 2019年2月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018「あの日のオルガン」製作委員会
2019年02月05日戸田恵梨香と大原櫻子がダブル主演を務める映画『あの日のオルガン』(2月22日公開)。脇を固めるキャストには、才能あふれる若手女優が多数出演している。同作は、戦時下の日本を舞台に、子どもたちを守るために保育園の疎開に挑んだ保母たちの真実の物語。疎開保育園で奮闘する保母役は、1,000人を超えるオーディションによって選出された。大原が演じる野々宮光枝(みっちゃん先生)の親友であり、お姉さん的存在の神田好子(よっちゃん先生)を演じるのは、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』や結婚情報誌『ゼクシィ』10代目CMガールなどで注目を集める佐久間由衣。「映画でこんなにしっかりと関わらせていただくのは初めてで、分からないことばかりでしたが、監督をはじめ皆さんに支えられて勉強になりました」と振り返り、「1カ月間、本当にあっという間で、とにかく子どもに助けられた日々でしたが、本当に楽しかったです」と笑顔を見せる。「毎日とても大変でしたが、すごく気持ちの良い疲れ方でした。キャストもスタッフも一丸となってみんなで作っているという感覚がすごく味わえる素敵な現場でした。本当に楽しかったです」と語るのは、明るく元気いっぱいで諦めない心を持つ山岡正子(まさこ先生)役の三浦透子。近年では、映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18)などに出演したほか、CDデビューを果たしたことでも話題に。山戸結希監督の企画・プロデュースによるオムニバス映画『21世紀の女の子』(2月8日公開)では主演に起用された。みっちゃん先生の背中を後押しするしっかり者の堀之内初江(はっちゃん先生)役には、NHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインの妹役を演じたことでも注目を集める堀田真由。『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系 毎週日曜22:30~)では、水泳部のキャプテン・熊沢花恋役に抜てきされ、第3話での熱演ぶりがネット上でも話題になったばかり。「クランクインしてからもずっと悩んでいたのですが、途中で自然体のままが一番はっちゃんらしいと気づき、最後はとても良いシーンになったと思います。本当に子供たちの笑顔にパワーをもらいました」と共演した子役への感謝の心も忘れない。初々しくも純粋でまっすぐな森静子(しずちゃん先生)役には、NHK連続テレビ小説『なつぞら』(4月スタート)やスクリーンデビュー作となる主演映画『あまのがわ』(2月9日公開)など、今年注目作への出演を控える福地桃子。「戦時中、20 歳そこらの若い女性が力を合わせて、死ぬ気で生きるってこういうことなんだというのを肌で体感しました。自分にとってなかなかできない、良い経験をさせていただきましたし、すごく幸せな時間だったなと思います」と役者としての喜びを噛み締めている。
2019年01月27日戸田恵梨香と大原櫻子のW主演映画『あの日のオルガン』(2月22日公開)で、俳優・萩原利久の登場シーンを捉えた場面写真が20日、公開された。同作は、戦時下の日本を舞台に、子どもたちを守るために保育園の疎開に挑んだ保母たちの真実の物語。疎開保育園で奮闘する女性たちが中心となる中、唯一若き男子として彼女たちを支えるのが、地元の青年・信次を演じた萩原利久だ。同作の舞台である埼玉県出身で2月28日で二十歳を迎える萩原は、2008年に芸能界デビューし、近年では『ちはやふる 上の句/下の句』(16)、『3月のライオン 前編/後編』(17)、『あゝ、荒野』(17)などの話題作に数多く出演。堤幸彦監督が未来に期待するキャストを集結させた『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)、現在放送中の日本テレビ系『3年A組 ー今から皆さんは、人質です-』(毎週日曜22:30~)に起用されるなど、業界内の注目度も高い。ドラマ解説者・木村隆志氏によるマイナビニュース年始恒例企画「今年注目の若手俳優」にも選ばれた萩原。