どこをとっても非の打ちどころのないルックス。それなのに内面は人懐っこく、飾らない言葉で何でもストレートに語ってくれる杉野遥亮さん。SNSとの付き合い方や結婚願望についても伺いました!――杉野さんといえば、ツイッターをほぼ毎日更新されていますよね。ついにフォロワーも50万人を超えましたが、SNSとの付き合い方についてはどう考えていますか?最初は、ぶっちゃけ義務的でしたね。自分にとっても勉強になると思ってはじめたのですが、だんだんフォロワーが増えていくうちに、「ファンの方のためにもちゃんとしなきゃ」と思うようになって。でも、毎日ツイートしていると、どうしても“やっつけ”みたいになってしまう日もあるんですよ。「それでもいいよ」と仰ってくれる方もいるかもしれないですけど、自分がそれは嫌だから、これからもうちょっと真剣に考えないといけないなと思っています。――とはいえ、タイムラプスで自分の寝姿をアップしたり、直筆でリプライを返したりと、見ている側はだいぶ楽しませてもらっていると思いますよ。あれは、自分が楽しんじゃっているので全然いいんです(笑)。もちろん、SNSの情報が僕のすべてを表しているわけではないですが、そこにアップする文字や写真をどう解釈するかは受け手の自由だと思っているので。これからも「これを提供したら面白いんじゃないか」と自分が思うものを発信していきたいです。――お話を聞いていると、杉野さんがファンの方や周りの人に愛される理由がわかる気がします。どうなんでしょう?特別に愛されているという感覚はないですけどね。でも僕自身のことで言えば、すぐに人のことを好きになっちゃうんです。たとえば友達に対しても、「この人好き!」と思ったら、頭で考えるよりも先に「好き」という言葉が出てしまったり。――それは、女性に対しても?そうですね。好きになったら、だだ漏れだと思います(笑)。でも別に相手に同じ熱量を求めているわけではなくて、僕が「好き!」と言ったら、恥ずかしそうに「ありがとう」って言ってくれるだけでもいい。――ちなみに、結婚願望はありますか?ありますあります!30代前半までにしたいし、子どもも3人くらい欲しいなと。それで、「オレの父ちゃん最強だぜ!」って子どもたちに言われるのが密かな夢なんです。――いいパパになる自信がある?う~ん…なってみないとわからないですけど、全身全霊でぶつかるしかないんじゃないかと今のところは思っています(笑)。すぎの・ようすけ1995年生まれ、千葉県出身。2015年に「第12回FINEBOYS専属モデルオーディション」でグランプリを獲得し、芸能界入り。数々の映画やドラマに出演し注目を集めるほか、最近は松坂桃李さんや菅田将暉さんらと共演する洗濯用洗剤のCMでも話題に。出演映画『水上のフライト』『東京リベンジャーズ』が公開待機中。シャツ¥23,000パンツ¥34,000(共にスロウ/ファブフォー TEL:078・327・8285)サンダル¥35,000(セモー TEL:03・6451・0705)杉野さんが出演する『ハケンの品格』は日本テレビ系で毎週水曜22:00~放送中。篠原涼子さん演じる一匹狼の最強ハケン社員・大前春子が13年ぶりに大活躍。大泉洋さんや小泉孝太郎さんなどオリジナルキャストに加え、今回は新たに山本舞香さん、吉谷彩子さんらが仲間入り。スピンオフドラマ『ハケンの珍客』もHuluにて配信中。※『anan』2020年7月22日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・二宮ちえヘア&メイク・松田 陵(Y’s C)インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2020年07月19日これを見れば大喜び!わが家のイチオシを教えます新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごすことが多い今、テレビや映画を見ることも多いですよね。そこで、あんふぁんWebで「子どもが喜ぶおすすめの番組や映画」をリサーチ!笑えるもの、感動するもの、体を動かすものなど、いろいろな声が集まりました。親子で楽しいひとときが過ごせるといいですね。笑ってストレス発散しちゃいましょう■「おしりたんてい」です。低学年の小学生と幼稚園児の子どもがいますが、こちらを見るといつも笑ってます。笑うことで少しでもストレス発散になっているのかな?と思います。 (きなこもっちさん/41歳)■親ウケはよくないのを承知で、「クレヨンしんちゃん」 (NANAさん)■5歳の子どもは、「志村けんのバカ殿様」が大好きで、録画した物を何度も見て笑い転げています。何十年経っても、笑わせてくれるバカ殿様はすごすぎです! (チューリップさん/46歳)■ディズニーやジブリ映画は何十回も見ていますが、「ひつじのショーン」や「世界の果てまでイッテQ!」はばか笑いしています。 とくに、海外で知ってる英語でゴールにたどり着けるかというコーナーでのイメージポップ?でバカウケです。 (ロバさん/6歳)■「ボス・ベイビー」!! ムロツヨシがとてもおもしろい!! (なおさん/35歳)■「サバイバルファミリー」という邦画はこどもに大ウケでした。 ある日、突然電気が使えなくなり、日本大パニック。 笑える場面がとても多いのですが、いざという時にどうするか、役に立つ。こどもは家族の大切さも感じてくれたようです。 小日向さんや深津さんの演技力も光ります。 (haniさん)■「トムとジェリー」 (あいさん/33歳)■Eテレのビットワールド内の「あはれ!名作くん」がイチオシです!幼稚園児が見ても、中高生が見ても面白いです。もちろん大人も。YouTubeでも見られるので、ぜひ見てほしいです。 (ゲストさん)■MacやiPhoneやiPadなどのApple好きなのですが、昔Podcastで「セサミストリート」を見せてました。いまはYouTubeでセサミ以外にも色々見せてますが、Apple TV+の中に子供向けの「Appleオリジナル番組」があり、おすすめです。 Apple TVがあるかたは是非! (えりちさん/42歳)心が震える!感動の涙でリフレッシュ■「ソングオブザシー海のうた」です。年長の子どもが感動して最後まで見ていました。 そんな姿に感動です(涙)。(ゲストさん)■子どもが動物好きなら、「マリと子犬の物語」「ロック わんこの島」の2本はいかがでしょう?動物のかわいさだけでなく、新潟中越地震、三宅島の噴火がテーマにあり、未曽有の事態のときのペットとのかかわり方、家族の絆など親子で考えるきっかけにもなります。 (わんこさん/40歳)■やはりジブリ作品でしょう!「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」もいいですが、私が小学生の子どもと何度も見ているのは「千と千尋の神隠し」です。映像もストーリーも、何度見ても面白い! (ききとじじさん/38歳)■鉄板はやっぱりアンパンマンです。 何度も飽きないのかというくらい同じアンパンマンの映画を見ています。特にお気に入りは映画の「それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星」です。 (ことてつさん/39歳)■我が家では5歳の次男がハマっているのが、ドラえもんの映画シリーズですね。中でも、「南極カチコチ大冒険」「ひみつ道具ミュージアム」がお気に入りです。 (皇帝ペンギン2号さん/31歳)■ディズニー映画の「アナと雪の女王」「トイストーリー」。5歳くらいから夢中です。 (gorさん/8歳)歌ったり踊ったり、戦ったり!で楽しく■3歳と1歳半の娘がいます。 2人とも仲良く観れるのは「しまじろう」! 音楽に合わせて歌ったり踊ったりとても楽しそうです。私はその隙に家事をこなしています。 (haruhonaさん/30歳)■ノリの良い子ならNHKの「Eダンスアカデミー」。家にいるとついぼーっとテレビを眺めがちだけど、ノリで一緒にダンスに挑戦すれば、結構難しいダンスもあるから良い運動に☆ ノリの良くない子なら「ホームアローン」シリーズ。子供がいたずらを駆使して大人を倒す姿は誰でもウケるはず。 (まいくまさん/36歳)■ありますあります!わが家の6歳児と2歳児は、今「仮面ライダーウィザード」(2012年)にドハマり中。アマゾンプライムのおかげですー。 (りんたろうさん/32歳)投票期間/2020年3月4日〜18日<あんふぁんWeb編集部>