『あの日のオルガン』で演じた信次は、口数が少なく不器用ながらも、力仕事をこなして保母たちを支える、村一番の頼れる男。戦争で目を負傷したことから黒い眼帯を付け、陰のある雰囲気も漂う。今回公開された場面写真もその魅力を伝え、佐久間由衣演じるよっちゃん先生とのピュアな恋を予感させるシーンも捉えている。萩原は「撮影現場では、女性の方が多くコミュニケーションを取れるか不安でしたが、皆さん気さくで楽しかったですし、子どもたちの無邪気で元気な姿が癒しであり、エネルギーでもありました。保母さんと子どもたちの関係を傍らからみていると、現場に入るたびに距離感が近くなっていくのをすごく感じました」と撮影を振り返り、「スクリーンを通して皆さんにも見ていただけるのではないかと思います」と呼びかけている。(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会
2019年01月20日映画『あの日のオルガン』が、2019年2月22日(金)に公開される。日本で初めて保育園を疎開させた保母の実話『あの日のオルガン』は、太平洋戦争末期、日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話。親元から遠く離れた荒れ寺へ、53人の園児たちと疎開生活をスタートさせ、幾多の困難を乗り越えて、託された命を守りぬこうとするヒロインたちの奮闘を描いた真実の物語が展開される。戸田恵梨香×大原櫻子がW主演保母達のリーダーで責任感の強い主人公・板倉楓役には、『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』や『無限の住人』といった作品に出演し、活躍を続ける実力派女優・戸田恵梨香。そしてもう1人の主役、保母の野々宮光枝役には、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』に出演し、女優・歌手としてフィールドを広げる大原櫻子。ダブル主演の戸田と大原は本作が初共演となる。戸田・大原に加え、1000人を超えるオーディションを経て保母役に選ばれたのは、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵。その他、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功といったキャストも出演する。監督は平松恵美子監督は、映画『ひまわりと子犬の7日間』も手掛け、長年山田洋次監督との共同脚本、助監督を務めてきた平松恵美子が担当する。主題歌はアン・サリー「満月の夕(2018ver.)」主題歌は、アン・サリーが歌う「満月の夕(2018ver.)」に決定。『おおかみこどもの雨と雪』の主題歌でも注目を集めたシンガーソングライターのアン・サリーが、1995年の阪神・淡路大震災を題材に作られた「満月の夕」をカバーした楽曲だ。あらすじ東京も安全ではなくなっていた1944年。戸越保育所の主任保母・板倉楓は、園児たちを空襲から守るため、親元から遠く離れた疎開先を模索していた。別の保育所・愛育隣保館の主任保母の助けもあり、最初は子どもを手放すことに反発していた親たちも、なんとか子どもだけでも生き延びて欲しいという一心で我が子を保母たちに託すことを決意。しかし、戸越保育所の所長がようやく見つけてきた先は古びた荒れ寺だった。幼い子どもたちとの生活は問題が山積み。それでも保母たちは、地元の世話役の協力をえて、子どもたちと向き合い、みっちゃん先生はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。戦争が終わる日を夢見て…。そんな願いをよそに、1945年3月10日、米軍の爆撃機が東京を来襲。やがて、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた―。詳細映画『あの日のオルガン』公開日:2019年2月22日(金)出演:戸田恵梨香、大原櫻子、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功監督・脚本:平松恵美子原作:久保つぎこ『あの日のオルガン 疎開保育園物語』(朝日新聞出版)音楽:村松崇継主題歌:アン・サリー「満月の夕(2018ver.)」(ソングエクス・ジャズ)配給:マンシーズエンターテインメント文部科学省特別選定作品(一般劇映画)
2018年12月09日戸田恵梨香と大原櫻子がW主演する、太平洋戦争末期の日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話を描いた『あの日のオルガン』。この度、戸田さんや大原さんら保母が子どもたちの笑顔を守るために奮闘する、本作の本予告映像が到着した。今回到着した映像では、保母たちのリーダー・板倉楓(戸田さん)と、野々宮光枝(大原さん)ら保母たちが、子どもたちと過ごす様子が描かれる。また映像には逞しくふるまう一方、「もう疲れたんです」とうなだれる楓、そしてミュージカル作品にも出演する大原さんの美しい歌声も…。しっかり者の楓と天真爛漫の光枝、対象的な2人の姿に思わす笑みがこぼれ、子どもたちのために奮闘する姿にグッとくる映像となっている。なお本作の主題歌は、『おおかみこどもの雨と雪』の主題歌でも注目を集め、医師としての顔も持つアン・サリーが歌う「満月の夕(2018ver.)」に決定。1995年の阪神・淡路大震災を題材に制作された「満月の夕」のカバー曲だ。アン・サリーは「有史以来、戦争や自然災害、老い、病、死など繰り返される苦しみは絶えることがありません。しかし、荒れ野の中でも力強く芽吹く草花があるように、口を衝いてどうしても歌わずにはいられないうたがありました。『満月の夕』は、多くの人々の再生への支えとなっていることを、歌うたびに実感しています」とコメントを寄せている。『あの日のオルガン』は2019年2月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:あの日のオルガン 2019年2月、新宿ピカデリーほか全国にて公開©映画『あの日のオルガン』製作委員会
2018年12月06日女優の戸田恵梨香と大原櫻子が主演を務める映画『あの日のオルガン』(2月22日公開)の本予告映像が6日、公開された。同作は太平洋戦争末期、日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話を描く。保母たちのリーダーで責任感の強い板倉楓(戸田)、天真爛漫で音楽が好きな保母・野々宮光枝(大原)らが、53人の園児たちと疎開生活をスタートさせ、幾多の困難を乗り越えていく。さらに1,000人を超えるオーディションを経て保母役に選ばれたのは、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵といった、全員が様々な話題作に出演し、これからの活躍が期待される女優たち。また、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功ら日本を代表する俳優たちが脇を固める。メガホンをとるのは『ひまわりと子犬の7日間』の監督であり、長年山田洋次監督との共同脚本、助監督を務めてきた平松恵美子。さらに、日本アカデミー賞での受賞経験を多数持つ日本映画界を代表する豪華スタッフが作品を支える。予告映像では、リーダーとして逞しく振舞う一方で「もう疲れたんです……」とうなだれた様子をみせる戸田の姿、また対象的に「私たちいつ寝るんですか……!」と訴えかけるお茶目な姿や童謡「この道」を佐久間と共に美しく口ずさむ大原の様子などが映し出される。また、映像に乗せて『おおかみこどもの雨と雪』の主題歌でも注目を集めた、シンガーソングライターのアン・サリーによる主題歌「満月の夕(2018ver.)」も公開。アン・サリーは「有史以来、戦争や自然災害、老い、病、死など繰り返される苦しみは絶えることがありません。しかし、荒れ野の中でも力強く芽吹く草花があるように、口を衝いてどうしても歌わずにはいられないうたがありました。『満月の夕』は、多くの人々の再生への支えとなっていることを、歌うたびに実感しています」とコメントを寄せた。