2020年03月21日「モノづくり大国」と言われる日本。その中でも「エロ」は世界でも有名。そんなアダルト業界で、自らを「えろ屋」と称しAV女優として活躍する一方、小説家としても活動する紗倉まなをホストに、文化やエンタメを支える様々な「クリエイター」をゲストにお届けする、『紗倉まな対談企画モノづくり大国♡ニッポン』。第1回目は、『アラサーちゃん』の作者・峰なゆかさんをゲストにお届けします。■◆村上春樹を「性的」に見る!?紗倉まな(以下、紗倉):実は私、峰さんのTwitterとかブログとか、自分が書き物する前からめっちゃ見てたんです。峰なゆか(以下、峰):え、そうなんですか!?紗倉:峰さんへの憧れと嫉妬があって結構読んでいたんです。「村上春樹を性的に見ている」みたいなのを読んで、私も春樹好きなんですけど、そんな見方で見てる人がいるんだ!って衝撃的で。峰:あはは!(笑)逆になんで性的に見ないんですか?紗倉:えっ、春樹を性的に見るのって、わりとスタンダードなんですかね?峰:わかんない、どうなんだろう。でも、最初に村上春樹の著者近影を見たときって、イメージしてた、いかにもな村上作品の主人公のと違って結構オジサンで、ショックじゃなかったですか?紗倉:どうだろう・・・でもなんか、春樹さんって、同じ表現を結構乱用するじゃないですか。峰:うんうん。紗倉:だから、意外と言ってるだけで実践してるタイプじゃないんじゃないか、実際はそんなエロくないんじゃないかって思ってて。峰:あ~、そうなんだ。私はホント、春樹をずっと性的に見ていて・・・(笑)だから著者近影を見て勝手にショック受けちゃって。紗倉:前に、オトコとしての村上春樹みたいなの、イベントでも話されてたの見たんですけど、それもやっぱり、そういう視点で?峰:そうですね。何かの特集とかで、村上春樹の書いたこれまでの濡れ場を解説するみたいなのがあって、ぜんぶ読み返して。ぜんぶの濡れ場に付箋貼ってめちゃくちゃ大変で・・・。さすがにまとめてそればっかり読むと、こいつ、フェラチオばっかさせて全然クンニとかしねーな!みたいな、マグロ感が伝わってきて。紗倉:村上春樹もそこをツッコまれるとは思ってないでしょうね、絶対(笑)■◆田舎に夢は眩しすぎた紗倉:昔から読まれてたんですか?春樹は。峰:う~んでも、18歳を過ぎてからですかね。昔は日本人作家のものを全然読まなかったので。19歳以降ですね。紗倉:そうなんですね。漫画は昔から描いてたんですか?峰:小学生の頃から漫画家にはなりたくて、よく絵は書いていたんですけど諦めて。紗倉:それは、何か別のことがやりたくなったとかで?峰:私、すごく田舎出身で、農家とかも多いんですよ。親のあとを継ぐのが当たり前みたいな地域で、そんな華々しい職業になんて就けないでしょ、って思って。どうせ親の跡をついで、田舎で死ぬんだ・・・みたいな。紗倉:私は千葉出身なんですけど、なんかその感覚はわかります。田舎特有のムラ文化というか、みんな同じような職業について、早く結婚して、みたいな。自分の仕事や夢が派手に見えてしまう感じはありますよね。峰:そうそう。紗倉:じゃあ、AV女優さん時代から書き始めたんですか?それともやめてから。峰:AV女優をやめてからですね。現役の頃は、全然そういうのやってなくて。紗倉:きっかけがあったんですか?そういうオファーとか。峰:いや、やめてから私、しばらくライターをしていたんですよ。でも、ライターだけで食べていくのはすごく大変だなと思って。「文章と一緒にちょこっとイラストもできますよ」だと仕事も増えるかも、と思って、「ちょっと絵もかけるライター」として、営業用にブログで『アラサーちゃん』を書き始めたんです。■◆「リアル」の発信でAV時代のファンは解散!?紗倉:いまって、取材とかのお仕事も結構あると思うんですけど、描く仕事と割合はどれぐらいですか?峰:描くほうが多いですかね。週3ぐらいは描いてます。紗倉:ネタって尽きないんですか?峰:いや、尽きますよ~!ぶっちゃけ『アラサーちゃん』1話目からもうネタがない(笑)紗倉:そうなんですか?読んでて、よくネタ尽きないなって思ってたんです。『週刊SPA!』とかもページ数多いじゃないですか。しかも4コマだと、いくつもストーリーが必要だし。どこでネタ収集をされてるんだろうって、気になっていて。峰:実際に自分の経験したことが多いんで、ネタがなくなると「新しい彼氏作らなきゃ」という気持ちになるというか。紗倉:あ、じゃああれってほんとにぜんぶリアルですか?『女くどき飯』とかも。峰:そうですね。あれは、お相手は一般応募からプロフィールを見て選んでやってました。紗倉:会ってみて、コレは漫画になるなって言う人と、これはつまんないな・・・って人とかありました?峰:ありましたよ!『女くどき飯』はほんとに、会ってみるまでわからないので。それはしょうがないなって。一般の方にそこまで求めるのもなって。なので、そういうときは漫画にしないときもありましたね。紗倉:もともとAV女優の頃の峰さんのファンが来たりとかはありました?峰:それが無いんですよね~!(笑)AV女優時代のファンの人は、私がAVをやめて、いろいろ自分の思ってること発信し始めてからスグに解散してしまって。紗倉:解散って!(笑)峰:いや本当に、解散としか言えないレベルで。「あれ?みんなどこに行っちゃったの!?」って感じで。「イベントとかやったら、AV女優時代のキモオタとかがたくさん来るんじゃないですか~?(笑)」とか言われるけど、全然来ないんですよね~。紗倉:え~!そうなんですか!峰:来るのは女の人と、サブカル女子好きのサブカルおじさんみたいな。なので、AV女優時代のことはあまり知らない人ばっかりですね。■◆はあちゅう的「私は仕事ができない」!?紗倉:ネタはリアルってことは、日頃から外に出て、食事会とか行ってネタを作っている感じですか?峰:う~ん、どうだろう。なるべくデートとかするようにはしてますね。紗倉:じゃあもう、ネタ探すぞっていう目的意識でデートをするっていう。峰:いや、普通にデートして、「あ~、なんかこのセリフ、前も言われたな~」とか思うとネタにするっていう。紗倉:もう、その日にすぐ描く感じですか?峰:いや、〆切が差し迫ってから描きますね。紗倉:ちなみに、〆切って結構守ります?峰:全然守れない・・・本当に・・・(笑)え、守れます?紗倉:全然守れなくって・・・(笑)峰:最初、AV女優からライターになったとき、私が〆切を守らないと、「AV女優はやっぱりいい加減な人間だ」と思われるから、ちゃんと守ろう!と思ってたんですけど、全然ダメでしたね・・・。紗倉:わかります・・・!(笑)峰:申し訳ない、本当に!紗倉:でもそうですよね。始めたときは結構守れてても、だんだんと守れなくなっていってしまって・・・。今、抱えている連載もそうです。峰:私も本当のデッドは水曜13時みたいな感じで。で、15時に送るっていう。紗倉:えええ!(笑)毎週描くときに打ち合わせとかはするんですか?峰:いや、しないです。紗倉:じゃあ、ぜんぶネタ出しから何から自分で!大変じゃないですか?峰:う~ん、昔からしないスタイルでやってたので。私が苦手なんですよね、人と共同作業でネタを決めるのが。ネームも出さないですし、NGもでたこともないし・・・。紗倉:え~、すごい。私は結構打ち合わせしないとダメなタイプで。ネタが尽きてくるから、「何にします?」というの決めて。それでも書いてるうちに苦しくなってくるぐらいで・・・。すごいですね。峰:いやいや。人によってやり方いろいろですもんね。私は、打ち合わせしたところで描けるようにならないから。紗倉:峰さんは個人戦タイプですね峰:そうですね。紗倉:前にはあちゅうさんが「〆切を守る人は信頼できる」ってTwitterで言ってて。だいたい私は守れないんで、スゴイ胸が痛くなるんですけど(笑)峰:ま~でも、はあちゅうの言う「仕事できる人」には当てはまらないですよね(笑)私、仕事できねんだな~って思って(笑)紗倉:わかりますわかります!峰:あれですよね、連絡はすぐ返すとか、電話をしないとかですよね。電話かかってくるのは嫌だけど自分はかけちゃうんですよね~。最悪のパターンなんですけど。仕事できないと思われてる~!って思いつつも。(笑)紗倉:電話かかってくるのっていやですよね、なんか、追われてる感じで。担当の人とケンカになったりします?峰:えっ!ならないですよ!?なるんですか?紗倉:軽い嫌味を言われるぐらいは・・・。峰:そうなんですね。私はむしろ、担当さんが優しすぎて、「私がもっと早く〆切を言っておけばよかったのにごめんなさい」とか言われて、私が原稿落としたのに、逆に申し訳なくて・・・。本当に腰を低くされるので申し訳なさで「はああ・・・!」みたいな。嫌味言われるよりツラい・・・って感じで。■◆作家と担当者の恋=女優と男優の恋?紗倉:担当さんって、同性の方が合うとか異性の方が合うとかってありますか?峰:うーん、どうだろう。