2018年12月06日ロシア生まれのバリトン歌手ヴィタリ・ユシュマノフが、毎年大好評のいずみホール『クリスマス・オルガンコンサート』に出演する。今年は12月23日(日・祝)に開催。「クリスマス・オルガンコンサート」チケット情報ヴィタリにとってのクリスマスの思い出といえば、初めてドイツのライプツィヒを訪れたときのこと。「ドイツへ留学したとき、街中にクリスマスの飾りつけがされていて、とても綺麗で可愛らしい感じでした。卒業後に行くと、4月で飾りつけがなかったので、『同じ町かな』と道が分からなくなってしまいました」と振り返る。ライプツィヒでは、バッハゆかりの聖トーマス教会のオルガンの音色に魅せられた。同教会で行うオルガニストの練習をよく聴きに行ったという。「体の中まで響いてくる音色で、本当に特別な場所にいると感じられました。教会の中には、バッハのお墓があるので、彼は自分の曲を聞いていたかも。なので間違えたらダメ」とほほ笑む。本公演では、その憧れのオルガンと初めての共演となる。「オルガンの響きに、自分の声を乗せて歌うことは、とても素敵。ひとつの楽器で、いろんな音を同時に出せる楽器なので、オーケストラの伴奏で歌う感じになる」と語る。プログラムは、ヴィタリが一番好きなクリスマスの曲を選んだ。「『主の祈り』は、お客様には失礼かもしれないけれど、祈りの曲なので神様に向かって歌わないといけません。『ホワイト・クリスマス』は、ハリウッドのクリスマス映画を想像できるようなおしゃれな曲なので、その雰囲気に合わせて歌いたい。『オー・ホーリー・ナイト』は、重厚な感じで。『神の御子は今宵しも』は、ラテン語で歌うので、伝統や歴史を感じられると思う」ヴィタリの多彩な表現力は、豊かな感性にある。その国の言葉が持つ美しさを尊重し、歌に秘められた文化までを引き出すのだ。それは、日本歌曲にも当てはまる。2008年にマリインスキー劇場の一員として来日して以来、日本に魅了され、日本歌曲も歌っている。「美空ひばりさんが歌っていた『荒城の月』『出船』など、日本に素晴らしいクラシック歌曲があることを知りました。日本語の美しさも」。奈良の春日大社の森に入ると、太古の空気が流れているように感じるという。思わず日本人の面影を感じさせるヴィタリ。そもそもロシア人と日本人には共通点があると言い切る。「どちらの国も、たいてい悲しい曲が多いですね。悲しさとか苦しさを人前に出さないで、自分の中で苦しんでいる、ひとりでお酒を飲みながら…。『悲しい酒』のように」と美空ひばりの歌を口ずさんだ。この深い洞察力で、本公演では、ライプツィヒで出会った美しい景色を描くような、ヴィタリならではのクリスマスの音楽を届けてくれるだろう。「今回のプログラムは、素晴らしい曲ばかり。オルガンの伴奏でクリスマスソングを歌うのは珍しくて、この公演でないと聴くチャンスがないと思う。是非、たくさんの皆さまに聴いていただきたいです」チケットは発売中。取材・文:金子真由
2018年11月16日「今までどんだけ日用品やらお金やら、武志に運んだかわからんわ。テーブル、オルガン、じゅうたん、布団、ビデオデッキ、食料、衣類。なんでも、私が運んだがよ。今回も、中学3年生になる武志の孫が、私が持っていったサバ缶をうまそうに食べとった。サバをちょこっとだけ大事そうに食べては、ご飯を、わぁーっと、かき込むんや。それでサバ缶にふたをして、『学校から帰ったら食べるから、食べないで』と。あの姿を見たら、せつのうてな。これが最後の訪朝やと思うとったけど、また行かんとおられんわいね」寺越友枝さん(87)は今年4月、北朝鮮に住む長男の武志さん(68)を訪ねたときの心情をそう語る。実に66回目の訪朝だった。武志さんは今から55年前、13歳のとき、石川県能登半島沖の海で行方不明になり、23年後に北朝鮮で生存が確認された。以来、友枝さんは武志さんに会うために北朝鮮に通い続けてきたが、この5年間、体調を崩し訪朝がかなわなかった。回復した今回が最後のチャンスと考えて訪朝に踏み切ったのだ。「武志は、私が誰かに抱えられながら来ると思うてたようで、私が自分の足で歩いとるのを見て、すぐ家族に電話して、『ばあちゃん元気やぞ!』と、報告しとった。そしたら家族みんな、泣いて喜んでくれたって」現在、北朝鮮の平壌で暮らす武志さん。’63年5月11日、叔父の寺越昭二さん、外雄さんと高浜港(石川県)から小型漁船に乗って漁に出たきり行方不明になった。中学に上がったばかりだった。「当時、寺越家は子どもだけで6〜7人おって、そのうえ貧乏。武志は、兄妹の子どもとようケンカする“きかん坊”やったさかい、『仕事もせんのに、ご飯ばっかり食べよる!』と、姑から目を付けられて、肩身のせまい思いをしとったんや。漁の手伝いをしたら、500円くらいはもらえる。だから私は、『はよ、漁に出てこい!』