私はそもそも、仕事を依頼してきてくれるのが女性なので、担当さんも女性の方が多くて。だからたまに異性の担当さんだとドキドキしますね。これが恋愛に発展するかも!とか思って。紗倉:やり取りが密ですもんね、担当さんって。担当者との恋ってあります?峰:うーん、どうなんだろう。でも良いですよね、出版社の人って安定してるし、お給料もいいし。紗倉:確かに(笑)峰:でも、出版社の中には、作家に手を出す編集者は2流っていう暗黙のルールのようなものがあるっぽいですね。紗倉:あ~、なんか、AV男優がAV女優を喰うみたいな・・・それも2流というか、タブー化されてるところはありますよね。でも担当者さんとくっつく作家さんは多いって聞きますよね。峰:多い多い!なんか、「結婚まで行けばいい」みたいなのはあるよね?AV女優とAV男優みたいな。紗倉:ありますよね(笑)責任取ればいいみたいな。峰:でも別れたあとは面倒だよね。担当編集さんと付き合って、別れたあとも連載は続くとか最悪じゃないですか?紗倉:結構地獄ですよね(笑)後々のこと考えたらそういう空気にならないほうがベストですね。峰:うんうんうん。だから、同じ業界内はなるべくやめるようにしてますね。紗倉:そうなると、外交というか、外に出て出会う人って一般企業の人ですか?峰:そうですね。友達の友達の友達、みたいな。紗倉:わたし、恋愛する場所とかが全然ないんですけど、女優時代ってどうしてました?峰:あ~。私、彼氏いましたね、ずっと。逆にああいう仕事って彼氏いないと辛くないですか?紗倉:(間髪入れず)辛いです。峰:でしょー?(笑)なんか花魁漫画とか読むと、みんなすごく禁じられてるのに間男とか作ってややこしいことになってるけど、ああいう仕事してると男いないとツラいだろうなって。そりゃ間男作るわ~って思って。紗倉:彼氏さんは仕事への理解とかはあったんですか?仕事のことでモメたりとか。峰:基本的にネトラレ好きの人で、俺の彼女がAV男優にヤラれて、それで日本中の男がシコっている!めっちゃ興奮する!みたいな人で。■◆狭くて特殊。AV業界はある意味「ムラ」紗倉:良いめぐり合わせ!それはすごく理想的な人ですね(笑)私の周りの女優さんとかの彼氏は結構激しい人が多くて。身バレして壮絶な戦いを経て・・・みたいな。峰:よくあるよね!急にボコボコにされて現場に来るみたいな。紗倉:ありますあります!(笑)あと、監禁されたりする人がいるとか、聞いたことありますね。峰:あ~!あるあるある!!!マネージャーが助けにいったりとか。なつかし~!!紗倉:確か、彼氏がソクバッキーで、AVに出させたくない、外に出したくないみたいな感じで家から出してくれなくて、事務所に女優さんから「助けてください」って連絡が来たとか・・・。ちょくちょく聞きますよね。激しいんだなって。峰:今思うと大変な業界だったなって思います。なんか、本人は可愛がってるつもりなんだろうけど、ペットの飼い方がちょっとおかしい人が結構いたりとか。紗倉:え!なんですかそれ!?峰:なんていうか、本人は大事にしてるつもりみたいなんだけど、傍から見たらかわいそうじゃないの?おかしいんじゃないのって思う人がいて。私ほんと、これは怖い、ダメだ・・・と思って。紗倉:それは結構キますね・・・。峰:やめることになったきっかけはそれも大きくて・・・!ここにいたらダメになるなと思って。紗倉:確かにそれはキツイですね。そういうのは初めて聞きましたけど、やたら犬を連れてくる女優さんはいるらしいですね。思うんですけど、犬飼ってるのが多いのは寂しさなのかなって。もともと犬が嫌いな人ですら飼い始めますもん。それぐらい、孤独な職業なのかなって思うところはあります。峰:うん。男を作る感覚で犬飼ってる人が多い気がする。紗倉:ホストか、彼氏か、犬かみたいな。AV業界にヤベーなって思う人いました?今思うと。私は今どっぷりなのでわかんなくなっちゃってるんですけど。峰:なんかいたかなあ。でも、女優さんが頭が悪い子扱いされているのがすごく気になってて。例えば、アナルセックスの解禁を迫られるときとかに、女優としては条件とかギャラの話をしたいのに、監督は「でも気持ちいいよ?」みたいな。紗倉:そこじゃない!(笑)峰:そういうことじゃねえよ!そんなの求めてねえわ!っていう。でもあっちはその一点張りで、しかもすごくピュアな目で。(笑)紗倉:監督さんとかディレクターさんとかは麻痺してるんですかね?