言うて、あの日も、まだ昼食のコロッケをほおばる武志を急かせて、漁に行かせてしもうた――」警察や村の人々による捜索が続いたが見つからず、捜索はわずか1週間で打ち切りに。遺体も揚がらないまま葬儀が行われた。武志さんが失踪して23年目の’88年1月。友枝さんの母心を激しく揺さぶる事件が起こる。「武志の23回忌が終わったころ。いつまでも『武志、武志』言うていたらいかん。区切りをつけようと思うて、失踪後、海に浮かんでいた学生服を’87年の12月に処分した。その1カ月後やった。武志と一緒に行方不明になった叔父から寺越家の次女の元に、『北朝鮮で生きとる』という手紙が届いた。次女から、『武志は生きとったぞ』という電話を受けたあとのことは、気が動転してよう覚えとらん。あわてて実家の母に電話をしたら、『頭がおかしゅうなったか。明日行くからしっかりせい!』と言われたことだけは覚えとる」武志さんらが北朝鮮で生きていたことは日本で大きく報じられた。「なんとか訪朝させてくれ、と代議士の先生にお願いして、その年の8月、夫と私が行けることになった。渡航費はどうしようかと思うとったら、『これで武志になんか買ってやれ』言うて、実家の母が、100万円をくれたんや。向こうに着いても、観光に連れ回されるばかりでいっこうに会えん。やっぱり、武志が生きとるなんてウソや、と思い始めた3日目。通訳の人が、やっと武志と叔父を、平壌のホテルに連れてきてくれた。通された部屋に入ったら、男性が2人立っとった。1人は、武志と一緒に行方不明になった外雄やとすぐわかった。けど、武志には昔の面影がない。記憶の中の武志は、くりくり坊主のままやった。『武志か!』と呼んだら、うなずいとるが、実感がわかん。それで、『ちょっと額を見せてくれ』言うて、武志に髪をかき上げてもろうた。本物の武志やったら、幼いころにバットがあたった傷が残っとると思うてな」額にその傷はあった。その瞬間、友枝さんの目から大粒の涙がいくつもこぼれて止まらなくなった。「『武志!堪忍してくれ!お母ちゃんが漁に行けと言うたばっかりに……』謝っても謝り切れなんだ。なんで北朝鮮に来たんか。なんで今まで連絡できんかったんか。聞きたいことは山ほどあった。けど、いつもそばには監視員が付いとるから親子水入らずで話すこともできん。叔父が、『漂流しとったら北朝鮮の船に助けられた』と説明してくれたが、信じられん。何度も、武志に『本当か?』と聞いたけど、『信じてください』と言うばかりや。そのあとの訪朝でも何度も尋ねたが、『お母さん、お墓で話しましょう』と。息子の武志がそう言うんやから、母として信じようと決めたんや」武志さんは、金英浩(キム・ヨンホ)という名で朝鮮人として暮らし、北朝鮮人の妻をもらい、子どもを3人もうけていた。一度会えば、二度、三度会いたい。友枝さんは、掃除のパートで渡航費を稼ぎ、空白の23年を埋めるように訪朝を重ねた。「武志に再会してからは、どぶの中に手を突っ込んでも金もうけせないかんと思うた。万景峰号が就航しとったときは、片道5万円で乗せてもろうたけど、就航がなくなってからは飛行機や。武志家族への土産代や、渡す金も入れたら、一回の渡航で60万〜70万円は必要や。武志から、『これを買いたいからお金を送ってください』ちゅう手紙も届く。そのたびに5万円は送らんならん。そやさかい私は、北朝鮮には66回も行っとるが、普通の旅行はしたことないがよ」友枝さんが必死になってお金や物資を運ぶのには、こんな親心があった。「武志らの生活をちょっとでもラクにしてやりたいんや。北朝鮮では日本製が重宝されるさかい、人にやっても喜ばれる。売ってもお金になる。この間も、日本製のカフスボタンを持って行ったら、武志の嫁は、孫の担任にプレゼントしとった。そしたら孫の勉強をよう見てくれるんやて。孫にパソコンも買うてやった。パソコンがあったら、つらい肉体労働をせんでも、事務仕事がもらえるんや」何度訪朝して息子に会えても、そのつど、別れはやってくる。「数回目の訪朝のことや。帰る前日に武志と一緒の部屋で眠とったら、私のすぐ横に武志が来るがよ。私は、『武志、どうした。おまえ胸が苦しいがやろ?お母さんに本当のこと言え。なんで北朝鮮に来たがや』と聞いた。武志はつらそうに黙っとる。だから今度は、布団に手を入れて武志の胸や手をさすってやった。明日、この子を置いて帰らないかんと思うたら、涙が出てな……。