たしかにそういうとこはあるかも。気にしてるとこそこじゃねーよ感というか。峰:私がいたときそういう感じで、今はどうかわかんないんですけど。紗倉:でも、あるかもしれないです。私もカッパの撮影をされそうな時があって。峰:カッパ・・・?なにそれ・・・?(笑)紗倉:なんか、3%カッパで97%人間みたいなのをやりたいっていう。3%のカッパの部分が、髪の毛を探ったら皿が出てくるとか、全身緑じゃないけど、ちらっとスカートを上げたらきゅうりがぶらさがってるとか。峰:きゅうり(笑)紗倉:そういう意味不明な企画をやらされそうになって。しかも、山に行って撮るみたいなことを言ってて、山荘で、普通の人間とかっぱが暮らしている設定で。やりたくないなって思ったんですけど、監督が「でもカッパは性交しないし、フェラとかで終わるから楽だよ」とか。そういうことじゃねえよ!カッパが嫌なんだよ!って話で。峰:「フェラだけなんだ!やったーじゃあやります!」って言うと思われてるのがね!IQいくつだと思ってんの!?って感じだよね(笑)紗倉:たしかに(笑)そういうことを気にしてるわけじゃないんだよなっていう。女優さんって、おバカっぽく振る舞ってるけど意外とそうじゃない人は多いじゃないですか。でも、監督とかからそう扱われてると、ああ、そんな程度に思われてるんだな~って思いますね。峰:ファンの人とかがそう思うのは別にいいけど、業界内のプロデューサーとかまでそういう目で見てくるのは頭悪すぎるよね(笑)後編はこちら〜紗倉まな×峰なゆか:非モテに悩んだから『アラサーちゃん』が生まれた【後編】〜(ハウコレ編集部)
2017年08月12日自分の信念のためには、開業医のままではダメだと感じたとき…出典 : 編集部:前回、ルールを知っておくと理不尽かどうか、なぜそのことが起きているのか理解できる、と教えていただきました。畠山:はい。編集部:その理不尽を理解した後、「やっぱり理不尽だな」という場面では…畠山:理解した上で、そもそもの目的とブレている、間違っていると思ったら言いますね。勤務していた病院でも「それは病院のためであって患者のためではないですよね」という事も言ってしまう。自衛官として、人のために働くものだと思っていましたから、病院の利益のために働く、というのはおかしいと感じたら会議でも上申していました。編集部:そうなんですね。畠山:人のために働く、という点では、震災の後、開業医をやめましたね。お金を稼ぐことよりも大事なことがある、と。世のため人のためになることをするために自分は残りの人生を生きるんだという強い信念を持っています。東日本大震災がキッカケで、そう強く感じたんです。それまでは、地元で開業医。それも、「地域のためになるクリニックをやる」と決めていて、待ち時間30分以内の整形外科クリニックとして当時毎日200名くらい患者さんが来院していました。地域に貢献し、クリニックも儲けがでる、WIN−WINだと思っていたんですね。ですが震災のあと、スタッフは原発の影響を心配して出身地に帰ろうとする人もいましたし、患者さんが誰も来ない・来られない日もありました。でも、お年寄りは骨が弱くて避難所では怪我をしている。その時、自分が手の届く範囲の人だけを助けているだけじゃダメだと気づいたんです。僕の信念を達成するには、開業医ではダメだと思った。開業医は僕じゃない先生でも出来るから。「より多くの人の役に立ちたい」それが今の活動の中心。とくに親子のコミュニケーションは…出典 : 編集部:それで現在発達障害等の分野で書籍や講演活動をされているんですね。畠山:そうですね、子育てに悩む方は僕の開業した病院が手の届く範囲以上にいらっしゃいますから。僕の経験や知恵を伝えることは病院にいるよりも「より多くの人のためになる」と考えたのです。編集部:なるほど。畠山:それでいうと、親子のコミュニケーションの何が難しさになるのかといえば、「子どもは今何を思って、何に興味があって…」ということを親は意外と知らないことが多いことかなと感じます。子どもって3ヶ月ごとくらいにマイブームがあるでしょ?もっと早いスパンかもしれないですね。編集部:ありますあります!2週間くらいで興味が変わっているお子さんもいて。畠山:そうですよね。興味があること、というのは今脳が発達しようとしている分野なんです。