こんなに子離れができんのは、私くらいか思うて、帰りの船で一緒になった在日朝鮮人の男性に聞いたら、『僕も夕べ、母と一緒の布団で眠りました』と言うんや。『苦労させた、かわいそうなことした』言うて、お母ちゃんに足やら腹やら、ずっとさすられとったって。それを聞いて、私も普通の母親なんや、と思うたわ」経済制裁の影響か、この5年で、北朝鮮の状況は変化していた。「もともと貧しい国やったが、今まで嫁と子どもにもあった配給の米が、この前行ったら武志にしか配られんようになっとった。1カ月10キロや。それを、武志夫婦や子ども、孫8人で分けおうて食べとった。水も貴重やさかい、米をとぐのも2回まで。そのとぎ汁も捨てずに皿を洗うんや。今、平壌で電動自転車がはやっとるいうから買うてやったけど、大きな荷物を持ってる人を見たら運んでやるんやて。そしたら、きゅうりの1本でも鶏肉の1枚でも、もらえるやろ。そんな様子を見とったら、『これが最後の訪朝や』とは言い出せなんだ」友枝さんの援助のおかげもあって、武志さん家族の暮らしは、北朝鮮のなかでは豊かなほうだ。それでも息子に対する心配は募る。「北朝鮮では70歳まで生きりゃええほうや。あの子はもう68歳。糖尿病で痩せて、若いころはハリがあった足も細うなった。今、武志の生きがいは子どもと孫。自分が生きとるうちに、子や孫にお金も残してやりたいやろう」友枝さんは武志さんを守るために、命ある限り訪朝を続けるつもりだ。
2018年08月26日第二次世界大戦末期、東京都品川区戸越の保育士たちが幼い園児たちと集団で疎開し東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を描く『あの日のオルガン』。この度、およそ1か月の撮影が無事クランクアップし、W主演を務めた戸田恵梨香と大原櫻子からコメントが到着。また第1弾場面写真が公開された。戸田恵梨香&大原櫻子、初共演でW主演を務めた感想は…?撮影をふり返り―― 戸田さん「有意義な時間」大原さん「楽しもうと意識」3月1日にクランクインし、3月末にクランクアップを迎えたばかりの本作。戦時中を舞台とした作品とあって、板倉楓役の戸田さんは「重たいシーンが続いていたので、自分の精神状態が普段いないところにいました。1か月間精神的にきついことが続きましたが、有意義な時間で、すごい作品が出来るんじゃないかと手応えを感じています」と撮影をふり返る。また野々宮光枝役の大原さんは、「ほかの保母さんは子どもたちを守るということを念頭に置いているかと思うのですが、光枝の場合は子どもたちと楽しもうと意識しました。日常に笑顔を探していました」と演じる上で大切にしたことを語る。“初共演”の2人、お互いの印象は?女優として様々な作品に出演する戸田さんと、歌手と女優という2足のわらじを履きこなす大原さん。そんな主演の2人は今回が初共演。それぞれの印象については、「なんてまっすぐな人なんだろうと思いました。本読みのときにみんながどういうテンションなのか、どういう風に役を作るのかを探りながらやっているのですが、さくちゃんは物語に感情移入していて、その真摯な姿をみて驚きました。前を見ている姿が私にとって心の支えでしたし、いつも見ていたい人だなという風に思いました」(戸田さん)、「すごくお芝居に熱くて、もっとこうしたほうが、ああしたほうが良いのではなどのディスカッションを監督とすごくされていて、とても勇ましいというか、先輩として女優さんとして勉強させていただきました。クールなイメージだったのですが、気さくで、かわいくて、会ったらもっと好きになりました」(大原さん)とお互いが支えとなっていた様子。見どころは…また公開は来年とまだ先となるが、戸田さんは「保母さんが葛藤している姿、子どもたちの目をみてもらえたら」と見どころを述べ、「色々な世代、これからの世代の方にも観て欲しい」と話す大原さんは、「心が苦しくなるシーンもあるのですが、この作品はコミカルな部分があったり、子どもたちの笑顔に見ている人もふと笑顔になる作品になると思います。タイトルの『あの日のオルガン』にもある、音楽のシーンも楽しんで欲しいなと思います」とアピールしている。実力派俳優が脇を固める!さらに今回、本作を支える実力派俳優陣の参加が発表。疎開先の世話役、近藤作太郎とその妻・梅子を、平松恵美子監督が長年共同脚本・助監督を務める山田洋次監督作品にも出演する橋爪功と松金よね子が、作太郎の次男・信次を萩原利久。また、戸田さん扮する板倉楓が勤める戸越保育所所長・脇本滋を「ココリコ」田中直樹、戸越保育所と合同で児童疎開を実現する愛育隣保館の主任保母・柳井房代を夏川結衣、楓らに自身の子どもを預ける疎開児童の父母に、林家正蔵、陽月華、山中崇、田畑智子が決定した。『あの日のオルガン』は2019年2月、新宿ピカデリーほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:あの日のオルガン 2019年2月、新宿ピカデリーほか全国にて公開©映画『あの日のオルガン』製作委員会
2018年04月16日第二次世界大戦末期、東京都品川区戸越の保育士たちが幼い園児たちと集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を描く映画『あの日のオルガン』。この度、W主演を務める戸田恵梨香と大原櫻子の2人と共に力強い保育士たちを演じる追加キャストが発表された。3月上旬にクランクインし、現在撮影中の本作。保育士たちのリーダー・板倉楓役の戸田さん、天真爛漫で音楽が好きな保育士・野々宮光枝役の大原さんに加え、今回1,000人を超えるオーディションを経て“保育士”役に選ばれたのは、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵と、これからの活躍が期待される6名。■佐久間由衣『人狼ゲーム ビーストサイド』でスクリーンデビューし、「トランジットガールズ」「明日の約束」、連続テレビ小説「ひよっこ」に出演。また、「ゼクシィ」10代目CMガールに抜擢された佐久間さんは、今作では神田好子役で出演。「実話に基づいて監督が描かれた作品ということもあり、この作品の一員になれることに責任とそれ以上の喜びを感じています」と心境を明かし、「嘘なく心で演じきりたいと思います。子どもたちとのお芝居も楽しみです」と意気込みを語っている。■三浦透子「天才柳沢教授の生活」「鈴木先生」『桜ノ雨』などに出演し、近日出演作『素敵なダイナマイトスキャンダル』の公開が控える三浦さんは、山岡正子役で参加。三浦さんは、「疎開保育をやり遂げた若い保母さんたちの信念とそれを貫き実行する逞しさには、演じていながら惚れ惚れします。子どもたちの無垢な力に背中を押してもらいながら、仲間の保母さんとみんなで1か月の撮影を乗り越えられたらと思っています」とコメントしている。■堀田真由dTV・FOD配信のドラマ「&美少女 NEXT GIRL meets Tokyo」や、現在放送中の連続テレビ小説「わろてんか」に出演し、夏公開の『虹色デイズ』では、コスプレ好きな女子高生役で出演する堀田さんは、堀之内初江役で出演。台本を読み感動したという堀田さんは、「一表現者として私は、このお話を沢山の方に伝えたい、残さないといけないと強く思いました。撮影が始まったいまも何が正解かは分かりません。沢山悩みもがきながら、はっちゃんを懸命に演じきりたいと思います!」と力強く意気込んでいる。■福地桃子俳優・哀川翔の次女で『あまのがわ』主演に抜擢された福地さんは、森静子役。出演決定に、嬉しさの反面、作品のテーマの重みをとても感じたと話す福地さんは、「あの時代に、いまの自分が同じことを出来るのかと聞かれたら正直1ミリも自信がなく、とても怖い。けれどその中でがむしゃらに子どもたちと向き合う保母さんたちは、形は違うけれど真に持っているものはみんな同じで。そんな逞しく強い女性たちの姿に刺激を受けました。自分自身もこの時代から教わることが沢山あるなと思っています。不器用ですが、そんな彼女達のように私もこの作品に責任を持ってがむしゃらに向き合いたいと思います」と語っている。■白石糸「コウノドリ」で看護師役を演じ注目を集めた白石さんは、江川咲子役。「当時の苦労は計り知れないと思いますが、子どもを守ろうと自分のことは二の次で生き抜いて来た彼女たちを演じたい!と思いました。なので今回、参加出来ると聞いた時は本当に嬉しく、同時にとてもやりがいを感じました。胸を張って生き抜いた彼女たちの姿を見せられるよう最後まで、全身全霊で取り組みたいと思います」と出演決定時の心境を明かしている。■奥村佳恵そして、蜷川幸雄に見出され「音楽劇 ガラスの仮面」「マクベス」、大原さんも出演したミュージカル「わたしは真悟」など舞台中心に活躍中の奥村さんは、大沢とみ役で参加。