その興味のあることに対して、理解が深まったり脳の回路が出来上がったり、十分に経験したら、次の興味に移ります。そのことを、ちゃんと理解してあげることが大事ですよね。ただ止める、ただ発達を促そうとアレコレやらせてみる、のではなくて、「今はコレに興味があるんだな」と理解してあげて、興味があることへのアクションをちゃんと認めて次にいく、というサイクルを覚えておけば、親子のコミュニケーションはスムーズになるのではないでしょうか。編集部:「興味や発達に段階がある」ということでしょうか。畠山:そうですね。なのに、「まだコレが下手だからやらせない」「コレが伸びないから、次に行く前にまずはコレをもっとやろう」など、せき止めてしまう事もありますよね。例えば、3,4歳の男の子で、消防車は覚えていても、まだ救急車をしらない子がいたとしましょう。救急車を街中で見かけて「あれ、消防車でしょ!」といったときに「違うよ、あれは救急車でしょ。なんで知らないの?図鑑で見たじゃん」と、言ったらどうでしょう。自己否定をされると、次からその子は「あれ、救急車でしょ!」と親に言いにくくなり、繰り返すとやがて言わなくなりますよね。その分野を学ぶこと、興味をもって親や大人に聞くことをやめてしまったり、シャットダウンしてしまうのではないでしょうか。だから、正誤ではなくて「興味を持っている」というそのものを認めてあげながら、次のことを教えてあげる。すると、知識は増えるし、学ぶことは楽しくなる。もっと興味をもって観察するようになる。先ほどの例なら、「消防車?どれどれ?すごいねえ。どうして消防車と思ったの?」「サイレン鳴ってて、赤く光っているよ!」「そうだね。あれは、緊急車両だね。でもあれは、人を助けに行く車だから、消防車じゃなくて、救急車っていうんだよ。おうちに帰ったら、絵本で見てみようね!」と説明すると、子供は自己否定されることなく、知識を増やすことができるんです。そして、「あれ、ママ、あの車は、青いけど救急車みたいに光ってるね、なんで?」「あれはガス会社なんだよ」ということになる(笑)編集部:詳細な違いまで興味を持てる(笑)畠山:そうそう。親御さんに「勉強が出来ないんです」、と言われよくよく聞くと、出来ないというよりは「取り組む意欲が削がれてしまっている」お子さんのほうが多いと感じます。例えば、「なんで出来ないの?!」と言われても、否定されたのではなくて問題の正誤を問われているだけ、解釈できているか聞かれているだけ、その発言の理由を解釈できる子もいるでしょう。でも、発達障害のある子の場合、言葉どおりに受け取ってしまう場合が多いのではないでしょうか。自己否定されたと感じるという意味です。先ほどの車の話と同じく、まずは認める、そして次、とコミュニケーションの特性を理解して声をかけていきたいですね。畠山さんがお仕事の中で考えた「コミュニケーション」について、詳しく伺っていきます。医師(整形外科医)。1974年、大阪府生まれ。1998年、防衛医科大学校卒業後、自衛隊医官として仙台市で勤務。自衛隊退職後、大泉記念病院整形外科、石巻ロイヤル病院整外科部長を経て2010年、八木山整形外科クリニックを開業。2011年、東日本大震災で被災。2012年維新政治塾に参加、衆院選(宮城4区)に立候補するも落選。現在は複数の病院の外来や在宅診療を掛け持ちで担当している。著書に、『ぼくはアスペルガーなお医者さん 「発達障害」を改善した3つの方法』(KADOKAWA)、『「糖質制限+中鎖脂肪酸」で確実にやせる! 驚異のMCTオイルダイエット』(幻冬舎)。畠山昌樹オフィシャルサイト
2016年09月22日どこまでが素で、どこからがキャラなのか。その間をふわふわ浮遊する天才芸人、秋山竜次。話題の「クリエイターズ・ファイル」の撮影におじゃまして、昨今の人気について聞きました。――先日ヤフーニュースで、「クリエイターズ・ファイル」が話題になってましたね。連載第15回でなりきったウェディングプランナーの“揚江美子”という女性の写真を見た方々が、「秋山に似てる、いや本人だろ?!」と…。秋山:そうなんですよね。いやいやどう見ても俺だろ?なんだそのありがたい間違いは、っていう(笑)。もっとがっつり扮装しているときなら見間違うのもわかるけど、あの揚江美子さんは、カツラしかかぶってないレベルの扮装だったんですよ。そんなときに限って話題になるっていう…。