「生きるってなんだろう。食べることだろうか、眠ることだろうか、笑うことだろうか、泣くことだろうか。自分には何ができるだろうか。『あの日のオルガン』に関わることができた自分に問いかけていることです。どうしたら子どもたちを守れるだろうか。おとみさんと共に考えています」と日々自身に問いながら演じているとコメントしている。さらに今回、追加キャスト発表とあわせて、撮影されたばかりのスチールも到着した。『あの日のオルガン』は2019年2月、新宿ピカデリーほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年03月15日戸田恵梨香と大原櫻子が、長年、山田洋次監督作品で共同脚本や助監督を務めてきた平松恵美子監督のもと映画『あの日のオルガン』でW主演。太平洋戦争下、東京大空襲の戦火を逃れた“疎開保育園”の実話を映画化する。■あらすじ太平洋戦争末期、警報が鳴っては防空壕に避難する生活が続く1944年、東京・品川の戸越保育所では、保母たちが保育所の疎開を模索していた。まだ幼い園児たちを手放す不安、迫りくる空襲から子どもたちだけでも助けたい、と意見の分かれる親たちを保母たちが必死に説得する中、埼玉に受け入れ先の寺がみつかる。だが、荒れ寺での疎開生活をスタートした若い保母たちと幼い園児たちを待っていたのは、毎日わき出てくる問題との戦いの日々。それでも若き保母たちは子どもたちと向き合い、毎日ひたむきに励ましあいながら奮闘する。そんな彼女たちにも、やがて空襲の影が迫り…。戦争が激化する中、幾多の困難をたくましく前向きに乗り越え、ユーモアの力を持って突き進んだ、知られざるヒロインたちの奮闘を描いた真実の物語を描く本作。保母たちのリーダー板倉楓役には、『SPEC』シリーズや『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズといったエンターテインメント作品で幅広い役柄に挑戦してきた戸田恵梨香。等身大の年齢の重ね方が同性からの人気を集める戸田さんが、満を持して戦時中を描いた作品でメインキャストに挑戦する。また、もう1人の主人公、保母の野々宮光枝役には、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』でスクリーンデビューを飾り、歌手として紅白歌合戦に出場するなど、女優として歌手としてフィールドを広げる大原櫻子。歌と演技の両方を生かせるミュージカルにも挑戦している大原さんが、天真爛漫で音楽好きな保母を演じる。メガホンを取るのは、『ひまわりと子犬の7日間』で監督を務め、山田監督の『小さいおうち』『母と暮せば』『家族はつらいよ』などで共同脚本、助監督を務めてきた平松恵美子。このたび、3月のクランクインに向け、W主演の戸田さん、大原さん、平松監督から意気込みあふれるコメントが到着している。園児を守り抜いた知られざる女性たちを「力強く懸命に演じたい」と戸田さん戸田恵梨香板倉楓役子どもたちを必死に守り抜いた保母さんたちは、いまでは考えられないほどのプレッシャーと苦労だったに違いなく…この作品に参加することを私自身大きな責任と感じています。向き合うことが大変恐ろしくも感じますが、強く生きた女性の姿を力強く懸命に演じたいと思います。大原櫻子野々宮光枝役実話をベースにした今回の題材。戦時中の話なので、その時代を勉強して撮影に臨みたいと思います。私は元々子どもが大好きで、最初お話をいただいたときは、素直に嬉しかったです。保母さんは並大抵の苦労ではできないお仕事ですが、光枝のキャラクターは楽しんで演じられると思います。平松恵美子監督・脚本太平洋戦争中の学童疎開は有名だが、未就学児の集団疎開については殆ど知られていない。しかもそれを言い出し、何十人もの子どもたちと疎開を実行したのが二十歳そこそこの若い保母たちだったことは尚更だろう。幼い子どもたちの命を守るために起こしたこの行動は、彼女たちの戦争に対する精一杯の抵抗ではなかったか。隠れた英雄である保母を戸田恵梨香さん、大原櫻子さんたちと創り上げていくことは胸躍る体験となるに違いない。『あの日のオルガン』は2019年陽春、新宿ピカデリーほか全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2018年02月13日