しかも「秋山に似てるおばさんがいる。かわいそうだ」っていう意見ね(笑)。――改めて説明しますと、「クリエイターズ・ファイル」というのは、秋山さんが架空のクリエイターになりきり、人物インタビューを受けるという“壮大なコント”企画で、『honto+』というフリーペーパーと、YouTubeで動画を配信するという連載企画です。それがここまで話題になっている感じは、どうですか?秋山:アンアンさんが昨年秋に取材してくださった(1979号'15年11月11日発売)のが、ちょうど8回目の撮影で、僕が過去になりきった人たちの写真を、誌面に並べてくださったじゃないですか。それを見たときに、「あ、結構おもしろくなってるな?」って思えて、これ、長く続けたら意外といい感じになるかもって確信を得たんです。あの頃から徐々にいろんなところで取り上げてもらえたり、話題にしていただけるようになって、今に至るって感じですね。「お前いつからこんなことやってたの?なんで言わねんだよ!」とか言われましたけど、いや、気づいてなかっただけでしょって。――確かに動画とフリーペーパーって、あえて言いますが、決して派手な媒体ではないですもんね。テレビなどとは違って…。秋山:僕もツイッターとかやってないですから、宣伝しようがないんですよ。でもある程度溜まった頃に話題になれて逆に良かったです。クオリティの高いものを1年以上溜めて溜めて、今放出してる感じ。――ダムみたいですね。秋山:ね。でもこの笑いって、正直マニアックすぎるノリではあると思うんです。とはいえ、話題になってきたからって、わかりやすい方向に軌道修正しようとは全然思ってなくて。あらゆる意味で、クオリティの高さはキープしていきたいとは思ってます。――それは、なりきる職業選びもそうですか?秋山:はい。第16回でなりきったパール川辺さんっていう人がいるんですが、その方は、トータル・脳ガズム・トレーナーっていう職業なんですが…。――もう、胡散臭い匂いしかしないっていう(笑)。秋山:そうそう。そういうところに行った自分を褒めたいです(笑)。――以前インタビューで、歌芸に関しては替え歌が原点だったとおっしゃっていましたが、こういったなりきり芸の原点は、どんなことだったんでしょうか?秋山:うーん、何なんだろう…。なりきりといっても、僕のやってることは物まねとは違うんですよね…。見たことないし、喋ったことないし、そもそも全員この世に存在してない人たちですからね。今日扮した洋酒バイヤーに至っては、僕、酒飲めないですから。決めつけ、そう全部決めつけなんです(笑)。――なりきり芸の正解って、どんなところにあるのでしょうか?秋山:こいつだったらこういうこと言うんじゃないかな…って、探り探りやるんですけど、それがスポッとハマる瞬間があるんです。自分で言葉を言いながら、「今この感じ、いいとこ入ってる。このまま進め!」みたいな感覚。来たぞ、来たぞ、決まった!って瞬間が気持ちがいい。その、“こいつが言いそうなこと”っていうのを、ずっと考え続けてるのかもしれないです。学生時代も友達や先生の物まねをしてましたけど、そのまま真似るというより、“言いそうなことをその人っぽく言う”のが楽しかったので。――そこに愛はあるんですか?秋山:ありますあります!めちゃくちゃありますよ。すごいなとかカッコいいなと思ってるからこそ、なんかいじりたくなっちゃうんです。何なんでしょうね、これ。人のカッコつけてる瞬間とかキメに来てる一瞬を、逃したくない病なのかもしれません。そういう瞬間を、ほっとけないんです。ほじくり返したいんです。◇あきやま・りゅうじ1978年生まれ、福岡県出身。NSCを経て、‘98年よりロバートで活動開始。コントにおけるなりきり芸の評判が高く、ソロでも梅宮辰夫のお面を使った“体ものまね”などが話題に。大喜利バラエティ『IPPONグランプリ』では過去2回の優勝を誇る。◇架空のクリエイターになりきってインタビューを受けるシリーズ「クリエイターズ・ファイル」は、書店、通販、電子書籍のハイブリッド型総合書店「honto」のPRフリーペーパー『honto+』で連載中。また、インタビューの様子を収録した動画はYouTubeで月に3本配信。最新作はもちろん、バックナンバーもこちらで。※『anan』2016年8月17・24日号より。写真・内田紘倫
2016年08月12日